2017年6月20日 (火)

後楽園ホール・6月19日

 

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「何だナンダなんだ?……。」

 

 

 

先週の土曜日のことなんだけど、

アメリカ海軍のイージス駆逐艦が大型のコンテナ船と衝突して小破したんだわ。

 

イージス艦っていうのは超高性能レーダードームを搭載してて、

敵方のミサイルやら潜水艦を索敵して攻撃を加える艦船なんだけど、

普通に海上を航行してる他船と衝突するって、間抜け過ぎだと思ったなあ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは8試合が組まれてたんだけど、

半分の4試合に5人のランカーが出場してのガチバトルが多かったせいか、

観客の入りが良くて第一試合からバルコニーでの立ち見がそこそこいたんだわ。

 

その第一試合のデビュー同士の対戦から勢いがあって、

以降の組み合わせにも其々のストーリーが感じられて実にいい興行だったなあ。

 

一力ジムの小林会長の他、渡辺会長や柳光会長達に御挨拶して、

鈴木マネや久保マネ、近藤明広さんや相馬一哉君とコンチワコンチワして、

勅使河原弘晶さんとその御一行の宮崎辰也君、長嶺克則さん、塚田祐介さん、

加藤港君達とヤアヤアして始まり始まり……。

 

 

 

① 渡邉一誠君(渡嘉敷)×太田憲人君(ワタナベ)……SF 4R

デビュー戦の東京都・18歳と、デビュー戦のサウスポー、東京都・28歳。

 

デビュー同士だったんだけどリングインした時の様子からすると、

10歳若い渡邉君の方が勝ちそうな雰囲気だったんだけどね。

 

太田君の応援にはいつものように京口紘人さんと谷口将隆さんが並んでて、

自分の隣で終始大声でアドバイスしまくってたんだわ。

 

<1R>

デビュー同士は当然のように動き全体が硬かったんだけど、

より力強く腕が振れてたのは太田君の方だったんだわ。

 

それでもラウンドを通しての手数としては渡邉君の方が勝ってたもんで、

このまま押し切りそうだったなあって見てた残り11秒、

太田君の最後の飛ばしが的確で2~3発ほどの有効打をゲット。

 

<2R>

開始30秒までに太田君が返しの右ショートフックを2発ヒットさせて、

その後ゴニョゴニョになった中でも何とか何とかって手数を頑張ってたなあ。

 

渡邉君は中々自分から仕掛けられない時間帯が長かったんだけど、

最後になってやっと右ストレートを綺麗に当ててたんだけど、

直後に太田君の右フックの反撃を貰ってたんだわ。

 

<3R>

多少渡邉君がペースを上げていったんだけど、

刺激的なショットに繋げられないままだった最後の最後、

渡邉君が北西ポスト近くに太田君を追い込んでコノヤロコノヤロの一気攻めで、

何発か有効打を貰ってしまって崩れ落ちてしまったんだけどスリップスリップ。

 

レフェリーは渡邉君が太田君を投げ飛ばしたって判断したようだったんだけど、

自分には渡邉君の右フックの打ち終わり際に肘が当たったように見えたんだわ。

 

<4R>

前の回にいい感じを取り戻した渡邉君が更に攻勢を強めていって、

それにつれ太田君が下がり下がりする場面が多くなったんだけど、

やっぱり渡邉君はまだまだ打ち方自体が軽くて、

大きなダメージを与えきれなかった残り40秒、

太田君の左フックが大きくヒットして渡邉君が吹っ飛ばされダウン。

 

派手なダウンの割に普通にリスタートできた渡邊君、

大きく逆転を目指して飛ばしていったんだけど、残念そのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-36で太田君だったんだけど結局、

39-36、39-37×2ってことで見たまんま太田君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

② 永松隆徳君(川崎新田)×岩井優典君(一力)……SW 4R

デビュー戦の27歳・神奈川県と、デビュー戦の30歳・?県。

 

SF級の試合の直後だったもんで二人共とっても大きく見えて、

永松君はまるで白い象みたいだったし、

浅黒いイケメン系の岩井君は満々の胸毛でまるでボルネオ系だったんだわ。

 

<1R>

お互い若くは無いデビュー同士ではあったんだけど戦い方は実に激しくて、

白象永松君もフルブン回し系のフッカーで危険度が高かったんだけど、

胸毛岩井君は結構シッカリした基礎が出来てて、

切れのいいジャブで先制して腕振りの鋭さで圧倒してたんだわ。

 

って思ってた開始24秒、細かいやり取りの中で胸毛岩井君の左がヒットして、

アッパー気味のフックが直撃した約0.5秒後、

脳を揺らされた白象永松君が手足の制御を失ってしまって、

思わず膝カックンしてしまって左手を着いてしまってダウン。

 

何とかリスタートした白象永松君だったんだけど、

回復はままならなかったみたいで、見計らった胸毛岩井君が一気一気で、

ほぼ30秒後の1分01秒のリング中央、右ストレートを渾身ヒット。

 

今度は全く間を置かず白象永松君の大きな倒れ込みで、

その余りの激しさにレフェリーも殆ど即のストップエンドで、

1分04秒、胸毛岩井君の実に手際のいいTKO勝ち。

 

 

二人共実に戦闘的でとっても見応えのある試合だったんだけど、

リスタート後の胸毛岩井君、デビュー戦だから仕方なかったけど、

舞い上がったか本来の距離を自ら縮め過ぎで、

白象永松君の強烈な右フックを貰ってしまいそうな場面も幾度かあって、

見ててヒヤヒヤなところもあったんだよね。

 

 

 

③ 本間靖人君(勝又)×加藤裕君(ワタナベ)……L 4R

1勝(1KO)8敗(7KO)のサウスポー、33歳・千葉県と、

0勝3敗(2KO)1分の28歳・千葉県。

 

戦績的には実にシンドイ同士なんだけど、

実はこういう試合も個人的には興味津々なんだよね。

 

二人にも取り組むべき課題が其々ある千葉県出身同士でスキンヘッド同士。

またもや京口さんと谷口さんが隣に並んで応援観戦。

 

<1R>

充実した気持ちを初っ端から一気に爆発させていったのは加藤君で、

最初っからそういう攻めをするって事前に決めてたみたいで、

もうガンガンの先攻めだったんだわ。

 

一瞬出遅れてしまった本間君が東ロープに下がるところに加藤君、

それは開始僅か15秒のところだったんだけど、

右フックを大きくヒットさせてからのそれこそ一気一気で、

続けざまに2~3発ヒットさせて本間君の腰が落ちてしまったとこで、

少し早目ではあったんだけどレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

0分20秒、デビュー2年半にして加藤君の劇的な初勝利で、

ワタナベジムはこの日2戦2勝2KO勝ちってことで、

自分の周囲はもうお祭り騒ぎだったんだわ。

 

 

 

④ 星勝優君(スターロード)×かねこたけし君(REBOOT)

                            ………F 6R

6勝(5KO)2敗1分の20歳・東京都と、5勝0敗1分の29歳・新潟県。

 

星君には見覚えがあるんだけどこんな名前じゃなかったんじゃないかなあ。

その星君は細身の強打者っていうイメージで、

かねこくんはシッカリした体躯の頑張り系なんだよね。

 

<1R>

二人共、いつもの動きが出来て実にテキパキしてたんだけど開始52秒、

かねこ君の打ち終わりに星君が左ショートアッパーを合わせ打って、

それがまあ実に綺麗なタイミングでヒットして、

いきなりかねこ君がダウンしてしまったんだわ。

 

かねこ君はそれほどのダメージを負うことなくのリスタートだったんだけど、

打ち始めるとディフェンスが疎かになってしまう弱点を突かれてしまったなあ。

 

<2R>

立て直しのかねこ君、狭いところを巧いこと差し込み打っていい感じだったんだけど、

1Rとほぼ同じ時間帯の0分53秒、またもや星君の一発を喰らってしまって、

今度は右ストレートだったんだけどまともに貰ってしまって2回目のダウン。

 

手応えが良かったのか星君がリスタート後のラッシュラッシュで、

こりゃ危ないかなあって思ってたらかねこ君が本領発揮の我慢我慢で、

何とか凌ぎ切ったラウンド終盤には左右ボディ連打で大反撃してたんだわ。

 

星君は長い腕をしなやかに使うのがとっても巧くて、

それがパンチ力の強さに繋がってるんだと思うんだけど、

決着を付けきれなくて打ち疲れてしまった感じもあったなあ。

 

<3R>

開始1分までの打ち合いはかねこ君が征してて、

結局そのままラウンド全体を頑張り通して1ポイントバックで、

2Rまでに4ポイントロスの割にはメゲズに彼らしさを発揮してたんだよね。

 

<4R>

かねこ君得意のガンガン前詰めに対して星君、

巧いこと体を左右に入れ替えながら交わしつつの左右フックで、

そこからお互い、根性の手数戦に突入していったんだけど、

やっぱり若干打ち疲れが浮き出てた星君の被弾が目立つようになって、

かねこ君の驚異の頑張り直しが見てて心地良かったんだよね。

 

<5R>

試合序盤の大きな被弾が目立ってたかねこ君の顔面がかなり腫れてきて、

両目の下のダメージが大分痛々しくなってきたんだけどそれでも頑張って、

星君の手数が上がらないところに右ショートを幾つかヒットさせてたんだわ。

 

<6R>

最終回の距離はかねこ君の間合いになってた中、

たまにはもう少し強く打てないものかっていう感じもあったんだけど、

残り42秒からの右ストレート2発はそこそこの有効ヒットだったんだわ。

 

 

とっても微妙だった中、自分のスコアは56-56だったんだけど結局、

58-55×2、57-55ってことで星君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても試合序盤に2回のダウンを喰らってからのかねこ君の巻き返しで、

総手数では彼が上回ってたと思うんだけど、

数を沢山当てようとする余りか、一発一発の威力としては物足りてなくて、

相対的なパンチ力が無いならそれに緩急を付ける練習をするべきで、

同じ調子の打ち込みは相手が慣れて効果が望めないことが多いからね。

 

 

 

⑤ 小林和優君(RK蒲田)×山田智也さん(協栄)……L 8R

8勝(5KO)6敗1分の34歳・長野県と、

14勝(5KO)7敗(3KO)1分のランク11位、32歳・千葉県。

 

年齢と勝率に大差のない二人だったんだけど、

KO率の違いがどう出るかってところだったんだよね。

 

山田さんのセコンドには和氣慎吾さんとの試合が決まった瀬藤幹人さんがいて、

目が合ったモンで軽い会釈を交わしたんだよね。

 

<1R>

まずは山田さんの詰め詰めから始まったんだけど、

下がり下がりしながらも小林君の左フックが2発軽快にヒットしてたんだわ。

 

山田さんは突っ込みながらの1~2発に終始してたんだけど、

小林君の方も相手が入って来るのを阻止するべくのジャブが足りてなかったし、

入って来る瞬間を正確に狙い切れてもいなかったんだけどね。

 

<2R>

小林君が左ジャブを多目に使うようになって、

基本的には1Rと同じような展開ではあったんだけど、

このままかなあって思ってた残り8秒のリング中央、

一旦距離が詰まったところで小林君の右アッパーがいい角度でヒットして、

ストンって腰を落としてしまった山田さんが思わず右手を着いてしまってダウン。

 

それほどの大きなダメージは残らなかったんだけど、

やっぱりショートの打ち合いになると小林君の方が優勢だったんだわ。

 

<3R>

山田さんのボクシングは正直過ぎるというか一見愚直でもあるんだけど、

前詰めする際には上体を動かして相手に的を絞らせない動きが出来てて、

小林君に早めの対応をさせてなかったんだよね。

 

それにしても二人共、近いところでのショットのストロークが大きくなってきて、

精度を欠くようになってきたんだけど、

このラウンドも小林君の右アッパーのヒットが目立ってて、

山田さんは見難そうにしてたんだわ。

 

 

まあこんな感じで、多少苦労しながらも小林君が押し切ってしまいそうだって、

そんな感じがしたもんで一旦離席して5Rに戻ってみたら、

山田さんだけではなくて小林君の顔面も相当赤くなってて、

席を外してる間に流れが大分変わってしまったみたいで、

山田さんが中々いい感じになってて、小林君が全体的に緩んでたんだわ。

 

小林君の右もそこそこ当たってたんだけど、

山田さんのガッツン右がヒットして小林君の右目上を大きくヒットカットしてたんだわ。

 

結局この傷が悪化してしまって次の次の7R0分51秒のレフェリーストップで、

自分の中では逆転で山田さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合序盤は小林君のランクゲットも有り得たと思ってたから、

ちょっと残念なエンディングだったね。

 

 

 

⑥ 勅使河原弘晶さん(輪島S)×栗原慶太さん(一力)

                            ………B 8R

13勝(7KO)2敗2分のランク10位、27歳・群馬県と、

9勝(8KO)4敗(2KO)のランク12位、24歳・東京都。

 

勅使河原さん本人じゃなくて周囲のボクサー達が仕掛けるんだと思うんだけど、

この日の登場も知らない観客達を騒がせるには十分で、

勅使河原さんは南席からの登場で、

それも何だか南太平洋の部族のまじない師みたいな仮面扮装をしてて、

中村由樹君を先頭にして長嶺克則さんと塚田祐介さんを従えて、

この間は桃太郎だったから今度は鬼たちの扮装かって見てたらそうでもなくて、

試合後に何のテーマだったのかを聞いたら特にないってことで、

要するに裸男の仮面舞踏会風だったんだわ。

 

 

勅使河原さんにはデビューの頃から華があったんだけど、

栗原さんの方は何年か前までは自分にはひ弱系にしか見えなかったんだけど、

ここのところの上昇ぶりは以前を思い返すとまるで別人のようで、

栗原さんの勝利を予想する人も結構多かったんだよね。

 

<1R>

最初っから弾けてたのはやっぱり勅使河原さんで、

まずは様子見ってことが全く無くて動きながら見極めるって感じで、

届きのいい鋭いジャブで先行していって、

若干様子見加減だった栗原さんを置いてきぼりにしながらのヒットヒットで、

右フック、左フックを気持ち良さそうに打ち放ってたんだわ。

 

栗原さんは最初の30秒間に6~7発被弾してしまって既に顔面を赤くして、

反応と反射の優秀さで勅使河原さんが圧倒圧倒してたんだよね。

 

<2R>

勅使河原さんの方に余裕が出てきたかガードを下げて相手を誘い始めて、

その打ち出しに的確に合わせ打つようになって、

栗原さんの方も打ち出しを強めつつあったんだけど、

ラウンドを通してクリーンヒットの殆どは勅使河原さんが持っていって、

1Rと同様このラウンドも10:8.5程もの大差が付いてしまったんだわ。

 

<3R>

試合序盤を幸先のいい形で進めてたから勅使河原さん、

一旦緩めて相手の出方を再度見極めても良かったんだけど、

挽回にやっきの栗原さんが攻勢を強めると共に真っ向勝負を更に全面出しで、

お互いに足を止めての大殴り大会に突入していったんだけど、

其々の危険なパンチが交錯してた中、

1分25秒での栗原さんの右ストレートが最大の有効打だったんだわ。

 

お互い全く引くことのない打ち合いは残り1分頃から更に激化して、

残り30秒からは栗原さんの攻勢が目立って勅使河原さんが一瞬緩んだんだわ。

 

<4R>

顔面が歪んで首がひん曲がる程の被弾を続けてた栗原さんだったんだけど、

そこからの踏ん張りは殆ど驚異的で、

1分20秒からも更に強烈なショートコンビを打ち込まれ続けてたっていうのに

それほど打たれ強いイメージの無い栗原さんがまたもや踏ん張る踏ん張るで、

勅使河原さんもここに至って明らかに倒しにいってたんだけど、

猛攻を凌いで一段落したところを見計らっての残り26秒、

栗原さんの思いっ切りの右ストレートが見事な直撃。

 

思わずユラッとしてしまった勅使河原さんに対して栗原さんは勿論一気一気で、

この時の陣営からの声援はもう半端なかったんだけど、

一瞬大逆転の目を感じさせるほどだったんだよね。

 

<5R>

前の回からの流れで栗原さんが飛ばしていくのかと思ってたら逆で、

開始ゴング直後から勅使河原さんはまるで1Rの如くの飛ばし飛ばしで、

絶妙なタイミングで綺麗に当て込む抜群のテクニックで圧倒しつつ、

いきなりの大きなパンチとショートのコンビネーションを混ぜ込んでいったんだわ。

 

栗原さんはまるで前の回で力を使い果たしてしまったかのような対応遅れで、

相手の一気攻めを許してしまってた残り1分15秒、

勅使河原さんが右ストレートを一閃してからほぼ一方的なままで、

チョン当たりしただけで首がガクガクするようになってしまっての終焉が間近で、

止め時が頭をよぎりつつあったんだけどそこまで追い込まれながらも栗原さん、

たまに打ち返すショットにはまだまだ気持ちと力が込められてたんだわ。

 

それでも試合展開としてはどうにもし難いところがあったのも事実な訳で、

栗原さんが大きく挽回するに至らなかったままの2分06秒、

勅使河原さんが東ロープ際に一気追込みをかけて、

鋭い左右を振りかざして栗原さんの頭がこのラウンド4回目ほどだったんだけど、

大きく跳ね上げられてしまったところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

自分の期待度では元々この試合がメインだったんだけど

彼らを目当てに来た訳じゃない観客達へのアピール度も充分以上に充分で、

激闘が終わった時の場内の歓声はそりゃもう半端じゃなくて、

また後楽園へ行ってみようかって思った人達を増やしたんじゃないかなあ。

 

 

普通の場合、ランク13位でTKO負けするとランクアウトしがちなんだけど、

月末までの試合動向にもよるんだけど、

ここまでの好試合をした栗原さんをランク落ちさせるのは正直勿体無さ過ぎで、

15位は空位なんだから何とかそこに留めておいて貰いたいってことで……。

 

 

試合直後に勅使河原さんと話した際に、

「何であんなに正面切って打ち合ったの?」 って聞いてみたら、

「途中から面白くなってしまって……。」 って答えたんだよね、なる程ね……。

 

 

 

⑦ 新井雄大さん(渡嘉敷)×堀陽太君(横浜光)……51.2㎏

8勝(4KO)4敗(3KO)3分のランク6位、サウスポー、26歳・東京都と、

12勝(7KO)5敗(1KO)2分のサウスポー、30歳・福岡県。

 

堀君はランカーだった3年前に鈴木武蔵君を引退に追いやるKO勝ちした後、

2年前に濱田修士さんと松尾雄太さんに連敗して以来1年半ぶりの復帰戦で、

新井さんも去年10月に粉川拓也さんとのタイトル戦に0-3負けして以来で、

お互い狂熱のサウスポーなんだけど、

追い込まれ感は勿論堀さんの方が強かったんだよね。

 

<1R>

いきなりの仕掛けは堀さんの左大フックで一瞬新井さんがヨロケルほどの当たりで、

感じを掴んだような堀さんの動きがその後も抜群で、

距離が合ってない新井さんが入って来る前のジャブが綺麗にヒットヒットで、

細かいコンビネーションでも圧倒し続けたんだわ。

 

フットワークも上体の動きもテキパキしてた堀君に対して新井さん、

中々的を絞り切れないままで終盤にかけてやっと右フックを当ててたんだけど、

有効打比較ってことになると大きな差が付いてしまってたんだわ。

 

<2R>

堀さんの出入りの鋭さは彼が新人王戦を戦ってた7年ほど前と変わらない印象で、

そんなに動きが遅いって訳ではない新井さんを翻弄し続けて、

新井さんが打ち出す前に的確なヒットヒットを積み重ねてたんだわ。

 

<3R>

このラウンドも先手を取ったのは堀さんだったんだけど、

その堀さんがどこまでその動きを続けられるのかってことで、

他人事ながらスタミナ配分が気になったんだけど、

残り1分20秒、新井さんの距離になった途端激しい打ち合いに移行して、

どっちもが有り得た中、堀さんの返しの右フックが大きく直撃して、             

まともに貰ってしまった新井さんが北西ポスト近くでダウンしてしまったんだわ。

 

腰からスットンって感じのダウンだったから大丈夫かってところだったんだけど、

リスタート後の新井さんは大丈夫そうには見えなくて、

そのまま追い込まれるまま何とか凌いでた今度は青ポストのすぐ前の残り47秒、

この時も返しの右フックだったと思うんだけど、

大分消耗してたところに再度の直撃でこの回2度目のダウン。

 

何とかリスタートした新井さんだったんだけど、

今更の挽回は如何にも無理そうだったままの2分36秒、

最後はロープを背負わされ堀さんの追撃の左右フックを貰ってしまったところで、

誰が見ても妥当なレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

新井さんは結局自分の距離で戦い切れなかったことが敗因だったんだけど、

一旦ショート戦になった時の堀さんもまるで昔のようで、

ランカー復帰が叶ってヨカッタヨカッタってことで……。

 

 

 

⑧ 天笠尚さん(FLARE)×スラシン・何チャラ……Fe 8R

32勝(20KO)6敗(1KO)2分のランク1位、31歳・群馬県と、

戦績年齢不明のタイボクサー。

 

この試合が始まる直前に大事な電話が入って、

で、結局何も見ないままだったんだけど、

後で確かめたら3R1分39秒、当然の如く天笠さんのKOだったってね。

 

ただ、1Rと2Rにもダウンゲットした天笠さんだったんだけど、

途中で不用意な一発を貰って2Rに思わずダウンを喰らってしまったって事で、

相手が相手ってことで何となく集中を欠いて気を抜いてしまったみたいだね。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 勅使河原弘晶さん

② 堀陽太さん

③ 栗原慶太さん

④ 岩井優典君

 

 

 

2017年6月16日 (金)

後楽園ホール・6月15日

 

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「上手いこといったんだわ、イッシッシッシ……。

 

 

 

昨日は東日本新人王トーナメント・デイで全部で13試合が組まれてたんだけど、

その内2試合が中止になったもんで全部で11試合。

 

期待度的には今一の試合が多くて、

自分の中での優勝候補の出場者は3名のみだったんだわ。

 

宮田ジムの松澤拳君とコンチワした後、

この間の試合のミニ反省会をして始まり始まり……。

 

 

 

① 高田勇仁君(ライオンズ)×諸岡直樹君(白井具志堅)

                            ………Mm

2勝(1KO)2敗(2KO)の19歳・埼玉県と、

4勝(2KO)4敗(2KO)の24歳・千葉県。

 

<1R>

3~4㎝ほどデカイ高田君に対して諸岡君が力強い攻撃が出来て、

流れを掴んだかに見えた多分残り1分頃(第一試合では時計が故障してて)、

高田君のショートワンツーを喰らってしまってダウン。

諸岡君は勢いはあったんだけど全体に雑なところを突かれてしまったんだわ。

 

<2R>

2ポイントリードで余裕が出たか高田君、

パンチの種類を豊富にしていって攻勢を強めていったんだけど、

中盤以降の手数落ちで諸岡君の反撃を大きく許してしまったんだわ。

 

それにしても二人共、Mm級にしては全体のスピード感が足りなかったし、

返しのパンチに対する意識にも欠けてると言わざるを得なかったんだよね。

 

終盤にかけて諸岡君が右目上をバッティングカット。

 

<3R>

お互いに、いい感じになったところから更に飛ばし切るってことが出来なくて、

行ったり来たりの展開が続いたんだけど、

最後は諸岡君の馬力勝ちって感じだったなあ。

 

<4R>

自分の中ではイーブンでの最終回で、頑張ったモン勝ちだったんだけど、

ゴリゴリ詰めて手数を踏ん張ってた諸岡君が優勢で、

このまま押し切りそうだった残り1分18秒、

高田君の右ストレートがカウンター気味にヒット。

 

一瞬グラッとした相手を見て高田君が当然の如くの一気の攻勢攻勢で、

諸岡君は反撃できないまま追い込まれる一方だった1分40秒、

仕方ないよねのストップエンド。

 

 

勝ち上がった高田君は準決勝で和田優麻君と対戦するんだけど、

これはちょっと苦戦するんじゃないかなあ……。

 

 

 

② 赤羽根烈君(宇都宮)×岡田真虎君(JBS)……Mm

デビュー戦の18歳・栃木県と、3勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・岡山県。

 

赤羽根君はアマ7勝4敗の実績でのエントリーで、

無敗の優勝候補との対戦が楽しみだったんだわ。

 

<1R>

二人の動きは全ての点で第一試合の二人を上回ってて、

初っ端から緊張感に満ちてたんだわ。

 

赤羽根君の方が10㎝ほど上背があって当然リーチも優勢だったんだけど、

岡田君の鋭い踏み込みはその差がハンデに見えないほどだったんだよね。

 

それでも赤羽根君の対応はデビューボクサーのレベルを遥かに超えてて、

シッカリしたディフェンスに裏付けられたパフォーマンスは圧巻の領域で、

岡田君の接近連打も迫力があったんだけど、

中間距離も接近戦も同じようにこなせる赤羽根君が余裕のポイントゲット。

 

<2R>

早くも右顔面を赤くしつつあった岡田君が手数的には優位だったんだけど、

当たりの正確さと綺麗さでは赤羽根君が圧倒してたんだわ。

その赤羽根君、意外に接近戦が好きみたいだったね。

 

<3R>

開始30秒、岡田君が左ボディを打ち込んだその直後、

赤羽根君が左ストレートを合わせ打って実に見事なダウンゲット。

 

北西ポストまで吹っ飛ばされた岡田君だったんだけど、

リスタート後は気持ちと体勢を立て直しての踏ん張り返しで、

何とか何とかって感じで赤羽根君の追撃を凌いでたんだわ。

 

<4R>

それにしても赤羽根君、攻防の全てに少しも力むところがなくて、

その表情も最初からずっとごく普通なのが却って凄かったんだわ。

 

赤羽根君の執拗なボディブローが相当効いてた感じだった岡田君、

1分30秒からの最後のヒットヒットで強い気持ちを見せてたんだけど、

最後まで全く動きの落ちない赤羽根君を攻略するまでには至らなかったんだよね。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、

40-35×2、39-36ってことで赤羽根君の圧倒3-0勝ち。

 

赤羽根君の準決勝戦の相手は優勝候補の一人の伊佐春輔君なんだけど、

少しばかりスタミナ的な問題を抱えてるし、赤羽根君が圧倒しそうで、

初見の赤羽根君がいきなり優勝候補のダークホースに躍り出てきたんだわ。

 

 

 

③ 林周君(L玉熊)×亀山大輝君(ワタナベ)……LF

1勝2敗(1KO)の23歳・群馬県と、1勝1敗1分のサウスポー、20歳・静岡県。

 

<1R>

テキパキ動いていい詰めをしてたのは亀山君で、

前の手の捌き方も良かったし力強いショットが印象的だったんだわ。

林君は若干出負けした分、以降も待ちボクシングになってしまってたなあ。

 

<2R>

気合を入れ直したか林君が手数を上げて左右フック系を打ち込んでたんだけど、

残り1分08秒、亀山君の右ショートを貰ってヨロけてしまってからは、

すぐ下を向いてしまうことが多くなって見栄え的には問題を残したんだわ。

 

<3R>

若干ヤケクソ気味に右を強振してた林君だったんだけど、

亀山君の強烈なボディブローが影響してか徐々に弱気が見えてきて、

残り1分からはほぼ一方的に追い込まれる場面が増えてきたんだわ。

で、勝負アリってことで一旦離席。

 

 

結局やっぱりその後もほぼ一方的だったみたいで、

亀山君の強靭なスタミナと強連打の勝利ってことで、

40-35、40-36×2ってことで亀山君のパーフェクト3-0勝ち。

 

それにしてもダウン無しの試合で40-35っていうのは珍しいね。

 

 

亀山君の準決勝戦の相手は安藤教祐君×山本智哉君の試合の勝者で、

多分安藤君が勝ち上がりそうなんだけど、

テクニックはあるんだけど若干ひ弱なところがあるし、

このまま亀山君が勢い勝ちしそうだなあ。

 

 

 

④ 具志堅広大君(T&H)×辻本将人君(東拳)……F

1勝(1KO)2敗(1KO)の24歳・沖縄県と、1勝(1KO)0敗の26歳・埼玉県。

 

<1R>

辻本君の方が10㎝ほど上背があるんだけど、

とにかく二人共、考え難いほど慎重な立ち上がりで、

お互いに一瞬を目がけてのワンツーだけだったなあ。

 

<2R>

前振りとか連続攻撃とはかけ離れたボクシングが展開されて、

まるで10回戦でもあるかのような先を見据えたような戦い方が改まらないままで、

延々の慎重さにちょっと耐えられなくなってしまったモンで休憩タイムゲット。

 

 

後で結果を確かめたら39-37、39-38、38-38ってことで、

辻本君の2-0勝ちだったんだけど、

この日の様子だと次の荒川竜平君には一蹴されてしまうんじゃないかなあ。

 

 

 

⑤ 若木忍君(北海道畠山)×松本雄大君(横浜光)……SF

0勝0敗1分の31歳・北海道と、2勝(1KO)2敗(1KO)1分の29歳・神奈川県。

 

この試合は松本君の棄権で若木君が準決勝進出。

 

 

 

⑥ 蒲山直輝君(小熊)×入稲福敬(ドリーム)……SF

2勝(1KO)1敗1分の20歳・埼玉県と、1勝1敗の23歳・沖縄県。

 

<1R>

入稲福君が様子見でスタートした中、

蒲山君がまずまずいい感じの入りで、

遠目遠目から軽いヒットを重ねてたんだわ。

入稲福君はひたすら近いところでやりたがってたね。

 

<2R>

開始15秒、右ストレートをきっかけに入稲福君が一気の追い込みで、

その際の彼の勢いは半端じゃなかったんだけど長続きは出来なくて、

蒲山君としては相手が一段落したところを狙い切れればいいんだけどね。

 

それと真っ直ぐ下がることが多くて入稲福君の的になりそうだったから、

もう少し左右への動きを意識した方がいいし、

腕振りをもっと鋭くする必要を感じたんだけどね。

 

<3R>

一旦距離が詰まった際の入稲福君の馬力には凄まじいものがあって、

巧いこといなし切れない蒲山君の苦戦が目立ちつつあって、

いつの間にか右目下が腫れてきたんだわ。

 

頑張って打ってた蒲山君のボディブローは入稲福君を困らせてたんだけど、

それが一段落した1分過ぎ、入稲福君の再度の馬力詰めに蒲山君、

体を入れ替えることもできないまま青ーコーナーポストに追い込まれてしまって、

ここが勝負どころだって信念に満ちた入稲福君の連打連打に晒されてしまって、

2回ほど顎を跳ね上げられてしまったところで1分18秒、レフェリーストップエンド。

 

 

入稲福君の次の相手はまだ結果待ちなんだけど、

どちらが来ても強豪で間違いなく楽に戦わせてくれそうにないんだよね。

 

 

 

⑦ 三尾谷昴希(帝拳)×熊谷聖也君(新日本仙台)……SB

1勝0敗1分のサウスポー、20歳・栃木県と、

3勝(1KO)1敗の25歳・宮城県。

 

<1R>

10㎝近く上背のある三尾谷君は例の如く後ろ足体重の引き気味の構えで、

密着しないと戦いにならない熊谷君としては突っ込み加減がポイントで、

どうするかって見てたらやっぱり三尾谷君の逃げ足には敵わなくて、

それほど刺激的では無かったんだけど、いきなり勝負の行方が見えてきて……。

 

ってことで1Rで離席したんだけど、

4Rに戻ってみたら案の定、熊谷君の顔面のダメージがかなり進んでて、

体もパンチも流れまくっててヘロヘロに近い状態だったんだわ。

 

で、試合は40-36×2、40-37で三尾谷君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

先々はフットワークだけでは誤魔化し切れなくなりそうでもあったんだわ。

 

 

 

⑧ 田中利弥君(八王子中屋)×佐々木蓮君(ワタナベ)……Fe

2勝(2KO)3敗の26歳・静岡県と、

2勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

この試合は田中君の棄権により佐々木君が準決勝戦に進出するんだけど、

白石将晃君との試合は激闘必至なんだよね。

 

