« 後楽園ホール・3月25日 | トップページ | 3月度ランキング »

2010年3月27日 (土)

後楽園ホール・3月26日

自分行きつけの店、従業員、みんないいヤツばっかりで、

料理旨くて、いいヤツいるから、行きつけになるんだろうけど、

民家改造したイタリアン・レストラン、1ヶ月前、スプーンやナイフ、フォーク新調して、

もうピッカピカなんだけど、自分は以前の方が好きだったもんで、そう伝えたら、

自分行った時だけ、古いヤツ出してくれて、そんな事、頼んだ憶えないし、

第一面倒だろって言ったら、そこのボスが、いいっすって答えて、そのままになってて、

そう言えば、あの路地の日本料理屋も、今日は何が食べたいかって聞いて来て、

全くメニューにないもの、作ってくれるし、角の焼き肉屋にも自分メニューあるし、

開店以来の狭いラーメン屋、麺の茹で方から、スープの濃さまで自分オリジナルだし、

自分行くと、あの寿司屋、必ず店長握ってくれるし、

焼き鳥屋にも、自分オリジナルメニュー持ってるし、あのパン屋も……。

                                                         

これ、みんな、夜ご飯じゃなくて、昼飯の話で、そこそこ忙しい中、感謝、感謝で……。

あんた、人にトリイルの巧いからなあ、なんて、嫌味言われてるんだけど、

ホント、みんないいヤツばっかりなんだわ。

                                                       

オフト饗宴の後始末の中、今日も、天は我に味方してくれなかったかと、

外れ馬券、散乱する床、シミジミ眺め、雨空見上げる視線に力失せてる連中と、

ドーム巨人開幕戦目がけた、既に舞い上がってる連中とが交差する中、

今日も、自分、後楽園ホール、突撃です。

                                                         

この日、唯一のデビューボクサー、横山隆司君(Wスポーツ)。

とてもバランス取れたサウスポーで、まだまだ上半身硬くて、ぎこちなくて、

ちょっと危なっかしい判定勝ちではあったんだけど、

何か、光るもの見えてきて、試合慣れしたら、いいボクサーになると思うなあ。

                                                        

◆木下良介君(イマオカ)×中野敬太君(KG大和)………SB 6R

4勝(1KO)5敗1分の30才・愛媛県と、4勝(1KO)6敗2分の24才・福岡県。

                                                          

二人とも、良く似たタイプで、一応シッカリしたボクシングできてて、

残念ながら、揃ってパンチ力不足なもんで、なかなか決定的場面作れないんだけど、

負け越すほどじゃないと思って見てたんだわ。

                                                       

木下君の方が、4R辺りから、バランス悪くなって、徐々に自分から行けなくなって、

パンチも見切られるようになってしまったんだけど、

中野君、段々調子上げてって、打ち出しのタイミングもいいし、

最後まで軸、シッカリしてるし、ホント、こんな戦績には見えなかったなあ。

                                                         

ただ、まだ当ててるだけって感じなもんで、もうちょっと腕の振り出し、強くしたり、

当たる瞬間、グローブ強く握る意識持ったら、効果的なパンチ打てると思うけどなあ。

結局、59-55、59-56×2の3-0で、中野君の圧倒勝ち。

                                                         

◆田村友宏君(イマオカ)×荻野敦君(Wスポーツ)………SB 6R

4勝(3KO)4敗の31才・栃木県と、5勝(2KO)3敗の27才・埼玉県。

                                                        

田村君、こんな戦績なんだけど、負けた相手、益田健太郎君、濱田修士君、

播磨真輝君って、結構ハードな連中だったし、

彼、とてもいい左ストレート持ってるもんで、ずっと見てきたんだけど、

この日の相手、荻野君の荒くれ系、一発ドカン式ボクシングに戸惑わされて、

全くのいいとこ無しで、気持ちの面でも押されてしまったみたいで、

打ち込まれると、必要以上に体折るもんで、印象も良くなかったなあ。

                                                         

結局、ペース乱されてしまって、決めの右ストレート、力み過ぎで、精度悪かったし、

何から何まで、荻野君に巻き込まれてしまった感じ。

一方の荻野君、あんまり見た事ないんだけど、今日は作戦成功ってことなんだけど、

ちょっと荒っぽ過ぎで、穴だらけだし、もっと細かく打てるようになったら、

気持ち前面に出す、いいパーフォーマンス持ってるんだから、強くなると思うなあ。

                                                         

とにかく、3R以降、二人とも、グズグズ状態に突入してしまって、

5R過ぎる頃、もうヘロヘロみたいだったし、知り合いだけが興奮するって感じで、

反省点は多いと思うんだよね。

結果、58-57×2、57-58の2-1で、荻野君、辛勝なんだけど、

つまり、どっちでもいいかなって、裁定だったんだよね。

                                                          

