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2015年6月

2015年6月27日 (土)

後楽園ホール・6月26日

 

ロンドンブリッジも彼の如くかと思わせるほど、

今朝の東京は霧にむせぶいてたんだよね。

 

 

 

ここんとこサツキへの水やりは朝夕の2回必要だったんだけど、

昨日も今日も時折小雨の降る天気なもんで夕方の分は省略なんだよね。

 

 

 

スカパーのアンテナはどことなく田舎っぽいってうちの奥さんが言うもんで、

我が家では初めっからケーブルテレビなんだけど、

このケーブルテレビっていうのが会社としての大事なところが欠けてるっていうか、

組織として体を成してない部分とか顧客サービスが解ってないところがあって、

インターネットや携帯電話サービスのような競争相手がいないもんで、

大名商売とまでは言わないけど、兎に角やってることが独りよがり的なんだよね。

 

JCNがJ:COMになった後、担当地域が違っただけで機器の入れ替えで、

契約プラン変更すると更に機器変更で、ってやってることはまるで子供のようで、

真面目に相手してるとブッ飛ばしたくなるんだわ。                                   

 

 

昨日は久し振りのボクシングで気合が入ってたせいか、

家を出る時、まるでウシガエルの鳴き声のような屁が一発轟いたんだわ。

 

 

ホールに入って瀬端さんご夫妻に御挨拶して、古澤さんとも御久し振りってことで、

粕谷雄一郎君と齋藤志朗君、塚田祐介さんと白石豊土さん達と言葉交わして、

それから、田之岡条さんと木下貴大君とちょっと話して始まり始まり……。

 

 

昨日はタイトルのかかった試合は無かったんだけど、

一つ一つの組み合わせを眺めると見逃しがたいメニューが並んでたんだよね。

 

 

 

① 浅見洋一君(小熊)×上野太一君(石川)……B 4R

デビュー戦の26歳・埼玉県と、デビュー戦の17歳・山梨県。

 

すぐ後ろに座った木下貴大君が 「彼、強いですよ。」 って言ってたのが上野君で、

相手より5㎝以上上背のあるシッカリした体躯してて実に見栄えがいいんだわ。

 

<1R>

その上野君が難なくプレスを掛けることが出来て、

始まって僅か5秒ほどである意味二人の力関係が決まってしまったみたいで、

上野君、鋭く届きのいいジャブでリズム掴みながらの開始1分、

デビューボクサーらしからぬとってもバランスのいい見事な左ボディだったなあ。

 

一方の浅見君、大きく狙ってるせいか中々手が出なくて、

そのままだとポイントの取りようが無い状態が続いたんだけど、

手数の少ないのは大きく打ち込むチャンスを狙ってるっていうより

上野君の鋭い打ち込みに対してディフェンス中心に終始せざるを得ず、

っていうのが実情だったんだよね。

 

初めてのボディブローも巧いこといったもんで気を良くしたか上野君、

ジャブにも益々磨きがかかっていって圧倒圧倒してたんだわ。

 

上野君、動きの面で改善を求められる点は殆どなかったんだけど、

ちょっとだけ気になったのは遠い距離からジャブを打つ時の仕草で、

踏み込み不足のまま手だけで強引に届かせようとする余り、

かなりアゴが上ってしまう場面が何回かあったことだったんだよね。

上の方へ行くとそこんとこキッチリ狙われて右を合わされそうだから、

今のうちに直しておいた方がいいんじゃないかなあ。

 

<2R>

それでも上野君、ことこの試合に限って言えば殆ど安心して見ていられて、

打ち終わりの際の配慮も充分できてて全く被弾しないままで、

攻めともなれば正統派的なワンツーやいきなりの右フックの中に左ボディも

混ぜ込んで浅見君に薄っすら鼻血を出させてたなあ。

 

その浅見君、距離詰まったとこでガチャガチャさせてはいるんだけど、

個々の腕振りに自信が持ち切れてないみたいに弱々しいんだよなあ。

 

<3R>

始まって30秒、これでいいんだっていう確信に満ちた上野君の攻撃で、

左ボディを軸にしてるような見事なコンビネーションの一気一気で、

この後登場する粕谷雄一郎君のデビューの頃よりそれは更に手際のいい攻撃で、

防戦一方の浅見君に反撃の兆しが全く見られなくなっていって、

そろそろタオルインでもいいんじゃないかって見てたんだけど、

レフェリーが割って入るかなあってとこ1分20秒、

上野君、仕上げの左右ショートフックの強烈連続打ち込みで、

相手を西ロープに吹っ飛ばしたとこでストップエンドだったんだわ。

 

 

たった1試合見ただけだけど上野君、組み立ての素晴らしさは天性のモノで、

ポジショニングとか攻防のバランスとか頭抜けた17歳で、

来年の全日本新人王だと思ったけど褒め過ぎかなあ。

 

 

試合後、偶然上野君が近くにいたもんで、色々感想を伝えたんだけど、

中々スッキリした好青年で、帰る時にも丁寧に挨拶してくれたんだよね。

 

 

2試合目と3試合目は新人王トーナメントの予選だったんだけど、

“DANGAN” は中々の好カードを抜いてきたんだわ。

 

 

 

② 石田凌太君(宮田)×知念大樹君(白井具志堅)……Fe 4R

3勝(2KO)0敗の19歳・東京都と、2勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・沖縄県。

 

前回は少し普通過ぎた自分の中での優勝候補の一人、

石田君がどういう戦い方をするかっていうのがポイントだったんだよね。

 

<1R>

まだ腹周りに余裕を感じさせる知念君に対して石田君、

この日は初っ端から吹っ切れたパフォーマンスで、

まずは細かいジャブの突き合いで明らかな優勢をキープしてて、

お互い前掛りになって距離縮まったとこの開始1分18秒、

実に角度のいい右ショートフックを綺麗に打ち下しヒットさせてダウンゲット。

 

リスタート後の知念君、明らかにダメージを残したままだったんだけど、

感覚がマヒしたのかその後の被弾には意外な程耐えながらの万振り返しで、

一気にKO決着を目指した石田君にも危険な瞬間も垣間見えたんだわ。

 

それでも二人の勢い差は如何ともし難く再開後1分弱、

石田君の右がまたもや壮烈な当たり方をして知念君が瞬間失神で、

リングマットに頭を打つように倒れ込んでしまって担架搬出だったんだわ。

 

 

知念君、らしさを発揮できないまま嵐に巻き込まれてしまったって感じだったなあ。

 

 

2分13秒、ツーダウンKOってことで石田君が見事な勝ち上がり方で、

次は舟山大樹君が相手の準々決勝戦なんだけど、

この日のような動きが出来たら決定力の差は明らかだと思ってるんだけどね。

 

 

 

③ 上田有吾君(宮田)×宮地隆佳君(石川)……B 4R

4勝(3KO)2敗(2KO)の24歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の22歳・東京都。

 

上田君、強打を誇る強気のボクサーなんだけど若干ムラを感じるし、

自分の中での優勝候補の一人の宮地君が押し切るっていう予想だったんだわ。

 

<1R>

体格的には宮地君の方が優位なんもんで、

もう少し距離置いてやる方がいいのに思ってたんだけど、

お互い、いきなり近距離での力込めた打ち合いになっていって、

それは少し力づく過ぎじゃないのって思われほどだったんだわ。

 

二人共、しなやかさに欠けるところがあって雑な印象も受けたんだけど、

それでも気持ちの溢れた打ち合いは見どころ十分だったんだわ。

 

若干の手数差、ヒット数差で上田君かなあ。

 

<2R>

上田君、いきなりの左フックがとっても良かったんだけど、

それでも少し振り過ぎが祟ってかこの回は残り1分から動きが鈍ってたなあ。

 

一方の宮地君、この回は手数アップのヒットヒットの見事な立て直しで、

当たりの強さも回復せてつつあったんだわ。

 

途中まで休んでたような上田君が終盤目覚めての打撃戦は凄かったなあ。

 

<3R>

更に気持を立て直していきなり初っ端から一気に飛ばしていったのは上田君で、

その一瞬の心構えの差で遅れを取ってしまった宮地君を一気追い込みで、

北西ポスト前もつれたとこで右フックを大きく横殴ったら宮地君、

必ずしも直接被弾のせいには見えなくて足元がクロスしてしまったみたいで、

そこから南ロープ近くまでオットットットって感じでバタついて転んでしまったんだわ。

 

で、スリップかなって思ったらダウン宣告で、

その裁定は再開後の宮地君の動きが極端に鈍ったのを見ると間違ってなくて、

それは開始僅か24秒のことだったんだわ。

 

もう倒す気満々の上田君、絶対許してやらないって強い意志に溢れてて、

宮地君もクリンチ多用して回復を待つって考えは無かったみたいで、

リスタート後はほぼ一方的なまま宮地君、上田君のショート嵐に晒されまくって、

もう勝負あったなあってとこでレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

で、1分08秒、上田君のツーダウン相当KO勝ちってことで、

次は2試合シードの西原俊樹君が相手なんだけど、

ダラダラやらない限り大丈夫だと思うし、宮地君の分もあるからね。

 

それにしても宮地君、距離含めてこの日は相手の土俵でやり過ぎだったし、

特に一発喰らってからはムキに行き過ぎだと思ったなあ。

 

 

 

④ ライアン・ビト君(UNITED)×船井龍一さん(ワタナベ)

                             ………53㎏ 8R

22勝(8KO)13敗(5KO)3分の29歳・フィリピン。

23勝(16KO)6敗(3KO)のランク3位、29歳・東京都。

 

船井さん、OPBFランクも3位だし、カッコよく冒険するのはまだ先でいい訳で、

この試合はケガすることないまま確実な勝利こそが望まれてたんだよね。

 

相手のビト君は振り回す割にはKO率が低くて雑なんだよね。

 

いつの間にか田口良一さんが近くに座って応援してたんだわ。

 

<1R>

頭一個分ほど上背のある船井さんが初めっからとっても素直なプレス成功で、

圧倒届きのいいジャブで先行してビト君の進むべき道を閉ざしてたなあ。

 

そのビト君、細かい技術を駆使して踏み込みのリズムを把握するっていうより、

とにかく一瞬の間を突いて大きく振り出すっていつもの戦法はマンネリで、

全く距離がどうにもならないっていうのに終始してたなあ。

 

船井さん、とにかく抜群の左で、ストレート系もフックも素晴らしかったなあ。

 

これは試合後ある人に聞いたんだけどね、

ビト君は最初の船井さんのジャブで一瞬右目がひっくり返ってしまったような、

衝撃を受けてしまったんだってさ。

ああ見えて船井さん、実はかなりのハードパンチャーだからね。

 

<2R>

ビト君の方がモチベーション的には大きいと思うんだけど、

それが見えて来るようなパフォーマンスには見えなくて、

徐々にやる気あんのか感が漂ってきたんだよね。

 

 

それにしてもやたら煩いのは南席のオッサンで、

そろそろプロモーターの我慢が限界に近くなるような意味不明の大声野次で、

それもそもそもボクシングを知ってるようには思えないひたすらの下品下品で、

近くに行ってみたらやっぱり只の大声自慢の酔っ払いのデブで、

酒飲んで騒ぎたいっていうだけの普通のバカだったんだわ。

 

<3R>

ビト君、実はもう少しやれるんじゃないかって思ってたんだけど全然で、

既に両目の上がそこそこ腫れてきてて、

少しプレスを強める場面もあったんだけどそこからのパンチはタルイし、

却って船井さんに打ち終わりを狙われてるんだよなあ。

 

<4R>

ビト君、若干左フックに重点置いてきたなあって思ってたんだけど、

どうやらそれはどっかで右手を痛めてしまったからみたいにも見えて、

コンビネーションがないなら船井さんは右のガードを意識すればいい訳で、

合い間合い間に細かく鋭くヒットヒットを積み重ねていったんだわ。

 

<5R>

ビト君、右手が使えなくなったのは明らかで、

こうなると勝負としてはどうにもならなくて、

ただ船井さんは無理に倒しに行く必要は全く無くて、

カッコよくやろうとする必要も全く無いまま淡々とラウンドをこなして、

危険を冒してまでも大きく勝負する機会を先に見据えてればいいんだよね。

 

 

ってことで自分はこのラウンドで席を外したんだけど、

たまに遠目に見ててもやっぱり船井さんの左はホントに秀逸だったし、

打ち終わりの体の逃がし方も申し分なかったんだよね。

 

 

試合はこのまま最終ラウンドまでユッタリ進んで結局、80-72×3ってことで、

久し振りに見た8回戦パーフェクト3-0で勿論船井さんの勝ちだったんだよね。

 

 

試合後船井さんとちょっと話したんだけど、

彼のやりたい事がシッカリ解ったって伝えたんだよね。

 

 

 

⑤ 坂本尚志君(青木)×粕谷雄一郎さん(石川)……SFe 6R

6勝(1KO)4敗(1KO)の33歳・福井県と、

6勝(1KO)0敗のランク15位、18歳・東京都。

 

二人共良く知ってるボクサーの15歳差対決だったんだけど、

やっぱりここは粕谷君かなあ……。

その粕谷君の応援に宮崎辰也君とか長嶺克則君も来てたね。

 

<1R>

相手がチョットでも弱味を見せると坂本君、

そこ一気に突いてかき回してかき回してシツコク攻め立てて来るから粕谷君、

そこんとこ忘れないようにねってことだったんだけど、

中々グッドな立ち上がりをしててジャブから左ボディまでキチンと打ち分けて、

坂本君の攻め込むきっかけをことごとく潰すことが出来てたなあ。

 

ちゃんとした弁護士で東大出てて坂本君、もう33歳なんだけど、

将来の生活を考えるとあんまり無理することないんじゃないかって思うんだけど、

そのパフォーマンス振りはそういうことを超越した普通のプロボクサーの頑張りで、

単なるお楽しみではなく見事に二足のワラジを履き分けてるんだよね。

そういう点では感慨深いモノがある坂本君なんだけど、

粕谷さんと比べるとやっぱり全体にリズム感に欠けてると言わざるを得ないんだわ。

 

<2R>

粕谷さん、決まりきって予測のし易いワンツーの中にいきなりの右も混ぜ込んで、

そのタイミングが実にいいもんで見てて心地いいんだわ。

 

若干距離潰したところからの左右フック命の坂本君、

この回は右フックを2発ほど可能性高くヒットさせてはいたんだけど、

ラウンド通してのヒット数とか当たりの正確さとか綺麗さの点では残念だったなあ。

 

<3R>

粕谷さんの攻撃が単調になってきたのにつれて、

派手さは無いけど坂本君のしつこい攻めが目立ってたねこの回は……。

 

粕谷さん、いっその事、左ボディで終るような攻撃を試してみたらどうなのかなあ。

ちょっと動き自体がマンネリ化してるようなんだけど。

 

<4R>

もう少し創造的な攻撃を見せて欲しいんだけどなあって思ってたら粕谷さん、

このラウンドは開始1分までは実に見栄えのいい攻撃を畳み掛けてたんだわ。

 

坂本君の方も相変わらず愚直系ではあったんだけど、

残り20秒に粕谷さんから右のクリーンヒットを貰ってしまった直後からは

実に気持ちのこもった挽回を見せてたんだよね。

 

<5R>

坂本君、既に顔面かなり赤く腫れつつあったし、

自らトランクスを下にずらせる仕草もしてて、

ここにきてそれまでのボディへの被弾が効いてきたみたいなんだなあ。

で、思い通りに仕掛け切れず腕振りも極端に鈍ってきたんだよね。

 

<6R>

坂本君が最後まで出来るのかっていうのが焦点になってきて、

開始1分、粕谷さんに右フックを直撃されてヨロッとしてからは現実問題化して、

粕谷さんも力込めて倒しに行ってたんだけど坂本君、

ここは耐えて耐えて結局倒されることなくの終了ゴング。

 

 

自分は59-55だったんだけど結局、59-55、59-56、58-56ってことで、

勿論粕谷さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

粕谷さん、いい打ち方してる割に思いの外KO勝ちが少ないんだけど、

思いっ切り打つっていうより、当てるっていうよりは打ち抜くっていう意識が大事で、

そういうのはゴルフでも同じなんだけど、ボールをハードヒットするっていうより、

ボールをヒットした直後にクラブヘッドが最高速に達するようなスウィングが

最も遠くにボールを遠くに飛ばせるって言われてるんだけどね。

 

それと更に言うと効果的に当てるタイミングに敏感になることだと思うんだよなあ。

 

ダウン劇を沢山見てると、あくまで力技っていうのもそりゃ勿論あるんだけど、

相手の動きを見極めた上での効き易いポイントとか瞬間が絶対あるんだよね。

 

これから上位者達と対戦する中、ポイント的に劣勢なケースで、

どうしてもダウンゲットが必要になる場面もあり得る訳で、

そういう意味では意識的に倒すことも必要になるんだよね。

 

 

 

⑥ 尹文鉉さん(ドリーム)×齋藤志朗君(ワタナベ)……W 8R

15勝(2KO)4敗2分のランク13位、31歳・栃木県と、

7勝(2KO)4敗(1KO)2分のサウスポー、27歳・岩手県。

 

渡辺会長と山川豊さんと並んでの観戦だったんだけど、

少し後ろからは大川泰弘さんの声援が飛んでたんだよね。

 

<1R>

頭半分ほど小さい齋藤君に対して尹さん、ユッタリとした仕掛けで、

接近してのショートブローでまずは齋藤君が先制して中々キレがいいんだわ。

 

<2R>

齋藤君、打ち終わりを狙われないような工夫が出来てて

素早く体を逃がす方向も間違ってなくて大きな可能性を見せてたんだけど、

KO勝ち数は少ないんだけど粘っこい戦い方の尹さんも、

相手の動きが把握できたような感じで徐々にタイミングが合ってきたんだわ。

 

で、左ボディ、右ストレートって尹さんの連続直撃が叶ってから景色が一変して、

その後のカウンター気味の右アッパーもとっても有効だったというか、

振り返ってみればこのパンチが勝負の分かれ目だったとさえ言えたんだわ。

 

お互い、ガチの寄り合いの中、尹さんが右目上をバッティングカットしたんだけど、

流れは大きく傾きつつあったんだわ。

 

<3R>

ああ見えて尹さんはガツガツ寄られると、それを嫌がるようなところがあるから、

齋藤さん、そういうのは得意じゃないかとも思うんだけど、

敢えて距離縮めていかないとペースを取られるんじゃないかなあって、

そう思ってた開始1分52秒の南東ポスト近く、

尹さんの恐怖の左ボディが思いっ切り炸裂して齋藤君がウッて腰屈めたとこ、

尹さん、正に非情な左ボディを更に5発の連続追加打ち込みで、

齋藤君ついに堪らずの崩れ落ちダウンしてしまったんだわ。

 

これはもう見てて実にシンドそうで齋藤君、

何とか気持ちのリスタートはしたんだけど如何にもシンドそうで、

それを許してくれる尹さんでは勿論なくて一気に追い込みかけられて、

西ロープまで逃げ及んだところにまたもやの左ボディが鬼の喰い込みで、

齋藤君、自分からほんの2mほどのところで、

歯を食いしばって悶絶しながら仰向けに倒れてしまったんだわ。

 

それを見たレフェリーは勿論即のストップエンドで、

2分15秒、久し振りに見た尹さんのTKO勝利だったんだよね。

 

 

 

⑦ 塚田祐介さん(鉄拳8)×西谷和宏さん(VADY)……L 8R

7勝(3KO)4敗(3KO)のランク10位、26歳・東京都と、

14勝(7KO)2敗1分のランク6位、28歳・鳥取県。

 

