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2009年4月

2009年4月29日 (水)

2009年 有力ジムランキング

チャンピオン・カーニバルも終わったし、4月度のランキングも出たとこなもんで、

ことしもやるぞ、独断の有力ジムランキング。

                                                                                              

今年、チャンピオン・カーニバルは、13試合のうち、9試合を見に行ったんだけど、

面白かったのは、三浦数馬さん×木村章司さん、石井一太郎さん×三垣龍次さん、

それと木村登勇さん×小野寺洋介山さんの3試合だけで、あとは……。

                                                       

今年のジムランクでの、一番の特徴は、やっぱり帝拳の超絶的な伸びで、

2位以下とは、とんでもないほどの差ができてしまったな。

                                                        

勿論自分だけの決め事なんだけど、一流ジムっていうのを、

A級ボクサーを10名以上抱えてるジムってことにしてあって、なおかつこの中で、

合計200ポイント以上保有しているのを超一流ジムってことにしてあるんだけど、

去年は5つの超一流ジムがあったんだけど、今年はたった2つになってしまった。

大きいポイントを、ゴッソリ帝拳が持っていってしまった結果だな。

                                                       

でもね、A級ボクサーを10名上抱えてるジムの数は、去年が7ジムだったのに、

今年は、新たに、大橋、白井具志堅、花形の3つが加わって、10ジムになったよ。

ただ、全体的な東高西低は相変わらずで、超一流ジムは2つとも、

一流ジムも、10のうち9までが、首都圏ジムになってるんだな。

                                                       

躍進著しいのは、六島、大橋、筑豊、F赤羽、花形で、

逆にちょっと下降気味なのが、横浜光、協栄、ヨネクラ、グリーンツダ。

                                                        

ポイント計算するにあたっては、世界チャンピオン、OPBFチャンピオン、

日本チャンピオン、それに世界と日本のランカーに、それぞれ特定の点数を設定して、

その合計をジムポイントとしている。  なお、各設定ポイントはヒミツ。

ヒミツって言っても、結局、みんなそれぞれ適当に設定しても、

同じような結果になると思うけどね。

                                                         

では、全国250余のジムの中の、トップ30を……。

                                                        

【2009年 有力ジムランキング】

ポイント数、A級ボクサー数、年間試合数、勝率、(前年順位)の順で表記。

                                                        

 1位 帝拳         891     21   70    70    (1)

 2位 ワタナベ       253     23   143     55    (2)

 3位 六島         216      6   33   60   (20)

 4位 宮田         197      7   51   51    (6)

 5位 角海老        194         24  148   58    (4)

 6位 真正         184     4   25   92    (7)

 7位 大橋         170    10   45   67   (26)

 8位 沖縄WR       143     3   13   62    (ー)

 9位 筑豊         133     3   11   70   (28)

 9位 ヤマグチ土浦    133         3   12   92   (15)

11位 F赤羽        126     6   30   58    (24)

12位 カシミ         124      4   14   71    (12)

13位 18古河       123     3   14   50    (ー)

14位 横浜光        114        14   63   79     (3)

15位 新日本木村     113     3    48     61    (12)

16位 青木         103      3    18     81     (13)

17位 白井具志堅      91         11    34      63   (11)

18位 花形           90         10    44   41       (27)

19位 協栄           83       13   63    60     (5)

20位 金子          76     6   37    56         (21)

21位 進光          75     5   37     54         (-)

22位スペースK        74           4       25    70        (18) 

23位 広島三栄       72     2   12   67    (ー)

23位 M ・T         72     2   25   58    (ー)

23位 オサム         72     2   13   36    (ー)

26位 大阪帝拳       58     8   45   50    (19)

27位 尼崎          56     6   25   58    (ー)

28位 ヨネクラ        53    13   52   51     (8)

29位 ドリーム        46     6   45   81    (28)

30位 グリーンツダ     45    15   58   58    (16)

30位 松田           45     5   40   61     (30)          

2009年4月28日 (火)

エキサイトマッチ (4/27放送)

結果は知ってたんだけど、やっぱりなあ、っていう予想通りで、

何かの拍子に、佐藤さんの一発ドカンが当たればなあ、って思ってたんだけどね……。

                                                       

佐藤さんの試合の前に、WBOスーパーミドルのタイトル戦やってたんだけど、

これも面白かったよなあ。

42才で世界戦ってのも凄いけど、バルザイの動きは何級だあ? って感じで、

もう全然、相手がついてこれなかったもんね。

あんな重いのに、上体の動きが軽量級みたいで、違う星のボクサーみたいだったな。

                                                         

それと、帝拳の浜田さんは、この仕事だけは、ちゃんとやるんだな、って思ったな。

                                                         

フェリックス・シュトルム×佐藤幸治さん

31勝(13KO)2敗1分の30才、 “カルバン・クライン” のロゴの入ったトランクス、

シューズは勿論、“アディダス”。

と、14勝(13KO)無敗の28才、シューズは “ミズノ”。

二人とも、グラントの赤×白。

ドイツ国歌っていうのは、荘厳でカッコいいね。

                                                         

「12Rまでやって判定で勝ちたい。」 って、シュトルムは大したもんだ。

4割を切るKO率だから当然なのかもしれないけど、自分を知ってて、謙虚だね。

必ずしもラスベガス受けするとは思わないけど、

シュトルムのボクシング、あれはある種のアートだな。

                                                                                                               

1R、早っ、早っ。 それに当て勘抜群だぜ、いやあ、これはかなわないわあ……。

ガキの頃の自分でも、よけられないだろうなあ、って……。

                                                        

佐藤さん、入場の時から気合入ってて、この日は、いつもより早く動いてたけど、

それでも、何だかスローモーションみたいにしか見えなくて、

バチバチ左を当てられ続けて、中盤過ぎには、もう顔面紅潮してたな。

                                                        

2R以降も、全く同じような展開で、もう、やられ放題。

それにしても、首がガクガク後ろに反って、あれはジャブまがいのストレートだな。

                                                        

これはもう、たまたま、何かの拍子に、偶然に、出会いがしらに、あっと驚く、

ブン回しフックが当たらない限り、勝ち目はない、って思ったね。

                                                        

佐藤さんが、たまに攻め込んでも、シュトルムは今度は貝みたいになってしまうんだ。

それでも、延々とグローブの上からでも、ドコンドコンやり続けられたら、

展開も違ってくるとは思ったけど、そんな体力あるわけないし、ああもう駄目だあ。

                                                        

あれだけ右ガードが下がってたら、打って下さい、って言ってるようなもんで、

佐藤さん、ボクシング始めた頃から、ずーっとアジアには敵がいなかったもんで、

ガードとかフットワークとか必要なかったし、だからあんなボクシングになってしまって、

若い頃、もっと海外で修業してれば良かったんじゃないかって……。

今更、もう直んないかなあ。

                                                        

ジョー・小泉さんが、よくやった、って言ってたけど、

正直自分は、全然そうは思わなかったなあ。

シュトルムが、ああいうボクシングするのは分かってたのに、

佐藤さんは、新しい工夫とかプランとか、全く見せてくれなかったからね。

インターバルで、田中繊大トレーナーが、頭振れ! ガードを前に置け!

って言っても、殆ど何もしなかったからね。

本人1Rやってみて、もうこれはどうやってもかなわない、って思ったんじゃないかな。

                                                         

見てても、メジャーとマイナー、それも2Aくらいの圧倒的な差があったなあ。

結局7R、田中トレーナーが、ストップに入りかけたところを見て、

レフェリーが止めたんだわ。

                                                         

佐藤さん、どうするのかなあ。

今までのボクシング続けても、明日にでもすぐ日本チャンプにはなれるとは思うけど、

42才で、世界タイトルに挑戦するのもいるんだから、

もし、そのスタイルを全面革新して再起するなら、応援するけどなあ。

                                                        

それにしても、日本の試合では、インターバルの時、セコンドのところに

マイク持ち込むことはしないから、今回、繊大さんの話をモロに聞けて面白かったよ。

                                                        

                                                         

2009年4月27日 (月)

藤原陽介さん……ごめん。

ごめん。

俺、あなたがタクシー強盗やったのか、って疑ってた。

                                                       

25日の夜から、あなたの名前で検索して、このブログにやって来る人がやたら多くて、

あなたの故郷の島根からのアクセスも増えていって、

俺があなたのファンだから、何か知ってんじゃないかって、

あげく “藤原陽介タクシー” ってのがあって、辿っていったら、

FNNのニュースサイトに、あなたの名前があって、強盗傷害で逮捕って……。

                                                        

まさか、って思ってはみたけど、上中里に住んでる23才の藤原陽介だぜ。

あなたのジムは王子にあるんだし、すぐそばに住んでるって聞いてたし、

9月生まれの、まだ22才だけども、1986年生まれだし、

名前と住所と年齢がピッタリなもんで……。

                                                         

就職の面接で落ちて、ヤケ酒飲むのにカネなくて、タクシー強盗で、

ナイフで運転手傷つけたって、おいおい普段から持ってたのかって……。

それに余罪もあるっていうし……。

                                                        

ついこの間、後楽園ホールの出口で、5月19日に試合があるって聞いたのに、

いつも飛びっきりの笑顔を見せてくれたのに、ってもう俺落ち込んでしまったのさ。

                                                         

夜に巣鴨署に電話したら、担当がいないって言われて、

今日の朝連絡したら、答えてくれなくて、4月のランキングがあなたの最後かって……。

                                                         

何かの拍子に暴力を振ってしまった、っていうんなら、そりゃあ良くない事だけど、

俺の中では、バッカだなあ、で終わるんだけど、ナイフ持って強盗じゃ、

救われないって……。

                                                        

ナイフは使ったけど、拳は使いませんでした、って、ボクサーのプライド守ったって、

それはギャグじゃないんだからって……。

もう、俺ホントにメゲてしまったんだわ。

                                                        

そしたら、そしたら、ある知り合いが、いろいろ問い合わせてくれて、

結局、全くの間違いだって事が分かったんだ。 2時過ぎかな……。

で、今は違う意味で力が抜けてしまって、もう仕事切り上げて帰っちゃおうかなあ。

とにかく、一瞬でもあなたを疑ったこと情けなく思ってる。

ホントにごめん。

                                                         

ボクシング友達が、ボクサーって分かったら、マスコミが放っとかない、

って言ってたのが正しかったなあ。

それにしても、世間は狭い、狭すぎる。

                                                       

4月度ランキング

世界チャンピオンは、内藤さん、名城さん、長谷川さん、西岡さん、粟生さん、

それと、リナレスの6人で変わらず。

                                                         

世界ランキングを見てみると、

黒木健孝さんが、とうとうWBCの1位になった。

亀田興毅さんは、WBAの1位はキープして、先月失ってたWBCのランクを復活4位。

河野公平さんは、WBAのランキングを、8位から5位にアップ。

清水智信さんは、WBC9位だったのが11位にダウン。

矢代義光さんも、WBAのランキングを、6位から12位に落としてる。

三垣龍次さんが、WBAの11位、長嶋健吾さんは、WBC15位、それと、

嶋田雄大さんと、小野寺洋介山さんもWBAの15位に、新規ランクを獲得してる。

石井一太郎さんと、木村登勇さんは、残念ながら世界ランクを失ってしまった。

                                                         

OPBFチャンピオンは、新たに長嶋健吾さんが増えたんだけど、

佐藤幸治さんが世界挑戦のため返上したもんで、合計11名は変わってない。

それと、クレージー・キムさんが、まだスーパーミドルの2位にいるよ。

                                                         

日本ランキング

【ミニマム級】

松本博志さん(角海老)が順位を5位から8位に落とした関係で、順次変動。

新規参入者はなく、相変わらず12位は空位。

                                                        

【ライトフライ級】

全く変動ナシ。

                                                         

【フライ級】

藤井龍二さん(角海老)が新規ランクインしたので、残念ながら安西政人さんは、

ランク落ちしてしまって、“さん” から “君” に戻ってしまった。

殿村雅史さん(角海老)が8位から5位に上がって、若干変動アリ。

                                                        

【スーパーフライ級】

山中慎介さん(帝拳)が、バンタムへ転級して、

空いた所に、新たに奈須勇樹さん(角海老)が11位にランクイン、2年振り。

                                                         

【バンタム級】

山中慎介さんが、転級してきたもんで、古橋大輔さん(新田)が、ランク落ち。

                                                         

【スーパーバンタム級】

微動すらない。

                                                         

【フェザー級】

殆ど変わらない。

                                                        

【スーパーフェザー級】

不変。

                                                        

【ライト級】

三垣龍次さんが、チャンピオンになった。

負けた石井一太郎さんが4位に落ちて、嶋田雄大さんが世界ランクへ移り、

長嶋健吾さんがOPBFチャンプになった関係で、

加藤善孝さんが、5位から、いよいよの1位にランクされた。

中森宏さんも4位から2位に、川瀬昭二さんも9位から5位に、それから、

小出大貴さんも10位から6位にアップ、そこへ、荒川仁人さんが3位に転級してきて、

伊波ファン・カスティーヨさん(真正)が新参入してきたもんで、ここはもう大混乱!

                                                         

【スーパーライト級】

ここも新チャンピオン登場で、小野寺洋介山さん。

負けた木村登勇さんは4位に落ちて、西尾彰人さんも5位から11位へ。

前川洋昭さんが、ウェルターから転級してきて、方波見吉隆さんが8位から6位に。

そこへ伊藤和也さん(宮田)がランクインしてきたせいか、

先月6位だった畑大輔さんが、何故か突然のランク落ち。

                                                        

【ウェルター級】

前川さんが転級した後に、出田裕一さん(ヨネクラ)が、ランクを再獲得。

                                                         

【スーパーウェルター級】

12位にいた、田島秀哲さんが、ミドル級に移ったので、12位が空位。

                                                         

【ミドル級】

チャンピオンの鈴木哲也さんに負けた、淵上誠さんが1位から3位にダウン。

その分、鈴木典史さんが2位から1位へ、江口啓二さんも4位から2位へアップ。

ここは、タイトル戦に負けても、しばらく我慢してると、すぐチャンスがやってくるね。

                                                         

相変わらず、帝拳は凄くて、世界チャンプ3人、OPBFチャンプ1人、

日本チャンプが3人に、日本ランカーが7人もいるんだぜえええーっ。

                                                        

それからね、ある意味もっと凄いんじゃないか、って思うのは、

角海老ジムの日本ランカー13名エントリーだな。

過去にこんなことあったっけ?

何しろ13階級のうち、11階級でランク持ってんだからね。

その割に、チャンピオンが一人もいないっていうのも、何だか凄いでしょ。

                                                        

2009年4月25日 (土)

後楽園ホール・4月24日

一週間振りの後楽園ホール。

調子のいいジャイアンツ目当てのドーム客の流れが凄かったね。

昨日は面白かったよー。

                                                        

☆宮田茂樹君(ワールド日立)×加藤健太君(三谷大和)

破れかぶれ系ボクサーの多い、ワールド日立の宮田君。

彼は全くそういうところのない、なかなかタイトなボクシングをする好青年、29才。

                                                        

加藤君も、チャンとしたボクシングをするもんで、なかなか面白かったよ。

ライト級の割には、ショートブローの打ち合いになっても、クリンチ少ないし、

変な揉み合いもない、シッカリした打撃戦を見せてくれた。

                                                         

1R、中盤過ぎ、加藤君の右ショートアッパーが見事に決まって、

宮田君、膝カックンされたように、そのままダウンしてしまったんだけど、

そこから踏ん張ったよなあ。

だけど結局、3Rに入って、激しいパンチの交換の中、

またもや、加藤君の右アッパーが決まって、その流れでレフェリーストップ。

                                                         

☆南無心譲君(白井・具志堅)×榎本信行君(三迫)

サウスポーの榎本君、何年か前に、日本とOPBFのタイトル戦をやったこともある、

元ランカーで、久し振りの、通算17勝(2KO)5敗3分の35才。

そうかあ、まだ燃え尽きてなかったんだ。

                                                         

一方の南無心君は、10勝(4KO)3敗1分の26才。

気になったのは、二人とも前にある方の手の使い方が、上手くなかったことだな。

そして、お互いに、相手の利き手のパンチを簡単に貰い過ぎだと思ったな。

                                                         

やっぱり間が空き過ぎて試合勘が鈍ってたせいか、1R終了間際、

それまで若干優勢だと思ってた榎本君、南無心君の右をまともに喰らってダウン。

2Rにも右のいいのを顔面に受けてしまって、段々榎本君の左顔面が腫れていった。

                                                       

その後、榎本君も挽回に頑張ったんだけど、結局 6R判定 0-2負け。

榎本君の顔は、パンチとバッティングで、違う人のようになってたな。

                                                        

それからこの試合でね、またカメラのフラッシュで、中断があったよ。

二人いて、一人は完全に悪意があって、相手側のボクサーがこっちを向いた瞬間に、

フラッシュたいて、サッと引っ込めるっていう事を何回かやってたな。

                                                        

☆原島暁君(館林)×鬼ヶ島竜君(三谷大和)

期待して見てたんだけど、全くつまんなかったなあ。

                                                         

8勝6敗の原島君に対して、新人王でランク11位鬼ヶ島君、ホントに攻撃が単調で、

結局、蓄積ダメージで8R相手からタオルが投げ込まれてのTKO勝ちなんだけど、

途中退屈になって、2~3ラウンド思わず寝てしまったな。

                                                                                                                 

リーチと身長のハンデがあるもんで、距離を取られるとヤバいって、

ドンドン詰めるのは正解だと思うけど、動きにキレもないし、

攻撃に全くイマジネーションが感じられなくて、自分の中の鬼ヶ島君とは違ってた。

                                                         

そう言えば、新人王の決勝もあれえ? っていう感じで、薄氷の判定だったし、

彼のピークは、あの予選の試合だったのかなあ、って……。

                                                         

☆中村友彦君(F・I)×大村光矢君(三迫)

同じ1981年生まれ、二人ともこれまで9勝してるんだけど、

まあ、とっても良く似たボクシングをするんだなあ。

体のしなやかさが不足してるってとこも同じで、何から何まで良く似た同士で、

両方とも、そんなに凄いっていうボクサーじゃないんだけど、

なんだか、勝負の行方が気になったよ。

                                                         

