« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »

2015年5月

2015年5月30日 (土)

後楽園ホール・5月29日

 

何故かケヤキが好きで、それ程太い幹ではないのに分不相応に高く伸びてて、

身の程知らずって感じがするところがいいんだよね。

 

 

 

ホールに入ると田之岡条さんと興法裕二君が一緒に寄ってくれて、

セミファイナルの大保龍斗君の応援なんだってさ。

 

 

E&Jの内藤会長が一人でポツンとしてたもんでちょっと話したんだけど、

会長は夏でも冬でも全くエアコンを使わないんだってさ。

子供の頃の話をしてても実に波長が合うもんで誕生日を聞いたら何とナントなんと、

全くの同級生で誕生日も僅か9日違いだったんだわ。

 

 

昨日はメニュー的に少し緩かったせいか空席が多かったなあ。

ちなみに最後の試合のずっと前に帰ってしまったもんで悪しからずです。

 

 

 

① 菊池健太君(金子)×林周(L玉熊)……LF 4R

デビュー戦の21歳・東京都と、デビュー戦の21歳・群馬県。

 

<1R>

菊池君の心と体の準備が整ってない隙を狙って林君がいきなりのラッシュで、

開始ゴングと同時にガンガン仕掛けていって、

いきなり菊池君を危なそうな場面に追い込んでいったんだけど、

1分20秒くらいで大きく一段落してからはメッキリだったなあ。

 

一方の菊池君もそれならって大挽回に出る訳でもなくて、

とにかくやたら優しいパンチなんだなあ。

 

デビュー同士で仕方ないところもあるんだけど、

何だかガキのケンカみたいになってしまったもんで……。

 

 

結局、39-37、39-38、38-38ってことで林君の2-0勝ちだったね。

 

 

 

ふと見やったら大橋ジムの会長がおられたもんでちょっと話したんだけど、

大橋会長と自分は実は隣同士の中学校の出身だったことが解って、

小学校の名前も “上” が付くのと付かないのとの違いだったんだよね。

 

 

 

②飯塚誠君(金子)×宮川大吾君(日東)……Fe 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)1分の30歳・茨城県と、

1勝3敗(1KO)2分の22歳・東京都。

 

<1R>

体格の割には二人共、近いとこでのやり取りから始めてたんだけど、

開始20秒、ガサゴソした中で飯塚君、宮川君の右フックを貰ってしまって、

一瞬大きく膝カックンさせてしまって実に危ういとこだったんだわ。

 

宮川君の追撃も甘かったもんで飯塚君もごくごく普通の立て直しだったんだけど、

二人共リズム感が良くないし、鋭さとかスムースさとは程遠かったなあ。

 

<2R>

お互いどういうボクシングがしたいのかが全く見えて来ないし、

バランスの良くないまま距離に対する意識も特にないみたいで、

見てて心地いいって感じから遠のくばかりだったもんで一旦休憩タイム。

 

 

後で確かめたら39-37×3ってことで飯塚君の3-0勝ちだってね。

 

 

ここからの2試合は東日本新人王トーナメント予選。

 

 

 

③ 中胡貴之君(E&Jカシアス)×冨高信君(大橋)……L 4R

2勝(1KO)6敗(3KO)1分の32歳・東京都と、

1勝1敗1分のサウスポー、25歳・神奈川県。

 

この試合は大橋会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

<1R>

冨髙君、見た目はゴツイんだけど優しい性格なのかやたら慎重で、

いとも簡単にプレスをかけられてしまってるし手数も少な過ぎなんだわ。

 

大きな有効打が無い中、やっぱり中胡君の手数分だけの展開なんだよね。

 

<2R>

流れは中々変わらなくて冨髙君、無駄玉でもいいからとにかく打つべきで、

相手はそれ程頑強そうではないんだからもっと力づくのガンガンでいいのになあ。

 

その冨髙君、残り1分からやっとやっと右フックと左ストレートをヒットさせて、

やっとボクシングらしくなってきたんだけど、ホントはそこから一気なんだけどね。

 

<3R>

行けそうなのに、行くべきなのに躊躇が見られた冨髙君に対して陣営が、

檄を飛ばしたのが功を奏したか若干積極性を増していっての多少の手数アップで、

1分過ぎ、中胡君がスリップしてリスタートした直後を狙っての一気一気。

 

最後は中胡君を南ロープに詰め立てての連続攻撃で、

3発目の左が中胡君のアゴを思いっ切り跳ね上げたとこでストップエンド。

 

1分42秒、冨髙君のTKO勝ちではあったんだけど、

中胡君のスタミナ落ちに助けられたようなところがあったのも事実で、

4ラウンドしかないんだから、もう少し序盤から仕掛けないとダメだと思ったなあ。

 

 

 

④ 細川チャーリー忍君(金子)×作田祐一君(富士山ネクサス)

                                 ………M 4R

1勝(1KO)1敗の30歳・宮崎県と、

3勝(2KO)2敗(1KO)のサウスポー、31歳・静岡県。

 

<1R>

比較的短めのトランクス同士だったんだけど、

二人共、テクニカルにファッショナブルにやる方ではなくて、

寄り合ったとこでのガチャガチャ主体で接近乱闘戦って感じだったんだなあ。

 

<2R>

コンビネーションっていうのは何処の国の何の話かって感じで、

余りにも雑過ぎるもんでね……。

 

 

結局、40-37×2、39-37ってことで細川君の大差3-0勝ちだってね。

 

 

 

⑤ 大和藤中君(金子)×何チャラ・パラポン……H 6R

5勝(1KO)3敗(1KO)の29歳・宮崎県と、9勝(4KO)4敗の21歳・タイ。

 

<1R>

藤中君、あんまり初っ端から飛ばし過ぎると最後のスタミナが心配で、

って見てたんだけど、終始気負いもなく中々いい動きが出来てたね。

 

パラポンっていうのはオッサンみたいなボクシングで、

猫パンチみたいな変テコリンな右ストレートを打つなあって見てた残り30秒、

右ストレートを直撃させた藤中君が直後に一気の攻め込みで、

綺麗なワンツーを連続ヒットさせてパラポンからダウンゲット。

 

いきなりダメそうなパラポン、何とか立ち上がりはしたんだけどリスタート直後、

藤中君の揺るぎない追撃の前に再度のあえなくのストップダウンで、

3分07秒、藤中君のA級ゲットKO勝ちだったんだわ。

 

 

昨日はここからの2試合が所謂目玉ってことで……。

 

 

 

⑥ 上岡泰君(元気)×岡本ナオヤ君(東拳)……54.5㎏ 8R

8勝(4KO)3敗(1KO)2分のサウスポー、23歳・埼玉県と、

8勝(4KO)4敗(1KO)の27歳・三重県。

 

上岡君、以前より髪の毛を短くしててこっちの方が圧倒的にカッコいいんだわ。

 

<1R>

プレスが強かったのは岡本君の方だったんだけど上岡君、

相手が入って来るとこに被せ打ってた右フックのタイミングが抜群で、

軽くだったけどそのうちの幾つかは確実に届いてたんだよね。

 

ラウンド半分ほどが過ぎた頃、岡本君の右ボディと上岡君の右フックが相打ちで、

カウンターのタイミングで被弾した岡本君のダメージの方が大きかったみたいで、

フラッとしたとこに上岡君、当然のように抜かりない一気の攻め込みで、

岡本君に北ロープを背負わせたまま山ほどのショートの連打連打で、

岡本君に立て直すきっかけを与えないまま、1分31秒、

体を入れ替えたとこで思いっ切りの左フックをこれ以上ないほどのクリーンヒットで、

堪らず岡本君が仰向けにバッタンダウンしたとこで即のストップエンド。

 

 

後頭部を打つような倒れ方だったから心配されたんだけど岡本君、

それ程時間を掛けることなく立ち上ってまずは良かった良かったね。

 

 

それにしても上岡君、実に見事な勝ち方で、

いいのをヒットさせた後、決めを焦ってムチャな大振りをすることなく、

まずは冷静に確実なショート連打に繋げたところが秀逸だったんだよね。

 

 

 

⑦ 藤井貴博君(金子)×大保龍斗君(横浜さくら)……F 8R

7勝(2KO)3敗(1KO)1分のサウスポー、26歳・東京都と、

6勝(2KO)2敗1分の20歳・神奈川県。

 

ここんところ2勝1敗の藤井君と1分2敗の大保君の一戦だったんだけど、

心構えと言うか気持ちの充実度でかなり差があったみたいだったなあ。

 

<1R>

いきなりの前詰めからの先手先手は大保君だったんけど藤井君、

出鼻と打ち終わりに合わせるショットのタイミングが良かったんだわ。

 

そもそものボクシングスタイルはとっても良く似てる二人なんだけど、

このラウンドは大保君の手数を藤井君の当たりの強さが上回ってたなあ。

 

それにしても藤井君、髪の毛の右端が長いのが気になるみたいで、

事あるごとにグローブで撫でてるんだけどあれは自らのリズムを崩してしまうし、

見てるこっちも苛立ってしまうんだけどなあ。

 

<2R>

返しの右あるいは左までの配慮が行き届いてなかったのは二人共同じで、

お互い、同じようなタイミングでパンチを交互に貰ってたんだけど、

残り20秒からの激しい打ち合いは明らかに大保君の精度の方が勝ってて、

藤井君、顔面を一気に赤くしていってたなあ。

 

<3R>

感じを掴んだような大保君が勢いを増していって、

藤井君、当てられ方が良くないし、必ずしも気持ち負けしてるとは思わないけど、

徐々に体が緩んできて腰の入ったパンチを打ち切れてなくて効き目が薄くて、

腕振りの鋭さにも差が出てきてしまったなあ。

それにしても藤井君、見てるこっちも髪の毛が鬱陶しいんだよなあ。

 

<4R>

合い間合い間にいちいち髪の毛にグローブをやりながらなもんで藤井君、

バランスとかリズムを崩してるとしか思えなかったし、

殴り合いに集中できないんじゃないかって気になって気になって、

インターバル中にハサミで切ってしまえって思う程で、

自分の観戦リズムもガッチャガチャになってしまったもんでここでお終い……。

 

 

あんな腰の入ってないパンチじゃ逆転KO勝ちも有り得ないって思いながら、

電車を降りた時に確認してみたら案の定の結果の78-75、78-76×2って事で、

大保君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑧ 大竹秀典さん(金子)×何チャラ・チャイヨン……56㎏ 8R

22勝(9KO)2敗3分のランク3位、33歳・福島県と、

14勝(7KO)16敗1分の国内8位、32歳・タイ。

 

所謂必要悪的な大竹さんの復帰祝い戦な訳で、

こんな戦績の負け越しタイボクサーに大竹さんが負けるはずもなく、

大竹さんの目指してるパフォーマンスは良く解ってるもんで見るまでもなく、

ってことで自分はセミファイナルの途中で帰ったんだけど、

結局3R、1分30秒でのKO勝ちだってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 上岡泰君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

今、自分のiPodは全曲シャッフルにしてあるもんで、

サーチャーズの後に中島みゆき、ジョー・パスの次にジョン・メイヤーって、

ジャンルに無関係に曲が出て来るもんで、次は何が来るかって結構興味深くて、

小雨の中の駅への道で流れてきたのがキャノンボール・アダレイのアルバム、

「Something Else」 の中の “Autamun Leaves” 。

 

始めてマイルス・デイビスのミュート(弱音器)プレイを聞いた時、

それは大学に入ったばっかりの頃だったんだけど、

その鋭利で孤独、冷徹なイメージに大きな衝撃を受けて、

水銀灯に照らされた冬の夜のアスファルト道を想起させたんだけど、

そういう感覚が今でもずっと続いてるのにも驚くんだよね。

 

 

 

先週のオークスもスルーしたし、今週のダービーも参加するつもりは無くて、

一番人気馬が3着以内に入る可能性の高いレースは徹底的に回避するって、

そういうのは競馬ファンと言えるものではないなってシミジミ思うんだけど、

兎に角今日は東京の10R、11R、12Rと京都の10Rで勝負勝負なんだわ。

 

2015年5月29日 (金)

5月度ランキング

WBAとかWBCの沙汰なんていうのはカネ次第だって言われて久しいけど、

FIFAなんかも内実は汚らしい贈収賄構造に満ち満ちてるんだね。

 

人が群れると秩序という名の下に権力とカネが絡んでくるのはほぼ必然で、

逆にそれらを手に入れるべく人が群れるっていうのが正解なのかも知れなくて、

色々理由付けして人は群れたがるんだけど、

だから、どっちかっていうと自分は孤立してる人間の方が好きなんだよね。

 

 

 

結果的には昨日もノーエアコンデイだったんだけど、

地上20m以上にもなるとアスファルトの反射熱が届かないみたいだし、

風の向きだけじゃなくて風量もまるで違ってるし、

流れてる空気の温度そのものもが何度か違うみたいなんだわ。

 

高いってことは地震の揺れ方も大分違ってて、以前は古い一戸建てだったもんで、

あっちこっちガタピシ音を立てながらガサゴソって感じで揺れたもんなんだけど、

つい先日の震度4の際にはひたすら無音のままユラ~ユラ~って、

まるで船酔いみたいな感じだったんだわ。

 

 

 

5月度のランキングは4月28日~5月24日までの試合結果を対象にして

25日に発表されたんだけど、各階級共万遍なく異動があったね。

 

 

 

【世界チャンピオン】

高山勝成さん(1)、田口良一さん(1)、井岡一翔さん(獲得)、河野公平さん(1)、

カルロス・クァドゥラス(3)、井上尚弥さん(獲得)、山中慎介さん(8)、

内山高志さん(10)、三浦隆司さん(4)、ホルヘ・リナレス(獲得)の計10名。

 

田口良一さんは5月6日にクワンタイ・シッモーセンに8RKO勝ちして初防衛。

内山高志さんも同じ日、ジョムトーン・チューワッタナに2RKO勝ちしてV10。

三浦隆司さんは5月1日、ビリー・ディブに3RKO勝ちして4回目の防衛。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

江藤光喜さん(1)、川口裕さん(獲得)、和氣慎吾さん(5)、中谷正義さん(3)、

小原佳太さん(2)、亀海喜寛さん(1)、柴田明雄さん(3)、清田祐三さん(1)の

計8名。

 

田中恒成さんは世界挑戦の為タイトル返上して一時的に日本ランクへ転入。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……大平剛さん(3)

OBBF王者だった田中恒成さんが転入して1位にランク。

5月24日、インドネシアンに2RKO勝ちした榮拓海さんは一個ズレの6位のまま。

5月6日、ノーランカーに2-1勝ちした須田拓弥さんがLF級10位から転級して

7位にランキング。

4月29日にOPBF12位に3-0勝ちした山中竜也さんが8位にランクイン。

で、空き8名分だったのが3名分埋まってあと5名分。

 

 

 

【ライトフライ級】……木村悠さん(3)

5月1日にソンセンレックに2RKO勝ちした八重樫東さんは3位のまま。

4月29日にタイボクサーに2RKO勝ちした角谷淳志さんも5位のまま。

5月10日にOPBF5位に3-0勝ちした板垣幸司さんが12位のランクイン。

須田和弥さんがMm級に転出したもんで空き1名分は変わらず。

 

 

 

【フライ級】……空位

4月30日、ノーランカーに6RKO勝ちした阪下優友さんが一個上がって8位で、

5月10日にフィリピンボクサーに0-3負けした松尾雄太さんと入れ替わってるね。

5月7日にノーランカーに3-0勝ちした田之岡条さんが13位から11位にアップ。

10位だったなかがまひょうぶさんがランク落ちして出来たスペースに

ユキヤ・ハナブサさんが入って来て15位にランキングされてるんだけど、

根拠は若干不鮮明で3月の新井雄太君との試合が評価されたのかなあ。

 

 

 

【スーパーフライ級】……石田匠さん(2

5月2日にOPBF9位に3-0勝ちした木村隼人さんが14位にランクイン。

9位だった森川真一郎さんは試合枯れのせいかランク落ち。

 

 

 

【バンタム級】……大森将平さん(獲得)

5月12日に阿知和賢君と1-1引き分けた高橋竜也さんは11位のまま。

5月1日、ノーランカーに3-0勝ちした高橋竜平さんも15位のまま。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……小國以載さん(1)

4月30日のタイトル戦で古橋岳地さんと1-1引き分けた小國さんが初防衛で、

古橋さんも1位のまま。

5月9日にノーランカーに3-0勝ちしたジョナタン・バァトさんが

石本康隆さんと4位と5位を入れ替わってるね。

5月10日に伊藤圭太君に2-1勝ちした菊地永太さんは8位のまま。

5月9日にノーランカーに7RKO勝ちした久保隼さんが臼井欽士郎さんと

9位と10位を入れ替わってるね。

5月10日、ノーランカーに3-0勝ちした川島翔平さんは15位のまま。

 

 

 

【フェザー級】……細野悟さん(2)

5月9にメキシカンに3-0勝ちした長谷川穂積さんが貫録の?1位ランク。

天笠尚さんと横山大輔さんが2位と3位を入れ替わってるね。

4月30日、山田健太郎君に3-0勝ちした緒方勇希さんが

関豪介さんの上にきて6位にランキング。

上野則之さんは長谷川さんに押し出された形での15位からのランクアウト。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……内藤律樹さん(3)

5月10日、山田智哉君に3-0勝ちした江藤伸悟さんが10位から8位にアップ。

5月2日、さくら淳さんに5RKO勝ちした高畑里望さんが12位にランクインして、

敗れたさくらさんは11位からのランク落ち。

少し試合から遠ざかってる東上剛司さんが7位から9位にダウン。

5月5日に横川聡也さんに3-0勝ちした正野晃さんが13位にランキングで、

敗れた横川さんは13位からのランクアウト。

 

 

 

【ライト級】……徳永幸大さん(獲得)

4月30日に杉崎由夜さんとの決定戦を8RKOで征した徳永さんが王座ゲット。

敗れた杉崎さんは2位から5位にダウン。

5月1日、ベルトランに3RKO負けした粟生隆寛さんは3位のまま。

5月10に小山拓見君に3-0勝ちしたスパイス松下さんが14位にランキング。

13位だった宇佐美太志さんがランク落ちしてできたスペースに

斉藤正樹さんが前回のランク落ち事情を考慮されてのリランクで13位。

 

 

 

【スーパーライト級】……岡田博喜さん(2)

5月2日に吉田龍生さんに6RKO勝ちした岩淵真也さんが

麻生興一さんと入れ替わって1位にアップ。

岩渕さんに敗れた吉田さんは一個ダウンの9位。

11位だった金本祥平さんと12位だった奥田翔平さんが試合から遠ざかってて、

揃ってランクアウトしたもんで空きが2名分増えて4名分。

 

 

 

【ウェルター級】……高山樹延さん(6)

5月12日、インドネシアンに8RKO勝ちした大川泰弘さんは当然1位のまま。

5月24日にタイボクサーにKO勝ちした別府優樹さんも14位のままで、

空き1名分も変わらず。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(2)

5月24日にインドネシアンに3RKO勝ちした切間康裕さんは4位のまま。

5月7日、成田永生さんに3-0勝ちした松永宏信さんが8位にランクインして、

敗れた成田さんは6位から10位にダウン。

空き1名分減って5名分。

 

 

 

【ミドル級】……柴田明雄さん(2)

5月1日にダグラス・アタイジに5RKO勝ちした村田諒太さんは2位のまま。

5月7日、福山和徹君に7RKO勝ちした胡朋宏さんも4位のまま。

で、空き8名分も変わらず。

 

 

 

毎月のランキング表を眺めてるといつもある種の違和感を感じるんだけど、

他の人はどうなのかなあ……。

 

必ずしも国内ランキングをアップさせようとも思ってなくて、

そもそも日本チャンピオンさえも目指してないような世界ランカーを

強引に日本ランクにはめ込んでる現状についてなんだけど、

今更田中恒成さんを暫定的に国内ランク1位に据えるのも不自然だと思うし、

八重樫東さんとか五十嵐俊幸さん、岩佐亮祐さん、石本康隆さん、

長谷川穂積さん、粟生隆寛さん、加藤善孝さん、荒川仁人さん、村田諒太さん、

とかいったボクサー達の順位の妥当性というか上下の力関係に疑問が湧く訳で、

いかにもやっつけっていう感が免れないんだよね。

 

そもそもこういう風になってしまったのは、

それは国内ランキングに重みと誇りを持たせようってこともあるんだろうけど、

一枚のランキング表の中に女子ボクサーの欄を併設することによって、

男子の世界ランカーを別褐するスペースが無くなったのが主因じゃないのかって、

そういう風に思ってしまうんだよね。

 

勿論、日本ランキングを併記希望するボクサーにはそれでいいと思うんだけど、

今度荒川仁人さんが内藤律樹さんと戦うにしてもノンタイトル戦だし、

そもそも長谷川穂積さんが天笠尚さんと試合するとも思えないし、

それは八重樫東さんが木村悠さんと戦わないのと同じで、

ちょっと以前には加藤善孝さんはホルヘ・リナレスの上にいて、

今は粟生隆寛さんの上にいるんだけどその力関係は妥当なんだろうかとか、

あの村田諒太さんが秋山泰幸さんより弱いのかとか、もう混乱混乱なんだわさ。

 

 

ランク表を混乱させたのは女子ボクシングの併載が発端だと自分は思ってて、

そもそも男子競技と女子競技を一括してるスポーツなんか他に有り得ないし、

取り敢えず男子に相乗りするかっていう安易な考え方をしてる限り、

女子ボクシングの隆盛は有り得ないって自分は思ってるんだけどね。

 

2015年5月27日 (水)

後楽園ホール・5月26日

 

目覚まし時計を使うまでもなく朝は大体6時から7時頃に目が覚めるんだけど、

その時間には既に眼下の石神井川には3~4人ほどの釣り人が来てて、

相変わらずこれがまあ全く釣れない連中なんだけど、

顔見知りとのよもやま話が目的としか考えられないほど釣れないんだよね。

 

たまに黄色や白、三色模様の錦鯉も上流から泳いで来て、

そんな時は釣り人達も色めき立つんだけど、

鯉たちは彼らの竿先をユッタリたゆたって何事もないかのように行き過ぎるんだわ。

 

 

 

アメリカの貿易相手国第一位はここのところずっと中国なんだけど、

その中国は稼いだ金で軍事力を強めて周辺諸国に脅威を与えまくって、

結局アメリカのやってることは中国に対する武器供与と同じなんだよね。

 

そんならってことでアメリカも対抗上軍事力を強化する訳で、

結果、お互いの軍需産業が潤うっていうのは初めっからのシナリオなのかなあ。

 

 

 

中10日振りのボクシングっていうのは例えば中学時代の夏休み、

登校日に久し振りに好きな子に会えるって、そんなような感じさえするんだよね。

 

 

昨日は7試合組まれてたB級トーナメントが主メニューではあったんだけど、

他に新人王予選も3試合組まれてて、

岩原慶君と有岡康輔君の試合を楽しみにしてたんだけど、

其々相手方の棄権とか計量失格で2試合が流れてしまったんだよね。

 

 

ホールに入ってすぐ青木ジムとT&Tジムの会長さんとか古口会長、柳光会長、

それから角本達治君とか小池信伍君、木村翔君、頴川裕君、渡部大介君、

高見良祐君達と挨拶交わして、その後この日がボクシング最後の平山悦久さんや

つい最近岡三証券のTVCFに出てたヨネクラジムの横井さんと話して……。

 

 

 

① 栗田昭彦君(宇都宮金田)×齋藤洸之介君(T&T)

                            ………58㎏ 4R

デビュー戦の29歳・山形県と、デビュー戦の20歳・神奈川県。

 

<1R>

結構慎重な立ち上がりの二人は暫く静か静かなボクシングで、

特に齋藤君、ジャブはちゃんとしてるんだけど肝心の右が全く自信無さ気で、

打ち出しのタイミングも悪いし距離も全く把握できてないんだわ。

 

<2R>

栗田君の方も巧くない割にカッコばかり付けてて、

是非やりたかったんだろうけどシャッフルみたいな変なステップ踏んでるし、

齋藤君の方も相変わらず全く吹っ切れないボクシングを続けてるもんで、

いきなり興味が失せてしまったもんでちょっと一休み。

 

 

後で確かめたら40-35、39-36×2ってことで栗田君の3-0勝ちだってね。

 

 

 

☆ 有岡康輔君(ヨネクラ)×長谷川晃平君(協栄)……SFe 4R

3勝(3KO)1敗の21歳・東京都と、2勝(2KO)2敗(1KO)の19歳・東京都。

 

この試合は相手の計量失格ってことで有岡君が2ラウンドスパーだったんだけど、

どうせやるならってことで有岡君と横井トレーナーにあるシナリオを伝えたんだけど、

本人は試合より緊張するって、それどころじゃなかったんだよね。

 

 

 

② 菊池利則君(EBISU)×阪田壮亮君(船橋D)……W 4R

2勝(2KO)1敗(1KO)の31歳・茨城県と、

2勝(1KO)2敗(2KO)1分の20歳・千葉県。

 

<1R>

5㎝ほど上背ある阪田君の威圧感が半端じゃなかったし振り出しも大きいもんで、

菊池君、ちょっと行き切れないというか立ち遅れ感が目立ったんだわ。

 

阪田君、相手が打ち返して来ないタイミングが解り易いのに、

終始一次攻めで終わってしまってて、そこは連続攻め込みだと思うんだけどなあ。

 

<2R>

気持ちを立て直したか菊池君、やっと前詰めプレスかけ始めたんだけど、

そこからの先手攻めが出来てないまま狙い過ぎというか手数少な過ぎなんだわ。

 

一方の阪田君ももう少し小さく鋭く振れるといいと思うんだけど、

とにかく力づく過ぎて隙だらけなんだよなあ。

 

<3R>

お互いに雑で粗っぽい感じが強まった中、阪田君のボディ打ちが秀逸で、

菊池君、もっと積極的に当てにいかないとダメなのに躊躇だけが目立ってたなあ。

 

<4R>

ヘバリ感が強く出て来たのは阪田君の方で動いてはいるけど誤魔化し系で、

特に近い所での戦い方が大問題でまるでシッカリ振れてないんだわ。

 

パンチ力のあるはずの菊池君も一気に大攻勢を取るまでには至らないまま、

要するに二人共4ラウンドをフルに飛ばし切れるほどの体力が出来てなくて……。

 

 

試合前半は阪田君、後半は菊池君ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで阪田君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

これ以降の7試合がB級トーナメントで5回戦なんだわ。

 

 

 

③ 金子智之君(国際)×木村翔君(青木)……LF 5R

7勝(4KO)4敗(1KO)1分の24歳・東京都と、

4勝1敗(1KO)2分の26歳・埼玉県。

 

二人共とっても感覚の鋭いボクシングをする見応えのあるボクサーなんだよね。

 

<1R>

KO率の高い金子君の方が上体を柔らかく使ってのコンビネーションで、

木村君、当たりの正確さで優勢に立ったんだけど体の使い方が硬いせいか、

見た目ほど大きな効果を与え切れてないんだよね。

 

<2R>

開始30秒までは金子君の速攻連打が見栄え良かったんだけど、

その後木村君が効果的なヒッティングを重ねてリカバリーしてたんだわ。

 

ここまでの被弾数は金子君の方が多かったんだけど、

左顔面が大きく傷み始めてたのは却って木村君の方だったんだわ。

 

