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2009年12月10日 (木)

後楽園ホール・12月9日

あれええ?

彼、Tさんだわ。

殆ど10年ぶりだし、大分太ってるけど、あれは間違いなく、Tさんだわ。

声かけてみようかとも思ったんだけど、考えたら、そんなに親しかった訳でもないし、

そもそも横に座ってる女性、見るからに、お水系だし、同伴出勤前みたいだし、

そおかあ、羽振り良くなってんのかあ……。

                                                        

一昨日のホールに、坂本博之さん来てたんだけど、

誰を見に行ったか、教えてくれた人がいて、

やっぱり、九州つながりで、筑豊ジムの和田峯さんの応援だったんだってさ。

                                                        

彼に試合の感想聞いたら、何か今一、熱いモノ、感じられなかったってさ。

坂本さんの場合、その試合、熱いかどうかが、大事なポイントで、

つまりそれは、現役そのまんまで、自分には、家住さん、乗ってこなかったけど、

和田峯さん、ポイント挽回にシャカリキになって、頑張ってたように見えたんだけど、

坂本さんにとっては、まだまだ、まだまだ、っていう感じだったみたいね。

何しろ、あの人、アッチチだからなあ。

                                                                                                                  

ことほど左様に、ボクシングの試合ってのは、

見る人によって、いか様の評価でもできるもんで、こっちが、どうなってんの?って、

ガックリしてる時、異常に感動してる人もいるし、勿論、その反対もアリだし、

純然たる観客と、観客として見てるボクサーには違う意見あるし、

その試合に出てたボクサー本人は、また別の感想持ってるもんで、面白いんだわ。                                                      

その試合、凄かったか、詰まんなかったか、って分かれると同時に、

凄かったとこ、つまんなかったとこにも、それぞれ違った意見があるんだわ。

                                                       

昨日は、谷口雄也君、堂本佳吾君、それに、大竹秀典さんを見に行ったんだわ。

第一試合から第五試合までが4回戦だったんだけど、

階級、SL、L、W、W、SLって、全部重いのばっかりでね、

上手い下手別にしても、それなりの迫力あって、楽しめたんだわ。

                                                         

見てて思ったんだけどね、重いクラスで、パンチ力ない同士だと、

とても悲惨な結果になって、最後は、顔パンパンに腫れるね。

それと、これは重さには関係ないけど、パンチ出す時、肘が緩んでるようなボクサー、

もう絶望的に、絶対的に、伸びないっていうの最近分かったな。

                                                        

◆谷口雄也君(角海老)……1勝(1KO)1敗、21才・東京都……L 4R

谷口君、一生懸命ワンツー出すんだけど、相手の橋元納君(金子)の左ジャブ、

とっても鋭く、精度がいいもんで、そのまま行くと、やられてしまいそうだったんだけど、

セコンドやってた、小堀さん、“返せ、返せ! 返せば当たるんだから” って、

声出してて、自分もその通りだと思ってたもんで、決めのつもりで打ったパンチの、

その後の、返しのパンチさえ打てれば、道開けるって思ってたんだけどね。

                                                       

一方の橋元君、相変わらず、左しか打ってこないの、とても不思議で、

トレーナーから、何か指示あったのか、とにかく、あんないい左打つ子が、

それに続けて、シュンって右出してきたら、ヤバイなって感じてたんだけど、

ホント、理由が分かんなかったんだけど、結局、それで谷口君、大助かりで、

返しではなかったんだけど、見事なワンツー、ドコンって決めて、ダウンゲット。

                                                          

カウント中、小堀さん、また、今度は、“小さく、小さく!” って、声出して、

再開した直後、谷口君、橋元君を、また倒して、1R、2分20秒のKO勝ち。

小堀さん、初めてのセコンドの時、ちょっと戸惑ってるとこもあったんだけど、

もう、すっかり板についてきて、普段より、余程素早く動いてて、

ちょっと見、ガッチリした石井一太郎さんみたいだったな。

それにしても、橋元君、どうして右、使わなかったのかなあ?

