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2010年11月 3日 (水)

後楽園ホール・11月2日

レンタルCDで、中島みゆきとヴァン・ヘイレン、ジョン・マクラフリン、アルディ・メオラ、

パコ・デ・ルシア、ハンク・モブレーなんかを仕入れた後、後楽園ホールへ。

                                                           

                                                           

始まった時、東側にはリングサイド入れても、4人しかいなかったんだけど、

ファイナルの時には、南側除いて、ほぼ満タンになってたな。

                                                         

                                                          

◆村田啓一君(KG大和)×岡野千秋君(マナベ)……L 4R

デビュー戦の26才・神奈川県と、デビュー戦の30才・東京都。

                                                           

1R、お互い、親の仇に出会ったような感じで、

デビュー戦っていうのは、こうでなくちゃっていうイキのいい出だしだったんだけど、

2分過ぎた頃から、極端に動きが悪くなってしまって、もう、とにかくの横殴りで、

特に岡野君の方の疲労度が大きかったみたいだね。

                                                         

2R、村田君の方はもう少し距離取りたそうにしてたんだけど、それ叶わなくて、

結局、二人とも頭寄せ合ってのボディ合戦になってしまったんだけど、

岡野君の方が、ちょっと盛り返して、踏ん張る、踏ん張る。

                                                         

3R、お互い、スタミナ大問題で、何だか間欠泉みたいな攻撃で、

力のこもってないパタパタパンチなもんで、効かない、効かない。

                                                       

4R、もう、究極のグズグズ状態突入で、

何だか、違う格闘技のようになってしまって、そのまま終了ゴングで、

40-37、39-38×2の3-0で、村田君の勝ち。

                                                            

二人とも、ロードワーク不足感じたんじゃないかな。

                                                          

                                                             

◆古川光治君(角海老)×斉藤悠太君(ヨネクラ)……L 4R

1勝1敗の19才・千葉県と、1勝1分の25才・秋田県。

                                                       

1R、古川君、パンチは強そうなんだけど、圧倒的にスピード不足だし、

ディフェンスも不十分なもんで、的になりやすいんだわ。

斉藤君、ひ弱そうなんだけど、色々工夫しながら、細かいパンチで対応してるな。

                                                        

2~3R、二人共、そこそこリーチあるのに、それに、それほど得意そうではないのに、

不本意そうな接近戦に終始してしまって、とにかく距離感が掴めてなくて、

結果的には、クリンチの嵐で、どういうボクシングがしたいのか分かんなかったなあ。

                                                        

4R、手を余し、その上当て勘の良くないやり取りは、盛り上がりに欠けてしまって、

いかにも、気持ちが空回りしたっていう試合だったなあ。

                                                           

結局、39-37、39-38、38-38の2-0で、

コツコツ細かく当ててた分、斉藤君に勝ちが流れていった感じ。

                                                          

                                                           

◆伊藤雅雪君(伴流)×加川達志君(MT)……SFe 4R

3勝(1KO)0敗の19才・東京都と、3勝3敗1分の28才・神奈川県。

                                                            

伊藤君、雅雪っていうのは、当然 “マサユキ” って読むんだけど、

自分、勝手に、“ガセツ” って俳人みたいに読んでるんだよね。

この子、きっと強くなるって思ってるんだけどね。

                                                            

1R、上背とリーチで差付けられてる、加川君、

どれだけ中に入れるかが、勝負のポイントなんだけど、結構スピードあるんだよね。

ガセツ君の方は、ちょっと様子見のスタートだったな。

                                                          

2R、見極め出来たか、ガセツ君、気持ちのいいリズム感で、攻撃開始。

バランスも、とってもいいんだよなあ。

                                                          

もともと持ってるモノが違ってて、ガセツ君が一気の攻勢かけると、

加川君、為す術ないって感じで、終了ゴング直前に、

コンビネーションからの右ストレートで、北側ロープまで吹っ飛ばされてしまって、

そこでストップかかったんだけど、レフェリーの右手スッと挙がったもんで、

瞬間のロープダウンかって思ったんだけど、結局終了ゴングってことで……。

                                                          

