2017年5月24日 (水)

村田諒太さんのこと……。

 

Img_1134

“村田さん……。”

 

 

 

年に何回かアポも取らずに帝拳ジムにお邪魔することがあって大抵の場合、

本田会長はおられないことが多いんだけど、

長野マネが 「あら、何しに来たの?」 って迎えてくれるんだよね。

 

そういった際に村田諒太さんの練習に偶然遭遇することもあって、

田中トレとのミットのド迫力に驚かされてしまったこともあったんだわ。

 

ただ、村田さんとはコンチワを交わすだけで話をしたことはないし、

ジム関係者に確認を取った訳でもないので20日の試合とその後に関して、

これから書くことはあくまで自分の推測にしか過ぎないってことで……。

 

 

そもそもアメリカのボクシングファンっていうのは、

ウェルター級以上の重いクラスの試合こそがボクシングだって、

そういう風に思い込んでるフシがあって、

それは何故かというと観客数のことなんだよね。

 

彼の地では大きな会場に2万人、3万人っていうのも珍しいことではないんだけど、

自分も10年以上前に1万人弱の武道館の2階席の最前列で、

長谷川穂積さんがウィラポンに勝った試合を見たことがあるんだけど、

感覚的にはリングは10㎝四方くらいにしか見えなかったしその中の2人は、

まるで小エビが跳ねてるような感じでさえあったんだよね。

 

それが2万人以上ってことになると後方からは細かい動きは殆ど見えない筈で、

軽中量級の素早いやり取りともなるとまるで見極めきれない訳でもあって、

だからアメリカでは遠距離からでも充分見えるような、

重量級の動きの大きな試合が特に好まれるんだと思うんだよね。

 

結果、重量級の試合はアメリカが市場を独占するまでに至った訳で、

だからこそ重量級のタイトル戦が海外に持ち出されること自体、

もしかしたら余り好ましく思ってないんじゃないかってね……。

 

そんな環境の中でミドル級の世界戦を日本に持ち込むっていうのは、

それは実に想像を超えるほど大変だったと推測する訳で、

金メダリストを絶対に世界王者にする為の繊細なマッチメイクを実現すべく、

膨大な時間と労力、それに多額の資金を必要としたと思う訳で……。

 

そんな事情を知ってた村田さんは、

だからこそ試合序盤の入り方が極端に慎重だったんだろうし、

ポイント的に優位だって判断してからも更に慎重になったんじゃないかって、

そういう風にあの日のパフォーマンスを推測する訳で、

倒しに行けば倒せたかも知れなかったけど、

敢えてのリスクは張らないって決めてたんじゃないかとも思う訳でそれは同時に、

試合をサポートしてたスタッフ陣の見解にも沿ってたんじゃないかって、

そういう風に感じたんだよね。

 

 

再戦再戦ってメンドーサ会長が言ってるようだけど、

彼は一つの試合で倍の承認料を稼ぐ格好の機会としか考えてない訳で、

実際には再度の興行を組み立てるまでの作業はまたもや想像を超える訳で、

これまでのWBAの数々の手法にも疑問が消えないままだし、

だからそんなに簡単にWBAに頭を下げるっていう状況でもないし、

安易な提訴にも躊躇せざるを得ないんじゃないかって思ってるんだよね。

 

勿論、個々の交渉ごとの見えない部分について、

部外者があれこれ詮索するのはある意味ナンセンスではあるんだけど、

試合後、客席に向かって深々を頭を下げる村田さんの姿をテレビで見てたら、

自分の頭の中には色々なことが巡ってしまったんだわ。

 

 

 

という風に考えてたのは実は20日の晩から22日までで、

村田さんの試合のTV視聴率が平均17.8%(瞬間最高23.2%)だったって、

そう発表されてから頭の中は再度回り回って、

こりゃ間違いなく再戦だなっていう考えに強く傾いていったんだわ。

 

記録された視聴率はフジテレビとしては今年の第3位ってことで、

それは多分期待以上の大きな数字だったと推測する訳で、

不当判定からの大逆襲っていうシナリオも、

何となく高倉健の任侠映画を彷彿とさせるところがあって、

更なる盛り上がりさえ期待できるんだわ。

 

今や村田さんは間違いなく手放し難いコンテンツとして認知された訳で、

フジテレビも電通もスポンサーの獲得に自信を深めただろうから、

資金的な裏付けは既に終わってるのと同然だし、

その上、WBAはどうぞ再戦して下さいって頭を下げて来てるんだし、

ってことで帝拳ジムとしては新たにマッチメイクする手間が省け、

資金的な見通しもついたってことになるし、

金メダリストと視聴者に納得のいくウップン晴らしを再度提供できるってことで、

一気に再戦に傾いていくんじゃないのかあ。

 

20日の試合会場では村田さんの試合が始まるまで、

二つの世界戦が行われてた時間帯にも関わらず売店の行列が止まなくて、

彼の集客能力は自分が考えてた以上だった訳で、

村田さんワンネームの帝拳ジム単独興行でも充分成立しうると思うんだわ。

(何だったら、当日はアンダーカードを一切排除しての1試合オンリーで、

7時開場、8時試合開始ってことで……。)

 

 

再戦が実現することになったら勿論、

買収疑惑が拭えない究極偏見モウロク系の例の2人のジャッジには、

二度と日本の土を踏ませないっていう約束を取り付けるべきだと思うけどね。

 

 

 

2017年5月23日 (火)

TVボクシング

 

Img_1136

“井上尚弥さん”

 

 

 

やっぱり21日は有明コロシアムに出張る気にはなれなくて、

20日の田中恒成さんの試合と一緒に昨日まとめ見したんだわ。

 

今年の夏初めてのエアコンで涼みながら、

試合前のセレモニーとかインターバルも飛ばし見してとっても効率的だったし、

テレビボクシングもそれはそれで快適なんだよね。

 

相変わらずテレビ局はひたすら生中継に拘ってて、

だから現場観戦者は山ほどの間抜けな時間を過ごすことを強いられる訳で、

予備カードに回された試合のボクサーやジムスタッフも対応が大変で、

そもそも予備カードって、なんて失礼な呼び方をするのかってことで……。

自分はディレイ放送にすることに何の不具合も感じてなくて、

結果を知らずに観戦したい人はネットを絶てばいい訳だし、

どんな興行でも常に第1試合から見たいって思ってるんだよね。

 

チケットを捌くことを疎かにして余りにテレビに依存し過ぎた結果、

極度に衰退してしまった韓国ボクシングのようにならないようにって、

ひたすら祈るばかりなんだけどね……。

 

 

さてさて、まずは20日の田中恒成さんの防衛戦から……。

 

 

☆ 田中恒成さん(畑中)×アンヘル・アコスタ

           ………WBO LF タイトル戦 12R

8勝(5KO)0敗のチャンピオン、21歳・岐阜県と、

16勝(16KO)0敗のランク1位、26歳・プエルトリコ。

 

アコスタの戦績はこの階級としては半端じゃないものがあるもんで、

そりゃ田中さんが強いのは間違いないんだけど、ホントに大丈夫かってことで……。

 

田中さんは黒のウィニングだったんだけど、アコスタは白のエバーラストで、

何となくWOWOW風だったんだけど、

レフェリーがトランプに似てたのが可笑しかったなあ。

 

 

試合は最終ラウンドまで進んで結局、

117-110×2、116-111ってことで田中さんが3-0勝ちしたんだけど、

二人の試合は全く退屈することなくとっても面白かったんだわ。

 

1Rからそれほど様子見することなくまずアコスタが仕掛けていって、

田中さんのスピードとアコスタのパワーっていう図式がすぐに出来上がったんだわ。

 

4Rの田中さんの左ボディもとっても良かったんだけど、

3Rのアコスタの力強い攻勢が実に印象的で、

その左フックに込められた必殺感には実に迫力があったんだわ。

 

5Rの半ばに田中さんの右ショートアッパーが直撃して、

直後に左、右もフォローしてアコスタからダウンゲット。

 

アコスタも怯むことなくの反撃で6R~8Rにかけては嵐のような左右フックで、

田中さんもやり過ごす為に防戦一方になる場面も幾度かあったんだよね。

 

その合間を縫って田中さんも更にプレスを強め左のトリプルなんか見せてたし、

8R終盤には強烈な左ボディを2発打ち込んで、

アコスタの動きを明らかに一段落させてたんだわ。

 

その後はアコスタの顔面打ちと田中さんのボディ攻めのせめぎ合いだったんだけど、

徐々にアコスタは腕振りが緩んでいったし自らクリンチにいってたんだわ。

 

それでもアコスタ、気持ちがメゲそうなところから何度も踏ん張り直して、

最終ラウンドまで歯を喰いしばっての手数だったなあ。

 

 

この日の田中さんは左右への鋭い動きに特別のモノを見せなかった代わりに、

変幻自在な左右ボディを駆使して、大きく相手を消耗させてたんだけど、

自分的にはもっともっと強くなる可能性を感じたんだよね。

 

 

ここからは21日(日)の有明コロシアムってことで……。

 

テレビではセミファイナルとメインしか放映されなかったんだけど、

元々は出張るつもりだったもんでそれ以外の試合も結果だけを付記。

 

 

☆ 岸部久地君(宮田)×中島彬君(KTT)……B 4R

1勝(1KO)2敗(1KO)の19歳・秋田県と、0勝2敗(1KO)の21歳・福岡県。

 

2R2分29秒で岸部君がTKO勝ち。

 

 

 

☆ 清田亨君(大橋)×大保龍球君(神奈川渥美)……4R

4勝(3KO)1敗の22歳・熊本県と、1勝(1KO)0敗の21歳・沖縄県。

 

清田君は新人王トーナメントの初戦まで間があるから調整試合ってことで、

殆ど圧倒してしまうんじゃないかって思ってたんだけど、

以外に僅差で39-37、39-38×2ってことで清田君のギリギリ3-0勝ち。

 

 

 

☆ 平岡アンディ君(大橋)×山口祥吾君(唯心)……SL 8R

8勝(5KO)0敗のサウスポー、20歳・神奈川県と、

10勝(5KO)2敗1分の23歳・静岡県。

 

3月に対戦する筈だったのが平岡君の不手際で流れてしまって、

この日が仕切り直しの一戦ってことで、

多分平岡君が圧勝するだろうって思ってたんだけど、

予想通り、6R1分39秒にTKO勝ちしたね。

 

 

 

☆ 細野悟さん(大橋)×野口将志さん(一力)……SFe 8R

32勝(21KO)3敗1分のIBF10位、33歳・福島県と、

12勝(6KO)6敗(5KO)1分の国内7位、スイッチ、28歳・山口県。

 

野口さんは船橋Dからの移籍初戦で、

気分一新でいい結果を出すんじゃないかって思ってたんだけど、

珍しく初っ端から飛ばした細野さんに一蹴されてしまったみたいで、

細野さんは殆ど相手に何もさせないまま1R2分16秒にTKO勝ちしたってね。

 

細野さんはそれ程強く打ってる感じでは無かったんだけど、

一発一発のパンチの重さと硬さが半端じゃなかったらしいね。

 

 

 

☆ 松本亮さん(大橋)×ヘンドリック・何チャラ……56.5㎏ 8R

19勝(17KO)1敗(1KO)のランク2位、23歳・神奈川県と、

戦績も年齢も不明なインドネシアンボクサー。

 

これはもう最初から結果の知れたマッチメイクで、

当然のように2R1分35秒に松本さんがTKO勝ち。

 

 

 

☆ 清水聡君(大橋)×山本拓哉君(エディT)……Fe 8R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、31歳・岡山県と、

9勝(4KO)5敗(2KO)の28歳・東京都。

 

相手は7倍ものキャリアを誇ってたんだけど、

清水君の苦戦は全く考えられなくて、

その通りの結果で1R1分49秒、清水さんのTKO勝ち。

 

 

 

どういう試合順だったのかは知らないんだけど、

ここまでの6試合、全部で40ラウンド分が組まれてたんだけど、

半分以下の16ラウンドで決着が付いてしまって、

八重樫東さんと井上尚弥さんの試合の開始時間はフィックスされてたんだろうから、

結局観客が延々待たされて売店だけが儲けるっていう、

まるで地獄絵図の状況だったんじゃなかったのかなあ……。

 

 

 

☆ 八重樫東さん(大橋)×ミラン・メリンド

             ………IBF LF タイトル戦 12R 

25勝(13KO)5敗(2KO)のチャンピオン、34歳・岩手県と、

35勝(12KO)2敗の暫定王者、29歳・フィリピン。

 

井上さんは大丈夫だと思うけど、

メリンドは巧いボクサーだから危険度が高いってある人に話してたんだけどね。

 

<1R>

田中恒成さんの試合と違ってこの試合は二人共、

慎重に間合いとタイミングを計ってたんだけど、

自分には八重樫さんの動きにいつものキレが感じられなくて、

何となくモサッというかユッタリした印象が強かったんだわ。

 

ノニト・ドネアというか若干田中要にも風貌が似てたメリンド、

カッチリはしてたんだけど自分から仕掛ける方ではなくて、

攻撃のきっかけを八重樫さんの打ち出しに合わせてたんだわ。

 

1分30秒のファーストコンタクトがいきなり衝撃の場面になってしまって、

ショートレンジで振り合った瞬間、メリンドの左フックがヒットして、

それほどのクリーンヒットには見えずグローブが縦方向というか、

若干オープン気味に八重樫さんの右こめかみに当たったんだけど、

直後の右のフォローの前に八重樫さん、脆くもダウンを喰らってしまったんだわ。

 

大きくダメージを与えるようなパンチには見えなかったんだけど、

リスタート後の八重樫さんはちょっと中途半端な立て直しで、

挽回に行くようでもあったし回復に時間を使うようでもあったんだわ。

 

そんな感じでほぼ20秒ほどが経過した残り1分02秒、

メリンドのアッパー気味の左フックが喰い込んで八重樫さんが2度目のダウン。

 

再開後、3度目のダウンを喰らったのは左右ボディを攻められたちょっと後で、

左ガードが下がり気味だったところの残り23秒だったんだわ。

 

メリンドが狙い澄ましたって感じの思いっ切りの真っ直ぐを打ち込んで八重樫さん、

ダメージの抜けてなかったところを後ろ向きに吹っ飛ばされてしまって、

本人もレフェリーも続行は無理だって判断してのストップ負け。

 

 

まさかの八重樫さんの1RTKO負けはテレビ局にとってもパニックで、

メインイベントの開始時間まで50分以上もあった筈で、

だからテレビでは前日の有明コロシアムの試合映像が延々で、

現場観戦に集まってた人達は気の毒だったなあ……。

 

 

 

☆ 井上尚弥さん(大橋)×リカルド・ロドリゲス

            ………WBO SF タイトル戦 12R

12勝(10KO)0敗のチャンピオン、24歳・神奈川県と、

16勝(5KO)3敗のランク2位、27歳・メキシコ。

 

リカルド・ロドリゲスは如何にもそっち方面の風貌をしてるんだけど、

名前の響きもそれらしくてとってもカッコいいんだわ。

 

<1R>

最初の仕掛けは自信に満ちた動きからの井上さんで、

その後、ロドリゲスの方も力強い左右ボディブローを披露してたんだわ。

 

やっぱり井上さんはディフェンスがとっても良かったし、

攻め込む時のタイミングも抜群の上、絶対中途半端には打ってなくて、

そのジャブの素早さからロドリゲスも逃れ切れなくて、

それがまるでストレートのように飛んで来るもんでダメージを残す程だったんだわ。

 

ロドリゲスは開始40秒ほどのところで見せたように接近戦狙いみたいだったけど、

入ろうとするところに井上さんに正確な左フック、左アッパーを見舞われてたなあ。

 

<2R>

このラウンドの残り57秒、井上さんがいきなりサウスポーチェンジして、

自分は彼のそういうところを初めて見たもんで驚いてしまったんだけど、

ロドリゲスも意表を突かれてしまったみたいで、

左ストレートを2発続けざまに打ち込まれてしまってたんだわ。

 

相変わらずロドリゲスは近寄ってのドカ打ちに狙いを絞ってて、

まずまずいい感じの動きは出来てたけど中々願いが叶わなかったんだよね。

 

それにしてもジャッジの1人、何となくジャバ・ザ・ハットみたいだったなあ。

 

<3R>

井上さんは既にほぼ余裕の試合進行で、

ロドリゲスの強振にはまだ気合が入ってて危険は去ってなかったけど、

井上さんには相手がパンチを打ち出すタイミングとか軌道が見えてるみたいで、

井上さんは巧いし強いよなあって気楽に見てればよくなった開始36秒、

ワンツースリー目の左フックをカウンターヒットさせて実に華麗なダウンゲット。

 

何とかリスタートしたロドリゲスに対して井上さん、

勿論抜かり無く手際のいいそして落ち着いた精度の高い追撃で

ほぼ20秒後にまたもやの左フックを思いっ切り打ち込んで2度目のダウンゲット。

 

倒れ込んだロドリゲスは顔をしかめて如何にもシンドそうで、

何とか立ち上がろうとしてリングロープを掴もうとしたんだけど掴み切れず、

そのまま腰が砕けて大きく体勢を崩してしまってその間にテンカウントアウト。

 

 

ってことで1分08秒、井上さんがKO勝ちで5度目の防衛だったんだけど、

今の軽量級で井上さんを困らせるようなボクサーって居るのかなあ……。

 

 

 

 

【村木田渾身競馬】

21日は有明行きを断念して競馬に専念したんだけど、

競馬の神様がそのことを歓迎してくれたみたいで……。

 

20日(土)に参加した2レースは全くかすりもしなかったんだけど、

21日(日)はメゲズに5レースにトライしてみたんだわ。

 

出走頭数が少なかった京都はスルーして、

東京で2レース、新潟で3レースに参加したんだけど、

そのうち東京の参加2レースで配当ゲットしたんだわ。

 

【東京10R】

<3連単>……⑯→①⑤⑦⑬→⑥⑦⑭⑱

<ワイド流し>……⑫~⑥⑦⑭⑯⑱

 

結果; ⑫→⑭→⑱ってことでワイド2点ゲットで10,730円也。

(⑫を軸にした3連複流し5点にしてたら52,540円になってたんだけど、

これまたあくまでタラレバの世界なんだよね。)

 

 

【東京11R】

<3連単>……②→①⑦⑬⑯→③⑥⑭⑯

<ワイド流し>……⑰~②③⑥⑭⑯

 

結果; ②→①→⑯ってことで3連単ゲットで20,130円也。

 

 

土日で7レースに参加しての回収率は220%ってことで、

5月競馬はあと一週残ってるんだけど、まずは月間勝ち越しを決めたんだわ。

 

 

 

2017年5月21日 (日)

有明コロシアム・5月20日

 

 

Img_1129_2

“有明コロシアム”

 

 

 

会場に入ってすぐ本田会長と長野マネ、それに三迫ジムの久保マネに御挨拶して、

自分の席を確認した後、何人かの知り合いのボクサーとコンチワして……。

 

 

 

① 工藤晴基君(三迫)×松本健一君(石川)……SB 4R

デビュー戦の18歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の24歳・北海道。

 

第2試合から3試合続けてタイ、タイ、韓国ってカタカナボクサーが続いてたもんで、

第5試合の拳四朗さんからにしようかなあとも考えたんだけど、

日本人の若手同士が第1試合だったもんで3時半には入場してたんだわ。

 

<1R>

開始すぐの15秒か20秒、デビュー戦だった工藤君の右フックがヒットして、

松本君がオットット、オットットって大きく体を揺らがせてしまって、

こりゃ倒れるかなあって思ったところからの奇跡的な踏ん張りだったんだわ。

 

それでも松本君がかなり効いた感じを残したままだったもんで、

時間はタップリ残されてるし、どっちにしろやられそうだなあって見てたんだけど、

工藤君の追撃も今一ではあったんだけど、松本君の立て直しが尋常じゃなくて、

コノヤロ、コノヤロの手数を復活させて、

それほど強いパンチでは無かったんだけど、

最後は工藤君の右目上をヒットカットさせつつ頑張り通して終了ゴング。

 

<2R>

前の回の終盤近くからの接近乱打戦が更に続いて、

お互いの手数が半端じゃなかったもんで、

最後まで持つのかって心配になったほどで、

どちらかがクリーンヒットすれば終わりそうな危険な展開の中の40秒過ぎ、

松本君のワンツーがまともにヒットして、工藤君がダウンしてしまったんだわ。

 

赤コーナーのすぐ前で倒れ込んでしまった工藤君、

消耗してた上に両足が平行になってしまった瞬間の直撃被弾だったもんで、

何とか立ち上がりはしたんだけどリスタート出来るまでには至らず、

そのままテンカウントが数え上げられて1分02秒、松本君の逆転KO勝ち。

 

 

世界戦の前座試合でもあったし、石川ジムからは粕谷雄一郎さんとか、

大野太一君、熊澤祥大君、橋口雄斗君、大野俊人君達も応援に来てて、

試合後暫くしてロビーで大勢並んで集合写真を撮ってたんだけど、

何となくタイトル戦に勝ったような雰囲気だったんだわ。

 

松本君はこれで2戦2勝2KO勝ちではあるんだけど、

実はそれほどの強豪とは言い難くて、

打ち合いに夢中になり過ぎてガードが疎かになることが多いし、

一発一発をもっとシッカリ大事に打つことを意識した方がいいんじゃないかなあ。

 

それにしても大きく攻め込まれたところからの逆転劇は見てて気持ちいいね。

 

 

この後の2試合は全く見てなかったもんで結果だけってことで……。

 

 

② 大湾硫斗君(白井具志堅)×何チャラ・バタニー……53㎏ 4R

デビュー戦の19歳・沖縄県・と、10勝(3KO)7敗の22歳・タイ。

 

案の定、2R0分20秒で大湾君のTKO勝ち。

 

 

 

③ 千葉開君(横浜光)×何チャラ・サイトーン……B 6R

4勝(4KO)0敗の24歳・沖縄県と、8勝(3KO)2敗の19歳・タイ。

 

これまた案の定、3R2分22秒で千葉君のTKO勝ち。

 

 

 

④ ディラン・シャラ×ジュン・イルソプ……SW 6R

12勝(3KO)0敗の23歳・フランスと、5勝(5KO)2敗の25歳・韓国。

 

どうしてこんな試合が組まれたかっていうと、

村田諒太さんの相手がフランス人なもんで詰め込まれたんじゃないかなあ。

 

知らない外国人同士の6回戦なんて全く興味が無かったんだけど、

見るとはなしに見てたらシャラっていうのが実にとってもいいボクサーで、

綺麗に当て込んでる割にはKO率が低いのが不思議な感じがしたんだけど、

相手が距離感の良くないショートレンジ一辺倒のボクサーだったもんで、

やりたい事の殆どが出来たみたいで、中々のパフォーマンスだったんだわ。

 

シャラは攻撃と防御のバランスが取れたとっても美しいボクシングをしてたし、

パンチの種類も豊富だったし緩急とかも素晴らしかったし、

ヨーロッパボクサーに有りがちなポイントゲットだけを目指すタイプでもなくて、

グラデュエイターとして期待される役割を十分果たしてたんだよね。

 

 

結局、コリアンボクサーは殆ど一発も有効打が打てないまま、

3Rにこの試合3度目のダウンを喰らってしまったところで1分17秒、

陣営からもタオルが投げ入れられてのKOエンドだったんだわ。

 

 

 

それにしても一つの試合が終わる度に20分ほども休憩タイムにはダレる訳で、

売店は鬼の行列だったし、そんなにオシッコも出ないし、

仕方なくタバコだったんだけど、灰皿が少なくて酷いことになってたんだわ。

 

 

 

⑤ ガニガン・ロペス×拳四朗さん(BMB)

            ………WBC LF タイトル戦 12R

28勝(17KO)6敗(1KO)のチャンピオン、サウスポー、35歳・メキシコと、

9勝(5KO)0敗のランク4位、25歳・京都府。

 

試合前のボクサーが観客席をブラついたり、

応援者達に挨拶し回るのは自分のジンクス的には絶対アウトなんだけど、

この日の拳四朗さんはやたらスタッフに引き回されてたんだよね。

 

試合前のボクサーはとにかくひたすら集中するべきで、

挨拶に来るのを暗に強要するような後援者はクソとしか言いようが無いし、

それを強いるようなスタッフはアホとしか言いようがないんだわ。

 

 

試合前がそうだったからってことが勿論全てではなかったんだけど、

正直この日の拳四朗さんは自分が今まで見た中では最低だったし、

相手のロペスにしてもそれでも世界チャンピオンかっていうテイタラクで、

最後まで単純な攻撃の繰り返しで、どこかで何か出すかと思ったら何も出なくて、

実に引き出しの数の少ないごく普通のボクサーにしか見えなかったんだわ。

 

そんなに大したことのない相手に対して拳四朗さん、

4Rを終えての中間スコアは39-37×2、38-38ってことで(自分は39-37)、

8R終了時点では77-75×3(自分は78-74)ってことで、

比較的公平なジャッジだなあって思いながらだったんだけど、

そこから大きく決着に行くかと思われた9R以降が全くダメダメだったんだわ。

 

最終ラウンドだけは吹っ切れたように打ち合っていたけど、

その手前までは手数不足のアピール不足が甚だしくて、

守りに入ったとも思えなかったんだけど、

最後の4Rは自分は39-37でロペスだったんだけど、(だから115-113)

3人のジャッジ達もほぼ同じような見解で、

1人が自分と同じ39-37でロペスにしたんだけど、

残りの2人がギリギリ38-38にしてくれたお蔭で結局、

115-113×2、114-114ってことで拳四朗さんが2-0の辛勝。

 

 

オメデトには間違いないんだけど正しく薄氷の勝利であって、

長嶺克則さんなら倒せたんじゃないかってそう思ったほどで、

ホントの拳四朗さんは絶対こんなモノでは無い筈なんだよね。

 

 

 

⑥ ファン・エルナンデス×比嘉大吾さん(白井具志堅)

             ………WBC F タイトル戦 12R

34勝(25KO)2敗(1KO)のチャンピオン、30歳・メキシコと、

12勝(12KO)0敗のランク1位、21歳・沖縄県。

 

それにしてもメキシコ国歌っていうのは、

一旦終わりそうなところからまた始まるって感じなんだよね。

 

3月に試合したばかりのエルナンデスは多分なんだけど、

こんなにすぐ試合をするとは思ってなくて、

タイトルゲットはタイだったもんで初防衛戦は自国でって思ってた筈で、

暫くはユックリしたいって思ってて練習もまともにしてないままで、

それを金に釣られて仕方なくって感じだったもんで、

だからウェイト調整にも失敗したんだと思うんだよね。

 

あと200gくらいなら2度目の計量までに何とか出来るのが普通なんだけど、

それまでにかなり追い込んでたせいか、たった15分でギブアップしたんだよね。

ただ、そんな事情はそっちの話で比嘉さんはあくまで比嘉さんらしくってことで……。

 

<1R>

二人共、黄色のレイジェスだったんだけど、

前日計量をミスしてタイトルを剥奪された割にはエルナンデスも結構動けてて、

プレスは終始比嘉さんだったんだけど、エルナンデスはやたらのスイッチで、

フットワークを駆使しつつ時折のワンツーもそこそこスピードがあったんだわ。

 

<2R>

残り56秒のところで比嘉さん、相手の打ち終わりに左ショートをキッチリ合わせて、

場内大歓声の中、いきなり衝撃のダウンゲット。

 

リスタート後のエルナンデスはそれほどのダメージは抱えてなかったもんで、

比嘉さんの方も無理に追い立てるってことはなかったんだよね。

 

<3R~4R>

いつの間にか比嘉さんの右目周辺も少し腫れてきたんだけど、

それほどのクリーンヒットを貰ってるっていう印象は無かったんだよね。

 

エルナンデスは比嘉さんの高めのガードを攻略し切れず、

グローブの上を叩くことに終始してそれ以上には仕掛けて行かなくて、

やっぱり無暗に攻め込んで2Rのようなカウンターを貰うのを警戒してたようで、

お互い、目立った有効打は無かったんだけど終始の攻勢で比嘉さんだね。

 

4R終了時点での自分のスコアは38-37で比嘉さんだったんだけど、

正式には38-37×2、37-38で、エルナンデスの2-1リードだったんだわ。

 

<5R>

スコアを確認した上でのことか比嘉さんがまずは積極攻勢で開始すぐの22秒、

鋭い踏み込みからの左フックでエルナンデスからこの試合2度目のダウンゲット。

 

再開後のエルナンデスはごく普通にやってて、

簡単に倒れてしまうけど回復力が凄いなあって感じだったんだけど、

直後の比嘉さんの左右のボディフックは相当効いたみたいで、

スリップって裁定だったんだけど思わず片膝を着いてしまうほどだったんだわ。

 

<6R>

エルナンデスの攻防がハッキリしてきて、

防御姿勢を取った時には全く打ち返して来ないもんで比嘉さん、

殆ど安心しての右アッパーボディで開始24秒に3度目のダウンゲット。

 

残り時間がタップリあった中、試合としては実質ここで既に終わってて、

っていうより前の回のボディフックが全てだった訳で、

その後残り52秒には右アッパーから左ボディで4度目のダウン。

 

そして更に残り30秒ではまた倒れてまた立ってきて、

比嘉さんのパンチはそこそこ重い筈なのに倒れる度に立ってくるもんで、

レフェリーとしても止めようがなくて困ってるみたいで、

こういうシーンはいつぞやの田口良一さんを彷彿とさせるものがあるねって、

隣の瀬端さんとも話してたんだけど、

最後の最後残り5秒前後のところでドコドコ喰らってまたダウンして、

これで合計6度目のダウンで、この回だけでも4回目ってことで、

流石にレフェリーも立ち上がってくる前のストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分58秒、比嘉さんのTKO勝ちでの初戴冠だったんだわ。

 

それにしても最後のラウンドをエルナンデスが終了ゴングまで凌いだら、

そのスコアはどうなるかって事が気にかかる訳で、

一つのラウンドで4回ダウンした場合のスコアってことなんだけど、

それはもう想像を超える訳で、10-5ってことでいいのかなあ……。

 

 

 

⑦ アッサン・エンダム×村田諒太さん(帝拳)

           ………WBA M 王座決定戦 12R

35勝(21KO)2敗のランク1位、33歳・フランス(カメルーン)と、

12勝(9KO)0敗のランク2位、31歳・奈良県。

 

自分はこれまで何回もこの会場に来たことがあるんだけど、

昨日ほど売店が大混雑して列の途切れが無かったことは初めてで、

信じられないことに拳四朗さんや比嘉さんの試合の最中でも変わらなくて、

もっと売店の規模を増やすべきだとも思ったけど、

それよりも何よりも観客の8割ほどは村田さんを見に来てるってことで……。

 

 

自分、実はとっても気分を害してしまってこの試合は11Rで帰ってしまって、

改めてスコアを確認するまでも無い大差としか思えなくて、

4Rにダウンを喰らってからはそれでも世界戦を戦ってるつもりかエンダム、

っていう感じが8R以降ずーっと抜けなくて、

クルクルクルクル、ロープ脇を延々右回りに回り続けて、

お前は中山競馬の出走馬かって感じしかしなかったんだわ。

 

エンダムはポンポンジャブだけは出して、戦ってる素振りを装い続けてたんだけど、

その90%以上は村田さんのグローブを叩いてただけだったんだけど、

一方ではその村田さんに対しても不満は拭えなかったんだよね実は……。

 

 

まず第1ラウンドが終わった時だったんだけど、

後ろから一力ジムの鈴木マネがポンポンって肩を叩いてきて、

「今のラウンド、村田選手は幾つ手を出したと思います?」 って聞いてきて、

自分は 「ジャブ含めても多分4回。」 って答えたんだけど、

鈴木マネは 「3回!」 って明確に答えたんだわ。

 

1Rをそんな感じで始めた村田さんは3Rまで驚くほど手数が少なくて、

元々そういう作戦だったのかも知れないんだけど、

外国人ジャッジには何て消極的なボクサーなんだろうかって、

そういう印象がこの時点で定着してしまったんじゃないかって思い返すんだよね。

 

村田さんが最後まで一度もユラッとすることが無かった中、

エルナンデスは8R以降も幾度も何度も体を泳がせてたんだから、

どこかのラウンドで敢えて倒しに行くような姿勢を見せて欲しかった訳で、

終盤にかけてはメリーゴーラウンドの中心に居続けてるような感じが強くて、

自分の周囲もストレスが溜まる一方だったんだわ。

 

