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2009年11月 8日 (日)

後楽園ホール・11月7日(TV)

マイルス・デイビスのミュートプレーっていうのは、

寒風の夜更け、都会のアスファルトを照らしてる、水銀灯のような、

クールというか、冷徹な鋭さを感じさせるんだけど、

今朝の一曲目は、アルバム “Relaxin'” の中の、“You're My Everything”。

                                                       

昔のジャズレコードは、結構アバウトな作り方してるものもあって、

この曲も、初めにちょっとマイルスと、ミキサーブースからの声がそのまま入ってるし、

いざ、ピアノのイントロが始まると、いきなりマイルスが指笛でストップさせて、

“おい、ブロックコードでやってくれ。” って、レッド・ガーランドに指示出して、

もう一回初めからやり直すってのまで、録音されてんだけど、

事前に打ち合わせしないのかよ、って思ったもんなんだ。

                                                         

ジャズっていうのは、その時、その時の思いつきと感情を、

アドリブとインタープレイで、一発表現していく、実はその場限りの音楽なもんで、

いろんな面白さが残ってるんだよね。

                                                       

昨日は、TVで大正解だったね。

リモコン持ちながら、日本シリーズと交互にボクシング観戦。

                                                           

◆山中慎介さん(帝拳)×上谷雄太君(井岡)………B 8R

9勝(5KO)2分のランク4位の27才と、9勝(3KO)1分の20才。

                                                          

ちょっと無謀な対戦だとは思ってたけど、山中さん、見たかったもんでね。

あんまり簡単に終わってしまったもんで、拍子抜けだったんだけど、

1R、初めに綺麗な右ストレートを当てたのは、上谷君の方で、

おお、やるなって感じだったんだけど、残り1分くらいのとこで、

エンジン掛けた山中さん、寄って寄って、まず一発左ストレートヒットさせて、

ロープに下がったとこ、ドコーンってまた左ブチ込んで、これで勝負あって、

上谷君の崩れ気味のとこに、とどめ打ち込んで、エンド。

                                                       

山中さんのリーチ、実は信じられないほど長いもんで、

あらかじめ、それ頭に入れとかないと、こんなとこまで届くかっていうほど、

伸びてくるもんで、みんなやられてしまうんだよなあ。

                                                         

◆石本康隆君(帝拳)×和気慎吾君(古口)………SB 8R

12勝(3KO)5敗の28才と、6勝(3KO)2敗1分の22才。

                                                       

二人とも勢いよくて、見てて気持ちいいんだよなあ。

前半の4ラウンドまでは、和気君の左ストレート、小気味よかったんだけど、

実は、和気君、ガード甘くて、特に、左サイドのガードが全くダメで、

頭着けあっての打ち合いでも、隙だらけになってしまって、

そこんとこ、すぐ石本君サイドに見抜かれてしまって、

5R以降、石本君、ギアアップして力込め出すと、打ち込まれる一方だったな。

                                                         

相手の空いた左サイドの目がけて、石本君、右の連打凄く良くて、

プレスもかけ始めるし、和気君、それにも対応できなくて、

パフォーマンスの引き出し少ないもんで、リズム悪くなって、

攻撃も単調になってしまって、石本君に、完全に見切られてしまったんだよなあ。

                                                          

石本君の右ストレートの打ち方、誰かに似てるなって思ってたら、中島吉兼さんだわ。

                                                                                                               

7R、石本君の左のグローブテープ、あんだけ剥がれてきてんのに、

レフェリー、全く気が付かないで、見えてないのかあ、って不安だよね。

                                                         

最終8R、和気君、もう大分疲れてしまって、倒さなければ勝てないの分かってて、

だから、前へ前へ詰めるんだけど、もう足元固められなくなってるもんで、

パンチに力込もんなくて、逆転は厳しくなってしまって、残念。

                                                         

石本君、エライのは、もう、ポイント圧倒リードなのに、

最後までフルで、相手を倒しにいってたとこだね。

結局、80-73、79-73×2の、見た通りの判定。

                                                       

