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2010年6月19日 (土)

後楽園ホール・6月18日

まずは、ワールドカップで、メキシコが2-0でフランスに勝ったんだけど、

元々フランスは、出場ギリギリのプレーオフで、アンリのハンドアシストゴールでの、

インチキエントリーみたいなもんだから、仕方ないって言えば仕方ない訳で、

それより、メキシコの選手の中に、爺さんと親父さんに続いて、

三代目のワールドカップ出場っていうのがいて、これはギネスなんじゃないの?

                                                          

                                                         

雨降るんだか降らないんだかっていう天候の中の後楽園ホール。

                                                       

一試合中止になったんだけど、その理由、「都合により…」 って言ってたんだけど、

普通、一方のケガが理由の時は、そのボクサーの名前を挙げて、

「○○選手のケガにより」 ってアナウンスされるんだけど、

「都合により」 って言う場合は、何かのトラブルに巻き込まれたとか、

一番多いのは、体重オーバーなんだけどね……。

                                                         

これから、いよいよ試合開始っていう時、リングアナは、ジャッジの溜まり場に行って、

「じゃ、始めます」 って言うんだけど、そう言えば、あのサラサラヘアー君は、

絶対それやらなくて、一瞥すらせず、勝手にリング上るんだよなあ。

                                                         

◆佐藤ハル君(金子)×須山龍一君(京浜)……Fe 4R

デビュー戦の22才・青森県と、0勝1敗の27才・東京都。

                                                        

二人とも、ごく普通の巧くないボクサーで、お互い良く当たる距離を保ってる上に、

殆ど上体動かさないもんだから、面白いほどの当て放題ボクシングなんだけど、

図ったような軽いパンチ同士なもんで、ヨロッともしないんだわ。

                                                        

佐藤君、アッパーの連打なんて、不思議な武器持ってんだけど、

当然顔面ガラ空きなもんで、応援に来てた清水智信さんが、ガードしっかりしろ?

って大声で怒鳴るんだけど、まだディフェンス習ってないみたいなんだよね。

                                                        

3Rまでいっても、あんなに喰らって大丈夫かあってほど、二人打たれ合って、

パンチカウンター要るほどで、こりゃ判定難しいぞおって展開だったんだけど、

4R、二人とも被弾数半端じゃなかったもんで、ここに来て、極端にスピード落ちて、

見てて、グローブ重そうなほどで、お約束のグダグダ、ヘロヘロに突入。

                                                       

それでも、この二人、絶対勝ちたいって気持ち、最後まで失わないで、

人生で、これほど頑張った事、これまでなかったんじゃないかって思えるほどで、

目の前のこれは何だ? ってうほどのグズグズボクシングだったんだけど、

終了ゴング鳴った時は、二人とも、力石徹とやった矢吹ジョー状態だったなあ。

                                                        

結局、39-37、38-39、38-38っていう、

これも測ったような1-1ドローだったんだけど、

佐藤君なんか、コーナーからの階段、降りれなくなるほど消耗してて、

そのまま失神してしまいそうで、控室に下りる階段の手前で、ついにヘタリ込んで、

ちょっと回復待ちだったもんなあ。

もう、一滴の力も残ってないみたいで、そんだけ頑張って、佐藤君、君は凄かったよ。

                                                        

◆藤井貴博君(金子)×小籏智史君(レパード玉熊)……F 4R

デビュー戦の21才・東京都と、0勝1敗の28才・千葉県。

                                                        

藤井君、トランクスに日体大のロゴ入ってたけど、学生ボクサーなのかなあ。

彼、サウスポーなんだけど、とにかく殴る形になってるし、フットワークもまあまあで、

連打してもバランス崩さないし、何か素質ありそうなんだわ。

ただね、攻撃に比べてディフェンスが恐ろしく劣るもんで、残念だったんだよね。

                                                         

