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2016年5月

2016年5月30日 (月)

村木田渾身競馬

 

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ジェフ・ベック。

 

三大ロックギタリストの一人。

彼は通常フェンダーのストラトキャスターを使ってるんだけど、

この写真では同じフェンダーだけどテレキャスターなんだよね。

 

ジェフ・ベックはそのキャリアをヤードバーズでスタートさせたんだけど、

そのバンドでは一時期エリック・クラプトンとも一緒だったんだわ。

 

独立してからの彼はメンバーにボーカリストを加えることもなく、

ひたすらインストロメンタル・バンドとしての可能性を追及してるんだよね。

 

彼の演奏はアルバム単位で評価されるべきだと思ってるんだけど、

自分は特に “ブロウ・バイ・ブロウ” と “ワイアード” が好きだね。

 

 

 

今日は自分の馬券術の話オンリーなんだけど、

昨日のダービーなんか勿論スルーで、

どう考えても高配当決着になりそうにないレースには参加しないんだよね。

 

自分にとっての競馬っていうのは当てにいくものでは絶対なくて、

だからレースごとに買い方を変えるっていうのは有り得なくて、

密かに網を張って獲物が罠にかかるのをひたすら待つっていうやり方で、

だから滅多に当たらないもんでテレビでレースを見ることも殆どないんだわ。

 

今年は1月から5月までの45開催の中で丁度210レースに参加したんだけど、

回収率に関しては4月が54%と低調だったんだけど5月に若干リカバリーして、

通算の回収率は115%だったんだわ。

 

まあまあいい感じかなあとは思ってるんだけど、

もう少し投資らしい投資にできないもんかって、ここ2~3ヶ月考えてたんだけど、

人生の最後になりかけてやっと男らしい決断に至ったんだわ。

 

 

≪参加レースの基準≫

*この点に関しては今までと変わらずで……。

 

☆ 10R~12R(それ以外でも1,000万下ならOK。)

☆ 出走頭数13頭以上。

☆ 1番人気が3.0以上。

 

上記の基準で参加するレースの優先順位は……、

→ハンデ戦→GⅡ→1600万下→GⅢ→1000万下→牝馬限定→オープン特別。

(但し、12Rは500万下でも参加OK。)

 

→3連複での万馬券発生率が7.3%以上のレースに限定してるもんで、

新馬戦、未勝利戦、500万下、障害戦は勿論、基本的にはGⅠも不参加。                                        

ちなみに芝レースの3連複万馬券発生率は7.0%で、ダートは5.6%。

 

 

≪買い目≫

≪買い目 ①≫……馬単フォーメーション(4点)

2番人気、4番人気→10番人気、11番人気。

 

≪買い目 ②≫……3連単フォーメーション(14点)

2番人気、4番人気→10番人気、11番人気

→4番人気、6番人気、7番人気、8番人気。

 

*オッズや人気順位についてはレース直前まで追いかけるということはなくて、

前日の予想順位で決めてるんだわ。

だから、10番人気だと思ってたのが直前では7番人気だったり、

14番人気になってたってこともあるんだよね。

 

 

≪色々データ≫

・2番人気馬の1着率……18.8% 

・4番人気馬の1着率………9.5%

 

・10番人気馬の2着率……2.4%    

・11番人気馬の2着率……1.8%

 

・4番人気馬の3着率……12.4%

・6番人気馬の3着率……8.1%

・7番人気馬の3着率……7.3%

・8番人気馬の3着率……6.2%

 

 

≪買い目ごとの出現率≫

上記の出現率を具体的な買い目ごとに計算すると……、                                                       

≪買い目 ①の出現率≫

・4点計で1.176%……85レースに1本。

 

≪買い目 ②の出現率≫

・14点合計で0.38%……263レースに1本。

 

但し、上記の出現率は1R~12R全てのレースについての平均的数値であって、

参加レースの基準を絞り込むことによってその確率をアップすることが可能で、

今年参加した210レースについて検証してみると、

(自分は参加したレースの全ての結果を残してるんだよね。)

劇的に的中度がアップするんだわ。(以下、便宜上100円単位で計算。)

 

 

≪回収率≫

 

≪馬単4点買いの場合の回収率≫

☆ 出現率;9本÷210R……24レースに1本で平均配当は30,500円。

☆ 9レースゲットしての配当合計は275,290円で、

それに対する投資額は210R×400円=84,000円で回収率328%。

 

≪3連単14点買いの場合の回収率≫

☆ 出現率;4本÷210R……53レースに1本で平均配当は496,000円。

☆ 4レースゲットしての配当合計は1,986,940円で、

それに対する投資額は210R×1,400円=294,000円で回収率676%。

 

 

≪最終的な予想回収率の設定≫

 

*上記の買い方で3連単をゲット出来た4レースは(馬単は省略)……、

・1月6日・中京10R……635,850円

・2月13日・東京10R……803,530円

・2月27日・中山11R……57,290円

・2月28日・中山12R……490,270円

→合計1,986,940円                                                           

→このままのペースでレースに参加すると

年末までに合計で約500レースほどになるんだけど、

もし例え6月~12月までのレースを全部外したとしても、

年間の回収率は284%は維持できるんだよね。(1,986,940円÷700,000円)

 

 

*其々の出現率を実績より更に低く見積もって、

馬単の出現率を24レースに1本から40レースに1本、

3連単の出現率を53レースに1本から90レースに1本と設定し直して……。

 

☆ 馬単出現率;

→40レースに1本、配当額3万円と設定して回収率188%。

 

☆ 3連単出現率;

→90レースに1本、配当額40万円と設定して回収率317%。

 

 

さあ、これでどうだってことで……、チャンチャン。

 

2016年5月29日 (日)

日記・5月29日

 

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ハニーカムズ。

 

1960年代のイギリスのバンドで、真ん中の女性がハニー・ラントリーで、

当時としてはとても珍しかった女性ドラマーだったんだわ。

 

彼女の右に写ってるのがメイン・ボーカルで兄のジョン・ラントリーで、

自分は “ハヴ・アイ・ザ・ライト” が今でも気に入ってるんだよね。

 

大昔、リバプール・サウンズを紹介した映画の中での彼女を見たとき、

女性のドラマーってことだけでとてつもない驚きだったし、

薄ピンクのブラウスからブルーのブラジャーが透けて見えたとき

異常に興奮したもんだったんだわ。

 

 

 

最近の舛添知事の人間としての恥かしさ、男としての情けなさは度を超えてて、

まだまだ現職に留まる意思を強く持ってるみたいだし、

危機を乗り切れそうだって思ってること自体が実に不可解なんだよね。

 

政治資金の使途が明らかに違法である場合は無論のこと、

その可能性を問われた時点で潔く身を引くのが男としての有り方であって、

少なくともかつては政治学者であった人間が、

どういう金の使い方をするのが違法であるか否かが解らない筈もなく、

弁護士達の判断を待つって言ってる時点でコイツはアウトだと思うんだよね。

 

舛添のせいばかりじゃなくて、自分は東京オリンピックを個人的にボイコットで、

元はと言えばロス五輪辺りからオリンピックが商業主義にまみれるようになって、

招致の為に当たり前のように裏金が飛び交うようになってるし、

出場選手達の違法薬物疑惑は留まるところがないし、

その上、今回はメイン会場の設計問題のゴタゴタとかシンボルマークの盗用とか、

もうインチキまみれの大会としか言いようがないもんでね……。

 

 

 

インチキまみれって言えば、所属ボクサー達に対する幾つかのジムの横暴さとか、

ファイトマネーの支払いや移籍に関するトラブルの悪質さは目を覆うばかりで、

調べれば調べるほどその悪辣さが浮き上がってくるんだけど、

許し難いケースでの解決方法に関してある道筋が見えつつあるんだわ。

 

JBCは無論、協会もその仲裁者の役割を果たし切れてない現状の中で、

ボクサーが個人的にどう働きかけたらいいのかの方向性が見えてきたって事で、

今週も二人のボクサーと面談したし、来週はまた別の関係者と実態確認予定だし、

その間を縫って自分が最終的に考えてることとか、

解決の方向性に関して色々な関係者から様々なアドバイスを戴きながらで、

決定力があってなおかつ簡単で普遍的な解決法として確立できれば、

ボクサーが独力で問題解決に当たれるんじゃないかって思ってるんだよね。

 

2016年5月27日 (金)

後楽園ホール・5月26日

 

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自分の中での全盛期のビートルズで、                               

4人共、実に自信に満ちててかつ、楽しそうに演奏してるんだよなあ。

 

 

 

沖縄で元海兵隊の軍属が日本人女性を殺害した件で、

安倍首相がオバマ大統領に強く抗議して、

地元でもまたぞろ米軍出て行けコールが起きてるんだけど、

勿論、日米地位協定に関しては改善の余地があるとは思うんだけど、

自分としては米軍出て行けコールには絶対反対なんだよね。

 

そもそも加害者が米軍関係者だからそういう論議が起こるんだろうけど、

そういう犯罪者は普通の日本人にも山ほどいる訳で、

米軍関係者だからこそ起こる事件でもないと思うんだよね。

 

勿論、米軍が駐留していなければ今回の事件は起こらなかったとは言えるけど、

同時に彼らが居なければ今頃沖縄は中国の支配下になってるかも知れなくて、

要は個々の問題処理と全体の状況の見極め方とのバランスだと思うんだわ。

 

ロケーション的に日本はアメリカにとっての防共の砦であることは間違いなくて、

同時にロシアや中国にとっては出城として是非ゲットしたい位置でもあって、

だからロシアや中国は次の大統領にはどうかトランプをって強く望んでて、

経費の負担増を認めないなら米軍を日本から撤退させるぞっていう

トランプの主張の実現を心待ちにしてるんだよね。

 

もしロシア、中国に対するアメリカの暗黙の圧力を失うことになれば、

当然の如く日本は独自の軍備を増強しなければならない訳で、

最終的には核軍備までしないとバランスを崩してしまうんだよね。

日本はそういう覚悟とか見通しを持ってるのかっていうことで……。

 

アメリカ人が日本で起こした事件に両国政府の首脳が絡むっていうなら、

殆ど同じ時期、42歳の日本人男性がタイで逮捕された件はどうなのってことで、

ソイツは2年間に20回ほどタイに出張って少年買春を繰り返してたんだけど、

この場合には安倍首相はタイ政府に詫びを入れなくていいのか。

 

 

 

昨日は沢山の人に色々質問したんだけど、RK蒲田の柳光会長、帝拳の長野さん、

三迫ジムの久保さん、本多ジムの伊東さん、渡辺会長、色々アリガトです。

 

それから内藤会長にコンチワしたんだけど、調布のアベジムの阿部会長も

自分のことを知ってくれてるみたいで、コンチワコンチワだったんだよね。

 

 

昨日は東日本新人王トーナメント予選で11試合が組まれてたんだけど、

そのうち2試合が中止になって結局全9試合。

 

自分の中での優勝候補が3人出場したんだけど、

相手関係もあって全体としては低調な試合が多かったし、

勝ち上がって準々決勝進出を遂げたといっても正直、

次はシンドイだろうなあっていうボクサーが多かったんだよね。

 

 

 

① 金田賢(宇都宮)×村松崇君(協栄山神)……F

1勝(1KO)3敗(1KO)の31歳・栃木県と、1勝(1KO)3敗の24歳・神奈川県。

 

<1R>

1勝3敗同士の一戦だったんだけど初っ端から金田君の手数が目に付いて、

これで流れが決まったかなあとは思ったんだけど、

よく見ると殆どが効果的なパンチにはなってなくて、

距離の詰まったところでトコトコやってるだけだったんだわ。

 

村松君の方も意外なほど簡単に距離を潰されてしまって、

もっと左右への動きが欲しかったんだけど、

手数的な見劣り感はあったもののそれでもシッカリした打ち込みで、

既にポイント的な行方が見えてしまったもんでいきなり休憩タイムだね。

 

 

結局、40-37×2、39-37ってことでやっぱり村松君の3-0勝ちだったね。

 

村松君は次7月27日に中谷潤人君となんだけど、

これはもう正直圧倒的に敵わないと思うんだけどね……。

 

 

 

② 川崎元君(京浜川崎)×林周君(L玉熊)……F

2勝(2KO)3敗のサウスポー、23歳・神奈川県と、

1勝1敗(1KO)の22歳・群馬県。

 

<1R>

林君は戦い方に偏りが強いというか、基本的に戦い方そのものが間違ってて、

カウンターが大好きなのか終始ひたすらそれ狙いオンリーだったなあ。

 

川崎君は今一打ち込みのタイミングを掴みかねてたんだけど、

出入り含めてとってもいい動きをしてたんだわ。

 

<2R~4R>

殆ど1Rと同じ状況のままだったんだけど、

何とか何とかしようって工夫をしてたのは圧倒的に川崎君の方で、

林君は接近戦でもいいところを見せ切れないまま最後の最後まで

カウンター屋から抜け切れないままだったなあ。

 

 

結局、みたまんまの40-36×3で川崎君の順当パーフェクト勝ちだったね。

 

その林君、次は7月21日、山田大輔君が相手なんだけど、

決定力と応用力の差でちょっとシンドイんじゃないかなあ。

 

 

 

③ 伊藤真也君(ワタナベ)×沼澤拓也君(F原田)……SF

3勝2敗2分の20歳・島根県と、0勝1敗(1KO)の33歳・神奈川県。

 

この試合は伊藤君の棄権によって沼澤君が不戦勝ち上がりだったんだけど、

7月29日の相手は福永亮次君ってことで、これは難しいかなあ……。

 

 

 

④ 堤アキラ君(帝拳)×小野力也君(E&Jカシアス)……SF

3勝(2KO)1敗1分の24歳・東京都と、

1勝1敗のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

この試合は堤君がそこそこ余裕で勝ち上がると思ってたんだけど、

相手の小野君の馬力系ボクシングにまともに巻き込まれてしまって、

初っ端からガチガチに力が入ってしまって動きがぎこちなかったなあ。

 

中間距離からの突っ込み一発系を相手にして堤君、

入って来るところに合わせ打ててなかったし全く融通が利かないまま、

2R終盤には左ストレート、右フックをクリーンヒットされてたし、

3Rの半ばにも左フックをカウンターヒットされてしまってたんだわ。

 

一度固まってしまった試合展開を変えるのは難しかったみたいで、

勢い勝負だけになってしまうと堤君は如何にもシンドくて、

最後まで殆ど一回も印象的な場面を作れないままの惨敗だったんだわ。

 

 

ってことで40-37×2、39-37ってことで小野君の圧倒3-0勝ち。

 

小野君は次は7月29日に吉野ムサシ君となんだけど、

吉野君は堤君より柔軟に対応すると思うから厳しいんじゃないかなあ。

それとも力づく馬力戦法が功を奏するのかなあ……。

 

 

 

⑤ 熊谷聖也君(新日本仙台)×山崎真儀君(協栄)……SB

2勝0敗の25歳・宮城県と、

3勝(1KO)2敗(1KO)1分のサウスポー、21歳・福岡県。

 

<1R>

やたら潜りこもたがるのはセコンドの作戦指示によるものらしかったんだけど、

熊谷君、それは山崎君への十分な嫌がらせにはなってたんだけど、

突っ込みながら一発振った後はしがみつくっていうのは見てくれが良くないし、

経験豊富な山崎君に巧いこと捌かれると他に何の手段も持ち合わせてなくて、

沢山の左フックを浴びてしまっていきなり右目下が腫れてきてしまったんだわ。

 

熊谷君の山のような抱き付きはレフェリーにストップを8回もコールさせてたし、

見る者に興味を失わせるばかりだったもんで休憩休憩。

 

 

やっぱりそのままだったみたいで結局、40-36×2、40-37ってことで、

勿論山崎君の余裕3-0勝ちだったね。

 

その山崎君は次は7月21日、佐々木小次郎君が相手なんだけど、

山崎君のシッカリした応用力はほぼ対等の勝負になりそうなんだけど、

自分は僅差で佐々木君じゃないかって思ってるんだわ。

 

 

 

⑥ 林大誠君(白井具志堅)×山本大剛君(大橋)……SB

1勝(1KO)2敗のサウスポー、22歳・東京都と、

2勝(1KO)2敗(1KO)1分のサウスポー、27歳・神奈川県。

 

それにしても二人共、やたら近いところでやりたがり過ぎで、

だけど、そういうのは接近戦が得意っていうのじゃなくて、

単に怖がりだからじゃないかっていうのが最近の自分の感想なんだけどね。

 

1Rからいきなり揉み合う中、より小さく鋭く腕が振れてたのは圧倒林君の方で、

もう殆ど勝負が見えてきてしまったもんでまたもやの休憩タイムだったんだけど、

それにしてもゴニョゴニョばっかりで全く面白くなかったなあ。

 

 

後で確かめたら林君から見て39-37、38-38×2ってことで、

引き分け裁定した一人から優勢点を貰って準々決勝進出。

 

で林君、次は7月21日に定常育郎君と準々決勝戦なんだけど、

定常君がふざけないで落ち着いてキッチリやるとすれば、

残念ながらひとたまりもないんじゃないかなあ。

 

 

 

⑦ 粟田祐之君(KG大和)×須賀原直雄君(REBOOT)……SFe

3勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

1勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、20歳・岩手県。

 

<1R>

粟田君はこの階級の優勝候補の一人なんだけど、

この日は何だか上体の動きが硬くて、パンチもスムースじゃなかったなあ。

 

一方の須賀原君はまあまあ普通のボクサーなんだけど、

相変わらずディフェンスが良くないもんで危ない感が漂ってたんだよね。

 

粟田君、遠くから単発をヒットさせる以前にもう少しジャブが

必要じゃないかなあって見てたんだけど、

それでも終始試合の流れは抑えてた残り25秒、

鋭くワンツーをヒットさせて須賀原君からダウンゲット。

 

残り時間が迫ってたんだけど粟田君、

効いたままのリスタートだった須賀原君を一気追込みで、

最後は青コーナーポスト前での正確なボッコボコで、

レフェリーがストップエンドをコールして2分55秒のTKO勝ちで、

直後のゴングと陣営からのタオル投入がほぼ同時だったね。

 

 

粟田君は次は7月29日に齋藤建夫君が相手なんだけど、

まだまだ勝ち進めるんじゃないかなあ……。

 

 

須賀原君の応援に来てた濱田修士さんとちょっと話したんだけど、

彼、試合が決まったって事だったんだけど、

最近は不本意な試合が続いてるからキッチリ立て直したいところなんだよね。

 

