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2011年11月

2011年11月30日 (水)

後楽園ホール・11月29日

                                                          

後楽園ホールへ向かう電車の中で、斜め前の席に座った二人連れをふと見やると、

何と、ホルヘとカルロスのリナレス兄弟だったんだわ。

                                                          

この電車、この時間帯だと、練習に行く帝拳ボクサー達とよく乗り合わせるんだわ。

佐藤幸治さん、亀海喜寛さん、外園隼人さん、尾川堅一君とか……。

                                                       

アレッと気が付いた途端、カルロスと目が合ったもんで、

ハーイって感じで手上げたら、カルロスが肘でホルヘを突っ突いて、

兄ちゃん、変なオヤジが笑いかけてくるんだけどって感じで、

で、自分、こういう時、結構平気で話しかけることできるもんで、

ちょっとリナレスと話して、カルロスがまだ日本で試合するずっと前、

リナレスと一緒にホールにいた時、もう4年も前のことになるんだけど、

サイン貰ったことあるんだけど、勿論、君達は憶えてないんだろうけどねって……。

                                                            

で、その後はお互い其々スマートフォン眺めて静かな時間が過ぎていって、

自分、電車降りる際には黙ってソーッと降りようって決めてたんだけど、

ドア前に移動してから、ちらっと見たら、ホルヘがニッコリ笑って手振ってくれてね、                                                           

自分、こういう場面に出くわすと、もっともっとファンになってしまうんだよなあ。

                                                            

                                                              

ホールに入ったら、見覚えある子がチョコッと会釈してくれてたもんで、

自分、勇気出して、ゴメン名前が浮かばなくてって伝えたら、

野口ジムの坂入ですって、彼、試合の時と全く印象違うもんで、

一瞬分かんなかったんだけど、そうだよなあ、坂入裕君だったんだわ。

                                                              

それにしても、昨日は野口ジムからは出場者いなかったもんで、

今日は誰を?って聞いたら、マナベジムの長嶺克則君の応援なんだってさ。

                                                           

少ししたら、マナベジムの加藤諒君もやって来て、二人とも知り合いみたいで、

みんな、いろんなとこで繋がってるんだよなあ。

                                                             

                                                            

昨日は、デビューボクサーが11人いたし、未勝利も3人いて、

つまり、来年の新人王トーナメントへのエントリーを賭けてるボクサー達が、

結構沢山いて、気合い入る大事な試合が多かったんだよね。

                                                            

名前の読み方の難しい新人ボクサーが多かったもんで、

今回は、その辺ちょっと触っておくね。

                                                        

                                                                                                                

☆村山勝也君(小熊)×小原隼一君(船橋ドラゴン)…53㎏ 4R

デビュー戦の21才・埼玉県と、デビュー戦の18才・千葉県。

                                                       

小原君の名前、ジュンイチって読むんだってね。

                                                           

1R、村山君、ちょっと後ろ足体重過ぎるせいか、ツッ立ち気味の構えなもんで、

打ちに行く時、間ができてしまって届きが良くないし、打ち方も優し過ぎなんだわ。

                                                            

小原君の方は、全体にバランス取れてて、戦う気持ちも溢れてるね。

                                                            

2R、小原君も、もう少し力込めて打てるといいんだけど、

取り敢えず無茶な大振り少ないし、小さい回転で打とうと意識してるみたいだね。

                                                           

村山君、折角の長いリーチなんだけど、体から手が離れ過ぎる場面が多いし、

あんまり上体が動く方じゃないもんで、結構ポコポコ当てられて、早くも顔面真っ赤。

                                                              

3R、村山君のストレートは突っ突くようだし、小原君は押し出すようだし、

お互い、弾ける感じが足りないんだけど、この回、村山君、初めて右直撃させて、

小原君、一瞬ヨロケル場面あったんだけど、村山君、残念ながら追撃叶わず。

                                                            

4R、二人とも疲れたみたいで、お互い鼻血出てるし、変に見過ぎること多くなって、

展開は緩くなってしまったんだけど、ヘバリが進んでるのは明らかに村山君の方で、

小原君の最後の頑張りに徐々に反攻できなくなってしまって、

結局、2分33秒、幾つかストレートを直撃されたとこで、レフェリーストップエンド。

                                                            

                                                           

☆中島直樹君(ワタナベ)×中嶋竜太君(RK)……56㎏ 4R

1勝3敗の33才・愛知県と、デビュー戦のサウスポー、23才・神奈川県。

                                                             

中島君はナカシマって読み、中嶋君はナカジマって読むんだわ。

それにしても同じような姓なもんで分かり難いから、下の名前で書くね。

                                                            

1R、竜太君、いかにもフィジカル強そうだし、強打に自信持ってるのが浮き出てて、

それ、敏感に感じ取ったか直樹君、ちょっと呑まれたような感じなんだわ。

                                                               

竜太君、腕振りはまだまだ雑なんだけど、前向きな気持ちに溢れてて、

残り1分切ったとこで、少し軽かったんだけど、左ストレート見事直撃させて、

直樹君から、膝着きダウンゲットで、当て勘もなかなかいいんだわ。

                                                              

2R、なんだか二人の力量差、歴然としてしまってきて、始まって20秒、

直樹君が何気ないような感じで右ストレート出した途端、それに合わせるように、

竜太くん、力こもった強烈な左ストレートブチ当てて、直樹くんからダウンゲット。

                                                            

直樹くん、何とか再開して前向きに挑んではいったんだけど、

竜太君の勢い止められなくて、リング中央で二人のパンチが交錯した直後、

右、左って連続直撃されてしまって、この回2度目のダウンでKOエンド。

0分56秒のことだったんだわ。

                                                            

                                                             

☆長嶺克則君(マナベ)×高野健太郎君(船橋ドラゴン)…F 4R

デビュー戦の20才・沖縄県と、デビュー戦の26才・千葉県。

                                                             

長嶺君、頭小さいし、体のバランスとってもいいし、面構えもボクサーらしくていいね。

彼、友達山ほどいるみたいで、随分応援多かったなあ。

                                                              

高野君、少し猫背気味で、長金髪バサバサさせてるね。

                                                             

1R、攻撃のとっかかりは高野くんの方で、彼、とってもいい左連発して、

いきなり主導権取りに行って、仕掛ける仕掛けるなんだわ。

                                                            

驚いたのは長嶺君で、彼、相手の先制攻撃に対して、実に冷静に対処出来てて、

慌てることなくシッカリガードで直撃避けながら、とってもいい脚の動きしてるんだわ。

                                                          

長嶺くん、ガードポジションから即打ち返す体勢も取れてて、一瞬の間逃さず、

こういうの、デビューボクサーにはなかなか見られないんだけど、

1分過ぎ辺りだったかなあ、とっても伸びのいい右クロス打ち込んだんだわ。

                                                             

二人ともデビューボクサーとしては、水準以上の動きができてて、

とっても見応えあったんだけど、残り1分近くになった時、リング中央で長嶺君、

クロス気味に右放った後の左の返し、見事直撃させることできて、

高野君からダウンゲットしたんだけど、なんか絵に描いたようだったよ。

                                                          

高野君、何とか立ち上がりはしたんだけど、かなりのダメージ引きずってて、

そういうの見逃すほど長嶺君甘くなくて、鬼の一気追撃で、

北西ニュートラルに追い込んで、フィニッシュに入ったとこで、

高野君の反撃、全く止まってしまって、妥当なレフェリーストップエンド。

2分10秒、2ダウンってことで、長嶺君、デビュー戦KO勝ち。

                                                            

二回目はレフェリーが止めたんだから、それならあくまでTKOじゃないかって、

そういう考え方もあると思うんだけど、こういう場合、併せ技一本なんだよね。

                                                           

それにしても長嶺君、相手のパンチにタイミング良く合せるのとっても巧いし、

左のダブルとか、上下の打ち分けだとか、見てて楽しくなるボクシングなんだよね。

                                                              

試合終わった後、野口ジムの坂入君が長嶺君を連れてわざわざ来てくれて、

で、色々話したんだけど、彼、このブログ読んでくれてるみたいで、

そういうことなら当然、以前からの知り合いみたいな親近感湧いてくるんだよね。

                                                             

来年の新人王トーナメント、もしかしたらライトフライ級で出るかもしれないって、

彼、言ってたんだけど、間違いなく今年の出場者の誰よりも強いって思うんだよね。

                                                             

まだ一戦しかしてないし、それもたった2分ほどしか見てないんだけど、

これから先、体にも精神面にも色々起こるかも知れないし、

向上心失わない練習が続けられるかってこともあって、一概には言えないんだけど、

長嶺君、自分の中では既に、圧倒的な優勝候補なんだよね。

                                                                                                                     

                                                            

☆西野謙太郎君(ワタナベ)×田之岡条君(小熊)…51.5㎏ 4R

1勝(1KO)1敗の、31才・愛媛県と、1勝0敗の17才・埼玉県。

                                                          

田之岡君のジョウっていうのも、条って書くのは珍しいよね。

                                                           

えらく年の離れたサウスポー同士の戦い。

西野君には急遽の手伝いか、平山悦久君が私服でセコンド参加してるね。

                                                            

1R、西野君、ちょっと出遅れ気味だったんだけど、始まって1分20秒辺り、

リング中央でお互いの左ストレートが交差した時、上手いこと直撃させることできて、

田之岡君からダウンゲット。

                                                              

でも田之岡君、殆どダメージ残してなくて、却って目覚めたか、

身長とリーチの優位さ生かして、ダウン前よりガンガン攻勢かけ始めたんだわ。

                                                             

2R、攻撃の迫力では田之岡君圧倒してて、西野君、ヒッチが大きいし、

途中途中で、なんか両手が下がってしまう癖あって、空いたとこよく当てられてるなあ。

                                                             

3R、田之岡君も、ちょっとガチャガチャしてきてしまってるんだけど、

とにかく攻めてる感じは出てて、一方の西野君、攻撃にかける時間減ってるんだわ。

                                                           

4R、お互いここが勝負ドコなんだけど、二人とも消耗一気に進んでるみたいで、

もう、グズグズ、グダグダになってしまって、かろうじて田之岡君の方が、

当ててるかなあって感じのまま終了ゴング。

                                                             

自分的には38-37で田之岡君だったんだけど、

38-37、37-38、38-38って、計ったような1-1で、ドロー。

                                                          

                                                             

☆森口史章君(鉄拳8)×中村亜泰君(RK)……Fe 4R

デビュー戦の21才・京都府と、デビュー戦のサウスポー、23才・神奈川県。

                                                           

森口君、フミアキって読めないことはないけど、ノリアキとも読めそうだよね。

中村君の名前、ツグヤスっていうんだけど、なかなか読めないよなあ。

                                                              

シャドーの様子見てたら、中村君が圧倒するように見えたんだけどね。

                                                            

1R、森口君、10㎝以上上背あるんだけど、なんか腰引け気味だし、

上体の動きも良くないもんで、当てられそうだなあって見てたら案の定、

1分30秒くらいのとこで、体から手離れ加減になったとこ、中村君に右振り込まれて、

南東ニュートラル近くだったかなあ、とにかく直撃受けて腰落としダウンしてしまって、

再開後も盛り返すことできないまま、強烈なのを2~3発続けて貰ってしまったとこで、

レフェリーストップエンドで、中村君のデビュー戦KO勝ち。

                                                              

森口君、気持ち的に負けてたかなあ。

中村君も、ガード良くなくて、結構危険なパンチを偶然交わせてたってとこあったし、

ちょっと結果オーライって感じのとこもあったんだけどね。

                                                            

                                                             

☆込山好古君(ヨネクラ)×中川倭君(オサム)……52.5㎏ 4R

0勝1敗の19才・東京都と、デビュー戦の17才・神奈川県。

                                                               

込山君、そのままヨシフルって読むんだけど、なかなか出会えないよね。

中川君は、倭の国、つまりヤマトって読むんだってさ。

                                                       

とっても若いサウスポー同士の戦い。

                                                            

1R、二人とも、とっても殺気走ってて、いきなり危険度満々だったんだけど、

お互い、ファーストコンタクトが全てですって感じで、どっちかがガツンと一振りすると、

後はすぐ抱き付くって展開が延々で、要するにただの出会い頭勝負ってことで、

運の悪い方が負けるような、そんな流れだったもんで、取り敢えず休憩タイムゲット。

                                                            

結局、3R、0分40秒、中山君のKO勝ちだったってね。

                                                              

                                                          

☆シュガー宮内君(鉄拳8)×上村優君(ドリーム)……SFe 4R

デビュー戦の31才・鹿児島県と、デビュー戦の28才・三重県。

                                                               

上村君の名前、ユタカって、読めそうでなかなか読めないなあ。

                                                              

1R、宮内君、体力的に充分じゃないみたいで、初めっから下がりっ放しだし、

簡単に打ち込まれ過ぎで、いきなり時間の問題やってきて、残り40秒ほどのとこで、

上村君にドッコン一発、右ストレートブチ込まれてしまって、結局それでお終い。

2分26秒のことだったんだけどね。

                                                            

                                                            

☆渡部拓央君(ワタナベ)×村上育美君(国分寺サイトー)

                               ……F 4R

0勝4敗1分のサウスポー、24才・山形県と、1勝0敗の27才・愛媛県。

                                                              

1R、村上君、頭下げ加減にして、とにかく前へ前へのゴリゴリファイターで、

まだ勝ち星ない渡部君、こういう相手で大丈夫かあって感じだったんだけど、

この日の渡部君、足上手に使って一方的に詰められることなく交わしながら、

軽いんだけどタイミングのいいコンビネーションで、まずはポイントゲットなんだわ。

                                                           

2R、村上君、攻めに工夫足りなくて、ちょっと真っ正直過ぎるもんで、

渡部君、相手の右フックにさえ注意してれば何とかなりそうな雰囲気出てきて、

なんか、彼の初勝利に立ち合えそうな予感してきたんだよね。

                                                              

3R、始まって20秒ほどのとこで渡部君、気を付けなきゃいけない相手の右フック、

結構まともに貰ってしまって、ちょっとヨロついてしまって、危ない危ないなんだけど、

すぐ立て直して、ショートアッパー混ぜたコンビネーションとか、

返しに打つ右のショットのタイミングもとっても良くて、流れ渡さないんだわ。

                                                             

渡部君、もう少し強く打ち出せれば、相手倒すことできるタイミングで当ててるし、

パンチの緩急とか、一つのラウンドで3発ほど渾身の力で打つようにすれば、

つまり、パンチ力の問題じゃなくて、もう少し強く打つ意識が必要ってことで……。

                                                            

一方の村上君、何だか渡部君の動きについて行けないようになってるんだわ。

                                                               

4R、村上君、今更やり方変えられそうもなく、それまでの延長でやってるもんで、

渡部君、集中力欠いたり、余程のミスしない限り、大丈夫そうな雰囲気に満ちてきて、

結局、39-37×2、38-38の2-0で、祝初勝利。

自分のスコアは、39-37で渡部君だったけどね。

                                                           

すぐ近くで、坂入君と長嶺君とで見てたんだけど、彼らに渡部君のこと伝えてたから、

終わった時、二人とも渡部君の勝利に、ヨカッタっすねえって感じで拍手してたよ。

                                                             

試合後、渡部君に、オメデト伝えたんだけど、

そばにいたトレーナーの松浦さんが、眉間からダラダラ血流してて、

事情聞いたら、彼、渡部君の初勝利に舞い上がってしまったか、

リングから降りて、道具バケツ整理して持ち帰ろうとした途端、

リング階段の上の方の角にぶつけたってことで……。

                                                            

自分、長いこと後楽園ホールに通ってるけど、セコンドが血だらけになったの見たの、

初めてだったもんで、松浦さん、ブログに書かないで下さいねって言ってたんだけど、

こんなことは空前絶後なもんで、書かない訳にはいかないんだわ。

                                                            

医務室では渡部君より長い時間かかって、出てきた時、デッカイ絆創膏してて、

もしかしたら、後で縫わなくちゃいけないんだって、松浦さん、言ってたね。

                                                            

いずれにしても、衝撃的で思い出に残る初勝利だったんだよね。

3年がかりで掴んだ初勝利ってことで、渡部君、ホントにオメデトなんだわ。

                                                             

                                                          

☆田中亮治君(ヨネクラ)×田島雅彦君(石神井S)……W 4R

0勝1敗1分の25才・埼玉県と、デビュー戦の27才・富山県。

                                                             

田中君の方が10㎝ほどデカイんだけど、とにかく二人とも鈍重だし、

ホント、雑なボクシングなもんで、申し訳ない席外しってここで、

戻って聞いたら、39-37、39-38、38-39の微妙な2-1で、田中君だってね。

                                                          

                                                              

☆伊藤史耶君(MT)×宜志冨昭誠君(西城)……LF 6R

5勝(3KO)6敗1分の25才・神奈川県と、5勝(1KO)4敗1分の24才・沖縄県。

                                                              

伊藤君の名前は、フミヤって読んで、宜志冨君、ギシトミって読むんだよね。

                                                              

お互いイーブン戦績賭けた大事な試合なんだけどね。

                                                             

1R、お互い距離ピッタリ合って、シッカリした強い打ち合いから始まって、

取り敢えずは伊藤君、手数と的確度でポイントゲット。

                                                             

2R、二人の手数拮抗してきて、お互いの返しが危ないタイミングだし、

こりゃ、どっちもアリだなって感じになってきたんだけど、正確さでやっぱり伊藤君。

それにしても二人とも、気持ち溢れたパフォーマンスなんだよね。

                                                          

3R、こういう試合の場合、気持ちの緩み見せた方が負けるんだけど、

お互い、手止めたらやられるって、そういう強迫観念に支えられてるみたいで、

とにかく引かない引かない、手止めない止めないんだわ。

                                                             

4R、二人共、そろそろ持ってるモノ出し尽くした感じが漂い始めて、マンネリというか、

勝ち負け拮抗したB級ボクサーが陥り易いタルイ展開になってきたんだよなあ。

                                                             

二人とも、フィジカル面や気持ちの表現には何の問題もないんだけど、

この辺からの実技的な一工夫が実は足りてなくて、

一気に消耗系我慢比べに突入してしまったんだわ。

                                                             

結局、最後の方はいつものような、ヘロヘロ耐久根性戦になってしまったんだけど、

前半の空回り的ハンデを宜志冨君、中盤以降取り戻した感じで終了ゴング。

60-55、58-56、57-57って訳分かりにくい2-0で、宜志冨君の勝ち。

                                                           

あんだけ、気持ち溢れたパフォーマンスできるんだし、二人とも、まだ若いんだし、

もう少し、ボクシングスタイル変えてみるってことにも、

そういうことにも挑戦してみてもいいんじゃないかなあって思ったんだけどね。

                                                                

                                                           

☆萩崎聰歯君(F赤羽)×高橋克俊君(キクチ)……SL 6R

5勝(2KO)4敗のサウスポー、30才・静岡県と、5勝(1KO)4敗の27才・東京都。

                                                            

荻崎君、サトシって名前は珍しくないんだけど、こういう字を使うのは珍しいよね。

                                                              

1R、二人とも体デカイから、それなりに見なければいけないんだけど、

それにしても、いかにも鈍重、鈍重で、なんかマッタリやってるようにしか見えなくて、

で、トイレとか、タバコとか、コーヒーとか……。

                                                              

結局、3R終了時点での高橋君の棄権で、荻崎君のTKO勝ちだってね。

それにしても荻崎君、もう少しいい動きできるんじゃなかったっけかなあ。

                                                       

                                                           

☆荒井翔さん(ワタナベ)×名雪貴久君(船橋ドラゴン)

                          ………SFe 6R

8勝(5KO)0敗のランク11位、28才・北海道と、8勝(1KO)6敗の24才・千葉県。

                                                             

名雪君って、なかなかオシャレな名前だよね。

                                                          

最近の荒井さん、新人王トーナメントの頃とは全然違ってきてて、

年月経ってるから、そりゃ進歩してて当然なのかも知れないんだけど、

とにかく、以前みたいに、変に見過ぎるようなとこ全然ないし、

行くべき時行かないってのも全くなくて、威厳というか凄み増してきたんだよね。

                                                            

1R、名雪君、高めのガード上手く使って、それをフェイントみたいにも使って、

要するにガードフェイントってことで、なかなか斬新なスタートだったんだけど、

荒井さんの、ノッシノッシ歩み寄るようなプレスは半端じゃない威圧感だし、

一振り一振りの迫力、もっと半端じゃないモノ感じさせてるんだわ。

                                                              

で、名雪君、ズリッ、ズリッて下がらされる一方のとこ、1分半頃かなあ、

東ロープに詰め加減のとこで荒井さん、右フック一閃させたら、

それ一発で名雪君、ドーンとダウンしてしまったんだわ。

                                                           

名雪君、何とかリスタートはできたんだけど、既に意識飛んでるというか、

自分がどういう状況にあるのか分かってないみたいになってて、

で、荒井さんの凄まじいばかりの畳みかけ追撃に耐えうる訳もなく、

最後は、右フックを叩き落とすように打ち抜かれてしまって、

バッターンって、その場に四つん這いうつ伏せダウン喰らってしまって、

それ、ホント、壮絶な倒れ方だったもんで、当然の如くの即ストップエンド。

                                                            

1分52秒の出来事で、みんな大騒ぎだったんだけど、

荒井さん、野武士の如く、和尚の如く、毅然としたリングアウトだったなあ。

                                                            

通路ですれ違った荒井さん、もう全く打たれキズなくて、あんまり汗さえかいてなくて、

チラッと話しかけたら、あざーすって感じで、ニカッとしてたね。

                                                               

                                                             

                                                             

この日は12試合、全54Rが組まれてたんだけど、8試合がKO、TKOだったもんで、

終わった時、まだ8時半頃だったんだわ。

                                                           

                                                             

【本日のベスト3ボクサー】

① 荒井翔さん

② 長嶺克則君

③ 渡部拓央君

                                                                                               

2011年11月29日 (火)

エキサイトマッチ (11/27)

宇宙っていうのは、既に膨張一本槍ではなくなっていて、

徐々にその膨張速度が落ちてて、将来は停止を経て収束に向かうんだって、

そうして、ズーッと訳分かんないほど先の未来には、収束が加速度的に進んで、

最後は結局、なーんにも無かったってことになるんだって、

それまでの宇宙物理学では、そういうことになってたんだよね。

                                                          

その後、超新星に対する研究が進んだ結果、実は、宇宙は益々加速度を上げて、

まだまだ膨張し続けてるんだってことが判明したんだよね。

それ、1998年のことだったんだってね。

                                                                                 

そのパワーの源泉を “ダーク・エネルギー” と称してるんだけど、

その正体については、まだまだ今後の研究に委ねられてるんだってね。

                                                          

重力と反対方向に作用してるとしか考えられない、その何かにブチ当たった時、

アインシュタインは途方に暮れてしまって、宇宙を論ずること止めてしまったんだわ。

                                                          

                                                             

WOWOWのエキサイトマッチは、最近日曜日の夜7時に変ったんだよね。

                                                          

☆エルナン・マルケス×ルイス・コンセプション

31勝(24KO)2敗のWBA F チャンピオン、サウスポー、23才・メキシコと、

23勝(18KO)2敗の前WBAチャンプ、26才・パナマ。

                                                            

少し前に二人、倒し倒されの結果、11RにコンセプションがTKO負けしたんだけど、

今回はそのダイレクトリマッチ。

                                                           

1R、コンセプション、もう初めっからのガンガン攻めで、ベルト奪還まっしぐら、

って見てたら、1分過ぎ頃、離れ際にマルケスに軽く右を引っかけられて、

それ、当てた方のマルケスが一瞬驚くほど効いてしまったみたいで、

コンセプション、思わずヨロッとしてしまったんだわ。

                                                        

で、勿論、マルケス一気攻の畳込みで、右、左ってショートを細かく鋭く打ち込んで、

1分20秒、コンセプションからダウンゲット。

                                                            

コンセプション、立ち上がりはしたんだけど、再開後即、またもや右喰らってしまって、

1分35秒、またもやのダウン。

                                                             

コンセプション、何とか起き上がりはしたんだけど、もう殆ど無理状態で、

すぐ後に、今度はこれまでで一番の右フック大直撃されてしまって、

後ろ向きにバッタンダウンしてしまって、3ダウンルールでKOエンド。

                                                         

1分50秒ってことだったんだけど、結局、一番初め、ちょっと不用意にも見えた、

あの引っかけ右フック当てられたのが全てだったんだよなあ。

                                                           

                                                           

☆ウーゴ・ルイス×フランシス・アルセ

28勝(25KO)1敗のWBA B 暫定チャンピオン、25才・メキシコと、

31勝(22KO)7敗3分のWBA8位、30才・メキシコ。

                                                           

この二人も再戦で、チョット前、ダウン応酬経てのルイスの判定勝ちだったんだよね。

フランシスはホルヘ・アルセの2才年下の弟。

ルイスってのはこのクラスにしては、175㎝もあって、リーチも半端じゃないんだわ。

                                                        

1R、アルセ、初っ端から攻勢取る取るなんだけど、いかにも振りデカ過ぎで、

いきなりそんなの振り込んでも、滅多に当たんないと思うんだけどなあ。

あんまりなもんで、ルイスは様子見ながらのユッタリスタート。

                                                           

2R、ルイス、距離取るのはとっても巧いんだけど、自分からは全く行かないんだわ。

                                                            

3R、相変わらずアルセ、ガンガン虫で、ルイスを詰め続けて、

残り1分20秒ほどのとこ、相手をコーナーに追い込んだんだけど、

詰められたルイスが軽く出したのがカウンターになってアルセをコツンと打ったら、

アルセ、思わずヨレッとしてしまって、一気に流れ変わってしまったんだわ。

                                                          

で、残り40秒切ったとこで、アルセがブワ―ンと振り出してくるとこ、

ルイス、下がりながら、とっても角度のいい右アッパーをカウンターで打ち込んで、

見事、アルセから尻餅ダウンゲット。

                                                           

それ、相当な効き目で、立ち上がったアルセ、既にヘロヘロで抱き付くのが精一杯。

会場、ワーワー大騒ぎなもんで、ゴング聞こえず、セコンドが入ってたよ。

                                                             

4R、3R終了時点で棄権するかって、それ程のダメージだったもんで、

アルセが出て来たのは、ちょっとビックリしたんだけど、

案の定、始まってすぐ止め時が見えてきて、結局0分30秒、

殆ど倒される寸前のとこに、セコンドがリングに入ってきて終了したんだわ。

                                                         

アルセは、まだできるって暴れてたんだけど、あれはどうしたんだろね。

誰が見ても、もうとっても無理なのに、本人、自分を失ってしまってたんだろね。

                                                            

                                                          

☆ミゲ―ル・ガルシア×ファン・カルロス・マルチネス

26勝(22KO)0敗の北米チャンピオン、23才・アメリカと、

19勝(7KO)12敗1分の29才・メキシコ。

                                                           

二人の戦績眺めると、なんか初めかっから勝負の行方見えてるんだけど、

結局、予想通りの結果だったんだけど、ガルシアはいいボクサーだね。

                                                         

1R、マルチネス、結構いい動きしてて手数も多いんだわ。

                                                        

ガルシアの方は、まずはユックリ拝見って感じで余裕のスタートなんだけど、

左の突き合いになると、パワー差が歴然としてるんだわ。

                                                             

2R、マルチネス、相変わらず良く手が出てて、ガルシアの右目下腫れてんだわ。

                                                        

それでもガルシア、この相手ならジャブは要らないって判断からか、

殆どジャブ出さないんだけど、踏み込んでのワンツーは流石凄い迫力なんだわ。

                                                          

3R、ガルシア、少し狙い過ぎの感あるんだけど、当たれば破壊力抜群で、

この回まず1分30秒、華麗な右ストレート打ち込んで、それがまあホント美しくて、

そこそこのダメージ残したまま、残り20秒、今度は左フック張り飛ばして、

マルチネスからダウンゲット。

                                                          

マルチネス、何とか立ち上がりはしたんだけど、またもや左フック貰ってしまって、

何かもう殆どヤバそうな感じなんだよね。

                                                            

4R、それでもマルチネス、気取り直して頑張り直してるんだけど、

ガルシアのカウンター気味の左フックがいいんだよなあ。

                                                            

って見てたら、1分45秒、ガードの悪くなったマルチネスに対して、

またもやの華麗なワンツーが直撃して、マルチネス、この試合二度目のダウン。

                                                            

何とかリスタートはしたんだけど、マルチネス、いかにも無理そうで、

本気で倒しに行き始めたガルシアの前に、為すすべなく、殆ど一方的なまま、

結局、残り15秒ほどのとこで、レフェリーが割って入ってTKOエンド。

                                                            

ガルシアってのは、ちょっと見、緩み気味の体してるし、左の使い方が今一だし、

全体のスピード感には欠けてるんだけど、打ち込みに行った時の迫力は凄いし、

とにかく、いい当て勘してんだよね。

                                                           

                                                           

☆ノニト・ドネア×オマール・ナルバエス

26勝(18KO)1敗のWBC、WBO B チャンピオン、28才・フィリピンと、

35勝(19KO)0敗2分のWBO SF チャンピオン、36才・アルゼンチン。

                                                          

やっぱり、ドネアの方が10㎝以上デカイんだよね。

                                                             

サウスポーのナルバエスなんだけど、これがまあ、全くのビビリというか、

何しに来てるのか全く分かんないヤツで、ドネアの試合をブチ壊しに来ただけって、

そんな感じで、終始ガチガチガードなもんで打つことないから、

そりゃKO負けは無いんだけど、殆ど打たないからポイントにもなんなくて、

ホント、何考えてるのか分かんない、ただのへタレにしか見えなかったなあ。

                                                           

ナルバエス、そもそも一発必殺系じゃないんだから、数打たなきゃダメなのに、

10R過ぎても、なーんも変わらず、ちょっと動くサンドバッグみたいだったね。

                                                              

結局、120-108×3って、世界戦では見たことない呆れたスコアだったんだけど、

マルチネス、試合終わって、セコンドに肩車されてたけど、あれは一体何?

