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2015年9月

2015年9月30日 (水)

後楽園ホール・9月29日

 

SFe級13位の山元浩嗣さん、28日にタイで試合したんだけど、

珍しくテキパキやったみたいで2RTKO勝ちだってさ、見たかったなあ。

 

 

 

一昨日が十五夜だったんだけど、月の大きさは昨日の方が大きくて、

それは1年で一番地球との距離が縮まるからなんだけど、

そういう月を “スーパー・ムーン” って呼ぶのは初めて知ったなあ。

 

南東の空から登り出した頃は確かに心持大きかったんだけど、

天空に登ったらそれほどのことはなかったんだけどね。

 

 

 

取り置きを頼んでおいた来年用のダイアリーが入荷したってことだったもんで、

ホールに行く前に銀座の伊東屋へ寄ったんだけど、

改装後は初めてで随分お洒落に変身してたなあ。

 

今までは点数第一主義だったせいか、山盛りの売り場と狭い通路が、

まるでドンキホーテのようだったのをゆったりした空間を表現してたんだよね。

 

これまではティファニーとブルガリに挟まれて若干肩身が狭そうだったんだけど、

位負けしてない新ビルは今まで9階建てだったのが12階建てになってたしね。

 

そう言えばね、ブルガリで買い物をすると店員が出口まで袋を持ってくれて、

舗道に出たところで深々と頭を下げてくれて王様気分にさせてくれるんだよね。

 

 

 

ホールに入るとワタナベジムの井上トレーナーが声を掛けてくれて、

つい前日のタイでの試合のことを聞かせてくれたんだよね。

 

 

昨日は第一試合が女子戦だったもんで二試合目からってことで……。

 

 

 

② 渡邉翔太君(ライオンズ)×宍戸燎平君(全日本P)……B 4R

デビュー戦の26歳・東京都と、デビュー戦の18歳・東京都。

 

<1R>

5㎝ほどデカイ宍戸君なんだけど、体全体の動きのバランスが良くなくて、

渡邉君のシッカリ感の方が目立ってたんだけど、

半分過ぎ頃からは何だか子供のケンカみたいになってしまったなあ。

 

<2R>

渡邉君もかなり雑なんだけど宍戸君ほどではなくて、

残り30秒からはやたらゴチャゴチャしていったんだけど、

それでも小さく振って当てる能力はかなり上回ってたもんで、

宍戸君の顔面を赤く痛めつけていったんだわ。

 

<3R>

宍戸君は終始腰高だし、両手が体から離れ過ぎの改善要の多いボクシングで、

こりゃちょっと難しいだろうなあって感じのまま開始直後から追い込まれまくって、

東ロープに詰められて渡邊君に鬼連打喰らってしまって、

そこそこ打ち返してはいたんだけど、打たれ方が余りに良くなくて、

首をガックンガックンさせてるもんで0分32秒、レフェリーが妥当ストップエンド。

 

 

 

ここからの4試合が “DANGAN C級トーナメント”。

 

 

③ 小林準基君(角海老)×田中公士君(三迫)……SF 4R

2勝(2KO)1敗(1KO)のサウスポー、20歳・兵庫県と、

デビュー戦のサウスポー、24歳・大阪府。

 

小林君がウェイト作りに失敗して試合の行方が心配されたんだけど、

相手方の好意によって何とか開始ゴングを聞くことができたんだよね。

 

それにしてもここんとこウェイトオーバー系のトラブルの多さに驚くほどで、

自分は10年近くこのブログを書いてるんだけど最悪の状況なんだわ。

 

<1R>

リングインした小林君は顔面がいつもより紅潮してて、

やっぱり体調良くなさそうだったんだけど、まずは普通に始めてたね。

 

小林君は早目勝負、田中君は長めの戦いにしたいところだったんだけど、

観客のみならず両陣営共がひっくり返ってしまったのは開始僅か34秒。

 

お互いに殆ど有効打の無いまま最初のクリンチになった瞬間、

多分、田中君が気を抜いてしまったんだと思うんだけど、

半分抱き合いながら小林君が左手でコツンコツンって二発突っ突いたら田中君、

実にあっけないほどグニャグニャってその場に崩れ落ちてしまったんだわ。

 

あんなんで倒れるモノかっていう感想の中、何とか立ち上がったんだけど田中君、

足元が覚束ないままだし、デビュー戦だしってことでそのままレフェリーストップ。

0分41秒、小林君のTKO勝ちだったんだけど衝撃的過ぎだったなあ。

 

 

 

④ 水谷直人君(KG大和)×井坂彰吾君(ワタナベ)……B 4R

2勝0敗のサウスポー、26歳・神奈川県と、

0勝1敗のサウスポー、24歳・茨城県。

 

<1R>

サウスポー同士がお互い、若干単調な攻防に終始してはいたんだけど、

前の手の使い方と左の当たりの正確さで優勢だったのは水谷君だったなあ。

 

<2R>

二人共、ショートブローがまだまだ大き過ぎだったんだけど、

勢いのまま当て勘の優秀さで水谷君、開始40秒に左、右、左を綺麗にヒットして、

赤コーナー近くで井坂君からダウンゲット。

 

何とか立ち上がった井坂君だったんだけど、

ここぞの水谷君の追撃を凌ぐ交わすまでには回復できてなかったみたいで、

直後に3~4発貰って2度目のダウンまであっという間だったんだわ。

 

ってことで1分10秒、水谷君の2ダウンゲットKO勝ち。

 

 

そう言えば水谷君、前回の試合で知ったんだけど、自分の高校の後輩で、

多分、その高校出身の初めてのプロボクサーじゃないかなあ。

 

 

 

⑤ 廣濱慎太郎君(伴流)×芦谷昌彦君(元気)……SFe 4R

3勝(3KO)3敗(1KO)1分の27歳・鹿児島県と、

2勝(1KO)1敗(1KO)2分の27歳・埼玉県。

 

<1R>

芦谷君が比較的近い所でやりたがってるのに対して廣濱君、

距離は器用にこなせるみたいで、右フック、右ストレート、左ボディとか、

そこそこ気持ち良さそうに打ち込んでたんだわ。

 

<2R>

何とかして距離詰めたい芦谷君が中々思うに任せない中、

廣濱君も手数が落ち気味の狙い過ぎが目立ってきたんだけど、

二人共、ショートブローが雑なんだなあ。

 

<3R>

相手の打ち終りを狙うでもなく、お互いに代わり番この攻防を繰り返してて、

流れの無いブツブツ切れの展開が続いてたんだけど残り20秒、

思い立ったかのように廣濱君の一気攻めが始まって、

対応の遅れた芦谷君を追い立てまくっていって、南東ポスト近くの北ロープ、

詰めて詰めての力強い連続攻撃で2分48秒、

芦谷君が反撃叶わなくなって腰落としたところでストップエンド。

 

 

 

☆ 川渕大地君(川崎新田)×納谷和希君(三迫)……Fe 4R

1勝(1KO)0敗の26歳・神奈川県と、1勝0敗の20歳・大阪府。

 

この試合は納谷君の病欠(減量ミスじゃなくてね。)で中止になったんだわ。

 

 

 

ここから最後までの5試合がB級トーナメントの決勝戦。

 

 

⑦ 海老澤昇治君(伴流)×興法裕二君(新日本木村)……F 5R

6勝(1KO)1敗(1KO)1分の23歳・東京都と、

6勝(1KO)2敗1分のサウスポー、22歳・東京都。

 

<1R>

残り53秒、右フックで一瞬相手をバタバタってさせてはいたんだけど興法君、

全体の手数では後れを取ってたしショートブローの力強さも今一で、

最初の一発を打つ時が一番危なそうな感じがしたんだよなあ。

 

海老澤君は終始なかなかいいプレスをかけてたね。

 

<2R>

如何にも伴流ボクサーって感じの海老澤君、力強さには溢れてたんだけど、

もう少し流れの中からの攻撃が欲しいところ、

相変わらず当てられ方は良くないんだけど手数アップしていった興法君、

やっと踏ん切り付けたような感じだったんだわ。

 

それにしても興法君はある種独特のリズムを持ったサウスポーなもんで海老澤君、

あんまり見過ぎてるとペースに巻き込まれてしまうと思うけどなあ。

 

って見てた残り29秒、その海老澤君が攻め出るところに興法君、

実にタイミングのいい左ショートストレートのチョン当て大成功で、

海老澤君から見事なダウンゲット。

倒した方も倒された方もお互いにビックリしてるような感じだったなあ。

 

殆どダメージないままの再開だったんだけど、

挽回目指した海老澤君が激烈攻め返しをする中、

思わずのローブローが興法君の下腹部に喰い込んで、

「痛えーっ、チクショー!」 みたいな大声上げて興法君悶絶倒れ込み。

彼の辛さそうな姿はそっちのけで観客席は変に大ウケで笑いが渦巻いたんだわ。

 

<3R>

必ずしも興法君の方がダメージが大きかったとは思わないんだけど、

このラウンドは終始海老澤君の挽回パフォーマンスが目立ってなあ。

 

<4R>

ここからが勝負どころだったんだけど、

ここは持ち直した興法君が細かい手数ヒットで優勢。

 

<5R>

興法君、これは初めっからなんだけど右フックの被せ打ちについてなんだけど、

中々いいタイミングで振り込んではいたんだけど大きく振り過ぎが修正されなくて、

終盤はかなり緩んでしまって最後を飛ばし切れず勝ちを決定付けられず、

接近戦の手数を頑張った海老澤君の方に分があったんじゃないかなあ。

 

 

で、自分は47-47だったんだけど結局、49-46、48-47×2ってことで、

興法君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

興法君、余程嬉しかったのか試合相手やレフェリーに抱き付きにいったんだけど、

その両方に拒絶されて仕方なくか最後はリングで大泣きで、

それはもう世界タイトルを獲ったかのようで、またもやの笑いをゲット。

 

ただ、勝利者写真を撮る段になったらいきなり泣き止んでの田之岡さんポーズで、

お前嘘泣きかって思うほどシャッキリしてたけどなあ。

 

自分、彼のそういうのは解らないでもなくて、元々テンションの高い超感激屋だし、

途中ケガ休養を挟んでのほぼ2年振りの勝利だったもんでね……。

 

 

 

⑧ 小野平祐君(帝拳)×熊谷直昭君(T&T)……SB 5R

6勝(5KO)2敗(2KO)2分のサウスポー、27歳・鹿児島県と、

6勝(3KO)2敗(1KO)の25歳・東京都。

 

これはもう小野君の圧倒勝ちじゃないかって実は思ってたんだけどね。

 

<1R>

プレスが強かったのは思ってた通り小野君だったんだけど、開始29秒、

その直前にも軽く貰ってた同じ右ストレートだったんだけど小野君、

熊谷君の右ショートストレートをまともに貰ってしまっていきなりダウン。

 

それほどのダメージを引きずらないままのリスタートだったんだけど小野君、

その後も首を傾げるほど簡単に熊谷君のかなり粗っぽいのを貰い過ぎで、

大丈夫かなあって見てた残り14秒、

それまで追い込んでたのは小野君だったんだけど、赤コーナーのすぐ前で、

大きく左を打ち終わったところにまたもやの右ストレートだったんだけど、

後で近くにいたカメラマンにその瞬間のショットを見せて貰ったんだけど、

これ以上はないだろうってほど正確にアゴ先に打ち込まれてしまって小野君、

その瞬間の失神仰向け倒れ込みダウンの即ストップ即担架搬出だったんだわ。

 

正式には2分47秒、予想を違えて熊谷君、実に見事なTKO勝ちだったなあ。

 

 

試合後すれ違った時の熊谷君、嬉しそうな様子は半端じゃなかったなあ。

 

心配された小野君だったんだけど、大事には至らないって事で良かったヨカッタね。

 

 

 

⑨ 中村誠康君(10count)×仁平宗忍君(ワタナベ)……B 5R

5勝(5KO)1敗1分の23歳・神奈川県と、6勝(1KO)1敗2分の21歳・栃木県。

 

直前の予想は強打の中村君が押し切ってしまうんじゃないかってね……。

 

<1R>

一個一個のパンチの重さは比較にならないから仁平君、

最初っから付き合って打ち合わないようにっていう感じだったんだけど、

中村君の右アッパーや左右のショートフックはやっぱり力感に溢れてて、

さあどうする仁平君ってとこだったんだけど、全く怯むってことなくて、

ジャブをシッカリ当てることから始めてて中々いい感じだったんだよね。

 

手数自体は仁平君がかなり圧倒してたんだけど、

少ないヒット数の中でもハードヒットはやっぱり中村君の方だったなあ。

 

<2R>

仁平君、スピード感は今一だったんだけどこの日はとってもバランスが良かったし、

相手の隙を見極めて狭い所に角度良く打ち込むのがとっても巧かったし、

一方の中村君も多くの小さい被弾をまとめて返そうとするボクシング全開で、

対照的ながら二人共、とってもいいボクシングをしてたんだわ。

 

<3R>

力と技の攻防っていうとっても判り易い図式が続いて、

お互いに一方的にさせないような交互の頑張りは見応え十分だったんだけど、

ここにきて徐々にプレスを強めていったのは仁平君の方で、

それにつれ顔面の赤味と傷み方は中村君の方に目立ってきて、

強打者相手に仁平君、堂々と打ち勝って、

この回ついに仁平君が中村君の左目上をヒットカットさせたんだわ。

 

<4R>

中村君、いつの間にか薄っすら鼻血だし消耗も浮き出て来て、

折角当てても即何倍も打ち返されてるし、形勢が一気に悪くなっていったんだわ。

 

仁平君、この日は最後までディフェンスへの配慮を失ってなくて、

打ち終わりに対する備えもカッチリ出来てて大きな被弾を避けてたんだよね。

 

<5R>

序盤は挽回目指した中村君が頑張って飛ばしてたんだけど、

やっぱり消耗は如何ともし難かったみたいで、半分が過ぎた頃からはメッキリで、

そこからは動きに全く劣化の見られない仁平君の独壇場で、

この日最高のショットであり続けた左ボディも最後までタイトな打ち込みで、

もう殆ど圧倒的なままの終了ゴング。

 

 

で、自分のスコアは49-46だったんだけど結局、

49-46、48-47×2ってことで勿論仁平君のほぼ圧倒3-0勝ち。

 

 

パンチ力の無いボクサーでも揺るぎない意志と弛まない手数で、

ハードヒッターを打ち負かせるっていう典型的な試合で、

自分的には仁平君のベストパフォーマンスだったんだよね。

 

 

 

⑩ 飯塚稔君(E&Jカシアス)×永田大士君(三迫)……SL 5R

5勝(5KO)3敗(3KO)の36歳・福島県と、

3勝(2KO)0敗1分のサウスポー、25歳・埼玉県。

 

来年定年を迎える飯塚君が驚異の踏ん張りを見せたんだよね。

 

<1R>

パンチ力には自信を持った同士のKO決着必至の初っ端からの様相で、

どっちが正確に当たるかって興味深々だったんだけど、

残り54秒、いきなりレフェリーが一旦試合を止めてドクターチェック。

 

一瞬何のことか分からなかったんだけど、

永田君の右目上が大きくカットしてて、それヒットカットってことだったんだわ。

 

そんな風には見えなくてバッティングじゃないのかとも思ったんだけど、

飯塚君の右グローブが永田君の右目上を強くかすったのかも知れないね。

 

っていう裁定だったもんで永田君、ここで止められたら大変だってことで、

再開後は一気のそれは大正解の飛ばし飛ばしだったんだけど、

多少ムチャ過ぎるんじゃないかってほどだったんだよね。

 

<2R>

お互いに事前の決め事でもあったかのような我を忘れての大殴り大会で、

物凄い迫力だったんだけどセコンドサイドはヒヤヒヤだったろうなあ。

 

<3R>

赤青両セコンドから 「大きく振るな!」 ってアドバイスが飛んでたんだけど、

其々の事情で今更小さく振れるかって感じでまずは永田君が飛ばしていって、

一瞬飯塚君を追い込み切りそうな場面も作ったんだけど、

何の何の強気の36歳は全くメゲルことなくの踏ん張り返しで、

振り過ぎた永田君の手数が一段落してからは巻き返す巻き返すで、

場内大盛り上がりの終了ゴングの時、疲れが浮き出てたのは永田君だったなあ。

 

<4R>

プレスは飯塚君に代わってて、永田君は若干休み休みになってしまったんだけど、

ただ飯塚君の方も折角詰めるんだけど先に手が出ないっていう半端半端で、

二人共、かなり消耗が進んでたんだよね。

 

<5R>

前の回の中盤過ぎから飯塚君、相手にきっかけを求め過ぎるのが目立ってて、

何とか凌ぎ切ろうっていう永田君のチョンチョン当て逃げ系にあしらわれて、

それは要するに二人共、疲れてしまっての行くに行けない系になってしまって、

若干期待外れのままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

自分は少し永田君に辛めに見てたもんで48-47だったんだけど結局、

49-46、49-47、48-47ってことで永田君の妥当3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑪ 竹迫司登君(ワールドS)×エルフェロス・ベガ君(平石)

                              ………SW 5R

1勝(1KO)0敗の24歳・大阪府と、

5勝(3KO)1敗の、30歳・コロンビア。

 

ベガ君はワタナベジムで練習することが多いらしくて、

その関係で井上さんとか佐々木さんがサポートセコンドに付いてたね。

 

どっちにしても只事では終わらないんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

初っ端、積極的に左ストレートを出してたのはベガ君だったんだけど、

その左は実はとっても危なっかしくて、

体が伸び切ったところを竹迫君に右を合わせられそうな感じがしてたんだよね。

 

開始1分過ぎ、やっぱり打ち終わりに右を左顔面に当てられてしまって、

それは見た目殆ど大したヒットではなかったんだけど、

ベガ君が明らかに足元のバランスを崩してしまってたんだよね。

 

もしかしたら、その時点でちょっと効いてたんじゃないかなあベガ君、

そのすぐ後に全く同じパターンで竹迫君の右ストレートを貰ってしまって、

今度はさっきとは比べ物にならない程の大直撃だったもんでベガ君、

1分15秒、一発崩れ落ちダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけどベガ君、対等な戦いは最早無理無理で、

そのまま竹迫君の追撃に晒されてロープを背負ったところでストップエンド。

 

 

で、1分32秒、竹迫君の見事はTKO勝ちだったんだけど、

インタビューで村田諒太さんの名前を出したのだけは頂けなかったなあ。

 

 

 

主催者発表のB級トーナメントのMVPは竹迫司登君で、

C級の方は水谷直人君ってことで、其々ご褒美に腕時計を貰ってて、

そりゃトロフィーなんかより数倍嬉しかっただろうなってことだったんだけど、

自分の個人的感想は以下の通りってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 仁平宗忍君

② 熊谷直昭君

③ 水谷直人君

 

 

 

今日は角海老ボクシングなんだけど久し振りの全勝期待ってことで……。

 

2015年9月28日 (月)

10月のボクシング

 

昨日の原隆二さんは初めの方こそ行けそうな感じを見せたんだけど、

一旦高山勝成さんがエンジン全開したらにまるで子供扱いだったなあ。

 

原さんの方がパンチ力は上だと思うんだけど、

あれだけ解り易いいきなり打ち込みならそりゃ見切られてしまう訳だし、

あれだけ細かく上体を動かしまくってた相手に的確に当てるのは難しくて、

それまではとってもキレのいいストレートに近いジャブを打ってたんだから、

高山さんの踏み込みざまに当て込め続ければいいと思ってたんだけど、

途中から力のこもったボディブローがヒットし始めた途端、

全てのショットが振り回し系になってしまったんだよね。

その原さん、デビュー間もない頃の方が巧かったように思ったなあ。

 

もう一つの世界戦は元々見るつもりはなかったもんでね……。

 

 

 

ドイツの名門、あのフォルクスワーゲンが大インチキをやってたことがバレて、

ディーゼルエンジンの排ガスデータを検出ソフトで誤魔化すっていう確信犯で、

何とかいう会長が引責辞任したんだけど、

ソイツの退職金が67億円ってことでタマゲテしまったなあ。

元々の年棒も21億円っていうんだから、どんだけボロ儲けしてたかってことで、

その信頼感の喪失も半端じゃなくて、潰れろワーゲン!って感じなんだよなあ。

 

 

 

9月のボクシングは30日まであって10月ボクシングは10月2日から始まるし、

とにかく今週は4ボクシングあるもんで観戦ブログも大忙しなんだけど、

その他9月度のベストボクシング、10月のボクシングスケジュール、

更には9月度ランキング等々目白押しってことで、

今日は9月ボクシングのまとめの前に早目に10月ボクシングのことを書くね。

 

 

 

【10月のボクシングスケジュール】

 

・10月 2日………(後楽園)

村中優×渡邊秀行、坂本大輔×稲垣孝、中山和幸×太田輝。

 

・10月 3日………(後楽園)

下田昭文×ジェリー・ナルド、亀海喜寛×マイク・ミラフェンテス、

鈴木武蔵×山下賢哉、佐々木洵樹×小澤有毅、末吉大×ローマン・カント。

 

・10月 4日………(韓国)

藤中周作×ランドール・ベイリー。

 

・10月 9日………(大阪)

大沢宏晋×山口翔太、坂晃典×橋本和樹。

 

・10月12日………(後楽園)

拳四朗×ロリー・スマルポンダ、加藤善孝×原田門戸、斉藤幸伸丸×下川原雄大、

福本雄基×大平真史、梅津宏治×林翔太、山口隼人×藤北誠也。

 

・10月19日………(後楽園)

丸亀光×ジョナタン・バァト、上林巨人×細貝淳。

 

・10月21日………(後楽園)

中川勇太×上岡泰、尹文鉉×新藤寛之、横田知之×加瀬康司。

 

・10月22日………(後楽園)

渡邊卓也×細野悟、松本芳道、宮崎拳。

 

・10月27日………(後楽園) “DANGAN” C級トーナメント

神津徳臣×布谷正志。

 

 

 

【10月ボクシング期待度ベスト20】

*左側が勝者予想。

 

① 拳四朗×ロリー・スマルポンダ 

② 村中優×渡邊秀行 

③ 丸亀光×ジョナタン・バァト 

④ 渡邊卓也×細野悟 

⑤ 鈴木武蔵×山下賢哉 

⑥ 加藤善孝×原田門戸 

⑦ 佐々木洵樹×小澤有毅 

⑧ 山口隼人×藤北誠也 

⑨ 斉藤幸伸丸×下川原雄大 

⑩ 末吉大×ローマン・カット 

⑪ 神津徳臣×布谷正志 

⑫ 坂本大輔×稲垣孝

⑬ 梅津宏治×林翔太 

⑭ 福本雄基×大平真史 

⑮ 中川勇太×上岡泰 

⑯ 尹文鉉×新藤寛之 

⑰ 上林巨人×細貝淳 

⑱ 横田知之×加瀬康司 

⑲ 亀海喜寛×マイク・ミラフェンエス 

⑳ 下田昭文×ジェリー・ナルド

 

 

 

ここんとこ雨続きだったんだけど、今日は何日か振りの日差しなんだけど、

今年は結局残暑無しのまま季節は秋へ移行してしまったなあ。

 

2015年9月26日 (土)

後楽園ホール・9月25日

 

10日ほど前に “トアルコトラジャ” の今年の初摘みをゲット。

 

インドネシアのトラジャ地方特産のコーヒー豆で、

爽やかな香り、芳醇な口当たり、豊かな酸味って、

そのままワインにも使えそうなちょっと陳腐な能書きが付いてるんだけど、

自分の中では上品な酸味系のコーヒーっていう括りなんだよね。                                                               

ただ、その酸味は去年より薄まってるような感じがするんだけどね。

 

 

 

先週の19日から東京都美術館で “モネ展” が始まってて

12月13日までやってるんだけど、今はまだ混雑するだろうからって、

いつにしようかって迷い迷いしてるんだよね。

 

洋の東西、古今を問わず一番好きな画家がモネで、

特に印象派前期時代の風景画が堪らなくて、

セーヌ川沿いのアルジャントゥイユ河岸を描いた一連の作品は実にグッドなんだわ。

 

自分にとってのモネのベストは1873年の “印象、日の出” で、

この実物を見れるってことで今からときめいてるんだよね。

 

 

 

昨日は新人王トーナメントの二日目。

 

≪東日本新人王トーナメント B≫

 

 

① 佐宗緋月君(コ―エイ工業小田原)×池谷優樹君(マーベラス)

                                ………Mm

5勝(1KO)1敗の20歳・神奈川県と、3勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・東京都。

 

乱暴一発系と手数王者の戦いは手数王者が征するって思ってたんだけどね。

 

<1R>

「自分は殴り屋ですから。」 って開き直っていきなり飛ばしていったのは佐宗君で、

若干様子見し過ぎた池谷君は受け身スタートになってしまって、

その後もペースを上げられないまま佐宗君の力強さの前に委縮してたなあ。

 

