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2009年1月

2009年1月31日 (土)

後楽園ホール (2007.3.12)

プロレスを含めた様々な格闘技には、何故かそれほど興味が湧かないし、

“笑点”でもないので、後楽園ホールには、ボクシングだけを見に通う。

                                                         

だいたい年間80回前後も行くんだけど、行くと必ず見知った顔があり、

ジム関係者でもないのに、あの人たちは一体どんな仕事をしてるんだろうと、

いつも不思議に思う。

                                                        

どんな試合でもすべて見る人もいれば、身内や友人の晴れ姿や、

タイトル戦や前評判の高い試合だけを見に来る人もいる。

自分としては全部見たいのだけど、仕事の関係でそれが許されない状況の中では、

結構頑張っている方だと思ってる。

                                                         

ホールへ行くにはいろんな交通手段があるけど、

自分はJRの水道橋駅から行くのが一番いいと思ってる。

地下鉄を降りて、遊園地や東京ドームを横に見ながら歩くのは、

どうもシックリこないので、その方が便利な場合でも、どこかでJRに乗り換えてから、

水道橋で降りる。

                                                        

駅からは、殆どの人が、外堀通りをまたぐ陸橋を渡ってホールへ向かうけど、

この陸橋は、ドームや遊園地に向かう人、帰る人でごったがえすことが多いし、

ある日、その人達の華やいだ雰囲気とホールに向かう自分の気持ちとが、

あまりにもかけ離れていることに気付いてからは、

人の通らない陸橋の下の信号を渡るようになった。

                                                         

沢山の試合を見るようになると、個々のボクサーの顔と前回の試合内容が、

頭に浮かぶようになって、「ああ、今日は彼大丈夫だろうか?」って胸が高まって、

まるで自分が戦いに行くような、不安と高揚を感じてしまうので、

何となく、一人にしておいてくれっていう気分になるからね。

                                                         

ホールへは、開場と同時に入るのがいい。

まだ観客もそれほど入っておらず、照明を落とした中、リングの感触を確かめながら、

ウォーミングアップをするボクサー達を眺めるのが好きだな。

彼らはファイナルに近いほどホール入りが遅くなるので、

ベテランが出てくることは少ないけど、チャンピオンになっても、

なるべくリング上でアップすることを心がけているボクサーもいる。

                                                        

試合は、第一試合から見るのがいい。

リングアナウンサーがリング中央に立ち、パッと、それこそパパッと、

照明が全開になる瞬間が実にいい。

初めて来たような人たちは、ここで、「オオーッ」と、静かにどよめく。

リング上は、「君達は、これまでこんなに明るく照らされたことがあるかっ!」

ってほど眩くなる。

                                                       

今日の第一試合は、双方ともがデビュー戦だ。

「カーン」という有無を言わさない音を合図に、敵の力量も全く分からないまま、

やるかやられるか、こちらの初年兵もガムシャラに戦場へと突っ込んで行く。

高揚と悲壮、期待と恐怖、歓喜と絶望、こんな世界が、今ほかにあるか!

                                                         

2009年1月30日 (金)

そのうち本にする……ってか。

自分の正体を知っている何人かの知人から、このブログをまとめて本にしろって、

そして、たまに古いのを拾い読みしても面白いから、1部くれって言われたもんで、

そんな事できるのかって、調べてみたら、それができるんだ。

                                                         

例えばモノクロ200頁の一番安い装丁で、一冊3,000円ちょっとでね。

ずっと以前、実は本を出す寸前までいったことがあって、表紙のデザインも決まってて、

でも、いろいろあってその時はポシャってしまったことがあるんだけど、

経費こっち持ちなら、完璧でしょ。

                                                         

有り難いと言うか、嬉しいことに、このブログには大体100人くらいが、

訪れてくれているので、この際100部位作って、その固定客さんに配ろうかって……。

自分も日記がわりに手元に置いててもいいし……。

そおかあ、でも30万かかるのかあ。

それに、そもそも固定客さんの住所も分らないんだから、配りようもないかあ。

                                                       

でも、とりあえず本にしてみるっていうのは気に入ったので、10部くらいやってみるか。

そんな話を知人にしたら、どうせなら角海老ジム時代のも載せろってことになって、

つまり、このブログは、そもそも角海老宝石ジムのサイトに間借りして始まったもんで、

その当時のもこっちに移して、一緒にしろって、難しいこと言われてしまって、

大体お前のは、時事ネタじゃないんだから、新しい古いは関係ないだろって言われて、

それもそうかってことになって、その古いネタを随時こっちに移植するってことになった。

                                                        

で、しばらくは、以前読んでもらったことがあるものがたまに登場するんだけど、

それはタイトルの後ろに、日付を入れておくんで、飛ばしちゃって下さいな。

スンマセン。

およそ、30コくらいあると思うんだけどね。                                                        

2009年1月29日 (木)

1月度ランキング

1月度ランキング発表。

                                                         

世界チャンピオンは、坂田健史さんと小堀佑介さんが陥落してしまったので、現在5名。

                                                        

OPBFチャンプは、石井一太郎さんが返上し、

冨山浩之介さんも名城さんとの世界戦のため返上。

新たにサーシャ・バクティンとロリー・松下さんが戴冠して、12月と変わらずの11名。

                                                        

世界ランクを見てみると、

山口真吾さんが日本ランクへ移って、冨山さんがWBAの10位にランクイン。

ロリー松下さんは、WBAの12位はそのままだけど、WBCの3位にいきなりランクイン。

内山高志さんが、WBCの9位から8位へ、WBAの13位から10位へとランクアップ。

石井一太郎さんが、WBAの11位、WBCの13位にランクインして、

長嶋健吾さんより上位になった。

佐藤幸治さんが、WBAは14位のままだけど、WBCでは8位から6位にアップ。

坂田さんと小堀さんのランクは、まだ決定していない。

                                                         

さて、日本ランキング。

                                                        

ミニマム級。

チャンピオンはまだ空位で、3月21日に現在1位の辻昌建さんと3位の金光佑治さん

とで決定戦が行われる。

島崎博文さんを下した大内淳雅さんが、10位にランクイン。

その結果、新人王だった鬼ヶ島竜さんがランク外へ。

島崎さんが12位に落ちた分、久田恭裕さんと鈴木誠さんがアップして、あとは不動。

                                                         

ライトフライ級。

先週負けた黒田雅之さんが6位から8位に下げ、戎岡淳一さんも9位から12位まで

落ちて、新たに久田哲也さんがランクインしてきたので、

ここでも新人王だった青野弘志さんが、残念ながらランク落ち。 

上位に大きな変動はない。

                                                         

フライ級。

5位に山口真吾さんが編入してきたので、1名落ちるところなんだけど、

ここでは新人王の安西政人さんではなくて、10位の牧山勝海さんが、落ちた。

あとは不変。

                                                         

スーパーフライ級。

先日勝った山中慎介さんが5位から3位にアップし、姫野崇史さんが3位から6位に

下がった関係で、いよいよ赤穂亮さんが5位まで上がってきた。

新規参入メンバーは無いので、藤原陽介さんもそのまま。

                                                        

バンタム級。

ここは、12月と全く変化なし。

                                                        

スーパーバンタム級。

金沢知基さんが、7位にランクインしてきて、その金沢さんに敗れた中嶋孝文さんが、

5位からいきなり12位に大巾ダウン。 ここ2試合の出来を判断された感じ。

その影響で、中村幸裕さんが残念ながらランク落ち。

その他は、変わらず。

                                                         

フェザー級。

先日、細野悟さんに敗れた澤永真佐樹さんが、5位から9位にダウン。

その影響で、秋葉慶介さん、李洌理さん、笛木亮さん達が1位づつアップ。

新規参入無し。

                           

スーパーフェザー級。

ここも全く変動無し。

                                                         

ライト級。

試合から遠のいている嶋田雄大さんが、3位から5位に落ち、川端康博さんと、

加藤善孝さんが、3位、4位とランクを上げている。

ここも新規ランカーはいない。

                                                         

スーパーライト級。

24日に鎧塚真也さんを見事なKOで破った、荒川仁人さんが11位から8位にアップ。

その分下位のボクサー達が少しずつランクを下げている。

ニューカマーなし。

                                                        

ウェルター級。

何の変動もなし。

                                                       

スーパーウェルター級。

タイトル戦に敗れた音田隆夫さんが、1位から4位に落ち、その分上位のメンバーが、

それぞれ順位を上げ、新井恵一さんが1位になった。

古川明裕さんがミドル級へ転級したので、12位に空きができたよ。

                                                        

ミドル級。

その古川さんが、7位に編入してきたけど、まだ空きが3名分ある。

                                                          

折角新人王を取って、ランクインを果たしたのに、

ほらね、もう3名の名前が消えてしまってるよ。

                                                         