 

 

⑨ 渡邊悟君(KG大和)×松浦大地君(ワタナベ)……Fe

3勝(2KO)1敗の22歳・神奈川県と、3勝1敗(1KO)2分の28歳・広島県。

 

<1R>

松浦君の初っ端からのイキリ立ち方が尋常じゃなくて、

いきなりバッティングが心配されたほどだったんだけど、

渡邊君の方も望むところの展開だったみたいで二人共、

距離の長短問わず思いっ切りブン回し合ってたんだわ。

 

そんな調子で最後まで持つのかって程の飛ばし合いだったんだけど、

松浦君が若干の手数勝ちだったなあ。

 

<2R>

お互いに言えることなんだけど、ショートブローのストロークが如何にもデカ過ぎで、

打ち負けるのは絶対嫌だって思ってる同士だったんだけど、

この回は手数差が無かった中、ヒット数差で渡邊君かなあって見てた残り8秒、

松浦君の右ストレートがカウンターヒットして逆転ポイントゲット。

 

<3R>

若干のダメージを引きずってる感じだった渡邊君が必死手数だったんだけど、

相対的なヒット率は松浦君が優勢で、そのまま押し切りそうだった最後の最後、

渡邊君の右がいい形でヒットして挽回から逆転のポイントゲット。

前のラウンドと全く逆の展開になってしまったんだわ。

 

<4R>

試合当初はどちらかが途中でガス欠になるんじゃないかって思ってたんだけど、

二人共最終回に入っても凄い馬力馬力で、

そりゃそれ程巧くは無い同士ではあるんだけど気持ちの溢れ方は尋常じゃなくて、

こういうぶつかり合いを見るのもボクシング観戦の醍醐味なんだよね。

 

お互いにヘバリが浮き出てはきたんだけど、

そんな中でも松浦君の右ストレート3発がラウンドを決定付けたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38、39-39ってことで松浦君の2-0勝ちだったんだけど、

それにしても39-39っていうスコアも滅多にみられるモノじゃなくて、

ホントはもう少しラウンドマストの感覚で試合を見るべきじゃないかと思ったけどね。

 

 

松浦君の準決勝戦の相手は多分清田亨君になると思うんだけど、

正直これはシンドイ展開になるんじゃないかなあ。

 

 

 

⑩ 遠藤勝則君(角海老)×高木秀明君(F赤羽)……SFe

3勝(1KO)1敗(1KO)の25歳・山梨県と、3勝3敗2分の32歳・埼玉県。

 

地味系トランク同士だったんだけど、

高木君の方が頭半分以上デカかったんだわ。

 

<1R>

最初の仕掛けは遠藤君で、ガードの上から構わずのガンガン打ち込みで、

3~4発打ってる中でどれかがガードが外れた所に当たれって感じだったんだわ。

 

高木君も余り距離を取ってやるつもりはなかったみたいで、

敢えての接近戦を挑んでいってたんだけど、

より力強く鋭く腕が振れてたのは遠藤君の方だったんだわ。

 

二人のガツガツ戦で案の定、バッティングで高木君が左目上をカット。

 

<2R>

密着戦では明らかに打ち負けてるのに高木君、

距離を取ってやるつもりがホントに無いみたいで殆どジャブ無しだったんだわ。

 

接近戦を好む割には高木君、フック系がパタパタ団扇打ちだったし、

ラスト30からの飛ばし合いでも後れを取ってしまってたなあ。

 

<3R>

気が付けば高木君の顔面の腫れが目立ってきたんだけど、

この回は彼の打ち下ろし系とアッパー気味がヒットヒット。

 

<4R>

二人のガツガツ戦はいよいよ最終段階で、

お互いに左目上をバッティングカットしながらの正しく根性戦だったんだけど、

アピールし難い接近戦の中、よりキッチリ当ててたのは遠藤君だったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37×2、38-39ってことで遠藤君の2-1勝ちだったんだけど、

高木君が1ラウンドしかロスしてないってことは無かったんじゃないかなあ。

 

遠藤君の次の相手は今井健裕君なんだけど、

彼は優勝候補一人で半端じゃないパンチ力だからなあ。

 

 

⑪ 川渕大地君(川崎新田)×長谷川慎之介君(青木)……SFe

3勝(2KO)0敗の28歳・神奈川県と、1勝2敗のサウスポー、25歳・栃木県。

 

アマ26戦と29戦の一戦だったんだけど、とてもそういう風には見えなかったね。

 

<1R>

川渕君はこの日もアマ経験者らしくないいきなりの丸太殴り系で、

チマチマ細かいことなんかやれるかって感じのやたら右一本殴りで、

明らかにひ弱そうな長谷川君を脅しまくってたんだわ。

 

長谷川君としては細かく突っ突けるかってところだったんだけど、

一発突っ込み打ちしてお終いっていうのを繰り返してて今一の効果だったなあ。

 

川渕君はその大雑把さが修正されれば先々大分違うと思うんだけど、

今のところは剛腕一発主義を貫き通すつもりみたいで、

残り1分にまず右のデカイのを放って優勢を誇示した残り2秒、

アッパー気味に左右フックを打ち込んで長谷川君をよろめかせたんだわ。

 

こりゃ長いこと無いなあって思ったモンで一旦離席したんだけど、

中々決着が付かないから4Rに戻ってみたら、

長谷川君の頑張りが半端じゃなくて、川渕君が困り果ててる感じだったんだわ。

 

剛腕ヒットを凌がれると川渕君には代わるべき手段が無かったみたいで、

そりゃ長谷川君は技術的にはどう見ても弾けそうな感じはしないんだけど、

その気持ちは明らかに遥かに川渕君を上回ってて、

その必死感は見てる人に感動を与えるほどだったんだわ。

 

終了ゴングが鳴ってコーナーに戻った彼の姿を見て、

自分はこれほど精根尽き果てるまで何かをしたことがあったっけって、

そうシミジミ思ったんだよね。

 

 

試合途中を見てなかったから発表されたスコアには少なからず驚かされて、

長谷川君から見ての39-38、38-38×2ってことで1-0ドローで結局、

二つの優勢点を得た川渕君が準決勝戦進出。

 

ギリギリの戦い方をした川渕君は次は坂田尚樹君が相手なんだけど、

この日の感じだと苦戦しそうなんだよなあ。

 

 

 

⑫ 角田知浩君(川崎新田)×ジロリアン陸君(F赤羽)……SFe

2勝4敗(2KO)サウスポー、30歳・東京都と、

4勝(4KO)1敗(1KO)の29歳・福島県。

 

一つ前の試合を遠目から見てた陸君とちょっと話たんだけど、

とっても冷静な印象だったなあ。

彼のトランクスの “ジロリアン” の文字がたまに “シロアリ” に見えたけどね。

 

<1R>

頭半分以上デカい相手に陸君がどう組み立てるかってところだったんだけど、

角田君は意外なほどジャブが少なかったし、

動き自体にもスピードが無かったもんでそれこそ大助かりで、

タイミングを見計らってた1分19秒、綺麗なワンツーをヒットさせたんだわ。

 

それほど強い打ち込みには見えなかったんだけどタイミングが良かったせいか、

角田君はリング中央から南ロープまで吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

距離を潰した打ち合いでは敵いそうにないんだから角田君、

もう少しジャブを使うなりして適当な距離にすればいいのになあ。

 

ストロークの大きい相手のショットの外しざまを打つ度胸があるか、

陸君のパフォーマンス次第で決まりそうな感じだったんだわ。

 

 

自分は北板席に移動しての観戦だったんだけど、

とても知的な女性と一緒に斜め前に座ってた男性が、

いきなり 「村木田さんですよね。」 って声を掛けてきて、

咄嗟にどこかで会ってるのかって頭を巡らせたんだけど全く記憶になくて、

そしたらやっぱり初対面ってことで、陸君の応援ってことで……。

 

<2R>

角田君としてはもっともっと右手でかき回すような動きが要るところだったんだけど、

中途半端なまま序盤に陸君の右を貰いまくって、

鼻っ柱を切り裂かれて1分05秒にドクターチェック。

 

止められてしまうのは嫌だってことで角田君も飛ばしていったんだけど、

有効打に繋げられないまま残り1分に再度のドクターチェックだったんだわ。

 

自分は微かにレフェリーのジェスチャーを見てたら解ってたんだけど、

背中側だった南席の観客達には何が原因のチェックだったのか、

ヒッティングだったのかバッティングだったのかが多分解らないままで、

それがインターバルでも説明が為されないままの不手際だったんだわ。

 

<3R>

角田君も負傷しながらの健闘ではあったんだけど、

勝負としては既に決した感があって、

陸君の揺るぎない攻め込みの前に最早如何ともし難くなってしまって、

2分過ぎに陸君の右を貰ってからはそれこそ一気の収束で、

左右をまとめ打ちされてしまったところで2分25秒のストップエンドだったんだわ。

 

 

陸君の次の相手は林慶太君×江澤宏之君の試合の勝者なんだけど、

二人共この日の相手よりはレベルが格段と高いから要注意なんだわ。

 

 

 

⑬ 小堺健一郎君(木更津GB)×佐々木悠登君(ワタナベ)……L

0勝1敗1分の35歳・東京都と、1勝(1KO)1敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

昨日は身長差のある同士の戦いが多かったんだけど、

この試合も佐々木君の方が10㎝近く上背があったんだわ。

 

小堺君はこの日登場した中では最年長で、12~13年振りくらいの試合って事で、

13歳も若い佐々木君が圧勝するパターンだったんだけどね。

 

<1R>

試合序盤は小堺君の飛ばしが効果的だったんだけど、

一段落後は遠目からの佐々木君の左ストレートがヒットヒットで、

やっぱりなあって感じの押し返しでそのまま終わりそうだったんだけど、

残り30秒からは再度小堺君の飛ばし返しが目立ってたんだわ。

 

<2R>

小堺君の接近乱打戦に佐々木君が巻き込まれてしまったみたいで、

佐々木君としては相手が入って来る前に何とかするべきで、

ショートブローでは手を余してしまうことが多かったんだわ。

 

ガツガツ戦の中、大きくバッティングしてしまって佐々木君が右目尻をカットして、

開始40秒にドクターチェックが入ってのリスタートだったんだけど、

その後もバッティングが繰り返されての残り50秒、

またもやのドクターの傷チェックが入って2分07秒、そのままストップエンド。

 

 

2R途中だったもんで正式な記録としては負傷ドローだったんだけど、

新人王トーナメントのルールでケガをしていない方が次に進めるってことで、

佐々木君としては悔やみきれないエンディングだったんだわ。

 

小堺君としてはいきなりの準決勝進出なんだけど、

次は半端じゃなくシンドイと思うけどなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 赤羽根烈君

② 松浦大地君

③ ジロリアン陸君

 

 

 

2017年6月14日 (水)

後楽園ホール・6月13日

 

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“デヤーッ!”

 

 

 

花期を過ぎたサツキの剪定を昨日で終えたんだけど、

今年は花芽が大きく育つべき時期の天候不順が影響したか、

単に自分の手入れが良くなかったのか、

例年に比べて花の咲き方が今一だったもんでまた来年に期待なんだわ。

 

 

 

昨日は中4日振りの後楽園ホールだったんだけど、

隣接する東京ドームではこの日からジャイアンツが6連戦ってことで、

勝ち越すか負け越すかである人と缶コーヒーを賭けたんだわ。

(勿論自分は負け越す方に賭けたんだけどね。)

 

 

ホール入りは粉川拓也さんと重なったんだけど、

ベルトケースを携えた上田有吾君が一緒にいて、

彼とはこの後ちょっとばかり話をしたんだよね。

 

 

八王子中屋ジムの正廣トレに最近の御自宅周辺の映像や写真を見せて貰って、

相変わらず羨ましいほどの里山生活を送っておられて、

ヤギの子供も随分大きくなってたんだわ。                             

その後白鳥大珠君のことを確かめて始まり始まり……。

 

 

 

① 柴沼智樹君(KG大和)×武藤準君(マナベ)……Mm 4R

2勝2敗(1KO)のサウスポー、30歳・神奈川県と、

3勝0敗の28歳・東京都。

 

<1R>

間合いの取り方とか前の手の使い方とかは柴沼君が圧倒的に巧くて、

それ程強烈ではなかったんだけど幾つもの中ヒットを重ねていってたんだわ。

 

残り1分15秒の青コーナー前で武藤君、

いきなりの左ストレートを貰ってしまった直後にまたもやの左を打ち重ねられて、

その2発共が結構まともな被弾になってしまってのダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど武藤君、

その後も鼻血を見舞われるほどの被弾を重ねてしまってたんだわ。

 

試合前の武藤君のミットはとっても迫力に満ちてたし、

右を打ち出す際にも左手のガードを忘れてない実にいい形だったんだけど、

そもそも実際の目標との距離が違うし相手は動くしってことで、

結果的には中々思い通りのパフォーマンスに繋げられなくて、

徐々に腕が体から離れていってしまったんだわ。

 

<2R>

武藤君は相当のダメージを残したままだったもんで、

柴沼君は余裕さえ感じさせる動きが出来てて、

小さいパンチだけでなく大きいのも実に鋭く振り切れてたんだわ。

 

武藤君はそもそもサウスポーが得意じゃないみたいだったし、

明らかに馬力負けしたまま回復もままならない殆どいいところナシで、

更にダメージを重ねての終了ゴングだったんだわ。

 

 

こりゃ大分シンドイ展開になったなあって思ってたら、

インターバルの間に陣営から棄権が告げられて、

2R終了時点での柴沼君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

強い相手に連敗してた頃は若干のひ弱さを感じたんだけど柴沼君、

最近は力強さが増してきたんだわ。

 

 

この後の2試合は東日本新人王トーナメント予選で、

優勝候補の登場でもあったんだわ。

 

 

② 秋間瑞樹君(宮田)×富施郁哉君(ヨネクラ)……B 4R

3勝(3KO)0敗の25歳・東京都と、1勝0敗のサウスポー、18歳・茨城県。

 

無敗の二人はこの階級Aグループの優勝候補同士だったんだわ。

富施君の名前は “フミヤ” って読むんだってさ。

 

<1R>

プレスを効かせてたのは秋間君の方だったんだけど、

まともな被弾を避ける為にもう少し前傾を深くした方がいいと思うけどなあ。

 

富施君のアマ17勝5敗っていう戦績は半端じゃなくて、

相手の右ストレートを外しざまに打ち出すショットが抜群のタイミングだったね。

 

ほぼ同体型の二人の右ストレートと左ストレートの対決だったんだけど、

より丁寧な当て込みをしてたのは富施君の方だったなあ。

 

<2R>

強打の秋間君なんだけど基本的な攻め方はあくまでシンプル系で、

工夫不足の打ち出しは富施君に見極められてるような感じで、

試合の流れは富施君が作りつつあった開始58秒、

体を寄せ合った直後の離れ際だったかなあ、

何と秋間君のショートブローが直撃して富施君が尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージを残さないままのリスタートではあったんだけど富施君、

その後は警戒感を強めたのか無理な逆襲は敢えて避けてたみたいで、

その一見冷静に見えた富施君の対応が躊躇を誘ったか、

秋間君の追撃も甘くなってしまってたんだわ。

 

<3R>

ここからが正念場の二人だったんだけど、

吹っ切れた動きが戻った富施君の左がとっても効果的で、

決め打ちし過ぎて手数不足が目立ってた秋間君を終始上回ってて、

大きく挽回してこれでジャスト・イーブン。

 

<4R>

お互いが微妙なスコアを知っての上の勝負ラウンド。

 

やっと秋間君も手数をアップさせていったんだけど、

最初のクリーンヒットは富施君の左ストレートで、

その後もヒット精度の高かったのは富施君の左、左だったんだわ。

 

富施君は打った後のポジションニングも抜群だったもんで

秋間君が中々綺麗に当て切れないままで、

彼も最後の最後まで踏ん張ってはいたんだけど、

ヒット数差は歴然のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37で富施君だったんだけど結局、

38-37×2、37-38ってことで富施君の2-1勝ちだったんだわ。

 

富施君の次の相手は荒木侑也君×鈴木敬祥君の試合の勝者なんだけど、

二人共優勝候補の一人なもんで楽はさせて貰えそうにないんだよね。

 

 

 

③ 松澤拳君(宮田)×小林譲二君(勝又)……Fe 4R

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、26歳・千葉県と、

2勝(2KO)2敗の21歳・東京都。

 

<1R>

小林君は序盤から相手の打ち終わりを積極的に狙ってたんだけど、

そのことごとくのタイミングがずれてて効果を発揮できてなかったんだわ。

 

二人共、利き手のショットの後のフォローが全くダメだったし、

もっと力を抜いてスピードを重視するべきじゃないかと思ったなあ。

 

攻防のバランスも良くない同士だったんだけど、

その雑さが最後まで修正されなかったのは松澤君の方で、

ピリッとしないままごく普通のボクサーにしか見えなかったんだわ。

 

二人共、フェザー級に求められる動きの水準に達してなくて、

テクニックも気持ち的にも今一だったもんで休憩タイムだったね。

 

 

結局4R1分00秒、陣営からのタオルインで松澤君のTKO負けだったんだけど、

勝った方の小林君にしても次の清田亨君には敵わないんじゃないかなあ。

 

 

 

④ 湯場海樹君(都城レオ)×ベナー・サンティング……62㎏ 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、18歳・宮崎県と、

5勝(1KO)1敗1分の27歳・フィリピン。

 

湯場君のデビュー戦は相手がタイボクサーだったもんでスルーしたんだけど、

この日の相手はフィリピン・ボクサーってことで……。

 

<1R>

開始40秒、相手の打ち終わりに合せたショットの素早さは湯場君の才能で、

普通のサウスポーの場合には左を一発合わせていくことが多いんだけど、

湯場君は一瞬の間にワンツーって2発を放ってたんだわ。

 

自分の中ではこの時点で勝負は付いてしまってて、

少し後の1分09秒、強烈な左からの右で最初のダウンゲットだったんだけど、

行くべきあるいは行けると判断した際の湯場君の勢いは実に半端じゃなくて、

多分彼はホントに強いんだと思った訳で……。

 

リスタート後も一切手抜き無しの鬼追撃で、

僅か10秒後ほどの1分30秒、今度は壮烈な左ストレートを打ち込んで、

大きくバッタリ倒れてしまったのを見たレフェリーが即のストップエンド。

 

 

 

⑤ プレル・トゥパズ×白鳥大珠君(八王子中屋)……L 8R

10勝(2KO)31敗5分の国内11位、33歳・フィリピンと、

7勝(4KO)2敗(2KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

戦績的には大敗系ではあったんだけど、

とにかく相手は5倍ものキャリアがあるし、

白鳥君にとってはこれが初めての8回戦ってことで、

一生会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

白鳥君は東日本では飛び抜けたイケメンだから、

上手く育てばヒーローになれる可能性を十分持ってるんだけどね。

 

<1R>

トゥパズはそこはかとなく試合慣れしてる雰囲気を漂わせてて、

白鳥君としては激しく被弾することなく長いラウンドを動き切れるかってことで、

結構注目して見てたんだけど、まずはいいジャブが出てたね。

 

それにしてもトゥパズは殆ど全く仕掛けてくる気配が無くて、

白鳥君の打ち出しや打ち終わりに合せてるって、そんな感じでも無くて、

ひたすらガード固めてディフェンスに終始してたんだけど、

まずは徹底した様子見ってことなのかなあ。

 

<2R>

開始1分、トゥパズがこの日初めてのワンツーだったんだけど、

その後はパッタリ何もして来ない状態が続いたもんで、

白鳥君がどこまで我慢できるのかって感じだったんだわ。

 

<3R>

フィリピン・ボクサーっていうのは接近したらガチャガチャ攻めて来るって、

そういう印象を持ってるんだけどこの日のトゥパズは全く違ってて、

やたらクリンチ逃げするだけで敢えて打ち合わない方針みたいで、

一体どうやってポイントを取るつもりなんだろね。

 

白鳥君としてもやりようが無くなってるところがあるんだけど、

ファーストコンタクトはフェイクにして、二次三次攻めが要るんじゃないかなあ。

 

<4R>

余りに地味な展開は場内の集中を欠いてきて、ザワザワ私語が多くなって、

トゥパズのそういう消極的なボクシングが大敗を招いてるのが容易に想像出来て、

それでも国内ランカーっていうのがどうにも納得し難くなって、

あんたは一体何しに日本に来たのかって感じしかしなかったんだわ。

 

白鳥君のイライラはいかばかりかと想像したんだけど、

彼はまだ真面目な取り組みを続けてて特にボディショットが良かったね。

 

<5R>

白鳥君が我慢強く誘ってたんだけど、

トゥパズは誘われてるとも思ってなかったみたいで、

っていうより何をきっかけにしてるのかが全く不明なままだったなあ。

 

<6R>

このまま続けても白鳥君としては長いラウンドの経験にはなると思うけど、

何も仕掛けて来ない常に引き気味の相手にどう決着付けるかってことで、

この辺からはその工夫が求められるところだったんだけど、

その白鳥君もあくまでファーストコンタクトで終わってしまってたんだわ。

 

<7R>

更にプレスを強めていった白鳥君は残り1分07秒、

突然のオーソドックスチェンジを見せて大いに自分を驚かせたんだわ。

 

初めて見たんだけど聞けば白鳥君は元々は右利きってことで、

その最初の右フックは空を切ってはいたんだけど、

振りの鋭さは左ショットの比ではなかったんだよね。

 

いきなり勢いを得たような吹っ切れた白鳥君の猛攻が始まって、

その後もオーソドックス・スタイルをキープしたままの右、右で、

ついにトゥパズの左目上を大きくカットさせてドクターチェックが入って、

直後に続行不能が宣せられて2分59秒、白鳥君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

白鳥君はチンタラやってるのが我慢できなくなって、

右手で思いっ切りブチかましたくなったんじゃないかなあって思ったんだけど、

あのままズルズルの判定勝ちをするよりずっと良かった訳で、

敢えてサウスポーに固執する必要もないんじゃないかって思ったんだわ。

 

 

試合後大分経ってから白鳥君の親父さんに声を掛けられて、

二人でちょっと反省会というかお互いの感想を交換したんだけど、

親父さんは中々厳しい見方をしてたんだよね。

 

 

 

⑥ リチャード・クラベラス×中山佳祐さん(ワタナベ)

              ………OPBF F タイトル戦 12R

17勝(14KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、28歳・フィリピンと、

9勝(4KO)2敗1分のランク3位、サウスポー、28歳・佐賀県。

 

中山さんは今年3月に望月直樹さんに2-0勝ちしてランクインしたばかりで、

何とまあ手際のいいOPBFタイトル挑戦ってことなんだけど、

日本タイトルとの重さが気になるところでもあったんだわ。

 

クラベラスは倍ほどもの試合経験を持ってるし、

勝率やKO率でも中山さんを圧倒してるし、

今回は中山さんが苦戦するんじゃないかって実は思ってたんだけどね。

 

<1R>

一瞬の動きの鋭さはクラベラスが目立ってたんだけど、

中山さんの方も全く怯むことがなくて攻撃時の勢いは負けてなかったし、

丁寧な当て込みは却ってクラベラスを上回ってたんだわ。

 

<2R>

クラベラスの前詰めが厳しくなっていったんだけど、

中山さんは 「足使え!」 「正面に立つな!」 のアドバイスに忠実で、

大きく追い込まれる前に優位なポジションを維持し続けてたんだわ。

 

<3R>

コツコツ丁寧な打ち込みが意外なほどのダメージを与えていたのか、

クラベラスの攻めが休み休み加減になってきたし、少し口も空いてきたんだわ。

 

<4R>

今一主導権を獲り切れないクラベラスが案の定、テンポとペースを上げてきて、

ガリゴリ度をアップさせての必死手数で、中山さんも被弾を免れなかったんだけど、

有効打ってことになるとまだやっぱり中山さんの方だったかなあ。

 

 

ってことで4Rを終えての自分のスコアは40-36で中山さんだったんだけど、

発表された中間スコアは40-36、39-37、38-38ってことで、

中山さんの2-0リードだったんだわ。

 

38-38としたジャッジは自国のボクサーに優しくすることを使命にしてたから、

中山さん陣営としては日本人と韓国人ジャッジにアピールし続けることなんだわ。

 

<5R>

いずれにしても下がり続けたところからのショットは認め難いとされがちだから、

中山さんとしてももう少しアピール性の高い攻撃が求められるところで、

山場作りの意識なんだよなあって見てた残り1分25秒、

左ストレートの直撃が叶ったところから中山さんが一気一気で、

クラベラスも流石の踏ん張りを見せてたんだけど、

表情がかなりシンドそうになってたんだわ。

 

<6R>

それまで続いてたクラベラスの先仕掛けが一段落して、

単発ながら中山さんのヒット、ヒットが目立ってきたんだけど、

その中山さんも徐々にガードが下がりつつあって、

そこをサウスポーチェンジを見せるようになったクラベラスが狙ってたんだわ。

 

<7R>

一休みを終えたかクラベラスが再度ゴリゴリ度を上げていったんだけど、

中山さんの対応も抜かりが無くて1分20秒からは逆の押し込みで、

相手を北ロープに詰めての左右連打でペースを取り戻して、

残り1分04秒からのスパートでポイントゲットを硬いモノにしてたんだわ。

 

それにしてもクラベラスの反撃が甘くなってきて、

足元がヨロッとすることも多くなってきたんだよね。

 

<8R>

クラベラスの右はストレート系はまだまだ良かったんだけどフック系が今一で、

残り1分10秒、中山さんの左を2発喰らって思わずヨロけてたなあ。

 

 

ここまでのところで自分は79-73で中山さんだったんだけど、

発表されたスコアは78-74×2、76-76ってことで、

思ってた通り中山さんの2-0リードだったんだわ。

 

少し前から渡辺会長のポイント読みと試合に関する指示がインターバルごとで、

それが正確に中山さんに伝わってたって感じだったんだよね。

 

<9R>

中間スコアを確認したクラベラスが流石の根性ボクシングで、

1分30秒までを明らかに攻め勝ちしてたんだけど、

このラウンドは相手に譲るって決めた中山さんが無理に打ち合わなかったもんで、

クラベラスとしては決定的な場面に追い込めなかったんだよね。

 

<10R~12R>

試合終盤は中山さんが勝ちに徹して敢えて打ち合いを避け続け、

リードしたポイントを守る作戦に出ての当て逃げ作戦のグルグル回りで、

ベルトを奪取する為にはそれはそれで大正解だったんだけど、

見てる者にとっては単純に消化不良と言わざるを得なかったんだよね。

 

 

ってことで自分は9R~12Rまではクラベラスの39-37優勢勝ちで、

合計ではそれでも116-112で中山さんの勝ちだったんだけど結局、

116-112、115-113、113-115ってことで中山さんの2-1勝ちで、

セコンドが勝たせた試合の見本のようなものだったなあ。

 

 

 

⑦ 粉川拓也さん(宮田)×黒田雅之さん(川崎新田)

              ………日本 F 王座決定戦 10R

28勝(13KO)4敗の正規チャンピオン、32歳・東京都と、

26勝(15KO)7敗(1KO)3分の暫定チャンピオン、30歳・東京都。

 

ほぼ同年齢だしKO率も変わらないんだけど、

勝率的には粉川さんが上回ってるし、去年黒田さんに勝ってるしってことで、

若干粉川さん優位じゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

最初の仕掛けは黒田さんで長いラウンドをやるつもりがない程の飛ばし方で、

受け止め遅れして主導権を獲られたくない粉川さんも即の対応で、

リング上は初っ端から荒れた展開になった開始31秒の東ロープ前、

黒田さんの思いっ切りの左フックが直撃して粉川さんがいきなりのダウン。

 

粉川さんは大丈夫そうに巧く誤魔化してはいたけど、

リスタート後の20秒間ほどは結構危ない時間が続いてたんだけど、

流石の流石で何とか凌いでその後は黒田さんの顔面を赤くさせてたんだわ。

 

黒田さんとしてはこの時の追撃の甘さが結果的にはその後を苦しくした訳で、

ちょっと勿体無さ過ぎた感じだったんだよね。

 

<2R>

粉川さんは打つ時はシッカリしてたんだけど、

軽い被弾でも一瞬ヨレてしまうことが目について、

まだ後遺症が残ってるようなラウンド序盤だったんだけど、

中盤以降はかなり持ち直して、

右フックに色んな角度を付けての細かい打ち込みで挽回挽回で、

手数とヒット数とも勝って早くも1ポイントバック。

 

<3R>

二人のリズム感の違いが目立ってきて、

細かいショット戦ではやっぱり粉川さんが優勢に立ち回ってて、

黒田さんのショートフックは若干パタパタした感じが免れなかったんだわ。

 

粉川さんはフットワークも修復されつつあって、

打ち終わりのポジショニングにも配慮できるようになっていって、

黒田さんが攻めあぐむ場面が増えていったんだわ。

 

粉川さんが1Rダウンのハンデを帳消しにして、

黒田さんは左目上をバッティングカット。

 

<4R>

微妙なラウンドだったんだけど、

顔面のダメージの進み方を見ると黒田さんが劣勢って感じだったんだわ。

 

<5R>

いきなりの密着戦から始まったんだけど、

黒田さんが不幸にも今度は右目上をバッティングカット出血。

 

粉川さんの右目下の腫れも目立ってきて、

黒田さんのフィジカル全面出しからの強気の攻撃が功を奏しつつあったんだけど、

それでも粉川さんの細かいヒッティング、特に右フックが良かったんだわ。

 

ってことで自分のここまでのスコアは48-46で粉川さんだったんだけど、

発表されたモノは48-46、47-47×2ってことで粉川さんの1-0だったね。

 

<6R>

少し休んでた感じの粉川さんに対して、

黒田さんにはもっと開き直った攻め込みが欲しかったところで、

左右ボディからの右フックで何とかポイントをゲットしたと思ったんだけど、

もっと圧倒的な何かが欲しかったんだよなあ。

 

<7R>

粉川さんのショートブロー連打が目立ってたんだけど、

それほどクリーンには当たってなくて有効度的には今一感が拭えなくて、

合間合間の黒田さんの左ボディの方が見栄えが良かったし、

残り21秒での右フックで何とかポイントをもぎ取ったって感じだったなあ。

 

<8R>

粉川さんのショートの手数はここに来て圧倒的なほどだったんだけど、

やっぱり有効打とは認め難いままで、

中盤過ぎでの密着戦が一段落した後の消耗の進み方は黒田さんを上回ってて、

お互いに明確な有効打に繋げられない中、スピードの劣化が著しくて、

パンチが流れる状況が延々続いたんだわ。

 

<9R>

粉川さんのヘバリの方が目立ってきて、

手は出してたけど全体に踏ん張りが効いてなかったし、

自らクリンチに行くことが多くなっていったんだわ。

 

あと1ラウンドを残しての自分のスコアは何と85-85ってことで、

二人はどう思ってたか知らないけど、

勝ちたい気持ちの強い方が勝つって心の中で思ってたんだわ。

 

<10R>

微妙なスコアだってことが解ってるような最後の飛ばし合いではあったんだけど、

お互いの消耗は半端じゃなかったみたいで、

天まで届きそうな右アッパーとリングを切り裂くような右フックを交換してたけど、

そのどちらもが相手との距離が30㎝ほども離れてて、

二人共、最後の最後までこれでもかこれでもかって踏ん張ってはいたんだけど、

今更の決定打は臨むべくも無いまま終了ゴング。

 

 

ラウンド全体の手数では劣ってはいたものの、

残り1分30秒からの有効ヒット数の差で黒田さんだったなあ。

 

ってことで自分は95-94で黒田さんだったんだけど結局、

96-93、95-94、94-95ってことで黒田さんが2-1で辛勝。

 

 

技術的には二人共に今一感が強く残ったんだけど、

代わり番こに萎えそうなところからの其々の立て直しは見応えあって、

たまにはこういう気持ち剥き出しの激闘もいいなあって思ったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 黒田雅之さん

② 粉川拓也さん

③ 白鳥大珠君

 

 

 

 

2017年6月12日 (月)