<2R>

池谷君は初回の勢い負けを引きずったままで、

佐宗君が気持ち良さそうにやってるのだけがやたら目立ってたんだけど、

若干雑な佐宗君を前にして池谷君は元気不足のままで、

どうしたのかなあ、このままじゃやられてしまうぞおって思ってた残り36秒、

ほぼ案の定的に佐宗君の右フックを貰ってしまって池谷君ダウン。

 

池谷君、ガックンって腰落として思わず左手を着いてしまって、

何とか踏ん張って態勢を整えようとはしてたんだけど、

膝がポックンポックンしたままだったもんでレフェリーがカウント途中ストップで、

直後に陣営からタオルが投げ込まれたんだわ。

 

 

正式には2分28秒のことで佐宗君が決勝進出。

 

 

 

② 細谷大希君(角海老)×山中章弘君(F赤羽)……LF

3勝(1KO)0敗の20歳・東京都と、5勝(2KO)3敗(1KO)の27歳・東京都。

 

ゴリゴリファイターが相手なんだけど、細谷君が押し切る予想。

 

<1R>

タイミング計っての突っ掛け一発系の山中君に対して細谷君、

そこそこの対応が出来てて、入り込みざまの左右フックが有効だったし、

そもそも相手のタイミングにさせないような動きが出来てたね。

 

それでも相手の思惑の全てを途絶させるって訳にもいかなくて、

たまに体を寄せ付けられることもあるんだけど細谷君、

とにかくゴニョゴニョする時間を長くしないことなんだわ。

 

<2R>

一方が極端な戦い方を仕掛けていくと経験浅いうちは仕方なく巻き込まれる訳で、

細谷君は徐々に相手の土俵でやらざるを得なくなっていったんだけど、

ゴリゴリ度を上げていった山中君に対してフィジカル負けしないように踏ん張ってて、

1分31秒にはそこそこ強烈な右フックを打ち込んでたんだわ。

 

<3R>

細谷君、殴り合いとは違うところで消耗させられてて、

嫌気差さないか心配になってきたんだけど、

残り1分10秒、ほぼリング中央で右ショートフックがイッセノセになった瞬間、

細谷君の右が綺麗にヒットして山中君が思わず膝着きダウン。

 

それほどのダメージではなかったんだけど、ここにきての大きなフェイバーをゲット。

 

<4R>

細谷君の体幹のシッカリ感はやっぱりアマ経験のお蔭って感じで、

大挽回目指しての山中君のゴリゴリラッシュを何とか凌いでたんだけど、

相手のメチャ打ちに付き合うことなくきちんとガードしながら、

合い間合い間にショートでキッチリ狙えばいいっていう展開だったんだよね。

 

山中君の力振り絞っての手数に最後は圧倒された細谷君だったんだけど、

何とか凌ぎ切ったとこで終了ゴング。

 

 

自分は見たまんまの39-36だったんだけど結局、

39-36×2、38-37ってことで細谷君の逃げ切り3-0勝ち。

 

 

 

③ 金田聖博君(ドリーム)×工藤優雅君(マナベ)……F

5勝(1KO)0敗の29歳・埼玉県と、4勝1敗1分の21歳・東京都。

 

工藤君はこの日も長嶺克則君のブルートランクスでの登場で、

席移動したところに田之岡条さんとか宮崎辰也君、加藤港君が合流。

 

<1R>

どっちかと言うと当て逃げ系の金田君に対して工藤君、

思い通りにはさせないよって感じで初っ端からの追い込み全開だったんだけど、

自分は瞬間にもう少し相手の動きを見極めてからにすべきで、

ちょっと無理ムチャに行き過ぎるんじゃないかって思ったんだよね。

 

特に焦ってた訳でもないと思うけど自分都合が極端だったのは間違いなくて、

開始30秒前後、ロープ方向へ勢いよく追い込んだその瞬間、

金田君の右をカウンター気味に貰ってしまって工藤君が衝撃のダウン。

 

リスタート後の1分07秒、工藤君が左右フックで金田君を揺らがせたんだけど、

基本的には金田君、正面切って打ち合うつもりはないみたいだし、

そもそも自分の方から仕掛けるってことは全くないんだよね。

 

<2R>

相変わらず金田君、楽々待ち待ちボクシング系の極端なカウンター狙いで、

合わせ打ってくる左フックと右アッパーには要注意なんだよね。

 

相手は全くボディを打って来ないんだけど顔面に合わせるセンスは持ってるから、

工藤君、もっと上体を左右に振りながらの踏み込みが要るところで、

頭の位置に対する配慮も不足してるせいか意外に簡単に被弾してしまって、

折角巧いこと当て込んでるのにチャラに持ち込まれそうなんだよね。

 

<3R>

金田君のボクシングは次も見てみたいっていう共感を呼ぶものではないんだけど、

パンチを印象的に見せるのがとっても巧かったし大袈裟な被弾も少ないんだよね。

 

何とかしなくちゃっていう気持ちの焦りが工藤君の被弾を却って増やしてしまって、

アッパーを見栄え良く貰ってしまうことが多かったなあ。

 

<4R>

当てたり当てられたりを繰り返しながらも金田君、

あと20ラウンド位はやれそうな省エネボクシングで、

無理に打ち合わずやたらクリンチを多用しだして逃げ切りを図ってたなあ。

 

こうなると工藤君には逆転の可能性を見出し難くなるわけで、

元々一発必殺系の豪打の持ち主ではないから、

3ラウンドの中で全部取り戻すっていうのは難しかったんだよね。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、39-37×3ってことで、

金田君の納得3-0勝ちだったね。

 

 

 

④ 松原陵君(帝拳)×福永亮次君(宮田)……SF

3勝(3KO)1敗の24歳・岐阜県と、

4勝(4KO)1敗のサウスポー、29歳・大阪府。

 

二人共、勝ちは全てKO決着っていう激闘必至の一戦だったんだけど、

もし松原君が勝ったら梶颯君との同門対決にもなるし

ここは敢えてノーシードのサウスポーに期待するってことで……。

 

<1R>

若干松原君優勢なままの緊迫の序盤を経ての残り1分30秒、

福永君が一気に飛ばし返して右、左を直撃させて松原君を大きく揺らがせて、

オオーッてところから福永君が更なる強烈追い込みで、

ついに勝負あったかってところから何とナントなんと、

松原君が気持ち立て直しての反撃のブンブン振り込みで、

試合は一気に大殴り大会に突入していったんだわ。

 

会場中がハラハラする中、お互いの乱暴なパンチが幾度も交差したんだけど、

30秒後、ボクシングの神様は松原君の方に降臨して、

ドスドスパンチを福永君の顔面に打ち込ませて、

堪らず福永君が北ロープに下がって寄り掛かるように腰を落としたところで、

ダメージを見計らったレフェリーがストップエンドを宣したんだわ。

 

 

自分が見てた角度からは福永君の表情は見てとれなかったんだけど、

だから福永君が既に相当ヤバかったのかも知れないんだけど、

個人的には一旦ロープダウンを取っての様子見が妥当じゃなかったかって、

そう思ったんだけどね。

 

いずれにしても大逆転系の2分06秒、松原君のビックリTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 武田航君(角海老)×山口結人君(協栄)……B

5勝(1KO)0敗1分のサウスポー、21歳・神奈川県と、

4勝(1KO)4敗1分の22歳・栃木県。

 

経験試合数の関係で山口君は2試合シードだったんだけど、

正直準決勝に登場するレベルじゃないって思ってて、

武田君、ここをシッカリ勝ち切るようじゃないと明るい未来はないんだわ。

 

<1R>

この日の山口君はいつものような距離置いての当て逃げチョンチョンではなくて、

自分の方から詰め寄るスタイルから始めて先手目指してたんだよね。

 

ただ、フットワークはあくまでぎこちないベタ足だったし、

左右のショットもちょっと汽車汽車シュッポシュッポって感じだったんだよね。

 

開始1分頃、右ストレートを一発だけ押し込み当てしてたんだけど山口君、

良かったのはそれだけで後は全く武田君のペースだったんだよね。

 

その武田君、ボディショットも中々良かったんだけど、

兎に角左ストレートが当て放題って感じでボコボコ当てまくってたなあ。

 

<2R>

山口君の足の長いストレートは遅れたタイミングで伸びて来るもんで武田君、

そこんとこだけ注意してれば早くも何の問題も無さそうで、

余り工夫することなく面白いように左が当たるもんで実に楽そうにやってて、

余裕があるんだからこの際色々試してみればいいのにって思うほどで、

例えばその左ストレートをフェイクに使って返しの右フックに力込めてみるとか、

若干体を低めたところから左ストレート打ってみたり、

上体を右にフェイントさせて左ガードを固めながらの右フックとか……。

 

見てる方にも大きな余裕が出来て、ボクサー仲間達も大喜びだったなあ。

 

余りに一方的で山口君の反撃の可能性も絶たれたままだったもんで、

そろそろタオルインでもいいんじゃないかって思ってたんだけど、

放置された山口君を救ったのは結局レフェリーの判断で、

特に大カットした訳でもないのに一旦ストップさせてのドクターチェックで、

そのままストップエンドってことで2分36秒、武田君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 市村蓮司君(RK蒲田)×石井龍誠君(伴流)……SB

3勝(3KO)2敗の22歳・京都府と、

5勝(3KO)1敗のサウスポー、19歳・東京都。

 

<1R>

開始1分06秒、それまで保ってた距離が一気に詰まっての右の瞬間相打ちで、

ヨロッとしたのは市村君の方で、直後の打ち合いも征した石井君がダウンゲット。

 

石井君が勝つんじゃないかっていうのが元々の予想だったんだけど、

それにしても余りに早い決着だなあってその瞬間は思ったんだよね。

 

市村君が何とか凌ぎ切って終了ゴング。

 

<2R>

相当レベルの高い一戦だったんだけど、市村君はワンツーを決め打ちし過ぎで、

そのタイミングを見切られてるようなところがあって、

石井君、抜群の避け勘で打ち終わりに体を逃がすのも巧いんだわ。

 

お互いがお互いの打ち終わりに照準を合わせてたし、

そのタイミングもキッチリ合ってたもんで満々のスリルだったんだわ。

 

<3R>

市村君、顔面やボディへのいきなりの右ストレートが当たり出して、

何だか間合いを掴んだみたいで、手数の落ちた石井君を圧倒してたなあ。

 

その石井君、先に仕掛けるってことも少なかったし、どうしたのかなあ。

打ち出しに合わせられることが多くなったもんでジャブも減ってきたし……。

 

<4R>

ここに来ての流れはスッカリ市村君で、大きくは決め切れないままだったんだけど、

石井君との気持ち差は圧倒的だったんだよね。

 

それでもダウン一個のハンデは大きくて自分は38-37で石井君だったんだけど、

発表されたスコアは38-37×2、38-38ってことで、

市村君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

誰でも初回のダウンは大きくメゲル要素なのは間違いないところなんだけど、

この日の市村君は淡々と立て直して、以前はこんな感じじゃなかったんだけど、

一つ一つのラウンドにベストを尽くすってことでひっくり返してしまったんだよね。

 

 

 

⑦ 萱沼徹平君(帝拳)×石田凌太君(宮田)……Fe

5勝(3KO)0敗の21歳・埼玉県と、5勝(3KO)0敗の19歳・東京都。

 

全く同じ戦績の二人なんだけど試合内容は随分違ってて、

ここは萱沼君が圧倒してしまうだろうっていう予想だったんだよね。

 

<1R>

5㎝以上デカイ石田君がいきなり詰め詰めからの圧倒的な手数手数で、

それは絶対正解な訳で、好きな距離でやらせたら萱沼君は無敵だからね。

 

萱沼君、嫌気差さずに出来るか、カッとしてムチャしないかって心配したんだけど、

彼は試合するごとに角が取れて冷静な試合運びが出来るようになってて、

接近戦だったにも関わらず相手のパンチが変な流れ方してたのも助かって、

1分過ぎる頃には石田君も一段落してしまったもんでキチッと立て直してたね。

 

それにしても石田君、まるでラストラウンドかの様な飛ばし方で、

この先も大丈夫なのかって感じだったんだわ。

 

<2R>

案の定、飛ばし過ぎだった石田君の勢いが落ちてるのを見計らって萱沼君、

得意の一気乱闘に持ち込んで圧倒圧倒の流れを呼び込んで、

元々半端じゃない格別の左ボディを惜しげもなくブチ込んで、

途端にヘロヘロになってしまった石田君は左目上もヒットカットされてしまって、

そこからは文字通りの一方的な展開になってしまって、

そのまま北ロープに追い込んでの更なるボディボディでついに石田君、

精根尽き果てたように屈み込んでしまったとこでレフェリーストップエンド。

 

2分14秒、萱沼君、普通にやって普通に勝ったって感じだったなあ。

 

 

 

⑧ 永田翔君(アベ)×岸文昭君(宮田)……SFe

5勝(2KO)1敗の20歳・長崎県と、4勝(2KO)0敗1分の27歳・東京都。

 

高勝率同士の一戦だったんだけど、

ここは岸君の余裕勝ちしか頭に浮かばなかったもんで一旦休憩タイム。

 

やっぱり予想通り2R1分00秒、岸君のKO勝ちだったんだってね。

 

 

 

⑨ 上村優君(ドリーム)×川西真央君(三迫)……L

5勝(2KO)2敗(1KO)1分の32歳・三重県と、

3勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・岡山県。

 

ここは一転の粘着戦が予想されたんだけどね……。

 

<1R>

初っ端から体寄せ合っての密着戦揉み合いになったんだけど、

上村君はショートフックの振り幅が大き過ぎるのが気になったし、

川西君も全体に硬くてスムースな回転で打ててなかったんだよね。

 

<2R>

典型的な密着気持ち戦になっていって、

こうなると往々にして足元の踏ん張り感の差が勝負の分かれ目になるんだけど、

若干優勢なのは川西君の方だったんだよね。

 

 

多分こんな感じが延々と続くって思ったもんで一旦離席して、

4Rも遠目に見てたんだけど、状況は変わらないままだったなあ。

 

聞こえてきた判定結果は39-37、39-38、38-38ってことで、

やっぱり川西君の2-0勝ちだったね。

 

 

 

通路をブラブラしてた時、武田航君とバッタリで、

一緒にいた田之岡条さん達と試合のミニレビューなんかね……。

 

その後、伴流ジムの団会長と、少し時間を置いてRK蒲田ジムの柳光会長と、

其々試合内容の感想とか採点について話したんだわ。

 

 

 

⑩ 坂本将哉君(元気)×河田神二郎君(宮田)……SL

3勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・石川県と、

3勝(3KO)1敗1分の25歳・北海道。

 

危険な殴り屋同士のKO決着必至の一戦だったんだよね。

 

<1R>

若干大味な殴り合いをまず仕掛けていったのは坂本君の方で、

開始49秒、相手を南東ポストに追い詰めての渾身の一気連打だったんだけど、

凌ぎながら覗き見してた河田君がアッパー気味の右ショートフックを一閃、

で、坂本君が思わずの膝カックンしてしまってからは河田君の大反攻で、

直後に坂本君のマウスピースを吹っ飛ばしての打ち込み打ち込みで、

最初のダメージを引きずったままの坂本君、

残り40秒で強烈な右フック貰ってしまってアワヤ倒れそうなのを踏ん張って、

その後も2回程ダウンしてもいいところを踏ん張って踏ん張って凌ぎ切ったんだわ。

 

結局坂本君、ダウン相当分くらいは充分打たれ込んでしまって、

自分は10-8っていうスコアだったんだわ。

 

<2R>

あれほどのダメージを1分間で回復させるっていうのはとっても無理な話で、

いきり立った河田君の前に坂本君、既に風前の灯だったんだけど、

そこからの頑張り直しが尋常じゃなくて、

意識はちゃんとしてたのかって心配ではあったんだけど歯向かう姿勢前面出しで、

河田君も倒せそうで中々倒し切れなかったんだわ。

 

盛り返そうとする坂本君の気力も体力も残り30秒からはもう限界を超えてて、

最後は右ストレートが一発大直撃して坂本君、

東ロープに向かってまるで一本棒のように倒れ込んでしまってのTKOエンド。

 

2分32秒ってことで河田君が決勝進出。

 

 

 

⑪ 海藤正晴君(シュウ)×三村利伸君(マナベ)……W

3勝0敗のサウスポー、26歳・山形県と、4勝(3KO)0敗1分の28歳・埼玉県。

 

クルクルルーレットボクサーに対して三村君、

足も使えるから慌てず見極めて鋭い詰め寄りからの強打打ち込みだね。

 

<1R>

海藤君が例の如くピョンピョン大きく跳ね廻る中、

三村君、そんなヤツは一気に仕留めてやるって感じの初っ端からの詰め詰めで、

アレッこういう場面はさっきも見たぞって自分はいきなりデジャブを感じて、

そうなんだわ、同じジムの工藤優雅君がいきなりメチャ詰めした場面と良く似てて、

もっと冷静に相手の動きを見極めた上でも遅くないのにムキになっての行き過ぎで、

その流れのまま強いのを一気ブチ込みして倒してしまえば、

結果的にはよくやった凄かったってことだったんだろうけど、

この試合でその言葉を受けたのは海藤君の方で、

三村君が突っ込んで来るところに実にタイミングのいい左フック、

それをカウンターで当て込んで一発昏倒ダウンゲット。

 

三村君の飛び込みの勢いが半端じゃなかったから、

カウンターの衝撃度も半端じゃなかったってことで、

北ロープの前でグニャッと倒れ込んでしまったとこで即のストップエンドだったなあ。

 

見てた自分達も何が何だかっていう感じだったから、

本人は全く訳解らないままだったんじゃないかなあ。

ここまで僅か30秒間のことだったんだけどね。

 

 

 

⑫ 長濱陸君(白井具志堅)×渡邊玲央君(横浜光)……M

0勝0敗1分の23歳・東京都と、2勝(1KO)0敗1分の24歳・神奈川県。

 

<1R>

まず積極的に仕掛けていったのは長濱君の方で、

残り45秒ほどのところでの激しいショート戦も征してたんだよね。

 

それにしても渡邊君、常に顎が上り気味の構え方はどう考えても問題がある訳で、

残り17秒のリングほぼ中央、ついに長濱君のワンツー貰ってしまってダウン。

 

<2R>

こりゃ早終りかなあって思いつつのこの回、長濱君が更に勢い付いて、

渡邊君もそれ程のダウンダメージは負ってなかったんだけど開始44秒、

またもやリング中央でまたもや長濱君の右ストレートを喰らってダウン。

 

いよいよエンディングかって見てた長濱君のここからがちょっとトロトロで、

って言うより、リスタート後の渡邊君の踏ん張りの方を

ここでは称賛すべきなのかも知れないんだけど、とにかく大踏ん張りだったなあ。

 

倒し切るようには動けてなかった長濱君にも問題があったんだけど、

冷静に考えたら初めの2ラウンドで2個のダウンを取られたっていうことは、

最早全くと言っていいほど勝ち目はないんだから、

陣営は渡邊君に棄権させるのが妥当じゃないのかとも思ったんだよね。

 

<3R>

渡邊君は既にヘロヘロだし、長濱君の方も明らかに打ち疲れてしまって、

要するに試合は文字通りドロドロになってしまったんだけど、

34歳のオッサン風ボクサーに徐々に肩入れしたくなってきたのも事実なんだよね。

 

<4R>

全然巧くない二人の壮絶激闘はそれでも見てる人の心を揺さぶったみたいで、

双方の力の抜けたパンチでも当たる度に声援が上がってて、

特に1分12秒、渡邊君の左フックが長濱君を揺らがせた時には場内大騒ぎで、

稀に見る根性戦は残り1分からはまるでスローモーションのようになってしまって、

グローブさえが重そうにしてる感じが伝わって来たんだよね。

 

終了ゴングが鳴った時には残ってた人達はみんな大拍手で、

スコアなんてどうでもいいような側面もあったんだけど結局、

39-35、38-36、37-36ってことで勿論長濱君の3-0勝ちだったんだけど、

それにしても37-36ってことになるとダウン2個で7ポイント動いてるってことで、

2つのダウンラウンドの内の一個が9-8だったってことになるんだけどなあ。

ちなみに自分は39-35だったんだけどね。

 

 

殆ど期待してなかったミドル級の試合だったんだけど、

二日間とも異常なほどの面白さだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 萱沼徹平君

② 市村蓮司君

③ 細谷大希君、武田航君

(番外) 長濱陸君と渡邊玲央君

 

 

 

24日は12試合の内5試合がKO決着だったんだけど、

昨日24日は7試合がKOエンドだったもんで9時前には終わったんだわ。

 

勝敗予想を外したのは初日が5試合、二日目が7試合ってことで、

つまりそれは奇しくも其々のKO決着試合数と同じなんだよね。

 

準々決勝進出予定者には自分的番狂わせは少なかったんだけど、

準決勝戦の24試合のうち12試合も外してるってことは、

このレベルになると実力的に伯仲してるってことなのかも知れないんだわ。

となると、決勝戦の勝敗予想はもっと外れるってことで……。

 

 

 

ある試合でのあるボクサーのことを書いた記事について、

そのあるボクサーが 「有難うございました。」 って言いに来てくれて、

礼を言われるほどだったかなあって思い出し思い出ししたんだけど、

自分は単に見たままの感想を書いただけなんだよね。

 

良く知ってるボクサーも言葉を交わしたことの無いボクサーについても、

同じスタンスで書くっていう姿勢だけは守ろうと思ってるだけなんだけど、

「何回も何回も読み返したんです。」 って言われてやっぱり嬉しかったなあ。

 

こんな文章でも喜んでもらえるっていうことは裏返して言えば、

腹を立ててる関係者も片一方ではいるってことで、

書く内容については慎重にならないといけないとも思うんだけど、

結局は自分が感じたままを率直に書くしかないんだけどね。

 

2015年9月25日 (金)

後楽園ホール・9月24日

 

この間の鬼怒川の堤防決壊に際しての茨城県の対応も酷かったけど、

肝心の常総市長のそれは比較にならないほどで、

その辺の町内会長の方が余程シッカリしてるんじゃないかって、

彼を選んだ市民たちも多分呆れただろうほどの無能さだったなあ。

 

 

 

市のトップが市長なら会社のトップは社長ってことで一家の主は家長、

その他行政区分については区長、町長、村長って続いて、

建物や乗り物のトップは船長、艦長、戦車長、店長、館長ってなるんだけど、

ボクシングジムのトップは何故か会長って呼ばれてて “ジム長” ではないんだわ。

“事務長” と混同してしまうからかも知れないんだよね。

 

アパッチ族やコマンチ族、スー族っていうインディアンのボスも族長と呼ばなくて、

酋長っていうのと同じようなモノなのかなあ。

 

多分なんだけど、日本のプロボクシングの黎明期の頃、

“帝国拳闘会” “東京拳闘会” っていうのが成り立ちだったから、

その名残じゃないかと思うんだけどね。

 

 

 

ダイアン・ストレーツの1992年のオランダライブを見たんだけど、

シッカリした演奏してたし、好きな声質のボーカルでとっても良かったんだわ。

 

 

 

今年も全試合見てきた新人戦の今日と明日は準決勝戦なんだよね。

 

 

≪東日本新人王トーナメント準決勝 A≫

 

 

① 小浦翼君(E&Jカシアス)×高橋悠斗君(協栄)……Mm

3勝(3KO)0敗の20歳・神奈川県と、4勝(2KO)0敗の22歳・東京都。

 

<1R>

意表を突こうってことか高橋君、開始ゴングと同時に赤コーナーへ突貫で、

さて行こうかって振り向いた途端の小浦君に殴り掛かっていったんだわ。

 

そういうのはある種の作戦なんだろうけど正直、セコイとしか思えないのも事実で、

一段落後は終始小浦君のプレスが圧倒優勢で高橋君、

組み合ってガチャガチャさせないことには勝負にならないって感じだったなあ。

 

的を絞られないように高橋君、終始動きまくってたんだけど、

やたら体ごと突っ込みながら打つしか出来てなくて戦い方が片寄り過ぎだなあ。

 

相手は綺麗なボクシングを徹底的に避けて来るもんで小浦君、

我慢強く出来るかってことだけがポイントになったんだわ。

 

<2R>

狭い空間の中でも小浦君の左ボディは見栄え良く強烈で、

それだけでもポイントゲットに相当するほどだったなあ。

 

一方の高橋君は体寄せてからが本番って感じで、

目線切ってのやたらメチャ打ち目指しだったんだけど、

印象的なパンチが打てずじまいで明るい見通しが見えないままなんだわ。

 

<3R>

経験の浅い相手には高橋君の様なボクシングスタイルは結構有効なんだけど、

そのままでは将来大きく伸びるってことは決してないから、

どこかで修正が要ると思うんだけど、現実のまとも勝負では敵わないからって、

今はこの感じで行きますっていうのも仕方ない所なのかも知れないね。

 

当たりがぼやけてる高橋君に対して小浦君、

相手の押し込みにもガッチリ踏ん張り効かせてながら有効打の殆どをゲットしてて、

肘を畳みながらのショートブローのコンビネーションは圧巻だったんだわ。

 

