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2011年12月

2011年12月30日 (金)

日記 (12/30)

                                                        

年末だし、無職だし、で、大掃除っぽいことは全部自分の役割ってことで、

ちょっと前にキッチン周り綺麗にしたし、今日はトイレ、風呂、玄関なんてのを一気に、

それから自分の部屋掃除して、ボクシング関係の雑誌とか書類整理したんだよね。

                                                         

で、明日は大晦日だし、いつもユックリなんだけど、もっとユックリ過ごそうかって、

そう思ってたんだけど、テレビ東京のBOX中継確認したら9時半からってことで、

っていうことは、内山高志さん×ホルヘ・ソリスの試合からってことで、

細野悟さん×カバジェロとか、岡田誠一さん×梅津宏治さんの試合とか、

内藤律樹君×高畑里望君の試合っていうのは、内山さんの試合次第ってことで、

どういう録画見せられるか分かんないってことが判明して、

大晦日カウチボクシングの夢破れてしまったもんで、やっぱ行きます、横浜。

                                                            

終了10時半頃になって、そうなると川崎大師とか明治神宮とか目指した初詣客と、

モロバッティングの可能性高いんだけど、それでもやっぱ行ってきますわ。

                                                           

横浜文化体育館ってのは、関内って、横浜から二個目の駅から歩いて5分くらいで、

自分、大学までは横浜に住んでたもんで、あの辺は行動範囲だったんだけど、

今住んでるとこからは1時間かかるんだけど、やっぱ行きますわ。

                                                            

当日は全部で62R予定なんだけど、5時始りで、メインイベント9時半始まりって事は、

大体5時間がかりになりそうなんだけど、それでもやっぱ行きますわ。

                                                            

                                                        

さっき、1月のボクシングスケジュール見てたんだけど、

後楽園ホールでは7回あるんだけど、それも結構な注目カード揃いなんだけど、

それ以外ではどっこもやってないんだよね。

                                                          

で、とにかく明日は昼前に出て、池袋で買い物して、トマトラーメン食べて、

奥さんとはそこで別れて、関内に行くってことで……。

                                                        

2011年12月29日 (木)

12月度ランキング

                                                       

一週間ほどコメント欄開放してたんだけど、非難轟々雨アラレかと思ってたら、

御覧の通り、意外なほど好意的なコメントが多くて、ホント、有り難かったです。

                                                            

沢山の人達が、とっても真面目に読んでくれてるのが良く分かったもんで、

これからは自分も、もっともっと真面目に書きますって方向にはならなくて、

こんな感じで行くより仕方ないんだけど、とにかくこれからもヨロシクです。

あっちはこのまま暫くオープンにしておきますので、気が向いたらまたどうぞ。

                                                          

                                                          

12月のランキングはいつも少し遅れるんだけど、昨日発表されたんだよね。

                                                           

【世界チャンピオン】

井岡一翔さん(1)、八重樫東さん(獲得)、清水智信さん(獲得)、

亀田興毅さん(3)、山中慎介さん(獲得)、西岡利晃さん(7)、

粟生隆寛さん(2)、内山高志さん(3)の計8名は先月と変わらず。

                                                          

                                                          

【世界ランキング】

三田村拓也さんがWBC12位に新規ランクイン。

五十嵐俊幸さんが、WBC2位→1位(WBA3位のまま)にランクアップ。

佐藤洋太さんも、WBC4位→3位(WBA5位のまま)にアップ。

赤穂亮さんは、WBA12位のまま、WBCは9位→6位にアップ。

荒川仁人さん、WBA7位のまま、WBCは5位→3位にアップ。

チャーリー太田さんは、WBA7位のまま、新たにWBC11位にランキング。

天笠尚さんとの王座決定戦に破れた鈴木徹さんが、日本ランクから転出して、

WBCの15位にランクイン。

                                                         

                                                          

【OPBFチャンピオン】

宮崎亮さん(3)、赤穂亮さん(1)、ロリー松下さん(1)、小國以載さん(獲得)、

大沢宏晋さん(1)、荒川仁人さん(獲得)、渡部あきのりさん(2)、

チャーリー太田さん(6)、淵上誠さん(獲得)、清田祐三さん(4)の計10名。

総数は変わらないが、佐藤幸治さんの倒した淵上誠さんが、M級の新チャンプ。

                                                                                                                

                                                         

【日本ランキング】

【ミニマム級】……三田村拓也さん(獲得)

2010年、全日本新人王決定戦で原隆二さんにTKO負けした伊藤秀平さんが、

6位にランクインしたんだけど、彼、12月にフィリピンボクサーに勝ったんだけど、

それだけの理由なのかなあ。

本年度新人王ってことで、安慶名健さんが8位にランクイン。

で、6名分の空きが4名分に減ってる。

                                                          

                                                            

【ライトフライ級】……黒田雅之さん(2)

濱中優一さんに勝った大内淳雅さんが、木村悠さんと3位と4位を入れ替わり。

新人王の沖田英志さんが11位にランキング。

空き1名減って1名分。

                                                          

                                                            

【フライ級】……空位

村中優さんと中釜兵武さんが4位と5位を入れ替わってる。

野崎雅光さんに破れた福本雄基さんが、6位から10位にダウン。

新人王の阪下優友さんが12位にランキングされた関係で、

佐藤洋輝さんが残念ランクアウト。

                                                         

                                                          

【スーパーフライ級】……佐藤洋太さん(5)

赤穂亮さんとのOPBFタイトル戦に敗れた白石豊土さんが1位から5位にダウン。

石崎義人さんが5位から7位にダウン。

戸部洋平さんが4位から2位に、角谷淳志さんが6位から3位に、

福本さんを破った野崎雅光さんが9位から6位に、それぞれランクアップ。

新人王の小林健太郎さんが12位にランキングされた関係で、

星野晃規さん、ランク落ち。

                                                          

                                                             

【バンタム級】……岩佐亮祐さん(獲得)

大竹秀典さんに敗れた益田健太郎さんが3位から5位にダウン。

新人王の尾島祥吾さんが12位にランキングされたもんで、川口裕さんランク落ち。

                                                            

                                                           

【スーパーバンタム級】……芹江匡晋さん(5)

コーチ義人さんを倒した中嶋孝文さんが、大橋弘政さんと入れ替わって4位にアップ。

益田さん下した大竹秀典さんは、頭つっかえてるもんで2位のまま。

長井祐太さんを破って復帰戦飾った久永志則さんが11位にランキング。

12位だった長井さんはランクアウト。

小澤有毅さんが新人王ランクインした関係で、宮城竜太さんがランク落ち。

                                                           

                                                          

【フェザー級】……天笠尚さん(獲得)

鈴木徹さんとの決定戦征した天笠さんが新チャンピオンに、

2位だった鈴木さんは世界ランクへ転出。

大沢宏晋さんとのOPBF戦に敗れた松田直樹さんが、5位から9位にダウン。

上野則之さんが3位から1位にアップ、玉越強平さんも6位から2位にアップ。

前戦を快勝した緒方勇希さんも8位から4位に、

今関佑介さんを倒したズリ・カンナンさんが9位から5位に、

ユースタイトル取った渡邉卓也さんも11位から6位にそれぞれアップ。

福原力也さんも10位から7位にアップ。

竹内佑典さんを下した関豪介さんが8位にリランク。

7位だった竹内さんはいきなりのランク落ち。

横山大輔さんも11位にランクイン。

新人王の京口竜人さんが12位にランクイン。

今月はこの階級の異動が一番激しかったな。

                                                            

                                                          

【スーパーフェザー級】……岡田誠一さん(2)

韓国で世界ランカー破った谷口浩嗣さんが5位にランクイン。

杉崎由夜さんを倒した山田健太郎さんも6位にランクイン。

杉崎さんは、3位から11位に大巾ダウン。

新人王の尾川堅一さんが12位にランクイン。

6位だった仲村正男さん、10位だった松崎博保さん、12位だった福原寛人さんの、

三人がランクアウト。

                                                          

                                                         

【ライト級】……加藤善孝さん(獲得)

新人王の横山雄一さんが12位にランクインしたもんで、

12位だった小池浩太さんが残念ランクアウト。

後は不変。

                                                         

                                                            

【スーパーライト級】……和宇慶勇二さん(獲得)

新人王獲得した中澤将信さんが12位にランキングされたもんで、

12位だった竹中聡さんがランク落ち。

後は変わらず。

                                                           

                                                         

【ウェルター級】……渡部あきのりさん(1)

下川原雄大さんを破った尹文鉉さんが4位にランクイン。

2位だった下川原さんはスーパーウェルターへ転級。

11位だった庄司恭一郎さんもスーパーウェルターへ転級。

9位だった塩谷智行さんは、最後の試合引き分けてこの度定年引退。

12位だった林欣貴さんが森眞さんを倒した試合が評価され10位にアップ。

新人王の藤中周作さんが11位にランクイン。

12位は空位。

                                                          

                                                            

【スパーウェルター級】……空位

チャーリー太田さんが返上して、王座空位。

ミドル級5位だった細川貴之さんが転級してきて6位にランキング。

尹文鉉さんに負けた下川原雄大さんが転級して8位にランク。

庄司恭一郎さんもウェルターからの転級で10位にランキング。

で、先月まで5名あった空きが2名分に減ってる。

                                                         

                                                          

【ミドル級】……空位

淵上誠さんが返上して、王座空位。

5位だった細川貴之さんがスーパーウェルターへ転級。

庄司卓司さんを下した中堀剛さんが評価ランクインで6位。

佐々木左之介さんが新人王資格で9位にランキング。

空き1名減って、3名分。

佐藤幸治さんは、WBC10位を失って、WBA6位なんだけど、

これも近々、淵上誠さんが獲って代わりそう。

チャーリーにしろ、淵上さんにしろ、日本タイトルササッと返上してて、

何かイサギいいって感じするね。

                                                         

                                                            

今年も明後日で終わりなんだけど、地デジが全く面白くなくて、

アニマックスか映画ばかり見てるんだよね。

                                                        

2011年12月23日 (金)

何かありましたら……。

                                                             

暫くボクシングないもんで、取り敢えず年末までコメント欄開放しておきますね。

                                                                          

今年は、随分沢山のボクサー達と知り合うことできて、そこからの流れか、

このブログを読んでくれてるボクサー、結構増えてきてるみたいなんだよね。                                                        

                              

3年ほど前始めた頃は、一日50人~100人くらいだった訪問者が、

最近では、毎日普通に500人程が来てくれて、アクセスも2,000程にもなって、

注目試合があった時なんかは、訪問者800人、アクセス3,000もあるもんで、

自分としても、ちょっと驚いてしまうことあるんだよね。                                                      

                                                     

自分の中でのボクシングっていうのは、タイトル戦も4Rデビュー戦も殆ど同じで、

テクニック不足でも気持ちの溢れた戦いは、へタレた世界戦よりずっと感動的だし、

関係者や知人しか知らないボクサーを、自分が見届けてやるっていうか、

そんな、クソ生意気系の感情も混じってるもんで、

で、第一試合から書いてるんだけど、だから、とっても長たらしくなってしまうし、

文体も、こんな感じなもんで、読み通すのに時間と忍耐力必要かも知れなくて、

だから、それでも毎回来てくれてる人達にはホント、感謝してるんですわ。

                                                           

以前、コメント開放した時は、色々悪態つかれたけど、大体慣れてしまったし、

こっちも一応それなりのスタンス持ってるつもりなもんで、

嫌がらせ感満々だけの、単なる捨て台詞系は無用ってことで、

勿論、前向きなご意見は歓迎なんですけどね、

で、もし宜しかったらコメント下さいな。                                                                       

                                            

最後になったけど、ボクサーのみなさん、一年間、ホントお疲れさんでした。

最高の年過ごせた人もいるだろうし、腹立ち通しの一年だったかも知れないけど、

生まれてきた奇跡的な偶然と、取り敢えず生きてることに感謝して、

気楽に、力込めて、大らかに、鋭く、配慮して、緊張して、主張して、バカやって、

色々やりながら、大切なモノ探して守るべく、お互い普通に頑張ろうね。

                                                             

2011年12月22日 (木)

後楽園ホール・12月21日

                                                           

チョット前、東武動物公園に行った時のこと書いたけど、

あの時、面白い話書き忘れてしまったもんで、追記ってことで……。

                                                           

あそこで笑い転げたことあってね。

色んな動物がいる中で、確か、カンガルーのそばだったと思うけど、

遠くから見ると、小さな鹿みたいな感じのが見えたもんで、近寄ってみたら、

なんと何とナント、それ、ラブラド―ル・レトリバーだったんだわ。

                                                            

名札もあるし、ちゃんと柵の中にいて、こっちまで届かないリードが首輪についてて、

尻尾振り振りしてたんだわ。

                                                           

そばにいたカップルが、マジかよってタマゲテけど、ホント、その通りで、

他に色んな種類の犬が展示されてる訳でもなくて、そいつ一匹だけだったし、

こいつ、園長の飼い犬じゃねえのかって思ったんだよね。

日本中の動物園で、普通に犬一匹展示されてるってとこ、他にもあるんだろうか。

                                                            

                                                           

昨日は今年106回目の現場観戦ってことで、

これが2011年、後楽園ホール見納めボクシング。

江藤光喜君×堀陽太君、江藤伸悟君×阿部隆臣君の試合が目当てだったんだわ。

                                                       

                                                          

☆リトルタイソン・田中(白井具志堅)×渡辺健太君(KS)

                           ………Mm 4R

1勝(1KO)0敗の21才・鳥取県と、0勝2敗の17才・広島県。

                                                             

結局渡辺君、気合い不足の一点で、もっとやりようはあったと思うんだけど、

1Rから同じことの繰り返しで、もっとガムチャラさを出さないとダメだと思ったな。

                                                           

一方の田中君、なんか歩み寄るような不思議なフットワークしてて、

近寄ったとこで一発ブン廻すって、それ一本槍の気合い一発系不器用ボクシングで、

先々はどうかと思うんだけど、経験の少ないボクサーをやっつけるには、

取り敢えずは上々の手段ではあるんだけどね。

                                                            

渡辺君、自分のやりたいこと邪魔された場合のこと、本気で考えないと、

なかなか勝ち星訪れないと思うんだよね。

訪れを待つというより、呼び込むって感じかなあ。

                                                           

結局、一回ダウンゲットしてるし、40-35、40-36、39-36の3-0で、

勿論、田中君の判定勝ち。

                                                          

                                                          

☆星野真生君(白井具志堅)×栗原俊博君(新日本木村)

                            ………LF 4R

2勝6敗1分の21才・群馬県と、3勝(2KO)3敗1分の27才・宮城県。

                                                           

星野君、構えた時の前傾角度なんか、好きなタイプなんだけど、

残念ながら、それ以上のことなくて、なんか彼も、気合い不足みたいなんだよね。

                                                             

栗原君、気持ち溢れてるし、少し振り過ぎのとこはあるんだけど、

パンチ出しも色々工夫してて、見てて溌剌とした感じなんだよね。

                                                             

その栗原君、終始押し気味に進めてたんだけど、残り22秒、

力強いコンビネーションからの最後右フック、タイミング良く直撃させることできて、

星野君から先制ダウンゲット。

                                                             

再開後も栗原君、一気追撃手抜きなく、あっと言う間の段取りで、2分55秒、

またもやのダウンゲットで、栗原君、勝ち越しKO勝ち。

                                                            

星野君、最後まで気持ちが出来てないって感じだったなあ。

                                                             

                                                             

☆ナンチャラ・ワンチャ―ド×江藤大喜君(白井具志堅)

                            ………SF 6R

9勝6敗の21才・タイと、7勝(5KO)1敗の23才・沖縄県。

                                                           

大喜君、2009年春頃、KO勝ちした後の久し振りだったんだけど、

その間、何があったのか知らないんだけど、とにかく2年振りなんだよね。

                                                            

ただ、相手のタイ人、初めっからとてつもなく、動きぎこちないもんで、

そりゃ、復帰戦飾らなくちゃ大作戦なもんで、ある意味仕方ないんだけど

見る方には、やっぱそうかあって、そんな感じがしたもんで、1Rで離席ってことで、

ブラーッとしてから、そろそろ終わってるかなって戻ったのが、4Rだったんだけど、

ちょうど、タイ人が西ロープに追い詰められて、背が伸びて無抵抗になったとこで、

2分06秒、レフェリーストップエンド。

                                                             

                                                           

☆江藤光喜君(白井具志堅)×堀陽太君(横浜光)……F 6R

11勝(8KO)2敗の23才・沖縄県と、

7勝(4KO)1敗1分のサウスポー、25才・福岡県。

                                                           

この日は2年振りに江藤三兄弟の揃い踏みってことで、

光喜君は、前の試合の大喜君とは双子で、セミファイナルの伸悟君が、

一才年下の三男なんだよね。

                                                           

堀君は安慶名健君と同じような、ちょっと南方系のメリハリ効いた顔付なんだよね。

やっぱり、光喜君の方が、10㎝ほどデカイんだわ。

                                                            

1R、光喜君、リーチ長いし懐深いから、堀君、普通にやってたらとても届かなくて、

どんだけ鋭い踏み込みできるかがポイントなんだよね。

                                                            

光喜君、足の長い右よりも左の方がとって良くて、返しのショートフックもロングも、

見栄えも威力も、とってもいいんだわ。

                                                            

返しのタイミングって言えば堀君も、元々鋭利な左ショートフック持ってるし、

距離さえ合えば、とっても危険度高いんだよね。

                                                            

2R、光喜君の若干押し気味のまま推移してたんだけど、開始53秒、

リング中央で、いきなりダウンしてしまったのは、光喜君の方で、

堀君、相手の打ち終わりにピッタリ合せて、右ショートフック直撃させたんだわ。

                                                             

それ、かなりの衝撃度だったし、光喜君、それほど打たれ強くもないらしくて、

もう、いきなり終局やってきてしまったような感じで、再開後も逃げ逃げで、

すぐ後、結局スリップ裁定されたんだけど、ちょっと二回目ダウンに近い倒れ方して、

鼻血だし、ヘロヘロ状態のまま、凌ぐ凌ぐ凌ぐが延々なんだわ。

                                                              

時間、充分過ぎるほどあったし、結局堀君、決着するんだろなって見てたんだけど、

残り2分間もあったのに堀君、追撃力強かったんだけど、少し荒々過ぎたか、

振ってる割に適時打、余りにも少な過ぎで、結局ストップまで行かなかったんだわ。

                                                            

3R、命拾いした光喜君、大分回復してるみたいだけど、またもや右被されてるし、

ちょっと反応系ヤバくなってるみたいで、心配心配だったんだけど、

残り27秒、ショートフック、カウンターでアゴ先に貰ってしまって、膝着きダウン。

                                                             

光喜君、これも何とか凌ぎ切ったんだけど、彼が踏ん張ったっていうより、

堀君の追撃、ちょっと甘いんじゃないか、雑過ぎなんじゃないかって思ったんだよね。

                                                             

その堀君、この回、光喜君から右のいいのを幾つか貰ってしまったもんで、

少し顔面紅潮してるんだよね。

                                                            

4R、あれあれあれーっ、堀君、ちょっとダメージあったか、打ち疲れてしまったか、

勢い明らかに落ちてきて、プレス、ドンドンかけ始めたのは光喜君の方で、

堀君、打ち合いになるとすぐ頭下げるようになってるんだわ。

                                                          

光喜君、大挽回が要るもんで、気合い入れ直してるんだけど、少し振りデカ過ぎで、

もう少し流れの中から狙わないと、いきなり一発は難しいと思うんだけどなあ。

それでも、流れ一変して、光喜君、押す押す、堀君、引く引く。

                                                            

5R、堀君、去年の全日本新人王決定戦の時も感じたんだけど、

基本的なスタミナ問題あるみたいで、動きにキレと迫力、一気に無くなってきて、

光喜君の右ストレートボディも効いてる感じだし、連打戦で打ち負けしてるし、

とにかく、元気残してるの、圧倒的に光喜君の方なんだわ。

                                                             

6R、堀君の消耗、誰が見ても明らかで、今度は彼が凌ぎ切れるのかって、

そんなシリアスな展開になってしまったんだけど、

光喜君の方も、どうしても最後の留めの攻めができなくて、そのまま終了ゴング。

                                                             

この試合の採点、とっても簡単で、多分誰がやってもみんな同じになりそうで、

ダウンしたラウンド以外は、全部光喜君ポイントって訳で、

結局、56-56×3の全く0-0ドロー。

                                                           

堀君、捕獲した獲物、巣に持ち帰ったんだけど、逃げられてしまったって感じかなあ。

本来の8回戦までやってたら、間違いなく逆転されてたと思うけど、

それはそれ、勝負の世界にタラレバは意味なくて、

二人とも、6回戦前提の戦い方してたと思うけどね。

                                                            

                                                           

☆竹本裕規君(堺フェニックス)×南無心譲君(白井具志堅)

                            ………SF 8R

11勝(5KO)14敗2分のサウスポー、28才・大阪府と、

12勝(4KO)5敗1分の29才・東京都。

                                                            

この日はね、入場曲かかるタイミングが全くダメで、

リングアナが、「まずは青コーナー、○○選手の入場です。」 って言った瞬間、

その最後の 「す。」 が聞こえるか聞こえないかのタイミングで、

大音量かませるのが一番気持ちいいんだけど、

この日の音響係、そこから変な間を置くもんで、ちょっと間抜けな感じだったんだわ。

                                                            

1R、プレスかけてるのは南無心君なんだけど、なかなか自分の距離にできなくて、

良く手が出てるのは、一見体硬そうな竹本君の方なんだけど、

聞いたことないジムの、全く知らないボクサーなんだよね。

                                                         

南無心君、とにかく、詰め詰めして、ガチャガチャの中から強く振り込むボクサーで、

格上かなあって相手には、必ずっていいほど負けてしまうんだけど、

対等かそれ以下だと、気分良く圧倒してしまうんだよなあ。

                                                             

ただね、このラウンド終わった時、何が気に入らなかったのか竹本君、

南無心君に声出して悪態つきまくるって、場末のチンピラみたいなことやって、

レフェリーにガッツリ注意されて、なんだよその程度の関西ボクサーかって感じで、

そんな雰囲気、どっかの誰かと良く似てるなあって感じで、

で、自分、一気にバカ臭くなって興味失せてしまったもんで、1Rで退出退出。

                                                           

デビュー間もない新人じゃあるまいし、30戦近いボクサーのやることじゃないよね。

マナーに煩いジムなら、あんな事やったら、当分出場停止喰らうとこだよね。

                                                            

8Rに戻って、チンピラケンカボクシングで圧倒してるのかって見てたら、

下がりながら時折単発出してるだけで、出るのは悪態だけで手は出ないのかって、

それも、一発打つと打ち返し怖がってすぐ頭下げてるし、

打ち込まれると、例の、そんなの平気ですよおポーズで両手拡げてるし、

もっと派手に行くんじゃなかったのかあってのが、全くの見掛け倒しで、

結果聞いてたら、78-75、77-75×2で、南無心君の3-0勝ちだってさ。

                                                             

                                                           

☆江藤伸悟君(白井具志堅)×阿部隆臣君(新日本大宮)

                            ………SFe 8R

8勝(5KO)1敗1分の22才・沖縄県と、11勝(1KO)2敗1分の29才・新潟県。

                                                            

阿部君、リングインの時、セコンドが折角ロープ拡げて待ってんのに、

反対側から勝手に入って行って、そのセコンドの人、苦笑してたっけなあ。

                                                            

1R、この日一番重いクラスが一番スピードあって、やっとボクシングらしくなったね。

                                                          

伸悟君、キレのいいワンツー、この日も好調そうで、

いつものように見てて安心感ある正統派ボクシングなんだよね。

                                                           

阿部君、相手に合わせて綺麗なボクシングすると勝負にならないから、

もっと揺さぶりかけないと、先々シンドクなると思うなあ。

                                                           

2R、伸悟君、大きな構えからキッチリ打ち込んでて、なかなかいいんだわ。

                                                            

阿部君、かき回すような打ち方の中から、チャンス狙いって戦法で、

相手の打ち終わりに合わせて、左フックのいいのを振ってるんだけど、

タイミングはいいんだけど、ちょっと届いてないんだよなあ。

                                                           

3R、阿部君、下がりながらなもんで、ダメージは与え切れてないんだけど、

相手の打ち終わりに合わせた左フック、結構当たり出して、ポイントゲットで、

彼、パンチ力、それ程じゃないもんで残念ではあるんだけど、自分ボクシングだよね。

                                                              

一方の伸悟君、キッチリボクシングは相変わらずなんだけど、

阿部君が色々、手変え品変えやってるとの比べると、圧倒工夫足りなくて、

なんか単調過ぎるほど単調な感じなんだよなあ。

彼、もっと色々できるはずなんだけどなあ。

                                                         

4R、相手はそれ程の強打者でもないんだから、伸悟君、もっとガンガン行って、

相打ち覚悟でも充分なんだからって思うんだけど、なんか消極的だし、

真面目さは浮き出てるんだけど、仕掛けが足りな過ぎのラウンド続くんだわ。

試合のペース、完全に阿部君が握ってて、上手にかき回してるなあ。

                                                          

5R、ホントに伸悟君、どうしたのって感じの鈍い動きになってしまって、

溌剌さ全く感じられないし、ちょっと上手いだけの普通のボクサーって感じなんだわ。

                                                          

一方の阿部君、益々快調で、自分のボクシング、ハッキリ認識してて、

それにまっしぐらって感じで、出入りと多彩なパンチで、相手幻惑してるね。

                                                        

6R、このままズルズル行くのか伸悟君って感じで、とにかく一発大きいの当てて、

それきっかっけに流れ変えるしかなかったんだけど、残り1分、

右クロス、左フックって久々直撃させることできて、挽回のチャンスだったんだけど、

終盤、最後のとこで、安部君の猛ラッシュ許してしまって、

北西ポストに押し付けられて、折角のポイント、ウヤムヤにされてしまったんだわ。

                                                              

7R、伸悟くんとこのセコンド、動きを面白くしろって叫んでたんだけど、

それ大正解だったんだけど、伸悟君、最後までそれに応えることできなくて、

阿部君のガチャガチャ系かき回しボクシングに、終始かき乱され続けて、

この回も、クリーヒットない中、阿部君が攻勢点さらっていったんだわ。

                                                             

8R、結局伸悟君、真面目にチャンとやり過ぎボクシングで、

それとってもいい資質だとは思うんだけど、たまにはもっと遊ばないとダメだって、

つくづく感じさせられた試合だったんだよね。

                                                             

阿部君、派手さはないんだけど、大きいのをまともに貰わない技術持ってるし、

パンチ力は無いんだけど、見せ場作ること知ってるし、

要するに勝つボクシングを知ってるってことなんだよね。

                                                             

結局、77-76×2、76-76で、安部君の2-0勝ちだったんだけど、

自分は、77-75だったけどね。

                                                             

                                                       

                                                              

【本日のベスト3ボクサー】

① 阿部隆臣君

② 栗原俊博君

③ 該当ナシ

                                                 

結局、この日は正直期待外れ多くて、ベスト3ボクサーまで選び切れなかったんだわ。

                                                         

実はこの後、女子ボクシングが組まれてたんだけど、

やっぱり、その前に帰ったんだよね。

                                                             

                                                             

結局、自分にとってこの日のメインイベントは、

試合開始前、横浜光の石井会長と沢山話させて貰ったことで、

それだけでもホールに行った甲斐があったんだよね。

                                                            

冽理さんと天笠さんの試合のこととか、安慶名君のこととか、

それと、ボクサーのトレーニングのこととか、ボクサーの能力分析のことに関して、

自分が考えた色んな項目について、先天的なモノと、後付けで取得できるモノとか、

練習重ねても後天的にはなかなか身に付きにくいモノとか、

色々教えて貰ったんですわ。

                                                            

バランスの良し悪しとスタンスの関係とか、リズムの取り方の基本とか、

もう、自分の矢継ぎ早の質問の一個一個に、とっても丁寧に答えてくれたんだよね。

                                                              

うるせえ野郎だなあって思ってたかも知れないんだけど、

たまーにこのブログ読んでくれてるみたいだから、この場借りて御礼ってことで、

石井会長、色々アリガトございました、とっても勉強になったです。

それと、早目なんですけど、

メリー・クリスマス&ア・ハッピー・ニュー・イヤ―! ってことで……。

2011年12月20日 (火)

後楽園ホール・12月19日

                                                           

ある人が薦めてくれたもんで、女子ボクシング、初めて真面目に見たんだけどね。

                                                       

フライ級だってのに、一方の女子、へそ出しウエストがちょっとタプタプしてて、

女子ボクシングって、あんな感じなのかなあって、まず思ったんだよね。

                                                            

片っぽがまともなボクシングやろうとして、ひたすら距離取ろうとしてたんだけど、

もう一方が、とにかく取り付いてからの連打目指してるって、

全く異なったタイプの戦いだったんだけど、距離取りたがってる方が異常に巧くて、

左右の動きとか素早いし、相手が入り込んで来るとこ、的確に当ててるし、

こりゃ、恐ろしいほどレベルが違うなあって見てたら、

結局、3R、終始距離詰めたがってた方が2回ダウン貰ってしまって、KOエンド。

                                                           

一方は優秀なアマ出身なもんで、試合相手に困ってたってことだし、

もう一方も、キックで鳴らしてたデビュー戦同士だったんだけどね。

                                                             

勿論、知り合いの人達は大盛り上がりだったんだけど、

これを機会に女子ボクシング見ようとは、思わなかったんだよね。                                                                       

                                                                                                                    

☆坂田北斗君(石神井S)×熊谷直昭君(T&T)……53㎏ 4R

デビュー戦の22才・山梨県と、デビュー戦の22才・東京都。

                                                             

1R、二人とも、デビューボクサーとしては、水準以上のパフォーマンスで、

何はともあれ、気持ちこもった元気満々の動きで、見てて気持ち良かったなあ。

                                                            

どっちが倒れてもアリって感じの渾身の腕振り続いたんだけど、

残り22秒、熊谷君の右直撃されてしまって、坂田君、ダウン。

でも、それ程のことなくて、坂田君、めげずにやり直し、やり直し。

                                                             

2R、熊谷君、一気勝負かけていったんだけど、坂田君、凌ぐ、凌ぐ。

後半、息吹き返した坂田君、なんか、流れ変えそうな雰囲気漂ってきたんだわ。

                                                       

3R、前の回までで飛ばし過ぎたか熊谷君、徐々に勢い落ちてきて、

そうなると、俄然、坂田君の巻き返しの芽、一気に吹き出てきた訳で、

熊谷君、最後、大丈夫かあってほどの落ち込み方で、最後ヘロヘロなんだわ。

                                                             

4R、形勢、一気の大逆転で、坂田君、倒し切ってしまうほどの攻め込みなんだけど、

熊谷君、ここは必死で、耐え、耐え、耐えての終了ゴング。

                                                             

結局、38-37×2、37-37の2-0で、坂田君、見事逆転勝ち。

                                                         

                                                             

荒井遼晴君が近くに来たもんで、この間の試合のこと、色々確かめたんだわ。

やっぱり二回目のダウンは殆ど効いてなかったってことで、

それと、試合後リング上で、小澤大将君と何話してたのかとか、

試合の応援にわざわざ東北から、60人ほど来てくれてた話とかね。

                                                               

                                                           

☆関根翔馬君(ワタナベ)×本間基剛君(岡野)……L 4R

0勝0敗2分の25才・東京都と、デビュー戦の29才・東京都。

                                                             

1R、二人とも、まず相手見てからって、マドロッコシイこと全くやらず、

いきなりの大殴り大会開始ってことで、いい試合続いたんだわ。

                                                            

本間君、普通の社会人みたいな、とってもまともで質素なイデタチだったもんで、

高齢デビューだし、思い出ボクシングなのかなあって、初め見てたんだけど、

これがまあ、ガンガンいくもんで、失礼しましたって感じだったんだよね。

                                                           

