« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月

2014年7月31日 (木)

後楽園ホール・7月30日

 

いつも沢山の人達が読みに来てくれてホントにアリガトゴザイマスってことで、

ブログを続けていく上での励みになってるし、止められない理由でもあるんだよね。

 

以前にも書いたことあるんだけど、読み手の方々を思い浮かべる為にも、

みなさんが一体どういう人達なのか整理してみるから、

この際みなさんの其々がどこに属するのか確認してみて下さいな。

 

このブログの毎日のアクセス数は2,000~5,000ってとってもバラつきがあって、

それは試合があったかどうかとか、その試合の注目度によって違うんだけど、

訪問者ってことになると毎日1,000人~1,500人ってほぼ固まってるんだよね。

で、その訪問者の分析に移るんだけど、

全てその1,000人~1,500人を前提にして計算してるんだよね。

 

 

【デバイス別訪問者】

・パソコン…………17% (170人~255人)

・アイフォン………40% (400人~600人)

・アンドロイド………35% (350人~525人)

・携帯………………8% (80人~120人)

 

【年代別訪問者】

・10代…………………3% (30人~45人)

・20代~30代………55% (550人~825人)

・40代……………… 30% (300人~450人)

・50代以上………… 9% (90人~135人)

 

【男女別訪問者】

・男性………75% (750人~1,125人)

・女性………25% (250人~375人)

 

 

さて、あなたは全体の中でどのポジションに属してて、

およそ何人の仲間がいるのかってことなんですけどね……。

ちなみに自分の仲間は24人~35人だったんですけどね。

 

 

 

ホールに入ったらいつも以上に沢山の知り合いの人達がいてね……。

 

本多ジムの会長とマネジャーさんとはその節は色々ととか話して、

ただ、美佐子マネジャーにはこの後、生意気というか感じたままの無分別無配慮の

偉そうな発言をしてしまって、今はとっても反省してるんだけど、

思い付いたまま、感情のままの物言いはダメだよって、

いつも奥さんに叱られてるんだけどまたやってしまって、

美佐子マネジャー、本当にスイマセンでした、何卒ご勘弁下さいませ。

 

中屋ジムの筒井さんと一生さん、三迫会長に柳光会長、有澤会長と渡辺会長、

内藤会長に団会長にご挨拶して、片渕会長に中野敬太君のお祝い伝えて、

鳥海会長にはこの間の負傷ボクサーのその後ことを確認して、

荒川仁人さんとは目配せかわして、河野公平さんとか岩淵真也さんに挨拶して、

宮崎辰也君と勅使河原弘晶君に今日も来たんだって声掛けて、

伊藤雅雪さんには自分としては心を込めた激を伝えて、

ワタナベジム組の久我勇作さんと木村隼人君に頑張ってねコールして、

角海老ジムの木内トレーナーと有澤ジムの小山拓見君にもコンチワってことで……。

 

 

その後、先週24日のある試合の裁定に関して、

関係者と直接話したんだけど、そのことはちょっと後日にまとめて書くね。

 

アレッと思ったら本多ジムの石田將大さんがとっても久し振りってことで、

彼、親父さんと一緒に来てて、ちょっと前のある事で御礼を言われて、

手作りのお土産まで頂いて、それは家に帰って少し食べてみたらとっても旨くて、

近所に住んでる親戚にもおすそ分けしようと思ってたのを躊躇させるほど旨くて、

石田さん、ホントにホントにアリガトゴザイマシタなんですわ。

 

 

この日の “DANGAN” は記念興行ってことで、

ライティングとか映像表示とかにカネ掛けてたんだよね。

 

 

 

☆ 野村和矢(津軽山龍)×都丸孝次(草加有澤)……M 4R

0勝2敗(1KO)の23歳・東京都と、デビュー戦の33歳・東京都。

 

自分の隣に座った小山拓見君が教えてくれたんだけど都丸君、

元々は体重120㎏ほどもあったってことで、でもそんな風にはとっても見えなくて、

普通、大きく絞っても体の随所には隠し切れない脂肪の緩みが残るものなんだけど、

都丸君、ムキムキガッチリしててどこをどう見てもその片鱗さえ無かったんだわ。

 

1R、

野村君、ガード位置がとっても低くて、そこからカウンター狙いの横振り横振りで、

それも下がり下がりしながらの当て逃げ系だったもんで、

都丸君、ひたすらの追い込みをかけていって、中々いい感じだったんだけど、

始まってすぐの25秒、大男の突貫系は大きくバッティングしてしまって、

野村君は全く何てことなかったんだけど、都丸君は左目上を大きくカットしてしまって、

即座にドクターチェックが入って、直後そのままストップエンドだったんだわ。

 

ってことで、0分27秒、負傷ストップのドローってことになってしまったんだよね。                                                          

余りの早々決着だったもんで、自分の周囲も拍子抜けだったなあ。

 

 

 

☆ 中島剛君(JBS)×岩原慶君(本多)……Fe 4R

デビュー戦の31歳・福岡県と、2勝(1KO)1敗のサウスポー、23歳・埼玉県。

 

中島君、キックからの転向組らしいんだけど、

一見、中南米系のハーフみたいなイケメンなんだわ。

 

1R、

その中島君、年齢のいったデビューボクサーなんだけどそこそこ動けてるし、

結構いいプレスかけて、岩原君の機先を制してたんだわ。

 

岩原君、若干出遅れてしまったような感じで攻める姿勢にも遅れ取ってたなあ。

 

2R、

お互いにとっても片寄ったボクシングで、ジャブは殆どおざなりで、

ガードに対する配慮も今一のまま、いきなりの大振りワンツー勝負に終始してて、

要するにリスクの高い当たったモン勝ちっていうか、

とっても偶然性の大きいボクシングになってしまってたんだわ。

まだボディブローは習ってませんので、って感じでもあったんだよね。

 

3R、

どっちにも危険がまとわりついてた中、中島君、明らかに狙い過ぎの手数ダウンで、

その一瞬の間を突かれて1分40秒、相手の左ストレートをまともに貰ってしまって、

中島君、青コーナー前でダウンしてしまったんだわ。

 

それ程のダメージではなかったみたいで、中島君、殴られ慣れてるみたいだし、

リスタート後の岩原君の追撃も緩かったもんで、回復も早かったなあ。

 

4R、

中島君にも逆転の可能性はまだまだ残ってて、猛然取り返しに行ったんだけど、

やっぱり少しタルくなってしまってて、そこんとこ狙われてしまって1分21秒、

またもや左ストレートを打ち込まれてしまって南東ポスト近くでダウン。

 

中島君、気丈に立ち上がってのリスタートで、ラスト30秒からの頑張りは秀逸で、

中々の男気を発揮してたんだけど、今度こその岩原君にも気合入ってて、

そんなに振り回す必要は無くて、正確さを期して細かく振れば良かったんだけど、

それでも勢いは明らかに勝ってて、中島君が思わず後ずさったとこに

追い打ちの左ストレート、またもやまたもやの直撃ヒットで、

中島君、そのまま仰向けにひっくり返ってしまって、

2分43秒、ツーダウンゲットってことで岩原君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合が終わってかなり経ってから岩原君と話す機会があったもんで、

感想を伝えて、やっぱりジャブや手数の事が主な話題になったんだけど、

相手の踏ん張りには驚いてたなあ。

 

中島君、上体の力強さはそこそこだったんだけど、スタンスが少し不自然だったし

フットワークに安定感と素早さが足りてなかったかなあ。

 

 

 

☆ 上田龍君(石神井S)×近藤雅之君(10count)……86㎏ 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、東京都と、1勝(1KO)0敗の25歳・神奈川県。

 

86㎏っていうとクルーザー級になるんだけど締まったシッカリした体してたし、

二人共、中々清々しい風貌してたんだわ。

 

勿論、いつもの10count 姐さんも来てて自分の隣に座って、

少し離れたとこから仁人さんが、ヒューヒューって感じで笑顔を送ってきたんだけど、

勿論、そういうのとは全く違うんだけどね……。

 

勝負はホント、あっという間に終わってしまったんだわ。

 

1R、

二人共、トロッくさくなくて予想以上にキビキビ動けてたんだけど、

このクラスのサウスポーは少ないせいか近藤君、ちょっとやり難そうにしてて、

始まってすぐの16秒、上田君の自信に満ちた左ストレートをまともに貰ってしまって、

10count 姐さんの悲鳴と共にいきなりダウンしてしまったんだわ。

 

リスタート後の勢いに随分の差ができてしまって近藤君、

上田君の追撃を交わしきれないままズルズル南東ポストに追い込まれてしまって、

最後はもつれるようになりながら崩れ落ちてしまって、THE END。                                                           

0分46秒、上田君のツーダウンKO勝ちだったね。

 

 

ミドル級とクルーザー級の試合があったせいか、

リングマットの中央辺りがほつれてしまったみたいで、

急遽修正タイムってことで、ああいうの初めて見たんだわ。

 

 

 

☆ 青木クリスチャーノ君(駿河)×クウエ・ピーター君(KG大和) 

                                ………SL 6R

7勝(4KO)3敗(2KO)2分の25歳・静岡県と、

5勝(3KO)4敗(1KO)2分の25歳・ガーナ。

 

ピーター君はバリバリのガーナなんだけど、

青木君も中南米系の血が入ってるみたいな風貌してて、

トランクスを見たら小さなブラジル国旗が刺繍されてたんだけど、

入場の様子見てたら陽気なカリビアンって感じだったんだわ。

 

1R、

青木君、前詰めからのジャブがそこそこ鋭いし、積極先攻めだったんだわ。

 

ちょっと出遅れたピーター君、中々ペース取り戻せないまま残り40秒、

青木君の左、右、左、右を連続被弾してしまって、

南東ポスト前でいきなり不覚のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

この日は南東ポストが鬼門だったみたいなんだけど、

リスタート後の青木君の追撃が雑だったもんで、ピーター君、何とか助かってたね。

 

2R、

始まって30秒、ようやくピーター君が左フックをナイスヒットさせて、

青木君を思わずグラッとさせてからやっと調子を掴み始めたみたいで、

その後1分02秒、右ストレートをカウンターヒットさせて見事なダウンゲット。

 

ただその際、ピーター君、何を慌ててしまったのかダウン後に打ち込んでしまって、

誰がどう見てもの減点1ってことで、相手の打ち終わりにキッチリ合わせてたのに、

あんなとこで減点なんてとっても勿体なかったなあ。

 

リスタート後の二人、何だかいきなりスピードとキレの両方が失せてしまって、

強さではなくて早い回転が求められる場面でも雑な大振りが目立ってきて、

お互い、危なっかしいパフォーマンスの連続だったんだよね。

 

3R、

二人共、実に荒っぽい動きしか出来なくなってきた中、

残り1分16秒、青木君が一気のショートラッシュをかけていったんだけど、

ピーター君も右のいいのを打ち返してて、一進一退のままだったんだけど、

ピーター君、丁寧な左の返しがあったら随分違ってたと思ったんだよね。

終盤になってからの落ち込みは青木君の方が目立ってたかなあ。

 

4R、

初めの1分を青木君が頑張って、ピーター君はそれをやり過ごした後の後半に

勝負を賭けてるみたいだったんだけど中々いい感じが出せないままの中途半端で、

自分の気持ちも中途半端になってしまったもんで、ここで一旦休憩ってことで……。

 

 

後で確認したら58-53×2、58-54ってことで青木君の圧倒3ー0勝ちってことで、

正直なとこピーター君、試合するごとに劣化が激しくて、

デビューの頃とは大違いで、体力がどうのこうのってことじゃなくて、

ボクシングを続ける理由に困ってるみたいなんだよなあ。

 

 

 

☆ 青木幸治さん×久我勇作さん(ワタナベ)……SB 8R

16勝(6KO)7敗(5KO)2分のランク9位、27歳・福岡県と、

8勝(5KO)1敗1分のランク10位、23歳・東京都。

 

自分にとってはこの試合がセミファイナルだったんだよね。

 

自分の隣には渡辺会長の奥様、その横にはお馴染みの山元浩嗣君ってことで、

彼、何だか試合が決まりそうなんだってさ。

 

事前の予想では6:4くらいで久我君優勢じゃないかって思ってて、

テクニックでは青木さんが数段勝ってるんだけど、

久我さんのパンチ力とフィジカルの強さは尋常じゃないし、

岩崎悠輝君との一戦も衝撃的だったもんでね。

 

1R、

青木さんがより遠いとこで対処できるかって中、久我さん、中々いいプレスで、

ジャブの届きはやっぱり青木さん優位だったんだけど、

中間距離から踏み込み打ってる久我さんの右フックは圧倒的で、

返しの左まではフォローできてなかったんだけど、相手に脅威を与えるに十分で、

残り13秒での右ストレートも中々圧巻の当たりだったんだわ。

 

2R、

青木さん、幾つかヒットはさせてるんだけど、まだまだ軽いし薄くて、

相手に明確なダメージを与えるまでには至ってなくて、

久我さんの当たりの方が比較にならない程見栄えがいいんだわ。

 

青木さん、元々一発屋ではないからヒット数をキープしたいとこなんだけど、

何だか手数不足が目立ってるなあ。

 

3R、

青木さん、左ボディの打ち方はとってもビューティフルだし、

上下の打ち分けに関しても差を見せつけてて、やっといい感じになって、

この回はポイントゲットかなあって見てた残り僅か2秒、

久我さんが左、右って連続ショートを放ちながら追い込んで、

最後は左フックを直撃させて、青木さんを北西ポスト前に吹っ飛ばして

ダウンゲットしてしまったんだわ。

 

4R、

青木さん、気を取り直しての細かい当て込みからやり直してたんだけど、

やっぱり大きなダメージ与え切れないまま、一方では上体が巧く使えてないもんで、

意外なほど簡単に久我さんのクリーンヒットを許してたんだわ。

 

久我さんの方も相変わらずパワフルではあったんだけど、

若干攻め方はシンプルなままで、そもそもボディブローが少なかったし、

右をミスした後の左のフォローへの配慮が欠けてたんだよなあ。

 

5R、

青木さん、一発一発のパワーが違うもんで、

もっと果てしないほどの手数が要るとこだったんだけど、

それが叶わないまま残り1分30秒過ぎからは殆ど一方的なままで、

残り30秒からは久我さんが仕留めボクシングに入ったもんで、

青木さん、耐える凌ぐで精一杯になってたんだわ。

 

6R、

一発逆転パンチは持ってないもんで青木さん、ここまで追い込まれるとツライ訳で、

後は久我さんのスタミナにかかってきたんだけど、

青木さんの顔面の傷み方はそれ以上に心配だったんだよね。

 

こっちの気掛かりを余所に久我さんの勢いは全く落ちることが無くて、

こりゃ決着が見えてきてしまったかなあっていう展開が固まってしまって、

残り1分ちょっと、きっかけ掴んだ久我さんの力強い一気攻めが始まって、

青木さん、もう手の施しようもないまま北西ポストに押し込まれてしまって、

危ない危ないのボッコボコで、レフェリー割って入ってのストップエンドってことで、

2分00秒、久我さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

久我さん、まだまだ足りてない部分はあるんだけど、

自信に満ちた攻撃は見てる者をワクワクさせるとこあって、

近くで見てたボクサー連中が 「強えなあ、あいつツ強えなあ。」 って言ってたんだわ。

 

試合後暫くして久我さんと会ったもんで少し感想を伝えたんだけど、

顔面は殆ど傷んでなかったんだよね。

会心のデキに渡辺会長とかトレーナー達もバカ褒めだったなあ。

 

 

 

☆ マイケル・ダスマリナス×木村隼人君(ワタナベ)

                             ………117P 8R

16勝(10KO)1敗のOPBF14位、サウスポー、21歳・フィリピンと、

21勝(15KO)6敗(3KO)の25歳・神奈川県。

 

木村君のレコードもかなりのものなんだけど、ダスマリナスの戦績も半端じゃなくて、

杉田純一郎君、久保幸平さん相手に2連勝した後、

遠征試合で負傷判定0ー2負けした後の木村君の復帰戦にしてはとってもハードで、

調整試合って訳にはとってもいかないんだよね。

 

1R、

いきなりの手さばきとか足さばき、体のバランスなんか見てたらダスマリナス、

こいつはホンマモンだってのがすぐ解って、

ただ、若干力技系に頼り過ぎるとこもあるもんで木村君、

まずはスピードで勝れるかってとこだったんだよね

                                                             。

2R、

あくまでパワフルさが売り物のダスマリナスに対して木村君、

少し攻めあぐむようなとこが見受けられて、攻撃の糸口探してたんだけど、

左右への動きというかサイドからの攻めに活路かなあって見えたんだよね。

 

3R、

残り20秒の木村君、振り幅の大きい左ボディアッパーを打ち込まれてしまって、

それが結構効いてたと思うんだけど、下がりながらの直後にもう一発、

追撃の左フックをまともに貰ってしまって、北ロープ前で木村君、

仰向けにひっくり返されてしまったんだわ。

 

4R、

一見華奢な体付きをしてるんだけど木村君、そこそこの直撃にも耐えきって、

この回はショート戦に頑張りを見せてたんだけど、

同じような手数だとどうしてもダスマリスの方が有効性は大きくて、

出入りの細やかさと打ち終わりの際の体の逃がし方にもっと工夫が欲しいとこで、

正面に立ち過ぎなんじゃないかなあって思ったんだわ。

 

それでも若干は流れを取り戻したって感じがしてきて、

相手のダスマリス、試合序盤少し飛ばし過ぎてたのか若干勢い落ちてきて、

木村君が真面目に打ち続けたボディブローが効果を見せ始めたかって感じで、

動きにもキレがなくなってるし、打ち出すパンチも若干ルーズになってきたんだわ。

 

で、木村君、強気に前詰めしながらのショートブローで相手を下がらせて、

一瞬の右ストレートをナイスヒットさせて、ダスマリスの左目上をヒットカット。

インターバルで戻って来る木村君、思いの外顔面傷んでなかったんだわ。

 

5R、

いきなり飛ばしてきたダスマリスに対して木村君、

明らかに手遅れ手数負けしてしまって、相手に打ち込みの間を与えてしまってるし、

混ぜ込んでくる左アッパーに対応しきれてないようなとこあって、

折角の流れをまた取り戻されてしまってるようなとこあったなあ。

 

6R、

ダスマリナスは根性あるし、若いのに試合を作るのが結構巧くて、

落ち気味だった動きも軽快さを取り戻してきて、試合序盤ほどには戻してきて、

木村君がテンポを上げられてない中、攻勢攻勢は明らかで、

木村君、切り開く気概に欠けてたし、攻めにも執念深さが足りてなかったなあ。

 

7R、

ダスマリスの先攻めが一段落したこの回、木村君、序盤から飛ばして、

初めの1分を支配して、その20秒後に一気ラッシュからの右ナイスヒットで、

時計が残り30秒を表示してもとってもグッドグッドなままで、

結局、ダスマリナスに盛り返しの機会を与えないまま押し切ったんだわ。

 

8R、

出し切ってるって感じだったのはむしろダスマリスの方で、

木村君、精根尽き果てたってとこまではいってなくて、

要するに出し切ったとはまだまだ見えなくて、

ダスマリス、特にボディがシンドそうに見えたんだけど、あくまで集中切らさなくて、

踏ん張る踏ん張るっていう点に関しては木村君を凌いでたんだよね。

ヘバッてたのはダスマリスの方だったと思うけど、実にいいボクサーだったなあ。

 

 

終ったとこで自分のスコアを計算してみたら、思ってた以上の差があって、

78-73だったんだけど、結局、79-72、78-73、78-74ってことで、

ダスマリスの圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

木村君、巧いこと切り崩せないって状況が続いてた時、

もう少し切り口を変えるとか、動きに変化付けるとか何かあったんじゃないかなあ。

 

ダスマリナス、試合後もとっても嬉しそうにしてて、

「私は再度あなたの試合を見たいからまた来てね。」 って伝えたら、

ニッカニカしながら、「サンキュー、サンキュー」 って言って握手してきたんだわ。

 

 

 

この後のセミファイナルに湯場忠志さんの試合が組まれてたんだけど、

相手のフィリピンボクサー、19勝45敗7分の35歳のロートルってことで、

誰でも勝てそうな感じしかしなかったもんで、全く何も見てなかったんだけど、

やっぱり、1Rで終りだってね。

適当な試合が組めなくて仕方なかったのかも知れないんだけど、

わざわざ見るまでも無いんだよね。

 

 

 

☆ 仲村正男さん(渥美)×伊藤雅雪さん(伴流)……60㎏ 8R

18勝(18KO)1敗(1KO)のランク4位、26歳・大阪府と、

14勝(6KO)0敗1分のランク7位、23歳・東京都。

 

渥美ジムがどこにあるのか知らないんだけど、そこそこの応援団が来てたなあ。                                                         

伊藤さんの方にもいつの間にかこんなに沢山のサポーターがいたんだね。

 

やっぱり、伊藤さん応援っていうのは当然の流れで、

本人と団会長にそれぞれグータッチして試合開始。

 

自分の隣には三迫会長が座って、隣に西尾トレーナー、瀬端さんが並んで、

全員力のこもった応援だったんだわ。

 

1R、

フクラハギの太さの違いで伊藤さんの方が若干上背優位なんだけど、

仲村さん、初っ端から吹っ切った感じでチャカチャカリズムを刻みながら、

先手先手のジャブが中々鋭かったんだわ。

 

ちょっと遅れ取った感のある伊藤さんだったんだけど、

でもそういうのは大体いつものことだよなって見てたんだけど、残り54秒、

グイッて詰め寄ったとこでの仲村さんの右ストレートがいきなり直撃してしまって、

伊藤さん、後ろにロープが無かったら多分ダウンしてしまったほどの衝撃受けて、

いきなり場内、青と赤とで質の違った悲鳴に満ちてたんだよね。

 

それにしても仲村さん、気合入ってとっても十分な備えが出来てたんだわ。

 

被弾した伊藤さんもそれ程のダメージを負ってはいなくて、

初めにそこそこのを貰ってその危険度が解ったっていうのは悪くは無い訳で、

慌てることなくその後、落ち着いた立て直しを見せて、

終了ゴングちょっと前には結構形のいい左フックをヒットさせてたんだわ。

 

2R、

仲村さん、これまでそういう戦い方でKOを重ねてきたんだろうけど、

4~5年前に川波武士さんとか加治木了太君を倒した以降、

有力な日本人ボクサーとは全く試合してないアジア人専門ボクサーって感じで、

威力は絶大なんだろうけど、その右に頼り過ぎって感じが拭えなくて、

伊藤さんが若干それを見切ったって感じが伝わって来たんだよね。

 

その伊藤さん、ジャブが中途半端で打ち出しと共に引きも甘くて戻りが遅いし、

戻す位置が低いもんで相手の右を被弾する可能性も残してたんだけど、

その仲村さんの右の打ち終わりに勇気を持って右を被せ打っていってたし、

左のフォローまでちゃんと出せてて、青コーナーに大きな希望を持たせたんだわ。

 

3R、

実は二人共、上体の動きが硬いし、正面に立ち過ぎだし、

仲村さんは全くボディブローが打ててなくて攻撃が単調と言わざるを得ないし、

伊藤さんの方も、もっと左使ってリズムを作るべきで、捨てジャブでもいいから、

余りの右の合わせ打ちを狙ってると、その合わせ打ちに左を合わされそうで、

要するに二人共、そこそこ大きな危険を孕んでたんだよね。

 

お互い、相手の出方を見極め、何とかカウンターって思惑が一致したみたいで、

動きの少ないラウンドだったんだけど、終盤近く、お互いのショートが交錯した刹那、

仲村さんの右フックがとっても見栄えのいいヒットしてギリギリポイントゲットかなあ。

 

4R、

相手の力のこもった右ショットを外しざまの右ストレート、

伊藤さん、体を右に傾けながらスッと引いたとこからの素早い打ち込みで、

こういうのは岡田博喜さんがとっても巧いんだけど、

それが連続3発ヒットヒットで実に美しかったんだよね。

 

仲村さん、依然パワフルなんだけど攻撃のバリエーションはとっても貧弱で、

そのうち別の引き出しを出して来るんじゃないかって見てたんだけど、

中々そういうことにはならなくて、伊藤さんの打ち返しを警戒してか、

このラウンドは著しく手数が落ちてしまったんだわ。

 

5R、

それでも仲村さん、前詰め緩めることなく、右は強引だけどまだ威力秘めてて、

一発ドンでいつでもひっくり返る可能性は続いてる訳で、

伊藤さん、もう少し警戒強めて上体振りながらの方がいいと思ったし、

ジャブで気を散らせる中で例の右ストレートのカウンターを混ぜ込むべきで、

何なら、体を左に傾けながらの左フックで応戦するとこが見たくて、

いい当たりをしてるからってあんまり右に頼り過ぎると相手に読まれる訳で……。

 

って見てたらやっぱり仲村さん、打ち出す右ストレートの角度を変えてきたし、

伊藤さんのカウンターの右に合わせて左フックを振るってきたんだわ。

 

この左フックは自分には相当脅威に映ったんだけど、

大きく外してしまったせいか仲村さん、それ以降は一切封じてたんだわ。

 

結局、この回の見栄えのいいクリーンヒットの殆どは伊藤さんが持って行ったんだわ。

 

6R、

仲村さん、まだまだ単調な戦法に終始してて、返しの左が一瞬良かったんだけど、

殆どは狙い過ぎの力入れ過ぎって感じで、初めの50秒でいい右も当てたんだけど、

ラスト30からは伊藤さんの右、左、右で帳消しにされてたんだわ。

 

7R、

仲村さんサイドは結構拮抗してるか若干負けてるって判断してると思うから、

絶対飛ばして来るからここからは伊藤さん、

慎重に何とか逃げ切って欲しいって陣営は思ったんだろうけど、

そんな陣営の思惑なんのその、伊藤さんはまだまだ行く訳で、

始まって1分20秒、ちょっと浅かったんだけど右ストレートを2発クリーンヒットして、

その後のショート戦は仲村さんの方が肘の畳み方が巧くて、

そういうの続けてると危ないよって思ってたんだけど、残り37秒、

右ストレートをとっても綺麗に直撃させた瞬間、仲村さんの左目上をヒットカット。

 

8R、

「相手は来るぞ!、足使って左右へ動け!」 って声が飛んでたんだけど伊藤さん、

又もや無視の真っ向勝負の始まって35秒、相手もガンガンに来るとこ、

右ストレートを見事ヒットで、仲村さんに更なる出血を見舞ったんだわ。

 

勿論、仲村さんもこれで怯むってことは全く無くて正しく手負いの頂点で、

伊藤さん、ちょっと引き気味の方がいいのになあとは自分も思ってたんだけど、

1分32秒、伊藤さんが右ショートアッパーを当て込んでからは一気の打ち合いで、

伊藤さん、残り40秒では一瞬ヤバイ場面も作ってしまったんだけど、

最後の男気発揮ってことで死にもの狂いの殴り合いに挑んで行ったんだわ。

 

 

終了ゴングが鳴った時、無論周囲からは大拍手が起こったんだけど、

自分はスッカリくたびれてしまって、隣もその隣もシンドイなあって言ってたんだわ。

 

で、自分のスコアを計算してみたら、78-74だったんだけど、

結局、78-75、77-76×2ってことで勿論伊藤さんの3-0勝ちだったんだけど

イーブンラウンドを作るか作らないかで差が出たみたいだったんだわ。

 

 

控室に戻る伊藤さんと両手でグローブタッチした後、団会長と話したんだけど、

試合中改めて驚いたのはチーフセコンドに付いてたその団会長の冷静さで、

常に穏やかに対処してて、それは4回戦の試合の場合と何の変りも無くて、

ちょっと後に二人だけで話した時もサラーッと淡々と振り返ってたんだわ。

最後に 「芹江もうまいこといくといいんだけどなあ。」 って言ってたね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 伊藤雅雪さん

② 久我勇作さん

③ マイケル・ダスマリス

 

 

 

勿論、今日も後楽園ホールへ行くんだけど、

新人王戦の準々決勝戦が14試合ビッチリ組まれてるもん気合入れないとね。

 

2014年7月29日 (火)

後楽園ホール・7月28日

 

一番暑かったのは中庭に出ての集合記念写真の時で、

もう吹き出すような汗まみれになってしまって、

それはそれで思い出に残るような結婚式と披露宴だったんだわ。

 

27日は身内の結婚式があって、教会での神父の説教が思いの外心に響いて、

新郎と彼の中学の頃からの仲間達との雰囲気とか、

新婦と勤め先の同僚達との関係が傍で見ててとっても心地良かったんだよね。

 

CGデザイナーとアパレルのMDって、時代の先端を行くカップルだったんだけど、

変に尖がった感じはしなくて、モノの考え方は自分なんかより余程保守的というか、

とっても中庸なもんで、実にリーズナブルな披露宴だったんだわ。

 

新郎新婦の紹介ビデオは流石映像処理のプロ仲間が作った作品で、

二人の今と共に彼らの幼少期をフラッシュバックのように見せてたんだわ。

新婦のウェディングドレスも仲間がデザインしたもので、

華美に走ることなくシンプルで気品に満ちた出来上がりだったなあ。

 

お互い、若輩者っていう年齢を若干超えてたせいか、

とっても落ち着いたいい披露宴でもあったんだよね。

 

 

 

昨日もドームは半プロ野球で混雑してたんだけど、ホールもほぼ満タンで、

安易な席移動を許してくれないほどで殆ど自分の席で見てたんだよね。

 

