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2010年9月21日 (火)

さいたまスーパーアリーナ・9月20日

今日は、ちょっとした小説ほどの長さになりそうな予感するもんで、

常連客の皆さんにおかれましては、時間タップリある時に読んで下さいな。

                                                         

長いって言えば、昨日のボクシングは長かったなあ。

1時半から始まって、終わったのが7時半頃だったから、

後楽園ホールの通常開催だと、夜12時終わりってことと同じで、

結局、予備カードボクサー全員出動だったし、

その上、休憩ってのが、二回、それも25分と20分なんてのもはさまって、

もともと74R興行ってのも凄かったけど、やっぱTV入ると、尋常じゃなくなるんだわ。

                                                          

金城智哉さんの試合、中止になったのは知ってたんだけど、

よくあるように、相手のフィリピン人の都合なのかって思ってたんだけど、

何と本人棄権っていうことで、ジムで会った時は、調子良さそうだったんだけどね。

                                                         

                                                         

ディズニー・オン・アイスの公演と重なって、会場近辺の人混み凄かったね。

                                                       

後楽園でもよく見かけるオッサン、関係者っぽい態度で、すり抜けようとしてたけど、

係員に、当日券売り場はあっちだからって、あしらわれて、

そういうオッサン、ボクシング会場には結構いるんだよね。

                                                             

                                                        

◆松土翼君(ワタナベ)×榊原祥明君(新日本木村)……SL 4R

2勝3敗2分の25才・東京都と、2勝(1KO)2敗の33才・群馬県。

                                                         

二人とも、大型頭突っ込みボクサーで、1R始まってすぐから距離詰めて、

グズグズやりだしたと思ったら、半分頃のとこで、

松土君、グニャっと倒れてしまって、その後立ち上がりはしたんだけど、

またもや打ち込まれて、直後にレフェリーストップエンド。

                                                         

                                                           

◆中田智君(18古河)×高原亮君(オサム)……62㎏ 4R

1勝(1KO)2敗の22才・茨城県と、デビュー戦の21才・埼玉県。

                                                          

あんまりデカイ会場なもんで、第一試合もそうだったんだけど、

なんか舞い上がってしまったような二人で、

なんか西部劇の酒場の乱闘シーンみたいなボクシングで、

ただ、二人とも、スタミナ面に大きな課題抱えてるみたいで、

間断の無い攻撃ってわけにいかないもんで、

お互い、結構いいパンチ当ててるんだけど、そこからの追撃、全く出来なくて、

あれーっ、自分のすぐ横、坂本博之さん通ったぞって、横目に見ながら、

3R、中田君、大分追い込んだもんで、今度こそ、そこ一気だぜって見てたんだけど、

休み休みのボクシング、相変わらずで、

何だか、相手の回復待ちしてるみたいだったな。

                                                          

結局、40-38、39-37、39-38の3-0で、中田君だったんだけど、

もっと体力つけなくちゃね。

                                                         

                                                           

◆内藤剛君(ワールドS)×佐藤孝洋君(ランド)……SFe 4R

デビュー戦の26才・埼玉県と、1勝(1KO)0敗の28才・宮城県。

                                                          

またまた、二人とも力入り過ぎで、いきなりのボコボコ大作戦だったんだけど、

2R、佐藤君、ロープ際に詰められて、内藤君の連打に反攻できなくなったとこで、

レフェリーストップエンド。

内藤君、嬉しそうだったなあ。

                                                         

                                                         

◆國重隆さん(ワタナベ)×沼田慶一君(E&Jカシアス)…LF 6R

20勝(2KO)4敗2分の34才・大阪府と、7勝(1KO)2敗の25才・神奈川県。

                                                          

國重さん、応援ノボリ、20本もあって、サポーター多いんだわ。

                                                           

正直、パンチ力無い同士のLF級だし、國重さん、盛り過ぎてるし、

こりゃフルラウンドだなって見てたら、ホントその通りで、

沼田君、いいプレス掛けてんだけど、そこからの超アイデア不足だったし、

そもそも当て勘、異常に悪かったんだわ。

                                                           

國重さんも、全く迫力なくて、自分から行かなくて、下がりながらぺトぺト当てる、

ポイントゲット作戦なんだよなあ。

                                                              

3R、國重さんの下がり下がりボクシングに、沼田さん、苛立ってしまって、

どんどん、荒っぽくというか、雑なボクシングになってしまって、

5R、お互い、そこそこのを直撃させても、相手がグラットもしないし、

そろそろ自分、飽きてしまったもんで、周囲見回してたら、

坂本博之さんが、少し前に座ってて、すぐ近くの右の方に清田祐三さんとか、

翁長吾央さん、岡田誠一さんがいて、左のちょっと離れたとこに、

八王子中屋の筒井さんが、座ってるのが見えたな。

                                                          