日記 (6/12)

 

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“ハッブル宇宙望遠鏡”

 

この望遠鏡を使わせて貰うには相当な順番待ちをする必要があって、

研究テーマの重要性とか緊急性も審査されるんだよね。

 

この高性能望遠鏡のお蔭で知られざる宇宙が少しづつが解明されつつあって、

その解像度はニューヨークの上空から東京の蛍の明かりが見えるほどで、

それがどれほど凄いのか、思ったほどのことはないのか微妙なんだけど、

星々の誕生と終焉を目の当たりにすることが出来るようになったんだわ。

 

 

 

つい最近近くに出来たホームセンターと家電量販店がセットになった

ショッピングセンターに行ってみたんだわ。

 

1階のホームセンターは “コーナン” っていうんだけど、

そのスケールは自分が知ってる “D2” や “ビバホーム” とは比較にならなくて、

特に園芸部門の充実は実に嬉しい限りだったんだわ。

 

3階がバカ広い駐車場になってるんだけど、

一部にファミレスを設置すればもっと利用価値があると思ったけど、

色々不都合があるんだろうなあってことで……。

 

2階の “上新電機” は自分にとって初めての店舗だったんだけど、

これがまあ大問題だったんだわ。

 

元々関西系の家電量販店だっていうことと、

かの “阪神タイガース” のオフィシャル・スポンサーで、

そのヘルメットやユニフォームにも “Joshin” って入ってるのも知ってたんだけど、

そんなことするかあってほど驚いてしまったのが何と多くの店員が、

“Tigers” のネーム入りの真っ黄色のユニフォームを着てたことだったんだわ。

 

そういうのは大阪のど真ん中で “Giants” のユニフォームを着るのと同じで、

受けなくてもいい余計な反感を自ら買って出ることはないと思う訳で、

企業方針と社員の愛着心は認めないことはないけど、

個人の嗜好とか趣味の世界に近いモノを一般顧客に誇示するっていうのは、

そもそもその企業の基本的なセンスを疑わざるを得ない訳で、

東京在住の阪神ファンだけを相手にしてるとしか思えない訳で、

全くのアンチ阪神に近い自分にとっては無視する以外は無かったんだよね。

 

 

 

結構ショックだったのはつい最近の小出恵介の強制リタイアで、

“ルーキーズ” で彼を知って、あのままの人格が自分の中で定着してたから、

酒まみれの上の女癖の悪さを聞かされ、薬物疑惑さえも云々されるとなると、

人は見かけによらないもんだなあって、今更ながらつくづくなんだよね。

 

 

 

1960年代、テレビはまだモノクロ画像だったし、

当時の日本には碌なドラマとかのコンテンツが無かったから、

自分はひたすらアメリカからの輸入物を見てたんだよね。

 

“ローハイド” “ララミー牧場” “ボナンザ” “拳銃無宿” “ガンスモーク”

“ローンレンジャー” “ライフルマン” なんていう西部劇モノ、

 

“ルート66” “逃亡者” “モーガン警部” “サーフサイド6” “サンセット77”

“バークにまかせろ” “ハワイアンアイ” “タイトロープ” 等々の事件モノ、

 

“パパ大好き” “パパは何でも知っている” “うちのママは世界一”

“陽気なネルソン” “陽気なルーシー” “わんぱくデニス” “ハイラム君乾杯”

“カレン” “奥様は魔女” なんていうファミリードラマ、

 

“ペリー・メイスン” とか “ドクター・キルディア” “ベン・ケーシー” っていう

弁護士、医者モノ、

 

“わんぱくフリッパー” “走れヒューリー” “名犬リンチンチン” “名馬フリッカ”

“名犬ラッシー” 等の動物モノの他、

 

“ブラボー火星人” “宇宙家族ロビンソン” “三バカ大将”

“0011ナポレオンソロ” や “スーパーマン” “コンバット” 等々等々、

自分が受けたアメリカ文化の影響は計り知れないモノがあるんだよね。

 

 

 

鳥取県が星取県に県名を変更するっていうニュースはガセなのかなあ……。

 

鳥取県は島根県と隣り合わせてるんだけど、

栃木県と群馬県の位置関係と同じように、

どっちが東にあるのか西にあるのはどっちなのか今一ハッキリとしないんだよね。

 

ってことで周知度を上げ観光客を誘致する為に、

日本の中でよく星が見えることを前面に出そうとしての作戦ってことなんだけどね。

 

そうなると何から何までの変更が半端じゃなくて、

掛かる手間と経費は役所と企業の財政状態を相当圧迫させるだろうから、

大反対の憂き目に遭いそうでやっぱり多分ガセだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

6月競馬は昨日までに丁度10レースに参加したんだけど、的中ナシのままで、

10番から12番人気までの中からバカ駆けしそうな馬を探し切れないって事で、

もう少し真剣にソイツを探して1着が2着に固定する方法を探ってみるんだわ。

 

6月10日の東京10Rと11日の東京9Rの3連単を普通にゲットするって、

そういう方法の模索なんだよね。

 

それにしてもここのところの柴田善、蛯名とか藤岡康、柴山、

それに吉田豊達のテイタラクは何なんだって事で、

ホントにこのまま低迷し続けるのか気になるところでもあるんだわ。

 

通算でそこそこの実績を上げてる騎手でも不振に陥る事はあるんだけど、

そういう場合には前年の不振をバネにして蘇ることも多いから、

彼らは来年期待の騎手ってことで今年は切り捨ててしまおうかなあ。

今年の挽回組の中では秋山、勝浦の二人の活躍が目立つんだよね。

 

若手系では大野、荻野極、松若、坂井瑠、鮫島克駿に注目なんだわ。

 

 

 

2017年6月 9日 (金)

後楽園ホール・6月8日

 

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“ピッカピカ”

 

買い物後の釣り銭の中にやたらピカピカした500円玉があって、

確認したら平成29年製だったんだけど、それほど珍しくもないのかなあ。

 

 

                                                      大昔は大のジャイアンツファンだったんだけど、

江川に絡んだ汚いやりようを目の前にしてアンチになってしまって、

だから巨人ファンには申し訳ないんだけど昨日までの13連敗は痛快に近くて、

莫大な年棒を取ってる選手達の全てからは悔しささえ伝わって来なくて、

昔は三振するとバットを叩き割る打者もいたし、

ホームランを打たれてマウンドにグローブを叩き付けるピッチャーもいたけど、

今は全てが他人事のようにしてるのに呆れてしまうし、

監督もまるで痴呆症を患ってるかのような表情をしてるんだよね。

 

今日も敗けるのかっていうのがファンとアンチの共通の気掛かりなもんで、

マスコミへの露出度も上がってそれはそれでナベツネがほくそ笑んでるのか……。

 

 

 

7日にサッカーの日本代表がシリアと壮行試合をしたんだけど、

申し訳ないけどその下手クソさ加減に呆れてしまったなあ。

 

みんながロナウドのようには出来ないことは勿論承知してるけど、

決定力の無さはまるで今のジャイアンツのようだったんだわ。

 

それしても、シリアはサッカーなんかやってる場合ではなくて、

内戦状態の解決やIS撲滅に本気を出せってことで、

彼の国からの膨大な難民のおかげでEUが解体の危機に瀕してるんだからね。

 

 

 

自分は年間100ボクシングほど現場観戦するから、

3日~4日ごとだと丁度いい感じなんだけど、

昨日は中4日振りだったもんでちょっと久し振りって感じだったね。

 

 

① 伊東洋一郎君(S根本)×山下祥希君(KG大和)

                         ………49㎏ 4R

0勝1敗の29歳・神奈川県と、1勝1敗の19歳・神奈川県。

 

<1R>

10歳の年齢差がある一戦だったんだけど、

伊東君は初めっからちょっと泣き顔みたいで明らかに勢い負けしてて、

吹っ切れた腕振りからは程遠かったし、何だか恐々やってる感じだったんだわ。

 

一方の山下君は左手の使い方で圧倒優位に立って、

余裕の上下打ち分けでまずは充分な1ポイントゲット。

 

<2R>

伊東君は何とか左フックを当てたがってたんだけど、

そこに至るまでの前振りが雑なもんで中々実現しないままで、

山下君に傾いた流れは変わらないままだったなあ。

 

<3R~4R>

もうちょっとガンガン行ってもいいのに山下君が手際が良くないというか、

中々決め切れないうちに徐々に伊藤君の踏ん張りが目立ち始めて、

そこまでやれるなら試合序盤から飛ばせばいいのにって感じだったんだわ。

 

初勝利目指して頑張れって気持ちも湧いてきたんだけど、

大きく展開を覆すまでには至らないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、39-37×2ってことで山下君の3-0勝ち。

 

 

 

② 碇瑠偉君(厚木ワタナベ)×橋本拓君(アルファ)

                          ………SF 4R

デビュー戦の17歳・神奈川県と、デビュー戦の23歳・神奈川県。

 

アルファジムにも男子プロがいるんだね。

碇瑠偉君は “イカリ・ルイ” って読む訳で最初はハーフかと思ったんだわ。

 

<1R>

碇君は明らかにアマ経験のある動きが出来てて、

橋本君の動きが若干ぎこちなかったせいもあってその華麗さで圧倒しつつ、

かなりクオリティーの高いボクシングをしてたんだけど、

敢えて高望みをすれば、相手の真正面に立ち過ぎてたし、

頭の位置に対する配慮が欲しいところでもあったんだわ。

 

橋本君は思いが叶わないまま右目上をヒットカットされてしまってたなあ。

 

<2R>

碇君はまだまだ華奢な体付きなんだけど軸のシッカリさは大したもんで、

キッチリした届きのいいジャブで橋本君の踏み込みを阻止し続けてたね。

 

<3R>

橋本君も自らが為すべき動きに目覚めたみたいで、

ゴリゴリ度をアップさせて意を決した詰め詰めからの左右ボディで反攻して、

大きな効果こそ上げることは出来なかったんだけど、

一方的な展開にならないように必死に食い止めてたんだよね。

 

ただ、印象的なパンチの殆どはやっぱり碇君だったんだけどね。

 

<4R>

橋本君は技術的にはまだまだなんだけど、

気持ちの強さはもしかしたら碇君を上回ってるかもしれなくて、

シツコイ攻め込みが徐々に功を奏しつつあって、

フック系の左右が当たり始めて碇君が左額からカット出血。

 

やっぱり碇君は試合当初に感じたように頭の位置が正直過ぎだったなあ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38ってことでバラバラながらも碇君の3-0勝ち。

 

ディフェンス面の改善は望まれはするんだけど碇君、成長が楽しみで、

次の試合も是非見たいボクサーだったんだわ。

 

 

 

③ 諏訪佑君(10COUNT)×篠塚辰樹君(ワタナベ)

                          ………Fe 6R

4勝(1KO)0敗1分のサウスポー、19歳・神奈川県と、

1勝(1KO)1敗の19歳・茨城県。

 

<1R>

パンチ力では多分敵わない諏訪君がどう対処するかってことだったんだけど、

4~5㎝上背があって圧力の強い篠塚君が優勢優勢で、

諏訪君としてはもっと出入りとか左右への動きを素早くして、

スピード感のある手数を駆使する必要を感じたんだよね。

 

篠塚君は必ずしも連打の巧いボクサーではなかったんだけど、

相手の打ち終わりに合せるセンスは充分に見せてたね。

 

<2R>

篠塚君はブルドーザーの如くプレスを効かせて前詰めするんだけど、

基本的には相手の仕掛けを待ってる若干片寄ったスタイルで、

待たれてるから諏訪君としても行き難いところはあったんだけど、

そこを何とかしないと明るい未来は訪れないってことでもあったんだわ。

 

<3R>

2ラウンド分を連取された諏訪君にはもっと綺麗な形の当て込みと、

そもそもの手数が足りなかったんだけど、

ラウンド中盤以降は左ストレートより右フックがいい感じでヒットし始めて、

一方的な展開になりそうなところを何とか食い止めて次に繋げたんだわ。

 

<4R>

篠塚君の相手待ちボクシングが改善されない中、

開始18秒、諏訪君の綺麗なワンツーがヒット。

その後ふと気が付くと、いつの間にか篠塚君の顔面の方が赤くなってたんだわ。

 

篠塚君には少し大雑把なパフォーマンスが目立ち始めてたんだわ。

 

<5R>

開始30秒、バッティングで諏訪君に一休みが与えられたんだけど、

ちょっと右目をシバシバさせてて若干のダメージがあったみたいで、

再開後の篠塚君の一気攻めにそれが現れてて、

心配された諏訪君だったんだけど、その後持ち直して、

このラウンドを通しての有効打に関しては、

左ストレート2発で諏訪君がポイントゲットしてたんだわ。

 

<6R>

開始36秒の西ロープ際、若干ゴタゴタッとした中で、

篠塚君の左ショートがヒットしてアレッて感じで諏訪君がダウンしてしまったんだわ。

 

それほどのダメージを残さずリスタートした諏訪君、

篠塚君の追撃を交わしながら左ストレートをヒットヒットして、

彼にもう少しのパンチ力があったら展開も変わってたんだろうけど、

篠塚君の勢いを止めるまでには至らないままで、

残り31秒にも形のいい左ストレートを当て込んでたんだけど、

ダウンポイントを取り返すまでには至らないままの終了ゴング。

 

 

自分は58-55だったんだけど結局、

59-54、59-55、58-55ってことでやっぱり篠塚君の3-0勝ち。

 

 

諏訪君にとってはスピードを生かした軽いパンチの中に、

たまにはもう少し力を込めたパンチを混ぜ込む攻め方が望まれるんだわ。

 

 

 

④ 鈴木悠介さん(三迫)×中野敬太君(KG大和)……B 8R

7勝(5KO)3敗のランク6位、サウスポー、28歳・茨城県と、

14勝(4KO)10敗(1KO)6分の31歳・福岡県。

 

ある人と話をしてたもんでこの試合は3Rからで、

1R2Rはどうでしたって別のある人に聞いたら、

行って来いのほぼチャラじゃないかってことで……。

 

 

<3R>

既に中野君の顔面の方が薄赤く腫れてて、

リング上では距離の詰まった乱打戦が展開されてたんだけど、

どっちかというとこういう流れは鈴木さんの土俵な訳で、

中野君としてはもう少し距離が欲しいところだったんだわ。

 

<4R>

開始30秒、中野君のワンツーフックがクリーンヒットして、

ここはまた中野君が取り返しそうな感じだったんだけど、

残り1分からの手数戦はまたしも鈴木君の巻き返して、

またもや微妙なラウンドになってしまったんだわ。

 

<5R>

集中を切らせた方が追い込まれるパターンだよなあって見てた開始すぐの15秒、

スッと寄り合った瞬間に鈴木君の左ショートがカウンターヒットして、

リングほぼ中央で中野君が思わず腰からスットンダウン。

 

勿論鈴木さんはリスタート後に一気の手数攻めで、

動きの鈍くなった中野君はかなり追い込まれてしまったんだけど、

暫くしてダメージが抜けてからは気持ちを立て直しての巻き返しだったんだわ。

 

<6R>

お互いに死闘に近いところまでいっての手数戦だったんだけど、

とにかく一発ビッグヒットを打つ間もない小さいパンチの積み重ね合戦で、

殆ど一進一退だったんだけど僅かな手数差で中野君だったかなあ。

 

<7R~8R>

鈴木さんはランカーとしての意地、中野君はランク取り目指して、

其々が必死の思いを吹き出した頭をくっ付け合っての延々のショート戦で、

相手の集中切れ手数切れを強いる過酷な揉み合いだったんだわ。

 

 

1R2Rチャラを前提にした自分のスコアは77-74だったんだけど結局、

78-73、77-74、76-75ってことでかなりバラケてはいたけど、

それでもとにかく鈴木さんの3-0勝ちだったんだわ。

それにしても1ポイント差から5ポイント差までが共存してるっていうのは……。

 

 

 

⑤ 麻生興一さん(三迫)×今野裕介さん(角海老)

             ………日本 SL タイトル戦 10R

21勝(14KO)7敗(4KO)1分のチャンピオン、31歳・大分県と、

11勝(5KO)3敗のランク1位、28歳・神奈川県。

 

<1R>

上背も4~5㎝ほど今野さんが優位だったしフレーム的にも圧倒してたもんで、

だから麻生さんはこの日は初っ端から接近戦を挑むって決めてたみたいで、

例の如くガードを固めて詰め寄っての左右のボディフックで始めてたんだわ。

 

そういう麻生さんの戦法は今野さんも充分念頭にあったみたいで、

負けないくらいの強烈な左ボディを打ち込んでたし、

終始距離を潰されてはいたんだけどそれでも残り16秒、

重そうな右フックを3発打ち込んで麻生さんをいきなりヨロめかせてたんだわ。

 

<2R>

相変わらず麻生さんのボディ攻めは試合後半に効果を発揮しそうだったんだけど、

今野さんの方も打ち負けるってことは全く無くて強気強気だったんだよね。

 

<3R>

開始59秒、麻生さんの右フックが綺麗にヒットして、

その後は延々当てたり当てられたりの細かいやり取りが続いたもんで結局、

ラウンド序盤での麻生さんのその右フックがポイントを分けたんだわ。

 

<4R>

何となく徐々に麻生さんのペースになりつつあるように感じて、

厳しい前詰めからの止まらない手数は正しく麻生さんのパターンだったんだけど、

それでもこの日の麻生さんは下半身のシッカリ感に欠けてて、

それはもしかしたら今野さんの左右の強打が影響してたかも知れないんだわ。

 

って見てたラウンド終盤、今野さんのワンツースリーがまたしてもヒットヒットで、

相手に傾きかけた流れをキッチリ食い止めた上での見事なポイントバック。

 

<5R>

顔面の傷みは却って麻生さんの方が進んでた中、

二人はいきなりの超激闘に突入して最初の45秒間を今野さんが支配して、

麻生さんも一息入れた直後からの巻き返しだったんだけど、

残り12秒からの今野さんの再度の踏ん張り返しでまたもやのポイントゲット。

 

やっぱり麻生さんは足元の踏ん張りが効いてないんだよなあ。

ってことでここまでの自分のスコアは48-47で今野さんだったんだけど、

発表されたモノは48-47×2、47-48って見解が別れて、

それでも2-1で今野さん優勢ってことだったんだわ。

 

正直、自分はこれまでの戦歴と戦い方からして今野さんの苦戦は免れないって、

そういう事前予想をしてたんだけど、

相手の土俵になりつつあった中での今野さんの善戦は想像以上だったんだわ。

 

<6R>

中間スコアを確かめた二人は案の定の更なる激闘を挑んでいって、

必死の手数に思いっきりの気持ちを込めてたんだわ。

 

今野さんの右、右が麻生さんを一瞬揺るがせた直後、

決してやられっ放しにしない麻生さんが右ストレートを返し打って、

若干混沌としていったんだけど最後は再度今野さんの一休み後のショットが、

力を溜めて打ってた左右フックの方が有効性が高いように見えたんだわ。

 

<7R>

お互い、ここまで手抜き無しで飛ばして来たからここからがホントの剣ヶ峰で、

まずは麻生さんが先攻していったんだけど、シッカリ感は落ちてて、

弱みを見せず踏ん張った今野さんがすかさずの逆襲で、

ラウンド終盤にかけては明らかに打ち勝って、

麻生さんは見栄えの良くない被弾を増やしてたんだわ。

 

勿論麻生さんも打たれるままにされてた訳ではなくて、

中盤の激しいショート戦では今野さんのマウスピースを飛ばしてたし、

最後は相手の右目上をヒットカットさせてたんだけどね。

 

<8R>

自分にはやっぱり麻生さんの方の蓄積ダメージの方が大きいように見えて、

一応当て込んではいたんだけど腰が入ってないっていうか、

膝が緩んで強く打ち切れてないような感じがしてたんだけど、

開始1分、その麻生さんが左フックからの右ストレートを綺麗に直撃させて、

そこからは信じられないほど気合の入った一気攻めで、

20秒後に右フックを貰ってしまった今野さんはかなりバタバタしてしまったんだわ。

 

かなり危ないところまで追い込まれてしまったんだけど今野さん、

この場面は麻生さんの打ち疲れの一段落に助けられて、

回復待ちながらの残り29秒にはワンツーを打ち返してたんだけど、

ポイント的には10:8.5ほどもの大差を付けられてしまったんだわ。

 

それにしても大分シンドそうだなあってところからの麻生さんの踏ん張り直しは、

それはいつものことではあるんだけど毎度毎度驚かされてしまうんだわ。

 

何となく今野さんの左顎辺りの腫れ方が普通じゃなくて、

顎の骨を折ってしまったのかってこの時は思ったんだよね。

 

<9R>

陣営からの 「勝負だぞ、麻生!」 って大声を背にしての開始ゴングだったんだけど、

開始40秒~1分までショートラッシュで攻め立てたのは今野さんの方で、

麻生さんはここに来て初めて下がらされるようになってきたんだわ。

 

全体の動きには正直劣化が見受けられつつあった今野さんだったんだけど、

彼の左ボディだけは試合当初の輝きを全く失ってなくて、

今や上下打ち分けの主役になってたんだわ。

 

終了ゴングが鳴った時、麻生さんは右目上、

今野さんは左目上を其々バッティングカットしてたし、

今野さんは中盤でまたしてもマウスピースを飛ばされてて、

やっぱり顎をシッカリ噛み締められないんじゃいかって心配したんだわ。

 

ここまでの自分のスコアを見直し見たら、

78-74で今野さん優位ってことでいよいよ最終ラウンド突入。

 

双方のジムの元会長達が足腰の良くないところをコーナーに詰め寄って、

最後の檄を飛ばしてたのがとっても印象的だったね。

 

<10R>

どういう訳かここに至っても麻生さんは全く諦めてないようなパフォーマンスで、

最初の30秒間を鬼のように飛ばしまくって、

直後に今野さんの反撃の飛ばし返しに遭って足元をバタつかせてたんだけど、

今野さんの方も消耗が進んでて飛ばし切る時間が長くないところを見計らって、

再度気を取り直しての鬼反撃で残り1分。

 

打たれ込まれて1ポイントを失っても耐え切ったら今野さんの王座ゲットだなって、

そう見てた残り51秒、麻生さんの右ストレートが信じられないほどの直撃で、

今野さんが青コーナーすぐ近くの西ロープにズルズルッと下がった瞬間、

麻生さんのどこにそんなパワーが残ってたのかって程の強連打の嵐で、

それはもう神がかりのような猛ラッシュだったんだわ。

 

さっきまでみたいに体を入れ替えればいいのに今野さん、

もうそこまで考えが及ばなくなってたか体が言うことを聞かなくなってたのか、

ガードはしてたんだけど腰を屈めたままの助けて下さいポーズになってしまって、

こりゃ仕方ないなってことで2分18秒、レフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

その瞬間、麻生さんは両手を拡げてまるで宙に舞い上がりそうだったし、

すぐ隣にいた貴志会長はこれまで見たことが無いほどの破顔笑顔で、

その劇的なエンディングで自分も相当舞い上がってしまって、元会長御夫婦とか、

久保マネ、健祐マネや奥様達とハイタッチハイタッチだったんだわ。

 

 

試合中は少しボーッとしながらやってたところもあった麻生さん、

試合後はすぐに回復して、頭に包帯は巻いてたんだけど元気元気だったなあ。

 

 

一方の今野さんは精根尽き果てたって感じで抱えられながらの医務室入りで、

とってもダメージが心配されたんだけど、それほど長い時間はかからなくて、

出てきた時には一人で歩けるまでに回復してたんだよね。

 

自分は彼とは軽く挨拶を交わす程度でユックリ話したことは無かったんだけど、

周囲に誰もいなかったし、彼も話してもいいって雰囲気だったもんで、

色々言葉を交わしたんだけど、当然とっても悔しがってたんだけど、

麻生さんの尋常じゃない踏ん張りにはやっぱり驚いてたなあ。

 

勝率的には麻生さんが3勝1敗ペースなのに対して、

今野さんは充分以上の4勝1敗ペースなんだけど、

倍のキャリアはやっぱり半端じゃないってことで、

だからまだまだ君もやれるよって、そんなことを話したんだよね。

 

両目上のカット傷にはまだ血が滲んでたんだけど今野さん、

真面目に聞いてくれてアリガトね。

 

 

 

⑥ 竹中良さん(三迫)×ノ・サミュング

          ………OPBF Fe タイトル戦 12R

16勝(9KO)3敗(2KO)1分のチャンピオン、32歳・熊本県と、

9勝(3KO)3敗のランク13位、25歳・韓国。

 

この試合は結局10R1分26秒、ノ・サミュングのKO勝ちで、

三迫ジムにとってはセミファイナルとは全く逆の目に遭わされてしまったんだわ。

 

 

最初の4Rを終えて発表された中間スコアは、

40-36、40-37、38-38ってことだったんだけど、

自分にはどう見ても竹中さんのフルマークは有り得なくての38-38で、

韓国での試合だったら全く逆も有り得たんじゃないかって思ったんだわ。

 

その後6R終了時点でも自分のスコアは57-57で、

余りの展開の乏しさというか退屈さに耐えられなくなってしまって、

周囲は三迫ジム一色ではあったんだけど7Rに離席してしまったんだわ。

 

 

自分は試合序盤から竹中さんの動きがどうにも納得いかなくて、

こんな彼を見るのは初めてで正直最悪に近くて、

試合前の竹中さんに何があったかは知らないし、

相手のガリゴリボクシングに嫌気が差したのか、

中盤近くの唇カット出血が影響したのかさえも知らないんだけど、

とにかく竹中さんは初めっから終わりまで一本調子のままで、

どっかで飛ばすって感じも無かったし、

空振って体勢を崩すほど思いっ切り打つってことも無かったし、

何となく強めのマスをしてるようにしか見えなかったんだよね。

 

こんな筈では有り得ない竹中さんに対して相手のコリアンボクサー、

以前にテイル渥美さんに勝ってるって聞いてたけどそれほどには見えなくて、

テクニックは全く感じさせなかったんだけど、

とにかく粘着性のガリゴリファイターで、

途中でバッティング減点を喰らってはいたけど、

アウェイだから判定では勝ち目は無いって心に決めてたみたいな奮闘奮闘で、

それは昔の柳斉斗のような強引系の接近戦に特化されたロボットのようで、

竹中さんは終始腰が伸び加減だったし、膝を柔らかく使わさせてもくれなくて、

結局は手打ちのひ弱な打ち出しに終始してたんだよね。

 

 

竹中さんには一休みしての立て直しを期待しつつ、

仇討は岩井大さんに頼みたいところだね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 麻生興一さん

② 今野裕介さん

③ 鈴木悠介さん

 

 

 

 

2017年6月 5日 (月)

5月度ランキング

 

Img_1123

「な~んもしたくないんですわ……。」

 

 

 

相変わらずJBCの月次ランキングの発表はルーズこの上なくて、

5月度は確か5月29日にランキング委員会が開かれて、

ランキング表には5月30日発表って記載されてるんだけど、

そんなのは全くのインチキで、一体何処の誰に発表したのかってことで、

JBCの公式ホームページには6月3日の夜になっても更新されてなかったし、

本来は委員会から出された結果をJBCがチェックすることになってるのに、

それが済まないうちにボクモバが事前にリークしてることに対してもシカトで、

ことランキング発表に関してのルーズさには毎月毎月驚かされてしまうんだわ。

 

そもそもああいった仕事はボクシングが好きな人が携わってるんじゃないかって、

自分は素朴に考えてたんだけど実情はそうでもないみたいだし、

ボランティアでやってることではないのに、

業界の関係者達も優し過ぎると思うんだよね。

 

 

 

≪5月度ランキング≫

 

【世界チャンピオン】

福原辰弥さん(獲得)、田口良一さん(5)、拳四朗さん(獲得)、

田中恒成さん(畑中)、井岡一翔さん(5)、比嘉大吾さん(獲得)、

井上尚弥さん(5)、山中慎介さん(12)、久保隼さん(獲得)、

小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA1、WBC3)の計11名。

 

5月20日に拳四朗さんはガニガン・ロペスに2-0勝ちして王座ゲット、

5月20日、田中さんはアンヘル・コスタに3-0勝ちして初防衛。

5月20日に比嘉大吾さんがファン・エルナンデスに6RKO勝ちして王座ゲット。

5月21日、井上尚弥さんはリカルド・ロドリゲスに3RKO勝ちして5度目の防衛。

5月21日にミラン・メリンドに1RKO負けした八重樫東さんが王座陥落。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

京口紘人さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、大竹秀典さん(獲得)

竹中良さん(3)、伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(7)、太尊康輝さん(1)、

藤本京太郎さん(3)の計8名。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(獲得)

5月15日にタイボクサーに4RKO勝ちした小野心さんは勿論1位のまま。

4月30日に松井健太君に1-2負けした華井玄樹さんが2位から7位にダウン。

勝った松井さんがいきなり4位にランキング。

5月5日、フィリピンボクサーに6RKO負けした加納陸さんも3位から8位にダウン。

 

上位ランカーがことごとく大幅ダウンした関係で、

前月まで7位だった平井亮輝さんが2位に大幅アップ。

5月15日、タイボクサーに2RKO勝ちした小浦翼さんも8位から3位にアップ。

 

煽りを喰らった形で山本浩也さんが6位から9位にダウン。

5月14日、田中教仁君に微妙な判定勝ちした春口直也さんは10位のまま。

 

空き1名分減って3名分。

 

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(獲得)

5月28日にフィリピンボクサーと1-1引き分けた板垣幸司さんは3位のまま。

5月16日、大保龍斗君に1RKO勝ちしたユーリ阿久井政悟さんは、

堀川謙一さんと入れ替わって4位にアップ。

 

5月21日にフィリピンボクサーと0-1引き分けた荻堂盛太さんは6位のまま。

8位だった山口隼人さんが引退ランクアウトして空き1名分増えて5名分。

 

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(正規)、黒田雅之さん(暫定)

5月15日に富岡哲也君に6RKO勝ちした長嶺克則さんは勿論1位のまま。

5月15日、タイボクサーに3RKO勝ちした藤北誠也さんも2位のまま。

5月13日に香港でフィリピンボクサーに0-3負けした松山真虎さんも7位のまま。

 

同じ場所でフィリピンボクサーに2RKO勝ちした木村翔さんも8位のままなんだけど、

ここは松山さんと順位を入れ替わるべきじゃないのかなあ。

 

5月16日、ノーランカーに4RKO勝ちした山下賢哉さんが

阪下優友さんと入れ替わって10位にアップ。

 

5月16日に工藤優雅君に2-0勝ちした中谷潤人さんが

村井貴裕さんと入れ替わって14位にアップ。

 

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(獲得)

5月15日に長井一さんに3-0勝ちした田之岡条さんが

中川健太さんと入れ替わって4位にアップして、

敗れた長井さんは7位から8位に小幅ダウン。

 

5月27日、中国で0ー3負けした阿知和賢さんが

向井寛史さんと入れ替わって7位にダウン。

 

空き1名分は変わらず。

 

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(獲得)

5月21日にインドネシアボクサーに1RKO勝ちした松本亮さんは1位のまま。

5月20日、タイボクサーに2RKO勝ちした田中裕士さんも5位のまま。

 

6位だった丸田陽七太さんがSB級に転出。

 

5月26日に田中一樹君に3RKO勝ちした高橋竜平さんが14位にランクイン。

空き1名分は変わらず。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

5月8日にタイボクサーに2RKO勝ちした中川勇太さんは勿論1位のまま。

 

丸田さんがB級から転入して7位にランキングされたもんで、

5月1日、ノーランカーに3RKO勝ちした古橋岳也さんは一個下がって12位。

 

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

5月13日にタイボクサー人3RKO勝ちした渡邉卓也さんは5位のまま。

 

5月21日、ノーランカーに2RKO勝ちした清水聡さんが10位にランクされたけど、

韓国、フィリピン、ノーランカー(OPBFランカー)相手の3勝目に過ぎないんだから、

少しばかり優遇し過ぎだと思う訳で、

元々ランキングの空きがあるから出来ることだとは思う訳で、

だから15位までなんて必要がないんだよね。

それにしてもせいぜい13位が妥当だと更に思うけど、。

そもそもの日本ランカーとOPBFランカーとの力関係には疑問が多いんだよね。

 