 

岡田博喜さんとか土屋修平さん、中川とん虎君、小國以載さん達に挨拶して、

八王子中屋ジムの筒井さんと世間話した後、角海老ジムのエライサンとか、

JBCの役員さんと個別に24日の裁定についての話をして (後日書きますね。)、

宮崎辰也君とか長嶺克則君、勅使河原弘晶君とヤアヤアして始まり始まり……。

 

 

 

☆ 小林準基君×宮本栄治君(ワールドS)……SF 4R

デビュー戦のサウスポー、19歳・兵庫県と、

デビュー戦のサウスポー、24歳・東京都。

 

宮本君、アマ23勝9敗っていうから、B級デビューじゃないのって思ってたから、

試合始まった途端、アレレレ―ッて驚いてしまったんだわ。

小林君、中山和幸君のトランクス借りての登場だったね。

サウスポー同士のデビュー戦っていうのは珍しいね。

 

1R、

典型的なインファイター対アウトボクサーの対決だったんだけど、

結局ただそれだけだったなあ。

 

宮本君、あくまで遠距離通勤にこだわった上背とリーチ差を前面にしてるんだけど、

殆どひ弱な当て逃げって感じしかしなかったんだわ。

 

一方の小林君も、たまに体寄せることが出来てもショートブローに怖さが全く無いし、

そもそも当て勘が相当悪くて空回りの連続だったなあ。

 

中途半端なインファイトは徹底したアウトボクシングにはやっぱり敵わなくて、

ラウンドの殆どを宮本君が優勢なまま推移してたんだけど、

最後の最後、残り10秒を切ったとこで小林君が左ストレートを初めてヒットで、

元々頑丈にはできてないみたいな宮本君、明らかに膝カックンしてたんだわ。

 

2R、

宮本君、益々距離を取るようになって当て逃げ度を増していって、

遠くからのコツコツパンチを徹底していったもんで、

小林君、為す術なくなってしまってたんだけど、

折々に見せる宮本君のひ弱さにも不安感は残ってたんだよね。

 

3R、

デビュー戦なもんで仕方ないとこもあって、

小林君の不器用さも目立ってたんだけど、宮本君のひ弱さは目に余るものあって、

余りに見栄え良くないまま、いつの間にか足も使えなくなってしまって、

特に大きく被弾はしてなかったんだけど見てて病弱なのかって心配になるほどで、

結局、1分42秒、もう止めようねって感じでストップエンドだったんだわ。

 

 

 

大分後になってから、鉄拳8の権会長にお会いした時に、

「第一試合はどんな感じでしたか?」 って聞かれて、

宮本君とは先輩後輩の関係みたいだったんだけど、

上に書いたような印象だったもんで上手いこと伝えられなかったんだよね。

 

 

 

☆ 中川とん虎君×永安潤之介君(川島)……B 6R

11勝(4KO)6敗1分の29歳・新潟県と、

12勝(3KO)10敗(3KO)1分の31歳・埼玉県。

 

中川君は中村雅敏君、長井一君、中島聖規君、若松竜太君って、

中堅強豪に4連勝した後、去年5月に宇津見義広君に負傷ドローを経て、

12月にこの後に登場する中野敬太君に0-2負けして以来の試合なんだよね。

 

永安君の方はうすい祐介君との負傷ドローを挟んで殿村雅史君、

サラリーマン徹平君、白石豊人さん、石川貴章君達に連敗してたんだけど、

今年4月に長井一君に2-0勝ちして復活したとこなんだわ。

 

1R、

初っ端から動けてたのは永安君の方で、若干暖気運転中だった中川君、

1分13秒、絶妙なタイミングで左、右ってショートストレートを直撃した途端、

永安君、足の送りがバタついてしまってそのまま北西ポスト前でダウン。

 

殆どダメージ残さずリスタートしたんだけど永安君、

残り1分からは北ロープに押し付けられてしまってボディボディ攻められて、

中川君、プレスも効かせてたし中々素晴らしい立ち上がりを見せてたんだわ。

 

2R、

それでも全くめげない永安君、初めの1分間を手数で圧倒して、

中川君、少し頭から行き過ぎで見栄え的にも良くないんだよなあ。

二人共、巧いボクサーでは決してなくて、気持ちの強さで戦うタイプなんだよね。

 

3R、

それほどパンチ力がある方では無い同士なんだもんで、

必死の手数争いは当然の流れなんだけど、常に永安君優勢に推移してて、

残り1分20秒からの密着戦で中川君、やっとやっとの盛り返しだったんだけど、

それでも自分の中での彼のイメージとはかけ離れててテキパキさに欠けてたなあ。

 

中川君、右目上バッティングカットしてしまってドクターチェック。

自分のスコアではここでチャラってことで……。

 

4R、

やっぱり中川君、本調子でないことは明らかで、

そもそも距離が中途半端でガツガツ行き切れない中、

噛み合いの良くない吹っ切れてないパフォーマンスが続いてたもんで、

不承不承ながらここで離席ってことで……。

 

 

近くにシャムガル興一さんの応援に来てた平山悦久君がいたもんで、

並んで昔話したんだけど、それほど褒めてなかった彼の試合のことなんかも含めて、

面白おかしくの思い出話だったんだわ。

 

そのすぐ近くに三迫ジムボクサーが固まってたもんで、

岩井大さんとか鬼ヶ島竜君に挨拶したんだけど、

鬼ヶ島君、やっと試合ができるってことで8月29日の相手は平龍太郎君で、

ほぼ2年振りに彼の姿が見れるんだよね。

 

 

結局、この試合は中川君の方からみて58-56、57-57×2ってことで、

要するに1-0ドローだったんだよね。

 

どっちにも言えるんだけど、どっかのラウンドで飛ばし切れてたら勝ってたのにね。

試合後暫くしてからの中川君とちょっと話したんだけど、

右目上の絆創膏が痛々しい中、明らかに納得がいってない様子だったなあ。

 

 

 

☆ 井川政仁さん×中野敬太君(KG大和)……B 8R

12勝(4KO)7敗(2KO)1敗のランク11位、29歳・福岡県と、

10勝(2KO)9敗(1KO)3分の29歳・福岡県。

 

二人共、福岡市出身で同じジムで練習してたことのある29歳同士なんだわ。

10年後に後楽園で試合するって、ちょっと感慨深いモノあったんだよね。

 

中野君、以前は花形ジムだったよね。

お互い、ハードヒッターではない手数頑張り勝負だったんだけどね。

 

1R、

お互いの最初の勝負はどれだけちゃんとしたジャブが打てるかだったんだけど、

若干井川さんの方が優位に推移してて、パンチの組み合わせも美しくて、

やっぱりいいボクシングするなあって見てたんだけど、

残り20秒から中野君、気合入れた左、右、左って連続ヒットで大挽回。

 

2R、

中野君は上下の打ち分けができてないし、井川さんの左フックは精度が良くなくて、

二人の不足感が目に付いたんだけど、より不足感が強かったのは井川さんの方で、

この回もラスト20からは中野君の好きにさせてたんだよなあ。

 

3R、

井川君、一瞬左ガードが下がってしまうとこあって、

意外なほど簡単に右ストレートを貰ってしまってるし、足も使えてないし、

全体の動きに全くキレが感じられなくて、先攻めするでもなく、

誘ってカウンターを狙う訳でもなく、何がしたいのかが全く見えて来なくて、

今まで自分が見た彼の試合の中では最悪のデキとしか言えなくて、

余りにも残念になってしまったもんで一旦席外しってことで……。

 

 

 

で、瀬端さんとか重田玲さん、プロスパー松浦さんとかとちょっと話して、

三迫ジムの西尾トレーナーと石本康隆さんがジャレ合ってるとこに混ぜて貰って、

まあどうでもいいような事を話したんだけど、

それにしても石本さん、試合の時のキリッとした感じと笑った時の童顔との落差が

人一倍大きくて、こういうのに女の子は弱いんだろなあって思ったなあ。

 

 

試合後のスコア聞いてたら、78-75、77-76、75-77ってことで、

またちょっと判断に苦しむような裁定だったんだけど、

とにかく2-1ってことで中野君の判定勝ちだったんだわ。

KG大和ジムとしては初めてのランカー誕生じゃないかなあ。

 

 

 

試合後暫く経って着替えた後の井川さんと話したんだけど、

感じてた通りやっぱり体の具合が良くなかったんだけど、

それでも勝負は勝負でみんな色々抱えながらやってることなもんで仕方ないんだわ。

 

二人で話してるとこに中野君が通り掛かったもんで3人で話したんだけど、

ちょっと昔話も交えて、中野君とは初めて話したんだけど嬉しそうにしてたなあ。

 

 

 

☆ 土屋修平さん×何チャラ・ソーシンユー……62㎏ 8R

15勝(13KO)3敗(3KO)のランク12位、27歳・愛知県と、

6勝(4KO)4敗の25歳・タイ国。

 

この程度の戦績のタイボクサーなら土屋さんの相手になる訳は無い訳で、

土屋さん、とにかくインサイドから小さく鋭く振れるかってことだったんだけど、

リーチがあって懐の深い相手に厳しい踏み込みもできてたんだわ。

 

これなら全く問題無さそうだなって見てた1分16秒、

土屋さん、ワンツースリーフォーの強連打で南東ポスト前で、

ソーンシンユーからダウンゲット。

 

タイボクサー、ヘロヘロしながらも何とか立ち上がって、

ハイ、リスタートってとこだったんだけど、もう全くやる気がなかったみたいで、

そのまま再度倒れ込んでしまっての1分43秒、TKOエンドだったんだわ。

土屋さん、今度はもっと骨のあるランカーとガチの試合だよね。

 

 

 

☆ 小國以載さん×何チャラ・タナチョー……SB 10R

12勝(3KO)1敗(1KO)のランク1位、26歳・兵庫県と、

14勝(5KO)4敗の28歳・タイ国。

 

タイボクサーにしてはホントに珍しくタナチョー、

ホール開場直後の薄暗いリングに上がってアップして、ちょっとやりそうな感じで、

少なくとも真面目に臨んでる感じはしたんだよね。

 

ところがところが、このインチキタナチョー、下手クソなくせに相手を挑発して、

薄笑い浮かべながらやってるし、意味不明のサウスポーチェンジはするに、

要するに典型的なクソタイボクサーだったんだよね。

 

こういうのは見るに堪えないもんで、小國さん、後はチャチャット料理してねって、

1Rですぐさま離席したんだけど、小國さん、4Rまでかかってしまったみたいで、

道理で試合後に声掛けたら機嫌悪そうだったんだわ。

 

 

 

☆ 岡田博喜さん×シャムガル興一さん(三迫)

                 ………日本 SL タイトル戦 10R

8勝(7KO)0敗のチャンピオン、24歳・東京都と、

18勝(11KO)5敗(3KO)1分のランク5位、28歳・大分県。

 

自分的にはこの試合がメインイベントで、二人共良く知ってるし、

いいボクシングするし、色々予想を聞かれたんだけど、

“愛こそすべて” って感じの “距離こそすべて” って思ってたんだよね。

 

岡田さんには鈴木会長、佐藤さんと殿が付いてて、

興一さんの方にはフォンさん、加藤さん、西尾さんがセコンドだったんだわ。

アレって見たらラウンドガールのサポートに阪下優友さんが付き添ってたんだわ。

 

 

この試合、鳥肌立ったって感想を言ってたボクサーが何人もいたし、

業界関係者も途中からスコア付けるのを忘れるほどだったし、

自分も思わずションベンちびりそうになってしまうほどだったんだよね。

 

1R、

やっぱりシャムガルさん、ガード固めての詰め詰めから始めたんだけど、

そういうのは岡田さんも織り込み済みだったもんで、

先手征して冷静に細かくそれでも鋭い打ち込みで、

そりゃ下がりながらではあったんだけど、実に巧い対応だったんだわ。

 

シャムガルさんも、相手に嫌気差さすようなゴリゴリ鬼詰めで、

適当な距離になったとこでの左右フックを強振していったんだけど、

トータルの被弾数としてはかなりのモノだったんだわ。

 

2R、

この回は岡田さん、初っ端から飛ばして行って、取り敢えずはグローブの上から、

その後様子見ながら空いてるとこ狙いのショートフックの強連打で、

早くもシャムガルさんの特に右顔面を赤くさせてたんだわ。

 

岡田さんがこんな序盤から飛ばすのは初めて見たんだけど、

スタミナは大丈夫なのかってことが頭の隅をよぎるほどだったんだわ。

 

相手の方が懐深いしリーチもあるもんでシャムガルさん、

決して中間距離が巧くないって訳ではないんだけど、

この日は徹底接近戦狙いでファイターっていうにのはこういうもんだって、

そういうのを激しく前面に出していって、効果的にはまだ引けを取ってたんだけど、

左右のショートフックの振りはとっても鋭かったんだわ。

 

3R、

お互いのボディブロー、どっちの方が効いてるのって感じだったんだけど、

当たりの綺麗さでは岡田君の方が圧倒してて、

シャムガルさん、一方的にはさせないのは流石だったんだけど、

貰い方で差が付き始めたかなあ。

 

4R、

残り40秒からの岡田さんのコンビネーションはとってもとっても見栄えが良くて、

シャムガルさん、心なしか体が揺らぎ始めたんだよね。

 

5R、

実はこの前のラウンドから流れは岡田さんに大きく傾いたって見えて、

シャムガルさん、1~2発ヒットさせても後の連打に繋げられてなくて、

強く振り出す分だけ疲れを増すんじゃないかとさえ思ってたんだけど、

残り40秒のシャムガルさん、この日初めて右ショートがクリーンヒットして、

明らかに岡田さんの勢い止めるほどの直撃で、

そこから一気のラッシュラッシュで、岡田さん、正直危なくて、

ガード固めて体揺らがせながら何とか必死必死の凌ぎだったんだわ。

 

ここまでのオープンスコアは48-47×2、47-48ってことで、

岡田さんの2-1だったんだけど、自分は49-46だったんだけどね。

 

当たりの強さからするとやっぱり岡田さん優位だと思ったんだけど、

シャムガルさんの積極前詰めからの手数との比較評価だったんだよね。

 

6R、

前の回で勢い得たシャムガルさんがやっぱりまずは飛ばして行って、

岡田さん、必死必死の対応に終始してたんだけど、

ここまで相当のハードヒットを幾つも貰ってるシャムガルさん、

ダメージないとは絶対言えなくて、時折ガードが下がる場面も見えてきて、

1分20秒、岡田さん、相手の一段落を突いた瞬間の一気反攻で、

ショートのコンビネーションをバランス良く打ち込んで、

特に打ち下すような右フックは抜群だったんだわ。

 

ただ、ショートアッパーについてはシャムガルさんの方に一日の長があったかなあ。

 

それでも岡田さん、ラウンド後半に見事な見せ場を作ってこのラウンドをゲット。

 

7R、

岡田さんがちょっと休む中、シャムガルさん、前出る前出るの気持ち新たに、

ガンガンの詰めが叶ってたんだけど、やっぱり蓄積ダメージは明らかで、

腕振りがちょっとタルくなってきたし、体の安定感も見劣りしつつあったんだわ。

 

それに比べると岡田さん、パンチのタイミング感にズレはなかったし、

下半身のドッシリ感にも変わりなくて、今回は随分鍛えたみたいだったなあ。

 

お互いの左目上が其々の右で傷付けられてヒットカットしてたんだわ。

 

8R、

前のラウンドまでて5ポイント差まで広がってしまってたし、

シャムガルさんの動きに劣化が透けて見えてもきてたし、

そろそろ行方が見えて来たかなあって思ってたんだけど、

シャムガルさんは尋常じゃないほどの歴戦のプロ戦士ってことで、

まだまだ勝負を見切ってなくて序盤から圧倒的な攻め込みはホントに驚異的で、

1分過ぎ、追い駆け打ちしながらついについに青コーナー前で右を強烈ヒット。

 

岡田さん、体を逃がせないとこでの結構なハード被弾で、

思わず体揺らがせてしまって左目上を更に今度はもっと大きくヒットカット。

 

一段落した後、1分30秒、ドクターチェックが入ったんだけど、

岡田さんの左顔面は流れる血で赤く染まってしまってたんだわ。

 

再開後のシャムガルさん、一気にストップエンドを目指して、

それはそれは死にもの狂いの追撃だったんだけど、

このまま止められたら堪らないって岡田さんもモロ倒し系のパフォーマンスで、

この時は場内、正に阿鼻叫喚って感じだったんだわ。

 

9R、

角海老ジムの会長はアメリカで修業した日本で最高レベルのカットマンなもんで、

出血止められるかって心配しながら見てたんだけど、

4~5発パンチ交換したらいきなりの再出血で、これは相当大きく深い訳で、

岡田さんの仕草によってはストップかけられても仕方ないとこだったんだけど、

ここからの岡田さんも普通じゃないボクサーだったんだわ。

 

こういう場合、如何にも血が目に入って見難いっていうようなポーズ取ったり、

何度もグローブで拭うようなことすると、レフェリーは途端に止めるんだけど、

岡田さん、グローブで血を拭ったのはたった1回だけで、

そのカット傷が目の真上ではなくて若干コメカミ寄りでもあったことも幸運で、

序盤のシャムガルさんの大攻勢を凌いだ後、盛り返しのショートを連続ヒットで、

それきっかけにしての乱闘系根性戦に突入していったんだわ。

 

もう相当消耗してたと思うんだけどシャムガルさん、

岡田さんのそこそこの右ストレートを直撃されても、

普通のボクサーだったらそれ一発でダウンしてもおかしくないほどだっていうのに、

踏ん張って追撃阻止してて、この回のクリーンヒット総数は岡田君だったんだけど、

残り10秒からの追い込みは人間技には見えない鬼鬼で、

岡田さん、凌ぐ凌ぐで一杯一杯だったんだわ。

 

自分含めて見てた人はみんな疲れてしまう程だったんだよね。

 

10R、

自分の5ポイント差は3ポイント差にまで縮まってて、

最終回、何かが起こったらシャムガルさんの大逆転も有り得たんだよね。

 

シャムガルさんの怖がらない怯まないヘコタレナイっていうのは、

ボクサーの鏡としか言いようが無くて、またもやまず仕掛けていったんだけど、

その直後、岡田さんの大反攻が始まって初めの1分を征して、次の30秒も征して、

いよいよ残り1分、お互いの何が残ってるのか、どれだけ残ってるのかって、

観客はそれを見極めなければいけない状況に追い込まれていったんだけど、

ラスト30秒、どこにまだそんな気持ちと体力が残ってるのかっていうのを

自分らに見せ付けたのはシャムガルさんの方で、

岡田さん、結構危ない場面に追い込まれてしまったんだけど、

最後の最後、岡田さんも顔ひん曲がるほど歯食いしばって打ち返してたんだわ。

 

体が熱くなってた中、自分のスコアを計算してみたら96-94ってことで、

岡田さんの逃げ切りだったんだけど、発表されたものも96-94×3だったんだわ。

 

 

スコアがアナウンスされた時、KG大和ジムの片渕会長と一緒だったんだけど、

自分相当興奮してたもんで、中野君のオメデト伝えるのを失念してしまったんだわ。

 

 

戻って来たシャムガルさんとちょっとハグした後、トレーナーに聞いたら、

シャムガルさん、途中から意識が無くなってて試合が終わった時、

「俺、ダウンしましたか? 岡田君はどうでしかた?」 って尋ねてきたんだってさ。

 

マナベジムの酒井智彦君との死闘も凄かったんだけど、シャムガルさん、

相変わらず外れの試合は無いんだよなあ。

 

彼、普段は遠慮がちな話し方する人懐っこい人柄なせいか、

移籍する度に仲間のボクサーを増やしてるんだよね。

 

 

岡田さんとも言葉交わしたんだけど、8R過ぎからは足元が踏ん張れなくて、

フットワークが使えなくなったもんで体寄せて打ち合う決心したんだってことで、

医務室から出て来る際にも壁に手を添えるほどで、                     

間近で見た左目上のザックリカットはホント残酷なほどだったんだわ。

 

 

ボクサーの中には自分はファイターですって言い切る子も多いんだけど、

シャムガルさんみたいのを真のファイターって言う訳で、

頭から突っ込んで後はゴニョゴニョするっていうのとは全く違うんだよね。

 

 

ホントのプロボクサーっていうのは二人のようなボクサーを言うわけで、

彼らを全く知らない人達をも巻き込んで感動を与えらえるボクサーなんだよね。

 

こういう試合を見ると見ないとでは大違いで、

業界関係者達の何人もが年間最高試合の候補だって言ってたんだわ。

 

 

 

もう相当お腹一杯になってしまったんだけど、

あともう一つ大きな試合が残ってるもんで、

缶コーヒーを一気飲みして気分切り替えての最終試合だったんだよね。

 

 

 

☆ 高山樹延さん×斉藤幸伸丸さん(輪島S)

                   ………日本 W タイトル戦 10R

20勝(7KO)1敗のチャンピオン、28歳・秋田県と、

20勝(11KO)5敗(2KO)1分のランク1位、35歳・北海道。

 

勿論、近くに勅使河原弘晶君とか嶋崎俊君達が控えてたね。

 

角海老のチーフセコンではまたしても佐藤トレーナーで、

彼、加藤善孝さんと岡田博喜さんも担当してるし、大変さは想像を絶するんだよね。

 

1R、

高山さんがいつものようにユックリスタート切る中、斉藤さん、

細かい動きでリズム作り出しながら軽いヒットでまずは先攻先行。

 

高山さんのプレスはどっしりしてるし、体付きから醸し出す威圧感が凄いよなあ。

ラスト30秒から高山さん、ようやくヒット動作を取り始めたね。

 

2R、

斉藤さん、中々いいショットが顔面に決め切れない中、

取り敢えずは左ボディに形のいいのを集中させてたね。

 

まだまだ二人共、フル稼働ってとこまではいってなくて慎重慎重。

 

3R、

大きく悠然って感じと細かく鋭くって感じの対戦の流れは決まっていったんだけど、

残り45秒、ガッツンバッティングで傷んだのは高山さんの方で、

頭部からカット出血してしまったんだけど、右目下もヒットカットされてたんだわ。

 

4R、

高山さん、先攻めからの圧倒ってパターンにはめられない中、

お互い、軽度のやったり取ったりの末、斉藤さんが手数ポイントゲットかなあ。

 

5R、

細かい当てっこ競争になると辛いのは高山さんの方だよなあ。

 

斉藤さん、意識的にはカウンターを狙わなくなくて、それは最後までそんな感じで、

ただ、相手に打ち込まれたら即反撃するって決めてたみたいで、

常に高山さんにいい感じで一段落させないようにしてたのは流石だったなあ。

 

 

発表された中間採点は48-47×3ってことで、

斉藤さんの3-0優位だったんだけど、自分は反対評価の48-47だったなあ。

要するにどっちも有りってことで、これからこれからなんだわ。

 

6R、

「打ち合うな!」 って斉藤さんのセコンドから声が飛んでたんだけど、

高山さんはこのままではマズイ訳で何とか大きいのを当てたいとこだったんだけど、

ただ、高山さん、全力で燃え上がるようなとこまではいってなくて、

そういうニュートラル状況が多いっていうのが彼の特徴でもあるんだけど、

今度は右目上をヒットカットされてしまってたんだわ。

 

自分のスコアはここまでで丁度イーブン。

 

7R、

相手の打ち出すタイミングを潰すのが巧い斉藤さんなんだけど、

この回は何だか一休みしてるかのような手数ダウンで、

中盤以降の高山さんの攻勢を許してしまっていきなり被弾数が増えていって、

残り40秒前後で帳尻合わせに行くような反撃は見せてはいたんだけど、

最後の15秒は高山さんの厚味のある攻撃に殆ど封じ込められてたんだわ。

 

8R、

斉藤さん、合い間合い間の左ボディで何とか形にはしてたんだけど、

相手の顔面への見栄えのいいショットはまだまだ叶ってなくて、

残り30秒からは高山さんの右と左のハードヒット1発づつ貰ってしまって、

左目の上がかなり腫れ上がってきたんだわ。

 

9R、

斉藤さん、気持ち切り替えての初っ端からの先攻先攻で、

初めの1分をこれまでになく強振していったんだけど、

直後に右ストレート2発喰らってしまってチャラにされてたなあ。

 

1分半、高山さんの左ボディが若干ローブロー気味ってことで、

斉藤さん、少し休ませて貰った後、今度は斉藤さんがローブロー気味で、

レフェリーに仲良くやりなよって諭されてたんだけど、

これを機に手数復活させたのは斉藤さんで、

この回は緩めることなくラスト30からも飛ばして行ってたんだわ。

 

高山さん、性格的なモノもあるんだと思うんだけど、

弾けまくるってとこがちょっと欲しいとこだったんだけどなあ。

 

10R、

結構微妙なままの最終ラウンド突入だったんだけど、

斉藤さんの右目上の腫れはタンコブみたいになってしまってたんだわ。

 

まず先攻したのは斉藤さんだったんだけど、直後に右ストレート3発返されて、

その後残り1分までは殆ど高山さん主導で推移してて、

またまたローブローだってアピールはレフェリーにスルーされてて、

この辺がちょっと気弱になってたような印象も受けたんだけど、

ラスト30秒に至ってもガンガン手数は復活しないままの終了ゴング。

 

 

自分のスコアは一つ前の試合と全く同じ96-94だったんだけど、

結局、96-95×2、95-96ってことで高山さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

試合後の二人に其々声掛けたんだけど、吹っ切れてたのは斉藤さんだったなあ。

お互いの顔面の傷み方だけ見ても激闘だったことには間違いなくて

高山さんは左目下の出血が最後まで止まらなかったし、

斉藤さんも左目上の腫れ上りが凄かったもんで、

ラウンドガールの女の子なんか目潤ませてたもんなあ。

 

 

ホールを出たとこで藤中周作さんとバッタリで、「凄かったよねえ。」 って、

言葉交わしたんだけど、その後塚田祐介さんが寄ってくれて、

「自分は幸伸丸さんが勝ったと思ったんすけど……。」 って、

興奮冷めやらぬ表情してたんだけど、それも充分有り得たとは思うんだけど、

自分としては最後の3つのラウンドのうち2つを取られたのが致命的だったっていう、

自分の判断も譲れないとこだったんだよね。

それでも根性の入った35歳だったことに間違いは無かったけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 岡田博喜さん

② シャムガル興一さん

③ 高山樹延さん

 

 

 

12時までにはアップお願いって催促してきたボクサーがいたんだけど、

君も現場で見てたでしょってことで……。

 

いい試合ほど書き間違ってはいけないと思って慎重に色々思い返すもんで、

どうしても遅くなってしまうんですよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

7月は最終週でやっとやっとの的中で、26日の中京11Rの三連複をゲット。

で、7月は35レースに参加して月次回収率は169%だったんだよね。

1月からの累計回収率も改善されたんだけど、それでもまだ95%ってことで、

毎年苦しむ夏競馬を何とか乗り切ったら、明るい明日が見えてくるんだよね、多分。

 

2014年7月25日 (金)

後楽園ホール・7月24日

 

世界で一番大きな湖はロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタン、

それにイランの五ヵ国に接してるカスピ海で、日本全土ほどの面積があるんだけど、

世界で一番水深の深い湖はロシアにあるバイカル湖なんだよね。

 

日本で一番水深が深い湖は秋田県の田沢湖で水深430mほどなんだけど、

バイカル湖の水深は1,630mもあるんだってさ。

 

で、バイカル湖っていうのは地球上の全ての淡水の5分の1もの水量を誇ってて、

地球上約60億人の飲料水の3,000年分も賄えるんだってね。

富の偏在も甚だしいんだけど、淡水の偏在も度を超えてるんだよね。

 

 

 

ホールに入るとワタナベジムの若手のサポートに来てた山川豊さんがいて、

自分が一体どういう人間なのか山川さんは詳しく知らないと思うんだけど、

いつの頃からか何故かとっても親しく接してくれて、

この日の出場ボクサーについての話を聞かせてくれたんだよね。

 

その横を弟君の応援に来た中川勇太さんと奥さんが通り掛かって軽くご挨拶。

 

 

まだ照明の落ちてる薄暗いリング上でアップしてた玉木善文君と山下賢哉君、

その少し後にやって来た武田航君、仁平宗忍君達とヤアヤアってことで……。

 

 

まだまだビッグネームには至っていないけど、

それでもとっても有力なC級ボクサーを集めたオール4回戦、

っていうのが昨日の後楽園ホールのテーマで、勿論 “DANGAN” だったんだわ。

 

 

 

☆ 戸栗和吉君(駿河男児)×森田陽君(M・T)……L 4R

2勝5敗(1KO)の31歳・静岡県と、

2勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、22歳・神奈川県。

 

最近よく駿河男児ジムのボクサーが呼ばれてホールにやって来るんだけど、

正直、魅力的なボクサーにはまだ出会えてないんだけどね。

 

1R、

二人共、そういう意味では波長が合ってたと思うんだけど、

とにかく乱暴は嫌いというか、危ないことは止めようねボクシングで、

初めの1分間は殆ど全く何もしないままで、特に戸栗君、

ボクシングが殴り合いだっていうのが解ってないような感じだったんだよね。

 

それなら森田君、ガンガン攻め立てて粉砕してしまえばいいと思うんだけど、

彼もまた危ないことはやりたくないみたいで、あんまり静まり返ってるもんで、

自分としては仕方なくの休憩タイムゲットってことで……。

 

