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2011年4月 3日 (日)

後楽園ホール・4月2日(昼)

                                                        

荒井遼晴さん、ケガして試合出来なくて、3月度ランキングから姿消したんだけど、

仕事辞めて1ヶ月の予定で、登録ボランティアで単身東北へ乗り込みしたんだってさ。

                                                          

彼、不器用って思われるほどの一本気、自分の直感だけで動くタイプで、

ああいう風に生きられたらいいよなあって……、そおかあ、東北行ったのかあ。

                                                          

                                                           

そう言えば、角海老ジムも募金だけじゃなくて、

被災地に下着とか靴下、それと例の “海老T” 、数百枚づつ送ったんだってね。

                                                          

                                                         

こういうのは初めてだったんだけど、一日二回興行ってのは、やっぱ疲れるね。

                                                       

案の定、ホール、ガーラガラで、第一試合始まった時、東板席4名、西板席は0名。

そりゃそうだろなあ、同じボクシング見るんだったら、

どう考えても、夜の部のトリプルタイトル戦だよなあ……。

                                                       

                                                        

自分、意地で後楽園完全制覇狙ってる訳でもなくて、

久し振りの藤中周作君と、3連敗中で崖っぷちの藤井龍二君、それと、

滅多に見られないヘビー級の試合が目当てだったんだけど、

元々は、3月15日に組まれてた興行の代替開催だったんだよね。

                                                          

そしたら、いきなり宮崎辰也君とバッタリで、6月に試合決まったんだってさ。

自分の中では、彼、去年の新人王トーナメントの絶対優勝候補だったんだけど、

練習中のケガで、残念な準決勝敗退だったんだけど、9ヶ月振りに復帰なんだわ。

                                                         

今度の相手もちょっと似たような境遇のボクサーなんだけど、

二人とも、対戦相手見付けにくいほどオッソロシイボクシングするから、

物凄い試合になると思うなあ、ヘタなタイトル戦の300倍以上面白いと思うよ。

                                                         

その宮崎君、ちょっとおかしいとこあって、この間の大地震、

昼寝してて気が付かなかったって言うんだけど、信じられる?

11日のホールのボクシング見るつもりで駅行ったら電車止まってて、

それで初めて分かったんですわあって笑ってたけど、君、色々な神経大丈夫かあ?

                                                         

                                                         

◆松山和樹君(山上)×渡部真弓君(MT)……L 4R

0勝2敗の24才・青森県と、0勝2敗の31才・秋田県。

                                                          

未勝利馬の中には、キッカケ掴めず、怪物馬が隠れてること時折あるんだけど、

残念、この二人はそんなことなくて、バランスとかリズム感全く無いし、

どこがどおって表現し難いとこあって、まずは見ててとっても危な過ぎで、

結局、3R1分42秒、松山君のTKO勝ちだったんだけどね……。

                                                           

                                                         

◆藤中充紀君(金子)×マンモス植田君(新田)……H 4R

0勝2敗の25才・宮崎県と、0勝1敗の30才・茨城県。

                                                          

藤中君、この後の周作君の兄ちゃんで、結構締まった体してんだよね。

植田君は、見たまんま、全く減量してないようなナチュラルヘビー。

                                                         

1R、ゴング鳴って動き始めた途端、二人とも、体波打ってて凄いんだよお。

鉄砲みたいなストレートと、張り手フックで、別世界のボクシングだし、

とにかく、バスンバスンって音派手だし、これはこれでなかなか面白いんだわさ。

                                                         

2R、ボディブロー打ってもバシンって音しなくて、ボムッて脂肪に食い込むようだし…。

                                                          

3R、植田君、左ジャブ上手いこと打つんだけど、そこからの繋がり良くなくて、

藤中君の、より形になってる左右の強打にポイントさらわれてるなあ。

                                                             

それにしても、二人とも耐える力は充分あるんだけど、

どういうもんか、倒す力には欠けてるもんで、打ってる割には効果出ないんだわ。

                                                           

4R、植田君、スタミナはあるんだけど、手先だけのボクシングなもんで辛いよなあ。

                                                         

藤中兄ちゃんも大分疲れてきたみたいで、息整えながらの間欠泉的攻撃なんだけど、

より見栄えのいいパンチで圧倒してて、持ってるモノ一応全部出したと思うな。

                                                         

結局、40-36、39-38×2の3-0で、藤中兄ちゃん勝ったんだけど、

手数と有効打の判断の分かれ目みたいなスコアだったな。

彼、物凄く嬉しそうだったよ。

                                                        

                                                         

◆藤中周作君(金子)×不死鳥宮川君(野口)……W 4R

3勝(2KO)1敗1分の24才・宮崎県と、3勝(1KO)4敗の24才・千葉県。

                                                        

藤中君、去年の新人王トーナメントの優勝候補の一人だったんだけど、

輪島大千君に判定負けして以来、ケガもあったしのほぼ6カ月振りのリング。

                                                           

1R、動きのバランスとか、パンチの軌道とか圧倒いいのはやっぱり藤中君。

宮川君、ガチャガチャ掻き込む様なパンチなんだけど、結構当て勘良くて、

っていうより、藤中君、ちょっとディフェンス問題あるかなあ。

                                                            