空き1名分減って1名分のみ。

 

 

 

【スパーフェザー級】……尾川堅一さん(4)

5月6日に東上剛司さんに7RKO勝ちした金子大樹さんは当然1位のままで、

敗れた東上さんは6位から7位に小幅ダウン。

 

5月15日、ノーランカーに2-0勝ちした粟田祐之さんは15位のまま。

異動はそれだけ。

 

 

 

【ライト級】……西谷和宏さん(獲得)

5月21日に細野悟さんに1RKO負けした野口将志さんが7位から9位にダウン。

 

5月6日、佐々木基樹さんに3ー0勝ちした石川元希さんが10位にランクインで、

敗れた佐々木さんが8位から15位にダウン。

 

5月29日、フィリピンボクサーに5RKO負けしたハリケーン風太さんが

一個だけ下がっての13位で柳達也さんと入れ替わってるね。

 

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)

5月26日に岡崎祐也さんに6RKO勝ちした近藤明広さんは2位のままで、

敗れた岡崎さんは10位から11位にダウン。

異動はこれのみ。

 

 

 

【ウェルター級】……有川稔男(1)

5月6日にノーランカーに4RKO勝ちした豊嶋亮太さんは最下位11位のまま

なんだけど、少なくとも10位の大川泰弘さんと入れ替わるべきだと思うなあ。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(獲得)

1位だった丸木凌介さんが若干試合から遠ざかってるせいか3位にダウン。

2位だった細川貴之さんも4位にダウンして、

3位だった切間庸裕さんも5位にダウンして、

7位だった長濱陸さんが突然の1位に、

6位だった新藤寛之さんも突然系の2位に其々大幅アップ。

 

5月8日にインドネシアボクサーに2RKO勝ちした渡部あきのりさんが、

ランク表が空きだらけってこともあっての温情ランクインで10位。

 

 

 

【ミドル級】……西田光さん(獲得)

5月1日、胡朋宏さんとの決定戦を征した西田さんが王座ゲット。

敗れた胡さんは暫定王座から陥落して3位にランキング。

 

5月10日にあぐーマサルさんに3-0勝ちした成田永生さんが7位にランクイン。

 

空き8名分あるにもかかわらず敗れたあぐーさんは6位からの残念ランクアウトで、

彼は年齢的なこともあるし、多分これで引退なんだよね。

 

 

 

【保留選手リスト】

原隆二さん、山中竜也さん、八重樫東さん、河野公平さん、五十嵐俊幸さん、

江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、村中優さん、大森将平さん、

益田健太郎さん、岩佐亮祐さん、亀田和毅さん、細野悟さん、大沢宏晋さん、

内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、岡田博喜さん、亀海喜寛さん、

野中悠樹さん、村田諒太さんの計22名。

 

5月21日でのタイトル戦に敗れた八重樫さんが新規リスト入り。

5月13日、村中さんはイギリスでのタイトル戦に0-3負け。

5月21日、細野さんは日本ランカー相手に1RKO勝ち。

5月20日、村田さんは不可解な判定で1-2負け。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

先週末は4レースに参加して収穫ゼロ。

4日の東京11Rは同じ組み合わせの3連複なら43,500円ゲットだったんだけど、

それは単なる皮算用なんだよなあ……。

 

 

 

2017年6月 4日 (日)

後楽園ホール・6月3日

 

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「あ、あのさあ、ボクシングなんだから抑え込みっていうのはさあ……。」

 

 

 

ジャイアンツの9連敗はどれくらいぶりかは知らないけど、

それを実現するのは多分想像以上に難しいことで、

大体が途中で何となく勝っちゃうもので、

こうなったらもう1軍と2軍を総入れ替えするしかないんじゃないかなあ。

 

 

 

昨日はタイやフィリピンボクサーが満載だったもんで、

どうなのかなあって思いながらの観戦だったんだけど、

2人のB級デビューボクサーの天国と地獄の結末とか、

3連敗中の立て直し戦が2試合あって、5年振りの復帰戦もあったし、

登場したフィリピンボクサー2人が予想以上の好ファイターだったこともあって、

中々面白かったんだよね。

 

 

 

① 長谷川晃亮君(熊谷コサカ)×中村雅俊君(厚木ワタナベ)

                            ………LF 4R

0勝3敗(3KO)の20歳・埼玉県と、0勝1敗(1KO)の28歳・北海道。

 

初勝利目指し組同士。

 

<1R>

7~8㎝ほど上背優位な中村君が長いリーチを生かしきれない中、

長谷川君が要領よく中に踏み込んでの左右フックでヒットヒット。

 

中村君はガードも若干お粗末なもんで被弾を増やすまま、

終了ゴングが鳴った時には早くも顔面を赤くしてたんだわ。

 

<2R>

相手の最初のワンツーさえ警戒してれば長谷川君はほぼ大丈夫そうで、

中村君はその後も顎が跳ね上がる程の被弾を何度も繰り返してたんだわ。

 

残り1分、中村君のチョン打ちを喰らって長谷川君、

いきなりメッキリしてしまってそういうところが3連敗中って感じだったんだけど、

何とか試合の主導権を奪われないままラウンド終了ゴング。

 

 

試合の行方がほぼハッキリしてしまったもんで一旦の休憩タイム。

 

やっぱり中村君はあのままだったみたいで結局、

39-37×3ってことで長谷川君が3-0初勝利。

 

 

 

② 新屋叶多君(全日本P)×関島優作君(KG大和)……Fe 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、21歳・栃木県と、

1勝(1KO)1敗の20歳・神奈川県。

 

出場するボクサーは当然その誰もがガチだとは思うんだけど、

観客としてはそう思えないことも多くて、

この日は実はこの試合だけが唯一だと思ってたんだよね。

新屋君の名前は “キョウタ” って読むんだってね。

 

<1R>

二人共かなりちゃんとしたボクサーで中々いい感じだったんだわ。

 

ただフレーム的に優位だった新屋君の仕掛け遅れが徐々に目立ってきて、

スピードを生かした関島君の攻勢が流れを作ってたんだわ。

関島君としては相手の最初のワンツーさえ貰わなければ大丈夫そうだね。

 

<2R>

そもそも新屋君はもっともっとの手数が必要だったし、

連打の際のストロークがデカくてクリーンヒットに繋げられないままだったんだけど、

残り35秒、やっとやっとの左ストレートで関島君をヨロケさせてたんだわ。

 

ラウンド序盤はほぼ関島君優勢のままに推移してたんだけど、

もっと行けるところで躊躇してたのがこういう被弾に繋がったって感じだったなあ。

 

<3R>

自分の中では勝負の分かれ目のラウンドで、

それは二人にも解ってたみたいで、まずは新屋君が手数を頑張ったんだけど、

中々正確なヒッティングが叶わないでいた残り1分20秒、

関島君の左アッパーからの右ストレートが実に見栄え良くヒットして

いつの間にか新屋君の顔面がかなり傷付き始めたんだわ。

 

再度流れを取り戻しはしたんだけど関島君、

相手に狙われなかったから助かってたけど、

打ち出した後の腕の引きが甘くてガードが緩くなる場面も目に付いたんだけどね。

 

<4R>

劣勢な新屋君が飛ばし返せるかってところだったんだけど、

手は出しているんだけどまだまだ腕振りのスピードで遅れをとってて、

当てる前にヒットされるっていう場面の連続で、

見栄えの良くない被弾を増やしていってたんだわ。

 

残り40秒からのお互いの必死感は格別ではあったんだけど、

気持ちが有効打に繋がらないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで関島君のほぼ圧倒3-0勝ち。

 

 

試合後に関島君を話をする機会があったもんで、

上に書いたような感想を伝えたんだけど、

関島君は関島トレの息子さんなんだって、片渕会長に教えて貰ったんだわ。

 

 

 

③ 石澤開君(M・T)×何チャラ・サイトーン……48.5㎏ 6R

デビュー戦の20歳・神奈川県と、7勝(3KO)2敗の17歳・タイ。

 

アマ戦績28勝14敗の石澤君のB級デビュー。

 

石澤君が無難なプロデビューを飾る為にはサイトーンジムは最適で、

この日もキッチリ倒れ屋ボクサーを用意したんだわ。

 

ってことで案の定、1Rの初っ端から二人の力量差は歴然というか、

タイボクサーは誰と試合してこの戦績なのかっていうほどのテイタラクで、

もしかしたら殴ったらダメだよって事前に諭されてたのかって感じで、

もう少し上手にやらないと招聘禁止になってしまうほどだったんだわ。

 

開始12~13秒ほどで既に時間の問題になってしまったもんで即の休憩タイム。

 

結局、次の2R、1分03秒でのKO決着だったってね。

 

 

 

④ 何チャラ・リゾート×水谷直人君(KG大和)……54.5㎏ 4R

9勝(3KO)2敗1分の17歳・タイと、

3勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、28歳・神奈川県。

 

アマ33勝10敗の割には苦戦してる水谷君は3連勝後の現在3連敗中で、

何とか立て直せってことでの温情マッチメイクだったんだよね。

 

この試合は殆どまともに見てなかった上での何となくなんだけど、

水谷君の戦い方にはまだ吹っ切れた感じがしなくて、

絶対負けられない試合ってことでの慎重さと緊張だったと思うんだけど、

それにしてもこの程度の相手に時間が掛かり過ぎだと思ったんだよね。

 

 

結局、4R1分42秒にKO勝ちしたんだけど、

その結末に関してのレフェリーの判断が如何にもお粗末だったんだよね。

 

何チャラ・リゾートが赤コーナー前でバッタリうつ伏せに倒れ込んだ瞬間、

レフェリーは右手の平を額にポンポンって当てて、

これはバッティングによるダウンだって明確にジェスチャーしたんだけど、

何チャラ・リゾートがやる気を見せないままバッタリしたままだったもんで、

碌にカウントしないまま突然KOエンドにしてしまったんだわ。

 

それまでに殆ど勝負は付いてるような状況だったし、

もうどうでもいいっていう両陣営共の思惑だったみたいで皆スルーしてたけど、

あの場面、スーパーバイザーやインスペクターのシカトは問題だったし、

レフェリーがジャッジに確認する事を怠ったのも明らかに不手際な訳で……。

 

 

 

⑤ 何チャラ・ヤーコム×遠藤清平君(RK蒲田)……Fe 6R

11勝(4KO)6敗2分の24歳・タイと、デビュー戦のサウスポー、22歳・北海道。

 

アマ戦績42勝18敗の遠藤君のプロテストを偶然に見る機会があって、

その時は中々パワフルなパーフォーマンスだったんだわ。

 

<1R>

ガッシリした体躯の遠藤君は思いの外慎重な立ち上がりをしてて、

プロテストの時の印象とは若干違ってて、

手数が少なくて一発狙いが目立ってたんだわ。

 

それでも二人の力量差というか圧力感には随分の差があって、

開始40秒、遠藤君のいきなりの左ショートがヒットしてヤーコム、

思わずリングマットに右手を着いてしまってダウン。

 

殆どダメージを残さないままにリスタートしたヤーコムに対して遠藤君、

やっぱりガードが低いままの粗っぽいボクシングを続けてた残り3秒、

それでもそこまで殆ど圧倒的に優位に進めてて、

更に相手を追い込んでフィニッシュに入ろうとしたその刹那の自コーナーすぐ前、

思いっ切り前掛かりになってたところだったんだけど、

ヒョイッて感じで出したヤーコムの左がモロ直撃してしまって何となんとナント、

遠藤君が驚愕の一発ダウンを喰らってしまったんだわ。

 

余りの直撃の末の余りの倒れ方だったもんで、

それを目の前で見せられた陣営からカウント途中でのタオルインで、

3分01秒、遠藤君の衝撃的なTKO負けだったんだわ。

 

 

薄っすら伝え聞いたところによると遠藤君、

プロテスト前後から体のあっちこっちに故障を抱えてたってことで、

スパー中に更に傷めてしまっての最悪のコンディションだったみたいで、

それならデビューを急ぐことはなかったんじゃないかって思ったんだけどね……。

 

 

 

⑥ サン・何チャラ×仲里周磨君(ナカザト)……SFe 6R

13勝(6KO)13敗2分の30歳・タイと、5勝(4KO)0敗1分の20歳・沖縄県。

 

<1R>

仲里君は拳をケガして以来1年振り以上の実戦だったんだけど、

慎重な立ち上がりをする中、構え方からショットの打ち出しまで迫力満々で、

まずは大丈夫そうな感じで、相手のタイボクサーは威圧されっ放しで、

ラウンド終盤は逃げ回るのに精一杯で攻めるまでは全く出来てなかったんだわ。

 

<2R>

相手の戦闘態度が今一だったせいか仲里君、

更に獰猛さを強めていったんだけど、

そうなるとそれにつれカッチリした感じが失われるのは自然の成り行きで、

この日は思いっ切り殴って拳が痛くならなければそれでOKって感じで、

2分53秒、この回2度目のダウンゲットをしたところでレフェリーストップエンド。

 

 

 

⑦ 何チャラ・リゾート×宇津見義広君(ヨネクラ)……SB 6R

8勝(2KO)3敗の18歳。タイと、12勝(7KO)8敗(1KO)3分の33歳・東京都。

 

現在3連敗中の宇津見君には1年振りの試合だし、年齢も33歳だし、

所属ジムは閉鎖されてしまうしで色々大変だったんじゃないかって……。

有岡康輔君とか中川公弘君達が彼の応援に来てたんだわ。

 

<1R>

相手の方が4~5㎝ほど上背があるし15歳も若いしってことで、

宇津見君がどんな動きをするかって見てたんだけど、

左ボディブローは中々良かったんだけど、

一方では元々ガード位置が低い上に打ち終わりが甘くなるところも目立って、

不用意な右ストレートを被弾することも多かったんだわ。

 

<2R>

大分こなれてきたか宇津見君、動きに溌剌さが増してきて、

トリッキーなフットワークを混ぜ込みながら見栄えのいい打ち込みだったんだけど、

打ち終わりが雑なのが改善されないままで、

ラウンド中盤までに稼いだポイントを少しづつ吐き出すって感じだったんだわ。

 

<3R>

若干乱暴過ぎるパンチが交差することが多くなっていって、

お互いに1~2発打ってすぐ絡み合うっていう場面が増えていって、

それほどには見えなかったんだけど突然のような感じで、

宇津見君がホールディング減点を喰らってしまったんだわ。

 

リスタート後の宇津見君はその減点をきっかけに火の玉変身で、

残り34秒の北西ポスト前、まずは2発目の強烈左ボディブローでダウンゲット。

 

リスタート後の残り13秒、試合はその前に殆ど終わってたんだけど、

今度は渾身の右ボディを打ち込んで2度目のダウンゲット。

 

 

もう立ち上がれませんポーズのままのカウントアウトで、

2分59秒、宇津見君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合目にちょっと話した時の宇津見君は少なからずのプレッシャーを感じてて、

自分も少し心配してたんだけど、まずは良かったヨカッタってことなんだけど、

打ち終わりに防御が甘くなるのは何とか改善しないと、

厳しい相手は許してくれないから、体の傾け方とか頭の位置だとか、

引き手を早くするとか、たまにはフルガードしてみるとか色々やらないと、

狙い打ちされる危険を残したままだったからね。

 

 

 

⑧ コーチ義人君(角海老)×グレン・メデュラ……Fe 6R

11勝(3KO)2敗(2KO)1分の25歳・東京都と、

8勝(5KO)2敗1分の国内6位、21歳・フィリピン。

 

コーチ君が復帰するっていうのはかなり以前に本人から聞かされてたんだけど、

それでもおよそ5年振りになるもんで、

この日の試合の中でその行方が一番気になってて、

相手はタイボクサーではないんだけど、どういう勝ち方をするかってことで、

中川勇太さんとか松本竜也さん達にコンチワされつつの……。

 

コーチ君は必ずしも打たれ強くないから、

余り男気を出し過ぎて無茶な打ち合いをしないことなんだよね。

 

相手のメデュラの方はフード付のガウン着ての登場でちょっと大げさだったね。

 

<1R>

階級一個上げて登場したコーチ君は相手より3~4㎝ほど上背があったんだけど、

ドッシリした感じが以前とは違っててちょっと驚いてしまったんだわ。

 

メデュラはかなりパワフルな上にそこそこのスピードもあって、

侮るのは危険だっていう雰囲気を醸し出してたんだけど、

コーチ君のジャブは相手の反応可能域を超えてたようなところがあったし、

ラウンド終盤のボディブローにも冴えを見せてたんだわ。

 

ただ久し振りの実戦だったコーチ君も全くの無傷ってことではなくて、

開始1分24秒には右ストレート、残り25秒には右フックって、

かなり危険度の高いショットを打ち込まれてたんだわ。

 

<2R>

メデュラは鋭く踏み込んでの左ストレートから始めることが多くて、

それはまるでジャブの代わりを務めさせてるような感じだったんだけど、

ショートとロングや上下のコンビネーションを華麗に使い分けてコーチ君、

自分が憶えてる彼のボクシングを展開し始めて、

これで主導権を獲ったなって思ってた残り僅か1秒の北西ポスト前、

左右のボディブローから右ショートを直撃させて見事なダウンゲット。

 

<3R>

これまでもコーチ君はいい雰囲気で攻め立ててる時にアレッいう感じで、

カウンターのタイミングでいいのを貰ってしまうことが多かったもんで、

ここからが集中集中ってところで、メデュラも更に力を込めてきて、

右ショットをフックとアッパーで使い分けての必殺系の振り込みだったんだわ。

 

それでもこの日のコーチ君はやっぱり少しは大人になってたみたいで、

ボクシング自体にもそれが現れての冷静な対応に終始してて、

この回もワンツーボディからの右ストレートが抜群だったし、

中盤過ぎからの1分間の攻め込みは実に圧巻だったんだわ。

 

<4R>

コーチ君は再度丁寧にジャブから組み立ててドッシリ感さえあって、

ラウンド終盤にメデュラの右目上をヒットカット出血させてたんだわ。

 

会場からは行けとか倒せ打とか色々勝手な声が飛んでたんだけど、

何しろ5年振りのリングだし、ヘタは打てないってことで、

彼はそもそも倒し屋ではないんだし、自分はこのままでいいって思ったなあ。

 

フィジカルと気持ちの強さは充分に見せてたけどメデュラ、

このラウンド10:8.5ほどもの大差を付けられてしまったんだわ。

 

<5R>

何とかカッコは付けてたけどメデュラには足元のシッカリ感が失われつつあったし、

腕振りも鈍くなってきたのは明らかで、

バランスを保てなくなったところにコーチ君が的確な連続打ち込みで、

2分過ぎの南ロープ近くだったかなあ、

右ストレートを3発続けざまに打ち込んだところでレフェリーストップエンド。

 

止められたメデュラはとっても不満そうにしてたんだけど、

ここまでの5ポイントを失ってる上での超劣勢だったから仕方ないよね。

 

 

自分の中では彼がどういう勝ち方をするかがポイントだったもんで、

試合後控室に戻るコーチ君に 「合格!」 とだけ伝えたんだよね。

 

 

 

⑨ 渡部大介さん(ワタナベ)×ジュン・ブラゾ……56㎏ 8R

5勝(3KO)2敗(1KO)のランク3位、25歳・北海道と、

7勝(6KO)2敗3分の国内15位、24歳・フィリピン。

 

試合前の渡部さんのミットは小口トレが受けてて、

高橋トレと久我勇作さんと源大輝さんが付いてたんだけど中々の迫力だったね。

 

渡部さんはファイナリストだし、この日唯一ランカーとしての8回戦だったし、

どんな勝ち方をするか、ちゃんとしたパフォーマンスが出来るかだったんだわ。

 

<1R>

ブラゾは一つ前の試合のメデュラと同じように、

ジャブの代わりに左ストレートボディをきっかけにするボクサーで、

肝心の右をかなり力づくで大きく振っていってたんだわ。

 

打ち負けちゃマズイってことか渡部さんも出だしにしては振りが大きくて、

何だか肩に力が入り過ぎてるような感じだったんだわ。

 

<2R>

渡部さんは若干振り過ぎのフック系よりストレート系が抜群の当たりで、

早くもブラゾの顔面がそこそこ赤くなってきたんだわ。

 

お互いに戦いたい距離が同じだったし、ボクシングスタイルも近いモノがあって、

いい感じで噛み合って試合の行方が気になる気になるだったんだけど、

ブラゾの一発のパワーは侮れないものの、

攻撃の引き出しの多さでは渡部さんだったなあ。

 

<3R>

相変わらず力強くはあったんだけどブラゾ、全てが一本調子で、

攻撃に入る際にも殆どフェイントを使わないから結構見極めやすくて、

だから渡部さんが追い込まれるってことは全く無かったんだわ。

 

<4R>

ラウンド終盤に3度ほど危険なタイミングでお互いの右が交差したんだけど、

渡部さんとしてはそんなに真正面から付き合う必要は無い訳で、

出入りとか左右への動きを含めてもう少し華麗に振る舞うべきなんだわ。

 

<5R>

好戦的なブラゾが更に手数を上げてきて、

大きく被弾はしなかったんだけど渡部さん、手をこまねいてる感じだったんだわ。

 

<6R>

ブラゾは充分なスタミナを備えてるボクサーのようで手数が落ちなかったし、

一発いいのを貰うと却ってそこから詰めて反撃していってるし、

渡部さんが気持ちよく追撃させないように踏ん張ってたのは流石だったんだわ。

 

ただ、ここに来て当たりの綺麗さでは随分差が出てきたって感じだったんだよね。

 

<7R>

渡部さんからは若干淡々と試合してる感じが漂いつつあって、

そりゃ間違いなく勝ちは勝ちなんだけど、もうひと飛ばしが見たいところでもあって、

右ボディを4発ほど強烈に打ちこんだ後の一押しがなあ……。

 

それにしてもブラゾはまだ試合を諦めてなくて、

ちょっとでも渡部さんが体勢を崩すような場面を見せようものなら、

それこそ鬼のように突っ掛っていってたんだわ。

 

<8R>

お互いのやり取りのパターンがシッカリ固まってしまったモンで、

今更新しい展開は訪れそうになかったんだけど、

それでも渡部さんのボディ主体のコンビネーションは、

明らかにブラゾの反撃を抑え込んでたんだわ。

 

それまで踏ん張ってたブラゾも最後にきてこれはダメそうだって諦めが出たか、

残り1分からはシンドそうなのが見えてきてクリンチが多くなっていったんだわ。

 

 

ってことで自分は79-73だったんだけど結局、

80-72、79-73、78-75ってことで勿論渡部さんの3-0勝ち。

 

 

 

それしても三迫会長がアレンジするフィリピンボクサーはいつも絶妙で、

見応えのある試合になるんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① コーチ義人君

② 渡部大介さん

③ 関島優作君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

今日4日は4レースに参加するつもりで3連単フォーメーションで各22点、

合計88点買いだから8,800円以上の配当を期待。

 

・東京11R……⑥⑮→⑥⑦⑮⑯→⑥⑧⑭⑮⑱

・東京12R……⑤⑫→①⑤⑪⑫→②⑤⑩⑫⑭

・阪神10R……⑧⑫→②③⑧⑫→⑦⑧⑩⑫⑯

・阪神12R……④⑤→④⑤⑨⑭→①④⑤⑩⑪

 

 

 

 

2017年6月 3日 (土)

6月のボクシング

 

Img_1131

“サツキ”

 

こういう風に縁の色が強調される花弁はサツキでも珍しいんだわ。

 

 

 

6月のボクシングは今日から始まって自分は7ボクシングに参加予定なんだけど、

狂熱の世界戦ラッシュが一段落して、いつもの落ち着いたメニューなんだけど、

それでもOPBF戦から日本タイトル戦、過酷なランカー戦やランカー挑戦試合、

それに新人王トーナメント予選等々そこそこ中身が濃いんだよね。

 

 

≪6月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・6月 3日……(後楽園)

渡部大介、コーチ義人、宇津見義広、仲里周磨、遠藤清平。

 

 

・6月 4日……(山口)

アクセル住吉×中谷有利。

 

 

・6月 8日……(後楽園)

竹中良×ノ・サミュング、麻生興一×今野裕介、鈴木悠介×中野敬太、

諏訪佑×篠塚辰樹。

 

 

・6月13日……(後楽園)

粉川拓也×黒田雅之、中山佳祐×リチャード・クラベラス、松澤拳×小林譲二、

富施郁哉×秋間瑞樹、武藤準×柴沼智樹、白鳥大珠、湯場海樹。

 

 

・6月15日……(後楽園) 東日本新人王トーナメント 

ジロリアン陸×角田知浩、川渕大地×長谷川慎之介、岡田真虎×赤羽根烈。

 

 

・6月19日……(後楽園)

新井雄大×堀陽太、勅使河原弘晶×栗原慶太、山田智也×小林和優。

 

 

・6月23日……(後楽園)

稲垣孝×金本祥平、コブラ諏訪、中根一斗。

 

 

・6月25日……(町田)

井上浩樹、阪下優友。

 

 

・6月25日……(札幌)

佐々木洵樹、玉山将也、高林良幸、澤田京介。

 

 

・6月30日……(後楽園)

坂本大輔×川崎真琴、星大翔×らいす林、岡田博喜、土屋修平、松本竜也。

 

 

 

≪6月のボクシング期待度ベスト18≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 粉川拓也×黒田雅之

② 麻生興一×今野裕介

③ 勅使河原弘晶×栗原慶太

④ 坂本大輔×川崎真琴

⑤ 竹中良×ノ・サミュグ

⑥ 鈴木悠介×中野敬太

⑦ 新井雄大×堀陽太

⑧ 星大翔×らいす林

⑨ 山田智也×小林和優

⑩ 中山佳祐×リチャード・クラベラス

⑪ 諏訪佑×篠塚辰樹

⑫ 稲垣孝×金本祥平

⑬ 富施郁哉×秋間瑞樹

⑭ 武藤準×柴沼智樹

⑮ 松澤拳×小林譲二

⑯ 川渕大地×長谷川慎之介

⑰ ジロリアン陸×角田知浩

⑱ 岡田真虎×赤羽根烈

 

 

 

【村木田渾身競馬】

今日3日の東京、阪神には狙えるレースが無いもんでスルーってことで、

競馬新聞が無駄になってしまったんだわ。

 

 

 

 

2017年6月 2日 (金)

5月度ベストボクシング

 

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“何……?”

 

 

何の写真か解り難いと思うんだけど、

高圧線の修理か点検中ってことで、

真ん中の3つの黒いかたまりはその作業員なんだけど、

自分は典型的な高所恐怖症なもんで、全く考えられない職業なんだよね。

 

 

 

5月は現場観戦が9回、テレビ観戦が2回の計11回だったんだけど、

メニュー的には中身の濃い興行が多かったんじゃないかなあ……。

 

 

≪5月度ボクシングベスト20≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 比嘉大吾×ファン・エルナンデス (2)……6RKO

② 西田光×胡朋宏 (6)……3-0

③ 長嶺克則×富岡哲也 (5)……6RKO

④ 石川元希×佐々木基樹 (14)……3-0

⑤ 井上尚弥×リカルド・ロドリゲス (4)……3RKO

⑥ 金子大樹×東上剛司 (11)……7RKO

⑦ 古橋岳也×本田正二郎 (22)……3RKO

⑧ ユーリ阿久井政悟×大保龍斗 (21)……1RKO

⑨ 近藤明広×岡崎祐也 (12)……6RKO

⑩ 内藤未来×高原亮 (23)……2RKO

⑪ 山下賢哉×岩井尚斗 (15)……4RKO

⑫ 田中恒成×アンヘル・アコスタ (ー)……3-0

⑬ 高橋竜平×田中一樹 (17)……3RKO

⑭ 中谷潤人×工藤優雅 (10)……2-0

⑮ 成田永生×あぐーまさる (19)……3-0

⑯ 住田愛斗×花森成吾 (27)……1RKO

⑰ 小坂烈×佐川遼 (ー)……2RKO

⑱ 飯見嵐×野口貴彦 (ー)……2RKO

⑲ 豊嶋亮太×馬場一浩 (25)……4RKO

⑳ 薮﨑賢人×頼政和法 (ー)……1RKO

 

*期待度順位ベスト10内で選モレした試合は……。

・アッサン・エンダム×村田諒太 (1)……2-1

・拳四朗×ガニガン・ロペス (3)……2-0

・松永宏信×矢田良太 (7)→中止

・田之岡条×長井一 (8)……3-0

・八重樫東×ミラン・メリンド (9)……1RKO

 

 

 

明日の後楽園ホールは9試合が組まれてるんだけど、

そのうちの7試合がタイやらフィリピンボクサー絡みなもんで、

行くのは止めようと思ってたんだけど、

コーチ義人君の復帰戦とか宇津見義広君の約1年振りもあるし、

渡部大介さんとか仲里周磨君の動きを確認するのもいいかなってことで……。

 

 

 

 

 

2017年6月 1日 (木)

後楽園ホール・5月31日

 

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「この度は誠にどうも申し訳ないことでして……。」 (ホセ・メンドサ)

 

 

 

この前書いた宇宙に関することの続きなんだけど、

銀河を繋ぎ留め更には接近せしめ、時には銀河衝突を引き起こさせるのが

ダークマターなんだけど、そのダークマターより更に強大なエネルギーがあって、

“ダークエネルギー” って呼ばれてるんだけど、

これはダークマターと違って銀河を延々に拡散させるというか、

宇宙そのものを限りなく膨張させるパワーがあって、

結果的には夜空に一つの星も見えない世界を作り上げるんだってさ。

 

ダークマターもダークエネルギーにしても、

未だその存在を確認できてないもんだから “ダーク” って言われてるんだけど、

それらが無いと宇宙っていうものを説明できないんだってさ。

 

 

 

昨日は東日本新人王トーナメント予選で当初は12試合が組まれてたんだけど、

第12試合にエントリーしてた塚本貴史君が棄権してしまっての全11試合で、

そのうち8試合がKO決着だったんだけど、

全体に雑な感じの試合が多かったし、力量差が目立ったんだわ。

 

 

 

① 伊佐春輔君(川崎新田)×山本要君(ワールドS)……Mm

3勝(1KO)0敗の19歳・神奈川県と、2勝1敗(1KO)の22歳・埼玉県。

 

伊佐君はこの階級の優勝候補の一人なんだよね。

 

<1R>

山本君はプレスを掛けながら先手は取るんだけど当たりが雑で、

肩に力が入り過ぎてるせいかパンチの効きが良くないんだわ。

 

試合序盤は動きが今一だった伊佐君だったんだけど、

1分過ぎからはスムースさが増してきて、

当たりの綺麗さで圧倒して徐々に山本君の顔面を赤くしていって、

最後は鼻血を見舞ってたんだわ。

 

<2R>

相変わらず山本君はジャブを省略した力技に頼り過ぎで、

力を込めた連続打ちからは気持ちの強さは感じたんだけど、

一段落した直後の打たれ方の形が如何にも悪過ぎだったなあ。

 

<3R>

劣勢が続いてた山本君が気持ちを立て直しての先手先手で、

甲乙付け難いショートの乱打戦が長い時間続いたんだけど、

このラウンドは辛うじて山本君の手数勝ちかなあ。

 

<4R>

まだまだ山本君は頑張ってて、

数は沢山打ってたんだけど効果的には打ち切れてなくて、

自らの顔面の傷みが進んでるのと比較して、

相手に目立ったダメージを負わせるまでには至ってなかったんだよね。

 

山本君の踏ん張りに最後は伊佐君もスタミナを削られてしまって、

思う通りの戦いが出来なかったみたいだったんだけど、

微妙だった中、敢えてのポイント差ってことになるとやっぱり伊佐君だったなあ。

 

 

ってことで自分は39-37で伊佐君だったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことでやっぱり伊佐君の2-0勝ちだったね。

 

 

伊佐君の次の戦いは9月26日なんだけど、

ボクシング全体のレベルは高いんだから、

もう少しスタミナを付けるべきじゃないかって思ったなあ……。

 