◆深山一裕君(セレス)×三田村拓也さん(Wスポーツ)………Mm 6R

5勝(2KO)5敗1分の25才・千葉県と、

6勝(1KO)無敗のランク11位、26才・福井県。

                                                         

この試合、当然、三田村さんが圧倒するって思ってたんだけど、

三田村さんの出来、今まで見た中で最悪だったのと、深山君の頑張りで、

最後まで行方分かんないような試合になってしまったんだわ。

                                                        

深山君、ガード固めて、頭下げ加減で、小さくタイトに振り始めて、、

でも右一本に頼り過ぎで、返しの意識あんまりないんだけど、

三田村さんのフットワーク、良くなかったこともあって、終始自分の距離作れてて、

そりゃあ、三田村さんの方が、テクニック的に数段上なもんで、

追い込まれる場面もあったんだけど、その都度、気合入れ直して、頑張ったんだわ。

                                                        

特に、4R後半からボディ連発されて、元気なくなりそうなとこ、

何度も何度も踏ん張って、ホント、最後まで本分果たしてたね。

                                                        

残念だったのは、三田村君で、初めから動き、今一つだったし、

パンチの振り出しも大き過ぎだったし、特に、フック系が、体の捻りで打てなくて、

腕、体から離れ過ぎで、危ない感じだったんだわ。

                                                        

深山君、右打った後の返しのパンチ、殆ど無いんだから、

打ち終わりに、左フック被せればいいのに、それ以前は出来てたのに、

全くやらなくて、何だか、殴り屋みたいな、荒っぽいボクシングになってたな。

                                                          

終盤も、何か全体にチャカチャカしてて、いつものようなカチッとした立ち姿から、

タイトに左ジャブ多用するってイメージと遠かったなあ。

                                                         

判定、どっちか分かんないぞって見てたら、59-57、58-57、57-57の、

2-0で、まあ、ランカーディシジョンみたいな感じで、やっとこさの2-0勝ち。

                                                         

後で、深山君に会ったら、両目凄いことになってて、パンダみたいになってたけど、

ホント、良く頑張ったよなあ。

                                                         

◆守崎将己君(キクチ)×橋本浩次君(国際)………SB 8R

7勝(3KO)6敗1分の29才・福岡県と、7勝(2KO)3敗1分の27才・和歌山県。

                                                       

守崎君、イケメンと言うより、男前って感じで、キップのいいボクシングするんだよね。

                                                         

橋本君、良く知らないけど、何か地味なボクシングするタイプかって思ってたもんで、

守崎君を都合3回ダウンさせて、それも壮絶な右ストレートなもんで、タマゲタな。

                                                         

1R、橋本君、いきなりの右ストレート大直撃させて、ダウンゲットしたんだけど、

それ、かなり効いてたんだけど、詰め、全く甘くて、結局ゴングに逃げられてしまって、

2R、守崎君、やり直し、やり直しって感じで、丁寧に再開したもんで、

そのうち挽回するんじゃないかって見てたら、またもや、橋本君の右、

今度は少し浅くて、守崎君、膝カックンダウンだったんだけど、

今度こそって、橋本君、詰めて詰めて、またもや右ストレート、今度は、

いかにも破壊的な直撃で、それで守崎君、ドーンって、バタン倒れしてしまって、

レフェリー、その途端のストップでエンド。

                                                       

三発とも、全く同じ、右ストレートだったんだけど、

それ見てた、あるジムのトレーナー、あいつの右、見にくいんだよなあって言ってて、

なるほどなあって、思ったんだけど、ただ、守崎君、体傾ける時、

何か、目線切ってしまうようなとこあって、余計見えないんじゃないかって思ったな。

                                                         

俺、どういう風にやられたんですか? って、守崎君、トレーナーに聞いてたな。

                                                        

◆大竹秀典さん(金子)×工藤洋平君(角海老)………SB 8R

12勝(5KO)1敗3分のランク7位、28才・福島県と、

6勝(3KO)2敗1分の28才・愛知県。

                                                        

石川貴章君が言ってたように、多分、工藤君、限界まで練習したんだと思うけど、

だから、最後まで、フットワーク保てたし、初めからそんなんで持つのかって、

心配になるほどの手数出してたし、勝つためには、そうなのかなあって、

一部納得できる、足の使い方で、とにかく距離取って、距離取ってだったんだけど、

残念ながら、引きながら打つパンチ、効果期待できないし、

大竹さんが、一気に攻め込んだら、とっても持たないだろうなあっていう、

そこはかとない、ひ弱さ感じてたんだよね。

                                                        

でも、この日の大竹さんにも問題あって、1~2R、相手の様子、クールに見極めて、

っていう感じで、元々スロースターターのとこあるし、って見てたんだけど、

なかなかエンジンかけなくて、何だか寝起きすぐみたいで、

トロトロ、トロトロした追い込みしかできなくて、どおしたんだあって……。

                                                        