それでも半ば以降、ボディブロー含めてコンビネーションブローが決まりだして、

藤中君、きっちりペース掴んだみたいだね。

                                                          

2R、残り15秒ほどのとこで、体寄せ合ったとこで藤中君、

右ショートアッパー4連発させたら、宮川君、思わず膝カックン。

                                                            

それにしても藤中君も、相手の結構雑なパンチ貰い過ぎで、体振らないし、

打ち終わりにフッと気抜くようなとこあって、ああいうのは危ないんだけどなあ。

                                                           

3~4R、藤中君、ホントは一方的に決着させことできるはずなのに、

打ち終わりに気抜くような癖最後まで修正できなくて、不用意に当てられ過ぎで、

まあ、半年振りの実戦で仕方なかったのかも知れないけどね。

彼、攻撃する時の動きは頭抜けてるから、次回のテーマ、ディフェンスってことで……。

                                                        

結局、藤中君の40-37、39-38×2の3-0勝ちだったんだけど、

兄ちゃんの試合と同じ様に、評価の分かれるような試合だったんだわ。

                                                          

                                                         

◆大原康明君(金子)×藤井龍二君(角海老)……SF 8R

8勝(1KO)4敗1分の27才・東京都と、8勝(4KO)4敗2分の30才・福岡県。

                                                          

大原君、元気の出にくい、渋いとうか珍しい入場曲だったなあ。

                                                           

藤井君、キューピー金沢君との再戦に負けた後、

遠藤一充さん、宮森卓也君っていうハードなメンバーに破れて、ここまで3連敗中で、

ここでまたっていうことになると、いよいよ判断迫られるってとこで、

こういう試合っていうのは、ホント、見てる方が緊張するんだよね。

                                                           

1R、藤井君、器用な方ではないんだけど、当たると衝撃度強いパンチ持ってて、

結構意表突くような試合するんだよね。

この日はいつもよりガード固めて、ちょっと肘絞り過ぎじゃないのってほど固めて、

慎重、慎重な滑り出し。

                                                         

相手の大原君も、藤井君と同じ様な、基本2勝1敗ペースのボクサーなんだけど、

出足が遅いというか、この日気持ちに前向きさちょっと欠けてるみたいな動きで、

藤井君のセコンドから、相手前へ出て来ないよ、打って来ないよおって声飛んでるね。

                                                           

藤井君、少し腕の引き甘いとこあるし、打ち終わりの姿勢も要注意なんだけど、

この日の相手、合わせようとはしてるみたいなんだけど、合わせられなくて、

何か絶対スピード足りてないもんで、藤井君、いけるんじゃないのって感じ。

                                                            

残り1分強辺り、西側ロープ近く、青コーナー寄りのとこで、

相手の腕振りに合わせた、藤井君の右クロス、見事な直撃で、スットンダウンゲット。

                                                           

何とか立ち上がった大原君なんだけど、ここぞの追撃交わしきれなくて、

残り10秒ほどのとこ、手止まって反撃不能になったとこで、レフェリーストップエンド。

                                                        

2分50秒、藤井君、崖っぷちの気持ちでもぎ取った試合だったね。

後で通路で会った時、嬉しそうにしてたよなあ。

                                                          

                                                         

◆後藤俊光君(金子)×木村毅君(緑)……Fe 8R

8勝(3KO)7敗1分のサウスポー、28才・長野県と、

10勝(2KO)6敗4分の29才・岐阜県。

                                                         

木村君、例の斉藤司さんに唯一の黒星付けたボクサーなんだよね。

                                                          

1R、二人とも良く似たスピードとリズム感なんだわ。

木村君、ストレートがちょっと押すような感じなんだけど、なかなか当て勘いいね。

                                                           

2R、後藤君、パンチは強いんだけど、連打の効かないボクシングで、

徐々に手数で圧倒され始めて、スピードも落ち始めたなあ。

                                                          

3R、後藤君、やっぱり単調で……。

                                                          

4R、二人とも何かタル―いモードに入ってしまって、まとまりもスリルも無くなって、

振ってる割には、ぺトぺト効きの良くないパンチの連続で、ダルークなってきて、

最後まで絶対こんな調子なんだろなって思った途端眠くなってしまって、

仕方なくコーヒータイム突入。

                                                         

結局、78-74、78-75、77-76の3-0で、

木村君の勝ちっていうのは、後で知ったんだわ。

                                                         

                                                          

◆山川和風さん(金子)×西禄朋さん(新田)……68㎏ 8R

10勝(2KO)5敗1分のランク10位、28才・岐阜県と、

7勝(3KO)7敗1分のランク9位、31才・神奈川県。

                                                            

スッキリ系イケメン同士、白フードコートと黒フードコートの戦い。

                                                           

1R、やっぱりランカー同士の試合は違うなあって感じで始まって、

西さん、左リード主体にリズム掴もうとしてるんだけど、今日もディフェンスちょい甘。

一方の山川さん、相手の動き見極めながら、合わせるタイミング測ってるみたいね。

                                                          

