後楽園ホール・6月2日
昨日の鳩山首相の民主党議員総会での演説、
在任中の色んな訳分かんない演説に比べて、なかなか良かったって、思ったな。
原稿見ないで、自らの言葉で、ストーリー、ちゃんと整理されてたし…。
喜んだのは、社民党で、連立は離脱したけど、選挙協力頼まざるを得ないもんで、
これで、少しは民主党のイメージアップなもんで、大助かりのはずで、
反対に困ってしまったのは、谷垣オボッチャン自民党で、カネと普天間の張本人達、
取り敢えず姿消してしまったもんで、矛先どうするか、悩むってことで、
攻め方として、公明、共産、その他の雑多新党と、どう差別化するかが大問題。
中5日の後楽園ホール。
オフトは、大きなレースがあるらしく、周辺のマイナス・オーラ、半端じゃなく大きくて、
ホールへは、突っ切っていった方が、全然近いんだけど、
自分の週末の競馬に影響出るとヤバいもんで、遠回り、遠回り。
この日は、全部で46ラウンドで、このくらいの方が助かる訳で、
9時に終わったもんで、9時半には家に着いたもんね。
この日は、ランカー四人出だったんだけど、場内適度の混み方なのも、良かったなあ。
何だかボーッとした感じのデビューボクサーが、案の定、ボコボコにされて、
でも、このまま何にも出来ないで、ヘロヘロ負けっていうのは、
応援に来てくれた人達に、申し訳立たないって、途中頑張ったんだけど、
一時は消耗戦に持ち込みかけたんだけど、残念、再度のボコボコに遭ってしまって、
もう勝負になってないんだから、セコンド、タオル、タオルって思ってたんだけど、
デビューボクサーに、そこまでの目に遭わせるのは、どうかと思ってたんだけど、
レフェリーがやっとこさストップ掛けて、2R終了ってのが第一試合で、
次は、双方エライ応援団の数だったんだけど、知り合いだけが大騒ぎの、
明日に繋がり難い試合で、結構シンドかったな。
◆大沼弘宜君(協栄)×一場仁志君(角海老)………SFe 6R
5勝(1KO)3敗1分の23才・北海道と、4勝(2KO)1敗の21才・神奈川県。
大沼君、対峙した時、相手に与える恐怖感、半端じゃないサウスポーなんだけど、
戦績、今一つなもんで、何でかなあって見てたんだけど、
やっぱり、攻撃、極端に単調過ぎで、いっつもワンツーで完了してしまって、
左の強打外れた時の、次っていうのが全く出ないもんで、
相手の攻撃の糸口、簡単に与えてしまってるんだよなあ。
それと、5~6Rには、見せたんだけど、本気モードに入るのが遅すぎるみたいで、
それ作戦なのかも知れないけど、何だか余力残した感じもしたんだよね。
彼、立ち姿とってもいいし、空振りした時、ちょっとバランス崩すとこはあるんだけど、
全体のバランスや、パンチの打ち出しなんかも、惚れ惚れするくらいなもんで、
勿体ないなあって思うんだよね。
一方の一場君、初めから見てる人は知ってると思うけど、
彼、左ジャブ打つ時、どういうもんか、右手がヒョイって上に上がってしまって、
何だか、フラメンコか、ギッチョのフェンシングみたいなとこあったんだけど、
本人も気にしてたんだけど、大分良くなってて、もう殆ど大丈夫。
ちょっと怪我して、治るの長引いて、ホントは、今年の新人戦だったんだけど、
だから、試合間隔、恐ろしく空いてしまったんだけど、なかなかいい立ち上がり。
1R~2R、相手の攻撃の単調さに比べて、一場君、3発目、4発目まで意識いってて、
セコンドからの、力じゃない、回転だぞってアドバイスに忠実に応えて、
ポイント稼いでいったんだけど、段々、両手が体から離れ過ぎる癖も出てきて、
その割には、頭の位置が動かないもんで、大沼君の鋭いのを喰らうようになって、
5R頃から、大沼君の遅まきながらのガムシャラさ出てきたもんで、
徐々に結構混沌として来て、6R、勝つにはここが勝負ってことになったんだわ。
それ、二人とも分かってるようで、お互い引かない、いい打ち合いだったんだけど、
実は、一場君、久し振りの試合のせいか、消耗度大きくて、腕下がって来るし、
バランス悪くなって、2度もスリップダウンしてしまって、
で、余力的には大沼君、圧倒だったんだけど、彼も決定的な攻撃に至れなくて、
どっちもアリだなって感じのまま、終了ゴング。
ジャッジも同じような印象だったらしくて、
結局、58-56、57-58、57-57の1-1で、引き分け。
大沼君には、戦法の工夫、一場君はスタミナ、ってテーマ出てたね。
一場君の応援に、コーチ義人君、青木幸治君、それに小林生人さんも来てたな。
石川貴章君もいて、ちょっと話したんだけど、彼、試合7月17日に決まったってね。
それと、堂本佳吾君、ボクシング止めたらしいね。
前回の試合の出来、気にしてるんなら、引退の切っ掛けにする必要ないと思うけど、
何か、勝っても負けても、心決めてたみたいだね。
彼、移籍してきた直後、小堀さんとアルファロ戦、間近に見ることできて、
それだけでも、角海老に来て、良かったですわあ、みたいなこと言ってたっけなあ。
故郷へ帰るのか、こっちで何かするのか知らないんだけど、
自分もめげないでやってんだから、君も頑張ってね。