 

正直こういう試合を最後まで見せられるのは自分的には殆ど屈辱に近くて、

だから抗議の意味も含めて11Rが終わったところで離席して、

エンダムのヘタレ野郎、負けてるのにそんなボクシングをするかってことで……。

 

アフリカ生まれのヨーロピアンボクサーには往々にしてあんな感じのが多くて、

やっぱり自分の中では違うフィールドのボクサーってことで、

当て逃げチョンチョンボクシング至上主義者としか思えなかったんだよね。

 

 

帰りの電車の中で確認した結果は自分的には驚愕以外の何物でもなくて、

そもそもWBAの試合役員はWBCより信頼できないことが多くて、

っていうよりこの日の連中は時差ボケだったのか前日の夜遊びが過ぎたのか、

半分居眠りしながらだったもんで取り敢えず手が動いてる方にポイントを振ったか、

或いはジャッジ2人が事前に買収でもされてたとしか考えられなかったんだわ。

 

自分が最後までその場に残ってたら間違いなくパンフレットを投げ込んでた筈で、

終了後の会場では多少の暴動でも起こったのかなあ……。

 

 

2人のジャッジが116-111、115-112だって言ってるのに、

残りの1人が110-117ってしてる時点で既に異常と言わざるを得ず、

でも多分5Rまでのスコアには大きなバラつきが無かった筈で、

47-47って判断した自分とそれほどかけ離れてたとは思わないんだよね。

 

で、それ以降残りの7ラウンド分について計算してみたら、

2人のジャッジは1つか2つのラウンド以外は全てエンダムに振ってて、

残り1人が7ラウンド分全てを村田さんにポイントを振ってたことになるんだわ。

 

つまり7ラウンドのうち5~6ラウンドも全く真逆のスコアが共存してたってことで、

こうなるとボクサーは一体何を頼りに試合をすればいいのかってことだし、

見る方としても何を基準にすればいいか戸惑うばかりで、

やっぱり2人のジャッジはモウロクしてたか時差ボケだったのか買収されてたか、

買収された究極のモウロク系の時差ボケだったのか、

それとも実はISのゲリラだったのか、

サイバーテロを仕掛けてる連中から派遣されたヤツらなのか、

更には北朝鮮のスパイだったのかとか、

そんなことしか頭に浮かばなかったんだよね。

 

色々つらつら考えるにやっぱりWBAっていうのは4団体の中で最悪だね。

 

 

結局最後に回されてしまって見ることが無かった予備カードの結果は……。

 

<予備1>

松田烈君(reason)×柴田洸弥君(高崎)……48㎏ 4R

1勝1敗(1KO)の19歳・東京都と、1勝0敗の19歳・群馬県。

 

3R1分57秒、松田君のTKO勝ち。

 

 

 

<予備2>

吉野ムサシ君(八王子中屋)×岸井宗之君(協栄山神)

        ………SF 4R

2勝3敗(1KO)の24歳・山梨県と、

3勝(2KO)7敗(3KO)1分の30歳・神奈川県。

 

40-36、40-37、39-37ってことで吉野君のほぼ圧倒の3-0勝ち。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 比嘉大吾さん

② ディラン・シャラ

③ 松本健一君

 

 

 

ホントは今日も有明コロシアムに行くつもりで、

3万円のチケットも手元にあるんだけど、

昨日あんな目に遭わされてしまってスッカリ気力が失せてしまったモンで、

欠席して競馬の予想に全力注入ってことで……。

 

 

 

2017年5月20日 (土)

後楽園ホール・5月19日

 

Img_0812

Img_0815 Img_0814

“デビュー戦勝利の内藤チサ君”

 

 

写真は内藤君が去年6月の試合に2-0デビュー勝ちした時のモノで、

ボクモバから拝借したんだけど、その時の喜び方が尋常じゃなくて、

よくまあこんなポーズがいきなり出来るなあってタマゲテしまったんだわさ。

 

余りのことだったもんで思わず塚田祐介さん経由でサインして貰ったんだけど、

今でもそれが唯一の女子ボクサーのサインなんだよね。

 

その後、権会長にその後のことを聞いたら、

彼女はあの試合に満足して一段落してるってことだったんだけど、
 
何を思い直したかこの日、約1年振りの実戦だったんだよね。
 
とにかく内藤君と権会長に頑張ってねを伝えて始まり始まり……。
 
 

☆ 内藤チサ君(鉄拳8)×鈴木菜々江君(シュウ)……LF 4R

1勝0敗の19歳・東京都と、3勝(1KO)2敗(1KO)の25歳・千葉県。
 
応援団の数は内藤君の方が多かったんだけどね……。
 
 
<1R>
 
内藤君は初っ端からテキパキ動けてたんだけど、
 
フック系のパンチが強く巧く打ててなかったし、
 
打ち出す瞬間と打ち終わりの際にガードが緩んでしまってたんだわ。
 
一方の鈴木君は一見してパンチが重そうだったし、
 
基本的なフィジカルの強さが目立ってたなあ。
 
 
<2R>
 
強い当たりを見せ始めた鈴木君の返しの左フックに比較して、
 
鈴木君のストレートは数は頑張ってはいたんだけど、
 
押し出すような、突っ突くような感じで若干の弱々しさが拭えなかったんだわ。
 
 
<3R>
 
残り1分20秒、内藤君の右ストレートがカウンターヒットしたんだけど、
 
その前後の被弾が目立って中々ポイントを取るまでには至らなくて、
 
常に気持ちの強さは見せてたんだけど、
 
それがパフォーマンスに生かし切れてなくて空回ってた感じだったなあ。
 
 
<4R>
 
押され気味ではありながら内藤君はまだまだ元気に動けてたんだけど、
 
一旦密着戦ともなるとやっぱり鈴木君のフィジカルの強さが圧倒してて、
 
迫力はそれほど無かったんだけど終始軸がシッカリしてたし、
 
最後の最後まで左手が右手と同じくらい強く打ててたんだよね。
 
ってことで自分は39-37だったんだけど結局、
 
ジャッジ3人も同じ感想だったみたいで、39-37×3で鈴木君の3-0勝ち。
 
 
 
試合後、控室に戻る途中でグローブタッチした内藤君は、
 
悔しさを溢れさせてべーべー泣いてたんだけど、
 
獲られた3つのラウンドの内、一個でも頑張り切れれば負けはなかった訳で、
 
もしまだ続けるのであれば、あれだけのスタミナはとっても貴重なんだから、
 
あとは少し数は減っても一つ一つのパンチをもっと大事に強く打つこと、
 
特にフック系のパンチを練習することなんじゃないのかなあ……。
 
 
 
この日、内藤君の応援にはジム仲間の塚田祐介さんも来てたんだけど、
 
自分も彼女の応援だったことを喜んでくれて、御礼を言われたんだよね。
 
 
 
目的が済んだもんで、じゃあ帰るかってことで出口に向かったら、
 
渡辺会長の奥様が受付席に座ってたもんで御挨拶したら、
 
「うちの女子高生のデビュー戦を見ていってよ。」 って言われたんだわ。
 
 
で、第2試合だったもんでまたホールの中に戻って、
 
どんな子なのかなあって見てたんだけど、
 
これがまあとっても優秀なボクサーで、そもそも気持ちがとっても強かったし、
 
上半身と下半身のバランスとかフットワークが抜群だったし、
 
軸のシッカリした左右の腕振りにも十分力が込められてたし、
 
試合終盤にはカウンターのタイミングでも打ててたんだよね。
 
 
結局、その鈴木なな子君は40-36×3のフルマーク勝ちしたんだけど、
 
半端な男子のデビューボクサーを遥かに上回るレベルだった、
 
っていうようなことを渡辺会長の奥様に伝えたんだけどね。
 
 
 
昨日は自分にとって初めてのレディスボクシングだったんだけど、
 
まるで女風呂に迷い込んでしまったかのように何となく落ち着けなかったし、
 
6~7人の人から 「珍しいねえ、何しに来たの?」 って言われてしまったんだわ。
 
それにしても同じ鈴木姓の菜々江となな子が連続出場だったんだよね。
 
 
 
 
自分の家からは2回乗り換えで45分ほど掛かるんだけど、
 
今日と明日は有明コロシアムボクシングなんだわ。
 
 
 
 
 
 
【村木田渾身競馬】
 
先週のヴィクトリアマイルのことなんだけどね、
 
ミッキークイーンのオッズが3倍を切るのはハッキリしてたもんで、
 
こりゃスルーだよなあって思ってたんだけど、
 
浜中より優秀な成績の騎手が他に5人もいたし、
 
ちょっとトライしてみるかってことで、
 
軸をどっちにするかM・デムーロとルメールとで迷ったんだけど結局、
 
ルメールってことで……。
 
 
 
<3連単>……15点
 
⑤→⑥⑧⑪⑭→②④⑦⑧
 
 
<ワイド流し>……5点
 
⑩~②④⑤⑦⑧
 
 
結果は ⑤→⑩→③ だったから3連単頭の⑤は正解だったんだけど、
 
2着、3着は大きく外してしまったんだわ。
 
ただ、幸運にも蛯名からのワイド流しの⑩~⑤が的中して8,380円也。
 
 
馬単(73,750円)にしておけばとか馬連(42,710円)だったらとか、
 
色々悩ましいところではあるんだけどそれはあくまで結果論で、
 
買い目を拡げ過ぎるのは長いスパンではトータル回収率を悪くするばかりで、
 
勿論、手持ち資金との兼ね合いもあるんだけど、
 
この辺りの点数が限界だと思ってるんだよね。
 
 
それにしても3着の幸Jは最近いいところに喰い込んで来るんだよなあ。
 
 
4月末時点の成績に限って言えば、この2ヶ月で調子を上げてるのは、                                                      
秋山、四位、岩田、和田、吉田隼、坂井、丹内で、
 
逆に調子を落としてるのは北村宏、藤岡佑、鮫島駿、藤岡康、丸田なんだよね。
 
 
以前にも書いたように自分の騎手評価は獲得賞金額ではなくて、
 
あくまで3着内比率の数値なんだけど、4月末時点でのトップ10は、
 
M・デムーロ→ルメール→川田→武豊→戸崎
 
→福永→浜中→田辺→北村友→秋山っていう順番で、
 
彼らの3着内比率は53.1%~29.3%の幅の中に納まってて、
 
特にM・デムーロなんかは2レースに1レースの割で3着内に入賞してるんだわ。
 
 
自分としては3着内率30%以上の騎手を軸に据えたいと思ってるんだよね。                                                               
ちなみに幸Jは23.9%だし、忘れた頃に大きく穴をあける太宰Jは12.3%で、
 
軸にはし難いんだけどたまに配慮する必要がありそうなんだわ。
 
 
 
ちなみに今日の勝負レースは二つで以下のような買い目ってことで……。
 
【東京10R】
 
<3連単>……②→⑥⑫⑬⑯→⑤⑦⑬⑭
 
<ワイド流し>……⑨~②⑤⑦⑬⑭
 
 
【新潟11R】
 
<3連単>……⑥→③⑪⑭⑮→①⑩⑫⑮
 
<ワイド流し>……⑧~①⑥⑩⑫⑮
 
 
 
 

2017年5月17日 (水)

後楽園ホール・5月16日

 

Img_1120

“手乗り猫”

 

 

 

前の日に試合を終えたばかりで目の上に若干の傷跡を残した長嶺克則さんが

ジムの後輩の工藤優雅君の応援に来てたもんで、

試合の際に自分が感じたことを確かめてみたんだけど、

そんなに間違ってはなかったみたいだったんだわ。

 

 

三迫ジムの賢祐マネのYURI奥様から素敵なノートブックを頂いた後、

リングでアップしてた山下賢哉さんに声掛けて始まり始まり……。

 

 

昨日は第4試合までが東日本新人王トーナメント予選だったんだけど、

その4試合全部がKO決着だったんだわ。

 

 

 

① 福島晋之祐君(八王子中屋)×池上渉君(郡山)……B 4R

1勝(1KO)0敗1分の35歳・埼玉県と、2勝(1KO)2敗の27歳・福島県。

 

<1R>

福島君はそもそも手出しが遅かったし、

一旦打ち合いとなった際の回転力不足も目立ってたんだけど残り1分04秒、

相打ちになった瞬間、池上君を弾き飛ばすような感じでダウンゲット。

 

ただ、リスタート後一気に飛ばしていったのはダウンを喰らった池上君の方で、

その後福島君は左目上を大きくヒットカットされてしまってのやられ放題で、

自分的には9-8って感じのラウンドだったんだわ。

 

<2R>

福島君は相変わらず見過ぎの手数不足が改善されないままで、

池上君もそれほどの強豪ではないんだけど、

相手の攻撃が緩いもんで何となく楽々とやってる感じだったんだけど、

結局2分47秒、福島君がボコボコッと連続打ち込みされてフラッとしてしまって、

これはちょっとヤバイなってことで即のストップエンド。

 

 

池上君の次の試合は8月1日、相手は堤アキラ君なんだけど、

この階級のBグループは元々メンバーの濃度が少しばかり薄いから、

3勝3敗1分の堤君でもかなりの強豪なんだよね。

 

 

 

② 松崎喜巳君(K&W)×林慶太君(10count)……SFe 4R

0勝1敗の20歳・埼玉県と、0勝1敗(1KO)の19歳・東京都。

 

<1R>

二人共、元気満々ではあったんだけど立ち上がりから明らかに慌て過ぎで、

開始49秒、それまでいい感じで攻め立てた林君だったんだけど、

松崎君の左フックをまともに貰って思わず膝カックンの危ない危ないで、

一発当てたところで舞い上がってムチャ攻めした結果だったんだわ。

 

松崎君も無防備なまま相当打たれ込んでたんだけど、

林君の方がより大きなダメージを引きずったままで、

残り45秒でもまたもやの左フックを貰ってしまってたんだわ。

 

林君は立ち姿がとっても見栄えがいいんだけど、

アマ経験がある割にはパフォーマンス全体が雑で特にディフェンスが今一で、

もう少し落ち着いて試合が出来るようになるといいのになあ。

 

<2R>

セコンドからのアドバイスで林君、

何とか左ジャブから立て直そうと懸命に頑張ってて、

まだまだ危なそうな感じを引きずったままではあったんだけど、

それでも必死の立て直しからの連続攻撃で挽回ポイントゲット。

 

松崎君は動きに初心者の雰囲気が抜けてなかったんだけど、

大きく打ち込まれてユラッとしてからの踏ん張りが尋常じゃなくて、

多少喰らってもモノともしない気持ちの強さと体力は凄かったんだわ。

 

それにしても林君、まだまだガードが低過ぎだよ。

 

<3R>

松崎君はホントに頑張るボクサーで鼻血出しながらも必死懸命で、

残り53秒に林君に右ストレートのキツイのを貰って、

ガックリ腰を落としてしまったところでも踏み止まって、

相当なダメージを負いながら残り50秒間を踏ん張り通したんだわ。

 

<4R>

多少余裕が出てきた感じの林君がボディブローやアッパーも駆使するようになって、

それでも松崎君は最後の接近乱打戦に挑んでいっての奮闘奮闘で、

今や細かい打ち分けが出来つつあった林君のパンチを掻い潜って、

残り1分からは気合込めての反転攻勢だったんだわ。

 

ただ、松崎君のここまでの累積ダメージもやっぱり半端じゃなかったみたいで、

長い時間を飛ばし切れなくて明らかに腕振りが緩くなってしまった残り10秒、

林君が見栄えのいいショットを2発打ち込んだところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

2R以降修正してからは林君、大分落ち着きを取り戻したみたいだったけど、

それでもやっぱりまだ各所に穴があるのは間違いのないところで、

次の相手の江澤宏之君はBグループの優勝候補の一人だから、

これから2ヶ月の間に更なる改善が望まれるって感じだったなあ。

 

 

 

③ 山口修斗君(八王子中屋)×荒川竜平君(中野サイトウ)

                          ………F 4R

1勝1敗の23歳・長崎県と、2勝(1KO)0敗1分のサウスポー、27歳・宮崎県。

 

荒川君はこの階級Aグループ唯一の優勝候補なんだけど(勿論自分的な)、

ホントに間違いないのかをシッカリ見極める試合だったんだわ。

 

<1R>

山口君は荒川君の左が殆ど見えてなかったみたいで、

開始12秒、25秒、31秒って立て続けに左ストレートを貰ってしまってて、

山口君なりに勢いを付けて詰め寄ろうとはしてたんだけど、

その後もその入り際に左ストレートや右フックの被弾が目立ってたんだわ。

 

それからは突破口を見出し難くなってしまったようで、

残り41秒には更に大きくヒットされてしまって鼻血に見舞われてしまって、

二人の力量差を露骨に見せられる思いだったなあ。

 

<2R>

開始直後、傷みの酷い山口君にドクターチェックが入って、

鼻骨骨折の疑いが強いっていうことでそのまま即のストップエンドで、

07秒、荒川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

荒川君は次は7月25日、相手はシードの稲葉直樹君なんだけど、

パンチ力はあるんだけど穴も多いもんでまず問題ないんじゃないかなあ。

 

 

 

④ 高原亮君(オサム)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L 4R

1勝1敗1分の28歳・埼玉県と、2勝(1KO)0敗のサウスポー、24歳・神奈川県。

 

内藤君はBグループ唯一の優勝候補だからね……。

自分の横には内藤会長と律樹さん、それに小浦翼さんが並んで応援で、

石川元希さんも激励に寄って来てたね。

 

<1R>

高原君はホントに全く前振りナシの右一本狙いが露骨なボクサーで、

ひたすらカウンターのタイミングで待ってる相手はそりゃやり易い筈はなく、

内藤君も行くに行けずというかまずは慎重慎重な立ち上がりで、

小さく薄い当たりしか叶わなかったんだけど、

それでも殆ど何にもしなかった高原君よりはマシのまずは1ポイントゲット。

 

<2R>

試合展開は全く変わらず、薄くて軽かったけどそれでもヒットは内藤君のままで、

高原君はあくまでどこかで一発ドカンに拘ったままだったんだわ。

 

どういう風に試合が動くのか、内藤君が待ち切れずに仕掛けて行って結果、

高原君の罠にかかってしまう可能性も残されてたんだよね。

 

いきなり試合が動いていきなりの結末が訪れたのは残り48秒のところで、

シュシュッと内藤君が仕掛けて行って、高原君がバックステップして凌いで、

そういうのはここまで何回も繰り返されたんだけど、

この時の内藤君の追込みはそれで終わらなくてそのまま一気の詰め詰めで、

南ロープの中ほどから東ロープ中間まで斜めにおよそ4m程にも及んで、

思わず高原君がのけ反ったところに何となんと内藤君、

今まで見たことのない右アッパーを強烈ブチ込みで、

それ一発でガッシリガタイの高原君が昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

相当な倒れ方で高原君が立ち上がる気配が薄かったもんでレフェリー、

途中でカウントをストップしての2分22秒でのTKOエンドだったんだわ。

 

余りに劇的なエンディングだったもんで自分の周囲は大変な騒ぎだったなあ。

 

 

内藤君の次の試合は7月25日、橘ジョージ君が相手で、

アマ10勝4敗、プロ4勝2敗の強豪ではあるんだけど、

デビュー当初は動きがモッソリした感じだった内藤君だったんだけど、

試合を重ねるごとにキレが良くなってきてるから一押しなんだよね。

 

 

それにしても2R2分22秒っていう数字は自分にはとっても貴重で、

こういう風に同じ数字が並ぶのはあとは1R1分11秒と、

11R1分11秒しかない訳で、内藤君のラッキーナンバーは2ってことで……。

 

 

 

⑤ 矢部龍征君(花形)×小林孝彦君(10COUNT)……SL 6R

4勝(3KO)2敗(1KO)1分の21歳・神奈川県と、

5勝(5KO)2敗(2KO)の21歳・埼玉県。

 

前後をトーナメントに挟まれた少し奇異な感じがした6回戦だったんだけど、

お互いに同じようなリズム感とタイミングを持ってるハードヒッターなんだよね。

 

それにしても花形ジムには最近木村章司さんの姿が無いんだよね。

 

<1R>

それまでは矢部君の攻勢の方が目立ってたんだけど残り40秒、

小林君のジャブがストレート系でカウンターヒットして流れを変えて、

このままポイントゲットかと思ったら最後残り3秒のところで、

矢部君の右ストレートが綺麗な当たりを見せてポイントを取戻してたね。

 

<2R>

二人共、相手を警戒してのことか慎重の上の仕掛け不足の手数不足で、

1分10秒にワンツーフックを貰ってしまった小林君も即の挽回を目指さなくて、

届きにくい距離から打ってるから力強いショットになって無かったし、

二人共、パンチを交わしたところから打ちたいっていうのが見え見えで、

ビビッてるのか単なる手抜きなのか、緊張感さえ伝わり難くて、

お互いの攻め手が全く見えて来なかったんだわ。

 

ってことで余りに退屈だったもんで一旦離席ってことで……。

 

 

4Rの終盤、小林君があわやってところまで相手を追い込んだんだけど、

それも元々はカウンターショットがきっかけで、

彼はもっと色々出来る筈のボクサーだから、

先仕掛けとカウンターを巧いこと混ぜ込んだり、

右で決めようとするかの如くから実は左フックを狙ったりとか、

見せて欲しいところだったんだよね。

 

5Rに入ったらまたもや二人共、パッタリ手数が止まってしまって、

微妙なスコアの中、もう残りが少なくなってるっていうのに必死感が感じられず、

ダメだなこりゃって感じの再度の離席だったんだわさ。

 

 

聞くともなしに聞いたスコアは結局、59-56、58-57、57-57ってことで、

如何にも散らばったどっちつかずのもので、小林君がやっとの2-0勝ち。

 

 

この後の5試合がユース王座決定トーナメントの準決勝戦だったんだわ。

 

 

 

⑥ 小坂烈君(真正)×佐川遼君(三迫)……Fe 6R

6勝(2KO)2敗の19歳・広島県と1勝(1KO)0敗の23歳・青森県。

 

小坂君は尾道出身の三兄弟の三男坊ってことで、

だから山下会長もセコンドを兄弟達に任せてるって三迫会長に聞いたんだわ。

 

<1R>

この日がB級2戦目の佐川君がいいリズムのスタートを切ってて、

上下の打ち分けも良かったし、カウンターのタイミングも狙えてたんだわ。

 

小坂君は中間距離ではそれほどの怖さを感じさせなかったんだけど、

一旦距離が縮まり加減になると途端にショットが力強くなるタイプで、

要するにお互い、距離の取り方がポイントになりそうだったんだわ。

 

そういう考え方は佐川君陣営も同じだったみたいで、

距離を取れっていうアドバイスが飛んでたんだけどね……。

 

<2R>

前の回余裕の1ポイントゲットに気を良くし過ぎたか佐川君、

開始1分20秒、若干安易に相手の距離に付き合ってしまった途端、

小坂君のここぞの左右フックから右アッパーをまともに貰ってしまったんだわ。

 

一連の被弾で明らかに効かされてしまった佐川君は残り1分11秒、

回復がままならないところに更に強烈な右ストレートを打ち込まれてしまってダウン。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど佐川君、如何にもダメージが大きくて、

レフェリーが途中でカウントストップしての1分59秒、小坂君が見事なTKO勝ち。

 

 

それほど打たれ強くはないって聞いてた佐川君は、

明らかに戦い方を間違ったとしか言えなかったんだけど、

訪れた最初のチャンスを見逃さなかった小坂君がやっぱり優秀だったんだわ。

 

 

小坂君の決勝の相手は溜田剛士君で、これはもう激戦必至の好カードなんだけど、

小坂君タイプは溜田君の大好物なもんで溜田君の優勝を期待するんだわ。

 

 

 

⑦ 永田翔君(アベ)×石井龍誠君(伴流)……SFe 6R

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・長崎県と、

6勝(4KO)3敗(1KO)のサウスポー、20歳・東京都。

 

石井君は去年12月の試合で右腕をケガしてからの復帰戦で、

諦めない永田君との延々の手数戦が予想されたんだわ。

 

<1R>

残り1分、石井君の左ストレートが綺麗に炸裂ヒットして、

永田君の腰がガックリ落ちて思わず両手をバタつかせてしまってダウン。

 

ってことだったんだけど、実はこの時永田君のグローブはリングに着いてなくて、

レフェリーは微妙な場面の裁定に関してジャッジに確認する事もしなかったし、

唯一再判断を求め裁定を覆す権利を持ってるスーパーバイザーは、

いつものように手元の書類に目を落としてたんだよね。

 

<2R>

永田君は体の動き自体は悪くなかったんだけど、

的を絞らせない様にするその動きがスムースな打ち出しを却って阻害してた様で、

殆どクリーンに当て切れないまま開始51秒には連続被弾してしまったんだわ。

 

自信を深めた石井君の方も余りに左に頼り過ぎで、

それを見せパンチに使って左フックを本命打ちするところも見たかったなあ。

 

<3R~4R>

永田君はそこそこ強い腕振りは出来てたんだけど正確に当て切れないままで、

4Rの残り1分10秒にはまたもや強烈な3発ほどを直撃されてて、

石井君の右腕はケガの影響を全く残してなかったんだわ。

 

それにしても永田君、あれだけ打たれ込んでたのに全くへこたれなくて、

まだまだ、まだまだって感じで不器用なんだけど真面目なボクシングだったなあ。

 

<5R~6R>

永田君としてはここまで追い込まれると後はもうダウンゲットしかなくて、

今更ペトペト、ポイントを取りに行くようなことをしてても焼け石に水な訳で、

もうこうなったら開き直って刺し違える気になって突っ込むべきだったんだけど、

そこが彼の真面目なところでもあって、そういう乱暴が出来ないままだったんだわ。

 

永田君にとっては良く耐え抜いたっていう結果だけは残ったんだけど、

ああいう窮地をどう打開するかについては別の考え方も必要だと思ったなあ。

 

 

結局、60-53×3ってことで、ある意味気持ちいいほどのパーフェクトスコアで、

勝った石井君の決勝の相手は同じサウスポーの三瓶数馬君なんだけど、

基本的には距離の奪い合いになると思ってて、

石井君の左ストレートと三瓶君の右フックの戦いになるんじゃないかなあ。

 

 

試合後暫くして、永田君と阿部会長?が一緒のところを偶然にすれ違って、

自分は二人と話したことが全く無かったんだけど、

目が合った阿部会長?が 「どうでした?」 って感じでいきなり話し掛けてきて、

自分のところのボクサーがパーフェクト負けてしまった直後、

気分が良かろう筈のないところだったもんでちょっと驚いてしまったんだけど、

取り敢えず上に書いたようなことを思いつくまま感想として伝えたんだけど、

やっぱり永田君は見た目通りでとっても真面目に聞いてくれたんだわ。

 

 

 

⑧ 山下賢哉さん(白井具志堅)×岩井尚斗君(森岡)

                           ………SF 6R

9勝(6KO)3敗(2KO)のランク11位、20歳・東京都と、

3勝(1KO)1敗の19歳・兵庫県。

 

山下さんはどう見ても一力ジムの鈴木マネの子分にしか見えないんだけど、

実は和氣慎吾さんの舎弟なんだよね。

 

その山下さんは和氣さんと同じジムに移るかと思ってたら違ってて、

その辺りの事情はまた別の機会にってことで、

ジムも変わった上で半年振りの彼がちゃんと動けるのか心配してたんだけど、

実はこの日の山下さんは以前よりテキパキ感が増してたし、

より丁寧なボクシングをしてたもんで驚いてしまったんだわ。

 

勝ちはカタカナボクサー相手だけっていうそんな安直な戦績の相手に、

山下さんは絶対絶対負ける訳にはいかなかったんだよね。

 

<1R>

岩井君も熱闘上等のボクサーみたいで、

プレスをかけられながらも時折見せる攻撃には気合がこもってて、

トータルの手数では山下さんを上回ってたんだけど、

当たりのハードさではやっぱり山下さんが優位だったし、

やたらメチャ打ちすることなくディフェンスへの配慮も別人のようだったんだわ。

 

<2R>

常に下がり気味ではあったんだけど岩井君、

折々の攻め込みは力強かったし回転力もそこそこあったんだけど、

1分12秒辺りからの山下さんの執念のドカ打ちラッシュは迫力満点だったんだわ。

 

その後岩井君も立て直して一転挽回反攻を見せてたんだけど、

残り36秒、もつれたところからの山下さんのショートワンツーが直撃して、

殆ど赤コーナーの前だったんだけど、岩井君がダウン。

 

ああいうもつれ合った展開になったらそれこそ山下さんの土俵なんだよなあ。

 

<3R>

岩井君が距離を維持して再度立て直せるのかって思ってたんだけど、

開始15秒からはお互いに体を寄せ合って気持ちを見せ合う密着殴り合いで、

岩井君も想像以上に踏ん張ってたんだけど、

的確な総ヒット数を比べるとやっぱり山下さんの優勢は動かし難かったんだわ。

 

<4R>

岩井君の頑張る気持ちとスタミナは見るべきものがあって、

膝をガクガクさせながらも奮闘してたんだけど、

この日の山下さんほどにはディフェンス感覚が備わってないみたいで、

余りにも大規模な被弾が目立ち始めて、そろそろかなあった思ってた1分過ぎ、

見るに見かねたって感じでレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

ってことで1分56秒、山下さんのTKO勝ちだったんだけど、

久し振りの割には却って以前よりちゃんと動けてたし、

ディフェンス含めてボクシング全体のクオリティーも向上してて、

彼は色々な思いや不安を抱えてのリングじゃなかったと思ってたもんで、

まずは良かったヨカッタってことで……。

 

決勝戦の相手の田之岡条さんとのリングトークはとっても面白かったんだけど、

彼はもう2年前の彼ではないから田之岡さんも余程締めていかないと……。

 

試合直後、山下さんとグローブタッチしてたら和氣慎吾さんも傍にいて、

「ホント、気が気じゃなかったですよお。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

⑨ 中谷潤人さん(M・T)×工藤優雅君(マナベ)……F 6R

11勝(9KO)0敗のランク15位、サウスポー、29歳・三重県と、

6勝(1KO)2敗2分の23歳・青森県。

 

正直に言うと残念ながら工藤君は3Rくらいまでの内に倒されてしまうって、

そういう予想をしてたんだけど、彼は前日に田之岡条さんと戦った

長井一さん以上のパフォーマンスを見せたんだわ。

 

<1R>

上背もリーチも優位の上、抜群のKO率を誇る無敗の相手に対して工藤君、

初っ端から実に吹っ切れた戦いを挑んでいって、

中谷君の外しざまを敢えて狙っていく勇気は大したもんで、

ポイントを取るまでには至らなくて、薄い左ストレートと軽いボディブローで、

中谷さんにポイントを拾われてしまったんだけど常に男を見せてたんだわ。

 

<2R>

工藤君は相手に的を絞らせないいい動きをしてたんだけど、

流石の中谷さんはソロソロッとプレスを強めていって、

左ストレートが当たる距離を密かに作りつつあったんだわ。

 

それにしても工藤君、有効ヒット的には今一だったんだけど、

度胸を据えたような試合態度で、合わせ打ってたその左フックの一発でも、

ホントに一発でも当てたら大きく展開を動かす可能性も秘めてたんだわ。

 

<3R>

お互いの利き腕が危険な交差をし始めるようになって、

工藤君としてはそこからのガチャガチャ戦に持ち込みたいところだったんだけど、

やっぱりここも流石で中谷さんはあくまで冷静だったんだわ。

 

って見てた残り49秒、お互いの体とパンチが交錯したその刹那、

工藤君の左フックがかすり当たりした瞬間に中谷さんのバランスが崩れて、

被弾ダメージではなくてあくまで足元の乱れではあったんだけど、

それでもとにかく工藤君が中谷さんから驚愕のダウンゲットだったんだわ。

 

これで自分のスコアは丁度イーブンになったんだわ。

 

<4R>

今度は中谷さんが立て直す場面で、間違いなくのギアアップで、

大きくフェイントをかけて出来た隙間を正確に突き始めてたし、

顔面でもボディでもいいからとにかく当たれって感じの左アッパーが抜群で、

体を屈めがちの工藤君に対してはとっても有効なパンチになっていったんだわ。

 

ただ工藤君も残り1分20秒からの密着ショート戦は実に巧くこなしてて、

中谷さんも肘を上手に畳んで打ち込んではいたんだけど、

こういう場面こそが勝負場面だって感じでより強くより正確に当て込んでたんだわ。

 

