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2010年2月27日 (土)

後楽園ホール・2月26日

最近、ホールに着く時間と、オフトが終了する時間、ほぼ重なるんだけど、

ゾロゾロ、ゾロゾロ、水道橋駅に向かう連中、98%以上負けてるもんで、

もう、マイナスオーラ出まくりで、何だかウィンズのメンバーよりシンドそうで、

ドローンと沈んでて、自分の競馬にも影響及ぼしそうなほどだし、

何より、これから応援するボクサー達にも悪影響出そうなもんで、

エライ遠回りなんだけど、なるべく彼らを避けるようにしてるんだわ。

                                                        

この日の第一試合と第二試合、とてもよく似た展開で、共に1RKOだったんだけど、

それぞれ、いきなりの左フックと、いきなりの右フック、続けざま何度も簡単に、

喰らってしまうっていう、ディフェンスに問題ある試合だったんだけど、

ちょっと期待してた、星野晃規君(MT)も、始って20秒で倒されてしまって、

倒れざま後頭部打ったもんで、即、ストップかけられてしまったんだわ。

すぐ、担架用意されたんだけど、自力で立ち上がることできて、良かった、良かった。

でも、何にもできなくて、星野君、残念だったなあ。

                                                        

◆名雪貴久君(船橋ドラゴン)×打馬王那君(ワタナベ)………SFe 6R

6勝3敗の22才・千葉県と、6勝(3KO)1敗1分の28才・モンゴル。

                                                         

打馬君、突っ込み頭とオープンブロー、まだ改善できてなくて、

相手方から、クレーム出されっ放しだったんだけど、体のキレ、以前より良くなってて、

あとはスタミナなんだけど、出だし快調で、1~2R、ポイント優勢。

                                                         

一方の名雪君、ちゃんとしたボクシングするんだけど、

パンチ、置きに行くようなとこあって、威力的に心もとないのが残念で、

で、地力勝負の乱打戦になると、どうしても打馬君に、ペース取られるよね。

                                                        

お互いのセコンド、頭とホールドの非難合戦みたいになっていって、

少し、ささくれた試合になっていったんだけど、3R、2分近く、

それまでに、ガサツだけど、効果的なパンチ決められて、段々弱っていった名雪君、

青コーナーで、頭下げて、手が止まったとこで、レフェリーストップかかったんだけど、

この裁定に、名雪君のセコンド、納得いかなかったらしくて、エライ抗議してたな。

                                                        

レフェリーストップに文句言うセコンド、ホント、久し振りに見たね。

多少不満あっても、今、そういう流れにあること、みんな心得てるし、

22日に八巻さん、亡くなったばかりだし、何考えてんだろね。

                                                          

自分、思ったけど、あのまま続けても、名雪君の勝ち目、全く無かったからね。

打馬君のマサカリみたいな豪打、ホント、危ないんだからね。

結局、リングアナになだめられてて、情け無いったらないのさ。

最近、ジムの勝率良くないし、名雪君、期待のボクサーだし、

相手荒っぽいとこあって、イラついてたんだろうけど、Be Cool!なんだわ。

                                                        

◆沼田慶一君(E&Jカシアス)×伊藤史耶君(MT)………48.5㎏ 6R

5勝(1KO)2敗の24才・神奈川県と、4勝(2KO)5敗の23才・神奈川県。

                                                       

結局、58-56、58-57、57-57の2-0で、沼田君、勝利。                                                       

最近、カシアスさんとこ、段々いいボクサー出て来たよなあ。

                                                           

でも、この試合、伊藤君、ホント、よく頑張ったんだわ。

彼、何となく、ショボーンとした印象なんだけど、いつも一生懸命やるもんで、大好きで、

この日も、もう倒されてしまいそうなクリーンヒット、何度も浴びるんだけど、

その都度、堪えて、踏ん張って、懸命に逆襲かけていったんだよなあ。

ちょっと打ち気、前面に出過ぎて、ディフェンスおろそかになるとこあるんだけど、

見てて、元気出てくるボクサーでね。

また見に行くからね。

                                                       

