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2015年7月

2015年7月31日 (金)

後楽園ホール・7月30日

 

そういうのは絶対ダメなんだけど、

これだけ暑い日が続くとバルコニーのサツキの鉢にも

いっそのことポカリスウェットでも上げようかって思ってしまうんだよね。

 

 

 

2020年の東京オリンピックのエンブレムに対して、

あるベルギー人デザイナーが3年前に発表したものと似てるって言い出して、

そういうのはよくある売名行為じゃないのかって思ってたら、

これがまあ酷似ってレベルで似てて、密かに真似た訳ではないと思うけど、

大きなヒントを得たとしか思えない程で、

中心の棒の右横上に丸を加えれば出来上がりってほどなんだよなあ。

 

今回デザインを採用された佐野っていう人は、

とかくパクリっぽいのが多かったって昨日ある人から聞いたんだけどね。

 

 

新国立競技場の件といえ、ミソ付きまくりなんだけど大丈夫なのかなあ。

 

 

 

日本ランキングの様式が8月から変わるんだけど、

必ずしも日本タイトルを目指してない世界ランカーを除外することになって、

ただし15位までっていう枠は取り敢えず現状のままってことで、

抜けた世界ランカー達は別掲されるんだろうけど、

現状のランキング表にはそのスペースが無いと思うんだけど、

だから女子ランキングを別表にするのかなあ……。

 

該当する世界ランカー達には個別にその確認をするっていうことなんだけど、

そうなると彼らの足並みの違いが知れてそれなりに興味深いけどね。

 

 

 

エレベータを降りてすぐ野口ジムの詩延さんと挨拶交わして、

青木ジムの大久保トレーナーにコンチワしてのホールイン。

 

今日のブログは多分中味がスッカスカに近くなると思うからどうぞそのつもりでね。

 

 

 

① 松田悠佑君(スターロード)×高田朋城君(ワールドS)

                                ………L 4R

1勝2敗(1KO)の29歳・北海道と、1勝1敗1分の21歳・青森県。

 

<1R>

松田君、チャカチャカ良く動いてるんだけど、

何だか初めっから腰が引けてて恐々打ってるんだよなあ。

 

相手がそんな感じなもんで高田君、動きに慣れれば簡単そうだったんだよね。

 

ってことで、いきなり勝負の行方が見えてきたもんで煙草タイムってことで……。

 

 

2R~3Rまでには終わりそうな感じだったんだけど、

結局最後まで行っての39-36×3ってことでやっぱり高田君の3-0勝ち。

 

 

この後意味不明の2Rスパーがあっていきなり長い休憩タイムだったなあ。

 

 

 

② 倉本和史君(T&T)×山本要君(ワールドS)……Mm 4R

デビュー戦の27歳・東京都と、デビュー戦の20歳・埼玉県。

 

<1R>

二人共、基本に忠実だったし、そもそもとってもテキパキしてたんだけど、

残り1分過ぎると倉本君に鋭さが欠けてきて手数も落ちていったんだわ。

 

<2R>

倉本君、再度ジャブを増やしての立て直しだったんだけど、

この回も1分30秒過ぎからメッキリになってしまったんだけど、

一方の山本君も残り1分からは同じような状態になってしまって、

お互い大きく当てることが難しくなってのチョンチョン当てっこ競争だったなあ。

 

<3R>

二人共、戦い方をどうのこうのするっていう以前にまずは走り込みってことで、

特に倉本君の消耗が著しくて、あと一発キッチリ当てれば

山本君のTKO勝ちが見えてたんだけど、残り1分から延々決着し切れず、

そのままズルズルのラウンド終了ゴング。

 

<4R>

お互い、ヘロヘロの極致に近付きつつあったんだけど、

勝負を投げない気持ちは伝わって来て、ヘロヘロになりながらの頑張りで、

二人共、ここに出て来た理由はキッチリ見せてて、

全く下手だけど君達はエライって感じがしたんだよね。

 

自分は39-37で山本君だったんだけど、結局39-37、39-38、38-39

ってことで山本君の2-1勝ちだったね。

 

 

 

③ 新井隆介君(野口)×吹野一真君(東拳)……B 4R

0勝4敗(2KO)1分の25歳・東京都と、0勝3敗(3KO)1分の22歳・東京都。

 

二人で9戦して勝ち星無しの初勝利目指し組だったんだけどね……。

 

<1R~2R>

どうして彼らは勝てないのかっていう視点で見てたんだけど、

新井君は少しカッコ付け過ぎで、そういう事をする前にもっとやるべきことがあって、

取り敢えずはガンガンのガムシャラサが不足してるって感じだったなあ。

 

吹野君は明らかに怖がりが浮き出てしまってて相手に見下されてたしなあ。

 

二人共、結局どういうボクシングがしたいのかがハッキリしないまま、

同じことを繰り返してるって感じが免れなくて、

エアボクシングみたいな距離感の悪さ以前に、

相手を殴り倒してやるっていう気概に欠けてるんじゃないかって思ったなあ。

 

 

どっちもどっちもの結果は39-38、38-38×2ってことで、

吹野君から見ての1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

④ 松本昴汰君(スターロード)×今井健裕君(ワールドS)

                                ………L 4R

デビュー戦の21歳・東京都と、デビュー戦の22歳・埼玉県。

 

<1R>

プレスを掛けてたのは松本君だったんだけど、

彼は遠いところが全く不得意みたいで戦い方が限定されてたし、

ちゃんとした腕振りが出来てたのは今井君の方だったんだわ。

 

今井君、そのまま距離キープして我慢強くやれるかがポイントだね。

 

<2R>

一気に距離が詰まって松本君の登場場面が増えていって、

大きくポイントを取る程ではなかったんだけど、

今井君の方にそろそろ根負けしそうな雰囲気も漂ってきたんだわ。

 

<3R>

吹っ切ったか今井君、敢えての密着手数戦を挑んでいって、

若干腰高で力を決め切れてないようなところはあったんだけど感じは出してたね。

 

一方の松本君、相変わらずメリハリに欠けたパフォーマンスで、

延々トコトコ手が止まらないっていうだけで山場を作れるような感じじゃなくて、

もう少し殴ってるっていう感じを出さないとポイントに繋がらないと思ったなあ。

 

<4R>

徐々にマスみたいになってしまった松本君に対して今井君、

ヘバリながらもパンチとしての形は維持できてて、

最後は気持ちだけのズブズブになってしまってたんだけど、

ポイント的には大丈夫をキープしての終了ゴング。

 

 

結局、見たまんまの40-36×3ってことで今井君のパーフェクト3-0勝ち。

 

 

 

⑤ 何チャラ・サイトーン×松土佑生君(青木)……SFe 8R

9勝(3KO)5敗の20歳・タイと、

9勝(5KO)2敗(1KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

 

これほど結果の知れた試合はないだろうってことで欠席したんだけど、

やっぱり1Rの途中でTKOエンドだったってね。

 

 

 

⑥ 高山和徳さん(野口)×荒谷龍人君(KG大和)

                            ………57.6㎏ 8R

21勝(4KO)8敗(1KO)4分のランク7位、33歳・千葉県と、

7勝(1KO)3敗(1KO)1分の27歳・神奈川県。

 

<1R>

リーチは荒谷君なんだけど、全体のシッカリ感はやっぱり高山さんで、

荒谷君、スタンスが広過ぎる分、踏み込みや引き足に鋭さが不足してたし、

左右のフック系ももう少し巻き込むように打った方がいいと思ったなあ。

 

<2R>

ランク取に行ってる割には荒谷君、遠くから楽にやろうとしてる感じが強くて、

そもそもキチンとしたジャブを打っていかないのは何故なのかなあ。

 

一方の高山さん、どういう訳か知らないけどいきなりタル~イ感じが強くなって、

大振り右フックをきっかけに踏み込み踏み込みって戦法も見せなくて、

大雑把に右振ってそれでお終いって雑々過ぎなんだけど大丈夫かあ?

 

<3R>

高山さんはどっか体調悪いのかってほどの出来の悪さだったんだけど、

挑戦する側の荒谷君も先攻め姿勢の欠如は見ていられない程で、

お互い、ハードヒッターじゃないもんで早くも8ラウンドを見据えてのことかって、

そう思わざるを得ない程の超付きの低調さで緊張感無い無いなんだわ。

 

<4R>

二人共、本気出せ! 本気見せろ! って感想しか浮かばなくて、

スパーの方が余程厳しくやってたんじゃないかって思ったなあ。

 

 

そこそこ期待感が大きかったもんで失望感は甚大で、

どう見ても普通のB級戦以上には見えなかったもんで怒りの席外しで、

以降は遠目に見てたんだけどね……。

 

 

5Rに11戦して1KOしかない相手に高山さんが情けないダウン喰らってしまって、

奮起してそこから大挽回かって見てたら更にメッキリ萎えてしまってのシオシオで、

気の毒な感じさえ持ってしまったんだよね。

 

 

体調だか精神状態だかは知らないけど別人としか言いようの無い相手に恵まれて、

荒谷さん、それは所謂無上の幸運ってことで、

最後まで刺激的な試合では無かったけど、それでも余裕の終了ゴングで……。

 

 

発表されたスコアは78-74、76-75、76-76ってことで、

荒谷君の2-0勝ちだったんだけど、問題はその採点のとっ散らかり方で、

詰まらなかったもんでみんな真面目に見てなかったような感じさえして、

自分は厳密なスコアは付けてなかったんだけど、

それでもこの試合がイーブンってことはちょっと考え難くて、

プロモータージムのランカー、赤コーナーって3個のフェイバーを総動員したって、

そういう感じを強く持ったんだよね。

 

そんなことはないって言うならば、それはそれでもっと問題の根は深くて、

ベテランジャッジ達の間でさえ採点基準が統一されてないってことで……。

 

 

荒谷君は新ランカーってことだし、高山さんもまだランク落ちしないだろうから、

この二人には試合オファーが殺到するね、きっと。

 

 

 

⑦ 成田永生君(八王子中屋)×井上岳志さん(ワールドS)

                              ………SW 8R

9勝(4KO)2敗(1KO)のランク10位、24歳・青森県と、

3勝(2KO)0敗1分のランク11位、25歳・東京都。

 

この試合がこの日の自分的メインイベントだったんだわ。

 

すぐ近くで、福本祥馬さんとかポンポンタ君、

それに元同門の横田知之君が並んで応援に来てたね。

 

<1R>

頭一個デカイ成田さん、踏み込み鋭い井上さんに対して距離、距離ってことで、

もう少し遠い所で処理したいなあって思った序盤だったんだよね。

 

より気合の入ったジャブを打ってたのは井上さんの方だったし、

彼は打ち終わりに相手が反撃してくることを警戒して、

サッと頭を低く下げるんだけど成田さんは中々それに慣れなくて、

左右フックが相手の頭上を空転する場面が多かったんだよね。

 

体のサイズの違いがそのまま動き全体の違いにそのまま出てたって感じで、

井上さんのテキパキ細かく鋭い動きが印象的だったんだわ。

 

<2R>

成田さん、まだまだ反応が遅かったし、右フックが高過ぎ長過ぎのことが多くて、

密着したところでの小技の回転力でも見劣りしてしまってたなあ。

 

それでも成田さん、ボディへの攻め立ては井上さんを上回ってて、

地道な努力が試合後半報われそうな予感も残ってたんだよね。

 

<3R>

力強いけど正直過ぎる成田さんの攻撃に対して井上さん、

ダブルの右ショートアッパーとか色々混ぜ込んで、

それを緩急で打ち込むもんで見栄え的にも圧倒的だったんだわ。

 

多少体ごと頭ごと行くところはあるんだけど井上さん、

体格負けしないような工夫を欠かさないって感じだったなあ。

 

<4R>

お互いそこそこのガンガンやってきたもんで同じような顔面紅潮だったんだけど、

ヒット数はどうしても井上さんになってしまうんだよなあ。

 

成田さん、返しのフックのタイミングは合ってると思うんだけど、

やっぱりまだ井上さんの頭上を空転してるんだよなあ。

 

<5R>

井上さんに全く変わりが無かった中、成田さんには若干緩みが見えて来て、

ただそういうのはいつもの成田さんに見られる傾向でもあって、

そうなったところからの粘りは尋常じゃなくて気持ちの強さは極上なんだわ。

 

このラウンドは成田さんが実にいい感じでこのまま押し切るかに見えたんだけど、

残り20秒ほどから井上さんの逆襲を許してしまってたのが残念残念。

 

<6R>

井上さんのそれと比べると成田さんの攻撃は若干単調と言わざるを得ず、

もう少し変化というか攻撃のパターンを変えてみたらどうかって思う訳で、

例えばいきなりの右フックを連発してみるとか、

意識的に低い所を狙っていくとかね……。

それにしても井上さんのショートフックの巻き込み打ちは惚れ惚れだなあ。

 

<7R>

成田さん、勿論まだまだ勝負を諦めてなくて結構振り込んで行ってたんだけど、

印象的なヒッティングは井上さんの方が多くて、

パンチの緩急とか山場の作り方見せ方っていうのは天性のモノを感じたなあ。

 

<8R>

気が付くと井上さんも薄っすら鼻血だし、成田さんの執拗なボディ攻めにも

困らされてたとは思うんだけど少しもそれを見せない動きは流石で、

見極めにくい所、打って来そうにない所から鋭く的確にヒットさせてるし、

常に成田君の一段落を見計らって攻勢をかけていってるし、

成田さんも必死の打ち返しをしてたんだけどポイント的にはなあ……。

 

 

で、自分は78-74だったんだけど正式には78-75、77-75、75-77

ってことで2-1で井上さんだったんだけど、75-77っていうのはタマゲタなあ。

 

高山さん×荒谷さんの試合で一人だけイーブン判定したジャッジと同じ人で、

多分、○○さんは体調が悪かったんじゃないかって思ったんだけど、

もしかしたら赤と青を間違えたのかもね……。

 

 

 

⑧ 渡部あきのりさん(野口)×何チャラ・サイトーン……W 8R

32勝(27KO)4敗(4KO)のランク2位、サウスポー、30歳・埼玉県と、

10勝(4KO)5敗の20歳・タイ。

 

渡部さんはランクキープと11月の最強後楽園に向けての超調整試合だったもんで、

最初っから見るつもりはなかったんだけど、

3.2㎏もの常識外のウェイトオーバーって聞いて何かあったと思ったんだけど、

それでもグローブハンデっていう方式はもう取らないらしいから、

左手を使わないっていう条件でやるべきだなって思いながらの帰宅だったんだけど、

結局やっぱり1Rでチャンチャンだったみたいだね。

 

 

 

この日の興行には色々引っ掛かることが多くて、

高山さんの驚異的なテイタラクとか渡部さんの驚異的なウェイトオーバーとかは、

移籍を受け容れてくれたジムに対して失礼この上なく土下座モノだったんだけど、

そもそも試合のパンフレットのデザインからして変に凝り過ぎてて、

隣りのページにボクサーの名前の一部がはみ出すようなレイアウトで、

組み合わせ表が1ページに収まってなくてその使い勝手の悪さが酷かったし、

高山さんの応援横断幕にあった “一気加勢” っていうのはわざとなのか、

何の語呂合わせにもなってないんだけど、

“一気呵成” の単純ミスなんじゃないの?かとか、

ラウンドガールがその辺を歩いてるようなごくごく普通の女子達で、

サイズがデカ過ぎる服着ての登場の今一感は半端じゃなかったし、

二つの注目8回戦での判定割れは納得しがたいモノだったし……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 井上岳志さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

さてさて今日の後楽園ホールはデシエルト長池君、上田有吾君、堤アキラ君、

梶龍冶君、岩原慶君、石田凌太君、萱沼徹平君、阿久津光生君、森田陽君って、

活きのいい有望株が満載で昨日の280倍程は面白くなりそうなんだよね。

 

2015年7月29日 (水)

後楽園ホール・7月28日

今のまま改定安保を通したとして、実際に任務にあたる自衛隊員の事なんだけど、

国民の多くがその成立過程に疑問を持ってて憲法違反とも言われてる中、

集団的自衛権絡みで出動させられて、彼の地で殺し合いをさせられて、

それが憲法に裏付けられた国家や国民を直接守る為の至上の行為なんだって、

そう確信し切れないままっていうのは余りに気の毒過ぎるんだわ。

 

そういう形で戦地へ送り込まれた結果、

PTSDに陥った戦闘員が続出したのがベトナムやアフガニスタンだった訳で、

やっぱり、自分の行為の正当性を自覚できず、

なおかつ憎しみにも基づかない殺し合いっていうのは

人の心を蝕む(むしばむ)だけだと思うんだよね。

 

一人一人の戦闘員をまるで将棋の “歩” 扱いするような行為は厳に慎むべきで、

まずは総理大臣が自らの息子を彼の地へ送り込めるのかってことでもあるんだわ。

 

 

 

昨日一番楽しみにしてたのは東大河君×神津徳臣君の試合で、

新人王トーナメントでは石川元希君×有岡康輔君の試合が注目で、

他にも岸文昭君、武田航君、小浦翼君、市村蓮司君、石井龍誠君達の

パフォーマンスに期待してたんだよね。

 

 

少し早くホールに着いたら、渡辺会長がちょっと付き合ってよってことで、

近くのデニーズで小一時間ほどボクシングの話からプライベートまで色々とね。

 

マナベジムの刃根トレーナーとか宮崎辰也君にコンチワコンチワして、

リングでアップしてた武田航君と挨拶交わして始まり始まり……。

 

 

 

昨日は後半の新人王予選に期待のボクサーが多くて、

優勝候補でかつ未来のランカー候補が沢山出場してたっていうのに、

マスコミ席には一人も来てなくて、彼らにとっては元々4回戦は眼中になくて、

やっぱりA級以上しか相手にしてないっていう感じだったんだよね。

結局、ボクシングが好きって訳では無くて只の仕事なんだよね。

その点、重田玲さんは時間が作れる限り第一試合から来てたっけなあ。

 

 

 

① 佐久間勇斗君(相模原ヨネクラ)×白鳥光芳君(T&T)

                              ………LF 4R

0勝1敗(1KO)の24歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、28歳・神奈川県。

 

<1R>

中間距離が全くダメな佐久間君、開始45秒からは一気の接近戦だったね。

 

これがデビューの白鳥君、いいタイミングを持ってるんだけど、

若干腕振りがタルイのと仕掛けていく姿勢が今一かなあ。

 

<2R>

佐久間君、試合序盤の勢いが突然なくなってしまっての別人ボクシングで、

もっとやれそうな中、ズルズル下がらされっ放しのまま先攻めし切れず、

すっかり気持ち負けしてしまって試合にならなくなって、

まだリングに上がるのは早過ぎとしか思えない程になってしまったもんで、

この回が終わったら席外そうと思ってたら2分29秒、

反撃できないままボコボコってやられたとこでレフェリーストップエンドだったね。

 

 

 

② 居山正義君(EBISU)×五十嵐康次君(UNITED)……L 4R

デビュー戦の32歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、30歳・福島県。

 

<1R>

高齢同士のデビュー戦だったんだけど、

最初っから飛ばすって決めてたのは五十嵐君で一気一気で

残り1分17秒、少し揉み合った直後に左ストレートを綺麗に直撃させて、

踏ん張り切れず横倒れしてしまった居山君からダウンゲット。

 

何とか凌いだ居山君だったんだけど、いきなり大きなハンデを背負ったんだわ。

 

<2R~4R>

体力不足同士の巧くない同士ではあったんだけど、

何の為にリングに上がってるのかはシッカリ解ってる同士のやり取りで、

このままスンナリA級って感じではなかったんだけど、気持ちは溢れてて、

石川貴章君との試合が決まった大塚隆太さんと並んで見てたんだけど、

必死のハァーハァーの中、それなりに面白くて、

下手だけど気持ちは見せるよっていう代表的な試合だったんだよね。

 

 

結局1Rでのダウン劇が決め手の2-1で五十嵐君の判定勝ちだったんだけど、

それにしても、39-36、38-37、37-38っていうスコアは問題だよなあ。

 

 

 

③ 石澤将博君(輪島S)×高瀬亘君(18鴻巣)……56㎏ 4R

デビュー戦の31歳・富山県と、デビュー戦の19歳・埼玉県。

 

<1R>

高瀬君、いいプレスはかけてたんだけどそこからの打ち出しにスムースさがなくて、

一方の石澤君の方も全くリーチを生かし切れないまま実に大雑把な腕振りで、

距離含めて一体どういうボクシングがしたいのかが全然見えて来なかったなあ。

 

そういう相手なんだから高瀬君、もっとガンガン詰めて行けばいいのになあ。

すぐ隣で泉圭依知さんが声を限りにアドバイスを送ってたんだよね。

 

<2R>

やっぱり高瀬君、どう見てもボクシングが優し過ぎだし、

石澤君からも緊迫感が伝わって来ないし、お互い動きも緩慢のままで、

こういう試合を勝たせるっていうのはセコンドの腕なんだよなあって思いつつ、

第一回の休憩タイムゲットだったんだけど結局、39-37、39-38、38-38

ってことで石澤君の2-0勝ちだったってね。

 

 

マナベジムの刃根さんと工藤優雅君とで次戦に向けて色々とね……。

 

 

 

④ 東大河君(ワタナベ)×神津徳臣君(マナベ)……B 4R

2勝(1KO)1敗の19歳・熊本県と、1勝(1KO)0敗の18歳・東京都。

 

この日一番期待してた試合がこれで、

左に長嶺克則君、右に宮崎君と加藤諒君に挟まれての観戦だったんだけど、

そりゃ東君の力量も相当のモノなんだけど、ここは神津君が巧いこと捌いて、

距離を支配した上での素早い出入りからの緩急に富んだ打ち込みが征するって、

そう思ってて事前に渡辺会長にこの試合の行方を聞かれた際にも、

神津君が優勢だと思うって答えてたんだよね。

 

<1R>

頭一個ほどデカイ神津君がまずは距離だよねって感じで始めてたんだけど、

東君の一瞬の飛び込みは予想以上だったみたいで、開始僅か18秒、

意外な程簡単に詰められてしまったとこで左右のショートフックを貰ってしまって、

北西ポスト前でいきなりダウンしてしまったもんで周囲はいきなり騒然騒然。

 

初っ端に面食らってそこそこ効いてたような様子だったんだけど神津君、

セコンド周りからの無理に行くなの声に従いつつ何とか何とか凌いでたんだけど、

それにしても東君の戦い方は徹底してて、

神津君のジャブの打ち出しに合わせて踏み込んでるようでもあったんだわ。

 

<2R>

東君の以前の敗戦の相手はこの日この後に登場する武田航君なんだけど、

神津君も武田君のような動きができるボクサーだと思ってたんだけど、

この日の東君には踏み込みにも腕振りにももっともっと鋭さが増してたんだよね。

 

このまま倒し切ってしまおうって感じで東君、益々のガンガンで、

神津君も持ち前の負けん気の強さで敢えてのショート戦に挑んでいったんだけど、

だけどそういうのはどう見ても東君の土俵の中な訳で、

回転力で遅れを取ったまま危ない被弾を重ねていって、

終了ゴングが鳴った時には左顔面がそこそこ赤く腫れてたんだわ。

 

相手が極端な戦い方を仕掛けてきた場合、

それに巧く対応するのは経験の少ないうちはやっぱりとっても難しいんだよね。

 

<3R>

中盤過ぎまで優劣付け難い状況が続いたんだけど、

残り1分から右のショートの被せ打ちを綺麗に2発ヒットさせてたのは神津君で、

東君、試合序盤での飛ばし過ぎがここにきて響いてきたか、

少しペースダウンが目立ってきたんだわ。

 

このラウンドは神津君がゲットしたと思ったんだけど、

それでも無事なままって訳にはいかなくて鼻血出してたなあ。

 

<4R>

神津君の逆転KO勝ちも充分有りうるそういう雰囲気の中での立ち上がりで、

東君の逃げ切りも簡単には見えて来なかった中のラウンドほぼ真ん中、

赤コーナー近くの北ロープ前でのクリンチ絡みの直後、

振りほどこうとした神津君の動きが結果的には下手投げのようになって、

東君がロープ際に倒れ込んでしまったまま起き上がれなくなってしまったんだわ。

 

その際に東君、どうも股関節を痛めてしまったような感じで、

原因は単に東君が踏ん張れなくなってたほど疲れてたからって言うこともできたし、

明らかに神津君が投げにいったと見えないこともなくて、

右足をロープの一段目に乗せたまま仰向けで動けなくなってる東君を前に、

試合役員達がその処理について協議してたんだけど、

周囲は神津君の反則負けだっていう意見から、

20カウントして再開できなければ東君の負けっていう見解まで飛び交ってて、

自分的には神津君に悪意は認められなかったし、

偶然のバッティングのケースと同じ処理が妥当じゃないかって思ってたんだけど、

結局、ちょっと間を置いてからそういう裁定が下ったんだけど、

そうなるとその時点での神津君の勝ちは有り得ない訳で、1分29秒、

負傷判定で40-36、40-37、39-37で東君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分は3Rは圧倒、4Rは僅かに神津君だったと思ってたから、

いくらなんでもフルマークはないんじゃないかって思ったけどね……。

 

 

神津君、負け惜しみじゃなくてとってもいい勉強になったのは間違いなくて、

極端な戦い方をしてくる相手に取り込まれ過ぎだった訳で、

終始相手のフィールドでの戦いを強いられてしまったのが次戦に向けての反省で、

経験の浅い時期に負けるっていうのはそれほど悪い事じゃなくて、

無反省のまま勢いだけで勝ち続けるより余程いいと思ってるんだよね。

 

 

それにしても東君、この日は絶好調だったし、

どういうボクシングをすればいいのかを良くわきまえてたって感じだったなあ。

 

 

 

この試合の4R、東君が仰向けになったまま動けなくなってた際、

自分のすぐ近くの尖がり革靴履いて気障なストローハットのオッサンが、

女連れで呑んだくれて如何にもっていう感じのオッサンだったんだけど、

ボクサーやジムの名誉を汚すような実に聞き捨てならない野次を飛ばしたもんで、

「あのですね、そういう言い方は良くないと思いますよ。

もし貴方の息子さんがああいう風になってもそんな事言えますか?」 って、

言葉優しく諭したんだけど、それを近くで見てたボクサー達が

少し後に 「村木田さん、ケンカ売ってましたねえ。」 って言って来たね。

 

 

次は女子戦だったもんでそのまま休憩タイムってことで……。

 

 

 

⑥ 金子健(REBOOT)×川崎元君(京浜川崎)……F 4R

1勝0敗の27歳・新潟県と、2勝(2KO)2敗のサウスポー、22歳・神奈川県。

 

<1R>

5㎝ほど上背優位な川崎君がプレス掛けてたんだけど、

積極的に仕掛けるまでには至らなくて、二人共ユッタリした立ち上がりで、

お互い、明白なポイントになるような打ち込みはなかったんだけど、

微妙に川崎君だったかなあ。

 

<2R>

金子君、中々タイトな感じのボクシングをするんだけど右の打ち終わりが甘くて、

そこんとこを狙われて何度も川崎君に左ストレートを合わされてたんだわ。

 

<3R>

二人共、殆ど緩まないままの手数合戦に突入で、

一発でラウンドポイントをゲットするパンチがないままの当てっこ競争なんだわ。

 

<4R>

スコアが拮抗してた中、川崎君は見過ぎ見過ぎで、

相手の攻めが一段落したところが狙い目だと思うんだけど行かないんだよなあ。

 

 

結局、序盤の立ち遅れ感を徐々に金子君が戻していったって感じで、

自分は38-38だったんだけど結局、39-37×2、38-39ってことで、

金子君の2-1勝ちだったね。

 

 

 

ここまでのところで時計は8時近くになってて、

このままだと10時にはなるなあって感じだったんだけど、

この後7試合の新人王トーナメント予選は6試合が見どころ十分なKO決着で、

試合が進むにつれて観客は減る一方だったんだけど、

やっぱりダンスの発表会系の客が多くて勿体ないことするんだよなあ。

 

 

 

⑦ 岸文昭君(宮田)×大西裕太君(横田S)……SFe 4R

3勝(1KO)0敗1分の27歳・東京都と、

3勝(3KO)3敗(1KO)の30歳・神奈川県。

 

1試合シードの岸君は初戦の相手が棄権してしまったもんでいきなりの準々決勝。

 

<1R>

開始ゴング直後から乱闘としか言いようの無いいきなりの殴り合いで、

始まって25秒の北ロープ前、大西君が前掛りになってたとこに岸君、

タイミングのいいジャブがストレートに格上げになっての直撃で、

それたった一発で大西君からいきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の二人は更に狂熱度を上げていって、

岸君はツーダウンゲットKOを目指して、大西君は逆転倒し返しを狙って、

そういうのはどうなのってほど粗っぽくなっていったんだけど、

ちょっとした接触でも危なそうな感じはダメージを引きずってた大西君で、

再開後約30秒のリング中央やや赤コーナー寄りのとこで、

接近してのショートフック合戦の途端またもや岸君のワンツーがヒットして、

大西君が思わず膝着きダウンしてしまったとこで1分06秒、2ダウンKOエンド。

 