お互い、距離測りかねて、大きく手余してしまうような場面も多かったんだけど、

残り21秒、本間君、クロス気味の右フック、上手いこと関根君のコメカミ辺りに、

ドカン直撃させることできて、ダウンゲット。

                                                            

2R、本間君、一瞬、とってもいいワンツーストレート見せてくれたんだけど、

殆どが振り巾大きいフック系なもんで、体の真ん中空き気味になるもんで、

かなりヤバイんだけど、相手がそこ突いて来ないもんで、助かってるなあ。

                                                          

それにしても、関根君、明らかに勢い負けしてきて、やたら頭下げるもんで、

バッティング減点喰らってしまったなあ。

                                                             

3R、展開全く変わらず、関根君、この回もバッティング減点喰らってたなあ。

                                                           

4R、関根君、4回戦でダウン1回と減点2個って、もう悲惨としか言いようなくて、

これはもう、相手ブチ倒すしかないんだけど、そうなったら大騒ぎなんだろうけど、

本人、もう気力も体力も失ってしまったような感じの延々の密着グズグズ戦で、

こっちもテンション下がり切ったままの終了ゴング。

                                                             

結局、39-35、38-37、37-36っていう、計算合ってるのかスコアで、

とにかく本間君のデビュー戦3-0勝ち。

                                                           

                                                            

☆高林良幸君(RK)×鈴木将史君(鹿島灘)……Fe 4R

2勝(1KO)1敗のサウスポー、23才・北海道と、3勝2敗1分の21才・茨城県。

                                                            

1R、二人とも、勝ち越し維持できるかって戦いだったんだけど、

これがまあ、途方に暮れるほどトロックサイ立ち上がりで、

初めの2分間、お互い左手ソロッと出すだけで、タイトル戦みたいな感じで、

場内から、4Rしかねえんだぞ、ボクシングしろってば的な野次貰ってたんだわ。

                                                            

そんなもんで、二人、遅まきながらやっと始めたんだけど、残り25秒、

見てて、ずっと上手いんじゃないかって見えてた高林君、左ストレート直撃させて、

鈴木君を一瞬腰砕けにさせた後、その後追い詰め追い詰めして、

位置変えながら、またさっきと同じ東南ポスト近くに戻ってきた時、残り5秒、

さっきと同じ、左ストレート打ち込み大成功で、鈴木君からダウンゲット。

                                                            

2R、高林君、ガンガン行くのかと思ってたら、また初めっからやり直しで、

いいワンツー持ってるんだけど、打ち返されるの怖いのか、返しが全く打てなくて、

鈴木君の方も、自分から仕掛けられないし、相手のパンチ、避けてお終いって、

結局、怖がり同士の平凡な一戦って事で……。

                                                           

3R、一度ダウン喰らってるんだから、鈴木君、考え方改めて、

ガチャガチャかき回すくらいのこと要るんだけど、やっぱりセコンドに言われたか、

この回、取り敢えず初めて仕掛けて行ったんだけど、全く長続きしないし、

高林君も、相変わらず単発系に終始してて、超退屈戦に突入してしまったもんで、

殆ど真面目に見てなかったんだけど、2分43秒、高林君のTKO勝ちだってさ。

それにしても高林君、こんなボクサーじゃなかったと思うけどなあ。

                                                             

                                                           

☆高橋徳行君(本多)×市山怜君(MT)……Fe 4R

3勝(2KO)2敗の22才・千葉県と、2勝(1KO)1敗の21才・北海道。

                                                            

石川雄策君と、この前の試合のこと話した後、始まったんだけど……。

                                                          

1R、市山君、気持ち溢れかえってたんだけど、とにかく真っ正面から行き過ぎで、

それも、殴られるって思ってないほどのガラガラガードなもんで、危ない感満々。

                                                             

一方の高橋君、強めのいいジャブ、的確に当てながら若干優位に進めてて、

基本、双方に危険な殴り合いだったんだけど、始まって40秒ほどのとこで、

リング中央、高橋君、右フック一閃したら、それ見事なほどの直撃で、

相手の横っ面、ヒン曲がるほど張り飛ばした瞬間、

市山君、その場にクシャと崩れ落ちダウンしてしまったんだわ。

                                                            

とても危ない倒れ方だったもんで、レフェリー、当然の如く殆ど即のストップエンド。

0分41秒ってのが正式タイム。

                                                            

                                                          

☆天沼圭介君(ワタナベ)×袴田浩祐君(フォーラムS)

                             ………SFe  6R

4勝(1KO)2敗1分のサウスポー、30才・栃木県と、3勝8敗2分の25才・静岡県。

                                                            

1R、袴田君、動きがとっても大まかなもんで、その分沢山隙ができてしまって、

始まってすぐ30秒、いきなり天沼君の左貰ってしまってダウン。

                                                            

あんまり強いパンチじゃない、タイミングダウンみたいな感じだったんだけど、

リスタートした後も袴田君、、何だか右足突っ張ってるみたいなんだよなあ。

                                                             

2R、袴田君、相変わらず全く工夫の感じられないボクシングだし、

これは意外に早い決着かなあって見てたんだけど、天沼君も、打ち方軽いなあ。

                                                           

3R、弱くて軽いパンチなんだけど、近距離でも当て続けてるのは天沼君なもんで、

袴田君、左目下大分腫れてきてるし、このまま延々のポイントアウトが続きそう。

                                                             

4R、突然の揉み合いから始ったんだけど、相変わらずコツコツ当ててるのは、

天沼君の方で、でもそれにしても、もう少し強く打てないかなあって感じしてて、

このまま最後まで行くのかなあって思ってたんだよね。

                                                           

そしたら、残り30秒ほどのとこで、突然何を思い立ったか袴田君、

いきなりフェイントからの右ストレート打ち込んだら、それ、見事大成功で、

天沼君、続けざまに二発も、同じの喰らってしまったんだわ。

天沼君、その度に一瞬動き止まってしまって、ちょっと流れ変わりそうなんだわ。

                                                        

5R、袴田君の頑張り直しと、天沼君の消耗とが交差していったんだけど、

それは要するにメリハリなくなってしまった展開ってことで、

全体の流れは、ユッタリながら、袴田君の方に傾いていった感じだったんだわ。

                                                            

6R、大きな出来事もなく、特にどうということもなく、ユッタリした流れのままで、

まったりした試合終了で、結局、59-55、58-56、58-57っていう、

ちょっと評価別れる採点で、それでもとにかく3-0で、天沼君の逃げ切り勝ち。

自分のスコア計算したら、58-55だったけどね。

                                                          

                                                           

☆久永志則君(角海老)×長井祐太君(勝又)……Fe 8R

11勝(6KO)4敗2分の25才・東京都と、25勝(16KO)7敗3分の30才・三重県。

                                                           

久永君、色々あってほぼ2年振りの試合で、だからもっと楽な相手選べばいいのに、

13日の荒井遼晴君と同じで、いきなりのハードマッチメイクだし、

若干緩んでみえないことない体だし、ちゃんと動けるのか、最後まで動けるのかって、

彼のこと良く知ってるもんで、とっても心配しながら見てたんだよね。

                                                             

一方の長井さん、3~4勝1敗ペースの良く似た戦績なんだけど、

KO率高いし、負けはハードマッチメイクの結果だし、

去年の暮れから、芹江匡晋さん、前之園啓史さん、石本康隆さんって、

3連敗中なんだけど、ここは長期休養明けの相手、負ける訳にはいかないんだわ。

この日、二人は一つ階級上げてのサバイバル。

                                                            

1R、久永君、スタミナどこまで持つか分からないけど、取り敢えずは動けてて、

以前と同じ様な、様子見なしのいきなりの好戦的パーフォーマンスなんだわ。

反応のいいのは却って久永君の方で、左の返しもとってもいいんだわ。                                                           

それでもお互い、危険度の高い角度と強さで右が交差してて、いきなりスリル満々。

                                                        

2R、力のこもった激しい打ち合い続いて残り1分切ったとこ、

タイミングピッタリのお互いの返しの左フックが相打ちになったとこ、

直撃度の差が出てしまったか、久永君、ダウン。

                                                           

それ程のダメージ残してなかったみたいで久永君、再開後の長井さんのラッシュ、

そんなに苦労することなくやり過ごしてこのラウンド終了したんだけど、

顔赤くさせてたのは、却って長井さんの方だったんだわ。

久永君、中途半端には打たなくて、いつも渾身だからね。

                                                          

3R、長井さん、やっぱ流石の歴戦士で、ギアアップして攻勢強めていったんだけど、

久永君、気持ちの強さ半端じゃないし、リデビューのハイテンションもあったし、

一度も一方的に追い込まれるってことなくて、終盤、却って詰め詰めしてて、

この回、もうソロソロかなってとこ、2分59秒、終了ゴングと重なりそうな時間に、

赤コーナー近くで、右からの強烈左フックブチ当てて、長井さんからダウンゲット。

                                                          

久永君の復帰戦に、ジム仲間沢山応援に来てたんだけど、もう大騒ぎさ。

                                                            

4R、これで久永君、イーブンか1ポイントリードってことで、

気分良くして、返しの返しの、そのまた返しまで一心不乱に繰り出してて、

何だか長井さん、少しばかり動き鈍ってきたんだよね。

                                                         

5R、久永君、ズーッとフルスウィングだし、そもそも久し振りのリングだし、

そろそろ、疲労が浮き出てくる時間帯じゃないかって心配してたんだけど、

とにかく踏ん張る頑張るで、ちょっと感動的なリング上なんだよね。

                                                           

長井さん、それまでかなり当ててた左フックだったんだけど、

より力込め出したせいかも知れないんだけど、やたら精度悪くなっていって、

大空振りがとっても目立つようになって、久永君、助かる、助かる。

その久永君、相変わらず、左フックがいいんだよなあ。

                                                           

6R、長井さん、それでも流石の前へ前へは変わらなくて、

距離詰めて、強烈左ボディー打ち込んで、アレレレ―ッ、これはキツイぞお、

久永君、大丈夫かあって感じだったんだけど、正直、大丈夫じゃなくて、

これ以降、この執拗なボディ攻め、特に左ボディ攻めに長井さん、活路なんだわ。

                                                           

7R、二人とも流石って程のボクサーで、これだけ動いて、これだけ腕振って、

これだけ殴られてるってのに、まだまだ形全く崩れてないんだよなあ。

                                                         

長井さん、顔面紅潮更に進んでて、それと比較して久永君、殆ど普通なんだけど、

でも、明らかにボディ打たれるの嫌がってて、長井さん、そこ攻めしかないんだわ。

                                                          

終了間際、赤コーナー近くでの、二人の渾身万振り殴り合い、物凄くて、

もう、場内ワーワーだったんだわ。

                                                           

8R、長井さんのひたすらのボディ狙いに久永君、大きく息つく場面増えてきて、

打ちこまれる度に、シンドそうに腰折り気味になるんだけど、

そうなる度に久永君、気持ち振り絞って、懸命の打ち返しなんだわ。

                                                            

お互い終盤は、消耗し尽くした上での、最後の絞り出しみたいな壮絶殴り合いで、

それ、ゴング鳴るまで二人とも、必死の形相だったもんで、

場内騒然、終った時、拍手してなかった人の方が圧倒少なかったんだよね。

                                                           

お互いダウン一個づつで、後は長井さんのボディブローの評価ってことになる訳で、

自分としては、久永君に若干厳しく見てたもんで、76-74だったんだけど、

発表スコアは、77-74×2、76-75で、やっぱり久永君の3-0勝ち。

                                                           

こういう真正面からの激闘っていうのは、意外と見られるもんじゃなくて、

この試合だけでも来た甲斐があったっていうもんで……。

                                                           

それにしても、長井さんを破った久永君のランキングのことなんだけど、

通常の月だと、普通に入れ替わって、少なくとも久永君、12位になると思うんだけど、

全日本新人王決定戦の結果、SB級では小澤有毅君のランク入りが約束されてるし、

Fe級でも、高山和徳さん以外ランクアウトする理由あるボクサーいないし、

やっぱりSBで、誰かもう一人落ちるのかなあ。

今回は残念ながらってことにでもなったら、それこそ残念過ぎるんだけどなあ。

                                                            

でも、でも久永君、長いブランクあったのに、そりゃ途中、ボディヤバかったけど、

それでもとにかく最後まで、思いの外のいい動きキープし続けることできて、

陰でも色々頑張ってたんだろなあって、なんかとっても嬉しくなったんだよね。

                                                           

                                                           

☆杉崎由夜さん(角海老)×山田健太郎君(全日本P)

                          ………SFe 8R

15勝(5KO)6敗1分のランク3位、24才・神奈川県と、

6勝(4KO)1敗1分の27才・新潟県。

                                                           

山田健太郎君っていうのは、自分にとってちょっと謎のボクサーで、

デビューは2006年なんだけど、年に2試合くらいづつ消化して、

5試合終わったとこで、3勝1敗1分のまあまあのボクサーだったんだけど、

2008年、3度目のKO勝ちした後、ケガでもしたのかその後2年近く間が空いて、

そこからまた、年に1試合しかやらないってのが、2009年、2010年って続いて、

気まぐれなのか、事情があったのか、全く分かんないんだけど、

結局、5年間で7試合しかしてなくて、今年4月、またほぼ一年振りに試合して、

ハメドアリ・カツマタ君をTKOで下して、A級になったばっかなんだよね。

                                                             

でもね、この謎のボクサー、結構シッカリしたボクシングするし、気持ち強いし、

とにかく腕振り鋭くて、強いパンチ打つのは間違いないんだよね。

                                                           

一方の杉崎さん、ジョムトーンに瞬殺された後、何とか復帰戦飾ったんだけど、

ここんとこ、ちょっとキレ無くしつつあって、気持ちの充実度も今一みたいで、

ただ、A級昇格初戦の相手に、調整試合以上のモノ見せなくちゃねって感じで、

とにかく、取り敢えず、バリバリのハイランカーなんだからね。

                                                           

1R、強豪相手に山田君、初めっから玉砕覚悟の上の男の戦い目指してたのか、

とにかく全く臆するとこ無くて、ほぼ対等の立ち上がりしてるし、

例のキレのいい左フック、タイミングピッタリで振ってるもんで、驚いたなあ。

                                                           

で、勝負はいきなり、返しの左の精度と強度の問題になっていったんだけど、

それ、初っ端からかなりの緊張感溢れるモノだったんだけど、

始まって35秒、やっぱりその返しの左が直撃して、倒れたのはなんと杉崎さん。

                                                         

何とかリスタートはしたものの杉崎さん、ダメージは相当なもんで、

それでもランカーの意地、ブンブン振り返して反攻しようとしてたんだけど、

謎のボクサー山田君、激烈な追撃ではあるんだけど、

少しも舞い上がるようなとこ無くて、ショートブロー、正確に当てようとしてて、

やっぱり山田君、普通のA級なりたてボクサーとは全然違ってて、

残り14秒のとこ、今度は北ロープに追い詰めて、冷静な速射連打の中から、

再度のダウンゲットで、杉崎さん、やっとこさゴングに救われたんだけど、

もう、もう、ダメそうなほどの直撃受けてしまったんだわ。

                                                           

2R、謎のクールアサシン山田君でも、ここは間違いなく飛ばしてくる訳で、

それ、跳ね返すだけのパワーと気持ち、残ってるのか杉崎さん、

ってとこだったんだけど、フィジカル差と勢いの差、ここに至って埋めようもなくて、

一発一発のパンチのパワー差は、それ以上に広がってしまってたもんで、

うわあ、杉崎さん、ホント、ヤバイぜっていう時間が推移していったんだわ。

                                                           

で、殆ど一方的な中、一発ラッキーパンチでもって感じだったんだけど、

それも全く叶わなくて、終局あっと言う間に近付いてきて、

謎のボクサー山田君、杉崎さんを一気に南ロープに追い詰めて、

やっぱり、やっぱり最後は強烈左フック、全く容赦なく、まともに打ち込んだもんで、

杉崎さん、ロープに絡まりながら煽れ込みそうになったとこで、

1分46秒、レフェリー割って入ってTKOエンド。

                                                          

杉崎さん、まだやれるぜってポーズだったんだけど、それ、ちょっと無理で、

右顔面の傷み方、見たことないほどだったし、ホント、無理だったんだよね。

                                                           

杉崎さん、決して相手舐めてたとは思わないんだけど、

リナレスのようなキレで勝負するとこ、この日はチョット鈍かったし、

っていうより、謎のボクサー山田君の方が、らしさキッチリ出したってことで……。

                                                           

山田君、今度はいつやるのかなあ、また忘れた頃やるのかなあ。

ランカーになるんだし、今までのような間隔ではできないと思うけどなあ。

                                                           

                                                          

☆鈴木徹さん(大橋)×天笠尚さん(山上)

                ………日本Fe 王座決定戦 10R

22勝(7KO)1敗のランク2位、25才・東京都と、

18勝(14KO)4敗2分のランク1位、26才・群馬県。

                                                           

大分混んで来たもんで、この試合だけ、自分の席で見たんだけどね。

                                                             

鈴木さんとは、ずっと以前、1回だけしか話したことないし、

天笠さんってのは、初めて見た時、割り箸みたいな体してるけど大丈夫かあって、

そんな印象から始まって、それ、7年位前だったんだけど、

見た目とは恐ろしいほど違ってるハードパンチャーだってこと知らされて、

デビュー戦から8戦目に負傷判定負けしたんだけど、

それまでの7戦、引き分け2個挟んでの5勝全部がKO勝ちって、

華奢な体形からは想像できない、見た目とのギャップが凄いんだよね。

                                                        

何回か話したことあるし、で、ここは申し訳ない鈴木さん、

天笠さん応援ってことで……。

                                                           

二人の戦績比較すると、勝率、96%と75%、KO率、30%と58%なんだけど、

ここらあたりの数字に勝負の行方が見え隠れしてるようで、

早い回なら天笠さん、長引いたら鈴木さんって、そういう予想だったんだよね。

                                                             

1R、驚いたなあ天笠さん、初っ端からガンガンの前詰めで、大きく振り出してって、

充分リーチ差あるんだから、左の早いのからジックリ始めると思ってたんだけど、

それ無視して、ちょっと行き過ぎなんじゃないかなあって程なんだわ。

                                                          

一方の鈴木さん、勝負急いでなくて、ちゃんとした強い左ジャブから初めてて、

ちょっと、天笠さんの慌て過ぎって、そんな感じの立ち上がりだったんだわ。

                                                           

2R、天笠さん、長い右クロスはとっても見栄えいいんだけど、

もつれた時のショートの回転力では、やっぱり鈴木さんが圧倒してて、

とにかく天笠さん、左ジャブまだまだ少な過ぎで、セコンドからも声、飛ぶ、飛ぶ。

                                                             

3R、この日の天笠さん、やたら攻撃的で、で、自分やっと気が付いたんだけど、

それ、外れかも知れないんだけど、天笠さん、李冽理さんと試合した時、

慎重にやり過ぎて、結局出遅れ気味のまま、冽理さんにペース掴まれてしまって、

最後までやりたいこと全くできないままの大差3-0負けしてしまったこと、

ずっと引きずってて、っていうより、二度とあんな場面作りたくないって思い続けてて、

だから、ひたすら一発打ち込みのチャンス覗うっていう待ちボクシングから、

意識的に脱皮しようとしてるんじゃないかって、思い当たったんだよね。

                                                          

そして、この回、鈴木さんのキレのいい右ストレートもあったんだけど、

天笠さん、左フックをボディから顔面へってダブル攻撃で糸口掴んで、

その後、またもやの鈴木さんの右ストレート貰いはしたんだけど、

残り30秒、迷いのない思いっ切りの左フック、見事打ちこんで、

鈴木さんを一瞬クラッとさせて、ロープに体もたれかけさせたんだわ。

                                                            

4R、このボクシングいいんだって感じで勢い付いた天笠さん、

いきなり、左、右って例の大振り気味なフック、続けざまにブチ当てたんだけど、

この辺から、鈴木さんの弱り方目に見えてきて、左フック喰らった途端鼻血だし、

右フック直撃されて、左目上ヒットカットされてしまったんだわ。

鈴木さん、口開いてシンドそうだし、ちょっと危ない感じ漂ってきたんだよね。

                                                            

5R、天笠さん、ショートブロー合戦になっても、長い腕、肘上手に畳んで、

背中からだと、スープ取り終わった後の鳥ガラみたいに見えるんだけど、

そういう風に見えても、あの細腕のどこに、そんな力こもってんのかってほどで、

鈴木さん、得意な距離なのに、もう完全に打ち負けてるんだわ。

                                                               

30秒過ぎ、鈴木さん、左フック、上手いこと当てることできたんだけど、

残念ながら力込め切れてなくて、直後に天笠さんの反撃喰らってしまって、

1分50秒辺りのとこで、連打に耐えきれず、ついに北西ポスト近くで膝着きダウン。

                                                           

何とか再開できたんだけど、鈴木さん、もう何打たれても、どこ打たれても、

全部効いてしまってるみたいで、もう止め時だけが問題っての続いたんだけど、

残り23秒、またもや連打されて、消耗系、疲れ果て膝着きダウンしてしまって、

タオル入れてもいいタイミングだったんだけど、とにかくレフェリーストップエンド。

                                                            

正式には2分39秒、天笠さんのTKO勝ちで、ジム初の日本チャンプってことで、

ホント、オメデトさんでした。

                                                          

天笠さん、やっぱあの戦法で正解だったんだよね。

序盤、周囲からはしきりに、ジャブジャブって言われ続けてたけど、

天笠さんにはきっと期するとこあって、今日は俺の考えでやるらかって、

手堅くまずジャブって、きちんとしてないかも知れないけど、

とにかく今日はやりたいようにやらせて下さいって、

そんな心持だったんじゃないかなあって思ったな。

                                                            

                                                           

【本日のベスト3ボクサー】

① 天笠尚さん

② 山田健太郎君

③ 久永志則君

                                                    

                                                   

この日、第一試合から刺激的な試合が多くて、時の経つのも忘れるくらいで、

思い返したら、途中休憩、一回もなかったんだよね。

                                                         

2011年12月19日 (月)

全日本新人王決定戦(12/18)

                                                         

そうか、この日も東京ドームはアイドルコンサートってことで、

チケット譲って下さい女子が、そこかしこに立ってて、ダフ屋をお待ちしてて、

昨日は後楽園ホールの試合開始が3時だったのに、その辺人溢れてるんだよね。

                                                          

                                                            

瀬端さんと世間話した後、ホール入ったら、宮崎辰也君と久し振りーってことで、

その後、偶然そばにいた人と話する機会があって、その人、西脇一歩君に近い人で、

とっても謙虚というか、紳士的な人で、大阪って言う感じしなかったなあ。

色々話してるうちに第一試合が始まったんだわ。

                                                         

                                                            

☆安慶名健(横浜光)×山本裕貴君(江見)……Mm 5R

7勝(5KO)1敗の24才・沖縄県と、

4勝(1KO)5敗1分のサウスポー、22才・岡山県。

                                                            

1R、初っ端から気合いが違ってたのは安慶名君で、もうガンガン行くんだわ。

                                                          

山本君、優位にあるリーチ、全く生かせなくて、とにかくジャブが打てないんだよね。

                                                         

何か勝負になってないような感じのまま推移して、中盤、グイッて安慶名君、寄って、

南ロープ近くのとこで、右フック一発、見事な直撃でダウンゲット。

                                                           

それほど、大ダメージではなかったみたいで、山本君、踏ん張り通したね。

                                                             

2R、山本君、返しを狙ってるんだけど、タイミングが遅過ぎだし、

そもそも攻撃が単発系に終始してて、なかなかクリーンヒットできないんだわ。

                                                            

安慶名君のリズム、ますます快調なんだけど、バッティングで右目上カット。

                                                           

3R、山本君、シッカリ軌道の強い、いい振りしてるんだけど、少し大き過ぎだし、

回転力が足りてないもんで、安慶名君の早い動きを捕まえられてないね。

それと、彼、頭殆ど動かさないもんで、被弾数も多くなってるんだよなあ。

                                                          

安慶名君、雑にやって、相手の大きいのを貰いさえしなければ、大丈夫そうだね。

                                                          

4R、安慶名君、すっかり相手見切って、気持ち良さそうにやってるなあ。

                                                           

山本君、行き詰ってしまったか、先仕掛け出来ないし、ズルズル下がり過ぎだし、

折角の接近戦のチャンスも、振り大き過ぎるし、手も余してて、シンドそうだなあ。

                                                            

5R、山本君の踏ん張りで、倒しきるとこまでは行かなかったけど、        

最後、山本君鼻血だし、ポイント的には安慶名君、圧勝のまま終了ゴング。

                                                           

安慶名君、一瞬の緩みもないフルラウンドで、気持ちと工夫に溢れてたなあ。

                                                         

結局、50-44×3で、それは自分も全く同じスコアで、勿論安慶名君の完勝。

                                                            

安慶名君、どこに出しても恥ずかしくない試合するから、

圧倒勝ちって予想だったんだけど、相手の戦績見て、ちょっと驚いたなあ。

                                                             

安慶名君にオメデト伝えたら、石井会長もそばにいたもんで、

安慶名君の二回目のチャレンジの裏話聞かせて貰ったんだよね。

原隆二さんとの再戦、それほど遠くないうちに見たいんだけどなあ。

                                                           

                                                          

☆横手太一君(ドリーム)×沖田英志君(JM加古川)

                           ………LF 5R

5勝(3KO)1敗の22才・鹿児島県と、7勝(1KO)2敗の25才・鹿児島県。

                                                             

横手君、東日本の決勝戦で、勝ち名乗り受けた時は既にアゴ骨折してて、

この決勝戦は初めっから欠席で、沖田君の不戦勝。

                                                            

沖田君、テクニシャン系の戦績なんだけど、

横手君も試合通して巧くなりつつあったもんで、この勝負見たかったんだけどね。

                                                            

                                                           

☆青山功君(セレス)×坂下優友君(とよはし)……F 5R

5勝(1KO)1敗の22才・千葉県と、6勝(4KO)2敗2分の20才・愛知県。

                                                            

ジムの会長がテレビの解説者席にいたんだけど、青山君、大丈夫かあ?

                                                       

1R、初めの1分、左の刺し合い、青山君が征してて、

坂下君、終始プレスかけられっ放しだし、慎重過ぎというか、動き硬いんだわ。

                                                            

2R、こなれてきたか坂下君、それに相手のパンチがそれほど怖くないって、

そう判断したみたいで、積極的に前出るようになって、形勢ジワジワ逆転で、

初回と違ってプレスかけ直しに成功してるし、流れ掴んだみたいだね。

                                                           

3R、二人の差は接近ショートブロー戦にハッキリ出てきて、

青山君、回転力で遅れとってるし、手も余し気味なんだよなあ。

そもそも、距離取る努力に掛けてて、ちょっと相手の土俵に取り込まれてるね。

                                                             

4R、青山君の動きが落ちたというより、坂下君がドンドン良くなって、

ボディ攻撃受け過ぎの青山君、劣化激しく、明るい未来が閉ざされつつあるなあ。

                                                            

5R、こういう流れになると、青山君辛くて、一発倒し系のパンチ持ってないもんで、

詰め寄られると、そこから何もできなくなってしまうもんで、

だからさあ、初回みたいに左ジャブ丁寧に沢山突いて、距離取れば良かったのに、

って言ってみても、なんかの理由でできなかったんだろなあのまま終了ゴング。

                                                            

自分的には49-46で坂下君だったんだけど、

正式スコアは、49-47×2、48-47で、見たまんまの坂下君の3-0勝ち。

                                                         

                                                            

☆喜久里正平君(帝拳)×小林健太郎君(六島)……SF 5R

4勝(1KO)0敗のサウスポー、19才・沖縄県と、

6勝(2KO)0敗1分のサウスポー、20才・福井県。

                                                             

実は喜久里君、東日本の決勝戦、同門の蔦野哲平君の棄権での進出なんだけど、

正直なとこ、蔦野君の方が実力上なんじゃないかって思ってたんだよね。

                                                           

1R、喜久里君、5㎝以上上背あるしリーチも圧倒してるんだけど、

これがまあ、接近戦の方が好きって、勿体ないんだよなあ。

                                                              

小林君、上半身の動き硬いんだけど、なんかいいモノ持ってるって感じするね。

                                                           

2R、小林君、返しの右フックがとってもいいタイミングしてるんだけど、

どうしても、喜久里君のショートフックの回転力の方に目が行ってしまうんだよね。

                                                             

3R、中間距離で見過ぎる喜久里君から間を貰ったっていう感じで小林君、

先仕掛けのきっかけ生かして、手数アップしていって、流れ変ったぞお。

                                                            

4R、小林君の小さいけど正確なのを貰い過ぎたか喜久里君、

消耗進んでるみたいで、ボクシングが雑になっていく一方で、

とにかく、いきなりデカイの振り過ぎで、そんなの滅多に当たらないんだからね。

                                                              

5R、小林君、最後まで軸シッカリしてるし、試合進むにつれてリズム良くなってるし、

喜久里君、体緩んで悪くなる一方との比較が膨大になってしまって、

やっぱり、小林君、あの右手の使い方が最後まで素晴しかったなあ。

                                                            

結局、49-46、49-47、48-47の3-0で、小林君の妥当勝ち。

                                                            

自分は、1R、2Rは喜久里君だったもんで、48-47で小林君だったけどね。

                                                             

                                                              

☆尾島祥吾君(新田)×外山春樹君(FUKUOKA)……B 5R

8勝(2KO)1敗の24才・岡山県と、6勝(3KO)0敗1分の20才・鹿児島県。

                                                            

ここもサウスポー同士。

                                                              

1R、外山君、ゴング直後から、いきなりの突貫小僧で、

ガチガチガードで頭から突っ込み、取り付いてからブンブンフックっていう、

例の、正直、自分好みではないスタイルで、尾島君も引かないボクサーなもんで、

これは絶対、バッティングで面白くない終わり方するんじゃないかなあって、

そう思ったもんで、このラウンド終了時点で第一回の休憩タイムゲット。

                                                              

あとで聞いたら、案の定の4R0分46秒、負傷判定ってことで、

39-38×3で、尾島君だってね。

                                                           

                                                             

☆岩崎悠輝君(新開)×小澤有毅君(筑豊)……SB 5R

7勝(3KO)1敗の23才・新潟県と、7勝(2KO)0敗の19才・群馬県。

                                                             

小澤君のサポートにSRSジムの坂本会長とか秋葉さん来てたね。

                                                            

1R、初めの1分は小澤君、次の1分岩崎君って攻守ハッキリしてて、

で、最後の1分は、返しのパンチの見栄えが良くて、岩崎君だなって立ち上がり。

                                                           

それにしても二人とも、いい距離保ってて、とっても戦闘的なワクワク善戦の予感。

                                                          

2R、ただ、この日の岩崎君、気負い過ぎのせいか、接近戦で振りがデカ過ぎだし、

手余し気味の上、当て勘悪々だし、一体どうしちゃったんだろなあ。

                                                           

一方の小澤君、初回大きく振り過ぎたのをシッカリ修正して、小さく鋭く振ってるし、

相手が雑に振って来るとこ、巧いことダギング多用して、タイミング狂わせてるなあ。

                                                             

3R、岩崎君、体寄せ合ってのショートブロー合戦でも流れ作り直せなくて、

小澤君、回転力と力の込め方で圧倒してて、岩崎君、ちょっとヘバッたか、、

腕振り、何となく緩んできたんだわ。

                                                           

4R、この回、実は小澤君の方も多少の打ち疲れ浮き出てきたみたいで、

そこから岩崎君、根性の巻き返しってことで、気持ち立て直しての踏ん張り直し。

                                                             

5R、自分の中ではここまでイーブンだったもんで、この回勝負だったんだけど、

それは二人とも同じ思いだったみたいで、開始ゴングからいきなりの力振り絞りで、

全力系気持ち戦に突入したんだけど、やっぱり小澤君の細かいパンチの方が、

精度良くて、岩崎君、最後の最後まで、自分のリズム、掴み損ねてたって感じで、

消化不良のまま終了ゴング。

                                                              