西谷さんの応援で小國以載さんが来てて、

そう言えばVADYは小國さんの移籍前の所属ジムだったんだよね。

 

塚田さんのことをどういうボクサーですかって聞いてきたもんで、

彼のこれまでをちょっと話したらキャリア的に似てるって言ってたんだわ。

 

<1R>

その西田さん、決してスタイリッシュなボクサーではなくて、

ガチャガチャからの左右フックのハードヒットに命懸けてるって感じで、

その際の左フックにはそこそこの威力が込められてたし、

前々へのシツコサに塚田さんがどう対処するかってことでもあったんだよね。

 

若干下がらされながら塚田さん、見栄えのいいボディショットが秀逸だったんだけど、

西谷さんの右ストレートの当たりもそこそこで、

総ヒット数でも上回ってたんだよね。

 

<2R>

力強さでは敵わないもんで塚田さん、もう少しキビキビ感が欲しいとこで、

ただ二人共、器用なボクサーではないもんで、

ほんのちょっとした差から全てが始まるって感じでこの回は塚田さんが優勢。

 

それにしても塚田さん、残り50秒辺りで突然サウスポーチェンジしてたんだけど、

あれはちょっと意味解んなくて、この後も何回か見せてたんだけど、

左ボディを打たれるのを嫌ったのか、単なる気分転換だったのか、

いずれにしてもチェンジの瞬間が危ない感じがしたんだよね。

 

<3R>

お互い、主導権を渡さないままのやったり取ったりが続いたんだけど、

小國さんが言うには西谷さんはもっとガンガン前詰めボクサーなんだってさ。

 

塚田さんは詰められと露骨に腰高になる傾向があって、

どっちがどれだけ踏ん張れるかってとこだったんだけど、

残り15秒からのラウンド最後に西谷さんがポイントを持っていったんだわ。

 

<4R>

1分20秒のところでの右の相打ちは明らかに塚田さんがクリ―ヒットで、

その後ジャブからワンツーへの繋がりも実にスムースになってきて、

西谷さんがことあるごとに一段落してしまうことが多くなっていったんだわ。

 

ってことで自分のスコアはここまでで丁度イーブン。

 

<5R>

西谷さんが大分グラグラしてきて、特にボディがシンドそうで、

手数での見劣り感も増していったんだわ。

 

塚田さん、ようやくのこと自らのペースに持ち込み成功って感じで、

パンチは軽いんだけどタイミングのいいヒットを重ねていってたんだわ。

 

<6R>

流れは塚田さんかなあって思い始めた途端、西谷さんが突然の大振り回しで、

それはもう半分ヤケクソのようにも見えたんだけど、

ブルドーザーの如くのゴリゴリ前詰めからの連続のハードヒットで、

塚田さん、何とかかわし続けてはいたんだけど、立て直して反攻するには至らず、

大丈夫かなあって見てた残り31秒、確か右だったと思うけど、

西谷さんの強烈なのが直撃して塚田さん、一瞬の膝カックンで、

それはもう殆どリングに手を着いてしまいそうだったんだわ。

 

小國さん達はダウンダウンって叫んでたけどダウンじゃなかったんだよね。

 

でもあの場面はホントに危なくて、西谷さんを生き返らせもしてて、

そこからの猛攻は彼のこの試合の最大の見せ場だったんだけど、

ここは一番塚田さんの特徴的なクリンチが功を奏して、

あるボクサーはその様子がニワトリに似てるってことで、

コケコッコークリンチって言ってたんだけど、首と膝の動きが特徴的なんだよね。

そのコケコッコ―クリンチのお蔭で塚田さん、何とか終了ゴング。

 

自分のスコアはまたしてもイーブンで、

流れを変えたのは西谷さんだからなあって感じだったんだけどね。

 

<7R>

お互い、そこそこシンドイ中での正しく激闘だったんだけど、

徐々に回復見せてたのは塚田さんの方で、

1分20秒からの盛り返しは充分なポイントゲットだったんだわ。

 

この回、今度は西谷さんがサウスポーチェンジしてたんだけど、

あれは何となく苦し紛れって感じしかしなかったなあ。

 

<8R>

誰が見てもの勝負ラウンドで、お互いの気持ちの底を見せ合う3分間で、

西谷さんも残り1分、巻き返しの動きを見せてはいたんだけど、

ラウンド通して飛ばし切ることは叶わなくて、塚田さんの回復力の勝利って感じで、

驚くほど最初の頃に戻った動きが出来てるし、キチット当ててもいたんだわ。

 

で、自分のスコアは77-75だったんだけど、

結局、77-74、77-76(78-76の説もある)、76-75ってことで、

勿論塚田さんの3-0勝ちだったんだけど、8回戦のダウン無しの試合で、

77-74、76-75ってスコアは有り得ないと思うんだけど、

ダウンとかペナルティとか自分、見逃してたのかなあ……。                                                           

 

レフェリーはダウンじゃないって裁定だったけど、

6Rの塚田さん膝カックンをダウンって判断しての採点だとしか思えないんだけどね。

 

 

塚田さんには応援してくれるボクサー達が沢山いて、

帰る際には宮崎君と長嶺君の他、神津徳臣君とか加藤港君、

それに勅使河原弘晶君も 「おめでとう!」 「ありがとう!」 って大声だったなあ。

 

 

 

⑧ 白石豊土さん(協栄)×中川健太さん(エルコンドル)

                              ………SF 8R

25勝(12KO)8敗(2KO)2分のランク6位、29歳・福岡県と、

9勝(7KO)2敗のサウスポー、ランク13位、29歳・東京都。

 

3倍以上のキャリア差はあるけど同年のランカー対決だったんだよね。

 

<1R>

開始当初まず積極的に攻めていったのは中川さんの方で、

って言うより序盤は様子見の多い白石さんはいつものことで、

キャリアの浅い相手には最初はある程度気持ち良くやらせておいて、

見極めた上で中盤以降徐々に本領発揮してのっていうのが多いんだよね。

 

1分過ぎ、白石さんが踏み込んで来るとこに中川さん、

タイミングのいい左ストレートをクリーンヒットで大きくポイントゲットだね。

 

いつのもこととは言え、っていうより白石さん、この日はそれにしても動きが鈍くて、

頭の位置にも全然配慮してないような雑な立ち上がりだったんだわ。

 

<2R>

ちょっとばかりプレスを掛けていったんだけど白石さん、

特にそこからどうということもなくて、リズムに乗りきれてないというか、

戦い方が見えて来なくて、相手の強打を見くびるとヤバイんだけど、

一体どうするつもりなのかなあ。

 

細かい動きと大きな仕掛けを組み合わせて溌剌としてるのは圧倒中川さんで、

自分、これは白石さんが負けるなっていきなり直感したもんで、ここで離席。

 

 

結局、次の3Rにバッティングで白石さんが続行不能の傷を負ってドローだってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 尹文鉉さん

② 上野太一君

③ 粕谷雄一郎君、船井龍一さん、塚田祐介さん

 

 

 

さあこれから、6月競馬の最終週が始まるってことで……。

 

2015年6月25日 (木)

日記 (6/25)

 

子供の頃と比較すると切り傷とか擦り傷の治りが遅いんだよなあ。

カサブタが出来てからそれが剥がれるまでが兎に角時間かかって、

やっぱり年齢のせいなんだろうなあって思ってるんだけどね。

 

 

 

その子供の頃は近所の一級河川の土手に寝転んで空を見るのがとっても好きで、

刻々と形を変えながら流れて行く雲を2~3時間も眺めてたもんなんだわ。

昨日、バルコニーからボンヤリ空を見上げた時、

モクモク形を膨らませながら左の方へ流れていく雲を眺めてて思い出したんだよね。

 

 

 

ここんとこの河川敷チャリのせいで手足が随分日焼けしたんだけど、

毎日2~3時間ほどのチャリンコが最近の日課なんだわ。

 

基本的に山岳チャリンコはしないから24段変速なんていうのは必要なくて、

せいぜい前2枚、後ろ8枚の16段で十分なんだけど、

そういう構成の変速機チャリは殆ど売ってないんだよね。

 

そもそも “ツール・ド・カセンジキ” にそんな大げさな身なりは不要で、

時速30㎞以上で急カーブって場面なんかないんだから、

ヘッドギアなんか要らないと思うんだけど、

ドロップハンドルにはそれなりのカッコが要求されるってことで、

仕方ないのかも知れないんだけどね。

 

ただ、競技用ロードレーサーが似合うのはホルヘ・リナレスみたいな体形の男で、

頭のデカイ奴とかデブ、脚の短い男は絶対似合わないと思うんだけどなあ。

 

 

 

公園とか路地なんかでハトに餌を上げてる年寄りがいるでしょ。

そんなことしないようにって貼り紙があるのに敢えてやってる年寄りがいるでしょ。

ああいうのにはやっぱり何気にそこはかとなく落ちぶれ感が漂ってて、

人も社会も相手にしてくれなくなっていう雰囲気がまとわりついてて、

それでも誰かの何かの役に立ちたいって思ってるのが透けて見えて来て、

だから自分は絶対ハトに餌はやらないって決めてるんだよね。

 

 

 

“モンテクリスト伯” は結局駄作だったなあ。

 

1巻500頁で5巻だから2,500頁ほどなんだけど、

まあまあ面白かったのは1巻の他は4巻の後5分の1から5巻で、

要するに上下巻2冊くらいで充分な小説だと思ったなあ。

 

途中から我慢を感じながら読み続けてたんだけど、

徐々にこんなモノを最後まで読み通すべきではないって思い始めて、

あと100頁を残して止めてしまったんだわ。

 

100年以上前の翻訳モノなもんで仕方ないところもあるんだけど、

結局、ダラダラダラダラ冗長な物語としか言えず、

ストーリーとは無縁の屋敷とか衣装に関する描写が多過ぎる反面、

そもそもの人物設定が陳腐かつ画一的過ぎると思ったなあ。

 

作者自身の貴族趣味のせいか持って回ったような言い回しに溢れてて、

200年前のヨーロッパの貴族社会なんてモノは実に実に下らないものなんだわ。

 

外国の小説などの翻訳モノには巻頭に登場人物の一括紹介ページがあるのが

一般には多いんだけど、この本にはそれが一切無くて、

コイツは誰の息子だったっけ? って混沌としてしまうことが多くて、

ジョージやポールなんかだったら憶えやすいんだけど、

殆どがフランス人なもんでそれでなくても覚え難いんだよね。

 

こんなもんは普通即ゴミ箱行きなんだけど、

奥さんの親父さんの遺品なもんで取り敢えず本箱に戻しておくけどね……。

 

 

 

ってことで次は山岡荘八の “徳川家康” 全26巻ってことで、

山岡荘八は司馬遼太郎と並ぶ歴史小説家で、

講談社の彼の歴史文庫は全100巻から成ってるんだけど、

その4分の1のボリュームが “徳川家康” なんだけど、

約13,000頁もの大作なもんで余程の心構えが要るんだよね。

 

 

 

明日は中8日の久し振りボクシングなんだけど、

その次月末30日のいずれもが “DANGAN” ってことで、

自分にとっては枯れ場の6月の救世主って感じで、

関西方面なんかまるでボクシング禁止月間かと思われるほどの過疎化ぶりで、

7月12日までおよそ中40日にもなるんだわ。

 

業界の人達はもう少し年間のスケジュールを平均化することを考えるべきで、

それは見る方の立場に配慮すべきだってことで、

みんな自分とこの事情だけで興行を組み過ぎるって思ってるんだよね。

 

2015年6月22日 (月)

日記 (6/22)

 

奥さんは母の日に子供達に色々プレゼントされてたけど、

自分にも先週の土曜日に生まれて初めて父の日の贈り物が届いたんだわ。

息子の嫁さんからだったんだけど、彼女、色々気を使ってくれるんだよね。

 

 

 

竹内浩三って知ってる?

実は自分もつい最近知ったんだけど、

昭和20年(1945年)4月9日にフィリピンで戦死した三重県出身の詩人で、

亡くなった時はまだ21歳だったんだけど、圧倒的な感性を備えてて、

その感性と現実との折り合いの付け方に心をえぐられるんだよね。

 

“戦死やあわれ” “ぼくもいくさに征くのだけれど” が代表作で、

“竹内浩三全作品集” が全1巻で出てて1万円もするらしいんだけど、

普通の書店の店頭に並ぶってことはないから注文してみるかなあ。

 

 

 

昔からTシャツでもタオルでも全て、とにかくゴワゴワしてるのが好きで、

柔軟剤が効いたようなのはダメで、綿の鹿の子ポロシャツも、

極端に言えばおろし金のようなガリガリ感が最高なんだよね。

 

綿糸はその紡ぎ方でカード糸とコーマ糸があって、

それを単糸で撚るか双糸で撚るかによって、

更にはそれらを強く撚るか弱めに撚るかで風合い差が生まれるんだわ。

 

柔らかさでいうとコーマ糸の双糸甘撚りってことになって、

カード糸の単糸強撚が硬い綿糸になるんだよね。

 

更に更に言えば綿糸の太さも触感の差を生み出す訳で、

それは番手で表すんだけど数次の大きい方が細いんだよね。

結局、40番手カード糸の方が60番手コーマ糸よりグッドグッドな訳で……。

 

 

 

やっぱりやっぱり、6月競馬は全くの不調で、

5月に運を使い過ぎたところもあったし、元々夏競馬は不得意科目だし、

ここまでの6日間は全くのスカだったんだよね。

ただ、この6日間で参加したレースは僅か18レースだけで、

1月からのデータだと大体25レースに1本ゲットってことになってるもんで、

この週末には薄っすら期待してるんだけどね……。

 

2015年6月20日 (土)

日記 (6/20)

 

ここんとこの雨降りで空気中の不純浮遊物が流されたせいか、

今日の朝日はまるで海辺のそれのように輝きと鋭さに満ちてて、

目をシバシバさせて肌がチクチクするほどだったんだわ。

 

ただ、口永良部島とか浅間山ではそういう朝日を楽しむような心境にはなれなくて、

毎日安定した生活を続けられるっていうのはホントに有り難いことなんだよね。

 

 

 

3~4日ほど前にトヨタの外国人女性役員が、

個人持ち込みを禁止された鎮痛剤系薬物を不法輸入したって件で逮捕されて、

それに関して昨日、豊田社長が記者会見してたんだけど、

消費者と直接接するメーカーとして実に迅速かつ真摯な対応で、

昔チンタラやってて結局倒産にまで追い込まれてしまった山一証券とか、

雪印乳業とかとは違うところを見せてたんだけど、

世間を騒がせたことを詫びながらも、

あくまで自分の会社の社員を信じたいっていう姿勢がとっても好ましくて、

それは自分の会社のプライドとイメージを守る為の算段というか作戦だった、

のかも知れないんだけど、取り敢えず社員の忠誠心は刺激しただろうなあ。

 

 

 

ギリシャの財政的な行き詰まりは今に始まったことではなくて、

3年ほど前にもEUからの借り入れで凌いだことがあったんだけど、

条件としてEUが提示した緊縮財政を国民が嫌悪して、

その一切を拒否するっていう新政権がその後誕生して、

今月末に迫った返済の一部の2,100億円をシカトするつもりみたいなんだわ。

 

ギリシャはEUとかIMFから総額33兆円もの借入があって、

一体どうするつもりなのかって貸主達が迫ってるんだけど、

無い物は無いって開き直ってて、もっと貸してくれないとデフォルト(債務不履行)に

陥ってEU全体も大変なことになるぞって脅しかけてる風もあって、

あんたらが助けてくれないとロシアとか中国に頼るけどって、

開き直った弱者のその姿はまるで乞食か北朝鮮を彷彿とさせるんだけど、

要するに観光立国なんてのは所詮チャラチャラしたもんなんだわってことで……。

 

 

 

現在の国会で行われてることは一体何なんだろね。

 

多少の経済回復はホントに現政権のお蔭なのかって自分は思ってるんだけど、

安倍首相の自信満々さにはどうしても胡散臭さを感じてしまうんだよね。

 

公明党はやっぱり常に時の政権のコバンザメになることしか考えてなくて、

それは宗教政党が根源的に持ってるある意味運命的な超妥協体質なんだけど、

派遣社員法の改正や選挙権年齢の引き下げ、

更には安保改定に関する憲法論議の全てに結局何の良心も見せることなく、

これだけ情けない政党だったのかってつくづく残念だったんだわ。

 

未だに共産主義を標ぼうしてるのかアナクロ共産党って感じではあるんだけど、

今回の党首討論での筋の通り方は抜きんでてると言わざるを得なくて、

こうなったら今風に党名を変えて民主党と組んで新たな勢力を作るべきで、

どっちでも良さそうな維新の党をも取り込んで、

傲慢高慢安倍首相の鼻をへし折れって、そういう風に思ってるんだけどね……。

 

国民の全てが納得賛成する法制度っていうのは勿論有り得ないんだけど、

それはどうなの?っていう人数の方が多い場合にはやっぱり問題な訳で、

今の派遣社員達が首傾げたり、刑法も連動して18歳を大人に扱うのかとか、

200人ほどの憲法学者のうち197人が違憲だっていうのも無視するっていうのは、

国としてのガキゴキ感を増すばかりだと思うんだけどなあ。

 

勿論、しっかりした国防は大事な訳で例えば中国や北朝鮮が攻撃してきた際に、

米軍に助けて貰う関係上の集団的自衛権っていうなら、

まず憲法9条を改正してからにすべきで、

その解釈の幅を広げて対応しようとするのは如何にも姑息と言わざるを得なくて、

時の政権の解釈の仕方如何でどうにでもできるっていう余地も残すことになる訳で、

こういう背広組のズルズル感は徐々に制服組に取り込まれてしまって、

最後は不幸な大戦へと導かれてしまった75年ほど前を思い出す訳で……。

 

植物を育てる上での話なんだけど、枝葉に拘り過ぎるのは正しくなくて、

幹と根がちゃんとしてるかっていうのが大事だと思ってるんだよね。

 

根幹のシッカリ感は国民すべてが望むところなんだけど、

それでも時代の要請で見直す必要も出て来ることも有る得る訳で、

この70年間に50回も憲法改正を実施してるドイツに見習えとは言わないけど、

余りの頑なさは時代錯誤を招く訳で、やっぱり安保改定には改憲が前提だし、

現政権は前政権のテイタラクのお蔭で選択の幅を絞られた結果での

高得票率だったっていうことを忘れてはならないんだよね。

 

 

 

相変わらずAKBと嵐が邦楽業界を引っ張ってるってことで、

この国の音楽レベルの低さを示してるんだけど、

ああいう学芸会程度のモノにホントに満足してるのかってことで、

大人が仕掛けた玩具に大衆が釣られてるってだけで、

圧倒個性と技量を備えた若者の登場っていうのは有り得ないのかなあ。

 

 

 

心がウキウキするニュースが少ないとやっぱり競馬もダメみたいで、

それに絶好調の5月の反動もあってか6月はここまでカラッキシで、

4日連続スカなんだよね。

 

2015年6月18日 (木)

後楽園ホール・6月17日

 

誰でもシンドイ事を抱えてるか過去にシンドイ事を経験してて、

それは生き方の問題であったり人間関係や仕事上の事なんだけど、

そのシンドさは個々によって受け止め方というか受けるダメージに差があって、

例えばAさんにとってレベル4(MAX)のシンドさが

Bさんにとってはレベル1でしかないっていうことも普通にあるんだよね。

 

ただ、だからAさんのシンドさは全く取るに足らないってことにはならなくて、

あくまで個々のシンドさこそが重要な訳で、

それに耐え得る力は元々のDNAに組み込まれたものか、

それまで育ってきた環境に左右されると思ってるんだけど、

それでもとにかく、其々はシンドイ事を抱えてるか経験してるんだよね。

 

