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2010年4月27日 (火)

後楽園ホール・4月26日

春は、やっぱこうでなくちゃ、ってほどの暖かい日差しに、昼間眠い、眠い。

                                                        

昨日のホールの試合、テクニック的には勿論、問題あるのもあったんだけど、

みんな気持ち、一杯出てて、思わず休憩なんての、全く無かったんだわ。

                                                         

◆坂上淳平君(オザキ)×福原啓介君(新開)………L 4R

デビュー戦の23才・東京都と、デビュー戦の34才・兵庫県。

                                                        

福原君、34才でデビュー戦なんて凄いね、余程ボクシングやりたかったんだね。

二人とも、カクテル光線に照らし出されて、身内や友達来てるし、

舞い上がらない方がおかしいんだけど、で、初めから、極上のブンブン丸で、

とにかく、当たったモン勝ちって万振りのオンパレード。

                                                        

1R、始って30秒ほどのとこで、福原君、坂上君の、ガツン一発喰らってダウン。

何とか立ち上がって、ダメージそれほどなくて、でも、二人とも気が触れたようで、

全部のパンチ、外側から出るもんで、ガード、ガラ空きなもんで、見てて、怖い怖い。

                                                          

2R、それまであんまり振りまくったもんで、お互いにちょっと疲れてしまって、

何だか休み休みって感じになっていったんだけど、

坂上君の方に、元気少しだけ多く残ってたみたいで、終了近くにラッシュ続けて、

ホントあと5秒ってとこで、ストップ終了。

                                                          

◆尾島祥吾君(川崎新田)×谷田部隆士君(湘南RYUJU)……55.0㎏ 4R

1勝0敗の22才・岡山県と、1勝1敗の23才・神奈川県。

                                                          

細身、天笠尚さん系の谷田部君、この日は、全くデキ良くなくて、

尾島君の執拗なプレス、強かったこともあったんだけど、

何か追い詰められたバッタみたいで、足元もバンビみたいに危うくて、

距離詰められると、手が余ってしまってて、殆ど何もできなかったんだわ。

                                                         

2R、30秒過ぎ辺り、尾島君の右、軽く当たっただけで、谷田部君、ダウン。

セコンドの熱いアドバイスにも、応えられず、その後も押し切られてしまって、

40-36×3の完敗。

                                                          

尾島君、途中何回も、スタンスおかしくなって、両足揃ってしまうこと多くて、

危険度高かったんだけど、最後まで、気持ち通し切ったっていう感じだったな。

                                                         

川崎新田ジムの横断幕、なかなか凝っててね、

片桐秋彦君には、“春夏秋闘!” 、由良彰吾さんのは、“魂をユラせ!”

岳たかはしさんのは、ちょっと困った跡がみられての、“岳力!MAX” だったよ。

                                                         

◆石井孝典君(川崎新田)×松山和樹君(山上)………L 4R

0勝2敗の20才・東京都と、0勝1敗の21才・福島県。

                                                         

二人とも、とにかく一勝狙いなんだけど、結構形になってて、悪くないんだわ。

                                                        

松山君、右打つ時、ちょっと被せ過ぎなんだけど、返しの左がとってもいいんだわ。

ただ、距離詰まった乱打戦になった時、腕がダルーンって感じになってしまって、

タイトに打って来る石井君に、ドンドン、ポイント流れていったんだよなあ。

                                                         

3Rに入ると、松山君の顔、大分赤くなっていって、何か力も抜けてきたみたいで、

それは、石井君も同じで、二人とも、トコトコ、トコトコ、細かいの置きに行ってて、

ポイント取れるような有効打から、ほど遠くて、

4R、半分過ぎから、二人ともグズグズ状態になってしまったんだよなあ。

                                                        

二人の課題、スタミナみたいだね。

結局、40-37×2、39-38の3-0で、石井君の逃げ切り勝ち。

                                                         

◆桜井昌幸君(川崎新田)×引地昭裕君(ヨネクラ)………Mm 4R

0勝2敗の20才・東京都と、0勝1敗の21才・福島県。

                                                       

ライト級の試合からのミニマムなもんで、何だか子供ボクシングみたいだったな。

一勝狙い同士ってのは、前の試合と同じなんだけど、

ただ、この二人は最後まで、ホントに全力で動きまくってたね。

                                                        

残念ながら桜井君、とにかく攻撃単調で、ワンツーといきなりの右っていうのを、

交互に繰り返すだけなもんで、徐々に読まれてしまって、展開詰まってしまったなあ。

                                                         

一方の引地君、位置取り含めて、色々工夫してて、コンビネーションにも気使ってて、

なかなか希望の出てくるボクシングだったんだけど、

今一つ、有効打に繋ぐことできなくて、前半、喰らったパンチで鼻血だし、

惜しいとこで、ポイント引っ張って来ることできなくて、

結局、39-38、38-39、39-39の1-1で、引き分け。

                                                         

