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2011年9月29日 (木)

東日本新人王・準決勝 Ⅱ

                                                          

ビリー・グラハムっていうのは、アメリカにおける保守系キリスト教信者層の心の支え、

みたいな人物で、その時その時の大統領も無視できない存在だったんだけど、

その後継者が彼の息子って聞いて、それじゃ北朝鮮と同じじゃんって思ったな。

どんな分野にも利権があって、それキープするのに誰もが腐心してるってことで……。

                                                         

                                                          

この日は、東日本新人王トーナメント準決勝戦の二日目。

                                                            

                                                          

☆鈴木聡君(横浜光)×多打魔炸獅君(TI山形)……Mm

2勝1敗の26才・福島県と、5勝(3KO)1敗1分の22才・山形県。

                                                            

1R、格上相手に出負けは禁物って感じで鈴木君、とってもいい先制攻撃仕掛けて、

ちょっとガードの甘い多打君、それじゃあ危ないぞおって思ってたんだけど、

やっぱり攻撃力は圧倒してるもんで、すぐにガチの打ち合いに応じて、

45秒辺りかなあ、リング中央で、まあ恐ろしいほどのタイミングのカウンター、

左フック強烈ブチ当て大成功で、鈴木君、一発昏倒ダウン。

                                                          

レフェリーカウント中のとこ、0分51秒、セコンドからタオル投入でTKOエンド。

                                                            

これで、当初の予想通り、11月3日の決勝は安慶名健君となんだけど、

自分、やっぱり安慶名君のスケールとパワーの方が優位だと思うんだよね。

                                                           

                                                            

この日は、ワタナベジム3人出しだったもんで、練習帰りの平山悦久君も来てて、

一緒に並んで見てたんだよね。

                                                          

                                                          

☆横手太一君(ドリーム)×藤井貴博君(金子)……LF

3勝(2KO)1敗の22才・鹿児島県と、2勝0敗1分のサウスポー、22才・神奈川県。

                                                           

1R、藤井君、ややプレスかけられ加減なんだけど、ポジションチェンジ含めて、

とってもいいフットワークしてて、スピードで圧しつつ、細かく丁寧に当ててるね。

                                                            

この日の横手君、少し動きガキゴキしてて、なんか肩にも力入ってるんだよなあ。

                                                            

2R、横手君、かなりトコトコ打たれ込んでるんだけど、あんまり気にしてないみたいで、

とにかくそのうちキツイの当てますよおって感じで、振り込み強くしていってるんだわ。

                                                           

ホントそんな感じで推移してたんだけど、終了ゴング鳴った時、顔面薄赤くなって、

ちょっと弱り気味だったのは、手数多い藤井君の方なんだわ。

                                                           

3R、その後も藤井君、顔真っ赤にしながら必死に数打ってるんだけど、

やっぱりパンチが軽いっていうのが残念で、殆どダメージ与えるまで至らなくて、

横手君の単発なんだけどドスンと重いの貰って、徐々に危ない感じなんだよなあ。

                                                          

4R、藤井君の必死さに比べて横手君、もう少しガンガン行けないかなあって、

そんなユッタリした感じさえあったんだけど、パンチ力の差歴然なもんで、

藤井君、一気に弱ってしまって、結局、2分16秒、レフェリーが割って入って、

ダウンは無かったんだけど、もうこの辺で充分でしょって感じだったんだわ。

                                                        

横手君、決勝の相手は栗原俊博君なんだけど、これは問題ないと思うなあ。

でも先のこと考えると、もう少しデイフェンスとスピードに配慮するべきだと思うけどね。

                                                          

                                                           

☆鈴木辰弥君(山龍)×橘博文君(ウィン三迫)……F

3勝(1KO)1敗のサウスポー、23才・神奈川県と、2勝6敗2分の、31才・新潟県。

                                                           

