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2015年3月

2015年3月31日 (火)

後楽園ホール・3月30日

 

桜の開花からいきなり春がやって来たみたいで着る物と寝具に迷うここんとこで、

街を歩いていてもTシャツだけの人とダウンにストール姿とが共存してるんだよね。

 

 

 

後楽園駅を降りたら沢山の親子連れが駅に向かうところに行き合って、

何事かと思ったら東京ドームで “妖怪ウォッチ” 絡みのイベントだったんだわ。

 

 

 

昨日は2015年度の東日本新人王トーナメントの予選第一日だったんだけど、

優勝候補は3人出場したんだけど、正直、大きく期待してた試合は少なくて、

途中離席の試合がとっても多くてスッカスカの観戦記なんだわ。

 

 

 

この日の出場者がいないのにマナベジムの刀根トレーナーが来られてて、

丁度良かったから御届け物をして、大橋会長とか内藤会長とちょっと話して、

JBCの役員の方に色々確認質問して、角海老ジムの鈴木会長とか

T&Tの本木会長に御挨拶して始まり始まり……。

 

 

 

① 高橋悠斗君(協栄)×岡田信之助君(スターロード)……Mm

1勝0敗の22歳・東京都と、1勝(1KO)5敗(1KO)2分の33歳・東京都。

 

知り合いのボクサーと電話しながらだったもんで、遠目からの観戦だったんだけど、

高橋君の方がシッカリ感で圧倒してて、岡田君は構えからして突っ立地気味だし、

打ち出しそのものも自信無さ気でひ弱な感じが拭えなかったんだよね。

 

で、3Rに左目上をヒットカットされてからは岡田君、危ない危ないの連続で、

4Rには鼻血で顔面真っ赤になるにつれ相手は益々自信満々の動きで、

山ほどの左フックを浴びながらいきなり止め時の問題になったんだわ。

 

レフェリーもそのタイミングを探り探りだったんだけど、

岡田君が頑張り手数を止めなかったもんでエンディングが長引いてしまって、

結局、2分29秒、やっとのことでストップエンドだったんだわ。

 

 

 

② 細谷大希君(角海老)×渡久地辰優君(スターロード)……LF

1勝(1KO)0敗の20歳・東京都と、1勝(1KO)1敗の17歳・東京都。

 

パンフレットの細谷君の戦績記載にミスがあったね。

細谷君はこの日最初の優勝候補の一人だったんだよね。

 

<1R>

左手を下げるようにって渡久地君のセコンドがやたら指示を出してて、

その方がスムースにジャブが出せるのかも知れないけど、珍しかったなあ。

 

そんなに山盛りの指示を出されても実行できる訳ないんじゃないかってほど、

それにそもそも自分で考えないボクサーになってしまうんじゃないかってほど、

渡久地君の方のセコンドが一時も止むことなく指示出しっ放しだったんだけど、

あれは辛いだろなあって見てた残り59秒、案の定だったんだよね。

 

左手下げてガラガラだったガードのとこに右ストレートをまともに貰ってしまって、

渡久地君、南東ポストまで吹っ飛ばされての仰向けダウンしてしまって、

デビュー3戦目のルーキーに左手を下げろって指示は有り得なくて腹立ったなあ。

 

渡久地君、それ程のダメージ残さないままのリスタートが出来てたけどね。

 

<2R>

渡久地君、相変わらずジャブが少ないし連打のスピードも不足してたんだけど、

ダウンハンデを取り戻すべく1分過ぎからは積極的に打ち合いを挑んでいって、

そこそこのハードヒットを見せていいプレスもかけながら中盤も征してたんだけど、

残り20秒からの細谷君の攻勢の印象の方が強かったなあ。

 

<3R>

渡久地君、詰めてからの手が遅いし腕振りと足元のバランスが良くなかったし、

場繋ぎのショットが殆ど見られなかったんだよね。

 

細谷君も振りが大きくなって打ち終わりが甘くなることが多くて

一瞬危ない場面もあったんだけど、

ムチャな打ち合いは危険って判断してからは鋭い引き足を駆使してたね。

 

<4R>

本人はそこそこやれてると思ってたのかも知れないんだけど渡久地君、

もっとガンガンの手数が必要なとこ終始中途半端で、

打ち出しのタイミングが遅過ぎだし、遠いとこも近いとこも同じ腕振りなんだよなあ。

 

余り無理しないって冷静な判断の細谷君の出入りが試合を支配してて、

ラスト15秒からは左右フックをハードヒットさせてほぼ完勝のまま終了ゴング。

 

 

で、自分は40-35だったんだけど、結局、40-46×2、39-36ってことで、

勿論細谷君の圧倒3-0勝ち。

 

試合後暫くして細谷君と話をする機会があったんだけど、

結構冷静に試合を振り返ってたし、もう少し大振りを控えるようにすれば

この階級は正直層が薄いもんで十分な可能性があるんだよね。

 

 

 

③ 若林駿君(協栄)×松本竜也君(角海老)……SB

2勝1敗(1KO)の24歳・東京都と、1勝1敗(1KO)の20歳・福島県。

 

<1R>

リーチもあるし数も多かったのは若林君のジャブだったんだけど、

当たりがとっても悪くて、松本君のヒット数の方が目立ってたなあ。

 

<2R>

プレスが強かったのは若林君だったんだけど中々いい先攻めに繋がらなくて、

カッコはそこそそこいいんだけど当て勘が良くないんだよなあ。

 

一方の松本君はジャブが少な過ぎで攻撃のタイミングも良くなくて、

お互い、大したヒットが無かった中、若林君の攻勢点って感じかなあ。

 

<3R>

少しづつ感じを掴んできたのは若林君の方で、

松本君は気遅れ、手遅れ感が強くて、たまにいい攻めも出来てたんだけど、

すぐに一段落してしまって勿体ない攻撃が続いてたんだわ。

 

<4R>

常に下がり気味なのも印象が悪いし松本君、スタミナ的課題もあるみたいで、

とにかく攻撃がブツブツ切れというか休み休み過ぎでタルイなあ。

 

 

それほど巧くない同士の上ガムシャラさも見えて来ない低調な試合で、

自分は39-37で若林君だったんだけど、結局、39-38×2、37-39って事で、

若林君の2-1勝ちだったんだけど、何だこのスコアは?って感じが拭えなくて、

実はこの日はこれ以降も時折首を傾げる採点が多くて、

まるで赤と青を付け間違えたかって思うほどだったんだよね。

 

 

 

④ 伊藤敏君(石川)×山本大剛君(大橋)……SB

2勝(1KO)1敗(1KO)の23歳・愛知県と、

1勝1敗1分のサウスポー、26歳・神奈川県。

 

<1R>

常にプレスを掛けてたのは伊藤君だったんだけど、

一瞬の踏み込みの鋭さは圧倒山本君の方で可能性を見せてたんだわ。

 

で、伊藤君が右ストレートに片寄り過ぎてガードが甘くなってしまったとこ、

開始1分21秒、山本君がキッチリ左ストレートを合わせ一撃でダウンゲット。

 

大きなダメージ残さず再開した伊藤君がその後の大挽回で、

残り45秒からは飛ばしに飛ばして、今度は山本君が連続被弾してしまって、

却って危ない場面に追い込まれてしまったんだわ。

 

で、自分的には山本君の9-8だったね。

 

自分のすぐ横にガァガァ煩いのが移ってきたもんでスゴスゴ席移動だったなあ。

 

<2R>

二人共、ガードが緩々だったもんで倒される危険性を共有してて、

前の回いい感じだった山本君の引っ掛け気味の右フックも全く不発になって、

途端にお互いが利き手を当てたがり過ぎる実に単調なボクシングなってしまって、

次にはとっても雑になってしまって、まあこの辺かなあってことで……。

 

 

で、帝拳ジムの本田会長と瀬端さんの3人でちょっと話してたんだけど、

結局、4R1分51秒、山本君のTKO勝ちだってね。

 

 

山本君は5月15日、ひとつ前の試合の勝者との2回戦目なんだけど、

どっちにも決定力が不足してるもんで、当日の体調が勝負かなあ。

 

 

 

⑤ 佐々木伸君(白井具志堅)×三浦泰明君(RK蒲田)……SB

2勝(1KO)6敗(4KO)の29歳・北海道と、1勝0敗の20歳・神奈川県。

 

パンフレットの赤青コーナーが逆だったね。

 

お互い、いきなりちょっとグズグズヘロヘロ系だったんだけど、

結局、39-37、39-38、38-39ってことで三浦君の2-1勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 白石将晃君(帝拳)×中村亜泰君(RK蒲田)……Fe

1勝(1KO)0敗の24歳・長崎県と、

2勝(1KO)4敗のサウスポー、27歳・神奈川県。

 

新人王予選に本田会長が来られるのはとっても珍しい事なもんで、

事情を確かめたら長野マネジャーが風邪休みで代役だって言ってたなあ。

 

この試合は角海老ジムの鈴木会長と並んで観戦だったんだけど、

お互いまだまだ粗っぽかったんだけど気持ちの溢れた試合だったんだよね。

 

 

<1R>

デビュー戦を22秒瞬殺勝ちした白石君がこの日も早目決着ってことか、

本田会長も浜田さんも見てるってことか、もういきなりのガンガンで、

得意のストレートというか殆どフック系を使わないままのひたすら顔面狙いで、

攻撃としてはとっても片寄ってはいたんだけど勢いで圧倒してたんだわ。

 

一発一発に如何にも力が込められてたもんで大被弾は無かったんだけど中村君、

徐々に弱ってきてバランスも悪くして2回もスリップダウンしてたなあ。

 

<2R>

若干足元が覚束なくなってきた中村君に対して白石君、更に強気強気で、

相変わらず顔面狙いのストレートオンリーではあったんだけど、

そろそろ決着かなあって思ってたところ、中村君の左ストレートを貰ってしまって、

そこから明らかな一段落の手数落ちで中村君の挽回を許してたんだよね。

 

<3R>

序盤の飛ばし過ぎで白石君の手数の落ちたのと中村君の回復が重なって、

勝負はいきなり拮抗していったんだけど、威力的には不足してはいたけど、

手数的には中村君が充分相手を圧倒してて流れが変わっていったんだわ。

 

それにしても白石君、フック系が巧くなくて空振るとバランス崩してたなあ。

 

<4R>

殆どボディ打ちがない二人は比較的単調なやり取りに終始してて、

ここを攻め切れればいい勝負に持ち込めそうだった中村君だったんだけど、

前の回若干休み加減だった白石君が持ち直して勢いを封じ込められてしまって、

自分のスコアは39-37で白石君だなあって感じのまま終了ゴング。

 

 

結局、40-37、39-38、38-38ってことで白石君の2-0勝ちだったんだけど、

そのスコアのバラバラさ加減に口がアングリで、

4回戦でこれなら8回戦だったら途方もない事になるだろうなあって……。

 

 

 

⑦ 工藤宏樹君(ドリーム)×箱田純平君(ライオンズ)……Fe

1勝5敗2分のスイッチ、34歳・神奈川県と、0勝2敗(2KO)の19歳・広島県。

 

<1R>

いきなりガッチャガチャで、お互い何がしたいのか解り難くて、

ちょっとシンド過ぎだったもんで休憩タイム。

 

 

後で確かめたら4R2分25秒、箱田君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

⑧ 神辰郎君(厚木ワタナベ)×小石直輝君(大橋)……SFe

2勝(1KO)2敗(2KO)の20歳・神奈川県と、2勝1敗の24歳・千葉県。

 

<1R>

神君の方がシッカリ感が強かったんだけど、

ヒット数が多かったのは左目上をヒットカットされた小石君の方だったなあ。

 

<2R>

お互い、吹っ切れたかいきなり狂熱の手数戦から始まったんだけど、

二人共、1分後には疲れてしまったみたいで以降は体寄せ合っての密着系で、

ボディブローが目立ってた神君が優勢に推移させてて、

多分こんな感じなんだろうなあってことでまたもやの離席だったんだわ。

 

 

結局、39-37、39-38×2ってことで神君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑨ 杉本了君(八王子中屋)×金子幸弘君(スターロード)……SFe

1勝7敗(3KO)1分の33歳・東京都と、

0勝3敗(1KO)のサウスポー、26歳・東京都。

 

この試合は金子君の棄権ってことで杉本君の不戦勝だったんだわ。

 

 

 

⑩ カツノリ・ヤノ君(E&Jカシアス)×永田翔君(アベ)……SFe

1勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、32歳・神奈川県と、

2勝(1KO)1敗の20歳・長崎県。

 

<1R>

二人共、良く動けてはいたんだけど全体にカキコキして柔軟性に欠けてたし、

ディフェンスへの配慮も不十分で偶然性が支配する危険度の高い内容だったなあ。

 

1分20秒からの打ち合いはヤノ君が征しててまずはポイントゲットだったね。

 

<2R>

開始20秒から永田君の攻勢で左のフォロー不足はあったけど右ストレートがヒット。

 

お互い、利き手の決め打ちが極端でその後は代わり番こに当て合ってたんだけど、

残り50秒からヤノ君の頑張りの方が印象的だったかなあ。

 

<3R~4R>

二人共、大きく劣化することなく最後まで良く動けてたんだけど、

目立ったクリーンヒットが少なく盛り上がりの少ないままの終了ゴング。

 

 

結局、39-37×2、38-39ってことで永田君の2-1勝ちだったんだけど、

この試合の採点も良く見てみればまたもや疑問が湧いて来る訳で、

ヤノ君が3つ失ったっていうのと1つしか取られてないっていうのが混在してる訳で、

4回戦でこれくらいぶれると正直シンドイんだよね。

 

 

 

⑪ 塚本鉄平君(横浜さくら)×嶋田一穂君(福田)……SFe

2勝5敗(3KO)のサウスポー、36歳・神奈川県と、

2勝(1KO)7敗(2KO)1分のサウスポー、32歳・東京都。

 

塚本君は9月に37歳になるんだけど、勝ち進んだらどうするのかって思ってたら、

トーナメント中は負けない限り続けられるんだってさ、知らなかったなあ。

ルールブックで確認したら第4部の第17条2-二に書いてあったわ、ホントに……。

 

 

遠目に見てたら塚本君、何となく姿かたちが天笠尚さんに似てたんだけど、

試合スタイルは大分違ってて、ちょっと怖がりみたいだったなあ。

 

勢いのあったのは嶋田君の方だったもんで塚本君、

そのうちガッツン一発アゴ辺りに貰ってしまうんじゃないかなあって見てたんだけど、

何とナントなんと、2Rに何かの拍子に塚本君の右アッパーが直撃して、

嶋田君がしゃがみ込みダウンしてしまってそのままテンカウントアウトだったんだわ。

 

で、塚本君、初のKO勝ちを土産に二回戦に進出なんだわ。

 

 

 

⑫ 馬場一浩君(角海老)×橘川翔吾君(T&T)……W

1勝2敗(1KO)1分の22歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の25歳・神奈川県。

 

<1R>

潔いい感じのジャブで先制したのは馬場君で、

そこから繋げる左右フックは時折ちょっと打ち方が変で、

若干オープン気味でもあったんだけど、取り敢えずは僅差攻勢ポイントゲット。

 

相手は正面が空き気味になることが多いから橘川君、

ストレートを狙い打つかと思ってたら、まだまだ慣らし運転だったみたいだなあ。

 

<2R>

そろそろ本気を出し始めた橘川君だったんだけど、如何にも力任せ過ぎで、

打ち終わりが雑になるところを馬場君に被せ打たれてたし、1分15秒、

左フックをクリーンヒットされてからは更にムキ打ちが目立っていってたんだわ。

 

それにしても二人共、ボディブローが少ないなあ。

 

<3R>

馬場君、相打ちは避けたいとこではあったんだけど、

1分過ぎまでは橘川君のヒットヒットが目立ってて馬場君、

被弾ダメージが蓄積し始めたみたいで、徐々に動きが鈍ってきたんだわ。

 

で、橘川君が益々勢い付いていっての大挽回攻勢の展開一変で、

馬場君の腰が伸びてきての防戦一方になっていきなり危ない感が漂って、

そんならってことで橘川君が倒し切ってしまおうとしたその刹那だったんだわ。

 

馬場君が結構雑な左右を打ち出したら何と何とその二発ともが大直撃して、

橘川君が南東ポストに飛ばされてしまったんだわ。

 

既に相当のダメージは明白で、その後何とかそこを抜けて西ロープに逃げたとこ、

最後は多分左ストレートだったと思うけど、思いっ切り張り飛ばされてしまって、

ついにその場にゴロンと大の字ダウンしてしまったんだわ。

 

その寸前にはもう足元ヨロヨロしてたし、即のレフェリーストップだったんだけど、

コーナーからのタオルインとがほぼ同時だったんだよね。

 

橘川君、ここぞってとこでの油断としか言いようが無かったし、

ディフェンス軽視のどっちも有りでもあったんだよね。

 

 

 

⑬ 垂水稔朗君(協栄)×安藤暢文君(高崎)……W 

1勝(1KO)0敗3分の21歳・愛媛県と、2勝(2KO)4敗(1KO)の26歳・長野県。

 

二人共、体全体に力が入り過ぎてて打ち出しのモーションが大き過ぎるんだよなあ。

 

一つ前の試合と同じくらいの迫力が有ったんだけど雑さ加減も良く似てて、

シッカリ感は若干垂水君かなあって感じでここで終了して、

知り合いと話をしてたんだわ。

 

 

結局、4R、1分30秒、垂水君のTKO勝ちだったね。

 

垂水君は5月15日に前の試合の勝者の馬場君と戦うんだけど、

これはもう激しい内容になるのは間違いないとこで、

それも全く予想しがたいんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 細谷大希君

② 馬場一浩君

③ 塚本鉄平君

 

 

 

ある試合のセコンドだったんだけど、初めっからお終いまで終始怒鳴りっ放しで、

それもたまに耳にするやたらの暗号だったんだけど、ああいうのはどうなのかなあ。

 

相手方に指示内容を聞きとられないようにってことからなんだろうけど、

暫く見てたら内容はすぐバレてしまう訳で、殆ど意味ないと思うんだけどなあ。

 

それよりもあんなに指示しまくるっていうのは自分で考えるボクサーが育たないし、

そんなに矢継ぎ早の要求には応じられないと思うんだけどなあ。

 

 

 

昨日はRK蒲田ジムの柳光会長の奥様とはホントに久し振りで、

真珠君ももう9ヶ月になるんだってさ。

奥様は不思議な魅力を備えたとっても落ち着いた知的な感じのする人で、

で、真珠君も場内の喧騒の中で全く動ずることなく普通に大人しくしてたなあ。

そこに本多ジムの美佐子マネジャーがやって来て、

よくスパーをする関係で応援に駆け付けたんだってさ。

 

2015年3月27日 (金)

後楽園ホール・3月26日

 

衝撃的だったのはインドの高校での進級試験の際の露骨なカンニング映像で、

家族や友人たちが教室の窓から次々色々紙を丸めて投げ込んでて、

マナーというか文化の違いにタマゲタんだけど、

実はそれはその地方の貧困に基因してるらしいね。

 

いい成績を取って奨学金を貰ったり少しでもいい仕事にありついて、

平均年収6万円の生活を脱したいっていう一念からなりふり構わないんだってさ。

 

 

 

フィリピンでフラッシュ・エロルデの孫と戦った山元浩嗣さんなんだけど、

残念ながら12R判定負けだってね。

 

関係者とかに聞いたら、取られたダウンはスリップ気味だったとかで、

やっぱりアウェイ感が強かったみたいだね。

 

 

 

18鴻巣ジムの茂野会長と大塚隆太さん、松村マネジャーと泉圭依知さん、

KG大和の片淵会長、セレスの久保パパと幸平さん、三迫の久保マネジャー、

加藤トレーナーと福本雄基さんと椎野大輝さん、ワタナベジムの高橋さん、

マナベジムの会長と長嶺克則君達にコンチワしながら始まり始まり……。

 

 

 

① 浜野秀平君(小田原)×名原淳君(全日本P)……L 4R

0勝2敗(1KO)の22歳・神奈川県と、0勝1敗(1KO)の36歳・福島県。

 

<1R>

5㎝ほどデカイ相手に名原君は近寄ってのオープン気味のパタパタスウィングで、

打ち方がシッカリしてたのは圧倒浜野君の方だったんだわ。

 

そんな感じだとそのうち浜野君が何とかしてしまうんじゃないかって見てたら、

何とナントなんと、名原君のオープンパタパタパンチをまともに貰ってしまって、

残り53秒、浜野君がヘロッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど名原君、最早戦闘態勢を取り得なくて、

リスタート直後の残り37秒、この回2度目の倒れ込みダウンでジ・エンド。

 

名原君、6月に引退予定なんだけど、何はともあれとにかく1勝できたね。

 

 

 

② 戸井健太さん(三迫)×中野敬太さん(KG大和)

                            ………54.5㎏ 8R

4勝(1KO)4敗(1KO)のランク8位、27歳・北海道と、

12勝(3KO)9敗(1KO)3分のランク9位、29歳・福岡県。

 

戸井さんは瀬藤幹人さんとの一戦で見事というか、

正直実はとっても偶然性の高いKO勝利でランカーになったもんで、

その実力が試される一戦だったんだよね。

 

<1R>

二人、とっても良く似たボクシングスタイルで比較的淡々とした進行だったんだけど、

当たりの綺麗だったのは中野さんの方で、戸井さんは力はこもってたんだけど、

全体のスムースさに欠けてたんだよね。

 

<2R>

戸井さん、カウンターのタイミングは合ってるんだけど、

やっぱり肩に力が入り過ぎてるせいか正確さが今一で、

パンチの組み合わせが美しかった中野さんの方に目が行ってしまったなあ。

 

<3R>

戸井さんの攻撃は相手の顔面への一瞬狙いに限られてる点で単調なんだけど、

それでも常に必殺系で打ってるもんで中野さん、

気負い過ぎて突っ込み過ぎると危険度は高い訳で、って見てた残り僅か3秒、

その中野さんが左フックをハードヒットした途端、戸井さんがクラッとしてしまって、

終了ゴングとほぼ同時位に左右の追撃を重ねて戸井さんからダウンゲット。

 

立ち上ったとこで終了ゴングだったんだけど、ダメージは拭いきれなかったなあ。

 

<4R>

一見大丈夫そうにスタートした戸井さんだったんだけど、

完全には回復してなかったみたいで、開始21秒、リング中央青コーナー寄りのとこ、

中野さんのキレのいいワンツーが炸裂して、戸井さんがスットンダウン。

 

途端にレフェリーが割って入ってのストップエンドで、0分24秒、

中野さんのTKO勝ちだったんだけど、それにしても鋭く綺麗なワンツーだったなあ。

 

 

 

この日、戸井さんのセコンドに付いてた一人が福本雄基さんだったんだけど、

自分、三迫ジムの関係者の方に届け物があって、会長達はまだフィリピンだったし、

で、仕方なくというか近くで笑顔を見せてくれた福本さんに後でお願いって伝えて、

それはその後久保さんが引き受けてくれて一件落着したんだけど、

試合後に福本さんがわざわざ訪ねてくれて、自分が行くべきところ、

わざわざ来てくれてアリガトだったし、同時にゴメンネだったんだよね。

 

 

 

③ 拳四朗さん(BMB)×長嶺克則君(マナベ)……F 8R

2勝(1KO)0敗のランク4位、23歳・京都府と、10勝(6KO)0敗の23歳・沖縄県。

 

拳四朗さんは本名が寺地拳四朗ってことで、

少しポッチャリ系で穏やかな感じのするごく普通の好青年だったんだわ。

 

彼にとっては初めての日本人ボクサーでもあるし、

二人はプロボクサーになった経緯に大きな差のある同い年でもあって、

自分の中では色々興味は尽きなかったんだよね。

 

拳四朗さんは “北斗の拳”、長嶺君は “ドラゴンボール” が入場曲。

 

一人よがりのリングアナのコールがこの日もウザ過ぎの低級プロレスのようで、

アジろうと必死なんだろうけど、ああいうのは聞かされる方が照れるんだよね。

 

この日の長嶺君のセコンドは会長と刀根さんと宮崎辰也君だったね。

 

 

<1R>

長嶺君の方に体格的余裕があって、拳四朗さんは小さく固まってるような感じで、

で、長嶺君が大きく包み込んでしまいそうな開始直後の構えだったんだけど、

まず驚いたのは拳四朗さんのジャブだったんだわ。

 

一見届きそうに見えないとこから鋭く長く伸びてとっても正確にヒットしてたし、

それを長嶺さんが避けきれないというか防ぎきれてなかったんだよね。

 

相手の距離感、当て勘、打ち出しのタイミングが抜群で、その上とっても早いもんで、

長嶺君、出鼻を挫かれたというか、キッチリやらないとダメだって意識し過ぎたか、

上体の動きがいつもより硬くてギコチナイっていうのが第一印象だったなあ。

 

拳四朗さんは全くどこも力むことのない柔らかい体使いをしてて、

出入りのタイミング、全体のリズム感、打った後の体の備えとか、

全ての点で全く淀みなく、その落ち着いたパフォーマンスも驚異的だったんだわ。

 

コリャ長嶺君、ヤバイぞっていうのが初回の感想で、緊張が高まったなあ。

 

<2R>

拳四朗さんは相手が打って来る、あるいは打って来ないタイミングに実に敏感で、

そこからの一瞬の反応がズバ抜けてるもんで、長嶺君が対応しきれなくて、

ことごとく出鼻を挫かれてるって感じだったんだけど、実際はどうだったのかなあ。                                                        

まだまだ様子見で相手を見極めることに時間使ってたのかなあ。

それにしても拳四朗さん、速連射しても全くバランス崩さないなんだよなあ。

 

<3R>

抜群の距離感とタイミングからのジャブを山ほど貰ってしまって長嶺君、

早くも顔面紅潮してきたし、いつまでも相手のペースはマズイ訳で、

そろそろかまして行かないと拳四朗さんを気持ち良くさせるばかりだけどなあ。

 

<4R>

若干強引にでも行くべきだっていうのは赤コーナーの共通認識だったみたいで、

長嶺君、大きく強く打ち出して流れを変えそうな雰囲気を見せていったね。

 

一方、拳四朗さんの “ジャブ命” 系のボクシングにも緩みは無くて、

それでリズム作って間を取るというか場を繋ぐっていう意識が高くて、

その淀みの無い流れは見ててとっても心地良かったんだよね。

 

<5R>

大きく仕掛けていって打ち合いの場面を作ったのは長嶺君だったんだけど、

開始30秒までの激しいやり取りはその的確さでやっぱり拳四朗さんで、

行く時と引く時の使い分けがそれこそ尋常じゃなくて、

長嶺君、どうやって崩していくかに戸惑いが見られるなあ。

 

<6R>

青コーナーサイドからは 「打ち合うな!打ち合うな!」 って、

当て逃げ指示が飛びまくって試合を面白くない方向へ導いてたんだけど、

長嶺君、この回は上下打ち分けからの左フックがナイスヒットで、

一瞬いい場面を作りかけたんだけど、拳四朗さんも相手の攻撃を切るのが巧くて、

それ以上強引に仕掛けて激闘に持ち込もうとするほど長嶺君も吹っ切れてなくて、

このままだと何だか押し切られてしまいそうな雰囲気が漂い始めたんだよね。

 

ただ、長嶺君の強烈な一撃を期待する気持ちもどこかに残ってて、

そのうちそのうちって期待を残してたんだけど、

中盤以降はたまに大きく振り出す右も途中で躊躇してるような中途半端さだったし、

最後には左目上をザックリヒットカットされてしまって大出血してしまったんだわ。

 

 