<5R>

中谷さんは更に本気出しで、利き腕をミスした際の返しの右が極上だったし、

相手が入って来る瞬間に合わせ打つ左アッパーが益々冴えわたってきて、

大きな顔面ヒットが無い中では十分な有効打になる訳で、

実際工藤君もそこそこシンドそうな感じになってきたんだわ。

 

中谷さんは前の回の教訓から接近し過ぎるのを何とか避けようとしてて、

だから工藤君は再び届き難いことが多くなっていったんだけど、

それでも常に勇敢だったし突っ込む姿勢にも常に節度が保たれてて、

無様なバッティングっていう事態にはならなかったんだわ。

 

ってことでまたもや自分のスコアはイーブンになってたんだわ。

 

<6R>

ってことで自分の中ではホントに最後の勝負ってことで、

気持ちと手数の見せ合いの中、最初の1分半までは中谷さんがやや優勢で、

工藤君は終始相手に決定打を許しはしなかったんだけど、

一方では自らも決定打が打てないままだったのも事実で、

特に前の回での中谷さんの左アッパーのボディブローが効いてきたみたいで、

消耗が進んでたのは明らかに工藤君の方で、

終盤は見た目に解るほど反応が鈍ってきてしまってたんだわ。

 

 

結局、それほどの大事には至らずのままの終了ゴングで、

自分は57-56で中谷さんだったんだけど、

58-55×2、57-57ってことで中谷さんの2-0勝ちだったんだよね。

 

 

この後、帰り際の工藤君とバッタリしたもんで、

自分の感想を伝えたんだけど何かの参考になったかなあ。

 

 

 

⑩ ユーリ阿久井政悟さん(倉敷守安)×大保龍斗君(横浜さくら)

                           ………F 6R

10勝(6KO)0敗1分のLF5位、21歳・岡山県と、

9勝(2KO)3敗1分の22歳・神奈川県。

 

阿久井さんは後楽園ホールでは過去に2度戦ってて、

2015年には全日本新人王の決勝戦で細谷大希君に3-0、

2016年には大野兼資さんにKO勝ちって全勝なんだけど、

敗けたどちらもが自分が密かに贔屓にしてたボクサーなもんで、

今回は是非大保君に仇討願いたいっていうのが試合前の素直な気持ちで……。

 

<1R>

阿久井さんを見てて最初に感じたのはそのガードのシッカリ感で、

高いKO率を誇る無敗の若いボクサーにしては実に丁寧な防御をするんだよね。

 

彼の決着パンチは殆どが右ショットみたいなんだけど、

それを有効に発動する為の左手の使い方がもう抜群で、

自分は初っ端から元気よく仕掛けてた大保君より、

阿久井さんの動きの方に目が行きっ放しだったんだわ。

 

1分30秒、エンディングは突然訪れて、

チョイ詰めしたところで阿久井さんが大保君のグローブをチョン打ちしたその直後、

阿久井さんの必殺の右ストレートが抜群のタイミングで飛んでいって、

大保君としてはチョン打ちされた時点で直後に何かが飛んで来ると思うべきで、

そしてこういう場面は大野兼資さんが倒された時と良く似てて、

顔面を真っ直ぐ打ち抜かれて大直撃してしまったんだわ。

 

まともに被弾してしまった大保さんは南ロープ前で一発昏倒ダウンしてしまって、

余りに激しい倒され方だったもんでレフェリーも即のストップエンドで1分33秒、

良過ぎるほどの手際の良さで阿久井さんがTKO勝ち。

 

 

大野さんがやられてしまったケースと全く同じ1R決着で、

だからこそ立ち上がりから余りいきり立ったらダメだって思ってたのになあ……。

 

阿久井さんの決勝戦の相手は一つ前の試合の勝者の中谷さんなんだけど、

サウスポー相手となると若干様相も違ってくると思うし、

中谷さんの方はこの日の相手よりやり易いって思ってるんじゃないかなあ。

 

 

 

阿久井さんとは勿論全く面識がなかったんだけど、

どうしてもちょっと話がしたかったもんで、

色んな人達がはけた後に初めましてってことで……。

 

驚いたことに阿久井さんは薄っすらこのブログのことを知ってくれてて、

自己紹介もしなかったのにどうしてバレてしまったのかを尋ねたら、

話し方と文章がとっても似てるもんで、ひょっとしたらって思ったってことで、

却って握手なんか求められてしまって赤面の至りだったんだよね。

 

この無敗同士の阿久井さんと中谷さんとではどっちが強いのかって、

帰りがてらに延々考えてたんだけど、

これまで戦ってきたメンバーは阿久井さんの方が明らかにハードなんだけど、

その阿久井さんはサウスポーが得意ではないみたいだし、

あれだけ奮闘した工藤君の為にもやっぱり中谷さんに勝って欲しいかなあ……。

 

ってことで阿久井さん、ゴメン、また8月に会おうね。

 

 

 

【本日のベスト6ボクサー】

① ユーリ阿久井政悟さん

② 内藤未来君

③ 工藤優雅君

④ 山下賢哉さん

⑤ 小坂烈君

⑥ 荒川竜平君

 

 

 

昨日は全10試合の中で自分的なアップセットは結局1試合もなかったんだよね。

 

 

 

2017年5月16日 (火)

後楽園ホール・5月15日

 

Img_1119

“闘い終わって日が暮れて……。”

 

 

 

先週末は香港やイギリス、それに鹿児島で、

知り合いのボクサー達5人が其々の奮闘だったんだけど、

香港で渡邊卓也さんと木村翔さんが3R、2RKO勝ちした以外は残念残念で、

同じ香港の会場で松山真虎さんはほぼフルマークの0-3負けしてしまったし、

鹿児島では楽々のランクゲットだと思ってた田中教仁君は際どい0-2負け、

イギリスの村中優さんも、これは大差の0-3負けしてしまったんだよね。

 

田中さんの試合を現場観戦してた人の話を聞いたんだけど、

やっぱり九州はことボクシングに関してはまだまだ未開の地で、

もともとまともなファイトマネーを支払ってるジムはとっても少ないし、

ジャッジも地元ベッタリの上、運営自体のズサンさも目を覆うばかりってことで、

本気でやりたいボクサーは一日も早く上京すべきだと思うんだよね。

 

 

 

昨日は中6日振りのボクシングだったんだけど、今週は5ボクシングもあって、

そのうち後楽園では3ボクシングが開催されるんだけど、

その全てが “DANGAN” で、一週間に3興行っていうのは新記録な訳で、

古澤さんも苦笑してたし、お手伝いの人もテンテコ舞いなんだよね。

 

 

この日のポスターは自分的には久し振りの秀逸モノで、

ブラウンのモノトーン系にランカー以上の8人の顔写真の表情が極上で、

其々山ほどの試合中のショットの中からグローブで顔が隠されてなくて、

なおかついい表情をしたモノを選び出すのは膨大な作業だったろうなってことで、

こういう気合が入った誠実さに溢れるポスターを見るのも一つの楽しみなんだわさ。

 

 

ホール1Fのエレベーターホールで声を掛けられて振り返ったら小浦翼さんで、

周りには親父さんはじめ一族の方々が集ってて、

そのすぐ後に宮崎辰也君に付き添われた長嶺克則さんが、

メインイベンターとしてはとっても早い時間の会場入りで、

その後ホールに入ってKG大和の片渕会長とコンチワして、

三迫ジムの加藤トレと椎野トレと一緒に居た藤北誠也さんと田中公士君、

マナベジムの真部会長、三迫会長、渡辺会長、柳光会長達に御挨拶して……。

 

 

第1試合の前にB級のプロテストがあって、

既に試合が決まってるRK蒲田の練習生が高林良幸君とスパーしたんだけど、

大学ボクシング部の主将ってことで流石のパフォーマンスだったなあ。

 

 

 

① 足立良太君(RK蒲田)×山口裕也君(高崎)……LF 4R

デビュー戦の31歳・京都府と、デビュー戦の29歳・群馬県。

 

二人共、比較的年齢のいったデビューボクサーだったんだけど、

ボクシングスタイルは随分違ってたんだよね。

 

<1R>

足立君は見るからに真面目真面目の正統派ボクサーだったんだけど、

山口君の方は初めっから両手を下げてのピョンピョンボクシングで、

瞬発力を生かした鋭い出入りを繰り返してのハッキリした当て逃げ系で、

踏み込み加減を掴みかねてた足立君が苦戦してたんだわ。

 

山口君としては巧いこと捌いてるっていう意識だったと思うけど、

カッコ付け過ぎの相手を舐めたような感じが自分的にはノーサンキューで、

真面目で不器用でさえあった足立君が負けるところも見たくなかったもんで、

山口君が1ポイント取ったところで離席したんだわ。

 

 

暫くして4Rに戻ってみたら足立君が思いの外の奮闘で、

山口君の方は1Rの面影を失ってたというか何だかガス欠みたいで、

さてどんな判定なのかって耳を澄ませてたら、

40-36、39-37×2ってことで何となんと、足立君の3-0勝ちだったんだわ。

 

ってことは足立君2R以降はすっかり相手を封じたってことで、

頑張ってねって試合前に声を掛けた割には最後まで見てなくてゴメンゴメン。

 

 

 

② 中山祐太君(勝又)×田中公士君(三迫)……F 4R

1勝0敗1分の21歳・東京都と、

2勝(1KO)2敗(2KO)のサウスポー、25歳・大阪府。

 

この試合だけが東日本新人王トーナメント予選だったんだけど、

多くの人は中山君優勢だって言ってたんだけどね。

宮田ジムの石田凌太さんと上田有吾君と一緒観戦。

 

<1R>

田中君が中々いいスタート切ってて、左ストレートが素直に伸びてたし、

相手の反撃を素早い引き足でやり過ごしてたんだよね。

 

中山君はサウスポーが不得意のような感じが続いてて、

残り30秒からはやっと踏ん切りがついたみたいで動きが良くなったんだけど、

それでも利き腕で攻撃を終えることが多くて、

きちんとフォローまで行き届いてた田中君の方が見栄えが良かったなあ。

 

<2R>

中山君のワンツーはとっても美しいんだけど、

打ち出しのタイミングに固執し過ぎるところがあって、

もっと臨機応変な攻撃が欲しいところだったんだわ。

 

<3R>

ここからのギアアップが勝敗を決める局面だったんだけど、

まず飛ばしていったのは中山君で、

直後に田中君もそれに応じての激しい打ち合いに突入したんだけど、

何となく田中君の腕振りに力がこもってなくて、

パンチの力強さには随分差が出てきてしまったんだわ。

 

中山君は密着系のボディブローにも見せ場を作って、

最後は僅差だったんだけど中山君ポイントだったなあ。

 

<4R>

いきなりの手数戦から始まってそれが1分半まで続いて、

ほぼイーブンからの攻撃反撃の繰り返しが延々で、

行ったり来たりが最後まで続いて判断が難しかったんだけど、

ラスト1分からの頑張り手数は中山君だったんじゃないかなあ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで田中君の3-0勝ちで2回戦進出。

 

田中君は次、7月25日に石渡剛君と対戦するんだけど、

その石渡君はBグループの優勝候補の一人なんだよね。

 

 

 

③ スミス健人君(勝又)×大阪匠君(川崎新田)……SB 4R

0勝1敗(1KO)の22歳・東京都と、1勝4敗(3KO)の27歳・北海道。

 

健人君の初戦TKO負けの相手は矢斬佑季君で、

矢斬君の勝ち方が衝撃的だったもんで新人王候補に選んだんだけど、

その彼も1回戦で中村由樹君に0-3負けしてしまって、

この階級の若手の力関係が中々固まらないんだよね。

 

<1R>

健人君はまずは冷静に実にカッチリした立ち上がりを見せて、

残念ながら大阪君は反応の悪さと対応の遅さが目立ってたんだわ。

 

相手の見極めが済んだ健人君が1分15秒からいきなりの飛ばし飛ばしで、

対応の遅れた大阪君は一気に追い込まれてしまったというか、

いきなり危ない感が漂ってのほぼ一方的な展開で、

反撃はおろかディフェンス面も心もとなくなってしまったところで、

2分07秒だったんだけどレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

この試合の前に大阪君の応援に来てた古橋岳也さんが挨拶してくれて、

試合後には健人君の応援だった若松竜太君が久し振りってことだったんだけど、

若松君は現役続行の決断をしたらしいんだわ。

 

 

 

④ 粟田祐之さん(KG大和)×鈴木貴彦君(横浜光)

                         ………SFe 6R

8勝(3KO)3敗(1KO)のランク15位、サウスポー、26歳・神奈川県と、

6勝(4KO)2敗(2KO)の21歳・神奈川県。

 

この試合に負けたら粟田さんは即ランク落ちするし、

鈴木君は勝てばほぼランカーになれる訳で、

お互いのモチベーションに全く不足の無いグッドなマッチメイクだったんだわ。

 

<1R>

いつものように若干のイカリ肩からの粟田さんの左ストレートがグッドグッドで、

かなり長い距離から真っ直ぐ飛んで来るもんで鈴木君は少し面食らってて、

その反撃も単発に終わってて効果を上げ切れないままだったんだわ。

 

<2R>

鈴木君にとってはシツコイ前詰めからの手数勝負狙いだったんだけど、

先手が取り切れてないまま、粟田さんにタイミングを自由にさせてたんだわ。

 

それでも鈴木君、終盤にかけては力込めての腕振りが叶うようになってきて、

特にボディブローはポイントになるほどだったんだけど、

それでもラウンドトータルのヒット数ではまだ粟田さんが優勢だったんだわ。

 

<3R>

まずは鈴木君が見栄えのいい左フックを当て込んだんだけど、

直後の粟田さんの左、左の方が有効度は高くて、

鈴木君は早くも鼻血を出し始めたんだわ。

 

このまま粟田さんのペースになるのかって思われた中盤以降、

鈴木君が気持ちと体勢を立て直しての頑張り踏ん張りで、

粟田さんは幾度もコーナーに追い込まれる場面を作ってしまって、

少し流れが変わりつつあったんだよね。

 

<4R>

1分20秒、粟田さんの左ストレートがカウンターヒットしたんだけど、

自分には粟田さんはその左に固執し過ぎのように見えて、

それが攻撃の幅を削いでしまってるような感じがしたんだよね。

 

鈴木君のプレスからの先手は中々有効打に繋がらなかったんだけど、

それでも残り20秒からのフック系のワンツーは挽回の余地を充分見せてたなあ。

 

多少スコアに迷うところではあったんだけど、

中盤までの強くは無かったけど見栄えのいい左ストレートでやっぱり粟田さんかなあ。

 

<5R>

開始1分03秒の青コーナー前、鈴木君の右が綺麗にヒットして、

それをきっかけにお互いが一気に飛ばしていって、

いつの間にか粟田さんも鼻血を見舞われてて残り30秒からは、

お互いに親の仇でも取に行くような力を込めた激闘激闘で、

甲乙付け難かったんだけど、序盤の右ストレートで鈴木君ポイント。

 

<6R>

微妙なスコアを自覚した二人の最後のアピール合戦だったんだけど、

最初の1分半はほぼイーブンだったんだけど、

若干疲れが見えてきた鈴木君が徐々に打ち終わりが甘くなってきて、

形の良くない打たれ方をするようになってきたんだけど、

攻勢を取ってた粟田さんの方も残り時間を気にするようになったから、

彼も相当消耗が進んでたみたいだったんだわ。

 

 

ってことで微妙なままの終了ゴングで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-57、57-57ってことで粟田さんが僅差の2-0勝ち。

 

 

鈴木君はランク取りに行ってた割には飛ばし不足だったし、

そもそももう少し攻撃の幅を拡げる必要があるように思ったし、

粟田さんにしても、もう少し色々出来る筈のボクサーで、

この日は左ストレートに頼り過ぎで攻撃が単調だったし、

簡単に詰められてしまってたのも反省だと思ったなあ。

 

 

この後の3試合に登場したランカー達の相手は何チャラ・何チャラ系だったもんで、

其々1Rだけ見て、これなら大丈夫だってことで殆どフリータイムだったんだわさ。

 

 

 

⑤ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×何チャラ・ヨンジム

                         ………Mm 6R

9勝(6KO)0敗のランク8位、22歳・神奈川県と、

11勝(4KO)10敗分の24歳・タイ。

 

小浦さんはリングインした時の立ち姿とかがとっても見栄えが良くて、

その自信に満ちた様子に他のランカー達がビビッてるんだと思うね、多分。

結局小浦さんが2R0分25秒でTKO勝ち。

 

 

 

⑥ 何チャラ・トップチーム×小野心さん(ワタナベ)

                         ………48㎏ 6R

8勝(2KO)4敗の33歳・タイと、

19勝(3KO)8敗(3KO)3分のランク1位、サウスポー、34歳・神奈川県。

 

小野心さんは最初っから倒すボクシングをする人じゃないんだけど、

流石にこの程度の相手ならってことで、4R2分13秒のTKO勝ち。

 

 

 

⑦ 何チャラ・コンパトム×藤北誠也さん(三迫)

                       ………51.5㎏ 8R

12勝(3KO)10敗2分の20歳・タイと、

10勝(3KO)3敗のランク2位、29歳・鹿児島県。

 

藤北さんは明らかに最初っから倒しにいってて、

だから当然の如く、3R1分16秒でのTKO勝ちだったね。

 

 

 

残り2試合ってことで、自分の中でのセミファイナルとメインの順番が、

実際の順番と一致した珍しいケースでもあったんだよね。

 

 

 

⑧ 田之岡条さん(小熊)×長井一さん(ワタナベ)……SF 8R

13勝(1KO)3敗4分のランク5位、サウスポー、23歳・埼玉県と、

14勝(4KO)8敗(4KO)2分のランク7位、33歳・千葉県。

 

この試合は見極めにくい展開が続いての6R負傷判定に持ち込まれて、

自分は58-56だったんだけど結局、58-56、58-57×2ってことで、

田之岡さんの3-0勝ちだったんだけど、

長井さん本人も陣営周辺も負けてるとは思ってなかったみたいだったんだわ。

 

田之岡さんがクリンチばかりしてたっていう非難が多かったんだけど、

右ストレートを打ちながら頭から突っ込んでくる相手にどう対応するかっていうと、

田中恒成さんのようにスパスパッとサイドステップして交わし切れないとなると、

それはもうクリンチ受け止めするしかない訳で、

突進する姿だけでポイントを貰えるってことは今では期待し得なくて、

解り難いヒッティングより解り易いヒットにポイントが行くのは至極当然のことで、

自分はこの試合、全く正当なジャッジだったと思ったんだよね。

 

最終的にはバッティングで終わってしまったんだけど、

自分はもっと早い段階で有り得たとも思ってて、

その点では田之岡さんの頭の位置への配慮がとっても良かったんだよね。

 

 

 

⑨ 長嶺克則さん(マナベ)×富岡哲也君(REBOOT)

                           ………F 8R

13勝(9KO)1敗(1KO)のランク9位、26歳・沖縄県と、

5勝(5KO)1敗(1KO)の21歳・埼玉県。

 

長井一さんの試合からの流れで、

自分のすぐ隣に谷口将隆さんと京口紘人さんが並んで一緒観戦。

 

<1R>

試合直後、控室に戻る長嶺さんが最初に口にしたのは、

「凄いプレッシャーでした、緊張しました。」 って言葉だったんだけど、

1Rの入りはとってもそういう風には見えなくて、

とにかくまずは慎重な立ち上がりをっていう感じは伝わってきたんだけど、

開始直後の長嶺さんはメインイベンターであることの自覚と、

ランク1位を死守することにかなりプレッシャーを感じてたらしいんだわ。

 

この日の相手の富岡君はまだ7戦目とは言え半端な若者ではなくて、

失うモノが無くて差し違える覚悟を持ったハードパンチャーだったんだよね。

 

試合後に富岡君が言ってたんだけど、

とにかく前に出続けることだっていうのを常に実践しつつ、

強敵に対峙した姿には全く気後れしたところが無かったし、

腕振りにも何の迷いも見せてなかったんだわ。

 

 

このラウンド、富岡君が右フックを1発、長嶺さんが左フックを2発ヒットさせてて、

長嶺さんの有効度の方が高かったんだけど、

まずは左フックの強打から始めたところが長嶺さんの優秀な点で、

まだ見ぬ右ショットの強さを相手に充分警戒せしめた効果は充分だったんだわ。

 

<2R>

早くも富岡君の動きを見極めたか長嶺さんが軽やかにして自由に動き出して、

若干左右への動きに難のある富岡君を横からも攻め立て始めて、

残り5秒の南ロープ前、逆ワンツーからの最後は右のロングフックを直撃させて、

富岡君から過激なダウンゲット。

 

<3R>

ラウンド終盤でのダウンゲットだったもんで長嶺さん、

相手が回復するする前に決着付けようとするが如くのいきなりの飛ばし飛ばしで、

ウワァ、そろそろ危ない危ないなあって思ってた1分20秒、

富岡君が信じ難い飛ばし返しで左右フックを連続振り込みの反転攻勢で、

と思ったらその直後に長嶺さんのカウンターが強烈ヒットしてって、

目まぐるしく形勢が変わっていったんだわ。

 

富岡君は一発は貰うことはあったんだけど連続被弾は必死に避けてて、

打ち終わりの頭の位置に対する気の配り方も21歳には見えなかったんだけど、

この回は終盤にかけての長嶺さんの本気攻めは流石にシンドかったみたいで、

10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだけど、

それでもよく踏ん張ったなあっていう印象を見てる人達に強く抱かせたんだよね。

 

<4R>

リカバリーが心配された富岡君だったんだけどこの回、

初っ端から一気攻めしていったのはその富岡君の方で、

前の回終盤にかけて飛ばした長嶺さんが休み加減に始めたところを見計らって、

実に彼らしい攻撃を仕掛けて行ったんだけど開始1分07秒、

またもや打ち終わりに左フックを合された直後に富岡君、

長嶺さんの右フックを側頭部に貰ってしまってこの試合2度目のダウン。

 

何とかリスタートした富岡君だったんだけど、正直殆どダメそうで、

いよいよ最後の決着が付けられつつあった残り47秒のその瞬間、

差し違える覚悟の富岡君の気持ちが噴出したか、

最後のショットを決めるべく一瞬、長嶺さんが緩んでしまったか、

富岡君が力強く振り放った左フックが直撃して長嶺さんがリング中央で昏倒ダウン。                                             

場内はもう大騒ぎのるつぼで殆どの人が何らかの声を上げてたんだわ。

 

一発で終わってしまうような当たり方では無かったから助かった長嶺さんと、

ダウンゲットで息を吹き返した富岡君の正に興奮の一騎打ちが始まって、

どっちもアリだった残り10秒、これは行けそうだと思ったその瞬間が、

そういう瞬間が実は一番危険な時間帯でもあるっていうのもまた真実で、

その直前に谷口さんも同じようなことを言ってたんだけど、

いい感じで追撃してた富岡君がモロカウンター喰らってしまって3度目のダウン。

 

<5R>

相当打たれ込んでた筈の富岡君の回復力は初めて見る彼の驚くべきところで、

絶対下がらないっていう信念をここでも貫いててまたもやの懸命なプレスだったし、

フェイントからの左フックとか右ストレートもここに来てまだまだ死んでなかったし、

その後、長嶺さんの反撃に遭ってここまで延々貰ってた左フックで、

右目上がまるでタンコブの様に腫れ上がってきたんだけど、

全く怯みが感じられない試合態度は殆ど感動モノだったんだわ。

 

<6R>

力を充填しながらの富岡君のショットにはまだ鋭さが失われてなかったんだけど、

流石に長い時間動き切れなくなってきた中、

長嶺さんの動きには劣化が全く見られなくて、

4Rでの不用意な被弾を反省した慎重な攻め立てには全く抜かりが無くて

30秒を過ぎると止め時をどうするかがレフェリーと陣営の明らかな課題になって、

もう止めてもいいよなあって感じだった1分03秒、

西ロープに追い込まれて大きく2発~3発貰ってしまったところで、

レフェリーストップと陣営からのタオルインがほぼ同時のTKO決着。

 

 

この日の長嶺さんはステップワークが以前とは少し違ってるような感じで、

巧く言えないんだけど何となくスタンスが狭かったし無駄を省くようになってたし、

上半身のリズム取りもそれほど大きくなくて、

いつでも素直な打ち出しが出来るようになってて、

スムースなジャブに繋がってたような感じだったんだわ。

 

彼の先攻めとカウンター狙いの組み合わせは見ててホントに美しくて、

相手が打って来ないところを見計らっては大きく攻め込んだり、

狭い隙間でも腕畳んでのショートフックをカウンターのタイミングで打ってたし、

それはもう谷口さん達が激賞してたんだけどそれと共に、

直撃を避けるためのボディワークとかグローブディフェンスも抜群だったんだわ。

 

 

試合後突然、「村木田さんですよね。」 って声を掛けられて、

応援グッズの片付けをしてた長嶺さんの親父さんだったんだけど、

ボクサーの身内の人達は試合の行方だけを見てればいいって訳じゃなくて、

応援に来てくれた人達に頭を下げなくちゃいけないし後片付けもね……。

 

 

自分は殆ど場合、負けたボクサーに話し掛けることはしないんだけど、

どれだけいい試合をしたかを富岡君に伝えたくて会いに行ったんだわ。

 

彼は自分が長嶺さん勝ちの予想をしてたことを知ってたみたいで、

「どうにかしてひっくり返したかったんですけど……。」 って言ってたんだけど、

それでもやる事はやり尽くしたって感じでく晴々してて、

達也君とか浩介君、それに樹君達の総領であることは充分証明したんだよね。

 

上下の打ち分けを含めてあともう少し攻撃の幅出しをして、

左右への動きの鋭さを増せばまたレベルアップした彼が見られると思ったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 長嶺克則さん

② 富岡哲也君

③ スミス健人君

 

 

 

朝からパソコンがダウンしてしまって2時間ほどを無駄にしてしまったモンで、

アップが遅くなってゴメンです。

勿論今日も後楽園ホールへ出陣するんだけど、

明日はパソコンの機嫌が直ってるといいんだけどなあ……。

 

 

 

 

2017年5月11日 (木)

女子ボクサーランキング

 

Img_1115

「エッ? エーッ!」

 

少し前に黄色から茶色になったビル5階の後楽園ホール入口前のスペースには

様々な格闘技系の興行ポスターが貼ってあるんだけど、

いきなり目に入って来たのが女子プロレスのポスターのこの人で、

自分にはある関西のボクシングジムの会長にしか見えなかったんだわ。

 

 

 

つい最近、日本のプロボクシング界にとって画期的な出来事があって、

女子ボクサーの日本ランキングが発表されたんだわ。

 

長いことボクシング会場に通い詰めながらつらつら思うのは、

後楽園ホールにやって来る人達は大きく分けて3つに分類されるってことで、

一つはある特定のジムに付随してるサポーター達で、

二つ目は特定のボクサーを取り巻く個人的な繋がりに基づく観客達、

三つ目はマスコミ露出度が多いボクサーのフォロワーってことで、

自分のような純粋かつ単純な一般人としてのボクシングファンていうのは、

実はとっても少なくて、一興行当たり30人~40人程しかいない感じなんだわ。

 

 

ボクシング業界が女子ボクサーにスポットを当てるっていうのは、

彼女の個人的な繋がりに基づく観客を増員させる可能性を秘めてる訳で、

結果的には業界全体の集客力を増すことに貢献できるかも知れなくて、

ジム側にとっても肩書きボクサーを増やすことは練習生獲得に繋がって、

最終的にはトータルの集金力を増すことが出来るかも知れなくて、

より多くのボクサー達が規程通りのファイトマネーを受け取れるようになるっていう、

そういう夢のような可能性さえあるかも知れないんだよね。

 

ただ、例えデビュー戦でも1勝さえすればランクイン出来るっていう仕組みは、

男子ボクシングとは明らかに別のジャンルであることを示してて、

元々女子ボクサーの総数が少ないのに男子並みに15位まで設置してるのも、

ランキング自体がスカスカであることを白状してるようなものなんだよね。

 

男子ランキングも10位までで充分だったんだけど、

野放図なまでに15位までに広げ過ぎてしまった結果、

現在Mm~M級までの13階級で32名分もの空きが出来てしまってるし、

そもそもランカーとしての価値そのものが失われつつある中、

更に委細構わずそれ以下のA級ボクサーをもランク付けするべきだっていう、

もう考えられないほど自己中のジム関係者がいることにも驚く訳で、

日本バンタム級27位なんて肩書きとリングコールが欲しいのかって事で……。

 

そういう肩書き欲しさの傾向が女子ボクシングにも現れてる言わざるを得ず、

それはもう殆ど媚びに近いウケ狙いとしか思えず、

1勝すれば15位にランキングされるっていう大サービスは、

こと女子ボクシングの振興策だけに留めておくべきだし、

取り敢えずこれからは月間賞の選定はあくまで男女別々ってことで……。

 

 

男子を含めた業界全体の振興策はあくまで別の論点であって、

改善すべき点に関して目を瞑り、かつその点から目を逸らさせ、

殆ど枝葉に過ぎない変更に無駄な議論を尽くすのではなくて、

そもそもボクシングっていうのはジムの為にあるのではなくて、

ボクサーの為にあるんだってことを強く再確認すべきだと思うんだよね。

 

 

 

2017年5月 9日 (火)

後楽園ホール・5月8日

 

Img_1107

“くっ、首が……。”

 

ホール近くドームホテルの脇道でトボトボ前を歩く見たまんまのホームレス。

あれって気が付いたら首から上が無くて、

こりゃ妖怪の類かってことで追い越しざまに横目で見てみたら、

彼の首は90度以上曲がってたんだわ。

路上に落ちてるかも知れない小銭を探す生活が長いもんで、

それでこんなことになってしまったのかも知れない職業病なんだわ。

 

毎週月曜日午前中、上野公園の西郷さんの銅像の近くに、

今でもボランティア医師団が出張ってるかは知らないけど、

一度見て貰った方がいいと思うけどなあ……。

 

 

 

昨日の角海老ボクシングは今まで経験したことないほどスッカスカのメニューで、

ランクキープの為とか、最後まで相手が見つからなかったからとか、

移籍2連敗はどうしても避けたいとか、それなりの理由はあったんだろうけど、

タイ、タイ、インドネシア相手の試合を3つも見続けるのは如何にもシンドくて、

ってことで昨日は最初の3試合が終わったところで帰宅したもんで、

第4試合以降の結果に関してはエビログ等をチェックして下さいな。

 

昨日は宮坂航君と住田愛斗君の試合を見に行ったんだけど、

ホールを出た時はまだ7時前だったんだわ。

 

最初の2試合は東日本新人王トーナメント予選だったんだけど、大会長と会長、

それから武田航君とか糸山良太君、坂本大輔さん達とコンチワして始まり始まり。

 

 

 

① 住田愛斗君(角海老)×花森成吾君(JBS)……SF 4R

2勝1敗の23歳・大阪府と、2勝1敗の19歳・東京都。

 

昨日は4回戦ボクサーにも入場曲が用意されてたんだけど、

この二人は今年の1月に対戦してて、

その時は住田君が3-0勝ちしててこれが直接再戦ってことで……。

 

<1R>

前回の反省を生かしてまずは花森君がいいジャブから始めてたんだけど、

スッと距離が詰まったその瞬間、住田君のショートワンツーが綺麗に当たって、

その直後更に右フックが大きくフォローヒットして、

それはまだ開始17秒でしかなかったんだけど、

ほぼリング中央のところで花森君がダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした花森君だったんだけど、

その時には既に住田君は猛獣化してしまってたもんでいきなりシンドイシンドイで、

そこからはいつ止めるかっていうのがレフェリーの大きな役目になったんだわ。

 

もう少しクールな追撃が求められるほど、

住田君の腕振りはやたら大袈裟になっていったんだけど、

花森君の反撃がないままだったもんで殆どやり放題で、

2発目の大きな右フックがヒットしたところがストップエンドで、

0分46秒、住田君にとっては初めてのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

住田君は次、7月25日に屋根内譲太君と対戦するんだけど、

彼の多少の荒っぽさの方が多分屋根内君を圧倒するんじゃないかなあ……。

 

 

 

② 長岡舜也君(角海老)×小林昇太君(花形)……B 4R

2勝(1KO)5敗(4KO)の26歳・茨城県と、1勝0敗の25歳・神奈川県。

 