一方の小籏君、とにかくガードガッチリ固めて、相手に取り付いて、

あとは、ガンガンフックって戦法なんだけど、右フック、なかなか良くて、

ボクシングの見栄えとしては今一なんだけど、結構な有効打あって、

手数と有効打勝負の様相。

                                                       

小籏君、右打つ時、結構上体左に傾く癖あるから、

そこんとこ、藤井君見極めればもっとパンチ精度上がったと思うし、

そもそも相手の右の打ち出し、分かり易いんだから、左フック被せて打てば、

ずっと楽に進められたんじゃないかって思ったんだよね。

                                                         

これも悩むなあって判定は、40-37、38-39、38-38の、これもドロー。

採点にかなりバラツキあるのは、それぞれのジャッジのボクシングスタイルの

好き嫌いがハッキリ出た結果だな……、なるほど。

                                                       

◆西村剛君(金子)×弓狩誠君(楠三好)……LF 4R

デビュー戦の21才・長崎県と、2勝14敗の36才・神奈川県。

                                                       

デビュー戦の相手が17戦目っていうのも凄いけど、

弓狩君、今日こそは、って感じで、つい応援したくなるんだよなあ、36才だぜ。

                                                          

1R、弓狩君、とてもその年令には見えない機敏な動きで、ホント今日こそは、で、

勝つならこういう相手でしょって感じのスタートだったんだけど、

時間進むにつれて、いいのは動きだけっていう残念な流れに変わっていって、

2Rに入った時は、もう暗雲立ち込めてしまったんだわ。

                                                         

一方の西村君も、背丈的には大分大きいんだけど、ひ弱な印象で、

二人とも、なるべく相手傷つけない方針のボクシングみたいで、

3R以降、何かクニャクニャした、イカとクラゲの戦いみたいになってしまったんだわ。

                                                         

お互いに、終始、殆ど被害の出ない打ち合いだったんだけど、

手数圧倒してたのは、西村君で、で、結局40-36×3っていう、

弓狩君にとっては、悲惨な結果になってしまって、これで、2勝15敗。

                                                        

弓狩君、どおする?

後先考えず、1ラウンドで、全部の力出し切ってしまうっていう、

戦い方もあると思うけどね。

                                                        

◆森田淳年志君(笹崎)×渡邉健太君(角海老)……SW 4R

2勝3敗1分の30才・北海道と、デビュー戦の22才・東京都。

                                                        

色々課題抱えた二人ではあるんだけど、

とにかく相手を倒そうって気迫充分だったし、パンチの形もちゃんとしてるもんで、

一発直撃したら、っていうスリルある展開だったよ。

                                                            

結局、3R、渡邉君下がり気味のとこへの、森田君のショートブローの連打攻撃で、

そのうち、二発ほどが綺麗に決まったとこで、レフェリーストップ。

                                                         

負けたけど渡邉君、どんだけ打たれても絶対ひるまなかったし、

それ、ボクサーとしての必須条件で、心の強い、芯の太いボクシングだったと思うな。

精度的な問題はあったけど、返しの意識も最後まで持ってたし、

ディフェンスレベル上げたら、絶対いいとこまでいくと思ったなあ。

                                                       

森田君、途中ガチャガチャになりそうなとこ、左ジャブの意識取り戻して、

それ、とっても有効で、で、試合のペース取り戻したと思うんだよね。

                                                           

◆座間カイ君(金子)×駒形忍君(E&Jカシアス)……SL 4R

4勝(3KO)1分の30才・北海道と、3勝(2KO)無敗の29才・北海道。

                                                        

この試合だけ、東日本新人王予選。

そおかあ、二人とも北海道だったんだあ。

                                                         

カイ君、おそらくハーフで、ジャズ・トロンボーン奏者に、

カイ・ワインディングってのがいるけど、多分、そういう系統だな。

                                                         