あれが一杯一杯なら、ホント、もう止めた方がいいと思ったけどなあ。

                                                         

2011年11月28日 (月)

11月度ランキング

先週、SRSジムの坂本会長と電話で話したんだけど、

あの人、相変わらず熱いんだよなあ。

それにしても、もう既に6人ものプロボクサー誕生させてるんだってね、凄いよね。

それからね、錨吉人君は来年の新人王トーナメントに再チャレンジするらしいよ。

                                                        

                                                           

この間、暇にまかせて去年のボクサー年鑑(日本人版)眺めてたんだけど、

全部で1,800人位のボクサーがいる中で、名前と顔が一致して、

こんなボクシングするんだよなあってイメージできるボクサーは420人位いて、

そのうち、話したことあるボクサーは140人ほどだってことが分かったんだよね。

                                                            

自分としては、もっと多いかと思ってたんだけど、そりゃ名前は知ってるけど、

顔が判然としないとか、どんなボクシングするかまではハッキリ憶えてないって、

そういうボクサーが結構沢山いるってことが分かったんだわ。

                                                           

で、この数字が、大きいのか小さいのかってことは全く分かんないんだけど、

一度見ただけで印象に残るルックスやパフォーマンスのボクサーがいる一方で、

何回か見ても、なかなか覚えられないボクサーもいるのも事実なんだよね。

                                                           

11月度ランキングには、チャンピオンを含めたランカーの総数が150人いるけど、

その中で、名前と顔がキッチリ一致しないボクサーが21人もいて、

西日本以西の試合のテレビ放映が殆ど無いせいもあって、

やっぱり関東圏以外のボクサーにはなかなか馴染みがないんだよね。

                                                          

11月のランキング、13階級のうち2階級でチャンピオンが空位なんだけど、

残り11階級のチャンピオンは全て首都圏ジムのボクサー達なんだけど、

では、その11月度のランキングコメントですわ。

                                                          

                                                           

【世界チャンピオン】

井岡一翔さん(1)、八重樫東さん(獲得)、清水智信さん(獲得)、亀田興毅さん(2)、

山中慎介さん(獲得)、西岡利晃さん(7)、粟生隆寛さん(2)、内山高志さん(3)の、

計8人で、山中さんが新チャンピオン就任。

                                                           

                                                                  

【世界ランキング】

向井寛史さんが日本ランク5位から転入して、WBC15位にランクイン。

名城信男さん、WBAのランクングを失って、WBCも5位から12位にダウン。

先月WBC15位に入ったばかりの鈴木徹さんが日本ランクへ再転出。

嶋田雄大さん、予想通り世界ランク失って、日本ランクへ転出。

後は、順位としても微変動。

                                                            

                                                           

【OPBFチャンピオン】

宮崎亮さん(3)、赤穂亮さん(獲得)、ロリー松下さん(獲得)、小國以載さん(獲得)、

大沢宏晋さん(獲得)、荒川仁人さん(獲得)、渡部あきのりさん(2)、

チャーリー太田さん(6)、佐藤幸治さん(3)、清田祐三さん(4)の計10名。

小國以載さん、新規獲得なんだけど、どこの誰だか全く知らないんだわ。

                                                            

                                                          

【日本ランキング】

                                                  

【ミニマム級】……三田村拓也さん(獲得)

八重樫東さんが返上したタイトルを國重隆さんとの決定戦征した三田村さんが獲得。

で、全員一個づつランクアップしたもんで、その分空きが1名分増えてしまって、

現在6名分の空きあり。

田中教仁さんも堀川謙一さんも試合に勝ったんだけど、上が詰まってるもんで、

先月からの上下関係には変動ナシ。

                                                          

【ライトフライ級】……黒田雅之さん(2)

黒田雅之さんとのタイトル戦に惜敗した山口隼人さんは順位変わらずの10位。

堀川謙一さんに0-3負けした久田哲也さんが3位から5位にダウン。

佐野友樹さんも知念勇樹さんも試合には勝ったんだけど、

相手がノーランカーやタイ人だったもんで、順位移動はなくて、

有富康人さんに勝った戎岡淳一さんが8位から6位にアップしてるね。

                                                              

【フライ級】……空位

五十嵐俊幸さん、世界戦専念ってことで返上。

向井寛之さんが世界ランクへ転出して空いたとこに、ウォーズ・カツマタさんが、

いきなり9位にランキングされたんだけど、これはちょっと意味分かんなくて、

彼、ランカーレベルの実力充分あるとは思うんだけど、試合したのは9月で、

その時板垣幸司さんに勝って、確かにOPBF10位ではあるけどね。

奈須勇樹さん、とってもいい試合したこともあってか、11位から8位にアップ。

戎岡淳一さんに敗れた有富康人さんが、7位から10位にダウン。

                                                           

【スーパーフライ級】……佐藤洋太さん(5)

佐藤さんとのタイトル戦に敗れた大庭健司さんは、3位から7位にダウン。

10位だった将生潤さんを破った星野晃規さんが12位にランクインして、

将生さん、残念ランクアウト。

                                                             

【バンタム級】……岩佐亮祐さん(獲得)

空位だった王座をゼロフィット・ジェロッピ瑞山さんと争って勝ちとった岩佐さんが、

新チャンピオン就任で、瑞山さんは4位から6位に小巾ダウン。

安田幹男さんも3位から4位にダウンしたこともあって、村井勇希さんが5位から2位、

益田健太郎さんも6位から3位、石田將大さんも7位から5位にアップしてるし、

何となんと、椎野大輝さんがいよいよの1位なんだわ。

1名分の空きができたとこに、川口裕さんが12位にランクイン。

                                                            

【スーパーバンタム級】……芹江匡晋さん(5)

海外で負けた宮城竜太さんが9位から11位にダウンしただけで、あとは不変。

                                                          

【フェザー級】……空位

鈴木徹さんが世界ランクから編入して2位にランキング。

で、12位だった関豪介さんが押し出されランクアウト。

                                                            

【スーパーフェザー級】……岡田誠一さん(2)

加治木了太さんが6位から4位、梅津宏治さんも7位から5位にそれぞれアップ。

4位にランクされてた阪東ヒーローさんが突然のランク落ち。

で、空いたとこに、福原寛人さんがそろっと12位に再ランクされてるんだけど、

勝った相手はA級になったばっかのノーランカーじゃなかったかなあ。

                                                           

【ライト級】……加藤善孝さん(獲得)

世界ランク失った嶋田雄大さんが、いきなり3位に転入ランキング。

彼、1年以上試合してないんだけどね。

川瀬昭二さん、小出大貴さんに勝ったんだけど、上がつかえてるもんで2位のまま。

負けた小出さんは10位からのランクアウト。

丸山伸雄さんを倒した斉藤司さんが10位にランクインして、

9位だった丸山さんはランク落ち。

                                                             

【スーパーライト級】……和宇慶勇二さん(獲得)

12位だった百田諭志さんを破った竹中聡さんが12位にランクインして、

百田さんがランク落ち。

ここはそれだけ。

                                                          

【ウェルター級】……渡部あきのりさん(1)

渡部さんとのタイトル戦に敗れた庄司恭一郎さんが8位から11位にダウン。

12位だった千葉透さんを破った新藤寛之さんが5位から4位に一個だけアップ。

千葉さんはランク落ちして、代わりに林欽貴さんが12位にランクイン。

                                                            

【スーパーウェルター級】……チャーリー太田さん(5)

2位だった湯場忠志さんが、ミドル級へ転級。

切開康裕さん、勝利したんだけどタイ人相手だったもんで、4位のまま。

9位だった西禄朋さんが何故かランクアウトで、結局5名分の空きアリ。

                                                               

【ミドル級】……淵上誠さん(3)

胡朋宏さんを倒した湯場忠志さんがSWから転級してきて2位にランキング。

胡さんじは2位から6位にダウン。

空きが5名分から4名分に減ってるね。

                                                            

                                                        

                                                             

最近、競馬のこと書いてないから、もう止めたのかってホールでも聞かれたんだけど、

そんなことはありませんよお。

                                                             

ここんとこの結果について報告させていただくと、

実は9月33レース、10月35レース、合計68レース全外れで、

通算回収率も70.6%にまで落ち込んでしまったんですわ。

                                                          

戦略の迷いがそのまま出てしまったって感じで、

あと二ヶ月ってとこで大反省して臨んだ11月は、参加レース数56だったんだけど、

結構な勝負賭けた結果、回収率169%まで伸ばすことができて、

1月からの通算では、465レースに参加して、回収率89%まで戻したんですわ。

                                                          

ノートに記した数字見てると、12月にもうひと勝負すると、

充分回数率100%超えも目前なんだよね。

ボクシングにしろ競馬にしろ、12月は力入るんだよなあ。

                                                          

2011年11月26日 (土)

後楽園ホール・11月25日

                                                          

後楽園ホールのロビーには、WBAやWBC、OPBF、JBCそれぞれの、

全員ではないんだけど、チャンピオンのポートレートが飾ってあって、

それ昨日現在21枚あったんだけど、その中で一番カッコ良く写ってるのは、

比較にならなないほど、圧倒的にチャーリー太田さんなんだよね。

                                                          

それも、日本チャンプの方の写真じゃなくて、OPBFの方のなんだけど、

二の腕の逞しさが強調されてて、あれは凄いよ。

                                                            

機会があったら、一度ジックリ見ておいて、自分だったらどうするか、

ボクサー達、今からちゃんとイメージしておいた方がいいと思うなあ。

                                                       

                                                         

昨日は、勅使河原弘晶君と元木謙太君、それに大内淳雅さんを見に行ったんだけど、

元木君、相手の棄権で試合中止だったんだわ。

最終試合、東側板席中段で一人ポツンと見てたの、彼だったんじゃないかなあ。

                                                          

                                                           

☆上村和弘君(ワタナベ)×相馬圭吾君(三迫)……B 4R

3勝(2KO)6敗1分の25才・東京都と、3勝(1KO)4敗1分の26才・埼玉県。

                                                         

1R、負け越し同士なんだけど、なかなか力入ってて、気持ちは感じられるんだけど、

上村君、ちょっと見過ぎだし、距離感も良くないんだよなあ。

                                                           

2R、上村君、やっぱり仕掛け遅い上、手数も足りてないもんで、

ロープやコーナーに詰められ過ぎで、そういう接近戦は相手の土俵なんだから、

体入れ替えたり、もっと距離取る工夫が要るんだよなあ。

                                                           

3R、上村君、どういうボクシングしたいのか見えにくくて、

何もできないままヘバル一方で、なんかズルズルやられそうなんだわ。

                                                           

4R、二人とも延々のゴニョゴニョ戦に突入で、関係者だけが力入ってたなあ。

上村君、4月にはもう少しキビキビした試合してたんだけどなあ。

                                                            

相馬君も、これでイーブン戦績に戻したんだけど、今日みたいなスタイルだと、

先々体力持たないと思うから、もう少し戦い方に工夫が要ると思ったな。

                                                               

結局、40-36、40-37、39-38で、相馬君の3-0勝ち。

                                                         

                                                             

☆勅使河原弘晶君(輪島)×住友将吾君(RK)……B 4R

1勝(1KO)0敗の21才・群馬県と、1勝(1KO)2敗の24才・愛媛県。

                                                             

名前だけ見ると、生け花の先生とメガバンクとの戦いみたいだね。

勅使河原君、とっても戦闘的で元気貰えるいいボクシングするんだわ。

                                                         

1R、その勅使河原君、スピード圧倒してるし、センスも上回ってるんだから、

もっとユッタリやればいいのに、初っ端からもう異常に力入り過ぎで、

まるで、1ラウンドで倒すって決めてるみたいで、

もしかしたら、彼女が見に来てくれてたのかも知れないんだけど、

とにかく、飛ばす飛ばすで、飛ばし過ぎなんだわ。

                                                             

その結果住友君、すぐ顔面赤くされてたし、下がる一方ではあったんだけどね。

                                                         

2R、こりゃちょっとシンドイんじゃないかって見てた、住友君、

このままじゃ男がすたるって感じで、初めの1分、手数増やして頑張ったんだけど、

やっぱり二人の力量差は歴然で、徐々に勢い失うとともに、

勅使河原君の一気攻勢の前に、如何ともし難くなってしまったんだわ。

                                                           

で、勅使河原君に二発続けて、返しの左フックをまともに打ち込まれた直後に、

反攻の姿勢取れなくなってしまって、2分17秒、レフェリーストップエンド。

                                                           

勅使河原君、東日本の新人王になった尾川堅一君に良く似た雰囲気持ってて、

とっても華のあるボクサーなんだけど、もう少し抑えたボクシングできるといいね。                                                    

初戦の相手の方がよっぽど強敵だったんだけど、あの時の方が良かったもんね。

                                                          

自分が見てたすぐ前に、彼の友達応援団来てたみたいで、

試合後、お礼の挨拶廻りにやって来てたんだけど、フッと自分の方見て、

村木田さんですよね、って話しかけてくれたのには驚いてしまったなあ。

                                                            

                                                             

☆野口泰一君(鹿島灘)×群島大洋君(ウィン三迫)

                            ………SFe 4R

デビュー戦の32才・茨城県と、デビュー戦の28才・福岡県。

                                                             

32才と28才って、遅咲きデビュー同士で、群島君、グンジマって読むんだわ。

                                                          

1R、二人とも力入り難いような中途半端な距離でやってたんだけど、

それも、お互いなんかチョンチョンしたストレートばっかりだったんだけど、

残り50秒のとこで、野口君、返しの右ストレート貰ってしまって、ヘナヘナってダウン。

それほどのダメージなかったみたいで、再開後また普通にやってたね。

                                                          

2R、始まってすぐ20秒辺りのとこで、またもや群島君の軽い右貰ってしまって、

野口君、スットンって、今度は四つん這いに倒れてしまって、

今度は消耗度相当大きかったみたいで、直後0分25秒、レフェリーストップエンド。

                                                            

                                                             

☆管大地君(フォーラムS)×伊東直矢君(三迫)……B 4R

デビュー戦の29才・愛媛県と、0勝0敗1分の20才・東京都。

                                                           

1R、管君、終始相手の打ち終わりに合わせようとしてたんだけど、

1分30秒過ぎ、逆に合わされてしまってダウン。

                                                         

管君、それほどのダメージはなかったんだけど、とにかく二人とも、

打ちに行く時も打ち終わりの時も、ガードガラガラなんだわ。

                                                            

管君、返しのタイミングは合ってると思うけど、振りがデカ過ぎだし、

もう少し、前の手を使うようにしないとね。

                                                             

2R、管君、待ち過ぎ、行かなさ過ぎ。

伊東君、相手が打ち終わりに合わせてくるのにちゃんと対処できてるね。

                                                         

3R、管君、単発に終始して、左右の繋がり、悪い悪い。

少し疲れたか、伊東君の方も、パンチが流れ始めたんだけど、

管君の消耗の方が進んでるみたいで、大事にはなってないね。

                                                            

4R、管君、最後まで全くボディ打たない片寄ったボクシングだし、スタミナも問題だし、

足元踏ん張れなくなって、ちょっとズルズルのまま終了ゴング。

                                                           

結局、40-35×2、40-36の3-0で、伊東君の初勝利。

                                                         

                                                          

☆嶋崎俊君(輪島)×久我勇作君(ワタナベ)……SB 4R

1勝1敗の20才・埼玉県と、2勝(1KO)0敗の21才・東京都。

                                                            

1R、久我君、最初っからとっても勢いあるボクシングするもんで嶋崎君、

心構えちゃんとしないとって思ってたら案の定、ゴング鳴った途端から、

久我君、一気の爆裂大突撃で嶋崎君、あれよあれよと追い詰められてしまって、

結局、何もできないまま、始まって30秒辺りのとこで、最後は右フックだったかなあ、

とにかく、まともにドッコン直撃貰ってしまって、南西ニュートラルんとこで昏倒ダウン。

                                                            

強烈バッタンダウンだったもんで、レフェリー、カウント即ストップしてのTKOエンド。

                                                            

正式タイムは0分31秒で、嶋崎君、担架搬出は免れたんだけど、

リング降りながら、通路歩きながら、何が起こったのか理解してないみたいだったね。

                                                           

                                                            

☆梅村和希君(ランド)×執行将吾君(三迫)……SB 4R

デビュー戦の17才・愛知県と、0勝1敗の25才・沖縄県。

                                                              

執行君、シギョウって読むんだけど、やっぱり沖縄っぽいね。

                                                              

1R、執行君、相手がユルイから、それもアリだと思わないでもないんだけど、

L字ガードは向いてると思えないんだけどなあ。

                                                             

上背とリーチで優位にある梅村君なんだけど、それ全く生かし切れてなくて、

距離の合わないとこ、手余しながら打ってるんだよなあ。

                                                               

1分10秒、返しの右フック貰ってしまって、梅村君、大きく膝カックンしてしまって、

執行君、味しめたのか、L字ガード、また始めるんだわ。

                                                             

2R、梅村君、体のバランス良くないし、接近しての打ち方が全くダメなんだわ。

                                                        

3R、梅村君、少し足使って出入りのボクシング始めたんだけど、それ長続きしないし、

踏み込みも鋭くないもんで、執行君が余裕で待ってるんだよなあ。

                                                            

4R、執行君の待ち待ちボクシングもどうかと思うんだけど、

梅村君、疲れてきたか、体から手離れ過ぎて、危ない危ないのまま終了ゴング。

                                                           

結局、40-37、39-38×2の3-0で、執行君初勝利。

                                                           

                                                              

☆中川伸広君(渡嘉敷)×上野雄大君(ウィン三迫)

                           ………63.5㎏ 6R

3勝(1KO)2敗2分の29才・新潟県と、4勝(4KO)2敗2分の27才・山形県。

                                                             

1R、中川君、行くような行かないような、そんな中途半端な入り方してると、

上野君にガツン一発やられるぞおって感じ満々だったもんで、休憩タイム。

                                                              

いろいろブラブラして5Rに戻ったら、二人ともグズグズのヘロヘロになってて、

体寄せ合って、トコトコやってたんだけど、あれから何があったんだろね。

                                                            

いずれにしても、上野君がそれほど打たれ強くないこと、特にボディに問題あること、

分かったってことで、6Rそのまま終了ゴング。

                                                           

結局、59-55、58-56、58-57っていうバラバラ3-0で、上野君の勝ち。

                                                           

                                                            

☆木下良介君(新宿イマオカ)×福田勇輝君(ワンツー)

                               ………B 6R

5勝(1KO)7敗1分の32才・愛媛県と、3勝(1KO)2敗2分の24才・東京都。

                                                            

1R、常にプレスかけてるのは福田君なんだけど、そこからがちょっと雑というか、

力づくに傾き過ぎてて、合間合間に木下君、リズミカルに打ち込んでるね。

                                                            

2R、福田君はフィジカルに頼り過ぎだし、木下君は足使わなさ過ぎ。

                                                             

3R、二人とも、相手のパンチに合わせるってのは得意じゃなくて、

交互に攻め繰り返してて、もう少し相手見るといいんだけどね。

                                                             

4R、中間距離で見栄えのいいのは木下君で、福田君、スピード上回ってるし、

力も充分込め切れてるんだから、もう少し距離置いた方がいいのになあ。

                                                            

二人とも、我慢比べのマンネリ行き詰まり戦になってしまったもんで、休憩タイム。

                                                            

結局、58-57×2、57-58の2-1で、福田君の辛勝。

ちなみに自分、4Rまででイーブンだったから、あの後もそんな調子だったみたいね。

                                                           

                                                            

☆濱中優一さん(国際)×大内淳雅さん(角海老)……LF 8R

12勝(7KO)9敗1分のランク6位、27才・東京都と、

13勝(3KO)6敗2分の4位、26才・兵庫県。

                                                              

この二人、2年半振りの再戦で、前回は大差3-0で大内さんだったんだけど、

濱中さん、その後、鬼ヶ島竜君と1勝1敗だし、吉田アーミー真君には勝ってるし、

負け込んでるようには見えるけど、相手は金田淳一郎さんとか山口隼人さん達だし、

そもそも彼、20戦してKO負けってのが一回しかない、打たれ強さ備えた倒し屋で、

その右の破壊力、半端じゃない激闘派なんだよね。

                                                            

一方の大内さんも、その後、黒木健孝さん、鈴木誠さん、田口良一さん達を経て、

今年の5月、瀬川正義さんと勝ったかなと思った1-0引き分けだし、

二人のその後の成長を比べるのにとっても面白い試合だったんだよね。

                                                            

大内さんと初めて話したのは、2008年、小野心君に僅差2-0負けしたその直後で、

彼、一人で観客席にいた時だったんだけど、悔しそうにしてた顔忘れられないね。

                                                          

1R、濱中さん、例のとっても広いスタンスで、とにかく反動使った右一発、

ブチ当てたらこっちのものでしょボクシングで、危険度満々なんだよね。

                                                              

それでも、左のスピードと届きで大内さん、もういきなり圧倒優位で、

このラウンド、4回も5回も、濱中さんのアゴ、跳ね上げてたし、

上下打ち分け含めて、コンビネーションも惚れ惚れのスタート。

                                                        

2R、大内さん、終始いいプレスかけてたんだけど、この回一度だけ、

濱中さんの一瞬のワンツーに、ヒヤッとする場面あって、タイミング合ってるんだわ。

                                                          

とにかく、そのワンツーを気持ち良く出させないためにも大内さん、

シュンシュン左ジャブが大事なんだよね。

                                                           

3R、濱中さん、途中はどうでもいい、とにかく必殺ワンツー狙い一本って感じで、

ひたすらひたすらそれ狙いで、集中してたら当てられることないとは思うんだけど、

そこはかとない怖さは漂わせてるんだわ。

                                                          

大内さん、それほどのパンチ力ない割に、男気の打ち合いに行く方なもんで、

この辺りは相手に合わせて無理に行かない方がいいんだよなあ。

                                                             

4R、一瞬の飛び込みがなかなか上手くできなくて、濱中さん、

ズズッと距離詰めて、ガチャガチャの中からなんとかしようって戦法出して来て、

角度のないとこ、振り巾の短いとこからでも、結構強いの打ってくるんだわ。

                                                              

5R、一発貰った時の危険度はらんだまま、大内さん、

意識的なフットワークや巧みなヘッドスリップも極上で、なかなか直撃許さなくて、

逆ワンツーや、上へ行くと見せた右ストレートをボディに打ち込んだり、

いきなり右フック振るってみたり、見ててとってもファッショナブルなんだよなあ。

                                                           

6R、このままじゃどうにもなんないって、濱中さん、勝負かけてきたんだけど、

大内さん、全く動じず、上下の打ち分け益々冴え増していったし、

カウンター気味の右クロス、見事相手のアゴに打ち込み大成功で、

濱中さん、一瞬グラッとする場面もあって、こういう時不利なんだよなあ広いスタンス、

ってことで、横へ耐える力とっても弱くなるからね。

この後も、ちょっと引っかけられただけで濱中さん、ヨロッとしてたもんね。

                                                             

7R、濱中さん、強打は分かるんだけど、いっつもワンツーって初めに左出すもんで、

すぐ後に強い右が飛んでくるのとても分かり易くて、

だから却って、いきなり右打った方が効果的な時もあると思うんだけどね。

                                                         

8R、濱中さん、最後の鬼の攻勢かけていったんだけど、大内さん、

最後の最後まで、全く集中切らすことなくて、始まって1分、またもやの右クロスで、

相手の攻撃封じた後、右、左ってアゴ打ち抜いて、完璧な勝利を仕上げたね。

                                                           

途中の右クロスとか最後の左フックとか、倒れてもいい程の直撃度だったんだけど、

大内さんのパンチ力っていうより、濱中君の打たれ強さのほうが凄かったんだわ。

                                                         

大内さん、キツイメンバーとキツイ試合してきたことが、ホント、身になったね。

                                                          

自分的には、4Rは取られたとして、79-73だったんだけど、

結局、79-74×3っていう、久し振りに分かり易い3-0で、勿論大内さん。

                                                           

試合後会ったら、ホント、嬉しそうにしてて、土屋修平さんとか麻生興一さんとか、

石川貴章君とか高橋光政君とかもいて、いいね、勝ち試合の後ってのは……。

                                                           

少しだけ話したんだけど、いいのを当てて手応えあって一気攻めして、

カタ付けようとした時、それが叶わないのにズルズル続けてしまって、

サッと仕切り直しするのに手間取ってしまったって反省してたね。

                                                            

彼、これまでホントに色んなことあって、自分、それずっと見てきたもんで、

久し振りに異常に力入ったなあ。                                                            

                                                            

                                                             

【本日のベスト3ボクサー】 

① 大内淳雅さん

② 久我勇作君

③ 勅使河原弘晶君

                                              

                                                  

                                                    

最近思うんだけど、こんなブログでも、とにかく何か書くっていうこと、

それを更新し続けるってことは、自分にとっては、なんか、存在の確認ってことで、

見て、聞いて、考えたことを書き記すってことは、

その時その時、自分が確かにそこにいたってことの証のようなモノ、

なんじゃモンじゃないかって、そう思うんだよね。

                                                           

2011年11月25日 (金)

日記 (11/25)

                                                           

23日の川崎会場の結果。

黒田雅之さん、山口隼人さんに2-1の辛勝だってね。

その他、片桐秋彦さんは8RTKO勝ち、古橋大輔さんは、6R負傷判定勝ち、

鈴木鹿平さんも圧倒3-0勝ちの全部予想通りってことで、

組み合わせ的に、ちょっと簡単過ぎた感じだね。

                                                          

黒田さん、タイトル戦前後から、何か違うボクサーみたいに消極的なボクシングで、

見てて面白くないこと多いんだけど、この間もそうだったのかなあ。

                                                             

試合の少し前に山口さんと話す機会あったもんで、

可能性ないということは絶対ないよって、伝えてたんだけどね。

                                                           

                                                       

ボクシングネタは以上で終わりで、ここからは映画と音楽の話。

ボクシングが飛び飛びなもんで、時間タップリあったもんで、沢山映画見たなあ。

                                                           

“かいじゅうたちのいるところ” 他愛ないないなんだけど、暖かくはなるね。

                                                           

“魔法使いの弟子” っていうのは、ニコラス・ケイジも出てて、

なんか “夏目友人帳” みたいな雰囲気もあるファンタジー。

                                                           

“のだめカンタービレ・前後篇” は、もう3回目くらいで、他愛なく楽しいね。

                                                             

“ゲーム・オブ・デス” は、ウェズリー・スナイプス主演のCIA工作員の話。

札束満載のトランクがやたら軽そうだったり、銃のサイレンサ―の角度が、

下に下がってたり、細かいとこ結構雑だけど、ストーリーとしては面白かったね。

                                                           

アーネスト・シュワルツェネッガーの “レッド・ブル” と、

ハリソン・フォードの “パトリオット・ゲーム” も、何回も見た映画だけど、

単純なドンパチと勧善懲悪で、時間潰しには最適だね。

                                                         

“ピンチの後にチャンスなし” ってのは、明るい気分になるいい映画だね。

                                                            

“コンタクト” は、ジョディ・フォスター主演のSF宇宙モノで、

カール・セ―ガンに捧げられたんだけど、科学と信仰とか、

人間関係や信念っていうことも考えさせられたなあ。

2時間45分の長映画なんだけど、一番初めの宇宙の広さを描いたCGが、

もう抜群に凄かったんだわ。

                                                         

“マキシム・リスク” は、ジャン・クロード・ヴァンダムのアクションもの。

FBIとロシアンマフィアがつるんで悪さする話しなんだけど、

異なった育ちをした双子の兄弟が、警官とギャングとして出会うってことで……。

                                                          

“キック・アス” は、ニコラス・ケイジが出てる、ナンセンスヒーローコミック。

                                                             

“ゲーマー” っていうのは、全くタルくて終わりまで見てられなかったなあ。

                                                           

“アーサー王と魔王マルタザールの逆襲” ってのも全くダメ。

                                                              

ハリー・ポッターシリーズは、暗い画面が続き過ぎて、基本的に自分、ダメなんだわ。

                                                           

“ミスター・ベースボール” には、高倉健も出演してるんだけど、

これがまあ全くの駄作で、カッタルイったらないんだわ。

                                                            

三谷幸喜の “笑いの大学” と “ラヂオの時間” では、後の方が圧倒的にいいね。

                                                         

水木しげるの “妖怪大戦争” は出演者の豪華さに驚いて、

豊川悦司、栗山千明、石橋漣司、近藤正臣、菅原文太、岡村隆史、宮迫博之、

南果歩、成海璃子、佐野史郎、柄本明、忌野清志郎、竹中直人ってのが、

みんな妖怪に扮装してるってとこだけが見所かなあ。

                                                         

日本映画はあと一本、 “シュアリ―・サムデイ” で、これも出演者が多彩で、

大竹しのぶ、竹中直人、岡村隆史、小出恵介、小西真奈美、井上真央、上戸彩、

モト冬樹、原日出子、妻夫木聡って、豪華盤なんだけど、ただそれだけだったなあ。

                                                            

“海の底” ってのは、1950年代のジョン・フォード監督の白黒戦争映画なんだけど、

なんか西部劇テイストの戦争モノで、それなりに面白かったよ。

                                                           

ブルース・ウィリスの “ストリート・オブ・ラブ” と、クリント・イーストウッドの

“ブロンコ・ビリー” は、見て時間の無駄ではなかったけどね。

                                                           

“ウソから始まった恋と仕事の成功術” ってのはタイトルとしてはダサダサなんだけど、

エライ面白くて、嘘のない世界ってのがあって、そこで初めてウソをついた男の話で、

他愛なさの極致なんだけど、なかなかいいとこ突いてんだよね。

                                                            

“エアベンダー” は2回目なんだけど、単純に面白いんだよね。

                                                             

“アバター” は、5回目だけど、とにかくCGの綺麗さにはいつも感心するんだわ。

                                                             

“特攻野郎Aチーム” は、TVシリーズより完成度高くて、気持ちいいアクションもの。

アル・パチーノの “リクルート” は、ズッシリ見せてくれるね。

                                                            

“ツイスター” は、女優の声がとっても嫌いだったもんで途中ストップ。

                                                            

何十年か振りの “北京の55日” は、やっぱりちょっと進行がトロかったんだけど、

デビット・ニーブンとかチャールトン・ヘストンとかユッタリ好演してたね。

ただ、銃とか大砲の発射については、そんなとこでは撃ないだろうって感じあったね。

                                                          

“スパイダーマン” は、やっぱり第一話が圧倒面白いんだけど、

あのヒロイン、ハッキリ言ってブスだと思うんだけどなあ。

                                                            

“アートの森の小さな巨人” は、一度は見ておいてもいいと思うけどね。

                                                          

“遊星からの物体X” は、カート・ラッセル主演のB級エイリアンもので、

別になんてことなくて、ストーリーの甘々さに耐えられなかったんだわ。

                                                            

                                                          

映画ではないんだけど、テレビの “相棒”、今回のシリーズはヒドイね。

脚本家が変わったのか、ストーリーがまるで子供じみてて、見るに耐えないもんね。

以前、岸部一徳や高樹沙耶が演じてたような、魅力的な脇役もいなくなってしまって、

もうカスカスッって感じしかしなくて、残念だなあ。                                                            

                                                            

    

音楽の話、今日はジェフ・べックのこと。

                                                          

ジェフ・べックの “トリビュート・トゥ・レス・ポール” ライブ見たんだけど、

相変わらず、彼、とっても巧くて、どういうシチュエーションでも常に全開なんだよね。

                                                             

この日は、ギブソン・レスポールの生み親を偲んでのクラブライブだったんだけど、

ボーカルのバッキングやブラスとのセッションとかもう色々なんだけど、

グレッチやテレキャスター、ストラトキャスター、それに勿論レスポールもなんだけど、

一曲ごとにギター持ち替えるもんで、それ見てるだけで面白かったなあ。

                                                            

オールドスタイルのロックンロールやらスタンダード含めて、20曲ほどだったんだけど、

何人かのボーカリストのうち、ストレイキャッツのブライアン・セッツアーの、

ロカビリーがとっても素晴らしくて、彼、ギターも巧いんだよなあ。

                                                           

ジェフ・べックっていうのは、本気出すと、ちょっと前人未到のとこまで行くんだけど、

この日は、シャドウズの “アパッチ” が、果てしなくオリジナルに近い演奏してて、

自分にとっての一番だったんだよね。

                                                          

全部のセッションで、ズーッと通しでやってたドラマー、見てくれは貧相なんだけど、

これがまあ、物凄いやり手で、アメリカにはホント、あんなのがゴロゴロいるんだよね。

                                                            

                                                             

23日はボクシングじゃなくて、日光に行ったんだわ。

                                                           

東照宮はじめ一連の神社群、とにかく移動するごとにきめ細かく拝観料かすめるし、

信じられないほど沢山のお守りなんかを押し付けられそうになるんもんで、

正しく、無事に生きていくのも、地獄での沙汰もカネ次第って感じで、

ホント、坊主ってヤツは金儲けに余念がなくて、あれはもうビジネスだね。

                                                          

日光で素晴しいのは、やっぱり中禅寺湖周辺で、

紅葉の季節外してるもんで、ゴチャゴチャ人が溢れてるってことないし、

静かに自然を楽しめるんだよね。

                                                          

湖畔に、二荒山(ふたらさん)神社宝物館ってのがあるんだけど、

全体にはセコイ感じがしないでもないんだけど、中に展示してある日本刀が見モノで、

南北朝時代に作られた、全長3.4m、重さ22㎏の日本一の大太刀てのが凄いし、

同じ年代の国宝、備前長船倫光ってのがそれ以上の迫力で、1mちょっとなんだけど、

ジッと見てると、切っ先から異様な殺気のようなもの感じるほどだったんだわ。

                                                             

他にも、銅鐸や銅鏡、神輿とかあったけど、そっちの方は特別どうということなくて、

とにかく幾つかの日本刀がとても良かったんだよね。

この時期、日光は都内より4~5℃ほど気温低くて、特に陽が落ちると冷え込むよお。

                                                         

2011年11月22日 (火)

“Queen”

                                                         

明日は、またちょっと遊びに行くもんで、川崎会場は欠席。

あの会場は武蔵小杉駅からバスに乗るって、ちょっと面倒臭くて、

特に帰りのバスが大変で、トロトロしてるとエライことになるから気を付けて下さいね。

鈴木鹿平君、片桐秋彦君、古橋大輔君、黒田雅之さんが勝利ってのが最終予想。

                                                        

                                                          

で、今日も音楽ネタの連投なもんで、読者離れが目に見えるようですわ。

                 

                                                         

70年代のロッカー達がビジュアルを意識してたことはないと思ってんだけど、

彼らのファッションとかステージでのパフォーマンスが、当時の若年層、

特に女の子達の心を掴んで、ロックファンの数を一気に増やしていったのは、

エアロスミス、ピンクフロイド、それにクイーンからだっていうのが定説なんだよね。

                                                          

                                                         

クイーンの軌跡はそのまま、フレディ・マーキュリーの足取りなんだけど、

そのフレディは1946年、ペルシャ系のインド人を両親に、

アフリカのザンジバルで生まれて、本名はファルーク・バルサラ。

                                                         

その後イギリスに渡って、1970年ブライアン・メイとロジャー・テイラーに出会って、

その頃、ブライアンとロジャーは “スマイル” ってバンドやってて、そこに合流。

                                                          

メイは1947年生まれ、ロジャーは1949年生まれなんだよね。

彼ら三人は一年後の1971年にベーシストのオーディションを経て、

ジョン・ディーコン(1951年生まれ)をゲットして、 “クイーン” が完成したんだわ。

                                                          

フレディ・マーキュリー(vo)、25才。

ブライアン・メイ(g)、24才。

ジョン・ディーコン(b)、20才。

ロジャー・テイラー(ds)、22才。

                                                         

                                                              

彼らのディスコグラフィーをオリジナルアルバムで辿ってみると……。

(ベストアルバム、ライブ録音盤については適宜)

                                                            

                                                        

① “戦慄の王女” (1973年)

クイーンってのは、本国イギリスやアメリカより、まず日本で火が付いたんだよね。

“ミュージックライフ” が果たした功績は大きかったんだわ。                                                           

                                                                                                                  

② “クイーンⅡ”  (1974年)

この辺りからイギリス本国でもブレイク。                                                             

                                                                                                            

③ “シアー・ハート・アタック”  (1974年)

この中の “キラー・クイーン” 全英2位、全米12位の初大ヒット。                                                       

                                                                                                        

④ “オペラ座の夜”  (1975年)

初めての全英1位アルバム。

収録曲 “ボヘミアン・ラプソディ” は9週連続全英1位で、

この曲の為に作られたプロモーションビデオが、世界で初めてのプロモなんだよね。

この年初来日、武道館コンサートに感激して、以来彼らは大の親日家になった。                                                          

                                                                                                                

⑤ “華麗なるレース”  (1976年)

収録曲 “愛にすべてを” が、全英2位、全米13位。

“手をとりあって” は、日本のファンに感謝して、日本語吹き込み。

                                                                                                                 

⑥ “世界に捧ぐ”  (1977年)

アルバムチャート全米3位。

収録曲 “伝説のチャンピオン”、“ウィ・ウィル・ロック・ユー” が大ヒット。

                                                                                                                 

⑦ “JAZZ”  (1978年)

初の海外レコーディング(スイス)。

収録曲 “バイシクル・レース” がヒット。

“ドント・ストップ・ミー・ナウ” を来日記念盤としてシングルカット。

                                                                                                                

⑧ “ザ・ゲーム”  (1979年or1980年?)