<1R>

お互いかなり慎重というかちょっと怖がり同士のようで、

最初の1分間を左ジャブの探り合いだけに使ってて、

長岡君がリーチ差の分だけほんの少しだけ優位に進めてたんだわ。

 

小林君の方はもっともっと踏み込みを何とかしないと、

何も始まらないって感じなんだよなあ。

 

<2R>

前の回と変わらず殆ど長岡君ペースだったんだけど、

残り9秒で小林君の右フックが大きくヒットして挽回ポイントゲット。

 

<3R~4R>

お互いにやたらの一段落が目に付き始めて、

ちょっとパンチを交差させるとその度に一休みというか仕切り直しが延々で、

それでも小林君が徐々に踏み込みのシツコサを増していって流れを変えていって、

それと比較して長岡君の工夫不足が目立ってたんだよね。

 

 

それほど真面目には見てなかったんだけど、

39-37で小林君かなあって思ってたら、

39-38、38-38×2ってことで小林君の1-0ドローだったんだけど、

優勢点2つ共が振られた長岡君が勝ち上がりだってさ。

 

長岡君は7月25日に義元得拳君と対戦するんだけど、

これはちょっと勝ち目が薄いんじゃないかなあ……。

 

 

 

③ 宮坂航君(角海老)×瓜生晃一君(博多協栄)……B 8R

10勝(2KO)4敗1分の28歳・東京都と、

7勝(4KO)3敗(1KO)1分の30歳・福岡県。

 

瓜生君は中々の好成績ではあるんだけど、

九州でのことなもんで宮坂君が一蹴してしまうんじゃないかってね……。

 

<1R>

結構スムースに先手を取ってたのは細身の瓜生君の方で、

宮坂君は相手の出方を確認することにまずは時間を使ってたんだわ。

 

明確なクリーンヒットが無かった中、若干の手数差で瓜生君だね。

 

<2R>

宮坂君が徐々にプレスを強めていったんだけど、

まだ先攻めするってところまではいってなかったし、

いつものキチンとした左ボディも封印したままだったんだわ。

 

そこそこのKO率にもかかわらず瓜生君の腕振りはそれ程鋭くはなくて、

こんな感じなら宮坂君が飛ばしたら全く問題無さそうだったんだわ。

 

<3R>

瓜生君は相変わらず手数は頑張ってたんだけど、

当たりそのものは薄いというか軽いとしか言わざるを得ない危険度の低いモノで、

そろそろ宮坂君の出番だと思ってたんだけど、中々ギアアップしなくて、

当たらなくてもいいからたまに大きく振り込んで脅かせばいいのになあ。

 

<4R>

宮坂君はこちらの期待には添わないトロトロのままで、

狙い過ぎというか、もう試合半分に差し掛かってるっていうのに、

見過ぎ見過ぎのペースを変え切れなくて退屈系に突入していって、

何となく肩に力が入り過ぎで動き全体や腕振りにスムースさが欠けてたなあ。

 

 

ってことで、5R~6Rは休憩タイムで7Rに戻ったんだけど、

まだそれほど激しいやり取りにはなってなくて、ボーッとしままの終了ゴング。

 

発表されたスコアは79-73、79-74、78-74ってことで、

宮坂君の殆ど圧倒3-0勝ちだったんだけど、

自分の中では4Rまででイーブンだったもんで、ちょっと驚いてしまって、

いい場面の全てを見逃してしまったのかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 住田愛斗君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

2017年5月 7日 (日)

後楽園ホール・5月6日

 

Img_1109_2

“サフィニア”

 

サフィニアはペチュニア系に属するんだけど、

植物の遺伝子組み換え実験にも使われてて、

“サフィニア” の名称はサントリーがパテント保有するオリジナルなんだわ。

去年ある人から頂いたものなんだけど、

真面目に世話をしてたら今年もまた花を付けたんだわ。

 

 

 

昨日はホールの入り口で奥村健太君とバッタリで、

彼、熊本のジムから角海老ジムに移籍しての初戦で大ケガしてしまって、

残念ながら現役を諦めざるを得なくなってしまったんだけど、

ジム側が彼の真面目さとか人柄の良さを評価して今回、

晴れてスタッフとして第二のボクシング人生を迎えることが出来たんだよね。

E

 

 

その後有岡康輔君ともヤアヤアってことで、

所属ジムの閉鎖とか移籍に関して色々とね……。

 

 

この日は横浜光ジムの興行だったし、川崎新田ジムからも出場者があって、

つい5日前に激闘を終えたばかり同士の胡朋宏さんと西田光さんも来てて、

一方はサングラスをかけてたし、もう一方は左目下をまだ赤黒くしてたんだわ。

 

 

昨日は元々は8試合が組まれてたんだけど、

ウェイトを作り切れなかったり、内臓の病気が発覚したり、

バイク事故を起こしてしまったボクサーがいたりして3試合も無くなってしまって、

全5試合だったんだけど、自分的には大いに堪能できたんだよね。

 

 

 

① 岡田靖弘君(横浜光)×豊田和也君(小熊)……Fe 4R

1勝(1KO)0敗の21歳・岡山県と、1勝(1KO)3敗(1KO)の28歳・埼玉県。

 

この試合は豊田君がウェイトを作り切れなかったみたいで中止になったんだけど、

豊田君、余り深刻になり過ぎずに素直に頭を下げて出直せばいいんだよ。

 

 

 

② 綱島亨平君(RK蒲田)×及川唯君(川崎新田)

                          ………59.5㎏ 6R

4勝(3KO)6敗(3KO)のサウスポー、33歳・東京都と、

4勝(1KO)3敗のサウスポー、24歳・北海道。

 

<1R>

ガードを固めて寄り寄りしてからの左右フック狙いの及川君に対して綱島君、

やっぱり腰高気味で対応してたのはちょっと拙くて、

前傾の足りないままの打ち出しなもんでショットを強く打ち切れてなかったなあ。

 

<2R>

及川君はもっとジャブが打てればなあって感じだったんだけど、

綱島君の手数落ちに助けられて終始プレスを効かせることが出来てて、

残り1分からは綱島君の逆襲に見舞われたんだけど、

細かいショットを重ね打って綱島君が鼻血。

 

<3R~4R>

綱島君は距離に対する意識に欠けたまま相手のペースに巻き込まれてしまって、

固まってしまった試合の流れを取り戻せないまま被弾が増えるばかりで、

ついに4R、見かねたセコンドサイドからのタオルインでストップエンド。

 

 

あと2秒ってところで終了ゴングだったもんで試合後に聞いてみたら、

それは解ってた上で判断したって言ってたんだよね。

 

 

 

この試合、すぐ横に実にチャラっこい女子高生達が並んで、

すぐ後ろのオッサン達が連れてきたみたいだったんだけど、

何か清潔な感じがしなくて無駄話の上の飲み食い三昧で、

とっても耐えられなくていきなり西板席へ緊急避難だったんだけど、

そこにテンカウントジムの村越マネがおられたもんで暫く並んで観戦。

 

 

 

③ 大嶋剣心君(帝拳)×吉松大樹君(協栄)……54.5㎏ 6R

1勝(1KO)1敗の21歳・青森県と、6勝(1KO)3敗の22歳・山梨県。

 

この試合は吉松君の体調不良というか何かの病気みたいで、

定かではないんだけど彼は以前もこんなことがあったんじゃなかったかなあ。

 

 

 

④ 利川聖隆君(横浜光)×上村優君(ドリーム)……L 6R

6勝(4KO)4敗(1KO)の20歳・神奈川県と、

7勝(3KO)4敗(2KO)1分の34歳・三重県。

 

<1R>

上村君は良く前詰めはするんだけど先手を取り切れてなくて、

フレーム的にも圧倒してた利川君に強いショットを打ち込まれることが多くて、

ガードは優秀だったんだけどそれだけではポイントにはならないんだよなあ。

 

利川君は若いのに実に丁寧なボクシングで上下の打ち分けも華麗で、

左ボディの角度なんか抜群だったなあ。

 

<2R~4R>

ペースは圧倒的に利川君っていうラウンドが続いて、

上村君も諦めずの前詰めは続けてたんだけど、

一旦接近したところでのスイッチが入り切らなくて中途半端な感じだったなあ。

 

<5R~6R>

始めての6回戦はそりゃ疲れるんだと思うけど利川君、

フットワークが使い切れなくなるにつれ上村君の出番が増えていって、

そうなるまでに時間が掛かり過ぎではあったんだけど上村君、

一気にやる気を見せていってガンガンの密着戦を仕掛けて行ったんだわ。

 

最後はお互い、とっても危険度の高いバカ振り合いになってしまったんだけど、

より鋭く腕が振れてたのは却って上村君の方だったんだよね。

 

 

それでも試合中盤過ぎまでの利川君の優位を覆すまでには至らなくて、

自分的には59-55だったんだけど結局、

59-55、58-56×2ってことで見た目通り利川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

利川君には試合最後までのスタミナ、上村君にはもう少しの早仕掛けが、

其々求められる内容だったんだけどね。

 

 

気分を変えて今度は東板席に移動したら、

三迫ジムの三浦仁君が寄って来てくれてここからは最後まで並んで観戦。

とっても人懐こい彼はサインも実にそれっぽくて微笑ましいんだけど、

この日は利川君からチケットを購入したってことで……。

 

 

 

⑤ 豊嶋亮太さん(帝拳)×馬場一浩君(REBOOT)……W 6R

6勝(4KO)1敗1分のランク11位、21歳・福岡県と、

5勝(3KO)4敗(2KO)2分の24歳・東京都。

 

<1R>

少し前に角海老ジムからリブートジムへ移籍した馬場君なんだけど、

久し振りの彼は中々力強く進化してたんだけど、

最初のクリーンヒットは豊嶋さんの左フックだったんだわ。

 

その後残り1分20秒ではお互いの右フックが相打ちになったんだけど、

より効果的だったのはやっぱりパンチ力で上回ってる豊嶋さんの方だったんだわ。

 

馬場君も残り26秒、中々の右フックを当て込んでたんだけど、

ラウンド全体を通しては豊嶋さんがほぼ余裕のポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

馬場君に上下の打ち分けが不足してた中、

左ジャブの正確性と全体の手数でも豊嶋さんが優勢だったんだわ。

 

<3R>

二人の被弾の差は当然の如くお互いのダメージ差に現れてきて、

馬場君の顔面がかなり赤くなってきたんだわ。

 

<4R>

豊嶋さんが一段のギアアップをするにつれ二人の力量差は更に明白になって、

ショットの数と鋭さ正確さの全てで馬場君が圧倒されてしまって、

残り50秒の西ロープ際、返しの左フックで相手が揺らいだのを見て豊嶋さん、

嗅覚鋭く倒しどころと見計らっての一気攻めで、

南ロープに詰められた馬場君が連続被弾してついにダウン。

 

豊嶋さんにもたれ掛るように倒れ込んだ馬場君は見るからに相当なダメージで、

何とか何とかって立ち上がりはしたんだけど、

西ロープ前での左フックで既に効いてしまってたみたいで、

レフェリーも再開は無理だって判断して2分32秒、豊嶋さんのTKO勝ち。

 

 

豊嶋さんの1敗はおよそ2年前、

変則サウスポーのアウトボクシングに判定負けしたものなんだけど、

今なら十分な対応が出来るんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑥ 松原陵君(帝拳)×ダウット・何チャラ……SF 6R

6勝(6KO)1敗の26歳・岐阜県と、戦績不明の22歳・タイ。

 

出稼ぎの絶好のチャンスだったのにこのタイボクサー、

来日直前にバイクで事故ってしまったってことで中止。

 

 

 

⑦ 佐々木基樹さん(帝拳)×石川元希君(M・T)……L 6R

42勝(26KO)10敗(3KO)1分のランク8位、41歳・東京都と、

8勝(5KO)1敗のサウスポー、24歳・アメリカ。

 

変則6回戦だったもんでロートルにも大いにチャンスはあったと思うんだけど、

ここは石川君に圧倒的に勝って欲しいっていうのが自分的願望だったんだわ。

上背は石川君の方がデカかったんだけど、相手は頭がデカかったんだわ。

 

<1R>

石川君は6倍ほどものキャリアのある相手に初っ端から全く臆することなく、

全く普段通りのパフォーマンスで始めることが出来てたんだわ。

 

6回戦っていうのは最初の3ラウンドの内、

少なくとも2つを取ることを目標にするべきだって思ってるんだけど、

開始45秒、素早いワンツーでまずは石川君がポイントゲットで、

佐々木さんは反応的に明らかに今一だったね。

 

<2R>

石川君のスピードに全く付いていけてなくて、

真っ当なやり取りでは敵わないと判断したか佐々木さん、

早くも例の両手ダラリからの一瞬飛び込み大作戦開始ってことだったんだけど、

やたら頭下げて突っ込んで来るもんで石川君、

くれぐれも注意が要るところだったんだけど、全く問題無さそうだったんだわ。

 

<3R>

少しでも打たれると例のヘラヘラ笑いを出し始めたっていうことは佐々木さん、

いいのを貰ってるっていう事を自ら白状してるのと同じな訳で、

そんな相手に対して石川君、その後も左ストレートをスットンスットン当て放題で、

相手は頭ごと突っ込んで一振りしてそれでお終いを繰り返してるもんで、

早くも勝負あったって感じが漂って来たんだわ。

 

佐々木さんはあんまりヘラヘラしてるもんで途中でマウスピースを飛ばされてたし、

残り15秒からはやられっ放しで全く見る影も無かったんだよね。

 

このラウンド、石川君が右目上をヒットカットされたってことだったんだけど、

自分には全くそういう風には見えなくて、

ガッチャガチャした際のバッティング以外考えられなかったんだよね。

 

試合後にそのことを石川君とレフェリーの両方に直接確認してみたんだけど、

思ってた通りお互いに全く違った答えが返ってきたんだよね。

 

<4R>

早くも足元の安定感が無くなってきた佐々木さんに対して石川君、

クリンチされないいように右へ抜けながらの左フックが抜群の抜群で、

1分38秒の左フックでは大きく佐々木さんをヨロつかせてたんだわ。

 

<5R>

佐々木さんは最早休み休みでしか動けなくなってしまってて、

余りの弱さとか情けなさを自ら恥じての照れを隠しながらみたいで、

終始石川君にやられっ放しでもうハァーハァーだったんだよね。

 

余程油断しない限り石川君の勝ちは揺るぎなくて後はもう、

相手の死んだふり作戦とかヘッドバッティングに注意してれば良かったんだけど、

右目上のカット傷からの流血が止まらないのだけが気掛かりで、

これ以上傷口を広げてストップされたらそれこそ元も子も無くなる訳で、

ヤケクソ系の無暗な殴り合いには絶対付き合わないことなんだよね。

 

<6R>

最終ラウンド、ダウンゲットしないと勝ち目のない佐々木さんは予想通り、

頭下げての最後のブンブン振り回しに賭けていって、

そういうのに付き合ったらダメだろって思ってた石川君もガチャガチャで、

それはまるで4回戦の無鉄砲な殴り合いに等しくて、

石川君にしてみればそこまで付き合うことは無かったんだけど、

そのことを試合後に石川君に聞いてみたら、

相手がああ来たらこっちも倒してやろうって思ったもんでって、

彼もまたグラデュエーターの一人ってことで……。

 

 

それでもまあまあとにかく何事も起こらずのままの終了ゴングで、

3Rの石川君のカットはバッティングって判断だったもんで、

自分は60-54だったんだけど結局、

59-55、58-56、58-57ってことでバラついてはいたんだけど、

とにかく石川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分は元々佐々木さんの復帰には懐疑的だったんだけど、

流石に今回で彼自身も区切りを付けられるんじゃないのかなあ……。

 

 

リング上でのインタビューを終えて控室に戻る石川君は、

自分に気が付いてくれて左手を高く差し上げながら階段を下りてきたんだけど、

顔面には殆ど目立った傷みが無くて、オメデトの握手握手だったんだわ。

 

で、自分的には石川君は間違いなく5月度の月間新鋭賞だと思うんだけど、

それでもまた女子がタイトル戦に勝つとなるとそっちにいってしまうのか、

それとも敢闘賞辺りが犠牲になるのか、

とにかく別枠別枠しか考えられないんだけどなあ。

 

 

 

⑧ 金子大樹さん(横浜光)×東上剛司さん(ドリーム)

                       ………59.5㎏ 10R

25勝(17KO)5敗(1KO)3分のランク1位、28歳・愛知県と、

13勝(2KO)14敗5分のランク6位、36歳・大阪府。

 

東上さんが金子さんに勝利するのは難しいんじゃないかって思ってたんだけど、

その東上さんは以前に話した時に年齢的なこともあるし、

緩い対戦はしたくないって言ってたんだよね。

 

金子さんにもいつも通り沢山のサポーターが駆け付けてて、

数えられただけで応援ノボリが2種類で26本もあったんだわ。

 

<1R>

東上さんは金子さんに狙いを絞らせないようにって、

細かい動きを重ねて合間合間を丁寧に攻めてたんだけど、

やっぱり一発一発の迫力では金子さんが圧倒してたんだよね。

 

<2R>

金子さんは例の遊びの少ない超正統派ボクシングを全開で、

構え方とか足運び、上体と下半身のバランスなんかもう惚れ惚れで、

確信に満ちたパンチの打ち出しは正直東上さんを寄せ付けてなかったんだわ。

 

<3R>

何とか何とかって懸命さを見せ続けてた東上さんだったんだけど、

中々クリーンヒットに繋げられないまま、

相変わらず金子さんのカッチリボクシングの見栄えが良かったんだわ。

 

<4R>

東上さんは顔面をかなり赤くしていったんだけど、

ここから彼の本領が発揮される時間帯が始まるのが常で、

いつもの熱闘ボクシングの始まりで、

金子さんの一瞬の流れの淀みを狙ってはいたんだけど、

ヒットの的確性と強さで優位だった金子さんが東上さんの左まぶたをヒットカット。

 

<5R>

ホントにもうこの日の金子さんはそれこそ教則本に載せていいような動きで、

若い経験の浅いボクサー達は是非彼のビデオを見るべきだと思うほどで、

このラウンドの残り1分からは明らかに倒しに行ってるパフォーマンスで、

10:8.5ほどもの大差がついてしまったんだわ。

 

それだけの被弾を重ねながらの東上さんだったんだけど、

踏ん張る力は天性のものらしくて、大きくガクッとすることが無かったのは驚異で、

天は彼にパンチの強さは与えなかったけど、

代わりに打たれ強さを与えたって感じだったんだわ。

(試合後に東上さんと話した際、俺は必ずしもパンチ力がない訳ではないって、

否定してたんだけどね……。)

 

<6R~7R>

6Rの残り51秒に東上さんのカット傷にドクターチェックが入って、

まだ大丈夫ってことで再開されたんだけど、

このままだと止められるって飛ばし返していったのは根性の東上さんで、

まだまだ足元もガードもシッカリしてたし、

打ち出すパンチにも力がこもってたんだわ。

 

それでも残念ながら相手にダメージを与えるようなショットが叶わなかった中、

東上さんの攻撃が一段落したところを見計らった金子さんが一気攻めで、

北西ポストに東上さんを追い込んでキツイのを2~3発ほどヒットヒット。

 

決して東上さんが弱り切ってしまった訳ではなかったんだけど、

一方的になってしまってたしカット傷の悪化もそこそこだったみたいで、

7R1分53秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

東上さんにとっては初めてのTKO負けではあったんだけど、

それでも倒れないままってことで意地は通したんだよね。

 

それにしてもこの日の金子さんのカッチリ感はこれまでの最上だったんだけど、

遊びの少ないボクシングだったことも一方では事実だった訳で、

これからもっともっとレベルを上げていく為には、

相手の意表を突くような動きの工夫も要るんじゃないかなあ。

 

金子さんはあの内山高志さんにダウンを喰らわせたこともあって、

あのラウンド、残り時間がたっぷりあったら世界チャンプだったかも知れなくて、

自分はあの時のことが頭から離れることがないんだよね。

 

 

試合後の東上さんは見た目の傷み方に比べてダメージは少なくて、

普通に動き回ってて、応援に来てた堀川謙一さんとか荒木貴裕君とかとも

御礼の握手を交わしてたし、金子さんの奥様とも言葉を交わしてたんだわ。

 

その金子さんの奥様とは自分は初めましてだったんだけど、

瀬川トレーナーがボクシングブログを書いてる人だって紹介してくれたんだわ。

 

そういえば東上さんはこの日も4人の子供達を連れてきてたんだけど、

4人が4人共、パパの激闘姿はいつものことって感じで、

顔面を腫らせた絆創膏姿を見てもごく普通にしてたのが凄いって思ったなあ。

 

ずっと以前瀬藤幹人さんが顔面をボッコボコにされて試合を終えた際、

長男の子が沢山泣いてたのと比べるとエライ違いだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石川元希君

② 金子大樹さん

③ 豊嶋亮太さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は狙えるレースが全く無くてスルーしようかとも思ったんだけど、

500円で競馬新聞を買って何もしないのも何だなあって思い返して、

この辺が自分もダメなところなんだよなあって思いつつ、

とにかく東京12Rの単勝だけやってみようって、

Mデムーロか戸崎かで迷った末に戸崎で1点勝負したら5.8倍になったんだわ。

 

今日は東京11RのNHKマイルカップが荒れそうな予感がするもんで、

3連単と3連複を幅広く25点買いの暴挙に出るんだわ。

 

<3連単>

⑧→⑥⑦⑪⑭→②④⑪⑬

 

<3連複>

⑤ー②④⑧⑪⑬

 

 

 

2017年5月 5日 (金)

クリチコとか……。

 

Img_1110

“クリチコ轟沈”

 

 

 

GWといっても自分は普段と変わりない毎日で、

次のボクシングまで中4日あるもんで録画三昧ってことで、

“まんが日本史” とか “団地ともお” “進撃の巨人” のまとめ見した後、

“エキサイトマッチ” を11試合分を一気に見たんだわ。

 

 

 

☆ ウラディミール・クリチコ×アンソニー・ジョシュア……H 

64勝(53KO)4敗のウクライナと、18勝(18KO)9敗のイギリス。

 

まだ試合するのかクリチコ、どうせまた余裕勝ちなんだろうなあ、

ジョシュアは18戦18KO勝ちのIBFチャンプではあるけど

クリチコは次元が違うからなあって思ってたんだけど、

敗けるときはホントあっけないもんなんだよね。

 

そう言えばカシアス・クレイもマイク・タイソンもその時が来て負けた訳で、

41歳っていう年齢はもう無理が出来ないってことなのかも知れないね。

その点からすると、最早戦う相手がいなくなったって、

全勝のまま絶頂期に潔く引退したロッキー・マルシアーノは尊敬に値するんだわ。

 

 

206㎝と208㎝の殴り合いっていうのはやっぱり違う世界の出来事で、

クリチコのリーチの長さも相変わらず異常なほどだったんだけど、

太ももの太さが半端じゃなかったジョシュアも出入りの鋭さと、

シッカリした足元の踏ん張りからのスピード・ショットに可能性を秘めてたんだわ。

 

3R以降両者のスピードの差と手数差がどんどん目立っていって、

クリチコのカウンター・ショットのタイミングの遅さに驚いてしまったんだわ。

 

これならいけそうだって判断したかジョシュアが5Rにスパートしたら、

クリチコは殆ど反応できないまま開始28秒に直前の左フックが効いてダウン。

 

リスタートしたクリチコは左目上をヒットカットしてしまったんだけど、

ここを一気に攻め立てるのかって思われたジョシュアが思いの外のシンミリで、

驚くべきことに1分過ぎにはハァーハァーのトロトロになってしまって、

折角のチャンスの時間帯をクリチコの回復に費やしてしまって、          

その後残り1分以降はヘロヘロの中、被弾を繰り返して逆に危なかったんだわ。

 

次の6R、九死に一生を得たようなクリチコが先行先攻で、

明らかに回復し切れてないジョシュアを攻め立てて開始1分10秒、

右ストレートを大きく一発ヒットさせて挽回のダウンゲット。

 

再開後のクリチコはあと一発直撃させれば決着が付けられそうだったんだけど、

これも思いの外鬼追撃って感じにならないまま、

相手の回復に一役買ってるような正直テイタラクだったんだわ。

 

7Rから先は二人共チンタラペースを克服できないままのズルズルで、

それでもまあ基本的にはクリチコのペースのように見えた11R、

ジョシュアの右ショート・ストレートがカウンター気味に綺麗にヒットして、

明らかに効いてしまったクリチコは逃げるのに精一杯だったんだけど、

直後の1分12秒、右アッパーからの一気攻めでクリチコが2度目のダウン。

 

何とかリスタートしたクリチコだったんだけど、殆ど反攻できないままで、

これほど相手が劣化したらジョシュアもディフェンス無視で攻め込める訳で、

残り1分14秒、ドギツイ左フックをブチ当ててジョシュアが3度目のダウンゲット。

 

ボクサーの本能で立ち上がってリスタートしたクリチコだったんだけど、

ここからなら自分でも勝てそうなほど終焉時間が迫ってて、

ドカドカ滅多打ちされて止められそうなところから左側に崩れ落ちてエンド。

 

ジョシュアが強かったっていうよりクリチコが弱くなってってことで……。

 

 

 

☆ ルーク・キャンベル×ダルレイス・ぺレス

               ………WBA L 挑戦者決定戦

16勝(13KO)1敗のランク2位、サウスポー、イギリスと、

33歳(21KO)2敗2分けの元WBAチャンプ、コロンビア。

 

勝った方の挑戦を受けるってことで、

リングサイドでリナレスが観戦してたんだけど一人ぽっちだったなあ。

 

1R~3Rまではお互いにとっても慎重で大きな展開が無かったんだけど、

プレスとかショットそのものも強さはペレスだったなあ。

 

試合が動いたのは4R、キャンベルの長い左フックがカウンターヒットしてからで、

ペレスは中々自分の距離に出来ないまま捌かれてるって感じが抜けなくて、

試合序盤のこう着状態に戻ってしまったんだわ。

 

7R、ペレスが追い込まれボクサーが良く見せる来い、来いポーズを取り始めて、

8R、キャンベルの左ストレートをまともに喰らってヨロッとしてしまって、

ただ、キャンベルも冒険してまでは攻め込まなくて、

折角手の内にしつつある挑戦権を失いたくないって感じの若干タラタラで、

って見てたら9Rに入ってペレスが左手の具合が良くないってギブアップ。

 

何れが挑戦者になったとしてもリナレスには何の問題もないって感じだったね。

 

 

 

☆ デビッド・ヘイ×トニー・ベリー

28勝(26KO)2敗の36歳。イギリスと、

28勝(18KO)2敗1分の34歳・イギリス。

 

お互いに見た目がみっともない出っ腹同士で、

ヘイはパンツを上げ過ぎたバカボンのようだったし、

ベリーのトランクスは相撲取りのまわしみたいだったんだわ。

 

二人共初っ端から乱暴の限りのボクシングになってしまってて、

スタミナがあってのことではなかったもんで6Rにはお互いダラダラだったなあ。

 

7Rに入ると既にヘイはヘロヘロになってたんだけど、

ベリューにしても締まりのない攻め込みなってたもんで決め切れなくて、

それでもまあヘイの方が劣化する一方だったもんで余裕の展開で、

ついに11R、ヘイがロープの外に吹っ飛ばされてしまって、

やっとのことでリングに戻ったところで陣営からのタオルインでTKO負け。

 

全く以前の面影さえなくて落ちぶれるっていうのは、

どこの世界の人間でも見てて気の毒になるばかりなんだよね。

 

 

 

☆ ギャビン・マクドネル×レイ・バルガス

                ………WBC SB 王座決定戦

16勝(4KO)0敗2分のランク2位、イギリスと、

28勝(22KO)0敗のランク1位、メキシコ。

 

バルガスの方が10㎝ほども上背優位で、

中間距離から長いリーチを利しての強い上下で終始相手を圧倒してて、

マクドネルの方はアマっぽい感じの抜けない迫力不足のままだったなあ。

 

試合終盤まで大体がバルガスのペースで進んでて、

マクドネルは余程沢山当て込まないと勝ち目が見えて来ない感じだったんだけど、

10R以降バルガスの勢いがメッキリ落ちて、

ポイント勝ちを確信したみっともない逃げ逃げ作戦みたいでもあったんだけど、

たまに振り出してたパンチがタルタルになってたところを見ると、

明らかにガス欠だったようなんだわ。

 

結局はバルガスの逃げ切りが叶って2-0勝ちしたんだけど、

この程度なら長期戦を意識して巧く戦えば小國以載さんなら勝てそうだったね。

 

 

 

☆ ナワポーン・ソールンビサイ×ファン・エルナンデス

                   ………WBC F 王座決定戦

36勝(28KO)0敗のランク1位、タイと、

33勝(24KO)2敗のランク2位、メキシコ。

 

ソールンビサイは日本に出稼ぎに来るタイボクサー達とはやっぱり違ってて、

強いプレスから威圧に満ちた強打を狙ってたんだけど、

動きとしてはエルナンデスの方が一枚上手で、

やたらポジションチェンジとスイッチを繰り返すもんで、

ソールンビサイが的を絞り切れないままの状況が続いたんだわ。

 

一気に試合が決まってしまったのは3Rで、

左アッパー一発でソールンビサイが一瞬揺らいでしまって、

それを見逃さなかったエルナンデスが一気攻め込みでダウンゲット。

 

何とかリスタートしたんだけどソールンビサイ、

反攻するまではとっても無理そうで、打たれっ放しの状況から脱せなくて、

それじゃあ仕方ないねって感じのストプエンドだったんだけど、

エルナンデスの動きは誰にとってもやり難いんだろうなあ。

 

 

 

☆ エリクソン・ルビン×ホルヘ・コタ

                ………WBC SW 挑戦者決定戦

17勝(12KO)0敗のランク4位、サウスポー、21歳・アメリカと、

25勝(22KO)1敗のランク7位、スイッチ、29歳・メキシコ。

 

コタは1年7ヶ月ぶりの試合ってことだったんだけど、

それだけ間隔が空いてるのにランク7位を維持できるのかなあ……。

それとそのコタは右膝に大きなサポーターをしてたんだけど、

ああいうのは日本ではダメじゃなかったっけ?

