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2010年10月13日 (水)

後楽園ホール・10月11日

駅降りたら、黄色とか緑とかピンクとかの蛍光色のカツラの女子達のかたまり、

あっちこっちに点々で、こりゃ、異星人のペコポン侵略会議かあって感じで、

後楽園ホールの向かいに、プリズムホールってのがあるんだけど、

そこに、そういうのが山ほど溢れてて、大コスプレ大会ってことが判明。

                                                            

                                                            

オフト、終わったばかりの清掃前で、投票用紙とかハズレ馬券が風に舞ってて、

どんな希望がこもってんのか、オッサン一人、ただひたすらの馬券拾いで、

そんなことして、これまでに、何かいいことあったのか、

ハズレ馬券を山ほど集めると、何か貰えるのか……。

                                                             

                                                       

昨日のボクシング、斉藤司君、涼野康太さん×石川昇吾君、村中優君、

清田祐三さん達が、お目当て。

                                                             

たまにというか、めったにというか、初めて来たような観客多くて、

フラッシュ、バシバシなもんで、何回も注意されてたなあ。

                                                           

◆伊原健太君(三迫)×加藤泰輔君(F赤羽)……L 4R

2勝(1KO)の28才・東京都と、2勝2敗1分の28才・東京都。

                                                        

1R、伊原君、リーチある相手に踏み込み不足で、パンチ全然届いてないし、

一方の加藤君、頭半分以上デカイのに、ジャブで優位さ出せてないし、

そもそも正対し過ぎだし、腕と体がバラバラで、動きも鈍重なんだよなあ。

                                                            

2R、勢いのいいのは伊原君の方で、徐々に距離詰めることできて、

バスバス強いのを打ち込み始めて、完全にペース握ったね。

                                                           

加藤君、ガシャガシャ、カマキリみたいな腕の使い方なもんで、

そこらじゅう、隙だらけで、もうボコボコ状態になってしまって、1分半頃かなあ、

倒れはしなかったんだけど、一方的に殴られるだけになってしまって、ストップエンド。

加藤君、両肘を体から離さなようにすれば、ずっと良くなると思うんだけどなあ。

                                                           

                                                           

◆戸井健太君(三迫)×木下良介君(イマオカ)……B 6R

デビュー戦の23才・北海道と、4勝(1KO)6敗1分の31才・愛知県。

                                                            

戸井君、期待のB級デビューみたいだったけど、

いかにもアマチュア出身っていう雰囲気のボクシングから抜け切れてなくて、

初戦だから仕方ないとこもあるんだけど、あのままだと、この先シンドイと思うな。

                                                             

木下君、それ程パンチ力ない、30才過ぎてる負け越しボクサーなもんで、

適当な相手として選ばれたんだろうけど、その木下君、頑張ったんだわあ。

                                                           

1R、戸井君、少し様子見加減のスタートだったんだけど、

木下君の方は、初めから気持ちの強いボクシング全開、全開。

                                                         

2R、戸井君もそこそこ本気モード出し始めたんだけど、

スピード含めて、何から何まで全て水準に達してはいるんだけど、

だけど、これといって、飛び抜けた何かを持ってるようには、とても見えなくて、

木下君の、粘っこい一本気ボクシングに、終始戸惑ってる感じだったなあ。

                                                          

3R始まってすぐ、15秒ほどのとこ、南側ロープ近くで、

木下君、何と右フック一発で、突然戸井君を倒してしまったんだわ。

戸井君、すぐ立ち上がりはしたんだけど、なんかそこそこ効いてしまったみたいで、

このラウンド、最後まで、左ジャブ突くだけの誤魔化しボクシングで凌ぐだけで、

全く挽回に入れず、鼻の上の方をヒットカットされて、血を滲ませてたね。

                                                         

4R、それでも戸井君、大分回復してきて、攻勢に転じたんだけど、

相手のパンチ浴びると、すぐヨレッてなるのが最後まで気になったなあ。

                                                           

一方の木下君も、戸井君のトコトコ連打浴びたり、飛ばし過ぎもあったのか、

明らかに疲れ気味で、徐々に動き落ちてったんだわ。

                                                             

5R、戸井君、そこそこいいのを当てるんだけど、

基本、パンチ軽いもんで、大きなダメージ与えられないんだわ。

それでも、疲労度高まってきた木下君には、シンドイ流れになっていったな。

                                                          

6R、前のラウンドまでで、スコア、ほぼ拮抗してるなって思ってたもんで、

この回勝負ってのは、二人に言えることだったんだけど、

戸井君の最後のパフォーマンスには、木下君のような必死さが感じられなくて、

もっと、力と気持ち込めて打たないと、ポイント持って来れないよって感じで、

最後の最後まで、体緩みながらも、口開けてハアハアしながらも、

とにかく、必死に踏ん張り通した方に、ポイントの女神が寄り添ったって感じで、

結局、58-56×2、58-57の3-0で、木下君の判定勝ち。

                                                              