◆細川バレンタインさん(宮田)×島村国伸君(ワタナベ)………L 6R

10勝(5KO)1敗3分の28才・宮崎県と、8勝(5KO)2敗の24才・東京都。

                                                        

島村君、久し振りのリングで、変わったかな? って見てたら、全くそのままで、

で、相手、細川さんだし、こりゃ、ヒドイ事になるんじゃないかって、思ってたら、

その通りのヒドさで、1Rから、もう街角の乱闘状態で、足使わないケンカで、

何か興奮剤でも打ってきたみたいな二人で、場内大騒ぎなんだけど、

ボクシングとしては、全く雑で、たまにはこういうのもいいかあって、感じで、

2R、ドサクサで細川さん、ダウンしたんだけど、その後のゴチャゴチャで、

もう何が何だか分かんなくなって、57-56×2、56-57の2-1っていう、

何だか、どっちでもいいような判定で、島村君の、正に体力勝ち、ってことで、

何しろ頭半分以上デカイし、ってことで……。                                                         

最終ラウンド、まだ力余してたの、確かに島村君の方だったけどね。

                                                       

◆黒田雅之さん(川崎新田)×佐藤靖明君(西遠)………49.5㎏ 8R

15勝(11KO)3敗のランク6位、23才・東京都と、

7勝(2KO)7敗2分の25才・宮崎県。

                                                        

佐藤君、初めて見る子だったんだけど、1勝1敗ボクサーと思えなくて、

1Rから、ランカー食い、前面に出して、ガンガン行って気持ちいいんだわ。

                                                       

で、黒田さん、初め、ちょっと扱いかねて、少し受け身の立ち上がりだったんだけど、

流石だね、3R頃から、相手の見極め出来て、ちょっと距離置き加減にして、

出入り鋭いフットワークと、力こもったショートブロー、的確に当てていって、

揉み合っても、体幹の太い相手に押し負けることなく、右フック直撃きっかけに、

4R終了間近、最後は、佐藤君を東側ロープに追い詰めての、

サンドバッグ打ちみたいな、恐怖の17連打で仕上げて、

佐藤君、ここまで良く頑張ったけどねのTKO勝ち。

                                                       

やっぱ黒田さんのパンチ、強いんだわ。

1R、ほぼ対等な打ち合いの中でも、佐藤君の右目上ヒットカットさせてたし、

ヒッチの少ない、あんなとこから、あんな強いの打てるってのは、普通じゃないね。

                                                         

見た目、ちょと大場浩平さんみたいな雰囲気持ってて、

つまり、色白の真面目な学生さんって感じなんだけど、

実は剛腕で、狙撃手みたいに、精確なショット打つんだわ。

                                                       

負けは、4回戦時代に一回と、あとは池原繁尊さんと、リチャード・ガルシアだけで、

今、とってもタイトな、ライトフライの中の次のチャンピオンだと思ってるんだわ。

                                                        

この日、一番期待してたのは、実は、

中止になってしまった、遠藤一充君と池田一晴君との一、一対決だったんだけど、

池田君の棄権で流れてしまったんだけど、それで、遠藤君、

ワタナベジムの河野公平さんと公開スパーリングってことになったんだけど、

これがまた、いい出来でねえ、池田君もヤバいんじゃないかってほど早いし、

強く打ててたし、バランスも、コンビネーションも、とても良かったんだわ。

                                                       

終わってから、チョットだけ話したら、池田君の棄権の理由聞きたかったもんでね、

そしたら、手首傷めたってことで、古傷の目じゃなくて、取りあえず安心したんだけど、

それでも、靭帯なんかだと長引くからなあ、ちょっと心配だな。

                                                         

◆遠藤一充君(船橋ドラゴン)×池田一晴君(Wスポーツ)

9勝(5KO)1敗1分の25才・千葉県と、8勝(3KO)無敗の24才・福島県。

                                                          

見たかったなあ。

二人とも、きっと強くなると思うな。

                                                        

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