君達自身が、その後の試合に負けたわけでもないのに、他のランカー達の試合や、

そのランカーを倒したボクサーのランクインの影響での不運なんだ。

今回ランク落ちしなかったとしても、すぐランカー達のしのぎ合いの中に巻き込まれて、

あっという間に、ほとんどが一瞬のランカーで終わってしまうんだけど、

それが普通なんだから、落ち込むことは全くないんだ。

                                                        

ただ、結局たった1回のランカーで終わってしまうか、

また這い上がってくるのかは、全て君たちの今後にかかっていることに間違いない。

待ってるからね……。

                                                        

2009年1月28日 (水)

1月27日・後楽園ホール

この日は、今年第一回目の角海老ボクシング。

いつもは必ずタイトル戦が組み込まれていたんだけど、今年は残念ながら……。

                                                            

岡本庄一郎君と林智樹君(輪島スポーツ)。

岡本君は、こっちを見てニコッと、とても可愛らしい挨拶をしてくれるんだけど、

ボクシングとなると、まるでただの乱暴者に変身。

ガードもくそもあるかあ! 当たったモン勝ちジャー!ってな感じで、突っ込んで行く。 

で、ヘッドバッティングで減点されてしまって、その分の差で、0-3の判定負け。

よっし、君の戦闘的な気合はよく分かった。 次は、ボクシングをしようぜ。

                                                        

石川貴章君と伯耆良之君(ワタナベ)。

フルマークの3-0で、石川君が勝ったんだけど、いろいろ課題ができたね。

ほとんどの攻撃が単純なワンツーまでで、終わってしまってたし、

そもそも、距離感と当て勘が良くなかった。

試合後廊下で話したら、いきなりの左フックをテーマにしていたらしかったけど、

そしてそれは、とても上手くできてたけど……。 また、練習しようぜ。

岡本君、20才。 石川君、19才。

                                                       

小林生人さんと松村浩太郎さん(ミナノ)。

生人さんは、そもそも3試合目に出てくるようなボクサーじゃないんだけどね……。

試合前のストレッチしてるときに声をかけたけど、気合入ってたなあ。

                                                       

1R中盤過ぎ、押し込まれてロープ背負って、連打を浴びる場面があって、

こっちは冷や冷やしたんだけど、後で聞いてみたら、

松村さんがああいう風に来るのは分かっていて、右のショートを狙っていたんだと。

                                                         

その一発で、松村さんがダメージ受けて打ち疲れも重なって、手が止まったところを、

あっと言う間に攻め込んで、一気のレフェリーストップ! 

もうちょっと見たかったけどね。

                                                       

彼、赤コーナーでロープに登ろうとして、足踏み外して、ちょっとカッコ悪かったけど、

嬉しそうだったよなあ。 自分も嬉しかったなあ。

でも、ちょっと体のキレが今ひとつだと思ったし、それは久し振りの試合のせいで、

仕方なかったのかも知れないけど、個人的にはフェザーに戻した方がいいと思うな。

石井一太郎さんも応援に来てたし、小堀さん含めて、みんな喜んでたなあ。

                                                       

杉崎由夜さんと吉住壽祐さん(協栄)。

1R、いきなり吉住さんの右肩が脱臼気味になってしまって、

お互い消化不良だったけど、杉崎さんのTKO勝ち。

                                                       

吉住さんは、特に大きな空振りをしたわけではないので、右腕を伸ばしたときに、

杉崎さんの左を強打されたのかもしれないんだけど、

とにかく見てる方には、初めは何の事やら理解できなくて、

つまり吉住さんも、特に痛がる様子も見せなかったからね。

レフェリーがよく判断したね。

吉住さん、悔しそうに泣いてたな。

そこまでの杉崎さんも、なかなかいい出足で、いつもの華麗なボクシングをしてたな。

                                                        

井川政仁さんとサラゴサ上間さん(沖縄WR)。

5R、上間さんの頭部バッティング出血がひどくなって、

負傷判定、2-0で上間さんの勝ち。 

                                                        

この試合2R、ロープ際でゴチャゴチャッてなった時、はずみで上間さんの左を喰らって、

井川さんダウン取られたんだけど、ダメージは少なくて、かえって井川さんに火が付いて、

そこからどんどん良くなっていった。 彼は、ただのイケメンじゃなかった。

                                                       

3、4Rとポイントを取り返していったもんで、あのままいけば、絶対挽回だったよなあ。

上間さんの顔面は段々と赤く腫れていってたし、それに比べて、

試合後の井川さんの顔、全く普通だったし……。

                                                        

上間さんは、独特のリズム持ってるもんで、やりにくくなかったかって聞いたら、

すぐ見切れるようになりましたって言ってた。

角海老ジムにまた一人、好戦的なファイターが誕生した。

                                                          

下河原雄大さんと高橋隆介さん(JBスポーツ)。

下河原さんは、今回も終盤沼田康司さんに稽古をつけてもらて、

また一段と逞しさを増していた。

スピードは圧倒していたし、鋭いジャブの精度が上がって、その上、

課題だと思っていた、接近戦での細かいパンチもとてもすばらしい出来だった。

                                                         

4R右アッパーが見事に決まって、相手をガクッとさせてからは、

全く安心して見ていられる、下河原さんのペースだったんだけど、

ただひとつ、不満だったのは、ボディブローが少なかったこと。

6Rくらいから、右のストレートやフックでのボディ打ちがやっと始まって、

結局8Rにストップ勝ちしたんだけど、序盤からやってれば、もっと早く終わってたはず。

                                                       

ここんとこ、連続してKO勝ちしてはいるんだけど、すべてが終盤になってからなのは、

前半に相手の足を止めるボディ打ちが少ないからなんじゃないかな。

今度ユックリ聞いてみよっと。

                                                       

加藤善孝さんと金晳徹さん(ドリーム)。

試合前、加藤さんはいつもとちょっと違って、どこかイライラした感じがしたんだけど、

そうか、インフルエンザだったのかあ。 リング上で吐きそうになってたんだってね。

それにしては、踏ん張ってよく頑張ったよね。

                                                        

ソッチョルさんは、ホント粘っこくて、パンチ力もあるし(KO率は加藤さんより上)、

セコンドの言うことに冷静に反応して、自分なりの工夫もする優秀なボクサー。

そのソッチョルさん、3Rに素晴らしいボディブローを決めてから勢い付いて、

それまでの加藤さんペースを徐々に引き戻していった。

                                                       

加藤さんも相変わらずいいのを決めるんだけど、ソッチョルさんの上手いのは、

その直後、加藤さんのいい印象を打ち消すような頑張り方をするところ。

もみ合った際、何度もサッと右に体を入れ替えて、左ボディを打ち込んでたな。

                                                        

5R、6Rソッチョルさんのそのボディが効いて、ガードが下がるところを打ち込まれて、

加藤さん、何度も危なかったんだけど、しのいだ、しのいだ。

ソッチョルさんも段々顔が腫れてきて、ボーっとなりそうなところ、踏ん張ってる。

                                                        

壮絶な戦いになっていって、こっちも力入りまくり。 最後は……。

タイトル戦目指してるのに、こんなところで停滞してらんないし、

ちょっと離れたところから、ライバルの荒川仁人さんはじめ、みんなもジッと見てるし、

とにかく負ける訳にはいかないんだっていう、根性勝ちの8Rレフェリーストップ。

                                                         

今日も三浦会長は、冷静に結果を受け入れていた。

帰り際三浦数馬さんに会ったもんで、あの場面でのストップについて聞いてみたら、

相当効いてましたから、仕方ないっすって言ってた。

あれは、パンチ蓄積型ノックアウトだったな。

でも、二人ともよく頑張ったよなあ。 ホントにいいもの見せてもらったよなあ。

                                                        

角海老宝石ジムからは、殆どのボクサー達が応援に来ていて、賑やかだったなあ。

金沢知基さんからも、22日の左フックの話聞けたし、榎洋之さんは一家で来てたし、

小堀さんは、ホールを出たところで、沢山のファンに囲まれるようになってたし、

そもそも、

試合の終わったボクサーが、仲間に囲まれてるのを見ると、いいなあって思うね。

                                                       

                                                                      

2009年1月25日 (日)

後楽園ホール・1月24日

宮森卓也君(18古河)と田部井要君(宮田)。

田部井君は、4勝のうち3勝がKO勝ちのせいか、やたら振り回し過ぎだし、

宮森君も、それに付き合ってしまって、これまでとは違う戦いになってしまって、

その上、ショートレンジの打ち合いの際、頭が下がるとともに、目線も下げてしまい、

ボクシングになってなかったな。

                                                         