 

 

⑧ 木村崇志君(帝拳)×石井龍輝君(船橋D)……L 

0勝1敗(1KO)のサウスポー、21歳・青森県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、18歳・千葉県。

 

全く同じ戦績の初勝利を目指すサウスポー同士。

 

<1R>

木村君は少し真面目過ぎるボクシングで全く迫力に欠けてて、

ジャブも殆どその役目を果たしてなかったなあ。

 

一方の石井君はジャブが圧倒的に良かったし、

左右への動きもとってもスムースで力量差をハッキリ見せ付けてたんだわ。

 

<2R>

木村君は巧さも怖さも感じさせないままほぼ石井君のやり放題で、

ショート戦でも明らかに打ち遅れてたし、

終了ゴングが鳴った頃には特に左顔面が赤く腫れてきてたんだわ。

 

 

ってことで明らかに勝負あったってことで離席したんだけど、

案の定、40-36×3ってことで石井君のパーフェクト勝ちだったね。

 

石井君は次は7月21日に関根翔馬君とやるんだけど、

密着系ボクシングに巧いこと対処できるかにかかってるんだよね。

 

 

この日帝拳は二人出しの二人共がほぼパーフェクトの0-3負けだったなあ。

 

 

北席の端に金子ジムの人達が固まってたもんで会長にご挨拶して、

藤井貴博君にもヤアヤアした後、藤中周作さんとよもやま話をね……。

 

 

 

⑨ 渡辺大地君(金子)×岩舘陵君(船橋D)……SL

1勝(1KO)1敗(1KO)の23歳・佐賀県と、

3勝(1KO)1敗の30歳・千葉県。

 

二人共、余りに打ち気に逸り過ぎてディフェンスのガラガラ感が尋常じゃなくて、

そのうちどっちかが倒されてしまうぞって見てたら、2R開始42秒、

渡辺君の左フックをまともに貰ってしまって岩舘君の方がダウン。

 

1分13秒、リスタート後盛り返せないまま岩舘君が膝を着いて2度目のダウン。

 

残り時間はタップリあるし、いよいよ渡辺君の決着タイムだなって見てたら、

そこからの彼の手際の悪さは目を覆うばかりで、

そりゃ岩舘君の顔真っ赤にしての必死踏ん張りもあったんだけど、

仕留めきれないまま結局岩舘君に凌ぎ切られてしまったんだわ。

 

そこからは岩舘君の消耗と渡辺君の打ち疲れ争いだったんだけど、

ほぼ同等のままどっちもクリーンヒット待ちだったんだけど、

特に岩舘君にとっては倒し切るボクシングが出来るかってところだったんだけど、

気持ちは見えたんだけど動きに移しきれないままのやったり取ったりの後、

何となくズルズルのまま終了ゴング。

 

 

この試合は荒川仁人さんと一緒に見てたんだけど、

殆どリング上にはそれほど興味が向かわなくて、

仁人さんとの話してる方が面白かったんだわ。

 

 

2度のダウンはやっぱり致命的で39-35、38-36×2ってことで、

勿論渡辺君の3-0勝ちだったんだけど、

彼の次の相手はこの後の試合の勝者と7月27日なんだよね。

 

 

 

⑩ 佐藤賢治君(熊谷コサカ)×小林孝彦君(10count)……SL

2勝(2KO)4敗(4KO)の24歳・埼玉県と、

2勝(2KO)1敗(1KO)の20歳・埼玉県。

 

小林君には宮崎辰也君とか神津徳臣君とかが応援に来てたなあ。

ここは小林君がどういう勝ち方をするかってことで……。

 

<1R>

佐藤君は遠いところからは何もせず、ひたすらのガチガチガードで、

そこからにじり寄りながら詰まったところで左右フック狙いってことで、

またまたクリンチの多い試合になるのかなあって見てた開始55秒、

それまでも巧いこと足を使って捌きながら空いたところを狙い打ってた小林君、

多分右フックがきっかけだったと思うけど、そこからは一気にエンジン全開で、

正に鬼のようなフルショットをガードの上からも構わずの丸太打ち込みで、

ズルズル下がるままの佐藤君は殆ど全く無抵抗で踏ん張れないまま、

最後は北ロープの前でヘナヘナって倒れ込んでしまったとこで即のストップエンド。

 

 

小林君、持ち前の凶暴性は変わらなかったんだけど、

勝負に出るまでの組み立て、特にポジショニングがとっても良くなってて、

更に有力な優勝候補になったって感じだったんだわ。

 

 

試合後鳥海会長と少し話したんだけど、小林君の成長に喜びながらも

この日の相手の佐藤君は会長の高校の後輩にあたるってことで、

少し複雑な表情も見せてたんだよね。

 

 

控室に戻るところで小林君がコックンて挨拶してくれたんだけど、

彼、自分のことを知ってるのかなあ……。

 

いずれにしても小林君は7月27日に渡辺君と対戦するんだけど、

普通に出来れば何の問題もないんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑪ 為田真生君(輪島S)×亀山磊輝君(協栄)……SL

1勝2敗(1KO)の30歳・東京都と、

3勝(2KO)3敗(2KO)のサウスポー、29歳・兵庫県。

 

この試合は為田君の棄権で亀山君の不戦勝ち上がりで、

次は7月29日に坂口幹治君が相手なんだけど、

余裕で準決勝進出を決めるんじゃないかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小林孝彦君

② 栗田祐之君

③ 石井龍輝君

 

2016年5月25日 (水)

日記・5月25日

 

今日は写真の取り込みが上手くいかなかったんだわ。

 

 

 

浜木綿子も香川照之も良く知ってるんだけど、

二人が親子だっていうのは知らなかったなあ。

奥さんは普通に知ってたんだけどね……。

 

 

 

北朝鮮国民の平均月収は450円ほどしかないんだってね。

政府からの食糧などの支給品が十分で、

全ての物価が日本の400~500分の1ほどなら何の問題もないんだろうけど、

相変わらず脱北者が後を絶たないっていうのは相当生活が苦しいことを現してて、

脱南者っていうのは聞いたことが無いからなあ。

 

 

 

1億2,000万人ほどの日本の人口のうち、

交通事故で亡くなる人は毎年4,000人ほどらしいんだけど、

ロシアでは毎年26,000人もが交通事故死してるんだってさ。

ロシアの人口は1億4,000万人ほどだから、

比率的には日本の5倍以上にもなるんだよね、凄いよね。

 

 

 

要するに “IS” っていうのは超個人主義的な犯罪集団に過ぎない訳で、

同じイスラム教でもシーア派の人間をキリスト教信者と同様に敵視してて、

シリアだけではなくてイラクやパキスタンでも自爆テロを繰り返してて、

それはまるで浄土宗と浄土真宗が殺し合いをしてるのと同じであって、

結局宗教っていうのは何の救いもなってなくて、

単なる権力・利益集団に過ぎないってことを証明してるようなものなんだよね。

 

 

 

“こんなジムは……。(3)” にも幾つかコメントが入ってて、

(この記事のアップと同時に閲覧のみにしました。)

批判は簡単、提案が欲しいって言ってた人がいたけど、

何かを批判するっていうのは自分の場合は実はそれほど簡単ではなくて、

匿名のSNSと違って自分は多くの関係者に顔がバレてるもんで、

いい加減なことは言えない仕組みに既になってるし、

反論があった場合にも正面から受けて立つっていう心構えが要るんだよね。

 

改善の提案についてはもう少し後日ってことで、

現在進行中の方向性でいいのかを色々確かめなければならないんだよね。

 

 

笑ってしまったというか呆れてしまったのは元ライセンス持ちさんからの2通目で、

自分の頭の中にある悪徳貧困ジムの会長自身じゃないかって思ったほどで、

現役時代の全くナンセンスなあれやこれやを(コメント欄を是非ご覧下さいな。)

後悔とか若干苦笑交じりでもなく実に驚くべきほど自慢げに語ってるんだけど、

彼は昭和40年代かって思う程、要するに単なる時代錯誤者にしかみえなくて、

悪徳貧困ジムの会長に圧倒的なほどの洗脳を受けた結果、

そういう意味では極上のジム生に仕上がってしまったんだなってことで……。

 

こういう人間が何かの拍子にジム経営に携わると悪行は更に引き継がれる訳で、

延々の犠牲者を生んでしまうんだよね。

 

自分はボクシング興行の実体を収支明細まで知ってるけど、

単体の興行だけで常に利益を確保するのはとっても難しいから、

各ジムとも後援会やスポンサーの充実に努めてるんだし、

営業時間帯を拡大したりして一般会員の獲得に努力してるんだわ。

 

元々ジム経営っていうのは公益系でも慈善事業でもないんだから、

経営が思わしくないなら止めてしまえばいい訳で、誰かが困る訳でもないし、

無理な続行は会長の自己満足以外の何物でもなくて、

ましてやボクサーに過大な負担を強いるジムの存在なんて言語道断なんだわ。

 

それと、家庭内暴力に対する彼の比喩的理解も稚拙とか言えなくて、

これで普通の社会生活が送れてるのか疑わしくなるほど、

もう何から何まで人間的なクオリティーが低過ぎで、

こんなのが自分のブログを読んでるのかと思うとガックリ感も半端じゃなくて、

お願いだからもうここには来ないで欲しいと思うくらいなんだわ。

 

彼は様々の苦労を潜り抜けながら定年ギリギリでA級ボクサーになったって、

そういう風に如何にもって感じで語ってるんだけど、

もし違うジムだったら普通にランカーになってたかも知れないのに、

何の後悔もしてないっていうのが変に凄くて、

そこのジムの会長の洗脳活動は大成功だったって感じしかしなかったなあ。

 

 

それと、悪徳貧困ジムの実名を上げて欲しいって言ってた人もいたけど、

それは自分のするべきことでもないし、地球を救う愛の戦士でもないし、

自分の頭にあるのはあくまで個々のボクサーであって、

群れとしてのボクサー一般ではないんだよね。

 

今自分が相談に乗ってるのは既にプロになってるボクサーであって、

ジムとの契約がある中でのあれやこれやなんだけど、

この先このままでいいのかっていう見極めは本来は練習生の段階でするべきで、

腹を割って話せるそのジムの先輩プロボクサーに相談するのが一番で、

一旦そのジムでプロテストを受けてしまうと、

イザっていう時にC級ボクサーとしての移籍問題に直面してしまうからね。

 

 

 

“愛すれど心さびしく” っていう1960年代の映画を見たんだけど、

時代的には人種差別や障害者に対する差別がまだまだ残ってた訳で、

ろうあ者の主人公の日常の色々が淡々と描かれてるんだけど、

名の知れた俳優がいない中、みんな格別の存在感だったんだわ。

 

題名の通り哀しいエンディングではあるんだけど、

なんかシミジミしてしまったんだよね。

 

2016年5月22日 (日)

こんなジムは……。 (3)

 

Image

 

戦艦 長門。

 

1919年に進水して太平洋戦争も生き抜いたんだけど、

1945年の敗戦によってアメリカ軍に接収された後、

1946年に原爆実験の標的艦にされて沈没してしまったんだわ。

 

 

 

“こんなジムは……。” に対するアクセスは相変わらず多くて、

一昨日はボクシングの観戦記をアップしたせいもあってか、

昼の1時間当たりには700を超えるほどにもなったんだわ。

 

 

いよいよファイトマネーに関するブラックボックスを開ける段階になるんだけど、

その先には移籍に関する超ブラックボックスも控えてるもんで先が長いんだよね。

 

 

先回の記事にも色々なコメントが入ってて、

ヒーロー気取りだとか、叩きやすいジムだけ攻撃するなとか言われたんだけど、

最終章になる頃にはそういうことじゃないってことが解ると思うし、

ジム側とボクサーとのトラブルに無駄に介入するな、

当事者同士の話し合いに任せろって言ってた人もいたんだけど、

元何のライセンスを持ってたのかは知らないけど、

ご本人は極上のジム生活しか経験したことがないみたいで、

自分が知ってる事態はそういうことが不可能なほど悪化してて、つまりそれは、

家庭内暴力に遭ってる子供に親とよく相談しなさいって言ってるようなもので、

ホントに全くナンセンスの極みなんだよね。

 

 

それから、プロボクサーの選手組合的なものを考えた人もいたけど、

彼らのそもそもの定着率とか置かれた環境格差を考えると、

それも非現実的と言わざるを得ないんだわ。

 

 

一方では比較的恵まれたジム生活を送ってる人も何人か事情を書いてくれて、

そういうごく普通のプロボクサーの数も勿論多いんだけどね……。

 

 

今日はファイトマネーの支払いの実態や仕組みについての具体例を書くから、

ジム経営者によっては耳の痛い話になるだろうし、

自分に対する風当たりも強くなるんじゃないかって自覚もしてるんだよね。

 

 

 

≪C級ボクサーのファイトマネー支払いの実態≫

 

“こんなジムは……。(2)” にコメントを入れてくれた人達の中に、

“???” さんっていうプロボクサーか元ボクサーがおられたんだけど、

その人が提示してくれた例をここでは便宜上のたたき台にしてみるね。                                       

以下全てはファイトマネーが6万円のC級ボクサーの場合ってことで……。

 

更に、各種の計算はあくまでマネージメント料との兼ね合いだけを計算してて、

試合ごとにバンデージ代;2,000円、トレーナーの交通費;2,000円、

健保金;2,000円、試合諸費用;2,000円っていったような訳の解らない、

殆ど搾取としか言えないような更なる差引をしてるようなケースは

話をより複雑にしてしまうもんでここでは除外して、

後々にまとめて取り上げたいって思ってるんだよね。

 

 

 

① 現金払いの場合

ボクサーは6万円のファイトマネーのうちマネージメント料の33%を控除されて、

現金40,200円を受け取る。

この場合ジムの取り分は19,800円になるんだよね、勿論。

(ボクサーが67%、ジムが33%。)

 

 

 

② チケット払いの場合

ファイトマネーの話を複雑にして、ボクサーとジムの取り分に不均衡を生じさせ、

結果的にはボクサーに不当なまでの大きな負担を強いてるのは、

全てこのファイトマネーのチケット払いに起因してるって断言できるんだわ。

 

本来ならば現金で支払われるべきファイトマネーの支払いを

何故わざわざ面倒なチケット払いにするのかっていうと、

(それで代用できるとはどこにも書いてないんだけどね……。)

プロモーターにしろジム側にしろ要するに元々現金が無いからな訳で、

申し訳ないが現金払いは出来ないからせめて倍額のチケットで勘弁っていう訳で、

特にジムサイドにとっては全く現金を支払う必要がないまま試合が組めるし、

只の紙が現金を生むっていう構造も片一方にはあるんだよね。

 

更にまた一方では大きなチケット販売力を持ってるボクサーにとっては、

約束されたファイトマネー以上の金額をゲットできるチャンスもある訳で、

ジムとボクサーの思惑がこの点では一致するのも事実なんだよね。

 

殆どのチケット払いの場合は本来のファイトマネーの倍額の額面チケットを

渡されるから、C級ボクサーの場合には12万円分のチケットってことになって、

もしそのボクサーが実力で額面のまま全てを売り切ったとすれば、

120,000円ー19,800円の100,200円をゲット出来ることになるんだよね。

(この場合もジム側の取り分は19,800円だけになるんだわ。)

 

あと一つは全てをチケット決済するっていう方法で、

12万円分のチケットから33%分のチケット(39,600円分)を差し引いて、

80,400円分のチケットを渡すっていうやり方も有り得るんだよね。

 

 

基本的にはそうなるんだけどその暗黙のルールが全く守られてなくて、

12万円の内半分の6万円分を強制額面買い取りさせてるジムも実は存在してて、

更にファイトマネー分以上のチケットを追加販売した場合にはっていうと、

それこそジムごとに千差万別其々の内規があるんだわ。

 

ボクサーの移籍はおろか、一応の基準が設けられてるファイトマネーでさえも、

抜け道というか色々搾取の構造を考え出すジムオーナーも結構いるんだよね。

 

 

“???” さんは合計32万円分のチケットを売ったってことなんだけど、

それは本来のファイトマネーより20万円分多く売ったことになるんだけど、

それらの色々について、更にはボクサーの取り分とジム側の取り分について、

色々なケースを順を追って書いていくけど、

“???” さんのケースは下記の(C)に該当するんだけどね。

 

繰り返すけど以下全てはC級ボクサーが、

合計32万円分のチケットを自力で販売した場合ってことで……。

 

 

<A>

このボクサーのファイトマネー分の12万円より余計に販売した分の

20万円分については額面の一律50%で買い取らせる。

 

ジムはその分の10万円とマネジメント料19,800円の合計

119,800円を請求するから、このボクサーの取り分は、

320,000円ー119,800円の200,200円となる。

(ザクッというとボクサーが20万円、ジムが12万円で62.5%と37.5%。)

 

 

 

<B>

上記と同じケースで20万円分の販売分を額面の一律70%で買い取らせる。

 

で、ジムはその分の14万円とマネジメント料19,800円の合計

159,800円を請求するから、このボクサーの取り分は、

320,000円ー159,000円の160,200円となる。

(ボクサーが16万円、ジムが16万円で50%づつ。)

 

 

但し、<A><B>のケースでのジム側の取り分っていうのは、

あくまで当該ジムがプロモーターを兼ねてる場合の取り分であって、

自ジムのボクサーをエントリーさせてるだけで興行自体にはノータッチの場合、

追加分のチケットはプロモーターから買い受けることになるから、

ジムの取り分としてはボクサーへの販売価格との差額にしかならなくて、

自分が知ってる例では追加分を7割の価格でプロモーターから買い受けて、

そのままの価格でボクサーに販売してるっていう超良心的なジムも存在してて、

その場合だとジムの取り分は<B>のケースでは19,800円のままなんだよね。

 

 

 

<C>

ファイトマネーは基本的に現金渡し前提の後計算になってて、

とにかくこのボクサーが販売したチケット総数の額面総額をまず計算して、

3,000円、4000円までは80%、5000円以上は70%で買い取らせるっていう

やり方で、 “???”さんが3,000円を40枚(12万円)、

5,000円を40枚(20万円)を販売した例でいうとボクサーには其々

24,000円(12万円×0.2)、60,000円(20万円×0.3)が手元に残って、

ファイトマネーの40,200円(6万円×0.67)と合算すると、

124,200円になるんだよね。

 