途端に自分の中ではこの試合が終わってしまって、

長嶺君に起死回生のビッグヒットを期待するのは過剰過ぎる一方、

あの傷を的確に狙うのも拳四朗さんにはそれほど難しいことではないって……。

 

 

で、自分はここで離席したんだけど、結局次の7Rの1分40秒、

続行不能って判断されてのTKOエンドだったってね。

 

 

長嶺君は傷の処理にかなり時間が掛ったんだけど、

その間、ジム仲間達は言葉少なく彼が医務室から戻るのを待ってて、

自分は軽く拳タッチして無言のまま目配せを交わしたんだわ。

 

長嶺君にとって拳四朗さんは出会ったことないくらい巧いボクサーだった訳で、

正直日本ランカーレベルを超えてて、どの階級を主戦にするかは知らないけど、

少なくとも今のミニマム級ならこの後のタイトル戦レベルを遥かに超えてて、

2連勝って言ってもインドネシアとタイでしょって感じを完全に払拭したんだよね。

 

 

長嶺君、今回は思い通りの試合運びが出来なかった時の弱点が露呈された訳で、

ああいう場面から立て直すことを念頭に入れた練習が今後の課題な訳で、

それは多分メンタルな部分も前提にするべきだと思ったなあ。

 

 

 

④ 船井龍一さん(ワタナベ)×大塚隆太さん(18鴻巣)……B 8R

22勝(15KO)6敗(3KO)のランク6位、29歳・東京都と、

14勝(4KO)7敗(2KO)2分のランク8位、29歳・埼玉県。

 

勝率、KO率共に船井さんが圧倒してるんだけど、

二人共とっても良く知ってるボクサーなもんでちょっと複雑な気持ちのままの観戦。

 

<1R>

ジャブに関しては早さは船井さんで、強さは大塚さんって感じだったんだよね。

大きな展開が無かった中、左の届き具合と数で僅差大塚さんだったかなあ。

 

<2R>

大塚さん、相手に的を絞らせないようにって良く上体や頭を動かしてたし、

体の逃がし方もとっても巧かったなあ。

 

船井さんの方が全体に少し硬くて、カッチリやり過ぎのような印象だったんだよね。

 

ここまで比較的いい感じのスタートを切れてたのは大塚さんの方で、

船井さん、たまに振り出すショットもまだまだ雑と言うか若干大き過ぎだったなあ。

 

<3R>

衝撃的な場面は突然に訪れて、それは赤コーナーからの 「距離詰めろ!」 って、

高橋さんの指示が飛んでたすぐ後の1分27秒のことだったんだけど、

左の差し合いの直後、船井さんの右ショートストレートが綺麗な直撃で、

それまで腕振りが大きかったのに目を眩ませるようなそれは鋭いショットで、

北ロープに近いとこで大塚さん、一発仰向け昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

大塚さん、必死に立ち上がりはしたんだけど、再開するにはとっても無理そうで、

っていう間にテンカウントが数えられて1分39秒、船井さんのKO勝ち。

 

 

船井さんはやっぱり一見大人しい学生さん風の倒し屋ってことで、

大塚さんには殆ど非が無くて激しく打ち合うほんの一瞬前に喰らってしまったなあ。

 

 

 

⑤ 大平剛さん(花形)×岨野豊さん(T&T)

                 ………日本 Mm タイトル戦 10R

11勝(1KO)4敗(1KO)3分のチャンピオン、サウスポー、30歳・神奈川県と、

9勝(6KO)5敗(1KO)1分のランク3位、32歳・三重県。

 

勝率は殆ど同じ60%なんだけど、試合巧者は大平さんで、

パンチ力は岨野さんってことで、其々の見極めとせめぎ合いだったんだよね。

 

<1R>

初っ端、大きな動きで仕掛けていったのは大平さんの方で、

それで試合の展開と言うか仕組みが定まってしまって実に乱暴な出来上がりで、

そんな中、常に前詰め気味だったのは岨野さんの方だったんだけど、

そこからの先手が取りきれなくて大平さんに先攻を許してたんだけど、お互い、

利き手のショットを当て切れなくて振ってる割には地味な立ち上がりだったね。

 

<2R>

岨野さんに 「正面に立ち過ぎるな!」 って指示が飛んでたけど、

それよりはまず先に手を出すことこそが求められた訳で、

とってもラフではあったけど当たらないよりはマシって感じで大平さんが優勢で、

岨野さん、そもそもサウスポーが得意じゃないみたいにぎこちなかったんだわ。

 

で、残り20秒、大平さんの左ストレートをまともに貰ってしまって、

思わずバタバタの中、左目上をヒットカットされてしまってたなあ。

 

<3R>

お互い、ジャブの少ない中のいきなり系の雑々ボクシングで、

とってもミニマム級の試合には見えなくて下手なヘビー級みたいだったなあ。

 

岨野さんは相変わらず効果的な先攻めができないままだったんだけど、

大平さんの方にしてもやたら利き手を当てたがり過ぎだと思ったけどなあ。

 

この回初めて岨野さんの右ストレートがヒットしたんだけど、それ一発だけで……。

 

<4R>

お互い、自分のタイミングだけで1~2発大きく振ってお終いっていうのが延々で、

コンビネーションもカウンターもまるで違う世界の話って感じで、

特に拳四朗さんの試合を見た後だったせいか、余りの雑さ加減に呆れてしまって、

自分的にはこの辺かなあってことで休憩タイム突入だったんだわ。

 

 

で、ワタナベジムの小口さんとか高橋さんとかと色々話してたんだけど、

こっちの方が余程面白かったんだよね。

 

 

結局、96-94×3ってことで、岨野さんがその後挽回したみたいだったんだけど、

二人共、拳四朗さんにはとっても敵わないんじゃないかなあって思ったね。

 

 

 

⑥ 柴田明雄さん(ワタナベ)×何チャラ・シガーラキ……M 10R

24勝(10KO)8敗(5KO)1分のOPBFチャンプ、33歳・神奈川県と、

15勝(13KO)13敗2分の国内暫定チャンピオン、26歳・インドネシア。

 

以前チェックした時には確かインドネシアのSL級のランキング表っていうのは

実にスッカスカだったし、この戦績を見るとまるで丁半ばくち打ちみたいだし、

柴田さんが普通にやれば何の問題もないって感じだったんだよね。

 

出て来たのは柴田さんより一回り小さくて腹ボテの緩々ボクサーで、

信楽焼きみたいな名前をしてたんだわ。

 

<1R>

その腹ボテ信楽焼きはそれでも結構動けてて、全てフルショットしてきてたもんで、

柴田さん、雑な踏み込みをするとガッツンカウンターを合わされそうで危ないね。

 

それでも柴田さん、1分過ぎには相手を見極めたようで、

基本、イチかバチ系ボクシングの腹ボテ信楽焼きを殆ど手玉に取ってたなあ。

 

<2R>

信楽焼きは相変わらずブンブン振り回してて、被弾すると大丈夫だよポーズで

観客に愛想振り撒くし、途中ロープに右手を置いて休んでる風からの左強振とか、

何だか徐々に違った意味での主役の座をゲットしていって、

勝負の行方をないがしろにし始めた観客の興を買い始めたんだわ。

 

そういうコミック系の相手に対して柴田さんはあくまで淡々と仕事をこなしてて、

殆ど一発の被弾もないまま、これは3Rくらいに決着かなあって見てた残り3秒、

その腹ボテ信楽焼きを連打で北西ポストに押し込めたとこで、

右ショートストレートをガッツン打ち込みで、ダウンゲット。

 

腹ボテ信楽焼きが一瞬間を置いての膝着きダウン後に立ち上ったとこでゴング。

 

 

ってことで、勝負の行方が見極められたってことで自分はここで帰ったんだけど、

結局、4R2分30秒、柴田さんのTKO勝ちだってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 拳四朗さん

② 船井龍一さん

③ 中野敬太さん

 

 

 

来月半ばの引っ越しに向けてそろそろ本格的な準備に入るんだけど、

この際、身の回りを簡素化しようっていうのが奥さんとの最大の共通認識で、

多分、山のような廃棄ゴミが出ると思うんだよね。

 

新しく入れ替える家具選びも始めてるんだけど、

時代の先端を行くような尖がった感じのインテリアは避けたいと思ってて、

小奇麗ではあるけど緊張感の無いちょっとフォークロリックな感じが理想で、

テーブルと椅子の類いからカーテンやら照明やら色々大変なんだわ。

 

2015年3月25日 (水)

後楽園ホール・3月24日

 

ボクシングと違ってチェスには階級制度が無いから、

世界1位っていうと正しく一人しかいなんだけど、

10年前にそのナンバーワンだったのがカスパロフっていうロシア人で、

それももう超絶的ナンバーワンだったらしいんだけど、

何と絶頂期の41歳でスッパリ引退してしまったんだってさ。

 

落ちぶれた所を見せたくなかったからっていうのがその理由なんだけど、

自分、それを聞いて思ったのは、

誰でも生きていく上で自らのピークを見極めることが大事だっていうことで、

自分がまだピーク前なのか、ピークは過ぎたのかに敏感であるべきってことで、

まだ勢いだけでもOKなのか、既に勢いだけじゃダメなのか、

勢いだけじゃダメなら何を糧と頼りに進むのか、生きていくのか、

それはまた全く別の目標なのかとかね……。

 

 

 

権会長と藤山健二君、加藤トレーナーと中川とん虎君、有澤会長と合田剛士君、

渡辺会長と中屋会長達に御挨拶して始まり始まりだったんだけど、

この日の興行、照明とかPAとかに気を使ってる割にはスッカスカの入りで、

インターバルでも煩いやたらの大音量は勝利者インタビューさえも遮ってて、

全く意味不明の入場曲もあくまであっち側の事情だったし、

ガラガラの場内にインカムしたスーツ姿が歩き回ってて何事かって感じで、

ただのボクシングなのに大袈裟過ぎなんだわ。

 

それと、最後の試合は全く見てないもんで悪しからずです。

 

 

 

① 渡邊玲央君(横浜光)×大間和友君(八王子中屋)……M 4R

1勝0敗の34歳・神奈川県と、2勝(2KO)0敗の27歳・東京都。

 

大間君の応援に林和希さんとかポンポンタ君とかが来てたし、

自分の隣に筒井さんと井上さんが並んで、みんな大声声援だったんだわ。

 

<1R>

渡邊君は如何にもアマ出身らしいボクシングで全体に巧さで上回ってて、

特にジャブが際立ってて鋭くて伸びのいいのを打ってたなあ。

 

一発の威力では大間君が圧倒してるんだけど、相手に動きを見切られてて、

中々い場面を作り切れず手数でも圧倒差をつけられてたんだわ。

 

<2R>

それならってことで大間君、更に更にの詰め詰めボクシングを開始して、

それにつれ渡邊君が徐々にやり難そうにしてた中、ボディブローを嫌がり始めて、

どんどんリズム感も悪くなって流れが変わってきたんだわ。

 

ただ大間君、相手は体を屈めて攻撃をやり過ごそうとすることが多いから、

もう少し低い所を狙う方がいいと思ったんだよなあ。

 

<3R>

渡邊君が距離取れなくなったのか敢えての接近戦に切り替えたのか、

とにかく密着系に移行したんだけど、そこで目立ってたのは渡邊君の右アッパーで、

大間君に鼻血を出させつつ再度流れを取り戻していったんだわ。

 

ただお互い、かなりヘバリが浮き出て来て気持ち勝負の様相も呈してきたんだよね。

 

<4R>

ここに来て休みたがってるのはチョンチョン当て逃げ系になった渡邊君の方で、

敢えて打ち合いに行かないまま逃げ切りを図り始めたみたいで、

実にアマチュアっぽい戦いになっていった中、大間君、何とか何とかって感じで、

大きく当てようと頑張ってたんだけど、残念、叶わないまま終了ゴング。

 

 

自分は39-37で渡邊君だったんだけど、結局、渡邊君から見て

39-37、38-39、38-38ってことで1-1ドローだったんだわ。

 

最終ラウンドの評価が分かれるとこだったんだけど、大きいヒットの無い中、

自分は渡邊君のかすり当たりの多さの方を採用したんだけどね。

 

 

リングサイド最前列でのバシャバシャカメラ撮影は自分の中では有り得ないもんで、

いきなりの席移動だったんだよね。

 

 

 

② 作田祐一君(富士山ネクサス)×米重貴博君(八王子中屋

                                ………M 4R

2勝(1KO)2敗(1KO)のサウスポー、31歳・静岡県と、

2勝(1KO)1敗の33歳・神奈川県。

 

<1R>

作田君の方が10㎝ほどデカくて、米重君は渕上さんのような体形なんだよね。

 

下がりながらコツコツ当てる作田君は前の試合の渡邊君のようなスタイルで、

フック系がオープン気味なのも良く似てて、米重君は大間君系なんだわ。

 

で、試合展開も大体予想された通りの米重君の寄りと作田君の引きの駆け引きで、

まだまだ踏み込みの甘い米重君に対して作田君、数多くの的確ヒットで優勢。

 

<2R>

お互いの戦い方に極端な違いがあるもんで、どっちが主導権を取るかって争いで、

前の回の劣勢を取り戻すべく米重君、更に詰め詰め度を増していったんだけど、

少し正直過ぎたか始まって27秒、踏み込んだとこに左ストレートを貰ってしまって、

それ正しく出会い頭だったもんで思わずスットンダウンしてしまったんだわ。

 

それほどのダメージ残さないままのリスタートの米重君、

鬼の挽回ブン回しではあったんだけど中々功を奏せず、少し息切れも見えた中、

細かいのを山ほど当てられてしまってすっかり流れが固まってしまったなあ。

 

<3R>

試合は終始作田君のペースで進んでて米重君、

動きも攻撃も単調なままだったもんでシンドイ状況が続いた残り1分、

ジャブからの左右ショート連打を浴びまくってしまって、

レフェリーが止めに入ろうとした途端に後ろ向きに倒れ込んでしまったんだわ。

 

で、2分05秒、作田君のTKO勝利だったね。

 

 

 

③ 金子達也君(横浜光)×山田健太君(セレス)……F 6R

7勝(1KO)11敗(3KO)1分の27歳・神奈川県と、7勝4敗の30歳・和歌山県。

 

<1R>

二人共、倒し屋ではないもんで思ってた通りの当てっこ競争だったんだけど、

金子君の動きが若干緩んでて腕振りのストロークも大き過ぎで、

特に左フックが外回りで回転力不足が見られる中、

山田君のシッカリ感の方が印象的だったんだよね。

 

<2R>

お互いがもう少し近いとこでやりたがってたみたいで、いきなりの密着系で、

二人共ディフェンス面のズサンなとこを見せながら弱いパンチを当て放題で、

交通量調査の時に使うようなカウンターが必要になってきたんだわ。

 

<3R>

金子君、この回は動きが良くなって出入りと左右への動きにキレが出て来て、

ポジションチェンジからの左右のショートフックに方向性が見えてきて、

山田君に気持ち的にめげてきたようなとこが垣間見えて来て、

距離そのものも明らかに中途半端になっていったんだわ。

 

<4R>

流れが金子君に傾いたかと思われたんだけど、更に一気には行けなくて、

気持立て直した山田君が再度の攻勢で、特にボディブローがグッドグッドで、

金子君が腰を屈める場面が多くなっていったんだわ。

 

<5R>

気持負けしてるのは今度は金子君の方で、

山田君はいいプレスをかけながらの先攻めがとってもいい感じで、

そりゃちょっと手打ち系の弱々しいパンチではあったんだけど、

その手数で圧倒してたんだわ。

 

 

自分の中ではここまでで山田君が3ポイントリードして最早流れは決まったし、

最終回を獲られても彼の勝ちは動かないって判断して一旦離席。

 

 

一休みして戻って発表されたスコアを聞いてたんだけど驚いてしまって、

山田君から見て、59-55、57-58、57-57ってことで1-1だってさあ。

 

これはジャッジの一人が6ラウンドの内山田君が5ラウンドは取ってるって裁定して、

一人がいや金子君は2ラウンドしか獲られてないって判断したってことで、

国内でこれじゃあ韓国なんかで勝てる訳ないって思ったなあ。

 

 

 

④ 何チャラ・スクール×藤山健二君(鉄拳8)……Fe 6R

13勝(4KO)5敗の25歳・タイ国と、

5勝(3KO)5敗(3KO)の28歳・鹿児島県。

 

藤山君、中々相手が見つからずA級昇格をタイ人との一戦に賭けたんだけど、

そこそこの戦績の若手だったもんで、どうかなあって見てたんだけど、

これがまあヘタレの代表みたいなヤツで最初っから逃げ腰の弱々ボクサーで、

突っ立地気味のまま1Rにダウン喰らった後、2Rにもヘロヘロダウンして、

最後は2R1分1秒、アゴ先に左フックをかすられていきなり昏倒ダウンしてしまって、

事前に練習したかのような立ち上れませんポーズのままTKOエンド。

 

 

藤山君は与えられた試合をそれこそ粛々とこなした訳で、

試合後にこの日はカメラマン役だった塚田祐介さんが寄ってくれたんだけど、

これでA級、これからなんだよねって話したんだわ。

 

 

 

⑤ 長井一君(ワタナベ)×中川とん虎君(角海老)……B 8R

11勝(2KO)6敗(3KO)2分の31歳・千葉県と、

12勝(4KO)6敗2分の30歳・新潟県。

 

2年少し前の二人の対戦はちょっと微妙な2-1で中川君の勝ちで、

言葉通りの決着戦だったんだよね。

 

<1R>

若干プレスで勝ってたのは中川君で、スムースなジャブからの右が見栄え良くて、

こりゃ今日はいい感じだなあって見てたら始まって1分05秒、

お互いの出会い頭の左フックのうち長井君の方が見事なカウンターヒットで、

中川君そこそこの直撃被弾でいきなり一発仰向けダウンしてしまったんだわ。

 

リスタート後の長井君、一気の決着目指してのラッシュラッシュだったんだけど、

かなり効いてはいたけど中川君、ここは持ち前の打たれ強さで凌ぐ凌ぐで、

左ガードが下がり気味になる中、かなりの右を貰いながらだったんだけど、

何とか耐え切っての終了ゴング。

 

<2R>

初っ端から大きなハンデを背負った中川君だったんだけど、

ラウンド序盤から中盤過ぎまで長井君の七色の左ショットを浴びまくった後、

残り30秒からは猛然の巻き返しで、とっても見栄えのいい左、右、左を連発で、

一気に劣勢を覆していったんだわ。

 

この日の長井君もいつものようなチャカチャカ手数だけに終わってなくて、

一つ一つをシッカリ打ってたんだけど、最後はされるに任せてたんだよなあ。

 

<3R>

序盤はやっぱり長井君が征してて開始1分を優勢に動かしてたんだけど、

残り1分切ったとこからはまたもや中川君の攻勢を許してしまって、

終わってみればこっちの方が力感がこもってて印象的だったんだわ。

 

自分的にはこれでイーブンってことで中川君、冷静な立て直しってことで、

って見てたら、、「こんなとこで見てるんすか。」 って荒川仁人さんが寄ってくれて、

自分はこの時北席中段にいたんだけど、結構この位が見易いんだよね。

 

<4R>

この回、中川君が少しユッタリ目の中、長井君のテキパキ感が戻って来て、

終盤の中川君の飛ばしも巧いこと封印してたね。

 

<5R>

感じを取り戻した長井君が気持ち良さそうに再度の七色の左でジャブとフック、

ストレートを使い分けて相手を翻弄しかけてたんだけど、残り40秒、

リング中央北寄りのとこだったんだけど、少し下がり加減になったとこに、

いきなりの左フックを貰ってしまってストンって感じでダウンしてしまったんだわ。

 

中川君の粘っこさを象徴する場面で、あくまで諦めない姿勢前面の結果で、

立ち上った長井君は左目上を大きくヒットカットされてたんだわ。

 

<6R>

試合序盤の流れを大きく揺り動かされた長井君、気合入れ直しての接近戦で、

で、お互いの気持ちが強く溢れた打撃戦が始まったんだけど、

長井君の攻撃が顔面に限られることが多かった中、

中川君の左ボディブローを組み合わせての冷静な攻撃の方が目を引いて、

残り1分からのまたもやの飛ばしからのヒットヒットヒットでポイントゲットだったね。

 

長井君、残念ながら当たりの強さで負けてたし、

何よりも打たれた際の形が悪かったんだよなあ。

 

<7R>

やっぱり中川君、序盤に相手の自由にさせるようなとこがあって、

長井君はまだまだシッカリ打ててたんだけど、

1分過ぎかなあ、中川君に右フックを貰ってから一変してしまって、

直撃が増えて長い髪がバッサバサするようになっていったんだわ。

 

この辺から終盤にかけての中川君の山場作りはやっぱり抜群で、

長井君が防戦に費やす時間が増していった2分37秒、赤コーナー近くのとこで、

勝負あったねってことでレフェリーストップエンド。

 

 

ハッキリ決着付けられた形の長井君だったんだけど、

相手のパンチ力と打たれ強さを考えると、

ちょっとまともにやり過ぎたかなあって感じだったんだよね。

 

 

 

⑥ 松山和樹さん(山上)×合田剛士君(草加有澤)……SL 8R

10勝(5KO)5敗(1KO)のランク6位、28歳・青森県と、

7勝(2KO)3敗1分の30歳・愛媛県。

 

5㎝以上デカイ松山さんには天笠尚さんがセコンドに付いてたね。

 

<1R>

合田君は距離の問題をいきなり突きつけられて、

それでも無暗に突っ込むのは危険だと思ってたんだけど、

この日の松山さんは様子見を省いて初っ端から自分ボクシングを展開してきて、

山ほどのジャブからの先制先制で、いきなり主導権を握ったんだわ。

 

合田君、そこそこの詰めは出来てたんだけど、そこからのボディーブローの際、

腰を浮かせないで踏ん張り打つのが大事だと思ったなあ。

 

<2R>

松山さんは一発必殺系で打って行かなくてとにかくジャブ命って感じで、

合田君も中々のボディ打ちを見せてはいたんだけど、

打ち終わりに合わせた松山さんの右3発が見栄え良かったなあ。

 

<3R>

松山さん、ワンツースリーフォーまでを前提にしてるみたいで、

その中に右アッパーを混ぜ込み始めたもんで合田君が戸惑う場面が増えていって、

最後、残り30秒からは松山さんをロープに追い詰めてはいたんだけど、

ラウンド総体としてはやっぱり松山さんの巧さの方に1票って感じだったなあ。

 

<4R>

合田君、ちょっと膝の柔軟さが無くなってるような感じのガキゴキで、

力強くはあったんだけど単調な攻撃に終始する中、松山さん、

常に左を返せるように心掛けて右を打ってるのがとってもいいんだわ。

 

<5R>

この日の松山さんは足の送りが実にスムースで、ロープを背負っても余裕だったし、

詰まって歩幅が狭くなったとこからでも十分踏ん張れてて、

小気味よくショートを打ち込んでたんだよね。

 

合田君が体を丸める場面が多くなるにつれ二人の体格差が大きくなってたなあ。

 

<6R>

このままの感じだとやっぱり合田君がヤバイ訳で、

テンポだとかリズム感だとか揺さぶっていかないとマズイ訳で、

要するに若干の戦法の変更が求められつつあったんだけど、

松山さんの方に全く動きの劣化が見られないもんで、その糸口が見い出せなくて、

苦戦の二文字に染まって行くようだったんだわ。

 

一方の松山さんにとっても合田君は必ずしもやり易いってことはなくて、

前進圧力が強くてケレンミなく振ってる相手っていうのは危険度が高いんだけど、

一貫して主導権を維持してたのは大したモンだったんだわ。

 

<7~8R>

足使って逃げ切ろうとすればそれはそれで簡単だったんだろうけど松山さん、

敢えてそれを封じた結果、合田君の特に左フックを貰う場面が増えていって、

合田君に見た目ほどのパワーがあれば、あわやだったんだけどね。

 

やり易い距離になったもんで、合田君も最後まで諦めることなかったし、

お互い、力振り絞って振り合ってたんだけど、大事にはならないまま終了ゴング。

 

 

自分は78-74だったんだけど、結局、78-75、78-76、77-76ってことで、

とにかく松山さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

それにしてもこの試合の採点の際でも感じたのは、

少し強めの一打は他の全ての小さめの多打の総体を上回るっていう採点姿勢で、

それでいいんならボクシングのジャッジっていうのは実にとっても簡単で、

ラウンドごとの一番大きなヒッティングさえ見てればいいことになるんだよね。

 

 

いずれにしても松山さん、2年前に0-2負けした相手との再戦に完勝ってことで、

強いメンバーとの対戦が続いてる中でのランクキープは実に立派だし、

出来不出来の波が大きかった今までの印象も一掃しつつあるし、

勿論、新人王戦時代に手が体から離れがちだった悪い癖も是正されてて、

最近は遠いとこでも近いとこでもこなせるようになってるし、

階級は違うけど、帝拳の木村悠さんとか石本康隆さん達が強くなっていった過程と

同じような雰囲気を感じるんだよね。

 

 

 

当初はこの後、松山真虎君とガンバレ将太さんの試合が組まれてたんだけど、

将太さんのケガで中止になってしまったし、

最後のヘビー級戦は元々見るつもりは無かったもんで昨日はここでお終い。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松山和樹さん

② 中川とん虎君

③ 特にナシ。

 

 

 

今年は春一番が吹かないままの桜の開花宣言だったんだけど、

昨日今日の風は妙に強く冷たくて、

お蔭で風邪だか花粉症だかで鼻がグズグズしてるんだけど、

金曜日辺りからは20℃を超える日が続くってことであと一我慢なんだよね。

 

2015年3月23日 (月)

有力ジムランク (最終版)

 

ブログを書くにあたって内容以外で気を付けてるのは文章のリズム感で、

特に短歌や俳句のように字数を意識するってことはないんだけど、

それでなくとも自分のブログは長いもんで、読んでてダラダラ感がしないようにって、

これでも注意してるんだよね。

 

基本的には話し言葉系を目指してるもんで、

如何にもって感じの使い古された陳腐な常套句だけは

何とか避けたいって思ってるんだよね。

 

それと、パソコン上での改行が汚らしくならないように字数の工夫には気を使ってて、

その方が結構大変なんだけど、それらの全てが巧くいったというか、

自分的な納まりが良かった時はやっぱりそこそこの快感なんだよね。

 

そういう快感は必ずしも素晴らしい試合の際に訪れるっていう訳でもなくて、

今一感の強い試合の感想文に表れる場合もあるのが面白いところなんだわ。

 

 

 

2014年版の有力ジムランキングについては以前概略を書いたんだけど、

つい最近、2014年末時点の各ジムのA級ボクサー保有数が解ったもんで、

その数字を算入しての最終数値順位を書いておくね。

 

 

 

【2014年度・全国有力ジムランキング】

*計算基礎は以下の通り。

世界チャンピオン…150ポイント、OPBFチャンピオン…100P、

日本チャンピオン…50P、世界ランカー(15位以内)…20P、

日本ランカー…10P、A級ボクサー(一人当たり)…1P。

*( )内は前年度順位。

 

 

① 帝拳……945P (1)

② ワタナベ……748P (3)

③ 大橋……491P (4)

④ 角海老……426P (2)

⑤ 井岡……277P (5)

⑥ 三迫……201P (15)

⑦ フラッシュ赤羽……175P (6)

⑧ 白井具志堅……154P (20)

⑨ 仲里……153P (9)

⑩ 畑中……143P (ー)                                                                           

⑪ 古口……134P (12)   

⑪ 真正……134P (10)

⑬ 横浜光……108P (18)

⑭ 八王子中屋……106P (8)

⑮ 渥美……93P (ー)