結局、多分こっちじゃないかなあ、って思ってた方、つまり 6KO4敗の大村君が、

5KO8敗1分の中村君に打ち勝って、4Rまたもやのタオル投入勝ち。

                                                         

最近、レフェリーだけじゃなくて、セコンドもちょっとビビり気味で、タオルが早いね。

試合中の自分とこのボクサーの動きを、以前より真剣に見てるみたいよ。

                                                         

☆大島耕平君(八王子中屋)×斉藤司君(三谷大和)

八王子中屋のボクサー達は、まずへタレたのがいないし、

殆どの子が、チャンとしたボクシングをするから、驚くよね。

                                                         

大島君は、何故だかいつも、頭の右側だけを短く刈り込んで、

左右のアンバランスを楽しんでるね。 この日は、金髪じゃなかったけど……。

今まで、6勝(2KO)3敗2分なんだけど、いいとこまでいくんだけど、

古川暁君(ドリーム)や、加治木了太君(元協栄)にはやられてるんだよなあ。

                                                         

一方の斉藤君、新人王の決勝戦でマナーが良くないって、お叱りを受けたんだけど、

何の反省もする必要ないよって、あの時感じてたね。

そんな細かいとこ注意する前に、もっと自分らのやるべきことチャンとやれば、ってね。

                                                        

この日も、そんなヤンチャなとこ、ちょこっと垣間見えたんだけど、

自分で、「いけねえ、いけねえ」 って、修正してたね。

まだ負けなし7連勝(4KO)中なんだけど、初めての8回戦、どうかなって……。

                                                         

結論から言うと、この子は、将来モノ凄くなると思ったな。

まだ18才のせいか、フェザーの割には、パンチ力がまだまだで、

普通、そのくらいクリーンにヒットさせたら、相手は倒れてるでしょ、

ってのが多かったんだけど、それは将来に向けての課題ということにしておいて……。

                                                         

この日の斉藤君は、数段強くというか、上手くなってた。 

特に左手の使い方が素晴らしくて、あれはみんな参考にするといいよなあ。

彼、攻撃も防御も抜群で、やっぱり動体視力が並はずれていいんだと思うな。

体全体の動きのバランスもとても良くて、フットワークも摺り足っぽいのや、

跳ねる系を取り交ぜてて、見てるだけで華を感じたな。

                                                         

本人は、まだまだ練習したことが出せてないって、言ってたそうだけど、

抜きんでたボクシングセンスを感じさせてくれたよ。                                                         

パンチ力っていうのは、徐々にアップさせていくことができると思うんだけど、

このボクシングセンスっていうのは、先天的なものがあると思うんだよね。

                                                         

2R、お互いの右がクロスした瞬間、ダメージを受けたのは、大島君の方で、

思わずダウンしてしまったんだけど、大島君負けん気丸出しで反攻していく。

                                                          

この後も二人の打ち合いは、激しく続いて、4R、また斉藤君のいいのが当たって、

大島君グラッときて、ホント斉藤君当て勘いいよなあ、でも大島君踏ん張って、

実はこの時、セコンドはタオルを投げ入れようとしてたんだけどね、

とにかく大島君、止められてたまるかって、斉藤君のとどめを許さず、

かえっていいのを当てて、斉藤君の顔を赤くしていった。                                                        

大島君の根性の反撃に、場内大盛り上がりさ。

                                                        

そして5R、またもやドカン、って右のいいのが、大島君の顔面に打ち込まれた。

うわあ、今度はダメかって、自分も思ったね。

セコンドも同じだったらしく、またタオルを丸めて投げる準備をしたんだ。

                                                       

でも、ここからが、凄かったんだわ。

圧倒的にポイントリードしてる斉藤君も、

ガクンガクンしながらも打ち返してくる、大島君の根性戦を真っ正面から受け止めて、

二人はノーガードっぽくなるまでの打ち合いに突入したんだ。

勝つことじゃなくて、戦うことが大事なんだ、ボクシングは、ってシミジミ思ったね。

                                                        

二人の特別に熱い思いが、場内を包んでいったもんで、

見てる人、「俺も、あんな風にやってみてえなあ。」 って、きっと思ったな。

やっぱり、来て良かったなあ。

                                                        

この狂熱の戦いは、7R、もういいだろう、ってレフェリーに止められて終了。

                                                        

ファイナルは、タイ人戦だったもんで、

この熱い思いを台無しにされたくなかったもんで、ここで帰ったよ。

                                                         

それとこの日ね、

試合中、バッティング出血とマウスピースの飛び出しが同時に起きて、

その処理に20秒も時間がそのまま経過してしまって、

タイムキーパーが、ストップしなくていいのか、って言ってんのに、

レフェリーは、ボーっとしてんのさ。                                                         

一方は、もう倒すっきゃない、って入れ込んでるのに、20秒も無駄にさせてたんだぜ。

                                                        

そのレフェリーんところに、辻さん時のレフェリーがまた私服でやって来て、

二人でおしゃべりが止まないんだわ。 近くにいたもんで、うるさくて席替ったけどね。

                                                         

以前も書いたけど、彼は、あれ以降一切試合に参加してないけど、

それは、JBCの謹慎処置じゃなくて、自発的なものなのかも知れないけど、

そんならそれで、ここに出てくるのは、どうなの? って思ってるんだけど、

自分の言ってることおかしいかな?

                                                         

それから、相変わらずの帝拳の黙秘みたいなのも、少し気味悪いね。

スッキリ登場できないかもしれないし、ジムとしての結論も出てないかもしれないけど、

とりあえず、今のところの気持ちを、文書でもいいから知らせて欲しいって思うな。

49日を意識してるなら、それは5月の12か13日になるんだけどね……。

                                                         

2009年4月24日 (金)

ビートルズ……ビルボード1位リスト

いい加減にしろ! っていう音楽ネタ 3連発で、申し訳ないっス。

                                                       

自分に、ビートルズを語らせたら、大変な事になるんだけど、

今日のところは、彼らのビルボード1位のディスコグラフィー。

                                                        

1964.01.25………抱きしめたい

     03.21………シー・ラブズ・ユー

     04.04………キャント・バイ・ミー・ラブ

     05.30………ラブ・ミー・ドゥ

     08.01………ア・ハード・デイズ・ナイト

     12.26………アイ・フィール・ファイン

1965.03.13………エイト・デイズ・ア・ウィーク

     05.22………涙の乗車券

     09.04………ヘルプ

     10.09………イエスタデイ

1966.06.25………ペイパーバック・ライター

1967.03.25………ペニー・レイン

     08.19………愛こそはすべて

     12.30………ハロー・グッバイ

1968.10.05………ヘイ・ジュード

1969.05.24………ゲット・バック

     11.24………カム・トゥゲザー

1970.04.11………レット・イット・ビー

     06.13………ロング・アンド・ワインディング・ロード

                                                        

以前ジョン・レノンのこと書いたとき、自分にとってのビートルズは、

オノ・ヨーコが介入してきた時に終わってる、って言ったんだけど、

その時期は、ジョージ・ハリスンも東洋の神秘性みたいなものに、コロッとやられて、

インドのシタール奏者、ラビ・シャンカールにおかしな影響を受けてしまって、

更に、メインボーカルがポール・マッカートニーに代わっていった時期とも重なって、

結局、オノ・ヨーコのせいだけじゃないんだけど、

徐々にビートルズは自分から離れていってしまったんだ。

名曲の誉れ高い、あの“イエスタデイ” さえ、i-pod に入ってないんだわ。

                                                       

1965年10月の “イエスタデイ” 以降のビルボード第1位10曲のうち、

半分以上がポールがメインになってるんだけど、

ポールは、バッキングボーカリストとしては、もう最高なんだけど、

何故だかソロは好きじゃないんだよなあ。 声の質が微妙なんだなあ。

“アンド・アイ・ラブ・ハー” も削除してるしなあ。

                                                                                                               

彼のベストは、今でも “アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア” だって思ってるし、

せいぜい 、“オール・マイ・ラビング” が限界線だな。

“ロング・トール・サリー” や “アイム・ダウン” みたいなシャウト系の曲も、

ジョン・レノンで聞きたかったなあ、って心底思ってるんだ。

                                                        

ビートルズがメジャーレコードデビューしたのは、1962年10月5日、

“ラブ・ミー・ドゥ” でなんだけど、実はこの曲のメインがポールだったんだ。

そして、1970年ビルボード最後の1位、“ロング・アンド・ワインディング・ロード”も、

ポールのソロっていう因縁なんだよなあ……。

                                                         

結局ビートルズが活動してた8年間の中で、ビルボードの1位を獲得した期間は、

通算で6年半くらいなんだけど、

自分にとってのビートルズは、初めの1年8か月、“ヘルプ” までなんだよなあ。

                                                       

バンドっていうのはね、メジャーになりてえ! 売れたい! 金稼ぎてえ! 

って気持でギラギラしてる頃が、やっぱり一番なんだって思うわけさ。

                                                          

ビートルズが画期的だったのは、当時ビルボードの1位から5位までを独占したこと。

それはもう歴史的な大事件で、自分も暫くは興奮して、何も手がつかなかったなあ。

以降に、他のアーティストでそんなことがあったのかは知らないけど、

とにかく、その記念日は1964年4月4日。

                                                        

第1位………キャント・バイ・ミー・ラブ

第2位………ツイスト・アンド・シャウト

第3位………シー・ラブズ・ユー

第4位………抱きしめたい

第5位………プリーズ・プリーズ・ミー

                                                        

この日は、ベスト100の中に、別にあと7曲も入ってて、

全部で12曲が同時ランクインしてた、っていう記録も残ってるんだ。

そうかあ、もう45年も前になるのかあ……。

このブログの固定客さん達は、全く生まれてもいなかったんだろうね。

                                                        

でもね、もし機会があったら、一度聞いてみることすすめるな。

ボーカルは、ジャニーズ系の小学唱歌斉唱みたいな単音階じゃなくて、

ユニゾンなんか軽くこなしてるのに驚くし、

演奏も作詞・作曲も全部自分達でやって、っていう現在のバンドの基本を作ったんだ。

当時としては画期的なベースラインにも触れられるし、

グレッチや、リッケンバッカー、カールヘフナーのオリジナル音も聞けるよ。

                                                         

“ツイスト&シャウト”のガチンコど迫力ジョン・レノンの17テイク目は、

ホント一度聞いてみてよ。 マイクに唾が飛ぶのが見えるようだよ。

「もう声が出ねえよ。」 って言ったっていうのが、よく解るよ。

                                                         

“プリーズ・プリーズ・ミー” は、シングルとLPとでは、テイクが違ってて、

ここで、ジョンは、LP収録分で、2コーラス目の歌詞を間違っちゃったんだけど、

「めんどくせえ、このままで行こうぜ。」 って、ホントそのままなんだわ。

                                                        

限界までの大音量で初期のビートルズを聞くと、

素朴で、夢と元気が一杯だったあの頃が、よみがえるんだな。

                                                        

ほらね、長くなったでしょ。

で、あと3曲の事は、また別の機会にね……。

                                                                                                            

                                                           

2009年4月23日 (木)

お気に入り……。

また、音楽ネタなので、興味ない人は、スルーして下さいな。

                                                        

昨日22日は、つるの剛士のソロアルバムの発売日だったので、

近くのショップへ行ったら、DVDも付いて、3,500円以上もするんで、止めたわ。

彼の映像なんかまるで興味ないし、“M” だけでいいのに……って思ってるんでね。

レンタル出るまで、待つことにしたよ。

                                                        

ところで、今日は何気に、好きなミュージシャンを書いておこうかと……。

                                                        

A………アニマルズ、アストロノーツ、アバ

B………ビートルズ、ビーチボーイズ、ボブ・ディラン

C………C.C.R.、コニー・フランシス、シカゴ

D………ディープ・パープル、ダイアナ・ロス、ディック・デイル

E………イーグルス、エリック・クラプトン、エバリー・ブラザーズ

F………フォー・シーズンズ、フォー・トップス、フランキー・レイン

G………ジョージ・ハリスン、グレンキャンベル、ジーン・ヴィンセント

H………ホリーズ、ヘレン・シャピロ、ハーブ・アルファート

I……… アイザック・ヘイズ

J………ジョン・レノン、ジェフ・べック、ジェファーソン・エアプレイン

K………キス、キングストン・トリオ

L………レオン・ラッセル、レスリー・ゴア、リトル・リチャード

M………マンフレッド・マン、マンハッタン・トランスファー、モンキーズ

N………ニール・セダカ、ニルソン、ナット・キング・コール

O………オーティス・レディング、

P………プロコルファルム、プラターズ、ペギー・マーチ

Q………クイーン、

R………ローリング・ストーンズ、ロイ・オービソン、ライチャス・ブラザーズ

S………スプートニクス、サンタナ、ショッキング・ブルー

T………トニー・シェリダン、テンプテイションズ、トム・ジョーンズ

V………ヴェンチャーズ、ヴァン・ヘイレン、ヴェルベッツ

W………ウォーカー・ブラザーズ

Y………ヤードバーズ                                            

                                                  

*UとXは、思い浮かばなかったなあ。

 これを読んでくれてる人たちは、どれくらい知ってるのかな。

 多分、殆ど知らないヤツばっかなんだろうなあ。

                                                        

ついでに、アルファベット順に、一番好きな曲も書いておこうと……。

                                                         

A……エニータイム・アット・オール(ビートルズ)

B……バングラデッシュ(ジョージ・ハリスン、ライブ盤)

C……チャイルド・イン・タイム(ディープパープル、ライブ盤)

D……デビル・イン・ハー・ハート(ジョージ・ハリスン)

E……哀愁のヨーロッパ(サンタナ)

F……ファースト・オブ・メイ(ビージーズ)

G……ゲット・オフ・オブ・マイ・クラウド(ローリングストーンズ)

H……素直になれなくて(シカゴ)

I…… 素敵なダンス(ジョージ・ハリスン)

J……ジャンピング・ジャック・フラッシュ(ローリング・ストーンズ)

K……哀愁のカレリア(スプート二クス)

L……キサナドゥーの伝説(デイブ・ディー・グループ)

M……太陽の彼方に(アストロノウツ)

N……針とピン(サーチャーズ)

O……オー・プリティー・ウーマン(ロイ・オービソン)

P……プリーズ・プリーズ・ミー(ビートルズ)

R……ロックンロール・ミュージック(ビートルズ)

S……シー・ラブズ・ユー(ビートルズ)

T……ツイスト・アンド・シャウト(ビートルズ)

U……アップ・アラウンド・ザ・べンド(CCR)

V……ヴィーナス(ショッキング・ブルー)

W……ウォーク・ドント・ラン(ベンチャーズ)

Y……ユー・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー(ビートルズ)

                                                        

*XとZには、該当なし。 やっぱりビートルズだらけだなあ。 ちなみに、

 数字で始まる曲では、19回目の神経衰弱(ローリング・ストーンズ)が一番。                                                  

                                                          

2009年4月22日 (水)

ビルボード

日本の楽曲のヒットチャートと言えば、“オリコン”だけど、

アメリカのヒットチャート誌は、“ビルボード”と“キャッシュボックス”だったな。

だったと言うのは、昔はそれを追いかけていたけど、

今でもそれらの雑誌があるのかさえ知らないもんで……。

イギリスでは、確か“メロディー・メーカー”だったと思う。

                                                                                                                        

この3つの雑誌のうち、特に“ビルボード”がお気に入りだったな。

中学の時は、月に一度は横浜駅まで出かけて行って、

洋書屋でむさぼるように立ち読みしてたっけ。

勿論、英語の記事は全く理解できなかったけど、

ランキングに入っている曲と歌手や演奏者の名前は、そこで憶えたし、

何と言っても彼らの写真を見ることができたのが、一番の感激だった。

“ミュージックライフ”は、まだなかったんじゃないかな。あったのかな?

