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2011年5月19日 (木)

後楽園ホール・5月18日

                                                         

デビューボクサーが、出場直前最後の仕上げ確認や、気持ち整えようとして、

ホールの階段や廊下でミット打ちするのを見るのがとっても好きで、

その音、ジムでの練習よりとってもよく響くもんで、ボクサーも気持ち良さそうだね。

                                                           

ミット音っていうのも沢山聞いてると、パンチのキレや強さに随分差があって、

今まで聞いた中で、一番凄かったのは、やっぱり内山高志さんかなあ。

                                                           

                                                            

昨日の試合パンフにはボクサー達の生年月日の記載ナシだったんだけど、 

ボクサーの年令っていうの、自分、結構知りたい情報なんだけどね。

                                                          

                                                                                                                     

☆保坂力君(新日本木村)×三谷雄造君(八王子中屋)

                        ………62.5㎏ 4R

0勝1分、東京都と、デビュー戦、広島県。

                                                          

1R、二人とも気合い溢れた立ち上がりだったんだけど、

二戦目とデビュー戦なもんで仕方ないのかも知れないけど、

SL級だとしても、二人とも、ちょっとスピード不足だったかなあ。

                                                            

お互い、力入り過ぎのせいか、保坂君、体から腕が離れて大振り過ぎだし、

三谷君もフック系は威力ありそうだけど、ストレート系のパンチが心もとない感じ。

                                                           

2R、相打ちの場面、パンチに威力あるのは明らかに三谷君の方で、

保坂君、ちょっとヤバイ感じが漂ってきたよ。

                                                           

3R、二人ともテクニック云々するレベルじゃなくて、

取り敢えずは負けん気前面のガツガツ攻勢が大事なんだけど、

お互い、そいうい気持ちは持ってるんだけど、スタミナ満々って訳じゃないもんで、

ちょっとダルダルした感じになってきたなあ。

三谷君が押し切ってしまいそうな流れだったんだけど、

保坂君、そこから気持ち入れ替えたみたいで、踏ん張る、踏ん張る。

                                                            

4R、消耗進んでるのは明らかに保坂君の方なんだけど、

負けたくないっていう気持ちで上回ってて、手数落ちない、減らないで、

結構微妙な判定に持ち込まれたんだわ。

                                                          

結局、39-38×2、38-39の2-1で、三谷君のデビュー勝ちだったんだけど、

正直、どっち転んでもアリっていう感じだったかなあ。

                                                          

                                                            

☆鈴木英樹君(横浜光)×加藤克弥君(オサム)……B 4R

デビュー戦、神奈川県と、デビュー戦、北海道。

                                                          

こんなにレベル高い4回戦デビュー同士の戦いっていうの、ホント久し振りで、

少なくともここ3年間の中では最高の二人だと思ったな。

                                                           

1R、二人とも、全ての項目で異常なほどの水準に達してて、

中途半端なB級ボクサーではとっても敵わないんじゃないかな。

                                                            

少し振り大きいけど威力十分なのは加藤君、

鈴木君は、ショート連打のスピード半端じゃないんだわ。

                                                           

2R、お互い、強い気持ちに溢れてて、序盤、鈴木君にいいのを打たれた加藤君、

それ取り戻そうって、プレス強めながらブンブン振り返して、

流れが傾きそうになったのをエライ気合いで食い止めてるんだわ。

                                                         

3R、更に攻勢強めてるのは加藤君の方で、鈴木君の上体の動きいいもんで、

なかなかクリーンヒットしないんだけど、押し気味、押し気味。

鈴木君、この回ちょっと見過ぎ、待ち過ぎかなあ。

                                                           