<4R>

すっかり感じを掴んだ小浦君がじゃ行きますかって感じの一気の大攻勢で、

中間距離だけじゃなくて接近戦も充分こなせるってところを見せつけまくって、

最後は高橋君をゴニョゴニョしてるだけにさせてしまって全く余裕の終了ゴング。

 

 

で、自分は40-36だったんだけど結局、40-36、39-37×2ってことで、

勿論小浦君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

思い起こせばデビュー前、滅多に自ジムのボクサーを褒めない内藤会長が、

「この子はいいよお。」 って小浦君を連れて来て紹介してくれたんだけど、

こんなに圧倒的なボクサーだとはその時は思ってなかったんだけど、

原隆二さんのデビューの頃を彷彿とさせて将来の日本チャンプが見えてきたね。

 

 

 

② 塚田直之君(セレス)×戸高達君(L玉熊)……LF

4勝(2KO)3敗(1KO)1分の27歳・群馬県と、

4勝(1KO)1敗1分の25歳・東京都。

 

<1R>

二人共、少し硬いんだけどカッチリしたボクシングの拮抗したやり取りで、

初めの1分を塚田君が支配してその後の1分間を戸高君が取り返したんだわ。

 

残り1分からは更に目まぐるしくなっていったんだけど、

返しの意識がシッカリしてたのは塚田君の方で戸高君、

総体的に左が使えてないんだよなあ。

 

<2R>

戸高君には溜め打ちのパワーはあるんだけど相手の都合を考えなさ過ぎで、

塚田君の真面目な手数が主導権を取りつつあったんだけど、

中盤以降その手数が落ちた辺りからは戸高君の右強打が当たり易くなって、

手数的にはやっぱり塚田君だったんだけどハードヒットで戸高君かなあ。

 

<3R>

戸高君、ちゃんとしたジャブを省くようなボクシングなんだけど、

かと言ってカウンターを狙ってる風でもない中途半端なパフォーマンスだなあ。

 

塚田君もちょっと疲れたような感じになってしまったんだけど、

それでも相手の雑さに助けられながら残り30秒からの頑張りで優勢ゲット。

 

<4R>

スコア的には微妙なラストラウンドで踏ん張ったモン勝ちだったんだけど、

二人共、思いの外のヘロヘロで今一感が強くなっていったんだけど、

それでも我慢強く手を出し続けてたのは塚田君の方だったなあ。

 

 

ってことで自分は39-37で塚田君だったんだけど結局、

39-38、38-39、38-38ってことで絵に描いたような1-1ドロー。

優勢点は赤コーナーってことで塚田君が決勝進出。

 

 

 

③ 岸井宗之君(協栄山神)×志賀弘康君(石神井S)……F

3勝(2KO)5敗(3KO)1分の29歳・神奈川県と、

5勝(3KO)0敗の23歳・広島県。

 

志賀君の応援に来た平龍太郎君が隣に座って一緒観戦。

 

<1R>

岸井君の方が身長、リーチ、懐の優位三点セットを持ってたんだけど、

志賀君の踏み込みも半端じゃないからその辺のところなんだよなあって見てたら、

開始43秒、相手の右の打ち終わりに志賀君の右ストレートがカウンターヒットして、

それ、そんなにハードヒットじゃなくてあくまでタイミングヒットだったんだけど、

岸井君、いきなり仰向けダウンを喰らってしまったんだわ。

 

リスタート後の残り47秒、志賀君がまたもやの右をクリーンヒットさせて、

勝負の行方がいきなりハッキリしたような感じだったんだわ。

 

<2R>

志賀君、勝ち目をハッキリさせる為にはもっとボディブローを混ぜ込むべきで、

綺麗に打ち込めなくてもガードを下げさせる役割は期待できるからね。

 

岸井君はあれだけのリーチ持っていながら却って近い所でやりたがってて、

シツコクシツコク頑張ってたんだけど、ひたすらの顔面狙いが極端で、

結構手数も頑張ってたんだけど、当たりのハードさでは志賀君だったなあ。

 

<3R>

いきなりの密着戦ショート戦になった途端に岸井君が生き生きしてきて、

志賀君が少し突っ立地気味のままそれに付き合わされたって感じで、

限りない当てっこ競争に突入していったんだよね。

 

1分25秒に相手の右ショートフックで思わず揺らいでしまった岸井君、

その後立て直しての頑張り頑張りの反撃開始ってことで、

そう言えば志賀君、それほど接近戦が巧くはなくて、

二人共、顔面がそこそこ傷んできてたなあ。

 

<4R>

開始12秒、ヒョイと出した志賀君の右ショートアッパーが岸井君を揺らがせて、

こりゃ危ないってとこからまたもや踏ん張る岸井君、

そこからはトコトコトコトコ延々のショート連打だったんだけど、

それでも折々の志賀君の当たりの良さの方が際立ってたなあ。

 

で、終盤になってからは岸井君の左目下の腫れが目立ってきたんだけど、

最後までメゲナイ気持ちの強さは充分見せてたんだよね。

 

 

で、自分は39-36だったんだけど結局、39-36、39-37、38-37って事で、

勿論志賀君の3-0勝ちだったんだけど、

どっかのラウンドの行って来いて3ポイント差にも1ポイント差にもなるんだよね。

 

 

 

④ 梶颯君(帝拳)×横山拓成君(F赤羽)……SB

2勝(2KO)0敗の18歳・埼玉県と、

5勝(2KO)1敗(1KO)のサウスポー、20歳・埼玉県。

 

<1R>

お互いに相手を強敵難敵と認めての一戦だったんだけど、

スピードとプレスはどうかって見てたら、まず優勢だったのは颯君だったね。

 

レベルの高い戦いは初っ端から相当な緊迫感に満ちてて、

颯君のいきなりの左ストレートも見栄え良かったんだけど、

横山君の3連打目の右フックも綺麗にヒットして颯君の顔面を赤くしてたんだけど、

フォローパンチの早さと正確さで颯君がまずはポイントゲット。

 

<2R>

横山君が少し考え過ぎのように見えてた中、

残り1分15秒辺りからの颯君の一気追い込みは実に迫力に満ちてて、

一旦勢い付いた時の彼はそれこそ敵ナシって感じで、

かなり強く振り込んでるのに全く軸ブレしないのも驚異的だし、

どんな組み合わせのコンビネーションも思いのままって感じで、

とにかく見てて美しいし創造性に富んでたんだわ。

 

<3R>

横山君、綺麗にやろうとしないで若干ムチャした方がいいみたいで、

前の回に飛ばした相手が序盤休み加減だったところを付け込むべきでもあって、

そこを逃したのが結果的に大きかったんじゃないかなあ。

 

サウスポーチェンジしながらやり過ごしてた颯君が1分過ぎから復活大攻勢で、

残り1分15秒に右をハードヒットさせてからは一気一気で、

正に七色のパンチを駆使しながら明らかに倒しに行ってて、

それにつれ横山君が凌ぐので一杯一杯になってしまって、

ここに至って二人の対等関係は著しい崩壊を見るようになってしまったんだわ。

 

それにしても颯君、大きく強く、細かく早くが自由自在だったなあ。

 

<4R>

そろそろヤバイかなって思ってた横山君がここで想像以上に頑張り直して、

左ダブルフックからの返しの右がグッドグッドで一方的にさせないんだわ。

 

思わず被弾してしまった颯君も負けず嫌いでは人後に落ちないみたいで、

ポイント的に無理する必要は全く無いのに1発貰うと3~4発打ち返していって、

それもムキなるほどの突っ掛り方で、気の強さを全面出しにしてたんだわ。

 

それにしても残り1分と残り15秒での打ち合いはそれこそ壮絶だったなあ。

 

終わってみれば颯君の圧勝は動かないところだったんだけど、

横山君の最後まで勝負を捨てなかったパフォーマンスも素晴らしかったんだよね。

 

 

自分は40-36だったんだけど結局、40-36、40-37、39-37って事で、

予想通り颯君の決勝進出だったんだけど、それにしても颯君、

次の試合までは1ヶ月ちょっとしかないんだし、その次もあるんだから、

無理し過ぎてケガするのだけは絶対避けるべきだって思ってたんだけど、

まだまだ倒したい盛りの18歳なんだよね。

 

 

 

⑤ 垣永嘉信君(帝拳)×西原俊樹君(伴流)……B 

3勝(1KO)1敗の21歳・長崎県と、5勝(1KO)3敗2分の25歳・東京都。

 

<1R>

力強さは見てとれるんだけど西原君、もう少しきめの細やかさが欲しいところで、

元々華麗にやるつもりは全く無いみたいで、大きく振り込んでからどうするかで、

兎に角攻防がハッキリしてて解り易いんだよなあ。

 

対戦相手の棄権に恵まれてトーナメント初登場の垣永君、

1年振りの試合にも関わらず常に冷静な試合運びが出来てて、

そういう相手の動きをすぐに見切ったみたいで、的確なヒットポイントゲット。

 

<2R>

西原君、更にガード固めながらにじり寄りのゴリゴリ度を上げていったんだけど、

とにかく密着しないと何も始まらないっていう極端さが改まらなくて、

そういうスタイルはドリームジムや伴流ジムの若手達に比較的多くて、

慣れてないと辛いんだけど垣永君の対応は充分以上で、

いきなり西原君の限界が大きく見えてきてしまったんだよね。

 

 

で、自分は1回目の休憩タイムってことで、

通路で帝拳の葛西トレーナーとちょっと立ち話。

 

 

結局この試合はあのままだったみたいで、40-36×2、40-37ってことで、

勿論垣永君のほぼパーフェクト3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 梶龍冶君(帝拳)×三浦仁(三迫)……SB

4勝(3KO)1敗の21歳・埼玉県と、5勝(1KO)0敗の22歳・青森県。

 

かなり拮抗してると思いながらもやっぱり龍冶君かなあって思ってたんだよね。

 

<1R>

ニッカニカしてのリングインでリラックスしてるかと思ってた三浦君、

やっぱり相手の強さ巧さを知ってか試合が始まったらいつもより明らかに硬くて、

足元のドッシリ感は良かったんだけど、ちょっと大きく振り過ぎてたんだよなあ。

 

二人共、開始ゴング直後からいきなり実に戦闘的で、いきなりの緊迫感で、

ドキドキしながら見てた開始59秒のリング中央やや赤コーナー寄りのところで、

お互いのパンチの交差は三浦君の方が一瞬早く、

右ストレートからの左の返しが見事なほどの直撃でいきなりのダウンゲット。

 

三浦君、君は倒し屋だったのかっていう衝撃の思いもよらぬ展開で、

もう青コーナー周辺は大騒ぎになってしまったんだわ。

 

自分の隣には三迫会長、その隣は小原佳太さんだったんだけど、

二人共、常に的確なアドバイスを飛ばすんだけどデカイ声出してたなあ。

 

それほど大きなダメージを引きずることなくの再開で龍冶君、

挽回目指して細かいのを幾つか当て込んで三浦君の顔面を赤くしてたんだわ。

 

<2R>

さあどうする龍冶君ってとこだったんだけど、

大きく一気挽回を目指す余りか少し狙い過ぎが目立ってたんだよね。

 

そういう三浦君の方もいつもとはやっぱり違ってて、

ダウンゲットってこともあったんだと思うけど、

力みが浮き出てきて天空を切り裂くような大フックを打ち放ってたなあ。

 

<3R>

龍冶君の一発狙い過ぎのジャブ不足がやたら目に付いてしまって、

もう少し流れの中からの決めショットじゃないとそんなに簡単に当たらない訳で、

ダウンハンデを負った焦りもあるんだろうか、いつもの動きではなかったんだわ。

 

三浦君の方も一旦出来上がった強振スタイルを中々元に戻せなくて、

いいジャブ4連発からの右、右、右だったんだけど、デカ過ぎだったんだわ。

 

<4R>

スコア的には劣勢を取り戻し切れてない龍冶君が必ず飛ばして来るって、

そう確信してたんだけど動き切れてないというか意外な程消耗が進んでて、

まだまだ余裕で動けてる三浦君との差が却って広がってしまったんだよね。

 

終盤に懸かっても龍冶君のショットは必殺系にはなり切れてなくて、

打ち終わりの体移動を最後まで怠らなかった三浦君の為の終了ゴングだったなあ。

 

 

ってことで自分は39-36だったんだけど結局、

40-36、39-37、38-37ってことで三浦君の3-0勝ちだったんだけど、

4回戦だっていうのにまあ随分スコアがバラケたんだわさ。

 

 

いつもはもっとタイトな攻防を見せる二人が、

この日はちょっと別人だったのが却って面白かったんだよね。

 

 

 

⑦ 白石将晃君(帝拳)×岩原慶君(本多)……Fe

2勝(1KO)0敗1分の24歳・長崎県と、

5勝(2KO)2敗のサウスポー、25歳・埼玉県。

 

この階級のこのグループは正直Aグループとは元々若干の見劣り感があって、

その上ちょっと微妙な勝ち上がり方が多かった二人なんだけど、

ちゃんとやれればって条件付きで岩原君を支持してたんだけどね。

 

<1R>

色々あったのを吹っ切っていきなり飛ばしていったのは小さい方の白石君で、

やたらケンカ腰の中、一方の岩原君は相手に突っ込むきっかけを与えないことで、

中間距離で対応するべくもっともっとのジャブだと思うんだけどなあ。

 

一旦詰まったとこでの回転力では白石君が圧倒的だからなあって見てた残り37秒、

赤コーナー近くでガスッと寄ったその刹那、自分の角度からは一瞬、

白石君の右フックと一緒に頭がぶつかったようにも見えたんだけど、

とにかく岩原君がドーンと倒れ込んでしまったんだわ。

 

そこそこのダメージだった岩原君、何とか立ち上がりはしたんだけど、

思うようにリスタート出来ないまま10カウントアウトってことで、

2分31秒、白石君のKO勝ち。

 

 

 

⑧ 石川元希君(M・T)×西村直哉君(新日本木村)……SFe

5勝(3KO)0敗のサウスポー、22歳・東京都と、

4勝(3KO)7敗(2KO)1分の29歳・京都府。

 

<1R>

5㎝ほど上背のある石川君の方が強めのプレスをかけてたんだけど、

西村君、沢山の試合をこなしてるだけあって相手のタイミングやらせてなくて、

大きく攻勢を取るまでにはいってなかったんだけど、中々いいジャブ打ってたなあ。

 

さてどうしようかって感じが続いてた石川君だったんだけど残り僅か2秒、

ヒョイって感じで出した左ストレートが思いの外の大直撃で、

西村君、南東ポスト前で一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

殆どそのまま即のストップエンドで3分03秒、石川君のTKO勝ち。

 

 

 

⑨ 中嶋龍成君(山龍)×阿久津光生君(協栄)……L

5勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、20歳・秋田県と、

5勝(4KO)1敗(1KO)の25歳・東京都。

 

<1R>

より強くプレスを掛けていったのは阿久津君だったんだけど、

中嶋君は上体を柔らかく使っていなしながらそれはまるでこの間のモレノのようで、

殆ど大きく被弾しないままなもんで、阿久津君やり難そうにしてたなあ。

 

共に大きな有効打が全く無かった中、

相手の顔面により多く触れてたのは圧倒的に中嶋君だったんだわ。

 

<2R>

阿久津君はとってもシッカリしたボクシングをするんだけど、

軟体動物系の相手を前にするとその真面目過ぎるところが逆目に出てしまって、

もっと遊びというか少なくとも前振りのようなものが必要なんだよね。

 

<3R>

それにしても中嶋君、若いのに実に老獪なボクシングで、

中々思い通りにならない阿久津君の焦りを誘いまくってたなあ。

 

それでもラウンド後半、中嶋君の足が止まり加減になった途端出番が回って来て、

与えられた挽回チャンスを懸命に生かしてたんだよね。

 

<4R>

正しく勝負の最終ラウンドだったんだけど、

まず先行したのは中嶋君で、開始30秒までに左ストレートを2発ヒット。

 

その後、試合序盤の様な当て逃げ系を維持出来なくなったところを狙われて、

阿久津君が大挽回かって思わせたんだけど、焦る余りかちょっと雑々で、

残り1分からの混沌とした最後のせめぎ合いは再度中嶋君だったかなあ。

 

 

で、自分は39-37だったんだけど結局、39-37×2、38-38ってことで、

やっぱり中嶋君の2-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

ここまでで8時半ちょっと過ぎで、ドーム野球はどういう進行かって調べたら、

既に終了してるってことで、帰り時間を気にすることなくの観戦続行。

 

最後の3試合は3試合共、3ラウンドKO(TKO)決着だったんだわ。

 

 

 

⑩ 中島祐樹君(多寿満)×土屋浄司君(F赤羽)……SL

1勝(1KO)1敗の22歳・埼玉県と、

3勝(3KO)2敗(1KO)1分の22歳・東京都。

 

<1R>

二人共、構えた時のシッカリ感に欠けてたし動き全体も緩々で、

攻めも守りも何だかズルズルしてて、正直だらしない印象だったんだわ。

 

こういう雑な殴り合いになればそれはもう土屋君が圧倒得意な土俵な訳で、

どっかで一発ドカンヒットで土屋君のKO勝ちが見えてきてしまったもんで、

コーヒータイムってことで……。

 

 

結局この試合は3R2分02秒でやっぱり土屋君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

⑪ 永野祐樹君(帝拳)×阪田壮亮君(船橋D)……W

4勝(3KO)2敗(1KO)のサウスポー、26歳・熊本県と、

4勝(2KO)2敗(2KO)1分の21歳・千葉県。

 

<1R>

阪田君は遠くから大きく仕掛け過ぎで無理無理のボクシングなんだよなあ。

 

それに対して永野君、いいプレスを掛けながら大きくも細かくも出来てたし、

相手の打ち終りもシッカリ狙えてて、その上ディフェンスにも手抜かりがなくて、

開始1分が過ぎたら勝負の行方が見えてきてしまって、

後は永野君、相手の大きな振り被りを不用意に貰いさえしなければ大丈夫だね。

 

阪田君は接近してもまだ振りがデカくて、大きく隙間が出来てしまうとこを狙われて、

残り2秒の南東ポスト前で永野君に右、左を直撃されてしまってダウン。

 

<2R>

ダメージを感じさせずまだまだ元気な阪田君だったんだけど、

ロープを背負わされたところから脱出するのが巧くないんだよなあ。

 

中々力強い右ストレートを持ってるんだけど阪田君、

それを活かすというかそれに至る前の段取りに著しい不備があって、

いくらなんでもそんなにいきなりでは当たらないと思うんだけどなあ。

 

このラウンドは永野君の丁寧なボディブローが目立ってたなあ。

 

<3R>

阪田君が相変わらず気持ちの強さが技に生かされないままだった0分53秒、

その阪田君が軽い右をヒットさせた直後だったんだけど、

更にって感じで坂田君が右を打ち込んで来るとこに永野君、

試合当初からその外しざまを合わせ狙ってた左ストレートが見事な直撃で、

相手があってのことだから言い過ぎになってしまうかも知れないんだけど、

その左ストレートはこの日の全部の試合の中でのベストショットだったんだわ。

 

絶妙なタイミングでの余りの直撃度だったもんで、

阪田君が東ロープ前で体捻じらせるように崩れ落ちた途端の即ストップだったね。

 

 

 

⑫ アルティン・ぺパ君(宇都宮金田)×加藤収二君(中野サイトウ)

                                  ………M

3勝(2KO)1敗(1KO)の37歳・アルバニアと、

2勝(1KO)0敗のサウスポー、24歳・東京都。

 

昔と比べると日本人の体格も随分向上したんだろうけど、

自分の身長が平均以下って感じまでにはまだまだなってなくて、

だからこの階級のランキングも6位までしか埋まってなくて、要するに、

層が薄いのは否めなくて軽い階級と比較するとどうしても見劣りするんだよね。

 

 

ぺパ君はボディが弱いし基本的なスタミナがないもんで、

前半流して後半勝負に持ち込めば加藤君が楽勝っていう予想だったんだけどね。

 

その加藤君、何だかモッサリした善良な農民っていう雰囲気を醸し出してたけど、

一方のぺパ君は既に37歳になってて、負ければ即引退なんだよね。

 

 

試合は大体思ってた通りの進行をしてて、

3Rに入った頃には案の定ぺパ君のメッキリ感が目立ってきて、

ボディブローを打たれると如何にもシンドそうにしてたし、

いよいよ次の4Rには加藤君が決着させるかって見てたんだけど、

何とナントなんと、殆どヤケクソに振り上げたぺパ君の右アッパーが、

天まで届って感じの右アッパーが直撃して加藤君が衝撃のダウン。

 

何とかリスタートした加藤君は明らかにダメージをひきずったままで、

突然元気百倍になったぺパ君の追撃を凌ぎ切れないまま、

あともう少しってとこ2分57秒、2回目のダウンを喰らってしまってジ・エンド。

 

 

この試合、半分帰る体勢ののまま遠くから眺めてて、

すぐ近くに帝拳ジムの長野マネジャーがおられたもんで一緒観戦したんだけど、

大味なやったり取ったりにちょっと笑いながらだったんだよね。

その後 「また明日ね。」 って言葉を交わしてホールを後にしたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小浦翼君

② 永野祐樹君

③ 三浦仁君、梶颯君

 

 

 

12試合のうち事前の予想を外したのが5試合もあって、

カッチリ当たったのはこの日の帝拳ジムの戦績が4勝1敗ってことだけで、

(これも実は個々の内容的にはちょっと違ってたんだけどね・・・・・。)

予想を外した試合もその理由を考えるのがそこそこ面白いんだよね。

 

 

さてさて今日も12試合で自分はワクワクなんだけど、

マスコミの連中っていうのは4回戦なんてまるで眼中にないって感じで、

昨日も記者席には一人もいなかったなあ、違うと思うんだけどなあ……。

 

2015年9月23日 (水)

大田区総合体育館・9月22日

 

ヨーロッパ中を混乱させてるシリア難民の群れなんだけど、

彼の国のアサド大統領は一体何考えて何してるのかってことが第一で、

第二は難民達の行動そのもので、

政府と反政府、そこにISも紛れ込んでの三すくみの暴力沙汰に巻き込まれて、

自らの国家がどういう道を目指せばいいのかさえ混沌としてしまって、

どの勢力にも加担しきれないまま日々の生存を脅かされて、

それで止む無くの脱出、海を渡ってのヨーロッパってことなんだけど、

紛争難民の中に数え切れないほどの安直な経済難民も混じってて、

何とか生き残ったことを感謝するというより、

もっと大事に扱ってくれっていう要求がちょっと嫌らしい感じがしないでもなくて、

自分の同情の念も若干揺らぎ加減になってしまうところも正直あるんだよね。

 

難民を無制限に受け入れろって主張してる所謂人道主義一直線の人達も、

例えば自らが住む町の中に大規模な収容施設を作ることまでを許容するのか、

そもそもの価値観の違いを克服して、治安が乱れる可能性も呑み込んで、

更には言語の通じない膨大な人々に与えられる仕事はあるのか、

っていうような諸々の課題が頭に浮かんでしまうんだよね。

 

どこまで自らを犠牲にして困ってる人達を救うのかっていう点で、

正直自分の腹はまだ収まってないんだよね。

 

波打ち際に打ち寄せられた幼児の死体に心を動かされて、

余りに感情的に動き過ぎると結果的には自らの秩序を大きく乱すってことも

あるんじゃないかって思ってるんだけどね……。

 

 

 

日本の歌手で男女を問わず一番歌が上手いのは平原綾香だねやっぱり。

 

“ジュピター” の頃はやたらヒーハーするブレス(息継ぎ)が気になってたんだけど、

最近はそれがすっかり改善されてた上に相変わらず抜群の音程だし、

広い声域と七色の声質を駆使してジャズからオペラまで、

更にはボイスパーカッションまでこなすもんで沢山聴いても飽きないんだよね。

 

 

 

昨日のボクシングは4時始まりってことだったんだけど、

銀座の山野楽器でベースコードを買いに寄ったもんで1時に家を出たんだわ。

試合が終わって帰宅したのが10時だったからほぼ一日仕事だったなあ。

 

 

会場に入ってまず帝拳の長野さんと本田会長、それと三迫会長に御挨拶して、

少しボヤッとしてたら 「コンチワ」 ってスパイス松下さんが声掛けてくれて、

彼、最近とってもいい顔になってきたって思うんだけどとにかく寄ってくれて、

この日の試合が流れてしまった経緯を聞かせてくれたんだわ。

 

 

実際の試合開始は4時15分で、8回戦が1個無くなってしまったもんで、

試合が終わるごとに5分から20分ほどの間隔があったんだよね。

で結局、二試合の予備カードは最後になってしまったんだけど、

一斉に帰る群衆に巻き込まれるのは嫌だったもんで最後まで見たんだよね。

 

 

 

① 赤木直貴君(横浜光)×石渡剛君(オサム)……LF 4R

2勝(1KO)6敗(1KO)2分の27歳・新潟県と、1勝(1KO)1敗の19歳・埼玉県。

 

<1R>

赤木君が今一乗り切れない中、石渡君が吹っ切れたような勢い発揮して、

いきなり勝負が決まったような展開だったんだよね。

 