 

後で確かめたら、40-37、39-37、38-38ってことで、

森田君の2ー0勝ちだったんだけど、ジャッジも真面目に見てなかったみたいだね。

 

 

 

☆ 矢野乃莉守君(花形)×河原隆匡君(E&Jカシアス)……F 4R

2勝1敗(1KO)の19歳・大分君と、1勝2敗(2KO)の21歳・神奈川県。

 

この試合は河原君の棄権で中止になってしまったんだわ。

ここからの4試合はC級トーナメントの準決勝戦ってことで……。

 

 

 

☆ 草薙慎吾君(北澤)×武田航君(角海老)……B 4R

1勝(1KO)2敗のサウスポー、29歳・埼玉県と、

1勝(1KO)0敗1分のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

1R、

いきなりハードヒットを仕掛けていったのは武田君の方で、

かなりのガンガン飛ばしだったんだけど、もう少しユックリやっても良かったかなあ。

 

機先を征された草薙君、中々ペースを取り戻せずほぼ一方的だったなあ。

 

2R、

武田君、倒してしまおうって意思の見えた戦い方だったんだけど、

単発強打が目立って何だかポキポキした感じの動きになってて、

もう少し繋がりのいいスムースな動きができるはずなんだけどなあ。

 

それに両腕が体から離れ過ぎてて、相手が厳しくなかったから助かってたけど、

ディフェンス面でも危なっかしい場面を何度も見せてたんだよね。

 

その武田君、1分20秒過ぎから猛然とラッシュかけていって、

配慮の効いた上下打ち分けは見どころ十分だったんだけど、

一段落したら早くもスタミナ切れって感じで……。

 

草薙君もそこんとこ突いて大挽回っていう訳にもいかず、ちょっと中途半端だね。

 

3R、

草薙君、いつの間にかサウスポーチェンジして、それきっかけにしての一気攻めで、

武田君、いなし切れないまま消耗を進ませてしまって、

明らかなフィジカル負けの中、何とか何とかクリーンヒットは免れてたんだわ。

 

4R、

このラウンドの頑張り方で勝敗が決まるって感じだったんだけど、

二人共、バランス悪くなっててパンチも流れてしまってて、

基礎体力的な課題が大きく見えてきたんだわ。

 

ここに来てより疲労が進んでるのは武田君の方で、

簡単に相手の攻勢を許してしまってる場面が増えていったんだけど、

草薙君、殆どボディブローを打たない画一的な攻撃に終始してて、

手数の割に有効打が少なくて勿体なかったなあ。

 

最後の最後、それ程強くは打ててはなかったんだけど、

それでも必死必死の踏ん張りを見せてたのは武田君の方で、

で、自分のスコアは39-37で逃げ切ってたんだよね。

 

 

結局、39-37、39-38、38-38の2-0で武田君、

辛くも何とか逃げ切って決勝戦に繋げることができたんだわ。

 

 

試合が終わって暫くしてから武田君が寄ってくれたんだけど、

ヘッヘッへって感じで自らの不出来は解ってたみたいで、

そんならってことで自分、結構厳しい感想とか意見を伝えたんだけど、

10月10日の決勝戦の際、どれだけの変わり身を見せてくれるかなあ。

 

 

 

☆ 加藤諒君(元気)×東大河君(ワタナベ)……B 4R

1勝0敗の20歳・埼玉県と、デビュー戦の18歳・?県。

 

加藤君、ちょっと前にマナベジムにいた魅力的なパフォーマーだったボクサーと、

全くの同姓同名なんだよね。

 

自分の隣には山川さんが座ってその隣には山元浩嗣君が並んで、

後ろにはワタナベ若手ボクサー達がどっさり応援に来てたなあ。

山元君に東君のこと軽くレクチャーして貰って試合開始。

 

1R、

お互い、リングに上がった時点で戦う気持ちは十分整ってたみたいで、

開始ゴングと同時にいきなりエライ剣幕のケンカボクシングが始まったんだけど、

驚いたことに東君、単に舞い上がっての大暴れっていう訳では決してなくて、

シッカリした下半身のもと、強いけど振り幅の小さい腕振りは驚異的で、

ディフェンスへの配慮もちゃんと出来てるし、上下の打ち分けも抜群で、

自分の中では久し振りの驚異の新人誕生だったんだわ。

 

一方の加藤君も充分水準には達してたんだけど、

東君の動きが目の前にあるもんで、右に頼り過ぎなのが目立ってしまってたなあ。

 

2R、

若い仲間の躍動にワタナベジムボクサー達、もう大騒ぎの大喜びで、

その留まることの無い連続攻勢は加藤君の気持ちを砕いてしまってて、

試合開始当初の勢いがメッキリ落ちてしまって、東君、体力あるんだわ。

 

3R、

攻撃のバリエーションが少なくて持ってるモノを生かし切れてないような加藤君、

気持を立て直して頑張り直してはいるんだけど、中々効果上げきれない中、

東君、これまで積み重ねてたボディブローの集大成みたいな左ボディ、

残り25秒ほどのとこで、とっても見事な打ち込みだったなあ。

 

4R、

疲れを知らない東君はホントに全く物凄いニューカマーで、

加藤君もヤワイボクサーではないと思うんだけど、

一度も東君を追い込むことができないまま、一方的な攻勢を許してしまって、

もう圧倒的な力量差はどうしようもないってことで、1分10秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

青コーナーは正しくお祭り騒ぎで、渡辺会長とも話したんだけど嬉しそうだったなあ。

 

 

東君、次は武田君との決勝戦なんだけど、この日の二人の様子だけだったら、

あっという間に武田君を粉砕してしまうんじゃないかってほどで、

そのことは武田君にも伝えたんだけど、彼も覚悟を新たにしたみたいだったね。

 

 

 

☆ 宮城直樹君(駿河男児)×石井龍誠君(伴流)……SB 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、32歳・沖縄県と、

2勝(1KO)1敗のサウスポー、18歳・東京都。

 

この試合の勝者が次の試合の勝者と戦うもんで、

有澤ジムの会長のお兄さんと並んで観戦だったんだよね。

 

1R、

お互い、そこそこのレベルに達してて、まだまだ試合経験の少ない中、

サウスポー同士はやり難いと思うんだけど、それを感じさせない動きができてて、

特に石井君、ケレンミノないとってもキレのいいパンチを繰り出しつつ、

中盤以降はその実力差をジリジリ見せ付け始めてたんだわ。

 

これは最後までは行きそうにないなあって思い始めてすぐの2分28秒、

その直前に放った左ショットが宮城君の左瞼を大きくヒットカットして、

激しい出血と共に宮城君の動きがガックリ落ちてしまったとこでレフェリーストップ。

 

 

有澤会長のお兄さん、「伴流さんとこはいいボクサー育てるよなあ。」 って、

シミジミ言ってたんだよね。

 

 

 

☆ 畑優太君(10count)×山田健太君(草加有澤)……SB 4R

2勝(1KO)2敗の23歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の20歳・東京都。

 

1R、

開始当初、結構タイミングのいい右を打ってたのは畑君の方だったんだけど、

山田君、それほどのスピードは無いんだけど重量感に満ちたパンチだったなあ。

 

で、0分47秒、丁度畑君の足が揃ったとこではあったんだけど、

山田君の右ストレートが絶妙なタイミングでヒットして、

畑君、南ロープまで吹っ飛ばされてしまってのダウン。

 

倒れ方の割に畑君、それほどのダメージ残さないでのリスタートが出来て、

まだまだ逆転可能なパフォーマンスができてたんだわ。

 

2R、

畑君、攻撃が顔面に限られてて単調過ぎるのが残念だったし、

結果的には相手にディフェンスを易しくしてしまってたなあ。

 

山田君、長いリーチの割には肘畳んでのショートブローも結構巧くて、

細かい差し込み打ちも出来てるなあって見てた2分38秒、

その2~3秒前に打ち込んだ右アッパーが時間差で効いてしまったみたいで、

畑君、一見何がどうしたって感じで後ずさりした直後、

目玉がグルッと上へいってしまってそのままフワッとした感じで仰向けダウン。

 

ボディブローが時間差で効いて倒れるっていうのは何度も見たけど、

顔面へのパンチでこういう状況になったのは初めて見たもんで驚いたんだけど、

とにかく倒れ方が異常だったもんで、カウントの前にタオル投入されてエンド。

 

畑君、全くピクリとも動かず両手も変な形で固まってたし、

すぐさま担架搬出されたんだわ。

 

リングドクターも同行しての医務室行きで、戻るまで待たされたんだけど、

こういうケースで20分以上ドクターが戻らないと緊急手術の手配ってことが多くて、

とっても成り行きが気になったんだけど、5~6分で戻ってきて、

試合役員に確かめたら、意識戻って大丈夫大丈夫ってことで、

それでも一応CT撮るってことで救急車が手配されたんだわ。

 

 

 

この試合の少し前まで、例の10count姐さんが自分の隣に座ってたんだけど、

彼女、気が気じゃなかっただろうなあ。

 

いずれにしても山田君、決勝戦は石井君が相手なんだけど、

多分、サウスポーとの対戦は初めてなもんで、その辺がポイントになるかなあ。

 

 

この後、最後までの6試合は東日本新人王トーナメントの予選だったんだよね。

 

 

 

☆ 山下賢哉君(古口)×下沖克徳君(角海老)……F 4R

3勝(2KO)0敗の17歳・東京都と、3勝4敗(1KO)1分の28歳・宮崎県。

 

これはもう山下君が圧倒しまくるんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

1R、

下沖君、ユックリ対処してると相手の勢いに呑み込まれてしまうって、

そういう風に思ってたんだけど、気持ちと態勢は整ってたみたいで、

鋭くは無いんだけど、粘っこい攻め込みができてたね。

 

山下君のセコンドには和氣慎吾さんが付いてて、21日の激闘の跡マザマザで、

右目下に大きく黒アザが残ってて、見る角度によっては山賊みたいだったなあ。

 

2R、

山下君、すぐ解ったんだけどこの日は必ずしもベストのコンディションではなくて、

特に距離の取り方が中途半端だったし、左右への鋭い動きもできてなかったし、

パンチ含めて全体にいつものテキパキさに欠けてたんだよね。

 

3R、

下沖君、元々パンチ力はそれほどでもないし、動きもぎこちないとこあるんだけど、

前へ前へ先手先手っていうのを徹底するって決めてたみたいで、

いざ打ち合いってなっても全く打ち負けてないのが驚きで、

怯まない諦めないって、見たことないほどの剥き出しの闘志が感動的ですらあって、

山下君、何があったのかは知らないけど、明らかに押されまくってたんだわ。

 

4R、

この回それ程の落ち込みさえ見せなければ下沖君、かなり勝利が見えてきた訳で、

初っ端から積極的に飛ばしていったんだわ。

 

山下君、このままじゃヤバイって踏ん張ったんだけど、絡み合う中、

グダグダ戦になってしまって強いパンチを当て切る距離にならなくて、

いやあ番狂わせかなあって見てたら、およそ半分が過ぎた頃、山下君、

自ら気を取り直したか、和氣さんの檄に背中押されたか、

いきなり死にもの狂いの大反撃を開始して、一瞬対応の遅れた下沖君、

とっても気持ちのこもった山下君の連打連打に晒されてしまって、

それでもあと少し凌げば終了ゴングって残り10秒切ったとこで、

ついに力尽きてしまって致命的なダウンしてしまったんだわ。

 

下沖君、何とか何とかって一度は立ち上がりかけたんだけど、

やっぱり精根尽き果ててしまってたみたいでそのまま再度崩れ落ちてしまって、

その直前、陣営はタオル投入を見計ってたんだけど、

残り時間見てテンカウントの終了に任せたんだよね。

 

で、結局、4R3分05秒、山下君の起死回生のKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後大分経ってから山下君と言葉交わしたんだけど、

観客を楽しませるねえって言ったら照れくさそうにしてたなあ。

 

いずれにしても山下君、次はいよいよ準決勝戦ってことで、

9月26日、荒くれサウスポーの横山拓成君となんだけど、

彼、最近は倒すだけのボクシングから脱しつつもあって結構手強いからね。

 

 

 

☆ 中村誠康君(10count)×仁平宗忍君(ワタナベ)……F 4R

4勝(4KO)0敗の22歳・神奈川県と、3勝(1KO)0敗1分の20歳・栃木県。

 

隣りに山川さん、その隣には結婚が決まった佐藤洋輝さんが並んで観戦。

仁平君もいいボクサーなんだけど、決定力は中村君だと思ってたんだけどね。

 

1R、

仁平君、少し首が前へ突き出た骨格してるんだけど、

ちゃんとアゴ引いててディフェンス面でも万全の構えなんだよね。

 

で、上背とリーチ優位な相手に対して初めから積極的なプレスをかけていって、

左右ボディとか右ストレートとかグッドグッドの先制攻撃を仕掛けてたんだわ。

 

一方の中村君、強打者に有りがちな狙い絞りながらの序盤だったんだけど、

明らかに立ち遅れ気味、手遅れ気味になってたんだよね。

 

2R、

中村君、まだまだ単発に終始してて、長い腕生かした左ボディも全く打たないなあ。

 

仁平君、必ずしも軸にしようって思ってた訳ではないんだろうけど、

結果的には左ボディ混ぜ込んだコンビネーションの見栄えがとっても良かったし、

それで攻撃のリズムを掴んだようなとこあったなあ。

で、中盤過ぎの綺麗なワンツーヒットで中村君の左目上をヒットカットさせてたんだわ。

何とまあ自信に満ちたパフォーマンスなんだって驚いてしまったんだわ。

 

3R、

流れを取られた中村君、このままだとヤバイって感じで飛ばして行って、

始まって40秒、強烈左右ショート打ち込んで思わず仁平君をクラッとさせて、

それ、見た目以上に効いてたみたいで仁平君の動きが鈍ったとこ、

ここしかないラッシュの万振りフルショットの連続で仁平君、危ない危ない。

 

セコンドからの指示に従いながら仁平君、必死の耐え耐えで、

中村君、その間思い通りの追撃クリーンヒットが叶わなかったこともあって、

残り1分頃にはかなりの回復を見せて、却って持ち直し反撃かけていってたんだわ。

 

それにしても残念だったのはやっぱり中村君の攻撃の幅の狭さで、

ボディを攻めて相手のブロックを散らすってことが出来ないままだったんだよなあ。

 

4R、

仁平君、試合開始当初の動きにほぼ戻ってて、

途中で中村君のヒットカット傷のドクターチェックが入ったんだけど、

最初の1分半をほぼ支配して、その後の一進一退を経て、

ラスト30秒もキッチリまとめることができてて、中村君を圧倒したまま終了ゴング。

 

中村君、特に緩んではいなかったんだけど、やっぱり強打一発が叶わなくて、

ストレス溜ったままだったみたいだなあ。

あの強打を生かすためにもう少し前振りを研究するっていうのが課題かなあ。

 

 

で、結局、39-37っていうのは自分もジャッジ3人も全く同じ判断だったんだわ。

 

 

仁平君、試合重ねるごとにいいボクサーになってるなあ。

次は9月26日、望月直樹君×本名夕輝君の試合の勝者となんだけど、

反応の良さからすると多分望月君が勝ち上がって来るんじゃないかと思うんだけど、

この日のようなきめ細かく力強いパフォーマンスが出来たらいいんだけどね。

 

 

 

仁平君とオメデトグローブタッチした後、席に戻ろうとしたら、

RK蒲田ジムの柳光会長の奥様に呼び止められて、

出産間もないっていうのに相変わらずとっても可憐な雰囲気を漂わせながら、

抱っこベルトの中の赤ちゃんを見せてくれたんだわ。

 

奥様とはこの日全部の試合が終わった後にもお会いすることが出来て、

なにとぞ安産、安産って贈った掴まりネコの小さなぬいぐるみのことを、

自分が想像もつかなかないほど感謝してくれて、それはこっちが戸惑う程で、

あの掴まりネコも本望ってことで……。

 

 

 

☆ 日野僚君(川崎新田)×市村蓮司君(RK蒲田)……SB 4R

3勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・神奈川県と、

1勝(1KO)0敗の21歳・京都府。

 

市村君はこの階級の優勝候補の一人だったんだけどね。

 

日野君、若干ガチャガチャしてるんだけど、右の被せ打ちとか、

左ストレートが結構強烈なんだよね。

 

1R、

日野君、右も左もそこそこ早いんだけど、腕引きが甘いし、

最初の2発までで決着させようとするとこがあって連打は得意じゃないから、

その瞬間芸的なショットにさえ注意してれば市村君、

充分勝機はあるって見てたんだけど、始まって1分23秒、

その瞬間芸を貰ってしまって、右、左ってショートフックだった思うけど、

思わず驚愕のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

かなりダメージ残したままのリスタートだとは思ったんだけど市村君、

必死踏ん張りで、相手の雑な追撃にも助けられて何とか凌ぎ切ったんだわ。

 

2R、

市村君、立て直せるかってとこだったんだけど、

相手が更なる追い打ちかけるってこともなかったもんで徐々にの回復で、

それでもまだまだ単発系が多くて、もう少し繋がりの良さが欲しいとこだったなあ。

 

一方の日野君、ダウンゲットはしたし、この先はあまり無理しないって決めたか、

この辺りから仕掛けの少ないカウンター狙いの待ちボクシングになってしまって、

面白くない方面白くない方に行ってしまったんだわ。

 

3R、

日野君、自分からは仕掛けなくて、相手が入って来るとをこひたすら狙ってて、

右フックを引っ掛けたがってるだけなもんで市村君、

こうなったらもうガッチャガチャかき回してしまえばいいのにって思ったんだけど、

中々そういう展開にはならなくて、盛り上がらないままだったなあ。

 

4R、

市村君、もうこうなったら倒すしかない訳で、そういうボクシングが出来るかって事で、

かなり前掛りになっていったんだけど、却って2発ほど右を引っ掛けられて、

その後も追う追うはしてたんだけど、もつれ合った時でも一瞬打ち遅れてたし、

危険な打ち合いは避けるって決心した相手を追い込むっていうのはやっぱ難しくて、

逃げ切ろうって決めた日野君のボクシングは全く詰まらなかったんだけど、

とにかく巧く立ち回られたというか逃げ切られてしまったんだわ。

 

 

結局、39-37、38-37、38-38ってジャッジの思いもバラバラの、

それでも日野君の2-0勝ちだったんだよね。

ちなみに自分も38-37だったけどね。

 

 

 

☆ 玉木善文君(小熊)×丸山俊紀君(横浜さくら)……SB 4R

4勝(2KO)1敗のサウスポー、20歳・東京都と、

3勝(2KO)4敗(2KO)の25歳・長野県。

 

玉木君の応援に来てた田之岡条さんとか濱田修士君とちょっと挨拶。

 

1R、

上背と懐の深さのハンデからそうするしかないって判断したか丸山君、

ひたすら飛び込みざまの一発に賭けてて、それ、最後まで一貫してたんだけど、

殆ど全く効果が上げられなかったっていうのに、途中から戦法変えられなくて、

結局、それが全てだったんだけど、玉木君、結構冷静に対応出来てたね。

 

で、残り10秒、相手が入ってくるとこに左ストレート直撃ヒットさせて、

丸山君を東ロープまで吹っ飛ばしてたんだわ。

玉木君、右ショートアッパーも角度良く打ち込んで丸山君の前詰め防いでたしね。

 

2R、

丸山君、他には特にすることがないらしくて初めのまんまなんだけど、

力だけはこもってるもんで玉木君、安易な気持ちで1~2発打つと、

相手の3~4発目を喰らう恐れはある訳で、丁寧な対応が欠かせないんだよね。

 

3R、

オヤジさんが 「スピード!スピード!」 って声掛ける中、玉木君、

この回は何だか腰がフワフワしてきたというか、

上半身の動きに下半身が付いて来てないような印象がして、

打ち出すパンチも手打ち系になってる感じなんだよね。

相手が相手だから助かってるけど玉木さん、下半身のドッシリ感が足りないなあ。

 

丸山君の方はホントはもっと巧いファイターだと思うんだけど、

この日は色々考えるの嫌になってしまったような雑々さで、

こっちにはもう何もありませんよおって感じだったんだわ。

 

4R、

玉木君、勝つことを最優先にすれば、ここでは何もしない方が得策なんだわ。

 

ってことで、丸山君、一発最後の大爆発が求められたんだけど、

結局、いつまで経っても不発弾のまま終了ゴング。

 

余り盛り上がらなかった試合のせいか、ジャッジも真面目に見てなかったみたいで、

40-36、39-37、39-38ってバーラバラだったんだけど、

とにかく玉木君の3-0勝ち。

 

ちなみに自分のスコアは40ー36だったんだけどね。

 

 

ラウンドのどこかで、出来たら残り30秒からくらいがいいんだけど、

とにかく派手な動きをしておかないと、思ってもみない結果になることも多くて、

一つか二つのラウンドの評価の行って来いで、ただの4ラウンド戦だっていうのに、

1ポイント差から4ポイント差までばらけてしまうんだからみんな要注意なんだわ。

 

 

 

☆ 阿部麗也君(KG大和)×片山佑一君(RK蒲田)……Fe 4R

4勝(2KO)1敗のサウスポー、21歳・福島県と、

3勝(2KO)1敗(1KO)のサウスポー、30歳・福岡県。

 

結構強烈なサウスポー同士の一戦で、

どっちが勝ってもこっちのグループの決勝進出ボクサーだって思ってたんだよね。

 

1R、

阿部君の方が体一回りデカイんだけど、ガード固めてプレス強いのは片山君で、

厳しい前詰めから中々グッドな先制攻撃が叶ってて、

勢いのまま赤コーナー方向へ追い込んだその刹那、

ちょっと前掛り過ぎてたのかなあ、詰められた阿部君が右フックからの左ショート、

実にとっても見事な一閃で、まともに貰ってしまった片山君、

それ、残り59秒のとこだったんだけど、ドーンと倒れ込んでしまったんだわ。

 

そこそこの当たりでかなり効いてたと思うけど片山君、

ちょっと驚くほどの精神力と体力で、この後を立て直したんだよね。

 

2R、

序盤の回転系速射勝負は阿部君が征してたんだけど、

その後片山君、強いプレスからの左右フックで盛り返し、

残り25秒からも再度の攻勢をかけていったんだけど、

最後の最後、そのままにさせないって阿部君の左右ショートが絶妙な当たりで、

片山君の右目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

3R、

阿部君、まだ若いのに色々見えてるみたいで、相手が攻め込んで来る際、

空いてるとこ瞬間に見極めて打ち込むのがとっても巧いし、

鋭い回転で当たるまで打つって感じで幾つでもフォローが出来てるんだわ。

 

かなり右目が腫れ上がってきたんだけど片山君、闘争心には全く劣化が無くて、

力強いワンツーはまだまだ可能性を秘めてはいたんだけど、

正面切っての正直打ちが主体だったもんで相手に見切られてしまうことが多くて、

手数の割には有効度的には今一歩だったんだよね。

 

4R、

倒さなければ勝てない片山君、無論、行く行くではあったんだけど、

阿部君、“天才ですから” ってトランクスの後ろに刺繍が入ってるんだけど、

それ程だとは思わないけど、それでもポジショニングの巧さは天性のモノみたいで、

大きく被弾しないままほぼ余裕の終了ゴングだったね。

 

 

結局、39-37、38-37×2ってことで、勿論、阿部君の3-0勝ちだったんだけど、

38-37っていうのはどうかと思えて、片山君、そりゃ手数は頑張ってたけど、

有効打的には今一つ足りてない部分があったと思ったけどなあ。

で、自分は堂々の39-36だったけどね。

 

 

阿部君、次は9月25日の準決勝戦は板倉永佳君が相手なんだけど、

板倉君、予選の2試合とも相手の棄権で生き残った超幸運ボクサーで、

6月に通常の試合を一つ挟んでるんだけど、僅か30秒ほどで終わってしまって、

本気系の試合からかなり遠ざかってるもんでどうなのかなあ。

 

 

片山君の帰るとこに偶然行き合ったもんで、ちょっと話したんだけど、

そのボクシングスタイル通り、とっても真っ直ぐな性格してて、

かなり腫れ上がった顔面を氷嚢で冷やしながらだったんだけど、

とにかくやることはやったって感じでとっても清々しかったんだよね。

 

 

全部の試合が終わってかなり経ってるっていうのに、

阿部君とか片渕会長が残ってて、傷んだ顔面冷やしながら試合の余韻に浸ってて、

それでも強豪相手の会心の勝利ってことで明るさがみなぎってたなあ。

それにしても麗也君って本名なのかなあ、カッコいいよなあ。

 

 

 

☆ 荒木貴裕君(極東)×清水海至君(角海老)……SFe 4R

4勝(2KO)2敗(1KO)の27歳・三重県と、3勝(2KO)1敗の21歳・愛知県。

 

この試合、最後がとっても後味悪かったんだよね。

 

1R、

2~3㎝ほど上背のある清水君がまずは届きのいいジャブで先攻して、

右ストレートも中々のタイミングだったんだけど、残り44秒、

荒木君のいきなりシュンって打ち出した右ストレートが大直撃して、

清水君、衝撃のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

そこそこの当たりだったのを清水君、意外なほど冷静に回復待ちしてリスタート。

 

残り30秒を切ってはいたんだけど荒木君、決着付けようってラッシュラッシュで、

清水君、大きく反攻できないまま何とかインターバルまでって必死の踏ん張りで、

どうやら凌ぎ切ったかなって残り2秒、荒木君の右が清水君の肩当たりを掠った際、

多分、荒木君の左足だったと思うけど、清水君に内掛けしたみたいになってしまって、

清水君、要するに足技掛けられてしまって仰向けに倒れてしまったんだわ。

 

レフェリーからは縦位置方向で見難かったと思うんだけど、

自信持ってダウンコールして、即座に荒木君のKO勝ちが宣せられたんだけど、

それどう見てもスリップな訳で、途端に角海老陣営からは鬼のような抗議が起こって、

元々それほどカリカリしない陣営で、あれほど声を荒げたケースは初めてで、

激高したまま掴みかかりそうな雰囲気も感じたもんで取り敢えず自分、

ピッタリ傍に付いて不測の事態に備えたんだけど、

上から目線過ぎの試合役員側の対応も今一だったと思ったんだよね。

 

 

こういう事で、つまりもし例えミスがあったとしても、

この場で裁定がひっくり返るってことは絶対有り得ないもんで、

激情に駆られ過ぎると却って不利な立場に追い込まれるだけだから、

適当なとこで切り上げるべきなんだけど、この日の5試合目にもあったように、

ボクサーっていうのは文字通り命賭けてるっていうのもホントなもんで、

日常の現場でそれに触れていれば触れてるほど、

こういうケースで感情が高ぶってしまうっていうのも理解できるんだよね。

 

 

そういうことが有り得るのか解らないけど、この際一旦ノーコンテストにして、

時期を見計らった上で再試合にするべきじゃないかって、自分思ったんだけどね。

 

 

足が引っ掛かったとこに被弾して倒れたらどうなのか、

被弾した直後に足が引っ掛かって倒れたケースではどうなるのか、

画一的には判断できないと思ってて、その時のパンチの当たり方とか含めて、

ビデオ検証が必須だと思っててその判断か待たれるとこなんだわ。

 

 

大騒ぎになる以前にあの場合、あの位置からの判断は困難だったんだから、

思い込みや多分って感覚を排除して勇気を持って一旦時計止めて、

3人のジャッジやインスペクターに確認求めるのが妥当だったと思うけどね。

 

 

4回戦ボクサーのファイトマネーが驚くほど低額なのと同時に、

試合役員達の時給も驚くほど知れたものなもんで、

あまりに大きな責任被せられてもっていうのもあるかも知れないし、

こういう抗議を安易に通したら、今後面倒事が増えるばっかりだとか、

JBC試合役員の権威を下げしめるようなことは絶対回避するべきだとか、

そういう考え方じゃなくて、純粋に正否を判断して欲しいよね。

 

で、この試合は自分的にはまだ納まり切ってないもんで結果保留ってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 東大河君

② 仁平宗忍君

③ 阿部麗也君、石井龍誠君

 

 

 

今日からの3日間が取り敢えず暑さのピークってことなんだけど、

みなさんにおかれましては何とか凌ぎきって下さいませね。

自分なんか、日曜日に結婚式出席なんですからね。

 

2014年7月24日 (木)

後楽園ホール・7月23日

 

期限切れの牛肉や鶏肉使ったり、床に落ちた加工肉をそのまま混ぜ込んだり、

相変わらず中国で行われてることは自分らの常識を遥かに超えてるんだけど、

そんなとこを下請けに使ってたマックとかファミマとかもどうかと思う訳で、

自分はかなり以前から中国の野菜とか加工食品は一切食べないんだけどね。

 

自分らの年齢になると取り敢えず量の確保っていう考え方は卒業してしまってて、

少量でもいいし高く付いても構わないからいいモノを食べたいと思ってるもんでね。

 

日本の企業がその場限りの経営を続けて安物を求め続ける限り、

中国を儲けさせて結果的には膨大な軍事費を産んでるっていうのになあ……。

 

 

 

ホールに入って石川ジムの方々とか、久し振りの中屋ジム会長と筒井さん、

それに角海老ジムの会長と加藤善孝さん、渕上誠さんと荒川仁人さん、

及川太郎君や野崎雅光君達とコンチワコンチワってことで……。

 

