« 後楽園ホール・4月2日(昼) | トップページ | 後楽園ホール・4月4日 »

2011年4月 3日 (日)

後楽園ホール・4月2日(夜)

                                                         この日の試合、4月9日(土)の13時から16時までG+で放映するって、

日テレの人が言ってたけど、絶対見ておいた方がいいと思うなあ。

                                                           

八重樫さんの巧さも光ってたけど、岡田さんと阪東ヒーローさんの戦い、

特に、阪東さんの頑張り方、ホント尋常じゃなかったからね、4月9日だよ。

                                                       

                                                           

◆永吉健志郎君(ワタナベ)×山崎道広君(国分寺サイトー)

                              ………B 4R

0勝1敗の24才・鹿児島県と、0勝1敗の19才・東京都。

                                                          

1R、二人とも、上体硬くて、ちょっとガキゴキしたボクシングだったんだけど、

初勝利目指して飛ばしてたなあ。

                                                                

ただ、常に先に仕掛けていってたのは永吉君の方で、リング中央ガツゴツやる中、

残り45秒辺り、右ストレート見事に直撃させて、山崎君からダウンゲット。

                                                         

何とか立ち上がった山崎君に、永吉君、即の追撃かけることできて、

2分34秒、再度のダウン奪ってTKO勝ち。

                                                         

                                                         

◆渡部拓央君(ワタナベ)×林達也君(本多)……SF 4R

0勝3敗1分の24才・山形県と、デビュー戦の19才・千葉県。

                                                            

1R、林君、リーチあるけど手遅いもんで、渡部君、中に入ってガチャガチャやれば、

今日は何とか初勝利って感じのスタートだったんだわ。

                                                         

2R、体接近した時、あと2~3発余計に打てばいいのに、

渡部君、手止めるのちょっと早過ぎで、攻勢かけてる印象作り切れないんだわ。

                                                             

3R、渡部君、手数圧倒してるんだけど、有効打には見えにくくて、

林君のたまーのショットの方が見てくれいいのかも知れないなあ。

                                                           

4R、二人ともいよいよのグズグズ戦になっていったんだけど、

気持ち残してたのは渡部君の方だったし、難しい判定だったけど、

4回戦の場合、前向きの姿勢評価してくれる傾向強いからなあって思ってたら、

そうはいかなくて、40-38、39-37、39-38の3-0で、林君だと。

                                                             

渡部君の周囲、エエーッて感じだったんだけど、本人もガックリで……。

渡部君、悔しかったら勝つまでやりなよ。

そして次は、相手に取り付いたとこで、もう少し我慢してかき回すといいよ。

                                                         

                                                         

◆伯耆良之君(ワタナベ)×鎌内良太君(国分寺サイトー)

                             ………SF 6R

4勝5敗のサウスポー、27才・神奈川県と、4勝(2KO)2敗の24才・東京都。

                                                          

伯耆君のセコンドに冨山浩之介さん混じってるよ。

                                                           

1R、鎌内君、トランクス緩くて、ズルーッて下がるの気になって、気になって……。

                                                       

2R、残り45秒、それまで伯耆君、相手赤コーナー近くに追い詰めてたのに、

アゴ上がってガード下がったとこ、ボコン一発喰らってしまって、ダウン。

                                                            

3R、鎌内君、基本相手からのきっかけ待ちボクシングだし、

伯耆君の方も、狙い過ぎというか、無駄弾打ちたくないのか、とにかく見過ぎで、

もう少しお互い、流れの中からチャンス作るというか、探すこと必要だと思うけどなあ。

それでも、伯耆君、最後の30秒とってもいい攻撃できて、大分挽回できてるね。

                                                       

4R、また悪い流れ到来して、勿体ないなあ伯耆君、攻撃ブツブツ途切れるし、

鎌内君は、とにかく手数少な過ぎなんだわ。

                                                                                                                 

で、残念ながらこれ以降、二人とも、ガムシャラさとか気持ちの強さ、

全く見えて来なくて、勿論テクニックないし、どうということもないまま6R終了ゴング。

                                                             

58-56、57-57×2っていうスコアがどうなんだか、とにかくのドロー劇。

                                                           

                                                            

◆原隆二さん(大橋)×キッテ・ナンチャラ(タイ)……48㎏ 8R

6勝(4KO)0敗のランク7位、20才・静岡県と、……。

                                                         

原さんには、まだそんな余裕ないだろうから、

この日の昼の部興行での清水智信さんのようにはいかなくて、

この上なく、非常に詰まんない試合になるだろうって思ってたら、ホントその通りで、

1R、1分20秒、そんなに大袈裟に倒れることないだろうって程の大ダウンエンド。

                                                         