2R、半分過ぎ、西さん、サウスポーチェンジしたんだけど、また元に戻す時、

バランスとリズム壊してしまって、そこ、山川さんに付け込まれてんだわ。

                                                          

3R、二人とも、このクラスにしては驚くほどのパンチ力不足なもんで、

危険度の高い打ち合いにはならないんだけど、山川さん、ボディブローに活路。

                                                         

4R、ここに至って、そういうのがやりたいのって感じで、頭くっつけ合って、

ゴニョゴニョやりだして、もう疲れてしまったかのダラダラ大作戦。

                                                           

5R、極端なスピード不足、二人同時にやってきて、力込め切れてないパンチ延々で、

究極のスタミナ勝負の消耗戦に突入したんだけど、

それまでそんなに動きまわってたっていう印象も無かったんだけどなあ。

                                                          

6R、山川さん、右目上と眉間をヒットカット。

                                                       

7R、折れない心の強さは感じたんだけど、お互いあんだけ当てられまくってるもんで、

こっちは段々心配になってきて、きついの一発ガツンと殴られるより、

コツコツ、チョンチョン、軽いのを延々喰らう方が変なダメージ残りやすいから、

もう、そっちの方が心配で、心配で……。

                                                           

8R、かなり消耗進んでるとこ、顔面直撃しても、グラッともしない不思議なパンチ、

劇的展開起こり難い同士だったもんで、印象点の行方みたいになったんだけど、

結局、78-76、77-76、76-79ってジャッジも途方に暮れたみたいで、

とにかく、山川さんの2-1勝ちだったんだけど、疲れたなあ。

                                                            

                                                           

この後は、清水智信さんの調整試合だったもんで、帰ろうとしてたら、

またもや宮崎辰也君とバッタリで、今度は顔はハッキリ憶えてるんだけど、

名前が出て来ないデカボクサーと一緒で、

斉藤信君って言うんだけど、それ宮崎君から教えて貰ったんだけど、

何と彼もこのブログ読んでくれてるみたいなんだよね。

                                                         

斉藤君、正直、必ずしも超強豪って訳じゃないんだけど、セレスジムのボクサーで、

いつも気持ち溢れたワクワクするいい試合するもんで、記憶に残ってるんだけど、

今度の新人王戦のウェルター級の初戦、ベルジェール・ジョナサンとなんだわ。

                                                         

俺、負けるって予想ですかあってニヤニヤ顔で絡んで来るもんで、

流れで、それじゃ缶コーヒー賭けようってことになって、勝負は5月7日なんだわさ。

                                                       

折角だからってことになって、3人並んで清水さん見ることになったんだけど、

これがまあ、予想以上の試合で、ああいう調整試合なら何回見てもいいなあ。

                                                           

                                                          

◆清水智信さん(金子)×ナンチャラ・ナンチャラ(タイ)……F 8R

17勝(8KO)3敗1分のWBA3位、WBC8位、29才・福井県と、……。

                                                       

殆ど、誰かのスパー見るような感じの気楽な観戦で始まったんだけど、

清水さん、こういう機会でも無駄にしないで、実戦感覚呼び戻しながら、

ラウンドごとにテーマ作って、考えながらやってるもんで驚いたなあ。

                                                            

1R、右のボディストレート2発ばかりを終盤に打ち込んだんだけど、

それまでは終始左手一本。

どれだけ早く打てるか、どれだけ強く打てるか、どれだけ緩急と角度付けられるか、

もう色々考え尽した左一本で、それだけでも見応え充分だったなあ。

                                                            

こういう組み合わせの場合、格下の相手に全力一気にガーッと攻め込んで、

2Rくらいまでにブチ倒して、流石おいらの○○君は強いなあって応援団満足させる、

っていうのがお約束のパターンなんだけど、

清水さん、リナレスや亀海さんがスパーリングの時やってる様な事、

ラウンドごとに確かめ確かめやってて、ちょっと感動したなあ。

                                                         

結局4R始まってすぐ、もういいんじゃないってストップしたんだけど、

ラウンド進むにつれ、テーマ追加してるみたいで、ホント面白くて、

バランスに気配りながら、徐々にコンビネーションブロー足してったんだわ。

                                                         

清水さん、元々構えた時の立ち姿、とっても美しくてウットリものなんだけど、

強いんだけど柔らかい上体してて、思いっ切りの強振してもバランス崩さないし、

防御と攻撃一体化させようとするとこ垣間見えるし、いいんだよなあ。

                                                           

内藤大助さんとの一戦で、最後一瞬気抜いたとこ攻め込まれて残念だったんだけど、

あの頃より今の方が、格段に、圧倒、断然、飛躍的に強くなってると思うんだよね。

年令的なこともあるし、清水さんが火花散らすとこ、是非見たいよなあ。

                                                          

                                                            

この日は、夕方からも試合組まれてたもんで、3時間ほどの空きあったんだけど、

一度家へ帰るってのも面倒だしって、取り敢えずユックリ目の食事して、

競馬新聞買って、ドーム周辺散歩、散歩しながら、

暖かい日差しの中で日曜の予想したんだわさ。

                                                            

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