で、自分は48-47で小澤君だったんだけど、

結局、49-48、48-47、47-48の2-1で、小澤君の優勝。

                                                              

試合が終わった後、岩崎君の応援に来てた一場仁志君がコンチワって来てくれて、

岩崎君、幼馴染だったんだよね、残念だったなあ。

結局、2R辺りから岩崎君、ちょっといつもと違う感じだったかなあ。

                                                              

                                                          

☆千波丈二君(勝又)×京口竜人君(大阪帝拳)……Fe 5R

7勝(4KO)2敗の20才・東京都と、6勝(5KO)0敗の21才・大阪府。

                                                            

1R、京口君のこと、勿論伝わってるだろうし、ビデオ見てるだろうし、

で、千波君、慎重というより、幾分ビビリが入ってるみたいで、始まって30秒、

動きこなれてないとこに、左フック一発貰ってしまってダウン。

                                                              

京口君、左ジャブ早いし、よく伸びるし、返しの左フック強烈だし、

それにそもそも、とっても目がいいみたいで、千波君、ちょっと糸口見出しにくくて、

こりゃ、早い回の決着も有り得そうな雰囲気満々なんだわ。

                                                            

2R、千波君、無暗に行けなくなってしまったんだけど、

京口君もなんかトロトロの進行で、入って来るとこカウンターですよおってのが、

余りにもハッキリ見えてきてしまって、殆ど先仕掛けしないんだよね。

                                                       

彼、余裕かましてるのが透けて見えるもんで、あんまりイイ感じしないんだけど、

アゴの形見ると、ハードヒッターの打たれ弱さってのが何となく感じられるね。

                                                           

3R、千波君、もっと距離詰めないとパンチ、空を切るばかりなんだけど、

まだ恐怖感が拭えないみたいで、とにかく踏み込み不足が甚だしいんだなあ。

それにしても、京口君も手数少なくて退屈なボクシングしてるね。

                                                          

4R、やっと踏ん切り付いたか千波君、持ち前の前々ボクシング、やっと始めて、

そうなんだよ、このまま終わる訳にはいかないんだって気付いたみたいで、

チョット愚直には見えるんだけど、気持ち立て直して積極的に攻めてるね。

                                                               

京口君、この回も狙い澄ましのカウンター一発、見事に決めてるんだけど、

いい左持ってるのに次のパンチへ繋げないし、何となく単発一発系みたいで、

周囲のKO期待に応えようとする余りか、実はちょっと雑なボクシングで、

手数少な過ぎの、とっても勿体ないボクシングなんだよね。

                                                            

5R、始まって20秒、右直撃きっかけに京口君、一気攻めしたんだけど、

元々気持ちの強さ持ってる千波君、そこんとこ踏ん張り通しての一気逆襲で、

もう、力と気持ち振り絞ってのガンガンの攻め返しで、あれあれあれーっ、

京口君、何だか突然、あれよあれよの弱り方していったんだわ。

                                                          

見た目通り、やっぱり京口君、打たれ強くなくて、ドンドン、ドンドン千波君、

死闘になればこっちのモノって感じで攻め込んで、

あれあれあれーっ、京口君、倒れ込みそうになるほど弱ってしまって、

ここで一発、強烈なの直撃すれば千波君、大逆転もあり得るぞって、場内大騒ぎで、

京口君、クリンチ逃げの連続になってしまって、青コーナー息呑んでたんだけど、

そりゃ千波君もそこまでかなり消耗してたもんで、殆どヒョイと出した京口君の左、

それ、強いパンチではなかったんだけど、疲労のピーク、前掛りのとこだったもんで、

逆々転、一発昏倒ダウンしてしまって、倒れ方も激しかったこともあって、

そこで即の、レフェリーストップエンドになってしまったんだわ。

                                                           

2分58秒って、恐ろしいほど押し詰まったとこだったんだよね。

                                                            

こんなことなら千波君、始めっからもっとガンガン行くべきだったんじゃないかって、

そう思わないこともなかったけど、そしたらもっと早くやられてたかも知れないし、

勝負にタラレバ禁物なんだけど、それにしても京口君、

この試合だけ見たら、正直、辰吉二世っていうのはちょっと過大な称号で、

気持ちの持ち方に問題ありそうだし、基本的に打たれ弱い感じしたんだよね。

                                                             

もしあのまま、千波君が倒されないで終わってたとしても、

自分のスコアでは、48-46で京口君だったけどね。

                                                            

                                                            

☆尾川堅一君(帝拳)×西脇一歩君(六島)……SFe  5R

6勝(5KO)0敗の23才・愛知県と、5勝(1KO)3敗の19才・大阪府。

                                                            

面白いね西脇君、彼長男で、一歩って名前なんだけど、弟4人いて、

二男は二歩、三男は三歩、四男が四歩って、こうなるとちょっと冗談みたいだね。                                                         

その西脇君の方が、5㎝ほどデカイし、リーチも優位なんだよね。

                                                           

1R、お互い、最初の1分、距離とタイミング測りながら慎重、慎重。

                                                          

先制したのは尾川君で、いきなりの右フック、続いて左フックって強振して、

西脇君の顔付変えてたし、右ストレートボディから左フック顔面って、

もう、いきなり惚れ惚れコンビネーションで、圧倒してて、勝負早そうな予感、満々。

                                                             

その後、右フック二発直撃させたんだけど、驚いたなあ西脇君、

とっても打たれ強くて、怯まなくて、なかなかいいボクサーなんだわ。

                                                          

ただ、パンチの迫力とか威力とかは比べる余地なくて、

グローブの上から叩かれても西脇君、フラーッとヨロついてたなあ。

                                                       

2R、尾川君、今度は右ストレートを顔面に、返しの左フックでボディって、

ハッキリ言って、西のMVPとは比較にならないほどのボクシングで、

見ててホント、楽しくなるようなパフォーマンスなんだよね。

                                                             

一方の西脇君、踏み込み足りないせいか、当てても力ない感じなんだけど、

幾ら強いの打ち込まれても絶対下がらないのは、ホント、立派なんだよね。

                                                          

3R、西脇君、右顔面赤くなってるんだけど、やっぱり尾川君の左、威力あって、

徐々に自分の方から行けなくなってはいるんだけど、なんぼ打たれ込んでも西脇君、

下がらないし、ヘバラないし、とにかく打ち返すし、もう、エライの領域だね。

左目上ヒットカットされて、西脇君、ダメージ溜めてきてるんだけどなあ。

                                                           

4R、打ち合いになったらとっても叶いそうにないもんで、西脇君、

右ストレートのカウンター一本に絞ったようなとこあるんだけど、

それ、なっかなか当たらなくて、カット傷も悪化してきて、そろそろ諦めかなって、

そんな流れだったんだけど、彼、全く諦めないで、前へ出るんだよなあ。

                                                            

一方の尾川君、大好きなボクサーなんだけど、だから要求度高くなるんだけど、

このまま、ガンガン続けてれば、そりゃ圧倒勝ちなんだけど、

相手は想像超えた粘りと打たれ強さ発揮してるんだから、もっとパッキャオみたいに、

空いてるとこと突くというか、空きを作らせる動きして欲しいなあって思って、

圧倒力差頼りに、単なる無茶打ちしてるだけじゃんって感じしてきてしまって、

彼、充分ボディ攻撃も織り交ぜてはいたんだけど、もっともっと要求度高いもんで、

それ、多分間違ってるとは思うんだけど、どうもその思いから抜け切れなくて、

彼、世界レベルに行って欲しいってマジに思ってるもんでね。

                                                           

5R、尾川君も最後の攻勢かけて、何とか決着付けようと頑張ったんだけど、

西脇君のハートの強さとスタミナは尋常じゃなくて、最後は止められる寸前まで、

ホントにその寸前まで行ったんだけど、立ったままで終了ゴング。

                                                            

途中で感じたような尾川君の工夫不足っていうんじゃなくて、

西脇君が踏ん張った試合って捉えるのが、素直なんだろね、結局。

                                                             

採点は、自分も同じだったけど、50-45×3で、尾川君の圧倒勝ち。

                                                              

尾川君、この文章見て怒るかな、今度会った時、謝ろうかなあ。

                                                              

ホールで出会った大阪からのあの人、帰り際にワザワザ寄ってくれて、

また、お会いできたらいいですねって言って別れたんだわ。

                                                           

                                                         

☆横山雄一君(帝拳)×岩田裕司君(中日)……L 5R

9勝(9KO)1敗の22才・東京都と、5勝(1KO)3敗の29才・愛知県。

                                                         

1R、岩田君、スイッチャーのL字ガードってのはさあだし、

フットワークも、チョット嫌味なカッコ付けが目立って共感呼ばないんだよなあ。

                                                          

横山君、初めっからフィジカル優位生かした強めのプレスが効いてるね。

力技系に持ち込まれると、岩田君、シンドイと思うなあ。

                                                          

2R、掻き分けるような剛腕に対して岩田君、早い出入りの中でのチョン当てだし、

ひたすらカウンター狙いですよって場面が分かりやす過ぎてて、やっぱシンドそう。

                                                         

3R、岩田君、相打ちだと相手に弾かれてるし、左ボディ、バスバス打ち込まれて、

辛そうだったんだけど、終盤、右のいいのをカウンター気味でクリーンヒット。

                                                         

4R、前の回いいのを当てて気をよくしたか岩田君、元気戻して前向きになって、

それにつれ、横山君の顔も赤らんで目付きも変わってきて、

何だか、殿村雅史さんそっくりの表情になっていったんだわ。

                                                          

5R、二人の距離一段と詰まって、最後の殴り合いに突入したんだけど、

これまで結構打たれ込んでしまった岩田君、両目下かなり腫れてはきたんだけど、

より小さく振ってる岩田君のヒット率の方が上回ってて、横山君打てれてるぞお。

                                                          

残り30秒からの二人の激闘、アニメのようで、盛り上がったなあ。

最後の最後まで、渾身の力込めて振れてたのは実は岩田君の方で、

こうなると、初回なんかみたいな無駄な動きしないで、

初めからチャンとやればいいのになあって、つくづく思いながらの終了ゴング。

                                                            

結局、49-46、49-47、47-48の2-1で、横山君の勝ちだったんだけど、

47-48っていうのは有り得ないからね、絶対。

このジャッジ、時たま素っ頓狂なことするもんで、

大事なボクサーの時は、ホント、注意が要るんだわ。

                                                            

                                                           

☆中澤将信君(帝拳)×蒔田貴弘君(駿河)……SL 5R

8勝(3KO)1敗1分の29才・福島県と、4勝(2KO)1敗1分の25才・静岡県。

                                                                 

1R、蒔田君、ガード、ガッチガチに固めて、頭低くして、ノソノソ歩み寄って、

取り付いたとこで、ひたすらのトコトコボディ合戦に持ち込もうとしてるもんで、

うわあ、参ったなあって見てたら、こういうのは簡単ですわあって中澤君、

長い手巧く使って強く打てるもんで、完全にあしらいボクシングになってしまって、

これは見え過ぎるほど結果見えてきたもんで、本日二回目の休憩タイムゲット。

                                                           

1Rしか見てなくて、戻ったら、50-46×2、49-46の3-0で中澤君だってさ。

途中何か面白いことあったのかは全く知らないんだけどね。

                                                            

                                                           

☆藤中周作君(金子)×米尾達哉君(奈良)……W 4R

7勝(5KO)1敗1分の25才・宮崎県と、3勝0敗の23才・大阪府。

                                                            

藤中君も気さくな性格したキップのいいボクシングするもんで、大好きなんだよね。

東日本の決勝戦では、ちょっと手間取ったとこあったんだけど、

きっと立て直してくるって、自分は確信してたけどね。

                                                          

この試合、相手の米尾君が3勝しかしてないもんで、この日唯一の4回戦。

                                                           

1R、米尾君の方が一回り大きいってのは、藤中君、事前に知ってたのか、

様子見なんてタルイことせず、いきなり意表突いた戦闘モード満開で、

ガンガン飛び込みからのガンガン振りで、相手の気持ち置き去りにしてるね。

                                                              

米尾君、L字ガードっぽいことしながら、距離取りたがってるんだけど、

それさせない藤中君、フェザー級クラスの動きの速さで相手を圧倒しつつ、

1分50秒頃、北西ポスト近くに詰め寄ったとこで、確か左フックだったと思うけど、

小さく早く、でも鋭いストロークで直撃大成功で、米尾君、一発ダウン。

                                                             

その後も、ボクシングの神様、米尾君の方には一瞬たりとも微笑み見せず、

そのまま流れはズーッと藤中君で、もう米尾君、何もできなくなってしまって、

2分57秒、リング中央辺りで、藤中君の強烈左フック、まともに貰ってしまって、

一瞬膝が笑ってカクッとなって、体揺らいだとこがレフェリーストップタイム。

                                                             

青コーナーからは当然の如くのストップ早過ぎコールだったんだけど、

あのまま続けてても、勢い付いた藤中君の追撃に、

ほんの何秒か後に倒されてたと思ったけどね。

                                                            

で、結局、併せ技一本で藤中君の1RKO勝ち。

                                                             

藤中君、全く傷んでなくて、お人形さんみたいな可愛らしい彼女も来てたし、

ランカーでの新年だし、とっても嬉しそうにしてて、もう最高だったね。

藤中君のお兄さんとか藤井貴博君達とも挨拶して、みんなニッカニカだったなあ。

                                                          

                                                            

☆佐々木左之介君(ワタナベ)×大石豊君(風間)……M 5R

7勝(2KO)1敗の24才・青森県と、7勝(4KO)2敗の26才・大阪府。

                                                            

ここも青コーナーボクサーが一回り大きくて、どうなるかなあだったんだけど……。

                                                           

1R、ゴング直後から、お互い望み通りの大殴り大会開始だったんだけど、

大石君、軸太いとこからの右アッパー、なかなか強烈で、

佐々木君、避け切れずそれ喰らった後、1分30秒、ちょっと棒立ちになったとこ、

今度は同じくらい強烈な左ショートフック、まともに打ち込まれてしまって、

ガックン膝折れてしまって、あわやダウンかってとこ、あと10㎝ほどで、

マットにグローブ着きそうなとこからの奇跡のウサギ飛び回復で、

あれは、瞬間の大石君の追撃なかったから助かったよなあ。                                                            

それにしても佐々木君、あんなとこでよく踏ん張ったもんなんだわ。

                                                              

佐々木君、殴られ慣れてるとこあるもんで、ダメージ全く残してなくて、

追い立てる大石君に困り果てるっていうこと全く無くて、

また、初めっから張り直しですわって感じで、気合い入れ直して攻め返して、

残り16秒ってとこ、中央やや南側んとこで、巨大左フック、バス―ンブチ当てて、

それ、恐ろしほどの直撃度だったもんで、大石君、両足揃えたまま、

ドッターン昏倒ダウンしてしまって、レフェリー、カウントせずの即効TKOエンド。

2分45秒ってことだっただけどね。

                                                            

青コーナー、またまたのストップ早すぎコールだったんだけど、

大石君、倒れた時、足送りできないままだったし、腰からじゃなくて全身いきなり、

マットに頭打っての仰向けだったし、あれは充分ストップでいいと思ったけどね。

                                                              

ストップの早い遅いは見る人の数だけ意見分かれると思うし、

人生観やボクシング観の違いにもよるとこ多くて難しいんだけど、

少し早目かなあってとこがいいって、経験から出てきてるって思うんだよね。

                                                                

渡辺会長にオメデト挨拶して、佐々木君ともグローブタッチして、

トレーナーさん達ともニッカニカの挨拶交換したんだよね。

                                                             

                                                           

                                                            

全日本新人王決定戦を征した階級数は、東日本が7階級、西日本が5階級って、

そういうことにはなるんだけど、出場ボクサー全24名を出身地別に、

東日本と西日本とに分けると、東日本8名、西日本16名になるんだよね。

                                                              

そして、更に今回の決定戦の各階級の優勝者の出身地を調べてみると、

東日本5名に対して、西日本7名って数字が逆転してるんだよね。

                                                            

結局のとこ、今んとこは、日本中のボクサー達が首都圏の有力ジムを目指して、

上京してるってことが見えてくるってことで……。

                                                            

                                                           

いずれにしても3時から始まったボクシング、二試合残して7時半過ぎてたもんで、

こりゃ、ヘタすると8時半近くになるかなあってとこ、

藤中君と佐々木君が、1ラウンドで終わらせてくれて、アリガトだったんだよね。

それでも結局、5時間かかってしまって、やっぱ疲れるよお。

                                                           

                                                             

相変わらず、西日本系のジムとかその応援客のマナーってのは総じて良くなくて、

セコンドはすぐ立って邪魔だし、そもそも立ち位置おかしいし、

終わった後、なんも片付けなくて、その辺水だらけ、ゴミ捨てたまんま帰るし、

そもそもセコンドが声出すってのは規則違反なんだけど、

少々のことはインスペクターも容認してるんだけど、

三人が三人、終始ガ鳴りっ放しの煩くて堪らん状態だし、

観客は観客で、自分とは関係ない試合だと、最終ラウンドあと30秒ってとこでも、

腰曲げるでもなく平気で人前横切るし、酔っ払いも多くて、ホント、参るよね。

                                                            

ただね、そんな中でも、とっても数少なかったんだけど、リングの上り下りの際、

みんなで頭下げて、引き上げる時も、後始末キッチリしていったジムもあって、

なんか、またおいでねって感じになったんだよね。

                                                             

結構、みんな見てるもんだし、そういうの、ボクサーのパフォーマンスにも出るって、

そう思ってんだけど、どお?

                                                                

                                                             

【表彰ボクサー】                                                    

◇MVP ; 尾川堅一君

◇敢闘賞; 京口竜人君

◇技能賞; 小林健太郎君

                                                     

                                                   

【本日のベスト3ボクサー】

① 佐々木左之介君

② 藤中周作君

③ 西脇一歩君

                                                    

尾川君も京口君も、自分、事前に抱いてた期待とはちょっと掛け離れてた感強くて、

そりゃ、どこに出しても恥ずかしくなかったパフォーマンスだったんだけど、

素直な印象度としては、この三人になってしまったんですわ。

                                                           

                                                          

                                                         

競馬大失敗、というか珍しく優柔不断なことしてしまって、

大儲け逃してしまって、12月は4日と10日に既に大利益計上してるもんで、

12月は勿論のこと、今年の通算回収率も100%越えしてるんだけど、

それ当ててたら、自慢できるほどの回収率になったんだけど、バッカだなあ自分。

                                                          

18日、新人王戦の真っ最中のことだったんだけど、

中山の11Rと12Rの3連複、全くの優柔さが的中逃してしまったんだよね。

特に12Rの失敗は後引きそうなもんで、今週最後の競馬に向けて、

立ち位置、再確認というか、キッチリ修正して、納得のいく新年を迎えようと……。

                                                           

                                                            

更新するの大分遅くなってしまってスンマセン。

競馬のこともあったんだけど、植木の世話もあるし、ジャズも聞かないとだし、

野良猫にエサあげないといけないし、誰を本日のベスト3にするか迷ったし、

そろそろ遺言書いとかなければいけないし、これで、結構大変なんですわ。

で、今日も後楽園ホール出陣ってことで……。

                                                            

2011年12月16日 (金)

日記 (12/16)

                                                         

ウォシュレットの温水の温度は、年間通して “中” にしてるんだけど、

便座の温度を “低” から “中” にする時、やっぱ冬を感じるね。

                                                           

自分、その昔、便座の “高・中・低” っていうのが、便座の高さのことだと思ってて、

もう少し高い方がいいと思って、色々いじくり回したことあったんだよね。

                                                            

                                                         

今週、エリック・クラプトンのビデオを二つ見たんだよね。

                                                           

2004年の “クロスロード・ギター・フェスティバル” ってのは、

クラプトン自らがメンバー選んで招集かけたイベントだったんだけど、

クラプトンのグループでの例のサウスポーのギタリスト、相変わらず良かったなあ。                                                           

彼、弦も逆張りだし、チョーキングも普通のギタリストと全く逆なんだけど、

本人が習う時も、他人に教える際にも、大変だったろうなあって思うんだよね、

                                                          

他には、ジェイムス・テイラーとか、ヒューバート・サムソン、ジョー・ウォルシュ、

B・B・キング、カルルス・サンタナ、なんかが出演してたんだけど、

バディ・ガイのブルースギターとか、ジョン・メイヤーの小生意気なプレー、

13弦ペダルスティールのロバート・ランドルフなんかが聞きどころだったし、

古き良きテレキャスターの音出してた、ヴィンス・ギルも良かったなあ。

                                                          

色んなグループが色んなセッティングで出てたんだけど、

ドラムセットが “TAMA” “YAMAHA” “PEARL” ってみんな日本製だったね。

                                                             

エリック・クラプトンってのは、ホント、人望のあるギタリストで、

仲間集める力は頭抜けてるんだよね。

彼、椅子に座ってのプレーの際、リズム取るのに左足使うんだけど、

気分乗ってくると、踵上げるだけじゃなくて、左足全部浮かせるんだけど、

そういうの見るのが、とっても好きなんだよね。

                                                          

                                                         

もう一つは、1968年の “クリーム・ラスト・コンサート” なんだけど、

ベースがジャック・ブルース、ドラムスがジンジャー・ベイカーって、

3人グループなんだけど、この頃のクラプトンっていうのは、

うつむくと、一瞬ジョージ・ハリスンみたいな雰囲気持ってて、

だからって言う訳ではないと思うんだけど、二人、最後まで仲良かったんだよね。

                                                         

クリームってのは、3人でこれだけの音が作れるかってほど、飛び抜けてたもんで、

レナード・バースタインとか、ストラビンスキーとかも、彼らのファンだったっていう、

結構有名な話残ってるんだけど、元々クラプトンっていうのは、

ヤードバーズ時代は、ステンドグラスのデザイナーもやってたもんで、

アーティストの素養に溢れてて、クラシックの大御所達も刺激してたみたいなんだわ。

                                                           

ジャック・ブルースとのツイン・ボーカルが一番の聞きどころではあるんだけど、

ジンジャー・ベイカーのドラマーとしての才能も当時としてはちょっと異常なほどで、

彼、ちょっと見、ビーチ・ボーイズのマイク・ラブみたいなとこあるんだけど、

正直、ヨシキなんかとは比較にならないほどのツインバスプレー見せるし、

とにかく、今の日本でのロックフェスに出てくるようなリズムボックスドラミングとは、

全く次元が違ってて、もう40年以上昔のことだったんだけどね。

                                                             

“サンシャイン・オブ・ユア・ラブ” “ホワイトルーム” “ステッピン・アウト” なんか、

今聞いてもいいんだよなあ。

ギブソンESー355とバーンズのバリバリ初期モデルが凄かったよ。

                                                            

                                                            

ついでにってことでもなかったんだけど、

ジミー・スミスの1969年のパリライブも見たんだよね。

                                                        

彼、ジャズオルガンのパイオニアって紹介されてたんだけど、

自分的には、そんなもんじゃなくて、ワン&オンリーの存在だと思ってて、

2005年79才で亡くなってるんだけど、物凄く派手なプレーする時も、

とってもクールにやってのけるってとこが、もうゾクゾクなんだよね。

                                                         

画像的にも音質面でも今一なんだけど、残された映像少ないもんで貴重なんだわ。

バスペダルのフットワークが異常なほどで、同じ人間の手と足と思われないほど、

違ったリズムを刻むのには、ホント、タマゲテしまうんだよね。

                                                           

                                                            

映画も何本か見たんだけど、今週は外れがなくて、

“アウェイ・フロム・ハ―” は、奥さんがアルツハイマーになってしまった夫婦の話で、

自分達もそろそろマジで考えておかなければいけない問題なもんで、

奥さんとも色々話したんだけど、お互い、そうなった自分を見せるのも、

そうなった相手を見るのもツライって事で一致して、それじゃどうするってこと、

これから機会あるごとに話し合うってことで……。

                                                           

                                                         

“SWAT” っていうのは、サミュエル・L・ジャクソンとコリン・ファレルが出てる、

典型的な警察モノで、保身第一の無能な上司の下、チームリーダーが黒人で、

5人のメンバーの中に女性一人、黒人一人、ヒスパニック入りっていう、

お約束のバランス取れた設定・構成になってて、特にどうってことないんだけど、

とにかく、進行がリズミカルで展開早くて、意表を突くってことはなかったんだけど、

見てて飽きさせないっていう点では充分だったんだわ。

                                                          

                                                           

“34丁目の奇跡” っていうのは、これからの季節、必見的なサンタクロースモノで、

主役のリチャード・アッテンボローってのは、“大脱走” での脇役からスタートして、

“ジュラシック・パーク” で、パークのオーナーのお爺ちゃん役で出てた役者で、

これがまあ、ホントのサンタクロースってことで、色々面白かったんだけど、

他の共演者のキャラクターもキッチリしてて、意外とスンナリ見ることできたよ。

                                                            

神とかサンタとかの存在について、裁判所に持ち込まれる場面があるんだけど、

その時の判事の裁定が実に、なんと言うか、健在なアメリカの心根が見えて、

とっても感動的で、信仰ってものの本質をちょっと知らされる思いだったんだわ。

                                                            

                                                          

“エキサイトマッチ” で、2011年のベストマッチシリーズやってて、

パッキャオ×マルガリートが、第一位になってたんだけど、

ホント、あれは凄かったよねえ。

                                                          

途中、ボディに強いの何発も打ち込まれて、あのパッキャオが危ない場面あって、

そこから持ち直して、最後はマルガリートの顔面、別人のように腫れ上がって、

10R頃にはもう諦めてもいいんじゃないかってのに、

マルガリート、棄権は自分にも観客にも申し訳が立たないって感じで、

あんまり見えない目、あんまり動かない手で、最後まで踏ん張ったんだよね。

                                                          

パッキャオの方も、12R、幾らでも倒す機会があったのに、

あんたが最後までやりたいって言うなら、取り敢えず続けるかって、

全力打ち敢えて控えて、あいつはシミジミいいヤツだって思ったんだよね。

                                                          

あそこで、一気にブチノメシテしまうってのも、普通にアリだと思うし、

ボクサーってのは常にそうあるべきだって考えも勿論あるんだろうけど、

あの場面のあのパッキャオが、自分の心の中には納まりが良かったんだよね。

                                                           

                                                          

それにしても、ファン・マルケス・ロペス、勿論嫌いじゃないんだけど、

何で彼が、“ファンマ” って通称持ってるんだか、全く理解できなくて、

自分の中で “ファンマ” っていうのはファン・マルケス・マヌエルしか有り得なくて、

だって、マルケスの本名、ファン・マヌエル・マルケス・メンデスって、

Mが3個もあるんだからね。

                                                           

一方の偽ファンマっていうのは、本名、ファン・マヌエル・ロペス・リベラっていって、

Mは1個しかない訳で、一体誰が決めたんだろねって、いつも腹立つ訳さ。

                                                           

2011年12月14日 (水)

後楽園ホール・12月13日

                                                         

オフトの前で、黒っぽいスウェット着た細身で背の高いニット帽の男、

一人で社交ダンスのステップ踏んでたんだけど、彼、どうしちゃったのかなあ。

                                                           

                                                           

後楽園ホールの1階で、前日試合したばかりの野崎雅光さんとバッタリで、

椎名勇紀君と横山隆司君、それにガンバレ将太君の応援だってさ。

彼、元々眼光鋭い坊主頭だし、左目の上、まだ赤黒く腫れてるもんで、

なんかケンカ帰りみたいで、電車の中の乗客、引いてたんじゃないかなあ。

                                                           

                                                           

昨日は戸高ジム主催だったんだけど、照明も音楽もスペシャルなんだけど、

東西バルコニーの横断幕スペースも独占使用で、全部で9枚同じモノ下げて、

他のボクサー用のモノを下げられないようにしてしまうんだけど、

もうちょっと緩くやってあげればいいと思うんだよね。

控室の入場制限も異常に厳しいし、世田谷系のファッショナブルジムは、

それなりの筋通してて、我が道を行くって感じなんだわ。

                                                           

                                                         

☆高木光君(協栄)×早矢仕準紀君(戸高)……SB 4R

デビュー戦の24才・千葉県と、デビュー戦のサウスポー、20才・愛知県。

                                                         

1R、二人とも打たれることを念頭に置いてないディフェンスフリーボクシングで、

お互い、危ない危ないなんだけど、特に高木君、いきなりとっても危ないんだわ。

ラウンド終了したら、お互いヘロヘロだったなあ。

                                                         

2R、開始ゴングと同時に高木君、早矢仕君に出会い頭の左フック貰ってしまって、

いきなりダウンしてしまったんだけど、それ相当の直撃度だったんだけど、

早矢仕君の追撃ユルユルだったもんで、延々止め時探られながら、

結局、お終いまでいってしまったんだわ。

                                                         

3R、高木君、ズーッと弱り切ったままなんだけど、早矢仕君、手間取る手間取る。

                                                           

4R、始まってすぐ、チョンと当てられただけで高木君、西ロープまで飛ばされて、

もうホントにダメそうになったとこで、やっとこさのレフェリーストップエンド。

0分15秒ってことだったんだけど、二人ともこのままじゃシンドそうだなあ。

                                                            

                                                           

☆玉川祐太君(渡嘉敷)×林達也君(本多)……54㎏ 4R

1勝0敗のサウスポー、17才・東京都と、2勝(1KO)1敗の20才・千葉県。

                                                             

1R、玉川君、なかなか手出さない慎重派だし、

林君、なんか怖々やってるみたいで、恐ろしく静寂とした立ち上がりなんだわ。

                                                          

2R、お互い、ワンツー止まりの極めてシンプルなボクシングなんだけど、

噛み合い良くないというか、とにかくブツブツ切れるんだわ。

                                                          

3R~4R、玉川君、ちゃんとした腕振りしてるんだけど、当て勘全く悪いし、

林君も距離勘良くなくて、普通に盛り上がらないまま何となく終了ゴング。

結局、40-37×2、39-38の3-0で、林君の勝ちだったけどね。

                                                         

                                                            

☆若原義敬君(協栄)×椎名勇紀君(笹崎)……LF 4R

1勝1敗の29才・兵庫県と、1勝1敗のサウスポー、22才・東京都。

                                                           

1R、初め気持ち良さそうに攻め込んでたのは、椎名君の方だったんだけど、

距離詰まってショートブローが交錯した一瞬、若原君の返しの左が直撃して、

それアゴ先だったと思うけど、青コーナー近くで椎名君、ダウンしてしまったんだわ。

                                                          

それ、0分48秒辺りのとこだったんだけど若原君、

とにかく、接近戦での鋭い回転力が素晴しくて、その後の追撃も甘くなくて、

椎名君、大ダメージではなかったんだけど、反撃の糸口すら見い出せなくて、

段取りのいい若原君の詰め詰めに、結局2分55秒、再度のダウンでKOエンド。

                                                            

                                                            

☆横山隆司君(ワールドS)×小山田太郎君(KTT)……LF 4R

2勝(1KO)1敗のサウスポー、25才・東京都と、1勝(1KO)2敗の18才・山梨県。

                                                          

1R、小山田君、力強くてスケール大きく動けてるんだけど、

その分、細かいとこが犠牲になってしまって、横山君、危険なショット避けながら、

一発目の左ストレートとか、3発目を素早く振ることできて、ポイントゲット。

                                                          

2R、二人の一回の攻撃に費やすパンチの数に差が出てきて、

小山田君が大体3発までで終わるとこ、横山君、5発位まで頑張るんだわ。

                                                            

途中、小山田君が一瞬リングに左手着いてしまったんだけど、

レフェリー、何のジェスチャーもせず、普通に進行してたのは問題あるよなあ。

                                                            

踏み込み鋭い同士なもんで、この回ガッツンバッティングで、

横山君は左目上、小山田君も左眉をそれぞれカット。

                                                             

3R、小山田君、頑張りが体ごとの突進に出てしまってるし、

たまにいいボディ打ち込んでるんだけど、上への攻撃への繋がりできてないなあ。

                                                         

