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2014年1月 1日 (水)

大田区総合体育館

 

少し早目に行ったら、荒川仁人さんも事前に用事があるってことで、

いきなりコンチワって声掛けてくれて、その後、渡辺会長の奥様にご挨拶して、

小口トレーナーとか、この日ドクターの佐藤先生とか、田口良一さんとか、

急に井出羊一君とスパーやる事になった木村隼人君とかにコンチワコンチワして、

そう言えば、田之岡条君が荒井勇輝君の応援に来てたんだけど、

ちょっと顔見たかった中川雄太君には会えなかったなあ。

 

途中で、年に一回大晦日に電話をくれる女性からコールがあって、

元気ですか、どうしてますか? って感じの話したんだよね。

 

 

それにしても、リング上の照明はもう少し明るい方がいいと思ったけどなあ。                                                            

でも、新品のリングロープとマットはピッカピカだったなあ。

 

 

あのオッサン、あんなんであるジムの会長してるんだけど、

もう誰もまともに相手にしてないっていうのに未だに大物風吹かせてて、

パスも持ってないのにいつもの強引さで記者席に入って行ったもんで、

若い係員と揉めてて、例の俺を誰だと思ってるんだ発言飛ばしてたんだけど、

そんなオッサンのこと係員はまるで知らないし、職務遂行一直線だったもんで、

スゴスゴ連れ出されてたんだけど、相変わらず見っともないったらないんだわ。

 

 

☆鈴木英樹君(横浜光)×荒井勇輝君(ワタナベ)……B 4R

3勝3敗1分の21歳・神奈川県と、3勝(1KO)2敗の21歳・千葉県。

 

鈴木君には瀬川さんが、荒井君には石原さんがセコンドに付いてたね。

 

1R、

二人とも、ちょっと力み過ぎが浮き出てたんだけど、

徐々にこなれていったのは鈴木君の方で、距離詰まった瞬間や、

離れ際の刹那に左右のショートを巧いこと当て込んでたね。

 

荒井君、この日は何か動き切れてないし、ちょっと見過ぎだなあ。

 

2R、

荒井君、相手より早く顔面赤くなってるし、とにかく決め打ちし過ぎで、

もっと臨機応変に出来るはずなのに、とっても不器用な感じなんだよなあ。

 

一方の鈴木君、大きく効くパンチはないんだけど、諦めない手数は立派で、

密着戦でも打てそうもないとこからでも頑張り続けてたなあ。

 

3R、

このままじゃヤバイってことで荒井君、手数アップしたスタート切って、

相手のディフェンスを攪乱する意味でも上下打ち分けが欲しいとこだったんだけど、

それでもこの回は勢いで鈴木君を圧倒して、ようやく流れを戻していったんだわ。

 

4R、

気持強く、常に前詰めしてたのは荒井君だったんだけど、

鈴木君も踏ん張り返していって開始1分までに右一発左二発ナイスヒット。

 

荒井君、フック系中心になってるもんでどうしてもガードが開き気味になるトコ、

鈴木君、見栄えのいいストレート打ち込んでたなあ。

 

鈴木君も飛ばし切れないようなとこが随所にあったんだけど、

荒井君の吹っ切れてないような今一感の方が見劣りしたまま終了ゴング。

 

 

結局、39-37×2、39-38ってことで、鈴木君の3-0勝ちは妥当だったね。

ちなみに自分も、39-37だったけどね。

 

 

 

☆鈴木真守君(花形)×小森光君(ワタナベ)……L 4R

デビュー戦の20歳。新潟県と、デビュー戦の25歳・埼玉県。

 

この日、山元浩嗣君が渡辺会長の個人的コンシェルジェみたいな役目をしてて、

午前10時には会場に来てて、あっちこっち奔走してたんだけど、

この試合だけ並んで観戦だったんだよね。

 

この日に合わせてワタナベジム、新しいジムスウェットを作ってたんだけど、

これがとってもお洒落なグレーの色調のナイキで、あれいいなあ。

 

1R、

小森君、緊張感に溢れた感じの動きしてて、

鈴木君の方が何となく殴り慣れてるって感じだったんだけど、

それでもお互い、とっても好戦的なもんで、危険なパンチが飛び交う飛び交う。

 