この場合のジム側の取り分はチケット収入が96,000円(12万円×0.8)と、

140,000円(20万円×0.7)の計236,000円になって、

そこからファイトマネー分の40,200円を支払うことになるんだよね。

(ボクサーが124,200円、ジムが195,800円で39%と61%。)

 

 

 

<D>

多分これが最悪の例だと思うんだけど、

まずはボクサーがファイトマネーとして12万円のチケットを受け取って、

それ以上追加販売しなかった場合について説明するね。

 

このジムでは6万円分のチケット代からマネージメント料33%を控除して

まずはボクサーの取り分が40,200円っていうのは普通なんだけど、

同時に残り6万円分のチケットが額面の90%もの価格で請求されるんだわ。

 

本来現金の倍額チケット支給っていうのはこういうことをいってるのではなくて、

これではファイトマネーのほぼ同等額を別に自動請求されてるのと同じで、

元々ボクサーが当然の権利として無償で受け取れるはずの

6万円分のチケットを額面に近い金額で売り付けられてるのと同じであって、

これはもうチケットぴあと殆ど変わるところがないんだよね。

 

この場合ボクサーの取り分が46,200円(6万円×0.67+6万円×0.1)

なのに対して、ジムの取り分は73,800円(6万円×0.33+6万円×0.9)

にもなるんだよね。

(ボクサーが46,200円、ジムが73,800円で、38.5%と61.5%。)

これはつまり実に61.5%ものマネジメント料を徴収してるのと同じなんだよね。

 

こういうジムのボクサーが必要以上のチケットを販売するとは思えないから、

ここから先の計算は不要だとも思うんだけど、敢えて計算してみると、

上記の例のように合計32万円分のチケットを販売した場合のボクサーの取り分は

66,200円(6万円×0.67+26万円×0.1)になる一方、

ジムの取り分は253,800円(6万円×0.33+26万円×0.9)にもなるんだよね。

(ボクサーが66,200円で20%、ジムが253,800円80%。)

 

このシステムだとボクサーはファイトマネーの倍額相当額のチケットを

全て額面で販売しないと約束されたファイトマネーをゲット出来ない一方、

ジムは常にボクサーの得る金額の1.6倍~3.6倍ほどの現金をそれこそ

濡れ手で粟のように獲得することが出来るんだよね。

 

このジムはこれらの色々を1枚の明細書の中に実に巧妙に盛り込んでるし、

その他普通では考えられないような請求項目さえ追加してて、

実際はボクサーがもっと多くの金額を請求されてるんだけど、

普通のボクサーがその構造を見抜くのをとっても難くしてるんだわ。

 

普通12万円分のチケットを額面完売したら、

19,800円をマネジメント料として収めた残りの100,200円を受け取れるのに、

その半額以下(46%)ほどにしかならないんだよね。

 

この手法でいくとA級は30万円分のチケットを額面完売しても受取額が11万円、

もし日本チャンピオンなんかになれば200万円分のチケットを押し付けられて、

200万円分を完売しても受取額はたった77万円ほどにしかならないんだよね。

 

繰り返しになるけど……、

強制買い取り分を含めた上でのこのジムの合計のマネジメント料は、

ファイトマネーの実に何と61.5%にもなる訳で、

これはもうコミッションも協会も絶対許し得ない数値だと思うんだけどなあ。

 

実際に存在するこのジムの悪質さは更にまだまだ色々あって、

届いてる情報だけでも……。

 

★ 試合ごとに源泉徴収税(1万円ほど)、テーピング料(1.500円)、

会長やトレーナーの交通費として諸費用(2,100円)を更に上乗せ請求される。

 

★ C級ボクサーがケガで試合を棄権した場合に、

会長に対する慰謝料として20万円を払わされた。

 

★ 2ヶ月後のデビュー戦の打診を受けた翌日に自信が無くて断ったら

違約金として8万円獲られた。

 

 

 

 

<E>

<D>が最悪のケースだと思ってたら、それ以上の悪魔はまだまだいる訳で、

地獄の奴隷のように扱われてるボクサー達も他にいる訳で、

どこまでボクサー達から搾取するかってことで、

これはもう殆ど犯罪というか実際、詐欺恐喝の世界なんだよね。

 

★ チャンピオンとして日本タイトル戦をやったんだけど、

ファイトマネーは5万円しか貰えなかった。

 

★ OPBFのタイトル戦3戦分のファイトマネーを1円も貰えなくて、

現金で300万円、チケット換算で600万円分の全てを踏み倒された上に、

移籍を申し出たら100万円支払えと言われた。

 

★ これまで15戦を消化して現在はA級なんだけど、

その15戦全てがファイトマネーゼロだった。

 

 

 

ってことでやり方によってはファイトマネーをチケット決済することによって、

ジム側は1円の現金も準備することなくカネが溜まる一方で、

自分も早速明日からでもジムをオープンしたいくらいなんだけど、

かくの如く、ことファイトマネーに関してはそれこそ千差万別で、

ジムによって色んな事情があるだろうから若干のブレに関しては

充分許容されるとは思うんだけど、

極端に普通を逸脱したジムは業界としても放置すべきではなくて、

プロボクシング界の裾野を蝕んでるこういうジムを放置することは、

結局は業界自らが首を絞めて衰退を黙認してるのと同じだって思うんだよね。

 

 

協会も手を出せない分野だからって、言うに事欠いて、

余分に売ったチケット分はコミッションに収めることになってると言われたって、

あるボクサーが書いてたけど、そこは夫婦揃って詐欺集団ってことで、

試合ごとのチケット販売っていうのはあくまでプロモーターの管轄事項であって、

そもそもコミッションも協会も全くの門外漢なんだから、

真に受けた君も普段からもっと他ジムのボクサー達と横の連絡を取るべきで、

自分なりに情報を集めないと最後は骨の髄までしゃぶられてしまうんだよね。

 

 

自分は上記のようにボクサーの手取りファイトマネーにバラつきがあること自体、

問題だと思ってて、60年以上も是正されない業界の旧態さに呆れるんだけど、

その改善に向けて業界の自浄作用を待つっていうのも現実的では無くて、

当分の間は個々のボクサーが自らを守るべく努力するしかないんだよね。

 

 

 

<A>~<C>までの中の<C>については、

元々ボクサーの権利で除外しておくべき最初の12万円分を全体の中に

組み込んでしまってるっていう点で問題があると思うんだけど、今のところ、

そのそのバラつきは許容の枠内にあるんじゃないかなあ。                                                           

 

問題は<D>とか<E>のケースなんだけど、

現在のところJBCは勿論、協会が救世主となることは期待できないから、

ひたすら個人として問題解決に当たる必要があるんだけど、

その具体的方法については最終章に書いてみるつもりなんだよね。

(進行中の事案の方向性を確かめてみないとね……。)

 

 

上記の中で考え方や計算上の誤りがあったらお詫びの上訂正致しますし、

反論とか指摘も受けたいと思ってますのでヨロシクです。

 

 

この記事のアップと同時に以前のコメント欄は閲覧のみにしますので、

感想、ご意見等のある方は以降はここに書き込んで下さいな。

 

 

現在、一人のボクサーが自らの処遇について彼の地で孤軍奮闘してるんだけど、

何となく方向性も見えつつあって、さあどうする? ○○君、

ここが正念場だよってことで、頑張れガンバレなんだよね。

 

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2016年5月20日 (金)

後楽園ホール・5月19日

 

Image_3

 

ハンブルグ時代のビートルズ。

 

この時期まだリンゴ・スターはメンバーになってなくて、

右端のドラマーはピート・ベストだったんだわ。

 

彼らはイギリスのリバプールを本拠地にしてたんだけど、

ドイツのハンブルグでの営業にも勤しんでたんだよね。

 

彼の地ではボーカリストのトニー・シェリダンのバックを務めてたんだけど、

当時の録音としては “マイ・ボニー” がとってもいいんだわ。

 

 

 

昨日のドーム周辺にはオバサン達が溢れてて、

そういう人たち向けの韓流アイドルコンサートみたいだったんだわ。

 

 

 

ホールに入って玉木善文君とか石田凌太君、佐々木左之介君達とヤアヤアして、

その後色んなジム関係者にご挨拶したり、

ファイトマネーの支払いに関して意見を聞いたり、

渡辺会長とも言葉を交わして始まり始まり……。

(内山高志さんのラスベガス進出の件についても話したけど、

何でもかんでも書きゃいいってものじゃないんだわ。)

 

 

 

① 永田勝大君(新日本木村)×馬場リュウジ君(横田S)

                          ………SW 4R

0勝1敗(1KO)の28歳・静岡県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、23歳・東京都。

 

初勝利を目指す0勝1敗同士の一戦だったんだけど、粗っぽ過ぎだったなあ。

 

体ごと突っ込んで来る馬場君に対して永田君にはそれを防ぐ方策がなくて、

永田君の方が余程ちゃんとしたパンチを打ってたんだけど見せ場を作れなくて、

1Rの序盤は相当苦戦してたんだけど、馬場君の一段落で徐々に盛り返してたね。

 

デンデン太鼓みたいな打法の馬場君にはとにかく隙が多くて、

徐々に流れが永田君に移っていった2R残り18秒、

何と何と馬場君の左フックが出会い頭の永田君にヒットしてダウンゲット。

 

結局、馬場君がポイントゲットしたのはこのラウンドだけで、

残り3つを永田君が何とか何とかって頑張って38-37×3の初勝利。

 

 

ガツゴツやたら詰めてくる相手は慣れないうちは対処が難しくて、

永田君もジャブのタイミングが良くなかったし、

真っ直ぐ下がってしまうことが多かったからその点の改善だよね。

 

 

 

② 小倉大樹君(横浜光)×佐藤竜哉君(reason)

                      ………71.5㎏ 4R

デビュー戦の19歳・神奈川県と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

この試合は佐藤君の棄権で中止になってたね。

 

 

 

③ 工藤優雅君(マナベ)×戸高達君(L玉熊)……F 6R

4勝2敗1分の22歳・東京都と、5勝(1KO)1敗2分の26歳・東京都。

 

工藤君は名前は “ユウマ” って読むんだけどこれが初の6回戦で、

長嶺克則君のトランクスを履いての登場。

 

<1R>

戸高君がいいプレスを掛けてスタートしたんだけど、

先手は常に体格的に優位だった工藤君でいい左フックを打つし、             

相手の踏み込みを防ぐ役割のジャブも良かったし、

上下のコンビネーションの見栄えもとっても良かったんだわ。

 

戸高君の方はとってもカッチリしたボクシングをするんだけど、

攻め方のバリエーションが少ないもんで読まれ易いんだよね。

 

<2R>

硬さの取れた戸高君がショートレンジでの頑張度を上げていって、

工藤君がどれだけ距離を維持できるかがポイントになっていったんだわ。

 

<3R>

戸高君は特に巧い訳ではないんだけど、

常に前詰めからの粘り強いパフォーマンスを続けてて、

開始29秒にこの試合初めての右ストレートをクリーンヒット。

 

戸高君がポイントを取り戻したようにも見えたんだけど、

その後の山ほどの小ヒットで工藤君が踏ん張り返し。

 

<4R>

比較的規格化された戸高君の動きに対して工藤君、

同じように画一的な動きになってしまって真っ直ぐに下がり過ぎだったし、

打った後のポジションチェンジに余りにも無頓着で、

戸高君の攻め込みを容易にしてしまってるような感じだったなあ。

 

<5R>

この回は工藤君が残り40秒からの手数頑張りで何とかしたんじゃないのかなあ。

 

<6R>

お互いにほぼイーブンスコアだって自覚した感じのラストラウンドで、

中々気持ちのこもった打ち合いが続いたんだけど、

手数的には大差無い中、当たりの的確さで戸高君だったなあ。

 

 

ってことで、それでも自分は58-56で工藤君だったんだけど結局、

工藤君から見て58-57、56-58、57-57ってことで1-1ドローだったなあ。

 

 

工藤君、パンチの回転力とコンビネーションは惚れ惚れなんだけど、

ポジショニングについては正直過ぎだったって思ったなあ。

 

 

 

④ 横山渉君(厚木ワタナベ)×玉木善文君(小熊)……SB 6R

4勝(3KO)4敗(3KO)30歳・山形県と、

6勝(3KO)3敗1分のサウスポー・21歳・東京都。

 

正直、この試合は玉木君の勝ち方の問題だって思ってたんだよね。

 

<1R>

体格的に優位な玉木君がパフォーマンスでも最初っから圧倒してて、

後は余りに気分よく攻め立て過ぎてスウィングが大きくなって隙が出来ないかって、

そこをカウンターで狙われはしないかってだけになっていったんだけど、

横山君の反応の今一感にも助けられて全く危なげがなかったんだわ。

 

このまま玉木君がまずは確実な1ポイントゲットだなって思ってた残り5秒、

青コーナー近くでショートレンジの打ち合いになった直後、

相手との距離が殆ど無いところでの難しい角度だったんだけど、

玉木君が右から返し打った左ショートフックが極上の直撃で、

多分横山君はそういうパンチを予想してなかったと思うんだけど、

文字通り一発昏倒ダウンしてしまって、レフェリー即のストップエンドだったんだわ。

 

 

正式には2分58秒ってことだったんだけど、

このTKO勝ちは玉木君のキャリアの中では実に印象的な試合だったんだよね。

 

試合後暫くしてちょっと話したんだけど、会心の出来にニッカニカだったなあ。

 

 

 

⑤ 鈴木貴彦君(横浜光)×石田凌太君(宮田)……Fe 6R

6勝(4KO)1敗(1KO)の20歳・神奈川県と、

5勝(3KO)1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

自分は石田君のテキパキ感が優勢じゃないかって思ってたんだけど、

鈴木君の一発のパワーの方が勝るっていう人が多かったんだよね。

 

<1R>

やっぱり鈴木君の力感は半端じゃなかったんだけど、

石田君のスピード感も充分以上の切り札感を出してた開始59秒、

石田君が最初のボディブローとワンツーを実に吹っ切れた感じで打ち込んで、

鈴木君はその石田君の一連の攻撃の中で特にボディが効いたみたいだったし、

その後更に1分経った時には左顔面もかなり赤らんできたんだわ。

 

それでも鈴木君、何とか何とかって振り出す左右のフックは危険度が高くて、

いつでも一発逆転が有り得るって感じの殺気を孕んでたんだよね。

 

<2R>

前の回を圧倒的に優勢なまま終えたんだけど石田君、

まだまだ安心っていうのとは程遠くて、

そのうち鈴木君の一発のハードヒットで一気に展開が変わるんじゃないかって、

そういう思いが抜けなくて石田君、あんまり調子に乗り過ぎると危ないよお……。

 

ただ、やっぱりこの日の鈴木君は最初っから調子が良くなかったのか、

1Rでの被弾のダメージを引きずってたのか破壊者のイメージとは程遠くて、

石田君が主導権を握ったままの開始約1分のリングほぼ中央、

またもや強烈な右、左をハードヒットさせて鈴木君からダウンゲット。

 

何とかリスタートした鈴木君だったんだけど、今回はホントに明らかに効いてて、

ここしかないって飛ばしていった石田君を前にして反撃はおろか、

ディフェンスさえままならないまま石田君の鬼追撃に晒されてしまって、

石田君も変に舞い上がるってこと無く、あくまで的確にあくまで強くを両立させて、

実に手際のいい追い込みで最後は北ロープ前、

続行を危険と判断したレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

石田君、2R1分26秒でのTKO勝ちだったんだけど、

こんな圧倒的な勝ち方をするとは予想さえしてなかったんだよね。

彼も強くなったもんだよなあ……。

 

いい勝ち方をしたボクサーっていうのはやっぱり極上の笑顔を見せてくれて、

いいよなあ、ああいう若者の笑顔っていうのはさあ……。

 

 

 

⑥ 大平真史さん(マナベ)×松山真虎君(ワタナベ)

                       ………51.5㎏ 8R

6勝(2KO)5敗(4KO)2分のランク7位、32歳・神奈川県と、

7勝(3KO)10敗(4KO)2分の26歳・鹿児島県。

 

松山君はこれが5度目のランカー挑戦で、

そこそこキレのいいボクシングはするんだけど決定力に欠けてて、

捉えどころのない動きをする大平さんには苦戦するんじゃないかってね……。

 

 

独特のリズム感を持ってる大平さんなんだけど、

彼の沢山の手数を有効なヒッティングと認めるかが難しいところだったし、

松山君の方もそこそこの当て込みは見せてたんだけど終始単発で、

つまり優劣評価の難しい展開が延々と続いてたんだよね。

 

試合中盤以降、トリッキーさを増していった大平さんがペースを掴みつつあって、

疲労が募るにつれ嫌気感も見せつつあった松山君が呑み込まれるかってところ、

終盤には気持ちを立て直してあと一発あと一発を頑張ってて、

自分はキッチリ採点してなかったんだけど、

それでもやや大平さんが優勢かなあって……。

 

 

結局、大平さんが3Rで負ったバッティング傷が悪化しての7R負傷判定ってことで、

とにかく松山君が2-1勝ちしたんだけど、

発表されたスコアは何だか訳解らないほどのバラけかたをしてて、

69-64、68-67、66-67だったんだよね。

 

 

 

⑦ 松永宏信さん(横浜光)×佐々木左之介君(ワタナベ)

                           ………SW 8R

9勝(4KO)1敗(1KO)のランク7位、サウスポー、28歳・広島県と、

11勝(5KO)4敗(2KO)の28歳・青森県。

 

ガタイの差とか威圧感とかは比較にならないもんで、

自分は佐々木君が勝つって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

殆ど何事も起こらないままの静かな立ち上がりだったんだけど、

佐々木君は圧倒的なパワーを感じさせてたし、

松永さんの方は瞬間のスピードが脅威を感じさせてたんだわ。

それにしても松永さん、上体の微妙な動かし方が巧かったなあ。

 

<2R>

松永さんの反応が余りにも鋭敏だったもんで佐々木君、

プレスは掛けてたんだけど安易な先仕掛けをすると何だか迎え撃たれそうで、

こりゃ試合の主導権を握ってるのは松永さんじゃないかっていきなり思えてきて、

それほど松永さんの動きは自信に満ちてたんだよね。

 

開始1分31秒のリング中央、松永さんが踏み込んだところからの左、右、

佐々木君のディフェンスを掻い潜ってのそれは左ストレートと右フックで、

その両方をまともに貰ってしまった佐々木君がダウンしてしまったんだわ。

 