加藤さんとは自分の勝者予想を正直に伝えた上でちょっと戦略の話したんだけど、

それは瀬端さんが考えてたことと殆ど一緒だったんだわ。                                                             

相手の斉藤さんは5時ちょっと過ぎにホール入りしてたね。

 

 

 

☆ 芦谷昌彦君(元気)×上林直樹君(石川)……Fe 4R

0勝0敗1分の25歳・埼玉県と、デビュー戦の24歳・大阪府。

 

1R、

始まってすぐ、上林君の左ジャッブがそこそこ強い当たりして、

相手が少しよろけたんだけど、その途端いきなり舞い上がってしまったか上林君、

我忘れた感じで無防備なまま一気攻勢かけていってしまって、

ディフェンスのことなんかどっかへ飛んでしまったみたいで、

そこんとこ突かれて芦谷君に思いっ切りの右をブチ込まれてしまってダウン。       

ここまでたった12秒のことだったんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど上林君、

セコンドからの 「ガード! ガード!」 の声も全く届いてなかったみたいで、

本人、多分訳分かんないままだったと思うけど、

すぐに2回目のダウン喰らってしまって、0分33秒、KOエンド。

 

 

 

☆ 大村朋之君(イマオカ)×真ひろき君(高崎)……SW 6R

7勝(3KO)5敗(3KO)の33歳・兵庫県と、

4勝(3KO)7敗の(2KO)の34歳・群馬県。

 

1R、

この試合もあっという間の決着で、真君がいきり立ち過ぎだったというか、

やっぱり若干冷静さに欠けた突っ込みが行き過ぎだったみたいで、

始まってすぐの30秒、リング中央のとこで、大村君のキレのいいワンツー、

まあ絵のような直撃ヒットで真君ダウン。

 

そこそこのダメージ引きずったままリスタートした真君、

大村君の追撃の精度が良くなかったこともあってグダグダになりながらも

何とか凌いでたんだけど、大きく回復するってとこまではとっても無理で、

足元ガクガクしながらなのが見ててとっても危なくて、

青コーナー周辺からは早過ぎだろって怒号も上がったんだけど、

そのうち大村君の万振りショットが的中してブッ倒されてしまうのは明らかで、

で、2分02秒、もう仕方ないよなあってことでレフェリーストップエンド。

 

 

それにしても大村君、ガツガツ大きく力強く攻め立ててきた相手の動きを見極めて、

その一瞬の間突いたワンツー、鋭かったなあ。

 

 

☆ 及川太郎君(八王子中屋)×喜久里正平君(帝拳)……SF 8R

3勝(3KO)2敗(1KO)の25歳・岩手県と、

9勝(4KO)2敗(1KO)のサウスポー、22歳・沖縄県。

 

やっぱり喜久里君の方が15㎝ほど上背あったなあ。

及川君のセコンドは中屋会長と筒井マネジャー、それに野崎雅光君だったね。

 

1R、

序盤、及川君が距離を掴みかねてる中、喜久里君、

適度な間隔保ちながらのとってもスムースなワンツーで立ち上がりを征して、

0分52秒、右、左ってショートストレートを連続打ち込みで、

思わず及川君の腰を砕けさせたんだわ。

 

及川君、プレス掛けつつ長いリーチをかいくぐっての強烈左右フック狙いなんだけど、

喜久里君、前の手の使い方がとっても巧かったし、

適度に力の抜けた左右ショットで細かく対応してたなあ。

 

2R、

及川君、いい感じで前詰めしてたんだけど右の打ち終わりを狙われて、

喜久里君、打ち下し気味の左ストレートを実に的確に合わせてたんだわ。

 

3R、

お互いが相手の事を良く知ってるみたいな戦い方してたんだけど、

よりきちんと対応してたのはやっぱり喜久里君の方で、

残り40秒、左アッパーきっかけに一気のラッシュで左、右、左って連続ヒットで、

この時は及川君、かなりヤバイとこまで追い込まれてしまったんだわ。

 

4R、

自分の中では序盤の3ラウンドは全て喜久里君だったもんで及川君、

そろそろ何とかしないと、この辺で一発ビッグヒットが欲しいとこだったんだけど、

踏み込んで行くとこに右フックをキッチリ合わされてしまってるしなあ……。

 

って見てた残り1分過ぎ、思いっ切りの左右ボディが連続強烈ヒットし始めて、

及川君、やっと少し光明が見えてきたんだわ。

 

5R、

喜久里君、相変わらず左右コツコツショートヒットで頑張ってたんだけど、

あくまでスピード重視ってことか、残念ながら必殺系では打ち切れてなくて、

相手が打たれ強いのもあったんだけど、及川君のガツゴツ前進止められなくて、

気が付いたら顔面そこそこ傷み始めたんだわ。

 

ヒット数は喜久里君だったんだけど、打ち込み、特にボディブローの強さが目立って、

この回も及川君がポイント取り返したかなあ。

喜久里君、そこそこ効いてたと思ったなあ。

 

6R、

始まってすぐの13秒、赤コーナー近く、まずは喜久里君が例の的確ワンツー、

ショートストレートを連続ヒットさせたんだけど、

それ、それ程のハードヒットでもなかったんだけどその途端、及川君、

自分から下がってグローブで顔面押さえながらしゃがみ込んでしまったんだわ。

 

アレーッ、それ程効いてしまったのかあって思ってる間もなく

10カウントが終了してしまって0分25秒、喜久里君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後確認したらやっぱり及川君、眼窩底骨折っぽくて、

喜久里君の左を右目にまともに受けてしまった結果だったらしいんだわ。

 

折角、4Rからの挽回攻勢が叶いつつあって逆転勝利さえ見えてきたとこ、

実にとっても残念無念ってとこだったんだけど、これもボクシングなんだよね。

 

 

 

一力ジムの相馬一哉君が声掛けてくれてちょっと雑談ね。

その少し前に斉藤司さんの応援に来てた宮崎辰也君ともね。

 

 

 

☆ 渕上誠さん(八王子中屋)×ジャーメド・ジャラランテ……M 8R

20勝(11KO)9敗(3KO)のランク4位、サウスポー、30歳・鹿児島県と、

23勝(11KO)16敗の国内4位、29歳・インドネシア。

 

久し振りの渕上さんは色黒の逞しい仕上がりをしてて、

いきなりのプレスも尋常じゃなくて、ディフェンスに関しても緩急がとっても見事で、

一見緩々そうに見せながらも締めるとこは締めてたし、

そういうのは攻撃面でも生かされてて、どこからどういうパンチが出て来るのか、

相手にしてみれば判断に迷うようなパフォーマンスだったんだわ。

 

で、ジャラランテ、困った困ったのまま上下に打ち分けられてしまって、

開始当初に見せてた右カウンターショットもスッカリ影潜めてしまってたんだわ。

 

1Rの終了ゴングが鳴って戻って来た際のジャラランテ、

どうにもなりませんわ的な苦笑が浮き出てで、で、自分もここで終了ってことで、

結局、2R1分15秒、当然の如く渕上さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後、シャワー前の渕上さんとすれ違ったんだけど、

どこも全くかすった跡さえ残ってなくて、ひたすらニッカニカしてて、

以前のいい時のイメージを取り戻せたみたいだったんだわ。

 

 

 

歩いてたら膝辺りをポンと叩かれたもんでアレッと見たら

18古河ジムの長嶋会長で、お久し振りですってことで……。

 

通路の向こうから18鴻巣ジムの茂野さんと松村さんがやって来て、

少し前に泉圭依知さんについて書いたブログのことで御礼を言われたんだけど、

自分、褒められるのは慣れてないもんで照れてしまったなあ。

 

 

 

☆ 加藤善孝さん(角海老)×斉藤司さん(三谷大和)

                     ……日本 L タイトル戦 10R

27勝(8KO)5敗(1KO)1分のチャンピオン、29歳・茨城県と、

19勝(14KO)2敗(1KO)のランク7位、24歳・千葉県。

 

今風にアレンジされてたけど、加藤さんの入場曲は “ミザルー” で、

1962年にサウスポーのギタリスト、ディック・デイルがヒットさせたんだよね。

 

上にも書いたように、トイレで加藤さんと行き合った時に伝えたんだけど、

自分、正直5.5対4.5で斉藤さん優位じゃないかって実は思ってて、

出入りの緩急と全体のスピードで加藤さん、苦戦するんじゃないかってね……。

 

1R、

試合始まっていきなりアレレレって驚いてしまったのは斉藤さんの戦い方で、

殆ど距離取らないし、そもそもスピードもキレも全く感じられなくて、

踏ん張りが効いてないまま手打ちのショート戦に挑んでいってたんだわ。

 

相手がいきなりそういう戦い方をして来るっていうのは加藤さん、

予測できてたのかは解らないんだけど、とにかくその距離は全く望むとこな訳で、

っていうより無理に動かなくても相手が勝手に得意の土俵に上がってくれた訳で、

手数は斉藤さんが上回ってたんだけど、有効ヒットは圧倒的に加藤さんだったね。

 

それにしても斉藤さん、いきなり全開は間違いなくて早目決着こそが決め手って、

そんな感じの飛ばし方ではあったんだよね。

 

2R、

お互い、ジャブ打つ間もないほどのパワー系接近戦だったんだけど、

どのタイミングでガードを解いて打ちに行くかが難しいタイミングだったんだけど、

この回は斉藤さんの左ダブルとか、遠回しのボディブローの見栄えが良かったね。

 

3R、

斉藤さん、この回も左ボディ、右フックの角度がグッドグッドだったんだけど、

そんな感じで最後まで持つのかって程のハイペースだったんだわ。

加藤さんはちょっとばかり一段落してるみたいだったね。

 

4R、

殆ど何も伝わってないのに気が狂ったようにひたすらがなりまくって、

何度も注意受けながらも無視し続けて立ちっ放しのセコンド陣とか、

相手の入場さえ邪魔するような応援団のマナーとかとにかく最低で、

斉藤さん自身も当てられると舌出したり、平気ですよおポーズが嫌味だったし、

来い来いってジェスチャーは自らへの景気付けだったのかも知れないけど、

行かないのは本人自身でしょっていうのとか色々積み重なって、

公平に見ようと思ってたのがいつの間にか加藤さん応援に大きくシフトしてしまって、

申し訳なかったけど、早く倒してしまえって思ってしまったんだよね。

 

 

そんじゃそろそろ行きますかって感じで加藤さん、いきなり初っ端から攻勢強めて、

終始ラウンドを支配してたんだけど、残り1分、一息入れたとこ、

今度は斉藤さんが反撃していってチャラにしようとしてた残り20秒、

加藤さん、左ボディフックからの返しの右ストレートがこの日一番の大直撃で、

斉藤さん、激しくダウンしてしまったんだわ。

 

5R、

多分斉藤さん、ダメージ払拭できないままだったと思うけど、

加藤さん、敢えてか無茶攻めしてはいかなかったんだけど、

それでも既に斉藤さんの顔面はかなりヒドイことになってて、

特に左側の傷みが目に付いたんだよね。

 

その斉藤さん、初めの30秒間は殆ど防御一方で、

途中、グローブ叩いて気合入れてたんだけどその後も殆ど変わらないままで、

加藤さん、チラッと時計見やる余裕さえ見せて山場作りの参考にしてたなあ。

 

6R、

流れがかなり定まって来た中、このままじゃ終われないって斉藤さん、

初めの1分間を先攻めに費やしてたんだけど、大きな効果を得られないまま、

威力の点でボディ合戦でも後れを取ってしまってるし、

軽くワンツーヒットされただけでも踏ん張り切れなくて後ろへバタバタしてきたし、

折角ロープに詰めたっていうのにそこから手が出てないし、

最後はジャブ当てられただけでもヨレヨレし始めたんだわ。

 

隣りに並んで見てた草加有澤ジムの会長が、

「角海老のボクサーはホント頑丈なんだよなあ。」 って言ってたんだけど、

そうなんだよね、あのジムにはSL級からSW級に至るまで、

ハードスパーの相手に困るってことが全く無くて、

パワー戦、フィジカル戦になればこっちのモンなんだよね。

 

7R、

斉藤さん、来い! 来い! ってジェスチャーしてるんだけど、

行かないのは斉藤さんの方じゃないかってことで……。

 

そう言えばこの日の斉藤さん、絶対どっかおかしくて、

距離の件もそうなんだけど、いつものトリッキーな上体の動きもできてないし、

画一的な横ガードで空いた真ん中をストレートで簡単に突かれまくってたし、

足元全く踏ん張れてないし、スピードも普通過ぎだったんだよね。

 

で、そこんとこ見逃さなかった加藤さんが数段レベルが上だったってことなのかなあ。

 

それでも斉藤さん、この回は初めの1分間、結構手数を頑張ってたんだけど、

もう既に倒すようには打ててなくて、左目周辺の腫れは益々ヒドクなってきて、

残り20秒からは一方的に攻め立てられるままほぼ危ないとこまでいってたなあ。

 

8R、

斉藤さん、最後まで出入りの緩急ができないまま、

加藤さんにキッチリ試合作られてしまって、気持ちも萎えてしまったか、

極度に反応も落ちてしまって、とにかく何でもかんでも当てられ放題で、

加藤さんのパンチが殆ど見えてないほどのボコボコ被弾状態で、

自分がセコンドだったらとっくにタオルインだけどなあって見てたんだけど、

陣営はそのまま放置したまんまで、結局1分13秒、

それならってことでレフェリーが止めたんだわ。

 

 

斉藤さんが4Rにダウン喰らった直後も全く同じ距離感の戦い方してた時点で、

彼が本調子じゃないってことは解ってたと思うんだけど、

そんなら何故あそこまでやらせたかなあってことで、

実はちょっと後味の良くない試合だったんだわ。

 

 

斉藤さんとは2008年、鬼ヶ島竜さんと共に全日本新人王になった際に、

ちょっと話しただけなんだけど、なんだかまだ子供っぽさが抜けてないんだよなあ。

 

 

いずれにしても加藤さん、やるべきことをカッチリこなして、

これが7度目の防衛戦だっていうのに何の緩みも見せなくて、

ボクサーとしての格の違いを見せつけたんだよね。

 

 

 

通路でブラッとしてたら本多ジムのMISAKOマネジャーとバッタリで、

これ上げるって手渡されたのが夜眠れない時なんかにシュッとすると、

気持ち良くなってコテッて眠れるっていう何やら怪しげなスプレーだったんだわ。

 

 

 

☆ 荒川仁人さん(八王子中屋)×近藤明広君(一力)……62㎏ 10R

24勝(16KO)4敗1分のランク4位、サウスポー、32歳・東京都と、

19勝(8KO)3敗1分の29歳・埼玉県。

 

結局この試合は98-92、97-94、96-95ってことで、

仁人さんの3-0勝ちではあったんだけど、

二人共、この日の出来程度だと加藤さんには粉砕されてしまうんじゃないかなあ。

 

近藤君、久し振りにしては良く動けてて、

途中途中では左フックの合わせ打ちが中々いい感じだったんだけど、

そこから展開を拡げるとこまで至らず、相変わらず、

単調な密着戦命って感じが免れなくて攻撃の幅が狭過ぎだと思ったんだよね。

 

折角の復帰戦でかつランキングゲットの大チャンスだっていうのに、

決定的なとこまで飛ばし切れなくて見てて消化不良の感じがしたんだよね。

 

一方の仁人さん、元々モチベーション的にどうなんだろうなあって感じ持ってて、

それでも簡単になぎ倒してしまうんじゃないかとも思ってたんだけど、

4Rには流石の動きを見せてくれて、途端に近藤君の動きを止めてたんだけど、

そのまま一気に押し切るかって見てたら、何故か一段落してしまって、

そう言えばこの日はキレキレって感じからは程遠かったんだわさ。

 

それでも当たりの鋭さは常に仁人さんが圧倒してて、

それは初めに近藤君の左目下の腫れに現れて、次に右目周辺にも移っていって、

近藤君、力込めて打ってる割にクリーンヒットが少なくて、

見た目と有効性には随分違いがあったもんで、

それがそのままジャッジのスコアのバラつきに出てしまったみたいだったんだわ。

 

試合終了後の二人の顔面の傷み方見てたら、

幾らなんでも96-95ってことはないだろうってことで……。

 

 

ただ自分は8R終了したとこで離席してしまったもんで、

この後の二人の示し合せたかのような激しい打ち合いは見てなくて、

近藤君の腰砕けがあったり、仁人さんの鼻の骨が折れてしまったりとか、

一番の見どころを見逃してしまったみたいなんだけど、

何度も言うけど二人共、この日の出来だと加藤さんには敵わないって思ったなあ。

 

 

 

途中で居なくなったでしょって、知り合いのボクサーからメールが来たんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 加藤善孝さん

② 大村朋之君

③ 渕上誠さん

 

 

 

帰りの電車の中、隣に座った30代のサラリーマン、

首ガックンガックンさせて自分の肩に頭ぶつけてきたんだけど、

クソ暑いっていうのにダークスーツの下に長袖ワイシャツを着込んでて、

その上マスクしてるっていうのに汗ひとつかいてなくて、

ただ、とにかくフケだらけだったし、2回も3回も頭をぶつけてくるもんで、

いい加減ドツイテやろうかとも思ったんだけど、

元々席が狭くてきつかったこともあったもんでスゴスゴ席立ったんだけど、

その直後に自分の50%近くも幅広い体したデブのオッサンが、

そんな狭いとこにケツ捻じ込んでいって、世の中、中々凄いことになってるんだわ。

 

2014年7月22日 (火)

TVボクシング

 

全英オープンゴルフはマキロイが優勝したんだけど、

青木と丸山の解説の他にラウンドリポーターとして松岡修造が出張ってて、

彼、ゴルフなんかまるで門外漢だっていうのに全く意味が解らなかったんだけど、

それがまあやたら鬱陶しくてホント、感じ悪かったんだよなあ。

あれで自然なのか無理にキャラ作りしてるのかは知らないんだけど、

いずれにしても暑っ苦しくて見てられないし聞いてられないんだけどなあ。

 

 

 

G7とかEU、IMFっていうこれまでの先進諸国のくくりが面白くないって事で、

ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカがつるんで新たな枢軸をってことで、

其々の国の頭文字を取ってBRICSってことなんだけど、

そもそも南アフリカが入ってる意味がちょっと解らないし、

その他の国々も国内に山ほどの問題抱えてて、

外へ向かって何か発信する前にするべきことが沢山あるんじゃないかと思うし、

何の主義主張も持たないカネだけの繋がりを押し通そうとしてるとしか思えなくて、

そのカネ欲しさになびく弱小国も山ほど出て来るんだろうけど夢の無い話なんだわ。

 

もしG7とBRICSがガチで戦争したら一体どっちの方が強いのか、

誰かシュミレーションしてみてくれないかなあ。

ただ、この12ヶ国が全面戦争したら地球はその寿命以前にENDだと思うけどね。

 

 

 

次のボクシングまで中4日あったもんで、

溜ってたテレビボクシングをまとめ見したんだよね。

 

 

 

☆ 帝里木下さん(千里馬神戸)×ゾラニ・テテ

                   ………IBF SF 王座決定戦

19勝(3KO)0敗1分のランク6位、サウスポー、28歳・大阪府と、

18勝(16KO)3敗のランク1位、サウスポー、25歳・南アフリカ。

 

帝里さん、自らの勤め先のホテルでの試合だったんだけど、

1R1分過ぎたら全くダメそうなのがハッキリしてしまって、

途中から戦法変えるってことも無いまま延々ズルズルやってたなあ。

 

相手の方がリーチ長いもんで同じアウトボクシングでは勝負にらないのに、

いつまで経っても何とか出来るんじゃないかって安易に思ってたフシがあって、

ラウンドが進むにつれて目がオドオドしてて全く殺気が感じられなかったなあ。

 

帝里さん、自分は2試合しか見てないんだけど、

KO率15%っていうのが示すように決定力っていうのは全く感じられなくて、

チョン当てして後は距離キープっていうのが延々で、

杉田純一郎さんと翁長吾央さん達が判定負けしてしまったんだけど、

自らの型にハマったパフォーマンスが出来ないとあっけないもんだったなあ。

 

1R、1分過ぎに入り際に右を合わされ、打ち終わりに左を打ち込まれて、

そうなったらもうそこから行くに行けなくてっていうのが12Rまで続いて、

打ち返しを警戒してか頭下げながら1発打ってそれでお終いだったし、                                                          

帝里さん、元々倒し屋じゃないのに手数少な過ぎの先攻め足らずで、

リーチ差、スピード差、頭の大きさの違いのままの試合だったなあ。

 

一方のテテ、相手が全くインファイトして来ないもんで結構楽々の展開で、

無理にボディブローまで攻めないし、コンビネーション無しの単発に終始してても、

それでもポイント的には十分だったなあ。

 

この距離じゃダメだから詰めてガチャガチャやってやろうっていう意識は終始、

帝里さんには無かったみたいだったし、それは陣営も同じだったみたいで、

最終ラウンド、中に入ってグチャグチャにして来いっていうセコンドのアドバイス、

今頃になって何言ってんのって感じしかしなくて、

全力出し切って負けたんなら評価のしようもあるんだけど、

結局、ビビりまくりというか少なくとも困惑しまくりのままで終わってたんだわ。

 

 

発表されたスコアは119-109、118-110×2ってことだったんだけど、

自分にはパーフェクト試合のように見えたんだけどね。

 

 

 

ここからはWOWOWエキサイトマッチってことで……。

 

 

【6月2日放送分】

 

 

☆ イブゲニー・グラドビッチ×アレクサンドル・ミスキルチャン

                        ………IBF Fe タイトル戦

18勝(9KO)0敗のチャンピオン、27歳・ロシアと、

24勝(?KO)1敗の1位、グルジア。

 

ミスキルチャン、直前までは天笠尚さんの下の9位だったと思うけどなあ。

 

二人共、見てて気持ちのいい打ち合いをしてたんだけど、

よりしなやかに上体を使えてたのはグラドビッチの方で、

ミスキルチャン、ガツゴツパワーは有りそうなんだけど正面に立ち過ぎだし、

ディフェンスはブロッキングだけなもんで攻撃に移るのに間ができてしまってるし、

そもそも攻める方としては的が動かないもんで楽そうなんだわ。

 

3Rにミスキルチャンが盛り返し始めて俄然面白くなったんだけど、

その後すぐグラドビッチの手数に圧倒され顔面かなり傷んできたんだわ。

 

流れは決まったかなあって思えた6R、残り40秒、

左の差し合いの反動でグラドビッチ、思わずダウンしてしまったんだわ。     

大きなダメージは無かったんだけど両足揃ったとこだったんだよね。

 

再度持ち直したグラドビッチに手数勝負に持ち込まれてしまってミスキルチャン、

殆どボディブローも打たないままの単調な1~2発攻撃に終始してて、

どっかで弾けてメチャ攻めするっていうこともなくのまま終了ゴング。

スコアは忘れてしまったんだけど、とにかくグラドビッチの3-0勝ちだったね。

 

グラドビッチはちょっと手強過ぎると思うけど、

ミスキルチャンくらいなら日本人ボクサーでも十分やれると思ったなあ。

 

 

 

☆ ビック・ダルチニャン×ニコラス・ウォータース

                   ………WBA Fe タイトル戦

39勝(28KO)6敗1分のサウスポー、38歳・アルメニアと、

23勝(19KO)0敗のチャンピオン、?歳・ジャマイカ。

 

ウォータースの方が5㎝以上デカイし、手と足の長さも度を超えてるんだけど、

変則サウスポーに対して初めちょっとやり難そうにしてたんだけど、

2Rに相手が左を打ってくるとこ物凄いタイミングで右アッパーをヒットさせて、

ダルチニャンからいきなりダウンゲットしてしまったんだわ。

 

ダルチニャン、階級上げるごとに当初の面影を失いつつあるんだけど、

それでも一発必殺の左にはまだ威力を秘めてはいたんだけどね。

 

その後のダルチニャン、相手との体格差に苦慮しながら懐の深い相手に

中々パンチを届かせ切れない状況が続いたままの5R、残り1分18秒、

ウォーターズの返しの左ショートフックをまともに喰らってしまった途端、

いきなり膝がポクポクしてしまって、それ見たウォータースが一気追撃で、

ロープ際に追い詰めて左ボディを思いっ切り打ち込んでダウンゲット。

 

カウント8か9で何とかリスタートはしたんだけどダルチニャン、

既に気持も体も続行するのは明らかに無理としか見えないまま、残り41秒、

またもやの左フックをドコーン喰らってしまってそのまま仰向けに倒れてしまって、

それはもう誰が見てもダメでしょってことでレフェリー、即のストップエンド。

 

あれだけの体格差があると一発の威力だけで勝負するっていうのは

やっぱり難しくて、スピード的な有意差を持ってないとツライってことかなあ。

 

 

 

☆ シンピウェ・ベチュカ×ノニト・ドネア

                ………WBA SFe タイトル戦

26勝(15KO)2敗のチャンピオン、南アフリカと、

32勝(21KO)2敗のフィリピン。

 

1R、

ベチュカ、細かく鋭くテキパキ良く動けてるなあ。

 

残り10秒切ったとこで踏ん切り付けてドネアが詰めてショート戦になった刹那、

ベチュカの最後の左ボディフックがローブローになって同時にバッティングって事で、

ドネア、いきなり左目上からカット出血ってことで……。

 

2R、

ドネア、流血止まらず開始直後にドクターチェックされてたんだけど、

再開後、またもやバッティングしてまたもやドクターチェック。

ドネア、やる気的に大丈夫かってことで……。

 

3R、

ドネア、ギアアップして攻勢強めていって、

被弾したベチュカ、平気ですよおって感じの例のヘラヘラ笑いはダメなんだわ。

 

4R、

ドネア、何とか出血止まってここから巻き直しってとこだったんだけど、

ロープに詰まって左フック貰ってしまって、途端にベチュカが攻勢攻勢。

 

次の瞬間ドネア、そこんとこ狙ってたかのように右から左をヒットさせて、

1分20秒だったかなあ、ベチュカから逆転系のダウンゲットしたんだわ。

 

そこそこのダメージ残してリスタートしたベチュカに対してドネア、

一気の追撃だったんだけど、直後にいきなり身引いてしまって、

自らのカット傷に対して三回目のドクターチェックを要求したんだわ。

 

もうTKO寸前のチャンスチャンスだったもんで、初めはよく解らなくて、

レフェリーが勝手にストップかけてベチュカを休ませるのかって思ったんだけど、

間違いなくドネアの方が自分から手を止めてたんだよね。

 

5R、

一体この先どうなるんだろなあって見てたら、開始ゴング鳴った途端、

試合が始まらないまま負傷ストップエンドってことでそのまま終了。

 

結局、49-46×3ってことでドネアの3-0勝ちで、

最後はドネアの作戦勝ちって感じもしたんだけど、

それでも3R、4Rでの一瞬の過激性は流石だったんだわ。

 

 

 

【6月23日放送分】

 

☆ ゲイリー・ラッセル×ワシル・ロマチェンコ

                   ………WBO Fe 王座決定戦

 

サウスポー同士だったんだけど二人共、尋常じゃないスピードで、

これじゃあ日本人ではシンドそうだなあって程で、とにかく凄かったんだわ。

 

ロマチェンコは北京とロンドンオリンピックの金メダリストで、

過去1勝1敗のこれが3戦目のタイトル戦なんだよね。

 

お互い、反射神経勝負って感じになっていったんだけど、

コンビネーションの巧みさではロマチェンコが一歩も二歩も先に行ってたなあ。

 

お互い、ワンツースリーフォーまでフォローが行き届いてて、

目にも止まらないとこあったんだけど、ラッセルが距離潰し始めたとこ、

ロマチェンコ、パンチの多彩さと上下打ち分けで圧倒してて、

ラッセル、危険冒してでもボディを攻めるってとこまではいってなかったなあ。

 

5Rにロマチェンコが一気にアップしていって強烈ボディ4発ほど綺麗に打ち込み、

全体のリズムが良くなって、ディフェンスもウィービング、ダギング、ブロッキング、

それにフットワークの4要素を組み合わせて見栄えでも圧倒してたんだわ。

 

その後、ラッセルも大きく声出しながら手数アップしていったんだけど、

山のようなミスヒットの中、打ち終わりに形のいいのを打ち込まれてて、

中々流れを取り戻せなかったんだけど、顔面攻撃に絞り過ぎだったし、

二次三次の攻め込みが出来切れなくて、一段落後を狙われてしまってたなあ。

 

ロマチェンコの方は最後までフットワークに衰え見せず元気元気だったんだけど、

元々強引に倒しに行くようなスタイルではないもんで、

刺激的な場面にまでは至らなかったんだけど、

巧いボクサーっていうのはこういうのを言うんだっていうのが知れたね。

 

 

結局、116-112×2、114-114ってことで

ロマチェンコの2-0勝ちだったんだけど、

懸命に手数頑張ってるだけで点数上げるジャッジはどこにでもいるんだよね。

 

 

 

☆ 亀海喜寛さん(帝拳)×ロバート・ゲレロ

24勝(21KO)1敗1分のIBF7位と、

31勝(18KO)2敗1分2NCの元4階級チャンプ。

 

ゲレロっていうのはちょっとエリック・クラプトン系の風貌してて好きなんだよね。

一番最初に目に付いたのは二人の頭の大きさの差だったなあ。

 