 

 

⑧ 金澤圭介君(ワタナベ)×阪田壮亮君(船橋D)……W 4R

2勝(1KO)5敗のサウスポー、33歳・愛媛県と、

3勝(1KO)2敗(2KO)1分の22歳・千葉県。

 

<1R>

年齢差と勢いの差がそのまま手数差になって序盤から阪田君が圧倒。

 

金澤君、やりたい距離を潰されてしまってショート戦では全く勝ち目が無さそうで、

こりゃとっても試合にならないなって感じがしたもんで即の離席だったんだけど、

結局次のラウンド終了時点での阪田君のTKO勝ちだったね。

 

金澤君、経験試合数の関係での2試合シードだったんだけどキツ過ぎだったね。

 

 

 

⑨ 武田航君(角海老)×井田浩司君(UNITED)……B 4R

4勝(1KO)0敗1分のサウスポー、21歳・神奈川県と、4勝0敗の20歳・東京都。

 

全勝同士の対決だったんだけど、普通に出来れば武田君の圧勝予想で……。

 

<1R>

若干プレス効かせてたのは武田君の方で最初のヒットも彼の左だったね。

 

井田君はKO勝ちが無い割にはジャブ無しの粗っぽいボクシングで、

カウンター狙い見え見えの待ちボクシングだったんだけど、

そんなに簡単には右ストレートは当たらないと思うんだけどなあ。

 

武田君、実に冷静な動きが出来てたし、反応とかバランスもグッドグッドだったなあ。

 

<2R>

相手の打ち出しに合わせたがり過ぎるもんで井田君、

簡単にフェイントに引っ掛かり易いパターンに陥ってしまって、

この回1分25秒、そのタイミングを捉えた武田君の左ストレートを貰ってしまって、

南ロープまで飛ばされてしまってたなあ。

 

残り40秒、武田君の左と井田君の右がクロス気味に相打ちになった時だけが、

この試合唯一武田君が危なかった場面だったんだけど、

井田君の片寄り過ぎの手数少な過ぎのボクシングに助けられてたんだわ。

 

<4R>

どう考えても井田君の方がここまで圧倒不利だと思うんだけど、

本人も陣営も戦い方の変更を試みないまま相変わらず前振り無しのまま、

強打者でもないのに大きく振り過ぎっていうのが延々続いてたんだわ。

 

相手は全く変わらず手数が少ないままなんだからこうなったら武田君、

東日本の決勝戦まであと2試合あるんだから無理する必要は全く無くて、

相手は頭に来たってガンガン来る訳でもないんだからこの際適当にあしらって、

ケガをしないまま終わればいいんだわって思ってたんだよね。

 

 

結局、40-36×2、40-37っていう妥当過ぎるスコアで武田君の3-0勝ち。

ちなみに自分も40-36だったけどね。

 

 

 

⑩ 小浦翼君(E&Jカシアス)×諸岡直樹君(白井具志堅)

                              ………Mm 4R 

2勝(2KO)0敗の20歳・神奈川県と、3勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・千葉県。

 

普段は若いボクサーを褒めるって事をしない内藤会長が、

「コイツはやりますよ。」 ってデビュー前に紹介してくれたのが小浦君で、

その彼のデビュー戦の相手が諸岡君だったんだよね。

 

自分のすぐ隣にドカッて座ってきたのが諸岡君とこの具志堅会長で、

自分は話したことがないもんで黙ってたんだけど、

「一回倒されてるんだよなあ、アイツは強いからなあ。」 って話し掛けてきて、

自分が持ってたトーナメント表を見せてくれって言ってきたんだけど、

自分のこと何者だか知ってるのかなあ。

 

<1R>

10㎝ほどデカイ相手に諸岡君、まずはガッチリガード固めてのニジリ寄りで、

距離が詰まったとこでの左右フックって戦法だったんだけど、

勝手知ったるは小浦君も同じだったもんで好きなようにはさせなくて、

フットワークと体の動きでいなしながら常に自らの距離をキープしてたんだわ。

 

全く気後れすることなく諸岡君も彼なりにかなり善戦してたんだけど、

打ち終わりの一瞬を冷静に的確に素早く突いていく小浦君はやっぱり別物で、

今の日本ランカーで彼に勝てるのは誰かなあって思う程なんだよね。

 

<2R>

「中に入れ、中に!」 のアドバイスに忠実に従ってはいたんだけど諸岡君、

入られても余裕なのは小浦君で、開始僅か13秒、

左ショートで諸岡君をグラつかせた後の更なる追撃の25秒の北ロープ前、、

今度は綺麗なワンツーをヒットさせて諸岡君から尻餅ダウンゲット。

 

リスタート後の小浦君、この年齢での飛び抜けた冷静さで無理追いを敢えて避け、

諸岡君が少し休もうって足使ってサークリングするのを放置してたそのすぐ後、

今度はジャブだけで追いまくっての9連発で、諸岡君の右目上をヒットカット。

 

諸岡君も残り17秒、やっとやっとの右ストレートをヒットさせてたんだけど、

大きなダメージを与えるまでにはいってなかったんだよね。

 

「バッティングじゃないのお?」 って具志堅会長が呟いてたけど、

残念ながらあれは間違いなくヒットカットだったんだよね。

 

<3R>

諸岡君も試合を詰まらなくさせないだけの奮闘は続けてたんだけど、

やっぱりどうしても小浦君のパフォーマンスの方に目は行ってしまう訳で、

そもそもあんなに美しく左ボディが打てるものかってほどだったし、

その左をダブルでボディへ打ち込んでたりもしてたんだわ。

 

相手の攻撃を避けるにあたっても常に直後に攻め返せるような体勢を取ってたし、

かなり強振しても全くバランスが崩れないっていうのにも惚れ惚れなんだわ。

 

<4R>

ポイント的にはどうにもならないもんで諸岡君、

ここはブンブンの振り回しも止むを得ないんだけど、当たらないんだよなあ。

 

この回の初めから諸岡君、ダメージが膝の動きに出てきてたんだけど、

山ほど貰いながらもその気持ちの強さには心を動かされるほどで、

踏ん張り踏ん張りを続けてたんだけどやっぱり蓄積された消耗は明らかで、

1分20秒からはほぼ一方的になってしまって、

決着を付けにいった時の小浦君の迫力はこの階級を忘れてしまう程で、

その手際の良さというか無駄の無さは驚異的でさえあって、

結局1分54秒、諸岡君の反撃が止まって腰が伸びてしまったとこでストップエンド。

 

 

この日の小浦君のパフォーマンスを見れただけで来た甲斐があったってもんで、

って思ってたら、長嶺克則君も同じ感想だったみたいでわざわざ寄ってくれて、

「彼、強いっすねえ。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

⑪ 市村蓮司君(RK蒲田)×横山渉君(厚木ワタナベ)

                              ………SB 4R

2勝(2KO)2敗の22歳・京都府と、3勝(3KO)3敗(2KO)の30歳・山形県。

 

二人共、勝ちは全てKOっていう明らかな決着付けたがり屋同士なんだよね。

 

<1R>

やや強めのプレスをかけてジャブもよく届かせてたのは横山君だったんだけど、

一旦攻撃態勢に入った時の市村君のパワーの前に横山君、

何となく対等に戦えそうにないような感じが漂ってたんだよね。

 

<2R>

感じを掴んだ市村君の連続踏み込みからのワンツースリーが絶好調で、

印象的なヒットが少ない横山君のアピールの場が相当狭められた残り19秒、

軽い左フックで横山君をグラつかせた直後そのまま追撃の手を緩めず、

残り14秒、東ロープ前で見事なダウンゲットだったんだわ。

 

<3R>

倒さないと勝てない横山君だったんだけど、いきなり飛ばしていったのは市村君で、

回復し切ってないっていう判断での全開決着系だったなあ。

 

一方の横山君、危ない場面を凌いだ後は若干反応も良くなっていって、

再度立て直すかに見えたんだけど、一段落後の市村君の攻め直しもキツくて、

大きく挽回するのは難しそうになってしまった1分15秒、

2~3発貰ってしまって如何にもシンドそうになった横山君を見て、

もうこの辺でしょって感じでレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしてもこの日の市村君、ディフェンスもシッカリしてたし、

攻防のバランスがとっても良くて、今まで見た中で一番じゃないかなあ。

 

 

 

⑫ 山崎真儀君(協栄)×石井龍誠君(伴流)……SB 4R

2勝(1KO)1敗1分のサウスポー、20歳・福岡県と、

4勝(2KO)1敗のサウスポー、19歳・東京都。

 

<1R>

バランス崩した体勢からでも打って来るし山崎君、

ちょっとパンチの出所が見極めにくいボクサーなんだけど、開始57秒、

詰まってとこで石井君、左からの返しの右ショートアッパーを的確にヒットさせて、

北西ポスト前でいきなり山崎君からダウンゲットしてしまったんだわ。

 

右目上をヒットカットされてリスタート後の山崎君、

何だかいきなり正直過ぎる動きになってしまってたし、

打ち出すショートパンチの孤が随分大きくなっていったんだわ。

 

<2R>

山崎君、頑張り直してはいたんだけど、当たりの強さは比較にならなくて、

石井君の左ストレートで鼻血が出始めてからはほぼ一方的になってしまって、

0分27秒、連打に晒されてしまったとこでレフェリーストップエンド。

 

 

石井君と一つ前の市村君とは共に2試合シード組の順調な勝ち上がりで、

9月25日にBグループの中での雌雄を決するってことで……。

 

 

 

⑬ 石川元希君(M・T)×有岡康輔君(ヨネクラ)……SFe 4R

4勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・東京都と、

3勝(3KO)1敗の21歳・東京都。

 

<1R>

倒し屋同士の危険な戦いの開始直後、積極的だったのは有岡君の方で、

太い体幹を感じさせながらの攻め込みではあったんだけど、

若干ガードが緩いところを石川君にヒットヒットされてたんだわ。

 

で、開始35秒の北ロープ前、更に石川君が左を二発ばかり追加連続ヒットして、

呆気ないほど簡単に有岡君からダウンゲットしてしまったんだわ。

 

再開後の有岡君、相手の左ストレートの通り道を自分で作ってしまったみたいで、

それは多分最初のダウンが効いてたからだと思うんだけど、

ほぼ当てられ放題になってしまった1分02秒、

堪らず崩れ落ちてしまったとこで、石川君の2ダウンゲットKOエンドだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小浦翼君

② 市村蓮司君

③ 武田航君

 

 

 

最後の方の試合がテキパキ進行だったもんで、何と9時頃には終了ってことで、

ドームの都市対抗野球も終わっててグッドグッドだったんだわ。

 

2015年7月27日 (月)

日記 (7/27)

 

1年以上振りの中嶋孝文君を見たい気持ちもあるんだけど、

それほどガチの試合でも無さそうだし、その他の試合も今一感が強いもんで、

以前も書いたように今日の後楽園ホールは欠席ってことで……。

 

 

 

買い物ポイントが溜ったもんで6,000円相当の青汁をゲットしたんだけど、

これがまあ信じられないほど拙くてガムシロップを入れないと飲めないんだけど、

これじゃあ糖分の取り過ぎで却って体に悪そうなんだよね。

 

 

 

35℃になっても河川敷チャリは止めなくて、

木陰で2時間ほど本を読むのが最近の日課なんだよね。

 

先週の木曜だったかなあ、散歩中の小さなテリアが自分に寄って来て、

やたらクンクン鼻を鳴らして離れなかったことがあったんだよね。

 

臆病で人見知りが強いから珍しいって飼い主の女性が言ってたんだけど、

そう言えば自分、昔から犬猫の類いには受けがいいんだよね。

 

「名前は何ていうんですか?」 って聞いたら、

「テリーって言うんです。」 っていう答えだったから、

「テリーって名前のテリアですか?」 って更に尋ねたら、

名前を考えてる途中で固まってしまったんだってさ。

 

そう言えば自分とこの以前の猫も “アクセル” って名前が決まった時には、

黒いから “ブラッキー” って仮に呼んでた名前が固まってしまったんだよなあ。

 

 

 

コメント欄を開放すると待ってましたって感じでクズコメントが舞い込むんだけど、

本人達はあれでホントに楽しめてるのか、

あんなんで自分をやり込めてるつもりなのかっていつも不思議に思うんだよね。

 

自分にも嫌いな人間は沢山いるけど、そいつらとはなるべく距離を取りたいって、

そう考えるのが普通だと思う訳で理解に苦しむんだよね。

 

コメント欄を開放するとこっちが何もしないでも毎日山ほどのアクセスが稼げて、

一体どういう投稿があるのかとか、入れたコメントに自分がどう反応するかとか、

そういうのが気になるらしくて訪問者の4~5倍ほどのアクセス数になるんだわ。

 

更にアクセス数を稼ぐ必要がある場合には誰かに頼むか、

自分が誰かになりすまして意識的に過激なコメントを投稿したり、

他人が入れたコメントにわざと極度に反応したりして、

投稿者間の延々チャット系ブログにまで仕立て上げれば、

10,000アクセスっていうのもそれ程難しい事ではないっていうのが解ったね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

やっぱり夏競馬が不得意なのは変わりなくて6月に引き続いて7月も全ハズレで、

2ヶ月73レースがスッカスカだったんだわ。

それでも5月の神がかり的な好成績のお蔭で、

1月からの累計では307レースに参加しての回収率が272%ってことで、

まだまだ余裕なんだよね。

 

2015年7月19日 (日)

第2485回 コメント欄解放!

 

次のボクシングは27日(月)だなって思ってたんだけど、

出場メンバーがガイヤーン、カオマンガイ、トムヤムクンってことで、

実は自分、元々エスニック料理が不得意なもんで欠席することにしたんだわ。

で、余りにも暇なもんで久し振りにコメント欄を開放しますんで、

一週間ほどですけど宜しかったら色々どうぞってことで……。

| コメント (57)

2015年7月18日 (土)

後楽園ホール・7月17日

 

室温が28℃になってもエアコン無しで大丈夫なんだけど、

それは湿度が60%以下ってのが条件で、

湿度が65%にもなると27℃でもエアコンの助けが要るんだわ。

 

 

 

高速を走り過ぎる車のうちで結構煩いのが空のダンプで、

路面の継ぎ目ごとにガッタンガッタン音を立てるんだけど、

そのガッタンガッタンの音がもっと大きいのは空のコンテナ車で、

更にその上をいくのが乗用車を6台ばかり運搬するトレーラーの空ら車で、

あっちこちガッチャンガッチャン、まるで今にも鉄材でも落ちるんじゃないかって、

そう思わせるようなほど大きな音を立てて他の車を驚かせてるんだわ。

 

ガッチャンガッチャンっていう間欠系の音ではないんだけど、

荷台に大きな空調機器みたいなものを運んでるトラックの音もそこそこで、

機器を包んでる包装用のビニール材の間断のない風切音も結構迫力に満ちてて、

ズババババーってそりゃもう凄いんだよね。

チョット先の首都高を走る車を見ててのことなんだけどね……。

 

 

 

安保改正に関する強行採決で国民の反感を喰らった安倍総理、

ここは森元総理に泣いて貰って、新国立競技場の設計のやり直しを決定して、

当面の批判の矛先を逸らそうと必死みたいだし、

台風11号騒ぎにも密かにほくそ笑んでたんだろね。

 

 

 

バンデージを巻いてる最中の伴流ジムの団会長と内川大輔君とちょっと話をして、

内藤会長、利樹さん、大久保大騎君ってカシアス組のみんなとコンチワして、

一生会長と鈴木悠介さんに頑張ってねを伝えて、椎野大輝さんと福本雄基さんに

納谷和希君ってどんなボクサーなのかちょっと教えて貰って、

柳光会長や輪島ジムのトレーナー達に挨拶して、

勅使河原弘晶君と宮崎辰也君達と言葉を交わした後ふと見たら、

アップを終えた坂本英生さんが自分の席のすぐ後ろに座ってたもんで、

勿論初対面だったんだけど、結構色々と話したんだけど、

彼、見た目通りのとっても真面目な会社員って印象の30歳だったなあ。

で、角海老ジムの生人さんと木内さんと挨拶交わして始まり始まり……。

 

 

 

① 加藤諒君(元気)×小林準基君(角海老)……SF 5R

1勝1敗(1KO)の21歳・埼玉県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、20歳・兵庫県。

 

加藤君、以前マナベジムのボクサーでクウエ・ピーターさんにも勝った、

あの加藤諒君と全くの同姓同名なんだね。

 

小林君は前回の試合でちょっとした不始末をしでかしたもんで、

この日は落ち着いてやれるかってところだったんだけど、

彼は元々小國以載さんにくっ付いて上京してきたボクサーなもんで、

後ろにいた小國さんに最前列に移動して小林君を仕切るように伝えて開始ゴング。

 

<1R>

相手がアウトボクサーだと小林君の苦戦は必至だったんだけど、

加藤君はその小林君が大好物の詰め詰めガツガツボクサーだったんだわ。

 

二人共、ほぼ同じような戦闘スタイルだったんだけど、

加藤君の方がもっと頭を低くして突っ込んでくる極端系で、

バッティングで途中ストップもありそうな展開だったんだわ。

 

小國さんによると小林君はああ見えてとってもパンチ力が強いし、

ディフェンスは巧くないんだけど実に打たれ強いってことなんだよね。

 

加藤君にバッティング注意が与えられた直後、一気に飛ばしたのは小林君で、

加藤君を南ロープ近くに追い込みながらのショートフックの大攻勢で、

この打ち合いに遅れを取ってしまった加藤君がいきなりメッキリで、

この時点で既にかなりまいってたみたいだったんだけど、

小林君はそのままリング中央に追い回してのそれこそ怒涛の一気一気で、

加藤君に打ち返す気持ちが消えてされるがまま腰が伸びてしまったところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

で、1分52秒、小林君のTKO勝ちだったんだけど、嬉しくて舞い上がったか、

小林君はいきなり相手コーナーのポストへ駆け登って雄叫び上げてて、

それはもう相手側にとっては実に不愉快というか失礼極まりない行為で、

引きずり降ろされても仕方のない行為だったんだわ。

 

ジムスタッフに注意されて直後に相手側に土下座してたけど、

やっぱり小林君、ちょっと危ないボクサーなんだわ。

 

 

 

② 小野力也君(E&Jカシアス)×井坂彰吾君(ワタナベ)

                                ………B 4R

デビュー戦のサウスポー、20歳・神奈川県と、

デビュー戦のサウスポー、24歳・茨城県。

 

18勝9敗と16勝7敗って、アマ戦績としてはとっても優秀な二人で、

その上、年齢も近いサウスポーのデビュー同士だったんだけど、

二人の力量には埋めがたいほどの差があったんだわ。

 

<1R>

中間距離にしろ詰めるにしろ、終始距離を支配してたのは小野君の方で、

まず開始20秒に左ストレートを薄く届かせた後の50秒、

右フックをそこそこハードヒットさせてたんだわ。

 

カウンターのタイミングを計ってたのか井坂君、

殆ど全く自分から仕掛けるっていうことが無かったんだけどそれで大丈夫なのか。

 

<2R>

井坂君、相変わらず準備が整わないと攻め込まないっていう感じで、

もっと前振りを工夫するとか、二次三次の踏み込みが必要だと思うんだけど、

試合の半分が過ぎても何をしようとしてるのかが全然見えてこないんだわ。

 

小野君もそれほどのことはなくて、相手がそんな感じだったせいか、

コチョコチョコチョコチョ当てるような当てないようなショットに終始してたんだけど、

井坂君がいつまでも中途半端なままなもんで楽々のポイントゲットなんだわ。

 

<3R>

セコンドに言われたか井坂君、少し追い込み度を上げていったんだけど、

自分の目にはまだまだ不足感が強くて、もっと波状的な攻め込みが必要で、

動きのいい相手にはそんなに簡単に当てられないと思ったなあ。

 

あんまり無理することなくの初勝利が見えてきたってことか小野君、

チョン当てボクシングに終始して実にとってもアマっぽくなってしまって、

こりゃもうちょっと見てられなくなったもんで一回目の休憩タイムって事で……。

 

 

後で確かめたら40-36、40-37×2ってことでやっぱり小野君の3-0勝ち。

 

 

 

③ 納谷和希君(三迫)×内川大輔君(伴流)……Fe

デビュー戦の20歳・大阪府と、2勝(1KO)1敗1分の28歳・佐賀県。

 

試合前、椎野さんと福本さんがこいつは強いですよおって言ってたのが納谷君で、

アマ5勝4敗の戦績経てのデビュー戦だったんだわ。

 

<1R>

納谷君、聞いてた通りとってもいい動きしててプレスもジャブも上質だったし、

鋭い左右を適宜上下に打ち分けるっていうのを余裕で見せてたんだわ。

 

半分が過ぎた頃、試合の出来上がりがほぼ決まってしまって、

納谷君のガッシリ感の前に内川君、如何にも押され気味っていうのが見えて来て、

ちょっとなあって感じになってしまったんだわ。

 

ただその納谷君、余裕がパフォーマンスに出てきてしまっての狙い過ぎで、

ちょっとタラタラやってるとこに内川君の右フックを貰ってたんだけどね。

 

<2R>

納谷君はカッコ良くやろうとし過ぎのカウンターの狙い過ぎで、

折角のいいジャブを自分で封じてるんだよなあ。

 

<3R>

持ってるモノはずっと上だと思うんだけど納谷君、

ちょっと横着というか雑に楽にやろうとしてるのが露骨に見えてきて、

顔面を相当傷めながらも真面目に懸命に頑張ってる内川君の方に心が寄るなあ。

 

<4R>

そりゃポイント的にはどうにもならなくなってるんだけど内川君、

キツイ右アッパーを二発三発貰いながらも、なおも踏ん張る踏ん張るで、

最後まで本気で打ってるようには見えなかった納谷君の方が残念で、

あれだけのテクニックを持ちながらも結局、一度も内川君をガクッとさせられなくて、

それでも39-37×3での圧倒勝利ではあったんだけどね。

 

 

 

④ 中村駿介君(新松戸高橋)×宇和島昭紀夫君(RK蒲田)

                               ………W 4R

1勝0敗の22歳・東京都と、デビュー戦の34歳・神奈川県。

 

34歳のデビュー戦にしてはエライ若いのが相手だったんだよね宇和島君。

 

<1R>

そりゃ活きがいいのは間違いないんだけど中村君、

そういう相手を舐めたようなチャラチャラボクシングは自分の趣味ではなくて、

滅多にしないんだけど、試合途中の1分でいきなりの退席だったんだよね。

 

勢いの差は如何ともし難くて結局、1R3分01秒、中村君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

⑤ 小久保聡君(三迫)×中谷潤人君(M・T)……LF

1勝5敗3分のサウスポー、21歳・埼玉県と、

1勝(1KO)0敗のサウスポー、17歳・三重県。

 

<1R>

頭一個分ほども小さい小久保君の戦い方は最初から決まってて、

それを何処まで押し通せるかってところだったんだけど、

中谷君、まだ17歳だっていうのにやり難い相手を捌くのがとっても巧くて、

軽いフックワークを駆使しながら空いてるとこ空いてるとこをキッチリ突いて、

ホントに魅力的なストレートを打つんだわ。

 

<2R>

小久保君も諦めずに更にシツコイ前詰めからの左右フックで、

終盤にはそこそこの左フックを二発打ち込んでたんだけど、

ラウンド総体としてはやっぱり中谷君で、左右のショートアッパーも中々だったなあ。

 

<3R>

小久保君の戦い方は一つのパターンしかないもんでそれを見切られるとツライ訳で、

そのうち相手が嫌気差すのを期待しつつだったんだけど、

何度も言うけど中谷君、この年齢にしては飛び抜けた冷静さを維持し続けて、

そうなるともう全く小久保君に明るい見通しが難しくなったもんでね……。

 

 

結局4R、1分06秒、中谷君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 鈴木悠介君(八王子中屋)×田村亮一君(古口)

                           ………54.5㎏ 8R

6勝(4KO)1敗のサウスポー、ランク7位、26歳・茨城県と、

3勝(1KO)2敗1分の28歳・東京都。

 

 

田村君は頑丈なガタイを武器に正面からガツガツ力づくで攻めるんだけど、

それでも鈴木さんが巧いこといなしながらの左ストレートがヒットして、

っていう予想だったんだけどね……。

 

そういう場面も確かに随所で作ってはいたんだけど、

全体としてはスッカリ巻き込まれてしまったなあっていう印象だったんだわ。

 

4Rには左ストレートを立て続けに2発当て込んで田村君も随分顔が腫れて、

体もパンチも流れ始めてグダグダになって10-8.5程もの差を作って、

いよいよかなって思わせたんだけど、5Rの更なる追撃は叶わなくて、

その後田村君の気合入れての立て直しの前に何となくシュンとしてしまって、

再び2R、3Rのような状態に戻ってしまっての終了ゴングだったんだわ。

 

 

自分は途中からスコアを付けるのを止めてしまったんだけど、

77-76×2、76-77っていう2-1は首を傾げざるを得なくて、

もっとポイント差があるように思ったんだけど、とにかく田村君の押し切り勝ち。

 

 

これはっていうボクサーがポロッポロッと星を落とすことの多い

最近の中屋ジムの残念さはちょっと気になるところなんだよね。

 

 

 

それにしてもすぐ後ろのオヤジ達、第一試合から呑んだくれて、

ファイナルだけが目当てで後はもう全く興味無いままのお喋り酔っ払いで、

あんまり煩いから何か言ってやろうかとも思ったんだけど、

如何にも岩手って感じだったもんで控えての席移動だったんだわ。

 

こういう連中の為にロビーの片隅に呑んだくれお喋りコーナーを作ればいい訳で、

その方がお互い余程幸せだと思うんだけどなあ……。

 

 

 

⑦ 勅使河原弘晶君(輪島S)×坂本英生さん(フジタ)

                             ………54㎏ 8R

9勝(4KO)1敗1分の25歳・群馬県と、

16勝(5KO)1敗2分のランク4位、29歳・佐賀県。

 

そんなに沢山見た訳ではないんだけど坂本さん、

強いっていうより巧いボクサーっていう印象で、特に距離感覚がいいんだよね。

西板席の隅で見てたんだけど偶然阿知和賢君と一緒だったんだわ。

 

<1R>

やっぱり坂本さん、基本的に倒すようには打ってなくて、

怖いっていう感じはしなかったんだけど、変に見過ぎるっていうこともなくて、

いつもの彼のボクシングを淡々と始めたって感じだったんだよね。

 

一方の勅使河原君、この日はあんまりピョンピョンしないまま坂本さんと同じように、

相手がどういう風に来ようと取り敢えずは自らのボクシングをするだけだって、

そんな感じの結構リラックスしたスタートで反応もとっても良かったんだわ。

 

残り16秒での勅使河原君のカウンターの右ストレートも良かったんだけど、

総ヒット数との兼ね合いで僅かに坂本さんかなあ。

 

<2R>

それまではほぼ坂本君ペースで進んでた開始1分08秒、

若干西寄りのリング中央で勅使河原君、

後で聞いたらワンツースリーで出した左ジャブだったって言ってたんだけど、

兎に角左のショートがタイミング良くヒットして、アレッて感じで坂本君がダウン。

 

大直撃ではなかったし、片手を着いたようなものだったんだけど、

それにしても幸先はいい訳で勅使河原君、ここで一気かと思わせたところ、

再開後飛ばしていったのは却って坂本さんの方で、この辺は流石だったなあ。

 

<3R>

坂本さん、先を見据えての挽回攻勢を徐々にかけていって、

1分13秒、綺麗に右をカウンターヒットさせてたんだけど、

勅使河原君の方も色んな角度を駆使して、タイミングずらせる工夫もしてて、

5下のランカー相手にほぼ対等の戦いを繰り広げてて、

大きな期待を抱かせたんだわ。

 

それでも勅使河原君、終盤でのサウスポーチェンジは意味が解らなくて、

自分自身の気分転換だったのかも知れないんだけど、

少なくとも坂本さんを戸惑わせるまでにはいってなくて、

却ってチェンジの瞬間が危険じゃないかって思ったんだけど、

彼、この後も何回かそれを繰り返してたんだわ。

 

<4R>

巧い坂本さんなんだけど、不思議なのはボディブローが極端に少ないことで、

まあ勅使河原君は元々ガードが低いというかルーズなもんで、

下を打ってガード下げさせるっていう必要もないんだけど、

それでも攻撃のリズムを作るには大事だと思ってて、

結構攻めのパターンが一定してきたっていう感じがしたんだよね。

 

<5R>

坂本さんが更なる攻勢で勅使河原君、コツコツコツコツ当てられ始めて、

それはちょっと簡単に貰い過ぎだろってほどで、

ちょっと前から坂本さんの左顔面の腫れが目立ってたんだけど、

ここにきて勅使河原さんの左顔面も赤く腫れ上ってきたんだわ。

 