初めての全米1位アルバム。

マイケル・ジャクソンにアドバイスされてシングルカットされた “地獄へ道連れ” が、

彼らの全米最大のヒットとなる。

                                                          

*初のライブ盤 “ライブ・キラーズ” (2枚組)発売。                                               

*1980年にはサウンドトラック盤 “フラッシュ・ゴードン” 発売。

*1981年に初のベストアルバム発売。

                                                      

⑨ “ホットスペース”  (1982年)

この後、1983年、メンバー不仲により一時活動停止して各自ソロ活動。

                                                                                                              

⑩ “ザ・ワークス”  (1984年)

収録曲 “レディオ・ガ・ガ” は、レディー・ガガの名前の由来。

またもメンバー、バラバラになってアルバム売れ行きもダウン。

その後、1985年のライブエイド出演で大きく持ち直した。

1985年、フレディ・マーキュリーのソロアルバム “ミスター・バッド・ガイ” から、

“アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー” がシングルカットヒット。

この曲はその後、木村拓也主演のTVドラマ “プライド” の主題歌に使われ再ヒット。

                                                                                                               

⑪ “カインド・オブ・マジック”  (1986年)

                                                    

*1986年ライブ版 “ウェンブリ―・コンサート” 発売。

このコンサートが彼らの最後のライブツアーで、2日間で15万人動員。

この頃既に、フレディ・マーキュリー、エイズ発症。

                                                                                                               

⑫ “ザ・ミラクル”  (1989年)

                                                  

⑬ “イヌエンドゥ”  (1991年)

                                                  

⑭ “メイド・イン・ヘブン”  (1995年)

                                                  

                                                       

クイーンのスタジオ録音アルバムは全部で15枚って説もあるんだけど、

自分知ってるのは14枚で、何が抜けてるのか分かんないんだよね。

奥さんの妹がクイーンフリークなもんで、いつか確かめてみようね。

                                                             

いずれにしても、クイーンのこれまでの総売り上げは歴代アーチストの第7位で、

(第5位って説もあるんだけどね。)

2001年、マイケル・ジャクソン、エアロスミスと共に、ロック殿堂入り。

                                                            

                                                           

参考までに……。

                                                           

【歴代レコード(CD込み)セールスベスト30】

                                                   

 1位   ビートルズ

 2    エルビス・プレスリー

 3    マイケル・ジャクソン

 4    マドンナ

 5    エルトン・ジョン

 6    レッド・ツェッぺリン

 7    クイーン

 8    アバ

 9    マライヤ・キャリー

10    セリーヌディオン

11    ピンクフロイド

12    AC/DC

13    ローリングストーンズ

14    ビージーズ

15    ホイットニー・ヒューストン

16    U2

17    ビリー・ジョエル

18    フィル・コリンズ

19    エアロスミス

20    ジェネシス

21    フランク・シナトラ

22    スティービー・ワンダー

23    バーブラ・ストレイザンド

24    デビッド・ボウイ

25    バックストリート・ボーイズ

26    ボン・ジョヴィ

27    リア―ナ

28    ガース・ブルックス

29    シカゴ

30    イーグルス

                                                        

                                                      

みんなどれだけ知ってるのかなあ?

ちなみに自分、27位と28位は全く顔も知らなくて、誰だコイツらって感じで……。

                                                           

                                                           

クイーンが出てきた頃、自分は既にジャズびたりだったんだけど、

それでも、⑥から⑦くらいまでは、横目に眺めながら聞いてたんだけど、

彼らは最強に近いライブバンドだって、初めっから思ってて、

(最強は勿論、第一期のディープ・パープルでしょ!)

スタジオ録音盤は大人しくまとまり過ぎなんじゃないのかってずっと思ってて、

で、ベストは、やっぱりライブ盤の “ライブ・キラーズ” と “ウェンブリ―・コンサート”。

ベースやバスドラも適度にブーストされてて、全然いいと思ってるんだよね。

勿論、i-pod にも入ってるんだけどね。

                                                         

                                                         

その後………、

1991年11月24日、フレディ・マーキュリー死去 (享年45才)。

                                                   

                                                  

そう、明後日がそのフレディ・マーキュリーの命日になる訳で、

早いもんで、もうちょうど20年目になるんだよね。

亡くなったのは、マスコミ向けにHIV感染を発表した、その翌日の事だったんだよね。

                                                                                                      

                                                         

2011年11月21日 (月)

モダンジャズ入門

                                                         

今日はガッツリ音楽ネタだけだから、スル―スル―ってことで……。

                                                           

ここの固定客さん達の中にも、3人ほどモダンジャズファンがいるみたいだし、

それと、これからジャズにとっかかってみたいっていう人がいたら、その人達にもね。

                                                        

                                                          

ジョン・レノンがオノヨーコに取り付かれて、ビートルズが違うとこに行った後、

自然な感じでハードロックに移って行ったんだけど、その限界も見えてきた頃、

今更クラシックって訳にもいかず、それまでも横目で眺めてたとこもあって、

自分、意外にすんなりモダンジャズの世界にのめり込むことできたんだよね。

                                                         

ジャズって一言で言っても、色々ある訳で、1920年前後からその歴史は始まってて、

ディキシーランド→スウィング→ビバップハードバップ→フリー、フュージョンって、

およその流れがあって、そのうちのビバップとハードバップジャズを一般的に、

モダンジャズと称してるんだけど、自分が聞いてるのは、ひたすらハードバップで、

大体1950年から1965年前後までに限られるんだけどね。

                                                           

それと、ビッグバンドとかボーカルものは全く聞かないっていう頑なさなんだわ。

                                                            

自分が欧米のポップスやロックを聴いてた中学生の頃、

レコードはシングル盤が330円で、LPアルバムは1,800円くらいもして、

1ヶ月の小遣い500円だったもんで、シングル盤1枚買うと、手元に殆ど残らなくて、

で、LPなんかは誕生日とか、クリスマス、正月にしか買えなかったんだよね。

LPはステレオが基本だったけど、シングル盤はモノラル録音だったんだよ。

                                                        

CDとか i-pod だと、音源が劣化するって心配しないで聞けるけど、

レコードだと、針落とすとその度に確実に劣化するもんだから、

流し聞きみたいなことは勿体なくて、とてもできなくて、

一回聞くのにもとっても集中して、何も聞き逃さないぞみたいな覚悟あったんだよね。                                                              

で、異常なほど音楽を真剣に聞くって習慣が身に付いてしまったんだと思うんだよね。

                                                          

ピアノのタッチだとか、ベースラインだとか、バスドラのタイミングだとか、

リード楽器とバック楽器とのバランスだとか、音程だとか、リズムとか、

ハーモニーに対しても、自分の興味は尽きなくて、

他の人が気が付かないような、演奏者のミスなんかもよく聞き分けてたもんなんだわ。

                                                         

自分がジャズに傾いていった頃は、そろそろアルバイトで稼ぐこともできたもんで、

やっとこさ、LPレコードにも手を出すことができるようになって、

だって、ジャズっていうのは相対的に演奏時間が長いもんで、

シングル盤のジャズレコードってのは存在してなかったんだよね。

                                                           

そのLPレコードにしても、いろんな価格帯があって、

当時のマスターテープが元々モノラルのモノもあったもんで、そういうのは1,500円、

で、普通のステレオLPは1,800円だったんだけど、2,000円、2,200円とか、

2,500円ってのまであって、もう訳分かんなかった記憶あるんだよね。

                                                          

                                                           

現代のヒットソングってのは、歌い手や演奏者のビジュアルがとても大事になってて、

音楽そのものも、メロディーとかハーモニーが軽視される傾向の中、

ビートというか、とにかくリズム最偏重で、全体通じて音量もほぼ一緒で、

イコライザーの波形もズーッと同じなんだよね。

                                                           

いつの時代にも流行り歌は時代を反映してると思うんだけど、

自分、いまだに50年前を引きずってるんだよね。

                                                          

今の音楽は電車の中での i-pod でも充分聞けるんだけど、

ジャズってのは音量の変化がとっても大きいから、電車の中で聞くのは殆ど無理で、

音の奥行きとか広がりや、演奏者の立ち位置まで目に浮かぶようにするには、

やっぱり、基本的に静かなとこで聞く必要があるし、

結局、そこそこのオーディオ装置が要るのかも知れないんだよね。

                                                          

                                                         

コツコツ買い揃えたジャズレコードは最終的に2,500枚ほどになったんだけど、

ある時ふと気が付いて、2,500枚ってのは毎日必ず1枚づつ聞いたとしても、

全部聞き通すのに7年近くかかるってことで、こりゃコレクターの弊害丸出しだわって、

ある時期にレコード集めを止めたんだけど、その後新しいモノ聞かなくちゃって、

結局、そういう風にはならなくて、そうなんだわ、自分の中のモダンジャズ、

1965年頃には終わってるんだなって、そういう思いは今でも変わんないんだよね。

                                                              

で、自分が話せるモダンジャズってのも、その時期に限られるんだけど、

そういう前提で、とっかかりになるようなアルバムを紹介させて貰いますね。

                                                             

ロックが好きな人には意外に受け入れやすいんじゃないかって思うけど、

まず、変に凝り過ぎてなくて普通に聞き易くて、音質的にもいいモノ優先でね。

                                                             

楽器ごとに分類する方が分かり易いし、アプローチもしやすいと思うから、

そんな感じで、各楽器厳選一枚づつってことで……。

                                                            

                                                             

【ピアノ】……デイブ・ブルーベック “タイム・アウト”                                                 

この中の、“テイク・ファイブ” は、CMで使われたこともあったし、とっても心地いいよ。

                                                           

ポール・デスモンドのアルトサックスは、あくまで強く吹かない微妙なトーンで、

穏やかで自然な落ち着きが堪んないんだわ。

                                                          

それと、ドラマーのジョー・モレロってのが、抜群の変則リズム刻むとこが聞きドコ。

                                                           

リーダーのデイブ・ブルーべックってのは、驚愕テクの持ち主ではないんだけど、

オーソドックスな大人のピアノを聞かせてくれるんだわ。

                                                             

1959年録音。

                                                             

                                                         

【オルガン】……ジミー・スミス “ハウス・パーティ”

ジャズオルガンって言えば、誰も異論のないこの人がワン&オンリー。

                                                             

彼、楽譜が読めないんだけど、音楽のクオリティーには全く関係なくて、

そのスウィング感というかドライブ感に圧倒されるんだわ。

                                                        

カーティス・フラーとかケニー・バレルとかのサイドメン達のデキもいいし、

とにかく、とにかく、ハマるんだよなあ。

                                                           

1957年~1958年録音。

                                                           

                                                            

【アルトサックス】キャノンボール・アダレイ “サムシング・エルス”

いつもは走り過ぎる傾向の強い、キャノンボール・アダレイとアート・ブレイキ―が、

マイルス・デビスの威光の前に実に抑制の効いた、知的なプレイするとこが聞きドコ。

                                                        

今の時期 “枯葉” が心に沁みるし、スタンダードをアレンジしていく過程が分かって、

勉強になるっていうか、成程ねって、ジャズの面白さが伝わって来るんだわ。

                                                          

1958年録音。

                                                           

                                                            

【テナー・サックス】……ソニー・ロリンズ “テナー・マドネス”

自分にとってのテナーサックスのアイドルは、今でもジョン・コルトレーンで、

一時は海賊版含めて80枚以上のLP持ってたんだけど、

ここはまず聞き易いとこからってことで、ロリンズがお薦め。

                                                         

巨星ジョン・コルトレーンも参加してるし、

レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズって、

“ザ・リズムセクション” って呼ばれてる三人の参加で安定感抜群。

                                                           

管が裂けるんじゃないかって程のゴリゴリテナーで有名なロリンズなんだけど、

意外なほど繊細だってのが分かるし、同じテナーでもコルトレーンと比べると、

随分音質が違うのも興味深いんだよね。

                                                            

1956年録音。

                                                         

                                                           

【トランペット】……マイルス・デイビス “フォア&モア”

マイルスはトランペットっていうか、モダンジャズ界の帝王って言われる存在で、

自分、60タイトル以上聞いてるけど、そりゃミュートプレイとかモードとかも凄いけど、

ジャズの爽快さと迫力を単純に満喫できる一枚がこれ。

                                                           

ニューヨークでのライブ盤なんだけど、マイルスの全力オープンプレイにタマゲルし、

まだ20才になるかならないかのトニー・ウィリアムスのスティックワークも聞きモノ。

                                                          

1964年録音。

                                                              

                                                          

【トロンボーン】……カーティス・フラー “ブルースエット”

もともと音が茫洋としてて、音程も不安定になりがちな楽器なもんで、

始めの頃はあまり好きではなかったんだけど、年月経るにつれ、

その茫洋とした曖昧さが気持ち良くなっていったんだわ。

                                                            

この楽器の第一人者はJ・J・ジョンソンだと思うんだけど、

ここは、テナーサックスのベニ―・ゴルソンとのハーモニーが極上のこの一枚。

                                                            

特に、“ファイブスポット・アフター・ダーク” が超お薦めで、

これ聞いて気持ち良くならないなら、ジャズは諦めた方がいいって思うほどだよ。

                                                            

1959年録音。

                                                             

                                                             

【ギター】ウェス・モンゴメリー“ザ・インクレディブル・ジャズギター”

ギターは大好きな楽器なもんで、誰にするか、どれにするか迷うんだけど、

やっぱり、1960年録音のウェス・モンゴメリーのこの一枚になるかなあ。

                                                           

リズムセクションはトミー・フラナガン、パーシー・ヒース、アルバート・ヒースって、

俺が俺がって感じの全くない、抑制の効いた大人達なもんで、

心おきなくジャズギターが聞けるんだわ。

                                                         

イフェクター類を全く使わない、ギブソンのオリジナルサウンドを満喫できるよ。

                                                            

                                                           

【ベース】……ポール・チェンバーズ “ベース・オン・トップ”

この時代のベースは勿論ウッドベースで、音量の大小はプレーヤーにかかってたし、

弦と指の微妙な触れ具合まで聞こえてきて、ジャズベースはホント、いいんだわ。

                                                           

彼、繊細さっていう点では足りてないんだけど、とにかく剛腕一発、どうだあって、

そういう場面になったときの彼に敵うベーシストっていうのはいないんだよね。

                                                             

1957年録音。

                                                         

                                                             

【ドラムス】……アート・ブレイキ― “モーニン”

いつもちょっとファンキーに行き過ぎる傾向の強い彼なんだけど、

これは単純に元気貰える一枚で、発売当時、蕎麦屋の出前持ちも口ずさんでたって、

そういう逸話も残ってて、ジャズへの間口広げた功績もあるんだよね。

                                                            

トランペットのリー・モーガン、ピアノのボビー・ティモンズ達のノリもとても良くて、

気持ちよさそうにやってるのが、ホント、目に見えるようなんだわ。

                                                            

1958年録音。

                                                                  

                                                          

【ジャズコンボ】……MJQ “ラスト・コンサート”

それぞれがリーダーに成り得るし、実際リーダーアルバム出してるんだけど、

固定したメンバーで活躍してたグループもあって、その中の代表バンドがMJQ。

                                                           

“モダン・ジャズ・カルテット” ってそのままなんだけど、

とにかく一度、ヴィブラフォンのミルト・ジャクソンを聞いてみてよ。

                                                            

彼らの解散コンサートのライブ録音盤なんだけど、もうこれが最後だって、

そういう気持ちに溢れてるのが伝わって来て、感動するんだわ。

                                                           

ピアノのジョン・ルイスは、いつもながらのクラシカルなアプローチを崩さず、

ドラムスのコニー・ケイの多彩なシンバルワークもとっても上品だし、

ベースのパーシー・ヒースも哲学的なフレージングを奏でてるんだけど、

三人共、気持ち高ぶりそうになってタッチが強まりそうになるとこ抑え込んでる中、

一人、ミルト・ジャクソンだけが奔放な感情を抑え切れなくなって、

思わずハレ―ション起こすほど叩きまくってる場面との対比も面白いんだよね。

                                                         

ずーっと昔、アメリカ出張した時、セントラルパークでの最初の朝、

カセットウォークマンから初めに流れた曲が “朝日のようにさわやかに” なもんで、

個人的に思い出深いんだけど、そういうの抜きにしても、

彼らのアルバムの中でも、秀逸だって思ってるんだよね。

                                                           

1974年ライブ録音。                                                   

                                                          

                                                                                                                   

                                                          

                                                           

今日のブログ、一体何人が全部読み見通してくれたかっていうのについては、

大いに疑問あって、奥さんさえスル―だとは思うんだけど、

取り敢えず、自分のアイデンティティーに関わることだと思ってるもんでね。

                                                          

2011年11月19日 (土)

後楽園ホール・11月18日

                                                          

夕方5時半近く、ホールに着く頃には周辺かなり暗くなってきてるし、

オフトも終了後の後片付けしてるとこなもんで、ちょっと寂しい冬の始まりなんだよね。

                                                            

                                                          

何人かに、今回の清水智信さんの休養王者の件で話しかけられたんだけど、

亀田プロ、今までは外国人相手に色々画策してたんだけど、

今回は日本人に仕掛けてるっていう点に、一様に首傾げてたね。

                                                        

こうなるとさあ、日本とかOPBFチャンピオンの方がよっぽど威厳あるってことで……。

                                                          

                                                       

粟生隆寛さんと山中慎介さんが来てて、粟生さんとこの間の世界戦のこと、

ちょこっと話したんだけど、あのジムのエライさん、彼のこととっても大事にしてるって、

そういうのがハッキリ分かって、ちょっと感動だったんだよね。

                                                            

                                                            

昨日も全試合判定だったもんで、これで自分が見に行った最近3開催にわたって、

16試合連続判定決着だったんだけど、

これは、中日の谷繁の36打席ノーヒットっていう確率と比較して、

どっちが起こり難い事態かって考えたんだけど、

やっぱり、16試合連続判定決着っていう方が、数段起こり難いと思ったな。

                                                             

                                                            

☆根本真也君(セレス)×林崎智嘉志君(八王子中屋)

                              ………Fe 4R

1勝(1KO)0敗の30才・茨城県と、1勝1敗1分の24才・青森県。

                                                            

林崎君の応援に、近々試合控えたチャーリー太田さんと淵上誠さん以外の、

殆どのボクサー来てたなあ。

                                                            

1R、根本君、体一回り大きいし、バランスのとれたいい体型してんだけど、

ボクシング始めたら、驚くほどの右一本頼りの大振りなもんで、驚いたなあ。

                                                            

林崎君、細かいコンビネーションで圧倒しつつ、接近してのボディブローもいいなあ。

                                                            

2R、根本君、ちゃんと相手見ないままに、ただ腕力だけって感じで、雑過ぎ。

                                                          

林崎君、不用意な一発さえ貰わなければ大丈夫って感じで、

手数アップしながらも、結構タイトに振ってるね。

                                                          

3R、林崎君、相手の当て勘の悪さにも助けられてるんだけど、

とにかく終始左ボディがグッドグッドで、終盤そこそこ強いの二発ばかり打ち込むと、

根本君、明らかにダメージ受けて、ガックリペースダウンしてしまって、

あと30秒ほどあったら、危なかったとこで終了ゴング。

                                                         

4R、それでも根本君、そのまま一気に追い込まれてしまうってことなくて、

最後の力振り絞ってて、気持ちあるとこ充分見せてたね。

林崎君、左のダブルを上下に打ち分けたり、なかなか見栄え良かったね。

                                                            

結局、自分とジャッジ三人ともが全く同じ見解って、とっても珍しい採点結果で、

39-37×4で、林崎君の3-0勝ち。

                                                              

試合後の林崎君、顔も手も傷み方少なくて、冷静に試合振り返ってたよ。

                                                            

                                                        

☆金内卓也君(横田S)×坂入裕君(野口)……Fe 4R

2勝(1KO)1敗の21才・東京都と、2勝2敗の19才・東京都。

                                                            

1R、良く似た体型してんだけど、バランスいいのは坂入君で、

金内君、動き硬いし、腕振り、なんかギクシャクしてるんだわ。

                                                       

坂入君、結構簡単に当てることできるもんで、この日はちょっと雑な感じがするね。

                                                               

2R、坂入君、ちょっと粗っぽくなるとこ、セコンドからジャブジャブの指示噴出。

                                                             

二人とも、どの距離でやりたいのかちょっと分かり難いとこあるんだけど、

とにかく金内君、ますますガキゴキしてきてるなあ。

                                                            

3R、坂入君、終始攻勢かけてるし、精度今一ながらパンチに力入ってるね。

金内君、やっぱり基本的に打ち方が変で、当ててもぺトッて感じなんだよなあ。

                                                             

4R、ここまでかなりポイント取られてるのに金内君、まだ普通にやってて、

倒しに行かないとダメだと思うんだけどなあ。

で、特にどうということのないまま終了ゴング。

                                                          

結局、40-37×2、39-38の3-0で、坂入君の勝ち。

ちなみに自分は、40-36だったけどね。

                                                            

                                                             

☆内藤剛君(ワールドS)×丸野雄太郎君(角海老)……Fe 4R

1勝(1KO)1敗1分の27才・埼玉県と、1勝(1KO)2敗1分の25才・鹿児島県。

                                                             

この二人、実は7月に対戦してて、その時はとっても激しい展開で、

1Rに交互にダウン喰らった後、壮絶バッティングで負傷引き分けしたもんで、

カッコいい言葉で言うと、これがダイレクトリマッチ。

                                                            

1R、内藤君、とにかく右大フックだけっていう、とっても分かり易いボクシングで、

一方の丸野君、左ガード下がり気味なもんで、ちょっと危険な感じあるんだけど、

とにかく、まず左からちゃんとやろうとしてるね。

                                                              

2R、丸野君、カウンター狙ってるわけでもないのに、相手の先攻め許し過ぎだし、

どうしたもんか、とにかく手数少な過ぎで、足使いながらの早いワンツーでいいのに、

スピード圧倒出来るのに、なんかとってもトロっ臭くなってしまったんだわ。

                                                               

丸野君、結局最後まで、やりたいことが見えて来ず、やるべき事もしないままの、

ズルズルエンド。

                                                           

この試合、実はジャッジもズルズルで、どこ見てたのか、何でそうなるかって採点で、

40-36、39-37、38-38って、もうバーラバラだったんだよね。

この試合、ボクサーもジャッジも、絶対、反省会だよね。

                                                              

                                                            

トイレ行ったらね、斉藤司さんと隣の隣の便器でね、

で、この間の試合の感想伝えたら、とっても喜んでたなあ。

                                                           

                                                             

☆本吉豊君(山上)×中村量君(野口)……54㎏ 4R

2勝(2KO)4敗の24才・東京都と、2勝(1KO)1敗の23才・兵庫県。

                                                             

この試合、中村君の応援に、引退した超有名ボクサー来てて、

もう、始めっからお終いまで、そこらじゅうに鳴り響くほどの大声で指示出しっ放しで、

セコンドも付いてるから、もう、あっちこっちから山ほどの指示出まくりで、

まだ4戦目なのに、そんなに盛り込んでどうすんのって感じだったなあ。

中村君、誰の指示聞いて動けばいいのか迷うと思うけどなあ。

                                                           

1R、本吉君、可もなく不可もないって、ごく普通のボクシングかなあ。

中村君、効果的なプレスかけてるんだけど、いいボクシングしようって意識強過ぎ。

                                                               

2R、力量差は明らかなんだけど、油断したかラウンド最後のとこで、

中村君、不用意な一発貰って、一瞬カックンってしてたね。

それにしても本吉君、簡単にロープに詰められ過ぎだし、攻撃にも工夫足りないなあ。

                                                           

3R、始まって40秒、中村君、交わしざまに右ショート、薄い当たりだったんだけど、

本吉君のスタンス崩れたとこだったもんで、見事ダウンゲット。

                                                             

それほどの大ダメージではなかったもんで、本吉君、その後致命的にはならなくて、

気持ちはやり過ぎた中村君の方がローブロー減点喰らってて、

終盤には、打ち終わりに右合わされてるし……。

                                                         

4R、本吉君、特に決め手ないし、細かく早く打てないし、挽回厳しいなあ。

                                                            

中村君、フッと気抜けるようなとこあるんだけど、決める時は決めることできて、

特に右ボディ、とってもグッドで、本吉君、三発ほどまともに打ち込まれてヘロヘロで、

残り30秒切ったとこからは、このラウンド持つのかってほど消耗してしまって、

中村君のセコンドからは仕留めろコールだったなあ。

                                                            

結局、仕留め切れずの終了ゴングで、39-35、39-36、38-36の3-0で、

勿論、中村君の勝ちだったんだけど、この試合もバラバラジャッジで、

こんな感じで10回戦やると、どんだけ差が出てくるかってことで……。

自分は、とっても素直に39-35だったけどね。

                                                           

                                                               

☆鎧塚真也君(協栄)×高田茂君(野口)……L 8R

11勝(5KO)7敗1分の28才・長野県と、

7勝(3KO)9敗のサウスポー、29才・東京都。

                                                              

鎧塚君、7敗うち5敗が直近の5連敗だし、高田君も4連敗中だし、

お互い、結構ハードな相手との結果ではあったんだけど、とにかく悲壮感漂う連敗で、

で、その二人の対戦ってことで、こりゃエライことになったって感じだったんだけど、

高田君、ジム変わっての一年振りで、それがどうなるのかなあって……。

                                                           

1R、鎧塚君、相変わらず威圧感満々のプレスなんだけど、

そこからの踏み込みというか、攻め込み、やっぱり相変わらず全く工夫ないなあ。

                                                              

高田君、真っ直ぐ下がらないように距離維持しながら右多用してって、

こっちが思ってた通りの一番いい立ち上がりが出来てるし、

被せるように打つ脚の長い右フックからの左ストレートの見栄えがとってもいいね。

                                                              

2R、鎧塚君、とにかくデカイの当てたい当てたいが見え過ぎてて、

事前に何の仕掛けしなくて、いきなり簡単には当てられないだろうって思うんだけど、

一本気なんだろなあ。

                                                             

3R、このまま高田君がスタミナ維持して、足使い切れるかが勝負の別れ道って、

もうホント、ハッキリ分かり過ぎるくらい分かるような展開だし、

ここまで、1Rからここまで全く同じ内容だったもんで、休憩タイムゲット。

それにしても、鎧塚君、ボディーブローとかカウンター、全く打たないんだよね。

                                                           

6R頃戻って来て、続けて見てた人に聞いたら、高田君4Rにダウン取られたんだけど、

そこからまた盛り返したってことで、リング上は3Rまでと殆ど同じ感じだったんだよね。

                                                            

で、7R、8R、そのまま高田君が頑張り通して、

78-74×2、77-75の3-0で、殆ど高田君の余裕勝ちだったんだわ。

                                                              

鎧塚君、デビューから殆どの試合見てるんだけど、もうバッタバッタ倒しまくりで、

腕力頼りの自己都合ボクシングでのデビュー6連勝、結局ここに来て災いしてて、

始めの頃に悔しい負け経験してないのが、良くなかって感じてるんだよね。

キャリアの浅い頃、自らのボクシングを見直すってこと、大事だと思ってんだわ。

                                                            

