パ、パ、パ、パッキャオ
パッキャオは、パッキャオで、頑張ったんだけど、
自分も、週末は、競馬、頑張んなくちゃいけないもんで、
土日、合計12レースに参加して、日曜の東京12R、ゲットしたんだけど、
最近、狙い目のレースの配当、何か低くて、この日も、6,640円。
前日の自分の分析では、9番人気、4番人気、1番人気だったんだけど、
実際はどうだったのかなあ。 当日レース前の人気、チェックする必要あるのかなあ。
で、結局、先週の回収率は、111%にとどまったもんで、11月は、まだマイナスだわ。
さて、さて、パッキャオ×コット………。
アンダーカードの2試合は、全く、全然、恐ろしいほど、面白くなかったな。
◆マニ―・パッキャオ×ミゲール・コット……WBO W タイトルマッチ
49勝(37KO)3敗2分の30才と、34勝(27KO)1敗の29才。
チャンピオンはコットなのに、パッキャオが赤コーナーで、二人とも赤のレイジェス。
コット、エバーラストのチームコート、右首筋に、“来月来” (?)って刺青。
こういうカードだと、それにタイトルがかかっているかなんて、全く関係ないね。
驚いたなあ、自分、コットと殆ど同じ、身長、体重なんだわ。
勿論、体の作り、エライ違うけどね。
1R、ドキドキしながら見てて、採点的には、コットだと思ったんだけど、
実は、パッキャオの方も、これは、行けるぜ、って感じたんじゃないかって。
つまり、コットの方は、パッキャオ、開始直後、思いの外、動いて来ないし、
得意の左ボディ、一発決め込むことできたし、
こりゃあ、俺にビビってんだな、って自信深めたんじゃないかって思ったし、
パッキャオも、実は、コットの動きしっかり見切ってて、
この程度なら、勝てるな、って思ったんじゃないかって……。
2R、この勝負、貰ったぜって、お互い自信深めた二人、いよいよって感じで、
いきなり、凄い打ち合い始まって、力を込めてるのは、コットの方なんだけど、
パッキャオ、コットの一発に対し、3~4発って数でこなして、
打ちながら、コットのガードの隙間探して、狙って、彼、大したもんだなあ。
コット、意外に簡単に鉄壁ガード破られるもんで、オイオイ、ヤバイぜ、って感じで、
ちょっと、目に戸惑いみたいなもの浮かんで、あんまり凶暴さが出て来ない。
3R、1分過ぎ頃、直前のパッキャオの右ショートフックに少しダメージ受けた後、
続けて、また右喰らって、コット、バランス崩して、マットに手着いてしまってダウン。
肉体的には、そんなに深いダメージなかったんだけど、多分、
この時コット、心の中のダメージ、とてつもなく大きかったんじゃないかな。
ヤバイ、ヤバイ、このままじゃ、完全にヤバイよ、ってなったんじゃないかって。
4R、挽回目指したコット、プレス強くしていって、
パッキャオ、ロープに下がって、ガード固めて、ただ立ちすくんだりして、
ちょっと、アレアレって感じだったんだけど、
この後のラウンドでも、たまに、そんな風にしてたけど、あれ、なんだろね。
ホントに困ったのかな、誘いのポーズなのかな。
それ見て、コット、相手が困ってるって思ったのか、
勢い増して、挽回のダウン奪い返そうとして、ガーッて、打ちかかったんだけど、
その瞬間、残り30秒のとこ、パッキャオの左ショートアッパー、モロに喰らって、
今度は、正真正銘、本格的、大ダメージダウン。
結局は、コット、最後まで、この時のダメージから抜けきれなかったんだと思うな。
コーナー戻って、セコンドに叩かれても、まだ目が行ってたもんね。
5Rに入っても、コット、またいいの喰らって、腰落とし加減だし、
6R、互いに左のクリーンヒット当てるんだけど、パッキャオ、首反らすんだけど、
別に、って感じだし、ダメージ上積みしてんの、明らかにコットの方で、
もう、顔、腫れ腫れで、足元踏ん張れなくて、だからパンチに力入らなくて、
コット、自分でもそれ分かってるもんだから、既に負けたボクサーの顔になってって、
もうこうなったら、力づくの、乾坤一擲大パンチで、殴り倒すより他ないんだけど、
それもできなくて、この辺からは、あんたホントに、ミゲール・コット? って、
自分、パッキャオ応援団だったんだけど、何か気の毒になってしまって、
悲しい感じにさえなってしまって、ちょっと辛かったなあ。
解説の人、相変わらず、何言ってるか分かんなかったけど、
要するに、パッキャオ、やっぱ、とんでもなく凄くて、
動き、フライ級のままだし、出入りの時のフェイントだけで、コット、オタオタさせてたし、
パンチ早くて、目にも止まらないって感じだったし、
連打の時、普通は同じ種類のパンチが続いてしまうもんだけど、
彼のは、左右高速回転させながら、肘の高さ変えて、色んなパンチ混ぜるもんだから、
とても防ぎようないってとこあるし、打たれ強くて、スタミナ満々だし、
もう、どこまで強いのか、どこまで行くのか、って感じなんだよなあ。
もう困り果てて、コット、7R以降、足使って、戦法変えようとするんだけど、
結局それ、ただ逃げ回ってるだけに見えて、ただもう、ロープ沿いに移動するだけで、
案の定、パッキャオに簡単に捕まってしまって、もう逃げ切れなくて、
一発いいのを喰らったら、それで終わりだなって感じの、ボッコボコで、
顔もボクシングも、そこにいるのは、もうコットじゃなくなってしまって、
どうせなら、憤死、玉砕覚悟で、突っ込めないかなあ、そんなんじゃあ、
虎に苛められてる、野良犬みたいじゃないかって、情けなくて、情けなくて……。
どうせ、やられるなら、もっと殴り合って、ブッ倒された方が、ずっといいのになあ。
9R以降、パッキャオ、何だか慈悲の心湧いてきたみたいで、
本気じゃないみたいに見えてきて、だって、彼、本気出したら、もっと凄いでしょ。
そこまでで、10ポイント前後取られてるボクサーが、全く、反撃してこないもんで、
早くセコンド止めないかなあ、って思ってたんじゃないかな。
だから、12R始まって30秒ほどのとこで、パッキャオ、レフェリー見やって、
まだやるの? って感じで、まだ止めないなら、仕方ない決着しようかって、
1分過ぎ、左、左のストレート二発で、終わらせたんだけど、
その二発目打つ時、彼、思いっきり歯食いしばって、渾身だったんだけど、
この試合で、一番力込めた一発だったんじゃないかな。
それにしても、途中途中のパッキャオ、
あんな短いストロークで、大ダメージパンチ打てるんだから、
それも、色んな角度から、あんまり早いもんで、
スロー再生しないと分かんないくらいで、ホント、タマゲルよなあ。
試合終わって、パッキャオを祝福した時、コット、別人みたいに、顔パンパンだったし、
左の眼の上から、まだ血噴出してたもんな。
その後、帰りの花道歩いてる時、彼の鎖骨辺り、痣みたいに変色してたね。
コットさあ、やっぱり、自分の試合の前、余裕かましたのかどうか知らないけど、
会場でアンダーカード見るってのは、ジンクス上良くないって言ってんのになあ。
それからね、自分、ふと浮かんだんだけど、長谷川穂積さんのことなんだけどね、
彼なら、これから徐々に体重増やして、キャリアアップできれば、
パッキャオみたいになれるんじゃないかって、シミジミ思ったんだよね。
それにしても、パッキャオ、やっぱ、パパパパパパパパ、パッキャオだったな。