<3R>

お互いに相手に大きく主導権を渡すことなく上下打ち分け競争が続いて、

木村君も何度もいい角度で当て込んではいたんだけど効果的には今一で、

敢えてどっちって決めるならば僅差で金子君の方だったかなあ。

 

<4R>

二人共まだまだ充分余力を残してたと思うんだけど、

特に木村君、もう少し畳み掛ける攻撃が欲しいとこで、

その左ボディもいい喰い込みしてたんだけど金子君の右ボディの方が効いてたね。

 

<5R>

開始1分までは金子君の手数が優勢だったんだけど残念、正確性に欠けてて、

残り1分まで木村君の気持ちの強さを支えにした右ストレートの見栄え良くて、

金子君の仕掛け返しがままならないまま終了ゴング。

 

 

自分のスコアとしては48-47だったんだけど結局、

49-46×2、48-47ってことで木村君の3-0勝ちだったね。

 

試合後かなり経ってから木村君と話をする機会があったもんで、

傍に渡邉卓也さんもいたんだけど、ちょっと殴り方の話なんかしたんだよね。

 

 

試合の合間にフラッとしてたらワタナベジムの斉藤洋輝さんとか齊藤志朗君とか、

18鴻巣の泉圭依知さんとか帝拳の長野さん達と行き合わせて御挨拶御挨拶。

 

 

 

④ 佐々木健介君(帝拳)×角本達治君(ワタナベ)……F 5R

3勝(2KO)1敗のサウスポー、22歳・岩手県と、5勝(1KO)5敗の23歳・徳島県。

 

<1R>

ヒット数としては大差なかったんだけど、

足の送りとかポジショニングとかはやっぱり佐々木君が圧倒的だったんだわ。

 

<2R>

角本君、綺麗なボクシングをしてたらとっても勝負にならないって思ってたんだけど、

その事は本人も解ってたみたいで、何とかかき回してやろうって、

いきなりの右ストレート連続二発をフェイクに使っての距離詰めが功を奏して、

佐々木君のやりたいボクシングを阻止してたんだけど、

願わくばそこからの瞬間の左フックが欲しいとこだったんだよね。

 

それでもとにかく角本君、中々いい感じを出してたんだけど残り45秒、

佐々木君の左フックが連続強ヒットしての一気の挽回で、

角本君、右目上をヒットカットされてしまったんだわ。

 

<3R>

角本君、余り頭から行かないようにってレフェリーの注意を受けてたけど、

それをバカ正直に忠実に守ってたら勝ちは無い訳で、

そのギリギリのところをやり通す必要があったんだけど1分25秒、

佐々木君を北ロープに詰めたとこでのショート連打って瞬間、

必ずしもパンチだけのせいではなくて足元が絡んだ結果に見えたんだけど、

とにかく佐々木君が倒れ込んでしまってレフェリーが一瞬迷った末のダウンコール。

 

佐々木君、それほどダメージ残すことなくのリスタートではあったんだけど、

それでもダウンじゃないってアピールするような動きは出来てなかったなあ。

 

<4R>

角本君、ガチャガチャ系手数ボクシングが絶好調で、

いつもとは全然違った目付きしてて気合入りまくってて、

このラウンドは最後まで佐々木君のやりたいボクシングを封じてたんだわ。

 

<5R>

番狂わせと言っては失礼なんだけど角本君の勝ちが薄っすら見えて来て、

その何かに憑りつかれたような様子には鬼気迫るモノがあったんだけど、

何とか何とかって踏ん張ってた佐々木君も全く諦めてなかった中、

開始半分ほどのところだったかなあ、強烈な左ボディで様相が一変して、

佐々木君、相手が一瞬怯んだ瞬間を逃さず一気一気の攻め込で、

角本君を北西ポストに追い込んでの連打連打を爆発させたんだわ。

 

角本君、ここは根性の踏ん張りを見せて何とか凌いだんだけど、

残り30秒、ここしかないって強い思いの佐々木君がまたもやの左ボディで、

これはさっきのボディブローよりももっと強烈な喰い込みで角本君、

ズルズルッと西ロープに下がった時点で相当シンドそうで、

上へ繋げた佐々木君の左右フックを連続してまともにっ貰ってしまって、

何とか耐えて立ってはいたんだけど我慢の極致だったのは明らかで、

2分32秒、それを見たセコンドがタオルを投げ込んでのTKOエンドだったんだわ。

 

 

角本君の想像してた以上の頑張りはこの日が平山悦久さんのラストって事で、

可愛がって貰ってたもんで情けない試合だけはしたくないっていうそういう思いで、

っていうのが伝わって来たんだよね。

 

平山さんは資格取る為の学校通いを本格化しなければならないもんで、

この日がラストセコンドだったんだけど、

ワタナベジムのお喋りマシン1号だか2号がいなくなるのはやっぱり寂しいよね。

学校は浅草橋らしいから授業の始まる前か終わった後でも一度ユックリ話そうね。

 

 

負けた角本君にはとにかくやる事はやったっていう充実感が漂ってて、

佐々木君の方は薄氷ながらの逆転勝利に結構高ぶってたんだけど、

たった一度のチャンスをしっかりモノにした鋭さは抜群だったね。

 

 

 

この後、今年のチャンピオンカーニバルの三賞表彰があって、

大森将平さんと内藤律樹さん、岡田博喜さんが30万と10万づつ貰ってたけど、

この3人は立ち姿からルックス的に実にカッコ良くて思わず見とれてしまったなあ。

 

 

 

⑤ 横山一喜君(古口)×小池信伍君(角海老)……SB 5R

7勝(5KO)2敗(2KO)の32歳・福岡県と、7勝(3KO)2敗の24歳・山梨県。

 

お互い同じ勝率ではあるんだけど、一発の力は圧倒横山君なもんで小池君、

そこんとこ承知した上での細かいパフォーマンスが求められてたんだよね。

 

<1R>

やっぱり横山君、若干仕掛けの大きいボクシングで、

体揺さぶりながら距離詰めたとこでの右フック一閃勝負って感じだったんだけど、

小池君の左ジャブの鋭さとか届きの良さにも目覚ましいモノがあって、

横山君の好きにはさせないっていう強い意思が見えてたんだよね。

 

ラウンド半分近くになったとこで小池君、ちょっとクリンチ気味になった離れ際、

その集中度が横山君を上回ってた結果だと思うんだけど、

一瞬緩んだ横山君に右ショートフックだったなあ、

それ程当たりは強くは無かったんだけどいい角度の打ち込みで横山君、

結構効いてしまったみたいに体を揺らがせてしまったんだわ。

 

その瞬間を見逃すことなく小池君、勿論一気の攻め立てで、

そのまま青コーナーまで追い込んだとこで今度は力のこもった右ストレート、

冷静な直撃で横山君から見事なダウンゲット。

 

何とかリスタートはしたんだけど横山君、戦意と体勢が整わないままで、

そのまま何の反撃もできないまま北ロープに押し込まれてしまって、

二発ほどかなあ、モロに貰ってしまったとこでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

1分49秒のことだったんだけど小池君、これで8勝のうち4勝がKO勝ちってことで、

彼、それほどのハードヒッターではないと思うんだけど、

当てるタイミングとか角度とかがいいんだろね、きっと。

 

 

 

⑥ 永楽彰一君(帝拳)×頴川裕君(RK蒲田)……SFe 5R

6勝(5KO)4敗(1KO)の28歳・大分県と、

6勝(3KO)3敗(2KO)1分のサウスポー、25歳・鹿児島県。

 

<1R>

やっぱり永楽君、少し雑に大きく仕掛け過ぎるとこがあって、

その間隙を狙われるようなとこがあるんだけど残り25秒の東ロープ前、

最初に挑んだのはその永楽君で、かなりの手数を優先させて、

頴川君の左目上をヒットカットさせてはいたんだけど、

激しい打ち合いの中、最終的には頴川君の左フックの方が見栄え良かったなあ。

 

<2R>

たまに大きく振り込む左フックが攻撃のアクセントになってたと思うけど頴川君、

始まってすぐの28秒から一気の大攻勢で、まずは左フックを大きく一閃して、

直後にもう一度同じような左フックを再度大きく振り込んで、

その二発ともがアレって程簡単に直撃してしまって永楽君が脆くもダウン。

 

最初の左フックでかなり効いてしまったとこでの二発目だったもんで、

レフェリーがカウントし始めた途端の陣営からのタオルインってことで、

0分33秒、頴川君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

永楽君、倒したい倒したいっていうのが前面に出過ぎるボクシングが改まらなくて、

相手も同じように殴り掛かって来るんだっていうのを忘れてはダメなんだわ。

 

それにしても頴川君、この勝利というか勝ち方が異常に嬉しかったみたいで、

もう雄叫び上げるわ上げるわで興奮しまくってたなあ。

 

 

 

⑦ 篠原武大君(全日本P)×渡部大介君(ワタナベ)……Fe 5R

6勝(6KO)4敗(2KO)2分の28歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の23歳・北海道。

 

篠原君の方が6倍ものキャリアがあるんだけど、

ここは渡部君が一蹴してしまうんじゃないかっていうのが事前予想だったんだよね。

この試合は渡辺会長と並んでの観戦だったんだけどね。

 

<1R>

上背とリーチは明らかに篠原君なんだけど、渡部君はそういうのには慣れてて、

全くやり難そうにするってことのないまま踏み込みパターンの多様さで距離詰めて、

右ストレートとか左右フックをスムースに打ち込んでたなあ。

 

一方の篠原君、距離詰められるといきなり辛そうになるんだけど、

また一方では中間距離でも色々な牽制をかまされて、

中々自分のタイミングで打てていけなくてとってもやり難そうにしてたんだわ。

 

<2R>

渡部君の左フックが面白いようにヒットするもんで篠原君、

早くも右目の下が腫れてきてるなあ。

 

その篠原君、教科書通りのワンツーだけじゃなくて、

いきなりの右ストレートが効果的じゃないかって思ったし、

ひたすらムキになって顔面狙うだけじゃなくてボディ攻めも欲しいとこで……。

 

<3R>

何とかしないと篠原君、ラウンドが進むごとに1ポイントづつ失うだけで、

って思ってたらこの回は自ら立て直しての手数アップだったし、

1分20秒辺りでの打ち合いも気持ちで征してたとこもあったんだよね。

 

ただ、残念ながらそれを最後まで押し通すまではできなくて、

残り20秒からは渡部君のとっても見栄えのいい上下打ち分けで挽回されて、

まだまだ攻撃のリズムに乗りきれてないような感じが強かったんだよなあ。

 

<4R>

篠原君、当てても単発に終わってしまうことが多くなっていつの間にか鼻血だし、

今更流れを取り戻すのは無理そうなリズム感だったんだわ。

 

<5R>

大分シンドそうになってる篠原君に対して渡部君、どういうボクシングをするかで、

つまり勝ちに徹したアウトボクシングであしらうのか、

それともキッチリ倒しに行くのかってとこだったんだけど、

この後訪れた衝撃的な結果を見る限り、その辺が不鮮明じゃなかったのかなあ。

 

いつでもドライブかけていって一気に畳み掛けることも出来そうだった渡部君、

もう殆ど余裕余裕で、相手の大きい振り出しにも上体の動きだけで交わしてて、

自分らもその仕留め時を待ってたんだけど、

ポイントとしては絶望的だったもんで倒すしかない篠原君、

結構ヤケクソに見えるほどコノヤロって感じで間欠的に強く振り回してたんだけど、

この試合あの場面ではそれは大正解だったんだよね。

 

相手の振り回しに渡部君、殊更ガード固める訳でもなく小器用に交わそうとしてて、

打ち終わりを狙ってたのかも知れないんだけど全く不用意に左フックを直撃されて、

実に呆気ないほどの倒れ込み方をしたのが残り1分弱だったんだけど、

油断してたというか余裕をかましてたとしか言いようがなくて、

よく考えれば相手は勝ちの全てがKO勝ちだっていうハードヒッターな訳で……。

 

一見、再スタートが充分可能な感じだったんだけど、

立ち上った渡部君のファイティングポーズが不十分だったみたいで、

そのままテンカウントが過ぎてしまっての2分11秒、

篠原君の大逆転KO勝ちだったんだよね。

 

 

最終ラウンドを迎えるにあたっての本人と陣営がどういう心境にあったのか、

っていうか少なくとも心構え的な確認不足だったんじゃないかって思ったなあ。

 

 

 

⑧ 本間愛登君(帝拳)×高見良祐君(18鴻巣)……L

8勝(4KO)3敗(2KO)の28歳・新潟県と、

6勝(5KO)1敗(1KO)の21歳・埼玉県。

 

<1R>

ラウンド序盤のジャブの差し合いから接近してのショート戦でも高見君、

少し飛ばし過ぎじゃないかなあってほど勢いが良かったんだけど、

それでも若干肩に力入り過ぎというか上体の動きにしなやかさが欠けてて、

頭の位置が一定することが多くて危険度もそこそこだったんだわ。

 

若干出鼻を挫かれた形の本間君、相手のそういうところとか

打ち終わりを狙って危険度の高いショットを打ち切れてないままに終わってたなあ。

 

<2R>

気合入れ直して立て直した本間君の手数アップから始まって、

終始ポイントを取り返すようなパフォーマンスが展開されてたんだけど、

残り38秒、高見君の左ボディがいきなり思いっ切り鋭い喰い込みで、

本間君に躊躇が一瞬見えたそのちょっと後、リング中央北寄りのとこで、

高見君の今度は右ストレートが実に恐ろしいほどの直撃で、

本間君、一瞬堪えるかに見えたんだけど直後にしゃがみ込みダウン。

 

その前のボディブローも効いたままだったと思うし本間君、

何とかリスタートをしたとは言え既に正常じゃなくなってて、

勝負どころと判断した高見君の猛追撃を交わすべくもなく、

そのまま2~3発貰ってしまったとこでタオルインの2分40秒、高見君のTKO勝ち。

 

 

一つ前の試合もそうだったんだけど悲劇は往々にしてこういう時にやって来る訳で、

つまり、いい感じで攻め立ててる時にこそ落とし穴があるってことなんだよね。

 

 

 

⑨ 佐藤矩彰君(新日本木村)×川崎真琴君(RK蒲田)……W 5R

1勝1敗(1KO)のサウスポー、30歳・福島県と、

6勝(1KO)2敗1分の31歳・広島県。

 

<1R>

佐藤君の特攻隊系ボクシングに対して川崎君、戦い方を明確にする必要があって、

山ほどのジャブで対処するか、入り込んで来る瞬間を狙うかなんだけど、

そのどっちもが思うに任せないまま中途半端に流れてしまって、

ってことになると佐藤君の押し切りが見えて見てしまう訳で……。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら50-46、48-47、47-48ってことで、

なんとまあ適当過ぎるほどバラバラの2-1で佐藤君だったんだけど、

要するに5ラウンド中3ラウンドで評価が全く逆ってことになる訳で、

採点し難いモゴモゴ戦ではあったんだろうけど、これだけバラつくとなあ……。

 

 

 

最後の試合を遠目に見てた時にある関係者に 「どの試合が良かったですか?」

って聞かれたんだけど、クオリティーが高かった試合が多くて迷うとこで、

ベストボクサーっていうのも相手ありきっていうところがあるもんで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】 

① 佐々木健介君

② 高見良祐君 

③ 小池信伍君、頴川裕君

 

 

 

9時20分頃に全部の試合が終わったんだけど、

ドームでのサザンオールスターズのコンサートが終わり切ってなかったもんで、

もう大急ぎでの帰宅だったんだわ。

 

 

今日は30℃以上になるってことでいよいよエアコンの稼働開始か……。

2015年5月25日 (月)

日記 (5/25)

昨日の午後、息子と義理の妹(奥さんの妹)が、ちょっと寄ってくれてね、

いきなりあっちこっち家の中を見回してたんだけど、

二人共、殆どコメントせず、ふ~んって感じだったんだけど、

彼等はそこそこ辛口だから、何も言わないって事はまあまあだなってことで……。

 

 

 

前回のブログでギタリストの事を書いた際、

コメント欄が一瞬オープンになってたみたいで、

間隙を縫ってサクッと差し込んできた人が二人いて、

一人はご存じヤツタキザヤミ君で、もう一人はホシイモって人で、

R・ブラックモアに関する情報を入れてくれたんだけど、

その人の言葉使いに多少無理があってちょっと気持ち悪かったなあ。

 

 

 

エリック・クラプトンの2014年の日本ライブに関しては6月21日深夜、

ジェフ・ベックの2014年のジャパンツアーについては6月19日夜、

其々WOWOWで放映があるんだけど、

そのE・クラプトンは今年もイギリスでツアーをしてて、

それを北朝鮮の金正恩の兄ちゃんが見に行ったってことで話題になってたけど、

やっぱり彼のベストライブは2001年の武道館だと思ってるんだよね。

 

 

 

47都道府県の中でこれまで唯一スターバックスがなかった鳥取県だったんだけど、

23日に開店ってことで徹夜組含めて1,000人もの大行列ってことで、

スタバのコーヒーを徹夜待ちするっていうのがそもそも考えられないし、

申し訳ないけど、ちょっと田舎っぽくてみっともなくて他愛なかったなあ。

 

 

 

久し振りに “スパイダーマン” を見たんだけど、

やっぱり主人公もヒロインも実に普通過ぎる風貌をしてて、

そういうのはAKB何チャラとも通じるところがあるんだけど、

とにかく憧れとか夢とかが全く感じられない見てくれにガッカリなんだよね。

 

 

 

ガッカリと言えば伊達君子、今ではクルムとか言うんだけど、

出ればすぐ負けるし、既にすっかりオバサン体型なもんで見てて恥ずかしくて、

プロでやるのはとっくに無理だと思うんだけどなあ。

 

 

 

22日、ある駅前広場での路上ライブのことなんだけど、

通常の路上ライブっていうのはその98.5%は聞くに耐えなくて、

人前で演奏するずっと以前の自己満足でしかないんだけど、

“MASKROID” (マスクロイド)っていうのは素晴らしかったね。

30代のフュージョン系ラテンギタリストだったんだけど、

まずリズム感が抜群だったしメロディアスな音作りにも長けてて、

特にバラードではちょっとE・クラプトン系も混ぜ込んでて中々だったんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

知人の何人かは年に何度か自分に競馬の神が降臨するっていうのを知ってて、

だから、その時だけ競馬やればいいのにって言うんだけど、

気が付いてみれば今が正にその時のようで、

先週末も土曜日の新潟12Rを3連複見事ゲットだったんだわ。

5月に入って46レースに参加してこれで4レースもの的中ってことで、

まだ月末集計ではないんだけど回収率は何と581%なんだもんね。

 

2015年5月22日 (金)

日記 (5/22)

 

エアコンはまだ稼働してないんだけど寝具は完全に夏仕様になって、

敷きパッドも薄い夏掛けもカリカリ素材だし枕カバーもコットンパイルなんだわ。

 

 

 

沖縄がアメリカから返還されて43年ってことなんだけど、

中国や東南アジアの有事対応に際しての位置的重要性には変わりなくて、

そりゃ沖縄住民にとってみれば迷惑この上ないんだろうけど、

ある程度の諦めは必要なんじゃないかって思ってるんだよね。

 

もし全ての基地を撤去したら中国が連日領海領空を侵犯するのは間違いなくて、

その面倒臭さとの比較じゃないかとも思うし、                                                           

例えもし返還されてなくて今でもアメリカの占領下にあったとしても、

その状況には何ら変わりは無くて元々基地化する運命を回避できるとは思えなくて、

観光と軍事基地で生きていくことに自ら決着すべきなんじゃないのかなあ。

 

勿論、これは本土住民の勝手な言い分であって、

自分だったらとっくに移住してるけどね……。

 

 

 

沖縄と言えばもう一方の極北海道のことなんだけど、

旧ソヴィエトは第二次世界大戦中に日本と相互不可侵条約を結んでたのに、

戦局が日本に不利に傾いた途端、いきなり攻め込んできて、

その結果今でも樺太はおろか北方4島を占拠したままなんだけど、

もしあの時あのタイミングでアメリカが原爆を落とさなくて終戦が遅れたら、

九州は間違いなくアメリカに占領されていたと同時に、

北海道は今でもロシアの領土にされてるって思ってるんだよね。

 

戦争っていうのはどちらかの正義がもう一方の非正義っていうのが通常で、

戦争を始めた時点でそれは既に常に非人道的な行為を容認する訳で、

あとは如何に効率よく人を殺すかっていう作業に移行するだけで、だから、

原爆や生物化学兵器の使用を殊更非難するっていうのもおかしな話で、

棍棒→刃物→単発銃→機関銃→大砲って武器進化の延長上にそれらはあって、

今ではそれらを使用すると後始末が延々大変だっていうことが知られてるから、

その存在自体が抑止力になってるようなところがあるんだけど、

戦争とか武器とかいうモノは元々そういうモノなのかも知れないんだよね。

 

 

 

ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックっていうのが三大ギタリストって、

1970年代の日本ではそういうことになってるんだけど、

自分的には、①エリック・クラプトン ②リッチ―・ブラックモア 

③ノーキー・エドワーズ ④ジミー・ペイジ ⑤ジェフ・ベック なんだよね。

 

モダンジャズ界のギタリストだと、

①ウェス・モンゴメリー ②バーニー・ケッセル ③ジム・ホール

④グラント・グリーン ⑤ケニー・バレル なんだけど、

始めて本格的にエレクトリック・ギターを採用したのはチャーリー・クリスチャンで、

ジャズもロックもギタリストは全てこの人のお蔭なんだけど、

ごく少ないけど残された音源があってなかなかノリがいいんで驚くんだよね。

 

 

 

ボクシングは10日間も空いてるんだけど、

今はサツキの剪定とか部屋の片付けとかこれでも結構やる事はあるし、

今日は早くも週末競馬の新聞発売日でもあるんだわ。

 

2015年5月20日 (水)

エキサイトマッチ……。

 

以前は木造一戸建ての2階が自分の部屋で、

屋根の断熱効果が高かったせいか毎年今頃はエアコンが動いてたんだけど、

今住んでるのはとっても風通しのいいマンションの9階のせいか、

外が暑くても家の中はそこそこ涼しいし戸外の温度が低くても部屋の中は暖かいし、

ってことで、新品のエアコンはまだ一度も稼働してないんだわ。

 

 

 

5月11日と18日のエキサイトマッチはとっても豊富なメニューで、

ジョニー・ゴンサレス、粟生隆寛さん、サウル・アルバレス、ローマン・ゴンサレス、

ゲンナディ・ゴロフキン、ダニエル・ジェイコブスっていう豪華な面々だったんだけど、

自分的に印象が強かったのはダニエル・ジェイコブスのボクシングだったんだよね。

 

 

 

【5月11日放送分】

 

 

☆ ジョニー・ゴンサレス×ゲイリー・ラッセル・Jr                                                             

J・ゴンサレス(ジョニゴンとかロマゴンとかいう言い方は嫌いなもんでね……。)は

岩井大さんに似てるって密かに思ってるんだけど、どお?

 

そのJ・ゴンサレス、相手のラッセル・Jrとのリズムの違いが甚だしくて、

つまり、鋭く小刻みなラッセル・Jrの動きに付いていけてないとこがあって、

2Rまではスピードに慣れる為にか様子見加減だったんだよね。

 

J・ゴンサレスが何かを把握したか3Rに入っていきなり二人の距離が縮まって、

プレスを掛け始めて右ストレートを強めに打っていったんだけど、

残り10秒を切ったとこでちょっと雑に振りかざしたとこに左のカウンターを貰って、

返しの右フックまで決められてしまってダウンしてしまったんだわ。

 

4R、勿論ラッセル・Jrは初っ端からガンガンの攻め込みで、

殆ど回復し切れてなかったJ・ゴンサレス、ショートフックを軽く貰っただけで、

脆くも倒れ込んでしまって何とかリスタートはしたんだけど既に足元ポクポクしてて、

こりゃとってもダメそうだなあって見てた直後に3度目のダウンを喰らったとこで、

実にあっけなくのストップエンドだったんだわ。

 

一つの時代が終わったかなあって感じのやられ方だったなあ……。

 

 

 

☆ 粟生隆寛さん×レイムンド・ベルトラン

ウェイトオーバーのベルトラン、確信犯的な仕上がりの体躯をしてて、

粟生さんより一回り程デカイんだわ。

 

1R、タイミングは合ってた粟生さんだったんだけど相手の威圧感も半端じゃなくて、

残り1分からの迫力に満ちた攻め込みに若干対応し切れてなかったなあ。

 

粟生さん、2Rには動きがこなれてきたんだけど、それにしても距離が近過ぎで、

もう少し遠いとこからユックリやればいいのにって思ってたんだけど、

開始45秒、相手の左アッパーで若干度胆抜かれたか粟生さん、

一瞬らしくない固まり方してしまってその後の右クロスをまともに貰ってしまって、

あれほどまともに打ち込まれるっていうのは粟生さんには珍しくて、

大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がった粟生さん、ロープ背負わされながらも手を出してたんだけど、

相手を痛めつけるほどには力を込め切れてないまま相手の強打に晒されて、

直後に大きく左フックを貰ってしまったとこでストップエンドだったなあ。

 

 

それにしても粟生さん、カウンターヒットの自信があって、

いなすようにしてたら相手のペースにハマってしまうって、

そう判断したのかのかも知れないんだけど、

それでもいきなり距離詰め過ぎじゃなかったのかっていう思いは消えなかったなあ。

 

 

 

☆ サウル・アルバレス×ジェームス・カークランド

体勢を低く保ちながらカークランド、左右に上体を振りながら、

まずは潜り込んでの左右フックのガンガン虫なもんでアルバレス、

開始当初は少しやり難そうにしてたんだけど、一段落後はシッカリ見極め出来て、

残り1分16秒、ロープ際に詰めたとこで右ショート一発でダウンゲット。

 

リスタート後のカークランドは普通の距離の普通のボクシングになってて、

そんならってことでアルバレス、いきなり力づくの攻勢更に強めていって、

一気に片を付けにいってのボッコボコで、そろそろ終わりだなあってとこで、

レフェリーが割って入ったんだけど終了ゴングと重なってしまったんだわ。

 

勿論アルバレス、2R開始ゴングと共にフル稼働だったんだけど、

ここで思いの外、カークランドも根性込めたショート連打での反撃で、

ムキになってるみたいなアルバレスのミスブローが目立って、

相手の頑張りを許してたようなところもあったんだよね。

 

3R、消耗が浮き出てきたカークランドだったんだけどまだ頑張り手数で、

積極的にプレスも掛けてたんだけどやっぱり長くは続けられなくて、

一段落するのを見計らったアルバレスがスッと寄っての右アッパーで、

軽い当たりだったんだけど既に相当弱ってる相手を倒すには十分だったんだわ。

 

リスタート後の残り43秒、若干ヤケクソ気味に振り回すカークランド、

左を振り切ったとこに右ストレートをまともにヒットされてまたもやダウン。

体を捻じらせながら仰向けにひっくり返ったとこでストップエンド。

 

 

カークランドは32勝(28KO)1敗って凄い戦績なんだけど、

力量差は歴然としてたもんでアルバレス、ちょっと雑にやってたかなあ。

 

 

 

【5月18日放送分】

 

 

☆ ローマン・ゴンサレス×エドガル・ソーサ

51勝(38KO)8敗のソーサ、やっぱり相当老け込んでで、

頭のデカイ田舎のオッサンって感じだったなあ。

“TEIKEN” のロゴの入ったR・ゴンサレスの赤いトランクスがカッコ良かったなあ。

 

