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2009年11月18日 (水)

後楽園ホール・11月17日

こういうブログ書いてると、たまに驚くんだけど、

こっちは、ちょっと軽い気持ちで書いただけなのに、

世間の人達の意外な興味に引っかかるってこと多くて、

それ、もうずっと以前に書いたことなのに、

ここんとこ、毎日何人も、ニューバランス検索して来てくれたり、

地デジの放送局間で音量が違うことや、CMになると急に音量が上がるってことにも、

週に何回か、必ずアクセスあるんだわ。

                                                       

他にも、音楽関連、結構登場回数あるもんで、これは自然なんだけど、

それでも、今日なんかは、“チャーリー・ワッツ・シンバル” っていうアクセスあって、

世の中に、チャーリー・ワッツのシンバルワーク、気になってる人が、

他にもいるんだって思うと、何か嬉しくなるよね。

                                                       

ただ、そういう人達は、特にボクシングファンでもないだろうから、

その前後をスクロールすると、何だこりゃあ、ってことになるんだろうね。

                                                       

冷たい雨が降る後楽園ホール、カードの割に、お客さん意外に入ってて、1,600人程。

                                                        

セミファイナル、予想が当たってしまって、残念、あんまり面白くないもんで、

自分、休憩タイムだったんだけど、二人とも応援団満々で、場内大騒ぎなんだわ。

あんだけ、人集められるっていうのは、ホント凄いなあ、って思ったな。

自分じゃ、とっても無理で、せいぜい20~30人くらいだもんなあ。

                                                       

この日、目当てにしてたのは、片桐秋彦君、古橋大輔君と、黒田雅之さん、

だったんだけど、それと白状するとね、女子ボクシングの松島利也子っていう子、

ポスター見ると、この業界では、異例の美形なもんで、一度見てみたい、って。

                                                       

ほらね、女子ボクシングってのは、何か違う方向に行っちゃうでしょ、

って自分だけかな、でもやっぱり動機不純だったせいか、彼女、ケガ棄権。

                                                       

で、結局男三人見に行ったんだけど、

心に残ったのは、何と、古川真次君と、木村拓磨君っていう、

負け越しボクサーの試合だったんだわ。

                                                         

この日は、新田ジム主催なもんで、どの角度から見ても、

彼ら二人は、ワンワンボクサーだったんだけどね。

                                                         

◆友田達也君(新田)×古川真次君(厚木平野)………SB 4R

3勝(1KO)3敗1分の25才・福岡県と、1勝(1KO)10敗の31才・神奈川県。

                                                       

この日、初めの方にも、負け越しボクサー出てて、続けてる理由見つけられなくて、

闘う心まるで見えなくて、何だか悲しい気分になったもんで、

君、凄い戦績だけど、どうなの? って感じで、見てたんだけど、

古川君、いやあ、頑張った、頑張った。

                                                       

1R、その年令で、その戦績で、どこからそんなやる気、出てくるの?

って感じで、飛び出して行って、いきなりのフルパワーで、殴る、殴る。

                                                       

相手の友田君も、つられて、二人とも、最終ラウンドまで競った、残り30秒みたいよ。

どっちか一発でも当たれば倒れるぞ、ってほどの万振りだったんだけど、

運悪く、友田君の方が、直撃食らってしまって、その場に前のめりでダウン。

                                                       

結構な直撃だったもんで、こりゃあ、ヤバイぞ、って思ってたんだけど、

友田君、尋常じゃない回復力で、古川君、戦績が透けて見える詰めの甘さで、2Rへ。

                                                        

早くも元気取り戻した友田君、大反撃始って、古川君、一転大ピンチ。

古川君、手、長いせいか、パンチ出す時、体から腕離れ過ぎの隙だらけで、

そこんとこボコボコ突かれて、大分打ち込まれてしまって、

それでも、顔真っ赤にして、ブンブン振るんだけど、それで益々危なくなって、

残り、5秒ほどのところで、ダウン喰らって、勝負は完全に形勢逆転しまって、

3R、1分過ぎ、もう度を超えて打たれ過ぎて、ガードもままならなくなったとこで、

レフェリーストップさ。

                                                           

古川君、劇的負けなんだけど、君の気持は十分見せて貰ったよ。

ただね、このままだと、いくらやってもなかなか勝てないと思うんだよね。

君のような、細身で手足が長いボクサーはね、片桐秋彦君とか、

池田一晴君みたいなボクシング、目指してみるといいと思うんだよね。

                                                          

それだけ気持ち込めることできるんだから、後は、もう少し両腕絞って、

ガードの意識高めて、ショートブローの練習も、してみたらいいと思うんだよね。

君の2勝目、両眼開くとこ、見たいよなあ。

                                                          

◆由良彰悟君(新田)×木村拓磨(角海老)………SFe 6R

4勝2敗1分の25才・山形県と、5勝(3KO)10敗2分の31才・京都府。

                                                        

1R、サウスポーの由良君、早いフェイントからのカットイン見事で、

木村君、着いていけないみたいで、何だか簡単にやられてしまいそうなんだわ。

                                                       

あれえ、リングサイドには、長嶋健吾さんがいて、木村君に声援送ってるよ。

ボクサーの人脈、人間関係って、ホントわかんないよなあ。

                                                       