高田君の方は、マナベジムから移籍して、心機一転できたみたいで、

宮崎君も最後まで付きっきりで喜んでたなあ。

                                                            

                                                              

☆三田村拓也さん(ワールドS)×國重隆さん(ワタナベ)

                      ………日本 Mm タイトル

10勝(1KO)0敗のランク1位、27才・福井県と、

22勝(2KO)6敗2分のサウスポー、WBC6位、WBA11位、35才・大阪府。

                                                           

この試合、三田村さんの勝利を予想した人、少なかったと思うけど、

自分、彼に勝って欲しいって、そういう願望強かったもんで、

知り合いの人と、勝ったらコーヒーご馳走してねって、そういう約束してたんだけどね。

                                                         

三田村さん、10戦1KOだし、國重さんも30戦2KOって、

どんだけ地味な展開になるかってことだったんだけど、

そりゃ、鈴木誠さんとか黒木健孝さん達の試合とは違ってくる訳で、

そのこと、鈴木さんとも話したんだけどね。

                                                             

國重さん独特のクリンチボクシングがいつ出るか、打たれない負けないボクシングに、

三田村さん、どこまで耐えられるか、気持ち切らさないで頑張れるかってことで……。

                                                            

1R、倒し合いじゃなくて、ポイント取り合いボクシングなもんで、

距離支配と手数勝負なんだけど、初っ端から積極的だったのは三田村さん。

                                                              

2R、プレス効かせて先仕掛けしてるのはやっぱり三田村さん。

國重さん、相手が寄ってくるとこ、タイミング勝負のカウンター狙ってるね。

                                                              

3R、三田村さん、先仕掛けと同時に、フェイントからのカウンターも狙ってて、

で、國重さんも安易に飛び込めなくなってるね。

                                                           

三田村さんこのままペース保てれば、今回國重さん、減量キツかったって聞いてるし、

後半のゴニョゴニョ、巧くさばけるかどうかだなって、

その後の大体の展開も読めてきたもんで、一休み。

                                                             

                                                            

実を言うと、この段階でも自分、結局最後は國重さんが徐々に経験盛り返しで、

例のスタイルで、三田村さんをやり込めてしまうんじゃないかって、

そういう場面は見たくないって心理が働いてたんだよね。

                                                           

で、色んな人達と話して戻ったら、9Rになってて、

見たら、三田村さんが圧倒してて、國重さん、何かヘロヘロになってたんだわ。

                                                          

國重さん、更に右ボディブロー打ち込まれて腰屈めてるし、寄りかかる一方だし、

何か倒れそうな感じさえあったんだよね。

                                                          

10R、國重さん、いつもの集団サポート隊の悲壮感増すとこ、

組み付く場面多くなって、その時だけは最後の頑張り見せてはいるんだけど、

とにかく、倒されないようにするのが精一杯って感じで、

三田村さんサイド大騒ぎのまま終了ゴング。

                                                            

98-93、97-94、96-94って、またもやバラけた3-0だったんだけど、

三田村さんの勝利に何の疑問も無くて、三田村さんはチャンピオンベルト、

自分はコーヒーって、お互い見事ゲット。

                                                           

後で、松浦さんとか天野さんとかと出会ったら、ホント、嬉しそうにしてたなあ。

                                                           

三田村さん、顔面腫れまくってて、パンチかバッティングだか経緯知らないんだけど、

とにかく左目上辺り、ボッコン出っ張ってて、なんかETみたいになってたなあ。

                                                              

彼、非力なんだけど、いつも持ってるモノ全部出しの一生懸命ボクシングなもんで、

大好きなんだけど、始めと終わりしか見てなくて、ホント、ゴメンです。

ワールドスポーツジムさん、三田村さん、ホント、オメデトです。

                                                           

                                                            

☆岩佐亮佑さん(セレス)×ゼロフィット・ジェロッピ瑞山さん(千里馬神戸)

                          ………日本 B タイトル戦

9勝(7KO)1敗のサウスポー、ランク1位、21才・千葉県と、

24勝(8KO)2敗3分のランク4位、31才・フィリピン。

                                                              

ジェロッピさん、以前は、要するに神戸限定ボクサーでしょって、

そういう感じ持ってたんだけど、実物見たのは一回しかなくて、

2年ほど前、その時は佐藤洋太さんとの6ラウンド戦で、

佐藤さんのデキ悪かったこともあったんだけど、殆どいい勝負しての1-1で、

自分としてはジェロッピさんでもアリかなって思えるほどの試合してたもんで、 

いつもの西方からの使者達よりは期待してたんだよね。

                                                          

岩佐さん、今年3月、山中慎介さんに壮絶10RTKO負けしてしまって、

その山中さんは今じゃ世界チャンプだし、リングサイドで見てるし、

あの後、8月の復帰戦でインドネシアンを瞬殺したんだけど、

この試合どうこなすかってのが、彼の今後にかかってくる訳で、

本人のみならず、この場に居合わせた人達、みんな凄い緊張感だったんだわ。

                                                        

そんな雰囲気の中、途中、なかなか決めきれない岩佐さんに対して、

早く倒さないと帰るぞとか、バカヤローとか何度も大声発してたオヤジいたんだけど、

ボクシングってのは、こんな風に、バカが平気な面して堂々と混じってるんだよね。

                                                             

1R、とっても緊張感に満ちた立ち上がりで、お互いの距離、手の速さ測りながらの、

ジワジワって感じ、もうスリル満点なんだわ。

                                                          

ジェロッピさん、一瞬のワンツーのスピードは流石で、もう少しKO率良くてもいいのに、

ってことは意外とパンチ軽いのかも知れないね。

                                                             

岩佐さん、威圧感が凄くて、常にプレスかけ気味だったんだけど、

残り1分、左ストレートボディ見事ブチ込み成功で、それ意外なほど効いてて、

ジェロッピさん、その後何度もベルトラインいじって、呼吸整えようとするポーズしてて、

多分岩佐さん、これだなって掴んだかも知れないね。

                                                              

2R、岩佐さん、結構楽な展開かなってほどよく当たるようになって、

で、始め少し雑になったか、ジェロッピさんに右クロス直撃されてしまったんだわ。

                                                           

始めての直撃弾、この段階で却って良かったって感じで、岩佐さんその後は慎重で、

また真面目にやり直しで、色んな角度から翻弄する様なパンチ出ししてるね。

それにしてもジェロッピさん、常に好戦的でいいボクサーなんだよね。

                                                             

3R、ジェロッピさん、ボディ打って来ないし、殆どがストレート系なのに対して、

岩佐さん、攻撃の多彩さで圧倒してて、ジェロッピさんの顔面、早くも赤くしてるね。

                                                            

それでもジェロッピさん、一瞬の踏み込みからの必殺系ワンツーは威力十分で、

まともに直撃されたらヤバイぞ感に満ちてるね。

                                                             

4R、岩佐さんの圧力益々強くなって、ジェロッピさん、ロープ伝いが多くなって、

それでも追い込まれてるってほどにはいってなくて、強い右ストレート放ってて、

一瞬、岩佐さん、危険な場面もあったなあ。

                                                             

それでも結局岩佐さん、試合作るの巧いから最後はキッチリそれ以上を打ち返して、

締めてみると、相手の被弾数を増やしていってるんだわ。

                                                          

5R、始まってすぐ30秒弱、フッと寄り合ってお互いのショートブロー交差するとこ、

岩佐さんの左ショートアッパー、軽くだったけど角度のいい直撃で、

ジェロッピさん、リング中央で左手付いてしまってダウン宣告。

                                                           

それほどのダメージではなかったんだけど、そこから岩佐さん、

この日一番の一気打ち込みで、ガンガン勝負に出たんだわ。

                                                          

ジェロッピさん、途端にバランス悪くなって、打ち返しのタイミングもズレてきてるし、

何だか、決着そこまできたかって感じは、この時したんだよね。

                                                            

それでもジェロッピさんも大したもんで、あくまで気持ち強く保ち続けて、

岩佐さんが一段落した後、シッカリ持ち直してたもんなあ。

                                                            

6R、流れは大きく岩佐さんに傾いたかなあって見てたんだけど、

この回、一気に攻撃ドライブかけていったのはジェロッピさんの方で、

始めの1分で、右ストレートのいいのを3発ほど顔面に打ち込み成功させて、

その後3発、今度は見事なボディブローで岩佐さん、動きメッキリ悪くなってしまって、

一時は青コーナーに詰められるっていう場面もあって、一気にハラハラ感なんだわ。

                                                             

7R、ジェロッピさん、明らかに元気出てきて、動きも良くなってきて、

顔面かなり赤くなった岩佐さん、ちょっと受け身に入って、攻めも雑なんだわ。

簡単に当てられてしまって、微妙に当てることできないでいるんだよなあ。

                                                           

8R、岩佐さん、動きにスピードもキレも無くなってきて、ヤバい感満々なんだけど、

何と実はジェロッピさんも、ホントはここ一気呵成のはずなんだけど、

これまでの被弾で、やっぱりそれなりにダメージ溜めてたみたいで、全く行けなくて、

トロトロの岩佐さんに結構殴られてしまってるんだわ。

                                                              

9R、ジェロッピさん、シツコイ打ち返しが全くできなくなってしまってるし、

先攻め全くできない待ち系ボクシングで、ヘバリ感が浮き出てるんだわ。

やっぱ、ここに来て色んな差出てきたかあ、って感じだったなあ。

                                                             

10R、岩佐さん、見事に気合い入れ直したパフォーマンスで、

最後の力絞って動きまくってるのに対してジェロッピさん、

倒さなければ勝てないのに、もう普通のボクシングしかできてなくて、

勝負の行方、明らかになってしまったんだよね。                                                           

分かれ目は、ジェロッピさんのスタミナだったかも知れないね。

                                                             

途中のスリルは最後沈静して、終わってみればやっぱりなあって感じの採点は、

98-92×2、97-92のまあ圧倒3-0で岩佐さん、チャンピオンってことで、

自分的には、ラウンドマストで98-91だったけどね。 

                                                               

中盤結構いいパフォーマンスしてたもんで、自分、通りすがりにジェロッピさんに、

グッドジョブって声掛けたんだけどね。

                                                            

                                                             

                                                            

【本日のベスト3ボクサー】

① 三田村拓也さん

② 岩佐亮佑さん

③ ゼロフィット・ジェロッピ瑞山さん、高田茂君

                                                     

                                                  

それにしても、この日も10時終わりで、長いことは長くかかったんだけど、

充足度は高かったんだよね。

                                                            

2011年11月16日 (水)

後楽園ホール・11月15日

                                                          

相変わらず北朝鮮、嫌がらせの限りで、選手たちの入国審査で3時間待たせるし、

試合前の国家吹奏の際、君が代に大ブーイングしてたね。

                                                          

負けた場合のこと考えて生中継しないで、1-0で勝ったからって急遽の録画放送で、

それにしても、情けないのは侍ジャパンだぜよお。

                                                            

                                                           

10日振りくらいの後楽園ホール。

                                                           

こんなに冷え込んできたのに、Tシャツ短パンってのは何事だあって見たら、

やっぱり宮崎辰也君で、そうだよね、加藤諒君の応援だよね。

                                                           

                                                            

試合の前にジャッジの二人と色々話して、マルケス兄さんとパッキャオの試合、

一人は自分とほぼ同じで、2ポイントくらいで、やっぱりパッキャオだなあってさ。

                                                           

それから、前から気になってたことちょっと質問して、それは、

始めにできたちょっとしたバッティングカット傷が、その後そこドンドン攻められて、

大カット大出血に移行して続行不能になった時でも、

あくまで負傷判定になるのかって事だったんだけど、

やっぱり、その傷の最初の原因で判断するって、予想通りではあったんだけどね。

                                                            

                                                         

☆アリアス・ディエゴ君(伴流)×石澤一路君(オサム)

                            ………65㎏ 4R

デビュー戦の27才・コロンビアと、0勝1敗のサウスポー、24才・埼玉県。

                                                             

1R、ディエゴ君、予想に反して全く戦闘的じゃなくて、タルイ一発狙いに終始してるし、

石澤君の方も、いい目付きしてるし構えもいいんだけど、

引き引きボクシングの相手に対して、踏み込み緩くておおまかな試合なんだわ。

                                                            

残り1分近く、ちょっと寄ったとこの打ち合いで、石澤君の左の返しが直撃して、

ディエゴ君、ダウン。

                                                          

ディエゴ君、それ程のダメージ受けてなくて普通に再開してたけど、

10㎝以上上背あってリーチもあるのに、何も生かしてないんだよなあ。

                                                             

2R、ディエゴ君、相変わらず、待って待って待ってからの一発だけだし、

石澤君も、もっと前出て、手数増やせば簡単に倒せるのに、なんかダルダルで、

二人ともたまの出会い頭に一発ブーンって振り回すだけで、先行き明るくなくて、

全く面白くなくなってしまったもんで、いきなりの休憩タイムゲット。

                                                             

結局、39-37、38-37×2の3-0で、石澤君初勝利だってね。

                                                           

                                                            

☆兼目友範君(船橋ドラゴン)×久野伸弘君(オサム)

                            ………66㎏ 4R

2勝0敗3分の22才・栃木県と、3勝(3KO)1敗の26才・埼玉県。

                                                          

1R、開始ゴングから試合作ってるのは久野君で、

場面場面で色々工夫した攻撃仕掛けてて、兼目君、対応に追われてるって感じ。

                                                             

2R、二人とも、とっかかりがちょっと雑になってきて、

兼目君、ヒッチが大き過ぎなもんで密着戦で連打打ち切れてないし、

なんか少し息上がってきたみたいなんだわ。

                                                           

3R、お互い勢いはキープしてるんだけど、徐々にフィジカル戦に移行していって、

そうなると、久野君が押し気味の様相かなあ。

                                                          

4R、兼目君、すぐ下向いてしまうもんで、2発目3発目を正確に打ち切れてなくて、

体寄せ合っての手数勝負もシンドそうだし、連打になるとちょっとオープン気味だなあ。

                                                               

振りの鋭さは久野君優位だと思ってて、変なとこに力入ってしまって、

ちょっと当て勘悪かったけど、全体の優勢は維持してたって思ってたもんで、

結局、39-38、38-38×2の久野君、1-0ドローってのは、疑問残ったね。

                                                           

                                                            

☆野口将志君(船橋ドラゴン)×加藤諒君(マナベ)……L 6R

4勝(3KO)5敗の22才・山口県と、4勝(1KO)1敗の19才・東京都。

                                                           

1R、野口君、カウンター一筋の乱暴系で、右の大振り一発命って感じ。

加藤君、ちょっとスピード感なくて、打ち終わりガードの甘くなるとこ突かれてるね。

                                                           

2R、セコンドに言われたか加藤君、出入りのスピード増してって、

やっと本来の動き取り戻すことできて、いよいよ挽回体勢開始。

                                                            

3R、加藤君、ボディブローもグッドグッドで、手数も圧倒してきたね。

                                                             

4R、二人とも初の6回戦なんだけど、スタミナは大丈夫そうだね。

                                                              

野口君、相変わらず、相手待ちボクシングに終始してて、ロープ背にすること多くて、

ちょっとヘバリ感浮き出てきてるんだけど、たまの右で加藤君の左目尻ヒットカット。

                                                           

5R、手数的には加藤君の12:1くらいの差が出てきて、

野口君、待って待って打つカウンターの腕振りも鈍くなってるなあ。

                                                            

6R、流れは加藤君に傾いてたんだけど、それでも野口君、

最後の踏ん張り効かせて、加藤君の右目上ヒットカット。

                                                            

加藤君、最後までディフェンスの甘さに課題残してたんだけど、

それでも、終始攻勢かけて、細かく打ち続けてたもんで、

自分、加藤君の58-56くらいかなって思ってたんだけど、

結局、58-56×2、57-58の2-1で、野口君の勝ち。

                                                           

ヒットカットが評価されたって言えば簡単で、それまでなんだけど、

終始下がりながらの単発と攻勢かけながらの細かい手数を秤にかけるっていうのは、

とっても難しくて、いつもバラけた評価になるんだよなあ。

                                                            

すぐ横に座って声援送り続けてた宮崎君、納得いってなかったみたいだったけど、

それ、分かんないこともなかったけど、加藤君のディフェンス、

大いに問題あったことは忘れてはダメだと思うんだよね。

                                                             

まだパワー付け切れてないとこあるんだから、一発狙いはまだ先のことで、

当面は、得意の出入りのスピードと回転力で勝負だと思うんだよね。

近くにいたジム仲間の酒井智彦君とも、そんなような話したんだけどね。

                                                            

                                                            

☆平山悦久君(ワタナベ)×川奈充君(青木)……Fe 8R

8勝(3KO)7敗の30才・栃木県と、7勝(2KO)1敗1分の29才・静岡県。

                                                             

久し振りに川村貢治さん、応援に来てたね。

                                                          

1R、ユックリ安全なスタート切り過ぎると、川奈君のペースに巻きこまれるって、

そう思ってたんだけど、平山君、いきなり攻勢かけてって、主導権渡してないね。

それでも川奈君、やっぱりいいリズムしてんだよなあ。

                                                          

2R、接近戦で小さく鋭く振り切れてるのは川奈君の方で、

平山君、左をダブルで使ったり、色々工夫してるけど、ちょっと手が余り気味だなあ。

                                                            

3R、この辺から平山君の頑張りが前面に出てきて、

普段、小田和正って感じなのが、顔にエッジ効いてて、髪も短く詰めてるし、

気持ちに溢れたパフォーマンスで、まだまだ先長いけど大丈夫かあってほどの、

歯食いしばってのガンガン攻めで、凄い手数なんだわ。

                                                             

4R、ヘバッてきてるのは川奈君の方で、手数合戦には完全に負けてて、

なんか、平山君の疲れ待ちって感じで、左目上も腫れてきてんだよね。

                                                            

5R、小さなパンチ山ほどと、少ないクリーンヒットっていう対比は前の試合と同じで、

評価の分かれるとこなんだけど、表情の必死さ見ると、平山君に傾くね。

                                                             

6R、このままじゃマズイって川奈君、気持ち立て直して反攻に出てて、

冷静に距離取り直して、しっかりカウンター狙いも見えてきてるね。

                                                              

7R、流れ変わりそうなとこ、この回今度は平山君が初めっからの攻勢で、

相手の距離潰しまくって、腕振りの鋭さは今一なんだけど、手数カバーってことで、

川奈君の気持ちの盛り上がり阻止して、またペース取り返してるんだわ。

                                                             

バッティングも重なって、川奈君の右目上の腫れ、タンコブみたいに膨らんできてるね。

                                                            

8R、二人とも消耗進んできたか、一方的に攻勢かけ通すことできなくなって、

交互に攻防繰り返してるんだけど、力振り絞り感で勝ってるのは平山君の方で、

川奈君、最後まで爆発し切れず消化不良だったかなあ。

                                                           

それでも二人、最後は両足揃ってしまったり、上体に足が付いていかなくなったり、

とにかくヘロヘロになりながらも、気持ち噴出させてたよね。

                                                            

自分的には、78-75で、平山君だったんだけど、

結局、78-75、77-76×2の3-0で、平山君の頑張り勝ち。

                                                             

この試合、よっぽど頑張らないと平山君、シンドイけどなあって思ってたんだけど、

平山君の頑張り尋常じゃなくて、あれ、相当練習したんだろね。

                                                          

試合の後、彼と話したんだけど、殆ど傷んでなくて、勿論とっても嬉しそうにしてて、

ああいうの見ると、こっちも嬉しくなるんだよね。

                                                          

で、これからはさあ、もう少しパンチの緩急つけるか、得意パンチ作るかだよねえ、

なんてこと勝手に話したんだけど、彼、結構真面目に聞いてくれたんだよね。

                                                               

平山君、那須塩原出身だし、川奈君も静岡伊東出身で、

この試合、温泉地対決だったんだよね。

                                                            

とにかく平山君、30才を勝利で飾ることできて、コングラッチュレーションてことで…。

                                                                                                                   

☆斉藤正樹君(TEAM10)×坂本大輔君(角海老)……SL 8R

6勝6敗2分の26才・神奈川県と、6勝(3KO)6敗1分の30才・千葉県。

                                                             

パンチ力では坂本君、身長とリーチでは斉藤君って一戦で、

坂本君、ちょっと前の殿村雅史さんと同じで、ここで負けたら4連敗ってことで、

本人も見てる方もプレッシャー、キツかったんだよなあ。

                                                            

1R、坂本君、相手が一発かましの大振りしてくるとこ、

この日はショートのコンビネーションでとっても冷静に対応してて、

残り40秒ほどのとこで、細かく3連打して、最後は多分左フックの返し見事直撃。

                                                            

斉藤君、ガクンって腰落として、あわやダウンってとこ、凄かったよお、

左グローブ、リングマットまであと10㎝ってとこで踏み留まったんだわ。

それにしても斉藤君、ジャブっての全く打たないんだよね。

                                                           

2R、坂本君サイドからは、ジャブジャブ、ショートショートの連呼で、

斉藤君、細かいコンビネーション、ジャブ無しのボクシングはやっぱりシンドくて、

この回から鼻血も出してきたなあ。

                                                               

3R、坂本君、単調なリズムになってしまって、パターンが同じになってしまったとこ、

斉藤君に二発ほど、右のデカイのを貰ってしまって、

一発デカイの当てないと始まんないボクシングに巻きこまれそうな雰囲気で、

ちょっと危険な雰囲気も漂って来て、セコンド気が気じゃないんだわ。

                                                           

4R、再度冷静に再開した坂本君、始まって20秒、ススッと寄ったとこ、

またもや、今度は右フック大直撃させて、斉藤君、またもやの腰砕け。

                                                                

これは初回より直撃度大きかったんだけど、両膝折りながらも、

またもやの超の付く踏ん張りで、斉藤君、持ち直したんだわ。

                                                               

時間はまだ十分に残ってたし、ダメージ引きずってたんだけど、

そりゃ坂本君も粗くなってはいたんだけど、斉藤君の踏ん張り尋常じゃなくて、

抜群の回復力でこの回も凌ぎ切ったんだよね。

                                                               

5R、大分消耗してるかって見えてた斉藤君、この回初っ端から果敢に攻め始めて、

また一からやり直しって感じで、得意の右フック振りまくって、

坂本君、4発ばかりいいの貰ってしまって、流れが安定しないんだよね。

                                                             

6R、前半、斉藤君のキツイ左ボディ喰らって、坂本君、明らかにシンドそうで、

斉藤君、なんか明るさ見えた感じもあったんだけど、

終盤、そのボディブロー、反対に打ち返されてしまって、坂本君、挽回挽回。

                                                            

7R、主導権が一方的に傾かないまま、お互い壮絶系の気持ち戦突入。

                                                            

坂本君、相手の打ち終わりに合わせることできたら、もう少し楽な展開なのに、

そういうのは、斉藤君も同じなんだけどね。

                                                             

8R、お互い、もう頭使う余裕が無くなってしまって、決め手ないまま終了ゴング。

                                                                

採点結果は、78-75、77-75、77-77の2-0で、坂本君の妥当勝ち。

自分、ラウンドマストで78-74で坂本君。

                                                            

坂本君、喜びの笑顔見せながらも、途中、相手に巻きこまれ気味になったこと、

反省してたし、相手のタフさにも驚いてたけど、取り敢えず勝ち越し。

                                                           

                                                           

☆千葉透さん(国際)×新藤寛之さん(宮田)……W 8R

14勝(11KO)4敗1分のランク12位、25才・青森県と、

9勝(2KO)1敗のランク5位、25才・北海道。

                                                                

キレキレ系のサウスポー同士。

                                                           

1R、開始当初、新藤さんの左がとっても良かったんだけど、

中盤からの千葉さんの多彩な右ジャブが圧倒し始めてたね。

                                                             

それにしても新藤さん、新人王戦の頃と比べるとまるで別人で、

自分、正直こんなに巧くなると思ってなかったとこあって、

今では手余すようなとこ全くないし、体のバランスもとってもいいんだよね。

                                                              

2R、お互い、同じ様な体格体型してて、二人とも坊主頭だし……。

この回も細かい技で、千葉さん、優位かなあ。

                                                           

3R、新藤さん、相手の打ち終わりに何発か軽いの合わせてるんだけど、

攻撃の流れというか、主導権、相変わらず千葉さんが握ってるなあ。

                                                            

4R、前半、新藤さんだったんだけど、終盤は千葉さんのボディブローが良かったね。

                                                            

5R、この辺から千葉さんの手数の落ち方著しくなって、新藤さんの攻勢目立ってきて、

千葉さんの左、威力も感じられないし、正確性、全く良くないんだわ。

                                                            

6R、千葉さん、全体の見栄えも悪くなって、攻め込みが極端に単調で、

新藤さんの柔軟な攻撃の前に明らかに見劣りしてきたんだよね。

                                                             

7R、お互い、工夫不足は否めなくて、徐々に盛り上がりに欠けた退屈一直線で……。

                                                            

8R、この試合、お互い、タダじゃ済まないんじゃないかって思ってたんだけど、

結局タダで済んでしまって、工夫と決め手、緊張感に欠けた凡戦だったなあ。

                                                               

で、結果は、78-74、78-75、77-76で、新藤さんの3-0勝ち。

                                                           

実は千葉さん、最近進歩ないっていうか、かえって悪くなる一方で、

チョット前までは、あの左ミサイルストレートに惚れ惚れしたもんで、信じ難くて、

まだ若いんだし、まだまだやれるって思ってるもんで、

一度自分のボクシング、見直してみたらいいと思うけどなあ。

                                                              

                                                           

☆阿知和賢君(ワタナベ)×奈須勇樹さん(角海老)……SF 8R

7勝(2KO)6敗2分の25才・神奈川県と、

20勝(15KO)6敗のランク11位、29才・東京都。

                                                             

この試合、最近のパフォーマンスからすると、奈須さん、圧倒するって思ってて、

決着ラウンドがいつになるかってのが興味の対象だなって見てたんだけど、

驚いたなあ、阿知和君、あそこまでできるのかって、ホント、タマゲテしまって、

とにかく、自分見た中で阿知和君、ベストファイトだったんだわ。

                                                               

で、思いの外拮抗した、最後までとっても激しくて面白い試合が出来上がって、

お互い、力振り絞った全部出しボクシングだったもんで、

自分、マルケス兄さんとパッキャオの試合より、数段興奮したんだわ。

                                                             

1R、上背もリーチもハンデ負いながら、奈須さん、グッドなボディブローで、

それでも、阿知和君も気合い入った倒し系ボクシングで、ジャブも良く伸びてるし、

相手の打ち終わりに合わせた右ストレートのタイミングもいいんだよね。

                                                             

2R、阿知和君、勝ち負け拮抗したボクサーにはとても見えなくて、

攻撃のリズムも単調にならないように、巧みに工夫してるし、スピードあるし、

とにかく右ストレートが抜群で、被せるように打つ右フックもいいし、

一発当ててからの追撃も果敢で超気合い入ってんだわ。

                                                             

奈須さん、いきなり右のいいのを幾つか貰ってしまって、左顔面赤くなってきてるなあ。

                                                            

3R、それまで攻めが単調だったとこ、奈須さん、やっぱり流石で、

右アッパーから左フックを顔面にって、攻撃バリエーション増やしていって、

流れ傾きかけたのをキッチリ呼び戻してるね。

                                                            

4R、お互い、思いっ切りのショットが実に清々しいというか、見ててワクワクで、

正面切った殴り合い、阿知和君も一歩も引いてなくて、歴戦強打の奈須さんに対して、

対等以上の場面も作って、それ再度、奈須さん、取り戻してって、もう大変大変。

                                                               

5R、阿知和君、間違いなくのベストファイトで、接近戦でのショートアッパー抜群で、

一方の奈須さん、最近の大得意技、左右ボディ強烈ブチ込みで、

お互い力振り絞り合っての激闘で、一瞬でも気抜いた方がやられるって感じで、

スリル満々の展開で、局面ごとに両陣営、大騒ぎなんだわ。

                                                              

6R、ここまで打ち合っても、二人とも全くスピード落ちなくて、

取り敢えずお互い、今持ってるモノ全部出しての死闘なんだわ。

                                                                 

7R、阿知和君、結構キツイの浴びてんのに全く怯まず、そこからの盛り返しで、

細かい連打も差し込んでいってるし、本人もかなり顔赤くしてるんだけど、

奈須さんの左顔面の傷み方の方が進んでるんだわ。

                                                               

お互いガツガツなもんで、バッティングで奈須さん、頭部カット。

                                                               

8R、二人ともあんだけ動きまくって、殴り合ってきたっていうのに、まだ力残してて、

開始ゴングから終了ゴングまで、打ちまくり合ってるのは、ホント驚異的で、

凄い試合は突然やって来るってことなんだよね。

                                                              

結局、78-75、78-76、76-76の2-0で、奈須さんの勝ち。

                                                              

自分的には78-75だったんだけど、同じ3ポイント差の試合っていっても、

内容的に随分差のある試合ってのがあるんだよね。

                                                              

奈須さん、いつになく傷んでて、激闘の跡まざまざだったんだけど、

自分の感想伝えたら、素直にニッカニカ喜んでくれて、

医務室から出て来るの、結構時間かかったから心配したんだけど、

頭のカット傷、ホッチキス縫いしてたそうで、

鉢巻きみたいな包帯頭に巻いて、笑顔で出て来たんだわ。

                                                               

                                                             

9月と10月の月間賞の表彰式あったんだけど、

この日、全てフルラウンド戦だったもんで、とにかく押し押しの瀬端さん大変で、

挨拶はMVPだけにさせようって言ってたけど、9月のMVPは中嶋孝文さんで、

タイトルマッチ差し置いての受賞で、そういうの最近聞いたことないけど、

とにかく、40㎝×60㎝くらいのアルミパネル入りの写真、カッコ良く写ってたなあ。

                                                          

                                                             

☆田中教仁さん(ドリーム)×吉田アーミー真君(戸高秀樹)

                             ………Mm 8R

13勝(7KO)5敗のランク4位、26才・東京都と、

8勝(5KO)6敗2分の28才・北海道。

                                                              

二人とも良く知ってるボクサーなもんで、片寄った応援できなくて、

北側席に移動して、見てたんだけどね……。

                                                             

1R、吉田君、リーチ圧してるし、ジャブ、簡単に届くんじゃないかって見てたんだけど、

これがまあ、田中さんの威圧感半端じゃなくて、自信に溢れてれるし、

一振りすれば、パンチ力あるの良く分かるしって、なかなか攻め込めないんだわ。

                                                             

2R、吉田君の慎重な立ち上がり、この回も続いて、このままだとペース握られて、

後で取り返しつかなくなるぞおって見てたんだけど、吉田君、やっぱり行けないなあ。

                                                             

残り40秒、吉田君、少しばかり片鱗見せたんだけど、

殆どの攻撃のきっかけは田中さん作ってるし、なんか吉田君、ヤバイんだわ。

                                                             

3R、田中さんの飛び込み鋭くて、吉田君、飛び込みざまに叩くってことも叶わず、

残り50秒、ようやく一気攻めの場面作ったんだけど、

直後、右大フック直撃し返されて、帳消し以上になってしまってるんだわ。

でも田中さん、この回からちょっと頭から行き過ぎるようなとこ出てきたなあ。

                                                              

4R、吉田君、折角のランク入りのチャンスなんだけど、

なんか気後れしてる印象抜けなくて、ここまで来ても持ってるモノ出し切れてなくて、

とにかく、仕掛け不足というか、手数全く足りてないんだよなあ。

                                                              

自分、吉田君も吉田君のボクシングもとっても好きなんだけど、

こんな調子だと、あと2~3ラウンドのうちに倒されてしまうか、

でなくても、ズルズルフルマーク負けしてしまいそうな気がしてきたもんで、

取り敢えず、いったん引き揚げてコーヒー飲みながら、煙草吸いながら、

どうしたんだろなあって、シミジミしてたんだよね。

                                                               

その後、色んな人達と話して、そしたら途中で終わる展開にはなってなかったもんで、

8Rに戻ってみたら、二人ともペース落ちてなくて、

吉田君、結構対等な打ち合いできてて、それだけ出来るんなら、

始めっからやれば良かったのになあって感じがしたんだわ。

                                                             

最後に採点聞いたら、78-74、78-75、77-76ってことで、

勿論田中さんの勝ちだったんだけど、

初めの4っつのラウンド以上には差が広がらなかったみたいで、

吉田君、5R以降頑張ったみたいだね。

                                                               

グローブタッチした時、吉田君、ちょっと申し訳なさそうな表情してたけど、

田中さんも、ニヤって笑いながら、「今日は俺に話しかけないで下さいね。」 って、

言ってたから、二人とも納得いってない内容だったみたいね。

                                                           

                                                           

                                                              

結局、昨日は8試合54ラウンドの全てが判定決着だったもんで、

終わった時は10時過ぎてたんだけど、そこそこ面白かったよ。

                                                            

                                                          

                                                         

【本日のベスト3ボクサー】

① 奈須勇樹さん

② 阿知和賢君

③ 平山悦久君

                                                  

                                                    

最近はNFLの中継見ながらブログ書くこと多くて、

今日もパッカーズとバイキングス見ながらだったんだけど、

パッカーズ、開幕9連勝で、飛ばしてるんだわ。

                                                            

パッカーズの本拠地、ウィスコンシン州のグリーベイってとこにあるんだけど、

この街の人口10万しかないのに、72,000人収容のスタジアム、

1960年から完売記録が続いてて、50年以上もシーズンチケット持ってる人もいて、

殆ど全員、周囲の観客の顔触れ変わんないだってさ、凄いよなあ。

                                                           

2011年11月14日 (月)

マルケス兄さん×パッキャオ Ⅲ

                                                             

13日の三戦目本戦の前に、これまでの二人の戦いのレビュー見たんだけど、

2004年は、115-110、110-115、113-113の1-1でドロー、

2008年は、115-112、112-115、114-113の2-1でパッキャオで、

二つの試合通して、一番感じたのは、解説者達、とにかく煩過ぎってことで、

乏しい語彙と怪しい日本語の立て続けなもんで、もうウザイウザイで、

そんなにしゃべり続けなくても、そこまで説明してくれなくてもいいのにって感じで、

まるで、居酒屋でボクシング見てるような感じになってしまったんだよね。

                                                        

自分、後楽園ホールでも周囲に煩いのがいる時は、i-pod をオンにしてるんだけど、

やっぱりこうなると、消音観戦になってしまうんだよなあ。

でも、無音で見てると、二人の殺気だけが浮き出てきて、とっても面白いよお。

                                                                                                                     

アナウンサーが、臨場感盛り上げるの巧いし、説明もそこそこ行き届いてるから、

彼一人で充分だって思ってるんだけど、どお?