それでも田舎風の酔っぱらったオジサン達、大喜びだったもんなあ。

                                                        

                                                          

◆岡田誠一さん(大橋)×阪東ヒーローさん(フォーラムS)

                      ………日本SFe タイトル戦

13勝(8KO)1敗のチャンピオン、28才・神奈川県と、

22勝(9KO)10敗7分のランク1位、30才・愛媛県。

                                                          

阪東さん、13年目でこれが40戦目って凄いよなあ。

岡田さんより7年も長いことプロボクサーやってんだからね。

                                                          

阪東さん、凄いって思うのは、長くやっててもダレ疲れしたような感じ全く無くて、

いつも新鮮な気持ち溢れさせてリングインして来るとこだと思うんだよね。

                                                             

岡田さん、ホント、強いの打つから、阪東さんシンドイだろなあって思ってたんだけど、

岡田さんも、三浦隆司さんとか福原力也さんとの試合見てると、

何か決めきれないようなとこあって、それ、パンチの緩急不足だと思ってんだけど、

やったり取ったりの交互打撃の単調戦になったら、波乱もあり得るんだよね。

                                                          

1R、お互い、もう少し距離置いたとこから、ユックリ始めると思ってたもんで、

いきなり危険なほどの近さから始めたもんで、驚いたなあ。

                                                            

どっちも届くような危ない距離、どっちが耐えきれるかっていう根性比べみたいで、

初っ端から凄いことになっていったんだわ。

                                                          

2R、岡田さん、フェイントに相手がどう反応するかって確かめてるようなとこあって、

その動きのタイミング見測るようなとこあったんだけど、半分ほどが過ぎた頃、

セキ切ったような攻撃開始で、あれは迫力あったなあ。

                                                         

一方の阪東さんも、ちょとノールック的な左右フックがとっても良くて、

このラウンド終わった時、顔赤くなってたのは、却って岡田さんの方だったもんなあ。                                                          

それにしても、岡田さんの左ダブルは超凄だったなあ。

                                                            

3R、瞬間瞬間の動きの速さ、やっぱり岡田さん圧倒してたんだけど、

この回、鋭い踏み込みからのいきなりの左ボディブローが極上の喰い込みで、

この試合、この瞬間から一気に流れは岡田さんに傾いたんだわ。

全ては、このボディショットだったんだよなあ。

この後、それ何回も何回も繰り返されたもんで、阪東さん、

段々、両肘絞り加減になってしまったんだわ。

                                                        

4R、首捩じり上げられるような右アッパー、まともにアゴに喰らった直後、

今度は被せるような右打ち込まれて、阪東さん、堪え切れず前のめりダウン。

                                                         

決着見えてきたかと思ってたら、でもそこから阪東さん、踏ん張る、踏ん張るんだわ。

                                                         

それでも、流れはもう圧倒岡田さんなわけで、もうそれ変えようもなくて、

バスンバスン、音立てて打ち込まれるボディブロー、ますます容赦ないし、

阪東さん、体寄せ合うと手を余すようになってしまってるし、

岡田さん、ショートブロー超絶巧くて、アッパー、フック、色んな所に打ち分けるんだわ。

                                                            

ボディ効いてるもんで、そっちカバーすると、間違いなく上狙われるし、

その逆も変り番こに繰り返されるもんで、もう手施しようないんだけど、

それでも阪東さん、いいの打たれれば打たれるほど、

却って力振り絞った思いっきりの反撃していって、ホント、男なんだよなあ。

                                                          

5R、阪東さんのダメージ、もう歴然で、鼻血と口の中の血入り混じった塊、

べトッて飛ぶし、もう顔じゅう真っ赤なんだわ。

                                                          

それでも、レフェリーが顔覗き込むと、阪東さん、またもやの渾身攻撃仕掛けてって、

バカヤロー、止めんじゃねーぜって感じだし、

体緩んでしまってバランス崩してるのに、何て根性してんだろね。

                                                            

6R、強烈アッパーでアゴ跳ね上げられ、その上、何度も何度もボディ打ち込まれ、

なぎ倒すような右フックで横殴りされて、何度も何度もグラッとしながらも、阪東さん、

どこまで心折れないのかって踏ん張り方、もう驚異的で、

岡田さんの応援団からも、アイツ凄いなって感動さらっていったんだわ。

                                                             