とにかく、当たったモン勝ちって感じで両陣営とも大盛り上がりではあったんだけど、

小森君の方が若干被弾数が多くて、結構危ない場面も訪れたんだけど、

彼、そこそこ打たれ強いもんで凌ぎ切ってしまって、次の回へ持ち越されたんだわ。

 

2R、

流れは鈴木君かなあって見てたら、いきなり一発ガツンと当たった右フックで、

途端にグラつき始めたのはその鈴木君の方で、

その後もチョン当たりでクラッとしてるし、左当たってからダウンじゃないのってとこ、

スリップで助けられて凌いだ鈴木君だったんだけど、、

で、流石に小森君、ここは一気の勝負ドコってのをハッキリ自覚したみたいで、

緩みない怒涛の攻め立てで、鈴木君、完全に勢い削がれてしまったとこ、

左右連続ヒット叶って、その場崩れ落ちダウンゲットなんだわ。

 

これはもう続行無理でしょってことで、レフェリー、即のストップエンド。

0分45秒、小森君のデビューTKO勝ち。

 

 

ただ、全く逆の場面も有り得た、とっても偶然性の高い展開だったから、

小森君、俺は強いぜって思い過ぎない方がいいと思ったんだよね。

 

 

この試合が終わったとこで、5分間の時間調整があって、

ビニー・マーチンがそばに座って来たもんで、二人でじゃれ合ってたんだけど、

ストップのタイミングをどう考えてるかとか、色々聞かせて貰ったんだわ。

 

 

 

 

☆松田悠佑君(スターロード)×瀧倫至君(駿河男児)

                            ………SFe 4R

1勝1敗(1KO)の27歳・北海道と、2勝(1KO)4敗のサウスポー、20歳・静岡県。

 

1R、

知らない同士の一戦だったんだけど、結果がすぐに見えてしまうくらい差があって、

一方が基本的なことを教わってないみたいで、とにかく危な過ぎなんだわ。

 

セコンドは一瞬も絶えることなく符牒を使って指示出しまくりで、

リング上のボクサーはそんなに何でもかんでもこなせないと思うんだけど、

とにかく怒鳴りっ放しで、自分で考える頭が育たないんじゃないかって思ったね。

 

片方があんまり今一過ぎだったもんで、ソロッと休憩タイムってことで、

後で確かめたら、3Rにバッティングストップっことで、

結局、30-27×3ってことで、瀧君の3-0勝ちだったってね。

 

 

この後の試合は女子戦だったもんで、一気の長期休暇突入ってことで、

煙草吸ってたら、カシアス内藤会長とバッタリだったんだけど、

「寒いとこでタバコ吸わせるなあ。」 って嘆いてたな。

 

 

その後、ロビーをブラついてたら、土居コロニータさんとヤアヤアってことで、

「あの後、あっちこっち謝りまくりですわ。」 なんて言ってたなあ。

 

 

鉄拳8ジムの会長もやっぱり来られてて、来年もヨロシクですって挨拶交わして、

同じく時間持て余し気味の三迫ジムの久保マネジャーさんと、ランキングの事とか、

小原佳太さん、小竹雅元さん達の話を聞かせて貰ったんだわ。

 

 

女子戦が終わったのを見計らって席に戻ったんだけど、

これで同じウェイトなのってほど二人の背丈が違ってたんだけど、

一人がモデル系みたいで、色々インタビューや写真撮りが長々だったんだけど、

横に座ってた原田さん、フェッフェッフェッって低い声で嬉しそうに笑ってたなあ。

 

 

 

☆カルロス・クアドゥラス×ソンセーンレック・ポスワンジム    

                            ………53.3㎏ 6R

28勝(23KO)0敗のWBC SF1位、25歳・メキシコと、

13勝(4KO)9敗の29歳・タイ国。

 

この戦績と格の違いなもんで、見るの止めようかとも考えたんだけど、

SF級1位の実力の片鱗でも見られたらって思いで見てたんだけど、

相手のタイボクサーが思いの外頑張ったもんで、

クアドロスのボクシングがとっても良く理解できたんだわ。

 

彼、生半可なランク1位じゃなかったんだわ。

赤コーナーサイドに山中慎介さんと粟生隆寛さんが詰めてたね。

 

1R、

開始ゴングと同時にクアドロス、全く出し惜しみすることのない弾け方で、

この日は帝拳ジムの関係者にその実力を見せ付けることこそが大目的って感じで、

まず相手の動きを見極めてからなんてのは全部省いてしまってのガンガンで、

タイボクサーがこの回当てることができたのは左フック一発だけで、

キチンとした当たりの殆どをクアドロスが持って行ってたんだわ。

 