双方フェザー級みたいな動きしかできず、ただ荒っぽいだけだったな。

2-0で田部井君が勝ったんだけど、このままだと、二人ともA級への道は厳しいよ。

                                                       

岡田誠一さん(大橋)と谷口浩嗣さん(横浜光)。

実力差がそのまま出て、ランク7位の岡田さんの4RTKO勝ち。

これで8戦6KO無敗、KO率75%。

これから強いメンバーとやるんだろうけど、楽しみだな。

でも、この日はちょっと動きが硬かったよ。

                                                         

鎧塚真也さん(協栄)と荒川仁人さん(八王子中屋)。

あれえ、鎧塚さん、力入り過ぎだぞお。

それに比べると、荒川さんが、気合い入っていないように見えるくらい、リラックス。

荒川さん、新人王トーナメントの頃と比べると、柔らかく打つようになったなあ。

序盤は6割くらいの力で、ムチのようにしなるパンチを打ち込んでた。

                                                        

一方、鎧塚さんは、荒川さんのランクを奪取すべく、ガンガン行くんだけど、

全てが空回りって感じで、文字通り空振りだらけで、あれは疲れるぞ。

                                                        

1~2R、緩るかった荒川さんの右手の使い方が、徐々に締まってくると同時に、

初めから良かった左ストレートにも力がこもってきて、60%から80%にアップ。

頑丈な鎧塚さんの首が何度も反り返り、右顔面も腫れていった。

4Rからは、ほとんど荒川さんの一方的な展開になって、時間の問題になって、

結局、6Rダウン後の連打で、タオル投入。 

試合の組み立てっていうのは何なのかを考えるのに、とても参考になる試合だと思う。

荒川さんは、巧くなったぞ。

                                                        

鎧塚さんサイドの応援観客の中で、鎧塚さんに声援を送るんじゃなくて、

初めからただひたすら、荒川さんをけなし続けたのがいたけど、

あれは場内の反感買うだけだから、止めた方がいいと思うけどなあ。

すぐ近くに、荒川さんの身内がいて、穏やかな人たちだから良かったけど、

もの凄く不愉快そうにしてたからなあ。 ザマア見ろって雰囲気になるでしょ。

                                                         

それから、残念だったのは、協栄側のボクサー仲間の応援がとても少なかったこと。

ランク入りをかけた、優秀な仲間にあれだけっていう感じ。会長もいなかったし……。

そう言えば、バクティンも移籍したっていうし、好きだった加治木了太さんも、

大阪へ行ってしまったし、坂田さんも陥落してしまったし、ちょっと寂しいね。

                                                        

リチャード・ガルシアと黒田雅之さん(新田)。

黒田さんは、相変わらず、好戦的な学生さんっていう感じで、

12勝のうち9KOだし、プレスも強いんだけど、

ライトフライなんだから、そんなに振り回すのは、どうなのって思ってたら、

やっぱり空回り。

                                                         

これまでは、強烈ブン回しだけでも何とかなったんだろうけど、

あんな単調な攻めだけでは、段々何とかならなくなると思うので、

その魅力は捨てがたいんだけども、これからは、もう少し工夫も加えてさ……。

相手のガルシアは、チャカチャカやるだけで、有効打はまるでないんだけど、

印象だけで、負けてしまったな。 黒田さん、イラついただろうなあ。

2-0で、ガルシア判定勝ち。

                                                         

ファイナルは、OPBFフェザー級タイトル戦。

細野悟さん(大橋)と澤永真佐樹さん(赤城)。

細野さんが真鍋圭太さんを倒した時は、

真鍋さんはもうピーク過ぎだからって軽く見てたんだけど、強くなったよねえ。

強打ばかりかと思ってたけど、コンビネーションもいいんだ。

                                                        

そもそも、日本タイトルがダメだったから、東洋タイトルへっていうのは、どうなの?

っていうのはあったんだけど、それは別に置いといても、

ボクシングの原点、正面からの男の殴り合いを堪能できて、とても興奮したな。

                                                         

とくに、3Rの打ち合いは凄かったね。

次の4R、結局澤永さんが10カウントKOされてしまうんだけど、

その3R、紙一重の大きなパンチが交錯して、実は細野さんも危なかったんだ。

澤永さんのブン回し左フックが、一発でもクリーンにヒットしたら、展開は変わってたよ。

決定的なポイントになったのは、細野さんのボディブローだったな。

やっぱり、ボディがちゃんと打てないと、ダメなんだ。

                                                         

34才。

澤永さんも、思い残しはないだろうなあ。 幸せな15年間じゃなかったのかなあ。

地方ジムにも、いいボクサーいるよなあ。

                                                        

思い出した!

日本タイトル戦で敗れて、即OPBFタイトルに挑戦して、また負けて引退したっていう、

このパターンは、あの木嶋安雄さん(元角海老宝石)と全くおんなじだ。

                                                        

2009年1月23日 (金)

湯場さん、金沢さん、熊田さん、翔君……。 

湯場さんは、一階級上げて、ちょっとふっくらして出てきた。

相手は、7勝(1KO)7敗5分けの随分格下で、スリルは乏しかったんだけど、

長期休み明けとしては、まあ妥当なところなんだろうね。

                                                         

1R途中に、2~3発右フックを当てられる場面があって、少しドキドキしたけど、

殆ど危なげなく冷静にさばいて、初回終了間近、ドコンと左ストレートで、決着。

体のキレは、まだまだという感じだったけど、徐々にだね。

                                                        

金沢知基さん(角海老宝石)は、凄かったよお。

先回引き分けの再試合なんだけど、

中嶋孝文さん(ドリーム)も、研究してきて、1R、金沢さんの強烈なワンツーだけは

絶対喰らわないように、そのきっかけの左ストレートっぽいジャブを上手にかわしてた。

KO率は低いんだけど、パンチは的確で、確実にポイントを稼いで、1Rを取ったな。

                                                         

2Rに入って、今日は、絶対倒して決着付くてやるっていう思いを前面に出してきた、

金沢さん。 当てたのは、右じゃなくて、多分左フック。

中嶋さん、その1発だけで、足元がふらついてしまって、金沢さんに抱きついた。

先回も、最終ラウンドでダウンを喰らった時、セコンドの指示で抱きついていって、

何とか倒れずに済んだことがあったんだけど、今回は、いかにもきつく抱き過ぎたな。 

それほど、ダメージが大きかったんだな。 で、ホールディングで減点。

                                                       

3Rに入っても、中嶋さんはペースを取り戻すことができないでいるうちに、

またもや金沢さんの左フックを浴びて、膝を落として、ダウン寸前。

その直後に左右のパンチを浴びせられたところで、レフェリーストップ。

角海老ジムから、17日に続いて、また日本ランカー誕生の瞬間。

                                                         

金沢さん、ジムからランカーとの試合を続けて4試合組んでもらってるし、

ここで負けたらっていう、プレッシャーは相当なもんじゃないかって思ってたから、

ホントによくやったよなあ。

                                                        

4年くらい前、彼がホールの片隅で試合前の確認のミット打ちをやってた時のこと。

その左ストレートの音が半端じゃなくて、この子は凄いなって思ったっけなあ。

                                                        

それにしても、中嶋さん、打たれ弱いんだなあ。

そして、強いパンチを持ってるってことは、大きなアドバンテージなんだなあ。

                                                         

ストップの瞬間、赤コーナーの三浦会長が、クソッ!って感じで、顔をしかめたもんで、

ストップが早過ぎるって抗議でもするのかって思ったけど、

直後、リングに駆け上がる時には、いつもの穏やかな表情に戻っていたな。

あの人は、いつも冷静で安定してるなあって、尊敬するね。

                                                         

ライトフライの8位須田拓弥さん(沼田)さんに挑戦した、熊田和真さん(オサム)は、

丸いオデコをツルっと出した、童顔が可愛い少年のようなボクサー。

二人ともバッティングやクリンチのない、なかなかの好ファイト。

このクラスになると、動きが速いから、見る方も結構大変なんだ。

                                                         

若干、須田さん優位かと思われるような一進一退のなか、

4R須田さんがバッティング出血。

途中で止められる前に、ポイントを稼いでおこうと、須田さんが攻勢を掛ける。

ここんとこの差だったんじゃないかなって思われる、5R負傷判定で、2-0勝ち。

                                                        

熊田さんは、12勝もしてるんだけど、KO勝ちが一度もない。

手数はとても多いんだけど、悲しいのはパンチが効いてないこと。

ここのジムのボクサーに共通してるのは、

パンチが少しオープン気味になることだと思ってるんだけど、偶然かなあ。

昔の本望信人さん、今の小野寺洋介山さんもそうだし……。

                                                         