リスタート後の佐々木君、松永さんの微妙なフェイントに更に付いていけなくて、

力づくで解決しようとする戦法が行き詰まって為す術がなくなってしまったんだわ。

 

<3R>

松永さんに比べて佐々木君の顔面がかなり傷んできたんだけど、

そのダメージの差ほど流れが決まってしまって、

佐々木君はきっかけさえ掴みかねてるって感じだったなあ。

 

<4R>

打ち合いになった際の両腕の回転力にはかなりの差があって、

中々キッチリ当てられないことに苛立ったか佐々木君、

肩を強くグイグイ押し込む行為をしてしまってレスリング行為ってことで減点1。

 

その後左右の巨大フックを振りまくってたんだけど、

そりゃ当たれば大逆転にはなったんだろうけど空振り空振りの連続で、

集中力を欠くようになったか佐々木君、動きが緩んできた残り6秒、

青ポスト近くで松永さんの左ストレートをまともに喰らってしまって2度目のダウン。

 

それにしてもこの日の松永さんの左ストレートはキレまくってたんだわ。

 

<5R>

前の回終了ゴングで救われた佐々木君はダメージを回復し切れてなくて、

気持ちそのものも切れてしまったような感じのまま初っ端からほぼ一方的で、

最後は北ロープ前だったんだけど、

松永さんの怒涛の追い込みの前の無す術ないままギブアップ状態で、

開始僅か15秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

この日の佐々木君は自作の曲を自分で歌いながらの登場だったんだけど、

そういう試合前の段取りに神経を使い過ぎた結果か、

試合そのものは全くいいところナシの普通の出落ちボクサーだったし、

ミドル級の動きに終始してたんだよね。

 

一方の松永さんはとってもグッドグッドなパフォーマンスで、

相手の威圧感は半端じゃなかっただろうし、

一発丸太殴りの危険も感じつつではあったんだろうけど、

常に冷静で的確な対応が出来てたし、ポジショニングとか攻めの緩急とか、

こんなに巧いボクサーだったかなあって思ったほどだったんだよね。

 

 

 

⑧ 赤穂亮さん(横浜光)×白石豊土さん(協栄)

                         ………54.5㎏ 8R

26勝(18KO)2敗(1KO)2分のランク3位、29歳・栃木県と、

25勝(12KO)9敗(2KO)3分のランク8位、30歳・福岡県。

 

白石さんはこの試合に勝っても負けてもこれでお終いってことで、

沢山の応援団を集めててとっても羨ましかったなあ。

 

年齢はほぼ同じなんだけど明らかな格下に負けるわけにはいかないって、

この日の赤穂さんは異常なほどのハッチャケかたで、

まるでデビュー直後の頃の様に乱暴で粗雑に飛び跳ねてたんだわ。

 

白石さんが普通に慎重に進める中、赤穂さんは丸太大殴りを繰り返してて、

そのどれもが一発必殺のフルショットだったもんで、

コツコツヒットタイプの白石さんでは如何にも対抗し難くて、4Rまで見てたんだけど、

白石さんは相手を倒し込むようには打ってないみたいだったし、

勝って更に上のランクゲットを目指すって試合でもなかったしってことで、

ドームのコンサート終わりと重なるのも嫌だったもんで帰ったんだけど、

結局、79-72、78-74、77-76ってことで、

やっぱり赤穂さんの3-0勝ちだってね。

 

 

最近の判定試合でよく出会う、何だこのスコアってほどのまたもやのバラケ方で、

8回戦で一人が4つのラウンド獲られたって言ってるのに、

8ラウンド全部獲られたっていう判断が共存してるっていうこういう採点法を

このまま放置すると大きな試合でとんでもないトラブルが起きそうなんだわさ。

 

いっそのことKO、TKO決着以外は全て引き分けってことにすれば、

ボクシングは今よりもっともっと刺激的になるし、一般の観客にも解り易いし、

そもそも格闘技の決着っていうのはそうあるべきなんじゃないのかなあ、

なんてこともふと考えてしまうんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松永宏信さん

② 石田凌太君

③ 玉木善文君

 

 

 

“こんなジムは……。” に関して色々コメント下さってアリガトです。

 

自分は勿論地球を救う愛の戦士でもないし正義の使者ってタイプでもないから、

60年以上も維持され続けてきた組織とかシステムをリストラするって、

そんな大それたことを考えてる訳ではないんだよね。

 

実は今相談に乗ってるボクサーが二人いて、

何とか彼らの助けになれないかって思ってるただそれだけのことで、

ジムとボクサーとの間のトラブルを処理するシステムが現状では皆無だから、

ボクサーが個人レベルで改善解決するにはどうしたらいいのかってことを

一緒になって色々考えてる訳で、

問題解決の為の手段に間違いがないかってことやその有効性について、

色々な関係者に教わりながら手さぐりしてる状態なんだよね。

 

将来的には協会の中にそういうトラブルを処理する機関とか

第三者委員会のようなものが設置される方向だとは思うんだけど、

それを待っていられないボクサーも現実にはいる訳で、

それまでの彼らの緊急避難的な一応の筋道を作れればって思ってるんだよね。

 

余りにボクサーに犠牲を強いるようなことを続けてれば、

そういう悪しき現状だけが若者から若者へと伝えられて、

結果練習生を更に集めにくくしてそのジムの首を絞めるだけでなく、

プロボクシング業界全体を衰退せしめる結果になるんじゃないのかなあ。

 

2016年5月16日 (月)

こんなジムは……(2)

 

Image

 

キャヴァーン・クラブでのビートルズ。

 

キャヴァーンはイギリスの港町リバプールにあるクラブで、

彼らがメジャー・デビューする前のホーム・グラウンドだったんだわ。

 

ドラマーが誰だったかはこの写真からは解らないんだけど、

彼らが使ってる楽器やアンプはデビュー寸前のモノだから、

ピート・ベストからリンゴ・スターに変わる寸前か直後だと思うなあ。

 

 

 

あっちこっちのテレビでやってたせいか、伊藤若冲展は大変なことになってて、

土日はおろか平日の午前中でもチケットをゲットするまでに1時間、

そこから館内に入るまで平均3時間待ちなんだってさ。

 

自分はとにかく並ぶっていうのが超不得意で、

だから人気飲食店なんか行ったことがないし、

例え、鈴木菜穂子とか夏目三久、滝川クリステル、アン・ハサウェイなんかの

フルヌードが見れるとしても3時間も待つっていうのはとっても無理なんだわ。

ってことで若冲展はキッパリ諦めることにしたんだよね。

 

 

 

ボクシングの試合観戦記でもないのに連日5,000近くものアクセスがあって、

誰がどういうコメント入れるかとか、みんな興味津々みたいなんだよね。

 

 

激励賞を渡したらマネジャーに横取りされたって言ってた人がいたけど、

それは世間一般では窃盗罪に相当するんだけど、

激励賞を盗まれたボクサーはそれを出してくれた人に御礼の言いようが無くて、

その人からジムに 「お前んとこのジムはどういう教育をしてるんだ!」 って、

怒りの電話が入って判明したっていう例を自分も聞いたことがあるし、

金額を修正した内袋を入れ替えて差額分をくすねたってケースも知ってて、

この業界に関わってる人達の金銭的な行き詰まり感が、

自らの心さえも蝕んでしまってるって感じがするんだよね。

 

 

仰るようになるべくボクサーからチケットを購入させないように、

つまりチケットはジムから購入するように図ってる場合も多いらしくて、

ボクサーがファイトマネー分のチケットを販売するのを更に難しくしてるんだよね。

 

 

2ヶ月先の試合を打診されたC級ボクサーがその日はOKしたんだけど、

まだまだ自信がないって事で翌日断ったら違約金として8万円も獲られたって、

まるで恐喝まがいなんだけど、大体何処のジムだかは想像できる訳で、

日本に280あるジムの内、まあまあ健全だって思えるのはせいぜい、

30~50ジムくらいじゃないかって自分は思ってるんだけど、

このジムの悪質さは少なからず度を超えててほぼ犯罪に近いことを繰り返してて、

詐欺罪や恐喝罪の疑いさえあるって自分は思ってるんだよね。

 

 

元々契約金を貰ってる訳でもなくて、月々の月謝さえ払ってるっていうのに、

(日本ランカーになったら月謝免除っていうジムも多いけどね……。)

いざ移籍を申し出ると法外な移籍金を要求されるのは理不尽だって、

そう言ってたボクサーもいたけど、正にその通りで、

発足以来協会には移籍金に関するアウトライン的な規定さえないもんで、

ジム側の暴挙・横暴は歯止めのかけようがないんだよね。

 

法外な移籍金を吹っかけてあくまで移籍を阻止したり、

他に移らせるくらいなら潰してやろうっていう底意地の悪い嫌がらせも横行してて、

典型的、徹底的な弱い者いじめの構造がまかり通っているんだわ。

 

ただ一方には他のジムへ移るに際してボクサーから一切移籍金は取らないし、

移籍して来るに際しても一切の移籍金を負担しないっていうジムも現実にあって、

そんな事をしたらきりが無いだろっていう考え方をしてるんだよね。

 

最終的に行き場が無くなってしまったボクサーをそれでも何とかしてやろうって、

そう考えてるジムもまた別に存在してるんだけどね。

 

 

 

ファイトマネーと移籍金に関する自分が集めた色々な個別情報とか、

最終的にはどういう形であるべきかについては、

次の “こんなジムは……。(3)” に書くつもりなんだけど、

あるべき姿については現在読者の殆どの方が考えてる通りだと思うから、

今日はまずはファイトマネーの基準について以下に書いてみるね。

 

 

ボクサーの中には自らの基準的ファイトマネーさえ知らないというか、

意図的に知らされてないようなことさえあって、

結果的にはジムの言われるままっていうケースも多いんだよね。

 

 

 

≪ボクサーの基準的ファイトマネー≫

☆ 4回戦………6万円。

☆ 6回戦………10万円。

☆ 8回戦以上………15万円。

☆ 日本ランク9位~15位………20万円。

☆ 日本ランク5位~8位………30万円。

☆ 日本ランク2位~4位………40万円。

☆ 日本ランク1位………50万円。

☆ 日本及びOPBFチャンピオン……100万円。

☆ 世界戦に限り、チャンピオン、挑戦者共にプロモーターが決定する。

 

上記の金額はあくまで協会が提示してる一つのモデルであって、

個々の具体的ケースでは多少のアップダウンがあって、

例えば日本タイトル挑戦者にはランキングに関係なく50万円とか、

功績の大きな日本チャンピオンの場合には120万円支給するとか、

アップの例は少ないんだけど、ボクサーを優遇してる場合もあるんだよね。

 

 

そして上記の金額はあくまで現金支給を前提とする数字であって、

チケット支給の場合にはその金額の倍額が通常のようなんだわ。

 

勿論、ボクサーは上記の金額の全額を受け取れるのではなくて、

ジムに対するマネージメント料として33%が控除されるし、

前日軽量の際に試合健保金として別途2%相当額を収める事になってるんだわ。

 

ってことで例えばB級ボクサーが試合する場合のファイトマネーは、

現金の場合だと10万円から33%を引かれて手取り6,7000円だし、

チケット支給の場合は多少ややっこしいというか色んなケースがあって、

額面20万円から33%を引かれた134,000円分のチケットを渡される場合とか、

33%のマネージメント料はあくまで現金払いして(この場合では3,3000円)、

代わりに20万円分のチケットを丸々受け取るっていう場合もあるんだわ。

 

但しいずれの場合でも試合健保金(国内健康管理協力金)はボクサー負担で、

このケースの場合だと2,000円を現金払いするんだよね。

 

地方へ呼ばれて試合をする場合だと殆どが現金払いなもんで、

ボクサーは試合前の大事な時間をチケット販売に奔走しなくて助かるんだけど、

一方、遠隔地ジムから移籍してきたボクサーの場合だと、

新たな土地でのチケット販売に苦慮するってこともあるんだよね。

 

 

次に何らかの事情によって試合を棄権せざるを得なくなった場合の処置で、

チケットが渡される時期になってのキャンセルは違約金が生じる訳であって、

不本意ながら試合中止の原因を作ってしまったボクサーは、

相手方にファイトマネー相当額の現金を支払わなくてはならないんだよね。

 

 

ここまでの中にマネージメント料33%っていうのが何回も出てきたんだけど、

この比率のそもそもの根拠は太平洋戦争後にアメリカから入ってきた基準な訳で、

その妥当性が問われることのないまま70年間も踏襲されてるんだけど、

更に興味深いのはボクサーとジム側とで交わす契約書の内容で、

これは年一回更新する必要があるんだけど、

中の文章ではボクサーの契約の相手はジムのオーナーや会長ではなくして、

マネジャーになってるんだよね。

 

これも当時のアメリカ国内での取り決めををそのまま採用したからなんだけど、

それならば移籍したいと思えば会長の承諾を得ることなく、

マネジャーのハンコさえ貰えばいいはずになるんだけど、

実際にはジムオーナーの承諾印が必須になってるんだよね。

 

この契約書にはマネージメント料の比率の欄もあるんだけど、

取り敢えずは空欄になっててジム乃至ボクサーが記入する事になってるんだけど、

ボクサーにはそこを記入させないで、後でジム側が勝手に33%って書いて、

JBCに提出してるっていうケースも有りうる訳で、契約書は3通作成して、

JBCの他はジムとボクサー自身が其々保管することになってるから、

ボクサーは一度自らの契約書を確認してみてはどうなんだろうか。                   

いずれにしてもこの契約書の不備は早急に是正されるべきだと思うけどね。

 

 

 

この記事のアップと同時に “こんなジムは……(1)” のコメント欄は

閉鎖しますので、もし何かあれば以降はこっちの方にお願いしますね。

 

 

そう言えば前回の(1)のコメントの中に

ワタナベジムの会長を批判してたのがあったけど、

その人と渡辺会長との間に何があったかは知らなし、

彼の何にガッカリしたのかも勿論推測さえ出来ないんだけど、

日本の宝を腐らせたって一体何のことを言ってるのかなあ。

 

自分は以前から何度も二人だけで色々な事を本音で話し合ったことがあって、

色々教えて貰ってもいるんだけど、渡辺会長は真摯にこの業界の事を考えてるし、

ボクサーの処遇についても前向きな考え方をしてる人で、

批判内容は全く的外れとしか思えないけどなあ……。

 

 

ボクサーっていうのは常識知らずの世間知らずっていうのも結構多くて、

社会生活上の一般規範や物事の解決法や交渉術を把握してない場合も多くて、

ボクサーの一方的な言い分だけを聞き入れる訳にはいかないケースも多くて、

だから、移籍に関しては個々の事情を精査する必要があるんだけど、

ことファイトマネーに関しては全国のボクサーに均一等価であるべきな訳で、

この際、ボクサー各位は改めて自らのファイトマネーの確認をするべきだし、

ジムと交わした契約書を読み直してみるべきなんだよね。

 

 

 

実は自分と奥さんのアイフォンは何だか調子が悪くて、

コメント欄を見ようとしても反応しなくてスマホ表示に変換しないとダメだし、

バックナンバーについても1年以上前の記事は

PCじゃないと見れなくなってるんだけど皆さんの方はどんな具合ですかあ?

 

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2016年5月14日 (土)

後楽園ホール・5月13日

 

Image_2

 

F14 トムキャット。

 

トム・クルーズの出世作 “トップ・ガン” の最後の場面、

敵侵入機を撃退した際に乗ってた戦闘機がこれ。

 

1973年に運用開始されて通算712機生産されたんだけど、

後継機が育ったもんで2006年に退役してしまったんだけど、

今でも全然充分だって思うんだよね。

 

 

 

話をしたことのあるボクサーはいなかったんだけど、それでもホールに入ると、

顔見知りのジムの会長やトレーナー達が結構多かったんだよね。

 

 

昨日は東日本新人王トーナメント予選全11試合で、

自分的な優勝候補が5人出場ってことで……。

 

 

 

① 田口健太君(セレス)×友利優貴富君(シュウ)……SF

2勝6敗(1KO)1分の29歳・広島県と、3勝(1KO)1敗の21歳・沖縄県。

 

<1R>

田口君は見てて気持ちの強いボクサーだとは思うんだけど、

全体に小さく縮まったようなボクシングなんだよなあ。

 

友利君は半分が過ぎた頃からは自信満々の動きの余裕余裕で、

相手より自分の方が明らかに強いって自覚してるかのようだったなあ。

 

残り30秒辺りからは田口君の鼻血が顔全体を赤く染めるようになって、

結局はパワーで押し切られそうな感じに終始してて、

こりゃ長いことはなさそうだなあってことでいきなりの休憩タイムゲット。

 

 

すぐに試合終了になるかと思ってたら、その後田口君が鬼の踏ん張りで、

顔面を真っ赤にさせながら友利君を手間取らせ続けてたんだわ。

 

 

ただ、結局は田口君が大きくひっくり返すまでには至らずのままの終了ゴングで、

40ー36×2、40-37ってことで友利君の圧倒3-0勝ちだったね。

友利君の2回戦の相手は次の勝者なんだよね。

 

 

 

② 當大幸君(川島)×藍原伸太君(新松戸高橋)……SF

2勝(2KO)0敗1分の21歳・鹿児島県と、1勝1敗の23歳・千葉県。

 

當君は左右対称漢字名ボクサーで自分的な優勝候補の一人でもあるんだわ。

 

<1R>

二人共、肩に力が入り過ぎのガキゴキ系の大雑把な入りをしてたんだけど、

やっぱり當君の方がプレスが強くて藍原君に腰高の姿勢を強いてて、

時間が進むにつれ徐々に當君のペースになっていったんだわ。

 

<2R>

當君はまだまだ全部のショットを強く打とうとしし過ぎるきらいはあるんだけど、

経験の少ない相手を怯ませるには十分な訳で、開始すぐの30秒過ぎ、

強烈な右ストレートを一閃して藍原君から見事なダウンゲット。

 

何とかリスタートした相手に対して當君の方が変な舞い上がり方をしてしまって、

そこそこ倒し慣れてるんだからもう少し冷静な追撃が欲しいところで、

回復しきれないままの藍原君を最後は赤コーナー前に追い込んで、

連打からの左フックで仕留めたんだけど時間が掛かり過ぎだったと思ったなあ。

 

藍原君が二度目のダウンをしたところでレフェリーが止めて、

2分00秒、當君のTKO勝ちはそれでも勢いは十分に見せてたんだけどね。

 