いつもと同じように見える今日のAさんやBさんであっても、

他人には見せないシンドイ事態を新たに抱えてるのかも知れなくて、

ただ、それを剥き出しにしないからいつのも関係が成り立ってるんだよね。

 

シンドさの裏側というか対極に幸福に満ちた達成感があるんだけど、

それにもシンドさと同じような個人差が勿論ある訳で、

だから今リング上で繰り広げられてるボクシングにも

レベル1~レベル4まで其々のボクサーの達成感がある訳で、

それが見てる方の満足感と一致しないケースも往々にしてあり得る訳で、

お互いにその不一致を楽しむくらいの余裕が欲しいところでもあるし、

其々が其々の達成感、満足感に浸ればいいって思ってるんだよね。

 

やってる方の達成感とそれを見てる方の満足感とのせめぎ合いってことで、

昨日はオール東日本新人王トーナメントの予選。

 

元々14試合が組まれてたんだけど、3試合が流れてしまって全11試合。

 

今年は参加枠を拡げたんだけど、それだからか例年以上に棄権者が多くて、

そりゃペナルティを取られるから安易な棄権ではないと思うけど、

試合までの仕上げ方に問題があるんじゃないかとも思ってるんだけどね。

 

 

 

昨日はホールのロビーで久し振りに佐藤拓茂君と会ったんだけど、

この日は2試合目の松本憲治君の応援ってことで、

松本君は4年前の佐藤君のデビュー戦の相手だったんだってさ。

 

対戦相手だったりスパーリングしたことがあったりとかで、

ボクサーの人脈には想像を超えるモノがあるんだよね。

 

「あっ、そうだ!」 って感じで佐藤君に指摘されたのは

前日のブログの中で自分があるボクサーの名前を間違えてたことで、

椎野さん、ゴメンでした&佐藤君、アリガトでしたってことで……。

 

 

残念ながら昨日は最後まで見通せなかった試合が思いの外多くて、

出たり入ったり、そういう意味では結構忙しかったんだよね。

 

 

 

① 高橋悠斗君(協栄)×須藤大介君(三迫)……Mm

2勝(1KO)0敗の?歳・東京都と、3勝2敗1分の20歳・埼玉県。

 

この試合と3試合目は三迫社長が隣に座って一緒観戦だったんだよね。

 

<1R>

須藤君がガード固めてにじり寄る中、高橋君はキッチリ形のいいボクシングで、

大きな有効打は無かったけどそれでも十分な手数でまずは優勢ポイントゲット。

 

須藤君は肩に力が入り過ぎててスムースな腕の回転に繋がらないんだわ。

 

<2R>

そういうスタイルで行こうってことなら須藤君、もう少しガリゴリ徹底すべきで、

踏み込みが甘いところを高橋君に突かれて始まって20秒、

ショート連打を喰らった途端右目上を大きくヒットカット出血してしまって、

ドクターチェックだったんだけど、いきなり何だか危なそうで……。

 

こうなると須藤君、若干ディフェンスを犠牲にしてもの攻勢が要るんだけど、

きっかけを貰って更に元気を増したのはやっぱり高橋君の方で、

須藤君、頑張ってプレスを強めてはいたんだけど有効ヒットに繋げられないまま、

残り1分、激しい出血を見かねたレフェリーが再度のドクターチェックを依頼して、

残念、そのままストップエンドになってしまって、1分59秒、高橋君のTKO勝ち。

 

 

高橋君、次は7月31日、2試合シードの引地昭裕君が相手なんだけど、

ここんところのキッチリした戦い方が出来れば問題ないんじゃないかなあ。

 

 

 

② 松本憲治君(沼田)×池谷優樹君(マーベラス)……Mm

1勝4敗(3KO)の28歳・福岡県と、1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・東京都。

 

スパーで世話になってるってことで石川ジムの田中マネジャーが、

池谷君の応援で自分の隣に座っての一緒観戦だったんだよね。

 

<1R>

いきなり接近連打戦から始まったんだけど、

手数に大差の無い中、有効ヒットでは池谷君の方が圧倒してて、

上下打ち分け含めて池谷君、中々見せ方が巧いんだわ。

 

<2R>

松本君、相手の全ての種類のパンチをほぼ均等に貰ってしまってて、

見る間に右目上が腫れてしまって、徐々に腕振り自体も鈍ってきたんだわ。

 

<3R>

松本君に大きな逆転ショットが期待しにくいままそろそろ限界が見えて来て、

喰いしばった歯の間から苦しそうな息遣いが聞こえてきて、

最後まで持ちそうにない中で松本君、気持ちだけの必死ボクシングだったなあ。

 

<4R>

松本君、普通ならとっくに気持ちが萎えてしまいそうなところ、

こんなボクサーは最近見掛けないなあって驚くほどの踏ん張りで、

ボディブローを貰う度に前屈みになるほど弱っているっていうのに耐えて、

耐えて耐え抜いて、ついに一度もダウン喰らうことなくの終了ゴングだったんだわ。

 

倒し切れなかった池谷君の疲労感も大きかったんだけど、

見てた自分の消耗感もとっても大きかったんだよね。

 

 

スコアとして表せば自分は40-36で正式には40-37×3だったんだけど、

勝ち負けとかスコア差以上のモノを見せて貰ったって感じだったんだよね。

 

 

勝ち上った池谷君の次の相手は優勝候補の一人、デシエルト長池君なんだけど、

この日のように自由にさせては貰えそうにないんだよね。

 

 

 

③ 佐宗緋月君(小田原)×長谷部守里君(三迫)……Mm

3勝1敗の19歳・神奈川県と、2勝2敗(1KO)の19歳・東京都。

 

<1R>

若干強いプレスを掛けつつ落ち着いたリズムを刻んでたのは佐宗君の方で、

長谷部君、ジャブ含めて全体の対応が一瞬遅れがちのことが多くて、

攻防共にアピールしにくい動きを繰り返してたんだわ。

 

<2R>

長谷部君、たまにいいショットを垣間見せるんだけど常に一本調子で、

単発に終始する流れの良くないボクシングで印象的な攻撃にはなってないまま、

佐宗君の幅の広さの前に見劣り感が強くなっていったんだわ。

 

<3R>

相手の入って来るとこに長谷部君、もっともっともっとのジャブが要る訳で、

更には折角いい感じになったとこでも一段落が解り易くて、

相手に反撃させる間を与えてしまってるって感じなんだよね。

 

やっぱり長谷部君、佐宗君と比較すると強く打ってる感じが伝わり難くて、

パンチの緩急が極端に足りないと思うんだけどなあ。

 

<4R>

劣勢を自覚した長谷部君が最後の踏ん張りを見せて、

これまで以上の手数を頑張って、そういうのをもう少し早くやるべきで、

3ラウンド分を相手に与えてしまったら後は逆転ダウンゲットしかない訳で、

このラウンドは何とかポイントゲットしたとは思うんだけど、

作戦的には3Rが始まる時に修正が必要なところだったと思ったんだよね。

 

 

で、自分は39-37だったんだけど、3人のジャッジも全く同じ感想だったみたいで、

39-37×3ってことで佐宗君の勝ち上りだったんだわ。

 

 

佐宗君も次の試合は7月31日で、柏野晃平君が相手なんだけど、

これはかなりの苦戦が予想されるんだよね。

 

 

Mm級の試合だけ、E&Jカシアスの内藤会長が東バルコニーから見つめてて、

ジムの小浦翼君がこの先対戦する可能性のあるボクサー達の観察偵察って事で、

内藤会長はいつもそんな感じで控え目にしながら実にシッカリしてるんだわ。

 

 

 

☆ 中根一斗君(レイS)×郡司成悠君(ひたちなか)……SF

3勝(3KO)2敗(2KO)の26歳・東京都と、

1勝(1KO)0敗1分のサウスポー、20歳・茨城県。

 

この試合は中根君の棄権ってことで郡司君の不戦勝。

 

 

 

⑤ 堤アキラ君(帝拳)×三浦康輔君(ミナノ)……B

2勝(1KO)0敗の23歳・東京都と、1勝5敗(4KO)1分の35歳・岩手県。

 

<1R>

堤君がいつも以上にデカイ振りを際立たせてのとっても雑な立ち上がりをした中、

三浦君は決して巧くはないんだけど懸命の手数でまずはポイントゲット。

 

<2R>

堤君につられたか三浦君も徐々に粗っぽくなっていって、

お互い、体の硬そうなガキゴキボクシングになってしまって、

そうなると三浦君、年齢の割には頑張ってるなあって印象しかなくて、

同じような戦い方をしてたら堤君にはそりゃ敵わない訳で、

そのうち大きいのを一発喰らって終わりそうだなあって感じしかしなくなったんだわ。

 

で、案の定残り5秒のリング中央、堤君の右ストレートをまともに貰ってしまって、

スットンダウン喰らってしまって立ち上がったとこが終了ゴングだったんだけど、

勝負あったなってことでこの回で離席したんだけど、

やっぱり次の回の0分40秒、2回倒されてのKOエンドだったね。

 

 

堤君は次7月31日に山口結人君となんだけど、

またもや力技でなぎ倒してしまうのかなあ……。

 

 

 

⑥ 當銘義愛君(マナベ)×三浦泰明君(RK蒲田)……SB

2勝1敗(1KO)1分の22歳・沖縄県と、2勝0敗の20歳・神奈川県。

 

<1R>

當銘君が若干力づくで大きく振りかざしてくる中、

三浦君、鋭く小さく内側からの正確なヒッティングを心掛けてたね。

 

當銘君、中盤以降はそこそこいい右を当て込んではいたんだけど、

ジャブのタルさがやたら目に付いてたんだけどね。

 

<2R>

開始直後、お互いの距離が更に縮まって三浦君のショートブローが当たった途端、

當銘君が左目を傷めてしまったみたいで、それ以降は左目を強く瞑ったまま、

時にはその部分をグローブで覆うような仕草を続けながらの進行で、

それは開始僅か10秒のところだったんだけどね。

 

驚くべきことにレフェリーは何事も起きてないかのようにシカトのまま続行させてて、

どう見ても當銘君の様子は尋常じゃないんだからすぐに一旦ストップさせて、

ドクターチェック後に続行の可不可を決めるべきところをそのまま延々の放置で、

それをどのジャッジもインスペクター達も見逃し続けてたんだわ。

 

まだまだ経験の浅いレフェリーで周囲のサポートは必須だったんだから、

それをみんなで放置したっていうのは如何にもズサン過ぎだと思ったなあ。

 

殴られて目の周囲が腫れて視界が閉ざされつつある場合には

何度もチェックするっていうのに完全に片目を瞑ってるボクサーは放置なのか、

って全く訳わかんなかったんだよね。

 

結局JBCはその後ラウンド終了ゴングまで延々2分50秒間も試合を続けさせて、

まさかこの日下されたある地裁判決の方に頭が行ってたとは思わないけど、

當銘君のセコンドサイドが事態を把握し切れてなかったのは止むを得なくて、

つまり、その傷がどれほどのダメージなのか、

我慢し切れるのか我慢させるべきではないものなのかも知る由もなかったから、

仕方ない所があった中、責められるべきはあくまでJBCな訳で、

眼球破裂とかだったらどうするつもりだったのかって言いたい訳で、

結局、2R終了での當銘君の棄権って事だったんだけど、腹立ったなあ。

 

 

ああいう場合、攻め込む三浦君の方も間違いなく気が引ける訳で、

ああいう場合、ボクサーの健康より試合進行を優先する何の理由もないんだわ。

 

 

勝った三浦君は次は7月31日に優勝候補の一人、梶龍治君となんだけど、

更に更に手強い相手だから余程の覚悟が必要なんだよね。

 

 

 

⑦ 本間大地君(ワールドS)×横山渉君(厚木ワタナベ)……SB

1勝0敗のサウスポー、20歳・新潟県と、2勝(2KO)3敗(2KO)の30歳・山形県。

 

<1R>

お互い、解り易い利き腕一発狙い系同士で、

チョンチョンジャブから其々左と右ストレートを打ち込むっていうのが延々で、

全くしなやかさと面白さに欠ける単調なボクシングで、

その噛み合いの悪さも居心地を悪くするばかりだったもんでここでお終い。

 

 

結局この試合は4R0分13秒、横山君のTKO勝ちだったんだってね。

 

 

横山君は次7月28日に市村蓮司君となんだけど、

こんな感じのままだとシンドイんじゃないかなあ。

 

 

ロビーで高畑里望さんとコンチワした後、

ブラッとしてたら東上剛司さんがいて、ちょっと色々とね……。

彼、8月に試合が決まったらしいんだけど、風貌と同じように淡々と話す中、

自分は彼と初めて話した頃の事を思い出してて、

そう言えばあれは電車の中で、中嶋孝文さんも一緒だったんだよなあ。

 

 

 

⑧ 舟山大樹君(帝拳)×春川良多君(日東)……Fe

1勝(1KO)0敗1分のサウスポー、21歳・静岡県と、

3勝(2KO)5敗(4KO)の30歳・群馬県。

 

<1R>

春川君、ガッチリした体躯の割に足元のシッカリ感に欠けてる感じで、

それは流れで思わず右足が前に出てしまうとサウスポーポジションで続けるせいで、

必然的にバランスも良くないし、そもそも一発のパンチに力が乗らないんだよね。

 

この日出場の二人の帝拳ボクサー達は比較的雑で大仕掛けなボクシングで、

二人の相手共が年齢差のあるそれ程巧くないボクサーってことか、

舟山君もチョンチョンジャブからのストレート一本狙いって単調過ぎなんだわ。

 

<2R>

それでも元々の力量差は歴然なもんで舟山君余裕のパフォーマンスで、

始まって22秒の青コーナー前で、左ショートアッパーを見事にヒットさせて、

それは実にとっても見事と言わざるを得なくて、

何だそういうのも打てるんじゃないのって感じだったんだけど、

兎に角春川君からビューティフルなダウンゲットだったんだわ。

 

<3R>

これは華麗なエンディングが見られるかってとこだったんだけど、

お互い、特にどうって事の無いまま推移して……。

 

<4R>

二人共、とっても雑と言うか実に単調になってしまって、

初めの1分は春川君も左右のショート連打に大きな可能性を見せてたんだけど、

残り30秒からは驚くほどのメッキリ感に包まれてしまって、

実に簡単に舟山君に見せ場を作ってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-36だったんだけど、結局40-35、40-36×2って事で、

勿論舟山君の圧倒3-0勝ち。

 

 

知念大樹君×石田凌太君の勝者が次の舟山君の相手なんだけど、

どっちが勝ち上ってもこれまでの相手よりは格段にレベルが高いんだよね。

 

 

 

⑨ 小池和博君(ヨネクラ)×成沢哲君(S根本)……Fe

4勝(4KO)3敗(1KO)1分の36歳・東京都と、1勝3敗1分の30歳・東京都。

 

<1R>

初っ端の初っ端から成沢君がダメそうなのがいきなり解ってしまって、

プレス掛けられて先に仕掛け切れないまま相手にきっかけを求め過ぎで、

一旦詰まったとこでペトペトやってるだけで全く訳が解らなかったんだわ。

 

殴られるのが嫌いだったり、思いっ切り人を殴れないんだったら、

ボクシングなんかやるべきではなくて、少なくとも人に見せるのは止めるべきで、

一体何しに来たのかが見えてこなかったもんで即の離席だったけどね。

 

 

一方の小池君もすぐに倒してしまいそうな感じだったのにエライ長引いて、

結局最後まで行ってしまったんだけど、やっぱり年齢のせいかなあ……。

 

 

後でスコアを確認したら、40-37、39-38×2ってことで小池君の3-0勝ち。

 

 

小池君は次7月31日に萱沼徹平君が相手なんだけど、

今一飛び抜けられない萱沼君ではあるんだけど、

それでもやっぱり難しいんじゃないかなあ。

 

 

 

☆ 吉田海斗君(REBOOT)×大西裕太君(横田S)……SFe

デビュー戦の19歳・岩手県と、3勝(3KO)3敗(1KO)の30歳・神奈川県。

 

この試合は吉田君がデビュー戦棄権してしまって大西君の不戦勝。

 

 

 

☆ 岸文昭君(宮田)×鈴木真守君(花形)……SFe

3勝(1KO)0敗1分の26歳・東京都、1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・新潟県。

 

この試合が鈴木君の棄権で流れたっていうのは会場に来て初めて知って、

ボクモバには載ってたらしいんだけどJBCのHPの組み合わせ表には出てなくて、

以前にも言ったんだけど、こういう処理が最近のJBCは遅いんだよね。

 

 

 

⑫ 中嶋龍成君(山龍)×阿部勝也君(RK蒲田)……L

3勝(1KO)1敗(1KO)のスイッチ、20歳・秋田県と、

3勝6敗(4KO)の33歳・京都府。

 

<1R>

大きく体を揺さぶりながらガード固めた阿部君、ノッシノッシって感じなんだけど、

その構えから打ちに行く時が大雑把になってしまうところを狙われて、

度々中嶋君の左ストレートの餌食になってしまってたんだわ。

 

<2R>

阿部君が相変わらず大きく雑に右を振り出していくとこに合わせて中嶋君、

シッカリ鋭いリ打ち込みが叶って完全にペースを掌握したって感じだったなあ。

 

徐々に顔面を赤くしていった阿部君だったんだけど、

明らかに技術的な見劣り感がする中、それでもシツコイ頑張りに本領発揮して、

一方的にさせないように必死に歯向かってたんだわ。

 

<3R>

本来サウスポーの中嶋君は時折オーソドックスにチェンジして相手を惑わせつつ、

残り1分10秒からは見事なラッシュラッシュで見せ方のコツも知ってたなあ。

 

不器用な印象を免れない阿部君、それでもそれでもって気持ちは持ち続けてて、

情けない試合になるのを必死に食い止めてたんだよね。

 

<4R>

開始ゴングと同時に中嶋君が飛ばしていって、

揺るぎない連打の中で阿部君も歯を食いしばって踏ん張ってたんだけど、

1分過ぎからは耐えきれるかって問題になってしまって、

中嶋君の強烈な左を3発続けてまともなタイミングで貰ってしまったとこで、

冷静に様子を見てた青コーナーからの適切なタオルインでゲームセット。

 

 

ってことで1分28秒、中嶋君のTKO勝ちで、次は7月31日、

サウスポーの森田陽君との試合が待たれるんだよね。

 

 

 

⑬ 高橋善仁君(セレス)×上村優君(ドリーム)……L

3勝(3KO)3敗(2KO)の25歳・茨城県と、

3勝(2KO)2敗(1KO)1分の32歳・三重県。

 

高橋君には久保幸平さんがチーフで付いてたね。

そう言えばこの日、弟の裕希君が寄ってくれて久し振りだったんだけど、

彼、髪の毛伸ばして大分印象が優しくなってたなあ。

 

<1R>

見栄え的には美しくなくてちょっと鈍クサイんだけど上村君、

とにかく詰めて詰めて相手に取り付いたとこからが勝負のボクシングで、

上村君より10㎝以上上背のある高橋君がどう対応するかってことで、

早目のジャブを徹底できるか、ガードの上からでもいいから兎に角打てるかって、

そういうとこだったんだけどね……。

 

その高橋君、結構いい感じでやってて左右のショートアッパーも混ぜ込んでて、

徐々に上村君の顔面を赤くさせてたんだわ。

 