柴田明雄さん(ワタナベ)は、今だに強いんだか、そうでもないんだか判らないなあ。

この日は、同じような勝率の海老根範実さん(国際)を、2Rに簡単に葬ってしまった。

以前も、山口祐司さんを倒したり、日高和彦さんをいいとこまで、

追い込んだりしてるんだけど、ブレイクしないからねえ。

                                                         

見てると、身体能力はとても高いものを持ってると思うんだけど、

どうも、パンチの出し方がぎこちないように思えてならねいんだけどね……。

                                                        

さて、鈴木翔君。

まずは、3-0勝ち、おめでとう。

だけどね、ちょっと不満があったよ。

君のパンチは、殆どがオープン気味だったからね。

有効打は圧倒してたけど、決め手に欠ける、ただ前進して来るだけの相手を、

食い止めるほどの有効性は、だからなかったよ。

もし、1発でも効いていたら、もっと楽な試合展開だったと思うよ。

                                                         

君は、強いパンチの習得に頑張れ。 

それは、強く打つことではなくて、手首を柔らかく、強く鍛えて、

相手に、第一関節を叩き込むようにすること。

指の付け根で殴るようなイメージでパンチを打つことが、大切なんじゃないかな。

                                                         

ちょっとかすった程度かなって思えたボディブローで、

三浦さんは、矢代さんをダウンさせたんだけど、よく見ると左の拳がキッチリ返ってる。

ああいうのは、やっぱり効くんだよ。

                                                        

翔君、君はまだ19才、巧くなるより、強くなれ!

                                                         

角海老勢の応援のためか、イーグルが来てたな。 また、やるかあ?

                                                        

中盤3試合ほど、少々退屈な試合が続いたけど、

お終いの3試合が、2R、3R、1Rの決着だったので、早く帰れたよ。

                                                         

2009年1月21日 (水)

もう、大変!

明日からの一週間で、何と4日も後楽園ホールなんだ。 

もう、大変!

仕事は、大丈夫かあ?

知るか!

                                                        

1月22日。

いよいよ湯場忠志さんの復帰戦。

ホールで見れて嬉しいよなあ。

                                                       

沼田康司さんに、アゴの骨やられて、衝撃的にぶちのめされてしまって、

今は8位にランク落ちしてしまっているけど、だけど、元3階級制覇のチャンプが、

また一から出直すっていうのは、ホント嬉しいよなあ。

                                                        

相手の寺田千洋さん(新日本タニカワ)は、養田竜輔さん(帝拳)、沼田康司さん、

十二村喜久さん(赤城)達には、負けてるけど、

下川原雄大さん(角海老宝石)、柴田明雄さん(ワタナベ)には、勝ってるボクサー。

湯場さんが、どんな勝ち方をするかがポイントだな。

                                                         

この日は、あと金沢知基さん(角海老宝石)と中嶋孝文さん(ドリーム)の再戦、

熊田和真さん(オサム)と須田拓弥さん(沼田)の激戦、それに、

鈴木翔君(角海老宝石)の後楽園2戦目などが、自分的な見どころなんだ。

翔君、明日は男を見せてくれよな。

                                                          

1月24日。

OPBFフェザー級タイトル戦。細野悟さん(大橋)と澤永真佐樹さん(赤城)。

                                                         

正直、そんなにレベルの高い試合になるとは、思っていないんだけど、

とにかく、荒っぽいボコボコの乱打戦を期待してる。

                                                         

それから、荒川仁人さん(八王子中屋)と鎧塚真也(協栄)の8回戦も見もの。

荒川さんは、飛躍的に強くなるってことはないんだけど、地道に確実に進歩してるし、

一方の鎧塚さんも、一時の迷いから脱却しつつあって、これも面白くなると思うな。

                                                        

それから、残念ながら新人王戦で途中敗退してしまったボクサー達の

復活戦がそろそろ始まってくるけど、この日は宮森卓也君(18古河)に期待したいね。

                                                         

1月27日。

この日は、恒例の角海老ボクシング。

全部のボクサーを知ってるから、もうワクワクだね。

                                                        

ファイナルの加藤善孝さんは、粘り強い難敵、金哲徹さん(ドリーム)を、

どうさばくかがポイントで、ここでもたつくと、タイトル戦が遠のいてしまうだろうし、

ソッチョルさんも、必死にランク入りを狙ってくるだろうから、激戦必至。

それにしても、ソッチョルさんは、クリームシチューの上田氏に良く似てるね。

                                                         

そしてこの試合は、22日の金沢さん対中嶋さんの試合とリンクしてて、つまり、

お互いが、ランカーを出して、ノーランカーにチャンスを与えるっていうやつだろうから、

ジムの対抗戦っていう側面もあって、燃えるね。

                                                        

本望さんが見てる、井川政仁さんは、今のところ角海老ジム一番のイケメン。

相手のサラゴサ上間さん(沖縄WR)は、寺畠章太さんの引退のきっかけを作ったし、

その変則乱暴なパフォーマンスは、角海老ジムが不得意とするところなんだけど、

何とか仇を取れば、晴れて日本ランカーだぜ。

                                                        

小堀さんの付き人、杉崎由夜さんは、普段は控え目で温厚な好青年なんだけど、

試合中もあのままで、きれいで、いいボクシングをするんだよなあ。

もう少し、乱暴な血が流れるようになると、化けて凄いことになるんだろうけど、

個人的には、あのままでも十分好きだな。

                                                         

岡本庄一郎君は、逆転の王者で、やられてから本気になるので、そこからが見もの。

                                                         

石川貴章君は、よく試合を見に来る研究熱心な子。 

ボクシングにのめり込むようになったら、才能は半端じゃないから、将来が楽しみ。

                                                        

さてさて、多分この日一番ドキドキして見るのが、小林生人さん。

一時は、1位まで登って、あの渡邊一久さんとタイトル戦までやった男が、

今はノーランカー。 横浜光から移籍して来ての初戦。 力入るよなあ。

                                                         

イデタチと違って、何だかとても悲しそうにボクシングをするように見えて、

ずっと以前から気になって仕方がなかったボクサーなんだ。

話をしてみると、暗いとかそんな事は全く無いんだけどね。

                                                        

小堀さんと一久さんと生人さんは、大の仲良し。

みんなに見せてやってよ。パンチのキレっていうもんは、こういうもんだって。

                                                                                                                        

それから、下川原雄大さんのランクイン後の二戦目もあったんだ。 忘れてた。

フロックじゃないとこ、是非見せなくてはね……。

相手の高橋隆介さん(JBスポーツ)のことは、よく知らないんだけど、

キャリアが進むにつれて、残念ながら負け数が増えているようなんだけど、

ここ一発って、絶対期していると思うから、注意してね。

近い距離でもさばけるようになったか、注目してるからね。                                                   

                                                                                                                                                                

1月28日。

久し振りに阪東ヒーローさん(フォーラムスポーツ)を見に行く。

あのバレロにかかっていった阪東さんだ。

                                                         

今のスーパーフェザーは、矢代義光さん以外は、正直グズグズ状態だと思うし、

三浦隆司さんが引き分けてしまったので、近々今度は阪東さんが、

次のタイトル戦ということになると思うので、この試合は絶対負けられないね。

相手の清水秀人さん(木更津グリーンベイ)は、新人時代は鎧塚さんに判定勝ち、

杉崎さんにKO負けっていう成績が残ってる。

                                                         

いやあー、寝不足の毎日が続くぞお……。 

                                                         

2009年1月19日 (月)

大内さんと横山君と……。

去年は、結局61回のボクシング生観戦だった。

その前の年までは、およそ75回~80回ほどだったから、大分減ってしまったな。

今年は、1月17日が最初の後楽園ホール。

約1ヶ月振りなもんで、ちょっとワクワクしたね。

リングアナウンサーも、第1試合から、心なしかいつもより声が張り上がってたな。

                                                        

この日一番ドキドキして見てたのは、実はファイナルのタイトル戦ではなくて、

第4試合の島崎博文さん(帝拳)と、大内淳雅さん(角海老宝石)の8回戦。

                                                                          

大内さんは、何故だかとても好きなボクサーで、殆ど全部の試合を見てるんだ。

決して明るい方の性格ではないんだけど、とにかく一生懸命真面目に、戦闘的に

ボクシングをするもんで、好感を持ってるんだ。

ここ2試合連敗してるんだけど、前回は風邪のまま、何もできないで、

いきなり倒されてしまって、それはそれで間抜けなほど潔かったし、

今回はその前、小野心さんに負けた時の事の反省がとてもよくできていて、

攻撃のパターンがマンネリになって、相手に読まれてしまうということもなく、

いろんな引出しを見せていたな。

                                                        

彼とは以前その事について話したことがあったもんだから、とても嬉しかったな。

もともと真面目なボクシングなので、全部当てようとするのを、

トレーナーが日頃 “捨てパンチ”の大切さを言ってたけど、それもできていたし、

ワンツーが不発に終わった時のスリーの左フックがとても見事で、

3R島崎さんの右眉辺りをカットさせて、中盤以降のボディブローとともに、

ポイントを稼いでいったな。 結果2-1の判定勝ち。

                                                       

最近角海老ジムのボクサーは、小堀さん並の左フックの習得に頑張ってるみたいだ。

ツーの右フックを空振りしてしまうと、バランスを崩してしまうことが多いんだけど、

次の返しの左フックを強く打つには、やっぱりバランスが保たれてないと、

絶対ダメだもんね。

これで大内さんも晴れて日本ランカー、嬉しいね。

                                                       

ジャッジの一人が、島崎さんの3P勝ちってしてたのは、ちょっと疑問だったけど、

彼は試合終了後、他のジャッジ達の採点を確認して、苦笑いしてたのは、何故?