                                                                                                                        

その“ビルドード”のランキングは、1956年からのものが、

手元にあったもんで、その年間トップ100を眺めてみた。

1960年以前のものは、追体験なんだけど、自分がチェックしてたのは、

そこから1984年頃までだけど、その年々の自分にとってのベスト1は以下の通り。

                                                                                                                        

   1956……ハートブレイクホテル(エルビス・プレスリー)

   1957……バイバイ・ラブ(エバリー・ブラザーズ)

   1958……ジョニー・B・グッド(チャック・ベリー)

   1959……カラーに口紅(コニー・フランシス)

   1960……ウォーク・ドント・ラン(ベンチャーズ)

   1961……悲しき街角(デル・シャノン)

   1962……シェリー(フォー・シーズンズ)

   1963……サーフィン・USA(ビーチボーイズ)

   1964……抱きしめたい(ビートルズ)

   1965……ゲット・オフ・オブ・マイ・クラウド(ローリング・ストーンズ)

   1966……バスストップ(ホリーズ)

   1967……青い影(プロコルハルム)

   1968……ワイルドで行こう(ステッペン・ウルフ)

   1969……プラウド・メアリー(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)

   1970……ヴィーナス(ショッキング・ブルー)

   1971……オールド・ファッション・ラブソング(スリー・ドッグ・ナイト)

   1972……スモーク・オン・ザ・ウォーター(ディープ・パープル)

   1973~75までは、特にナシ。

   1976……ボヘミアン・ラプソディ(クイーン)

   1977……ホテル・カリフォルニア(イーグルス)

   1978……ナシ。

   1979……ライズ(ハーブ・アルパート)

   1980……ガラスのニューヨーク(ビリー・ジョエル)

   1981……ナシ

   1982……オー・プリティー・ウーマン(ヴァン・ヘイレン)

   1983……ビート・イット(マイケル・ジャクソン)

   1984……ライク・ア・ヴァージン(マドンナ)

                                                                                                                      

1972年近くなってから、徐々に興味がモダン・ジャズに移っていったんだよなあ。

その時も、1960年前後にリリースされたものを追体験するところから

始めたんだっけなあ。その時には、ジョン・コルトレーンはもう死んでたんだよなあ。

                                                         

1973年前後は、カーペンターズが流行っていたし、

78年は、ビージーズのアンディ・ギブの“ステイン・アライヴ”や“ナイト・フィーバー”

なんかのディスコミュージックで大盛り上がりだったけど、

夢中になって聞くということはなかったなあ。

                                                         

思い返してみると、今までで、一番密度濃く音楽を聴いたのは、

やっぱり、1963年から66年までの4年間だった。

                                                         

この時期に、自分は沢山の人と出会い、沢山の本も読み、人生が決まったと言える。

この時期の楽曲だけで、300曲以上が今も ipod に入っている。

                                                          

2009年4月21日 (火)

エキサイトマッチ (4/20放送)

松本博志さんの続きなんだけど、

相手のボクサー、物凄く強かったんだってさ。

1R終わって、コーナーに戻って来たとき、セコンドに 「どうだ?」 って聞かれて、

「スゲエ強いっす。」 って言って、ニッカニカしたんだってさ。

ゴンザレスの時もそうだったけど、松本さん、強い相手と試合するのがとっても好きで、

もう血が湧いてきて、たまんないらしいよ。

ボクサーは、こうでなくちゃあね。

                                                                                                                

彼何年か前、日本ランカーじゃなかった頃にサイン頼んだら、

“元WBAミニマム級14位” って、書き添えたんだよ。  面白い子だよねえ。

                                                                                                                 

それから……、

19日の大阪の試合で、加治木了太君、3-0の判定勝ちだったね。

だけど、全部1~2P差みたいで、ちょっと心配だなあ。

大鵬ジムのサイトには、何の報告も書かれてなくて、西日本JBCで知ったよ。

遠く東京の空から、応援してるからなああああーっ。

                                                         

さて、WOWOWエキサイトマッチ。

売り出し中の若手シリーズみたいな放映だったけど、

スーパーウェルター以上のド迫力を見せて貰ったな。

向こうの強いヤツは、でかくてもフェザー級くらいの動きをするもんで、驚くね。

                                                        

☆ダニエル・ジェイコブス×ホセ・ルイス・クルス

22才・13勝(12KO)無敗のエバーラストと、32才・12勝15敗のレイジェス。

                                                        

何だか日本の有力ランカーとへタレタイ人の調整試合みたいなもんなんだけど、

だってクルスなんて、もうユルユル・ダブダブで、初めから勝負になってないんだけど、

それでも、とにかくジェイコブスってのは凄いよ。

間違いなく強打者なんだけど、その上まあ、早い早い!

デビュー1年ちょっとで、13試合もこなしてて、1ヶ月に1試合だってさ。

                                                        

結局1R、あっという間のKOだったな。

それにしても、殆ど打たれてないジェイコブスに対しても、

終了と同時にドクターがリングに入って、チェックしてるのには、ビックリした。

アメリカは、こういうとこちゃんとしてるね。

                                                         

☆アルフレド・アングロ×コスメ・リベラ

26才・14勝(11KO)無敗のグラントの黒×白と、

32才・31勝(22KO)11敗のグラントのグリーン×赤×白。

メキシコ人同士。

5RTKOで、アングロの勝ちだったんだけど、申し訳ない、

まるで印象が残ってないんだ。

                                                        

☆ビクター・オルティス×マイク・アルノーティス

22才・23勝(18KO)1敗1分のレイジェス赤と、

29歳・21勝(10KO)2敗2分のレイジェス青。

二人とも、グローブテープをグローブの色と揃えてオシャレだったんだけど、

個人的には、グローブテープは白が一番好きなんだよなあ。

                                                        

サウスポー同士なんだけど、いやあオルティスは凄いね。

ちょっと小首右に傾けて、見た目要塞のようなガードなんだわ。

鋭い眼光してて、岩みたいな恐ろしい塊になって、

何もしないでもアルノーティスに圧力がかかってる。

                                                         

アルノーティスだって、世界挑戦の経験持ってる一流ボクサーなんだけど、

オルティスのプレスに下がる一方なんだわ。

頭から突っ込んでって、相手を下がらせるっていうのは、絶対プレスとは違うからね。

こういう度を超えた凄味は、見てるだけで、ワクワクしちゃうね。

                                                                                                                

1R、クリンチの離れ際、ちょっとガチャガチャしたんだけど、

オルティス、相手に丁寧に謝ってて、いいなあこういうとこ。

                                                         

2R、アルノーティスの右を、体を沈めて瞬きもしないでかわすと同時に、

ホント瞬きしてなかったんだわ。 絶頂時のイーグルもそうだったっけなあ。

ドコンと一発、タイミングのいい左をブチ込んで、その流れでTKO……。

                                                         

☆ジェームス・カークランド×ホエル・フリオ

24才・24勝(21KO)無敗と、24才・34勝(31KO)2敗。

二人とも、グローブは赤のレイジェスで、トランクスはエバーラスト。

                                                        

結局6R終了時点で、もう勘弁してくれって、フリオがギブアップしたんだけど、

それまで、これぞ男の殴り合いってのを見せてくれたなあ。

                                                        

フリオも、精魂尽き果てた、ってとこまで頑張ったと思うな。

ボーッとなって、朽木のように倒されるまでやるのがボクシングじゃない。

日本では、ギブアップするのは根性無し、って言われそうだけど、

「どうやってもかないません、また出直してきます。」 ってのも有りだと自分は思うな。

                                                        

この日の収穫は、ダニエル・ジェイコブスと、ビクター・オルティスだな。

                                                         

2009年4月20日 (月)

後楽園ホール・4月19日

昨日の午前中、11時頃に連絡が入って、

松本博志さん(角海老宝石)、マニラで4回KO負け。

アメリカ時間に合わせた、朝8時頃の試合だったもんで、そのせいだな、きっと。

残念!

                                                       

後楽園ホールの昼興行に行くのは、何年振りかなあ。

そう言えば、ずーっと昔、ニューヨークのジャズクラブ巡りした時は、

週末の昼興行のこと、マチネーとかいって、

まだ駆け出しのジャズマン達が、とっても安いギャラで出てるもんで、

“ヴィレッジ・ヴァンガード” とか “ボトムライン”、“ファット・テューズデイ”、

“ヴィレッジ・ゲイト” なんて一流クラブでも、ワンドリンク2ドル50セントくらいの

格安の料金で、何時間でも粘れたもんだったなあ。  (レートは違ってたけどね。)

                                                        

この日のホールの周辺は、

“皐月賞” でウィンズは大騒ぎだし、ドームのオリックス対楽天なんて試合でも、

ゲートにはお客さんが列作ってるし、遊園地のアトラクションにも長い列が……。

100年に1度とか言われてるけど、どこが不況なの? っていう賑わいなのさ。

                                                        

ただ、この日のボクシングの試合だけは、不況真っ只中っていう感じだったなあ。

何だか、ガチャガチャ系と安サラリーマン系とにハッキリ別れてしまって、

全く盛り上がらなくて、元気を貰う事できなかったなあ。

                                                        

一番イラつくのは、勝ち負けが拮抗してる同士が、世界戦でもやってるように、

チビチビ、コツコツやってるような試合だな。

信じられないかもしれないけど、ビビりのボクサーって結構いるんだよね。

                                                        

セミファイナルも、ひっくり返るほどつまらなかったなあ。

二人とも、とっても雑で、基本的には、怖がりなんだろうね。

バッティングとホールディングで、減点やり取りして、もう見てられなかったなあ。

                                                        

☆清水智信さん(金子)×池原繁尊さん(横浜光)……F級タイトルマッチ

この日は、当然これを見に行ったんだ。

両方とも首都圏ジムのボクサーなもんで、場内満タンでね。

                                                        

自分の中では、ラーメン王子様対荒くれ土建屋っていう設定なんだけど、

見てくれは勿論、ボクシングスタイルも圧倒的に清水さんの方が好きだし、

仕事もしないでいい、優雅な池原組の御曹司よりは、

黒木健孝さんと同じように、ラーメン屋で頑張ってる方を応援したいなって……。

                                                        

清水さん、吉田健司さんとか内藤大助さんとか、いろんなゴリゴリ系と試合しても、

自分ならとっくに切れてるところを、いっつも嫌な顔一つしないし、尊敬するよなあ。

                                                        

一方の池原さん、17勝のうち13KOって、一見凄そうには見えるんだけど、

実はそれほどのメンバーとはやってなくて、実力不明みたいなところがあるんだわ。

                                                        

1R、でも池原さん、清水さんの事、ちゃんと研究してきたね。

距離置いた戦いになったら、6㎝ほどの身長差はあるし、巧みなコンビネーションで、

すぐ清水さんのペースに巻き込まれる、って分かってたんだろね。

思いっきりガード固めて、頭から突っ込んでって、ガチャガチャになったところで、

チャンスを掴むっていう、吉田健司さんや初期の亀田興毅さんみたいになってた。

                                                        

戦法なんだから仕方ないんだろうけど、実はこういうのは嫌いなもんで、

真っ直ぐ、堂々と打ち合えって、思ってしまうんだよね。

国と国との戦争じゃないんだから、

ボクシングは勝つことだけが目的じゃないんだから、

男同士の、正面切った殴り合いを見せてくれって……。

                                                                                                                

1R中盤過ぎ、案の定、池原さんの突っ込み過ぎから、バッティング。

清水さんの出血がひどいもんで、自分は、次の回くらいにはストップされるな、

って、もう猛然と腹立って、途中で席を立ったよ。

                                                        

トイレからロビーに出ると、やっぱり2Rで終わりって、アナウンスが聞こえてきた。

「俺、わざわざ休みの日に出て来たんだぞお。」 って思ったね。

                                                        

この日、一番面白かったのは……。

坂田健史さんと大久保雅史さんのスパーリングかな。

坂田さん、とってもいい動きで、たった2ラウンドだったけど、

いろんな攻撃やパンチ見せてくれたよ。

大久保さん全くいいところがなかったけど、遠慮してたのかなあ。

でもまあ、基本的にあんなもんだと思うけどね……。

ホントOPBFは、分かんない。

                                                                                                             

それから、

杉浦充訓君(協栄)と橋本弘幸君(協栄カヌマ)も、気合い入ってて良かったな。

互いに決め手には欠けてるんだけど、ちょっとスピード不足ではあるんだけど、

正面向いた男らしくて、クリンチの少ない、きれいなボクシングを展開してたな。                                                        

ランカーとは、ちょっと距離はあるんだけど、こういうのは見てて楽しいよね。

二人とも趣味がボーリング、っていう珍しい組み合わせなんだわ。

                                                                                                                 

場内には、瀬藤幹人さん、井上庸さん、五十嵐俊幸さん達が来てたけど、

ガッカリしてたんじゃないかなあ。

自分は、超ガッカリだったけどね。

                                                         

2009年4月19日 (日)

辻さんとバレロのこと……。

昨日知人から “ボクシングワールド” 借りてきた。

                                                        

“ボクシングマガジン” が、誰にも迷惑かけたくない系、誰からも嫌われたくない系の

お利巧さん雑誌なのに対して、“ワールド” は、ちょっと斜めが入った独立系、って感じ。

“フジ” と “ゲンダイ” みたいな両立を意識してるようにみえないこともないけど、

経営母体の違いからくるんだろうね。

                                                                                                              

“ワールド” は、辻さんのこと、どんな風に書いてんだろうって、気になってたからね。

こういうハードなテーマに直面したとき、ホントのところが出てくるもんだからね。

結局、二誌の言ってる内容に大きな差はないんだけど、やっぱり、“ワールド”の方が、

間違いなく、正面向いて、突っ込んでるって感じがしたな。

                                                       

“マガジン”なんか、何となく表面的にサラッと流してるような感じがして、

勿論関係者の実名なんか伏せてるし、割いているページ数も少ない。

その点、“ワールド”は、ちゃんとしたスペース取ってるし、

何人かの関係者の実名も出してるし、

今後はこんな方向じゃないだろうか、っていう主張もわかり易かったな。

流れを作ろうと頑張ってるマスコミっぽいとこが、少しだけども、見えたね。

                                                       

その“ボクシングワールド” の、バレロのタイトル戦の時の写真見ながら、

知人とも話したんだけど、

やっぱりバレロのファールカップはおかしいよ。

本望信人さんとのタイトルマッチの時も、嶋田雄大さんとの試合でも、

今回のタイトル戦でも、とにかくいつもおかしいよ。

                                                       

気付いてる人もいると思うけど、彼のファールカップのウエストライン高過ぎでしょ。

普通に装着したら、あんな上まで来るわけないでしょ。

あんなの他にいないでしょ。

                                                       

トランクスのベルトラインのはるかに上まではみ出てるもんだから、

ボディ部分が初めからガードされてるみたいになってて、やることがセコイって……。

あれは特別製のインチキ物なの?

でなければ、初めから下の方のゴムを外してるんじゃないかって……。                                                       

単なるだらしなさとか、無頓着からくるもんじゃないと思うんだけどね。

                                                       

それにしても、試合の時、アピールしても、レフェリーは知らん顔だったしなあ……。

レフェリーも絶対おかしいって。

                                                             

2009年4月18日 (土)

後楽園ホール・4月17日

昨日の後楽園では、すっげえムカついたことがあったんだけど、

そのことは最後にして、まずは新人王トーナメントのこと。

                                                       

この日は、残念ながら、元々それほど期待できるメンバーは少なくて、

堀陽太君、工藤恭平君、岡本直也君を見に行ったんだわ。

                                                        

☆堀陽太君(横浜光)×八木一男君(国分寺サイトー)

1R初めの30秒くらいで、八木君は堀君にすっかり見切られてしまった感じで、

スピードもパンチ力も、堀君の方が圧倒してて、八木君ちょっとビビり気味。

1分半過ぎ、八木君、続けて2回倒されてしまってKO負け。

                                                        

近くで見てた親戚みたいな人達が10人ばかり、いきなりゴッソリ帰ってしまったな。

6時5分。 早く帰れていいなとも思ったけど、高くついたよなあ、1分半で3,000円。

                                                       

堀君22才、この子は行けるよ。 これで2戦2KO。

このまま勝ち進むと、準決勝で、あの江藤光喜君とぶつかる。

                                                         

☆工藤恭平君(JBスポーツ)×守屋和明君(石川)

勝ち気というか、倒す気満々の19才と21才。

でも、二人とも肩の力入り過ぎだわ。

                                                        

工藤君、この日は全てが空回りして、サウスポーは不得意みたいだし、

一発ドカンの威力は十分秘めてるんだけど、なにしろ雑になってしまって、

あれだけ当たらないのも珍しい、ってほどの当て勘の悪さも露呈してしまって、

とにかく空振りの山。 結局0-3負け。 残念、また頑張り直してね。

                                                         

☆山見亮太君(シャイアン山本)×上村亮太君(ワタナベ)

セコンドや客席から、「亮太、ボディ!」 とか、声かけられるんだけど、

二人とも同じ名前なもんで……こういうのは困るよね。

二人でボディ打ち合っちゃってさ……。  声かけた方も、苦笑してんのな。

                                                         

基本的には、ビビり同士なのか、すこぶる盛り上がりに欠ける試合で、

2-1山見君で決着。

                                                        

☆岡本直也君(東拳)×吉川雄毅君(野口)

この試合も、1R1分半頃に岡本君が2回続けて、吉川君を倒して、KO勝ち。

岡本君、これで3戦3勝2KO。

小さいパンチも鋭く、強く打つことができるのが、最大の長所。

この子も優勝に絡むと思ってるんだよなあ。

                                                        

☆高橋康弘君(ドリーム)×三澤聖英君(熊谷コサカ)

三澤君は、帝拳にいた三澤照夫さんの1才年上の兄さんみたいね。

31才なのに、3勝3敗っていうのは、弟の影響でボクシング始めたのかな?

                                                          

その三澤君、力が入り過ぎてはいたけど、1~2R結構良かったんだ。

でも、後半ボディを打たれるようになってから、急激に動きが悪くなってしまったな。

                                                        

一方の高橋君、セコンドに金晳徹君、リングサイドに三浦数馬さんと藤原陽介さんの

声援を受けてたんだけど、セコンドの指示も含めて、

何回も何回も 「集中しろ!」 とか「目を離すな!」 とか言われてたな。

ムラっ気なのかなあ。   「目を離すな」 なんて、普通言われないぞ。

                                                         

それでも、段々良くなっていって、4Rにピークを迎える、っていうとても珍しいタイプ。

結局、高橋君がポイント取り返して、3-0勝ち。  これで4勝1KO1敗。

                                                        

この後、ヒ弱なサラリーマンVS動きの遅い乱暴者の戦いとか、

君達どこでそんなボクシング習ったの対決とかあったんだけどね……。

                                                                                                                 

お終いから2つ目の試合に、1勝11敗2分っていうボクサーが出てきたんだけど、

34才で、一体どんなボクシングをするんだろうかって、凄く興味があって、

勿論、花形ジム所属で、ここのジムは、負け越しボクサーにもとっても暖ったかくて、

会長自身の眼差しも、仕草も優しいんだよなあ。

チャンピオンやランカー作りに専念するだけが、ジムの役割じゃないって……。

                                                         

じっと見てたんだけど、小野成大君、やっぱりそれなりのボクシングで、

上下のバランス悪いし、パンチ出す時腕が波打つし、ガードも甘いし、

全体にバタバタしてて、強風の中の凧みたいな感じなんだなあ。

                                                        

その小野君がね、1Rの中盤過ぎ、とてもいいパンチを偶然当ててね、

相手がグラッとしたんだ。 オオーッでしょ。

いきなり、一生に一度あるかないかのKOチャンス到来ってことになって、

小野君、超舞い上がってしまってね。

突っ込んでって、大きな右をブチ当てようとした、その瞬間、

ボクシングの神様は甘くないね、相手の右だか左だかの小さな、

でも力強いフックを出会いがしらに喰らってしまって、そのまま1発KO負けさ。

                                                        

倒れるとき、マンガみたいに、真っ直ぐ前にそのままバッターンって、

伐採された木みたいだった。  頭は打たなかったと思うけど、鼻大丈夫かな。

いやあ、この日一番衝撃的な結末だったなあ。

何だか行く末が気になってしまって、次は何とか勝つところを見たいな、って……。

                                                        

さて、最後の試合。

ここで自分は大いにムカついてしまったんだわ。

出てきたボクサーに付いてたのは、この前自分とこのボクサーがストップ負けした時、

レフェリーとコミッションに悪態ついて、因縁つけて、まるで××××みたいだった男。

                                                       

相変わらず××××風で、スェットに手入れたまま、チンタラ出てきて、

何と、そのまま両手突っ込んだまま××××歩きでコーナーに上がっていって、

あんなのは、初めて見たけどね、

ロープ伝ってコミッション席の真上までやって来て、インスペクターやドクターに、

上から見下しながら、この前の文句の続きを垂れてるんだ。  

                                                         

初めは、「この間はスンマセン。」 とかやってるんだと思ってたんだけど、

もともと、この世界には血の気の多いのが沢山いるのはわかってることだし、

ケロッとして出て来るから、勘弁してやろう、ってのが自分の考えだったんだけど、

こいつは全くのアホだね。  確変中のアホ!  アホの確変!  どっち?