このクラス、若干層薄いもんで、誰にもチャンス有るんだけど、

この二人の勝負の行方なら結構ハッキリしてるって思ってたんだよね。

                                                          

1R、鈴木君、いつもとっても落ち着いてて、そのせいか自信たっぷりに見えるもんで、

なんか相手に必要以上の緊迫感与えるみたいなんだよなあ。

                                                             

その上橘君、久し振りの試合ってこともあって、緊張倍増ししてたらしいんだけど、

やたら肩に力入ってはいたけど、上体揺すりながら姿勢低くして詰める詰める。

                                                            

2R、鈴木君の方はあくまで中間距離でやりたいもんで、

橘君の突っ込みの前に消化不良気味な状況が続いて、

相手の入り込みざま、何とか鋭いのを当てようと懸命になってるんだよね。

                                                          

ここまではやりたいことできてるのは、却って橘君の方かなあ。

                                                           

3R、ボクシングとして形になってるのは圧倒鈴木君の方なんだけど、

それでも近いとこでの振りはデカ過ぎだし、右はストロークの大きいフックばっかりで、

もう少し、ストレート系使った方が的中率上がると思うんだけどなあ。

                                                           

お互い、主導権譲らないまま、出来ること必死でやってるね。

                                                            

4R、橘君、もう必死のガツガツボクシングなんだけど、

気持ち空回りが延々続いて、残念ながらなかなか有効打に繋がらないんだわ。

                                                           

鈴木君の方も、少し綺麗にやり過ぎなとこあるし、接近戦はそれ程巧くないんだわ。

最後、橘君、バッティングで右目上カットしてたね。

                                                             

結局、40-36、40-37、39-37の3-0で、鈴木君だったんだけど、

そんなに大きな差はないんじゃないかって思ったけどね。

                                                            

ここも飛び抜けた逸材いないし、元々予想外れまくりで、

青山功君との決勝戦もちょっと見えにくいとこあるんだけど、

二人とも中間距離が好きなボクサーだから、そうなったら鈴木君の良さが生きるかな。

                                                        

                                                        

☆喜久里正平君(帝拳)×小関準君(伴流)……SF

3勝(1KO)0敗のサウスポー、19才・沖縄県と、3勝(2KO)0敗の21才・東京都。

                                                              

勢いある同士の無敗対決。

                                                          

1R、小関君、ガンガン行くと思ってたんだけど、喜久里君、威圧感凄いし、

合わせるタイミング抜群だし、とにかくスピードあるしで、なかなか行けないんだわ。

                                                           

2R、ピッタリタイミングで返されてるし、小関君、いつものように乱暴には行けなくて、

喜久里君、19才には見えない冷静さ持ってるんだけど、それある意味当然で、

アマ34戦もの実績あって、この若さで信じられないほど試合慣れしてるんだよなあ。

                                                           

3R、小関君、打ち終わりにキッチリ合わされるもんで、ワンツー打った後、

極端に頭下げて、打ち返しを避けざるを得なくなって、連続攻撃全くままならず、

一挙に見栄え悪くなって、喜久里君の圧倒感、益々増大するばっかりで……、

                                                          

4R、ガチャガチャ攻めしかない相手に対して喜久里君、常に見切った感じで、

相手が正面からの打ち合いに応じて来ないし、ディフェンスシフトきついもんで、

例の劇的ショット決める機会、なかなか訪れなかったんだけど、

それでも常に試合全体を支配してたのは間違いないことで、

で、結局、39-37、39-38×2、喜久里君の3-0ってことで……。

                                                       

自分、もう少し離れてるって計算だったんだけど、とにかく余裕の決勝進出で、

次の相手は、同門の蔦野哲平君なんだけど、蔦野君が一昨日のような感じだと、

殆ど圧勝するんじゃないかなあ。

当初の予想だと、蔦野君と喜久里君の決勝で、蔦野君優勝だったんだけどね。

                                                         

                                                         

