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2010年11月 9日 (火)

後楽園ホール・11月8日

ロッテと中日のどっちっていうと、ロッテなもんで、

日本シリーズは、気持ちのいい納まり方したな。

                                                             

あそこのチームは、井口除いて、そんな偉ぶらない選手ばっかりだし、

初監督で、リーグ3位からの敗者復活だったし、

落合監督の、なんか、持って回ったような気取った喋り方、鼻につくもんでね。

                                                           

                                                          

中国漁船が日本の警備艇にぶつけたきた時のフィルム見たと思うけど、

内閣は機密が漏れたってことに激怒してるみたいだけど、

そういう緩いとこ、そこそこの大問題とは思うけど、

あれ見た上で、何の説明もしなくて、サラッと船長釈放する方が、どうかしてる訳で、

一般国民にオープンにしなかったってのは、どうして? ってことなんだよね。

                                                           

中国に気使い過ぎるのも程度問題で、こんなことばっかやってると、

舐められ切って、最終的にとんでもないことになる訳で、

で、義憤にかられた海上保安庁の誰かが、ネットに流した思いも分かんなくもなくて、

それなかったら、何も知らされることなく、ウヤムヤのまま終わってしまった訳で……。

                                                            

                                                        

昨日、ホントは外園隼人さんの試合が組まれてたはずなんだけど、

6日にホール来てたし、試合直前なのに大丈夫なの? って思ってたんだけど、

朝、JBCのホームページ見てたら、結局、それ無くなってて、

木村悠さんが代打ちになってたんだわ。

                                                         

で、偶然、外園さんと話す機会あったもんで聞いてみたら、

相手の都合で中止になって、彼自身は12月4日に試合なんだってさ。

                                                            

                                                            

どうしても、なんか時候の挨拶差し込まないと気が済まないってリングアナから、

この日は始まったんだけど、久し振りに川嶋勝重さん来てて、

まだ、体締まってたね。

                                                            

                                                          

◆高橋夏樹君(帝拳)×渡部真弓君(MT)……SFe 4R

0勝1敗の24才・東京都と、0勝1敗の29才・秋田県。

                                                          

ナツキとマユミって、女子みたいな名前の二人、お互い、肩に力入り過ぎで、

しなやかさに欠けた、慎重というより、怖がり同士みたいで、

打ち合うより、見合ってる方の時間が長い、退屈な試合が3R中盤まで続いて、

その間、レフェリーが落ちたマウスピースを反対側のセコンドに渡すって、

ダレたイベントも挟み込まれてたなあ。

                                                          

4R、二人とも、こういう相手じゃないと、KOするチャンスないってのに、

なかなか殴り合わなかったんだけど、高橋君、セコンドから激飛ばされたか、

やっとこさ本気出して、それにつれ渡部君も巻き込まれた感じだったんだけど、

気持ちこもってた分、高橋君圧倒して、最後は渡部君、力尽きてたな。

                                                          

判定は、40-37×2、40-38の3-0で、高橋君だったんだけど、

そこまでの差、なかったように見えたけどね。

二人とも、折角のボクシングなんだから、次は、もうちょっと元気下さいな。

                                                           

                                                         

◆ひまわり真君(大橋)×マンモス植田君(新田)……H 4R

1勝(1KO)0敗の24才・神奈川県と、デビュー戦の29才・茨城県。

                                                           

ひまわり対マンモスって、なんかマイナープロレス臭い対決なんだけど、

めったに見れないヘビー級の試合だったんだわ。

                                                          

このクラスになると、どうしても相撲取りの殴り合いみたいになってしまうんだけど、

全くその通りで、でも二人とも、前の試合より、よっぽど戦闘的だったよ。

                                                           

1R、打ったり、打たれたりするだけで、全身の肉がプルプル波立って、

なんか違う世界なんだけど、二人して、最後まで持つのかってほど良く動くんだわ。

                                                          

2R、御両人、既に息上がって、口開いてるんだけど、でも結構頑張ってて、

ひまわり君、アウトボクサー、マンモス君、インファイターって役割ハッキリしてて、

距離詰まると、ブツカリ稽古みたいにはなるんだけど、気持ちは溢れてたよ。

                                                           

4R、正直、最後はあんまり真面目には見てなかったんだけど、

それでも驚いたことに、二人とも終了ゴングまで動き通すことできて、

結局、判定、40-37、39-37、39-38の3-0で、ひまわり君の勝ち。

                                                           

マンモス君、気合い込めてプレスかけ、振りまくったんだけど、残念、当たり悪くて、

精度良かったのは、ひまわり君なもんで仕方なかったんだけど、次期待だね。

                                                       

                                                          

◆蓑輪達郎君(帝拳)×水貝和広君(高砂)……60㎏ 6R

0勝1分の23才・群馬県と、5勝(2KO)6敗の28才・徳島県。

                                                          

1R、一気にカタ付けようとするつもりか、水貝君、特攻ケンカボクシングで先制。

                                                             

蓑輪君、構えが少しアップライトに過ぎて、攻め込まれるとすぐ体反ってしまうし、

次の攻撃に移るのに時間かかり過ぎなんだけど、

パンチ打つ形は、とってもシッカリしてんだわ。

                                                           