 

 

リングサイドに詰めてるカメラマンは、

どれだけ低い姿勢を保ち続けられるかで力量が知れるんだけど、

来てる服でもプロ意識の差を見分けられる訳で黒か濃グレー系が基本で、

ピンクとか黄色のTシャツなんか着てるカメラマンは殆ど素人レベルに近くて、

あんたがキラキラ目立ってどうするんだって感じしかしないし、

そもそも目障りなんだよね。

 

 

 

② 大橋波月君(10COUNT)×堀井俊佑君(ワタナベ)……LF

2勝(1KO)0敗の18歳・神奈川県と、0勝1敗の22歳・秋田県。

 

山川豊さんがドカッと隣に座って来てコンチワってことで、

この日3人登場のワタナベジムの若手の応援だったんだわ。

 

<1R>

圧倒的な勢いでスタートしたのは大橋君で、

いきなりの右ストレートで感じを掴んでからは更に一気一気で、

気押されてしまった感じの堀井君が劣勢を立て直せないままだった0分58秒、

大橋君は一気に堀井君を青コーナーに追い込んで、

正に狙い澄ましたような右ストレートだったんだけど、

堀井君の首の骨が折れてしまうんじゃないかって程の強烈打ち込みで、

堪らず堀井君が一瞬で崩れ落ちてしまったんだわ。

 

カウントが数えられ始めた直後に陣営からタオルインで1分04秒、

このクラスAグループの唯一の優勝候補大橋君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

この階級Bグループの圧倒優勝候補は次の試合の安藤君なんだもんで、

最終的にはこの二人が決勝戦を戦うことになると思ってるんだよね。

 

 

 

③ 安藤教祐君(KG大和)×脇山貴継君(ワタナベ)……LF

2勝(2KO)0敗の26歳・宮崎県と、1勝1敗の18歳・福岡県。

 

<1R>

積極的に詰め詰めして先に仕掛けて行ったのは脇山君で、

途中まで安藤君が対応しかねてる場面が続いたんだけど、

1分半を過ぎる頃からは落ち着いて中間距離をキープ出来るようになって、

そうなるにつれ脇山君の攻め手が大分減ってしまってたんだわ。

 

脇山君はガーッと行く時と大人しくなる時の差が結構大きかったんだわ。

 

<2R>

ラウンド序盤の飛ばしはまたしても脇山君で、

ノールックの右フックが結構当たるようになったんだけど、

この回も半分を過ぎる頃にパッタリ勢いが落ちてしまって、

安藤君に中間距離を維持されて為す術を無くしてしまってたなあ。

 

<3R>

脇山君が追い込まれ気味のままに終わってしまいそうだったんだけど、

隣で山川さんが言ってたように脇山君の踏ん張りはここからが本番で、

1分27秒、安藤君の右アッパーを喰らってグラッとしてからが本気出しで、

一瞬危なかったところからの猛反撃で右ストレートを2発打ち込んで、

スタミナでは大きく後れをとってる感じの安藤君が逆追い込まれだったんだわ。

 

<4R>

脇山君はテクニック的にはまだまだなんだけど、

頑張る気持ちの強さは安藤君を遥かに凌いでて、

1分過ぎからの超乱打戦でも安藤君のハァーハァーの方が目立ってて、

腕振りにも力が込め切れてないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-37、39-38×2ってことで安藤君の3-0勝ちだったんだけど、

いくらなんでも安藤君のフルマーク勝ちは無いんじゃないかって思ったなあ。

 

 

この日の感じだけだと安藤君はテクニックを支えるだけの体力に欠けてて、

馬力で攻めてくる大橋君には苦戦しそうな感じがしたんだけどね……。

 

 

 

④ 河野勇太君(SRS)×石井優平君(宮田)……F

1勝2敗(1KO)の24歳・東京都と、1勝(1KO)0敗1分の20歳・静岡県。

 

石井君はこの階級Aグループの優勝候補の一人なんだけど……。

 

<1R>

河野君は一回り体のデカイ石井君に気負わされてた感じのスタートで、

打ち出しにも自信が感じられないままで、

石井君が普通に力づくで倒してしまいそうな感じだったんだわ。

 

 

対等の戦いにはなりそうに無かったもんで1Rで離席したんだけど、

その後3Rを見てたら河野君が思いの外の盛り返しで、

石井君の見た目の馬力は長い時間は保てそうにないってことが解ったんだわ。

 

どうなるのかなあって見てたらそれでも元々のパンチ力の差は如何ともし難くて、

最初のダウンゲットと同じくリスタート後も右ストレートを貰ってしまって河野君、

ついに力尽きての1分50秒、レフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

石井君、次は7月25日でこの後の試合の勝者が相手なんだよね。

 

 

 

⑤ 頼政和法君(L玉熊)×薮﨑賢人君(セレス)……F

2勝(2敗)3敗1分の24歳・東京都と、

0勝1敗1分のサウスポー、19歳・千葉県。

 

<1R>

10㎝ほども上背がある相手に対して藪﨑君、鋭い前詰めからの先手先手で、

頼政君は距離を測りかねてる間に細かい被弾を繰り返してたんだわ。

 

頼政君が手をこまねいたままだった残り1分弱、

出会い頭系に藪﨑君の左ストレートが鋭く直撃して、

リング中央で頼政君が腰からスットンダウンしてしまったんだわ。

 

リスタート後の藪﨑君は実に手際のいい追撃で一気に頼政君を追い込んで、

最後は赤コーナーから逃げられないようにしてのドカ打ちで、

打ち返せず逃げも出来ずを見計らったレフェリーがストップエンド。

 

 

ってことで2分23秒、藪﨑君のTKO勝ちだったんだけど、

彼は全体のバランスがとっても良かったし、

この日のようなパフォーマンスが出来るなら石井君もウカウカ出来ないね。

 

 

試合後にすれ違った藪﨑君はコクッと小さく目配せしてきたんだけど、

自分の事を知ってるのかなあ……。

 

 

 

⑥ 大平智成君(新日本カスガ)×今川未来君(木更津GB)

                                ………SF

0勝2敗(2KO)1分の34歳・長野県と、

3勝(1KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県。

 

レフェリーの蜂須賀・ジョンさんは初めてのレフェリーじゃなかったかなあ……。

 

<1R>

大平君はシッカリガード固めてのにじり寄りで、

距離が詰まったところでの左右フックオンリーっていう片寄ったボクシングで、

経験の浅いボクサーにとってはそれでもやり易いスタイルじゃないんだけど、

これが7戦目の今川君の対応が抜群で、

中間距離からの素早いワンツーを粘り強く頑張ってて、

そのうちの幾つかは大平君の顔面を傷め付けてたんだわ。

 

そういうやり取りがシッカリ固まってしまったし、

大平君は近寄らせて貰えないとポイントの取りようが無かったもんで一旦離席。

 

 

気分転換に席を替えたところに西田光さんと古橋岳也さん、

それに宮崎辰也君がいたんだわ。

 

その後を見てたら今川君が中々いいボクシングを続けてて、

一発必殺系ではないんだけど、隙間の少ないところを丁寧に突き続けてて、

既に大平君の顔面は相当赤く腫れてきて動きも鈍くなった3R1分09秒、

それまで相当貰い続けてたって事もあってのレフェリーストップエンド。

 

 

今川君の次の試合は7月25日で、

相手はBグループ唯一の優勝候補の小笠原梢太君なんだけど、

この日のように丁寧に粘り強い攻撃が再現出来れば可能性はあって、

そもそもあれだけ動き続けて打ち続けてのスタミナは大したモンなんだわ。

 

 

 

⑦ 野口貴彦君(オークラ)×飯見嵐君(ワタナベ)……SB

0勝0敗1分の26歳・東京都と、デビュー戦の20歳・愛知県。

 

この階級の絶対的優勝候補はBグループの濱田力君で、

敢えてAグループから候補を選ぶとすればこの日デビューの飯見君で、

彼のアマ戦績は6勝(4KO)4敗なんだよね。

 

その飯見君、愛知出身だっていうのに応援団の数が半端じゃなかったんだわ。

一方の野口君は一見、中川家の礼二みたいな風貌してるんだよね。

 

<1R>

まだまだ荒削りで若干力づくでもあったんだけど飯見君、

野口君とは初っ端から腕の使い方を含めて体の動きがまるで違ってて、

左ボディの混ぜ込み方もレベルが違ってたし、

強いプレスからのショットには自信が漲ってたんだわ。

 

一方の野口君は1分半過ぎには既に時計を見やってて、

残り時間を気にするようになってたんだけど残り54秒、

左ボディからの右ストレートで北ロープまで吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

野口君は明らかな力量差を感じてしまったみたいで、

そこから為す術を無くしたままだった残り9秒、

飯見君のガッツン左フックを直撃されて野口君がダウン。

 

<2R>

勝負は既に前の回で終わってるような感じで開始すぐの6秒の南東ポスト前、

野口君も挑んでいってのショートやり取りの中、

飯見君のショートワンツーがヒットして野口君がこの試合2度目のダウン。

 

リスタート後、防戦意識が更に増した野口君の頭からの突っ込みが目立って、

バッティング減点を喰らってしまったんだわ。

 

その後、野口君も必死の抵抗を見せてたんだけど有効打に繋がらないままで、

最後は北ロープ前だったなあ、左右ボディでガードを下げさせられたところに

右ストレートをまともに貰ってしまって、ついにのレフェリーストップエンド。

 

 

ってことで1分59秒、飯見君のデビュー戦TKO勝ちで、

冒頭にも書いたように彼にはまだまだ粗削りなところがあるんだけど、

その粗っぽく出っ張ったところを徐々に削れば将来的には

素晴らしいボクサーに仕上がると思うんだよね。

 

 

その飯見君の次の試合は8月1日で相手はザッパ・トウキョウ君なんだけど、

この日の感じだと飯見君の勝ち上がりが濃厚で、

自分としては濱田力君との決勝戦が益々見たくなったんだよね。

 

 

 

⑧ 大場竜君(ジャパンS)×林大誠君(白井具志堅)……SB

1勝(1KO)2敗の21歳・東京都と、

1勝(1KO)3敗(1KO)1分のサウスポー、23歳・東京都。

 

<1R>

攻防の全てが大雑把な同士が当然のような雑なやり取りに終始してて、

フレームのデカイ林君が大場君の細かい動きを捉えきれないままで、

こりゃ大場君が押し切ってしまいそうだなあって思ってた残り1分16秒、

ドカドカフックを貰ってしまって案の定、林君がダウン。

 

リスタート後は二人共更に雑になってしまって、

ちょっといい当たりを見せた右アッパーを大場君がこれしかないって拘って、

アッパー、アッパー、アッパーって感じで打ち込み続けてたんだわ。

 

林君は最早戦意を喪失してしまったみたいだったもんで離席したら、

次の2R1分38秒、やっぱり林君のストップ負けだったね。

 

 

大場君の次の相手はシードの大内俊太朗君なんだけど、

これはちょっと予想し難いなあ……。

 

 

⑨ 中村賢治君(オークラ)×小嶋夏生君(石神井S)……SB

1勝2敗(1KO)の31歳・北海道と、2勝(2KO)0敗の24歳・新潟県。

 

<1R>

小嶋君はドッシリしてるしプレスも強いんだけど、

大きなショットで決めようとし過ぎてたし、

モッサリした動きが改善されてないままで、

中村君の先手先手のショートブローを山ほど貰ってしまってたんだわ。

 

<2R>

既に顔面を赤くしてた小嶋君が力づく度を上げていって、

まだまだ手数的には相手の4分の1くらい程でしかなかったんだけど、

それでも一発一発のパワーには大差があって残り31秒の東ロープ前、

ドッカンワンツーフックを打ち込んで中村君からダウンゲット。

 

<3R>

中村君も踏ん張ってはいたんだけど、

この回で決着するって決めてたかのような小嶋君の飛ばしは凄まじくて、

当たりの強さの差を前面に出してのパワー戦に持ち込んだジャスト1分、

余りの被弾を見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

小嶋君は次は濱田力君が相手なんだけど、

簡単に打たれてしまうところが目立ってたから濱田君優位だとは思うんだけど、

それでも3戦3KO勝ちと4戦4KO勝ちとの全勝対決は見逃せないね。

 

 

 

⑩ 高井裕一郎君(角海老)×御宿高裕君(RK蒲田)……L

1勝0敗のサウスポー、27歳・福島県と、

2勝(1KO)5敗(3KO)の32歳・静岡県。

 

高井君はナチュラルのライト級って感じの緩みが見受けられたんだけど、

今回はウェイト調整に苦しんだらしいんだけど、

これがまあ実に粗っぽい試合だったんだわ。

 

<1R>

まずはケンカ腰サウスポーの高井君が粗っぽく仕掛けて行って、

ガードもクソも無くブン回していったんだわ。

 

御宿君としてはその内側を突けるかってところだったんだけど、

踏み込みのタイミングを見出しかね続けて、

バッスンバッスン当てられて早くも顔面を赤くしてたんだわ。

 

<2R>

御宿君は詰めはするんだけど一瞬の仕掛け遅れが目立ってて、

まるでシロクマのような印象の高井君がペースを握りつつあった1分03秒、

最初の大直撃は何と御宿君の方で、直前に右を2発タイミングよく当て込んで、

高井君が後ずさるところに更に右ストレートを追い打って見事なダウンゲット。

 

高井君はそれ程のダメージを引きずることなくリスタートしてたんだけど、

残り3秒のところでのやり取りの中でバランスを崩してしまって、

思わずリングマットに右手を着いてしまってこの回2度目のダウン宣告。

 

<3R>

自分の中で2ポイントビハインドの高井君が反撃の大仕掛けで、

それはもう倒さなければ勝ちが無い彼としては当然の頑張りな訳で、

お互い殆ど有効打が認められなかった中、

それでも明らかな攻勢で高井君がラウンドゲットだったなあ。

 

それにしても御宿君、パンチを打ち出す瞬間がとっても危なそうで、

どうしても顎が上がり気味になってしまってたんだけど、

その事とポジショニングに関して柳光会長から檄が飛びまくってたんだわ。

 

<4R>

いずれにしても1ポイント差の最終回で、

高井君は倒さないと勝てないままだった一方、

御宿君としてはイーブンなら判定勝ちだし、

倒されない限りポイントを取られても敗けは無いって状況だったんだけど、

お互いのどちらがそれを把握してたかは知らないんだけど、

二人共勝負どころだっていうのは理解してたみたいで、

開始40秒からの殴り合いには実に気持ちがこもってたんだわ。

 

徐々に効かされていったのは御宿君の方だったんだけど、

高井君も飛ばし切るほどのスタミナは持ち合わせてなかったみたいで、

このままならイーブンか御宿君の判定勝ちかなあって見てた残り37秒、

高井君の2セット目のワンツーの右ストレートがヒットして、

南東ポスト前で御宿君がダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした御宿君だったんだけど、

多少のリカバリーショットではダウン分を取り戻すまでには勿論至らなくて、

そのままの終了ゴングってことで自分は37-36で高井君だったんだけど結局、

ジャッジ3人共が37-36ってことで高井君が2回戦進出。

 

 

高井君は次は7月25日に有岡康輔君と対戦するんだけど、

その有岡君は横井トレと一緒にシッカリ偵察観戦してたんだわ。

 

それにしても高井君っていうボクサーは、

角海老ジムにしては珍しいほどの荒くれ殺法のサウスポーなんだよね。

もしホントにその線を追究するなら淵上誠さんの動きを参考にするといいんだわ。

 

 

 

⑪ 大村俊輔君(ランド)×野村和矢君(山龍)……W

0勝1敗(1KO)のサウスポー、22歳・千葉県と、

0勝4敗(2KO)1分の25歳・東京都。

 

昨日最後の試合は未だ勝ち星のない同士の一戦だったし、

ドームコンサートのエンディングとケツカッチンするのも耐えられなかったもんで、

1Rだけで帰ったんだけど結局、2R1分09秒TKOで大村君が勝ったてね。

 

 

この階級のAグループは春田智也君の出待ちって思ってるんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 飯見嵐君

② 薮﨑賢人君

③ 大橋波月君

 

 

 

ホールに行く前にフラッと帝拳ジムに寄ったんだけど、

やっぱり本田会長はおられなかったんだけど、

長野マネが 「あら、何しに来たの?」 って感じで迎えてくれたんだわ。

 

浜田会長とか田中トレ、大和トレに御挨拶して、山中慎介さんや三浦隆司さん、

尾川堅一さん、石本康隆さん、それに末吉大君達ともコンチワを交わして、

正木脩也さんや玉山将也君達を含めた皆さんが練習する様子を

間近で見学させて貰ったんだわ。

 

トレーナーをやり始めたホルヘの弟のカルロスが

丁寧に床モップしてるのを見ながら長野マネから色んな話を聞かせて貰って、

村田諒太さんの一件に関しては特に興味深かったんだわ。

 

“情熱大陸” のことは確認しなかったんだけど、

“クローズアップ現代” のNHKの取材陣の手際の良さは秀逸で、

勿論事前の打ち合わせはあったんだけど、

20人程のスタッフが来てダーッと2時間半で完了させたんだってさ。

 

自分は3時から5時過ぎまで居座ってたんだけど長野さん、

色々お話聞かせて下さってアリガトでした。

 

 

 

 

 

2017年5月30日 (火)

日記 (5/30)

 

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“徳川家康” 山岡荘八著 全26巻 

 

 

 

もうかなり追い込まれた(老い込まれた)年齢なもんで、

聴く音楽と共に読む本も今更新しいモノに挑戦する気は全く無くて、

音楽は50~60年代のオールディーズとジャズが基本だし、

本は宇宙モノ以外は写真の “徳川家康” オンリーなんだわ。

 

愛と憎しみ、正義と不正義、忠誠と裏切り、欲得と奉仕、予測と実践等々が、

総体としての運命の行方や時代の流れに微妙に絡んで描かれてて、

もう6回も読み通してるからストーリー立ては頭に入ってるんだけど、

面白い映画を見直すとその都度新しい発見があるのと同じように、

読み直す度に今更の発見が新鮮だし、

著者の格調の高い文章に触れることは常にある種の快感でもあるんだよね。

 

 

 

自分達が所属してるのは天の川銀河なんだけど、

その天の川銀河の一番近くにあるのがアンドロメダ銀河で、

二つの銀河はダークマターの影響で時速40万㎞もの高速で接近してるんだわ。

 

その速度はフェラーリの最高速度の1,000倍にもなるんだけど、

二つの銀河が衝突するのはおよそ50~60億年後なんだってさ。

10億年もの誤差っていうのが如何にも宇宙的なんだけど、

たまには途方に暮れるのも悪くないんだわ。

 

 

 

元々今週は3ボクシングを予定してたんだけど、

今日(30日)と3日はメニュー的にゴチャゴチャし過ぎてるというか、

興味を惹く組み合わせが見当たらないもんで明日の31日だけだってことで……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

28日(日)は6レースに参加して2レースを的中させたんだけど、

組み合わせの中で最低配当に近いモノだったもんでほぼチャラだったんだけど、

土日合計では10レースに参加して4レースゲットの回収率346%で、

戸崎×2、小牧、ルメールが頑張ってくれたんだわ。

 

ってことで5月競馬は全部で26レースに参加して回収率281%で、

1月からの通算では合計143レースに参加して回収率は302%なんだわ。

 

 

 

2017年5月28日 (日)

サツキと競馬

 

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【サツキ】      

今、道路脇の植え込みなどで咲いてる赤い花はサツキで、

ツツジはほぼ1ヶ月前に咲き終わってるんだよね。

 

自分の周囲にもツツジとサツキが区別できない人は結構いるんだけど、

花が咲いてなくても葉の色合いの違いとか、

手触り感の違いで意外に簡単に見分けられるんだわ。

 

サツキはあらゆる点で盆栽に仕立てるのに向いてるんだけど、

ツツジは整形に向かない枝の伸び方をするし、

花の趣っていう点でも盆栽にするのは現実的ではないんだよね。

 

現在のサツキは深山霧島(ミヤマキリシマ)を原種として、

延々の品種改良を重ねた結果で多分200種以上の品種があるんだわ。

 

今年は4月の天候不順が影響したせいか、

自分のサツキは去年より1週間ばかり開花時期が遅れたんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日27日のレースは事前に公表した通り4レースに参加したんだけど、

何となんと2レースで的中ゲットだったんだよね。

参加したレースの半分で3連単を的中させるっていうのは殆ど奇跡的で、

戸崎と小牧には感謝感謝なんだわ。

 

<東京 9R>……②→④→①で3連単;29,290円也。

<京都12R>……⑫→⑭→③で3連単;51,810円也。

 

ってことで回収率780%っていうのは相当立派な数字な訳で、

もし1億円突っ込んでたら7億8,000万円になってたんだからね。

 

で、更に調子に乗って今日も攻め攻めってことで……。

 

<東京 8R>……③⑧→①③⑤⑧⑫→③④⑧⑭⑯

<東京10R>……⑫⑱→④⑩⑫⑬⑱→①⑥⑪⑫⑱

<東京11R>……⑦⑩→②⑦⑧⑩⑫→④⑦⑩⑪⑬

<東京12R>……②⑫→①②③⑫⑮→②⑦⑧⑫⑱

<京都10R>……①⑤→①⑤⑧⑨⑩→①⑤⑪⑫⑯

<京都12R>……⑤⑮→⑤⑥⑩⑪⑮→①②⑤⑧⑮

 

1000万円以上、16頭立て以上、1番人気が3倍以下っていう項目でソート

したんだけど、それでも今回は2開催場の上、GⅠも組まれてるから

東京に優績Jが集合してるもんで選択レースの数が多くなってしまって、

本来ならば最大5レースに絞りたいところなんだけどね。

以上6レースで180点買いだから18,000円以上の配当があれば……。

 

 

 

 

2017年5月27日 (土)

後楽園ホール・5月26日

 

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「この間教えたように弾いてごらんなさい。」

「ハイッ、先生。」

 

 

 

アメリカンフットボールの “スーパーボール” は50回を超えたくらいなんだけど、

第1回が開催されたときにはチケットが沢山余ってしまったし、

テレビ視聴者も5万人前後だったんだってさ。

 

それが今や国民の半分の1億人ほどがテレビを見てて、

だから30秒CMの価格が4億円もするんだってさ。

 

どうしてここまでの規模に成長したのかを調査研究することが、

ボクシングの振興策にも繋がると思うんだけどなあ……。

 

 

 

ホール入口脇に関東大学ボクシングのリーグ戦のポスターが貼ってあって、

全く知らなかったんだけどリーグは1部から5部まであるんだね。

 

国公立で1部に入ってるのは東農大だけだとか、

慶応が3部の早稲田より上の2部なんだとか色々興味深かったんだけど、

一番驚いたのは東大と一橋大が3部ってことだったなあ。

 

 

 

ホールに入ってT&Tジムの本木会長と大坪タツヤ君の話をした後、

石井会長と胡朋宏さんと世間話をして、中川祐君にコクッと挨拶されて、

高橋竜平君に頑張ってタッチして始まり始まり……。

 

この日はメインの試合が松永宏信さんのケガで中止になってしまったし、

女子戦が一つ組まれてたもんで観戦したのは4試合だけだったんだわ。                                                            

 

 

① 二佐翔太君(花形)×緒方初音君(協栄)……F 4R

1勝0敗の22歳・北海道と、デビュー戦の19歳・千葉県。

 

<1R>

2戦目とデビュー戦だから仕方ないんだけど二人共、

そこそこ力強かったんだけど、しなやかさからは程遠かったんだわ。

 

それでもまだ二佐君の方が動きに柔らかさがあるなあって見てた1分04秒、

その二佐君の右ストレートがカウンターヒットして緒方君がダウン。

 

何とか立ち上がった緒方君だったんだけど、

体の芯に力強さが失われてしまってのシナシナで、

リスタートした途端から時間の問題になってしまってのほぼ一方的で、

10秒間ほど打たれっ放しになったまま西ロープに際に追い詰められて、

大きく顎を跳ね上げられてしまったところでストップエンドで1分22秒、

二佐君のTKO勝ち。

 

 

 

② 中川祐君(T&H)×大坪タツヤ君(T&T)……Fe 8R

6勝(2KO)1敗1分の23歳・東京都と、8勝(3KO)8敗1分の27歳・神奈川県。

 

T&HとT&Tの対決って、何だかちょっと面白いよね。

 

中川君も大坪君も何となく自分の事を知ってくれてるみたいで、

試合前に其々と軽く会釈を交わしたんだけど、

ケガもあったりして大坪君はこれが1年半ぶりの試合だったんだわ。

 

 

この試合はラウンドごとに追いかける必要を感じなくて、

正直二人共、若干工夫に欠けてたと言わざるを得なかったんだわ。

 

お互いにとってもボクシングスタイルが似た同士で、

やりたいことが共通してる感じが最後まで抜けなかったんだけど、

もう少し流れの中からの攻撃が欲しかったところも一緒だったんだわ。

 

中川君のカウンター狙いが余りに露骨だったもんで、

大坪君も無暗に行けずっていうガキゴキした攻防が延々で、

お互い、そこそこディフェンスは優秀だったもんで有効打が見え難いままで、

性格が正直過ぎるせいか、相手に意表突かせるような前振りも乏しく、

仕掛けという仕掛けの見受けられない雑な感じの退屈系だったんだよね。

 

中川君はやたら狙い過ぎてた中、4Rに入って大坪君の改善が目立ってきて、

右アッパーも混ぜ込んでのショートブローが効果を見せ始めたし、

返しの左フックの精度も上がっていったんだけど、これで丁度イーブン。

 

その後大坪君は角度のいい左ボディを打ち込んでかなり効かせて、

流れは大きく彼に傾いたかと思わせたんだけど、

一方では中川君の右フック、右アッパーを連続被弾してしまって

左顔面の腫れが目立ってきてたんだわ。

ってことで6Rを終わってもまだイーブン。

 

7R、開始30秒でバッティングして中川君が眉間をカット出血してドクターチェック。

 

その後残り1分18秒にもドクターの再チェックが入って、

ストップが近いのを感じた二人が終盤にかけて飛ばし合って、

手数は若干大坪君が上回ったんだけど有効ヒットは中川君だったかなあ。

 

最終8R、それほど巧くは無い二人が必死の踏ん張りを見せたんだけど、

最後の最後まで手数を頑張った大坪君がラウンドゲット。

 

 

ってことで自分は76-76だったんだけど結局、

77-75×2、76-76ってことで大坪君の2-0勝ち。

 

 

試合後暫く経ってから偶然中川君と行き合ったもんで、

ちょっと二人で反省会ってことで……。

 

 

 

③ 高橋竜平君(横浜光)×田中一樹君(Gツダ)

                    ………54.5㎏ 8R

10勝(2KO)2敗(1KO)1分の27歳・新潟県と、

7勝(5KO)0敗の23歳・大阪府。

 

田中君は無敗でKO率の高いボクサーなんだけど、

7勝のうち日本人からは1勝だけであとは全てカタカナボクサーなもんで、

その辺りがどうなのかなあってことで……。

 

高橋君の応援には赤穂亮さんとか金子大樹さん、

それに胡朋宏さんがズラッと並んでたんだけど、

その高橋君の入場曲はクラシックのユッタリした弦楽交響詩って感じで、

正直相応しくない感じがしたんだよね。

 

<1R>

初めて見る田中君は上背とリーチを生かした手堅いパフォーマンスで、

体全体のこなしもスムーズだったし距離感も当て勘もとっても優秀だったんだわ。

 

高橋君も右を2発軽く当て込んではいたんだけど、

軽いヒットの総数では田中君が上回ってたし、合わせ打つのも巧かったなあ。

 

<2R>

プレスは常に田中君の方だったし、

彼は打ち出しのパターンを色々持ってて、

普通のワンツーは無論、いきなりの左フックとか右ストレートを混ぜ込んで、

高橋君のタイミングを崩しつついつの間にか明確な主導権を握ってたなあ。

 

高橋君が中々見栄えのいいヒッティングが叶わなかった中、

田中君はショットのシッカリ感でも圧倒してたんだわ。

 

ってことで田中君はいきなりの連続ポイントゲットで、

高橋君の方は早くも顔面を赤く腫らしてしまってて、

この分じゃ4R頃に倒されてしまうんじゃないかって感じだったんだわ。

 

<3R>

高橋君としては接近戦に持ち込んでガチャガチャさせたいところだったし、

ボディブローも欲しいよなあって見てた残り29秒、

直前の左をキッチリ当てて相手をロープ際に追い込んだのはその高橋君の方で、

そこから2~3発、ドコドコって打ち込んだ途端、

アレッてほど簡単に田中君が崩れ落ちてしまったんだわ。

 

それまでの二人にはかなりの力量差があったもんで、

この突然のダウン劇に場内の全員が思わず息を呑んでしまって、

特に田中君の応援団の中にはポカンと口空いたままの人が沢山いたんだわ。

 

それはまるで糸の切れたマリオネットのようだったんだけど、

効き方としては最上級って感じのまま何とかリスタートした田中君、

やっぱり試合をする状態には戻ってなくて多分、

何が何だか解らないまま高橋君の右のキツイのを喰らって二度目のダウン。

 

その吹っ飛ばされ方が余りにも激しかったもんで、

2分50秒、レフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしても田中君はタイボクサーばかりを相手にし続けたもんで、

強いパンチには慣れてなかったってことなのかなあって思ったんだけど、

本石会長に確かめたら田中君はジム内でも打たれ強さでは有数って事で、

一方の高橋君は元々ハードヒッターではないし、

やっぱり大事なのはタイミングなんだなあってシミジミ思ったんだよね。

 

 

そりゃ高橋君はとっても嬉しそうにしてて細い目が殆ど見えないほどだったんだわ。

 

 

第4試合は女子戦だったもんでね……。

 

 

⑤ 近藤明広さん(一力)×岡崎祐也さん(中内)……SL 8R

28勝(15KO)6敗1分のランク2位、32歳・埼玉県と、

12勝(4KO)9敗(3KO)2分のランク10位、サウスポー、30歳・広島県。

 

近藤さんは国内ランクの他、色々盛り沢山のランキングを持ってるから、

モチベーション的には岡崎さんの方が圧倒的だったんだよね。

 

自分は中内ジムのことを “ナカウチ” って思ってたんだけど、

“チュウナイ” っていうんだってね、初めて知ったんだわ。

 

<1R>

最初のクリーンヒットは開始41秒、5㎝ほど上背のある岡崎さんの左ストレートで、

中々いい感じでスタートしてたんだけど、基本的には常に距離を置くべきで、

その点からするとまだまだ鋭く伸びるジャブが打ち切れてなかったんだわ。

 

近藤さんは中盤過ぎから少しばかり手数をアップさせて、

特にショートブローの的確なヒットで普通にポイントゲット。

 

<2R>

開始30秒までは近藤さんのチョンチョンジャブが先行したんだけど、

岡崎さんも左ストレートが中々の打ち出しで、

近藤さんもちょっと見極め難そうにしてたんだわ。

 

ただ岡崎さん、そのフォローの右フックは如何にも大き過ぎで、

折角タイミングは合ってたのに勿体無さ過ぎてたんだわ。

 

残り27秒、お互いの決めショットが相打ちになったんだけど、

当たりの強さは近藤さんで直後のボディブローでキチンと場を作ったんだわ。

 

<3R>

岡崎さんのフック系は殆どがデカイというか外回りすることが多くて、

近藤さんの内側内側からの攻め込みの餌食になってたなあ。

岡崎さんはその近藤さんの右ストレートが良く見えなかったみたいだったんだわ。

 

<4R>

近藤さんがそろそろギアアップしてくる頃で、

体を寄せたところからがシツコク巧みで左アッパー2発を華麗にヒット。

 

完全に距離を見失ってしまったかのような岡崎さんは空回りするばかりで、

近藤さんのショートコンビに晒され続けて右顔面を赤く腫らせ、

左目上もヒットカットされてしまったんだわ。

 

それに比べると近藤さんの顔面は殆ど傷んでなかったんだよね。

 