<2R>

多少の事は委細構わないって感じの上村君、

更に自分らしさを全面出しってことで益々頭からのボクシングを強めていって、

そういうのが勝つ為には有効だからってやってるんだろうけど、

ちょっと嫌がらせにしか見えないようなところも多くなっていって、

高橋君がこの先も辛抱強くやれるかがポイントになってきたんだよね。

 

経験の少ないボクサー同士の場合、片一方が極端な戦法を取ってくると、

つまり例えば徹底しての当て逃げチョンチョンアウトボクシングをしてきたり、

やたら頭からのガリゴリ前詰め命って手段を取って来るとってことなんだけど、

大体の相手のボクサーは対応慣れしてないこともあって徐々に疲弊してしまって、

自分を見失ったまま負けてしまうことが多いんだよね。

 

ただし勝つ為にはとっても有効な手段が見てる方には詰まらないって事も多くて、

後は高橋君、何とか凌いでよねって感じで退席したんだけど、

高橋君の嫌気の方が強かったみたいで、結局39-37、39-38×2ってことで、

上村君が3-0勝ちだったんだってね。

 

 

上村君、何となく準決勝までは行ってしまいそうな感じだね。

 

 

 

⑭ 三村利伸君(マナベ)×芦沢広樹君(角海老)……W

2勝(1KO)0敗1分のサウスポー、28歳・埼玉県と、

3勝(3KO)1敗の29歳・東京都。

 

この試合は芦沢君がパワーで押し切ってしまいそうな感じを持ってたんだけどね。

 

<1R>

初っ端から吹っ切れて良く動けてたのは三村君の方で、

有効ショットは殆ど無かったんだけど、リズムと距離を把握するには実に有効で、

一方の芦沢君、この日は序盤から何となくたどたどしくて、

最初は相手の動きを見極めながら強烈な右を狙ってるのかって思ってたんだけど、

3分間かけても距離が全然掴めてないみたいだったんだよね。

 

いつまでもウジウジしてるのもマズイって思ったか芦沢君、

変に近い距離から絡みに行ってしまっててやっぱり何か変なんだよなあ。

 

<2R>

この日の芦沢君はどこかのネジが一本欠落してしまってたみたいで、

まだ少しおかしいままジックリ構え過ぎな印象が拭えなかったんだけど、

やっぱりこのままウジウジするのはマズイと思ったか、

又もや変な距離から強引にかましていったんだけど、

それまで細かい手数の割には当たりが今一だった三村君に対して、

それはまるで身投げをするように自ら当たり行ったって感じで0分28秒、

左右のショートブローをまともに貰ってしまって脆くもダウンしてしまったんだわ。

 

大ダメージは引きずってはなかったんだけど、

そのダウンが芦沢君の目を覚まさせたってことにもならなくて、

リスタート後も同じようなパフォーマンスを続けてたんだけど、

それでも振りの大袈裟さは三村君に十分な警戒感を与えてたみたいで、

この先の挽回に期待感を十分残してた残り1分05秒、

アレって思う程同じパターンでの変な距離からの芦沢君の強引踏み込みで、

当てようとして真っ直ぐ出て腕が体から離れた瞬間って全く同じタイミングで、

またもやショートブローを貰ってしまって今度は一発の右フックだったんだけど、

さっきのより直撃度が大きかったせいもあって芦沢君、

リングほぼ中央のところでグニャッと崩れ落ちてしまったんだわ。

 

 

勿論、ツーダウンエンドってことで1分55秒、三村君のKO勝ち。

 

 

三村君は次、7月31日に2試合シードの石澤一路君と対戦するんだけど、

これは多分問題なくクリアするんじゃないかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三村利伸君

② 中嶋龍誠君

③ 松本憲治君

 

 

 

九州の方では先週辺りから梅雨っていうレベルを越えたような豪雨に見舞われて、

昨日は東京でも間欠泉的なゲリラ降雨だったんだけど、

それでも幸運なことに持参した傘を拡げることなく済んだんだけど

こと昨日のボクシングに関して言えば正しく梅雨中のそれって感じだったんだわ。

 

2015年6月16日 (火)

日記 (6/16)

 

“モンテクリスト伯” っていうのはデュマが1844年に書いた小説で、

1815年、つまり200年ほど前の事が書かれているんだけど、

自分が今読んでるのは40年前に発刊された文庫本なんだよね。

 

若干稚拙な翻訳もの独特のまどろっこしさというか読み難さはあるんだけど、

それが却って翻訳ものを読んでるって感じがしてそれほど嫌いではないんだわ。

 

小学校2~3年くらいの頃読んだ時の主人公エドモン・ダンテスの名前と印象が

実に鮮明に残ってたのには驚いたんだけど、その他の登場人物とか、

個々のエピソードに関してはまるで初めて知るって感じだったんだよね。

 

デュマっていうのは “三銃士” でも有名なんだけど、

本人は黒人奴隷女性との間に生まれたっていう不遇を経験した後、

大作家としての名声を得たんだけど、その破天荒な性格と暮らしぶりが祟って、

残念ながら最後は非業の死を迎えたんだよね。

 

同姓同名の息子のアレクサンドル・デュマも私生児のままだったんだけど、

彼も作家になって “椿姫” を書いたんだよね。

 

 

 

先週の土曜日、勅使河原弘晶君と電話で話したんだけど、

丁度出張スパーリングを終えたとこだったんだけど、

彼、7月17日、粉川拓也さん×斉藤洋輝さんのタイトル戦の日のセミファイナルで、

ランク4位の坂本英生さんに挑戦するんだよね。

 

勝てば自分の中では勅使河原君から勅使河原さんに変わるんだけど、

中々容易な相手ではなくて、16勝(5KO)1敗2分っていう戦績も、

ありがちの生半可な相手を選んでの結果では決してなくて、

現在SB級8位の菊地永太さんに判定負けしただけで、

あの椎野大輝さんもやられてしまったんだわ。

 

ボクサーにとって大事じゃない試合は一つもないんだけど、

勅使河原君にとって正しく今年のメインイベントなんだよね。

 

勅使河原君は2012年の東日本新人王トーナメントの決勝戦で、

立川雄亮君に判定負けしたのが唯一の敗戦なんだけど、

その立川君はその年の全日本新人王決定戦で0-3負けしてしまったんだけど、

その時の相手が現在バンタム級チャンプの大森将平さんだったんだよね。                         

その後立川君は益田健太郎さんに負けてから1年以上試合してないんだけどね。

 

この4人の力関係をたった1試合だけの勝ち負けで決めるのは、

ナンセンスだとは思うんだけど、取り敢えずは……、大森将平さん→

益田健太郎さん→立川雄亮君→勅使河原弘晶君ってことになるんだけど、

ただ坂本さんはこの4人との対戦は全くないし、今回は54㎏契約みたいだから、

スーパーバンタム級以上の方が勅使河原君はとってもグッドグッドだから、

そりゃもう期待感が募るんだよね。

 

ただ勅使河原君、スパーの相手は強いボクサーではなくて、

巧いボクサーを相手に選ぶ必要があることは間違いないと思うんだけどね。

 

 

 

中6日ぶりの明日のボクシングは新人王予選ってことで、

優勝候補の一人、吉田海斗君は棄権してしまったし、

あともう1試合も一方の棄権で流れてしまって全14試合だったのが12試合に

なったんだけど、それでも芦沢広樹君×三村利伸君、岸文昭君×鈴木真守君、

それに堤アキラ君×三浦康輔君の試合は見逃せないんだよね。

 

 

新人王戦のここまでを階級別に振り返ってみると……。

 

 

【ミニマム級】

優勝候補の小浦翼君、デシエルト長岡君、柏野晃平君の3人の登場は

7月末まで待たれる状況なんだよね。

 

 

【ライトフライ級】

優勝候補に選んだ坂本直之君、戸高達君、細谷大希君、赤尾文弥君の4人は

それぞれ1回戦を無事突破したんだけど、

4人が4人共判定勝ちっていう珍しいケースで、

やっぱり決め手を持ってる飛び抜けたボクサーがいないもんで、

誰にでもチャンスがあるって感じなんだわ。

 

 

【フライ級】

4人の優勝候補のうち山田大輔君は初戦で微妙な1-2負けしてしまったなあ。

志賀弘康君、工藤優雅君、金田聖博君の試合は揃って7月15日だね。

 

 

【スーパーフライ級】

4人の優勝候補のうち梶颯君と福永亮次君は順当に勝ち進んだんだけど、

伊藤真也君は初戦で実に微妙な0-1負けだったなあ。

横山拓成君は2試合シードなもんで登場は7月7日だね。

 

 

【バンタム級】

武田航君と堤アキラ君は余裕の初戦勝ち上がりで、

宮地隆佳君は6月26日に出場予定。

もう一人の優勝候補だった鈴木涼次君は棄権してしまったんだわ。                                                            

 

 

【スーパーバンタム級】

2試合シードの優勝候補たちの登場は7月末からで、

市村蓮司君は7月28日、梶龍治君は7月31日、石井龍誠君は8月8日、

三浦仁君は8月10日まで待たないとダメなんだわ。

 

 

【フェザー級】

中川公弘君は1回戦で2-1負けしてしまったんだけど、白石将晃君と石田凌太君、

萱沼徹平君の3人は全て判定決着ではあったんだけど無事勝ち上がり。

 

 

【スーパーフェザー級】

この階級は解り難かったもんで優勝候補を6名選んだんだけど、

鈴木大河君と川名北斗君は最終回KO負けだったし、

吉田海斗君は棄権してしまったし、残りは石川元気君と有岡康輔君、それに

岸文昭君の3人になってしまったんだけど、まだまだ混沌としそうなんだわ。

 

 

【ライト級】

優勝候補4人のうち高田朋城君は初戦1-2負けしてしまって、

米山悠一君はKO勝ち上り、阿久津光正君と森田陽君は7月末以降だね。

 

 

【スーパーライト級】

優勝候補の一人、永吉祐哉君は棄権してしまったなあ。

坂本将哉君は初戦3ー0勝ちして、後はポンポンタ君とらいす林君の登場待ち。

 

 

【ウェルター級】

ここも解り難くて5人を選び出してたんだけど、

橘川翔吾君は初戦KO負け、石川裕介君は棄権してしまったんだわ。

豊嶋亮太君は同じく優勝の可能性があると思ってた小林孝彦君にKO勝ち、

芦沢広樹君も圧巻の1RKO勝ちだったね。

 

 

【ミドル級】

この階級は元々10名しかエントリーしてない中でのドングリ状態なんだけど、

阿久津朋生君が相手の棄権による不戦勝だけで、

ラッシャー青木君、長濱陸君、渡邊玲央君達の登場は6月末からなんだわ。

 

 

 

ちゃんとした仕事に携わって忙しくしてる人達にとっては、

こんなプライベートブログを毎日訪ねるってことは大変なことだと思うし、

実にとっても有り難くて、だから昨日はエアコン稼働開始記念日ってことで……。

 

2015年6月13日 (土)

日記 (6/13)

 

9階だと地上よりかなり強く風が吹くからこの時期でも部屋の中が涼しいんだけど、

他に高い所で良かったのは蚊が全く飛んで来ないってことなんだわ。

 

以前なら朝夕の植木の水やりの隙を狙われたし、

剪定とか手入れする際には足元に蚊取り線香が必要だったんだけど、

今は全く不要だし、鉢の底にナメクジが付くってこともないし、

そもそもハエとかゴキブリとかもここまでは上がって来ないんだよね。

地震の際に揺れが大きいことを除けば高い場所はやっぱりいいんだわ。

 

 

 

引っ越して2ヶ月ほどになったんだけど、

どこに越したのかって聞かれたことも多かったから知ってる人も沢山いるんだけど、

自分の家からは古口ジムとかドリーム、フラッシュ赤羽ジムにはチャリで行けるし、

近所にはボクシング関係者も結構多く住んでるんだよね。

 

不動産屋と正式な契約を結んだ日には村中優さんとバッタリだったし、

昨日は駅からの帰り道、何とナントなんと帝拳ジムの田中繊大さんとバッタリで、

実を言うと田中さんとはお互い名前を名乗り合った上ではなくて、

視線が合うと軽く会釈を交わす間柄でしかないんだけど、

お互い、こんな所でって感じでアレレレッて驚いてしまったんだよね。

 

「これからジムですか?」 「○○さんも近所に住んでるんだよ。」

「□□□□とか△△さんとかは……?」  なんて事なんか色々と話したんだわ。

 

 

 

水辺の路上で夜を明かす例のホームレスは昼間は近くの交差点の歩道橋の下、

ゴミが吹き溜まった薄暗い隅でジッとしてるんだけど、

どういう訳か真新しい黒のスリッポン(紐無し革靴)を履いてるんだわ。

 

何もしないまま一日を過ごすっていうのは一般人には実はとっても難しいことで、

何か良くない事をして他人に迷惑かけるよりはって、

無為の境地に至るっていうのもそれはそれで大変なんだよね。

 

自分はブログを書かない平日の午前中は雨が降らない限り、

河川敷チャリか、駅前のゴルフ練習場での打ちっ放しで、

雨振りってことなら一日読書か録画しておいた映画ってことで、

後は植木鉢への朝夕二回の水やりと昼寝、買い物、ボクシングってことで、

全く人や社会の役には立ってないんだけど個人的にすることが山ほどあって、

だから自分はやっぱりホームレスにはとってもなれなくて、

だからそうならないようにだけはしないとね。

 

 

 

最近一番驚いたのは田中繊大さんと出っくわしたことの他にもう一つあって、

この間まとめ買いした山岡荘八の “徳川家康” 26巻がね、

真ん中に仕切りのあるリビングの本棚のその丁度真半分の幅にピッタリ納まって、

まるでそれ用にあつらえたって感じだったことなんだわ。

 

 

 

NHKの朝のニュース番組中にJR東日本とか道路情報センターが

其々広報担当者を立てて交通情報を流してるんだけど、

出て来る担当者がまあ申し訳ないけど不細工ばっかりだったんだけど、

ここんとこのJRの木川希っていう女性はキリッとした知的な感じのする美女で、

久し振りの快挙って感じなんだよね。

 

2015年6月11日 (木)

後楽園ホール・6月10日

 

昨日、久し振りに映画 “ピンポン” を見たんだけど、やっぱり面白くて、

特に窪塚洋介が演じるキャラが際立ってたんだけど、

彼、亀海喜寛さんに似てるって思ったんだけど、どお?

 

 

 

小学校の低学年時代のクリスマスプレゼントで憶えているのは “岩窟王”。

 

玩具が欲しい年代に本はどうなのって今は思うんだけど、

親父にとっては精一杯の教育手段だったのかも知れなくて、

年子の弟には “リヤ王” ってことで、

年端の行かない子供にデュマとシェイクスピアだったもんなあ。

 

小学校高学年になって自分には個人教授が付いたんだけど、

その教師がくれたのもやっぱり本で、全6巻の “シートン動物記” だったんだわ。

 

当時は真面目だった自分はそれらの読後感想を伝えないといけないってことで、

半ば義務的に読み通したんだけど、それが後々の読書癖を育んだとも言えて、

ってそんなことを急に思い出したもんで、“徳川家康” の前に、

アレクサンドル・デュマの “モンテクリスト伯” を読み返してみようかって、

奥さんの親父さんが所蔵してた全5巻を取り出したんだよね。

( “岩窟王” っていうのはその子供向け簡略本なんだわ。)

 

 

 

元々は第一試合に女子戦が組まれてたんだけど中止になってこの日は全6試合。

 

その内タイボクサー絡みが4試合あって女子戦も一つ混じってたもんで、

とっ散らかった感じになるのは予想してたんだけどその通りになってしまったなあ。

 

 

 

② 小野木協栄君(協栄)×石川貴章君(角海老)……B 8R

6勝(3KO)7敗(3KO)1分の27歳・東京都と、

10勝(5KO)6敗(6KO)の25歳・愛媛県。

 

小野木君も石川君も強いメンバー相手にいつもハードな試合をするもんで

こいうい戦績は仕方ないところがあるんだけど、

この先ランカーを目指せるのか生き残りを賭けつつある二人なんだよね。

 

<1R>

3㎝ほど背の高い小野木君、リーチのある割には近い所でやりたがってて、

思ってたほどのスピードが出てない中、低く過ぎるガードは危ない危ないで、

タイミング見計らいながら右でひたすら顔面狙いなんだけど、

その分ジャブが中途半端になってしまって、石川君にビシバシ決められてたなあ。

 

<2R>

石川君も一旦殴り合いになると我を忘れるようなところがあって、

コノヤロ、コノヤロってやってるうちにデカイのを貰ってしまうことが多いんだけど、

お互いが其々の欠点を抱えたまま進行する中、

セコンドのアドバイスに忠実だった石川君のジャブが鋭く連続ヒットし始めて、

小野木君の顔面を何度も何度も跳ね上げ始めたんだよね。

 

その小野木君、殆ど全くボディブローを打たないっていう片寄り方も問題だなあ。

 

<3R>

ここまで直撃被弾数は小野木君の方が多かったんだけど、

いつの間にか石川君も鼻血出し始めてたし、左目上をバッティングカットしてたなあ。

 

ヨレッてしてしまいそうなところから小野木君、それでもまだシッカリ腕が振れてて、

石川君も危険なタイミングで相打ち系の右を貰ってしまうところがあって、

距離とか攻め込み自体にもっと緩急を付ければ造作ないと思うんだけど、

ムキになり過ぎての一本調子は杉崎由夜さんとか久永志則さんを彷彿とさせて、

勿論、試合展開としては劇的な面白さはあるんだけど、陣営はハラハラなんだわ。

 

<4R>

それでも流れはかなり石川君に傾き始めてたのは間違いないところで、

小野木君、無分別にジャブを貰い過ぎだし、反応が良くないのにガード緩々だし、

前のラウンドの中盤辺りからそろそろ時間の問題かなあって見てたんだけど、

この回始まって24秒、それはチョットだけ小堀佑介さんの右フックのタイミングで、

相手の打ち終わりにキッチリ合わせることが出来たんだわ。

 

かなりダメージが蓄積されて消耗の進んだとこでの直撃だったもんで小野木君、

赤コーナー前で一発ドッシン尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

この時点で既にほぼ勝負は付いてしまってて、

何とかリスタートはしたんだけど小野木君、体勢を立て直すに至らずのまま、

ここぞの石川君の猛追撃をかわすってこと全く叶わないまま、

リスタートした位置からほんの1mばかり横にずれた北ロープ前で、

勢いよく2~3発直撃されて大きく体勢を崩したとこでレフェリーストップエンド。                                                           

石川君、0分44秒でのTKO勝ちで2連敗からの脱出成功だったんだわ。

 

 

実は自分、石川君がこれまで戦ってきたボクサー達とは結構知り合いが多くて、

清水正規君から始まって渡辺拓央君→伯耆良介君→林隼人君→野崎雅光さん

→斉藤洋輝さん→久保幸平さん→田部井要君→中村雅敏君→永安潤之介君

→吉岡健一君→白石豊土さん→松山真虎君→ガンバレ将太君→鈴木悠介さん

→中野敬太さんって続いてたんだけど、

このうちの10人とは会えば言葉を交わす間柄なんだよね。

 

 

 

③ 恩床健太さん(渡嘉敷)×何チャラナロン……L 8R

4勝(3KO)1敗(1KO)のランク12位、25歳・京都府と、

9勝(3KO)7敗2分の28歳・タイ。

 

こんな戦績のタイボクサーなら恩床さん、3Rまでだなあって思ってたんだけどね。

 

<1R>

相手のタイボクサーは何だこりゃってほど初っ端から後ずさり専門で、

全く勝つつもりのないようなテイタラクで、

まるで事前に話がついてたかのように強くは打たない主義者で、

久し振りに見る価値のない試合が繰り広げられて呆れてしまったなあ。

 