で、このラウンドの後半、水貝君の攻め一段落したとこから猛烈反攻して、

最後は、ダウン寸前まで追い込んでたな。

                                                         

2R、蓑輪君、接近戦でのパンチ、少し大振り過ぎなんだけど、

威力は充分込められてて、2戦目と12戦目の戦いには見えなかったなあ。

                                                          

3R、水貝君、1Rで受けたダメージ、ずっと引きずってるみたいで、精彩欠いて、

たまに、大きな右振り回すっていう、雑なボクシングしかできなくなってしまって、

結局、このラウンドの半分頃、レフェリーストップエンド。

                                                        

蓑輪君、近距離で鋭く、タイトに振れるようになったら強くなると思うなあ。

                                                         

                                                        

◆岡田誠一さん(大橋)×健太郎・マイモンコンプロモーション君(TI山形)

                            ………SFe 8R

11勝(7KO)1敗のランク3位、28才・神奈川県と、

9勝(3KO)3敗のサウスポー、20才・山形県。

                                                           

実は、昨日の自分的メインイベントはこの試合で、期待感満々だったんだわ。

                                                          

1R、二人共、いきなりの全部出しで、それ、健太郎君の仕掛けから始まって、

健太郎君、力強いショット連発だし、岡田さんも的確な対応なんだわ。

                                                          

岡田さん、負けたのは今年2月、タイトル戦で三浦隆司さんに惜敗しただけだし、

健太郎君も、三敗してんだけど、いつも気持ちのいい憧れのボクシングで、

勝ち負け越えたモノ見せてくれるんだよなあ。

                                                           

彼、デビュー戦でTKO負けして、東日本新人王決勝で石川昇吾君で、

これまたTKO負けなんだけど、今なら勝てるんじゃないかって思ってるんだよね。

                                                           

二人とも、噛み合った、激しい打ち合い続けてたけど、有効打的には岡田さん。

                                                           

2R、密度の高い攻防は相変わらずで、岡田さん、流石で、

近い距離でも、腕畳んで強く打ち込むの、ホント巧いんだよなあ。

                                                         

でも、中盤、少し安易に打たれ込むとこもあって、一瞬動き止まって、危なくて、

そこ、健太郎君、大チャンスだったんだけど、残念、ちょっと振り大き過ぎだったなあ。

                                                       

そこクリアして、岡田さん、大攻勢かけていって、30秒切ったとこで、

強烈左ボディブチ込んで、健太郎君屈ませて、更に残り20秒、

またもやの左ボディ、更なる強烈打ちこみで、それ、こっちも口歪むほど痛そうで、

たまらず健太郎君、東側ロープで屈みこみダウン。

                                                            

何とかゴングに救われて3R、でも、その前にもキツイの何発も喰らってた健太郎君、

ダメージ回復するのに1分は短過ぎで、結局始まって30秒位のとこで、

ボディ狙われると、明らかに腰折ってカバーするもんで、顔面空いてしまうし、

もう悲劇的な展開で、青コーナー付近で、岡田さんの決めパンチ幾つか浴びて、

もう無理でしょって、崩れ落ちるのと、レフェリーストップが重なったんだよね。

                                                          

もう、壮絶としか言えない打ち合いだったなあ。

                                                          

試合終わって、岡田さんと話したら、ちょっと貰い過ぎでしたって言ってたけど、

顔面のダメージ、それほどでもなくて、健太郎君の方がキズ多かったなあ。

                                                          

彼、通路の奥の長椅子で肩落としてて、天笠尚さんが労ってたんだけど、

活きのいい若い挑戦者を捩じ伏せた岡田さんも、勿論凄かったんだけど、

健太郎君、半端じゃないランク3位に、イサギいい勝負だったって、

感動したこと伝えたんだけど、分かってくれたかなあ。

                                                         

それにしても岡田さんのパンチ、そんなに力み込んでないんだけど、強いんだよなあ。

                                                          

                                                         

この後、翁長吾央さんの試合だったんだけど、タイ人相手だったもんで、

当然の休憩タイムで、で、岡田さんと健太郎君と話できたんだよね。

                                                          

                                                           

◆木村悠さん(帝拳)×町田昌丈君(グリーンツダ)……LF 8R

6勝(1KO)1敗1分のランク8位、26才・千葉県と、6勝(3KO)4敗の27才・埼玉県。

                                                        

町田君、銀ラメジャケットに、首には白いフワフワ羽根マフラーってイデタチで、

いかにも派手なアクションボクサーって感じなんだわ。

一方の木村さんは、ご存知、帝拳の代表的真面目ボクサー。

                                                          

1R、チョット見強そうなのは、上背もあるし構えもいい町田君なんだけど、

ランカー挑戦者としては、いかにも消極的で、手数、少ない少ない。

                                                           

2R、町田君、パンチ打つ時、全く踏み込み不足で届きそうにないし、

とにかく、ヤル気全く感じられなくて、木村さん、もう余裕なんだよなあ。

                                                            