<5R>

この回まず最初のクリーンヒットは岡崎さんの左ストレートだったんだけど、

直後の開始38秒、右ストレートからの近藤さんの一気攻めは圧巻で、

強く打ってる感じはしないんだけど連続して正確に当てる技術は圧倒的で、

岡崎さんの体が緩んでいくのが目に見えるようで、

その後残り1分12秒、岡崎さんも左フックで応戦はしたんだけど、

そのまた直後の近藤さんの大攻勢は岡崎さんにとっては更に過酷だったんだわ。

 

ランカー同士の一戦だったもんでレフェリーもストップを躊躇してたんだけど、

残り40秒辺りからは岡崎さんが危ない危ないの連続だったんだわ。

 

それでも岡崎さん、殆どダメそうなところからの懸命な踏ん張り直しで、

ポイント的には10:8.5ほどもの大差がついてしまったんだけど、

ラウンドの最後には得意の左で近藤さんの右目上をヒットカットさせてたんだよね。

 

<6R>

明らかにダメージを残したままの岡崎さんを近藤さんが許す筈が無くて、

初っ端から一気の飛ばしで、空振って大きくヨロケる岡崎さんは正に風前の灯で、

決着が秒読みに入った1分24秒、ついに岡崎さんの反撃が止まって、

前傾を取れないまま大きく被弾してしまったところでストップエンド。

 

 

試合前、フラッとしてたら岡崎君とバッタリで、

約2年振りだったんだけど彼は自分の事を覚えていてくれて

試合後も自分の感想を丁寧に聞いてくれたもんで、

こことあそこを改善して強くなってまたおいでねって伝えたんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 近藤明広さん

② 高橋竜平君

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

今日の勝負目は以下の通り3連単のみで、

全部で104点買いだからどこかで10,400円以上の配当がゲット出来れば……。

 

<東京 9R>……①②→①②④⑭⑯→①②③⑨⑮

<東京12R>……⑨⑭→⑦⑨⑩⑬⑭→④⑨⑫⑭

<京都 9R>……⑤⑬→⑤⑦⑪⑬⑭→②③⑤⑩⑬

<京都12R>……⑫⑭→④⑨⑫⑭→②③⑫⑭⑮

 

 

 

 

2017年5月24日 (水)

村田諒太さんのこと……。

 

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“村田さん……。”

 

 

 

年に何回かアポも取らずに帝拳ジムにお邪魔することがあって大抵の場合、

本田会長はおられないことが多いんだけど、

長野マネが 「あら、何しに来たの?」 って迎えてくれるんだよね。

 

そういった際に村田諒太さんの練習に偶然遭遇することもあって、

田中トレとのミットのド迫力に驚かされてしまったこともあったんだわ。

 

ただ、村田さんとはコンチワを交わすだけで話をしたことはないし、

ジム関係者に確認を取った訳でもないので20日の試合とその後に関して、

これから書くことはあくまで自分の推測にしか過ぎないってことで……。

 

 

そもそもアメリカのボクシングファンっていうのは、

ウェルター級以上の重いクラスの試合こそがボクシングだって、

そういう風に思い込んでるフシがあって、

それは何故かというと観客数のことなんだよね。

 

彼の地では大きな会場に2万人、3万人っていうのも珍しいことではないんだけど、

自分も10年以上前に1万人弱の武道館の2階席の最前列で、

長谷川穂積さんがウィラポンに勝った試合を見たことがあるんだけど、

感覚的にはリングは10㎝四方くらいにしか見えなかったしその中の2人は、

まるで小エビが跳ねてるような感じでさえあったんだよね。

 

それが2万人以上ってことになると後方からは細かい動きは殆ど見えない筈で、

軽中量級の素早いやり取りともなるとまるで見極めきれない訳でもあって、

だからアメリカでは遠距離からでも充分見えるような、

動きの大きな重量級の試合が特に好まれるんだと思うんだよね。

 

結果、重量級の試合はアメリカが市場を独占するまでに至った訳で、

だからこそ重量級のタイトル戦が海外に持ち出されること自体、

もしかしたら余り好ましく思ってないんじゃないかってね……。

 

そんな環境の中でミドル級の世界戦を日本に持ち込むっていうのは、

それは実に想像を超えるほど大変だったと推測する訳で、

金メダリストを絶対に世界王者にする為の繊細なマッチメイクを実現すべく、

膨大な時間と労力、それに多額の資金を必要としたと思う訳で……。

 

そんな事情を知ってた村田さんは、

だからこそ試合序盤の入り方が極端に慎重だったんだろうし、

ポイント的に優位だって判断してからも更に慎重になったんじゃないかって、

そういう風にあの日のパフォーマンスを推測する訳で、

倒しに行けば倒せたかも知れなかったけど、

敢えてのリスクは張らないって決めてたんじゃないかとも思う訳でそれは同時に、

試合をサポートしてたスタッフ陣の見解にも沿ってたんじゃないかって、

そういう風に感じたんだよね。

 

 

再戦再戦ってメンドーサ会長が言ってるようだけど、

彼は一つの試合で倍の承認料を稼ぐ格好の機会としか考えてない訳で、

実際には再度の興行を組み立てるまでの作業はまたもや想像を超える訳で、

これまでのWBAの数々の手法にも疑問が消えないままだし、

だからそんなに簡単にWBAに頭を下げるっていう状況でもないし、

安易な提訴にも躊躇せざるを得ないんじゃないかって思ってるんだよね。

 

勿論、個々の交渉ごとの見えない部分について、

部外者があれこれ詮索するのはある意味ナンセンスではあるんだけど、

試合後、客席に向かって深々を頭を下げる村田さんの姿をテレビで見てたら、

自分の頭の中には色々なことが巡ってしまったんだわ。

 

 

 

という風に考えてたのは実は20日の晩から22日までで、

村田さんの試合のTV視聴率が平均17.8%(瞬間最高23.2%)だったって、

そう発表されてから頭の中は再度回り回って、

こりゃ間違いなく再戦だなっていう考えに強く傾いていったんだわ。

 

記録された視聴率はフジテレビとしては今年の第3位ってことで、

それは多分期待以上の大きな数字だったと推測する訳で、

不当判定からの大逆襲っていうシナリオも、

何となく高倉健の任侠映画を彷彿とさせるところがあって、

更なる盛り上がりさえ期待できるんだわ。

 

今や村田さんは間違いなく手放し難いコンテンツとして認知された訳で、

フジテレビも電通もスポンサーの獲得に自信を深めただろうから、

資金的な裏付けは既に終わってるのと同然だし、

その上、WBAはどうぞ再戦して下さいって頭を下げて来てるんだし、

ってことで帝拳ジムとしては新たにマッチメイクする手間が省け、

資金的な見通しもついたってことになるし、

金メダリストと視聴者に納得のいくウップン晴らしを改めて提供できるってことで、

一気に再戦に傾いていくんじゃないのかあ。

 

20日の試合会場では村田さんの試合が始まるまで、

二つの世界戦が行われてた時間帯にも関わらず売店の行列が止まなくて、

彼の集客能力は自分が考えてた以上だった訳で、

村田さんワンネームの帝拳ジム単独興行でも充分成立しうると思うんだわ。

(何だったら、当日はアンダーカードを一切排除しての1試合オンリーで、

7時開場、8時試合開始ってことで……。)

 

 

再戦が実現することになったら勿論、

買収疑惑が拭えない究極偏見モウロク系の例の2人のジャッジには、

二度と日本の土を踏ませないっていう約束を取り付けるべきだと思うけどね。

 

 

 

2017年5月23日 (火)

TVボクシング

 

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“井上尚弥さん”

 

 

 

やっぱり21日は有明コロシアムに出張る気にはなれなくて、

20日の田中恒成さんの試合と一緒に昨日まとめ見したんだわ。

 

今年の夏初めてのエアコンで涼みながら、

試合前のセレモニーとかインターバルも飛ばし見してとっても効率的だったし、

テレビボクシングもそれはそれで快適なんだよね。

 

相変わらずテレビ局はひたすら生中継に拘ってて、

だから現場観戦者は山ほどの間抜けな時間を過ごすことを強いられる訳で、

予備カードに回された試合のボクサーやジムスタッフも対応が大変で、

そもそも予備カードって、なんて失礼な呼び方をするのかってことで……。

自分はディレイ放送にすることに何の不具合も感じてなくて、

結果を知らずに観戦したい人はネットを絶てばいい訳だし、

どんな興行でも常に第1試合から見たいって思ってるんだよね。

 

チケットを捌くことを疎かにして余りにテレビに依存し過ぎた結果、

極度に衰退してしまった韓国ボクシングのようにならないようにって、

ひたすら祈るばかりなんだけどね……。

 

 

さてさて、まずは20日の田中恒成さんの防衛戦から……。

 

 

☆ 田中恒成さん(畑中)×アンヘル・アコスタ

           ………WBO LF タイトル戦 12R

8勝(5KO)0敗のチャンピオン、21歳・岐阜県と、

16勝(16KO)0敗のランク1位、26歳・プエルトリコ。

 

アコスタの戦績はこの階級としては半端じゃないものがあるもんで、

そりゃ田中さんが強いのは間違いないんだけど、ホントに大丈夫かってことで……。

 

田中さんは黒のウィニングだったんだけど、アコスタは白のエバーラストで、

何となくWOWOW風だったんだけど、

レフェリーがトランプに似てたのが可笑しかったなあ。

 

 

試合は最終ラウンドまで進んで結局、

117-110×2、116-111ってことで田中さんが3-0勝ちしたんだけど、

二人の試合は全く退屈することなくとっても面白かったんだわ。

 

1Rからそれほど様子見することなくまずアコスタが仕掛けていって、

田中さんのスピードとアコスタのパワーっていう図式がすぐに出来上がったんだわ。

 

4Rの田中さんの左ボディもとっても良かったんだけど、

3Rのアコスタの力強い攻勢が実に印象的で、

その左フックに込められた必殺感には実に迫力があったんだわ。

 

5Rの半ばに田中さんの右ショートアッパーが直撃して、

直後に左、右もフォローしてアコスタからダウンゲット。

 

アコスタも怯むことなくの反撃で6R~8Rにかけては嵐のような左右フックで、

田中さんもやり過ごす為に防戦一方になる場面も幾度かあったんだよね。

 

その合間を縫って田中さんも更にプレスを強め左のトリプルなんか見せてたし、

8R終盤には強烈な左ボディを2発打ち込んで、

アコスタの動きを明らかに一段落させてたんだわ。

 

その後はアコスタの顔面打ちと田中さんのボディ攻めのせめぎ合いだったんだけど、

徐々にアコスタは腕振りが緩んでいったし自らクリンチにいってたんだわ。

 

それでもアコスタ、気持ちがメゲそうなところから何度も踏ん張り直して、

最終ラウンドまで歯を喰いしばっての手数だったなあ。

 

 

この日の田中さんは左右への鋭い動きに特別のモノを見せなかった代わりに、

変幻自在な左右ボディを駆使して、大きく相手を消耗させてたんだけど、

自分的にはもっともっと強くなる可能性を感じたんだよね。

 

 

ここからは21日(日)の有明コロシアムってことで……。

 

テレビではセミファイナルとメインしか放映されなかったんだけど、

元々は出張るつもりだったもんでそれ以外の試合も結果だけを付記。

 

 

☆ 岸部久地君(宮田)×中島彬君(KTT)……B 4R

1勝(1KO)2敗(1KO)の19歳・秋田県と、0勝2敗(1KO)の21歳・福岡県。

 

2R2分29秒で岸部君がTKO勝ち。

 

 

 

☆ 清田亨君(大橋)×大保龍球君(神奈川渥美)……4R

4勝(3KO)1敗の22歳・熊本県と、1勝(1KO)0敗の21歳・沖縄県。

 

清田君は新人王トーナメントの初戦まで間があるから調整試合ってことで、

殆ど圧倒してしまうんじゃないかって思ってたんだけど、

以外に僅差で39-37、39-38×2ってことで清田君のギリギリ3-0勝ち。

 

 

 

☆ 平岡アンディ君(大橋)×山口祥吾君(唯心)……SL 8R

8勝(5KO)0敗のサウスポー、20歳・神奈川県と、

10勝(5KO)2敗1分の23歳・静岡県。

 

3月に対戦する筈だったのが平岡君の不手際で流れてしまって、

この日が仕切り直しの一戦ってことで、

多分平岡君が圧勝するだろうって思ってたんだけど、

予想通り、6R1分39秒にTKO勝ちしたね。

 

 

 

☆ 細野悟さん(大橋)×野口将志さん(一力)……SFe 8R

32勝(21KO)3敗1分のIBF10位、33歳・福島県と、

12勝(6KO)6敗(5KO)1分の国内7位、スイッチ、28歳・山口県。

 

野口さんは船橋Dからの移籍初戦で、

気分一新でいい結果を出すんじゃないかって思ってたんだけど、

珍しく初っ端から飛ばした細野さんに一蹴されてしまったみたいで、

細野さんは殆ど相手に何もさせないまま1R2分16秒にTKO勝ちしたってね。

 

細野さんはそれ程強く打ってる感じでは無かったんだけど、

一発一発のパンチの重さと硬さが半端じゃなかったらしいね。

 

 

 

☆ 松本亮さん(大橋)×ヘンドリック・何チャラ……56.5㎏ 8R

19勝(17KO)1敗(1KO)のランク2位、23歳・神奈川県と、

戦績も年齢も不明なインドネシアンボクサー。

 

これはもう最初から結果の知れたマッチメイクで、

当然のように2R1分35秒に松本さんがTKO勝ち。

 

 

 

☆ 清水聡君(大橋)×山本拓哉君(エディT)……Fe 8R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、31歳・岡山県と、

9勝(4KO)5敗(2KO)の28歳・東京都。

 

相手は7倍ものキャリアを誇ってたんだけど、

清水君の苦戦は全く考えられなくて、

その通りの結果で1R1分49秒、清水さんのTKO勝ち。

 

 

 

どういう試合順だったのかは知らないんだけど、

ここまでの6試合、全部で40ラウンド分が組まれてたんだけど、

半分以下の16ラウンドで決着が付いてしまって、

八重樫東さんと井上尚弥さんの試合の開始時間はフィックスされてたんだろうから、

結局観客が延々待たされて売店だけが儲けるっていう、

まるで地獄絵図の状況だったんじゃなかったのかなあ……。

 

 

 

☆ 八重樫東さん(大橋)×ミラン・メリンド

             ………IBF LF タイトル戦 12R 

25勝(13KO)5敗(2KO)のチャンピオン、34歳・岩手県と、

35勝(12KO)2敗の暫定王者、29歳・フィリピン。

 

井上さんは大丈夫だと思うけど、

メリンドは巧いボクサーだから危険度が高いってある人に話してたんだけどね。

 

<1R>

田中恒成さんの試合と違ってこの試合は二人共、

慎重に間合いとタイミングを計ってたんだけど、

自分には八重樫さんの動きにいつものキレが感じられなくて、

何となくモサッというかユッタリした印象が強かったんだわ。

 

ノニト・ドネアというか若干田中要にも風貌が似てたメリンド、

カッチリはしてたんだけど自分から仕掛ける方ではなくて、

攻撃のきっかけを八重樫さんの打ち出しに合わせてたんだわ。

 

1分30秒のファーストコンタクトがいきなり衝撃の場面になってしまって、

ショートレンジで振り合った瞬間、メリンドの左フックがヒットして、

それほどのクリーンヒットには見えずグローブが縦方向というか、

若干オープン気味に八重樫さんの右こめかみに当たったんだけど、

直後の右のフォローの前に八重樫さん、脆くもダウンを喰らってしまったんだわ。

 

大きくダメージを与えるようなパンチには見えなかったんだけど、

リスタート後の八重樫さんはちょっと中途半端な立て直しで、

挽回に行くようでもあったし回復に時間を使うようでもあったんだわ。

 

そんな感じでほぼ20秒ほどが経過した残り1分02秒、

メリンドのアッパー気味の左フックが喰い込んで八重樫さんが2度目のダウン。

 

再開後、3度目のダウンを喰らったのは左右ボディを攻められたちょっと後で、

左ガードが下がり気味だったところの残り23秒だったんだわ。

 

メリンドが狙い澄ましたって感じの思いっ切りの真っ直ぐを打ち込んで八重樫さん、

ダメージの抜けてなかったところを後ろ向きに吹っ飛ばされてしまって、

本人もレフェリーも続行は無理だって判断してのストップ負け。

 

 

まさかの八重樫さんの1RTKO負けはテレビ局にとってもパニックで、

メインイベントの開始時間まで50分以上もあった筈で、

だからテレビでは前日の有明コロシアムの試合映像が延々で、

現場観戦に集まってた人達は気の毒だったなあ……。

 

 

 

☆ 井上尚弥さん(大橋)×リカルド・ロドリゲス

            ………WBO SF タイトル戦 12R

12勝(10KO)0敗のチャンピオン、24歳・神奈川県と、

16勝(5KO)3敗のランク2位、27歳・メキシコ。

 

リカルド・ロドリゲスは如何にもそっち方面の風貌をしてるんだけど、

名前の響きもそれらしくてとってもカッコいいんだわ。

 

<1R>

最初の仕掛けは自信に満ちた動きからの井上さんで、

その後、ロドリゲスの方も力強い左右ボディブローを披露してたんだわ。

 

やっぱり井上さんはディフェンスがとっても良かったし、

攻め込む時のタイミングも抜群の上、絶対中途半端には打ってなくて、

そのジャブの素早さからロドリゲスも逃れ切れなくて、

それがまるでストレートのように飛んで来るもんでダメージを残す程だったんだわ。

 

ロドリゲスは開始40秒ほどのところで見せたように接近戦狙いみたいだったけど、

入ろうとするところに井上さんに正確な左フック、左アッパーを見舞われてたなあ。

 

<2R>

このラウンドの残り57秒、井上さんがいきなりサウスポーチェンジして、

自分は彼のそういうところを初めて見たもんで驚いてしまったんだけど、

ロドリゲスも意表を突かれてしまったみたいで、

左ストレートを2発続けざまに打ち込まれてしまってたんだわ。

 

相変わらずロドリゲスは近寄ってのドカ打ちに狙いを絞ってて、

まずまずいい感じの動きは出来てたけど中々願いが叶わなかったんだよね。

 

それにしてもジャッジの1人、何となくジャバ・ザ・ハットみたいだったなあ。

 

<3R>

井上さんは既にほぼ余裕の試合進行で、

ロドリゲスの強振にはまだ気合が入ってて危険は去ってなかったけど、

井上さんには相手がパンチを打ち出すタイミングとか軌道が見えてるみたいで、

井上さんは巧いし強いよなあって気楽に見てればよくなった開始36秒、

ワンツースリー目の左フックをカウンターヒットさせて実に華麗なダウンゲット。

 

何とかリスタートしたロドリゲスに対して井上さん、

勿論抜かり無く手際のいいそして落ち着いた精度の高い追撃で

ほぼ20秒後にまたもやの左フックを思いっ切り打ち込んで2度目のダウンゲット。

 

倒れ込んだロドリゲスは顔をしかめて如何にもシンドそうで、

何とか立ち上がろうとしてリングロープを掴もうとしたんだけど掴み切れず、

そのまま腰が砕けて大きく体勢を崩してしまってその間にテンカウントアウト。

 

 

ってことで1分08秒、井上さんがKO勝ちで5度目の防衛だったんだけど、

今の軽量級で井上さんを困らせるようなボクサーって居るのかなあ……。

 

 

 

 

【村木田渾身競馬】

21日は有明行きを断念して競馬に専念したんだけど、

競馬の神様がそのことを歓迎してくれたみたいで……。

 

20日(土)に参加した2レースは全くかすりもしなかったんだけど、

21日(日)はメゲズに5レースにトライしてみたんだわ。

 

出走頭数が少なかった京都はスルーして、

東京で2レース、新潟で3レースに参加したんだけど、

そのうち東京の参加2レースで配当ゲットしたんだわ。

 

【東京10R】

<3連単>……⑯→①⑤⑦⑬→⑥⑦⑭⑱

<ワイド流し>……⑫~⑥⑦⑭⑯⑱

 

結果; ⑫→⑭→⑱ってことでワイド2点ゲットで10,730円也。

(⑫を軸にした3連複流し5点にしてたら52,540円になってたんだけど、

これまたあくまでタラレバの世界なんだよね。)

 

 

【東京11R】

<3連単>……②→①⑦⑬⑯→③⑥⑭⑯

<ワイド流し>……⑰~②③⑥⑭⑯

 

結果; ②→①→⑯ってことで3連単ゲットで20,130円也。

 

 

土日で7レースに参加しての回収率は220%ってことで、

5月競馬はあと一週残ってるんだけど、まずは月間勝ち越しを決めたんだわ。

 

 

 

2017年5月21日 (日)

有明コロシアム・5月20日

 

 

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“有明コロシアム”

 

 

 

会場に入ってすぐ本田会長と長野マネ、それに三迫ジムの久保マネに御挨拶して、

自分の席を確認した後、何人かの知り合いのボクサーとコンチワして……。

 

 

 

① 工藤晴基君(三迫)×松本健一君(石川)……SB 4R

デビュー戦の18歳・東京都と、1勝(1KO)0敗の24歳・北海道。

 

第2試合から3試合続けてタイ、タイ、韓国ってカタカナボクサーが続いてたもんで、

第5試合の拳四朗さんからにしようかなあとも考えたんだけど、

日本人の若手同士が第1試合だったもんで3時半には入場してたんだわ。

 

<1R>

開始すぐの15秒か20秒、デビュー戦だった工藤君の右フックがヒットして、

松本君がオットット、オットットって大きく体を揺らがせてしまって、

こりゃ倒れるかなあって思ったところからの奇跡的な踏ん張りだったんだわ。

 

それでも松本君がかなり効いた感じを残したままだったもんで、

時間はタップリ残されてるし、どっちにしろやられそうだなあって見てたんだけど、

工藤君の追撃も今一ではあったんだけど、松本君の立て直しが尋常じゃなくて、

コノヤロ、コノヤロの手数を復活させて、

それほど強いパンチでは無かったんだけど、

最後は工藤君の右目上をヒットカットさせつつ頑張り通して終了ゴング。

 

<2R>

前の回の終盤近くからの接近乱打戦が更に続いて、

お互いの手数が半端じゃなかったもんで、

最後まで持つのかって心配になったほどで、

どちらかがクリーンヒットすれば終わりそうな危険な展開の中の40秒過ぎ、

松本君のワンツーがまともにヒットして、工藤君がダウンしてしまったんだわ。

 

赤コーナーのすぐ前で倒れ込んでしまった工藤君、

消耗してた上に両足が平行になってしまった瞬間の直撃被弾だったもんで、

何とか立ち上がりはしたんだけどリスタート出来るまでには至らず、

そのままテンカウントが数え上げられて1分02秒、松本君の逆転KO勝ち。

 

 

世界戦の前座試合でもあったし、石川ジムからは粕谷雄一郎さんとか、

大野太一君、熊澤祥大君、橋口雄斗君、大野俊人君達も応援に来てて、

試合後暫くしてロビーで大勢並んで集合写真を撮ってたんだけど、

何となくタイトル戦に勝ったような雰囲気だったんだわ。

 

松本君はこれで2戦2勝2KO勝ちではあるんだけど、

実はそれほどの強豪とは言い難くて、

打ち合いに夢中になり過ぎてガードが疎かになることが多いし、

一発一発をもっとシッカリ大事に打つことを意識した方がいいんじゃないかなあ。

 

それにしても大きく攻め込まれたところからの逆転劇は見てて気持ちいいね。

 

 

この後の2試合は全く見てなかったもんで結果だけってことで……。

 

 

② 大湾硫斗君(白井具志堅)×何チャラ・バタニー……53㎏ 4R

デビュー戦の19歳・沖縄県・と、10勝(3KO)7敗の22歳・タイ。

 

案の定、2R0分20秒で大湾君のTKO勝ち。

 

 

 

③ 千葉開君(横浜光)×何チャラ・サイトーン……B 6R

4勝(4KO)0敗の24歳・沖縄県と、8勝(3KO)2敗の19歳・タイ。

 

これまた案の定、3R2分22秒で千葉君のTKO勝ち。

 

 

 

④ ディラン・シャラ×ジュン・イルソプ……SW 6R

12勝(3KO)0敗の23歳・フランスと、5勝(5KO)2敗の25歳・韓国。

 

どうしてこんな試合が組まれたかっていうと、

村田諒太さんの相手がフランス人なもんで詰め込まれたんじゃないかなあ。

 

知らない外国人同士の6回戦なんて全く興味が無かったんだけど、

見るとはなしに見てたらシャラっていうのが実にとってもいいボクサーで、

綺麗に当て込んでる割にはKO率が低いのが不思議な感じがしたんだけど、

相手が距離感の良くないショートレンジ一辺倒のボクサーだったもんで、

やりたい事の殆どが出来たみたいで、中々のパフォーマンスだったんだわ。

 

シャラは攻撃と防御のバランスが取れたとっても美しいボクシングをしてたし、

パンチの種類も豊富だったし緩急とかも素晴らしかったし、

ヨーロッパボクサーに有りがちなポイントゲットだけを目指すタイプでもなくて、

グラデュエイターとして期待される役割を十分果たしてたんだよね。

 

 

結局、コリアンボクサーは殆ど一発も有効打が打てないまま、

3Rにこの試合3度目のダウンを喰らってしまったところで1分17秒、

陣営からもタオルが投げ入れられてのKOエンドだったんだわ。

 

 

 

それにしても一つの試合が終わる度に20分ほども休憩タイムにはダレる訳で、

売店は鬼の行列だったし、そんなにオシッコも出ないし、

仕方なくタバコだったんだけど、灰皿が少なくて酷いことになってたんだわ。

 

 

 

⑤ ガニガン・ロペス×拳四朗さん(BMB)

            ………WBC LF タイトル戦 12R

28勝(17KO)6敗(1KO)のチャンピオン、サウスポー、35歳・メキシコと、

9勝(5KO)0敗のランク4位、25歳・京都府。

 

試合前のボクサーが観客席をブラついたり、

応援者達に挨拶し回るのは自分のジンクス的には絶対アウトなんだけど、

この日の拳四朗さんはやたらスタッフに引き回されてたんだよね。

 

試合前のボクサーはとにかくひたすら集中するべきで、

挨拶に来るのを暗に強要するような後援者はクソとしか言いようが無いし、

それを強いるようなスタッフはアホとしか言いようがないんだわ。

 

 

試合前がそうだったからってことが勿論全てではなかったんだけど、

正直この日の拳四朗さんは自分が今まで見た中では最低だったし、

相手のロペスにしてもそれでも世界チャンピオンかっていうテイタラクで、

最後まで単純な攻撃の繰り返しで、どこかで何か出すかと思ったら何も出なくて、

実に引き出しの数の少ないごく普通のボクサーにしか見えなかったんだわ。

 

そんなに大したことのない相手に対して拳四朗さん、

4Rを終えての中間スコアは39-37×2、38-38ってことで(自分は39-37)、

8R終了時点では77-75×3(自分は78-74)ってことで、

比較的公平なジャッジだなあって思いながらだったんだけど、

そこから大きく決着に行くかと思われた9R以降が全くダメダメだったんだわ。

 

最終ラウンドだけは吹っ切れたように打ち合っていたけど、

その手前までは手数不足のアピール不足が甚だしくて、

守りに入ったとも思えなかったんだけど、

最後の4Rは自分は39-37でロペスだったんだけど、(だから115-113)

3人のジャッジ達もほぼ同じような見解で、

1人が自分と同じ39-37でロペスにしたんだけど、

残りの2人がギリギリ38-38にしてくれたお蔭で結局、

115-113×2、114-114ってことで拳四朗さんが2-0の辛勝。

 

 

オメデトには間違いないんだけど正しく薄氷の勝利であって、

長嶺克則さんなら倒せたんじゃないかってそう思ったほどで、

ホントの拳四朗さんは絶対こんなモノでは無い筈なんだよね。

 

 

 

⑥ ファン・エルナンデス×比嘉大吾さん(白井具志堅)

             ………WBC F タイトル戦 12R

34勝(25KO)2敗(1KO)のチャンピオン、30歳・メキシコと、

12勝(12KO)0敗のランク1位、21歳・沖縄県。

 

それにしてもメキシコ国歌っていうのは、

一旦終わりそうなところからまた始まるって感じなんだよね。

 

3月に試合したばかりのエルナンデスは多分なんだけど、

こんなにすぐ試合をするとは思ってなくて、

タイトルゲットはタイだったもんで初防衛戦は自国でって思ってた筈で、

暫くはユックリしたいって思ってて練習もまともにしてないままで、

それを金に釣られて仕方なくって感じだったもんで、

だからウェイト調整にも失敗したんだと思うんだよね。

 

あと200gくらいなら2度目の計量までに何とか出来るのが普通なんだけど、

それまでにかなり追い込んでたせいか、たった15分でギブアップしたんだよね。

ただ、そんな事情はそっちの話で比嘉さんはあくまで比嘉さんらしくってことで……。

 

<1R>

二人共、黄色のレイジェスだったんだけど、

前日計量をミスしてタイトルを剥奪された割にはエルナンデスも結構動けてて、

プレスは終始比嘉さんだったんだけど、エルナンデスはやたらのスイッチで、

フットワークを駆使しつつ時折のワンツーもそこそこスピードがあったんだわ。

 

<2R>

残り56秒のところで比嘉さん、相手の打ち終わりに左ショートをキッチリ合わせて、

場内大歓声の中、いきなり衝撃のダウンゲット。

 

リスタート後のエルナンデスはそれほどのダメージは抱えてなかったもんで、

比嘉さんの方も無理に追い立てるってことはなかったんだよね。

 

<3R~4R>

いつの間にか比嘉さんの右目周辺も少し腫れてきたんだけど、

それほどのクリーンヒットを貰ってるっていう印象は無かったんだよね。

 

エルナンデスは比嘉さんの高めのガードを攻略し切れず、

グローブの上を叩くことに終始してそれ以上には仕掛けて行かなくて、

やっぱり無暗に攻め込んで2Rのようなカウンターを貰うのを警戒してたようで、

お互い、目立った有効打は無かったんだけど終始の攻勢で比嘉さんだね。

 

4R終了時点での自分のスコアは38-37で比嘉さんだったんだけど、

正式には38-37×2、37-38で、エルナンデスの2-1リードだったんだわ。

 

<5R>

スコアを確認した上でのことか比嘉さんがまずは積極攻勢で開始すぐの22秒、

鋭い踏み込みからの左フックでエルナンデスからこの試合2度目のダウンゲット。

 

再開後のエルナンデスはごく普通にやってて、

簡単に倒れてしまうけど回復力が凄いなあって感じだったんだけど、

直後の比嘉さんの左右のボディフックは相当効いたみたいで、

スリップって裁定だったんだけど思わず片膝を着いてしまうほどだったんだわ。

 

<6R>

エルナンデスの攻防がハッキリしてきて、

防御姿勢を取った時には全く打ち返して来ないもんで比嘉さん、

殆ど安心しての右アッパーボディで開始24秒に3度目のダウンゲット。

 

残り時間がタップリあった中、試合としては実質ここで既に終わってて、

っていうより前の回のボディフックが全てだった訳で、

その後残り52秒には右アッパーから左ボディで4度目のダウン。

 

そして更に残り30秒ではまた倒れてまた立ってきて、

比嘉さんのパンチはそこそこ重い筈なのに倒れる度に立ってくるもんで、

レフェリーとしても止めようがなくて困ってるみたいで、

こういうシーンはいつぞやの田口良一さんを彷彿とさせるものがあるねって、

隣の瀬端さんとも話してたんだけど、

最後の最後残り5秒前後のところでドコドコ喰らってまたダウンして、

これで合計6度目のダウンで、この回だけでも4回目ってことで、

流石にレフェリーも立ち上がってくる前のストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分58秒、比嘉さんのTKO勝ちでの初戴冠だったんだわ。

 

それにしても最後のラウンドをエルナンデスが終了ゴングまで凌いだら、

そのスコアはどうなるかって事が気にかかる訳で、

一つのラウンドで4回ダウンした場合のスコアってことなんだけど、

それはもう想像を超える訳で、10-5ってことでいいのかなあ……。

 