勿論、即の退席だったんだけど情けなかったのは恩床さんも同じで、

それでも日本ランカーかって程のトロトロさ加減で、

ちゃんとした左ボディさえ打てば即終るっていうのに延々のトロトロで、

もう終わったかなってたまに覗いてみたら場内に私語が充満してた中、

何とナントなんと、8ラウンドフルに時間を使ってて、

スコアを確かめる気も全く起らなかったなあ。

 

 

 

④ 鈴木義行君(マナベ)×松山和樹さん(山上)……64.5㎏ 8R

5勝(1KO)7敗(5KO)5分の35歳・埼玉県と、

11勝(5KO)5敗(1KO)のランク5位、29歳・青森県。

 

デビューしたての頃の松山さんは巧く体を使い切れないまま、

何となく鈍クサイ印象だったんだけど、ジェームス村重君、中澤将信さん、

合田剛士君相手に3連敗した後2年前頃くらいから急に強くなっていって、

それは彼が何か掴んだとしか思えないような急上昇ぶりで、

いつの間にか今はランク5位までになってるんだわ。

 

一方の鈴木君、相手はそんな経緯を辿ってるボクサーなもんで、

今回はかなり厳しいとは思ってたんだけど、

持ち前の粘っこさで相手のタイミングをずらせて嫌気を誘うように出来たら、

そもそも勝負事なんだから何があってもおかしくはないんだよね。

 

<1R>

6~7㎝ほどデカイ松山君の方のプレスが強くて鈴木君、

逆に常に下がらせるくらいの動きが欲しいとこだったんだけど、

こうなったらもう我慢強く粘り強いシツコイ手数で対抗しながら、

なるべく勝負を先延ばしするのが得策ってことで、

必殺系ではないんだけどそれでも辛抱強いパフォーマンスで、

松山さんと大差ないラウンドを作ってたなあ。

 

<2R>

そんならってことで松山さん、明らかに動きをアップして攻勢強めていって、

若干対応に遅れた鈴木さんをいきなり追い立て始めて1分24秒、

西ロープ前で脚の長い右ストレートを綺麗に打ち込んで見事なダウンゲット。

 

何とかリスタートした鈴木さん、下がり下がりが増してしまったところを又もや、

松山さんに鋭いワンツーを追い込み打ちされてしまったんだけど、

それでも気持ち立て直して何とか何とかって小さく鋭く打ち返してたなあ。

 

それにしても二人の打撃力の差は歴然としてて鈴木君、ツライとこだなあ。

 

<3R>

色白の松山さんの方もいつの間にか顔面が薄赤くなってはいたんだけど、

例え同じヒット数でもダメージにはかなりの差が出て来てしまう訳で、

1分10秒辺りから更にパワーアップしていった松山さんがほぼ一方的で、

前の回のダメージを拭い切れてなかった鈴木君には彼の力づく勝負は致命的で、

赤コーナー前で打たれ込むまま防戦一方になってしまったとこでストップエンド。

 

松山さん、最後は強烈なショート連打で1分24秒での見事なTKO勝ちで、

ちゃんとした日本ランカーのクオリティーをシッカリ見せ付けたんだわ。

 

控室への帰り道に松山さんとグローブタッチしたんだけど、

いかにも会心の試合をしたっていうボクサーの顔をしてたなあ。

 

 

この後リング上で何かやってて、その後は女子戦だったもんで長~い休憩。

 

ロビーの階段でアイスクリームを食べてたところに

岩井大さんと福本雄基さんが連れ立ってやって来て、

予想したほど大きく傷んでなかった福本さんに先回の試合の事を聞いたんだけど、

彼、3Rには相手の左フックで、5Rには右ストレートで其々視界が変になって、

白いベールがかかったようになってしまってそれ以降は人影を相手にしてたって、

そういう感じだったんだってことで、

今は大丈夫なんだけど近々に眼科医に行くんだってさ。                                                            

だから福本さん、あの時あんなにムキなって殴り合ってたってことで……。

 

 

その後、今は止めてしまって教師になった元マナベジムの加藤諒さんが来て、

「村木田さん、この間俺と酒井を間違ってましたよお。」 って言って来て、

自分には全く自覚がなかったんだけど、両方にゴメンだったんだよね。

 

 

 

⑥ 何チャラポン×天笠尚さん(山上)……Fe 10R

12勝(5KO)3敗の33歳・タイと、

28勝(19KO)5敗(1KO)2分のランク2位、29歳・群馬県。

 

相手のタイボクサーはIBFのパシフィックチャンピオンってことだったんだけど、

それがどれだけ名誉があって強いのかも全く知らないんだよね。

 

結局、この試合は申し訳ないけどチンタラチンタラって感じが終始拭えなくて、

自分が見た天笠さんの試合の中で殆ど最低だったんだよね。

 

色々ゴタゴタがあるのかも知れないんだけど、松山さんはちゃんとやってたし、

やっぱり今回は天笠さん自身の失態としか言いようがないと思ったんだよね。

 

そりゃ相手のタイ人は詰め詰めからの一瞬狙いの実に乱暴なガンガンボクサーで、

その上やたらチャカチャカ動くもんで当て難いのは解るんだけど、

相手のバッティング大作戦に引っ掛かって右目上を大きく腫らせてしまってからは

まるでやる気が失せてしまったみたいで、取り敢えず負けないようにだけは、

ケガを悪化させないようにだけはって、そういう感じしかしなかったんだよなあ。

 

折角テレビが入ってたっていうのにこれじゃあ映像的にも使えない10ラウンドで、

やっぱり天笠さん、リゴンドーとやった時のトランクスにすれば良かったんだわ。

 

試合後の医務室帰りに行き合った時、自分も声掛けなかったんだけど、

天笠さん、何だか恥ずかしそうにしてたんだよね。

 

 

結局、99-91、98-91、98-92ってことで天笠さん、

本来だったら片手でも勝てたような相手に3-0勝ちはしたんだけどね。

 

 

 

この日のテレビ局のリング音声はいつもと違ったポジションを取ってて、

それがまあ自分の真ん前に座り込んで邪魔邪魔だったし、

いつものカメラマンとは違うのが紛れ込んで頭高い高いでもあったし、

横に訳知り顔のオッサンが煩くて席移動を強いられたんだけど、

途中で下田昭文さんと今では小田原の松田直樹さんとこに移った、

元帝拳で元三迫の西尾さんが並んでたもんでちょっと昔話なんかね……。

 

 

 

⑦ 和氣慎吾さん(古口)×マイク・タワッチャイ

                   ………IBF 挑戦者決定戦 12R

18勝(11KO)4敗2分のWBA3位、IBF6位、WBO14位、OPBFチャンピオン、

サウスポー、27歳・岡山県と、

35勝(21KO)7敗(1KO)1分のIBF3位、29歳・タイ国。

 

<1R>

和氣さんの方が7~8㎝ほど上背があってリーチも優勢なもんでタワッチャイ、

距離をどうするのか、どうやってジャブ打つのかってとこだったんだけど、

ジャブっていうのを知らないような感じが漂っていてそれが却って何となく不気味で、

和氣さん、コイツ、どういうボクシングをするのかって見極め見極め。

 

始まって40秒、二人の足が絡んで和氣さんが転んでしまったんだけど、

レフェリーが何もコールしないもんで須藤アナか 「スリップ!」 って言ってたなあ。

ただ、このレフェリー、終始あんまりやる気を見せないままで、

ローブロー気味にも全く注意を与えないし最後まで一言も喋らなかったんだわ。

 

<2R>

プレスは掛けるけどタワッチャイ、自分から先には手を出さないで、

ひたすら和氣さんの打ち出しに合わせようとしてるみたいで、

あとはイッセノセで突っ込んでからの何か当たれコノヤロ的な右フックだけで、

って自分の中では見極めがついたんだけど、和氣さんはどうだったのかなあ。

 

そういう粗っぽい動きをフェイクにして後々色々繰り出してくるのかなあ。

 

依然前捌きの全く出来ないタワッチャイなんだけど、

一発バカ振りには威力がこもってるもんで和氣さん、くれぐれも要注意なんだけど、

細かいショットを華麗に上下に打ち分け始めて中々いい感じなんだわ。

 

<3R>

タワッチャイ、ホントに不器用なパワーヒッターのままなのか、

このままのパターンを続けても彼に明るい未来は訪れそうにないんだけど、

何か工夫して来るのか、隠し技を見せて来るのかって見てたんだけど、

これと言って他に得意技は持ってないみたいだし、

独特のタイミングを持ってるって訳でもないし、

ガチャガチャッとしたとこでの乱暴技だけなんだわ。

 

ってことで和氣さん、これなら大丈夫だってことで軽快なフットワーク駆使しながら、

それほど力を入れることなく細かく散らせてたんだけどタワッチャイ、

徐々に顔面赤く腫らせてきて左目上もヒットカットされてたなあ。

 

 

それにしても他人のジムのボクサーに対してやたらアドバイス飛ばしっ放しの

別ジムの会長っていうのはどうなのかなあ、和氣さんに頼まれでもしたのかなあ。

和氣さんには古口会長も付いてるんだし混乱を招くだけだと思うんだけどなあ。

 

<4R>

スピード的にも全く追いつけてないしタワッチャイ、

このままだとどうにもならなくなると思うんだけど、やっぱりどうにもならなくて、

ってことで和氣さんは益々快調で左ストレート、右アッパー、左ストレートって、

美しい3連発の後も左ボディが抜群の喰い込みだったんだわ。

 

パンチの多彩さは正しく和氣劇場って感じで、

次はどんなコンビネーションを見せてくれるのかってワクワクだったんだよね。

 

<5R>

実は和氣さん、そんなに強いアゴを持ってないもんで、

ドサクサ紛れの中での一発被弾の危険度はまだ残したままだったんだけど、

幸運なことにそこを正確に狙えるほどタワッチャイのショットには精緻さがなくて、

少なくとももう少しマシな返しの左フックが打てたなら随分展開変わると思うんだけど、

まるで右手しか持ってないような片寄ったボクシングを続けてたんだわ。

 

<6R>

こんなんで世界3位なのかっていう思いが益々強くなっていったんだけど、

考えてみれば確か天笠尚さんもIBFの3位だと思うんだけど、

この日はIBF3位にとっては厄日だったのかも知れないね。

 

ジャブを打てない、強い左フックが打てない、ボディショットも下手なタワッチャイ、

唯一の得意技がダギングだっていうのが判明して、

この回、和氣さんのショットの精度がかなり落ちたんだわ。

 

<7R>

和氣さん、70%くらいの力で全然大丈夫で、

その余裕の中から却って彼のやりたい事が沢山見えて来て、

とっても面白かったんだけど、たまには見せ場を作らなくっちゃって感じで、

残り15秒辺りからこの日初めての一気ラッシュで格の違いを見せつけてたなあ。

 

<8R>

タワッチャイ、クリーンヒットが殆ど叶わない中、よくぞめげなくて、

軽いパンチをトコトコトコトコ山のように当てられ続けてもよくぞ座り込まなくて、

タイボクサーもヘタレばかりじゃないところを見せてはいたんだけど、

一向にお先真っ暗状態を抜けられないっていうのは頭が悪いのか、

セコンドも無能なのかっていう思いもしてきたんだよね。

 

<9R>

ほぼそのままで……。

 

<10R>

会場からは倒せ、倒せって声も沢山飛んでたんだけど、

自分としては和氣さんの華麗なボクシングを堪能し続けてたかったもんで、

別に慌てないでいいよお、ゆっくりやってねって感じだったんだよね、実は……。

彼の試合を見に来てた沢山のボクサー達も同じじゃなかったかなあ。

 

<11R>

ここまで耐えてきたタワッチャイが一気に落ちたのは和氣さんの右ボディからで、

それまでもそれを嫌がる素振りは見せてたんだけどもう限界みたいで、

効いたなって判断した和氣さんが残り1分20秒から一気の追い込みで、

タワッチャイ、バランスも何もグチャグチャになってしまってたなあ。

 

<12R>

もうヤケクソに行くしかないんだけどタワッチャイ、休みたい方が先みたいで、

倒せ倒せコールが益々高まってきた中、和氣さん、あくまで冷静な試合運びで、

先に大きな試合が控えてるんだから無理攻めしてのケガは絶対避けるべきだから、

自分はひたすらそれでいい、それでいいって見つめてたんだけど、

試合終了間近の赤コーナー近く、スッと間が出来たとこからのワンツーが、

最終ラウンドにしてまだそんなにスムースに鋭く打てるかっていう左ストレートが、

タワッチャイを直撃して大きく尻餅ダウンゲットしたんだわ。

 

和氣さん、最後の最後になって大勢の観客の要望に応えたんだけど、

残り時間は僅か2秒のところだったから正に神業に近いモノがあったんだわ。

 

 

タワッチャイが立ち上ったとこで終了ゴングってことで、

3人の外国人ジャッジは119-108×2、118-109ってことで、

当然勿論、和氣さんの圧倒3-0勝ちだったんだけど、

自分は120-107だったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 和氣慎吾さん

② 石川貴章君

③ 松山和樹さん

 

2015年6月 9日 (火)

後楽園ホール・6月8日

 

MLBと比較して日本のプロ野球の進行のトロトロさは目を覆うばかりで、

ピッチャーの投球一つとってもその間隔が長過ぎで、

次の投球までの間に猿なら充分1回交尾が出来そうなほどなんだよね。

 

野球に限らずバスケット、フットボールでもアメリカのモノを見てしまうと、

残念ながら日本のそれらの見劣り感が大きいんだよなあ。

 

 

 

駅に向かう道路の交差点にフェラーリ発見!

発進を見てたらやっぱりエンジンを吹かし込んでの一気の轟音スタートで、

こんなとこで何をそんなに力むかってことなんだけど、

考えてみればフェラーリにはそういう走り方を期待されてるようなところがあって、

もしも軽自動車のようなトロトロ発進なんかしようものなら、

何だ、それでもフェラーリかって思われそうだから、

あれはあれで結構ツライのかも知れないんだよね。

 

 

 

昨日は少し早く入れて貰えたんだけど、ホール内は掃除とか準備の真っ最中で、

10人ほどの若い連中が手分けして座席を拭いたり、

リングマットに掃除機をかけてたんだわ。

 

 

5時10分に荒川仁人さんがホール入りしたんだけど、

ほぼ同じ頃、福本雄基さんがリングで軽くアップしてたんだよね。

 

それらを眺めながらリングりを一周してボックスシートの数を数えたら、

全部で44席しかなくて、毎年毎年減る一方なんだよなあ。

 

昨日はファイナル以外は赤青コーナーがいつもの逆だったんだわ。

 

 

 

① 海藤正晴君(シュウ)×豊嶋亮太君(帝拳)……W 4R

1勝0敗のサウスポー、26歳・山形県と、2勝(2KO)0敗1分の19歳・福岡県。

 

この試合だけが新人王トーナメント予選だったんだよね。

 

<1R>

海藤君はチャカチャカ良く動けてるんだけど、

少し動き過ぎの傾向が強くてバランス崩すようなところがあるんだわ。

 

お互い、いい体格してるしもうちょっとやれそうな感じがするんだけど、

基本的にはイッセノセ系のガキゴキしたパフォーマンスに終始してたんだわ。

 

<2R>

二人共勿体ないなあって感じが拭えないままの噛み合いの悪さというか、

ボクシングに必要な基本的な動きをまだ把握できてないような感じさえして、

メイウェザーの悪影響からか当て逃げチョンチョンに終始する海藤君に対して、

豊嶋君、追い切れない詰め切れないままの空転空転続きで、

こっちもイライラするような展開になってしまったもんでここでお終いってことで……。

 

 

結局、そうなるだろうなあって思ってた通りの結果で、

40-37、39-38×3ってことでやっぱり海藤君の3-0勝ちだってね。

 

 

 

② 比嘉大吾君(白井具志堅)×クリス・アルファンテ……SF 6R

5勝(5KO)0敗の19歳・沖縄県と、

11勝(4KO)4敗のサウスポー、国内14位、23歳・フィリピン。

 

比嘉君は5月10日に試合したばかりでまだ1ヶ月経ってないんだけど、

この日の試合の方が先に決まってたんだってさ。

 

多分今日で6戦6勝6KO勝ちになると思ってたんだけど、

6人の内5人までがカタカナボクサーなもんで、

ホントに強いのかどうかの判断はもっと先になりそうなんだよね。

 

 

アルファンテは1Rにはそこそこやれそうな動きが出来てて、

プレス掛けられながらもいいボディを打ってるし右フックもヒットさせてたし、

危険度の高い左右アッパーも見せてたんだけど2Rに入ったらメッキリで、

動きにテキパキさを欠いてしまってパンチもシッカリ打ち切れなくなって、

いきなり時間の問題になってしまったもんで離席したんだけど、

結局、4R0分37秒、比嘉君のテンカウントKO勝ちだってね。

 

 

比嘉君、接近してからの圧倒的手数が魅力なんだけど、

もしかしたら相手を見下してのことなのかも知れないんだけど、

常に力づくというかとにかく腕に力が入り過ぎなんじゃないかなあ。

 

 

 

久我さんと仁人さんの応援に来てた田口良一さんと通路でバッタリで、

5月のタイトル戦直後に 「青いスポーツカーを買って欲しいです。」 って、

渡辺会長にねだってたから、その後どうした? って聞いたら、

実は彼、まだ免許持ってないってことで笑ったなあ。

そんなら渡辺会長、今のうちにポルシェでもフェラーリでも

青色のミニカーをプレゼントして話を終わらせたらいいのにって思ったなあ。

 

 

 

③ 久我勇作さん(ワタナベ)×高田小次郎君(六島)……SB 8R

10勝(6KO)1敗1分のランク2位、24歳・東京都と、

13勝(9KO)8敗(2KO)3分の32歳・東京都。

 

高田君は翁長吾央さんを膨らませたような風貌の元日本ランカーで、

ここんとこ2連敗中ではあるんだけど身長は5㎝以上デカイんだわ。

 

<1R>

試合が始まってすぐ高田君の見劣り感がハッキリしてしまって、

とにかく動きがタル過ぎだし、いかにも自信無さ気に打ってるし、

ジャブで圧倒されて右フックと左フックの両方を貰ってからは全く全然で、

要するにファーストコンタクトで明らかにビビってしまって情けなさ過ぎだったなあ。

 

下手なら気持ちだけは見せてくれっていう最低限の要望にも応えてくれず、

その両方がダメならリングに上がるなっていう怒りさえ感じてしまったし、

単なる弱い者イジメ以外の何物でもなくなってしまったもんで、

いきなりの離席だったんだけど結局、次の2R1分57秒、

通路から遠目に眺めてたんだけど、北ロープ前であっけなくブチ倒されてしまって、

まるでタイボクサーのようなやる気の無さは招聘禁止に値する訳で、

最近の久我さんのビデオを見てないのかってことでホント腹立ったなあ。

 

 

すぐ後ろに大川泰弘さんが座ってたんだけど、

自分が席を外す時、あんたもう終わりかあって感じでケラケラ笑ってたなあ。

 

 

久我さんは去年、岩崎悠輝君にKO勝ちした辺りから確かに何か掴んだ感じで、

危険度の高い戦い方をしながらのこの戦績は大したモンなんだわ。

 

 

大川さんとはその後、彼自身のボクシングの事なんか色々と話したんだけど、

彼、そろそろかなってとこから復活して今はランク1位だし、

その間ちゃんと仕事し続けてて家庭もシッカリ築いてるし彼も大したモンなんだわ。

 

 

 