⑯ 花形……86P (ー)

⑰ 新日本木村……73P (ー)

⑱ 六島……68P (14)

⑲ グリーンツダ……65P (26)

⑳ 千里馬神戸……54P (16)

 

(21) E&Jカシアス……51P (-)

(22) 大阪帝拳……48P (22)

(23) セレス……45P (11) 

(23) 宮田……45P (20)

(25) 川崎新田……44P (19)

(25) 金子……44P (17)

(25) 折尾……44P (-)

(28) ウォズ……43P (-)

(29) 山上……42P (12)

(30) ヨネクラ……35P (24)

(31) KG大和……33P (-)

(32) ドリーム……27P (31)

 

 

 

【ジム別A級ボクサー保有数】

*( )内は前年度数。

 

① 角海老……36名 (30名) 

② ワタナベ……28名 (28名) 

③ 帝拳……25名 (22名)

④ 真正……24名 (18名)

⑤ グリーンツダ……15名 (14名)

⑥ 大橋、三迫……11名 (8名、11名)

 

 

以下次の通り……。

・8名……横浜光、六島、大阪帝拳。

・7名……井岡、ドリーム。

・6名……八王子中屋、花形。

・5名……フラッシュ赤羽、セレス、宮田、ヨネクラ。

・4名……白井具志堅、古口、千里馬神戸、川崎新田、金子、折尾。

・3名……仲里、畑中、渥美、新日本木村、ウォズ、KG大和。

 

 

 

【2014年度・一流ジム】

*A級ボクサー保有数が10名以上と設定。

 

角海老、ワタナベ、帝拳、真正、グリーンツダ、大橋、三迫。

(三迫がイン、横浜光がアウト。)

 

 

 

【2014年度・超一流ジム】

*A級ボクサー10名以上保有して、かつ200ポイント以上のジムと設定。

 

帝拳、ワタナベ、大橋、角海老、三迫。

(前年度はワタナベ、帝拳、角海老の3ジムだったが大橋、三迫が加わった。)

 

 

有力ジムランク上位32ジムの内東日本所属が21ジム、それ以外が11ジム。

そのうち一流ジムは東日本が5ジム、それ以外は1ジムってなってて、

更にその中の超一流ジム5ジムは全て東日本所属。

 

 

 

昨日は奥さんと二人で家具センターを2軒ハシゴした後、

不動産屋に転居先の契約に行く途中でちょっと時間潰してたら、

「村木田さ~ん!」 って声掛けられて、アラッと見たら村中優さんで、

清田祐三さんの結婚式の帰りってことで、彼は駅の反対側に住んでて、

これからは同じ駅の乗降者になるんだよね。

3日前に会ったばっかりだったんだけど、それにしてもあんなとこで会うかなあ。

 

2015年3月20日 (金)

スパー・イン・マナベ

 

昨日の昼近く、マナベジムで色々面白そうなスパーリングがあるって知って、

真部会長に電話したら 「どうぞ、どうぞ。」 ってことだったもんで……。

 

7時頃からって事だったんだけど何となく待ち切れなくて6時に着いてしまったなあ。

 

この日は刀根トレーナーもいたんだけど彼、体がとっても柔らかくて、

マスの動きも半端じゃなかったもんで正直驚いてしまったんだよね。

 

 

適宜集まり出したボクサー達が揃いも揃って何であんたがここにいるんだって、

そういう不思議そうというか驚いた表情してたのが可笑しかったなあ。

 

出張って来たのはフラッシュ赤羽からは古里トレーナーが引率して村中優さんと

氏原文男君、輪島スポーツからは勅使河原弘晶君がこれは単独で、

それを迎え撃つのが宮崎辰也君、長嶺克則君、加藤港君、工藤優雅君、

神津徳臣君ってことで……。

 

自分はスパー前のボクサー達を眺めるのが結構好きで、

試合じゃないもんで自らがバンデージを巻きつつ気持ちを整えながら、

アップして行く過程に其々の個性と言うか個人差が現れてて面白いんだよね。

 

加藤君のことは顔は知ってたんだけど初めて話して、

工藤君と神津君とが若干こんがらかってたのが整理できたね。

 

この日は全部で5セットが組まれたんだけど、

間断のないテキパキした進行で真部会長が裁いてたんだわ。

 

 

で、まずは勅使河原君と神津君との2ラウンドから始まったんだけど、

神津君は下半身が細いもんで上背が稼げていい体格してて、

まだデビュー前なんだけど特に接近戦では抜群の動きを見せてたんだよね。

 

勅使河原君がオーソドックスな動きの中に時折トリッキーな仕草を混ぜ込むもんで、

そういう動きにまだ慣れてない神津君、中間距離で行き切れないというか、

戸惑いが見え隠れしてたんだけど、基本的には鋭くキレのいい動きしてたなあ。

 

勅使河原君は3ヶ月振りのスパーってことで絶好調って感じではなかったんだけど、

それでも一瞬のコンビネーションブローの美しさと早さは流石で、

神津君が踏み込んで来るとこに合わせる左フックとか、

相手の動きを見据えた上でのタイミングのいい打ち終わり狙いが抜群だったね。

 

神津君、格上相手に常に緩むことなくできてはいたんだけど、

それでも追い切れなくて簡単に相手を逃がしてしまってるケースも多くて、

それは勅使河原君の体の入れ替え方が巧かったからではあったんだけど、

一旦相手をロープやコーナーに詰めたらもう少しシツコイ攻め立てや、

相手を釘付けにする工夫も特に4回戦時代には必要なんだよね。

それでも彼、全体のバランスがとってもいいし腕振りの鋭さも十分で有望なんだわ。

 

 

 

続いての勅使河原君の相手は加藤君ってことでこれも2ラウンド。

加藤君は普段は60㎏ってことで、やっぱり動きは神津君よりユッタリしてて、

で、勅使河原君も大分余裕が出てきて殆ど彼のリズムでやってたなあ。

 

加藤君はパワフルなんだけど動き自体はシンプルで狙われ易かったし、

あくまでK-1選手だからってことなんだろうけど、

中間距離での両肘の動きに特徴があってそのタイミングを見極められると

相手に打ち込みのチャンスを与えてしまうようなとこがあるんだよね。

 

中間距離での今一感っていうか何となくの一段落感っていうのは

この後の氏原君にも言えることで、異種の格闘技独特のモノなのかなあ。

 

二人を相手にした後の勅使河原君、ケガ回復後の右手の具合も順調みたいで、

まずは良かった良かったってことで……。

 

 

 

(追)

勅使河原君がスパー後にちょっと咳込んでたもんで、大丈夫?って聞いたら、

「花粉症で喉が……。」 って言ってたんだけど、ポコチンも変になってしまって、

ジムで聞いたらそれも花粉症のせいだって言われたんだってさ。

 

どういう風に変になったのかは確かめなかったんだけど、

それにしても花粉症でポコチンがやられるなんていう話は聞いたことが無いし、

彼、真面目な顔して言うもんで自分も 「ベビーオイルでも塗っとけば……。」 って、

思い付きで適当な事を言ったんだけど、それどう考えても花粉症じゃないだろ。

 

 

 

この後工藤君と大平君ってマナベ同士が2ラウンドだったんだけど、

工藤君は思ってたほどサウスポーチェンジしなくて、二人共、

強めのマスって感じで動きの全体を確認し合ってるってるみたいだったんだけど、

大平君は体が浮かないように気を使ってたみたいだったね。

 

 

 

村中さんが2ラウンド分を他のボクサーに回すような動きも少しあったんだけど、

僕の優(すぐる)ちゃんは誰にも譲りたくないって長嶺君がゴネ通して、

結局6ラウンドの全部を独占したんだわ。

 

村中さんは右肘近くにアザが残っててちょっと痛めたんですわって言ってたけど、

相手の長嶺君はとにかく絶好調で、今まで見た中では最高の動きが出来てて、

自分、スパーや練習内容に関して見た事の全てを書くのは妥当じゃないって

そう思ってるから詳しい事は省くけど、もうキレッキレだったんだよね。

 

試合スケジュールからしてより仕上がってたのは勿論長嶺君の方だったんだけど、

それにしても彼の上達具合を一番感じてたのは村中さんじゃなかったかなあ。

 

その村中さんも鋭いのを貰いながらも決定的なところを外すのは流石で、

攻防繋がりと踏み込みのスムースさはやっぱり驚異的だったんだよね。

 

二人の左足のポジションの取り方とか体の使い方がとっても興味深かったし、

長嶺君が何で時折サンタクルスみたいな動きになるのかが解ったんだよね。

 

二人のスパーリングは終始とっても美しくて、中々ああいう風にはいかない訳で、

もう惚れ惚れって感じだったんだわ。

 

 

村中さんは4月6日にタイトル戦を控えてるもんで、

自分は林徹磨さんを思い浮かべながら見てたんだけど、

スパー後もその件で二人でちょっと話したんだよね。

 

この日がスパーの切り上げってことの長嶺君、

来週26日の試合相手の拳四朗さんはB級デビュー戦でOPBF12位の

インドネシアボクサーを判定で破ってランキング入りして、

その後、タイボクサーにKO勝ちしてるんだけど自分は全く知らなくて、

だから安易な予想は殆ど意味ないんだけど、

それでも今の長嶺君なら日本ランクの充分上位なんじゃないかなあ。

 

当日は柴田明雄さんの相手がケガってことでノンタイトル戦にはなったんだけど、

他にも大平剛さんと岨野豊さんのタイトル戦とか、船井龍一さんと大塚隆太さん、

戸井健太さんと中野敬太さんのランカー戦とかも組まれてるし、

それよりも何よりも長嶺克則君が再度ランカーになる瞬間が必見なんだよね。

 

 

 

スパーの最後は宮崎辰也君と氏原文男君との68㎏と65㎏の4R対決。

一転必ずしも美しいとは言えないスパーリングになったんだけど、

先回の試合での右目上のカット傷回復中の宮崎君、

無事に終えることができるかってのが自分の中では最大のテーマだったんだよね。

 

スパーをやるからには躊躇した動きは意味ないし、

氏原君も勿論遠慮は無用ってことで……。

 

やっぱり氏原君も加藤君と同じで中間距離での過ごし方が正直今一で、

一旦接近戦となると頑丈な相手に怯むことなく中々のパフォーマンスなんだけど、

そこに至る過程で相手の簡単に先制を許すと意外な脆さを見せてしまってたから、

もう少しその間の時間の使い方っていうか間の取り方、やり易そうに思わせない、

そういうパフォーマンスが要るんじゃないかって思ったんだよね。

 

一方の宮崎君はやっぱり宮崎君ってことで、いつも通り迷いの無い動きで、

一旦追い詰めて決めに行こうとする際に不必要なほど大振りにはなってたけど、

その直前までの腕振りは小さく鋭く振れててとってもグッドグッドで、

試合後の初スパーだったせいか途中からは間欠泉みたいにもなってたけど、

行く時のパワーと勢いは流石のところを見せてたね。

 

氏原君としては詰められながら大きく打ち込まれそうになった際に、

相手の大きく空いたとこに鋭く打ち込む度胸も先々は必要になるんだよね。

それと、左、右って打ち出す順番を正直に守り過ぎるとこもあって

相手に見切られ易いから、たまには逆ワンツーとかいきなりの左フックとか、

とにかく相手の意表を突くような攻撃も有効なんじゃないかって思ったんだよね。

 

途中、宮崎君の保護テープが剥がれて心配されたんだけど、

外したヘッドギアの下は無事で何とか大丈夫だったんだわ。

 

 

 

全部のスパーが終わったとこでボクサー達とビデオを見直したんだけど、

真部奥様はビデオを撮るのがとっても上手で全く手ブレの無い見易い画面で、

で、宮崎君以外からは其々 「どうでした?」 って尋ねられたんだけど、

そういう時は自分もいい加減なことは言えないもんで結構緊張するんだよね。

(宮崎君はことボクシングに関してはとっても強い信念を持ってるもんで、

他人の言う事なんかまるで聞かないんだよね、ハハハ。)

 

 

 

昨日は6時に伺ったんだけど9時半にもなってしまって、

まるで後楽園ホールに行ったような感じだったんだわ。

真部会長はじめジムの方々長い時間有難うございました。

 

 

 

帰りの電車の中で色々思い返した結果が以下なんだけどね……。

 

【本日のベスト3ボクサー】

 

① 長嶺克則君 

② 神津徳臣君 

③ 勅使河原弘晶君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

ボクサー達も頑張ってたもんで、自分もこの1ヶ月は超気合入れて、

4月5日までの8開催に40レース程参加して、回収率マジに200%を目指します。

 

2015年3月18日 (水)

後楽園ホール・3月17日

 

アメリカの自動車王でフォードの創始者のヘンリー・フォードっていう男は、

実はバリバリの人種差別主義者で、だから反ユダヤ主義者でもあって、

だからナチスドイツのヒットラーに資金援助を欠かさなかったんだよね。

 

“ヒューゴ&ボス” もそもそもはヒットラーの親衛隊の制服デザイナーだった訳で、

何の事かって言うと、今を時めく大会社にも触れられたくない過去があるし、

社会や個人のイデオロギーも時代と共に変遷するってことでもあって、

多少の時間は要するかも知れないけど、

国家も人も最終的にはより良い方向に変わっていくんじゃないかって、

そういう楽観主義的な心持の今日の朝だったんだわ。

 

 

 

ターシャ・テューダーのことは以前書いた事があるけど、

最近、彼女を取り上げたBSの再放送を見たんだよね。

 

彼女は2008年に92歳で亡くなったんだけど、映像は90歳の時のモノで、

長年に亘って作り上げた庭を手入れする毎日が描かれてたんだわ。

 

彼女は結婚して4人の子供をもうけたんだけど、その後40歳くらいで離婚して、

それからの50年間を元々の絵本作家としての収入を得ながら子供を育て上げ、

自らの生活を支えたんだけど、全ての発言がとってもユッタリしてたんだわ。

 

自分が一番気に入ってるのは 「近道を探そうとしないことね。」 っていう言葉で、

それは庭作りに際しての彼女の心構えを語った時に出たモノなんだけど、

実は彼女の生き方そのものを表現してるって改めて思った訳で……。

 

 

 

思いの外早く用事が済んでしまったもんでホールに着いたのがかなり早くて、

で、入り口近くの花壇に腰掛けてジャズを聴きながらコンビニコーヒーを飲んでたら、

いきなり 「コンチワ!」 って声掛けられて見上げたら溜田剛士君で、

もうニッカニカの溌剌溌剌でとっても調子良さそうだったんだわ。

 

 

試合は無いしジム休みでもないのに石川ジムの会長とマネジャーがおられて、

事情を聞いたらコロニータさん絡みってことで……。

 

 

昨日は自分の中では一試合ごとに結構緩急のあるメニューが組まれてたんだけど、

第一試合がいきなり自分的セミファイナルだったんだよね。

 

 

 

① 草野慎吾君(ヨネクラ)×阿部麗也君(KG大和)……Fe 6R

8勝(4KO)4敗1分のサウスポー、26歳・福島県と、

8勝(4KO)1敗のランク15位、サウスポー、21歳・福島県。

 

2013年の東日本新人王と2014年の全日本新人王のサウスポー対決で、

同時に福島県人対決ってことでもあったんだけど、

ここんとこの感じだと若干阿部君が優勢じゃないかって思いつつ、

入場前の阿部君と権会長と挨拶交わして始まり始まり……。

 

 

<1R>

まず気合を込めて先攻めしていったのは草野君の方で、

阿部君は少し動きが硬かったし、簡単に入られ過ぎだったなあ。

 

その阿部君も1分半過ぎ頃から若干こなれてきて、

相手の入り込みざまに合わせられるようにはなっていったんだけど、

それでも総体の手数としては草野君だったなあ。

 

<2R>

感じを掴んだような阿部君が相手の踏み込みざまに左右を連続ヒットヒットで、

途端に草野君が警戒感を強めて攻撃のきっかけを見失いがちになったんわ。

 

で、阿部君が余裕を持って動き始めて鋭さも増していって流れが変わったね。

大きな有効打は無かったんだけど、それでも阿部君がヒット数で圧倒してたね。

 

<3R>

このまま勝負は阿部君に傾くのかと思ってたら大間違いで、

草野君が再度立て直して攻勢を強めていって阿部君のリズムを壊していって、

顔面を赤くしてたのは草野君の方だったんだけど、それでも残り1分20秒、

この試合初めての激しい打ち合いも草野君の左の方が征してたんだわ。

 

阿部君、ランクキープに慎重になってる余りか今一弾け切れてなくて、

上下の打ち分けとかコンビネーションとか別人かと思うほど下手なんだわ。

 

<4R>

これはお互いに言えることなんだけど、攻撃に覇気と工夫が足りてなくて、

殆どが最初の接触で終ってしまって二次三次の踏み込みが全く出来てないまま、

連続攻め、連続技の出る幕がなくて実に単調なやり取りに終始してたんだわ。

 

前の回いい感じを取り戻した草野君がこの回は大人しくなってしまってたしなあ。

 

自分のスコアはここまでイーブンであと2ラウンド、お互いにどうするのかって……。

 

<5R>

お互い、一歩踏み込めば相手が一歩引くっていうのを延々交互に繰り返してて、

それはまるでフェンシングの試合のようで、行く時と待ってる時がハッキリしてて、

ブツブツ切れの瞬間勝負が続く中、全くスムースさに欠けた退屈さだったんだわ。

 

草野君にはランク取り賭ける気持ちの強さが足りてなかったと思うし、

阿部君も守りに徹したような消極姿勢がやっぱり別人のようだったんだわ。

 

<6R>

さあ最終ラウンド、お互いに男気を見せてくれってとこだったんだけど、

もっともっと出来るはずの26歳と21歳はまだまだ慎重にやってて、

一体スコアをどう判断してるのかっていう疑問が強く湧いて来たんだよね。

 

途中からの草野君のほんの少しの攻勢が目立ってたって感じで、

二人には体力余してのやり残し感、自分には不満感が漂ったままの終了ゴング。                                                           

大きな有効打はなかったんだけど攻めてる感じを出してたの草野君だったかなあ。

 

 

自分は57-57だったんだけど、結局、58-57×2、57-57ってことで、

草野君の2-0勝ちで、折々の草野君の一生懸命な感じが勝敗を決めたね。

 

 

スコアが発表された時、草野君とこの横井トレーナーが自分の方を見て、

どうよって感じでニヤッと笑ってたなあ。

 

試合後に二人と話す機会があったんだけど、両方とも反省が多くて、

いつか根性入れ直しての再戦を大希望なんだわ。

 

 

 

② 松本晋太郎君(ヨネクラ)×何チャラ・ジャーンコム……80㎏ 8R

10勝(8KO)4敗(3KO)の30歳・新潟県と、

7勝(3KO)3敗の18歳・タイ国。

 

緩急の緩の試合の番なもんで、自分は時折遠くから見てたんだけど、

相手のタイボクサー、若いのにダブダブ緩々の体してたなあ。

 

松本君は2Rにソイツにダウンを喰らわせて早目妥当な展開だなって見てたら、

ソイツが頑張ったのか松本君のテイタラクかはよく解らないんだけど、

とにかく延々場内が静まる中、結局最終ラウンドまでドロドロで、

スコアは確認してないんだけど、それでもやっぱり松本君の3-0勝ちだってさ。

 

 

序盤の展開を見てアップしてた次の試合のボクサーは大変だったろなあ。

 

 

 

③ 溜田剛士君(ヨネクラ)×大橋健典君(角海老)……Fe 8R

10勝(8KO)1敗2分の21歳・長野県と、

11勝(7KO)3敗(2KO)1分の25歳・島根県。

 

この日期待のメインイベントは鈴木会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

二人共、相手を殴り倒す為にボクシングをやってるとこがあって、

その結果のこの戦績、このKO率なんだよね。

 

色々考えて若干溜田君優勢って思ってたんだけど、

ほんのちょっとした手違いで逆転も充分有り得る一戦だったんだわ。

 

廊下でアップ中の大橋君も気軽に声掛けてくれて調子良さそうだったんだよね。

溜田君の入場曲はベートーヴェンの “運命” だったね。

 

 

<1R>

良く似たボクシングスタイルのパワーヒッター同士の戦いは、

まるで事前の打ち合わせがあったかのように初っ端から危険なパンチの交換で、

そんな中、若干プレスを効かせてたのは大橋君の方で、

大きく右を振り出した後の左にも配慮が出来てて、溜田君を警戒させてたんだわ。

 

大きく振るってことでは溜田君も全然負けてなくて、

後ろから見てても随分体から離れたとこでブン回してたし、

返しの左フックも必殺系なもんで大橋君陣営をヒヤヒヤさせてたんだわ。

 

チョンチョン当ててポイント稼ぐっていうのも勿論ボクシングなんだけど、

あくまで殴り倒しますっていうのも間違いなくまた一方のボクシングな訳で、

二人の一発必殺系のパンチが交互に飛び交う展開に場内大盛り上がりで、

どっちが当てるかどっちが倒れるのかって、正に手に汗握る展開だったんだわ。

 

どっちも有り得る展開のまま、残り1分を切ったとこで溜田君のプレスが強まって、

大橋君を南ロープ際まで追い寄った残り42秒がその瞬間だったんだけど、

コンマ何秒以下の間を置いた直後に溜田君、それまでのショットとはうって変わって、

ちょっと信じ難いほどのスピードと鋭さでショートのワンツーを打ちこんで、

その右が大橋君をモロに直撃してしまったんだわ。

 

瞬間に大橋君、まるでマリオネットの糸が突然全部切れてしまったかのように、

その場にグニャグニャって崩れ落ちてしまったんだわ。                                    

その倒れ方が余りに衝撃的だったもんでレフェリーも即のストップエンドだったなあ。

 

 

で、2分20秒、溜田君のTKO勝ちだったんだけど、

それは滅多に見られない程強烈な決着の仕方だったんだよね。

 

 

元々頑強な大橋君、すぐに回復して笑顔を見せてたんだけど、

後で聞いたら、その右が全く見えなかったって言ってたんだわ。

 

 

溜田君とこの関係者はたまたまですよって謙遜してたんだけど、

当の溜田君は会心の試合に嬉しさを爆発させてて、

直後に自分を見つけて寄ってくれて、汗とワセリンでベタベタのまま両手拡げて、

思わず自分に抱き付こうとしてきて、そうなったら自分の服がエライことになるって、

自分、一瞬大人の判断がよぎったもんでソフトタッチで済ませてしまって、

溜田君、昨日のシャツは結構高かったもんでね、勘弁してね。

 

その溜田君、これで11勝(9KO)1敗2分ってことで、

唯一の敗戦は2011年、千波丈二君に僅差0-2負けしただけで、

(そう言えば千波君、ここ3年ほど見ないんだけど、どうしたのかなあ……。)

後はフィリピンボクサーに負傷ドロー、あの伊藤雅雪さんには1-1優勢ドローで、

超有望のシロサイのようなイメージを感じる21歳なんだよね。

 

 

 

④ 何チャラ・ナロン×渡邊卓也さん(青木)……SFe 8R

7勝(3KO)6敗2分の28歳・タイ国と、

23勝(11KO)5敗1分のランク4位、26歳・東京都。

 

試合前の渡邊さんとは勝ち方の問題だねって話して、彼も同意してたんだけど、

結局、松本君と同様最終ラウンドまで行ってしまって、

自分は途中から席移動しての観戦だったんだけど、フルマーク3-0だったね。

 

相手のタイボクサーはそれで同じ体重かって程小さくて、

それがチョコマカ動きまくって的を絞り難かった上に、殆ど勝負して来なくて、

逃げ回るのが使命だって感じの全くの根性無しだったのが渡邊さんには気の毒で、

終始、まるで逃げ回るニワトリを追い回すような展開だったんだわ。

 

試合としては全く見応えは無かったんだけど、それでも渡邊さん、

最後まで試合を投げなくて、集中を欠かさないまま追い足も充分だったし、

全く体が緩むことなく最後まで動き切ってやり切ってたのは立派だったんだわ。

 

 

ただ、少し物足りなかったのは途中あるいは最後にでも敢えて倒しに行くって、

そういうボクシングを見たかったってことで、

7R終わってポイント的にはほぼフルマークだったんだから、

1回くらいダウン喰らっても何の影響もなかったし、相手は倒し屋じゃないだし、

ここまで1ポイント負けてて最終回ダウンゲットすれば逆転勝ちだって、

そういう風に設定して敢えて倒しに行くようなボクシングをしてみて欲しかったって、

そういう事で、内山高志さんや他の英雄達の最終回残り1分を切ったとこからの

激烈KOエンド劇のようなモノを演出して欲しかったってことで……。

 

試合後の渡邊さんは観客にアピールし切れなかったことを悔いてたんだけど、

上に書いたような事をそこはかとなく話したら、解ってくれたみたいだったんだわ。

 

渡邉さんは元々とってもキッチリシッカリしたボクサーではあるんだけど、

今後、上の連中と戦うに際しては試合の中のどっかの場面で、

大袈裟に言えば死ぬ気で飛ばすって事も必要なんじゃないかって思ったもんでね。

 

 

 

⑤ 田中亮治さん(ヨネクラ)×クウエ・ピーター(KG大和)

                         ………65.5㎏ 8R

8勝(2KO)2敗(1KO)1分のW級9位、28歳・北海道と、

6勝(3KO)5敗(1KO)2分のSL級8位、26歳・ガーナ。

 

この試合も遠くから見てたんだけど二人共、ランカーではあるんだけど、

実は若干頼りないとこもあるんだよね。

 

田中さんの方が10㎝ほどデカイんだけど、まずの先攻はピーターの方で、

田中さんは終始中途半端な感じが強いスタートだったんだわ。

 

基本的に技を見せ合う同士ではなくて、試合が進むにつれ雑さが目立っていって、

それが徐々にタル~クなっていって、偶然が支配する世界に移行してしまったなあ。

 

威力的には今一なんだけど、終始真面目な手数はやっぱりピーターで、

まあこんな感じかなあってなってしまったもんで、自分は3Rで離席したんだよね。

 

 

その後、7Rにピーターがダウン喰らったらしいんだけど、

試合の流れは大きく変わることなく、そのまま最終回まで行って、

結局、ピーターの3-0勝ちだってね。

 

 

お互いのクラスのチャンピオンは岡田博喜さんと高山樹延さんなんだけど、

今のままだと其々10回戦っても10回とも負けるって感じだったなあ。

 

 

 

⑥ 土居コロニータ(ヨネクラ)×アリエ・ラウレル……SB 8R

29勝(11KO)14敗(8KO)8分のランク5位、36歳・東京都と、

12勝(8KO)3敗のサウスポー、OPBF11位、23歳・フィリピン。

 

直前に相手が世界ランクを失ってしまったもんで、

土居さんの思惑が外れてしまってモチベーション的にどうかと思ったし、

それならこれが最終試合になる訳で……。

それにしても、試合間隔が空けばランキングを失うことは解ってたと思うけどなあ。

 

 

<1R>

髪の毛をかなり伸ばしてたもんで土居さん、この日はとっても真面目に見えて、

いつもの真面目ボクシングでまずはってことで左右のストレートボディを伸ばして、

当たりは薄かったんだけど、顔面への左右も積極的だったんだわ。

 

相手は様子見から始めてたんだけど、垣間見せてたパンチは力感に溢れてて、

若いのに落ち着いたパフォーマンスは自信の深さも感じさせたんだよね。

 

 

フィリピンボクサーのセコンドの一人が男だか女だか解り難くて、

ザンバラ髪を伸ばした筋骨隆々だったんだけど胸が膨らんでるようでもあって……。

 

<2R>

相手はまだまだ待ちボクシングで先仕掛けして来ない中、土居さん、

それじゃあって感じでボディからのコンビネーションを軽くヒットさせてたね。

 

フィリピンボクサーも結構早いジャブを放ってきて、続く左にも鋭さを増してきて、

そのKO率を成程って思わせるところを見せ始めたんだわ。

 

<3R>

衝撃のエンディングは突然訪れて、開始40秒、突然ラウレルが飛ばしてきて、

それも半端なじゃないほどの劇飛ばしで、土居さんをガンガン追い回して、

超強烈な左フックを打ち込んで土居さんからいきなりのダウンゲット。

 

ポイントはダウンのきっかけの左ではなくて、もう少し前にあったみたいで、

ラウレルが飛ばすきっかけにしたのはその直前の右フックだったかも知れなくて、

自分にはそれ程の当たりには見えなかったんだけど、

ラウレルは充分な手応えを感じたってことなんだろなあ。

 

何とかリスタートした土居さんではあったんだけど、

火のついたラウレルはもう止めようがなくて、防戦一方の土居さんに対して、

実に力のこもった左フックをまたもや強烈水平打ちで2回目のダウンゲット。

 

今度も気合立ちした土居さんだったんだけど、終幕はもう殆ど目前で、

ホンの数秒で3回目のダウンってことで1分15秒、ラウレルのKO勝ち。

 

 

最初のダウンから35秒ほどのところで、途中のカウントを除けばラウレル、

正しくあっという間、実に手際のいい決着だったんだよね。

 

土居さんとは会えば言葉を交わす仲なんだけど、流石にこの日は憚られて、

自分は静かにホールを後にしたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 溜田剛士君

② アリエ・ラウレル

③ 草野慎吾君

 

 

 

必要なデータがやっと揃ったもんで、近々に作成しますね、

遅まきながらの “2014年度・全国有力ジムランキング”。

 

2015年3月17日 (火)

後楽園ホール・3月16日

 

“ヒエラルキー” って言葉知ってます?