 

 

⑦ アッサン・エンダム×村田諒太さん(帝拳)

           ………WBA M 王座決定戦 12R

35勝(21KO)2敗のランク1位、33歳・フランス(カメルーン)と、

12勝(9KO)0敗のランク2位、31歳・奈良県。

 

自分はこれまで何回もこの会場に来たことがあるんだけど、

昨日ほど売店が大混雑して列の途切れが無かったことは初めてで、

信じられないことに拳四朗さんや比嘉さんの試合の最中でも変わらなくて、

もっと売店の規模を増やすべきだとも思ったけど、

それよりも何よりも観客の8割ほどは村田さんを見に来てるってことで……。

 

 

自分、実はとっても気分を害してしまってこの試合は11Rで帰ってしまって、

改めてスコアを確認するまでも無い大差としか思えなくて、

4Rにダウンを喰らってからはそれでも世界戦を戦ってるつもりかエンダム、

っていう感じが8R以降ずーっと抜けなくて、

クルクルクルクル、ロープ脇を延々右回りに回り続けて、

お前は中山競馬の出走馬かって感じしかしなかったんだわ。

 

エンダムはポンポンジャブだけは出して、戦ってる素振りを装い続けてたんだけど、

その90%以上は村田さんのグローブを叩いてただけだったんだけど、

一方ではその村田さんに対しても不満は拭えなかったんだよね実は……。

 

 

まず第1ラウンドが終わった時だったんだけど、

後ろから一力ジムの鈴木マネがポンポンって肩を叩いてきて、

「今のラウンド、村田選手は幾つ手を出したと思います?」 って聞いてきて、

自分は 「ジャブ含めても多分4回。」 って答えたんだけど、

鈴木マネは 「3回!」 って明確に答えたんだわ。

 

1Rをそんな感じで始めた村田さんは3Rまで驚くほど手数が少なくて、

元々そういう作戦だったのかも知れないんだけど、

外国人ジャッジには何て消極的なボクサーなんだろうかって、

そういう印象がこの時点で定着してしまったんじゃないかって思い返すんだよね。

 

村田さんが最後まで一度もユラッとすることが無かった中、

エルナンデスは8R以降も幾度も何度も体を泳がせてたんだから、

どこかのラウンドで敢えて倒しに行くような姿勢を見せて欲しかった訳で、

終盤にかけてはメリーゴーラウンドの中心に居続けてるような感じが強くて、

自分の周囲もストレスが溜まる一方だったんだわ。

 

 

正直こういう試合を最後まで見せられるのは自分的には殆ど屈辱に近くて、

だから抗議の意味も含めて11Rが終わったところで離席して、

エンダムのヘタレ野郎、負けてるのにそんなボクシングをするかってことで……。

 

アフリカ生まれのヨーロピアンボクサーには往々にしてあんな感じのが多くて、

やっぱり自分の中では違うフィールドのボクサーってことで、

当て逃げチョンチョンボクシング至上主義者としか思えなかったんだよね。

 

 

帰りの電車の中で確認した結果は自分的には驚愕以外の何物でもなくて、

そもそもWBAの試合役員はWBCより信頼できないことが多くて、

っていうよりこの日の連中は時差ボケだったのか前日の夜遊びが過ぎたのか、

半分居眠りしながらだったもんで取り敢えず手が動いてる方にポイントを振ったか、

或いはジャッジ2人が事前に買収でもされてたとしか考えられなかったんだわ。

 

自分が最後までその場に残ってたら間違いなくパンフレットを投げ込んでた筈で、

終了後の会場では多少の暴動でも起こったのかなあ……。

 

 

2人のジャッジが116-111、115-112だって言ってるのに、

残りの1人が110-117ってしてる時点で既に異常と言わざるを得ず、

でも多分5Rまでのスコアには大きなバラつきが無かった筈で、

47-47って判断した自分とそれほどかけ離れてたとは思わないんだよね。

 

で、それ以降残りの7ラウンド分について計算してみたら、

2人のジャッジは1つか2つのラウンド以外は全てエンダムに振ってて、

残り1人が7ラウンド分全てを村田さんにポイントを振ってたことになるんだわ。

 

つまり7ラウンドのうち5~6ラウンドも全く真逆のスコアが共存してたってことで、

こうなるとボクサーは一体何を頼りに試合をすればいいのかってことだし、

見る方としても何を基準にすればいいか戸惑うばかりで、

やっぱり2人のジャッジはモウロクしてたか時差ボケだったのか買収されてたか、

買収された究極のモウロク系の時差ボケだったのか、

それとも実はISのゲリラだったのか、

サイバーテロを仕掛けてる連中から派遣されたヤツらなのか、

更には北朝鮮のスパイだったのかとか、

そんなことしか頭に浮かばなかったんだよね。

 

色々つらつら考えるにやっぱりWBAっていうのは4団体の中で最悪だね。

 

 

結局最後に回されてしまって見ることが無かった予備カードの結果は……。

 

<予備1>

松田烈君(reason)×柴田洸弥君(高崎)……48㎏ 4R

1勝1敗(1KO)の19歳・東京都と、1勝0敗の19歳・群馬県。

 

3R1分57秒、松田君のTKO勝ち。

 

 

 

<予備2>

吉野ムサシ君(八王子中屋)×岸井宗之君(協栄山神)

        ………SF 4R

2勝3敗(1KO)の24歳・山梨県と、

3勝(2KO)7敗(3KO)1分の30歳・神奈川県。

 

40-36、40-37、39-37ってことで吉野君のほぼ圧倒の3-0勝ち。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 比嘉大吾さん

② ディラン・シャラ

③ 松本健一君

 

 

 

ホントは今日も有明コロシアムに行くつもりで、

3万円のチケットも手元にあるんだけど、

昨日あんな目に遭わされてしまってスッカリ気力が失せてしまったモンで、

欠席して競馬の予想に全力注入ってことで……。

 

 

 

2017年5月20日 (土)

後楽園ホール・5月19日

 

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“デビュー戦勝利の内藤チサ君”

 

 

写真は内藤君が去年6月の試合に2-0デビュー勝ちした時のモノで、

ボクモバから拝借したんだけど、その時の喜び方が尋常じゃなくて、

よくまあこんなポーズがいきなり出来るなあってタマゲテしまったんだわさ。

 

余りのことだったもんで思わず塚田祐介さん経由でサインして貰ったんだけど、

今でもそれが唯一の女子ボクサーのサインなんだよね。

 

その後、権会長にその後のことを聞いたら、

彼女はあの試合に満足して一段落してるってことだったんだけど、
 
何を思い直したかこの日、約1年振りの実戦だったんだよね。
 
とにかく内藤君と権会長に頑張ってねを伝えて始まり始まり……。
 
 

☆ 内藤チサ君(鉄拳8)×鈴木菜々江君(シュウ)……LF 4R

1勝0敗の19歳・東京都と、3勝(1KO)2敗(1KO)の25歳・千葉県。
 
応援団の数は内藤君の方が多かったんだけどね……。
 
 
<1R>
 
内藤君は初っ端からテキパキ動けてたんだけど、
 
フック系のパンチが強く巧く打ててなかったし、
 
打ち出す瞬間と打ち終わりの際にガードが緩んでしまってたんだわ。
 
一方の鈴木君は一見してパンチが重そうだったし、
 
基本的なフィジカルの強さが目立ってたなあ。
 
 
<2R>
 
強い当たりを見せ始めた鈴木君の返しの左フックに比較して、
 
鈴木君のストレートは数は頑張ってはいたんだけど、
 
押し出すような、突っ突くような感じで若干の弱々しさが拭えなかったんだわ。
 
 
<3R>
 
残り1分20秒、内藤君の右ストレートがカウンターヒットしたんだけど、
 
その前後の被弾が目立って中々ポイントを取るまでには至らなくて、
 
常に気持ちの強さは見せてたんだけど、
 
それがパフォーマンスに生かし切れてなくて空回ってた感じだったなあ。
 
 
<4R>
 
押され気味ではありながら内藤君はまだまだ元気に動けてたんだけど、
 
一旦密着戦ともなるとやっぱり鈴木君のフィジカルの強さが圧倒してて、
 
迫力はそれほど無かったんだけど終始軸がシッカリしてたし、
 
最後の最後まで左手が右手と同じくらい強く打ててたんだよね。
 
ってことで自分は39-37だったんだけど結局、
 
ジャッジ3人も同じ感想だったみたいで、39-37×3で鈴木君の3-0勝ち。
 
 
 
試合後、控室に戻る途中でグローブタッチした内藤君は、
 
悔しさを溢れさせてべーべー泣いてたんだけど、
 
獲られた3つのラウンドの内、一個でも頑張り切れれば負けはなかった訳で、
 
もしまだ続けるのであれば、あれだけのスタミナはとっても貴重なんだから、
 
あとは少し数は減っても一つ一つのパンチをもっと大事に強く打つこと、
 
特にフック系のパンチを練習することなんじゃないのかなあ……。
 
 
 
この日、内藤君の応援にはジム仲間の塚田祐介さんも来てたんだけど、
 
自分も彼女の応援だったことを喜んでくれて、御礼を言われたんだよね。
 
 
 
目的が済んだもんで、じゃあ帰るかってことで出口に向かったら、
 
渡辺会長の奥様が受付席に座ってたもんで御挨拶したら、
 
「うちの女子高生のデビュー戦を見ていってよ。」 って言われたんだわ。
 
 
で、第2試合だったもんでまたホールの中に戻って、
 
どんな子なのかなあって見てたんだけど、
 
これがまあとっても優秀なボクサーで、そもそも気持ちがとっても強かったし、
 
上半身と下半身のバランスとかフットワークが抜群だったし、
 
軸のシッカリした左右の腕振りにも十分力が込められてたし、
 
試合終盤にはカウンターのタイミングでも打ててたんだよね。
 
 
結局、その鈴木なな子君は40-36×3のフルマーク勝ちしたんだけど、
 
半端な男子のデビューボクサーを遥かに上回るレベルだった、
 
っていうようなことを渡辺会長の奥様に伝えたんだけどね。
 
 
 
昨日は自分にとって初めてのレディスボクシングだったんだけど、
 
まるで女風呂に迷い込んでしまったかのように何となく落ち着けなかったし、
 
6~7人の人から 「珍しいねえ、何しに来たの?」 って言われてしまったんだわ。
 
それにしても同じ鈴木姓の菜々江となな子が連続出場だったんだよね。
 
 
 
 
自分の家からは2回乗り換えで45分ほど掛かるんだけど、
 
今日と明日は有明コロシアムボクシングなんだわ。
 
 
 
 
 
 
【村木田渾身競馬】
 
先週のヴィクトリアマイルのことなんだけどね、
 
ミッキークイーンのオッズが3倍を切るのはハッキリしてたもんで、
 
こりゃスルーだよなあって思ってたんだけど、
 
浜中より優秀な成績の騎手が他に5人もいたし、
 
ちょっとトライしてみるかってことで、
 
軸をどっちにするかM・デムーロとルメールとで迷ったんだけど結局、
 
ルメールってことで……。
 
 
 
<3連単>……15点
 
⑤→⑥⑧⑪⑭→②④⑦⑧
 
 
<ワイド流し>……5点
 
⑩~②④⑤⑦⑧
 
 
結果は ⑤→⑩→③ だったから3連単頭の⑤は正解だったんだけど、
 
2着、3着は大きく外してしまったんだわ。
 
ただ、幸運にも蛯名からのワイド流しの⑩~⑤が的中して8,380円也。
 
 
馬単(73,750円)にしておけばとか馬連(42,710円)だったらとか、
 
色々悩ましいところではあるんだけどそれはあくまで結果論で、
 
買い目を拡げ過ぎるのは長いスパンではトータル回収率を悪くするばかりで、
 
勿論、手持ち資金との兼ね合いもあるんだけど、
 
この辺りの点数が限界だと思ってるんだよね。
 
 
それにしても3着の幸Jは最近いいところに喰い込んで来るんだよなあ。
 
 
4月末時点の成績に限って言えば、この2ヶ月で調子を上げてるのは、                                                      
秋山、四位、岩田、和田、吉田隼、坂井、丹内で、
 
逆に調子を落としてるのは北村宏、藤岡佑、鮫島駿、藤岡康、丸田なんだよね。
 
 
以前にも書いたように自分の騎手評価は獲得賞金額ではなくて、
 
あくまで3着内比率の数値なんだけど、4月末時点でのトップ10は、
 
M・デムーロ→ルメール→川田→武豊→戸崎
 
→福永→浜中→田辺→北村友→秋山っていう順番で、
 
彼らの3着内比率は53.1%~29.3%の幅の中に納まってて、
 
特にM・デムーロなんかは2レースに1レースの割で3着内に入賞してるんだわ。
 
 
自分としては3着内率30%以上の騎手を軸に据えたいと思ってるんだよね。                                                               
ちなみに幸Jは23.9%だし、忘れた頃に大きく穴をあける太宰Jは12.3%で、
 
軸にはし難いんだけどたまに配慮する必要がありそうなんだわ。
 
 
 
ちなみに今日の勝負レースは二つで以下のような買い目ってことで……。
 
【東京10R】
 
<3連単>……②→⑥⑫⑬⑯→⑤⑦⑬⑭
 
<ワイド流し>……⑨~②⑤⑦⑬⑭
 
 
【新潟11R】
 
<3連単>……⑥→③⑪⑭⑮→①⑩⑫⑮
 
<ワイド流し>……⑧~①⑥⑩⑫⑮
 
 
 
 

2017年5月17日 (水)

後楽園ホール・5月16日

 

Img_1120

“手乗り猫”

 

 

 

前の日に試合を終えたばかりで目の上に若干の傷跡を残した長嶺克則さんが

ジムの後輩の工藤優雅君の応援に来てたもんで、

試合の際に自分が感じたことを確かめてみたんだけど、

そんなに間違ってはなかったみたいだったんだわ。

 

 

三迫ジムの賢祐マネのYURI奥様から素敵なノートブックを頂いた後、

リングでアップしてた山下賢哉さんに声掛けて始まり始まり……。

 

 

昨日は第4試合までが東日本新人王トーナメント予選だったんだけど、

その4試合全部がKO決着だったんだわ。

 

 

 

① 福島晋之祐君(八王子中屋)×池上渉君(郡山)……B 4R

1勝(1KO)0敗1分の35歳・埼玉県と、2勝(1KO)2敗の27歳・福島県。

 

<1R>

福島君はそもそも手出しが遅かったし、

一旦打ち合いとなった際の回転力不足も目立ってたんだけど残り1分04秒、

相打ちになった瞬間、池上君を弾き飛ばすような感じでダウンゲット。

 

ただ、リスタート後一気に飛ばしていったのはダウンを喰らった池上君の方で、

その後福島君は左目上を大きくヒットカットされてしまってのやられ放題で、

自分的には9-8って感じのラウンドだったんだわ。

 

<2R>

福島君は相変わらず見過ぎの手数不足が改善されないままで、

池上君もそれほどの強豪ではないんだけど、

相手の攻撃が緩いもんで何となく楽々とやってる感じだったんだけど、

結局2分47秒、福島君がボコボコッと連続打ち込みされてフラッとしてしまって、

これはちょっとヤバイなってことで即のストップエンド。

 

 

池上君の次の試合は8月1日、相手は堤アキラ君なんだけど、

この階級のBグループは元々メンバーの濃度が少しばかり薄いから、

3勝3敗1分の堤君でもかなりの強豪なんだよね。

 

 

 

② 松崎喜巳君(K&W)×林慶太君(10count)……SFe 4R

0勝1敗の20歳・埼玉県と、0勝1敗(1KO)の19歳・東京都。

 

<1R>

二人共、元気満々ではあったんだけど立ち上がりから明らかに慌て過ぎで、

開始49秒、それまでいい感じで攻め立てた林君だったんだけど、

松崎君の左フックをまともに貰って思わず膝カックンの危ない危ないで、

一発当てたところで舞い上がってムチャ攻めした結果だったんだわ。

 

松崎君も無防備なまま相当打たれ込んでたんだけど、

林君の方がより大きなダメージを引きずったままで、

残り45秒でもまたもやの左フックを貰ってしまってたんだわ。

 

林君は立ち姿がとっても見栄えがいいんだけど、

アマ経験がある割にはパフォーマンス全体が雑で特にディフェンスが今一で、

もう少し落ち着いて試合が出来るようになるといいのになあ。

 

<2R>

セコンドからのアドバイスで林君、

何とか左ジャブから立て直そうと懸命に頑張ってて、

まだまだ危なそうな感じを引きずったままではあったんだけど、

それでも必死の立て直しからの連続攻撃で挽回ポイントゲット。

 

松崎君は動きに初心者の雰囲気が抜けてなかったんだけど、

大きく打ち込まれてユラッとしてからの踏ん張りが尋常じゃなくて、

多少喰らってもモノともしない気持ちの強さと体力は凄かったんだわ。

 

それにしても林君、まだまだガードが低過ぎだよ。

 

<3R>

松崎君はホントに頑張るボクサーで鼻血出しながらも必死懸命で、

残り53秒に林君に右ストレートのキツイのを貰って、

ガックリ腰を落としてしまったところでも踏み止まって、

相当なダメージを負いながら残り50秒間を踏ん張り通したんだわ。

 

<4R>

多少余裕が出てきた感じの林君がボディブローやアッパーも駆使するようになって、

それでも松崎君は最後の接近乱打戦に挑んでいっての奮闘奮闘で、

今や細かい打ち分けが出来つつあった林君のパンチを掻い潜って、

残り1分からは気合込めての反転攻勢だったんだわ。

 

ただ、松崎君のここまでの累積ダメージもやっぱり半端じゃなかったみたいで、

長い時間を飛ばし切れなくて明らかに腕振りが緩くなってしまった残り10秒、

林君が見栄えのいいショットを2発打ち込んだところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

2R以降修正してからは林君、大分落ち着きを取り戻したみたいだったけど、

それでもやっぱりまだ各所に穴があるのは間違いのないところで、

次の相手の江澤宏之君はBグループの優勝候補の一人だから、

これから2ヶ月の間に更なる改善が望まれるって感じだったなあ。

 

 

 

③ 山口修斗君(八王子中屋)×荒川竜平君(中野サイトウ)

                          ………F 4R

1勝1敗の23歳・長崎県と、2勝(1KO)0敗1分のサウスポー、27歳・宮崎県。

 

荒川君はこの階級Aグループ唯一の優勝候補なんだけど(勿論自分的な)、

ホントに間違いないのかをシッカリ見極める試合だったんだわ。

 

<1R>

山口君は荒川君の左が殆ど見えてなかったみたいで、

開始12秒、25秒、31秒って立て続けに左ストレートを貰ってしまってて、

山口君なりに勢いを付けて詰め寄ろうとはしてたんだけど、

その後もその入り際に左ストレートや右フックの被弾が目立ってたんだわ。

 

それからは突破口を見出し難くなってしまったようで、

残り41秒には更に大きくヒットされてしまって鼻血に見舞われてしまって、

二人の力量差を露骨に見せられる思いだったなあ。

 

<2R>

開始直後、傷みの酷い山口君にドクターチェックが入って、

鼻骨骨折の疑いが強いっていうことでそのまま即のストップエンドで、

07秒、荒川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

荒川君は次は7月25日、相手はシードの稲葉直樹君なんだけど、

パンチ力はあるんだけど穴も多いもんでまず問題ないんじゃないかなあ。

 

 

 

④ 高原亮君(オサム)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L 4R

1勝1敗1分の28歳・埼玉県と、2勝(1KO)0敗のサウスポー、24歳・神奈川県。

 

内藤君はBグループ唯一の優勝候補だからね……。

自分の横には内藤会長と律樹さん、それに小浦翼さんが並んで応援で、

石川元希さんも激励に寄って来てたね。

 

<1R>

高原君はホントに全く前振りナシの右一本狙いが露骨なボクサーで、

ひたすらカウンターのタイミングで待ってる相手はそりゃやり易い筈はなく、

内藤君も行くに行けずというかまずは慎重慎重な立ち上がりで、

小さく薄い当たりしか叶わなかったんだけど、

それでも殆ど何にもしなかった高原君よりはマシのまずは1ポイントゲット。

 

<2R>

試合展開は全く変わらず、薄くて軽かったけどそれでもヒットは内藤君のままで、

高原君はあくまでどこかで一発ドカンに拘ったままだったんだわ。

 

どういう風に試合が動くのか、内藤君が待ち切れずに仕掛けて行って結果、

高原君の罠にかかってしまう可能性も残されてたんだよね。

 

いきなり試合が動いていきなりの結末が訪れたのは残り48秒のところで、

シュシュッと内藤君が仕掛けて行って、高原君がバックステップして凌いで、

そういうのはここまで何回も繰り返されたんだけど、

この時の内藤君の追込みはそれで終わらなくてそのまま一気の詰め詰めで、

南ロープの中ほどから東ロープ中間まで斜めにおよそ4m程にも及んで、

思わず高原君がのけ反ったところに何となんと内藤君、

今まで見たことのない右アッパーを強烈ブチ込みで、

それ一発でガッシリガタイの高原君が昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

相当な倒れ方で高原君が立ち上がる気配が薄かったもんでレフェリー、

途中でカウントをストップしての2分22秒でのTKOエンドだったんだわ。

 

余りに劇的なエンディングだったもんで自分の周囲は大変な騒ぎだったなあ。

 

 

内藤君の次の試合は7月25日、橘ジョージ君が相手で、

アマ10勝4敗、プロ4勝2敗の強豪ではあるんだけど、

デビュー当初は動きがモッソリした感じだった内藤君だったんだけど、

試合を重ねるごとにキレが良くなってきてるから一押しなんだよね。

 

 

それにしても2R2分22秒っていう数字は自分にはとっても貴重で、

こういう風に同じ数字が並ぶのはあとは1R1分11秒と、

11R1分11秒しかない訳で、内藤君のラッキーナンバーは2ってことで……。

 

 

 

⑤ 矢部龍征君(花形)×小林孝彦君(10COUNT)……SL 6R

4勝(3KO)2敗(1KO)1分の21歳・神奈川県と、

5勝(5KO)2敗(2KO)の21歳・埼玉県。

 

前後をトーナメントに挟まれた少し奇異な感じがした6回戦だったんだけど、

お互いに同じようなリズム感とタイミングを持ってるハードヒッターなんだよね。

 

それにしても花形ジムには最近木村章司さんの姿が無いんだよね。

 

<1R>

それまでは矢部君の攻勢の方が目立ってたんだけど残り40秒、

小林君のジャブがストレート系でカウンターヒットして流れを変えて、

このままポイントゲットかと思ったら最後残り3秒のところで、

矢部君の右ストレートが綺麗な当たりを見せてポイントを取戻してたね。

 

<2R>

二人共、相手を警戒してのことか慎重の上の仕掛け不足の手数不足で、

1分10秒にワンツーフックを貰ってしまった小林君も即の挽回を目指さなくて、

届きにくい距離から打ってるから力強いショットになって無かったし、

二人共、パンチを交わしたところから打ちたいっていうのが見え見えで、

ビビッてるのか単なる手抜きなのか、緊張感さえ伝わり難くて、

お互いの攻め手が全く見えて来なかったんだわ。

 

ってことで余りに退屈だったもんで一旦離席ってことで……。

 

 

4Rの終盤、小林君があわやってところまで相手を追い込んだんだけど、

それも元々はカウンターショットがきっかけで、

彼はもっと色々出来る筈のボクサーだから、

先仕掛けとカウンターを巧いこと混ぜ込んだり、

右で決めようとするかの如くから実は左フックを狙ったりとか、

見せて欲しいところだったんだよね。

 

5Rに入ったらまたもや二人共、パッタリ手数が止まってしまって、

微妙なスコアの中、もう残りが少なくなってるっていうのに必死感が感じられず、

ダメだなこりゃって感じの再度の離席だったんだわさ。

 

 

聞くともなしに聞いたスコアは結局、59-56、58-57、57-57ってことで、

如何にも散らばったどっちつかずのもので、小林君がやっとの2-0勝ち。

 

 

この後の5試合がユース王座決定トーナメントの準決勝戦だったんだわ。

 

 

 

⑥ 小坂烈君(真正)×佐川遼君(三迫)……Fe 6R

6勝(2KO)2敗の19歳・広島県と1勝(1KO)0敗の23歳・青森県。

 

小坂君は尾道出身の三兄弟の三男坊ってことで、

だから山下会長もセコンドを兄弟達に任せてるって三迫会長に聞いたんだわ。

 

<1R>

この日がB級2戦目の佐川君がいいリズムのスタートを切ってて、

上下の打ち分けも良かったし、カウンターのタイミングも狙えてたんだわ。

 

小坂君は中間距離ではそれほどの怖さを感じさせなかったんだけど、

一旦距離が縮まり加減になると途端にショットが力強くなるタイプで、

要するにお互い、距離の取り方がポイントになりそうだったんだわ。

 

そういう考え方は佐川君陣営も同じだったみたいで、

距離を取れっていうアドバイスが飛んでたんだけどね……。

 

<2R>

前の回余裕の1ポイントゲットに気を良くし過ぎたか佐川君、

開始1分20秒、若干安易に相手の距離に付き合ってしまった途端、

小坂君のここぞの左右フックから右アッパーをまともに貰ってしまったんだわ。

 

一連の被弾で明らかに効かされてしまった佐川君は残り1分11秒、

回復がままならないところに更に強烈な右ストレートを打ち込まれてしまってダウン。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど佐川君、如何にもダメージが大きくて、

レフェリーが途中でカウントストップしての1分59秒、小坂君が見事なTKO勝ち。

 

 

それほど打たれ強くはないって聞いてた佐川君は、

明らかに戦い方を間違ったとしか言えなかったんだけど、

訪れた最初のチャンスを見逃さなかった小坂君がやっぱり優秀だったんだわ。

 

 

小坂君の決勝の相手は溜田剛士君で、これはもう激戦必至の好カードなんだけど、

小坂君タイプは溜田君の大好物なもんで溜田君の優勝を期待するんだわ。

 

 

 

⑦ 永田翔君(アベ)×石井龍誠君(伴流)……SFe 6R

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・長崎県と、

6勝(4KO)3敗(1KO)のサウスポー、20歳・東京都。

 

石井君は去年12月の試合で右腕をケガしてからの復帰戦で、

諦めない永田君との延々の手数戦が予想されたんだわ。

 

<1R>

残り1分、石井君の左ストレートが綺麗に炸裂ヒットして、

永田君の腰がガックリ落ちて思わず両手をバタつかせてしまってダウン。

 

ってことだったんだけど、実はこの時永田君のグローブはリングに着いてなくて、

レフェリーは微妙な場面の裁定に関してジャッジに確認する事もしなかったし、

唯一再判断を求め裁定を覆す権利を持ってるスーパーバイザーは、

いつものように手元の書類に目を落としてたんだよね。

 

<2R>

永田君は体の動き自体は悪くなかったんだけど、

的を絞らせない様にするその動きがスムースな打ち出しを却って阻害してた様で、

殆どクリーンに当て切れないまま開始51秒には連続被弾してしまったんだわ。

 

自信を深めた石井君の方も余りに左に頼り過ぎで、

それを見せパンチに使って左フックを本命打ちするところも見たかったなあ。

 

<3R~4R>

永田君はそこそこ強い腕振りは出来てたんだけど正確に当て切れないままで、

4Rの残り1分10秒にはまたもや強烈な3発ほどを直撃されてて、

石井君の右腕はケガの影響を全く残してなかったんだわ。

 

それにしても永田君、あれだけ打たれ込んでたのに全くへこたれなくて、

まだまだ、まだまだって感じで不器用なんだけど真面目なボクシングだったなあ。

 

<5R~6R>

永田君としてはここまで追い込まれると後はもうダウンゲットしかなくて、

今更ペトペト、ポイントを取りに行くようなことをしてても焼け石に水な訳で、

もうこうなったら開き直って刺し違える気になって突っ込むべきだったんだけど、

そこが彼の真面目なところでもあって、そういう乱暴が出来ないままだったんだわ。

 

永田君にとっては良く耐え抜いたっていう結果だけは残ったんだけど、

ああいう窮地をどう打開するかについては別の考え方も必要だと思ったなあ。

 

 

結局、60-53×3ってことで、ある意味気持ちいいほどのパーフェクトスコアで、

勝った石井君の決勝の相手は同じサウスポーの三瓶数馬君なんだけど、

基本的には距離の奪い合いになると思ってて、

石井君の左ストレートと三瓶君の右フックの戦いになるんじゃないかなあ。

 

 

試合後暫くして、永田君と阿部会長?が一緒のところを偶然にすれ違って、

自分は二人と話したことが全く無かったんだけど、

目が合った阿部会長?が 「どうでした?」 って感じでいきなり話し掛けてきて、

自分のところのボクサーがパーフェクト負けてしまった直後、

気分が良かろう筈のないところだったもんでちょっと驚いてしまったんだけど、

取り敢えず上に書いたようなことを思いつくまま感想として伝えたんだけど、

やっぱり永田君は見た目通りでとっても真面目に聞いてくれたんだわ。

 

 

 

⑧ 山下賢哉さん(白井具志堅)×岩井尚斗君(森岡)

                           ………SF 6R

9勝(6KO)3敗(2KO)のランク11位、20歳・東京都と、

3勝(1KO)1敗の19歳・兵庫県。

 

山下さんはどう見ても一力ジムの鈴木マネの子分にしか見えないんだけど、

実は和氣慎吾さんの舎弟なんだよね。

 

その山下さんは和氣さんと同じジムに移るかと思ってたら違ってて、

その辺りの事情はまた別の機会にってことで、

ジムも変わった上で半年振りの彼がちゃんと動けるのか心配してたんだけど、

実はこの日の山下さんは以前よりテキパキ感が増してたし、

より丁寧なボクシングをしてたもんで驚いてしまったんだわ。

 

勝ちはカタカナボクサー相手だけっていうそんな安直な戦績の相手に、

山下さんは絶対絶対負ける訳にはいかなかったんだよね。

 

<1R>

岩井君も熱闘上等のボクサーみたいで、

プレスをかけられながらも時折見せる攻撃には気合がこもってて、

トータルの手数では山下さんを上回ってたんだけど、

当たりのハードさではやっぱり山下さんが優位だったし、

やたらメチャ打ちすることなくディフェンスへの配慮も別人のようだったんだわ。

 

<2R>

常に下がり気味ではあったんだけど岩井君、

折々の攻め込みは力強かったし回転力もそこそこあったんだけど、

1分12秒辺りからの山下さんの執念のドカ打ちラッシュは迫力満点だったんだわ。

 

その後岩井君も立て直して一転挽回反攻を見せてたんだけど、

残り36秒、もつれたところからの山下さんのショートワンツーが直撃して、

殆ど赤コーナーの前だったんだけど、岩井君がダウン。

 

ああいうもつれ合った展開になったらそれこそ山下さんの土俵なんだよなあ。

 

<3R>

岩井君が距離を維持して再度立て直せるのかって思ってたんだけど、

開始15秒からはお互いに体を寄せ合って気持ちを見せ合う密着殴り合いで、

岩井君も想像以上に踏ん張ってたんだけど、

的確な総ヒット数を比べるとやっぱり山下さんの優勢は動かし難かったんだわ。

 

<4R>

岩井君の頑張る気持ちとスタミナは見るべきものがあって、

膝をガクガクさせながらも奮闘してたんだけど、

この日の山下さんほどにはディフェンス感覚が備わってないみたいで、

余りにも大規模な被弾が目立ち始めて、そろそろかなあった思ってた1分過ぎ、

見るに見かねたって感じでレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

ってことで1分56秒、山下さんのTKO勝ちだったんだけど、

久し振りの割には却って以前よりちゃんと動けてたし、

ディフェンス含めてボクシング全体のクオリティーも向上してて、

彼は色々な思いや不安を抱えてのリングじゃなかったと思ってたもんで、

まずは良かったヨカッタってことで……。

 