☆尾島祥吾君(新田)×村田智哉君(KG大和)……B

6勝(2KO)1敗の24才・岡山県と、5勝(2KO)0敗の、21才・神奈川県。

                                                              

サウスポー同士のこの試合、自分は村田君の勝ち予想だったんだけど、

ホント、力拮抗した激しいいい試合だったなあ。

                                                         

1R、尾島君、遠くから重いフック、ドーンと飛ばして来るし、

村田君、リーチで劣ってるんだけど、相手の隙間縫って鋭いのを差し込むように、

素晴しい回転で打ってるんだわ。

二人とも、返しのパンチの意識までよく行き届いてるんだわ。

                                                            

2R、尾島君、フィジカルの優位さもバネにして、一気の攻勢かけていって、

パンチスピード的には今一歩だし、振り幅もデカイんだけど、とにかく力こもってて、

打ち出しのタイミングがとってもいいんだわ。

                                                           

村田君も男気ボクシングなもんで、真正面からの打ち合いに応じていって、

これほど被弾したのは初めてだったと思うけど、流れが一方的になるの必死に防いで、

顔面紅潮させながら、もうガンガンの打ち返しなんだよね。

リング上凄いことになっていって、村田君、左目上ヒットカットされてたね。

                                                           

3R、前の回飛ばし過ぎたか尾島君、少し中休みしたかったのかも知れなくて、

村田君、そこ突いて、一気の反攻激しくて、懐深い相手に鋭く踏み込みながら、

細かいコンビネーションと手数で圧倒。

                                                           

4R、尾島君の方も最後の力づく、剛腕ブン廻しってことで、

実は村田君、朦朧としてしまった瞬間もあったみたいだったんだけど、

気取り直して最後まで手数勝負に集中高めていって、彼らしさ全部出ししたんだわ。

                                                               

自分の中では、39-38で、村田君じゃないかって思ってたんだけど、

39-38×2、38-39の2-1で、尾島君が決勝進出ってことで……。

                                                          

決勝での相手は中川とん虎君になるんだけど、系統としては村田君系だし、

パンチ力犠牲にしても、中入って粘っこくやるボクサーなもんで、

結構シンドクなると思うけど、村田君を下した以上、何とか尾島君にって感じかなあ。

                                                            

                                                           

☆岩崎悠輝君(新開)×源大輝君(ワタナベ)……SB

5勝(1KO)1敗の23才・新潟県と、4勝(3KO)0敗の20才・大分県。

                                                             

岩崎君、去年の悔しさバネにしながらも堅実な勝ち方身に付けてるし、

源君は、試合するごとに強くなって、倒し方憶えてきたようなとこあるし、

どっちかなあって迷うとこもあったんだけど、元々の予想は岩崎君だったし、

ここは経験の差がでるんじゃないかとも思ってたんだよね。

                                                         

横にはズラーッとワタナベジムのボクサー達が並んで、取り敢えずコンチワって……。

                                                           

1R、立ち上がり、気持ち高めて先制していったのは源君で、

広いスタンスからの鋭い踏み込みで、直撃したら大変だぞおパンチ気持ち良く振って、

すっかりペース掴んだように見えてたんだけど、リング中央、1分15秒辺り、

岩崎君、スピード上げた途端の鋭過ぎるワンツー見事なほどのタイミングで、

源君の左顔面ブチ抜いて、衝撃のダウンゲット。

                                                            

何とか立ち上がった源君だったんだけど、試合巧者の岩崎君、勿論追撃甘くなくて、

東ロープに一気詰めして、ここぞの連打ってことで、

源君、腰伸びてしまって反攻叶わなくなったとこで、レフェリーストップエンド。

                                                          

1分41秒ってことだったんだけど、それまで相手に気持ち良く攻めさせておいて、

一瞬のスピードアップの混乱の間に相手沈めるなんて、尋常じゃなかったなあ。

                                                             