そんなこんなで、60-56、59-56、59-56の3-0で、國重さん無難勝ち。

                                                           

この試合の後、坂本さんと目が合って、この間の練習生のI君のこと、

ちょっと話したんだけど、坂本さん、ああ見えて、なかなか思慮深いんだわ。

                                                         

                                                       

◆福原力也さん(ワタナベ)×アラン・タナダ(フィリピン)

              ……OPBF SFe タイトル戦 12R

24勝(18KO)3敗1分のWBA 12位、31才・東京都と、

9勝(4KO)2分のWBOユースチャンプ、18才。

                                                           

タナダ、まだ若過ぎだし、この程度の戦績だし、上背もリーチも圧倒してるもんで、

福原さん、楽勝ベルトゲットなんじゃないかって思ってたもんで、ショックだったなあ。

                                                          

1R、福原さん、なかなかグッドなコンビネーションで上下の打ち分けできてるし、

相手のタナダ、要注意なのは、いきなりの左右の飛び込みフックだけだもんなあ。

                                                       

でも福原さん、少しおかしいよ、動きにいつものキレなくて、ちょっと体、重そうで、

それでも、少し誤魔化し、誤魔化しになるかも知れないけど、

でも、この程度の相手なら、何とかなるっしょって感じのスタート。

                                                          

2R、距離詰まった時の、タナダの万振り大フック、それ文字通り全力打ちなもんで、

当たったら怖いなあって、で、福原さん、もっと距離取ってよって感じだったんだけど、

福原さん、敢えてか、つられてか、少し、振りが大き過ぎなんだわ。

                                                          

もっと足使って、タナダ、やり過ごして、空振りさせまくって、

スタミナ消耗させてから、勝負に出ればいいのにって……。

                                                         

3R、始まってすぐ、20秒ほどのとこで、青コーナー付近で、福原さん、

左かすっての、タナダの右、まともに喰らってしまって、一発ダウン。

                                                           

それ、恐ろしく効いてて、なんかもう挽回できそうになくて、

クリンチ逃げしようとする判断も、できなくなってしまったみたいで、

案の定、タナダの追撃に、今度は赤コーナー寄りのとこで、

今度も、万振り右フックの直撃喰らってしまって、ロープまでフッ飛ばされて、

またもやのダウンで、福原さん、根性立ちしたんだけど、

右フック、右フックって、顔面張り飛ばされたとこで、1分47秒、レフェリーストップ。

                                                           

なんかもう、呆然としてしまったなあ。

                                                           

                                                            

この後のデビュー戦同士の予備試合見る余裕なくなってしまって、取り敢えずタバコ。

                                                         

通路で、また坂本さんとバッタリで、今の試合の事話したんだけど、

彼、自分のボクシングを見る目を確かめるような質問してきたんだけど、

自分、ちょっと動転気味だったもんで、見当外れなこと、言ったかも知れないなあ。

                                                         

                                                          

予備カード終わっても、まだ再開しなくて、更に25分の休憩ってことだったもんで、

さっき見かけた、筒井さんとこに行ってみたんだわ。

                                                        

フィリピンのボクサーってのは、ヤル気のジムとトレーナーが付いてるかどうかで、

エライ違うって話、聞かせて貰って、この日は、ヤル気満々のメンバーなんだってさ。

                                                         

筒井さん、どうしてそんなことまで知ってんのかってほどの物知りで、

この日、海外から来た役員のことも知ってるし、色々参考になるんだわ。

                                                         

チョット前の、荒川仁人さんとチャーリー太田さんのパフォーマンスにも話及んで、

自分のボクシングの見方確認したり、あの時はそうだったのかあってこと、

新たに色々再確認出来て、とっても楽しい時間なんだよね。

                                                            

筒井さん、一人で来てるんだなって思ってたら、

仁人さん、もう一人の知らないイケメンボクサーと一緒に買い物から戻って来て、

普段、まるで可愛い顔付きしてるし、左まぶたに、うっすらキズあるくらいで、

物腰柔らかなもんで、知らない人は、絶対ボクサーだなんて思わないような人で、

偉ぶらないしって言うか、なんか、癒し系のボクサーなんだよね。

直後に、中屋会長も戻って来て、なんか全員暖かいメンバーだったなあ。

                                                          

                                                        

◆三垣龍次さん(MT)×金井アキノリさん(姫路木下)

              ……OPBF L タイトルマッチ 12R

14勝(10KO)2敗のチャンピオン、29才・岡山県と、

21勝(20KO)4敗の日本ランク7位、27才・兵庫県。

                                                           

金井さんが、榎さんとタイトル戦やった時のポスター、まだ持ってるんだけど、

あの当時の、可愛い系イケメンボクサーのイメージ、全く無くなってて、

何だか、いいオッサンっぽくなってて、ただ、ちょっとポヨポヨした感じ。

                                                          

うわあ、三垣さん、髪の毛坊主だぜえ!