で、その時の加川君の右目上のヒットカットの傷がヒドくて、ここでTKOエンド。

ガセツ君の攻撃とパンチの緩急、抜群だし、冷静な試合の進め方、ホント凄くて、

まだ19才だし、自分、期待の新星なんだよなあ。

このまま、階段登るように、一歩一歩進化するといいなあ。

                                                         

                                                              

◆田川智久君(KG大和)×森田陽久さん(新日本仙台)

                       ………60.0㎏ 8R

6勝(2KO)8敗3分の30才・神奈川県と、

13勝(4KO)7敗3分のサウスポー、35才・宮城県。

                                                             

1R、初めからしつこく詰めてるのは、森田さんの方なんだけど、

田川君も、思ったよりスピードあるんだわ。

                                                           

2R、ただペースは早くも森田さんで、つまり相手に体もたれさせて、

ゴニョゴニョっぽくなるってことで、こうなると、このまま8Rまで行くぞおって感じで、

で、例によって、例の如くで……、結果も知らないんだわ。

                                                            

その後、続けざまに、なんと演歌歌手登場って、意表突かれて、

まるで、町内の盆踊り大会の余興みたいなことになったもんで、長期休憩突入。

                                                           

                                                        

◆島村国伸さん(ワタナベ)×高田茂君(マナベ)

                       ………62.5㎏ 8R

9勝(5KO)2敗のランク11位、サウスポー、25才・東京都と、

7勝(3KO)8敗のサウスポー、28才・東京都。

                                                          

高田君、少々シンドイ戦績で、厳しい感じのランカー挑戦なんだけど、

開始ゴング鳴る前から、とっても気合い入った目付きしてたなあ。

                                                            

1R、それでも残念ながら、二人の力量差は歴然としてて、

高田君、どう動いても、一つのパンチも当てることできないまま、

残り40秒ほどのとこで、島村さんの猛攻受けてしまって、

南東コーナーに詰められて、グダーッとなったとこで、スタンディング・ダウン。

                                                           

再開直後、当然、島村さん、許してくれなくて、今度は本格ダウンで、

誰が見ても続行無理ってことで、ここでレフェリーストップエンド。

                                                             

島村さん、動きに自信持ってて、初めっから相手見切ってしまってたもんで、

ガードはしないし、とても大雑把なボクシングだったんだけど、

もうちょっと骨のあるボクサーとの対戦が見たいね。

                                                           

彼の二敗の相手は、大村光矢さんと金晳徹さんなんだけど、

この位のレベルのメンバーとやって、どうかってことなんだよね。

いずれにしても、1R残り20秒のとこで決着付けることできたのは、立派。

                                                            

                                                        

◆麻生興一君(角海老)×菊池祐輔さん(新日本仙台)

                          ………SL 8R

10勝(6KO)2敗1分の24才・大分県と、

8勝(3KO)1敗のランク10位、サウスポー、22才・宮城県。

                                                            

菊地さん、上背も5㎝以上デカイし、全体の体格も圧倒してたなあ。

                                                         

1R、詰めようとする麻生君に対し、距離取って、菊地さん、左右のフック絶好調。

                                                           

2R、菊地さん、前の手のさばきがとっても巧くなってて、

いろんな角度から、強弱付けて、麻生君のタイミングずらせてるんだわ。

それでも、麻生君、ラウンド後半から、少しづつ距離詰めるのに成功してる。

                                                            

3R、体接近した時、菊地さんの左右フック、外側から出過ぎること多くて、

隙間できるもんで、そこ狙い目だと思ったんだけど、麻生君も同感だったみたいで、

強烈ボディブロー巧いこと当てることできて、少し明るさ見えてきたんだわ。

                                                           

4R、このままだと流れ相手に行き過ぎると思ったか、菊地さん、本来の姿に戻して、

早目攻撃、距離取り作戦にシフトしたんだけど、それフルにやりきることできなくて、

つまり、足使い通せなくて、ラウンド中盤以降は、麻生君の距離になってしまって、

そういうの見てたら、この間の李冽理さんは、やっぱ凄かったなあってことで……。

                                                          

それでも、ここまで左ストレートでグローブ割られたり、ガードの上から殴られて、

麻生君、かなり顔紅潮していったんだわ。

                                                          