 

ピラミッド形を成した階級構造っていう意味で、

国家間の力関係から始まって其々の国家の政治や経済から一般の社会生活、

宗教、芸術、スポーツ、それに趣味の世界や子供同士の関係に至るまで、

その全てのカテゴリーには必ず階級構造っていうものが存在するってことで、

人間は全て平等っていうのは実は有り得ないんだよね。

 

その階級格差が多数の忍耐の限度を超え、不平等感が限界に達すると

イザコザやら紛争が起こる訳で、施政者とか各カテゴリーのリーダーはだから、

その辺のバランス感覚に敏感でなければならないって思ってるんだよね。

 

 

 

今年の2月末、ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が79歳で引退したんだけど、

在任中の彼の発言とか生き方とかがとっても興味深くてね。

 

自国が貧しかったこともあったんだろうけど、

「本当の貧しさっていうのは持ってないモノが多いってことではなくて、

そこそこ持ってるのに更に欲しがることだ。」 って言ってて、

消費社会に操られる人間の愚かさを的確に指摘してたし、

「インドの国民がドイツ並みに車を所有したら世界はどうなってしまうか。」

とも唱えて、 地球環境やエネルギー事情の将来に警鐘を鳴らしてたんだよね。

 

「人間にとってはカネや発展が全てではなくて、

家族と友人を大切にすることこそが最も大事なんだ。」 って言い切って、

給料の90%を寄付して自らも官邸には住まず郊外のボロ屋に住んでたんだよね。

 

 

 

ホール5階のエレベータ前で 「コンチワ」 って声掛けてくれた子がいて、

小柄の可愛らしいボクサーで何となく見憶えがあったんだけど思い出せなくて、

「ゴメン、誰だっけ?」 って尋ねたらE&Jカシアスジムの小浦翼君ってことで、

今年の新人王トーナメントMm級の優勝候補の最右翼の小浦君ってことで……。

 

そのすぐ後に内藤会長と律樹さんが来られて、この間はオメデトゴザイマスって事で、

それから山口桂太さんとか石川ジムのトレーナーさんに御挨拶した後、

20日の八千代の興行は行くのかって聞かれて、「行かないです。」 って答えて、

第一試合が始まったんだわ。

 

 

 

① 直井郁弥君(W日立)×本間靖人君(勝又)……61.7㎏ 4R

1勝0敗の22歳・茨城県と、1勝(1KO)4敗(4KO)のサウスポー、31歳・千葉県。

 

<1R>

本間君の方が15㎝ほど上背があるんだけど、直井君が更に丸く構えるもんで、

二人の身長差は頭一個ほどもあって、こりゃ戦い方が決まるなあって見てたら、

本間君が適度な距離を取りきれなくて殆ど直井君のペースだったなあ。

 

その直井君、とっても粗っぽくてジャブ無しのいきなりのブン回し系、

相打ち上等でしょって感じの踏み込み一発勝負だけなんだけど、

本間君の方もジャブで間合いを計るって事もなくて、同じような戦い方になってて、

試合の流れが一方的になりつつあったんだわ。

 

<2R>

相手がひたすらの外回り大フックオンリーなんだから本間君、

もっと力抜いてチョンチョンでいいからとにかく手数手数だと思ったけどなあ。

 

<3R>

お互いの戦い方のパターンが全く変わることなく、

本間君はまだ近いとこでストローク大きく振ってる中、

直井君の方が回転の効いたショートヒットで数を稼いでたんだわ。

 

<4R>

このまま大人しくなってしまうのかなあって見てた本間君が最後の踏ん張りで、

狂熱のラストに向かって鼻血を出しながらの大反攻で、

直井君が動き疲れ打ち疲れで若干休み休みになったところを突いてたんだけど、

そういうのがもう少し早い回から欲しいとこだったんだよね。

 

最後は直井君も盛り返して実に気持ちに溢れた殴り合いになったんだけど、

お互い、決着付けるほど強く正確には当て切れないまま終了ゴング。

 

 

自分は39-37だったんだけど、結局、39-37×2、39-38ってことで、

やっぱり直井君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 花香雅治君(渡嘉敷)×飯塚稔君(E&Jカシアス)……SL 6R

4勝(2KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、27歳・東京都と、

4勝(4KO)2敗(2KO)の35歳・福島県。

 

自分の隣には内藤会長、その隣に利樹さんが座っての応援観戦。                                                             

飯塚君は以前とはヘアスタイルが変わって少し長めの横分けになってたんだけど、

髭はそのままなもんで見る角度によってはパッキャオに良く似てるんだわ。

 

<1R>

まずいい感じでジャブが出てたのは飯塚君で、

これは行けそうだって思ったか、すぐに持ち前の剛腕系まっしぐらで、

少しムキになり過ぎじゃないかなあってほどの右万振りの連続だったんだけど、

気持と体勢が整わないままの花香君を圧倒しまくってたんだわ。

 

で、1分半過ぎ、強烈右ボディを喰い込ませて花香君を怯ませてからは更に一気で、

そのまま北西ポストに追い詰めながら、渾身の右を4発も5発も上下打ち込みで、

花香君、何とか凌ぎきろうってガードに専念したんだけどままならず、

ついに耐え切れずポストにもたれ掛りながら腰を屈めたとこでストップエンド。

 

 

1分51秒、飯塚君のTKO勝ちで、これで7戦5勝2敗なんだけど、

勝ち負けの全てがKO決着っていう実に解り易いボクサーで、

あと2年ほどで定年なんだけど面白い試合するから一度見ておくといいと思うなあ。

実は彼、自分と誕生日が同じなんだよね。

 

 

 

③ 安藤仁君(W日立)×熊谷直昭君(T&T)……Fe 6R

4勝(3KO)8敗(4KO)1分の34歳・福島県と、

4勝(2KO)2敗(1KO)の25歳・東京都。

 

<1R>

毎度の事なんだけど安藤君、優位な身長とリーチを生かし切れなくて、

勿体ない距離でやってるというかやらされてしまってて、

強いバネを持ってる熊谷君との回転力勝負は如何にも不利なんだよなあ。

 

一方の熊谷君ももっと細かく動けて色々出来そうなんだけど、

いきなりの右に頼り過ぎる傾向が強くて、こっちもちょっと勿体ないんだわ。

 

それでも終始熊谷君優勢のままの残り53秒、

直前の安藤君がいい感じのショート連打で攻勢取った直後の、

フッと気を抜いたような瞬間、熊谷君の右ストレートが真っ直ぐ飛んでいって、

まともに貰ってしまった安藤君がダウン。

 

何とかリスタートは出来たんだけど安藤君、挽回攻勢までは至らなくて、

残り10秒からは再度熊谷君の猛追撃を受けてしまって危ない危ないとこでゴング。

 

<2R>

ショート戦でガードが疎かになる癖が直ってない安藤君だったんだけど、

それでも挽回目指してのプレスプレスで気の強いところを見せながら

若干打ち疲れたような熊谷君を攻め立てていって、いつの間にか鼻血出させて、

男の意地みたいなモノを見せてたんだよね。

 

ちょっと展開が変わるかなって思ってた残り59秒、

前の回と殆ど同じ時間、殆ど同じように安藤君、またもやフッと気を抜いてしまって、

その瞬間を見計らってたような熊谷君に今度は左フックだったんだけど、

キッチリ当て込まれてしまってまたもやの一発尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

今回の方が明らかにダメージが大きかったリスタート後の安藤君、

熊谷君のここぞの一気追撃を凌げそうにないまま赤コーナー前に詰められて、

殆ど無防備なまま連続して左右を貰ってしまって、レフェリーが止めようとした瞬間、

脆くも崩れ落ちてしまって、勿論即のストップエンドだったんだわ。

 

で、2分26秒、熊谷君のTKO勝ちだったんだけど、

良くも悪しくも二人共、あまりに彼等らしいボクシングだったなあ。

 

試合後暫く経って本木さんと話したんだけど、反省の方が多かったんだよね。

 

 

 

④ 新井雄大君(渡嘉敷)×ユキヤ・ハナブサ君(カシミ)……F 8R

6勝(3KO)1敗(1KO)3分のサウスポー、22歳・東京都と、

7勝(1KO)2敗2分の20歳・石川県。

 

この日のリングアナはよくミスコールする人で、

以前には 「勝者、福地勇治!」 って叫んだこともあったんだけど、

ハナブサ君のことをハヤブサってコールしてたなあ。

 

そのハナブサ君を見るのは2013年の全日本新人王の決勝戦で

大保龍斗君に大差0-3負けして以来なんだけど目の綺麗なボクサーなんだわ。

 

<1R>

ハナブサ君、上背とかリーチは優位なんだけど腕振りが今一鋭くなくて、

全体のスピードとかパンチの強さでは新井君が初っ端から圧倒してたんだわ。

 

それでもハナブサ君、右ストレートだけはとっても素直ないい伸びしてて、

若干ノーモーションで飛んで来るもんで新井君、それだけには要注意なんだわ。

 

<2R>

新井君は相手の動きを見極めることが出来つつあったし、

右の打ち終わりに打ち込むタイミングも合ってきて少し余裕さえ感じられて、

一方のハナブサ君は如何にその右ストレートを的確に当てることが出来るかで、

お互いの駆け引きが続いた後、やっぱり新井君の攻勢が徐々に際立ってきて、

1分20秒過ぎだったなあ、新井君が力強い前詰めからの大攻勢だったんだわ。

 

で、ハナブサ君を西ロープに追い詰め、そこから一気かって思わせた途端、

新井君が前掛りになった瞬間だったんだけど、何とナントなんと、

ハナブサ君の右ショートストレートが見事なカウンターヒットで新井君がダウン。

 

自分にとっても余りに唐突な事態で場内も驚愕だったんだけど、

KO率の低いハナブサ君ではあったんだけど、絶妙のタイミングだったみたいで、

何とか立ち上がりはしたんだけど新井君、再開するまでには回復し切れなくて、

そのまま10カウントが数えられてしまって、1分51秒、ハナブサ君のKO勝ち。                                                           

倒すのはタイミング、倒されるのは一瞬の油断ってことだったなあ。

 

 

ここまで早い決着が多かったもんでまだ7時3分前、

この後の女子戦も早く終わっていよいよセミファイナル。

 

 

 

⑤ 恩床健太さん(渡嘉敷)×ジョナタン・バァト(カシミ)……SFe 8R

4勝(3KO)0敗のL級11位、25歳・広島県と、

27勝(13KO)6敗(2KO)のSB級10位、サウスポー、34歳・フィリピン。

 

恩床さんが一個下げて、バァトが二個上げての対戦ってことで……。

バァトの真っ白なエバーラストのロングブーツがカッコ良かったなあ。

 

<1R>

歴戦のバァト、キッチリジャブから組み立てる方ではなくて、

相手が入って来るとこにいきなりの左右ブチ当てますよ系なもんで恩床さん、

調子に乗って無暗に突っ込むと危険なんだよね。

 

お互い、それ程激しい展開にならなかった中、

恩床さんの残り1分ほどでの右ストレートボディがグッドグッドだったね。

 

<2R>

相変わらずバァトが待ち気味ボクシングを続ける中、

常に積極的な仕掛けは恩床さんで、試合の主導権を握った感じだったんだけど、

それでもたまに垣間見せてて当たりはしなかったんだけど、

接近した際のバァトの右ボディフックとか左アッパーとかは危険度高かったなあ。

 

<3R>

10分の1ほどのキャリアしかない恩床さんがそのまま流れを掴んでたんだけど、

自分としてはもう少し工夫が欲しかったのも事実で、

フェイントを織り込んで相手に振らせたとこに合わせるとか、

逆ワンツーとか捨てパンチとかも有効だと思ったんだけどね。

 

恩床さんが比較的素直な攻撃に終始してた中、

バァトが徐々にフィジカルの強さを発揮し始めて、

まだまだ自分から攻め込むってとこまではいってなかったんだけど、

それでも体寄せ合ったとこからが勝負って感じをモロに出してきたんだわ。

 

<4R>

バァトが少しづつ先攻めを強めていって、それでも基本的にはいきなり系で、

強引系力づく系を益々露骨に出してきたんだわ。

恩床さん、相手が大きく振り出して外すとこを狙えないかって思ってたんだけど、

そういう考えはないまま敢えての揉み合いに付き合ってたんだけど、

そこは明らかにバァトの土俵な訳で力負けして被弾を増やしてたんだよね。

 

<5R>

力づく系になれば元々L級の恩床さんじゃないかって事前には思ってたんだけど、

前の回まで見てたら、本来SB級のバァトの方が圧倒しまくってて、

それはちょっと信じられない光景だったんだけど、

始まって30秒過ぎ、まずは恩床さんの右が綺麗にヒットしてバァトを怯ませ、

流石若さで攻めきるかって勢いを見せてたんだけど、

さあこれからってとこの直後、この試合も何となんとナントだったんだけど、

バァトの右フックが絶妙のカウンターでヒットして、恩床さんが一発悶絶ダウン。

 

何とか何とか立ち上がろうとはしてたんだけど恩床さん、

ダメージが深いって判断されてストップエンドを宣せられてしまったんだわ。

 

で、0分47秒、バァトのTKO勝ちだったんだけど、この日の渡嘉敷ジム、

若手有望ボクサーが連続してカシミジムボクサーに倒されてしまって、

それも二人共結構いい感じで攻め込んでポイント的にもリードしてたとこから、

突然の逆転KO負けってことで、後で会った時に渡嘉敷会長も嘆いてたっけなあ。

 

北陸新幹線開通ってこともあってか結構大挙してたカシミジムの応援団達、

もうホントお祭り騒ぎだったんだわ。

 

 

 

⑥ ジムレックス・ハカ×近藤明広君(一力)……62.6㎏ 8R

39勝(22KO)7敗(5KO)4分のOPBF8位、31歳・フィリピンと、

20勝(9KO)5敗1分の29歳・埼玉県。

 

復帰後の近藤さんは自分の中では今一感が強くて、

わざわざやり直すこともないんじゃないかって実は思ってたんだけどね……。

 

この日は横浜光ジムの石井会長と胡朋宏さんが来てたんだけど、

ハカの方のセコンドサポートだったんだね。

 

<1R>

まず積極的なスタートを切ったのはハカの方で、カのこもった左、左から始めてて、

それを相手のグローブの上からも構わずの連続打ち込みだったんだわ。

 

近藤君の方は相手のその左に合わせようとタイミングを計ってたんだけど、

中盤以降の左ボディの方が抜群で、3発ほどいいのを打ち込んでたんだわ。

 

それでもラウンド総体としてはハカが優勢じゃなかったかなあ。

 

<2R>

近藤君、両方のグローブを揃えてる時は打って行かないっていうのがハッキリで、

合い間合い間にいいところは垣間見せてはいたんだけど、

基本的に相手に正対し過ぎるとこがあるもんでパンチを受ける時の見栄えが悪くて、

相変わらず左ボディはグッドグッドなんだけど、総体としてはやっぱりハカで、

そのうち例の左アッパーがハードヒットするような予感があったんだわ。

 

<3R>

1分過ぎ、この試合初めて近藤君の右フックがハードヒットして、

それをきっかけに彼独特の粘っこい攻めが出来るようになってきたんだわ。

 

綺麗な顔面ヒットは少なかったんだけど、その左ボディブローは圧巻で、

正直、ハカはかなり効いてきてしまってたんじゃないかなあ。

 

<4R>

流れが変わりそうな感じもあったこの回、ハカは少し休み休みになってしまったとこ、

それじゃあってことで近藤君、一気の攻勢で左右ボディフックの直後の右フック、

追い込みながら見事に直撃させて、ハカにタタラを踏ませてオットットット、

最後は東ロープにもたれ倒れ込ませてのダウンゲット。

 

それは始まって1分12秒ほどのとこだったんだけど、

何とかリスタートしたハカに対して近藤君、ここで決着するって強い意思の下、

途中途中でハカも反撃のショットを振り出してたんだけど近藤君、

委細構わずの渾身の連続追撃はその後およそ2分間にも亘った訳で、

逃げまくるハカはもう顔面血だらけで、レフェリーも止めるタイミング見計りながらで、

踏ん張ってたハカが力尽きたのは2分45秒、北ロープ前に吹っ飛ばされたとこで、

レフェリーが自信を持ってのストップエンドだったんだよね。

 

 

自分としては久し振りに見る近藤君の本来の姿で、

彼はもうすぐ30歳になるんだけど、まだやれそうだなって感じを受けたんだよね。

 

 

 

第二試合からの6試合連続のKO決着のせいで、ここでまだ8時03分ってことで、

久々の早帰りだったんだけど、中々刺激的な一日だったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 近藤明広さん

② ユキヤ・ハナブサ君

③ 飯塚稔君、熊谷直昭君

 

 

 

帰り近くについ先日とってもいい勝ち方をした藤井貴博君が声掛けてくれて、

再度良くやった良くやったってことで……。

 

 

 

引っ越し準備に忙しい中、それでも何とか都合を付けて今日も行きます後楽園。

 

ってことで、草野慎吾君×阿部麗也君の第一試合から見逃せなくて、

溜田剛士君×大橋建典君がメインの、田中亮治さん×クウエ・ピーターさんが

セミファイナルってことで、コロニータさんのラストかラスト近くも見納めだしね。

 

 

2015年3月14日 (土)

後楽園ホール・3月13日

 

辺野古沖に米軍基地を移設するっていうのは前県知事の時に決まったんだけど、

それを今度の知事が反対だ許せないって言ってるんだけど、

その知事が安っぽいカツラを被ってるもんで、ちょっと重みに欠けるんだよね。

 

 

 

悪いことをして申し訳なかったって伝えて、賠償金払って経済援助もして、

とうの昔に政府間で決着してるはずなのに事あるごとに蒸し返して、

それももう70年も前の事だっていうのにいまだに許せないっていう

そういう中国や韓国の執念深さは自分の感覚では常軌を逸してて、

経済とか文化とか自らに利益のあるような分野だけは交流するって、

それなら歯剥き出してる北朝鮮の方がある意味余程筋が通ってるって思う訳で、

単に政治利用して怨念教育を続けてる結果だとは思うんだけど、

こっちのことを嫌いだ許せないっていう相手を好きになれないのは当然のことで、

中華料理屋とかボクサーの知り合いには好人物が多いんだけど、

国としての中国、韓国、総体としての中国人、韓国人は敬遠してしまうんだよね。

 

あれだけのことをしたナチスドイツを今は許してる欧州人の寛容さというか、

ある種の緩々感が自分にはとっても好ましいんだけど、

もし中国や韓国がドイツの隣国だったらNATOやEUは有り得ない訳で、

多分未だにゴチャゴチャ言われてるんだろなあって思うんだよね。

 

 

 

そんなにヒドイことはないんだけど、たまにクシャミは出るし、目はシバシバするし、

最近では天気予報の 「今日は花粉が非常に多いでしょう。」

っていう情報に接しただけで反応してしまうって感じなんだよね。

 

 

 

昨日は好カード満載って訳ではなかったもんで、場内若干緩々の中、

自分の中ではメインイベント藤井貴博君×コーヤ佐藤君、

セミファイナル成塚亮×中村一弘君って感じだったんだよね。

 

 

 

① 深野颯君(金子)×筑田宜拡君(国際)……54㎏ 4R

デビュー戦の19歳・東京と、0勝1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

<1R>

ジャブがスムースだったのはデビューボクサーの深野君で、

筑田君は前説省略型のいきなりブン回し系で、とにかく殴る殴るだったなあ。

 

二人共、ディフェンス疎かのままでとっても危険度が高かったんだけど、

手数的には終始劣勢だった筑田君が有効ヒット数で上回ってたね。

 

<2R>

お互い、休み休みの雑な一発勝負って感じに固まってしまって、

流れもリズムも全く無くて、それでも全体の流れは筑田君かなあってことで、

ここで一旦休憩タイムってことで……。

 

 

で、ブラブラしてたら3試合目のサポートに来てた玉木善文君親子とバッタリで、

玉木君に濱田修士君が移籍したREBOOTって何?って聞いて、

その後、藤井貴博君と藤中大和君にコンチワ、頑張ってねって伝えてたら、

試合の判定結果が発表されて、39-37、39-38、38-39ってことで、

筑田君の2-1勝ちってことで……。

 

 

 

② 渡辺大地君(金子)×奥田直也君(S蓮浄院)……64㎏ 4R

デビュー戦の22歳・佐賀県と、デビュー戦の23歳・埼玉県。

 

何だかとってもドヨーンとした試合だったもんで、そのまま立ち歩き見してたら

田之岡条君とバッタリで、どういう訳かコーヒーの話になって、

彼もコンビニコーヒーを蓋したまま飲むと唇の裏を火傷しそうになるもんで

外して飲むんだっていう話をしてたら、そこに渡辺会長がやって来て、

彼はセブンイレブン派なんだけど、冷めるまで待って蓋をしたまま飲むって、

それじゃあホットコーヒーにならないでしょっていう間抜けな話になったんだけど、

渡辺会長がとっても気さくなもんで田之岡君がちょっと驚いてたなあ。

 

それにしても田之岡君、ああ見えて基本的にコーヒーはペーパーフィルター系って、

若いのに中々有望なんだわ。

 

 

大味な試合は最後3R1分56秒、奥田君が西ロープを背負わされ、

防戦一方のまま背中伸び切ってしまったとこでレフェリーストップエンドで、

渡辺君のデビュー戦TKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 大島優作君(小熊)×吹野一真君(東拳)……53㎏ 4R

0勝2敗(1KO)のサウスポー、30歳・埼玉県と、0勝3敗(3KO)の21歳・東京都。

 

二人の戦績を足すと0勝5敗4KO負けってかなり厳しい状況で、

とにかく何とか初勝利が欲しい同士だったんだよね。

 

<1R>

お互い、とっても慎重と言うかちょっと怖がりなのかなあって感じのスタートで、

届きそうにない距離で腕を振ってるもんで中々クローブが当たる音がしなくて、

まるでエアボクシングって感じだったなあ。

 

二人共、間合いの取り方も何となくぎこちなくて、

ラウンド中盤のバッティングで其々が右目上をカットしてたけど、

特に吹野君、無駄な動きが多くて何だかカニみたいだったなあ。

 

<2R>

吹野君が若干投げやりな右一本のイッセノセ系になってる中、

渡辺君がジャブから組み立てようとしてたんだけどまだまだ中途半端で、

その内お互いがグズグズになってポイントの行方が不明瞭になってしまったなあ。

 

お互いの何とか勝ちたいっていう気持ちも勿論大事なんだけど、

こういう試合を勝たせるのは実はセコンドの腕だって自分は思ってるんだけど、

正直、中々意図が伝わって来ないままだったんだよね。

 

 

結局、一方が大きく主導権を獲るって展開にならないままの行ったり来たりで、

吹野君から見ての40-37、38-38×2ってことで1-0ドローだったんだわ。

 

 

再度田之岡君と話をする機会があったんだけど、

今度はこの間の山下賢哉君との試合に関する自分のブログに関する質問で、

彼、とっても真面目に読んでくれたみたいでとっても嬉しかったんだけど、

同時にだからこそいい加減な事は書けないなって改めて思ったんだよね。

 

 

 

④ 細川チャーリー忍君(金子)×永田勝大君(新日本木村)

                               ………M 4R

0勝1敗の30歳・宮崎県と、デビュー戦の27歳・静岡県。

 

バレンタインさんの弟の忍君、結構年齢の進んだデビューだったんだけど、

前回は行き切れないままの敗戦だったんだけどね……。

 

<1R>

初戦の反省からか細川君、この日は開始ゴングと同時の火の玉ラッシュで、

準備が整い切れてなかった永田君を一気に追い込んで、

そのまま倒してしまいそうなところから次は密着ボディ戦に持ち込んだんだけど、

終盤は打ち疲れの一段落がハッキリしてしまってたんだわ。

 

永田君はそこを狙ってかなり逆襲してはいたんだけど、

ポイントを取り戻すまでには至らないままラウンド終了ゴング。

 

<2R>

要するに大男のゴニョゴニョ戦になってしまったんだけど、

残り1分ほどのリング中央、再度立て直した細川君の攻勢が目立ってたとこ、

その細川君の右ストレートが永田君を真っ直ぐまともに直撃したもんで永田君、

仰向けにドーンとバッタンダウンしてしまって、レフェリー即のストップエンドで、

1分58秒、細川君の初勝利TKO勝ちだったね。

 

 

 

⑤ 大和藤中君(金子)×金起男(韓国)……H 6R

4勝(1KO)3敗(1KO)の30歳・宮崎君と、4勝(2KO)6敗3分の24歳・韓国。

 

<1R>

真っ白の体全体が緩々のキム君に対して大和君、

相手の溜め打ち系渾身右一発には要注意だけど、

基本的にはちゃんとしたボクシングが出来てて、

兎に角相手に一発打ち込みのタイミングを与えないようにジャブジャブなんだわ。

 

<2R>

まず飛ばしたのはこの回も大和君だったんだけど、キム君も動きがこなれてきて、

スピード感のあるワンツーを振るい始めてきて、

左ジャブと右クロスのいいのを一発づつ綺麗に当て込んでたんだわ。

 

大和君、中間距離で少し相手に自由にさせ過ぎのような感じがしてきたんだけど、

少しヘバリ感も浮き出てきたんだよなあ。

 

<2R>

全体にはユッタリ感が強いんだけど、それでもキム君の方がリズム感が良くて、

大和君、テキパキできてないし若干後手後手に回ることが多くなってきたなあ。

 

残り1分からの交互の攻め立てはほぼイーブンだったんだけど、

前半の攻防はキム君の方が優勢だったと思うなあ。

 

<3R>

お互い、この階級でのハードヒッターではないもんで、

基本的にはヒット数争いなんだけど、大和君の遅れ取ってる感が強いんだよなあ。

 

