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2010年9月19日 (日)

伝説のギタリスト達 (Ⅳ)

“ナイトホークス” は、タルイ進行だったし、“ビッグ・バッグス・パニック” ってのは、

半端な荒唐無稽さが、肌に合わなくて途中オフだったんだけど、

“ミッション・トゥ・マーズ”(SF)、“ザ・ロック”(アクション)、“G・I・ジョー”(アクション)、 

“消されたヘッドライン”(シリアス)、“ナイトミュージアムⅡ”(ファンタジ―)、

は、グッドだったな。                                                       

                                                                                                                 

明日のさいたまスーパーアリーナまで、ボクシング、中10日もあったもんで、

まるで関係ない、ギタリストのこと書き続けてたけど、これが最後ってことで……。

                                                        

毎日、尋ねてくれる固定客さん達には、ホント、申し訳なかったっス。

もう、音楽関係はいいからさあって声、沢山聞こえてきそうなんだけど、

「伝説のギタリスト達」 でアクセスしてくれる人、思いの外多くて、驚いたんだわ。

                                                        

NHK衛星放送の合間に、WOWOWで、ローリング・ストーンズ見たんだけど、

1969年、ハイドパークでの無料コンサートで、50万人集まったっていう、例のヤツ。

                                                       

見渡す限りの人ひとで、大昔のウッド・ストックみたいだったし、

全盛時のニューポート・ジャズフェスみたいでもあって、

で、映像の作り方も、真似したような手法使ってて、ちょっと陳腐なんだよね。

                                                         

実はこのフィルム、以前も見たことあるんだけど、

やたらのミック・ジャガー映しで、自分としては、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、

キース・リチャーズの次くらいでいいのに、ホントに残念なんだよね。

                                                        

サイドギターがブライアン・ジョーンズから、ミック・テイラーに変わったお初で、

この三日前に、ブライアン、プールで変死したもんで、追悼っぽかったんだけど、

別に、いつもと変わんなくて、なんだかPAも雑だし、却ってキース、力抜けてたし、

見るべきとこ、やっぱりなくて、早目のオフにしたんだよね。

                                                        

                                                        

9月16日の最終日、まずは、新世代ギターゴッドってテーマで、

三人紹介してたけど……。

                                                         

ジョン・フルシアンテは、’70年生まれで、’06年のスタジオライブなんだけど、

彼のマホガニーのストラトキャスター、傷の付き方がとってもいいなあってだけで…。

                                                       

                                                        

デレク・トラックスは、’79年生まれで、同じく’06年のライブ。

彼、ちょっとホッぺ膨らみ気味の小太りなもんで、あんまり、なんだけど、

真っ赤なバーンズでのボトルネック・スライドブルースってのは、確かに絶品で、

派手なボディアクション、全く無いし、全然客に媚びないし、とってもいいんだわ。

今回の 「伝説の~」 シリーズでの三人目の収穫ってのが、この、デレク・トラックス。

                                                          

                                                          

三人目のジョン・メイヤーってのは、独特の声質のハスキー系ボーカルも心地よくて、

その上、可愛い系イケメンの ’77生まれなもんで、

’05年のライブ見てたら、カブリツキみんな女の子ばっかで、一瞬抵抗あるんだけど、

実は彼、一人アコースティックで悲しい恋唄歌ってる時は、

まるで、ホセ・フェリシアーノか長谷川きよしかって感じなんだけど、

バリバリのブルースギタリストって側面もあって、

ストラトに持ち替えて、バディ・ガイと掛け合うとこなんか見てると、

普通のアイドル系とは、全くの別モノなんだよね。

アメリカの音楽界ってのは、やっぱ奥深いんだわ。

                                                        

                                                          

次に、オリアンティが出たんだけど、彼女、あのマイケル・ジャクソンの、

最後のワールドツアーメンバーに選ばれて、そこからのブレイク中なんだけど、

自分には、普通以上には見えなくて、女の子ってだけでしょって感じ。

                                                         

                                                        