クアドロス、しなやかさっていうより力強いって感じのファイターで、

鋭い振りの全てが必殺系ではあるんだけど、ムチャな丸太振りって感じではなくて、

素早い動きをしながらも相手のガードをシッカリ見極めつつ、

とっても鋭い上下を冷静に打ち込んでたんだわ。

 

ボディブロー含めてそのショットの全てがそこそこ痛烈な被弾だったもんで、

普通のタイボクサーだったら、とっくに倒れてた場面だったんだけど、

ポスワンジム、ここは必死に頑張ってたんだわ。

 

2R、

踏ん切り付けたかポスワンジム、序盤からの思いっ切りの殴り合いに、

自ら度胸良く挑んでいったもんで場内いきなり大盛り上がり。

 

手数は頑張ってたんだけど、的確さとダメージ度ではやっぱり比較にならなくて、

それが30秒ほど続いた後は流石にメッキリ落ちてしまってポスワンジム、

やたらダメそう感が漂いまくって、もう力を使い果たしてしまったかのようで、

結局、2分22秒、何とか凌ぎ切ろうとはしてたんだけど、

クアドロスのこの回で仕留めるっていう強い意志の前には殆ど術がなくて、

右ストレートからの返しの左フック、思いっ切りまともに打ち込まれてしまって、

それまでに相当のダメージ溜め込んでたこともあったもんで、

ドーンと倒れ込んでしまって、途端のレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

クアドロス、この階級でのKO率82%っていうのは半端じゃなくて、

もうちょっとしなやかなとこが出せるようになると、

この後の河野公平さんとかナルバエス、サルガド、デンカオセーンとかとも、

十分以上の可能性あるんじゃないかって感じがして、

とにかく力強さだけだと一番だと思ったなあ。

 

そのクアドラス、たどたどしい日本語だったけど、一生懸命さが溢れた好漢で、

帝拳のトランクス履いてたし、これからリナレスのような道を辿るのかなあ。

自分、スペイン語はまるでダメなもんで、通りすがりに拍手したら、

可愛らしい表情のニッコリ笑顔を返してくれたんだわ。

 

 

 

☆ライアン・ビト君(UNITED)×田口良一さん(ワタナベ)

                            ………49.5㎏ 8R

22勝(8KO)12敗(5KO)3分の27歳・フィリピンと、

18勝(8KO)2敗2分のランク3位、27歳・東京都。

 

田口さん、こんなとこで取りこぼしは絶対できないんだよね。

 

1R、

その田口さん、構えの大きさと懐の深さでしっかり距離キープができてるもんで、

仕掛け不足のビト君、いくらなんでもそんないきなりでは当たらないんだわ。

 

田口さん、左も鋭く届いてるし、左フック3連発とかボディブローまで配慮できてて、

中々の立ち上がりで、殆ど被弾しないままではあったんだけど、

一番いい時とはちょっと違ってて、動きにキレが欠けてるかなあ。

 

それでも、打ち終わった後の体の逃がし方とか頭の位置には注意がいってて、

安心して見てられたんだわ。

 

2R、

田口さん、相手の打ち終わりに合わせるタイミングも合ってきたし、

反応系全体もいい感じだね。

 

一方のビト君、徐々にグローブで顔を撫でる場面が増えてきて、

それはそこそこ当たりのいい被弾が増えてるって証拠みたいなもんで、

やっぱり格の違いというか、レベル差が如実になってきたんだよね。

 

それでもビト君は全てがフルショットなもんで、田口さん、集中集中なんだよね。

 

3R、

ビト君、田口さんの左ボディがとっても効いてしまってるみたいで、

攻防がブツ切れになってきてるし、たまの右単発に命かけ過ぎで、

それ見切られると、ちょっともうどうしようもないって感じなんだよね。

 

彼、強烈な左フックを持ってるんだから、大きく振り出してる右をフェイクに使って、

攻め方を変えてみればいいのにとも思うんだけど、全てが一直線過ぎで、

工夫の見られないパフォーマンスを繰り返してるとしか言いようがないんだよね。

 

4R、

もうずーっと流れは田口さんで、常にラスト30秒を見栄え良く終えてるし、

試合の作り方、見せ方っていう点で随分差が出てきてしまったんだよね。

 