横山君、相手の力づくに、少し手焼いてるとこあったんだけど、

終始嫌気ささずに丁寧に応じてて、攻勢の手緩めてないね。

                                                          

4R、小山田君、やりたいことできなくて、終始手余し気味だったし、

力余したままの残念な終了ゴング。

                                                          

結局、40-36、40-47の3-0で、横山君っていうのは仕方なかったなあ。

                                                            

                                                           

この間、國重隆さん下してチャンピオンになった三田村拓也さんがね、

どうも自分のことチラ見するもんで、彼とはちゃんと話したことなかったんだけど、

コンチワって声掛けたら、彼、ニカッとして、知ってますよおって言ってくれたんだわ。

                                                            

それ、横山君の試合の後だったんだけど、その横山君とも話することできて、

そしたら彼、野崎雅光さんとはインターハイ絡みだったみたいなんだよね。

野崎さん、色々顔広いんだわ。

                                                             

                                                          

☆新井雄大君(渡嘉敷)×大和菊地君(戸高)……LF 4R

1勝1敗1分のサウスポー、19才・東京都と、1勝0敗1分の23才・宮城県。

                                                             

1R、大和君、ガード、ガッチガチに固めて、頭から突っ込んで相手に取り付いて、

そこからガンガンフックっていう、とっても片寄った分かり易いボクシングで、

新井君、スタイリッシュなボクシングやり通せるかってことだったんだけど、

なんかもうガッチャガチャの中に巻き込まれてしまって、

ちょっと見てるの辛くなったもんで……。

                                                         

結局、39-37、39-39、38-38の1-0で新井君だったんだけど、勿論ドロー。

                                                          

                                                          

☆小野木協栄君(協栄)×若松竜太君(勝又)……54.3㎏ 6R

4勝(2KO)2敗の24才・東京都と、5勝(3KO)5敗の27才・鹿児島県。

                                                             

1R、小野木君の応援に白石豊土さんが来てて、少し話した直後始まったんだけど、

小野木君、パンチ切れるし、若松君のパンチは重いんだよね。

                                                           

お互い、テキパキしてて、見てて気持ちのいいボクシングなんだけど、

手数とヒット数で小野木君、優位な立ち上がり。

                                                         

2R、二人とも、返しのヒット率の高いボクサーなもんで、とってもスリリングな展開で、

小野木君、リーチあるんだけど、ショートブローの回転力が魅力的だし、

若松君も、ちょっといきなり大き過ぎるきらいはあるんだけど、

とっても危険なタイミング持ってる右ショット打つんだよね。

                                                             

3R、この回いきなり展開急になって、初っ端気持ち良く攻め込んでた小野木君、

右ストレートの打ち終わりに、若松君に強烈左フック合わされてしまって、

0分28秒、北ロープまで飛ばされて、腰落としてロープに引っ掛かってダウン宣告。

                                                         

相当のダメージだったと思うけど、そこから小野木君、必死の踏ん張りで、

随分時間残したとこ、若松君の畳みかけるような追撃耐えきって、

後半は攻め返す場面も作り出したんだわ。

で、ゴング鳴った時、若松君の顔面もかなり赤く腫れてたんだわ。

                                                         

4R、そこそこ回復した小野木君、また初めからやり直しだったんだけど、

1分30秒から始まったリング中央での打ち合いの際、

ここは小さく鋭く振れてた若松君に圧倒されてしまって、以降は押されっ放しで、

一瞬のノーガードきっかけに山ほど貰ってしまって、最後は東ロープに詰まって、

腰伸びてアゴ上がってしまったとこで、レフェリーストップエンド。

                                                           

2分59秒ってとこだったんだけど、小野木君、とってもいいセンス持ってんだけど、

打たれ強くないのに、ガードがポカッと空いてしまうとこあって、

これで3敗目なんだけど、その全てがKO(TKO)負けなんだよなあ。

その辺克服できれば、ホント、いいボクサーになると思ってるんだけどなあ。

                                                              

若松君、試合によっては、時々一瞬集中欠くような場面あるんだけど、

この日は、終始テンション維持できてたし、自分のボクシングやり通すことできて、

これで勝ち越し大成功。

                                                           

                                                           

☆荒井遼晴君(角海老)×小澤大将君(戸高)……SFe 8R

9勝(2KO)3敗1分の27才・東京都と、20勝(12KO)6敗2分の31才・東京都。

                                                           

この日一番のカードは、どう考えてもこの試合でしょって感じで、

特に荒井君、角海老ジムに移籍してから負け無し4連勝中で、

バリバリランカーだった勝ち試合でケガしてしまって、間1年半ほど置いての再起戦。

                                                        

ランキングズルズル下がって、結局ランクアウトする中、練習できないでいる中、

荒井君、何度も東北ボランティアに出動してて、ジムに御礼の品が届くほど頑張って、

彼の地からの声援届くようなこの日だったんだわ。

                                                           

この日の相手の小澤君、言わずと知れたKO命の殴り屋なもんで、

荒井君、もう少し楽な相手もあるだろうになんだけど、

彼のプライドはそういうとこには無いんだよなあ。

                                                          

1R、お互い、相手の打ち終わりに必殺系、ドッコンパンチ合せてるもんで、

とにかく、初っ端から危険度満々で、小澤君、ガテン系剛腕ボクシング全開。

                                                           

中盤以降荒井君、シッカリ左ジャブ、丁寧に打ち込んでるね。

                                                            

2R、荒井君、ホントはファッショナブル系華麗型ボクサーの方が好物なんだけど、

この日の相手はそれとは対極にあるもんで、どうなるかって見てたんだけど、

相手かき分けていくような小澤君のパンチ、やっぱり迫力満点で、残り16秒、

荒井君、小澤君の左、突っ張られるように貰ってしまって、ダウン。

                                                            

それまでは荒井君、相手の若干の乱暴さ、上手いこと抑え込みながら、

足使って距離取って、とってもいい展開だったんだけどね。                            

打ち終わり、腕引き遅くなって、一瞬ガード甘くなったとこだったんだけどね。

                                                         

3R、荒井君、それほどのダメージは残してなかったんだけど、

小澤君は勿論勢い付いた訳で、始まって36秒、今度は右ショートが交錯した時、

小澤君のフィジカルの強さに弾き飛ばされたように、荒井君、またもやのダウン。

                                                            

再開後、当然のように小澤君の猛攻だったんだけど、

力こもったフック系で倒された訳ではなかったもんで、

タイミングダウンみたいなもんだったもんで荒井君、実は殆どダメージ残してなくて、

その後は、却って正確で強いワンツー、二度ほど直撃させることできて、

ゴング鳴った時、小澤君の左顔面、かなり赤くなってたんだわ。

                                                            

荒井君、若干たわみながらの右クロスもいいんだけど、

基本この日はフック系よりも、ストレート系のショートがとっても有効なんだわ。

                                                          

4R、荒井君、この回は巧いこと距離取って、無暗に突っ込まないで、

左ジャブと、軽いワンツーがビシバシ決まって、明らかにポイントゲット。

一方の小澤君、特に何もせず、何だか休憩タイムゲット、みたいな感じなんだわ。

                                                           

5R、あれれれ、小澤君、前の回休んでたんじゃなくて実は疲れてたみたいで、

この回、急に体緩みだして、なんか消耗著しく浮き出てるし、

荒井君に右フック、軽く打ち込まれただけで、体ユラーッとしてるんだわ。

                                                             

荒井君の動きは、殆ど初めのままで、中盤、鋭い力こもった右フック、

相手の側頭部に打ち込んで、小澤君の左耳ヒットカットさせてるんだわ。

                                                          

7R、小澤君、耳から出血してるんだけど、それより消耗の方がヤバイことになってて、

殆ど下がりっ放しで、ロープ沿いをグルグル廻ってて、すぐクリンチに行ってるし、

こりゃ荒井君、倒し時が一気にやって来たってことで、

当然のガンガン攻めで、結局この回1分32秒、南側ロープで一方的になったとこで、

妥当レフェリーストップエンド。

                                                         

実は、この回始まる前のインターバルの時、戸高会長が小澤君に、

次の回倒さなければタオル入れるからなって、言ってて、

それほど小澤君、弱ってたんだよね。

                                                          

それにしても荒井君、二度もダウン喰らったとこからの大逆転劇で、

それ、前の日の淵上誠さんと全く同じケースで、やっぱ頑張るってことは感動的で、

もうダメそうってとこからの復活は、人に勇気与えるんだよなあ。

                                                            

そういうの、東北震災被災者の人達に、元気と勇気与えることにも通じてて、

荒井君、彼の地の人達と、また気持ち通じ合うことできたと思うなあ。

                                                            

名古屋からの移籍だっていうのに、彼には思いの外沢山の応援の人が来てて、

みんなもう、大騒ぎだったんだわ。

ジム仲間の土屋修平さんとか、関豪介さん、森田大介君、中野晃志君、

宮坂航君達も、そりゃもうニッカニカだったんだわさ。

                                                          

                                                         

☆林欣貴さん(E&Jカシアス)×森眞君(赤城)……W 8R

7勝(6KO)0敗1分のランク12位、24才・中国と、

8勝(4KO)10敗2分のサウスポー、30才・愛媛県。

                                                            

1R、体太くてシッカリしてるのは森君なんだけど、林さん、常にプレスかけ続け、

反応の鈍い相手に、いきなり鋭いコンビネーションで圧倒して、

新人戦の頃とはやっぱり格段の迫力増しで、いきなり勝負の行方見えてきて、

森君、一体どうするんだろなあ。

                                                           

2R、森君、腕振り雑なとこ、林さんにことごとく合わされてしまって、

左大振り一発にさえ注意してれば、林さん、全く問題なさそうで、

そんなに時間かからないうちに決着しそうな感じだったし、

それに、前の試合の興奮引きずったままだったもんで、少し離れた席に移動。

                                                           

リング上、見るともなしに眺めてたら、スッと横に座って来たのが、

18鴻巣ジムの大塚隆太君で、濱田修士君の応援なんだってさ。

10月末の試合以来だから、久し振りってことで、彼、ボクシングの時と違って、

普段は前へ前へ出てくる方じゃないもんで、それをワザワザ寄ってくれたもんで、

とっても嬉しくて、結局この日、最後まで二人並んで試合見たんだよね。

                                                              

結局この試合、8R1分59秒、林さんのTKO勝ちだったんだけど、

正直、時間かかり過ぎだと思ったけどね。

                                                           

                                                            

☆濱田修士君(小熊)×ガンバレ将太君(戸高)……F 8R

9勝(2KO)3敗2分の24才・東京都と、7勝(2KO)2敗1分の28才・東京都。

                                                           

この試合も結構期待度高かったんだけど、

残念ながら、1Rから8Rまで、ズーッと同じビデオ見てる感じが延々続いて、

頭小さくて懐深くて、ジャブ多発してくる翔太君に濱田君、最後まで策講じられなくて、

彼、とにかく距離詰めたとこからの速射連打が身上なんだけど、

結局、最後の最後までそれ叶わなくて、終始翔太君の土俵でやらされてたんだわ。

                                                             

結局、79-74、78-77、77-76で、翔太君の3-0勝ち。

                                                            

終わった後、濱田君、片隅で悔し泣きしてたんだけど、それ、ホント良く分かる訳で、

自分のやるべき事、やりたい事、一つも出来ないままだったからなあ。

                                                         

ああいう膠着場面になった時、それも自分にとってストレス溜まる展開になった時、

やっぱり、試合自体を揺すぶる必要あるって、自分思ってるんだよね。

                                                          

いつもの自分、敢えて捨てるってこと、ナンセンスなケースもないではなくて、

自分のスタイル延々貫いて、結局最後、こっちのものにするってことも、

充分あり得るから危険ははらんではいるんだけど、

現状、どうにもなんないって判断したら、いつのも自分を少し変えてみるってのも、

アリなんじゃないかって思うんだよね。

                                                             

この日の濱田君の場合、途中3回ほど見せてたけど、

必ずしも当てること目的としない連続左ジャブ徹底多用して、距離詰めて、

相手の引いたとこ、腰伸び加減のとこ攻め立てるとか、

他には、ガードガチガチ固めて、とにかく相手に取り付く努力してみるとかね。

                                                            

濱田君、最後までフットワーク、シッカリしてたし、振りも鈍ってなかったから、

残念感一層だとは思うけど、やりようはまだまだある訳で、

突進に使える動きを左右に使ってみたり、

一旦距離縮まった際に、切り上げが早かった連打をもう少し続けてみるとか、

相手はそれ程のパンチ力ないんだから、多少打たれること覚悟の上で、

隙の少ない顔面じゃなくて、敢えてボディ攻めに集中してみるとか、

まだまだ切り口は沢山ありそうだから、落ち込み過ぎることはないんだわ、濱田君。

                                                        

                                                       

                                                          

この日は戸高ジム、今年最後の試合で、っていうことはトレーナーの近藤康弘さん、

ジム最後の試合ってことで、で、サヨナラの挨拶しようって行ったら、

なんと彼、ちょうどウクリッド・サラサスと話してるとこで、

憶えてる人もいると思うけど、4年前に近藤さん、亀海喜寛さんと試合した時、

クリンチほどこうとしたサラサスを、見事な左フックでKOしてしまって、

サラサスが担架搬出されたことあったんだけど、

丁度その時のこと話してるとこで、偶然だったんだろうけど、

なんか計ったような場面だったんだよね。

                                                         

近藤さん、一旦ボクシングから離れて、別の仕事するんだってさ。

彼が角海老ジムにいた時は、よく木嶋安雄さんとじゃれ合ってたっけなあ。

この日、彼がチーフセコンド務めた最後の試合の相手が、

角海老ジムの荒井遼晴君ってことで、やっぱり縁あったんだよなあ。

とにかく、近藤さん、これからも元気でね。

                                                         

                                                            

                                                              

【本日のベスト3ボクサー】

① 荒井遼晴君

② 若松竜太君

③ 横山隆司君

                                                  

2011年12月13日 (火)

後楽園ホール・12月12日

                                                         

ホール周辺、少量のボクシングファンと、大量のオフトファン、

それに、もっと大量のエグザイルファンで、なんかごった返してたなあ。

                                                          

オフトのドローンとしたグレイの塊の中に、華やかな女子たちが混じってるのって、

なんかちょっと凄い光景で、暫く見入ってしまったんだわ。

ってことは、帰りはまた大変なことになるんだよなあ。             

これから年末まで、東京ドームはアイドルコンサートだらけなんだよね。

                                                            

                                                              

荒川仁人さんと坂本大輔君が話してて、ちょっと前の仁人さんの試合のこと、

坂本君、とっても感動したって話してたよ。

                                                            

                                                             

昨日、ホールに行った人達は、何年かに一度の、ホントの激闘を見ることができて、

その試合を目当てにしてた人も、ついでに見た人も、幸運としか言いようなくて、

あれだけの大騒ぎってのは、めったに見られるもんじゃなかったんだわ。

                                                         

                                                            

試合開始前、頚椎のケガでチャリ―太田さんとのタイトル戦がキャンセルになった、

和田直樹さんと花形会長がお詫びの挨拶してたんだけど、

その前に、和田さん、首に白いコルセット巻いた坊主頭で、おっきな目して、

通路の隅でポツンとしてた時、偶然目が合ったんだけど、

ちょっと声掛けられなかったなあ。

                                                          

                                                         

☆高橋祐介君(18古河)×岩下良太君(中日)……48.5㎏ 4R

デビュー戦の18才・茨城県と、0勝1敗のサウスポー、25才・岐阜県。

                                                              

高橋君のセコンドに宮森卓也さん来てて、

岩下君の方は、リングに上る時、エライ気合い入った一声上げてたなあ。

                                                             

1R、高橋君、気持ちは十分現れてるし、力もこもってるんだけど、

とにかく振りがデカ過ぎで、そういうのは滅多に当たらないもんだし、

腕が体から離れ過ぎるもんで、ディフェンス、ガラガラなんだわ。

                                                             

岩下君、そこんとこ内側から上手いこと突いて、ポイント奪ってるね。

                                                          

2R、高橋君、相手のストレート系のパンチ山ほど被弾して、顔面赤くなってて、

殴ることに夢中になり過ぎて、殴られること忘れてしまってるみたいなんだわ。

                                                              

3R、高橋君、ちょっとオープン気味だし、すぐ下向いてしまうことも多くて、

次のショットにスムースに繋がらないし、結果的には頭から突っ込み系になって、

この回、バッティングで減点されてるなあ。

                                                               

4R、岩下君、なんとしても二連敗は避けたいって気持ちに溢れてて、

ガツガツ来る相手に一歩も引かなくて、歯食いしばってやってんだわ。

                                                             

で、1分過ぎからのボディ攻撃がとっても有効で、

最後まで、高橋君の反撃許さなかったね。

                                                             

高橋君、気持ちとスタミナはシッカリしてるし、まだ18才だし、

それはボクサーとして大きな資質だし、これから色々身に付ければいいんだわ。

                                                           

結局、39-36、39-37、39-38の3-0で、見たまんま岩下君の勝ち。

(ジャッジの一人が、スコア計算ミスしてたかも知れないんだけど……。)

                                                            

                                                                

☆小林和輝君(角海老)×坂本健介君(ヨネクラ)……W 4R

1勝2敗の21才・埼玉県と、2勝(1KO)2敗の25才・熊本県。

                                                               

1R、二人とも恵まれた体形してんのに、どういうもんか距離詰め過ぎで、

力の入らないとこで打ち合ってるし、決めショットの前がとっても雑なんだわ。

                                                             

小林君、たまにいいの当てるんだけど、追撃の際、必要以上に突っ込み過ぎで、

自分からウヤムヤにしてしまうようなとこあるね。

                                                             

2R、密着小競り合い系になってしまって、クリーンヒットが生まれにくくて、

お互い、いいとこ見せられない展開の中、坂本君鼻血。

                                                             

3R、右ボディのいいのを二発ほど打ち込まれてからは小林君、

極端に動き緩くなってしまって、足の踏ん張りも効かなくなってるみたいで、

やりたいことが更に分からなくなってるみたい中、右目上バッティングカット。

                                                            

4R、揉み合い主体は変わらないんだけど、より力強く振れてるのは坂本君で、

小林君、顔しかめながら、辛そうというか、面白くなさそうにやってるんだわ。

                                                           

で、結局、40-36、40-37、39-37の3-0で、坂本君勝ち越しボクシング。

                                                              

                                                              

☆上岡泰君(元気)×中井雄規君(船橋ドラゴン)……55㎏ 4R

3勝(2KO)1敗のサウスポー、20才・埼玉県と、

4勝(1KO)3敗1分の23才・北海道。

                                                              

1R、初めの30秒で、上岡君の優位性がハッキリ見えて、先仕掛けもできるし、

そういう時の右の引っかけフック、抜群だし、カウンター狙いの左ストレートも、

とっても良く伸びてるし、こりゃ早々の決着も有り得るって感じなんだよね。

                                                            

2R、上岡君、反応系も良いんだけど、ちょっと狙い過ぎの感強くて、

全体の流れ的には今一で、ポキポキ切れるような攻撃が残念なんだなあ。

                                                            

一方の中井君、序盤の劣勢、コツコツ取り戻して、常に前へ前への積極姿勢で、

手数も上げてきてて、上岡君の単発系との比較、ポイント的に難しくなってるね。

                                                             

3R、中井君、中間距離からの当て勘は今一歩なんだけど、

接近戦になると本領発揮って感じで、その接近戦、上岡君、思いの外上手くなくて、

強く打ててないし、回転力も全く足りてないんだわ。

                                                             

4R、中井君のガムシャラ手数至上主義、絶好調で、上岡君いきなりのひ弱化で、

試合前半稼いだポイント、吐き出しまくったまま終了ゴング。

                                                            

結局、38-38×3って、恐ろしいほど公平感に満ちたドローゲームだったんだわ。

                                                              

                                                             

この後、チャーリー太田さんと石田順裕さんとの3分3Rスパーあったんだけど、

事前に中屋会長に、ガチでやるからねって聞いてたんだけど、

これがまあ、相当面白かったんだよね。

                                                           

ウィンディの14オンスでやったんだけど、上背は頭一個違うし、

リーチも随分差があるもんで、石田さん、距離取ってやるのかって見てたら、

意識的に詰めてやったせいか、高度な接近戦見せてくれたんだよね。

                                                             

石田さん、フック系を多用してたんだけど、グッドショットはストレートが多くて、

3Rに入るとチャーリー、顔面結構赤くなってたし、口大きく開いて息してたもんね。

                                                               

そのチャーリー、パンチの見せ方はやっぱり巧くて、

特に左トリプルからの右フックなんか、実にビューティフルって感じだったなあ。

                                                            

個人的な採点だと、29-28で、石田さんだったんだけど、

途中チャーリーの右フック、強烈なのが一個あって、

10オンス、ノ―・ヘッドギアだったら、あわやって場面もあったんだよね。

それにしても、石田さんの回転力ってのも凄いモノあったなあ。

                                                            

                                                              

☆島村国伸君(ワタナベ)×小竹雅元君(三迫)……62.5㎏ 8R

11勝(7KO)2敗の26才・東京都と、7勝(3KO)5敗1分の25才・福島県。

                                                            

お互いサウスポー同士なんだけど、島村君、見るのはほぼ一年振りくらいで、

なんか細くなったような感じなんだけど、5㎝近く上背あるし、

リーチはそれ以上優位にあるね。

                                                             

1R、島村君の脚の長い強いパンチをかいくぐって中に入った時の小竹君、

その回転力に可能性漂わせてるね。

                                                           

島村君、正直、動きに厳しさ欠けてるし、っていうより少しタルくて雑なんだわ。

                                                              

2R、よりタイトに振れてるのは圧倒小竹君の方で、

島村君、当たりが中途半端というか、なんか大まかな試合なんだよなあ。

                                                             

3R、たまに両腕ダラーンて下げてみたり、アゴ突き出して、ココ打ってみろとか、

島村君、余分な動きが多くて、集中力欠いてるみたいなんだわ。

                                                               

4R、高さとリーチある、島村君の方が接近ボディ合戦に挑んでて、

小竹君の方は、何とか中間距離維持しようって頑張ってるね。

島村君、なんか疲れてきたみたいで、全体に緩み気味。

                                                             

5R、島村君、終始、パンチにウェイト乗ってないような緩んだ感じ免れなくて、

細かいけど正確に鋭く打ててるのは小竹君なんだよなあ。

                                                           

6R、島村君、押し合いにも簡単に引き下がってるし、当ててもぺトッて感じだし、

以前のイメージで見てるせいか、なんか全く迫力ないんだよなあ。

                                                          

もう、なんかグズグズ戦になってしまったもんで、ここで休憩タイムゲット。

                                                             

見てたとこまででは、2ポイント、小竹君だったんだけど、

戻ってスコア聞いたら、78-76、77-76、76-78の2-1で島村君だってね。

                                                            

                                                          

☆野崎雅光さん(八王子中屋)×福本雄基さん(三迫)

                         ………51.5㎏ 8R

13勝(5KO)2敗のランクF9位、23才・東京都と、

12勝(3KO)4敗のランクSF6位、25才・千葉県。

                                                           

福本さん、客席で元の所属ジムの会長見てるし、力入るだろなあ。

彼、4敗してて、3勝1敗ペースボクサーではあるんだけど、

その相手、船井龍一さん、殿村雅史さん、杉田純一郎君、佐藤洋太さんだし、

かつては白石豊土さんにも勝ったことあるし、いいボクサーなんだよね。

                                                             

一方の野崎さん、デビュー2連敗からの13連勝って憧れの戦績で、

今年の2月にも、久保幸平君との激闘征してるし、今、勢いあるんだよね。

                                                              

1R、リズム感良くて、パンチ出しのタイミング合ってるのは福本さんの方で、

野崎さん、ちょっと硬いし、軌道は合ってるんだけど、打ち出しが少し遅くて、

福本さんの上体の動きもとってもいいもんで、スカばっかりなんだわ。

                                                          

2R、野崎さん、力強いんだけど、パンチ、外側から出過ぎで、ミスショットの山で、

福本さん、内側内側から細かく多彩なパンチで、とっても見栄えいいんだわ。

それに、あの左ジャブ、野崎さんの入るタイミング崩しまくってるんだわ。

                                                          

3R、福本さん、ダギング巧いもんだから野崎さん、なかなか当てられなくて、

3発目以降は、意識的にもう少し低いとこ狙うといいと思うんだけどなあ。

                                                            

4R、これはもう完全に福本さんペースで、このままだとズルズルやられるって、

そう思ってたんだけど、始まって30秒、野崎さん、東ロープ背にしそうなとこで、

ちょっと長めの左フック、見事直撃させることできて、

それ少しオープン気味ではあったんだけど威力充分で、

福本さん、一瞬ユラッとしてしまって、ここからなんだわ、流れが変わったのは……。

                                                           

その後1分20秒辺り、野崎さん、今度は右ストレートをクリーンヒットさせて、

途端に福本さん、それまでのような細かい動きできなくなってしまって、

左ジャブの出も少なくなってしまったし、動き自体も野崎さんがやり易いような、

大まかな感じになってしまって、被弾数いきなり増えてしまって、左目上ヒットカット。

                                                                

5R、福本さん、なんとかまた左ジャブから始めようとはしてるんだけど、

勢い付いた野崎さんのプレスに、下がりながらのこと多くなってしまってるし、

単発ワンツー以上の連打ができなくなってるし、鼻血は出てるんだけど野崎さん、

一気に流れ奪還して、目がランランとしてるんだわ。

                                                             

6R、見てる方には事前の注意が届いてない、いきなりのホールド減点で、

福本さん、気の毒な側面もあったんだけど、それだけシンドクなってるのは事実で、

終始野崎さんの倒しモードに晒されっ放しになってしまって、挽回の機会失ったまま、

残り30秒切ったとこ、一気の猛攻交わせる術もなく、そのまま西ロープに詰められ、

強烈左右フック、続けざまに打ち込まれて、自分のほんの1mばかりのとこで、

福本さん、壮絶崩れ落ちダウンしてしまって、ダメージ大き過ぎだったもんで、

2分35秒、レフェリー、カウント即ストップのTKOエンド。

                                                            

結局、4Rのあの左フック一発が流れを変え、勝負決めたんだと思ったんだよね。

それにしても野崎さん、軸シッカリしたキレと見栄えのいいパンチ打つんだよなあ。

                                                           

試合後、野崎さんとかなり話し込んだんだけど、3R頃まではやっぱり苦しんでて、

でも中屋会長の言う通りやったら、いい方向に行ったんだって言ってたね。

                                                            

彼自身はパンチ力あるとは思ってないみたいだけど、あのキレは流石で、

初めはもっとインファイトしてくるんじゃないかって戸惑いもあったみたいなんだけど、

流れが一方的になりそうなとこ、よく踏ん張ってアジャストしたんだよね。

                                                             

                                                               

☆佐藤幸治さん(帝拳)×淵上誠さん(八王子中屋)

           ………OPBF&日本 M タイトル戦 12R

20勝(18KO)1敗のOPBFチャンピオン、31才・福島県と、

17勝(8KO)6敗の日本チャンピオン、サウスポー、28才・鹿児島県。

                                                             

そう何度も見られるもんじゃないっていうのはこの試合のことで、

そりゃ、技術的には色々あったんだけど、ボクシングの原点というか、

究極の男の殴り合いっていうのは、こういうのを言うんだなってことで……。

                                                              

1R、淵上さん、まずは大ダコ・テンタクルス・ボクシング、いきなり全開スタートで、

相手にとってタイミング取り難い、例のクニャクニャ、前の手さばきで圧倒してて、

佐藤さん、そこはかとなくやり難そうな感じだね。

                                                           

お互い利き手は殆ど出さないんだけど、淵上さんの右ジャブ、浅いんだけど、

そこそこ届いてて、佐藤さんの方は、まずは慎重な相手様子見から始めてるね。

                                                             

2R、前のラウンドと同じ様な推移してたんだけど、残り41秒、二人ガツッと寄って、

ストレート系のショートブローが交差した刹那、佐藤さんの右ショートがドコン直撃して、

それ、まともなカウンターになってしまって淵上さん、一瞬の間を置いてダウン。

                                                            

そうなんだよなあ、まともな打ち合いになったら、一発の力差半端じゃないし、

どう見ても淵上さん、ヤバイよなあって、いきなりの危機やってきて、

何とか、何とか逃げ切るのが精一杯だったんだわ、淵上さん。

                                                            

自分、事前に予想してた通りの展開になってしまったもんで……。

                                                             

2R、淵上さん、ダメージどうなの? って見てたんだけど、まあまあ大丈夫そうで、

それでも、1分40秒、今度は左フックをカウンターで貰ってしまって、

またまた危険な場面やって来たんだけど淵上さん、そこも踏ん張り通して、

最後の最後、得意の左フック打ち込んで、佐藤さんをユラッとさせてたんだわ。

                                                             

それにしても佐藤さん、取り敢えず相手に適当にやらせておいて、

そのうち一発当てればっていいんだって、恐怖のボクシングで凄味あるよなあ。

                                                               

その佐藤さん、いきなり右振り出した時が物凄く危険で、

それフェイクに使っての返しの左フックに恐ろしいほどの威力あるからね。

                                                            

それと、あと一つ、ショートストレート連打しながら前詰めした時は、

直後の左右大フックっての、殆ど必殺の全力打ちしてくるんだよね。

                                                             

4R、リング上、凄いことになってきたんだけど、お互い大乱闘にはならず、

佐藤さんも細かいとこから再開してるし、淵上さん、小さなパンチで対応してるね。                                                            

それと、淵上さんの左ストレート、意外なほど伸びるせいか、結構当たってるね。

                                                              

ここまでの中間採点がオープンになって、38-37×2、38-38の2-0で、

佐藤さんってことだったんだけど、自分も38-37だったね。                                                         

とにかく、淵上さんが2Rのダウン跳ねのけつつあるってことで……。

                                                            

5R、佐藤さん、必ずしも踏み込み良くなくなってるし、1分30秒前後のとこで、

淵上さんに右コッツン当てられて、ちょっと鼻血なんだわ。

                                                              

それでも、ポイント差狭まったことの怒り新たに佐藤さん、

一気にプレス強めていって、明らかに本気で倒すボクシング仕掛けていってるね。

それ、かすりでもしたら淵上さん、ホント、ヤバイからね。

                                                        

6R、中盤の打ち合いで、クリンチしに行ってたのは淵上さんだったんだけど、

以降は気取り直して、相打ち覚悟の対等の殴り合いに突っ込んでって、

それ、とっても危険だったんだけど、淵上さんも男なもんで、行ったんだけど、

残り9秒のとこで、佐藤さんの丸太ん棒のような渾身の強烈左フック、

まともに喰らってしまって、西ロープ際で、ドーンとダウンしてしまったんだわ。

                                                             

それ、すぐ近くだったもんで、打ち込んだ時の音の凄さが耳に残るほどで、

終了ゴングに救われはしたけど淵上さん、終局見えたようだったんだわ。

                                                          

7R、ところがこの辺りからの淵上さん、手だけじゃなくていよいよ体全体が、

グニャグニャ、グニャグニャのテンタクルス・ボクシング満開で、

体屈めて、もうダメなのかなってとこから、グニャグニャ体起こして、

大直撃避けてるし、被弾ダメージ和らげてて、もう神技に近いんだわ。

                                                               

淵上さん、鼻血出しながら、しぶとくまた右ジャブから立て直してる間に、

佐藤さん、何だか急に打ち疲れてるような兆候見えてきて、休み休みしてるし、

丸太ん棒のような左右フックの振りの勢いも、少しばかり落ちてるみたいなんだわ。

それでも、相変わらず、危ないのは圧倒的に淵上さんなんだけどね。

                                                           