その勅使河原君、実にとってもいいタイミングで右を当ててはいるんだけど、

パンチの緩急に対する配慮不足でちょっと勿体ないんだよなあ。

 

<6R>

坂本さん、派手な所はないんだけどとっても真面目でクリーンなボクシングで、

一発貰うと3~4発返そうとしてるし絶対一方的なままにはさせないで、

この回も残り1分からの勅使河原君の右クロスストレートと左フックで、

充分ポイントゲットだねって思わせた残り11秒、

右ストレートを3連続ヒットさせて大挽回成功って感じだったなあ。

 

それにしても勅使河原君、この場面での連続被弾は大問題な訳で、

上体だけでかわせそうになかったならシッカリガードだったと思うし、

相手の右に合わせようともしないままっていうのは印象が悪過ぎだったんだわ。

 

<7R>

勅使河原君、折々の右ストレートのタイミングはまだまだ合ってたんだけど、

残念ながらその殆どは力込め切れてないっていうか手打ちにしか見えなくて、

相手に大きくダメージを与えるまでには至ってなかったし、

ラウンドの中で山場、見せ場を作るっていう意識の点では

坂本さんに大きく後れを取ってしまってたんだわ。

 

実はここまでの自分のスコアは丁度イーブンで、

最後飛ばした方が勝ちっていう状況だったんだよね。

 

<8R>

勅使河原君、ラスト30からはそこそこの飛ばしを見せてたんだけど、

それは相手もやって来るわけで、初っ端から手を止めなかったのは坂本さんで、

多分、かなり疲れてたとは思うけどそれを見取られないよう必死の頑張りで、

ブチかまさないと勝てない勅使河原君の方の躊躇が目に付いたんだよね。

 

 

で、結局自分は76-75で坂本君だったんだけど、

正式には77-74、76-76×2ってことで坂本さんの1-0ドローだったんだわ。

 

 

試合直後に二人と話したんだけど、

顔面の傷み方だけで比較すれば勝者は明らかに勅使河原君で、

一時あれだけ腫れてた左顔面もスッカリ納まって普通の表情に戻ってた一方、

坂本さんの左顔面は赤黒く腫れたままの痛々しいほどの傷み方で、

左耳が聞こえないって言ってたから鼓膜をやられたかも知れないんだわ。

 

それにしても、だからこそ勅使河原君、本人は手打ちを否定してたけど、

あそこか、あそこか、あそこか、あそこか、あそこか、あそこか、あそこで、

もっと足元踏ん張って腰を入れた右を打ち込んでたらKO決着も有り得た訳で、

それほど勅使河原君の右のタイミングは最後まで抜群だったってことで、

自分はひたすら悔しかったんだよね。

 

 

 

⑧ エドガル・ガベバン×江藤伸悟さん(白井具志堅)

                  ………OPBF 挑戦者決定戦 8R

27勝(9KO)31敗(4KO)6分のOPBF3位、33歳・フィリピンと、

16勝(9KO)3敗(1KO)1分のOPBF11位、国内8位、26歳・沖縄県。

 

 

ガベハンは山下賢哉君をゴリラっぽくしたような風貌をしてるんだけど、

ボクシングも実にゴリラっぽくて、ウーウー言いながらタイミング見計らって、

ガァーッって感じで右特大フックをかましてそれでお終いっていうスタイルで、

これなら江藤さん、殆ど楽勝ってことで、いいプレスかけてたし、

1Rからジャブ、左ボディ、右ストレートが気持ち良くヒットヒットさせてたんだわ。

 

ガベハンのムチャ振りさえ警戒してれば何の問題も無さそうだったもんで、

自分は2Rに離席したんだけど、試合半分ほどで終わるかって思ってたら、

これがまあフルラウンドまでいってしまったんだよね。

 

 

その後何があったかは知らないけど、兎に角、78-73、78-74、76-75って

江藤さんの3-0勝ちだったんだけど、随分評価が割れたんだね。

 

 

 

⑨ 粉川拓也さん(宮田)×斎藤洋輝さん(ワタナベ)

                ………日本 フライ級王座決定戦 10R

23勝(13KO)4敗のランク1位、30歳・東京都と、

9勝(5KO)4敗のランク2位、28歳・岩手県。

 

試合直前になっての自分の予想は若干斎藤さんに傾いてて、

そういう判断をしてた関係者も結構多かったんだよね。

 

粉川さんは勅使河原君に 「惜しかったねえ。」 って言葉掛けてのリングイン。

 

<1R>

立ち上がりから上質なプレスを掛けてたのは斎藤さんの方だったんだけど、

ファーストヒットは開始38秒、粉川さんの右ストレートで、

その後もタイミングを掴んだ粉川さんが左フック、右ストレートを連続ヒットヒット。

 

細かいとこでの粉川さんのシツコサはやっぱり抜群で、

斎藤さんは若干上体が硬くてスムースさに欠けてたなあ。

 

<2R>

力強さっていう点では斎藤さんの方が見栄えが良くて初めの1分間を支配して、

その直後の1分11秒、右クロスがこの日初めてハードヒットしたんだわ。

 

その瞬間、粉川さんが明らかにグラッとしてしまっての効いた効いたで、

そこからの粉川さん、ジャブを貰っただけで体を揺らがせてたし、

打ち返すパンチもペトペトした感じの手打ちになってしまってて、

斎藤さんが巧いこと畳み掛ける事が出来てたら、ここで終ってた可能性もあって、

そこを凌いだ粉川さんも大した踏ん張りだったんだけど、

この時はホントに危なかったんだわ。

 

<3R>

顔面の傷みは明らかに粉川さんの方に大きく現れてて、

まだまだ手打ち系だったし、シッカリ感は斎藤さんが圧倒してたんだけど、

残り40秒からは立て直した粉川さんの左右ショートフックが圧巻で、

斎藤さん、折角のラウンドをひっくり返されてしまったんだわ。

 

<4R>

流れは粉川さんが取り返したと言わざるを得ず、

1分20秒までにそこそこのハードヒットを数発角度良く打ち込んでたんだわ。

 

斎藤さん、もう少し攻撃に変化の欲しいところで、

相手の右を誘い出してその打ち出しに合わせて被せ打つとか、

敢えて打ち終わりを狙うとかを混ぜ込んで粉川さんを惑わす必要がある訳で、

ちょっと斎藤さんの動きを見切ったような粉川さんの自由が効くようになって、

タイミングのいい左右ショートフックが当て放題状態で、

斎藤さん、この回左目上を大きくヒットカットされてしまったんだわ。

 

<5R>

ヘバリ感は粉川さんの方が強かったんだけど、そこに付け込まれないように、

一方的な場面を作られないようにっていう意識が徹底してて、

開始40秒からの激闘もほぼ対等のうちに終えた1分05秒、

斎藤さんの傷にドクターチェックが入った後は却って意地の踏ん張り返しで、

腕振りにはまだまだ緩みが無かったし、兎に角当て方が綺麗なんだよなあ。

 

 

5R終了時点での中間スコアは49-46×2、48-47ってことで、

自分も49-46だったんだけど、兎に角粉川さんの3-0勝ち。

 

<6R>

このままじゃマズイっていきなり斎藤さんのラッシュラッシュで、

相手を南ロープに押し付けて30秒間ほどのショート連打で、

粉川さん、かなりシンドそうにはしてたんだけど、

最後までカウンターのタイミングを与えることなく凌ぎきったんだわ。

 

手数は圧倒斎藤さんだったんだけど、精度は粉川さんだったなあ。

 

<7R>

この回はお互い特に大きなクリーンヒットは無くて、

そうなるとショートブローのやり取りが焦点になったんだけど、

やっぱり粉川さん、体を傾け巧いこと肘を畳んでの捻じ込み打ちが秀逸で、

それはもう美しいっていうレベルだったんだよね。

 

真っ赤な顔してハァーハァーしながらも常に手を止めなくて、

ラスト15秒からも飛ばしてたのは粉川さんだったなあ。

 

<8R>

ホント、粉川さんの踏ん張りは大したモンで、一発喰らうと4~5発返してるし、

あれほど疲れてるのに右を打ち込むタイミングはまだまだ正確そのもので、

体が流れそうになっても打ち込む際にはシッカリしてたもんなあ。

 

<9R>

少し離れたとこで小原佳太さんが声を枯らして檄飛ばしてて、

斎藤さんも相打ち覚悟に持ち込もうとしてたみたいだったんだけど、

中々それが叶わないまま0分38秒、カット傷に2回目のドクターチェックが入って、

ストップになれば粉川君のTKO勝ち、斎藤さんのTKO負けが決まるとこで、

両陣営ともハラハラの中、再度の続行だったんだけど、

流れは変えられなくて斎藤さん、踏み込むタイミングを見極められてるみたいで、

粉川さんの右ストレートの餌食になることが多かったんだよなあ。

 

<10R>

倒せるのか斎藤さん、それを許さないのか粉川さんってとこで、

最後のひと踏ん張りの見せ合いで二人共、飛ばす飛ばすだったんだけど、

開始すぐの15秒、赤コーナー前で斎藤さん、右ストレートが会心のヒットで、

そのダメージは粉川さんのヨロケ方に充分現れてて、

ここがラストチャンスって斎藤さん、勿論追撃ガンガンだったんだけど、

粉川さんのひたすらのクリンチ凌ぎの前に最後の希望の芽を摘まれてしまって、

残り40秒からなら粉川さんも振り絞って頑張れる訳で、そのまま終了ゴング。

 

 

自分は97-93だったんだけど結局、98-92×2、97-93ってことで、

勿論、粉川さんの3-0勝ちだったね。

 

 

何度か襲ってきた危ない場面をその度に潜り抜けた粉川さんの精神力というか、

その度ごとの反撃力はそれはとっても凄かったんだけど、

一方では意外に脆い側面も見せてたのも事実な訳で、

この辺りが限界なのかどうかは次の防衛戦で確認だね。

 

 

一方の斎藤さん、その力強さは本物でスタミナも充分なところは見せてたんだけど、

こと攻撃に限って言えば、やっぱりまだまだ単調と言わざるを得なくて、

その辺の改良が課題で、もっとヤンチャしてもいいんじゃないかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 粉川拓也さん

② 坂本英生さん

③ 中谷潤人君

 

 

 

7月は11ボクシングもある割にはこの次までは中9日間もあるんだわ。

ってことで近々久し振りにコメント欄を開放して自分ちょっとズルしようかなって、

そう思ってるんだけどね……。

 

2015年7月16日 (木)

後楽園ホール・7月15日

 

今日は多分異常に前説が長引きそうで、元々日本一長いボクシングコラムだし、

興味のあるところを拾い読みして下さいなってことで……。

 

 

 

最近の日本の乗用車でデザイン的に一番なのはスバルで、

トヨタとホンダがそれに続いて、日産が後塵を拝してるって感じなんだけど、どお?

 

 

 

そう言えばこの間の12日、大内淳雅君が兵庫で3-0勝ちしたね。

 

彼、2013年に後楽園ホールで負けた後、故郷の姫路に戻ったんだけど、

2014年の復帰戦は準備不足だったみたいな負け方をしてしまって、

その1年後だったんだけど、元気に続けてるみたいだったなあ。

 

彼、2011年の黒田雅之さんとのタイトル戦の際のスコアは1-1だったんだけど、

今でも自分はあの試合は明確に大内君の判定勝ちだったって思ってるんだよね。

 

 

 

それにしてもここんとこの安倍首相の顔付はクソ生意気の上の暗愚そのもので、

異論を差し挟む度胸の無いヘタレ揃いの党員達に配慮する必要が無いせいか、

まるで法王か天下人であるかのような最近の尊大さで、

説得し得ない自らの能力不足を棚に上げて、異論者を薄笑いで見やるのを見る時、

こんな男に国を任せてたら滅ぶのは必至だってつくづく思ったんだわ。

 

実は自分、集団的自衛権に関する安保改定についてはそこそこの肯定派で、

自国を守るのにいつまでも他人の手を借りるだけでは済まないだろうって思ってて、

だから、ひたすら戦争反対を唱える感情的感傷的反対派とは距離を置いてて、

どこかが理不尽な攻撃を仕掛けて来た際、何もせず蹂躙されるっていうのは、

それこそ子や孫に対して申し訳ないだろって思ってるんだよね。

 

ガンジーが唱えた無抵抗主義っていうのは現代社会においては無責任と同じで、

進行中の中国の露骨な海洋進出もフィリピンその他の軍事力を疎んじての事だし、

いきなり攻め込んで来るってことはないにしろ、ジワジワジワジワいつの間にか、

他国の主権を侵害して来るのを牽制阻止する手段は持つべきだって思う訳で、

永世中立のあのスイスでさえ、自国を守るための軍備と行動基準はキッチリしてて、

緊急時には他国が何とかしてくれるだろうっていうのは余りにお気楽過ぎなんだわ。

 

ただ、その行動基準を設定し直すに際してはまず憲法改正が前提な訳で、

それを条文や判例の無理矢理の捻じ曲げ解釈によって根拠付けるっていうのは

余りにも姑息過ぎると言わざるを得なくて、今回のインチキ系不手際は

元々は安倍首相のアメリカ議会での個人的スタンドプレーから始まったことで、

事前の了解も無しのそれを許して何の反論も出来ない自民党の連中っていうのは

結局、言うなれば山のようなクソとしか言わざるを得ないんだよね。

 

元々タイムリミットを設ける議論ではないのに暗愚安倍はやっぱり暗愚暗愚で、

そういう権力を嵩(かさ)にきたやり方は国民が最も嫌うところだから、

これで次の参院選、その後の衆院選での政権交代が決まったってことで……。

 

その時その時の政権の勝手な解釈で憲法を捻じ曲げられたら堪らないんだけど、

今回の件が通るなら次の政権が安倍政権の解釈を取り消してしまえばいい訳で、

事は意外に簡単で、それ程深刻になる必要もないのかも知れないんだけどね。

 

それにしても情けないのは公明党で、一体どこが公明正大なのかが全く不明で、

小判鮫スタイルっていうのは宗教系政党の持ってる悲しい性(さが)なんだけど、

支持母体に逆らってまでも権力にぶら下がるっていうのはどうなの、

やっぱりあんたらもクソなのかって感じなんだよね。

 

 

 

この日は東日本新人王トーナメントの準々決勝戦だったんだけど、

ホールに入って初めにコンチワってしてくれたのが神津徳臣君、通称ノリ君で、

その後、石本純君と目線交わして石本君の応援に来てた渡部拓央君ともね……。

 

 

 

① 塚田直之君(セレス)×坂本直之君(KG大和)……LF

3勝(2KO)3敗(1KO)1分の27歳・群馬県と、3勝(1KO)1敗の32歳・愛媛県。

 

<1R>

この階級の割には二人共、動きが余りもカッタル過ぎだったし、

甲乙付け難いほどの迫力不足に終始してて、余りにもあんまりだったもんで……。

 

結局、興味を引いたのは直之君対決ってとこだけだったなあ。

 

 

で、後で確かめたら39-37×2、39-38ってことで、

それは1Rを見た印象のままだったみたいで塚田君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

前の日に残念な負け方をした横田知之君が寄ってくれて、

ちょっと二人で反省会したんだけど傷は殆ど無かったね。

 

その後席に戻ったらコンチワって久し振りの佐藤拓茂君で、

9月末に茨城での試合が決まったんだってさ。

 

 

 

② 阿部義樹君(元気)×戸高達君(L玉熊)……LF

3勝(1KO)3敗2分の29歳・宮城県と、3勝(1KO)1敗1分の25歳・東京都。

 

<1R>

前の手の細かい使い方は阿部君の方が上回ってたんだけど、

全体の力強さっていう点では戸高君が圧倒してて、

こういう場合は結局大体、最後は力強い方が押し切ってしまうんだよね。

 

中盤以降、戸高君のプレスが更に強まるにつれ阿部君、徐々にシンドそうになって、

明らかに腰がフワフワして浮足立ってきて全体に頼りなくなる一方で、

勝負あったなあってことで連続の休憩タイムってことで……。

 

 

結局、40-36×2、40-37ってことで戸高君の一方的3-0勝ちだったね。

 

 

椅子に座ってたらF赤羽ジムの川島会長がいきなり膝をガッシリ掴んできて、

ヤアって感じの挨拶交換後、さあ石本君、今日は力強くやれるかってことで……。

 

 

 

③ 岸井宗之君(協栄山神)×石本純君(ワタナベ)……F

3勝(2KO)5敗(3KO)の29歳・神奈川県と、

5勝(3KO)3敗のサウスポー、22歳・長野県。

 

戦績的にも決して負ける相手ではなかったんだけどなあ……。

 

<1R>

相手が大きく右を振り出して来るとこに石本君、

絶妙な小技を効かせた細かい対応が出来てて中々いい感じで、

常に微妙なプレスも効かせてたし、安心安心の立ち上がりだったんだわ。

 

一方の岸井君はこの階級にしては大雑把過ぎだったし、

体寄せ合うと殆ど手が出なくなるっていう極端さも見せてたんだよね。

 

<2R>

密着戦での石本君のショートアッパーを混ぜ込んだコンビネーションが抜群で、

シッカリ流れを掴んだっていう雰囲気に満ちてきたんだけど、

連打に繋げられないながらも岸井君の右ショットにはまだまだ力がこもってて、

石本君、不用意にそれを貰わないようにだけはしないとね……。

 

<3R>

岸井君、リズム感が良くないまま山ほどのショートブローを貰ってて、

顔面がかなり腫れてきたんだけど、ここままでは終われないって気持ち丸出しに、

開始50秒とラスト15秒では思いっ切りの攻勢を仕掛けていって、

特にラスト15からの攻勢の際には明らかに石本君が打ち負けてしまって、

まともに受け過ぎて打たれ弱い所も見せてしまって相手に元気を与えてて、

少し疲れたか石本君、体勢を崩しながら雑に振ってるとこがヤバ過ぎなんだわ。

 

<4R>

前の回の勢いを持続できれば岸井君の逆転の可能性も十分あった中、

それを石本君がどう食い止めるかってとこだったんだけど、

石本君の方の劣化が著しくて軸のシッカリ感も今は全く失せてしまって、

踏ん張りの効いてない弱々しいショットに終始して初めの1分を支配されて、

さあ、ここからが踏ん張りどころってとこで踏ん張ったのは岸井君の方で、

ここぞここぞの攻め立ての前に石本君、残り1分からは消耗が明らかで、

フットワーク駆使しての出入り勝負ってことには全然ならなくて、

足を止めた打ち合いでは被弾する度に体が流れてしまって超劣勢のまま終了。

 

 

自分のスコアはそれでも38-38だったんだけど結局、

それは3人のジャッジも全く同じ評価の38-38×3のドローだったんだけど、

3個の優勢点の全てが岸井君に振られてたんだよね。

 

 

 

④ 布谷正志君(宮田)×志賀弘康君(石神井S)……F

2勝(2KO)2敗の24歳・北海道と、4勝(3KO)0敗の23歳・広島県。

 

これはもう志賀君が圧倒するんじゃないかって思ってて、

平龍太郎君の隣で子供を抱いた彼の奥さんにもそう伝えてたんだけど、

4Rになってもまだ均衡状態だっていうのに、まだまだ見合ってる時間が長くて、

それは志賀君だけの責任じゃなかったんだけど、詰まんない詰まんないで、

自分は布谷君がもっと乱暴な仕掛けをするんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

 

結局、39-38×2、38-39って2-1でギリギリ志賀君の勝ちだったけどね。

 

 

 

⑤ 村松崇君(協栄山神)×工藤優雅君(マナベ)……F

1勝(1KO)1敗のスイッチ、23歳・神奈川県と、3勝1敗1分の21歳・東京都。

 

工藤君のブルーのトランクス、あれは長嶺克則君からの借り物だね。

 

<1R>

この試合も力強さで村松君、細かい技は工藤君っていう対比だったんだけど、

ここんとこの工藤君には最初の頃のひ弱さが一掃されつつあって、

村松君の力づくのワンショットにも全く怯むことなくて、

残り30秒からは却ってハードヒットの殆ど全てをゲットしてたんだわ。

 

<2R>

工藤君、村松君が不規則なスイッチを繰り返しても全く惑わされるってことがなくて、

相手の攻めが顔面に限られてるのに対して、見栄えのいい上下打ち分けだったし、

終盤には村松君の打ち終わりに綺麗なタイミングで左フックをナイスヒットで、

完全に主導権を握っていったんだわ。

 

画期的な程目立つクリーンヒットが少ない場合には、

折々に打ってる真面目なボディブローがポイントに繋がるんだよね。

 

<3R>

少しでもギアアップしないと村松君、このままだと押し切られるのは目に見えてて、

ってことでプレスを若干強めてはいったんだけど、そこからの仕掛け遅れが残念で、

とにかく一発ってデカイのを当てたがり過ぎるのを見切られてたんだわ。

 

で、ここに至っての工藤君の安定感は信じられない程だったんだわ。

 

<4R>

中間距離は勿論、密着戦でも相手に圧力をかけ続けた工藤君、

まだまだ緩むってことが全くなくて、村松君の逆転の可能性の芽を摘んだままの

残り1分16秒の南ロープ前、揉み合いの中で右ストレートをガッツンヒットさせて、

大きく膝カックンした村松君がもたれ掛ったからダウンには至らなかったんだけど、

これはもう初のKO勝ちも見えてきたんだわ。

 

結局残念ながらそれは叶わなかったんだけど終始押しまくっての終了ゴング。

 

 

自分は勿論40-36で、みんな同じなんだろなって思ってたら、

40-36×2、40-37ってことでまあ工藤君の3-0勝ちだったんだけど、

37ってしたジャッジは多分3Rをイーブンにしたんじゃないかって思ったんだけど、

神経を尖らせて見てたら充分有意差があったと思ったけどなあ。

 

とにかく工藤君、試合ごとの上達が見てて楽しいボクサーなんだわ。

 

 

 

⑥ 金田聖博君(ドリーム)×矢野乃莉守君(花形)……F

4勝(1KO)0敗の29歳・埼玉県と、4勝1敗(1KO)1分の20歳・大分県。

 

昨日は全試合、全ラウンドを見た訳じゃなかったんだけど、

その中ではこの試合が一番詰まらなかったなあ。

 

4回戦の場合、どっちかが極端な試合スタイルに固執すると、

試合慣れしていないもう片一方は大体やられてしまう訳で、

それは極端な接近戦でも極端なアウトボクシングでも同じなんだけどね。

 

この試合、度を超えた詰まらなさだったもんで、

呆れてしまってついつい3Rまで見てしまったんだけど、

“ノリス” って読む矢野君には気の毒の限りだったなあ。

 

自分からは全く仕掛けず、相手が入って来るのをひたすら待ち続ける、

それはもうアリ地獄ボクシングとしか言いようが無くて、

そこんとこをひたすら狙い続けてカウンターでストレートを打ち込んで、

あとはひたすらの逃げ逃げっていうのは、当てられずに当てるっていう、

ある意味ボクシングの理想形なのかも知れないんだけど、

それを解った上でも自分が好きなボクシングとは程遠かったんだよね。

 

 

後で確かめたら40-37、39-37×2ってことで案の定矢野君の0-3負けで、

こうなったらもう工藤君と徹底した作戦会議だね。

 

 

ワタナベジムの石原トレーナーに石本君のことをちょっと確かめた後、

山下賢哉君にコンチワしたんだけど、彼は以前対戦したことのある、

矢野乃莉守君とか横山拓成君を見に来てたんだね、多分。

 

 

 

⑦ 新島聖人君(帝拳)×横山拓成君(F赤羽)……SF 

3勝(3KO)0敗の18歳・沖縄県と、

4勝(2KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・埼玉県。

 

<1R>

実に活きのいい若いボクサーの正面切ったぶつかり合いで、

やっぱりボクシングっていうのはこうでなくちゃっていう見本だったんだわ。

 

強気の倒し屋同士はいきなり狂熱の展開で、

リーチでは劣勢だった新島君がプレスと突撃力でまずは圧倒していって、

この日は例の如くの右主体の力づく一辺倒ではなくてフォローパンチとか

ボディブローへの配慮も効かせてたんだわ。

 

残り1分からの激突で自分から手を止めてクリンチ逃げしてたのは横山君で、

相手の猛攻撃にどこまで付き合ったらいいか考えながらだったみたいだったね。

 

<2R>

開始1分20秒までは横山君の左ストレートがとっても見栄え良くて、

その後、新島君の盛り返しには合ってたけど横山君、

残り20秒からも相手のちょっとした一段落を見逃さなくての再度の攻勢で、

特にショートブローの的確性は若いのに特筆モノだったんだわ。

 

打ち負けてはマズイって思ったか新島君、

腕や肩に力が入り過ぎてる感じで回転にスムースさを欠いてると思ったなあ。

 

<3R>

ロープ際がシツコイ新島君に対して横山君、少し淡白な面を見せたんだけど、

相手が決めの右ショットを空転させる中、またもや正確で細かい手数で挽回して、

中盤の拮抗状態を脱した後、それを最後まで持続してポイントゲットだったなあ。

 

新島君は1Rのような冷静さを失いつつあって、

倒したい倒したっていうのが前面に出過ぎてしまって、

徐々に腕振り自体が大きく雑になってしまってたんだわ。

 

<4R>

それでも大きくは差の無いまま迎えた最終ラウンド。

 

少し横山君に傾きつつはあったんだけど、

新島君の方にも充分挽回のチャンスはあった訳で、

ここはお互い勝負どころってことに間違いなくて、こっちも力入ったんだわ。

 

激しいやり取りを経緯した後の残り1分10秒からまず飛ばしたのは横山君で、

ただ、新島君も全く気遅れないままの大激闘がここから始まって、

それはもうこのレベルでは滅多に見られないような、

会場全体を大興奮で巻き込んでしまったほどの稀に見る激闘だったんだわ。

 

残り40秒からはお互い歯を食いしばって緩むことの無い殴り合いが続いて、

一瞬危ぶまれたとこからの新島君の盛り返しが異常な程の物凄さで、

その直後に、今度は打たれ込んだ横山君の巻き返しって感じのあれよあれよで、

狂熱のままの終了ゴングで、自分的にはあと1R見たかったんだよね。

 

 

で、ここで切られた自分のスコアは39-37で横山君だったんだけど、

正式には39-38×2、38-38ってことで横山君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分は新人王予選は全部見てるんだけど、

ここまでの最高試合だったのは間違いないところで、

負けた新島君の潔い挨拶も心に残る姿だったんだよね。

 

新島君のパフォーマンスには実はまだまだ粗さのようなモノが目立つんだけど、

初めっから小さくまとまるよりは多少粗っぽい方が断然にいい訳で、

それはつまりプラモのバリみたいな出過ぎた余計なモノを適宜整備していけば、

将来大きく伸びる可能性を秘めてるってことなんだよね。

 

 

試合が終わった直後、思わず川島会長とオメデトゴザイマス握手して、

通り掛かった横山君にも 「いい試合だったねえ。」 って声掛けたんだけど、

勿論、彼と言葉交わしたのは初めてだったんだけど、

「アリガトゴザイマス。」 ってニッカニカだったんだわ。

 

自分の事を彼は知らないと思うんだけど、帰り際に北板席の自分を見つけてくれて、

で、ちょっと色々話したんだけど、とっても真面目に聞いてくれたんだよね。

 

 

実はこの試合、新島君が勝利すると自分の中では大変な事態になるところで、

それは新島君に申し訳ないっていうか心苦しいところでもあるんだけど、

もし彼が勝ち上ったら同門の梶颯君との準決勝になるところで、

そういう事態は帝拳ジムとしては回避するだろうから、

どっちかの微妙な棄権ってことになってたと思ってからね。

 

 

多分なんだけど9月24日の梶颯君×横山拓成君の一戦っていうのは、

今年の東日本新人王トーナメント全体を通してのハイライトになると思うなあ。

 

今年のSF級は他の階級に比べての充実度が飛び抜けてて、

この後出場する福永亮次君と共に帝拳の松原陵君を擁する

Bグループの中での勝負の行方も実に気に掛かるところなんだよね。

 

 

 

⑧ 福永亮次君(宮田)×山本大智君(KTT)……SF

3勝(3KO)1敗のサウスポー、28歳・大阪府と、

3勝(2KO)2敗1分の24歳・山梨県。

 

<1R> 

福永君の明らかな威圧感を前にして山本君、いきなりちょっと無理そうで、

初めっから腰がフワフワしてたし、腕振りの力強さの違いに恐れを為したか、

結局、チョンチョンチョンチョン当て逃げ系にならざるを得なかったみたいで、

セコンドからは 「回って! 回って! 回って!」 って指示が出っ放しで、

まるで円広志みたいだったんだわ。

 

<2R>

福永君が動きに目が慣れたら山本君、ひとたまりもないんじゃないかって、

そう思ってたらいきなり見切ってしまったような厳しい動きが始まって、

途端の開始44秒、グイッて踏み込んでの左ストレートを鋭く一閃、

それ、リング中央での最初のたった一発だったんだけど山本君が昏倒ダウン。

 

立ち上がった時点でもう殆ど無理そうだったんだけど、リスタート直後の1分02秒、

福永君、残酷なほどの落ち着きからの右フックから左ボディを強烈打ち込み、

堪らず山本君が崩れ落ちたとこで福永君のツーダウンゲットKO勝ち。

 

 

相手がちょっと力不足ではあったんだけど福永君、

次は9月25日、松原陵君との対決が待たれるんだよね。

 

 

 

⑨ 白石将晃君(帝拳)×中川祐君(横浜光)……Fe

2勝(1KO)0敗の24歳・長崎県と、4勝(1KO)1敗の21歳・東京都。

 

<1R>

体が一回りデカイ中川君なんだけど、意外に身のこなしが素早くて、

白石君のジャブを引き足鋭く届かせてなかったんだわ。

 

その白石君、一発ヒットしたところからの爆発的攻め込みは尋常じゃないんだけど、

ちょっと体ごと行き過ぎるところもあってゴチャゴチャしてしまいがちなんだよね。

 

お互いに若干乱暴過ぎるきらいはあるんだけど、

それでも気合の入った男丸出しって感じだったんだわ。

 

<2R>

二人共、間違いなく力感には溢れてたんだけど、

実はもう少ししなやかさが欲しいことで、自分都合で突っ込むばかりではなくて、

黙ってても相手は入って来るんだから、それを待てないかなあって感じだったね。

 

<3R>

大きくダメージを与えるクリーンショットがないままの二人、

やっぱりとってもボクシングスタイルが似てる訳で、

それはお互いに鏡に映った自分と戦ってるような感じだったんだわ。

 

徐々にハァーハァーしてきたのは白石君の方で、それが表情に出てきてしまって、

動きにキレが無くなってきたところを若干押し込まれ気味になっていったんだわ。

 

残り40秒、二人が大きくバッティングしてしまって白石君がドクターチェックで、

右目の上を診て貰ってたんだけど、いつの間にか中川君も鼻血で、

いきなりの流血戦に突入してしまったんだわ。

 

<4R>

ポイントが微妙だって判断したセコンドに檄飛ばされたか二人共、

開始ゴングと同時にいきなり歯を喰いしばっての大激戦が始まって、

当てられた方が直後に飛ばし返すっていうのを繰り返してたんだけど、

やっぱりヘバリが進んでたのは白石君で、残り1分からは結構辛そうにしてて、

ちょっとオープン気味ではあったんだけど、中川君が手数手数で頑張って、

ヒットヒットのまま終了ゴング。

 

 

で、自分は39-37で中川君だったんだけど結局、

白石君から見て40-37、38-39、38-38ってことで1-1ドローで、

優勢点は白石君だったんだわ。

 

まあ採点は採点であったんだけど、それにしても4回戦だっていうのに

このポイント差っていうのはどういうことなのかなあ。

中川君のパンチはオープンだから1点もやらないって、そういう事なのかなあ。

 

 

 

⑩ 西村直哉君(新日本木村)×神辰郎君(厚木ワタナベ)……SFe

3勝(2KO)7敗(2KO)1分の31歳・京都府と、

4勝(2KO)2敗(2KO)の20歳・神奈川県。

 

<1R>

右は其々一発づつヒットさせてたんだけど、ジャブの差し合いは西村君だなあ。

 

それほど大事にはならないままの残り45秒、

クリンチからのホールド絡みで西村君がヒットヒットで、

自分はそれをホールディングからのラビットだって判断したんだけど、

レフェリーは神君に30秒間の休憩を与えつつ、

西村君には何の注意も与えないままの全くの不問だったんだよね。

 

エーッ!  ってことは今は何の為に何が理由で神君が休憩してるの?