 

2R途中からコタがサウスポーにチェンジしてからは、

ルビンに多少のやり難さが見え隠れしてたんだけど、

それでもルビンのスピードが試合全体を支配してて、

3Rには早くもコタの可能性が萎んでいったんだわ。

 

4R、早くて伸びのいいルビンの左ストレートが直撃してコタがダウン。

たった一発で腰からドッスン倒れ込んでしまったんだけど、

ルビンの左は一瞬見難い角度からだったもんで防ぎようがなかったんだわ。

 

何とか立ち上がったコタだったんだけど、

続行は無理だってことでレフェリーストップエンドだったんだけど、

それにしてもルビンは派手さは無いんだけど、

実にキッチリしたいいボクシングをするんだわ。

 

 

 

☆ キース・サーマン×ダニー・ガルシア

             ………WBA、WBC W 王座統一戦

27勝(22KO)0敗1NCのWBAチャンピオン、28歳・アメリカと、

33勝(19KO)0敗のWBCチャンピオン、28歳・アメリカ。

 

小さなデビッド・ヘイと大きなレオ・サンタクルスの戦いって感じだったんだけど、

サーマンが初っ端からガンガン飛ばしていって、

ガルシアもそれに応えて相手の打ち終わりにフルショットしてたんだけど、

この日のガルシアはイメージ程の動きが出来てなくて、

返しのパンチのタイミングに遅れることが多かったんだわ。

 

お互いのハンマー系のパンチの迫力は半端じゃなかったんだけど、

サーマンの右のバカ振り系にガルシアが合わせるって流れが決まってしまって、

基本的にはガルシアに待ちボクシングの形が出来上がってしまったんだわ。

 

3Rまでを飛ばし過ぎたか二人共、4R~5Rが休憩タイムだったみたいで、

6R終盤に再度飛ばしていったのはサーマンの方で、

ガルシアは見過ぎのまま終始先手を取り切れないままだったんだわ。

 

そのガルシアはローブローなんかでレフェリーの注意を受けると、

露骨に嫌な顔をしてて、巧いこと試合が運べない鬱憤が出てたんだよね。

 

お互い、ほんの一瞬のフェイントミスとかポジション取りが勝負を決めそうで、

緊張感を持って見てたんだけど、ラウンドが進むにつれダルダルになってしまって、

ガルシアは相手の動きに翻弄されたまま二次三次の踏み込みができないまま、

全体のリズム感とか攻防の緩急を欠いて単調としか言いようが無かったし、

一方のサーマンにしても敢えて勝負に行かないって感じがして、

最後は手抜きのままの終了ゴングだったんだわ。

 

ってことで結局、116-112、115-113、113-115の2-1で、

サーマンの逃げ切り勝ちだったんだけど、

モウロクした若干出鱈目なジャッジが混じってたんだよね。

 

 

 

☆ イズアグベ・ウゴノー×ドミニク・ブリージール……H

17勝(14KO)0敗のWBO7位、ポーランドと、

17勝(15KO)1敗のWBO11位、アメリカ。

 

ブリージールの方が2回り以上デカかったんだけど、

二人の体重差は14.5㎏ってことで、

スピードとデカさの対決って感じだったんだわ。

 

2Rまではスピードの方が征しそうだったんだけど3R、

ブリージールの2発目の長い右ストレートが薄く当たった直後、

ウゴノーの右フックがお返しのヒットで、

そこからガチャガチャッとなったその刹那、ブリージールの左フックがヒットして、

試合序盤から優位に戦ってたウゴノーの方がドッスンダウンしてしまったんだわ。

 

ダメージを残したまま再開したウゴノーが危ない危ないのままで、

こりゃヤバそうだなあって見てた直後、今度はブリージールが大きく被弾して、

いきなり立場が入れ替わりそうだったんだけどウゴノーも疲れたままで、

残り1分からは二人共グズグズになってしまったんだわ。

 

4R、お互いの回復度に大差がなかった中、

一休み終えたウゴノーが一気の攻め攻めで、

右2発左1発を続けざまに貰ってしまったブリージールがダウン。

 

再開後の二人は打ち疲れとダメージ消耗の比べ合いって感じだったんだけど、

5R、意を決して攻め込んでいったのはブリージールの方で、

右フックを貰ってしまったウゴノーがこの試合2度目のダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけどウゴノー、

既にヘロヘロの無抵抗主義者になってしまって、

ブリージールの軽い右、左を喰らってリングアウトダウンしてしまってエンド。

 

二人共、強くも巧くもなかったんだけど、

一発のパンチで形勢が一気に逆転してしまうっていう面白さは充分だったなあ。

 

 

 

☆ トニー・ハリソン×ジャレット・ハード

             ………IBF SW 王座決定戦

24勝(20KO)1敗のランク2位、26歳・アメリカと、

19勝(13KO)0敗のランク3位、26歳・アメリカ。

 

ハードは上体を動かしながら積極プレスをかけていったんだけど二人共、

左手を下げた似たようなスタイルで特にハードの構え方は、

左肩を上げたショルダーブロックスタイルのL字ガードだったんだわ。

 

そのハードが若干ガチャガチャ攻め込んで来るのに対して、

ハリソンは素早く正確なストレート系でキッチリ当て込んでたんだわ。

 

手数的にはハードが優勢だったんだけど正確なヒット数はハリソンで、

5R、ハードが更に強引になってしったんだけど、6Rには勢いが落ちていって、

残り1分にハリソンにコンビネーションからの左ボディを貰ってしまって、

これはそこそこ効いてしまったみたいだったんだわ。

 

7R、ジャブの相打ちで効いてしまったのはハードだったんだけど、

その後逆襲して今度はハリソンが逃げ逃げ一方だったんだわ。

 

展開がクルクル変わる中、消耗が進んでいったのはハリソンの方で、

8Rに右がかすっただけでヨレるようになってしまって、

9R、右ショートをまともにヒットされてしまってついにダウン。

立ち上がった直後に自分からマウスピースを吐き出してしまったもんで、

戦意喪失と看做されてしまってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

実はこの後2試合分に関するコメントを書いたんだけど吹っ飛んでしまって、

沢山書いたもんで疲れてしまって再チャレンジはご勘弁ってことで……。

ただ、自分の中ではデオンティ・ワイルダーがこの日一番のボクサーで、

右拳が完治したらアンソニー・ジョシュアも敵わないんじゃないかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① デオンティ・ワイルダー

② エリクソン・ルビン

③  ジャレット・ハード

 

 

 

2017年5月 2日 (火)

後楽園ホール・5月1日

 

Img_1090

“ハチミツとクローバー”

 

羽海野(うみの)チカっていう作者はマスコミへの露出度は少ないんだけど、

人間的に中々面白い人らしいんだよね。

 

 

 

営団地下鉄日比谷線の上野駅のホームの湾曲度は半端じゃなくて、

駅員に聞いたら、当時の工法とか地下の状況としては仕方なかったって事で、

線路を挟んでの上下線ホームはまるで凸レンズと凹レンズのようなんだわ。

 

で、電車の車掌にとってはドアの開閉に際して安全が確認し難いってことで、

其々のホームの湾曲部の頂点近くに1名づつの駅員を配置してて、

自分が知る限り営団地下鉄でこの体勢を取ってるのは上野駅だけなんだよね。

 

 

 

フランス大統領選は極右の女性候補と保守系候補との決選投票が近いんだけど、

極右のルペン候補は演説の際常にメモに目をやりながらって感じで、

移民政策やEU離脱に関して煽ることは煽るんだけど、

その政策の思想的な裏付けに関してはシッカリ感が欠けてる印象なんだよね。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは赤青コーナーがいつもとは逆になってて、

やっぱり見難いと言わざるを得なかったんだわ。

 

 

試合前に3月度の月間賞に関して何人かの関係者と話したんだけど、

やっぱり女子は男子とは別のカテゴリーにすべきだっていう意見が殆どで、

どういう過程で選ばれたのか自体を疑問視する人さえいたんだよね。

 

女子からも月間賞向けの費用を集めてることに配慮した結果とも思うんだけど、

圧倒的な試合数の差とかボクサー自身や試合のクオリティ差とかを考えると、

どう考えても同一フィールドでの表彰は有り得ない訳で、

女子に関しては徴収する費用に格差を付けて、

半年に1度くらいで別枠で考えるべきだと思うんだよね。

 

 

 

① 小松裕道君(相模原)×栗原拓也君(10COUNT)

                         ………SFe 4R

1勝(1KO)3敗(2KO)の24歳・神奈川県と、0勝1敗(1KO)の18歳・神奈川県。

 

<1R~2R>

距離感と当て勘共に今一感の強い同士でどっちもどっちっていう展開で、

基本的には気合いと手数の競い合いだったんだわ。

 

<3R>

栗原君の方がショートブローの頑張り度で差を付けつつあって、

小松君は中間距離からの攻撃に限定されるって感じだったなあ。

 

お互い、負け試合の殆どがKO決着なもんで、

慎重にならざるを得なかったのかも知れないんだけど、

出来上がりとしては何となく吹っ切れてない同士みたいだったんだよね。

 

<4R>

勝負どころの最終ラウンドだったんだけど、お互いまだまだ飛ばしきれないままで、

それでもラスト30秒からの頑張りで栗原君がやや優勢で終えるかと思われた

残り10秒、小松君が右ストレートをヒットさせて大きく挽回して終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

ジャッジ3人も同じ見解だったみたいで38-38×3の0-0イーブンだったね。

 

 

 

② 日野僚君(川崎新田)×坂本尚志君(青木)

                       ………57.5㎏ 8R

9勝(5KO)1敗1分のサウスポー、26歳・神奈川県と、

7勝(2KO)7敗(2KO)の35歳・福井県。

 

<1R>

お互いに少し突っ掛り気味で始めてたんだけど開始55秒、

坂本君が無理な体勢から体を伸ばして突っ込み打ちするところに日野君、

薄っすら右フックを被せ打って南ロープ前でダウンゲット。

 

被弾した結果というよりは足送りが出来なくて体勢を崩した感じだったんだけど、

パンチもかすってはいたもんでこの裁定は仕方なかったかなあ。

 

少しのダメージを残すことなく再開出来た坂本君だったんだけど、

実のところ二人共、とっても雑なやり取りに終始してて、

中間距離からのファーストコンタクトだけの試合になってしまってたんだわ。

 

<2R>

日野君はとっても優秀なサウスポーだと思ってたんだけど、

この1年間4試合の相手の全てがカタカナボクサーだったせいか、

左ストレート一本頼りっていう雑なボクシングが身に付いてしまったみたいで、

細かいことを全て省いてしまっての大味なパフォーマンスに終始してたなあ。

 

それでも元々の力量差としては明白なもんで、

ここで一旦休憩タイムゲットってことで……。

 

 

この試合は結局6R、0分54秒の北西ポスト近く、

消耗し切ってしまった坂本君の反攻が止まってしまったところでストップエンド。

 

坂本君としては弁護士としての職務もいよいよ佳境に入るんだろうし、

ボクサーとしての定年も間近な中、

どうしても勝ち越してキャリアを終えたいところだったんだろうけどね……。

 

 

 

③ あぐーマサルさん(鉄拳8)×成田永生君(八王子中屋)

                           ………M 6R

6勝(2KO)1敗(1KO)1分のランク6位、36歳・神奈川県と、

11勝(6KO)5敗(3KO)の26歳・青森県。

 

あぐーさんはちょっと独特のリズムを持ってるから、

やり難いと感じるボクサーもいると思うんだけど、

自分的には成田君のスピードの方が圧倒するんじゃないかって思ってたんだわ。

 

<1R>

やっぱりあぐーさんの方が一回り体がデカかったんだけど、

成田君は気後れすることも無く積極プレスだったね。

 

最初のクリーンヒットはあぐーさんの方で、開始1分前後、

成田君が入って行くところにタイミングよく左フックを合わせ打ってたんだわ。

 

ただその後のあぐーさんはそれに味をしめてしまったか、

成田君の打ち終わりを狙うのを攻撃の主力にし過ぎる傾向が強まってしまって、

残り1分20秒、狙い切れないまま成田君の右フックと左ボディを貰ってたんだわ。

 

<2R>

あぐーさんはイッセノセ系の雑で解り易過ぎるボクシングになってしまって、

小さなコンビネーションブローでの成田君のヒットヒットが目立ってたなあ。

 

結局、あぐーさんはこのラウンドは終始攻勢を取り切れないままだったんだわ。

 

<3R>

残り1分まではあぐーさんの右、左フックが明らかなヒットポイントを稼いでて、

成田君も残り30秒からはそこそこ攻め返してたんだけど、

ひっくり返すまでには至ってなかったんだわ。

 

それにしてもあぐーさん、長いリーチを持ってるんだから、

手抜きをせずにもう少しジャブを打ってもいいのにって思ったけどなあ……。

 

<4R>

あぐーさんのプレスが目立っては来たんだけどやっぱり先攻めし切れてなくて、

全体のペースも上がり切らないままだった残り32秒、

成田君の右ショートフックがポイントを振り分ける決定打になってたんだわ。

 

<5R>

あぐーさんは詰めるけど先手が取れないまま、

成田君の丁寧な返しの手数がとっても印象的で、

あぐーさんの打ち出しが外側からのフック系に限られてた中、

内側内側から変化に富んだショートブローを打ち込んでたんだわ。

 

このままこの回も成田君がポイントゲットかと思われた残り30秒過ぎ、

あぐーさんがいきなり飛ばし返してのヒットヒットで見事なポイントバックだったなあ。

 

<6R>

ここからはあぐーさんにとっては全く未知のラウンドだった一方、

既に2年前から8回戦ボクサーの成田君には正にここからが勝負どころで、

自分の中では成田君が1ポイント優位の際どい最終ラウンドだったんだけど、

大きく展開が動いたのは開始すぐの33秒だったんだわ。

 

ほぼリング中央のところで成田君の右フックがあぐーさんのこめかみを直撃して、

それは丁度あぐーさんが気合を込めて前に踏み込んだ瞬間だったんだけど、

ガッツンって感じの大きく太い当たりで堪らずあぐーさんが膝着きダウン。

 

すぐ隣で見てた塚田祐介さんが思わずアチャーッて感じの声を上げて、

確かにここに来てのダウンは致命的なハンデになってしまったんだわ。

 

リスタート後のあぐーさんはそれでも気持ちを立て直しての懸命な奮闘奮闘で、

一気にカタを付けに行った成田君の思うようにはさせなかったんだけど、

挽回に至るようなショットを打ち切れないまま残り1分07秒には再度、

今度は右ストレートだったんだけどまたもやの直撃被弾で、

明らかに勝負あったって感じの終了ゴングだったんだわ。

 

 

で、自分のスコアは58-55だったんだけど結局、

60-53、59-54、59-55ってことで成田君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

ただ、3Rと5Rの両方共が成田君ポイントっていうのは少し理解し難かったなあ。

 

 

試合後大分経ってからその成田君と話したんだけど、

これでようやくのランクゲットってことでオメデトオメデトだったんだよね。

 

彼はここのところの5試合で3敗もしてるんだけど、

その相手っていうのがちょっと前までOPBF王者だった大石豊さんとか、

つい最近日本チャンプになった井上岳志さん、

それに当時はバリバリのランカーだったエルフェロス・ベガさんだった訳で、

楽な相手を選んでの好成績とは全くクオリティーが違うんだよね。

 

それにしても最後の最後には口を開いてシンドそうだったもんで聞いてみたら、

ホントにシンドかったみたいで両手がプルプル震えたって言ってたんだよね。

 

 

 

古橋さんとか西田さんの応援に宮崎辰也君も来てたんだけど、

この二人の他黒田雅之さんもそうなんだけど、

彼らは揃いも揃ってとっても人当たりが良くて決してエラぶらないから、

ボクサーの友人達とか応援する人がとっても多いんだわ。

 

 

 

④ 古橋岳也さん(川崎新田)×本田正二郎君(10COUNT)

                            ……SB 8R

18勝(8KO)8敗(1KO)1分のランク11位、29歳・神奈川県と、

6勝(4KO)8敗(6KO)の26歳・神奈川県。

 

試合開始直前、古橋さんとグローブタッチして始まり始まり……。

 

<1R>

半年ぶりの試合だった古橋さんはそこそこ吹っ切れてたみたいで、

初っ端からプレスを掛けながらも相手に的を絞らせないような、

つまり本田君の右ストレートを十分警戒してたような動きが出来てて、

若干戸惑い気味だった本田君の先手を封じてた開始直後の18秒、

北ロープ前に詰めたところで右ストレートを一発打ち込みで早速のダウンゲット。

 

気持ちと体勢の整わないままだった本田君もリスタート後は懸命に立て直して、

その後は終盤にかけて力強いワンツーを振り出してたね。

 

<2R>

本田君は威力のある右ストレートを持ってはいるんだけど、

上下打ち分けの中でそれを隠し打つってところまではいってないもんで、

どうしても見極められがちでちょっと勿体無いんだよなあ、

って見てた残り1分14秒の西ロープ前、

クリンチの離れ際が甘くなったところに古橋さんの左(右?)フックを喰らって、

これは油断してさえいなければ貰わないで済んだと思ったんだけど、

ショートブローだったんだけどまともに貰ってしまったもんで再度のダウンで、

この辺は古橋さんが倍ほどものキャリア差を見せ付けてたんだわ。

 

何とかリスタートした本田君ではあったんだけど、

残り11秒でも右ストレートを撃ち込まれてかなり危なそうになってしまったなあ。

 

<3R>

勝率の違い以前に二人にはこれまで戦ってきたメンバーにも大差があって、

それが露骨に出てしまった様な感じになってきて、

本田君も何とか何とかって打ち掛かるんだけどやっぱり右一本頼りが抜けなくて、

左の差し合いにも負けてたし、返しのショットにも確信がこもってなかったんだわ。

 

接近戦になると二人の力量差は更に明らかになってしまって、

あっと言う間に北西ポストに追い込まれてしまった直後、

古橋さんの渾身の左ボディが喰い込んで本田君が崩れ落ちてしまったんだわ。

 

テンカウントを数え終えそうになった時に陣営からもタオルインで、

1分50秒、古橋さんの実に手際と小気味のいいKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 何チャラ・ハイ×為田真生君(REBOOT)……W 4R

デビュー戦の24歳・ベトナムと、1勝2敗(1KO)1分の31歳・東京都。

 

日越親善ってことではあったんだけど正直、

こんなレベルの低い4回戦がセミファイナルっていうのはどうなの?

って感じが抜けなかったもんで全く見てなかったんだけど、

結局この試合はどっちもどっちの引き分けだったみたいだね。

 

 

 

さあ、いよいよメインイベントだなって自分の席に戻ってみたら、

そこにはある現役のOPBF王者がドカッと座ってて、

隣のオッサンと連れ立ってたみたいだったんだけど、

そもそもそのオッサンの席がそこだったのかも不明だった中、

ボックスシートのカバーが外れてるってことはその席の持ち主が来てるって事で、

そういうことに無頓着っていうのは老いぼれ業界関係者達と何ら変わりない訳で、

どいて貰おうかとも思ったんだけど、嫌いじゃないボクサーだったから放置して、

さてどこに座ろうかってウロついてたら大川泰弘さんが声を掛けてくれて、

何とかスペースがあったもんでそのまま隣に座らせて貰ったんだけど、

大川さんは勿論西田さんの応援だったんだよね。

 

 

 

⑥ 西田光さん(川崎新田)×胡朋宏さん(横浜光)

               ………日本 M 王座統一戦 10R

15勝(7KO)8敗1分の正規王者、29歳・新潟県と、

17勝(17KO)4敗(4KO)の暫定王者、28歳・兵庫県。

 

勝率とKO率の差だけじゃなくて、西田さんはケガ休み明け初戦だし、

最近のデキからいって胡さんが5R~6RでKO勝ちするんじゃないかって、

事前にはそういう予想をしてたんだけどね……。

 

<1R>

リング上の二人を見たら胡さんの方が一回りフレームがデカかったし、

その威圧感もホント、半端じゃなかったんだけど、

まずは小刻みなプレスをかけていってたのは西田さんの方で、

胡さんは思いの外慎重な立ち上がりを見せてたんだわ。

 

残り1分までは殆ど何も起こらなかったし、

終了ゴングが鳴ってもマスト判定に迷うところだったんだけど、

僅かな攻勢の差で西田さんのラウンドにしたんだけどね。

 

<2R>

二人のリズム感の違いが徐々にハッキリしてきた中、

胡さんがジャブを使い始めてラウンド中盤過ぎまでを優位に進めてたんだけど、

残り1分からのヒットヒットでこのラウンドも西田さんがゲット。

 

<3R>

密着してからのあと一発あと一発では西田さんが主導権を発揮してて、

1分20秒での左ボディもとっても鋭い喰い込みを見せてて、

胡さんの手が止まり加減になった途端のショート連打も効果的で、

中々胡さんの出る幕が訪れなかったんだわ。

 

<4R>

お互いにそこそこ顔面が赤くなってきた中、大きなやり取りは無かったんだけど、

残り1分13秒からの飛ばしでまたもや西田さんが優勢優勢で、

胡さんは長丁場を見据えてのことか、前後不覚に飛ばすってことが無いんだわ。

 

<5R>

いよいよってことか、まずは胡さんが最初の30秒間を飛ばしまくって、

1分間過ぎからは西田さんの反撃を喰らって右ショートからの一気攻めに遭って、

右目下を目立つほど腫れさせてしまったんだけど、

それでも胡さんがラウンド前半のポイントを守り抜いたって感じだったんだわ。

 

ってことで胡さんが一矢報いての自分は49-46だったんだけど、

発表された中間スコアは49-46、48-47×2ってことで西田さんの3-0。

 

<6R>

二人共フック系のパンチが多過ぎるような感じが強くしたんだけど、

1分25秒での激しい打ち合いは胡さんが明らかに優勢だったなあ。

 

<7R>

西田さんは相手が望むようなイッセノセ系の打ち合いを挑まなかったのが正解で、

常に冷静な試合運びが出来てて、ラスト30秒からをとても大事にしてたんだわ。

 

<8R>

開始1分、バッティングで二人共にドクターチェックが入ったんだけど、

それをきっかけに一瞬胡さんがリスタート後に飛ばしかけたんだけど、

大きな効果を得られないままこのラウンドも、

残り20秒からのラッシュで西田さんが光ってたんだわ。

 

胡さんは相変わらずフック系に固執してて、

ショート系でも振り幅が大きいもんで内側からすくい打ちされることが多くて、

もっとショートストレートとかショートアッパーを打つべきじゃないかって……。

 

<9R>

前のラウンドまで形勢不利だった胡さんがまずは仕掛けて行ったんだけど、

残り1分13秒から西田さんの再度の大逆襲に遭ってしまって、

お互いに大きくは当て切れてはいなかったんだけど、

どっちかにポイントを振るってことになると西田さんだったかなあ。

 

<10R>

最低限ダウンゲットしないと勝てそうにない胡さんが当然の飛ばしで、

左目下の腫れが進んで塞がりそうではあったんだけど、

とにかく最後の鬼打ちで勝負に対する気持ちを見せてたんだわ。

 

西田さんも体のデカイ相手とのフィジカル戦で消耗が進んでたのは明らかで、

渾身のパフォーマンスは見せてたんだけどギリギリのところだったんだよね。

 

それにしてもこの階級のボクサーが万振りの死闘に近い殴り合いで、

それはもう凄い迫力だったんだよね。

 

ってことで自分は96-94だったんだけど結局、

97-93、97-94、96-94ってことで西田さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

胡さんは17勝の全てがKO勝ちで、

一方の西田さんは8敗はしてるんだけど未だKO負けがないっていう、

どっちが凄いかっていうとどっちも凄いんだけど、

今回は胡さんのハードヒットを最後まで耐えた西田さんの勝ちってことで、

相手のパンチをブロックしたところからの即の打ち込みは巧かったなあって、

一緒に見てた大川さんが西田さんのことを褒めてたんだけど、

自分のような一般客はどう打ち込んだかに目が行きがちになるんだけど、

殴られた時の痛みを知ってるボクサーはディフェンスに注視することが多いし、

攻防っていうものを一体化して見てるんだよね。

 

 

試合を終えての医務室への行き帰りの胡さんは、

左目周辺を赤黒く腫れさせてはいたんだけど足取りはシッカリしてたの対して、

西田さんは控室に通じる階段を降りるに際しても右手を壁伝いにさせて、

左半身は新田会長に支えられてて、精根尽き果てたって感じだったんだわ。

 

自分に気が付いてくれたもんで、昔と比べるととっても巧くなったし、

よく頑張ったよねえってお互いの手の平を合わせながら伝えたら、

「新人の頃は……。」 ってちょっと訳の解らないことを言ってたんだわ。

 

いずれにしても出し切れたか出し切れなかったかの違いが出た試合だったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 西田光さん

② 古橋岳也さん

③ 成田永生君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

4月は少し多めの合計42レースに参加して回収率は125%。

30日の天皇賞は配当的妙味を全く感じなかったもんでスルーしたんだけど、

前日29日の新潟12Rの3連単(24,460円)をゲットして何とか月次プラス収支。

1月からの通算では118レースに参加して回収率は309%ってことで……。

 

 

 

 

2017年4月30日 (日)

5月のボクシングスケジュール

 

Img_1102

“ガールズ&パンツァー”

 

劇場映画版を見たんだけど、

以前にも書いたけど設定的に大いに無理はあるんだけど、

出てくる戦車の描写やその動きが信じられないほどリアルなんだよね。

 

 

 

5月のボクシングは明日から始まるんだけど、

OPBFタイトル戦が全く無くて、日本タイトル戦も1試合しか無い割には、

世界タイトル戦が6試合も組まれた頭デッカチ的な印象が強いんだけど、

それでもユース王座トーナメントとか新人王トーナメントの他、

興味深いランカー戦が多数組まれてて楽しみな1ヶ月が過ごせそうなんだわ。

 

 

 

 

≪5月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・5月 1日……(後楽園)

胡朋宏×西田光、古橋岳也×本田正二郎、成田永生×あぐ~マサル、

日野僚×坂本尚志。

 

 

・5月 6日……(後楽園)

金子大樹×東上剛司、石川元希×佐々木基樹、豊嶋亮太×馬場一浩、

松原陵。

 

 

・5月 8日……(後楽園)

宮坂航×瓜生晃一、住田愛斗×花森成吾、渡部あきのり、福本祥馬、

中川勇太。

 

 

・5月13日……(イギリス)

村中優×カリド・ヤファイ。

 

 

・5月15日……(後楽園)

長嶺克則×富岡哲也、田之岡条×長井一、粟原祐之、小浦翼、小野心、

藤北誠也。

 

 

・5月16日……(後楽園) ユース王座トーナメント

大保龍斗×阿久井政悟、中谷潤人×工藤優雅、山下賢哉×岩井尚斗、

石井龍誠×永田翔、佐川遼×小坂烈、内藤未来×高原亮、

荒川竜平×山口修斗。

 

 

・5月19日……(後楽園)

内藤チサ×鈴木菜々江。

 

 

・5月20日……(愛知)

田中恒成×アンヘル・アコスタ。

 

 

・5月20日……(有明コロシアム)

村田諒太×アッサン・エンダム、比嘉大吾×ファン・エルナンデス、

拳四朗×ガニガン・ロペス。

 

 

・5月21日……(有明コロシアム)

井上尚弥×リカルド・ロドリゲス、八重樫東×ミラン・メリンド、

清水聡×山本拓哉、野口将志×細野悟、平岡アンディ×山口祥吾、

清田亨×大保琉球。

 

 

・5月26日……(後楽園)

松永宏信×矢田良太、近藤明広×岡崎祐也、高橋竜平×田中一樹。

 

 

・5月30日……(後楽園)

日中親善試合。

 

 

・5月31日……(後楽園) 東日本新人王トーナメント

伊佐春輔×山本要、大橋波月×堀井俊佑、安藤教祐×脇山高継、

石井優平×河野勇太、飯見嵐×野口貴彦。

 

 

 

≪5月ボクシングの期待度ベスト30≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 村田諒太×アッサン・エンダム

② 比嘉大吾×ファン・エルナンデス

③ 拳四朗×ガニガン・ロペス

④ 井上尚弥×リカルド・ロドリゲス

⑤ 長嶺克則×富岡哲也

⑥ 胡朋宏×西田光

⑦ 松永宏信×矢田良太

⑧ 田之岡条×長井一

⑨ 八重樫東×ミラン・メリンド

⑩ 中谷潤人×工藤優雅

⑪ 金子大樹×東上剛司

⑫ 近藤明広×岡崎祐也

⑬ 野口将志×細野悟

⑭ 石川元希×佐々木基樹

⑮ 山下賢哉×岩井尚斗

⑯ 平岡アンディ×山口祥吾

⑰ 高橋竜平×田中一樹

⑱ 石井龍誠×永田翔

⑲ 成田永生×あぐ~・マサル

⑳ 大保龍斗×阿久井政悟

 

(21) 古橋岳也×本田正二郎

(22) 内藤未来×高原亮

(23) 宮坂航×瓜生晃一

(24) 日野僚×坂本尚志

(25) 豊嶋亮太×馬場一浩

(26) 住田愛斗×花森成吾

(27) 粟田祐之×鈴木貴彦

(28) 清水聡×山本拓哉

(29) 清田亨×大保琉球

(30) 内藤チサ×鈴木菜々江


*村中優さんとか田中恒成さんの試合は観戦できないから、

ランキングから外してるんだけどね。

2017年4月29日 (土)

4月度ランキング

 

Img_1079

よく見ると背中は模様じゃなくてミミズクの子供なんだわ。

 

 

 

4月度ランキングは3月29日~4月25日までの試合を対象に4月27日に

発表されて、世界戦からOPBF戦、日本タイトル戦まで色々華々しかったんだけど、

日本ランカー達の試合は相変わらずタイ人相手が多くてね……。

 

 

 

≪世界チャンピオン≫

福原辰弥さん(獲得)、 田口良一さん(5)、田中恒成さん(獲得)、

八重樫東さん(2)、井岡一翔さん(5)、井上尚弥さん(4)、山中慎介さん(12)、

久保隼さん(獲得)、小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA1、WBC3)

の計10名。

 

高山勝成さんWBO王座を返上。

井岡さんが4月23日にタイボクサーに3-0勝ちして5度目の防衛。

4月9日に久保隼さんがネオマール・セルメニョに11RKO勝ちして王座ゲット。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

京口紘人さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、大竹秀典さん(獲得)、

竹中良さん(3)、伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(7)、太尊康輔さん(1)、

藤本京太郎さん(獲得)の計8名。

 

4月23日に京口さんがフィリピンボクサーに3-0勝ちして初防衛。

M・J・ヤップは4月9日、タイボクサー相手にノンタイトル戦で2RKO勝ち。

4月13日、伊藤さんはローレンゾ・ブラヌエバに9RKO勝ちして3度目の防衛。

4月9日、タイボクサーに3-0勝ちした中谷さんは7度目の防衛。

4月16日、コリアンボクサーに4RKO勝ちして太尊さんは初防衛。

 

 

 

≪日本ランキング≫

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(獲得)

4月9日、小西さんが谷口将隆さんとの決定戦を2-0で制して王座ゲット。

敗れた谷口さんは2位から4位にダウン。

 

前月までの5位以内が2個づつアップして小野心さんが1位。

 

4月23日にノーランカーに2RKO勝ちした平井亮輝さんが、

小浦翼さんと上下を入れ替わって9位から7位にアップ。

 

4月16日、タイボクサーに5RKO勝ちした榮拓海さんは1個上がって9位で、

4月2日にタイボクサーに2RKO勝ちした冨田大樹さんも1個上がっての11位。

ただ今月は空きが2名分増えて4名分になって最下位が11位だから、

実質的なランクアップとは言えないんだわ。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(獲得)

4月21日、空位だった王座を堀川謙一さんと競った久田さんが3-0勝ちして

王座ゲットして、敗れた堀川さんは2位から4位にダウン。

 

4月2日にタイボクサーに4RKO勝ちした角谷淳志さんが3位から1位にアップ。

4月16日にタイボクサーに1RKO勝ちした阿久井政悟さんが2個アップの5位。

6位だった山口隼人さんは実質3人に順位を越され8位にダウン。

 

4月11日、勝ち負け拮抗したノーランカーに2RKO勝ちした塚田直之さんが、

10位にランクインしてて、空きが5名分になる余裕があったからなんだろうけど、

これはちょっと首を傾げる訳で、塚田さんには次試合はらしい戦いが望まれるね。

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(正規)、黒田雅之さん(暫定)

4月11日にノーランカーに3-0勝ちしたガンバレ将太さんが

坂本真宏さんと入れ替わって12位にアップ。

 

4月16日、A級初戦のノーランカーに2-1勝ちした村井貴裕さんが

14位にランクインしてるんだけど、これも根拠が良く解らないんだわ。

 

4月16日にフィリピンボクサーに4RKO勝ちした中谷潤人さんは15位のまま。

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(獲得)

4月2日、タイボクサーに1-1引き分けの奥本貴之さんは1位のまま。

4月10日にタイボクサーに5RKO勝ちした木村隼人さんも3位のまま。

4月22日、タイボクサーに5RKO勝ちした久高寛之さんも9位のまま。

4月23日にタイボクサーに4RKO勝ちした橋詰将義さんも10位のまま。

4月2日、レネ・ダッケルに1-2負けした川口勝太さんも13位のまま。

4月1日に垣永嘉信君に7RKO勝ちした福永亮次さんも14位のまま。

 

福永さんの14位のままっていうのは少しばかり理解し難くて、

ランキング委員会はヘタレタイボクサーとの試合の勝利と同等に扱ってる訳で、

関西系に気を使い過ぎでもある訳で……。

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(獲得)

3月31日にタイボクサーに3RKO勝ちした高橋竜也さんは当然4位のまま。

4月23日、タイボクサーに2RKO勝ちした山本隆寛さんも10位のまま。

 

4月10日にタイボクサーに2RKO勝ちした勅使河原弘晶さんは

清瀬天太さんと入れ替わって11位にアップ。

 

15位だった新島聖人さんはどうやら引退ランクアウトらしいんだよね。

 

ってことで新規に空き1名分発生。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

4月23日、フィリピンボクサーに3-0勝ちしたテイル渥美さんが

藤原陽介さんと入れ替わって6位にアップ。

 

4月9日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした中澤奨さんは2個上がっての9位。

4月23日にノーランカーに6RKO勝ちした水野拓哉さんが1個上がって12位。

 