岩崎君、決勝の相手はちょっと掴みドコないようなとこある藤田敏明君なんだけど、

色んなタイプと試合してきた岩崎君の方に分があると思うんだよね。

                                                            

試合後、源君と話したんだけど、全く傷んでなくて、あれ一発だけだったんだよなあ。

本人スッキリしてて、経験の差っていうの感じてたみたいだったなあ。

                                                            

                                                           

☆溜田剛士君(ヨネクラ)×伊藤雅雪君(伴流)……Fe

4勝(3KO)0敗の18才・長野県と、4勝(2KO)0敗、20才・東京都。

                                                            

これもいい試合が予想された訳で、剛腕対華麗って感じの、とにかく無敗対決。

                                                         

1R、身長とリーチで圧倒してるイケメンボクサー伊藤君、とにかく左ジャブ速いなあ。

                                                          

ジャブの刺し合いでは勝負できない溜田君、武骨にノシノシ詰めて、

とにかく一発右クロス、ブチ込むチャンス、ひたすら狙ってんだわ。

                                                          

2R、伊藤君、相手の強打大警戒って感じで、相変わらず左主体のボクシングで、

それ下がりながらのこと多いもんで、明確なポイントにはなりにくいとこあるんだけど、

この回終了近くなって、右ストレートを4連発って大胆攻撃に出てたんだわ。

そういう攻撃、それまでなかったもんで、溜田君も対応できてなかったなあ。

やっぱり攻撃に変化付けるって大事なんだよなあ。

                                                           

溜田君の方は、相変わらずノッシノッシしながら、攻撃のきっかけ探してるね。

それにしても溜田君、相手のパンチ無理に避けようしてないで、平気で受けてるよ。

                                                         

3R、いよいよ溜田君の順番到来ってことで、始まって1分弱のとこだったかなあ、

詰め寄った瞬間に右ストレート炸裂させて、伊藤君から一発ダウンゲット。

                                                           

相当な当たり方だったんだけど、左目上一発カットされた伊藤君、

それでも再開後踏ん張り通して、溜田君追撃し切れずってことで……。

                                                          

4R、勝負の行方、微妙になっていって、で、更に荒れるかって思ってたんだけど、

意外なほど普通に終始して、結局、微妙な判定に持ち込まれてしまって、

38-37、37-38、38-38の1-1で、イーブンスコアのジャッジが溜田君に、

優勢点与えたもんで、戦績的には引き分けで、決勝進出は溜田君。

                                                            

伊藤君の左ショットの評価が分かれるとこだったと思うし、

適宜踏みとどまって、もう少し明確な攻勢見せた方が良かったんだよなあ。

                                                          

彼、とってもスタイリッシュなボクシング見せてくれるんだけど、

溜田君のような前進力の強い相手の場合に、どう対処するかが今後の課題だね。

                                                         

溜田君は次、千波丈二君との決勝戦で、壮絶な打ち合いが予想されるんだけど、

最終的にはより打たれ強い溜田君の方が征するんじゃないかって思ってるんだよね。

                                                          

                                                            

☆村田陽一君(上滝)×伊原健太君(三迫)……SFe

4勝3敗の26才・東京都と、5勝(3KO)0敗の19才・東京都。

                                                            

この試合、1Rだけ見たんだけど、村田陽一君のシンドさいきなり浮き出てしまって、

初めっから動きがまるで違ってるし、気持ちの差も大きいみたいで、

伊原君が倒すのは時間の問題って感じだったし、トイレにも行きたかったし離席。

                                                          

そう言えば12試合全部ぶっ通しなもんで、自分とかマスコミ関係とか、

間にトイレタイム欲しいとこで、一度頼んでみようかなあ。

                                                             

戻ってみたら、3R1分13秒、やっぱり伊原君のTKO勝ちだってね。

                                                                                                              