5R、ラウンドの前半は菊地さん、後半麻生君、って距離のやり取りが続く中、

麻生君、徹底したボディ攻撃だったんだけど、実は彼自身消耗も進んでて、

どこまで踏ん張れるかってとこもあったんだけど、何度も何度も気合い入れ直して、

前へ前へで、この日は、前回と違って、コンディション作り上手くいったせいか、

彼のボクシング、押し通すことできてたなあ。

                                                          

6R、自らのボクシング、徐々に見失っていったのは、残念ながら菊地さんの方で、

フットワーク使い切れなくて、あれあれ、この回、目に見えて弱って来てしまって、

明らかに、それまで受けたボディブロー、一気に効いてきたみたいで、

勿論、麻生君、元気モリモリって感じになっていったんだわ。

                                                         

ここからが勝負どこで、ここまでで、麻生君、まだ2Pほどビハインドって感じで、

菊地さん、守り切れるか、麻生君、挽回できるかって、7R突入。

                                                            

どっちが頑張り通せるかってことだったんだけど、菊地さん、疲労度進んでて、

力溜めないと強く打てなくなってしまって、空振るとバランス崩すようになって、

そもそも、パンチもたわむ様になってしまって、

どう見ても、麻生君の方が、踏ん張れてるんだわ。

                                                       

8R、流れは麻生君に傾きつつあったんだけど、それでも勝ち切るには、

まだ、ビッグショットでのダウン近いモノ必要だったんだけど、

ラウンド前半に、クリーヒット喰らってしまったのは麻生君の方で、

菊地さんのショートストレート、それも二発も直撃喰らってしまったんだわ。

                                                         

あそこで、菊地さん、ラッシュかけたら終わりだったと思うんだけど、

体が言うこと効かなくなってたみたいで、それで麻生君、九死に一生ってやつで、

最後の最後まで、クソッ、クソッ、クソッ、って振り絞って、とにかく全部出しで、

残り1分ほどのとこかなあ、消耗激しい菊地さん、反攻できなくなったとこで、

レフェリーストップかかってしまって、何と何と何と、麻生君の大逆転TKO勝ち。

                                                       

菊地さん、人の良さというか、ちょっと気の弱さ出たっていう感じだったなあ。

                                                           

麻生君、そんなに線の太い子じゃないんだけど、この日は凄かったなあ。

途中萎えないで、よく頑張り通したよなあ、エラかったなあ。

角海老に移籍して来て、ホント良かったよなあ。

                                                         

通路の奥から、渡辺会長、ずっと試合見つめてたし、

花道で、ワタナベジムのトレーナーたちが拳タッチで迎えてたし、

元のジム仲間まで祝福してたし、田口良一さんに写メ撮って貰ってたし、

そういうの見てたら、ホント心が熱くなったね。

                                                          

                                                          

◆和宇慶勇二さん(ワタナベ)×尹文鉉君(ドリーム)

                        ………63.5㎏ 8R

13勝(6KO)3敗のランク3位、29才・東京都と、9勝(2KO)1敗の27才・埼玉県。

                                                          

そのまま、ちゃんとペナルティグローブ付けて出て来てたら、

何度も事情をアナウンスされることも、5分間開始遅れるってこともなかったろうし、

場内の観客達に、ヒソヒソ話されるってこともなかっただろうに、

尹君、ウェイトオーバーで2オンスペナルティ喰らって、

つまり、本来8オンスグローブのとこ、10オンスグローブでやることになったんだけど、

何とそのまま8オンスで出てきてしまって、グローブの付け直しさせられたんだわ。

どうして、そんなみっともないことになったのか、詳しいこと知らないんだけどね。

                                                           

1オンスってのは、確か28gくらいだから、

2オンスペナルティは56~57gほど重いグローブになるんだけど、

たったそれだけでも、長いラウンドになると、間違いなくシンドクなるもんで、

1Rゴング直後から、会長の指示なんだろね、尹君、これまでとは違って、

最初から、飛ばす、飛ばす。

                                                         

