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2010年6月26日 (土)

後楽園ホール・6月25日

ホール四連投ともなると、楽しいんだけども、昼間眠くなるんだよね。

                                                          

昨日の午後、この間、i-phone4 予約したソフトバンク行ってみて、

どうなの状況は? ってことなんだけど、

昨日現在で、15日の予約客の半分ほどしか、受け渡しできてないんだってさ。

自分は、17日に予約したんだけど、こんな風だと、まだ大分先になりそうだね。

                                                        

不親切というか、アップルのいつもの作戦で、数量はっきりさせないから、

店側もボヤ―ッとしたことしか答えられないし、ホントはアップル本体へ行った方が、

いいんだけど、ソフトバンク、歩いて二分のとこにあるもんでね。

その店ね、ソフトバンクオンリーなんだけど、直営店じゃなくて、代理店なもんで、

もう、優先順位としては、圧倒最下位なもんで、情報、入らない、入らない。

気、長ーく待つより仕方ないね。

                                                        

                                                          

昨日の後楽園ホール、蔦谷貴法さん、東上剛さん、十二村喜久さん、それに、

斉藤司さん×原純平君を見に行ったんだけど、みんなの激闘に、もうクタクタさ。

                                                        

◆第一試合……始まって15秒、イケメン・デビューボクサーが、ダウンゲットして、

簡単に終わるかって思ってたら、やられた方の二戦目ボクサーが、

その後異常に頑張って、オープン減点取られながらも、奮闘して、でもTKO負け。

                                                       

◆第二試合……デビュー同士で、1R、1分過ぎ、いきなりヒッティングカットでエンド。

                                                       

◆第三試合……1R、残り1分で一方がダウン、その30秒後に相手がダウン。

行方どうなるかって見てたら、その後は、ごく普通のボクシングで結果不明。

                                                           

                                                         

◆将生潤君(ワタナベ)×蔦谷貴法さん(博多協栄)

                      ……54.5㎏ 8R

7勝(4KO)3敗3分の30才・東京都と、5勝(3KO)1敗の24才・福岡県。

                                                         

将生君、あんな美形のボクサーで、もてないはず筈ないと思うけど、

勿論、実際もてるんだろうけど、それがなんであんなボクシングするかなあ、

もう、いっつもガッチャガチャになってしまって、美しくないんだよなあ。

                                                        

一方の蔦谷さん、まっとうなボクシングが信条なんだけど、

こういう難敵で大丈夫かなあって、心配してたんだけど、

まだこの戦績なのに、ペース乱されなくて、集中途切れさせないで、

真っ向から受けて立って、全く噛み合わないんだけど、でも、頑張り通したんだわ。

                                                       

将生君、自分の都合で2~3発ほど打った後は、ひたすらの抱き付き戦法で、

で、途中、二回もホールディングの減点喰らって、ちょっと見るに耐えなくて、

勝つためには仕方ないのかも知れないけど、一度ビデオ見直して、

外見にふさわしい、カッコイイボクシング目指したらいいと思うんだけどなあ。

                                                          

この試合結局、7R終了時点で、将生君の右目の上のヒッティング傷悪化して、

それ、もう大分腫れあがってて、続行不能ってことで、蔦谷さんのTKO勝ち。

                                                        

蔦谷さん、毎度遠いとこからで、ご苦労さん。

始め、ちょっと主導権取られそうな流れだったんだけど、

3R以降、そうか、今日はこういうボクシングになるのかって、納まり付た後、

打ち合いの時間より、抱き合ってる時間の方が長い展開だったんだけど、

それでも、最後までキレずに、ホント、よく頑張ったと思うな。

                                                       

                                                          

◆山崎武人君(本多)×東上剛さん(ドリーム)……58.0㎏ 8R

9勝(2KO)9敗の27才・千葉県と、

9勝(2KO)7敗3分のランク9位、29才・大阪府。

                                                        

やっとホンマもんのボクシングらしくなって、距離感やら、コンビネーションやら、

色々見せてくれて、なかなか面白かったよ。

                                                       

二人とも、ボクシングスタイルとしては、とても良く似てて、噛み合ったいい試合で、

だから、攻防が目まぐるしく変わる、採点の難しい内容だったな。

                                                         