                                                          

1R、三垣さんの方が、明らかに動き軽やかで、キッチリ上下攻め出来てて、

ホント、順調な滑り出し。

                                                         

一方の金井さん、見た目通り、全体の動きが緩慢なんだけど、

振りの力強さは流石で、明らかに、三垣さんの打ち始め、打ち終わりに合わせてる。

でも、ジャブのやり取りそのものは、三垣さん圧倒してて、

すっかり距離掴んだように見えたな。

                                                           

2R、さあこれからガチだぜってとこ、始まって30秒ほどのとこ、

殆ど同時に打ち出した、二人の右ストレートだったんだけど、

三垣さんのが金井さんの顔面かすめただけだったのに対して、

金井さんのが、三垣さんの唇からアゴを舐めるように、見事に打ち抜いて、

何と、ナント、なんと、三垣さん、一発ダウン。

                                                           

ハードヒッターの直撃だったもんで、大心配だったんだけど、

三垣さん、致命的なダメージではなかったみたいで、

再開後、金井さんの一気追撃交わしながら、盛り返しの挽回ラッシュで、

金井さんふらつかせたんだよね、凄いよなあ。

ところが、ところが終盤、金井さんのまたもやの追撃で、

三垣さん、ヤバイ、ヤバイって、もう、場内大騒ぎさ、勿論。

                                                          

3R、この日三垣さん、巧かったのは、金井さんの大振り一発狙いに対して、

巻きこまれること無く、小さく鋭く、力み過ぎないで、当てることに専念したことで、

ヒッチ小さくして、金井さんの顔面、的確にヒットさせたんだわ。

                                                          

始まって1分弱だったかなあ、その連打、4~5発ほどブチ当てて、

今度は、金井さんがダウン。

                                                         

時間山ほどあるし、それまでの金井さんの被弾も半端じゃなかったし、

三垣さんの追い込みも、当然キツかったし、このラウンドで終わりかなあって、

思ってたんだけど、金井さんもエラくて、何とか凌ぎきったんだわ。

                                                         

4R、金井さんの顔面、相当赤くなって、相当腫れてきて、

終了時点での採点は、38-35、38-36×2の3-0で、三垣さん。

                                                           

5R、大挽回するために金井さん、三垣さんの打ち出しに、

益々、思いっ切り合わせて倒しに行く戦法、自分も正解だとは思ったんだけど、

でも、三垣さん、そういうの大分慣れたみたいで、力セーブしたような、

当てること重視した、的確な左右とジャブ、打ち込み続けて、ホント、巧いんだわ。

                                                          

6R、勢い、もう完全に三垣さんで、カウンター一本槍、見切られてしまって、

金井さん、攻め手全く見出せなくなってしまった、1分10秒過ぎ辺り、

一方的に打ち込まれ続けて、両手がガードポジションから動かなくなってしまって、

最後まで踏ん張ってはいたんだけど、

御苦労さん、もういいだろって感じのレフェリーストップエンド。

                                                           

それにしても、三垣さんの坊主頭、見た目恐ろしかったなあ。

                                                          

                                                        

この後、またまたの予備カードで、そこから、また20分の休憩タイム。

土屋修平君と、仁人さんや三垣さんのこと話したんだけど、

この子は、この年で、いつもとってもクールなのには驚くね、ホント。

                                                       

                                                        

◆河野公平さん(ワタナベ)×トマス・ロハス(メキシコ)

             ……WBC SF 王座決定戦 12R

25勝(9KO)4敗のWBC1位、29才・東京都と、

33勝(23KO)12敗1分のWBC2位、 30才。

                                                         

ロハス、一見、戦績今一に見えるんだけど、

これまで戦ってきたメンバー、半端じゃないし、

身長175㎝だっていうし、フットワークあるし、手長いし、

それに、例のローポジションからの強烈アッパーあるし、

一方の河野さん、根性のラッシュとスタミナあるんだけど、

相手を倒しきるだけのパンチ力、残念ながら持ち合わせてないし、

これだっていう、攻撃のツボも……。

                                                        