<2R>

距離の詰まった接近戦になった途端、いきなり赤木君の登場場面が増えていって、

左右フックを雨アラレですっかり息を吹き返したんだわ。

 

<3R>

先手は赤木君の左右ショートフックだったんだけど、

石渡君も懸命にそれに合わせようとして相手より力を込めてたんだけど、

手数的には相変わらず赤木君が優勢だったもんで結構微妙だったなあ。

 

<4R>

二人共、まるで海老のように元気に跳ね回ってたんだけど、

お互い、パンチ精度的にはまだまだで中々有効打に繋がらないまま終了ゴング。

 

 

自分は39-37で赤木君だったんだけど結局、39-37、38-38×2ってことで、

赤木君から見た1-0ドローだったね。

 

 

 

② 関根翔馬君(ワタナベ)×石井健司君(山上)……L 4R

2勝2敗(1KO)2分の29歳・東京都と、

3勝(3KO)5敗(3KO)1分の30歳・神奈川県。

 

<1R>

強打系の石井君に対して関根君は細かい手数対応っていう図式で、

止まらない手数の相手に対して石井君がちょっとやり難そうにしてて、

そのまま関根君が押し切りそうだったんだけど、

クリンチしてストップコールの後に関根君が全く悪意の無い加撃をしてしまって、

レフェリーの一発減点を喰らってしまったんだわ。

 

<2R>

距離置いてやりたい石井君と詰めてやりたい関根君の主導権争いだったんだけど、

関根君の軽いパンチの積み重ねで石井君の左顔面が徐々に傷んできたんだわ。

 

相手に力溜めたショットを打たさないように関根君、色々工夫してたね。

 

<3R>

関根君の手数がどこまでもつのかってところだったんだけど、

若干打ち疲れが見え隠れしてきたと同時に石井君の攻勢が始まって、

強めの左右ショートアッパーの見栄えが良くなってきたんだよね。

 

<4R>

それでもここを頑張り切れれば関根君の勝利が見えてたんだけど、

それは同時に石井君にも言えるほど拮抗した展開で、

お互いのセコンドから 「手数手数!休むな!」 って檄が飛んでたんだけど、

微妙な中、残り1分から優勢に転じたのは石井君だったかなあ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、38-37×3ってことで、

石井君の僅差3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

③ 青山功君(セレス)×金子智之君(国際)……50㎏ 6R

6勝(1KO)3敗(1KO)1分の26歳・千葉県と、

7勝(4KO)5敗(1KO)1分の24歳・東京都。

 

自分は金子君のパフォーマンスに結構期待してたんだけどね……。

 

<1R>

まず遠くからジャブを伸ばしていったのは懐の深い青山君の方で金子君、

どう踏み込むのかってとこだったんだよね。

 

青山君、ワンツーの際に体が伸び切ったところで右を打つもんで、

それで終わってしまって返しの左が使えてないんだよね。

 

<2R>

青山君がいきなり足を使えなくなって(使わなくなって?)、

予定の距離をキープできなくなるにつれ金子君がやり易くなったんだけど、

何となくいつものテキパキ感に欠けてるし、両腕の回転も鈍いんだよなあ。

 

<3R>

意を決したか青山君、敢えての接近戦に挑んでいったんだけど、

すぐにクリンチ終りしてしまうことが多かったし、

金子君の方もいつになく当たりが軽くて気合が入ってないみたいなんだよね。

 

 

ってことで、お互いちょっとタルイ感じが否めないままの可もなく不可もなくで、

要するにごく普通のA級ボクサーの試合になってしまったもんで休憩タイム。

 

結局、59-55×2、59-56ってことで思いの外の大差で青山君の3ー0勝ち。

 

 

 

④ スパイス松下さん(セレス)×竹嶋丈君(L玉熊)……60㎏ 6R

14勝(2KO)8敗(2KO)のランク12位、32歳・熊本県と、

6勝(1KO)3敗の25歳・青森県。

 

 

最初に書いた通り、この試合は竹嶋君の都合で中止になったんだけど、

一方の棄権って最初聞いた時にはモチベーションの上がらない松下さんが

契約ウェイトを守れなかったのかって思ったんだけど、それは大間違いだったね。

 

正直、どうにも敵いそうにない圧倒鉄壁のランカーっていう訳じゃないから竹嶋君、

実にまあ勿体ない事をしたもんだね。

 

 

 

⑤ 尾川堅一さん(帝拳)×デイビ・フリオ・バッサ……131P 10R

15勝(13KO)1敗(1KO)のランク4位、27歳・愛知県と、

17勝(10KO)0敗のWBC12位、サウスポー、34歳・コロンビア。

 

山中さんの方は結局何とかするんじゃないかって思ってて、

実は自分にとってはこの試合の方が余程気になってて、

何せこの日の相手はKO率60%近い無敗の世界ランカーだからね。

 

この試合はちょっと離れたところから見たんだけど、

移動した先にいきなり輪島Sジムの嶋崎俊君がやって来て、

「こんな所にいたんですかあ?」 って感じで一緒観戦したんだよね。

 

<1R>

そもそも黒人は見た目だけで強そうだし、頭が小さくて当て難そうだし、

ってことで尾川さん、どんな立ち上がりをするかって注視してたんだけど、

まずは大正解の様子見スタートだったんだよね。

 

相手のバッサっていうのは比較的シンプルなワンツーに終始してて、

多分徐々に色々出して来るんだろうけど序盤はごく普通だったなあ。

 

<2R~3R>

まだまだ全開ではないにしろバッサ、基本的には真面目なワンツーボクサーで、

特別カウンターのタイミングを見計らってるっていう風でもなくて、

ひたすら自分のタイミングだけで攻撃を仕掛けていって、

中では左ボディがいいショットだったんだけどキッチリとは打ち込め切れてなくて、

そのうち尾川さんが右フックを被せ打つんじゃないかって思ってたんだよね。

 

<4R>

相手の展開がそれほどの拡がりを見せない中、

リラックスしていつものボクシングを始めた尾川さん、

まずはいきなり大きな左フックで脅かしてたんだけど、

その後もまるで宝刀の右を隠ぺいするかのように、

それをフェイクに使ってのまたもや左フックをタイミング良く打ち込んでたんだわ。

 

<5R>

試合開始当初はバッサの独特の小刻みなグローブの動きに翻弄されないかって、

自分はちょっと心配したんだけどそんな事は全然大丈夫で、

既に相手を呑みこんでしまってるような雰囲気さえ漂い始めて尾川さん、

そこはかとない自信に満ち溢れてきたんだよね。

 

<6R>

ペースは完全に尾川さんが握ってたんだけど、

何と言おうと相手は無敗の世界ランカーなんだから、

後は油断をしない事だなって、まるで自分自身を諌めるような感じだったんだよね。

 

それにしても尾川さん、この日も絶好調のようで、

って言うよりそもそも彼の不調は見た事ないんだけど(それを見せないのかも…。)、

決め打つようにそこそこ強振しても全く軸ブレしないし、

だから、例えそれを外してもそのまま即左の返しに繋げることが出来る訳で、

ディフェンスと攻撃がブツブツ切れないもんで相手は息が抜けないんだよね。

 

彼は元々日本拳法出身だったもんでデビュー当初は若干突っ立ち気味加減で、

相手の真正面に立ち過ぎるきらいがあったんだけど、

正対し過ぎるところは完全には解消されてはいないんだけど、

最近は美しい前傾姿勢になってきてるんだよね。

 

<7R~8R>

このままじゃ終わらないだろう、きっと何か隠し技があるに違いないって、

そう見てたバッサには結局他に特別の技がある訳でもないらしくて、

ここに来てもひたすら真面目なワンツーボクシングに終始してて、

その左ストレートで倒しまくってきたからその他は余り練習してないみたいで、

打ち合いになった時以外一瞬でも恐怖を感じさせるカウンターは全く無いし、

コンビネーションを工夫して尾川さんを戸惑わせるっていう事も無かったんだよね。

 

<9R>

試合序盤以降ポイント的には圧倒されてたことは解ってたと思うけどバッサ、

いつまで経っても逆襲に出れないまま弾け切れなくて攻め切れなくて、

そうさせない尾川さんの方がどれだけ優秀だったかってことだったんだよね。

 

自分は尾川さんに厳しく採点してたもんで、1Rと2Rは僅差バッサってしてたんだけど、

それでもそれ以降は全てのラウンドで尾川さんにポイント振ってたんだよね。

 

<10R>

だからバッサ、流石に最終回は出て来るだろうからって尾川さん、

そこ狙いの右ショートストレートのカウンターがキッチリのタイミングだったんだけど、

最後だっていうのに思いの外バッサが出て来なくて出て来れなくて、

自分としてはこれだけポイント優位でもあるし、

今日のところはまずは確実な世界ランカーゲットなんだから、

いいよ後は適当に流してやっていいよって思ってたんだよね。

 

バッサと同様不完全燃焼だったのは尾川さんも同じだったみたいで、

このままでは終われないって突然思い立ったか、

いつのも試合の様に残り1分を飛ばす癖が出て来たか、

お前が来ないなら俺からって感じ全開の攻め攻めで、

右フックをヒットさせてからは正に一気一気の追い立てで、

相手を下がり下がりさせたとこで左からの右ストレートを大直撃。

 

バッサはまるで朽木のように一瞬のバッタン仰向けダウンで、

途端にレフェリーが駆け寄っての一発ストップエンドだったんだわ。

 

尾川さんが計ったような最終ラウンド2分30秒だったもんで、

もう場内とんでもない大騒ぎの幕切れだったんだよね。

 

10ラウンドフルに最後まで全く劣化することなく動きまくって尾川さん、

ホントに大したモンだったなあ。

 

 

これで以前から思ってた通りスーパーフェザー級は、

内藤律樹さん、伊藤雅雪さん、尾川堅一さんって三銃士の時代に突入だね。

 

 

 

世界戦ってことになるとやたら芸能人が来るんだけど、

ドーラン塗ってない素顔のままなもんでAもBもCも驚くほど肌が汚かったなあ。

 

 

10分間ほど休憩が入って、18古河の長嶋会長やRK蒲田の柳光会長、

それに渡辺会長達とコンチワした後、始まり始まり……。

 

 

 

⑥ 山中慎介さん(帝拳)×アンセルモ・モレノ

                 ………WBC B タイトル戦 12R

23勝(17KO)0敗2分のチャンピオン、サウスポー、31歳・滋賀県と、

35勝(12KO)3敗1分のランク2位、サウスポー、30歳・パナマ。

 

<1R>

ジャブが長いのはモレノだったんだけど早さは山中さんだったね。

それにしてもモレノの足は細いよなあ。

 

意外にもジャブを正確に届かせてたのは山中さんの方で、

左を警戒させつつ巧いこと右を使ってたんだわ。

 

<2R>

開始20秒のところで山中さん、この日初めて左ストレートをヒット。

モレノの方も1回だけワンツーを当ててたんだけど、当たりの強さで山中さんだね。

 

それにしてもモレノ、懐が深いせいか殆ど足を使わないんだよね。

 

<3R~4R>

モレノにはそれほど威圧感は無いんだけど、タイミングが随分違ってたし、

長いジャブとかやたらの左ストレートボディも結構邪魔だったもんで山中さん、

中々自分のリズムでやれてなくて実は結構困り加減だったんだわ。                                       

で、少し手を休めてると果断ないジャブでモレノのリズムになりそうだったんだわ。

 

自分はここまで39-37で山中さんだったんだけど、

公式の途中採点は39-37×2、38-38ってことで山中さんの2-0。

 

<5R>

まだまだ派手な打ち合いにはならなくて、って言うより何だかそうはなりそうになくて、

お互いのパンチが一瞬交差する中での正確なヒッティング勝負って感じで、

どっちが先に豪快な左ストレートを直撃させるかって感じじゃなかったんだよね。

 

それで本気か、全開なのかモレノって感じが続いたんだけど、

それでも安易に下がるってことだけは絶対無かったんだわ。

 

<6R>

山中さん、タイミングを取り難そうにしてる感じが中々抜けなくて、

多分最後まで若干ギクシャクした感じが続くんだろうなあとさえ思えてきて、

って見てたら何となく徐々に攻めあぐんでるのが見えて来て、

モレノにきっかけを与え過ぎるようになってしまったんだわ。

 

<7R>

やり難そうにしてるのはそのままで山中さん、

それじゃあってことでガムシャラ無茶攻めするようなボクサーでもないし、

怖さは感じて無いとは言え、何となく行き切れないままで、

相変わらずモレノの右手が良く伸びて来ると同時に、

その長い肘先がキッチリとボディもガードしてるもんで、

上下の打ち分けコンビネーションも使い切れないまま若干単調に終始してて、

山中さん、もう少し明確なポイントが欲しいところだったんだよなあ。

 

<8R>

お互いに薄い当たりを交互に繰り返してたんだけど、

山中さん、中々いい距離いいタイミングで打たせて貰えず、

ダメージは殆ど無いんだけど合い間合い間の右ジャブでモレノかなあ。

 

ってことで中間スコアは77-75、76ー76×2ってことで、

ひっくり返ってのモレノの1-0になってたんだわ。

ちなみに自分は76-76だったんだけどね。

 

<9R>

流れが固まらないまま山中さんの中途半端感が強くなりつつあったんだけど、

残り1分01秒、山中さんの左の打ち終わりにモレノが合わせていって、

右、左、右ってショートフックの3連打、最後の返しの右フックがクリーンヒットして、

それ、この試合最大の直撃度って言えるほどで山中さん、明らかに効いてて、

それはもう危ないんじゃないかってほどのダメージで……。

 

当然のようにモレノもラッシュかけたんだけど、

ただそれは自分が思ってた程までの激しさではなくて、

後である人に聞いたらそれがモレノのモレノたる所以だってことだったんだけど、

兎に角、モレノの手抜きに近い中途半端さに山中さんは助けられたんだわ。

 

<10R>

これで吹っ切れたか山中さん、兎に角積極的にって感じの初っ端からの先攻で、

1分23秒、左フックをヒットさせた直後に更にカウンターで追い打ちをかけていって、

残り1分、モレノが休みたがってクリンチ逃げするようになって、

場内が大騒ぎする中、相当消耗してるのが知れたその瞬間、

山中さんの方がマウスピースを外してしまって何とナントなんとの中断。

 

ちょっと残念感の残るままの終了ゴングで自分のスコアはここでイーブン。

 

<11R>

微妙なスコアってことは解ってたと思うんだけどモレノ、

まだ若干ダメージを引きずったままだったみたいでガチ攻めして来ないんだわ。

 

山中さんが優勢なままの残り29秒、その中山さんがスリップしてしまって、

この時は一瞬ヒヤッとしたんだけど、何とかポイント奪取。

 

<12R>

モレノは最後の最後までディフェンスマスターであり続けたんだけど、

タイトルを獲りに行くボクサーとしては充分ではなくて、

山中さんの方もフルラウンド動いてきた消耗は否めなくて、

お互いの休みたい欲求が目に付いたんだけど、

その欲求が大きかったのは明らかにモレノの方だったんだわ。

 

 

ってことで、自分は最後の二つのラウンドを征した山中さんの2ポイント勝ちで、

115-113だったんだけど結局115-113×2、113-115ってことで、

2-1で山中さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

 

山中さん、9Rはホントに良く凌ぎきったし、

直後の10Rからの一転の積極攻勢には見るべきモノがあったんだよね。

 

 

試合終了後、長野マネジャーにオメデトゴザイマスを伝えたんだけど、

24日と25日の新人王トーナメントの事も色々話したんだよね。

 

 

 

7~8割方観客が帰った後の閑散とした場内だったんだけど、

それぞれにはそれと関係ない熱い気持ちが交差してたんだよね。

 

VIP席もガラガラになってしまったもんで南側に移動したら新田会長がおられて、

軽く御挨拶したら役員席に座ってた大橋会長が振り向いて、

「やあ、村木田さん」 ってことで……。

 

 

 

⑦ 坂田尚樹君(ワタナベ)×瀧野貴之君(郡山)

                           ………60㎏ 4R

デビュー戦の31歳・福岡県と、0勝1敗の33歳・福島県。

 

<1R>

二人共良く動けてたんだけど、初っ端の勢いは圧倒坂田君の方で、

若干舞い上がり気味ではあったんだろうけど気持ち良さそうにやってたなあ。

 

気後れスタートだった瀧野君も徐々に相手をやり過ごすことが出来るようになって、

中盤以降は相手の大まかな動きの隙を細かく突いてたんだわ。

 

<2R>

やたら強いのを当てたがり過ぎる坂田君に対して瀧野君、

まずは右フックを綺麗に当て込んで、さあ一気の攻勢かって思われた、

リングほぼ中央で距離が詰まった瞬間、坂田君の右フックが斜め上目にヒットして、

左顎から顔面を強打された瀧野君が一発で意識喪失のダウンで、

体を捻じるように崩れ落ちてしまったところでレフェリーが即のストップエンド。

 

1分55秒、TKOってことで坂田君が高齢デビュー戦勝ち。

 

 

 

⑧ 須藤大介君(三迫)×引地昭裕君(ヨネクラ)

                            ………Mm 4R

3勝3敗(1KO)1分の20歳・埼玉県と、

3勝6敗(2KO)3分のサウスポー、26歳・福島県。

 

二人で19戦してKO勝ちナシなもんでフルラウンド勝負なんだよね。

引地君はちょっと見、久保幸平さんと風貌が似てるんだよね。

 

<1R>

お互いに顔面へのヒットの少ない思った通りの手数勝負だったんだけど、

その中でも須藤君のボディブローが目立ってたね。

 

<2R>

このラウンドはまず引地君がラッシュしていって、

途中須藤君にロープに詰められる場面もあったんだけど、

それでもなおかつ手数を頑張って、パンチの重さは須藤君だったんだけど、

圧倒的手数でそれを克服してポイントを取り返してたね。

 

<3R>

二人共、薄っすら鼻血状態になっていったんだけど、お互い諦めない手数手数で、

そこそこいい形で当ててるのは須藤君の方だったんだけど、

引地君が山ほどの手数をそれをチャラにするっていう流れだったんだわ。

 

<4R>

我慢比べの気持ち戦は特に新しい展開はないままで、

もう少し長いラウンドをやれば差が出て来たんだろうけど、

ここで終りって事になれば採点に苦しむ訳で、自分は38-38だったんだけど、

結局39-38、38-39、38-38ってことで絵に描いたような1-1ドロー。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 尾川堅一さん

② 山中慎介さん

③ 特にナシ

 

 

 

明日明後日は見逃せない若手達の新人王トーナメント準決勝だね。

 

2015年9月20日 (日)

日記・9月20日

 

5月のゴールデンウィークに対比してシルバーウィークってことなんだけど、

何だか “年寄り週間” っていう感じがしてしまうんだよね。

“シルバーシート” っていうイメージが抜けないせいかなあ……。

 

 

 

今、イギリスでラグビーのワールドカップをやってるんだけど、

日本が世界ランク第3位の南アフリカを破って24年振りの勝利ってことで、

そこそこ大騒ぎになってるんだけど、

ニュースを見てたらその日本チーム、外国人だらけなんだよなあ……。

 

 

 

益々気味の悪いまるで妖怪のような顔付になってきた安倍首相がどう言おうと、

国民の80%近くを説得し得てない中での強行採決は、

国民の安全の為と言いながらも、結局のところ中国を大きく刺激してしまって、

彼等に更なる軍拡と覇権主義の根拠を与えてしまったのは間違いのないところで、

新華社は大喜びしながら早速そのことを報じてたんだわ。

 

これでアメリカとの約束を守れて、祖父と同じレベルの政治家になれたってことで、

安倍首相はあの不遜で醜い顔のまま鼻高々なんだろうけど、

アメリカの国務省、国防総省(ペンタゴン)及び二大政党の東南アジア戦略は

実は元々一枚岩ではなくて、中国に対する考え方にもバラつきがある訳で、

いざとなった時に率先して出動してくれるっていう保証は何もない訳で、

より簡単に戦争を始めることが出来るようになったんだから、

まずはあんたのところでやってみなさいよって言われることも有り得るんだよね。

 

今回の法改正における問題点は、まず改正の手法が犯罪的であると共に、

内容的にやれること、やれそうなこと、やれないことの境目が不鮮明なままな事で、

それは施行に向けて具体的に検討するっていうのは順序が逆なんだよね。

 

それと、中国の先行きの反応とかアメリカの戦略の本当のところを

自民党の政治家達はどれだけ把握してるのかってことで、

欧米諸国と比較すると現政府はまるで子供会レベルほどにしか思えなくて、

情けないほど無能な政治家達の不始末を背負いながら、

自らも色々問題を孕んではいるんだけど、

官僚達の優秀さで凌いでるのが日本の現状じゃないかって思ってるんだよね。

 

今回のゴタゴタに関しては自民党の元副総裁の山崎拓のコメント秀逸で、

「将来に禍根を残す……。」 っていう言葉で締めくくってるんだけど、

それは日本全体においてってことではないにしろ、

少なくとも現在の自民党優位が揺らいでしまう事を懸念してたんだよね。

 

そうなんだわ、その時の政権の解釈如何で憲法を捻じ曲げられるんだから、

次の政権が今回の法案を破棄して元に戻すような閣議決定をすればいい訳で、

多分自民党は来年6月の参院選と7月の衆院選で大敗するだろうから、

そんなに落ち込むことはないんじゃないかって思ってるんだよね。

 

情勢が大きく変わりつつある現在、

自分は安全保障に関しても今のままでいいとは決して思ってなくて、

何らかの憲法改正の下に修正されるべきだと思ってて、

ただそれはなるべく国民の総意に基づくべきだとも同時に思ってて、

なんなら国民投票をすればいいいんじゃないかって思ってるんだわ。

 

戦争をするってことは要するに人殺しをするってことで、

最近の戦争は敵の姿を目視出来ないような遠距離での攻防が主体なんだけど、

それでも接近ゲリラ戦にでもなれば、銃剣で相手の目を突き刺す事もあるだろうし、

人間を火焔で燃やしたり、マグナムで首から上を吹っ飛ばすことも有る訳で、

胴体が千切れたり、黒焦げや蛆だらけの死体を目の当たりにする機会もある訳で、

上に立つ人間はそういう事を現場の戦闘員達に強いるんだっていう自覚が必要で、

それは単なる戦闘系の陣取りゲームでは決してないんだよね。

 

それでもそれでも場合によっては人殺しをせざるを得ない事もあり得る訳で、

だからこそそれは憲法の明確な規定の下であるべきであって、

時の政権の適当勝手な解釈に任せる訳にはいかないんだわ。

 

ここんとこの安倍首相を見てたら、そういう事に腹が座ってるとはとても思えなくて、

如何にも真実味のこもってない表情でペラペラ薄っぺらな早口を聞く時、

こんな男の指示に従うのはとっても無理だって思ったんだよね。

 

今国会でのゴタゴタしたやり取りの中で、

秀逸だったのは民主党の福山幹事長代理と共産党の志位委員長の演説で、

それらに比べると反論する自民党は法的根拠の乏しさを自覚してるせいか、

多くの人を説得するには実に不十分だったんだよね。

 

結局、今回安倍首相のやったことは余りにも姑息だったと言わざるを得ず、

一仕事やり終えたっていう満足感に浸りながら今頃彼は、

多分山梨辺りでゴルフなんだろうけど、

安倍首相はアメリカの僕(しもべ)というか従僕的な思想しか持っていないし、

元々改憲論者の中谷防衛大臣の答弁も腹据わってない事甚だしかったんだわ。

 

 

“アベノミクス” とか唱えて経済界を取り込んでるつもりかも知れないんだけど、

そんなのは経済官僚が考え出した手法に付けたただの冠的な名称だけのことで、

だから別に  “オカダミクス” でも “シイノミクス” でも構わない訳で、

今回の件に関して経団連とか経済同友会とかは何も言ってないんだけど、

それは結局、紛争に伴うカネ儲けを企んでるからかなあ。

 

時の政権に逆らい切れないっていう情けなさは公明党にも共通してて、                                                            

彼等の政治的基本軸の欠如加減には呆れ果ててしまって、

もし次の選挙で自民党が弱体化したら今度は民主党側に組するんだろうけど、

そもそも創価学会は何をやってるのかってことで、

今までは若干お気楽系の平和主義者集団かって思ってたんだけど大間違いで、

結局は池田大作を筆頭にしたネズミ講構造のカネ儲け系営利集団に過ぎない

ってことを露呈してしまったんだけど、信者達はそれで満足してるのかなあ。

 

 

安倍一派はなるべく早くホトボリを覚まして、

早急に論点を移したがってるんだろうけど、絶対そうさせてはならない訳で、

年末にかけては100人ほどの憲法学者が1,000人ほどの弁護士を擁して、

大々的な違憲裁判を起こすって聞いてるし、

だからマスコミもその事を報じ続ける義務があって、

国民が安倍首相の暴挙を忘れてしまわないようにしないとダメなんだわ。

 

