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2010年5月22日 (土)

新人王戦 (5/21)

一週間に5回もボクシング見に行ってると、大した仕事やってないからって言っても、

そりゃ、少しは仕事溜まってしまうもんで、今日は5時起きで、踏ん張ったすよ。

                                                        

それにしても、昨日のボクシング、色々面白かったなあ。

全試合、新人王トーメンとの予選、それも二回戦が多くて、特にSB級凄かったよお。

                                                         

◆石川幹也君(三迫)×大川内天心君(八王子中屋)………F 4R

1勝2敗の20才・東京都と、1勝4敗の33才・神奈川県。

                                                       

大川内君、何だか占い師みたいな名前で、久し振りみたいなんだけど、

年令だけじゃなくて、そもそもボクシングやるのちょっと無理みたいで、

最後まで何にも出来ないで、別に倒された訳じゃないんだけど、

3R、もうこの辺にしようねって、レフェリーに止められてしまったんだわ。

石川君の方も、相手の不出来に助けられただけで、次はシンドイだろなあ。

                                                       

◆塩田將彦君(ワタナベ)×渡辺健一君(ドリーム)………SF 4R

4勝(3KO)1敗の24才・福島県と、4勝(2KO)1敗の23才・東京都。

                                                        

塩田君、顔小さくて、背高くて、リーチもあって、いい体形してるんだけど、

左ジャブで距離取るより、詰めて打ち合うのが好きみたいで、ちょっと勿体ないなあ。

                                                        

渡辺君、そういうの望むとこなもんで、噛み合った殴り合いにはなったんだけど、

二人とも、気持ちが前に出過ぎてるせいか、力入り過ぎ、単発で決めようとし過ぎで、

遊びと言うか、ちょっと余裕のないラウンドが推移したんだわ。

                                                         

塩田君、自分の優勝候補の一人なんだけど、攻撃力の割にはガード甘くて、

もっと優勢に進むかと思ってたんだけど、随分喰らってしまって、

1Rは完全に渡辺君に取られてしまって、2Rは逆襲したんだけど、

3R、また混沌としてしまって、4R、見所十分な激闘ではあったんだけど、

優劣付け難い内容で、渡辺君も前回以上の、いいパフォーマンスだったんだよね。

                                                         

結局、三人のジャッジとも、38-38っていう、珍しい採点で、ただ優勢点三人とも、

赤コーナーに振ったもんで、塩田君が、3回戦進出。

                                                         

次は、清水大樹君となんだけど、彼も、4人の優勝候補の一人で、

距離感抜群だし、ポイント取るの巧いし、面白くなると思うなあ。

                                                        

◆中村雅敏君(協栄)×若狭達也君(石川)………B 4R

3勝(3KO)2敗の23才・神奈川県と、3勝(1KO)無敗の23才・東京都。

                                                        

サウスポーの若狭君、距離取ってやりたいなら、ジャブ連発しないといけないのに、

結局、中村君のガツガツ前進に巻き込まれて、最後までいいとこ無かったなあ。

                                                         

2R、中村君、巧いこと距離潰した揉み合いの中、右ショートフック直撃させて、

若狭君、一瞬腰砕けさせて、あとは特別大きな山場なかったんだけど、

最終ラウンドまで、ほぼ試合をコントロールすることできて、余裕のゴング。

40-37、39-37×2の3-0の完勝。

                                                       

次は、中川とん虎君となんだけど、こっちのグループ、それほどの強豪いないもんで、

この日みたいな前進力と、揉み合いの強さ維持できれば、いいとこいくと思うな。

                                                       

◆小野良祐君(国際)×高橋康弘君(ドリーム)………B 4R

2勝4敗1分の25才・北海道と、4勝(1KO)2敗の27才・秋田県。

                                                         

普通にやれば、高橋君の圧勝だって思ってたんだけど、この日は、ちょっと、

肩に力入り過ぎみたいで、なんかぎこちないんだわ。

                                                         