 

當君は次7月21日に前の試合の勝者の友利君と戦うんだけど、

多少の粗っぽさは追々修正されるだろうし、

その勢いには代えがたいものがあるから、やっぱり當君が勝ち上がりそうだね。

 

 

 

③ 今川未来君(木更津GB)×坂本忠政君(斎田)……SF

1勝2敗(1KO)のサウスポー、20歳・千葉県と、1勝0敗の28歳・福島県。

 

二人共、相手の動きを見極める力が十分じゃなかったし、

当て勘の悪さはちょっと目を覆うばかりで、

スタミナが無いのに無駄な動きが多過ぎて、

間欠泉的な攻撃のやり取りは大勢としては今川君が優勢だったんだけど、

最後は明らかなスタミナ切れでグズグズのズブズブのまま終了ゴング。

 

で、結局、40-36、40-37、39-37って今川君の妥当3-0勝ちだったね。

 

 

今川君は次7月29日にシードの大平智成君と対戦するんだけど、

これは結構拮抗するんじゃないのかなあ。

 

 

 

④ 定常育郎君(T&T)×渋谷尚史君(山龍)……SB

3勝(1KO)0敗1分のサウスポー、18歳・神奈川県と、

1勝2敗(1KO)の21歳・秋田県。

 

優勝候補の一人だと思ってる定常君の方が全てに圧倒的で、

やっぱりねって感じで、2R0分12秒、青ポスト前で綺麗なワンツーをヒットさせて、

渋谷君から幸先のいいダウンをゲットして、結局最終ラウンドまでいったんだけど、

終始全く劣勢に追い込まれることなくの楽々の40ー35×3勝ちだったんだね。

 

ただ定常君、途中から相手を見下したようなチャラチャラボクシングを始めて、

まだ18歳だから仕方ないところもあるんだけど、

同年代でもっと強いボクサーは幾らでもいる訳で、

もっと冷静で謙虚に試合をしないとダメな訳で、

彼はそこそこ才能は感じさせてくれるから、

一敗したら直ぐ止めてしまうような天狗系ガキンチョボクサーにならないように、

一度自らを見直した方がいいと思うんだけどね。

 

 

いずれにしても定常君の強さはこの日も実証された訳で、

次の7月21日の相手が林大誠君になろうと山本大剛君であろうと、

ほぼ一蹴してしまうんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑤ 佐藤亨也君(S根本)×平原直君(鹿島灘)……SB

2勝2敗(1KO)1分のサウスポー、24歳・岩手県と、

1勝(1KO)2敗(2KO)1分の24歳・福岡県。

 

お互い、スタミナの無い同士のまるで子供のケンカみたいになってしまって、

殆ど真面目に見てなかったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで平原君が3-0勝ちしたんだけど、

次の7月21日には宮地隆佳君には粉砕されてしまうと思うなあ……。

 

 

 

⑥ 熊切誠志郎君(伴流)×若松大輝君(ワタナベ)……Fe

3勝(1KO)5敗(1KO)の27歳・静岡県と、

3勝(2KO)1敗(1KO)の20歳・神奈川県。

 

今年この階級は他と比べても逸材が揃ってる激戦区で、

若松君はそんな中での自分的優勝候補の一人なんだけど、

昨日のパフォーマンスは正直今一って感じだったんだわ。

 

<1R>

まずは思い詰めたような熊切君のいきなりの飛ばしから始まったんだけど、

右の打ち終わりが緩くなってしまうところを若松君に狙われてたなあ。

 

若松君の方も腕引きが遅くてガードが甘くなるのが気になったんだよね。

 

熊切君の攻撃が相手の顔面に限られてはいたんだけど、

最後まで手数を頑張って僅差ポイントゲット。

 

<2R>

熊切君が益々詰め詰めガリゴリしてくる中、若松君は距離を維持できなくて、

ジャブだけでは相手の前進を防げないんだから中間からフック系でひっかけながら

左右どちらかにポジションを移動すればいいものを真っ直ぐ下がり過ぎで、

まだまだ試合慣れしてないから仕方ないんだけど、

先に進めばこういう相手には絶対必要な手法だと思うんだよね。

 

それでも個々のパンチの正確さでは若松君がやっぱり優れてて、

残り35秒での右ヒットをきっかけにした一気攻めで見事ポイント取り返し。

コーナーに戻る熊切君はかなりシンドそうだったなあ。

 

<3R>

手足の長い若松君、時として手が体から離れがちにはなるんだけど、

熊切君がそこを狙い切れてないもんで助かってて、

終始それほど危険な目に遭わないままの開始30秒、

その直前にも軽く貰っただけで揺らがせてた熊切君、

リング中央で若松君の鋭い右ストレートを打ち込まれてしまったところで

続行を危ぶんだレフェリーが割って入ってのストップエンドで、

ほぼ同時か直後にコーナーからもタオルが投げ込まれたんだわ。

 

ってことで0分30秒、若松君のTKO勝ちで、

可能性を感じるから自分の注文も多くなりがちなんだけど、

体の動き全体はいつものように弾けてたんだよね。

 

 

その若松君は次の7月29日、これも優勝候補の清田亨君となんだけど、

これは今回のトーナメントでも見逃せない試合になると思うなあ。

今の時点では若干清田君が優勢じゃないかって自分は思ってるんだけどね。

 

 

 

⑦ 松澤拳君(宮田)×木村吉光君(白井具志堅)……Fe

3勝(3KO)0敗のサウスポー、25歳・千葉県と、

3勝(1KO)0敗の19歳・香川県。

 

自分は3戦3KO勝ちの松澤君を優勝候補には選んでなくて、

こっちのグループは諏訪佑君か白石将晃君じゃないかと思ってるんだよね。

 

<1R>

全勝同士の戦いはお互いやっぱり自信に溢れてたんだけど、

要するに手長エビかカマキリみたいな懐の深いサウスポーに対して木村君、

どうやってどれだけ距離を詰めることが出来るかって事だったんだけど、

年齢の割にはとっても慎重な立ち上がりを見せて序盤は無理せず、

間合いの計り方に時間を使ってたんだけど、

松澤君の左ロングフックが大きくなり過ぎるところをストレート系で合わせようって、

そういう意図が見え隠れしてたんだよね。

 

<2R>

体型通り松澤君は接近戦が巧くなくて鋭いフックが打てないし、

ストレート系も押すようしか打てなくて、

中間距離以上からのロングフック一本頼りっていう片寄りが致命的で、

そりゃ踏み込むには余程の度胸とスピードが要るんだけど、

木村君にはその気持ちと能力が備わってて、

交わしたところからの右ストレートヒットで大分感じを掴んだみたいだったんだわ。

 

<3R>

相変わらず長く前に伸ばした松澤君の右手は邪魔ではあったんだけど木村君、

何とか何とかって踏ん張ってた残り1分15秒、ふとした中休みが入ってしまって、

松澤君に彼のタイミングで打ち込むチャンスを与えてしまって左を被弾。

途中までボディを混ぜ込んだ連打で優勢をキープしてたっていうのに木村君、

アラカサマな攻撃の一段落は絶対拙いんだよね。

 

<4R>

自分の中では木村君が1ポイント優勢の微妙な最終ラウンド。

 

まず序盤、圧倒的に攻め立ててたのは木村君だったんだけど、

一段落後は持ち直した松澤君との大激闘が始まって、

お互い、ノーガードの中での危ない危ないの連続だったんだけど、

蓄積ダメージは明らかに松澤君の方で、1分13秒の北ロープ前、

更に木村君の攻勢度が上がったところでレフェリーストップエンド。

 

 

木村君は左利きのカマキリのようなやり難い相手に対して最後まで冷静で、

二度詰めが欲しいところが何度かあったんだけど、

それでも一旦距離が潰れたところでの一転攻勢は見事だったなあ。

 

 

次は木村君、7月29日の諏訪佑君×白石将晃君の勝者となんだけど、

これはとっても予想が難しくて、諏訪君×白石君の試合を見てからだね。

 

 

 

⑧ 高島裕樹君(宮田)×遠藤勝則君(角海老)……SFe

2勝(1KO)3敗(1KO)1分の29歳・千葉県と、1勝0敗の24歳・山梨県。

 

遠藤君は去年12月のデビュー戦を3-0勝ちした後、

新人王戦にエントリーしたんだけど、初戦の相手がデビュー戦の相手って事で、

その相手が棄権してしまったもんでこれがトーナメント初戦なんだわ。

 

一方の高島君はこの日が6年振りくらいの試合だったんだってさ。

 

<1R>

開始直後に中々いい攻めしてたのは遠藤君だったんだけど、

半分に差し掛かる辺りから何だか急に手数が落ちてしまって、

高島君が自分のタイミングで自由に打てるようになっていった1分27秒、

綺麗なワンツーをヒットさせて遠藤君から幸先のいいダウンゲット。

 

そこそこ効いたままのリスタートだったもんで遠藤君、いきなり時間の問題で、

最後は左フックだったかなあ、強烈に薙ぎ払われてしまって、

まるで割り箸の様に突っ張ったままの横向きバッタンダウンしてしまって、

余りの倒れ方だったもんでレフェリーも即のストップエンドだったんだわ。

 

 

1分48秒のTKO勝ちで高島君、次は7月29日に利川聖隆君となんだけど、

中々いいセンスは持ってる高島君なんだけど、

ここは有岡康輔君を倒した利川君じゃないのかなあ……。

 

 

 

⑨ 大浦直毅君(伴流)×龍神佳輝君(ワタナベ)……SFe

2勝(2KO)2敗(1KO)1分の31歳・埼玉県と、2勝2敗の19歳・山口県。

 

大浦君も優勝候補の一人なんだけど、この日はちょっとなあって感じだったね。

 

お互い、どっちもどっちもの刺激の少ない目立たないボクシングで、

正直、甲乙付け難いほどの普通同士でポイントが付けにくかったんだけど、

3R以降はすぐに下を向いてしまう龍神君の気の弱さが目立ってきて、

決定力がなくて観客に見せる気概もない二人のグズグズエンディングで、

結局、39-37×3で大浦君だったんだけど、こんなもんだったけかなあ……。

 

 

大浦君は次、6月7日の及川唯君×中村亜泰君の試合の勝者と

7月29日にやるんだけど正直、勝負の行方は読めないなあ……。

 

 

 

⑩ 坂本将哉君(元気)×永嶋翔平君(横浜さくら)……SL

3勝(2KO)1敗(1KO)の22歳・石川県と、

0勝3敗(1KO)のサウスポー、21歳・神奈川県。

 

坂本君は元々この階級の優勝候補の一人だし、

永嶋君の戦績ではかなり無理じゃないのかなあ……。

 

<1R>

サウスポー対決だったんだけど、やっぱり力量的には随分の差があって、

坂本君は調子に乗り過ぎて打ち終わりがルーズにならないようにしてればOKで、

ラウンド終了時点で既に永嶋君は左目上をはじめあっちこっちから出血してて、

いきなり時間の問題化してしまったんだわ。

 

<2R>

永嶋君も中々好戦的だったしそこそこ力を込めて打ってはいたんだけど、

終始単調なワンツーだけで攻撃を終えてしまってるのが相手に読まれ易くて、

両腕の回転力でも明らかに劣ってたもんなあ。

 

坂本君の方は返しの右フックにも必殺感が漂ってたし、

多少振り過ぎるきらいはあったんだけど、いいポジショニングも取れてたね。

 

残り40秒からの坂本君の一気攻めで永嶋君、かなり弱ってしまったんだわ。

 

<3R>

坂本君の更なる猛攻に晒されて永嶋君はダメージを深めるばかりで、

もうタオル入れた方がいいのになって見てたら、

このラウンド終了後に陣営から棄権の申し入れが入って坂本君のTKO勝ち。

 

 

坂本君は次、7月27日に2勝(2KO)無敗の槐(エンジュ)勇人君となんだけど、

自分はやっぱり坂本君が優勢だと思ってるんだよね。

 

 

 

⑪ 南優作君(川島)×石谷隆嘉君(ワタナベ)……W

0勝1敗(1KO)の24歳・神奈川県と、1勝(1KO)0敗の36歳・茨城県。

 

<1R>

負ければそこでお終いの石谷君がまずは飛ばしていったんだけど、

あくまで自分のタイミングだけのボクシングで、

それが整わないと打ち出せないような間欠泉的傾向が強くて、

まだ流れの中での動きが出来てた南君の方が柔軟性があったんだわ。

 

その南君、シンプルなんだけどとってもいい右ストレートを打つんだわ。

 

<2R>

南君が優勢のまま推移してた開始1分20秒、

石谷君が若干無造作に前詰めした瞬間、

南君のキレのいい右ストレートがハードヒットして石谷君が横倒れダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど石谷君、バランスを崩したままのロープ伝い、

最後は北西ポストに追い込まれてしまったところで追撃ラッシュを受けて、

フィニッシュの左フックでモロに張り倒されてしまって仰向けダウン。

 

余りのバッタンダウンだったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

2分46秒、南君が常に圧倒圧倒のままのTKO勝ち。

 

 

南君は次は7月2日に豊嶋亮太君と対戦するんだけど、

これはちょっと厳しいんじゃないかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 木村吉光君

② 若松大輝君

③ 坂本将哉君、南優作君

 

 

 

“こんなジムは……(1)” には一日当たりのアクセスが5,000ほどもあって、

みんな結構注目してるみたいなんだけど、

ファイトマネーの一応の基準さえも知らされてないケースも多いみたいで、

自らが正当に扱われてるのかさえ不明なボクサーが沢山いるみたいなもんで、

近々にその件に関してだけ “こんなジムは……。(2)” でアップしますね。

 

2016年5月13日 (金)

後楽園ホール・5月12日

 

Image

 

スウィンギング・ブルージーンズ。

 

ビートルズの少し後に出てきたイギリスのバンドで、

この “ヒッピー・ヒッピー・シェイク” が唯一のヒット曲なんだけど、

当時としては中々気持ちのいいベースラインが録音されてるんだわ。

 

ビートルズはこの曲を正式録音してないんだけどポール・マッカートニーが、

BBCのスタジオでのリハーサルで試してるテープが残ってるんだよね。

 

 

 

あのヘアスタイルを良しとしてる時点で自分の中では既にアウトで、

例の北朝鮮のラスデブボスは最近の中央党大会でも独りよがり演説で、

まるでマスゲームのような観客達の反応も気持ち悪い限りで、

プロンプター無しの原稿棒読みは安倍首相にも通じるんだけど、

言ってたことは更に度を超えたワンアンドオンリーで、

相変わらずミサイルと核開発に一直線ってことで、

習近平は嫌々祝電なんか打ってたんだけど、

北朝鮮が崩壊して膨大な難民が流入するのをひたすら避けたいだけなんだよね。

 

 

 

ロビーでE&Jカシアスジムの内藤会長にコンチワって、

大きな声で気合を入れられて始まり始まり……。

 

昨日はやたら読みにくい名前のボクサーが多かったなあ。

 

 

 

① 入稲福敬君(ドリーム)×住田愛斗君(角海老)……SF 4R

0勝1敗の22歳・沖縄県と、デビュー戦の22歳・大阪府。

 

イリイナフク・サトシ君×スミダ・チカト君。

 

<1R>

一見パンチ力が有りそうで力技系に見えた入稲福君は

意外なほど慎重な立ち上がりをしてたんだわ。

 

で、プレスとジャブで先攻していったのは住田君の方で、

腕のヒッチとかストロークの大きいのは気になったんだけど、

接近したところで力を発揮しそうな相手に適度な距離を保ってたね。

 

それまで90%以上試合を支配してた住田君だったんだけど、

残り21秒、気持ち良く攻め立てて言ってたところに突然のカウンター被弾で、

そんなに大したことはなかったんだけど、キッチリタイミングを合わされてダウン。

 

<2R>

挽回挽回に逸る住田君、ちょっと距離が近過ぎで、

いいボディブローも見せてたんだけど、やっぱりその距離は相手優位な訳で、

気持ちよく攻めてれば攻めてるほど危険度が高まっていったんだよね。

 

それでもこのラウンドは明らかに住田君の気持ち勝ちだったなあ。

 

<3R>

ペースを取られそうだった入稲福君が立て直しての先制攻撃で、

住田君も手数負けはしてなかったんだけど、有効ヒット数で勝ってたし、

残り30秒からの打ち合いも十分優勢のまま終了ゴング。

 

<4R>

住田君としてはダウンゲットしないとシンドイ展開の中、

猛追撃するほどの体力は残ってなかったみたいな休み休みになってしまって、

若干逃げ切りを図ってたような入稲福君を窮地に追い込めないままだったなあ。

 

 

ってことで自分は38-37で入稲福君だったんだけど結局、

38-37×2、38-38ってことで入稲福君の僅差2-0だったね。

 

 

 

② 内野々大叶君(W延岡)×木村翔さん(青木)

                        ………49.5㎏ 8R

6勝(4KO)5敗(4KO)5分の29歳・宮崎県と、

10勝(4KO)1敗(1KO)2分のランク13位、27歳・埼玉県。

 

内野々君はウチノノ・ヤマトって読むんだよね。

内野々君は引き分け数の多い勝ち負け拮抗したボクサーなもんで、

木村さんにとっては楽々の一戦じゃないかって思ってたんだよね。

 

<1R>

ランクゲットに向けて内野々君が初っ端から積極ボクシングで、

中々キビキビ動けてたし仕掛けも早かったせいか、

木村さんは多少焦り気味というか若干ムキになってたみたいだったんだわ。

 

内野々君が手数優勢のまま押し切るかのようにも見えたんだけど、

折々の有効度の高いパンチの数でやっぱり木村さんじゃないかなあ。

 

<2R>

開始37秒、木村さんのいきなりの右ストレートがヒットして内野々君がダウン。

 

それまで左右のコンビネーション主体だった中でのいきなりの右だったもんで、

内野々君の意表を見事に突いたような感じだったんだよね。

 

その内野々君、ダメージを残さないままのリスタートが出来て、

終盤にかけては細かいショットを積み重ねて木村さんの顔面を赤くしてたんだわ。

 

<3R~4R>

いつの間にか木村さんの左目上がそこそこ腫れてきたんだけど、

残念ながら内野々君の攻撃はテンポもパンチの組み立ても単調単調で、

そのメゲナイ踏ん張りは共感を呼んだんだけど、

木村さんには見極められてるようなところがあったんだよね。

 