ビト君、流れの中から工夫するって感じが全く見てとれなくて、

終始いきなりの殴り掛かり一本槍なもんで、こっちは退屈系に傾斜してしまって、

一応最後まで見てたんだけど、きっちり決着付け切れない田口さんも田口さんで、

それでも負けない試合第一ってことならそれでも十分いいかあって……。

 

 

結局、78-74×2、78-75ってことで、勿論田口さんの3-0勝ちだったけどね。

 

試合後、田口さんとちょっと言葉交わしたんだけど、

ベストじゃなかったのは見てた通りだったんだけど、

絶対負けてはいけない試合でキッチリ勝つような動きは出来てたって伝えたんだわ。

 

それにしても最近の田口さん、例の井上尚弥さんとのテレビマッチ以降からだと

思うんだけど、人気上昇度が半端じゃなくて、ジムにファンレターが沢山届いてるし、

この日も、沢山の人達が中々離してくれなくて写真撮られまくってたなあ。

 

普段の大人しい王子様的な雰囲気がリング上では一変して、

勇猛果敢なファイターに変身するとこが堪らないらしいんだよね。

普段は野獣のようなメンチ切りまくってるのに、

リングに上がると途端にシオシオしてしまうのとはエライ違いなんだわ。

それにしても田口さん、いつも謙虚で控え目にしてて、とってもいいんだわ。

 

 

 

☆河野公平さん(ワタナベ)×ダウット・マノップカーンチャーン

                              ………53㎏ 8R

28勝(11KO)8敗のWBA2位、33歳・東京都と、

8勝(3KO)6敗1分の18歳・タイ国。

 

これはもう誰が見ても河野さんの調整試合だったんだけど、

この試合が決まった後、河野さんの王座決定戦が決まったってことで、

河野さん、いきなりバリバリのモチベーションなんだよね。

 

1R、

出て来た18歳のタイ人、自分にはニューハーフにしか見えなくて、

エイッエイッて出してる左右のストレートがまるで汽車ポッポみたいだし、

いきなり身のこなしもヤバそうで、こりゃダメだって15秒で解ってしまって、

河野さんには申し訳なかったんだけど、早々の休憩タイムゲットだったんだわ。

 

結局、3R0分50秒、勿論、河野さんのTKO勝ちだったんだけど、

あれだけ下手クソだと却ってやり難かったんじゃないかなあ。

 

通路で柴田明雄さんとご挨拶……。

 

 

 

☆三浦隆司(帝拳)×ダンテ・ハルドン

                ………WBC SFe タイトル戦 12R

26勝(19KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、サウスポー、29歳・秋田県と、

24勝(20KO)3敗(2KO)のランク2位、25歳・メキシコ。

 

それまで空席の目立ってた来賓席は殆どキッチリ埋まって、

自分の右にはファイティング原田さん、左には三迫ジムの久保マネジャー、

その隣には協栄ジムの金平会長、左斜めには帝拳ジムの本田会長って、

もうズラーッと凄い面子だったんだわ。

 

三浦さん、この日は黒のウィニングだったね。

相手のハルドン、一見、洞平勝賢君みたいな風貌って感じたんだけど、

塚田祐介君は同意してくれたね。

 

1R、

いきなり強いプレス掛けていったのは三浦さんの方で、

力み過ぎのハルドンに対して、中盤、いきなり強烈な左ボディ喰らわせて、

実はこのボディブローこそがこの試合の全てだったって自分思ってて、

直撃受けた途端からハルドン、明らかにガックリ落ちてしまって、

振り出すパンチもブレブレにたわんでしまってたし、その後もことあるごとに、

体屈ませてたし、三浦さん、9Rまでかかってしまったんだけど、

勝負は実は1Rで終わってたんだよね。

 

2R、

三浦さん、ユックリやれば何の問題もないっていきなりハッキリしてしまって、

ハルドン、あのボディブローから回復しきれてなくて、体が流れてるんだよなあ。

 

3R、

ハルドンが乱暴戦を挑んでくるもんで、三浦さんとってもやり易そうで、

相手は流れの中から予想もしなかったパンチを出して来るってタイプではないし、

力づくの右一発にさえ注意してればよさそうなんだわ。

この回の最後もハルドン、三浦さんのボディ連打を凌ぐので一杯一杯だったなあ。

 