④ 斉藤幸伸丸さん(輪島S)×越川考紀君(セレス)……W 8R

20勝(11KO)7敗(3KO)1分のランク7位、36歳・北海道と、

4勝(2KO)0敗の24歳・千葉県。

 

越川君の陣営は岩佐亮祐さんのイギリス遠征に付き添ってるもんで、

大丈夫なのかなあって思ってたんだけどね。

斉藤さんの応援には勅使河原弘晶君とか嶋崎俊君達が駆けつけてたね。

 

 

<1R>

越川君の方が5㎝以上デカくてリーチも圧倒優位だし、

年齢的にも一回り違うんだけど斉藤さんは全く苦にすることなく、

距離勘がいいもんでジャブなんか却って届きがいいんだわ。

 

越川君は全勝ではあるんだけどこれがまだ5戦目ってことで、

試合慣れっていう点で相当の差が見えてきてしまって、

パワーは有りそうなんだけど肩に力が入り過ぎだったし、

組み立ての単調さが目立ってたなあ。

 

<2R>

当たったら大変だろうなあってほど越川君のショートワンツーは鋭いんだけど、

当てたいタイミングで打ち切れてないっていう感じが続いてたし、

斉藤さんのダギングが見極められなくて空転空転する場面が多かったなあ。

 

<3R>

越川君、更にプレスを強めていったんだけど、

そんなに間隔を縮める必要は無くてジャブが有効な距離に留めるべきで、

それじゃあ斉藤さんのやりたい距離だと思うんだけどなあ。

 

それと越川君、実に素直な、だから解り易す過ぎるワンツーに終始してて、

もっといきなりの右を混ぜ込んだ方が有効じゃないかとも思ったんだけど、

多分彼、とっても真面目な性格なんじゃないかなあ。

 

始まって50秒、お互いがガッツンバッティングしてしまったんだけど、

大きく傷付いたのは越川君の方で右額の上部からかなりの出血で、

右目に入りそうなほどで先々が心配されたんだわ。

 

越川君、やりたい事をさせて貰えないって感じが続いてたんだけど、

それを封じ続けた斉藤さんの巧さってことなんだよね。

 

<4R>

額からの出血は一旦止まったんだけど今度は新たに鼻血ってことで越川君、

何となく負けてる感じを強めてしまって焦りが出て来てるみたいで、

上、上って狙い過ぎで又してもジャブの差し合いに負けるようになってたし、

だから絶対距離を間違ってるとしか思えなくて、

若さで押し切ろうとしてるんだけどそれだけではやっぱり単調で、

ポイントの取り方を知ってる斉藤さんに翻弄されてるって感じなんだわ。

 

その斉藤さん、ホントにいいボディブローを打つんだよなあ。

 

<5R>

斉藤さんの細かい上体の動きに惑わされてる越川君、

またもや額からの出血が始まって辛そうな中、

何とか何とかって頑張ってはいるんだけど、

斉藤さんの当て方の巧さに差を拡げられるばかりで、

どこに活路を求めたらいいのか迷路に入り込んでしまったみたいだったなあ。

 

<6R>

斉藤さんが全く落ちない一方、越川君もギアアップし切れなくて、

何かの仕掛けというか工夫が要るのは間違いのないところで、

いいプレスかけて右ショートアッパーとか右フックとか、

たまにいいショットを垣間見せてはいるんだけどクリーンヒットとまではいかず、

ラウンド総体としてはどうしても斉藤さんにポイントが流れてしまうんだよね。

 

スピードの変化とか距離とパンチの緩急、逆ワンツーとかボディ重視とか、

それにフェイントとか色々やりようはあると思うんだけど越川君、

やっぱり単調と言わざるを得ないんだわ。

 

<7R>

いつの間にか越川君が自らジャブを封印してからは戦い方が更に片寄り始めて、

ってことで常に斉藤さん得意の距離になってしまって、

鋭く細かいやり取りってことになれば正しく斉藤さんの土俵なんだよなあ。

 

<8R>

越川さんも勝負を諦めた訳じゃ勿論なくて、気合入れ直しての最終回。

 

それにしても斉藤さんは動きが落ちないまま足元の踏ん張りもまだまだ十分で、

狭いとこでも正確に当て込んで今更ながら当て勘の良さに驚く訳で……。

 

 

ってことで結局、80-72×2、78-75ってことで勿論斉藤さんの圧倒3-0勝ち。

ちなみに自分は79-73だったんだけどね。

 

 

試合後暫くしてセコンドに入ってた久保幸平さんと親父さんと話したんだけど、

距離とキャリア差が全てだったんじゃないかって伝えたんだけどね。

 

 

 

⑤ 江藤光喜さん(白井具志堅)×福本雄基さん(三迫)

                    ………OPBF F タイトル戦 12R

15勝(11KO)3敗(1KO)1分のチャンピオン、27歳・沖縄県と、

17勝(5KO)9敗(5KO)のOPBF12位、国内7位、29歳・千葉県。

 

予想は江藤さんだったんだけど、心の奥では福本さんへの期待も大きくて……。

 

<1R>

江藤さんの方が10㎝以上上背優位だし、それに伴ってリーチにも差があるもんで、

福本さん、まずは距離をどうするかってとこだったんだけど、

思いの外ジャブの届きが良かったし、最初の接触で打ち勝った後の残り43秒、

鋭い踏み込みから左フックをヒットさせて一瞬、

江藤さんの足元をバタつかせてたんだわ。

 

江藤さん、相手が入って来るところに合わせるショットのタイミングがずれてたなあ。

 

<2R>

相手のタイミングで打たせないように、いいリズムにさせないようにって、

福本さんの動きは抜群だったんだけど、残り59秒、

江藤さんが若干体を左に傾けた直後に放った足の長い右ストレートが直撃して、

今度は福本さんの方がグラついてしまったんだわ。

 

ただ、その後立て直した福本さんが残り11秒、

カウンターで左フックをヒットさせて流れが傾きそうなのを阻止してたんだわ。

 

<3R>

何だかこの日の江藤さん、自分の中のイメージより雑なボクシングで、

この辺りから仕掛けと腕振りが大まかになってきて、

そこんところを福本さんに細かい手数で突かれてしまって、

終了ゴング近く江藤さんの方が薄っすら鼻血出してたんだよね。

 

<4R>

江藤さんのユラユラタルーイ感じは拭えないままで、

ロープに詰められた時の無策ぶりは考えにくいほどで、

相手のタイミングにさせないように細かく手を出してさえいれば福本さん、

何とかなりそうな感じさえ漂ってきたんだわ

 

ってことで自分のスコアはここまでで丁度イーブンの38-38だったんだけど、

ジャッジ3人も全く同じ見解だったんだよね。

 

<5R>

江藤さん、とにかくどっかで一発大きく当てればいいんでしょって感じのままで、

自分のボクシングを徹底してる福本さんの方が際立ってたんだよね。

 

<6R>

やっぱり江藤さん、動きがトロくてこんなもんだったっけ?

セコンドからもっとジャブを打てって言われたか若干そんな風にも見えたんだけど、

それにしてもボディブローが少な過ぎだしって思ってた開始1分、

距離詰まった瞬間、いきなり江藤さんのショート連打攻勢が始まって、

被弾してしまった福本さん、一旦距離取ればいいのに引かなくて、

実はここが勝負のポイントだったって後で思ったんだけど、

福本さん、持ち前の強気な性格から正面から受け止めてしまったんだわ。

 

パンチ力では敵わないのに福本さん、男気に火が点いてしまったみたいで、

真正面からの殴り合いに挑んでいってしまった結果、

何とか凌いだっていう感じはやっぱり福本さんの方に残ってたなあ。

 

<7R>

福本さんが明らかにダメージを引きずったままだったのを見定めたか江藤さん、

いきなり元気満々の大攻勢で、始まってすぐの12秒だったなあ、

北西ポスト前だったんだけど鋭いショートワンツーを直撃させてダウンゲット。

 

リスタートした福本さん、その後一旦いい場面を作りかけてはいたんだけど、

残り1分20秒からは一気に南ロープに詰められてしまって、

殆ど危ういとこまで追い込まれてしまったんだわ。

 

福本さん、踏ん張れるか凌げるかだけになってしまってたなあ。

 

<8R>

倒されないで終れるかだけが正念場ってなってしまった福本さんだったんだけど、

すっかりスピードが無くなってしまってるし、元々一発逆転系ではないし、

こうなると見てるのが辛くなる時間の問題だっていうのは明らかで、

間近な終焉が予想された中、渾身のボディショットに根性を見せて、

頑張ってるなあって思わせたんだけど、一段落した1分30秒、

江藤さんに色々なパンチをまとめ打ち込みされてしまって、

最後は返しの左フックだったと思うけど大直撃喰らってしまって大きくダウン。

 

それはもう一瞬で意識飛んでしまったような倒れ方だったもんで、

レフェリーも即のストップエンドってことで1分39秒、江藤さんのTKO勝ち。

 

 

それにしても福本さん、6Rが全てで、

それまで折角いい感じで進めてたのに返す返すも残念だったんだわ。

 

 

 

⑥ 内藤律樹さん(E&Jカシアス)×荒川仁人さん(ワタナベ)

                                ………L 10R

12勝(5KO)0敗のサウスポー、WBC13位、OPBF4位、国内チャンピオン、

24歳・神奈川県と、

25勝(16KO)5敗1分のサウスポー、国内4位、33歳・東京都。

 

仁人さんの移籍初戦ってことで、内山高志さんと田口良一さんも並んで観戦で、

内山さんは折々に仁人さんに大きな声で激励アドバイス送ってたんだよね。

 

タイトルは懸かってないけど強い者同士のガチの試合は自分も強く望むところで、

日本でもジムとは独立したプロモーターが育ってるって証拠でもあるんだよね。

 

<1R>

基本的なプレスは仁人さんだったんだけど、内藤さんも安易には引かないもんで、

始まってすぐに内藤さんが右眉の辺りをバッティングカットしてしまったんだけど、

幸い大事には至らずだったんだわ。

 

前の手の捌きはお互い差がなかったんだけど、

それでも力強さとしては内藤さんだったかなあ。

 

<2R>

仁人さん、初っ端から結構ガンガン行ってて左ショットもよく届いてたんだけど、

残り30秒からの内藤さんのショート攻勢はもっと見栄えが良くて、

フックとアッパーの組み合わせが抜群だったなあ。

 

<3R>

仁人さん、相変わらず右は良くヒットするんだけど中々グッドな左に繋がらない中、

内藤さん、左フックの捻じ込みというか巻き込み打ちがとっても巧くて、

普通フック系を打ち下して外すとそれで終わってしまうことが多いんだけど、

内藤さんは短い振り幅の中で返しもすぐ打てるように巻き込んで鋭く打てて、

それは内山さんの右ショートフックを彷彿とさせるほどなんだわ。

 

そういうのをアッパーと組み合わせて打ち込んでいくもんで対応が難しくて、

仁人さん、いつの間にかかなり顔面を腫らせてしまってるんだよね。

 

<4R>

スピード感とリズム感は明らかに内藤さんの方が良くなってきて、

一発狙いの単発を避けつつ常にフォローパンチにも配慮できてたんだよなあ。

 

って見てた1分18秒、あの角度を見切るのは難しそうだなあって、

そんな感じの左アッパーが見事な直撃を見せた後もパンチの多彩さで圧倒して、

最後は仁人さんの右目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<5R>

10-8.5ほどの差が出始めたなあって感じで先々が思いやられて、

内藤さんの早いパンチが見えてないのかって感じだったんだけど仁人さん、

残り15秒のところでこの試合初めて左をクリーンヒットさせてたんだわ。

 

<6R>

感じを掴んだような仁人さんが優勢なまま推移してたんだけど、

残り1分からは内藤さんのそのままにはさせないって感じの巻き返しだったね。

 

<7R>

カウンター狙いに転じたかちょっと休みがちになった内藤さんに対して仁人さん、

詰める詰めるからの手数アップで、この辺はシブトイんだよなあ。

 

内藤さん、いいのを貰うといきなり一瞬動きが止まるようなとこがあったんだけど、

それでも総ヒット数ではシッカリ帳尻を合わせてくるんだよなあ。

 

<8R>

若干劣勢なのは解った上か仁人さんがダウンゲット目指しての詰め詰めで、

1分20秒からは体寄せ合ってのショート合戦に移って、

そこでの主導権は仁人さんのまま、北西ポスト前で左ストレートを2本連続ヒットで、

不屈の打たれ強さって感じとは程遠い内藤さん、明らかに効いてたなあ。

 

そこからは何とか逃れたんだけど直後に青コーナーに追い込まれてしまって、

内藤さん、残り12秒からはコーナーポストにもたれ掛りっ放しで、

ガードはシッカリしてたんだけど機を狙って打ち返そうとする素振りは全く見せず、

とにかく残り時間を凌ぎきろうって決めたかのような仕草だったんだわ。

 

あそこでもしあと30秒ほど時間を余してたら展開は大きく変わってたかも、

って思わせるようなそれはシーンだったんだよね。

 

この回は反対に仁人さんの10-8.5くらいだったなあ。

 

<9R>

かなり疲れたみたいな内藤さん、それは表情にも出てたし、

1~2発打っては相手にもたれ掛るっていう繰り返しを見ても明らかで、

一方の仁人さんにも前の回での打ち疲れが浮き出ていて、

要するに二人共シンドイ死闘状態に突入しつつあって、

お互いの必死のモガキみたいなものがヒシヒシと伝わって来たんだわ。

 

<10R>

それはそのまま最終ラウンドまで持ち込まれて、

お互い気合入れ直しての最後のパフォーマンスだったんだけど、

初めの2分間を行ったり来たりした後、残り1分からも大きく変わりなくて、

お互い既に相手を倒し切るようには打てない程消耗が進んでたんだわ。

 

 

終わってみれば何となく内藤さんの勝ちだろなあって雰囲気が場内に漂ってて、

自分も97-93だったんだけど結局、98-92、97-93、97-94ってことで、

試合に立ち会ってた全員がほぼ納得の3-0で内藤さんだったんだけど、

そういうのは結構どうでもよくなってるようなところが自分にはあって、

精根尽きるまでの殴り合いに大きく感動してたんだよね。

 

 

試合直後の二人とグローブタッチしたんだけど、

適当な言葉が見つからなくて頷くまま殆ど無言のままだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 斉藤幸伸丸さん

② 内藤利樹さん

③ 荒川仁人さん

 

 

 

山中慎介さんが切手になったって数日前に書いたけど、

その切手をまるまるワンシート、ある関係者の方に戴いたんだわ。

2,000シート限定の貴重なものだからとっても嬉しかったなあ。

 

写真が8枚とイラスト系が2枚の計10枚の82円切手がセットになってるんだけど、

切手っていうのは書籍の自費出版のようにカネを積めば願いが叶う訳ではなくて、

そこそこ厳重な審査が前提だから誰でも彼でもっていう訳にはいかなくて、

特にボクサーが切手になるっていうのは初めてなんじゃないかなあ。

 

 

 

今朝8時、南バルコニーから雨の様子を眺めてた時なんだけど、

すぐ先50mほどの首都高のいつもの渋滞が始まったところだったんだけど、

4t トラックの後ろを走ってた軽ワゴンがドツンって追突かましてしまって、

滅茶滅茶にひしゃげてケガ人が出る程ではなかったんだけど、

それでも事故は事故って事で、

一車線塞がれて朝渋滞は益々ヒドイことになってしまったんだわ。

 

渋滞高速なもんで警察車両が中々来られなくて、みんな大迷惑のイライラで、

軽トラから出て来たのは頭ツルツルに禿げたオッサンで、

あんたブレーキが甘いんじゃないかって見てたそのままの追突だったなあ。

 

首都高の黄色い整備車両と警察車両が来るまでおよそ40~50分もかかって、

20分くらいで検分は済んだんだけど、みんな散々だったろうなあ。

 

2015年6月 7日 (日)

後楽園ホール・6月6日

 

引っ越しがあったもんで今年のサツキの花期は早目にお終いにして、

10日ほど前に剪定を終えたんだけど、種類によって若干違いはあるんだけど、

米粒の4分の1ほどの白いあるいは薄緑色の新芽が芽吹き始めたんだわ。

 

以前は庭があったもんで色々20鉢以上あったんだけど、

殆どを近所のオバサン達に譲って6種類のサツキ6鉢だけ持ってきたんだよね。

 

サツキっていうのは盆栽仕立てにして鑑賞することが多いんだけど、

自分は元々盆栽盆栽した大袈裟な鉢物が好きではなくて、

そりゃ最低限の処理はするけど元気に育って綺麗な花を咲かせればいいって、

そういう考え方をしてるもんで雑誌に載るような代物ではないんだけどね……。

 

 

 

韓国での大会の際にカメラを盗んだっていう疑惑の水泳の冨田選手、

一審は有罪ってことで、控訴するのかって思ってたら止めにするんだってね。

 

勝つ見込みがないってことなんだけど潔白なら最後まで踏ん張るべきで、

そう言えば以前から彼の表情には怒りのようなモノが感じられなかったし、

今回も他人事のような腑抜けたあやふやな話し方をしてて、

あれじゃあ彼の言い分を信じる人の方が少ないんじゃないのかなあ。

 

結局、罰金を支払ってチャンチャンってことなんだろうけど、

そうなると有罪が確定した彼の競技生活は終わりってことになりそうだし、

企業のサポートも受けられなくなるだろうし、どうするつもりなのかなあ。

 

 

 

6月のボクシングは昨日から始まったんだけど、

こと後楽園ホールに限って言えば全部で6興行しかなくて、

自分としては10回くらいがリズムがいいんだけどなあ……。

 

その6回の興行のうち3興行が reason、つまり “DANGAN” ってことで、

何だか孤軍奮闘してるって感じさえあるんだよね。

 

 

 

昨日は左側(赤コーナー)が全て帝拳ジム所属。

初めの3試合は新人王トーナメント予選で、

出場する6名全員が20歳までの若鮎達だったんだけど、

その中で一番期待してた梶颯君の試合が相手の事情で流れてしまったんだわ。

 

それも計量当日の棄権ってことだったもんで、受付におられた長野マネジャーに

「少しお金を返して貰いたいくらいです。」 って冗談を言ったら、

「本当よねえ。」 って返して来られたんだわ。

 

 

「また来たね。」 って感じでポンって肩を叩かれて振り向いたら本田会長で、

この日のマッチメイクや試合予想なんかについて色々とね……。

 

真正ジムの山下会長とか三迫ジムの貴志会長に御挨拶して、

外園隼人さんと久し振りのコンチワした後、山中慎介さんと三浦隆司さん、

それに粟生隆寛さんが揃ってホール入りしたとこに出喰わしたもんで、

粟生さんとちょっと冗談交わして始まり始まり……。

 

 

それにしても、組み合わせ表の左側全てが帝拳ボクサーが並んでて壮観だったね。

 

 

 

① 新島聖人君×伊島史紘君(三迫)……SF 4R

2勝(2KO)0敗の18歳・沖縄県と、4勝2敗の20歳・東京都。

 

前回、角海老ボクサーと若干後味の良くないエンディングを強いられてしまった

新島君、この日はキッチリ決着目指して飛ばすと思ったなあ。

 

<1R>

その新島君、やっぱりかなり力入り過ぎというか右、右を狙い過ぎで、

倒したい倒したいって逸る気持ちが手に取るようだったんだわ。

 

一方の伊島君、気合乗りが良くて強打の相手に全く怯むことなく、

前の手の使い方と全体の手数で終始優勢を保って想像以上の頑張りで、

流れにスムースさを欠いてる新島君からポイントゲット。

 