それは勝手に転んで頭打ったもんでちょっと休憩ねっていうのと同じこと?

 

自分は西村君にワンぺナだったもんでこのラウンドは9-9にしたんだわ。

 

<2R>

それにしても実はこの日の神君、前回東大河君を破った時ほどの勢いが無くて、

戦績的には本来余裕の相手に苦戦苦戦で、

チグハグな動きを続けて簡単に西村君の右を貰い続けててまるで別人なんだわ。

 

確かに西村君の動きはとっても理に叶ってたし、吹っ切れてはいたんだけどね。

 

残り1分04秒、クリンチの離れ際もルーズだった神君、

右フックをガッツン喰らってしまって一発左目尻をヒットカットされてしまってたし、

それよりも何よりも、思わず大きくクラッとしてしまってたんだわ。

 

<3R>

相打ちでヨロケてたのは神君の方で、もうすっかりやる気なくしてるような感じで、

傷のせいか相手の右が見えてないような感じのまま開始20秒、

ドクターチェック後即のストップエンドってことで、0分19秒、西村君のTKO勝ち。

 

 

 

⑪ 川西真央君(三迫)×来山悠一君(花形)……L

2勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・岡山県と、

3勝(3KO)1敗(1KO)1分の28歳・神奈川県。

 

<1R>

構えだけ見てたら圧倒川西君なんだけど、最初のクリーンヒットは来山君で、

ちょっと変則的な打ち方をしてるんだよね。

 

川西君が引っ掛け系、なぎ倒し系のフック主体で攻めて来るのに対して来山君、

ヒットの正確性で優勢に推移してたんだわ。

 

<2R>

プレスを強め始めた川西君がゴリゴリ度を上げていって、

特に残り35秒での左右ボディはとっても印象的だったんだわ。

 

来山君、基本的な体の動きとか腕振りとかやっぱり変則というかぎこちなくて、

そのうち、いきなりチョンチョン当て逃げ系に変身してしまったんだわ。

 

試合途中から三迫会長が間に合ってのリングサイドで、

その良く通る檄に川西君が背中押される形でのギアアップだったなあ。

 

この辺から自分はあまり真面目に見てなかったんだけど、

あくまで逃げまくる来山君に果たして川西君がどこまで追い込めるかってだけで、

男の戦いからは程遠かったもんでね……。

 

結局、貴志会長の檄が川西君を勝たせたようなもんで、

39-37×2、39-38ってことで川西君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

☆ 中島祐樹君(多寿満)×永吉祐哉君(ヨネクラ)……SL

1勝(1KO)1敗の22歳・埼玉県と、4勝(1KO)6敗(4KO)の25歳・鹿児島県。

 

この試合は永吉君の棄権で中島君が不戦勝。

 

 

 

⑫ 細川チャーリー忍君(金子)×アルティン・ぺパ君(宇都宮金田)

                                  ………M

2勝(1KO)1敗の32歳・宮崎県と、

2勝(2KO)1敗(1KO)の37歳・アルバニア。

 

ここまでもう11試合も見てきて疲れたし、申し訳なかったけど、

どう考えてもこの試合はタレルってイメージしか湧かなかったもんで、

全く見ないままの帰宅ってことで、家に帰って確認したら、

39-37、39-38、38-39ってことでぺパ君の2-1勝ちだったってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 横山拓成君

② 工藤優雅君

③ 福永亮次君、新島聖人君

 

 

 

次は7月17日の金曜日だよね。

 

2015年7月15日 (水)

後楽園ホール・7月14日

 

ナミビアの広大な乾燥大地の中の、とある水場にやってるくゾウたち、

それを20年に亘って観察し続けてる学者がいるんだけど、

凄いよなあ、余程気合入ってるんだなあって思うと同時に、

そんな事やって暮らしが成り立つのかあっていうのが正直な感想で、

国とか社会の余裕の為せる技だなってシミジミ思ったんだわ。

 

 

 

池袋西武のオシュマンズでゲットしました、“ニューバランス M996 GY”。

 

Made In USAのサイズ9.5は税込で25,000円ほどだったんだけど、

それにしても相変わらずニューバランスの商品ラインアップは解り難くて、

最近はインドネシア製の “996” っていうのも盛り込んでるんだからなあ……。

 

 

 

試合前のリング上でアップしてたボクサーの傍らにいた青年が、

自分を見てコクッと挨拶してきたんだけど覚えが無くて、

どっかの兄ちゃんかと思ってスルーしてしまったんだけど、

後で確かめたら藪晋伍君ってことで、藪君、シカトしてしまってゴメンでした。

 

 

この日登場のボクサーで会えば挨拶を交わすのは玉木善文君と横田和之君、

仁平宗忍君の3人だけで、玉木君と横田君にコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

① 今川未来君(木更津GB)×牧潤一君(小熊)……SF 4R

0勝1敗のサウスポー、19歳・千葉県と、デビュー戦の20歳・埼玉県。

 

デビュー戦の牧君、そこそこ強いって聞いてたんだけどね……。

 

<1R>

二人共、いきなりのガンガンファイトで始めてたんだけど、

かなりディフェンスを疎かにしたままだったもんで、危険度高いんだわ。

 

牧君、中々力強かったんだけど、フック系の振りがデカ過ぎるもんで、

体の中心部分に隙が出来てしまってるんだよなあ。

お互いにそこそこの被弾数だったんだけど、若干今川君かなあ。

 

<2R>

後半まで持つのかってほど二人共物凄い手数だったんだけど、

牧君、もう少しきちんとジャブを出した方がいいと思うんだけどなあ。

 

<3R>

牧君は相変わらず前振り無しのいきなり過ぎの一方で、

今川君からあっけないほど簡単に右を打ち込まれ続けて、

どんどん左顔面が赤くなるにつれヘバリが浮き出来たんだわ。

 

<4R>

明らかに劣化して自分から仕掛けられなくなってる牧君に対して、

今川君も一気攻勢に出るって感じにもならなくて、

結局、中盤過ぎからは二人共グズグズになってしまってたなあ。

 

 

自分のスコアは39-37だったんだけど、39-37×2、38-38ってことで、

今川君の2-0勝ちだったね。

 

 

 

② ザッパトウキョウ(P渡久地)×松本英一(10count)

                               ………SB 4R

デビュー戦の29歳・ドミニカと、デビュー戦の32歳・神奈川県。

 

ザッパトウキョウっていうから関西の名前落ち系ボクサーかって思ってたら、

丸々中南米ボクサーだったんだわ。

 

<1R>

29歳と32歳のデビュー同士だったんだけど、これがまあいきなりの狂熱で、

もう後が無いって感じのフルスロットルだったんだわ。

 

二人共、技は全く無かったんだけどとにかく気持ちの溢れたパフォーマンスで、

其々のコーナーだけじゃなくて場内も大盛り上がりだったなあ。

 

始まって42秒、元々バランスの良くない松本君が不必要な程大きく右を空振って、

思わず態勢を崩した際にザッパ君に体が触れてヨロケてスリップダウン。

 

って思ったら何とレフェリーはダウンって裁定で、

松本君が大きなハンデを背負ってしまったんだけど、

自分はあれはダウンではないって判断だったもんで10-9で松本君だったね。

 

ザッパ君はボクシングを習い始めて間が無いみたいで、

ひたすら右を振りまくってそれでお終いっていうのを繰り返してて、

残り1分からはメッキリ動きが鈍ってきてガス欠みたいだったなあ。

 

<2R>

疲れたザッパ君が相手の打ち終わりに右を合わせようって省エネ作戦の中、

松本君のストレート系が優勢に推移してたんだけど、1分30秒、

もつれ合った途端、ザッパ君の右を貰ってしまって松本君がダウン。                                                           

その際舞い上がったザッパ君がダウン後の加撃してしまって1点減点。

 

リスタート後により元気を見せてたのはやられた方の松本君で、

ザッパ君の左目上を大きくヒットカットさせてたんだわ。

 

ザッパ君は基本的なスタミナに欠けるところがあって

やっぱり残り1分頃からまたもやのメッキリで、松本君にはまだまだ可能性あって、

この辺からはお互いのセコンドの腕が試されるとこだったんだよね。

 

<3R>

いきなり飛ばして行ったのは松本君で、あと2ラウンドやれるのかって程で、

1分半過ぎからの約30秒間、ザッパ君を南東ポストに押し付けたまま、

それ程力は込め切れてはいなかったんだけど、それでもとにかく連打連打で、

その必死の頑張りに場内大いに沸いてたなあ。

 

<4R>

それにしても元気な32歳の松本君で、

攻め続けられながら踏ん張れるのかって29歳のザッパ君だったんだけど、

特に大波乱のないまま、お互い波乱を起こせるほどの余力は残ってなくて、

ちょっとズルズルなまま、それでも松本君優勢なままの終了ゴング。

 

 

自分は1Rは10-9で松本君、2Rは8-8って評価したもんで37-36で、

松本君だったんだけど、結局37-36×3ってことでザッパ君の3-0勝ち。

 

やっぱり松本君、相手も殴ってくるんだからもう少しガードを考えないとね。

 

 

 

③ 川渕大地君(川崎新田)×若松大輝君(ワタナベ)……Fe 4R

デビュー戦の26歳・神奈川県と、1勝(1KO)0敗の19歳・神奈川県。

 

渡辺会長と松山真虎君に挟まれての観戦。

 

<1R>

アマ16勝10敗の川渕君はやっぱり半端じゃなくて、

相手の攻撃を必要以上に避け過ぎるってことなくて、

そこから即の打ち返しに繋げる動きがとってもスムースなんだわ。                                                            

で、ちょっとカッコ付け過ぎではあったんだけど、

距離詰まった際のショートブローの鋭さは圧巻だったなあ。

 

それでも川渕君がジャブを粗末にしてる中、若松君は終始真面目なボクシングで、

いいプレスかけながらのジャブがシッカリしてるし、

きちんとした左ボディも打てて全体に優勢に進めてたんだわ。

 

って見てた残り15秒、一瞬詰め寄ったとこでの川渕君のショート4連発、

実にとっても見栄えのいい攻撃で逆転ポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

ジャブもボディも殆ど打たないし、ショート専門の相手に対して若松君、

きちんと距離取りつつのやっぱり左ボディが目立ってたなあ。

 

って見てたこの回も終り近くの残り6秒の南ロープ前、

川渕君がガスッと寄って左フックを一閃大直撃させて若松君から強烈ダウンゲット。

 

余りの直撃度、衝撃的な倒れ方だったもんでレフェリーが即のストップエンド。

川渕君、2分57秒の華々しいいTKO勝ちデビューだったね。

 

若松君、各ラウンド終盤が若干手緩くなってしまったのが残念だったなあ。

 

 

この試合が終わって暫く経った後に荒川仁人さんがホール入りしたんだけど、

若松君が負けたのを知ってちょっと驚いた表情してたっけなあ。

 

 

 

④ 廣濱慎太郎君(伴流)×ライダーヒロ君(ナックルS)

                              ………SFe 4R

2勝(2KO)3敗(1KO)1分の26歳・鹿児島県と、デビュー戦の28歳・東京都。

 

ヒロ君はザッパトウキョウ君とは明らかに異なったこれこそが出落ちボクサーで、

赤いスカーフを首に巻いて、腰には玩具のライダーベルトってイデタチで、

28歳とは思えないような登場で場内の一部の歓声を貰ってたんだけど、

こういうケースの95%は結局登場が全てなんだけどね。

 

<1R>

比較的落ち着いた立ち上がりだったんだけど、

やっぱり試合慣れしてたのは廣濱君で、相手の動きを見計らいながら、

空いてるとこをキッチリ丁寧に突いてたなあ。

 

一方のヒロ君、セコンドからライダーラッシュだって檄飛ばされてたけど、

どこがライダーラッシュだったのか全然解らなかったなあ。

 

<2R>

ヒロ君は密着パワー戦希望みたいなんだけど、

一旦詰まったとこでも回転力で遅れをとってしまって、いつの間にか顔面赤くして、

ちょっとやりようがないって感じだったなあ。

 

 

すぐ隣にポーッとしてキョロキョロ周囲を見渡しながら、

いきなり缶ビールと鶏の唐揚げを拡げはじめた兄ちゃんが座って来て、

そのビニールをせわしなくガシャガチャさせる音も邪魔で邪魔で、

肘をぶつけてきたもんで頭を叩いてやろうかとも思ったんだけど、

最近は大人の対応ってことで北席へ移動したんだわ。                                                          

みんな結構真剣な最前列の中で、

いきなりの飲み食いっていうのはどうなのとは思わない無神経が嫌なんだよね。

 

<3R>

それじゃあってことで、ヒロ君が更にゴリゴリ詰め始めたんだけど、

廣濱君は結構余裕で捌いてて、ヒロ君、もうバッタバタで、

肝心の接近戦でも打ち負けてるもんで、もうまるっきり勝機が見えて来ないんだわ。

 

<4R>

ヒロ君、結局最後の最後まで全く一度もいいトコ無しのままで、

やっぱり出落ちボクサーの典型だったんだけど、

基本的な事を習得しないと延々ピエロを繰り返すだけだと思ったけどなあ。

 

 

自分も含めて見てる人達ジャッジ全員も同じ感想だったみたいで、

40-36×3っていうのは何処の誰もが文句なかったみたいね。

 

それにしてもジムスタッフ自らが何度も何度も 「ライダーラッシュ!」 って、

大声出して場内の失笑買いまくってる時点で勘違い系色物ジムなんだわ。

 

 

 

⑤ 芦谷昌彦君(元気)×慶野高志君(ワタナベ)……SFe 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)2分の26歳・埼玉県と、デビュー戦の28歳・栃木県。

 

<1R>

攻防の細かい手作業としては慶野君が上回ってたんだけど、

肝心なところで芦谷君の右を貰い過ぎなんだわ。

 

<2R>

慶野君、折角いい形に持ち込んでもすぐ一段落してしまう如何にもアマっぽくて、

二次三次の攻撃に繋げればいいのにって思えたし、

元々それほどのパンチ力は無さそうなんだから、もっとテキパキ感が必要で、

距離に関する自己主張もないままショートの力技戦に取り込まれてしまって、

残り僅か2秒のとこだったんだけど、右アッパーをまともに貰ってしまってダウン。

 

<3R>

慶野君、益々アマっぽくなってしまっての若干ひ弱系を見せ始めてしまって、

元々体格差があったのを更に小さく縮めてしまったもんで、

それ程巧くもない芦谷君にほぼ一方的になってしまったもんで、一旦休憩タイム。

 

 

この試合結局、39-37、38-37×2ってことで芦谷君の3-0勝ち。

 

 

フラッと西板席に移ったら松山君が座ってて、隣にも見覚えのあるボクサーがいて、

見たことあるなあって思ったらマスクしてたから解り難かったけど錨吉人君で、

彼、2試合連続引き分けしてからもう9ヶ月も試合から遠ざかってるんだけど、

結局、今は止めてジムの手伝いみたいなことやってるみたいなんだわ。

通算3勝(3KO)1敗2分なんだけど、もっと見たかったボクサーなんだよね。

二人は同じ鹿児島県出身で高校の頃からの知り合いみたいなんだわ。

 

 

 

⑥ 石田玄治君(川崎新田)×窪田晃則君(SRS)……SB 4R

1勝4敗(3KO)の35歳・東京都と、

2勝(1KO)1敗のサウスポー、27歳・岐阜県。

 

<1R>

いきなり勢いよく左、左、左ってストレートをヒットさせてたのは窪田君で、

ペースを掴んだままの開始25秒、またもやの左で早々のダウンゲット。

 

石田君、入って行くとこに簡単に合わされてしまってるし、

如何にも自信無さ気な腕振りで、こりゃもういきなりの勝負あっただったんだわ。

 

 

ってことで、そこからは横目で試合を眺めながら、

丁度近くに来てくれたポンポンタ君とこの間の試合の反省会だったんだわ。

 

思い付くまま山盛りの苦言みたいなものを伝えたんだけど、

彼も悔しかっただろうけど、自分も腹立ったもんでね。

 

 

試合は3R、0分59秒、予想通り窪田君のTKO勝ちだったんだけど、

それでもちょっと時間かかり過ぎじゃないかって思ったなあ。

 

 

 

⑦ 坂本将哉君(元気)×佐藤賢治君(熊谷コサカ)……SL 4R

2勝(1KO)0敗のサウスポー、22歳・石川県と、

2勝(2KO)3敗(3KO)の23歳・埼玉県。

 

この試合がこの日唯一の新人王トーナメント予選だったんだけど、

ポンポンタ君が負けて永吉祐哉が棄権してしまった現在、

坂本君のこの階級での優勝の可能性も増してきたんだよね。

 

<1R>

開始1分ほどで試合結果が予想されるような展開で、

坂本君、左に頼り過ぎるきらいはあったんだけど、

とにかく威力満々で、空振っても佐藤君がおののくほどだったんだわ。

 

 

ってことで自分は通りすがりに山口隼人さんに挨拶して1Rで終了したんだけど、

やっぱり次の2R、2分02秒、ツーダウンゲットで坂本君のKO勝ちだってね。

 

 

この後の5試合はB級トーナメントの準決勝戦だったんだよね。

 

 

 

⑧ 熊谷直昭君(T&T)×玉木善文君(小熊)……SB 5R

5勝(3KO)2敗(1KO)の25歳・東京都と、

5勝(2KO)2敗1分のサウスポー、21歳・東京都。

 

<1R>

チャカチャカ動きの熊谷君に対して頭半分大きい玉木君、

ユッタリ様子見ながらのスタートで、

相手の一瞬の飛び込みからのメチャ振り左右フックに戸惑いながらも、

左ストレートを的確に打ち込んでたなあ。

 

<2R>

熊谷君は実に雑なボクシングで、トリッキーな仕掛けからの左右フックオンリーで、

それもノールックで適当に振り回してるだけなんだけど、

全力ショットなもんだから当たると危険度は高い訳で玉木君、

冷静慎重な対応が必要なんだけど、まあまあ出来てたんだわ。

 

<3R>

あくまで突っ掛り系の相手に対して玉木君、少々手を焼き始めたか、

振り返すフォローのフックが体を低くしてやり過ごそうとする相手の上を空転してて、

そういう事を何度も繰り返してて、ちょっと苛立ってるのかなあ。

 

<4R>

ここに来てリズムは完全に熊谷君のものになってきて、

玉木君、相手は大体右から始めるんだから、

左ガード固めて右手主体でタイミング崩して、飛び込みを自由にさせないって、

そういう作戦もアリだと思うし、手数アップも勿論アリで、

相手の右を誘い出して、そこに左を被せてみればいいとも思ったんだけどなあ。

 

<5R>

玉木君、ボクシングをさせて貰えないまま相手のペースに巻き込まれてしまって、

もっと間断のない攻め込みと、入って来る瞬間狙いが要るとこだったんだけど、

この日の玉木君は何だか体が固まってしまってるみたいで、

最後まで見せ場を作り切れず中途半端なままの終了ゴング。

 

 

自分は48-47だったんだけど結局、49-47×2、48-47ってことで、

いずれにしても熊谷君の3-0勝ちで、次は9月29日、小野平祐君とだね。

 

 

 

⑨ 藤本直人君(新日本木村)×仁平宗忍君(ワタナベ)……B 5R

7勝(4KO)5敗1分の24歳・福岡県と、5勝(1KO)1敗2分の21歳・栃木県。

 

<1R>

お互いにテキパキした立ち上がりだったんだけど、

ジャブの他左ボディを組み込んでのコンビネーションで圧倒したのは仁平君で、

藤本君も必殺の右アッパーの組み合わせが綺麗だったんだけど、

正確なヒットで終始ペースを掴んでたのは仁平君だったんだわ。

 

で、このまま終わるかなって思ってた残り11秒、仁平君の右ストレートがヒットして、

藤本君、レフェリーが思わずダウンをコールしてしまいそうな程の膝カックンで、

ギリギリのことろからの必死のスクワットだったんだわ。

 

ただ再続行直後の仁平君の追撃も全く抜かりなくて、

終了ゴングが迫ったとこでの正確なヒッティングで、

最後はフォローの左フックを綺麗にヒットさせてダウンゲット。

 

<2R>

どうかなって見てたら藤本君、結構キッチリ打てたね。

 

仁平君の方は相変わらずとっても冷静で、セコンドの指示にも忠実だったし、

折々の左ボディがやっぱりとっても見栄えが良かったんだわ。

 

試合直後にグローブタッチした際に 「とっても良かったよ。」 って伝えたら、

それ程ことは無いって照れてたんだけど、この日の仁平君は最高の出来に近くて、

全てのパンチをシッカリ打ててたし、動き全体のバランスも抜群だったんだわ。

 

<3R>

気持ち良く攻め込んでる時にこそ落とし穴が構えてることが多いんだけど、

仁平君、あくまで冷静に頭の位置に配慮してるし、

返しのパンチに迷いがなかったんだわ。

 

で、このままこのラウンドも押し切るかって思ってた残り10秒、

お互い引かない状況の中でのガッツンバッティングで大きく傷付いたのは藤本君で、

左額からの出血が激しくてドクターチェック後即の負傷ストップエンド。

 

 

自分は30-26だったんだけど結局、30-27、29-27×2ってことで、

勿論仁平君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑩ 児玉堅君(T&H)×中村誠康君(10count)……B 5R

4勝(1KO)1敗1分の25歳・鹿児島県と、

4勝(4KO)1敗1分の22歳・神奈川県。

 

<1R>

この試合もテキパキとってもいい感じのスタートだったんだけど、

同じ勝率なんだけどKO率の違いが如実になってしまって、

そういう意味では児玉君はもう少し違った戦い方をすべきだったんだけど、

開始55秒、リング中央でのショートの打ち合いに挑んでいってしまって、

カウンターのタイミングで中村君の右ショートを貰ってしまっていきなりダウン。

 

そこそこまともに当たってしまったもんでリスタート後の児玉君、

取り敢えず立ち上がりましたってのがギリギリで、

猛り狂った中村君の猛追を凌ぎ切るまではとっても出来なくて、

殆ど一発も返せないまま右を二発ヒットされたとこでレフェリーストップエンド。

 

 

1分25秒、中村君の実に手際のいい試合ぶりってことで、

次は9月29日、ひとつ前の試合で勝ち上がった仁平君との再戦になるんだけど、

前回は3-0負けした中村君も強くなってるし、仁平君も巧くなってるし、

これはもう絶対見逃せない一戦になるね。

 

 

 

⑪ 乙川健君(伴流)×飯塚稔君(E&Jカシアス)……SL 5R

7勝(5KO)5敗(1KO)の35歳・東京都と、

5勝(5KO)2敗(2KO)の36歳・福島県。

 

35歳と36歳の年齢に似合わない超乱暴な殴り屋同士で、

細かい事を抜きにした剥き出しの只では終わらない結末が予想されたんだよね。

 

自分の左には内藤律樹さんと大久保大騎君、右は内藤会長っていう布陣で……。

 

<1R>

少しばかり腹周りが緩んでる乙川君に対して体格とリーチで優位な飯塚君、

実に積極的に仕掛けていったんだけど、ちょっと肩周りが硬いんだよなあ。

 

そういうのは乙川君も変わりなかったんだけど、

この辺だろって打ってたノールックの左右フックが結構ヒットヒットしてたんだわ。

 

残り20秒から乙川君の一気の盛り返しで、

それまでは優勢に進めて相手の右目上をヒットカットさせてた飯塚君がメッキリで、

終盤になって一気に展開が右往左往してたんだわ。

 

<2R>

それにしても実に気合の入った35歳と36歳であって、

若いボクサー達はまずこの点を見習えって感じだったなあ。

 

ただ、防御を置き去りにした攻撃一辺倒っていうのはどうしても問題があって、

お互い、一発でブチ倒されてしまう危険を孕んだままだったんだよね。

 

この回は飯塚君、シッカリジャブが中々良くて試合を動かし始めてたんだけど、

残り37秒頃だったかなあ、飯塚君が大きく右フックを打ち外したとこに乙川君、

タイミング良く右フックを被せ打って大直撃の末の見事なダウンゲットだったんだわ。

 

何とか立ち上がってリスタートした飯塚君だったんだけど、

ことここに至っての勢い差は如何ともし難く、そのまま追い込まれるまま、

最後は東ロープに吹っ飛ばされてしまったとこでストップエンドだったんだわ。

 

 

2分40秒ってことで乙川君、次は同じく9月29日で相手は永田大士君なんだけど、

これはちょっと苦しいかもで、そう言えばシッカリ偵察に来てたっけなあ。

 

 

 

⑫ 竹迫司登君(ワールドS)×横田知之君(中野サイトウ)

                               ………SW 5R

デビュー戦の23歳・大阪府と、5勝(2KO)3敗(2KO)の29歳・埼玉県。

 

聞いたところによると竹迫君は、あの村田諒太さんがアマ時代に

最後に試合をした日本人ボクサーってことで、

その30勝11敗っていう戦績は半端じゃないんだよね。

 

<1R>

巧いボクサーっていうのは相手のパンチを交わす時の動きを見てればすぐ解って、

それは相手との距離とか相手のパンチの軌道を見極めることに優れてるから、

必要以上に大きく避けなくて、打ち込まれる瞬間にこそチャンスがあるって、

そういう考え方に基づく動きが体に染みついてるんだよね。

 

竹迫君にはそれが備わってたし、プレスも強かったし、

一旦距離が詰まったとこでの左右ショートには自信がみなぎってたんだわ。

 