より力込めて振ってるのは、終始東上さんの方だったんだけど、

3R頃から、バランス悪くなって、上体の動きに下半身が付いていってない感じで、

ちょっとパンチが流れてるような印象だったなあ。

それでも、一生懸命さ全面に出して、いつもの激闘ボクシング見せてくれたよなあ。

                                                        

一方の山崎君、特にこれといった技、持ってないんだけど、

力、それほどこもってないんだけど、彼の根性の連打、見所充分で、

東上さんの空いてるとこ見極めながら、巧く打ち分けてて、

自分にとっては、正直敵なんだけど、あっぱれって感じなんだよなあ。

                                                        

お互いに倒すパンチ力には恵まれてないんだけど、それだからこそ、

自らの持ち味に徹した、大人のボクシング見せて貰ったよ。

                                                          

二人に有意差付けるのは、ちょっとシンドイとこだったんだけど、

結局、77-76×2、76-77の2-1で、山崎君ランカー破り。

それにしても、東上さん、初めから足元不安だったのかなあ。

                                                        

                                                         

◆十二村喜久さん(角海老)×レブ・サンティリャン(石神井S)

                            ………SW 8R

11勝(4KO)5敗4分の26才・千葉県と、

26勝(19KO)6敗1分のランク8位、33才・フィリピン。

                                                        

十二村さん、1年振り、移籍初戦だし、最近、ちょっと落ち目とはいえ、

でも現役ランカー相手なもんで、もう、心配で、心配で……。

真面目でいい子なもんで、何とか勝たせてあげたいなって気持ち強かったなあ。

                                                        

1R、始まってすぐ、日高さん、大声で、右ガード!右ガード!って叫んでて、

そうなんだよなあ、あの左ストレートだけは、今でも威力、凄いからなあ。

                                                       

2R、田中トレーナーが、バランス!バランス!って、アドバイス飛んで、

そうなんだわ、十二村さん、いくら山ほどのスパーこなしたからって、

実戦はまるで別物で、一年振りのせいか、初めの方の動き、全く悪くて、

サンティリャン、いつものように立ち上がり良くないから助かったけど、

動き硬くてリズム感無いし、パンチのキレ悪くて、大丈夫かあって感じだったんだわ。

                                                         

十二村さんの硬さが取れてきたのは、実は4R以降で、

新しく教わった技も加えて、結構、いい動きになって来て、

パンチの緩急やら、コンビネーションにも冴えが出て来るようになったんだよね。

                                                           

サンティリャン、ガードだけはしっかりしてるもんで、

クリーンヒット連発っていうわけにはいかないんだけど、でも攻勢点稼いでって、

あとは、例の左ストレート、左ショートアッパーだけ注意すればいいわけで、

手出し続けてる分には、危ない場面にならないから、ホントそれだけなんだよね。

                                                          

6R、遅咲きサンティリャン、流石にこのままじゃヤバイってんで、

ますます左ブチ込むチャンスうかがうようになって、

とにかく一発当てたらいいんでしょって、プレス強めていって、

アラーッ十二村さん、何発か結構いいの喰らってしまって、ちょっと不安よぎって、

やっぱポイントは、こっちの手数減らさないことなんだわ。

                                                       

最終8R、お互い距離詰めて、最後の殴り合いに突入して、

一発でもデカイの当たったら、それで決まるぞ、ってスリル満点のまま終了ゴング。

                                                         

何とか逃げ切ったぞって思ってたんだけど、

判定、78-75×2、76-77 ってことで、十二村君、2-1で辛勝って結果。

でも、76-77は、贔屓目に見てなくても、有り得ないわけで、

例のあのジャッジ、また老眼進んでんじゃないのかなあ……。

                                                       

なんかスッキリしないとこはあったんだけど、取り敢えず、ヨカッタ、ヨカッタ。

この一年間の色んな思い込めた、絶対負けられない戦いが、

そこにはあったもんでね……。

                                                        

                                                          

◆齋藤純彦君(輪島s)×土居コロニータ伸久君(ヨネクラ)

                         ……56㎏ 4R

11勝(5KO)5敗の28才・東京都と、22勝(7KO)11敗8分の32才・東京都。

                                                       

頭突きとローブロー王者にして、30才越えても、なお突貫小僧の土居さん。

今日で42戦目なんだけど、凄いよねえ、あの勢い全く止まんないんだからね。

                                                         