<5R>

自分の中ではこのままでは大和君、負けそうだよって感じがしてて、

誰にでも解り易い明らかな攻勢が欲しいとこだったんだけど、

体はタプタプしてるのに意外なほど動きが劣化しないキム君の方に目が行くなあ。

 

<6R>

大和君、最後の踏ん張りでゴリゴリ前詰めはするんだけど有効打には繋がらず、

お互い、工夫の乏しい単調なやり取りに終始してたんだけど、

腕振りの鋭さ自体はキム君の方が上回ってたんだよね。

 

大和君、これまでもとってもタイミングのいい左フックを多発してたんだけど、

今一角度が悪くてクリーンヒットが叶わないままで、

残り1分からも攻勢取りきれないままの終了ゴング。

 

 

で、残念ながら自分は58-56でキム君だったんだけど、

結局、59-56、58-56、58-57ってことだったもんで、

今回は仕方ないなあって思ってたら勝ったのは何と大和君ってことで、

正直、それはないだろって感じを強く思ったんだよね。

 

 

試合後暫く経ってから大和君と話しする機会があったんだけど、

正直に自分の感想を伝えたら、明らかに心外の表情してたから、

もしかしたら自分の見方がズレてたのかも知れないんだけど、

やっぱりキム君の優勢勝ちだと思ったけどなあ。

 

 

 

⑥ 成塚亮君(ワタナベ)×中村一弘君(伴流)……48.3㎏ 8R

7勝4敗の23歳・埼玉県と、8勝(5KO)5敗のスイッチ、31歳・東京都。

 

お互いそこそこのボクサーなんだけど、少し勿体ない戦い方するんだよね。

 

<1R>

やっぱりこの日も中村君、相手の打ち終わりに合わせようとするのが露骨で、

だから成塚君も中々行き難いとこはあったんだけど、始まって35秒、

まずは左、右をクリーンヒットさせて優勢に推移させてたんだけど、

一発当てると歯を剥き出すっていうのはどうなのかなあ。

 

一方の中村君、シッカリした軸の太い体してて下半身にも安定感あるし、

ショットも力強いんだけど、基本的に戦い方が片寄り過ぎで、

カウンター狙いを隠すべく、もっと先仕掛けが要ると思うんだけどなあ。

 

<2R>

中村君が一発必殺系ボクシングを更に強めるにつれ、

成塚君もそれに付き合わされる形になってしまって、結局、

お互い、流れの良くないブツブツ切れの居合抜き系ボクシングになってしまって、

見所の少ない試合になってしまったんだよなあ。

 

<3R>

相手はジャブの打ち出しに合わせて来るんだから成塚君、

たまには逆ワンツーとか右をフェイクにした左フックが有効だと思うんだけどなあ。

 

それでも中盤までは打ち負けてた成塚君が残り30秒から逆襲に出て、

右ストレートを2発ヒットさせて何とかポイントを取り戻してたんだわ。

 

<4R>

このラウンドは終始成塚君が中々いい感じで進めてたんだけど、

残り15秒から中村君が一気に盛り返して、左フック、右アッパーでポイントゲット。

 

<5R>

初めの1分間にお互いが右を一発づつ交換した後、

1分半に成塚君の右チョン当てがヒットして、ジム仲間からのアドバイスに従って、

いい距離をキープしてリズム感とスピード感で圧倒してはいたんだけど成塚君、

ラスト30秒からの見せ場作りの点では今一歩だったなあ。

 

<6R>

ラウンド当初は細かく当ててんだけど成塚君、

始まって1分過ぎに中村君の左フックを貰ってしまってチャラにされてしまって、

その打たれ方が良くないもんでジャッジの心象に大きく影響しそうなんだわ。

 

一方の中村君の戦い方にも改善が見られないまま勿体ない限りで、

先仕掛けをもっと混ぜ込めば彼が大好きなカウンターが当たる機会も増える訳で、

二人共、どうなんだろうなあって感じのままのどっちつかずで……。

 

 

自分は渡辺会長と風邪気味の瀬端さんに挟まれて見てたんだけど、

会長がスコア的どんな感じって聞いてきたもんで、

自分は成塚君の2ポイント優勢ですけどかなり微妙なのも事実だから、

あと2ラウンド次第だと思いますって答えたんだよね。

 

<7R>

やっぱり盛り上がりの少ないままのやったり取ったりが続いたんだけど、

残り僅か2秒でのワンショットで中村君のポイントゲットだったかなあ。

 

<8R>

開始1分10秒、中村君の返しの左フックがヒットして、

またしても成塚君、顔面が大きく動いてしまって印象悪い悪いで、

それでも残り30秒から飛ばし切れば何とかなりそうでもあったんだけど、

自分が思ってた程には弾け切れなくてそのまま終了ゴング。

 

 

で、自分は76-76のイーブンだったんだけど、

結局、78-75×2、78-76ってことで中村君の3-0勝ちだったんだわ。

 

ヒット数とヒットの大きさで微妙に評価が分かれる結果ではあったんだけど、

それでも成塚君の貰い方が悪かった印象が強く残ったんだよね、やっぱり。

 

 

 

ワタナベジムの3人が先週末韓国で試合したんだけど、

仁平宗忍君は引き分け、藪晋伍君と金澤圭介君は其々0ー3負けって散々で、

どんな感じだったんですかって渡辺会長に尋ねたら、

アウェイ独特の色々があったみたいだったね。

 

ちなみに同行した日野僚君(川崎新田)は3RKO勝ちしたってね。

 

 

⑦ 藤井貴博君(金子)×コーヤ佐藤君(伴流)……F 8R

6勝(2KO)3敗(1KO)1分のサウスポー、25歳・東京都と、

7勝(1KO)2敗1分のスイッチ、25歳・岩手県。

 

お互い、パンチ力を競うボクサーではなくて、キチンとした手数競争なんだよね。

 

<1R>

まずは佐藤君が右も左も大きく振り出したとこからのショートがグッドグッドで、

藤井君、相手の最初の一発大振りに惑わされるとヤバイ訳で、

それに気を使う余り、直後のショートブローへの対処が疎かにならないようにね。

 

で、徐々に見極めたらその必ずしもヒット率の良くないその大きいショット、

そいつの打ち終わりの瞬間を敢えて狙うって戦法も追々見たいとこだったんだわ。

 

佐藤君の大振りをフェイクに使う作戦はそこそこ成功してて、

そこからの左右ボディやアッパーがとっても効果的だったね。

 

<2R>

大差の無い微妙なやり取りが続いたんだけど、佐藤君の左右フックが目立ってて、

主導権を渡すまでにはいってなかったんだけど藤井君、ちょっと迷いが見えるなあ。

 

<3R>

タイミングを合わせにくい相手だからこそ藤井君、もう少し細かい動きが必要で、

主導権は渡してはいなかったけどそれでも試合全体のリズム感は佐藤君優勢で、

最後残り15秒からは結構的確な左右ヒットを3発ばかり貰ってたんだわ。

 

<4R>

このままの感じでいいのは佐藤君で、藤井君の方には立て直しが必要なとこで、

さあどうなるってポイントのラウンドだったんだけど、

相手が大きく外側から攻め込んで来るとに藤井君、

巧いこと内側からの手数勝負が功を奏してたし動き自体もスピードアップしてたね。

 

残り27秒ほどのとこで佐藤君の右が見栄え良くヒットはしてたけど、

自分はラウンド総体としては藤井君のヒット数を評価したんだよね。

 

<5R>

始まって10秒、まず藤井君のカウンター気味の左ストレートがヒットして、

その後は佐藤君のボディブローが挽回するって流れだったんだけど、

そう言えば藤井君、この日はボディ攻めが目立って少なくて、

それは佐藤君の大振り左右を警戒してのことだった思うけど、

それでもやっぱり物足りなかったのも事実だったんだよね。

 

って見てたらこの辺りから佐藤君の動きが徐々に鈍っていって、

一発大振り仕掛けた後に殆ど何も出なくなってきて、

要するに体ごと振りに行って後は抱き付いてお終いって感じが殆どで、

何とか色々工夫しようとしてる藤井君との差がハッキリしてきたんだよね。

 

<6R>

相手がちょっと大雑把になってきてるもんで藤井君、

このまま集中切らさずに丁寧なボクシングを続けることが出来たら、

試合序盤のハンデを取り戻すばかりじゃなくて押し切れそうな感じも漂ってきて、

もっと相手の打ち終わりを狙いたいとこではあったんだけど、

手数を頑張る気持ちで圧倒してたんだよね。

 

佐藤君もたまに右のいいのを当ててはいるんだけど、単発に終始してて、

直後の3~4発の被弾でチャラにされてるって感じなんだなあ。

 

実は自分のスコアはここでやっと藤井君が取り戻してのイーブンで、

どっちもアリの残り2ラウンドだったんだよね。

 

<7R>

このままじゃマズイって初めに飛ばしていったのは佐藤君だったんだけど、

直後に藤井君も盛り返して、その後は一進一退のまるでシーソーゲームで、

明確な評価のし難いラウンドではあったんだけど、

細かいとこ打ち難いとこからでも頑張ってたのは明らかに藤井君の方だったなあ。

 

<8R>

まず藤井君が攻め立てていった後の開始1分までは佐藤君の有効性が上回って、

1分半頃からは気持ちの溢れた揉み合い戦に移行して、

よりシンドかったのはもしかしたら藤井君の方だったのかも知れないんだけど、

下がらない手を止めないはその藤井君の方で、大きな有効打は無かったけど、

ラスト30秒からの必死感もとっても良く伝わってきたんだよね。

 

 

で、自分は77-75だったんだけど、結局、77-75、77-76、76-77って事で、

藤井君の逆転系2-1勝ちだったんだわ。

 

 

試合直後の二人を見たら藤井君の方が負けボクサーみたいな傷を負ってて、

佐藤君には半分以下の傷しかなかったんだよね。

 

藤井君に自分の感想を伝えたんだけど、本人も納得の戦いだったみたいで、

そばにいた綺麗な髪をした女子を機嫌よく紹介してくれて、彼女ってことで、

とっても知的な目をした素敵な女子で、ブログ読んでますってことで……。

 

試合中にちょっと感じた不足感のことも話したんだけど、

それは彼も同感だったみたいで次はもっといい試合が見れそうなんだわ。

 

いずれにしても佐藤君と藤井君は同い年で、これで7勝3敗1分同士でもあるし、

いつの日かお互いが進歩したとこを見せ合うリマッチを希望なんだわ。

 

 

 

⑧ 藤中周作さん(金子)×加藤寿君(熊谷コサカ)……W 8R

10勝(6KO)5敗(2KO)2分のランク12位、28歳・宮崎県と、

7勝(4KO)7敗(5KO)2分のサウスポー、29歳・埼玉県。

 

二人は3年ほど前に戦っててその時は負傷ドローだったんだけど、

加藤君は弱い相手は圧倒するけど強い相手には必ず負けてるし、

基本的には1勝1敗ペースのどっちかっていうと非力なボクサーなもんで、

2連敗中とはいえここは流石に藤中さんが粉砕するんじゃないかって……。

 

<1R>

全体に細い加藤君の方が一回りフレームがデカイんだけど、

積極的にプレスを掛けようとしてたのはその加藤君の方で、

遠いとこから結構届きのいい真面目な左ストレートが見栄えいいんだわ。

 

一方の藤中さんの方は初っ端から明らかなブチ倒し狙いで、

いきなり強引なフルショットだったんだけど、いきなり過ぎの間合い悪過ぎで、

スッカスカの嵐で、もう少し体を柔らかく使っての2段3段攻めが要るんだよなあ。

 

恐怖感的には比較にならないんだけど加藤君、巧く立ち回ってたね。

 

<2R>

加藤君、チャカチャカ体全体を動かしながらの時折のストレート系なんだけど、

威力的にはそれ程ではないんだけどスピード感は充分で、

藤中さんが避けきらないまま徐々に戸惑い感を与えていってたんだわ。

 

藤中さん、リズムが取れなくてタイミングを合わせ難そうにしてたなあ。

 

<3R~4R>

それでも藤中さん、そのうちガッツン何とかするんじゃないかって見てたんだけど、

一向にどうにもならなくなるにつれ、加藤君は益々気持ち良さそうにやってて、

フットワークと上体の動かし方が抜群で被弾しない距離を把握したみたいで、

さてさて、そろそろ本気で藤中さん、どうするのってとこだったんだけど、

相変わらず2~3発目で決着付けようとし過ぎで、

一時攻撃を外したとこから、というか一攻撃をフェイクにするくらいがいいって、

そう思ってたんだけど、一向に事態は改善されないままなんだわ。

 

藤中さんの戸惑い焦る気持ちは手に取るように解って、

それは同時に自分の気持でもあったんだけど全くどうにもならなくて、

ついに自分はこの回で見切りを付けてしまったんだよね。

 

 

後は加藤君が若干見栄えは良くないんだけどヒット&アウェイに徹して、

最後まで自分を見失いさえしなければ嬉しいランクゲットだねって思ったんだよね。

 

 

で、少し離れたとこでモニターを見やりながら近くいたボクサーと話しながらで、

このまま大きな歓声が湧き上らないままだったら

残念ながら藤中さんの負けだなって思ってたら、突然いきなりの大歓声で、

画面はダウンしたオレンジトランクスが立ち上るとこで、それは加藤君な訳で、

リスタート直後の北ロープ前で全く反撃できないまま再度のダウンって場面で、

今度は直後のストップで結局、6R2分23秒、藤中さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

強いパンチ力っていうのはどういう局面をもひっくり返せるってことだったんだけど、

やったなあ藤中さんっていう気持ちと同時に湧いたのは、

加藤君、一体どうしたの?っていう感想だったんだよね。

 

そこまでの加藤君はつい先日、ハードパンチャーのランカーを相手にして

見事なKO勝ちを演じた高橋拓海君を彷彿とさせてて、

非力な格下ボクサーでも戦い方、勝ち方はあるんだっていうのを証明して、

この試合も劇的なアップセットを再度味わえるかって思ってたとこだったもんでね。

 

加藤君は元々打たれ弱いってことも自覚すべきだった訳で、

それまで殆どフルマークリードしてたっていうのに、

変な色気や男気を出し過ぎたって言わざるを得なくて、

ランカーになるのはとっても難しい事だから勿体ない事この上なかったって、

実は加藤君は自分の事を知ってくれてたもんで、

そういうようなことを直接本人に話したんだけど加藤君、

オッサンの感想をとっても真面目に聞いてくれたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 藤井貴博君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

今日は朝から北陸新幹線開通とそれに伴うJRの大幅運行変更で、

ブルートレインやら色々が廃止される事もあってあっちこっちで大騒ぎなんだけど、

自分的には正直それほどのことはないんだよね。

 

一方、上野~東京間ラインも同時開通ってことで、

今まで上野が終点だった高崎線や宇都宮線が東京や品川まで直通って事で、

そりゃ便利になるんだろうけど、これも直接自分には関係しないんだよね。

 

2015年3月12日 (木)

東日本新人王戦・2015

 

民主党の元首相の鳩山某がロシア経由でウクライナ南部のクリミア入りして、

クリミアのロシア併合に関する住民投票は正当だったと表明したんだけど、

欧米も日本も力づくの併合だっていう公式見解の中、その異常性が疑われる訳で、

そもそも日本国内での政局運営にさえ失敗したような政治家が、

外国の政情を云々する資格があるのかっていう基本的な疑問が拭えないんだわ。

 

クリミアに入るに際してウクライナ経由じゃなくてロシア経由っていうその時点で、

既にもう大間違いだろって言わざるを得ないんだよね。

 

それは現在のロシアのウクライナ介入をも容認することにも繋がる訳で、

元々ロシアや中国のような覇権意識の強い共産主義国家と付き合うには

ある種の慎重さが必要だと思ってるんだけど、ホントにバカ丸出しなんだわ。

 

以前から鳩山兄弟のあの死んだ魚みたいな目からは何の知性も感じられなくて、

祖父の一郎、父の威一郎はそこそこの政治家だったんだけど、

三代目にもなると優秀な遺伝子も劣化してしまうってことなんだろね。

 

 

 

土星の幾つかの衛星の中にエンケラドスっていうのがあって、

その表面は一面氷に包まれてるんだけど、最近その下に熱水が有ることが解って、

そこに有機物が存在する可能性が高まってるんだってさ。

それは地球以外では初めてのことなもんで何か胸が高まるんだわ。

 

 

 

2015年度の東日本新人王トーナメントは3月30日からスタートするんだけど、

以前書いたように今年は参加条件が緩和されたこともあって、

昨年比50名ほど増の204名ものエントリーがあったんだわ。

その中で左右対称漢字名ボクサーはバンタム級の小林高幸君ただ一人。

 

 

【階級別エントリー数】

Mm…15名、LF…13名、F…15名、SF…18名、B…16名、SB…20名、

Fe…24名、SFe…23名、L…19名、SL…12名、W…19名、M…10名。

 

 

【ジム別エントリー数】

*4名以上。

 

帝拳……11名、角海老……9名、協栄、白井具志堅……8名、

ヨネクラ、三迫、ワタナべ……7名、大橋、宮田、花形……6名、RK蒲田……5名、

川崎新田、フラッシュ赤羽、ドリーム、横浜光、八王子中屋……4名。

 

 

【階級別の優勝候補】

*例の如く、独断とある意味偏見に満ちた予想で良く外れるんだけどね……。

 

【ミニマム級】……小浦翼君、デシエルト長池君、柏野晃平君。

 

【ライトフライ級】……坂本直之君、戸高達君、細谷大希君、赤尾文弥君。

 

【フライ級】……山田大輔君、志賀弘康君、工藤優雅君、金田聖博君。

 

【スーパーフライ級】……横山拓成君、梶颯君、福永亮次君、伊藤真也君。

  

【バンタム級】……宮地隆佳君、鈴木涼次君、武田航君、堤アキラ君。

 

【スーパーバンタム級】……三浦仁君、梶龍治君、市村蓮司君、石井龍誠君。

 

【フェザー級】……白石将晃君、中川公弘君、石田凌太君、萱沼徹平君。

                                                          

【スーパーフェザー級】……石川元希君、有岡康輔君、鈴木大河君、川名北斗君、 

吉田海斗君、岸文昭君。

 

【ライト級】……阿久津光生君、森田陽君、来山悠一君、高田朋城君。

 

【スーパーライト級】……永吉祐哉君、ポンポンタ君、坂本将也君、らいす林君。

 

【ウェルター級】……橘川翔吾君、石川裕介君、豊嶋亮太君、小林孝彦君、 

芦沢広樹君。

 

【ミドル級】……ラッシャー青木君、長濱陸君、阿久津朋生君、渡邊玲央君。

 

 

 

各位とも今頃は仕上げのスパーリングの真っ最中ってとこなんだろうけど、

東日本新人王になる為には最多で5試合を勝ち続けなくてはならない訳で、

それも7ヵ月間の中でってことなもんで、相当の心身の頑強さが求められる訳で、

悲喜のこもった彼らの軌跡を大事に見つめて行こうって思ってるんだよね。

 

2015年3月10日 (火)

世界殺人事件事情

 

何のことかって言うと、世界各国の殺人事件の発生状況に関する話で、

今日はそのことだけなもんで、興味の無い人はスルーってことで……。

 

例の川崎での少年殺害事件のことを色々思いやってたら、

他の国での殺人事件の事情っていうのはどうなんだろなあって考えが浮かんで、

銃社会のアメリカでは年間にどれくらいの殺人事件があるんだろうかと、

中国とか韓国はどんな状況なのかとか、世界で一番殺人が多い国はどこなのか、

人口当たりの発生比率が高いのはどこなのかとか色々知りたくなったんだわ。

 

で、あれこれ調べてみたら年間の殺人事件数が一番多いのはブラジルで、

人口10万人当たりの発生比率が最も高い国はホンジュラスってことが解ったね。

 

更に色々比較してみて解ったのは日本っていうのは、

こと殺人っていう犯罪に限っての事ではあるんだけど、

やっぱりとっても実に安全度の高い国なんだっていうことだったんだわ。

 

 

まずは世界の国々をその面積とか人口、人口密度っていう観点で比較して、

それを踏まえて殺人事件の発生比率とか発生件数を計算してみたんだよね。

つまり、殺人事件の発生率は人口密度と関係あるんじゃなかってね。

 

 

【国別面積順位】

①ロシア ②カナダ ③アメリカ ④中国 ⑤ブラジル ⑥オーストラリア

⑦インド ⑧アルゼンチン ⑨カザフスタン ⑩アルジェリア

 

ベスト10以下の個人的な注目国家の面積順位は以下の通りで……。

 

(14)インドネシア (31)ナイジェリア (35)パキスタン (39)ミャンマー

(48)フランス (50)タイ (55)スウェーデン (61)日本 (62) ドイツ  (71)イタリア

(71)フィリピン (79)イギリス (93)バングラデシュ (101)ホンジュラス (107)韓国

(130)デンマーク (133)ブータン (135)台湾 (180)シンガポール……。

 

 

正直、ミャンマーとかタイが日本より面積が広いとは思わなかったなあ。

 

ベスト10は大体そんなモノだろうって思ってたけど、

日本なんて小さい国だって思ってたのが上位3分の1の中に入ってるんだよね。

 

 

 

【国別人口総数】

①中国・13億6千万 ②インド・12億4千万 ③アメリカ・3億2千万

④インドネシア・2億5千万 ⑤ブラジル・2億 ⑥パキスタン・1億8千万

⑦ナイジェリア・1億7千万 ⑧バングラデシュ・1億6千万 ⑨ロシア・1億4千万

⑩日本・1億3千万 

 

ベスト10以下の注目国家の人口数は以下の通りで……。

 

(12)フィリピン・1億 (16)ドイツ・8千万 (20)タイ・7千万 (21)イギリス・6千万

(22)フランス・6千万 (23)イタリア・6千万 (25)ミャンマー・5千万 (26)韓国・5千万

(36)カナダ・4千万 (44)ベネズエラ・3千万 (51)台湾・2千万 

(52)オーストラリア・2千万 (85)スウェーデン・1千万 (92)ホンジュラス・8百万

(110)デンマーク・5百万 (157)ブータン・75万人……。

 

第3位以下は比較的なだらかな数字が並んでるんだけど、

とにかく中国とインドの人口が圧倒的に抜けてて、

両国の合計人口は約26億人ってことで、現在の世界の人口は約72億人だから、

全体の36%も占めてて、要するに約3人に1人が中国人かインド人なんだよね。

 

ちなみに今世界では1日当たり16万人が死亡して、36万人が生まれてるから、

毎日20万人づつ増加してて、1年だと7,300万人づつ増えてることになる訳で、

それはつまり、ドイツとかタイ、イギリス、フランス、イタリアくらいの国が

毎年一個づつ生まれてるって感じになるんだよね。

パキスタンとかバングラデシュがこんなに人口が多いって思わなかったし、

デンマーク国民は500万人しかいないとも思わなかったなあ。

 

国別の面積と人口が解ったから、次に人口密度の話になるんだけど、

密度の高い国の方が殺人事件の発生率が高いんじゃないかっていうのが

自分の仮説なもんで、主な国の基礎数値のまとめなんだわ。

 

 

 

【主要国の人口密度順位】

(1)シンガポール (6)バングラデシュ (7)台湾 (10)韓国 (16)インド (19)日本

(20)フィリピン (30)イギリス (33)パキスタン (34)ドイツ (41)イタリア

(45)ナイジェリア (52)中国 (56)タイ (57)インドネシア (58)デンマーク 

(62)フランス (93)ミャンマー (98)ホンジュラス (135)ベネズエラ (138)アメリカ

(146)ブラジル (149)スウェーデン (150)ブータン (173)ロシア (180)カナダ

(184)オーストラリア……。

 

 

 

【殺人事件の国別発生比率】

*人口10万人当たりってことで……。

 

①ホンジュラス…90.4件 ②ベネズエラ…53.7件……。

 

どういう訳かこの二ヵ国が飛び抜けてるんだけど、

其々の人口密度順位は98位と135位だから、

殺人事件の発生率と人口密度とは密接な関係は全く無いってことで、

以下上位15位ほどまでは中南米やアフリカの国々がズラーッと並んでるから、

社会性とか経済面でまだまだ未発達だっていうのがその理由なのかも知れないね。

 

以下に主要国の数値と順位を追ってみると……。

 

(18)ブラジル…25.2 (33)ミャンマー…15.2(66) ロシア…9.2 

(70)フィリピン…8.8 (83)パキスタン…7.2 (104)タイ…5.0 (109)アメリカ…4.7 

(128)インド…3.5 (138) 台湾…3.0 (146)バングラデシュ…2.7 

(165)ブータン…1.7 (172)カナダ…1.6 (184)オーストラリア…1.1 

(188)フランス…1.0 (189)イギリス…1.0 (190)中国…1.0 (193)イタリア…0.9 

(195)韓国…0.9 (200)ドイツ…0.8 (202)スウェーデン…0.7 

(209)インドネシア…0.6って続いて、日本は0.3ってことで第215位……。  

 

218位までの順位の中で日本は極めて優秀な数字な訳で、

改めて安全性が高いというかその種のモラルの高さを知るんだよね。

 

その点からするとホンジュラスでは日本の300倍、

ベネズエラでは180倍ほどの頻度で殺人事件が起こってるって事になる訳で、

その他ブラジルは80倍、ロシアは30倍、アメリカは16倍、インドは12倍、

台湾は10倍、中国や韓国でも日本の3倍の頻度で殺人事件が起こってるんだよね。

 

タイやミャンマーのような仏教国でも其々日本の50倍、17倍の頻度だし、

幸福の国っていうイメージのあるブータンですら約6倍の頻度なんだよね。

 

典型的な銃社会ってことで毎週のように過激な殺人事件が報じられるって感じの

アメリカなんだけど、それでも殺人事件発生率はロシアの半分ほどの109位で、

フィリピンやパキスタンより余程マシなんだよね。

 

そういえばフィリピンも日本の30倍ほどもヤバイから、

彼の地のボクサーと強いコンタクトを持ってる三迫会長も要注意な訳だし、

タイボクサーの呼び屋さんも危険度が高いんだよね。

 

 

殺人事件の発生比率は以上なんだけど、

その数値を人口数と照らし合わせて主要国の実際の年間発生件数を計算すると

次のようになるんだよね。(内は一日当たりの殺人事件発生数)

 

・ブラジル……50,000件(137件)  

・インド……43,000件(118件)

・ナイジェリア……35,000件(96件)

・ベネズエラ……16,000件(44件)

アメリカ……15,000件(41件)

・中国……14,000件(38件)

・ロシア……13,000件(35件)

・ホンジュラス……7,000件(19件)

・インドネシア……1,500件(4件)

・ドイツ、イギリス、フランス、イタリア……540~640件(1.5~1.7件)

・台湾……600件(1.6件)

・韓国……450件(1.2件)

・日本……390件(1件)

殺人事件の多い少ないはその手前の暴力系犯罪の多少にも比例すると思うから、

暴行、傷害、強盗、強姦などの犯罪の多寡をも推測できるし、

その発生比率はある意味、経済や社会の発達レベルの差に比例してるんだわ。

 

で、改めて日本のそういう分野での安全安心度の高さを感じた訳だし、

世界の人々が称賛する根拠を知ることになったんだよね。

 

 

 

最後につい最近知った “報道の自由度ランキング” も、

各国の犯罪事情に若干リンクしてるんじゃないかって思ったもんでね……。

 

 

 

【2015年度・報道の自由度ランキング】

①フィンランド ②ノルウェー ③デンマーク ④オランダ ⑤スウェーデン……。

って、上位5位までが北欧の国なんだよね。

 

主要国の報道自由度ランキング(ベスト180)は以下の通り。

 