                                                            

ラウンドごとの採点も、誰が見ても明らかな場合以外は、もう二人バラバラで、

だから採点っていうのはバラケルんだよねっていう証みたいだったもんね。

                                                           

2004年はFeで、観客7,500人、2008年はSFeで、観客12,000人。

2004年、1Rに三回ダウン喰らったのはマルケス兄さんで、

2008年、3Rに強烈ダウン喰らったのもマルケス兄さんで、

殆どそこで終わってもいい試合を、マルケス兄さん、二つとも盛り返してたんだよね。

                                                          

2004年、パッキャオはインタビューで、通訳介してタガログ語で話してたけど、

2008年には、通訳なしの英語で答えてたんだけど、

マルケス兄さんの方は、2004年も2008年も通訳通して、スペイン語だったよね。

                                                            

自分的には、2004年はパッキャオ、2008年はマルケス兄さんの勝ちだって、

そう思ってるもんで、今回この三戦目が、正真正銘決着戦なんだよね。

                                                             

それにしても、二人の関係だけ見ても、7年間も世界の最前線に居続けてるっての、

ホント、驚異的で、ホントに強いボクサーってのはやっぱ凄いね。

                                                             

自分、奥さんと二人暮しなんだけど、WOWOWもCSもダブル契約してて、

お互いの部屋に分かれて別々に見てたんだけどね。

                                                              

メインイベントの前に二つ試合があったんだけど、色々考えさせられたね。

                                                           

                                                             

☆マイク・アルバラード×ブレディス・プレイスコット

                   ………IBF SL 中南米タイトル

31勝(22KO)0敗のチャンピオン、31才と、

24勝(19KO)3敗の28才。

                                                              

体格もリーチも圧倒してるプレイスコット、終始押してて、4Rの一気攻め迫力満点で、

アルバラード、左目上出血するし、このまま、ほどなくやられてしまうのかなあって、

そんな流れだったんだけど、6R、距離詰まってのインファイトからちょっと違ってきて、

プレイスコット、やっぱり前半飛ばし過ぎたみたいなんだよね。

                                                             

それでも、プレイスコットの積み重ねてきたポイント、奪われるってことなく推移して、

最終10R、またもや激しい接近戦になった時からが凄くて、

1分15秒、アルバラード、右、左って強烈アッパー、連続で決めたら、

プレイスコット、アレレ―ッて感じのその場崩れ落ちダウンしてしまって、

彼、立ち上がりはしたんだけど、何とかクリンチで凌ごうとしたとこ、

アルバラードの連続アッパーは余りにもキツ過ぎて、見ててとっても妥当なとこで、

1分53秒、レフェリーストップエンド。

                                                           

そこまでは圧倒リードしてて、正確に書き取ってはいなかったんだけど、

多分、プレイスコット、5~6ポイントほどはリードしてたと思うんだけど、

アルバラード、最後まで自分の力信じて、諦めなくて、エラかったなあ。

                                                           

                                                            

☆ティモシー・ブラッドリー×ホエル・カサマヨル

                      ………WBO SL タイトル

27勝(11KO)0敗1NCのチャンピオン、28才・アメリカと、

38勝(22KO)5敗1分の40才・キューバ。

                                                             

この試合は見てて悲しくなってしまって、あのカサマヨルがこんなになってしまって、

40才にもなって、他にやることないから取り敢えずボクシングやってるって、

そんな感じしか伝わって来なくて、晩節汚すっていうのはこういうことなんだわ。

                                                        

カサマヨル、初めっから戦うって気持ちになってないみたいで、

すぐ頭下げて抱きついて、ブラッドリーの攻撃がいつになく雑々なもんで、

それで助かって、無駄なラウンド重ねるばっかりで、とっても見てられなくなって、

3Rで休憩タイムゲットってことで……。

                                                            

で、雑誌読みながら横目で見てたんだけど、結局、8R2分59秒、

お前もうダメだよってセコンドから愛想好かされたような、

そんな情けないタオル投げ込みエンド。

カサマヨル、もうプロモーターも手出さないだろうし、これで引退だよね。

                                                          

                                                             

☆マニー・パッキャオ×ファン・マヌエル・マルケス

                      ………WBO W タイトル

58戦53勝(38KO)3敗2分のチャンピオン、169㎝、32才・フィリピンと、

59戦53勝(39KO)5敗1分の170㎝、38才・メキシコ。

                                                            

自分、パッキャオ優勢って思ってたんだけど、

WOWOWの視聴者も80%がそう予想してたみたいけど、

こういう予想の時、引き分けってのも必ずいて、昨日も57人いたんだけど、

こういう試合を前にして、引き分けって予想すること自体、自分考えられなくて、

それをワザワザ投票するってのは、もっと考えられなくて、

勝負事に向いてないんだろなあって、つくづく思うんだよね。

                                                            

力量拮抗してる勝負だと思っても、そこからもっとギリギリ考えて、

さあどっちって判断するのが、勝負事に関わる際の醍醐味だと思うんだけどなあ。

                                                           

自分、二人の戦績眺めて、まずシミジミしてしまうんだよね。

                                                             

勝ち数同じの58戦と59戦、勝率91%と90%、KO率66%同士で、

身長も1㎝しか違わないんだもんなあ。

                                                            

ウェイトに関しても、初めマルケス兄さんがパキャオを待ってて、

今はパッキャオがマルケス兄さんを待ってたって感じなんだよなあ。

                                                              

マルケス兄さん、38才ってことで、その年令の時、自分、就職して16年目、

小学生の息子と生まれたばかりの娘がいたもんで、あんまり無茶できないっていうか、

妥協に終始して周囲との調和に汲々としてたっていうのに、マルケス兄さん、

いまだにリング立っての殴り合いだもんなあ。

                                                            

パッキャオ、赤レイジェス、 “アイ・オブ・タイガー” で入場。

マルケス兄さん、勿論黒レイジェスで、マリアッチの生バンド入場。

                                                            

観客16,000人。

                                                            

パッキャオ前日計量143ポンドが当日148ポンド、

マルケス兄さんは142ポンドから当日150ポンド。

                                                              

これまでの二試合のポイント総計、679Pと678P。

                                                           

ジョー・フレージャーの追悼10カウントをマイク・タイソンが叩いた後、

試合始まったんだけど、どういう風に書くか実は迷ってて、

この試合、必ずしもラウンドごとに追跡するほどの大きな展開なかったもんで、

総論的に書こうかなとも思ったんだけど、やっぱ一応の憶えとして書いておこうかって、

そんな感じで始めますね。

                                                             

1R、初めの1分、今までより慎重な立ち上がりしてるのはパッキャオで、

マルケス兄さんはこれまで通り、あんたがきっかけ作んなよボクシング。

                                                          

パッキャオ、少しいいの当てられると、そんなのなんでもありませんよポーズ取るけど、

この回一度だけ見せてたね。

                                                            

2R、マルケス兄さん、相変わらずで、一方のパッキャオ、リズムの刻み方、

より細かくしてって、出入りの幻惑度増してって、特に残り30秒切ったとこからは、

ホント、一気にドライブ感が増してったんだわ。

                                                            

3R、パッキャオ、スピードで圧倒しつつも、初めの踏み込みの時、

余りにも正確なカウンターが飛んで来るもんで、ガンガン行けないなあ。

                                                            

マルケス兄さん、左ボディブローも打ててるし、パンチの多彩さの片鱗見せてるね。

                                                            

4R、パッキャオ、ガチャガチャってなったときのパンチ回転力は流石で、

印象のいい終わり方してるなあ。

                                                             

5R、マルケス兄さん、過去二回の時より、確かにボディ攻めてるね。

パッキャオ、思い通りの出入りができないままで、ちょっと攻めあぐんでるね。

残り40秒辺りでの右の相打ちは、マルケス兄さんの方に軍配。

                                                            

6R、パッキャオの一番怖いとこは、飛び込んだ時のやり取りだけじゃなくて、

お互い体勢崩れたとこからの、二次三次攻撃だと思ってるんだけど、

マルケス兄さん、なかなかそういう場面作らせなくて、巧いんだよなあ。

それでも、ちょっと狙い過ぎのせいか、手数足りてないけどなあ。

                                                             

7R、このままじゃ明るい展開来ないって感じでパッキャオ、

更に動きに変化つけてきてるね。

それに惑わされないマルケス兄さん、あくまで冷静な対応なんだけど……。

                                                         

8R、パッキャオ、主導権取られるって場面、全く無いんだけど、

それでも、完全手詰まりで攻めあぐみまくってるなあ。

                                                            

9R、マルケス兄さん、相手に思うようにさせてないのには成功してるんだけど、

明らかにポイント取るとこまでは行ってないんだよなあ。

                                                            

残り50秒位からの打ち合いがこの日一番のスリリングな場面で、

パッキャオ、体勢崩しながらも強いの打つ能力は、やっぱ頭抜けてるんだよなあ。

                                                           

10R、前の回で消耗したのはやっぱりマルケス兄さんみたいで、

表情もなんかシンドそうだし、元々膝の硬いパフォーマンスなんだけど、

動き全体、一気にドタドタしてきたし、上下のバランスも悪くなってるんだよなあ。

                                                            

11R、手数落ちて振り巾デカクなってきたマルケス兄さんに対してパッキャオも、

一気の攻め込みし切れないで、右目上ヒットカットされてるんだわ。

                                                             

12R、乱暴に行かないパッキャオも、珍しく大人のボクシングって感じだし、

ダウンゲットしないと勝てないって見てたマルケス兄さんも、何か行き切れなくて、

実に実に実に中途半端な最終ラウンドで、残り45秒のとこで、

マウスピース飛ばされてしまったパッキャオがやや不利かなって感じのままエンド。

                                                            

詰まんねえ試合してもうたって感じで、パッキャオ首振ってたけどね。

                                                             

結局、115-113、116-112、114-114の2-0でパッキャオ。

自分のスコアは、1R、3R、4R、6R、9R、10R、11Rがパッキャオで、

合計したら115-113でやっぱりパッキャオだったんだけどね。

                                                              

余り意味ないと思うけど、これで二人の通算スコアは1,024対1,017ってことで、

一試合当たり、パッキャオが2ポイントちょっとリードってことで……。

                                                             

お互いがお互いの強さ知ってて、傍目で見ててもその強さが拮抗してる場合、

往々にして、こういう試合になるんだろうなあってシミジミ思ったんだよね。

                                                            

自分、中学生の頃、武士の果し合い見た人の話しを伝え聞いたことあったんだけど、

それ、江戸時代の末期だったらしいんだけど、

お互いの力量知ってて、一太刀真剣喰らえばそれでお終いってこと知ってる同士で、

で、延々なかなか斬り込めなくて、およそ3時間も睨み合いが続いたもんで、

見てた人達、ゾロゾロ帰ってしまって、なかなか映画やテレビのようにはいかないって、

そういう話だったんだけどね。

                                                               

この日のパッキャオとマルケス兄さん、そんな感じだったんだよなあ。

                                                            

二人ともちょっとお利口さん過ぎてて、命まで取られる訳じゃないんだから、

もう少し、やりようがあったんじゃないかってのが素直な感想なんだわさ。

実力伯仲した頂点同士の戦いってのは、こうなるのかも知れないけど、

お互い、持ってるモノ全部出しって感じではなかったね、少なくとも。

                                                        

3回試合してこんな感じだと、これ以上発展するとも思えないもんで、

自分的には4回目は要らないと思ってるんだけど、

年一回の定期戦にするっていうんなら、大賛成。

                                                             

                                                           

                                                             

色々考えてたら、新宿フェイスに行く時間過ぎてしまって、結局、欠席。

中野敬太君と中島聖規君は1-1ドロー、

田中聡太郎君はクウエ・ピーター君に4RTKO負けだってね。

                                                            

                                                             

さあ、気取り直して明日は後楽園。

殆どが知り合いのボクサーばっかなもんで、そりゃ力入らない訳ないんだわ。

                                                             

2011年11月12日 (土)

大感謝! コメント御礼。

                                                           

TPP交渉参加に関しては、自分としては何となく反対に傾いてるんだけど、

実は、その功罪について明確な判断が出来てる訳ではないもんで、

とにかく今ワーワー言ってるのは、自分の損得からだけの発言に見えなくもなくて、

もう少し、その利不利について、全体が分かるような説明が聞きたいんだわさ。

                                                             

グローバル化っていうのは、かなり以前からの流れであって、

それに背くっていうのは、時代に取り残されることになるのかも知れないけど、

経済の最前線だけが帳尻合って、後は切り捨てですよってのには抵抗あって、

農業とか医療とか、ホント、突き詰めて考えてからでいいんじゃないかって思うんだわ。

                                                             

                                                          

箱ティッシュの最大ブランドは “エリエール” で、それは大王製紙なんだけど、

あんなデタラメ会社は潰れた方がいいと思うんで、一人不売運動展開中。

                                                          

役員はすっかりスゲ変えられるんだけど、あの一族は相変わらずの大株主だから、

陰でガッポリ儲け続けるつもりってのが、許せなくてね。

                                                          

                                                                

オリンパスもいい加減さでは、大王製紙と甲乙付け難くて、これも早く潰れろって事で、

内視鏡部門だけをどこかが引き受ければいい話しでしょ。

                                                             

どっちのケースでも、何も知らされてない一般社員がいい面の皮ってことで、

山一証券や雪印乳業の場合も同じなんだけど、上の方がバカだと悲劇なんだよね。

                                                            

                                                             

NHKの “仕事の流儀” って番組で、三谷幸喜のことやってたんだけど、

最後に、「あなたにとって、プロフェッショナルって何ですか?」 って聞かれて、

「期待に応えることかな」 って答えてて、なるほどなあって感心したんだわ。

                                                           

プロっていうのは、何かをして報酬得るってことだけに留まらないで、

それに関わってる人達の期待に応えるってことで、

それは当然、自分自身に対する自分の期待にも応えることだとも思うんだよね。

ボクシングについても、それは同じなんじゃないかって思ってるんだけどね。

                                                           

                                                             

今回も色々コメント、ホント、アリガトゴザイマシタ。

ボロカスコメントがなくて、ちょっと意外だったけど、

このブログ、やっぱ詰まんねえってことで、見に来なくなったせいかも知れないっすね。

                                                          

                                                           

☆伝説のフライさんへ

6日の五十嵐俊幸さん、多少体調も影響したのかも知れませんし、

基本的に噛み合いの良くない相手だったせいか、自分見た中での最悪で、

でも、最悪を経験した今なら、却ってもう大丈夫だと思ってまして、

で、ポンサクレックとやるにしても、きっと元気貰える試合すると思ってるんですよね。

                                                            

フライ級の有望株は誰? ってことですが、自分、出世しそうかどうかっていうことには、

殆ど興味の方向が行きませんで、全てのボクサーについて言えることなんですけど、

好きか嫌いかってこと以外になくて、で、そういうことでいいってことになれば、

今のランカー以外なら、鈴木武蔵君、ウォーズ・カツマタ君、屋富祖裕信君、

佐藤洋輝君、殿村雅史君達の試合が面白いと思ってるんですわ。

海外なら、ロッキー・フェンテス、エドガル・ソーサ、オマール・ソトですかね。

                                                          

                                                         

☆無名(1)さんへ

そうですかあ、引退されたボクサーさんですかあ。

自分、あなたの試合、ちゃんと見てましたか?

                                                            

自分、評論家的にはボクシング見てないもんで、ご本人達には不満というか、

ドコ見てんだよってのがあるんじゃないかって思ってるんですけど、

やる方にも見る方にも、それぞれのボクシングがあっていいって思い込んでるもんで、

やってる本人が納得いってるなら、それでいいって思ってるんですよね。

                                                         

年間800~1,000試合ほど見ますから、沢山見てるのは間違いないですけど、

自分、ボクシング通っていうのとはちょっと違ってて、

フリークというか、熱烈なファンって感じなんですわ。

                                                            

それと、自分のこと、ご存知ならば、いつでも気軽に声掛けて下さいな。

ケンカ売ろうっていうんじゃないなら、大歓迎ですから。

                                                            

                                                            

☆レイさんへ

いつも読んで下さってるそうで、アリガトです。

そうですか、あなたも6日の粟生さんは退屈でしたか。

                                                        

あの日、中盤以降、粟生さんが劇的変貌して、前半は相手の目を眩ますように、

敢えてトロトロやってたんじゃないか、後半の劇的変貌見逃す愚かな観戦者って、

自分、そういう風になるんじゃないかって、そう思わないでもなかったんですけど、

結局、我慢続かず4Rで帰ってしまったんですけど、後で記事読んだら、

本田会長の弁ですけど、あの日の粟生さん、控室から重そうにしてて、

なんか体調良くなかったみたいですね。

                                                             

大好きなボクサーでも、詰まんない試合の時は、帰ってしまうっていう、

自分、少々思いやりに欠けてる観戦者なのかも知れないんですわ。

                                                          

                                                                    

☆0さんへ

リンク元の言語欄、普通は Japanese って表示されるんですけど、

たまに English ってのがあって、海外で読んでくれてる人もいるんだなあって、

そういうのの一人が0さんなんですね。

毎度、遠くからアリガトです。

                                                           

このブログ読んでたら、またボクシング再開したくなったとのことですが、

そう言えば、ちょっと前にもホールで、ブログ読んでたら見たくなってしまって、

って、お嬢さん連れの若ママに話しかけられたことあったんですわ。

何にハマるかは人それぞれですけど、面白いですよね、ボクシング。

                                                          

                                                            

☆ノーランカーさんへ

自分、チャンピオンやランカーってことだけでボクサー見てないんですけど、

でも、成績のいいA級ボクサーや、ランカーになると意外にマッチメイクが難しいって、

そういう場面には良く遭遇するのも事実で、一人一人のボクサーにとって、

それと、其々のジムにとって、ランカーになること、チャンピオンを輩出することは、

唯一に近い、とっても大事な目標であることも間違いない訳で、

それぞれの存在意義と存続に関わる側面もあるんですよね。

                                                           

とにかく強いヤツとやりたいっていう、単純な動機だけでマッチメイクするっていうのは、

もし彼がランカーだとすると、ジムとしても簡単に応じる訳にもいかず、

っていうのは、ランカーゴロゴロいるような大手ジムならいざ知らず、

中小のジムにとっては、大事な大事な存在なわけで、練習生獲得にも影響するし、

そのジムの評価というか格みたいなモノにも影響するもんでね。

                                                            

何かの拍子にランキングに入ったら、もう慎重慎重なマッチメイクで、

取り敢えずワンワンボクサーとの対戦無難にこなして、他のランカーが落ちていくの、

それだけ頼りにランクアップして、いよいよタイトル戦がやってきたっていうのも、

ボクシングをビジネスと考えるのなら、それはそれで充分アリだとは思いますけど、

いざ、その待望の試合となった時、あんまり情けなさ過ぎると、見てて悲しいだけで、

君も、君のジムも、やりたかったことはこういうことなの? って思いしかなくて、

腹立たしさだけが残るっていうのも現実なんですよね。

                                                           

自分、安サラリーマンの汲々とした出世狙いみたいなもの、

ボクシングでは見たいと思ってなくて、そりゃ、どう考えても無理でしょって試合は、

意味無いと思うけど、リスクのない試合は見る気もしないんですよね。

                                                           

何事にもビジネス面の顔が前面に出てくると、面白みが無くなるんですけど、

その側面を全く排除してしまうと、何事も成り立たないってとこもあって、

難しいんですけどね。

                                                         

                                                            

☆一般人さんへ

お示しのURLは、岳たかはしさんのですよね。

彼、脳が一部傷付いてボクシング継続できないって聞いてたんですけど、

そうですかあ、まだ続けたい気持ち山ほどみたいなんですね。

                                                       

自分、2回も開頭手術して、ついにボクシングを諦めたボクサー、身近に知ってますし、

脳以外にも目の故障とかも結構頻繁にありますし、その他の身体的障害も多くて、

悔しい思いでリング去るっていうのは、毎年どれだけの数いるのかって感じですね。

                                                           

ボクシング続けたいのに出来ないっていうのは、どれだけシンドイかって思いますけど、

どの時点かで諦めざるを得ないのもまた現実だと思うんですよね。

                                                         

諦めざるを得ないタイミングってのには、身体的な要因ではなくても、個々にある訳で、

一時の輝き失ったのにまだ止め切れないボクサーや、

負け込んでるのにも関わらず止め切れないボクサー達も沢山いますし、

今後の生活のことや、家族のことで続行に悩んでる人達も沢山いて、

みんな、其々の止めどき探りながら、毎日過ごしてるんだと思うんです。

其々のカタの付け方については、自分達は黙って見つめるしかないと思うんですよね。

                                                             

                                                               

☆いちごさんへ

そうですかあ、ディープ・パープルよりはレインボーですかあ。

リッチー・ブラックモアってギタリストのお陰で、あの頃のハードロッカー達、

みんなエライ迷惑被ったよなあって、自分、そういう印象強いんですよね。

                                                            

で、あの頃のバンド変遷辿ってると、出入り含めてもうグチャグチャな訳で、

結局、ブラックモアが一番単純に輝いてたのは、第一期のディープ・パープルだって、

ちょっと強引に決め込んだようなとこ、正直あるんですよね。

                                                             

それから、李冽理さんと木村章司さんとの一戦のことですけど、

木村さん、もう34才だし、もう1年半以上試合してませんし、

冽理さんとの勢いの違いもあると思うし、かなりシンドイと思うんですけどね。

                                                          

芹江匡晋さんとの日本タイトル戦に敗れた直後、プ―ンサワットと世界戦って

最後はちょっとヤケクソ気味な感じしてたんですけど、それでもそこに至るまでは、

瀬藤幹人さん、三浦数馬さん、金沢知基さん達連続撃破してましたし、

どこまで戻ってるかによると思うんですよね。

                                                          

                                                            

☆8さんへ

判定の傾向ってことですけど、大きな流れの変化があるとは思えなくて、

それよりは、ジャッジ各員の性向というか、そのジャッジがどういう試合が好きか、

っていうのが微妙に出てくることは多いとは思うんですよ。

                                                             

ジャッジングの基本にズレがあるとは思いませんが、際どい試合になればなるほど、

どこを評価するかについて、個人の見解が分かれるのは充分あり得ることで、

自分の中には、後楽園の10人のジャッジの傾向については、

一応シッカリ頭に入ってるもんで、あんまりアッと驚くようなのは少ないんですけど、

それでも、見てるポジションによってはいいパンチが見えなかったり、

ブロックされてるパンチを評価してしまうケースもあると思うんですよね。

                                                           

それと、溜田剛士君のことですけど、彼が先行き有望かどうかについては、

実はあんまり興味なくて、今、彼、とってもいいボクシングするもんで好きってだけで、

ジムの関係者の人とも話したんですけど、彼、デイフェンスまだまだで、

攻撃一本槍の真っ直ぐボクシングなんですけど、

超攻撃的姿勢っていうのは、先々ではなかなか育ちにくいですけど、

デイフェンス意識した丁寧な試合進行に修正するのは十分可能だって、

そう思ってるもんで、今後どんな変化遂げるか興味あるんですよね。

                                                       

                                                           

☆元4回戦ボーイさんへ

一つの事実に対しての見方が色々あるのは当然で、

其々の人生観とか価値観とか育ってきた環境だとか、持ち合わせてる知識とか、

性向とか好悪の傾向とか、もう山ほどの要因で見解が分かれる訳で、

ことボクシングについても、それは言えることだと思うんですよ。

                                                              

ある人が絶賛する試合を、別な人が冷めた目で見てることもありますし、

そのボクサーの成長に視点置く場合もあれば、

とにかく目の前のその試合だけしか見ないというような見方もある訳で、

一つの試合に対して、色々違う意見があることは普通のことであって、

異なる意見に噛みつくっていうのは、それを統一しようとするのは、

全くナンセンス以外の何物でもないって思ってるんですよね。

                                                           

                                                         

☆もーとさんへ

そうですか、あの日ホールにおられたんですかあ。

                                                        

自分、現役時代のあなたのこと、それほど激賞した覚えないにもかかわらず、

いつも好意的に見てくれてて、ホント感謝してます。

                                                            

芝田さんは、確か愛媛県出身で、今は地元に戻っておられるって聞いてますが、

品田正秀君も同じ地元出身で、それで仲いいんですか。

同県人のボクサーだと、やっぱり応援したくなるもんなんですか。

いつかホールで、ヤアヤアってお会いしたいですよね。

                                                          

                                                            

☆ジョーさんへ

11月13日の新宿フェイスでは、クウエ・ピーター君×田中聡太郎君と、

中野敬太君×中島聖規君の試合が面白そうですし、11月20日の大森会場は、

竹浦翔太君と木村基君がどんな試合するか楽しみだと思うんですけど、

13日は、昼間にマルケス×パッキャオがあるもんで、それで力尽きてしまって、

ちょっと別なボクシングまで手届くかって心配、実はありますし、

20日は奥さんと小旅行の予定あるもんで……。

                                                            

                                                            

☆やつたきざやみさんへ

いつもアリガトです。

13日の新宿フェイスは、中島聖規君の応援ですね。

自分、ハッキリ行くって決めかねてるんですよね。

風邪の方はお陰さんで、大分回復してきましたよ。

                                                           

                                                            

☆亜熱帯さんへ

いつもおいで下さりアリガトです。

                                                              

そうですか茅ヶ崎なんですか。

昔、仕事関係でとっても世話になった人と、奥さんの弟夫婦が住んでる街ですね。

                                                                  

そうですか、6日は代々木第二じゃなくて沖縄ボクシングでしたか。

知念勇樹さんはじめ相手が殆どタイ人なのに、やっぱり出かけて行くっていうのは、

自分としてはとっても考えられなくて、結局、沖縄に行くきっかけというか、

殆ど個人的な繋がりのボクシングなんですね。

それはそれで、とっても分かり易くて、

亜熱帯さんのボクシングがそこにあるって感じですよね。

                                                          

                                                         

☆渡辺和也さんへ

年令の間違いがちょこちょこあるってことですが、

そういうのはもうしょっちゅうかも知れません。

自分の配慮不足もありますし、パンフの記載ミスってのも意外に多くて、

イラつかせたんだったら、ゴメンです。

                                                          

                                                           

☆無名(2)さんへ

ブログたのすぃーってことですが、単純にアリガトです。

                                                         

                                                          

☆まゆさんへ

こんなブログですから、色々批判的な意見もあるのは充分予測してるんですけど、

そこで、色々議論するっていう、そういう意図は全く持ってないもんで、

一方的になってしまうのも仕方ないって思ってるんですよね。

                                                            

ましてや、まゆさんが仰るような元々否定的な意見に対しては、

つまり批判的じゃなくて、否定的っていうことですけど、

そういう見解については、まるで聞く耳持ってないんですよね。

                                                            

間違いだらけだったり、面白くもないブログに、お前のは間違いだらけだ、

詰まんないって、ワザワザ言いに行く人の神経ってのが全く分かんなくて、

それなら完全無視すればいいいのにって、思うんですよね。

                                                             

そういうのが分かってくれたってことですかね。

不毛な議論ってのは、結局不毛だけが残るわけで……。

                                                            

                                                             

☆木村田さんへ

亀田とは…? ってご質問には答えようがなくて、謎かけみたいで……。

                                                           

                                                           

☆イケイケさんへ

亀田兄弟の実力をどう思うかって事ですが、

何しろ日本人との対戦実績が少な過ぎなもんで、測りかねるとこあるんですよね。

                                                           

そんな中でも長兄は、当初のカマドウマスタイルから徐々に脱しつつあるみたいだし、

末弟は一度日本人とのスパーリング見ただけなんですけど、

彼は、なかなかいいボクサーだとは思いましたけど、

次兄については、もう全く分かんないっていうのが正直なとこなんですわ。

                                                           

一家揃って、とにかくベルト欲しがる体質が充満し過ぎてるっていうのが、

自分には全く理解できなくて、記録に残る試合じゃなくて、記憶に残る試合が、

自分の場合、所望なんですけどね。

                                                           

                                                            

☆馬×3さんへ

パッキャオとマルケスの試合の感想を書けってことですが、

今日13時から、WOWOWで過去の二人の試合のレビューやりますし、

明日は、そいつの再放送含めていよいよの本番まで9時から一気ってことで、

自分、頼まれなくても書くつもりですわ。

自分の中では、海外ボクシングの頂点の試合だと思ってまして、力入るんですわ。

                                                          