いきなりプレスを掛けていくR・ゴンサレスに対してソーサ、

そりゃもう相手の迫力が半端じゃないもんでサークリングサークリングなんだわ。

 

1分20秒、瞬間に距離が縮まった途端、R・ゴンサレスが一気攻めで、

ソーサも精一杯手を出してたんだけど、お互いのスピード差は歴然だったなあ。

 

2Rに入ってソーサが逃げないようになるとR・ゴンサレスワールドの開幕ってことで、

色々角度を変えての七色のショットを打ち分けて、最後は右フックだったんだけど、

実に正確に当て込んでのダウンゲットだったんだわ。

 

リスタートして30秒後、今度は左アッパーで2度目のダウンゲットして、

実は勝負はそれ以前に終わってたんだけど、ソーサが再々のリスタートで……。

 

ソーサの再開は立派だったんだけど相当効いてるのは間違いなくて、

終らせてしまおうっていうR・ゴンサレスの強い意志も今度は間違いなくて、

一気の鬼連打の前にやっとやっとのストップエンドだったんだわ。

 

 

その鬼連打でもR・ゴンサレス、あくまでムチャ打ち全力ではなくて、

だから長い時間素早いショットが続けられる訳で、

多少スピードがあるっていうボクサーも、それを長い時間続けられない限り、

彼の牙城を崩すっていうのは難しいと思うんだよね。

 

正直に言うと今の井上尚弥さんでも厳しいんじゃないかと思ってて、

そりゃ井上さんの一瞬の踏み込みの鋭さは度を超えてるとは思うけどそれでも、

R・ゴンサレスはリーチの優位さを維持するんじゃないかって思ってるんだよね。

 

 

 

☆ ゲンナディ・ゴロフキン×ウィリー・モンロー・Jr

モンロー・Jrは19勝1敗って優績ではあるんだけど、

KO勝ちが9個っていうのがどうにも引っ掛かってたんだけどね。

 

ゴロフキンが強いプレスを掛ける中、少し体格優位なモンロー・Jr、

思いの外動きが素早くて、的を絞らせない工夫も出来てたんだわ。

 

試合が動いたのは次の2Rで、やっぱりゴロフキンがドライブかけた時は凄くて、

相手をコーナーに追い込んだとこで見計らったかのような左フックだったんだけど、

それをかなり低い位置から一閃していきなりのダウンゲットだったんだわ。

 

それ、1分17秒辺りのことだったんだけどリスタート後のゴロフキン、

この日は早仕舞いにしたいってことか再度の猛追撃で残り1分05秒、

今度は強烈な右フックで2度目のダウンゲット。

 

何とか再々スタートのモンロー・Jr、もうヘロヘロではあったんだけど、

凌いで凌いで凌ぎまくっての終了ゴングだったなあ。

 

3R~4R、簡単に決着付けるかって思われたゴロフキンだったんだけど、

2Rで終らせるつもりで飛ばしたのが響いたか、思いの外の一休みで、

足使いまくって被弾避けて回復に努めてたモンロー・Jrを助けてしまって、

その後のショート戦で被弾が多かったのは却ってゴロフキンの方だったんだわ。

 

お互い5Rをチンタラやって迎えた6R、立て直したゴロフキンの前に

モンロー・Jrに新たな力の湧き出る余地は無かったみたいで、

左右フックを連続ヒットされて弱々しく倒れ込んでしまって、

一応続行できそうな感じで立ち上がりはしたんだけど、

もうやりたくないってことでギブアップエンドだったんだよね。

 

 

ゴロフキン、やっぱり流石には変わりないんだけど、

途中での落ち込みは意外だったし、簡単に貰い過ぎだとも思ったんだけどね。

 

 

 

☆ ダニエル・ジェイコブス×キャレブ・トゥルーアックス

この試合のリング、ロープもタイベルトも全部真っ黒だったんだけど、

とっても見易かったなあ。

 

ジェイコブスは動きの全てがとってもカッチリしててその上柔軟だし、

ディフェンスもシッカリしてて、とにかく攻撃のメリハリが抜群だったんだわ。

 

相手は接近戦限定みたいなボクサーだったんだけど打たれ強さは半端じゃなくて、

結局は最終ラウンドでのTKO決着までもつれ込んだんだけど、

ジックリ攻め立ててキッチリ仕上げたって感じだったんだよね。

 

その冷静な組み立ては理科系思考の持ち主みたいな感じさえするんだけど、

それが勝負どころの爆発で一変するもんで見てて飽きないんだよね。

 

 

28歳のジェイコブスはこれで29勝(26KO)1敗って戦績で、

1敗の相手は2010年にWBO王座決定戦でのディミトリ―・ディアスなんだけど、

4RTKO負けたしたその後、2011年には脊髄ガン(脊椎の骨肉腫)ってことで、

ボクシングを諦めかけた2年弱後復帰して今はWBAのミドル級王者なんだわ。

で、彼の背中には15㎝ほどの大きな傷跡が勲章のように残ってるんだよね。

 

2015年5月18日 (月)

日記 (5/18)

 

バルコニーからは2,500~3,000mほど遠方が見渡せるんだけど、

そこを横切る首都高中央環状線が自分の家の方向に向かってカーブを描いて、

それがユッタリしたコースターのように下って来て右側に流れていくんだけど、

そこを走る車を見てるのが結構面白くてね。

 

カーブを曲がるに際してドライバーにはそれぞれ癖があるみたいで、

勿論、車線の中ほどを通る車が一番多いんだけど、

中には若干イン側に寄せながら走り抜ける車もあって、

昔の自分の癖と同じだなあって思い出すんだよね。

 

 

 

昨日の大阪都構想に関する住民投票はとんでもなく拮抗してて、

まるでボクシングの39-38みたいな微妙な結果での否決だったね。

 

実は自分、 元々 “都” っていうネーミングが間違ってるとしか思えなくて、

これは否決されるなって最初っから周囲にも公言してたんだよね。

 

行政改革を実施して名称を東京と同じ “都” にするっていうことはつまり、

大阪は東京に遅れを取ってるって自らが認めてるのと同じで、

そういうのは関西人にとっては実に屈辱的で認め難い東京追従になる訳で、

橋下っていうのも実は半分東京人なもんだからそこのところが解ってなくて、

これくらいの僅差なら新しい行政区分を “都” とは別の新しい呼称にしてたら

充分勝ててたんじゃないのかなあ。

 

 

 

先週の15日の後楽園ホールで全部の試合が終わったとこで、

角海老ジムの武田航君が声を掛けてくれて、

4月14日の試合を見てくれなかったって言われたんだけど、

引っ越しの前日にそれは無理でしょってことで……。

 

彼自身、とってもいいパフォーマンスが出来たんですよって言ってたもんで、

それならってことで角海老ジムの広報の人に頼んで

彼の試合のビデオをダビングして貰ったんだわ。

 

実にチャカチャカした動きを繰り返す相手に武田君、終始とっても落ち着いてて、

届きのいいジャブと左ボディで常に先行してたし、

一旦距離縮まった際にも巧いこと肘を畳んでの左右ショートフックで圧倒して、

殆ど一発のクリーンヒットを許さないまま余裕の40-36だったなあ。

 

クルクルサークリングしまくる相手に無駄な動きも少なくてのジックリ追い込みで、

無用なガチャガチャ戦に巻き込まれることもなく安心して見ていられたんだよね。

 

ただね武田君、相手とのレベル差があれだけ圧倒的だったら、

そりゃ余裕のパフォーマンスは十分可能だった訳で、

100回やっても100回勝てる相手だったって思ったんだよね。

 

彼の力量が試される試合はまだ先にあって、

次の井田浩司君は無理に打ち合って来ない冷静で正確なヒットマンだし、

この先、Bグルーブには堤アキラ君がいるし、Aグループの宮地隆佳君とか

鈴木涼次君とかも半端じゃないボクサーだし、正しくこれからなんだよね。

 

 

 

土日競馬は12レースに参加したんだけど、

17日の新潟12Rの3連複をまたもやゲットして回収率は367%だったんだわ。

 

同じ日京都10Rも選び出した穴系軸馬が1着入選して、

相手に選んだ5頭の内の1頭が2着に入ったんだけど、

3着馬が漏れてしまって約8万馬券を逃してしまったんだけど、

いずれにしてもここに来て自分の穴馬選択には益々の磨きがかかって来たね。

 

2015年5月16日 (土)

後楽園ホール・5月15日

 

4~5日前、ピカソの絵がオークションで215億円だってね。

 

どうせアラブの石油王系か中国の俄か成金系なんだろうけど、

肺病に悩んでるアフリカの子供達の為の抗生物質にそのカネを使えば

およそ716万人分が賄えるっていうのになあ……。

 

 

 

最近、ミャンマーから逃れてインドネシアに不法入国する人達がとっても多くて、

彼の仏教国ミャンマーではイスラム教系の人民が相当迫害されてるんだってね。

 

事ほど左様に信仰心が強ければ強いほど他の宗教との軋轢が大きくなる訳で、

結局、宗教っていうのはそれを信奉する団体の権益を守るだけの塊に過ぎなくて、

縄張り争いに超敏感なのはマフィアとかヤクザと全く変わるとこがないんだよね。

 

そういうのは仏教もイスラム教もキリスト教も結局みんな同じな訳で、

現在の新興宗教さえもその隆盛如何は仕掛け人の手際に懸かる訳だし、

更に言えば今からでも色んな策略を弄して、

例えばイスラム系仏教とか新しい宗教を立ち上げてひと儲けするっていうのも

十分可能な訳で、宗教が人を救うっていうのは常に完璧にマヤカシであって、

救われたって言うのは勝手だけどそんなのは薄っぺらな陽炎に過ぎないんだわ。

 

 

 

昨日は後楽園ホールの前に池袋に出張ってコーヒー豆を買いに行ったんだけど、

ブラジルの干ばつもあってかかなり値段が上がってて、

ブルーマウンテンは100g 3,000円近くなってたし、

最近人気のハワイコナも2,300円だっていうんもんで驚いてしまったなあ。

 

 

 

昨日のホールは東日本新人王トーナメントの予選だったんだけど、

2試合がキャンセルになって計11試合ってことで……。

 

期待してたのは、石本純君×長岡舜也君、川崎元君×矢野乃莉守君、

石川元希君×高木秀明君、鈴木大河君×神辰郎君、

それに芦沢広樹君×小森輝久君の5試合だったんだよね。

 

 

 

① 頼政和法君(L玉熊)×木橋拓也君(上滝)……LF

1勝(1KO)0敗の22歳・東京都と、1勝(1KO)2敗(1KO)の24歳・東京都。

 

この試合の勝者との対戦が決まってる細谷大希君がリングサイドに控えてて、

そろそろそういう偵察見学が多くなる時期なんだよね。

 

<1R>

二人共、相当な強振系で初っ端からいきなり前後不覚の殴り合いが始まって、

一瞬でも気を抜いたらやられてしまうって感じだったんだわ。

 

始まって42秒、お互いの頭がぶつかった際に注意を与えるべくレフェリーが、

「ストップ!」 とコールしたんだけど、木橋君が控えたにも関わらず頼政君、

まるで聞こえていなかったかのように右を振り出していって、

無防備な頼政君の左顔面を鋭く打ち抜いてしまって木橋君がダウン。

 

アラララーッと思った途端、何とナントなんと、レフェリーがダウン宣告してしまって、

そのまま普通のダウン劇として進行させてしまったんだわ。

 

イヤイヤイヤ違うでしょ、貴方がストップって声上げた後の出来事なんだから、

その後の加撃ってことで頼政君に減点を課すのが妥当でしょ、

一瞬の躊躇は見られたんだけどダウン裁定は絶対有り得ない訳で……。

 

当の青コーナーサイドは何の抗議の声も上げず大人しく従ってたけど、

あそこは黙ってる場面ではなかったと思ったけどなあ。

 

<2R>

二人共、相変わらず力を入れ過ぎるせいだと思うんだけど、

中々スムースな連打に繋がらなかったんだけど、

残り40秒頃から頼政君の手数が落ちて来て、

木橋君の左ボディが効き始めたみたいだったんだわ。

 

<3R>

若干手が遅れ気味だった頼政君が立て直しての先手先手だったんだけど、

いきなり距離が縮まってのショート戦に移っていった途端、

頼政君がボディを攻め切れてないのが目立っていったんだわ。

 

<4R>

ラストラウンドは誰でも頑張る訳で、お互い振り絞っての殴り合いで、

お互いの打ち終わりがとってもルーズになって危ない危ないだったんだけど、

それほどの大事にならないまま終了ゴング。

 

 

自分は1Rを9-9、2Rは9-10、残りの2ラウンドを木橋君の10-9にして、

木橋君の38-37だったんだけど結局、38-37×3ってことで、

結果としては全く同じスコアになったんだよね。

 

 

木橋君、次は7月4日に細谷大樹君となんだけど、

若干細谷君優勢じゃないかって自分は思ってるんだけどね。

 

 

 

② 石本純君(ワタナベ)×長岡舜也君(角海老)……F

4勝(2KO)3敗のサウスポー、22歳・長野県と、

2勝(1KO)2敗(2KO)の24歳・茨城県。

 

<1R>

ジャブの届きはまずまずなんだけど長岡君、

石本君の鋭い踏み込みからのショートのコンビネーションには対処しきれなくて、

始まって1分32秒、赤コーナーポスト前でのショートの打ち合いに負けてしまって

そのまま倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とかリスタートした長岡君だったんだけど足元覚束ないままで、

ここぞの石本君のラッシュの前に立て直すきっかけさえ掴めないまま、

2分24秒、2回目の崩れ落ちダウンを喰らってしまってツーダウンKOエンド。

 

この日の石本君、迷いのないとっても自信に満ちたパフォーマンスだったなあ。

彼、次は7月15日、2試合シードの岸井宗之君が相手なんだけど、

この日のように気持ち強く自信を持って臨めばいけるんじゃないかなあ。

 

 

 

③ 川崎元君(京浜川崎)×矢野乃莉守君(花形)……F 

2勝(2KO)1敗のサウスポー、22歳・神奈川県と、

3勝1敗(1KO)1分の20歳・大分県。

 

大橋ジムの会長が 「やあ、コンチワ」 って感じで横に座って来られたもんで、

協会の仕事とジム運営をかけもちしてることとか、

この間の八重樫東さんの試合のこととか色々聞かせて貰ったんだけど、

あの日、不謹慎な野次を飛ばしてた客に自分が注意してたのを大橋会長も見てて、

「お蔭で村田君の右を見逃してしまったよ。」  とも言ってたなあ。

 

 

この試合は実は川崎君が圧倒してしまうんじゃないかって思ってたんだけど、

川崎君、最後の最後までとっても良く動けてはいたんだけど、

動けてたっていうだけでチャカチャカピョンピョン前後左右じゃなくて上下に忙しくて、

手数はいつもの通りだったんだけど数だけ多くて精度の悪さが目立ってたなあ。

 

一方、乃莉守って書いて “ノリシ” って読む矢野君、

相手のチャカチャカに巻き込まれてしまいそうな雰囲気もあったんだけど、

数は劣ったんだけどそれでも折々の打ち出しには力がこもってたし、

有効打的には常に上回ってることが多かったんだよね。

 

 

で、自分のスコアは39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで矢野君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

矢野君は次7月15日、2試合シードの金田聖博君が相手なんだけど、

シッカリ感がちょっと違うから苦戦するんじゃないのかなあ。

 

 

 

④ 若林駿君(協栄)×山本大剛君(大橋)……SB

3勝1敗(1KO)の24歳・東京都と、

2勝(1KO)1敗1分のサウスポー、26歳・神奈川県。

 

<1R>

お互い、ちょっと仕掛けが遅いんだけどそれでもプレスが強いのは若林君で、

絡まったとこでもシツコク最後まで手を止めないし、

肘を畳んで打つのがとっても巧いんだわ。

 

<2R>

山本君、技術負けっていうよりそもそも気持ち負けしてるみたいで、

もっとヤケクソ気味に行ってもいいと思うんだけど、

接近戦で左右フックやアッパー貰うことが多くていつのまにか鼻血出してたなあ。

 

<3R>

山本君、真面目な性格なんだろうね、常にワンツーから始めようとしてて、

必ず右ジャブからなもんで相手に読まれて、そこに合わされることが多くて、

中間距離でも接近戦でも中々アピールする場面に恵まれないんだわ。

 

たまにはいきなりドデカイ左フックでも振りかざしてみればいいと思ったんだけどね。

 

<4R>

山本君の鼻血はどうやら鼻骨骨折に伴うモノらしくて、

セコンドは止め時を見計らいだしたんだけど、

ここに来て山本君、懸命な気持ちを前面に出すようになっての最後の奮闘で、

自分は彼の意地のようなモノを見たんだけど、勝負としては如何ともし難くて、

1分22秒、出血が酷くなったところを見計らってのタオルインエンドだったんだわ。

 

 

若林君は次は2試合シードで自分の中での優勝候補の一人の三浦仁君が相手で、

これはかなり苦戦するっていうのが自分の予想なんだけどね。

 

 

 

⑤ 山崎真儀君(協栄)×加國竜一君(上滝)……SB

1勝1敗1分のサウスポー、20歳・福岡県と、

3勝(1KO)3敗(2KO)2分の32歳・山口県。

 

1回戦を1-1優勢勝ちした山崎君と棄権勝ち上がりした加國君、

干支的に丁度一回りの年齢差の対決だったんだわ。

 

<1R>

この日の山崎君はとっても吹っ切れた動きが出来てて、

リーチを生かした中間距離からの先制に加國君、いきなり劣勢が見えてしまって、

それにそもそもサウスポーが得意じゃないみたいでやり難そうにしてたんだけど、

始まって1分弱、一気に自コーナーに追い込まれてしまったんだわ。

 

そこからの山崎君の畳み掛けがとっても素晴らしくて、

ワンツースリーフォーの4発目の左ストレートを綺麗にヒットさせたんだわ。

 

加國君、全く耐え切れないまま途端のダウンだったんだけど、

その当たりと倒れ方の激しさにレフェリーは即のストップエンドだったんだわ。

 

 

山崎君は次8月8日に2試合シードの石井龍誠君とやるんだけど、

この日の動きが出来ればかなり善戦するとは思うんだけど、

やっぱり石井君かなあ……。

 

 

 

⑥ 坂井祥吾君(久米川木内)×竹垣優君(角海老)……Fe

1勝(1KO)1敗1分の26歳・東京都と、

4勝(1KO)3敗(1KO)1分の24歳・山口県。

 

<1R>

坂井君は余り力を入れないでとにかく沢山打ちたいっていうボクシングで、

それなら竹垣君、若干ラフになってもいいからガンガン行けばって思ってたら、

これがまあ、何だかとってもマッタリやってて緊張感がないんだわ。

 

そう言えば竹垣君、ウェスト周りにかなり余裕あってリカバリーし過ぎなのかなあ。

 

<2R>

始まってすぐの20秒、竹垣君の返しの左フックがヒットして坂井君、

思わずユラッとしてしまって、そうだここで行けっ! って感じだったんだけど、

その後はまやもやマッタリ状態に戻ってしまって折角のいい感じを自分で壊して、

その後1分半からは却って坂井君の好きにさせてしまってのダルダルで、

相手はそれ程のことはないんだから男気見せて欲しいとこだったのにダルダルで、

ちょっと見続ける気持ちが失せてしまったもんで怒りの離席だったんだわ。

 

 

後で確かめたら39-38×3ってことで坂井君の3-0勝ちだってさ。

 

その坂井君、次は岩原慶君と栗田祐之君の試合の勝者が相手になるんだけど、

そのどっちが勝ち上がってもシンドイんじゃないかなあ。

 

 

 

⑦ 高木秀明君(F赤羽)×石川元希君(M・T)……SFe

2勝0敗の30歳・埼玉県と、3勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・東京都。

 

<1R>

お互い、見合ってる時間が長くて慎重と言えば慎重なんだろうけど、

緊張感は伝わり難くて単に退屈系だったんだわ。

 

<2R>

片一方のリングサイドからは止めどもないアドバイスがそれこそ雨アラレで、

それも隣の椅子の背もたれに片手をかけながらふんぞり返っての横柄な態度で、

身内か何か知らないけど偉そうな物言いは聞くに耐えなくて、

そんなんじゃリング上で自分で考えるボクサーは絶対育たないんだけど、

自らが彼を動かしてるって示したいのか思いたいのかとにかく最悪のパターンで、

そもそも煩いので自分は仕方なく席移動ってことで……。

 

<3R>

石川君、あれ出せこれ出せ、ああ動け、こうしろって言われっ放しなもんで、

いちいちそれに従うのが精一杯だったみたいで、

そもそもの動き全体とパンチのキレが今一というかおざなりになってしまって、

彼、素晴らしい体躯と能力を持ってると思うんだけど全く生かし切れてなくて、

被弾が多い中、それでもめげずに前に出て抵抗してる高木君が目立つ訳で……。

 

<4R>

石川君、スコア的には圧倒してたんだけど、このまま上へ行ったら必ず躓きそうで、

弱り切った高木君を倒せずかなり中途半端なままの終了ゴング。

 

 

結局、40-36、39-37×2ってことで石川君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

ああいう偉そうな指示出しオヤジを遠ざけなければ絶対ダメだと思ったなあ。

 

沢山の試合を見てると解るけど、ああいう風にリングサイドで終始がなり立てて、

何から何まで指示出しまくってるジムに強いボクサーは育たないんだよね。

 

 

 

⑧ 神辰郎君(厚木ワタナベ)×鈴木大河君(角海老)……SFe

3勝(1KO)2敗(2KO)の20歳・神奈川県と、デビュー戦の23歳・愛知県。

 

今年から規定が変わったもんで鈴木君、アマ資格での出場なんだけど、

事前に相当のレベルだって聞いてたから期待してたんだけどね……。

 

<1R>

上背も十分あって構え方も良かったんだけど鈴木君、

やっぱりちょっと硬くなってたみたいで全体的に手数不足が目立ってて、

左右のフックを一発づつ当ててはいたんだけど、

攻め込む際に少し振りがデカ過ぎるのが気になったんだよね。

 

<2R>

神君が腕力頼りに右を大きく振ってくる中、鈴木君、パンチスピードはあるんだから、

もう少し細かく流れの中でやればいいのにって思ったし、

長い腕を持ってるんだからボディブローも見せてほしいところだったんだわ。

 

神君の仕掛けの大きさもどうかと思ったんだけど、

鈴木君も変な間を作ってしまって相手に攻め込むタイミングを与えてしまってて、

もっと繋ぎのパンチが必要なんだけどなあ。

 

<3R>

神君が更にギアアップして挽回目指してくる中、鈴木君も右アッパー、

左フックを打ち込んでたんだけど、それにしても腕が体から離れ過ぎて危ないし、

簡単に相手に相打ちのタイミングを与えてしまってるんだよね。

 

ポイントを取られるまでには至ってないけど鈴木君、

それでも隙だらけの横振りよりはストレート系がいいと思うんだけどなあ。

 

<4R>

このラウンドを前に其々のセコンドがどういうアドバイスをしてたかってことで、

神君の方は勿論、倒さなければ負けだぞって言ってたと思うんだけど、

鈴木君は相手のそういう覚悟を知ってか知らずか、

これまでと変わらず普通の入り方をしてたんだわ。

 

で、始まって22秒、リング中央若干青コーナー寄りのとこでの神君が、

いきなりショートの殴り合いを挑んでいって、何気に普通に受け止めた鈴木君、

心構えと手出しに一瞬遅れてしまっての明らかな後手後手で、

ハッキリ打ち負けたまま最後は右ショートフックをまともに打ち込まれてしまって、

膝の踏ん張りを失って体傾けながら思わず右手を着いてしまったんだわ。

 

元々それほど打たれ強くはないみたいな鈴木君、

その一発から回復し切れないままリスタート後も神君の鬼追撃に晒されるまま、

殆ど直後の0分33秒、右から左を強烈に打ち込まれてジ・エンドだったんだわ。

 

 

鈴木君、デビュー戦で仕方ないところあったんだけど、

戦い方というかパンチの出し方の致命的な欠点が早い時期に見つかった訳で、

まだいくらでも調整できると思うんだけど、とにかくそんなに振らなくていい訳で、

大きく振る時でも体から腕が離れ過ぎない工夫だと思うんだよね。

 

 

 

⑨ 杉本了君(八王子中屋)×西村直哉君(新日本木村)……SFe

1勝7敗(3KO)1分の33歳・東京都と、

3勝(2KO)7敗(2KO)1分の29歳・京都府。

 

この試合は杉本君の棄権ってことで西村君の勝ち上りだったんだけど、

杉本君、折角3月の試合を相手の棄権で勝ち上がったっていうのにね。

 

 

 

⑩ 及川唯君(川崎新田)×塚本鉄平君(横浜さくら)……SFe

1勝0敗のサウスポー、22歳・北海道と、

3勝(1KO)5敗(3KO)のサウスポー、36歳・神奈川県。

 

<1R>

プレスかけてたのは常に及川君だったんだけど、

とにかく二人共、適当に動いてるだけで中々打ち合わないんだよなあ。

 

塚本君がとにかく変なボクシングで、たまに左一発振り回してお終いって、

そのチャンスを窺いながら後は終始グルグルグルグルのサークリングボクシングで、

それもバランス崩すほど振り回すもんで残り30秒、何発目かの空振りした後、

大きく体勢崩したとこに及川君に左アッパー気味のフックを打ち込まれてしまって、

それが効いたのか単に足送りが出来なかっただけなのかハッキリはしないんだけど、

とにかく南ロープに飛ばされて引っ掛かったとこでダウン裁定。

 

<2R>

やっぱり塚本君、フットワークとかポジショニングが変だし、

やっぱりたまの左大振り一発の他は何もなくてのグルグル逃げ回りで、

まさかメイウェザーを気取ってるとは思わないけど、

追い追いする及川君も面倒臭そうで、見てる方はもっと面倒臭い訳で、

もういいかあって感じの休憩タイムだったんだわ。

 

結局、39-36、39-37、38-37ってことで及川君の3-0だったけどね。

 

 

 

⑪ 垂水稔朗君(協栄)×馬場一浩君(角海老)……W 

2勝(2KO)0敗3分の21歳・愛媛県と、

2勝(1KO)2敗(1KO)1分の22歳・東京都。

 

垂水君、もしかしたら自分の事を知ってるみたいで、

試合前の通路に控えてた時、こちらを見て少し目配せするような感じだったんだわ。

 

<1R>

体格的に優位な垂水君の力強さには揺るぎがないんだけど、

馬場君も掻い潜っての細かいヒットでらしさを発揮してたんだよね。

 

<2R>

お互い、若干イッセノセ系の大味な展開になってしまって、

そうなると馬場君の土俵とは言い難くなってきて、

垂水君、大き過ぎで一本調子の感があってもう少し緩急が欲しかったんだけど、

力勝負の様相の中では優位を保てるんだよね。

 

<3R>

そういう戦い方は馬場君の本意ではないと思うんだけど、

お互い、シンプルな1~2発を交換をした後はひたすら押し合うっていうのが延々で、

それはまるで相撲のようで殴り合うより揉み合う時間の方が長くなってしまって、

ってことで自分はここで離席したんだけど、

結局、40-36、40-37、39-37ってことで、

垂水君がシッカリ自らのパターンに取り込んでの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

元々の13試合目は永沼君の棄権で阿久津君の勝ち上りが決まってたもんで、

次の試合がこの日のラストだったんだけど、

東京ドームの巨人戦の行方をチェックしてたら、

芦沢君にフルラウンドやって貰いたいって状況だったんだけどね。

 