4R、お互い、ポイント拮抗してるの分かってるみたいだし、セコンドから激だし、

で、いきなり壮絶な殴り合いから始まって、二人とも目付き凄いことになってるし、

疲れてないはずないのに、双方全くスピード落ちないし、動きに緩み出て来ないし、

そんな中、マウスピース飛ばされたのは鈴木君の方で、

ここに至って、試合開始当初のスピード維持できてたのは加藤君で、

自分の中では、初めの二つは鈴木君、後半2ラウンドは加藤君ってことで、

シミジミ思い返してもイーブンだなって感じだったんだけど、

結局、39-38、38-39、38-38の1-1で、やっぱり引き分けだったんだわ。

                                                          

自分、将来のランカー、未来のチャンプのデビューに立ち会ったのかも知れないね。

                                                           

                                                         

☆根本真也君(セレス)×藤本匠君(石橋)……Fe 4R

デビュー戦、茨城県と、デビュー戦のサウスポー、東京都。

                                                           

1R、力のこもったデビュー同士で、いきなりのジャブ無し、万振り大乱闘で、

こりゃ当たったモン勝ちだなあって見てたんだけど、勢いで勝ってたのは根本君だね。

                                                         

2R、二人とも、1Rでの振り回し過ぎで、すっかり疲れてしまったか、

この回、急にダルダルになってきてしまったなあ。

                                                           

3R、お互いヘロヘロの中、まだ力込めたショットが打ててるのは根本君の方で、

藤本君、徐々に弱まってしまって、特にボディ打たれて、ホント、シンドそうで、

結局、青コーナーポストに追い詰められて、ドコドコ打ち込まれて腰折ったとこ、

2分52秒、レフェリーストップエンド。

                                                           

                                                            

☆中山友宏君(新日本木村)×堀口立君(T&T)……SFe 4R

1勝1敗、大阪府と、1勝(1KO)1分、北海道。

                                                        

中山君の方が、一回り以上体格デカイんだわ。

                                                          

1R、堀口君、とにかくプレスかけて接近しなければ何にも始まんなくて、

それほど二人の体格差、リーチ差あるんだけど、いい詰めしてるんだわ。

中山君、長髪バッサバサなんだけど、遠いとこから鋭いストレート打ち込んでるね。

                                                           

2R、中山君、変に上手にあしらおうとすると危ないぞおって、

それほど、堀口君の寄りからの左右フックの強振、気持ちこもってたんだけど、

始まってすぐ20秒ほどのとこで、案の定、やや簡単に堀口君の右貰ってしまって、

中山君、南東ニュートラル近くでダウン。

                                                           

ただ、そこから更にの急展開で、勢い付いた堀口君が決めにかかるとこ、

今度は中山君が右のいいのを打ち込んで、堀口君思わず倒れそうになってしまって、

南ロープ掴んで何とか踏ん張ってって、ガラッと流れ変りそうになったんだけど、

その後一気の接近戦に突入したら、やっぱりそれは堀口君の得意の土俵な訳で、

ショートブロー合戦になると中山君の勝ち目薄くて、シンドさが浮き出てしまって、

結局、2分39秒、手止まって防戦一方になったとこでレフェリーストップエンド。

                                                             

堀口君、横断幕に書いてあったけど、この後、本厚木で祝勝会らしいね。

                                                              

                                                           

☆木村基君(横浜光)×久野伸弘君(オサム)……SB 4R

1勝(1KO)1敗、山形県と、2勝(2KO)1敗、埼玉県。

                                                            

1R、久野君、芯の太いボクシングするし、木村君も左手の使い方とっても巧いし、

二人とも小気味のいい打ち合いしてるね。

                                                          

2R、始まって30秒のとこ、二人のパンチが2~3発交差した時、

久野君の右ショート直撃して、木村君、南東ニュートラル近くで、ダウン。

                                                           

大ダメージではなくて、思わず右膝、右手がマットに着いてしまったんだけど、

そこからの久野君の追撃凄まじくて、木村君の立て直し許さなくて、

結局、0分50秒、レフェリーストップとセコンドタオル投入がほぼ同時のTKOエンド。

あっという間だったけど、二人とも水準以上のボクサーだったよ。

                                                           

                                                          