                                                       

どうやらジムの会長らしいんだけど、あれは会長ではなくて、組長だね。

この男に比べたら、亀田一家の親父さんの方が、まだマシだな。

××××の介入を阻止するのに腐心してるってのに、中に××××がいるってか。

                                                        

二人のボクサーがリング中央でレフェリーの注意を受けながら、

ある意味命を賭けた戦いに向けて、気合入れ直してるっていう最中に、

コミッション席のすぐ後ろには一般の観客がいるっていうのに……。

                                                        

戦後間もない頃のボクシング会場のイメージそのままが再現されてたね。

言わせておくコミッションも情けなくて、まだまだこんな体質なんだなあ、って……。

「文句あるなら、もう来んな。」 って言えないもんかねえ。

                                                         

試合が始まれば始まったで、彼コーナーポストのすぐ後ろにつっ立ったままで、

後方の観客の邪魔になってることにも全く配慮が回らないし……。  

                                                        

両方とも全然知らないボクサー同士だったんだけど、

こうなると、何とか相手の方に勝ってもらいたい、っていう気持ちが強くなっていって、

でも、ハッと気がついて、ボクサーには何の罪はおろか、非さえないのに、って、

気がついて、これはいけないって、1Rの途中だったけど、帰ったんだわ。

                                                        

なんだかなあ……。

                                                        

2009年4月17日 (金)

固定客のみなさんへ……。

こういうタイトルは、ちょっとドキッとしません?

“ボクシングアイ” の件もあるし、ブログ閉鎖か、ってね。

ブログは閉鎖しませんよお。 

                                                         

ずっと以前にも書いたように、このブログは、驚くほどマイナーなブログで、

3つほどのサイトが自由意思でリンクさせてる以外は、

全くどこのサイトともリンクしてない、アングラ・サイト的な感じが気に入ってるんだけど、

だけど、そもそも会話の成り立たないサイトの存在意味も、よく分かんないだろうし、

自分で読み返してみても、何だかダラダラ長ったらしい文章だし、

って思ってるんだけど、だけど、今まで固定客の人達の数が減っていくって事がなくて、

反対に、少しづつなんだけど、増えてるってことが、とっても嬉しくてね。

何だか人に認められたって感じがして、ホントとっても嬉しいもんだね、って。

                                                         

大きな試合があったり、何か事件があったりすると、一時的に、ドーンって増えるけど、

それは検索ワードに、たまたま自分の文章の内容が引っかかるからなんだけど、

その後すぐ元に戻るんだけど、その中にそれが縁で続けて読んでくれる人が、

ほんの少し歩留るって感じなんだなあ。

                                                                                                                

今では直接URLを設定してくれてる人が、何と200人を超えたんだわ。

こんな数字、他のブログからしたら、微々たるもんなんだろうけど、

1万も2万もの人にウケルってことは、何かウソっぽくて、このくらいの数字の方が、

自分の味方が、日本には200人いる、っていう実体的な感じがして嬉しいね。

                                                        

だから、実はその200人の人達には、単なるIDナンバー表示は止めて、

一人一人にこっちで勝手に、ニックネームを付けて表示するようにしてるんだわ。

そっち側の気持ちは、分かんないけど、

自分には味方というか、友達が200人いるって感じになってるんだな。

                                                         

その味方の人達に、ちょっとした報告。

これまでのアクセス解析の結果をお知らせします。

                                                         

☆アクセス地域

  東京都……50%、神奈川県と埼玉県……各7%、新潟県と京都府……各5%。

  あとは、約26%くらいが全国にまたがってるんだけど、

  福井県、富山県、和歌山県、岩手県、徳島県、長野県、岐阜県が少ないなあ。

                                                         

☆アクセス数(時間と曜日)

  1日24時間、ほぼ満遍なくアクセスがあるんだけど、

  さすがに午前2時~6時頃は減るね。

  アクセスが多い曜日は、何故か水曜日、逆に少ないのは土曜日、

  あとは殆ど変わらないな。

  最も多いのが水曜日の13時~14時、最も空いてるのは、金曜日の朝4時~5時。

                                                         

☆使用OS

  WindowsXP……67%、 WindowsVista……18%、 MacOS-X……8%、

  の順なんだけど、この他Mac PowerPCってのも2%あるし、

  Windowsでも、まだ2000とかMe とか、98なんかも登場して来て、

  頑張ってるなあ、って……。

  画面サイズから判断して、i-phone って分かるのも、4%ほどあるよ。

                                                         

☆プロバイダ

   ocn……19%、 bbtec、ucom……各6%、 dion、home……各4%。

  あとは、もう色々。

                                                                                                                  

☆ブラウザ

  Explorer 7.0……51%、 Explorer 6.0……27%、 Safari 525.20……4%。

                                                         

☆使用検索サイト

  Google……54%、 Yahoo……30%、  goo、BIGLOBE……各8%。

                                                         

☆言語

  日本語……96%、 英語……3%、 韓国語……1%。

  これって、海外からアクセスしてるってこと?

                                                        

インターネットのサイトやブログにアクセスするってことは、

相手方に色んな情報が行くもんなんだなあ、って……。

                                                                                                                  

2009年4月16日 (木)

5月の後楽園ホール

この週末は、明日新人王戦を見に行って、それから、

19日の日曜には、今年のチャンピオンカーニバルの最終戦、

清水智信さんと池原繁尊さんのタイトル戦を見に行くんだけど、

これで自分の4月の後楽園ホールは終了するんだけど、

裏でとても気になる試合があるんだよなあ。

                                                            

18日、フィリピンでIBFとWBOのタイトルマッチがあるんだけど、その前座で、

松本博志さん(角海老)が、WBCインターナショナルのタイトル戦をやるんだ。

それほど話題にもなってないし、ちょっと微妙なタイトルなんだけど、

こっそり分捕ってきて欲しいよなあ。

                                                       

松本さん、以前ローマン・ゴンザレスとやった時、殆どフルマークで負けてんのに、

「パンチは、もっと緩急つけなくちゃあ。」 ってゴンザレスに教訓垂れたんだわ。

あれ以降、ゴンザレス調子狂わして、少し輝き無くなって来ちゃったもんね。

                                                       

あと一つ気になってるのは、19日の加治木了太君の移籍一戦目。

東京時代の後半は、何か生気に欠けるようなパーフォーマンスだったからなあ……。

                                                       

小堀佑介さん、三垣龍次さん系でつまり、一見おっかなそうな顔付きしてるけど、

実は、とってもハートが良くて、試合マナーもいいし、謙虚で大好きなんだよなあ。

                                                       

二人とも、コッソリでもいい、何とか勝ってくれ!

                                                       

5月は……。

2日に、内山高志さん、河野公平さん、大久保雅史さん、それと、

16日に、細野悟さん達のそれぞれのOPBF戦があるんだけど、

これは多分行かないな。 正直、力が湧いて来ないので……申し訳ない。

                                                       

全試合がワクワク待ち遠しいっていうのは、19日。

ファイナルは、湯場忠志さん×中堀智永さんなんだけど、他にも、

瀬藤幹人さん×芹江匡晋さん、天笠尚君×永田浩司君、真鍋圭太君×松信秀和君の

試合があって、その上尹文絃さん、高山樹延さん、藤原陽介さんっていう、

新人王ランカー3人の揃い踏みも見られるんだ。

残りの2試合も、新人王戦の予選だし、これだけのガチンコバトル・オンパレードは、

滅多に見られるもんじゃないよ。

この日のブログは、記録的な長さになるかも知れないな。

                                                       

ただ、今から心臓が破裂しそうなほどバクバクしてるのは、これらとは別の、

29日の福原力也君(ワタナベ)と小林生人君(角海老)の試合。

もう、二人とも大好きなボクサーで、特別な思い入れがあるんだわ。

                                                       

だけど、1年半のブランク後の初戦としては、福原君の相手はハード過ぎると思うし、

生人君の方も、ブランク後の転籍だったもんで、

もう1試合くらい挟んだ方がいい、って思ってたんだけどなあ……。

                                                       

二人ともビッグネームなもんで、試合を避ける相手が多くて、大変なんだと思うよ。

何しろ、元チャンピオンとランク1位だもんなあ……。

                                                         

それから……、

新人王トーナメントの方は、いろんな興行に紛れて進行されることが多くなるんだけど、

22日と25日が、全試合トーナメントの予選になってる。

                                                       

で、結局、5月の後楽園ホールには、19日、22日、25日、29日に行こう、って。

4月の後楽園ホールは、何となくダレた試合が多かったなあ、って印象だけど、

5月は期待できるぞおおお!

                                                        

CSで、ヤンキースのジータが、子供向けのバッティング用具のCMに出てるんだけど、

見たことある?

その練習具がまるでチャッチイ玩具で、それは子供向けだからいいんだろうけど、

あれで練習してたら、ボールの上半分しか叩けない癖が固まってしまうと思うけどなあ。

みんな内野ゴロだぜ。

ロープがあるから、ダウンスウィングの練習にもならないと思うんだけどなあ……。

それにしても、あのスーパースターがあんなセコイCMに出るんだあ、って、

友達とか世話になった人への義理なのかなあ、って、結構笑えたな。

                                                       

それからね、

今月号の“ボクシングマガジン” 読んだんだけど、

例の辻昌建さんのこと、どんな風に書いてあるかって、気になってたんだけどね、

結局自分が以前書いてた内容と同じようなものなんだけど、

つまり、現場のジム関係者に責任を負わせすぎるのは正しくない、って方向の

論調なんだけど、何か扱いが小さくて、全体に弱腰で、へタレた感じなんだよなあ。

                                                       

やっぱり、野球やサッカーと比べると、ボクシングマスコミのパワーは、

比較にならないほど仕組み的にというか、構造的に弱いんだろうなあ、って……。

記者達も、志願して担当してるって感じがしなくて、窓際的っていうか、

テンション低そうで、見てても貧乏臭くて、華ないしなあ……。

                                                        

2009年4月15日 (水)

当て勘 (2008.8.1)

今となっては面影すらないけど、自分はこれでも中学時代は結構ブイブイ言わせてた。

                                                       

クラス男子の半数ほどが停学経験者、という恐ろしく荒れた環境の中で、

放課後になるやいなや、女子や興味を示さない男生徒達を追い出すように帰した後、

窓にカーテンを引き、教室の二つの出入り口に見張りを立て、

机と椅子をゴッソリ後ろに移動させてできたスペースで、自分たちはボクシングをした。

不動産屋のバカ息子が、ボクシンググローブを2組持って来たのが始まりだったな。

                                                        

いろんな相手とやってるうちに、自分は周囲から一目置かれるようになっていった。

持久力はカラキシだけど、もともと短距離走などの瞬発力勝負には自信があったし、

テレビのボクシング中継は欠かさず見てたし、

夜の公園で、人目につかないように、シャドウらしきことにも熱心だったもんで、

評判を聞いてやって来た他のクラスの挑戦者達も、ことごとく打ち負かした。

                                                          

一度など、アメリカ兵と飲み屋のママとの間に生まれたっていう噂のあった

パツキンハーフのスケ番の彼氏を10秒ほどでブチ倒した時は、

それはもうエライ騒ぎになって、校舎の裏に呼び出されて、

女ばかり7~8人に囲まれてしまったことがあった。

アタイの彼氏に何してくれたのよ、ってとこなんだけど、その時は、

後ろで黒人ハーフの正番長が見ていて、そいつが事情を説明してくれたもんで、

何とか収まったんだ。

あの頃の横浜には米軍の居留地も近くにあって、色んな人種がいて面白かったなあ。

                                                        

ヘッドギアなんてものは勿論無かったので、一応全力打ちはナシってことだったけど、

それでもクラスの中に、段々青タン赤タンが増えてくるし、

学校にも親たちから問い合わせがバンバン来るようになったもんで、

自分たちのボクシング教室は、結局1ヶ月ほどで消滅してしまった。

                                                         

その間、殴られる快感(?)も経験したし、腹打たれて吐き気が止まらなかったことも

あったけど、カウンターの気持ち良さと威力も知ったな。

そんなに力を込めなくても、人を倒すことはできるんだ。

どのくらいの強さで手を出したらいいのかの加減と、

拳をどれくらい伸ばした時に相手にあたるイメージを持てるかが結構ポイントで、

防御と次の攻撃のために腕の引きも大事なんじゃないかってボンヤリ思ってた。

力を込めたフックより、早いストレートパンチが大好きだった。

                                                         

幼い頃の拙い経験しかないけど、ボクシングって要するに攻守それぞれのリズムと

タイミング、スピード、それにパンチの当て勘が全てだなって……。

そしてこれらは、その後の練習で新たに習得されるものでもなくて、

各個人にそれぞれ決まったレベルで生れ付いてるんじゃないかって……。

勿論、練習によってそのレベルが上がることは認めないわけではないけどね。

                                                       

それから、人種によってもレベルに大きな違いがあるとも思ってる。

狩猟系と農耕系の民族とでは、総体として持ってる能力の質と量の差に、

絶望的なほど埋めがたいものがあるんじゃないかな。

                                                        

才能と努力のそれぞれの重要性については、いろいろ議論のあるところだけど、

自分はことボクシングにおけるフィジカル面は、基本的には才能80%、努力20%

ではないかって思ってる。

                                                         

相手のパンチをグローブでガードするか、体を動かしてやり過ごすかの瞬間の判断は、

打ち返しを意図した上でのディフェンスのタイミングによるのだろうし、

最も効果的にパンチを出すタイミングと、相手の急所に的確に打ち込む当て勘も、

生来の物なんじゃないかな。

                                                        

極論になるかも知れないけど、ある程度のスタミナを前提にすれば、

生れつきリズム感と当て勘の優れたボクサーなら、殆ど何もしないでも

6~7位くらいのまでのランカーにはなれるんじゃないかな。

でも、それ以上を目指すなら、やっぱりレベルの高い練習と経験、

それにハートだな。

                                                         

2009年4月14日 (火)

後楽園ホール・4月13日

昨日昼飯食べに、久し振りに行った寿司屋がひどかったあ。

以前行ったことがあったんだけど、そこそこ名の通ったチェーン店なんだけど、

入った時、一瞬ヤバイなって思ったんだ。

若い方の職人はボーッとした間抜け面だし、もう一人は、小汚いオッサンで……。

高い方から2番目の握りを頼んだんだけど、

ネタがとっても悪くて、それも小さくなってて、その上、全部が生温ったかくて……。

御飯がそれ以上に温ったかくてグズグズだし、極めつけは、箸が使い回しで……。

                                                        

段々腹立ってきたもんで、半分ほど残して、カウンターにカネ投げ出して、

「これ、マズ過ぎ! ヒドイぞ。」 って言って睨んでやった。

何か言い返して来るかと思ったけど、黙ってブスッとしてたから、

きっと、本人達も自覚してるんだろね。

                                                        

後楽園ホールには、江藤三兄弟と嘉陽さんを見に行ったよ。

江藤三兄弟の上二人の双子は、あの亀田3兄弟の上二人と、

字は違うけど、同じ名前なんだよ。 (光喜ー興毅、大喜ー大毅)

                                                         

個人的には、この21才の双子よりは、19才の三男坊が一番強くなると思ってるんだ。

上の二人も、そりゃあフライ級として水準以上なんだけど、何となく線が細く見えるし、

カッとしやすい性格なんじゃないかって見えるんだ。

ちょっと打ち込まれると、すぐムキになってしまうとこあるからね。

三男は、スーパーフェザーで、体も精神力も何かガッチリしている印象を受けるんだ。

                                                        

ただ、この3兄弟の試合は、つまらない試合は絶対しないので、見に行って損はない。

倒すか倒されるかどっちかしかない、っていうボクシングの原点が見れるよ。

                                                        

光喜君は、この日が新人王トーナメントの1回戦だったんだけど、

このまま行けば、11月の決勝で鈴木武蔵君(帝拳)との決着が見れる、

って楽しみにしてたんだけど、鈴木君の方が、7月の試合を前にして、

この時期に早々と棄権してしまったんだわ。 残念だなあ。

                                                        

この日結局、一番面白かったのは、この3兄弟の試合だったなあ。

                                                        

またまた、4試合目に訳わかんない色物みたいな女子ボクシング差し込んでくるし、

何の都合だか知らないけど、2回も赤と青コーナーを取り換えて間抜けな時間作るし、

こういうのはダレルわ。

                                                         

OPBFのタイトル戦も、当て勘悪いくせに、カウンターしか打たない、

ヒョロヒョロ・ビビリ韓国ボクサーが、やっぱりあっという間にやられてしまって、

ブルドーザーみたいな清田祐三さん(F赤羽)相手に、何考えてんの、って……。

                                                       

清田さん、もう相手は東洋にはいないんだから、アメリカか中南米にでも行って、

名を上げて欲しいよなあ。

                                                         

彼の出身地釧路には、昔親戚がいたし、寿司がバカ旨かったし、

近くの牧場でバイトもしてたし、応援してるんだけどなあ……。

                                                         

ファイナルは、嘉陽宗嗣さん(白井具志堅)と國重隆さん(大阪帝拳)のタイトル戦。

1R始まってすぐ、嘉陽さん、バッティングで左目の上出血。

すぐに嫌な予感がして、やっぱり國重さん、頭突っ込み過ぎで、打ち合いにならない。

                                                        