 

 

⑫ 小森輝久君(P堀口)×芦沢広樹君(角海老)……W

1勝1敗の23歳・東京都と、2勝(2KO)1敗の29歳・東京都。

 

一見すると色白のオッサン風の芦沢君なんだけど、

頭デカいし肩周りのガッチリ感も半端じゃなくて、

それが若干猫背気味にして迫っていく様は迫力満点で、

自分の中では真っ白なピテカントロプス・エレクトスって感じなんだよね。

 

<1R>

やっぱり一回りデカイ芦沢君がノッシノッシプレスで、

最初に交わしたジャブで気後れしたか小森君、明らかに慎重な動きに一変、

以降は芦沢君の威圧感に下がり下がりする場面が増えていったんだわ。

 

小森君も何とか何とかって細かく手を出してはいたんだけど、

それをかき分けていくような芦沢君の迫力が圧倒的だった開始1分08秒、

グイッと踏み込んでの左フックがいきなりの一閃で、

途端にバスッという音と共に小森君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

気丈な小森君は何とか立ち上がりはしたんだけど、

それでも続行はとっても無理と判断されてのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

正式には1分11秒ってことだったんだけど、

余りに早い決着にドームの野球終わりとバッティングしてしまって、

お蔭でその辺を散歩って久し振りのパターンだったんだわ。

 

 

それにしても芦沢君、この日角海老ジムは5人出しだったところ、

ここまで4人敗退ってとこだったもんで何とか一矢報いたって感じだったし、

それも華々しいエンディングだったってことでまずは良かったんだよね。

 

 

 

⑬ 阿久津朋生君(協栄)×永沼アメール朗君(大橋)……M

1勝(1KO)2敗(2KO)の27歳・東京都と、

2勝(1KO)3敗(2KO)の28歳・神奈川県。

 

大橋会長に聞いたら永沼君、肩だか腕だかを脱臼してしまったんだってさ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 芦沢広樹君

② 神辰郎君

③ 石本純君、山崎真儀君

 

 

 

過ぎた月日は早く感じるもので、引っ越してから1ヶ月が経ったんだわ。

 

眼下の川には毎朝6時か7時頃から3~4人ほどの釣り人が来るんだけど、

勿論ずっと見てる訳ではないんだけど釣り上げる場面を一回も見たことがなくて

彼等は半日以上も水面を見続けてるんだけどもしかしたら魚釣りが目的ではなくて、

これからの日本の行方とか世界情勢なんかに思いを馳せてるのかも知れなくて、

そういうのは自分の中では大いにアリなんだよね。

 

 

 

さて、今週末も勿論競馬で10万馬券よもう一度ってことで、

そんなに甘くないのは承知してるんだけど、

それでも先週と同じところで競馬新聞をゲットしたんだよね。

 

2015年5月13日 (水)

後楽園ホール・5月12日

 

11日の月曜日は前日の試合の観戦ブログを書いた後、

ちょっと用事があったもんで飯田橋の帝拳ジムへ行って来たんだわ。

 

アポなしにも関わらず長野マネジャーが1時間半以上も相手をしてくれて、

自分のそこはかとない色んな質問にもとっても丁寧に答えてくれて、

それは他言できないような内容にも及んだもんで面白かったなあ。

 

まだ昼過ぎだったもんで一般の練習生が多かったんだけど、

繊大さんや葛西さんもいたし、村田諒太さんとか五十嵐俊幸さん、

それに尾川堅一さん達も早目のジム入りだったんだよね。

 

 

 

昨日はワタナベジムの大川泰弘さんと阿知和賢君、

それにこの日デビューのマナベジムの神津徳臣君が目当てだったんだよね。

 

 

薄暗いリング上でアップしてた阿知和君と言葉を交わした後、

傍にいたマナベジムの刀根トレーナーと神津君の話をして、

彼の応援に来てた宮崎辰也君や加藤港君、それに長嶺克則君達ともね……。

 

 

 

① 沼澤拓也君(F原田)×福留一基君(レイS)……F 4R

デビュー戦の32歳・神奈川県と、デビュー戦の27歳・山梨県。

 

<1R>

お互いデビュー同士で仕方ないところもあったんだけど、

とにかくいきなり無茶苦茶な殴り合いから始まって特に沼澤君、

如何にも打たれ弱そうなのに全くガードに注意が向いてなくて、

危ないなあって見てた始まってすぐの27秒の北ロープ前、

福留君のいきなりの右フックを貰ってしまってダウン。

 

それ程のダメージを残さないままのリスタートだったんだけど、

地獄絵図のような殴り合いは更に激しさを増していって、

もうどっちも有りの展開だったんだけど、より勢いがあったのは福留君の方で、

結局、1分34秒、またもやの右を喰らって沼澤君が西ロープに倒れ込んだとこで、

ツーダウンKOエンドだったんだわ。

 

 

 

② 平原直君(鹿島灘)×神津徳臣君(マナベ)……B 4R

1勝(1KO)0敗の23歳・福岡県と、デビュー戦の17歳・東京都。

 

以前、マナベジムへあるボクサーのスパーリングを見せて貰いに行ったとき、

ちょっと違う動きをしてた子がいて名前を聞いたら神津君ってことだったんだけど、

自分は暫くの間、神津君とノリ君っていうのは別人だと思ってたんだよね。

 

彼、小5からジムに通ってたもんでみんなのマスコットみたいだったらしいけど、

そのマスコットが強靭な肉体を作り上げてのこの日が初後楽園ってことで、

いつの間にか酒井智彦君も加わって自分の周囲は大騒ぎだったんだわ。

 

 

<1R>

始まってすぐの20秒には二人の力量差がハッキリ見えて神津君、

構え方とかポジショニングがとってもいいし、ジャブの威力も半端じゃなくて、

強い左右を振り出してもバランス崩さないしいいプレスかけるんだわ。

 

で、神津君がいい感じで攻めてた0分45秒、更に更にって攻勢強めて、

自分はもう少しユッタリやっていいのにって思ってたんだけど、

そりゃまだ17歳のデビュー戦だし友達も先輩も沢山見に来てくれてるし、

舞い上がるなって言うのも無理なところもあったんだけど、

いきなり仕留めてしまいそうなほどそれはかなり焦った攻撃だったんだけど、

次の瞬間の1分13秒、平原君がヒョイと出した右ショートがカウンターヒットして、

何とナントなんと、神津君の方が驚愕のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

神津君がムキになり過ぎた結果だったんだけど、

それ、相手が力込めてではなかったもんでフラッシュ的なダウンで済んで神津君、

大きくダメージ残さないままのリスタートが出来たのが幸いして、

倒される前より更にもっとの攻撃ドライブを強めていったんだわ。

 

活躍を予想されたデビューボクサーが空回りして敗戦するのを自分は何度も見てて、

神津君がそういう風にならないようにって見てたんだけど、

リングサイドから飛んでた色んなアドバイスも耳に届いてたみたいで、

若干左サイドの防御が手薄になる場面はその後もあったんだけど、

挽回攻勢のままその約1分後の残り1分06秒の東ロープ前、

追い込みながらの鋭いワンツーをクリーンヒットさせてダウンを奪い返したんだわ。

 

リスタート後の神津君、相当相手を痛めつけたラッシュラッシュのまま終了ゴング。

 

<2R>

平原君の顔面は既にかなり傷んで赤くパンパンに腫れてて、

ここはもう一気しかないって判断した神津君の猛攻の前に平原君、

凌ぐだけが精一杯のまま、もう少し早くてもいいんじゃないかって思ったんだけど、

結局1分25秒、西ロープに詰められボディからのショート連打を浴びせられたとこで

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

その展開の激しさに周囲はもう大騒ぎだったし、試合としてもとっても面白くて、

彼のショート連打は抜群圧倒ではあったんだけど、

少し気になったのは彼の左肘のことで、多分彼は左手の力が強いと思うんだけど、

で、常に中間距離から左フックを打てるようにって肘を外側に張り出すことが多くて、

結果的にはガード位置を低くしてしまってるんじゃないのかなあ。

 

それでも極上のデビュー戦だったことは間違いなかったし、

経験の浅いうちにダウンを喰らうっていうのもそれほど悪い事とは思ってなくて、

5戦5勝5KOなんていう戦績だと先に行って苦労することも多いから、

油断してると倒されてしまうっていうのを身を持って知ることが出来た訳だし……。

 

 

試合後の神津君に 「面白かった?」 って聞いたら 「面白かったです!」 って、

ニッカニカして言ってたなあ。

 

 

元々第3試合に組まれてたらいす林君×永吉祐哉君の試合は

永吉君の棄権で中止になったもんで昨日は全8試合ってことで……。

 

 

 

③ 根本裕也君(ヤマグチ土浦)×向後大寿君(上滝)

                              ………68㎏ 4R

2勝4敗(3KO)の29歳・茨城県と、デビュー戦の19歳・東京都。

 

<1R>

向後君、やっぱりデビュー戦ってことで若干ムキになり過ぎの振り過ぎで、

それでも根本君のパンチスピードが遅いもんでいい感じのスタートが切れてて、

このままどこかで倒してしまいそうな感じがしたんだよねこの時は……。

 

<2R>

それにしても二人共、ちゃんとジャブから組み立てるべきだって思ってた中、

始まって20秒、向後君の右、右、右が連続ヒットしたんだけど根本君、

どう見ても簡単に当てられ過ぎなんだよね。

 

このまま一気に決着付けるかに見えた向後君だったんだけど、

何と1分半過ぎたらいきなり驚きのガス欠状態に陥って、

そこからは二人共グズグズになってしまったんだけどそんなグズグズの中、

徐々に盛り返していったのはそれまでやられまくってた根本君だったんだわ。

 

 

このままだと向後君、逆転されてしまうぞおって思いながら、

それでもグズグズだったもんで一旦休憩タイムってことで……。

 

 

やっぱり結局、向後君のガス欠が勝負を決めたみたいで、

3R1分58秒、根本君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

④ 大久保大騎君(E&Jカシアス)×袴田浩祐君(上滝)

                            ………62㎏ 6R

5勝(4KO)4敗(4KO)の29歳・神奈川県と、

8勝5敗(4KO)2分の28歳・静岡県。

 

大久保君は中々特異なキャリアを持ってるボクサーで、

4戦4KO勝ちの後、相手は土屋修平さん、本間愛登君、伊藤翔君、伊原健太君、

って強豪揃いだったんだけど、とにかく4連続KO負けしてしまって、

1年4ヶ月の間を置いた復帰戦に判定勝ちしたんだけど、

この日はそれからまた1年7ヶ月が過ぎてたんだよね。

 

袴田君、ちょっとウェスト辺りが緩いような印象だったなあ。

 

<1R>

袴田君には特別なパンチはないし変わった戦法も取って来ないもんで大久保君、

普通にやれば殆ど何の問題もなさそうだったんだけど、

まずはそのジャブでレベルの違うところを見せつけてたね。

 

<2R>

袴田君、相変わらずワンツーに限られたシンプルな攻撃で、

ボディブローも打っていかないし、コンビネーションの工夫もないんだよなあ。

 

で、大久保君、余裕見せて雑にやらないことだけだね。

 

<3R>

始まって40秒、大久保君の左ガードが緩むとこに袴田君、

とってもタイミングのいい右ストレートをこの日初めてのクリーンヒット。

 

それ、明らかに効いたみたいで大久保君の動きが鈍るとこに袴田君、

一気一気の攻め込みだったんだけど大久保君、

相手のパンチ力のないことに助けられてたけどちょっと好きにやらせ過ぎなんだわ。

 

強打の大久保君の弱点は打ち終わりの備えが緩いことなんだよね、やっぱり。

 

<4R>

大久保君、若干流れを悪くしてしまって雑になるとこを攻め込まれて、

カウンターのタイミングで右をヒットされることが多くなっていきなり暗雲だったけど、

残り20秒、力を込めた左右フックをハードヒットさせて展開を一変させて、

やっと袴田君の動きを止めていったんだわ。

 

後半は打たれ込んだその袴田君なんだけど、

どれだけ打たれても前へ出続け手も止めないし凄い頑張りなんだわ。

 

<5R>

大久保君がまた一からジャブで組み立て直すって丁寧な動きを徹底するにつれ、

流石にダメージが蓄積されたか袴田君、明らかに動きが鈍ってきて、

大久保君、誘いパンチからのカウンターのチャンスだったんだけどなあ。

 

<6R>

最後の力を振り絞ってまず先攻していったのは袴田君で、

それは大久保君が手数負けするほどの頑張りだったんだわ。

 

ただ、やっぱり袴田君の消耗は相当進んでたみたいで残り1分からはメッキリで、

大久保君が倒し切るかって場面も見せてたんだけど、

最後まで気持ちの強さで凌ぎ切ったって感じだったなあ。

 

 

で、自分のスコアは59-55だったんだけど結局、59-55×2、59-56って事で、

勿論大久保君の圧倒3-0だったんだけどね。

 

 

試合後に大久保君と少し話す機会があったんだけど、

彼、いつもと違ってとっても真面目に話を聞いてくれたんだわ。

 

 

 

⑤ 木野田俊翔君(小田原)×小山哲也君(横田S)……Fe 6R

4勝(1KO)1敗の20歳・神奈川県と、

5勝(2KO)6敗(1KO)の34歳・神奈川県。

 

<1R>

体格的に優位なのは小山君の方だったんだけど、

残念ながらそれを全く生かし切れてないまま、

初っ端から鋭く細かい踏み込みで木野田君が圧倒してて、

1Rが終わった時点で勝負あったって感じだったもんで離席したんだよね。

 

 

59-55×2、59-56ってスコアはひとつ前の試合と全く同じで、

やっぱり木野田君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

フラフラしてたら金城智哉さんと木村隼人君が並んでたもんで、

他愛ないことを話した後、内山高志さんの決めパンチについて話が及んで、

どういう風に打ったら拳がああいう動きになるのかとかね……。

 

 

 

⑥ 太田啓介君(L玉熊)×野口将志君(船橋D)……L 8R

9勝(2KO)7敗(2KO)の30歳・神奈川県と、

7勝(4KO)5敗(4KO)1分のスイッチ、25歳・山口県。

 

こういう戦績のA級ボクサーの試合っていうのが実は退屈になることが多くて、

二人共延々単調にフルラウンドやることが多いしね……。

 

<1R>

そもそも二人共、かなり無駄な動きが多くて太田君は力が入り難いとこで打ってるし、

野口君の方もバランスを崩しながらのことが多いんだよなあ。

 

開始1分30秒、野口君の右クロス被せ打ちがヒットしてポイントゲットだね。

 

<2R>

開始24秒、太田君の右ストレートがヒットして野口君が弾かれダウン。

 

野口君、チャカチャカ攻め立てて来る相手に戸惑ってて、

どう攻めていいか迷ってるみたいだったんだわ。

 

<3R>

野口君、横大振りの打ち終わりが如何にも雑で、

そもそもきちんとボクシングを組み立てるっていう意識が欠けてるみたいだし、

一方の太田君も相変わらずまとまりに欠けたままなもんで、

いきなり興味が失せてしまったもんで離席したら、

近くに麻生興一夫婦と斎藤洋輝夫婦がいて、直後に大川泰弘さんの奥さんも来て、

何かのレセプションに集まったって感じだったなあ。

 

大川さんの奥様はやっぱりかなり素敵だったし、麻生さんとこは知的な感じがしたし、

斎藤さんとこは黒曜石みたいな大きな目がとっても印象的だったし、

ボクサーっていうのは基本的に若干身分不相応のいい女をゲットするんだよなあ。

 

 

で、この試合の結果なんだけど、

太田君の真面目コツコツ勝利かなって思ってたんだけど、

結局、78-73、78-74、76-75ってことで野口君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ マキシ・ナハク×大川泰弘さん(ワタナベ)……W 8R

8勝(3KO)6敗3分の国内5位、31歳・インドネシアと、

13勝(4KO)11敗(3KO)3分のランク1位、31歳・千葉県。

 

試合前に大川さんとネシアのボクサーはやってみないと解らないとこがあるから、

初っ端から無理に行かない方がいいんじゃないかって話したんだけど、

相手のナハク、パンチの出どころがとっても解り難かったし、

そもそも試合スタイルというか、タイミングとかリズム感も不思議だったんだよね。

 

ナハクはパイナップルヘアをしての登場だったんだけど、

鍛え上げた逞しい体は実にバランスが取れてたし目力も半端じゃないもんで、

こりゃ女性にモテるだろなあっていうのが第一印象だったんだわ。

 

 

<1R>

そこそこ素早いジャブを打つナハクは右も左も確信に満ちた振り出しをしてて、

安易に詰めると大川さん、危ないよおって見てたんだけど、

1分過ぎからは明白なプレスとジャブの差し合いに勝って大川さん、

相手が単打主体に来るとこ細かいコンビネーションでいい流れを作ってたなあ。

 

って見てた残り42秒、ナハクの右クロスが綺麗にヒットして大川さん、

明らかに一瞬効いた様子でその後は何とか凌いでたんだけど、

それまでの劣勢を覆してナハクの挽回ポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

開始直後の18秒の右の相打ちは大川さんが征してたんだけど、

その後大川さんが更に攻め込むところにナハクも危険な右を返してきて、

お互いにとっても危険度の高い交差が繰り返されてたんだわ。

 

ナハクが徐々に声を出して更に強く振ってくる中の残り18秒、

直前に右アッパーを貰ってしまった大川さんが挽回の左右ショート連打で、

そのことごとくを直撃させて北西ポスト近くで見事なダウンゲットだったんだわ。

 

それでも大川さん、相手に合わせたイッセノセボクシングは危険過ぎだし、

打ち終わりの備えも若干甘いんじゃないのかなあ。

 

<3R>

折々の大川さんのボディブローをナハクが嫌がるのが伝わってきたんだけど、

大川さんの方も開始40秒にまたもや右を大きく被弾してしあまって、

相手は全部倒しに行く打ち方してるし、相変わらず危険な感じが漂ってたんだわ。

 

で、中盤過ぎ、相手のショートワンツーを貰って次の攻撃を交わすべく大川さん、

若干頭下げて目線を切ったとこにナハクの左右アッパーが強烈打ち込みで、

堪らず大川さんが前のめりに倒れ込んでしまったんだわ。

 

それは1分22秒のとこだったもんで時間はまだ十分残されてたし、

大川さんは相当シンドそうで朦朧とした中、再開後も本能で手を出してたんだけど、

そういうのが却って危険で、ひたすらクリンチがいいんだけどそうもいかなくて、

相手は益々右狙いにシフトしての全力打ちだったし、

この時はみんな生きた心地がしなかったんだよね。

 

残り10秒、左目上をヒットカットされた大川さんはそれでも男気に溢れた反撃で、

何とか何とか凌ぐことが出来たんだよね。

 

<4R>

大川さんは回復を待っての当然だったんだけど、

ナハクの方も前の回の打ち過ぎが祟ったか、お互い休み加減の立ち上がりで、

それは大川さんにとって正しく追い風になって、まずはジャブで立て直しって、

冷静な組み立てを思い出させたみたいだったんだわ。

 

ナハクは力溜めての右、右っていう攻め方に変わりはなくて、

相変わらず見定めにくい軌道で打って来るんだけど大川さんも大分慣れたみたいで、

ラスト30秒からの相手の攻勢も比較的難なくやり過ごすことが出来てたんだわ。

 

<5R>

まずは左からの組み立てとボディブローっていう真面目ボクシングの大川さん、

それでも相手が突っかけてくればやっぱり男気出して受け止める訳で、

またもや何度目かの危険な距離での危険な殴り合いだったんだけど、

強い気持ちを溢れさせてこの打ち合いを征してたんだよね。

 

<6R>

基本的に大川さんはハードパンチャーじゃないもんで、

正面切った打ち合いは避けるべきだって思うんだけど、

そんな中でもこの回は相手の右アッパーより効果的な右フックを打ってたんだわ。

 

ナハクにはかなりの消耗が見えて来たんだけど、それでもまだ諦めてなくて、

力溜めての一発フルショットはまるで波動砲のようでもあったんだよね。

 

<7R>

この期に及んで大川さん、まだきちんとジャブが出せてたのは大したもんで、

開始45秒、途中で止めたナハクの左フックが結果的にはフェイントになって

右ストレートをタイミング良くヒットされて一瞬ヒヤッとはしたんだけど、

そこを踏ん張った後の挽回のショートには実に目覚ましいモノがあって、

最後はナハクを青コーナーに追い込んでの連続ヒットで

堪らずナハクが背を向けて自コーナーへ逃げるとこ、

少し前にもこんなシーンがあったんだけど、ここは真っ直ぐ追い駆け、残り10秒、

戦意喪失気味のナハクからこの試合2回目のダウンゲットしたんだわ。

 

<8R>

きちっと決着付けようって大川さん、相手に諦めさすような初っ端からの連打で、

1分40秒、右フックをヒットしてからは一気の追い込みで、

逃げる逃げるのナハクに最後は西ロープを背負わせての総攻撃で、2分11秒、

手の止まったナハクにレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

試合後暫くして大川さんとミニレビューをしたんだけど、

3Rを良く持ちこたえたってことと、結局ジャブとボディブローの勝利だねって、

そう話したんだけど、彼自身はどういう感想を持ったのかなあ。

 

 

そのずっと後にナハクが会場を出るとこに居合わせたんだけど、

彼、パイナップルを解いてたんだけど、まるでランボーみたいでカッコ良かったなあ。

 

 

 

⑨ 高橋竜也さん(ヤマグチ土浦)×阿知和賢君(ワタナベ)

                               ………B 8R

19勝(14KO)6敗(1KO)3分のランク11位、26歳・茨城県と、

9勝(3KO)11敗(1KO)3分の28歳・神奈川県。

 

すぐ後ろのある業界関係者が連れの女に訳知り顔で阿知和君をけなすもんで、

立ち上って見下ろしながら軽くガン飛ばしてソイツが視線を逸らすのを確かめた後、

北側に移ったんだけど、そこの連中も見当外れのバカ丸出しだったもんで、

仕方ないなあって感じで会場を出て遠くから眺めてたんだよね。

 

 

<1R>

上背があるのは勿論高橋さんの方で5㎝ほどもあるかなあ。

 

高橋さん、余裕余裕って感じで若干安易なプレスからの先仕掛けだったんだけど、

それを外しながら見栄えのいいワンツーをヒットさせてたのは阿知和君の方で、

途中からムキなったような高橋君も届きのいい右を打ってたんだけど、

終了ゴングが鳴ったとき顔面を紅潮させてたのは圧倒高橋さんの方だったんだわ。

 

<2R>

高橋さんは上背とリーチがある割には近くで細かくやりたがる変則ボクサーで、

巻き込まれるとそのシツコイ手数に最後は嫌気差して勝負を投げてしまうっていう、

そういう相手が多いんだけど、この日の阿知和君の粘っこさは比類がないから、

違った展開も充分考えられたんだよね。

 

相当当てられるんだけどそれ以上に当て返すってそういう方針は

阿知和君も嫌いじゃないもんでいよいよ本格的な我慢比べなんだよね。

 

<3R>

阿知和君がジリジリ削られていってるようにも見えたんだけど、

本人は全くそう思ってなかったのかも知れなくて相変わらず引かない引かないで、

そうなるとこの後は延々長引く訳で、結局相手は主催ジムのランカーだし、

阿知和君の小差判定負けっていうのが見えてきてしまって……。

 

 

見たり見なかったりを交互に繰り返して採点発表に耳をそば立ててたら、

77-76、76-77、76-76の全くの微差1-1ってこで、

これなら実質、阿知和君の勝ちってことなんじゃないのってのが感想だったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 大川泰弘さん

② 神津徳臣君

③ 大久保大騎君

 

 

 

実はね、5試合分を書いたとこで記事が全部飛んでしまって、

そうなると気持ちを立て直すのが結構大変で、

同じ試合についてまた書き直すっていうのはそもそも実に間抜けだし、

自分の中では既に決着付けてることをやり直す為には、

淹れたてのホットコーヒーと煙草と優しい気持ちが必要な訳で、

中にはブログアップを楽しみにしてくれてるボクサーもいるんじゃないかって、

そういう思いになるまでの時間も必要なんだよね。

 

いずれにしてもアップが遅れてしまってゴメンです。

 

2015年5月11日 (月)

後楽園ホール・5月10日

 

モダンジャズを聞く機会の方が圧倒的に多いんだけど、

それでもたまにふと聞きたくなるのがクラシックでCDが150枚ほどあるんだけど、

一昨日聞いたのはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番 変ロ短調 作品23。                                

ロ短調とか変とか実は全く解らないんだけど、とってもいいんだわ。

 

第3楽章まで通すと40分ほどかかるんだけど、

とにかく第1楽章の出だしが最高で何度聞いても鳥肌が立つんだよね。

 

クラシックっていうのはある意味ジャズに通じるところもあって、

勿論、ジャズのような自由なアドリブは許されないんだけど、

メインテーマやサブテーマをあれこれいじって工夫しながら延々展開するってとこは

とっても似てるんじゃないかって思ってるんだよね。

 

 

 

山田智哉君のホール入りに瀬藤幹人さんが同行してたもんで挨拶交わして、

ちょっとボーッとしてたら小熊ジムの会長に 「馬券を沢山買い込んだの?」 って

声を掛けられたんだけど、そんなに沢山は買わなくて、

そもそも10R以降の適当なのを一日5~6レースほどなんだよね。                                                               

その昨日の競馬に付いては最後に自慢話があるんだけどね。

 

 

昨日は思い出せない程久し振りの日曜の昼興行で、

演劇とかジャズライブでの所謂マチネーだったんだわ。

 

 

 

① 林大誠君(白井具志堅)×齋藤利彦君(ワタナベ)……SB 4R

0勝1敗のサウスポー、21歳・東京都と、0勝1敗の34歳・東京都。

 

渡辺会長と松山真虎君と並んでの観戦だったんだけど……。

 

<1R>

齊藤君は出だし少し硬くて、動きがスムースだったのは林君の方で、

前の手の捌きにも随分違いがあったんだわ。

 

齊藤君は打ちに行く時のヒッチがデカイもんでその度にガードがガラガラで、

危ないなあって見てた残り36秒、林君の左フックをまともに貰ってしまって、

ギリギリ踏み止まってはいたけど大きく腰砕けしてしまったんだわ。

 

<2R>

齊藤君のガッチャガチャ攻勢の前に林君、キッチリやり通せなくなってたんだけど、

それでも1分15秒、お互いの危険なパンチが交差したその刹那、

一瞬早くかつ正確にヒットしたのは林君の返しの右ショートフックで、

思わず齊藤君が倒れ込んでしまったんだわ。

 

齊藤君、回復し切れないままのリスタートだったみたいで、

更なる林君の追撃の前に防戦一方になっての連続被弾で、

見かねたレフェリーが1分51秒、割って入ってのツーダウンKOストップエンド。

 

 

 

② 木村吉光君(白井具志堅)×西川勇気君(三迫)……SFe 4R

デビュー戦の18歳・香川県と、デビュー戦のサウスポー、29歳・佐賀県。

 

<1R>

二人共、流れの良くないポキポキしたボクシングになってしまってて、

兎に角仕掛けが大き過ぎの単発系に終始してたなあ。

 

西川君、びっくりしたような表情をしてやってるんだけど、

そういうのは相手に余裕を持たせてしまいから直した方がいいと思うなあ。

 