☆小池博之君(新日本カスガ)×高橋冨一君(石橋)……Fe 4R

1勝2敗1分、長野県と、1勝2敗、東京都。

                                                          

ここまで、6試合連続の4回戦だったんだけど、全くの外れナシだったんだわ。

                                                           

1R、下半身の太さの差がそのまま全体の体格差に出てて、

上背で10㎝以上、二回りほど高橋君の方がデカイんだわ。                                                             

小池君、ガード固めて背中丸めるもんで、更に的小さい小さいで、高橋君、大変。

とにかく、距離の取り合いが全てっていう感じなんだわ。

                                                           

2R、この試合の勝敗で、どっちかが2勝2敗、もう片っぽが1勝3敗になるんだけど、

これはもうエライ違いな訳で、負けた方がイーブンに戻すのには、

この後2連勝が必要になるもんで、で、二人とも必死な訳で……。

                                                             

その気持ちがより強く前面に出てるのは小池君の方で、

ちょっと仕掛け遅過ぎの高橋君より、一生懸命さが印象に残るんだわ。

                                                          

3R、高橋君、行く気見せた時は相当鋭いんだけど、ちょっと休み休みで、

小さい相手に終始押し込まれてて、距離完璧相手に取られてるんだわ。

                                                            

4R、自分の中では、高橋君、やや不利って感じだったんだけど、

彼、相変わらず動きに変化なくて、相手に合わせ過ぎのボクシングのまま終了ゴング。                                                         

結局、39-38、38-38×2の1-0で、小池君なんだけど、勿論ドロー。

                                                          

二人ともイーブンにするチャンスは次回に繰り越したんだけど、

高橋君、体格恵まれてるし、一気の連打も迫力あるんだから、

次回、休み休みさえしなければ、問題ないと思うけどなあ。

                                                            

                                                             

☆胡朋宏さん(横浜光)×相澤健治君(オサム)……73㎏ 6R

7勝(7KO)1敗のランク3位、兵庫県と、6勝(1KO)8敗、宮城県。

                                                           

胡さん、本来なら去年の最強後楽園に勝って、淵上誠さんとタイトル戦だったのに、

その去年9月、氏家福太郎さんに倒されてしまってからの復帰初戦。

                                                           

ってことで、彼、どう考えても横浜光の重量級期待の大エースなもんで、

ここはどうしても負けさす訳にはいかないって、そういう恐ろしく楽なマッチメイクで、

そもそもランク3位が、負け越し1KO相手の6回戦だし、

問題は、どういう勝ち方するかってことだったんだわさ。

                                                           

胡さん、ああ見えて、とってもシャイというか、ハート細やか過ぎるとこあって、

自分のペース崩されると、まだちょっと不安覗くとこあるんだけど、

この日の相手クラスなら、やっぱり思う通りの進行が叶って、

4R、1分5秒、それまで結構なやり放題ボクシングができた結果のTKO勝ち。

                                                           

胡さん、8ヶ月振りだし、やっぱり立ち上がり少し硬かったんだけど、

以前より、ディフェンス意識強く持ってるみたいだし、元々当て勘は頭抜けてるもんで、

2Rに右のタイミング合わせてからは、全く危なげなかったんだけど、

ちょっと顔面狙い過ぎで、上下のコンビネーションには課題残した感じで、

技師、テンタクルス淵上さん相手だと、かなり苦しむかも知れないと思ったなあ。

                                                          

一方の相澤君、ジャパニーズ・ワンワンなのは間違いなかったんだけど、

最後、右目殆ど塞がってはしまったんだけど、ヘナヘナってはならないで、

強い気持ち維持してたのは好感持てて、もう少し上体揺すって、相手のボディ狙えば、

少しは光明見えたんじゃないかなあって思ったな。

                                                          

                                                          

この後のセミファイナル、池原繫尊さんだったんだけど、

相手、KO率1割ほどしかない勝ち負け均衡したタイ人だったもんで、

1Rだけ見て、なるほどねってことで、休憩タイムゲット。

後で聞いたら、5Rか6RTKO勝ちってことで、意外に長引いたね。

                                                           