結局最後まで、全然スリルの感じられないラウンド、延々で、

町田君、ズーッとプレスかけられっ放しの下がりっ放しで、たまの大振り、

そんなのA級ボクサーには滅多に当たんないんじゃないのってほど雑で、

5Rに一回だけ、いいの当てたんだけど、特に追撃もしないし、

7R以降も圧倒負けなのに、特にスタイル変えなくて、相変わらずのトロトロだし、

見てて情けなくて、わざわざ大阪から来てこれかあって感じで、

お終いの方は、セコンドの声も殆ど聞こえて来なかったなあ。

                                                           

あれで、日本タイトル戦のセミファイナルって、こっちが恥ずかしくなる程で、

ワンワンの使命貫きボクサーかって、途中から、自分、よそ見ばっかしてて、

で、結局、スコアは知らないんだわ。

                                                            

                                                        

◆細野悟さん(大橋)×梅津宏治さん(ワタナベ)

                 ………日本Fe チャンピオン決定戦

17勝(13KO)1敗のWBA14位、27才・福島県と、

16勝(7KO)10敗3分のランク7位、34才・千葉県。

                                                           

二人とも動員力抜群で、場内、初めから大騒ぎだったなあ。

                                                            

自分としては、申し訳ない、梅津さん基本的には3勝2敗ボクサーだと思ってるし、

ここは、細野さんの圧倒勝ちって予想だったんだけど、

この日の梅津さん、とってもいいボクシングしたんだわ。

                                                           

1R、初めっからガンガン攻撃的だったのは、梅津さんの方で、

細野さん、ちょっと守勢になってて、ちょっと心配な立ち上がり。

                                                           

2R以降、梅津さん、最近では一番動きいいし、最後まで真っ正面ボクシングで、

一度もゴニョゴニョすることなかったし、色んなパンチを色んな角度から出してて、

特に、左のボディから顔面へっていう、ダブルフックがとってもグッドで、

細野さん、結構被弾してたもんなあ。

                                                         

3R、大クリーンヒットではないんだけど、相変わらず梅津さん、色々当ててるんだけど、

細野さんも、恐ろしいほどの左ボディ、ブチ込んでペース取り戻してるし、

正面切った男の殴り合い、流れが赤青に揺れるもんで、場内、大盛り上がりで、

互いのジム仲間、思わず立ち上がる場面の連続だったんだわ。

                                                          

4R、この辺から、細野さんの左ストレートジャブ、ドスドス当たりだして、

梅津さん、その度に顔跳ね上げられたし、右のいいのもサラッと喰らってたなあ。

                                                          

5R、接近戦になっても、もたれ合うことなく、力こもったレベルの高い打ち合いで、

二人とも、ディフェンスは置いといての、凄い戦いだったなあ。

                                                      

6R、梅津さん、濡れた長い髪バサバサなもんで、細野さんのパンチ当たる度に、

どうしても実際の衝撃以上に、キツイ当たりに見えてしまうんだよなあ。

                                                             

二人とも、それまでの被弾数半端じゃなかったんだけど、

やっぱりパンチ力の差、徐々に歴然としてきて、梅津さんの顔面大分腫れていって、

細野さん、余裕出てきたか、微妙なフェイント使い出して、気持ち良くやってるみたい。

                                                            

7R、細野さん、ウィービングとかダギングとか、今一つなんだけど、

梅津さんの消耗度、大きいせいか、体のバランス悪くなりつつあるし、

パンチも緩みがちになってるもんで、大分助かってるんだわ。

                                                            

8R、梅津さんの一番の得意技は、ガチャガチャってなった時の一気攻めなんだけど、

この回、残り20秒ほどのとこで、そのチャンス来たもんで、

細野さんをロープに詰め、鬼の連打で、一瞬、細野さんの動き、止まったんだけど、

惜しくも決定的な場面までには至らなかったんだわ。

                                                           

9R、梅津さん、顔腫れて、両目が一層細くなってて、

このままだと、流れが一気に変わるってことなさそうな感じになったんだけど、

10R、ここまでだと、どうも細野さんってこと間違いないもんで、

梅津さん、最後の大逆転KO狙いの見本のような頑張りだったんだわ。

                                                           

当然、細野さんもそれに真っ向から付き合って、物凄いことになって、

ゴング鳴る頃には、梅津さん、全部出し尽くして、フラフラになって頑張ってたよ。                                                           

一方の細野さんは、最後の最後まで、軸の太い連打出せてたし、

途中、途中で、単発的ではあったけど、結構効果的なのを喰らってはいたんだけど、

その度に、それ打ち消すような反攻繰り返して、やっぱり流石だったね。

                                                        

結果、99-91、99-93、98-92の3-0で、細野さんだったんだけど、

それ程の大差じゃないと思ったんだけどね。

                                                           

72%超えるハードパンチャー相手に、この日の梅津さん、

終始、ホント、真正面からの打ち合い挑んでって、感動的なボクシングだったなあ。

                                                           

                                                           

いい試合見せて貰えると、なんの意味もなく、元気貰えるもんなんだよね。

                                                       

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