後楽園ホール・8月11日
奥さんに、待望の i-phone4 届いて、ホワイトなんて待ってたら、
いつのことになるか分かんないし、それにそもそも、表面が白の必要全くなくて、
っていうより、白だと却って液晶画面とのバランス良くないって、説得して決断させて、
それでも一ヶ月近くかかって、で当然、彼女、ズーッと iMac の前に座りっきりで、
昨日は、一度も二階に上がって来なかったなあ。
ホールに着いた時、たまたまちょっと顔見知りのジャッジの人がいたもんで、
この前の、松尾翼君とコーチ義人君の試合の話したんだけど、
あの試合、とても高く評価してたなあ。
それから、最近のジャッジの傾向とか、審判員の個人差とかいう話になって、
参考になるというか、興味深いこと、色々聞かせて貰ったよ。
昨日の後楽園ホール、もともとガラガラなのに、
試合が進むにつれて、更にドンドン観客減っていくっていう、理想的な展開で、
でも、あのラウンドガール達、ホント最低で、不細工仏頂面でリング歩いて、
下らない仕事だなあって思ってるの、浮き出てしまってて、
だから当然、観客も全く無反応で、何の義理で、あんなの使ってんのかなあ。
◆須永健吾君(石神井S)×金子雅也君(福田)……F 4R
デビュー戦の24才・栃木県と、デビュー戦の31才・栃木県。
同郷同士のデビュー戦なんだけど、金子君、この年令で思い出ボクシング?
二人とも、案の定、思いっ切り力入り過ぎで、フットワークもクソもないし、
そもそも、ダメージ与えないようなパンチの出し方で、もう課題満載なんだけど、
殴り合う、倒し合うっていう気持ちだけは、リングに溢れてたね。
お互い、空回りの連続で、一発ごとに局面変わるもんで、それなりにスリル満点で、
でも、あんまり飛ばし過ぎたせいか、2R終盤には、もう二人ともグズグズさ。
3R、勿論、距離感もヘッタクレもないんだけど、半分頃かなあ、
金子君、ノーガードで下がり加減になったとこに、
須永君の右ストレート直撃してしまって、金子君、ドーンって倒れてしまって、
そのまま、ノ―カウントストップ。
それにしても、二人とも最後まで、舞い上がりっ放しだったなあ。
◆バッファロー祥太君(KG大和)×長田康君(青木)…SFe 4R
デビュー戦の28才・福岡県と、0勝1敗の26才・宮城県。
翔太君、チャラっこい、おふざけ系かと思ってたら、
これが何と、真面目なサラリーマン風なんだよなあ。
二人とも、まあまあちゃんとしてる立ち上がりで、
翔太君、強打系、長田君、しなやかに打てる系だったんだけど、
2Rに入ったら、いきなり、体寄せ合ってのショートブロー合戦に変わって、
後は、延々の消耗系押し相撲ボクシングに突入してしまったもんで、休憩ですわ。
ああいう風になってしまうってのは、結局、お互い、正面切った殴り合いするの、
怖いからなんじゃないかって思うんだけど、違うかな?
◆井上大輔君(花形)×東耕平君(ナックルS)……SF 4R
デビュー戦の22才・神奈川県と、1勝1敗の31才・鹿児島県。
ナックルスポーツってジム、初めて聞くなあ。
井上君、足細いし、背高くて、細身の体なんだけど、強い筋肉持ってそうで、
つまり理想的な体躯してるんだけど、残念、ボクシングはそれほどのことなくて、
1R、1分半頃、東君を赤コーナーに追ってって、右ストレート打ち込んで、
ダウンゲットしたんだけど、その後は、胸ときめかないパフォーマンスで、
特にどうってことないのが続いて、結局40-35×3の3-0で勝ったんだけど、
それは、つまり、東君のあまりの不甲斐なさの結果なんだよなあ。
東君、最終ラウンドまで、結構、井上君を詰めまくったんだけど、
そこからのアイデア不足だったのと、そもそもパンチ撫でるような、押し出すような、
感じだったもんで、もっと鬼のように殴る気持ち持つといいのにね。
それにしても、井上君、見た目とってもカッコいいんだから、
もっとカッコいいボクシング、目指して欲しいなあ。
◆坂元昌輝君(花形)×森田大介君(角海老)……Fe 4R
2勝3敗の25才・鹿児島県と、2勝(1KO)2敗の20才・愛知県。
坂元君、3~4㎝ほど大きいし、リーチの差はもっとあるみたいで、
ジャブの突き合いだと、全く勝負にならないもんで、
森田君、どれだけ相手の懐に入れるかがポイントだんだよなあ。
坂元君、基本、離れてぺトぺトやるだけで、迫力なくて、何か打たれ弱そうだし、
森田君、チャンス有りそうなんだけど、踏み込み今一つだし、
接近してからの両手の回転力、足りないんだよなあ。
坂元君のちょっとチャラっこいパフォーマンスに対し、
森田君、あくまで真面目ボクシングで、ホントはもう少しヤンチャするといいんだけど、