4月9日、上谷雄太さんもタイボクサーに3RKO勝ちしたんだけど、

水野さんに順位を譲って13位にダウン。

 

9位だったジョナタン・バァトが帰国ってことでランクアウトして空き1名分発生。

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

4月23日のタイトル戦で坂さんが林翔太さんに3RKO勝ちして王座ゲット。

敗れた林さんは4位にダウン。

 

4月21日に斉藤正樹さんに2-0勝ちした岩井大さんが

源大輝さんと入れ替わって2位にアップ。

 

4月25日、引退試合でタイボクサーに7RKO勝ちした上野則之さんが

7位からの潔いランクアウト。

 

試合から遠ざかってる加治木了太さんが上原拓哉さんと入れ替わって

12位にダウン。

 

1名の空が増えて計2名分。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(4)

試合枯れしてる松下拳斗さんに入れ替わって末吉大さんが2位にアップ。

 

4月25日に塚田祐介さんに5RKO勝ちした高畑里望さんが2個アップの5位。

塚田さんはライト級の10位からランクアウト。

 

3月31日、粕谷雄一郎さんはスパイス松下さんに1-2負けしたんだけど、

上下の異動の関係で却って1個上がっての8位になってるんだわ。              

逆に松下さんの方はライト級の8位から9位にダウンしてしまってるんだよね。

 

4月9日、ノーランカーに2RKO勝ちした大里拳さんが11位から7位にアップ。

 

4月1日に江藤伸悟さんに3-0勝ちした正木脩也さんが9位にランクイン。

敗れた江藤さんは10位から11位にダウン。

 

4月10日、内藤律樹さんに0-3負けした中川祐輔さんが

8位から10位にダウンして、

勝った内藤さんはSFe級の4位からL級の4位へ転出してるんだわ。

 

【ライト級】……西谷和宏さん(獲得)

4月13日に加藤善孝さんに3-0勝ちした吉野修一郎さんが

11位から一気に3位にアップして、敗れた加藤さんは1位から6位にダウン。

 

内藤律樹さんがSFe級から転入して4位にランキング。

 

松下さんはランカー相手に判定勝ちしたけど1個下がって9位。

その気の毒さとバランスを取るために塚田さん(LF級)のランク入りがあったのか。

 

4月21日、岩井さんに0-2負けした斉藤正樹さんは7位から10位にダウン。

 

4月17日に中嶋龍成さんに3-0勝ちした柳達也さんが13位にランクされて、

敗れた中嶋さんが14位からランク落ち。

 

4月9日、ノーランカーに1RKO勝ちした前田紘希さんは1個下がって14位。

4月2日にタイボクサーに4RKO勝ちした小田翔夢さんは15位のまま。

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)

4月21日、永田大士さんに7RKO勝ちしたデスティノ・ジャパンが

4位にランクインして、敗れた永田さんは3位から8位にダウン。

 

4月9日にノーランカーに8RKO勝ちした岡本和泰さんは

7位から6位に自然アップ。

 

4月2日に佐藤矩彰君に0-2負けした青木クリスチャーノさんが

5位から9位にダウンして、勝った佐藤さんがW級の9位にランキング。

 

4月23日、吉開右京さんに3-0勝ちしたジラフ神田さんが15位にランクされて、

敗れた吉開さんは14位からのランクアウト。

 

空き1名分も埋まったんだわ。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

試合間隔の違いか永野祐樹さんがチャールズ・ベラミーと入れ替わって7位。

青木さんに勝った佐藤矩彰さんが9位にランクイン。

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(獲得)

4月25日、斉藤幸伸丸さんとの決定戦に7RKO勝ちした井上さんが王座ゲット。

敗れた斉藤さんは1位から4位にダウン。

 

4月9日にタイボクサーに3-0勝ちした細川貴之さんが2個アップの2位。

M級5位だった長濱陸さんが転入して7位にランキング。

 

これも試合間隔の違いかコブラ諏訪さんが清水優人さんと入れ替わって8位。

 

空き6名分は変わらず。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(正規)、胡朋宏さん(暫定)

4月25日にタイボクサーに2RKO勝ちした竹迫司登さんは2位のまま。

長濱さんがSW級に転出したもんで空き1名増えて9名分。

 

 

 

4月に入ってランカー達の試合も一見一気に活況を呈してるようなんだけど、

その実、タイボクサー相手の試合が氾濫しまくってて、

そりゃランクキープっていうのも解らないでもないんだけど、

これだけマジな試合が少ないと白けてしまうっていうのも現実なんだよね。

 

 

それと伝え聞いたところでは、

正規ランキング以外のA級ボクサーにもそれなりの順位付けをするべきだって、

協会に対してそういう提案をしてるジムがあるってことで、

全くもう呆れるばかりで、今でもスカスカのランキング表は恥ずかしい限りで、

総ボクサー数が減るばかりなんだから15位までも多過ぎで、

まずは以前のように10位までに戻すべきじゃないかと思う訳で、

相変わらず自ジムの都合だけで物事を進めようとしてるとしか思えないんだわ。

 

 

更にまたOPBFチャンピオンに日本タイトルの優先挑戦権を与えろって、

全くトチ狂ったとしか思えないような要求を出してるジムもあるってことで、

日本タイトルよりOPBFタイトルの方が上位にあるってことを否定してる訳で、

適当な相手をタイミングよく見つければOPBFは日本タイトルより取り易いって、

そういう事ことを白状してるようなものなんだよね。

 

 

協会内で論じられてる様々の案件はプロボクシングの振興策のようでもあるけど、

自ジムの利害の話ばかりに口角泡を飛ばしてるって感じがしないでもなくて、

まずはボクサーに対して規程通りのファイトマネーをきちんと支払うことが基本で、

その体制を厳しく整えることが先決じゃないかと思う訳で、

その問題をこのまま安易に放置しし続けてると、

バカバカしくてプロの成り手が少なくなる一方だと思うんだよね。

 

こういう風に考えるのは自分だけなのかなあ……。 

 

 

 

2017年4月28日 (金)

4月のベストボクシング

 

Img_1098_2

“ハイキュウ”

 

アニメがミュージカル化されてるみたいなんだけど、

意外にそれらしい雰囲気を持った俳優達が其々のキャラを演じてるんだわ。

 

 

 

東北震災復興の為に担当大臣が設けられてるんだけど、

設置当初から自民党内では軽い役職と看做されてて、

だから当選回数の割に能力に欠けてる議員向けのポストになってて、

だから以前も解任されるようなレベルの低い連中がたらい回ししてるんだけど、

今回の今村っていうのは東大出の割には想像を超えた無能な男で、

一体何処の地域から選出されたのか調べたら佐賀県だったね。

 

更迭された今村が所属する派閥のボスは二階っていう党幹事長なんだけど、

ポーズとして子分を擁護する必要もあったんだろうけど、

マスコミは細かいことをいちいち煩く報道するなってまるで言語道断の限りで、

元々如何にもクソ生意気そうな老いぼれ面をしてるんだけど、

安定政権の奢りが露骨で人品が賤し過ぎることこの上ないんだわ。

 

ここのところの自民党の国会運営の横暴さは目に余るほどなんだけど、

一方では追及すべき側のトップが民進党っていうのも実は心許なさが拭えなくて、

代表役を務めてる蓮舫自身が以前政権に就いてた際、

コンピューター関連の技術開発費を抑える為に、

「一番じゃないとダメなんですか、二番じゃダメなんですか?」 って、

まるでアホ丸出しの質問をしたことのあるレベルでしかなくて、

ホントにもう少しマシな政治家がいないもんかなあってシミジミしてしまうんだよね。

 

 

まあとにかく東北震災の復興に本気を出すって言うのなら言葉だけじゃなくて、

安倍首相も彼の地に復興庁を置かせるくらいのことはするべきだと思うんだわ。

 

 

 

毎月のベストボクシングって言っても、

それはあくまで自分の身近にあった試合だけだから、

東日本のっていうタイトルを付加するべきなのかも知れないんだけどね……。

 

 

≪4月度のベスト20ボクシング≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① デスティノ・ジャパン×永田永士 (ー)……7RKO 

② 井上岳志×斉藤幸伸丸 (1)……7RKO

③ 富岡樹×嶋崎俊 (13)……5RKO

④ 勅使河原弘晶×ジュニー・サロガオル (4)……2RKO

⑤ 吉野修一郎×加藤善孝 (5)……3-0

⑥ 正木脩也×江藤伸悟 (4)……3-0

⑦ 高畑里望×塚田祐介 (11)……5RKO

⑧ 柳達也×中嶋龍成 (16)……3-0

⑨ 伊藤雅雪×ローレンゾ・ビラヌエバ (8)……9RKO

⑩ 福永亮次×垣永嘉信 (18)……7RKO

⑪ 中根一斗×上田有吾 (14)……6RKO

⑫ 成塚亮×富岡達也 (15)……3-0

⑬ 木村隼人×トンクラー・イサーントラクター (ー)……5RKO

⑭ 相川学己×藤岡飛雄馬 (ー)……5RKO

⑮ 京口紘人×ジョナサン・レフジオ (ー)……3-0

⑯ 秋間瑞輝×幸田健太郎 (ー)……1RKO

⑰ 柳沼直道×荒川拓朗 (ー)……2RKO

⑱ 中村由樹×矢斬佑来 (ー)……3-0

⑲ ジロリアン陸×菅野智宏 (ー)……3RKO

⑳ 平岩貴志×後藤祐介 (ー)……2RKO

 

*事前期待度ベスト10以内で選モレした試合は、

久田哲也×堀川謙一(2)、小西伶弥×谷口将隆(3)、内藤律樹×中川祐輔(6)、

五十嵐俊幸×ミゲール・カルタヘナ(9)、岩井大×斉藤正樹(10)の計5試合。

*(2)と(3)は見てないから仕方ないんだけどね……。

 

ジラフ神田×吉開右京とか、坂晃典×林翔太、久田哲也×堀川謙一、

それに小西伶弥×谷口将隆の試合は見たかったけど、

テレビで見た井岡一翔×何チャラ・パラサート、タパレス×大森将平の試合は

全く食指が動かなかったんだよね。

 

 

 

それにしても8月末でヨネクラジムが閉鎖するっていうのはちょっとショックで、

かなり前から米倉会長は健康とか体調が心配されるような動きをしてたんだけど、

それでもいざっていう時には嶋田さんあたりが後を引き継ぐんじゃないかって、

自分は勝手にそう思い込んでたし、

試合パンフで見る限りジムの後援会組織のガッチリ感は半端じゃないから、

存続性に関しては揺るぎないもののように見えたんだけどなあ……。

 

自分は米倉会長とか嶋田さん、西澤さん達とは全く話したことが無くて、

スタッフの中では横井トレーナーとだけ親しくさせて貰ってたんだけど、

溜田剛士君とか有岡康輔君、草野慎吾君、宇津見義広君、

それに中川公弘君達とは会えば必ず言葉を交わす仲なんだよね。

 

残念ながら菅野智宏君は敗退してしまったんだけど、

今年の東日本新人王戦にはヨネクラジムからは他に有岡康輔君、富施郁哉君、

塚本貴史君の3人がエントリーしてるから突然色々大変だろうし、

其々の移籍のこととか問題山積なんだろうなあって思いやる訳で……。

 

 

 

2017年4月26日 (水)

後楽園ホール・4月25日

 

Img_1087_2

“春・荒川河川敷”

 

枯草が緑に変わるにつれ、冬越しした卵から虫が羽化して飛び立って、

チャリで走ってると羽虫たちが顔にブチ当たり目の中にも入るもんで、

やっぱりサングラスが手放せなくて、だから春はいよいよ本番ってことで……。

 

 

半年以上ぶりくらいに行ってみた中華屋は相変わらずの小汚さで、

中華料理って名乗りながらアジフライやトンカツ、カレー等々まるで節操がなくて、

基本のラーメンが400円ってまるで昭和のような価格構成でもあるんだけど、

残念ながら冷やし中華以外の全てのメニューが旨くないんだよね。

 

相変わらずやさぐれた夫婦はお久し振りの挨拶も無く、

そろそろ冷やし中華のシーズンだと思ったモンで来たんだけどって言ったら、

まだやってないって返事で、どうするかなあって思ってたら、

奥さんが親父さんに 「作ってやんなよ。」 って言ってくれて、

まだ冷やし中華用の皿が用意できてないからってカレーの皿で出してくれたんだわ。

 

 

 

ここのところの海水温変動の関係で海産物の水揚げが減ってて、

特にイカタコの類の値上がりが著しくて、

たまに通ってた駅そばのイカ天もコソッと10円値上げされてたんだけど、

いつもの小柱イカのかき揚げ天そのものも中身がスッカスカになってて、

幾らなんでもデタラメが過ぎると思ったモンで客が途絶えたところで、

「お宅、手抜きしてるでしょ。」 って言ったら、

「そんなことないですよ。」 って慌てた様子の嘘八百だったもんで、

「こんなことやってると潰れるよ。」 って加えたらまだゴニョゴニョ言ってたなあ。

そこは富士そばとは比較にならないほど旨かったんだけどなあ……。

 

 

 

昨日は色々中身の濃い試合が3試合組まれてたんだけど、

期待以上の見応えだったんだよね。

 

リングでアップしてた塚田祐介さんと二言三言言葉を交わした後、

権会長と話してたら、何とあの内藤チサさんが試合をするってことで、

約1年前に試合をしてそれで取り敢えず満足したって聞いてたから驚きで、

5月19日はレディースボクシングなんだけど行こうと思ってるんだわ。

 

あの時の彼女の試合後のパフォーマンスは実に衝撃的だったんだけど、

この後大分経ってからその内藤さんとバッタリで、

彼女は塚田さんを通してサインして貰ったことを覚えてくれてたんだわ。

 

 

 

① 工藤宏樹君(ドリーム)×沢田石伸雄君(UNITED)

                          ………58㎏ 4R

1勝8敗(1KO)2分のサウスポー、36歳・神奈川県と、

3勝4敗(2KO)の32歳・東京都。

 

工藤君は5月に誕生日を迎えるからこれがラストファイトってことで……。

 

<1R>

距離感と当て勘の良くない同士だったんだけど、

同じような手数の中、試合の流れはほぼ沢田石君に傾いてて、

工藤君は如何にも力が込め切れてないショットが続いて、

特にストレート系は押すような感じが抜け切れないままの残り49秒、

お互いが寄り合ってショートブローがガツガツッて交差したその刹那、

沢田石君の右フックがガッツンヒットして工藤君がダウン。

 

何とかリスタートした工藤君ではあったんだけど、

勝負としてはここで終わってしまって、

結局2R2分37秒、沢田石君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 小林和輝君(角海老)×鈴木基伸君(伴流)……67.3㎏ 4R

4勝9敗(3KO)の26歳・埼玉県と、3勝5敗(1KO)1分の32歳・滋賀県。

 

<1R>

この日、長島謙吾さんのトランクスを履いてきた小林君がまずは先行先攻で、

詰め詰めから手数を頑張ってたんだけど、

パンチの形そのものは鈴木君の方がキッチリしてたなあ。

 

もう少し手数が欲しい鈴木君も含めてお互い、距離に関する意識が欠けてて、

効果的なところで打ててなかったなあ。

 

<2R>

状況は殆ど変らなくて、小林君の前詰めに鈴木君はまだまだ手数不足で、

どこで展開が動くのかって思ってた1分05秒、

小林君の右ボディが激しく喰い込んで鈴木君がうずくまってしまったんだわ。

 

鈴木君陣営からは 「ローブロー、ローブロー!」 の声が飛んだんだけど、

自分にはそうは見えなくて、それにしても鈴木君はとっても苦しそうなままで、

そんなに効いてしまったのかって自分は思ったんだけど、

見ててそれは異常なほどの痛がり方だったらやっぱり事故発生ってことで、

何だか左肩を脱臼してしまったようだったんだわ。

 

ボディブローの直後クリンチ状態で揉み合った際の出来事で、

自然な流れの中での変事発生ってことで裁定としては、

鈴木君の棄権ってことになってそのまま小林君のTKO勝ちでエンド。

 

 

心配された鈴木君のその後を伴流ジムブログで確認してみたら、

肩脱臼ではなくて、首頚椎圧迫による神経性のものらしくて、

それほどの大ケガっていう事ではないらしくてまずは一安心なんだわ。

 

 

 

③ 何チャラ・シットサイトーン×竹迫司登さん(ワールドS)

                            ………M 8R

25勝(13KO)19敗1分の31歳・タイと、

5勝(5KO)0敗のランク2位、25歳・大阪府。

 

相手はランクキープの為や調整試合には最適のサイトーンジムボクサーで、

2R2分15秒、お約束通りの左ボディでテンカウントアウトってことで……。

 

 

 

④ 高畑里望さん(ドリーム)×塚田祐介さん(鉄拳8)

                          ………L 8R

12勝(4KO)7敗(2KO)1分のランク7位、37歳・茨城県と、

8勝(3KO)6敗(5KO)のランク10位、28歳・東京都。

 

二人共苦労人系のランカーで今回は塚田さんのウェイトでの対戦で、

その塚田さんの入場の際には粕谷雄一郎さんとか宮崎辰也君が、

ノボリの持ち手を務めてたんだわ。

 

一方の高畑さんは、チャック・ベリーの “ジョニー・ビー・グッド”

での入場だったんだけど、これはもう60年ほど前のヒット曲なんだよね。

 

<1R>

上体を動かしながらプレスをかけてたのは塚田さんの方だったんだけど、

より肩の力が抜けてて柔らかく鋭く届かせてたのは高畑さんの方だったなあ。

 

終始塚田さんの手遅れ加減が目立ってた残り59秒、

高畑さんのクロス気味の右ストレートが綺麗にヒット。

 

<2R>

早くも塚田さんの左顔面が赤くなってきた残り45秒、

またもやの右ヒットから高畑さんの一気攻勢が激しかったんだけど、

それにしても塚田さんが簡単に貰い過ぎの印象も拭えなかったんだよね。

 

 

すぐ横のオッサンのいちいちのウンチクがウザくて、

よくまあそんな大きく見当を外したことを声高に言えるもんだって、

ってことで仕方なくの席移動ってことで……。

 

<3R>

塚田さんは元々ガード位置が低い方だし、

上体の動きだけで高畑さんのパンチを外し切れてないままで、

打ち終わりを狙われることも多くなったんだけど、

この回はラウンド序盤の劣勢を立て直して1分20秒までをかなり戻して、

その後の高畑さんの再攻勢を前にポイントバックするまでには至ってなかったけど、

それでも試合後半に強さを発揮する塚田さんの可能性は見せつつあったんだわ。

 

ふと見れば高畑さんの左目下もそこそこ腫れてきたんだわ。

 

<4R>

それまで大差ないやり取りが続いてたんだけど残り1分07秒、

これが何度目かの高畑さんの右ストレートが見栄え良くヒットして、

塚田さんが明確なポイントをゲットする場面が中々訪れなくて、

強い右を当てるタイミングを掴みかねてるって感じで、

見てる自分にまでやり難そうにしてるのが伝わってきたんだわ。

 

<5R>

前のラウンドまで殆どフルマーク負けなもんで塚田さん、

何処かでダウンゲットしないと帳尻が合わなくなってきたんだけど、

相変わらず形の良くない当てられ方をすることが多くて、

いつもならこの辺りから挽回を目指すところだったんだけど、

体力と気力の消耗がそれを叶わなくさせてるみたいで、

相当ヤバそうな感じが漂い始めた1分45秒、

ついに強烈な右ストレートをまともに貰ってしまってダウンしてしまったんだわ。

 

シンドそうにカウント聞いてた途中で陣営からタオルが投げ入れられてしまって、

結局1分52秒、高畑さんが圧倒的な強さを見せたKO勝ちだったんだわ。

 

 

実は塚田さんは1年ちょっと前にも高畑さんと対戦したことがあって、

その時もTKO負けしてるんだけど、苦手意識を払拭できないままだったなあ。

 

 

高畑さんは塚田さんが勝つっていう自分の事前予想を知ってて、

ちょっと皮肉られてしまったんだけど、その後で三浦会長に聞いたら、

普段の彼のサーキットトレーニングはもう半端じゃないってことで、

若い連中とは比較にならないほど鍛えてるって言ってたなあ。

 

 

 

⑤ 何チャラ・ペットプーム×上野則之さん(RK蒲田)

                        ………60㎏ 8R

8勝(3KO)3敗1分の21歳・タイと、

18勝(5KO)14敗(3KO)5分のランク7位、35歳・栃木県。

 

今までも上野さんとは沢山話したことはないんだけど、

試合前にすれ違ったらニッコリしながらコンチワってしてくれたんだわ。

 

苦労人のランカーって言えば上野さんもその例には漏れなくて、

これが最後だっていう引退試合でも7Rまで戦って、

周囲の人達はいつも以上に試合を楽しんでるんじゃないのって言ってたけど、

相手のタイボクサーは何だかムエタイっぽいところはあったんだけど、

それでもそこそこ強い腕振りをしててショートブローも巧くて、

もう少しパンチ力があれば大事になり得た場面もあって、

相変わらず上野さんは周囲をハラハラさせるボクサーだったんだよね。

 

それでも7R2分44秒、相手にテンカウントを聞かせてのKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 京口紘人さん(ワタナベ)×ジョナサン・レフジオ

            ………OPBF Mm タイトル戦 12R

6勝(6KO)0敗のチャンピオン、23歳・大阪府と、

16勝(4KO)5敗5分のランク2位、23歳・フィリピン。

 

レフジオはKO率も低いし戦績的にも若干散らばってるんだけど、

試合キャリア的には京口さんの4倍以上あるしね……。

 

二人共グローブはレイジェスで京口さんは赤でレフジオは青。

 

<1R>

基本的なプレスは京口さんだったんだけど、まずは慎重に様子見ってことで、

それはレフジオも同じだったみたいで序盤の1分間はお互い間合い計りで、

レフジオはジャブさえ殆ど出さないまま結局左ストレートを一発だけだったなあ。

 

それでもレフジオは浅黒い色をしてシッカリした筋肉も備えてたし、

何だかそこはかとなく強そうな感じを漂わせてたんだわ。

 

<2R>

ジャブと左ボディで京口さんが優位に立ったんだけど、

不発ではあったけどレフジオの左ストレートも中々の鋭さで、

直撃されたら危険度がとっても高そうだったんだわ。

 

残り1分18秒、相手の左の打ち終わりに京口さんが右フックを綺麗にヒット、

そこからレフジオの警戒感が更に強くなっていったんだけど、

たまのレフジオの右ショートアッパーも相当の可能性を見せてたんだわ。

 

<3R>

お互い一気に危険な距離での殴り合いに突入して、

それは何だかイッセノセのタイミングになり過ぎてて、

京口さんとしてはもっとジャブというか前振りが欲しいところであって、

敢えて相手のスタイルに合わせ過ぎじゃないかって思ったんだけどね。

 

リングサイドすぐのところから谷口将隆さんが懸命の応援だったなあ。

 

<4R>

KO率はそれほどでもないのにレフジオは倒し屋系のボクシングに終始してて、

左ストレートの使い方が余りに露骨過ぎて京口さんに見切られてるみたいで、

個々のパンチはいいモノを持ってるんだから、

其々の組み合わせをもっと工夫すればいいのにって思ったんだけどね。

 

大差ではなかったんだけど個々のラウンドをマストで判断して、

自分はここまで40-36だったんだけど発表された中間スコアは、

40-36、39-37、39-38って結構バラついたんだわ。

 

<5R>

ここに及んでレフジオはそれほど大したボクサーのように見えなくなって、

多分トレーナーに恵まれてないんだろうなあっていう印象が強くて、

ラウンドの中での勝負どころとか、試合全体を見通してのプランだとか、

そういうものが全く見えて来ないまま単にズルズルやってるって感じだったなあ。

 

開始45秒からの怒涛の攻め込みでこの回も京口さんが余裕のポイントゲットで、

レフジオの顔面の傷みが目立ってきたんだわ。

 

<6R>

心なしかレフジオが少し多目にジャブを使い始めたんだけど、

セコンドのアドバイスが良く聞こえてた京口さんが戸惑うような感じは無く、

倒しに行く姿勢を維持した強気のボクシングが見てて気持ち良かったんだわ。

 

<7R>

相変わらず形はいいんだけどレフジオのパンチはクリーンヒットしないままで、

コーナーやロープに詰められても体を入れ替えるのは巧いんだけど、

結局それだけのことでいつまで経っても反転攻勢に出るってことが無くて、

最初っからフルラウンドを見据えての戦い方をしてる感じしかしなかったんだわ。

 

<8R>

京口さんの見栄えのいいコンビネーションの前にレフジオは相変わらずで、

同じようなパターンの繰り返しで、少なくともどこかで飛ばす必要はある訳で、

一発必殺系ではないのに絶対に戦い方を間違えてるとしか思えず、

この回も残り40秒から京口さんの攻め込みに晒されるままで、

レフジオは何しに日本にやって来たのか見掛け倒しもいいとこで、

それで本気出してるのかって感じしかしなかったんだわ。

 

試合序盤に見せてたあの右ショートアッパーも、

京口さんがタイミング良く左フックを合わせ打ってくるもんで手控え気味のままで、

半分逃げ腰の相手に京口さんも決着付けきれないままになりそうで、

ってことで、79-73、78-75、77-75っていうスコアを確認して、

77-75って誰なのかって思いながらここで離席したんだわ。

 

 

レフジオはその後益々勝負しないままだったみたいで、

最後の4ラウンドで更に40-36くらいを重ねたみたいで結局、

119-109、118-111、117-111ってことで、

勿論京口さんの圧倒3-0勝ちだったんだけど、

最大の10ポイント差を付けたのが何とフィリピンのジャッジで、

自国ボクサーのテイタラクに余程腹立ったんだと思うなあ。

 

 

相手が情けなさ過ぎて気の毒ではあったんだけど京口さん、

この日倒しに行くボクシングを12ラウンドフルに続けることが出来て、

最後の最後まで動きが劣化しなかっていうことが最大の収穫だと思ったもんで、

控室へ戻り際の彼に話したんだけど、彼も同意見だったみたいだね。

 

 

 

⑦ 斉藤幸伸丸さん(輪島S)×井上岳志さん(ワールドS)

               ………日本 SW 王座決定戦 10R

23勝(13KO)8敗(3KO)2分のランク1位、38歳・北海道と、

9勝(4KO)0敗1分のランク2位、27歳・東京都。

 

一つ前の京口さんの試合の応援に山川豊さんが来てたんだけど、

この試合に込められた幸伸丸さんの思いのことを伝えたら、

居残って応援してくれてたんだよね。

 

キャリア16年と3年、11歳差の対決だったんだわ。

 

<1R>

やっぱり井上さんの体幹の太さは尋常じゃなくて、

幸伸丸さんとしてはフィジカル戦は避けたいところだったんだけど、

序盤の動きはその幸伸丸さんの方がとってもスムースで、

1分11秒での左ボディからの右ストレートのクリーンヒットで充分なポイントゲット。

 

井上さんはジャブからきちんと始めるタイプではなくて、

とにかくその強烈な丸太殴りをいつ炸裂させるかってことで……。

 

<2R>

井上さんが前詰めを強くしていったんだけど、

寸前のところでの幸伸丸さんの先制がグッドグッドで、

特にジャブを含めた左手の使い方とか、相手の終わりの際の狙い方とか、

上々以上の出来で井上さんの力づくをぎこちないモノにさせてたんだわ。

 

<3R>

井上さんはフィジカルの強さを前面にしてのプレスプレスで、

開始1分丁度の頃、ノールック系の左フックを当て込んでから感じを掴んだようで、

このラウンドは幸伸丸さんに目ぼしいヒッティングが見られなかった中、

井上さんは残り23秒でも強めの右フックを当てることに成功してたんだわ。

 

<4R>

井上さんが更にゴリゴリ度を上げるにつれ、

お互いの頭がぶつかるようになっていって、

ってことは徐々に井上さんペースに移りつつあったってことで、

幸伸丸さんには再度、出入り勝負の戦い方が望まれたんだけどね。

 

<5R>

幸伸丸さんの返しの左フックもとっても丁寧な感じがしたんだけど、

井上さんの力任せの左右ボディフックも強烈の限りを尽くしてて、

ここでのボディショットがもしかしたらその後の展開を決定付けたのかも知れなくて、

そこからの井上さんの攻勢は実に目覚ましくて総ヒット数でも圧倒して、

残り1分では幸伸丸さんの左目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

 

ってことでここまでの自分のスコアは48-47で井上さんだったんだけど、

発表されたジャッジ3人の中間スコアは49-46、48-47×2ってことで、

やっぱり井上さんの3-0だったんだわ。

 

<6R>

勿論のこと挽回目指して幸伸丸さんが飛ばしていったんだけど、

井上さんの丸太殴り系の右フックも絶好調で、相変わらずボディ攻めも抜群で、

試合終盤、東ロープを背にした幸伸丸さんがついに “来い!来い!” ポーズで、

こういうのは自分の中では劣勢になった方の悔し紛れのことが殆どで、

実は自分はこの時点で残念ながら幸伸丸さんの敗退をほぼ確信したんだよね。

 

<7R>

ここに至っての接近ゴリゴリ戦っていうのは正しく井上さんの大好物な訳で、

ワンツースリー目の左ボディがまたまたの超絶喰い込みで、

幸伸丸さんとしては最早生きた心地がしてなかったというか、

少なくとも相手の動きを見極めた上での対応が出来なくなってしまったみたいで、

動きがおかしくなったのを見計らったレフェリーが一旦のストップコールで、

またもや東ロープを背負った幸伸丸さんに具合を確かめた上での、

今度はホントのストップエンドで1分10秒、井上さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合直後の幸伸丸さんはやり尽くした感と悔やんでる感じが交じり合って、

彼なりの決着がついてないような感じだったもんで、

自分も沢山話すことを控えて、「お疲れさん、御苦労様。」 とだけ伝えたんだわ。

 

 

塚田祐介さんと幸伸丸さんの試合では勿論、長嶺克則さんと勅使河原弘晶さん、

それに宮崎辰也君が固まって応援してたんだけど、

その両方が敗退してしまったもんで、実に何となく所在無さ気だったなあ。

 

 

ボクサーの定年が一部緩和されたのは正しく幸伸丸さんのお蔭であって、

最後の予定だった試合の彼のパフォーマンスを見た関係者達が、

彼のようなボクサーをこのまま引退させていいものだろうかって思いを強くして、

結局、一応の定年を設定しながらもランカーであれば考慮してもいいって、

そういう風に規程を一部改正するに至った訳で、

そういう意味でも自分の中では忘れてはならないボクサーなんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 井上岳志さん

② 高畑里望さん

③ 京口紘人さん

 

 

 

昨日地下鉄でね、イヤホンからの音楽を遮るような嬌声を挙げる女子集団が、

途中駅でゴソッと乗って来て、何があったか知らないけど煩い煩いで、

数えてみたら11人グループだったんだけど、

驚いてしまったのは煩さだけではなくて、

11人の全員が揃いも揃って不細工ばっかりだったことで、

普通あれだけの人数が集まれば可愛らしい子が少しは混じってるもんなんだけど、

ホントにまあ驚異的な不細工連隊で、そっちの方面の集会だったのかなあ。

 

 

 

2017年4月24日 (月)

年寄りと老いぼれ

 

Img_1057

 

 

 

自分も相応の年齢になったもんで、

年寄りとか爺さんと呼ばれるのもやぶさかではないんだけど、

それでも老いぼれと呼ばれることだけは何とか避けたいと思ってるんだわ。

 

若い人達にとってはどっちも一緒なのかも知れないけど、

自分は若い頃からその区別を明確にしてるんだよね。

 

年齢を重ねればやがて年寄りになるのは至極当然のことで、

それは運動系の反応が鈍くなったり、

人の名前が思い出し難くなることなんかに現れたりするんだけど、

そもそも振り返ってみれば、高校時代には50mを5秒8で走ってたのが、

その後そのタイムが落ちる一方だった時点で既にもう老化が始まってた訳で……。

 

身体的な老化とは別に心の劣化が進むのが老いぼれるってことで、

それはつまり自らと周囲との関係性が不明瞭になってしまう現象で、

周りが見えてないっていう言葉で代表されるんだけど、

それは絶対的な年齢から来るものではなくて、

だから50代の人にも老いぼれ現象が充分起こりうるんだわ。

 