決勝戦の相手の田之岡条さんとのリングトークはとっても面白かったんだけど、

彼はもう2年前の彼ではないから田之岡さんも余程締めていかないと……。

 

試合直後、山下さんとグローブタッチしてたら和氣慎吾さんも傍にいて、

「ホント、気が気じゃなかったですよお。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

⑨ 中谷潤人さん(M・T)×工藤優雅君(マナベ)……F 6R

11勝(9KO)0敗のランク15位、サウスポー、29歳・三重県と、

6勝(1KO)2敗2分の23歳・青森県。

 

正直に言うと残念ながら工藤君は3Rくらいまでの内に倒されてしまうって、

そういう予想をしてたんだけど、彼は前日に田之岡条さんと戦った

長井一さん以上のパフォーマンスを見せたんだわ。

 

<1R>

上背もリーチも優位の上、抜群のKO率を誇る無敗の相手に対して工藤君、

初っ端から実に吹っ切れた戦いを挑んでいって、

中谷君の外しざまを敢えて狙っていく勇気は大したもんで、

ポイントを取るまでには至らなくて、薄い左ストレートと軽いボディブローで、

中谷さんにポイントを拾われてしまったんだけど常に男を見せてたんだわ。

 

<2R>

工藤君は相手に的を絞らせないいい動きをしてたんだけど、

流石の中谷さんはソロソロッとプレスを強めていって、

左ストレートが当たる距離を密かに作りつつあったんだわ。

 

それにしても工藤君、有効ヒット的には今一だったんだけど、

度胸を据えたような試合態度で、合わせ打ってたその左フックの一発でも、

ホントに一発でも当てたら大きく展開を動かす可能性も秘めてたんだわ。

 

<3R>

お互いの利き腕が危険な交差をし始めるようになって、

工藤君としてはそこからのガチャガチャ戦に持ち込みたいところだったんだけど、

やっぱりここも流石で中谷さんはあくまで冷静だったんだわ。

 

って見てた残り49秒、お互いの体とパンチが交錯したその刹那、

工藤君の左フックがかすり当たりした瞬間に中谷さんのバランスが崩れて、

被弾ダメージではなくてあくまで足元の乱れではあったんだけど、

それでもとにかく工藤君が中谷さんから驚愕のダウンゲットだったんだわ。

 

これで自分のスコアは丁度イーブンになったんだわ。

 

<4R>

今度は中谷さんが立て直す場面で、間違いなくのギアアップで、

大きくフェイントをかけて出来た隙間を正確に突き始めてたし、

顔面でもボディでもいいからとにかく当たれって感じの左アッパーが抜群で、

体を屈めがちの工藤君に対してはとっても有効なパンチになっていったんだわ。

 

ただ工藤君も残り1分20秒からの密着ショート戦は実に巧くこなしてて、

中谷さんも肘を上手に畳んで打ち込んではいたんだけど、

こういう場面こそが勝負場面だって感じでより強くより正確に当て込んでたんだわ。

 

<5R>

中谷さんは更に本気出しで、利き腕をミスした際の返しの右が極上だったし、

相手が入って来る瞬間に合わせ打つ左アッパーが益々冴えわたってきて、

大きな顔面ヒットが無い中では十分な有効打になる訳で、

実際工藤君もそこそこシンドそうな感じになってきたんだわ。

 

中谷さんは前の回の教訓から接近し過ぎるのを何とか避けようとしてて、

だから工藤君は再び届き難いことが多くなっていったんだけど、

それでも常に勇敢だったし突っ込む姿勢にも常に節度が保たれてて、

無様なバッティングっていう事態にはならなかったんだわ。

 

ってことでまたもや自分のスコアはイーブンになってたんだわ。

 

<6R>

ってことで自分の中ではホントに最後の勝負ってことで、

気持ちと手数の見せ合いの中、最初の1分半までは中谷さんがやや優勢で、

工藤君は終始相手に決定打を許しはしなかったんだけど、

一方では自らも決定打が打てないままだったのも事実で、

特に前の回での中谷さんの左アッパーのボディブローが効いてきたみたいで、

消耗が進んでたのは明らかに工藤君の方で、

終盤は見た目に解るほど反応が鈍ってきてしまってたんだわ。

 

 

結局、それほどの大事には至らずのままの終了ゴングで、

自分は57-56で中谷さんだったんだけど、

58-55×2、57-57ってことで中谷さんの2-0勝ちだったんだよね。

 

 

この後、帰り際の工藤君とバッタリしたもんで、

自分の感想を伝えたんだけど何かの参考になったかなあ。

 

 

 

⑩ ユーリ阿久井政悟さん(倉敷守安)×大保龍斗君(横浜さくら)

                           ………F 6R

10勝(6KO)0敗1分のLF5位、21歳・岡山県と、

9勝(2KO)3敗1分の22歳・神奈川県。

 

阿久井さんは後楽園ホールでは過去に2度戦ってて、

2015年には全日本新人王の決勝戦で細谷大希君に3-0、

2016年には大野兼資さんにKO勝ちって全勝なんだけど、

敗けたどちらもが自分が密かに贔屓にしてたボクサーなもんで、

今回は是非大保君に仇討願いたいっていうのが試合前の素直な気持ちで……。

 

<1R>

阿久井さんを見てて最初に感じたのはそのガードのシッカリ感で、

高いKO率を誇る無敗の若いボクサーにしては実に丁寧な防御をするんだよね。

 

彼の決着パンチは殆どが右ショットみたいなんだけど、

それを有効に発動する為の左手の使い方がもう抜群で、

自分は初っ端から元気よく仕掛けてた大保君より、

阿久井さんの動きの方に目が行きっ放しだったんだわ。

 

1分30秒、エンディングは突然訪れて、

チョイ詰めしたところで阿久井さんが大保君のグローブをチョン打ちしたその直後、

阿久井さんの必殺の右ストレートが抜群のタイミングで飛んでいって、

大保君としてはチョン打ちされた時点で直後に何かが飛んで来ると思うべきで、

そしてこういう場面は大野兼資さんが倒された時と良く似てて、

顔面を真っ直ぐ打ち抜かれて大直撃してしまったんだわ。

 

まともに被弾してしまった大保さんは南ロープ前で一発昏倒ダウンしてしまって、

余りに激しい倒され方だったもんでレフェリーも即のストップエンドで1分33秒、

良過ぎるほどの手際の良さで阿久井さんがTKO勝ち。

 

 

大野さんがやられてしまったケースと全く同じ1R決着で、

だからこそ立ち上がりから余りいきり立ったらダメだって思ってたのになあ……。

 

阿久井さんの決勝戦の相手は一つ前の試合の勝者の中谷さんなんだけど、

サウスポー相手となると若干様相も違ってくると思うし、

中谷さんの方はこの日の相手よりやり易いって思ってるんじゃないかなあ。

 

 

 

阿久井さんとは勿論全く面識がなかったんだけど、

どうしてもちょっと話がしたかったもんで、

色んな人達がはけた後に初めましてってことで……。

 

驚いたことに阿久井さんは薄っすらこのブログのことを知ってくれてて、

自己紹介もしなかったのにどうしてバレてしまったのかを尋ねたら、

話し方と文章がとっても似てるもんで、ひょっとしたらって思ったってことで、

却って握手なんか求められてしまって赤面の至りだったんだよね。

 

この無敗同士の阿久井さんと中谷さんとではどっちが強いのかって、

帰りがてらに延々考えてたんだけど、

これまで戦ってきたメンバーは阿久井さんの方が明らかにハードなんだけど、

その阿久井さんはサウスポーが得意ではないみたいだし、

あれだけ奮闘した工藤君の為にもやっぱり中谷さんに勝って欲しいかなあ……。

 

ってことで阿久井さん、ゴメン、また8月に会おうね。

 

 

 

【本日のベスト6ボクサー】

① ユーリ阿久井政悟さん

② 内藤未来君

③ 工藤優雅君

④ 山下賢哉さん

⑤ 小坂烈君

⑥ 荒川竜平君

 

 

 

昨日は全10試合の中で自分的なアップセットは結局1試合もなかったんだよね。

 

 

 

2017年5月16日 (火)

後楽園ホール・5月15日

 

Img_1119

“闘い終わって日が暮れて……。”

 

 

 

先週末は香港やイギリス、それに鹿児島で、

知り合いのボクサー達5人が其々の奮闘だったんだけど、

香港で渡邊卓也さんと木村翔さんが3R、2RKO勝ちした以外は残念残念で、

同じ香港の会場で松山真虎さんはほぼフルマークの0-3負けしてしまったし、

鹿児島では楽々のランクゲットだと思ってた田中教仁君は際どい0-2負け、

イギリスの村中優さんも、これは大差の0-3負けしてしまったんだよね。

 

田中さんの試合を現場観戦してた人の話を聞いたんだけど、

やっぱり九州はことボクシングに関してはまだまだ未開の地で、

もともとまともなファイトマネーを支払ってるジムはとっても少ないし、

ジャッジも地元ベッタリの上、運営自体のズサンさも目を覆うばかりってことで、

本気でやりたいボクサーは一日も早く上京すべきだと思うんだよね。

 

 

 

昨日は中6日振りのボクシングだったんだけど、今週は5ボクシングもあって、

そのうち後楽園では3ボクシングが開催されるんだけど、

その全てが “DANGAN” で、一週間に3興行っていうのは新記録な訳で、

古澤さんも苦笑してたし、お手伝いの人もテンテコ舞いなんだよね。

 

 

この日のポスターは自分的には久し振りの秀逸モノで、

ブラウンのモノトーン系にランカー以上の8人の顔写真の表情が極上で、

其々山ほどの試合中のショットの中からグローブで顔が隠されてなくて、

なおかついい表情をしたモノを選び出すのは膨大な作業だったろうなってことで、

こういう気合が入った誠実さに溢れるポスターを見るのも一つの楽しみなんだわさ。

 

 

ホール1Fのエレベーターホールで声を掛けられて振り返ったら小浦翼さんで、

周りには親父さんはじめ一族の方々が集ってて、

そのすぐ後に宮崎辰也君に付き添われた長嶺克則さんが、

メインイベンターとしてはとっても早い時間の会場入りで、

その後ホールに入ってKG大和の片渕会長とコンチワして、

三迫ジムの加藤トレと椎野トレと一緒に居た藤北誠也さんと田中公士君、

マナベジムの真部会長、三迫会長、渡辺会長、柳光会長達に御挨拶して……。

 

 

第1試合の前にB級のプロテストがあって、

既に試合が決まってるRK蒲田の練習生が高林良幸君とスパーしたんだけど、

大学ボクシング部の主将ってことで流石のパフォーマンスだったなあ。

 

 

 

① 足立良太君(RK蒲田)×山口裕也君(高崎)……LF 4R

デビュー戦の31歳・京都府と、デビュー戦の29歳・群馬県。

 

二人共、比較的年齢のいったデビューボクサーだったんだけど、

ボクシングスタイルは随分違ってたんだよね。

 

<1R>

足立君は見るからに真面目真面目の正統派ボクサーだったんだけど、

山口君の方は初めっから両手を下げてのピョンピョンボクシングで、

瞬発力を生かした鋭い出入りを繰り返してのハッキリした当て逃げ系で、

踏み込み加減を掴みかねてた足立君が苦戦してたんだわ。

 

山口君としては巧いこと捌いてるっていう意識だったと思うけど、

カッコ付け過ぎの相手を舐めたような感じが自分的にはノーサンキューで、

真面目で不器用でさえあった足立君が負けるところも見たくなかったもんで、

山口君が1ポイント取ったところで離席したんだわ。

 

 

暫くして4Rに戻ってみたら足立君が思いの外の奮闘で、

山口君の方は1Rの面影を失ってたというか何だかガス欠みたいで、

さてどんな判定なのかって耳を澄ませてたら、

40-36、39-37×2ってことで何となんと、足立君の3-0勝ちだったんだわ。

 

ってことは足立君2R以降はすっかり相手を封じたってことで、

頑張ってねって試合前に声を掛けた割には最後まで見てなくてゴメンゴメン。

 

 

 

② 中山祐太君(勝又)×田中公士君(三迫)……F 4R

1勝0敗1分の21歳・東京都と、

2勝(1KO)2敗(2KO)のサウスポー、25歳・大阪府。

 

この試合だけが東日本新人王トーナメント予選だったんだけど、

多くの人は中山君優勢だって言ってたんだけどね。

宮田ジムの石田凌太さんと上田有吾君と一緒観戦。

 

<1R>

田中君が中々いいスタート切ってて、左ストレートが素直に伸びてたし、

相手の反撃を素早い引き足でやり過ごしてたんだよね。

 

中山君はサウスポーが不得意のような感じが続いてて、

残り30秒からはやっと踏ん切りがついたみたいで動きが良くなったんだけど、

それでも利き腕で攻撃を終えることが多くて、

きちんとフォローまで行き届いてた田中君の方が見栄えが良かったなあ。

 

<2R>

中山君のワンツーはとっても美しいんだけど、

打ち出しのタイミングに固執し過ぎるところがあって、

もっと臨機応変な攻撃が欲しいところだったんだわ。

 

<3R>

ここからのギアアップが勝敗を決める局面だったんだけど、

まず飛ばしていったのは中山君で、

直後に田中君もそれに応じての激しい打ち合いに突入したんだけど、

何となく田中君の腕振りに力がこもってなくて、

パンチの力強さには随分差が出てきてしまったんだわ。

 

中山君は密着系のボディブローにも見せ場を作って、

最後は僅差だったんだけど中山君ポイントだったなあ。

 

<4R>

いきなりの手数戦から始まってそれが1分半まで続いて、

ほぼイーブンからの攻撃反撃の繰り返しが延々で、

行ったり来たりが最後まで続いて判断が難しかったんだけど、

ラスト1分からの頑張り手数は中山君だったんじゃないかなあ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで田中君の3-0勝ちで2回戦進出。

 

田中君は次、7月25日に石渡剛君と対戦するんだけど、

その石渡君はBグループの優勝候補の一人なんだよね。

 

 

 

③ スミス健人君(勝又)×大阪匠君(川崎新田)……SB 4R

0勝1敗(1KO)の22歳・東京都と、1勝4敗(3KO)の27歳・北海道。

 

健人君の初戦TKO負けの相手は矢斬佑季君で、

矢斬君の勝ち方が衝撃的だったもんで新人王候補に選んだんだけど、

その彼も1回戦で中村由樹君に0-3負けしてしまって、

この階級の若手の力関係が中々固まらないんだよね。

 

<1R>

健人君はまずは冷静に実にカッチリした立ち上がりを見せて、

残念ながら大阪君は反応の悪さと対応の遅さが目立ってたんだわ。

 

相手の見極めが済んだ健人君が1分15秒からいきなりの飛ばし飛ばしで、

対応の遅れた大阪君は一気に追い込まれてしまったというか、

いきなり危ない感が漂ってのほぼ一方的な展開で、

反撃はおろかディフェンス面も心もとなくなってしまったところで、

2分07秒だったんだけどレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

この試合の前に大阪君の応援に来てた古橋岳也さんが挨拶してくれて、

試合後には健人君の応援だった若松竜太君が久し振りってことだったんだけど、

若松君は現役続行の決断をしたらしいんだわ。

 

 

 

④ 粟田祐之さん(KG大和)×鈴木貴彦君(横浜光)

                         ………SFe 6R

8勝(3KO)3敗(1KO)のランク15位、サウスポー、26歳・神奈川県と、

6勝(4KO)2敗(2KO)の21歳・神奈川県。

 

この試合に負けたら粟田さんは即ランク落ちするし、

鈴木君は勝てばほぼランカーになれる訳で、

お互いのモチベーションに全く不足の無いグッドなマッチメイクだったんだわ。

 

<1R>

いつものように若干のイカリ肩からの粟田さんの左ストレートがグッドグッドで、

かなり長い距離から真っ直ぐ飛んで来るもんで鈴木君は少し面食らってて、

その反撃も単発に終わってて効果を上げ切れないままだったんだわ。

 

<2R>

鈴木君にとってはシツコイ前詰めからの手数勝負狙いだったんだけど、

先手が取り切れてないまま、粟田さんにタイミングを自由にさせてたんだわ。

 

それでも鈴木君、終盤にかけては力込めての腕振りが叶うようになってきて、

特にボディブローはポイントになるほどだったんだけど、

それでもラウンドトータルのヒット数ではまだ粟田さんが優勢だったんだわ。

 

<3R>

まずは鈴木君が見栄えのいい左フックを当て込んだんだけど、

直後の粟田さんの左、左の方が有効度は高くて、

鈴木君は早くも鼻血を出し始めたんだわ。

 

このまま粟田さんのペースになるのかって思われた中盤以降、

鈴木君が気持ちと体勢を立て直しての頑張り踏ん張りで、

粟田さんは幾度もコーナーに追い込まれる場面を作ってしまって、

少し流れが変わりつつあったんだよね。

 

<4R>

1分20秒、粟田さんの左ストレートがカウンターヒットしたんだけど、

自分には粟田さんはその左に固執し過ぎのように見えて、

それが攻撃の幅を削いでしまってるような感じがしたんだよね。

 

鈴木君のプレスからの先手は中々有効打に繋がらなかったんだけど、

それでも残り20秒からのフック系のワンツーは挽回の余地を充分見せてたなあ。

 

多少スコアに迷うところではあったんだけど、

中盤までの強くは無かったけど見栄えのいい左ストレートでやっぱり粟田さんかなあ。

 

<5R>

開始1分03秒の青コーナー前、鈴木君の右が綺麗にヒットして、

それをきっかけにお互いが一気に飛ばしていって、

いつの間にか粟田さんも鼻血を見舞われてて残り30秒からは、

お互いに親の仇でも取に行くような力を込めた激闘激闘で、

甲乙付け難かったんだけど、序盤の右ストレートで鈴木君ポイント。

 

<6R>

微妙なスコアを自覚した二人の最後のアピール合戦だったんだけど、

最初の1分半はほぼイーブンだったんだけど、

若干疲れが見えてきた鈴木君が徐々に打ち終わりが甘くなってきて、

形の良くない打たれ方をするようになってきたんだけど、

攻勢を取ってた粟田さんの方も残り時間を気にするようになったから、

彼も相当消耗が進んでたみたいだったんだわ。

 

 

ってことで微妙なままの終了ゴングで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-57、57-57ってことで粟田さんが僅差の2-0勝ち。

 

 

鈴木君はランク取りに行ってた割には飛ばし不足だったし、

そもそももう少し攻撃の幅を拡げる必要があるように思ったし、

粟田さんにしても、もう少し色々出来る筈のボクサーで、

この日は左ストレートに頼り過ぎで攻撃が単調だったし、

簡単に詰められてしまってたのも反省だと思ったなあ。

 

 

この後の3試合に登場したランカー達の相手は何チャラ・何チャラ系だったもんで、

其々1Rだけ見て、これなら大丈夫だってことで殆どフリータイムだったんだわさ。

 

 

 

⑤ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×何チャラ・ヨンジム

                         ………Mm 6R

9勝(6KO)0敗のランク8位、22歳・神奈川県と、

11勝(4KO)10敗分の24歳・タイ。

 

小浦さんはリングインした時の立ち姿とかがとっても見栄えが良くて、

その自信に満ちた様子に他のランカー達がビビッてるんだと思うね、多分。

結局小浦さんが2R0分25秒でTKO勝ち。

 

 

 

⑥ 何チャラ・トップチーム×小野心さん(ワタナベ)

                         ………48㎏ 6R

8勝(2KO)4敗の33歳・タイと、

19勝(3KO)8敗(3KO)3分のランク1位、サウスポー、34歳・神奈川県。

 

小野心さんは最初っから倒すボクシングをする人じゃないんだけど、

流石にこの程度の相手ならってことで、4R2分13秒のTKO勝ち。

 

 

 

⑦ 何チャラ・コンパトム×藤北誠也さん(三迫)

                       ………51.5㎏ 8R

12勝(3KO)10敗2分の20歳・タイと、

10勝(3KO)3敗のランク2位、29歳・鹿児島県。

 

藤北さんは明らかに最初っから倒しにいってて、

だから当然の如く、3R1分16秒でのTKO勝ちだったね。

 

 

 

残り2試合ってことで、自分の中でのセミファイナルとメインの順番が、

実際の順番と一致した珍しいケースでもあったんだよね。

 

 

 

⑧ 田之岡条さん(小熊)×長井一さん(ワタナベ)……SF 8R

13勝(1KO)3敗4分のランク5位、サウスポー、23歳・埼玉県と、

14勝(4KO)8敗(4KO)2分のランク7位、33歳・千葉県。

 

この試合は見極めにくい展開が続いての6R負傷判定に持ち込まれて、

自分は58-56だったんだけど結局、58-56、58-57×2ってことで、

田之岡さんの3-0勝ちだったんだけど、

長井さん本人も陣営周辺も負けてるとは思ってなかったみたいだったんだわ。

 

田之岡さんがクリンチばかりしてたっていう非難が多かったんだけど、

右ストレートを打ちながら頭から突っ込んでくる相手にどう対応するかっていうと、

田中恒成さんのようにスパスパッとサイドステップして交わし切れないとなると、

それはもうクリンチ受け止めするしかない訳で、

突進する姿だけでポイントを貰えるってことは今では期待し得なくて、

解り難いヒッティングより解り易いヒットにポイントが行くのは至極当然のことで、

自分はこの試合、全く正当なジャッジだったと思ったんだよね。

 

最終的にはバッティングで終わってしまったんだけど、

自分はもっと早い段階で有り得たとも思ってて、

その点では田之岡さんの頭の位置への配慮がとっても良かったんだよね。

 

 

 

⑨ 長嶺克則さん(マナベ)×富岡哲也君(REBOOT)

                           ………F 8R

13勝(9KO)1敗(1KO)のランク9位、26歳・沖縄県と、

5勝(5KO)1敗(1KO)の21歳・埼玉県。

 

長井一さんの試合からの流れで、

自分のすぐ隣に谷口将隆さんと京口紘人さんが並んで一緒観戦。

 

<1R>

試合直後、控室に戻る長嶺さんが最初に口にしたのは、

「凄いプレッシャーでした、緊張しました。」 って言葉だったんだけど、

1Rの入りはとってもそういう風には見えなくて、

とにかくまずは慎重な立ち上がりをっていう感じは伝わってきたんだけど、

開始直後の長嶺さんはメインイベンターであることの自覚と、

ランク1位を死守することにかなりプレッシャーを感じてたらしいんだわ。

 

この日の相手の富岡君はまだ7戦目とは言え半端な若者ではなくて、

失うモノが無くて差し違える覚悟を持ったハードパンチャーだったんだよね。

 

試合後に富岡君が言ってたんだけど、

とにかく前に出続けることだっていうのを常に実践しつつ、

強敵に対峙した姿には全く気後れしたところが無かったし、

腕振りにも何の迷いも見せてなかったんだわ。

 

 

このラウンド、富岡君が右フックを1発、長嶺さんが左フックを2発ヒットさせてて、

長嶺さんの有効度の方が高かったんだけど、

まずは左フックの強打から始めたところが長嶺さんの優秀な点で、

まだ見ぬ右ショットの強さを相手に充分警戒せしめた効果は充分だったんだわ。

 

<2R>

早くも富岡君の動きを見極めたか長嶺さんが軽やかにして自由に動き出して、

若干左右への動きに難のある富岡君を横からも攻め立て始めて、

残り5秒の南ロープ前、逆ワンツーからの最後は右のロングフックを直撃させて、

富岡君から過激なダウンゲット。

 

<3R>

ラウンド終盤でのダウンゲットだったもんで長嶺さん、

相手が回復するする前に決着付けようとするが如くのいきなりの飛ばし飛ばしで、

ウワァ、そろそろ危ない危ないなあって思ってた1分20秒、

富岡君が信じ難い飛ばし返しで左右フックを連続振り込みの反転攻勢で、

と思ったらその直後に長嶺さんのカウンターが強烈ヒットしてって、

目まぐるしく形勢が変わっていったんだわ。

 

富岡君は一発は貰うことはあったんだけど連続被弾は必死に避けてて、

打ち終わりの頭の位置に対する気の配り方も21歳には見えなかったんだけど、

この回は終盤にかけての長嶺さんの本気攻めは流石にシンドかったみたいで、

10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだけど、

それでもよく踏ん張ったなあっていう印象を見てる人達に強く抱かせたんだよね。

 

<4R>

リカバリーが心配された富岡君だったんだけどこの回、

初っ端から一気攻めしていったのはその富岡君の方で、

前の回終盤にかけて飛ばした長嶺さんが休み加減に始めたところを見計らって、

実に彼らしい攻撃を仕掛けて行ったんだけど開始1分07秒、

またもや打ち終わりに左フックを合された直後に富岡君、

長嶺さんの右フックを側頭部に貰ってしまってこの試合2度目のダウン。

 

何とかリスタートした富岡君だったんだけど、正直殆どダメそうで、

いよいよ最後の決着が付けられつつあった残り47秒のその瞬間、

差し違える覚悟の富岡君の気持ちが噴出したか、

最後のショットを決めるべく一瞬、長嶺さんが緩んでしまったか、

富岡君が力強く振り放った左フックが直撃して長嶺さんがリング中央で昏倒ダウン。                                             

場内はもう大騒ぎのるつぼで殆どの人が何らかの声を上げてたんだわ。

 

一発で終わってしまうような当たり方では無かったから助かった長嶺さんと、

ダウンゲットで息を吹き返した富岡君の正に興奮の一騎打ちが始まって、

どっちもアリだった残り10秒、これは行けそうだと思ったその瞬間が、

そういう瞬間が実は一番危険な時間帯でもあるっていうのもまた真実で、

その直前に谷口さんも同じようなことを言ってたんだけど、

いい感じで追撃してた富岡君がモロカウンター喰らってしまって3度目のダウン。

 

<5R>

相当打たれ込んでた筈の富岡君の回復力は初めて見る彼の驚くべきところで、

絶対下がらないっていう信念をここでも貫いててまたもやの懸命なプレスだったし、

フェイントからの左フックとか右ストレートもここに来てまだまだ死んでなかったし、

その後、長嶺さんの反撃に遭ってここまで延々貰ってた左フックで、

右目上がまるでタンコブの様に腫れ上がってきたんだけど、

全く怯みが感じられない試合態度は殆ど感動モノだったんだわ。

 

<6R>

力を充填しながらの富岡君のショットにはまだ鋭さが失われてなかったんだけど、

流石に長い時間動き切れなくなってきた中、

長嶺さんの動きには劣化が全く見られなくて、

4Rでの不用意な被弾を反省した慎重な攻め立てには全く抜かりが無くて

30秒を過ぎると止め時をどうするかがレフェリーと陣営の明らかな課題になって、

もう止めてもいいよなあって感じだった1分03秒、

西ロープに追い込まれて大きく2発~3発貰ってしまったところで、

レフェリーストップと陣営からのタオルインがほぼ同時のTKO決着。

 

 

この日の長嶺さんはステップワークが以前とは少し違ってるような感じで、

巧く言えないんだけど何となくスタンスが狭かったし無駄を省くようになってたし、

上半身のリズム取りもそれほど大きくなくて、

いつでも素直な打ち出しが出来るようになってて、

スムースなジャブに繋がってたような感じだったんだわ。

 

彼の先攻めとカウンター狙いの組み合わせは見ててホントに美しくて、

相手が打って来ないところを見計らっては大きく攻め込んだり、

狭い隙間でも腕畳んでのショートフックをカウンターのタイミングで打ってたし、

それはもう谷口さん達が激賞してたんだけどそれと共に、

直撃を避けるためのボディワークとかグローブディフェンスも抜群だったんだわ。

 

 

試合後突然、「村木田さんですよね。」 って声を掛けられて、

応援グッズの片付けをしてた長嶺さんの親父さんだったんだけど、

ボクサーの身内の人達は試合の行方だけを見てればいいって訳じゃなくて、

応援に来てくれた人達に頭を下げなくちゃいけないし後片付けもね……。

 

 

自分は殆ど場合、負けたボクサーに話し掛けることはしないんだけど、

どれだけいい試合をしたかを富岡君に伝えたくて会いに行ったんだわ。

 

彼は自分が長嶺さん勝ちの予想をしてたことを知ってたみたいで、

「どうにかしてひっくり返したかったんですけど……。」 って言ってたんだけど、

それでもやる事はやり尽くしたって感じでく晴々してて、

達也君とか浩介君、それに樹君達の総領であることは充分証明したんだよね。

 

上下の打ち分けを含めてあともう少し攻撃の幅出しをして、

左右への動きの鋭さを増せばまたレベルアップした彼が見られると思ったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 長嶺克則さん

② 富岡哲也君

③ スミス健人君

 

 

 

朝からパソコンがダウンしてしまって2時間ほどを無駄にしてしまったモンで、

アップが遅くなってゴメンです。

勿論今日も後楽園ホールへ出陣するんだけど、

明日はパソコンの機嫌が直ってるといいんだけどなあ……。

 

 

 

 

2017年5月11日 (木)

女子ボクサーランキング

 

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「エッ? エーッ!」

 

少し前に黄色から茶色になったビル5階の後楽園ホール入口前のスペースには

様々な格闘技系の興行ポスターが貼ってあるんだけど、

いきなり目に入って来たのが女子プロレスのポスターのこの人で、

自分にはある関西のボクシングジムの会長にしか見えなかったんだわ。

 

 

 

つい最近、日本のプロボクシング界にとって画期的な出来事があって、

女子ボクサーの日本ランキングが発表されたんだわ。

 

長いことボクシング会場に通い詰めながらつらつら思うのは、

後楽園ホールにやって来る人達は大きく分けて3つに分類されるってことで、

一つはある特定のジムに付随してるサポーター達で、

二つ目は特定のボクサーを取り巻く個人的な繋がりに基づく観客達、

三つ目はマスコミ露出度が多いボクサーのフォロワーってことで、

自分のような純粋かつ単純な一般人としてのボクシングファンていうのは、

実はとっても少なくて、一興行当たり30人~40人程しかいない感じなんだわ。

 

 

ボクシング業界が女子ボクサーにスポットを当てるっていうのは、

彼女の個人的な繋がりに基づく観客を増員させる可能性を秘めてる訳で、

結果的には業界全体の集客力を増すことに貢献できるかも知れなくて、

ジム側にとっても肩書きボクサーを増やすことは練習生獲得に繋がって、

最終的にはトータルの集金力を増すことが出来るかも知れなくて、

より多くのボクサー達が規程通りのファイトマネーを受け取れるようになるっていう、

そういう夢のような可能性さえあるかも知れないんだよね。

 

ただ、例えデビュー戦でも1勝さえすればランクイン出来るっていう仕組みは、

男子ボクシングとは明らかに別のジャンルであることを示してて、

元々女子ボクサーの総数が少ないのに男子並みに15位まで設置してるのも、

ランキング自体がスカスカであることを白状してるようなものなんだよね。

 

男子ランキングも10位までで充分だったんだけど、

野放図なまでに15位までに広げ過ぎてしまった結果、

現在Mm~M級までの13階級で32名分もの空きが出来てしまってるし、

そもそもランカーとしての価値そのものが失われつつある中、

更に委細構わずそれ以下のA級ボクサーをもランク付けするべきだっていう、

もう考えられないほど自己中のジム関係者がいることにも驚く訳で、

日本バンタム級27位なんて肩書きとリングコールが欲しいのかって事で……。

 

そういう肩書き欲しさの傾向が女子ボクシングにも現れてる言わざるを得ず、

それはもう殆ど媚びに近いウケ狙いとしか思えず、

1勝すれば15位にランキングされるっていう大サービスは、

こと女子ボクシングの振興策だけに留めておくべきだし、

取り敢えずこれからは月間賞の選定はあくまで男女別々ってことで……。

 

 

男子を含めた業界全体の振興策はあくまで別の論点であって、

改善すべき点に関して目を瞑り、かつその点から目を逸らさせ、

殆ど枝葉に過ぎない変更に無駄な議論を尽くすのではなくて、

そもそもボクシングっていうのはジムの為にあるのではなくて、

ボクサーの為にあるんだってことを強く再確認すべきだと思うんだよね。

 

 

 

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