何としても勝とうって考えたら、あういう戦法なんだろうけど、

試合に出る以上勝ちたい、って気持は分からないでもないし、ましてやタイトル戦だし。

でも、自分の見たいのは、ああいうボクシングじゃないんだよなあ。

サラリーマンが、何としても成果を挙げたい、っていうようなボクシングはなあ。

日常性を超えてるとこを、何とか見せて欲しい、って思う訳さ。

自分は視野が狭くて、カタクナ過ぎるのかなあ。

                                                         

で、つまらなくなってしまって、3R終わったところで、退出。

結局8R負傷判定引き分けだってね。

                                                         

帝拳の松田直樹さんが来てたな。

それと、内藤大助さんも来てて、写メ取られまくってたね。

                                                         

小松則幸さんは、関西のボクサーなもんで、

トラッシュ中沼さんとの2つの微妙な判定試合とか、

内藤大助さんや吉田健司さんとの、OPBFタイトル戦でしか知らないもんで、

正直それほどの思い入れはないんだけど、顔付は好きだったなあ。

                                                         

最近は、フライ級の4位にはいるけど、ちょっと印象も薄くなってきて、

ここで新規巻き直し、ってことで、大毅君との試合を目前に、張り切ってたんだろね。

詳しい事分からないけど、気合い入れ直す、って気持で滝に打たれに行ったのかな。

                                                         

勿論、気の毒になあ、って気持はあるけど、でもね、彼の行動を想像するとね、

何となく間抜けで、それが却ってボクサーらしいなあとも思うんだ。

                                                         

今頃は、辻さんと二人で、お互い頭かきながら、

「まいったよなあ。」 なんてやってるかも知れない。 

                                                        

2009年4月13日 (月)

正当防衛 (2008.7.19)

穏やかではないテーマだけど、ボクサーにとってはとても大事なこと。

                                                        

些細なことをきっかけに始まったケンカが、言葉の応酬だけで収まらないで、

殴り合いに移行し、結果的に警察沙汰になってしまった場合のことだけど、

この場合、その暴力沙汰の原因が何だったのかよりも、

暴力の行使そのものが焦点になるんだ。 ここが、まずポイント。

                                                         

勿論先に手を出した方が、より大きな咎めを受けるのは当然なんだけど、

結果的に当事者が共に傷ついてしまったような場合には、

双方に傷害罪が問われることになる。

つまり、ケンカ両成敗ということだな。

                                                         

そして、たとえ起訴されない場合でも、両者には罰金とか科料とかが待っていて、

軽く数十万円も取られることになる。

その上、場合によっては相手から民事訴訟を起こされ、

損害賠償を請求されるリスクさえもあるんだ。

とにかく、まず、リング以外での殴り合いは高くつくっていうことを忘れないこと。

                                                         

次に押さえておくことは、最初に肉体的攻撃を受けた方が、

そのままやられるのに任せたら大きなダメージを受けそうだと判断して、

防御的な反撃に出たときに生ずる正当防衛の問題、

いわば一種の緊急避難は認められてるっていう点なんだけど……。

                                                        

しかしこの場合でも、相手の攻撃を封じるための純然たる防衛的行為のつもりだった

としても、その結果相手に必要以上の大きな傷害を与えてしまったとしたら、

その反撃は過剰な防衛とみなされてしまい、免責にはならなくなってしまうんだ。

                                                         

この辺が難しいところなんだけど、

そもそも口ゲンカが殴り合いになった時点で、正当な防衛の範囲で反撃する、

っていう冷静な行動なんて取りえないんじゃないか、って思うんだけどね。

                                                         

相手の方が人数が多かったり、こっちより強そうだと感じる場合ほど、

反撃の反撃が怖くなるから、そんなのは難しいとも思うし、

殴り合いになったら、初めは正当防衛のつもりだった応戦も、

後はグチャグチャになってしまうだろうし……。

そもそも相手がテンパってるのに、こちらがいつまでもクールでいられるかって……。

                                                         

で、結論的に言えば、暴力沙汰を穏便に収束させるにあたっては、

こちら側に体力と度量に十分余裕があって、

なおかつ自身を含めた当事者たちが、過大に傷つかない範囲で、

冷静な状況判断に基づいた行動を取ることが求められているということなのだ。

そんなこと到底無理だな。

                                                         

となると、自分としてはもう少し穏便に毎日を過ごすしかないな。

暴力沙汰の後には、メンドウな後始末が山ほど控えていることに思いをめぐらし、

男気を抑えて、自重と我慢ということか……。

                                                          

それからね、全く違った場面、つまり自分に対する攻撃ではなくて、

第三者が不当な攻撃を受けている場面に遭遇して、その人を助ける目的で、

加害者に攻撃を仕掛けた場合の事だけど、

これは、一般的には正当防衛という概念を逸脱していると言われているんだ。

つまり、現在の日本の法律は、正義の味方の活躍を求めてはいないし、

結果的には見て見ぬ振りをすることを暗に増長させているんだな。

                                                         

最後に、以上全ての事柄をプロボクサーの場合に当てはめて考えてみると……。

この場合、例えそのイザコザの原因が100%相手方にあって、

更に、その先制的で理不尽な攻撃に対する純然たる防御であったとしても、

相手方に打撃を加えた時点で、これはもう圧倒的にボクサーの方の非が大きいと、

判断されてしまうんだ。

                                                         

どんな状況であろうと、ボクサーは手を出した時点で、オールアウト。

後は情状の問題が残るだけなんだ。

あえて極論すれば、相手が凶器を持ってるような場合でない限り、

ボクサーに正当防衛の適用は有り得ないと思っていい。

                                                         

君のそのパンチは相手をチョットだけ脅かすように、

ほんのかすり傷を負わせるようには打ち慣れていないはずだし、

君のその手は凶器とみなされているという事を忘れないように!

その意味でボクサーは、立場的には、

拳銃を所持している警察官に近いものがあるということなんだ。

                                                         

そして、一般人ならウマイことカネで解決できるようなことでも、

ボクサーの場合だと、二度とボクシングができなくなってしまう可能性も大きいんだ。

                                                        

柔道や総合格闘技をやってる人達なら、絞め技やら関節技やらで、

いろいろ対応できるんだろうけど、君のやってるのは、あいにくとボクシングなんだ。

君は、いつも両手にナイフを持っているのだという事を絶対忘れてはいけない。

                                                          

サーシャ・バクティンが、どれだけの時間を浪費したかを思い出して欲しい。

それだけが理由じゃないかも知れないけど、

結局彼の世界戦は、宙に浮いたままでしょ。

                                                         

で、ヤバい時には、君は得意のウィービング、ダギング、ブロッキングを駆使して、

相手の攻撃をクールにやり過ごせばいいんだ。

でも一番いいのは、殴り合いになる前に、とにかくその場から逃げることだ。

負けるはずないんだから、とても悔しいだろうけどね……。

逃げろ! 逃げろ! 逃げろ!

                                                         

(追)

もうすぐ喪があける D.S君、復帰を待ってるよ!

                                                         

2009年4月12日 (日)

雑・雑・雑……。

☆朝早く起きると、マスターズやってる。

まあ、何と綺麗なコースなんだろね。

これでも、昔はゴルフにも入れ込んでたことがあって、

年間71回もやったことあるし、その他週2~3回練習場に行って、1,000発打ってた。

絶対アンダーパーで回ってやるって目標で、何年も頑張ったんだけど、結局、

37、38、41っていうのがベストで、ハーフでも、1度もパープレイさえできなかった。

これだけやってもダメか、ってそれ以来やってないけどね……。

やっぱ、何でもプロっていうのは凄いんだわ。

                                                        

☆公園なんかで、中学生みたいのがカード広げてなんかやってるのをよく見るけど、

テレビでやってるカードバトルなんだろうと思うけど、あれなんだろね。

“召喚” “ターン” “ライフ” とか、大袈裟なこと言って、刺激するんだろうね。

“アタック” “ブロック” っていう言葉も出てくるんだけど、カード出すたびに、

いろいろ能書きがうるさいし、そもそもカード出す順番はどう決めるの?

“ターン” は、何回づつなの?

                                                        

☆イアン・ギランが来てる。

でも、リッチー・ブラックモアもジョン・ロードもいないバンドは、

絶対ディープ・パープルではなくて、単なるイアン・ギランバンドだと思うな。

バンド名の使用権利は、イアン・ギランが持ってる、っていうことなんだろうけど、

ノーキー・エドワーズやメル・テイラーがいなくても、ベンチャーズって言ってるのや、

トップテナーが抜けても、プラターズって名乗ってたのと同じだな。

その点、ビートルズは潔かったね。

そして、50年近く殆ど同じメンバーでやってるローリング・ストーンズはホントに凄い!

(麻薬で死んだブライアン・ジョーンズが交代したけど、彼歌もギターも下手で、

ちょうど、タイガースのカマヤツヒロシみたいな役回りだったし……。)

                                                        

☆北朝鮮のミサイルのことだけどね。

国連の安保理決議に関して、日本政府はチマチマ言ってるんだけど、

そんな事よりね、まず自らの防衛能力を充実するべきだって思うんだよね。

核武装して、相手に攻撃を躊躇させるという方向じゃなくて、

何が飛んできても、撃ち落とすことができる能力を備えるべきだと思うんだよね。

よく知らないんだけど、日本って、レーザー技術はそこそこなんじゃないの?

それをね、もっともっと国家レベルで極めていって、

日本に危害を及ぼすような飛来物を、確実に破壊する手だてを考えるべきだって。

つまり、凄いバリアを備えた究極の防衛大国を目指す、っていう方向。

                                                        

地図眺めると、日本のすぐ西側にある国で、基本的に日本に好意を持ってる国って、

全くないんだよ。 中国、ロシア、南北朝鮮……。

第二次大戦終了間際、素早くアメリカが駐留して来なかったら、

今でも日本の北半分は、ロシアの領土で朝鮮半島と同じ状況になってたと思うよ。 

アメリカだって、これまでは防共の必要性から、日本を支えてきたけど、

国債であれだけ中国に助けて貰ってんだから、コロッと変わるってことだってあり得る。

互助関係は必要だと思うけど、最終的には自分の事は自分で守ろう、って……。

                                                        

☆名城さんと冨山さんのタイトルマッチは、全く興味湧かなかったなあ。

                                                        

2009年4月11日 (土)

’08 有力ジムランキング (2008.5.8)

昨日の夜、テレビで “宇宙戦争” ってのを見たんだけど、

スピルバーグとトム・クルーズだっていうから、楽しみにしてたのに、

これがまた、恐ろしいほどの駄作で、自分は1時間ほどで止めたんだけど、

奥さんは、階下で新聞見ながら最後まで見たっていうから、どうだった?

って聞いたら、何だか免疫不全で異星人が全滅して、バカみたい、って言ってた。

長いこと、地球の事、人間の事を研究してて、いよいよ侵略って段取りなのに、

免疫の事調べてなかった、ってかあ?  アホくさ。

                                                         

で、またまた旧作登場!

                                                        

チャンピオンカーニバルも終わって、4月度のランキングも発表された。

で、今年もやる、有力ジムランキング。

                                                         

ポイントの決め方については色々あるんだけど、全くの独断に変わりない。

OPBFチャンピオンと世界ランク上位のポイント差が大き過ぎないかとか、

日本チャンプとOPBFチャンプの価値の差とか、とにかくOPBFの扱いに悩むんだ。

でも、基準を変えてしまうと今までのが無意味になってしまうので、このままでいく。

それと、日本チャンプを抱えるジムは20位くらいまでに入る設定にしてある。                                                       

                                                      

で、今年の一番の注目点と言えば、やっぱり帝拳の驚異的な大躍進だな。

去年は398ポイントだったのが、何と世界チャンピオン1名、OPBFチャンプ2名、

日本チャンプ2名、世界ランカー6名、日本ランカー9名の、680ポイントだと。

                                                         

何だこりゃあ!って感じ。

いよいよチャンピオン養成ジムとしての色合いが濃くなってきて、

今後もアマチュアの有力ボクサーを積極的に吸い上げる傾向が強くなりそうだな。

引かれ者の小唄になってしまうかも知れないけど、こうした帝拳の方向性の中からは、

今後下田昭文さんのようなパターンは生まれにくくなると思ってる。

今年、帝拳が新人王トーナメントにエントリーさせたボクサーはたった4名。

所帯からすると、なんて少ないんだろう、って思ってしまうね。

海のものとも山のものとも分からない新人が、

チャンピオンに育っていく過程を見つめるのは結構楽しいんだけどね。

                                                         

ちなみに……。

【新人王トーナメント出場者数】

ワタナベ14名、角海老11名、セレス・三谷大和8名、金子・横浜さくら7名、

ワールドスポーツ6名、大橋・新日本木村・FI・三迫・八王子中屋5名。

                                                         

それから……。

自分はA級ボクサーをどれだけ抱えているかというのも、

そのジムの実力を判断する大きな基準の一つだと思っている。

                                                                                                                               

【A級ボクサー保有数】

20名以上は角海老25名、ワタナベ22名、帝拳・グリーンツダ20名の4ジム。

これに続くのは、協栄19名、ヨネクラ17名、横浜光の14名。

                                                         

去年は10名以上保有していたジムが9ジムあったんだけど、今年は7ジムに減ってる。

また、その合計137名というのも15名減っていて、全体の中での占有率は、

約30%なもんだから、あんまり変化がないようにみえるけど、

これはつまり、A級ボクサーの総数が減っていること、

もっと言えば、プロボクサー全体の数が減りつつある傾向を反映してると思ってる。

なお、関東圏以外で、10名以上のA級ボクサーがいるジムは1つだけしかないんだ。

では……ベスト30。

                                                       

【’08 ジムランキング】

*カッコ内は昨年順位、その次はA級ボクサーの数、次は年間試合数と勝率

1位……帝拳       680P (2)    20名   87試合  78%

2位……ワタナベ      422   (8)      22      155          55

3位……横浜光       344   (3)      14        85          65

4位……角海老       265   (1)      25      163     58

5位……協栄        259  (5)     19     99     71

6位……宮田                186  (22)       6        50          65

7位……真正                172   (-)       2          2         100 

8位……ヨネクラ            167    (4)     17       78           53

9位……カシミ        140  (10)       4       17           75

10位… 畑中                134  (12)       4        25          70

11位… 白井具志堅       119  (13)       9       38          62

12位… 新日本木村       112  (30)       2       54           60

13位… 青木                 101   (-)       1         1           90

14位… 金沢                   86  (19)       6       43           49

15位…ヤマグチ土浦        82  (20)       2       11           91

16位…グリーンツダ         80    (7)      20       82           35

17位…姫路木下             75  (17)        5       23           57

18位…大一スペースK      71   (-)        1       21           70

19位…大阪帝拳              69  (15)       9       54            51

20位…六島                    65   (30)      5        35           69

21位…金子                    55   (11)      5        46           64

22位…トクホン真闘          53   (-)       3        16           47

23位…草加有沢              48   (24)      8        37           49

24位…三迫                     45    (9)       5        28           64

25位…F赤羽                   45    (ー)      5        38           41

26位…大橋                     38   (14)      8        39           64

27位…花形                     37   (25)      7        45           36

28位…筑豊                     35   (29)      5        12           60

28位…ドリーム        35     (ー)      5        33           61

30位…松田                     34    (27)     4        50           70

30位…千里馬神戸           34      (6)      4        39           46

                                                        

自分だけの基準なんだけど、前にも言ったように、

A級ボクサーを10名以上保有しているのが、一流ジムの証しだと思っているし、

そのうち200ポイント以上のジムを超一流ジムと設定している。

                                                         

帝拳の突出は特記ものなのは間違いないけど、更に新人王トーナメントの

出場者数や年間試合数なども勘案すると、ワタナベジムと角海老ジムの二つが

とてもバランスが取れてるんじゃないかって個人的には思ってる。

                                                         

上記30ジムの平均の年間勝率は、約64%になるんだけど、

通常60~70%くらいが妥当な数字なんじゃないかって思っている。

ワタナベと角海老は、その数字を下回ってるんだけど、

年間試合数が頭抜けて多いので仕方ないのかも知れない。

帝拳が少し高いのと、グリーンツダと花形がちょっと低いのは、

ジムの基本方針とマッチメイクに対する考え方の結果なんだろうと思う。

                                                         

一流ジム7ヶ所のうち首都圏以外は1ヶ所だけ。

超一流ジム5ヶ所は、全て首都圏。

ただ、ランキング30位の中には12ヶ所の首都圏以外のジムが入っているので、

この辺りが伸びてくると、乱世になって面白くなると思うな。

                                                         

それから凄いと思うのは、ヤマグチ土浦ジム。

このジムには全部で4名のボクサーしかいないんだけど、

そのうち2名のA級ボクサーが、日本チャンプと日本ランク2位だっていうんだからね。

ある意味では日本の最優秀ジムだな。

                                                         

それと、ドリームジムは今後飛躍して来る第一候補だと思うな。

                                                         

2009年4月10日 (金)

後楽園ホール・4月9日

この日は、入場ライセンス規制が日本タイトル戦なみに厳しくて、

ボクサーライセンスでは入れないようになってた。 中はガラガラだったのにね。

何か考えがあっての事だとは思うけど、ボクサー達には解放して上げたらいいのにね。

                                                       

昨日に続いて、ラウンドガール付きだったんだけど、5人のうち2人は同じ子だったね。

驚いたのは、中にスンゴイ子が混じってたこと。

それは、ちょっとどうなの、っていうくらい胸がデカくて、もう場内ザワザワさ。

ただその子、「どうせあんた達、ここしか見てないんでしょ。」 って感じが丸見えで、

ホントにその通りなんだけど、ブスッとしてて、ニコッともしないで、歩いてんだ。

どうよ!って感じで、プルプルってゆすって、手振ってニカッて微笑んでくれたら、

「オーッ、またおいでねー」 って流れになるんだろうけど、両方ともマジになって、

なんかAVっぽくなってしまったなあ。 仕事替えた方がいいと思うなあ。

まだあるのか知らないけど、“イエロー・キャブ” とか……。

                                                        

全部で10試合あったんだけど、女子ボクシングが4試合目と7試合目に組まれてて、

新人王戦が3試合目に入ってるっていう、ガチャガチャの構成だったな。

女子は一番初めに済ませて貰いたいし、例えその日に、デビュー戦があろうと、

新人王戦はその前に組んで欲しいなあ。 絶対見やすいと思うけどなあ

                                                        

で、図らずも4試合目の女子戦を見ることになってしまったんだけど、

これが、飛び抜けて見応えがあったんだわ。

二人とも基礎がとってもしっかりしてて、気合も入ってたよ。

他の試合、ヒドイのが多かったもんで、余計そう感じたのかも知れないけどね。

三好喜美佳君、25才、2戦2敗とは見えなくて、中途半端な男なら負けるぞ。

                                                       

第2試合、2戦目の道見和也君(JBスポーツ)もなかなか良くて、

渡部拓央君(ワタナベ)が、一発ブンと振って、頭から突っ込んで来る作戦に、

最後まで戸惑ってしまったけど、試合慣れしたら強くなると思うなあ。

結局、この試合は3R負傷判定で引き分けだったけど、また見たい!