8R、始まって20秒、淵上さん左フックブチ当て、チャンス到来かって思わせた直後、

今度は佐藤さんが右ストレート当て返して、こっちの方が威力あったみたいで、

淵上さん、下がる下がるで、佐藤さん、一気攻勢かけていったんだわ。                                                              

淵上さん、口も切ったみたいで、その辺り鼻血と一緒になってヒドイことになってる。

                                                          

佐藤さん、突っ込み、淵上さん、テンタクルスなもんで、ガツンバッティングで、

佐藤さん、右目上大きくバッティングカットしてしまって、二人、血みどろ戦突入。

                                                             

佐藤さんのドクターチェック後の二人の打ち合い、今年見た中での一番の凄さで、

淵上さん、いつ倒れても不思議ないようなとこまで追い詰められたんだけど、

被弾しながらも打ち返し忘れず、思いっ切りの左を幾つも直撃させて、

終了ゴング鳴った時、佐藤さん、疲労困憊って感じで、目もボヤ―ッとしてたんだわ。

                                                             

9R、佐藤さん、今までは2回ほどのラッシュのうちに、殆どの相手倒してたもんで、

この日ここまで、既におよそ4回もの猛ラッシュ掛けてたもんで、

そうなんだわ、佐藤さん、一気にスタミナ枯渇してしまったみたいで、

淵上さんのクニャクニャ右ジャブ、コツコツ、コツコツ、延々浴び続けて、

そりゃ40発ほど積み重ねられれば、消耗の身には一気に効いてくる訳で、

ボディブローが終盤効いてくるって感じで、一気の、ホント一気の形勢逆転なんだわ。

淵上さんのタフさには恐れ入るほどで、佐藤さんを何倍も超えてたんだわ。

                                                             

この回始まってから、佐藤さんとこのトレーナー、右手に赤いタオル持ちっ放しで、

投入のタイミング見計るとこまで、佐藤さん極端な弱り方で、1分過ぎ辺り、

淵上さんが佐藤さんを、北西ポストに追い詰めドコンドコン攻め立てた時は、

自分も、そのトレーナーも投げ込み時だと思ったんだけど、体屈めてた佐藤さん、

そこから必死に立て直そうとして、体起こして腕振り再開して、

あの辺は、もう無意識の中での頑張り以外の何物でもないと思ったんだけど、

とにかく佐藤さん、凄まじいほどの力の振り絞り方で自分、涙出そうになったなあ。

                                                          

それでも、事ここまで至ってしまって、今更流れが変わるべくもなく、

淵上さん、今度は南東ポスト近くの南ロープに追い詰めての鬼の連打で、

佐藤さん、またもや体折ってしまって、そこで倒れるかって見てたんだけど、

またもや、またもや体起こして、ただもう、既に反撃の素振りすらできなくなってて、

レフェリーが割って入るとの、タオル投入がほぼ同じタイミングだったんだわ。

                                                                

1分26秒のことで、佐藤さん、精根尽き果てたって感じで、四つん這いになって、

その後、仰向けになって、リングに担架が入ったんだけど、

その間、リング上と青コーナー周辺は、季節外れの大お祭り騒ぎになってて、

その中を佐藤さん、やっとのことで立ち上がって、リング降りる時もフラフラで、

あとで、医務室二回も往復したんだわ。

                                                              

会場は物凄いモノ見たっていう観客の大騒ぎに包まれ、

みんなそこらじゅう飛び跳ねてるもんで、なかなか通路へ出れなかったよ。

                                                              

自分も、ちょっと腰抜けるほどの衝撃受けたもんで、暫く帰れなくて、

結局、最後まで残ってしまって、中屋会長や一生さん、トレーナー達や、

野崎さんともサヨナラの挨拶して、淵上さんと奥さんと、三人だけになってしまって、

色々話したんだけど、奥さん、見てて大変だったみたいね。

淵上さん、クリスマスには何かプレゼントして貰うんだってさ。

淵上さん、最高の年末年始だろうけど、色々お祝い事で大変だぞお。

                                                         

佐藤さん、そりゃ蓄積ダメージはあったにしろ、

一時的なスタミナ切れの問題の方が大きかったみたいで、

帰りは意外と普通にしてて、お疲れさんでしたって声掛けたら、

「したっ!」 って答えてくれたんだわ。

                                                          

                                                           

荒川仁人さんの、あそこからの頑張りも衝撃的なほどの感動劇だったし、

山中慎介さんと岩佐亮祐さんとの、キレキレナイフみたいな一戦も凄かったけど、

今年、まだ終わってないけど、この日の一戦が、

自分の中での年間トップに踊り出た感じなんだわ。

                                                               

                                                          

                                                             

【本日のベスト3ボクサー】

① 淵上誠さん

② 佐藤幸治さん

③ 野崎雅光さん

                                                   

                                                     

ホール出たのは10時半過ぎてて、エグザイルの方も決着してたもんで、

エライ温度差の中、寒さに首すくめながら、心の中で、ウーンウーンって唸りながら、

一歩一歩確かめるように帰ったんだよね。

みんなアリガトネ、今日は震える心を実感できたからね。

2011年12月12日 (月)

日記 (12/12)

                                                         

2011年もそろそろ押し詰まりつつあるんだけど、

ユーロに対する信頼、中途半端ながらも維持することができたみたいだし、

アイルランド、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、スペインでの政権交代を経て、

激動のEUも、何となくの小康状態を保ち切ったみたいだね。                                                          

                                                            

生活保護受給者が200万人を超え、およそ100人に2人ほどにもなって、

アメリカで問題になってる富の偏在、日本でも顕在化しつつあるし、

他にも色々、抱え過ぎるほどの問題抱えてるもんで、対応の優先順位に悩んでて、

震災復興、原発問題、TPP、中国の脅威とか……。                                                            

                                                        

一方では、子供の虐待死事案が去年55件もあって、それ判明してるだけの分で、

つまり、毎月どっかの親が、自分の子供を4~5人殺してるってことで、

中国では年間15,000人もの幼児誘拐事件があって、

モノのように子供を取引する仕組みができてて、何が経済大国かってことで……。

                                                             

本来、人の心に救いと平和を与えるのが宗教の役割だと思ってたら、

異教徒は認めないって、結局根性の狭い利権集団でしかなくて、

お互い殺し合うって、救いようがないのは宗教人の方じゃないかって、

地球の、世界のどの側面切り取っても、明るい見通し見い出すのが、

とっても難しい年の暮れなんだけども、

この後のことは、この後の世代に任せるだけしかないじゃんって、

当方、最近若干投げやり感ないでもなくて、文句言ったりダラーッとしたり、

時には、自分だけはブレなようにキッチリしてようぜなんて、

色々考える今日この頃なんだけど、取り敢えず昨日は奥さんと東武動物公園。

                                                               

これ、最近毎年の行事化してて、12月、寒い中の東武動物公園は、

やっぱりとってもいいんだわ。

                                                            

遊園地も併設されてて、上野動物園の数倍広い敷地なもんで、

コンセプトが隅々にまで行きわたってないようなとこがあって、

そういう、全体としてのモヤモヤ感が、なんかとっても気に入ってるんだよね。

                                                           

人ごみとか喧騒にさらされてないもんで、動物達もなんかユッタリしてて、

全体に思いの外近い距離で彼らを見ることできて、驚くよ。

                                                          

すぐ脇をカンガルーが走り抜けるのを体験できるし、鳥たちも手が届く近さだし、

ロバのはるきち君も異常に可愛いかったし、

とにかく、人疲れしないような、ユッタリした時間が過ごせるんだよね。

                                                            

                                                         

今日のお薦め映画は、マイケル・ムーアの “キャピタリズム・マネーは踊る” で、

資本主義ってのは一体何? ってその功罪に迫るドキュメント物で、

私有財産制とか利潤動機、競争原理を軸にした資本主義の実体を、

色んな角度からバッサバッサやってて、

特にウォール街を、砂の上に築かれた不健全な金融システムに居座る、

今や狂ったカジノに過ぎないって、気持ち良く断罪してるんだわ。

                                                          

1%の人間が99%を牛耳ってる不合理性の一方で、

ポリオワクチンの開発者が特許を申請しないで、膨大な利潤を放棄して、

太陽に特許はあるのかっていった話とか、経営者も従業員もみんな同じ給料の、

そんなパンメーカーの話とかも織り交ぜられてて、なかなか興味深くて、

こんな世の中だけど、一人一人が主義貫くことも不可能じゃないって、

そんな、暖かくなるエピソードに救われるんだよね。

                                                          

                                                         

大場浩平さん、ロリー松下さんにボッコボコにされてしまったらしいね。

例のピョンピョンウサギさんボクシング封印して、真っ向打ち合ったのかなあ。

                                                             

加治木了太さんは、計量前日だか、風呂場で倒れてしまって、

結局、試合中止ってことで、大丈夫なのかなあ。                                                     

2008年、大阪へ移って以降の試合は見たことないんだけど、

それまでは殆ど見てて、確か鈴木徹さんに負けた時だったと思うけど、

初めて話して、あの時は、痛めた拳が痛々しかったっけなあ。

                                                             

                                                           

さてさて、今日の後楽園ホールなんだけど、

島村国伸君、野崎雅光さん、佐藤幸治さんが勝つって、そういう予想なんだけどね。

                                                          

2011年12月 9日 (金)

後楽園ホール。12月8日

                                                                                                                                             

昨日の雨の東京ドーム、エグザイルのライブとかで、

傘さした人の塊、避け避けしながらのホール入り。

                                                           

                                                          

いきなり、中屋ジムの一生さんとバッタリで、12日のチャーリー太田さんの試合、

流れた経緯と、石田順裕さんとのスパーが決まるまでのこと聞かせて貰ったんだわ。

日頃、色んなジムとの友好関係保ってることがとっても大事ってことで……。

                                                            

                                                            

赤羽ジムの川島会長さんに挨拶して、中入ったら、西席だけが超満員で、

この日は家住勝彦さんの引退式もあるってことで……。

                                                            

                                                             

あるジャッジの人と、TKOとKOの扱いの微妙な違いについてとか、

初めのちょっとしたバッティング傷が、以降そこ打たれて大きな傷に発展して、

結局、続行不能になった時、負傷判定にするのか、TKOにするのかの判断とか、

色々質問してみたんだよね。

                                                          

初めのTKO判断っていうのは、いきなりの大直撃一発昏倒ダウンの時の判断で、

レフェリー即ストップした時は、現状だとTKO処理されるんだけど、

そのままカウント続けてもカウントアウトになる可能性がとても高い場合には、

KO決着ってするべきなんじゃないかってことなんだけどね。

                                                           

それからね、ちょっとしたバッティング傷が、その後のパンチヒットによって、

ドンドン悪化した時の判断は、とっても微妙と言わざるを得なくて、

傷の拡大が誰が見てもパンチヒットの場合には負傷判定じゃなくて、

TKO処理されるケースもあるんだけど、やっぱ微妙なとこあるみたいね。

                                                                 

それと、減点与える時の段取りの共有化と可視化の件もね。

                                                          

                                                           

その後、あるドクターともカット傷の判断について話させて貰って、

レフェリーがヒットカットって判断したとしても、ドクターがチェックして、

どう見てもバッティングカットじゃないかって思うことあるかとか聞いたんだけど、

そういうケースは無いことは無いって言ってたんだよね。

                                                          

いずれのケースでも、疑問があればインスペクターが関わる問題なんだけど、

当事者からクレームがなかったり、自発的な申し立てが無い以上、

自分なんかがとやかく言う必要ないんだけど、色々思い当たるんだよなあ。

                                                            

                                                               

☆高野豪君(F赤羽)×久保田佳君(KT)……SB 4R

1勝4敗の29才・埼玉県と、0勝2敗の25才・山梨県。

                                                              

1R、二人とも、親の仇に出会った同士みたいな殺気に満ちたとっかかりで、

もう、むっちゃくちゃの殴り合いから始まったんだけど、序盤先制したのは、

10㎝ばかり上背ある高野君の方で、右ストレート二発ほど直撃成功。

                                                             

ところが中盤以降、高野君の勢いメッキリ落ちてしまって、久保田君、大盛り返し、

それまでの劣勢上回る程で、ポイント的には充分以上取り戻してたね。

久保田君、序盤の被弾で左目上ヒットカット。

                                                             

2R、前の回ですっかり疲れてしまった二人、いきなり揉み合いから始って、

30秒過ぎ、久保田君の右ショートフックが当たって、高野君、ダウン。

                                                             

それ程のダメージは無くて、久保田君の追撃も全く緩かったもんで、

以降はなんと言うこともなく進行して、久保田君、後半は却って消耗したみたいで、

自分の方からは行けなくなってしまってるんだわ。

                                                            

3R、久保田君の消耗度、益々進んでしまって、高野君のそれほど強くない連打、

いきなりトコトコ浴びまくって、力無く下がり続けたとこで、セコンドからタオルイン。

                                                             

0分36秒のとこだったんだけど、久保田君のスタミナの無さ、目覆うばかりで、

次は、死ぬほどロードワークしてから試合に臨んだ方がいいと思ったなあ。

                                                              

高野君、2年9ヶ月振りの試合らしいんだけど、余程嬉しかったのか、

予め試合に勝ったら、そうするって事前に決まってたのか、

リング上からプロポーズしてたね。

                                                           

                                                             

☆海老沢博君(F赤羽)×中嶋洋一君(福田)……L 4R

1勝(1KO)2敗の31才・埼玉県と、1勝(1KO)4敗1分の32才・東京都。

                                                           

1R、距離は終始中嶋君が支配してて、エライ力込めた連打で圧倒してて、

海老沢君、先に打てないし、手余して苦労してるみたいだなあ。

中嶋君も、その勢い最後まで続くのかって程の飛ばし方なんだけどね。

                                                              

2R、海老沢君、とっても重そうなパンチなんだけど、そもそも手数少ないし、

回転力とスピードに欠けてて、ストロークもデカイくてなかなか当たらないんだけど、

二人の左フックが交差した時、上手いこと直撃できて、中島君からダウンゲット。

                                                            

相手相当参ってたんだけど、再開後の海老沢君の追撃甘々だったもんで、

中嶋君、それ以上のダメージ重ねられるってことなくて、普通に進行。

                                                              

3R、中島君、スッカリ回復して、リング上、また1Rからやり直してるみたいで、

中盤以降、体寄せ合ってのゴニョゴニョ戦に移行したんだけど、

手数的にはやっぱり中嶋君優位で、海老沢君、手より頭が先に出てしまって、

両目の上バッティングカットしてたなあ。

                                                                 

4R、ポイント的にここが勝負ってことは両陣営とも了解してたみたいで、

お互いのセコンド、激飛ばし合ってたんだけど、反応してたのは中嶋君の方で、

海老沢君、気持ちがパフォーマンスに出て来なくて、最後まで手余しまくってたね。

                                                          

自分的には、38-37で中嶋君だったんだけど、

38-37×2、37-38の2-1で、海老沢君辛勝。

                                                              

                                                              

☆冨山晃生君(F赤羽)×坂上淳平君(オザキ)……L 4R

2勝(1KO)2敗の20才・東京都と、1勝(1KO)0敗1分の25才・東京都。

                                                           

1R、初っ端、勢い付けて先制したのは3㎝ほどデカイ冨山君で、

終始気持ち良さそうに攻めてたんだけど、1分40秒、二人がスッと寄って、

お互い力こもった左右の連打が交差した時、坂上君の最後の左の返し、

見事なカウンターのタイミングで直撃して、冨山君、一発昏倒ダウン。

                                                            

冨山君、ちょっと余裕のままのガード甘くしたままの攻め方だったんだけど、

とにかく、赤コーナー近くでバッタリ仰向けになってしまって、即ストップエンド。

1分42秒ってのが正式タイムだったんだけどね。

                                                             

坂上君、冷静に相手見た上での、軸のシッカリした一発だったなあ。

                                                            

                                                           

☆石井文哉君(F赤羽)×横山一喜君(古口)……F 4R

3勝5敗のサウスポー、25才・東京都と、デビュー戦の28才・福岡県。

                                                            

9戦目とデビュー戦の一戦ってことで、大概はデビューボクサー勝つけどね。

                                                            

石井君サイドのセコンドの一人が、試合前の挨拶寸前、

持ってた薄いブルーのバスタオル、ヒラヒラってリングに落としてしまって、

そういうの、絶対ヤバイんじゃないかって見てたんだけどね。

                                                           

1R、二人の動き、初めっから随分差はあったんだけど、石井君、

相手から2~3発いいのを貰ったら、いきなり弱ってしまって、

腕振り鈍くなってるし、バランスも悪くなってしまったんだわ。

                                                           

横山君、相手が寄りかかって来るようになると、思うように攻められなくなって、

打ち終わりに合わせるタイミングはとってもいいんだけど、精度あまり良くなくて、

なんか無駄な被弾も多いんだわ。

                                                            

2R、相手が時間の問題になってから、横山君、時間かかり過ぎで、

パンチの打ち方とかはとってもいいんだけど、当て勘良くないんだよなあ。

それにしても二人とも、全くボディは打たないんだわ。

                                                          

3R、まだやれそうな感、ないでもなかったんだけど、石井君、

それまでの被弾数半端じゃなかったしってことで、

東ロープに詰められて一方的になったとこで、レフェリーストップエンド。

0分42秒、横山君のデビュー戦TKO勝ち。

                                                           

横山君、いいモノ持ってそうなんだけど、ラウンド終了ゴング鳴った時とか、

3Rのレフェリーストップの時とか見てると、ちゃんと聞けてないというか、

見えてもいないようなとこあって、手を止めないとこあったんだけど、大丈夫かなあ。

                                                          

                                                          

☆川味聡君(マナベ)×山本幸輝君(五代)……Fe 6R

4勝(2KO)5敗の34才・茨城県と、4勝(1KO)4敗の24才・埼玉県。

                                                          

二人、良く似たような風貌と良く似たようなボクシングスタイルだったんだわ。

                                                            

1R、お互い、とにかく強い右打ちたいってのが浮き出てて、振りデカ過ぎで、

その後の返しに対する意識にも欠けてて、ちょっと雑過ぎる立ち上がりなんだわ。

                                                             

その後、山本君は徐々にタイトに振るように修正してたんだけど、

川味君、7月、9月って、2連続1~2RTKO勝ちしてて味しめてるせいか、

乱暴さが最後まで抜けなくて、そういうのはなかなか当たんないんじゃないの、

っていうのが延々で、結局、ポイントさらわれてるんだよなあ。

                                                            

2R、川味君、ぎこちない中、負けん気満々なのは見てとれるんだけど、

ガード低過ぎるし、アゴ上がり過ぎで、見てて危険度とっても高いし、

攻撃一段落した後の残り30秒からはメッキリ動き鈍ってしまって、

3分でエネルギー使い果たしたウルトラマンみたいで、集中的に打ち込まれて、

とっても、とっても、とっても疲れてしまったような感じなんだわ。

                                                             

3R、川味君、ガードポジションの時、両肘絞り過ぎるとこあって、

その位置から攻撃に移る時、どうしてもスムースさに欠けてしまうとこあるし、

とにかくスタミナ続かなくて、この回も最後のとこでクリーヒット許しまくってるね。

                                                          

山本君、体の軸、ちゃんとキープできてて、シッカリ感見せてるんだわ。

                                                           

4R、お互い初めての6回戦で、どこまでやれるのかってとこあったんだけど、

川味君、顔赤くしながら、息ハ―ハ―しながら前半結構踏ん張るんだけど、

後半、特に残り30秒からの落ち込み激しくて、それ毎回続いてるんだよなあ。

体の動きとか、表情見てると、川味君、相当ヤバイとこまでいってるんだよね。

                                                          

5R、この回山本君、初めから攻勢かけていって、それセコンド指示だと思うけど、

一気に勝負かけてるみたいで、川味君、益々弱ってしまって、

足の送りももどかしくなってしまって、コーナー戻る時もやっとこさって感じなんだわ。

                                                              

6R、技術的にはまだまだ感ある二人なんだけど、気持ちとスタミナの戦いで、

そういう点では見所のある試合ってことで、お互い顔パンパンなんだわ。

                                                            

力残してるのは明らかに山本君の方で、川味君、もう限界に近くて、

スロー再生みたいな動きしかできてなくて、そろそろ止められてもいいかなって、

そんな感じだったんだけど、とにかく最後まで気持ちだけで立ってて、

倒されるのも止められるのも、拒否し通したって感じだったんだわ。

                                                           

ただ、スコア的にはどうしうようもなくて、60-54×2、60-55の圧倒3-0で、

山本君の勝ちだったんだけど、川味君、あんなにスタミナ無かったっけ?

                                                           

                                                          

☆斉藤剛史君(F赤羽)×池ノ内ワタル君(福田)

                         ………58.4㎏ 6R

5勝(2KO)5敗1分の34才・東京都と、5勝5敗1分の25才・埼玉県。

                                                              

勝った方がA級昇格ってことで、勝ち負け拮抗した同士のサバイバル戦。

                                                          

1R、池ノ内君、斉藤君と比べると明らかに細身で華奢な感じ免れなくて、

斉藤君の掻き分け剛腕、相手の体とパンチ跳ねのけてたんだけど、

その斉藤君、右ドッコン一発見事的中からの一気攻めで、

0分58秒、池ノ内君からダウンゲット。

                                                          

再開後の斉藤君、勿論、そこから一気呵成、怒涛の攻め込みで、

池内君がちょっと無茶に大きく振り被ってくるとこ、交わしながらの2~3発、

直撃大成功で、一気に西ロープ詰めて、いよいよフィニッシュってとこ、

池ノ内君が腰伸び切ってしまったとこで、レフェリー割って入ってストップエンド。

1分27秒ってことだったね。

                                                           

                                                            

偶然すぐ近くに来てた、清田祐三さんに挨拶して、長瀬慎弥さんとも話して、

この間の和宇慶勇二さんとの試合のことなんかね。

                                                             

                                                          

☆ミースク・ポーサマン×渡邉義友君(レイS)……60㎏ 6R

7勝(1KO)3敗の29才・タイと、デビュー戦の19才・栃木県。

                                                           

渡邉君、B級デビューなんだけど、相手は11戦目ってことで、

なかなか相手見つからなかったのか、敢えてタイ人狙いだったのか。

                                                           

1R、渡邉君、顔小さいし、体のバランスもとっても良くて、

ちょっと長谷川穂積さんの子供の頃みたいな印象なんだわ。

                                                            

その渡邉君、まず足使えるし、ちゃんと左ジャブからも始められるし、

いきなり大きな右ショットって手段も持ってるし、返しに打つ左フックが抜群だね。

変に待つってこともなくて、とっても戦闘的なとこもいいね。

                                                           

2R、渡邉君、ブロッキングとかウィ―ビンも巧くてディフェンスもいいんだけど、

特にいいのは攻め込みのタイミングで、出入りがとってもリズミカルだんだわ。

                                                            

で、この回始まって1分過ぎ頃、渡邉君、一気攻めのチャンス到来で、

とっても繋がりのいい、強いパンチを7~8発ほど打ち込んで、

相手が、ズルーッと下がり加減になって、いよいよフィニッシュかって思ってたら、

ちょっと驚いたんだけど、そこでパタッと一段落してしまって、あと続かなくて、

どうやら打ち疲れてしまったみたいで、いきなりのパワーダウンなんだわ。                                                         

ホントに、あと少しのとこで倒せるとこまで行ってたもんで、驚いたなあ。

                                                          

これ以降、渡辺君、実は休み休みやってるようなとこあって、

まさか実戦慣れする為にわざとやってるとは思えなくて、

4Rにも強烈な左ボディからのチャンスあって、相手、既に鼻血出してるしって、

早目の決めパンチが欲しいとこだったんだけど、ここもスルーしたんだよね。

                                                             

5R、このまま普通にやっても充分なパーフェクト勝ちなんだけど、

やっぱり、倒しに行って倒すようなボクシング見せて欲しいよなあって思ってたら、

やっとこさ渡邉君、願い叶えてくれて、この回始まって1分弱のとこ、

連続攻撃からの追い足鋭く、最後は強烈右フック見事打ち込み大成功で、

ポーサマンからダウンゲットで、結局そのままカウントアウトKOエンド。

1分06秒だったね。

                                                           

渡邉君、普通じゃないとこ見せてくれたんだけど、

やっぱりあの2Rでのいきなりの失速、ちょっと気になるんだけどなあ。

それどうなのか確かめるためにも、次の試合待たれるね。

                                                                                                                    

                                                           

☆佐野司君(F赤羽)×中野晃志君(角海老)……SFe 8R

7勝(3KO)6敗2分の27才・岩手県と、6勝(6KO)8敗2分の28才・千葉県。

                                                          

中野君、トレーナーの小林生人さんのTシャツで登場したんだけど、

いつも激闘の跡激しいボクシングなんだけど、どうなるかなあ。

                                                          

1R、佐野君、初めっからとってもいいリズム感でやってて、フットワークもいいね。

                                                         

中野君、いつものように若干後手気味スタートで、そんなにスピードもないなあ。

                                                       

それでもジワジワプレスかけてるのは中野君の方で、

右打ち込むタイミング測ってたんだけど、残り50秒ほどのとこかなあ、

佐野君、綺麗な右フック打ち込むことできて、それ結構な直撃度だったもんで、

中野君、思わずユラッとしてしまって、足元踏ん張れなくなってるし、腕振りも緩くて、

なんかいきなり危ない場面やってきてしまったんだわ。

                                                             

2R、中野君には一発ガッツン右パンチあるもんだから、

突然の逆転っていう可能性、常にはらんでるんだけど、この日はちょっとヤバくて、

勢い付いた佐野君、打ち終わりの左フックが絶妙なタイミングで当たってるんだわ。

                                                         

それ、打ち合いの際、中野君が2~3発くらいで打ち終わってしまうのに対して、

佐野君、4~5発頑張るもんで、結果的にいいカウンターになってるんだよね。

                                                             

3R、中野君、必ずしもガード良くないもんで、被弾数半端じゃなくて、

早くも顔面赤く腫れてきてるんだけど、ふと見ると佐野君の方も同じ様になってて、

パンチの数は随分違うんだけど、威力的には中野君、大したもんなんだわ。

                                                            

この回、3発ほど中野君、右ストレートのいいのを当ててるんだけど、

その度に、佐野君、一瞬動き止まるもんね。

                                                            

4R、中野君、初めの2発までに当てないと辛いとこあるんだけど、

佐野君の動きが少し落ちてからは的中度上がってきて、ジワジワプレス続いてるし、

徐々に局面変わりそうな雰囲気漂ってきたんだよね。

                                                           

で、手数と有効打の戦いの様相呈してきたんだけど、

中野君、佐野君のパンチで左目内出血。

                                                            

5R、お互い距離詰まってきたんだけど、二人とも手余し気味になってしまって、

とってもクリーンヒットの少ない展開で、攻撃パターンが固定化してしまってるし、

お互いもう少し工夫の要るとこだとだったんだけど、

佐野君の顔面の腫れ、酷くなってて、やっぱり中野君のパンチ強いんだわ。

                                                            

6R、お互い、振り出しと返しのタイミングピッタリ合ってきてるもんで、

直撃の危険度高くて、ちょっとハラハラの展開に変わってきたんだけど、

どっちが倒れてもおかしくない流れになってるんだわ。

                                                            

7R、中野君、あと一発、シツコイ左の返しが欲しいとこで、ちょっと右に頼り過ぎで、

チョンって軽く当てられただけで、アゴ上がるのも見栄え的に良くないね。

                                                            

佐野君、勝負賭けろの声に奮起して、手数増やしてるんだけど、

却って左目上ヒットカットされてるし、右目下の腫れも酷くなってて、

ダメージ感じさせるんだわ。

                                                            

8R、自分の中ではここまで1ポイント佐野君だったんだけど、

その佐野君、気持ち奮い立たせて、先出し心掛けて最後の踏ん張り見せてて、

このまま押し切るかって見てたんだけど、最後の最後、残り1分、

中野君の思いっ切りの盛り返し、鬼の形相で凄かったなあ。

                                                             

結局、スコアは揺れて、78-75、77-75、76-77の2-1で、

中野君、中盤以降盛り返したって結果だったんだけど、

自分は中野君に厳しく見てたせいか、77-75で佐野君だったんだけどね。

                                                            

手数と有効打の課題が見え隠れした試合だったって事で、

それにしても中野君、今回も傷だらけの試合終わりだったなあ。

                                                           

緒方勇希さんとか、荒井遼晴君、高橋光政君、工藤洋平君達応援に来てたけど、

いつもハラハラさせるんだよなあって、そんな感じだったなあ。

                                                             

                                                           

☆今関佑介君(花形)×ズリ・カンナンさん(レイS)……Fe 8R

7勝(1KO)10敗1分の25才・神奈川県と、

12勝(3KO)3敗2分のランク11位、サウスポー、30才・東京都。

                                                             

二人で35戦して、KO決着は4試合しかないもんで、当然の長引き予想で、

エグザイルの終わりとカチアイそうだなあって、覚悟してたんだけどね。

                                                           

1R、今関君、どんなに遠くからでもすぐ分かる、両肘突っ張った独特の構えで、

思い切り振るんだけど、相手倒れること少ないし、

カンナンさんもいい振りしてんだけど、当て勘とっても良くなくて、

二人とも、殴るより押す方が強いかなあ。

                                                             

2R、初めっから長引き予想だったもんで、前の試合の中野君と話してたら、

なんとこの回、カンナンさんが2度のダウン喰らってしまって、

いきなりの急展開ってことで、慌てて席に戻ったんだよね。

                                                           

3R、結局、カンナンさん、今関君の当て勘の悪さに助けられたってことで、

この回今関君、打ち疲れて、攻め一段落した残り45秒あたりのとこ、

今度は俺の番だって、万振り左フック一閃したんだけど、

それ丁度、両足揃ったとこだったもんで、今関君、衝撃の一発ドーンダウン。                                                          

立ち上がった時、今関君、左目上ハッキリ、ヒットカットされたてたんだわ。

                                                           

4R、今関君、明らかにダメージ引きずってるんだけど、それでも必死の防戦で、

カンナンさん、当て勘良くないし、カウンター打てないもんで、手間取ってるなあ。

                                                              

5R、消耗著しい今関君、相手に絡まるのが精一杯で終局見えてきて、

ただ、カンナンさん、一見猛攻かけてるように見えるんだけど、効率良くなくて、

殆どグズグズの相手に時間与え過ぎなんだよなあ。                                                             

カンナンさん、突っ込み過ぎで、この回左目上バッティングカット。

                                                           

7R、カンナンさん、一度攻め込んだら絡まれる前にすぐ引いて、

再度攻撃仕掛け直せばいいのにって思うんだけど、

フラーッと振ってくる、相手のパンチの打ち終わり狙えばいいのにって思うんだけど、

そのどっちもしないもんで、なんか、見ててストレス溜まり気味になったんだけど、

どう見ても今関君の回復、叶いそうになかったもんで、

結局この回、0分46秒、若干なし崩し的なレフェリーストッププエンドで幕。

                                                             

                                                           

                                                             

ドームのエグザイルのハケ初めのとこに何とか間に合って、

大混雑に巻き込まれないうちに電車に乗れたけどね。

                                                           

                                                              

赤羽ジムのとても上背あるトレーナーは、やっぱり清田祐三さん担当なんだけど、

いつも勝手なこと書いてスイマセンって伝えたら、イイっす、イイっすよおって、

相変わらずの太っ腹だったんだよね。

昨日はその人に、長瀬慎弥さんのトレーナーさんも紹介して貰ったんだよね。

                                                          

                                                              

それからね、引退式終わった後の家住さんとすれ違ったもんで、

お疲れさまでしたって声掛けたら、アリガトゴザイマスって返してくれたよ。

                                                           

                                                          

                                                           

【本日のベスト3ボクサー】

① 渡邉義友君

② 斉藤剛史君

③ ズリ・カンナンさん

                                                 

*選定、とっても難しかったんだけどね。                                                                                                                 

2011年12月 8日 (木)

後楽園ホール・12月7日

                                                        

最近はね、コーヒーにこだわってて、ただ、コーヒーメーカーは使ってなくて、

フィルタードリップ方式なんだけど、色んなコーヒー豆試してるんだよね。

                                                          