自分の中ではこれで自民党も次の選挙までの命ってことで、

当選だけが人生の目的で単なる投票要員に過ぎない泡沫自民党政治家達は、

なるべく早いうちにく民主党に移籍した方がいいと思うよ。                                                      

 

 

 

ニューヨークメッツの先発ピッチャーにシンダーガードっていうのがいるんだけど、

198㎝の上背から投げ下ろすストレートは初球から157㎞を記録して、

凄い新人がいるもんだなあって見てたら、

ヤンキースの4番ベルトランが160㎞の速球をライトスタンドにブチ込んだんだわ。

っていうのを見ながら書いてみましたとさ……。

 

2015年9月18日 (金)

後楽園ホール・9月17日

 

「前畑ガンバレ! 頑張れ前畑!」 っていうのは勿論リアルタイムじゃなくて、

日本女子水泳がオリンピックで初めて脚光を浴びた、

それは1936年、ベルリンオリンピックでのことだったんだけど、

その時のドイツはナチス党党首のアドルフ・ヒトラーが仕切ってたんだよね。

オリンピックがテレビ中継されたのも、このベルリンオリンピックが最初なんだわ。

 

 

 

土日になると首都高にはハーレーの集団含めて、

ツーリングバイクの団体が結構な賑わいなんだよね。

 

ライン取りを意識しながらひたすら高速走行目指してるグループもあるんだけど、

見てて情けないというか実にみっともないのは所謂暴走族の一団で、

それは暴走って言うよりは単に迷惑走行ってことで、

車線をまたがりながら大騒音を立てながらひたすらトロトロ走ってるだけで、

バイクの性能とか運転技術を競うって風でもなくて、

あんなことやってて何が面白いんだろうかって思うんだよね。                                                                 

普段面白くない日々を過ごしてることのはけ口なのかも知れないけど、

やたらつるむっていうか群れるのが理解出来ないんだよね。

 

やたらつるむとか群れると言えばフェラーリ族も変わることなくて、

行列作って爆音立てながらのそこどけそこどけ系で、

事業に成功した暴走族のなれの果てって感じがして趣味悪いんだわ。

 

 

 

八王子中屋ジムの一生会長と三迫会長に御挨拶して、

そう言えば三迫会長、昨日の京都ボクシングのTV中継で思いっ切り映ってたなあ。

 

 

リングでアップしてた田之岡条さんに頑張ってね声掛けして、

コンチワって目配せしてくれた木村翔君とチョコット話して始まり始まり……。

 

昨日の “DANGAN” パンフは縦書きスタイルで結構意表を突いてたよね。

 

 

 

① 長谷川晃亮君(熊谷コサカ)×頼政和法君(L玉熊)……LF 4R

デビュー戦の19歳・埼玉県と、1勝(1KO)1敗の23歳・東京都。

 

<1R>

二人共、いきなりの弾け系だったんだけど、

デビュー戦の長谷川君、結構柔らかく動けてて中々バランスも良かったんだけど、

残念ながらディフェンスが極端に甘くて、特に打ち終わりの被弾が多かったなあ。

 

頼政君は若干カキコキした接近戦限定系のボクシングなんだけど、

残り53秒、力のこもった右フックが印象的だったね。

 

<2R>

全体の動きとかリズム感は長谷川君の方が良かったんだけど、

パワー系の相手に対してそれでもやっぱり余りに無防備過ぎで、

一旦距離が詰まれば明らかに頼政君ペースになってしまってた1分03秒、

ほぼリング中央のところで、ゴツンって感じで長谷川君、

頼政君の右ショートフックを貰ったらあっけないほどの一発エンディングで、

やっぱり初めてのヘッドギア無しの衝撃は大きかったみたいで、

頼政君に寄りかかりながら体を捻じりながらグニャッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

デビュー戦だしってことで、レフェリーが途端のストップエンドだったんだよね。

 

 

 

② 米永章吾君(宮田)×小浜雅哉君(UNITED)……B 6R

6勝(3KO)2敗(1KO)の27歳・宮崎県と、5勝(3KO)2敗1分の22歳・千葉県。

 

同じ9戦目の良く似た戦績同士の一戦。

 

<1R>

二人良く似た戦い方なんだけど、ジャブを大切にしてたのは米永君で、

小浜君はちょっと力づくのところを垣間見せてたんだよね。

 

お互いの手数はそれ程変わらないんだけど、当たりの強さはやっぱり小浜君で、

終了ゴングが鳴った時、米永君の左顔面はかなり赤くなってたんだよね。

 

<2R>

米永君の方が返しの工夫で上回ってたし、

相手の打ち終わりに合わせるタイミングも合ってたんだけど、

残念ながら殆ど有効ヒットにはなってなくて、

小浜君の力づくに徐々に押され気味になってしまってたなあ。

 

<3R>

小浜君は相変わらずジャブ無しのいきなり続きだったんだけど、

ここまでの振り過ぎが祟ったか少しダルーンとしてきて、

そこんとこを米永君に細かく突かれて流れが変わりそうになってきたんだわ。

 

<4R>

ラウンド最初の30秒間は頑張ったんだけど小浜君、

カウンターのタイミングでは打ち切れてなくて、そのうち残り1分からはメッキリで、

またもや米永君の逆襲に遭ってたんだけど、

その米永君もここがチャンスなのに今一手数がアップしないんだよなあ。

 

<5R>

手数の割にはヒット数が少ないのは二人共通してたんだけど、

消耗度は小浜君の方が進んでて、折角相手をロープ際に追い込んでも、

ここからってとこで飛ばし切れてなかったし、

コーナーに戻る時にはヘロヘロって感じだったんだよね。

 

米永君もホントはここぞの場面だったんだけど、

コツコツとは当ててたけどいつもの感じではなかったんだよね。

 

<6R>

最後の力を振り絞ってたのはヘバリが目立ってた小浜君の方で、

それに比べると米永君の頑張り不足が否めなかったんだよね。

 

 

で、自分は57-57だったんだけど結局、58-57×3の小浜君の3-0勝ちで、

やっぱりラストラウンドの頑張り方の違いだけの差が出たね。

 

 

 

③ 成塚亮君(ワタナベ)×木村翔君(青木)……LF 8R

7勝5敗の24歳・埼玉県と、6勝(1KO)1敗(1KO)2分の26歳・埼玉県。

 

埼玉県出身同士、合計22戦して1KOっていう若干非力系で、

距離取りたい成塚君と近くでやりたい木村君のほぼ同年代勝負。

 

木村君は横浜光ジムの石井会長とリブートの濱田修士さんを

足して2で割ったような風貌をしてるんだよね。

 

<1R>

非力なのにパワー系でやりたがる木村君に対して成塚君、

まずはちゃんとしたジャブからの立ち上がりをしてたんだけど、

詰まったとこでの力強さではやっぱり木村君かなあ。

 

<2R>

自分のタイミングだけで狙い過ぎてた木村君に対して成塚君、

取り敢えずガードの上からでもいいかってリズム感に富んだ打ち込みで、

このラウンドは足も上手に使い切ってたなあ。

 

やっぱり木村君、まるでハードヒッターのようなボクシングになってるんだわ。

 

<3R>

攻防がハッキリし過ぎてる木村君に対して成塚君がすっかり感じを掴んで、

自信に満ちた手数で流れを掴んだかのように見えてた残り52秒、

木村君の右ストレートがこの日初めてのクリーンヒットで、

それ一発で成塚君、足元ふらつかせてたんだけど効いたみたいだったなあ。

 

<4R>

木村君、流れを掴み返しつつあったんだけど、

それでもまだまだ見てる時間が長いところからの腕振りが大き過ぎで、

もっとパワーを分散して小さく鋭く沢山打っていけばいいのになあ。

 

<5R>

フットワークと手数を頑張ってたんだけど成塚君、中々有効ヒットに繋がらなくて、

若干イラついてきたような中、残り54秒と43秒に木村君の右を貰ってしまって、

顔面がかなり腫れてきたんだわ。

 

<6R>

セコンドからは 「もっと詰めろ! そこで打て!」 って厳しいアドバイスが飛んでて、

確かにもっと打てるのに溜めてるようなところが木村君にはあったんだけど、

その間隙を成塚君も突き切れなかったのが勿体なかったんだよね。

 

ラウンド終盤の打ち合いは成塚君には相当シンドかったみたいで、

元々一発必殺系ではないもんで手数が落ちて足が使えなくなるとツライ訳で、

ちょっと勝負がついたかなあって感じが強くしたもんでここで離席。

 

 

で、通路から廊下に出て暫くしたら成塚君の棄権のコールが聞こえて来て、

結局、6R終了時点での木村君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

西板席で声掛けてくれたのが坂本尚志君で、この日も仕事帰りのスーツ姿で、

勿論、木村君の応援だったんだけど、若干同じような感想を持ってたなあ。

 

 

遠目に赤コーナーの方を見やったら荒川仁人さんが珍しくスーツ姿で、

ちょっと後に 「 今日は月間賞の表彰だったっけ?」 ってふざけて聞いたら、

この後会食があるってことで、そう言えば渡辺会長もスーツだったなあ。

 

 

 

④ 田之岡条さん(小熊)×松山真虎君(ワタナベ)……B 8R

11勝2敗3分のサウスポー、ランク11位、21歳・埼玉県と、

7勝(3KO)9敗(4KO)2分の26歳・鹿児島県。

 

松山君のこの戦績はハードマッチメイクの結果なもんで田之岡さん、

ランカーとしてのプライドを結果に結びつけるのはそんなに簡単じゃないって、

そう思ってたんだけどね……。

 

<1R>

始まってすぐの13秒、松山君の左ジャブに合わせた田之岡さんの右が、

被せて引っ掛けるように決まって、松山君思わずバランス崩してて、

そうなんだわ松山君、安易なジャブは結構危険なんだよね。

 

松山君も中盤過ぎ、踏み込みながらの連発左ジャブが相当いい感じで、

距離詰めと相手の右フックを回避するにはとっても有効だったんだよね。

 

<2R>

接近力づく戦に持ち込みたい松山君に対して田之岡さん、

あくまである程度の距離を欲しがってて、元々倒し屋ではないもんで

山ほどの手数が要るんだけど、自らを解ってるような動きが出来てたなあ。

 

ただ、序盤にヒットした右フックが徐々に大きくなってたのが気になったんだよね。

 

<3R>

松山さんのゴリゴリ度はまだまだ足りてなくて、

何だかサウスポーは得意じゃないっていう感じもしてきて、

ひたすら右を強く当てたいっていうのが見え過ぎたたんだよね。

 

一方の田之岡さんもここにきてちょっと振りが大きくなってて、

それにつれ左ストレートのスピードも遅くなっていったんだよね。

ショートブローをもっと小さくもっと鋭く回転させるように戻さないとダメなんだわ。

 

<4R>

お互いにやりたい距離とやりたいことが極端に違うもんで、

その主導権の争いだったんだけど、開始1分半、

ここにきて却ってプレスをかけ返してたのは田之岡さんの方で、

積極的な接近戦を挑む場面も作っていって、

ショートブローも改善されてきて松山君の顔面を赤くしてたんだよね。

 

松山君、戦い方が吹っ切れてなくて中途半端さが目立ってたなあ。

 

<5R>

田之岡さんの落ちないペースの一方、松山君のメッキリ感が目に付き出して、

途中途中のボディブローも効いてきてるみたいだったんだわ。

 

残り40秒からの田之岡さん、相手を西ロープに押し付けて、

滅多に見られない程の鬼ラッシュで松山君の体力と気力を削いでたんだよね。

 

<6R>

焦った松山君、徐々に前のめりになり過ぎることが多くなって、

頭から行き過ぎることを途中レフェリーに注意されてたし、

大きく挽回しなければならないところ徐々に休み休みになってしまって、

変化のある攻撃なんか今更望むべくもなくなってしまったんだよね。

 

それにしても田之岡さん、より荒っぽくなってきた相手への対処が抜群で、

右フックを引っ掛け打ってサッと左に移動したり、シッカリクリンチ止めしたり、

兎に角色々工夫に富んだ動きを絶やさなかったんだわ。

<7R>

大きな被弾が無かったこともあって田之岡さんのスタミナは驚異的なレベルで、

それと比べた松山君の消耗度は見るも無残の全くいいとこナシのままだったなあ。

 

<8R>

最終ラウンド、流石に松山君も最後の踏ん張りを見せたんだけど、

それは田之岡さんにしても同じことなもんで大きくひっくり返すまでは難しくて、

相変わらず、田之岡さんの左ボディが強烈なままの終了ゴング。

 

 

田之岡さん、相手を倒すまでには至らなかったけど充分弱らせてはいたし、

直撃を受けない、ああ見えてかなりのディフェンスマスターなんだよね。

 

ってことで自分は4Rまではイーブンの78-74だったんだけど、

結局79-74、78ー74×2ってことで勿論田之岡さんの圧倒3-0勝ち。

 

 

試合開始までの若干どうかと思うようなパフォーマンスに目を眩まされて、

その割に派手な打ち手ではない一見チャラッコイ印象の田之岡さんなんだけど、

あれだけの動きを8ラウンドフルに続けてたっていうのは、

それは日頃継続的に鍛えてないと出来ない事だと思うし、

相手を見据えた上での攻守のレベルも相当上ってて、

単なるアウトボクサーではないところも垣間見せてちょっと驚いたんだよね。

 

 

試合後の田之岡さんと話したんだけど、顔面は殆ど傷んでなくて、

小熊会長と試合のレビューをしてたんだけど嬉しそうな笑顔だったなあ。

 

 

彼は今はフライ級のランカーなんだけど身体成長の途上にあるし、

この日はバンタムでやってたんだけど先行きはどうするのかなあ。

 

 

 

試合後大分経ってから、いい試合が出来なかったのに松山君、

彼の方から声掛けてくれて、二人で色々反省会をしたんだけど、

途中からは錨吉人君も加わって、「何やってんだよ、お前!」 的な会話だったなあ。

要するに、上手くいかねえなあ、参ったなあってことろからの吹っ切りってことで、

もっと開き直ってムチャやっても良かったんじゃないかってことで……。

 

 

 

⑤ 高畑里望さん(ドリーム)×三瓶数馬君(協栄)……SFe 8R

11勝(3KO)5敗(2KO)1分のランク9位、36歳・茨城県と、

11勝(4KO)2敗(2KO)のサウスポー、20歳・埼玉県。

 

試合前に三瓶君の応援に来てた天笠尚さんや松山和樹君と言葉交わして、

ここんとこの三瓶君の試合のことなんか話したんだよね。

 

高畑さんはチャック・ベリーの “Johnny B Good” での入場だったね。

 

<1R>

高畑さんの方が10㎝近く上背あるしリーチもそれにつれてなもんで三瓶君、

一体どうするって感じだったんだけど、初回の踏み込みは大したことなくて、

相手に脅威を抱かせるってとこまではいってなかったなあ。

 

で、高畑さんは遠くからのチョン当てで十分って感じで何か余裕あったんだわ。

 

<2R>

三瓶君はまるで倒し屋のような最近のボクシングで、

どう見ても振りがデカ過ぎだと思うしディフェンスも緩々なんだよなあ。

 

高畑さん、もっとジャブ打って距離を保つって思ってたんだけど、

この回は却って自分から距離を縮めてショートブロー勝負を挑んでいってたなあ。

 

ただ実は高畑さんの方もディフェンスには問題があって、

引きの緩い所に3発ばかり、三瓶君の右を貰ってたんだよね。

 

<3R>

キチンと強く振ってる割には三瓶さんのKO率は低くて、

打ち方のどこかに問題があるんじゃないかとも思うんだけど、

それを究明するよりは倒し屋じゃないってことを自覚した方が早いかも知れなくて、

そこから戦法を立て直した方がずっと効率的なのかも知れないんだよね。

 

もっとペースを上げられるのか三瓶君ってことろだったんだけど、

またもや体寄せ合ってのショート戦を仕掛けていったのは高畑さんの方で、

ガツゴツの中、右目上をバッティングカットしてたけど、

山ほどのボディブローを貰ってしまった三瓶君の方が消耗が進んでたんだわ。

 

<4R>

お互い、益々ガードが緩んできて動き全体がグニャグニャしてきてたんだけど、

三瓶君の左ストレートと右フックがヒットヒットして、

そこからは交互に実に安易な被弾を繰り返すようになってしまって、

二人共、ちゃんと練習したのかってほどのトロトロさだったなあ。

 

若さに任せた三瓶君がもう一飛ばしできれば決着付くんじゃないかってほど、

特に高畑さんの落ち込み方は尋常じゃなくて、

一体いつどこで貰ったパンチが効いたのかって感じだったんだよね。

 

<5R>

どっちもアリの雑々さには更に拍車がかかっていって、

実にだらしないやり取りに終始していって、

自分、この試合に対する期待感が結構大きかったもんで、

若干腹立てながらの離席だったんだわ。

 

 

結局後で確認したら、77-76×2、77-77ってことで、

辛うじて三瓶君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫くして西板席で他の試合を見てた三瓶君がコクンって会釈してくれて、

それで彼の横に座ってちょっと試合のレビューをしたんだけど、

自分が感じたような思いを彼自身も持ったみたいだったんだけど、

それでもランク返り咲きオメデトオメデトってことで……。

 

 

 

⑥ 益田健太郎さん(新日本木村)×宮坂航君(角海老)

                           ………54.5㎏ 8R

21勝(11KO)7敗(3KO)のランク2位、32歳・鹿児島県と、

9勝(2KO)3敗1分の26歳・東京都。

 

益田さんが果たして前回のままなのか、11月初旬の最強後楽園に向けて、

無理をしないパフォーマンスに終始するのかってとこだったんだけどね。

やりようによっては宮坂君にも充分チャンスがあったんだよね。

 

<1R>

思ってた程には二人の身長差は少なくて、

初めっから益田さんも意外なほど近いポジション取りで、

これなら宮坂さんも届かせて貰えそうな感じだったんだよね。

 

相変わらず益田さん、変に振りがデカいんだけど、

それでも右フックを数発ハーフヒットさせてたね。

 

<2R>

益田さんが入って来るとに宮坂さん、初めて右ストレートの合わせ打ち成功で、

1分過ぎにも右ストレートをクロス気味に当て込んでたし、

徐々にいいプレスも掛けられるようになっていって期待を抱かせたんだわ。

 

<3R>

益田さん、右ストレートからの左ボディと左ボディからの右ストレートのうち

どっちが有効なのかを試してたようなところもあったんだけど、

1分40秒、クリンチの離れ際に右ショートフックって嫌らしいのを打ち込んでから、

急に自分らしさを確認したようなところがあって、

常に攻撃的ではないんだけど、意表を突いた一瞬に賭けてるようでもあったんだわ。

 

<4R>

益田さんの遠い所からボディブローを宮坂さんが避けきれてなくて、

出入りの鋭さ的に課題があって、基本的にもっともっとの前詰めだと思ったし、

一次攻撃が不発に終わって一段落してるのが理解し難くて、

一次攻撃は不発に終わる前提での二次三次のシツコイ攻め込みが欲しい所で、

何をどう当てるっていう事よりどういう戦い方をするのかに関しての

基本的な戦略が出来てない様な感じがしたんだよね。

 

<5R>

益田さんは必ずしも強くて巧いボクサーだとは思ってなくて、

だから宮坂君、幾らでもやりようはあると思うんだけど、

相手が思いの外攻め込んで来ないのに面食らったままみたいで、

益田さんはこの後の試合のことを考えて無理しないんだから、

無理させるようにしないとダメな訳で、止めどない圧倒的な攻め込みが要るとこで、

代わり番この其々のタイミングでの攻防に終始してたら、

それは全く益田さんの思う壺な訳で、どっかでガチャガチャにさせないとなあ……。

 

<6R>

一発ハードヒッターではないのに宮坂君、そもそも見てる時間が長過ぎで、

ペースとか動き方、戦い方に修正を加えないままなもんで、

そりゃ益田さんにとっては実にやり易い相手ってことで、

こりゃもうダメそうだなあって感じがしてしまったもんで休憩タイム。

 

宮坂さんにはそこそこ期待してたもんで残念この上なかったなあ。

 

結局、無理をしなかった益田さんのポイントボクシングってことで、

78-74×2、78-75ってことで勿論、益田さんの余裕の3-0勝ち。

 

 

 

⑦ 小野心さん(ワタナベ)×堀川謙一さん(SFマキ)

                ………日本 LF 王座決定戦 10R

18勝(2KO)6敗(2KO)2分のサウスポー、ランク1位、32歳・神奈川県と、

29勝(6KO)12敗(3KO)1分のランク2位、35歳・京都府。

 

赤コーナーには内山高志さんと田口良一さん、福原力也さん、

それに10日後にデカイ試合を控えてる木村隼人さん達が見えたんだけど、

この試合、実は自分3Rで見るのを止めてしまったんだよね。

 

 

1年振りくらいとは言えどう考えてもこの日の小野さんは本来の姿ではなかったし、

年齢の割には若いっていうか、申し訳ないけどジャブ無し乱暴一本、

ラグビーか闘牛って感じの突っかけ系の堀川さんに対して、

その程度は木村悠さんくらいには自在にいなすだろうって思ってたのが、

初っ端からそこそこヤバそうだったんだよね。

 

それは堀川さんの人徳なんだろうけど、粗っぽい突っ掛けを繰り返す度に

出張って来てた応援団は大騒ぎだったんだけど、

自分は気が滅入るっていうか汚らしいボクシングだなあって思うだけで、

それを何とも出来そうにない小野さんもひたすら情けなかったんだよね。

 

 

ってことで結局7R1分33秒、

左ボディのダメージひきずったままのTKO負けってことで、

目を覆うばかりだったんだろうなあ……。

 

相手を見極めた上での堀川さんの作戦勝ちってことでもあったんだろうね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 田之岡条さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

昨日は全部で7試合が組まれてて、

KO決着が3試合、判定が4試合だったんだけど、

全試合青コーナーボクサーが勝利したんだよね、そこそこ珍しいよね。

 

 

今日は午前中に用事があって、その後食事して、

そしたら眠くなってしまって起きたら4時を過ぎてしまってて、

そこから色々思い出しながら書いてたらこんな時間になってしまって、

その間、どうしたんだ? 風邪でも引いたのかって4人から電話貰ってしまって、

アップを待ってくれてた人にはホントに申し訳なかったです。

 

2015年9月17日 (木)

京都府立体育館・9月16日

 

“メープルナッツ” っていう瓶入りの菓子をゲットしたんだけど、

これがまあ途方もなく旨かったんだわ。

 

アーモンド、カシューナッツ、クルミ、ペカンナッツ、マカダミアナッツをローストして、

メープルシロップと蜂蜜、ラム酒を絡ませたものなんだけど、

“かっぱえびせん” なんて比較にならないほど後を引くんだよね。

 

 

 

昨日の京都でのタイトル戦は “GAORA” で生中継してたんだけど、

CATVのパック契約の中に “GAORA” が入ってたもんでね……。

 

で、録画したモノをディレイ再生しながら見たんだけど、

18時40分からだったもんでセミファイナルからの生中継だったんだけど、

地元のWタイトル戦の割には会場は結構ガラガラだったね。

 

 

 

☆ 徳永幸大さん(Woz)×鈴木悠平さん(真正)

                  ………日本 L タイトル戦 10R

15勝(10KO)2敗(2KO)のチャンピオン、26歳・京都府と、

16勝(12KO)4敗(2KO)のランク1位、25歳・大阪府。

 

徳永さんは今年4月30日、後楽園ホールでの杉崎由夜さんとの決定戦で、

8RTKO勝ちしてのこれが初防衛戦。

 

鈴木さんのパフォーマンスは加藤善孝さんとの試合しか見てないんだけど、

徳永さんにとっては比較的楽な試合じゃないかって思ってたんだよね。

 

初っ端から飛ばしていったのは鈴木さんで、

何となく心構え不足というか出遅れ加減だった徳永さんを困らせたんだけど、

鈴木さんは不器用ボクサーの無理矢理強引系の典型で、

ジャブを打たない中間距離からのいきなりの右ストレートか左フックの繰り返しで、

その右ストレートも肘が外側に張り出したギコチナイパンチなんだよなあ。

 

一方、この日の徳永さんの方も自分が持ってたイメージとは程遠くて、

意外に簡単に当てられてたし、肝心の右ストレートのカウンターも外しまくってて、

キレもスピードも不足気味と言わざるを得なかったんだよね。

 

終盤は徐々に気持ちのこもった打ち合いに移行していったんだけど、

それでもお互いにフワフワした腰高の手打ちに終始してて、

ってことで全体にトロトロの出来上がりになってしまったんだけど、

気持と手数で鈴木さんが押し切りそうだった最終10R、残り1分18秒、

左、右、左ってショート3連発で徳永さんが鈴木さんからダウンゲット。

 

それまでの蓄積ダメージが大きかったみたいな鈴木さん、

最初の左フックが大きく効いてしまって、

一度立ち上がろうとはしたんだけどそのままよろけてしまったとこでストップエンド。

 

実に劇的なエンディングではあったんだけど、

ただ、残念ながらタイトル戦としてはレベルの高い試合とは言えなかったなあ。

 

 

 

☆ 大森将平さん(Woz)×向井寛之さん(六島)

                   ………日本 B タイトル戦 10R

14勝(9KO)0敗のチャンピオン、サウスポー、22歳・京都府と、

11勝(1KO)3敗(2KO)2分のサウスポー、ランク3位、29歳・大阪府。

 

こちらの試合の方が数段レベルが高かったんだけど、

初めて見る向井さんはいいコンビネーションを持ってはいたんだけど、

残念ながら気合不足っていうか終始気後れ感が漂ってて、

元々軽そうなパンチが益々威力を失ってたんだよね。

 

大森さんは4月に当時チャンピオンだった益田健太郎さんに3RTKO勝ちしての

これが初防衛戦だったんだけど、初っ端から相手を呑んでるような

自信に満ちたパフォーマンスで常にプレスを掛けながら、

少しばかり強引な攻め立てをしてたんだけど、3R残り18秒、

左ボディから右フックを返して見事なダウンゲット。

 

やっぱり大森さん、勢いが付いた時の迫力が半端じゃなかったし、

流れの中で適宜カウンターも打てるし、向井さんは辛そうだったんだよね。

 

次の4R、明らかにボディブローのダメージが抜けないままの向井さん、

開始20秒の自コーナー前でまたもやボディへの喰い込み打ちを喰らってダウン。

 

ボディへのダメージは気力を失わせてしまうもんで向井さん、

とってもシンドそうにしてたんだけど根性のリスタートで、

そこからはやっと吹っ切れたかのような打ち合いを挑んでいってたんだわ。

 

それでも余りあるほどの時間を残してたもんで大森さん、

どういう決着を見せるのかってところだったんだけど、

思いの外乱雑というか大雑把な力ずくの追撃に終始してて、

正確なヒットが叶わないまま最後は打ち疲れて相手に凌がれてしまったんだわ。

 

それでも時間の問題に変わりが無いままで、

結局次の次の6Rの残り1分23秒の向井さん、

直前に大森さんの左ストレート喰らって弱々しくロープに飛ばされて、

最後は左フックをまともに貰ってしまったとこでレフェリーストップエンド。

ほぼ同時に投げ入れられた白いタオルがロープに引っ掛かってたなあ。

 

 

大森さんは意外に粗っぽくなるところがあるんだって感じたと同時に、

ヘロヘロになってからの向井さんの踏ん張り直しも中々見応えあったね。

 

 

試合が終わった時、まだ放送時間枠からはみ出してなかったから、

前座を見れるかと思ってたら違う番組になってしまってたんだけど、

余程詰まらない試合だったのか、始めから放映するつもりはなかったのか……。

 

 

 

今日は久し振り、中11日振りの後楽園ボクシング!