◆斉藤司君(三谷大和)×木村毅(緑)……58.0㎏ 8R

12勝(7KO)0敗の20才・群馬県と、9勝(2KO)6敗4分の29才・岐阜県。

                                                           

どうしたもんか、この日は8回戦になっても入場曲なくて、なんかシーンとした入場で、

次の試合にもなくて、結局最後の三試合だけが音楽付きって、どうしてかなあ。

                                                             

斉藤君の応援に宮崎辰也君来てて、お互いに目線交わして挨拶したよ。

                                                            

木村君、名古屋のジムのボクサーなのに、何か見覚えあるぞって思ってたら、

そうなんだわ、以前後楽園で、大竹秀典さんと二試合やってたんだわ。

                                                            

12戦全勝KO率58%と、勝率30%ほどKO率10%の対決なもんで、

ホント甘いマッチメイクで、斉藤君、モチベーション大丈夫かなあ、

早いことランカーとやりたがってるんだろなあって思ってたんだけど、

何と何と何と、結局1-2の逆転判定負け。

                                                             

1R、上背5㎝以上デカイし、体格的にも圧倒優位な斉藤君、

残り40秒のとこで、右クロス打ち込んで、いきなり木村君の足元ふらつかせてる。

                                                           

こりゃ、早い決着だろなあって見てたんだけど、

木村君も引かないで、却って踏み込み鋭く、思いっきりの左右を振り込んでるよ。

                                                           

2R20秒、斉藤君、またも右ストレートブチ込んで、木村君を北側ロープまで飛ばして、

その後、南サイドでもう一発、でも、セコンドからの雑になるなの声で、タイト攻め。

                                                            

で、斉藤君、ムキになることなく慎重に攻め込んでたんだけど、

手数落としたら即効やられるって感じで、気入れ直した木村君に、

残り20秒ほどのとこで、結構鋭い右打ち込まれて、斉藤君、思わずヨロッてしてるよ。

                                                          

3R、木村君、無敗のハードヒッターに対し、気合入ったガンガン勝負で、

ボディ攻撃混ぜ込んだ、グッド・コンビネーションで攻め立ててるんだわ。                                                         

斉藤君の方は、このラウンド、何か一休みしてるみたいに動き良くない。

                                                         

4R、斉藤君、やっぱどこかおかしくて、ここからって時に全くギアアップできなくて、

右目上ヒットカットされるし、腫れやすい顔面、そこそこ赤くなってるし、

元々のガードの悪さも露呈してしまって、何か簡単に打たれるんだよなあ。

                                                          

自分の心の中のスコアシート、ここまでで、ほぼイーブンって感じで、

木村君、序盤の劣勢充分リカバリーしてて、斉藤君、失速著しいんだわ。

                                                         

5R1分、斉藤君右目上ドクターチェックで、木村君も右目下ヒットカット。

                                                            

それにしても、木村君、気持ち切らせないでプレスかける、かける。

一方の斉藤君、今まで見たことないほど、単調な攻撃しかできなくて、

例の右クロスカウンター、全く姿潜めてしまってるし、リズムも悪いし、

スピードもなくて、まるで普通のボクサーだったなあ。

                                                           

6R、斉藤君足使わないのか、使えないのか、で、二人とも距離詰まり過ぎで、

ガツガツ頭当たるようになって、ついに木村君の右目上、バッティングカット。

これがあんまりヒドイ傷なもんで、ドクターチェック後、負傷ストップエンド。

                                                           

どっち転んでもっていう微妙なとこだったんだけど、

斉藤君の出来の悪さが、ジャッジにもガッカリ感として反映したのか、

58-57×2、57-59の2-1で、木村君辛勝。

                                                         

斉藤君、自分でも納得いかなかったのか、余程情けなかったのか、

通路を泣きながら戻って行ったな。

ウェイトの作り方にでも問題あったのかなあ。

                                                            

                                                          

◆澤永真佐樹さん(赤城)×横山大輔君(ワールドS)

                         ………SFe 8R

25勝(10KO)9敗5分のランク10位、サウスポー・35才・熊本県と、

8勝(2KO)4敗のサウスポー・24才・広島県。

                                                             

基本、3勝1敗ペースと、2勝1敗ペースの一戦だし、

いつもの二人の戦い方からすると、それほど盛り上がるとは思ってなかったんだけど、

予想以上に期待外れの試合だったなあ。

                                                            