和宇慶さんの方も、いつもゴングと同時に即、フルスロット臨戦態勢なもんで、

勿論、出遅れるってことなくて、お互い、早目の仕掛けになって、もうガンガン。

                                                                 

2R、二人とも、色んな思いが噴出してるもんで、勢い半端じゃなくて、

ぶつかり合いも度を超えてたせいか、1分過ぎ、モロバッティングで尹君、出血。

                                                            

ドクターチェック後、多分、右目上だったと思うけど、やっぱり血が目に入るほどで、

すぐ後に、二度目のチェックあったとこで、TDドローエンド。

元々変則的な試合だったし、この日のとこは、こんな感じで仕方なかったかな。

                                                           

                                                            

◆芹江匡晋さん(伴流)×長井祐太さん(勝又)

                    ………日本SB タイトル戦

17勝(7KO)4敗のチャンピオン、27才・東京都と、

25勝(16KO)4敗3分のランク7位、29才・三重県。

                                                          

実は試合前に、芹江さん、足ケガしてるって聞いてたもんで、

どうなのかなって見てたんだけど、やっぱり左膝の下辺りテ―ピンングされてて、

そういう先入観持って見てたせいか、この日の芹江さんの動き、正直今一つで、

得意の右フック打つ時も、体重乗せ切れてなくて威力半減だったし、

左右の動きするのに、ちょっとシンドそうだったんだわ。

                                                          

1R、芹江さん、いつもより凶暴さ少なくて、ピョンピョンフットワークも使えなくて、

お互い、そんな距離の立ち上がりでいいのかあってほど、近いんだよね。

                                                        

2R、長井さんも、元々アウトボクシングする方じゃないもんで、

芹江さん、それ程自分の方から動かなくても、相手が寄ってくれるもんで、

結構タイミングのいい右フックを差し込むように打つことできて、まあまあのスタート。

                                                             

3R、明らかに動きの良くない芹江さんに対して、長井さん、あまりにも単調攻撃で、

相手のパンチに合わせるとか、左右に振るとかいう動きも出来なくて、

イッセーノセッって、自分都合過ぎのワンツーだけなもんで、当たんないんだわ。

                                                         

4R、芹江さん、相手のガードというか、ボディワークの悪さに助けられて、

右フック、何度もブチ込むことできたんだけど、いつもならとっくに倒してるとこ、

体重乗ってない手打ちだったもんで、ホント、可愛らしいほどの威力しかなくて、

このまま長引いたら、大丈夫かあって感じだったんだけど、

芹江さん以上に、実は、長井さんが長井さんらしくなくて、

縮こまったボクシングしかできなくて、芹江さん、助かったなあ。

                                                          

5R、その後も、残念ながら、長井さんからは何の工夫も見られなくて、

残り40秒位のとこで、またもや、またもやの芹江さんの右フック直撃弾で、

長井さん、ガツン、ヒットカットされてしまって、結局これで続行不能、TKOエンド。

                                                          

芹江さんっていうのは、結構色んなスタイルのボクシング見せてくれるんだけど、

それ、つまり彼がとっても器用だってことなんだろうけど、

この日も、体調ベストじゃないとこ、何とか踏ん張って、エラかったなあ。

                                                             

長井さん、もう10年ボクサーで、9年前の全日本新人王で、

特に角海老のボクサー達なぎ倒しまくりで、多分通算5勝1敗くらいで、

負けたのは林秀徳さん相手の時だけで、あとは竹下隆之君とか、平野博規君、

木嶋安雄さん、金沢知基さん、みーんなやっつけてしまたんだけど、

この日の動き、いつもの長井さんらしくなくて、明らかに良くなくて、

事前には、ケガの芹江さん、もしかしたらヤバイんじゃないかって思ってたんだけど、

遠慮したのかなあ、硬くなってしまったのかなあ。

                                                           

                                                            

昨日は、ワタナベジムから二人出しだったもんで、内山高志さんとか、河野公平さん、

金城智哉さんとか沢山来てて、会長とも久し振りで話させて貰って面白かったな。

                                                            

                                                            

今、季節の変わり目真っ最中なもんで、まだ気温と服の関係が掴み切れなくて、

寒過ぎたり、暑過ぎたり、難しいなあ。

                                                                                                                      

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