 

2015年9月14日 (月)

新人王予想(東日本・準決勝)

 

安倍首相の支持率は40%を割って就任以来最低値になったんだけど、

結局はいいカッコし過ぎたアメリカとの安直な約束に拘束されてのこの拙速さで、

最近の中国の覇権主義的行動を目の当たりにする時、

日本ばかりが一方的にアメリカの庇護を受けるっていうのは如何にも不合理で、

自分も安保は改定すべきだとは思うけど、それは憲法改正を前提にするべきで、

今の自民党の実にいい加減な憲法の拡大解釈は正当ではないと思うんだわ。

 

危機の可能性を抽象論ではなくて具体的な事態を前提として論じるべきで、

単に 「戦争は嫌だ!」 っていうセンチメンタルな考え方とも真正面から向き合って、

国民的コンセンサスの下に為されるべきであって、

安倍首相が 「国民が安心して生活していく上で是非必要だから……。」 って、

あんな風に嘘っぽい早口で言われても信頼性からは程遠いんだよなあ。

 

 

 

東日本新人王の準決勝戦はAグループが9月24日、Bグループが25日に

其々開催されるんだけど、いよいよ10日後に迫ったもんで、

その勝敗予想を当初予想も含めて書いてみるね。

 

今年の新人王トーナメントでとっても目立ってるのは帝拳ジムの活躍で、

ここまで7名ものボクサーを残してて、特に24日は4試合連続の5人出しなんだわ。

 

第2位が宮田ジムの4名(全員25日登場)で、3名残しはフラッシュ赤羽と協栄、

2名残しはマナベ、三迫、伴流、ドリーム、角海老の5ジム。

 

 

 

【2015年度東日本新人王トーナメント準決勝予想】

 

≪9月24日≫……Aグループ

 

【ミニマム級】

☆ 小浦翼君(E&Jカシアス)×高橋悠斗君(協栄)

3勝(3KO)0敗の21歳・神奈川県と、4勝(2KO)0敗の22歳・東京都。

 

Aグループの優勝候補は元々小浦君一点絞りだったんだけど、

まずは順当に勝ち上がってきて、準決勝の相手はこれまた全勝の高橋君。

 

その高橋君、そこそこのパワーヒッターではあるんだけど、

基本的にはジャブの少ないいきなり系の若干雑なボクシングなもんで、

驚異的なスピードと豊富なテクニックを誇る小浦君が圧倒するって予想。

 

 

 

【ライトフライ級】

☆塚田直之君(セレス)×戸高達君(L玉熊)

4勝(2KO)3敗(1KO)1分の27歳・群馬県と、

4勝(1KO)1敗1分の25歳・東京都。

 

ここは坂本直之君と戸高君が勝ち進むと思ってたんだけど、

塚田君が2-1で坂本君を下しての準決勝進出。

 

お互いに決定力に欠ける同士なんだけど、

手数の頑張り方が半端じゃない戸高君の押し切り勝ちって予想。

 

 

 

【フライ級】

☆ 岸井宗之君(協栄山神)×志賀弘康君(石神井S)

3勝(2KO)5敗(3KO)1分の29歳・神奈川県と、

5勝(3KO)0敗の23歳・広島県。

 

志賀君の相手は山田大輔君じゃないかって思ってたんだけど、

初戦で微妙な1-2負けをしてしまって、2試合シードの岸井君が勝ち上がり。

 

キッチリしたボクシングが出来れば志賀君が圧倒すると思うんだけど、

ガチャガチャ乱暴に攻め立てて来る相手には弱いところがあるから

若干悩むんだけど、岸井君にはそれ程強烈な勢いはないからやっぱり志賀君。

 

 

 

【スーパーフライ級】

☆ 梶颯君(帝拳)×横山拓成君(F赤羽)

2勝(2KO)0敗の18歳・埼玉県と、

5勝(2KO)1敗(1KO)のサウスポー、20歳・埼玉県。

 

ここは最初っから颯君と横山君の一騎打ちだと思ってて、

それでも颯君が圧倒するんじゃないかって思ってたんだけど、

準々決勝戦での横山君のパフォーマンスを見るとそんなに簡単そうではなくて、

颯君がサウスポーを苦にしないのかも気になるんだけど、

たった二試合しか見てないんだけど、安定感的にはやっぱり颯君かなあ。

 

 

 

【バンタム級】

☆ 垣永嘉信君(帝拳)×西原俊樹君(伴流)

3勝(1KO)1敗の21歳・長崎県と、5勝(1KO)3敗2分の25歳・東京都。

 

元々の優勝候補の一人だと思ってた宮地隆佳君は初戦KO負けしてしまったし、

もう一人の鈴木涼次君は初戦棄権してしまっていきなりの混沌混沌なんだわ。

 

今回の新人王トーナメントにあたって一番幸運だったのが垣永君で、

2試合やる予定だったのが相手の二人共が棄権してしまって、

一試合もすることなくの準決勝進出なんだわ。

 

相手の西原君は2試合シードではあったんだけど、

準決勝はギリギリ2-1勝ちで、そもそもジャブ無しのちょっと雑なボクシングで、

スタミナ面にも課題が有りそうなもんでここはギリギリ垣永君かなあ。

 

それでも西原君は垣永君が以前0-2負けした上田有吾君に勝ってるし、

Aグループには飛び抜けた存在がいないっていうのが正直なとこなんだよね。

 

 

 

【スーパーバンタム級】

☆ 梶龍冶君(帝拳)×三浦仁君(三迫)

4勝(3KO)1敗の19歳・埼玉県と、5勝(1KO)0敗の21歳・青森県。

 

ここは初めっから龍冶君と三浦君の一騎打ち予想で、

勝った方がそのまま東日本新人王になるって思ってたんだよね。

 

一発の決定力はないんだけど三浦君、水準を越えたスピードを持ってるし、

試合運びが抜群に巧いんだよね。

 

ただ、今回はパンチ力で優位に立ってて全体のバランスに秀でてる龍冶君が

最終的には何とかするんじゃないかと思ってて、

三浦君は龍冶君の唯一の敗戦相手の松戸佑生君と比べると、

少しまとまり過ぎてるのが裏目に出るんじゃないかっていう予想なんだけどね。

 

 

 

【フェザー級】

☆ 白石将晃君(帝拳)×岩原慶君(本多)

2勝(1KO)0敗1分の?歳・長野県と、

5勝(2KO)2敗のサウスポー、25歳・埼玉県。

 

当初は白石君と中川公弘君の戦いじゃないかって予想してたんだけど、

中川君は初戦で岩原君に1-2負けしてしまったんだわ。

 

二人共、相手の棄権に助けられ尚且つ、微妙な判定での勝ち上がり方をしてて、

見た目ほどの決定力がないんだけど、

元々のポテンシャル的には岩原君だと思ってるもんで、

前回のような若干中途半端なパフォーマンスを改善出来てればってことで……。

 

 

 

【スーパーフェザー級】

☆ 石川元希君(M・T)×西村直哉君(新日本木村)

5勝(3KO)0敗のサウスポー、22歳・東京都と、

4勝(3KO)7敗(2KO)1分の30歳・京都府。

 

このグループは石川君の他、有岡晃平君、鈴木大河君を予想してたんだけど、

有岡君は準々決勝戦で石川君に敗れて、鈴木君は初戦で神辰郎君にKO負け、

その神君にTKO勝ちしたのが西村君なんだよね。

 

西村君は戦績的には今一なんだけど前回はとってもいい試合が出来てたから

一方的にはならないと思うんだけど、やっぱり石川君のパワーかなあ。

 

 

 

【ライト級】

☆ 中嶋龍成君(山龍)×阿久津光生君(協栄)

5勝(3KO)1敗(1KO)のスイッチ、20歳・秋田県と、

5勝(4KO)1敗(1KO)の25歳・東京都。

 

阿久津君は元々の優勝候補だったんだけど、

中嶋君は準々決勝で優勝候補の森田陽君にKO勝ちしての勝ち上りで、

ここんとこの勢いは半端じゃないんだわ。

 

ここはかなり迷うところなんだけど、総合力ではやっぱり阿久津君かなあ。

 

 

 

 

【スーパーライト級】

☆ 中島祐樹君(多寿満)×土屋浄司君(F赤羽)

1勝(1KO)1敗の22歳・埼玉県と、3勝(3KO)2敗(1KO)1分の22歳・東京都。

 

圧倒優勝候補だと思ってたポンポンタ君が初戦であっけなくTKO負けしてしまって、

もう一方の候補だった永吉祐哉君も棄権してしまったもんで、

もう誰が来ても不思議じゃないんだけど、

ここはポンポンタ君に3RTKO勝ちした土屋君じゃないかなあ。

 

 

 

【ウェルター級】

☆ 永野祐樹君(帝拳)×阪田壮亮君(船橋D)

4勝(3KO)2敗(1KO)のサウスポー、26歳・熊本県と、

4勝(2KO)2敗(2KO)1分の21歳・千葉県。

 

元々層が薄くて誰にでも可能性があったんだけど、

予想してた橘川翔君は初戦TKO負け、石川裕介君はいきなりの棄権で、

これまでの二人の戦い方と戦ったメンバーを思い返すとやっぱり永野君かなあ。

 

 

 

【ミドル級】

☆ アルティン・ぺパ君(宇都宮金田)×加藤収二君(中野サイトウ)

3勝(2KO)1敗(1KO)の37歳・アルバニアと、

2勝(1KO)0敗のサウスポー、24歳・東京都。

 

ここも飛び抜けた存在がいなくて、何となくラッシャー青木君かなあって、

そう思ってたんだけど、加藤収二君に1-2負けしてしまったんだわ。

 

ぺパ君はああ見えて極端なスタミナ不足だし、

巧いことフルラウンドに持ち込んで加藤君の判定勝ちってことで……。

 

 

 

≪9月25日≫……Bグループ

 

【ミニマム級】

☆ 佐宗緋月君(コ―エイ工業小田原)×池谷優樹(マーベラス)

5勝(1KO)1敗の20歳・神奈川県と、3勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・東京都。

 

乱暴な殴り屋ボクシングで柏野晃平君を倒した佐宗君と、

圧倒的な接近手数戦でデシエルト長池君を押し切った池谷君の対決で、

要するに優勝候補とは考えてなかった二人の一戦なんだけど、

お互いに戦い方に片寄りがあるもんで予想が難しいんだけど、

池谷君が巧いこと立ち回って相手の距離を潰してしまうんじゃないかなあ。

 

 

 

【ライトフライ級】

☆ 細谷大希君(角海老)×山中章弘君(F赤羽)

3勝(1KO)0敗の20歳・東京都と、5勝(2KO)3敗(1KO)の27歳・東京都。

 

こっちのグループは細谷君と赤尾文弥君の戦いだって思ってたんだけど、

その赤尾君が準々決勝で山中君に1RTKO負けしてしまったんだわ。

 

山中君の豊富な試合経験は脅威なんだけど、強豪には必ず負けてるもんで、

ここは元々の優勝候補の細谷君に期待だね。

 

 

 

【フライ級】

☆ 金田聖博君(ドリーム)×工藤優雅君(マナベ)

5勝(1KO)0敗の29歳・?県と、4勝1敗1分のスイッチ、21歳・東京都。

 

予想通りの対戦。

 

究極の当て逃げ系の金田君なんだけど、

工藤君には十分な対応力があると思ってるんだよね。

 

お互いにそれ程の決定力はないから、相手のボクシングに巻き込まれないこと、

諦めない手数が決め手になると思ってるんだけどね。

 

 

 

【スーパーフライ級】

☆ 松原陵君(帝拳)×福永亮次君(宮田)

3勝(3KO)1敗の24歳・岐阜県と、

4勝(3KO)1敗のサウスポー、29歳・大阪府。

 

福永君は順当な勝ち上がりだったんだけど、

もう一人の優勝候補だった伊藤真也君は初戦0-1負けしてしまって、

その伊藤君を破った郡司成悠君に2RKO勝ちした松原君が進出。

 

お互いにKO率の高いスリル満々のボクシングをするんだけど、

全体のバランスとか丁寧さではやっぱり福永君じゃないかって思ってるんだわ。

ちなみに松原君の唯一の敗戦相手は横山拓成君なんだよね。

 

 

【バンタム級

☆ 武田航君(角海老)×山口結人君(協栄)

5勝(1KO)0敗1分のサウスポー、21歳・神奈川県と、

4勝(1KO)4敗1分の22歳・栃木県。

 

武田君と堤アキラ君が勝ち上がると思ってて、

武田君は順当な勝ち上がりだったんだけど、

それまで実に快調だった堤君が準々決勝で、

山口君の距離置いてのチョンチョンボクシングに惑わされっ放しで、

結局1-1の優勢負けしてしまったんだわ。

 

武田君は常にとってもキッチリしたボクシングを維持しての勝ち上りで、

工藤君×金田君のフライ級と同じような展開が予想されるんだけど、

能力的には圧倒してるから何とかするんじゃないかなあ。

 

 

 

【スーパーバンタム級】

☆ 市村蓮司君(RK蒲田)×石井龍誠君(伴流)

3勝(3KO)2敗の22歳・京都府と、

5勝(3KO)1敗のサウスポー、19歳・東京都。

 

二人の優勝候補がキッチリ勝ち上がってきたんだけど、

お互いに超激闘派なもんで激しい展開が予想されるんだけど、

まとまり感では若干石井君が優勢じゃないかって思ってるんだよね。

ちなみに石井君の唯一の敗戦の相手は梶龍冶君。

 

 

【フェザー級】

☆ 萱沼徹平君(帝拳)×石田凌太君(宮田)

5勝(3KO)0敗の21歳・埼玉県と、5勝(3KO)0敗の19歳・東京都。

 

事前の予想通りの二人が勝ち上がったんだけど、

全勝同士、決定力に富んだ同士の対戦なもんで期待度は高いんだよね。

 

より理に叶ったパフォーマンスをするのは石田君の方なんだけど、

当初は乱暴一点の力づくだった萱沼君が試合を重ねるにつれ角が取れて、

工夫して丁寧な動きができるようになってきてるのが魅力なんだよね。

 

 

 

【スーパーフェザー級】

☆ 永田翔君(アベ)×岸文昭君(宮田)

5勝(2KO)1敗の20歳・長崎県と、4勝(2KO)0敗1分の27歳・東京都。

 

ここは岸文昭君、吉田海斗君、川名北斗君を選んでたんだけど、

岸君は順当に勝ち上がったんだけど、吉田君はいきなりの棄権で、

川名君は1試合シードの初戦でTKO負けしてしまったんだわ。

 

川名君を倒したのが去年の新人王戦で彼に4RTKO負けした永田君で、

同じ4RTKOで決着を付けたんだよね。

 

お互いに圧倒的な存在感がある方ではないんだけど、

戦い方の手堅さで岸君じゃないかって思ってるんだよね。

 

 

 

【ライト級】

☆ 川西真央君(三迫)×上村優君(ドリーム)

3勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・岡山県と、

5勝(2KO)2敗(1KO)1分の32歳・三重県。

 

Bグループのこの階級には元々飛び抜けた存在がいなかったんだけど、

当初予想してた來山悠一君と高田朋城君は共に初戦敗退してしまってからは

混沌混沌で誰にでも可能性があったんだわ。

 

勝ち上り方がシッカリしてるのは川西君の方で、

ドリームジム独特の上村君の頭からのガリゴリボクシングを克服さえ出来れば、

意外に簡単に川西君が押し切ってしまうんじゃないかって思ってるんだよね。

 

 

 

【スーパーライト級】

☆ 坂本将哉君(元気)×河田神二郎君(宮田)

3勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・石川県と、

3勝(3KO)1敗1分の25歳・北海道。

 

坂本君とらいす林君の戦いだと思ってたのが、

林君が1試合シード後の初戦で河田君に1RKO負けしてしまったんだわ。

 

KO率が高い同士ではあるんだけど圧倒的ってほどではなくて、

どっちもアリだなって思うんだけど、

河田君はサウスポーが得意そうじゃない印象がするもんで坂本君かなあ。

 

 

 

【ウェルター級】

☆ 海藤正晴君(シュウ)×三村利伸君(マナベ)

3勝0敗のサウスポー、26歳・山形県と、

4勝(3KO)0敗1分のサウスポー、28歳・埼玉県。

 

このグループは当初、豊嶋亮太君、小林孝彦君、芦沢広樹君を選んでたんだけど、

豊嶋君が小林君に2RTKO勝ちして、その豊嶋君に3-0勝ちした海藤君と、

2戦目で芦沢君に2RTKO勝ちした三村君が進出してきたんだわ。

 

今回のトーナメントにも例年と同じように、

とっても極端な戦い方をするボクサーが多く残ってて、

頭からの極端な詰め詰めスタイルとか、超当て逃げチョンチョンボクサーだとか、

そういうボクサー達がその後大成するケースは殆ど無いんだけど、

普段、そういう相手を想定した練習をしてないようなボクサーにとっては

実にやり難くて、らしさを発揮できないまま残念敗退をすることが多いんだよね。

 

三村君の相手の海藤君もそういうやり難い後者のケースのボクサーで、

自分はグルグルルーレットボクサーって呼んでるんだけど、

ペースを取られたら4ラウンドはあっという間に過ぎてしまうから要注意なんだわ。

 

その三村君、実はそれほどのボクサーだとは当初思ってなかったんだけど、

試合をするごとの進化は見るべきモノがあって、期待度が上ってるんだよね。

 

 

 

【ミドル級】

☆ 長濱陸君(白井具志堅)×渡邊玲央君(横浜光)

0勝0敗1分の23歳・東京都と、2勝(1KO)0敗1分の34歳・神奈川県。

 

Aグループよりレベルは高いと思ってて、

長濱君と渡邊君の他、阿久津朋生君を候補に選んでたんだよね。

 

長濱君はアマ資格でのエントリーだったんだけど、

大間和友君との初戦は実に微妙な1-1引き分け優勢だったなあ。

 

阿久津君は準々決勝で渡邊君に4RTKO負けしてしまったんだよね。

 

二人共、実戦経験が浅いもんで予想は難しいんだけど、

アマ戦績の圧倒差で渡邊君っとことで……。

 

 

 

【準決勝戦期待度ベスト10】

*敬称略、左側が勝者予想。

 

① 梶龍冶×三浦仁 

② 小浦翼×高橋悠斗 

③ 梶颯×横山拓成 

④ 萱沼徹平×石田凌太 

⑤ 福永亮次×松原陵 

⑥ 工藤優雅×金田聖博 

⑦ 三村利伸×海藤正晴 

⑧ 武田航×山口結人 

⑨ 石井龍誠×市村蓮司 

⑩ 細谷大希×山中章弘

 

 

 

新人王トーナメントっていうのは試合するごとに飛躍的に伸びるボクサーとか、

全くその逆のボクサーもいるもんで、継続的に見てるととっても興味深くて、

上記の予想は色んなことを思い出し思い出ししながら書いてみたんだよね。

 

いつものように、負けるって予想されたボクサーの奮起を期待するんだけど、

そもそも自分の予想は結構外れるからそんなに気にすることはないんだわ。

 

2015年9月11日 (金)

日記・9月11日

 

例の首都高の事故はその後、自分が知ってるだけで昨日現在15件。

 

5ヶ月でこの数字っていうことは月3件の発生頻度になってて、

どう考えてもこれは多過ぎじゃないかって思うんだけど、

事故の発端になってるのは軽トラや軽ワゴン、それに1~2tトラックが殆どで、

大型トラックやバス、それに乗用車の類いはとっても少なくて、

運転の慎重さとか車両の整備に差があるんじゃないのかなあ。

 

 

 

35℃以上の日が例年以上に多くて、この先どうなるのかって思ってた途端、

台風を呼び込んでの長雨が続いて、もう秋なのかってここ2~3日、

18号台風が温帯低気圧に変わった途端の破天荒な大雨。

 

竜巻とか大雨は突き詰めると全て地球温暖化が原因らしいんだけど、

今回のかなり限定的な細長い雨雲の流れ(線状降水体)は、

だから却って雨を集中させたみたいで、

結果、被害を拡大させたんじゃないかって思ってるんだけどね。

 

鬼怒川の堤防決壊で茨城県の常総市がエライことになってて、

あれ程大規模な堤防決壊は久し振りに見たんだけど、

実は自分、小さい頃に伊勢湾台風っていうのに見舞われて、

近所の鶴見川がその時は決壊じゃなくて堤防越水だったんだけど、

兎に角自宅が床上浸水してしまって、急遽隣家に避難したことがあるんだわ。

 

その隣家は自分と同学年の男子の家だったんだけど、

自分が嫌ってた相手だったもんで、とっても気まずかったっけなあ。

 

その家の二階から眺めた一帯は野球広場を含めて溜池のようになってしまって、

金持ちの家の池から逃げた錦鯉とかが悠然と泳いでたし、

ドラム缶の上に板を渡して作ったイカダに乗って浮かれてる連中がいたり、

意味なく泳いでるオッサンもいたんだけど、

当時はトイレは水洗じゃなかったもんで、汚ったねえなあって思ったなあ。

 

家が浸水するとその後片付けが信じられないほど面倒臭いもんで、

自分の父親はその家を諦めてしまっていきなり引っ越ししたんだっけなあ。

 

 

今回の鬼怒川の堤防決壊では逃げ遅れた人が沢山いて、

それを自衛隊やら消防のヘリが一人一人吊り上げて救出してたんだけど、

救助を待つ人の上空に行き着いてからがやたらトロトロ時間が掛ってて、

普通はあんなものなのかなあって思いながらも、

もう少し手際良く出来ないものかって思ったんだよね。

 

 

 

で、昨日の夜のニュースはどの局も堤防決壊一色だったんだけど、

そう言えばフジテレビの夜のニュースっていうのは始まる時間が毎日まちまちで、

一体何を考えてるんだろなあって思うし、

歴代使われてる顔のデカイ強気キャラ系の女性キャスター達、

ああいうのは誰の好みなのかなあとも思うんだよね。

 

 

 

それとね、茅ヶ崎市で床上浸水が一棟ってことなんだけど、

その一軒がどんなところに建ってたのかが気になったんだけど、

いずれにしても一棟だけっていうのは何となく恥ずかしいなあ。

 

 

 

最近、こういうのはどうなのかなあと思ったのはJBCの月刊広報誌で、

1ヶ月間の業界の色々について書いてある中、

ウェイトオーバーボクサーを出してしまったり、

若干の不始末を起こしたジムの会長に対して注意したことに関して、

そのジムの会長を全くの呼び捨てにしてることなんだよね。

 

