後楽園ホール・2月26日
最近、ホールに着く時間と、オフトが終了する時間、ほぼ重なるんだけど、
ゾロゾロ、ゾロゾロ、水道橋駅に向かう連中、98%以上負けてるもんで、
もう、マイナスオーラ出まくりで、何だかウィンズのメンバーよりシンドそうで、
ドローンと沈んでて、自分の競馬にも影響及ぼしそうなほどだし、
何より、これから応援するボクサー達にも悪影響出そうなもんで、
エライ遠回りなんだけど、なるべく彼らを避けるようにしてるんだわ。
この日の第一試合と第二試合、とてもよく似た展開で、共に1RKOだったんだけど、
それぞれ、いきなりの左フックと、いきなりの右フック、続けざま何度も簡単に、
喰らってしまうっていう、ディフェンスに問題ある試合だったんだけど、
ちょっと期待してた、星野晃規君(MT)も、始って20秒で倒されてしまって、
倒れざま後頭部打ったもんで、即、ストップかけられてしまったんだわ。
すぐ、担架用意されたんだけど、自力で立ち上がることできて、良かった、良かった。
でも、何にもできなくて、星野君、残念だったなあ。
◆名雪貴久君(船橋ドラゴン)×打馬王那君(ワタナベ)………SFe 6R
6勝3敗の22才・千葉県と、6勝(3KO)1敗1分の28才・モンゴル。
打馬君、突っ込み頭とオープンブロー、まだ改善できてなくて、
相手方から、クレーム出されっ放しだったんだけど、体のキレ、以前より良くなってて、
あとはスタミナなんだけど、出だし快調で、1~2R、ポイント優勢。
一方の名雪君、ちゃんとしたボクシングするんだけど、
パンチ、置きに行くようなとこあって、威力的に心もとないのが残念で、
で、地力勝負の乱打戦になると、どうしても打馬君に、ペース取られるよね。
お互いのセコンド、頭とホールドの非難合戦みたいになっていって、
少し、ささくれた試合になっていったんだけど、3R、2分近く、
それまでに、ガサツだけど、効果的なパンチ決められて、段々弱っていった名雪君、
青コーナーで、頭下げて、手が止まったとこで、レフェリーストップかかったんだけど、
この裁定に、名雪君のセコンド、納得いかなかったらしくて、エライ抗議してたな。
レフェリーストップに文句言うセコンド、ホント、久し振りに見たね。
多少不満あっても、今、そういう流れにあること、みんな心得てるし、
22日に八巻さん、亡くなったばかりだし、何考えてんだろね。
自分、思ったけど、あのまま続けても、名雪君の勝ち目、全く無かったからね。
打馬君のマサカリみたいな豪打、ホント、危ないんだからね。
結局、リングアナになだめられてて、情け無いったらないのさ。
最近、ジムの勝率良くないし、名雪君、期待のボクサーだし、
相手荒っぽいとこあって、イラついてたんだろうけど、Be Cool!なんだわ。
◆沼田慶一君(E&Jカシアス)×伊藤史耶君(MT)………48.5㎏ 6R
5勝(1KO)2敗の24才・神奈川県と、4勝(2KO)5敗の23才・神奈川県。
結局、58-56、58-57、57-57の2-0で、沼田君、勝利。
最近、カシアスさんとこ、段々いいボクサー出て来たよなあ。
でも、この試合、伊藤君、ホント、よく頑張ったんだわ。
彼、何となく、ショボーンとした印象なんだけど、いつも一生懸命やるもんで、大好きで、
この日も、もう倒されてしまいそうなクリーンヒット、何度も浴びるんだけど、
その都度、堪えて、踏ん張って、懸命に逆襲かけていったんだよなあ。
ちょっと打ち気、前面に出過ぎて、ディフェンスおろそかになるとこあるんだけど、
見てて、元気出てくるボクサーでね。
また見に行くからね。
◆細川バレンタインさん(宮田)×島村国伸君(ワタナベ)………L 6R
10勝(5KO)1敗3分の28才・宮崎県と、8勝(5KO)2敗の24才・東京都。
島村君、久し振りのリングで、変わったかな? って見てたら、全くそのままで、
で、相手、細川さんだし、こりゃ、ヒドイ事になるんじゃないかって、思ってたら、
その通りのヒドさで、1Rから、もう街角の乱闘状態で、足使わないケンカで、
何か興奮剤でも打ってきたみたいな二人で、場内大騒ぎなんだけど、
ボクシングとしては、全く雑で、たまにはこういうのもいいかあって、感じで、
2R、ドサクサで細川さん、ダウンしたんだけど、その後のゴチャゴチャで、
もう何が何だか分かんなくなって、57-56×2、56-57の2-1っていう、
何だか、どっちでもいいような判定で、島村君の、正に体力勝ち、ってことで、
何しろ頭半分以上デカイし、ってことで……。
最終ラウンド、まだ力余してたの、確かに島村君の方だったけどね。
◆黒田雅之さん(川崎新田)×佐藤靖明君(西遠)………49.5㎏ 8R
15勝(11KO)3敗のランク6位、23才・東京都と、
7勝(2KO)7敗2分の25才・宮崎県。
佐藤君、初めて見る子だったんだけど、1勝1敗ボクサーと思えなくて、
1Rから、ランカー食い、前面に出して、ガンガン行って気持ちいいんだわ。
で、黒田さん、初め、ちょっと扱いかねて、少し受け身の立ち上がりだったんだけど、
流石だね、3R頃から、相手の見極め出来て、ちょっと距離置き加減にして、
出入り鋭いフットワークと、力こもったショートブロー、的確に当てていって、
揉み合っても、体幹の太い相手に押し負けることなく、右フック直撃きっかけに、
4R終了間近、最後は、佐藤君を東側ロープに追い詰めての、
サンドバッグ打ちみたいな、恐怖の17連打で仕上げて、
佐藤君、ここまで良く頑張ったけどねのTKO勝ち。
やっぱ黒田さんのパンチ、強いんだわ。
1R、ほぼ対等な打ち合いの中でも、佐藤君の右目上ヒットカットさせてたし、
ヒッチの少ない、あんなとこから、あんな強いの打てるってのは、普通じゃないね。
見た目、ちょと大場浩平さんみたいな雰囲気持ってて、
つまり、色白の真面目な学生さんって感じなんだけど、
実は剛腕で、狙撃手みたいに、精確なショット打つんだわ。
負けは、4回戦時代に一回と、あとは池原繁尊さんと、リチャード・ガルシアだけで、
今、とってもタイトな、ライトフライの中の次のチャンピオンだと思ってるんだわ。
この日、一番期待してたのは、実は、
中止になってしまった、遠藤一充君と池田一晴君との一、一対決だったんだけど、
池田君の棄権で流れてしまったんだけど、それで、遠藤君、
ワタナベジムの河野公平さんと公開スパーリングってことになったんだけど、
これがまた、いい出来でねえ、池田君もヤバいんじゃないかってほど早いし、
強く打ててたし、バランスも、コンビネーションも、とても良かったんだわ。
終わってから、チョットだけ話したら、池田君の棄権の理由聞きたかったもんでね、
そしたら、手首傷めたってことで、古傷の目じゃなくて、取りあえず安心したんだけど、
それでも、靭帯なんかだと長引くからなあ、ちょっと心配だな。
◆遠藤一充君(船橋ドラゴン)×池田一晴君(Wスポーツ)
9勝(5KO)1敗1分の25才・千葉県と、8勝(3KO)無敗の24才・福島県。
見たかったなあ。
二人とも、きっと強くなると思うな。