ガタイ大きくて、手足長くて、懐深いのは、優勝候補の一人、座間君。

自分、かなり期待して見てたんだけど、この日の彼、全く今一つで、

ただのデカイボクサーって感じにしか見えず、駒形君のスピード不足のお陰で、

それほどには見えなかったけど、絶対的なスピード足りなかったと思ったなあ。                                                         

初めの2ラウンドは、何とかしたと思ったんだけど、

3R以降は、何だかズブズブで、華麗な打ち合いからほど遠い、ただの乱戦。

                                                        

一方の駒形君も、前回の試合とは別人のような動きの悪さで、

どういうボクシングをしたいのか、伝わり難いパフォーマンスで、消化不良のまま。

                                                       

結局、39-37、39-38×2の3-0で、座間君勝ち抜けなんだけど、

次の高橋光政君、短いのも強く打てる系だから、今日のようにはいかないと思うな。

                                                          

この後、試合が中止になったボクサーと、清水智信さんがスパーリングしたんだけど、

清水さん、やっぱ立ち姿絶品で、惚れ惚れしたもんなあ。

橋本建夫君、まだ続けてるって教えてくれたよ。

                                                       

◆神埼宜紀君(金子)×伊藤彰浩君(国際)……L 6R

6勝(4KO)4敗1分の28才・北海道と、6勝5敗1分の30才・千葉県。

                                                       

二人ともカネかかってそうなトランクス履いてたなあ。

伊藤君のロングガウンなんか、襟にヒラヒラ付いてて、“戦鬼” って刺繍入りだよ。

                                                          

このくらいの戦績のボクサーってのは、ホント微妙で、

何が原因でブレイクしかねてるのかって、考えるのにとても参考になるんだわ。

                                                         

神埼君、デビュー4戦目までは、3勝(2KO)1分っていうんだから、

堂々たる、将来嘱望型のボクサーだったんだけど、

その後、3勝(2KO)4敗っていう残念な成績積み上げてるんだけど、

初めの頃の、イケイケボクシングだけでは押し通しきれないことに対する反省、

っていうか見直し、絶対必要だと思うんだよね。

                                                          

元々彼、どうして負けるかなあっていう、とてもいいボクシングするんだけど、

ジックリ見てたら、何となく、全体のリズム感、良くないって感じたんだよね。

それと、攻撃の変化、意識すれば、絶対伸びるって思うんだけどなあ。  

                                                         

一方の伊藤君は、初めの4戦、1勝2敗1分のとこから、

その後5勝3敗って勝ち越してて、よく頑張ったよなあって思うんだよね。

                                                         

二人とも、気持ちの入った、まっとうなボクシングなんだけど、

型にハマったような、単調な攻撃の繰り返しが多くて、

戦ってる最中に、以前もこんなパターンあったぞって、

デジャブ意識のようなもの沢山感じたんじゃないかな。

                                                         

つまりね、お互いに自分の分身と戦ってるような、そんな印象だったんだよね。

3R頃から、同じ録画見てるようだったもんで、申し訳ないの休憩タイム。

                                                         

◆滝澤卓さん(タキザワ)×黒田雅之さん(川崎新田)……LF 8R

19勝(8KO)1敗1分のランク1位、23才・愛知県と、

16勝(12KO)3敗のランク6位、23才・東京都。

                                                        

この試合から、赤コーナーの入場曲が青より大音量って、訳分かんない、

それもうるさ過ぎの大迷惑、悪質な演出で、誰考えたか知らないけど、

こんなのホント、止めた方がいいと思うよ。

                                                        

入場演出は最低だったけど、二人の試合は、ホント凄くて、

そこまでの六試合の内容とは、雲泥の差、月とスッポンで、

今、ライトフライ級、レベル高いし、そのランカー同士の戦いってのは、

やっぱり、迫力満点だったよ。

                                                        

滝澤さん、細身で、その分上背あって、チョット見、小林生人さんに似てるんだよね。

黒田さん、その辺に立ってると、強いヤツには見えなくて、坊ちゃん刈りだし、

学生さんみたいで、雰囲気、大場浩平さん系なんだよね。

                                                       

見せ場はいきなりやって来て、1R、始って30秒ほどのとこで、

滝澤さんの右に合わせて被せた、黒田さんの左フック、いきなり見事な直撃で、

その一発で、滝澤さん、グラーッとしてしまって、結構なダメージ、間違いなくて、

黒田さんの追撃も鋭いし、時間充分あるし、エーッ、もう終わりかあ?