◆由良彰吾君(川崎新田)×石川昇吾君(新日本木村)………SFe 6R

5勝(1KO)2敗1分の25才・東京都と、6勝(1KO)1敗の27才・沖縄県。

                                                          

石川君、断然の優勝候補だった去年の全日本新人王トーナメント決勝で、

惜しくも1-2判定負けしてからの、復帰初戦。

                                                          

由良君、なかなか強気のサウスポーで、二人とも、返しの意識シッカリ持ってるもんで、

初めから、際どい左右が交錯して、とても見応えある試合だったよ。

                                                          

ただ、二人に言えることなんだけど、力強い振りはいいんだけど、

もう少し、しなやかにパンチ打てると、腕しなって、威力増すと思ったんだよね。

                                                         

初め、プレスかけてるのは、石川君の方だったんだけど、

由良君、上体の動き、とても良くて、石川君に的絞らせなくて、巧かったよお。

                                                       

2R、石川君の右フック、二発ほど喰らって、由良君、一瞬、ユラーッとしたんだけど、

そん時、口の中切ったみたいなんだけど、そこから、踏ん張る、盛り返すで、

以降も、手数では圧倒するくらいで、中盤失ったポイント、取り戻そうって、

最後まで、根性剥き出しにして、体寄せた連打に気持ち込めてたよなあ。

                                                          

石川君、元々軸の太いボクシングで、体格からいっても、もっと威力あっていいのに、

やっぱり、打ち方問題あるのか、ダメージ与えられそうな当たり方してんのに、

4Rには、もう相手、かなりダメージ溜めて、バランス悪くなってんのに、

結局、挽回許してしまって、ポイント差縮めてしまったんだよなあ。

ボディブローは、力こもった良い打ち方してんだから、顔面もあんな感じで、

ポイント取るっていうより、倒しに行くような、打ち込み要ると思うんだよね。

                                                         

判定、59-56、58-57×2の3-0で、勿論、石川君だったんだけど、

控室への通路の通る時、由良君、泣いてたな。

                                                          

◆片桐秋彦君(川崎新田)×古家充君(鉄拳8)………SB 8R

8勝(2KO)2敗の23才・山形県と、6勝(2KO)7敗の23才・東京都。

                                                          

二人ともスッキリしたイケメンで、キチンとしたボクシングするんだわ。

                                                         

片桐君の方が、ちょっとデカイんだけど、相変わらず、高いガードから、

いい左ジャブ打つし、打ち終わりとか、交わしざまの意識、ちゃんと持ってんだよね。

                                                         

一方の古家さん、残念ながら、パンチスピード、ちょっと物足りなくて、

返しに対する意識も少なくて、攻撃のバリエーション、少なかったんだよねえ。

                                                         

片桐君、接近戦でも腕畳んで、巧く打ててるんだけど、もうちょっとキレあったら、

4Rにもチャンスあったし、決めにかかって連打で決着してたんだと思うけど、

結局、決めきれなくて、ゴングに逃げられてしまったんだよね。

                                                         

5R、足元危うくなりながらも、古家君、足止めた打ち合いに応じて、

左のいいのを、4発ほど決めて、片桐君、グラつかせたのは立派で、

勢い盛り返したんだけど、何分、それまでのダメージ、シンドくて、

4Rにバッティングした箇所の傷、酷くなってしまったもんで、6R、負傷判定。

                                                         

58-57×2、58-58の2-0で、片桐さんなんだけど、

正直、もっと差があってもいいと思ったなあ。

自分の判断、どっかおかしいのかって、不思議だったよ。

                                                         

石川昇吾君の試合の時、弟の雄策君の姿、見えなかったもんで、

どうしたのかなあ? 応援、来なかったのかなあって、思ってたんだけど、

いきなり、トコトコって階段登って来て、コンチワって挨拶に寄ってくれて、

兄ちゃんのボクシングの話、したんだけど、自分と同じような意見だったね。

彼、6月24日、B級トーナメントで、まず濱田修士君とやるもんで、作戦会議もね…。

                                                         

◆古橋大輔君(川崎新田)×太田ユージ君(ヨネクラ)………54.5㎏ 8R

10勝(2KO)1敗の色白、少し長髪の2008年全日本新人王、22才・神奈川県と、

6勝(3KO)2敗1分の日サロ焼け、短茶髪の2007年東日本新人王、23才・東京都。

                                                          

1R、レベル高い攻防だったんだけど、1分過ぎ、太田君のワンツー直撃で、

古橋君、いきなりの強烈ダウン。

                                                         