                                                        

☆荻野敦君(ワールドスポーツ)×青山朋彦君(角海老)

なかなか緊迫したいいスタートだったんだけど、試合が進むにつれ、

青山君、左ガードが下がるところを狙われ始めて、相手の右を沢山もらったな。

お兄さんみたいに、ちょっと野蛮系の味が欲しいところで、ちょっと優しすぎたね。

                                                        

もともと角海老のボクサー達は、ストリート系ボクシングに弱いところがあって、

荻野君みたいな、野生派にヤリ放題にされる傾向があるね。

                                                         

殆どフルマークの0-3負け。

でも、打たれたダメージは、そんなにないんだし、次は乱戦にしてブチ倒そうぜ!

                                                         

☆安西政人さん(ワールドスポーツ)×サムライ綾君(協栄)

安西さん、新人王トーナメントの優勝者として、ランク12位なんだけど、

どうだあ? その後ちゃんと練習して強くなってるかあ?

                                                        

綾君は、“サムライ” と言うよりは、その動きからして、“ニンジャ” の方が合ってるね。

安西さん、なかなかいい感じで登場、ヘアスタイルもとってもいい。

                                                         

開始ゴングが鳴ると、綾君、いつものように相手の体勢が整う前に、突っ込んで行く。

安西さん、結構冷静にいなして、一発大きな右フックを見せる。

                                                        

ガチャガチャってなって、その直後、ちょっと距離が空いた瞬間のロープ際、

安西さん、微妙な角度で上体を左に傾け、稜君の中途半端な左をやり過ごしざま、

軽く捻った右のショートストレート(フック?)をドコンと打ち込んで、稜君ダウン。

1R30秒ほどのこと。 それで終わり。

                                                       

もうちょっと見たかったんだけど、仕方ないよね。

でも、ブン回しパンチで乱暴に倒すより、余程心に響くね。

ヨカッタ、ヨカッタ。

                                                        

客席には、池田一晴君も来てて、ちょっと話をしたよ。

彼、あの若さで子供いるんだぜ、驚いたなあ。

奥さん、礼儀正しい上に、とっても可愛くてね、まだ生後何ヶ月かの女の子に、

何かと何かを混ぜてクニュクニュして作った離乳食あげてたな。

その赤ちゃん、ホールのドヨメキやら大騒ぎでも、普通におとなしくしてて、

まあ腹が座ってるんだわ。 

そう言えば、イーグルの子供達もリングサイドの怒号の中で寝てたな。

                                                         

久し振りに見る池田君は、ちょっとふっくらしてて、

やっぱりケガの回復がもう一つで、結局年内は休養だってさ。

ホントは、東日本新人王戦でぶつかる予定だった、安西さんを応援しに来て、

デカイ声だしてて、KOした時飛び上がって喜んでたね。

なかなか会うチャンスはないんだけど、元気でパパとボクサーやってね。

                                                                                                               

この日は、街角の乱闘みたいな試合が多くて、ちょっとイヤになってたもんで、

これで、帰ったよ。

                                                         

新米のタイムキーパーは、相変わらずゴング叩くのが上手くならないんだけど、

失敗した後に、ヘラヘラ笑うのはどうなの、って……。

                                                         

それから、8試合目かなあ、客席で携帯のカメラで発光モードを止めない客がいて、

試合が中断したんだけど、ああいうのは初めて見たなあ。

                                                         

ダレた一日を、安西さん締めてくれたから、まっいいか……。

                                                         

2009年4月 9日 (木)

後楽園ホール・4月8日

昨日は、戸高秀樹ジム・ボクシング。

藤井龍二君(角海老)と、吉田“ARMY”真君(戸高)のランカー挑戦を見に行った。

                                                        

戸高ジムは、自由が丘にあるシティ派ジムで、ファッショナブル・ボクシング系。

一般会員の月会費12,000円は普通なんだけど、

特別VIP会員は、何と50,000円、これは何なんだろうね。

個室で教えてくれるのかな? 綺麗なお姉さんが汗拭いてくれるのかな?

それとも長渕剛さんと一緒に練習できるのかな?

一度近藤トレーナーに聞いてみよっと。

                                                        

ファッショナブル系だから、4回戦から入場曲とラウンドガールは付くし、

色んな照明駆使してくれるし、インターバルにも音楽流れるんだからね。

第一、リングの照明が半端じゃないんだから。

普段より照度がずっと高いし、マットも特別の白いヤツだから、反射も凄くて、

もうボクサーは、ピッカピカさ。 リングサイドのオヤジ達の頭もね……。

                                                          

☆吉田“ARMY”真君(戸高)×久田恭裕さん(横浜さくら)

実は、吉田君が大好きでね。

頭小さいし、色黒で、体のバランスも外国人みたいにカッコよくて、

リング上の立ち姿がとても綺麗なんだわ。

ボクシングスタイルは、典型的なボクサー・ファイターなんだけど、

どんな展開になっても、その童顔の表情一つ変えないクールなボクサーだよ。

そして、手が長い割には、ショートブローもとても上手いんだ。

これまで、6勝1敗2分の26才。

6勝のうち4つがKO勝ちで、去年の3試合は全てKO勝ち、っていう登り龍。

                                                           

相手の久田さんは、ランク6位なんだけど、8勝8敗2分の苦労人で29才。

頭が吉田君の倍ほどデカくて、特別技もないんだけど、常に気持ちが前に出る好漢。

いつも熱い試合をするから、見ていてとても気持ちがいいよね。

                                                       

自分的には、この日のベストマッチで、息つかせる間もない8Rに大満足!

二人共、自分の良さをキッチリ見せて、負けん気前面に出して、引かない、引かない。

                                                        

4R、吉田君のバス―ンってのがまともに当たって、久田君グラッときたんだけど、

そこから必死に踏ん張って、体の軸が揺れて、パンチも波打ってたんだけど、

何とかて耐え抜いて、顔真っ赤にして反抗したんだ。

                                                       

お互いに明白な勝負がついてない、って思ったんだろうね、8Rに入って、

二人は終了ゴングまで、まだ力残ってるのかって、壮絶な打ち合いを繰り広げたんだ。

ミニマム級だけど、凄い気合と迫力で、もう場内騒然さ。

                                                       

吉田君のショートレンジでの正確なパンチのポイントが上回ったかなと思ったんだけど、

ジャッジは、見栄えのいいパンチの数で久田君を優位と見たのか、2-1で久田君。

                                                          

でもね、3P差はないと思うけどね。

あのジャッジ、レフェリーやる時、もう動き悪くて、見ててハラハラしちゃう彼。

                                                       

微妙な判定だったけど、さすがファッショナブル系、戸高会長もセコンドも、

他のやんちゃジムとは違って、素直に受け入れてたな。 

ドリームの三浦会長もそうだけど、ああいうのは見てて、とても気持ちがいいな。

この後に書く、あのジム、あれは酷かった。

                                                       

吉田君も、何の悪びれもなく、すぐに相手のコーナーに挨拶に行って、

久田君にも丁寧に頭下げてた。 気持いいよなあ、エライよなあ。

ますます応援したくなるよなあ。

吉田君、今までそれほどハードなメンバーとやってないから、

もっとA級慣れしたら、きっとブレイクすると思うなあ。

                                                       

では、次後味の悪い試合……。

                                                         

☆今宮佑介さん(古口)×藤井龍二君(角海老)

1R、さすがにランカーは違う。 藤井君全く相手になっていない。

試合前は、8対2で今宮さん、って思ってたんだ。

                                                         

今宮さん、18勝(4KO)11敗だけど、結構ハードな連中とやってきた結果だし、

この日で30戦目っていうキャリアは圧倒的だからね。

                                                        

一方の藤井君は、絶対的なスピードに不足してるって、思ってたから……。

リングサイドには、あんまり応援もいないなあ。 彼、九州から出て来てるしなあ。

                                                       

あれ、江口さんが来てるよ。 あの、兄弟でタイトル戦をやった江口さん。

ダウン交換して、結局兄貴に負けて、二人でビービー泣いた、あの江口弟さん。

声枯らして、応援してるよ、藤井君のこと。

                                                            

見回してみたら、黒木健孝さんと井上庸さんのヤマグチ土浦コンビもスーツ姿で、

まるで就活の子みたいだ。

それと内藤大助さんも通路にいる。 飛天和彦さんも下河原雄大さんと談笑してる。

                                                       

さてその試合の方なんだけど……。

1Rの様子見てたら、3~4Rくらいでやられてしまうんじゃないかって、藤井君が、

真面目に、真面目に出してた左ジャブが、驚くほどの威力があったのか、

今宮さんの顔面が、それも何故か左顔面が赤くなって、

目の上がドンドン腫れていったんだ。  見た目より右も強かったのかなあ。

                                                          

今宮さん、嫌がって、段々と逃げてばかりいるようになって、

隙を見て、たまに飛び込んでは、左右のフックを大振りするだけになってしまって、

見てたら空き巣狙いみたいな、見てくれの良くないボクシングになっていって、

キャリア30戦のランカーとしては、夢のないボクシングに終始するもんで、

5、6Rには、もうこっちがイライラするほどだったな。

今宮さん、こんなボクシングだったっけ?

                                                       

7Rにはドクターチェックが入って、今宮さんの左目の上を診てたけど、

もう大分塞がってきてて、8Rに入ってすぐ、もう一度レフェリーが割って入って、

再度のドクターチェックで、ここで試合がストップ。

で、藤井君のTKO勝ち!

陣営の誰もが、勝つって思っていなかったもんで、もう大騒ぎさ。

                                                       

それにしても、相手のセコンドは酷かったね。

虎の子のランカーなんだろうけど、微妙な裁定は日常のことだし、つまり、

不利益を被る事もあるだろうけど、反対の場合に密かに微笑むことだってあるでしょ。

つい最近の辻さんのことだってあるんだから、飲み込むのが大人ってもんでしょ。

                                                         

勝ってるって言ってたけど、そもそもそれは違うと思うよ。

採点見たわけじゃないけど、良くてドロー、自分は1~2P負けてたと思うよ。

微妙だけど、勝ってはいないと思うよ。

                                                       

それにしても、話の仕方が聞くに堪えなくて、まるで××××で、

あれなら亀田一家の若者頭補佐くらいなら十分務まると思ったな。

                                                        

だけど、コミッションも情けなかったなあ。

自分だったら、「文句あるなら、お前らもうく来んな!」 って、言ってたな。

そういう弱腰が、いろんな事態を複雑にしてるんじゃないのか、って思ったな。

野球とかサッカーみたいに、強気には出れない事情が色々あるのかなあ。

あのセコンドも、一晩寝ると翌日には意外にケロッとしてるんじゃないかと思うけどね。

そういえば、ここのジムの古口学君は最近どんな調子かなあ。

                                                        

それにしても、藤井君、とりあえず良かった、良かった、日本ランカーだもんね。

九州から出て来て友達も少ないけど、ボクシング一生懸命で、

トレーナーがもう止めろ、体壊すぞ、って言われるまで練習して、

その割りにそんなに上手くならないんだけど、まだまだ練習して、

興行主がトンずらしたり、相手の都合で試合が流れても、フテないでまだまだ練習して、

試合では、トレーナーの指示を一心に信じて、真っ直ぐ頑張って、

ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブで勝ったね。

日本のプロボクサーのトップ5%に入ったね。

                                                          

でも、これからは、甘くないよ、今日みたいなランカーはもういないよ。

で、また練習、練習、練習だね。

                                                         

さて、元気が出て来たところで、今日も行く、後楽園ホール。

青山朋彦君(角海老)の新人王戦と、安西政人さん(ワールドスポーツ)を見に行く。

                                                        

《補足》

この日、1試合だけ新人王の予選が組まれていて、

これでスーパーフライの1回戦が終わったんだけど、

12試合のうち、何と8試合がKO決着だったんだぜ。  これは凄いと思わない?

                                                        

2009年4月 8日 (水)

バレロとリナレス

最近ちょっとハマってるのが、中島みゆきの “ファイト” って曲。

「ファイト、戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろう。

ファイト、冷たい水の中を、震えながら登って行け。」 っていうんだけど、

いつもは彼女、このての曲は異様に力込めて歌うことが多いけど、

ここでは、とてもサラッとこなしてて、それが逆にとてもいいんだ。

特に、ボクサーを思い浮かべる訳じゃないけど、

ゴチャゴチャ能書きばかり垂れてるヤツより、行動に出てるヤツがエライって事だな。

                                                        

昨日の夕刊フジに辻さんに絡んだ帝拳の行方についての記事があったけど、

同じ日に後楽園ホールで、帝拳のボクサーが試合してたね。

ジムを閉鎖するとかしないとかを含めて、いろんな事が伝わってくるんだけど、

いずれにしても、総括は帝拳とJBCがすることだと思うな。

他の沢山のジムでも今回の試合のビデオ見ながら、それぞれが真剣に検討してるよ。

                                                         

バレロの件は……。

                                                         

夜は、“大いなる野望” ってのを見た。

トム・クルーズ、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープなんかが出てて、

政治と戦争に対する学生とマスコミの絡み方が実にシリアスに描かれてて、

もともと明確な結論の出にくいテーマなんだけど、

自分もスタンスはっきりさせとかなくちゃなあ、って考えさせられたな。

                                                         

だから、バレロとリナレスの件は……。

                                                        

頭に来るのは、このパソコンの“ワード”。

ビスタになってから、変換おかしいぞ。

“ちょうせん” って入れて、何で“朝鮮”が初めに来るんだ? 

時節柄だってかあ?  普通 “挑戦” でしょ。

何だか全体に憶えも悪くって、XPの方が断然よかったよなあ。

                                                        

で、いよいよ本題に入る。

(この“”ホンダイ”だって初めは“本多い”って出るんだぜ、考えられるう?)

                                                        

バレロとリナレスは、何故あんなに強いんだろうって、ずーっと考えてたんだけど、

分かった、分かった、ついに分かったんだ、その理由がね。

                                                        

リナレスは17才の時から知ってるし、バレロも何度か間近に見てて、ビデオも見てる。

二人が凄いのは、そりゃあスピードとテクニックが抜群だし、

パンチ力もプレスもハートも飛び抜けてるもんだから、

強いのは当然なんだけど、それだけじゃなかったんだわ。

                                                        

結論から言うと、彼らが持ってる独特のリズムが、相手に違和感というか、

戸惑いとか、知らない物への恐れを感じさせてしまうんじゃないか、って思ったわけさ。

                                                         

ボクシングでは、相手に「何じゃ、こりゃあ!」 って思わせた方が勝ちでしょ?