2R終盤、二人のパンチが交錯して、高橋君の左ガードが下がったとこ、

小野君の右直撃喰らってしまって、思わず二回も腰落としそうになってしまって、

ホントにヤバくて、3R以降、挽回目指して踏ん張ったんだけど、

何だか攻撃、ブツブツ切れてしまって、流れ作れなくて、グダグダになってしまって、

もうどっち転んでもアリ、っていう感じで、スコアも、39-38×2、38-39の、

2-1で、やっとこさの判定勝ちだったんだわ。

                                                        

ここのグループ、前の中村君と同じで、誰にもチャンスある感じなんだけど、

もう一方のグループとは、随分差があるなあ。

                                                         

◆松尾翼君(帝拳)×細貝淳君(W日立)………SB 4R

2勝(1KO)無敗の23才・岐阜県と、3勝3敗の28才・福島県。

                                                         

ここからの5試合が、今年注目のSB級5連発。

帝拳ジムも力入ってるのか、浜田さんやマネジャー含めて、佐藤幸治さん、

亀海さん、下田さん、松橋さん、石本さん、松田さん達、総出だもんね。

                                                         

一瞬のキレで勝負する、ポチ・松尾君に対して、細貝君、

何とか力技で粉砕しようとするんだけど、動きと巧さで圧倒されるもんで、

結局、空回りの連続で、1R、中盤スッと距離詰まって、短いのが交錯した途端、

細貝君、松尾君の右ショートをダイレクトに喰らってしまって、ガクンって腰落として、

その時、ダウン裁定されてしまったんだわ。

                                                        

膝や腰付いてないのは、間違いないんだけど、そうは見えなかったんだけど、

一瞬、リングにグローブ触れたのかなあって思ってたんだけど、

でも、ダメージそのものは、かなりのものがあって、再開後、もう戦闘にはならなくて、

松尾君、一気の二次ラッシュかませて、ドーンと直撃させて、

今度は、ホンマもんのダウンゲットで、ここでお終い。

                                                        

松尾君、この次はあのコーチ義人君が相手なんだけど、

同じキレキレ系なんだけど、持ってるリズム感とかバランス感比べると、

少しばかり、義人君の方が、優位なんじゃないかって思ってるんだよね。

いずれにしても、この試合は、ホント、見る価値充分あると思うよ。

                                                         

◆友田達也君(川崎新田)×大橋健典君(角海老)………SB 4R

4勝(2KO)3敗1分の25才・福岡県と、2勝(2KO)無敗の20才・東京都。

                                                         

友田君、9戦目だし、しなやかさ持ってるし、上背も5㎝ほどデカイし、

大橋君、連続KO勝ちだけど、まだ20才の3戦目だし、動き早くないし、

で、友田君かなあって見てたんだけど、何と大橋君、4RTKO勝ちだったんだわ。

                                                        

1R、スタートから前半は、友田君、軽いいい動きで、リズム掴んだんだけど、

後半からは、大橋君の芯の太いボクシングが盛り返していって、

それでも、友田君、右合わせるのとっても巧くて、危ない雰囲気満々でさあ。

                                                        

2R、大橋君、力込めて振れるの、とってもいいんだけど、少し手打ち気味だし、

上下のバランス良くなくて、たまに両足揃ってしまうもんで、ヒヤヒヤで、

終盤は、振り過ぎで、ちょっと疲れてしまったみたいなんだわ。

                                                          

3R以降、お互いにパンチ浴び合って、鼻血で顔面真っ赤に染めながら、

大橋君も気合入れ直すと同時に、多分本望さんのアドバイスだと思うんだけど、

ワンツー打った後、頭ヒョイと下げて、相変わらず、打ち終わりに合わせて来る、

友田君のカウンターを避けながら、即、左フックを返すって戦法が、

ドンピシャでハマり始めて、何度も、いいのを直撃させることができて、

この辺から、攻守全く入れ代わってしまって、友田君、徐々に弱っていったんだわ。

                                                          

そして、4R1分過ぎ頃、打ち倒された訳じゃないんだけど、

友田君、鼻血ヒドクなっていったし、打ち込まれて反撃止まってしまったもんで、

ここで、レフェリーストップ。

                                                         

大橋君次は、古川真次君と金子臣彌君うちの勝者で、多分金子君だと思うけど、

まだまだ荒っぽいボクシングなんだけど、見る人ワクワクさせる試合するよ、きっと。

                                                          