7R、阪東さん、もはや相手を押し戻す力も無くなってて、

押し込まれるまま、ロープ際でいいようにされるの見てたら、

岡田さん、もうGO!だよ、早目に楽にさせてあげなよってなって、

阪東さん、もう分かったよ、あんたはやれるとこまで全力尽くしたんだから、

キッカケ貰ってストップにしようよってなったんだけど、

そういうコンセンサス、あの場にいた全ての人の中にあったと思うんだけど、

岡田さんは、ちゃんとやってるのに、阪東さん、いよいよだなってとこから、

また力振り絞って打ち返すもんで、何度も何度も台無しにするんだわ。

                                                             

8R、どれだけ打ち込まれても絶対倒れないって、阪東さん、決めたみたいで、

岡田さんの方が、却って何か途方に暮れてるみたいだったなあ。

                                                            

9R、セコンドのケアにも関わらず、ゴング鳴ってコーナー離れた時から、

阪東さん、もう既に顔じゅう血だらけになってて、

こりゃいくらなんでもって感じだったんだけど、始まってすぐ、軽く当たったとこで、

流石に、やっとのストップエンドで、自分も解放された様な気分だったんだわ。                                                          

あれだけ頑張り通せるボクサーってのは見たことないなあ。

                                                        

自分、気持ち入り過ぎかも知れないけど、みんなも週末のG+見て欲しいなあ。

                                                           

勝利者インタビューの時、岡田さん、背中向きだったんだけど、

ふくらはぎまで、何か所も返り血浴びてたんだわ。

正式には、9R0分11秒のTKO決着。

                                                         

                                                           

◆細野悟さん(大橋)×安田和芳さん(ナックルS)

                       ………日本Fe タイトル戦

19勝(13KO)1敗のチャンピオン、27才・福島県と、

8勝(1KO)7敗のランク9位、30才・東京都。

                                                        

頭の中、まだグルグルしてるとこで、この試合始まったんだけど、

これはどう見ても大ミスマッチで、単独興行は無理なもんで挟んできたなって感じで、

申し訳ないけど、安田さん、去年の11月かなあ、

そもそも4勝3敗ペースの下位ランカーに僅差判定勝ちしてのやっとのランクインで、

今までの対戦相手比べても雲泥の差ある上に、元々1勝1敗ペースのボクサーだし、

二人のボクシングよく知ってるけど、ひょっとしての可能性の微塵も無い訳で、

ホント、無茶なマッチメイクで、3ラウンド以上かかったら、細野さん大問題な訳で…。

                                                       

1R、まともな戦いにならないってこと、本人達も分かってるみたいで、

安田さん、打ち合ったらとんでもないことになる訳で、 

何しろKO率、65%と7%なもんで、そりゃピョンピョンウサギさん作戦しかない訳で、

距離詰まったら一瞬で殺される、狼とウサギの関係みたいなんだわ。

この回、ちょっと触れただけで、安田さん、左目上ヒットカット。

                                                             

2R、この試合、実は1R始まった途端から時間の問題だったんだけど、

目の前にこれだけの差見せられると、却って可哀想になって来たんだわ。

                                                            

安田さん、特別の技持ってるわけじゃないし、元々コンビネーション打てなくて、

意表突いたオーバーハンドあるだけなもんで、そういうのは細野さんに当たらないし、

となると、他に戦法全くないもんで、その時間が急に間近に迫って来たんだわ。

                                                          

3R、細野さん、渾身ではなかったんだけど、一発クリーンヒットしたらもうヨロヨロ、

安田さん、まるで元気無くなってしまって、やけくそバカ振りもできなくなってしまって、

そのまま追い込まれてドコドコ連打喰らったとこ、もうどうにもならなくなったとこ、

北東コーナー詰められたとこで、そろそろ止めようねって感じのストップエンド。

                                                            

細野さん、一つ前の試合も実力出せるような相手に恵まれなくて、

正直、詰まんない防衛戦続いてるんだけど、本人も詰まんないんじゃないのかなあ。

                                                         

                                                        

この後、2月の月間賞の表彰あって、

新鋭賞;戸部洋平さん、敢闘賞;淵上誠さん、MVP;五十嵐俊幸さん。

                                                          

                                                         

◆八重樫東さん(大橋)×田中教仁さん(ドリーム)

                      ………日本Mm タイトル戦

13勝(7KO)2敗のチャンピオン、28才・岩手県と、

13勝(7KO)3敗のランクWBC11位、WBA11位の25才・東京都。

                                                         

二人とも大好きボクサーなもんで、こういうのちょっと困るんだよなあ。

田中さんのセコンドには、思った通り、東上剛司さんと中嶋孝文さん。

                                                           