それは門外漢である自分が耳にしてもかなり不快で、

まるで犯罪者扱いしてるようなその違和感はちょっと度を超えてて、

そもそも内部紛争を起こして自らの足元さえシッカリ固め切れてないのに

他人にはエライ厳しいんだなってなって思ったんだけど、

相手が帝拳ジムの本田会長の場合でも本田って呼び捨てにするんだろうか……。

 

2015年9月 9日 (水)

距離感……。

 

ボクシングに必要な色々な技能の中の一つに距離感があって、

自慢のパンチ力も優秀な防御力も全て適切な距離感があってのことで、

もしかしたら距離感こそが全ての始まりじゃないかとも思ってるんだよね。

 

 

 

距離感って言えばそれは世間の様々な出来事に関しても言えることであって、

直接自分に害を及ばさないような地域での紛争とか災害、事件事故は

それらには勿論同情とか時には怒りさえ感じるんだけど、

その事象が悲惨であればある程高揚感を感じてしまう自分も一方にはいる訳で、

それは不謹慎のそしりを免れないんだけど正直なところなんだよね。

 

 

更に距離感っていうのはこと人間関係にも言えることでもあって、

それこそが心地のいい対人関係を維持する秘訣だとさえ言えるんだよね。

 

人は其々ガードというかバリアを持ってて、それは人によって違ってて、

ある人はギリギリのところまでノーガードなんだけど、

別のある人はかなり遠いところまでバリアを張ってるってことも多くて、

其々を見極めるのが人間関係を円滑に進めるコツなんだよね。

 

難しいのはそのバリアがその人の正直なバリアなのかどうかってことで、

特にずっと手前にある様に一見実に愛想よく見せかけていながらその実、

とってもガードが固くて、思ってる以上に遠くにバリアを張ってる人との関係で、

それを見誤って踏み込み過ぎると想像以上のストレスを相手に与えてしまって、

その人の限界を超えることによって生じる拒絶と反発を喰らってしまうんだよね。

 

その人その人がバリアを普段から正直に表明してくれてれば、

受け取る側もそれを信じてそれなりの付き合い方をするんだけど、

本当は大きなバリアを持ってるのに故意にそれを不鮮明にして、

太っ腹ですよ、愛想がいいんですよっていう素振りをしてる人は実に面倒なんだわ。

 

何故その人が必要以上に自らの限界以上に愛想良くするのかっていうと、

生活して行く為にあるいは仕事をしていく上で円滑な人間関係を目指してて、

影響力のある人に嫌われたくない、常に自らを優位に保ちたいっていう欲求を

強く持ってるからだと思うんだけど、限界以上っていう点でそれはある種の偽りで、

過度な愛想の良さっていうのは、実は裏表のある人間の一つの特徴な訳で、

もしかしたらその人の不誠実さの隠れ蓑なのかも知れないんだよね。

 

大きなバリアを張ってるように見える人が実はそうではなかった場合は

ひたすら嬉しいだけなんだけど、

大きなバリアを密かに隠し持ってた人に出会うと大きくガッカリで、

こっちの見極めの悪さを反省するばかりなんだよね。

 

つい最近、相手を見誤ってしまったことがあったもんでね……。

 

2015年9月 6日 (日)

後楽園ホール・9月5日

 

“人は右、車は左” っていうのが、

自分らが小学生の頃の交通ルールだったんだけど、

その頃から自分は右側通行っていうのが何となくシックリこなくて、

今ではそういうルールが無くなってるもんで助かってて、

普通は道の左側を歩くことが多いんだよね。

 

昔の武士も左側通行だったっていうんだけど、

それは腰に差した刀の先がぶつかるのを避ける為であって、

そんな事情のない自分が何故左側を歩きたがる傾向が強いのかなあ。

 

無意識ながら自分の心臓を守ろうとしてるんじゃないかって最近は思ってて、

だから車の左側通行は納まりがいいんだけど、

2車線あると走行車線より追い越し車線の方が走り易いし、

左カーブより右カーブの方が好きなんだよね。

 

その傾向はチャリでも同じで、右カーブの方がギリギリのライン取りが出来るし、

要するに常に心臓をより安全な位置にしておきたいって意識なのかなあ……。

 

 

 

昨日の東京ドームは矢沢永吉のコンサートってことで周辺は半端じゃない混雑で、

紫や黄色、それに真っ白の永ちゃんスーツ達に溢れてたなあ。

 

地方からまとまって来る人も多いらしくて御茶ノ水辺りからの道路も大変な混雑で、

18鴻巣のスタッフも途中から電車に乗り換えたって言ってたもんなあ。

 

 

確か新潟からだと思うけど、以前挨拶に寄ってくれた方が今日も来てて、

「早い時間に終るといいですね。」 ってことで……。

 

第一試合が一方の棄権で中止になったもんでこの日は第二試合から全6試合。

 

 

 

② 内藤剛君(越谷634)×今井勝典君(ワタナベ)……SFe 6R

4勝(2KO)3敗(1KO)3分の31歳・埼玉県と、5勝6敗2分の30歳・東京都。

 

渡辺ママが隣に座って始まり始まり……。

 

<1R>

今井君、もう少し前傾した方がいいんじゃないかって思ったし、

そもそももっと積極的に手を出すべきじゃないのかなあ。

 

結局、右フック2発貰って、左目上をバッティングカットしてたけど、

終始内藤君の距離でやらされるって感じだったんだわ。

 

<2R>

今井君、もっとちゃんとやれそうな感じがするんだけど、

ひたすら飛び込む一瞬を見計らっての極端な戦い方で、

基本的には内藤君もそれに近いスタイルなもんで二人共、荒っぽい粗っぽいで、

相手が入って来るところに合わせ打てば効果的なのになあ……。

 

バッティングだらけになってしまって内藤君にドクターチェックが入ったんだけど、

残り40秒からの今井君のラッシュでポイント奪還かなあ。

 

<3R>

どっちかの傷が悪化して途中ストップも有り得る展開だったもんで、

このラウンドの飛ばし加減で勝負が決まりそうだったんだけど今井君、

前へは出ていくんだけどやっぱり手遅れ気味でアピールし切れてないんだわ。

 

<4R>

お互いの顔面はパンチよりバッティングで傷んでて、

益々粗っぽくなっていく中、手数は内藤君が圧倒してたんだけど、

左右ショートの有効性で今井君だったね。

 

<5R>

ホントに今井君、もう少し遠い所から頑張れると全然違ってくると思うんだけど、

接近戦限定の戦い方が固まってしまってるんだよなあ。

 

<6R>

ここまでとっても微妙なスコアになってたと思うから、

お互い、ここが正に勝負どころだったんだけど、

ラスト30秒からの頑張り踏ん張りのヒットヒットで今井君だったかなあ。

 

 

自分のスコアは1R、3R、5Rは内藤君、2R、4R、6Rは今井君ってことで、

57-57だったんだけど結局、58-57、57-58、57-57の1ー1ドロー。

 

 

青コーナーの隅の方で観戦してた荒川仁人さんとちょっと立ち話……。

 

 

 

③ 山本浩也さん(全日本P)×須田拓弥さん(沼田)

                            ………48.5㎏ 8R

8勝(3KO)3敗(1KO)のランク2位、23歳・千葉県と、

12勝(3KO)10敗(2KO)2分のランク6位、35歳・埼玉県。

 

<1R>

より動きが大きい須田さんが最初の右をクリーンヒットさせたんだけど、

その後1分15秒、右ストレートをきっかけに山本さんが一気のラッシュラッシュで、

残り1分10秒では実に印象的な左フックを当て込んでたんだわ。

 

須田さん、右フックの振りがタルイというか大き過ぎるもんで、

その間隙を狙われてるようなところがあるんだよなあ。

 

<2R>

ショート戦でのスピードと回転力勝負だと須田さんはどうにも分が悪くて、

もう少し距離を取った方がいいと思ったんだけどなあ。

 

<3R>

二人共、ショート戦はフックの打ち合いに終始してて、

不思議な程ショートアッパーが少なかったなあ。

 

それほどのKO率ではないのに須田さん、とにかく振り過ぎで、

動きが大まかになるところを山本さんに細かく狙われ続けて、

っていう流れが固まってしまったもんで、ここで一旦離席。

 

 

結局やっぱり、78-74、78-75、77-76ってことで山本さんの3-0勝ち。

 

 

 

北板席に帝拳ジムの長野マネジャーがおられたもんで、

この日の王座決定戦の見通しとかボクサーとしての中澤将信さんのこととか、

ジム移籍に関する色々とかとっても興味深い話を聞かせて貰ったんだよね。

 

 

 

④ 石川貴章君(角海老)×大塚隆太さん(18鴻巣)……B 8R

11勝(6KO)6敗(6KO)の25歳・愛媛県と、

14勝(4KO)8敗(3KO)2分のランク7位、29歳・埼玉県。

 

勝率もKO率も実はノーランカーの石川君の方が上なんだよね。

で、距離詰まった打ち合いになったら石川君優位だと思ってて、

大塚さんがどういう戦い方をするかがポイントだったんだけどね。

 

<1R>

大塚さん、やっぱりそう出たかって感じの徹底距離キープで、

常に引き気味、ガード緩めての誘い作戦の中、ジャブのチョン当てに終始してて、

石川君、有効射程までの鋭い距離詰め踏み込みが出来てなかったなあ。

 

<2R>

大塚さん、自分からは左だけで、相手が打って来た際には右を合わせ打つって、

この試合はこの作戦でいくって体に染みつかせてたみたいだったなあ。

 

あしらわれてる感じが続いてた石川君、くれぐれもイラつかないことで、

相手の動きに合わせた踏み込み度をアップアップなんだよね。

 

<3R>

石川君、やっとやっとの左右ボディの打ち込みが叶ったんだけど、

大塚さんには正面切ってまともに打ち合うのはまだ先だって判断してたみたいで、

中々石川君の思い通りにはならなかったんだけど、

それでも足を止める算段としてのボディ攻めはグッドグッドだったんだよね。

 

このラウンドは石川君が取り返したかなって思ってた残り15秒、

そのまま劣勢のままで終わるつもりのなかった大塚さんが一気の攻勢で、

左、右のストレート系をクリーンヒットさせて揺り戻し成功って感じだったなあ。

 

<4R>

どっかで大きく当てたい石川君だったんだけど、

この日の大塚さんはあくまで当初の戦略を守りきるつもりだったみたいで、

まるでヨーロピアンボクサーを彷彿とさせるような徹底したアウトボクシングで、

相手の集中を途切れさすかのようなサークリングサークリングだったんだわ。

 

<5R>

石川君もかなりのボディブローを積み重ねていったんだけど、

一方では大塚さんのジャブを山ほど貰って顔面がかなり紅潮してきたんだよね。

 

<6R>

結局、石川君のあと一歩の追い込み不足が大塚さんを楽にしてしまって、

得意の打ち合いに持ち込めないっていう状況に全く変化が起こらないままで、

大塚さんはポイント計算と試合のエンディングの方向性に思いを馳せてて、

とにかくどっかでデカイのを一発を当てなくちゃっていう石川君との

精神的な余裕の差は計り知れないモノを感じたもんで、

もうこの辺かなあ、勝負あったなあって離席したんだよね。

 

 

で、結局次の7R2分15秒、大塚さんのTKO勝ちだったんだよね。

 

大塚さんはパンチのキレはある方なんだけど何故か倒し屋ではないもんで、

序盤の力づくの殴り合いを避けながら、最初っから勝負は後半戦ってことで、

徐々に相手を弱らせながらハードヒットの機会を狙うっていう、

ある意味理想的な戦い方が出来たんじゃないのかなあ。

 

松村マネジャーに 「途中から見てなかったでしょ。」 って言われてしまったけどね。

 

 

通路をぶらついてたら2日前に試合を終えたばかりの麻生興一さんとバッタリで、

彼、福原力也さん達の応援に来てて、二人であの激闘を色々振り返ったんだけど、

やっぱり宮崎辰也君の左フックは半端じゃなかったって言ってたんだけど、

それを4発ほど喰らってヤバかったのを必死に堪えて、

最後まで表に現さなかったっていうのはホント凄かったよねってことで……。

 

 

 

⑤ 中川祐輔さん(市野)×福原力也さん(ワタナベ)……58㎏ 8R

8勝(4KO)3敗(3KO)1分のランク5位、30歳・三重県と、

30勝(22KO)8敗(5KO)1分のランク1位、36歳・東京都。

 

中川さんは1年弱前に梅津さんに3-0勝ちしてランクインしたんだけど、

その試合は正直、梅津さんの出来の悪さに支えられた結果だったし、

その後大幅負け越しノーランカーに3-0勝ちしてのこの日な訳で、

福原さんとしては後輩の仇討っていう側面もあったんだよね。

 

その福原さん、リングインしただけで見栄えでは既に圧倒勝ちで、

例の黒トランクスにベルトラインの “RIKIYA” のブルーの文字がカッコいいなあ。

 

<1R>

イケメンの上強いっていうのは頭にくるぜって感じで中川さん、

いきなり結構近い所でのまともなポジション取りから突っ突き始めたんだわ。

 

5㎝ほどデカイ福原さん、大きく構えて様子見からスタートしてたんだけど、

1分29秒、右ストレートボディからの左フックの返しがグッドヒットで、

それは中盤にも見せてたんだけど何となく手応え掴んだみたいだったんだわ。

 

中川さんの動きを見てるとフェイントに引っ掛かり易いタイプみたいで、

福原さん、後は打ち終わりに相手の右を貰わないように左ガードだね。

 

<2R>

中川さんの右打ちたい打ちたいが見え過ぎだったんだけど、

福原さんも左フックの打ち終わりに危ない場面もあって、

そんなに打たれ強くは無いのにディフェンスに不安を残してたんだよね。

 

それと福原さん、若い頃は動きやパンチがナイフのようにキレキレだったんだけど、

年齢と経験を重ねるにつれナイフがナタのように変わってきてて、

剛腕系のボクサーに変身してきてて何だかボクシングが若いんだよなあ。

 

自分のすぐ後ろに内山高志さんが応援に来てて、

「ジャブで遊べ!」 「フェイント! フェイント!」 ってアドバイス飛ばしてたんだよね。

 

<3R>

福原さんに丁寧で細やかな動きが不足気味だったせいか、

特に鋭く伸びるジャブが少なかったせいか、

中川さんはそれほど困ってるようには見えなくてプレスを強めていって、

ひたすら右のタイミングを見計らってたなあ。

 

福原さん、力づく戦にするつもりなのか……。

 

<4R>

大差ではなかったんだけど、前のラウンドまで全てポイントは福原さんで、

それは自分のスコアではあったんだけど、中川さんも負けてるって思ったか、

この回は初っ端から攻勢を強めっていった開始22秒のリング中央、

お互いの左右フックが危険な交差をしたその瞬間、

福原さんの左、右、左の最後の左フックが絵に描いたような直撃で中川さんダウン。

 

効いたままリスタートした中川さんは明らかに表情が変わってて、

そんならってことで飛ばしていった福原さん、またもやリングほぼ中央の55秒、

またもやの左フックが大的中で中川さんが二回目のダウン。

 

まだ2分弱もの時間が残されてるし福原さん、

効いてる効いてるの相手に対して、もっとクールに畳み込めばいいモノを、

何だか若返りしたようなムチャ大振りで、それは一つのショーの様な感じで、

派手派手に攻め立てながら見栄えのいいKO劇を狙ってたかのようだったんだけど、

ここに来ての中川さんの踏ん張りもそれはそれで大したモンで、

あれよあれよって感じで時間が過ぎていって、

3度目のダウンゲットが時間との争いになってきて、

何だコリャ、逃してしまうのかなあって見てた残り僅か1秒の南東ポスト前、

この日唯一最大の右フックをブチ当てて計算したかのような見事なエンディング。

 

 

時間としては2分59秒ってことだったんだけど、

途中左ボディの強烈打ち込みも叶って福原さん、

上でも下でも倒すことが可能になって却って意識がバラけたのかなあ。

 

福原さん、試合後のインタビューで結婚したのをアナウンスしてたんだけど、

自分は試合直前にそれを知ったんだけど、

チケット販売的には内密にしてた方が良かったんじゃないかって思ったんだよね。

それにしても久し振りに雄々しい福原さんを見たなあ。

 

 

 

⑥ 岩渕真也さん(草加有澤)×ロメオ・ハコサレム……SL 8R

25勝(21KO)5敗(1KO)のOPBF3位、サウスポー、30歳・埼玉県と、

16勝(8KO)10敗(6KO)1分のOPBF9位、27歳・フィリピン。

 

ドームコンサートと終わりが重なると大変な事になるもんで、

岩渕さんには2Rまでに終わるようにお願いできませんかって、

試合前に有澤会長に冗談を言ってたんだけどね……。

 

ジャコサレムって読むのかハコサレムでいいのか良く解らないんだけど、

いずれにしても彼は日本で初試合ではあるんだけど、

内山高志さんや三浦隆司さんのスパーリングパートナーも務めたんだってさ。

 

<1R>

そのハコサレム、スピードは無いんだけどパワーを感じさせるボクサーで、

適度な粗っぽさと独特のリズム感を持ってるもんで岩淵さん、

雑に攻め立てると変なタイミングで貰ってしまいそうなんだよね。

 

それでも若干押し気味なまま推移してた残り19秒、

赤コーナー近くの北ロープ前に相手を追い詰めていったその瞬間、

ハコサレムの何となく出したような右ショートストレートが直撃して、

それ、ハードヒットではなくて両脚が揃ったとこにカウンターヒットして、

大きなダメージではなかったんだけど、それでも思わずヨロケて岩淵さんダウン。

 

<2R>

どっちにしても普通には終わらなそうな危険な雰囲気にまみれてて、

ハコサレムの長いパンチがタイミングがずれて飛んで来るもんで岩淵さん、

慣れるのにもう少し時間が掛りそうな感じだったんだけどね。

 

<3R>

もう少し形を作っておこうってことで岩淵さん、いきなりの攻め攻めで、

開始1分10秒の左右フックからはフルスロットルで、

対応し切れなくなったハコサレム、それでも何とか踏ん張ってたんだけど、

西ロープ際から打たれっ放しで北ロープへ逃げるのが一杯一杯で、

それでも岩淵さんの強烈ワンツーをまともに貰ってしまって残り20秒、

ロープの支えが無かったら倒れてしまってただろうって事でロープダウン。

 

何とかリスタートしたハコサレムは明らかに凌ぎ切るのは無理そうなまま、

今度は南東ポストに追い込まれて防戦一方になってしまって、

最後はドコンドコン連続打ち込みされてしまったとこでストップエンド。

 

この試合も次のラウンドに持ち越されるかっていう2分59秒だったんだわ。

 

 

 

⑦ 中澤将信さん(帝拳)×小竹雅元さん(三迫)

             ………日本 SL 暫定王座決定戦 10R

17勝(7KO)1敗(1KO)のランク1位、33歳・福島県と、

9勝(5KO)9敗2分のサウスポー、ランク6位、28歳・福島県。

 

二人共福島県出身なんだね。

 

中澤さんの唯一の敗戦は2010年、相手はあの土屋修平さんで、

東日本新人王トナーメントの決勝での2RKO負けだったんだよね。

 

蓮沼テツヤさんと松山和樹さんの両方に負けてる小竹さんに対して、

中澤さんはその両方に勝ってるし、

これに負けたら引退って決めてるような中澤さんの火事場の馬鹿力を信じる、

っていうか、大きな体と長い手を使いこなせないままそれでも真面目に懸命に、

不器用なボクシングに固執してる彼を心情的に応援したかったんだよね。

 

一方の小竹さんの方にしても戦績的には中澤さんに劣るんだけど、

それはこれまでのハードマッチメイクの結果な訳だし、

自らの敗戦の後始末をいつまでも小原佳太さんに任すのは不本意だっていう、

そういう思いを強く持ってるだろうって思ってたんだけどね。

 

いずれにしても二人共、この階級にしてはハードパンチャーではないもんで、

根性の粘着戦が見えてたんだけどね……。

 

 

結局自分にとってこの試合の最大のポイントは、

ジャッジ達のボクシング観の違いというか採点の微妙さだったんだよね。

 

試合の内容的にはラウンドを細かく追う必要はなかったから後述することにして、

まずは自分とジャッジ達のポイントの流れを確認しておくね。

 

1R~5Rまでの中間採点は中澤さんから見て(以下全て同じ)、

47-48(自分)、47-49(ジャッジA)、47-48(B)、48-47(C)で、

中澤さんの1-2負けだったんだけど最終的には、

94-96(自分)、97-95(A)、96-95(B)、96-95(C)ってことで、

中澤さんの逆転3-0勝ちだったんだわ。

 

後半の6R~10R、自分は47-48だったんだけど、

各ジャッジは50-46(A)、49-47(B)、48-48(C)にしてて、

その見方の多様さに驚かされたんだけど、

自分はラウンドマストで計算したのに対しで、ジャッジAはイーブンが2ラウンド、

BとCは1ラウンドをイーブンってしたのも微妙さを生じさせたと思うんだけど、

それにしても前半の5ラウンドと後半の5ラウンドとで、

それほど評価が変わるかなあって感じが否めなかったんだよね。                                                               

特にジャッジAの極端さには首を傾げてしまったんだけどね。

 

ただ、試合自体のグレードと面白さは正直なところ今一感が強くて、

どちらにしても回復成った岡田博喜さんにはひとたまりもないだろうなって……。

 

 

1R開始早々、中間距離でのお互いのスタンスが思いの外広くて、

このままじゃやり難そうだなって思ってたらすぐに接近戦に突入して、

中澤さんのシツコイ前詰めに小竹さん、途中途中ではいい足が使えてて、

打ち込んでは右へ抜けるっていう華麗なポジションチェンジを見せてたんだけど、

それを使い続けることは出来なくて、殆どが真正面で受け止めてしまって、

お互い、元々一発で倒す力が無い上での力の入らないところでの打ち合いで、

終始消耗系根性戦っていう感じだったんだわ。

 

パンチのキレとスピードは小竹さんが圧してたんだけど、

中澤さんの諦めを知らない不器用一直線も尋常じゃなくて、

小竹さんも集中を保つのが大変だったんじゃないかなあ。

 

小竹さんの右アッパーも中澤さんの右フックも相手にダメージ与える程ではなくて、

二人共、無防備なまま貰いまくって、どれが有効打か分からないパンチの応酬で、

ローブロー気味とラビット気味が交錯してたし、

試合の質的には実は今一だったんだよね。

 

 

 

思いの外長いラウンドを使う試合が多かったもんで、

ドームコンサートの行方が気になったんだけど、

何とか終演寸前に逃げ帰ることに成功したんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 福原力也さん

② 大塚隆太さん

③ 岩淵真也さん

 

 

 

帰宅して一息入れてたら帝拳ジムの長野さんからメールが入ってて、

試合に対する感想がコソッと書き込まれてたんだわ。

 

2015年9月 4日 (金)

後楽園ホール・9月3日

 

東京オリンピックの公式スポンサーになる為には莫大なカネが要る訳で、

ランクAだと150億円、Bで30~60億円、Cは10~30億円ってことで、

其々はボランティア出資してる訳ではなく企業の宣伝効果を狙ってのことで、

だから既に21社中13社が例のパクリエンブレムを使って活動を始めてて、

東京都だって1億円以上を出費済みだし、

佐野ーっ! テメエ一体どうしてくれるんだ! ってことなんだよね。

 

 

 

昨日の試合メニューだと麻生興一さん×宮崎辰也君の試合がファイナルだって、

誰が見てもそう考えると思うんだけど、

何故元々セミファイナルに組んだのかっていうのを三迫ジムの久保さんに聞いて、

成程なあって思ったんだよね。

 

 

 

ホールロビーでいきなり重田玲さんと久し振りの握手握手した後、

合田剛士君に頑張ってね挨拶して、宮崎辰也君、長嶺克則君と言葉交わして、

飛びっきり可愛い彼女連れの酒井智彦さんも来てたんだけど、

3年前の麻生興一さんとの激闘は実に忘れ難いんだよね。

 

 

 

残念ながら昨日は最後まで見た試合はとっても少なくて、

それは判定ばかりだったっていうからでは必ずしもなくて、

申し訳ないけど覇気が感じられないボクサーが多かったし、

進歩が感じられないマンネリボクシングが多かったんだよね。

ってことで、またもやスカスカブログになってしまいそうなんだわ。

 

 

 

① 今淵啓輔君(石神井S)×小川皓平君(日東)……Fe 4R

0勝1敗(1KO)の29歳・北海道と、0勝1敗(1KO)の29歳・東京都。

 

<1R>

初めの1分半は左の差し合いに終始してたんだけど、

そうなると身長とリーチ優位な小川君が主導権を取る訳で、

距離の詰め方や踏み込み方に工夫不足の今淵君、どうするつもりなのかなあ。

 