2R、相変わらず、手数多いのは、圧倒的に由良君の方で、

キレのいいパンチ喰らい続けて、木村君の顔紅潮していったんだけど、

彼、歯食いしばって、倒す力十分の右に力込めて、敢然と反攻していって、

なかなか、いい展開になっていって、青コーナーも盛り上がっていったんだわ。

                                                        

3~4R、でもやっぱり、由良君の方が攻撃力上回ってて、

パンチ力それほどないんだけど、一発頼りの木村君からポイント取ってくんだな。

                                                       

その後、由良君、ボディブローも連発しはじめ、木村君の反撃封じて、

コーナーに詰められて、手が止まったとこで、スタンディングダウンを取られて、

5Rに入っても、展開に変化なくて、木村君、もう力使い果たしてしまって、

由良君の連続攻撃に、打ち返すことできなくなったとこで、レフェリーストップ。

                                                       

木村君、この戦績で、確かワタナベジムから移籍してきて、これが初戦だってね。

31才で、子供二人いるらしいし、ジム移って、凄いよなあ。

                                                        

だからね、負け越してても、気持ちがこっちに伝わってくるようなボクサーの試合、

やっぱり、面白くて、こっちもワクワクしてくるんだよね。

                                                       

中島みゆきの “ファイト” って曲、この日の二人にも捧げたいね。

“闘う君の歌を、闘わないヤツラが笑うだろう、

冷たい水の中を、震えながら登って行け” っていうんだけどね。

                                                         

◆片桐秋彦君(新田)×山口卓也君(レイスポーツ)………SB 6R

7勝(2KO)2敗の23才・山形県と、7勝(6KO)5敗の22才・東京都。

                                                         

1R、攻撃的で、ドンドン突っ込んでいくのは、山口君の方で、

一発右フック必殺なんだけど、なかなか直撃弾出なくて、空回り。

                                                       

片桐君、長身の細身なんだけど、懐深いし、

長いリーチ、うまく差し込んで打つのが、とっても巧くて、ポイント取ってくんだわ。

                                                       

2~3Rも、同じような展開で、片桐君のパンチ、豪打とはほど遠いんだけど、

トコトコ、コツコツ当てられて、山口君、段々弱っていってしまって、

4R、こんなんじゃダメだって、またプレス強くかけはじめるんだけど、

そこからの展開、アイデア不足なもんで、結局決め手に欠けてしまって、

この日、山口君、持ち前の一発爆発力、発揮する場面、全く無くて、

片桐君の巧さに押し切られてしまって、そのまま6R終了。

                                                       

結局、60-54、60-55×2、っていう、片桐君の完勝なんだけど、

彼、まだ体に、ひ弱さ残ってるもんで、それが無くなったら、凄くなると思うな。

                                                         

◆古橋大輔君(新田)×若生然太君(輪島S)………54.0㎏ 8R

9勝(2KO)1敗の22才・神奈川県と、7勝(1KO)3敗1分の26才・大阪府。

                                                          

どういうもんか、若生君のボクシング、誰ともかみ合い良くなくて、

なんか、ドヨ~ンっとした試合になること多いんだけど、

古橋君なら何とかしてくれるんじゃないかって思ってたんだけど、

何か、この日の古橋君、気合入り過ぎというか、ちょっと気負い過ぎで、

若生君の方が、淡々としたスタート切ってたんだけど、

1R中盤過ぎ、若生君、いきなりの右フック、大売り出しってなってからは、

二人とも、“いっせーの、せっ” って大きなパンチ振り出した後は、

体密着させて、ゴニョゴニョさせるって場面が多くなっていって、

そんなのが、3Rまで続いていって、そりゃあ、二人とも力入った熱演なんだけど、

自分、見たかったボクシングじゃなかったもんで、残念、ここで休憩タイム。

                                                         

◆黒田雅之さん(新田)×ネルソン・ナンチャラ(フィリピン)……49.5㎏ 8R

14勝(11KO)3敗の23才・東京都と、19勝(9KO)18敗2分の26才。

                                                           

パッキャオ以降、フィリピン、タイランドとは違う、って人もいるけど、どうなの?

こんな戦績で、国内1位で、OPBFの2位って、ホントなの?

                                                       

始る前、リング中央でレフェリーの注意受けてる時、

ネルソン、ヘラヘラ愛想笑いしてたけど、ああいうの、どうかと思うんだよなあ。

                                                          

黒田さん、LFにしては体幹太いし、ハートも強くて、パンチ威力凄いし、

瀬川正義さんのスピードに着いていけるんなら、

間違いなく次のチャンプだって思ってるもんで、注目してんだけど、

こんな相手で、OPBFの上位ランク取れるって、おいしい話なんだけど、

2ラウンドまで見てて、こりゃあ、楽々勝で、勝負になんないって思ったもんで、

そこで帰ったんだけど、何と、フルラウンドやったんだってねえ、それダメじゃん。

                                                        

黒田さん、初めジャブ出す時、ちょっと緩めに出して、次のツー、スリーに、

いきなり恐ろしいほど、スピードと力込めて打つ時あるんだけど、

それやられて、勘狂わされてしまうと、完全黒田さんのペースになるんだけど、

そんなのも出てたし、相手、ボディブロー狙ってたけど、十分対応できてたし、

そもそもネルソン、波打ってるようなパンチだし、

せいぜい4Rまでには決着、って思ってたんだけど、何かあったのかなあ?

                                                       

ホールを出た時、まだ、寒い夜の雨が降ってて……

“冷たい雨が、今日は心にしみる” ってのは、井上陽水だな。

                                                       

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