(8)カナダ (12)ドイツ (25)オーストラリア (34)イギリス (38)フランス (49)アメリカ

(51)台湾 (60)韓国 (61)日本 (73)イタリア (99)ブラジル (104)ブータン

(132)ホンジュラス (134)タイ (137)ベネズエラ (138)インドネシア (141)フィリピン

(144)ミャンマー (146)バングラデシュ (152)ロシア (153)シンガポール (176)中国

(179)北朝鮮 (180)エリトリア。

 

61位の日本なんだけど、数年前には大体10位ほどだったんだけど、

例の “特定秘密保護法” のせいでその順位を下げてしまったんだよね。

 

やっぱりホンジュラスやベネズエラ、それにミャンマーやロシア、フィリピン、タイも

順位が低くて、開かれてない国々の安全度の低さが気になるところなんだわ。

 

中国や北朝鮮の閉鎖性は思ってた通りなんだけど、

シンガポールがロシアと中国に挟まれた153位っていうのが意外だったね。

 

 

 

ここまでの様々な数字を眺めながら今世界で一番好ましい国はどこかって、

ズーッと考えてたんだけど、自分の結論としてはドイツだったんだよね。

 

ドイツ民族っていうのは元々とっても国粋的傾向が強いっていうイメージを持ってて、

ゲルマン系アーリア人なのかアーリア系ゲルマン人なのかも知らないんだけど、

とにかく第二次世界大戦ではナチスドイツがヨーロッパ中にエライ迷惑をかけて、

ホロコーストさえ引き起こして戦後は東西に分割された戦敗国だったのが、

今やEUの盟主にまで盛り返して、そういうとこは日本とも似通ってるとこがあるし、

メルケルはもう15年も首相をやってる政治的にも安定した国家なんだよね。

 

移民問題やネオナチの台頭っていう難問も抱えながらだし、

文化や芸術っていう観点では今一ピンと来ないと共に、

耳慣れしてるイギリス庭園やフランス庭園に比べて、

ドイツ庭園っていうのも聞いたことも無いんだけど、スポーツ界は実に素晴らしいし、

工業立国を基盤にした金融面のシッカリ感がとにかく抜群なんだよね。

 

自分はベンツやアウディ、ポルシェ、BMWの方がイタリア車やアメ車より好きだし、

そもそも面積62位(日本は61位)、人口16位(10位)、人口密度34位(10位)、

殺人事件発生率200位(215位)、発生件数540件/年(390件/年)、

報道の自由度ランク12位(61位)っていうのがとってもバランスが取れてて、

日本が目標とすべき国なんじゃないかって思ったんだよね。

 

 

 

こんな文章を最後まで読み通してくれる人は一体何人いるんだろうかって、

シミジミ思いながらの一巻の終わりなんだわ。

 

2015年3月 8日 (日)

後楽園ホール・3月7日

 

例の川崎少年殺人事件の18歳の容疑者の実名と顔写真が公開されたもんで、

掲載した “週刊新潮” に対して日弁連が猛抗議なんだってね。

 

弁護士っていうのは常に現行法を遵守する超体制派な訳で、

更には自らの本心を封印してまでもあくまで依頼者保護を目指すっていう、

かなり捻くれた側面も持ってる職業だから、この間のストーカー殺人事件でも、

被告が刑が重過ぎるって泣きを入れればそれに対応せざるを得ない訳で、

オームの麻原への追及に対する抗弁もしなければならない訳で、だから、

現行の少年法に抵触する可能性があれが、噛み付くのは当然なんだけど、

心の中の思いとは全く異なる言動をするっていうのは自分にはとっても無理だなあ。

 

それにしてもその18歳の容疑者の親父の行動や言動の違和感は度を超えてて、

やたら冗舌にマスコミにコメントをバラ撒いてるんだけど、

それは息子のアリバイを偽証したことから始まったんだけど、

任意同行に際して弁護士と母親を同伴させたり、やたら違うとこに力が入ってて、

被害者やその遺族に対する一片の謝罪の言葉もいまだに発してなくて、

“この親にしてこの子” ていう言葉を安易に濫用するのは反対なんだけど、

今回のケースでは敢えてその言葉を使いたくなるんだわ。

 

 

 

1960年代のイギリスのロックシーンはリバプールのビートルズと、

ロンドンのローリングストーンズが正しく双璧を為してたんだけど、

ビートルズ系の若干ポップなバンドとしては、キンクス、サーチャーズ、フレディ&

ドリーマーズ、ジェリー&ぺイスメイカーズ、スウィンギング・ブルージーンズ、

デイヴ・クラーク・ファイブ、ホリーズ、ハーマンズ・ハーミッツってのがいて、

一方のストーンズ系のよりブルージィなグループにはマンフレッド・マン、

ヤードバーズ、ゾンビーズ、ムーディ・ブルース、バンド、アニマルズが揃ってて、

そりゃまあ壮観だったんだわ。

 

 

 

真部会長とか中屋ジムの会長とか一生さん、それに筒井さんと挨拶交わして、

リング上でアップしてた角海老ジムの岡田博喜さん、土屋修平さん、今野裕介さん、

それにマナベジムの高橋拓海君達と言葉交わして席に着いたら、

奥様とご一緒ってことで久保パパが寄ってくれて、裕希君が以前戦った相手の

市川雅之君の応援ってことで、実は市川君と裕希君は仲がいいもんで、

久保パパも親戚の子を応援するような感じだったみたいなんだわ。

そこから色々ちょっと真面目な話をしたんだけどね……。

 

 

 

① 市川雅之君(角海老)×山地秀明君(広島拳闘)……LF 6R

5勝(2KO)1敗の24歳・東京都と、4勝(2KO)7敗(4KO)の32歳・広島県。

 

<1R>

この年齢と戦績だと如何にもシンドイんじゃないかって思ってた山地君、

いきなり狂熱のゴリゴリ前詰めで、それはフットワークとは程遠い、

まるで相撲のガブリ寄りみたいな詰め詰めだったんだわ。

 

それでも市川君、巧いこと足使ってジャブでいなしてって思ってたら、何とまあ、

初めに一発喰らってからいきなり舞い上がってしまったみたいで、

正面からの実に雑な打ち合いを挑んでいってしまって、

自分の中では全く別人のボクシングを始めてしまったんだわ。

 

その後は大きな被弾はなかったんだけど市川君、

それでもそういうのは相手の土俵でしょっていうのを止めなくて、

そりゃ山地君のパンチは全てがオープン気味の有効性の低いモノで、

合い間合い間の市川君の方がより的確ではあったんだけど、それでもなあ……。

 

<2R>

この程度の相手に苦戦はあり得ない訳で市川君、どう捌くかだったんだけど、

山地君は全く巧くはないんだけど、とにかく鬼の前詰め頑張りだったんだよね。

 

市川君、自慢のハードヒットって訳でもないもんで、

もっと左右への動き鋭く相手をいなすこともできるはずなのに真正面過ぎで、

残り1分20秒辺りでは右を貰ってクラッとかしてるし、

その後も詰められて抜けられないし、体入れ替えられないしダメダメなんだよなあ。

 

<3R>

山地君、益々元気満々で、巧くは無いんだけど兎に角元気満々で、

右を当てられないように左手でシッカリ固めてるんだけど、

右手はかなり下げてるもんで左顔面がガラ空きなんだから市川君、

そこんとこをいきなりの左フックで狙えばいいと思うんだけど何もしなくて、

相変わらずフットワークは封印したまま何の工夫もしないんだわ。

 

格下相手に男気ボクシングを目指してたのかも知れないんだけど、

今まで見た中での最低の試合だと思わざるを得なくて、

巧くいってないのに何の修正もしないままなのが自分には我慢の限界で、

ちょっと腹立たしいままの休憩タイムだったなあ。

 

 

後で確かめたら、結局あのまんまだったみたいで、58-56×3ってことで、

山地君が広島からの遠征、ご苦労様3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

それにしても後ろのオッサン二人連れがやたらはしゃいで煩くて、

今日は騒ぎまくるぞって感じのいちいち意味もない大声で、

よくまあそんな見当外れな事と言いまくれるかって呆れてしまったんだけど、

兎に角耳障りなもんでいきなりのイヤホン観戦だったんだわ。

 

 

 

② 今野裕介さん(角海老)×成田永生さん(八王子中屋)

                              ………SW 8R

8勝(3KO)2敗のW級11位、25歳・神奈川県と、

8勝(4KO)1敗(1KO)のM級10位、24歳・青森県。

 

お互いが一個づつ歩み寄った階級での一戦だったんだけどね。

成田さん、絞ったって感じが伝わり難くて、まるで佐藤幸治さんみたいな体だね。

 

<1R>

やっぱり一回り大きいのは成田さんで、その分圧力の差は明らかで、

勝率、KO率共に後れを取ってる今野さんに求められるのはスピードなんだよね。

 

まず積極的に仕掛けていったのは成田さんだったんだけど、

今野さんもいい動きの中から伸びのいいジャブを届かせてて距離掴んだみたいで、

お互い、大きなヒットの無かった中、まずは今野さんのポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

重いクラスの試合だと、何だか揉み合ってるなあって感じの中、

いつの間にか一方が弱っていくっていうのが良くあるから今野さん、

あんまり正対してやらない方がいい訳で、常にスピードスピードって意識して、

出入りと上体をもっと鋭く動かせって思ってたんだけど、

残り50秒ほどのとこで、フェイントからのワンツーを見事にヒットさせてたんだわ。

 

ただ、成田さんの方も終盤にかけて体寄せたとこで左右ボディが良かったなあ。

 

<3R>

初っ端から手数アップしてそのまま2分間優勢を保ってたのは成田さんで、

今野さん、もう少し攻撃に工夫が欲しいところで、

このままだと成田さん得意のフィジカル系に巻き込まれてしまう訳で、

普段は2階級上の相手に同じような力づくの戦法はあり得ないと思ったなあ。

 

<4R>

今野さん、どっかで弾けないとマズイんだけど相手と同じリズムになってて、

もっと意表を突くような攻め込みをして相手を戸惑わせないとなあって感じで、

ラウンドが進むごとに1ポイントづつ失ってしまうって様相だったんだわ。

 

<5R>

この試合も第一試合と同様、戦い方を間違ってるとしか思えなくなってしまって、

この回は今野さんも多少手数アップはしてたんだけど、

1分過ぎからはシッカリ巻き返されてしまっての鼻血だし、

成田さんの執拗なボディ攻めが効いてきてしまったみたいだったんだわ。

 

成田さんにはセコンドの指示が良く聞こえてたみたいで、

残り30秒からも相手に山場見せ場を作らせてなかったなあ。

 

 

ってことで、何となく行方が見えてきてしまったし、

今野さんに対する欲求不満が募ってしまったもんで連続離席だったんだよね。

 

 

その後の7R、8R、それまで飛ばし過ぎたか初めての8回戦にペース乱したか、

成田さんの劣化と共に今野さんが巻き返すって図式になっていったんだけど、

それでも5Rまでの劣勢を取り戻すまでには至ってなくて、

結局、77-75、77-76、75-77ってことで成田さんの2-1勝ちだったね。

 

 

 

③ 土屋修平さん(角海老)×ジョン・フォード……SL 8R

16勝(14KO)4敗(3KO)のランク12位、28歳・愛知県と、

7勝(5KO)5敗1分の?歳・タイ国。

 

お互い、かなり急仕上げの試合だったんだけど、それにしてもジョン・フォード、

勿論本名ではなくて、主戦場がオーストラリアってことでそういうリングネームで、

高名な映画監督の名前なら受けもいいだろうってことで……。

 

<1R>

とってもよく似た体格の二人だったんだけど、まずプレスを効かせていったのは

彼のジョン・フォードだったんだけど、ただ一見してすぐ分かったのは

彼はあくまで丁寧なボクサーではなくて、ジャブもない、打ち合わりを狙えない、

自分のタイミングだけを見計らって右を振りかざして当たればKO勝ち、

ダメなら負けっていうタイプだっていうことだったんだわ。

 

土屋さんの方は初っ端の見極めが済んだ直後からの頂きます状態で、

これなら簡単に粉砕できそうって感じのガンガンで、

チャチャッと終わらせてしまおうっていう意識が観客と共有できてた残り37秒、

右の打ち終わりにヘロッとしたストレートをカウンターでまともに貰ってしまって、

リングほぼ中央のとこで思わずの膝カックンで左手を着いてしまってダウン。

 

驚きの声が場内に充満した中、それ程のダメージではなかったんだけど、

いずれにしても不注意は不注意な訳で土屋さん、

相手も腕を2本持ってるんだからさあって感じだったんだよね。

 

<2R>

それにしても土屋さん、この日の調子は決していいとは言えず、

そもそもリズム感が悪かったしキレも無かったし、先攻め意識が強過ぎで、

相手はあんなに大きく振って来るんだから、そこんとこに合わせればいいのに、

っていう思いに包まれっ放しだったんだよね。

 

<3R>

ジョン・フォードも全く大したことなくて、鼻を痛めたみたいなのが露骨で、

鼻血の上に息が上がってのバタバタで長い事ないのは明らかだったんだけど、

土屋さんも相変わらずの粗っぽさで1~2発での決着しか考えてないみたいで、

自分としては相手の打ち出しや打ち終わりに合わせるとこや、

少なくとも4~5発目での決め打ちがみたいとこだったんだけどそれも叶わないまま、

それでもエンディングがハッキリしてきたもんでまたもやの離席離席。

 

 

結局、次の4R1分30秒にKOエンドだったってね。

 

 

 

④ 久永志則さん(角海老)×高橋拓海君(マナベ)……SB 8R

16勝(9KO)5敗2分のランク6位、29歳・東京都と、

6勝(1KO)4敗(3KO)1分の33歳・埼玉県。

 

<1R>

踏み込み鋭く強打の相手に高橋君、大事なのは距離、距離、距離な訳で、

ジャブとフットワークがポイントだったんだけど、若干様子見の相手に対して、

初っ端から意外なほどの戦闘モードで、15㎝以上の上背と長いリーチ利して、

一見鶏ガラ系に見えることもあるんだけど、この日はとっても気合入ってたんだわ。

 

久永さんの方はそのうちにねって感じのまあまあ余裕のスタートだったね。

 

<2R>

それは始まってすぐの6秒の南ロープ前だったんだけど、

それは久永さんの体勢がまだまだ整ってなかった時のことで、

それはスッと寄った高橋君が出した何気ない右ストレートだったんだけど、

久永さんの顔面に実にタイミング良くヒットして、見事なダウンゲット。

 

11戦して1KOの高橋君のどこにそんな力が宿ってたのかってことだったんだけど、

ダウンゲットっていうのはパワーじゃない、タイミングだっていうのを証明もしてて、

立ち上った久永君、それほど効いたのかって程の弱り方だったんだよね。

 

ランカー相手に正しく千載一遇っていうのはこの場面な訳で高橋君、

リスタート後は全く緩みの無い連続追撃で、それも鶏ガラ系にもならなくて、

鋭く鋭くを貫き通して最後は青コーナーポストに久永さんを追い込んで、

狂乱大騒ぎの真部会長や刀根トレーナーの真ん前で、

相手に一瞬の反撃の間さえ与えないままのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

こういう結末を予想できた人は誰もいなかったって断言できる0分50秒、

それはとっても実に衝撃的なエンディングだったんだよね。

 

試合前に高橋君と刀根トレーナーと話した際、

二人共、「1:9だと思いますけど……。」 って言ってたんだけど、

「そういうケースにヒョイって感じでランキングを獲ってしまう事もあるから……。」

って、自分そういう風に伝えてたんだけど、ホントにその通りになってしまったんだわ。

 

 

狂熱のリング周りから控室に向かうとこ、人気(ひとけ)の無くなったとこで高橋君、

いきなり男泣きしながら床に倒れ込んでしまったんだけど、

その嬉しさが自分にも伝わって来るようだったなあ。

 

 

 

土屋さんは勝ったけど自分的には不本意でって見返したらここまでの4試合、

角海老勢は全員稀に見るほどの納得のいかなさだったんだよね。

 

 

 

⑤ 高山樹延さん(角海老)×新藤寛之さん(宮田)

                  ………日本 W タイトル戦 10R

21勝(7KO)1敗のチャンピオン、29歳・秋田県と、

16勝(6KO)2敗のランク1位、サウスポー、28歳・北海道。

 

高山さんの1敗は5年ほど前に出田裕一さんに微妙な1-2負けした試合だけで、

一方の新藤さんが負けた相手は尹文鉉さんとこの日の相手の高山さんの二人。

 

ここんとこの試合内容からすると、自分の中では高山さんの今一感が強くて、

ホントはもっと凄いでしょって思うことが多かったもんで、

事前の予想は新藤さんの判定勝ちじゃないかって思ってたんだよね、実は……。

 

生中継の上、新藤さんはとっくにリング上だっていうのに高山さん、

登場を引っ張り過ぎだったなあ。

 

 

<1R>

高山さんがかなりいい詰めで始めた中、新藤さんのジャブもいい感じで、

お互いの距離確保のやり取りはとってもスリルがあったんだけど、

始まって52秒、まず最初のクリーンヒットは新藤さんの方で、

相手が入って来るとこに実に見事にショートを組み合わせヒットさせたんだわ。

 

その後は殆ど大きなパンチの交換のないまま、そろそろ終了ゴングってとこ、

お互い、そこそこ無難な立ち上がりだったって思ってた残り3秒、

それはリング中央、若干南寄りのとこだったんだけど、

新藤さんがとっても綺麗なワンツーを直撃させて高山さんが仰向けダウンって、

ちょっと信じられないような事態が起こってしまったんだわ。

 

残り時間がなかったもんで直後のゴングでインターバルに入って、

高山さんはそれほどのことはなかったみたいな様子を見せてたんだけど、

それでも初回に大きなハンデを負った訳で、土屋さんと同じパターンだったんだわ。

 

<2R>

余裕が出来たのは新藤さんで、焦るな高山さんってとこで、

無暗に入ると合わされるからって思ってたんだけど、高山さんはそこそこ冷静で、

二つか三つのラウンドを使って返せばいいって判断してたみたいで、

中々いい立て直してをしてて、残り45秒の右ストレートが目立ってたね。

 

それでもその右の打ち終わりに合わせようとしてる新藤さんのタイミングも合ってて、

息を抜けない攻防が続いたんだわ。

 

またもや、例のリングアナの時に時計表示ミスやってたなあ。

 

<3R>

新藤さんもショートの差し込み打ちがグッドグッドだったんだけど、

高山さんの踏み込みにも磨きがかかっていって、左右のボディフックが実に有効で、

大きく振り外した際の危険度はそのままたんだけど、

このラウンドも軽ヒットの積み重ねで高山さんが取り返してたんだわ。

 

<4R>

自分の中ではこれでイーブン、お互いここからどうするって感じだったんだけど、

強い体幹とフィジカル全面出しにしていって圧力強めていったのは高山さんで、

二人共、3分間の全てを飛ばし切ることは出来てなかったんだけど、

それでも其々の一段落前後の攻撃は高山さんの圧倒迫力で、

特に、ボディブローは圧巻で新藤君、明らかに嫌がり始めたんだよね。

 

<5R>

高山さんがすっかり流れを掴んだかって思われた中盤の南ロープ前、

相手の打ち終わりに右、左って新藤さん、タイミング良くストレート合わせて、

高山さんの右目上をヒットカット。

 

って思ってたら何とバッティングって裁定で、自分にはそうは見えなかったけどね。

 

残り43秒、その高山さんのカット傷にドクターチェックが入ったんだけど、

この時点ではバッティングかヒッティングか今一解ってなかったもんで、

実は両陣営とも気が気じゃなかったんだよね。

 

あれはヒットカットって思ったもんで自分はこのラウンドは新藤さんのポイントだね。

 

 

で、ここまでの自分のスコアは47-47の全くのイーブンだったんだけど、

何とリングアナからは中間スコアの発表が無いっていう不手際で、

計算に手間取ったか、カット傷の判断で揉めてたのか、どっちかだね。

 

インターバルでのレフェリーの仕草を見てたらどうやらバッティングって裁定で、

それなら高山さんにとってはまずは一安心ってことで、

この後そこが更に傷んで続行不能になってもTKO負けにはならない訳で、……。

 

<6R>

新藤さん、この辺から攻撃時間が徐々に減っていって、

下がる下がる、回る回るが多くなっていってジャブも中途半端だったんだよね。

一方、右顔面を赤く血に染めながらの高山さんの鬼詰めは迫力あったなあ。

 

ここで、遅ればせながら5Rまでの中間スコアが発表されたんだけど

48-46×2、47-47ってことでそれまでの新藤さんが評価されたんだわ。

 

<7R>

そんならってことで新藤さん、元気盛り返すかって思ってたらそれ程のことなくて、

空き巣狙い的に1~2発打って飛び退くかやたらのクリンチだし、

つまりは接近戦は徹底して避けるって戦法みたいで、

腰折って頭下げてやり過ごす場面が増えていって見栄えが悪いんだよなあ。

 

要するにそれだけ高山さんの圧力が半端じゃなかったってことなんだろね。

 

<8R>

新藤さん、徐々にタイトルを取りに行くようなパフォーマンスができなくなって、

ここまで顔面にはそれ程の強打は受けてなかったから、

やっぱりボディ攻めに参ってたのは間違いないことろで、

最早足も使えなくなってきてるし、どの項目で勝負するかが殆ど不鮮明で、

初回のような左ストレートを打ち込む隙も見い出せなくなっての八方塞だったなあ。

 

<9R>

このままじゃ勝てないっていう思いは応援団にも共通だったみたいで、

「新藤! 行けー、行けー!」 ってそれこそ大声援だったんだけど、

新藤さんの消耗は如何ともし難かいとこまでいってたみたいで、

それならって感じで更に更にのボディ一本絞りの高山さんを元気付けさせていって、

最後5~6秒ほどラッシュの形は作ってたんだけど、殆ど有効打は無かったんだわ。

 

<10R>

いいよ最後ってことで、新藤さんも気持ちを見せてたんだけど、

ポイントをひっくり返すような派手な見せ場を作れないままだったし、

初回の大きなハンデを取り戻すべくここまでかなりの力を使ってきた高山さんも、

元々KOパンチャーではないこともあって、倒し切るまでには至らなくて、

お互い、キッチリとしたボクシングが出来難くなったまま、

新藤さんの終始頭下げるポーズも直らないままの終了ゴング。

 

ってことで、自分のスコアは6R以降は全て高山さんだったもんで

97-92だったんだけど、結局、96-93×2、96-94ってことで

勿論、高山さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この日の高山さんは自分のイメージの中の彼に戻ってて、

ああいう戦い方をすると打ち破るのはかなり難しいと思う訳で、

特にあのボディブローは見てるこっちが思わず腹をよじる程の威力だったんだわ。

 

それに拘る余り、途中途中では顔のガードが一瞬疎かになることもあったんだけど、

その猛烈ボディブローを凌ごうとするだけじゃなくて、敢えてそんとこを

相打ち気味にでも狙い切れなかったのが新藤さんの敗因じゃないかなあ。

 

 

試合後にこの日も観戦に来てた大川泰弘さんと感想を交わしたんだけど、

彼の分析は正にその通りで、それを踏まえた上でどういう戦い方をするかって事で、

彼は自分とそう遠くないとこから試合を見てたんだけど、

あれほど真剣な顔付きは見たことがなかったなあ。

 

 

試合前に高山さんのお姉さんを紹介されたんだけど、

顔の作りがまるで違った綺麗な女性だったなあ。

 

 

会場から帰る新藤さんは包帯で左手を吊ってたから、

もしかしたら途中で肝心の拳か腕を傷めてまったのかも知れないね。

 

 

何とか形を取り戻した角海老ボクシング、またまた強豪相手ってことで……。

 

 

 

⑥ 岡田博喜さん(角海老)×外園隼人さん(帝拳)

                  ………日本 SL タイトル戦 10R

9勝(7KO)0敗のチャンピオン、25歳・東京都と、

18勝(11KO)4敗(3KO)1分のランク1位、28歳・鹿児島県。

 

事前予想は岡田さん勝利で、出来に若干の不安定さがある外園さんに比べて、

岡田さん、キャリアは半分なんだけど冷静さと安定度は抜群だからね。

 

<1R>

まずいい感じの吹っ切れた攻め込みが出来てたのは岡田さんの方で、

フェイントからのジャブとか、意識的にディレイさせた右ストレートとか、

初っ端から外園さんを戸惑わすような打ち出しがとってもスムースで、

始まって1分過ぎ、華麗な上下打ち分けからの右ストレートが決まったんだわ。

 

正直、やっぱりボクシングのセンス的なモノは

岡田さんが圧倒してると言わざるを得ないなあって思ってた始まって55秒、

お互いが激しくバッティングしてしまって特に外園さん、

左側頭部、殆ど額にかけてからの大出血でいきなりのドクターチェック。

 

岡田さんの方も左目上をカットして同じくチェックされてたんだけど、

傷の度合いは大きく違ってて、いきなりの負傷引き分けさえ見えてきたんだわ。

 

外園君の出血が止まらないままのリスタートだったんだけど、

二人共、こんなとこでの引き分けストップは真っ平だっていう思いが共通してて、

一気に倒し競争になっていってその覚悟の溢れ方は半端じゃなかったんだわ。

 

それほど大きな有効打が無かった残り30秒、外園さんに再度のドクターチェックで、

ここも何とか再開できたんだけど、次のチェックでは危なそうだったんだよね。

 

<2R>

岡田さんはそこそこの優勢を保ってたとこで止めたくなかったし、

外園さんはチャンスを生かし切りたいっていう双方の激しい思いは更に強まって、

どうなるどうなるってとこ、止められて堪るかっていう外園さんの思いの方が強くて、

気迫に満ちた前詰め前詰めから1分27秒の南ロープ前、

この日一番の右ストレートをヒットさせての一気攻めで、

それは岡田さんが思わず防戦に専念せざるを得ない程だったんだわ。

 

一段落後の残り55秒、外園さんにこの試合3度目のドクターチェックが入って、

普通だと殆どがここで終りってパターンで、

気弱で経験の浅いドクターだと止めるとこだったし、

もし帝拳側のセコンドが呼ばれるようなことになったら間違いなくのストップで、

うわあ、これは危ないなあって見てたら、外園さんが明らかに駄々をこねてて、

まだまだ全然平気、何でもないからって言いまくってたみたいで、

タイトル戦でもあるしってこともあってそれにほだされたかレフェリーが続行指令。

 

再開後、岡田さんの左、右が連続ヒットして外園さんの右頬をヒットカットしてたし、

残り8秒からも飛ばしていって、外園さんに一方的にさせなかったんだわ。

 

<3R>

開始ゴング直後から鮮血で赤鬼状態の外園さんだったんだけど、

益々フル回転の鬼攻めで、こんなに気合の入ってる彼を見るのは初めてで、

組み合った岡田さんにも血が移ってお互いの上半身は血だらけで、

まるでこれはプロレスかってほどだったんだわ。

 

留まるところが無かったのは外園さんで、大きく仕掛けてのこうなったら力づくで、

ブチ倒さなければ勝利は無いっていうボクサーの鏡のようなパフォーマンスで、

若干気押され気味の岡田さんにガードポジションを取り続けさせたんだけど、

実は岡田さんの腕振りにはまだまだ充分鋭さが残ってて、

折り折りの打ち返しのショートブローのタイミングも合ってたんだよね。

 

外園さんのこれしかないゴリゴリボクシングに岡田さんは若干困り気味のまま、

それはそのまま北西ポストに追い込まれた瞬間だったんだけど、

極端に前掛りになった外園さんが次の連打を打ち出そうとしたその瞬間、

岡田さんの若干被せ気味の右ショートが外園さんをカウンターヒットしたんだわ。

 