                                                         

第2試合の横山雄一君(帝拳)のデビューも凄かったね。

リングに上がった時から、ちょっと雰囲気が違ってたけど、

あっという間の1R29秒ストップ勝ち。 あの子は、どこから来たの?

テクニックや駆け引きは徐々に身に付ければいいと思う。

今はその何が何でも倒しに行くっていう姿勢で、いいと思うな。

                                                         

この日は、帝拳主催で、売り出し中の若手がどんどん出たんだけど、

みんながみんな、いかにも帝拳ボクサーって感じの試合運びだったなあ。

                                                        

外園隼人さんと、伊藤和也さん(宮田)は、ストリートファイターと学生さんって感じ。

外園さんは、何だかギッタンバッコンした、ノーガード滅茶振りフッカーの伊藤さんに

最後まで手こずってしまって、そのパンチもかなり当ててるのに、

まるで効果なしって感じで、逆にあんな乱暴パンチを度々まともに喰らって、

4R以降は、グロッキーみたいだったよ。 0-3の判定負け。

8勝のうち3KOというのは、スーパーライトにしては少な過ぎるけど、

とにかく今日は、6勝3敗の楽な相手じゃなかったの?

外園さんて、あんなもんだったっけ? 何だか段々弱くなっていってるみだいだよ。

                                                       

帝拳と角海老のボクサーは、変則タイプに弱いっていうイメージがあるんだけど、

帝拳は、特にだな。

                                                         

山中力さんと益山智行さん(新田)の試合は、格下とのスパーリングみたいだったな。

山中さんは、スーパーフライの1位で、過去大場浩平さんに負けた1敗だけで、

益山さんは、7勝(1KO)6敗だし、いわゆる調整試合ってやつで、3Rで終了。

                                                        

山中慎介さんと船井龍一さん(ワタナベ)の試合は、秘かに期待してたんだけど、

船井さんが序盤あまりに慎重に入り過ぎて、結局山中さんのペースになってしまった。

ランカーに挑む場合は、もう少し積極的な姿勢が欲しいよなあ。

結局7Rタオル投入。

山中さんは、去年の2敗を忘れて、スパーリング王者の汚名も返上しつつ、

今後は確実に伸びると思うな。

                                                         

スーパーフェザーのタイトルマッチ。 矢代義光さん(帝拳)と三浦隆司さん(横浜光)。

                                                          

チャンピオンディシジョン、主催者ディシジョンがあるのは、暗黙のこと。

それにしても、矢代さんは矢代さんではなかった。 どっか悪かったんじゃないかな。

猫背気味な上に、トランクスを前上げ後ろ下げ気味で履くもんで、

それに、身長で体重を稼ぐ体型の細面なもんで、ちょっとひ弱に見えてしまって、

普段から、どうしても元気一杯には見えにくいボクサーなんだけど、

この日は、何だか爺さんみたいに見えたよ。

                                                        

カウンターも上手く打てない、交わしざまの左も打てない、あんまり打ち合わない、

右ジャブ一本、早いことは早いけど、何だか空き巣狙いみたいな攻撃に終始してた。

                                                         

でも、でも、一番情けなかったのは、申し訳ないけど三浦さんだな。

5Rのダウンは、バランス崩し加減の、丁度江口啓二さんにやられた時の、

佐藤幸治さんみたいなもんだから、そこで突っ込み過ぎなかったのは、正解。

だけど、7Rのダウンの時は、もう死ぬほど打ちかからなければ、ダメでしょ。

ボディでダウンていうのは、本当にシンドイんだからね。

ここで頑張らないで、いつ頑張るの?

まだ、矢代さんの左を怖がって、様子見てる場合じゃないでしょ。

チャンピオンを倒すチャンスなんか滅多に来るもんじゃないんだからね。

セコンドは、何してたの? 

8Rだって、矢代さんにはダメージが残ってて、三浦さんの右ジャブが、

まともに当たってるのに、何故強い左を続けなかったの?

この辺がKO率87%だって言っても、相手がタイ人みたいのばっかりだった、

っていう限界なのかなあ。

                                                         

最後の最後で、小堀さんにダウン喰らったのが、トラウマになってるんだろうか。

ほんとは三浦さんが、小堀さんのようなボクシングをするべきだったって思うよ。

                                                         

初めにも書いたけど、この日の矢代さんは、余程体調が悪かったんだろうね。

お終いの2R。

負けてるかもって思ってるに違いないのに、矢代さんは倒しにも行かなくて、

チョンチョン右ジャブ当ててお終いにしてたからね。 

チャンピオンなら、チャンピオンらしい戦いを見せて欲しかったなあ。

左拳でも痛めたのかなあ。

                                                         

それにしても、個人的には、94-94、95-95はないと思うけど、

ラウンドマストで採点したのかな? とにかく、0-1で矢代さんの引き分け防衛。

                                                        

何から何まで消化不良のファイナルで、腹立ったけど、

大内さんが頑張ったことと、横山君が見れたのが救いだったな。

                                                        

                                                        

2009年1月16日 (金)

3人の再出発!

クレージーキムさんは、あのまま故郷へ帰ってしまって、

熊本の郊外で、これから何をやろうかなって、考えてるとこで、

いっそ “クレージーキムチ”なんて、キムチを立ち上げようかって思っているんだと。

                                                        

キムさんは、リングに登場するとき、四国のお遍路さんみたいな恰好で、

編み笠に白装束をまとって、僧侶の読経付きっていう驚きのパフォーマンスだったけど、

試合が始まるまでの凶悪な眼光が、ゴングが鳴ると、実験室の研究者のような、

とても真剣な目付きに変わっていくのを見るのが好きだったなあ。

                                                         

あのウェイトになると、マッチメイクが大変で、OPBFタイトル以上に挑戦するのも、

なかなか難しいもんだから、モチベーションを維持するのに苦労しただろうなあ。

元世界チャンピオンとの前戦も、微妙な判定らしかったし、キムさんの中で、

何かが切れてしまったのかなあ。 やり足りなさとか、やり残し感はないのかなあ。

                                                         

年齢のこともあるし、何かちゃんとした仕事も身に付けないと、食えないし……。

もう都会は嫌だって言ってるんだけど、ひょっとすると、

また戻ってくるかも知れないって、自分は秘かに思ってるんだけどね。

                                                         

2007年まで、フェザー級ランキングの常連だった青空西田さんは、

左右対称名前のKO率90%のファイターで、それまで10勝(9KO)1敗2分けで、

これを勝てば、タイトル戦っていうところで、森田陽久さん(新日本仙台)さんに、

判定負けした後、いつのまにかいなくなってしまったっていう感じだったんだけど、

両拳を痛めて休養してたんだってね、知らなかったなあ。

志が折れてしまったのかって、思っていたからね。

                                                         

その彼が、去年の12月再起して、やっぱりKO勝ちしたんだってさ。18ヶ月振り。

西田さんは、今ランク6位の秋葉慶介さん(角海老宝石)に過去2戦して2勝してるし、

同じく、スーパーフェザーの10位にいる中真光石さん(沖縄WR)も、

衝撃の2回KOで倒しているんだ。

そして、この試合だけが、後楽園ホールだったもんで、目の前で見たのは1回だけ。

                                                        

ケガの前までの14戦のうち、何と7戦が徳山大学だっていうんだから、面白いね。

そして、12月の再起戦もやっぱり、徳山大学だってさ。大学専属みたいだ。

また、ランカー目指してやるって気持が、とても嬉しいね。

                                                        

元フェザー級のチャンピオンで、その荒くれファイトでいろいろあった、

渡邊一久さん(元角海老宝石)、憶えているかなあ。

                                                         