半端な距離ではヤバイってことで亀海さん、この日は初っ端からの超ファイターで、

ガード固めて詰め寄ってからのショート連打狙いで、

ゲレロをヨロケさせるまでは叶わなかったけどボディを軸にしたショートブロー、

かなりのハードヒットさせてたんだわ。

 

お互い、距離潰したとこでやってたもんで会場の遠くからでは見え難かったかも

知れないんだけど、ゲレロも吹っ切ってショート戦に付き合って、

そこそこ見栄えのいいのを打ち込んでて亀海さん、

2R終わった時には鼻血出してたんだわ。

 

4Rだったかなあ、解説の浜田さん、自分とこのボクサーだっていうのに、

亀海さんのことを 「亀田、亀田って」 って2回も言い間違ってたのは笑ったなあ。

 

その4R以降、ショート戦は消耗系の様相を呈していったんだけど、

亀海さんも顔面血だらけにしながらも懸命なハードヒットを積み重ね、

ゲレロの方は手数的には劣りながらも見栄えの良さでアピールしてたなあ。

 

6R、ゲレロが左目上をヒットカットしてたせいか少し足使い始めたんだけど、

長いことは続けられなくて、お互いヘバリが見え隠れしてきた中、

まるで最終ラウンドのような接近踏ん張り合いを見せてたなあ。

 

7Rにかけては亀海さんの攻勢が著しくて、倒せそうな雰囲気さえあったんだけど、

まるで番町皿屋敷のお岩さんのように左まぶたを腫らせたゲレロ、

鬼の踏ん張りで乗り切ったんだわ。

亀海さん、あともう一発のクリーンヒットさえあったらなあって感じだったんだよね。

 

8R、

お互い、力込め切れないとこで打ち合う場面が増えていって、

其々のスタミナの行方が気になったんだけど、手数で圧してたのは亀海さんで、

いい感じで終われそうだったとこ最後20秒、ゲレロに見栄えのいい左がヒットして、

たった一発でひっくり返されてしまったんだわ。

 

9R~10R、

シンドイとこからの飛ばしはやっぱり歴戦の勇士ゲレロってことで、

決め所と判断した際の動きとパンチのアピール度は流石だったなあ。

 

11R、

亀海さん、ゲレロをロープに詰めての一気のボディラッシュだったんだけど、

もう少し強く打てないもんかなあってほど実は消耗が進んでたみたいで、

決定的な場面は作り切れなかったんだわ。

 

12R、

お互い、相当シンドそうな中、まず飛ばして行ったのはゲレロで、

初めの1分間を征してたんだけどその後の亀海さん、

一発一発に込めた最後の力が思わず声に出るほどの根性攻めで、

試合通じて倒すチャンスは常に亀海さんの方にあったと思うんだけど、

連続では当てさせなかったゲレロが逃げ切ったって感じの終了ゴング。

 

自分は116-112だったんだけど、結局117-111×2、116-112ってことで、

やっぱりゲレロの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

亀海さん、振り幅が小さいとこから打ち込む際に思いの外ミスヒットが目立ってたし、

それは当てさせないゲレロのテクニックが勝ってたとも言えると思うんだけど、

中間距離からの場合と比較すると威力的にも足りてなくて、

もっとダメージを与えられそうだったのが残念でもあったんだよね。

 

 

 

さあいよいよフロッチとアルバレスだなってチェックしてたら、

理由は不明なんだけど何とナント全く録画されてなくて、

で、フロッチ×グローブス、アルバレス×ララの試合は見れなかったんだわさ。

 

 

 

そう言えば19日に韓国で試合した渡邊卓也さん、

IBFのアジアチャンピオン決定戦で見事7RTKO勝ちしたんだってね。

ちょっと前にホールで話したんだけど彼の丁寧な物腰に驚くよ。

 

 

同じ日、メキシコ遠征してUSNBC王座決定戦に臨んだ岡田誠一さんは、

残念ながら8RTKO負けだってね。

 

 

20日に大阪でランク8位の林翔太さんに挑戦した高林良幸君も、

ヒットカット傷の悪化で6R、無念のTKO負けだったらしいね。

 

 

21日は岡山で和氣慎吾さんがOPBFタイトル防衛戦を10RTKOで征して、

直前で見せてた余裕を実証したんだわ。

 

 

 

最近、プロ野球の始球式で金田と長島とか、江夏と田淵とか出てたんだけど、

ああいうのみんな見たいもんなのかなあ。

老いぼれた姿を晒すっていうの、自分は耐えられないけどなあ。

 

 

 

今朝、NHKBSでイリーナ・クリコバっていう女性のギターコンサートを見たんだけど、

彼女、タッチがとってもクリアな上、爪が発しがちな余計な雑音も殆ど無くて、

結果とっても綺麗な音色は思わず引きずり込まれるほどだったし、

アンコールでの “アルハンブラ宮殿の思い出” の例のトレモロも、

最高レベルの滑らかさでちょっと感動してしまったんだわ。

 

2014年7月19日 (土)

後楽園ホール・7月18日

 

昨日が終業式ってことで夏休みが始まったんだけど、

子供の頃の自分、40連休を前にして途方に暮れてしまう程嬉しかったっけなあ。

ただ、イタリアなんか90連休だっていうんだから、多分気絶してたね自分。

 

 

 

ベネッセの顧客情報が漏れた件で情報管理してたSEが逮捕されたんだけど、

不正競争防止法による刑事罰は10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金、

ってことになるんだけど、勿論、民事訴訟による損害賠償は別問題なんだけどね。

 

それにしてもベネッセの情報管理の甘さには驚いてしまう訳で、

そもそもそれこそが命っていう業態だと思うんだけど、

ベネッセは子会社のシンフォームにデータ管理を丸投げしてて、

そこの派遣SEにまるっきり任せてたって言うんだからなあ。

 

それと今回事件に関わった名簿業者達についてなんだけど、

情報の出元がベネッセだったいうのを知ってたのは明らかで、

それは名簿情報の中の隠しワードを見れば簡単に解る訳で、

ただ、知ってて売買したとなると罪に問われるもんだからしらばっくれてるんだよね。

 

ベネッセは200億円用意してお詫びするって言ってたけど、

1,000万件の漏洩ってことだと一人当たりでは僅か2,000円なんだよね。

 

 

 

その他今週は兵庫県の号泣元議員のその後とか、花柳流のクソ家元騒動とか、

議会が開かれなくなってしまうほど贈収賄の逮捕者が出た市議会の話だとか、

(定数20人のうち何と15人が逮捕されたっていうんだから呆れてしまうね。)

カネと引き換えに自分の性器の写メを送りまくったブスが捕まったとか、

神奈川県のお坊ちゃま県会議員が脱法ハーブで逮捕されたとか、

結局早大はSTAPネエチャンの盗用博士論文を承認してしまったとか、

相変わらず煩わしい坂上忍とか、亀田さんとこの移籍問題だとか、

イラつくというか馬鹿馬鹿しい限りの毎日ではありますが、

皆様方に置かれましてはその後もお元気にお過ごしでしょうか。

 

 

 

愛媛県に砥部焼(とべやき)っていう焼き物があるの知ってる?

自分もつい最近知ったんだけど、厚手の素朴な印象がとっても気に入って、

取り敢えず大鉢と中鉢をゲットすることにしたんだよね。

 

一個3,000円程なんだけど、茶碗とか色々揃えてみようかなって思ってるんだけど、

幾つか窯元がある中で自分が一番気に入ってるのは梅山窯の製品なんだけどね。

 

 

 

オフト周辺はいつもの混雑で競馬新聞に目を食い入らせてた人が沢山なんだけど、

中にとっても異彩を放ってた男性がいて、ピッカピカのアフリカンだったんだわ。

彼、普通に馬柱にサインペンで書き込みしてたし妙に溶け込んでたんだよね。

 

 

 

ホールに入って石川ジムの田中さんにご挨拶したら、

KSジムの木内会長を紹介してくれたんだよね。

 

その直後、粕谷雄一郎君も来てて、そのKSジムの高木ノコ君の応援だってさ。

 

昨日の後楽園ホール、初めの5試合が4回戦だったんだけど、

高木君を除いた9人が負け越しと未勝利ってことで (デビューが1人)、

ちょっと力の入り難い観戦だったんだけどね。

で、ブログの中身もスッカスカなもんで、前説を頑張ってみましたってことで……。

 

                                                                     

☆ 飯塚誠君(金子)×佐藤寛之君(新松戸高橋)……SB 4R

0勝1敗(1KO)の29歳・茨城県と、デビュー戦のサウスポー、27歳・新潟県。

 

第一試合の開始を告げられたのに二人共、中々リングに上がって来ないで、

いきなり何をトロトロやってるのかって感じで……。

 

1R、

佐藤君の方が3~4㎝ほどデカイんだけど、両方のグローブで顎を固めまくって、

そこからヒョイって感じでジャブ無しの左ストレートを伸ばすんだけど、

何だかマスボクシングやってるような弱々しさだなあって見てたら、

始まって50秒ほどのとこで飯塚君のドコドコパンチを貰ってしまってダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど、こりゃ長いことないだろなあって思ってたら、

飯塚君の追撃もとっても優しくて佐藤君、何とか生き延びることができたんだわ。

 

2R、

試合はとってもタルーイ内容になってしまったんだけど、

佐藤君の自信無さ気の左ヒョイ出しボクシングは全く改善されないままなもんで、

飯塚君、殆ど何の危険のないまま終始結構自由にやらせて貰ってて、

始まって1分弱、佐藤君を東ロープに追い詰めて戦意喪失気味にさせたとこで、

0分53秒、レフェリーがこれじゃ仕方ないよねってストップエンド。

 

 

 

☆ 鈴木健司君(日東)×後藤庸志君(協栄山神)……50㎏ 4R

0勝5敗(3KO)1分の25歳・東京都と、0勝1敗(1KO)の26歳・兵庫県。

 

1R、

鈴木君がどうして勝てないのかに注目してたんだけど、

無理矢理のいかり肩を作ってガキゴキした打ち出しの後藤君よりは

よっぽどスムースな腕振りしてたんだけどね。

 

ただ、もっと行けるとこ行き切れてなくて途中で止めてしまうのが目に付いて、

単発打って後はすぐにクリンチ逃げってとこが問題かなあ。

 

2R、

鈴木君、やっぱり基本的には怖がりみたいで、

常に逃げることを念頭の第一にしてるみたいで、ちょっと違うと思う訳で、                                                              

気持ち吹っ切って一度前後不覚になるほど滅茶苦茶にやったらいいと思うし、

ボクシングっていうのはまずは殴り合い、戦いだっていうことを忘れてはダメだって、

シミジミ思ったんだけどね。

 

後藤君の方にも課題は色々あったんだけど、

鈴木君の消極性だけには十分対抗しえたままで勝負は決まってしまったんだわ。

 

で、もういいかなってことで離席したんだけど、

結局、40-37、39-37、38-38ってことで後藤君の2-0勝ちだったんだけど、

新人リングアナのスコアコールの仕方が全くダメだったし、

いきなりまあ随分とっ散らかったスコアだったなあ。

 

昨日は第一試合だけがKO決着で、後の7試合は延々の判定試合だったんだけど、

大切な8回戦二試合でも思わず首傾げる結果を聞かされて、

そういうのが判定ってことなんだろうけど、ちょっとなあ……。

 

 

 

☆ 高木ノコ君(KS)×山西隆廣君(新日本木村)……60㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の18歳・東京都と、1勝2敗の22歳・東京都。

 

この日の4回戦5試合の中で唯一この試合には注目してて、

高木君、ホントに可能性のあるボクサーかってことで……。

 

1R、

高木君、まずは基本的なポジショニングがとってもいいし、

上体の動きがしなやかな上、必要以上に大きく動かさないまま、

相手のパンチを避けた直後に即攻撃に移れる体勢を作れてるんだわ。                                                             

中間距離での美しさに比べてショートブローがやや大き過ぎではあるんだけど、

力の入れ加減が抜群の回転力を生んでるんだわ。

 

一方の山西君、中々ガッシリした体躯から結構気の強そうなパフォーマンスで、

左右フックにはそこそこの威力が秘められてたね。

 

2R、

山西君、力強くはあるんだけど少し勿体ない体の使い方と戦法で、

もう少し工夫すれば全然違ってくるんじゃないかって印象の中、高木君、

相変わらず当て勘の良さは十分見せてはいたんだけど、

少し腰高というか若干のフワフワ感が目に付き始めたんだよね。

 

3R~4R、

高木君、まだ2戦目なんだけど期待感が大きいせいか、

ついつい要求が過剰になってしまうってこと解った上で言うんだけど、

やっぱり上体が勝ち過ぎてて、でもそれだけで十分戦えてはいたんだけど、

腰の入ったというか体重の乗ったパンチまでは打ち切れてなくて、

相手の顔面を張り飛ばすほどのクリーンヒットを幾度も重ねてはいたんだけど、

それでもダウンはおろかグラッともさせ切れてなかったんだよね。

 

高木君、フィリピンとのハーフなせいか、元々の足長腰高は仕方ないんだけど、

この先はもっと膝の使い方を研究して左右への捻じりの動きと共に、

上体の上下の動きも意識するようになると下半身で踏ん張った

力強いパンチが打てるんじゃないかって思ったんだけどね。

 

それと、右ストレートでも左フックでもいいと思うんだけど、とにかく、

相手のボディへの攻めが殆どできてなくて攻撃の幅的にも今一だったんだけど、

試合開始当初大き過ぎてたショートブローはかなりコンパクトに振れてたね。

 

山西君の方は下半身のシッカリした強いフィジカルを備えてるし、

打たれ強そうだし、そんなに気は強くないって聞いたんだけどそうは見えなくて、

見栄えのいいのを打ち込まれても怯まずへこたれてもいなかったんだけど、

攻め方が真面目過ぎの片寄り過ぎだったのが残念で、

あれだけ強い腕振りができるんだから、集中したボディ攻めができてたら、

高木君のディフェンスの意識を散らばらせることもできただろうし、

そうなると展開もかなり変わってた可能性があったんじゃないかなあ。

 

いずれにしても二人共、ボディブローが今後のテーマの一つでもあったんだわ。

 

勝ち負けの行方としては一方的だったのは仕方なかったんだけど、

それでもそれなりに楽しめた自分のスコアは39-37ってことで、

3Rの山西君の諦めない反攻に心が動いた結果だったんだわ。

 

結局、40-37×2、39-37ってことで高木君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

試合後に高木君と話しする機会があったもんで、

試合中に感じたことを色々話したら、ジェスチャー混じりに確認してたんだわ。

 

高木君、デビュー戦は1Rあっという間のKO勝ちだったから、

スタミナはどうなのかなって見てたんだけど、4ラウンドまで動き全く落ちなくて、

良く走り込んだからねって木内会長も言ってたんだけど、

通り掛かったセレスジムの小林会長もいいボクサーだなあって褒めてたね。

 

その高木君、年内にもう1試合した後来年の新人王狙いってことで、

近くで見るとまだ18歳だっていうのに迫力のあるガタイしてて驚くんだけど、

SFe級かL級の期待のニューカマー登場なんだわ。

 

そこへ山西君も来たもんで彼とも話したんだけど、とっても謙虚なボクサーで、

もっとクソッて気持ちを前面に出してもいいのにって思ったなあ。

 

 

 

☆ 秋本スグル君(金子)×前川祐亮君(ランド)……SB 4R

0勝2敗(1KO)の32歳・千葉県と、0勝1敗の28歳・岩手県。

 

1R、

お互い未勝利同士だったんだけど、同じスタイルのガキゴキハードヒット系で、

全体にしなやかさに欠けた繋がりの良くないボクシングなんだなあ。

 

2R、

二人の攻撃パターンはとっても良く似てて、

まるで鏡の中のお互いと戦ってるみたいだったんだけど、

この回はいきなり体寄せ合っての延々のショート戦に突入してしまって、

それでも間断ない手数は前川君かなあってとこで一旦休憩タイム。

 

結局、39-37×2、39-38ってことでやっぱり前川君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

☆ 春川良多君(日東)×小見門勇君(木更津GB)……Fe 4R

2勝(2KO)3敗(2KO)の29歳・群馬県と、0勝1敗の34歳・宮崎県。

 

1R、

4~5㎝デカイ小見門君の方が手数の頑張りで引っ張ってたんだけど、

殆どのパンチが外側外側から出てるもんで、

こういうのは危ないけどなあって見てたら残り1分10秒の青コーナー近く、

やっぱりそこんとこ突かれてしまって、春川君のボディからのワンツーがナイスヒット。

小見門君、思わずダウンしてしまったんだけど普通にリスタートできてたね。

 

2R、

小見門君、挽回挽回ってことで初っ端から飛ばして行って、

力強い攻め込みではあったんだけどやっぱりガードがとっても危なっかしくて、

いきり立てば立つほど危ない感じが漂ってくるんだけどなあ。

 

3R、

小見門君、無理して左ダブルなんか打つ必要は全く無くて、

その間、ガードがガラガラになるだけなもんで止めた方がいいと思うんだけど、

そこんとこ突けるほど春川君のスキルも高くは無いもんで無事に済んでるね。

 

相手があんなに低い位置でデケデケ横振りを繰り返してるんだから春川君、

もう少し狙いようがあると思うんだけど何か中途半端のままで、

そのうち二人共、キリッとしたとこが全く無くなってしまったもんで休憩タイム。

 

後で結果確かめたら39-36×3ってことで春川君の3-0勝ちだってね。

 

 

 

この日は金子ジムの主催だったもんで藤中周作さんとか藤井貴博君も来てて、

で、3人でちょっとバカ話して盛り上がったんだよね。

 

 

 

☆ 西村剛君(金子)×岡田拓真君(古口)……F 6R

4勝(1KO)6敗(1KO)1分の25歳・長崎県と、

4勝(2KO)9敗(6KO)の25歳・広島県。

 

岡田君の応援に和氣慎吾さんとか山下賢哉君達が来てたんだけど、

二人共試合間近だっていうのに余裕なんだね。

 

 

色んな人と色んな話をしてたもんで会場に戻ったら4Rやってるとこだったんだけど、

体格的優位な西村君の攻撃がとっても緩くなってるし、

一方の岡田君も攻撃のバリエーションは圧倒してたんだけど、

攻め自体が間欠泉的になってしまってて、全体に迫力の乏しい試合だったなあ。

 

結局、58-56×3ってことで強い相手に2連敗中だった岡田君、

1年振りの勝利だったね。

 

 

 

☆ 後藤俊光君(金子)×スパイス松下君(セレス)……SFe 8R

12勝(5KO)10敗(1KO)1分のサウスポー、31歳・長野県と、

11勝(2KO)8敗(2KO)の31歳・熊本県。

 

岡畑良治君と目で挨拶交わしていよいよ試合開始。

 

1R、

いきなりフルスロットルの二人だったんだけど、

中間距離からの打ち合いは後藤君が征してて見栄えのいい左を打ってたんだけど、

一旦距離潰されると松下君のフィジカルの強さが生きてくる訳で、

後藤君、そのままにしてると流れ持って行かれると思うけどなあ。

 

2R、

相手の力づくのガチャガチャ戦法に対して後藤君、明らかにやり難そうにしてて、

細かいやり取りの場面ではいいとこ見せてたんだけど、基本的には勢い負けで、

そういう勢い勝負、距離勝負ってことになると分が悪いんだよなあ。

 

3R、

松下君、若干たわみ気味ではあるんだけど、右ストレートが結構ヒットしてて、

何だか後藤君、良く見えてなかったみたいだったなあ。

 

それでも相打ち場面ってことになるとパンチ力では後藤君なもんで、

まだまだ可能性を見せてはいたんだけどね。

 

松下君、初回から飛ばしててそれで最後まで持つのかって感じもあったんだけど、

この回は少しバランス崩すようになってきたかなあ。

 

4R、

後藤君、前の手の使い方で勝負する試合にならなくてタイミング掴みかねてて、

中々思うようになってないんだけど、もう少し危険を冒して相手の打ち出しとか、

打ち終わりに合わせ打っていく度胸も要るんじゃないかなあ。

 

残り1分10秒、松下君がラッシュ掛けていったんだけど直後、

後藤君が飛ばし返して微妙なラウンドが出来上がったんだわ。

 

 

この後、6Rに後藤君がダウンゲットしたんだけど、

試合全体の流れは動かし難いまま後藤君の工夫不足が目立ったんだけど、

松下君の意思の強いパフォーマンスが上回ったってことかなあ。

 

で、結局、78-73、77-75、76-75ってことで松下君の3-0勝ちで、

出来上がったスコアは1ポイント差から5ポイント差ってことで……。

 

 

松下君、去年濱名潤君にTKO負けしてからの1年振りのリングだったんだけど、

最後までらしさを押し通して、途中から動きが劣化することもなかったなあ。

 

 

 

あれっと思ったら大塚隆太さんで、スパー仲間の濱田君の応援ってことで、

泉圭依知さんのこととか、短パンが似合ってるかどうかとか話したんだよね。

 

 

 

☆ 大保龍斗君(横浜さくら)×濱田修士君(小熊)……SF 8R

6勝(2KO)1敗の19歳・神奈川県と、

12勝(2KO)6敗(1KO)3分の26歳・東京都。

 

濱田君の応援には田之岡条さんとか玉木善文君の他、

興法裕二君もいたんだけど、彼が混じるととにかく騒がしくなるんだよなあ。

 

1R、

二人共とってもテキパキしてて絡み合うことも押し合うことも少なくて、

最後になってやっとやっとのボクシングなんだよね。

 

大保君が力任せの右一発に頼りがちな中、濱田君、

左手をとっても巧く使えてて、残り1分からは細かいコンビネーションで圧倒して、

見事に見せ場を作ってたね。

 

2R、

大保君、要するに強いのを当てればいいんでしょって感じが終始拭えなくて、

元々の持ってるモノだけで勝負してるって印象がこの日も強くて、

正直、殆ど何の進歩も感じられないっていうのが残念で、

トコトコ当てられ続けて早くも顔面赤くなってきたんだわ。

 

濱田君、相手の右には強い意志がこもってるから、くれぐれも打ち終わりに注意で、

攻勢を取ってる時でもその切り上げ方には配慮が要るんだよね。

 

3R、

総ヒット数では濱田君が圧倒してたんだけど、

残り50秒と残り30秒のとこでの右ストレートの見栄えの良さで、

大保君がこのラウンドを持って行ったね。

 

3R、

大保君は体勢崩して若干前のめりになりながらも強引に打ってくるとこあるから、

濱田君、そこんとこに合わせ打つことできればいくらパンチ力が無いとはいえ、

そこそこのダメージを与えられると思うんだけどなあ。

 

大保君、少しプレス強め始めていったんだけど、まだまだムキになり過ぎのせいか、

右一本頼りの貧弱な攻撃パターンが解り易過ぎで、

丁寧な攻撃を積み重ねてる濱田君を中々上回ることができてないんだわ。

 

4R、

大保君、この辺から左フックも必殺系で振り始めたんだけど、

仕掛けが雑々なもんでそんなに簡単には当たらない訳で、

やっぱり正直、進歩の跡が殆ど見られなくて、

高いポテンシャルを持ってると思うから残念感はひとしおだったんだよね。

相手の動きを見極めることのないまま自分のタイミングだけの攻撃に終始してたし、                                                             

殆どボディを打たないのも理解できなくて、だから攻撃が単調なんだし、

一瞬の力づくには十分な迫力があるんだから勿体ないことこの上無いんだわ。

 

それに比べると濱田君の方は迫力的には見劣りするんだけど、

相手の空いてるとこ細かく丁寧に突き続けてるんだよね。

 

5R、

濱田君、左ショートアッパーも混ぜ込み始めてるし、ジャブの当たりはいいし、

相手が1発打ってくるとこ2~3発打ち返してるし、とってもいい感じなんだけど、

願わくば10発のうち2発ほどはバランス崩すほどの渾身打ちが欲しいとこで、

パンチの緩急での見せ方的にはもう一工夫必要だと思ったなあ。

 

大保君の方は相変わらずで……。

 

6R、

大保君、正直過ぎるほどの右頼りのワンツー一直線ボクシングなんだけど、

濱田君の当たりもちょっと薄くちょっと軽くなり始めてて、

後で聞いたら濱田君、5R頃に右手を痛めてしまってたみたいで、

そこそこのクリーンヒットでも大保君、クラッともしてなかったんだよなあ。

 

7R、

大保君、より一層のハードヒットを心掛けていったみたいで、

ラウンド序盤の濱田君の攻勢をひっくり返して、中盤から終盤を支配してたなあ。

それにしても仕掛け不足と攻撃バリエーションの貧弱さは変わってないけどね。

 

8R、

大保君、最後の飛ばす飛ばすで濱田君、優しく受け止めてるとヤバイ訳で、

少しハラハラの序盤だったんだけど、巧いことやり過ごした濱田君、

中盤以降は例の軽いんだけど正確なヒッティングで最後まで流れ渡すことなく、

大保君、消化不良のまま終了ゴング。

 

 

自分は77-75だったんだけど、結局、78-75、77-77、76-76ってことで、

濱田君から見て1-0の要するにドローだったんだけど、納得いかなかったなあ。

 

 

濱田君、相手のパンチを交わす際、頭をスリップアウェイする事が多くて、

勿論、それでも被弾してたケースもあったんだけど、

寸前のとこで交わしたのを当たったって何度も判断されたとしか思えなくて、

そういうとこはもっと正確に見て上げないとダメだって強く思ったんだよね。

 

いつもは大きくて派手なパンチを最優先するジャッジが只一人、

78-75って採点してたんだけど、他のジャッジは見切れてないって思ったなあ。

 

ただ、濱田君の方にも問題があって、例え全く被弾してなくてもその際、

髪の毛が大きく揺れてたし水や汗が飛び散ってたもんで、

見栄え的に良くなかったっていうのも事実だった訳で、

この次はもっと髪の毛詰めて貰う方がいいんだわ。

 

中々気合の入ったいい試合ではあったんだけど、

二人共、次に向けての少なからずの残念感は残ったかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 高木ノコ君

② 濱田修士君

③ 特にナシ

 

 

 

今、ドームは都市対抗野球のシーズンなんだけど、

要するに大手企業による半プロ野球ってことで、

同時に企業が従業員達の忠誠心や一体感を刺激すべくのイベントで、

福利厚生費として経費で落とせるしってことで……。

 

野球で入社した選手達なもんで普段はそれほど重要な仕事には就いてなくて、

午後からは野球漬けっていうのがホントのとこで、

プロへ進めれば本望なんだけど、その道が閉ざされると役立たずってことが多くて、

閑職から閑職へとたらい回しされるケースが多くて、

野球で進学して野球で就職した最後の最後に辛い目に遭う訳で、

それでも雇い続けられるっていうのが大企業の余力ってことなんだよね。

 

昔、自分が勤めてた会社にも野球ではなかったんだけど実業団チームがあって、

試合の際には応援を強制されたもんなんだけど、

ピークを過ぎて引退した選手達の仕事上のクオリティーの差に驚愕してしまって、

他の全てを犠牲にして何かをやり通すには余程の考えと根性が要るんだなあって、

シミジミ思ったことがあったんだよね。

 

2014年7月13日 (日)

コメント欄解放ってことで……。

 

次は18日までボクシングがないし、

ってことで思い立って久し振りにコメント欄をオープンしますので、

半年振りくらいになると思うんですけど、何かありましたらヨロシクです。

| コメント (29)

2014年7月12日 (土)

後楽園ホール・7月11日

 

ローリング・ストーンズの “Wild Horses” って曲のイントロって、

河島英五の “酒と泪と男と女” のイントロとよく似てると思うんだけど、どお?