その途端の外園さん、一瞬で意識が飛んでしまったような感じで、

腕を体の下に織り込みながらグニャッと前のめりに倒れ込んでしまったんだわ。

 

それはちょっと衝撃的とさえ言える倒れ方だったもんで、                                                            

勿論、レフェリーは間髪を入れない即のストップエンドで、

2分18秒、岡田さんの実に見事なTKO勝ちだったね。

 

岡田さん、追い込まれ加減の中、冷静にその機会を窺ってたんだね、多分。

 

 

場内はいいモノ見たなあって感じの興奮の渦で、

何はともあれ大成功って感じで角海老興行を締めくくれたんだよね。

 

 

 

会場から通路に抜けるとこで本多ジムの美佐子ちゃんとバッタリで、

普段は他のジムボクサーを見に来ることが少ないんだけど、

昨日は息子さんと一緒ってことで……。

その息子さんがこのブログを読んでくれてるってことでアリガトネ握手したら、

掌が結構湿ってて多分彼、手に汗握りながらの興奮観戦だったんだろね。

 

 

 

試合後の外園さんはかなり長い時間医務室から出て来なくて、

本田会長とか浜田さん、葛西トレーナーが付きっきりだったんだけど、

葛西さんに聞いたら、外傷だけだから大丈夫って言ってたんだよね。

 

本田会長に色々話を聞かせて貰って自分の感想を確認させて貰ったんだけど、

岡田さんの巧さと同時に外園さんの踏ん張りも褒めてたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 岡田博喜さん

② 外園隼人さん

③ 高山樹延さん、高橋拓海君

 

 

 

やっぱりボクシングっていうのはつくづく面白いんだわ。

 

2015年3月 6日 (金)

後楽園ホール・3月5日

 

相手が別れたいって言ってるのにそれは嫌だってごねるヤツの気が知れなくて、

世の中のストーカー連中の神経構造は大体そういうモノなんだろうけど、

そういうのはみっともないって思わないんだろうかなあ。

 

別れたいっていう気持ちを修復するのは無理っていうのは自分の中では常識で、

いつまで固執しても結局は時間の無駄にしか過ぎないんだよね。

 

高橋ジョージの場合もその典型なんだけど、

元々親子関係に近かった中で嫁さんが成長したに過ぎなくて、

それを認めないっていうのは結局単なるロリコンにしか過ぎなくて、

自身が “トラブル” になってしまってるんだわ。

 

 

 

ちょっと前から自分は “脱缶コーヒー” 宣言をしてて、

今やコンビニコーヒー一本絞りなんだよね。

 

元々缶コーヒーの水っぽさと鉄缶臭さは許し難かったし、

ホットでもすぐ冷めてしまうし、あんな薄味で130円っていうのは高過ぎだよね。

 

コンビニコーヒーはSサイズの100g100円から始まって、

その時飲みたい量によってM、Lまで選択できるようになってるし、

香り的には今一感はあるんだけど味的には充分なんだよね。

 

ただ、プラスティックの蓋から飲むのが自分は下手クソで、

以前、唇の裏を火傷したのがトラウマになってるせいかも知れないんだけど、

だから蓋を外してコップ飲みすることが多いんだけどね。

 

 

 

ホールのエレベーター前でワタナベジムの会長の奥様に御挨拶して、

その後、18鴻巣ジムの松村さんと大塚隆太さんの試合の事を話してホール入り。

 

初めにお断りなんですけど、松本亮さんの試合は全く見てないんですよね。

 

 

 

① 清田亨君(大橋)×磯崎亘平君(10count)……Fe 4R

デビュー戦の?歳・熊本県と、1勝1敗(1KO)の23歳・神奈川県。

 

<1R>

ある程度の距離を取ってやりたい相手に対して磯崎君、

詰め詰めガツガツ系希望で開始当初はそこそこ攻め込んでたんだけど、

デビューの清田君が思いの外に良い捌きを見せてたし、

パンチのシッカリ感も相当上回ってたんだよね。

 

って見てたら1分過ぎに磯崎君が早くも鼻血で途端に動きも鈍っていって、

これは行けそうだって益々元気になっていった清田君との差が大きくなっていって、

そこからは明らかに打ち負けるままになってしまったんだわ。

 

で、殆ど一方的に被弾するままのヨロヨロで、最後は北ロープ前の2分03秒、

続行挽回不能って判断されてのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

清田君、攻勢が明確になってからもとっても冷静な攻め込みで、

慌てて大振りすることもなくタイトなパフォーマンスだったなあ。

 

 

 

② ラッシャー青木君(大橋)×阿久津朋生君(協栄)……M 4R

2勝2敗の26歳・長野県と、1勝(1KO)1敗(1KO)の27歳・東京都。

 

<1R>

気持が整ってたのは青木君だったみたいで初っ端からの大攻勢で、

始まって20秒の阿久津君君、いきなりクラッとしてしまって、

北ロープ前に詰められてとこでアワヤってとこまで追い込まれてしまったんだわ。

 

更に青木君が追撃するかと思ってたら意外なほどの一段落で、

阿久津君の反撃を簡単に許してしまってたんだわ。

 

お互い、予定より早い時間帯で力を使い過ぎてしまったってことか、

残り1分からは休み休みのユルユルだったなあ。

 

<2R>

どちらもディフェンスとスタミナに課題を抱えてるのは明らかだったんだけど、

ラウンド序盤は任せろって感じでまたもや青木君が飛ばしていって、

始まって40秒、またもやの北ロープ前でまたもやの連打喰らわせて、

阿久津君からしゃがみ込みダウンゲット。

 

リスタート後の青木君、今度こそって思ってたら、またもやの甘々の追撃で、

お互いその後は若干緩んだやり取りが1分ほど続いたんだけど、

やっぱり阿久津君の総被弾数は見逃せないとこまでいってしまって、

メッキリ手数が落ちて腰が伸び切ってしまったとこでレフェリーストップエンド。

 

で、ツーダウンゲット相当ってことで1分55秒、青木君のKO勝ち。

 

 

 

③ 宮崎拳一君(大橋)×士生拓郎君(折尾)……48.2㎏ 6R

7勝(2KO)1敗(1KO)1分の22歳・宮崎県と、

11勝(3KO)9敗(5KO)2分の28歳・福岡県。

 

土生君は勿論 “はぶ” って読むんだけど、九州でこの戦績だとなあ……。

 

<1R>

やっとボクシングらしいボクシングになったんだけど、

まずは土生君のリーチ利したジャブの届きが良くて、

宮崎君は様子見主体にしながら相手の打ち出しを狙う作戦みたいだったね。

 

殆ど大事にはならないまま、目立ってたのはやっぱり土生君のジャブだったね。

 

<2R>

宮崎君は若干プレスを強めながら先仕掛けを意識し始めたんだけど、

それでも土生君のジャブが邪魔になってるって感じが続いたんだよね。

 

そりゃ土生君のフットワークも良かったんだけど、宮崎君の踏み込みも甘くて、

相手の土俵で戦わされてるって印象が強かったんだよね。

 

<3R>

更なるギアアップが必要な宮崎君だったんだけど、

いい戦い方が出来てるのは相変わらず土生君の方で宮崎君、

相手をロープに詰めたとこでの手数勝負のショート連打だけが見せ場って感じで、

基本的にはいい動きをしてるんだから中間距離でもっともっとなんだけどなあ。

 

ただ土生君の方も一旦距離詰まったとこでのショート戦の見劣り感が大きいし、

一つ一つのパンチの軽さが拭い切れなかったんだよね。

 

<4R>

其々の得意距離が極端に違うからその辺のせめぎ合いだったんだけど、

二人共が中途半端だったと言わざるを得なくて、

特に宮崎君、最初の踏み込みで決着付けようとし過ぎの淡白な攻撃に終始してて、

もっとやれると思ってたもんで残念感が大きかったんだよね。

 

土生君の方も殆どの攻撃がジャブで終ってしまってどこでポイント取るのかって、

つまり、二人共一体この先どうするつもりなのか出口が見えて来ないままで、

自分の忍耐も限界に来てしまったもんで一旦離席ってことで……。

 

 

結局、60-59、59-55、59-56ってことで宮崎君の3-0勝ちだったんだけど、

そこまでの差は無いでしょって思ったけどね。

 

 

 

この後の二つの試合は柳君と岡田君が勝つって予想だったんだけどね……。

 

 

 

④ 鈴木徹君(大橋)×柳達也君(伴流)……SFe 8R

24勝(8KO)4敗(3KO)の28歳・東京都と、

10勝(4KO)2敗(1KO)のスイッチ、25歳・栃木県。

 

いつの頃からか、正直鈴木君の試合は面白くないっていう感想が固まってしまって、

いい体してるし、いい面構えしてるし、勿体なさ過ぎなんだよね。

 

<1R>

派手過ぎる戦いを絶対避ける鈴木君に対して柳君がどう対応するかって、

興味はその一点だったんだけど、この日の柳君はとっても地味で、

その時点で勝利の可能性が見えてはきたんだけど、地味は地味で……。

 

<2R>

二人共、いきなり8Rまでを見据えた戦いって感じで、

力のこもった右の登場はまだまだ先って感じのままの地味地味で……。

 

<3R>

試合を動かすべく大きく仕掛けようとしていったのは柳君の方だったんだけど、

鈴木君は相変わらず簡単には乗らない地味地味で……。

 

ただその地味地味な中、流れは完全に柳君になっていって、

地味競争に根負けして雑な仕掛けさえ慎めば殆ど大丈夫ってことで、

自分は刺激を求めて煙草とコーヒーってことで……。

 

 

 

ふと見たら大川泰弘さんが観戦に来てて、

仕事も家庭もシッカリ維持してるから中々時間が取れないんだと思うけど、

ホントに久し振りのコンチワってことで、彼、今ランク2位の今月末1位ってことで、

よくぞここまで来たよなあっていう感慨は実はお互いに共通して、

さあいよいよどうするっていうようなことを延々話したんだよね。

 

彼は若干ゴツイ感じがする外見とは随分違ってて、

人が話す言葉の微妙なニュアンスを聞き分ける繊細さを持ってるんだよね。

 

 

耳を澄まして聞いたこの試合のスコアは78-76、77-76×2ってことで、

これだけ微妙だとやっぱり鈴木君なのかなあって思ってたら、

何と柳君の3-0勝ちってことで、団会長と握手握手だったんだよね。

柳君、最後まで冷静な対応が出来たみたいだね。

 

 

 

⑤ 岡田誠一君(大橋)×斉藤正樹君(10count)……SFe 8R

18勝(11KO)5敗(4KO)の32歳・神奈川県と、

11勝(3KO)10敗(1KO)3敗の29歳・神奈川県。

 

斉藤君は勝率44%、KO率12%の上での階級一個落としだし、

一方の岡田君は勝率78%、KO率48%のナチュラルフェザーなもんで、

ここはもう斉藤君がどこまで踏ん張れるかって見てたんだけどね。

 

<1R>

上背とリーチで圧倒してる斉藤君が遠いとこでやり切れるか、

それを岡田君がどう踏み込み粉砕するかってとこだったんだけど、

初っ端から潔く飛ばしていったのは斉藤君で殆どフル回転だったんだわ。

 

それに対して岡田君、チビチビプレスはかけてたんだけど、

そこからの鋭い踏み込みは敢えて封印してて、

でも、もしかしたらそれは斉藤君のジャブが邪魔だったのかも知れなかったんだわ。

 

<2R>

アレッって思ったのは、一旦距離が詰まってそこからは岡田君の土俵でしょって、

そういう場面でも常に先に手を出してたのは斉藤君だったっていうことで、

岡田君、勝負はまだまだ先だって見据えてたのか、殆ど何の工夫もないままで、

ボクサーの格とか戦績的な差が全く無くなってしまってたんだよね。

 

<3R>

密着戦でもガツガツ頑張り通してたのは圧倒斉藤君の方で、

気が付いたら岡田君の顔面はかなり紅潮してきたんだわ。

 

その後、岡田君も詰め返して右を合わせようと狙ってはいたんだけど、

精度的な今一感が強くて斉藤君にダメージを与え切れないままだったなあ。

 

一方の斉藤君もここまでかなり飛ばしてきたせいか、

少し腕振りが大きくなってディフェンスが緩みつつあったんだけどね。

 

岡田君、若干巻き返しの兆しも見せてたんだけど、

残り30秒からは見栄えの良くない打たれ方が目立ってたなあ。

 

<4R>

この回斉藤君のショートフックがタルくなって、それにつれ手数も落ちてきて、

左ガードが下がるのも目に付き始めたもんで、いよいよ岡田君の登場って事で、

角度のいい右フックがヒットすれば一発決着も有りそうだって見てたんだけど、

折角のチャンスを生かし切れないままだったんだわ。

 

<5R>

気が付けば岡田君、小さい被弾を積み重ねてそこそこ顔面が腫れてきてて、

そう言えば肝心の右も休み休みの力溜めながらしか打てくなってるし、

攻撃に割いてる時間が少な過ぎなんだわ。

 

残り30秒からは見せ場作ろうとして攻勢を強めていってたんだけど

それでもラウンド通じてのパンチ総数では明らかに劣勢だったなあ。

 

<6R>

ポイント的には岡田君、どこかでダウンゲットしないと負けそうで、

気持立て直して、気合入れ直してそういうボクシングが出来るかってとこ、

1分半頃からのショート戦の我慢比べが続いたんだけど、

左ボディ連発されてシンドそうにしてたのはその岡田君の方で、

こうなったら斉藤君、集中切らさずビッグヒットさえ許さなければ、

何とかなりそうな感じがしてきたんだよね。

 

<7R>

岡田君、強い右を一発振り出すと次のショットまで充填時間が要るみたいで、

それはまるで “宇宙戦艦ヤマト” の命中し損ねた波動砲のようで、

この回またもや若干緩んだ斉藤君に攻勢かけてはいたんだけど、

長い時間攻め切れなくて、倒し切るまではとっても無理そうになってたんだわ。

 

<8R>

岡田君、こうなったら刺し違い覚悟の右バカ振りに賭けるしかなかったんだけど、

往時の面影全く無いまま、タイミングは合ってたんだけど力込め切れてなくて、

残り1分では軽いヒットで斉藤君に鼻血を出させてはいたんだけど、

残り20秒からは殆ど一方的にボッコボコにされてしまって、

あと10~15秒ほど残ってたら多分倒されてしまったと思う程弱ってしまって、

兎に角立ってるのがやっとのままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

で、自分のスコアは7R以外は斉藤君だったもんで79-73だったんだけど、

結局、79-74、78-75×2ってことで、勿論斉藤君の3-0勝ち。

 

 

試合直後の斉藤君に 「君、ホントは強いんだね。」 って声掛けたら、

満面の笑みの中、ケッケッケッって笑ってたなあ。

 

 

 

⑦ 松本亮さん(大橋)×何チャラ・カンワル……54.5㎏ 8R

13勝(11KO)0敗のOPBFチャンピオン、21歳・神奈川県と、

8勝(2KO)6敗1分の?歳・タイ国。

 

4勝3敗ベースのタイボクサーに松本さんとの対等な試合は望むべくもなく、

ってことで相手の顔さえ見てないんだけど、結局、2RTKO勝ちだったね。

2Rで終ると思うなあって公言してたのが珍しく当たったね。

 

 

 

6試合目の女子戦と松本さんの試合は見なかったもんで、

空いた時間に色んな人達と色んな話をしたんだよね。

 

梅津宏治さんと渡部大介君が一緒にいたもんでバカ話したんだけど、

みんな結構自分のブログ読んでくれてるみたいなんだよね。

彼等は自分がどういう言葉使いをしたかを実に正確に覚えてるもんで、

改めて言葉選びには慎重にならないとなあとも思ったんだよね。

 

梅津さんとは最近の試合とか次戦について話したんだけど、

その後ガンダムの件で話しを聞かせて貰ったんだけど、

どうも今度の映画は必見みたいなんだよね。

 

ガンダムシリーズには色々あって、どこまで追っかけるべきか迷ってたんだけど、

彼のお蔭で自分にはここまででいいんだっていう納得が得られたんだよね。

 

その後、伴流ジムの団会長と10count の鳥海会長とも話す事が出来て、

オメデトゴザイマスの連発だったんだわ。

 

 

 

⑧ 細野悟さん(大橋)×福原力也さん(ワタナベ)

                   ………日本 Fe タイトル戦 10R

26勝(20KO)2敗1分のチャンピオン、31歳・福島県と、

30勝(22KO)7敗(5KO)1分のランク1位、36歳・東京都。

 

年齢的にもテンション的にも福原さんはそろそろ終焉期に来てるのは間違いなくて、

自分はだからこそ冷静な戦力分析することなくの福原さん押しだったんだよね。

 

細野さんの敗戦はカバジェロとあと一人との世界戦の二つだけで、

引き分けの相手はクリス・ジョンだったね。

 

 

<1R>

お互い、これくらいのキャリアになると初っ端から打ち合うって事は勿論なくて、

2年半振りくらいの再戦に際して、「その後、あんたはどうなのよ?」 って、

そんな感じの距離と力量の探り合いから始まったんだけど、

より踏ん切りがついてたのは福原さんの方だったみたいで、

多分、キーになるだろうなって思ってた多彩なジャブを繰り出していって、

中盤以降は右も含めてパンチ種類の豊富なとこを惜しげもなく見せてたね。

 

一方の細野さんは相手が色々やって来ようと最後は一発右ドカンでしょって感じで、

シュシュッと左を突き出しながら一瞬で距離詰めてからの右狙いって感じ満々で、

そういうのを後半垣間見せてて相変わらず危険度の高いところを見せてたね。

 

<2R>

やっぱり細野さんは岡田君とか鈴木君とは格が違うボクサーで、

いつの間にか福原さん、左目下を腫らせ始めてて、

それは途中でのバッティングが要因だったのかも知れなかったんだけど、

とにかく腫れて来て、それにつれ一気に真剣度が高まっていって、

お互いの返しのパンチが危険な交差を始めたんだわ。

 

福原さん、微妙な距離緩急とポジショニングを使い分けながら、

実にとってもいい動きが出来てて、練習したんだろなあってのが伝わって来て、

終盤、相手の鋭いのを交わしながら若干ノールック気味だったんだけど、

左、右って実に小気味のいいヒットを重ねて明らかなポイントゲットだったね。

 

<3R>

気持ち良くスタートが出来た福原さん、いきなり大きく左フックを振り出ていって、

それも多分作戦の一つだったんじゃないかって思ったんだけど、

大きく空振った時にバランスを崩すほど振り過ぎだったのも事実で、

そこを一気に攻め込まれる可能性もある訳で……。

 

徐々にプレスを強めていったのは細野さんで、

ガツガツ寄ったとこでのショート戦に持ち込みたいっていうのは益々明らかで、

どうするかと思ってた福原さんも意外なほど素直に打ち合いに応じてて、

それも結構当て勝ってた中、リング上はいきなりヒートアップしていったんだわ。

 

ただ、自分的には福原さん、もっと本来の距離に戻して、

それの維持に徹した方がいいんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

福原さん、打ち終わりの備えもグッドグッドだったんだけど、

同じようなショートパンチを交換しても、一発の重さが違うもんで、

もう少し勝負を先延ばしした方が正解なんじゃないかってね。

 

それでも自分的にはここまでの全てが福原さんのポイントだったんだよね。

 

<4R>

必ずしもスタミナ的な問題ではなかったと思うんだけど福原さん、

フットワークが使い切れてなくて近いとこでやり過ぎのような感じが拭えなくて、

当て難い狭いとこからでも丁寧にヒットさせてはいたんだけど、

そこはかとない不安感も抱えたままだったんだよね。

 

始まって50秒に嵐はいきなり襲ってきて、機を見た細野さんが一気のラッシュで、

そうなるとボディの相打ちですら福原さんにはシンドくて、

相手をかき分けていくような細野さんの前詰めは如何にも力強くて、

振り出すショートブローには確信が満ちてるって感じだったんだわ。

 

こうなるとそれを跳ね返すだけのパワーは元々持ち合わせてないもんで福原さん、

左フックを強烈被弾した後、同じようなレベルでボディにも喰い込まれて、

残り32秒ほどのとこだったかなあ、もう堪らずの南ロープ前で崩れ落ちダウン。

 

何とかリスタートした福原さんだったんだけど、その消耗は明らかで、

当然細野さんは一気決着を目指していったんだけど、

福原さんの凌ぐ凌ぐも懸命だったし、何とか終了ゴングまで辿り着いたんだわ。

 

 

アレッ、こういうパターンはどっかで見たことがあるぞって思い出したのは、

細野さんが緒方勇希さんを倒した時の試合で、あの時も試合序盤、

緒方さんの攻撃がハマりにハマって気を良くした緒方さんが、

敢えて距離を取らず攻勢を強めていったその途端にやられてしまったんだよね。

 

<5R>

福原さんのダメージは簡単に回復できる程度のモノとはとっても思えなくて、

開始40秒、細野さんの何度目かのラッシュに晒されて福原さんは防戦一方で、

たまに打ち返してはいるんだけど、下がりながらのひ弱なショットになってるし、

顔面の腫れは酷くなる一方で鼻血も出て来てたんだわ。

 

残り1分からはそれこそ打たれっ放しで既に時間の問題状態になってしまって、

ちょっと見ていられなくなってしまって、自分はここで退席したんだよね。

 

発表された中間スコアは48ー46×3ってことだったんだけど、

自分は47-47だったんだけどね。

 

 

 

で、トボトボ歩きながら、どうして福原さんはあそこで戦法変えたのかなあ、

今頃は倒されてしまってるんだろなあって考え考えしてたんだよね。

 

家に帰って試合結果を確認したら驚くべきことに最終回までいったってことで、

福原さんが以降余程踏ん張ったのか、細野さんの追撃が極端に甘かったのか、

その辺のところは解らないんだけど、

自分の中では要するにどっちもダメだったとしか思えなかったんだよね。

 

 

それにしても、98-91、98-92、95-94っていうスコアは全く途方もなくて、

6R~10Rの採点についてあるジャッジは50-45で細野さんだってしてるのに、

別のジャッジは47-48で福原さんだって採点してる訳で、

日本タイトル戦だっていうのに一体何を基準に採点してるのかって、

とっても原始的というか基本的な疑問が湧いてくる訳で呆れるしかなかったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 斉藤正樹君

② 柳達也君

③ 特にナシ

 

 

 

ホール内のボックスシートは現在44席しかなくて、

各方向共、最前列さえ埋まってなくて、(東11席、西9席、南7席、北17席)

全盛時には3列目まで埋まってたらしいんだけど、今や昔日の感を免れなくて、

往時と比べて余程多くの世界チャンプがいるのにもかかわらずのこの状況で、

関係者達は一体どうするつもりなんだろなあ、このまま放置するのかなあ……。

 

2015年3月 4日 (水)

後楽園ホール・3月3日

 

昨日の東京ドームはコンサートってことで誰だろ?って確かめたら、

何と “KISS” ってことで、もうとっくに終わってるバンドだっていうのに

ホントにまあ日本人は暖かいんだよなあ。

 

青春の思い出ってことなら全盛時のビデオを見ればいい訳で、

高いカネ出してわざわざ老いぼれたのを見に行く神経が自分には理解不能で、

それも “ももいろ何チャラ” ってアイドルグループとのコラボっていう、

もう殆どデタラメのイベントだっていうのになあ……。

 

 

 

昨日の後楽園ホールの興行のポスターはサイズも小さくて、

デザインもオールドスタイルだったもんで、却って印象深かったんだよね。

 

 

 

① 小松裕道君(相模原)×櫻井裕海君(ワタナベ)……Fe 4R

1勝(1KO)0敗の22歳・神奈川県と、デビュー戦の22歳・東京都。

 

櫻井君の名前は “ゆうかい” って読むだってさ。

デビューボクサーなんだけど渡辺会長がシッカリ観戦に来てたんだよね。

 

<1R>

いきなり全開というか殆どケンカ腰で、お互い全部がフルショットから始まって、

これはもう勢いしかないっていう展開の中、それ程当たってはいなかったんだけど、

終始攻めてる感じを出してたのは櫻井君の方だったなあ。

 

<2R>

リング上はボクシングではなくてまるで街中の乱闘のようになってしまって、

益々勢い勝負ってことで、徐々に小松君の気遅れ感が目立ってきて、

合わせ打つようなそうでもないような中途半端な待ちボクシングになってたなあ。

 

<3R>

お互いに基礎体力はシッカリしてるんだけど当て勘の悪さが目立って、

中々有効打に繋がってなかったんだけど、特に小松君、

ショート戦でもやたら大きく振り過ぎで、やっぱり流れは櫻井君だなあ。

 

<4R>

こうなると小松君、相打ち覚悟の上のドカン一発狙いしかないんだけど、

ヤケクソ爆発系にもなれなくて、ここまで大分ポイント取られてるのに

見過ぎで弾け切れないままの終了ゴング。

 

 

自分は40-36だったんだけど結局、40-36、39-37、39-38ってことで、

勿論櫻井君の3-0勝ち。

 

ただ、櫻井君、途中で余裕感じたか無意味なサウスポーチェンジしてみたり、

L字ガードを見せてたり、ちょっとメンドクサイ感じがしたんだよね。

 

 

 

② 三宅ラッシュ君(川島)×小森輝久君(P堀口)……W 4R

0勝2敗(1KO)の30歳・岡山県と、1勝0敗の23歳・東京都。

 

<1R>

三宅君、初っ端からボクシングには向いてないヘッピリ腰のギクシャクした動きで、

下がり下がりしながら弱々しく突っ突くようにしてたんだけど、始まって55秒、

グラグラしながら打ち合ってた南ロープ前で小森君の右ストレートを貰ってしまって、

いきなりあっけなくダウンしてしまったんだわ。

 

最早これまでなのかなあって見てたリスタート、三宅君が思いの外の反攻で、

それは追撃しきれなかった小森君の勢いを上回ってて、

1分41秒、かなりデタラメっぽく振り回してた左右フックが巧いこと直撃して、

今度は小森君の方がドサッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

次に倒れた方が負けってことで、両陣営は大変な騒ぎだったんだけど、

その後は格別大事にならないまま終了ゴング。

 

二人其々にダウンがあったから公式採点上では10-10だと思うんだけど、

自分はダウン一個づつあった上で、全体の内容的には小森君だったもんで、

小森君の8-7にしたんだよね。

 

いずれにしても、同じくらい巧くない同士ではあったんだけど、

これはこれで勝負の行方から目が離せない状況になったんだよね。

 

<3R>

まだまだどっちもアリの状況だったんだけど、二人共かなりヘロヘロなもんで、

「スピード! スピード!」 とか 「右から左アッパーを返せ!」

「フェイント! フェイント!」 とか檄飛ばされてもとっても実現できそうになくて、

消耗が進む中、気持ちを見せ続けてたのは三宅君だったなあ。

 

<4R>

勝ちたいっていう気持ちの強い方が勝ちそうな感じになってきたんだけど、

自分の気持ちの中では何とか三宅君に一回勝たせて上げたいなって、

三宅君、頑張れ! 頑張れ!だったんだけど、心の中の応援が通じたか、

三宅君、残り2秒では一瞬危ない場面もあったんだけど、

最後の最後まで巧くないながら死力を尽くしてたんだよね。

 

 

で、自分のスコアは37-35で三宅君だったんだけど、

結局、39-37、39-38×2ってことで、見事三宅君の3-0初勝利。

 

 

 

③ 當大幸君(川島)×木ノ下克明君(ミナノ)……53㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の19歳・鹿児島県と、

0勝5敗(1KO)のサウスポー、34歳・岩手県。

 