素の彼は、ホントにただのヤンチャ坊主で、人当たりが良くて、機転がきいて、

友達の多い、悪気のない愛すべき若者なんだけど、そして、

彼の持ってる身体能力は、将来きっと強大なボクサーになるって予感させたんだけど、

ある日突然、彼独特のフィーリングがK1を選ばせてしまったんだけど、でも、

その後もジムの仲間たちとの交流も続いていて、よく後楽園ホールで見かけるけど、

その仲間たちから、今度は何やってもいいからいいよなあ、

なんてからかわれているらしいけど、その彼のK1デビューが決まったらしいよ。

2月23日。

行ってみようかな。

とりあえず、派手な恰好で登場するんだろうなあ。

                                                                                                                                                                         

2009年1月14日 (水)

慣れ

以前 “クラス慣れ”ってのを書いたけど、

あれは結局、普通の人間の、普通の毎日にも当てはまるんじゃないかって……。

                                                        

ある段階に留まっていると、つまり昨日と同じ生活環境に身を置いて、

同じような仕事を続けて、同じような収入のもと、同じような考え方をして、

同じようなメンバーに囲まれて、毎日を過ごしていくことは、

それはそれで生暖かくて、とても居心地がいいんだけど、

何かの拍子に自ら目覚めて、あるいは外部から強制されて、

それまで続けてきたうちの何かが変わると、とても大きなストレスが生じる。

                                                        

そして、その変化が自分から求めたものでない場合には、

更に不安と不満が倍加して、自らを包み込んでしまう。

それでも、それでも人は、新たな居心地のを良さを求めて活動するものだから、

必要なスキルを身に付けながら、新たな環境に慣れることを目指すんだろうな。

                                                        

それは、新たなフィールドへの進出という場合もあるし、

変わってしまったそれまでの状況への強引な適応ということもあるのだろう。

                                                         

幸福とか不幸とかの感じ方は、百様だから、満足度、不満度は固有のものだし、

そもそも、その人にとっての幸福感も時が経てば、徐々に薄れていってしまうものだし、

不幸の自覚も、時間が薄めてくれるものだとも思う。

                                                       

そう考えると、結局“慣れ”は時間の産物だということが解ってくるし、

それは、傲慢と安らぎの両刃の効力を備えていて、徐々に人を変えていくんだと思う。

                                                         

つまり、辛い状況にある人達にとって、“慣れ”は、鎮痛剤になるんだろうし、

一方では、恵まれた人々を、鈍感と傲慢に導くんじゃないかってこと。

                                                        

この不景気な日本からながめてみても、北朝鮮の状況や、ガザ地区の紛争などは、

ひどいもんだと思うけど、この世に “慣れ”というものが存在しなければ、

あんな毎日は耐えられるものではないと思うな。

だって、食い物がない、爆弾が飛んで来るってのは、究極の不幸だからね。

生き方の問題ではなくて、生き物としての問題なんだから……。

                                                         

昨日と同じような今日があって、明日も今日の続きでありますように……。

ってのは、今が至福な状況にある人達にとっての願いであって、そんな人は少ない。

そして、今の幸福も不幸も、要するに停滞の裏表でしか過ぎないのも、解ってくるし、

要するに、“慣れ”は、次の“慣れ”に向かうためのきっかけなんだな。

                                                         

だから、人はより大きな幸福を追求したがるし、より大きな不幸にも耐えられるんだな。

ただ、より大きな不幸にも耐えうるという“慣れ”は、つまり、

生き物としての生命維持装置みたいなもんだから、

負のスパイラルをしょい込むことに妥協することと一緒だと思うから、

これはもう、なんとか避けたいもんだと思っているんだけどね……。

                                                       

だから、基本的には、ダラーって過ごしながらも、

ちったあましな今日にしようなってことで……。

                                                         

2009年1月13日 (火)

毎日がヒットパレード

自分の子供の頃、そう中学に入ったばかりの頃、

一番の楽しみは、ラジオでFENを聞くことだった。そこで音楽ばかり聞いていた。

                                                         

当時日本のテレビでは、平尾昌晃、山下敬一郎、ミッキー・カーチス、鈴木やすし、

坂本九、中尾ミエ、伊藤ゆかり、弘田三枝子といった歌手たちが、

いわゆる和製ポップスとかで、欧米のヒット曲に日本語を当てはめたものを歌って、

大流行りで、日劇ウエスタンカーニバルとかも、それはそれで大変だったんだけど、

ああういのはとてもみっともなくて、見ていられなかったなあ。

恥ずかしいって感じが強くしていたもんだ。

                                                         

当時自分は、やっぱり本物志向で、アメリカ至上主義者だった。

ポール・アンカ、ニール・セダカ、パット・ブーン、リトル・リチャード、ジーン・ピットニー、

チャック・ベリー、デル・シャノン、ブライアン・ハイランド、ボビー・ヴィントン、

ジョニー・ティロットソン、それにエルビス・プレスリー。

女性では、コニー・フランシス、ブレンダ・リー、ヘレン・シャピロ、ペギー・マーチ。

グループでは、ドリフターズ、ベルベッツ、トーケンズ……なんぼでも出るぞ。

                                                         

あの頃は、民放のラジオで、そういった欧米ポップスのリクエストチャートの番組を

やっていて、自分は毎週のランキングをノートに記録したものだった。

やっぱり、当時日本はアメリカ本国の情報と比べると大分遅れていて、

FENでビートルズが突然現れたとき、

日本のラジオはまだまだ、お気楽なポップスを流していた。

FM放送も2局しかなくて、とにかく音源が極端に不足してたんだ。

                                                         

1963年、初めてビートルズを聞いた時は、それはぶっ飛んだ。

それまでは、あんな音楽はなかったんだ。

“ビートーズ”とか“ビールルズ”としか、聞こえなくて、友人に聞いても誰も知らず、

彼らが“ビートルズ”だっていうのは、大分後になって知ったな。

                                                        

それから、ローリング・ストーンズも出てくるし、65年までのほんの短い間に、

いわゆるリバプールサウンズといわれる、イギリスのバンドがほとんど一斉に、

ドカーンって世に出たんだ。あの時の狂乱は今も忘れない。

                                                        

アニマルズ、サーチャーズ、ドリーマーズ、ウォーカーブラザーズ、ハニカムス、

ゾンビーズ、キンクス、ホリーズ、バーズ、ハーマンズハーミッツ、ピーター&ゴードン、

スウィンギングブルージーンズ、マンフレッドマン、デーブクラークファイブ、ダコタズ、

ぺイスメーカーズ……。

自分たちが作詞・作曲して、自分たちが演奏して歌うなんてことは、

それまで、ほとんどなかったんだ。

演奏のフォーマットもギター2本、ベース、ドラムスというのが基本で、これにたまに

キーボードが加わる構成だったので、殆どのバンドは4~5名編成だった。

イギリスの港町でそれまで細々とやってたことが、一気に火を噴いた感じだった。

                                                        

自分の音楽人生で、この頃が一番テンテコ舞だったなあ。

だけど、自分的に一番気合いが乗ってたのもこの時期で、

勉強もスポーツも、絶頂期だったなあ。

                                                         

リバプールの連中は、みんな髪を長くのばして、ファッションも飛び抜けていたし、

それまでのあらゆるカテゴリーから逸脱していたもんで、

エレクトリックギターを手にした長髪の若者たちを、

世の中の大人たちは、不良視することしかできなくて……。

何と可愛らしい時代だったか。

                                                         

自分は、欧米人に生まれてこなかったことを心底残念に思っていたし、

その気持ちは、それでもアフリカの奥地に生まれなくてよかったという、

自分なりの勝手な、とんでもない逃げ場を見つけるまでずっと続いていた。

                                                         

結局、いわゆるポップスからハードロックの初めまで、つまりポール・アンカから

ディープ・パープルくらいまで追っかけた後、自分はジャズに移行するんだけど、

それまでの数々のヒット曲は、やっぱり大事な宝物で、

今でも、ipodの中に満載されている。

                                                        

自分だけの分類上なんだけど、ビートルズやストーンズはポップスにくくってある。

ロックは、もっと曲全体が長くて、基本的には5分以上で、

長いギターソロが入っていて、録音上バスドラムやベースの低音がブーストされた、

アドリブが生きるライブ向きな音楽と決めている。

                                                         

クイーン、ディープ・パープル、ヴァン・ヘイレン、シカゴ、ジェフ・べック……。

                                                        

つまり、世間で言う“ハード・ロック”が自分にとってのロックっていう範疇になっている。

そして、限界までの大音量で聞くべき音楽だと思っている。

だから、電車の中では聞かない。

                                                         

自分にとっての“ヒットパレード”は、そうなると、

やっぱり、ヴァニラ・ファッジまでの、60年代ポップスといことになる。

                                                         

毎朝、出勤する際に、それらをシャッフル再生して、

心の中で「さあ、今日の第一位は……。」って感じで、曲を待つ。

そして、自分だけの“ヒットパレード”が、今日も始まる。

                                                                                                                                                                                                                                             