<2R>

お互い、ジャブを省略したいきなりの一発系は全く改善されないままで、

場当たり的というか偶然だけの当てっこって感じになってたんだけど、

1分05秒、木村君の右ストレートがブチ当たって西川君がダウン。

 

リスタートもお互い益々大雑把になってしまって……。

ってことで自分はこの回で離席したんだけど結局、

39-36×2、39-37ってことで木村君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

③ 守屋優介君(小熊)×東大河君(ワタナベ)……B 4R

1勝1敗(1KO)の24歳・宮城県と、1勝(1KO)1敗の19歳・熊本県。

 

この日も守屋君には玉木善文君親子が付き添ってたね。

 

<1R>

東君の強いプレスの前に守屋君、ひたすらのクルクルサークリングで、

実にいい足してて陸上競技に向いてるほどなんだけど、

殆ど自分から行かないまま中々ボクシングにならなくて、

チョン当てして逃げ切るっていう方針なのかなあ。

 

<2R>

守屋君、見栄えのいい場面を作り切れないまま密着しての左右フックだけで、

ちょっと試合になりにくいままだったもんで、休憩タイムだなあ……。

 

 

その後4Rに東君がダウンを喰らう場面もあったらしいんだけど、

結局、39-37、38-37、37-38ってことで東君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

次はこの日唯一の新人王戦の予選で、この階級の優勝候補の一人、

川名君が圧勝するって思ってたんだけどね……。

 

④ 川名北斗君(白井具志堅)×永田翔君(アベ)……SFe 4R

4勝(3KO)0敗の20歳・栃木県と、3勝(1KO)1敗の20歳・長崎県。

 

<1R>

お互い、そこそこ近い距離で始めて実に戦闘的ないい感じだったんだけど、

2分半までは永田君のワンツーの方が優勢だったなあ。

 

このまま押し切るように見えた残り20秒、川名君の左フックがヒットして、

そこからの一気呵成の連打連打、左フックが当たりまくって挽回ポイントゲット。

 

<2R>

永田君、しなやかさに欠けた突っ張り棒みたいなボクシングになってしまって、

腕振りも大きくなり過ぎるとこに川名君に内側内側から攻め込まれてたなあ。

 

<3R>

永田君、そこそこ動けてはいたんだけど終始無駄な動きが多くて、

バランス崩して力の入るポジションで打ててなかったなあ。

 

<4R>

手数を頑張ってた永田君だったんだけど、中々有効なヒットに繋がらないまま、

やっぱりこのまま川名君かなあって思ってたラウンド中盤の1分23秒、

永田君の左ボディが実にいい喰い込みを見せて一瞬川名君が怯んだとこ、

永田君が一気一気の攻め込で何となんとナント、西ロープの前だったんだけど、

またもや強烈な左ボディを打ち込まれた川名君が踏ん張り切れず、

そのまま片膝着いてじゃがみ込んでしまったんだわ。

 

結局1分46秒、川名君、そのままテンカウントアウトKO負けだったんだわ。

 

 

川名君、思わぬところに弱点があったってことだったんだけど、

久し振りにタイボクサー以外のボディKO劇を見たなあ。

 

 

 

⑤ 藤本孝二君(青木)×大貫英晃君(B水戸)……SFe 4R

0勝1敗のサウスポー、28歳・愛知県と、1勝0敗の24歳・茨城県。

 

大貫君、リングインに必要以上に時間かけ過ぎで、

もう少しチャチャッとするべきなんだけど水戸農協がバックアップしてるんだね。

 

<1R>

お互いにチョンチョンからのイッセノセ系なんだけど藤本君、

折角いいプレスをかけてるんだけど、そこからの仕掛けに遅れ取り気味なんだわ。

 

<2R>

藤本君、プレスかける割には近いとこがダメだし、

大貫君の方も一見テキパキ動きはいいんだけどそれだけに留まってて、

何だか二人共、自らが納得してないようなパフォーマンスに終始してるんだわ。

 

<3R>

大きいのさえヒットしてないっていうのに藤本君、

ショートブローも大きく振り過ぎで全く精度を欠いてたんだけど1分22秒、

ブワーンって振った左フックが何故か偶然の直撃をして大貫君、

一瞬大きく膝カックンしてしまって危うくダウンするとこだったんだわ。

まるでスクワットをするように堪え切ってたんだけど、あれは危なかったなあ。

 

<4R>

流れを取り戻した藤本君が一気挽回かって思わせたんだけど、

何だかいきなり疲れてしまったみたいな勿体なさで、

それにつれ大貫君もマッタリしてしまっての気の抜けたリング上になってしまって、

最後は気力で頑張り切った大貫君が優勢のまま終了ゴング。

 

 

で、自分は39-37だったんだけど結局、39-37×2、38-38ってことで、

大貫君が2-0勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 比嘉大吾君(白井具志堅)×バーデン・リベラ……SF 6R

4勝(4KO)0敗の19歳・沖縄県と、8勝(2KO)1敗1分の23歳・フィリピン。

 

相手のリベラはフィリピンだし、そこそこの戦績だし、

そこそこの試合になるかなあって見てたんだけどね……。

 

<1R>

相手はガード固めて詰め詰めからのショートフックっていう戦法が多いんだから、

リベラはもっともっとのジャブやフットワークが必要だと思うんだけど

思いの外正面から受け止めてしまってのいきなりダメそうで、

そもそも腕振りの鋭さにも遅れ取ってるし、仕掛け不足だし……。

 

<2R>

始まって53秒、比嘉君の引っ掛け気味の右フックがヒットしてリベラ、

赤コーナーポストに吹っ飛ばされてしまってのダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけどリベラ、常に受け身になってしまってるし、

かといってカウンター狙いでもなさそうで、何がしたいのかが全く見えて来なくて、

普通過ぎるパフォーマンスのまま既に敗戦だけがハッキリ見えて、

結局2分55秒、最後は西ロープに逃げたとこに比嘉君の左右フック、

思いっ切り貰ってしまって棒立ちのまましゃがみ込んでしまったとこでストップエンド。

 

 

比嘉君、これで無敗の5戦5勝5KOなんだけどそのうち4人がカタカナボクサーで、

相手がいなくて仕方ないところもあるんだろうし、多分彼、強いとは思うんだけど、

ホントのとこは先になりそうなんだよね。

 

 

 

⑦ 小山拓見君(草加有澤)×スパイス松下君(セレス)……SFe 8R

9勝(7KO)3敗1分の24歳・埼玉県と、

13勝(2KO)8敗(2KO)の32歳・熊本県。

 

ホール入りの小山君と言葉を交わしたんだけど、

その時は調子良さそうに見えて、元々の予想も彼のKO勝ちだったんだけどね……。

 

松下君のセコンドには久保幸平さんが付いてて時折り小林会長から、

「幸平! 幸平!」 って声掛けられてたのを遠くから親父さんが眺めてたんだわ。

 

<1R>

小山君がプレスを掛ける中、松下君、結局無駄玉が多かったんだけど、

それでもとにかく細かいリズムを刻みながら相手のタイミングにさせないで、

持ち前の手数手数で頑張り通してたんだわ。

 

<2R>

小山君としてはどっかで一発ヒットが叶えば即展開を変えられるってことで、

この辺りではまだまだ余裕の動きをしてたんだけど、それでもやっぱり、

大きい仕掛けの合い間合い間を突かれて細かい被弾を重ねてたんだわ。

 

<3R>

小山君、この回はやっとやっとのボディショットに光明を見せたんだけど、

それでもどう見ても右に頼り過ぎる傾向が強くて雑に見えてしまうんだなあ。

 

<4R>

それに小山君、返しの左のタイミングも遅過ぎで、

気が付けば動き全体にキレもなくて、いつもの怖さが伝わって来ないんだわ。

 

常に下がりながらではあるんだけど松下君、場繋ぎ的なショットも出せてるし、

クリーンヒットは少ない中、それでも常に手数手数の積極性が目立つんだわ。

 

<5R~6R>

試合半分を終えて小山君、2ポイントは負けてるって判断出来てるのかって事で、

相変わらずペースアップ出来てないし戦い方も陳腐なままで、

要するに全くダメのままの見るも無残なパフォーマンスで、

松下君の全く手数落ちない頑張りに気持ちが移っていったんだわ。

 

 

こりゃ展開が固まってしまったなあって近くを見渡したら、

松下君の応援に来てた林徹磨さんと目が合って、

会釈してくれたし試合内容も内容だったもんで席移動したんだよね。

 

徹麿さんが抱いてた赤ちゃんはまだ11ヶ月ってことだったんだけど、

ふと上目使いになったりすると徹磨さんにそっくりなんだわ。

 

ちょっと前の村中優さんとの試合のことをちょっと話したんだけど、

今は気持立て直して練習を再開してるんだってさ。

 

赤ちゃんの名前を聞いたら “コテツ” ってことで、

自分は “じゃりん子チエ” に出て来る “小鉄” かって思ったらそうじゃなくて、

“小徹” っていうんだわ。

 

 

<7R~8R>

時折徹磨さんと話しながら横目で見てたんだけど、

小山君にとって事態は依然改善されなくて、

ここまで追い込まれてしまったら開き直りのヤケクソボクシングも要る訳で、

今更1個くらいのダウンを奪ってもどうにもならないんだから、

こうなったたバカ振り、メチャ振りしまくって倒し切る覚悟が必要だと思うんだけど、

小山君の気持ちは次の試合を頑張ろうって変わってしまってたみたいで、

やってる方も見てる方もダラダラのままの終了ゴング。

 

 

最後まで劣化しなかった松下君はホントに偉かったなあってことで、

小山君、相当顔面が腫れ上がってたんだわ。

 

結局、78-74、78-75、77-75ってことでみんなが納得の3-0で松下君。

試合直後の松下君、顔面は殆ど傷んでなくて、感想を伝えたら嬉しそうだったなあ。

 

 

 

⑧ アーデン・ディアレ×松尾雄太さん(国際)……F 8R

27勝(14KO)9敗(4KO)3分のOPBF1位、26歳・フィリピンと、

7勝(4KO)1敗1分の国内8位、25歳・青森県。

 

この試合は小熊ジムの田之岡条さんと並んで観戦したんだけど、

瞬間瞬間の感想を聞かせて貰って結構面白かったんだよね。

 

<1R>

開始当初、様子見加減だったディアレは終盤までそのままで、

2分30秒頃までは殆ど松尾さんのペースで試合は進んでたんだけど、

良く伸びていい喰い込みを見せた左ボディをきっかけにしての一気の飛ばしで、

松尾さんの10-9かなあって展開を一挙に覆してしまったんだわ。

 

<2R>

松尾さんがその後もボディを攻め切れない顔面狙い一辺倒だったのに対して、

ディアレは見てて美しいって感じるほどのコンビネーションで、

区切り区切りに見せ場を作る巧さを見せつけたんだわ。

 

<3R>

松尾さん、一発右ヒットすれば勿論展開を大きく動かす余地は残してたんだけど、

相手のディアレは攻撃以上にディフェンス感覚に優れてて、

当てられない距離、当てられないタイミングの見計らいが途方もなく巧いし、

常に避けた所から即の攻撃に移れるような体の使い方に長けてて、

それが叶うような頭と上半身の動かし方をするもんで中々被弾しないし、

例え被弾しても即の反撃に移って相手のポイントをチャラにしてしまうんだわ。

 

<4R>

ディアレと比較して気になるのはやっぱり松尾さんの単調さで、

性格の真面目さがそのまま出てしまってるような正直ボクシングで、

動きの殆どをディアレに見切られてしまってるみたいなんだよね。

 

<5R>

松尾さんは攻撃のテンポとかリズムが一定し過ぎの判り易過ぎで、

色んなパターンを持ってるディアレの動きは誰にも参考になる程だったんだけど、

このラウンドは松尾さんの右クロスの方がディアレの左フックよりハードヒットしてて、

初めてのポイントゲットだったんだわ。

 

<6R>

プレスはかけてたんだけど松尾さんが一瞬先制し切れなかったとこ、

始まって32秒、ディアレの左フックが大きくヒットして、

松尾さん、オットトットって感じで足元を乱されてしまったんだわ。

折り折りのディアレの左はボディにしろ顔面フックにしろとっても見応えがあって、

微妙なラウンドの殆どを奪っていくって感じだったんだわ。

 

<7R>

ラストラウンドは誰でも最後だからってそれまで以上に頑張るから松尾さん、

勝負賭けるならこの回なんだけど、飛ばしていったのはディアレの方で、

これはもう圧巻のショートブローのコンビネーションで、

左右フックにアッパーを混ぜ込んで角度変えての鋭い回転は惚れ惚れで、

それ開始20秒ほどのことだったんだけど、その後も挽回許さない極上の出来で、

終始彼の動きとパンチの緩急に魅せられたんだよね。

 

<8R>

ここに来てより体力を残してるのは松尾さんみたいだったんだけど、

ディアレの方は自分の役目は終わったって感じの若干流しボクシングで、

無理に攻めなければそれだけ被弾のリスクも少なくなる訳で……。

 

そういう相手を倒し切るのは強打の松尾さんにも今更無理そうで、

そのまま大事に至らずのまま終了ゴング。

 

 

自分は78-74だったんだけど結局、78-75×2、76-77ってことで、

ディアレの2-1勝ちだったんだけど、76-77っていうのは考えられなくて、

ホント判定試合は怖いってつくづく思ったんだけど、5Rと8Rの他、

あとどの二つのラウンドをディアレが失ったのか知りたいと思ったなあ。

 

 

 

⑨ 江藤伸悟さん(白井具志堅)×山田智也君(協栄)

                            ………60.5㎏ 8R

15勝(9KO)3敗(1KO)1分のランク10位、25歳・沖縄県と、

12勝(3KO)5敗(3KO)の30歳・千葉県。

 

入場曲を作って貰った義理があるもんで長々聞かせようって目論みか江藤さん、

中々リングに登場しなくて、最近こういうのが多くて面倒臭いんだよね。

 

ってことで自然な流れで山田君応援だったんだけど、

基本的に二人共最後まで弾けきれないまま工夫の無いラウンドを重ねるだけで、

途中眠くなったし正直退屈してしまったんだわ。

 

 

<1R>

4~5㎝デカイ江藤さんの右ボディストレートも良く伸びてたんだけど、

山田君の左も届いててほぼ互角の立ち上がりだったんだけど、

1分40秒、江藤さんの右クロスがナイスヒットして流れを掴んでたんでたなあ。

 

ただ山田君も残り28秒、同じ右を綺麗に当て込んででどっちもどっちで、

微妙なとこだったんだけど、僅かに江藤さんの当たりの方が強かったかなあ。

 

<2R>

お互いにより力を込めていって2分40秒までは拮抗してたんだけど、

そこから江藤さんのヒットヒットが続いて明らかなポイントゲットだったなあ。

 

<3R>

山田君がガツガツいい前詰めしてたんだけど、そこからの一瞬の間に出遅れて、

江藤さんの先攻を許してしまって、特にジャブの届きが抜群だったんだわ。

 

<4R~5R>

山田君の左フックが面白いように当たるようになったんだけど、

基本的には行ったり来たりのお互い主導権を渡さない展開が続いてたんだよね。

 

<6R>

お互いの返しの左フックが相打ちになる場面が増えていったんだけど、

残り20秒からの攻勢は明らかに江藤さんの方で山田君、

どっかで飛ばすというか明らかにアピールする場面が乏しいんだよなあ。

 

<7R>

ポイント的に拮抗した中、まず山田君が出て行ったんだけど、

江藤さんも立て直しての飛ばし返しで、一見激しいやり取りではあったんだけど、

ただお互いひたすら顔面狙いの単純ワンツー主体に終始してて、

得意なショットまで持っていく過程がズサンとしか言いようがなくて、

力づくのスタミナ競争に過ぎなくなってのVTR再生見たいのが延々だったんだわ。

 

<8R>

6R頃からの退屈系のピークだったもんで余り注意深くは見てなかったんだけど、

やっぱり若干江藤さんがポイント的に優勢かなあって感じだったね。

 

で、結局、78-76、77-75、77-76ってことで江藤さんが無難な3-0勝ち。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① アーデン・ディアレ

② スパイス松下君

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬

5月2日、3日の競馬では計11レースに参加して、

京都11Rの3連複をゲットしたんだけど、

事前と当日オッズとがかなり乖離してて、

折角の的中だったんだけど殆どチャラの結果に終わってたんだわ。

 

で、先週は土日で同じく11レースに参加したんだけど、

新潟11Rの3連複をゲットしたんだよね。

 

12番人気を1軸固定して4番~8番人気までの5頭にボックス流しした結果、

5番人気(福永)→12番人気(丸田)→8番人気(川田)の順での入選で、

配当額130,520円は今年最高だったんだわ。

 

で、土日の投資額は12倍ほどに膨らんだんだけど、

そうなると今まで通り1レース10点買いで120レース連続外ししてもチャラって事で、

暫くは余裕の馬券生活なんだよね。

 

2015年5月 8日 (金)

後楽園ホール・5月7日

 

ホール入口前で会釈されて 「村木田さんですよね。」 って声掛けられて、

キャップとマスク姿だったからボクサーとしか思えなかったもんで、

「ゴメン、全く記憶に無いんだけど、誰だっけ?」 って返したら、

実は彼、ボクサーじゃないみたいで、小國以載さん繋がりでこの日は名古屋から

胡朋宏さんの応援に来たんだってさ。

 

 

ホールに入って小熊ジムの玉木善文君の親父さんと久し振りに話したんだけど、

善文君の試合が決まったとか言ってたなあ。

 

 

今ではジムを離れた中屋ジムの筒井さんともちょっと久し振りで、

勿論、この日出場の成田永生君の応援だったんだけど、

自分は松永宏信君の方が優勢じゃないかって思ってたもんで色々とね……。

 

 

声を掛けられて振り向いたら本多ジムの美佐子マネジャーで、

この日は岩原慶君と途中まで観戦して伴流ジムへスパーなんだってさ。

実は岩原君、これまで2敗してるんだけどその両方が僅差判定負けで、

昨日はその負けた相手の中川祐君と鈴木貴彦君が連続して出場するって、

とっても珍しいケースだったんだよね。

 

 

初めの4試合は新人王トーナメントの予選ってことで……。

 

 

① 三好裕樹君(白井具志堅)×布谷正志君(宮田)……F 4R

2勝3敗の30歳・東京都と、1勝(1KO)2敗の24歳・北海道。

 

<1R>

お互いに1個負け越し同士だったんだけど三好君、

布谷君のジャブ無し超乱暴雑々ボクシングを前にして

そんなにオドオドやってると相手の思う壺だし気持ち良くさせるだけで……、

って思ってた始まってすぐの34秒、案の上、

大振りの一発ドカンを貰ってしまって脆くもダウンしてしまったんだわ。

 

早くも勝負あったって感じで三好君、何となく立ち上がりはしたんだけど、

打ち合いを再開できるまでには回復してなくて、

殆ど直後に2回目のダウンを喰らってしまってツーダウンKOエンド。

 

 

布谷君は次は7月15日、志賀弘康君となんだけど、

この日みたいに好きなようにはさせてくれないんじゃないかなあ。

 

 

 

② 本郷智史君(輪島S)×山本大智君(KTT)……SF 4R

2勝(1KO)3敗(2KO)の25歳・東京都と、2勝(1KO)2敗1分の23歳・山梨県。

 

<1R>

お互い、いきなりガッチャガチャのバッタのケンカみたいなボクシングで、

二人共もう少しちゃんとやらないとダメだと思うんだけどなあ。

 

殆ど偶然に近い当てっこ競争の中、開始1分15秒、

ほぼリング中央のとこで本郷君、山本君の右ストレートを一発被弾してしまって、

踏ん張り切れずのダウンってことで……。

 

挽回系リスタートが出来そうになかったのは第一試合の場合と同じで本郷君、

最後は西ロープに吹っ飛ばされたとこで1分49秒、KOエンド。

 

 

 

③ 菊池大和君(戸高)×福永亮次君(宮田)……SF 4R

2勝6敗2分の27歳・宮城県と、2勝(2KO)1敗のサウスポー、28歳・大阪府。

 

福永君は優勝候補の一人だし大和君、ちょっとシンドインじゃないかなあ……。

 

<1R>

その大和君、例の如くチャカチャカ動いての先仕掛けなんだけど、

相手を蹴散らすほどまでには至らない中、福永君は引きながらの冷静な捌きで、

1分過ぎだったかなあ、左ストレートを直撃させてダウンゲット。

 

これも即の決着かって思ってたら福永君は意外な程段取りが悪いというか、

思ってた程のキレがないままのズルズルで、結局2分19秒、

2回目のダウンゲットでKO勝ちはしたんだけど、少し期待外れだったかなあ。

 

 

 

④ 中川祐君(横浜光)×箱田純平君(ライオンズ)……Fe 4R

3勝1敗の21歳・東京都と、1勝(1KO)2敗(2KO)の19歳・広島県。

 

中川君、ボクサーらしいとってもいい顔してるんだよね。

 

<1R>

箱田君、手足が長いんだけど構えからしてバランスが良くなくてカマキリみたいで、

弱々しいショットに終始してたなあ。

 

一方の中川君、もう少しリラックスしてやればいいのにちょっと力み過ぎだし、

相手を見切ってたかディフェンスもとってもルーズだったなあ。

 

箱田君は体格的優位さを全く生かし切れないまま回転力も足りてないんだわ。

 

<2R>

お互いに相手の顔面打ちたい打ちたいっていう気持ちが先走ってて、

殆ど全く上下の打ち分けが出来てない単調な攻撃が続いてたんだけど、

基本的には退屈な試合で中川君は狙い過ぎだし箱田君は躊躇し過ぎで、

要するに手数の少ない変な中弛みが多い展開だったんだわ。

 

中川君の返しの左フックにはそこそこ見るべきモノがあったんだけど、

それでもその殆どがオープン気味なんだよなあ。

 

<3R>

箱田君が行かなさ過ぎの中、中川君はもっとキッチリ出来そうなんだけど、

やっぱりちゃんとナックルで当て切れてなくて振ってる割には効果が薄いんだよね。

 

それにしても箱田君、どうやってポイントを取るつもりなのかが全く見えて来なくて、

結局、どこかで一発喰らってお終いじゃないかいう流れから脱し切れないままで、

もういいかあって感じになってしまったもんで一旦休憩タイム。

 

 

後で確かめたら結局4R1分23秒、やっぱり中川君のKO勝ちだってね。

 

 

 

⑤ 鈴木貴彦君(横浜光)×村田宗一郎君(セレス)……Fe 6R

5勝(4KO)1敗(1KO)の19歳・神奈川県と、

4勝(2KO)3敗(1KO)3分の32歳・茨城県。

 

<1R>

そこそこリーチのある二人が意外に近いとこで始めてて、

鈴木君、もう少し肩の力抜いても大丈夫だと思うんだけど、

それでもとにかく力強い上下打ち分けで先行してたね。

 

村田君も相手の左ボディに合わせてた右フックに可能性を見せてたんだわ。

 

<2R>

村田君、ショート連打を打つ際にもう少し小さく鋭く振れると大分違うと思うんだけど、

それでも終盤、鈴木君が左フックをきっかけに一気攻勢かけて来た際の

ロープ際からの必死のリターンには気持ちがこもってたなあ。

 

村田君、その鈴木君の左フックで右目上をヒットカット。

 

<3R>

それにしても村田君、山ほどのボディブローを貰いながら良く耐えてて、

鈴木君と比較すると当たりが薄いからポイントに繋がり難いとは思うんだけど、

それでも全く怯むとかメゲルことのない常に前向きボクシングは気持ちいいんだわ。

 

鈴木君、まだ若いのに左のトリプルなんか打つんだよね。

 

<4R>

この辺りでの攻防は結構目まぐるしくて、

開始当初鈴木君の強攻に晒された村田君がその後前に出て攻勢強めて

右カウンターを綺麗にヒットして鈴木君の左目尻をヒットカット出血させたんだわ。

 

そこから流れが村田君に変わるかってとこだったんだけど、

反転攻勢をかけていったのは逆に鈴木君の方だったんだよね。

 

<5R>

それにしても驚いたのは村田君の踏ん張りで、どれだけ打たれても下がらなくて、

それはそのうち徐々に鈴木君の打ち疲れを誘うほどで、

大きく決め込むほどには強く打ててなかったのが残念ではあったんだけど、

長期戦になればなるほど彼の本領が発揮されるって感じだったんだわ。

 

<6R>

ここに来てお互いの顔面の腫れは半端じゃなくなってきて、

それでも絶対相手に主導権を渡さないっていう執念のぶつかり合いで、

基本は村田君の追い追い、鈴木君の引き引きではあったんだけど、

ラスト30からの力の限りを尽くした打ち合いには二人の気持ちがこもってたんだわ。

 

 

自分のスコアは58-56で鈴木君だったんだけど、

結局、58-57×2、57-58ってことで鈴木君の2-1勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 松永宏信君(横浜光)×成田永生さん(八王子中屋)

                               ………SW 6R

6勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、27歳・愛知県と、

9勝(4KO)1敗(1KO)のランク6位、24歳・青森県。

 

成田君、永生って書いて “ヒサオ” って読むんだよね。

 

前日の大森体育館に続いてリングアナの須藤さんが連続登場だったんだけど、

素晴らしい声の伸びをしてたなあ。

 

<1R>

若干圧力の強いのは体格でも勝ってる成田さんの方だったんだけど、

最初の有効ヒットは松永君の方で開始1分過ぎ、

相手がジャブを打って来るとこに右フックを綺麗に合わせ打ってたんだわ。

 

実はこの松永君の最初の右フックがこの後もずっとキーになったんだよね。

その後成田さんも右ストレートをボディと顔面に届かせてたんだけど、

以降も松永君の引っ掛けるような右フックの見栄えがとっても良かったし、

返しのタイミングとかあと一発を頑張る点も含めて、

ラウンドトータルでの手数でも上回ってたんだよね。

 

<2R>

お互いにもう少ししなやかにやる方がいいと思ったんだけど、

基本的にはストレートの威力は成田さん、

ショートの組み合わせは松永君って図式だったんだけど、

成田さんがドーンと右一発で終ることが多い中、

松永君はその打ち終わりを狙って細かい打ち込みがグッドグッドで、

成田さん、そこそこ顔面が赤くなっていったんだわ。

 

<3R>

松永君が前の手の捌きで圧倒し始めてたし、あと一発あと一発を頑張ってて、

成田さんも残り1分から飛ばしていってラウンドを作ろうとはしてたんだけど、

残り30秒からは松永君が再度の攻勢をかけていって、

右、左って相手に渡ったポイントを取り返すようなクリーンヒットだったんだわ。

 

<4R>

成田さん、なるべく無駄打ちはしたくないっていう感じさえしたんだけど、

大きく振り出し過ぎのようにも見えて足元が付いていってなかったし、

それにつれそれまで出来てた前詰めも緩んできてるし、

何よりも見栄えの良くない打たれ方が目立つんだわ。

 

<5R>

いつの間にが成田さんの顔面の腫れもそこそこ進行してて、

まるで小堀佑介さんのような風貌になってきたんだわ。

 

まだスタミナが残ってそうなのはその成田さんのように見えたんだけど、

それでも松永君を捕まえきれないまま嵩にかかった攻めが見られないんだなあ。

 

松永君の方もかなり精度が落ちて来たもんで成田さん、

ここは一気の大挽回、粉砕のチャンス到来だったんだけど不発のままだったなあ。

 

お互い、とっても分かり易いタイミングでのやり取りに終始し始めてて、

要するに雑な展開になってしまったんだわ。

 