で、開始55秒、若干手を出しかねてた横田君を北ロープ際に追い込んで、

3~4発の強烈なのを浴びせかけてからは殆ど一方的で、

竹迫君、軸もシッカリしてるし勝負度胸も満点だったんだわ。

 

ショートだけじゃなくて右のロングストレートクロスのセンスも秀逸だったんだけど、

残り20秒、今度は南ロープ際だったんだけど、強烈な左ボディへの打ち込みで、

この時気の毒だったのは横田君で自分には明らかなローブローに見えたんだけど、

これが実に効いてしまったみたいで、直後の左右フックを防ぎ切れないまま、

脆くも倒れ込んでしまったんだわ。

 

<2R>

チョン打ちしかできなくなって回復し切れてない横田君に対して竹迫君、

この辺りから相手を舐めたような小生意気な仕草が自分には煩わしくて、

反撃叶わないまま最後は横田君が青ポスト近くで右ストレートを二発、

連続打ち込みされたとこで1分55秒、ストップエンドだったんだけど、

あのボディブローは今でもローブローだったって思ってるんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 仁平宗忍君

② 中村誠康君

③ 廣濱慎太郎君

 

 

 

昨日に引き続いての今日の後楽園ホールは新人王トーナメントの準々決勝戦で、

戸高達君、志賀弘康君、石本純君、工藤優雅君、金田聖博君、横山拓成君、

福永亮次君、白石将晃君、來山悠一君達に期待してるんだけど、

試合の前にあるボクサーのことである人とジックリ話をする予定なんだわ。

 

2015年7月12日 (日)

日記 (7/12)

 

東芝の不正会計操作は過去5年に亘ってて、

1,500億円もの営業利益を水増ししてたってことで社長が辞任したね。

 

株価を維持する為の手段だったんだろうけど、

一方、国は水増しされた法人税をゲットした訳で、そういうのは返却するのかなあ。

 

いずれにしても、ガキでも思い付くような経費の繰り越しってお手軽な手法で、

ちゃんとしてるはずの会社にもバカが溢れてるってことなんだわ。

 

 

 

元を辿れば織田家は平氏系で徳川(松平)家は源氏系ってことで、

信長と家康が同盟を結ぶに至って長い間の源平の争いが収束されたって、

そういう側面もあるって、その連合軍が元々源氏系の京都足利氏を倒したんだわ。

 

 

 

新国立競技場の件なんだけど、

イラクのハディドっていう女性建築家のアイデアを最終的に採用した理由を

安藤忠雄に確認しようとしたら彼、逃げまくってるみたいなんだよね。

 

1,300億円ってシバリがあったはずだったのをどの段階でもチェックしてなくて、

取り敢えずこれだなって安藤が決定した経緯は解明されるべきだと思うけど、

安藤は業界のドンなもんで誰も異論を差し挟むことができなかったのかなあ。

 

自分は一度だけだけど、

あの場末のビートルズみたいなヘアスタイルの安藤と話したことがあるんだけど、

業者含めてへコへコした連中に満ちてた中で彼はやたら偉そうにしてて、

実は自分、彼が最終判断を下す予定だった打ち合わせを見事に粉砕してやって、

周囲の連中に思いっ切りの残念感を味あわせたことがあったんだよね。

 

あの時のような感じで今回の件も決定されたんなら、

彼に異論を挟むっていうのは余程の度胸が要るのは良く解るし、

内在する大きな問題を周囲が説明しないままに進行させたんじゃないのかなあ。

 

それにしても2,520億円っていうのは尋常じゃなくて、

一体誰のカネだとおもってるんだろね、バカ政治家どもは……。

 

 

 

ニューヨークでは結婚するカップルの15%は同性婚なんだってね。

 

日本のテレビでもオトコ女とかオンナ男とか、

これまでは地に潜ってたのが堂々と日の目を浴びるようになってきてるし、

それはある意味、障害者に優しい社会にも通じるところがあって、

人類の余裕の為せる技だとは思うんだけど、

自分は種としての人類のそろそろの終末期を暗示してるとも思ってるんだよね。

 

次世代に繋げる子孫を産むことのない同性愛っていうのは、

やっぱり種としてはロスとしか言わざるを得なくて、

それで当人達の生きがいが満たされればそれはそれで結構なんだけど、

自分達はロスなんだっていう意識は持つべきで、

少なくとも電車の中ではイチャイチャしないで欲しいんだわ。

 

 

 

風太は元々大物の風格を備えてて、

引っ越し当初も居場所に惑うってこともなかったし、

家具や電気器具の配達の人にも全く物怖じしないし、

以前と全く変わりなく過ごしてるんだわ。

 

確かに吸引力抜群のダイソンなんだけど、

CMでは解らないようになってるけど発する音がとっても大きくて、

その上吐き出す風の勢いも半端じゃないんだけど、

風太はそれを全く意に介さないっていう超大物なんだよね。

 

 

 

次のボクシングは14日(火)からで、15日、17日って続くんだけど、

新人王戦からB、C級トーナメント、日本タイトル戦って、

色々中身の濃い組み合わせが満載なんだわ。

 

 

2015年7月10日 (金)

後楽園ホール・7月9日

 

“ABCマート” は長年利用してたんだけど、

ブラック企業の中でも “和民” と同じくらい悪質ってことで、

幾度もの改善勧告を無視し続けてた結果、今回書類送検されたんだわ。

 

で、これからは池袋のあるデパートのニューバランスショップに鞍替えってことで、

取り敢えずはグレー系のスウェード(ヌバック)をゲットだね。

 

 

 

石川県で新種のブドウが生まれて1房26粒で100万円だってね。

1粒当たりに換算すると38,000円にもなるんだけど、

大間のマグロ、宮崎のマンゴーの線を狙ってのことか悪乗りも過ぎるんだわ。

 

 

 

昨日は派手な組み合わせはなかったんだけど、

個人的な知り合いボクサーが結構出てたし、

中堅どころの何人かの行方を見極めるにはいい組み合わせだったんだよね。

 

 

 

① 小泉祥平君(F原田)×金ヶ江清和君(高崎)……B 4R

デビュー戦のサウスポー、31歳・神奈川県と、デビュー戦の28歳・福岡県。

 

<1R>

大人しい立ち上がりの小泉君に対して金ケ江君がいきなり飛ばし飛ばしで、

手数は驚異的だったんだけど、汽車汽車シュッポシュッポみたいだったなあ。

小泉君、何かカッコ付けてるところがあるんだけど、

そんなにユッタリやってると絶対やられてしまうからね。

 

かなり年齢が進んだ同士のデビュー戦で、

残念ながら思い出ボクシングの域を出てなくて、

技術も気持ちも中途半端なままだったもんでいきなりの休憩タイムゲット。

 

 

最近のデビューボクサーは実はとってもレベルが低いと言わざるを得なくて、

プロ志望者が減るにつれプロテストのハードルも低くなってるみたいなんだわ。

 

 

結局3R、金ケ江君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 上林直樹君(石川)×松本竜也君(角海老)……SB 4R

1勝1敗(1KO)の25歳・大阪府と1勝2敗(1KO)の20歳・福島県。

 

大橋建典君と並んで観戦。

 

<1R>

プレスは上林君だったんだけど、先にジャブを打ってたのは松本君の方で、

そのジャブがまあ良く届いてたんだわ。

 

上林君、反応も良くないんだけど、腕振りの鋭さも今一感が強かったなあ。

 

松本君、余裕が出て来たか残り1分からは返しの左も打てるようになってたね。

 

<2R>

上林君が右で攻撃を終えることが多い中、松本君はシッカリフォローが効いてて、

出会い頭に不用意に右を貰いさえしなければ大丈夫そうな感じで、

残り13秒、綺麗なワンツーで上林君をヨロッとさせてたんだわ。

 

<3R>

プレスかけてる割には上林君、ガンガン攻めってことには中々ならなくて、

スピード的にも遅れを取ったまま手数差も埋められなくて苦戦苦戦。

 

それにしても二人共、もう少しボディブローへの配慮が欲しいところだったし、

松本君については返しの左フックがオープン気味なのが気になったなあ。

 

<4R>

上林君は一体いつ飛ばして来るのかなあって大橋君と話してたんだけど、

この回1分過ぎからやっとやっとのギアアップで、

それが松本君の消耗と重なって中々いい感じになっていったんだけど、

近くでやりたがる割にはショートブローが大き過ぎだったし、

そもそもドライブかけるのが遅過ぎで、どうにもならないままの終了ゴング。

 

 

自分は39-37だったんだけど結局、40-37、39-37、39-38ってことで、

勿論松本君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

③ 水戸日立太郎君(W日立)×浜野秀平君(小田原)

                             ………SL 4R

0勝2敗(1KO)の32歳・茨城県と、0勝3敗(2KO)の23歳・神奈川県。

 

初勝利目指し組の年の差対決。

 

<1R>

開始ゴング直後から衝撃的な展開、浜野君が気が触れたような超飛ばしで、

出し抜かれたような水戸君、全く何にも出来ないままのあれよあれよで、

始まって27秒、一気に東ロープに追い込まれてのロープダウン。

 

リスタート後も水戸君、全く手を休めることのない浜野君の猛攻の前に、

結局更に何もできず、何がなんだか解らないままのレフェリーストップエンド。

 

0分53秒、浜野君のツーダウンゲットKO勝ちだったね。

 

 

 

フラッと隣に座って来たのがこの間土屋修平さんに0ー3負けした相馬一哉君で、

ちょっとした反省会をして、何で7R、8Rもう少し踏ん張れなかったのかって事で、

やっぱりボディブローが効いてたみたいだったんだわ。

その後次戦に対する見通しやら色々話したんだけど、

彼も年齢的にはそろそろ最後の追い込みなんだよね。

 

 

 

④ 細貝淳君(W日立)×相馬圭吾君(三迫)……119P 8R

7勝8敗(3KO)の33歳・福島県と、

6勝(3KO)11敗(2KO)1分の30歳・茨城県。

 

相馬君の入場曲はオリジナルではなかったけど “ミザルー” だったね。

 

麻生興一さんがセコンドに付く中、三迫会長が自分の右に座って、

マネジャーや小原佳太さんがズラッと並んで応援観戦。

 

30代の負け越し同士だったんだけど、これはこれで大変なんだわ。

 

<1R~2R>

細貝君が距離取ってやりたがる中、相馬君はあくまで接近戦希望で、

ガード固めながらの詰め詰めなんだけど、ジャブが中途半端半端で、

すぐ目線切るし、何だそりゃって感じの恐々なもんで先が思いやられたんだよね。

 

基本的に相手の土俵でやらされてたんだけど相馬君、

左が届きそうだったら即右へ繋げるべきなのに躊躇が見られるんだよなあ。

 

一方の細貝君、クリーンヒットはなかったんだけど

それでも攻めてる感じは充分に見せたなあ。

 

<3R~4R>

それまでジリ貧が固まりつつあった相馬君だったんだけど、

リングサイドから飛ばされ続けた檄が効き始めたか、徐々にの盛り返しで、

徐々に徐々に得意の接近粘着戦に持ち込むことが出来つつあって、

当たればそこそこの威力がある右ストレート、左ボディがヒットし始めたんだわ。

 

<5R>

相変わらず巧くは無いんだけど相馬君、やっと自信深めたパフォーマンスで、

相手がそれほどパンチ力の無いのにも助けられつつの挽回挽回で、

勝ちたいっていう気持ちを前面に出してた開始51秒、

細貝君を北西ポストに追い込みながら右ストレート、左フックをナイスヒットヒットで、

大きく逆転のダウンゲットしたもんで周囲はもうお祭り騒ぎだったなあ。

 

何とか再開した細川君だったんだけどそこそこのダメージを引きずったままで、

ここぞここぞの相馬君の猛追を凌ぎ切れず対角線の今度は南東ポスト前、

狙い澄ましたような右ストレートを直撃させて2回目のダウンゲット。                                                            

その余りに激しい倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

1分12秒って事だったんだけど自分の周辺はまるで世界タイトル獲ったみたいで、

そりゃ序盤やられてて今日もツライなあって展開だったもんでひとしおで、

麻生さんなんか俺が勝たせたって感じでいきり立ってたもんなあ。

 

 

 

⑤ 守屋和明君(石川)×石川幹也君(三迫)……F 8R

11勝(1KO)7敗のサウスポー、28歳・東京都と、

9勝(1KO)6敗(4KO)の25歳・埼玉県。

 

石川君には三浦仁君がヘルプセコンドに付いてて、

最近彼をよく見かけるんだけど、いい風貌してるんだよなあ。

 

<1R>

二人共、いいリズム感で始めてたんだけどジャブとかワンツー積極的に出して、

それもキッチリ届かせてたのは圧倒守屋君の方で石川君、

もう少しシッカリジャブが要るところだったし、

意外な程簡単に左ストレートを貰ってしまってたんだわ。

 

<2R>

守屋君は気持ち良くスタート出来たみたいで、動きもよりこなれてきて、

体勢崩したところからでも何とか何とかって手が出てたんだわ。

 

右ストレートボディは届いてたんだけど石川君、

やっぱり少し正直過ぎるとこがあって、もっと相手の意表を突いた動きが必要で、

全体のペースを守屋君に持っていかれてたなあ。

 

<3R>

このままでいいのか石川君って感じだったんだけど、

取り敢えずは安易に引かないって決めたみたいな若干ガツガツで、

アッと思ったら開始40秒、二人大きくバッティングしてしまって、

石川君は左目上、守屋君は左額をカット出血してしまってドクターチェック。

 

すぐにリスタートはしたんだけど、傷の感じだと途中ストップも有り得て、

そのせいか守屋君、再開直後から刻むリズムを更に細かく激しくしていって、

その後の30秒間で石川君は右、守屋君は左って一発づつストレートの交換を経て、

残り32秒では左フック、あと20秒のところでは左ストレートって、

守屋君がとっても印象的なパンチを打ち込んで明白なポイントゲットだったんだわ。

 

<4R>

石川君、もっとチェンジオブペースの意識っていうか、

とにかく幾らかのギアアップと戦法変更が求められるところで、

たまには右ストレートを上へ持っていけば相手の意識を散らすこが出来るのに、

そりゃ当たってはいたんだけどちょっとストレートボディに拘り過ぎなんだなあ。

 

って見てた開始41秒、またまたまたの石川君の右ストレートボディの打ち終わりに、

守屋君が狙い澄ましてたとしか思えなかったような左ストレートを迎え撃って、

それが絵に描いたようなカウンターヒットして、

リング中央、石川君から実に見事なダウンゲット。

 

いつかいつかって狙い続けていたのか、とっさの反応だったのか、

その辺は良く解らなかったんだけど、兎に角石川さん、

安易に同じパターンを繰り返し過ぎたって思ったんだよなあ。

 

何とかリスタートした石川君だったんだけど、大きく効いてたのは間違いなくて、

直後の守屋君の猛追撃の前に何の反撃も出来ないまま、1分04秒、

最後は打たれ込むままになってしまったとこでレフェリーストップエンド。

 

 

守屋君は多打魔炸獅君、小野心さん、成塚亮君、黒田雅之さんって

例え強豪相手でも4連敗中っていうプレッシャーは並大抵じゃなかったと思うし、

それを知ってるジムのスタッフや仲間達の喜びもだから半端じゃなくて、

苦節約2年振りの勝利に会長や田中さんをはじめとして

粕谷雄一郎さんとか熊澤祥大君、上野太一君達ももうニッカニカだったなあ。

 

彼は元々大きく喜びを表すってことの少ないボクサーなんだけど、

それでもデビュー戦以来7年振りの会心のKO勝ちでもあったし、

家に帰って密かにほくそ笑んだんだろうなあ。

 

 

守屋君にオメデト伝えた後、暫く経ってから石川君と偶然話す機会があって、

彼と正面切ってマジな話をしたのは初めてだったんだけど、

3~4分間色々とミニ反省会をしたんだわ。

 

目が合った時に会釈してくれて多分、自分の事を知ってそうだったもんで、

かなりキツイことを言ったんだけど、実に真面目に聞いてくれたんだわ。

 

 

 

⑥ 臼井欽士郎さん(横浜光)×佐藤鋼太君(協栄)……B 8R

22勝(10KO)4敗(1KO)のランク10位、35歳・宮崎県と、

10勝(5KO)6敗2分の23歳・東京都。

 

臼井さんのケガで一度流れてしまった試合の仕切り直しだったんだわ。

 

<1R>

臼井さん、開始ゴング直後にいきなり特大右フックの脅かし振りを2発。

 

臼井さんが強いプレス掛ける中、相手の豪打を掻い潜って佐藤君、

意外に丁寧に細かく隙間隙間を狙えてたんだわ。

 

<2R>

距離の奪い合いを経て相当激しい打ち合いに移行していったんだけど、

目立ってたのは佐藤君の左ボディだったなあ。

 

<3R>

そういうのは佐藤君にとっては不利なんじゃないのかって思ってた接近戦で、

始まって30秒から一気に距離が縮まったんだけど、

1分弱、佐藤君の右フックが直撃して臼井さん、思わず腰砕け。

 

膝カックンだけで何とか凌いだ臼井さんが中盤以降の大盛り返しで佐藤君、

それ程振りまくって最後まで持つのかって感じだったんだけど、

終盤には若干腰が浮き気味になってたんだわ。

 

それでも試合序盤の3ラウンドは全部佐藤君って感じだったんだよね。

 

<4R>

この辺りから佐藤君の距離が怪しくなっていくにつれ、

臼井さんのジャブの届きがとっても良くなっていって、

ショートブローの当たりも実に綺麗でポイントを取り返し始めたんだよね。

 

<5R>

お互い前掛りになることが多くなって頭がガツゴツし始めてた開始1分29秒、

ガッツンバッティングして大きく傷ついたのは臼井さんの方だったなあ。

 

その後はお互い、目覚ましいクリーンヒットには恵まれなくて、

やったり取ったりの小康状態が続いてたんだわ。

 

<6R>

佐藤君、いいボディブローは打ってるんだけど、

顔面への見栄えのいいショットは臼井さんの方が多くて、

左右への細かい動きの中からの打ち込みはとっても華麗で、

いつの間にか佐藤君、両目周辺がかなり腫れてきたなあ。

 

自分のスコアはここでイーブンだったんだよね。

 

<7R>

終盤の佐藤さんに踏ん張り直しでプレスも効かせていったんだけど、

細かい当て込みの数でやっぱり臼井さんかなあ。

 

<8R>

佐藤君、とっても拮抗したスコアだと思うのにやたら見過ぎで、

細かくポジションチェンジしながらの臼井さんのショート連打に置いてきぼりで、

中盤以降、最後の飛ばしでそこそこいいのを当て込んではいたんだけど、

1発~2発打つと3発~4発返されるっていう展開を動かせないまま終了ゴング。

 

 

で、自分スコアは77-75で臼井さんだったんだけど、

結局、77-76×2、75-77ってことで臼井さんの2-1勝ちだったね。

 

 

試合後臼井さんにオメデト伝えて、石井会長とも話して、

やっぱり太目残りの松永宏信さんと今日も来てたの? 的な会話をね……。

 

 

次のヘビー級戦は元々見るつもりはなかったもんで……。

 

 

 

⑧ 高橋竜也さん(土浦)×戸井健太さん(三迫)……SB 8R

19勝(14KO)6敗(1KO)4分のランク12位、26歳・茨城県と、

4勝(1KO)5敗(2KO)のランク11位、28歳・北海道。

 

試合前にほんのちょっとだけ、高橋さんの戦い方には注意してねって

伝えたんだけどなあ……。

 

<1R>

リーチはやっぱり高橋さんだったんだけど戸井さん、

相手が右ストレートだけで終わってるところ、ワンツースリーまで打ててたし、

高橋さんが上体の高さを変えながら打って来るのにも充分反応してたんだわ。

 

<2R>

高橋さんのKO率の高さはパンチ力によるものでは決してなくて、

あくまで圧倒手数の結果だっていうことは誰でも知ってると思うんだけど、

いざその山のような手数に晒されると余程の技術か一発力がないとシンドくて、

その立ち上がりのユッタリしたところを狙うしかないんだけど、

この日の高橋さんはいつもは立ち上がりユッタリの2R目、

いきなり強いプレスで距離潰していっての大攻勢だったんだわ。

 

そこからは相手に嫌気差さすほどの圧倒手数で、

接近手数戦の覚悟が戸井さんにどれだけ出来てたのかって事だったんだけど、

すっかり相手の土俵に取り込まれてしまって、そこそこ打ち返してはいたんだけど、

高橋さんにその3倍ほども打ち込まれてしまってたんだわ。

 

右目尻をヒットカットされながらも戸井さん、その奮闘は認めるんだけど、

この流れが固まってしまうといきなり勝機が遠のいてしまうんだよなあ。

 

<3R>

戸井さんは元々一発必殺系ではないし、ピョンピョンウサギさんフットワークって、

そういうモノも持ち合わせていないもんで、こうなると如何にもシンドくて、

高橋さんのどのパンチに合わせていいのか戸惑う中、

およそ8:2ほどの手数差がそのまま顔面の傷み方に直結していってなあ。

 

高橋さん、ああ見えて単なるメチャクチャ手数ボクサーではなくて、

相手の隙間隙間を見極めながら上へ下へのそれは速射なもんで、

受けてる方はそりゃ嫌になってしまうのも解る話で、

戸井さんも合い間合い間にいい感じのヒッティングを見せてはいたんだけど、

その全てが高橋さんの勢いを止める程強くは当たってなかったんだわ。

 

終盤は戸井さん、左目の上もヒットカットされてしまってたし、

既にちょっともう勝負あったなあってことで残念離席だったんだけど、

結局、次の4R1分26秒、やっぱり高橋さんのTKO勝ちだったね。

 

それにしても高橋さん、次は9月ってボロボロに使われ過ぎだと思うけどなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 守屋和明君

② 臼井欽士郎さん

③ 相馬圭吾君

 

 

 

駅の構内とか街中で歩きスマホしてる人の1,000人に3人くらいは

国政を担ってたり企業の命運を握ってて分秒を争ってるんだと思うんだけど、

残り997人はLINE系に拘束されてたりゲームにのめり込んでる連中みたいで、

そう言えば利口そうなのはのは全くいないんだよね。

 

2015年7月 8日 (水)

後楽園ホール・7月7日

 

韓国に賛成条件を呑まされてまで世界遺産登録するっていうのはどうなの?

 

そもそももうそこらじゅう世界遺産だらけの有難味もなんもなくて、

地域の一体感を高めるには実に有効な手段であることは間違いないんだけど、

要するに安易な観光客集めの手段でしかないのは解りきったことで、

ただだからこそ地元は必死なんだろうけど、どうなのかなあ。

 

世界遺産に登録されないとダメじゃんっていう流れは如何にも簡単過ぎで、

自分には官憲に与えられたモノを有り難がる傾向が全く無くて、

世間に知られてない遺産にこそ魅かれるっていう気持ちも強くて、

それはつまり多少ひねくれてるってことなんだろうけどね。

 

そりゃ世界タイトル戦は凄いんだけど、

名も無いボクサー達の試合からも元気を貰えるっていうのと同じかなあ。

 

 

 

F赤羽ジムの川島会長とかセレスジムの小林会長、八王子中屋ジムの一生会長、

それからエメラルドグリーンのポロシャツに短パンって、

まるでプール帰りみたいなイデタチの三迫会長に其々御挨拶。

 

中山聰歯君がホール入りした時、清田祐三さんは既に入念なアップをしてて、

薄暗いリング上の彼と言葉交わして、ポンポンタ君と目配せしての始まり始まりで、

最初の二試合は新人王予選。

 

 

 

① 山中章弘君(F赤羽)×赤尾文弥君(セレス)……LF 4R

4勝(1KO)3敗(1KO)の27歳・東京都と、

2勝1敗(1KO)1分のサウスポー、21歳・千葉県。

 

<1R>

初っ端からいきなり飛ばして行ったのは赤尾君で、

持ち前の圧倒的手数で山中君を押しまくってたんだけど、

それでも今日はちょっと肩に力入り過ぎじゃないかなあって見てた開始52秒、

攻め攻めしか頭になくて前掛りになってディフェンスが疎かになったとこ、

北ロープ前でストンって感じで山中君の右ストレートがカウンターヒットして、

赤尾君、思わずクラッと腰を落としてしまって危うくロープに助けられたんだわ。

 

そこそこダメージがあったと思うんだけど赤尾君、

それを見取られないような頑張り直しだったんだけど、

まだ始まったばかりなんだから先を見据えて相手に1ポイント渡すって決めて、

この回の残り時間はガードを見直しながら回復第一にすべきじゃないかって、

その時自分はそう思ったんだけど、強気強気の赤尾君、

何とか挽回挽回って更にムキなって向かっていったんだわ。

 

赤尾君の腕振りにもまだまだ勢いがあって倒し返す可能性も充分あったんだけど、

一方ディフェンスは更にないがしろになっていった残り24秒、

またもや殆ど同じタイミングでまたもや同じ右ストレートを

更にまともに貰ってしまって、今度は一発昏倒失神ダウンしてしまったんだわ。

 

 

倒れ方も衝撃的だったもんで、レフェリーは即のストップエンドで、

2分38秒、山中君のTKO勝ちで、次は9月25日の準決勝戦だね。

 

相手は細谷大希君なんだけど順当なら細谷君じゃないかって思ってるんだよね。

 

 

 

② 土屋浄司君(F赤羽)×ポンポンタ君(八王子中屋)……SL 4R

2勝(2KO)2敗(1KO)1分の21歳・東京都と、3勝(3KO)1敗の24歳・東京都。

この階級の圧倒的優勝候補だって思ってたポンポンタ君が……。

 

<1R>

体の色が随分違うなあって眺めてた途端の開始57秒、

相手のリーチとストライドの大きさに若干距離を取り難そうにしてたポンタ君、

そんなに巧いとは思えなかった土屋君のワンツーをまともに貰ってしまって、

それほどの強打には見えなかったんだけど、いきなりダウンしてしまって、

土屋君、ああ見えてかなりパンチ力があるんだわ。

 

何とか凌ぎ切ったリスタート後のポンタ君だったんだけど、

大きく面食らったのは間違いないところで、すっかり動転してしまってたなあ。

 

<2R>

ダウン喰らった方がその後の頑張りで38-37の逆転で勝つっていうのが

4回戦の見応えの一つで、立て直せるのかポンタ君ってとこだったんだけど、

得意の左フックをすっかり見切られてたみたいで

その打ち終わりに右ストレートを合わされっ放しの危険度満々で、

鋭く左へ切れ込みながらの右ストレートってのはまだまだ習得途上で、

土屋君の左足が邪魔なままの直線的な出入りを繰り返してたんだよね。

 

ポンタ君もプレスを強めていったんだけど、土屋君の引き足も早くて、

一旦詰まったとこでのメチャ打ちに活路ってとこでもあったんだけどママならず、

左ガードがルーズになるところをしっかり狙われてたんだよなあ。

 

<3R>

前の回まででマイナス3ポイントってことは

あと6分の間に倒し切らないと負けってことでポンタ君、

そういう姿勢で臨んで行って途中そこそこいい感じも見せてたんだけど

土屋君の負けん気の強さも変わりなく手数落ちも全くないままの激闘に突入。

 

ああ見えて土屋君のパンチ力はやっぱり半端じゃなくて、

薄い当たりでもおざなりには出来ないって感じのままの1分28秒、

自信に満ちた右ストレートがまたまたの炸裂でポンタ君、

南東ポスト横に飛ばされてしまったんだわ。

 

勿論、土屋君の鬼追撃には全く緩みが無くての一気追い込みで、

ロープを背にしたポンタ君の腰が伸び切ってしまったとこでストップエンド。                                                           

 

で、1分30秒、土屋君のTKO勝ちってことで次は9月24日だね。

 

 

絶対の優勝候補だって思ってたポンタ君が破れてしまったもんで、

このクラスはもう混沌混沌なんだわ。

 

 

全く何もいいところを見せられないまま粉砕されてしまったポンタ君、

自らのパターンを崩されたときの脆さは残念過ぎで、

ああいう場面からどう盛り返すかっていうのも今後の課題だよね。

 

 

 

③ 新座宏君(F赤羽)×松澤拳君(宮田)……SFe 4R

1勝(1KO)0敗の33歳・埼玉県と、1勝(1KO)0敗のサウスポー、24歳・千葉県。

 

新座君、ほぼ10年振りのこれが2試合目なんだよね。

松澤君には物凄い数の応援団が付いてたなあ。

 

<1R>

松澤君、ちゃんとボクシングを習ってるようには見えなくて、

兎に角左ストレート一発狙いだけでジャブもコンビネーションもクソ喰らえって感じで、

右フックなんかまるで明後日の方へ打ってるんだよなあ。

 

一方の新座君もガキゴキしながらの大かき回し系で、

何だかカマキリのケンカみたいな感じだったんだよね。

 