<2R>

そのままでいいのに小川君、やる気が違った形で出てしまったみたいで、

敢えて自分の方からどんどん距離を縮め始めてしまって、

そんなら今淵君の出番が来たなって思ってたんだけど、

その今淵君、それでもまだ積極的に行けなくて手数も増えなくて、

打ち込むというより突っ突くようでダメージを与え難いパンチの出し方で、

少なくとももっと力込めないとダメだと思うんだけどなあ。

 

<3R>

このままならこのラウンドで席外しだなって思いながらだったんだけど、

今淵君がやっとやる気を出してきて手数アップの大変身。

 

当初距離を詰めた小川君、更に詰められるといきなり手を余し気味になって、

密着戦は想定外だったみたいな大苦戦になってしまったんだわ。

 

<4R>

腰が浮き気味になってフワフワしたパンチしか打てなくなってしまった小川君、

右手を痛めてしまったかのような片寄り過ぎの左フック作戦で、

その単調単発な攻撃の間隙縫われて今淵君にトコトコ攻められてしまってたなあ。

 

お互い、もう少し死にもの狂い感が欲しいまま終了ゴング。

 

 

自分は38-38だったんだけど結局、40-37、39-37、38-39ってことで、

小川君の2-1勝ちだったんだけど、いきなり評価割れの出だしだったなあ。

 

 

今は笹塚の消防学校で研修中の木下貴大君が可愛い彼女連れで、

やっぱりボクサーは女子にモテるんだよなあ。

 

 

 

② 氏原文男君(F赤羽)×須賀原直雄君(REBOOT)……L 4R

3勝(3KO)2敗(1KO)の28歳・高知県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、19歳・岩手県。

 

氏原君のセコンドに村中優さんが付いてたんだけど、

ここんとこ出来不出来の波の著しい氏原君、今日はどうなの?ってことで……。

 

<1R>

やっぱり氏原君、デビューの頃と比べるとキレが今一で、

ボヤーッとした感じで踏み込むところを須賀原君にチョン当てされてて、

パンチ力が無いから助かってたけど、ああいうのはダメだと思うけどなあ。

 

<2R>

元々サウスポーが得意じゃないような氏原君、

相手の広いスタンスにも悩まされながら結果、簡単に左ストレートを貰い過ぎで、

何回も言うけど相手が非力だから助かってたけど大問題なんだわ。

 

思うように行かないもんで氏原君、若干ムキになっての雑な振り過ぎが多くて、

そんなんで大丈夫なのかって思ってた残り50秒、

相手を青コーナーに追い詰めたとこでその粗っぽい左がバッスーンヒットして、

やっぱりパンチ力っていうのは圧倒的フェイバーで、

須賀原君に効いた様子を認めたところからそこを一気の攻め立てで、

残り31秒、西ロープ前で右ショートを正確にヒットさせてダウンゲット。

 

どうだって感じの見せ場を作ったんだけど、追撃叶わず終了ゴング。

 

<3R>

須賀原君、思いの他大丈夫そうな立て直しで、

氏原君、強気に詰め立ててはいたんだけどそこからの一瞬が甘くて、

却って須賀原君に先攻めを許してたんだよね。

 

<4R>

パンチ力に自信を持つことは勿論悪くは無いんだけど氏原君、

上へ行けば行くほどそんなに簡単には当てさせてくれない訳で、

一度喰らった相手は更に警戒して貰わないようにするところを当てるんだから、

そこに至るまでの前振りというか餌撒きみたいなものが要ると思うんだけどなあ。

 

氏原君にはボクシングの原点的な魅力を感じるんだけど、

更に進歩する為の工夫は絶対必要だと思うんだよね。

 

で、自分はダウンが無かったらイーブンの38-37だったんだけど結局、

39-37、38-37×2ってことで氏原君の3-0勝ちだったね。

 

 

試合後大分経ってから偶然その氏原君と話をしたんだけど、

彼、そういう事、自分でも解ってたみたいだったなあ。

 

 

 

③ 本郷智史君(輪島S)×石井裕記君(新日本大宮)……F 4R

2勝(1KO)4敗(3KO)の25歳・東京都と、1勝3敗(2KO)1分の27歳・大阪府。

 

<1R>

プレスかけ気味だったのは石井君だったんだけど、

ジャブを真面目に大事に打ってたのは本郷君の方だったなあ。

石井君は瞬間のワンツー勝負に限定した攻撃に終始してたなあ。

 

<2R>

二人共、いつまで経っても単調な攻防を繰り返してて、

殆ど何の工夫も見受けられず自分の中の何かを刺激するって事もなかったもんで、

まあこの辺かなあってことで一旦休憩タイム。

 

 

結局、39-37、39-38、38-38ってことで本郷君の2-0勝ちだってね。

 

 

 

④ 吉岡誠司君(国際)×西川勇気君(三迫)……Fe 4R

デビュー戦の19歳・東京都と、0勝1敗の29歳・佐賀県。

 

<1R>

少し硬かったけど吉岡君、デビュー戦の割にキッチリ動けてたね。

 

試合前、挨拶してくれてたのは多分西川君で、

中々いい顔付してたんだけど、いざ試合になったら全くの別人で、

何かに驚いたようなビックリフェイスだったもんで可笑しかったなあ。

 

<2R>

その西川君、ガードを低くしたまま足元ごとチャカチャカ動き過ぎるもんで、

肝心な時に体重の乗った力強いパンチが打ててないし、

打たれた際にも踏ん張りが効かなそうなんだけどなあ。

 

そもそも動き回ることに神経を使い過ぎて正確にヒットするのがないがしろだなあ、                                                           

って見てた残り32秒、吉岡君に右ストレートを直撃されてしまって西川君ダウン。

 

<3R>

疲れたような吉岡君が更なる追い込みが出来ない中、西川君、

一気に攻勢を強めたんだけどいい左ストレートを打つ割には返しの右が全くダメで、

倒さないと負けるっていう必死感は伝わって来たんだけど、粗過ぎなんだよなあ。

 

<4R>

吉岡君の劣化というかメッキリ感が驚くほどで、

ちょっと揉み合ったり押されたりしただけで都合3度もスリップダウンしてて、

こりゃもう西川君には絶好のチャンスが訪れたんだけど、

彼の当て勘の悪さもある意味驚異的で、

一発でも正確に当てれば終わらせることが出来る程だったのを逃してたんだわ。

 

 

ってことで、自分は38-37で吉岡君だったんだけど結局、

38-37、37-38、37-37ってことで1-1ドローだったんだけど、

違和感があったのは37-37っていうスコアで、

ダウン1個の4回戦で6ポイント動くっていうことは滅多に無くて、

久し振りにジャッジの主張が見えたんだけど、

それでも第4Rをダウン相当の10-8にするのは無理過ぎじゃないのかなあ。

 

 

 

⑤ 定常育郎君(T&T)×馬庭大喜君(One Two)……SB 4R

デビュー戦のサウスポー、17歳・神奈川県と、デビュー戦の17歳・東京都。

 

定常君、何だか寿司屋みたいな名前なんだけど、

厚木方面の県立高校生で、ある人から聞いたら相当やりそうだってことで、

結構女子高生を集めてたし注目してたんだけどね……。

 

<1R~2R>

そこそこのイケメンだし定常君、勢いもあったんだけど定常君、

女子が沢山応援に来てた定常君、寡黙にやれば更にモテたのに定常君、

明らかにちょっとカッコ付け過ぎだし、要するに勢いだけのボクシングで、

全然巧くないのに途中ヘラヘラ笑いながらやっててムカついたんだわ。

 

一方の馬庭君の方が余程真面目に取り組んでて、テキパキ感でも負けてなくて、

探ってたカウンターのタイミングも合ってたんだよね。

 

 

申し訳無かったけど定常君の勝つところは見たくなったもんで離席したんだけど、

移動した先にいた村中優さんと土屋修平さん達の言う通り、

同級生がプロボクサーっていうシチュエーションはこの上なく羨ましくて、

どの女子もより取り見取りじゃないかってっていう点には異論が無かったなあ。

 

 

殆ど真面目に見てなかったこの試合の結果は39-38、38-39、38-38って、

絵に描いたような1-1ドローだったんだけどね。

 

 

 

⑥ 伊藤真也君(ワタナベ)×金子健(REBOOT)……SF 4R

3勝1敗1分の20歳・島根県と、2勝0敗の28歳・新潟県。

 

<1R>

短パンの金子君が近いとこでやりたがり過ぎる中、伊藤君、

詰められながらも結構巧いこと差し込んでのヒッティングが叶ってたなあ。

 

それにしても金子君、見栄えのいいパンチが出難いボクシングなんだよなあ。

 

<2R>

更に距離が詰まったもんで伊藤君のやり難そうな感じが浮き出てしまって、

こうなると金子君のペースなんだけど、伊藤君、一体どうするのか……。

 

<3R>

伊藤君の右を何度か喰らって金子君、左目の下が結構腫れてきたんだわ。

 

リングアナは当初バッティングってコールしてたけど、それは違うだろって思ったら、

この後4R終了後に訂正アナアナウンスがあったんだけど、

3Rの採点にきちんと反映されたのかなあ……。

 

<4R>

金子君、延々相手にもたれ掛りながらなもんで全く面白くなくて、

彼が勝つには実に有効な手段なんだろうけど兎に角見てて全く詰まらないんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、39ー38、38-38×2ってことで、

この試合も、っていうよりこれで3試合連続の盛り上がらない試合のドロー劇。

 

 

 

⑦ 田中康寛君(輪島S)×角本達治君(ワタナベ)……F 6R

4勝2敗(1KO)2分のスイッチ、26歳・東京都と、

5勝(1KO)6敗(1KO)の23歳・徳島県。

 

<1R>

まず先手を切ったのは田中君だったんだけど、角本君もいいプレスを掛けてて、

攻撃の構成力自体は田中君の方が上だったんだけど、

真面目で正確なヒッティングは角本君が上回ってて当たりもキッチリしてたんだわ。

 

<2R>

角本君がボディブローを混ぜ込んだコンビネーションで圧倒してて、

彼、こんなに巧かったっけ?って思わせる程だったんだわ。

 

<3R>

このラウンドは田中君の巻き返し勝ち。

 

<4R>

接近我慢比べは角本君が優勢のままで、やっぱりボディブローがキッチリだね。

 

<5R>

二人で19戦して1KOっていう数字が表してる通り、

結構いい角度で当ててもガクッとさせることの無いパンチの交換だったもんで、

とにかく当て続けることが大事なんだけど、このラウンドは田中君かなあ。

 

<6R>

歯の喰いしばり方は田中君の方がキツくて全力出しが見てとれて、

そのせいか残り1分過ぎからは角本君の動きが鈍ってきて、

ここを無事に切り抜けたら角本君の勝ちが揺るぎなかったんだけど、

最後の最後、右フック、左フックって立て続けに貰ってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は57ー57だったんだけど結局、

59-55、58-56、57-57ってことで角本君の2-0勝ちで、

これで彼も晴れてA級ボクサー入りなんだよね。

 

 

それにしてもこのスコアのバラけ方も納得し難くて、

いくらなんでも田中君がラウンド5個失ってるとは見えなかったけどなあ……。

 

 

 

濱田修士さん×大平真史君の試合、濱田さんの体調不良で流れてしまって、

大平君のスパーが挟まれたんだけど、その相手が長嶺克則君ってことで、

勅使河原弘晶君と並んで観戦だったんだわ。

 

2分2ラウンドってことだったんだけど、

試合が出来ることになった長嶺君、もう溌剌の元気満々で、

ここは大平君を立てなければいけないところを結構なガンガンで、

「面白いところを見せて!」 っていう勅使河原君の声援に応えて、

両手をダラリと後ろ向きに交差させたところからの左特大フックとか、

久し振りの後楽園ホールのリングを楽しんでたんだわ。

 

 

 

⑧ 齋藤大樹君(渋谷三迫)×合田剛士君(草加有澤)……SL 8R

6勝(4KO)8敗(7KO)1分の26歳・青森県と、

7勝(2KO)4敗(3KO)1分の31歳・愛媛県。

 

トランクスに履き替えた後も客席やロビーを歩き回って、

友人達やサポーター達に挨拶してるボクサーは基本的に負けるっていうのが、

自分のごく個人的なジンクスなんだけどね齋藤君、どうなるのか……。

それにしても齋藤君、斉の中でも一番画数の多い字なんだけど何画あるのかなあ。

 

<1R>

戦い方に強い片寄りがある合田君に対して齋藤君、

どれだけ距離をキープして入って来る前にどれだけのことが出来るかがポイントで、

彼にとっては初の8回戦でもあるし、1個づつ負け越しを消さないとね。

 

<2R>

もう少しテキパキ出来るはずなのに齋藤君、何だか出し惜しみしてるみたいで、

中間距離は捨ててるみたいな合田君に合わせ過ぎなんだわ。

 

接近密着戦が続けば合田君の早い目線切りも欠点とはなり難くて、

お互い、見栄えの良くないショットに終始してて迫力無い無いなんだよね。

 

 

ってことで、若干自分の見切りは早かったんだけど、

こんな調子だと齋藤君の勝ち目は無いなってことで休憩タイム突入。

 

 

後で確かめたら、77-76×2、75-77ってことで、

予想を違えて齋藤君の2-1勝ちだったんだってね。

 

 

 

⑨ 宮崎辰也君(マナベ)×麻生興一さん(三迫)……SL 8R

8勝(8KO)6敗(3KO)1分の31歳・富山県と、

19勝(12KO)6敗(3KO)1分のランク3位、29歳・大分県。

 

二人共良く知ってるし、会えば必ず話をするボクサーなもんで、

あらかさまにどちらか一方を応援するって気持ちにもならなくて、

それでも勝負事として予想するならばやっぱり麻生さんの勝利だろうって……。

 

気合の入ったボクサーはホールで普通に出会う彼らと明らかに違ってて、

同じ黒いトランクスの坊主頭の二人の目付きは異常な程の輝きを放ってて、

やっぱりそういうのを見ると女子は惚れるだろうなってシミジミ思ったんだわ。

 

<1R>

前回の試合の反省を生かしてまず積極的に攻めていったのは宮崎君で、

麻生さんの方は殆ど手を出さずシッカリガードを固めながら、

相手のパンチ力を確認してるみたいだったんだわ。

 

麻生さんが最初っから飛ばすってことが殆ど無いのを知ってか宮崎君、

強烈なボディブロー、右アッパー、左右フックをいきなり渾身のフルショットで、

そういうのはずっとは続けられないだろうって程の力の込め方で、

フルラウンドを見据えた戦い方ではないのは明らかで、

そういうのはどこか小堀佑介さんを彷彿とさせる戦い方だったんだわ。

 

麻生さんサイドのセコンドからは 「突っ立つな!」 って何度ものアドバイスで、

棒立ち系の受け身になった時に貰うと危険だって判断で一致してたんだわ。

 

<2R>

開始1分までは麻生さんの細かい差し込み打ちが征してて、

その後、宮崎君が大きく盛り返してこのラウンドもゲットしそうだった残り30秒、

麻生さんの左ボディブローが若干ローブロー気味に喰い込んでからは一変で、

そのまま一気に麻生さんの攻勢を許してしまったんだわ。

 

その麻生さんのボディブロー、レフェリーがそのまま続行させたもんで宮崎君、

一旦止めて少し休めるかって思ってた油断を突かれてしまったんだよなあ。

 

<3R>

結構シッカリガードしてたんだけど麻生さん、

グローブの上からでも宮崎君のパンチは十分な威力があったみたいで、

いつの間にかそこそこ顔面を赤く腫れさせてきたんだわ。

 

反面、コツコツ細かく当てる能力は麻生さんの方が上回ってるもんで宮崎君、

手数重視の突っ突き合いに終始すると体力と気持ちを徐々に削がれていく訳で、

だから一旦引いて距離を取ろうとしたのは大正解なんだよね。

 

この回終盤、麻生さんの左目上がバッティングカットってアナウンスされたんだけど、

自分には宮崎君の右のせいじゃないかって思ったんだけどね。

 

<4R>

この回は終始麻生さんの細かい手数が圧倒してて、

残り15秒からの左右ショートフックがポイントを決定付けてたんだわ。

 

宮崎君、スタミナは大丈夫なのか?

 

 

このラウンドの終盤近く、用事を済ませた三迫会長が戻って来られて、

「どんな感じ?」 って自分に聞いてきたもんで、

これでイーブンじゃないかって答えたんだけどね。

 

 

次のラウンドが始まるにあたって宮崎君が早目に席を立とうとするのを

真部会長が制してゴングが鳴るまで座らせてたんだけど、

ホンの何秒分かでも回復させようとしてるかのような配慮だったんだわ。

 

<5R>

流れは徐々に麻生さんの方に傾いていって、やっぱり流石の百戦錬磨で、

彼、少々打たれ込んでも決して弱ったような素振りは見せなくて、

即の打ち返しを挑んでチャラにしようとしてるし、

宮崎君の万振りを喰らいながら効いてない訳ないのに、ホント凄いんだわ。

 

前の回にちょっと不安な面を見せてた宮崎君、

ここに来て足元の踏ん張りに消耗が現れてきて、

最後は左目上をヒットカットされてしまってたんだわ。

 

<6R>

宮崎君、ラウンド序盤は頑張るんだけど時間が進むにつれて動きが鈍って、

そこんところを麻生さんに見切られてしまってるようなところがあって、

力を溜めてる時間帯に細かく丁寧に打ち込まれてしまってるんだよなあ。

 

ラウンド半分過ぎ頃、気持ち立て直して宮崎君が反撃していったんだけど、

残り1分からは再度麻生さんの攻勢を許してしまってたんだわ。

 

それでも麻生さんサイドではまだまだ宮崎君の強打一発には大きく警戒してて、

「敢えて打ち合うな!」 「距離離取れ!」 「足使え!」 って、

指示が飛びまくってたんだよね。

 

<7R>

特に宮崎君の左フックはまだまだ威力を秘めてて、

右をフェイクにしての作戦は成功を収めつつあったし、

ボディブロー、特に右ボディショットは明らかに麻生さんを苦しめてたんだけど、

事ここに及んで驚いたのは宮崎君がまだまだへタレてないってことで、

いきなり左アッパーを混ぜ込んだ左右のショートフックのコンビネーションを見せて、

そのまま飛ばし切れない状況に追い込まれてたのが残念だったんだけど、

そういう状況は実は麻生さんも同じであって、

お互いにシンドさを見取られないようにしての休み休みの中だったんだけど、

攻め込む際のシッカリ感は麻生さんが断然上回ってたんだよね。

 

当てられ方が良くないもんでレフェリーが宮崎君の目を覗き込み始めてたなあ。

 

<8R>

開始ゴングがレフェリーに聞こえ難かったような場内の大盛り上がりで、

インターバルでセコンドに言われたか、それとも自覚してたか宮崎君、

このままだと止められてしまいそうだってことで初っ端からの飛ばし飛ばしで、

見ててもうフラフラだろうがってとこからの驚異的な最後の踏ん張りで、

コノヤロ、コノヤロ、チクショー、チクショーって感じが伝わってきたんだよね。

 

ポイント的な大勢は既に決してたんだけど、

実は青コーナーサイドは宮崎君のパンチ力に対する警戒が最後まで解けなくて、

相打ちのタイミングを一番恐れてたみたいだったんだよね。

 

何度もの止め頃をその度に切り抜け続けてた宮崎君、

続けたい気持ちは充分伝わって来たんだけど、

そろそろかなあっていうのは残念ながら既にどうしようもなくて、

結局開始1分丁度、大きく首を跳ね上げられるに至ってストップエンド。

 

 

二人に割って入ったレフェリーにまだやらせてよって感じで宮崎君、

抱き付いていったもんで福地さんのシャツは多分血だらけだったろうなあ。

 

お互い、精根尽き果てたようなところがあって、

宮崎君が南東ポスト近くに座り込んでしまったとこに麻生さんが出向いて行って、

そのままハグになったんだけど、二人に愛が芽生えそうな瞬間だったんだわ。

 

 

試合後の麻生さん、左のアバラと右顔面が痛いって言ってたなあ。

 

 

テンションが上がり切ってた宮崎君はやたら喋りまくってて、

「クソッ! クソッ!」 って大声出しながらシャワー浴びてたんだわ。

 

 

麻生さんは距離置いても戦えたのに敢えて近距離を選択したのが凄かったし

彼の男気を感じたんだけど、その冷静な試合運びは圧巻だったんだよね。

 

 

自分が思うに宮崎君はまだ発展途上にあるボクサーで、

一遍に全部を改善することは出来ないんだけど一歩づつの進化は見せてきて、

次は細かいパンチの回転力をつけることと、

強い右ストレートをカウンターで打ち込むタイミングの把握だと思うんだけどね。

 

 

ちなみに血にまみれたシャツはレフェリーが自前で洗濯するんだよね。

 

 

 

☆ 濱田修士さん(REBOOT)×大平真史君(マナベ)……SF 8R

13勝(2KO)6敗(1KO)4分のランク9位、28歳・東京都と、

5勝(2KO)4敗(3KO)2分の31歳・神奈川県。

 

濱田さんはジムを変わったばかりなもんで健康管理をミスったのか、

前日計量が無理な程ウェイトオーバーしたのか、

ここんとこ気候変動が激しいから体調壊したのかって色々思ってたんだけど、

減量の過程で疾患が発見されたんだってね。

 

実は濱田さん、この日が誕生日だったんだよね。

彼の残念は勿論自分の残念より大きいと思うんだけど、またきっとね……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 麻生興一さん

② 宮崎辰也君

③ 長嶺克則君

 

 

 

ブッチャケ、この日は見てて気が滅入る試合ばかりが多かったんだけど、

一つだけでもいい試合に巡り会えれば兎に角OKって昨日はその日だった訳で、

それも最後の試合がそうだと実に気持ち良く帰れるんだよね。

 

 

ドーム裏を歩いてたら、寿命の尽きたセミの亡骸がそこかしこに転がってて、

そうかあ、もうそういう季節なんだなあってことで……。

 

2015年9月 2日 (水)

日記・9/2

 

この間ブログに書いた近所の首都高での事故のことなんだけど、

昨日の晩に6回目の追突があった後の今朝、これまでで最大の事故が発生して、

タクシー2台を含む合計7台が絡む多重追突事故が起こって、

警察、消防それに首都高の工事車両が計10台も出張ってて、

応急のムチ打ち症用コルセットを首にあてた運転手達や関係者達30人ほどが

路上で右往左往してて、そりゃもう圧巻っていう部類だったんだわ。

 

事故車はガラスを撒き散らしながら2車線の両方に弾けて止まってたもんで、

通過する一般車両は事故を眺めつつ車線を変更しながらなもんでエライ渋滞。

 

それにしても自分が視認しただけで4ヵ月半、約130日余りで7件っていうことは、

20日弱に1件の頻度ってことになる訳で、自分が見てなかったものを加えると、

一体どれだけの件数になるかってことで、

早急に何らかの対策を施さないと、そのうち死人が出ると思うんだけどなあ。

 

 

 

オリンピックエンブレムは情けない形での審査し直しってことで、

佐野某のお蔭で各方面は大変な迷惑と損害が発生してるんだけど、

彼のパクリ人生はこれで間違いなく終焉の半永久使用不能ってことで、

事務所の他のメンバーも他の仕事でパクッてるっていうし、

転職するにしても履歴書にはそこに勤めてたことは伏せないとね。

多分発生する損害賠償請求は何処が責任を負うんだろうなあ。

 

 

 

山口組の分裂騒ぎと維新の党の分断騒動が同じ時期に重なってるんだけど、

自分には全く同じ性質の勢力争いにしか見えなくて思わず笑ってしまったなあ。

 

結局、橋下が自民党に吸収されて残りは民主党に擦り寄るってことで、

特に橋下なぞはちょっと前にはもう国政には携わらないってタンカ切ってて、

その舌の根も乾かないうちの二枚舌で、

信念のかけらも無さそうな口先だけの典型的な関西系右翼って感じしかしなくて、

結局 “維新” なんていう大袈裟な名称使うんじゃないっての。

 

 

 

いつまでも大阪の “あべのハルス” を日本最高にはさせないってことで、

東京駅八重洲口近くに三菱地所が1兆円を掛けて新ビル建設だってね。

 

“あべのハルカス” が300mなもんで390mにするってことなんだけど、

完成が平成39年ってことなもんでもう自分は死んでるかもしれないんだけどね。

 

 

 

東南アジアの高速鉄道のことなんだけど、

インドやタイでは日本の新幹線方式の採用が決まってるんだけど、

現在、インドネシアでは日本と中国が入札争いをしてるんだってね。

 

どうせ中国は安値攻勢と政府開発援助絡みで攻め立ててるんだろうけど、

安全性の観点からすると自分なら日本のに決めるけどなあ。

いずれにしても今週中には結論が出るってことなんだけどね。

 

 

 

ホテルオークラが営業休止で、そもそも建物が老朽化してるし、

東京オリンピックも控えてるって事でリニューアルするんだってね。

自分らはあのホテルで結婚式を挙げたもんで、ちょっと思い入れもあるんだけどね。

 

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