當君の名前は “あたりまさゆき” って読むんだけど、

先月の末吉大君以来の左右対称漢字名ボクサーで、

8ヶ月振りくらいの2戦目なんだけど中々のヤリ手だから、

木ノ下君の戦績だとちょっとシンドイんじゃないのかなあ。

 

 

<1R>

木ノ下君、基本的なことなんだけど利き手の左手の位置が低過ぎて危ないし、

仕掛けも遅くて腕振りにも鋭さが欠けてるもんで、

開始直後から対等な勝負にはなりそうにない感じだったんだよね。

 

全ての面で當君、相手を圧倒してて、特に動き全体のバランスがとっても良くて、

多分、アマ経験があるんだろうけど抜群の安定感なんだよね。

 

 

彼は伸びるだろなあって思いながらそれでも勝負的には見切れてしまったもんで、

いきなりの休憩タイムゲットってことだったんだけど、

早目決着かと思ってたら結局4Rまでいってしまって、0分47秒のTKO勝ち。

 

 

最後の方は長嶺克則君と並んで見てたんだけど、

もしかしたら當君、パンチ力はそれほどではないのかも知れないんだけど、

更にもしかしたらわざと長引かせて色々確認してたのかも知れないね。

 

 

 

④ 橘博文君(渋谷三迫)×栗原慶太君(一力)……SF 6R

3勝(1KO)9敗(1KO)2分の35歳・新潟県と、

4勝(3KO)4敗(2KO)の22歳・東京都。

 

相馬一哉君が栗原君のセコンドに付いたんだけど経験が浅いみたいで、

「もう、ドッキドキですわ。」 って彼のボクシングらしくないこと言ってたなあ。

 

長嶺君がすぐ後ろに座って、栗原君に終始大声で声援送ってたね。

栗原君、相手的には絶対勝たなくてはいけない試合なんだよね。

 

<1R>

身長的なハンデのある橘君の戦い方はとっても限られてて、

それがちゃんと出来るのかってとこだったんだけど、

踏み込みに関して今一鋭さとシツコサに欠けてて、

何となく栗原君にあしらわれてしまいそうな感じで、

もう少し、左右への動きとか二次三次踏み込みとか要るんだよなあ。

 

<2R>

栗原君、クリーンヒットはそれ程ないんだけど、取り敢えずシッカリ手が出てるし、

残り1分からはより早い強い動きが出来てて殆ど申し分なくて、

特にボディブローが目立ってたなあ。

 

<3R>

で、橘君にいきなりの手詰まり感が浮き出て来てしまって、

元々の戦い方の幅の狭さというか、引き出しの少なさが露呈してきて、

栗原君、普通にやってれば何の問題もなく勝負あったってことで離席したんだけど、

結局、次の4R0分38秒、TKO勝ちしたね。

 

 

この日の栗原君、いつもより突っ立地気味にもなってなかったし、

ジャブのタイミングとか相手が入って来るとこに強いのを合わせてたし、

セコンドの声も良く聞こえてたみたいだったね。

 

 

 

⑤ 冨田正俊君(川島)×大平真史君(マナベ)……SF 6R

5勝7敗(3KO)2分のサウスポー、30歳・東京都と、

4勝(2KO)4敗(3KO)2分の30歳・神奈川県。

 

自分の右には長嶺君と、この後九州出張だっていう刀根トレーナー、

左には秋葉トレーナーと工藤優雅君が座って大平君の応援ってことで、

彼、ここんとこ2連敗してて、この日負けると結構落ち込むとこだったんだわ。

 

<1R>

大平君にもう少しスピードが欲しかったとこ、

試合当初見栄えが良かったのは冨田君のかき込むような右フックで、

大平君は若干攻めあぐむようなとこを垣間見せてたんだけど、

残り45秒から意を決したようないきなりのラッシュラッシュで、

冨田君を北西ポストに張り付けにしてとっても効果的な見せ場を作ってたんだわ。

 

<2R>

冨田君の方がリーチあるんだからもう少し距離を取ってやればいいのに、

変に付き合ってるというか却って自分から間を縮めてて、

それは大平君にやり易くするだけだろって感じだったんだよね。

 

前の回終盤の攻めで気を良くしたか大平君、

詰めて詰めての波状的なボディ攻撃で、ちょっと飛ばし過ぎじゃないかって

そんな感じもしたんだけど兎に角連続ポイントゲットだったなあ。

 

<3R>

それ程強くはなかったんだけど、それでも沢山当てられ続けたせいか冨田君、

顔面がかなり赤くなってきてしまって、特に左目下が腫れてたなあ。

 

お互い、KO能力的には今一なもんで必然的に必死の手数勝負になる訳で、

冨田君が何か吹っ切れてない中、大平君のボディラッシュが印象的だったね。

 

<4R>

まず初めに大平君の鬼手数から始まって、その後均衡状態に移って、

そろそろお互い休み休みになるのかなあって見てたんだけど、

残り30秒からも手を止めなかったのはやっぱり大平君だったなあ。

 

<5R>

このままじゃ絶対ヤバイっていうのは冨田君も解ってたみたいで、

この回いきなりの飛ばし飛ばしで、有効打とは認めにくくはあったんだけど、

それでも手数で大平君を圧倒しながら流れを変えにかかって、

特に1分半頃のボディ攻撃には見るモノがあって冨田君、

動きも回復してきたし、何より気持ちを立て直したみたいだったんだわ。

 

お互いガツガツ系になっていったもんでバッティングはある意味止むを得なくて、

大平君が右目上をカットしてしまったんだけど、その大平君、

顔をしかめてやたら痛がる様子を見せてたんだけど、気持ちは解るけど、

そういうのは相手を元気付けさせるだけだから止めた方がよくて、

痛みなんか感じさせない程もっとアドレナリンを放出させるべきだったね。

 

いずれにしてもこのラウンドは冨田君が頑張り通してたんだわ。

 

<6R>

しっかりしたスタートを切ったのは冨田君の方だったもんで大平君、

このままシオシオになってしまうのかって流れだったんだけど、

冨田君の攻撃が一段落して若干お互いがドロドロになった後の1分30秒からと、

残り30秒からを踏ん張り直したのは明らかに大平君の方で、

3連敗はどうしても避けたいっていう気持ちが見て取れたままの終了ゴング。

 

 

で、自分のスコアは59-55だったんだけど、ジャッジの見解は少し別れて、

結局、59-55、58-57、57-57ってことで大平君の2-0勝ち。

 

 

レベルの高い試合とは言えなかったんだけど、それでも57-57は有り無くて、

もう少しちゃんと見て上げるべきだと思ったなあ。

 

 

 

⑥ 永安潤之介君(川島)×品部正秀君(B水戸)……B 8R

12勝(3KO)10敗(3KO)2分の32歳・埼玉県と、

7勝(3KO)11敗(5KO)2分の32歳・愛媛県。

 

戦績的には微妙同士だったんだけど、試合も微妙だったんだよなあ。

 

<1R>

プレスをかけてたのは品部君だったんだけど全体に少し硬くて、

永安君の方が柔らかく動けてたし素直に手が出てたんだよね。

 

品部君、詰めたとこではとってもパワフルなんだけど、

そこまでが殆ど無為になってるって感じが勿体なくて、

永安君の方も自分の距離に対する意識が不足してる感じだったんだよね。

 

手数的には大差無かったんだけど、当たりの綺麗なのは永安君だったなあ。

 

<2R>

品部君、これしかないっていうガリゴリ寄りからのガツゴツ左右フックなんだけど、

戦法的に余りに片寄ってしまって見切られ易くて、

後は永安君が根負けするかしないかの一点に絞られてきてしまって、

多分、永安君がさばき切るような感じしかしなくなってしまったもんで、ここで離席。

 

 

後で確かめたら、5Rのバッティングで品部君が続行不能ってことで、

0分54秒の負傷判定の結果、50-45、50-46、50-47ってことで、

やっぱり永安君の圧倒3-0勝ちだったってね。

 

僅かな差でも見極めてマスト判断するジャッジと、

結構安易にイーブンにするジャッジとが混在してたってことだね。

 

 

 

⑦ 坂本大輔さん(角海老)×大村朋之君(イマオカ)……W 8R

8勝(4KO)8敗(1KO)2分のランク6位、33歳・千葉県と、

8勝(4KO)6敗(3KO)の34歳・兵庫県。

 

坂本さん、正直、ずば抜けて強いって訳ではないんだけど、

常に詰まらないボクシングはしないもんでお客さんも多いし、ジム仲間も沢山だね。

 

大村君、格下相手は一蹴するんだけど強い相手には苦戦するっていう、

とっても判り易いボクサーなんだよね。

 

この日も荒川仁人さんが来てて、坂本さんともイマオカジムとも近しいんだよね。

 

<1R>

大村君、初っ端から結構近いとこに留まりながら上体を動かしまくって

相手の攻撃を避けようとしてたけど、そういうのは殆ど無駄な訳で、

遠くから早いのを届かせてる来る相手じゃないんだから、

上背とリーチを利用して距離取っての戦法が正解なのに大間違いなんだわ。

 

坂本さんにとってそういう相手はとってもやり易い訳で、

まるでファイナルラウンドみたいないきなりのブンブン丸で、

1分20秒からの丸太殴りは迫力満点だったんだわ。

 

小さく鋭く振るっていうのがテーマだったと思うんだけど、

後ろから見てたら両腕が体から大きくはみ出しながらの大横振りのラリアット系で、

合い間合い間には大村君の返しが危ないタイミングで交差してたんだけど、

火が点いた彼にはどうでもいいみたいで全く躊躇がなかったんだわ。

 

で、残り55秒、赤コーナー近くの北ロープ前に大村君を一気に追い詰めて、

直前の左ボディをきっかけにしての一気狂乱攻めだったんだけど凄かったなあ。

 

坂本さん、渾身の左右フック満開で多分そのうちの左が直撃したと思うんだけど、

堪らず大村君、ロープにもたれ掛りながら腰砕けダウンしてしまったんだわ。

 

何とか再開はしたんだけど大村君、手負いの獅子系にはなりきれなくて、

そのまま北ロープから逃れられないまま坂本さんの追撃に晒されまくったとこで、

2分27秒のストップエンドだったんだわ。

 

 

ここまで若干爽快感とは程遠い試合が続いてたもんで場内大盛り上がりで、

流石角海老は面白い試合するなあって後ろのオッサンも訳知り顔で言ってたけど、

それは正しくなくて、角海老が面白いんじゃなくて坂本さんが面白いんだからね。

 

 

 

⑧ 有川稔男さん(川島)×糸山良太さん(角海老)……W 8R

9勝(7KO)4敗(3KO)のランク5位、30歳・東京都と、

10勝(5KO)6敗(2KO)1分のランク8位、30歳・沖縄県。

 

30歳を超えた言わばオッサン達のウェルター級の2試合目だったんだけど、

これがまあ連続してのハードな内容で……。

 

糸山さんの調子が今一歩だって聞いてたもんで心配してたんだけどね。

 

今度は石井大輔君とか武田航君達が隣に並んだんだわ。

 

<1R>

有川さんの方が5㎝以上上背あるんだけど、糸山さんの相手は大体そういう感じで、

殆ど何の苦も無さそうにスタートしてて、1分過ぎからはいきなりのヒートアップで、

お互い一気に過熱していった中、勢いを感じさせたのは糸山さんの方で、

残り30秒でも再々の攻勢をかけてまずは1ポイントゲットだったなあ。

 

ただ有川さんも、相手の猛攻受けながらもとっても冷静な見極めが出来てて、

大きく当てられないようにするだけじゃなくて、

糸山さんの打ち出しや打ち終わりに合わせるタイミングをシッカリ計ってたんだわ。

 

<2R>

初っ端から仕掛けていったのはやっぱり糸山さんの方で、

距離的に不利なジャブもそこそこ届かせてたんだけど、有川さんも譲らなくて、

1分過ぎからは実に気合の入った殴り合いの行ったり来たりだったんだわ。

 

で、1分49秒、寄せ合った体を放すほんの一瞬を捉えたのは有川さんで、

この点は糸山さんの方に若干の抜かりがあったと言わざるを得なかったんだけど、

その一瞬を捉えて有川さん、右ショートストレートを離れ際に見事打ち込みで、

リングほぼ中央のとこで糸山さんからダウンゲットしてしまったんだわ。                                                           

正しくそれまで終始狙い澄ましてたのを逃さなかったって感じだったんだよね。

 

再開後の糸山さんも持ち前のガッツで立て直して、

奮闘奮闘の巻き返しを見せたんだけど、右目上を綺麗にヒットカットされてたんだわ。

 

<3R>

相当な直撃だったもんで糸山さんの回復が気になった中、

ダメージを見取られないようにって初っ端から頑張ってたんだけど、

徐々に拭いようが無くなっていって、途中途中のボディブローも効いてたみたいで、

1分過ぎると消耗が浮き出てしまって、下向きに前のめりになることが多くなって、

残り1分からはほんの小さいのを貰ってもバランスを崩すようになってたんだわ。

 

糸山さん、残り30秒からは力振り絞って打ち合いに挑んでいって、

そこそこ当ててはいたんだけど、力のこもってたのはやっぱり有川さんだったなあ。

 

<4R>

有川さんに若干の余裕が見えてきた始まって28秒、

糸山さんがスリップダウンしてしまったんだけど、

足元が踏ん張り切れずの仰向け倒れ込みだったことには間違いなかったんだわ。

 

それでも糸山さん、この辺からが尋常じゃない根性丸出しで、

残り1分までは優勢点をゲットするかのようなボディ中心の猛攻だったなあ。

 

ただ、有川さんも攻め時を見逃すほど甘くは無くて、

相手が一段落した後の残り1分過ぎからは相打ちでも打ち勝てるって判断からか、

一気の猛然反攻の上下打ち分けで残り21秒、糸山さんをふらつかせた直後、

東ロープ前での一気追撃で残り16秒、左フックをカウンターヒットさせて、

この試合二度目のダウンをゲットしたんだわ。

 

それでもまだまだ糸山さん、リスタート後に僅かに残された時間を諦めてなくて、

その気持ちの強さに驚かされてしまったんだけど、

このまま終了ゴングかって思われた残りほんの0.5秒くらいのとこで、

有川君の渾身の左右ショートフック連打に見舞われてしまって、

殆ど終了ゴングと同時のバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

カウントはそこから始まったんだけど、結局立ち上がり切れなくて、

3分10秒のカウントアウトってことで有川さんのKO勝ちだったんだよね。

 

 

そのエンディングの激しさに場内は中々静まり切らなくて、

またもや角海老ジムボクサーが強熱のボクシングを演出したんだよね。

 

それにしても有川さん、この日はちょっと別人のような冷静さを備えてて、

初回に感じたままを最後まで徹底したって感じだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 有川稔男さん

② 糸川良太さん

③ 坂本大輔さん

 

 

 

今日辺りから本格化しそうな花粉症なんだけど、

そう言えば昨日もホールでキャップにマスクっていうイデタチが目立ってて、

八王子中屋ジムの一生さんもニット帽にマスクってまるでコンビニ強盗みたいで、

自分もそろそろ覚悟が要るんだよね。

 

2015年3月 3日 (火)

2月度ランキング

 

2015年版フォーブスの世界長者番付が発表されたんだけど、

日本円で1,200億円以上の財産を保有してる人は世界に1,826人いて、

第一位はビル・ゲイツの9兆5,000億円、2位にはメキシコの石油王ってことで、

100位以内の日本人はユニクロの柳井社長が2兆4,000億円で41位、

ソフトバンクの孫正義が1兆7,000億円で75位なんだってさ。

 

世界100以内にはマイクロソフトやグーグル、アマゾン、フェイスブック等の

IT関連や流通関係の人間が多かったなあ。

 

日本人では以下の会社のトップ達が並んでたね。

楽天(151位)、キーエンス(174位)、ユニ・チャーム(265位)、

SANKYO(360位)、マルハン(393位)、森トラスト(462)、

セブン&アイ(512位)、ABCマート、日本電産(534位)、森ビル(737位)、

光通信(1000位)、ドンキホーテ(1105位)、ニトリ(1173位)、

コロプラ(1190位)、大東建託(1250位)、ミクシィ(1324位)、

スタートトゥデイ(1415位)、アルゼ、グリー(1638位)、

サイバーダイン(1712位)、サントリー(1741位)。

 

1,826人を国別にまとめてみると、アメリカが536人、中国213人、ドイツ103人、

インド90人、ロシア88人、イギリス53人、フランス47人、台湾33人、韓国30人

ってことで日本人は24人なんだってさ。

 

これらの数字を絶対数として眺めてみても、中国は日本の10倍もいるのかとか、

台湾、韓国の方が日本より多いのかあとか中々興味深いんだけど、

国民の何人に一人が1,200億円長者なのかを計算してみると更に面白いんだわ。

 

一番はやっぱりアメリカの60万人に1人で、以下台湾の70万人に1人、

ドイツの78万人、イギリスの113万人、フランスの128万人、ロシアの159万人、

韓国の167万人、日本の542万人、中国の638万人、インドの1,378万人

ってことになるんだよね。

 

以上は世界における極端な財産持ちの達の実体なんだけど、これとは別に

中間層や貧困層の分析とか国民の平均所得、平均貯蓄額の算出を併行すれば、

其々の国の実体がもっと明らかになると思ってて、

最近、富の格差が云々されつつある日本なんだけど、

まだそれ程悪くないんじゃないかって思ってるんだけどね。

 

それとね、1,200億円以上も持ってる人達にとっては10億円持ってる人も

100万円しか持ってない人も同じ程度にしか見えないんじゃないかなあって、

そういう感じがして、ちょっと救われる思いもするんだよね。

 

 

 

2月度のランキングは1月30日~2月25日までの試合を対象にしてて、

2月26日の夕方に発表されたんだけど、少し遅くなりまして……。

 

 

 

【世界チャンピオン】

高山勝成さん WBO&IBF(獲得)、田口良一さん(獲得)、河野公平さん(1)、

カルロス・クァドゥラス(2)、井上尚弥さん(獲得)、山中慎介さん(7)、

内山高志さん(9)、三浦隆司さん(3)、ホルヘ・リナレス(獲得)の計9名。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

田中恒成さん(獲得)、江藤光喜さん(1)、松本亮さん(獲得)、和氣慎吾さん(4)、

中谷正義さん(2)、小原佳太さん(1)、亀海喜寛さん(1)、柴田明雄さん(3)、

清田祐三さん(1)の計9名。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……大平剛さん(2)

2月22日、中国で熊朝忠に0-3負けした山本浩也さんは5位のまま。

結局、全く変わらずで空き7名分も不変。

 

 

【ライトフライ級】……木村悠さん(2)

横山隆司さんが9位から11位にダウン。

で、須田和弥さんと油田京士さんが一個づつアップして9位、10位。

2月20日にタイで0-3負けした長田瞬志さんは14位のまま。

後は変わらず空き1名分も変わらず。

 

 

【フライ級】……村中優さん(2)

3位だった井上拓真さんがSF級に転出してできたスペースに

SF級14位だった清水裕司さんが転入して12位にランク。

異動はそれだけ。

 

 

【スーパーフライ級】……石田匠さん(1)

井上拓真さんがF級から転入して4位にランキング。

2月7日にメキシカンに3-0勝ちした五十嵐俊幸さんが6位から5位にアップ。

で、4位だった船井龍一さんと5位だった戸部洋平さんが6位、7位って、

其々二個づつダウン。

2月9日に星野晃規君に6RKO勝ちした鈴木悠介さんは9位のままだけど、

試合の無かった大塚隆太さん(8位から10位にダウン)の上にランキング。

2月9日、ベネズエラ人に3-0勝ちした翁長吾央さんと奥本貴之さんが

13位と14位を入れ替わってる。

 

 

【バンタム級】……益田健太郎さん(2)

2月18日にフィリピン人に2RKO勝ちした岩佐亮祐さんは3位のまま。

2月23日にタイ人に2RKO勝ちした高橋竜也さんも14位のままで、結局不変。

 

 

【スーパーバンタム級】……小國以載さん(獲得)

2月18日に堀池雄大君に7RKO勝ちした源大輝さんが戸井健太君と

7位と8位を入れ替わってる。

9位だった青木幸治さんが引退ランクアウトして出来たスペースに中澤奨さんが

入って14位にランキング。

 

 

【フェザー級】……細野悟さん(1)

12位だった高山慎司さんがランクアウトして出来たスペースに竹中良さんが

入って14位にランキング。

 

 

【スーパーフェザー級】……内藤利樹さん(3)

2月9日に伊藤雅雪さんとのタイトル戦を2-0で征した内藤さんが3回目の防衛。

敗れた伊藤さんは1位から4位にダウン。

で、松下拳斗さん(旧玉越強平さん)が1位にアップ。

2月7日に中野和也君に3RKO勝ちした尾川堅一君が10位から8位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

【ライト級】……空位。

全くの不変。

 

 

【スーパーライト級】……岡田博喜さん(1)

2月10日にベネズエラ人に7RKO勝ちした岩淵真也さんが中澤将信さんと

3位と4位を入れ替わり。

2月18日に井上岳志君に0-3負けした小口幸太さんが14位からのランク落ち。

で、出来たスペースに何チャラ・ペタジーニさんが再度のランクインで14位。

 

 

【ウェルター級】……高山樹延さん(4)

試合間隔の空いた和宇慶勇二さんが9位からのランクアウト。

小口幸太さんに3-0勝ちした井上岳志さんが12位にランクイン。

空き1名分は変わらず。

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(1)

2位だった長島謙吾さんは4位にダウン。

2月7日に下川原雄大さんに7RKO勝ちした清水優人さんが

10位から2位に一気にアップして敗れた下川原さんは3位から6位にダウン。

5位だった湯場忠志さんは引退ランクアウトで、空1名分増えて4名分。

 

 

【ミドル級】……柴田明雄さん(2)

寛座隆司さんが9位からのランクアウトで空きが1名分増の5名分。

 

 

 

今日は後楽園ホールの日で、糸山良太さんと坂本大輔さん、

それに大平真史君を見に 行くんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

結局、2月は45レースに参加したんだけど回収率は39%ってことで、

要するに大損に終わってしまって、

1月からの累計回収率も269%から175%に落ち込んでしまったんだわ。

 

しかながら、しかしながら3月の第一日目の1日にはいきなりの挽回スタートで、

6レースに参加したんだけど、小倉の11Rの3連複を見事ゲットってことで、

もう余裕余裕の大幅プラスだったんだよね。

 

2015年3月 1日 (日)

3月のボクシング

 

自分はガキの頃から群れてその勢いで何かやるっていうのが嫌いで、

団とか族とか、グループとか派閥っていうのには全く縁も興味もなくて、

基本的には究極のエゴイストだって思ってるんだよね。

 

数人が寄ってたかって一人をやり込めるとか暴力を振るうっていうのは

ダサイというか卑怯としか思えなかったんだけど、ただ、

そういう奴等から自分の身を守る為にはこっちも武装しなければならないって、

そういう風に思考が進んだもんで暴力にも対抗できるように鍛えただけじゃなくて、

全ての面で連中を圧倒する為にその他の体育科目とか勉強にも力を入れて、

要するに周囲から一目置かれる男になれるように子供ながら頑張ったんだよね。

 

群れたがるヤツっていうのは基本的には自身に自信を持てないのが多くて、

孤立するのを怖がるタイプが多いっていうのを自分は経験から思ってて、

だから、親は取り敢えず、勉強に限らず遊びでも何でもいいから、

これだけは誰にも負けないっていう何かを子供に身に付けさせる工夫というか

努力することが必要なんじゃないかって思うんだよね。

 

川崎の少年殺害事件で感じたのはそういう事なんだけどね。

 

 

3月のボクシングの前にまずは2月ボクシングの個人的反省会ってことで……。

 

【2月のボクシングベスト15】

*左側が勝者、( )内は事前期待度ランキング。                                                       

① 内藤律樹×伊藤雅雪 (1)………2-0

② 尾川堅一×中野和也 (3)………3RKO

③ 渡部大介×荒谷龍人 (17)………2RKO

④ 田之岡条×山下賢哉 (5)………3-0

⑤ 横山一喜×熊澤祥大 (16)………4RKO

⑥ 高見良祐×中村慎太郎 (6)………3RKO

⑦ 末吉大×三瓶数馬 (2)………7RKO

⑧ 源大輝×堀池雄大 (8)………7RKO

⑨ 鈴木悠介×星野晃規 (15)………6RKO

⑩ 和氣慎吾×ジミー・パイパ (13)………1RKO

⑪ 角本達治×興法裕二 (20)………3-0

⑫ 石川幹也×木下貴大 (22)………2-1

⑬ 白石豊土×山口祥之 (23)……2RKO

⑭ 頴川裕×鈴木亮輔 (21)………1RKO

⑮ 小池信伍×中嶋竜太 (9)………3RKO                                                            

 

事前予想でベスト10圏内で選モレした試合は、

岩佐亮祐×セルヒオ・ペラレス(4)、佐々木健介×田中康寛(7)、

中川健太×西村崇(10)。                                                       

勝敗予想が外れたのは3試合ほどかなあ。

最近外れることが多いから、ジム関係者達からは負け予想の方がいいって、

そういう風に言われることも多いんだよね。

 

 

【3月のボクシングスケジュール】

3月は今のところ10ボクシングを予定してて左側が勝者予想。

 

・3月 3日………(後楽園)

糸山良太×有川稔男、坂本大輔×大村朋之、大平真史×冨田正俊。

 

・3月 4日………(神戸)

若松竜太×川端遼太郎。

 

・3月 5日………(後楽園)

福原力也×細野悟、岡田誠一×斉藤正樹、柳達也×鈴木徹。

 

・3月 7日………(後楽園)

岡田博喜×外園隼人、新藤寛之×高山樹延、久永志則×高橋拓海、

今野裕二×成田永生、市川雅之×山地秀明。

 

・3月 7日………(韓国)

仁平宗忍。

 

・3月13日………(後楽園)

藤中周作×加藤寿、藤井貴博×コーヤ佐藤、成塚亮×中村一弘、大和藤中。

 

・3月16日………(後楽園)

近藤明広×ジムレックス・ハカ。

 

・3月17日………(後楽園)

溜田剛士×大橋建典、阿部麗也×草野慎吾、土居コロニータ。

 

・3月24日………(後楽園)

ガンバレ将太×松山真虎、松山和樹×合田剛士、中川とん虎×長井一、        

大間和友×渡邊玲史。

 

・3月26日………(後楽園)

柴田明雄×秋山泰幸、大平剛×岨野豊、大塚隆太×船井龍一、

長嶺克則×拳四郎、中野敬太×戸井健太。

 

・3月30日………(後楽園)

東日本新人王予選。

 

 

 

【3月ボクシングの期待度ベスト20】

*左側が勝者予想。

 

① 岡田博喜×外園隼人

② 福原力也×細野悟

③ 柴田明雄×秋山泰幸

④ 長嶺克則×拳四郎

⑤ 新藤寛之×高山樹延

⑥ 溜田剛士×大橋建典

⑦ 大塚隆太×船井龍一

⑧ 松山和樹×合田剛士

⑨ 久永志則×高橋拓海

⑩ 岡田誠一×斉藤正樹

⑪ 藤中周作×加藤寿

⑫ 藤井貴博×コーヤ佐藤

⑬ 大平剛×岨野豊

⑭ 阿部麗也×草野慎吾

⑮ ガンバレ将太×松山真虎

⑯ 糸山良太×有川稔男

⑰ 柳達也×鈴木徹

⑱ 坂本大輔×大村朋之

⑲ 中川とん虎×長井一

⑳ 土居コロニータ×アリエ・ラウレル

 

 

2月度のランキングについては3日に書きますね。

 

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