二人共、残り1分からはいきなりガソリン使い果たしたようなグダグダで、

運悪く当たった方がお気の毒って感じだったんだわ。

 

ってことで一旦休憩タイムゲットしたんだけど、

結局4R、松澤君のTKO勝ちだってさ。

 

 

 

④ 菅原大悟君(小熊)×青木日向君(五代)……SFe 4R

2勝1敗(1KO)1分の31歳・埼玉県と、1勝1敗(1KO)の19歳・埼玉県。

 

五代ジムには知り合いが殆どいないんだけど、

小さくコクッと挨拶してくれたボクサーがいて、

絶対見たことがあるんだけど名前を思い出せなかったもんで、

「君のことは見憶えあるよ。だけど名前を思い出せない。」 って正直に言ったら、

「太田です。」 って返してくれて、そうだ太田輝君で、

カガヤキ君ではなくてヒカル君かヒカリ君だったんだわ。

 

<1R>

序盤大きいショットで見せ場作ってたのは青木君の方だったんだけど、

中盤以降、接近した時の勢いは圧倒菅原君で、

青木君、詰まったところで振りがデカ過ぎで中々効果を上げられず、

結局、細かいショットを積み上げ続けた菅原君がポイントゲットだね。

 

<2R>

動きがよりこなれてきたのは菅原君の方で、青木君はまだ硬いなあ。

 

このラウンドも中ほどは青木君が頑張ってたんだけど、

序盤と終盤は菅原君の踏ん張りが目立ってたんだわ。

 

<3R>

年齢的なモノか若干菅原君の休み休みが目に付きだして、

いよいよ青木君が若さで大盛り返しかって思わせたんだけど、

ショートの打ち合いの中、マウスピースを落としてしまったのはその青木君の方で、

そういうのはとっても見栄えが悪いんだよなあ。

 

それでも菅原君の落ち込み度との比較でギリギリポイント取り戻したかなあ。

 

<4R>

消耗が進んでたのは菅原君の方で、明らかに腕振りが緩んできたんだわ。

 

そこを一気に攻め切れなかった青木君にも問題があって、

残り1分からの菅原君の最後の踏ん張りを意外に簡単に許してしまって、

ポイントが微妙になってしまったんだけど、自分は僅差で青木君だったね。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど、

結局、40-36、39-37、39-38ってことで菅原君の3-0勝ちだってさ。

 

 

 

⑤ 伊藤修平君(ドリーム)×加瀬康司君(レイS)……M 6R

5勝(3KO)2敗(1KO)の29歳・東京都と、

5勝(2KO)4敗(2KO)の28歳・千葉県。

 

たまにしかやらないから伊藤君の試合は中々見れないんだけど、

物凄く怖そうに見えて実はそれ程のことがないっていうギャップが面白いんだよね。

 

<1R>

元々加瀬君は超慎重派だし、伊藤君は久し振りのリングだしってことで、

二人共、長過ぎるほどの様子見で始めてたんだけど、

開始2分までは殆ど静まり返ったままで、結局最後まで殆ど有効打の無い中、

左右ボディショットだけで伊藤君が効率良くポイントゲットだったね。

 

<2R>

少し前向きにはなったんだけど、加瀬君は依然待ち待ちボクシングで、

伊藤君がまだ本気を出さなかったもんで助かってて、

中盤に右ストレートを二発、薄くヒットさせてただけだったんだけど、

それでもこの回はゴッツァンポイントゲットだったなあ。

 

それにしても二人共、返しのパンチっていうのを知らないみたいなんだわ。

 

<3R>

開始40秒での加瀬君のコンビネーションはこの日初めてのグッドヒットで、

更に行くかって思ったら途端に一段落してしまって、

その後伊藤君がダブルジャブに目覚めてからはシッカリ押し返されてしまって、

加瀬君、顔面チョン当てに終始してて全くボディブローを打たなくて、

意識的に封じてるとさえ思えるほどの徹底ぶりだったんだけど何でかなあ。

 

<4R>

お互いにもう少し無駄な手数が必要だと思うんだけど決め打ちを外しまくってて、

前振りも無ければフォローもないっていう単調過ぎるやり取りで、

特に伊藤君、もっと力づくでやればいいのに大人し過ぎなんだわ。

 

 

ってことでまるでアマチュアのような試合になってしまったもんで、

よし、このラウンドで離席だなって決めてた残り47秒のリング中央、

ストンって感じで伊藤君の右ストレートが顔面ヒットして加瀬君がダウン。

 

それほどの強打って感じではなかったんだけどタイミングが抜群で、

何とか立ち上がろうとはしてたんだけど加瀬君、

ちょっとダメージが大きいなってことでレフェリーストップエンド。

 

で、2分21秒、伊藤君のTKO勝ちだったんだけど、

加瀬君の待ち待ち引き引きボクシングは中々治らないんだよなあ。

 

 

 

伊藤君の応援に高畑里望さんとか藤原陽介さん達も来てたもんで、

ちょっと話をして高畑さんは月間敢闘賞の表彰だったし、

藤原さんはランク返り咲きってことで、オメデトオメデトだったんだわ。

 

 

 

⑥ 中山聰歯君(F赤羽)×上野雄大君(渋谷三迫)……W 8R

7勝(3KO)8敗(3KO)1分のサウスポー、34歳・静岡県と、

7勝(6KO)7敗(3KO)3分の30歳・山形県。

 

二人共、勝ったり負けたりを繰り返してる中堅ウェルターボクサーで、

お互い、独特の構えをしてるんだけど、

自分には一角獣とピョンピョンウサギさんの戦いっていうイメージで、

勿論、中山君が一角獣で、上野君はピョンピョンウサギさんなんだけどね。

 

1R、一角獣中山君がそれしかない左ストレートを外しまくる中、

上野ウサギ君が軽い足回りと細かい手数駆使して余裕のポイントゲットだったなあ。

 

一角獣がどっかで左ストレートを刺し込めば中山君の勝ち、

それが叶わなければ上野君の粘り勝ちっていうのが見えてきて、

この日の中山さんの外し方が極端だったもんで多分上野君だなあって、

そう思いながらの煙草タイム。

 

 

赤コーナーの入場口近くに戻ったら村中優さんとバッタリで、

今度の引っ越し先は彼の利用駅でもあったもんでそれでひとしきり盛り上がって、

酒の安売り屋とか蕎麦屋のことなんか色々と話が合って、

チャリで流してる時に会わないかなあって思ってたってことなんだけど、

自分、そんなにいつも常に町をブラついてはいないんだわ。

 

そこに清田さんの応援に駆け付けた大川泰弘さんが合流して、

3人でバカ話の続きってことで、例の減量ミスの一件さえ話題に登らせて、

3人の間ではそういう話も許される雰囲気もあったもんで

村中さんをネタにしてしまったんだけど、彼も太っ腹で鷹揚なんだわ。

 

大川さんはずっと以前に自分がブログに書いたことをとっても良く覚えてくれてて、

それは自分自身が忘れてるような些細なことだったんだけど、

丁寧に読んでくれてるみたいで嬉しかったなあ。

 

 

少し引いたとこで氏原文男君がいたんだけど、

そう言えば彼、最近試合から遠のいてて、ちゃんと練習してるらしいし、

どうなの?って村中さんに聞いたら、中々試合が決まらないってことなんだよね。

 

 

色々話をしてるうちに試合の決着がついて、

5Rにバッティングで中山君が大きく傷ついての負傷判定だったんだけど、

結局49-47、47-49、48-47ってことで上野君の2-1勝ちだってね。

 

見てなかったから何も言う資格は無いんだけど、

49-47と47-49が共存してる試合っていうのはどうなのかなあ……。

 

 

 

⑦ 何チャラ・ジャマッド×渡邊義友君(レイS)……L 8R

21勝(8KO)16敗の32歳・タイと、

7勝(5KO)1敗の23歳・栃木県。

 

ちょっと見てみようかって始めは思ってたんだけど、

相手は32歳のタイボクサーの上のこの戦績ってことで全く興味が失せてしまって、

渡邊君、確かに強いと思うんだけどカタカナボクサーとの試合は見飽きたし、

そりゃ大事に育てたいのは解るけど、それはあくまでジム側の都合ってことで、

全くのスルーだったんだわ。

 

結局5RにTKO勝ちしてたけど、ちょっと時間かかり過ぎだって思ったなあ。

 

 

「昨日のブログはエライ手抜きだったなあ。」 ってあるジムの会長に

笑顔でからかわれたんだけど、自分にはあれしか書きようがなかったんだよね。

 

 

コンチワって挨拶されて自分一瞬戸惑ってしまって、

スーツ姿で顔が真ん丸してて松永宏信さんだって気付くのが遅れたんだわ。

 

彼も月間賞の表彰ってことで新鋭賞だったんだよね。

月間賞が改定されて金一封の金額が減額になったんだけど、

それは5月度から反映されたのかなあ。

 

 

 

⑧ 清田祐三さん(F赤羽)×カジョーンサック・シットサイトーン

                  ………OPBF SM タイトル戦 12R

27勝(25KO)4敗(2KO)1分のチャンピオン、31歳・北海道と、

7勝(7KO)6敗(3KO)のランク9位、20歳・タイ。

 

村中さんがああいうトラブルを起こしたもんで清田さん、

連続はマズイだろってそりゃもうエライプレッシャーの中での減量で、

いつもよりかなり早目の落とし込みをせざるを得ず、

お前のせいだぞって村中さんがブッ飛ばされたらしいんだわ。

 

 

それにしてもこの日の “君が代” は、あんた、それでマジなのかっていうほどで、

R&Bとか言ってたけど、あんな貧相な声質のR&Bなんか絶対有り得なくて、

アメリカ国歌独唱みたいに小洒落たフェイクを効かせたつもりだったんだろうけど、

許される音程を明らかに外すに至って場内もこれはなんか変だろって気が付いて、

多分次の音はオクターブ下げないと無理でしょってほどフェイクを効かせ過ぎて、

それでもオクターブ下げるのを止めて敢えて高音に挑戦してたんだけど、

やっぱりそこまではとっても無理だった変なよがり声みたいになってしまって、

多分本人も途中からヤケクソになってたと思うんだけど、

これは実はお笑い系なんだなって感じた観客達の失笑を買ってたんだよね。

 

まるで内田裕也の弟分みたいなイデタチだったもんで、

さあ一発かましてくれって最初はそんな感じだったんだけど、

とんだ出落ちパツキンオッサンで、あんなんで人前に立つ度胸は認めるけど、

それはつまり世間的には暴挙ってことで、

少なくとも裏で発声練習でもして来いって最後は腹立って、

例のカメラマンのヒーヒー君が代も酷かったけど、

昨日のパツキンのオッサンには度を超えた凄まじさを感じたなあ。

 

この試合、もし清田さんが負けるような事があったら、

それは絶対そのパツキンのオッサンのせいってことで、

川島会長の “君が代” の方が25,000倍ほど聞き応えあるんだけどなあ……。

 

 

<1R>

清田さんの方が一回りデカくて威圧感充分のままのノッシノッシで、

サイトーンは警戒感前面出しにしたまま全く手を出さなかったんだけど、

一旦距離が縮まった途端、一気に弾ける左右フックで、

そういうのが得意技ってことでその際の腕振りも相当鋭くて危険度満々だったなあ。

 

清田さんはジャブが良く出てたまずまずの立ち上がりで、

終盤には左ダブルなんかも見せてたんだわ。

 

<2R>

相手はタイミング見計らっての一気踏み込み殴りなもんで清田さん、

大きく振り過ぎるとそこを狙われそうで危ないんだよね。

 

この回も何とか手数で清田さんかなあって見てた残り僅か10秒、

距離詰まったとこでのショート戦になってしまった清田さん、

余しがちな両腕を掻い潜られてサイトーンに左右のショートフックを貰ってしまって、

オヨヨヨって感じで南ロープにもつれ込んでしまってのダウン裁定。

 

清田さん、力で封じ込めようとしてムキになった結果のそれは相手の土俵な訳で、

小さく鋭い回転力勝負は相手の望むところなんだからさあ。

ダメージはそれ程の事なかったんだけどダウンはダウンなんだわ。

 

<3R>

先は長いんだから清田さん、ユックリ取り戻せばいいんだけど、

サイトーンの方は戦い方にすっかり自信を持ったみたいで、

自分の距離になるまで絶対無駄打ちしなくなってきて、

その機会を延々待ってるって感じだったんだわ。

 

清田さん、相手に踏み込みのきっかけを与えないようなマジなジャブが要るんだわ。

 

<4R>

お互い引かないバッティングで、清田さんは左目上、

サイトーンは額に其々傷を負ったんだけど大事には至ってなかったね。

 

サイトーンはひたすら誘ってるから清田さん、あくまでいきり立たないことなんだわ。

 

ここまでの途中採点は39-37、38-37×2ってことだったんだけど、

自分も38-37で勿論サイトーンがまだまだ優勢だったんだわ。

 

<5R>

開始50秒、いきなり激しい打撃戦が始まって、まだまだ清田さんの振りが大きくて、

交差するサイトーンの力のこもった右フックの殺気が怖かったんだけど、

この打ち合いは巧いこと清田さんが打ち勝ってたんだわ。

 

やっぱり清田さんのパンチは衝撃度が強かったみたいでサイトーン、

少しダメージ残したみたいで、終盤は合わせ打って来ることが少なくなったんだわ。

 

<6R>

流れを呼び戻したかと思われた清田さんだったんだけど、

サイトーンの方も立て直してのシッカリガードだったし、

上体を細かくの動かして的を絞らせないようにしてたんだわ。

 

残り45秒辺りで清田さん、右ストレートをクリーンヒットさせてたんだけど、

直後に左フックと右アッパーを貰ってたし、

そう言えばこの回開始早々にも右ストレートを二発喰らってたもんなあ。

 

<7R>

それ一発で弱らせる左ボディが打てないか清田さんってとこだったんだけど、

そういうのは中々見られなくて、またもやの右のイッセノセで、

回転の弧が大きい分、パンチの届き遅れが目に付くんだよなあ。

 

<8R>

お互い、攻めを一段落させたとこが一番危険で、

それは清田さんの方に顕著だったんだよね。

 

発表されたここまでの途中採点は77-75、76-75、75-76ってことで、

清田さんの2-1リードだったんだけど自分は清田さんに厳しく見てたせいか、

76-75でサイトーンだったんだよね。

 

<9R>

何か思い至ったか清田さん、それが最初っからの作戦だったのか清田さん、

この回いきなりフットワークを駆使し始めて、途端にリズムが良くなって、

こんなに常に優勢に終始してたのはこの試合初めてで、

ジャブだけじゃなくてワンツーも抜群のタイミングで、

それにつれサイトーンの落ち込みが目立ってきたんだわ。

 

で、残り12秒、それ程のブン回しではなかったんだけど右フックがナイスヒットで、

一瞬サイトーンがユラッとしてしまって、却って清田さんがその効き目に驚いて、

そんじゃあってことで改めての一気の追い込みで残り1秒、

北西ポストに流れるサイトーンを見事に仕留めたんだわ。

 

<10R>

結局、これが最後のラウンドになったんだけど清田さん、

回復がままならなかったサイトーンを一気追撃ってことで始まって29秒、

これと言ってのクリーンヒットではなかたんだけど、既にガードの上からでも十分で、

ショートのワンツーでサイトーンが踏ん張り切れずの両手着きダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけどサイトーン、残ってる力はもう僅かで、

ここからなら自分が代わっても倒せそうなほど弱り切ってしまってて、

清田さんは相変わらずグワングワン殴り掛かっていったもんで、

もう堪りませんって感じで南東ポスト前で脆くも崩れ落ちてしまったんだわ。

 

本人は若干やる気を見せたんだけど、レフェリーがもう無理でしょってことで、

0分52秒、清田さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

清田さん、何とかTKO防衛はしたんだけど、

それでも途中途中ではかなり危ない場面も作ってて、

それは接近戦での必要以上の大振りとか、

打ち終わりの際のディフェンスへの配慮不足が招いた訳で、

色々反省点はあったと思うんだけど、試合後にグローブタッチした時、

満面の笑みとまではいかなかったから自分と同じような思いもあったのかなあ。

 

いずれにしても清田さんが改めて足を使い始めたのと

サイトーンの消耗とが重なったのが勝負の決め手だったと思うんだけど、

9Rになってまた動きを上げていくことが出来たっていうのは大きな収穫だね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 土屋浄司君

② 清田祐三さん

③ 山中章弘君

 

 

 

下書きが保存できない故障が起きたもんで、

アップに時間がかかってしまいましたとさ……。

 

2015年7月 7日 (火)

後楽園ホール・7月6日

 

昨日の女子サッカーワールドカップ、日本対アメリカの決勝戦。

 

開始2分半で失点した後、10分ちょっとで計3失点ってことで、

日本女子はチョコチョコ動いてはいたけど、

アメリカの大きく鋭い展開力と比較すると見劣り感が否めなくて、

ちょっとダメそうな感じが強かったもんで “ワイルドライフ” にチェンジしたんだわ。

 

それにしてもアメリカの女性プレーヤー達の見てくれの綺麗さ可愛さは圧倒的で、

日本だとちょっと可愛いって言われると安易に流れてしまうのとはエライ違いで、

日本人のというか日本の底の浅さを見る思いだったんだよね。

 

 

 

直前の予想では賛成派、つまり緊縮財政を受け容れざるを得ないっていう方が

僅かに上回ると思われてたギリシャの国民投票だったんだけど、

最後の最後、やっぱりチャランポランに暮らしながらカネを恵んで貰いたいって、

その乞食根性を剥き出しにしての6:4ほどの大差でチャランポラン系の勝利で、

政府はこれで強気で交渉できるってホントに真面目にそう思ってるのかなあ。

 

返済できそうにない相手にカネを貸すのは元々ナンセンスで、

単に破綻を先延ばしにするだけにしか過ぎないし、

他にまだ財政がひっ迫してる国々の前に良くない先例を残して、

ゴネ得を通させる訳にもいかないと思うんだけどなあ。

 

脱落者を出したくないっていうEUは足元を見透かされないでいられるかなあ。

 

 

 

昨日は正直、胸ときめく試合が殆ど無くて、だからブログもグズグズなんだわ。

最初の二試合はM級の新人王トーナメント予選。

 

 

 

① 渡邊玲央君(横浜光)×阿久津朋生君(協栄)……M 4R

1勝0敗1分の24歳・神奈川県と、1勝(1KO)2敗(2KO)の27歳・東京都。

 

<1R>

取り敢えずL字ガードの渡邊君なんだけど肝心の右が全くの大丸太殴りで、

だから阿久津君、もう少しテキパキやれば何の問題も無いと思うんだけど、

これが全くの怖がりボクシングでやたら安易にプレスを許してるしなあ。

 

<2R>

あくまで大雑把な渡邊君に対して阿久津君、細かく色々出来そうなんだけど、

これがまあ全くの見かけ倒しに終始してて期待外れもいいとこなんだよなあ。

 

二人共、重量級とは言えそれでも実にカッタルイ動きのスリルの無い展開で、

ちょっと我慢の限界になってしまったもんでいきなりの休憩タイム。

 

 

 

珍しく伊藤雅雪さんがホールに来てたもんで、

ロスでのトレーニングのことを色々聞かせて貰ったんだけど、

中々いい練習が出来たみたいなんだわ。

 

 

結局この試合は4R、渡邊君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② ラッシャー青木君(大橋)×加藤収二君(中野サイトウ)

                              ………M 4R

3勝(1KO)2敗の26歳・長野県と、

1勝(1KO)0敗のサウスポー、24歳・東京都。

 

<1R>

同じミドル級だったんだけど、この二人の方が圧倒的にちゃんとしてたんだけど、

青木君は強いパンチを持ってるんだけど回転力不足、

加藤君はジャブからの繋がりが今一って、それぞれ問題を抱えてたね。

 

<2R>

始まってすぐの13秒のリング中央、、青木君が大まかに振り出してくるとこ加藤君、

それをかいくぐって左ショートをタイミング良くヒットさせてダウンゲット。

 

それほどの大当たりではなかったんだけど、前掛りになってたところだったもんで、

青木君、思いの外効いてしまったみたいで再開後はメッキリだったなあ。

 

<3R>

こんな感じだと加藤君が簡単に追い込んでしまうのかって思ってたんだけど、

体力回復して気持立て直した青木君のガムシャラ一気大攻勢で、

中々目指したクリーンヒットは叶わなかったんだけど、それでも勢い勝ちで、

今度はいつの間にか加藤君がメッキリになってしまったんだわ。

 

半分が過ぎた頃、二人共グダグダになってしまったんだけど、

それでも最後までコノヤロコノヤロって踏ん張ってたのは青木君だったんだわ。

 

<4R>

二人共、ハァーハァーのまま1分半までは互角の消耗度だったんだけど、

そこからまたもや再度頑張り通したのはやっぱり青木君の方で、

全然巧くないんだけどその死にもの狂いさは感動的ですらあったんだよね。

 

 

それでもダウン一個分はどうにもならない38-37で、

自分は加藤君の逃げ切りって判断したんだけど、

結局、38-37×2、37-38ってことで加藤君の2-1だったんだけど、

この試合を見て逆の評価もあるっていうのは採点の不思議を知らされたね。

 

 

 

③ 小石直輝君(大橋)×大浦直毅(伴流)……SFe 4R

2勝2敗の23歳・千葉県と、2勝(2KO)1敗(1KO)1分の30歳・埼玉県。

 

<1R>

小石君の前詰めガツガツの方が勢いがあったんだけど、

ちょっと頭も同時に行くようなところがあって危ない感じもあったんだよね。

 

そういう相手に大浦君、無理に距離を合わさないでジャブジャブだと思うんだけど、

そりゃ相手が入って来るとこに的確に右を合わせることが出来ればいいんだけど、

その両方が叶わないまま終始小石君の土俵でやらされてたんだよね。

 

<2R>

大浦君、やっぱりもっと鋭いジャブが要ると思うんだけどなあ。

 

それでも大浦君、このラウンドはくっ付かれる前のショート連打とか、

右アッパーとか若干の可能性を見せてたんだよね。

 

<3R>

小石君が初っ端から更に詰め詰めのショートラッシュだったんだけど、

お互い、力の入り難い効率の悪いパンチに終始してて、

結局、この勝負は取り敢えずの手数が多い方の勝ちが見えてきたもんで……。

 

 

40-36×2、40-37ってことで小石君の圧倒3ー0勝ちだったんだけど、

やっぱり大浦君、戦い方が間違ってたと思ったなあ。

 

 

 

④ 宮崎拳一君(大橋)×中村一弘君(伴流)……Mm 4R

8勝(2KO)1敗(1KO)1分の22歳・宮崎県と、

9勝(3KO)5敗のスイッチ、32歳・東京都。

 

<1R>

テキパキ宮崎君とユッタリ中村君の一戦だったんだけど、

中盤、サウスポーチェンジした中村君の左ストレートがグッドグッドだったんだけど、

残り55秒の宮崎君のワンツーの方が印象的だったんだわ。

 

中村君、相手を追い込む際にバタバタ歩きで、

その時前になった脚の都合でオーソドックスやサウスポーになるんだけど、

それじゃあ力込めて打てないと思うんだけどなあ。

 

<2R>

お互いに相手の力量が把握できたってことか、

いきなり激しい打撃戦が始まって、中村君の左フックも良かったんだけど、

宮崎君のボディブローも実にシッカリ打ててたんだよね。

 

中村君、ボディを犠牲にしてまでものひたすら顔面狙いで、

何とか何とかって感じで左フックを打ち込んでたんだけど今一精度がなあ……。

 

<3R>

中村君が薄っすら鼻血で、宮崎君も顔面赤くなってきてのいよいよ佳境で、

残り50秒、中村君の左ボディから右フックの返しが実に美しくて、

宮崎君がマウスピースを外されてたもんなあ。

 

その宮崎君、届きそうにない距離から無理して打って体が伸び切ると危なくて、

手抜きしないで踏み込み鋭くする方がいいのになあ。

 

<4R>

相手の打ち終わりに効果的に合わせようとする余りか中村君、

この辺りからメッキリ手数が減ってきて、宮崎君のテキパキ感が上回って、

中村君、全く前振りナシの解り易過ぎだと思うんだけどなあ。

 

<5R>

お互いの工夫が出尽くしたってことか展開が固まったままで、

延々の単調さが支配し始めて退屈系に突入してしまったもんで……。

 

 

結局、79-73、78-73、77-74ってあのまんまだったみたいで、

勿論宮崎君の圧倒3-0勝ちだったてね。

 

 

 

⑤ 翁長吾央さん(大橋)×大嶽正史君(石橋)……SF 8R

24勝(17KO)2敗(1KO)2分のサウスポー、ランク11位、35歳・沖縄県と、

14勝(7KO)13敗(4KO)3分の36歳・東京都。

 

残された時間が少なくなってきた二人なんだけど、

特に翁長さんには大きな試合を組んで上げて欲しいんだけどなあ。

 

<1R>

大嶽君、攻めよりもガード重視で始めてたんだけど、開始1分23秒、

南ロープ前で実にタイミングのいい左ショートを貰ってしまってダウン。

 

再開後、如何にもシンドそうな大嶽君にはいきなりのエンディングが見えて来て、

そもそもプレスのかけ方、腕振りの鋭さがまるで違ってて、

翁長さんが格の違いみたいなモノを見せ付けてたんだよね。

 

<2R>

大嶽さん、素人サポーター達からそれこそ山のような注文が飛んで来て、

その中にはアル中か薬中みたいなのも混じってて色々大変そうだったんだけど、

リング上ではもっと大変そうで中間距離で戦えない分やりようが少なくて、

何とかガチャガチャにさせようとはしてたんだけど若い頃のようにはいかなくて、

翁長さんのポジションチェンジに翻弄されてたんだわ。

 

 

それほど遠くないラウンドで翁長さんが粉砕する場面しか浮かばなかったし、

それ以外どうにもなりそうになかったもんで席を外したんだけど、

その後翁長さんが意外な程手間取ってしまったみたいで7R決着だってね。

 

 

 

⑥ 井上拓真さん(大橋)×マーク・アンソニー・ヘラルド

               ………OPBF SF 王座決定戦 12R

4勝(1KO)0敗のOPBF1位、19歳・神奈川県と、

32勝(15KO)5敗3分のOPBFランク2位、35歳・フィリピン。

 

試合が組まれた時点では井上さんは3位だったと思うけど……。

 

この試合、結局117-110、116-111、114-112ってことで、

予想通り井上さんの3-0勝ちだったんだけど、まあごく普通の試合だったなあ。

 

勿論、井上さんのスピードは素晴らしかったんだけど、

肝心のパンチのキレとパワーはアレってほど大したことが無くて、

それは相手のヘラルドが打たれ強かったからなのかも知れないんだけど、

何度も何度も綺麗なタイミングで決めショットを直撃させてるっていうのに、

殆どグラッともしないのが延々だったし、

それならって返しとか連打を心掛けるってこともなく右で終ることが多かったんだわ。

 

一方のヘラルド、タイボクサーではないフィリピンボクサーでのこの戦績で、

これは相当やるんじゃないかって思ってたんだけど、これが全くの期待外れで、

そりゃ左ストレートは力感に溢れてたんだけど、

良かったのはその左ストレートボディだけだったんだわ。

                                                             、

4R、8R終了時点で殆どパーフェクト負けしてるっていうにも関わらず、

あんたどこで飛ばすのかって言う程のやる気の無さというかテイタラクで、

どこで新しい技を繰り出すかって見てたんだけどヘラルド、

まるで20回戦でもやるつもりのような終始前の回の繰り返しで、

そんなんじゃ勝てる訳ないだろうっていうのを延々繰り返してるもんで自分、

思わず8Rで帰ってしまおうかと思ったほどで、

有澤会長と三迫会長に挟まれてたもんでそこは我慢してたんだけどね。

 

ヘラルドがどっかで一発当てればガラッと流れは変わったんだろうけど、

どんだけラウンドが進んでも何も考えない頭の悪いボクサーとセコンドで、

そんな単純一発が簡単に当たる訳ないのに延々の繰り返しだったんだわ。

 

最終12Rに井上さんがダウン喰らってしまったんだけど、

そりゃちょっとはかすり、ちょっとは擦れてはいたんだけど、

それは足元が滑ってしまったのが最大の要因で、

そう言えばヘラルドは9R以降、毎回インターバルごとに頭からまるでシャワーで、

ビチャビチャ濡れタオルを絞ってのまるで水遊びで、

椅子からは小さな滝のように水がしたたるほどで、

だからちょっとしたパンチ貰っただけでまるで花火のような水しぶきで、

多分トランクスからもしたたってた思うから、それで滑ったんだと思うなあ。

 

兎に角フィリピンボクサーっていうのは、

水浸しにしたがるのが多いって三迫会長が言ってたなあ。

 