◆鈴木鹿平君(E&Jカシアス)×熊澤祥大君(石川)………SB 4R

2勝(1KO)1敗の20才・神奈川県と、3勝(2KO)1敗の23才・青森県。

                                                        

この試合、自分の中では番狂わせの結果で、バランス良くて、

軸の太いボクシングする熊澤君が、鈴木君を圧倒するって思ってたんだけど、

長いリーチ生かして、最後まで自分の距離守って、スピード感溢れてた、

鈴木君、熊澤君にポイント流れるの防いで、結局、39-37、38-38×2の、

1-0、優勢点二人とも鈴木君ってことで、3回戦進出。

                                                          

こっちのグループは、小野木協栄君が棄権してしまったもんで、

誰にでも可能性出てきたんだけど、取り敢えず次は、激闘派の河野洋佑君が相手。

                                                          

それにしても、サウスポーの熊澤君、いいスピード持ってんだけど、この日は、

鈴木君の長い腕、かいくぐれなかったんだけど、

それでも、明日に繋がるいいボクシングだったと思うな。

                                                          

◆河野洋佑君(新日本木村)×山方俊和君(渡嘉敷)………SB 4R

1勝1分無敗の21才・宮崎県と、3勝(1KO)2敗1分の31才・大分県。

                                                        

河野君は一回戦、相手棄権、山方君の方は、1-1優勢勝ち上がりなんだけど、

正直、二人とも、このままブッ飛ばして上に行くようなボクサーじゃないもんで、

で、それ程期待してなかったんだけど、二人の気持ち、前面に噴出した必死の、

そして、全くもたれ合わない、クリーンなパフォーマンスで、最終4ラウンドまで、

どっちも引かない、山方君なんて、もう30過ぎてるんだけど、

あんまりシンドくて、口開いてしまうんだけど、沢山打たれて顔赤く腫れてんだけど、

とにかく、死に物狂いの頑張りで、感動ものだったよ。

                                                        

結果は、40-37、39-38×2で、河野君の3-0勝ちなんだけど、

勝ち負けなんか、どうでもいいなあって、思ったんだよね。

                                                         

山方君、結婚してるのか、家族いるのか知らないけど、

この日の試合、将来、子供に見せたら、親父としての株、上がると思うなあ。

                                                       

◆佐々木洵樹君(帝拳)×岩崎悠輝君(新開)………SB 4R

4勝(1KO)無敗の18才・北海道と、3勝(1KO)無敗の新潟県。

                                                       

この試合、この日一番の注目で、もうドキドキの一戦だったもんね。

                                                        

岩崎君の方が、少しだけ大きいんだけど、サウスポーの佐々木君、

1Rから、例の右速射ジャブ、絶好調で、ホント、前の手の使い方巧いんだわ。

                                                         

これは岩崎君、苦労するんじゃないかって見てたんだけど、

彼、意外と無頓着で、自分のタイミングで、いきなりの大きな右振っていって、

体細いんだけど、強い心と、芯の太いボクシングなんだわ。

                                                          

2R、殆ど両者互角のままなんだけど、岩崎君の右、結構精度良くて、

佐々木君、うっすら鼻血流れてきて、ちょっと流れ、岩崎君みたい。

                                                       

その岩崎君、テクニックとかキレっていうより、巾の広い、懐深い、

おおらかなボクシングで、その点、佐々木君、勿論キレ鋭いんだけど、

下田昭文さんを幼くしたような、何だか子供っぽい感じがするようになって、

格下の相手とやってた時とは、明らかに違っていったんだわ。

                                                         

そして3Rの中ほど、岩崎さんに左右ボディ、強烈にブチ込まれた辺りから、

極端に動きに迫力無くなってしまって、バランスもバラバラになってしまたんだわ。

                                                         

4R、佐々木君も最後の踏ん張り見せて、体寄せ合って、打ち合うんだけど、

ダメージとか疲れ、浮き出てしまって、途中、マウスピース飛ばされてしまうし、

結局、40-37、39-38、38-39の2-1で、岩崎君の勝ち。

                                                         

強いとか弱いとかいうのは、やっぱり、どんな相手とやったのかってことが大事で、

それ、あくまでも相対的な評価なんだなって、つくづく思った試合だったな。

                                                         

4Rの激闘で、マウスピース飛んだ時、あのレフェリー、どっちのか分かってなくて、

洗浄して赤コーナーから戻ったのを、青コーナーのボクサーにはめようとしてて、

相変わらずのモウロクで、超緊張の中、笑い取ってどうしようってんだ、アホが!