4R、

ハルドン、たまにメチャ振りしてバランス崩してるだけだなあ。

三浦さんも、ちょっと狙い過ぎで、粗っぽい雑なリング上なんだわ。

 

5R、

三浦さん、もう少しリズミカルというか、緩急付けた攻撃が欲しいとこで、

まるで西部劇の酒場のケンカ、昭和40年代頃のブン殴りボクシングなんだけど、

途中、レフェリーが何か言いそうな気配を感じた三浦さんが一瞬気抜いたとこ、

ハルドンが右ストレートを打ち込んできた途端に三浦さん、怒りの火吹き玉、

ふざけんなコノヤロボクシング一気の全開で、ムチャ連打の末、

西ロープ前でざまあ見ろのダウンゲット。

再開後のハルドン、もう逃げるので手一杯って感じなんだわさ。

 

6R、

ハルドン、足元踏ん張り切れず、始まって15秒、いきなりのスリップダウン。

 

相当弱ってる相手に三浦さん、まだまだ昭和ブン殴り系を続けてて、

フェイント仕掛けて相手に振らせて、そこに被せればいいのにとか、

もっと手際のいいボクシングができるんじゃないかなあとか、

兎に角、こっちの些細な希望の全てを打ち砕くようなパフォーマンスで、

こういうボクシングだと、内山さんにしろ金子さんにしろ、

ちょっとシンドイんじゃないのかなあって見るようになってたんだよね。

 

ハルドン、初回にキツイのを打ち込まれてしまったこともあるんだろうけど、

予想外に下手過ぎなんだわ。

 

7R~9R、

結局、9R、0分55秒、ハルドンがマウスピースを吹っ飛ばされてしまったとこで、

やっとこさ決着したんだけど、三浦さん、正直時間かかり過ぎで、

多分、途中の若いラウンドで仕留められるってことで飛ばし過ぎたのも影響してて、

一度出来てしまった粗っぽいボクシングを修正できないままだったんだろうけど、

技っていうより最後まで力づくを通したっていうのはある意味大したもんで、

ボディブローの大切さを改めて知らされた一戦でもあったんだわ。

 

 

地下ロビーでボヤーッとしてたら、鉄拳8ジムの塚田祐介君と鉢合わせで、

彼、確かあと1勝でA級なんだけど、直近の試合で小山拓見君に負けてしまって、

色々とっても素直に話してくれるもんで、ついつい話し込んでしまって、

彼にはちょっとウザったかったかも知れないんだけど、長話になってしまったんだわ。

 

と、そこに帝拳ジムの本田会長がヤアヤアって感じで寄って来てくれて、

自分、会長が来られてたのは勿論知ってたけど、大事な試合控えてたしってことで、

敢えて挨拶するのを遠慮してたんだけど、とっても気さくに声掛けてくれて、

電話番号を教えろってことで、本田会長も実は090の3ナンバー始まりの番号で、

最後は握手で別れたんだけど、年齢が近いせいもあってか、

とってもエライ人なんだけど、自分、妙に親近感感じてしまってるんだよね。

 

自分、関係者ではないもんで業界の全ての利害から隔絶された位置にいるもんで、

その分、得してるのかも知れないって思ってるんだよね。

本田会長、本年もどうぞヨロシクです。

 

 

 

☆内山高志さん(ワタナベ)×金子大樹さん(横浜光)

                 ………WBA SFe タイトル戦 12R

20勝(17KO)0敗1分のチャンピオン、34歳・埼玉県と、

19勝(12KO)2敗3分のWBA4位、25歳・愛知県。

 

この試合だけ、赤と青コーナーをチェンジしてたね。

 

内山さんが初めてタイトルゲットした時のグローブは相手の要請だったのか、

青のレイジェスだったんだけど、それ以降はずっと赤のウィニングなんだよね。

 

1R、

緊張感でバクバクするような立ち上がりは初めの1分半ほど殆ど互角で、

内山さん、よく頭が動いてて、金子さん、ちょっと硬いかなあって印象だったんだわ。

 

結局、そういう緊張感が最後まで続いてたんだけど、

左の当たりの良さで若干内山さんかなあ。

 

2R、

まだまだ試合の序論は続いてたんだけど、

金子さん、薄くではあったんだけど右も左も一つづつ届かせてたね。

内山さん、いつもの距離よりちょっと近いんじゃないかなあ。

とにかく余りのスリル満々さにみんな息潜めてるね。

 