一旦テンポをアップした木村さんはやっぱり流石に勢いが半端じゃなくて、

その攻めの緩急に内野々君が翻弄されてしまってたなあ。

 

<5R>

開始直後から木村さんが一気の畳み掛けで、

それをやり過ごそうとするには内野々君はポジショニングが中途半端過ぎで、

開始29秒に鋭い連打からの叩き下ろすような右を貰ってしまってダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど今回のダウンの効き目は大きかったみたいで、

木村さんの決着しようとする意識の前にはほぼ無力なままで、

何とか何とかって手は出してはいたんだけど流れを変えられず、

そのまま最後は南東ポスト近くに追い込まれてしまって、

危険度の高い被弾が続いて体勢が緩んでしまったところでストップエンドで、

1分45秒、実に手際のいい木村さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

通路に出るところで渡邊卓也さんとバッタリで、木村さんの応援に来たってことで、

これからタイに出張っての試合を控えてるんだよね。

 

 

木村さんと勝利のグローブタッチをした大分後、

内野々君に試合の感想を伝えたんだけど、解ってくれたなかあ……。

 

 

 

③ 藤本直人君(新日本木村)×阿知和賢(ワタナベ)

                            ………B 8R

8勝(4KO)6敗1分の25歳・福岡県と、

10勝(4KO)11敗(1KO)4分のランク11位、29歳・神奈川県。

 

アチワって性も珍しいよね。

自分の横に渡辺会長がドッカリ座って一緒観戦。

藤本君には益田健太郎さんがサポートセコンドに付いてたね。

 

<1R>

阿知和さんは独特のやり難いタイミングを持ってるんだけど藤本君、

ランク奪取に向けてのモチベーション満々の動きが出来てて、

1分30秒、綺麗な右ストレートをヒットさせて阿知和さんの左顔面を赤くさせてたし、

ガードを固めながらやたら戦闘的で阿知和さんを揺さぶってたんだわ。

 

阿知和さんは序盤振り幅デカくなるところを突かれてたなあ。

 

<2R>

勝ち負け拮抗した戦績の阿知和さん、それはハードマッチメイクの結果であって、

多くの猛者達との経験は半端じゃなくて、その対応力とか修正力も優秀で、

若干エンジンの回転数を上げながら徐々に感じを出し始めてたなあ。

 

<3R>

藤本君は詰まったところでの手数は優秀なんだけどポイントにはなり難くて、

中間距離では阿知和さんにシッカリ仕切られててシンドそうだったんだわ。

 

阿知和さん、リターンの左フックが中々鋭くて、攻撃の幅も広がってきたなあ。

 

<4R>

左フックを打ちながら低く入ってから被せ打つ右がグッドグッドだったし、

視線でフェイントを掛けながらの右のオーバーハンドとかも見てて面白くて、

阿知和さんが益々気持ち良さそうにやり始めてたんだわ。

 

1分20秒には藤本君もそこそこいい場面を作ってたんだけど、

攻めてる時間が長い割には中々有効ヒットに繋げられてなかったんだわ。

 

<5R>

残り1分までは阿知和さんが相手に殆ど何もさせなくて、

攻撃に意識を取られ過ぎない時の彼は実にいいポジショニングを見せるんだよね。

 

<6R>

これじゃダメだってことか藤本君が初っ端から飛ばしていって、

勝負どころと見たかこのラウンドは最後まで接近熱闘戦に持ち込んでいって、

阿知和さんもかなりハァーハァーしてたんだけど、

やっぱり有効度が低かったし、当たりの綺麗さで劣ってたんだよね。

 

<7R>

顔面が腫れてるのは阿知和さんの方だったんだけど、

あと一発あと一発を頑張って当てようとする気概に緩みがなくて、

相当疲れてはいたんだろうけどとにかくキッチリ当ててるって感じだったんだわ。

 

一方の藤本君はラウンド終盤の踏ん張り直しには見どころがあったんだけど、

得意の詰まったところでも当たりの正確さが足りてなかったんだよね。

 

<8R>

藤本君も力を振り絞って最後まで直撃を狙ってたんだけど、

阿知和君はダメそうな感じになったところからの立て直しが半端じゃなくて、

所謂気持ちで戦う代表選手みたいなパフォーマーを演じきっての終了ゴング。

 

 

自分は78-74だったんだけど結局、79-74、78-74、78-75ってことで、

勿論阿知和さんの充分3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後の阿知和さんとちょっと話したんだけど、

彼は試合が終わっても気合が入ってるんだよね。

 

 

 

④ 尹文鉉さん(ドリーム)×何チャラ・クンシー………W 8R

16勝(3KO)4敗3分のランク3位、32歳・栃木県と、

7勝(3KO)2敗2分の26歳・タイ。

 

尹さんはユン・ムンヒョンって読むんだわ。

 

尹さんにとってはあくまでランクキープの為の、

だからこそそれはそれで大事な試合だったんだけど、

1Rの30秒くらいで結果が見えてしまったモンで休憩タイムゲット。

 

 

結局、2R0分37秒、当然の如く尹さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

⑤ 芹江匡晋さん(伴流)×相馬圭吾君(三迫)……SB 8R

27勝(10KO)7敗のランク12位、33歳・東京都と、

7勝(4KO)11敗(2KO)2分の30歳・茨城県。

 

芹江さんの名前はマサアキって読むんだよね。

 

二人共、事前に思ってた通りの入り方をしてて、

相馬君は芹江さんにやり難くさせてなかったし、

これなら芹江さんの押し切り勝ちだろうなあってことで、

そもそもこの二人、明らかにラグビー系のボクシングなってしまってたし、

そういうのは正直余り好きではないもんで一旦離席したんだわ。

 

その後、遠目に見てたら3Rの終わりにかけて相馬君が大きく貰ってしまって、

ゴングに救われて自コーナーに戻る際にも足元がクニャクニャしてて、

こりゃインターバルで棄権するか次の4Rで決着だなあって見てたら、

何となんと相馬君がそこから鬼の挽回、流石二度も熊と戦った男ってことで、

決着を付けられなかった芹江さんも芹江さんだったんだけど、

結局、最終ラウンドまで進んでの77-76、76-75、76-77ってことで、

熊男相馬君の見事なアップセット劇だったんだわ。

 

 

試合前に相馬君が最近熊に襲われたって話を聞かされてたんだけど、

リング上でシャツを脱いでもそれらしき痕跡が見当たらなくて、

自分は勝負の行方なんかよりその熊の爪痕がどうしても見たい見たいで、

試合直後の相馬君を待ってたんだよね。

 

加藤トレーナーと一緒のところで見せて貰ったんだけど、

確かに左胸部の上に2本のひっかき傷らしきものがあったんだけど、

それホントに熊に引っかかれたの? っていう程度のものだったし、

熊の右フックをウィービングでかわしましたって彼は言ってるらしいんだけど、

益々それホントにどうなのよって感じだったんだけどなあ……。

 

 

 

⑥ マイケル・エスコピア×江藤光喜さん……116P 8R

11勝(3KO)11敗1分の26歳・フィリピンと、

17勝(13KO)4敗(1KO)1分のWBC9位、28歳・沖縄県。

 

ウェイトをキッチリ守り切れなかったらしいエスコピア、

初っ端からジャブ無しコンビネーション無しのいきなりの大振り一発オンリーで、

だから江藤さん、その空いたところ空いたところをキッチリ打ち込めば、

元々相手は余りパンチ力のない11勝11敗でもあるし、

造作なく倒せるんじゃないかなあって途中まで見てたんだけど、

一向に何ともならず、却って相手の粗雑系を簡単に貰ってしまってたし、

時に応じて大きく一気に攻め立てるってことのないまま、

いつまで経っても相変わらずやる気の無さそうなトロトロさで、

途中からは殆ど真面目に見てなかったんだよね。

 

 

それでも結局、78-74、77-75×2ってことで、

江藤さんの3-0勝ちだったんだけど、そんな感じだったの?                                                         

一つのラウンドの評価が行って来いになればドローだったんだね。

 

江藤さんはデビュー当時はどれだけ強くなるのかって思ってたんだけど、

その後はそれほどのことはないし、ひたすらカタカナボクサーばかりとで、

強い日本人ボクサー相手に揉まれる必要があるんじゃないのかなあ。

 

 

 

⑦ 内藤律樹さん(E&Jカシアス)×何チャラ・サイトーン

                             ………L 8R

13勝(5KO)1敗のランク3位、サウスポー、24歳・神奈川県と、

40勝(29KO)15敗(1KO)4分のOPBF3位、35歳・タイ。

 

相手のタイボクサーはやたら足が太い分、体全体が小さかったし、

仕掛けも甘くてスピードも無い只のタフってだけで、

要するに全く危険な臭いのする相手ではなかったんだけど、

内藤さんがどんなボクシングを目指してるのかがとっても良く解ったんだよね。

 

元々二人のボクシングのクオリティーには雲泥ほどもの違いがあって、

内藤さんのパフォーマンスは見てて惚れ惚れする以外になくて、

この日の相手はOPBFの3位だからそっちに進む手も十分あるんだろけど、

自分的にはもう一回尾川堅一さんとやって貰いたいって思ってるんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 内藤律樹さん

② 阿知波賢さん

③ 木村翔さん

 

 

 

今日は昼過ぎまで来客があったもんで更新が遅れてしまいました。

それほど内容の有るものではないんですけで、

待っててくれた方々にはどうもアリガトですってことで……。

 

2016年5月11日 (水)

こんなジムは……。 (1)

 

Image

 

“千代錦”……、多分。

 

自分が育ててる6個のサツキのうちの一つなんだけど、

他が蕾を膨らませつつもまだ開花には至ってない中、

それもコイツは途中で蕾が育つ過程で細菌にやられてしまったみたいで、

それは原因的には自分のケア不足だったんだけど、

とにかく蕾の殆ど全部が枯れ落ちてしまったんだけど、

枝の奥深いところ、あまり日差しが届かないところで、

一つだけひっそり花を開かせてたんだわ。

 

 

 

それまではテレビ中継されるものだけを見てた自分が現場に出掛けて行って、

真剣にボクシングに接するようになってからおよそ10年ほどが経って、

1日当たり8〜10試合あるとして年間800〜1,000試合、

だから10年間で8,000〜10,000試合を見た勘定になるんだよね。

 

この間、必ずしもそう図った訳ではなかったんだけど、

相当の数のボクサーやジムスタッフを含めた業界関係の人達と親しくなって、

それは相手方がこのブログを読んでくれたのがきっかけだったことが多くて、

結果的には40ヶ所ほどのジムの会長さんとか300人ほどのボクサー達と

会えば挨拶や言葉を交わすようになったんだよね。

 

ブログには記事をアップしない日でも1,000人程の人が訪ねて来てくれて、

試合の翌日には1,500〜2,000人ほどの訪問者があって、

ばらつきはあるんだけど毎日のアクセス数は

2,000〜5,000ほどにもなるんだよねって以前にも書いたんだけど、

毎日の訪問者の内の500〜800人は関係者じゃないかって思ってるんだよね。

 

 

 

これから書くことは、そういう業界関係者の多くにとっては耳が痛いというか、

詳しい事情も知らないで余計なことを書くなって、

腹立たしい限りだとも思うんだけど、今まで誰も表立っては言わないし、

自浄作用も改善の動きも見られないままで、

JBCも協会も今のところは手の施しようがない現状についてであって、

そんなことに触れさえしなければ今後も多くの人達と平和な関係が保たれて、

つまりは幸福なボクシング観戦を続けられるんだろうけど、やっぱり恵まれない、

もっと言えば食い物にされてるボクサー達を何とかして上げたいって思うし、

詐欺や恐喝と変わらない悪行を繰り返してるジム関係者は糾弾されるべきで、

協会から除名してしまうべきだって、そういう話なんだよね。                                                          

 

論点は只一つ、ボクサーの処遇改善についてであって、

具体的には彼らのファイトマネーと移籍に関する諸々なんだよね。

 

昔々美空ひばりは山口組の田岡組長の庇護のもとに地方公演をやってた訳で、

興行っていう単語はその頃の名残りな訳で、

未だに興行っていう文字が堂々と使われてるプロボクシング界には

まだまだその頃の色々を引きずってるようなところがあるんだよね。

 

60年以上の歴史がありながら未だに是正改善されてないっていうのには

複雑で特別の事情も絡んでのことではあるとは思うし、

自分みたいなド素人の個人に出来ることの限界は当然にあって、

具体的にはどこからメスを入れていくべきなのか難しいと思うけどね。

 

だからってこのまま安易に放置すればプロボクサーを目指す若者は減るばかりで、

それでなくても少子化傾向が練習生を集めにくくしてるんだし、

他の華々しいプロスポーツ界に人材を取られてしまうばかりなんだよね。

 

 

物事の考え方にはそれこそ様々あって、

イギリスのEU離脱に関しても賛否が拮抗してるし、

トランプがアメリカ大統領に相応しいって考えてる人が40%強もいる訳で、

もとより自分の考え方が唯一正しいとは全く思ってないけど、

現在、日本プロボクシング協会に加盟してる280ヶ所のジムの内の80〜90%、

つまり240〜250ヶ所のジムは転廃業すべきほど経営状態が良くなくて、

結果的には所属ボクサー達に大きな負担を負わせてるんじゃないのかなあ。

 

ジム経営が苦しいから会長自らが副業に携わざるを得ず、

酔客の運転代行とかビルの夜間清掃までやってるんだから、

ボクサーも多少は我慢しろっていう論理は余りにも勝手過ぎで、

そもそもジム経営がそんなに困難だっていうなら止めてしまえばいい訳で、

他にやることや出来ることがないから赤字垂れ流しながらも続けるっていうのは、

それはつまり単に破綻を先延ばしにしてるだけであって、

その間の食い物にされるボクサーこそいい面の皮なんだわ。

 

ファイトマネーの控除率を50%にしてたジムは当然の如く少し前に潰れたし、

恐喝系の法外な移籍金を要求したジムは倒壊寸前だし、

悪徳悪質系のジムは放っておけば自ずと自然淘汰されるんだろうけど、

その間のボクサーはそれこそ飼い殺しの目に合うことになるんだよね。

 

ここのところ自分はボクサーのファイトマネーや移籍金に関して、

いろんな人達に取材してるんだけど、そりゃもう驚くばかりで、

困り果てたボクサー達には相談する宛さえ与えられてなくて、

JBCは試合の円滑運営だけが役目だし、

協会もジム間のトラブルに関しては苦情処理委員会を設置して対処するけど、

ことジムのボクサーとの間の揉め事に関しては現状では触れることもできず、

ボクシングマスコミにはあくまで広報の役目しかないもんで、

結果的には彼らは裸のまま荒野に放置された状態なんだよね。

 

 

最終的には協会の中に第三者委員会的なものを随時設置して、

ボクサーとジムの間のトラブルを処理すべきだっていうのが自分の考えなんだけど、

過去や現在発生中のトラブルの実態等に関する詳しい点に関しては、

10日ほど後に書こうと思ってるんだけど、

このブログを読んだボクサー達も率直な感想を聞かせて欲しいし、

ジム経営サイドからの反論もお待ちしてますねってことで、

今回は暫くコメント欄を開放しますのでどうぞヨロシクです。                                                   

なお、この記事に関係のないコメントは一切削除しますのでご了承を………。

 

 

 

冒頭の写真、混みいった枝の奥の日当たりの良くない場所でひっそりと、

それでも精一杯頑張って花を咲かせてる姿は何となくボクサーを彷彿とさせる訳で、

彼らに対して自分がどれだけのことが出来るのかって思う訳で……。

 

 

ついこの間、スパーで怪我をしてしまって4回戦を棄権せざるを得なかった君、

で、慰謝料をよこせってジムの会長に20万円を脅し取られてしまった君、

一般社会では君は立派な恐喝の被害者なんだからね。

非力ではあるんだけど自分が色々動いてみようと思ってるからね。

 

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2016年5月 9日 (月)

有明コロシアム・5月8日

 

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エド・サリヴァン・ショーでのビートルズ。

 

1964年2月、ビートルズが初めてアメリカ公演をした際、

事前のテレビショーに出た時のワンショット。

 

一番左にいるのが当時抜群の人脈を誇ってた芸能記者のエド・サリヴァンで、

ビートルズの最初のコンサートの際にも司会を務めたんだわ。

 

ショーには生演奏1回と2回の録画放映を含めて3週連続の出演だったんだけど、

その時の視聴率が72%だったいうんだから凄かったんだよなあ。

 

 

 

“クリック・ベイト” (click bait) っていうの知ってる?