                                                         

杉崎由夜さん、帝拳のボクサーの応援に来てたよ。

それと、一場仁志君、この日は、岩崎君の応援で、彼もなかなか人脈広くて、

どっち勝ちますかねって聞いてきたもんで、8:2で、佐々木君じゃないかって、

自分答えて、結果的に大間違いで、スンマセンだったね。

                                                         

岩崎君、この次、高橋健太君となんだけど、これもカネの取れる激闘だぞ、きっと。

                                                        

◆伊藤翔君(協栄)×加藤諒君(マナベ)………L 4R

3勝(2KO)無敗の22才・岩手県と、2勝(1KO)無敗の18才・東京都。

                                                         

この試合も、引き続いての無敗対決なんだけど、それにしても二人の名前、

イトウショウ、カトウリョウって、語感似てるんだよね。

                                                        

自分の中では、相手見過ぎの一発屋VSノーガードの当てられ屋っていう、

とても危険なカードだったんだけど、伊藤君、一発カウンター狙いは、

その目付きにアリアリなんだけど、あんだけガード甘いにも驚いてしまって、

これからは、ノーガードの一発屋って、愛称変えなくてはね。

                                                       

一方の加藤君、この日は、ちゃんとガードしてて、普通だったけど、

体、あれでベストなのかなあ、あの若さで、腹周り、随分緩んでたけどなあ。

                                                         

1R、打ち合って負けることないからなのか、伊藤君のガード極端に低くて、

あれで大丈夫なのかなあって、心配してたら案の定、大丈夫じゃなくて、

加藤さんの小さいパンチ、ポクポク、ポクポク、際限なく喰らってしまって、

鼻血まで流してしまって、何だかヤバそうな雰囲気になったんだけど、

ガード犠牲にしての攻撃一本なもんで、加藤君にもそれなりのダメージ与えてて、

同じように鼻血まみれにすることできて、その上、加藤君の右目上ヒットカットにも

成功して、つまり二人とも血だらけのプロレスボクシングに突入したんだわさ。

                                                       

3R以降、二人とも、自分の都合だけで殴り合うだけで、合わせるとか、

カウンターとかいった高級メニューには目もくれず、もうひたすらなもんで、

これはこれで、凄いなって感心して見てたんだけど、

4R、残り1分、先にエネルギー使い果たしてしまったのは、加藤君の方で、

決めのパンチとか特に無くて、ズルズル、疲労性のダウンで、

本能だけで立ち上がりはしたんだけど、もう彼には、なんも残ってないもんで、

殆ど、そのまま即のレフェリーストップ。

                                                          

こっちのグループには、それほどハードなメンバーはいないんだけど、

それなりの乱暴者揃ってるもんで、ちょっと違ったボクシング見られると思うな。

                                                        

いずれにしても、伊藤君、次は多分島村唯将君じゃないかと思うんだけど、

ガード、何とかしないとそろそろヤバイよ。

でも、昨日は色々あって面白かったよなあ。

                                                        

                                                           

そう言えば今日、昼過ぎから神戸で、金井アキノリさん、久し振りなんだよなあ。

                                                       

2005年、デビューから14連続KO勝ちのまま、榎洋之さんとタイトル戦やって、

ブチ倒されて、すぐ後、小林生人さんのにも3-0負けして、だけどその後、

今度、三浦隆司さんとタイトル戦やる、竹下寛刀さんをKOで倒して、

ここまで全て2005年で、2007年に武本康樹さんにKO負けして、姿消して、

そんでもって、3年ぶりの復活だもんなあ。

                                                          

以前は、晶聡だったんだけど、こういう場合はリングネーム変更アリだな。

竹下さんといい、関西方面には、しぶといボクサー、結構いるんだよなあ。

                                                        

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