常にプレスかけてるのは、森田君の方なんだけど、
ここぞってとこでの、殺人パンチ、最後まで出なかったもんなあ。
結局、39-37、38-38×2の1-0で、ドロー。
◆宮森卓也君(18古河)×藤井龍二君(角海老)……SF 8R
9勝3敗1分の23才・茨城県と、8勝(4KO)3敗2分の30才・福岡県。
背格好、ほぼ同じなんだけど、宮森君、頭デカイいんだわ。
その宮森君、パンチ力無いのだけが、とっても残念なんだけど、
彼のボクシング、見てると、いつもとっても気持ち良くて、
一生懸命やるし、動きとか上下のバランスはいいし、前向きなんだよなあ。
一方の藤井君、これまた、真面目さでは人後に落ちないボクサーなんだけど、
全体のスピード感不足してて、ゴツゴツ感がしなやかさを凌いでる感じなんだよね。
でも、直撃すれば深いダメージ与えられるパンチ力充分だし、
結局、この試合、とても対照的な二人なもんで、それなりに興味深かったんだわ。
1R、藤井君、いつもよりガード高めにしてのスタートで、フェイント交えて、
プレスかけながらの、順調な出だしだったんだけど、
2R以降、宮森君のスピードに着いて行けないとこあって、
確実に当てようとするあまりか、手数減って、捨てパンチ、誘いパンチ出せなくて、
単調な攻撃、続けてしまったもんで、
宮森君にポイント流れるの、防ぎきれなかったんだよなあ。
5Rには、リードしてる宮森君の方が、更に攻勢かけていって、
それに対し、藤井君ペース上げることできなくて、バランスもリズムも悪くなって、
結局、79-75、78-75、78-76の圧倒3-0で、勿論、宮森君。
でも、全体に盛り上がりに欠けてて、必死の打ち合いって場面少なかったもんで、
場内、シーンというか、あっちこっちで雑談、私語だらけだったな。
◆和田直樹君(花形)×飯田将成君(コパン星野)……W 8R
7勝(1KO)6敗2分の28才・神奈川県と、7勝(5KO)2敗の24才・岐阜県。
一見、勝率に随分差があるんだけど、二人のこれまでの対戦相手のレベルに、
とてつもなく差があって、和田さんの方が、タイトな試合、沢山こなしてきてるんだわ。
で、こういう試合の展開、とても読みにくいんだけど、
展開予想するなんて悠長なこと、考えてる暇なくて、
1R、始まって30秒ほどのとこで、飯田君の右、コッツンで、和田君ダウン。
それほど致命的じゃなかったんだけど、和田君が立ち上がった時、
飯田君の方が舞い上がってて、それこそ、鬼のような大追撃で、
下も打てっ!っていうセコンド指示、全く聞こえないような顔面総攻撃で、
北側ロープ付近で、二人とも、ブン廻し大作戦始まってしまって、
和田君も結構いいのを当てたんだけど、飯田君の左フックで腰砕けになったとこで、
レフェリーストップエンドで、ここまでで、1分ほどだったなあ。
まあ、劇的ではあったけどね……。
この後、女子ボクシング差し込まれてたもんで、勿論、当然、休憩だわさ。
◆サラリーマン徹平さん(花形)×山田卓哉君(真正)……SF 8R
24勝(4KO)8敗の31才・神奈川県と、10勝(3KO)4敗3分の26才・滋賀県。
山田君のサポートに、長谷川穂積さん来てて、で、弟分の粟生隆寛さんもいて、
他にも、やけに大勢の応援団だったなあ。
徹平さん、相変わらず、自分の嫌いな、シューズベラベラで、
だったら、ショートブーツにすればいいのにって思うんだけど、
試合始まった時から、明らかに、全く、動きにキレなくて、
それは、山田君も同じなんだけど、徹平さん、背丈もリーチも優位にあるんだし、
経験とランカーとしてのプライドで、軽くあしらえばいいのに、
それ、全然出来ないで、巧いとも思えない相手と、殆ど対等だったもんなあ。
徹平さん、差し手争いだけは、何とかしてたんだけど、
詰めてからの、山田君の、ネチッコイ連打にも可能性あるなって、
それ、2Rには、もう充分見えてきて、徹平さんって、こんなもんなんだっけ?
3R、1分過ぎ、徹平さん、雑な相手に、ポコポコ、殆ど打たれっ放しで、
入らせないようにもできないし、接近戦では手余してしまってるし、もう散々で、
とてもランカーには見えなくて、っていうより、情けないほどタルくて、
殆ど、新人王戦程度のレベルの試合にしか見えなくて、
あんまり悲しくなってしまったもんで、4R途中で、退散。
徹平さん、ただの普通のサラリーマンだったなあ。
これで、メインイベントっていうんだからなあ……。
今朝、知人に聞いたら、判定負けだってね。
最近、こんな試合ばっかりだもんなあ……。
この次、ホールへ行くのは、21日だから、少し間あるし、夏休みだね。