 

 

 

沖縄と九州、四国に風水害を及ぼし、梅雨前線を刺激した結果、新潟や山形、長野、

それに福島辺りにまで被害をもたらした台風8号なんだけど、

10日の夜から11日の朝方に関東に上陸とか言われてたんだけど、

結局、殆ど何てこともないままに済んで良かった良かったってことで……。

 

 

 

その台風8号に関して韓国のある報道が 「それは安倍首相に対する罰」 だって、

中学生レベルとしか思えないようなザマミロ感情をそのまま印刷物にしてて、

反日感情だけが彼らのアイデンティティーって感じしかしないんだけどなあ。

 

その韓国で更に昨日、日本大使館主催の催しをソウルのロッテホテルが、

反日感情に配慮してってことでいきなり前日に一方的にキャンセルしてきて、

更に反日感情を後押ししたんだけど、ロッテっていうのは実はヘッテってことで、

“千葉ロッテマリーンズ” は “千葉ヘッテマリーンズ” ってことだし、

“ロッテリア” は “ヘッテリア” なんだよね。

 

 

それと中国は中国で、最近の日本地図に広島と長崎の位置を示すのに

原爆のキノコ雲刷り込んでて、いかにもザマミロって感じを前面に出してて、

お前なんか大嫌いだっていう相手を好きになれって言うのは無理がキツくて、

そういうのはマゾでなければ無理な訳で、

こっちの必要最低限の付き合いでいいんじゃないかって思ってしまうんだよね。

 

両国とも日本からの経済協力や技術援助を受けてる期間には何にも言わなくて、

全くそのカネ絡みのご都合主義には呆れてしまう程で、

そこそこ豊かになった途端、手のひら返すように日本人嫌いの本心露呈してきて、

どんだけ昔に遡っての恨みつらみだかってことで、そういう理論なら、

ユダヤ人虐殺の件でドイツは未だに非難され続けなければならなくなる訳で、

欧米人が行ってきた先住民族達への横暴っていうのもいつ許されるのかって事で、

キリの無い恨みつらみの交換からは何の明るい未来も無い訳で、

そういう意味ではユダヤとイスラムの報復の連鎖と全く変わりないんだよね。

 

自国内を上手に統治しきれてないことによる国民不満のはけ口として、

政治的に反日感情を利用せざるを得ないもんで、そこんとこヨロシクですって、

そういうことなのかなあ……。

勿論、個々の韓国人、中国人の中には親近感を感じてる人は沢山いるんだけど、

国民総体とか国家っていう塊として見ると、

とてもじゃないけど信頼に足るとは言えなくて、連中は反日なんだろうけど、

自分としては嫌中、嫌韓って感じかなあ。

 

 

 

ホールに着いて何人かと今話題になってるちょっと後ろ向きの話なんかね……。

 

 

 

昨日は清田祐三さんのタイトル戦が流れてしまって、

メニュー的にはガクッと落ちてしまったんだけど、3日振りだったし、

この後また6日も空くってことでやっぱり行って来たんだけど、

結局ちゃんと見たのは2試合だけだったもんで、この上なく悪しからずです。

 

 

 

☆ 山中章弘君(F赤羽)×三好裕樹君(白井具志堅)……LF 4R

1勝3敗(1KO)の26歳・東京都と、2勝2敗の29歳・東京都。

 

1R、

二人共、どこがどうっていうより全体にちょっとなあって感じで、

ただただひたすら中途半端なままやってるって感じしかしなくて、

パンチの力と形だけだと山中君かなあってことで、一旦休憩タイム。

 

この後の試合が女子戦だったもんでそのまま更に休憩タイムってことで……。

 

 

結局、この試合、39-37、39-38、38-38ってことで、

最初の印象の通り山中君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

☆ 松本竜也君(角海老)×徳岡裕章君(五代)……B 4R

0勝1敗(1KO)の19歳・福島県と、デビュー戦の22歳・埼玉県。

 

1R、

デビュー戦の徳岡君、そこそこ勢いはあったんだけど、

パンチ打つのとクリンチがほぼ同時のような感じで、何か変なんだよなあ。

 

一方の松本君、遠目に見ると昔角海老ジムにいた斎藤直人さんに似てるんだけど、

彼のようにはテキパキとは動けてなくて、ちょっと受け止め過ぎだと思うなあ。

 

二人共、距離感が良くない上に気ばかり早ってて中々ボクシングにならないんだわ。

 

とにかくガチャガチャやってるだけで、ジム関係者と知り合いだけが大騒ぎしてて、

正直自分は白けるばかりだったもんで、またまた休憩タイムってことで……。

 

 

結局この試合、40-36、39-37、39-38ってことで松本君の3-0勝ち。

 

 

 

偶然ロビーで渡邉卓也さんと行き合ったもんで、ちょっと話したんだよね。

彼、今ランク4位なんだけど、来週の7月19日に韓国で、

IBFアジアの王座の決定戦をやるんだよね。

 

 

 

☆ デシエルト長池(青木)×鈴木拓也君(レイS)……LF 4R

1勝1敗の27歳・東京都と、1勝(1KO)1敗の20歳・東京都。

 

1R、

やっとボクシングらしくなったね。

 

長池君、手数は山ほどなんだけど、ちょっととっ散らかった印象が強くて、

タイミング感のいい鈴木君の方がどうしても良く見えてしまうんだよね。

 

2R、

鈴木君、返しの左もきちんと打ててるし組み立てを考えながらやってる感じだね。

 

長池君の方は距離潰れたとこでの全力短連打が売り物なんだけど、

どうしても偏りがちなもんで見栄え的には今一歩なんだよなあ。

 

3R、

長池君、前詰め更に厳しく細かい手数は圧倒的で、

少し一段落してしまった鈴木君を押し切ってたなあ。

 

4R、

それにしても、長池君の衰えないスタミナは大したモンで、ホントよく動くんだわ。

 

鈴木君も気取り直しての最後の手数勝負になっていって、

お互い、パンチ力の緩急には課題残したままだったんだけど、

止まらない手数は採点を難しくしてたんだよね。

 

 

結局、39-38、38-38×2ってことで、長池君からみての1-0ドローだったね。

ちなみに自分も38-38だったなあ。

 

 

 

☆ 村田宗一郎君(セレス)×景幹夫君(五代)……Fe 4R

3勝(1KO)2敗(1KO)3分の31歳・茨城県と、

3勝(3KO)4敗(2KO)1分の29歳・岡山県。

 

1R、

どっちかっていうとその近い距離は村田君の希望だと思うんだけど、

景君の方もそんならそれでいいって感じで吹っ切れた接近戦だったね。

 

より力がこもってたのはやっぱり景君だったんだけど、

ヒット率が高かったのは村田君の方で景君、力づくの余りディフェンスがなあ……。

 

2R、

村田君、相手は結構なハードヒッターだっていうのに全く怯むとこ無くて、

打ち終わりが雑になるとこ果敢に突いて、徐々に景君の顔面を赤くしていって、

景君、折角の腕力なんだけどもっと相手の動きを見極めないと当たらないんだわ。

村田君、あともう少しパンチの緩急付けられたら決着が近そうなんだわ。

 

3R、

始まって40秒、力づくで前詰めしてくる相手に対して村田君、

タイミングのいい右をヒットさせて膝カックンさせたとこから一気に攻め立てて、

右、右って当て込んで、それほどのハードヒットではなかったんだけど、

弱ったとこへの連続打ち込みだったもんで景君、極端に反応悪くなってしまって、

1分18秒、見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

村田君、チャンスを逃さない畳み掛ける攻撃がしっかり出来てたね。

 

試合後、村田君と加藤トレーナーと話をする機会があったんだけど、

村田君、思ったほど顔面傷んでなくて、巧く戦えたことを喜んでたなあ。

 

 

 

☆ 萩崎聰歯君(F赤羽)×小口幸太君(宮田)……64㎏ 8R

7勝(3KO)7敗(3KO)のサウスポー、33歳・静岡県と、

8勝(1KO)13敗(1KO)の28歳・茨城県。

 

やっぱり萩崎君が一蹴してしまうんだろあって思ってたんだけどね……。

 

1R、

お互い、力ずくなんだけどパンチ力もスピードも足りてなくて、

何か鈍クサイヘビー級ボクサーくらいの動きしか出来てないんだわ。

 

特に萩崎君、もっと恐怖感のあるキレを持ってる筈なんだけど、

左肩に顎を寄せる構えはいつもの通りだったんだけど、

その顎が肩に張り付いてしまってるようなギコチ無さで動きが硬いんだわ。

 

2R、

相手は9連敗中だし21戦して1KOなんだし萩崎君、相打ちでもOKだっていうのに、

何をそんなに躊躇してるのかってほどの行かなさ加減でまるで別人なんだわ。

 

 

ってことで、中途半端なボクシングを見続けるのがシンドクなってしまったもんで、

3試合目の途中退場だったんだよね。

 

 

後で確かめたら、萩崎君のバッティングカット傷が悪化しての途中ストップで、

5R負傷判定の結果50-45、50-46、50-47ってことで、

萩崎君、何とほぼ完封負けしてしまったんだわ。                                                              

調子は良かったって聞いてたんだけどね。

 

いずれにしても小口君の5年振りの勝利って事で……。

 

 

 

廊下で若松竜太君とすれ違ったもんで、「バカヤロウ。」 って口真似したら、

テヘへへヘッて感じだったなあ。

 

 

 

☆ 何チャラチャイジム×渡邊義友君(レイS)……58㎏ 8R

戦績も(多分、8勝4敗だったかなあ)、年齢も知らないとにかくタイ国と、

4勝(3KO)1敗の22歳・栃木県。

 

渡邊君、間違いなく強いと思うんだけど、

日本人ボクサーとは2戦だけで(1勝1敗)、ちょっと残念なんだけど、

バーターで試合組めるほど大きなジムではないもんで仕方ないのかなあ。

 

1R、

タイボクサー、雨上がりの蛍原みたいなヘアスタイルしてて、

出てきた途端如何にも弱そうな感じで、始まって10秒でそれは確信に変わって、

後ろに重心置きながら腰引いて届きそうにないヘロヘロジャブ打ってて、

要するに単なる下手クソのビビリに過ぎなかったもんで、

自分、他人の邪魔になりそうにないとこで見てたもんで、

終了ゴングを待つまでもなくの退場だったなあ。

 

 

結局、2R2分57秒、見事にブッ倒されてのカウントアウトKOエンドだったんだけど、

倒れた途端ビクともしなくて、そういう場合だとレフェリー即のストップエンドで、

担架さえ搬入されるケースだったんだけど、自分、遠目に見てたんだけど、

ビクともしないタイボクサーに延々カウントしてたのには笑ってしまって、

もう少し演技力付けてから出直して来いって感じだったなあ。

 

 

 

ふと見たら村中優さんが子供を追いかけて走ってて、

直後に3歳になったその子を抱えてこっちに来たもんで、

防衛戦のことなんかちょっとね……。

 

 

 

☆ 清田祐三さん(F赤羽)×ヒーロー・カティリ……SM 10R

25勝(23KO)4敗(2KO)1分のOPBFチャンピオン、30歳・北海道と、

21勝(6KO)7敗の31歳・インドネシア。

 

ぶっちゃけこの日の清田さん、モチベーション的にどうなのかなあって感じで、

積極的に攻めて来ない相手に力づく過ぎのちょっと雑なボクシングで、

2Rには右アッパーなんか合わされてしまって一瞬危なくて、

相手がトロかったもんで大事には至らなかったんだけど、

正直、全体にキレが無かったように思ったんだよね。

 

結局、見掛けだけの相手ってことで、あそこが痛いここが痛いって言い始めて、

4R終わったとこで棄権エンドだったんだわ。

 

 

1Rの途中、後ろから膝カックンしてきた人がいたもんで振り向いたら、

この日はとってもお茶目な大川泰弘さんだったんだわ。

 

彼、以前に清田さんとマス・ボクシングしてから仲良くなったってことで、

忙しかったとこ応援に駆け付けたんだってさ。

 

で、控室に戻る清田さんに、二人でオメデトゴザイマスしたんだけど、

清田さん、納得いってないみたいで機嫌悪かったんだよね。

 

 

 

やっぱり昨日は外れだったかなあ。

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 村田宗一郎君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

帰りの電車はドーム野球の終わりとバッティングしなかったんだけど、

座った右には超デブの40女と左には酔っぱらった50代のサラリーマン。

 

デブ女は丸太みたいな腕をこっちに張り出してのギッチョのスマホ三昧で、

酔っ払いはコックンコックンしながらぶつかって来るしで、                                                            

いつもなら 「お前らいい加減にせえよ。」 って一発かましてやるとこだったんだけど、

デブと酔っ払いに変に気が滅入ってしまって、シオシオ自分が席立ったんだわ。

 

2014年7月10日 (木)

泉さん……。

 

姓が泉の有名人で思い出すのは泉ピン子、泉麻人、泉重千代なんだけど、勿論、

彼らのことではなくて、最近引退したプロボクサーの泉圭依知さんのことで……。

 

 

“ケイイチ” って名前で頭に “圭” とくればその後は大体 “一” って続くんだけど、

彼の場合は “圭依知” なんだよね。

 

そもそも “圭” っていう字の本来の意味は先端の尖った貴重な玉器ってことで、

で、“圭一” ってことだと、人の上に立つ、あるいは大事にされる人間になれって、

そういう意味になると思うんだけど、“圭依知” ってことになるともう少し具体的で、

知識を備えることに依って人の上に立てって、多分そういうことだと思うんだけど、

ホントのとこどうなんだろね。

 

 

その泉さん、初めて見た頃は将来チャンピオンになるような器ではなくて、

って言うより正直なとこランカーになるのさえ難しいんじゃないかと思ってて、

一本気で常に前向きなボクシングには好感持てたんだけど如何にも不器用で、

異常なほど強いガタイをゲットした代わりにスピードとテクニックを犠牲にしたって、

そういう印象のボクサーだったんだよね。

 

ただその後、彼の試合を見続けるうちにその不器用なまでの一本気さと、

打たれても打たれても復活する彼のヘコタレ無い姿勢の虜になってしまって、

「何とまあゾンビみたいなボクサーだなあ。」 ってブログに書いたら、

それが泉さんの目に留まったみたいで、いつの間にか試合の際、

“泉・ザ・ゾンビ・圭依知” ってコールされるようになったんだよね。

 

そんなこんなで18鴻巣ジムの人達とはいつの間にか親しくさせて貰うようになって、

茂野会長代行とか松村マネジャー、大塚隆太さんや小澤剛君、それに勿論、

泉さんとか泉さんの奥様まで、みんなとってもフレンドリーなんだよね。

 

 

初めて松村さんと話をした時の記憶は結構鮮明に残ってて、

松村さんが18鴻巣ジムの関係者だってことは以前から知ってたんだけど、

彼を知ってる人は解ると思うんだけど、笑うと実に人懐っこい表情になるんだけど、

普通にしてると、何か世間全体にケンカ売ってるような感じがしないでもなくて、

そう感じてた相手が、確か西板席の下の方に座ってた時だった思うけど、

ケツをずらせながら寄って来て、「村木田さんですよね。」 って声掛けて来て、

「素人のくせに勝手なこと書いてんじゃねえぞ。」 的な事を言われるのかって、

「ハイ。」 って答えながら自分、瞬間の色々な対応に頭巡らせてたら、

とってもフレンドリーな接し方してくれて、あの時は実に拍子抜けしたんだよなあ。

 

泉さんの奥様のことも初めは茂野さんの行きつけの飲み屋のママかと思ったし、

あのジムはみんながみんな家族みたいな感じがするんだよね。

 

 

 

話を泉さんのことに戻して……。

 

泉さんのデビューは2005年だったんだけどその試合は2RTKO負けしてしまって、

今思い返しても如何にも彼らしいんだけど、

それを期にか新日本大宮ジムから18鴻巣ジムに移籍したんだよね。

 

その後3年間頑張って2008年暮れに4勝(1KO)2敗(1KO)でB級に昇格した後、

2009年は3戦3勝ってことで年末に一気にA級に昇格したんだわ。

 

2010年に初めての8回戦にTKO勝ちしたんだけど、A級の壁はやっぱり厳しくて、

その後2012年1月までの4試合は1勝3敗に終わってしまったんだわ。

 

もうこの辺りが限界なのかなあって自分実は思ってたんだけど、

2012年6月から2013年にかけての4試合に何とナント破竹の4連勝して、

相手は朝岡泰史君、梅津宏治さん、杉崎由夜さん、加治木了太さんってことで、

当時5位だった梅津さんに判定勝ちしてランクインした後、

連続ランカー撃破ってことで、何がきっかけだったのか、

一体何を掴んだのかはハッキリ判らないんだけど、

正しく泉さんはボクサー人生の頂点を極めたんだよね。

 

 

その後泉さんは内藤律樹さん、高畑里望さんに連敗してランク落ちしてしまって、

そのランク落ちに際してはちょっと理不尽な印象を持ったんだけど、

結局それがきっかけで引退を決めたみたいなんだけど、

最後の連敗っていうのも0-2判定負けで、まだまだ行けそうな感じだったんだよね。

 

 

ただ、泉さんももうすぐ32歳だし、いくら無類のタフガイとは言え、

これまで打ち込まれた通算のパンチ数は半端じゃないだろうし、

先々の人生の長いことを思いやれば、この辺がいいとこなのかも知れないなって、

今は自分も思ってるんだよね。

 

 

結局、彼の戦績は20戦13勝(4KO)7敗(1KO)ってことで、

勝率65%、KO率20%だったんだけど、

デビュー戦以外にKO負けが一つもないっていうのも凄いんだよね。

 

 

泉さん、初戦で出鼻挫かれた後、B級昇格前後に5連勝してA級になったんだけど、

そこでちょっと停滞して、でもそこから再度踏ん張っての4連勝ってことで、

最後はランク2位まで登り詰めたんだけど、その波乱はシミジミ凄くて、

試合の中でのゾンビと同時にキャリア通じてもそのゾンビ性を示したんだよね。

 

 

今後は看護師だか介護士だかとにかく医療現場で働きながら、

18鴻巣ジムのトレーナーをしてボクシングに関わっていくみたいなんだけど、

諦めたらダメなこと、ダメそうなとこからでも立て直すことは出来るんだってこと、

そういう事を教えて貰えるボクサーとか練習生は幸せだと思うなあ。

 

 

最後に彼のキャリアを時系列に書いておくね。

 

【泉圭依知さんのキャリア】

 

1982年9月2日生まれ、埼玉県出身。

2006年2月、新日本大宮ジムから18鴻巣ジムに移籍。

通算戦績;20戦13勝(4KO)7敗(1KO)。

 

・2005年12月12日……池田徳行(白井具志堅)  × 2RTKO

・2006年 9月 9日……時田一志(角海老勝又)  ○ 3-0  *熊谷市

・2007年 3月 3日……板垣廣(本多)  ○ 1RTKO

・2008年 4月18日……植木淳平(沼田)  ○ 3-0

・2008年 6月 3日……阿部隆臣(新日本大宮)  × 1-2

・2008年10月19日……細川繁(協栄カヌマ)  ○ 3-0  *佐野市 

・2009年 3月29日……原之園隆太(大橋)  ○ 3-0

・2009年 7月 2日……今井勝典(ワタナベ)  ○ 2-0

・2009年11月21日……三谷拓也(セレス)  ○ 3-0

・2010年 3月17日……川瀬伊達男(三谷大和)  ○ 5RTKO

・2010年 8月26日……古川暁(ドリーム)  × 0-3

・2010年12月 3日……藤沢一成(L玉熊)  ○ 2-1

・2011年 6月 1日……横山大輔(ワールドS)  × 0-3

・2012年 1月27日……山元浩嗣(ワタナベ)  × 0-3

・2012年 6月 9日……朝岡泰史(タキザワ)  ○ 5RTKO  *古河市

・2012年 9月18日……梅津宏治(ワタナベ)  ○ 2-1  

・2013年 1月29日……杉崎由夜(角海老)  ○ 6RTKO

・2013年 7月 1日……加治木了太(大鵬)  ○ 3-0

・2013年10月19日……内藤律樹(E&Jカシアス)  × 0-2

・2014年 4月24日……高畑里望(ドリーム)  × 0-2

 

*印が付いた試合以外は全て後楽園ホール。

 

 

泉さん、ホント、お疲れさんでしたね。

いつかホールで会えたらその時はまたヨロシクです。

 

2014年7月 8日 (火)

後楽園ホール・7月7日

 

ホールへのエレベーターに乗ったら後ろに続いてたのが横浜光の石井会長で、

で、二人だけだったんだけど持ってたポスターのことなんかね……。

 

 

入場の列の中にセレスジムの久保パパがいて、

この日はビデオ係ってことだったんだわ。

 

 

この日の第2試合、第3試合、第4試合の出場ボクサーの赤青コーナーが、

パンフレットの表示と逆になっててちょっと見難かったんだよね。

 

 

初めにお断りしておきますけど自分、最後の試合は全く見てないんですわ。

 

 

 

☆ 木橋拓也君(上滝)×山崎翔拳君(極東)……F 4R

0勝1敗の23歳・東京都と、1勝3敗(2KO)のサウスポー、29歳・三重県。

 

マナベジムの大平真史君が自分を見つけてくれて並んで一緒観戦だったんだわ。

 

1R、

二人共なんだけど特に山崎君、体全体に力入り過ぎで素直にジャブが出てなくて、

とにかく先手先手に手を出してた木橋君主導で試合が動いてたんだけど、

残り1分46秒、木橋君が力強いワンツーをヒットさせて山崎君からダウンゲット。

 

何とかリスタートしたんだけど山崎君、元々引き気味の腰が更に引けてしまって、

もうこうなったらどうにもならない訳で、初勝利目指した木橋君の追撃交わしきれず、

2分22秒、勢いそのままの木橋君の連続攻撃からのまたしてものワンツー、

弱りきったとこに直撃受けてしまって敢え無くツーダウンKOエンド。

 

山崎君、長いリーチを生かし切れなかったし、そもそも気合負けだったかなあ。

 

 

 

栗原慶太君(一力)×志賀弘康君(石神井S)……F 4R

3勝(3KO)3敗(1KO)の21歳・東京都と、2勝(1KO)0敗の22歳・広島県。

 

大平君と入れ替わって今度は石神井ジムの佐藤拓茂君が隣に座って……。

 

1R、

栗原君、ハードパンチャーなんだけど志賀君も結構凄くて、

お互い、とってもテキパキした中でのクリーンヒット競争だったんだけど、

若干ディフェンス置き去りになってしまってて危険度高いんだわ。

 

回転力では若干志賀君かなあって見てたんだけど、始まって46秒の北ロープ前、

その志賀君の右フックが恐ろしいほどの当たり方して、栗原君一発ダウン。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど栗原君、そのままカウントアウトかなって、

そう思ってたらその前にレフェリーが続行不能って判断してのTKOエンド。

 

あっという間の0分52秒だったんだけど、志賀君やっぱり強いんだわ。                                                                   

 

佐藤君達、思いっ切りっ盛り上がりながら引き揚げていったなあ。

 

 

 

すぐ後ろの50代の不細工なオッサンと如何にもって感じの30代の女性連れ、

これがまあ酒飲みながらクチャクチャ物喰いながらなんだけど、

とにかくオッサンの全く見当外れのウンチク話が延々で、

もう少し小声でお願いしたいとこどうにもならなかったもんで止む無く席移動だね。

 

 

 

山田健太君(セレス)×新井雄大君(渡嘉敷)……F 6R

6勝3敗の29歳・和歌山県と、

3勝(2KO)1敗(1KO)3分のサウスポー、21歳・東京都。

 

山田君には幸平兄ちゃんがセコンドに付いてたね。

山田君にはパンチ力が無いし、新井君にはスタミナが無いんだよね。

 

1R、

山田君、元々強いパンチが打てそうにない構えをしてて、

特に右手が中途半端に前に出てて、突っ突くような打ち方になってるんだよね。

それでも手数的には新井君を大きく上回ってて、それが活路なんだよね。

 

って見てた残り僅か4秒、新井君の左ストレートをまともに貰ってしまって、

うわあって感じの勿体ないダウンだったんだわ。

 

2R、

攻め方は雑なんだけど新井君、力はこもってて相打ちOKって感じの一方、

山田君、どうしても当たりが軽くてダメージ与え切れてないんだよなあ。

 

後半、山田君の攻めが単調になってしまったとこ新井君、ボディブローもいいね。

 

3R、

シンドクなった山田君、地道に1ポイントづつのリカバリーが必要なんだけど、

攻撃のバリエーションに工夫が足りないし、右はストレートに絞り過ぎで、

強いフック系とかボディブローで相手のディフェンスを崩したいとこなんだわ。

 

新井君もホントのとこ、もう少し連続技が欲しいとこだったんだけどね。

 

4R、

始まって37秒、殆どゴッツンコって感じだったんだけど、

お互いのパンチがお互いの体に当たった際の反動だったと思うんだけど、

山田君の方が後ろ向きに倒れ込んでしまって、

で、自分はスリップだったと思ったんだけど、とにかくダウン宣告だったんだわ。

 

再開後の山田君は全く元気なままだったんだけど、

半分過ぎからは何と新井君の方が消耗進んでしまったみたいで手数落ちてきたし、

腰屈めてやり過ごす場面が多くなっていったんだわ。

 

5R、

4Rまでのポイント的には圧倒新井君だったんだけど、

山田君にもまだまだ充分逆転可能な感じが残ってて、

それだけ新井君の消耗がハッキリしてきて自分からクリンチクリンチだったんだわ。

 

で、山田君、プレスプレスからの先手先手で新井君、シンドそうに下がる下がるで、

流れは一挙に山田君になったんだけど、あと一発あと一発、

強い右フックを打ち込めてたらダウンゲットも有り得たのに惜しかったなあ。

 

6R、

山田君、大逆転初KO勝ちが有り得るかって展開で、

初っ端から一気に飛ばして行ったんだけど、

残念、やっぱり突っ突くようなストレートでは如何ともし難くて、

終盤は新井君も最後の力振り絞ってきたもんで、思い叶わぬまま終了ゴング。

 

結局、58-54、59-56、58-55ってことで新井君の逃げ切り3-0勝ち。

ちなみに自分は57-55だったんだけどね。

 

やっぱりパンチ力の無いボクサーとスタミナの無いボクサーの戦いだったなあ。

 

 

試合後、久保パパが自分を見つけてくれてお疲れさんってことだったんだけど、

いきなり倒された後、4R終了時点では4ポイント以上の差があったにも関わらず、

諦めず挽回挽回頑張ってるのを見てて、ムービー持つ手が思わず震えたってね。

 

 

 

☆ 望月翼君(横浜光)×玉川裕大君(渡嘉敷)……Fe 6R

6勝(2KO)3敗(1KO)の28歳・神奈川県と、

5勝(2KO)5敗(1KO)1分のサウスポー、19歳・東京都。

 

1R、

リズミカルに大きく動けてたのは玉川君の方で望月君、ちょっと硬いかなあ。

 

大きな仕掛けで優勢のまま玉川君、1分30秒ほどのとこだったんだけど、

ホントに素早いワンツーを直撃させて望月君からいきなりのダウンゲット。

 

それ、相当な当たりで望月君、仰向けに倒れ込んでしまったもんで、

オイオイ大丈夫かあってとこだったんだけど、

驚いたことに意外なほど普通にリスタートしてたんだよね。

 

それにしても玉川君、この日は右手もとっても強く巧く使えてたんだわ。

 

2R、

望月君、少しはダメージあったみたいでちょっと手数が落ちてるし、

リズム感も良くない中、左手の使い方も中途半端な感じなんだわ。

 

3R、

玉川君が吹っ切れて打ててるのに対して望月君、

何となく迷いながらって感じが抜けなくて、いい左ボディを2発打ってはいたけど、

残り1分20秒からの玉川君の右アッパー起点にしての一気攻めに対しては

凌ぐだけで一杯って感じだったんだわ。

 

4R、

まずは玉川君が強い腕振りで圧倒して、望月君、若干手遅れ気味だったんだけど、

残り50秒を過ぎた頃から一気の巻き返しで、

何がきっかけだったかは解らないんだけど、とにかく大反攻で、

最後は玉川君を防戦一方にさせたんだわ。

 

残り2ラウンドを残して望月君、ひっくり返せる感じも出て来て、

そういうのはこの一つ前の試合と全く同じ展開な訳で……。

 

5R、

望月君、行けるなら行った方が絶対いいんだけど、

残念、自分が思ったようには行き切れてなかったなあ。

相手があれだけ落ちてきてたんだから、ホント、チャンスだと思ったんだけどなあ。

 

結局、この回は微妙だったんだけど、当たりの強さで玉川君だったかなあ。

 

6R、

初めいいいのを当てたのは玉川君だったんだけど、

直後から望月君の必死感が上回って、玉川君に疲労感が浮き出てて、

そこだそこだだったんだけど望月君、正確で強いショットが全く叶わなくて、

最後は玉川君も残った力振り絞ってくる訳で一見壮絶な打ち合いになったんだけど、

場内が大騒ぎしたほどの事では実は無くて、そのまま終了ゴング。

 

 

自分は58-55だったんだけど、結局、59-54、59-55、58-56ってことで、

そういう結果も前の試合とよく似てて、勿論、玉川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫くして石井会長にあった時、自分が代わりたかったって言ってたなあ。

 

 

 

☆ 平龍太郎君(石神井S)×中川健太君(ロッキー)……SF 8R

8勝(3KO)4敗(2KO)1分の25歳・鹿児島県と、

7勝(5KO)2敗のサウスポー、28歳・東京都。

 

アレッと思ったらいつの間にかこの試合は無くなってしまってたんだわ。

そう言えば、第2試合に平君が応援に来てたもんなあ。

 

 

この後は女子戦だったもんでロング休憩タイムだったんだけど、

あるジムの会長とかマスコミの方、JBCの人にまで女子戦は見ないんでしょって、

ちょっとからかわれてしまったんだよね。

 

で、ブラブラしてたら廊下でコンチワって宮崎辰也君に声掛けられて、

そうだよね、相馬君の応援なんだよね。

 

 

その後、横浜光ジムの石井会長と結構色々話させて貰うことができて、

石井さんはとってもクールで控え目な話し方をする人なんだけど、

決してお世辞ごとは言わないしとっても考え方がハードだし気持ちいいんだよね。

 

 

 

☆ 和氣年邦君(M・T)×若松竜太君(勝又)……B 8R

7勝(2KO)13敗(6KO)3分の31歳・岡山県と、

9勝(6KO)9敗(7KO)の30歳・鹿児島県。

 

1R、

始まってすぐ解ったのは和氣君の動きの良さというか、若松君のキレの悪さで、

いつもの弾ける感じが全く無かったことだったんだわ。

 

若干のリーチ差がそのまま出てしまってるとしか言いようが無かったし、

相手の前詰めや攻め込みに対して真っ直ぐ下がり過ぎだしなあ。

 

2R、

和氣君の小刻みな体の動きと細かい手数に若松君、惑わされ続けてるなあ。

 

 

自分にとってこの試合は大事な試合だったから自分の席に戻ってたんだけど、

例の男女二人連れ、まだまだ延々会話中で、もうボクシングは全くそっちのけで、

どう見ても同伴出勤かこのままラブホのいずれにしてもカネ絡みに間違いなくて、

いっそのこと大金積んで女を買い取ってしまおうかとも思ったんだけど、

ちょっと持ち合わせが無かったもんで仕方なかったし、

試合の流れを変えたいとも思ったもんで、またまたの席移動だったんだわ。

 