で、苦戦するんじゃないかなってのが事前の予想だったんだけど、

でも、ボクシング、何が起こるか分かんないからって、気持ちだったんだけど……。

                                                           

1R、ロハス、あんなにガード低いんだから、河野さんの必殺飛び込みあれば、

何とかなるかも知れないって見てたんだけど、

ロハスのボディワーク、異常に凄くて、河野さん、交わされっ放しなんだわ。

これが結局、この試合のポイントで、思い返したら、この時点で勝負あったんだよね。

                                                          

2R、サウスポー・ロハスの華麗な右アッパーから左ストレートを期に、

一気に乱打戦突入したんだけど、河野さん、一見パワフルなんだけど、

基本的に、腰入ってないというか、手打ちっぽいスウィングが多いんだよなあ。                                                          

で、キレキレ感絶大で、なおかつ的確さと、そもそもの手数、ロハス圧倒なんだよね。

                                                        

3~4R、河野さん、折角距離詰めても、パンチ出し一瞬遅れてしまってて、

ロハスのここぞの回転力の見栄えが実にいいし、4Rだっけかなあ、

河野さん、二発ほど右ストレートのいいのを打ち込めたんだけど、

ロハス、その後の追撃、絶対許さないし、それチャラにする反撃も完璧なんだわ。

ここまでの途中採点は、40-36×2、39-37の圧倒3-0で、ロハス。

                                                            

5~6R、ロハス、回転力益々上げってて、パンチも内側内側から出てて、

一方の河野さんのパンチ、いかにも大回りなもんで、

5R、河野さんがローブロー休憩受けた後の大乱打戦になった時も、

ロハスのパンチ精度に比べて、河野さん、空振り目立ったなあ。

                                                          

間違いなく、ポイント取られっ放しのラウンド続いたんだけど、

その差がもっと目に見えていったのは、7R、ロハスのボディ重点攻撃始まった時で、

あれ、河野さんじゃなかったら、倒れてたんじゃないかってほどで、

ポジションチェンジされながら、続けざまに、あんなの喰らったら、堪んないだろなあ。

                                                           

8R、倒さないと完璧に負けるって分かってて、河野さんもそのつもりなんだろうけど、

そういう場面は、全く想像しにくくて、

この時点での集計も、80-72、79-73×2って、差が開く一方。

                                                            

9R、河野さん、二度ほどラッシュかけるんだけど、

その度にボディアッパーで、食い止められてしまって、消耗度高めてて、

殆ど八方ふさがりなんだけど、それでも、河野さんの一生懸命さは凄かったよ。

                                                          

10~11R、ロハスに余裕で遊ばれてる感じで、

河野さん、パンチもタワミ気味になってて、限界が見えてきたんだわ。

                                                           

最終12R、でもこの回、何と河野さん、ロハスからダウンゲットしたんだわ。

                                                                                                                

ただね、それ、二人の気持ちの差から出た結果だと思ったんだけどね、

つまり、河野さん、これで最後だって、残りの力振り絞って、

応援に来てくれた人に、死に物狂いなとこ見せなくちゃって思ってただろうし、

一方のロハス、セコンドから無理して行くなって言われてただろうし、

ハイハイ、あと3分間、適当に流し流しやって終わろうねって感じ丸見えだったもんで、

そんな二人の気持ちの差があって、当たったようなパンチだったって思うんだよね。

                                                         

つまり、終盤まで拮抗してた試合で、ロハスに気合い入ってたら、

絶対当たるようなパンチじゃなかった、って思ってるんだけど、どお?

                                                          

もっと若いラウンドの時点で、あれが出てればっていう人いたけど、

それ、有り得ないんじゃないかって思ったんだよね。

                                                         

ロハスが膝着いた後の、二人の最後の打ち合いは、心が躍ったけど、

結局、118-109、116-111×2で、勿論ロハス。

                                                          

河野さん、今更無理なのかなあ。

突撃ラッシュっていう戦法から、パンチの打ち方改良して、手数減らしてでも、

一発必殺の倒し屋っていうボクサーに変身できないかなあ。

                                                        

                                                          

◆内山高志さん(ワタナベ)×ロイ・ムクリス(インドネシア)

              ……WBA SFe タイトルマッチ 12R

15勝(12KO)0敗のWBAチャンピオン、30才・埼玉県と、

23勝(18KO)2敗2分の23才。

                                                           

ここで、赤と青のコーナーが入れ替わってしまって、内山さん遠くなったな。

                                                           

この日のリングサイドは、すぐ横通路だったし、リング正面だったもんで、

とても見易くて良かったんだけど、無理して高いチケット買っても、

アリーナってのは真っ平らだし、前に座高高い人座ると、エライことになるもんで、

そういう時は、離れた階段自由席に移って、そこフワフワ劇場椅子だし、

オペラグラスで見れば、却ってずーっと見易いんだよね。

                                                          