<2R>

相変わらず新島君、動きが大まかだしそもそも硬いし、

右一発狙いの後の左のフォローが出せてないしやっぱり気負い過ぎだなあ。

 

それでもパンチ力の差は明白みたいで、被弾数は少ないのに伊島君、

左顔面の腫れが目立つようになってたんだわ。

 

<3R>

それにしても新島君、大きく挽回するラウンドを作らないとこのままだとヤバイ訳で、

って見てた1分40秒の西ロープ前、新島君の振りの大きさに徐々に釣られたか、

伊島君の腕振りもいつの間にか雑になり始めたその途端だったんだけど、

若干イッセノセ的になったお互いの右ショットが絵に描いたような相打ちで、

まともに貰ってしまった方の伊島君が尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

それほどの大きなダメージには見えない中でのリスタートだったんだけど、

勢いを増したのは明らかに新島君で、流れが一気に変わった中の残り29秒、

まるでさっきの再現ビデオみたいなまたもや出会い頭のイッセノセで、

またもや直撃被弾してしまったのは伊島君の方で、

堪え切れず倒れ込んでしまってのツーダウンKOエンド。

 

 

正式には2分32秒ってことだったんだけど、それにしても新島君、

もう少し柔軟なボクシングを身に付けた方がいいと思う訳で、

右強打一発頼りで次戦の横山拓成君を撃破するのは難しいんじゃないかなあ。

 

ただもし新島君が勝ち上ったら準決勝戦の相手は同門の梶颯君になる訳で、

他にもBグループには8月1日の試合を待ってる松原陵君もいる訳で、

帝拳は同門対決はさせないと思うからどうするのかあ……。

 

 

 

☆ 梶颯君×コウジ神南君(花形)……SF 4R

2勝(2KO)0敗の17歳・埼玉県と、1勝(1KO)1敗の19歳・福島県。

 

この試合は神南君の都合で流れてしまって梶君兄弟が手持無沙汰にしてたけど、

次に梶君を見ることが出来るのは予定では9月24日の準決勝戦なんだけど、

同門の帝拳ボクサー達の勝ち上り方によってどうなるか分からないんだよね。

 

 

 

② 萱沼徹平君×中川兼玄君(三迫)……Fe 4R

3勝(2KO)0敗の21歳・埼玉県と、2勝(2KO)1敗(1KO)の19歳・大阪府。

 

三迫ジムの試合が連続したんだけど、この試合も岩井大さんがセコンドしてたね。

 

<1R>

5㎝ほどデカイしリーチも優位な中川君、

相手は詰め寄ってからのショートブローに抜群の威力を持ってるから、

相当距離取ってやるのかって思ってたんだけど意外に近いとこでやってたんだわ。

 

その中川君のボディアッパーも中々のモノだったんだけど、

萱沼君の方がやっぱり見せ方が巧くて、左Wフックとかがいい感じだったし、

1分35秒には右からの返しの左アッパー、残り9秒でも左フックがナイスヒットで、

まずは明確なポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

実はこの日の萱沼君、自分が知ってるほどの絶好調って訳ではなくて、

それは序盤を自重してのことだったのかも知れないんだけど、

とにかく今一動きにキレが感じられなくて、

だから中川君、もっと距離置いてちゃんとしたジャブから始めるべきだったんだわ。

 

フィジカル的には劣ってない中川君が下がらされる場面が徐々に増えていって、

時折タイミングのいいショットを繰り出してはいるんだけど、

体重を乗せきれてない軽打に終始してるんだよなあ。

 

このラウンドも萱沼君のとっても角度のいい左ボディの印象が良かったなあ。

 

<3R>

何となく中川君の上下のバランスが乱れてきて、疲れたのかなあって思ってたら、

萱沼君の方もここまでそんなに飛ばしてなかったのに意外な程のスローダウンで、

軽くではあったんだけど何度も何度も右アッパー貰ってたせいかも知れないんだわ。

 

この回は初めて中川君が征してたんだけど残り30秒からが甘くなってしまって、

最後は結構微妙なラウンドにしてしまったんだけどね。

 

<4R>

自分の中では微妙な1ポイント差だったもんで、

このラウンドの出来次第って感じだったんだけど、

いきなり体寄せ合っての消耗系踏ん張り合いから始まったんだけど、

下がらされる場面が更に多くなった中川君の印象が悪いのは免れなくて、

足元踏ん張りきれてない中でのショート戦は相手の土俵な訳で、

最後の振り合いもアピールし切れずのまま終了ゴング。

 

で、自分は39-37だったんだけど結局、39-37×2、39-38ってことで、

勿論萱沼君の3-0勝ち上り。

 

 

 

③ 鈴木武蔵君×渡邊秀行さん(郡山)……F 8R

10勝(4KO)3敗(2KO)のサウスポー、29歳・北海道と、

8勝(6KO)6敗(3KO)3分のサウスポー、ランク14位、30歳・福島県。

 

風貌にしてもボクシングスタイル的にも自分の中では鈴木君は中嶋孝文君系、

渡邉さんは堤英治さん系って感じなんだよね。

 

<1R>

いきなり怒涛の展開は始まって僅か9秒、鈴木君が詰め寄ったとこ、

南東ポスト近くだったんだけど、脚の長い鈴木君の左ストレートが綺麗に届いて、

渡邉さんが思わずダウンしてしまったんだわ。

 

それほど大きなダメージを残さないままのリスタートで渡邊さん、

却ってこれで目が覚めたって感じの先手攻勢を強めていって、

一気にガンガン行くかと思ってた鈴木君の方が控え目にしてたんだよね。

 

<2R>

プレスは鈴木君、手数は渡邊さんっていう図式はこの回で定まって、

以降ずっと同じだったんだけど、鈴木君にはもう少ししなやかな流れが要る訳で、

大きな優位を得たもんで何だかユッタリやってて、

決め打った左を外した時の右のフォローも無かったし、

丁寧に細かく強く打つっていう感じとは程遠かったんだよね。

 

<3R>

渡邉さん、回りながら下がりながらではあったんだけど手数は充分で、

そのうち機を狙って得意の左フックをブチ当てそうな予感もしてたんだけど、

それを貰ってしまったのはまたしても渡邊さんの方で、

1分30秒過ぎ、同じように南東ポストに詰められたとこで、

全く同じパターンで左を貰ってしまって、今回は1Rよりもキツイ当たりで、

明らかに効いたままの再開で明らかに動き切れないままだったなあ。

 

手数が10分の1ほどの鈴木君、正しく省エネボクシングなんだわ。

 

<4R>

渡邉さん、右目下の腫れが被弾の強さを示しつつあったんだけど、

それでもまだ全く勝負を諦めるってことなくて、それはいつもことではあるんだけど、

懸命懸命の反攻だったんだわ。

 

少しづつ渡邉さんのリズムが壊れていく中、鈴木君、

この回も左のタイミングが良くて、だからそれに頼るっていうのは良く解るんだけど、

それでももう少し全体の手数を上げるっていうか攻撃の目眩ましが欲しいとこで、

強打相手に極上のディフェンスではあったんだけど、

攻守のバランスがハッキリし過ぎじゃないかって思ったんだよね。

 

<5R>

二人の消耗度にかなりの違いが目立ってきた中、渡邉さん、まだまだ先手先手で、

その気持ちの強さは見てる方が揺さぶられるほどだったんだけど、

開始1分13秒、今度は北西ポスト際だったんだけど、

ウワアーッて感じの鈴木君の左をまたもや貰ってしまって、これで3発目で、

それは軽くかすった程度だったんだけど蓄積ダメージの重さを知らしめてて、

そのまま倒れ込んでしまったんだわ。

 

5ラウンドのうち3ラウンドでダウン喰らってしまって、

既にどうにもなりそうにないところまで来てたんだけど、

渡邉さんのパフォーマンスにはセコンドにタオルを入れさせない雰囲気があって、

確かに相当シンドそうではあったんだけど目は死んでなかったんだわ。

 

<6R>

鈴木君の中途半端な攻撃が目立った中、

驚くべきことにこのラウンドは渡邊さんが取り返したようなところがあったんだよね。

 

ここまでのところ、渡邉さんの右はかなりヒット率が高かったんだけど、

残念ながら肝心の左を見切られ続けたって感じかなあ……。

 

<7R>

鈴木君のダウンゲットも基本的には一発ドカンばかりで、

連続技からの決めショットって感じではなかったのも事実な訳で、

その辺が物足りないって言えば物足りないなあって感じだった1分20秒過ぎ、

お互いの激しいバッティング渡邊さんが大きく傷ついてドクターチェック。

 

そろそろいいかなあってとこだったもんで丁度いいドクターストップだったんだわ。

 

 

1分25秒ってことでスコアを計算したら68-62だったんだけど結局、

70-61×2、69-62ってことで勿論鈴木君の圧倒3-0勝ち。

 

 

試合後かなり経ってから渡邊さんと話す機会があったんだけど、

顔面の傷みがとっても痛々しかったなあ。

同じようなタイミングの左を3発も喰らったのは問題だったけど、

その後の踏ん張りは大したモンだって伝えたんだけど、

最後まで意識はシッカリしてたんだってさ。

 

 

鈴木君ともランカー復帰だねって話したんだけど、

自分が感じた印象を彼自身も抱いてたみたいで弾けるって感じではなかったね。

 

 

 

④ 横山雄一君×堀内元気君(筑豊)……L 8R

14勝(13KO)3敗(3KO)の25歳・東京都と、

5勝(3KO)1敗(1KO)3分の30歳・福岡県。

 

堀内君は上半身が緩み気味の色白だし、

横山君は如何にも精悍な色黒のこの戦績だし、

あっと言う間に決着してしまうんじゃないかって思ってたんだけどね……。

 

筑豊ジムにはいつものように坂本博之さんがセコンドヘルプに付いてたんだけど、

彼は古い義理を大切にするんだよなあ。

 

<1R>

お互いに大きな有効打が全く無かった中、横山君のプレス勝ちだね。

 

堀内君はそれほど仕掛けが巧い方ではなくて、

KO率は高いんだけど3分の1は引き分けっていう戦績の通り、

行くのか行かないのかがハッキリしない基本的には待ちボクサーみたいだね。

 

何だか世界戦の序盤みたいな感じだったなあ。

 

<2R>

殺気の感じられないままの堀内君だったんだけど、

一瞬体を沈めたとこからの左ボディだけがいい感じで、

相手にそういう動きを慣れさせたところで、その左をボディじゃなくて、

上へ持っていくっていうのが唯一の得意技みたいだったんだけど、

それが見事にハマって残り50秒、横山君が不用意に貰ってしまって、

一瞬ガックンって感じだったんだよね。

 

基本的に横山君、相手に合わせ過ぎのテンポとかリズムの悪いボクシングで、

もっと自分からガンガン仕掛けて行けば圧倒できるんじゃないかなあ。

 

<3R>

お互いに相変わらずリスクを冒さない地味な展開のままで、

この位の相手なら横山君、試合序盤の決着が必須だって思ってたんだけど、

テキパキ感に欠けたトロトロが延々最後まで続きそうな感じだったもんで、

ちょっと我慢できなくなっての休憩タイムゲット。

 

 

後で確かめたら79-74、78-74、78-75ってことで、

スコア的には問題のない横山君の3-0勝ちだったんだけど、

彼、どこか故障してたのかなあ。

 

 

 

⑤ 尾川堅一さん×レイモンド・セルモナ……SFe 8R

14勝(12KO)1敗(1KO)のランク7位、27歳・愛知県と、

17勝(8KO)5敗5分の30歳、国内7位、フィリピン。

 

国内ランキングが同じ同士の大袈裟に言えば国家の名誉を賭けた一戦で、

っていうのはやっぱり大袈裟だったわ。

 

相手のセルモナはいきなりの右を恐ろしいほど大きく振り被ってきて、

勿論、それを直撃されれば誰でもひとたまりもなさそうではあったんだけど、

余りにも振り被り過ぎで、それはまるで往時の村田兆治を彷彿とさせるほどで、

以前に不用意な一発を貰って痛い目に遭ってる尾川君としては、

取り敢えずそれだけは避けるって感じの強固なディフェンスに全く緩みが無くて、

初っ端から安心して見ていられる展開だったんだよね。

 

そうなるとこの雑な相手をどうやって仕留めるかが課題になったんだけど、

相手に対抗してフルショットを連発し返すってことじゃなくて、

まずはって感じのジャブがこの日は極上の出来で鋭く正確に届いてたんだよね。

 

正直、全く相手としての不足感が大きかったんだけど、

打たれ強さだけは驚異的なレベルのセルモナをどう料理していくかってことで、

尾川さん、パンチの緩急とか上下打ち分けとか全体のリズム感とかもう惚れ惚れで、

彼がカッチリやった時の強さは内藤律樹さん、金子大樹さんに次ぐレベルで、

今年中には3人の力関係を見極めたいところなんだよね。

 

 

って思いながら席を立ってたまに遠くから眺めてたんだけど、

6R0分59秒、リング中央のとこで尾川さんが右ストレートを2連続ヒットさせて、

その2発目が大直撃してついにって感じでセルモナが倒れ込んでしまったんだわ。

 

続行が無理そうな仕草はタイボクサーよりは信憑性があって、

結局リスタートできないままのカウントアウトだったんだわ。

 

 

試合後大分経ってから尾川君と話したんだけど、

どっこも傷んでなかったなあ。

 

 

⑥ 下田昭文君×関豪介さん(角海老)……Fe 8R

28勝(12KO)4敗(2KO)2分のサウスポー、30歳・北海道と、

19勝(3KO)1敗(1KO)2分のサウスポー、ランク7位、熊本県。

 

いつの間にか下田さんは下田君に戻ってて30歳になったかあって感じで、

2年振りほどの試合の出来が気になるところだったんだよね。

 

<1R>

階級も上げて来てるし、30歳になったしってことで下田君、

若い頃のまるでバンビのような軽快無比なフットワークって感じではなくて、

すれ違ったら相手が倒れてたっていうパンチスピードの面影も無かったんだけど、

それでも全体の動きは関さんよりは早かったんだよね。

 

二人共、いきなりキビキビしたいいテンポの打ち合いが始まって、

関君も全く見劣りはしなかったんだけど、当て方の綺麗さで下田君かなあ。

 

<2R>

プレスは下田君だったんだけど先攻めし切れない中、

開始1分とそのすぐ後に関さんのワンツーがヒットして場内大歓声。

 

そう言えば両コーナーともこの試合の応援が最高に盛り上がってて、

この日は入場者数もとっても多かったんだけど凄かったなあ。

 

ってこのまま関さんが押し切りそうだったとこの残り52秒、

関さんの手が止まった一瞬を狙って下田君のワンツーからのショート連打が

手際よく見栄え良く連続ヒットでポイントを渡さなかったんだわ。

 

ラウンド終了ゴングが鳴った時、関さんの右目上が薄くヒットカットされてたね。

 

<3R>

関さん、必ずしも正確に当てようとしなくていいから、

兎に角下田君にタイミング見計られた先攻めをさせないような工夫が必要で、

上半身含めてもっとチャカチャカ動いて無駄玉をガンガン打つべきだし、                                                         

綺麗にやろうとしたらとっても敵わないんだから、もっと詰め詰めだしね。

 

残り1分15秒での左の相打ちの有効度は下田君の方が上だったんだけど、

更にそこからの見せ方が下田君、やっぱり巧いんだよなあ。

 

<4R>

関さん、どう見ても相手に好きなようにやらせ過ぎるとこがあって、

もっと相手が嫌がるボクシングにシフトしないとズルズル追い込まれるだけで、

って思ってたら1分30秒までは中々いい動きが出来てて、

残り1分でも左のいいのを打ち込んでたんだわ。

 

このまま進めば初めてのポイントゲットだって思ってたんだけど残念、

残り40秒からは下田君の一気の巻き返しで元の木阿弥なんだわ。

関さん、ラウンド終盤が甘くなってしまうのが続いてるなあ。

 

<5R>

下田君の動きにそれ程の変化が無い中、関さんが更に徐々に距離潰していって、

左右ボディから一気に活路発見って感じだったんだわ。

このラウンドは相手のタイミングで打たせないままハッキリ押し切ったね。

 

<6R>

下田君の手数が落ちてきた中、関さん、密着戦にしぶとさを発揮し始め、

上体も細かく動かせてたし、交わされても交わされても止めない手数で、

2分までをハッキリ支配してたんだけど、この回は最後まで緩めることなく、

下田君の出番を封じ切ってたんだわ。

 

<7R>

気が付けば下田君の特に左顔面が腫れてきて、

そう言えば彼、ここ2ラウンドほど妙に一段落してしまってて、

特別疲れた訳ではないと思うんだけどそれでも、

久し振りの試合でやり難い相手との長丁場が応えてきたみたいなんだわ。

 

自分のスコアではここまで1ポイント下田君って感じだったんだけどね。

 

<8R>

お互い、微妙なスコアになってるって思った方がいい最終ラウンド、

まずは関君が手数で序盤の1分までを優位に進めてたんだけど、

残り1分には均衡化してしまって、そこからは一気の根性戦で、

お互いに最後の最後まで力を振り絞ってたんだけど、

当たりの正確性が上回って見栄えが良かったのは下田君の方だったんだわ。

 

 

大騒ぎの中の終了ゴングで自分は77-75だったんだけど、

結局、78-74、78-75×2ってことで下田君の3-0勝ち。

 

 

折り折りの下田さん、結構当て込んでたとは思うんだけど、

それでもフェザー級だと通じ難いのかなあ。

 

 

 

⑦ 五十嵐俊幸さん×レネリオ・アリザラ……SF 10R

20勝(11KO)2敗1分のサウスポー、31歳・秋田県、

 

WBA6位、WBC5位、IBF12位、国内5位と、

12勝(5KO)1敗1分の国内6位、21歳・フィリピン。

 

10歳年下のモチベーションに溢れた若いフィリピ―ナが結構頑張ったんだわ。

 

<1R>

アリザラは尾川さんの相手だったセルモナよりは数段ちゃんとしてて、

キチンとした立ち姿してて、色々打ち分けられるし打ち出しのタイミングも良くて、

特にカウンターのタイミングを捉えるのがとっても巧くて、

五十嵐さんも緩々ってやってたら危険な訳で打ち終わりは要注意なんだわ。

 

<2R>

アリザラにはパンチの緩急の意識がないから見極められそうでもあるんだけど、

右のロングアッパーみたいなボディショットに独特のモノがあって、

それをそのまま顔面に打ち上げていく場合も多くて、その全てがフルショットだから、

五十嵐さんは集中を切らせる訳にはいかなくて、

こっちもかなりの緊張感の中、五十嵐さんが左目上を薄くヒットカットされたんだわ。

 

<3R>

相手のパンチにそれ程スピードがあるとは思えないんだけど五十嵐さん、

思いの外簡単にいきなりの右を貰ってしまうことが多くなってきて、

青コーナーサイドの掛け声も尋常じゃなかったんだけど、

気が付けば五十嵐さん、単調な動きと腕振りを繰り返してるような感じで、

その辺のところをアリザラに見極められてるような感じなんだよね。

 

<4R>

五十嵐さんが若干攻勢を強めていって初めの1分を優勢に進めてて、

一段落した後の残り1分から再度の攻勢で左ストレート、右ボディを連続ヒットで、

アリザラが下がらされる場面が増えていったんだわ。

 

<5R>

攻め込んだ時の手際の良さみたいなモノが心地良くなってきて五十嵐さん、

この辺りから一気かって思わせたんだけど、アリザラも頑張る踏ん張るで、

五十嵐さんの打ち終わりを目掛けて思いっ切り力込めて返していってるんだわ。

 