自分、昔の人間なもんで、コーヒーって言えば、やっぱりブルーマウンテンで、

ひとわたりコーヒーのこと知ってる人達は、“ブルマン” って短く言ってるけど、

キーコーヒーで売ってるブルーマウンテンブレンドってのには、

ブレンド率が示されてないのは100g 400円ほどで、30%ブレンドっていうのは、

100g 700円ぐらいなんだけど、これが、100%ブルマンともなると、

100gで2,000円以上するんだけど、なんと今回大奮発して、ゲットしたんだわ。

                                                             

それ、ジャマイカのブルーマウンテン地区、クリントマウント農場の限定豆で、

やっぱり中挽きかなあなんて、ワクワクしてるんだよね。

                                                          

                                                            

昨日は、今年ちょうど100回目の現場観戦だったんだけど、

この日は金子ジム主催で、途中で清水智信さんの挨拶もあって、

素直な心情を吐露してて、大分落ち着いたような感じだったよ。

                                                             

今回の件について、沢山の人達と話したんだけど、色んなことが微妙に絡んでて、

一つの結論キッパリ導き出すのは容易じゃないんだけど、

いずれにしても、個々のボクサーのアイデンティティにシワ寄せが行くってことで、

清水さんの挨拶のそのすぐ後、例の大阪での暫定戦だか正規戦だかで、

亀田大毅さん、負けてしまったもんで、また局面変わりそうだよね。

                                                           

                                                             

☆日向高幸君(金子)×高橋登君(MT)……SB 4R

デビュー戦の25才・宮崎県と、1勝(1KO)3敗のサウスポー、23才・岩手県。

                                                           

日向市生まれの日向君、上背も充分あって素晴しい体形してるんだけど、

コールされてからの登場に手間取ってしまって、そういうのジンクス的によくなくて、

幸先良くないぞおって見てたんだけどね。

                                                             

1R、高橋君、ストレート系に片寄り過ぎで、もう少しフックも混ぜるといいのにね。

                                                             

一方の日向君、見た目動けそうな感じなのにフットワーク含めて、

全体にスピード感足りてないし、パンチにも力込め切れてないというか、

とにかく、打ち方が優し過ぎるというか、軽く打ち過ぎなんだわ。

                                                              

4ラウンドしかないっていうのに、二人とも見過ぎ見過ぎで、全くスリル感じられないし、

そんな中、日向君、タイミング全く合ってないのに、カウンターの狙い過ぎで、

もう少し、先仕掛けのボクシングから始めた方がいいと思ったんだよね。

                                                             

リング上、なんか静かなまんまで、気持ちの高揚感じられなくなってしまったもんで、

申し訳ない、早々のコーヒータイムってことで……。

後でスコア聞いたら、40-36、40-37×2の3-0で、高橋君の勝ちだって。

                                                            

この後ね、全部の試合終わった時、藤中周作君に間に入って貰って、

日向君と話す機会あって、ちょっと気まずかったんだけど、だって途中退席だし、

自分、そのこと正直に話したんだけど、日向君、腹立ったかも知れないけど、

こっち真っ直ぐ見て、話まともに聞いてくれたんだよね。

強く打つことかスピードか、どっちか重視して練習した方がいいんじゃないかってね。

                                                              

ただね、後で考え直したら、打つにしろ避けるにしろ、反応が今一だったから、

やっぱスピード重視する方がいいって思い直したんだけどね。

                                                            

彼、以前から自分と話したがってたみたいで、このブログの読者なんだってさ。

この次には、お互いニッカニカして会えるといいね。

                                                              

                                                           

☆進藤達也君(金子)×丹羽亮介君(青木)……B 4R

0勝1敗の26才・神奈川県と、デビュー戦の22才・愛知県。

                                                                  

1R、いきなり体寄せての接近ショートブロー合戦っていうのは、

お互いの希望だったみたいで、全く同じリズムの延々のトコトコ大作戦なんだわ。

                                                             

2R、体くっ付け合っての短打戦には変わりなかったんだけど、

丹羽君、セコンドからアッパーを混ぜろって指示受けたみたいで、

攻撃に変化つけようと、懸命に工夫してるね。

                                                            

ただ、消耗戦というか、スタミナ勝負一点っていうのには変わりなくて、

見てる方が、ウーンって困ってしまうような感じが続いたんだわ。

                                                            

そういうのが、そのまま4Rまで続いて、知り合いだけが大騒ぎのリング上で、

結局、39-37、37-40、39-39の1-1で、ドロー。

                                                            

4回戦で、行って来いで5ポイントも差が出るっていうのも呆れるんだけど、

まあ、どうとも取れる試合だったってことだと思うんだよね。

                                                            

                                                            

☆西村剛君(金子)×渡邊聖二君(角海老)……F 4R

2勝(1KO)2敗の23才・長崎県と、2勝(2KO)1敗1分の22才・愛知県。

                                                             

渡邊君、試合の度にケガしてて、今回は何とか無事にって感じなんだよね。

                                                           

1R、渡邊君、ぎこち無さ引きずりつつではあるんだけど、取り敢えず前攻めしてて、

常にプレスかける意識に満ちてるし、強い打ち出ししてるんだよね。

                                                             

一方の西村君、仕掛け遅いし、目線切るのとっても早いし、

右フックも弱々しくパタパタはたくような感じなんだよなあ。

                                                                

2R、渡邊君、あんまり頭動かさないし、腕引きも早くないもんで、

そこ狙われると危ないんだけど、西村君にそんな意識ないらしくて助かってて、

今回はそんなに打たれなくて済みそうな感じなんだわ。

                                                             

その西村君、詰められるとすぐ頭下げるし、踏ん張りも効いてないし、

手打ち過ぎるせいか、右の相打ちになった時なんか、フラつかされてるなあ。

                                                           

3R、西村君、顔赤く腫れてきてるし、腕振り緩いし、手数自体も落ちてて、

なんか気持ちが萎えてしまってるみたいなんだよね。

渡邊君も、もう少し鋭い攻め欲しいとこなんだけどね。

                                                            

4R、渡邊君、勝負としては一方的なんだけど、もう少し盛り上げるというか、

一気攻めも見せて欲しかったんだけど、

お互い、ラスト30のラッシュもかけられないまま終了ゴング。

                                                            

結局、見た目通りの、40-36、40-37×2の圧倒3-0で、渡邊君の勝ち。

                                                       

                                                             

☆大久保大騎君(E&Jカシアス)×伊藤翔君(協栄)

                           ………60㎏ 6R

4勝(4KO)2敗の25才・神奈川県と、

4勝(3KO)2敗のサウスポー、24才・岩手県。

                                                           

強打同士のスリルある展開を予想してて、事前の期待感も大きかったんだよね。

                                                          

1R、4~5㎝上背リードの大久保君、初めっから大きな仕掛けで、

始まって28秒、左チョンからの右大フック直撃させて、伊藤君からダウンゲット。

                                                            

勝負の早い二人なもんで、いきなりこれで勝負ありかって見てたんだけど、

リスタート後の大久保君の追撃、雑と言うか大まか過ぎて、

伊藤君、かなりのダメージではあったんだけど、凌いで凌いで、懸命の回復で、

振り巾大きくなった相手の隙突いて、ショートブロー連打していったんだわ。

                                                          

大久保君、心の中が攻撃一点に傾き過ぎてしまってたせいか、

相手の打ち返しに対する備えが疎かになっての連続被弾してしまって、

伊藤君だって、パンチ力あるから、そこそこのダメージ与え返してるんだわ。

                                                             

で、流れは一気に伊藤君に変わっていって、ダウン喰らった人間と思えないほどの、

エライ勢い回復で、追い込み追い込みしながら、北西コーナーのとこ、

残り13秒、強烈左フック打ち込んで、大久保君からダウンリゲット。

                                                         

それ、充分力込められたパンチだったもんで、大久保君、

立ち上がろうとして、一度右に体崩しながらも根性立ちしたんだけど、

ポストに寄りかからながらフラフラが抜けなくて、結局カウントアウト。

2分59秒の大逆転劇だったんだわ。

                                                           

一発必殺系のパンチ持ってるボクサーっていうのは、こういうドラマ見せるんだよね。

                                                             

                                                           

☆後藤俊光君(金子)×矢板貴行君(全日本P)……Fe 8R

8勝(3KO)8敗1分のサウスポー、28才・長野県と、

10勝(6KO)15敗1分の30才・栃木県。

                                                              

矢板君、第一試合の日向君と同じで、登場に手間かかり過ぎで、いきなり暗雲。

                                                             

1R、一回り小さく見える矢板君、中に入ってガチャガチャからの狙いなんだけど、

いきなり、後藤君に右ストレートのいいのを三発ばかり貰って、弱ってるんだわ。

                                                             

後藤君、もう少し右ジャブ、強く打てるともっといいんだけどね。

                                                            

2R、矢板君、元気戻して攻勢かけてって、出だしから右ストレートがやたら良くて、

残り20秒ほどのとこで、またもやの右打ち込んで、最後は相手をロープに詰めて、

アワヤってとこまで追い込んで終了ゴング。

                                                              

3R、矢板君、流れ取り戻したかって感じだったんだけど、始まって20秒、

後藤君のいきなりの左ストレート、どういう訳かまともに貰ってしまってダウンで、

流れはコロコロ変わり出したんだわ。

                                                             

再開後、相手の追撃思うようにさせず、矢板君、必死の反攻で、凌ぐ凌ぐ。

                                                         

4R、二人とも良く手は出てるんだけど、カウンター打とうとする気はないみたいで、

ゴツゴツやってるうちに、矢板君、ちょっとボディが効いてきてた感じなんだわ。

                                                           

5R、矢板君、接近戦に持ち込まないと始まんないって感じになってしまって、

取り敢えず前には出てるんだけど、体全体緩んできてるみたいなんだけど、

疲れてしまったのは、後藤君も同じで、なんかお互い寄りかかり合ってんだわ。

いきなりズルズル戦の展開が見えてきてしまったもんで、ここで休憩タイムゲット。

                                                             

で、8Rの半分頃に戻ってみたら、二人とも、もうドロドロのヘロヘロだったなあ。

                                                            

結局、78-76、77-75、75-77の2-1で、後藤君の判定勝ちだったけど、

この試合も、見解分かれる内容だったんだよね。

                                                            

                                                               

☆木村隼人君(横浜さくら)×コソル・ソーウォラピン……B 8R

18勝(13KO)4敗の22才・神奈川県と、18勝(11KO)13敗1分の27才・タイ。

                                                              

ふざけた試合ならすぐ離席態勢だったんだけどね。

                                                             

1R、ジンワリプレスかけ続けてるのはコソルの方で、

彼、なかなか力強い腕振りしてるんだわ。

木村君の方は、いつものように細かくて鋭い動きとパンチで勝負だね。

                                                             

2R、コソル、器用さには欠けてるんだけど、相変わらず危険度高いパンチで、

あれ、一発でも貰ってしまうと、ホントヤバイぞって雰囲気満々なんだわ。

                                                              

それでも木村君、早い出入りの中、左のダブルとかトリプルまで、

とにかく、見栄えのいいボクシングさせたら天下一品で、

極上の上下打ち分けもできてて、コソル、徐々に顔面赤くしてるんだわ。

                                                             

3R、コソル、プレスかけてはいるんだけど、なかなかクリーンヒットできなくて、

その間、山ほどのボディ打ち込まれてたせいか、徐々に動き鈍ってきて、

上下のバランス悪くなってるし、踏み込みも甘くなってて、パンチ届かないんだわ。

                                                              

残り16秒、リング中央、相手の振りが大きく雑になってる間隙縫って、木村君、

ワンツースリー連続ヒットさせて、コソルからダウンゲットして、

立ち上がったとこが終了ゴング。

                                                            

4R、コソルの弱り方著しくて、いきなり終局訪れそうで、木村君も一気勝負で、

それでも、粗っぽくならずにキッチリ仕留められるかってとこだったんだけど、

その辺、彼、とっても冷静な攻撃できて、開始1分頃、南ロープ前で、

強烈ダウンゲットで、こりゃとっても無理だろなあって思ってたら、やっぱり無理で、

コソル、何とか立ち上がろうとしてたけど、結局カウントアウトKOエンド。

                                                             

終わってみれば、相当な実力差あるってことだったんだけど、

木村君、終始冷静で、リズミカルでとっても流れのいい華麗なボクシングだったなあ。

                                                            

                                                          

☆ノン・オー・ベンジャマッド×渡邊卓也さん(青木)……L 10R

8勝(4KO)2敗の19才・タイと、

13勝(3KO)3敗1分のランク11位、22才・東京都。

                                                              

この試合、WBCのナンチャラタイトルかかってるってことだったんだけどね。

                                                            

1R、5㎝ほど上背ある渡邊さん、いつものように慎重に距離測りながらで、

終始プレスかけてるのはベンジャマドの方で、でも、なんかスピード無さそうで、

彼、いきなりの右フックを武器にしてるみたいなんだけど、早くないから、

渡邊さん、その打ち出しに左フック合せるのが有効じゃないかって見てたんだよね。

                                                            

2R、ベンジャマド、攻め込む時の馬力はあるみたいなんだけど、

ああ見えて渡邊さん、ディフェンスとってもいいから、あの位のスピードしかないと、

殆ど安心して見ていられる範囲内で、何となく行方が見えてきたんだよね。

                                                            

3R、渡邊さんってのは、見た目の印象と違って、無暗にガンガン行く方じゃないし、

決して初めっから飛ばす方でもないし、派手なパフォーマンスもしないし、

劇的というより、玄人受けするようなボクシングするんだよね。

                                                           

4R、ベンジャマド、それまではラウンドスタートの時、コーナーポストに頭付けて、

お祈りしてたんだけど、この回始めるにあたっては、イスラムのお祈りみたいに、

床にひざまずいて、額をマットに付けて、神様お願いってやってたんだけど、

結局、お祈りは受け入れられなかったみたいで、ドンドンドツボなんだわ。

                                                              

この後も、渡邊さんのジワジワ追い込みにベンジャマド、手の施しようなくて、

ズルズル負けがハッキリ見えてきて、結局7R1分39秒KOエンドってことで、

最後の方は、殆どまともに見てなかったんだけどね。

                                                             

渡邊さん、いつもジックリ時間かけて自分のペースに持ち込むのとっても巧くて、

バタバタ倒す訳じゃないけど、いつの間にか相手の手足もぎ取っていくって、

そんな感じのボクシングするんだよなあ。

                                                          

                                                                                                                          

この試合の途中から、中嶋孝文さんが横に座ってくれて、一緒観戦だったんだけど、

ついこの間のコーチ君との試合のこととか、リング上の渡邊さんの戦い方だとか、

藤原陽介君、最近はマジ練習してるとか、色々話して面白かったなあ。

                                                            

                                                           

☆大竹秀典さん(金子)×益田健太郎さん(新日本木村)

                            ………SB 10R

16勝(9KO)1敗3分のランク2位(SB)、30才・福島県と、

13勝(8KO)4敗のランク6位(B)、28才・鹿児島県。

                                                             

中嶋さんは、勿論この試合目当てに来てた訳で、ラウンド終わるごとに話して、

でも彼、自分がちょっとメモ書く間は決して話しかけて来なくて、配慮凄いんだわ。

                                                            

予想外だったんだけど、大竹さんの方が5㎝ほどデカイんだよね。

                                                              

1R、益田さん、自然な流れからのサウスポーチェンジがとっても見事で、

大竹さん、特に惑わされてるってことはないんだけど、リズム感は益田さんで、

大きな動きの中から、思い切りのいい左右を振るってたね。

                                                            

ただ、大竹さんもディフェンスマスターみたいなとこあるもんで、

勿論、殆ど直接被弾ってのはなくて、合間合間に正確なストレート打ってるね。

                                                             

2R、益田さん、大きな動きからの振り出しで、気分良くやってるみたいで、

グローブブロックされてるとはいえ、叩き込んでるうちにリズム掴んでるみたいだし、

こういうの、余りに放置し過ぎると先々危険なんだけどなあ。

                                                             

3R、益田さん、広めのスタンスからでもフットワーク、とってもキレいいし、

前後の他、左右にも素早くて、やりにくそうな独特のリズム感持ってるんだわ。

                                                            

4R、大竹さん、攻守の区分けがハッキリし過ぎで、相手にバレバレなんだわ。

                                                               

こんな感じで、5Rまでいって、全体の流れっていうか、どうしても攻勢の点で、

そりゃ、お互い、明確な有効打は殆ど無いんだけど、主導権っていう点では、

益田さん優位なまま進んでて、、大竹さん、どっかで劇的変貌見せないと、

このままズルズル押し切られてしまうんじゃないかってことで、

中嶋さんと自分、意見は一致したんだけど、

とにかく、相手が攻めてくるとここそがチャンスって事で、

特に、益田さんがサウスポーの時、いきなり左ストレート打ち出すことが多いから、

そのタイミングに合わせて、内側から右フックをアッパー気味に打ち込んだらどうか、

とか、色々対抗善後策練ってたんだよね。

                                                              

で、結局、残念ながらというか、流石だわってことか、そういうことにはならなくて……。

                                                           

6R、1分半頃、大竹さん、少しばかり西ロープに詰められ加減なとこで、

シュンって振り抜いた右ストレート一発、見事的中させることできて、

それ一発で、流れ一変して大竹さん、俺はこれを待ってたんだわって感じの、

それ境の一気反攻で、途端に益田さんの動き鈍ってしまったんだわ。

                                                               

7R、益田さん、ディフェンス悪くなってるし、華麗なフットワーク影潜めてるし、

徐々に消耗見えてきて、大竹さん、勿論、益々の攻撃ドライブかけていって、

細かいけど鋭い連打集中させて、益田さんを追い込んでるね。

                                                              

8R、益田さん、悪意はなかったって見えたから、一度注意してからでいいのに、

って、そう思ったんだけど、いきなりのバッティング減点喰らってしまったんだわ。

                                                                 

ここにきて、この減点は辛くて、前半のポイント吐き出しにも繋がる訳で、

とにかく、大竹さんは右目上バッティングカット。

                                                          

中断後も相変わらず大竹さん追い込み急で、益田さん、左顔面の腫れ目立ってるね。

この辺りの大竹さんのパフォーマンス見ながら、中嶋さん、

なんか、相手を削り落していくみたいだって、そういう表現してたんだよね。

                                                                                                                       

9R、前の二つのラウンド、明らかな消耗見せてた益田さん、

この回、気合い入れ直しての再度の攻勢かけていったんだけど、

またまたストップ入って、今度はどうもホールディング減点ってことで、

これもいきなりで、そんなに悪質じゃないんだから、そりゃ厳しすぎだわ、

事前注意して、今度やったら減点だぞくらいのことあってもいいと思ったんだよね。

                                                             

ポイントに関しては見解分かれることあるのは仕方ないとは思うけど、

バッティングとかホールディングの減点に関しては、

よっぽど悪質なのは、いきなりのレッドカードでも止むを得ないと思うけど、

予めの厳重注意を前提にすべきじゃないかって思うんだよね。

                                                         

レフェリーによっては、お前これで2回目の注意だぞ、今度やったら減点だからな、

って、そういう風にやってる人も現実にいるんだから、

少なくとも、こういう点については、キッチリ決めておいて欲しいって思うんだよね。

                                                            

結局、益田さん、最後まで踏ん張ったんだけど、一旦大竹さんに傾いた流れ、

戻すには至らなくて、お互い、歯食いしばってラッシュかけ合ったまま終了ゴングで、

96-92、96-93、95-94で、大竹さんの3-0勝ち。

自分のスコア見たら、96-92だったんだけど、減点なければ96-94の僅差2P。

                                                           

ジャッジの中には減点なければ、結果が逆転してるのもいたんだし、

減点については、ホント、慎重で厳正なな判断が要るんだよなあ。

                                                            

益田君もセコンドサイドも、フェアというか、とっても紳士的な対応だったんだけど、

ボクサーとかジムとかによっては、大いに揉めるとこだったと思うけどね、

                                                            

それにしても、大竹さん、いつものような仕掛け遅れが延々続いて、

見る方をハラハラさせたんだけど、意識的に展開変えるって事ではなくて、

あくまで自分ボクシング貫き通して、思い返せばいつも大体そんな感じで、

流石、ハートの強い、頑固一徹野武士ボクシングって感じだったなあ。

                                                                 

間近に見る二人の激闘の跡、それは殆ど同じくらいの傷付き方で、

お互いの、力出しつくした、とにかくやり終えた感見てて、清々しかったなあ。

                                                           

                                                             

試合終わってガヤガヤワイワイしてる中、藤中周作君とコンチワってことで、

彼、仕事場からの直行みたいなスーツ姿で、それはそれでいいんだけど、

もうすぐ新人王の決勝だってのに、こんなとこで、寒い中でのノーマスクで、

ヘッツヘッへーって感じだったんだけど、ホント、大丈夫かあ。

                                                            

先回の試合、自身には今一感強かったもんで、このブログで叩かれるかって、

怖々見たって言ってたけど、18日には、ホント、ビシッとしたとこ見せてよね。

                                                           

                                                           

そばにいた、アラレちゃんメガネの青年、どっかで見た記憶はあるんだけどって、

メガネ外して貰ったんだけど、ハッキリ思い出せなくて、藤井貴博君ってことで、

ああそうだ、新人王トーナメントで、その後優勝した横手太一君にKOされた、

あの藤井君ってことで、ボクサーってのはリング離れると、まるで別人なんだよね。

                                                            

彼も、このブログ読んでくれてるってことなんだけど、なんかとっても嬉しいね。

話したこともないボクサーに、ニッカニカしながらそう言われるのはね。

                                                           

                                                            

                                                                                                                          

                                                             

【本日のベスト3ボクサー】

① 大竹秀典さん

② 益田健太郎さん

③ 伊藤翔君

                                                  

                                                  

12日のチャーリー太田さんと和田直樹さんとのタイトル戦なんだけど、

和田さんのケガで急遽中止になってしまって、

代わりに当日、チャーリーさんと石田順裕さんとでスパーリンングやるんだってね。

                                                           

自分的には、二人がマジにやってくれるなら、こっちの方が楽しみなんだよね。

それにしても、急なとこから中屋ジム、良く動いてカッコ付けたもんだよなあ。

                                                              

                                                           

その前日の11日に金沢で、ロリー松下さんと大場浩平さんとの試合あるんだけど、

その入場料、最低が1万円っていうのは、どうなってるんだろね。

後援会がしっかりしてるから、一般売りに期待してないってことなんだろうけど、

自分としては抵抗感強いよなあ。

                                                                

2011年12月 6日 (火)

後楽園ホール・12月5日

                                                         

やっぱ、滝川クリステルはいいなあ。

                                                           

目立ちたがったり、主張通そうとして、出しゃ張るってとこが無いっていうか、

たまにヤル気あんのかって感じがいいし、知的な雰囲気持ってるし、

ガリガリでもセクシーでもない普通の体形してるしね。

何にしても、私、大したことやってないんですーって感じが一番好きなんだわさ。

                                                             

                                                             

ホールに着いたら、ロビーに元木謙太君がいて、ちょこっと話して、

来年2月に試合決まったらしいんだわ。

彼、必ずしも飛び抜けた存在ではないんだけど、

いつも熱くて、全部出しのボクシングするんだよね。

                                                             

                                                            

☆井上翔太君(高崎)×伊藤完君(W日立)……54.5㎏ 4R

デビュー戦の25才・群馬県と、デビュー戦の27才・茨城県。

                                                            

1R、伊藤君、10㎝以上デカイんだけど、井上君の突っ込み物凄くて、

それ、まるで突貫小僧みたいなもんで終始困り気味で、

多分ああいうタイプとスパーした経験無いと思うんだけど、

で、対応に戸惑ってる間に、ボッコン、右ストレートまともに貰ってしまってダウン。

                                                          

始まって僅か1分過ぎのことで伊藤君、それほどダメージ残さず再開したんだけど、

もう動転してしまってるみたいで、まともなファイティングポーズ取れないまま、

1分34秒、またもや右ストレート直撃されて、この回二回目のダウンってことで、

井上君のKO勝ち。

                                                               

デビュー戦同士の場合、やっぱり、意表突き切った方が勝つんだよね。

                                                              

                                                             

☆押忍井上君(青木)×安藤仁君(W日立)……60.7㎏ 4R

デビュー戦のサウスポー、28才・佐賀県と、1勝(1KO)1敗1分の31才・福島県。

                                                         

井上君、憧れのボクサーがのっぽ長島君って、受け狙いというか、

冗談も大概にしなさいって感じで、人間的な部分の話なのかなあ。                                          

それにしても、デビュー戦に気合い入ってて、ランカーみたいなイデタチなんだわ。

                                                             

1R、井上君、攻める前にまず逃げ道考えてるみたいなボクシングだし、

打ちに行く時、極端に体傾けるもんで、次のショットの繋がり悪いんだよなあ。

                                                              

安藤君、そんな仕草の相手から怖さ感じないみたいで、気持ち良くやってるなあ。

                                                            

2R、その井上君、急に人が変って、踏ん切りつけて戦う気になったみたいで、

積極的にプレスかけ始めて距離詰めて、密着戦に持ち込んでるなあ。

                                                            

で、いきなりのアッパー合戦突入で、代わり番こにアゴ、跳ね跳ねさせてるんだわ。

安藤君、左目下バッティングカット。

                                                            

3R、安藤君、元々色白なもんで、井上君のトコトコ連打に、もう顔真っ赤だなあ。

井上君、被せるように右フック二発クリーンヒットさせて、すっかりペース取ったね。

                                                                                                                              

4R、安藤君、鼻血だし、体緩んできて、前屈みになること多くなってるなあ。

                                                            

二人とも体力と気力試されてるみたいになって、井上君も強く打てなくなってるけど、

まだまだ形になってて、競り勝ったようなまま終了ゴング。

                                                             

自分、イーブンラウンドは作らないって前提での採点で、39-37で井上君。

結局、39-37、39-38、38-39の2-1で、井上君、競り勝ち。

                                                          

                                                            

☆立川雄亮君(P渡久地)×谷田部隆士君(10COUNT)

                             ………SB 4R

2勝(1KO)2敗1分の23才・東京都と、1勝3敗の25才・神奈川県。

                                                              

1R、谷田部君の方が10㎝近く大きいんだけど、とにかく二人とも、

充分力こもったボクシングしてはいるんだけど、ちょっと大まか過ぎで、

もう少し細かく動いて、ストローク小さくするといいと思うけどなあ。

                                                             

2R、谷田部君、背の低い相手との接近戦なもんで、腰屈んで見栄え良くないし、

徐々に力込め切れなくなって、なんか弱々しくなってしまってるんだわ。

フットワークとか、鋭い左とかもないもんで、どんどん立川君の流れだね。

                                                                  

で、この回あと40秒ほどのとこで、リング中央で立川君、

右振った後の返しの左ショートフック、見事に的中させて谷田部君からダウンゲット。

                                                               

谷田部君、何とか立ち上がりはしたんだけど、リスタートしても回復し切れてなくて、

最後はリング中央西寄りのとこで、短いワンツー打ち込まれてしまって、

立川君にもたれかかるようにしながら崩れ落ちて、二回目のダウンでKOエンド。

                                                              

2分53秒ってことだったんだけど、谷田部君、一番気持ち良く動ける距離、

まだ分かってないというか、それ維持する頑張りが足りてなかったし、

接近戦になった時、手余さないように打つ練習だと思うんだよね。

                                                              

                                                            

☆あぐー・マサル(鉄拳8)×荒井慎吾君(L玉熊)……SW 4R

1勝(1KO)1敗の31才・神奈川県と、1勝(1KO)1敗の27才・東京都。

                                                              

1R、二人とも、とにかく右の大フック一発、当てたい当てたいって感じで、

チョンチョン出してる左ジャブなんか、ただのフェイクで、

出会い頭系偶然ブチ当て合戦って感じのスタートなんだわ。

斉藤幸伸丸さんが荒井君の応援に来てるね。

                                                             

2R、お互い、相手の目論見丸見えなもんで、ブン廻すタイミングの測りっこで、

膠着、膠着なんだけど、とにかくボディなんか全然狙ってないんだわ。

                                                             

3R、荒井君、全く流れの良くないボクシングだし、頭の位置動かさないもんで、

危険度とっても高くて、見ててハラハラするんだけど、やっぱり鼻血だなあ。

                                                            

あぐ―君も、一旦攻め込んだ後の二次攻撃、全くしないもんで、ストレス溜まるなあ。

                                                             

4R、荒井君、ポイント的にヤバイと思うんだけど、まったく意に介してないみたいで、

いいとこ見せないと負けてしまうっていうのに、何のドライブもかけていかないし、

あぐー君の方も、余力残してるのは明らかなのに、ビシバシ仕掛けもしないし、

要するに、タル―イまま終了ゴング。

                                                              

自分的には、39-37であぐー君だったけど、低調は低調で、

正式には、39-37、39-38×2で、やっぱりあぐー君ではあったけどね。

                                                             

                                                           

☆イベリコ・ユン君(鉄拳8)×加瀬康司君(レイS)……72㎏ 4R

2勝(2KO)4敗2分の36才・東京都と、2勝(2KO)3敗の24才・千葉県。

                                                             

あぐーとかイベリコだとか、豚肉系リングネームの連続登場なんだけど、

二人とも鉄拳8の30代ボクサーで、次は何? って、ちょっと待たれるね。

                                                            

1R、ユン君、相変わらず迫力ある詰めなんだけど、驚いたのは加瀬君で、

なんかもう全く別人のような動きの悪さと迫力の無さで、

相手のパンチに合わせようとするショットもユルユルで、イメージ大違いなんだわ。

                                                             

2R、加瀬君、以前垣間見せてた凶暴性の影すら全く感じられなくて、

大人しいごく普通のボクサーで、そもそも何狙ってるのか見えて来なくて、

あんまり詰まんなくて、このままだとユン君に簡単に押し切られそうなんだわ。

で、展開詰まったとこで、恒例の休憩タイムゲット。

                                                            

詳細は知らないんだけど、とにかく3-0で、やっぱりユン君の勝ちだったね。

                                                             

ユン君の応援にユンさん(尹文鉉さん)来てて、通路でバッタリだったもんで、

この間はオメデトですって伝えたんだけど、意外に優しい手してて驚いたな。

                                                          

                                                            

☆橋本賢君(ヨネクラ)×大坪タツヤ君(T&T)……57.5㎏ 4R

3勝(3KO)3敗1分の33才・茨城県と、3勝(1KO)6敗1分の22才・神奈川県。

                                                               

アレッて思ったら、通路で18古河の長嶋会長とバッタリで、

コンチワって挨拶したんだけど、誰を偵察に来たのかなあ。

                                                             

1R、橋本君、突進力前面出しの勢いあるボクサーで、腕振りにも力こもってて、

大坪君、完全出遅れで、もっと左ジャブとか足使わないと、やられ放題だぜよ。

                                                              

2R、大坪君、相手のパンチ、小さくても重そうだから無暗に浴びるとヤバイし、

そういう揉み合い方するととっても危険なんだけどなあ。

                                                              

で、橋本君、すっかりペース掴んでグイグイ押してって、赤コーナーに追い込んで、

いよいよこれからフィニッシュかけようとした途端、勢い込み過ぎだったかなあ、

残り45秒ほどのとこだったんだけど、大坪君がヒョイと出した右ショートフック、

それ、カウンターでまともに貰ってしまって、橋本君、驚愕の大逆転ダウン。

                                                              

何とか再開はしたんだけど、ダメージ残したままだったし、大坪君の追撃激しくて、

結局、その後10秒かからずに再度のダウン喰らってしまって、2分35秒で終了。

橋本君、最後までの慎重さというか、集中の問題だったかなあ。

                                                              

                                                            

☆山見亮太君(S山本)×谷川雄大君(RK)……SF 4R

3勝(1KO)5敗1分の25才・福岡県と、3勝(3KO)6敗の27才・青森県。

                                                            