体格、リーチとも圧倒して、長い距離で戦える横山さんに対して、

澤永さん、何とか潜り込んでの一瞬のワンツー勝負なんだけどね。

                                                            

横山さん、基本、殴り倒しのボクシングじゃなくて、右ジャブ命で、

トコンって当てちゃ、逃げ逃げなんだけど、それがまた、この日は抜群の出来で、

で、澤永さん、全くパンチの届かない距離でのボクシングさせられて、苛立ってたね。

                                                            

澤永さん、残念ながら、間断ない鋭い追い足あるわけじゃないもんで、

コツンとやられて打ち逃げされると、もうどうにもならなくて、

後は、見合ってる時間の方が圧倒的に長い、とても退屈な試合だったんだよね。

                                                        

で、あまりにもあんまりなもんで、自分、途中から土日のハズレ競馬の反省会で、

最後まで見てなかったんだけど、後で聞いたら、78-75×2、78-76の3-0で、

やっぱり横山さんの判定勝ちだったんだってさ。

                                                            

                                                           

◆涼野康太さん(五代)×石川昇吾君(新日本木村)

                         ………SFe 8R

17勝(5KO)11敗3分のランク5位、28才・埼玉県と、

8勝(2KO)1敗の27才・沖縄県。

                                                            

涼野さん、もう10年以上32戦目のキャリアあって、

戦績今一つのようには見えるんだけど、相手選ばないハードマッチメイクの結果だし、

4連敗してもめげない、正統派の炎のファイターなんだよね。

                                                           

一方の石川君、初めの頃思いやると、もっと弾けていいボクサーなんだけど、

ここ最近、心躍る試合が出来てなくて、ここは一番、

涼野さんのテキパキボクシングで、一発カツ入れて貰えればいいなあって……。

                                                          

1R、案の定、涼野さん、開始ゴングと同時にいきなりのガツガツボクシングで、

あああ、石川君、この日も何だかあしらおうとするようなパフォーマンスで、

もっと自分から試合作るようにするといいのになあ。

                                                           

3R残り1分、石川君、右目上バッティングカットして、ドクターチェック。

                                                          

この辺から、負傷ストップになったらマズイって、二人とも思ったらしくて、

お互い攻勢かけていって、打ち合いに突入したんだけど、石川君も集中力保ってる。

                                                        

4R、涼野さん、とにかく先に仕掛けるし、打たれれば必ず即打ち返すし、

小さいけど正確な手数で圧倒してるもんで、

石川君、被弾と出血で、顔面赤く染まっていったんだわ。

                                                            

5R、石川君、攻撃に際して、いかにもアイデア不足で、

元々パンチ力ないんだから、攻撃パターンとか、パンチそのものにも緩急欲しいし、

とにかく、もう少し、相手を揺さぶること考えた方がいいと思うんだけどなあ。                                                          

このままだと、涼野さんの細かい蓄積の前に、負けた気のしない敗戦が見えるなあ。

                                                         

6R、石川君、とてもいい感じでパンチ当てるんだけど、

そこで、自分から一段落してしまうとこあって、で、そこんとこ涼野さんに突かれて、

好打を帳消しされるようなショートの連打喰らってんだわ。

                                                             

7R1分半過ぎ、石川君、右目上再度のドクターチェック。

                                                          

セコンドからハッパかかったか、石川君、手数増して攻勢かけるんだけど、

多分、ポイント取られてるってのに、まだまだ振りが軽過ぎで、

もっとブンブン力強く殴りかからなくちゃってとこで、三回目のドクターチェック。

                                                         

やっぱり3Rでの傷悪化して、続行不能の負傷判定になってしまって、

68-65、67-66、67-67の2-0で、涼野さんの根性勝ち。

                                                           

何か、ボクシングに対する気持ちの差が結果に出たような試合だったなあ。

                                                           

                                                          

◆板垣幸司さん(広島三栄)×村中優君(F赤羽)……F 8R

11勝(4KO)3敗1分のランク8位、27才・広島県と、

12勝(4KO)2敗1分の25才・鹿児島県。

                                                            

板垣さんの試合見たのは、もう二年以上前の事で、

木村悠君と引き分け、八巻裕一さんに圧倒判定勝ちしてたね。

                                                             

村中君、一時ブランクあったんだけど、殆どランカーレベルのファイターで、

結局、この試合がこの日のベストだったね。

                                                          

1R、二人とも背格好殆ど同じだし、ボクシングスタイルも酷似してるし、

相手の打ち終わりに合わせるの、とっても巧い同士で、スピードも速いんだよなあ。

                                                        

