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2010年2月24日 (水)

後楽園ホール・2月19日

「お仕事は、何をやってらっしゃるのですか?」 と聞かれたら、

「恥ずかしながら、バクチ打ちなんですわ。」 と、低い声で重々しく答えるのが、

自分の理想の最終形なんだけど、そもそも、重々しく話すの得意じゃないし、

それ以前に、何よりも、今月の競馬、全然ダメじゃん! って状況なんだけど、

もともと、月末と年末に強いタイプなもんで、今月最終あと2回、

ガハハハッって、高笑い、きっと聞かせてみせるぞ、奥さんに……。

                                                        

昨日夕方、嬉しい連絡入ってね、奈須勇樹さん、ジムで練習してたんだってさ。

ジムから姿消して4ヶ月になるんだけど、大阪帰ったのかって思ってたんだけど、

都内で普通にバイトしてたんだってさ。

大阪帰ったら、ホントに全部終わりになってしまうからって、東京にいたんだってさ。

そしたらまた、ボクシングやりたいって気持戻ってきて……なんだってさ。

                                                          

19日の後楽園ホール、角海老ジムの個人興行の割に、良く埋まってたんだけど、

試合の方は、残念、全部が全部、ワクワク・ドキドキっていうわけじゃなかったな。

面白かった順に書いくと……。

                                                         

◆大内淳雅さん×八巻裕一さん(野口)………50.0㎏ 8R

11勝(2KO)5敗1分のLF級8位、24才・兵庫県と、

7勝(5KO)8敗のF級11位、26才・埼玉県。

                                                       

クラスが一個上なもんで、やっぱり八巻さんの方が5㎝ほど背高いし、

リーチも随分違ってたんだけど、大内さん、凄かったんだよおおおおおーっ。

八巻さん、前回は、安西政人さんが油断した途端の、

ラッキーパンチKOだったんだけど、もともとKO率高いし、とても危険な左持ってて、

ランクイン、フロッグじゃないとこ見せようって、ガンガン来るんだわ。

                                                        

でも、大内さん、持ってるスピード半端じゃないし、それ最後まで維持できてたし、

当たるまで打つ、返しのパンチ、あの小堀さん、彷彿させるものあったし、

打った後の腕の引き抜群だし、上体振って、相手の打ち出し、見事に幻惑してたし、

もう、あんな凄い大内さん、初めて見たなあ。

段々、強く巧くなってるの知ってたけど、その過程全部見てたけど、

昨日のは、ホント、感動ものだったよ。

この試合、一つ見れただけで、行った甲斐あったよ。

                                                       

今のLF級、F級よりメンバー充実してるもんで、これから大変だろうけど、

このままの成長続けば、何とかなるんじゃないかって思うんだよね。

                                                         

1R1分過ぎ、いきなりダウンゲットしたもんで、余裕の展開かって思ったんだけど、

八巻さんも根性もので、ここから、これからって感じで、一歩も引かないもんで、

二人の気持ちが真っ直ぐぶつかり合った、とっても小気味のいい進行だったね。

                                                        

それにしても大内さん、距離感抜群だし、リーチ長くて、懐深い八巻さんに対して、

絶妙のボディワークで、色んな角度から力こもったパンチ打ってたなあ。

                                                         

それまで安心して見てたのを、5R残り30秒ほどのところで、

八巻さんに、左ストレートまともに喰らったんだけど、

そのすぐ後に、挽回、帳消しのラッシュかけて、チャラにしてしまう技もみせたし、

6R残り20秒では、見事な左の返しブチ込んで、八巻さん、もう危うくて、

フラフラ抱き付きながら、転んで何とかゴングに逃れるっていう場面作って、

7R、そろそろ八巻さん、ヤバくなってる時、左ストレートジャブ、4連発で追い込んで、

その後の右ストレートなんか、映画みたいだったよなあ。                                                        

8R、八巻さん、もうポイントじゃどうにもならないの知ってるもんで、

気持ち、前面に出した、鬼のような反撃で、最後の大逆転に賭けたんだけど、

大内さん、巧くて、無理に倒しに行かなくて、それでも、八巻さんが来れば、

ポイント度外視して、真正面から打ち合って、もう、男のぶつかり合いだったな。

                                                         

八巻さん、最後の最後まで、やるべき事やり尽くして、残り15秒ほどのところ、

精魂尽き果てて、手止まったとこで、レフェリーストップだったんだわ。

                                                       

ホールの出口で、大内さんの出待ちしてて、彼、沢山の人の祝福に囲まれて、

なんてことなくて、一人でトコトコ歩いて来たもんで、

凄かったよお、今までで一番だったよおって、声かけたら、

いつものように、恥ずかしそうにしながら、有難うございますって、答えたんだけど、

やっぱり、八巻さんのパンチも強かったみたいで、青タン、赤アザあったもんなあ。

その頃、八巻さん、救急車で病院、行ってたんだよなあ……。

                                                         