                                                       

◆堂本佳吾君(角海老)……5勝(2KO)6敗2分の22才・広島県……Fe 6R

相手の後藤俊光君(金子)も、5勝(1KO)6敗1分っていう、同じような戦績で、

二人とも、勝ち越し目指してる同士で、こういう試合は、盛り上がること多いんだわ。

                                                        

この日の堂本君、ヘスタイル変えて、初めから積極的に行ってるし、

後藤君の鋭い左ストレートかいくぐって、打ち合いに出て、いい勝負、いい勝負、

って思ってた途端の1R、残り1分頃、後藤君、堂本君を東サイドに詰めてって、

このラウンド何回目かの、 激しい打ち合いに突入したんだけど、

どっちか、当たったもん勝ちって展開になって、堂本君、フック系で応戦するとこ、

後藤君の左ストレート、まともに堂本君の顔面捉えて、一発ダウン。

                                                       

後藤君、左はいつも、思いっきり力込めて打つもんで、

ダメージ大きくて、レフェリー、カウント途中のTKO宣言。

                                                       

堂本君、ちょっとづつではあるんだけど、試合ごとに、努力した跡見えるから、

とにかく、とりあえず勝ち越すまで、メゲずに頑張れ!

                                                        

この日、何と、この後、続けて二試合も女子ボクシングが組まれてて、

二つ目は、セミファイナルだっていうんだから、他に何かないの?って感じで、

2勝2敗の35才と、1勝1敗の44才の女子っていうより、オバサンボクシングで、

これじゃあ、オヤジボクシングと同じで、年令の割に、女子の割に頑張ってるなあ、

ってことに過ぎなくて、もうホント耐えられなくて、当然のように、散歩タイムだわ。                                                        

後楽園ホールの会場係の子、殆ど全員顔見知りなもんで、よく話するけど、

自分が外出する時、また散歩ですかあ、みたいな微妙な笑顔なんだよなあ。                                   

                                                                                                                                                                       

そもそも女子ボクシング、結構な集客力あるみたいなんだから、

別の日に集中してやればいいと思うんだよね。

客集めたいもんで、かえって、紛れ込ませてやるのかなあ。

それにしても、あんな試合、セミファイナル、ってのはないんじゃないかなあ。

                                                       

◆大竹秀典さん(金子)×佐藤祐太君(ワタナベ)………56.0㎏ 8R

11勝(5KO)1敗3分の28才・福島県と、7勝(1KO)4敗2分の24才・神奈川県。

                                                         

大竹さん、髭そると、多分、荒川仁人さんに似てると思うな。

今、ランク11位にいるけど、もっともっと上へ行くボクサーだと思ってんだわ。

彼、1敗は、東日本新人王の決勝戦で、古口学さんに判定l負けした時のもので、

そう言えば、古口さんは、どうしちゃったんだろなあ、止めてしまったのかなあ。

                                                       

佐藤君は、自分、もしプロボクサーになってたら、あんな感じかなあって、

変な親近感持ってるボクサーで、確か横浜光ジムからの移籍組。

セコンドには、川村貢治さんが付いてる。

                                                        

佐藤君、ランク取りに全力でかかっていって、思いっ切り頑張ってんだけど、

だけど、体そのものの頑強さとか、体幹の太さとかいった点で、

比較にならないほど差があって、初めから、勝負になりにくい印象なんだわ。

                                                       

それに佐藤君、体格的なハンデ補うような、パンチに極上のキレあるわけじゃないし、

ちょっとグローブ、オープン気味にもなるし、たまにヒットしても、

ダメージ与えられるほど強烈でもないし、ペースはドンドン大竹さんの方へ流れて、

1Rに、二人ともバッティング出血したんだけど、佐藤君の方が悪化していって、

結局、7R、負傷判定。

70-65、69-65、68-65で、大竹さんの圧倒勝ち。

                                                       

大竹さん、終始自分のペースで試合進めて、安心して見ていられたし、

途中のボディ連打、素晴らしかったけど、相手の力利用したカウンターや、

交わしざまの右フックなんか、全く見せてくれなくて、ちょっと不満が残ったな。

それでも、ランカーの壁、ちゃんと見せてくれたし、ランカーらしいランカーだったな。

                                                         

昨日もまた途中で、ワタナベジムの会長と立ち話したんだけど、

今度、面白い試合組んでるんだよねえ。

“サバイバルマッチ” ってネーミングの6~8回戦で、メンバーが、

吉田拳時さん×サラリーマン撤平さん、冨山浩之介×本田秀伸さん、

上野則之さん×福島学さん、それと、田口良一さん×田中教仁さん、なんだってさ。

こりゃあ、盛り上がるよなあ。

                                                                                                            

ボクシングの隙間を縫って、25日に、息子と娘も入れて、全部で4人分、

飛びっきりの日本料理屋予約したんだけど、みんなホントに来るかな?

                                                                                                                

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