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2009年12月 3日 (木)

後楽園ホール・12月2日

他人ごとではあるんだけど、鳩山一族には、一体どれくらい財産あるのかなあ。

普通の金銭感覚からしたら、お袋から月々1,500万円も振り込みあったら、

それは知らなかったなあ、ってなこと、有り得ないでしょ。

振り込み詐欺の逆で、振り込まれ詐欺に引っ掛かったって、弁解なのかなあ。

                                                       

弟も、いつものお気楽な間抜け面で、お兄ちゃんには、振り込まれてていいなあ、

って思ってたって、お前ら兄弟、ホントのバカか、って思うんだよなあ。

                                                         

大金持ちが、カネに緩いなんてまやかしで、世の中にはケチくさいのが多くて、

要するに、今回の件は、経年分割贈与の贈与税免れようとした、

セコイ案件で、つまりパチンコ屋なんかの脱税と同じで、ホント情けないんだわ。

                                                       

これで、自民党、鳩山首相攻め込むつもりで気負いこんでたのが、

身内から同罪者出してしまって、勘弁してくれよなあ、

なんて、ひっくり返ってるわけで、ただの大笑いってことだね。

                                                                                                                

自分、もし1,500万貰ったら、後楽園ホールの年間予約席、60万位だから、

そうね、25席くらい買い占めて、そのスペース、せこいパイプ椅子全部どけて、

ドカーンって、革張りのドでかいソファー置かせて、バーセット持ち込んで、

それから、詰まんない試合の時の準備に、テレビも持ち込んで、

最後は、隣にバニ―ちゃん、はべらせて、ガッハッハッハーってやってやるな。

                                                                                                             

ところで、内藤さん、現役続けるかもしれないんだって?

奥さん、当日の夜、雪辱させて下さい、って頼んだんだって?

だけど自分、それはないと思うんだよねえ。                                                        

自分の亭主、あんな顔にされて、奥さん、アッタマ来て、

仕返ししてやんなさいよ!ってこと?

                                                       

それじゃあ、自分、ガキの頃のこと、前にも書いたことあるけど、

ボクシングの真似事で、ブチ倒した男の彼女がやって来て、

彼女、バリバリのスケ番で、あたいの彼氏になんて事してくれたのよお!って、

イキまいてきたことあるんだけど、それと同じっていうこと?

                                                                                                                                                                                 

自分、いろんなボクサーの奥さん知ってるけど、

そんなすぐ、試合直後に反応する人いないけどなあ。

少なくとも、亭主とよく相談してからのことだと思うんだよね。                                                         

長いこと亭主見てれば、もう体動けてないこと分かるだろうし、

あんなボロボロの顔、目の前にして、いきなり雪辱はないだろって思うんだよねえ。

                                                       

恐ろしいほどの視聴率稼いだことで、舞い上がってしまった周囲の連中が、

仕掛けたんじゃないかって、自分、思うんだよねえ。

オプション二つ持ってるみたいだし、で、あと2回はしゃぶれる、ってことで……。

                                                         

申し訳ないけど、結局、この間の試合、芸能ネタみたいなイベントにしか見えなくて、

二人とも、普通に、清水智信さん、五十嵐俊幸さん、池原繁尊さん、

そしてもしかしたら、小林タカヤスさんにもヤバイんじゃないかって、思うんだよね。

自分、目腐ってるかなあ。

                                                       

今のテレビ局なんてのは、どの道、視聴率だけで右往左往してる、

悲しい媒体にしか過ぎないもんで、視聴率稼ぎのためなら、

何でもやりちらすから、このままだと、あとテレビ出現率の高いボクサー、

長谷川穂積さんいるもんで、そのうち亀田興毅さんと試合させるかもよ。

階級違うんですけど、って言うと、そんならハンデつけましょう、くらいは言うね、多分。

                                                        

この日の後楽園ホール、全部で8試合組まれてたんだけど、

ちゃんと見てたのは、3試合だけだったな。

女子ボクシングが、二つも組まれてて、自分、基本的に、

女が殴られるとこなんか、見たくもないっていう、古めかしい性分なもんで、

休み時間できるし、早くも帰れるんだけど、正直シンドイんだわさ。

                                                         

それから、江藤伸悟君の相手、そもそも契約2ポンドオーバーで出てきて、

見たまんまの、筋金入りの純正ワンワンボクサー・オブ・タイランドで、

練習にもなんない、ただのコミックショーみたいだったし、

残念ながら、光喜君もタル―イ内容で、結局、3RTKO勝ちはしたんだけど、

欠点ばかりが目立った、全く迫力に欠けた試合だったんだわ。

彼、あんなもんじゃないと思うんだけどなあ。

                                                        

あと、明らかにビビりまくってる相手に、時間かかり過ぎって試合もあってね、

結局、見てて力入ったのは、第一試合、第二試合、第三試合だったんだわ。

                                                         

◆新垣翔太君(白井・具志堅)×コーチ義人君(角海老)……B 4R

2勝(1KO)無敗の17才・沖縄県と、2勝(1KO)無敗の18才・東京都。

                                                       

新聞見ると、ただ2-0で、義人君の判定勝ち、ってだけなんだけど、

経緯凄くて、中身の濃い、この日一番のバトルだったんだよね。

                                                         

二人の試合、全部見てるし、自分のお気に入りボクサー同士なもんで、

力入ったの当然なんだけど、二人ともジム期待の若手なもんで、応援、、山ほどさ。

                                                         