って見てたんだけど、ここからの滝澤さん、凄かったんだよお。

                                                        

ダウン寸前のとこから、驚異的な踏ん張りで、残り1分頃には、殆ど回復してて、

2Rには、全く互角の打ち合いに持ち込んでってんだからね。

                                                        

それでも、黒田さんの豪打のイメージ残ったのか、滝澤さん、常にプレスかけられて、

黒田さんの、太いナタのようなパンチ、迫力十分だったなあ。

                                                       

滝澤さん、それに比べると、細目のしなやかなパンチなんだけど、

しなりのいいサーベルみたいな鋭さがあって、見栄えも良くて、

3R以降、出入りのフットワークも多用しながら、徐々にペース掴もうとしてたな。

                                                        

ボクシングセンスっていう点では、滝澤さんの方がずっと上だと思うんだけど、

自分、一本気で真っ正直なボクシングする黒田さん、大好きなんだよなあ。

                                                          

4Rに入って、滝澤さん、華麗な左ダブルとか、教則本のようなワンツーとか、

色々テクニック満載なんだけど、今一つ踏み込みきれないのか、

パンチ全体が、とても軽そうで、そもそもあんまり強く打ってないみたいだったなあ。

                                                        

5R、6R、滝澤さん、いきなりの右ストレート当てて、なるほどって思わせたんだけど、

基本的に攻撃単発で終わってしまって、二次攻撃ないし、

黒田さんみたいに、当たるまで返し続けるっていうような、しぶとさも無いもんで、

全体に淡白な印象が拭えなかったんだわ。

                                                          

多分、距離詰めて殴り合うと、パンチ力の差で、ヤバイって思って、

で、結局、リズミカルで、ファッショナブルとさえ言える、

究極のアウトボクシング狙いってことになったんだと思うな。

                                                         

黒田さん、足の送りはトボトボなんだけど、ザッザッて、常に詰めて行くから、

相手にしたら、ああいうの怖いんだろなあ。

                                                         

7R過ぎて8Rに入っても、試合の主導権、黒田さんから動かなくて、

やっぱり、初めに喰らった左フックも、最後まで残像で残ったんだろなあ……。

                                                           

最終回、最後の1分頃から、滝澤さん、流石に打ち合いに出たんだけど、

もう、全く間に合わない状況で、結局、79-73×2、79-74っていう、

予想を越えた、恥ずかしいほどの大差付けられてしまっての0-3負け。

                                                          

それ、自分も予想外の差で、三人のジャッジ、下がりながらぺトぺト当てても、

ポイント上げないよって感じだったんだろなあ。

真面目な学生さんみたいのが強いっていうのは、何かいいね。

                                                       

                                                       

最後は、非力な大男同士って設定の試合だったもんで、

初めから見るつもりなくて、ドーム終わりに合わせて、3ラウンドだけ見て帰ったよ。

                                                          

                                                        

今、相撲、大騒ぎだっていうのに、この日、わざわざ後楽園ホールに、

相変わらずのバカ面相撲取り、二人連れでやって来て、やたら煙草吸いまくりで、

僕達、タバコはやりますけど、トバクはしてません、ってかあ。

                                                           

元族上がりとか、少年院出とかいう連中、ボクシングに沢山いるけど、

真面目に取り組んでるボクサーで、タバコ吸ってるのなんか、一人もいないぞ。

その上、浴衣に部屋名なんか刷り込んで、この恥かきバカデブがあ。

今時、デカイ態度で街中歩くのマズイって、分かんないかなあ……。

                                                       

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