ムクリスってのは、ワタナベジムでビデオ見せて貰って、

その時の内山さんの様子、「スポーツ大陸」 でやってたけど、

実はあの時、自分、内山さんの後ろで見てたんだけど、

ヒョローとした感じで、ムエタイみたいなアップライト構えから、

あんまり威力とスピード感じられないパンチ打ってたもんで、

こりゃ、楽勝だって思ってたんだけど、

リングに登場したの見て、チョット驚きで、体つき、大分逞しく見えたし、

試合始ってからも、いきなりの右や、左の返しも迫力十分だったんだわ。

                                                         

1R、大きな試合じゃなくても、大好きなボクサーの試合はドキドキするんだけど、

大好きなボクサーの、大きな試合ともなると、取り敢えずは心臓バクバクになるね。

                                                           

リーチ長くて、少し腰引き気味の相手に対して、内山さん、

左ジャブ、充分届いてて、オウオウって感じで、実に見事なんだわ。

その後、右ボディ一発、左ボディ二発、キッチリ決めることできて、まずは一安心。

                                                          

それでも、ムクリス、流石のとこあって、内山さんの左に、即座に右打ち出して来るな。

                                                        

2R、内山さんのパンチの速さ、回転力、それにキレ、尋常じゃないもんで、

ムクリス、警戒してか、自分からは行かなくて、左ジャブもなんだかおざなりなもんで、

そんじゃ行くよって感じで、内山さん、仕掛けもするし、カウンターも打つし、

力込めて、心地良さそうに、コンビネーション繰り出してて、調子良さそうだなあ。

                                                           

3R、一瞬の左右連打には、ムクリス、やっぱり力こもって怖さ充分持ってるし、

特にカウンター気味の右には、ホント要注意なんだよね。

                                                           

それでも、我らが内山さん、効率のいい上体、特に頭の動きで難なく交わしてるし、

軽いフェイントにも、相手敏感に反応するもんで、わざとタイミングずらせて、

小気味いいワンツーを打ち込んでるよ。

                                                        

内山さん、何度か、タイミング計った、倒しの右クロス当ててるんだけど、

あとわずかってとこ、当たりが浅いのが続いて、ハラハラさせながらも、

決めの場面を予感させて、ムクリスの左目の上ヒットカットさせたね。

                                                            

4R、相変わらず内山さん、バランスとってもいいし、終始ペース握ってるし、

内山さんに合わせて打って来るムクリスに、そのまた返しを合わせるって、

危ないっていうか、とにかくスリル満点なとこも見せてくれて、

そんな秘技みたいなこと、やらなくていいから、普通にやってても十分勝てるからって、

却って、こっちが心配になるほど、色々見せてくれたよなあ。

                                                         

それにしても、ムクリスの一瞬の右、まだまだ力こもってるぜ。

                                                           

5R、あれ、ムクリス、わざとタイミングずらせて、少し遅れ気味に打ち返してるけど、

って思った瞬間、シュシュンって打ち込んだ、内山さんの右ストレート、

勿論、万振りじゃないんだけど、それ、モノの見事の大的中で、

そおかあ、ここで出たかあってKO場面で、これ一発で実は終わってて、

後はオマケみたいなもんだったんだけど、

ここからの詰めが内山さん、尋常じゃなくて、大振り、メチャ振りになりがちなとこ、

それまでより、一段とタイトに、鋭く、もう全部当てで、

ついに力尽きたムクリス、その場にカエルみたいな恰好で、うつ伏せダウン。

                                                            

そのまま担架搬出で、聞いたら、頬骨骨折って話もあって、

アゴはたまにあるけど、頬ってのは、聞かないなあって……。

                                                          

我らが内山さん、破壊的KO劇終わっても、飛び上がる訳でもなくて、

普通にしてて、コメントも実にクールだし、ああいうの、ホントいいよなあ。

                                                           

内山さん、11月には31才になるってのに、相変わらずドンドン強くなってて、

そういうのまるで、メキシカンボクサーみたいで、

こうなったら、来年リナレスとやって、デラホーヤの目に留まって貰って、

ラスベガスで、おいらのマルケス兄さんとやるってとこまで行って欲しいなあ。

                                                         

そうなったら自分、必ずラスベガスへ行って、

リングサイドで小便漏らしてやるんだけどなあ。

                                                          

それにしても、何だこの長さは……。

これはもうブログなんてものじゃないねって、自分でも呆れてるんですわ。

                                                         

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