老いぼれ現象の典型例はスーパーでよく見受けられて、

惣菜や弁当を買うにも代わり番こに手に取って延々比べ見するし、

その位置にカートを置くと他人の邪魔になることも厭わず、

牛乳の日付をやたら比較して奥の奥から取り出すし、

後ろに長い列が出来ててもレジでの支払いに手間取ることを恥かしく思わず、

時にはレジ店員と天気の話なんかしたがるんだよね。

 

駅の改札では出たすぐの所でいきなり佇んだり、道を真っ直ぐ歩かなかったり、

道で配ってるチラシやティッシュをやたら貰いまくってたり、

ジャズやロックに手拍子するんだけどアフタービートが解らない民謡叩きだし、

電車の中で幼児に出会うとやたらあやそうとするし、

ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニに突っ込んだり、

息子の声が解らなくなって思わず100万円を振り込んだりするんだわ。

 

 

後楽園ホールに来ても試合より同年代の年寄りとの世間話に夢中になってたり、

もう誰も相手をしないのに業界人面をして最前列の他人の席に座ったり、

年寄りと呼ぶだけでは済まない状況に陥ってる老いぼれも多いんだよね。

 

ホールで出会うボクサー達に自分は “村木田さん” って呼ばれてるんだけど、

中には少しばかりの親愛の気持ちを込めてくれて、

陰では “村木田のオッチャン” って呼んでるみたいなんだけど、

“老いぼれ村木田” って呼ばれないように気を付けなければいけないんだわ。

 

 

写真の彼は背中が曲がり気味だし両肩も固そうで腕も拡がってるし、

膝も外側に割れ加減なもんで年寄りであることは間違いないんだけど、

老いぼれかどうかはこれだけじゃ解らないんだわ。

ただ、彼はスッキリした身なりをしてるし願わくば老いぼれではないことを……。

 

 

 

それにしても昨日の井岡一翔さんのボディブローには首を傾げた訳で、

初っ端からその殆どが意図的としか思えないローブローの山で、

それはまるであの亀田一家を彷彿とさせるもので、

そういう小狡さは見てられない性格なもんで2Rで終了。

 

同じく録画見だった大森将平さんもあんなもんだったけ? って感じで、

5Rくらいで倒せそうだったのにその機会を逃したらその後は劣化の一途で、

そう言えば彼は長いラウンドを戦った経験が全くないからなあって、

夕食後の皿洗いをしながら眺め見してたら11R、

ウェイト作りに失敗して万全では無さそうだった相手に無惨なストップ負け。

 

ってことで、テレビ放映される世界戦だけがボクシングじゃないんだって、

そういう思いを強くしたんだよね。

 

 

 

2017年4月22日 (土)

後楽園ホール・4月21日

 

Img_1097

“進撃の巨人”

 

今はIBF世界王者の小國以載さんがタイトル戦の発表をした際に、

この巨人のニットスーツをまとって後楽園ホールに登場したんだけど、

自分がアニメの “進撃の巨人” を見るのはこれが初めてで、

先週にシーズン1の全25話を見終えたんだけど、

そもそも何故巨人が誕生したのか、2種類の超大型タイプはその後どうしたのか、

生殖器官を持ってない巨人はどのようにして繁殖するのか、

エレンとアニは何故巨人に変身できるのか、他にも変身出来る者がいるのか等々、

解らないところが沢山あるし、物語の先行きも見えて来なくて興味深々なんだわ。

 

 

 

昨日は三迫一門会で、ランカーの絡んだ試合は2つだけだったんだけど、

思ってた以上の観客で賑わってたし最後までとっても盛り上がってたんだわ。

この日は元々組まれてた第三試合が中止になって全8試合。

 

 

 

① 針生健克君(REBOOT)×関島優作君(KG大和)

                            ………Fe 4R

0勝1敗のサウスポー、29歳・東京都と、0勝1敗の19歳・神奈川県。

 

10歳差のある初勝利を目指す同士の一戦。

 

<1R>

針生君はガードを固めて上体を小刻みに動かしながら詰め寄って、

そこから手数を頑張るっていうスタイルなんだけど、

頭一個分デカイ関島君は終始落ち着いてて、

手前手前からのジャブで巧いこと対応出来てたんだわ。

 

開始1分、関島君の右ストレートがカウンターのタイミングでヒットして、

体が揺らいだ針生君を見て関島君が一気の攻め込みで、

3秒後の1分03秒、青ポスト近くでダウンゲット。

 

何とかリスタートして打ち合いを挑んでいった針生君だったんだけど、

関島君の追撃がとっても冷静的確で、

左フックと右ストレートを一発づつ激しくヒットさせたところでストップエンド。

 

ってことで1分25秒、関島君の手際のいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 佐藤賢治君(REBOOT)×荒木悟君(EBISU)……W 4R

2勝(2KO)5敗(5KO)の25歳・埼玉県と、0勝3敗の21歳・栃木県。

 

三つ負け越してる佐藤君と未だ勝ち星なく負け三つだけの荒木君の一戦で、

射場さんと柴田さんとの戦いでもあったんだわ。

 

<1R>

佐藤君は右を振りたい振りたい一心の力強いけど粗っぽいボクサーで、

その単純な戦闘スタイルを荒木君が見極めることが出来るかどうかで、

勝負が決まりそうだったんだわ。

 

荒木君の手が止まるとすぐに佐藤君が打ち掛かってくるもんで、

その辺の荒木君の対応が鍵を握りそうだったんだけど、

佐藤君のパンチは綺麗な当たり方をすることが殆ど無くて、

手数的には後れを取ってたけど当たりの的確さで荒木君だったなあ。

 

<2R>

荒木君としては打ち終わりに注意することと、

簡単に打ち込ませるような間を与えないことだと思ったんだけど、

相手のパンチを避ける動作に若干の横着さが見え隠れしてたんだわ。

 

まだ2Rだっていうのに二人共、長い時間は攻め切れないみたいで、

何となく基礎体力不足って感じがしたなあ。

 

<3R>

佐藤君は不器用この上ないんだけど、それでも懸命な力づくの連続だったもんで、

ラウンド中盤以降には明らかにヘバリが見えてきたんだけど、

相手のそういう様子を見ながらも荒木君も攻め切れないままで……。

 

<4R>

荒木君サイドからは 「気持ちだ、気持ち!」 って声が飛んでたんだけど、

それを支える体力不足の方が著しかったし、

佐藤君の方も休みたい休みたいっていうのが丸出しで、

勝ち負け微妙な中、ホールディングを繰り返して最後は逃げ回ってたんだわ。

 

 

自分的には見てて情けなさ過ぎた38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで荒木君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 馬庭大樹君(ONE TWO)×尾崎誠哉君(K&W)

                          ………SB 4R

3勝(2KO)1敗1分の19歳・鹿児島県と、3勝(3KO)0敗の20歳・長崎県。

 

<1R>

尾崎君の方が3~4㎝ほど上背優位だったんだけどプレスは馬庭君で、

1分20秒での尾崎君の右より同時に打った馬庭君の左フックの方がグッドで、

その後もその左フックの有効性は高い水準を維持してたんだわ。

 

馬庭君はジャブも良かったし、コンビネーションも丁寧だったなあ。

 

尾崎君はフットワークとか前傾の浅さを見るとキック出身のようだったんだけど、

大きく雑に振り回してた右アッパーは打ち終わりの危険度が高くて、

もっと手堅いボクシングを目指すべきじゃないかって思ったんだけどね。

 

<2R>

相変わらず尾崎君が大まかな長距離砲に頼り過ぎてた開始1分10秒、

馬庭君の鋭い右ショートが直撃して尾崎君が呆気なくダウンしてしまったんだわ。

 

抜群のタイミングだったもんで尾崎君のダメージも大きくて、

ちょっと続行は無理そうだってことでカウント途中のストップエンドで、

1分14秒、馬庭君のTKO勝ち。

 

 

 

④ 富岡達也君(REBOOT)×成塚亮君(ワタナベ)

                           ………LF 6R

5勝(2KO)2敗(1KO)の19歳・埼玉県と、7勝7敗(1KO)の25歳・埼玉県。

 

二人には倍のキャリア差があるんだけど、

実は達也君が勝つっていう予想だったんだよね。

タツヤ繋がりってことでやっぱり宮崎辰也君が応援に来てたんだわ。

 

<1R>

実にとってもスムースに動けてたのは成塚君の方で、

開始1分10秒でのワンツーで感じを掴んだみたいで、

それと比べるとこの日の達也君は動き全体が硬かったんだわ。

 

達也君は何かの拍子にグローブで顔を撫でる癖があるんだけど、

1分35秒、その瞬間にまたもやワンツーを当てられてしまったんだけど、

成塚君はその一瞬を狙ってたのかなあ。

 

残り55秒、達也君も逆ワンツーフックを当て込んではいたんだけど、

ラウンド全体としては成塚君のポイントゲットは動かし難かったんだわ。

 

<2R>

ラウンド半分頃までは殆どイーブン状態で、

残り30秒からが勝負どころになったんだけど、

ここは達也君が2発の左フックでポイントバック。

 

<3R>

それにしてもこの日の成塚君の動きは実にとってもいい感じで、

自分にはこれまでのベストのように思えて、

達也君の踏み込みをことごとく外すような引き足も抜群だったんだわ。

 

徐々に達也君に攻めあぐむような雰囲気が漂ってきた中、

残り9秒での見栄えのいい右フックで成塚君が優勢ポイントゲット。

 

<4R>

若干の劣勢を達也君がどう立て直すかってところだったんだけど、

ゴリゴリ度を上げてシツコサも増していったんだけど、

成塚君もあくまで打ち負けてなくて、

パンパーンって打ち込んでスッと引いて相手の右をサラッと回避してたんだわ。

 

この辺りから二人のキャリア差が見えてきた感じだったんだよね。

 

<5R>

成塚君はストレート系を中心に見栄えのいいパンチを連続ヒットさせてて、

だから達也君としてはもっともっとのギアアップが要るところだったんだけど、

タイミングのいいジャブに踏み込みを阻止され続けて、

ホントにまあこの日の成塚君は今までとは全くの別人のようだったんだわ。

 

<6R>

かなり追い込まれつつあった達也君も流石に最後の踏ん張りで、

中々大きな有効ヒットには繋がらなかったんだけど、

それでもこの回は成塚君のジャブが手薄になった分攻め込み時間が増えて、

明らかな挽回の兆しが見えてきて、

あと2~3ラウンド残してたならアップセットも有り得たんだろうけどね……。

 

 

ってことで自分は58-56で成塚君だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことで成塚君の余裕3-0勝ちで、

隣で観戦してた渡辺会長も彼のデキの良さを激賞してたっけなあ。

 

 

控室に戻る成塚君に声を掛けたらもう満面の笑顔笑顔で、

声がひっくり返るくらいに喜んでたんだわ。

 

 

 

⑤ 藤岡飛雄馬君(宮田)×相川学己君(三迫)×……B 8R

8勝4敗(1KO)1分のサウスポー、25歳・東京都と、

7勝(1KO)4敗(1KO)1分の23歳・東京都。

 

藤岡君は例の如くピンク系の派手なイデタチの上のソンブレロだったね。

以前も書いたけど相川君の学己って名前は “ガク” って読むんだよね。

 

<1R>

藤岡君はいつものように前のめりの突っ掛り系で、

そこからの大仕掛けな左ストレートが武器なもんで、

相川君としては適度な距離キープと立ち位置が肝要なんだけど、

ちょっと正面に立ち過ぎてたし、細かく早い動きも足りてなかったんだわ。

 

 

二人で25戦しててKO勝ちが1試合しかないもんで、

長引くのは殆ど必至だったもんで一旦離席してフラッとしてたら、

鴻巣茂野ジムの会長とバッタリで、この日は出場ボクサーはいなかったんだけど、

同じ埼玉県のREBOOTジムの応援みたいで……。

 

ジムブログによく登場するチャチャっていう名前の白犬のことを聞いたんだけど、

飼い犬や飼い猫の話となると誰でもまるで別人のようになるよね。

 

 

その後、この日出場する嶋崎俊君の応援に来てた勅使河原弘晶さんと

中村由樹君と言葉を交わしたんだけど久し振りの田中康寛君もいたんだわ。

 

 

 

4Rが終わる頃に戻って近くにいた小原佳太さんにその後の状況を聞いたら、

細かく丁寧に当て続けてる相川さんが優勢じゃないかってことで……。

 

<5R>

藤岡君はあっちこっちから出血して顔面の傷みが進んでたし、

試合当初の力強さの面影も殆ど無くなってたんだわ。

 

勝負はそこからすぐに決着してしまって、開始38秒、

若干無暗に藤岡君が前にのめって来るところに相川君、

実にタイミングのいい右をカウンターの鮮烈系で打ち込んで一発ダウンゲット。

 

相川君にしては強烈で驚愕の当て込みだったし藤岡君のダメージも深くて、

レフェリーも即にそれを見とってのノーカウントストップだったんだわ。

 

 

試合後の相川君は顔面は殆ど傷んでなくて普通に明るく振る舞ってたなあ。

 

そう言えばこの二人は2年前にも対戦してて、

その時も相川君が同じ5RにTKO勝ちしてて、

つまりKO勝ちの全てが藤岡君からってことで余程相性がいいのかなあ。

 

 

 

⑥ 斉藤正樹さん(10COUNT)×岩井大さん(三迫)

                          ………SFe 8R

13勝(4KO)11敗(1KO)6分のランク7位、32歳・神奈川県と、

20勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク4位、28歳・千葉県。

 

斉藤さんはL級の、岩井さんはFe級のランカーだから、

お互いに一歩づつ歩み寄ってのこの日の対戦だったんだわ。

 

<1R>

思った程の上背差は無かったんだけどフレームの大きさにはやっぱり差があって、

岩井さん、大丈夫かなあって見てたんだけど、

例によって変な体勢からの見極め難い器用なヒッティングがこの日も快調で、

大きな有効打は無かったものの何発かは綺麗に当たってて、

真面目一方だった斉藤さんのボクシングとの対比を見せてたんだわ。

 

斉藤さんも見た目以上にショートブローが巧いんだけど、

このラウンドでの優劣は明らかだったんだわ。

 

<2R>

斉藤さんは2発ほど右フックを当ててたんだけど何だか鋭さに欠けてて、

ジャブも打ち切れず先手を獲れないまま下がる場面が増えてきたし、

ボディブローに対する配慮も岩井さんに後れを取ってたんだわ。

 

<3R>

このままじゃマズイってことで斉藤さんが若干のテンポアップで、

敢えて接近戦も厭わずって感じでプレスも掛け返してたんだわ。

 

お互い、体を寄せ合ってのボディ合戦の様相が強くなっていって、

早くも消耗戦系になっていったんだわ。

 

<4R>

密着戦で攻勢を取ってたのは却って斉藤さんの方だったんだけど、

お互いに大きな有効打が望めなくなった中、

体力と気持ちの削ぎ合いになって、

手数は斉藤さんの方が上回ってたんだけどヒット数では岩井さんだったなあ。

 

試合半分を終えて岩井さんが3ポイント、斉藤さんが1ポイントってことで、

今更自分が知らない新規の大技が出るってことも考えられなかったもんで、

一旦離席してコーヒータイム。

 

<8R>

ここに至るまでの3ラウンド分は見てなかったんだけど、

この回はまず斉藤さんが詰め詰めからの先仕掛けで、

そのまま最後まで粘り強い手数で頑張りまくってたんだけど、

粘着系では負けない岩井さんの方が形のいいヒッティングを見せてたなあ。

 

 

ってことで結局、78-74、78-75、76-76で岩井さんの2-0勝ち。

 

 

この後椎野大輝さんと福本雄基さんの引退セレモニーがあったんだけど、

椎野さんは今は三迫ジムでトレーナーをやってるし、

福本さんも超悪徳ジムから移籍して最後は実にいいボクサー人生だったんだわ。

 

その超悪徳系搾取ジムは一門から破門されたほどの無反省のインチキ系で、

その後もケガで棄権せざるを得なかったC級ボクサーから20万も恐喝してて、

だから今ではプロが2人しかいなくてもう壊滅寸前なんだけどね。

 

 

 

⑦ 富岡樹君(REBOOT)×嶋崎俊君(輪島S)……58㎏ 8R

2勝0敗の20歳・埼玉県と、8勝(3KO)8敗(1KO)1分の25歳・埼玉県。

 

嶋崎君の応援ってことで極東ジムの荒木貴裕さんが来てたもんで、

負け試合後の励ましにもならなかったんだけど、

それでも自分としては彼のようなヤンチャな叩き上げ系には頑張って欲しくて、

だからもう少しこうしたらとか差し出がましいことまで言ってしまったんだわ。

 

 

自分としては富岡達也君に勝った成塚亮君の如く、

伸び盛りの若いボクサーにキャリア差を見せ付けて欲しかったんだけどね。

 

この日出場したREBOOTボクサーは4人だったんだけど、

ここまででそのうちの3人が敗退してしまったモンで、

樹(いずき)君にかかるプレッシャーは実はかなりのものだったんだよね。

 

<1R>

樹君の方がかなりデカイんじゃないかって思ってたんだけどそれ程のことはなくて、

嶋崎君がまずはプレスを掛けながら上々の立ち上がりだったんだけど、

フットワークが半端じゃない樹君がロープ際に追い込まれるってことは全くなくて、

下がりながらでも長短や上下のコンビネーションがとっても華麗だったし、

パンチの見せ方が実に巧くて、お互いに大きなヒッティングが無かった中、

マスト採点で試合を見ようとする自分の食指を刺激したんだわ。

 

<2R>

愚直なまでの真面目さで攻めてた嶋崎君だったんだけど、

中々利き腕のショットを当て切れなかった中、

樹君のパンチの多彩さは更に磨きがかかっていって、

特に左のショートアッパーの混ぜ込みなんか全く惚れ惚れしてしまったんだわ。

 

<3R>

開始21秒、樹君のアッパー気味の左フックの2発共が嶋崎君の顎を跳ね上げて、

そこからの展開は一層のワクワク感を刺激し続けて、

全体のリズム感の良さや出入りの鋭さとポジショニングの的確さは実に驚異的で、

緩急のある打ち込みと攻防バランスの良さは過去の2試合を遥かに超えてて、

本気を出せばここまでやれるんだっていうのを強く見せ付けたんだわ。

 

<4R>

劣勢を免れなかった嶋崎君も左ボディのいいのを喰い込ませてはいたんだけど、

大きく流れを取り戻すまでには至ってなくて、

それでも懸命にプレスをかけて接近戦に持ち込もうとしてた残り31秒、

樹君の左からの右ショートがアッパー気味にヒットして嶋崎君がダウン。

 

相当な衝撃度だったんだけどリスタート後の嶋崎君、

何とか何とかって凌ぎ切っての終了ゴング。

 

<5R>

前の回の終了時点で嶋崎君はかなりシンドかった筈で、

それが1分間で回復が叶ってるとはとっても思えなくて、

だから樹君も初っ端から飛ばしていったんだけど嶋崎君も必死踏ん張りで、

時間の問題なのは自分にも解ってたんだけど、とにかく必死の踏ん張りで、

自分の周囲も今や声を潜めて成り行きを見つめてたんだけど、

開始40秒過ぎからは樹君の一方的攻め込みに晒され続けて、

左右連打を浴びまくった嶋崎君は弱っていく一方で、

最後は青コーナーすぐ近くの南ロープだったんだけど、

左フックを仕上げのように打ち込まれたところでレフェリーストップだったんだわ。

 

ってことで0分54秒、樹君の実に見事なTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑧ 永田大士さん(三迫)×デスティノ・ジャパン(P渡久地)

                           ………SL 8R

8勝(4KO)0敗1分のランク3位、サウスポー、27歳・宮崎県と、

21勝(19KO)3敗(1KO)2分の33歳・ドミニカ。

 

デスティノっていうのは全く知らないボクサーで、

キャリアは永田さんの3倍ほどもあるしKO率も高い危険な相手で、

試合前に彼とスパーしたことがある相馬一哉さんが、

パンチ力は最上級だって言ってたんだよね。

 

<1R>

身長は殆ど変らないんだけどデスティノはリーチが長いし頭が小さいもんで、

随分遠くに見えたんじゃないのかってほど永田さんは距離を掴みかねてて、

開始29秒に右フックを被せ打って相手をバタつかせてはいたんだけど、

1分31秒には伸びのいい右ストレートの直撃を喰らってたんだわ。

 

序盤は様子見してたデスティノのパンチは早い上にとっても重そうで、

基本的には狙い打ち型のストレート系主体なんだけど、

終盤に見せた右ストレートボディもそこそこ強烈だったなあ。

 

<2R>

デスティノの右はとっても危険度が高かったんだけど、

彼を倒すにはその右の打ち終わりを敢えて狙うような冒険も必要のようで、

ただ現状の永田さんとしてはまだまだジャブも充分に打ててなくて、

繋ぎのショット不足も目立ってた中、相手のタイミングで打たせないようにって、

今のところはその対応に手一杯って感じだったんだわ。

 

余裕が出てきたかデスティノが無暗に打って来なくて、

無駄なショットを控えた省エネ系のカウンター狙いが見えてきたんだよね。

 

<3R>

開始1分30秒、デスティノが左フックからの一気攻めで、

永田さんの右目下をカット出血させたんだわ。

 

デスティノの攻撃は右ストレートばかりに目が行きがちになるんだけど、

返しの左フックも丁寧に打ち込んでて実に全く恐るべしなんだよね。

 

<4R>

激しい殴り合いのきっかけは全てデスティノが作るようになって、

それは彼の自信の現れだと思うんだけど、

激闘上等の永田さんも正面切った殴り合いは望むところだったもんで、

一点の迷いも無い同士が危険なパンチを交差させ続けたんだけど、

このラウンドでは永田さんの左フックの当たりの方がハードで、

デスティノの腰を一瞬揺らがせる場面も作ってたんだわ。

 

<5R>

相変わらずデスティノの返しの左フックが絶妙だったこともあって、

徐々に永田さんの顔面の傷みが目立つようになってきたんだよね。

 

自分的にはデスティノのスタミナ切れに期待してたところもあったんだけど、

相変わらず先手取ってるしその点にも全く不安がないみたいだったんだよね。

 

<6R>

ポイント的にはダウンゲットしないと勝ち目が薄くなった永田さん、

ではあったんだけどまだまだ相手の打ち終わりを狙い切れてないままで、

通算しての半端じゃない被弾数で大分消耗してきたのは見た目も明らかで、

それまで拠り所どころだった手数でも後れを取るようになってしまったんだわ。

 

<7R>

永田さんからは相手を倒せるようなイメージが最早伝わって来なくて、

最後の差し違い狙いしかないなあって見てた開始1分、

ガサガサッてなったところで左アッパーのヒットが叶って、

思わず一瞬デスティノが下がったのを見逃さなかった永田さん、

これが最後のチャンスと決めての一気攻めに行こうとした瞬間、

実はデスティノはその左アッパーでは殆どノーダメージだったみたいで、

すぐに体勢を立て直してからの一気の大逆襲以降はほぼ一方的で、

試合序盤と比較しても全く威力的に衰えてない左右を連続的に打ち込んで、

最早これまでは誰の目にも明らかだった1分42秒、セコンドからタオルインエンド。

 

 

この階級では半端じゃないボクサーのいきなりの誕生ってことで、

ブッチャケ、麻生興一さんや小原佳太さん、岡田博喜さん達は勝てるのかって、

そういう感じさえしたんだよね。

 

 

この日貴志会長は堀川謙一さんの日本タイトル戦の為大阪入りしてたんだけど、

ほぼ同じような時刻で東西で大事な一戦を落としてしまったんだよね。

 

 

それにしても永田さんのタオルインの際、すぐ後ろのアラフォーの女が大騒ぎして、

目を吊り上げて何故止めるんだって怒鳴ってたんだけど、

その女、それまでは同行者と延々の世間話にウザ過ぎてたこともあって、

明らかに永田さんのサポーターではあったんだけど、

それまでの事もあったしその余りのバカさ加減にも腹が立ったもんで、

「貴方はバカですか? あれ以上やって永田君が大ケガしたらどうするんですか?

あそこから勝てるとでも思ってるんですか?」 っていうようなことを、

実際にはもう少し乱暴な口調で丁寧にどやしてやったんだわ。

 

そしたらその一人身系アラフォーのバカ女は 「まだ頑張ってたじゃん!」 って、

まだまだ間抜けな強気発言を繰り返すもんで、

「貴方は全く何も見えてないホントのバカなんですね、

もう二度とここには来ないで下さい。」 って同じように付け加えてやったんだけど、

そのアラフォーバカ女はまだ目をキリキリ吊り上げてたっけなあ……。

 

こういうボクシングの入り口に立ったばかりの素人の素人をどやすっていうのは、

多少大人げ無かったかとも反省するんだけど、

超悪徳系の搾取ジムと同じように堂々したバカにはやっぱり我慢できないんだわ。

三迫ジムの関係者達にはすぐ後に謝罪したけどね……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 富岡樹君

② デスティノ・ジャパン

③ 成塚亮君、相川学己君

 

 

 

Img_1099

“富岡3兄弟とその従兄弟”
 
 
一番左が従兄弟の樹(いずき)君で、その右が次男の達也君、
 
一番右の白いキャップを被ってるのが長男の哲也君、
 
トレーナーのような雰囲気の赤の上下姿が三男坊(名前は忘れた)で、
 
他に誰もいない4人だけの瞬間があったもんでね。
(ちょっとボケててゴメンです。)
 
 
 
勝ったボクサーと負けたボクサーとではやっぱり写り方に差が出てるけど、
 
達也君にしても力を出し切れてなかったことを見直してみれば、
 
充分改善の余地はあるんだからっていうようなことを伝えたんだよね。
 
 
 
 
 

2017年4月20日 (木)

日記 (4/20)

 

Img_1077_2

“特に仲がいいって訳じゃないんだけどね……。”

 

 

 

北朝鮮が挑発的な行動を繰り返すもんで、

空母カール・ビンソンを近海に派遣してアメリカが圧力を加えてるんだけど、

横須賀港にも同型の原子力空母ロナルド・レーガンが寄港中ってことで、

流石にというか口だけ北朝鮮もこれにはかなりビビってるみたいなんだわ。

 

現在アメリカは原子力空母を合計10隻保有してるんだけど、

これはもう尋常じゃない数で、ロシアや中国は其々1隻づつしか持ってなくて、

中国のものはロシアから払下げて貰った通常型の中古品に過ぎないんだわ。

 

つまり諸国は核兵器やICBMの数を競い合って脅威を与え合ってはいても、

こと通常兵器による戦闘力に関してはアメリカとその他の国々との格差は甚大で、

その威圧感はやっぱり半端じゃないんだよね。

 

そのアメリカに対して日本は70年ほど前に戦争を仕掛けたんだけど、

やっぱりあれは白人至上主義に裏付けられたルーズベルト大統領の謀略と、

当時の日本の首相近衛文麿の無能さとが引き起こした惨事としか言えないって、

そういうのが自分的な結論なんだけどね。

 

アメリカは日本の真珠湾攻撃が宣戦布告前だったことを利用して、

日本に対する米国民の憎しみを増長させたんだけど、

実はアメリカ側は在米邦人の協力を得て既に日本軍の暗号電文を解読してて、

日本軍の攻撃を事前に知ってたっていう説も有力なんだよね。

 

アメリカ空軍は終戦間近には全国の非武装地域にさえ無差別爆撃をして、

最後は特別大きな軍事拠点も無かった広島と長崎に原爆を落としたんだけど、

真珠湾を攻撃した当時の日本軍は、

一般人が多く住むホノルルには一切の攻撃を加えなかったんだよね。

 

そういう間柄だった日本とアメリカは今では密接な同盟を結んでるんだけど、

単にロシアや中国に対する防共壁として利用されてるだけなのかも知れないけど、

日本の敗色が濃厚になったと見るや否や、

いとも簡単に日ソ不可侵条約を破棄して北方四島を占領したロシアとか、

いつまで経っても占領下の行為を咎め続ける中国や韓国よりは余程マシだね。

 

 

 

“ニューヨーク 冬物語” っていうのは2014年のアメリカ映画なんだけど、

ウィル・スミスとラッセル・クロウが珍しく悪役としての登場で、

悪魔とその下僕っていう役柄なんだわ。

 

メル・ギブソンに似てる主演のコリン・ファレルもいいんだけど、

ジェシカ・ブラウン・フィンドレイって女優とその妹役の子が可愛くてね。

 

物語としては100年の時を超えたラブファンタジーってことで、

若干掴みどころがないんだけど見終わると何となくホッコリするんだわ。

 

 

 

熊本地震から1年が過ぎたんだけど、

益城町での震度7の凄さに関しては当時奥村健太君から聞かされてて、

その揺れ方の凄まじさにタマゲたんだけど、

その後の調査によって最近になって色んなことが解ってきたみたいなんだわ。

 

大被害を受けた同じ町内でも僅か150mほど離れた場所には、

家屋の倒壊はおろか殆ど損傷さえしてない箇所があることが判明して、

その差がどこに由来してるのかって調べたら表層地盤の違いなんだってさ。

 

表層部分の粘土質の深さというか厚さが揺れ方に大きく影響を及ぼすって事で、

5m以下とか15m以上の場合は巧いこと揺れが吸収、拡散されるんだけど、

10mほどの場合の揺れ方は比較にならないほど酷くなるんだってさ。

 

で、今全国を250㎡ごとに区切って其々の表層地盤を調査し始めてるんだけど、

必ずしも丘陵地が安心ってことでもないし、

川沿いが危ないってことでもないらしいんだよね。

 

 

 

生来、金銭に対する執着が尋常じゃなくて、

他人は単なる金儲けの手段だっていう考えを改めなくて、

正義とか公平、誠実、思いやりっていう概念からかけ離れたまま、

裏切り、卑怯、虚偽、苛めの限りをし尽くし続け、

関わった人間関係をことごとく壊し続け損害を与え続けても

何らの反省や後悔もしなくて、だからサイコパスって呼ばれるんだけど、

色々調べてみたらある種の脳障害者であるらしいんだよね。

 

そりゃ気の毒になあって思わないでもないんだけど、だからと言って、

彼が浴びせてくる不都合、不公平、不誠実、不正、不合理の数々を

こちらが享受し続けなければならない理由や根拠にはならない訳で、

個人的に話して解らないのであれば後は法の裁きに委ねる他ないんだけど、

未だ全く反省のないまま依然金銭をせびろうとする姑息な態度は全く許し難くて、

これ以上不幸な若者を増やさない為にも、

こうなったらもう徹底的に殲滅するしかない訳で近々に再度の作戦会議なんだわ。

 

 

 

2017年4月18日 (火)

後楽園ホール・4月17日

 

Img_1080

“春、春、春~!”