相手の予測と力量を超えたパフォーマンスができるかが、勝負のポイントでしょ。

                                                        

で、まずバレロなんだけど……、

例えばね、普通のボクサー達が4ビートで動きのリズムを取ってると仮定すると、

バレロは、16ビートくらいのリズムを刻んでるわけさ。

そんな動き方をするボクサーは他にいないもんで、相手は思いっきり面食らうわけで、

ジャズやってるとこへ、突然ロックが飛び込んで来るんだから、タマゲルでしょ。

事前にビデオで見てても、目の当たりにすると、やっぱりビビるわけよ。

                                                                                                               

でね、あのステップワークをジックリ見てると、テコンドーの動きを思い出したね。

引退した岡本なんとかさんは、試合の時、両足を同時に小刻みにステップしながら、

タイミングを見計らって、いきなり突っ込んで行ってたでしょ、あれだわ。

あれ絶対16ビートの動きでしょ。

                                                        

本望信人さんとか、斎藤直人さんとかもちょっとそんなような動きをするよね。

スピードじゃなくて、ビートだよ。

                                                                                                                            

バレロにとっては、相手はいつも4ビートなもんで、自分と違うビートでもやり難くなくて、

だから、かえって彼と同じビートを持ってるボクサーと対戦する時の方が、

問題なんじゃないかって思う訳さ。 

                               

でね、変則8ビートくらいのパッキャオには苦戦するんじゃないかって、思ってるんだ。

本望さんとの時だって、8Rまでいったし、

出血さえなければ、本望さん、まだまだやれる状態だったでしょ。

                                                         

次に、リナレス……。

彼のリズムは、完璧な変拍子。

みんなも知ってるように、リナレスは相手の周りをサークリングする際、

よく両足をチャチャッて交差させてタイミングを取ってるんだけど、

あそこんところで、急にリズムが切り替わるもんで、相手が混乱するんだわ。

                                                       

モダンジャズの曲で “テイク・ファイブ” ってのがあるんだけど、

それが4分の5拍子っていう変拍子なんだけど、あれにそっくりなリズムなんだ。

文字で書くと……ンタッタタ・タータ、ってな感じかなあ。

これは伝わりにくいかなあ……。

                                                        

とにかく、バレロやリナレス、それとパッキャオもかな、

独特のリズム感を持ってるボクサーは強いって考えるわけさ。

でね、大好きなマルケスも、彼らには敵わないんじゃないかって思うわけよ。

                                                                                                                                                               

こりゃあ、異論反論続出かなあ。

                                                                                                                   

2009年4月 7日 (火)

見透かされないように……。

いやあ困るんだよなあ、“ボクシングアイ” 、まだ再開してないんだね。

見に行かなかった試合の結果とか、サクッと知る手だてがなくなってしまって……。

帝拳もホームページ閉じたままで、海外情報不足になってしまうし……。

                                                        

ところで、今日は……、

ボクシングとまるで関係ない事を書くので、興味ない人はスルーして下さいな。

                                                        

自分は、できることなら、なるべく見透かされないようにしていたいと思ってる。

何を見透かされるかと言うと、

例えば、年齢とか、職業とか、性格的なこととか、ものの考え方とか、

人生観みたいなものとか……。

                                                                                                                        

何だか得体の知れないヤツっていうのに、子供の頃から憧れていたなあ。

バカそうに見えて実は利口なヤツとか、一見ひ弱そうなのにケンカが強いヤツとか、

トロそうに見えるのに、走るとカモシカみたいなヤツとか、いたでしょ。

                                                                                                                         

そんな意表を突くようなヤツが好きで、自分も何とかそういう風になりたいと思ってた。

それが逆に出てくるような場面に出会うと、同じように意表は突くんだけど、

ただ失笑を買うだけなんで、そういうのじゃない方のね。

                                                                                                                         

それから、実はね、人間的な本質は、その人の容姿や仕草、話し方とともに、

目の色と動きで、ある程度までは推測できるんじゃないかって、最近思ってるんだ。

勿論意表を突くような人は沢山いるから、こう言う自分もそれを目指しているんだし、

的中率100%なんてことはないんだけど、あくまである程度ってことでね。

                                                                                                                         

中世のヨーロッパにロンブローゾとかいう犯罪学者がいたんだけど、

そいつは、人間の顔付きや表情的な特徴を、性格上の傾向と関連付けて

分類したんだけど、調子に乗って、犯しやすい犯罪ごとにも分類したもんだから、

当時の施政者達に、犯罪予防に役立つ情報だってされてしまって、

顔付きだけで、当局からマークされたり、摘発されてしまうっていう事態を生み出した。

                                                                                                                         

人の顔付きは、傾向的に愚犯(痴漢や立ち小便など)、経済犯(詐欺・横領など)、

凶悪犯(強盗・殺人など)、それと思想犯(反政府活動など)に分類されるっていうんだ。

何にもしてないのに、顔付きだけで尾行が付くなんてのは、たまんないね。

ちなみに、自分は強盗殺人型の顔立ちということで、ちょっとショックだったなあ。

                                                                                                                         

ここまでいくと、どうかと思うんだけど、長い間、人の目の色と動きに注目していたら、

そのうちに、話をしないでも、初対面でも、TV見てるだけでも、何となく、

その人の性格的な特徴が透けて見えてくるような気がしてきたんだ。

勿論全部じゃないけどね、何となくいいヤツそうだなとか、嘘つきじゃないかなとか。

                                                                                                                         

それから、内面を推測するのは別にしても、その人の姿格好を見てると、

その人がどんな種類の職業に就いているのかとか、どんな経済状態なのかとか、

色々透けて見えてくるでしょ。

                                                                                                                         

職業で一番解りやすいのは、やっぱりガテン系の人達で、昔と違って今は、

殆どが仕事着そのままで電車に乗ってるもんで、一発だね。

ただね、夏なんかは、超汗臭いままで、例えばペンキだらけのニッカのまま、

シートに座るってのは、どうなのって思うんだよね。

もう、その人の性格まで含めて、全てが透けて見えちゃってるでしょ。

                                                                                                                           

ガテンとかペンキ屋ってのは、憧れの職業だから、それはそれでいいんだけど、

全部が見え過ぎちゃうのは、やっぱり自分的にはとても恥ずかしい。

ストリッパーが、あのままで吊革にぶら下がってるようなもんだからなあ。

スーツ着たガテンなんか、カッコいいと思うけどなあ。

                                                                                                                           

あと、職業が推測できるのは、保険や清掃のオバサン、闇金の取り立て、ブローカー、

一流企業のやり手ビジネスマン、入出荷の伝票だけを扱ってるような人や、

それほど役には立っていないけど、邪魔にはならないサラリーマン、キャバクラ嬢、

学者とか研究員、フリーライターみたいな人、博打生活者、フリーターとか……。

                                                                                                                           

見かけだけでなく、読んでる新聞や雑誌の銘柄も判断材料になるし、

折角の日経なのに、後ろから読んでる人とかは、どうかと思うし、

ページのめくり方や、座席の座り方なんかも、性格がそのまま出るね。

                                                                                                                           

それから、相手のセンスと経済状態を推し量るには、

サラリーマンならネクタイと時計を見ろっていうけど、

サラリーマン風じゃない相手も含めて判断するのには、やっぱり靴だな。

皮靴でもスニーカーでも、靴はその人のセンスと経済力を浮き彫りにするし、

靴底の減り方で、生活態度みたいなものまで類推できると思うよ。

                                                                                                                           

じゃ自分は、どういう風に見られたいかって言うと、

やっぱり、ちょっと得体の知れない、とにかくフリーランサーに見られたいんだな。

つまり、どこからも束縛されてない自由契約者、って感じかなあ。

                                                        

満足してる系か、不満持ってる系なのか、優しいのか、怖いのか、

頭脳系の仕事かガテン系か、金持なのか、貧乏なのか、頭いいのか、悪いのか…。

見た目、全く推測不能なオッサンに憧れるんだよなあ。

                                                         

2009年4月 6日 (月)

2008年チャンピオンカーニバル (2008.4.30)

1月5日から4ヶ月にわたった今年のチャンピオンカーニバルも、

4月20日のウェルター級の一戦で幕。

例年通り、年明け最初は角海老宝石ジムの興行で、1月はこれを含め2試合、

2月は4試合、3月が1試合で、4月が6試合の計13試合が終わった。

                                                       

去年の12月に全階級の組み合わせが発表された時点で、

それぞれの勝負の行方を予想してたんだけど、その結果は以下の通り。(敬称略)

                                                        

   MM………黒木ー三澤(黒木の判定勝ち)→○

   LF………  嘉陽ー国重(嘉陽の判定勝ち)→○

   F………… 吉田ー清水(清水の判定勝ち)→○

   SF………  河野ー相澤(河野の判定勝ち)→○

   B………… 三谷ー大場(大場の判定勝ち)→○

    SB………  下田ー山中(下田の判定勝ち)→○

   Fe………   粟生ー榎  (榎の判定勝ち  )→引き分け

   SFe………小堀ー松崎(小堀のKO勝ち )→小堀の判定勝ち

   L………… 中森ー石井(中森のKO勝ち )→石井のKO勝ち

    SL………  木村ー松本(木村のKO勝ち )→○

   W………    湯場ー沼田(湯葉のKO勝ち)→沼田のKO勝ち

      SW………  石田ー川崎(石田のKO勝ち )→○

       M…………江口ー鈴木(江口の判定勝ち)→○

                                                         

自分にとっての番狂わせは、ライト級とウェルター級の試合だった。

最近の中森さんの勢いは半端じゃなかったから、負けると思わなかったな。

                                                         

世界戦の予定もないのに、長嶋健吾さんがタイトルを返上してしまった理由は

知らないけど、中森さんとの戦いを回避したのか、ケガなの?

ホールには来てたけどね。

                                                       

その中森さんは、序盤若干優位に試合を進めてたにもかかわらず、

行ける!って思った瞬間の判断が彼を炎の人に変えてしまって、

攻撃一辺倒になった途端をやられてしまった。

                                                        

これは、ちょうど去年の暮、湯場さんと戦った時のあきべえさんと全く同じだったな。

そのあきべえさんは、4ヶ月後の上石剛さんとの復帰戦でも、

全く同じ轍を踏んでしまって、とても残念だけど、

二人とも、リング上でもう少しクールに戦うことができれば、随分違って来ると思うな。

                                                        

余談。

あきべえさんが1RTKOされた翌日のスーパーウェルターのOPBFタイトル戦での事。

日高和彦さんをあと一歩のところで仕留め逃した柴田明雄さんも、

日高さんをグラッとさせた後の詰めで舞い上がってしまって、

赤コーナーに押し込んでからの15~16発の連打のうち13~14発が空振りか、

スカみたいなパンチだったもんなあ。

                                                         

沼田康司さんには6回戦の頃から注目してたもんで、

そりゃあ勝って欲しいとは思ってたけど、湯場さんのキャリアの前では今回は、

ちょっと難しいだろうなって予想してたもんだから、正直タマゲタ。

                                                        

翌日ネットの映像を見たんだけど、沼田さんは序盤いつもの試合運びとは違って、

足を十分に使って、ゴツイけど柔軟性のある上体を揺すりながら出入りを繰り返し、

距離を測りながら湯場さんの動きを見極めていたな。

あんな事もできるんだあ。

                                                         

このまま暫く進むのかと思ってたら、3Rの後半から突然にプレスを強めていって、

いつもの沼田さんが登場してきた。

                                                       

反対に、湯場さんのパンチには日頃のキレがないように見えた4R、

沼田さんは、湯場さんの若干不用意な左をかわしざまに “ゴツ!”っと

右フックを顎付近に叩き込んで、最初のダウンを奪った。

倒れ方がとてもひどくて、勝負は既にここで終わっていたね。

                                                         

カウント8くらいで立ち上がった湯場さんには、あきべえさんに倒された時以上の、

甚大なダメージが残っているのは明らかだった。

沼田さんは、冷静な連打でコーナー近くで、湯場さんにとどめを刺した。

                                                         

初めのダウンを奪った時、沼田さんはレフェリーに指図されることなく、

自らユックリとニュートラルコーナーに歩いて行ったし、

再開されてからも、いきり立ってがむしゃらに倒しに行くっていうこともなくて、

湯場さんのダメージを推し量るようにしてから、クールな攻撃に入っていった。

こんなファイターは、そうはいないと思うな。

                                                        

C.C出場者の中では最多KO数を誇る、3階級制覇のチャンプを撃破したんだから、

当然MVPだと思ってたら、何と木村登勇さんだってさ。

                                                        

松本憲亮さんとの試合でも、木村さんの試合運びは惚れぼれするような、

職人仕事のようだったけど、彼はちょっと前に防衛記録の件で、

100万円も貰ったことだし、そもそも今回の相手はランク8位だったことも考えると、

どうしたって沼田さんの衝撃度の方が圧倒的だと思うんだけどなあ。

納得いかないなあ。

                                                         

選考委員の人達は、ホントにこの試合を見たのかなあ。

2歩も3歩も譲らせて、4月のMVPにするから、

ここは殊勲賞で我慢我慢ということなの?

                                                          

沼田さんはタイトル戦の翌々日には後楽園ホールにやって来て、

日高さんの控室に挨拶に行ってたけど、殴られた跡も全く無くて、普通の顔してた。

今のところ日本で一番名前が売れてないチャンピオンなもんで、

ファンから囲まれたり、握手を求められるということもなく、

観客に紛れて、普通に観戦してたよ。

                                                         

今回のC.Cの中で注目度が一番大きかったのは、榎さんと粟生さんの一戦だった。

その、引き分けという裁定については自分的には、納得がいってる。

自分がそれぞれの陣営の人間と想定して、2回ビデオを見返してみたんだけど、

違った結果になったからね。

それにしても、まあ図ったようなドロー劇だったよなあ。

                                                                                                               

あの試合、よりリスクのあった、つまり負けた時のダメージが大きかったのは、

間違いなく榎さんの方で、一挙に引退まで追い込まれる可能性もあったと思ってる。

ならば、むやみに粟生さんを追い過ぎてスタミナを消耗させるのは得策じゃないし、

鋭い左カウンターを喰らう危険を冒してまで右フックにこだわらなくてもいい、

って思ってたからね。 だから、あの戦法で大正解!

                                                         

その点からすると、余裕のあったのは粟生さんの方で、もし負けても、

日本チャンピオンに再トライする機会はすぐに訪れるはずだから、

ホントはもっと攻めて行くんじゃないかって思ってた。

そこら辺が、打撃戦のきっかけになるんじゃないかって思ってたんだけど……。

                                                         

ずっと以前ある学者から聞いたんだけど、

江戸時代、本当の果し合いを見た人の話。

映画のように、向かう合うなり、いきなりガアーッとは斬り合えなくて、

物凄く長い時間睨み合ってて、なかなか始まらなかったんだってさ。

西部劇のガンマンの決闘の場合、とにかく早撃ちが勝負の分かれ目というのは、

理解しやすい話だけど、刃物の斬り合いとなると、

最初の一太刀が、なかなか振り出しにくいっていうのも、何となく想像できるね。

                                                        

二人の試合には、そんな刃物による勝負みたいなところがあって、

研ぎ澄まされた殺気が凄くて、自分にはとても面白かったな。

                                                         

技能賞は、下田昭文さんということだけど、

個人的には、徐々に相手にやる気をなくさせる抱きつきバッティング戦法を、

強い意志で耐え抜き、常にパンチをヒットさせ続けた清水智信さんが相応しかったな。

予想通り、C.Cの中で一番見所の乏しい盛り上がらない試合だったけど、

これからはフライ級のタイトル戦も面白くなるに違いないね。

                                                         

それから、派手なダウンシーンこそなかったけど、

SF級の河野さんと相澤さんのパンチの交換は、ホント見所あったなあ。

                                                        

川崎さんは、まだ燃え尽きていないんだ、いいなあ。

                                                         

1月5日。 小堀さんは、眠そうだった。

彼は4回戦の頃から、2連敗はカッコ悪いからなあ、 っていうような理由で、

仕方なく練習に励むというようなところがあって、つまり、

何かモチベーションがハッキリしてないと頑張れないタイプなんだな。

その点、真鍋圭太さんとのタイトル戦は凄かったからね。

                                                         

その小堀さんがいよいよ世界戦ってことで、最近はえらく気合いが入っているらしい。

リナレスとのガチのスパーリングは、記者達がタマゲルほどだったってさ。

                                                       

以前ビデオで、エドウィン・バレロとのスパーを見たんだけど、

小堀さんは相手が誰であろうとビビるということが全く無いボクサーで、

初めの日にバレロに結構やられたのに、今度はボコボコにしてやりますって、

言ってので、どうだったって聞いたら、この前よりもっとボコボコにされましたって、

普通に言ってたんだってさ。

                                                         

彼に勝たせる、つまり彼を必死に頑張らせるには、負けたらインタビュー有り、

勝ったら無しっていう条件にしたらいいんじゃないかって思うんだけど……。

                                                        

小堀さんも沼田さんも、体内に溶鉱炉を備えたクールファイターなんだけど、

あんまり人にいじられる事は好きじゃない、ってところも良く似ているので、

遠くから見ていてあげると、もっともっと伸びると思うな。

                                                        

残念だったのは、大場さんと三谷さん、黒木さんと三澤さんの試合に、

立ち会えなかったこと。

                                                        

東京以外で行われた試合は、B級とW級、M級の3試合。

12人のチャンピオンのうち(SFe級は空位)、

10人までが首都圏ジムのボクサーということになった。

                                                         

2009年4月 5日 (日)

後楽園ホール・4月4日

付けっ放しにしてたWOWOWで、“メジャーリーグ” やってて、

トム・べレンジャーがカッコ良かったなあ。 “プラトーン” からのファンで、

ジャン・レノやトミー・リー・ジョーンズと同じくらい好きなんだ。

レネ・ルッソも出てたし、思わず見入ってしまったもんで、遅刻しそうになったよ。

                                                         

ホールの入口付近に群れてる人の数や、チケットの発売所で売れ行きをチェック。

今日は満杯だぞお。

                                                       

ガサツで、鈍重で、躊躇とビビリが充満した、

ちょっと見通しのつかない前座が4こほど終わったのが、7時頃。

                                                       

ダブルメインの前に、新井田さんの引退記念テンカウントを聞いたんだけど、

リングアナが、最後の紹介コールをやったんだけど、心に染みたね。

自分は、須藤さんが一番好きだな。

                                                       

二つのタイトル戦は、予想としては全くの外れ。

両方ともチャンピオンのKO勝ちって、思ってたからね。

                                                       

☆石井一太郎さん(横浜光)×三垣龍次さん(MT)……ライト級タイトル戦

三垣さんは、実はここんところそんなにハードなメンバーとやってないし、

加藤善孝さん(角海老)とは微妙な試合だったし、KO勝ちはタイ人以外だと

もう2年ほどご無沙汰だし、最近その動きにもキレが薄れつつあるように見えたし、

一方の石井さんは、きついメンバーとのバトルの中で戦闘スタイルも進化させてたし、

今回は、石井さんのブンブンフックで決着か、って思ってたんだわ。

                                                       

石井さんは、トランクスを新調していて、エンジ色がとても似合ってたよ。

三垣さんは、どうしたことか、何の刺繍も入ってない、ミズノの黒無地。

                                                       

1Rの挨拶代わりの軽い接触が終わると、2Rからいきなりヒートアップ。

途端に、パンチで石井さんの左目の上がカット、3Rはバッティングで右目上をカット。

                                                       

序盤、石井さんの出入りのスピードの速さで、いいのを喰らう場面もあったけど、

この日の三垣さんは、今までとは違ってた。

                                                       

石井さんの飛び込みを阻止するべく、早い左のストレートジャブが冴えまくってた。

入りにくくするだけではなくて、ダメージを与えるに十分な威力があったんだ。

最終的には、この左ジャブが最大の勝因だったと思うな。

                                                       

遠いのも接近戦でも、三垣さん、常に攻撃的で、石井さんに糸口を与えなかった。

でも、さすがにペースが行き過ぎたか、5R頃三垣さん、ちょっと疲れが浮いてきた。

そこんところで、すかさず石井さん、飛び込み右フックが炸裂し始め、

さあこれからが、いよいよ石井さんの本領発揮かと思ってたら、

口が開き始めたシンドイ6Rをクリアして、7Rに入るや、

何と、またまた三垣さんのワンツーに驚異的な鋭さが復活してきた。 

この辺が凄かった。 何かスイッチ切り替えたか、ターボでも付いてるのか。

                                                                                                              