ゴンングと同時に、いきなり距離詰めての殴り合いで、スリル満々だったんだけど、

1分20秒ほどのとこで、板垣さん下がり加減のとこ、

村中君、オーバーハンド系引っかけ気味の右、巧いこと当てることできて、

その後、このラウンド、板垣さん、ちょっと前へ出にくそうにしてたね。

                                                           

2R、村中さん、あんまり頭の位置動かさないもんで、ちょっと心配したんだけど、

でも、リズム感とっても良くて、フィジカルの強さ圧倒してたなあ。

                                                        

一方の板垣さんも、生半可じゃない返しのフック、恐ろしいキレあるんだけど、

何となく、微妙に軌道ずれてて、なかなかクリーンヒットしないんだよなあ。

                                                           

3R以降も、二人、噛み合った素晴しいボクシングが続いて、

ブザマなクリンチ逃げも、頭突っ込みもなくて、見てて気持ち良かったなあ。

                                                           

板垣さんも、ストレート系パンチに活路見出すにつれ、リズムとバランス良くなって、

二人とも、相手が打ち終わりに合わせて来たのを、再度合わせにいったり、

つまり、返しの返しに更に返していくって、もうとんでもない展開で、ワクワクなんだわ。

                                                         

序盤戦、ちょっと上体硬いように見えた村中さん、

ラウンド進むにつれて、こなれてきたのか随分スムースになっていって、

元々持ってるフィジカルの優位性、ドンドン前面出しで、徐々にその差浮き出てきて、

板垣さんの被弾場面多くなっていったんだわ。

                                                                

そして最終8R、あともう少し時間あったら、村中さんストップ勝ちってとこまでいって、

終了ゴング鳴った時、板垣さん、もうヘロヘロだったもんなあ。

                                                       

結局、思いの外の大差ついて、80-73、79-73×2の3-0で、村中君。

自分の中では、実は当然の勝利で、早く林徹磨さんとやるとこ見たいなあ。

                                                           

                                                           

石川昇吾君の試合の時、弟の雄策君来てんのかなあって思ってたんだけど、

わざわざ自分のこと探して寄ってくれて、10月1日の彼の試合の事とか、

この日の兄さんの試合の話とか、色々話したんだわ。

彼、このブログ読んでてくれて、書き手が自分だってこと知って驚いてたなあ。

間違いとかあるでしょって聞いたら、とっても面白いっスって褒めてくれたよ。

                                                          

                                                           

◆ジェームソン・ボスティック×清田祐三さん(F赤羽)

             ………OPBF LH 王座決定戦 12R

22勝(12KO)4敗のOPBF3位、サウスポー26才・ニュージーランドと、

19勝(17KO)2敗1分のOPBF SMチャンピオン、27才・北海道。

                                                            

ボスティック、竹トンボみたいにヒョローッとした浅黒、半黒ボクサーで、

清田さん、相手のアゴ位の背丈しかないんだわ。

                                                        

1R、ボスティック、手も足もユーラユラさせながら、全く自分から動かない様子見だし、

清田さんの方も、間合い計りかねるほど、お互いの距離感隔絶してたもんで、

どうなるのかなあって見てたんだけど、

清田さん、アンタが来ないなら俺行くよって感じで、飛び込みの態勢取り始めた時、

シューンって、恐ろしいほどの長い右ジャブ、そんなとこから届くかってほどで……。

                                                          

ボスティック、両手低くした構えなんだけど、

そういうのは、ハンドスピードに相当自信持ってるか、

アッパー大得意ってのが多いんだけど、彼は、その両方だったんだわ。

                                                         

それでも、いつまでもその距離のままだったら、清田さん、どうにもならないもんで、

頃合い見計らってガツガツ行こうとした瞬間の1分35秒、

清田さんの飛び込みざまに合わせて、ボスティック、左アッパー見事なカウンターで、

それ、まともに清田さんのアゴ大直撃で、見た目でも当然の一発ダウン。

                                                              

何とか立ち上がりはしたんだけど、その時は殆どもう終わってて、

清田さん、既に違う人になってて、ドコンドコン打ち込まれ放題で、

自分のコーナーに追い詰められて、逃げ場なくなって、

一発も返せなくなったとこで、レフェリーストップエンド。

1Rあと1分弱残ってたかなあ。

                                                               

清田さん、行かなくちゃ始まんなかったのは事実なんだけど、

もうちょっと慎重さが必要だったかも知れないね。

飛んで火にいる夏の虫って感じだったもんなあ。

ボスティック、控室への階段降りながら、ウウォーッて大声上げてたよ。                                                                 

                                                           

この日も、嬉しさと寂しさ混在した複雑なエンディングで、

自分一人しか使わない秘密の帰り道を辿り辿りで……。

                                                          

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