                                                         

☆赤穂亮さん(横浜光)×フレッド・マンドラビー(オーストラリア)

                     ………OPBF SF タイトル戦

15勝(9KO)2分のOPBF1位、日本1位、栃木県と、

12勝(6KO)1分のOPBF2位、国内チャンピオン。

                                                           

これはもう、二人の格付けからいってもガチガチの一戦で、

相手のこと全く知らないもんで、ドキドキ感も煽られたんだわ。

                                                           

1R、マンドラビーの戦績とランキングに偽りなくて、なかなか細かく鋭く動くし、

左のリードブローなんか、スピードだけじゃない威力感じさせるんだわ。

                                                            

赤穂さん、当然の如く、ちょっと様子見加減のスタートだったんだけど、

始まって40秒、リング中央でいきなりの左フック一閃させて、

マンドラビーからダウンゲット。

                                                          

立ち上がったマンドラビー、実はそれ程のダメージ残してなくて、

相手のパンチの強さに明らかに警戒しながらも、何とか立て直してるね。

赤穂さんも、ムチャ振り一気追撃の荒技には出なくて、正解、正解。

                                                           

2R、赤穂さん、反応系優秀なもんで、頭の大きさには随分差あるんだけど、

マンドラビーの鋭いジャブ、なかなか当てさせないね。

                                                            

そのマンドラビーなんだけど、ちょっと肘打ちやってないかあ。

頭もぶつけてくるしで、ちょっと赤穂さん、イラッとしたみたいで、

この辺から振り巾大きくなっていってるし、力の込め方増してったんだわ。

                                                        

3R、マンドラビー、コンビネーションも綺麗に打つし、返しのタイミングも良くて、

徐々に本領発揮かなってとこ、相手がスタイリッシュにやってくるとこ、

赤穂さん、待ってましたのパワー系ボクシング全開の一気攻勢かけて、

まず、北西ニュートラル付近で右フック直撃させた後、追い足鋭く、残り11秒、

西ロープに詰めながら、右、左右って見事な打ち込みで、二回目のダウンゲット。

                                                            

4R、マンドラビーも流石で、まだ勝負投げてなくて、明らかにガード高くしつつ、

かつ頭低くして、おお、それは恐怖のバッティング大作戦じゃんかってことで、

赤穂さん、右目上ヒットカットってことだったんだけど、

自分にはバッティングとしか見えなかったんだけどね。

                                                           

それでも、マンドラビーのパンチも半端じゃないもんで、これまで幾つか貰った分と、

肘打ちとバッティングの分も上乗せされて、赤穂さんも赤く腫れてきてるんだよね。

                                                          

5R、この時点までで、マンドラビーの怖さは殆ど失せてて、

赤穂さん、この後どう始末するんだろなあってのが興味の行方になってたんだけど、

1分過ぎ、2~3発かすらせた後、相手が腰折るとこ、最後は右ショート打ち下ろして、

この日三度目のダウンゲットで、そのまた30秒後、今度は赤コーナーに押し込んで、

またもや強烈左右ブチ込んで、しゃがみ込みダウンゲットは都合4回目。

                                                          

ここまで来ると、マンドラビー、もう逃げる一方しか手はないし、

相手のセコンドも “Oh、No!” 状態で、いよいよ終幕が訪れて来たんだわ。

                                                             

って思ってた5R終了時点、結局、マンドラビー棄権ってことで、ジ・エンド。

                                                         

赤穂さん、ハワイアンみたいに肌焼いて、リング入りからギラギラしてたよなあ。

                                                         

それにしても横浜光ジム、これはって思ったボクサーの育て方上手いよなあ。

                                                             

                                                           

途中で、八王子中屋ジムの会長さんと話させて貰って、

仁人さんとか野崎さんとか、メキシコで頑張ってるみたいだね。

一度メールしてみようかなあ。

                                                         

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