◆殿村雅史さん×山口桂太君(八王子中屋)………SF 8R

12勝(6KO)5敗1分のランク6位、27才・奈良県と、

6勝(2KO)8敗1分の30才・熊本県。

                                                       

相手の戦績・年令からして、殿村さん、ここは余裕で捩じ伏せなければ、ってのに、

なんか動き全体がトロくて、得意の右フックの返しも、全く忘れてしまったみたいで、

右ストレートボディきっかけに突っ込んでって、

あとは、ガチャガチャさせた中からチャンス掴もうと目論む、

山口君に翻弄されてしまって、対等な試合進行になってしまったんだわ。

                                                       

角海老には、こういうガチャガチャってしたボクサーいないもんで、

スパーリングの機会ないもんで、伝統的に不得意なんだよなあ。

                                                          

それで、5R1分過ぎ辺り、赤コーナー方向へちょっと下がり加減になった時、

山口君の、そんなの当たるかなあってほどの、右大フック直撃されて、

背中から、まるで柔道の受け身練習みたいに倒れこんでしまって、殿村君、ダウン。

                                                       

これ、結構効いてて、実にヤバかったんだけど、セコンドのクリンチ指示守って、

何とか持ちこたえる事できて、この辺、山口さんの甘さあったんだけど、

それで助かったんだけど、その後は、周囲から激飛ばされたのが効いたのか、

一新、凄い盛り返しを見せてくれて、初めから、そういう風にやりなよ、

って感じだったんだけど、とにかくランカーの意地、満々だったな。

                                                       

それ以降、8Rまで全部ポイント取って、結局、

78-75、77-74、77-75の3-0勝ちだったんだけど、

殿村さん、この日のあなたは、大反省だと思うんだよね。

                                                        

◆麻生興一君×森下裕己君(協栄)………L 8R

9勝(5KO)1敗1分の23才・大分県と、9勝(5KO)4敗1分の24才・滋賀県。

                                                        

麻生君、角海老移籍初戦。

ワタナベジムの会長来てたけど、麻生君、見に来てたのかな?

                                                        

彼、ゴリゴリファイターの頂点になりそうな雰囲気と、パフォーマンス備えてて、

角海老ボクシングに新風吹き込んでるんだけど、

少しだけだけど、距離置いて打ち合う姿勢も見せてたし、なかなか良かったよ。

                                                       

背の高い森下君、最初から、ドンドン詰められて、入り込まれて、

残念、1Rから全く勝負になってなくて、もう麻生君のやり放題。

                                                       

彼のプレスと、ショートブローの強さは一級品で、

正直、今なら、細川バレンタインさんも、シンドイんじゃないかって思うんだよね。

                                                        

殆ど一方的な展開は、4R、レフェリーストップで決着したんだけど、

麻生君、顔、まるっきり打たれた跡なかったもんなあ。

早くランカーとの試合見てみたいね。

それにしても、彼、腰低くて、愛想いいんだよね。

                                                          

◆青山慶洋君×石田隆次君(国分寺サイトー)………Fe 6R

7勝(2KO)1敗2分の29才・東京都と、8勝(3KO)8敗の27才・山梨県。

                                                       

石田君、ホント久し振りなんだけど、セコンドの人達、

何故か、楠三好ジムのTシャツだったよ。

                                                        

出だし、二人とも、とても硬くて、ガツガツしたボクシングだったよなあ。

青山君、真面目にキッチリしたボクシングするタイプなんだけど、

だけどこの日は、ホント体硬くて、しなやかな流れに欠けてたし、

左打った後の引き手、とっても甘くて、下がり気味になったとこ、

石田君の右、何度も飛んで来て、危険度高かったんだわ。

それに、相手の単調なボクシングに合わせてしまって、

自らの攻撃も単発になって、二段、三段の攻め、全くできてなかったもんなあ。

                                                        

それでも、初め、拮抗してた試合も、徐々に青山君ペース握っていって、

4R以降は、安心して見てられたんだけどね。

結局、60-54、60-55×2の3-0完勝だったんだけど、

これで、A級昇格だと思うんだけど、修正点、しっかり反省だよね。

試合終わった後の石田君、まるで別人みたいな顔付になってたなあ。

                                                        

この日、あと三試合あったんだけど、申し訳ない、そのどれもが、全く残念で、

もう甲乙付けがたいほど、詰まんなかったんだわ。

まるで、サラリーマン仕事みたいなボクシングで、

中途半端なA級戦の見本みたいで、途中何度も席外したんだわ。

みんな、何かあったのかなあ?

巧い下手以前に、リングに気持ち溢れてなかったって、思ったんだよね。

帰り道、あまりの試合内容のバラツキに、腹の中、ゴニョゴニョしてたな。

                                                       

あれっ? 自分の今年の花粉症、どうも今朝から始まったみたいだわ。

                                                       

                                                        

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