馬×3さんはパッキャオVSマルケスってことですし、番組案内もそうなってますが、

自分の中では、あくまでマルケス兄さんVSパッキャオなんですよねえ。

強いのはパッキャオだと思うんですが、好きなのはマルケス兄さんってことで……。

                                                            

                                                          

☆アントニオさんへ

昨日、WOWOWで、アイルトン・セナのドキュメントやってたんですけど、

その中で彼が言ってた言葉が心に残ったんですわ。

「F1っていうのは、要するに政治とカネなんだよ。」

                                                             

モータースポーツの頂点としてのF1においても、個々の車体やエンジン規格、

走路の安全基準設定、コースアウトした時の復帰ルール、ポールポジションの位置、

その他諸々の事柄を決定するにあたって、

FIAのボスの、俺がルールだ的な、ある意味独裁的判断が下されてたんですけど、

それを導き出すための陰の政治力とカネのうごめきの事をセナが言ったんですわ。

                                                             

今回の清水智信さんに対する処遇と暫定王者の正規昇格っていうのも、

セナの言ってた 「要するに、政治とカネなんだよ。」 っていうことだと思うんですよね。

                                                             

そこには正義とはちょっと違ったニュアンスの論理も横行してるってことで、

そういうのは、ボクシング業界がずっと昔から持ってるダークサイドみたいなもので、

でもだからと言って、個々のボクサーの尊厳っていうか、

少なくとも自分の中では、清水さんのポジションが異動するってことないんですわ。

                                                            

で、そういう不透明な過程を経て新しく生まれてくるチャンピオンを、

これからは疑惑王者って呼ぶことにしようではあーりませんか。

                                                         

これで、ボクシング界には、スーパー、正規、暫定、休養、疑惑って、

5つのチャンピオンがいるわけで、もうその時点でチャンピオンじゃないと思うけど、

とにかく、13階級に各5人で計65人、4団体合計で260人ってことで……。

                                                            

                                                          

☆あんちタートルさんへ

褒めてなければ、クソ呼ばわりとか、ウンコ野郎って言ってるとしか読めないって、

そういうのは、あなたの読解力に大いに問題あると思うんですけど、

次回、コメント欄開放する時、いつ、誰に対して、自分がクソ呼ばわりしたのか、

是非、書き込んで下さいな。

                                                            

                                                             

☆土屋修平ファンさんへ

土屋修平さんと尾川堅一君とでは、どっちが強いか、どっちの方が逸材かって、

そういうご質問のようですが、自分にはそういう風に考える習慣が全く無くて、

二人とも、まだまだ始まったばっかりですし、これから先どう育っていくか、

それ、ドキドキしながら見守って行こうって、そう思うだけです。

                                                          

                                                              

☆ゴリラ君へ

10戦してA級じゃないってことは、引き分けなしで計算すると、

ゴリラ君は通算5勝5敗以下の戦績ってことなんでしょうが、

そもそもA級ボクサーになるってのは半端じゃなくて、

およそ2,000~2,500人いるプロボクサーの中で、500人前後しかいないわけで、

つまり4~5人に一人しかA級になれないんですから、実に大変なことなんですよね。

                                                              

で、ご質問は二つあって、ボクシングセンスが無くても強くなったボクサーはいるか、

ってのと、ボクサーの強さの大部分がボクシングセンスによるのかって、

ことなんですけど、思い付くまま一気に書きますから、一気に読んで下さいね。

                                                           

まず、あまりセンスがないのに強いボクサーはいるのかってことですけど、

今の日本チャンピオン10人の中にも、自分的には、4人いるって思ってるんですわ。

                                                          

で、そもそもボクシングセンスってのは何なのかってことなんですけど、

自分、動きの総体の中のバランス感覚やタイミング感、リズム感がいいか悪いか、

っていうのは、多分センスが関わってるんじゃないかって思ってて、

具体的には、そのパフォーマンスが、見てて心地いいか否かに現れてくるって、

自分ではそう思ってるんですよね。

                                                            

ただ、センスの乏しいボクサーが、強くなれないかというと、それは全くそうではなくて、

それほどセンスあると思えない日本チャンピオンも現実にいるわけですし、

スピード、パンチ力、当て勘、気持ちの強さ、スタミナ、フットワーク、ディフェンス力、

っといったような幾つかの項目の中に、抜群の得意科目さえあれば、

センス云々超えて、強くなるって思ってるんですよね。

個別の得意科目については、複数あればあるほどいいとは、当然思いますけどね。

                                                           

ランカー達の一人一人を辿ってみても、

彼、それほどセンスあると思えないし、パンチ力もないけど、

ディフェンスいいし、抜群の当て勘してて、ポイント取るの巧いんだよねえとか、

ひでえディフェンスだけど、当たれば凄い一発持ってるし、とにかく異常なスタミナだし、

っていうようなのが、ゴロゴロいると思いませんか。

                                                             

先々は不得意科目の補習が大事になると思いますけど、

初めの頃は、得意科目の更なる充実が一番だと、自分、思ってるんですけどね。

                                                            

                                                           

                                                            

一応、頂いたコメントの全部に返事させて貰いましたけど、

納得いかない部分もあったかも知れません。

それはまた、年末年始にってことで……。

                                                                                                                   

2011年11月 7日 (月)

コメント欄大解放!

                                                           

暫くボクシング見に行く予定ないし、風邪気味でもあるもんで、更新しませんので、

宜しかったご意見下さいませ。

感想にとどまらず、何か情報あったら是非。

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代々木第二体育館・11月6日

                                                             

代々木競技場横から代々木第二体育館に続く石畳の道は、

ちょっと前まで、石と石の隙間が大きく深く空いてて、

歩きにくいことこの上なかったんだけど、その隙間キッチリ埋められてたね。

                                                             

この会場、満タンで何人入るのか知らないんだけど、バカデカ過ぎないし、

ちょうどいいくらいの埋まり具合だったね。

第一試合は13時からってことで……。

                                                          

すぐ近くに、スナック菓子ボリボリ食いながら試合見てる気持ち悪いのがいたもんで、

いきなりの席移動で、その後も貧相なテレビマンと訳知り顔のマスコミ関係が、

すぐ後ろでベラベラ、お前らの解説なんか要らないんだわ的な煩わしさで、

この日も i-pod 大活躍だったなあ。

                                                                

                                                             

初めの席で、アラッと見たら尾川堅一君がいて、この間の試合のことちょっと話して、

気が付いたらその辺り、帝拳ボクサーだらけだったなあ。

こういう日は、ジム休みの全員集合なんだろうね。 

                                                        

                                                       

☆岡畑良治君(セレス)×佐々木洵樹君(帝拳)……SB 6R

6勝6敗4分のサウスポー、26才・福岡県と、

7勝(3KO)1敗のサウスポー、20才・北海道。

                                                            

佐々木君の1敗は、去年の東日本新人王戦で、今年の優勝者である岩崎悠輝君に、

際どい1-2負けした時のモノで、その後今年になって2連続KO勝ち中。

                                                           

1R、岡畑君、なかかないいプレスかけてて、気持ちも溢れてるんだけど、

やっぱり佐々木君、ジャブ数段優れてるし、腕振りスムースだし、

打った後の頭の位置に対する配慮も行き届いてて、安心して見てられるんだわ。

                                                              

2R、佐々木君若干優勢のまま、大きな展開はなかったんだけどね。

                                                            

3R、岡畑君、いい動きはしてるんだけど、もう少しの工夫と決定力不足が残念で、

終盤、左目尻ヒットカットされてたね。

                                                         

4R、岡畑君、スピード落ちないし、小気味いい動きのままなんだけど、

この回、バッティングで眉間カットしてしまったなあ。

                                                            

二人ともパワー系ではないもんで、とにかくテキパキした打ち合いの中、

お互いの的中度勝負になってきたんだけど、佐々木君、一歩リードって感じだね。

                                                          

5R、岡畑君、徐々に顔赤くさせながらも、手止まらない、止まらない。

二人とも、大きなダメージ与え切れないまま、コンビネーションの多彩さで、

佐々木君の優位さが目立ち始めたね。

                                                             

6R、佐々木君、一気に圧倒押しきるかに見えたんだけど、何か動き悪くなって、

何か急にヘバッてきたみたいで、手数合戦征してたのは岡畑君だったなあ。

                                                            

結局、59-56、58-57、57-57の2-0で、佐々木君だったんだけど、

自分としては、59-55だったけどね。

                                                             

                                                          

☆久保幸平君(セレス)×鈴木武蔵君(帝拳)……51.5㎏ 8R

10勝(6KO)3敗1分のサウスポー、26才・千葉県と、

8勝(3KO)0敗のサウスポー、25才・北海道。

                                                               

アンダーカード、二つともサウスポー対決って、ちょっと珍しかったね。

                                                               

鈴木君、ここまでとっても順調で、ただこの日の久保君は半端じゃないボクサーで、

仲間内では陰のランカーなもんで、どこまでやれるのかって、興味深々だったんだわ。

                                                             

1R、お互いのボクシングスタイル、近いモノあって、安定した下半身から、

カッチリというか、二人ともとってもタイトに振ってくるんだよね。

                                                             

2R、明らかに頭ゴッツンぶつけて、その拍子に久保君倒れてしまったんだけど、

それレフェリーがダウン宣告してしまって、久保君、頭、頭ってアピールして、

レフェリーも確信無かったらしくて、すぐジャッジに確認して、スリップに訂正。

                                                        

再開直後、久保君の左ショートアッパー見事な打ち込み成功で、

鈴木君、一瞬動き止まってしまって、その後も久保君の一気攻勢防ぎ切れず、

終盤、強烈左フック、まともに貰ってしまって、青コーナーまで飛ばされてたんだわ。

                                                           

3R、細かいパンチを色々鋭く打ち分けるの、久保君、とっても巧くて……。

                                                         

4R、その久保君、この回は少し休んでるみたいで……。

                                                             

5R、二人とも入るタイミングが殆ど同じなもんで、ガツンバッティングこの回もで、

お互い一歩も引かない一進一退続いたんだけど、久保君の方がキレいいんだよなあ。

それでも鈴木君、最後に久保君の左目上ヒットカットさせてたね。

                                                            

6R、動きのキビキビさは、基本的に久保君の方に残ってて、1分過ぎ、

左フック一発打ち込んでからは圧倒攻勢かけていって、一気に流れが決まってきて、

終了ゴング寸前、またまた左打ち込まれてしまって鈴木君、

コーナー戻るときには意識飛んでたみたいで、南西ニュートラルに頭ぶつけるほど、

ヨロケてて、これはもうヤバイって思ってたら、やっぱりこの時点でギブアップエンド。

で、6R終了時TKOで久保君、快勝。

                                                             

久保君、三つの負けのうち二つは野崎雅光さんに0-2、1-2負けっていう、

そこまでの実力は充分にあって、この日もいつも通りカッチリ仕事したって感じで、

彼、いつ試合にしても出来不出来の殆ど無い、安定した好ボクサーなんだよね。

                                                              

勿論、鈴木君もこれからのボクサーで、この日はとっても巧い相手に、

色々差し込まれるように強いの打たれて、驚いたと思うけど、まだまだこれから……。

                                                          

                                                              

☆ウィルベルト・ウイカブ×五十嵐俊幸さん(帝拳)

                    ………WBC F 挑戦者決定戦

33勝(18KO)5敗1分1NCのWBC1位、27才・メキシコと、

14勝(10KO)1敗1分のWBC2位、サウスポー、27才秋田県。

                                                            

お互い世界の1位と2位の試合だったんだけど、普通のA級戦以上には見えなくて、

自分にとっては、元々4回戦も世界戦もなくて、そのボクシングが面白いか、

詰まんないかしかないんだけど、五十嵐さん、今まで見た中では一番の凡戦で、

そりゃ、相手一回り小さいもんで、当てにくいだろうとは思ったんだけど、

入って来るとこ、打って来るとこ待って、シュンシュン振ってはいるんだけど、

精度悪くて腕絡ませること多かったし、チョン当てして、後はフットワークですよって、

上手いことあしらい通したのかも知れないんだけど、多分そうなんだろうけど、

要するに、当て逃げ以上には見えなくて、

そりゃ、ビジネスとしてのチャンピオン狙いなんだろうけど、

とにかく勝つことが一番なんてのは、そっちの大人の事情だし、

瞬間瞬間の細かいやり取りに、玄人筋は痺れたのかも知れないけど、

こっちはズブ系素人なんだよなあ。

                                                          

大体ウイカブって、ホントにランク1位なのってほどの下手クソさで、

4Rから試合らしくはなったんだけど、その後何の発展も展開も無くて、

あんまり退屈だったもんで、7R終わったとこで、休憩タイムだもんなあ。

                                                            

結局、116-111、116-112、114-113の3-0で、五十嵐さんの勝ち。

                                                          

ダウンなしの12回戦で、114-113ってのは、計算合わないもんで、

途中で、何かあったのかって聞いたら、ウイカブの方にバッティング減点だってね。

                                                          

                                                           

☆クリスチャン・エスキベル×山中慎介さん(帝拳)

                      ………WBC B 王座決定戦

24勝(18KO)2敗のWBC2位、25才・メキシコと、

14勝(10KO)0敗2分のWBC3位、サウスポー、29才・滋賀県。

                                                           

挑戦者決定戦が王座決定戦に昇格して、山中さんも帝拳も力入ったんだよね。

                                                           

テレビ中継の関係で、ボクサーコール2回もやってて、ちょっと笑ったね。

                                                            

山中さん、普通のカッコしてると、細身のごく普通の青年で、

ホールで見掛けても、オーラ出してる訳じゃないんだけど、

試合になると普通じゃなくなるんだよね。

                                                              

1R、山中さんの方が5㎝ほどデカいし、リーチも優位なもんで、

エスキベル、飛び込みながらの右一発狙いで、初めっから結構ガンガン行ってて、

馬力はありそうなんだけど、ストレートは押し気味だし、スピードもあんまり無いね。

山中さん、終盤、やっぱり左ストレートよく伸びてたなあ。

                                                             

2R、エスキベルの突っ込みざまのショットもタイミング合ってきたんだけど、

相手の右の打ち込み、打ち終わりに合わせてる山中さんの左もグッドグッドで、

ストレート一発直撃した時は、エスキベル、西ロープまで吹っ飛んでたもんね。

                                                             

エスキベル、力任せにガンガン振るんだけど、単調なワンツーしか打って来ないし、

山中さんの合せ、タイミングバッチリだし、こんな感じだと、意外に簡単にカタ付くって、

そんな感じしてきたんだよね。

                                                              

3R、山中さん、相手のブン廻しショット、不用意に貰いさえしなければ大丈夫で、

エスキベル、あんた、それでホントに世界ランク2位かってほど頭悪過ぎっていうか、

とにかく雑なボクシングで、如何にも倒して下さいボクシングなんだよなあ。

                                                            

4R、エスキベル、ただただ頭から突っ込むだけの単なるゴリゴリボクシングで、

緊張感、どんどん無くなってしまって、なんか眠くなってきたんだわ。

                                                             

この回終わっての途中採点、39-37×3ってことで……。

                                                             

5R、二人のボクシングのレベルがまるで違ってるし、それに場内暑いし……。

                                                          

6R、序盤、山中さん、少し雑になったとこで、相手の右貰う場面あったんだけど、

残り15秒ほどのとこ、エスキバルが右振ってきたとこ山中さん、

抜群のタイミングで左ショートフック、見事な被せ打ちで、ダウンゲット。                                                             

                                                        

7R、山中さん、相手が右ストレート打ってくるとこ、右に移動して、体右に傾けながら、

右の強烈アッパー打ち込んだんだけど、あれはホント見事だったなあ。

                                                             

山中さん、当て放題になってきて、またもやの左ストレートカウンター打ち込んで、                                                        

相手を南西ニュートラルに追い込んで、いよいよフィニッシュかってとこで、

それ、山中さんにしては珍しいほどの一気の追撃態勢だったんだけど、

何とナントなんと、山中さん、ここで、相手の確か左ショートだったと思うけど、

とにかく追い詰めたとこでカウンター貰ってしまってフラッシュダウン。

殆ど、ダメージなかったし、すぐに終了ゴング鳴って助かったけど、ちょっと油断だね。                                                           

                                                            

8R、山中さん、普通に始めてて、却ってエスキバルの方が少しへバリ出てきて、

それでも彼、売りモノはタフネスってことで、立ち向かってはいるね。

山中さん、狙い過ぎというか、ちょっと綺麗にやり過ぎるかなあ。

途中採点、79-72、78-73×2ってことで、開く一方なんだわ。

                                                             

9R、エスキベル、コーナー出る時、なんかダルそう。

山中さん、この回はなんだか流してる感じ。

                                                           

10R、エスキベル、顔面大分赤く腫れてきてて、自分から行き切れなくなってて、

どことなくカウンター狙いみたいなんだけど、距離足りてないし、手の出も遅いんだわ。

                                                         

山中さんの俊敏さ、いよいよ磨きかかっていって、エスキベル、相手じゃないんだわ。

今度こそ、時間の問題迫ってきたなあ。

                                                             

11R、開始ゴング直後、リング上の照明が落ちてしまって、

間抜けな5分間の放送事故みたいで、タイやメキシコの田舎町じゃあるまいし……。

で、急遽CM入れたか、会場内中途半端な待ち時間だったんだわ。

                                                             

エスキベルにとって、この休み時間はどうなのって感じだったんだけど、

結局回復ままならなかったみたいで、始まって30秒ほどのとこで、

この日何発目かの山中さんの左直撃、またまたまたまともに貰ってしまって、

今度は北西ニュートラル近辺で、もう殆ど消耗系のダウン。

                                                            

このまま終わりかって見てたら、エスキベル、何とか立ち上がってのリスタートで、

最後の反攻見せてみろってとこだったんだけど、既に全く気力失せてたみたいで、

結局、1分28秒、自分から北側ロープに捕まりながらしゃがみ込んで、

背中向けてしまっての、もう勘弁して下さいへタレエンドだったんだわ。

                                                             

とにかく山中さん、オメデトゴザイマスってことなんだけど、

いつもの通り、やるべき事ちゃんとやり通して、安定したパフォーマンスだったなあ。

                                                             

                                                            

☆粟生隆寛さん(帝拳)×デビス・ボスキエロ

                      ………WBC SFe  タイトル戦

21勝(10KO)2敗1分のチャンピオン、27才・千葉県と、

29勝(14KO)0敗1分のWBC8位、30才・イタリア。

                                                            

ボスキエロ、ちょっと前までは25位だったのが、表示もボスティエロってなってたけど、

誰と試合やったのか知らないもんで、何かあれよあれよの昇格って感じで……。

                                                            

粟生さんのコスチューム、何かピンクのサンタって感じだったなあ。

                                                           

1R、ボスキエロ、とにかくガチガチガードで寄ってって、右ブン廻しって、

どっかで見たような、とっても片寄ったボクシングで、粟生さん、取り敢えず様子見。

                                                            

粟生さん、色々フェイントかけてはみるんだけど、相手引っ掛からないというか、

とにかく、もっと密着しないと打ってこないもんで、工夫が無駄に終わってるなあ。

                                                            

ボスキエロ、元々カッコ良くボクシングする気、全く無いみたいで、

ガリゴリプレスかけながら、密着ゴチャゴチャ戦の中から、一発当てたいって、

それはそれでハッキリしたポリシー持ってるんだけど、

何か汚らしいボクシングで、そういうの、粟生さんどうなのって見てたんだけど、

彼も不得意科目みたいで、軽いフットワーク、この日は今一で、

いつもの華麗な出入りボクシングとは、全くかけ離れたちょっと重い動きで、

敢えてなのかどうかは分かんないけど、すっかり相手に付き合ってんだよねえ。

                                                            

4Rまで見てたんだけど、このままダルダルズルズル戦に終始しそうな感じだったし、

自分、ちょっと風邪気味で忍耐力も不足してたもんで、ここで帰ったんだわ。

                                                            

後で確かめたら、115-113×2、113-116の2-1で粟生さん防衛だってたね。                                                           

                                                          

ボクシングってのは相手あってのモノなもんで、

ああいう相手だと、仕方ないとこあるんだけど、正直詰まんなかったなあ。

もし、この日のウイカブとボスキエロみたいのが対戦しても、

それでも人は見に行くのかなあ。

                                                          

                                                             

                                                             

【本日のベスト3ボクサー】

① 久保幸平君

② 山中慎介さん

③ 該当ナシ

                                                   

2011年11月 4日 (金)

東日本新人王決勝戦

                                                         

福島原発は廃炉まで30年ってことだし、ギリシャ危機は国民投票次第で、

最悪、世界恐慌だぜって言う人もいるし、PPT論議は渦巻いてるし、

相変わらずの円高と低迷政治の行方が見えてない中、

その上、個人的にもシンドイこと色々背負いながら、

みんな、何か元気になるモノ、楽しいこと探しながら毎日頑張ってるんだけど、

自分、今日も行きます、後楽園ホールって感じなんだよね。

                                                            

                                                              

4月1日から始まった今年の東日本新人王戦も昨日が決勝戦ってことで、

出場者のボクサー達、色々シンドイもことあったんだろうけど、

よくまあ、みんなここまで来たもんだって、そういう思いが強かったんだよね。

                                                             

                                                             

通常は5ラウンド戦なんだけど、4勝未満のボクサーが混じった試合の場合には、

4ラウンド戦なんだよね。

                                                         

☆安慶名健(横浜光)×多打魔炸獅君(TI山形)……Mm 5R

6勝(5KO)1敗の24才・沖縄県と、6勝(4KO)1敗1分の22才・山形県。

                                                               

この日、全ての試合に入場曲流れたんだけど、第一試合は、ローリングストーンズの

“Don't Stop” で、最終試合は、クイーンの“We Will Rock You” だったね。

                                                            

安慶名君の1敗の相手は原隆二さん、多打君の1敗は山口隼人さんで、

ともに、去年のこの大会の決勝戦で負ったモノ。

                                                             

思うところは同じくらい強い二人の対決なんだけど、自分は安慶名君有利と予想。

安慶名君は去年からずっと強かったし、

一方の多打君、本大会を通じて徐々に腕を上げてきたんだよね。

                                                            

1R、多打君、いきなり詰め詰め、いきり立ってるんだけど、明らかに力入り過ぎで、

とにかく動きの細かい安慶名君に対して、ちょっと振りデカ過ぎなんだよなあ。

                                                           

安慶名君、一見押し込まれてるように見えるんだけど、結構冷静にやってるね。

                                                          

2R、お互い全く譲らないんだけど、多打君が少し粗っぽく詰め寄るとこ、

安慶名君、上下打ち分けしながら、細かく丁寧に突いて、主導権取り込んでるね。

                                                             

3R、多打君、準決勝戦のときより、正直動き硬いし、変な飛ばし方したせいか、

この回、急にフットワーク悪くなってきてるし、腕振りも緩くなってるんだわ。

                                                            

安慶名君、試合開始当初と比べても、同じ水準は維持してるんだけど、

それでも、やっぱり引地昭裕君を倒した時のようなキレはないんだよなあ。

                                                          

4R、多打君、全体にダラダラした感じになってきて、ちょっといい場面作っても、

すぐ後に安慶名君の反攻喰らってしまって、帳消し以上のハンデ負ってしまって、

それにしても安慶名君、巧いこと山作るんだよなあ。

                                                              

5R、多打君、かなり消耗進んでるもんで、セコンドからの倒さないと勝てないぞって、

そんなアドバイスにも応えようもなくて、このまま終わるのかなあって思ってたら、

40秒過ぎ、ブンって振り出した多打君の右フック、なんてこったって感じの直撃で、

安慶名君クラッとして、オオ―ッ、多打君、最後に大チャンス到来だったんだけど、

ここまでの疲労度やっぱり半端じゃなかったみたいで、強烈一気攻めにはほど遠くて、

この時点での安慶名君の消耗もかなりのもんだったんだけど、

最終的には、大ドンデン返し訪れないまま、終了ゴング。

                                                              

結局、49-46、48-47×2の3-0で、安慶名君の妥当判定勝ちだったんだけど、

二人とも、一番いい時と比較すると、今一感残ったんだよね。

自分のスコアは、49-46で安慶名君だったけどね。

                                                                

表彰式終わって、一人で帰り仕度してた時、安慶名君と少し話したんだけど、

彼、顔面あっちこっち、かなり傷んでたなあ。

                                                           

                                                            

☆栗原俊博君(新日本木村)×横手太一君(ドリーム)

                             ………LF 4R

3勝(2KO)2敗1分の27才・宮城県と、4勝(3KO)1敗の22才・鹿児島県。

                                                             

元々のエントリー数少なくて、正直飛び抜けたボクサーいなかったし、

で、この二人にもほぼ同等のチャンスあって、若干横手君優位とは思ってたけど、

最終的には、勝ちたいって気持ちの強さが大きく影響するんじゃないかって、

そんな風に見てたんだけど、ホント、熱い気持ちが溢れた激闘だったんだわ。

                                                           

1R、初っ端からフルスロットルで飛ばしていったのは栗原君の方で、

横手君、完全に出遅れてしまって、ヤバイぞこれはって感じだったんだけど、

一気に倒し切ってしまおうって感じで、オーバーペース気味に振り回してた栗原君、

1分半頃から急にペース落ちてしまって、それまで凌いでた横手君に、

ボッコン一発右フック打ち込まれた以降は、一転して違う人になってしまったんだわ。

                                                              

2R、横手君、チェーンソーの時代に、いまだに斧一本で木倒してるっていう、

不器用だけど一本気のキコリって、そういうイメージあるんだよなあ。

                                                              

栗原君が何とか持ち直したこのラウンド以降、勝負はとんでもないほどの混沌に、

応援の人達巻き込んで、自分の隣には田中教仁さんや東上剛司さん達いたんだけど、

もうホント、大騒ぎだったんだわ。

変わり番この攻勢繰り返して、最後はもうお互いヘロヘロになってしまってたなあ。

                                                              

3R、それまで体寄せて、結構正面からのムチャ殴り合いしてた横手君が、

何思ったか突然距離取りだして、出入り勝負のヒット&アウェイ戦法に出て来て、

彼、そんな器用な感じ全くしない、不器用なキコリだと思ってたもんで、

自分、とっても驚いたんだけど、その思いはジム仲間達も同じだったみたいで、

何かもう大受けしてて、あのヤロ、試合の中で上手くなってやがんのって……。

                                                            

4R、栗原君も、流れが一方的になりそうになるの必死に食い止めて、

歯食いしばって振り込んで、横手君、あわやって場面もあって、

最後まで混沌は続いたんだけど、微妙に横手君のまま終了ゴング。

                                                                

結局、39-37、39-38、38-38の2-0で、横手君辛勝だったんだけど、

自分は39-37で横手君になってたな。

                                                              

それにしても横手君、攻勢に出た時も、危ない場面の時も全くの無表情なんだけど、

最後、勝者写真撮りの時、田中さんに変顔しろって言われた時、

始めてニカッと笑ったんだけど、とっても可愛い笑顔してんだわ。

                                                               

それ程上手くない同士の試合でも、見てる人湧かせること、ホント、出来る訳で、

お互いの一生懸命さが溢れるのを見るのは爽快なんだよね。

                                                        

それからね、後で思い出したんだけどね、あの時、横手君がリング降りる時、

田中さんがね、ヤツ、アゴやられましたって自分に伝えてくれたんだけど、

横手君、大丈夫かあ。

                                                              

                                                               

☆青山功君(セレス)×鈴木辰弥君(山瀧)……F 

5勝(1KO)1敗の22才・千葉県と、4勝(1KO)1敗の23才・神奈川県。

                                                              

この試合、鈴木君の棄権で青山君の不戦勝。

自分的には、青山君の勝利ってのが事前予想だったんだけどね。

                                                                 

                                                              

☆喜久里正平君(帝拳)×蔦野哲平君(帝拳)……SF

4勝(1KO)0敗の19才・沖縄県と、3勝(2KO)0敗の22才・千葉県。

                                                             

同門対決だったんだけど、蔦野君が棄権して喜久里君が不戦勝。

このクラスは初めっから二人の対決だって思ってたから、見れなくてちょっと残念で、

自分は蔦野君一押しだったんだけどね。

                                                            

                                                            

☆中川とん虎君(渡嘉敷)×尾島祥吾君(新田)……B 5R

7勝(3KO)3敗の27才・新潟県と、7勝(2KO)1敗のサウスポー、24才・岡山県。

                                                                  

中川君もトーナメントこなしながら、上手くなっていったボクサーで、

尾島君は、いつ見てもずーっと同じスタイルと調子を保ち続けてたね。

                                                              

1R、まず飛ばしたのはやっぱり中川君で、なかなかいいプレスかけてるね。

                                                              

ただ今日の彼、いつもより動き硬くて、寄ってからがスムースじゃなくて、

尾島君の方が、下がりながらも的確に当ててるんだわ。

                                                            

2R、中川君寄せてくる、尾島君もう少し離れたいって、激しい距離取り合戦続いて、

その辺は面白かったんだけど、二人ともコンビネーション打ててなくて、

ボディも攻めないし、特に尾島君、たまにはストレート系もどうなのって感じで、

攻め方としては、二人ともちょっとシンプル過ぎるんだよね。

                                                            

3R、尾島君、あれだけ振ってる割にKO率低いのは、打ち方に問題あるんだけど、

圧力強くて軸の太いボクシング、徐々に中川君の前に立ちはだかっていく感じで、

中川君、頭下げる場面増えていったんだよなあ。

                                                               

4R、始まって1分弱、二人頭ガッツンバッティングでお互い右目上カットしてしまって、

2回目のドクターチェックの後、やっぱりねって感じで、1分25秒負傷ストップエンド。

                                                              

中川君、スタミナ凄いし、まだまだ挽回のチャンス充分あったと思うんだけど、

ここで勝負切られたら、残念な結果じゃないかって見てて、

自分の手元のスコアは39-37で尾島君だったんだけど、

正式には39-37、39-38×2の3-0で、やっぱり尾島君だったね。

                                                            

                                                          

☆藤田敏明君(マナベ)×岩崎悠輝君(新開)……SB 5R

5勝(2KO)0敗1分の27才・東京都と、6勝(2KO)1敗の23才・新潟県。

                                                               

岩崎君、去年は確か佐々木洵樹君に1-2の微妙な負け方して、

今年こそはって気持ちに溢れてて、ここまでの2試合も気合い入ってたんだよね。

                                                             

彼、自分の中の絶対の優勝候補で、荻野裕太君との決勝が楽しみだったんだけど、

荻野君、途中残念棄権で、それなら正直余裕の岩崎君って見てたんだよね。

                                                              

1R、二人のやりたい距離、殆ど同じなもんで、いきなり危険度高かったんだけど、

ワンツーの速さで岩崎君、やっぱり圧倒してたね。

ただ、藤田君も、例の独特の動きの中から可能性懸命に探ってるって感じなんだわ。

                                                            

2R、藤田君、パンチの出方が散らばってるもんで、ちょっと見難いとこあるんだけど、

岩崎君、上体と顔良く動かして、特に相手の変則フック、上手いこと避けてんだわ。

彼、腰据えて軸シッカリしたパンチで、今日もなかなかの的中度だね。

                                                            

3R、藤田君、体寄せ始めてガッツン系のスタイルに変えてきて、

岩崎君、ちょっと距離取りかねてしまったとこあって、いきなりバッティングカットで、

右目の上からかなりの出血で、ちょっと展開変わりそうな雰囲気になったんだわ。

                                                               