ヘタすりゃ、3Rまで全部取られて、いつもみたいな、シュッシュッシュッって、

連発左ジャブきっかけに、距離詰めて、ドコン右決め込み、っていうの全然出なくて、

オイオイオイオイって感じで、応援席もシーンとしてたんだわ。

                                                          

そろそろっと、やる気見せ始めたのが、4Rで、距離詰めた瞬間、

工藤君の元々ガードの甘いとこ突いて、右ストレート、狙い澄ましで当てることできて、

やっとこさ、工藤君の体、揺らがせることできたんだわ。

                                                        

体とパンチの強さ、圧倒してるんだし、相手は、踏み込んで打って来ないから、

力伝わって来ないんだから、相打ちでもいい訳で、って確認できたのか、

大竹さん、やっと本格的にやる気見せて、パンチのキレも良くなっていったんだわ。

                                                       

6R、1分半頃、キレキレの右ストレートブチ込んで、ダウンゲットして、

例の鬼攻め、この日、初めて見せてくれて、でも、ここは工藤君、何とか踏ん張って、

7R、工藤君、気合入れ直して、元気に飛び出して行って、まだまだやれるって、

手数元に戻して、攻めて行って、岩みたいな野武士ボクサー相手に、エライ。

                                                       

でもでも、目覚めた野武士ボクサー、勢い止まるべくも無く、

工藤君の打ち終わりにも目を付け、タイミング探ってて、

終了15秒前に、揉み合いの中、またもや、シュンって、キレ右ブチ当てて、

距離潰されたら、いよいよ、工藤君のランカーへの道、閉ざされつつあるんだわ。

                                                           

8R、近場で打ち合う時も、工藤君、パンチ外回りして、ガードすっかり空くもんで、

そこヤバイって思った途端、その思い、大竹君も同じだったらしくて、

右直撃、また右直撃ってブチ込んで、工藤君、のけ反りながら下がったとこで、

レフェリーストップ、強い直撃かなり喰らってたからなあ、1分30秒あたりかな。

                                                        

工藤君、やることやったけど、残念、相手は、これまで強いのと随分揉まれてるし、

工藤君も、距離潰された時のこと、ガードの事、もう一回考え直してみようね。

                                                       

それにしても、大竹さん、あんなんで、調子どうだったのかなあ。

あんなもんじゃないって思ってるんだけどね。

リングサイドから、清水智信さん、思いっきり声出して応援してたけど、聞こえもた?

清水さん、めったにホールに来ないもんで、勿論、サイン貰ったさ。

                                                        

この日は、金子ジムの主催だったんだけど、ここ、よく間にイベント挟むんだけど、

そりゃあ、スポンサー大事にしてること分かるんだけど、

試合の合間、合間で、どっかのダンス教室の発表会みたいなの見せられたり、

昨日は、この他にもフィンガー5の残党が、二曲も歌ったり、

チャンピオンの石田順裕さん相手に、60過ぎの老いぼれ出て来て、

テンガロンハット被って、2Rのスパーって、タコ踊りみたいのやってるし、

そんなのみんな、町内会の夏祭りでやってろ、って感じで、ホント、ムカついたなあ。

観客サービス履き違えてて、そのうち、ストリップでもやりそうなんだよなあ。

                                                          

スポンサーサービスに目向け過ぎで、観客ないがしろにするもんで、

こんなダラダラたまらんって、メインイベントの時、客めっきり減ってたもんなあ。

もうまったく、他のジムが真似するようになったら、どうすんのよ。

無駄なことに時間費やすもんで、帰ったら10時半過ぎてたぜ。

ドームの浮かれ残党達、通行の邪魔で、二重に腹立ったな。

                                                        

あのね、ワタナベジムにいた、韓国人のトレーナー、止めたって聞いてたけど、

昨日、金子ジムのトレーナーに収まってたね。

                                                         

それから、今日はいよいよ黒木さんなんだけど、

聞くところによると、今日から、試合後、バンデージ回収なんだってね。

以前、亀田兄弟の試合の時、陰で色々言われてて、グローブやバンデージに、

疑惑起こった事あるんだけど、その影響なのかな。

ここで、急に起こって来る話じゃないもんなあ。

バンデージチェック受けた後、こっそり巻き直すって方法もあり得るし、

あらかじめグローブの方に、仕掛けしておくって手も考えられるし、

そんなこと言ってたら、試合できなくなると思うんだよなあ。

そんなことしてまでも、勝ちたいボクシングって、一体何なの? ってことで……。

                                                        

昨日は、プロスパー松浦さんと色々話させて貰えて、嬉しかったなあ。

ホントに一度、遊びに行くかなあ。

安西政人君、遠くから自分のこと、見つけてくれて、話に寄ってくれて、アリガトね。

またまた、色々満載になってしまって、スンマセン。

                                                        

« 後楽園ホール・3月25日 | トップページ | 3月度ランキング »