2009年1月10日 (土)

エイ、ヤッ! チャンピオン・カーニバル

1月17日から例年の如く、チャンピオン・カーニバルが始まる。

そこで、今日は、エイ、ヤッ!とばかりに大予想。

                                                           

ところが、殆ど全てが、チャンピオン優勢と出てしまったのだ。

つまり……。

                                                                                                                        

ミニマム級………………辻昌建さんの判定勝ち(このクラスのみが王座決定戦)

                                                                                                                        

ライトフライ級……………嘉陽宗嗣さんの判定勝ち

                                                                                                                         

フライ級…………………清水智信さんの終盤KO勝ち

                                                                                                                         

スーパーフライ級………中広大悟さんの中盤KO勝ち

                                                                                                                         

バンタム級………………大場浩平さんの終盤KO勝ち

                                                                                                                              

スーパーバンタム級……三浦数馬さんの判定勝ち

                                                                                                                        

フェザー級………………松田直樹さんの中盤KO勝ち

                                                                                                                              

スーパーフェザー級……矢代義光さんの中盤KO勝ち

                                                                                                                              

ライト級…………………石井一太郎さんの序盤KO勝ち

                                                                                                                              

スーパーライト級………木村登勇さんの判定勝ち

                                                                                                                              

ウェルター級……………沼田康司さんの終盤KO勝ち

                                                                                                                              

スーパーウェルター級…新井恵一さんの中盤KO勝ち

                                                                                                                              

ミドル級…………………鈴木哲也さんの判定勝ち

                                                       

ミニマム級の金光佑治さん以外は、みんなよく知ってるボクサー達ばかりだから、

楽しみだよなあ。 だけども、

最近の試合やら、これまでの対戦相手なんかも思い返して、

いろいろ考えたんだけど、結局、

チャンピオンが交代しそうなのは、スーパーウェルター級だけっていう、

予想になってしまった。

去年の“最強後楽園”は、一応全部見たんだけど、あの試合ぶりだと、

今のチャンプ達を破るのは、難しいだろなって……。

                                                       

13試合のうち、8試合がKO決着というのは、ちょっとなあとは思うんだけど、

どうも、小堀さんのパフォーマンスの残像が強くて、

ボクシングの基本は殴り合いだろって期待が、こもってしまった。

                                                        

【メモ】

・全13階級、26名のボクサーの出身ジムは、東日本が19名、西日本が7名。

・26名のうち、サウスポーは、7名。

・複数エントリーは、横浜光が5名、帝拳が4名だって、凄いね。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

2009年1月 9日 (金)

小堀さん、続けるってよ!

もしかしたら、自分の中の“小堀佑介物語”は、完結なのかなって思っていたから、

まだ続けるって聞いて、嬉しかったなあ。

                                                         

イスラエル辺りでは、またぞろ定期戦みたいな宗教戦争が再発するし、

インドとパキスタンとのイザコザも相変わらずだし、ロシアやタイでも揉めてるし、

不景気はもっと進行しそうで、欲しい物ややりたい事が遠のきそうだし、

その割に日本の政治家たちは、相変わらずノウテンキな事言ってるし、それに、

自分の左腕の痛みはまだ取れないし、その上、

今日は、この冬一番の冷え込みとかで、雪になりそうな冷たい雨も降ってるし……。

                                                         

ってな暗ーい状況の中で、久し振りに元気にさせてくれたニュースだな。

                                                         

角海老宝石ジムのコラムで、田中トレーナーの試合後のコメントを読んだんだけど、

やっぱり、やり残したというか、もう一つ納得がいっていないんだろうなって……。

                                                        

田中トレーナーは、ボクサーの気持ちを一番に考える人だから、

もう一回やれ、まだできる、なんて事を簡単に言う人ではないから、

誰が見ても、物凄く有望な練習生が、いつのまにかジムに来なくなったりしても、

気持ちが萎えてしまった歴戦のボクサーを見の前にしても、

ボクサー自身の気持ちが一番大切だと考えている人だから、

田中さんの方から気合を入れて、奮い立たせたりすることはしないから、

だから、あのコメントは、余程悔しかったんだろうなあって思って読んだんだ。

                                                         

小堀さんも、試合直後、「コンビニの面接でも受けようかなあ。」って、

ボソッと漏らしたらしいし、

多分1ヶ月くらいは、あの調子でいろいろ思いめぐらす生活をするんだろうから、

進退の結論は、かなり先になるんだろうなって思っていたから、ホント驚いた。

                                                         

小堀さんも、田中トレーナーと一緒で、余程悔しかったんだって解った。

二人とも、悔しくて頭に来てんだ。

いいぞ、いいぞお!

                                                         

かくして、自分の中の“小堀佑介物語”は、また新しい章が始まる。

どれ、自分もちゃんと仕事するかあ。

                                                        

2009年1月 7日 (水)

年間最高試合!

全てのボクシングの試合を、第三者的にクールに、競技の対象としてだけ見るのは、

絶対に無理で、それは、マスコミの人達にも言えることじゃないかって思うんだけど、

つまり、ボクシングを長く沢山見ていれば見ているほど、

どうしても、その人なりの贔屓のボクサーが出来てきてしまうのは、

しごく当然のことだと思うんだけど、内輪話のときは別として、

普段は、その気持ちを押し殺して、評論するんだから、シンドイだろなあって……。

                                                       

どれが最高の試合かっていうと、

普段とは全く違った息子や友達、会社の同僚の姿を、

その彼のリング上での死闘を見たら、それは間違いなく、その人たちにとっての、

年間最高試合になるんだろうと思うな。

                                                        

年間そこそこボクシングの試合を見る人たちにとっては、

あれは凄かったよなあって思い起こす試合と、

それぞれの贔屓ボクサーのベストバウトとを、どう秤にかけるかって悩むだろうし、

ジム関係者たちは、やっぱり自分とこのボクサーの頑張りに目がいくんだろうな。

                                                         

自分にとって、2008年の年間最高試合は、

小堀佑介さんとホセ・アルファロのタイトル戦だっていうのは、

もうとっくの昔に決まっていたことなんだけど、

やっぱり正規に認められると、無上に嬉しいなあ。

                                                         

下馬評劣勢と言われた世界戦の場での、劇的な倒され倒しだったし、

絶対怯まない、逃げない強靭な魂の中から、最後は鬼が出てきたからなあ。

角海老宝石ジムのホームぺージには、その年間表彰の事が淡々と書かれてあるけど、

立場上あんまり舞い上がってもまずいんだろうけど、喜んでるだろなあ。

小堀さんは、関係者のみんなから愛されているからなあ。

何しろ年間最高試合賞だからなあ。                                                                                         

                                                         

その小堀さんなんだけど、

やっぱり続けた方がいいと思うんだけどなあ。

大きな試合で、相手がビッグネームになるほど、彼燃えるから、

タイトルがかかってなくても、面白いボクシングが見られるって、絶対!

ボクシングに醍醐味ってものがあるとしたら、

小堀さんの試合の中に、それは必ずあるんだから……。

                                                         

2009年1月 6日 (火)

西岡利晃さんとか……。

1月3日は、西岡利晃さんの防衛戦もあったんだけど、

あんな頭ばっかりぶつけてくる、それでも思いっ切り振ってくる相手に対して、

よく我慢したよなあ。

上手いっていうより、エライって感じだったな。

                                                        

エライって言えば、西岡さんは、ここに来るまで、とにかく我慢、我慢だったっけ。

何だか中途半端なベテランボクサーって位置になりそうだったところ、

そう、あの福島学さんみたいな感じになりそうだったのを、

気抜かないで、立て直してきたんだからなあ。

福島さんも、あんなにケガが何度も絡まなかったら、

世界チャンプだったと思うけどなあ。

タイミングなんだよなあ、みんなホント大変なんだよなあ。

                                                        

西岡さん、ポイント的には圧倒的にリードしてたんだから、

12Rは、足使ってチョンチョンやればいいものを、

葛西トレーナーに気合入れられて、オリャアァーって感じで、倒しに行って……。

男だよなあ。

                                                        

「アウトボクシングでは、巧者たりえても、強者たりえない。

正統のボクサーファイターのみが王道で、

その王道を歩まねば、真正の王者にはなれない。」

って言葉があるけど、解るような気がする。

                                                                                                                 

シュパンって入った時の、西岡さんの左ストレートは、カミソリみたいだったけど、

左アッパーも、振幅が小さい割に威力が大きくて、凄いよねえ。 タマゲルね。

彼、赤のレイジェスがよく似合ってたなあ。

                                                         

そう言えば、小堀さんはウィ二ングだったし、坂田さんはエバーラストだったけど、

何と言っても、レイジェスが一番カッコいいね。

                                                        

西岡さんの試合の日の東京12チャンネルの昼頃の番宣では、

佐藤幸治さんと翁長吾央さんの試合も、流すような事を言ってたけど、

実際には、大昔のマイク・タイソンのKOハイライトみたいなのをやってたけど、

オンエアするほどの試合じゃなかったのかな?