<6R>

成田さん、1個ぐらいのダウンゲットでは間に合わないと思うんだけど、

ここに来て今更の強連打は望めそうになくて、そのうち鼻血が出始めてるし、

ひたすら交わしながら凌いでる松永君を捉え切れないままなんだわ。

 

軽い単発を交換した後の残り1分からは二人共明らかにバテバテで、

それはこれくらいでヘバッてどうするって感じの情けなさではあったんだけど、

最後の最後、振り絞って手を休ませなかったのは松永君だったんだよね。

 

 

で、自分のスコアは59-55だったんだけど結局、60-55×2、59-56って事で、

成田さんにとっての屈辱の圧倒0-3負けだったんだわ。

 

 

勝った松永君が試合直後に自分に放った台詞が、

「最後は勝ちに行っちゃいました。」 だったんだけど、

自分は 「ヘバッただけじゃないの。」 って返してやったんだけどね……。

 

 

 

⑦ 田之岡条さん(小熊)×永安潤之介君(川島)……53㎏ 8R

10勝2敗3分のランク13位、サウスポー、21歳・埼玉県と、

13勝(3KO)10敗(3KO)2分の32歳・埼玉県。

 

いつものように田之岡さんには玉木善文君親子がセコンドに付いてたね。

その田之岡さん、興法裕二君のオラオラTシャツ着ての登場だったんだけど、

リングサイドにいた興法君がとっても嬉しそうにしてたなあ。

田之岡さん、2階級弱上げての試合なんだけどちゃんと動けるかなあ。

 

<1R>

結局、何の問題もなくいつもの田之岡さんの動きが出来てて、

相手が入って来るとこに右ジャブ、左ストレートがキッチリ届いてたね。

 

永安君としては鋭いステップインかにじり寄り潜り込みかいずれにしても、

詰め寄ってからの揉み合いの中で何とかしたいっていうボクシングなんだよね。

 

で、田之岡さん、グチャグチャにされて前傾が取りきれなくなると辛いんだけど、

足元の動きも軽快でまずまず心配無い立ち上がりをしてて、

軽いんだけど正確なヒッティングでまずはポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

永安君、近い所でやりたがる割にはショートブローが巧くないというか大き過ぎで、

雑な打ち終わりが気になってた残り45秒、

田之岡さんの左ストレートがこの日最大のクリーンヒットで永安君、

一瞬足元が緩んで効いたのは間違いなくて、勿論田之岡さんも一気追撃で、

コリャ初のKO勝ちもあるのかってとこだったんだけど逃げられてしまったんだわ。

 

<3R>

永安君、顔面が随分腫れてきたし、前の回のダメージも拭い切れてないみたいで、

若干ボヤーッとしたままだったんだけど、始まって50秒、

それまで余裕で動いてた田之岡さんの右顔面に、

それ殆ど偶然だったとは思うんだけど、とにかく左フックが綺麗にヒットして、

途端に永安君が生き返っての反攻反攻だったんだわ。

 

田之岡さん、油断してたとこだったと思うけどハッキリ腰砕けてたし、

結局、永安君はそれ一発だけだから助かってたけど危なかったんだわ。

 

<4R>

田之岡さん、再度一から出直しって感じでちゃんとした距離、

ちゃんとしたジャブって意識を持ってやり直してたんだけど、

打てそうにない所からでも手数を頑張ってて永安君の見劣り感が増したんだわ。

 

<5R>

永安君、しつこく攻め立ててはいたんだけど、二人の当て勘に大きな差があって、

殆どが有効ヒットには繋がってなかったし、当てられ方の形が良くないんだよなあ。

 

田之岡さん、残り30秒からも大きく攻勢かけていって、

見栄えのいい山場作りにも配慮してて明らかな差を見せつけたんだよね。

 

<6R>

永安君、折角のランクゲットのチャンスだっていうのに、

ここまで巧いこと事が運んでないっていうのに相変わらず工夫の無いままで、

そういうことをズッと最後まで続けてもどうにもなりそうにないんだから、

いっそのこともっとデタラメにやるとか、後先考えずにメチャ飛ばしまくるとか、

色々やりようはあると思うんだけど、相変わらずマッタリのままで……。

 

 

ってことで試合が動きそうにもなかったもんで自分はここで離席したんだけど、

最後8Rもちゃんとやってたのは圧倒田之岡さんの方だったなあ。

 

で、結局、78-74×3ってことで勿論田之岡さんの圧倒3-0だったね。

 

 

田之岡さん、こうなったら絶対倒さないボクシングを極めるっていう手もあるね。

 

 

本来はこの後に臼井欽士郎さんと佐藤鋼太君の試合が組まれてたんだけど、

臼井さんの病欠ってことで中止になってしまったんだよね。

で、田之岡さんがセミファイナルで次の第9試合がメインイベントってことで……。

 

 

 

⑨ 胡朋宏さん(横浜光)×福山和徹君(冷研鶴崎)……M 8R

13勝(13KO)4敗(4KO)のランク4位、26歳・兵庫県と、

9勝(2KO)6敗(1KO)の32歳・鹿児島県。

 

要するにこの試合はお互いに距離をどうするかってことで、

福山君は中間以上からのコンビネーションで勝負したいんだろうし、

胡さんは例の如く詰めてのとにかく一発右フックをブチ当てたいって、

そういう戦法同士のせめぎ合いだったんだよね。

それにしても頭の大きさが随分違うんだわ。

 

<1R>

上背が3㎝ほど、リーチはもっと優位な福山君の方が左の使い方が巧くて、

そこからの素早いコンビネーションでまずは先行したんだけど、

その後胡さんも大きな左ボディを挨拶代わりに打ち込んでたんだわ。

 

<2R~3R>

パンチが届くまでの距離に詰めるのが胡さんの課題だったんだけど、

その願いがいつの間にか自然に叶ってて、いきなり胡さんペースが出来上がって、

相打ち上等からのボディブローが炸裂して福山君、シンドそうにしてたなあ。

 

<4R>

結構強いのを貰ってるのに福山君、細身の割には耐える力がそこそこあるし、

相手の打ち終わりや一段落したとこをしっかり狙って細かいヒットを重ねてて、

胡さん、いつの間にか左目上をヒットカットされてたんだわ。

 

<5R>

福山さん、やっぱり胡さんの折々のボディが効いてるみたいで、

口開きながらではあったんだけど、相手が大きく仕掛けてくる隙間狙ってて、

残り1分だったかなあ、右アッパーをヒットさせての勇敢な一気攻勢で、

途端に胡さんにかなりの鼻血出血を見舞ったんだわ。

 

<6R>

相手のパンチ力が今一歩だったもんで助かってるとこがあった胡さん、

ここまでで一番効かせてたのはもしかしらた左ボディかも知れなくて、

ってことでこのラウンドはボディボディボディって感じだったんだわ。

 

<7R>

事ここに及んで胡さん、今日は倒せない日なのかなあって感じで、

それ程福山君の踏ん張りは特筆モノで、まともに右を貰っても頑張ってて、

たまにはフルラウンドを戦いきるのも悪くないって思い始めた1分13秒、

福山君を赤コーナーに追い詰めたとこでまずは右ストレート、

それ、福山君の首が後ろへ跳ね飛ばされるほどのハードヒットで、

その一発で腰が落ち加減になったとこ今度は左右ボディの強烈連続打ち込みで、

これには堪らずの福山君、思わず腰折って両手を着いてしまってのダウン。

 

倒れ込みはしなかったんだけど、ここまで限界まで踏ん張って来てたもんで、

福山君、再開後に改めて戦うっていうのはとっても無理そうで、

リスタートの合図と共に鬼追撃してきた胡さんを防ぎきれなくて、

そのまま大きく右を大きく打ち込まれてしまったとこで1分34秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしても胡さん、いつもだったら中々倒れない相手に苛立つというか、

途中で集中を切らしてしまうようなところがあるんだけど、

この日は最後の7Rに却って足を使うような素振りさえ見せてて、

最後まで冷静に気長なパフォーマンスができてたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松永宏信君

② 田之岡条さん

③ 胡朋宏さん

 

2015年5月 7日 (木)

大田区総合体育館・5月6日

 

開場の少し前に入れて貰えてロビーを歩いてたら田口良一さんとバッタリで、

軽く目配せしたんだけど、彼、私服の時はごくごく普通のヒョロヒョロっとした

実ににこやかな青年で、とってもプロボクサーには見えないんだよね。

 

 

沢山の人達に御挨拶して始まり始まりだったんだけど、

昨日は第一試合と第五試合が女子戦だったもんで……。

 

 

                                                            

② 白鳥大珠君(八王子中屋)×須賀原直雄君(REBOOT)

                                 ………L 4R

デビュー戦のサウスポー、19歳・東京都と、

デビュー戦のサウスポー、19歳・岩手県。

 

この二人の事は事前に色々聞いてたもんで密かに期待してたんだよね。

須賀原君のセコンドに濱田修士さんが入ってたんだけど、

試合前にちょっと話して再ランクイン、オメデトオメデトってことで……。

 

<1R>

10㎝近く上背優位な白鳥君、キックからの転身組にしては

それほど突っ立地気味にはなってなくて後ろ足体重でもない普通のスタンスで、

相手の須賀原君とは初めっから正面切った殴り合いをするって決めてたみたいで、

距離とかタイミングをチェックし合う前にいきなり全力打ち合いが始まったんだわ。

 

お互いのフルショットが危険な交差する中、白鳥君の右フックの角度が実に良くて、

初めと次のクリーンヒットをゲットした直後、またもやの返しの右がヒットして、

それ多分都合3発目の右フックだったと思うけど見事な直撃でダウンゲット。

 

倒された須賀原君、それ程のダメージ残さないままのリスタートだったんだけど、

勢い付いた白鳥君を相手に対等な戦いをするのはとっても無理そうで、

白鳥君の揺るぎない追撃の前に全く為す術もなくのこの時0分59秒、

今度はキッチリワンツーの左を直撃されてしまって2回目のダウン。

 

倒された須賀原君はバネ仕掛け人形のようにすぐに立ち上がったんだけど、

勿論ツーダウンKOエンドだったんだわ。

 

 

白鳥君、上背があるしモデルとかタレントでも通用しそうな風貌してるし、

登場から見てたんだけどとっても華のあるというか雰囲気のあるボクサーだよね。

 

 

試合後中屋会長とか瀬端さんと彼の事を話してたとこに白鳥君が現れたんだけど、

シュンとキレのいい顔立ちしてるし身長も180㎝くらいあるんじゃないかなあ。

 

彼、早目のボクシング転向ってことでキック独特の癖が付く前だったし、

とにかく思いもしなかったところで金の卵発見って感じだったんだわ。

 

 

 

③ 内藤剛君(越谷634)×加川達志君(M・T)……58㎏ 6R

3勝(1KO)3敗(1KO)3分の31歳・埼玉県と、

4勝(1KO)8敗(6KO)1分の33歳・神奈川県。

 

<1R>

二人共、スピード不足って感じなんだけどタイミングがいいのは内藤君の方で、

加川君、両グローブを絞り過ぎる構えからは強く打ち難いし、

そもそもディフェンスから攻撃に移るのに無用な間が出来てしまってるんだわ。

 

<2R>

1分半頃の内藤君の右フックを起点にしてお互い危険な打ち合いが始まって、

二人共、雑々ではあったんだけどそれはそれで面白かったんだけど、

加川君が若干頭を突っ込み過ぎるせいか、前の回の加川君に続いて、

この回内藤君も左目上をバッティングカットしてしまったんだわ。

 

<3R>

ダメージを溜め込んでたのは明らかに加川君の方だったんだけど、

内藤君も一気に攻め切れず、徐々に消耗した二人のダラダラが続くようになって、

残り1分、綺麗なタイミングで内藤君の右がカウンターヒットしたんだけど、

それほどの大事にならないままの終了ゴングで、

二人のメッキリ感にこちらの元気もなくなってきたもんで一旦休憩タイム。

 

結局次の4R1分38秒、内藤君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

④ 須田拓弥さん(沼田)×若原義敬君(協栄)……LF 8R

11勝(3KO)10敗(2KO)2分のランク10位、35歳・埼玉県と、

7勝(4KO)4敗(3KO)の33歳・兵庫県。

 

<1R>

勝率もKO率も上回ってるのは若原君の方で、

年齢はいってるんだけどランキングゲットには最適の相手ってことで、

序盤シッカリ強く打ってたのはその若原君だったんだけど、

中盤まで様子見加減だった須田さんと共にその後は実に地味な展開だったなあ。

 

<2R>

若原君、折角のチャンスだっていうのにランキングを獲りに行く動きじゃなくて、

それは見ててちょっと腹立つほどのタラタラだったもんで怒りの離席。

 

 

結局、チンタラフルラウンドだったみたいで、78-76、77-76、75-77って事で、

須田さんの2-1勝ちだったんだけど場内静まり返ってたなあ。

 

 

 

「コンチワ」 って尾川堅一さんとバッタリだったんだけど、

チケットに表示された席が東西南北じゃないもんでとっても判り難くて、

それは場内の案内係にさえも同じだったみたいで紙を見ながらだったんだよね。

 

 

女子戦をやってる最中に外に煙草を吸いに出たら、

丁度梅津宏治さんがやって来たところで、なんとまあいいタイミングかってことで、

この間の試合のことを少し話したんだけど、ランクアウトしなかったこともあって、

まだまだ続行する覚悟を維持できてるみたいで良かった良かっただったんだわ。

 

 

まだ少し時間があったし小腹も空いてきたもんで、

焼きソバの冷えたのを食べたんだけど、これが思いの外のグッドテイストで……、

ってとこに後ろから声掛けて来たのが荒川仁人さんで、

こっちは人目に付かないように “スプリンクラー制御弁室” の前の薄暗がりの中、

わざわざ背中を向けてたっていうのに見つけるかなあ……。

 

 

 

⑥ 田口良一さん(ワタナベ)×クワンタイ・シスモーゼン

                  ………WBA LF タイトル戦 12R

21勝(8KO)2敗1分のチャンピオン、29歳・東京都と、

49勝(26KO)3敗(1KO)1分のランク14位、30歳・タイ。

 

自分の席は前から3番目だったんだけど、前に座高のデカイのが並んでて、

こりゃ見難いなってことで1R終了時点でずっと後ろの席に移動したんだけど、

却って全体像が把握できたんだよね。

 

相手のシスモーゼン、シッスモーセンっていう表記もあるんだよね。

 

<1R>

そのシスモーゼン、プレス効かせてるしパワーも有りそうなんだけど、

スピードは今一の感じで、体格で優位な田口さんの方がテキパキ動けてて、

まずはキチンとしたジャブを数打ちつつ安易な踏み込みを許してなくて、

初っ端から軽快なフットワークだったもんでまずは安心の立ち上がりだったんだわ。

 

<2R>

シスモーゼン、この階級にしてはかなりのKO率なんだけど、

決して巧いとは言えないんだけど打ち込むタイミングが良くて、

それもフック系とアッパーを組み合わせるとこが売りなんだよね。

 

中間距離では全く怖くないんだけど、その分接近戦に命賭けますって感じで、

田口さんが対処を誤って肘を畳みきれないとヤバそうだったんだけど、

鋭いショートブローで対抗してた残り15秒の北ロープ前、

田口さんの打ち下し気味の右ストレートがヒットして幸先のいいダウンゲット。

 

場内、待ってましたの大声援の中、リスタート直後に終了ゴングだったんだけど、

この後、そういうダウン劇がまるでデジャブのように何度も繰り返されるとは

この時は誰も思いもよらなかったんだけどね……。

 

<3R>

試合序盤に大きなハンデを負ったシスモーゼンがやっぱりいきなり飛ばしてきて、

手数アップの上の若干強引な攻め込みで、これが彼の本領発揮ってことで、

密着からの乱打戦に持ち込もうとしてたんだけど田口さん、

実に冷静な対応に終始してて巧いことあしらったって感じだったんだわ。

 

<4R>

田口さん、パンチの緩急とか体の入れ替え方が抜群で見てて美しいほどで、

相手が組み合わせショットが下手だったせいもあってか、

細かいコンビネーションをカウンターでヒットしてて惚れ惚れだったんだよね。

 

<5R>

シスモーゼンのシツコく詰めてからの強打にはまだまだ脅威が込められてて、

この回はメゲルことなくの攻勢攻勢から始まって、

田口さんの一段落感もあって、やっと1ポイントゲットかって感じだったんだけど、

残り20秒、シスモーゼンが気分良く前掛りになってたとこに田口さん、

クロス気味の右ショートをカウンターヒットさせてこの試合二度目のダウンゲットで、                                                         

シスモーゼン、意外に簡単に倒れてしまうんだわ。

 

またしても再開直後に終了ゴングで決着は次の回に繰り延ばされたんだわ。

 

<6R>

ここまで来るとシスモーゼンの引き出しの少なさは明らかになってしまって、

特に技の無い中、それでもまだグダグダにはなってなくて、

顔面をグローブで固めながらにじり寄っての左右フックだったんだけど、

それを受け止めた田口さんが左右ボディからの打ち上げでリング中央、

またもやまたもやのダウンゲット。

 

自分的にはこのダウンが一番気に入って、一発ビッグヒットではなくして、

あくまで上下打ち分けからのコンビネーションブローだったんだよね。

 

それでもまたもや終了20秒ほど前の出来事だったもんで、、

場内には何となく苦笑いのようなものが漂ったんだよね。

 

<7R>

ここまで相当打たれ込んで来てたシスモーゼン、明らかに消耗が進んでて、

休み休みしながら力溜めての一発に頼らざるを得なくなってたんだけど、

それでも前へ出るのは止めなくて、その右一発にも執念がこもってたんだよね。

 

田口さん、必要以上の男気発揮して無理な付き合い方するのは避けるべきで、

その内自滅しそうなんだからさあって感じだったんだよね。

 

シスモーゼン、ちょっとしたやり取りでバランスを崩すようになってきて、

終焉の近いことを見せてたんだけど、このままゴングかって思われた残り9秒、

それは南ロープ前だったんだけど、またしても田口さんの打ち下し気味の右フック、

それが引っ掛け気味にヒットして、踏ん張り切れなくなったシスモーゼン、

オットットットって感じでロープに横向きに倒れ込んでしまったんだわ。

指折り数えたらこれが4回目のダウンってことで……。

 

<8R>

こうなると田口さんにも新たに別の種類のプレッシャーが発生する訳で、

このまま12ラウンドまでいったら仲間からもあれやこれや色々言われそうで、

会場にもある種の倦怠感が漂ってしまうだろうし……。

 

ってことで田口さん、ここは一気しかなかったとこだったんだけど、

それは本人が一番解ってたことみたいな一気一気一気で、

果断ないラッシュで右も左も当てまくった中、

シスモーゼンが堪らずのダウンでこれで5回目だぞってレフェリーが、

折角立ち上がったシスモーゼンをもう止めようねストップさせたんだわ。

 

それは始まって0分36秒のとこだったんだけど、

本人含めて会場中がやっと終わったかって感じだったなあ。

 

 

それにしてもこの日の田口さんは絶好調だったみたいで、

強振連打しても全くバランス崩さなかったし、遠いとこからも近いとこからも

とっても流れのいい攻撃が出来てたし、ポジションチェンジしたとこからの強打とか、

勿論左ボディの喰い込みも良かったし、細かいカウンターも抜群だったし、

今までで一番良かったんじゃないかなあ。

 

 

この日、レフェリーの胸元に高性能の集音マイクが装着されてたもんで、

ライトフライ級ではあったけどお互いのパンチの当たる音がとってもリアルで、

当たりの強さの差さえ耳に届いてきたし、

リングサイドのカメラマン達のシャッター音さえ聞こえてきたんだわ。

 

 

 

⑦ 内山高志さん(ワタナベ)×ジョムトーン・チューワッタナ

                  ………WBA SFe タイトル戦 12R

22勝(18KO)0敗1分のスーパーチャンピオン、35歳・埼玉県と、

9勝(4KO)0敗のランク7位、サウスポー、25歳・タイ。

 

この試合が決まる前後、もう何ヶ月も前のことなんだけど、

実は渡辺会長とジョムトーンについて色々話しをしたことがあって、

遠いとこからの左ストレートだけじゃなくてショートブローも巧くて強いけど、

これまで戦ってきた相手の格が違うし内山さんの対応力は半端じゃなくて、

ジョムトーンも底を見せてはいないけど内山さんもまだ底無しだからって、

そんなようなことを話たんだよね。

 

 

内山さんは黒のウィニングでの登場で、確かサルガドとの王座獲得戦では

ブルーのレイジェスだったと思うけど、やっぱり内山さんには黒が似合うんだわ。

 

<1R>

二人の距離は自分が予想してたよりはグローブ1個分ほど近くて、

それは内山さんにとってはとっても有り難いことで、

ああ見えてジョムトーン、ちょっと気が逸ってたのかも知れなかったんだわ。

 

ジャブの長いのは勿論ジョムトーンだったんだけど届きのいいのは内山さんで、

ジョムトーンもいきなりの大舞台に舞い上がるってことなくてしなやかだったけど、

内山さんの落ち着き感が全体を征してたような序盤だったんだわ。

 

1分半過ぎだったかあ、内山さんのワンツーが鋭く伸びて右ストレートがヒットして、

それは意外に簡単に当たったなあって感じではあったんだけど、

ジョムトーンも瞬間素早く首を左に傾けたんだけど避けきれなくて、

右顔面に直撃して途端に目をシバシバさせてたんだわ。

 

アレッ効いたの? って感じの内山さんが一気の追撃で、

1Rだからって慎重に行くようなところがないのが内山さんなんだけど、その時、

「無理に行かなくていい!」 って佐々木トレーナーの声が聞こえたんだよね。

 

<2R>

お互いにとっても危険な距離のままは変わらなくて、

ジョムトーンも体がこなれてショートブローに力強さを増していったし、

一瞬危険な角度で左が内山さんをかすめてたし、もうスリル満々だったんだけど、

始まって1分過ぎ、左ストレートに近いジャブがジョムトーンのグローブを割った直後、

若干相手が姿勢を低くしたとこに内山さん、右ショートストレートか右フック、

実は縦位置だったもんでよく見えなかったんだけど、目にも止まらぬ早さの直撃で、

瞬間後ろに引いたジョムトーンが膝を緩ませながら踏み止まるかってその直後、

結局耐え切れず腰砕けのまま仰向けに大の字ダウンしてしまったんだわ。

 

ピクリとも動かない様子を見たレフェリーがカウント途中ストップしての1分15秒、

内山さん、久し振りのブッ倒しTKOエンドだったんだわ。

 

 

並んで見てた船井龍一さんも途端のスタンディングで、

狂熱の大騒ぎの中、二人で握手握手だったんだよね。

 

 

いつも思うんだけど、内山さんの連打はその弧がとっても美しくて、

あれだけ強く打ってあれだけ円弧が美しく見えるっていうのは珍しいんだわ。

 

 

試合後、三浦隆司さんとの再戦話が出たみたいなんだけど、

それは勿論自分も望むところでもあるんだけど、

ただ自分は必ずしも日本代表を一人に絞る必要は無いって思ってて、

今や相手のいなくなった日本人同士の戦いが見たい訳で、

だから統一戦ってことではなくてベルトなんか賭けない一般戦で十分で、

今後二人は海外を目指して欲しくて、それもマカオじゃなくてラスベガスって事で、

本田会長、何卒ヨロシクって感じなんだよね。

 

 

それと、つい最近も渡辺会長と話したんだけど、

今となってつくづく見たかったのは内山高志さんと小堀佑介さんの試合だったね。

 

 

 

途中途中の自発的と強制的な休憩タイムが入っての長時間は結構シンドくて、

家を出てから戻るまで総計7時間半は実に過酷だったんだけど、

刺激的なエンディングは疲れを忘れさせるものがあって、

帰り道はディープ・パープルをガンガンに聞きながらだったんだわ。

 

 

 

それにしても今年のゴールデンウィークの大森総合体育館、

八重樫東さん、三浦隆司さん、村田諒太さんって流れが出来て、

それが田口良一さんと内山高志さんまで続いて最高だったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 内山高志さん

② 田口良一さん

③ 白鳥大珠君

 

 

 

今日は一転、普段通りの後楽園ホールってことで、

臼井欽士郎さんの棄権で佐藤鋼太君との試合は流れてしまったんだけど、

それでも新人王トーナメントの福永亮次君とか、6回戦では鈴木貴彦君、

松永宏信君×成田永生さん、田之岡条さんの再ランキング初戦、

それに胡朋宏さん×福山和徹君の一戦とか盛り沢山なんだよね。

 

2015年5月 4日 (月)

4月度ボクシングベスト10

 

人生観の違いとまでは言わないけど趣味の違いであることは間違いなくて、

ファン・マヌエル・マルケスこそが憧れのボクサーの自分からすると、

どう見てもメイウェザーのボクシングはやっぱり全く全然面白くなかったんだわ。

 

日本中の関係者達が目を凝らしてそのテクニックに感嘆したのかも知れないけど、

自分には単なる当て逃げチョンチョンボクサー以上には見えなかったんだよね。

 

いつも逃げ道を考えながらだから腰引き加減からの手打ちに終始してるし、

危険度の高い接近乱打戦を徹底的に嫌う余り寄られるとすぐ屈んでしまうし、

8割方は空き巣狙い系のカウンター一本槍の省エネ待ち待ちボクシングで、

いっつもあと3試合ほどやれそうな体力を余しての終了ゴングだし、

玄人受けするっていうのは結局、退屈系の逃げ口上に過ぎなくて、

あれなら後楽園ホールでの4回戦の方が余程面白い試合があるんだわ。

 

例え観戦料が500円だとしても見に行かないボクシングっていうのが

自分にはあるんだけど、聞くところによると一番安い席が35万円で、

リングサイドは1,400万円ってことなんだけど、正に気違い沙汰だね。

 

女子ボクシングにアマチュアボクシング、キッズボクシングに親父ファイト、

エアボクシングとKさんちとIさんちのボクシング、それにメイウェザーボクシング

っていうのが自分の中では違うフィールドのボクシングってことで……。

 

 

 

4月8日は村中さんショックで家でへタレてたし、4月15日に引っ越したもんで

14日と16日は欠席したし、山中慎介さんのテレビ試合も見てないし、

それでベスト10っていうのもどうかとも思ったんだけど、

自分が見た試合を整理するっていう考えからとにかく選んでみたんだわ。

 

 

 

【4月度ボクシングベスト10】

*敬称略、左側が勝者、TKOも便宜上KO表示。

 

① 小原佳太×岡崎祐也 (2)………6RKO

 

② 大森将平×益田健太郎 (8)………3RKO

 

③ 梶颯×吉野ムサシ (13)………1RKO

 

④ 徳永幸大×杉崎由夜 (4)………8RKO

 

⑤ 麻生興一×ガブリエル・ロヨ (ー)………7RKO

 

⑥ 木村悠×山口隼人 (6)………8RKO

 

⑦ 中澤将信×相馬一哉 (18)………8RKO

 

⑧ 緒方勇希×山田健太郎 (16)………3-0

 

⑨ 竹中良×佐々木洵樹 (9)………3-0

 

⑩ 岩原慶×中川公弘 (20)………2-1

 

 

 

1対1の勝負事っていうのは負けた方のその時の表情とか振る舞いを思い返すと、

その勝負の内容がフラッシュバックのように透けて見えてくることが多くて、

上に挙げた試合も右側のボクサー達の名前を追っていくと、

彼等其々の無念さや悔しさ、諦め感や挫折感、やり切った感とかスッキリ感……、

そういったモノが思わず彷彿としてくるんだよね。

 