キチンと当ててるのに相手がガクッともしないっていうのは要するに井上さん、

キチンと当ててはいるんだけど打ち抜き感に欠けてて、

それが相手に与えるダメージを弱めてるんじゃないかって思うんだけど、

でも、もしかしたらそれが井上さんの本来のボクシングってことで、

見てる方はどうしても尚弥さんと重ねてしまいがちなんだけど、

そういうのは間違いで二人のボクシングには明確な質の違いがあって、

つまり目指してるモノが違ってるんじゃないのかっていうのが感想だったんだよね。

 

 

とにかく周囲の人達は殆ど何の感想も口にしないまま、

「そんじゃ、お疲れさん。」 って感じだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① ラッシャー青木君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

昨日は追い込まれたとこからの青木君の頑張り以外、

印象的な試合は無かったもんでね。

 

2015年7月 5日 (日)

後楽園ホール・7月4日

 

それにしても今回の韓国のやり方は如何にも汚くて、

事前協議でお互いの世界遺産登録には協力し合っていこうって妥協してたのに、

現場では日本のモノには強制連行施設が含まれてるって個々に言いまくって、

それで “明治日本の産業革命遺産” の登録が持ちこされてしまったんだわ。

甘々の事前協議だったのか、やはり彼の国は信頼するに値しないのか……。

 

 

 

山岡荘八の “徳川家康” は今回で3回目なんだけど、

やっぱり実にとってもいいんだわ。

 

歴史小説家といえば他に吉川英治とか司馬遼太郎が有名なんだけど、

吉川英治は自分には少しガキゴキして乾燥した印象だし、

確かに司馬遼太郎はストーリーテラー(語り部)としては天才的で、

その洒落たタイトルも含め大衆を惹きつけるTVドラマの脚本系なんだけど、

山岡荘八の文章の品格はやっぱり頭抜けてると思うんだよね。

 

大きな展開力の一方、情景や人物描写の緻密さには比類ないものがあって、

彼の書いた小説は一心にストーリーを追うと共に、

その一行一行の余韻を楽しみながらっていう感じが強くて、

だからどうしても読む速度が遅くなってしまうんだよね。

 

主人公以外の膨大な数の登場人物に関しても読む度に新たな発見があって、

実在感とか親近感が増していくのがとっても面白いんだけど、

まだ2巻の全26巻だからいつまでかかるかなあ……。

 

 

 

昨日はファイナルの岡田博喜さん×小竹雅元さんの試合が流れてしまって、

6月26日だか27日のスパーリングで岡田さんが右手を痛めてしまったんだわ。

 

「直前のスパーで何でそんなに力んだの?」 って手術直後の岡田さんに聞いたら、

「今回は中々調子が上がらなかったもんで……。」 ってことで、

直前まで強めの追い込みが必要だったみたいだったんだよね。

 

その後加藤善孝さんとのスパー披露になった小竹さんとも話が出来て、

複雑な心境を聞かせて貰ったんだけど、このタイトル戦の今後の行方がね……。

 

 

 

坂本大輔さん、久永志則さん、岡畑良治君と目配せやら言葉交わして、

兄ちゃんの応援に来てた武田航君、永野祐樹君の応援に来てた石本康隆さん、

それに色々お客さん達に頭下げに来てた岡田博喜さんと話したんだわ。

 

岡田君はそれでもキャンセルしなかったサポーター達の間を忙しくしてて、

それを小國以載さんがサポートしてたんだよね。

その小國さんはラウンドガールのサポートもしてて色々多忙にしてたなあ。

 

 

昨日、初めの2試合は新人王トーナメント予選。

 

 

 

① 細谷大希君(角海老)×木橋拓也君(上滝)……LF 4R

2勝(1KO)0敗の20歳・東京都と、2勝(1KO)2敗(1KO)の24歳・東京都。

 

<1R>

軽量クラスの4回戦だっていうのにお互い初めの1分間は殆ど手が出なくて、

それは木橋君がひたすらのカウンターボクシング徹したことが原因で、

それを悟った細谷君も無暗に行けないって感じだったんだわ。

 

それでも左を散らしながらちゃんとしたボクシングを目指してたのは細谷君で、

開始1分07秒、南東ポスト近くでタイミングのいい右をヒットさせて、

思わず左手を着いてしまった木橋君から幸先のいいダウンゲット。

 

それほどのダメージ残さないままのリスタートだったもんで細谷君、

無理に行かない慎重さか、それとも決着付ける為の狙い過ぎのせいか、

木橋君と同じような手数になってしまって、何か二人共納まってしまってたなあ。

 

それにしても木橋君、怖がってるのか、踏ん切りが付けられないのか、

自分の方からは殆ど攻め込まない待ち待ちボクシングなんだわ。

 

<2R>

二人共、フェザー級のようなボクシングのままで、

相手の戦法が全く見えて来ない中、細谷君の左フック、右ストレートがヒットヒットで、

気を良くした細谷君が更に前掛りに攻め立てていったとこの残り13秒、

北ロープ前で木橋君が右ショートをカウンターヒットさせてダウンの取り返し。

 

そうかあ、そういうのを狙い続けてたのか木橋君って感じだったんだけどね。

 

<3R>

そういうボクシングをひたすら目指し続ける木橋君、

そりゃ、そういうのが当たると気持ち良くて、

だから敢えて正対して右手を前気味に置いて、トン狙いを続けてるんだろうけど、

9分間戦ってクリーンヒットはさっきの右ショートだけっていうのは極端過ぎで、

それ一本槍だと徐々に見切られてしまうと思うんだけどなあ。

 

前の回のこともあってか細谷君も警戒感強めてたせいか全体に低調低調。

 

<4R>

それでもジャブやボディブローを全く打たない木橋君よりは細谷君、

何とかボクシングをしようとしてるのは伝わって来て形は作ってたんだわ。

 

で、やっぱり木橋君、どっかで間違ってるとしか言いようが無くて、

どっかで自分から攻め込まないとどうにもならないと思うんだけどなあ。

 

途中の不覚はあったんだけど細谷君、最後まで腕振りシッカリしてたし、

もう少し経験積めばカウンターにカウンターを合わせるべく、

誘いパンチみたいな技を身に着ける可能性も見せてたね。

 

 

ってことで自分は38-36だったんだけど結局、38-36×3ってことで、

ジャッジ全員も同じ感想だったんだよね。

 

 

細谷君、これで準決勝進出で、このクラスは比較的層が薄いから、

最後まで勝ち進むのは十分可能だと思うんだけど、

もし次、赤尾文弥君が勝ち上ったら接近手数王者ってこと忘れずにね。

 

 

 

② 永野祐樹君(帝拳)×垂水稔朗君(協栄)……W 4R

3勝(3KO)2敗(1KO)のサウスポー、26歳・熊本県と、

3勝(2KO)0敗3分の21歳・愛媛県。

 

<1R>

体格的には垂水君優位なんだけど、積極的に攻めてたのは永野君の方で、

開始1分、薄くはあったんだけどショートのワンツーをヒットさせて先行して、

残る1分20秒からも左ストレートを二発綺麗に当て込んでたんだわ。

 

垂水君、時折いいジャブは見せたんだけど、ジャブの為のジャブに留まってて、

全体に中途半端な印象が拭えなくて、

どっかでデカイのを当てればっていうのが見え透いてたんだよね。

 

<2R>

始まってすぐの12秒、永野君、いきなりの左ストレートを鬼3連発で、

垂水君のディフェンスにも問題があってそれ全部まともに貰ってしまって、

そりゃ倒れるわって感じで永野君、見事なダウンゲットだったんだわ。

 

それ程のダメージ引きずることなくリスタートは出来てたんだけど垂水君、

殆どボディを打たないひたすら顔面狙いのままだったし、

距離にしろ打ち出しにしろ、兎に角間合いの悪いパフォーマンスに終始してたなあ。

 

<3R>

それでも強気強気の垂水君、打たれ強さ前面に出しながらの前詰め更に厳しく、

この回初めて右ボディが鋭い喰い込みで永野君の攻め込みを食い止めて、

若干展開を変えたんだけど波状的には出来てなかったのが残念だったし、

それ、見えてないのかって感じで永野君の左ストレートを貰ってたんだわ。

 

<4R>

ダウンゲットしないと勝ち目のない垂水君、それは自覚してたみたいで、

まだ体力を余してる中、相手は疲れが浮き出て来てるんだし、

こここそガンガンの力づくの先攻めだろうって見てたんだけどダメダメで、

イライラするほど仕掛けが遅くて、いつの間にか右目上をヒットカットされてるし、

ここが勝負ラウンドだっていうのが見えてこなかったんだよね。

 

 

で、自分のスコアは38-37だったんだけど、結局38-37×3ってことで、

第一試合といい自分とジャッジ達のこの日の一体感にはタマゲたんだけど、

とにかく永野君の3-0勝ちってことで……。

 

 

 

③ 久永志則さん(角海老)×藤原陽介君(ドリーム)……SB 8R

16勝(9KO)6敗(1KO)2分のランク13位、29歳・東京都と、

14勝(4KO)3敗(2KO)の28歳・島根県。

 

力量拮抗してる二人、久永さんは連敗する訳にはいかないし、

藤原君もこれに負けると3連敗の一方、勝てばランカーってことで、

自分の中では実はこの試合がこの日のメインイベントだったんだわ。

 

藤原君、恥ずかしながら未だに鳥取県との位置関係に戸惑う島根県出身で、

“フジワラ” ではなくて “フジハラ” って言うんだわ、ホントは……。

 

つい先月ランカーになったばかりの高畑里望さんと並んでの観戦だったんだわ。

 

<1R>

一瞬の飛び込み勝負の久永さんに対して藤原君、

身長、リーチの優位を生かしてのジャブの届きと精度が最初っから抜群だったし、

残り45秒からの密着戦も元々大好物なもんで勢いあったなあ。

 

<2R>

久永さんが若干攻勢を強めていったんだけど中々クリーンヒットには繋がらなくて、

1分過ぎの藤原君の攻め込みの方が鋭くて初めて右を綺麗に当て込んで、

いつの間にか久永さんの左顔面が腫れていったんだわ。

 

<3R>

開始1分までのボディ合戦は征してたんだけど久永さん、

自分的にはもう少し爆発的な弾け感が欲しかったとこで、

いい感じだった序盤を終盤シッカリ取り戻されたって感じだったなあ。

 

<4R>

パンチ力では久永さんが上回ってるから藤原君、

そういう右のイッセノセ的な相打ちはあくまで避けるべきだと思うんだけどなあ。

 

で、初めの1分間は久永さん優勢に推移してたんだけど、

1分15秒、二人大きくバッティングしてしまって左目の上額から出血、

いきなりドクターチェックを受けたのは藤原君の方だったんだわ。

 

ところが再開後思いっ切り飛ばしていったのはその藤原君の方で、

久永さん、畳み掛けるきっかけをすっかり失ってしまう程だったんだわ。

 

<5R>

ポイント的な劣勢を解った上でか久永さん、この回はいきなりのギアアップで、

開始1分半を圧倒的に支配してたんだけど、そこから踏ん張り返した藤原君、

左ボディが実に見事な喰い込みで、それを軸にした攻撃が大成功で、

残り20秒からは久永さん、明らかにシンドそうになってしまったんだわ。

 

それでも序盤のクリーンヒットで僅かに久永さんがポイントゲットだったかなあ。

 

<6R>

気が付いたら藤原君の右目周辺の腫れも目立ってきてたんだけど、

揺るぎなかったのはその藤原君の方で、ボディから上への繋がりもスムースで、

カウンターの精度も久永さんを上回ってて久永さん、

ここんとこ肝心の残り30秒からのペースダウンが目に付いてきたんだわ。

 

<7R>

序盤もさっきまで程には飛ばし切れなくなってきた久永さん、

中々見せ場を作れないままボディが効いてきてるみたいで、

残り40秒ほどからは腕振りの勢いもメッキリ落ちてしまってたなあ。

 

<8R>

藤原君は無理しなくても良くて、久永さんは無理しないとダメな最終ラウンド。

 

終盤は盛り返えされてたけどこの回は終始久永さんの気持ちの連打が優勢で、

ただ、相手を倒し切るまでは力が込め切れてなかったままの終了ゴング。

 

 

自分は78-74だったんだけど結局、80-73、79-74、78-74ってことで、

勿論見たまんまの圧倒3ー0で藤原君のランキング復帰勝ちだったんだけど、

結局、5Rのボディブローが勝負の行方を決定付けたんじゃないかなあ……。

 

 

控室に戻る藤原君とグローブタッチしたんだけど、久し振りの笑顔だったなあ。

 

 

 

後ろからポンって肩を叩いてきたのは大久保大騎君で、

彼、5年前の新人王トーナメントで土屋修平さんにTKO負けした後、

その1年後の復帰戦に勝ったんだけど、直後に2連敗して再度1年間の休憩タイム、

その後2013年の再復帰戦に勝って、再々今度は1年半も休憩した後、

この5月の再々復帰戦に3-0勝ちしたばかりのまるで季節労働者ボクサーで、

中々興味深いんだわ。

 

 

 

④ 土屋修平さん(角海老)×相馬一哉君(一力)……62.5㎏ 8R

17勝(15KO)4敗(3KO)のランク10位、28歳・愛知県と、

7勝(6KO)7敗(2KO)2分の35歳・福井県。

 

土屋さんのキレと相馬君の我慢強さの対決だったんだけど、

相馬君には年齢的なモノがあるし、1回くらいいい目に遭わせたいなあって……。

 

<1R>

スピードで土屋さん、体格で相馬君って感じの立ち上がりだったんだけど、

ジャブの数と精度で土屋さんが優位に立って相馬君、

相手にリズム作らせるとヤバイんだけどなあ。

 

<2R>

パンチを打ち出すタイミングとその緩急で土屋さんがシッカリ感じを掴んできて、

相馬君、接近戦では決して負けては無かったし、

終盤は効果的なボディショットも見せてたけど、

中間距離からのきっかけを掴みかねてるみたいだったなあ。

 

<3R>

相馬君、接近戦では対等以上に戦えてたし、

残り15秒では左フックをカウンターヒットさせてたんだけど、

ラウンド総体としてはまだまだ土屋君がし切ってて、

全体のリズム感がとっても心地良かったんだわ。

 

<4R>

この日は土屋さん、とにかくきちんとしたジャブから組み立てようとしてるみたいで、

中々堅実なところを見せてたんだけど、それにしても慎重さをキープしっ放しで、

殊更大きく振り出すってことが無くて、どこで右のフルショットを見せるのかって事で、

って大人しくしてたらそのうち相馬君に北ロープに詰められての一気攻め喰らって、

ラスト10秒からの正面切った打ち合いでもハッキリ遅れを取ってしまってたんだわ。

 

<5R>

土屋さん、思いの外ショートブローを打ち込まれて弱ってきたみたいで、

ちょっとした見せ方の差で優位を保ちつつはあったんだけど迫力不足で、

それほどモチベーションの上る試合ではなかったもんでの準備不足か、

それとも右手を痛めてしまったか……。

 

残り25秒からの相馬君のラッシュでは防戦一方で危なそうにだったんだわ。

 

<6R>

打たれたボディがシンドイのか、ずっと下がりっ放しの足送りに疲れたか、

とにかく土屋さん、今まで見たことないほどごく普通のボクサーになってしまってて、

相変わらず右を大きく打っていかないまま相手に恐怖感を与えられてなくて、

不器用な直進ボクサー相馬君の思うままにされてるんだよなあ。

 

1分40秒、相手に右を大きく打ち込まれた後も全く挽回攻撃できないまま、

相当の消耗感が伝わって来て、相馬君の押し返し勝ちさえ見えてきたんだわ。

 

 

実は自分のスコアはここまで丁度イーブンだったもんであと2ラウンド、

相馬君の立ち回り如何によっては番狂わせさえ見えてきたんだよね。

 

思い余ったか高山樹延さんがコーナーに寄っていって、

何か土屋さんに言葉掛けてたなあ。

 

<7R>

土屋さん、チョンチョン合わせにはいってるんだけど大きくは繋げられなくて、

敢えて繋げないのかはもう解らなくなってたんだけど、

兎に角全く倒すようには打ててなくて、密着戦も持っていかれてたんだけど、

残り30秒、これじゃダメだってやっと攻勢の久し振りの一気攻めで、

力振り絞っての連続攻撃のまま相手を青コーナーに詰め立てて、

最後は相馬君がマウスピースを吐き出しそうにしてたんだわ。

 

<8R>

相馬君、ここまで結構飛ばしてきてたし、

前の回のダメージも消えないままだったみたいでいきなり精彩を欠いてしまって、

土屋君のランカーとしての意地がランカーになりたい相馬君の気持ちを上回った、

ってそんな感じの最終回だったなあ。

 

 

自分は77-75だったんだけど結局、78-74、77-75、77-76ってことで、

かなり評価の割れたそれでも3-0で土屋さんだったんだよね。

 

それにしても相馬君、最後の2ラウンド分頑張り切れたらランカーだったのにね。

 

 

 

⑤ 中川勇太さん(角海老)×岡畑良治君(セレス)……55㎏ 8R

14勝(8KO)4敗(1KO)1分のランク8位、26歳・滋賀県と、

9勝(1KO)10敗(2KO)5分のサウスポー、29歳・福岡県。

 

岡畑君、普通にやってたらヤバイかなあって感じだったんだよね。

 

<1R>

出入りのスピードと上体の動きに気を使った岡畑君、

中川さんに的を絞らせず若干幻惑させるのには成功してたんだけど、

そのままだと自分がとっ散らかってしまいそうだけど、そこから先作戦はあるのか。

 

一方の中川さん、5㎝以上の身長差を利しながら実に落ち着いた立ち上がりで、

大きく当て込んだ訳ではなかったのに早くも岡畑君の左目上に傷を負わせてたね。

 

<2R>

お互いの噛み合いの悪さはそのまま引きずってたんだけど、

半分過ぎからの中川君の攻勢の前に岡畑君、

それ受け流すのか敢えて向かっていくのかハッキリしないままの劣勢で、

左目上さっきとは別な箇所をヒットカットされてしまって、

岡畑君、もっと中に入って取り付いてガチャガチャ、一見見栄え良くなくても、

とにかく中川さんに華麗なボクシングをさせない事が大事なんだけどなあ。

 

中川さんはすっかり相手の見極めが出来たみたいで、

常に冷静で的確なパフォーマンスに全く揺るぎがなかったんだわ。

 

<3R>

岡畑君、打たれ弱いと言うよりは肌が強くないもんで、

すぐに顔面が紅潮するし傷みが表立ってくるんだけど、

この回1分過ぎ、バッティングで更に傷付いてのドクターチェック。

 

岡畑君、まだ気持ちを失わなくてかき回しかき回ししてるんだけど、

それで終わってしまっててあと一歩、あと一段階の工夫が足りてないんだよなあ。

 

中川さんはやり難い相手にイライラしさえしなければ大丈夫そうだなあ。

 

<4R>

どこでどういう風にポイントを取りに行くボクシングをするかなんだけど岡畑君、

一発決着パンチを持ってる訳ではないんだからもとシツコイ攻めが要る訳で、

倒されないように気を使えば使う程、勝利から遠ざかってしまうんだよなあ。

 

 

ってことで何だか勝負の行方が見えてきてしまったもんでここで離席したんだけど、

結局次の5R2分05秒、やっぱり中川さんのTKO勝ちだってね。

 

 

中川さんは相手の実力を見計るのがとっても巧くて、

自分より格下だって見極めた時の落ち着いた手際の良さは抜群なんだよね。

 

 

試合後暫くして、奥様と子供連れの中川さんとちょっと話したんだけど、

奥様は相変わらずのキャリー・パミュパミュで、

男の子は中川さんにホントによく似てきたんだよね。

 

 

岡畑君ともミニ反省会ってことで、痛々しい顔面の中での敗戦にも関わらず、

とっても素直に自分の話に耳を傾けてくれたんだわ。

 

 

 

フラッとロビーに出たら、何とナントなんと小堀佑介さんが来てて、

多分彼、カナダから帰国して初めてのホールだった思うんだけど、

機会があったら宮崎辰也君が是非会いたいって言ってたからちょっと待ってて、

って探したら宮崎君、昨日は富山から来た母上と一緒で既に帰ったってことで、

代わりに長嶺克則君と記念写真ってことで小堀さん、

この日は坂本大輔さんの応援だったんだわ。

 

小堀さんはたまにこのブログを読んでくれてるみたいで、

だから宮崎君のことは名前だけは知ってたみたいだったんだけど、

その宮崎君の母上から自分に頂き物が届いて、御挨拶もできなかったんだけど、

ホントにどうもアリガトでした。

 

 

長嶺君がこの人は誰でしょう? って聞いてきて、

それは例の坂入裕君か濱田力君のどっちかなんだけど、

自分、未だに見極めが出来てなくてね……。

 

 

この日の最後の試合、田中亮治さんの応援に溜田剛士君が来てたんだけど、

例のアル中老いぼれ常連に手を掴まれてしまってて、

まさか 「うるせえんだよ、バカヤロ!」 とも言えないだろうしなあ……。

 

 

 

ファイナルの前に加藤善孝さんと小竹雅元さんとの2ラウンドスパーがあって、

1Rしか見てなかったんだけど、加藤さんの2階級制覇だったかなあ……。

 

 

 

⑥ 坂本大輔さん(角海老)×田中亮治さん(ヨネクラ)……W 8R

9勝(5KO)8敗(1KO)2分のランク6位、33歳・千葉県と、

8勝(2KO)3敗(1KO)1分のランク9位、28歳・北海道。

 

<1R>

多分そんな感じになるんじゃないかって思ってた通りの展開で、

まず田中さん、もっと遠くでやれそうなのに敢えての接近戦を挑んでいって、

だからと言って格別小さく鋭く打てる訳でもなくて、いきなり意味解らないんだわ。

 

更に言えば殆どボディを打たないもんで、その分坂本さんが大いに目立って、

何から何まで坂本さんがやり易いように進めてるとしか思えなかったんだよね。

 

<2R>

元々華麗なボクシングとは程遠い同士なもんで、まあ大雑把な一発勝負で、

それも体と腕が一緒に出て来るような肉弾戦の押し合いが延々で、

ああいうのは疲れるだろうなあって感想のまま離席。

 

 

結局この試合、最終ラウンドまでいっての3-0でやっぱり坂本さんだったんだけど、

79-74、78-75、77-75って評価のし難い内容だったみたいだね。

 

 

 

本日のベスト3ボクサー】

① 藤原陽介君

② 中川勇太さん

③ 特にナシ

 

 

 

この間銀行のATMで偶然行き会った帝拳ジムの長野マネジャーと

帰り道にバッタリで、「お疲れ様でした。」 って声掛けたんだけど、

お洒落な傘を差してたなあ。

 

2015年7月 3日 (金)

7月のボクシング

 

ギリシャの国旗はスウェーデンのそれと同じくらい好きなんだけど、

その国民性には親しみを覚え難いんだよね。

 

一応先進国のくくりの中にありながら、その実態は北朝鮮とよく似てて、

行き詰ってるのを逆手にとっての開き直り乞食外交としか言えないんだわ。

 

観光立国って言えば取り敢えずの聞こえはいいんだけど、

要するに昔の遺産で食ってるに過ぎない訳で、

歴史の古さに居座ってのプライドだけは高いみたいなんだけど、

現代の彼の国の生産性の低さは驚くほどで、

そもそもギリシャでは他にこれといった産業が育ってないし、

我慢しない、頑張らないっていうお気楽でだらしない国民性のせいか、

オリンピック発祥の地といいながらも殆ど何のスポーツも盛んではないし、

観光以外はせいぜい海運業と農業位なものなんだわ。

 

カネを貸してくれないならロシアに接近してしまうぞとか、

そういう手法は北朝鮮の恐喝乞食外交と全く変わることが無くて、

返済段取りを明確にせず返済努力をしない相手にカネなんか貸せる訳ないのに、

今の混乱を招いたのはEUの責任だろうがって真面目な顔して言い放って、

アホ大統領の強気には全く呆れてしまうんだよね。

 

33兆円もの借金をしてて、その内の1%にも満たない金額を返済できないって、

それは既に国として破綻してるっていうのに国全体にその自覚が無い恥知らずで、

それは自らの生活を改善努力しない系の生活保護受給者と変わるところが無くて、

それでも何とか支えようとしてるEUやIMFに対して、

緊縮財政は絶対嫌だってゴネてるのはカネを恵んでくれって言ってるのと同じで、

それはもう国としての体を成してないことを表明してるのと同じな訳だから、

もう独立国とは認めずいっそのこと国連の統治下に置けばいいんだわ。

 

 

 

7月ボクシングの前にまずは6月ボクシングの個人的反省会。

自分にとって6月は6ボクシングしかなかったんだけど、

中味は結構濃厚だったんだよね。

 

 

    

 

【6月ボクシングベスト20】

*( )内は事前期待度順位、左側が勝者、敬称略。

 

① 斉藤幸伸丸×越川考紀  3-0 (ー) 

② 内藤律樹×荒川仁人  3-0 (1) 

③ 和氣慎吾×マイク・タワッチャイ  3-0 (ー) 

④ 尾川堅一×レイモンド・セルモナ  6RKO (ー) 

⑤ 永田大士×松坂拓哉  1RKO (19) 

⑥ 鈴木武蔵×渡邊秀行  3-0 (2)  

⑦ 尹文鉉×齋藤志朗  3RKO (16) 

⑧ 松山和樹×鈴木義行  3RKO (20) 

⑨ 石井貴章×小野木協栄  4RKO (7) 

⑩ 上野太一×浅見洋一  3RKO (ー) 

⑪ 三村利伸×芦沢広樹  2RKO (14) 

⑫ 海老澤昇治×植木秀利  3-0 (ー) 

⑬ 塚田祐介×西谷和宏  3-0 (11) 

⑭ 中嶋龍征×阿部勝也  4RKO (2) 

⑮ 船井龍一×ライアン・ビト  3-0 (ー) 

⑯ エハフェロス・ベガ×鳴海友基  2-1 (1) 

⑰ 粕谷雄一郎×坂本尚志  3-0 (8) 

⑱ 上田有吾×宮地隆佳  3RKO (10) 

⑲ 長濱陸×大間和友 1-1 (13) 

⑳ 池谷優樹×松本憲治  3-0 (ー)

 

 

*事前期待度ベスト10内で選モレした試合は、江藤光喜×福本雄基(3)、

下田昭文×関豪介(5)、久我勇作×高田小次郎(6)、白石豊土×中川健太(9)。

いい試合っていうのはあくまで相手あってのことだからね……。

 

 

 

【7月のボクシングスケジュール】

 

・7月 4日………(後楽園)

細谷大希×木橋拓也、久永志則×藤原陽介、土屋修平×相馬一哉、

中川勇太×岡橋良治、坂本大輔×田中亮治。

 

 

・7月 5日………(韓国)

宇津見義広×キム・イエンジュン。

 

・7月 6日………(後楽園)

井上拓真×マーク・アンソニー・ヘラルド、翁長吾央×大嶽正史、

宮崎拳×中村一弘、ラッシャー青木×加藤収二、阿久津朋生×渡邊玲央。

 

 

・7月 7日………(後楽園)

赤尾文弥×山中章弘、ポンポンタ×土屋浄司、伊藤修平×加瀬康司、

渡邉義友×ファーサンファン・オーベンジャマード、

清田祐三×カジョーンサック・シットサイトーン。

 

 

・7月 9日………(後楽園)

戸井健太×高橋竜也、臼井欽士郎×佐藤鋼太、守屋和明×石川幹也。

 

 

・7月14日………(後楽園)

横田和之×竹迫司登、乙川健×飯塚稔、中村誠康×児玉堅、

仁平宗忍×藤本直人、玉木善文×熊谷直昭、坂本将哉×佐藤賢治。

 

 

・7月15日………(後楽園) 新人王トーナメント

来山悠一×川西真央、白石将見×中川祐、福永亮次×山本大智、

横山拓成×新島聖人、金田聖博×矢野乃莉守、工藤優雅×村松崇、

志賀弘康×布谷正志、石本純×岸井宗之、戸高達×阿部義樹、

坂本直之×塚田直之。

 

 

・7月17日………(後楽園)

斎藤洋輝×粉川拓也、江藤伸悟×エドガルド・ガバハン、鈴木悠一×田村亮一、

勅使河原弘晶×坂本英生。

 

 

・7月27日………(後楽園)

近藤明広、中嶋孝文。

 

 

・7月28日………(後楽園)

武田航×井田浩司、市村蓮司×横山渉、神津徳臣×東大河、

岸文昭×大西裕太、小浦翼×諸岡直樹、石井龍誠×小崎真儀、

石川元希×有岡康輔。

 

 

・7月30日………(後楽園)

高山和徳×荒谷龍人、成田永生×井上岳志、渡部あきのり。

 

 

・7月31日………(後楽園)

デシエルト長池×池谷優樹、堤アキラ×山口結人、梶龍治×三浦泰明、

萱沼徹平×小池和博、森田陽×中嶋龍成、三村利伸×石澤一路。

 

 

 

【7月度ボクシング期待度ベスト20】

*左側が勝者予想。

 