1R、暫くの間、お互い距離確かめ合った後、

長いリーチ生かしてしなやかなスタート切ったのは、八重樫さんで、

キレのいい左ジャブでしっかりリズム作ろうとしてるね。

                                                         

一方の田中さん、一瞬の鋭い飛び込みからの右大フックのタイミング、

ジックリ測ってるみたいなんだわ。

                                                          

2R、いつの間にか距離は圧倒八重樫さんのモノになってて、

広いスタンスからの跳ねのいいフットワーク完璧だし、

いつもの綺麗なパンチ出しで、見栄え的にもいいんだよなあ。

                                                          

田中さん、相変わらずタイミング見計らってるようにも見えるんだけど、

圧力感じて攻めあぐんでるようにも見えて、なかなか先に手が出ないんだわ。

                                                          

3R、田中さん、コンビネーションブローで圧倒されて、大分顔赤くなってるぞ。

                                                          

八重樫さん、パンチの引きも早いもんで、打ち終わりに合わせられることも無いし、

フットワーク含めて体の動き俊敏なもんで、中に入らせもしないんだわ。

                                                          

4R、この回突然、田中さんに千載一遇のチャンス到来して、

八重樫さん、接近戦もこなすとこ見せるべく、打ち合いに応じたんだけど、

そういうとこ、彼の男気見えるいいとこでもあるし、危ないとこでもあるんだよね。

                                                              

この回、ガツコツした殴り合いの中、田中さん、左目上ヒットカット、

八重樫さんも左目上バッティングカットしてしまったんだわ。

                                                            

5R、行き過ぎだろ、無理に打ち合うなってアドバイスあったか、

八重樫さん、また少し距離取るようになってるね。

                                                          

試合の流れ、何から何まで八重樫さん主導で作られてしまってるもんで、

田中さん、いつ行くべきか迷ってしまったか、

いつもの華麗な飛び込みのタイミング、掴みかねてるみたいなんだわ。

                                                             

6R、田中さん、近い距離じゃないとどうのもならないとこあるのに対して、

八重樫さん、どんな距離でも、らしさ発揮することできるもんで、

これはちょっとどうにもならないなって感じ、そこはかとなく漂ってきたんだわ。

                                                          

7R、八重樫さん、パンチの多彩さ満々出しで、田中さん、全く着いて行けてないなあ。

                                                             

8R、これだけ力量差見せつけられると、

これまでの田中さんだと、ちょっと投げ気味になりそうになるんだけど、

田中さんも成長してて、踏ん張る、踏ん張るんだわ。

                                                             

9R、それでも田中さん、残念、間違いなく徐々に消耗進んでて、

例の燃えるような目付きから、勢いの色無くなって来てて、ちょっとダルそう。

                                                          

八重樫さん、無理な打ち合いに応じさえしなければ、このまま余裕のポイントアウトで、

田中さん、手も足も出ないって、こういうこと言うんだよなあって……。

                                                          

10R、最後の20秒、お約束のエンディングファイトで結構な殴り合いだったんだけど、

今更、状況変るべくもなく、そのまま終了ゴング。

                                                         

結局、100-91、99-91、99-92の殆どパーフェクト3-0で、八重樫さん防衛。

                                                            

あーっ、ダメダメって三浦会長。

田中さんもスッキリし過ぎの負け方だったせいか、あっけらかんとしてて、

スイマセン、色々言われたこと、何にもできませんでしたって……。

それでも後で、ビデオ見直して悔しがるんだろなあ。

                                                         

東上さんに、どっか調子崩してたの? って聞いたら、

そんな事ないですよって言ってたんだけど、ホントかなあ。

                                                           

田中さん、いつもはもっとヤンチャな暴れん坊ボクシングだってできるし、

相手の都合構わず飛び込むようなとこもあるんだけど、

この日の田中さん、少し上品なボクシングに終始してしまったような感じだったなあ。

                                                          

                                                            

一日二興行、新人王トーナメント並みの15試合ほどをキッチリ見届けるのは、

ズーッとの板席でケツ痛くなるし、やっぱりかなりシンドかったんだけど、

阪東ヒーローさんの、異常過ぎるほどの覚悟のようなもの見せて貰って、

気合い入ったボクサーってのは、あそこまでやれるんだっての見せて貰って、

帰りの電車の中でも、ベッドに入ってからも、心の中熱かったなあ。

                                                           

                                                          

« 後楽園ホール・4月2日(昼) | トップページ | 後楽園ホール・4月4日 »