2015年5月 3日 (日)

後楽園ホール・5月2日

 

一昨日の大森総合体育館で例のバカ野次親父に、

「あなたの下品な野次はひたすら煩いだけで全く気が利いてもいないし、

悪意さえこもってて耳にすると気分が悪くなるから止めて下さいな。

一体何度言ったら解るんですか、貴方はバカですか?」 って、

ホントはもう少し口語体で言ったのをあるジムのトレーナーに見られたんだわ。

 

あのバカ親父、最近は自分が注意しに行くのを待ってるようなとこがあるんだけど、

「お前の親の顔が見たい。」 とか 「生徒達が恥ずかしいよねえ。」 とか、

ボクシングを見に来てるのにボクサーを小バカにする単なる目立ちたがり屋で、

思わず微笑んでしまうような成程ね系野次とは程遠いんだけど、

あんな下らない事を大声で堂々とがなるっていう度胸だけは大したモンなんだわ。

 

 

 

ホールに入ってすぐ、新人王トーナメントの日程を確認してたら、

「コンチワ」 って草加有澤ジムの小山拓見君が声掛けてくれて、

彼、一週間後の10日に試合を控えてるっていうのにこの余裕で、

練習が巧くいってるって証拠なんだよね。

 

 

昨日は第一試合が女子戦だったもんで第二試合からの全9試合。

 

 

 

② 鈴木将史君(将拳)×小浜雅哉君(UNITED)……SB 4R

3勝3敗(2KO)1分の25歳・茨城県と、3勝(1KO)2敗1分の22歳・千葉県。

 

<1R>

力感は充分こもってたんだけど無駄な動きが多い二人で、

中盤以降若干こなれてきた鈴木君の有効ヒットの方が目立ってたかなあ。

 

<2R>

お互いにひたすら偶然ヒットに賭けるとっても危なっかしいボクシングで、

特に小浜君、いきなり突っ込みからの左か右一発オンリーが極端で、

受ける鈴木君も殆どそれに近い一触系なもんで、

余りに場当たり過ぎな試合が出来上がってしまったもんで一旦休憩タイム。                                                           

 

結局、すぐ後の3R0分26秒、何かが当たって小浜君のKO勝ちだってさ。

 

 

 

ホールに来る度に常連面して勝手な席に座ってひたすら呑んだくれて、

関係ない事を喋りまくるあの老いぼれアル中がいきなり自分のすぐ後ろに来て、

終盤の試合のボクサーの応援に来てたチャラッコイ若い男達と絡みながら、

もう延々のお喋り大会が始まってしまったもんで、いきなりの離席を余儀なくされて、

結局、最後まで自分の席では見られなかったんだよね。

 

そう言えば昨日はそういう単なる呑んだくれ系の観客が異常に多くて、

結局連中はひたすら呑んで騒ぎたいだけなんだろうけどね。

 

結局、そのボクサーは実に情けない負け方をしてしまったんだけどね……。

 

 

 

この後の4試合は新人王トーナメント予選だったんだよね。

 

 

③ 内田勇気君(KG大和)×諸岡直樹君(白井具志堅)……F 4R

2勝2敗(1KO)の21歳・神奈川県と、2勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・千葉県。

 

<1R>

とにかく打てる時に打つって確信を持って腕振りしてたのは圧倒諸岡君の方で、

内田君は態勢が整わないと打ちに行けないって感じだったし、

そもそも目線を切るのも随分早かったんだよね。

 

<2R>

内田君、めげずに前には出てるんだけどまだまだ仕掛け不足で、

相手の打ち疲れを待ってるような感じさえした序盤だったんだけど、

中盤過ぎからは踏ん切りを付けたように積極的に打ち合いを挑んでたね。

 

<3R>

相手の打ち終わりに合わせた左フックのヒット率がとっても良くなって内田君、

試合序盤に飛ばし過ぎたか諸岡君が少し休み休みになったこともあって、

徐々にペースを取り戻しつつあったんだわ。

 

<4R>

最後にもうひと踏ん張りすれば少なくともイーブンに持ち込めそうだったんだけど、

内田君、メッキリ落ちてしまった諸岡君に歩調を合わせたようになってしまって、

同じようにグズグズのままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、40-37、39-37、38-38

ってことで諸岡君の逃げ切り3-0勝ちだったんだわ。

 

 

諸岡君、次は7月28日にこの階級の絶対的な優勝候補の小浦翼君となんだけど、

この日の感じだと正直全く歯が立たないんじゃないのかなあ。

 

 

 

④ 坂本将哉君(元気)×山口拓也君(W日立)……SL 4R

1勝(1KO)0敗の21歳・石川県と、1勝(1KO)2敗(1KO)の29歳・茨城県。

 

山口君のボクシングはちょっとお笑い系って感じの一方、

坂本君はこのクラスの優勝候補の一人なもんで……。

 

<1R>

頭半分以上デカイ坂本君に対して頭のデカイ山口君、

いつものようにガード固めてニジリニジリ寄りながらの一発特大右フックオンリーで、

坂本君、ジャブと右フック引っ掛けながらの回り込みで対応してて、

そいうのが出来てるうちは安心だねって感じだったんだよね。

 

<2R>

山口君のラグビー系ボクシングは相変わらずで、

坂本君のパフォーマンスもシッカリ固まって来て殆ど負けそうになかったんだけど、

それでももう少し相手の大振りの打ち出しや打ち終わりに合わせるとか、

誘いパンチからのっていう工夫が見たいとこで、

そういう意味では山口君はいい練習台だと思うんだけど終始退屈なままで、

ボヤッとして雑な被弾さえしてしまってるし期待外れ感が大きかったんだよね。

 

それでも山口君に負けるっていうのは全く思い浮かびもしなかったもんで、

こんなものかなって感じの連続休憩タイム。

 

 

結局、最終ラウンドまでいってしまっての40-35×2、40-36ってことで、

勿論坂本君のパーフェクト3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

 

⑤ 大楽院章吾君(新日本木村)×井田浩司君(UNITED)

                               ………B 4R

2勝(1KO)2敗の35歳・長崎県と、3勝0敗の19歳・東京都。

 

一回り以上の年齢差があって、更に10㎝近い身長差とそれに伴うリーチ差、

その全てのハンデを負ってたのは大楽院君の方だったんだよね。

 

<1R>

開始直後から積極的に前詰めして先手先手を頑張ってたのは大楽院君で、

井田君は様子見ながらのユックリ立ち上がりだったんだけど、

とっても落ち着いた体の捌きができてたんだよね。

 

残り1分、右ストレートをきっかけに井田君が一気攻めしていって、

こりゃエンディングが近いかなって思わせたんだけど、

途中で不用意な右フックを貰ってしまって一段落してしまったんだわ。

 

<2R>

大楽院君、体振って前詰めしながら入り込むタイミングを計ってたんだけど、

中々チャンスに恵まれず、中々クリ―ヒットまでには繋げられず、

それでも強い気持ちを維持しての諦めない諦めないボクシングだったなあ。

 

<3R>

ボクシングの技量としては井田君の方が比較にならない程上なんだけど、

トーナメントってことでひたすら負けないボクシングを目指してるみたいで、

ポイントを取られるって事は全く考えられなかったんだけど、

それでも石橋を叩いただけで渡らないって感じの実に刺激の乏しい、

面白味に欠けるボクシングが出来上がってしまったんだよね。

 

ってことで後は大楽院君の健闘をひたすら祈りながらの離席だったんだわ。

 

 

後で確かめたら40-36、39-37×2ってことでやっぱり井田君の3-0勝ち。

 

 

 

⑥ 渡邊明君(石神井S)×石田凌太君(宮田)……Fe 4R

1勝(1KO)3敗(1KO)1分の30歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の19歳・東京都。

 

石田君は一応優勝候補の一人だったんだけどね……。

 

<1R>

年齢差は大きかったんだけど、二人とっても良く似たボクシングで、

カッチリ打ってはいたんだけど、もう少し体全体の使い方に工夫が欲しいとこで、

やたらガキゴキぶつかり合うだけの勢い勝負になってしまってて、

石田君もちょっと期待外れだったなあ。

 

<2R>

二人の今一感は募るばかりで2回戦3回戦を悠々と勝ち抜けるって感じじゃなくて、

試合当初は勢い勝ちしてた渡邊君のメッキリ感が強くなるにつれ、

雑なボクシングにもハッキリ流れが見えてきてしまったもんでコーヒータイム。

 

 

結局、40ー36×3ってことで石田君の完勝だったんだけど、

それでもちょっと普通過ぎだと思ったなあ。

 

 

 

⑦ 吉田浩樹君(ライオンズ)×荒木貴裕君(極東)……SFe 6R

4勝(2KO)4敗(2KO)の23歳・東京都と、

5勝(3KO)4敗(2KO)の28歳・三重県。

 

二人は相手を倒すためにボクシングをするっていう主張がハッキリしてて、

見てて気持ちいいんだけど、同じタイプが相手となると……。

 

<1R>

お互いが相手のボクシングを知ってるせいか、かなり慎重な立ち上がりで、

結局、居合抜き系のいきなりボクシングに終始せざるを得なかったのか、

流れがブツブツ切れた瞬間芸のやり取りになってしまったんだけど、

序盤に2発の右で先行した荒木君を後半の細かい打ち返しで吉田君が挽回挽回。

 

<2R~3R>

お互い必殺系のパンチ交換で始まったんだけどすぐに一段落してしまって、

あとは一触系の更なるブツ切れ系ボクシングで、

お互い強い警戒心の下、行き切れない場面が続いてたんだけど、

右アッパーからの左フックとか荒木君の派手なコンビネーションが見栄え良くて、

この後の折々のそういう見栄えのいいコンビネーションの差が全てだったね。

 

この後も瞬間瞬間では実に迫力のある打ち合いを見せてはいたんだけど、

お互いにもう少し前振りというか決めパンチの前の序論が欲しかったのも事実で、

本人達の真剣度とは全くかけ離れた退屈感が充満してたんだよね。

 

結局、そんなに差があったとは思えない荒木君の3-0勝ちだったんだけど、

60-56、59-55、59-56ってことだったんだよね。

 

 

 

⑧ 高畑里望君(ドリーム)×さくら淳さん(横浜さくら)……SFe 8R

10勝(2KO)5敗(2KO)1分の36歳・茨城県と、

12勝(9KO)0敗のランク11位、サウスポー、20歳・フィリピン。

 

さくらさん、1回目の前日計量で何と1,500gほどのオーバーってことで、

リングに上がった時は普通にしてたんだけど、控室ではゲンナリしてたっけなあ。

 

普段は上位ランカーでさえ対戦を避けたがるさくらさんなもんで、

高畑君が勝つイメージは湧かなかったんだけど……。

 

<1R>

15㎝ほど優位な上背と長いリーチを利して高畑君、

遠いとこから早目の反応でジャブの届きがとっても良くて、

さくらさんの踏み込みを何度も何度も阻止してたし、

抜群のポジションチェンジでいきなり行けそう感が漂わせたんだわ。

 

さくらさんも詰まったとこでの左右フックには充分な殺気を孕ませてたんだけど、

中間距離からの左フック、右ストレートがヒットヒットで高畑君、

明らかなポイントゲットで立ち上がりを征したんだわ。

 

<2R>

さくらさん、それ程のハードヒットではなかったんだけどやたらの被弾は思いの外で、

何だか反応が良くなくて、やっぱりウェイトを作れなかったのに基因してるみたいで、

ごく普通のトロトロボクサーにしか見えなかったんだよね。

 

一方の高畑君は若干の警戒心を維持しつつ左ボディが抜群の喰い込みだったし、

とってもいい角度で顔面へ打ち込んでたんだわ。

 

<3R>

さくらさんのダメさ加減は今まで見たことないほどで、

ボディブローが効いてるようでしきりにベルト付近を撫でてるし、

全く精彩ないまま既に試合を投げてしまってるような印象だったんだよね。

 

ホントにこの日はさくらさん、このままなのかって感じだったなあ。

 

<4R>

このままでは余りに情け無さ過ぎるってさくらさん、流石に飛ばして行ったんだけど、

それも1分も持たないうちに大きく一段落してしまってるし、

その後もたまに振り出す手に足が付いて行ってないほどのバランスの悪さで、

その間高畑君にコツコツコツコツ延々と軽いヒットを積み重ねられてたんだわ。

 

<5R>

さくらさん、コーナーを出る時に既にシンドそうでカッタルそうだったんだけど、

始まってすぐの14秒、この日最大の左フックを当て込んでからの一気攻めで、

ここが唯一のチャンスってことで飛ばしに飛ばしたんだけど決着し切れず、

途端の諦めが大きな一段落感とヨレヨレ感に変わってしまったんだわ。

 

で、1分半過ぎからは東ロープに背中をもたれっ放しのままで、

高畑君のコツコツ連打に晒されて、それはもう延々40発ほどにも及んだんだけど、

さくらさんは立ってるだけにしか過ぎなくて、それはもう見てる方も見かねる程で、

レフェリーが止めるタイミングを見計らい続けたんだけど、

ついに2分29秒、青コーナーから白いタオルが投げ込まれたんだわ。

 

その瞬間の赤コーナーはみんな飛び上がってのそれこそお祭り騒ぎで、

控室の戻り道で高畑君とオメデトのグローブタッチしたんだけど、

「俺が負けるっていう予想を外してやりましたよ。」 って言ってたんだよね。

 

 

 

⑨ 木村隼人君(ワタナベ)×ジョマール・ファハルド……SF 8R

21勝(14KO)7敗(3KO)の25歳・神奈川県と、

14勝(7KO)6敗(3KO)2分のOPBF9位、22歳・フィリピン。

 

相手が粉川拓也君から変わったとはいえ、この日の相手はOPBFランカーで、

木村君、モチベーションを失うことなくの試合だったんだよね。

 

母上はチョット年上の姉さんみたいだったし、奥さんはとっても可愛いし、

木村君、負ける訳にはいかなかったんだよね。

 

<1R>

木村君の方が上背やリーチ含めて体格的に優位だったんだけど、

相手のファハルドもとっても反応が鋭いパワフルなボクサーで、

右も左も必殺系で振って来るんだよね。

 

最初の接触でお互い相手の力量を認めたみたいで、

無闇な仕掛けを避けつつそこそこ慎重に立ち上がってたんだわ。

 

<2R>

1分10秒、右ストレートをきっかけに木村君、一気の攻勢だったんだけど、

ファハルドも背を低くしてやり過ごすのが結構巧いんだわ。

 

残り7秒、お互いの右が激しく交差したんだけど、あれは一瞬ヤバかったなあ。

 

<3R>

距離が縮まった途端、一瞬木村君が手を余してしまう場面もあったんだけど、

その後徐々に調整していって上手に肘を畳んで、

狭いとこ角度のあるところを絶妙な打ち込みを見せてたんだよね。

 

残り1分、お互いが引かない中、ガッツンバッティングしてしまって、

ファハルドが左目上をカット出血。

 

<4R>

ファハルドが中々距離を詰められない中、木村君も敢えて攻め込まずって感じで、

相手のカット傷が悪くならないように、変なとこで負傷引き分けにならないように、

っていう配慮をセコンドが効かせたようなラウンドだったんだけど、

それでも木村君、右を軽く二発ヒットさせて優勢に終えることができたんだわ。

 

<5R>

こうなるとファハルドにとっては一発逆転ショット狙いしかない訳で、

血が目に入ってるとは思うんだけど根性のフルショットで、

何とか大きく差し違えたいって強い思いが見えてたんだけど、

木村君も再度の本気打ちってことで、狭いとこに鋭いショットを打ち込んでて、

フルショットしても全くバランス崩すってこともなかったし、

右も左も体の軸をシッカリ感じさせるような抜群の安定感だったんだわ。

 

<6R>

インターバルでのファハルドからのまだやらせろっていう強い要望があって、

何とか6Rが始まったんだけど、ストップが間近いって判断からファハルド、

懸命なラッシュラッシュではあったんだけど、

木村君の冷静な対応の前に如何ともし難いままの1分06秒、

ドクターチェック後に即のストップエンドだったんだよね。

 

 

残念ながらファハルドがゲットしたラウンドは自分のスコアにはなくて、

60-54だったんだけど結局、60-55、60-56、59-56ってことで、

勿論木村君の圧倒3-0勝ちで見事OPBFランクをゲットしたんだわ。

 

 

試合後の木村君、もう少しカッコよく決めたかったみたいだったんだけど、

自分の感想を伝えたらいつものように顔を皺くちゃにして照れてたなあ。

 

 

 

⑩ 岩淵真也さん(草加有澤)×吉田龍生さん(本田F)

                               ………SL 8R

24勝(20KO)5敗(1KO)のランク3位、サウスポー、29歳・埼玉県と、

26勝(13KO)5敗(3KO)のランク9位、31歳・熊本県。

 

人によると吉田さんは海外ボクサーに揉まれてるから強いって事だったんだけど、

熊本では中々試合に恵まれないせいか吉田さん、

ここんとこの10試合の内何と8試合がカタカナボクサー相手ってことで、

自分は岩渕さんに一蹴されてしまうんじゃないかっていうのが予想だったんだわ。

 

<1R>

細い分吉田さんの方が5㎝ほどデカイんだけど極端に斜めの構え方をしてて、

相手から見た面積を狭くしようって考えからか、

振り幅の大きい右を打とうとしてなのか、その辺は良く解らないんだけど、

岩渕さんにしてみれば左フックの当たる面積が却って増える訳で……。

 

最初の距離のせめぎ合いが済んでから岩渕さんがきなりのガンガン仕掛けで、

それは少し気負い過ぎの感じもあったんだけどとにかくガンガンで、

吉田さんは引きながら隙を見計らってのチョン打ちって事に決めたみたいで、

試合展開がいきなり決まってしまったんだわ。

 

<2R>

岩渕さん、若干強引なまま相手をかき込むようなパフォーマンスで、

終始、吉田さんに自由な距離を取らせないような動きを続けてたもんで吉田さん、

少々困惑気味の中、取り敢えずは両足ピョンピョンフットワークってことで、

接近しての真っ向勝負は何としても避けたいってことで、

基本的には当て逃げ系にならざるを得ないって感じだったんだわ。

 

その吉田さん、時折伸びのいい右ストレートを打ち込んではいたんだけど、

常に腰引き加減のとこからだったから大きなダメージを与え切れないままだし、

他に特筆すべき武器を持ち合わせてるようにも見えなくて、

時間的な問題は残るけど、とにかくもう殆ど勝負になりそうにないのは明らかで、

最後は岩淵さんに粉砕されてしまう姿しか浮かばなくなったもんで、ここでお終い。

 

 

帰りの電車の中で確かめたら結局、6R2分41秒、

岩渕さんのTKO勝ちってことだったけど、少し時間がかかり過ぎだったかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 木村隼人君

② 高畑里望君

③ 特にナシ

 

 

 

世間で言われてるほどパッキャオ×メイウェザー戦にはそれ程の興味がなくて、

一応録画はしておくけど、パッキャオが勝った時だけ見るつもりなんだよね。

 

 

2015年5月 2日 (土)

大田区総合体育館・5月1日

 

“スタンド・バイ・ミー” で有名なベン・E・キングが亡くなったってね。

 

自分は彼がドリフターズのメンバーだった頃から知ってて、

その独特のかすれた声が魅力だったんだけど、そうかあ、76歳だったかあ。                                                           

そう言えばちょっと前にはパーシー・スレッジも74歳で死んだしなあ……。

 

 

 

もうそろそろ半袖かなあって思いながらの夏に近い日差しの中、

家からは50分ほどかかるんだけど、やっぱり大森総合体育館はグッドな会場で、

そのすり鉢状の構造は後楽園ホールに近いモノがあるし、

4,000~5,000人の収容能力っていうのが丁度丁度なんだよね。

 

重ね重ねの信じ難いご厚意によって自分はカメラマンのすぐ後ろの席ってことで、

ユッタリとした十分なスペースがある上にボクサー達の刻々の表情に間近で、

試合を終えた青コーナーの彼らは自分の前を通って控室に戻るんだわ。

 

 

 

5時過ぎに第一試合が始まった時はまだ場内はスッカスカだったんだけど、

この日、予備カードを含めた4回戦4試合は全て新人王予選だったもんで

自分はいきなりの真剣観戦だったんだけど入場曲付きだったね。

 

 

 

① 中根一斗君(レイS)×高橋史君(ヨネクラ)……SF 4R

2勝(2KO)2敗(2KO)の26歳・東京都と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、29歳・埼玉県。

 

<1R>

開始ゴングと同時に高橋君の方がやたら飛ばしていったんだけど、

ディフェンスが緩々のままだったもんで危なっかしい感じが拭えなくて、

って見てた1分過ぎ頃かなあ、ものの見事に右ストレートを貰ってしまって、

いきなりダウンを喰らってしまったんだわ。

 

高橋君、それ程のダメージを引きずらないままのリスタートで、

何とか追加ダウンは回避できてはいたんだけどディフェンス、ディフェンスなんだわ。

 

<2R>

正直二人共、今後もドンドン勝ち進むっていうレベルには達してないもんで、

後は気持ちを見せてくれってことだったんだけど、中々の頑張りは見せてたね。

 

ただ高橋君のディフェンスの脆さには変わりなくて、結局は1分25秒、

1Rと全く同じパターンで攻め込もうとして体から手が離れがちになったとこに

またもやのワンツーを喰らってこの試合二度目のダウンをしてしまったんだわ。

 

そして今度のダウンはそこそこ効いてしまったみたいで、

再開後、殆ど力を込めきれないまま中根君の追撃に晒されてしまって高橋君、

もうこの辺でいいよねって感じのレフェリーストップで1分38秒のKOエンド。

 

 

 

② 郡司成悠君(ひたちなか)×伊藤真也君(ワタナベ)……SF 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、19歳・茨城県と、3勝1敗の19歳・島根県。

 

<1R>

詰め詰めからの鋭いジャブで先制していったのは郡司君で、

序盤、伊藤君は若干気遅れ手遅れ気味が否めなくて、

中盤以降は徐々に立て直していったんだけど、

ラウンド通しての手数負けは明らかだったなあ。

 

<2R>

踏ん切りの良さの点では郡司君が圧倒してて接近戦でも優勢を維持してたし、

ラスト30秒から一旦は伊藤君に攻勢を許したけど、直後の挽回も見事だったなあ。

 

伊藤君、ロープやコーナーを背にした時に体入れ替えて逃れるのが今一だったね。

 

<3R>

伊藤君には先に攻める、シツコク攻めるっていう強い気持ちが必要で、

パンチそのものはシッカリしてるんだから勿体ないんだわ。

 

気持の差だけの試合になってしまって伊藤君、

後半は体もパンチも流れるようになって、郡司君を気持ち良くさせてたなあ。

 

<4R>

郡司君優勢は自分の中では動かし難くて伊藤君、倒すボクシングが要る訳で、

一応最後の踏ん張りは見せてたんだけど、もっともっとのガンガンが欲しいとこで、

折角いいのを当ててもそこからが繋がらない単発に終始してたんだよなあ。

 

 

大きな展開がないままの終了ゴングで、自分は39-37で郡司君だったんだけど、

結局、郡司君から見て38-39、38-38×2ってことで0-1ドローだったんだわ。

 

ただ、新人王ルールで次に進むことができたのは優勢点2個をゲットした郡司君で、

彼は6月17日に一個前の試合の勝者の中根君と対戦するんだけど、

結構拮抗した試合になりそうなんだけど、決定力の点で中根君かなあ……。

 

 

 

③ 高橋竜平君(横浜光)×坂田北斗君(石神井S)……B 6R

5勝1敗(1KO)1分のランク15位、25歳・新潟県と、

5勝(3KO)4敗(3KO)1分の25歳・山梨県。

 

自分、この試合は坂田君の決定力が優勢じゃないかって思ってたんだけどね。

高橋君、竜平って書いて “リョウヘイ” って読むんだよね。

 

<1R>

予想通り、高橋君のチャカチャカ動きと坂田君のパンチ力の戦いだったんだけど、

二人のテキパキ感は見てて実に気持ち良くてリズム感に満ちてたんだわ。

 

大きなヒットが無かった中、より形のいい打ち込みは坂田君の方だったかなあ。

 

<2R>

徐々にお互いのリズム感の違いがハッキリしてきて高橋君、

若干トリッキーな動きも混ぜ込みながら相手を翻弄し始めて、

坂田君、細かいやり取りで遅れを取るようになってしまって、

高橋君に見栄えのいい左ボディ、右ストレートを打ち込まれてしまったんだわ。

 

<3R>

このままじゃマズイって感じで坂田君、挽回の前詰め先攻めだったんだけど、

試合の流れは静かにそれでも確実に高橋君に傾いていったんだわ。

 

<4R>

坂田君、スッカリかき回されてしまって自らを見失ったまま、

若干手の施しようがないって感じも漂ってきて、

で、高橋君は益々気持ち良さそうに動きまくってたんだよね。

 

必殺系ではないボクサーとして高橋君、考えた末でのパフォーマンスみたいで、

それでもあれだけ動き切るのは相当なモノだと思うんだけど落ちない落ちない。

 

<5R>

同じパターンを続けていてはどうにもならないんだから坂田君、

もっと暴れるというか若干のムチャも必要だと思うんだけどね。

 

その坂田君、終盤にかけてグッドな左右のフックを一発づつ当ててはいたんだけど、

直後に高橋君の反撃を貰ってチャラにされて中々アピールし切れないんだよなあ。

 

<6R>

もう倒すしか勝ち目のない坂田君だったんだけど、

最後の踏ん張りは高橋君も同じだったもんで中々願いが叶わず、

お互い、それ程動きの劣化の無いままではあったんだけど、

最後まで当たりがシッカリしてたのは高橋君の方だったんだわ。

 

 

で、自分は59-55だったんだけど結局、60-54、60-55、59-55ってことで、

勿論高橋君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

高橋君、益々自らのボクシングに磨きをかけてきたって感じだったなあ。

 

 

あるカメラマンが 「やっぱりメモ取るんだね。」 って言ってきたんだけど、

当たり前の話で何から何まで全部記憶だけで書けるほどの天才じゃないんだわ。

 

 

 

④ ソンセーンレック・ポスワンジム×八重樫東さん(大橋)

 ………SF 8R

18勝(5KO)11敗の31歳・タイと、

20勝(10KO)5敗(2KO)のWBC5位、WBA9位の32歳・岩手県。

 

八重樫さんにとっては2連敗中での超大事な復帰戦ってことで、

相手はこの戦績のタイボクサーだし、見るのは控えようかとも思ったんだけど、

初めチョットだけは見ておくかってことで……。

 

<1R>

ポスワンジムがシッカリ体を作ってきた本気ボクサーだったのが意外で、

顔面チョンチョンからの左ボディで悶絶ダウンって筋書きは持ってないみたいで、

振り出しの鋭い左フックには殺気を秘めてて八重樫さん、

無暗に安易に前に出るとかまされそうだったんだわ。

 

その八重樫さん、新しい体重に対するフィット感がいいみたいで、

序盤から左右への動きとかステップインアウトがとっても鋭かったし、

相手の若干挑発的な態度にも惑わされることなく冷静な試合運びが出来てて、

やっぱり一瞬の緩急は半端じゃないなあって思ってた残り12秒、

相手の打ち終わりに合わせた右クロスがナイスヒットで、

それまで余裕さえ見せてたポスワンジム、呆気なく固まったまま壮烈ダウン。

 