                                                        

それと、12月31日には、バクティンがOPBFのチャンプになったね。

自分的には、その前の試合、藤田和典さんの結果が気になってたんだけど、

B級デビューして、初めての8回戦、それまで2勝1敗のボクサーに、

何と、0-2の判定負けだった。 これで、3連敗、ウワァ―もう駄目かなあ。

小堀さんとタイトル戦をやったボクサー達は、みんなその辺りがピークだったんだな。

真鍋圭太さん、大之伸くまさん、三上朗央さん、みんなそうだ。

                                                         

藤田さんは、体が硬くて、上手いボクサーとも言えないけど、

なんか一途なとこが感じられて、好きなんだけどなあ。

                                                        

それから、12月23日、江口さんが負けた日の4回戦に、

青木一平君(六島)っていうのが、出たんだけど、この子はいいぞお。

これで、2戦2KOなんだけど、

名前が全て左右対称漢字でできているってのも注目だな。

                                                        

さてさて、年明けの後楽園ホールは、17日の矢代義光さんの防衛戦からだけど、

この日は、殆どすべての組み合わせが、見所満載だぞ。

                                                         

2009年1月 5日 (月)

行かなかった!

12月20日頃から考えていたんだけど、

結局、1月3日の小堀さんの防衛戦には、行かないことにしていた。

ディファ有明には、気合いを入れて出かけて行って、大騒ぎを享受さえしたんだけど、

3日は、結果だけ知らせて貰えばいい、とさえ思っていたんだ。

                                                        

彼負けたら引退しそうだし、勝ったらいよいよ海外進出らしいから、

生で見る機会は、これが最後かも知れないから、

ジックリ目に焼き付けておくべきだとも思わないでもなかったし、

単純に、近くにいて声援を送ってあげたいという気持ちもあったんだけど、

今回は行かなかった。

なんだか、部屋で一人静かに見守っていたくなったんだ。

ちょっと説明しにくいんだけど、

自分にとって、小堀さんはちょっと特別のボクサーなもんでね……。

                                                        

試合開始は、5時15分頃なのは知っていたから、

30分以内に連絡が入れば、小堀さんのKO勝ち、

それより遅くなれば、判定でモセスじゃないかと思っていたので、

やっぱり、そうなったかあって思ったよ。

ドフッって感じで、力が抜けたけど、とりあえず録画を見たよ。

                                                         

イヤーッ早いわ、モセスは……。

あんな左を撃ってくる相手とやったことないよ、小堀さんは……。

フライ級みたいな早さでしょ。 リナレスより早いかもしれないよ。

相手相手で、いくら臨機応変に対応できる小堀さんとは言え、

あれに慣れるのには、もうちょっと時間が要るなあ。

                                                        

それでも、2R、4Rはもうちょっとだったなあ。 モセスも上手かったなあ。

9Rは、ダウンだと思うな。

小堀さんは、フェイクでガッツポーズ取るボクサーじゃないし、

その直後のラッシュを見ても、何らかの手応えがあったからだと思うからね。

                                                       

それから、打たれた結果でもないのに、3度もマウスピースを飛ばしてしまったけど、

新しいのに替えたのかな?

口開けて、思いっきりブン回してたからなあ。

                                                         

6R以降は、モセスが小堀さんのブンブンフックが怖くなって、

足を使って、距離とって、打ち逃げみたいな戦法に変えてしまってからは、

見せ場が少なくなってしまったけど、倒しに来ないモセスもどうなの?

勝とうと思えば、あれで全然OK、当然なんだろうけど、

あれじゃあ、ラスベガスでは、ブーイングの嵐だと思うよ。

                                                        

でも、いろんな事を考えると、とりあえずは勝たないとなあ。

勝ち方については、その後の事だしなあ……。

                                                         

でもね、以前に書いたことあるけど、やっぱりここでもクラス慣れって思うんだよね。

初めてあんなのとやったフィジカルショックを、次に生かせばいいだろって思うんだ。

違う世界を見たんだから、今度はもう驚かないだろうし、やれると思うよ、絶対!

ちょっと前の榎さんと同じだよ。

初めてランカーとやって負けたボクサーが、また挑戦するようなもんさ。

                                                         

個人的には、パキャオとか、マルケス、バレロとやれば、噛み合うと思うんだけどね。

今回はドン・キングは来なかったみたいだけど、

彼の所にDVD送って、けしかければいいと思うんだけどね。

冷静に見ても、あんなボクサー世界に少ないと思うけどね……。

彼、今のところ他にやることないと思うし、続けて貰いたいんだけどなあ……。

                                                         

2009年1月 2日 (金)

ボクサーの女

“女”っていう言い方は、蔑視のように聞こえるかも知れないけど、

“マルサの女”とか“ミンボーの女”みたいに、一つの属性という感じで……。

                                                        

非難覚悟で言うけど、野球場やサッカー場には、それこそいろんな女性が来るけど、

プロレス会場は、どうなんだかは知らないけど、とにかく、

ボクシング会場には、いい女がとても多い。そして、

だから、当然のことながら、ボクサーの彼女とか奥さんとかは、殆どがいい女だ。

                                                         

あの化け物みたいなワルーエフや、ロシアの下町に普通にいるようなバクティンでも、

奥さんはスーパーモデル並みだし、仕草に知的な感じさえもする。

他にも、よくTVで見かけるボクサーの奥さん達は、みんな水準以上の美人でしょ。

そして、単に綺麗というだけでなくて、自分が知ってる奥さん達は、

女性として、とても洗練されているんだわ。

                                                        

ボクサーなんて、殆ど稼ぎが期待できない上に、ケガするリスクも高いアイテムを

選んだあんな男たちに、それに、そんなに見てくれがいいって訳でもないのに、

なんであんないい女が……と思うんだけどね。

                                                                                                                   

洗練された女たちは、普段つまらない普通すぎる男達を見過ぎている、つまり、

本音と建前を使い分け、やりたくもない事に時間を費やし、不毛な付き合いに終始し、

チマチマした毎日と、夢を持たない男達の群れに残念感を充満させているんだな、

多分……。

                                                        

そんな中で、他に何にもありません、ただ真っ直ぐです、ただ相手を倒します、

倒すための工夫を一心にやります、夢はチャンピオンですってのを目の当たりにして、

カルチャーショックを受けるんだろうな。

                                                         

そして、自らのより良い生活の可能性を計算する余裕もなくなり、

そんな打算はどうでもよくなり、一緒に夢を見たくなるんだろうなって……。

                                                        

で、結局、いい女たちがボクサーに集まっていくんだ。

                                                        

それから……。

元日のニューイヤー駅伝のゴールは、凄まじかったなあ。

全行程100キロのレースだったんだけど、最後の600mからの、

富士通、日清食品、旭化成のマッチレースのこと。

                                                        

結局上記の順でゴールしたんだけど、あんなのはめったに見れないね。

富士通は、一人も区間賞を取ったのがいなかったんだっていうのも、驚く。

アンカーの松下選手は、仲間達から、「すげえよ、おめえ!」って、嬉しいだろうなあ。

                                                         

同じ日の天皇杯サッカーの決勝戦。

ガンバ大阪が、延長後半で1点入れて勝ち。

ガンバ大阪の前身チームは、パナソニックになる前の、松下電気。

そうか、松下、松下かあ。

                                                         

2日の箱根駅伝の往路は、日大のケニヤ人の20人抜きってのも、凄かったけど、

最後に抜かれてしまった中央学院大の4年生との抜きつ、抜かれつとともに、

5区山登りの早稲田の4年生と、東洋大のスパールーキーとの一騎討ちも、

見応え充分だったよなあ。

                                                        

近所の神社へ初詣へ行って、たまに“HERO”の再放送見ながら、

ボクシング雑誌のバックナンバーをめくりながら、充実した正月だよ。

                                                        

マスコミや一般の人たちも含めて、みんなパウルス・モーゼスって言ってるけど、

ホントはどう読むのが正解なのか、知らないけど、

英語読みとフランス語読みが混在してるのか、知らないけど、

とにかく、“モーゼス”ってのは、モーゼの複数形みたいで、神の集合体みたいで、

強そうに見えてしまうから……

“ポーラス・モーゼス” “ポーラス・モセス” “パウルス・モーゼス” “パウルス・モセス”

の4個のうち、一番最後の“パウルス・モセス”と呼ぶことにするよ。

                                                                                                                 

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