伊原君の決勝の相手は、あの尾川堅一君で、お互い2試合シード同士の、

6勝(4KO)0敗と5勝(4KO)0敗、KO率67%対80%なんだけど、

どう考えても、今回の東日本新人王決勝戦のベストマッチじゃないかなあ。

                                                             

で、どう考えるかなんだけど、伊原君の大仕掛けな懐深いボクシングに対しても、

尾川君の鋭い出入りと瞬殺右フックが、事を決するんじゃないかって思ってるんだわ。

                                                          

                                                             

☆本間愛登君(帝拳)×下薗亮太君(ワタナベ)……L

3勝(2KO)1敗の25才・新潟県と、5勝(1KO)0敗の27才・福岡県。

                                                            

この試合もレベル的に拮抗してるもんで、読みにくいとこあるんだけど、

本間君は大優勝候補だった大久保大騎君をTKOで下してるし、

下園君の方が組み合わせ的に恵まれた勝ち上がり方してるって思ってたもんで、

本間君有利かなあって感じだったんだけど、下園君試合ごとに自信付けてるしなあ。

                                                             

1R、相手がデカイもんで、下園君、距離詰めて中入って、ひたすらのショートブロー。

セコンドからは、右、右アッパーに気を付けろって、良く研究してんだわ。

                                                        

本間君、本来は距離取っての右クロス、接近しての右アッパーが全てなんだけど、

なかなかそういう場面訪れなくて、まずは相手入って来るとこにカウンター狙ってるね。

                                                            

2R、下園君、入り込んでのボディブローが抜群で、本間君、明らかに嫌がってるなあ。

                                                              

3R、本間君、相手にガチャガチャに掻き回されて、ロングクロスもショートアッパーも、

繰り出すチャンス全く無くて、ガツガツの中、右目上バッティングカット。

                                                            

それにしても、下園君のボディ狙い、それも特に右ボディ打ちに本間君、参ってて、

たまに、大きいの振り返すんだけど、体勢整わないままなもんで効果薄いなあ。

                                                            

4R、本間君、口開いて息上がってるんだけど、実は下園君の方もシンドクなってて、

それまで、フィジカルで優位にある相手に押し負けないように必死だったし、

いつの以上に必死の手数だったし、で、一気に消耗進んでて、もう大変なんだわ。

                                                           

ここまでポイント的には下園君ではあるんだけど、本間君も逆転目指して振り被って、

それ直撃受けたら、これ以上ない相手側の大騒ぎって事も充分あり得る訳で、

ヘロヘロになった下園君に対して、応援の仲間からは距離詰めろの一斉コールで、

結局、本間君のヘロヘロ度もかなりのとこまで進んでたもんで、

そのまま、ズルズル的な終了ゴング。

                                                            

思いの外離れたスコアの、40-36、40-37、39-38の3-0で、下園君。

                                                            

下園君、次は本間君と同じ帝拳の横山雄一君となんだけど、

同じくスタミナに問題残してるウルトラマン系のボクサーではあるんだけど、

本間君から色々レクチャー受けるだろうし、そもそも比較にならないほどの迫力で、

一気攻めしてきた時のパンチの全部が必殺系だから、今度はもっと大変で、

で、自分、正直言うと、横山君の方が優位だと思ってるんだよね。

                                                             

                                                              

それにしても昨日もちょっと書いたけど、老いぼれクサレ常連、この日もバカ丸出しで、

とにかく帝拳が嫌いなのか、他のジムに頑張れってことか、

聞いてる方には帝拳に対する悪意しか感じられないだけのレベル低いヤジで、

今までの長い人生、殆ど無駄じゃなかったのかって、薄っぺらな直情一本で、

面見たら、やっぱりバカっぽかったなあ。

対戦相手のジムの会長に向かって、勝ってるぞ勝ってるって大声出すもんで、

その会長、苦笑するしかなかったもんなあ。

                                                              

                                                          

☆菅沼卓君(川島)×橋元納君(金子)……SL

4勝0敗の22才・愛知県と、5勝3敗の28才・石川県。

                                                             