三垣さんの顔面もかなり腫れてきたんだけど、

腫れは少ないけど、紅潮した石井さんにも、ダメージの蓄積は大きかったんだな、

8Rに、とうとうダウンを喰らってしまった。

立ち上がってからの頑張りは凄かったけど、足元がクロスする場面もあって、

9R、三垣さんのいいのが2~3発決まったところで、セコンドからタオル投入。

                                                       

納得のいくいいタイミングだったと思うけど、

辻さんの事、みんな頭の中にあるんだなあとも思った。

                                                       

そうか、分かったよ三垣さん、

初心に帰るってことで、練習用みたいなトランクスだったんだね。

それと、あなたは相手のレベルに合わせたボクシングをする人だったんだね。

                                                       

でも二人とも、今一番ボクサーらしい顔してて、カッコいいよなあ。

ゾクゾクするほどだもんなあ。

                                                           

☆木村登勇さん(横浜光)×小野寺洋介山さん(オサム)…S・ライト級タイトル戦

木村さんは、サインをする時、用紙を横向きにするっていう珍しい人。

パンチも強いんだけど、攻めの緩急が上手くて、相手のリズムを狂わす名人。

                                                       

でもこの日、木村さんは珍しく、1Rから突っ込んで行ってた。

そうか、小野寺さんにペースを取られるとマズイって考えたんだな。

で、結果的にいつもの自分のタイミングを見失ってしまったんじゃないかな。

                                                       

小野寺さん、相変わらずの手数勝負なんだけど、

この日はオープン気味のブローが目立たなくて、

ノールックバタバタ打法の時でも、拳がきちんと返ってたよ。

こういうのは、効くと思うなあ。

                                                       

2R残り30秒、どうしたの? って感じで木村さんダウン。

ちょっとスリップ気味ではあったんだけど、その前のパンチが明らかに効いてたね。

一発のパワーでは敵わないんだけど、それなら、って感じで3倍の数打てば、

そりゃあ、効いてくるわね。

                                                       

4Rは壮絶な打ち合い。

5Rに入るともう消耗戦に突入。

こんな調子で、最終ラウンドまでいったんだから、やっぱり一流ボクサーは凄いね。

                                                          

8、9Rの激闘には、鳥肌が立ったよ。 そこまでできるんだあ、ってね。

もう、グチャグチャ、グズグズに近いんだけど、

男が死力を尽くして、っていうのはああいうのを言うんだね。

                                                                                                               

結局、小野寺さんがパンチの数、有効打共に上回って、4~9P差の圧勝なんだけど、

ホールごとスターゲイトを抜けて、異次元へ飛んでいった、って感じさ。

                                                                                                      

現場にいて良かった、って思うのはこういう時。

いろんな問題点を抱えていても、ボクシングはいい、って思うのもこういう時。

                                                                                                             

2009年4月 4日 (土)

止め時 (2008.4.24)

昨日の夜桜見物。

宴会してる人たちを見てると、それほどの不景気とは思えなかったよ。 

年々外国人が多くなるなあ。  客にも、屋台の店の売り子にも……。

今年最大のカキイレ時に、ホームレスもハヤル心を抑えながら終宴を待ってる。

                                                                                                                

忍ばずの池の、未だに帰りそびれてるカモ達も、どうせここまできたら、

テポドンが済んでからって、てか……。

                                                        

相変わらずスンマセン、またまた旧作の登場ですねん……。

                                                          

“止め時”は、“やめどき”とも、“とめどき”とも読める。

ボクシングにおける“とめどき”っていうのは、試合中のレフェリーストップと、

セコンドからのタオル投入のタイミングということになる。

                                                         

このうちタオル投入の場合は、観客を含めて殆どの人達の納得が得られるけど、

ちょっと早いかなっていう感じのレフェリーストップのケースだと、

止められた側のボクサーやセコンドから大きな不満が生ずることが度々ある。

                                                            

だけどね、試合の最中ボクサー自身は勿論、セコンドを含めた周囲の全てが、

アドレナリン大噴出で、言うなれば舞い上がった状況になってしまうことが多いんだし、

どうしても身びいきな判断をしがちになるものだし、

そもそも、ボクサーの健康に配慮するのが基本って心しておけば、

早目早目のストップこそが強く望まれると思ってるんだ。

                                                        

次に、“やめどき”のこと。 で、以下の“止め時”は、“やめどき”って読む。

                                                        

ボクサーがリングを去る理由には、実に様々なものがある。

周囲が最も分かりやすいのは、身体上・健康上の理由だな。

骨や関節などの故障だけでなく、視聴覚関係や脳のトラブルに直面して、

リタイヤすることも、実はとても多いんだ。 特に目だな。

網膜剥離とか眼底骨折なんて恐ろしい四文字が、日常的に行き交ってるんだ。

こうなってしまうと、以降の仕事選びにだって、大きなハンデになってしまう。

                                                        

止め時は、年齢的なものから忍び寄って来る場合もある。

全くの私見なんだけど、それまで勢い一発でやってきたボクサーでさえも、

32才頃になると、過去を振り返り、将来も見据えるようになって、

色々考える時期を迎えるんじゃないかって思ってる。

このままやってていいんだろうか、って……。

以前のビデオを見比べて、動きの違いを思い知らされることだってある。

                                                        

その他の止める理由としては……。

                                                         

☆なかなか負け越しが解消できなくて……。

☆戦績も芳しくなく、そんな折の微妙な判定に嫌気がさして……。

☆自分に対するジムの期待が、段々薄れてきているような気がして……。

☆これ以上頑張っても上へ行ける気がしなくて……。

☆自信が過信に過ぎなかったことに気がついて……。

☆一応タイトル戦まで行ったので……。

☆家族の反対が強くなってきて……。

☆子供もできたし、このままでは暮らしがキツイので……。

☆仕事と両立ができなくなって……。

☆他に自分らしさを発揮できる場所を求めて……。

☆とにかく限界!

                                                        

その一方で、なかなか止めない、あるいは止められないボクサーも沢山いる。

頂点を極めたわけでもなく、自分でも極められると思ってもいないのに、

止めないボクサーがいる。

トレーナーや周囲の友人達さえも、そろそろ止め時なんじゃない?

なんて雰囲気なのに、それでも止めない。

                                                         

そんな彼にとっては、自慢できるものではない戦績さえも、

それほど気にかかるものでもなく、とにかくボクシングが大好きで、

あのカアーッと照らし出されたリングに上がるのが、たまらないっていう感じなんだ。

                                                       

食べたいものも食べずに走って走って、トレーニング重ねて、5~10kgも減量して、

同じように苦しんだであろう、そんな相手を殴り倒そうっていうのがボクシングだ。

嫌がっている所を攻め、出血した傷口に更にパンチをブチ込もうとするのが、

ボクシングなんだ。

ボクサーの中には、サドとマゾとが同居しているとしか言いようがないんだ。

そして、減量やトレーニングに苦しんでいる自分を、ストイックでカッコイイって、

思えるくらいでなければ続けられないスポーツだし、

その思いに強く執着すればするほど、ボクシングから足を洗えなくなるものらしいね。

                                                         

そう考えると、止めると言って一度ボクシングから遠のいたボクサーが、

再びジムを訪れるのもよく分かる話だし、ずっと前に引退したのに、

今だに、ついつい後楽園ホールに足が向いてしまうっていうのも共感できるんだ。

だって、一度ちゃんとした引退イベントをやって貰ったにもかかわらず、

ジム変わって、またリングに上ったボクサーだっているんだからね。

                                                        

そんなボクサー達はみんな、自分の努力が足りず、まだ限界に挑戦できてないって、

思ってるんだし、まだ燃え尽きてないって感じてるんだな。

そう、結局この燃え尽きてないっていうのがキーワードなんだ。

                                                        

燃え尽きたかどうかについての判断基準は、

全てのボクサーの心の中に固有のレベルで存在するもんだから、

これだけやったんだから、とか、ここまで来たんだからっていう、

周囲が抱いている常識的な判断や画一的な見解、思惑などは通用しないんだ。

だからボクサーは、それぞれが燃え尽きたか、いまだ燃え尽きていないのかを、

一人でジックリ考えて、自分だけの“止め時”を決めればいいのだ。

                                                        

自分の部屋の中は、ボクシングや音楽、映画に関したものが雑然と散らばっていて、

大型のアクオスもあるし、どこかに猫もまぎれていて、とても居心地がいいんだ。

壁や天井には気に入ったボクシング関連のポスターが沢山貼ってあるんだけど、

この間ボヤ―ッと眺めていたら、去年の5月の角海老ボクシングのものが目に留った。

そして、顔写真が出ている4人のボクサー全員が、もう居ないことに気が付いた。

                                                        

渡邊一久さん、木嶋安雄さん、佐藤常二郎さん、それと平野博規さん。

それぞれまるで性格の違った、だけど思い出深いボクサー達だったなあ。

4人には4通りの引退理由があったんだけど、それにしても、

ボクサーの寿命っていうのは、何て短いもんだんだろうって、シンミリしてしまったな。

                                                       

でもね、彼らはずーっとDVDの中に生き続けることができるんだし、

そうやって頑張った姿を、いつまでも残しておけるのは羨ましいと思うな。

自分も頑張った時期はあるんだけど、それは自分の記憶の中にしかないからね。

                                                         

何十年も前の話だけど、日本タイトルに挑戦した試合で、チャンピオンをKOに下し、

新王者になったその日に、ベルトを返上して引退届を出したボクサーがいたんだ。

彼はその夜、限界だ、もう十分地獄を見たって言って、青白く燃え尽きたんだ。

                                                       

それから、あの矢吹ジョーは白く燃え尽きたし、

本望信人さんは、去年まさに真っ赤になって燃え尽きた。

                                                        

果たして君は、何色で燃え尽きるのか……。

                                                        

2009年4月 3日 (金)

後楽園ホール・4月2日(新人王戦)

この日までで、3日間新人王戦を見たんだけど、

トーナメントは、まずエントリーの多い階級からスタートしてるんだけど、

多いのはスーパーフェザー29名、スーパーフライ28名、スーパーバンタムの26名。

反対に少ないのは、ミドル、スーパーライトの9名と、ミニマム、ウェルターの10名。

                                                        

エントリーの多い階級だと、東日本の王者になるには6連勝が必要なんだけど、

少ないクラスなら、半分の3連勝で優勝トランクスが貰えるんだ。

確かフルエントリーは32名だから、今年は抽選漏れはなかったみたいだけど、

何年か前、いくつかフルエントリーがあった時より、今年は格段とレベルが高いと思うな。

あん時は、君達、ホントにプロテスト通ったの? っていう試合が随分あったからなあ。

                                                        

さて、昨日の試合結果なんだけど、優勝候補に選んでた4人は全て勝ち進んだな。

ただ、岸文昭君は相手の棄権による勝ち残りだったけどね。

それと、期待してた長滝栄至君は、何だか活きが良くなくて、残念0-3負け。

動きそのものが遅くて単調だったし、減量ミスかなあ。

                                                        

☆岨野豊君(T&T)×前田健太君(角海老)

豊君の姓は何て読むのか聞いてなくて、ゴメンネ。

                                                       

前田君、デビュー戦をボディブローKOで飾った、同門の大内淳雅さんに通じる

ボクシングをするピッカピカの19才。 この子はいいよお。

2戦目にしては、次元の違うボクシングを展開して、左ボディの打ち方や、

パンチコンビネーション、それと攻守の切り替えがとてもいいんだ。 

                                                       

豊君、2Rにはもう風呂上りのお兄さんみたいに、顔が紅潮して大汗ビショビショ。

勿論ほぼフルマークで前田君の3-0勝ちなんだけど、ちょっと気がかりが……。

                                                       

それはね、ディフェンス。 

豊君のブンブン系の大振りフックを何発か、割と簡単に喰らってたからね。

綺麗なボクシングをする相手には、君は絶対強いと思うけど、

ちょっと荒っぽい変則ボクサーには、注意! 注意!

                                                       

次の次で元木謙太君(レパード玉熊)と当たるけど、これが大ポイントだな。

                                                       

☆吉永潤一君(国際)×内田剛史(甲府ヨネクラ)

吉永君、小さい小さい。 まるでミニマムみたいなんだ。

色黒でチャカチャカ早くて、松本博志さん(角海老)にそっくりだし、

とてもちっちゃいウィラポンみたいでもあったなあ。

                                                       

対戦相手は殆どデカイのばっかりだろうから、背の高いのとは戦い慣れてるって感じ。

内田君の方がとてもやりにくそうだったんだけど、3Rバッティングで出血してからは、

途端にヤル気が失せてしまったみたいで、3-0で吉永君。

                                                       

☆小泉良太君(北澤)×高橋謙太君(協栄)

小泉君、近寄ってからがシツコイ、シツコイ。

頭の位置が低いというか、顔面を下げてリングと平行にして入ってくるので、

高橋君当て所に困ってたし、小泉君、ノールックで力を込めたフックを振ってくるし、

結構危ない場面もあったんだ。

                                                        

確かこの辺で場内から、「あんた、わざわざ東京に出てきたんでしょ。」 って、

多分高橋君のお姉さんみたいな人だと思うんだけど、声がかかって、

思わずパンフレット見たら、高橋君広島出身で、

多分そのゲキのお陰もあって、最後までスピードとキレを維持して、3-0 勝利。

                                                       

前田君も同じなんだけど、綺麗なボクシングをする子は、変則に苦労しがちだね。

                                                        

高橋君、次の堤箸弘幸君(宮田)を破ったら、決勝まで行くんじゃないかな。

ただ、堤箸君の経験を侮らないようにね。

                                                        

前半の軽いウェイトの試合は、6試合中1試合だけがKO決着だったんだけど、

後半の試合は全部がフェザー級だったせいか、5試合全部がKO完結!

                                                         

特に、木村昌憲君(宮田)は小川和朗君(ワタナベ)を開始15秒でKOしてしまったよ。

始まってすぐガチャガチャってなった途端の出来事で、

小川君訳分からなかったんじゃないかな。 木村君、今後台風の目かも……。

                                                        

ストップは相変わらず早くて、このまま定着しそうなんだけど、

止められた方の関係者が、ジャッジに質問してるみたいな場面もあったな。

                                                       

この日は11試合。

知り合いの試合だけを見るのと違って、全試合を気合を入れて見ると疲れるんだわ。

                                                       

今夜は夜桜。

                                                       

そして明日は、木村さんと小野寺さん、それに石井さんと三垣さんのタイトルマッチ。

これは、これは、これは凄いことになるぞおおおオーッ!

                                                       

2009年4月 2日 (木)

今日も行くぞ、後楽園ホール!

何日か振りに早く帰って、風呂上りにボヤ―ッとテレビを見てたんだけど、

“ヘキサゴン” で、つるの剛士が、プリンセス・プリンセスの “M” を歌ってて、

これがまた、とっても良くて、日本人の歌で久しぶりに心を動かされたなあ。

高い音もチャンと出てたし、ハスキーな声質がとても心地よかった。

彼のカバー曲アルバムが出るっていうもんで、絶対手に入れようって……。

                                                         

で、今日も行くぞ、後楽園。

新人王トーナメントオンリーの興行は、17日までないんだ。

今日の注目株は、以下の通り。

                                                        

Fe…… 岸文昭君(宮田)

SB……高橋謙太君(協栄)

LF…… 吉永潤一君(国際)と、前田健太君(角海老)

それと、長滝栄至君(角海老)にも、活きのいいボクシングを期待してるんだ。

                                                        

明日は、上野に夜桜を見に行く。

雨だの風だの低気圧だの、ここんとこウスラ寒い日が続いんたんだけど、

明日から春が始まるらしいよ。

                                                        

終わり。

                                                         

これくらい短いと、みんな読みやすいかも……。

                                                          

2009年4月 1日 (水)

後楽園ホール・3月31日(新人王戦)

今年に入って18回目の後楽園。

3月だけで9回目、この5日間で4日も通ってんだ。

もうボクシング漬けもいいとこ、仕事なんか二の次だもんね。

出世とか昇給とボクシングのどっちか取れって言われたら、迷いはしないんだけど、

やっぱり、ちょっと疲れるね。

                                                       

新人王トーナメントは、4回戦でも入場曲が流れて、それはとてもいいんだけど、

今年は、勝利者インタビューやら訳わからないオネエチャンがリングに上がったりで、

面倒臭いというか、12試合もあるんだから、チャッチャッとやれって感じなんだよね。

                                                        

その入場曲なんだけど、ここ2日とも何曲かビートルズが流れて、懐かしいね。

“All My Loving” と “I Saw Her Standing There” なんだけど、

高音部がハレーション起こすほどの大ボリュームなもんで、気持良かったなあ。

                                                        

ここまでの2日間を見てて、驚いたのは、みんなも同じなんだろうけど、

やたらストップが早くなったことだな。

                                                         

特に昨日は、当初13試合が組まれてて、帝拳二人が棄権して11試合だったけど、

初めから8試合連続、最終ラウンドまで行かなかったんだよ。

一回ダウンすると、途端にレフェリーが慎重になって、次にいいのが当たったり、

反撃の手が緩むとすぐストップになってしまうよ。

でも、以前だったらセコンドから抗議が出そうなケースでも、みんな静かに従ってる。

なるほどね……。

                                                       

この日の試合、一見激闘が続いたように見えるんだけど、

そして、みんな戦闘根性は大したもんなんだけど、荒っぽいストリートボクシング。

残念ながら2~3回戦あたりで消えてしまいそうな子が多かったな。

注目の小野田昌史君(ワタナベ)は、無事に初戦突破。

                                                        

途中で、一昨日の新人戦でやっとこさ勝ち進んだボクサーと沢山話をしたよ。

もうビデオ見て反省してたし、あの日の試合の事、ああだこうだ面白かったよ。

                                                        

辻さんのことも話題に登ったんだけど、俺はボクサー、ボクシングをやるだけっす、

っていう心情が伝わって来て、そっちの事はそっちで考えてもらって、って感じで、

なんだか自分もスッキリしたなあ。

周囲が考えるほど、ボクサー達は逡巡してないんだよなあ。

                                                        

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