でも、ダメージ殆ど無くて、2R以降、一進一退の目まぐるしい展開になったんだけど、

4R始ってすぐ、20秒ほどのとこで、太田君の、今度は右クロス一発直撃で、

古橋君、またまたダウンで、場内、悲鳴渦巻いて、

古橋君、パンチ力、それ程でもないんだから、太田君、そこから鬼の攻撃のはず、

なんだけど、何か踏ん切り付いてなくて、中途半端な追撃に終わってしまったんだわ。

                                                        

5Rからの古橋君、それまでの劣勢挽回、挽回って、ガンガン行くようになって、

太田君、何だか、疲れてしまったのか、手数極端に減っていって、体も流れて、

アレアレ、驚異の大逆転かあって展開になって、それ程、古橋君の逆襲急で、

プレスかけまくって、ロープに追い詰め、細かい連打、津波みたいに畳みかけて、

それ7Rまで続いて、太田君、防戦一方になってしまったんだわ。

                                                         

古橋君、これで、大分取り戻したかなって感じだったんだけど、

実は、その間、これといった有効打殆ど無くて、押し込んで、攻勢は攻勢なんだけど、

倒すようには打ててなくて、ホントは、もう少し距離取って、

大きいのブチ込むべきなんじゃないかとも思ってたんだけど、

判定聞いたら、やっぱりそうで、76-74×2、77-76の3-0で、太田君の勝ち。

                                                         

ダウン2回のハンデ、5~8Rでかなり取り戻したの、間違いないんだけど、

あと、もうちょっとのとこだったんだよなあ。

                                                         

◆岳たかはしさん(川崎新田)×淵上誠さん(八王子中屋)………158P 8R

11勝(6KO)4敗1分の23才・北海道と、12勝(4KO)6敗の26才・鹿児島県。

                                                         

淵上さんの応援に、チャーリー太田さんと、荒川仁人さん来てたもんで、

サイン、貰ったよ。

荒川さん、右目辺り、まだ腫れてたね。

                                                          

実は、自分の事前の予想、岳さんのスピードが淵上さん圧倒して、

余裕勝ちじゃないかって、思ってたんだよね。

                                                          

1R、淵上さん、いつものダラーンとした感じでスタートしたんだけど、

右ストレート、低く伸ばしてボディ狙って行って、まずは先手取ったんだわ。

                                                           

で、それまで、相手の出方見てた、岳さん、2Rに入って、見極めたような動き始めて、

開始15秒あたりのことで、いきなり二人のフック交差した時、

左強打ブチ当てて、見事なダウンゲット。

                                                          

こりゃ、早仕舞いかなって思ったんだけど、立ち上がった淵上さん、

そこから、まるで猛牛のようになって、ドンドン、前へ詰めてって、

ダルーイんだけど、力込めた、左右のフック、振り廻して、岳さんの追撃許さなくて、

ペース、徐々に元に戻していったんだわ。

                                                          

淵上さん、右、色んな角度から出して、色んなとこ狙っていくし、

両手、低くして、体から離して打ち出すもんで、なんか隙だらけに見えるんだけど、

上体、グニャグニャ、動かしながらなもんで、なかなか的絞り難くしてるし、

大きなパンチ打つ時、頭下げるもんで、打ち終わりやクロス狙いにくいし、

見た目と違って、あれで、なかなか、頭いいんだわ。

                                                         

4Rからは、それほどハードヒットじゃないんだけど、ポクポク当てられるようになって、

岳さんの顔面、かなり赤くなっていって、華麗とはほど遠い、ゾロゾロ前へ出てくる、

愚直なほどの、淵上さんのボクシングに、何か、攻めあぐむようになってしまって、

下がり続ける場面、増えていって、スピードも、落ちていってしまったんだわ。

                                                          

それでも、岳さん、たまに右構えしたり、色々工夫しながら、

6Rには、淵上さんの右目上ヒットカットさせたし、

7Rには、足止めた、壮絶な打ち合いにも応じてたんだけど、

8R、淵上さん、倒しに行くぞって気合で、ゴンゴン大きいパンチ当てて、

この時、あと一発、直撃させたら、実は、岳さん、危なかったんだわ。

                                                           

終了ゴング鳴った時、さあ、どっちだあって感じだったんだけど、

77-75×2、76-75の3-0で、淵上さんの逆転、判定勝ち。

ジャッジは、淵上さんの、途中のあの変則右ジャブ、有効打って見たんだね。

                                                         

岳さん、行く時、行かなかったとこ、行けなかったこと、残念だったし、

相手が、頭低くして、打って入って来るとこ、鋭く打ち下ろせればなあって……。                             

初め、ダウンされたとこからだったもんで、青コーナー近辺、もう大騒ぎさ。

                                                          

それにしても、このジムの会長さん、いつも静かに試合の成り行き見てるんだよなあ。

                                                         

昨日は、期待以上のいい試合、沢山見せて貰ったなあ。

                                                        

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