二人ともKO勝ちナシ同士で、そんなに迫力期待はできないんだけど、

テクニックはある同士なもんで、結構面白いって予想だったんだわ。

                                                           

菅沼君、トランクスの後ろに “I am somebody” って刺繍入れてるもんで、

取り敢えずのとこ、こっち応援ってことで……。

                                                            

1R、お互い、俺のジャブの方が凄いぜよっていうとっかかりだったんだけど、

スピードとタイミング圧してたのは菅沼君だったかなあ。

ただ彼、ちょっと余裕かまして、意味なくガード下げるのは良くないと思ったなあ。

                                                             

2R、こういう二人のような試合の場合、最終ラウンドまで見据えた上での、

ポイント取る上での作戦というか構想ってのが、とっても重要になると思うんだけど、

お互い、主導権譲らず点数付けにくい展開なんだわ。

                                                             

3R、元々二人、良く似たリズム感と攻めのパターンなもんで、

どういう形で決着するのかなあって見てたんだけど、この回半分ほどが過ぎた頃、

橋元君、突然攻勢に出たんだけど、一瞬の間で菅沼君、対応後手になってしまって、

流れ一気に橋元君に傾いてしまって、手数アップした相手に菅沼君、鼻血。

ホント、一瞬の出来事、集中力なんだよなあ。

                                                             

4R、菅沼君、インターバルでセコンドのアドバイスの一つ一つに、デカイ声で答えて、

気合い入れ直しての最終挽回ラウンドだったんだけど、

一旦できた流れを変えるのは、パンチ力のないボクサーにはとっても難しくて

最後の最後まで懸命に動いて、渾身のパンチ振るって、手数落ちなかったのは、

とてもエラかったんだけど、接近戦で巧く立ち回ってたのは橋元君の方だったなあ。

                                                           

結局、40-37、39-37×2の3-0で、橋元君っていうのは妥当だったね。

                                                           

決勝の相手は中澤将信君で、ちょっと雑なとこあるし、隙も沢山あるんだけど、

パンチ力は圧倒してるもんで、相当綿密な作戦が要ると思うなあ。

彼、とにかくタフだし、最終的には何とか勝ちを持ち込んでしまうっていう点で、

やっぱり中澤君が優勝するんじゃないかって思ってるんだけどね。

これまで戦ってきた相手も、中澤君の方がハードなメンバー多かったしね。

                                                           

                                                           

☆森戸拓哉君(ヨネクラ)×坂口幹治君(P堀口)……W

3勝(1KO)1敗の28才・栃木県と、1勝2敗1分の31才・神奈川県。

                                                             

昨日本人が言ってた通り、藤中周作君がこの試合見るために、

仕事先からスーツ姿で来てたね。

                                                            

どっちが勝ち上がって来ても大丈夫だと思うけどねって、彼には伝えてたんだけど、

とにかく二人とも雑過ぎなんだよなあ。

                                                             

攻撃も防御も、こりゃちょっと大変だぞおって感じで、

1R見てたら、坂口君、残念ながらいきなり時間の問題見えてきたもんで、

席離れたんだけど、結局、2R1分29秒、森戸君のTKO勝ちだってね。

                                                            

次、藤中君となんだけど、残念ながらとっても難しいんじゃないかなあ。

                                                           

                                                           

☆旭昇君(ヨネクラ)×佐々木左之介君(ワタナベ)……M

5勝(5KO)2敗1分の31才・神奈川県と、5勝(2KO)1敗の青森県。

                                                            

渡辺会長に聞かれて、ちょっと佐々木君厳しいと思いますって答えて、

後で、会長と佐々木君本人に謝ったんだけどね……。

                                                           

