後楽園ホール・4月26日
昨日の後楽園ホールの試合、実はメインしか見てないもんで、悪しからず……。
今日はまず、原発のことなんだけど、自分、やっぱり今のままでの再稼働には反対で、
最終的には原発全廃派なんだよね。
世の中、色んな分野で想定越えることは普通にあるんだけど、
そうなった時にどう対処するか、対処し切れるかで、こちらの態度が決まるんだけど、
原発が想定外の事故起こした場合には、対処の限界超えてしまうっていうのは、
福島原発で明らかになったのに、その過酷で理不尽な状況目の当たりにしてもなお、
人の命と経済性とを天秤にかけるっていうのは、
本末転倒の全くのナンセンスだって思うんだよね。
原発に直接関わってるメーカーや所管の役人達、その分野の学者達、
それから、多額の補助金と就職先目当ての現場地域の人達、更には、
安い電力料金に固執してる産業界の連中は、利権やコストに躍起になってるけど、
相対的な就職難や電力不足に陥ったり、代替火力発電でコスト高になって、
その結果、経済活動が停滞したり、少なからず家庭生活にシワ寄せいったとしても、
先祖代々、長年住み慣れた土地から追放され、家族離散させられるような、
そんな悲劇の可能性、完璧絶対排除できるって言い切れないのなら、
比較論からしても、どちらを選択すべきかは明らかだと思うんだよね。
もしもの事故が起こった際に、収拾付かないシステムに乗っかるっていうのは、
やっぱり、トータル考えるとリスク大き過ぎだと思うんだよね。
昨日のボクシングメニュー、タイ人相手の女子の8回戦が二試合も挟まれてて、
その前後をゴニョゴニョ系の基本シンドイ6回戦と8回戦が組まれてたし、
セミファイナルの細川バレンタインさんの相手もタイ人ボクサーだったもんで、
ファイナルだけ目当てに、自分、7時ちょっと前に家を出たんだけど、
7時半頃ホールに着いたら、驚くほどの観客で、みんな動員力あるんだわ。
ちょうどセミ前の試合の7Rってとこで、遠くから眺めてたんだけど、
やっぱり、お互いのパワーが勿体ないとこに使われてて、
結局、1-1のドローだったけどね。
その後の細川バレンタインの相手のタイ人、12勝(3KO)2敗ってことだったもんで、
ちょっとばかり期待感あったんだけど、結局、体緩んだトロッくさいただのデブで、
招聘禁止間違いないパフォーマンスの末の1R2分30秒、ズルズルストップエンド。
八王子中屋ジムの一生さんに、ロスでの荒川仁人さんのこと聞いて、
中屋会長と瀬端さんに挨拶して、さあ、ここからだってことで席着いたんだわ。
☆粉川拓也さん(宮田)×林徹磨さん(セレス)
………日本 F タイトル戦 10R
18勝(10KO)2敗のチャンピオン、27才・東京都と、
18勝(6KO)1敗2分のランク1位、24才・愛知県。
1R、二人とも、とっても戦闘的な感じのスタート切ったんだけど、
上体揺すりながら、より積極的に前詰めしていったのは粉川さんの方で、
工夫に満ちた左多用して先行したんだわ。
林さん、軸シッカリさせながらも結構慎重なスタートで、もう少し手数要るよね。
2R、林さん、相手の打ち終わりに合せるのを主体にしてるみたいで、
で、ちょっと相手待ちというか、きっかけ待ち過ぎるんじゃないかなあ。
特別の有効打はなかったんだけど、手数差明らかなもんで、
ここまで、試合の主導権握ったのは間違いなく粉川さんの方だね。
3R、このままじゃマズイって感じで、より積極的に攻め込むようになったんだけど、
林さん、ちょっと力入り過ぎというか、しやなかさに欠けてるんだよなあ。
粉川さんの方も、相変わらずのチョンチョン打ちに終始してて、
こんなもんだったっけえボクシングで、もう少しきちんと当てるべきだと思うけどなあ。
4R、粉川さん、体の動きに比べて腕振りのバランス良くないし、何か雑々で、
林さんの力強さに圧倒されつつあるんだけど、かろうじて手数で対抗してるんだわ。
林さん、勢いのままもう少し長い時間、圧倒的攻めしてもいいんじゃないかなあ。
5R、粉川さん、体全体のバランスも崩すようになってて、よくよろけてるし、