◆カルロス×リナレス(帝拳)×相澤健治君(オサム)………72㎏ 6R

5勝(4KO)1敗の20才と、6勝(1KO)4敗の25才。

                                                          

カルロス、初めて日本人とやるんだけど、ミドル級のB級ボクサーで、

これは、っていうのは今んとこいないもんで、自分としては、

この間の新人戦に出てた、胡朋宏君と一度、やってみて欲しいよなあ、って。

                                                         

相澤君の売りは、打たれ強さ一点っていう感じで、あとは、ネチネチ前へ出て、

ゴニョゴニョ接近戦の中、乱打戦に、持ち込む以外、勝機見えないんだけど、

カルロス、短いのも結構上手く打つもんで、もう殆ど絶望的な展開なんだけど、

相澤君、あんだけ打たれても、結局一度もダウンすることなくて、

彼が打たれ強いっていうよりは、カルロスのパンチ、軽いのかなって思うほど。

                                                       

もともとリーチ圧倒してて、その上、スピードの次元が違うもんで、

3Rくらいまでに決着するかなって、見てたんだけど、

結局ズルズル最後までいってしまって、60-53、60-54×2、って何?

って感じで、ダウンも無くて、6回戦で7ポイント差なんだわ。

                                                       

カルロス、以前、ポカンって殴られて、KO負けしたことあるもんで、

徹底的に行くってことできなかったのかなあ、って思ったな。

                                                          

◆五十嵐俊幸さん(帝拳)×エリック・ナンチャラ(インドネシア)……114P 8R

8勝(6KO)1敗1分のランク2位・25才と、戦績信用できないオッサン。

                                                       

インドネシアン、左は全くの猫パンチだし、右もブーメランなもんで、

解説がいくら、あれは気を付けないと、って言っても、マジスパーの方がマシで、

3Rまでは、殆ど手を出さないもんで、これは、例のアレ、ワンワンボクサーってこと? 

                                                      

結局、怪我しないうちに、早目に止めとこうね、っていう感じで、

5R終了時点での、お約束みたいな敵前逃亡。

アホクサ。

                                                       

◆松田直樹さん(帝拳)×梅津宏治さん(ワタナベ)………Fe タイトルマッチ

30勝(13KO)8敗4分1無効のチャンピオン・33才と、

15勝(6KO)8敗3分のランク1位・33才。

                                                        

梅津さん、やっぱりいつもの戦法で、2勝1敗ペースのボクサーが、

上の方に居続けるためには、結局ああいうやり方しかないのか、

それは、つまり吉田拳時さんとも通じるとこあって、

自分の都合で2~3発打ったら、あとはクリンチクリンチっていうことで、

相手が嫌気さしたらこっちのもんで、ってことで、

そういうのは、自分好きではないもんで、とても見続けられなくて、

松田さんは大好きなんだけど、野球へチェンジ。

                                                         

たまに戻してもみても、状況変わらないし、松田さん、結構慎重なとこもあるし、

意識的に距離取ることできたら、殆ど勝負にならないだろうって、思ってるもんで、

9Rにまた見てみたら、もう松田さん、圧倒してて、梅津さん、左目見えなくなってて、

野球も9回に入るって、同じ進行かって、ちょっと不思議な感じ。

                                                       

99-93、98-93、97-93っていうのは、全く勝負にならなかったっていうことで、

小笠原も貢献してたし、何とか好ましい終幕で、満足、満足。

これで梅津さん、そろそろだとは思うんだけど、一度相手の目見ながら、

距離置いて、ホントの殴り合いしてみたらどうかなあ、って思うんだよね。

意外と、違った展開、広がるんじゃないかなあ。

                                                       

それにしても、序盤のボクシング、ひどいのもあったけど、

アナウンサー、輪をかけてひどくて、青と赤のボクサー逆に言ってみたり、

右と左は勿論、フックとストレートの区別も出まかせだし、

間違っても、言い直さないし、トランクスにそんな文字刺繍されてないだろって、

いういい加減なのまであって、テレビって、いつもあんななの?

音声閉じ込めておかないと、変なストレス溜まりそうだね、驚いたわ。

                                                        

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