最後の試合、君はとっても君らしく出来てて、とっても良かったって思ってるんだよね。
いつかどっかで自分見掛けるようなことあったら、気軽に声掛けてよね。
この後、白石豊土さんの試合だったんだけど、
1R見ただけで、距離感とか、攻め方とか、防御、とにかく試合の進め方全部、
もう圧倒的な差があって、つまり試合になってなかったもんで、休憩。
その次、松崎博保さんの相手も、欧米では見られない頭下げた相撲ボクシングで、
それ、自分、不得意科目なもんで、ダブル休憩突入。
その次、加藤壮次郎さんの試合も、元々対等って感じじゃなくて、
相手、1Rからグラグラなのに、この日の加藤さん、どっか体調悪いみたいな、
ダルそうなボクシングで、延々ゆったりしたスパーリングみたいだったし、
で、ランカー三人続けての、トリプル休憩ってことで……。
自分、普段、ボクシングは一人で見るのが基本って思ってるんだけど、
この日は、時間潰しに、知り合いと一緒に来れば良かったなあって思ったんだよね。
今週の自分、ヒドイ精神状態で、それ一気にフッ飛ばして貰いたかったのに、
もう、あと試合一個しか残ってないぞお、って感じだったんだけど、
オイラの瀬藤さん、やっぱ凄かったよなあ。
あの人、子供もいる、もう30才だってのに、いつも見る人絶対裏切らないんだよなあ。
どっちかって言うと、普段、隅の方で静かにしてるような感じなんだけど、
リングに上ると、あなたはホントに、あの瀬藤さん? って別人になるんだよなあ。
◆瀬藤幹人さん(協栄)×笛木亮さん(ジャパン・スポーツ)……56.0㎏
29勝(16KO)8敗2分のランク1位、30才・千葉県と、
14勝(10KO)3敗1分の26才、埼玉県。
笛木さんも好きなボクサーで、今は大阪に移ってしまった、加治木了太さんとの二戦、
1勝(1KO)1敗(1KO)っていうのは、ホント凄かったし、
今度タイトル戦やる、あの天笠尚さんに、確かB級トーナメントの決勝で、
1ポイント差ではあったけど、2-0勝ちしてるんだよね。
昨日は、髪の毛染めてなかったね。
とにかく、どっち応援するんだよ、って感じで、
こういう時は、頭冷やして、リング上の行方、静かに、ホント静かに、
見つめるより他、ないんだよね。
1R、予想通り、笛木さん、まず様子見るってとこから始めたもんで、
そうなると、瀬藤さん、いきなりペース掴んで、もうプレス掛け通しで、
笛木さん、この後、ズーッとロープに押し込まれる場面、続いたんだよなあ。
瀬藤さんに初めにペース掴まれると、途中からそれ取り戻すの、とっても難しくて、
だから、先制攻撃が必須なんだけど、怖くて行きにくいしなあ……。
2Rまで、瀬藤さん、押し込んで、押し込んで、だったんだけど、
笛木さんもロープ背にしながらも、振りの小さいフック、それでも肘軸にした、
鋭いのを巧いこと打ち返して、決定的なポイント流れるのを必死に防いでる。
3R、瀬藤さん、この回1分過ぎから、突然、今度は距離取って、両手下げて、
相手のパンチ誘って打ち返し狙ったり、いきなりの右アッパーかましたり、
もう、色々百貨店みたいで、笛木さん翻弄し始めて、ホント巧いんだよなあ。
4R、笛木さんも、強気丸出しで、絶対引かないもんで、二人、頭ガツガツ当たって、
笛木さん、左目上バッティングカット、瀬藤さんも右目上辺りカットして、
もうトランクス、血だらけで、激闘一色になっていったんだけど、
試合作ってるのは、終始瀬藤さんで、ラウンドごとに距離の取り方変えていってて、
笛木さん、それに着いて行けなくて、攻撃の見せ場、全く作れなくて、
決定的なパンチ喰らわないようにするのが精一杯な感じで、
徐々に消耗していって、それにつれ、瀬藤さん、ポイント加算し続けたんだわ。
5R、瀬藤さん、二つ目のパンチ、もっと低く打たないと、っていう場面続いたんだけど、
異常なほどのスタミナで、全くペース落ちずに、6Rにはまた突っかかっていって、
7R、今度は誘いのラウンドにしてって、もう瀬藤ワールド全開だったな。
笛木さんも、流石男気ボクサーなもんで、最後までパンチに力こもってて、
何回もドクターチェック受けながらも、圧倒的なポイント差、ひっくり返そうって、
倒しボクシングしてたんだけど、1分半過ぎ、続行不能ってことで、負傷判定。
となると、ポイント的には、いかんともし難いものあって、
70-64×2、69-64の圧倒3-0で、勿論瀬藤さん。
最後は、二人とも、顔面真っ赤だったなあ。
瀬藤さんの真っ白なトランクス、血と汗で、全体が薄ピンク色になってたね。
瀬藤さん、いつどんな試合でも、今日はどしたの? ってこと決してなくて、
プレス負けしたこと、全く無くて、めげない、緩めない、引かないボクシングで、
相手が誰であろうと、常にフルパワーで、凄いよなあ、感動だよなあ。
自分、やっと最後の最後で、元気貰って、何となくのイライラ納めることできて、
ホント、アリガトございますです。
瀬藤さんのお母さん、多分、このブログ読んでくれると思うんですけど、
貴方の息子さんは、この夜、確実に、
一人のオッサンの息、吹き返さすことできたんですよ。