1R、いつものようにゴングと同時に、ダーッて飛び込んでった土居さん、

初めからフルテンションで、齋藤君、ちょっと着いて行けないとこあって、

あと1分切ったあたりで、右クロス、まともに喰らってしまって、ダウン。

                                                         

齋藤君、気取り直して臨んだ2R、正面きっての打ち合いになって、

細かい、でも鋭いパンチが交錯した時、土居君の多分左だと思ったんだけど、

フック一閃して、齋藤君、体半回転するほどハリ飛ばされて、

ドーンって、この試合二回目のダウン。

                                                         

何とか立ち上がっては来たんだけど、このパンチのダメージ大き過ぎて、

結局、続行不能と見られて、土居君のTKO勝ち。

                                                        

それにしても、輪島さん、老けてしまって、足腰大分弱ってきたなあ。

                                                        

                                                          

◆斉藤司さん(三谷大和)×原純平君(大橋)……60㎏ 4R

11勝(7KO)0敗の、19才・群馬県と、9勝(6KO)2敗1分の25才・神奈川県。

                                                         

この試合見た人、自分含めて、幸せだったよなあ。

こんな超激闘、めったに見れるもんじゃなくて、

斉藤さんも、原君も正しく、カネの取れるボクサーだったよなあ。

                                                         

原君、多分、今まで斉藤さんが相手した中では、一番骨のあるボクサーで、

最後まで、自信に満ちた戦いしてて、持ってるモノ全部出して、

最初は、斉藤さん側についてたんだけど、途中からそういうの超越してしまって、

目の前の、何だこりゃあって言うほどの、壮絶な殴り合いに没頭してしまったな。

                                                       

1R、初めに仕掛けていったのは、原君で、斉藤さん、いつものように、

顔面シッカリガードで、相手のパンチ力測ったり、打ち出しのタイミング探ってる。

                                                        

そして半ば過ぎから、いよいよスイッチ入れて、いきなり左ダブルや右アッパー、

とにかく斉藤司商店開店で、惜しげもなく、色んなモノ見せてくれたんだわ。                                                        

で、残り40秒位のところで、ガツンって右フック直撃させたんだけど、

原君、一瞬グラッとはしたんだけど、骨太で、装甲厚い体で踏ん張ったんだわ。

                                                         

2Rに入って、二人の衝突は益々ヒートアップしていって、

原君、小刻みに、それでも結構鋭いのを斉藤さんの顔面にぶつけていくもんで、

色白の斉藤さんの顔面、紅潮していって、一方、その原君も鼻血。                                                       

このラウンドの1分半過ぎのショートレンジでの打ち合い、ホント凄かったよお。

                                                         

3R、斉藤さん、この日は全部見せ公演なもんで、左トリプルから右アッパー、

体寄せてのショート6連打を、横下横横下上って腕出しで見せてくれて、

後ろから見ると、そんなに肘の位置変わってないし、

短かく早いストロークで、七色のパンチを繰り出していくもんで、

あまりの事に、こっちはもうオシッコ漏れそうなほどだったよ。

                                                           

パンチの多彩さでは劣るものの、原君も、ガシガシ強いの打ちまくりで、

あんなに顔腫れた斉藤さん、初めて見たもんなあ。

                                                        

4R、二人ともそれまで異常な頑張りだったんだけど、

君達、まだやれんのかあってほど、この回の攻防も凄まじくて、

原君、右目上ヒットカットから血流しながらの奮闘だし、

斉藤さんも茹でダコみたいになってるんだけど、どっちも腕、最後まで全然緩まなくて、

あと30秒ってとこからは、筆舌尽くし難い、地獄の死闘みたいになったんだわ。

                                                         

結局、40-37、39-37、39-38の3-0で、斉藤さん、賞金ゲットなんだけど、

終了ゴングの時の場内拍手、最後の試合で何のタイトルも掛ってない試合で、

残ってる観客、勿論満タンって訳じゃなかったんだけど、物凄かったもんね。

                                                        

                                                          

世界戦じゃなくてもさ、極度の興奮、味わえるものなんだわ。

初顔の、名前さえ知らないボクサーからでも、感動貰えるもんなんだと思うな。

そういうの、後楽園ホールのあっちこっちに、転がってるんだもんね。

                                                        

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