見たことある人は知ってると思うんだけど、旭君のパンチはホント半端じゃなくて、

一発でも直撃受けたら、即倒れてしまうし、それに彼、パンチ力だけじゃなくて、

このクラスにしては動きがとってもいいし、返し技とかも優秀だし、

遠いとこからは勿論、近い距離でも同じくらい強く打つことできるんだよね。

                                                              

一方の佐々木君は、ちょっとガサガサってしたとこあるし、

そりゃガタイ強いんだけど、それでも旭君には、ちょっとシンドイんじゃないかって、

そう思ってたもんで、タマゲテしまった訳で……。

                                                             

1R、旭君、やっぱり凄くて、返しの左フックとか右アッパーとか、

とにかくの剛腕なのに、細かい技も巧いんだよなあ。

                                                           

佐々木さん、相手が誰であろうと、とにかく自分のボクシングやるだけって感じ。

                                                             

2R、旭君、あのデカさで、小さく差し込むように打つのも得意なんだよなあ。

                                                          

それに比べて佐々木君、ちょっと振り大き過ぎないかあって感じだったんだけど、

それでも恐ろしい相手に全く怯まず、左右ボディガンガンだし、上下打ち分けてるし、

一気一気に攻めてるうちに、あれれ、旭君、ボディ効いてるんじゃないかって、

少し休みたがってるんじゃなっかって、流れが大きく変わっていったんだわ。

                                                           

3R、旭君、スピード明らかに落ちてるんだけど、それでもとにかく一発右を、

とにかく力込めた右を一発って一心に狙ってて、必死の大挽回しようとしてるね。

                                                              

佐々木君、結構強いのをまともに貰ってんだけど、何故かガクンともしなくて、

それはちょっと考えられないほどの打たれ強さなんだわ。

                                                            

4R、旭君、劣勢明白なもんで、この回、当然のような鬼の先制仕掛けで、

距離詰めたとこからいきなり4~5発連続的中させたんだわ。

                                                             

これは相当な強さだったし、今までこれで倒れなかった相手はいなかったんだけど、

佐々木君、どういう訳かここも耐え切ることできて、それ殆ど不思議な領域で、

それクリアしてからの反転攻勢、尋常じゃなくて、リング上は凄いことになったんだわ。

                                                           

旭君の顔面は何故か左の方が赤く腫れてて、佐々木君の方はまだ普通なんだわ。

                                                            

そして最後、気力と体力残ってたのは、やっぱり佐々木君の方で、

旭君、顔面張り飛ばされ、のけ反りながら逃げる一方になってしまって、

北側ロープに追い詰められたとこ、殆ど倒れる寸前のとこで終了ゴング。

                                                          

結局、40-35、40-36×2っていうパーフェクト3-0で、勿論佐々木君。

                                                         

35っていうのは、最終ラウンド、ほぼダウンと同等って判断なんだろうけど、

実は、この試合、終了の仕方にちょっと問題あって、

大差付いてたから、そのままスル―されたんだけど、

レフェリーが割って入った時は、まだ終了ゴング2秒前で、

ホールのデジタル表示も残り2秒から1るに変わった瞬間だったんだよね。

                                                             

だから、自分、てっきりTKOレフェリーストップエンドだって思ってて、

そう思ったのは自分だけじゃなかったみたいだったんだけど、

まあ、そういうこともあろうかと……。

                                                             

ドーム終わりが重なったこともあったし、渡辺会長ともちょっと話あったし、

佐々木君とも話したかったしって、結局ホール出たの10時半過ぎてたかなあ。

佐々木君って、スケールの大きい、話してて楽しい青年だったなあ。

                                                          

                                                          

                                                          

【本日のベスト3ボクサー】

                                               

① 岩崎悠輝君

② 佐々木左之介君

③ 村田智哉君

                                                    

                                                   

ドームではこの日、生保会社主催の小田和正のコンサートがあって、

その終わりとガチンコになってしまって、で、山のようなオバサンの群れとの遭遇。

みんな歩くの遅いんだわ。

                                                         

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