八重樫さん、相手が一発打つ間に二発打ち込むようなハンドスピードだったなあ。

 

<2R>

ポスワンジムが明らかに警戒を強めていった中、八重樫さん、

それじゃあってことで、いきなりの右フック、いきなりの左フックを大きく振り出して、

それを細かいコンビネーションの中に混ぜ込むもんでポスワンジム、

対応し切れないままの2分過ぎのリングほぼ中央、飛び込みざまに八重樫さん、

またもや鋭いワンツーのうち右のハードヒットに成功して、

この試合二度目のダウンゲットしたんだわ。

 

当たりと倒れ方の激しさを目の当たりにしたレフェリー、即のストップエンドって事で、

2分05秒、八重樫さんの見事なTKO勝利だったんだわ。

 

 

単なるヘタレではなかった相手に対してあれだけ動ければ八重樫さん、

自分にはまだまだやれそうだなって感じがしたんだよね。

 

 

試合後の八重樫さんはロビーで握手やら写真やら色々大変だったんだけど、

それにしても2ラウンド途中までしか戦ってなかったにも関わらず、

目立つほど目が腫れてたのがやっぱり気になったんだよね。

 

 

もしこの試合が2Rまでに決着しなかった場合には、

進行の関係で予備カード2はメインイベントの後に回されるって決まってたらしくて、

三迫ジムとRK蒲田ジムの関係者達は大喜びしてたんだよね。

 

メインが終わって観客がゾロゾロ帰るとこで試合するのは見てて気の毒だし、

ボクサーの集中にも影響するからメデタシメデタシってことで……。

 

 

 

⑤ 亀山磊輝君(協栄)×来山悠一君(花形)……L 4R

3勝(2KO)2敗(1KO)のサウスポー、28歳・兵庫県と、

2勝(2KO)1敗(1KO)1分の28歳・神奈川県。

 

この試合が予備カード1だったんだけど、同時に新人王予選だったんだわ。

 

<1R>

まずは来山君が大きく仕掛けていったんだけど如何にも雑々してて、

ガードは緩みっぱなしだし、腕が体から離れがちのままだし、

それと比較すると亀山君の方が余程のシッカリ感を見せてたんだよね。

 

<2R>

正直二人共、タルくて何だか緩々のボクシングをしてた中、

亀山君が足元のバランスを崩したってことでスリップ裁定ではあったんだけど、

ほぼ同時に来山君の右もかすってたような感じがしたんだけどね。

 

<3R>

お互い、何となくデンデン太鼓みたいな雑な腕振りを続けてて、

こりゃ当たったモン勝ちだなあって思ってたら、始まって30秒過ぎ、

何と来山君の右がブチ当たってしまって亀山君がダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど亀山君、殆ど当て放題になってしまって、

再開直後だったんだけどまたもや右フックをまともに貰ってしまって、

結局、0分58秒、このラウンド2度目のダウンってことでKOエンド。

 

 

三浦隆司さん(帝拳)×ビリー・ディブ

                   ………WBC SFe タイトル戦 12R

28勝(21KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、30歳・秋田県と、

39勝(23KO)3敗(2KO)1分のWBC6位、32歳・オーストラリア。

 

あくまで三浦さんの試合が自分的メインイベントだったんだけど、

マスコミが大衆を操作しようとしてるのか、単に大衆に迎合してるだけなのか、

何故かこの試合がセミファイナルだったんだけど、

自分はやっぱり試合の格っていうモノを大事にすべきだって思ってるんだよね。

 

ディブの3敗は全て世界戦でのことなんだよね。

 

登場した三浦さんの目付きに角海老ジムの会長が驚いてたんだけど、

ホントに三浦さん、まるで凶暴な野犬のような目付きをしてたんだわ。

 

<1R>

二人共が同じ黒のウィニングだったんだけど、まず強烈なプレスは三浦さんで、

ハメドのような薄アゴ髭でイスラム系の風貌をしたディブ、

三浦さんの強打は最初っから織り込み済みって感じで、

ひたすら引きながらチャンス覗ってのチョン当てに終始してたんだわ。

 

一見逃げてるような感じがしない訳でもなかったんだけど、

詰められてとこからでも結構強いフック系を打つことが出来るもんで三浦さん、

安易な気持ちでの前詰めは危ない訳で……。

 

って見てたら終盤にかけて三浦さん、薄くではあったんだけど、

二発ほどそこそこ危ないタイミングで貰ってたんだよね。

 

<2R>

真っ向勝負は何としても避けたいって感じのディブに対して三浦さん、

一番危険なのは中々捕まえられなくて苛立って雑に粗っぽく仕掛けることで、

そこんとこ狙ってカウンターを打ち込む技量はディブも充分持っていそうで、

三浦さん、くれぐれもくれぐれも冷静な対応が必要なんだよね。

 

1分過ぎくらいかなあ、三浦さん、この試合初めて左フックのクリーンヒットが叶って、

ディブ、明らかに嫌な顔をしてたんだよね。

 

お互い、殆どボディブローを打たないままだったんだけど、これでイーブンだね。

 

<3R>

衝撃はいきなり訪れて、相手の動きに慣れ追い込みに磨きがかかった三浦さん、

始まって1分、ディブを北西ポスト、つまり自分が見てた真ん前に追い詰めて、

超烈な左フックを打ち込んで、相手がポストにもたれ掛りながら腰落としたとこ、

揺るぎない力を込めたワンツー、最後は左のショートストレートだったんだけど、

ディブの頭がコーナーポストにめり込んでしまいそうな程の強烈打ち込みで、

誰が見てももう堪らんのディブ、コーナー下まで倒れ伸びてしまったんだわ。

 

カウントが開始されて、一応根性立ちしたんだけどディブ、

見た目にもフラフラのままカウントナインまで進んだその刹那、

何を思ったかレフェリーがそこでいきなりカウントするのを止めてしまって、

「お前、大丈夫か? 出来るか?」 って感じでディブに問い掛けてたんだけど、

その間彼の足元はポクポク覚束ないまま上半身もフラついてて、

普通にカウントしてればとっくにテンカウントアウトだったのに、

結局、トゥウェルブかサーティーンまでいってのTKO裁定だったんだわ。

 

ベートーヴェンの “運命” の出だしじゃあるまいし、

色んな長さのテンカウントがありますよっていうのはマズイって思った訳で、

ってことで正式には1分29秒のTKOだったんだけど、

自分の中では1分27秒、三浦さんのKO勝ちってことで……。

 

ほんの2mほどの所で見るとホント、三浦さんの左は衝撃なんだわ。

 

 

 

⑦ 川西真央君(三迫)×御宿高裕君(RK蒲田)……L 4R

1勝1敗(1KO)の21歳・岡山県と、2勝(1KO)3敗(2KO)の30歳・静岡県。

 

予備カード2が差し込まれて、これも新人王予選。

 

<1R>

御宿君がまずは気合の入った先制を仕掛けていったんだけど、

序盤に若干置いてきぼりを喰らってた川西君が目が慣れるにつれ攻め返されて、

有効ヒットの点で今度は御宿君が置いてきぼりを喰らってたんだわ。

 

それにしても御宿君、もう少し肩の力を抜いてリラックスするといいのになあ。

 

<2R>

御宿君の気負い過ぎの突っ込み過ぎが続いてたんだけど、

残り1分弱には見栄えのいいヒットヒットで何とか挽回攻勢が見えて来たね。

 

ただ御宿君、打ち終わった後の備えが手緩くて簡単に反撃喰らうようなとこあるし、

バランス崩すして足元が踏ん張れなくなる程ほど振る必要はないんだけどなあ。

倒すのは力じゃなくてタイミングなんだからね。

 

<3R>

御宿君が打つことに夢中になり過ぎてディフェンスが疎かになってるうちに川西君、

突然目覚めたような鬼のボディラッシュで御宿君の集中をぶった切ってしまって、

最後は顔面へのワンツーヒットが決めのショットではあったんだけど、

それでもそのボディブローによるダメージは半端じゃないように自分には見えて、

自コーナーに詰められて倒れ込んだ直後にタオルが投入されたんだけど、

自分にはあくまでボディブローの勝利に見えたんだよね。

 

 

ってことで1分57秒、ダウンとタオルインってことで川西君のKO勝ち。

 

 

川西君の次戦の相手はさっきの試合に勝った来山悠一君なんだけど、

この日のパフォーマンすが出来れば無難に勝ち上がるんじゃないかなあ。

 

 

 

⑥ 村田諒太さん(帝拳)×ダグラス・アタイデ……M 10R

6勝(4KO)0敗のWBC7位、29歳・奈良県と、

13勝(6KO)1敗1分のWBO15位、24歳・ブラジル。

 

八重樫さんも三浦さんも印象的衝撃的な勝ち方をしたもんで村田さん、

元々メインを奪い取ったっていう立場もあっただろうし、

観客は少なくとも同等以上の試合内容を期待する訳で、

相当なプレッシャーじゃなかったかなあ。

 

<1R>

お互い、若干アップライトに構えてガッチリガードっていうのは良く似てたんだけど、

開始当初からキッチリプレスをかけてたのは村田さんの方だったね。

 

相手のアタイデっていうのはパワフルな振りはしてるんだけど、

ハンドスピード的には村田さんの方が上回ってて、まずはジャブで圧倒してたなあ。

 

<2R>

アタイデは一発で倒しに来るボクサーではないみたいで、

残り10秒前後からのショートの連打に本領発揮って感じで村田さん、

余りに安易なガードブロックを積み重ねてると、

グローブの上からでもそのうち効かされるってこともあるから要注意なんだわ。

 

<3R>

アタイデはショートもロングも全て声出しながらの打ち込みで、

まるでラマーズ法みたいだったんだけど、ショート連打命っていうのは間違いなくて、

村田さん、若干打ち出すタイミングというか攻勢に出るきっかけを見失いつつあって、

一体これからどう対応するのかって感じだったんだわ。

 

<4R>

アタイデのシツコイ手数の前の村田さん、改めて距離を取り直すってこともなくて、

取り敢えず打ち返しとくかっていうパンチの殆どが手打ちの威力の乏しいモノで、

この流れのままだと実にヨロシクないって感じが漂ってきたんだわ。

 

ってことで自分のスコアはここまでで丁度イーブン。

 

<5R>

そのペースでアタイデが最後まで持つのかっていうのが期待感として出て来て、

村田さん、少し手抜きして相手に山ほど打たせて疲れを誘っておいて、

終盤一気に片を付けに行けばいいって自分の中では作戦変更だったんだけど、

ちょっとしたやり合いの直後、踏み込み緩めたアタイデがフッと距離を作ってくれた

その刹那、やっぱり村田さんも大したもんでいきなりクロス気味の右ロングフック、

待ってましたって言う感じの強烈振り込みで相手のアゴ先を鋭く打ち抜いて、

アタイデは村田さんにもたれ掛るようにして倒れ込んでしまったんだわ。

 

カウント途中で何とか立ち上がって大丈夫ですよおってポーズ取ったアタイデ、

その実全然大丈夫ではなくて、足元がポクポクしてて、

自分には完全なエンディングがもう目前だったんだよね。

 

リスタート後の村田さん、全く揺るぎない意思の下、左、右、左、右って、

そりゃ相手が打ち返して来ないもんで殆ど自由ヒッティングだったんだけど、

最後の右がアタイデの顔面を再度の直撃ヒットした途端、

アタイデがドローンと崩れ落ちてしまったとこで0分38秒、

誰が見てものレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

アタイデが仰向けに倒れ込んでマットに頭を強打するのを避けるべく、

最後はレフェリーが彼の首を抱えながら一緒に倒れ込んでしまったんだけど、

あれは極上のファインプレーだったなあ。

 

 

自分の斜めすぐ前には中継席があったし、周囲にはテレビ局関係者やら電通、

並びには角海老ジム、三迫ジムのエライさん達が詰めてたし、

最後まで見てた観客達もこの日の見事なエンディングに大満足って感じで、

みんなザワザワザワザワしながらの帰途だったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三浦隆司さん

② 村田諒太さん

③ 八重樫東さん、高橋竜平さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

3月に引き続き4月も僅かではあったんだけどプラス成績で終えることが出来て、

通算ではここまで178レースに参加して回収率が170%なんだけど、

ここんとこの的中は月初めに集中してるもんで、今週も力が入る訳で、

今日は東京の9R、10R、11R、12Rと京都の11Rの全部で5レース勝負で、

何とか300~400倍馬券のゲットを目指すんだわ。

 

 

 

競馬の後は後楽園ホールへ出張って今日は全部で10試合。

粉川拓也さんが王座決定戦に備えるってことで、

木村隼人君の相手が変わってしまったんだけど、

それでも期待感の募る試合がまだ結構残ってるんだよね。

 

2015年5月 1日 (金)

後楽園ホール・4月30日

 

移ってきた地域ではゴミ分別が以前より緩くてとっても助かるんだけど、

一方では粗大ゴミの処理単価がモノによっては3倍も掛かるんだよね。

ただ、今度のマンションにはゴミ管理室があるもんで、

殆ど曜日に関係なくゴミ出しが出来るのが一番気に入ってるかなあ。

 

 

 

昨日は8R以上の試合だけが全部で5試合が組まれてたんだけど、

元々最後の試合は見るつもりはなかったもんで悪しからずです。

 

タイトル戦が3本も組まれた全てランカー戦だったせいもあってか、

第一試合からの客入りがとっても良くて、久し振りの感じだったんだわ。

 

 

三迫会長と瀬端さんに御挨拶して新田会長と目配せ挨拶交わした後、

杉崎由夜さんや阪下優友さん、久永志則さん、麻生興一さん、荒川仁人さん、

横田知之君達と言葉を交わして始まり始まり……。

 

 

 

① 阪下優友さん(角海老)×桜井康弘君(L玉熊)……F 8R

12勝(7KO)5敗(2KO)2分のランク11位、23歳・愛知県と、

7勝18敗(2KO)のサウスポー、34歳・埼玉県。

 

<1R>

相当技量差のある二人だったんだけど、阪下さんは相手を見下ろし気味なのか、

いきなり系のボクシングを展開しててもう少し丁寧な前振りが欲しかったんだわ。

 

<2R>

桜井君の方は中間距離からのイッセノセのワンツーオンリーで、

相変わらず攻めのパターンの貧弱さが目立ってたんだけど、

一方の阪下さんの方も頭の動かし方が足りてなくて、

意外に簡単に桜井君の左ストレートを貰う場面があったなあ。

 

<3R>

打ち終わりの備えの悪さが中々改善されないままではあったんだけど、

桜井君の吹っ切れない攻撃に助けられてた阪下さん、

残り35秒、ちょっと揉み合った直後に右ストレートを綺麗に打ち込んだんだわ。

 

明らかに効いたその一発をきっかけに阪下さんが一気勝負ってことで、

ガンガンの攻め込みを受けた桜井君が南東ポストに釘付けされてしまって、

そろそろヤバそうってとこでロープダウン宣告。

 

リスタート直後に終了ゴングってことで決着は先延ばしされたんだけど、

勝負が付いたなあって雰囲気が両コーナー共に漂ってたんだよね。

 

<4R>

桜井君が今一凶暴さを発揮出来てないのと同時に実は阪下さんにも

いつものキレが見えて来なくて、まずはチャンとしたジャブから始めるべきだったし、

桜井君も中間距離から左ストレートを一発打ってお終いってのが延々で……。

 

<5R>

一つ一つのパンチの形と強さに随分差が出てきてしまったもんで、

坂下さん、雑な攻撃でも充分通じてたんだけど、自分には不足感が多くて、

桜井さんもヤケクソになり切れないままだったもんで、もういいかなって事で……。

 

 

フラッと煙草を吸いに行ってたら次の6R、0分54秒、展開も変わらないしって事か、

青コーナーサイドからタオル投入ってことで阪下さんのTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 緒方勇希さん(角海老)×山田健太郎君(全日本P)

                               ………58㎏ 8R

20勝(3KO)1敗(1KO)1分のランク7位、31歳・佐賀県と、

8勝(6KO)5敗(2KO)1分の31歳・新潟県。

 

<1R>

予想通り、至って真面目な立ち上がりの二人だったんだけど、

取り敢えずは左の使い方勝負から始まって、その的確さで緒方さんが優勢で、

このまま押し切るかって思ってた残り9秒、もつれ合った直後に山田君、

当たりは薄かったんだけど左フックをかすり当てて、

足のポジションが悪かった緒方さんのバランスを崩してたんだよね。

 

<2R>

終始気持ち良く動けてるような感じだったのは山田君の方で、

緒方さん、残り20秒で何とかグッドなコンビネーションを打ち込んでたんだけど、

それまでは積極性っていう点で明らかな遅れを取ってたんだよね。

 

<3R>

折々の上下打ち分けで緒方さん。

 

<4R>

お互い、そろそろガチ攻めしなくちゃって感じで一挙に距離が縮まったんだけど、

細かいショットの当て勘で圧倒してたのは緒方さんだったんだわ。

 

山田君、決め打ちした後にバランス崩し過ぎて殆ど返しに繋げられてないし、

そもそもその雑な打ち終わりを狙われてるんだよなあ。

 

<5R>

流れは大きく緒方さんに傾きつつあって山田君、益々仕掛けが大雑把になってて、

飛び込んでの一発に終始してるし、何よりも打たれ方の形が見栄え悪いし、

漫然とやってるって感じしかしなくて山場作りに対する意識も足りてないんだわ。

 

<6R>

山田君、相変わらず工夫が見受けられないままの単調な攻撃を繰り返してて、

緒方君もここにきて上下の打ち分けが不十分になってきてて、

そりゃあ迫力っていう印象からは程遠かったんだけど、

それでもとにかく自分のボクシングを貫き通すっていう強い意志は伝わって来て、

山田君がポイントゲットするっていうイメージが全く湧かなくなってしまったんだわ。

 

 

ってことで、自分はここで休憩タイムゲットだったんだけど、

結局、79-74、78-74×2ってことで緒方さんの妥当圧倒3-0勝ち。

 

それを聞いた山田君サイドで 「レフェリー、ジャッジ、デタラメだろ!」 って、

大声を上げた関係者がいたんだけど、一体どこの何を見てたのかって感じで、

そもそもスコアにレフェリーは関係ない訳で思わず笑ってしまったなあ。

 

 

通路を歩いてたらスーツ姿の岡田博喜さんと高橋拓海さんとバッタリで、

そう言えばこの二人、3月度のMVPと新鋭賞の表彰だったんだわ。

 

 

 

③ 小國以載さん(角海老)×古橋岳地さん(川崎新田)

                   ………日本 SB タイトル戦 10R

14勝(4KO)1敗(1KO)のチャンピオン、26歳・兵庫県と、

17勝(7KO)5敗のランク1位、27歳・神奈川県。

 

<1R>

手数は出てるけど古橋さん、有効打は少なくて、

正確性含めた有効性では小國さんだったなあ。

 

<2R>

古橋さん、体全体に躍動感を見せながら手数王者を維持してたんだけど、

特に一瞬体を低くしたところからのジャブの打ち出し角度が良かったなあ。

 

それでもまだキチッと当て込んでたのはやっぱり小國さんの方だったんだけどね。

 

<3R>

古橋君の元気溢れた前詰めから勢いのある攻勢が続いて、

一発貰うと即の反撃はしてたんだけど小國さん、明らかな勢い負けだったなあ。

 

<4R>

相手は接近してからの頑張り度が半端じゃないから小國さん、

中間距離からの強い打ち込みが欲しいとこだったんだけど、

古橋さんが膝使って体低くするその上の空を切ることがとっても多くて、

もう少し低く調整する必要があるんだよなあ。

 

それにしても古橋君の精神的な充実度は見ててとっても気持ち良くて、

ボディ合戦でも明らかに攻勢を取り続けてたんだよね。

 

<5R>

手数の割に中々有効打に繋がってなかったんだけど古橋さん、

残り40秒からの一気攻めは見どころ十分で、

流石の小國さんもこの日初めて防戦一方になってしまって、

意外な程のひ弱さを露呈してしまったんだわ。

 

この辺を境に流れは行ったり来たりを繰り返すようになっていったんだけど、

自分のここまでの中間スコアはそれでも48-47で小國さんだったんだよね。

 

ただ、発表された公式スコアは小國さんの49-46×3だったけどね。

 

<6R>

これでいいんだって自信深めたような古橋さんのパフォーマンスが目立つばかりで、

詰める詰める打つ打つの前に小國さん、距離を作り切れなくなって委縮して、

相手が入って来るとこにも合わせ切れてなくて、もう半端半端で……。

 

やり難い相手を前にすると疲労が倍増するっていうのはホントみたいで、

古橋さんの動きに全く劣化が見られない一方、小國さんの動きが明白に鈍ってきて、

自分的にはここで全くのマッチイーブンだったんだわ。

 

<7R>

大きな有効打はなかったものの古橋さんの攻めてる感はそのままで、

小國さんは接近ラフ戦に嫌気を差すようなとことを露骨に見せ始めて、

何回も何回も自らクリンチを求めてたんだよね。

 

残り1分、左右ショートで古橋さん、明らかなポイントゲットだったなあ。

 

<8R>

ほぼ古橋さんのペースで推移してたんだけど小國さん、

1分半頃のボディ合戦を経てから気持を立て直しての挽回攻勢で、

久し振りに綺麗なワンツーをヒットさせたんだけど、

元々倒し屋ではないのがこうなると辛いとこで、中々一気って訳にはいかなくて、

チャンピオンらしさっていうのが見えてこなかったんだよなあ。

 

<9R>

そんなに飛ばして大丈夫なのかっていう心配は古橋さんには全く無用のようで、

このラウンドもまず飛ばしていったのは古橋さんの方で、

多少の被弾も計算の内って感じで全く怯まずの前へ前へを続行してて、

ショットの正確性の無さもこれまた計算の内って感じの数打ちゃ当たる方式で、

すっかり感じを掴みきってたんだよね。

 

<10R>

両者共に微妙なスコアだっていう認識があったみたいで、

最初の1分間を小國さん、次の1分間は古橋さんって分け合ったんだけど、

残り1分、ラスト30秒の両方を古橋さんが手数支配して終了ゴング。

 

 

で、自分のスコアは96-94で古橋さんだったんだけど、

結局、小國さんから見て96-94、95-95×2ってことで、

要するに1ー0ドローで小國さんの初防衛だったんだよね。

 

それにしても小國さん、角海老ジムに移ってから一番タルかったって思ったなあ。

 

 

 

④ 徳永幸大さん(Woz)×杉崎由夜さん(角海老)

                  ………日本 L タイトル戦 10R

14勝(9KO)2敗(2KO)のランク1位、25歳・京都府と、

20勝(6KO)9敗(5KO)1分のランク2位、28歳・神奈川県。

 

<1R>

頭一個近くの背丈差とそれに伴なうリーチ差、懐の深さを杉崎さん、

一体どうするのかっていう感じだったんだよね。

 

それにしても徳永さん、頭も小さくて理想的な体躯をしてるんだよなあ。

 

細かいやり取りが続いた残り56秒、相手の打ち終わりに杉崎さん、

タイミングのいい右ストレートヒットさせてまずはポイントゲットだったんだけど、

体振って入り込むのか、捨てパンチ駆使しながら踏み込むのか、

とにかく相手の深い懐に対する攻略がやっぱり全てだったんだよね。

 

<2R>

それまでコツコツやられてた杉崎さん、始まって58秒、左フックがナイスヒットで、

徳永さんはアゴが弱そうな感じもするし、劇的な場面も充分有り得そうで、

ここまでは期待感の募る試合序盤だったんだよね。

 

ただ杉崎さん、打ち終わりの顔の位置に無頓着なところがあったし、

いつものように振り自体は鋭いモノはあったんだけど、

相手との身長差の関係で打ち出しの角度がいつもと全く違ってるもんで、

微妙なタイミング感が合ってないような感じもしたんだよね。

 

<3R>

フト気が付くと杉崎さん、前髪が垂れ下がるのをやたら気にし始めてて、

自分の考えではそういうのは絶対ダメな訳で、

そもそも自分のボクシングのリズムを自分から崩してしまうって思ってるんだよね。

 

この回、前詰めからの先手は徳永さんだったんだけど、

見栄えのいいヒットはやっぱり杉崎さんだったかなあ。

 

<4R>

この試合に限っては杉崎さん、中途半端なジャブが一番危険度が高い訳で、

それに合わせて来る徳永さんの右ストレートは正確な上威力十分なんだよね。

 

ただ、徳永さんも基本的にはシンプルなワンツーボクサーのようで、

つまり怖いのは右ストレートだけで、上下のコンビネーションもそれ程のことないし、

捨てパンチやフェイクを駆使する器用さも持ち合わせてないみたいだし、

杉崎さんにも充分やりようがあるって、この時は思ってたんだよね。

 

<5R>

それでもこのラウンドは徳永さんのチョン当て系が終始優勢だったね。

 

 

ここまでの自分の中間スコアは48-47で杉崎さんだったんだけど、

発表されたモノは48-47×2、47-48ってことで杉崎さんの2-1だったね。

 

<6R>

ショート連打で鼻血を出した杉崎さんだったんだけど、

ガードの上を打たせた直後の左フックの見栄えがとっても良かったなあ。

 

<7R>

いきなり距離が縮まって、それは徳永さんの意思なのかは不明だったんだけど、

そうなると杉崎さんの可能性は更に大きくなるって思ってたんだけど、

1分20秒までに大きく右を二発打ち込んでたのは逆に徳永さんの方で、

何とナントなんとそれを境に杉崎さん、途端に驚くほど落ち込んでしまって、

それはパンチによるダメージなのかスタミナの問題なのか、

多分その両方だったと思うけど、半分過ぎからは更に劣化が進んでしまったんだわ。

 

その後も雑に振り出すところにシッカリ右を合わされてしまってるし、

それまでキッチリしてたガードも緩みまくって徳永さんの左右を貰い放題で、

いきなりヤバイヤバイの急展開で視線も若干ボーッとしてきたんだわ。

 

<8R>

杉崎さんの回復度は心配の限界を超えてて既に時間の問題化してた中、

徳永さんは全く舞い上がることの無い冷静な仕留め作業に取り掛かっていって、

杉崎さんの左顔面は赤く腫れ上ってきた中、徳永さんの冷酷な追い込みが続いて、

開始1分20秒には杉崎さん、北西ポストに詰められての一方的被弾状態で、

残り1分、ついにレフェリーがロープダウン宣告をしたんだわ。

 

聞き慣れない裁定に徳永さんサイドはTKOエンドかって勘違いしての大騒ぎで、

ただリスタートした杉崎さんにはもう何の方策も力も残ってないのは明らかで、

徳永さん、残り時間を確認しながら再度の冷静な追撃で、

再開後僅か10秒足らずで今度こそホントのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

2分24秒ってことだったんだけど、それにしてもWozジム、

大森将平さんに続いての連続王座ゲットってことで、

いいボクサーを育ててるって感じがしたなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 徳永幸大さん

② 緒方勇希さん

③ 古橋岳地さん

 

 

 

昨日昼過ぎにCDラックが届いた夜、奥さんに手伝って貰って組み立てて、

今日は800枚ほどのCDの整理なんだよね。

バラバラになってるのをジャンル別、アーティスト別、楽器別に分けるんだけど、

以前、レコードが2,500枚あった時の大変さとは比べるべくもないんだけど、

それでも面倒は面倒なんだよね。

正直、その面倒さを楽しむってとこも少しあるんだけどね……。

 

« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »