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2010年12月 8日 (水)

行き過ぎと、行かなさ過ぎ。

                                                         

あのね、この間、12月3日のボクシングのこと書いた時、

大塚隆太君の相手のワンワンタイ人ボクサーの倒れ方のことに触れたけど、

まるで、コミックショーみたいだって書いたんだけど、

やっぱり、当然の如く、思った通り、JBCの逆鱗に触れてしまったみたいで、

土日挟んだ7日、ソッコウ招聘禁止になってたね。

                                                       

また、その理由が可笑しくってね、

普通は無気力試合によって、ってのが圧倒的なんだけど、

ソイツ、無気力かつ、意図的な負け方って、もう最上級の理由なんだわ。

                                                         

こうなると、もう無期限招聘禁止で、二度と日本でボクシングできないんだけど、

あとは、名前変えて入り込んで来るのだけ、チェック要なんだよね。

                                                             

どうして、あんなへタレボクサー呼ぶかなあってのが殆どの中で、

思いがけない強豪呼んでしまって、思いがけない結果引き起こしてしまって、

おい、どうなってんだよって、ネジ込まれたり、呼び屋さん、ホンマスンマセンって、

頭下げる場合も、ごく稀にはあって、これはこれで問題あるんだよなあ。

いずれにしても、ワンワンボクサーってのは、メンドクサイんだよね。

                                                       

                                                       

タイトルの行き過ぎとか行かなさ過ぎっていうのは、勿論ボクシングスタイルのことで、

どういう試合が行き過ぎなのか、行かなさ過ぎなのかって感じるのは、

人それぞれの感じ方の違いにもよるし、

それは、そもそも、単純な個人的好き嫌いに基づくことが多いんだけど、

とにかく、行き過ぎなのも、行かなさ過ぎなのも、自分、嫌いなんだよね。

                                                          

日本のリングでは、行かなさ過ぎっていうのは少なくて、

そこまで突っ込まなくてもいいのになあっていう、行き過ぎの試合が多いんだけど、

海外ボクシングでは、届かないとこにいる時間の方が、圧倒的に多いボクシングを、

テクニックに優れてるってことと同義にしてるような場合って、結構あるんだよなあ。

                                                           

WOWOWのエキサイトマッチで、遅ればせながら見たんだけど、

ホルヘ・ソリス×ロレンソ・パーラ、ウンベルト・ソト×フィデル・モンテローサの試合、

これは酷かったなあ、ヒドイ試合連続で見せられて、アッタマ来たなあ。

                                                           

ロレンソ・パーラなんて、アウトボクサーっていうより、ただのエスケープボクサーだし、

モンテローサってのも、やればもっと出来ると思うのに、行かなさ過ぎで、

タイトル挑戦者としては、まるで、全く、信じられないほどのへタレボクシングで、

片っぽが、極端なボクシングやるって決めてると、

どうしてもそっちに流れてしまうもんで、もうどうしようもなくなるんだよなあ。

                                                          

当日の会場、メキシコの田舎町での開催で、リングロープ、ユルユルだし、

マットキャンバス滑々なもんで、ソトなんか、10Rと11Rに6回ほど転ぶほどだし、

とにかく、この日の田舎町の興行、二試合とも何から何まで情けなくて

途中からは早回しで、ソッコウ消去だったもんなあ。

                                                          

                                                           

昨日の夜、アート・ペッパーを聞いたんだけど、良かったなあ。

                                                           

彼、なかなか麻薬から足洗えなくて、何度も何度も療養施設を出入りしてたんだけど、

当然カネ無くて、商売道具のアルトサックスもとっくに売り払ってしまってたもんで、

施設出ても暮らしようがなかった時、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、

フィリー・ジョー・ジョーンズの三人が、何とか助けてやろうぜって集まったんだわ。

                                                       

彼ら三人、マイルス・デイビスの黄金のリズムセクションとして、

当時、飛ぶ鳥落とすような勢いだったんだけど、とにかく彼を助けてやろうぜって……。

                                                           

でも、アート・ペッパー、手元に楽器無くて、でも、取り敢えずスタジオ行って、

そしたら、部屋の隅に古いアルトサックスがあったもんで、

仕方なく、いきなりそれ使って収録したんだけど、

結局、この時の録音が、彼の生涯一番の出来だったんだわ。

                                                       

アルバムの一曲目、“You'd Be So Nice To Come Home To” なんだけど、

これ、ヘレン・メリルのシャガレ声ボーカル盤が有名なんだけど、

あんたが帰ってくれると嬉しいよね、っていうような曲で、なんかピッタリで……。

つまり、俺らは、あんたが戻って来てくれてマジ嬉しいぜって感じで、

アート・ペッパーも気持ち溢れたんだろね、20枚ほどのリーダーアルバム聞いたけど、

やっぱりこれが一番なんだよね。

                                                          

モダンジャズってのは、その時その時のプレーヤーの置かれてた状況とか、

心境とかが、そのまま演奏に透けて見えて来るもんで、興味尽きないんだよね。

それにしても、深夜のアート・ペッパーは、心に染みるんだわさ。

1957年2月って、もう53年も前の録音なんだよね。

                                                        

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