3R、

一体何がきっかけになるのかドキドキだったんだけど、

お互いのワンツーのキレキレ度は殆ど互角だったんだけど、

いつの間にかプレスを強くしてるのは内山さんだったんだわ。

 

試合開始当初、よく届いてた金子さんの左ジャブが徐々に届かなくなってきて、

それ、届かないっていうより、内山さんが軌道を見切り始めたみたいで、

途端に内山さんの動きに自信みたいなものが見えてきたんだわ。

 

で、終盤近く、いきなり鋭い左フックが炸裂して金子さん、

それ一発で瞬間に右目尻ヒットカットされて細い血筋が垂れたんだわ。

 

4R、

金子さん、相変わらずいい左は打ってるんだけど、効果的な右に繋げられなくて、

結構迷ってたみたいな中、金子さん、やっとのことでこの日一番の右ストレート、

初めてのナイスヒットで、ワンツーオンリーじゃなくて、

オーバーハンド気味の右を混ぜ込むのが有効なのが見えてきたんだけど、

ラスト10秒では、内山さんに右ストレートで見せ場作られてたなあ。

 

5R、

まず仕掛けていったのは金子さんでそこそこの右ストレート当て込んだんだけど、

内山さんの右ストレート、左アッパーの方が断然美しかったし、

終了ゴング鳴った時、金子さんの顔面はかなり赤味を増してたんだわ。

 

それにしてもお互いに、というか特に内山さん、

この日は左ボディが予想に反して少ないなあって見てたんだけど、

それはやっぱり金子さんのガードがシッカリしてたもんで、

自らの上を犠牲にしてまで敢えて行くべきじゃないって判断があったみたいで、

それは金子さんも同じだったみたいで、お互い、究極のボディブローはなかったね。

 

6R、

金子さん、ここぞの一発にはパワーが込められてるんだけど、

内山さんのように適宜の繋ぎのパンチが打ててなくて、

どうしてもリズムが作り難そうになってるなあって思ってるうちに、

左目周辺がいきなりかなり腫れてきてしまって、右目周辺のカットもあるし、

打ち出すパンチにことごとく合わされてしまってるようなとこも増えてきて、

で、何だか行くに行けなくなってしまってるんだわ。

 

中途半端なパフォーマンスになったらそれは内山さんの餌食になる訳で、

自分の中では10ー8くらいまでの差が出てきてしまってたんだわ。

 

7R、

やっぱり器が違うなあって印象はこの段階で会場の誰もが感じてたと思うんだけど、

この回の金子さん、左ジャブは殆ど役に立たないようになってきてはいたんだけど、

いきなりのオーバーハンド気味の右が意表を付くほどよく当たりだして、

それ駆使しながらもっと詰めまくって、多少ガチャガチャにさせたら、

新しい方向性も出てきそうな感じを漂わせ始めたんだよね。

 

8R、

金子さん、意決したか前詰め強くしていって打ち合いを挑んでいったんだけど、

結局は、内山さんに見栄えのいいのを打ち込まれて終わるってパターンで、

そろそろ何とかしないと、大きくアピールしないと、

ラウンド進むごとに1ポイントづづロスするって展開なんだわ。

 

9R、

残り少ない金子さん、一体どうするのかってとこで、

ガムシャラ仕掛けが要るとこなんだけど、きっかけ見つけきれないまま、

内山さんを休ませてしまってるトコあるんだよなあ。

攻めあぐんでるなあ金子さん。

 

10R、

そろそろ勝負の行方が見えて来たかなあって雰囲気が周囲に満ちてきた、

残り28秒、きっかけ掴んだ金子さんが内山さんを一瞬一気に追い詰め、

内山さんが東ロープに詰まったとこ、まず左フックが当たってガードが解けたとこ、

返す右フックが内山さんの左顔面を直撃して、内山さん、いきなりダウン。

 

場内、信じられない急展開に阿鼻叫喚っていうのは正にこういうことで、

周囲のお歴々からも大きな歓声が上がったんだわ。

 

それでも内山さん、三浦隆司さんにダウン喰らったときも同じだったんだけど、

こういう時とっても落ち着いてて、とにかく目が全く泳いでなかったし、

ああ、貰ってしまったかあって感じで普通に立ち上がったんだよね。

 

で、すぐに終了ゴングが鳴って、急展開がどう受け継がれるのかってことで……。

 