せいぜい6Rくらいまでかなあって思ってたんだけど、

世界ランク総取りの魅力は大きかったみたいで気持ちが入ってたんだよね。

 

<6R>

開始1分、バッティングで五十嵐さんがドクターチェック受けた後、

アリザラが一気の打ち合いを挑んでいって巧くはないんだけど気持ちはこもってて、

一つ一つの技術としては比較にならないんだけど、

それでもスコアにすると微妙な感じまで盛り返してきたんだわ。

 

<7R>

どう見てもアリザラが打つ右ボディは低過ぎることが多くて、

ちゃんと注意した方がいいんじゃないかって見てたんだけど、

五十嵐さんは何の苦も見せずの続行で、ここに来てヒット数にも差が出て来て、

容易にめげないアリザラも良く踏ん張るなあって感じだったんだけど、

残り12秒、五十嵐さんが北西ポストに追い込んで、

この日最初の超連打を上下に打ち分けた時は流石に危ないとこまで行って、

アリザラもやっとのことで終了ゴングを迎えたんだわ。

 

<8R>

さあそろそろかあってとこでアリザラ、またしてもの頑張りは大したもんで、

中々観客を楽な気持ちにさせてくれなかったんだけど、

中盤以降はやっぱり五十嵐さんの攻勢の方が圧倒的で、

今度は南東ポストに追い込んだとこで一気のラッシュ。

 

そこんとこで五十嵐さん、相手が苦し紛れに振って来るところを何とかカウンターで、

って願いを掛けてはみたんだけど、残り14秒、きつい左ストレートを2発、

綺麗にヒットさせてはいたんだけど倒し切るとこまでは至らなくて終了ゴング。

 

<9R>

明らかにシンドそうなアリザラだったんだけど、

決着付けに行ってた五十嵐さんもキッチリ当て切れないままだったなあ。

 

1分20秒には再々目のキツイ左を貰ってたけど堪えて堪えて、

アリザラはあくまで真面目に頑張り続けてたんだわ。

 

それでもアリザラのカウンターのタイミングはここに至って随分遅れてきてるし、

フック系のパンチの多くがオープン気味になってきたんだよね。

 

で、ちょっとダレてきたかなあ……。

 

<10R>

最後の最後まで気持ちを振り絞ってたのはアリザラの方かも知れなくて、

殆ど見込みのない中、残り32秒にはまたしても倒されそうになってしまって、

それを倒し切れない五十嵐さんの方を不甲斐ないって思い始める自分がいて、

アリザラの打たれ強さっていうより、五十嵐さんのキレ不足じゃないかって、

そういう思いも交錯したんだけど、どっちがホントのとこなんだろうなあ、

日本ランカーが強いノーランカーに苦戦するっていうのと同じなのかなあ。

 

 

って感じのまま終了ゴングで自分は97-93だったんだけど結局、

99-92、97-93、97-94ってことで勿論五十嵐さんの圧倒3-0勝ち。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 尾川堅一さん

② 鈴木武蔵君

③ 関豪介さん、渡邉秀行さん

 

 

 

鈴木武蔵君、横山雄一君から始まって下田さん、五十嵐さんに至るまで、

みんながフルラウンドきっちりやったせいもあって、

ドームの野球終わりとモロバッティングしてしまったもんで、

30~40分ほどブラブラしてたんだよね。

 

2015年6月 5日 (金)

日記 (6/4)

 

驚いたなあ、山中慎介さんが切手になったんだってね。

関西方面限定らしいんだけどボクサーが切手になるなんて初めてじゃないかなあ。

 

行政から打診があったのかボクサーの方から依頼したのか、

その辺のところは解らないんだけど、とにかく凄いことだよね。

 

そう言えば、ボクサーが世界チャンプになった際なんかに、

地元の市町とか区長とかに挨拶に行く場面が紙面に載ることが多いけど、

ああいうのは行政から話が来るのか、ボクサーの方からの持ち込みなのか、

その辺の事情も知らないもんで一度聞いてみようかなあ。

 

 

 

5選を果たしたばかりのFIFAのブラッター会長がその4日後にいきなり辞任会見で、

その異常さに首を傾げるんだけど、これは多分あれだね、

つまり今FIFAの理事達の収賄事件が立件中なんだけど、

ブラッター自身の身辺にも捜査が迫ったってことだな、きっと。

 

現在は収賄側だけが注目されてるんだけど、

段階的に贈賄側にも捜査が及ぶのは間違いなくて、

そのうち、どこの国とか企業が汚いカネを使ったのかとか色々出て来ると思うから、

やましい所がある連中は生きた心地がしてないだろうね。

 

 

 

国会は安保改定に関する審議の真っ最中なんだけど、

現行の憲法9条を改正しないままに集団的自衛権を正確に規定するのは

絶対に無理があって、憲法改正については国民の抵抗が強いもんで、

そこんとこに触れないままに拡大解釈で決着をさせようとしてるんだけど、

如何にも無理矢理過ぎる感じがするんだけどなあ。

 

経済が若干上向いてるもんで最近少し調子に乗り過ぎてる安倍首相、

先日も国会質疑の際に飛ばした余りに安っぽ過ぎる野次で謝罪してたんだけど、

それはどう見ても元々小心者としか見えない目の動きと早口なんだけど、

自らに自信を持ちきれない人間が調子に乗るととっても危険なんだよね。

 

それにしても政治家と見れば先生、先生ってやたら崇めるのは止めるべきで、

役人にしても政治家にしても一般民衆を支えるそれは只の公僕なんだからね。

 

 

 

5月競馬で大勝ちしたもんで、サツキの月刊誌を1年分前払いして、

山岡荘八の “徳川家康” 全26巻を一括購入して、

そんなに高価じゃないんだけどジャイアントのクロスバイクをゲットしたんだよね。

 

 

 

南のバルコニーから遠くを見やれば首都高中央環状線の高架防音壁越しに

スカイツリーの頭部分が見えるんだけど、

一方、見下ろせば川淵の公園、釣り人達から30mほどのところで、

毎朝およそ3時間も一心に川面を見つめ続けるホームレスがいて、

驚くべきことにそのホームレスは夜はすぐ横の遊歩道に直接寝てるんだけど、

とにかく彼にも等しく朝が来たってことで、

自分も含めて其々が其々の朝日を浴びてるんだわ。

 

2015年6月 3日 (水)

日記 (6/3)

 

1日、月曜日だっていうのに驚くべきことに昼間っからそこそこの人数で、

駅の近くのゴルフ打ちっ放しは半分近く埋まってたんだわ。

 

3階建てで120打席ほどあるんだけど距離は100ヤードもなくて、

球の落ち際とかはまるで解らないんだけど、

本気ゴルフからはとっくに引退してしまったもんで、

年間70回以上もコースに出て、他に週2日は練習して、

それでも生涯ベストが75で一度もパープレイで回ったことさえ無くて、

自分の才能の無さに当時は相当落ち込んでしまって、

接待とか付き合いの必要性が無くなってからはスッカリ遠ざかってるんだけど、

元々ジョギングとかは退屈でやってられないもんで運動不足が甚だしくて、

首とか腰とかギシギシするような感じがするもんで練習だけ再開したんだわ。

 

以前通ってた所は専用コイン1枚で40球前後が籠にガラッと出て来たんだけど、

ここはICカードを使っての1球管理方式なもんで、

打ちたいだけ打てる一方で無駄打ちも抑えられるから中々いいんだわ。

 

 

 

若い頃は今よりもっと理屈っぽかったもんで音楽を聞くにしても、

この曲は何で素晴らしいのかとかどうして詰まらないのかとか、

理論的な裏付けをしたがる若干面倒臭い傾向があって、

気に入ったプレーヤーを徹底して追い駆けながら、

ブラインドフォールドテスト(バックの演奏家達を当てること)なんかもやってたし、

ピアノのメーカーを聞き分けることにも挑戦したもんなんだけど、

年齢を重ねるにつれ大分丸くなってきたみたいで、

今はいい曲であればそれが誰の演奏なのかってことは拘らないようになって、

ひたすら心地いい音楽に身を任せるっていう感じなんだよね。

 

 

 

“ガラスの天井” っていうのは女子社員のキャリアアップに際しては

目には見えない天井のような障害があるっていう意味に使われてて、

それを打ち破って上へ行くには相当の覚悟と努力が要るってことなんだけど、

ボクシングにもC級からB級、A級へと登っていくに際しては

一見目に見えない明らかな障壁というか打ち破らなくてはならない壁があって、

それは日本ランカーから世界チャンプに至るまで更に大きく厚くなる訳で、

その一つ一つを打破するためには更に体を鍛えて戦い方に神経を使いながら

段階ごとに必要な武器を備えないといけないんだよね。

 

マラソン中継とか事件事故の現場報道で必ず見受けるのが映りたがり屋で、

芸能人や有名人とみればひたすら距離を縮めたがったり、

ツーショット写真をねだるような連中とそれは同じ精神構造なんだろうけど、

特別ファンでもないのに取り敢えずサインをねだるのが不思議なんだけど、

有名人に憧れる、有名になりたいっていう傾向はごく普通なのかも知れないね。

 

有名にならなければ始まらないってとこがプロスポーツ界にもあるもんで、

だからボクサー達もなるべくみんなに気に入られるように、

出来たらマスコミに取り上げられる頻度を増やすように努めるんだけど、

ボクシングっていうのは元々プロ野球やJリーグよりは余程敷居が低くて、

自分みたいなド素人が有力ジムのオーナーさん達や有名ボクサー達に

懇意にさせて貰うことが出来るくらい実はハードルが低い訳で、

だからうごめくというか動く金額の単位が二桁ほども違うもんで

往々にして安易でレベルの低い関係が出来てしまうってことがあるんだよね。

 

だからこそボクサー本人にとっても業界にとっても好ましくない人間関係に対して、

常に敏感でないといけないってことなんだわ。

 

2015年6月 1日 (月)

6月のボクシング

 

30日の競馬を外した夜、震度4ってことだったんだけど、

2011年の震度5強の時とそれほど違わないような揺れ方だったなあ。

 

息子は9階のせいじゃないかって言ってたんだけど、

超高層の長周期振動とは違うと思うんだけど関係あるのかなあ。

 

2011年の時のように食器棚から皿が飛び出すってことはなかったんだけど、

ラックの上段から300枚以上のCDがガチャガチャって落下してしまって、

ジャンル別、楽器別、アーティスト別の整理をやり直さないといけないんだわ。

 

中央線や総武線が比較的早い時間に運転再開してた割に山手線や京浜東北線、

それに東海道線とか横須賀線なんかは相当手間取ってたんだよね。

みなさんにおかれましても大事に至ることはなかったですか?

 

 

 

30日の田中恒成さんの試合は結果を知った上で翌日に録画を見たんだけど、

正直、期待を大きく外してたんだよね。

 

ラウンドバイラウンドは追っかけてなかったんだけど、

117-111×2、115-113ってスコアはそこそこ妥当だとは思ったけど、

序盤で倒し切ってしまいそうな感じだったのがイエドラスが凌いでからは、

無理に倒しに行かないっていうボクシングが延々だったなあ。

 

実は自分、ボクシングっていうのは殴り倒すのが基本でしょっていうのがあって、

相手の様子と自らの調子とかスタミナを秤にかけて、

どこで行くのか、どうやって倒すのかを競うスポーツだと思ってて、

それに至る過程にポイント制があるって思ってるんだよね。

 

自分は田中さんの試合は一回しか見たことが無いんだけど、

その原隆二さんとの試合と比べても動きにキレが無かったし、

イエドラスがキビキビしたボクサーじゃないから一見スピードあるように見えたけど、

ホントはあんなもんじゃないって思ったんだけどね。

 

イエドラスのことは事前にあるジムの会長さんに結構強いよって聞いてたんだけど、

それは要するに打たれ強いってことだってことが解って、

持ってる技量的にはそれ程のことはなかったんだよね。

 

そういう相手に田中さん、序盤から中盤にかけてミスショットが多過ぎだったし、

軽く被弾しただけでいちいちグローブで顔を撫でる仕草を繰り返してて、

相手にちゃんとヒットしてるんだってことを知らしめてしまってたし、

倒すのを諦めた中盤以降は適当な誤魔化し系としか思えないパフォーマンスで、

この階級のタイトル戦ってことになると、

やっぱりイーグル京和×八重樫東さんの試合を思い出すんだけど、

それと比較すると普通のA級ボクサー程度の試合にしか見えなかったんだよね。

 

 

自分は何事においても最速とか最短とかいうキャッチ―なコピーっていうか、

とにかくギネス記録系的なモノには全く興味がなくて、

其々の見せ手がどういうパフォーマンスをするのかこそが大事だって思ってて、

そういう観点から言うとこの日の田中さんは水準に達してるとは言えなくて、

何回も言うけど田中さんはあんなもんじゃないから次回に期待ってことで……。

 

 

この試合と同じくらいその行方が気になってたのはセミファイナルの試合で、

結局、松山真虎君が田中裕士さんに0-2負けてしまったんだけど、

74-77×2、77-77っていうスコアは妥当だったのかなあ……。

 

 

 

もう一つ気になってたのは同じ30日のイギリスのホルヘ・リナレスだったんだけど、

アウェイへ出張っての指名挑戦者相手だったし、

前日計量で若干手間取ってたみたいで心配してたんだけど結局、

5Rにダウンくらった後の10RTKO勝ちってことで良かった良かったなんだわ。

 

試合終えての二人の戦績が凄いというか面白くて、

ホルヘが39勝(26KO)3敗(3KO)、

相手のケビン・ミッチェルが39勝(29KO)3敗(3KO)っていうんだからなあ……。

 

 

 

6月のボクシングスケジュールの前にまずはいつもの5月ボクシングの反省会。

 

 

【5月ボクシングのベスト20】

*左側が勝者、( )内は事前期待度。

 

① 内山高志×ジョムトーン・チューワッタナ (1)……2RKO 

② 三浦隆司×ビリー・ディブ (3)……3RKO 

③ 田口良一×クワンタイ・シッモーセン (2)……8RKO 

④ 佐々木健介×角本達治 (21)……5RKO 

⑤ 八重樫東×ソンセンレック・ポースワンジム (ー)……2RKO 

⑥ 村田諒太×ダグラス・アタイジ (ー)……5RKO 

⑦ 岩淵真也×吉田龍生 (4)……4RKO 

⑧ 田之岡条×永安潤之介 (14)……3-0 

⑨ 高見良祐×本間愛登 (9)……2RKO 

⑩ 芦沢広樹×小森輝久 (19)……1RKO 

⑪ 高橋竜平×坂田北斗 (ー)……3-0 

⑫ スパイス松下×小山拓見 (11)……3-0 

⑬ 小池信伍×横山一喜 (18)……1RKO 

⑭ 神津徳臣×平原直 (ー)……2RKO 

⑮ 神辰郎×鈴木大河 (22)……4RKO 

⑯ 頴川裕×永楽彰一 (20)……2RKO 

⑰ 松永宏信×成田永生 (12)……3-0 

⑱ 大川泰弘×マキシナハク (ー)……8RKO 

⑲ 大久保大騎×袴田浩祐 (ー)……3-0 

⑳ 篠原武大×渡部大介 (15)……5RKO

 

 

 

【6月のボクシングスケジュール】

*左側が勝者予想。

 

・6月 5日………(メキシコ)

黒田雅之×マリオ・アンドラーテ。

 

 

・6月 6日………(後楽園)

鈴木武蔵×渡邊秀行、下田昭文×関豪介、梶颯×コウジ神南、

萱沼徹平×中川兼玄、新島聖人×伊島史紘、横山雄一×堀内元気、

五十嵐俊幸、尾川堅一。

 

 

・6月 7日………(茅ヶ崎)

福本祥馬×入澤和彰、中野敬太×齋藤裕太。

 

 

・6月 8日………(後楽園)

内藤律樹×荒川仁人、江藤光喜×福本雄基、斉藤幸伸丸×越川考紀、

久我勇作×高田小次郎、豊嶋亮太×海藤正晴、比嘉大吾。

 

 

・6月10日………(後楽園)

和氣慎吾×マイク・タワッチャイ、石川貴章×小野木協栄、

松山和樹×鈴木義行、天笠尚。

 

 

・6月13日………(イギリス)

岩佐亮祐×リー・ハスキンズ。

 

 

・6月17日………(後楽園) 東日本新人王トーナメント

芦沢広樹×三村利伸、岸文昭×鈴木真守、堤アキラ×三浦康輔。

 

 

・6月26日………(後楽園)

白石豊土×中川健太、塚田祐介×西田和宏、齋藤志朗×尹文鉉、

粕谷雄一郎×坂本尚志、宮地隆佳×上田有吾、石田凌太×知念大樹。

 

 

・6月30日………(後楽園)

木下貴大×青山功、海老澤昇治×植木秀利、永田大士×松坂拓哉、

大間和友×長濱陸、鳴海友基×エハフェロス・ベガ。

 

 

 

【6月ボクシング期待度ベスト20】

*左側が勝者予想。

 

① 内藤律樹×荒川仁人

② 鈴木武蔵×渡邊秀行

③ 江藤光喜×福本雄基

④ 梶颯×コウジ神南

⑤ 下田昭文×関豪介

⑥ 久我勇作×高田小次郎

⑦ 石川貴章×小野木協栄

⑧ 粕谷雄一郎×坂本尚志

⑨ 白石豊土×中川健太

⑩ 宮地隆佳×上田有吾

⑪ 塚田祐介×西田和宏

⑫ 横山雄一×堀内元気

⑬ 大間和友×長濱陸

⑭ 芦沢広樹×三村利伸

⑮ 新島聖人×伊島史紘

⑯ 齋藤志朗×尹文鉉

⑰ 海老澤昇治×植木秀利

⑱ 木下貴大×青山功

⑲ 永田大士×松坂拓哉

⑳ 松山和樹×鈴木義行

 

 

 

【村木田渾身競馬】

自分の競馬の神様はまだ健在だったみたいで、

5月31日の東京8Rが7番人気→6番人気→15番人気って入線だったんだけど、

その3連複を10点買いでゲットして何とナント2,264.5倍だったんだわ。

 

事前では10番人気くらいかって思ってたその15番人気の馬から流したんだけど、

騎手の内田博幸があと100m程から鬼の追い込みで、

それはテレビを見てた自分も思わず鞭を振るいそうになったほどで、

最後はその後から来た馬に頭差まで追い詰められたとこがゴールだったんだわ。

 

去年の年間複勝率が12位だった内田が今年は出足不調だったんだけど、

2月末時点で45位、3月末で25位、4月末で20位って徐々に復調してきた、

丁度そんなところを巧く狙えたんだよね。

 

こんな会心のヒットは年間にそんなにないのが今年は早目に訪れたってことで、

自分は夏競馬に弱いっていうのは知人達も知ってることなんだけど、

ここまでの余力で充分秋競馬まで凌げそうなんだわ。

 

ってことで、5月の収支は56レースに参加して5レースの的中で回収率が882%、

1月~5月までの累計では234レースに参加して373%の回収率なんだわ。

 

 

競馬評論家とかはこのレースは馬単で、このレースは3連単でって、

全レースを予想しなければならないから仕方ないから、

レースごとに買い方、買い目を対応させてるんだけど、

自分は自分の買い方に合うレースだけに限定して参加することにしてるんだけど、

これは長いことやってきて解ったことで、とにかく第1Rからとか、

途中のレースを黙って見てるのは忍びないとかいうのは絶対ダメなんだよね。

滅多にない大勝だったもんで今日は語ってしまいましたとさ……。

 

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