1R、お互いB級昇格かけたキビキビしたいい動きしてたね。

                                                             

山見君、リーチ差生かして、距離あるとこからいい右打ち込んでたんだけど、

距離詰められると、谷川君の回転力が上回ってて、特に左の返しが抜群で、

山見君の右ガード、下がり気味になることもあって、決まり方が見事で、

お互いの勝負パンチが見えてくるような立ち上がりだったんだわ。

谷川君、左目上ヒットカット。

                                                           

2R、1分20秒辺りのとこの中間距離からの山見君の右ストレート、見事な直撃で、

谷川君、明らかに効いてしまって、これ以降下がり気味になってるし、

手数落ちていって、で、山見君、一気の勝負ドコって感じの攻勢かけていって、

残り40秒切ったとこの南側ロープ前、お互いの右が交差した時、

何とナント、谷川君、少しカウンター気味に右ショートストレート打ち込み大成功で、

それまで大攻勢かけてた山見君からダウンゲット。

                                                            

3R、勢い増した谷川君、当然のようなガンガン攻めだったんだけど、

始まって40秒ほどのとこで、またもや二人の右が大交錯して、

なんと何とナント、今度は谷川君の方が直撃喰らってしまって、ダウンなんだわ。

                                                             

前の回の全く逆デジャブで、再開後、根性こもった倒し合いになったんだけど、

この時点で余力残してるのは、明らかに山見君の方で、

谷川君、ちょっとボーッとしてるみたいで、再々の逆転ショットは生まれそうになくて、

結局2分49秒、この回二度目のダウン喰らってしまって、山見君のKO勝ち。

                                                           

男気溢れた倒し倒されだったんだけど、二人共、もうちょっとディフェンスだよね。

谷川君、とってもいい打ち返しの左フック持ってるし、また見たいよなあ。

                                                             

                                                           

☆高橋謙太君(協栄)×横田佳久君(厚木平野)……Fe 6R

8勝(3KO)4敗のサウスポー、22才・広島県と、

4勝(2KO)6敗の27才・神奈川県。

                                                              

実質的にはA級対B級の戦いってことだったんだけど……。

                                                             

1R、最初のクリーンヒットは横田君で、相手の左の打ち終わりに綺麗に右合せて、

とにかく、長いリーチ巧く生かして、届きのいいショット打ってるんだわ。

                                                                

それでもボクシング全体のレベルとしては、やっぱり高橋君が上回ってて、

リズミカルな動きの中から、鋭い踏み込み垣間見せてるし、いきなりの右フックや、

回転のいいワンツーも華麗だし、とにかく前の手の使い方がとってもいいんだわ。

                                                             

2R、でも横田君、相手に位負けしてなくて、踏ん切りのいいショット打ってるし、

特に、ノーモーションっぽいいきなりの右ストレート、高橋君、避け切れてないんだわ。

                                                              

ただ高橋君、残り1分切ったとこからのショートブローのコンビネーションは流石で、

相手にポイントが流れそうになるとこ、キッチリ止めてるね。

                                                              

3R、横田君、いつもより格段に気合い入ってるみたいで、

今まで見た中でのベストパフォーマンスで、怖がらずにボディしっかり攻めてるし、

強いプレスかけてるし、必死感伝わって来るんだわ。

                                                           

あれあれ、高橋君、横田君のそのボディブロー、なんか効いてるみたいで、

動きにキレ無くなってきて、全体に緩くなってきてるんだわ。

                                                            

4R、高橋君のショート連打、横田君の右ストレートって、

お互いそこそこいいパンチ貰い合ってるもんで、同じくらい顔赤くなってきてんだけど、

手数は少し落ち気味ではあるんだけど、まだまだ強く打ててるのは横田君の方で、

高橋君、小さい回転で打ってるけど、力込め切れてないような感じなんだよね。

                                                           

5R、お互い消耗進んでるせいか、距離潰し過ぎだとは思うんだけど、

難しいのは採点で、トコトコ5連発と間欠泉的一発ドカンと、

一体どう評価するかって事で、見方が分かれるとこなんだよなあ。

                                                          

6R、ここまで来ると、お互い倒す様なパンチは底ついてるもんで、

気持ちの出し方、見せ方勝負なんだけど、お互いどっちも引かなくて、

持ってるモノ全部絞り出してるって感じで、ワ―ッ、分かんねえって感じで終了ゴング。                                                         

最終ラウンド、数少ないクリーンヒット、僅かながらも高橋君征したかなあ。

                                                                

結局、58-57、57-58、57-57のキッチリ1-1でドローだってさ。

自分、58-56で高橋君だったけど、ラウンドマストで強引に付けたこともあって、

実際には、殆ど差が無いような内容だったと思うなあ。

                                                            

それにしても横田君、よく頑張ったよなあ、想像超えてたもんだあ。

                                                              

                                                             

アレーッ、そんなことないよなあ、あんな激しい試合したばっかだし、

だって、たった二日前に血だらけの死闘したばっかりなんだから、

いくらなんでも違うでしょって見てたんだけど、よく見たら、やっぱり白石豊人さんで、

絆創膏もしてなくて、普通に高橋君のセコンドやってたんだわ。

                                                           

で、こりゃ話聞かない訳にはいかないっでしょって感じだったんだよね。

                                                           

例の大量出血の原因になった傷は、眉間でも額でもなくて、頭の髪の毛の中で、

それじゃ、それヒットカットじゃなくて、バッティングカットでしょってことで、

白石さんみたいな硬い髪の毛の頭、パンチじゃ絶対切れないって思ったんだよね。

見せて貰ったら、ホッチキスでバチバチ止められてたね。

                                                            

だから、額に絆創膏ないのは当然で、左目上にカット傷あるだけで、

顔も腫れてないし、アザもできてないし、なんかホント、普通なもんで驚いたなあ。

                                                            

赤穂さんの強烈ボディのこととかも聞いたんだけど、

白石さんのフィジカル、半端じゃないこと、分かったんだよね。

                                                           

彼、次に向けてのテーマなんかも話してくれて、パフォーマンスの見せ方っていうか、

見栄えのいいボクシングすることにも配慮してるみたいなんだわ。

あれこれ色々話してたら、次の試合、終わってしまってね。

                                                          

とっても嬉しかったんだけどね、彼、このブログ読んでくれてるみたいで、

自分、いつも白石さんのことバカ褒めでもないもんで、その事伝えたら、

褒め言葉ばっかりだと自分を見誤るっていうようなこと言ってくれて、

大人の読み手なんだなあって、つくづく有り難かったんだわ。

                                                            

そばを通りかかった高橋君、ホントに申し訳なさそうに、白石さんに、

すいませんって謝ってたけど、顔中、激闘の跡マザマザだったなあ。

                                                            

そのすぐ後、横田君が通りすがったもんで、思ったこと伝えたら、喜んでたなあ。

彼、キャリアの初め、4連敗からスタートして、実は今年も2勝2敗って、

地味な戦績なんだけど、伊波真君に勝ってから、何か掴んだのかも知れないね、

まだ一個負け越してるんだけど、この日のようなボクシングができれば、

明るい未来が見えてくるってことで……。

                                                            

                                                             

☆中村雄蔵君(相模原ヨネクラ)×宮本真幸君(トクホン真闘)

                             ………Fe 6R

4勝(3KO)7敗の32才・京都府と、4勝(1KO)5敗1分の31才・東京都。

                                                              

上の方にも書いたように、この試合の前、白石さんと長話してしまったもんで、

結局、何にも見てなくて、5R0分9秒、宮本君のTKO勝ちだったんだってね。

                                                        

                                                             

☆コブラ諏訪君(P渡久地)×塩谷智行さん(L玉熊)……SL 8R

10勝(5KO)9敗1分の31才・東京都と、

14勝(10KO)16敗1分のランク9位、サウスポー、36才・埼玉県。

                                                           

塩谷さん、12月17日が誕生日で、何もしなくてもランキングは失ってしまうんだけど、

とにかくもう一回試合したいってことで、これが記念のラストファイト。

                                                            

彼、戦績の通り、実はそれほど強いボクサーではなくて、

強いパンチは持ってるんだけど、SL級の水準の動きはできてないんだけど、

とにかく強運の持ち主で、ちょっと盛りが過ぎたようなランカーとの試合に恵まれて、

二度もランキング入りすることできたんだよね。

                                                             

それでも、最後まで必死の形相でやるもんで、見てるうちに段々応援したくなるって、

そんな、ちょっと変なモノ持ってるボクサーだったんだよね。

                                                            

この試合、ランク挑戦三度目だし、諏訪君、モチベーション高かったと思うけど、

それ、一心不乱のボディ攻めに充分出てはいたんだけど、

とにかく攻撃が片寄り過ぎてたし、パンチの緩急全く無かったし、

早くない塩谷さんにスピードで勝るってこともなかったし、

行ったり来たりの展開しか作れなかったんだよなあ。

                                                             

で、4Rまで見てたんだけど、お互い工夫無さ過ぎで、

二人の気持ち戦みたいになってしまって、でもそれ、A級のレベルでは足りてなくて、

このまま延々のズルズル戦なんだろうなあって、

とてもピューマとレパードの戦いには見えなってしまったもんで、離席したんだわ。

                                                             

8Rに戻ったんだけど、その時は塩谷さんがいつものようなハンニャ顔しながら、

歯食いしばってエライ打ち込んでて、諏訪君、何だかヘバリ気味だったもんで、

やっぱり流石粘闘の獅子、塩谷さんの押し切りなのかなあってスコア聞いてたら、

77-75、77-77、76-76の1-0で、塩谷さんだったんだけど、勿論ドロー。

                                                           

一人だけ、ラウンドマストじゃないジャッジがいたみたいけど、

どっちか無理矢理振り分けたらどうだったのかなあ。

                                                            

塩谷さん、そりゃピカピカしたボクサーではなかったけど、って言うより、

どっちかっていうと、とっても不器用なボクサーの部類だったと思うけど、

9年間32試合のボクサー生活、とにかく無事に過ごせた訳だし、

その間2回もランク入りするっていう幸福も味わえたし、

やっぱり、グッドグッドなボクサー人生だったんだよね。

                                                            

一度も話したことないけど、あれだけ沢山の応援団がいて、羨ましかったな。

とにかく、お疲れさんでした。

                                                            

                                                              

昨日は、適度に空いてたもんで、あっちこっち移動しながらの観戦。

リングサイドっていうのは意外に全体像見難いし、ずっと見てると疲れるんだわ。

西板席の最後方とかが一番いいんだけど、あそこの席年間で売ってくれって、

一度交渉してみようかな、ダメだろなあ。

                                                            

                                                             

                                                           

【本日のベスト3ボクサー】

① 横田佳久君

② 山見亮太君

③ 立川雄亮君

                                                    

2011年12月 4日 (日)

後楽園ホール・12月3日

                                                         

2~3日前、家の近くのローソンでのことだったんだけどね。

                                                       

二つのレジのうち、一つに4人程並んでて、もう一つの方には一人しかいなくて、

で、そっちの列に行こうと思ったらね、支払いしてるヤツが凄かったんだわ。

                                                           

レジテーブル一面に小銭の山で、そいつそれで公共料金の払い込み用紙、

3枚ほど抱えてて、テーブル一面の他にも種類ごとの小銭ボックスもあって、

店員が延々勘定してて、自分の後ろに並んだ男が、なんだあの野郎って、

そう呟いたもんで、あいつはバカですって教えて上げたんだよね。

                                                             

一般商売での支払いの際、一定以上の小銭で支払うのは拒否できるんだけど、

コンビニだから断らないんだろうけど、アイツ、どういう神経してるんだろうね。

                                                           

毎日毎日、コツコツコツコツ小銭溜めて、それ趣味ってことなんだろうけど、

一旦銀行に預ければいいじゃないって思ったんだよね。

                                                       

そいつ、能面みたいなのっぺりした表情の無いヤツで、

自分の見てくれにも興味無さそうな外見で、危ないんだよお、こういうヤツ。

関係無い人、後ろからいきなり刺すのは多分こういうヤツなんじゃないかな。

                                                           

                                                           

昨日、ドームでは聞いたこともないアニメ声優のイベントあって、もう大混雑。

                                                          

ホールの入口で尾川堅一君とコンチワってことで、18日に新人王決勝戦あるのに、

風邪なんか心配だけど、この日は帝拳ボクシングだから仕方ないかな。

                                                           

ロビーで、昨日試合したばっかの鎌田卓君と、それに蓮沼テツヤ君とコンチワ、

ってことで、鎌田君、どこにも傷なかったなあ。

                                                            

いつものように、帝拳のパンフには生年月日ナシで、情報欲しいんだけどなあ。

                                                         

                                                          

☆横田涼介君(横浜光)×ヤンマ泰君(角海老)……SL 4R

デビュー戦のサウスポー、山口県と、デビュー戦の兵庫県。

                                                         

ヤンマ君、そもそも体できてないみたいで、最初っからフラフラしてて、

始まって30秒で、もうダメそうな感じで、横田君いきなり圧倒しそうな雰囲気。

                                                           

だったんだけど、ヤンマ君が意外に頑張ったのか、横田君も見掛け倒しだったか、

延々のトロトロ戦が続いて、結局4Rまで行ってしまって、

最後は、立ってるだけでやっとになったとこで、レフェリーストプエンド。

                                                            

ヤンマ君が踏ん張り通したっていうなら面白かったんだろうけど、

やっぱり、抱えられたのはヤンマ君の方で、0分57秒のとこだったね。

                                                           

                                                           

☆末吉大君(帝拳)×奥間思聡(ナカザト)……SB 4R

2勝(2KO)0敗の東京都と、1勝(1KO)0敗1分の沖縄県。

                                                             

この試合見終わった後、あるジムの関係者が、末吉君のこと激賞してたけど、

そうなんだよね、この左右対称漢字名の末吉君、自分、これで三戦見たけど、

もし来年、新人王トーナメント路線取るなら、絶対の優勝候補なんだよね。

ちょっと見、大人しそうで華奢な感じするんだけど、これがまあ凄いんだわ。

                                                             

1R、上背とリーチ差から見ても、奥間君、距離詰めないとどうもなんないんだけど、

その奥間君、馬力ありそうで、一瞬の飛び込みに期待できそうだったんだけど、

とにかく末吉君、考えられないほど、自分の距離キープするの巧いんだよね。

                                                           

それと、攻撃に移る時のタイミングが抜群で、極上の当て勘持ってるし、

ワンツーの早さとか、返しの左のリズム感とか、見ててワクワクするんだよね。

                                                            

要するにね、飛び抜けたボクシングセンス持ってるってことで、

デビュー戦は1R、二戦目は4R、それぞれTKO勝ちだったんだけどね。

                                                           

奥間君、フクラハギの逞しさからすると、とっても踏ん張りの効くタイプだと思うけど、

なかなか思うようにやらせて貰えてなくて、入り込みの瞬間叩かれてるんだわ。

                                                          

2R、始まって45秒辺りのとこで、末吉君、スッと寄ったリング中央、

いきなりの左フック、一発大炸裂させたら、奥間君、そのままドーンって、

後ろ向きのバッタンダウンで、後頭部も打ってしまったもんで、即ストップエンド。

                                                               

奥間君、意外な強靭さ見せて立ち上がる素振りしたもんで、

セコンドがまだ続けられるってアピールしてたけど、

マーチンレフェリー、頭打ったからってジェスチャーで、封じ込んでたね。

                                                           

まだデビュー間もない自分とこのボクサーが、ああいう倒れ方してるっていうのに、

なんで、続けさせようなんてできるかなあって、ホント、考えられなかったね。

                                                          

それにしても末吉君、順調に行けば、間違いなく将来のチャンピオンだと思うな。

                                                         

                                                           

☆安沢栄二君(帝拳)×工藤洋平君(角海老)……SB 6R

8勝(2KO)2敗3分の東京都と、7勝(4KO)4敗1分の愛知県。

                                                          

安沢君、帝拳で言うと、石本康隆さん系のボクサーってイメージなんだけど、

引き分け続いた後、蔦谷貴法君に負けてとか色々あって、

ここ2年間、勝利から遠ざかってるんだよなあ。

                                                           

一方の工藤君の方も、船井龍一さんとか大竹秀典さんとか、強豪連中に倒されて、

この5月には中嶋孝文さんに倒されたばっかりで、で、この2年、1勝3敗ってことで、

お互い、追い込まれてる状況に変わりなくて、とってもシンドイ試合だったんだわ。

                                                           

1R、後が無いって感じでより勢い立ってたのは、安沢君の方で、

初っ端からガンガン行ってて、ちょっと力入り過ぎだとは思ってたんだけど、

攻勢取りながらの残り6秒、揉み合った中での左ショートフック当てて、

工藤君からダウンゲットで、工藤君、少し不用意だったんだよなあ。

                                                             

この日の安沢君、もう打って来ないんじゃないかってとこからでも、

最後までシツコク腕振ってたんだよなあ。

                                                              

2R、工藤君、それほどのダメージ残してない再スタートなんだけど、

相変わらず安沢君のプレス、強いなあ。

                                                             

3R、二人とも何とかしたいって気持ち強過ぎるせいか、とにかく狙い過ぎで、

もう少し流れの中からとか、捨てパンチも要るんじゃないかなあ。

お互い、明確なポイントが取れない膠着状態に入ってるなあ。

                                                           

4R、安沢君、ちょっと手数落ちてきて、それにつれ工藤君の攻勢増してって、

でも、二人とも驚くほどボディショットが少なくて、攻撃が単純過ぎなんだなあ。

                                                             

工藤君、ワンツーの後、頭下げて、相手の打ち返し警戒してるんだけど、

距離近いんだから、あと一個、左のショートフック返すといいのになあ。

                                                           

5R、攻撃に工夫ないのはお互いさまなんだけど、焦り出てきたのは安沢君で、

この回ラビットパンチで減点喰らってるし、前へ出られなくなってきてるし、

当て勘のズレ著しくなってきてるんだよなあ。

                                                             

工藤君、二発ほど右ストレートのいいのを打ち込むことできて流れ完全に戻して、

そうなんだわ、あと一発返しの左フックがあれば完璧なんだけどなあ。

                                                           

6R、工藤君、フック系の腕振りがデカクなって、ガードがヤバイんだけど、

安沢君、そこ狙うってことできなくなってしまってて、なんか一気に勢い無いんだわ。

                                                           

工藤君、終始右打ったとこでお終いになってはいるんだけど、

初回ダウン喰らったとこからの気持ちの立て直しが立派で、

そこから5ラウンド分かかって、ポイント取り戻して、最後競り勝ったって思って、

自分のスコアは、57-55だったんだけど、

結局、57-55、57-56、56-56の2-0で工藤君勝利。

                                                           

試合後、工藤君と話したんだけど、花束とかプレゼントとか沢山抱えてて、

当然だけど、超嬉しそうにしてて、それにしても阿部トレーナー、負けないなあ。

                                                            

安沢君、やっぱり攻撃に柔軟さ欠けてて、一本調子過ぎたかなあ。

                                                          

                                                            

☆外園隼人さん(帝拳)×遠藤圭君(ワタナベ)……SL 8R

13勝(6KO)2敗1分のランク3位、鹿児島県と、6勝(3KO)2敗1分の秋田県。

                                                                                  

二人とも話したことある、つまり知り合いボクサー同士なもんで、

片寄った応援はしにくいんだけど、6勝1敗と3勝1敗ペースだし、

バリバリのハイランカーと、教師続けながらのままならない8回戦なりたてだし、

ここはどう考えても、外園さんでしょってことではあったんだけどね。

                                                              

1R、試合開始挨拶の時は、殆ど同じ背格好だったのが、殴り合いの構えに入ると、

二人には大きな違いがでてきて、外園さん、いかにも懐深い大きな構えで、

遠藤君、ショット届かせるの一苦労って感じなんだよなあ。

                                                              

で、全体の印象としては、エライ圧力が遠藤君に掛ってる感じだったんだけど、

その遠藤君、一瞬の飛び込みのタイミング、とっても良くて、可能性あるんだよね。

                                                            

2R、遠藤君、良く手も出てるし、気持ち溢れたパフォーマンスがとってもいいね。

                                                           

3R、外園さん、もっと前の手さばきで処理するかって見てたんだけど、

思いの外、それ叶わなくて、ちょっと困惑気味なとこあるんだわ。

でも、全体の流れは外園さんで、遠藤君、ポイント取り切るとこまでは難しいなあ。

                                                             

4R、外園さん、何だか一発に頼り過ぎなせいか、ちょっと雑になったとこ、

1分20秒辺りだったかなあ、遠藤君の右がクロス気味に立て続けに二発当たって、

何とナント外園さん、いきなりのスローダウンで、膝もパキポキ突っ張ってるし、

エエ―ッて感じで、ここは遠藤君、一気追撃の場面、突然に訪れたんだけど、

実は遠藤君、それまでのとこで、外園さんのショートフック幾つも貰ってて、

それ、それほどの大衝撃には見えてなかったんだけど、ジワジワ効いてて、

で、千載一遇、空前絶後のこのチャンスだったのに、気持ちだけ先走って、

バランス崩して、ただただ突っ込み過ぎ空転のまま終わってしまったんだわ。

                                                            

一瞬の危ない場面乗り越えた後の外園さん、そりゃ半端じゃないボクサーなもんで、

その後、一気挽回の集中連打で、終了ゴング寸前、ホント、2分58秒のとこ、

遠藤君、青コーナーポストに寄りかかったとこで、ダウン宣告。

遠藤君、この時点で相当ヘバってしまったんだわ。

                                                            

5R、遠藤君、初めっから既に無理そうな感じになってしまってて、

彼、こんなスタミナ無かったかなあって程で、それよりやっぱり外園さんの威力って、

そういうことなのかなあって見てたんだけど、ヘロヘロになりながらも遠藤君、

精一杯のとこ見せてくれて、でも結局はヘナヘナって崩れるのかって思ってたら、

なんと、最後の男の逆襲、そりゃとっても無理でしょって玉砕型殴り込みなんだけど、

気合いこもった思いっ切りの左右、ブン廻していったんだわ。

                                                            

で、勿論それ、外園さんに軽く交わされて、瞬間物凄い右打ち込まれてしまって、

遠藤君、うつ伏せで壮絶な倒れ方してしまって、瞬間ストップエンド。

1分57秒のとこだったんだけど、負け方にも美学があったんだよね。

                                                            

                                                            

以前、石神井スポーツにいて、2010年の全日本新人王にもなった、

佐藤宗史さんが遠藤君の応援に来てて、久し振りーってことだったんだけど、

一体二人、どういう繋がりなんだか聞くの忘れてしまったなあ。

彼、顔も体もボクサーのままで、まだまだやれそうな感じだったよお。

                                                            

試合後、遠藤君と話したんだけど、顔中あっちこっちにアザ一杯だったんだけど、

とっても清々しそうな感じだったよ。

その端正な顔立ち、アザまみれにしながら、何気に教壇に立つんだよね。

なんかホントいいね、そういうの。

                                                           

外園さんの方がよっぽど反省してて、彼、ああいう風貌してるけど、とっても謙虚で、

ちょっと手間取り過ぎた感じもあったし、動きにいつものキレなかったし、

相手舐めたんじゃないのって聞いたら、そんな事は決してないって答えて、

思うように足が使えなかったって言ってたね。

彼の方も、バッティングとかもあって、思いの外、顔腫れてたなあ。

                                                            

                                                           

☆亀海喜寛さん(帝拳)×エウセビオ・バルアルテ……W 8R

19勝(17KO)0敗のWBC SL7位、北海道と、

19勝(12KO)4敗のOPBF SL13位フィリピン。

                                                            

つまらなかったら即席移動だなって、初めは半身だったんだけど、

これがまあ、とっても面白くてね。

リングサイドに千原ジュニア来てたね。

                                                            

1R、亀海さん、初めの1分半頃まで様子見してたんだけど、

バルアルテ、慎重にスタートするつもりは全くなかったみたいで、

いきなりのガンガン攻め大全開で、早くて重そうなコンビネーション、

バスンバスン打ち込んでって、とにかく凄い迫力あって、

亀海さん、勿論ディフェンスしてたけど、二回ほどバランス崩してるんだわ。

                                                            

バルアルテ、半端な気持ちだとやられてしまいそうなほどの勢いあって、

向こう側の板席に座ってた、カルロス・リナレスの表情も真剣になってたなあ。

                                                             

2R、バルアルテ、デカイショットだけじゃなくて、追い込んで細かく打つのも巧いし、

右をフェイクに使って、思いっ切りの左ブチ込むって技も持ってるんだわ。

                                                         

それでも初めっから力込め過ぎるほど込めてるもんで、いつまで持つのかって、

そんな感じなんだけど、取り敢えずのとこは連続万振りなもんで、迫力、迫力。

で、亀海さん、どうするかなあ。

                                                           

3R、バルアルテ、打ち込まれるとムキになって必ず打ち返してるし、

ここまでのとこは、亀海さんがやりたがってることやってるって感じなんだわ。

                                                       

4R、それでも終始プレスかけてるのは亀海さんで、打ってみろ、打って来いって、

そんな感じでガード固めてズイズイ寄ってって、頃合い見計らって、

そろそろ行きます、例のボディショットって感じで、ドコンドコン打ち込んで、

でもバルアルテの打ち返しもキツくて、亀海さん、揺らぐ場面もあって……。

                                                              

ふと赤コーナー見やると、視線の先真っ直ぐのとこに田中繊大トレーナーがいて、

こりゃ面白れえわって感じで、ニヤ―ッとしてるのがとっても印象的だったなあ。

                                                               

5R、亀海さん、そろそろ行きますって感じで、始まって27秒、

いきなりの右ストレート、それまでよりスピード上げて打っていったもんで、

バルアルテ、それ避け切れなくて、一瞬グラついてしまって、その直後の猛追撃で、

亀海さん、今度は強烈左ボディ一発、ファンタスティックな打ち込みで、

ワンテンポ置いてバルアルテ、いやあこれは効きましたって感じで、

南側ロープ際に、自発的膝着き一息入れダウン。

                                                            

いよいよこれでエンディングかって、みんなそういう心構えしてたんだけど、

そこからのバルアルテ、異常なほどの頑張りで、残り1分、

強いワンツー当て返して、亀海さん、思わずちょっと引いて、首グルグル回して、

お前なかなかやるじゃんって、そんな感じで、もう場内大騒ぎなんだわ。

                                                             

そこから最後、亀海さん、再度の大攻勢かけていったんだけど、

バルアルテ、危ないとこまで行ったんだけど、踏ん張り通したとこで終了ゴング。

                                                             

6R、大分ボディ攻められたせいか、少し屈み気味になったもんで、

バルアルテ、ちょっと小さくなった印象で、やっぱり相当弱ってるのは明らかで、

まともな勝負避けながら、ひたすらロープ伝い歩いて回復待ってるね。

                                                             

相手が、少し力溜まったとこで単発勝負するだけになってるもんで、

亀海さん、いよいよ仕留めの段階がきましたことで……。

                                                             

7R、1分過ぎ頃、またもやの左ボディきっかけに亀海さん、再々の猛攻で、

久し振りに声出しながらの強い打ち込みだったもんで、バルアルテ、

流石に一気に弱ってはいったんだけど、顔真っ赤にしてフーフー息吐きながらも、

それでも、絶対倒れないって決めてるみたいで、体屈めて必死に堪えてるんだわ。                                                          

やっぱ、その辺のへタレタイ人とは違ってて、とってもエラかったんだわ。

                                                              

8R、近くの常連老いぼれが、亀海君、時間ないですよおって、何様のつもりか、

聞いたようなこと上から目線でほざいてたけど、リング上は相変わらず熱くて、

この回、なんか試合終了の時みたいにお互いハグしてから始めてて、

二人ともいい時間過ごせてるみたいな感じ伝わって来たんだよね。

                                                            

で、また殴り合い始まって、バルアルテも最後の力振り絞って、

そりゃかなり弱ってるもんで、下がりながらではあったんだけど、

元気振り絞って必死に腕振ってて、とっても気持ちいい終了ゴングだったんだわ。

                                                              

結局、79-73、78-73、78-74の3-0で、勿論、亀海さんの勝ち。

                                                            

みんな、面白かったねえとか大喜びだったんだわ。

                                                             

通路歩いてた亀海さん、まあまあの仕事したかなって感じ漂ってたなあ。

なんか最近、彼、大人のボクシングって感じなんだよね。

                                                              

バルアルテに、グッドファイター、グッドジョブって伝えたら、ニカッと笑ってたよ。

                                                           

リングサイドのカメラマンに、この試合何ショット撮ったのって聞いたら、

およそ600ショットだってさ。

それ、ラウンド75ショットってことだし、1分間に25ショットってことになるんだよね。

                                                           

                                                            

☆下田昭文さん(帝拳)×ジョネル・アリビオ……125P 10R

23勝(10KO)3敗1分のWBA&WBC B6位、サウスポー、広島県と、

16勝(8KO)12敗2分の前OPBF Feチャンピオン、フィリピン。

                                                              

同じフィリピンだし、以前、松田直樹さんを倒してチャンプになったボクサーだし、

って見てたんだけど、お互い全く噛み合い悪くて、

それは噛み合わないように試合した、下田さんが巧いってことなんだけど、

とにかくジョネル、突っ込んでって、取り付いてからでないと何もできないし、

下田さん、敢えて倒しに行く必要は全く無い訳で、フットワークさえ維持できれば、

全ての点で上回ってるんだから、ちょっと危険なスパーリングみたいなもんで、

ジョネルは闘牛の牛のよう動きしかできてないし、で、2Rまで見たとこで休憩。

                                                             

結局、99-91×2、99-93で、下田さん圧倒3-0だったみたいね。

                                                         

                                                            

☆赤穂亮さん(横浜光)×白石豊土さん(協栄)

              ………OPBF SF タイトル戦 12R

16勝(10KO)0敗2分のチャンピオン、栃木県と、

21勝(10KO)5敗1分の日本ランク2位の福岡県。

                                                             

白石さんの応援の方が多くて、なんか組織立ってて、野球かサッカーみたいで、

応援歌みたいなのまであったんだわ。

                                                             

1R、誰もが思ってた通り、まずは白石さんの速攻ガンガンから始ったんだけど、

クリーンヒットは少なくて、暴れん坊みたいな詰め詰めに、赤穂さん、

ちょっと閉口しながらも、それでも的確に打ち込んでるね。

                                                             

2R、白石さん、とにかく突っかかり系のかましボクシングで、

ずっと以前、山中慎介さん、冨山浩之介さんに連敗した以降、勝ち負け交互で、

もうソロソロかなって思ってたんだけど、2年前かなあ、奈須勇樹さん倒してから、

なんか人変わったっていうか、何か掴んだのは間違いなくて、

で、あれよあれよでここまで登り詰めてきて、そういう経緯持ってるボクサーは、

実はとってもシブトイってのは、何人もの例で証明済みなんだよね。

                                                             

そのシブトイ攻め込み交わしながら赤穂さん、相手の左目の上ヒットカットしてるね。

                                                              

3R、白石さん、ガチャガチャ詰め寄り一辺倒なんだけど、

赤穂さんも、打たれてるのと擦られてるのが重なって、もう顔赤くなってんだわ。

この回終盤、赤穂さんの右アッパーが擦り上げて、

白石さん、眉間パックリの大出血。

                                                              

4R、1分過ぎ、白石さんの眉間、ドクターチェックで、後で確かめたんだけど、

その傷、2㎝ほどでしかなかったんだけど、動脈切ったってことで、

で、見てた人は知ってると思うけど、もうダラダラ流れっ放しで止まんないんだわ。

始めは、下手なカットマンだなあって思ってたんだけど、動脈じゃ無理なんだわ。

                                                            

白石さん、赤穂さんの力こもったボディブロー幾つも打ち込まれてるんだけど、

下がらない、下がらない、手数落ちない、落ちない。

でも、この回終わった時、白石さん、もう顔面血だらけだったなあ。

                                                               