力の入らないとこで打ってる感じなんだよね。
林さん、連打の勢いは上回ってるんだけど、正確性に欠けてるのが残念だなあ。
お互い、まあまあなんだけど、全体としては今一工夫に欠けるパフォーマンスで、
大きく展開変えるとか、相手の意表突く攻撃がしきれてないんだよね。
6R、粉川さん、この日はあくまで真っ向勝負避けてるみたいで、
図らずもそういう場面になってしまうと、明らかにパワー負けしてるんだよね。
林さんも、打ちに行かない時がハッキリ分かり過ぎて、
ガードオンリーのまま安易にロープに下がるケースが何度もあって、
その間、特にキツイの打ち込まれてる訳じゃないんだけど、見栄え良くないんだわ。
7R、粉川さん、相変わらず距離取ってのチョンチョン打ちに終始してて、
全く強くは打ってなくて、接近ガツガツ戦になると明らかな劣勢強いられてるなあ。
徐々に林さん、いい感じに持ち込みつつあるような感じだね。
そのボディブロー、明らかに効果的なんだから、左ボディを攻撃の軸にして、
そこからのコンビネーションに絞った方がいいんじゃないかなあ。
自分のすぐ横で、岩佐亮佑さん、大声大応援なんだわ。
8R、林さん、ここまで結構大きく強く振り込んできたもんで、
少しヘバリ浮き出てきて、口開きながらハァハァしてるんだけど、
目剥いて歯食いしばっての必死攻めで、共感呼ぶんだよね。
粉川さん、右目周辺腫らせてるのは却って林さんの方なんだけど、
ちょっとでもバッティングすると露骨に嫌な顔してすぐクレーム付けてるし、
集中できてなくて、なんか休みたがってるみたいなんだよね。
9R、粉川さん、あくまで手打ちトコトコ、ポイント稼ぎのチョンチョンボクシングで、
相手倒すようには絶対打ってなくて、まるでアマチュアの試合のような感じで、
ポイント勝負するって決めた上なら、とっても頭脳的な戦略なんだろうけど、
自分の気持ちとはかけ離れる一方で、思いはドンドン林さんに傾いていったんだけど、
その林さん、ちゃんと振ってるんだけど、やっぱり精度あんまり改善されなくて、
残念なシーンが続いてるんだよね。
10R、お互い噛み合わないまま、最後まできてしまったんだけど、
林さんの回転力、大分落ちてきて、一発で倒せるようなパワー無くなってしまって、
そうなると、粉川さんのトコトコ連打の方にポイント流れるのは仕方ないかなあのまま、
終了ゴングで、ジャッジの顔触れ見たら、やっぱそうなるかって、
97-93、97-94、96-95の3-0で、粉川さんの初防衛。
ちなみに自分、思い入れが片寄ってしまったから、参考にならないかも知れないけど、
96-94で、林さんだったんだけど、主催者とチャンピオンディシジョン配慮しても、
4ポイント差はないんじゃないかって思ったんだけどね。
チャンピオンになった途端、急に刺激的じゃなくなったのは、
黒田雅之さんのケースと同じような感じなんだけど、
やっぱり粉川さん、どっか体壊してたんじゃないかって思ったんだよね。
林さん、勢いでは完全に上回ってたんだから、行ける時、先のラウンド考えずに、
一気に行ってしまうって手もあったんじゃないかなあ。
それと、途中途中の左ボディをもっと攻撃の軸にしたら良かったんじゃないかってね。
試合終わってすれ違った時、よく頑張ったっスよって声掛けたら、
林さん、悔しそうに涙溢れさせながら、頷いてたんだわ。
ドームの日本ハム戦も終わって少し経ってたもんで、帰り道空いてたんだけど、
なんかあんまりシックリ来ない夜だったなあ。
5月2日、大阪で、突拍子もないリングネームのボクサーが試合するんだけど、
以前にも書いたことあるけど、“ジャンボおだ信長本屋ぺタジーニ” って、
ジムもよく許したなあって感じの、全く正気の沙汰じゃないんだけど、
こういうボクサー、殆どの場合大したことないんだけど、強かったら面白いよね。
Vista が悪いのか、Windows と VAIO の相性が良くないのか、
とにかく最近、パソコンが暴走すること多いし、Word もバカ変換繰り返すし、
自分に対して総攻撃してくるみたいなんだよね。
奥さんの言うように、Mac に変えようかなあ、やっぱり……。