11R、

内山さん、十分回復してるかってとこだったんだけど、

そんなの推し量っていられるかって金子さん、いきなり飛ばし飛ばしで、

それ当然なんだけど、もう行く行くのガンガンで、

ってとこで内山さん実は十分回復してたみたいで、いきなり見事なカウンターゲット。

 

それでも金子さん、攻める攻めるの壮絶系突入で、

奥さんに聞いたとこではテレビの音声ではそれ程の事はなかったみたいなんだけど、

この時の会場内はもうとんでもない大騒ぎで、最近の中では飛び抜けてて、

周りの人たち、そもそもどっちを応援してたのか忘れてしまうくらいだったんだわ。

 

で、一段落した時、よりダメージを深めてたのは明らかに金子さんの方で、

それでも彼の気持ちの強さには圧倒されるほどだったんだよね。

 

12R、

興奮のままのラストラウンドだったんだけど、どんなに打たれ込んでも金子さん、

もう決して下がらないって決めてたみたいで、足踏ん張って最後の抵抗見せて、

お互い鬼のような殴り合いが続いたんだけど、

やっぱりここでも凄かったのは内山さんで、12ラウンドフルに動きまくって、

途中ダウン喰らってるっていうのにまだまだ足が普通に動いてて、

一瞬、西ロープに詰め寄られそうになったとこから見事なフットワークで、

体入れ替えて一瞬で距離取ったのには自分、心底タマゲテしまったんだよね。

 

終了ゴングが鳴った時、会場のみんながみんな、

とてつもなくいい試合に立ち会えた幸福感に満たされてたような感じだったんだわ。

 

自分、金平会長とか原田さんとかと話したことなかったんだけど、

最後は友達みたいになってたもんなあ。

 

それと、11R辺りだったかあ、ふと石井会長を見やったんだけど、

いつもそうしてるのかも知れないんだけど、

彼、左手に白いタオルきつく握りっ放しだったんだよね。

 

 

結局、スコアは117-110×3ってことで、内山さん、8度目の防衛だったんだけど、

この試合、これだけ盛り上げた金子さんの功績もとっても大きくて、

試合前、石井会長が強くなってますよってハッキリ言ってたのが頷けたんだわ。

 

ちなみに自分のスコアも、金子さんが獲ったラウンドが2R、8Rだったもんで、

117-110だったんだよね。

 

要するに12ラウンドの内、内山さんが10ラウンドを支配してたってことで、

冷静にスコアだけ振り返ってみれば、殆ど一方的ではあったんだけど、

あれだけみんなを興奮させたっていうのは一体何なんだって思った訳で、

要するにボクサーはどっか一つでもいいから男を見せればいいんだなって、

一人で納得したんだよね。

 

 

試合直後、ワタナベジムの関係者達と握手握手だったんだけど、

山川豊さんの力は半端じゃなく強かったなあ。

 

内山さんには山ほどの関係者とマスコミが群がってたもんで、

遠目に見てることしかできなかったんだけど、

金子さんとは医務室帰りに通り過ぎで挨拶することできて、

「お疲れさんでした。」 って伝えたら、真っ直ぐこっちを見て、

「アリガトゴザイマス。」 って答えてくれたんだわ。

 

金子さん、ホントにいいモノ見せてくれて、これがボクシングだってモノ見せてくれて、

アリガトゴザイマスはこっちの台詞で、ホントお疲れさんだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 内山高志さん

② 金子大樹さん

③ カルロス・クアドロス

 

 

 

朝8時過ぎに風太が起こしに来たもんでご飯を上げて、

ブログに来た最後のコメントに返信入れて、

明日は親戚の集まりがあるんだけど、今日は奥さんと二人だけの正月ってことで、

2万円のオセチを奮発してくれてたもんで、12時過ぎ頃から朝昼一緒の食事して、

その後、近所の神社に初詣に出掛けて、戻って風太の散歩に付き合って、

それから書き始めたのはいいんだけど、途中考え考えしてたらうたた寝してしまって、

気持入れ替えてまた書き始めたら、今度は息子から電話があって色々長話して、

さあ、いよいよアップかってとこで保存が効いてなくて、また改行のやり直しで……、

ってことで時間が大幅遅くなってしまってのアップでして、スンマセンです。

地デジでもやっててボクシング好きな人は殆ど見てる筈だから、

特に急ぐこともないかって気持ちもありまして……。

 

 

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