4R、岩崎君、藤田君のペースに巻き込まれ加減になってしまって、

徐々にアンファッショナブルになってきて、少し心配になってきたんだけど、

距離詰まったとこでのパンチ交換で、一瞬の右ショート、返しで見事にヒットさせて、

相手がグラッとしたとこ、すかざず一気の攻勢に出て、最後はリング中央、

強烈左フックブチかまして、藤田君堪らずユラーッと横倒れしてしまったとこで、

この回押し詰まった2分59秒、レフェリーストップエンド。

                                                            

藤田君の元々の変則スタイルとか、戦法変えに惑わされそうな場面あったけど、

岩崎君、とっても巧く対応してたと思ったな。

                                                           

                                                             

☆溜田剛士君(ヨネクラ)×千波丈二君(勝又)……Fe  5R

4勝(3KO)0敗1分の18才・長野県と、6勝(4KO)2敗の20才・東京都。

                                                            

最後この二人に絞られた時は、溜田君の試合ぶりの方に思い入れ強くなってて、

何とか勝って欲しいなあって思ってたんだけどね。

                                                              

1R、プレスの掛け合いは溜田君征して、左の突き合いも圧倒して、

千波君、このラウンド終わった時には既に顔面赤くしてたなあ。

この日の千波君、ちょっと硬くて、しなやかさに欠ける出だしだったんだわ。

                                                            

2R、溜田君、相打ち上等じゃねえかって超好戦的なファイターなもんで、

見てて気持ち良くて、まあガンガン行くんだわさ。

                                                               

で、このラウンドも主導権取り続けて、なかなかいい調子で推移してたんだけど、

中盤、千波君の右がクリーンヒットして、溜田君グラッとして、それでも直後盛り返して、

二人とも、男気真正面ボクシング突入ってことで、凄いことになっていって、

終盤近く、またもや千波君の右直撃喰らって、溜田君、またグラッとして、

残り19秒、またまた溜田君、千波君に強烈右ストレート打ち込まれてしまって、

もう堪らずで、青コーナー近くでダウン。

                                                             

ウワーッて感じだったんだけど、とにかく終了ゴングで助かったんだわ、溜田君。

                                                            

3R、俄然、リズム良くなって、打ち出しのタイミングも合ってきた千波君、

今度は俺が気持ち良くやらせて貰うぜって感じだったんだけど、

溜田君も尋常じゃないファイターなもんで、相変わらず怯みもせず、一歩も引かず、

場内大騒ぎのラウンド始まったんだけど、始まって間もなく、溜田君の右ストレート、

千波君のボディに強烈食い込みで、ちょうど両足揃ったとこだったもんで、

千波君、東ロープまで吹っ飛んでしまって、ロープなかったら転んでたとこで、

何とか大事に至らなかったんだけど、その後の溜田君の追撃も甘くなくて、

残り1分30秒切ったとこ、今度は右フック引っかけられてまたもや千波君、

北西から南東までリング斜めにヘロヘロに飛ばされて、危うく手付くとこまでいって、

あわやってとこから、今度は千波君、そこから鬼の大反攻でって、

この辺になると、リング上の大騒ぎが観客の全員に伝わっていって、

最終的にはこの日一番の殴り合いに、場内興奮のルツボって感じだったんだけど、

相変わらずリング上の二人は、それどこじゃない必死形相の攻防で、

溜田君、アマ経験全くない、実はまだまだ経験乏しい18才なもんで、

なかなかディフェンスまでは行き届かないとこあるもんで、

残り1分切ったとこから、千波君の一気猛攻に晒されてしまって、

って思ってたら、瞬時に何度目かの攻勢取り戻してって、もうネコの目なんだわさ。

(野坂昭如の文章って、こんな感じで延々続くんだよね。)

                                                             

4R、あんだけ動きまくってんのに溜田君、まだまだ平気な顔してプレスかけていって、

相手が返しを狙って来てるのハッキリ分かってんのに、気持ちいいほど行くんだわ。

で、ここまで来ても、上下打ち分けとか、アッパーとか色々駆使してるのは、

圧倒18才の方だってのはホント驚きで、まあヘバらないんだよなあ。

                                                            

5R、最後まで死闘の限りを尽くしてるのは千波君も同じで、

相手の大きなショットに対して、ショートブローで口開きながら、顔真っ赤にしながら、

もう、なんて試合なんだってほどの盛り上がりのまま終了ゴング。

                                                               

結局、48-46、48-47、47-47の2-0で、千波君ってことだったんだけど、

自分のスコア見たら、2R以外は全部溜田になってて、48-46で真逆だったなあ。

                                                               

あんまり素晴しいパフォーマンスだったもんで、試合終わってから、

溜田君が一人になるとこ見計らって、帰ろうかなってとこで声掛けて話したんだよね。

突然の変なオッサンに戸惑い気味だったみたいけど、こっちも我慢できなくてね。

                                                              

その後、タバコ吸ってたら、記憶にないヨネクラジムの関係者の人が寄って来て、

ボソッと話しかけてくれて、途中で村木田さんですよねって言われた時は、

少し驚いたんだけど、悪意は持ってないみたいで、また一人知り合い増えたね。

                                                              

そう言えば、会場の中でも、あるジムのエライさんに呼び止められて、

自分、そのジムのボクサーのこと、あまり褒めた記憶ないもいんで恐縮したんだけど、

いいのいいの、あれでいいんだわ的なこと言われて、ホッとしたんだけどね。

                                                             

                                                              

☆尾川堅一君(帝拳)×伊原健太君(三迫)……SFe  5R

5勝(4KO)0敗の23才・愛知県と、6勝(4KO)0敗の20才・東京都。

                                                              

メニュー的には、この試合がこの日一番の組み合わせだったんだけど、

ここでも尾川君が圧倒するってのが自分の予想で、彼の試合全部見てるんだけど、

風貌とか一瞬の動きの変化の異常さとか、土屋修平さん彷彿させるとこあるし、

普段はサラーッとした印象なのに、リング上ると豹変するとこなんか大好きなんだわ。

                                                             

1R、1分30秒までの間に、お互い一発づつ右ストレートのいいのを打ち込み合って、

以降、一気の打撃戦の始まりかって思わせたんだけど、二人とも思いの外慎重で、

そりゃ、お互い相手の強打すっかり頭に入ってるから当然と言えば当然なんだけど、

それでもこの日の尾川君、ちょっと行き遅れ気味なんじゃないかなあ。

                                                               

一瞬見せる飛び込みの早さとか、相手の打ち返しに対する反応は、

彼が尋常じゃないボクサーってこと充分に見せてはいたけどね。

                                                            

2R、この試合の二人、他のボクサー達のレベル遥かに超えてて、

一瞬の攻防目離せなくて、居合抜きみたいな緊張感満々だったんだけど、

残り1分15秒のとこ、尾川君、ちょっと体左に傾けざまに左ボディ打ったんだけど、

それ、凄まじい食い込み方して、伊原君の肝臓辺りを直撃したんだけど、

それ一発で伊原君、その場にヘトヘトって座りこんでしまって、あれは凄かったなあ。

                                                             

伊原君、その時、呼吸のタイミングどうだったのかとか、

飛んでくるのが見えて、覚悟してたパンチだったのかとか色々あるんだろうけど、

とにかく、久し振りに見たなあ、あんな凄いボディブロー。

                                                              

伊原君が倒されるなら、あの少し華奢なアゴ打ち抜かれて、なんじゃないかって、

そう思ってたもんで、この時は、ホント驚いてしまったんだよね。

                                                            

外国人なんかだと、ラズべガスでも、あれほどのボディブロー喰らったボクサーは、

大体途端にヤル気失せてしまって、そのままカウントアウトってのが多いんだけど、

伊原君、もう殆ど続行不能なとこから、気持ち振り絞って根性立ちしたんだわ。

                                                             

それでももう伊原君、そりゃしょうがないって感じなってしまってたもんで、

直後の尾川君の一気攻めフィニッシュに晒されてしまって、

そのまま即、何もできないまま2分ちょうど、崩れ落ちてしまったんだけど、

彼の気持ちは十分受け取ったつもりではいるんだよね、自分。

それにしても、尾川君、相変わらず凄まじい試合するんだわ。

                                                           

試合はまだ幾つも残してはいたんだけど、メンバーの顔ぶれから見て、

この試合以上の衝撃度与えるボクサーは居そうになかったもんで、

尾川君、この時点で早々にMVP決定って感じだったんだよね。

                                                             

                                                              

☆横山雄一君(帝拳)×下薗亮太君(ワタナベ)……L 5R

8勝(8KO)1敗の21才・東京都と、6勝(2KO)0敗の27才・福岡県。

                                                              

横山君、去年は高畑里望君にTKO負けしてしまったんだけど、

今年は階級一つ下げての再挑戦で、ここまで全てKO勝ちだし、

大久保大騎君や本間愛登君達脱落した後は、なんか孤高って感じなんだよね。

                                                             

一方の下薗君、横山君とは対照的なボクシングで、粘っこい諦めないスタイルで、

パンチ力はそれ程でもないんだけど、気持ちの強さは飛び抜けてるんだよね。

それにしても、下薗君がこれほど踏ん張るとは思ってなかったんだけどね。

                                                             

1R、強打の横山君に対して下薗君、気遅れ、出遅れたらヤバイって感じで、

初っ端から行く行くで、くっ付いて得意の左右フックでかき回してるね。

                                                              

で、始まって40秒、下薗君、かなりいい左フック打ち込むことできたんだけど、

それきっかけに横山君も火付いたみたいで、一気の反攻かけていったんだわ。

                                                           

でもこの日の横山君、実は体調今一みたいで、下薗君のそれ程重くないのを、

単発で貰っただけで何かヘバってるし、一時は倒し切るんじゃないかってとこまで、

そんな追い込み方かけてたのに途中尻切れだし、

右ガード下がるとこ、結構下薗君に左打ち込まれてんだよね。

                                                             

2R、真面目に打ち続けてた横山君の左ボディがついに効いてきたか下薗君、

動き鈍ってきたし、腕振りにも力込め切れないこと多くなって、

それでも一番いいのはやっぱり左フックなもんで、もっともっとって感じなんだわ。

                                                            

雑は雑なんだけど、腕振り自体は横山君、威力落ちてないね。

                                                            

3R、同じ様なパンチ交換してると、そりゃヘバルのは下薗さんの方で、

この回半分過ぎくらいから、下薗君の消耗一気に進んでしまって、

もう足バタバタだし、撫でるようにしか打ててないし、

そろそろ危ないなって雰囲気漂ってきて、応援団ちょっと悲鳴だし、

でもでも下薗君、感動的なまでに耐え続けてるんだわさ。

                                                              

4R、始まってすぐ、バッティングで下薗君、左目上カットしてしまったんだけど、

それ機会に横山君、一気にカタ付けにいって、猛烈大フック連打で、

いよいよかなって見てたんだけど、大体これまでの相手この辺で倒れてたんだけど、

下薗君、夢遊病者のようになってんのに、諦めなくて踏ん張り通して、

何でそんなに踏ん張れるのかってほどで、この日通算何発目かっていう、

横山さんの激烈左ボディ、二発続けて打ち込まれて、

ジャッジしてたマーチンがもう止めた方がいいって、そんなジェスチャーしてたのに、

とうとうこの回も耐え切ってしまったんだわ。

                                                               

5R、流石の下薗君も、これだけ消耗すると、1分では回復し切れないのは明らかで、

またもや強烈ボディ打ち込まれて、直後に横山君のこの日3回目の大猛攻受けて、

ガード一辺倒になったとこで、セコンドからのタオル投入でエンディング。

                                                                

1分25秒ってとこだったんだけど、会場内、下薗君のこと知らない人達からも、

もう嵐みたいな拍手で、あそこまで頑張れるんだって、みんなに感動与えたんだわ。

                                                             

試合終わって暫くした時、廊下の隅で、佐々木基樹さんが下薗君に話してて、

佐々木さん、帝拳だけど大学の先輩ってことで、とってもいい話ししてたよ。

                                                             

その後、下薗君とちょっとだけ会話したんだけど、最後まで意識シッカリしてたけど、

負けたら何にもならないって、悔しがってたんだわ。

                                                              

自分もね、彼の左フック、横山君にダメージ与えてたのは確実だったもんで、

結果的には大負けみたいに見えるかも知れないけど、あと少しのとこだったって……。

                                                              

                                                              

☆中澤将信君(帝拳)×橋元納君(金子)……SL 5R

7勝(3KO)1敗1分の29才・福島県と、6勝3敗の28才・石川県。

                                                             

去年決勝で土屋修平さんに2RTKO負けした中澤君、

階級一個上げての再挑戦で、今年このクラスはちょっと小粒ってこともあって、

多分楽勝するなって、予選から見てたんだけど、この試合、結構苦戦したんだわ。

                                                                      、

1R、中澤君、いつも通り、デカイ体りしての力技系ねじ伏せボクシングなんだけど、

橋元君、怯むことなく相手の大振り打ち終わり狙って、細かくストレート打ち込んで、

それ、上手いこと返しのタイミングで当てることできて、上々の滑り出しなんだわ。

                                                             

2R、中澤君、意外に近いとこも得意で、この回はガンガン詰めてブンブン振ってて、

手数対抗しないと突破口見い出しにくい橋元君、ちょっと大人しくなってしまったなあ。

                                                         

3R、橋元君、フィジカル戦はシンドイんだから、もっともっと左右に動いて、

とは思うんだけど、ああ見えて中澤君、結構動けるもんで、閉塞状態続いてて、

こうなったら、相手の強い腕振りの中にこそチャンスもあるんだって、そう思わないと、

何も起こらないんじゃないかって思ったとこで、ちょっと退屈になったもんで一時休憩。

                                                               

結局、48-47×2、47-47の微妙な2-1ってことで、

どっち転んでもって有りって感じだったみたいだけど、中澤君の辛勝。

                                                       

                                                            

☆森戸拓哉君(ヨネクラ)×藤中周作君(金子)……W 5R

4勝(2KO)1敗の28才・栃木県と、6勝(4KO)1敗1分の25才・宮崎県。

                                                                

隣に周作君の兄さんと、例によって宮崎辰也君で、

藤中君の小さくて可愛い彼女は、遠くから見守ってたみたいだね。

                                                             

1R、森戸君の方が少しデカイんだけど、彼、面白いんだよお、

終始笑顔浮かべてるみたいんだけど、意識的なのかなあ、自然に出るのかなあ。

                                                             

森戸君、右大振り一点の粗っぽいボクシングなんだけど、

直撃喰らったら明らかにヤバそうなもんで、藤中君、もっと左ガード上げないとさあ。

                                                            

2R、いつもは少し粗いんじゃないかって思える藤中君が大人しく見えるほど、

森戸君、力ずく一辺倒で、キレとかしなやかさとは別の世界なんだけど、

一発に秘めてる危険性はとっても高くて、今日は藤中君、安心して見れないかなあ。

                                                            

3R、森戸君、相手の腰折るような、例の笑顔は続いてるんだけど、

あれだけ振り回せば、そりゃバテてもくる訳で、一気にストローク大きく緩んでるし、

あれまあ鼻血も出てきて、藤中君の応援サイド、俄然盛り上がってきたんだけど、

相手をけなすような野次は止めろって、セコンドの一人が振り向いて注意してて、

藤中君を褒めるような応援をしろって、とってもグッドグッドだったなあ。

手数とディフェンスだっていうアドバイスも的確で、流れは一気に藤中君。

                                                           

4R、始まってすぐ17秒、反応悪くなった森戸君に、藤中君、右ストレート一発、

それホント良く伸びて、森戸君のアゴ先見事に貫いて、

相手を南ロープまで吹っ飛ばしての完璧ダウンゲット。

                                                             

森戸君、必死に立ち上がりはしたんだけど、もう体力カラッカラだったもんで、

再開後、藤中君の間髪入れない追撃に為すすべもなく、そのまま2回目のダウン。

                                                            

で、0分36秒、藤中君のKO勝ち。

絵のようなエンディングだったもんで、お兄さん達と思わずのハイタッチだったんだわ。

                                                                 

                                                           

☆米澤重隆君(青木)×佐々木左之介君(ワタナベ)

                             ………M 4R

3勝3敗1分のサウスポー、35才・千葉県と、6勝(2KO)1敗の24才・青森県。

                                                          

10才も年令離れてるし、米澤君、KO勝ちナシのイーブン戦績なもんで、

二人の前の試合見ても、ここはまあ、あっと言う間に終わってしまうんじゃないかって、

自分、そう思ってたんだけど、これがまあ米澤君、普通の頑張りじゃなかったんだわ。

                                                           

1R、佐々木君、初めっから相手呑んでるようなとこあって、

まるで渡部あきのりさんみたいな振り回し方で、グローブの上構わず、

もうバスンバスン、ドスドスで、気持ち良さそうにやってんだわ。

                                                             

ところがところが、残り40秒辺りのとこで米澤君、左ショートフック、

かいくぐって上手いこと当てることできて、佐々木君、一瞬グラッとしてるんだわ。

                                                              

2R、それでも佐々木君、地力は遥かに上回ってるもんで、再度落ち着いた攻撃で、

特に山ほどボディショット打ち込んでからは流れ完全に取り戻していったなあ。

                                                            

3R、それでも米澤さん、体寄せていったとこからの腕畳んでの左右のショートブロー、

そんなに巧かったっけってほどの的中率で、佐々木君何度も顔面張られてて、

あんまり雑にやると佐々木さん、ヤバいよって感じ、そこはかとなく漂ってきて、

応援席の余裕、見る間に失せていったんだわ。

                                                              

ガチャガチャの中からのショートアッパーとか、頭下げながらのノールックフックとか、

結構打たれ込んでる中から米澤君、ここに来て何か掴んだみたいな感じなんだわ。

                                                             

4R、米澤君、ボクシングとしては美しくないんだけど、踏ん張り的には驚異的で、

佐々木君結構なパンチ力あって、それ全部が直撃ではなかったにしろ、

とにかく、バスバス、ドスドス打ち込まれ続けても、最後まで立ってたもんなあ。

                                                              

途中途中の米澤君のショーブロー、かなり評価されたみたいで、

自分は39-37だったんだけど、

公式には39-37、39-38×2の、どっちかっていうと僅差3-0で、佐々木君。

                                                              

それにしても米澤君、全くのノーマークだったのにねえ。

                                                              

佐々木君、試合終わった後、この日はまだ余裕あって、お疲れっすって感じで、

トロフィー抱えて、ノッシノッシ歩いてたよ。

                                                           

                                                         

全部の試合終わった後、リング上で表彰式やってて、三賞は以下の通り。

                                                            

【 大会3勝 】

・MVP………尾川堅一君

・敢闘賞…… 横山雄一君

・技能賞…… 千波丈二君

                                                   

                                                   

で、次にいつもの自分的なベスト3と、敢えて三賞選ぶとすればってことで……。

                                                           

【本日のベスト3ボクサー】

                                                     

① 尾川堅一君

② 溜田剛士君

③ 岩崎悠輝君、下薗亮太君

                                                     

(MVP;尾川堅一君、敢闘賞;下薗亮太君、技能賞;岩崎悠輝君)

                                                    

ダラーッと抜き気味に見れる試合少なかったもんで、やっぱり10試合は疲れたし、

これ書くのも色々思い浮かべてたもんで、ちょっと遅くなってしまったんだわ。

                                                           

2011年11月 3日 (木)

11月のボクシング

                                                         

東京から大阪まで直線距離だと500㎞弱くらいだと思うんだけど、

その距離を垂直に上へ行くと、そこはもう宇宙空間で、

スペースシャトルとか宇宙ステーションが浮遊してる世界ってことで、

同じ500㎞移動でも、横と上とではもエライ違いってことで、

つまり、横へ動けばまだ大阪なのに、上へ行けばそこは宇宙で、

丸いモノとしての地球を俯瞰(ふかん)で見れるってのがちょっと不思議でね。

                                                           

                                                             

“ロード・オブ・ザ・リング” 3部作一気に見たら、やっぱ疲れたなあ。

何しろ、3本とも3時間超えるもんでね。

ただ、この種のファンタジーものの代表ってのはやっぱり間違いないね。

それにしても、イライジャ・ウッドは今どうしてるの?

                                                           

                                                           

11月のボクシングは1日に既に始まってて、遅ればせながらなんだけど……。

その前に、まず終わったばかりの10月ボクシングのランキングから。

                                                          

【10月のボクシングベスト10】………左が勝者

                                                 

① 荒川仁人さん×ジェイ・ソルミアノ(1)

② 八重樫東さん×ポンサワン・ポープラサック(8)

③ 湯場忠志さん×胡朋宏さん(当初予定不明)

④ 斉藤司君×丸山伸雄さん(当初予定不明)

⑤ 和宇慶勇二さん×長瀬慎弥さん(次)

⑥ 田口良一さん×木村悠さん(6)

⑦ 石本康隆さん×塩谷悠さん(9)

⑧ 山元浩嗣さん×東上剛司君(5)

⑨ 大塚隆太君×杉田純一郎君(次)

⑩ 中川雄太君×宮本達矢君(次)

                                                                                                 

                                                 

こういう順位については、考える人の数だけあると思ってるんだけど、

八重樫さんも凄かったけど、あんなになったとこからでもボクサーは頑張れるってとこ、

見せてくれた荒川さんが、自分の中では1位だったんだよね。

                                                            

当然だけど、これはあくまで自分が見た試合の中からだけのことで、

名古屋以西の試合は殆ど見る機会なくて、幾つかはCSで見たんだけど、

印象に残るような試合は無かったなあ。

                                                               

JBCは一日も早く全国版CS専門局開設して、解説なしの会場音声だけでいいから、

24時間流しっ放しで、それ有料でもいいから、ホント、何とかしてくれないかなあ。

                                                         

                                                           

次に11月のボクシングスケジュールってことで……。

                                                           

・11月 1日……(後楽園)

          佐藤洋太さん×大庭健司さん、渡部あきのりさん×庄司恭一郎さん、

          石川貴章君、小澤剛君。

                                                       

・11月 3日……(後楽園)

          東日本新人王決勝戦の全て。

                                                         

・11月 6日……(代々木第2)

          粟生隆寛さん×デビス・ボスキエロ、

          山中慎介さん×クリスチャン・エスキベル

          五十嵐俊幸さん×ウィルベルト・ウイカブ

          久保幸平君×鈴木武蔵君、岡畑良治君×佐々木洵樹君。

                                                           

・11月11日……(大阪)

          久田哲也さん×堀川謙一さん。

                                                           

・11月13日……(新宿)

          中野敬太君×中島聖規君、クウエ・ピーター君×田中聡太郎君。

                                                           

・11月15日……(後楽園)

          田中教仁さん×吉田アーミー真君、阿知和賢君×奈須勇樹さん、

          千葉透さん×新藤寛之さん、斉藤正樹君×坂本大輔君、

          平山悦久君×川名充君、野口将志君×加藤諒君。

                                                          

・11月18日……(後楽園)

          三田村拓也さん×國重隆さん、丸野雄太郎君、林崎智嘉志君。

                                                          

・11月20日……(愛知)

          川瀬昭二さん×小出大貴君。

                                                          

・11月20日……(大森)

          竹浦翔大君、木村基君、松川真也君。

                                                             

・11月25日……(後楽園)

          濱中優一君×大内淳雅さん、元木謙太君。

                                                            

・11月23日……(川崎)

          黒田雅之さん×山口隼人さん、古橋大輔君、片桐秋彦君、

          鈴木鹿平君。

                                                            

・11月29日……(後楽園)

          カード未発表

                                                          

                                                                 

         

【11月のボクシング期待度ベスト10】

(11/29のカードは不明)

                                                   

① 山中慎介さん×クリスチャン・エスキベル

② 岩佐亮祐さん×ゼロフィット・ジェロッピ瑞山さん

③ 久保幸平君×鈴木武蔵君

④ 粟生隆寛さん×デビス・ボスキエロ

⑤ 濱中優一さん×大内淳雅君

⑥ 田中教仁さん×吉田アーミー真君

⑦ 横山雄一君×下薗亮太君

⑧ 阿知和賢君×奈須勇樹さん

⑨ 尾川堅一君×伊原健太君

⑩ 五十嵐俊幸さん×ウィルベルト・ウイカブ

                                                

(次)

佐藤洋太さん×大庭健司さん、渡部あきのりさん×庄司恭一郎さん、

安慶名健君×多打魔炸獅君、中川とん虎君×尾島祥吾君、

千波丈二君×溜田剛士君、藤田敏明君×岩崎悠輝君、

森戸拓哉君×藤中周作君、岡畑良治君×佐々木洵樹君、

平山悦久君×川名充君。

                                                 

                                                  

佐藤洋太さんと渡部あきのりさんの防衛戦は、

申し訳ない、初めから10位以内ではなかったんですわ。

                                                          

さあ、今日は東日本新人王戦の決勝戦ってことで、

4月の頭から全試合見てて、ボクサー全員知ってるし、

10人位とは話したことあるし、力入るんだわ。

                                                         

2011年11月 2日 (水)

後楽園ホール・11月1日

                                                         

おととい書いたプリズムホール裏の花畑のことなんだけどね、

あれ、ポピーじゃなくてビオラなんだってさ。

あのオヤジ、いい加減でやんの。

                                                            

ビオラっていうのは弦楽器の一つで、皇太子がオーケストラで弾いてる、

例のちょっと大き目サイズのバイオリンのことで、

形が似てるってことで、そう名付けられてんだってさ。

                                                           

                                                              

この日はダブルタイトル戦だし、TBSも入ってたんだけど、

何とパンフレットが出来てなくて、なんかミスあったってことなんだけど、

組み合わせが打ち出されてるだけの、A4コピー用紙一枚だけだったんだわ。

それも、出身地も生年月日も記載されてなかったんだよね。

                                                          

ズーッと前、あるジムで、パンフ印刷してる業者が納期間違ってしまったことあって、

それ当日に発覚しての大慌てで、人海戦術フル回転ゲラ版必死カラーコピーして、

何気ない顔して間に合わせたってことあったんだけどね。

                                                            

                                                             

観客席に湯場忠志さんがポツンといたもんで、ちょっと話したんだけど、

これから先、どの階級でやるかは決まってないんだってさ。

                                                          

                                                           

久し振りに井川政仁君ともバッタリで、左手の回復まだ時間かかるみたいなんだわ。

                                                         

                                                            

試合見るにあたっての場所に関して、あるジャッジと話したんだけど、

やっぱリングサイドは必ずしもベストではないってことで一致したんだよね。

                                                           

                                                                                                                    

☆江畑聖和君(協栄山神)×山田昌洋君(船橋ドラゴン)

                              ………F 4R

デビュー戦同士。

                                                            

1R、初め、勢いで上回ってたのは江畑君で、ちょっとムチャ振りではあったんだけど、

ドッコンデカイの当てて、山田君、ガックンとする場面もあったんだけど、

山田君、何とか凌いでからは二人とも、殆どノーガードの殴り合いに突入で、

もうどっちも有りの目離せない、関係者ドキドキ、観客ワーワーの展開なんだわ。

                                                            

で、始まって50秒、今度は山田君の右ストレートがバッコン直撃して、江畑君ダウン。

                                                            

何が起こったのか分かってないような表情のまま立ち上がった江畑君、

再開後の山田君の追撃に耐えられるべくもなく、そのままヘロヘロレフェリーストップ。

1分20秒ってことで……。

                                                           

                                                             

☆坂本天君(協栄)×柴田隆宏君(花形)……SB 4R

1勝(1KO)0敗と、1勝(1KO)1分。

                                                              

坂本君、天って名前なんだけど、タカシって読むんだってさ、

天高くっていうから、そこから取ったのかもね。

                                                            

1R、その坂本君、どうしてもやってみたかったんだろね、左L字ガード。

でも、元々それほどの反射神経ではないもんで、柴田君に右カッチリ打ち込まれて、

あれはちょっと恥ずかしかったなあ。

                                                            

二人とも、取り敢えずの気合いは充分なんだけど、いかにもヒッチが大き過ぎだし、

大振りフックだけじゃなくて、リラックスしてポンってストレート打てばいいのになあ。

とにかく、まあ雑なんだわ。

                                                             

2R、これ以降は終始、中学生のケンカ状態で、もうガッチャガチャ。

基本的には柴田君のペースで進んでて、坂本君、とにかくカッコ付け過ぎなんだわ。

                                                          

自分、殆どまともに見てなかったんだけど、結局、40-36×2、40-37で、

柴田君の3-0勝ちだったんだけど、二人とももう少しクールにやった方がいいなあ。

                                                             

                                                          

☆山尾和幸君(協栄)×坂元昌輝君(花形)……Fe 4R

1勝1敗1分と、2勝5敗1分。

                                                             

1R、坂元君、何が理由の負け越しなのかなあって見てたんだけど、

カウンター狙いでもないのに、とにかく先仕掛けができないままの後手後手で、

山尾君の方も、行き切れないというか、躊躇系の優しいボクシングで、

盛り上がんないこと甚だしくて、で、休憩タイムゲット。

                                                              

結局、40-38、39-37、39-38の3-0で、山尾君だったってね。

                                                            

                                                           

☆中村雅敏君(協栄)×石川貴章君(角海老)……B 6R

4勝(3KO)4敗と、5勝(2KO)3敗。

                                                            

この日の自分的な目当ては、佐藤洋太さんでも渡部あきのりさんでも実はなくて、

この試合の石川貴章君と、この後の小澤剛君だったんだよね。

二人とも、ちゃんとやれるのかって、心配でさあ……。

                                                            

1R、フィジカル強くて、頭とパンチが一緒に飛んでくるような中村君に対して、

石川君、全く受け負けしてなくて、結構強いパンチ、上下に打ち分けててグッドグッド。

                                                             

彼、試合序盤のこなし方に課題あったんだけど、セコンドのアドバイスにも従ってたし、

自分なりの思いもシッカリ持ってたみたいで、安心して見てられたんだわ。

ただ、相手の右フックに、イッセノセ的に合わせていくようなヤバイ場面もあったね。

                                                             

2R、中村君、ひたすら詰め詰めして、そこからの左右フックブン廻しってのが戦法で、

石川君のキツイの幾つも貰いながらも、決して下がらない気持ちの強さあるなあ。

                                                       

石川君、フィジカル戦に巻き込まれないように、大振りに付き合わないように、

ってのがテーマになってきたんだけど、それにしてもボディショットがとっても良くて、

それ、スパーリングで奈須勇樹さんに猛烈ひたすら仕込まれて、

最後はアバラ骨折られるとこまでいったんだけど、

そういうボディブロー、実戦で見事に見せつけることできて、一気に流れ作ったね。

                                                            

3R、石川君のボディブロー、形だけじゃなくて、バスバス、とってもキツイもんで、

中村君、両肘脇腹近くに寄って来て、腕下がり気味にもなってきてしまって、

で、そこ突いて石川君、今度は空いた顔面に強烈ブチ込みで、

つまり理想的な上下打ち分けが完成ってことで、中村君、一気の消耗で、

結局、2分47秒、流石のタフガイ中村君もどうにもならなくなって、

ロープに追い詰められ、背中伸び切ってしまったとこで、レフェリーストップエンド。                                                          

石川君の最近のパフォーマンスに心痛めてたスタッフ達、もうホント大喜びだったよ。

                                                           

石川君、一気に頂点登り詰めるボクサーではないかも知れないんだけど、

だけど、彼の試合で詰まんなかったこと、ただの一度もないもんね。

                                                             

結構な接近ドスドス戦の場面もあったから、傷み度はどうかなあって、

試合後話した時、顔の具合見せて貰ったんだけど、全く試合直後には見えなくて、

彼、何か掴んだみたいだったし、とっても晴れやかな表情してたなあ。

                                                          