3R、

和氣君のパンチにはそれ程の威力はこもってなかったんだけど、

それでも若松君、いくらなんでも当てられ過ぎで顔面かなり赤くなってきたんだわ。

 

4R、

若松君、たまにかなりいいのを当て込み始めていよいよこれからだなって、

そう思わせる場面も作ってたんだけど、直後に小さいのをまとめ打ちされてしまって、

中々大きく展開変えるってとこまではいかないんだよなあ。

 

それにしても二人共、顔面狙いに片寄ったボクシングでボディを打たないんだわ。

 

若松君、残り1分切ってからやっと飛ばし飛ばしが叶って、

和氣君の右頬をヒットカットさせてたんだよね。

 

5R、

若松君、必ずしも打ち負けてるって感じじゃなかったんだけど、

和氣君の留まることの無い手数にはホトホト参ってるって感じで、

その和氣君、左目下がかなり腫れてはきてドクターチェックが入ったんだけど、

それでも勢い落ちるっていうことが全く無くて、

この回は右眉辺りをバッティングカットして顔面傷だらけになってしまったんだけど、

大きく負け越してるボクサーではあるんだけど、気持ちの強いとこ見せてたんだわ。

 

6R、

若松君、活きの良くない半端な攻撃が中々改まらないまま、

相手の左フックを貰ってしまうケースが増えてきての下がる下がるで、

残り1分10秒からの和氣君のしつこい攻め込みにも防戦一方だったなあ。

 

徐々に和氣君の気持ちの強さだけが見どころになってしまったんだけど、

この回は右目上もバッティングカットしてしまって満身創痍ならぬ、

満顔創痍って感じだったんだけど、勢いは全く落ちてなかったんだわ。

 

7R、

流石に若松君、若干アップしていったんだけど、気持ちで負けてるのか、

体の動きが気持に付いていかないのかって感じが免れないままで要するに、

いつまで経ってもバランスが悪いままだし、とにかく足元踏ん張れてないんだわ。

 

8R、

最後ガムシャラに飛ばせるのか若松君ってことだったんだけど、

そういう感じは出してはいたんだけど、和氣君も殆ど緩みがなかったもんで、

大きくひっくり返すってとこまでは行かないまま終了ゴング。

 

結局、78-75、77-75、77-76ってことで和氣君の3-0勝ち。

 

ちなみに自分は78-74ってことだったんだけど、

若松君のらしくなかったとこにやたら目が行ってしまったせいかも知れないね。

 

 

それにしても若松君、この日はやっぱり絶好調って訳じゃなかったみたいで、

8ラウンドまでで合計9回もスリップダウンしてしまってて、

それは敢えてレフェリーのブレイクを待つよりはって感じで、

自ら膝着いたってとこもあったんだけど、それにしても9回は多過ぎで、

徐々に見栄えの悪さに繋がってしまったようなとこもあったんだよね。

 

 

 

最後に相馬一哉君の試合が組まれてて、

彼、いつもとっても刺激的な試合をするんだけど、

この日の相手は19勝(7KO)14敗の31歳のタイボクサーってことで、

どう考えても見ておく必要は感じられなかったもんで、

今日はここで終りってことで……。

帰りの電車の中で確認したら、やっぱり相馬君、2RTKO勝ちだってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 志賀弘康君

② 和氣年邦君

③ 特にナシ

 

 

 

自分のブログ、色んな人達が色んなとこを読んでくれてるみたいで、

昨日はあるボクサーが北朝鮮の拉致問題に関してまだ何の成果も無いうちに

日本が制裁一部解除した件についての感想を聞かせてくれたし、

あるジムの会長さんとはボクサーの東西交流のことなんかの話をしたんだよね。

 

 

 

ブログを書いてる途中で “倫理の朝起き会” っていうのが訪ねて来て、

ポスター見てボクシングやってるんですかって、まずは前振りしてきたんだけど、

そういうのは安っぽい訪問販売の常套手段なのはこっちとしては御見通しで、

自分、朝はちゃんと起きれますからって早々に帰って貰ったんだよね。

連中、以前にも来たことあったもんで、

この家は全く可能性が無いって地図に書き込んどいてよって伝えたんだけどね。

 

2014年7月 6日 (日)

後楽園ホール・7月5日

 

ホールに入ったら薄暗いリングで田口良一さんが一人でアップしてたね。

 

すぐ横を柳達也君が通り掛かったもんで頑張ってね挨拶交わして、

団会長にもコンチワして、その後和宇慶勇二さんとか高橋トレーナー、

それに小口トレーナーと言葉合わしたんだよね。

 

昨日は赤青コーナーがいつもとは逆だったもんでちょっと見難かったんだわ。

 

 

 

☆伊藤真也君(ワタナベ)×吉森真之介君(津軽山龍)……B 4R

1勝1敗の18歳・島根県と、1勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

冨山浩之介さんがすぐ横に座って、近くには河野公平さんとか平山悦久さんとか、

ワタナベボクサー達が並んで応援観戦。

美容室に行ったばかりみたいな金城智哉君がセコンドに入ってたね。

 

1R、

吉森君、細かくやるつもりはないみたいで強烈な左を頼りに仕掛けが大きくて、

当たったら大変だぞおって感じなんだわ。

 

一方の伊藤君、若干気遅れしたような感じでジャブ含めて全体に少し頼り無さげで、

相手に打ち込みのタイミング与えない為にも、もっと細かい手数が要るなあ。

 

2分過ぎまで吉森君主導で推移してたんだけど、徐々に伊藤君も踏ん切り付けて、

彼、目がいいみたいでブロッキングではなくて体の移動で相手のパンチ避けながら、

タイミングのいい打ち返しを見せ始めたんだわ。

 

伊藤君、中々いい感じになって来たなあって見てた残り僅か2秒、

前掛りになってた吉森君にスッと出した右ストレートがカウンターヒットして、

それ思いっ切りではなかったんだけど吉森君から尻餅ダウンゲット。

 

2R、

吉森君、それほどのダメージではなかったんだけど、

余りにも左を当てたい当てたいっていうのが解り易す過ぎで見切られてしまったか、

1分20秒過ぎからのかなり激しい打ち合いでも殆ど見せ場作れないまま、

伊藤君に対等以上のパフォーマンスを許してしまって、

流れが随分変わってきてしまったんだわ。

 

3R、

吉森君、ちょっと攻め手が無くなってしまって、

揉み合いの中で頑張るのが目に付くぐらいで中間距離を支配されてたんだけど、

伊藤君の方も味シメタのかのようなカウンター狙いに片寄り過ぎで、

もう少し先攻めと混ぜ混ぜにした方がいいと思うんだけどなあ。

 

4R、

吉森君が劣勢を挽回するべくいきなり飛ばしてくる中、伊藤君、

結構シッカリガードしてるしボディバランスも崩れなくてフットワークも抜群で、

終始危ない当てられ方をしてないのが立派だったなあ。

 

吉森君、試合開始当初よりは勢いが鈍ってきたんだけど、

それでも一振り一振りのパワーはまだまだ伊藤君を上回ってて、

可能性を見せてた中、伊藤君、ポイント差を考えたら無理しないでもいいってとこ、

残り40秒を切ったとこからの最後の激闘に敢えて挑んでいって、

両陣営ドキドキのドカドカの殴り合いが始まったんだけど、

最後、右ショートフックをカウンターヒットさせたのはやっぱり伊藤君で、

残り36秒の青コーナー前で吉森君、致命的なダウンを喰らってしまったんだわ。

 

何とか立ち上がってリスタートした吉森君、TKO負けだけはしたくないって、

倒し切るつもりの伊藤君の猛追撃を凌ぎ切ったとこが終了ゴング。

 

 

自分もジャッジ3人もみんな同じ見解だったみたいで、

結局、40-34×3ってことで伊藤君が完璧3-0勝ち。

 

 

若干、弱気なのかなあってとこから始めた伊藤君だったんだけど、

それはつまり相手を慎重に見極めてたってことなんだろね。

 

試合後大分経ってから伊藤君とすれ違ったもんで、

いいボクシングだったね、また君の試合が見たいなって伝えたら、

満面の笑みだったなあ。

 

 

 

☆ 中川倭君(オサム)×横田佳久君(厚木ワタナベ)……Fe 5R

4勝(2KO)3敗(2KO)のサウスポー、20歳・埼玉県と、

5勝(2KO)10敗(4KO)1分の30歳・神奈川県。

 

この試合だけがB級トーナメントの準決勝戦だったんだよね。

 

渡辺会長が青コーナーサイドに移ってサポートしてたね。

横田君の相手は当初今井勝典君だったんだけど、

負傷棄権ってことで急遽中川君が代役出場だったんだわ。

 

1R、

細かく動けてたのは横田君の方だったんだけど当たりが如何にも優しくて、

力感溢れてたのは圧倒的に中川君で、左ストレート2発ヒットでまずは優勢。

 

2R、

中川君、相手を嫌がる様子も無いし全く警戒していないみたいで、

前詰めからの攻め込みが甘い横田君なんかまるで眼中にないって感じで、

そのうち、ガッツンヒットでダウンゲットなんだわって感じだったんだわ。                                                        

ただ、もう少し体から力が抜けるといいのになあって感じだったけどね。

 

 

で、お互い、ちょっと雑なパフォーマンスが続く中、

何となく中川君かなあって思えたもんで、一旦休憩タイムってことで……。

 

後でスコア確かめたら49-46、48-46×2の3-0ってことで、

あれえって思ったら横田君、途中でダウンゲットしたってことで、

彼の久し振りのいいとこ見逃してしまったんだわ。

 

 

 

☆ 柳達也君(伴流)×横山雄一君(帝拳)……L8R

10勝(4KO)1敗の24歳・栃木県と、

13勝(12KO)2敗(2KO)の24歳・東京都。

 

すぐ横に伊藤雅雪さんとコーヤ佐藤君が並んで、勿論柳君応援なんだわ。

2012年の新人王と2011年の新人王との対決だったんだよね。

自分的にはこの試合がこの日のメインだったんだけどね……。

 

1R、

開始直後から横山君、体格差生かしての攻め攻め全開パフォーマンスで、

柳君の立ち上がりが慎重なのを知っての作戦だったのか、

それとは関係なくとにかくまずは自分のボクシングってことだったのか、

とにかくいきなり鬼の攻め攻めで、柳君、防戦一方に追い込まれてしまったんだわ。

 

いやあこりゃ参ったなあって展開は全く変わることなく2分を過ぎてしまって、

柳君、立て直す暇さえ全く無いまま、残り25秒、

それまでは遠いとこから長いショットを打ってた横山君、

一瞬距離詰まったとこで回転上げたショートブローを鋭くヒットさせて、

左から繋げた右ストレートを若干打ち下し気味に打ち込んで一発ダウンゲット。

 

横山君の13勝のうち12KOっていうのはやっぱりダテじゃなくて、

柳君、何とか必死に立ち上がりはしたんだけど、青コーナー近く、

続行かなあとも見えたんだけど、目がダメだったみたいでそのままカウントアウト。

 

 

2分49秒のことだったんだけど、柳君、殆ど何もできないままに終わってしまって、

実は初めの5秒で勝負が決まってしまってたのかも知れなかったんだわ。

 

 

こういう試合の後は流石に声掛けられなかったんだけど、

柳君、試合の入り方っていうのはやっぱり大事なんだよなあ。

 

横山君、1年ほど前の6回戦で負けるはずのない相手に、

1RいきなりTKO負けしてしまって以来、立ち上がりには気使ってるんだよね。

 

 

 

☆ 和宇慶勇二さん(ワタナベ)×ジョネル・ガダパン……W 10R

17勝(8KO)4敗のランク9位、サウスポー、33歳・東京都と、

8勝(4KO)6敗1分の26歳・フィリピン。

 

この試合の途中まで伊藤さんと佐藤君と一緒に見てたんだよね。

 

1R、

体は少し緩んでるんだけどガダパン、気合こもった右は威力十分なもんで、

和宇慶さん、くれぐれも集中集中で安易な見切りは危険なんだよね。

 

2R、

相手が強引な左右フックを振るってくる中、和宇慶さん、

徐々に見極め出来て、まだまだ軽いんだけどカウンターヒットヒットだね。

 

3R、

ガダパン、そのうちブチ当ててやるからな系ショットには力感溢れてたんだけど、

とにかく攻撃のパターンがシンプル過ぎで当て勘も良くないなあ。

 

和宇慶さん、左ボディの喰い込みが抜群で、これがキーになりそうだね。

 

4R、

ガダパンは相変わらずの一発丸太殴りだし、和宇慶さん、ここまで全部取ってるし、

こりゃこのまま余裕かなあって見てた残り6秒、

ガアーッて詰め寄ったガダパン、和宇慶さんを北西ポストに追い込んで、

ドカドカって打ち込んだ時の右がヒットした途端、

和宇慶さん、ヒットダメージとスリップの因果関係は若干微妙だったんだけど、

とにかくポストに腰ぶつけたようになってしまってのダウン宣告。

 

5R、

和宇慶さんに何のダメージない中それでもガダパン、一気のヒートアップで、

何だか仕留めに行ってるようだったんだけど勢い出し切れないというか続かなくて、

それまで和宇慶さんが真面目に打ち込み続けてたボディブロー、

気が付いたらここにきて一挙に効いてきたみたいだったんだわ。

 

で、そんならってことでここで一気の和宇慶さん、この日一番のラッシュラッシュで、

残り1分21秒、殆どリング中央のとこでの左ストレート、

相手が避ける間の無い直撃で、とっても綺麗なダウンゲット。

 

ガダパン、ヨロヨロ何とか立ち上がりはしたんだけど体力も戦意も既に消失してて、

和宇慶さんの緩みない鬼追撃に全くあえなく倒れる寸前のとこでレフェリーストップ。                            

殆ど同時に青コーナーからタオルも投げ入れられてたんだわ。

 

 

勝者コールの際の和宇慶さん、納得いってないかのように首傾げてたんだけど、

試合後暫くして言葉交わした時も、やっぱりそんな感じが抜けてなくて、

自らの動きに不満が残ったのか、あのダウンコールが納得できないってことなのか、

その辺は確かめなかったんだけど、とにかくいいボディ打ってたんだよなあ。

 

 

 

☆ 田口良一さん(ワタナベ)×フローレンス・コンデス……106P 8R

19勝(8KO)2敗1分のランク1位、27歳・東京都と、

27勝(23KO)8敗1分のWBO9位、IBF10位、サウスポー、34歳・フィリピン。

 

コンデスは元IBFのMm級チャンプで、

生半可なボクサーじゃないってことは事前にマッチメイカーに聞いてたんだよね。

 

1R、

コンデス、背は田口さんより5㎝ほど低いんだけど上体のガッチリ感は凄くて、

腕も太いし、27勝23KOを成程ねって思わせる感じだったんだけど、

初っ端は様子見で余り攻め込まず、田口さんのパンチ力を確認してるって感じで、

結構打たせてたんだけど、                                                           

それでも右フックには左と同じような威力が有りそうなのはすぐ解ったなあ。

 

田口さん、元々様子見スタートする方ではないもんで、いきなり結構イケイケで、

残り50秒にはかなり強烈な右ストレートを打ち込んでたし、

連打の最後の左ボディがとっても美しかったんだわ。

 

2R、

相手が先攻めして来ないからって余り調子に乗り過ぎると危ない訳で、

コンデス、何だか合わせ打つタイミングを計ってるようなとこあるし、

今のとこは流れの中からの右フックの当たりもいいし田口さん、

このままの感じで十分だとは思うんだけど、コンデスの不気味さは消えないんだわ。

 

そのコンデス、2~3発以内のうちに決めようとする打ち方だったんだけど、

残り1分09秒、若干距離詰まって4~5発の打ち合いになった刹那の北ロープ前、

コンデスの左右フックが初めはグローブの上からだったんだけど、

右アッパー、左フックがドサクサの中でヒットして何と、田口さんが四つん這いダウン。

 

それ、見てて相当なダメージで、オイオイ大丈夫かって程で、

ユックリ立ち上がった田口さん、止められる寸前まで消耗してて、

ヤバイよヤバイよだったんだけど、後で聞いたらその辺は全く記憶なかったって、

そう言ってたんだけど、そこからの踏ん張りは流石としか言いようが無くて、

思わずレフェリーに続行させてしまったほどだったんだわ。

 

リスタート後のコンデス、勿論、決着狙いの大ラッシュで、

赤コーナーからはクリンチクリンチの声が飛びまくってたんだけど田口さん、

やっぱりそういう声が全く聞こえてなかったってことで、

再度普通の殴り合いを挑んでいって、5~6秒ほどしたらパンチもシッカリしてきて、

あんな優しい表情と華奢な体の何処にあんな強靭さがあるのかって程で、

シンドイシンドイ残りの30秒以上を凌ぎ切ったんだわ。

 

3R、

やっぱりコンデスのパンチ力は半端じゃなかったんだけど、

一方、田口さんの回復力も半端じゃなくて、この回いきなり立て直していって、

相手が左ストレートを狙い打ってくる中、左右ボディがナイスヒットヒットで、

コンデス、堪らず思わず体屈めるほどで間違いなくこれが活路だったんだわ。

 

一段落を狙ってコンデスも左フックを当て込んできたんだけど、

それを挟んだ前後、東ロープ、南東ロープってコンデスを追い詰めて田口さん、

とっても見栄えのいい猛烈ショート連打できっちりイーブンに戻したんだよね。

 

4R、

田口さん、すっかりペースを取り戻して右ストレートからの左ボディが絵のようで、

残り45秒ほどのとこでのこの日一番の約13ショート連打がもうワクワクで、

ラスト30秒辺りでは残り時間を見やる余裕さえ見せ始めたんだわ。

 

それでもコンデスも元世界チャンプっていうのはダテじゃなくて、

田口さんが一段落するとこを必ず見計らって反撃していくのは流石だったんだわ。

 

5R、

コンデス、34歳だし、無尽蔵に打ち続けるのはとっても出来ないってことで、

田口さんの様子を窺いながら1分30秒、一休みしたとこ見計らっての一気攻めで、

直後スッと引いて誘うような動きも見せてる中々の試合巧者で、

田口さんのセコンドからは 「騙されるな!」 ってアドバイスが飛びまくってたなあ。

 

6R、

1分05秒、コンデスのローブローで田口さん、一休み。

そのせいかどうか、この回の田口さんは手数的にも明らかに減ってしまって、

コンデスのいきなりの左ストレートを二発ばかり貰ってしまってて、

セコンドからの 「左に回れ、左に!」 って声も全く届いてなかったんだわ。

 

7R、

中々思うようにならなくて苛立ったかコンデス、開始1分、お互いが組み合った際、

いきなり裏投げみたいに田口さんを投げてしまってのゴメンゴメンで、

ただ田口さん、マットに転んだ際に少し右肩を痛めてしまったみたいで、また中断。

 

その間使ってコンデスの様子見てたら、やっぱり相当消耗進んでるみたいで、

口大きく開いて肩で呼吸してたし、いつの間にか、

オデコの右辺りがコブになって大きく腫れ上ってたんだわ。

 

8R、

コンデス、劣勢承知の上の飛ばす飛ばすだったんだけど、

やっぱり若さに任せての連続攻撃っていう訳にはとってもいかないもんで、

連打されてる時にその一段落をひたすら狙うっていう戦法を変え切れず、

それ、ロープ背にして故意に困って弱った素振りしながら

相手の一瞬の油断を突くっていう風に見えないこともなかったんだけど、

そうせざるを得ない程消耗してるっていうのが事実じゃないかと思ったんだよね。                                                               

それに備えての余力はまだ残してたんだけど、精度は極端に落ちてたからね。

 

で、残り23秒から最後の見せ場を作ってたのはやっぱり田口さんだったなあ。

 

 

自分のスコアは77-74だったんだけど、結局、77-74、76-75ってことで、

やっぱり田口さんの3-0勝ちだったんだよね。

 

 

試合後の田口さん、右肩が何故痛いんだか分からないって言ってて、

所々記憶が飛んでたみたいで改めてボクサーの尋常じゃないのを知ったんだけど、

取り敢えずは大事ではなかったみたいで良かった良かったなんだわ。

 

それにしても田口さん、坊やみたいな風貌してていつもハードマッチメイクで、

攻め込んでても追い込まれても歯剥き出してやるでもなく、

ヘヘヘって感じでいつも普通にこなしてるのが魅力なんだよなあ。

 

 

 

通路で内山高志さんと挨拶したらその後ろにいたのは久し振りの山元浩嗣君で、

彼、ダテメガネだったもんで自分、気が付かなくて声掛けられたんだけど

それはもうとっても久し振りで、ケガして試合中止になった後ブログも閉鎖して、

ホールでも全く見掛けなかったし、これはトンズラでもしたのかなあって、

心配してたんだけど、とっても元気だったもんで良かった良かっただったんだわ。

左足のくるぶしの外側を骨折したって事で今は大分回復してるみたいだしね……。

 

 

 

☆ 橋元納君(金子)×外園隼人さん(帝拳)……65㎏ 8R

9勝(1KO)6敗(2KO)の30歳・石川県と、

17勝(10KO)4敗(3KO)1分のランク3位、27歳・鹿児島県。

 

藤中周作さんとか藤井貴博君、後藤俊光君達が橋元君の応援に来てて、

「こっちの応援お願いしますよ。」 って言われたんだけど、

この戦いはどう考えてもキツ過ぎで、とにかく一発でも貰ったらダメだよって、

そう答えるのが精一杯だったんだよね。

 

1R、

当たりの強さがまるで違うのはすぐに判ってしまって橋元君、

まずはジャブからだっていうのはいいんだけど半端に打つと却って危ないんだわ。

 

2R、

それでも橋元君、手を変え品を変え細かくやってるうちに、

あれれれ、外園さん意外に簡単に鼻血出し始めてしまったなあ。

 

ムカついたか外園さん、ちょっと力づくにやり過ぎだと思うんだけど、

とにかくラスト15秒、ブルドーザーのようにゴリゴリ攻め立ててたね。

 

3R、

ここまで細かく当てられ続けた外園さんの方が顔面赤くなってたんだけど、

1分03秒、やっとやっとのワンツークリーンヒットで、

赤コーナー前で橋元君から見事なダウンゲットだったんだわ。

 

これで終りが近いかなあって見てたとこ橋元君、

外園さんが一気に決めに来るとこ予想外の大反攻で、

あんな怖そうな顔してる相手に負けずのガンガンイケイケで、

途中、外園さんのマウスピースを吹っ飛ばしてたんだわ、驚いたなあ。

 

それでも外園さんの決め攻めは嵩にかかってて、

追い立て追い立て、凌ぐ凌ぐって感じで終了ゴング。

 

4R、

それにしてもこの日はハードな打ち合いが多いなあって見てたんだけど、

流石に橋元君、消耗進んだか明らかに動きが緩んできてしまって、

元々強くないパンチ力が益々弱まってしまって、

ダメージ払拭できないまま試合の流れは固まってしまったもんでここで離席。

 

結局、6R、1分02秒、赤コーナーからのタオルインでTKOエンドだってね。

 

 

外園さん、最後は力づくで退けたんだけど、途中、ちょっと雑なとこが目立ってて、

もっとパンチ力のある相手だったら危険だった貰い方結構してたんだよね。

 

 

 

☆ 柴田明雄さん(ワタナベ)×西田光さん(川崎新田)

                ………OPBF&日本 M級タイトル戦 12R

22勝(9KO)8敗(5KO)1分のチャンピオン、32歳・神奈川県と、

10勝(3KO)6敗1分のランク2位、26歳・新潟県。

 

ぶっちゃけ、西田さんの試合をお終いまで見たことは殆ど無くて、

ボクシングスタイルが性に合わないって感じなんだよね。

 

1R、

思った通り、西田さんが気合のこもった前詰めしてくるとこ柴田さん、

左フックと左ストレートをグッドグッドな先打ちで、

後は得意のフットワークを使えばそれでOKって感じだったなあ。

 

西田さんはいつものように接近戦というか体寄せてからが勝負って感じで、

とっても限定された戦い方なんだけど、相手に嫌気差さすには十分なんだよね。

 

内山さんがジャブジャブって何回もアドバイスを送ってたなあ。

 

2R、

西田さん、結構いいジャブ打ってるんだからそこから右へ繋げてもいいし、

たまにはいきなりの右をフェイクでもいいから打てばいいのにと思うんだけど、

そういうのは彼の主義とは相いれないみたいだし、ボディも打たないんだなあ。

 

ってことで、試合は既に固まってしまって美しいボクシングとは程遠かったもんで、

この後は色々席替えしながら見てたんだけど、

後は柴田さんが根負けしないかだけがポイントだったんだよね。

 

 

西田さんの中間距離からの自らの右封じは驚くほど徹底してて、

密着してからの連打用に取り置きしてるみたいなのが不思議でならなかったなあ。

 

この後、柴田さんが集中切らせたのか変に密着戦に付き合ってしまったり、

これじゃダメだって思い直して距離取ったり色々あったんだけど、

やっぱり歴戦の勇ってことで柴田さん、ポイントポイントでの見せ方の巧さは

圧倒してて、山ほどのグダグダパンチと一線を画そうとしてたのは流石だったね。

 

 

西田さん、いつ見ても思うんだけど、あれだけの気持ちとフィジカルの強さを

もっと他のとこに生かせないもんかってことで、残念の限りなんだよね。                       

まだ若い部類なんだから戦い方を変えるってことを考えた方がいいと思うんだよね。

 

 

試合終盤になるにつれ柴田さんの動きも何かキレがなくなってきてしまったし、

ここからだってとこで西田さんも、そういえば8回戦以上やったことがないしってことで、

お互い、迫力に欠けてきてしまったんだけど、その中ではやっぱり柴田さん、

山場の作り方というか、ここぞのとこでは綺麗な当て方をしてたもんなあ。

 

 

自分はスコアを付けてなかったもんで、118-110、116-112、115-113、

のうちどれが妥当性が高いのか全く分からないんだけど、

ここんとこの風潮通り、判定になるとやっぱり大割れするんだよなあ。                                                           

まあそれだけ試合の見方があるってことで、それは自分にも追い風なんだけど、

やってる方は堪らないってことあると思うなあ。

 

いずれにしても3-0で柴田君の防衛成功ってことで……。

 

 

 

この日、勿論、ワタナベジムボクサー達が沢山来てて、

船井龍一さん、石本純君、梅津宏治さん達と挨拶交わしたんだけど、

木村隼人君は彼女を紹介してくれて、

やっぱり彼自慢のとっても可愛い人だったんだけど、

彼女の応援がエライ気合入ってて木村君なんかまるで問題じゃなくて、

いつもこんな感じなんですって言ってたけど、

柴田さんが彼女の身内でもあるかのように大声張り上げてたんだよね。

 

 

 

全部の試合が終わって廊下でブラブラして、小口トレーナーに全勝オメデト伝えて、

最後に田口君に右肩の具合聞いてサヨナラしたんだよね。

 

 

その後、コーヒー飲んでさあ自分も帰るかってとこで、向こうから人が歩いて来て、

川崎新田ジムには親しい人がいないし、彼の事バカ褒めしたことは無いはずなのに、

黒田雅之さんがニカッと微笑みながら寄ってくれて、ちょっとドギマギしながら、

西田さんの戦い方について少し話したんだよね。

それにしても彼、笑うと別人になって人を取り込むようなとこあるんだよなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 田口良一さん

② 横山雄一さん

③ 伊藤真也君

 

 

 

さっきなんだけど、ちょっと用事があって渡辺会長から電話があったもんで、

その際、昨日は何故赤青コーナーを逆にしたのか聞いたんだけど、

やっぱり普段の赤と青を比べると青の方が客席を多く取れるし、

背もたれ椅子の多さもあるからさあってことだったんだよね。

そういうのは三迫ジム開催の時も同じなんだけど、見る方は慣れてないんだよね。

 

2014年7月 4日 (金)

東西対抗というか格差

 

今日は前説無しのいきなりなんだけど、突然思い立ったもんでね……。

 

6月度のランキング表に記載されたボクサーを所属ジムの東西で分類してみると、

色んなことが見えてくるんだよね。

 

まずは各チャンピオンの東西分布について……。

(なお、以下で東というのは東日本と北日本、

西というのは中日本と西日本、西部日本を括ったものと理解して下さいな。)

 

 

【世界チャンピオン】 (9名)………東8名、西1名。

 

【OPBFチャンピオン】 (10名)………東9名、西1名。

 

【日本チャンピオン】 (13名)………東12名、西1名。(Mm~M)

 

 

上記のチャンピオン合計32名のうち東が29名で西が3名ってことで(9%)、

その東西間格差はとんでもないほど大きいのが現状なんだけど、

こと日本ランカーってことになると様相が大分違ってくるんだよね。

 

【日本ランカー】 (167名)………東100名、西67名。(Mm~M)

 

ってことで何と日本ランカーの約40%が西側ボクサーなんだよね。

(ただ、5位以内ランカーってことになると65名のうち東が46名、西が19名。)

 

 

更に、2013年度の自分的全国有力ジムランキングベスト30の中にも、

西日本ジムが9ジムがエントリーしてるんだけど(30%)、それでも自分、

西側ランカーのうちで見たことのあるボクサーは20人ほどしかいなくて、

67名のボクサーの実力っていうのがどの程度なのかが全く判ってないんだよね。

 