その後、

ZZ TOPのビリー・ギボンズ、リトルフィートのローウェル・ジョージ、

チープ・トリックのリック・ニールセン、ロリー・ギャラガ―、それに、

メタリカのカ―ク・ハメットとか、続々登場なんだけど、

かろうじて、カ―ク・ハメットが引っ掛かっただけで、

でも、自分、バタバタ動きまわるギタリスト、基本的に不得意だし、

あとは、イカガワシイ宣教師みたいな長いあごひげが嫌いだったり、

どうってことないけど、デブのギタリストは嫌いで、とかだったり、

ファッションもギター塗装も、あんた周りから浮きまくってるでしょっていうのや、

一見、ちゃんとしてるけど、ボーカルの線細すぎだし、ギタープレイもなあ、

ってのばっかりで、結局、終盤尻つぼみ気味のエンド。

                                                         

                                                         

番組ナビゲーターとして、チャーと野村義男が、出てたんだけど、

彼ら、流石に、色んなギター沢山持ってたね。

                                                            

ただ、NHKなもんで、コメントする際、個々のギターメーカーの名前出せないし、

二人とも、個々のギタリストの好き嫌い絶対あるのに、それ素直に出せなくて、

口振りで、何となく察することできたんだけど、

立場上、仕方ないのかも知れなかったんだけど、彼らも赤裸々じゃなかったし、

見てる自分も、ちょっと消化不良なとこ残ったな。

                                                          

誰にでもいいとこはあるから、そこ見て褒めるってのは、勿論アリなんだけど、

あなた、ホントのとこはどう思ってんの? ってことで、

それが伝わって来ないと、もう興味半減で、

そういうの、ボクシング見る時も全く同じで、

だから、当たらず触らずの、中途半端な評論、自分には無用なんだよね。

                                                          

それにしても、NHKって、こういう番組作るの、つくづく下手クソで、

ロック好きだとか、ギタリスト好きだとかいうのが携わってるようには思えなくて、

制作子会社に企画丸投げした結果の、やっつけ仕事にしか思えなかったなあ。

                                                         

当時の映像見せてくれればいいのに、こんな山ほど最近のフィルム流しまくって、

老けたけど、まだ頑張ってるよ大会に仕立て上げてしまって、

全くセンス疑ってしまったし、チャー、口挟めなかったのかって思ったな。

                                                                                                                

                                                        

最後に、最近のアメリカの“ローリングストーン”誌の、ギタリストTOP10。

                                                        

① ジミ・ヘンドリックス

② デュアン・オールマン

③ B・B・キング

④ エリック・クラプトン

⑤ ロバート・ジョンソン

⑥ チャック・ベリー

⑦ スティーヴン・レイ・ヴォ―ン

⑧ ライ・ク―ダ―

⑨ ジミー・ペイジ

⑩ キース・リチャーズ

                                                         

この後、カ―ク・ハメット、カート・コバーン、ジェリー・ガルシア、ジェフ・べック、

カルロス・サンタナ、ジョニー・ラモ―ン、ジャック・ホワイト、ジョン・フルシアンテ、

ジェームズ・バートン、ジョージ・ハリスン、マイク・ブルームフィールド、ジ・エッジ、

フレディ・キング、トム・モレロ、マーク・ノップラ―、スティ―ブン・ステルス、

ロン・アシュトン、バディ・ガイって続いて、これでベスト30なんだけど、どお?

                                                          

アメリカの専門誌の一つが、ロックギタリスト選ぶとこうなるってことで、

それは、これまでの貢献度とか考慮して、名前残すべきだとかいった思惑、

当然働くもんで、1911年生まれが5位に来たり、スライドギタリストが沢山いたり、

B・B・キングとか、チャック・ベリーって、それほどのもんかあって感じなんだけど、

要するに、選定する人の数だけ、ベスト10あるんだなあってのが正直な感想で、

リッチー・ブラックモアと、マイケル・シェンカ―が、ジョージ・ハリスン以下で、

そもそもベスト30にも入ってないってのには、正直タマゲタなあ。

                                                        

                                                       

そんなら、自分もここで、色々聞き直しての、改めてのベスト10ってことで……。

                                                         

① リッチー・ブラックモア

② エリック・クラプトン

③ マイケル・シェンカ―

④ ブライアン・メイ

⑤ エディ・ヴァンヘイレン

⑥ デレク・トラックス

⑦ ジョン・メイヤー

⑧ ボブ・ボーグル

⑨ キース・リチャーズ

⑩ ジェフ・べック

                                                       

なんだけど、どお?                                      

                                                       

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