インターネット・ニュースなどで読者の注目を得る為、

つまり読み手のクリックをゲットする為に殊更派手な見出しを付けることで、

それほどの内容でもないのにブログの記事タイトルを仰々しくするのと同じで、

要するにとっても恥ずかしいというか実に下世話な風潮なんだよね。

 

 

 

昨日は朝から結構忙しくてブログをアップした後、

WOWOWでアルバレス×カーンの試合を見て、2時頃に有明コロシアムへ……。

 

それにしてもアルバレスの試合の劇的さは半端じゃなかったなあ。

あの右フックを打ち出す寸前のアルバレスの実に微妙なフェイントが全てで、

直後にスッと体を左に傾けながらの打ち出しだったんだけど、

お陰でカーンの対応がコンマコンマ何秒か遅れてしまったんだよね。

 

 

 

ユックリユックリ出掛けて3時ちょっと前に着いて、

最後の試合の9R終了時点で帰ったんだけど、

3時半開始の5時間半の興行っていうのは自分には長過ぎで、

途中途中の強制的と自発的な休憩タイムの連続で集中力が持たなくて、

疲労感だけが残ってしまったんだわ。                                                           

 

殆ど全ての試合を丁寧に見てなかったもんで、

これから書く内容は信じられないほどスッカスカですからね。

 

 

熊本地震の募金活動の手伝いに来てた小熊会長と話をして、

大塚隆太さんとか東上剛司さん、塚田祐介さん達にコンチワして、

長野マネジャーと久保マネジャーとお話して始り始りだったんだけど、

この日の試合メニューは事前に聞いてたものともパンフとも違ってて、

そこに予備カードが入り込んで、赤青コーナーが逆だったり、

何だか全体にガッチャガチャだったなあ……。

 

 

 

① 井上浩樹君(大橋)×ビモ・ジャガー……64.5㎏ 8R      

2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・神奈川県と、

5勝(1KO)1敗1分の国内8位、インドネシア・?歳。

 

1R30秒過ぎにはインドネシアボクサーが全然ダメそうなのが分かって、

井上君が強いって言うよりは相手が超弱すぎで、

ってことで2分59秒TKOエンド。

 

 

 

② 清田亨君(大橋)×中川兼玄君(三迫)……Fe 4R

3勝(2KO)0敗の21歳・熊本県と、4勝(3KO)2敗(1KO)の20歳・大阪府。

この試合は予備カードだったんだけど、新人王戦の注目試合だったんだよね。

 

 

思いの外、中川君が真正面から攻め込んでいって、

ほぼ互角の立ち上がりを見せたんだけど、2Rからは流れはハッキリ清田君で、

徐々に打ち出しの力強さで圧倒していって、結局3R2分30秒、

強烈な右ストレートをカウンターヒットさせて中川君から綺麗なダウンゲットで、

当たりの強さと倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

 

試合後大分経ってロビーをブラついてた時にコンチワって中川君が寄ってくれて、

近くでキッチリ見てた訳ではなかったから不十分だったんだけど感想を言って、

まだまだ頑張れるよって伝えたんだよね。

 

 

 

③ 金武賢君(韓国)×重田裕紀君(ワタナベ)……SL 4R

デビュー戦の?歳・韓国と、デビュー戦の?歳・山口県。

 

 

デビュー戦に外国人を呼ぶだけの力量は持ってたんだけど重田君、

2R序盤まではいい感じで進めてたんだけど、ちょっと調子に乗りすぎたか、

中盤過ぎに勢いだけで突っ込んだところに右のカウンターを貰ってしまってダウン。

 

それほどのダメージを引きずることなく重田君、

3R、4Rを踏ん張り返したんだけど残念ながらダウンを取り返すには至らず、

こりゃポイント的に苦しいなあって感じのまま終了ゴング。

 

結局、39-36、38-37×2ってことで金君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

④ 松本亮さん(大橋)×ビクトル・ウリエル・ロペス

                       ………54.4㎏ 8R

17勝(15KO)0敗のWBO2位、IBF8位、WBC9位の22歳・神奈川県と、

8勝(3KO)5敗1分の?歳・メキシコ。

 

 

松本さんは凄い戦績を誇ってるんだけど、

正直、これまでそれほどハードな相手と試合してないんだよね。

 

それでもこれくらいの戦績ならいつものようにこなしてしまうんだろなって、

そういう気持ちで遠くからE&Jカシアスの内藤会長と一緒にボヤーッと見てたら、

3Rに入って接近戦でボディブローを喰らって顔面の左右フックに繋げられて、

さあ一気に反撃してやれって思った途端、一連の攻撃がハッキリ効いてしまってて、

そこからは松本さん、頑張る気持さえ失せてしまったかのようなまるで別人で、

長いこと持ちそうにないほどヘロヘロになってしまったんだわ。

 

4Rに入っても回復し切れなかった松本さんはちょっと見るに耐えないほどで、

お揃いのハッピを着た応援団の人達も全く声が出なくなってしまったんだわ。

 

松本さんは顎とボディが打たれ弱そうな外見をしてるんだけど、

平気そうな素振りさえ出来ないままスッカリ見下されてしまって、

結局、5R1分04秒、敢えて乱暴に殴りに行くでもないまま、

シオシオになってしまったところでストップされてしまったんだわ。

 

 

松本さんは2年前に久高寛之さんと試合して以来日本人とはやってなくて、

やっぱりそこそこ強い日本人と試合すべきじゃないのかなあ。

あの時の松本さんは結構いい試合したんだけどなあ。

 

 

 

⑤ クウエ・ピーター君(大橋)×ビンセント・オーリン

                            ………SL 6R

7勝(3KO)6敗(2KO)2分の27歳・ガーナと、

11勝(4KO)5敗3分の?歳・インドネシア。

 

 

クウエ君はいつの間にかKG大和から大橋ジムへ移ってたんだね。 

で、彼の移籍初戦ってことでゴミみたいな相手を頼んだのか、

来日してから言い含められたのか、

これほどクソゴミみたいなボクサーを見るのはホントに久し振りで、

いつものタイボクサーなんか遥か比較にならないほどで、

触っただけで転ぶし、最後はグローブの風圧で倒れ込んでて、

レフェリーも呆れてしまって1R1分過ぎには強引に試合を止めてしまったんだわ。

 

 

 

⑥ 井上拓真さん(大橋)×アフリザル・タンボレシ

              ………OPBF SF タイトル戦 12R  

6勝(1KO)0敗のチャンピオン、20歳・神奈川県と、

12勝(6KO)4敗のランク5位、31歳・インドネシア。

 

<1R>

拓真さんは初っ端は少し硬い感じだったんだけど中々キッチリ動けてて、

その比較で言うとダンボレシは全体に緩んだ感じだったんだわ。

 

<2R>

ダンボレシはキッチリ打つっていう意識が全くなくて、

大きくブワーンって振り被るだけで簡単に見極められてしまってたなあ。

 

1分20秒過ぎ、拓真さんは相手を青コーナーに追い込みつつ、

それまでもしっかり振ってた返しの左フックを綺麗に当て込んでダウンゲット。

 

リスタート後の拓真さんの追撃には全く緩みなくそのまま一気一気、

それほどの時間を要することなく1分46秒、

2度目のダウンの激しさを見てレフェリーが即ストップエンド。

 

 

 

アレッて思ったら長嶺克則さんと勅使河原弘晶君がコンチワってことで、

で、塚田さんと彼の彼女さんを入れて5人で他愛のない話をね……。

 

 

すぐ近くに帝拳の田中トレーナーがおられたもんで、

ついこの間の五十嵐俊幸さんの試合の件で話を聞かせて貰ったんだわ。

 

 

 

⑦ 八重樫東さん(大橋)×マルティン・テクアぺドラ

                ………IBF LF タイトル戦 12R

23勝(12KO)5敗(2KO)のチャンピオン、33歳・岩手県と、

13勝(10KO)6敗(1KO)3分のランク10位、26歳・メキシコ。

 

 

試合開始当初は相手の動きのトロトロさに紛れて気が付かなかったんだけど、

この日の八重樫さんは終始動作が緩慢だったしパンチのキレも無くて、

どう見ても明らかに不調だったんだよね。

 

余裕のある時には試合序盤に見せる両手ダラーンの誘いポーズも

8R~9R頃になってからやっとだったしね。

 

テクアペドラは打ち方というかパンチの形が綺麗じゃなかったから

見栄えは良くなかったんだけど、形の綺麗な八重樫さんよりはヒットしてて、

結局、ギリギリの2-1で八重樫さんが勝ったんだけど、

116-113、115-113、113-115ってごくごくの僅差で、

テクアペドラがもう少し工夫の出来るボクサーだったら危ないところだったんだわ。

 

 

ホントにこの日の八重樫さんは負けた試合の時よりも良くなくて、

どこか痛めてたか体調を崩してたとしか思えなかったんだよね。

 

 

この後、長い休憩が入ったもんでドリームジムの三浦会長と話をさせて貰って、

採点基準に関する色々なことを教えて貰ったんだわ。

 

 

 

⑧ 井上尚弥さん(大橋)×ダビド・カルモナ

               ………WBO SF タイトル戦 12R

9勝(8KO)0敗のチャンピオン、23歳・神奈川県と、

20勝(8KO)2敗5分のランク1位、25歳・メキシコ。

 

 

この日は途中色々ダラダラ系の試合もあったけど尚弥さん、

最後はビシッと決めて気持ちよく帰らせてくれって気持ちで見てたんだけど、

カルモナも流石の1位というかガードも良かったし打たれ強かったし、

尚弥さんも決め切れそうで決め切れないっていう場面が繰り返されて、

そりゃテキパキ感では八重樫さんと比較しても圧倒的だったんだけどね。

 

何だかなあ、相手は途中から休み休みになったこともあったのに、

いつものようなエンディングに繋げる畳みかけるような攻撃を仕掛け切れず、

そのうち右を打つのを控えてる感じも出てきて痛めてしまったのかって感じで、

6R以降は全体にダル~イ雰囲気に包まれてしまったんだわ。

 

カルモナはタイトルを獲りに行くボクサーとしては刺激に乏しくて、

気概を感じさせない彼のパフォーマンスが試合全体をくすませてたんだよね。

 

 

ってことでこのままダラダラ行きそうな感じだったもんで、

自分は9R終了時点で帰ってしまったんだわさ。

ゆりかもめの駅までの道を一人トボトボ歩きながら、

今日は外れだったなあってシミジミしてしまったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 井上拓真さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

インターネットの接続不良でブログのアップが遅れてしまいましたが、

殆ど内容の無いものだからいいかあって感じもあるんだよね。

 

 

(追)

東上さん、ご指摘のあった間違い個所はさっき訂正させて戴きましたよ。

ホントに御免なさいでした。

 

2016年5月 8日 (日)

後楽園ホール・5月7日

 

Image_3

 

ライチャス・ブラザーズ。                                                        

1960年代の所謂 “ブルー・アイド・ソウル” の代表格の馬面系デュオ。

 

“ブルー・アイド・ソウル” っていうのは白人系ソウル・ミュージックっていう意味で、

“ふられた気持ち” とか “引き潮” も有名なんだけど、

何と言っても “アンチェインド・メロディ” だよね。

 

デミ・ムーアが主演して大ヒットした映画 “ゴースト” で、

ゴーストになった恋人が天に召されるラストシーンのバックに流れてた曲で、

とっても印象的なラブバラードだから憶えてる人も多いんじゃないかなあ。

 

 

 

自分は無職だから毎日が日曜日状態だし、

世間一般もゴールデン・ウィークで浮かれてたみたいなんだけど、

相変わらずの余震騒ぎで熊本県はまだまだ落ち着きを取り戻せないみたいで、

もう3週間になるっていうのにまだ震度4もの余震が止まないんだよね。

 

最近は気象庁の会見も殆どないんだけど、

震度4の余震が3週間も続いてるっていうのは全く予想さえしてなかった訳で、

こういうのは阪神淡路や東北での大震災後のパターンとも大きく違ってて、

彼の地の地殻には今までとは違う変化が起きてるんじゃないのかなあ。

 

東北震災の際に震度5強の激しさを経験した身からすると、

自宅が倒壊して避難生活をしてる中、

震度4が延々続くっていうのはどれだけシンドイかって思う訳で、

自分としては気の毒を思いやり僅かな寄付金を送るしか出来ないんだけど、

とにかくみんな、何卒めげずに明日を信じて気持ちを強く持ってってことで……。

 

 

 

いつものように受付に座っておられた長野マネジャーと雑談してたら、

お馴染みの顔ぶれが続々で、山中慎介さん、粟生隆寛さん、佐々木洵樹君、

木村悠さん、石本康隆さん、亀海喜寛さん、鈴木武蔵君達とコンチワコンチワして、

その後、木村さんと山中さん、粟生さんの三人が熊本地震の募金を募ってて、

握手と一緒写真のプレゼント付きで山のような人だかりだったんだわ。

 

その後、ボクサーのファイトマネーの支払い実態とか移籍に関して、

何人かの人に取材して始まり始まり……。

 

 

 

昨日は赤コーナー全員が帝拳ボクサーだったんだけど、

去年の全日本新人王資格でランカーになったボクサー達の

基本的にはランクキープの為の比較的楽々の6回戦が3試合と、

共に秋田県出身の2人のボクサーが世界戦に向けてまだまだやれるのかを

キッチリ試される試合が二つで、つまり、結局は勝つには勝つんだろうけど、

その勝ち方が問われるそれなりに厳しい試合でもあったんだよね。

 

 

 

① 玉山将也君×田岡大君(タキザワ)……150P 6R

6勝(3KO)1敗の22歳・北海道と、

8勝(5KO)1敗のサウスポー、36歳・三重県。

 

田岡君は貴重な左右対称漢字名ボクサーなんだけど、もう36歳なんだね。

とってもグッドな戦績なもんだから一体どんなボクシングをするのかって……。

 

<1R>

前の手の仕掛けが早かったのは圧倒玉山君の方で開始1分30秒、

まずは右ストレートを綺麗にヒットさせて最初のクリーンヒットをゲット。

 

田岡君もその15秒後に左ストレートを当て返してたんだけど、

全体的なプレスの強さと一旦連打となった際の回転力の鋭さで見劣りしてて、

その後はお互いそれほど大きな有効打は無かったんだけど、

やっぱり14歳もの年齢差が出てしまったような感じだったんだわ。

 

<2R>

二人の攻撃の組み立てにはそれほどの差は無かったんだけど、

この辺りから田岡君の手数が絶対的に不足してきて、

単発のパンチは重そうではあったんだけど、

前振りの無いいきなり打ちではそう簡単には当たらない訳で、

流れはハッキリ玉山君に傾いたなあって思ってた残り9秒のショートの交換の際、

玉山君の返しの左フックが軽くヒットして田岡君がダウン。

 

軽く手を着いただけのものだったんだけど、マイナス2ポイントには違いなくて、

その直前まで田岡君はいいボディ攻撃を見せてたんだけどね。

 

<3R>

かなりのポイントハンデを負ってるんだから田岡君、

もっとギアアップしてガンガン行かないと間に合わないと思うんだけど、

そもそも左の決め打ちに拘り過ぎだったし、左右を当ててもチョンチョンレベルで、

ラウンド後半には意味不明のオーソドックスチェンジなんかしてて、

行き詰ってる感じが露骨に見えてきてたし、

玉山君にすっかり見切られてしまってたなあ。

 

<4R>

必殺の左の軌道を見極められると殆ど為す術が無いみたいで田岡君、

こりゃ偶然か幸運のカウンターヒット以外に逆転の目は無さそうで、

実は玉山君の方も、もう少しスムースな繋がりが欲しいところではあったんだけど、

それでも田岡君のブツブツ切れボクシングよりは数段マシだったんだわ。

 

田岡君からは相手を殴り倒してやろうとする気概のようなものも感じられず、

要するに勝負あったってことでこの回で休憩タイムだなって思ってた残り半分、

それほど得意なパンチではないと思うんだけど玉山君、

強大な右のオーバーハンドを叩き下していったんだわ。

 

運悪く直撃受けた田岡君は青ポストまで吹っ飛ばされてのヘタレ込みダウンで、

余りの直撃度にレフェリーも即のストップエンドで、

1分25秒、玉山君の掴みはOKの見事なTKO勝ち。

 

 

それにしても田岡君、8勝(5KO)1敗ってことだったから、

自分は結構警戒しながら見てたんだけど、

やっぱり関西系のボクサーの戦績は信用出来ないことが多いんだよね。

 

 

 

② 永野祐樹さん×何チャラ・パラチャイ1号……146P 6R

7勝(5KO)2敗(1KO)のランク10位、サウスポー、26歳・熊本県と、

7勝(1KO)7敗1分の30歳・タイ。

 

ランカーがロートル・タイボクサー相手に6回戦っていうのはなあって感じで、

だから永野さん、こんな相手に手間取ったら絶対絶対ダメな状況だったんだよね。

 

 

勝負の行方は1Rの開始20秒ほどで知れてしまって、

タイボクサーのギクシャクした右ストレートはまるで素人のようで、

さっさと倒しちゃって下さいって言ってるようなパラチャイ1号に対して永野さん、

そんならってことで2分02秒、左ストレートを一本打ち込みで、

途端にパラチャイ1号は演技賞モノの後ろ向きバッタンダウン大成功ってことで、

ハイハイお疲れさんの一丁上がりってことで……。

 

 

 

③ 波田大和君×何チャラ・パラチャイ2号……131P 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、19歳・埼玉県と、

7勝(1KO)4敗の17歳・タイ。

 

2試合続けてハイ一丁上がりっていうのは見てて辛いもんで、

コーヒータイムだったんだけど案の定、1R1分26秒のTKO決着だってね。

 

 

 

④ 梶颯さん×梁裕君(尼崎亀谷)……SF 6R

4勝(3KO)0敗のランク15位、19歳・神奈川県と、

6勝(4KO)4敗(1KO)2分の25歳・兵庫県。

 

<1R>

結構好戦的な梁(ヤン)君の強引な仕掛けから始まったんだけど、

颯さんの方もそれならって感じで簡単に応じて行ったもんでいきなり激闘激闘。

 

梁君はやたら近くでやりたがる割にはショートブローが巧くなくて、

特に右フックが極端に見劣りしてる中、颯さん、

アッパーを混ぜ込んだショートブローのコンビネーションが実に美しかったなあ。

 

梁君はやっとのことで一発だけ左ストレートを当ててたんだけど、

それほど印象的な有効打が無かった中、

やっぱり颯君の組み立ての方が圧倒してて既に大勢は決してたんだよね。

 

<2R>

回転力でも比較になってない梁君はとにかく振りが雑々で、

ボディブローなんか習ってませんって感じの実に単調な攻め込みに終始してて、

ガリゴリ追い込んでからの顔面一発ブチ込み狙いなんだろうけど、

まぐれ当たりしか有り得ないって感じだったなあ。

 

<3R>

梁君は相変わらず子供のケンカ系のボクシングが改まらなくて、

関西ではこれでも充分A級なのかって首を傾げてしまうほどで、

付いて来た応援団達は 「相手はビビッちょる!」 とか大声で怒鳴ってたけど、

それは大いに違う訳でデタラメもいい加減にしないとダメな訳で、

ボクサー自身も応援団達もちょっと見るに堪えないほどだったもんで、

あんまり長いこと無いだろうなあって思いながら、自分はここでお終い。

 

 

颯さんは乱暴で粗雑なだけの相手に常に冷静な対処が出来てたんだけど、

後で確かめたら、5R1分48秒のTKO勝ちだってね、やっぱり。

 

 

 

⑤ 萱沼徹平さん×本吉豊君(reason)……Fe 6R

6勝(4KO)0敗1分のランク15位、21歳・埼玉県と、

6勝(4KO)8敗(4KO)の28歳・東京都。

 

一日で二人の左右対称漢字名ボクサー出場っていうのは殆ど例が無くて、

本吉君、早くて凶暴な相手にどこまでやれるのか……。

 

<1R>

細かいリズムを刻んでたのは本吉君だったんだけど、

萱沼さんは自らのリズム以外には全くの無頓着だったみたいで、

スタンス幅を調整しながら踏み込みのきっかけを探ってたなあ。

 