角海老ジムのコーナーサイドには、もうすぐ試合なのに、加藤善孝さん、来てるし、

小林生人さん、仕事場から駆けつけてるし、小堀佑介さん、セコンドの手伝いしてる。

生人さん、移籍してきたばっかりの頃、ちょうどボクシング再開した義人君が、

亀田和毅君とスパーリングするの見たのが初めで、それからの付き合いなんだわ。

                                                        

義人君、いつものように、“TEAM KOBORI” のリングコートなんだけど、

今回は初めて青コーナーなもんで、渋くて、濃いブルーのトランクス履いてて、

後ろに、“TEAM 田中” って大きな刺繍が入ってる。

新垣君、今日は、髪切って坊主。

                                                       

1R、その新垣君、多分、義人君のこと研究したんだとおもうんだけど、

この日は、初めから飛ばして、なおかつ、ウィービング、ダギング多用してるんだわ。

                                                       

義人君、あらかじめの研究、殆どしてなくて、自分、色々アドバイスできるんだけど、

このレベルで、事前に作戦考えてるようじゃ、先行ってもダメだと思うもんで、

あとは、リング上で臨機応変にやる方がいいって思ってたんだよね。

                                                         

新垣君、シューシュー声出しながらパンチ出すのは、いつものままなんだけど、

初めから、義人君の左に、右を合わせようとしてるみたいで、やはりタダ者じゃない。                                                       

二人とも、完全に新人離れした動きで、真正面から打ち合うもんで、気持ちいいなあ。

                                                        

義人君、小堀さん譲りの左フック武器に、更に、とにかく当たるまで打つってこと、

意識してるみたいで、コンビネーション、なかなか、いいんだわ。

左ジャブの精度も、大分上回ってて、このラウンド、義人君ゲット。

                                                        

2R、義人君、ペース掴んで前へ前へ行くとこ、始ってほんの10秒ほどのとこで、

義人君の右が伸び切ったとこへ、新垣君、タイミング良く、右ストレートブチ込んで、

クロスするような直撃受けて、義人君、思わず一瞬、膝着いてしまって、ダウン。

                                                        

殆ど、フラッシュみたいなもんだったんだけど、新垣君、ここぞとばかり攻勢かけて、

当然、一気に倒してしまおうって感じで、連打に突入したんだけど、

義人君の方も、踏ん張って、鬼のように打ち返して、凄いことになっていって、

リングのまん真ん中に二人仁王立ちになって、殴る、殴る。

                                                        

新垣君、少し頭低く突っ込むもんで、義人君の左目の上下、バッティング出血。

義人君、益々危険度高まってるんだけど、顔付き見ると、とっても普通にしてて、

そこからまた冷静にペース取り戻して、自分的には、9-8だな。

                                                        

3R、これまで1P、新垣君リードってとこで、仕切り直しに入ったんだけど、

少し振りの大きい義人君の左の返しに合わせて、巧いんだよなあ新垣君、

右をクロス気味に狙って、若いのになあ、ってほど試合慣れしてるんだわ。

                                                        

一方の義人君、左目周辺から血流しながらも、平然として、攻め込んで、

このラウンドも、軽いんだけど回転のいいパンチでポイント稼いでる。

                                                         

4R、誰が見てもここまで、イーブンの中、互いにギア入れ替えて、

二人とも、勿論、勝ちにいったんだけど、不用意なパンチさえ貰わなければ、

義人君、ポイント取られないだろうな、ってほどテクニックの差が見えてきて、

新垣君、義人君の色んなパターンに惑わされてしまったのか、

単調になって、攻めあぐんでるような場面が多くなってしまって、義人君ポイント。

                                                        

多分、38-37だろうなって思ってたら、一人 38-38がいて、2-0で、決着。

義人君、やっぱ普通じゃなくて、メイウェザーに憧れてるもんで、

左ガード、甘くなる傾向あるんだけど、ダウン喰らって、出血して、

まだ3戦目の初めてのこと、一度に訪れたのに、最後まで冷静を保って、エライ。

                                                        

◆西山慶彦君(白井・具志堅)×島村唯将君(オサム)……62.5㎏ 4R

2勝(1KO)5敗の23才・長野県と、2勝(1KO)4敗の29才・青森県。

                                                         

負け越しボクサー同士なんだけど、二人ともちゃんと形になってるし、

ハートも前向で、ガード少し甘いんだけど、基本的にはいいボクシングするもんで、

どうして負け越すかなあ、って不思議なんだよなあ。

                                                               

1~2R、形勢は西山君の方にあったんだけど、何だか、徐々に雑になっていって、

3R、島村君に、ドコン一発、右のいいのを打ち込まれてしまったら、

そこで、体勢ガクンってなって、次に左、右って続けて殆どノーガードで喰らって、

ロープに頭こするようにダウンしてしまって、その時点でレフェリーストップ。

そうかあ、集中力かも知れないなあ。

                                                       

◆新井勇太君(白井・具志堅)×山下了我君(協栄)……L 4R

1勝(1KO)の27才・埼玉県と、1勝(1KO)の19才・石川県。

                                                          

“浪速の闘犬” 、今 “浪速の逃犬” って、一部で言われてるみたいだけど、

この二人、文字通りの闘犬って雰囲気持ってて、まだスタイルもクソもなくて、

要するに、ブチ倒せばいいんだろうって感じで、とにかく殴りまくりで、

少しだけ、小さく振り出してた、新井君の方が、精度高くての、3-0優勢勝ち。                                                           

だけど、ああいうのがボクシングの原点だと思うんだよなあ。

                                                        

メインの女子戦、勿論見なかったもんで、昨日は、何と8時半帰宅の早帰り。

奥さんに、どうしたの? ボクシング行ったんじゃなかったの? なんて聞かれたよ。

                                                          

                                                         

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