                                                         

☆田中慎吾君(西城)×小澤剛君(18鴻巣)……SL 8R

9勝(2KO)8敗5分と、11勝(2KO)3敗1分。

                                                            

1R、力技系ブン廻しフッカーの田中君に対して小澤君、

スピードとキレ、コンビネーションとフットワークで圧倒するとこ見せてよね、

ってそんな感じだったんだけど、これがまあ小澤君、付き合いいいもんで、

田中君のパワー系フィジカルボクシングにすっかり巻き込まれてるんだよなあ。

                                                          

2R、田中君のトランクス、後ろに 「西城ジム、練習生募集」 ってプリント入ってて、

そういうの初めて見たもんで、可笑しかったなあ。

                                                          

彼、ちょっと岡田山金太郎君に似てて、ラウンド進むにつれて顔腫れていったら、

もう岡田山君にしか見えなくて、リング上単調な密着戦に終始してるもんで、

思わず違うとこに興味いってしまったんだよね。

                                                           

ラウンド進むにつれ、小澤君には言いたいこと山ほど出てきてしまって、

そりゃ、ポイント取られるようなヘマまではしてないんだけど、

相手のボクシングに敢えて合わせて行くような、いきなり右打ち込みってのが多くて、

もっと左ジャブで遊ぶべきだと思ったし、打ったら引くか、左右に抜けるかして、

押し相撲見たいになるの避けるべきだし、そもそもいいフットワーク持ってんだから、

出入りで勝負すればいいのになあって、それはもう不満満載な訳で……。

                                                          

4R、田中君には他に攻め方のバリエーションないもんで、ガシガシ詰め詰めして、

パンチ力不足の中、それでもひたすら彼流のボクシング貫いてて、

で、小澤君、あんたがそう来るなら俺も付き合うぜ、ってそういう男気発揮なのか、

会長やらマネジャーが必死のアドバイスしてるっていうのに、

今日のところは、俺のやりたいようにやらせて下さいって感じの完全無視で……。

                                                          

その後もそういうのが延々で、田中君にパンチ力と当て勘足りてないから、

それで助かってるけど、それまでの頑張りが一瞬に帳消しになるような危うさのまま、

小澤君、相変わらず不器用にしか見えないパフォーマンスで、

体フルに使ってるけど、まるで頭使ってないボクシングなんだよなあ。

                                                           

大塚隆太君とかジム仲間も応援に来てたんだけど、力入りながらもなんか半笑いで、

仕方ない、もう好きなようにやらせるしかねえって感じだったなあ。

                                                           

でも、そういうの、結局は相手の土俵で試合させられたってことで、

上の方へ行ったら許してくれる相手少ないと思うし、

取り込まれないように、自分のボクシングするって意識も大事だと思ったんだよね。

                                                           

5R、6R、7R、8Rって、とにかく密着意地耐久根性系のラウンドが続いたんだけど、

自分は疲れてしまったもんで、ちょっと離れたとこから見てたんだよね。

                                                          

小澤君、密着も意地も、耐久も根性も、取り敢えずは全部押し通せはしたもんで、

78-74、78-76、77-77の2-0勝ちってのはちょっと意外ではあったけど、

考えてみれば、主催者ディシジョンあっただろうし、見る位置によって採点違ってくる、

そんなボクシングだったのも事実だったから、まあ有り得るねって事で……。

                                                              

近くで観戦してた18古河ジムの長嶋会長に挨拶した後、

18鴻巣ジムのマネジャーさんと、どうなの? って話して、小澤君の母上紹介されて、

やっぱり目がそっくりで、イケメンは母上のお陰ってことが分かって、

トレーナーだと思ってた人が、実は鴻巣ジムの会長さんってことも分かって、

そしたらそこに小澤君本人やって来て、直接話するの初めてだったんだけど、

彼は自分のこと知っててくれて、で、話聞いてもいいって雰囲気だったもんで、

相手土俵の中でも勝ったのは、それはそれで大したもんだけどって、

色々上の方に書いたようなこと伝えたんだよね。

                                                            

あんだけの密着戦だった割には小澤君、殆ど傷んでなくて強いガタイなんだわ。

自分、勝手に思ってるんだけど、同じ坊主頭だからって訳じゃないんだけど、

小澤君、斉藤幸伸丸さんみたいなパフォーマンスするといいと思ってるんだけどね。

                                                          

                                                          

☆渡部あきのりさん(協栄)×庄司恭一郎さん(戸高秀樹)

               ……OPBF・日本 W タイトル戦 12R

23勝(21KO)4敗のチャンピオン、サウスポーと、

9勝(3KO)2敗4分のOPBF6位、日本8位。

                                                            

1R、庄司さんにとって、これはいかにもシンドイ対戦だなってのが事前に見えてて、

渡部さんのミシミシいうような迫力詰め寄りと、丸太ブン廻すようなパンチに、

庄司さん、出だしやっぱタジタジって感じだったなあ。

                                                           

渡部さん、左ストレートボディも鋭く食い込ませてるし、数発の右ジャブだけで、

庄司さんの顔面、早くも赤く染まっていったんだわ。

                                                            

目シバシバさせてる庄司さんに対して渡部さん、

何かこう、優しそうな目してるし、穏やかな表情にも見えたんだよね。

                                                          

2R、渡部さん、早くも相手見切ったか、一気の攻勢かけていって、

いきなり大迫力爆発って感じだったんだけど、ちょっと雑過ぎかなあ。

でもまあ、その辺のとこが渡部さんの魅力でもあるんだけどね。

                                                         

1分半頃、渡部さん、強烈な攻め込みで庄司さん、右目上ヒットカットと鼻血。

それでも庄司さん、相手の打ち終わりに必死に合わせようとしてるし、

それ察知して渡部さん、今度は盛んにフェイン掛けてって、中々の見応えなんだわ。

                                                          

3R、庄司さん、大きな脅威感じながらも、それでも自分のやるべきことやろうって、

腹据えたか、踏ん切り付けたか、やっぱ彼もちゃんとしたランカーで、

ダメージ溜めながらも懸命に細かいパンチで応戦してて、

一発の威力は比較にならないもんで、必死に手数増やそうとしてるね。

                                                            

渡部さん、そろそろ行けるなって思いが強まって来たせいか

力み過ぎで、肝心の左、ちょっと雑で精度良くないんだわ。

                                                           

4R、相手が大きく振り被って来るとこ、中に入って庄司さん、

コツコツショートアッパー連打したら渡部さん、一瞬脳波途切れたような感じあって、

正直渡部さん、そんなに打たれ強くはないから、アア―ッて一瞬だったんだけど、

残念ながら庄司さん、KO率2割に満たないとこあって、

継続ヒットじゃないと劇的展開までにはいかないもんで渡部さん、結局事なきを得て、

そこから一転、この日何度目かの一気攻勢かけていったんだわ。

                                                           

で、地獄の底からみたいな左ボディ強烈打ち込みの後、東ロープへ詰めて詰めて、

2分過ぎ、左ストレートから、相手半身になったとこへ、ちょっと被せ気味の右フック、

ちょうど庄司さんの左の打ち終わったとこだったと思うけど、

とにかくそのタイミングに、これ以上ないような直撃度のブチ当て大成功で、

それ、バスンって物凄い音で、それまでかなり打たれ込んでたこともあってか、

でもそれ、全くのいきなりでも、立ってるのは無理だろうなあってほどの当たり方で、

庄司さん、バッターンってその場にそのままうつ伏せで倒れ込んでしまったんだわ。

                                                          

後で近藤トレーナーに聞いたら、庄司さん、マットの上でうわごと言ってたって、

あまりにも激しい倒れ方だったもんで、勿論レフェリー、ノ―カウントストップで、

即担架で、医務室に着くまで意識回復してなかったんだけど、大丈夫だったかなあ。

                                                          

渡部さんには、すれ違いざま、オメデトゴザイマスって声掛けたんだけど、

庄司さんも、最後までビビらず男のパフォーマンスだったって思ったんだよね。

                                                           

                                                           

☆佐藤洋太さん(協栄)×大庭健司さん(FUKUOKA)

                    ……日本 SF タイトル戦 10R

22勝(11KO)2敗1分のチャンピオンと、

21勝(16KO)0敗2分のランク3位。

                                                              

大庭さんってのは2006年の暮れ、全日本新人王になった時、

一度だけ後楽園ホールで見たことあるんだけど、

それ以降、自分にとっては幻のボクサーで、今年も2戦2KO勝ちなんだけど、

新人王以降の丸4年間、全部で12試合の相手全てがタイ人って、

もうそりゃ極端過ぎで、いくら23戦無敗16KOっていっても信憑性全然無い訳で、

そもそも誰と試合してランカーになったんだか、何で今3位に居るんだか、

全く訳分かんなかったもんで、取り敢えずはお手並み拝見って感じだったんだけど、

これがまあ、全くの期待外れで、ごく普通のA級ボクサーにしか見えなかったんだわ。

                                                           

この試合、1Rからいきなり時間の問題だなって感じで、

大庭さん、単純なワンツー一本槍だし、上背とリーチでハンデ背負ってる割には、

平凡な動きで踏み込み甘過ぎだし、ジャブだけで顔張り飛ばされてるし、

始まって30秒ほどで、佐藤さんに見切られてしまったみたいで、

で、その佐藤さん、余裕出し過ぎで、それはそれで問題あったんだけど、

3R以降、引き締めて本気出し始めたら、もうまるっきり勝負になってなくて、

ボッコボコにされた末、4R2分19秒、大庭さん陣営からタオル投入あって、

でもそれ、レフェリーの後ろにヒラヒラ落ちたもんで、何となくカウントも進んでて、

結局、KOだったのか、TKOだったのかよく分かんなかったんだけど、

取り敢えずあっけなく終わってしまったんだわ。

                                                        

ホント、あっちの方の戦績、額面通りには受け取れないんだよなあ。

                                                            

佐藤さん、前回の防衛戦では、らしくない戦い方してて、

自分、絶対どっか体調崩してんじゃないかって見てたんだけど、

今回も今一だったら大問題だと思ってて、1R見終わった時、

この相手なら最悪5Rまでに決着付けられないようならダメだって思ってたもんで、

まずは良かった良かったってことで……。

                                                            

                                                           

                                                          

                                                           

【本日のベスト3ボクサー】

① 渡部あきのりさん

② 佐藤洋太さん

③ 石川貴章君

                                                 

2011年11月 1日 (火)

後楽園ホール・10月31日

                                                           

毎度、こんな長ったらしいチンタラブログを訪ねてくれて、アリガトゴザイマスです。

                                                            

先週、あんたのは長いからなあって、知人にシミジミ言われたもんで、

久し振りに幾つかあたってみたら、ホント、このブログ恐ろしいほどの長さで、

写真もないし、コメント欄も開放してないし、そもそも4回戦も世界戦も同じ扱いだし、

他のはもっと簡潔に書いてるのに無駄にダラダラ長いし、

言葉使いも変だし、褒め方が異様だし、批判する時も過剰みたいだし……。

                                                             

実はね、うちの奥さんも、このブログの読み手の一人なんだけど、

自分、パソコン上で読み易くするための改行には異常なほどの神経は使うんだけど、

“火垂るの墓” 書いた野坂昭如の文章ってのは、少ない句読点で改行意識もなくて、

もう延々続くのが特徴で、昔、俺の文章は1ページ当たりの文字数が多いもんで、

一枚当たりの原稿料が安くなっていけねえ的なこと言ってたけど、

延々続いてても、その中に流れがあれば別にいいんだけど、

普通の文章だと、ただただ読みにくいだけだし、見てるだけで美しくないもんで、

で、自分、改行だけはちゃんと読み易くしようって意識してんだけど、

その場合、言葉選びとか文末の文字数合わせがもう大変な訳で、

そこに集中するあまり、誤字とか脱字とかに対する配慮が欠けてしまって、

ミスすると奥さんからチェック入るし、内容間違いなんかは知人達が連絡くれて、

オイお前、あそこ間違ってるぞ、とか知らせてくれるんだよね。

                                                           

でもね、それだけ改行には腐心してんだけど、携帯なんかで読む場合だと、

その苦労がまるっきり役に立ってないっていうのはちょっとガッカリなんだよね。

スマートフォンでもそれは同じ事情なもんで、最近ちょっと考えてしまうんだわ。

                                                            

スマートフォンって言えば、最近レギュラー携帯から乗り換えてる人多いみたいで、

このブログ、普通の携帯からだとアクセスカウントされなくて、

アンドロイド系含めてスマートフォンだとパソコン扱いされるみたいで、

で、最近どんどんアクセス数増えてって、毎日普通に1,500位のアクセスあるし、

大きな試合の時は3,000前後にもなるんだわ。

世の中、どんどんスマートフォン化してるんだなって、シミジミ思うんだよね。

                                                          

                                                        

昨日は10月の最終日で、89回目のボクシング現場観戦だったんだけど、

去年は丁度100回だったんだけど、あと2ヶ月、今年はどこまでかなって思いながら、

ホールに着いたら、中屋会長と殿村雅史さんが立ち話してて、

何を話してんのかって思ってたら、会長が24日の殿村さんの試合の事、

とっても良かったって褒めてたんだわ。

                                                           

                                                           

リングサイド席っていうのは実は一番見易いとも思ってないもんで、

少し離れたとこにいたら、加藤善孝さんがそばに来てくれて、

隣には中屋ジムの筒井マネジャーも座ってて、その周辺、結構ユッタリしてたもんで、

結局並んだまま最後まで見てたんだけど、

ちょっとしたら、韓国帰りの宮崎辰也君も寄ってくれて、

試合の録画見せて貰って、オオ良くやった、オメデト、オメデトってことだったんだけど、

彼、バッグの中から缶コーヒー2個出して、本人はペットのジュースかなんかで、

とにかく乾杯して下さいって、彼、ホント相変わらず面白いヤツで、

で、善孝さんと宮崎君と三人で乾杯したんだよね。

                                                           

その後宮崎君、重田怜さんのショートインタビュー受けてたんだけど、

暫くしたら、今度は林和希君と横田和之君のとこにいて、

自分、林君が彼女と来てるって聞いてたもんで、様子見に行ったら、

林君の彼女、やっぱとっても可愛い人で、いいよなあボクサーってのはって感じで、

それにしても宮崎君、殴り倒された相手と、ホント仲良さそうにしてるんだよなあ。

                                                            

                                                           

今日も、それどうなの? ってほど長い前振りになってしまったなあ。

                                                              

                                                           

☆鈴木洋平君(T&T)×栗原慶太君(一力)……48.7㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の32才・神奈川県と、1勝(1KO)0敗の18才・東京都。

                                                               

1R、年令差と身長差著しい組み合わせで、栗原君、圧倒有利なんだけど、

二人とも絡み合わない、とっても気持ちのいいボクシングするんだよね。

鈴木君、ちょっと上半身の動き硬くて、腕振りにスムースさが欠けてるかなあ。

                                                            

2R、鈴木君、一発振った後の繋がりも良くないんだけど、

それでも懸命な先攻めなもんで、栗原君の出遅れ感が目立つかなあ。

                                                           

3R、鈴木君の体勢低くしながらの攻め込みに苦戦してた栗原君、

まだ二戦目なのにアッパー打つの驚くほど上手くて、これがとっても有効な突破口で、

色白の鈴木君、ドンドン顔面赤く染まっていって、一気に形勢逆転って感じなんだわ。

すっかり感じ掴んだか栗原君、手数も見違えるほどで、後はボディブローだね。

                                                            

4R、ボディブローは出なかったんだけど、気持ちの衰えない鈴木君に対して、

栗原君、攻勢渡さず、またもやまたもやのアッパー炸裂させて、

一瞬腰落としたとこ一気の追撃で、ヘバリ目立ってきた出てきた鈴木君に対して、

結局1分36秒、赤コーナー近く、最後の右アッパー打ち込んだとこで、

レフェリーストップエンド。

                                                              

栗原君、初めペース取られそうなとこだったのを戦法変えてすぐ対応して、

セコンドの指示もあったんだろうけど、短い中で、よくひっくり返したよなあ。

                                                         

                                                            

☆ワイルドボア上田君(レイS)×加國竜一君(上滝)……B 4R

2勝(1KO)2敗の27才・宮崎県と、1勝(1KO)2敗1分の29才・山口県。

                                                           

1R、開始ゴングと同時に上田君、ワイルドボアらしくいきなりのフル回転で、

まあ、詰める詰める振る振るで、加國君、距離潰されて困り果ててるんだわ。

                                                             

上田君、身長とリーチにハンデ負った側の典型的な仕掛け方で、

加國君、ショートブロー上手くないもんで、辛そうだなあ。

                                                           

2R、加國君、ホント、もう少し細かく打てるといいんだけど、腕余り気味で、

上田君のボディブロー喰らってシンドさ浮き出てるし、すっかり流れ取られてるなあ。

                                                           

3R、終始押し込まれっ放しの加國君、1分40秒過ぎかなあ、

体寄せられてコツコツ打ち込まれて、最後押し出すような右当てられた時、

送り足ままならなくて、よろけるようにダウンしてしまったんだわ。

それほどのダメージではなかったんだけどね。

                                                           

4R、二人とも疲労のピークみたいで、体くっ付け合ってヘロヘロになりながら、

際限のないぺトぺトパンチの応酬だったんだけど、加國君の劣化の方が著しくて、

もうヘロヘロの頂点になってしまったとこでレフェリーストップエンド。

1分56秒ってことだったんだけどね。

                                                          

                                                                                                                     

☆堀内良浩君(一力)×中川ゴルフ正一君(三谷大和)

                              ………Fe 4R

1勝(1KO)2敗の21才・東京都と、デビュー戦の29才・千葉県。

                                                              

中川君、何でゴルフなのかねえ? って周囲は言ってたんだけど、

結局、最後まで意味不明で、ゴルフには向いてないほどの体の硬さだったんだわ。

実家が打ちっ放しでも経営してるんじゃないかって、自分思ったんだけどね。

                                                          

1R、その中川君、まるでケンカ腰のボクシングで、フルガード固めてガシガシ寄って、

取り付いたら左右フックのフルショットって戦法で、

体は硬いけど力はあるよおってのが満々なんだわ。

                                                           

一方の堀内君、相手のひたすらのゴリゴリ押し込みに困惑しながらも、

細かいパンチで空いてるとこ丁寧に突いてて、可能性感じさせるんだわ。

                                                            

2R、中川君、どこがゴルフだか分かんないままのパフォーマンス続けてて、

その押し込みスタイルに堀内君、嫌気差さないかなあって感じだったんだけど、

真面目に真面目に対応してて、勝負の行方、混沌としてきたんだわ。

                                                           

3R、要するにフィジカルボクシングだよなって中川君、始まって40秒ほどのとこで、

左のショートフックを堀内君のテンプルに打ち込み大成功で、

堀内君、それ時間差で効いたみたいで、つまり一瞬間を置いてヨロッとしてしまって、

その直後、ほんの軽くかすられただけでダウンしてしまったんだわ。

そのまま試合終了で、0分50秒、中川君のデビュー戦TKO勝ち。

                                                          

                                                          

☆岡田拓真君(小口)×清水義之君(上滝)……50.5㎏ 4R

1勝5敗の22才・広島県と、0勝1敗1分の25才・東京都。

                                                           

岡田君、いい動きしてるし振りも鋭いし、何で負け越すかなあって感じなんだけど、

この日は、とってもやり易い相手って感じが初めからしてて、気持ち良くやってて、

最終的には40-36で終わるかなあって見てたんだけど、

清水君の左目上ヒットカット傷が悪化して、3R終了時点で続行不能ってことで、

岡田君のTKO勝ち。

                                                          

                                                           

☆植木淳平君(沼田)×相馬一哉君(一力)……L 4R

2勝4敗1分の33才・埼玉県と、1勝(1KO)2敗の31才・福井県。

                                                           

1R、30代の二人、何とかイーブン戦績にしたいって気持ちに溢れてて、

もう初めっからガンガンなんだわ。

                                                            

相馬君、体デカイし、リーチもあるんだから、もう少し距離取ればって感じなんだけど、

近いとこが好きなんだろね、敢えて自分から距離潰しに行ってるんだよね。

                                                             

2R、お互い頭付け合っての延々の猛烈ボディ合戦で……。

                                                             

3R、結局、相馬君の気持ち剥き出しの力技が勝って、1分5秒、

連打の前に植木君、全く反攻できなくなったとこで、レフェリーストップエンド。

                                                          

                                                            

☆持原誠君(T&T)×阿部隆君(三谷大和)……51.5㎏

0勝1敗の33才・宮崎県と、デビュー戦の32才・神奈川県。

                                                            

1R、初っ端から阿部君一気の攻め込みで、こりゃ決着早いかなって思ってたら、

1分過ぎ頃から持原君の反撃も凄まじくて、一気に混沌、混沌。

                                                           

2R、阿部君、頭下げ過ぎの注意繰り返されて減点。

                                                           

3R、阿部君、ちょっとヘロついてるけど、いいボディブロー打つんだわ。

                                                           

4R、試合当初の二人の勢い、最後まで持つのかって感じだったんだけど、

エライね、二人とも結構な頑張りでここまでやり切って、

流石に阿部君のヘバリ、大きくなってるんだけど、まだまだボディブローが良くて、

自分的には、持原君の僅差勝ちかなって思ってたんだけど、

結局、38-37×2、38-38の2-1で、阿部君のボディ勝ちって感じ。

                                                             

                                                            

☆加藤義明君(新日本木村)×石崎裕貴君(上滝)……SF 4R

2勝4敗の24才・山形県と、1勝(1KO)0敗の22才・東京都。

                                                                

1R、加藤君、テクニックはまるで無いんだけど、とにかく気持ち溢れかえってて、

終始石崎君を押しまくって、経験差もあるかなあって感じで、

まずこのラウンド、余裕の1ポイントゲットだねって見てた残り1秒、ホント残り1秒、

赤コーナーに追い込まれてた石崎君、オーバーハンド気味の右フック振るったら、

何とナント、それ、信じられないほどの大直撃で、加藤君一発昏倒ダウン。

明らかに加藤君、ホントもうダメそうなもんで、レフェリーカウント途中のストップエンド。

3分3秒ってことだったんだけど、どこに落とし穴あるか分かんないんだよなあ。

                                                           

                                                            

☆小池浩太さん(ワタナベ)×有馬啓祐君(協栄)……SL 8R

14勝(5KO)5敗のランク12位、28才・千葉県と、

6勝(1KO)5敗1分のサウスポー、28才・滋賀県。

                                                           

お互い置かれてる立場からすると、必死戦が予想されたんだけど、

ランク取りに行ってる方にガッカリ感が残ったんだわ。

                                                             

1R、有馬君、前の手の裁きがとっても良くて、

で、小池さん、元々器用な方じゃないこともあって、とっても入りにくそうにしてて、

で、いきなり右一発っていう如何にも雑な始まりなんだよなあ。

                                                          

2R、二人とも上体硬くて、なんかゴツゴツ、ガキゴキしたボクシングの中で、

小池さん、ますます突っ込み度上げっててペース掴み始めたね。

                                                           

お互い、自分都合のボクシングに終始してて、交わしざまのカウンターとか、

打ち終わり狙いとか、そういうの全く無い、交互の一方通行ばっかりで、

少なくとも有馬君、ランク取りの気持ち見えて来ない腰引けボクシングで、

いい右ジャブ打っても、直後の左ストレート、怖々置きに行ってるみたいで、

力込められてないし、踏み込み甘くて全然届いてないんだわ。

                                                           

大体こんなもんかなあって、全くハラハラしなくなったもんでちょっと休憩ってことで、

8Rに戻ったら、大体そんな感じが続いてたみたいで、

二人とも動きが落ちてなくて凄いなとは思ったけど、

結局、79-74×2、78-76で、小池さんの3-0勝ち。

                                                          

みんながチャンピオンになれる訳じゃないし、夢のランカーでもあるんだから、

有馬君、もうちょっと必死なとこ見せて欲しかったよなあ。

                                                          

                                                          

☆橋本雅樹君(高崎)×ダンディ東栄君(一力)……56㎏ 8R

6勝(2KO)5敗の26才・宮城県と、

8勝(2KO)2敗3分のサウスポー、22才・フィリピン。

                                                            

諦めのいいブンブンの弟の日本デビューってことだったんだけど、

ダンディ君、兄貴と違って、とってもスタイリッシュなボクシングするんだわ。

                                                            

何とかデビュー勝ちさせたいってのが浮き出てて、

勝ち負け拮抗してKO率も低い、この日が初めての8回戦を相手に選んだんだけど、

そういう色んな思惑無視しても、ダンディ君、単純にいいボクシングするもんで、

それに橋本君の頑張りも想像以上だったもんで、見てて結構楽しかったよ。

                                                         

1R、橋本君、置かれた立場覆すべく、とても前向きでいいプレスかけてるなあ。

東栄君、まず様子見ってことで、軽く動きながら距離測って、まあ普通の立ち上がり。

                                                          

2R、東栄君、まず立ち姿が綺麗だし、バランスとかリズム感いいし、

キレで勝負するタイプみたいで、右ダブルからの左ストレートなんか美しいんだわ。

                                                         

3R、橋本君の左右フックが外側から出過ぎるとこあるもんで、

東栄君、内側内側からストレート系で対応してて、頭もいいみたいだよね。

                                                             

って見てたら、北西コーナー近くで、橋本君の右が薄く当たった時、

東栄君、足送り切れなくて、思わず片手着いてしまって、仕方ないけどダウン宣告。

勿論、殆どダメージ無しだったんだけど、マイナス2はマイナス2。

                                                             

4R、東栄君、冷静にギアアップしていって、お返しの左ストレート直撃させて、

橋本君からダウン取り返して、一気攻めの時の迫力は流石なんだわ。

                                                           

これ以降、殆ど東栄君のペースで進んで行ったんだけど、

橋本君、もう少し上下の打ち分け欲しいとこだったんだけど、

東栄君の試合の進め方に頭の良さ感じたんだよね。

                                                           

ただね、ちょっと感じたのは東栄君、相手見極めてからでないと行けないようなとこ、

つまり、自分からガンガン行って積極的に試合作るのは得意じゃないみたいで、

大きく先手取られてしまう可能性もあるんじゃないかって思ったんだよね。

それと、右はストレートもフック系も器用に打ち分けるんだけど、

左はストレートだけで、殆どフック打ってなかったなあ。

日本デビュー戦でもあるし、慎重にやったのかも知れないけどね。

                                                           

5R、6Rって橋本君、踏ん張ってはいたんだけど、単調な攻めから脱却できなくて、

軽いんだけど相当打たれ込んでったのが徐々に効いてきたみたいで、

7R、単純なワンツーの繰り返しなのに、殆ど避けられないまでに消耗してしまって、

結局この回5度目のワンツー打ち込まれたとこで、レフェリーストップエンド。

                                                         

                                                           

☆丸山伸雄さん(八王子中屋)×斉藤司君(三谷大和)

                           ………61.2㎏ 8R

13勝(4KO)5敗1分のランク9位、サウスポー、28才・福岡県と、

12勝(7KO)1敗の21才・千葉県。

                                                           

それまで、会場のあっちこっちに散らばってた八王子中屋ジムのボクサー達、

サーッと集まって来て、荒川仁人さん、チャーリー太田さん、林和希君、横田知之君、

山口佳太君、紙谷真人君、野崎雅光さん達ズラ―ッと並んだんだわ。

                                                              

宮崎君は司君の友達なもんで、当然青コーナーのリングサイドに詰めてたけどね。

                                                        

斉藤君、色々あって、そりゃ生きてるだけで人は色んなことに巻き込まれる訳で、

この業界、どっちかって言うと世渡り的に不器用な人達でごった返してもいるし、

必要以上にこじれることも多くて、自分、一般の人達よりは詳しい事情知ってたけど、

それでも、まだ本質捉えきれてないとこあったんだけど、それはそれでいいじゃない、

色んなモノ背負って、色んなこと呑み込んで、ボクサーがそこに立ってるって事で、

それでいいじゃないかって思ってたんだよね。

                                                           

一年前の斉藤君、負けるはずの無い相手に1-2負けしてしまった時、

その時既に彼普通じゃなくて、それから色々あって1年が経ったんだけど、

ホントに大丈夫なのかあって思い、自分にはあって、気が気じゃなかったんだけど、

リング上に姿現した斉藤君は成長途上のまだ21才で、驚くほど体デカクなってて、

一つ階級上げてのこの日だったんだけど、丸山さんより一回り以上デカイんだわ。

元々足の細い体形なもんで、上背稼げる恵まれた体躯してるんだけどね。

                                                          

それにしても間隔空いての復帰戦で、階級上げてのそれもいきなりランカー相手で、

お互い良く受けたなってマッチメイクで、会場の盛り上がりも凄かったね。

観客の応援は64:36くらいで斉藤君かなあ。

                                                              

1R、丸山さんが慎重な立ち上がりしてくれたもんで斉藤君、

まずは冷静なスタート切ることできて、徐々に余裕見せていったんだけど、

始まったばかりは、やっぱりちょっとばかり重そうな動きだったんだわ。

                                                           

2R、丸山さん、一気に攻勢かけ始めて、中間距離はヤバイって詰めてって、

いきなりの左、ブンブン振り始めたんだわ。

                                                           

斉藤君、体大分こなれてきたみたいで、動きに俊敏性増していって、

丸山さんの強烈振り出し、直撃受けること全く無くて、

接近しても気遅れ、位負けすることなく、ガンガン打ち合いに挑んでるね。

                                                            

それにしても丸山さん、いかにもジャブ少な過ぎで、いきなりの左に頼り過ぎで、

最近、倒すボクシングに味しめてるんじゃないかって、そんな感じしたんだわ。

                                                           

斉藤君、遠いとこは勿論、リーチ長い割に、短いのを鋭く打つのもとっても巧いし、

強烈な振り回しの中、丁寧さも失ってないし、対等以上の戦いなんだわ。

                                                            

3R、ドキドキしながら見てた戦い、この回一気の結末やって来て、

始まって40秒あたりのとこ、斉藤君の狙い澄ました鋭い右ショートフック、

丸山さんの左テンプルに目にも止まらない直撃で、

丸山さん、一瞬の間置いてから一気に効いてしまったみたいで、ヨロッとしたとこ、

斉藤君、壮烈果敢な、でも落ち着いた一気の追撃で丸山さん追い詰め、

南東ニュートラル近くで、まず強烈右ボディ打ち込んで、直後またもやの右フック、

今度は顔面打ち込み大成功で、もう丸山さん、どうにもなんなくてストップエンド。                                                           

後で思い返せば、最初のテンプルショットで勝負決まってたんだよなあ。

いずれにしても、2分7秒ってことで……。

                                                                                                                         

試合後、いつもの溜まり場に八王子中屋ジムの関係者が集まって来て、

ちょっとした試合分析し合ったんだけど、チャーリー太田さんとか山口佳太君、

横田知之君、紙谷真人君達、ちょっと離れたとこで神妙そうにしてたなあ。

そこに斉藤君が通りかかって、アリガトゴザイマシタって頭下げたんだけど、

そこにいたみんな、グッドジョブって感じで拍手したんだわ。

                                                              

これで、これからのライト級戦線は一気に熱くなったね。

                                                          

丸山さんも大したことなかったみたいなんだけど、

ボクサーってのは試合するごとに、なんか開放されたり、

別に新たなモノ背負わされたりするんだよなあ。

                                                             

                                                          

                                                              

【本日のベスト3ボクサー】

① 斉藤司君

② ダンディ東栄君

③ 栗原慶太君

                                                   

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