その萱沼君はとっても強いプレスを掛けながら腕振りにも全くの躊躇なく、

シッカリした下半身をしてるもんでミスショットしてもバランスは崩さないし、

膝の曲げ伸ばしとスタンス幅で頭の位置を調整しながらの追い込みで、

本吉君の方も相手の右強打を警戒して左ガードしてたんだけど、

勝負はそれこそあっと言う間の一瞬に終わってしまったんだわ。

 

それは開始僅か34秒の西ロープ前だったんだけど、

詰めてきた相手に本吉君が攻撃を仕掛けようとしたその瞬間、

咄嗟に振り出した萱沼君の左フックが強烈カウンターヒットして、

本吉君はそれ一発で昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

それでも何とか何とか立ち上がろうとはしてたんだけど、

上半身を起こしたところでどうにもならなくなってしまって、

その様子を見たレフェリーがカウント途中で止めてのストップエンドで、

0分43秒、萱沼君の実に見事なTKO勝ちだったんだけど、

あの左フックはそもそも狙ってたものなのか、

あの場面で咄嗟に出たものなのか、今度会ったら聞いてみたいなあ。

 

 

 

⑥ 五十嵐俊幸さん×ジョエル・タドゥラン……113P 10R

21勝(11KO)2敗2分のWBA5位、WBO6位、WBC7位、IBF11位の

サウスポー、32歳・秋田県と、

7勝(1KO)2敗1分の21歳・フィリピン。

 

 

結局はこの試合、100-90、99-91、99-92ってことで、

勿論五十嵐さんの圧倒3-0勝ちだったんだけど、

自分としてはこのくらいの相手なら手際のいいKO決着を期待してたもんで、

延々のやり取りには正直退屈してしまったんだよね。

 

五十嵐さんは2013年に八重樫東さんに0-3負けした以降は、

引き分けを挟んで昨日を含めてこれで5連勝中なんだけど、

実は2014年以来1年半もKO勝ちのない判定勝ちが4つ続いてるんだよね。

 

更にその4つの判定勝ちの内の二つが負傷判定試合だったせいか、

その辺りから五十嵐さんの考え方が変わっていったのかも知れなくて、

それがトラウマになってるのか、単にそれを避けたいって事に過ぎないのか、

最近はやたら踏み込みが甘いっていうか、パンチの届きが浅くて、

だから見た目ほどにはダメージを与えきれてないって感じなんだよね。

 

この日の相手は世界ランクを求めてのモチベーション満々で、

とっても勢いのある打たれ強い若手ではあったんだけど、

元々明らかに格下の上、普段はLF級で明白な体格差もあったんだけど、

こりゃもうエンディングが近いなって思わせた7Rも結局は中途半端なままで、

実にまあ、あ~あって感じだったんだよね。

 

 

自分が感じた退屈さっていうのは、

五十嵐さんの戦い方の変貌が理解出来てないことに由来してるのかも知れなくて、

彼はフルラウンド動きまくって被弾とバッティングを避けながら、

ポイントを積み重ねるっていう、そういうボクサーに変身してたんだよね。

 

 

 

⑦ 三浦隆司さん×ジミー・ボルボン……133P 10R

29勝(22KO)3敗(2KO)2分のWBC1位、WBO8位の

サウスポー、31歳・秋田県と、

5勝(3KO)2敗1分の国内8位、23歳・フィリピン。

 

三浦さんの相手は事前に聞いてた名前と違ってたね。

 

 

自分の中での三浦さんは試合の状況によってKOを目指すボクサーではなくて、

誰が相手であろうと第1ラウンドの開始ゴングが鳴った途端、

その途端からどうやって倒そうかってことだけを考えてるボクサーで、

だからKO率も65%もあるし、3つの負けの内二つは華々しいKO負けなんよね。

(ちなみに唯一判定敗けした試合の相手は小堀佑介さんなんだよね。)

 

 

133P契約っていうことはライト級のリミットマイナス2ポンドってことで、

SFe級の三浦さんと普段はSL級のボルボンがお互いに歩み寄ったって事で……。

 

 

<1R>

やっぱりボルボンの方がフレームがデカイし、リーチも十分で、

さあ三浦さん、長い手をして懐の深い相手にどうするかってところだったんだけど、

全体のスピード感は三浦さんが圧倒してたし、

三浦さんの一瞬腰を沈めるような動きに戸惑うところも見え隠れしてたし、

これなら何とかなりそうだって1分過ぎにはそう思えるほどだったんだわ。

 

そういう感じたのは三浦さんも同じだったみたいで、

自分的には3R~5R辺りかなあって思ってたんだけど、

決着はいきなり突然に目の前で、

的が絞り切れた感じの三浦さんが多分ワンツーではなかったと思うんだけど、

多分ジャブ無しのいきなりの左ストレートだったと思うんだけど、

まるで稲妻のような激しさと速さでボルボンを大直撃したんだわ。

 

で、ボルボンはそのまま南ロープまで吹っ飛ばされてそのまま倒れ込みダウン。

 

上半身をロープにもたれさせながらボルボンはテンカウントを聞かされて、

結局2分41秒、三浦さんの久し振りのそれでも当然の如くのKO勝ち。

 

 

一つ前の試合が延々のフルラウンドだったもんで、

その劇的なエンディングに観客たちはホント大騒ぎだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三浦隆司さん

② 萱沼徹平さん

③ 梶颯さん

 

2016年5月 5日 (木)

ランカー達の出身地

 

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プロコルハルム。

 

1967年頃からメジャーになったイギリスのバンドで、

“青い影” 一曲で世界制覇したんだわ。

ただ、自分的にはこの “青い影” 以外は駄作としか思えなくて、

究極の一発屋って感じだったなあ。

 

 

 

ケニアの東地区のツァボにいるライオンはちょっと変わってて、

他の地域のライオンは群れで狩りをするのに殆どが単独で狩りをするんだってさ。

 

更に変わってるのはツァボの雄ライオンで、

雄の象徴であるフサフサしたタテガミが殆ど無くて、

低地のツァボはとっても暑いもんでそういう風に進化したらしいんだよね。

 

彼らの習性で変わってるところは普段は単独で狩りをするのに

大きな獲物を襲う際にだけ顕著に現れて、

以前巣立った息子達の協力さえ得るんだってさ。

普通は例え親子関係にあっても雄同士が共存するってことは有り得ないからね。

 

 

 

≪ランカー達の出身地と所属地ランキング≫

 

3月度ランキングリストに基づいて調べたんだけど、

まずは個々のランカー達の元々の出身地は何処かってことで、

次にそのランカーが現在はどこの地域にあるジムに所属してるのかってことで、

其々を多い順に並べてみたんだわ。

 

外国人であっても出身地として国内に登録があればそのように、

明らかに外国のままならばそのようにってことで、

日本ランカーから世界王者、保留選手の計217名を対象としてるんだけどね。

 

 

① ランカー達の出身地ランキング

*そもそものランカー達の出身地ランキング。

 

・第1位………東京都→24名。

・第2位………大阪府→23名。

・第3位………神奈川県→19名。

・第4位………愛知県、兵庫県→10名。

・第6位………千葉県→9名。

・第7位………埼玉県、京都府、広島県、熊本県→7名。

・第11位……群馬県、鹿児島県、沖縄県→6名。

・第14位……北海道、茨城県、岐阜県、福岡県、宮崎県→5名。

・第19位……秋田県、福島県、静岡県→4名。

 

以下……。

【3名】………青森県、栃木県、奈良県、山口県。

【2名】………岩手県、新潟県、長野県、三重県、滋賀県、岡山県、佐賀県、

大分県。

【1名】………石川県、島根県、鳥取県、香川県、長崎県。

【0名】………宮城県、山形県、富山県、福井県、山梨県、和歌山県、徳島県、   

高知県、愛媛県。

 

 

上位の顔ぶれは大体そんなものかなって予想できるんだけど、

それでも熊本県は予想外に頑張ってるんだわ。

 

一方ランカー数が少ないのは北陸と四国で、

北陸3県で1名、四国4県で1名しかいないんだわ。

 

 

【外国出身ボクサー】

フィリピン→3名、アメリカ→1名、ベネズエラ→1名、コロンビア→1名。

 

 

 

② ランカー達の所属地ランキング

*出身地に関係なく、217名のランカー達が

現在は何処にあるジムに所属してるのかランキング。

 

・第1位………東京都→111名。

・第2位………大阪府→38名。

・第3位………神奈川県→23名。

・第4位………千葉県→7名。

・第5位………愛知県→6名。

・第6位………兵庫県→5名。

・第7位………京都府、福岡県→4名。

・第9位………埼玉県、静岡県、広島県→3名。

 

以下……。

【2名】………岐阜県、熊本県、鹿児島県。

【1名】………茨城県、石川県、奈良県、三重県、岡山県、山口県。

 

 

 

①のランカー達の出身地はかなりバラけてるんだけど、

彼らが何処の都道府県にあるジムに所属してるかってことになると、

東京都内所在ジムの集中傾向は半端じゃないんだわ。

 

東京都出身のボクサーはランカー全体の中で11%ほどしかいないんだけど、

ランカー達の実に51%が東京都内のジムに所属してるんだわ。

で、東京都、神奈川県、千葉県の3都県ジムに所属するランカー達は、

合計140名にも及び全体の64%に相当するんだわ。

 

もう一方の集中傾向は勿論関西地区にあって、

大阪府、兵庫県、京都府の3府県のジムには計47名のランカーが在籍してて、

全体の17%に相当するんだよねってことでつまりは、

首都圏と関西圏の2地域のジムに187名ものランカーが集中してるってことで、

その比率は81%にも及ぶんだわ。

 

 

試合をするに際しても日頃の練習環境からしても、

更には個々のボクサーに対する処遇の一つ一つに関しても、

その2地域とその他とでは雲泥の差があるのは事実な訳で、

ホントにホントに強くなりたいと思ってるボクサーは

その2地域を目指すべきじゃないかって自分は思ってるんだよね。

 

そもそも日本独特のある意味地域密着型の現在のジム制度っていうのは

勿論利点もあるんだけど、最近はその弊害の方が目を瞑れないほどになってて、

議論百出、敢えて轟々の批判非難脅しさえを覚悟して言うんだけど、

現在プロ加盟してる日本のジムの少なくとも半分以上は継続に無理があって、

色んな矛盾を山ほど抱えながら毎日を漂い、毎月末に頭を痛めてて、

結果的には所属ボクサー達に犠牲を強いてるケースが多いと思ってるんだわ。

この事は近いうちにもう少し詳しく書いてみようと思ってるんだけどね……。

 

2016年5月 3日 (火)

5月のボクシングスケジュール

 

Image

 

ローリング・ストーンズ。

 

これがデビュー直後のストーンズのオリジナル・メンバーで、

左からチャーリー・ワッツ(d)、ブライアン・ジョーンズ(g)、ミック・ジャガー(vo)、

キース・リチャーズ(g)、ビル・ワイマン(b)。                                                                               

自分にとってのストーンズはやっぱりこの頃がベストで、現在のは全くの別物。

 

 

 

政治家に転身する以前から東京都の舛添知事が好きではなくて、

ネズミのような姑息な笑い方をする男はどうもね……。

 

それまではひたすらカネのかからない政治を標榜してたのにも関わらず、

今では年に48回も公用車を使って湯河原の別荘を往復したり、

異常なくらい多くカネを使って異常な回数の海外旅行をしてみたり、

まるでセレブ気取りなんだけど、環境によって人は変わるってことなのか。

会見では 「ご理解願いたい。」 の一点張りで、只のクソネズミだったなあ。                                                            

 

 

日曜日のTBS “サンデーモーニング” は張本勲が出てる限り、

絶対見ないって決めてるんだけど、

相変わらず大脳欠如系の失言暴言を繰り返してるみたいで、

TBSは何故彼を使い続けるのか気が知れないんだけど、何か借りでもあるのか。

 

 

 

自分には5月は7ボクシングあって、世界戦2試合、OPBF戦1試合から始まって、

世界ランカーの調整試合、ベテランの生き残り戦、ランカー挑戦の他、

新人王トーナメントにも有力メンバーが続々登場ってことで、

中々バリエーションに富んでるんだよね。

 

 

 

≪5月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・5月 4日………(マニラ)

鈴木悠介×J・フランシスコ、中川勇太×J・リガス、

ジョー・ミサコ×R・プッミクピック。

 

 

・5月 7日………(後楽園)

三浦隆司×ジュネル・ガダパン、五十嵐俊幸×ジョエル・タドゥラン、

萱沼徹平×本吉豊、梶颯×梁裕、玉山将也×田岡大、永野祐樹。

 

 

・5月 8日………(有明コロシアム)

井上尚弥×ダビド・カルモナ、八重樫東×マルティン・テクアぺトラ、

井上拓真×アフリザル・タンボレシス、清田亨×中川兼玄、松本亮、

井上浩樹、クウエ・ピーター。

 

 

・5月12日………(後楽園)

内藤律樹×チャイアン・シットサイトーン、芹江匡晋×相馬圭吾、

阿知波賢×藤本直人、木村翔×内野々大叶、江藤光喜、尹文鉉。

 

 

・5月13日………(後楽園) 東日本新人王トーナメント予選。

若松大輝×熊切誠四郎、坂本将哉×永嶋翔平、松澤拳×木村吉光、

定常育郎×渋谷尚史、大浦直毅×龍神佳輝、當大幸×藍原伸太。

 

 

・5月14日………(香港)

村田諒太×フェリペ・サントス・ペドロサ。

 

 

・5月19日………(後楽園)

赤穂亮×白石豊土、佐々木左之介×松永宏信、工藤優雅×戸高達、

玉木善文×横山渉、石田凌太×鈴木貴彦、大平真史×松山真虎。

 

 

・5月26日………(後楽園) 

堤アキラ×小野力也、栗田裕之×須賀原直雄、亀山磊輝×為田真生、

木村崇志×石井龍輝、小林孝彦×佐藤賢治。

 

 

・5月31日………(後楽園) B級トーナメント決勝

三浦仁×大久保康司、濱田力×矢代博、白鳥大珠×橘ジョージ、

桜井孝樹×上村優、中村誠康×児玉堅、金子智之×塚田直之、

米永章吾×山本大智。

 

 

 

≪5月度ボクシング期待度ベスト30≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 井上尚弥×ダビド・カルモナ

② 八重樫東×マルティン・テクアぺトラ

③ 赤穂亮×白石豊土

④ 佐々木左之介×松永宏信

⑤ 井上拓真×アフリザル・タンボレスシ

⑥ 清田亨×中川兼玄

⑦ 阿知波賢×藤本直人

⑧ 木村翔×内野々大叶

⑨ 内藤律樹×チャイヤン・シットサイトーン

⑩ 梶颯×梁裕

⑪ 芹江匡晋×相馬圭吾

⑫ 萱沼徹平×本吉豊

⑬ 三浦仁×大久保康司

⑭ 工藤優雅×戸高達

⑮ 玉木善文×横山渉

⑯ 石田凌太×鈴木貴彦

⑰ 白鳥大珠×橘ジョージ

⑱ 濱田力×矢代博

⑲ 大平真史×松山真虎

⑳ 若松大輝×熊切誠志郎  

 

(21) 堤アキラ×小野力也

(22) 櫻井孝樹×上村優

(23) 中村誠康×児玉堅

(24) 金子智之×塚田直之

(25) 栗田裕之×須賀原直雄

(26) 亀山磊輝×為田真生

(27) 坂本将哉×永嶋翔平

(28) 米永章吾×山本大智

(29) 松澤拳×木村吉光

(30) 定常育郎×渋谷尚史

 

2016年5月 1日 (日)

4月のベストボクシング

 

Image

 

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)。

 

5月の末頃まで東京都美術館で伊藤若冲展をやってて、

自分はまだ行ってないんだけどそのうち必ず見に行くつもりなんだわ。

 

あれほどの色彩感覚と光を感じさせてくれる画家が江戸時代にいたなんて、

全くもう信じられないほどで、何々派とかに属さない独創性も秀逸で、

マネやモネ、セザンヌ系の印象派の遥か先を行ってたっていう人もいるんだわ。

 

彼の画法とか使用絵具とかの科学的分析も今ではかなり進んでて、

その驚異的な緻密さとか当時は入手困難だった外国絵具のことも判明して、

見る方の予備知識も充実しつつあるんだよね。

 

若冲は仏教画以外には人物や風景を描くってことが全く無くて、

樹木や草花、動物や昆虫、鳥や魚に限定されてて、

それらを全く下書きをしないまま究極的なほど微細に描くことに徹してて、

油絵の様に色を塗り重ねたり修正することもなくて、

その潔い画法は書道に通じるところがあるって思ってるんだわ。

 

今、あっちこっちのテレビで彼の特集を放映することが多いから、

興味がある人は是非御一見ってことで……。

 

 

 

≪4月のボクシングベスト20≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、TKOもKO表示、敬称略。

 

① 岡田博喜×麻生興一 (1)……7RKO

② 田口良一×ファン・ランダエタ (2)……11RKO

③ 小國以載×マイク・タワッチャイ (9)……5RKO

④ 石本康隆×藤原陽介 (6)……3-0

⑤ ジャスウェル・コラレス×内山高志 (7)……2RKO

⑥ 河野公平×インタノン・シッチャイモア (8)……3-0

⑦ 中川健太×濱田修士 (ー)……4RKO

⑧ 東上剛士×山元浩嗣 (10)……2-1

⑨ 利川聖隆×有岡康輔 (17)……3RKO

⑩ 鈴木英樹×提箸弘幸 (ー)……4RKO

⑪ 大野俊人×中野亮 (ー)……1RKO

⑫ 村中優×石橋俊 (23)……6RKO

⑬ 大橋建典×渡邊義人 (24)……8RKO

⑭ 青木クリスチャーノ×高見良祐 (ー)……7RKO

⑮ 興法裕二×太田輝 (23)……3-0

⑯ 岩原慶×鈴木亮輔 (25)……2RKO

⑰ 大谷広忠×ヒル・コーネリアス (16)……3-0

⑱ 郡司勇也×亀山大輝 (ー)……2-1

⑲ 喜久里正平×ジェイヤー・ディアマ (ー)……3-0

⑳ 橋口雄斗×小山哲也 (28)……3-0

 

 

事前期待度ベスト10内で選モレした試合は、尾川堅一×杉田聖(4)、

拳四朗×角谷敦志(5)、荒川仁人×徳永幸大(3)の3試合。

最初の2試合は挑戦者が不甲斐なさ過ぎだったし、

最後のはまだ見てないもんでね……。

 

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