① 斎藤洋輝×粉川拓也 

② 土屋修平×相馬一哉 

③ 久永志則×藤原陽介 

④ 勅使河原弘晶×坂本英生 

⑤ 神津徳臣×東大河 

⑥ 中川勇太×岡畑良治 

⑦ ポンポンタ×土屋浄司 

⑧ 小浦翼×諸岡直樹 

⑨ 臼井欽士郎×佐藤鋼太 

⑩ 守屋和明×石川幹也 

⑪ 工藤優雅×村松崇 

⑫ 梶龍治×三浦泰明 

⑬ 坂本大輔×田中亮治 

⑭ 玉木善文×熊谷直昭 

⑮ 鈴木悠介×田村亮一 

⑯ 三村利伸×石澤一路 

⑰ 仁平宗忍×藤本直人 

⑱ 成田永生×井上岳志 

⑲ 乙川健×飯塚稔 

⑳ 萱沼徹平×小池和博

 

 

 

6月はスッカスカの6ボクシングしかなかったんだけど、

明日から始まる7月ボクシングは倍増近い11開催で、

特に最終週は1週間に5ボクシングも予定されてて、

更にはそれが8月第一週にも引き継がれて14日間に10ボクシングってことで、

今から真夏の狂乱が予想されるんだわ。

 

ホールで出会うボクサーやジム関係者達の中には

自分が考えた興行ごとのベストボクサーとか、ジム関係者月間のベスト、

あるいは次月の期待度ランキングとか勝敗予想をとっても丁寧に読んでくれて、

その一つ一つに悲喜こもごも、反論さえかましてくるケースもあるんだけど、

そういうやり取りは自分も嫌いじゃないんだけど、

逃げ口上を言う訳ではないんだけど、

あくまで一人の観戦者の個人的な意見や感想なんだよね。

 

2015年7月 2日 (木)

6月度ランキング

 

コンビニの会計で777円になったことは過去2回あるんだけど、

6月30日のイトーヨーカ堂の食品館で、牛乳2パック、卵1パック、

それに食パンと焼きソバを籠に入れてレジして貰ったら丁度1,000円ってことで、

それ、消費税とレジ袋代2円も含めてのジャスト1,000円ってことで、

レジのオネエチャンも 「滅多にないです。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

6月度ランキングは5月25日~6月28日までの試合を対象に、

6月30日に発表されたんだけど、そもそも6月は首都圏では7興行しかなくて、

それ以外では3興行ほどしかなかったもんで大きな動きはなかったんだよね。

 

 

 

【世界チャンピオン】

田中恒成さん(獲得)、高山勝成さん(1)、田口良一さん(1)、

井岡一翔さん(獲得)、河野公平さん(1)、カルロス・クァドゥラス(3)、

井上尚弥さん(獲得)、山中慎介さん(8)、内山高志さん(10)、

三浦隆司さん(4)、ホルヘ・リナレス(1)の計11名。

 

田中さんは5月30日、何チャラ・イェドラスに3-0勝ちして新チャンピオン。

ホルヘ・リナレスも5月30日、ロンドンで10RKO勝ち初防衛。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

江藤光喜さん(2)、川口裕さん(獲得)、和氣慎吾さん(3)、中谷正義さん(3)、

小原佳太さん(2)、亀海喜寛さん(1)、柴田明雄さん(3)、清田祐三さん(1)

の計8名。

 

江藤さんは6月8日、福本雄基さんに8RKO勝ちして2回目の防衛。

和氣さんは6月10日、IBFタイトル挑戦者決定戦に3-0勝ち。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……大平剛さん(3)

1位だった田中恒成さんが世界チャンピオン転出して原隆二さんが1位に、

それにつれ全てのボクサーが一個づつアップ。

空きが1名分増えて計6名分アリ。

 

 

 

【ライトフライ級】……空位。

木村悠さんが王座を返上してそのまま4位にランキングって、

ホント意味不明なんだよね。(世界ランキング欄があれば何もかも解決なんだわ。)

なもんで、空き1名分が丁度埋まったね。

 

 

 

【フライ級】……空位。

黒田雅之さんがメキシコで0-3負けしたもんで、

李明浩さんと4位と5位を入れ替わってるね。

6月8日に江藤光喜さんとのタイトル戦でに8RKO負けした福本雄基さんが

7位から10位にダウン。

6月6日に渡邉秀行さんに3-0勝ちした鈴木武蔵さんが15位にランキング、

敗れた渡邊さんは14位からのランクアウト。

 

 

 

【スーパーフライ級】……石田匠さん(2)

6月26日にノーランカーに3-0勝ちした船井龍一さんは3位のまま。

6月6日にフィリピンボクサーに3-0勝ちした五十嵐俊幸さんが

江藤大喜さんと4位と5位を入れ替わってるね。

6月6日、中川健太さんと3R負傷ドローだった白石豊人さんは6位のままで、

勿論中川さんも13位のまま。

試合から遠ざかってる戸部洋平さんが7位から9位にダウン。

 

 

 

【バンタム級】……大森将平さん(獲得)

6月13日にイギリスでIBFの暫定王座戦に挑んで6RKO負けした岩佐さんが

一個下がっての3位。

5月30日に松山真虎君に2-0勝ちした田中裕士さんが一個上がって7位。

6月7日、中野敬太さんに2-1勝ちした齊藤裕太さんが8位にランクインして、

敗れた中野さんが7位から11位にダウン。

15位だった高橋竜平さんが15位からの残念押し出されランクアウト。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……小國以載さん(1)

6月8日にノーランカーに2RKO勝ちした久我勇作さんは2位のまま。

5月21日、タイボクサーに3RKO勝ちした大竹秀典さんも3位のままで、

ランキング自体は全く変動ナシ。

 

 

 

【フェザー級】……細野悟さん(2)

6月10日、タイボクサーに3-0勝ちした天笠尚さんは2位のまま。

6月6日、関豪介さんに3-0勝ちした下田昭文さんが4位にランクインして、

敗れた関さんは7位から10位にダウン。

5月30日、ノーランカーに2-0勝ちした林翔太さんは一個上がっての8位。

横山大輔さんが3位からのいきなりランクアウト。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……内藤律樹さん(3)

内藤さんは6月8日、荒川仁人さんに3-0勝ち。(ノンタイトル10回戦)

6月6日、フィリピンボクサーに6RKO勝ちした尾川堅一さんが

7位から5位にアップ。

6月26日、ノーランカーに3-0勝ちした粕谷雄一郎さんは15位のまま。

 

 

 

【ライト級】……徳永幸大さん(獲得)

粟生隆寛さんと加藤善孝さんが2位と3位を入れ替わってるね。

内藤利樹さんに敗れた荒川仁人さんが杉崎由夜さんと4位と5位を入れ替わり。

6月26日に西谷和宏さんに3-0勝ちした塚田祐介さんが9位から6位にアップ、

敗れた西谷さんは6位から9位にダウンってそっくり入れ替わり。

5月21日、ノーランカーとの試合で負傷ドローだった原田門戸さんは8位のまま。

 

 

 

【スーパーライト級】……岡田博喜さん(3)

6月10日、ノーランカーに3RKO勝ちした松山和樹さんが

細川バレンタインさんと4位と5位を入れ替わってるね。

5月31位日、クウエ・ピーターさんに1RKO勝ちした青木・クリスチャーノさんが

7位にランクインして、敗れたピーターさんが6位から11位に大幅ダウン。

で、空き1名分が埋まってあと3名分。

 

 

 

【ウェルター級】……高山樹延さん(5)

6月26日、ノーランカーに3RKO勝ちした尹文鉉さんが

坂本大輔さんと4位と5位を入れ替わってるね。

6月8日に越川考紀君に3-0勝ちした7位だった斉藤幸伸丸さんが

スーパーウェルター級に転級して5位にランキング。

空き1名分増えて2名分。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(2)

斉藤幸伸丸さんが転入しての5位。

チャーリー太田さんが3位からのいきなりランクアウトで空き5名分は変わらず。

 

 

 

【ミドル級】……柴田明雄さん(2)

6月7日にノーランカーに4RKO勝ちした福本祥馬さんは6位のままで、

空き8名分も変わらず。

 

 

 

ギリシャのテイタラクぶりには呆れてしまうんだけど、

日本の政権与党の連中のバカさ加減にも口がアングリなんだわ。

 

自民党の奴らの暴言はホントにそれでマジなのかっていう程の錯誤に満ちてて、

あれほどの右翼系バカ連中が主導するっていうなら、

安保に関するその場その場の適当解釈は危険極まりなくて、

一度国会にデモに行ってみようかなあ……。

 

2015年7月 1日 (水)

後楽園ホール・6月30日

 

昨日、新幹線の車内で焼身自殺した男、

取り敢えずのところ70年ほどは生きたのだから、

病してあるいは貧して厭世して自ら命を絶つのは勝手だけれど、

無関係の他人を巻き込むのは結局ソイツの人生はクソだったってことで……。

 

 

 

コーヒーの実っていうのは豆(種)と果肉との境目が一番甘くて、

普通はその部分を削ぎ落して出荷するんだけど、

その甘皮部分を敢えて残した豆を使ったコーヒーを

“カフェ・ショコラターダ” っていうらしいんだよね。

 

先日それをある方から頂いたんだけど、豆の持ち味を生かす為か焙煎も軽くて、

やっぱり酸味とか苦味を抑えてほのかな甘味が際立ってたんだわ。

 

余りに苦味優先のブラックコーヒーはどうかっていう人にはお薦めなんだけど、

一日何杯もとなるとちょっとツライって感じだったけどね。

 

 

 

引っ越して2ヶ月半になるんだけど、

家の中も近所の環境も申し分ないんだけど、

唯一不満なのはこの辺に住んでる人達の煙草とチャリンコのマナーなんだわ。

 

以前住んでた所では時折警察官が無灯火チャリの取り締まりをやってたし、

歩き煙草なんかは殆ど見掛けることがなかったんだけど、

ここでは年齢を問わずやたら歩き煙草をする人間が多いし、

夜間の無灯火チャリもとっても多いんだよね。

 

特に歩き煙草とかチャリ煙草が目に余るもんで、

区役所の環境何チャンラ課ってとこに電話したら、

これがまあ全く無能としか他に言いいようのない兄ちゃんが出て来て、

考えられる範囲の一番下手に出て自分が尋ねたのに乗じたか、

エライ上から目線でのロクでもない対応だったもんで腹立って、

そういう態度が如何に時代遅れか知らないのかってことや、

そもそもちゃんと仕事をする気があるのかとか、

アンタほど無能なヤツがどうして地方公務員でいられるのか不思議だとか、

色々言ってやったんだけど、最後に何か言うことがあるかって聞いたら、

「何もございません、申し訳ありませんでした。」 ってまるで情けなかったんだけど、

あれほどの無能も久し振りだったなあ……。

 

 

 

ホールに入ってすぐJBCのある役員とホームページのことで色々話したんだけど、

真面目に聞き入れて速攻アクションを約束してくれてアリガトだったんだよね。

 

 

 

昨日は全11試合が組まれてて、

普通の4回戦が1個、新人王トーナメントが2個、B級トーナメントが3個、

普通のB級戦が3個、女子戦が1個っていう複雑な構成だったんだけど、

その中にタイボクサー2名、フィリピンボクサー1名も混入してて、

まるで闇鍋のようなメニューだったんだわ。

 

B級トーナメントと普通のB級戦の全てが5ラウンド戦だったこともあって、

色々こんがらかったんだけど、

それでも④⑤⑧~⑪の6試合には期待してたんだよね。

 

 

 

① 何チャラ・ヨンジム×小浜雅哉君(UNITED)……54.5㎏ 4R

7勝(3KO)7敗の25歳・タイと、4勝(2KO)2敗1分の22歳・千葉県。

 

ごく普通のC級ボクサーにタイボクサーを用意する意味が不明で、

ちゃんとやれるのかタイボクサーって感じだったんだけど、

やっぱりちゃんとやれなくて、いきなり休憩タイムかあって場内を見渡したら、

西板席に赤Tシャツ着た宮崎辰也君がポツンといたもんで、

そっちに移動してその次の女子戦まで一緒に観戦したんだけど、

二試合目の女子戦の方が余程いい試合してたんだよね。

 

結局、当然の如く2Rに小浜君がTKO勝ちしてたけどね……。

 

 

フラッと通路に出たら丁度三迫ジムの三銃士のホール入りとバッタリで、

竹中良さんと目配せした後、岩井大さんとタイトル戦のこと、

小竹雅元さんとはタイトル戦が流れてしまったことなんか話したんだよね。

 

 

 

③ 倉田拓弥君(鹿島灘)×大森健太郎君(イマオカ)……51.5㎏ 4R

1勝(1KO)2敗の24歳・茨城県と、1勝(1KO)0敗の30歳・岡山県。

 

<1R>

開始からの1分間はまるでエアボクシングみたいだったんだけど、

初めにスイッチ入れて攻勢を強めていったのは倉田君の方で、

そこからは終始倉田君のペースで進んでて、

大森君、そこそこいいジャブは出てたんだけど右には繋がらなくて、

殆ど常に下がりながらを強いられて流れが決まったかなあって思ってた残り8秒、

赤コーナーポスト前でヒョイと出した大森君の右ショートがカウンターヒットして、

アラララ、倉田君がコテッてダウンしてしまったんだわ。

 

<2R>

挽回目指して倉田君、開始ゴング直後から飛ばす飛ばすだったんだけど、

ムキになってひたすら顔面狙いに拘り過ぎの単調単調で……。

 

 

それにしてもすぐ後ろの男女6人連れがビールと乾きモノの遠足気分か、

試合なんか全く見ないでひたすら世間話オンリーでひたすら邪魔だったなあ。

 

 

<3R>

お互い、スピード不足のカキコキした動きに終始して刺激に欠けたままで、

特に倉田君、距離感と当て勘の悪さが痛々しくて気持ちの空転が目立ってたなあ。

 

<4R>

それまで追い込めれることが多かった大森君が珍しく追い追いし始めて、

ショート連打を頑張りだして、それにつれ倉田君の落ち込みが目に付き始め、

1分半過ぎからはメッキリ感に覆われてちょっと無残な感じだったなあ。

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、40-45、40-46、39-36

ってことで大森君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

次とその次の試合は新人王トーナメント予選ってことで……。

 

 

 

④ 冨髙信君(大橋)×矢部龍征君(花形)……L 4R

2勝(1KO)1敗1分のサウスポー、25歳・神奈川県と、

4勝(3KO)0敗1分の19歳・神奈川県。

 

<1R>

始まって1分、足を滑らせて屈んだところを矢部君が後頭部を押して、

コロンって冨髙君が転んでしまったのをレフェリーがダウン宣告したもんで、

オイオイオイって見てたんだけど、インスペクターもジャッジ達も、

流石にそれはないだろって即のダウン撤回訂正だったんだわ。

 

リング上は終始冨髙君のペースで進んでて矢部君、

サウスポー相手にとってもやり難そうにしてて、

全く自信無さ気というか詰まらなそうにやってたんだわ。

 

<2R>

矢部君は元々綺麗なパンチの持ち主ではないんだけど、それでも、

当たった時の威力は水準以上だからチャンスはいつでもありそうなんだけど、

相手にきっかけを求め過ぎの片寄ったボクシングが改まってなくて、

この回はカウンター気味のヒットヒットでポイントは獲ったと思ったけど、

それでも手数的には明らかに後れを取ってたんだよね。

 

<3R>

二人共、いきなり普通過ぎの低調パフォーマンスに突入してしまって、

中途半端の極致としか言いようの無い無刺激系で、

下手クソで劣勢な矢部君が時折ヘラヘラ笑いながらなもんでここでお終い。

 

 

後で確かめたら40-37、39-37×2ってことでやっぱり冨髙君の3-0勝ち。

 

その冨髙君、次は2試合シードの阿久津光生君との準々決勝戦なんだけど、

この日の相手とは比較にならない程いいボクサーだからシンドイかなあ……。

 

 

トイレで渡辺会長、通路で久し振りの林和希君とコンチワしていよいよ大間君。

 

 

 

⑤ 長濱陸君(白井具志堅)×大間和友君(八王子中屋)……M 4R

デビュー戦の23歳・東京都と、2勝(2KO)0敗1分の28歳・東京都。

 

長濱君、アマ経験資格で新人王戦エントリーなんだけど、

若いのに実にシッカリした風貌してたんだわ。

 

<1R>

その長濱君は自信に満ちた強気の攻撃の中、実にケレンミのない腕振りで、

一撃必殺系の凄味を孕んでたんだよね。

 

それでも丁寧にジャブから組み立てるっていうスタイルではなくて、

タイミング見計らっていきなり右あるいは左強打って感じなもんで、

大間君がその大まかな所を巧いことを細かく突いてポイントゲットだったね。

 

<2R>

長濱君は基本的にはそういう大まかなボクシングのままで、

相変わらず恐怖感は漂わせてはいたんだけど、当て勘はそれ程のことなくて、

相手に合わせてのブン殴り合いを敢えて避けた大間君が大正解で、

合い間合い間を丁寧に当て込んでの冷静さが目立ってたんだわ。

 

<3R>

先攻めとカウンターをバランス良く混ぜ込んで大間君、

前振り無しの単調な攻撃に終始してた長濱君を見切ったようだったなあ。

 

終盤には長濱君、角度のいい右アッパーを打ち込んではいたんだけど、

残念、今一当たりが薄くてポイントを取るまでには至ってなくて、

大きく振り出すパンチのことごとくをグローブブロックされてたんだよね。

 

<4R>

もう倒すしかないって、そういう感じは十分出して長濱君、

そういうのをもう少し早くやれば良かったのにって言う程の攻勢アップで、

ここまでは殆ど全く見せてなかったボディショットが実に実に効果的で、

一瞬大間君がメッキリになってしまったとこ、いよいよかって思わせはしたんだけど、

何とナントなんと長濱君も一緒になってスタミナ切れの落ち込みで、

残念、残り1分からは全く精彩の無くし低調のままの終了ゴング。

 

 

4Rは取られたけど他のラウンドは殆ど問題なく大間君ってことで、

自分は39-37だったんだけど、ジャッジはそう判断しなかったみたいで、

大間君から見て39-38、37-39、38-38って1-1ドローってことで、

その上優勢点は長濱君ってコールだったもんでひっくり返ってしまったんだわ。

 

ジャッジ達の集中力に疑問を感じざるを得なかったし、

大きい腕振りさえしてれば正確に当たってるかは問わずポイントを振るのかとか、

個々のパンチがブロックされてたのを見逃してるとしか思えなかったんだよね。

それにしても37-39ともなるとお互いの人生観ほどの違いだよなあ……。

 

 

 

⑥ 上川隆顕君(三迫)×ドンドン・スルタン君(大成)……SM 5R

0勝1敗(1KO)の24歳・熊本県と、

18勝(9KO)22敗(8KO)3分の36歳・フィリピン。

 

上川君はB級デビュー戦でいきなり福本翔馬さんに立ち向かっていって

6RKO負けしたんだけど、今回はプレゼントマッチなんだよね。

 

面白かったのはワタナベジムの山元浩嗣君がスルタンのセコンドしてたことだけで、

1R終わって早々に離席したんだわ。

 

結局、50-44×3ってことで上川君の3-0勝ちだってね。

 

 

 

⑦ 何チャラ・モッド×上原拓哉君(アポロ)……SFe 5R

7勝(1KO)3敗の25歳・タイと、5勝(2KO)0敗のサウスポー、19歳・沖縄県。

 

上原君、去年8月デビューでこれが6戦目だっていうんだから、

随分先を急いでるって感じだなあってことで、

この日もKO勝利が約束された一戦だったもんで当然全くのスルーだったんだけど、

やっぱり2RKO勝ちだってさ。

 

 

 

通路にはワタナベジムの面々が控えてて、井上トレーナーとか船井龍一さん、

阿知和賢君に挨拶した後、福原力也さんと少し話したんだよね。

 

 

 

⑧ 木下貴大君(石川)×青山功君(セレス)……51.5㎏ 6R

5勝(2KO)4敗(1KO)2分の23歳・東京都と、

5勝(1KO)3敗(1KO)1分の26歳・千葉県。

 

木下君はこの8月に就職先の配属が決まるってことで、

それが都内のどこになるか不明なもんで、この日が一段落の試合ってことで、

思い返してみれば、デビュー当初若干ひ弱な印象だったのが、

よくまあ頑張ってなあっていうのが素直な感想なんだけど、

ロンズデールのトランクスがとってもカッコいいんだよね。

 

<1R>

相手の青山君は派手さは無いんだけど実にキッチリやるタイプで、

直線的な出入りではあるんだけど意思の強さの見えるパフォーマンスの中、

木下君はジャブからの細かいワンツーと大きく振り出す右フックを組み合わせて、

結果的にはクリーンヒットは無かったんだけど、動きの工夫で上回ってたね。

 

<2R>

返しまで配慮出来てたのは青山君の方で木下君、

右で攻撃を終わることがとっても多くて攻めの幅的に問題が出て来て、

手の内が解り易くなってしまってたんだわ。

 

ここまでお互い、決め手に欠けたままだったんだけど、

こういう試合はちょっとしたきっかけで差が出て来るというか流れが変わるんだわ。

 

<3R>

お互い、とっても真面目なボクシングが更に続いてたんだけど、

揺るぎなかったのは青山君の方で、勢い付いた時の力強さで圧倒し始めて、

木下君、何とか強く大きく当てたい気持ちの余りか外した時のフォローが無くて、

その外したところに見栄え良く当て込まれてたなあ。

 

<4R>

木下君、攻略の糸口が見出し難くなってしまったみたいで、

全体の動きも腕振りにも躊躇というか吹っ切れてない感じに見舞われてきて、

青山君の一本棒のような攻め込みの前に方策をなくしつつあったなあ。

 

で、残り41秒の南ロープ前、ゴチャゴチャッとした絡み合いの中、

大きく被弾した訳ではなかったんだけど体勢を崩したところに貰ってしまって、

もつれ込むようにしてダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージは負ってなかったんだけど、ここに来てのダウンはダメ押しで、

元々木下君は一発逆転パンチは持ち合わせてないもんで、

勝負的にはこれまでってことで自分は席を外したんだけど、

やっぱり、49-45×3ってことで青山君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

全部の試合が終わった後、木下君が自分の前に現れて、

両目の下を大きく赤黒く腫らせた痛々しい姿のままで、

自らを出し切れなかった上での敗戦で、多分人前には出難かったと思うけど、

それでも顔を出してくれて、その事が自分にはとっても嬉しかったんだよね。

 

 

 

⑨ 海老澤昇治君(伴流)×植木秀利君(ワタナベ)……F 5R

5勝1敗(1KO)1分の23歳・東京都と、4勝9敗(5KO)2分の36歳・兵庫県。

 

試合前、渡辺会長の奥様に植木君の奥様を紹介されたんだけど、

とっても可愛い女性で、やっぱりボクサーはお得ってことで、

ちょっと穏やかな印象が強くなってた長井一君と並んで観戦してたんだわ。

植木君は3月に36歳になって引退まで秒読みって感じなんだけど、

それにしてもこの日は随分日焼けしてて逞しく見えたなあ。

 

<1R>

その植木君、初っ端から細かく動けてはいたんだけど、

首から肩にかけてが少し硬くて、こなれた感じの海老澤君とは差があったなあ。

 

植木君、序盤は吹っ切れたような攻め込みで主導権を獲りつつあったんだけど、

海老澤君にも十分な余裕があっての落ち着いた攻防で、

特に左手の使い方がとっても巧かったんだわ。

 

それまでは若干受け身というか、相手のするままにさせておいた海老澤君、

1分30秒過ぎだったかなあ、赤コーナー近くの北ロープ前でツイッと攻め寄せて、

直後瞬間引いたところから遠くもなく近過ぎもせず、

丁度ピッタリの距離からの正に狙い澄ました右ストレート、

たった一発で植木君から昏倒ダウンゲットしてしまったんだわ。

 

植木君、気持ち強く何とか立ち上がろうとはしたんだけど、

余りの直撃度と倒れ方だったもんで、レフェリーが途中カウントストップさせて、

1分36秒、海老澤君の衝撃的なTKO勝ちだったなあ。

 

 

 

⑩ 鳴海友基君(帝拳)×エルフェロス・ベガ君(平石)……SW 5R

1勝(1KO)0敗の25歳・青森県と、4勝(3KO)1敗の30歳・コロンビア。

 

<1R>

若干体格のデカイベガ君に対してプレスかけてたのは鳴海君の方で、

最初のクリーンヒットも成功させてたんだわ。

 

ベガ君、ちゃんとジャブは出してたんだけどそこからが今一で、

ジャブの為のジャブだなあって見てたらラウンド中盤過ぎ、

ボディショットで覚醒して大きく巻き返しに行ってたんだわ。

 

そこからは正しく大乱戦に突入して、お互い危ないタイミングで右が交差してて、

まあスリル満点の初回だったなあ。

 

<2R>

テクニック不在の丸太殴り系同士だったんだけどミドル級のそれは迫力に満ちてて、

これはスタミナ勝負なのかなあって思わせてた途端、

ベガ君の左右フックが大きく流れ始めて、鳴海君のシッカリ感が目立ってたんだわ。

 

その鳴海君、全ての距離で積極的に攻め立てて、

特にショートヒットの差で優位に立ってたなあ。

 

<3R>

開始30秒まではお互い渾身の接近戦が続いた中、ベガ君、

前の回に少し落ち込みが見え隠れしてたんだけど再度の立て直しで、

当たりの正確さではやっぱり鳴海君ではあったんだけど、手数では勝ってたなあ。

 

<4R>

ベガ君、想像以上の頑張り直しで、残り1分からは流石に疲れてたけど、

それまでの2分間は信じられない圧倒手数勝ちの根性勝ちで、

そう言えばワタナベジムの井上トレーナーと山元浩嗣君がベガ君に付いてて、

井上さんがスペイン語を交えて盛んにアドバイスと檄を飛ばしてたんだわ。

 

自分のスコアはここまで丁度イーブンで次のラウンドこそが……。

 

<5R>

巧くはないけどこれだけ気持ちの溢れた試合は珍しくて、

勝ちたい気持ち、相手をやっつけたい気持ちの気持ち気持で、

その固まらない行方に固唾を飲んでたんだけど、

最後の最後まで頑張り通してたのはベガ君の方だったんだよね。

 

 

で、自分のスコアは48-47でベガ君だったんだけど、

結局、49-46、49-47、47-49ってことでベガ君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑪ 永田大士君(三迫)×松坂拓哉君(石神井S)……SL 5R

2勝(1KO)0敗1分のサウスポー、25歳・埼玉県と、

5勝(5KO)3敗(2KO)のサウスポー、22歳・岩手県。

 

普通にやれば永田君だと思ってたんだけど、

松坂君にも一発必殺の左があるしなあ……。

 

<1R>

永田君、相手が大きく左を振り被って来るっていうのは充分承知してたみたいで、

そのことごとくを安全圏でかわしつつ間隙縫っての勇気ある攻め込みで、

今日は初っ端からやる気なってるなあって思わせるほどの積極攻め込みで、

どんどん、どんどん松坂君を追い込んでいってたんだわ。

 

で、開始53秒の赤コーナー前、距離縮まった瞬間、

多分、松坂君が予想してなかったパンチだったと思うけど、

左のショートフックが顔面じゃなくて松坂君の右脇腹に衝撃の喰い込みで、

それ、ストローク幅がとっても小さいにも関わらず強烈な喰い込みで、

覚悟してないボディブローは効くんだっていう正しく見本のようなショットで、

そこだけ見れば永田君、ワールドクラスと言える程で、

あっと言う間もなく松坂君、それ一発だけで前のめりに倒れ込みダウン。

 

気丈な松坂君も何とか立ち上がってリスタートはしたんだけど、

ここで舞い上がらない永田君の冷静な追撃は残り時間を見据えた上での的確さで、

1分16秒のリングほぼ中央、ワンツーをカウンター気味にヒットさせて、

この回2回目のダウンゲットして、勝負としてはこの辺りで終わってたんだけど、

再々開後は更に相手の状況を見極めつつ誘いパンチなんか繰り出してて、

熱く滅茶打ちするより永田君、冷酷なカウンターヒットマンになってたんだよね。

 

その辺の手際の良さには感心するんだけど、とにかく1分45秒、

最後は南東ポスト前で締めくくりの左で3度目のダウンゲットエンド。

 

 

 

昨日は途中リタイアの試合が多かったし、

メリハリが効き難い内容も多かったんだけど、

最後は永田君が締めてくれたし、ドームナイターも終わってたしグッドグッドで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 永田大士君

② 海老澤昇治君

③ エルフェロス・ベガ君、大間和友君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

薄っすら思ってた通り、6月競馬はスッカラカンの全敗で、

29レースに参加して的中ゼロだったんだわ。

ただ5月の大健闘で1月から6月までの累計では263レースに参加して、

回収率352%はまだまだ充分余裕なんだよね。

 

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