4回までのオープンスコア、40-36、39-37、38-38の2-0で、

赤穂さんってことだったんだけど、それぞれ個人的嗜好の出過ぎで、

ちゃんと当てないと絶対ポイント上げないよってのと、

取り敢えず前へ出れば点上げるね、ってのが見事に混在してるんだわ。

                                                            

5R、こうなると、白石さんの傷の状態が勝負の分かれ目、ストップ時になる訳で、

だけど、前の回、相当振り込んだ赤穂さんに消耗の色著しくて、

なかなか一気攻めできる情勢じゃなくて、却って休み取り加減なんだよね。

この回始まる時、赤穂さん、マウスピース忘れてるし、そんなに余裕ないんだわ。

                                                            

6R、白石さん、胸の周辺は勿論、両腕やトランクスまで血に染まってて、

それでも、気持ち萎えること全く無くて、目付き凄いままだし、動きも落ちてなくて、

ここで止められたら一大事って思いが、心支えてる感じの、まだまだ行く行くで、

特に差し込むように打つ、例の右のショートフック、絶好調なんだわ。

                                                              

7R、白石さん、あれだけボディに強いの打ち込まれてるのに、

それ、赤穂さんの大得意ショットなのに、気持ちも体も絶対ヘバってなくて、

相手をロープに詰めた時の、ここぞの連打には鬼気迫るモノあるんだわ。

                                                              

半端じゃないのは赤穂さんも同じで、相手の思うようにはさせない訳で、

残り20秒、測ったような最後のラッシュかけて、耐えるのが一杯一杯ってとこまで、

白石さんを追い込んでるんだわ。

                                                                

8R、毎回毎回、止めては出血の延々繰り返しで、それで萎えないってのも、

ちょっと常軌超えてて、この日の白石さん、中に何かが入ってるみたいで、

ここまで来ても、軸ブレしてないし、パンチも流れてないんだわ。

                                                           

それでも、赤穂さんにその度に打ち返されて、決定的な場面に持ち込まなくて、

その間、インターバルチェック含めて、もう5~6回のドクターチェックで、

この回も1分30秒あたり、この日のドクター割り増しだなってチェック入って、

こりゃそろそろストップなんじゃないかって思ってたら、まだ続行なんだもんなあ。

                                                                 

ここまでのオープンスコア、78-74×2、77-75の3-0で、赤穂さん。

三人のジャッジ達、4R終了時点での他人のスコア聞いて、

なんかお互い微妙に反省してるみたいな感じだね。

                                                          

9R、白石さん、何も打たれないでも、すぐ血だらけになってしまうし、

どうなの、どうなのって見てたら、やっとこさ、1分23秒のとこで、

この試合、何度目か忘れたほどのドクターチェックで、ついに続行不能ってことで、

ヒットカット傷によるストップエンドだったもんで、赤穂さんのTKO勝ち。

自分の9Rまでのスコアは、97-93で赤穂さんだったんだけどね。

                                                               

とにかくもう、みんなヘトヘトだったんだわ。

石井会長にオメデトですって声掛けたら、ドーモって疲れた顔してたもんなあ。

                                                            

                                                                                                                      

【本日のベスト3ボクサー】

① 亀海喜寛さん

② 白石豊土さん

③ 赤穂亮さん、エウセビオ・バルアルテ

                                                             

                                                          

ワタナベジムの松浦さんに、やっぱり書いちゃったんですねえって言われたけど、

そんなに怒ってはいないみたいで、一安心。

                                                            

                                                            

ちょっと更新するの遅れてしまって、スンマセンです。

日曜にもかかわらず結構沢山の人達が来てくれてるっていうのに、

自分、渾身の競馬予想してましたもんで……。

2011年12月 3日 (土)

後楽園ホール・12月2日

                                                         

いきなりって感じなんだよね、この寒さ。

                                                          

冬を迎えての自分のベッドの態勢には、毛布やら布団の組み合わせ的に、

レベル4まであるんだけど、昨日からはレベル3だもんね。

                                                            

ちなみにレベル3ってのは、モッカモカのシャーリングシーツに、

フワフワフリース毛布、それと厚めの羽毛布団っていう組み合わせなんだけど、

これがレベル4となると、一番上に押さえ込み的な毛布があと一枚足されるんだわ。

                                                        

                                                            

一昨日の夜、1時頃かなあ、で、そのレベル3のベッドに潜り込んだんだけど、

翌日の、つまり昨日の試合の展開、色々予想しながらだったせいか、

だって全員知ってるボクサーなもんで、そりゃ展開色々頭に浮かぶ訳で、

そしたらね、その後夢見てしまってね、自分、昔からとっても現実的というか、

物語みたいになってる夢、時にはカラーで見ることも多くて、

そういうの、異常だって友人にも言われるんだけどね……。

                                                              

一昨日の夢の中で自分、デビュー戦負けたボクサーって設定になってて、

一戦目、それほど強そうではなかった相手に一発強いの貰ってから、

ボヤ―ッとしてしまって、そのままズルズル判定負けしたボクサーって設定で、

この日が二戦目ってことだったんだけど、で、これからホールに出かけるってとこに、

どういう訳か、自宅に友人のボクサーが女友達三人連れて遊びに来てしまって、

いい加減にしろよなあ、なんてやってら、なんと自分遅刻してしまって、

駅で総武線待ってたんだけど、目的地へ行く電車がなかなか来なくて、

そりゃ焦る訳で、時計見たら、もう6時5分前位になってて、

こりゃとっても間に合わないない訳で、みんな怒るだろなあ、

ウワーッ大変ダアーッて焦りまくったとこで、汗びっしょりで目が覚めたんだよね。

                                                              

4時少し前くらいのとこだったかなあ、取り敢えず一度起きて、

こういう時、そのまま布団の中にいると、夢の続きまた見てしまうことあるもんで、

取り敢えずトイレ行って、一服して、ホント、ヤバかったなあって感じで……。

                                                            

自分の脳とか心臓とか、基本的にあんまりユックリ休むってことないみたいで、

で、自分、それほど長生きはしないんじゃないかって、昔から思ってるんだけどね。

                                                            

                                                           

昨日は角海老ボクシングなもんで、赤コーナーは全て角海老ボクサー。

                                                          

さてさて、試合は予想通りの展開だったんでしょうか。

                                                             

ホールに着いたら、なんと試合前のこの場でプロテストやるってことで、

自分、キャッチーなことの全部が嫌いな訳じゃないんだけど、

昨日はそういう気分になれなかったもんで、いきなりの休憩タイムだったんだよね。

                                                           

                                                             

☆鎌田卓君×竹内護君(ヨネクラ)……W 4R

2勝(2KO)2敗のサウスポー、26才・北海道と、2勝2敗2分の25才・神奈川県。

                                                           

太いのが鎌田君、高いのが竹内君。

                                                           

1R、仕掛けが先だったのは鎌田君の方で、竹内君、少しばかり出遅れ気味で、

それでも二人とも、そんなんで最後まで持つのかってほどの飛ばし方なんだわ。

                                                           

1分過ぎ頃から、徐々に竹内君、受け身に回ること多くなって、腰伸び気味で、

鎌田君の方が、気持ちの強さと回転力が明らかに上回ってきてるんだわ。

                                                            

で、1分30秒過ぎ、鎌田君のドコドコパンチが決まって、竹内君、ダウン。

                                                            

再開後、当然の如く一気呵成の鎌田君、左ストレート一発直撃させたら、

竹内君、思いっ切り北ロープまで飛ばされてしまって、レフェリー慌てて即ストップ。

結局、1分49秒、鎌田君のKO勝ち。

                                                          

鎌田君、荒っぽい事この上ないんだけど、見てて詰まんない試合は決してしないね。

                                                           

                                                          

☆大橋健典君×伊藤圭太君(花形)……Fe 8R

7勝(5KO)1敗の22才・島根県と、8勝(4KO)12敗2分の31才・東京都。

                                                            

試合前偶然,、大橋君とトイレで一緒になって、今日は貰わないようにするのが目標、

って言ってたけどね……。

                                                         

1R、伊藤君、経験豊富なんだけど、そのせいか、つい相手見過ぎる傾向強くて、

立ち上がり、どうしても後手に回ってしまうこと多いんだけど、

この日も、ちょっと仕掛け遅れになってしまって、大橋君に連打許してるなあ。

                                                              

その大橋君、決して華麗という訳じゃないんだけど、シッカリ軸で強く打ってるね。

                                                           

伊藤君、前の手の使い方も充分じゃないし、

この回終わった時、左目周辺、かなり腫れてるんだよなあ。

                                                          

2R、伊藤君、手数少ないし、そもそも攻め込みの時、振りが大き過ぎるよなあ。

それに、当てられた時、平気ですよおって両手拡げるポーズ見せてるけど、

ああいうのは、却って、いいのを打たれましたって白状してるようなもんで、

絶対止めた方がいいと思うんだけどなあ。

                                                            

大橋君も、流れが忙しくなるとついつい振りが大きくなる傾向あるんだけど、

相手の手数が少ないのと、合わせるのが上手くないもんで助かってるね。

伊藤君、左目上ヒットカットされてるね。

                                                             

3R、始まって30秒、伊藤君、とってもいい右クロス直撃させたんだけど、

残念、そこから細かい連打に繋げることできなくて、展開変えられないんだよなあ。

                                                           

4R、伊藤君、両目周辺腫れてきてるんだけど、それにてもヘバらないのは立派で、

気持ちの強さは充分見せながら、懸命にボディブロー増やしていってるね。

                                                            

大橋君も、徐々に激闘の跡、顔面に出てきて、顔赤くし始めてるんだわ。

                                                            

5R、お互いメリハリ無くなってしまって、なんかタルーイラウンドに終始。

                                                           

6R、大橋君、右ストレートボディ、簡単に貰い過ぎじゃないのって思ってた矢先、

相手が疲れて、極端に手数落ちたのを見定めるや否や、

一気の攻勢かけていって、4~5発連続的中させて、伊藤君を北ロープに飛ばして、

体伸びてアゴ上がってしまったとこ、2分47秒、レフェリーストップエンド。

                                                                                                                    

ちょっと早い気もしないでもなかったんだけど、小さいパンチだったけど、

その4~5発、結構な直撃度だったし、下がり方に全く力無かったから妥当だね。

                                                            

伊藤君、いかにも攻守ハッキリし過ぎてだったなあ。

それにしても、頃合い見計らってたような大橋君の一気攻勢、見事だったね。

                                                            

                                                            

☆関豪介君×竹内佑典さん(JBS)……Fe 8R

8勝(1KO)0敗1分のサウスポー、26才・熊本県と、

13勝(2KO)8敗のランク7位、25才・長野県。

                                                            

KO率は高くない同士なんだけど、気持ち溢れたパフォーマンスする二人で、

とにかく、距離がポイントなんだよね。

                                                            

1R、竹中さん、溢れる気持ちのまま殴りに行くと、それは相手の思うつぼで、

ガッチャガチャになった時の関君、ホント凄いんだよね。

                                                            

10㎝ほどデカイ竹内さん、前の方でさばき切れないで、結構中に入られてるね。

ガツガツッとした中で、関君、左目上ヒットカット。

                                                               

2R、始まって即10秒、竹内さん何気にフワッと下がるとこ、関君、左ストレート、

踏み込みながら見事的中させて、ダウンゲット。

                                                             

それ、そこそこのダメージで、で、関君、鬼の一気追撃、詰める攻めるで、

相手をロープに押し込んだんだけど、そこでいきなりレフェリー割って入って、

その詰め寄りの時にバッティングカットした関君の右目上カットのドクターチェック。

                                                           

そのまま一気にカタ付けられそうなとこだったもんで、そこで止めるかあって、

そんな感じしないでもなかったんだけど、確かに大出血で仕方なかったのかもね。

                                                             

竹内さん、一息入れることできたし、相手の出血見て俄然やる気出してたなあ。

                                                           

3R、角海老ジムのカットマンの腕、とっても優秀なんだけど、

このまま4Rまで、何とか持たせようって必死の止血してたね。

                                                            

オウオウ、今度は竹内さん、左目上ヒットカットされてのドクターチェックで、

関君、右顔面、竹内さんは左顔面って、それぞれ血だらけの様相呈してきたんだわ。

                                                            

4R、こんな感じだとこのラウンドまでじゃないかって程の血みどろ壮絶戦で、

リングサイドに、血が飛びまくって来るんだわ。

                                                          

お互い、そういう認識は共通してたみたいで、とにかく二人とも必死だったんだけど、

この辺りから関君の消耗進んでるのが見えてきて、竹内さん、必死の挽回挽回。

それにしても、レフェリーのシャツ、両そで口が赤く血に染まってしまってるなあ。

                                                           

5R、竹内君の盛り返し半端じゃなかったんだけど、残り1分、関君の右顔面、

もうダラダラの血だらけで、こりゃ止めた方がいいよのドクターストップ。

                                                           

で、5R2分丁度の負傷判定で、48-46×3の3-0で、関君の勝利。

                                                            

結局、2Rのダウン分の差が出たんだけど、あのまま続けてたら、

竹内さん、随分取り戻せてたかも知れないね。

                                                          

                                                          

☆コーチ義人君×中嶋孝文さん(ドリーム)……56㎏ 8R

10勝(3KO)0敗1分の20才・東京都と、

18勝(7KO)5敗1分のランク5位、27才・青森県。

                                                            

二人とも、とってもとっても良く知ってるし、会えばよく話するし、

で、この試合見るのちょっとシンドイとこあったんだけど、

コーチ君、ここんとこなんかふっ切れてないって聞いてたし、

一方の中嶋さん、最近のボクシング、絶対何か掴んだって感じしてたもんで、

冷徹に考えて、中嶋さんが圧勝するっていうのが自分の予想で、

周りの人に聞かれても、そういう風に答えてたんだけどね。

                                                           

中嶋さんの実家、青森でリンゴ農園経営してるんだってね。

で、この日のリングコールは、“中嶋アップル孝文” ってことで……。

                                                            

1R、コーチ君、いつもの通りの感じで、まあまあのスタート。

                                                                

中嶋さんは、冷静スタートで、相手との距離感とパンチの強さ測ってたんだけど、

中盤過ぎから、メリハリ効いた攻撃開始で、行くと決めた時の圧力やっぱ凄くて、

ワンツーの威力と伸び素晴しくて、いきなりいい右ストレート二発当ててたね。

                                                             

一方のコーチ君、相変わらず華麗なコンビネーション見せるんだけど、

上体の動きだけに留まってて、鋭い踏み込み足りてないんだよなあ。

                                                             

2R、コーチ君、距離キープしながら可能性ある動き見せてるんだけど、

中嶋さん、ディフェンスとってもいいし、腕振りの力強さも圧倒してるんだわ。

                                                            

3R、中嶋さん、以前より風格というか、自信に溢れたボクシングで、

相手のタイミングのいい左の返しも巧く外してるし、打ち返されそうになると、

スッと身を寄せて相手に腕振りのスペース与えないし、なんか惚れ惚れなんだわ。

                                                            

コーチ君、元々一発必殺系ではないし、気持ちいいリズムが維持できないと辛くて、

なかなか思うような展開に持って行けなくて、ちょっとバランスも良くないんだわ。

                                                             

4R、お互い大きく振り合う場面、徐々に増してって、いよいよ佳境なんだけど、

コーチ君、ちょっと腕振りが雑というか大き過ぎて、危険な隙が増えてきて、

それに、元々抜群のボディワークをディフェンスの主体にしてたんだけど、

相手のレベル上がったら、もう少し両腕使ったガードも要ると思うんだよね。

                                                          

で、1分17秒、二人の連打が交錯した刹那、中嶋さんの方が鋭く細かく振れてて、

足元乱れたコーチ君、思わずリングにグローブ着けてしまってダウン。

                                                            

大ダメージではなかったんだけど、中嶋さんを気分良くさせたのは間違いなくて、

再開後、リングサイドの田中教仁さんから、マス、マスのリズムでって声受けて、

中嶋さん、フッと動き静めたとこから、いきなりの左フック繰り出し直撃させて、

その時の動き、瞬間のシフトアップだったもんで、コーチ君避け切れなくて、

で、ユラーッと体揺らいだ相手を見た途端、そういとこからの中嶋さん、

以前からも抜かりないもんで、ここは当然追撃の鬼になって、鋭く寄って、

左、右って、力込めたフックを連続大直撃させたんだわ。

                                                                 

青コーナー近くのロープに詰められたとこでの大被弾だったもんで、コーチ君、

逃げ場ないまま、その場に崩れ落ちるようにダウンしてしまって、

衝撃的な被害度だったもんで、そりゃ仕方ないレフェリーストップだったんだわ。

                                                              

2分22秒のとこだったんだけど、それにしても中嶋さん、

2年前、蔦谷貴法君に倒されてランク落ちしてから、結構キツイメンバー相手に、

これで4連勝(3KO)で、試合後話したら、あれ以降、自分なりに色々考えて、

精一杯練習したんですって、そう答えてたんだけど、ホント、強くなったよなあ。

                                                              

終始集中切らさないし、軸とガード、シッカリしてるし、攻守の切り替え早いし、

攻め込む時の勢い凄いし、ホント男気と才気に溢れたボクシングするんだわ。

                                                             

それにしてもコーチ君、こういう結果全然見えてなかったってことはなくて、

もう一度気持ちの立て直しからしないとマズイって思ったんだよね。

                                                            

初心に戻って、何のためにボクシングするのかってこと考え直して、

そこハッキリさせた上で、自分の長所と足りてないとこ冷静に分析して、

これからどういう風に鍛えていったらいいか、真剣に考える必要あると思うんだよね。

                                                              

今までは持ってるモノそのまま素直に出せれば普通に勝てたけど、

上の方、強いメンバーはなかなか許してくれないってことで、

この位の時期に倒されて、却って良かったんじゃないかとも、自分思うんだよね。

                                                              

中嶋さんだって、もう勝利が見えて来たとこで、倒されてしまってから、

二年がかりで、またここまで登り直して来て、この日は自分見た中でのベストで、

それはジム関係者もみんな同じ意見で、こういうのホント、アリなんだよね。

                                                            

コーチ君、まだ20才だし、今からボクシング始めるんだって、

そういう気持ちでいいって思ってるんだけどね。

                                                            

                                                           

☆緒方勇希さん×伊藤健剛君(本多)……58㎏ 8R

13勝(2KO)0敗1分のランク8位、27才・佐賀県と、

9勝(6KO)8敗の30才・千葉県。

                                                           

今、角海老ジムで、一番安定感あるというか、試合による出来不出来少ないのは、

間違いなく緒方さんで、そりゃ派手さはないんだけど、実に堅実なんだわ。

                                                            

1R、思ってた通り、先仕掛けは伊藤君の方で、もうガンガン攻め込むんだけど、

決定打見せられないまま一段落すると、緒方さんの逆襲一気に浴びてて、

彼、距離の短いコンビネーション打つの、ホント巧いんだよね。

                                                              

伊藤君、早くも左目尻ヒットカットされてるけど、左ボディはいいの打つんだわ。

                                                              

2R、伊藤君、全体に攻め込み雑だし、打ち終わりが緩くなってしまうとこ、

緒方君にスッカリ見切られて、返しの右をカウンターで貰い過ぎなんだわ。

                                                             

ただ、他のパンチは雑々なのに、左ボディブローだけは異常に素晴しくて、

あれ、緒方君、結構効いてると思うなあ。

伊藤君、この回、左目上バッティングで大腫れ。

                                                             

3R、序盤伊藤君、頭振りながらグイグイ詰めて、いいボディショット打ち込んでて、

可能性見せてたんだけど、中盤以降疲れが浮き出てきて、動き止まってるし、

左目の上、タンコブのように腫れあがって来て、なんか別人の形相なんだわ。

                                                            

4R、伊藤君の消耗益々進んで、空振りしても、軽く当てられてもバランス崩してるし、

強く振れる時間がとっても短くなってきて、そもそも自分から行けなくなってきてるね。

                                                          

5R、伊藤君の腫れ、大丈夫かあってほどになってたんだけど、

この回始まってすぐ、レフェリーストップかけてドクターチェックかかったんだけど、

案の定、これは無理でしょってことで、0分07秒、負傷判定持ち込みで、

結局、50-46、49-47×2の3-0で、緒方君の勝利。

                                                            

自分的には、彼らしい試合はできたって思ったんだけど、

彼、いかにも不満そうにダメですって言ってて、やっぱりボディブロー貰い過ぎたこと、

大いに反省してたんだけど、顔面は殆ど傷付いてなかったのは立派。

彼、天性の避け勘持ってるんだけど、やっぱり、ガードもちゃんとしてるもんね。

                                                           

                                                              

☆下川原雄大×尹文鉉君(ドリーム)……W 8R

17勝(6KO)6敗2分のランク2位、29才・東京都と、

11勝(2KO)1敗1分の28才・栃木県。

                                                          

距離、距離、距離が全てだったんだけどね。

                                                           

1R、長い左使ってシッカリ距離取って、下川原さん、余裕のアウトボクシングで、

初めの二分間ほど、尹君、全く手の施しようもなくて、

ズーッと詰め寄るきっかけ探り続けてたんだけど、

何と、下川原さんの方が詰めて来てくれて、それまでの勢いのまま気持ち良さそうに、

尹君を西ロープに詰めた途端、尹君、待ってましたの右ショートフック、

絵に描いたようなカウンターで当てることできて、下川原君からダウンゲット。

                                                          

仰天のショットだったもんで、場内大騒ぎのとこへ、さっきの中嶋さんが来て、

自分の横に座って、尹君の応援開始。

                                                             

リング上の二人、実は共に勝ちみが遅いというか、とにかく時間かける方なもんで、

長い試合になるんじゃないかってそう思ってたんだけど、結局その通りで、

2~3Rは、お互いの慎重さがモロに出た、どんよりとした展開だったんだわ。

                                                       

4R、尹君のクロス気味の右オーバーハンドとか、左ストレート、

なんだかボコボコ当たるようになって、下川原さん、L字ガードじゃ防ぎ切れなくて、

で、もっと左腕、ガードポジション取った方がいいと思うんだけど相変わらずで、

この後もポコポコ、ポコポコ、結構簡単に当てられてるんだけどなあ。

                                                             

5R、下川原さん、流石に飛ばして来て、でも尹君、我慢し切るし、絶対下がらないし、

そりゃスピードもパンチ力もないんだけど、あの諦めの悪さは天性みたいだし、

派手さ無いんだけど、ショートブローの的確性は頭抜けてるし、ガードもいいんだわ。

                                                        

6R、下川原さん、左ガードの甘さ益々目立ってきてる一方、

尹君のパンチの正確度、回追うごとに増して、地味にポイント持っててるんだわ。

                                                           

7R、初めの1分、意を決したような下川原さんの猛攻凄まじくて、

この辺からが下川原さんの真骨頂なんだけど、尹君、直撃避けるの実に巧くて、

連打されてる中から、的確な打ち返しができるんだよなあ。

                                                         

8R、結局下川原さん、4Rくらいから、終始尹君の土俵でのボクシングさせられて、

待ち切れなくて相手の思うつぼにはまってしまった感じのまま終了ゴング。

                                                          

結局、80-72、79-72、78-74って圧倒差の3-0で、尹君の勝ち。

                                                          

だけどさあ、幾らなんで、80-とか、79-とかはないだろうって、

陣営の人達だって、ちょっと貰い過ぎだわって言ってたけどね。

                                                           

自分は、下川原さんの派手派手大スリット入りトランクスが、

必要以上にジャッジの反感勝ったんじゃないのって答えておいたんだけどね。

                                                          

それにしてもこの日の下川原さん、試合当初から動きにそれ程のキレと精彩なくて、

多分、体調絶好調ってのとほど遠かったんだと思うんだけど、

とにかく、攻撃も一本調子過ぎて、リズム変える工夫も足りてなかったし、

フットワークも当て勘も、いつもより数段良くなかったんだよなあ。

                                                        

一方の尹君、ホント、いっつも自分のボクシングきっちりやり通しすし、

好不調を絶対表に出さないし、パンチ力もスピードもそれほどでもないボクサーが、

どうして負けないのかっていう見本が、そこにあるって感じなんだよね。

                                                            

試合後、李冽理さんと話してる場面に行き合って、で、聞いたんだけど、

やっぱり二人同じ職場だったんだよね。

                                                            

                                                            

以上で終わりなんだけど、結局、前日予想と違った結果だったのは、

実はメインイベントだけだったんだけどね。

                                                          

                                                            

【本日のベスト3ボクサー】

① 中嶋孝文さん

② 尹文鉉さん

③ 緒方勇希さん

                                                   

                                                    

通路で、小池浩太さんがコンチワって声かけてくれて、

あんまり良くは書かれてないんすけど、いつも読んでますよおって言われて、

それでも声掛けてくれて、太っ腹に感謝で、異常に嬉しかったんだよね。

で、ボクサー達には相当面が割れてるって思った方がいいって、つくづく思ったな。

                                                             

                                                            

昨日もね、電車の中で帝拳ボクサーとコンニチワってことで、

なんと粟生隆寛さんで、勿論、練習に向かう途中だったんだけどね、

なんか最近、待ち伏せしてるみたいに良く乗り合わせるんだよね。

                                                             

                                                           

今日はなんだか朝から冷たい雨で、後楽園ホールはG+でフル生中継だから、

ゴロンと横になって見る方がよっぽど楽だしなあって思わないでもなくて、

まあ、30分チョットで行けるんだから、やっぱり行ってみるかあって……。

                                                            

2011年12月 1日 (木)

12月のボクシング

                                                       

最近のプロ野球、スポーツニュースだけでしか見ないんだけど、

一応、来年のセパ12球団の応援順序決めてみたんだわ。

                                                         

① ヤクルト・地味地味スワローズ

② 西武・中途半端ドームライオンズ

③ 東北楽天・復興イーグルス

④ 日本ハム・転々ファイターズ

⑤ ソフトバンク・中継所増設ホークス

⑥ オリックス・元々近鉄バッファローズ

⑦ ロッテ・韓国チームかオリオンズ

⑧ 広島・マツダ市民カープ

⑨ 横浜・モバゲーベイスターズ

⑩ 中日・とにかく暗かったドラゴンズ

⑪ 阪神・ヒョウでもいいタイガーズ

⑫ 読売・どうでもいいジャイアンツ

                                                           

                                                           

12月の試合見通しの前に、恒例により、まずは11月のボクシングの反省会。

これ、一人だけの、独りよがりで、心の中の決着付ける為だけにやってんだよね。

あくまで自分が見た試合だけに限定してるもんで、意味あるのかって思うんだけどね。

残念ながら期待外れだったのは、粟生隆寛さん、五十嵐俊幸さんだったかなあ。

                                                         

                                                          

【11月のボクシングベスト10】                                                 

*左が勝利ボクサー、( )は、予想時点順位。

                                                      

① 岩佐亮祐さん×ゼロフィット・ジェロッピ瑞山さん (2)

② 山中慎介さん×クリスチャン・エスキベル (1)

③ 久保幸平君×鈴木武蔵君 (3) 

④ 大内淳雅さん×濱中優一さん (5)

⑤ 奈須勇樹さん×阿知和賢君 (8)

⑥ 尾川堅一君×伊原健太君 (7)

⑦ 平山悦久君×川名充君 (次)

⑧ 千波丈二君×溜田剛士君 (9)

⑨ 新藤寛之さん×千葉透さん (ー)

⑩ 田中教仁さん×吉田アーミー真君 (6)

                                                   

                                                 

【12月の注目試合】

                                                 

・12月 2日……後楽園

          下川原雄大さん×尹文鉉君、緒方勇希さん×伊藤健剛君、

          コーチ義人君×中嶋孝文さん、関豪介君×竹内佑典君、

          大橋建典君、鎌田卓君。

                                                        

・12月 3日……後楽園

          赤穂亮さん×白石豊土さん、外園隼人さん×遠藤圭君。

                                                          

・12月 4日……大阪

          大澤宏晋さん×松田直樹さん、庄司卓司君×中堀剛君。

                                                           

・12月 5日……後楽園

          塩谷智行さん×コブラ諏訪君、高橋謙太君×横田佳久君、

          イベリコ・ユン君×加瀬康司君、立川雄亮君×谷田部隆士君。

                                                        

・12月 7日……後楽園

          大竹秀典さん×益田健太郎さん、大久保大騎君×伊藤翔君。

                                                          

・12月 8日……後楽園

          今関祐介君×ズリ・カンナンさん、中野晃志君、川味聡君。

                                                          

・12月11日……石川

          ロリー松下さん×大場浩平さん。

                                                         

・12月11日……大阪

          加治木了太さん。

          (加治木さん、加治木ダイナマイト了太ってリングネーム変更?)

                                                         

・12月12日……後楽園

          佐藤幸治さん×淵上誠さん、チャーリー太田さん×和田直樹さん、

          野崎雅光さん×福本雄基さん、島村国伸君×小竹雅元君。

                                                           

・12月13日……後楽園

          濱田修士君×ガンバレ将太君、林欽貴さん×森眞君、

          荒井遼晴君×小澤大将君、小野木協栄君×若松竜太君。

                                                         

・12月18日……後楽園

          全日本新人王決定戦

                                                           

・12月19日……後楽園

          天笠尚さん×鈴木徹さん、久永志則君×長井祐太さん、

          杉崎由夜さん×山田健太郎君。

                                                           

・12月21日……後楽園

          江藤光喜君×堀陽太君、江藤伸吾君×阿部隆臣君。

                                                           

・12月31日……横浜

          内山高志さん×ホルヘ・ソリス、

          細野悟さん×セレスティノ・カバジェロ、

          岡田誠一さん×梅津宏治さん。

                                                         

                                                         

                                                                    

【12月のボクシング期待度ランキング】

                                                   

*12月には去年以上の好カードが沢山組まれてるもんで、

次点グループとランキングされた試合との差はそれほどなくて、迷ったんだよね。

                                                         

去年の12月は8回の現場観戦で、それでちょうど年間100回だったんだけど、

今年は11回もあって、となると年間107回って、周囲にそんなヤツ一人もいなくて、

素人としてはもう前人未到の世界に突入するんだよね。

                                                            

                                                        

① 内山高志さん×ホルヘ・ソリス

② 中嶋孝文さん×コーチ義人君

③ 天笠尚さん×鈴木徹さん

④ 佐藤幸治さん×淵上誠さん

⑤ 赤穂亮さん×白石豊土さん

⑥ 野崎雅光さん×福本雄基さん

⑦ 細野悟さん×セレスティノ・カバジェロ

⑧ 梅津宏治さん×岡田誠一さん

⑨ 大竹秀典さん×益田健太郎さん

⑩ 外園隼人さん×遠藤圭君

                                                  

(次)

大澤宏晋さん×松田直樹さん、下川原雄大さん×尹文鉉君、

塩谷智行さん×コブラ諏訪君、大久保大騎君×伊藤翔君、

ロリー松下さん×大場浩平さん、荒井遼晴君×小澤大将君、

チャーリー太田さん×和田直樹さん、久永志則君×長井祐太君、

杉崎由夜さん×山田健太郎君、出田裕一さん×加藤壮次郎さん。

                                                  

*12月18日には全日本新人王の決定戦があるんだけど、

今回は西軍代表ボクサーのビデオ見てないもんで、

そもそも、勝敗予想しかねるとこあるんだけど、

安慶名健君、喜久里正平君、岩崎悠輝君、千波丈二君、尾川堅一君、

藤中周作君、佐々木左之介君の7人は大きく水準超えてるもんで、

誰が相手でも、まず負けることはないんじゃないかって思ってるんだけどね。

                                                     

                                                   

【海外ボクシング】

                                                  

・12月 3日……ミゲ―ル・コット×アントニオ・マルガリート、

           アブネル・マレス×ジョセフ・アベコ、

          アンセルモ・モレノ×ビック・ダルチニャン。

・12月17日……アンドレ・ウォード×カール・フロッチ。

                                                                           

                                                       

気が付いたら12月ってことで、でもまあ、自分みたいな気楽な無職にとっては、

特にどうってことはないんだけどね……。

                                                         

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