 

昨日未明から今朝方にかけての雨風は半端じゃなくて、

毎年の如くの春の嵐だったんだけど、

午後には28℃にもなるってことでいよいよ春も本番なんだわ。

 

 

 

昨日はメインに有川稔男さん×坂本大輔さんのタイトル戦が組まれてたんだけど、

有川さんのケガで中止になっての全7試合だったんだわ。

 

 

 

① しゅんくん寺西(青木)×ケイジュ・オーモリ君(W日立)

                       ………62㎏ 4R

デビュー戦の22歳・兵庫県と、デビュー戦のサウスポー、28歳・茨城県。

 

<1R>

少し体の大きい方のオーモリ君が先攻して中々の左フックを打ってて、

1分を過ぎる頃には寺西君がそこそこ効かされてしまってたんだわ。

 

このままオーモリ君が押し切るかって思われた1分30秒、

こりゃいけるなって舞い上がった感じで更に攻勢を強めたその瞬間、

何とオーモリ君が手負いの寺西君の右をまともに喰らってしまって、

ディフェンスを置き去りにしてたところにまともに貰ってしまって、

一気に西ロープに追い込まれたところで更に右、右、右、右って、

4発ほど連続被弾して抵抗が止んでしまったところでロープダウン宣告。

 

カウントが進む中、オーモリ君は足元が覚束ないままで、

それを見計らったレフェリーが1分37秒にストップして寺西君のTKO勝ち。

 

 

気持ちは解るけどオーモリ君、いけるって思ったその瞬間が一番危ない訳で、

寺西君はよく踏ん張ってひっくり返したよね。

 

 

 

② 山田大君(イマオカ)×馬場リュウジ君(横田S)

                        ………67.6㎏ 4R

0勝0敗1分の27歳・神奈川県と、0勝3敗(2KO)のサウスポー、24歳・東京都。

 

初勝利目指し組の一戦だったんだけど、

馬場君は体が緩々でナチュラルウェイトのままのように見えたんだけどね……。

 

<1R>

その馬場君が期するところがあったかのような初っ端から狂熱の飛ばしで、

それはまるで前後不覚の飛ばし方で、最後まで持つのかって感じだったんだわ。

 

動きまくり振りまくってた割に効果の薄すかった馬場君の攻撃が一段落すると、

それまで若干面食らってたような山田君も立て直して、

残り1分からは一転ガチャガチャ戦に持ち込まれてしまったんだけど、

当たりの正確性では左右対称名ボクサーの山田君だったかなあ。

 

<2R>

二人共、更にガチャガチャ化が著しく、それを過ぎるとグダグダになっていって、

こりゃB級に昇格するのも一苦労だろうなあってところで休憩タイムゲット。

 

 

フラッとした後、戻って判定結果を聞いてたら、

39-37、39-38、37-39って採点にも困ったようなスコアで、

それでもより狂熱的に動いてた馬場君の2-1初勝利だったんだわ。

 

 

 

③ 三宅ラッシュ君(川島)×西中聡志君(中野サイトウ)

                         ………W 4R 

1勝3敗(2KO)の32歳・岡山県と、0勝1敗の29歳・兵庫県。

 

<1R>

西中君も特別のことはなかったんだけど元気の良さに大差があって、

三宅君は気持ちも体も如何にもひ弱な感じが拭えなくて、

1分を過ぎる頃にはハァーハァーのヘロヘロで、まるでボクシングになってなくて、

“ラッシュ” のラの字も見せてなかったなあ。

 

ってことで10:8.5ほどもの差が出てしまったんだわ。

 

<2R>

前の回ギリギリ耐えた三宅君はいきなりダメそうだったんだけど、

西中君の方も手際が悪いというか畳み掛ける攻め込みが出来ないまま、

三宅君のまるでスローハンドのような左フックをポコポコ貰い出したんだわ。

 

<3R>

開始20秒、西中君の右ストレートを貰ってしまった三宅君は更に劣化して、

一気にヘロヘロの中、まだ何となく手は出してはいたんだけど、

まるで撫でるようにしか打ててないままで、

西中君も手間取り過ぎとしか言いようが無くて、

合間合間に三宅君のポコポコ左フックを貰い続けてこちらの劣化も著しくて、

残り1分からは二人共すっかりゾンビ化してしまったもんで、

これはこれで物凄いことになっていったんだわ。

 

<4R>

二人共、まるで海で溺れてる人のようになってしまったんだけど、

残り1分半からはゾンビAの三宅君の手数の方が勝ってたなあ。

 

勝負としては判別が容易で自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38ってことで勿論西中君の3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

④ 冨田正俊君(川島)×高橋秀治君(宮田)……SF 6R

6勝9敗(4KO)2分のサウスポー、32歳・東京都と、

7勝(2KO)12敗(1KO)の34歳・東京都。

 

二人共、頑張るっていう点ではいいボクサーだとは思うんだけど、

戦い方に偏りがあるもんで勝ち切れないことが多いんだよね。

 

高橋君の応援には粉川拓也さんとか石田凌太さん、上田有吾君、松澤拳君って、

沢山の宮田ジムボクサーが駆け付けてたんだわ。

 

<1R>

二人で36戦してKO勝ちが2試合しかないっていう決定力不足は否めなくて、

だから、長いラウンドを見据えた上での正確な当てっこ競争だったんだけど、

よりいい感じでスタートしてたのは冨田君の方で、

相手の入って来る前によく手が出てたし、

距離とか間合いとかも常に主導権を取ってたんだわ。

 

高橋君はあくまで近いところでやりたがるボクサーだから詰めてはいたんだけど、

この先どれだけ2次3次の踏み込みが出来るかだったんだよね。

 

<2R>

二人は距離感とか試合スタイルが全く違うもんで、

どちらが我を通し切るのかっていう一戦だったんだけど、

前の回もこの回も高橋君もいい場面を作りかけてたんだけど、

ここまでのところでは相対的に冨田君の方がペースを握ってたんだわ。

 

自分も気が付かなかったんだけど、どの場面でのどのパンチが原因だったか、

どうやらラウンド中に高橋君が右目を傷めてしまったってことで、

2Rを終了した時点で棄権を申し入れて冨田君のTKO勝ちで突然の幕切れ。

 

 

 

⑤ 川浦龍生君(川島)×ゲーン・何チャラ……SF 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・徳島県と、

10勝(3KO)6敗3分の30歳・タイ。

 

この試合は全く見てなかったんだけど案の定、

川浦君が1R1分32秒でのTKO勝ちってことで、

B級デビューの川浦君はタイボクサー相手に2連勝でこれでA級昇格なんだけど、

普通にC級から始めるボクサーは苦労して6勝しないとA級になれないから、

なんとまあ恵まれてるかってことで……。

 

 

 

⑥ 熊谷直昭君(T&T)×小山哲也君(横田S)……Fe 8R

7勝(4KO)6敗(3KO)の27歳・東京都と、

7勝(2KO)8敗(1KO)の36歳・神奈川県。

 

小山君は来年定年を迎えるもんで、何とかイーブン戦績に戻したいところだね。

 

<1R>

3㎝ほどデカイ相手に対して熊谷君、最初っからピエロ系というか、

色々前振り動作を山ほど盛り込んでの眩惑系特攻ボクシングで、

普通の真面目ボクサーの小山君は翻弄される一方だったんだわ。

 

これほど対照的な戦いも珍しかったんだけど、

何だか異種格闘技のようになってしまったもんでね……。

 

 

この試合は結局、5R1分41秒に熊谷君が予想通りのTKO勝ちだってね。

 

 

 

⑦ 中嶋龍成さん(山龍)×柳達也君(伴流)……60㎏ 8R

10勝(3KO)1敗(1KO)のランク14位、サウスポー、22歳・秋田県と、

11勝(4KO)5敗(2KO)1分の27歳・栃木県。

 

<1R>

中嶋さんはフレームもデカいしプレスも強いもんで柳君、

いきなりやり難そうな立ち上がりをしてたなあ。

 

中嶋さんのパンチは必殺系ではないんだけどとっても重そうだし、

相手の踏み込みを阻止するようなタイミングでジャブを出すのが巧くて、

柳君が苦戦しそうな感じに満ちてたんだわ。

 

<2R>

中嶋さんは打ち終わりの動作にも配慮が行き届いてて、

常に頭の位置に気を付けてるみたいで柳君に狙わせない中、

大きい打ち込みと小さいショットのバランスもいいし、

柳君には明らかな攻めあぐみが見え始めて、

早くも左顔面を赤く腫れさせていったんだわ。

 

<3R>

2ラウンド分を連取された柳君の反攻が期待されたんだけど、

中嶋君の安定感というか重量感にはそこそこ揺るぎがなくて、

柳君としては一次攻めだけで結果を求めず、

どうかき回すかが肝要だったんだけど、ボディブローが切り口になったんだわ。

 

<4R>

明らかに中嶋さんのプレスが弱まってきたし、つれて手数も落ちてきて、

お互いの有効打が見極めにくかった中、若干の攻勢の差で柳君。

 

<5R>

試合が大きく動いていったのはこの回残り1分18秒での二人の相打ちからで、

柳君の右の方の直撃度が大きくて中嶋さんの腰が思わず砕けてしまって、

直後の彼の苦笑いがダメージの大きさを示してて、

そこからの中嶋さんは徐々に戦法的な偏りが出てきて、

中間距離での勝負以外、ショート戦は徹底して回避するっていう方向が露骨で、

ひたすらディフェンス一方だったもんで柳君の攻勢を更に引き立たせてたんだわ。

 

<6R>

やっぱり中嶋さんの攻撃の幅はとっても狭いと言わざるを得ず、

素晴らしいジャブとワンツーは持ってるんだけど要するにそれだけで、

それが通用しなくなると他に戦法が全く無くて、

そもそもボディブローが全然打ててなかったし、

逆ワンツーとかコンビネーションに工夫の無い単純系に過ぎてたし、

最初っからショート戦を捨ててるような戦い方にも首を傾げた訳で正直、

新人王を獲った頃から殆ど進歩してないっていう印象だったんだよね。

 

って見てた残り58秒、中嶋さんが左ショートからの一気攻勢で、

柳君は最初の左で2mほども吹っ飛ばされてしまってのいきなりの危機到来で、

それほど打たれ強く無い柳君に対して、「ガード!ガード!」 って、

セコンド陣は必死の大合唱だったんだわ。

 

ここは柳君が何とか凌ぎ切って、自分のスコアはこれでジャストイーブン。

 

<7R>

お互いにポイントをどう読んでたかは知らないけど、

微妙なスコアを認識してたのは柳君の方だったみたいで、

開始22秒に中嶋君の左ストレートを貰ってしまったハンデを取り戻すべく、

1分30秒までに懸命な左右フックを幾つか当て込んでチャラにした後は、

ボディブローも混ぜ込んだコンビネーションで見栄え良く攻撃して、

ラスト15秒辺りからは相手に全く反撃を許さないまま、

最後は中嶋君を南東ポスト近くのロープを背負わせたままのボディラッシュで、

とってもいい形でラウンド終了ゴングを聞いてたんだわ。

 

<8R>

最終ラウンド、お互いに飛ばす理由は充分にあった訳で、

拮抗した試合に決着を付けるべくであったのは共通してたんだけど、

その上、中嶋さんは負けたらランク落ちはほぼ確実な訳だし、

勝てば柳君は引き分けを挟んでの3連敗中を脱した上でのラックゲットだし、

お互いのモチベーション的には申し分のないとことろだったんだよね。

 

ただ、中嶋さんはそれが解ってたのかって感じの立ち回りに終始してて、

そのパフォーマンスは前の回までのそれと殆ど変わらないままで、

攻撃の引き出しの数の少なさを露呈したまま気持ちも伴ってなくて、

開始1分までは柳君の右フックやボディブローに晒されてしまってたんだわ。

 

残り1分、ここに至ってまだカウンター狙いなのかってほど、

中嶋君は手遅れ気味のまま攻め切れないままで、

残り5秒、柳君の右フックで勝負を決定付けられてしまったんだわ。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

78-74、78-75、77-75ってことで柳君の充分な3-0勝ちだったんだわ。

 

 

団会長ご夫妻は喜怒哀楽を簡単に表に出すタイプじゃないんだけど、

流石に嬉しそうにしてて、昨日は学校の都合で御嬢さんは来てなかったんだけど、

奥様とも結構沢山話をしたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 柳達也君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

この時期カラスは巣作りに忙しいんだけど、

都会のカラスは巣の材料に木の枝を充分に手当て出来ないみたいで、

洗濯物用のピンチとかハンガーとかもかき集めるんだよね。

 

自分の家のバルコニーにも時々やって来て、

ちょっと前に針金ハンガーとピンチを一個づつ持っていったんだけど、

彼らの為に古いハンガーを用意して上げなさいって奥さんは言うんだけど、

そういうあてがいぶちなのは彼らも嫌みたいで、

さっき飛来してきたカラスは必死になって大型ピンチを外して持ち去ったんだわ。

 

 

 

2017年4月14日 (金)

後楽園ホール・4月13日

 

Img_1076

「あと、もうちょっとだ!」

 

 

 

“出会いは人生の宝物” っていうのは、

ジョディ・フォスターが主演がしてる2008年のアメリカ映画で、

見るのは3回目だったんだけどやっぱり面白かったんだわ。

 

 

 

300~400mほど遠くのマンション最上階左隅の部屋のことなんだけど、

夜になると当然の如く照明が点いて、

あそこにもホッコリとした生活があるんだよなあってたまに見やってたんだけど、

ここのところ真っ暗なままのことが多くて、

海外旅行にでも行ったか、それとも引っ越してしまったのかってね……。

 

 

 

ちょっと疑問に思ったことがあったもんで、

ホールに入ってから色んな人達に意見を聞いてみたんだけど、

人は其々なんだなあって痛感した訳で、

宗教の違いでいさかいが絶えないっていうのも解らないでもなかったなあ。

 

 

アレッて見やったら昨日も和氣慎吾さんが来てて、

コンチワ挨拶交わして始まり始まり……。

 

それにしてもこの日の試合パンフは縦書きになってて、

それなりの工夫を試みたんだろうけど見難いことこの上なくて、

通常は左側記載が赤コーナーで右が青のところが逆表示になってたし……。

 

 

 

① 丹羽洋介君(L玉熊)×佐久間勇斗君(相模原)……F 4R

0勝2敗(1KO)の20歳・東京都と、0勝2敗(2KO)の25歳・東京都。

 

同じ2敗同士の初勝利目指し組の一戦。

 

<1R>

プレスは丹羽君、手数も丹羽君で、佐久間君はハッキリ出遅れてしまって……。

 

<2R>

佐久間君も比較的強いパンチを持ってる感じではあったんだけど、

打ちまくる気概に欠けてたし、体力面にも今一感が漂ってて、

中盤以降、接近戦に移ってからも丹羽君の優勢は動かし難くて、

全く展開が変わりそうに無かったもんで一旦休憩タイム。

 

 

結局、最後までそのままだったみたいな40-36×3ってことで、

丹羽君のパーフェクト3-0初勝利だったんだけど佐久間君、

リング上で人を殴るってことはそれは正しく非常事態な訳であって、

もっと非常事態下らしく行動するべきだと思ったんだけどなあ。

 

 

 

② 向後大寿君(上滝)×永田勝大君(新日本木村)

                        ………68㎏ 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・東京都と、1勝1敗(1KO)の29歳・静岡県。

 

同じ戦績の勝ち越し目指し組の一戦。

 

<1R>

両方共にケンカが強そうな感じが漂ってて、

いきなり危険な距離から始めてたんだけど、そこからが思いの外慎重慎重で、

ジャブで圧倒してた向後君もまだまだ手数が足りてなかったんだわ。

 

<2R>

向後君、何をどうしたいのかが良く解らなくて、

取り敢えずもっともっとの先仕掛けが要ると思ったんだけど、

一方の永田君も手数では上回ってたんだけど当て勘の悪さが目立ってて、

何だか中途半端なやり取りに終始してた1分15秒、

ガッツンバッティングで向後君が眉間をカット出血してドクターチェック。

 

リスタート後の向後君、やっとこさエンジンがかかったって感じで……。

 

<3R>

シッカリ感は向後君の方で、だからもっと数打てば明るい未来が開けるのに、

って思ってたら開始1分からやっとやる気になったみたいで、

打ち合ってみればショートブローもそこそこ巧くて一気圧倒してたんだわ。

 

細かく打ち切れなかった永田君が徐々に追い込まれてしまって鼻血。

 

<4R>

先に仕掛けていったのはそれまで劣勢だった永田君で、

彼なりに踏ん切り付けての頑張りを見せて、

ヘバリはより進んでた筈なのに気持ちの溢れた打撃戦を挑んでいったんだわ。

 

これでようやく一矢を報いてのポイントバックかと思ってたら、

残り30秒からの向後君の怒涛の反撃からのヒットヒットでひっくり返されたなあ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、39-37×2ってことで向後君の3-0勝ちだったんだけど、

その向後君、立ち上がりの手緩さとか、

攻防がハッキリしてしまってるところを直せばいいボクサーになると思ったなあ。

 

 

 

③ 小山内幹君(ワタナベ)×かねこたけし君(REBOOT)

                         ………SF 6R

1勝0敗のサウスポー、24歳・青森県と、4勝0敗1分の29歳・新潟県。

 

小山内君はB級デビューで怪我してしまっての1年振りで、

かねこ君の方はこの日が初6回戦だったんだわ。

 

<1R>

太い体躯のゴリゴリファイター系のかねこ君に対して小山内君、

一瞬和氣慎吾さんを彷彿させるような立ち姿で、

中間距離からの左ストレートがとってもいい感じだったんだけど、

距離が詰まったところでのかねこ君のシツコイ左右連打にも迫力あったんだわ。

 

<2R>

開始1分過ぎのバッティングでかねこ君が左目上をカットしてしまって、

ドクターチェックを経てリスタートした直後の1分25秒、

小山内君の左が直撃してかねこ君の体が一瞬緩んで腰が砕けそうになって、

危ないって思ったその瞬間、ガスッて打ち出したかねこ君の右が大直撃で、

何となんとナント、小山内君の方がダウンしてしまったんだわ。

 

小山内君は殆どダメージなくリスタート出来たんだけど、

そこからの接近乱打戦はやっぱりそれはかねこ君の得意分野だったなあ。

 

残り22秒、かねこ君の出血が酷くなって再度のドクターチェック。

 

かねこ君陣営からは 「頭! 頭!」 って小山内君への非難が飛んでたんだけど、

それはもう殆どお互い様にしか見えなかったんだけどね。

 

<3R>

お互いにストップを喰らう前に、って気持ちを高めて動きを上げていって、

小山内君はもう少し鋭くショートブローを打てると違ってくると思ったんだけど、

それでも積極詰め詰めから辛うじて手数勝ちしてて、

大きな有効ヒットは無かったんだけどそれでも最後まで頑張り通してたんだわ。

 

ってことで自分的にはこれで丁度イーブンだったんだよね。

 

<4R>

開始すぐの17秒、体が交差して小山内君が躓いて転んだんだけど、

レフェリーはダウン裁定してたなあ。

 

その再開後は更に死闘化していってのやったり取ったりで、

お互い、同じようなレベルのヘバリに見舞われてたんだけど、

そういう密着戦はやっぱりかねこ君の土俵であることに間違いなかったんだわ。

 

<5R>

小山内君が中々綺麗に当て切れない中、

ここからが初経験だったかねこ君の右が意外なほど簡単に当たり始めて、

小山内君の反応が鈍っていったんだわ。

 

<6R>

少なくともダウンゲットしないと勝てそうにない小山内君だったんだけど、

かねこ君のようなガリゴリファイターにはまだ慣れてないようで、

頑張る気持ちが空回りしたままの終了ゴングだったなあ。                                                            

 

かねこ君はガードポジションからの打ち出しがとってもスムースで、

特に右ストレートは相手にディフェンスさせる間を与えないことが多かったんだわ。

 

ってことで自分は58-55だったんだけど結局、59-53×3ってことで、

6回戦で6ポイント差も付けてのかねこ君の圧勝だったんだわ。

 

 

 

④ ロメロ・オリベロス×益田健太郎さん(新日本木村)

                        ………120P 8R

8勝(1KO)3敗1分の国内7位、21歳・フィリピンと、

26勝(14KO)7敗(3KO)のIBF10位、WBC12位の34歳・鹿児島県。

 

<1R>

戦績から見てパンチ力は無いと判断したか益田さんが初っ端から飛ばしまくって、

それはまるで試合中盤にいいのを当てた直後のような飛ばし方で、

切れっ切れの動きからの鬼の猛攻で、オリベロスはまるですくんでしまって、

怖がって自分からは手を出せなくなってきた開始1分23秒、

左右強連打からの左ボディで手際のいいダウンゲット。

 

何とか立ち上がったオリベロスだったんだけど、

体勢を整える間も与えられないまま続けざまに2回のダウンを追加されてしまって、

スリーノックダウンルールだったのか、あっと言う間のKOエンドだったんだわ。

 

最初のダウンゲットから1分ちょっとの2分35秒での決着ってことで、

益田さんは一発の被弾も無いままだったもんで、

翌日から普通に練習を始められそうだったなあ。

 

 

 

⑤ 加藤善孝さん(角海老)×吉野修一郎さん(三迫)……L 8R

30勝(9KO)7敗(1KO)2分のランク1位、32歳・茨城県と、

3勝(2KO)0敗のランク11位、25歳・栃木県。

 

小原佳太さんと伊藤雅雪さんの相手のことは良く知らなかったし、

ってことでこの日の自分的メインイベントはこの試合だったんだわ。

 

早い回の決着があったらそれは吉野さんのKO勝ちで、

長引けばキャリアから考えてやっぱり加藤さんかなあって思ってたんだけどね。

 

<1R>

上背は左程違いが無かったんだけど、フレームの大きさでは吉野さんが優位で、

その吉野さんが思いの外慎重に立ち上がっての様子見だったもんでお互い、

有効打と言えるようなヒットは無かったんだけど加藤さんのジャブ勝ちかなあ。

 

<2R>

例の如く細かい手数では攻め切れない加藤さんに対して吉野さん、

長いリーチを生かしての左ボディを混ぜ込んだコンビネーションがグッドグッド。

 

<3R>

若干吉野さんが下がり加減ではあったんだけど全く怖がらずに手は良く出してて、

加藤さんはいきなりの大振りが目立って大雑把な感じだったんだよね。

 

元々器用なタイプではない加藤さんなんだけど、

それにしてもこの日は動き全体がカッチカチに硬くて全くスムースじゃなかったなあ。

 

<4R>

加藤さんはここに至ってもまだ右を一発も当てることが出来てないままで、

まるでロボコップのようなガキゴキした動きが改善されないまま、

単純過ぎる打ち出しを見切られてしまってるような感じだったんだわ。

 

このままでいいのか加藤さん、って見てた残り50秒になってこの試合初めて、

右ストレートをクリーンヒットさせてやっとこさのポイントゲットでイーブン戻し。

 

<5R>

さあこれからだぞって見てたんだけど、加藤さんのギアアップはまだまだで、

最初の1分間は吉野さんのコンビネーションが圧倒し続けて、

加藤さんは何だかやらされてるような感じしかしなくて、

自分から試合を組み立てて展開を作るってことが全く出来てなかったんだわ。

 

<6R>

吉野さんも劇的に攻め立てるってことを控えてたもんで、

加藤さん得意の迎え撃つって展開にならなくて、

一気に飛ばす機会が訪れないままどんどんラウンドが進む訳で、

吉野さんもそれほどのスピードスターじゃないんだから加藤さん、

どこかで仕掛けるべきなのに攻めてる感じさえ見せられないままだったなあ。

 

<7R>

ここまで明らかにポイントリードしてるっていう判断からか、

吉野さんは敢えて倒しに行くっていうボクシングを封印してたみたいで、

ムチャに打ち掛かって行くってことのない冷静なパフォーマンスだったんだわ。

 

ってことになれば加藤さんとしては若干のリスクは覚悟の上で、

それこそガンガン攻めまくるべきだと思ったんだけど、

相変わらず狂熱とは程遠い刺激の乏しいやり取りに終始してたんだよね。

 

吉野さんも少し気持ちが緩んできたか意味不明のサウスポーチェンジしてたけど、

加藤さんはバランス崩し気味になったその瞬間も狙い切れてなかったんだよね。

 

<8R>

やっとこさやる気を出したような感じで加藤さんが先仕掛けしていったんだけど、

やっぱり大分遅きに失した感は免れなかったし、

ここで1ポイント取り返してもそれこそ焼け石に水な訳だし、

元々一発必殺系のハードパンチャーじゃないから大逆転はかなり難しくて、

正面から受け止める気持ちのない吉野さんには空回りにしかならなくて、

残り1分30秒からはそこそこ見応えのある打撃戦は見せてたんだけど、

ここに来てそれが出来るならもっと早いラウンドに仕掛けるべきだったって、

そういう感想しか湧かなかったんだよね。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

80-72、78-75、77-75ってことで吉野さんの余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

 

加藤さんの残念過ぎる敗戦は吉野さん陣営にはことの他の喜びをもたらして、

それでなくても三迫ジムは4連敗中だったところだったもんで、

ボクサーやスタッフ達の笑顔は半端じゃなかったんだよね。

賢祐マネの奥様も舞い上がってしまったみたいで、

自分に一緒に写真撮ってくれって言ってたもんなあ。

 

それにしてもいくら何でもも80-72はないって思ったけどね……。

 

 

 

⑥ ラリー・スィウー×小原佳太さん(三迫)……W 8R

24勝(20KO)7敗の34歳・インドネシアと、

16勝(15KO)2敗(2KO)1分のIBF14位、30歳・岩手県。

 

<1R>

インドネシアボクサーだからって緩く見てたらスィウーは随分違ってて、

フレームのデカさも見掛け倒しではなくて、そりゃテクニックはかなり劣るんだけど、

自信に溢れた打ち出しは必殺感に満ちてたし、プレスもかなり強かったんだわ。

 

雑に攻め込むとヤバイって小原さんも即断したか結構慎重で、

細かくて速いコンビネーションでギリギリのポイントゲットだったんだわ。

 

<2R~3R>

スィウーは沢山は打って来ないんだけど一発一発には満々の力がこもってて、

2Rの開始20秒にはその右ストレートに片りんを見せてて、

小原さんとしても中々派手な展開には持ち込めそうになかったんだけど、

スィウーの絶対的な手数不足は大きく展開を作るまでには至りそうになかったなあ。

 

一方、小原さんとしてはリスクを張り過ぎるのは今の立場では相応しくない訳で、

若干地味にはなるんだろうけど、今日のところは合い間合間に適打をヒットさせて、

そりゃチャンスが来れば行くべきなのは当然なんだけど、

まずはフルポイントアウトを目指すべきだなって自分で決めて4Rは休憩タイム。

 

<5R>

戻ってみたら小原さんの左顔面もそこそこ赤くなってて、

相手が小原さんの打ち出しに合わせてくるのが露骨だったもんで、

少しばかり攻めあぐんでるような印象だったんだけど、

それでも残り1分08秒、これまでで一番の右ストレートを打ち込んだんだわ。

 

その一発でスィウーは効いてしまったか明らかに動きが劣化してしまって、

小原さんもここぞここぞって攻め立てていったし、

残り3秒のところでの赤コーナー近くでもワンツーフックを直撃させてたんだけど、

倒れるかと思われたスィウーも打たれ強さ自慢だったみたいで、

凌ぎまくってのラウンド終了ゴングったんだわ。

 

<6R>

スィウーの回復具合が気になったんだけど小原さんはとっても慎重な詰めで、

何度か頭を跳ね上げられてたスィウーも中々へばらなくて、

1分半過ぎ、小原さんの強烈な左右ボディから左フックを喰らっても、

残り40秒には右フックを万振りするパワーも残してたんだわ。

 

<7R~8R>

相変わらず連続攻撃の出来ないスィウーではあったんだけど、

少し休み加減だった小原さんへのフルショットにはまだまだ危険を孕んでて、

そのヤケクソ気味のショットを喰らってしまうと大逆転も有り得そうで、

小原さんも敢えて倒しに行くってことは控えたみたいだったんだわ。

 

スィウーの方も死にもの狂いってところまではいってなくて、

もし彼に優秀なトレーナーが付いたら随分違ってくるんじゃないかって、

そんなことを考えながらの終了ゴングだったんだわ。

 

 

結局、79-74、78-74、77-75ってことで、

勿論小原さんの3-0勝ちだったんだけど、

試合後の小原さんは左目周辺に氷嚢を当てっ放しだったんだわ。

 

 

 

⑦ 伊藤雅雪さん(伴流)×ローレンゾ・ビラヌエバ 

         ………WBO AP SFe タイトル戦 12R

20勝(9KO)1敗1分のチャンピオン、26歳・東京都と、

30勝(26KO)2敗(2KO)1NCのランク5位、サウスポー、31歳・フィリピン。

 

<1R>

伊藤さんの方が4~5㎝ほど上背があったんだけど、

ビラヌエバの方は両腕の肘から先が一般の日本人より随分長くて、

こういうタイプは思ったよりパンチの届きがいいから要注意なんだよね。

 

って見てたらそのビラヌエバ、初っ端から結構かましてくるボクサーで、

いきなり踏み込んでの左ストレートが主たる武器だって判明したんだけど、

パンチのスピード自体は比較にならないから、

ジックリ見極めれば殆ど問題ないんじゃないかってこの時は思ってて案の定、

残り15秒からの手際のいい一気攻めでまずは伊藤さんがポイントゲット。

 

<2R>

ビラヌエバが相変わらずジャブ省略型のボクシングに終始してた開始26秒、

踏み込んできたビラヌエバに伊藤さんが右ストレートをカウンターヒットさせて、

南東ポスト前で美しい限りの見事なダウンゲットだったんだわ。

 

リスタート後の伊藤さんはそれこそ最高度の連続攻撃で、

そこにはここで終わらせてしまおうっていう思いが強く込められてて、

ビラヌエバの膝がカクカク突っ張ってきたし、

そろそろかなあって思ってたんだけどビラヌエバも必死に踏ん張り切ったんだわ。

 

<3R>

ビラヌエバは結局、とっても引き出しの少ないボクサーで、

例の左ストレートを封じられると他に殆ど手立てが無くて、

伊藤さんがその左の打ち出しに合わせ打とうとすると手が止まるって感じで、

残り1分には強烈な右ボディを打ち込まれて動きが止まってたんだけど、

ガチャガチャってショートブローが交差した刹那、

伊藤さんの顔面も若干の衝撃を受けたようでもあったんだわ。

 

 

それでもまあここまでで4ポイントもリードもしてるし、

攻め手の少ないビラヌエバに苦戦することはないだろうって思ったもんで、

その後はたまに遠目にモニターを眺め眺めして吉野さん達を話してたんだけど、

そんなに長いラウンドまでは行かないだろうって思ってたのが何となくズルズルで、

中々決着が付かないまま、途中では反対にポコポコ打たれ込むのも目立って、

随分時間はかかったけどそれでも9RにはTKO勝ちしたってことで……。

 

 

敗けた方のビラヌエバはサバサバした感じの笑顔で喋りまくってたんだけど、

暫くして会った伊藤さんはまるでブチのめされて負けてしまったボクサーのようで、

右目に眼帯してたし左目周辺も赤黒く腫れ上がっててまるで別人だったんだわ。

 

そのまた暫く後に団会長と話す機会があったんだけど、

あんなに効かされたのは初めてだってことで、

攻め手の少ないビラヌエバではあったんだけど、

32勝28KOっていうのはやっぱり半端じゃなかったみたいだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 吉野修一郎さん

② かねこたけし君

③ 向後大寿君

 

 

 

昨日かなあ、3月度の月間賞の発表があったんだけど驚いてしまったなあ。

MVPの船井龍一さんと敢闘賞の大竹秀典さんは普通に納得だったんだけど、

新鋭賞に選ばれたのは何となんと女子ボクサーだったんだわ。

 

自分は女子ボクシングを見ないから彼女の活躍は知るところではないんだけど、

男子ボクシングと女子ボクシングを同じ土俵に上げて論じるってことは、

そもそも全くのナンセンスと言わざるを得なくて、

それはまるで混浴風呂のようにしか思えないんだわ。

 

男子のOPBFタイトル戦は3分12Rの計36分間の戦いであるのに対して、

女子OPBF戦は2分8Rの計16分間の半分以下にしか過ぎなくて、

それは女子の体力面に対する配慮があってのことである訳で、だから、

同じ陸上100m走競技でも男子100m走と女子100m走とは違う種目であって、

芥川賞とか直木賞の選定とは全く事情が違うって思うんだよね。

 

そもそもそれまで全勝とはいえまだ5戦しかしてないってことは、

男子なら通常はA級にもなっていない訳だから実に不公平な特別待遇であって、

男子以上に選手層の薄い女子ボクシングには全く別の対応が必要な訳で、

まだ日本ランキングさえないんだから、まずはそこから始めるべきだと思うんだわ。

 

要するに女子ボクシングの芽吹きを支えるには別の手法が考えられるべきであり、

今回のやり方は振興策というよりは単なる媚びとしか思えないんだよね。

 

協会としては別枠で表彰して賞金を授与する予算的余裕も無いしってことで、

暫定的な処置なのかも知れないんだけど本末転倒に過ぎる訳で、

もしこの先、女子が新たに世界タイトルを獲ったような場合には、

その時は日本タイトルを獲った男子ボクサーより数段上に評価されるって、

そういうことも有り得るんだけどそのコンセンサスが取れてるのかってことで、

協会や周囲の関係者達はみんなそれでいいってホントに思ってるのかなあ。

 

今回選ばれた女子ボクサーは望月直樹さんを破った中山佳祐さんとか、

荒木貴裕さんを倒した石田凌太さんよりも評価が上だって、

ホントにみんなそう思ってるんだろうか、媚びてるだけじゃないのか。

 

もとより自分は女子ボクシングを認めないってことを言ってるのではなくして、

それはあくまで別の種目のボクシングだって思ってるんだけどね。

 

 

 

«後楽園ホール・4月11日