一方、普段西側ボクサー達を見てる西側ファンの東側ボクサーに対する思いも

ほぼ同じなんじゃないかって思ってて、東にしろ西にしろ、

お互いが良く見えてないような感じがするんだよね。

 

以前にも書いたけど、東西其々の協会がCS放送のチャンネルを確保して、

それ有料でもいいから何とかしてくれれば大分違ってくると思うんだけど、

収支的に成立し得るかどうか調査したことあるのかなあとも思ってるんだよね。

そうすることがボクシングファンの開拓に役立つのかとかも含めてね。

解説無しの固定ワンカメラでいいから、ホント何とかならないもんかなあ。

 

 

話を元に戻して……。

ランキング表には当然の如く東西ボクサーが混在してるんだけど、

ホントのとこ掲載されてる東西ボクサー達の間に実力差は無いんだろうか、

そのランキングはホントに妥当なモノなのかっていう疑問が常に抜けなくて、

そりゃ、チャンピオンの数の違いだけが実力差の証拠とは思わないし、

最近の全日本新人王決定戦での西側の健闘も頭に残ってるんだけど、

どう考えても西側はランカー同士の戦いが少な過ぎじゃないか、

ランキングを維持するための格下戦が多過ぎじゃないかっていう、

そういう思いが消えないのも事実なんだけど間違ってるかなあ。

 

勿論、東でもそういうランキングや勝率維持の為の試合は沢山あるんだけど、

ガチ戦の試合数のボリュームが比較にならないもんで目立ち方が違うんだよね。

 

格下相手との試合を繰り返して何とかランキングをキープしながら、

自然に押し上げられるのを待ってその最終形として指名権を得て上京して来た

最近の西側ボクサー達の余りのテイタラクを連続して見せ付けられると、

その疑問は強くなるばかりで、何だか全く別のボクシングを無理に統一してるって、

そういう感じも免れないし、西のボクシング業界の下支えというか、

活性化の為に敢えて目を瞑ってるような甘い対応がことランキングに関しては

多いように思うんだけど間違ってるのかなあ。

 

たまに呼ばれてやって来る西側ボクサーっていうのは、

タイボクサーと変わらない場合も多いんだけど、そんなのばかりではないはずで、

取り敢えず処遇的には不満があるかも知れないんだけど、

東京に乗り込んで一旗揚げてやるっていう気概のあるボクサーを期待する訳で、

西の戦績は東の半分ほどに見た方がいいっていうのも是正されるだろうし、

今のまま放置すると強くなりたいって思ってるボクサー達の東ジムへの移籍に

歯止めがかからないんじゃないかとも思うんだよね。

 

 

今、西側ランカー達を多く束ねてるジムは六島(7名)、真正(7名)、井岡(4名)、

大阪帝拳(4名)なんだけど、彼らが地場を確保することだけに留まらず、

東側を打破する気概で戦いを挑んで来てくれれば、

ボクシング業界全体の活性化に直結するんじゃないかとも思ってるんだけどね。

 

 

そういう疑問を解く意味でももっと東西交流っていうか、

対抗戦的なカードが組まれるといいと思うんだけど、

そのことを何人かのプロモーターに聞いてみたら、

東から西へ行くのは必ずしもやぶさかではないんだけど、

取り敢えず東京で十分凌ぎが削れるってことが多いって答えが戻ってきたんだわ。

 

それと比較すると西側のボクシング事情はちょっと違ってて、

そもそもオールラウンドのボクシングファンの絶対数が少なくて、

ジム付きとか特定のボクサー付きっていうのがとっても多くて、

わざわざ東まで出張ってハードな試合をする事を元々好まないってことなんだわ。

 

 

それとあと一つクリアしきれない大きな問題としてファイトマネーのことがあって、

それは東から西へ出張るケースでも同じなんだけど、

とにかくアウェイになるケースだとチケットがさばけないってことで、

ファイトマネーの現金化比率を上げないととてもじゃないけど受けられないとか、

交通費や宿泊費もかさむしっていう、そういう根本的な経済的事情もあるんだよね。

 

そもそも試合をするボクサー自身にプロモーター的役割を担わせてる、

担わせざるを得ないっていうのが現実だっていう、

どう考えても不合理とういうか特殊な構造が日本のボクシング界にはあって、

それは全体的ボリュームというかパイの小さいプロスポーツ業界が抱えてる、

根本的、宿命的な部分なんだと思うんだよね。

 

本来、練習に集中すべきところ試合控えたボクサーが、

チケットさばきに奔走せざるを得ないっていうのはどう考えてもおかしい訳で……。

 

プロボクサーが魅力的な仕事の中に括られる為の即効的な工夫は有り得なくて、

それに携わる人達の10年20年のスパンを踏まえた上での施策が必要で、

二層構造的とさえ見える現在のランキングを是正する過程で、

ランカーや日本チャンピオンになればある程度の生活が保障されたり、

ジャッジ達が本業として試合をさばけるようになるにはどうしたらいいのかとかを、

マジに考えないと全体のシュリンクは間近に迫ってる訳で、

それは練習生の減少っていう具体的現象にヒタヒタ現れてて、

ジム経営の基盤を更に確実に危うくしてる感じがするんだけどね。

 

 

 

当初はボクサーの東西格差について考えてたんだけど、

書いてるうちに盛り上がってしまって話が別の方向へ行ってしまったんだけど、

言いたかったことは要するに、自分は相変わらず東西比較のできないままに

放置されっ放しにされてるってことで……。

当面は最強後楽園の更なる充実を期待するっていうのが近道なのかなあ。

 

その最強後楽園とは別に自分が見てみたい東西対抗のカードを急になんだけど、

思い立ったもんで、実現はし難いんだろうけど一応最後に書いておくね。

 

【一度見てみたい試合一覧】

*敬称略、左側が東ボクサー、右側が西ボクサー。

 

・Mm ……岨野豊×松本直樹

 

・LF ……横山隆司×大前貴史

 

・F ……阪下優友×向井寛史

 

・SF ……白石豊土×森川真一郎

 

・B ……井川政仁×松尾佳彦

 

・SB ……久我勇作×ジョナタン・バァト

 

・Fe ……片桐秋彦×高山慎司

 

・SFe ……高畑里望×西岡斗輝矢

 

・L ……土屋修平×小出大貴

 

・SL ……島村国伸×奥田翔平

 

・W ……和宇慶勇二×鈴木哲也

 

・SW ……長島謙吾×切間康裕

 

・M ……福本祥馬×寛座隆司

 

 

 

北朝鮮の拉致問題に関して……。

相手方が真面目に対応する可能性の高い組織を作ったっていうことで、

日本による制裁を部分的に解除するって発表されたんだけど、

そういうのは何らかの現実的成果が上がった後でいい訳で、

どう考えても早計だと思うんだけど、既に名簿とかゲットしてるのかなあ。

これまでの対応見てればあの国のしたたかさとか、

デタラメさ加減は十分解ってるはずだと思うんだけどなあ。

 

2014年7月 2日 (水)

後楽園ホール・7月1日

風太が食事をする時の話なんだけど、元々器用じゃないんだろね、

口元を押し付けるようにして食べるもんで御飯が皿に広く薄く広がってしまって、

自分で食べ難くしてしまうんだよね。

で、彼自身も困ってしまうみたいで、そうなると、スンマセン、

ちょっとこれを盛り上げてくれませんかって頼むようにこっちを振り返るんだわ。

で、指で掻き集めて小山のようにして上げるとまた食べ始めるんだよね。

それ、食事の度なんだけど、少しは上手になれってことで……。

 

 

 

ホールに入ってすぐ福本雄基さんとちょっと雑談して、塚田祐介さんにコンチワして、

その後、佐藤拓茂君とか久し振りの宮崎辰也君とかと挨拶交わして……。

 

 

 

☆ 川西真央君(三迫)×槐勇人君(石橋)……SL 4R

デビュー戦の20歳・岡山県と、デビュー戦の24歳・神奈川県。

 

槐君、“えんじゅ はやと” っていうんだけど読めないよなあ。

自分、“かい ゆうと” だと思ったもんなあ。

 

1R、

デビュー同士のうち初っ端からガンガン飛ばして行ったのは、

体一回りデカイ槐君の方で、基本的にはストレート系の方が余程いいんだけど、

ガッチリガードしてる川西君のグローブの上からでも全くかまうことなく、

バスンバスンって打ち込み続けていったんだわ。

 

川西君の方はまずは相手の狂乱の嵐をやり過ごすかって感じで、

殆ど手を出さないままスタミナ落ちを冷静に待ってたみたいにも見えたんだけど、

やっぱり全てを避けきるって訳にはいかなくて、

残り30秒切ってからグローブの隙間からの被弾が増えていって、

大きな右を貰ってしまって膝カックンした後の残り殆ど0.5秒のとこだったんだけど、

更にのドコドコ連打喰らってしまって、ついに川西君ダウンしてしまったんだわ。

 

様子からするとリスタートと同時に終了ゴングかなって思ってたら、

しっかりファイティングポーズを取りきれなかったってことでそのままカウントアウト。

 

で、槐君の3分09秒デビューKO勝ちだったんだけど、

川西君、相手の勢いに完全に出遅れ気遅れだったなあ。

 

 

 

☆ 宮川大吾君(日東)×加國竜一君(上滝)……SB 4R

1勝2敗(1KO)2分の21歳・東京都と、

2勝(1KO)3敗(2KO)2分の32歳・山口県。

 

1R、

加國君、前詰め厳しくしてたんだけど距離感が良くないせいか、

打ち出すパンチの種類が距離と合ってないズレた感じが強いんだよなあ。

 

一方の宮川君も何だか中途半端なパフォーマンスに終始してるし、お互い、

全く噛み合わないというかリズム感の良くないチグハグさだけが目立ってて、

居心地が悪くなってしまったもんで一旦休憩タイムってことで……。

 

 

結局、39-38×2、38-38ってことで加國君の2-0勝ちだってね。

 

 

 

アレッと思ったら長嶺克則君と勅使河原弘晶君の負傷コンビがつるんでて、

それでも二人共、締まった顔つきしてて、今、やれることをやってるみたいだね。

 

 

 

☆ 工藤優雅君(マナベ)×木村翔君(青木)……LF 4R

3勝0敗1分の20歳・東京都と、3勝1敗(1KO)の25歳・埼玉県。

 

この日、この試合だけが新人王トーナメント予選だったんだけど、

この日も長嶺君のトランクスを履いてた工藤君が競り勝つって予想だったんだわ。

 

1R、

お互い、テキパキしたいい攻めぎ合いから始まったんだけど、

一つ一つのパンチの強さは常に木村君の方が上回ってて、

工藤君、回転力と手数勝負でどう対抗するかって展開だったんだけど、

もう少し下半身踏ん張って打てないかなあって感じが抜けなくて、

どう見てもいつもよりバランスが良くないんだよね。

 

その工藤君、ラスト15秒からの山場作り合戦でも遅れを取ってしまって、

木村君の勢いの方に目が行ってしまったんだわ。

 

2R、

二人共、まだKO勝ちがないんだけど当たりの強さは木村君が圧倒してて、

工藤君も積極的に前詰めして正面きっての打ち合いを挑んでいってたんだけど、

ラリーの最後に見栄えのいいパンチを貰ってしまってるなあ。

 

木村君、全てのショットに自信が溢れてるし、

ボディブローもきちんと打ててるのと比べると工藤君、

どうしても打ち込みが弱々しく見えてしまうんだよなあ。

 

3R、

工藤君、気持立て直しての手数アップだったんだけど、

やっぱり下半身の安定感が今一で、バランス崩しながら打ってることが多かったし、

ここぞの右ショットも踏ん張リ切れてないような感じがするんだよね。

 

工藤君の手数と木村君の力強さの比較で結構微妙ではあったんだけど、

やっぱり当たりの強さで木村君かなあ。

 

4R、

自分のスコア的にはダウンゲットしないと負ける工藤君だったんだけど、

ここに来ての消耗は工藤君の方により強く浮き出てて、

気持と手数は出してたんだけど腰がフワフワしてきたのに対して木村君、

最後の最後までペース落とすっていうことのない安定感が目立ってたなあ。

 

 

結局、40-36、39-37、39-38ってことで評価は色々あったんだけど、

とにかく、木村君の3-0勝ちで、自分も40-36だったんだよね。

 

 

木村君、次は9月26日に小久保聡君×海老澤昇治君の試合の勝者が相手で、

多分、海老澤君が勝ち上がって来ると思うんだけど、結構な難敵で、

お互い正確なヒット数比べって戦いになると思うんだよね。

 

 

次からの6試合はB級トーナメントの準決勝戦ってことで5回戦だったんだわ。

 

 

☆ 金子智之君(国際)×大内正浩君(横浜さくら)……LF 5R

7勝(4KO)2敗の23歳・東京都と、5勝7敗(1KO)のサウスポー、32歳・福島県。

 

これは誰がどう考えても金子君の圧勝でしょって思ってたんだけどね……。

その金子君、白地にゴールドのライン入りのトランクスなんだけど、

正面ベルトラインの “TOMOYUKI” の刺繍がゴールドなもんで見え難いんだわ。

 

1R、

金子君、詰める時の一瞬の鋭さが半端じゃないしそこからの連打にも迫力あって、

当初大内君にちょっと弱腰が見えたんだけど、この日の金子君、

今まで見たことないほど力づくの乱雑さが目立ってて、相手を舐めてるみたいで、

余り無茶な突っ込みを繰り返すもんで右目上をバッティングカットしてたなあ。

 

2R、

大内君、相手の勢いに押されながらも正確に大事に打つ左ストレートが、

結構な的中率で何となく感じを掴み始めたみたいなんだわ。

 

金子君はもっと相手の動きを見極めて攻撃を組み立てた方がいいと思うけどなあ。

 

3R、

それでも金子君、若さをバネにした勢い全開にしての一気のギアアップで、

やっとのことで右ストレートを2発ほどクリーンヒットさせてたんだけど、

下がる時も真っ直ぐ過ぎなもんで無駄な被弾を返されてしまってるとこもあったし、

相手の打ち出しや打ち終わりに合わせ打つって意識が足りないっていうか、

自分のタイミングだけの一人よがりのボクシングになってしまってるんだわ。

 

4R、

パワー戦に持ち込まれると大内君はツライ訳で、

必死手数で対抗してたんだけど、どうしても当たりが薄くて軽いままで、

相手に大きなダメージを与え切れてなかったんだけど、

この回は相手のクリーンヒットが殆ど無かったもんで、それでもポイントゲットだね。

 

5R、

前のラウンドまでで自分のスコアはイーブンだったもんでこの回勝負だったんだけど、

そういう感じをキッチリ意識してたのは大内君の方だったみたいで、

決して強くはないんだけど軽小ヒットを山のように重ねての先手先手で、

金子君、ここまでのとこで見えてないのかって程左ストレートを被弾しまくってて、

そのダメージが出て来たか、パワーで搔き分けていくってことが出来なくなって、

最後はグズグズ揉み合ってしまっての期待外れもいいとこで、

って言うより、大内君が実に巧く戦ったってことで終了ゴング。

 

で、自分のスコアは48-47で大内君だったんだけど、

結局、48-47×2、47-48ってことで大内君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

5ラウンドやってこのスコアってことはどっかのラウンドが全く逆評価って事で、

最近、極端に割れることが多いんだけど、それはこの後の試合でも露呈して、

軽ヒットの積み重ねをどう評価するってことで意見が分かれてるんだよね。

 

 

 

☆ 本田正二郎君(10count)×藤山健二君(鉄拳8)……Fe 5R

5勝(4KO)4敗(3KO)の23歳・神奈川県と、

4勝(3KO)3敗(2KO)の29歳・鹿児島県。

 

倒し屋であると共に倒され屋でもある二人の対決で、

ココは何となく藤山君優位じゃないかって思ってたんだけどね。

藤山君っていうのはこの前の試合の金子君をもっと勇ましくした感じなんだよね。

同じジムの塚田祐介さんが隣に座って一緒観戦だったんだわ。

 

1R、

藤山君、倒し屋なのに打たれ弱いとこも併せ持ってるもんで、

とってもガッチリガードなんだけど、そういう時は打って行かないっていうのも、

とってもハッキリしてるもんで、そこ見透かされるとツライんだよね。

 

直後に右を打ち返してはいたんだけど藤山君、まずは相手に先手取られて、

1分30秒過ぎからの本田君の連続攻撃がちょっと効いてしまってたみたいだね。

 

2R、

ジャブが良かったのもヒット数が多かったのも本田君だったんだけど、

より印象的なパンチを当ててたのは藤山君の方で中々いい感じになってきて、

すっかりペースを取り戻したんだけど、それでも少し右を決め打ちし過ぎで、

それ外した時のフォローの左が欲しいとこだったんだよね。

 

3R、

藤山君、いきなりの右も悪くないんだけど、たまにはそれをフェイクに使って、

左フックに命込めてもいいと思うんだけど、殆ど実現しなくて、

右一辺倒の中、徐々に本田君に細かく巧く立ち回られてしまってるなあ。

 

そもそも藤山君、もっともっとボディブローが要ると思うんだけどなあ。

 

4R、

お互い、顔真っ赤にしながらの消耗系根性合戦の様相を呈してきて、

頑張りどこの引けない引けないって状況になっていったんだけど、

残り24秒、藤山君の右ショートアッパーがとってもタイミング良くヒットして、

殆どリング中央のとこで本田君、思わずカクンって膝着いてしまったんだわ。

 

ダウンゲットするのに力は要らない、そのタイミングなんだわっていうのが、

とってもハッキリ見えたダウンシーンだったんだよね。

 

5R、

本田君、挽回挽回って飛ばして行くのかと思ってたらこれがまあ案外で、

ちょっと行き切れなくなってしまったみたいな当て逃げ系で、

それ、ポイント計算した上でのことではないと思うんだけど、

ここに来てそれは無い訳で、だったら藤山君、もっと行け行けだったんだけど、

彼も彼で完全燃焼できないまま最後は気の抜けた終了ゴングだったんだわ。

 

自分的には48-46だったんだけど、結局、48-46×2、47-47ってことで、

藤山君の2-0勝ちだったんだけど……。

 

 

この判定もマストだったにも関わらずあるラウンドの評価がまるで逆になってて、

セコンドはジャッジの顔ぶれ見ながらポイント計算しないとダメなんだわ。

 

 

 

☆ 上村和宏君(ワタナベ)×笹森雄人君(青木)……B 5R

4勝(2KO)9敗1分の28歳・東京都と、

7勝(3KO)4敗(2KO)の26歳・北海道。

 

上村君、800gオーバーってことでトーナメントとしては笹森君の勝ち上がりで、

普通のオープン競技になってしまったんだけどね。

 

1R、

上村君、相手のフェイントに過剰に反応し過ぎで、ちょっとビビリなのかなあ。

 

二人共、後ろから見ると鶏ガラみたいに両肘が張り出してしまってて、

色んなとこがガラ隙になってしまってるんだわ。

 

ちょっと退屈になってしまったもんで、再度の休憩タイムってことで……。

 

 

後でスコアを確認したら49-47、48-47、47-48って2-1で、

この試合でも意識的に逆張りするようなジャッジングが混じってて、

ホント、内部でちゃんと摺合せをした方がいいと思う程で、

個々のジャッジの人生観が違う程のあっち向いたりこっち向いたりで、

大きな試合でこれほどバラ付くと問題になると思うんだけどなあ。

 

 

いずれにしてもここまでの6試合、勝ったのは全部青コーナーだったんだよね。

 

 

移動した先に三迫ジムの岩井大さんがすぐそばに居たんだけど、

彼、わざわざ帽子取って挨拶してくれて、それでこの間の試合の話なんかね……。

結構マジな内容にまでなってしまったんだけど実に真面目に聞いてくれたんだわ。

 

 

 

☆ 森拓也君(reason)×大野顕君(川崎新田)……B 5R

4勝(3KO)2敗の20歳・東京都と、4勝(3KO)2敗の22歳・千葉県。

 

この試合は、石川ジムの木下貴大君と並んで観戦したんだけど、

彼、カッチリスーツ姿で就活帰りだったんだってさ。

 

森君、去年8月小関準君とでどっちつかずの試合してしまって負けて以来、

この日はチャントできるのかってとこだったんだよね。

 

1R、

試合開始当初、優勢な立ち上がりしたのは大野君の方で、

上背とリーチ利した戦い方してたんだけど、ただそれは最初の30秒過ぎまでて、

体格的ハンデ負った森君、それでも腰低く保ちながら間合いを計ってて、

それ、殆ど一瞬の出来事だったんだけど、始まって43秒の東ロープ前、

いきなり一閃した左フックが絵に描いたような右アゴ大直撃で、

大野君、それ一発で失神昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

勿論、レフェリーは即のストップエンドだったし担架も搬入されたんだわ。

結局、大事には至らず0分45秒、森君の見事なTKO勝ちだったね。

 

 

この試合が終わったとこで宮崎君がやって来たんだけど、

一番いいとこを見逃してしまったんだよね。

 

 

試合後、大分経ってから森君とバッタリだったんだけど、

勿論、全く傷んでなかったし会心の出来に嬉しそうにしてたなあ。

 

 

 

☆ 嶋崎俊君(輪島S)×上岡泰君(元気)……SB 5R

5勝(1KO)5敗(1KO)の22歳・埼玉県と、

6勝(4KO)3敗(1KO)2分1NCのサウスポー、22歳・埼玉県。

 

上岡君のNCっていうのは2年ほど前に相手が計量失敗で棄権したからかなあ。

この試合は宮崎君と木下君と固まって見たんだけど、

パンチ力とこれまでやって来たメンバー的には上岡君が優位なんだけど、

ここは嶋崎君押しってことで団結しての観戦だったんだよね。

 

その嶋崎君、虫刺されだかなんだかで首の周りひっかきまくったって事で、

自分は彼女に首絞められたのかと思ったほど赤い帯になってたんだわ。

 

1R、

上岡君も2発ほど左ストレートのいいのをヒットさせてたんだけど、

嶋崎君の動きが抜群で軽かったけどタイミングのいい右を連発してたね。

 

2R、

色白の上岡君、軽ヒットを重ねられて早くも顔赤くなってるし口も空いてるなあ。

 

嶋崎君、いいタイミングで右を当ててるんだけど、返しを意識し過ぎてるのか、

早い引きを目指してるせいか、その右の打ち込みに力込め切れてなくて、

勿体ないったらないんだよね。

 

3R、

いい感じのヒッティングはその後も嶋崎君なんだけど、

やっぱり当たりが軽いせいか上岡君、グラッともしないんだよなあ。

で、当てられても大したことないなって感じで上岡君も出ていく訳で……。

 

4R、

上岡君の攻め込みも実は力づくの一本調子って感じが拭えなくて、

最後は一発デカイの当てればいいんでしょ的になってしまってたんだけど、

横分けにした長髪の乱れが気になって集中できないみたいな中途半端さで、

軽く当たってもバッサバサしてるし、ちょっとなあ……。

 

自分はここまでで嶋崎君の2ポイントリードだったんだけど、

ジャッジの面子見やるとまたまたバラケそうな感じが強かったんだよね。

 

5R、

上岡君の左顔面が相当腫れてきた一方、嶋崎君の左目周辺も青タンなんだけど、

大きく被弾さえしなければ嶋崎君が何とか逃げ切れそうで、

最後に左ストレートと右フックを一発づつ喰らってはいたけど、

1ポイント返されての48-47ってことで嶋崎君良くやったってことだったんだけど、

結局、49-47、48-47、47-49ってことで上岡君の2-1勝ちだったんだわ。

 

49-47と47-49が共存してるっていうのは殆ど常軌を逸してて、

この日は判定になったら殆ど出たとこ勝負の丁半賭博みたいになってしまって、

ジャッジの人達、みんな生理中だったのかって感じだったなあ。

 

そもそも有効打第一主義っていうのをトコトン徹底すると、

そのラウンドで一番強いパンチを当てた方が常にポイントゲットってことで、

小さなヒットを幾ら山ほど重ねてもそれには絶対敵わないってことになる訳で、

そういうことだって言うならそれでいいんだけど、それならそれを徹底すべきで、

ってことなら自分でも誰でも明日からジャッジが出来る訳で、

今、研修中のアフリカ系の見習の人はどう見てたのかが気になったんだよね。

 

 

 

試合直後、ちょっと話がしたくなったもんで嶋崎君に会いに行って、

自分の感じたことをそのまま伝えたんだけど解ってくれたかなあ。

自分、少し気合入ってたもんでまくし立てるようになってしまってゴメンだったかなあ。

 

 

 

☆ 相川学己君(三迫)×松尾実君(M・T)……SB 5R

5勝(1KO)1敗1分の20歳・東京都と、6勝(3KO)2敗(1KO)の29歳・福岡県。

 

嶋崎君と色々話したし、自分の心を落ち着かせてたもんで、

戻ったら、1Rの残り1分ってとこだったんだけど、

体格差のある相手に相川君、細かく丁寧にそして鋭く突いてたんだよね。

 

後は流れで見てたんだけど、顔面の傷みは松尾君の方が進んでて、

彼、中間距離からの一発一発には威力がこもってたんだけど、

接近戦になると手を余してしまうことが多くて、相川君の細かい対応に苦戦してて、

相川君、気を緩めて大きく被弾さえしなければほぼ大丈夫って感じだったなあ。

 

松尾君、上岡君以上に一発デカイの当てればいいんでしょ系ボクシングで、

その戦い方の片寄りの強さを直さないと先々シンドイと思ったけどなあ。

 

 

結局、そのまま大きな展開変化無いままの終了ゴングで、

49-46、49-47、48-47ってことで相川君の3ー0勝ちってことで、

昨日7試合あった判定試合のうちの2個目の Sweeping Victory だったんだわ。

 

 

 

☆ 新藤寛之さん(宮田)×加藤寿君(熊谷コサカ)……W 8R

15勝(5KO)2敗のランク2位、サウスポー、27歳・北海道と、

7勝(4KO)6敗(4KO)2分のサウスポー、29歳・埼玉県。

 

この試合の前まで4回戦、5回戦ばっかりだったもんで、

チョット唐突な感じの8ラウンドランカー戦が組まれてたんだけど、

新藤さん、7月ランキングで1位になるのは間違い訳で、

こんなとこでは負けられない半年振りの試合だったんだけど、

比較的リスクの少ない調整相手を選んだってことで……。

 

1R、

始まって20秒、新藤さんの左ストレートがクロス気味にヒットして、

加藤君、それ全く見えてないような当たり方してしまってのいきなり暗雲で、

何とか数発右ジャブを届かせてはいたんだけど、

新藤さんの懐の深さに戸惑ってるって感じだったなあ。

 

2R、

二人のリズム感には大きな違いがある中、加藤君、細かく動いてたんだけど、

プレスは常に新藤さんで、動かされてしまってる感じが拭えなかったんだわ。

 

それでも始まって50秒、薄かったんだけどこの日初めてのワンツーヒット叶って、

折角のランクゲットのチャンスなもんで男気の有るとこ見せたんだけど、

1分22秒の東ロープ前、またもやの新藤さんの左の伸びが鋭くて、

加藤君、思わず倒れ込んでしまったんだわ。

 

リスタート後、新藤さんが一気追撃に来るとこ加藤君、

それほどのダメージではなかったみたいだし、却って吹っ切れたようなとこもあって、

ガンガン、ガンガン行き始めて少しばかりだけど可能性を見せてたんだわ。

 

3R、

それでも二人の実力差は徐々に覆い隠せなくなってしまって、

加藤君、相変わらず良く動けてるんだけど攻撃がシンプル過ぎるんだよなあ。

 

こりゃ長いことかかりそうにないなあって見てた残り17秒、

青コーナー前に加藤君を追い込んだとこで新藤さん、

今度は打ち下すようにした左ストレート、強烈打ち込みでまたもやダウンゲット。

 

こりゃ勝負あったなってことで、自分はここで帰ったんだけど、

結局次の4R、2分11秒、新藤さんのTKO勝ちだったんだね。

 

 

 

昨日はベストボクサーが選び難くて、勝った方が強かったんだって、

それはそう思うんだけど、負けた方の今一感も強くてね……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 木村翔君

② 森拓也君

③ 嶋崎俊君

 

 

 

昨日の大きなニュースっていうと集団的自衛権に関する閣議決定と、

北朝鮮の拉致問題の進展なんだけど、自分的には以下の二つだったなあ。

 

兵庫県議会の議員が200回近いインチキ出張を追及されての会見場で、

まるで韓国の泣き屋みたいな大泣きして正真正銘の馬鹿丸出しで、

彼の家族が気の毒としか言いようがないほどで、空いた口が塞がらなかったなあ。

 

 

隣家の騒音に腹立てて、女が投げつけたのは自分のウンコだっていうんだから、

まあ笑ってしまうというか呆れてしまったんだけど、

それにしてもそもそも今どき水洗じゃないのかってことで、

その際の女の所業を想像するとちょっと身の毛が立つんだけど、53歳だってさ。

 

 

追加的には例のSTAPネエチャンの話題で、

昨日からの再現実験に参加するって事で張り切って前日に声明出してたんだけど、

当日になっていきなり体調不良で欠席ってことで、

それはまるでテストの日に風邪引いたから休むっていうのと同じな訳で、

自分なら吐きながらでも行くけどなあ……。

 

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »