2017年7月26日 (水)

後楽園ホール・7月25日

 

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「靴置場なんだけど……。」

 

注目は靴ではなくて左側に積んである競馬新聞の山で、

年初めから全て残してあってこれでほぼ半年分で、

毎年1年分が溜まったところで処分するんだけどね……。

 

 

 

昨日の後楽園ホールのボクシングはオール4回戦で、

デビュー同士の第一試合以外は東日本新人王トーナメントの準々決勝戦で、

全ての組み合わせの中に自分的な優勝候補が入ってたんだよね。

 

本来は協会主催なんだけど今回は “DANGAN” が見事に取り込んで、

協会主催の場合だと通常、試合の順番は軽い階級からの体重順になるんだけど、

“DANGAN” は興行全体にリズム感を付与すべく敢えてその順番を無視してて、

試合ごとにスピードと迫力の変化があってとっても良かったんだよね。

 

ホールに入ってから角海老ジムの小堀トレと子育ての話をした後、

鈴木会長と最近のボクシング界の話なんかして始まり始まり……。

 

 

 

① 平山貴紀君(金子)×濱口大樹君(ワタナベ)……SB

デビュー戦の20歳・茨城県と、デビュー戦の21歳・東京都。

 

先週末からの多忙にも関わらず渡辺会長はいつものようにちゃんと出張ってて、

お互いに目で挨拶を交わしたんだよね。

 

<1R>

カッチリした感じでスタートした濱口君の方が距離感も備えてる動きが出来てて、

早くも明確な主導権と取りつつあった残り1分19秒、

ほぼリング中央のところで右ストレートをタイミングよく当て込んでダウンゲット。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした平山君だったんだけど、

近いところでやりたがり過ぎじゃなかったかなあ……。

 

<2R>

挽回目指して平山君が飛ばしていって、

どうやら左フックが売り物のようだったんだけど精度的には今一だったし、

受けて立った濱口君の方も相手の突っ込みの前にもっとジャブジャブなんだわ。

 

それでもやたら無暗に突っ込んでくる相手に対して濱口君、

ラウンド終盤にかけてはタイミングのいい右ショートを合わせ打ってたね。

 

<3R>

もっと左のフォローを使いこなせるようになるといいんだけど濱口君、

それでも馬力だけになりつつあった平山君に付け入る隙を与えず、

このラウンドは薄っすらの鼻血を見舞ってたんだわ。

 

<4R>

気持ちの強さは伝わってきたんだけど、

平山君はまずは距離の緩急を身に付けるべきだったし、

沢山打つのも大切ではあるんだけど正確に当てる技術の向上も望まれる訳で、

最後まで動き切って振りまくる元気さが勿体なかったんだわ。

 

お互いに解り易い課題を抱えたデビュー戦だったんだけど、

自分のスコアは39-36で濱口君だったんだけど結局、

39-36、39-37×2でやっぱり濱口君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この後の11試合が新人王トーナメントの準々決勝戦だったんだけど、

とっても楽しみにしてた有岡康輔君×高井裕一郎君の試合が流れてしまって、

高井君のケガ棄権で有岡君のジム移籍初戦は先になってしまったんだわ。

 

それと大場翔君×土田佑一君の試合も大場君の棄権で中止になってたんだけど、

大場君はAグループの優勝候補の一人だったもんで残念残念。

 

 

 

② 義元得拳君(神奈川渥美)×長岡舜也君(角海老)……B

3勝(2KO)1敗の31歳・ボリビアと、2勝(1KO)5敗(4KO)1分の26歳・茨城県。

 

義元君、ボリビアで生まれた日本人ってことなのかなあ……。

その義元君はBグループの優勝候補の一人なんだけどね。

 

<1R>

最初の詰め詰めは義元君だったんだけど長岡君のジャブが中々のグッドヒットで、

いつもよりは積極的な序盤は陣営に期待を抱かせたんだけど、

時間が進むにつれ義元君の迫力が増していって、

一旦振り出した時のパンチの鋭さは流石で、

長岡君の左顔面が早くも赤くなっていったんだわ。

 

<2R>

長岡君の左ボディがいい喰い込みを見せてたんだけど、

それにこだわり過ぎる余りか義元君の右を貰ってしまうことが同時に起きて、

流れが大きく傾いていったんだけど、

その義元君にしても動きの劣化が目立ってスタミナ面の不安が顕著だったんだわ。

 

どっちもどっちだなあって見てた残り58秒、

相手が下がり加減になったところに義元君の追い打ち左フックが直撃して、

北ロープ近くで長岡君が大きくダウンしてしまったんだわ。

 

その倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドで2分05秒、

義元君のTKO勝ちだったんだけど、

このまますんなり突っ走るって感じとは程遠かったんだよね。

 

 

 

③ 田中公士君(三迫)×石渡剛君(オサム)……F

3勝(1KO)2敗(2KO)のサウスポー、26歳・大阪府と、

3勝(1KO)1敗1分の20歳・埼玉県。

 

この試合はシードされてた優勝候補の一人石渡君が勝つんじゃないかって……。

 

<1R>

お互いに相手にきっかけを求め過ぎる序盤だったんだけど、

1分15秒、上背とリーチで優勢な石渡君の返しの左フックがヒットして一瞬、

田中君がクラッとしてしまったんだわ。

 

それにしても二人共、動きがポキポキしててスムースさに欠けてて、

何となく退屈になってきたし、やっぱり石渡君が勝ちそうな感じだったもんで、

一旦休憩タイムゲットってことで……。

 

で、4Rの初め頃に戻ったら、                                     

其々が応援するボクサーを見に来てた長嶺克則さんと勅使河原弘晶さんがいて、

状況を聞いてみたらその後展開が大きく変わって、

2Rには田中君の反転攻勢が著しくて、

3Rには石渡君からダウンゲットしたってことで、

途中から見てた4Rも手数で石渡君を圧倒してたんだわ。

 

 

比較的大きく振って来る相手に山ほどの手数で立ち向かうっていう図式は、

23日の大田区総合体育館での小久保聡君の戦い方とよく似てて、

三迫ジムの戦略勝ちって感じの40-35、40-36、39-36ってことで、

圧倒しまくった田中君の圧倒3ー0だったんだわ。

 

 

 

④ 屋根内譲太君(REBOOT)×住田愛斗君(角海老)……SF

1勝1敗(1KO)の22歳・三重県と、3勝(1KO)1敗の23歳・大阪府。

 

<1R>

屋根内君は自分の中の記憶の彼より余程素早くて仕掛けも積極的で、

ラウンド中盤までは彼の突っ突きショットが優勢だったんだけど、

終盤にかけては住田君のボディショットが輝きを増してたし、

左フックのヒットが印象的だったんだわ。

 

<2R>

どちらかのファーストショット後にすぐに絡み合ってしまう場面が多くなったんだけど、

ゴニョゴニョしたところでもショートブローのヒット率が高かったのは住田君で、

左右ボディから右ストレートをヒットヒット。

 

お互いに気持ちの強さを前面に出したフルショットが続いたんだけど、

精度を欠くパンチが多過ぎで、特に屋根内君のヒット率が良くなかったんだよね。

この回、住田君が左目上を薄くバッティングカット。

 

<3R>

沢山振ってる割には屋根内君の精度は今一のままだったし、

住田君も含めてムキになり過ぎてのフック系が多過ぎると思ったなあ。

 

残り1分までは屋根内君の頑張りの方が優勢だったんだけど、

そこから住田君の盛り返しがあって微妙になっていったんだけど、

それにしても屋根内君は殆どボディを攻めていかないんだよね。

 

<4R>

小さく鋭く振れた方が試合を決めそうだったんだけど、

結局二人は大殴り大会に突入してしまっての若干グダグダで、

1分過ぎからの住田君のボディラッシュだけがポイントに作用しそうだったけど、

それ程巧くは無い二人は溢れる気持ちを充分に見せてたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで住田君の余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

今年この階級は残念ながらレベル的には今一で、

住田君はAグループ唯一の優勝候補で、

次の試合も普通に勝ち抜けて決勝進出しそうな感じなんだよね。

 

 

 

⑤ 赤岩俊君(マナベ)×荻原惇君(ワタナベ)……SL 

1勝(1KO)0敗1分のスイッチ、24歳・福岡県と、

1勝(1KO)1敗のサウスポー、21歳・長野県。

 

荻原君は軽井沢町出身ってことでちょっと羨ましい感じがするね。

佐々木トレは随分髪を伸ばしてIT系のエリートサラリーマンみたいだったなあ。

 

この試合は赤岩君の勝ち上がりを予想してたんだよね。

 

<1R>

お互いフレームのデカイ同士だったんだけど、

二人共腰高のまま打ち合ってて危険度は相当高かったんだわ。

 

ガードを置き去りにしての殴り合いはそれなりにスリル満々だったんだけど、

其々の陣営にとってはハラハラの展開のままだった残り1分07秒、

リング中央やや北寄りのところで相手が踏み込んできたところに

赤岩君の右チョンストレートがタイミングよくヒットして荻原君がダウン。

 

リスタート後の赤岩君は決着目指してラッシュラッシュで残り42秒、

西ロープ前で左右ショットを連続的中させて2度目のダウンゲット。

 

それにしても攻める方も立て直すべき方も両方共が冷静さを欠いてて、

運に任せた出たとこ勝負って感じの雑さが目立ってたんだよね。

 

<2R>

長くは持ちそうになかった荻原君だったんだけど、とにかく踏ん張ってて、

赤岩君の手緩さにも助けられてたんだけど、

お互いにまだまだ冷静になり切れないところがあって、

一発当てても打ち込まれても途端に別人のようになってしまってたんだわ。

 

ラウンド中盤過ぎまで赤岩君のチョン打ちがヒットヒットしてたんだけど、

残り50秒ほどからは荻原君も懸命に盛り返して、

流れを変えそうな雰囲気すらあったんだけど、

それまでの被弾によるダメージが頑張りを長続きさせてなかったなあ。

 

<3R>

赤岩君はスイッチボクサーの筈なんだけどサウスポーチェンジは一切しなくて、

この日はこのままオーソドックスでやり切ろうと決めたかのようだったんだわ。

 

それでも徐々にヘバリが浮き出てきてポイントキープがやっとの感じさえあって、

赤岩君は逃げ足は速くなったんだけど手数はメッキリ落ちてしまったんだわ。

 

だからここからが荻原君にとっては挽回のチャンスだったんだけど、

その彼のヘバリも同じように進んでて足元が踏ん張れなくなってたし、

長い時間の攻撃はとっても無理そうで、

要するに二人共、徐々にグズグズになってしまったんだよね。

 

<4R>

最終ラウンドだっていうのに二人共、休み休みになってしまって、

ダウンゲットしない限り勝ち目の無かった荻原君だったんだけど、

気持ちに体が付いて行かなくなってしまってたし、

最後は殴り合いというより撫で合いのようになってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-35だったんだけど結局、

40-35、39-35×2ってことで赤岩君の3-0勝ち。

 

 

赤岩君の準決勝戦の相手の木原宗孝君なんだけど、

二人共、よく似たボクシングスタイルで勝ち負け予想は微妙なんだけど、

パンチ力自体は赤岩君の方が上回ってると思うし、

アマ経験豊富な木原君ではあるんだけど動きとパンチに無駄が多いもんで、

苦労しながらも赤岩君の方が決勝戦に進出するんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑥ 石井優平君(宮田)×薮﨑賢人君(セレス)……F

2勝(2KO)0敗1分の20歳・静岡県と、

1勝(1KO)1敗1分のサウスポー、19歳・千葉県。

 

スタミナに若干不安を抱えながらも石井君が勝ち上がるんじゃないかって……。

 

<1R>

薮﨑君は中々シッカリした元気に溢れたサウスポーで、

石井君といえども楽にやらせて貰えそうにないなあって思ってた1分33秒、

リング中央やや北寄りのところで石井君の右の打ち終わりに薮﨑君、

あのタイミングでカウンターを当てるのは中々難しいと思うんだけど、

左ストレートをストンって感じで合わせ打っていきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の石井君はやっぱり打ち終わりの際のルーズさが改善されなくて、

その後も薮﨑君の左ストレートを幾つも重ね打ちされてしまって、

大きく反撃できないまま薮﨑君のほぼ一方的な展開が固まってしまって、

見かねたレフェリーが北ロープ前で2分45秒、

二人の間に入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで薮﨑君は次、準決勝戦で田中公士君と戦うんだけど、

元気と粘りの対決って感じだよね。

 

 

 

⑦ 稲葉直樹君(P渡久地)×荒川竜平君(中野サイトウ)……F

4勝(2KO)4敗(2KO)の21歳・三重県と、

3勝(2KO)0敗1分のサウスポー、28歳・宮崎県。

                                                                 .

まるでアマ出身者のようなボクシングをする荒川君の余裕勝ち抜けっていうか、

自分はAグループ唯一の優勝候補だと思ってるんだけどね。

 

<1R>

4勝して既にB級レベルの稲葉君に対して荒川君はいつもの冷静な立ち上がりで、

まずは1分30秒、右ボディからの左ストレートをクリーンヒット。

 

距離を掴みかねてる稲葉君を尻目にその後も終始荒川君ペースで、

相手が安直に大きく入って来る途端を狙いまくってたんだわ。

 

荒川君は実にバランスのいい攻撃をしてたしヒット総数も圧倒して、

このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<2R>

そもそも前の手の使い方で荒川君の優位性は全く揺るぎがなくて、

稲葉君も懸命に距離を潰しながらの必死の右フックだったんだけど、

大きく当て込むまでには至らず、顔面の傷み方にも相当違いが出てきたんだわ。

 

<3R>

荒川君は無駄な動きが少ないし見てて心地いいリズム感をまとってて、

稲葉君も懸命な詰め詰めではあったんだけど思い通りの距離を作れないままで、

飛ばし切れないイライラを募らせていっていたかのようだったんだわ。

 

ほぼ一方的な展開ではあったんだけど、

荒川君の方もパンチを打ち出すタイミングが一定し過ぎるきらいはあったし、

打ち出すパンチの強さの緩急とか手数そのものの調整が欲しいところであって、

攻撃が平板化してしまってるような感じが少ししたんだよね。

 

<4R>

挽回目指して稲葉君が飛ばしてくる中、荒川君もそれに対応しての手数アップで、

ここで鬼飛ばししてダウンゲットが見たいところでもあったんだけど、

やっぱり大人のボクシングを続けてたんだよね。

 

ポイント的にはどうにもならなかった稲葉君だったんだけど、

それでも最後まで勝負を諦めない頑張りが目立って1ポイントバック。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで荒川君の余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

 

荒川君はAグループ唯一の優勝候補だしこのまま決勝戦だと思うなあ……。

 

そう言えば昨日は試合後のインタビューが一切無くてのサクサクの進行だったね。

 

 

 

⑧ 小笠原梢太君(REBOOT)×今川未来君(木更津GB)……SF

2勝(1KO)0敗の22歳・岩手県と、

4勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県。

 

パワーの違いで小笠原君が今川君を圧倒してしまうんじゃないかって、

試合前はそう予想してたんだけどね……。

 

<1R>

二人共、開始直後からそこそこの巧さと力強さを発揮してたんだけど、

大きく一発を狙い過ぎるきらいのあった小笠原君に対して今川君、

身を交わしやり過ごしながらの左ストレートが抜群のヒット率だったんだわ。

 

<2R>

小笠原君はムキになり過ぎての仕掛けが大き過ぎで、

試合慣れしてる今川君に軽くあしらわれてる感じさえ漂ってきて、

今川君の足の短い鋭いショットがやたら目立ってたんだよね。

 

<3R>

小笠原君が相当力強くブン回してくるもんで今川君、

危険や恐怖を感じなかった訳では無かったと思うんだけど、

それでも敢えて相手の打ち終わりに右フックを合わせ打ってて、

残り2秒のところでタイミングのいい左のショートスイングで見事なダウンゲットで、

小笠原君は大きく狙い過ぎたのが裏目に出てしまったって感じだったなあ。

 

<4R>

小笠原君も最後の勝負を賭けていったんだけど、

余りに前振りが無さ過ぎだったし殆どボディも攻めないままで、

試合を覆すには至らないまま頑張りが空転するばかりで、

交わすのも引くのも巧くて打ち終わりの体の逃がし方も抜群の今川君に

最後まで翻弄されてしまったって感じだったなあ。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、

40-36、39-36ってことで今川君の大差3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この日抜群の巧さを見せた今川君が過去に3敗してるなんて信じ難くて、

このまま決勝戦まで突き抜けてしまいそうな感じのデキの良さだったんだわ。

 

 

 

⑨ 山本智哉君(宮田)×安藤教祐君(KG大和)……LF

1勝0敗の20歳・東京都と、3勝(2KO)0敗の25歳・宮崎県。

 

この階級、最後は結局、安藤教祐君と大橋波月君とで決勝戦だなって、

そう思ってたもんで驚いてしまったんだわ。

 

<1R>

二人共、初っ端からパキパキ飛ばしてて、

手数そのものは山本君とは比べ物にならないほどだったんだけど、

有効打ってことになると安藤君の方が勝ってたんだわ。

 

<2R>

体を左に傾けた所から打ち出す安藤君の左ジャブが山本君には見えてないようで、

幾度も突き上げられるような感じで山本君の髪の毛をバサバサさせてたんだわ。

 

やっぱり山本君、そのセミロングのサラサラヘアっていうのは試合ではマズくて、

ちょっと当たっただけで大袈裟にバサバサしてしまって、

採点に際しては不利な印象を与えるばかりだからね。

 

残り25秒、安藤君の右フックがクリーンヒットしてたんだけど、

安藤君のパンチは相対的に出所が解り難いんだよね。

 

山本君もめげることなくの頑張り手数だったんだけど、

当て勘的には今一歩っていう状態が続いてたんだわ。

 

<3R>

山本君もそこそこやってるんだけど、

安藤君が常にそれを上回るパフォーマンスをしてるって感じで、

中々ポイントバックするまでには行かなかったんだよね。

 

<4R>

ここでダウンゲットしない限り山本君の勝ちはなかったんだけど、

その山本君は元々それ程のハードヒッターではないし、

やっぱり勝負あったかなあって見てたんだけど山本君は全く諦めてなくて、

初っ端から飛ばして回転の中での左フックを連続ヒットさせたんだわ。

 

それは1分手前のことだったんだけどその途端、アレッて感じで安藤君、

急に別人のように弱ってしまって一方的な追い込まれ方をしてしまって、

北西ポストに押し込まれてしまったままほぼ無抵抗主義者のようになってしまって、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで1分00秒、

自分にとっては番狂わせの山本君の衝撃的な逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

勝ち上がった山本君には次の試合でもハードな相手が待ち構えてて、

強連打とスタミナを誇る亀山大輝君なんだけど……。

 

試合後暫くして北板席で山本君と目が合って、

自分のことは知らないと思ってたけど笑顔でコクッとしてきたからちょっと話して、

このブログを読んでくれてるってことだから彼の負け予想のことは知ってて、

まあ予想は外れるもんだからって言い訳しながらだったんだけど、

結構真面目に話を聞いてくれたんだわさ。

 

 

それにしても安藤君の方は一体どうしてしまったのかってことで、

集中を緩めた一瞬を狙われたとしか言いようがなかったんだよね。

 

 

 

⑩ 林慶太君(10count)×江澤宏之君(角海老)……SFe 

1勝(1KO)1敗(1KO)の20歳・東京都と、4勝(1KO)1敗の27歳・東京都。

 

LF級の直後のSFe級は異常なほどデカく見えたんだけど、

この組み合わせだと江澤君の勝ちは揺るぎないんじゃないかって……。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背のある林君は後ろ姿がちょっと西田光さんを彷彿とさせて、

中々逞しい印象だったんだけど、いきなりあっけなくて、

開始僅か23秒の赤コーナー前だったんだけど、

江澤君の強烈な左Wフックの2発目をまともに貰ってしまってダウン。

 

両足を揃えたままのバッタンダウンだったもんで心配されたところ、

何とかリスタートすることが出来たんだけど林君はその後も被弾が多くて、

感じを掴んで体もこなれてきた江澤君の前にひとたまりも無さそうで、

左のトリプルとか右アッパーだとか派手に攻め込まれてたんだわ。

 

<2R>

ダメージを引きずることなくの立て直しだったんだけど林君、

右がヒットしないと始まらないっていう若干片寄りの強いボクシングで、

ラウンド終盤には左右ボディから一気攻勢をかけられてしまったんだけど、

それでも中盤までの必死手数で1ポイントバック。

 

<3R>

ここが勝負の分かれ目の男の勝負どころで、

お互いに吹っ切れたような打ち合いから始まったんだけど、

大きな有効打が無かった中、

力振り絞っての必死手数で林君がやや優勢に推移してこれでイーブン。

 

<4R>

最後の勝負が始まったばかりの開始20秒、

ショートブローの打ち合いはどっちも有りだなって見てたその瞬間、

江澤君の右フックが綺麗にカウンターヒットして林君がダウン。

 

リスタート後の林君は今回のダメージは初回のものとは比較にならなくて、

いきなり上下のバランスが悪くなったし腕振りも緩んでしまったんだわ。

 

1分半が経過する頃、江澤君の左ボディが強烈な喰い込み方を見せて、

思わず下がった林君を江澤君が更に一気の鬼追撃で、

ほぼ一方的になってしまった1分57秒、江澤君のTKO勝ちだったんだわ。

 

3Rでやっとこさイーブンに戻したっていうのに勿体なかった林君だったんだけど、

それでもパンチを貰った際に如何にも打たれてしましたっていう体の動きとか、

顎が上がって両手が体から離れ過ぎるような悪い癖は即改善なんだよね。

 

 

江澤君の次の相手は8月1日に決まるんだよね。

 

 

 

⑪ 高島裕樹君(宮田)×中村由樹君(輪島S)……Fe

4勝(3KO)5敗(3KO)1分の30歳・佐賀県と、1勝0敗の28歳・東京都。

 

中村君は勅使河原さんの流れを継ぐような雰囲気を持ってて、

矢斬佑季君に3-0勝ちしはしたけどホントの実力があってのことかって……。

ただこの日の相手は過去10戦してるけど勝ち負けが拮抗してる30歳だし、

ほぼ完勝するんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

お互いにごく普通の入りをしてたんだけど開始49秒、

グイッと詰めた所での中村君の左フックが強烈ヒット。

 

ゴロンと仰向けに大の字になってしまった高島君、

何とか立ち上がりはしたんだけど再開するには足元が覚束なくて、

どうなるのかなあって見てたらそのままレフェリーストップエンドってことで0分53秒、

中村君の実に手際のいいTKO劇だったんだわ。

 

 

 

⑫ 橘ジョージ君(協栄)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L

2勝2敗の22歳・新潟県と、

3勝(2KO)0敗のサウスポー、25歳・神奈川県。

 

この試合は内藤君の順当勝ちだと思ってたんだけどね。

 

<1R>

フレームのデカさは橘君が圧倒的でリーチ差もかなりあって、

内藤君としてはそれをどうするかってところだったんだけど、

橘君はスタンスの広い割には厳しい詰め寄りをしてたし、

頭から突っ込むようなところもあって、

内藤君としてもとってもやり難そうにしてたんだわ。

 

その内藤君が逡巡と言うか攻めあぐみ続けてた残り1分09秒、

橘君の右チョンストレートがタイミングよくヒットして内藤君がグラッとしてしまって、

他に明らかな有効打が無かった中、橘君が先行1ポイントゲット。

 

<2R>

内藤君は距離を計りかねてたというかやり難さを丸出しにしてて、

大体が一次踏込だけで終わってしまってたもんで有効ヒットからは程遠くて、

要するに距離の差だけの試合になってしまったんだわ。

 

この日の内藤君にそれを克服するのはとっても無理そうに見えたもんで、

自分はこの回で離席ってことで……。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら40-37、39-37、38-38ってことで、

やっぱり橘君の勝ちかあって思ってたら何と内藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

場内からは大きなブーイングの声が聞こえてきて、

自分は2Rで切り上げたからあれこれ言う資格は無かったんだけど、

それでも1Rと2Rの両方共を内藤君に振るっていうのは理解し難くて、

両方共を橘君に振ってるジャッジが同時にいたことも双方にとっての不幸で、

4回戦で2ラウンド分を全く逆に配点されたらやってる方は堪らないんだよね。

 

 

橘君陣営の不満は尽きるところが無かったから、

文書で抗議を申し入れた方がいいって思ったけど、

肝心のジム会長はこの日も当然の如く欠席してたからなあ……。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 今川未来君

② 荒川竜平君

③ 山本智哉君

④ 中村由樹君

⑤ 薮﨑賢人君

 

 

 

朝9時には上がるって言ってた雨も12時過ぎてもまだ振ってたし、

競馬新聞の予想屋たちの外し方も半端じゃないんだから、

自分がボクシングの勝ち負け予想を外しまくっても落ち込む必要はないって事で、

昨日は予想した11試合の内4試合も外してしまったんだよね、

 

 

 

2017年7月24日 (月)

大田区総合体育館・7月23日

 

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“御来光”

 

モネの “印象・日の出” の雰囲気を感じさせるバルコニーからの朝4時半頃。

 

富士山の頂上から見る御来光だけが荘厳で有り難いとは思ってなくて、

毎日毎日其々の場所、其々の人に御来光はある訳で……。

 

 

 

新しいアンプとスピーカーをバイワイアリング接続して、

最初のCDを聞いてみたらもうとっても満足のいく音がしてね、

左右の位相が以前よりずっと安定したし音像もクッキリしたんだわ。

 

ただ、アンプに内蔵されてるUSB DAC機能を生かすための

ドライバーのインストールが中々巧いこといかなくて手間取ってしまって結局、

ヤマハの担当者に詳しく教えて貰ってやっと完成で、

iTunesの中に取り込んだ音楽を聴くには、

今まではPCのイヤホンジャックから普通のケーブルを繋いでたんだけど、

USBケーブルを使うことで格段に音質が良くなったもんで、もう嬉しくてさあ。

 

 

 

今年ちょうど50回目の現場観戦はとっても湿度の高い一日で、

テレビが入ってる関係で進行がトロトロの休憩だらけで、

4時半に始まったんだけど6時間もかかってしまって、

家に着いたら11時を過ぎてしまったんだよね。

 

 

 

① 若松大輝君(ワタナベ)×何チャラ・ボクシングキャンプ

                        ………Fe 6R

5勝(3KO)1敗(1KO)の21歳・神奈川県と、

9勝(3KO)3敗1分の21歳・タイ。

 

<1R>

タイ人にしては珍しく胸毛ボーボーのボクサーが出てきて、

一瞬印象的な力強さを感じさせたんだけど、

今とっても勢いのある若松君の前にはやっぱり殆どひとたまりもなくて、

様子見さえすることなくの一気攻めで1分40秒の青コーナー前、

左右の強烈フックを連続ヒットさせていきなりのダウンゲット。

 

リスタート後の残り40秒のリングほぼ中央、

勢いのまままたもやの右を直撃ヒットさせて2度目のダウンゲット。

 

タイボクサーの割には珍しく立ち上がってきたもんで再々のリスタートだったんけど、

立ち上がっただけがエラかったってだけの残り12秒、

若松君がドカドカボディからのフィニッシュショットは強烈右フックで、

赤コーナー前でバッタリ倒れたタイボクサーはそのままテンカウントアウトで、

2分59秒、若松君のKO勝ちだったんだけど、

この胸毛タイボクサー、リングのあっちこっちで倒れまくってたんだわさ。

 

 

 

② 三代大訓君(ワタナベ)×何チャラ・ナロン……60.5㎏ 5R

2勝(1KO)0敗の22歳・島根県と、戦績不明、?歳・タイ。

 

赤コーナーは “みしろひろのり” 君っていうんだけど相当強いB級ボクサーで、

タイボクサーではとっても相手になりそうになかったんだけど、

この日の三代君は1~2Rは殆ど全く何もしないままで、

体調が悪いのか、そもそもやる気が無いのかって一瞬思わせたんだけど、

自分には意識的な手抜きをしての時間稼ぎなんだなってすぐに解って、

サクサクッと早や終りが続くと休憩タイムだらけになってしまうからってことで、

陣営から間引き運転を指示されてたんだと思ったんだよね。

 

普段ならあんなにトロトロやってたら大声でどやすセコンドも無言のままで、

そういうのをいつまで続けるのかって思ってたら結局次の3R、

全くの別人が出てきたように飛ばしてあっと言う間の決着だったんだわ。

 

右アッパーで最初のダウンゲットしたリスタート後は2発のボディブローで、

立て続けに2度のダウンゲットで1分34秒でのTKOエンドだったんだわ。

それにしてもこの試合は何故5回戦として組まれてたのかなあ。

 

 

 

③ 河野公平君(ワタナベ)×何シャラ・スポーツスクール

                          ………53㎏ 8R

32勝(13KO)10敗(1KO)1分の36歳・東京都と、

13勝(3KO)9敗1分の23歳・タイ。

 

河野公平君と記述するのは若干の抵抗があるんだけど、

現在はWBC23位っていうのが彼のランキングな訳で、自分の括りとしては、

世界ランカーは15位以内をさん付けにするって設定してるもんでね。

 

慎重に用意されたタイボクサー相手の復帰戦なもんで河野さんが負ける筈も無く、

もし片手で試合をするっていうのなら見たんだけど勿論そんな事は有り得ず、

5R1分35秒っていう結果もずっと後になって知ったんだわ。

 

 

 

④ 船井龍一さん(ワタナベ)×奥本貴之さん(Gツダ)

              ………日本 SF タイトル戦 10R

27勝(19KO)7敗(3KO)のチャンピオン、31歳・東京都と、

18勝(8KO)7敗(2KO)3分のランク1位、サウスポー、25歳・奈良県。

 

奥本君はランク1位ってことなんだけど、

船井さんと比べると戦績的にはかなり見劣るって言わざるを得ないし、

強い相手達に勝ってきたってことでもない中、

船井さんにとっては地元大田区での初防衛戦ってことで……。

 

<1R>

最初の1分間は二人共とっても慎重で、

船井さんは取り敢えずは相手の出方を探っての待ち姿勢で、

奥本さんもとにかく出て行かなかったんだわ。

 

奥本さんには何かの作戦があるようだったんだけど結局最後まで全く攻めなくて、

ステップワークも腕振りもそこそこスピードはあったんだけど、

そもそもの距離感は余り良くない感じを受けたんだよね。

 

<2R>

1分25秒、船井さんが返しの左フックをクリーンヒットさせて、

やっと試合が動いてきたんだけど、奥本さんもいいワンツーを打ってたんだわ。

 

ただ彼の狙い目は中間距離での戦いではあくまで無くて、

ガチャガチャッとさせたところでのパワフルな腕振り一本って感じで、

そういう意味ではとってもシンプルな戦い方だったんだわ。

 

<3R>

一瞬の踏み込みからの2発までに賭けてる奥本さんに対して船井さん。

常に反応鋭い対処が出来てて殆ど何の心配も無さそうで、

奥本さんもまだまだ可能性は見せてたんだけど、

反撃を避けるべくのラフな頭からの突っ込みは危険この上なくて、

船井さんも頭の逃がし方に改善の余地はあったんだけど意地で引かなくて、

案の定、右目上を大きくバッティングカットしてしまったんだわ。

 

<4R>

結局、奥本さんのボクシングは遊びの少ない突っ込み一本の単調系で、

上体を細かく動かして船井さんに入りっ放を合わせられないようにはしてたけど、

ポイントを取るまでの有効ヒットが叶わないままで、

このラウンドも1分40秒での船井さんの右ストレートが目立ってたんだわ。

 

残り40秒、船井さんのカット傷にドクターチェックが入ってて、

このままだと最後までは行きそうにない感じが早くも漂って来たんだよね。

 

<5R>

奥本さんはこの後もこんな調子で行くのかって感じで、

やたらガチャガチャさせたがってるだけで、

接近戦では意図的に頭をぶつけていく動きさえしてて、

船井さんが今度は左目上をバッティングカット。

 

<6R>

お互い徐々にファーストコンタクトだけのボクシングになってしまって

これ以降は遠目だったら一体何をしてるのかが解り難いゴニョゴニョ戦一途で、

自分のところからでも何だか闘犬のようになってしまって、

奥本さんとしては望むところだったんだろうけど、

何度もドクターチェックが入るもんで自分の気はすっかり削がれてしまって、

しょうがないなあって感じで離席してしまったんだわ。

 

関西にはまだまだあんな感じの突貫一本ボクサーが多くて、

頭からのガンガンボクシングで嫌がらせをするような感じで、

結局次の7R、船井さんのカット傷が悪化しての負傷ストップエンドで、

68-65×2、67-66ってことで船井さんの3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

⑤ 大西裕太君(横田S)×佐藤和憲君(新日本大宮)

                         ………60㎏ 4R

3勝(3KO)4敗(2KO)の32歳・神奈川県と、

3勝(3KO)4敗(1KO)の30歳・北海道。

 

試合前、あるボクサーと間違えて佐藤君に声を掛けてしまって、

すぐに間違いだって気が付いたんだけど佐藤君は自分のことを知ってて、

ブログも読んでくれてるみたいだったんだわ。

 

<1R>

上背とリーチで優勢な大西君の方がやたら動き回るボクシングで、

捕まえ切れない佐藤君が途中途中で薄い被弾を重ねて苦労してたんだけど、

終了間際、やっとこさで右フックをそこそこの強度で当て込んで、

元々腰高だった大西君をロープ際まで吹っ飛ばしてたんだわ。

 

<2R>

開始20秒、小内刈りみたいな感じに足が絡まって佐藤君が浴びせ倒して、

柔道だったら間違いなく一本勝ちってところだったなあ。

 

大西君は1分を過ぎると途端に動きが鈍くなるのが解り過ぎで、

それにつれ佐藤君のヒット率が上がっていった1分半過ぎだったかなあ、

右、左って放った佐藤君のフックが直撃して大西君がダウン。

 

何とかリスタートしたんだけど大西君、既に膝がポクポクしてしまって、

ここは佐藤君の鬼追撃でエンディングかって思わせたんだけど、

佐藤君も手緩さが目立って仕留めきれず大西君に凌がれてしまったんだわ。

 

<3R>

前のラウンドで打ち疲れたか佐藤君、飛ばし切れずのガス欠模様で、

回復した大西君に攻め込まれる場面が増えていったんだわ、

 

<4R>

勝負としては面白くなってきて、このラウンドの出来次第だったんだけど、

それでも大西君としてはダウンゲットしないと勝てない状況だったんだけど、

相変わらず足元が踏ん張れないままで、

佐藤君の手緩さに助けられてたって感じだったんだよね。

 

このラウンドでも佐藤君の唯一の仕掛け技は得意の浴びせ倒しで、

大西君が足元を踏ん張れなかったことにも起因してたんだけど、

中盤過ぎからは二人共ほぼヘロヘロになってしまって、

最後は佐藤君の打たれ方が形が悪くて被弾数も半端じゃなかったんだわ。

 

 

ってことで自分は38-37で佐藤君だったんだけど結局、

38-37×2、37-37ってことで佐藤君がギリギリの2-0勝ち。

 

37-37としたジャッジは最終回を10-8で大西君にしたんだろうけど、

この辺に自分は10点法の矛盾を感じる訳で、

以前から5点法がいいんじゃないかって思ってるんだけど、

それに関してはまた別の機会にってことで……。

 

 

 

⑥ 田口良一さん(ワタナベ)×ロベルト・バレラ

             ………WBA LF タイトル戦 12R

25勝(11KO)2敗2分のチャンピオン、30歳・東京都と、

18勝(12KO)1敗のランク1位、スイッチ、24歳・コロンビア。

 

田口さんも大田区の出身なんだよね。                                                   

この試合は実に実に面白かったんだわさ。

 

渡辺会長がスーツ姿ではなくてトレーナーと同じウェアを着てて、

珍しいなあって思ってたらこの日はセコンドの一人に加わってたんだわ。

 

田口さんは赤のレイジェス、バレラは白の同じくレイジェスだったんだけど、

白色のグローブは視覚的に大きく見えるし、

パンチの軌道が一瞬目に焼き付くもんで嫌がる相手も多いんだよね。

 

<1R>

いつもは若干様子見でスタートする田口さんだったんだけど、

この日はいきなり全開のボクシングで、

それは仕掛けの早いバレラを調子づかせるのを阻止しようとしてのことらしくて、

華麗な上下打ち分けと鋭い左ボディーをかませていって、

そのボディブローが効いたかバレロ、いきなりベルトラインを気にしてたね。

 

その後もほぼ完全に展開を掌握してバレラに付け入る隙を与えなかったんだわ。

ってことでこのラウンドは10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだよね。

 

 

 

またしても例のクソ野次オヤジがこの日も紛れ込んでの悪意に満ちた大声で、

コイツは後楽園ホールではあるジムから出入り禁止を喰らってるし、

自分も過去何回も直接どやし付けたんだけど、バカなのかまるで懲りてなくて、

ボクサーをけなしたり他人が不快になるようなことをがなるのが生きがいのようで、

仕方無いから昨日も反対側にいたソイツの席まで行って、

「何回言ったら解るんだ、お前はホントのバカなのか!」 って優しくどやしたら、

ソイツは一切自分の方に目線を向けないまま固まってしまって、

「うるせえ、コノヤロ!」 とも言い返さない無言のままで、

とにかく気合の入ってない只のクソ野次オヤジで情けないったらないんだわ。

で、それ以降はすっかり大人しくなって、それもいつも通りだったんだけどね。

 

<2R>

このままじゃマズイって感じでバレラも少し飛ばしていって、

この後も頻繁に繰り返してたんだけどサウスポーチェンジを見せたんだけど、

それは田口さんを翻弄させようとするよりは、

左ボディを喰らう面積を減らそうとしてるかのようだったんだわ。

 

ラウンド序盤に飛ばしたバレラだったんだけど中盤過ぎるとメッキリで、

接近戦でも常に戦闘的だった田口さんの餌食になってたんだわ。

 

<3R>

初っ端にも飛ばしてこなかったバレラに対して田口さんの勢いが圧倒的で……。

 

<4R>

この回は初めからサウスポーだったバレラに対して田口さん、

益々のプレスで何度かバレラをロープに詰めてのボディラッシュで、

返しの左フックもタイミングよくヒットさせてたしまたもや10:8.5だったなあ。

 

この日の田口さんの飛ばし方は今までにないもので、

まるで5Rくらいまでには決着させてしまおうとするかのようで、

そんなに飛ばして先々大丈夫なのかって思わせるほどだったんだよね。

 

<5R>

田口さんが飛ばす飛ばすの打つ打つで、

それはもうガス欠が心配されるほどの勢いで……。

 

<6R>

最初の30~40秒間を征してたのはバレラの手数で、

その後パッタリではあったんだけど、田口さんの方も一段落してて、

打ち疲れたか消耗の色も見え隠れしてたんだわ。

 

<7R>

流れが変わるかのように見えた前の回は結局、

田口さんの休憩タイムだったみたいで、このラウンドはまた元通りの全開全開で、

初っ端からの飛ばしにバレラの集中と忍耐が切れそうなほどで、

打ち返すショットにも明らかに力が込め切れてなかったんだわ。

 

ただ、中盤にかけて田口さんが一段落した途端、今度はバレラの攻め返しで、

流石にこの辺の押し引きには長けたところがあったし、

被弾のダメージを大きくさせないような顔の動きと上体の柔らかさだったなあ。

 

終盤にかけて手数をアップさせたバレラだったんだけど、

それでもポイント的には追い付いて無かったと思ったなあ。

 

<8R>

若干田口さんのペースの落ちたところをバレラがすかさずの追い込みで、

必死の巻き返し感を漂わせ続けて、このラウンドは取ったかと思われたんだけど、

流れとポイントを一気に引き戻したのは田口さんのやっぱり左ボディブローで、

赤コーナーに追い込んでの強烈な2発の食い込みは実に半端じゃなくて、

バレラはロープ最下段に腰掛けるようにしてやっとこさ凌いでたんだわ。

 

<9R>

開始12秒、田口さんのクロス気味の右ストレートが綺麗にヒットして、

バレラがロープ際に後ずさりしたところを田口さん、

更に力強い畳み掛けからの鬼追撃で、

そのラッシュは上下のフック系とアッパーを混ぜ込んでの七色の打ち分けて、

全く防戦一方になってしまったバレラは殆ど戦意喪失で、

それを見計らったレフェリーが二人の間に割って入って0分24秒、

田口さんの手際のいいTKOエンディングだったんだわ。

 

 

確かに田口さんは一発で倒してしまうタイプではないんだけど、

正確に沢山打ち込めば倒す機会は自ずと訪れるっていう見本なんだよね。

 

 

 

⑦ 松田烈君(reason)×小久保聡君(三迫)……50㎏ 4R

2勝(1KO)1敗(1KO)の19歳・東京都と、

2勝7敗(1KO)1分のサウスポー、33歳・埼玉県。

 

松田君はこれから売り出すバリバリの若手ファイターだし、

戦績からしても小久保君はシンドイだろなあって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

パンチの強さは松田君、手数は小久保君っていう図式がすぐに確立して、

小久保君は積極プレスだったんだけど中々いいタイミングで打ち切れなくて、

遠目で薄くはあったんだけど松田君のヒットヒットが目立ってたんだわ。

 

その小久保君も終盤にかけては左ストレートを2発当て込んでて、

何となくの可能性も見せてたんだけど、

それでもポイント的にはやっぱり松田君の方に流れたんだよね。

 

<2R>

小久保君の信念は固くて陣営からのアドバイスも実に的確で、

詰め詰めからのシツコイ手数にらしさを発揮していって、

軽くはあったんだけどヒットヒットを積み重ねて松田君を困らせてたんだわ。

 

<3R>

相手の大きいショットを掻い潜って小久保君が益々のショート連打で、

相手が1~2発打つ間に4~5発を必死に頑張ってて、

そのフォーマンスは何とか彼に勝たせてやりたくなるほどだったんだよね。

 

小久保君が踏ん張るにつれ松田君は腕振りが雑になる一方で、

ヒット数が極端に落ちていってしまったんだわ。

 

<4R>

ここを頑張らないと松田君の引き分け以上はない感じで、

一瞬いい場面も作ったんだけど決定的までには追い込めなくて、

粘り強い小久保君の前に最後は少し諦めてしまった感じのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40ー36×2、39-37ってことで小久保君の頑張り勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ ホセ・アルグメド×京口紘人さん(ワタナベ)

             ………IBF Mm タイトル戦 12R

20勝(12KO)3敗1分のチャンピオン、28歳・メキシコと、

7勝(6KO)0敗のランク9位、23歳・大阪府。

 

この試合の前までは筒井さんと仁人さんのサポーター、

それと林崎智嘉志君が並んでた隣で見てたんだけど、

最後に自分の席に戻ったらすぐ後ろに渡辺会長の奥様が控えてたんだけど、

その周囲を7~8人の若い男女が取り囲んでて、

以前お世話になったお医者さんと看護師さん達ってことで、

一力ジムの鈴木マネが横にいるところで一緒観戦だったんだわ。

 

二人共、グローブはレイジェスだったんだけど、

赤コーナーのアルグメドがブルーで、青コーナーの京口さんがオレンジって、

普通とは逆のカラーを選択してたんだわ。

 

レイジェスのオレンジは赤と比べて数段お洒落に見えて、

京口さんはシューズのアクセントカラーとコーディネイトしてたんだよね。

 

<1R>

京口さんも田口さんと同様のいきなり全開のボクシングで、

試合をするごとにキレを増していってる左ボディが抜群の抜群で、

ラウンド半分前後でアルグメド、すっかり効かされてしまってたんだわ。

 

<2R>

アルグメドは必ずしも巧いボクサーではなくて、

全てが前振りナシのフルショットオンリーだったんだけど、

それでもその一見雑なフック系を色んな角度で振り出してくるもんで、

京口さんとしても見極めにくいところもあったと思うんだけど、

その分シッカリしたガードポジションを維持してたんだわ。

 

<3R>

すっかり体の温まった二人がとにかく振る振るで、

一気に激しい展開になっていったんだけど、

京口さんの方も相手の右フックに合わせる左カウンターのタイミングが合ってきて、

ビッグヒットの予感もさせたんだよね。

 

<4R>

アルグメドの方はカウンターを狙う意識は殆ど無いみたいで、

自らのタイミングでのフルショットオンリーのままで、

激烈ではあるけど殆ど最初の1~2発勝負に終始してたんだわ。

 

WBAもIBFも中間スコアの発表はないんだけど、

ここまで自分は丁度イーブンだったんだわ。

 

<5R>

お互い、致命的な被弾は避けつつのやったり取ったりで、

京口君は気分良くやれてるのかってことで、

もう少しパンチの緩急が欲しかったところでもあったんだわ。

 

<6R>

アルグメドのサウスポーチェンジがやたら目に付くようになって、

やっぱり京口さんの左ボディを明らかに嫌がってて、

少しづつ少しづつではあったんだけど腰が引けるようになったんだわ。

 

京口君もほんの僅かな時間だったんだけどサウスポーチェンジしてたね。

 

<7R>

アルグメドとしては最後まで乱暴なまま押し切るつもりなのかって見てたんだけど、

京口さんの右アッパー、左ボディショット以上の打ち込みはなかったなあ。

 

<8R>

アルグメドは打ち終わりに頭を下げて京口さんの打ち返しに備えてるから、

京口さんとしてはもう少し低めを狙うべきだなあって見てたんだけど、

そのボディブローは相変わらず絶妙の食い込みを見せてて、

アルグメドは更に腰引き気味になっていったんだわ。

 

<9R>

ラウンド半ば、京口さんが返しの左フックを綺麗にヒットさせて、

思わずよろけたアルグメドはロープに飛ばされてしまったんだけど、

その反動で戻ってきたところに京口さん、

タイミングよく左右フックを当て込んで我慢強かったアルグメドからダウンゲット。

 

この時の館内の盛り上がり方は半端じゃなくて、

リストーしたアルグメドがかなりグダグダになってたもんで、

このラウンドの内に倒し切ってしまいそうな雰囲気さえあったんだわ。

 

<10R>

前の回ヘロヘロになりながらも何とか凌ぎ切ったアルグメド、

その回復度が気になるところだったんだけどヘロヘロでの必死感はそのままで、

腕振りも極端に緩くなってきたんだけどホントに良く耐えてたんだわ。

 

京口さんの方も前の回に飛ばしまくったせいか鋭く正確に打ち切れてなくて、

カウンターのタイミングも狙い切れなくなって相当消耗が進んでたんだよね。

 

<11R>

二人共、かなりグダグダになってきて、

京口さんも敢えて大きくは攻め込まず、

アルグメドに適当にやらせてるって感じだったんだわ。

 

<12R>

京口さんサイドがポイント計算に入ったか、単純に京口さんがヘバッタのか、

このラウンドはアルグメドの最後の踏ん張り手数が勝ったまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は116-111だったんだけど結局、

116-111×2、115-112ってことで京口さんが余裕の3-0勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 田口良一さん

② 京口紘人さん

③ 小久保聡君

 

 

 

2017年7月21日 (金)

後楽園ホール・7月19日

 

Img_1181

「特にどうってことないんだけど……。」

 

 

 

19日は秋葉原のオーディオショップに寄ってからホールに向かったんだけど、

まだ時間的に早かったもんでプリズムホール横の植え込み脇に座って、

オーディオのパンフを眺めてたら横にスッと座ってきた人がいて、

藤中周作さんがニカッと笑いながら話し掛けてきたんだわさ。

この日の試合のことなんかを少し話したんだけど、

珍しく彼は第3試合だったもんで随分早いホール入りだったんだよね。

 

 

 

自分はピエール瀧っていう俳優が好きで、

やたら安っぽくテレビのバラエティ番組に出演しないことも好ましく思ってて、

演技の渋さも気に入ってるんだけど、ラジオのフリートークが抜群に面白くて、

毎週木曜日の昼1時からの番組は時間が許す限り聴いてるんだけど、

自分の中の好感度としては最高峰レベルなんだよね。

 

そのピエール瀧が一昨日の後楽園ホールに来てて、

ほぼ10年振りらしいんだけど自分は迷わずサインを貰ってしまったんだわ。

和氣慎吾さん絡みで来たことは昨日の放送でも喋ってたんだけど、

久し振りにオヤジ達の怒号を聞いて新鮮な印象を持ったって言ってたなあ。

 

 

 

この日の金子ジムの興行は過去最高のメニューで驚いてしまったんだけど、

やっぱり “DANGAN” のサポート共催ってことで……。

 

この日は全部で6試合組まれてたんだけど、

本人的に納得し難い負け方をしたら引退してしまいそうなボクサーが4人もいて、

勿論それは自分のごく個人的な見解ではあるんだけど、

そういう関係もあってこの日出場したボクサーの平均年齢は31.6歳って、

最近では稀に見る高年齢で、一力ジムの鈴木マネの直観が当たってたんだわ。

 

 

 

① 荒木祐司君(金子)×池谷一樹君(宮田)……W 4R

デビュー戦のサウスポー、25歳・茨城県と、デビュー戦の30歳・東京都。

 

<1R>

重い階級のデビュー戦同士っていうのは荒れた展開になることが多くて、

この試合もいきなりの接近揉み合い戦から始まったんだけど、

開始僅か8秒、ゴニョゴニョした中で荒木君の左フックが実に変な当たり方をして、

その途端池谷君がクニャッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

それでもとにかくダウンってことで池谷君が2ポイントビハインドのリスタートで、

そこからは単なる乱闘以上のものでは無くなってしまったんだけど、

再開後も荒木君の勢いの方が圧倒的に勝ってたんだけど、

彼はサウスポーでやってたんだけどやたら正対してしまうことが多くて、

元々の右利きがサウスポーに変えたばかりって感じだったんだよね。

 

リスタートしてから30秒ほどのところで池谷君、

左右フックを大きく貰ってしまって南ロープまで吹っ飛ばされてしまって、

そこはロープの助けを借りて踏み止まれたんだけど、

すぐに追い詰めた荒木君の更なる左右フックにはひとたまりも無く、

その場にズルズル本格的に崩れ落ちてしまったんだわ。

 

それまでの被弾の多さと倒れ方を見てレフェリーが即のストップエンドで、

0分45秒、荒木君があっと言う間のデビュー戦TKO勝ち。

 

 

テレビの都合らしいんだけど録画なんだから後で編集すればいい訳で、

いきなり休憩を入れて観客の興を削ぐようなことをするんじゃないのって……。

 

 

 

② 細川チャーリー忍君(金子)×和田直樹君(花形)……M 6R

6勝(5KO)3敗の32歳・宮崎君と、

10勝(2KO)10敗(4KO)2分の34歳・神奈川県。

 

この日は第1試合から第3試合までが重い階級だったもんで、

技術的な面は別にしてそれなりに迫力のある試合が続いたんだわ。

 

<1R>

それ程巧くは無い同士だったんだけど、

前の手の使い方に関しては細川君の方が圧倒的に上回ってて、

ジャブを斜めに打ち込んでいくもんで、

早くも和田君の左目上の傷みが目立ってきたんだわ。

 

和田君は相変わらずの若いボクシングで、

細かい技抜きの雑なフルショットオンリーだったなあ。

 

<2R>

落ち着いて出来れば細川君には何の問題も無さそうで、

開始45秒には傷んでた和田君の左目上をハッキリヒットカットさせてたんだわ。

 

和田君には繋ぎのパンチが全く無いのがツライよなあって見てた残り1分10秒、

ほぼリング中央で細川君のキレのいいワンツーを連続被弾してしまってダウン。

 

何とかリスタートした和田君だったんだけど既に体全体が緩んでしまってて、

誤魔化し系のボクシングしか出来なくなってしまって、

こりゃ長いこと持ちそうにないなあって思ってた残り26秒、

細川君に思いっ切りの右ストレートを直撃されてしまって、

西ロープへ吹っ飛ばされてロープに首を引っ掛けながら倒れ込んでしまって、

その時点でもう止めてもいいような2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

無理矢理リスタートを強いられた形の和田君は続けざるを得なかったんだけど、

ほんの少しの反撃の兆しさえも見せることが出来ないまま、

ロープ沿いをズルズル北側に移動したところで、

余りの一方的さにレフェリーもやっと決断したようで、

2分51秒のTKOエンドだったんだけど、

再々開から僅か6~7秒ほど後のストップだった訳で、

自分には和田君の再続行はどう見ても最早無理強いにしか見えなくて、

事故を起こさない意味でも早めのストップは今や常識であるはずなのに、

これが多分最後の試合になるからギリギリのところまでやらせてやってくれって、

そういう申し入れみたいなものが事前に陣営からあったのかなあ……。

 

 

ここで何回目かの強制休憩タイムが入ったモンで、

瀬藤幹人さんの試合前のミットを見せて貰って一声掛けたんだけど、

相変わらずいい表情をしてたんだよなあ。

 

 

 

③ 藤中周作さん(金子)×大村朋之君(フレア)……W 8R

15勝(10KO)7敗(3KO)2分のランク6位、30歳・宮崎県と、

8勝(4KO)8敗(5KO)の36歳・兵庫県。

 

2年前に藤中さんにTKO負けして引退したと思ってた大村君、

36歳になって期するところがあってジム移籍してのダイレクト再戦ってことで、

これはもう正に引退を賭けた一戦だったんだわ。

 

<1R>

フレーム的には若干優位な大村君だったんだけど、

6ラウンドしかない試合の割には立ち上がりが遅かったし全体の動きも今一で、

残念ながら、1分を過ぎる頃にはすっかり勢いが無くなってしまったんだわ。

 

相手の躊躇を見切った藤中さんが得意の一気ガンガン攻めだったんだけど、

ガードを置き去りにした振り過ぎはやっぱりいつもの通りだったなあ。

 

藤中さんが倒し切ってしまいそうなほど二人の勢いには差があったんだけど、

飛ばしまくってた藤中さんも残り30秒からは打ち疲れてしまったか、

もう少し長いラウンドを目指そうって思い改めたのか、

すっかり攻撃の手を緩めてしまったんだわ。

 

<2R>

どんな形でも盛り返さなければならなかった大村君だったんだけど、

ラウンド序盤に鼻血を見舞われてしまって、

こりゃシンドそうだなあって見てたんだけど、

それでも接近戦になった途端の踏ん張りは大したもんだったし、

藤中さんが安易な入り方をするとキッチリ右を合わせていってたんだわ。

 

大村さんはこの辺からまるで第2エンジンに点火したみたいで、

持ち前の打たれ強さを発揮しながら懸命の手数だったんだわ。

 

ただ、打たれ方の形が如何にも悪くてポイントゲットとなるとまだまだ遠い道のりで、

藤中さんの優勢は揺るぎなかったんだよね。

 

<3R>

まずは藤中さんが大きく激しく仕掛けて行ったんだけど、

一段落した際に目線を切ってしまうほど頭を下げるのは絶対ダメな訳で、

そういう所作を見極めたボクサーなら敢えてそこを狙ってくる筈だからね。

 

それでもこのラウンドの藤中さんのボディブローは秀逸で、

メゲた素振りは見せなかったけど大村君は相当シンドかったと思ったなあ。

 

またもや終盤にかけて藤中さんの一休みというか失速が顕著になってきて、

大村君としてはそこが攻め時だったんだけど消耗がそれを邪魔してたみたいで、

結果、お互いダラダラになってしまったんだよね。

 

<4R>

大村君はハァーハァーしながらも必死の抵抗を続けてて、

直撃を喰らえば藤中さんも危なくなるほど気持ちのこもった腕振りをしてたんだけど、

空がちなガードを上体の動きで補完してる藤中さんを狙い切れなくて、

ポイントを取り切るまには至らないラウンドが続いたんだわ。

 

<5R>

藤中さんにも言えるんだけど、全てがフルショットである必要は全く無くて、

っていうよりパンチスピードと力の込め方の両方の緩急こそが肝要であって、

それこそが相手に大きくダメージを与える鍵だって自分は思ってるんだけど、

そういう点では藤中さんといえどもまだまだ力づく過ぎる印象が強いんだけど、

一方では彼のようなスタイルも見てて面白いっていうのも事実なんだけどね。

 

開始43秒、若干揉み合ったところでマウスピースが落下して、

初めはどっちのボクサーのモノなのか解らなかったし、

レフェリーも落下自体を見過ごしてたんだけど結局、大村君のモノで再装着後、

お互いグローブタッチして再開した直後の1分09秒のリング中央だったなあ。

 

距離が詰まったその瞬間、藤中さんの右ストレートがシュンって感じで鋭く伸びて、

そのショットはそれまでの万振りフック系とはまるで違った実に素直なパンチで、

ゴルフでもボールの先までを打ち抜くっていうイメージが重要なんだけど、

大村君の頭のその先までを打ち抜いたって感じのストレートで、

それまで幾つもハードヒットされてたのを耐え抜いて来てた大村君だったんだけど、

その一発でグニャッて感じでその場に膝から崩れ落ちてしまったんだわ。

 

大村君からはもっと続けたいっていう気持ちが見て取れたんだけど、

それまでの被弾も考慮したレフェリーがカウント途中ストップしたんだわ。

 

 

ってことで1分14秒、藤中さんが実に彼らしい勝ち方をしたんだけど、

途中途中では大村君の必死の打ち込みに危ない被弾も幾つかあったんだよね。

 

試合後通りすがった藤中さんに、最後の右ストレートについて話したんだけど、

それまでバッカンバッカン打ってたフック系が効いてた上でのショットだったって、

そんな意味のことも言ってて、それはそれでなる程ねだったんだよね。

 

藤中さんの兄さんの大和君に抱っこされた周作さんの息子君に、

「君のパパが勝ったよ、強かったねえ。」 って声を掛けたら、

3歳か4歳のその子はとっても嬉しそうにして自分に握手を求めてきたんだわさ。

 

 

 

④ レネ・ダッケル×木村隼人さん(ワタナベ)

             ………OPBF SF タイトル戦 12R

19勝(6KO)6敗1分のチャンピオン、26歳・フィリピンと、

26勝(17KO)9敗(3KO)のOPBF11位、28歳・神奈川県。

 

3勝1敗ペースでKO率も低いっていう数値だけじゃなくて、

以前に見た印象から自分はダッケルをそれ程のボクサーだとは思ってなくて、

4年ほど前に既に全盛期を過ぎた奈須勇樹さんには勝ったものの、

(そう言えば奈須さんは元気にしてるかなあ……。)

同じ年には渡邊秀行君に0-2負けしてるし、

2年前にも井上拓真さんに大差0-3負けしてて、

実のところ木村さんにとってはそれ程の強敵とは思ってなかったんだよね。

 

この日のダッケルはUNITEDジムのサポートを受けてたんだけど、

抱いてた印象に大きく変わりはなくて、風貌もやっぱり小國以載さんに似てて、

(そう言えばこの日、TVの解説者席にその小國さんが座ってたんだわ。)

たまに大きく打ってくる右フックと右アッパーにさえ注意してれば、

細かい技に長けてる訳でもないし、それほど打たれ強くもないなって感じのままで、

4Rを終えて自分は38-38だったんだけど、

ジャッジ3人が39-37×2、38-38としたスコアは、

チャンピオン・フェイバーを考慮したらほぼ妥当と思われる範囲内で、

これなら中盤以降充分リカバリー出来るって感じの木村さんの動きだったんだわ。

 

で、その後木村さんは期待通りの攻勢を見せながら8Rを終えた時点では、

自分のスコアは77-75って逆転に成功してたんだけど、

ジャッジは77-75、76-76×にってことでまだダッケルの1-0だったんだわ。

 

こういう感じというかジャッジの採点スタイルが確立されたとなると、

残り4ラウンドでの木村さんの戦い方には更なる攻勢が求められたんだけど、

既にダッケルは7R残り30秒での木村さんの右ボディブローを大きく効かされてて、

この分だと木村さんのKO勝ちさえも見えてくるような展開だったんだよね。

 

案の定、9R以降のダッケルのボクシングは誤魔化し系以外の何物でもなかったし、

先週末の三浦隆司さんのようにならない限り、

自分は木村さんのKO勝ちを確信するようにさえなったんだよね。

 

そこからの木村さんの目に見えた失速は、だから実に信じ難くて、

そのパフォーマンスはまるで試合序盤のそれに戻ってしまってたし、

チャンスにも飛ばし切れず一緒に休んでるようにさえ見えて、

彼のガムシャラ系のボクシングの片鱗さえ見せてくれないままで、

正直、腹立たしささえ感じさせるものだったんだわ。

 

そもそも挑戦者としての立場が解ってなかったのか、

何処か痛めてしまったのか、それとも単純にヘバッてしまったのか、

っていうような色々な思いで頭の中がグルグルしてしまったんだけど、

木村さん自身も飛ばし切れない自らを情け無く感じてたんじゃないかって、

そういう思いさえも伝わってきてしまって、

気持ちが切れ体力も枯渇してしまったような木村さんをリングに残して、

自分は10R終わったところで勝負を諦めてしまって離席したんだよね。

 

だから、

117-111、116-112、115-113っていうスコアが妥当なものなのか、

自分は判断することは出来なかったんだけどね。

 

 

そもそも勝負事の勝ち負けっていうのは時の運も絡んでの非情な結末な訳で、

勝負の神も一方の思いだけに偏る訳にはいかないもんで、

取り敢えずは参加する者の全力と渾身こそを強いる訳で、

見る立場としても双方が全力を出し切ったのかを見極めることこそが大事な訳で、

だから肝心な点は木村さんは全力と渾身を出し切れたのかってことで、

それが感じられなかった自分としては、

そんなんでキャリアを捨てることが出来るのかって思う訳で、

ボッコボコにされたら止めばいいんだわって思ったんだよね。

 

 

 

⑤ 和氣慎吾君(フレア)×瀬藤幹人君(協栄)……SB 8R

20勝(12KO)5敗(1KO)2分のサウスポー、29歳・岡山県と、

34勝(18KO)13敗(4KO)3分の37歳・千葉県。

 

久し振りに瀬藤さんの戦う姿を見るのは勿論嬉しかったんだけど、

一方では自分の中の瀬藤さんは既に引退してるボクサーでもあって、

1年前に上林巨人さんに7RKO負けした時点でキャリアを終えてるって思ってて、

栄光ライセンス資格での37歳での参戦っていうのも若干不自然に感じたんだよね。

 

一方の和氣さんも1年前にグスマンに11RKO負けした後のゴタゴタを経て、

この日が移籍初戦だったんだよね。

 

結局、試合は5R2分31秒に和氣さんがTKO勝ちしたんだけど、

実は自分は2Rまでしか見てなくて、

1Rからいきなり瀬藤さんにとっては厳しい局面が続いてしまって、

この日の和氣さんも必ずしもベストのようには見えなかったんだけど、

それでも最終的には瀬藤さんがいたぶられるように倒されてしまうって、

そういうシナリオしか頭に浮かばなかったんだよね。

 

全盛時の瀬藤さんの出入りの鋭さはそれこそ半端じゃなかったんだけど、

思いに体が付いて行かなくなってからもそのボクシングスタイルを変換し得ず、

それはある意味当然でもあるんだけど、

そういうのは芹江匡晋さんの引退前後と相通ずるものがあるんだよね。

 

 

 

⑥ 大竹秀典さん(金子)×臼井欽士郎さん(横浜光)

             ………OPBF SB タイトル戦 12R

28勝(12KO)2敗3分のチャンピオン、36歳・福島県と、

27勝(11KO)5敗(1KO)のOPBF13位、37歳・宮崎県。

 

臼井さんはトランクスとシューズにブルーのラメを散りばめてて、

それが照明に反射してとっても綺麗だったんだわ。

そのシューズはおろしたてだったみたいで、

試合前にトレーナーが靴底が滑らないように鉄階段で擦ってたんだわ。

 

定年間近と既に定年に達してる同士(特例資格での出場)の一戦だったんだけど、

稀に見る激闘で男の一念を賭けた二人の姿に感動モノだったんだわ。

 

<1R>

最初の1分間は臼井さんのプレスが優勢だったんだけど、

それ以降は試合が決着するまで常に大竹さんのプレスが強かったんだわ。

 

身長でハンデを負ってる臼井さんのジャブの方が届きが良くて、

長身相手に試合慣れしてる臼井さんのあと半歩の鋭い踏み込みが目立ってて、

結果的にはお互い大きな有効打は無かったんだけど、

そうなると臼井さんのジャブにポイントが流れる訳で……。

 

<2R>

最終的には決めの右ショットの前の左の使い方が勝負を左右しそうな感じで、

臼井さんは相変わらず左ジャブが抜群でボディブローも良かったんだけど、

まだまだスロースタートだった大竹さんも恐怖のコンビネーションを垣間見せて、

攻撃の幅の広さを誇示しつつあったんだよね。

 

<3R>

この日の大竹さんは攻め込みのタイミングいつも以上に抜群で、

一旦間を置いたり間を置かなかったりの組み合わせがそれこそ職人技で、

結果的には臼井さんの攻撃のリズムを崩しつつあったんだわ。

 

大竹さんは更に密かにプレスを強めていって、

ショートコンビにキラキラしたようなリズム感を増していったんだけど、

臼井さんの方もこの試合初めてタイミングのいい右フックをヒットさせてたんだわ。

 

<4R>

いつの間にか臼井さんの方が顔面の腫れが目立つようになってたんだけど、

場面場面ではかなりのクリーンヒットを叶えてて、

ほぼ互角に推移してた残り40秒、

山場を作ろうとしたか大竹さんが大きく仕掛けて行ってラッシュ&ヒットヒット。

 

自分はここまでで38-38だったんだけど、

発表されたモノは39-37×2、38-38ってことで臼井さんの2-0で、

1R~3Rでの攻勢度の差を評価されたみたいだったんだわ。

 

どっちにしても1ラウンド分の行ったり来たりの評価の違いな訳で、

ここからがいよいよ本番って雰囲気だったんだわ。

 

<5R>

そろそろエンジン全開の時間帯になってきたし中間スコアを確認した上か案の定、

大竹さんがラウンド序盤からギアアップしていっての一気攻めで、

若干立ち遅れてしまった臼井さんが対応し切れないままで、

残り1分からはロープに釘づけされてしまう場面が多くなったんだわ。

 

<6R>

大竹さんの攻撃は益々一段落が解りにくなっていって、

それはつまり感じを掴みつつあるってことの証左な訳で、

臼井さんの打ち返しもそこそこハードではあったんだけど、

攻撃のきっかけは常に大竹さんが握ってたって感じだったなあ。

 

大竹さんは一連の攻撃のアクセントにボディブローを巧妙に混ぜ込んでいって、

覚悟の出来てないタイミングで臼井さんのボディを傷め付けていって、

ラウンド中盤以降は随分手数差も出てきてしまったんだわ。

 

<7R>

相変わらず大竹さんのプレスは強いままで、

今や臼井さんのショットで見栄えのいいのは左ジャブに限られつつあって、

そこからの右強打には中々繋げられてなかったんだわ。

 

ってことで展開はすっかり大竹さんの思い通りになっていって、

途中臼井さんも可能性のある右を当て込んではいたんだけど、

元々一発必殺系ではないから追い打ちの連続ヒットが必要だったところ、

大竹さんはそれを許さない即の反撃で山ほどの小ヒットを重ねていったんだわ。

 

<8R>

相手を休ませない大竹さんの攻撃の緩急は巧妙この上なくて、

それは臼井さんのタイミングで打たせないことにも通じてて、

ダウンゲットしない限り挽回し得ないところまで追い込んでいったんだけど、

明らかな勢いの差が露呈されつつも臼井さん、

諦めないメゲナイ姿勢からの右ショットにはまだまだ気持ちがこもってて、

残り1分13秒では見事な直撃を叶えて一瞬大竹さんを揺らがせたんだわ。

 

ただラウンド全体を通しての評価となるとやっぱり大竹さんに傾かざるを得なくて、

ここまでの自分のスコアは78-74で大竹さんだったんだけど、

発表されたモノは78-74、77-75、76-76ってことで、

まだまだ臼井さんに可能性を残した大竹さんの2-0だったんだよね。

 

<9R>

またもやいつの間にか今度は大竹さんが鼻血を見舞われてたんだけど、

一方の臼井さんの方も口の中を切ってしまったみたいな様子で、

定年を巡る二人の戦闘は益々激化していって、

顔面が相当傷んできた臼井さんも接近しての左Wフックで大竹さんをハッとさせて、

左右フックと右アッパーをそこそこ見栄え良くヒットヒットさせてたんだわ。

 

見ててシンドそうだったのは明らかに臼井さんの方だったんだけど、

その状態からの踏ん張りは心が揺さぶられるほどだったんだよね。

 

<10R>

二人共、正直カウンターを打つセンス的には今一の感があって、

お互いが相手のリズムとかタイミングを壊し合ってたんだけど、

だから臼井さんもそこそこいいのを直撃させていたにも関わらず、

大竹さんを大きくグラッとさせ切れないままだったんだわ。

 

必死感は臼井さんの方が凄まじかったんだけど、

それはそれだけ余裕が無くなって来たっていう裏返しもあった訳で、

残り1分、臼井さんの消耗を見極めたかのような大竹さんの一気攻めに晒されて、

青コーナーに詰められ逃れ切れなくて防戦一方になってしまった臼井さん、

最後の最後は強烈な左ボディブローではあったんだけど、

その前に既に回復不能なほどのダメージを負ってしまっていて、

辛うじて西ロープ際に移動したところが万事休すの場所だったんだわ。

 

如何にも精根尽き果てたって感じの臼井さんが悔しそうに片膝着いて、

あと残り僅か1秒のところでダウンしてしまったんだわ。

 

カウントが数えられてる途中で様子を見てた陣営からのタオルインで3分04秒、

大竹さんのKO勝ちだったんだけど、

臼井さんは臼井さんなりにやり尽くしたなって自分は思ったんだよね。

 

 

この日の大竹さんは4R終了時点でのビハインドが却って功を奏したか、

そこから切り替えた以降が最近では見違えるようなパフォーマンスで、

この日の出来だったらイギリス戦でも勝てたんじゃないかって思ったほどで、

臼井さんも最後の最後にいい相手に恵まれて、

見てた人達の心に残るような戦いをすることが出来たんだよね。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 大竹秀典さん

② 臼井欽士郎さん

③ 藤中周作さん

④ 細川チャーリー忍君

 

 

 

19日の試合の観戦ブログのアップは一日遅れになりますって、

そうお断りしたにも関わらず昨日も沢山の人が訪れてくれて、

2,000以上のアクセスを頂きましてホントにアリガトゴザイマスです。

 

 

 

 

2017年7月19日 (水)

後楽園ホール・7月18日

 

Img_1180

“よそ見しながらの左フーック”

 

 

 

昨日の2時半過ぎだったかなあ、一転にわかに掻き曇りって感じからの大雷雨で、

こんなのは久し振りの強風混じりの土砂降りで、

大きな雨粒が吹雪の様に舞って視界を遮る程で、

それはまるで洗車機の中の車にいるようでもあったんだけど、

中にはヒョウも混じってたんだけど自分の近所はまだマシで、

池袋辺りではゴルフボール大のモノがガンガン振ってきて、

ガラス窓を割ったり車をボコボコにしてたんだってね。

 

土砂降りは大好きなもんでバルコニーに出たら一瞬でずぶ濡れで、

窓の上まで雨が吹き込んできて、お蔭で夕方の水やりの手間が省けたんだけど、

それはまるで天地創造のような激しさだったんだわ。

 

 

 

先週末の三浦隆司さんのことなんだけど、

勝ち負けは別にしても三浦さんの戦い方は実に彼らしくなくて、

立ち上がりの体の硬さが原因で1Rにダウンを喰らってしまったんだけど、

まるで体の中に棒でも入ってるかのようだったんだわ。

 

相手のベルチェルトはそれほど巧いボクサーとは思えず、

自分の好きなボクシングスタイルでもなかったんだけど、

一旦打ち始めた際の力感溢れた豪連打は流石だったんだよね。

 

大差のポイントが付いたところから三浦さんのボディショットが効果を上げ始め、

嫌がるベルチェルトの姿はそこからの充分な挽回を予想させ、

ダウンゲットの可能性さえ見せてたんだけど、

期待された三浦さんのガムシャラ攻撃は最後の最後まで不発で、

4回戦並みにガンガン行くべきところを行き切れないままだったんだわ。

ってことで自分としては一番彼らしくない試合を見たって感じだったんだよね。

 

 

 

都市対抗野球が始まったドーム横をやり過ごしてのホール入り、

受付席の長野マネに御挨拶してたら、母親と一緒の小学生かなあ、

梶颯さんをそのまま小さくしたような感じだったもんで確かめたら、

やっぱり三男坊君ってことで……。

 

 

 

① 入江翔太君(KG大和)×春田智也君(セレス)……W 4R

3勝(2KO)4敗(3KO)の29歳・神奈川県と、

1勝0敗のサウスポー、32歳・静岡県。

 

この試合だけが東日本新人王予選だったんだわ。

 

<1R>

事前予想では春田君が勝ち抜けるっていう予想をしてたんだけど、

若干力づくの入江君の迫力の方が終始勝ってて、

春田君はパンチの形はいいんだけど戦い方そのものに迷いがあったみたいで、

二人共、大まか過ぎるきらいはあったんだけど、

フレームの大きさの差のままの展開だったんだわ。

 

<2R>

春田君も果敢に打ち合いに挑んで行ったんだけど明らかに打ち負けてて、

早くも顔面が大分赤く腫れてきたなあ。

 

入江君のパワーに対抗すべく手数が必要だったんだけど春田君、

それもままならなくて挽回の見通しが付かないままほぼ一方的で、

入江君が倒し切ってしまいそうだった残り4秒の南ロープ前、

必ずしも狙ってた訳では無かったと思うけど、

春田君の右フックが前掛かりになってた入江君に直撃ヒット、

予想もしてなかった被弾だったせいか入江君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

その倒れ方が余りにも激しかったもんでレフェリーも即のストップエンドで、

2分58秒、春田君の衝撃の逆転TKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合が進むにつれ徐々に大人しくなりつつあったセレス陣営はその瞬間、

岩佐亮祐さんを始めとしてみんなそれこそお祭り騒ぎだったなあ。

 

 

試合後大分経ってから片渕会長と入江君の帰り際に行き合ったもんで、

少しばかり感想を交換したんだけど、

やっぱり行けるって思ったその瞬間こそに危険が待ち受けてるって事で、

入江君の顔面は全く傷のない綺麗なままで、

勝った春田君の方がまるで負けボクサーのようだったんだけどね……。

 

 

 

② 今野将也君(帝拳)×五十嵐康次君(UNITED)……L 4R

デビュー戦の25歳・東京都と、

2勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、32歳・福島県。

 

<1R>

今野君はイケメン帝拳ボクサーの典型のようだったんだけど、

見てくれだけではなくて攻防のレベルはデビューボクサーの域を超えてて、

相当早い右ストレートを持ってたし、

コーナーやロープに詰められても全く焦ることなく身を翻して捌いてたんだわ。

 

五十嵐君は力感はあるんだけどスピード面では遅れを取ってて、

ラウンド半ばには早くも左目下に青あざを作ってたなあ。

 

1分30秒を過ぎる頃には今野君はすっかり感じを掴んだみたいで、

返しの左フックのタイミングも合ってきたし中々いいセンスをしてたんだよね。

 

<2R>

五十嵐君は攻撃が左で終わることが多くて、

その打ち終わりを今野君がキッチリ合わせ打ってたし、

左ボディもきちんと打ちこ込めてたし、

相手の攻撃の単調さに乗じてやりたいことの殆どが出来てるみたいで、

五十嵐君はもっとシツコク行けそうなところを躊躇することが多かったんだわ。

 

<3R>

今野君からは余裕が感じられてまだ全力出しって感じではなかったんだけど、

開始38秒のリング中央、若干相打ち気味になった一瞬、

今野君の右ショートストレートがよりハードにヒットして五十嵐君がダウン。

 

今野君の方も口を切って出血しながらのリスタートだったんだけど、

それでも展開が大きく変わらないまま今野君が押しまくっての残り24秒、

若干雑に攻め込んだところを五十嵐君が逆襲のワンツーをカウンターヒットさせて、

直撃を喰らった今野君の体が思わず大きく揺らいでしまって、

いきなり右目下が異常なほど腫れてしまったんだわ。

 

それでもまだまだポイント的には大きく余裕の今野君だったんだけど、

最後の被弾ダメージは見た目より過酷だったみたいで、

何となんとインターバル中に今野君サイドから棄権が申し入れられて、

3R終了時点で五十嵐君のTKO勝ちってまたもやの大逆転だったんだわ。

 

 

今野君、一発貰ったところからムキになった大振りが目立ってたし、

倒せそうなところから雑になってしまったっていうのは、

一つ前の試合と同じような展開だったんだよね。

 

 

 

③ 舟山大樹君(帝拳)×小山内幹(ワタナベ)……6R

4勝(2KO)3敗1分のサウスポー、23歳・静岡県と、

1勝1敗のサウスポー、24歳・青森県。

 

<1R>

例の如く舟山君の突っ掛け系から始まったんだけど、

大体が右Wジャブで詰めての左一本狙いって単調さが目立ってて、

攻撃の引き出しの数では小山内君の方が圧倒してたんだわ。

 

1分25秒、頭から突っ込み加減の舟山君が前頭部をバッティングカット。

ドクターチェックを経て再開されたんだけど、

二人共、戦闘心に満ちてとっても迫力があったんだよね。

 

<2R>

相変わらず舟山君の攻め方はシンプルで、

ガツンと接触した際の細かいフォロー手数は小山内君が優勢だったんだけど、

気が付くとその小山内君、何だか足元の踏ん張りが効いてないみたいで、

パンチも強く打ち切れてない手打ち系だったし、

上半身と下半身のバランスがとっても悪かったんだよね。

 

<3R>

ほぼ互角なままに終始してて微妙だった中、

残り30秒からの頑張り手数でやっぱり小山内君かなあ……。

それでも小山内君は膝の踏ん張り不足はとっても目立ってたんだよね。

 

<4R>

初っ端から飛ばして機先を征したのは小山内君の方だったんだけど、

舟山君の方もまだまだ余力を残してて押し返して最初の1分をゲット。

 

舟山君は密着しての左右ボディに必死に活路を求めたって感じで、

フィジカル戦での小山内君のひ弱さが露呈してしまったなあ。

 

<5R>

左アッパーからの右フックの見栄えがとっても良かったんだけど小山内君、

直撃させても相手を怯ませるまでには力が込められてなくて、

その分ヒット数を頑張ってたんだけど舟山君の力感の方にも判断が傾く訳で……。

 

<6R>

小山内君が距離を維持できなくなるにつれ舟山君は更にガンガンで、

決定的な場面は作れなかったものの最後まで踏ん張り通してたんだわ。

 

 

ってことで自分はヒット総数の点で58-56で小山内君だったんだけど結局、

58-56、58-57、57-58ってことで舟山君の2-1勝ちだったんだよね。

 

何処かの1ラウンドの評価で普通に逆転するスコアだったんだけど、

いずれにしても小山内君は手先でボクシングをし過ぎる傾向が強くて、

もっともっとの下半身強化が望まれたんだよね。

 

 

 

④ 梶颯さん(帝拳)×レナン・ポルテス……SF 8R

7勝(6KO)0敗のランク11位、19歳・神奈川県と、

9勝(5KO)4敗の国内6位、25歳・フィリピン。

 

<1R>

全体に細身のポルテスは顎も細かったし、

両肘を絞った構えは如何にも打たれ強くは無さそうだったんだけど、

分をわきまえた遠目からのジャブはそこそこ鋭かったんだわ。

 

梶さんはまずはプレスを掛けながらの様子見スタートで、

この日は初の8R戦でもあったしユッタリスタートはグッドグッドだったんだわ。

 

いいジャブを打った後の仕掛けは実に大雑把なポルテスだったんだけど、

梶さんが殆ど手を出さなかった関係もあって、

左アッパーと右フックを其々一発づつ軽くヒットさせてポイントゲットだったね。

 

<2R>

引き足の早い相手に対して梶さんがどう詰めるかってのがポイントで、

1~2発で結果を求めるんじゃなくて、最初の踏み込みはフェイクにして、

二次三次の踏み込みと振り込みが出来るかってことが焦点になったんだわ。

 

何とか打ち合いを避けたいポルテスは常に後ろ足体重でのガッチリガードで、

一番の得意技は引き足って感じのままだったんだけど残り1分14秒、

一瞬鋭く詰めた梶さんが狭いところを顔面に左右フックを打ち込んだ直後、

左ボディを絶妙の角度での渾身の打ち込みでジ・エンド。

 

ポルテスは自分のすぐ前、青コーナー前で悶絶ダウンしてしまって、

とっても苦しそうな表情のままテンカウント・アウトだったんだよね。

 

 

それにしてもこの日のフィリピン陣営はマナー的に今一で、

インターバルの度にコーナーの床をビショビショにさせてて、

それはこの日登場の3人共がみんなそういうやり方をしてて、

開始ゴングが鳴っても氷さえも落ちてる床を拭こうともしないもんで、

サブインスペクターが大忙しだったんだわ。

 

レフェリーも多少いかがわしく思ったか、何か混入させてないかどうかって、

ポカリスウェットのペットボトルの臭いを嗅いでたんだよね。

 

試合後に上機嫌の梶パパとバッタリで、

席を外さなかったとかからかわれてしまったんだわ。

 

 

 

⑤ 大野兼資さん(帝拳)×塚田直之さん(セレス)……LF 8R

11勝(6KO)2敗(2KO)のランク8位、サウスポー、29歳・愛知県と、

8勝(3KO)3敗(1KO)3分のランク9位、29歳・千葉県。

 

ランカー同士のガチの一戦だったんだけどね……。

 

<1R>

髭を生やして逞しさを増した感じの大野さんだったんだけど、

初っ端からプレスを掛けてたのは塚田さんの方で、

まずは右ストレートボディから始めて、1分25秒には左右を軽くヒット。

 

その後大野さんの左ストレートもそこそこだったんだけど、

総ヒット数では塚田君だったなあ。

 

<2R>

いいのが当たるようになった塚田さんが若干振りが大きくなる中、

大野さんとしてはもっと相手が嫌がるような右手の使い方が欲しかったところで、

まだまだ塚田さんの吹っ切れた感じの方が優勢だったんだわ。

 

このラウンドも距離が詰まった終盤近くでの右ショート2発で、

塚田さんのポイントだったんだけど、

途中のサウスポーチェンジは意味不明だったね。

 

<3R>

感じと流れをすっかり掴んだ感じの塚田さんに対して大野さん、

大きくアピールする場面が中々訪れなかったんだけど1分15秒、

右フックを大きく被せ打って、残り51秒には左ストレート、

残り33秒にはまたもやの右被せ打ちフックって、

ようやくエンジンがかかったみたいだったんだわ。

 

<4R>

初っ端の攻勢は取ったんだけど塚田さん、

クリーンヒットには繋げられないままだった1分15秒、

お互いが大きくバッティングしてしまって二人共がドクターチェック。

 

大野さんは額、塚田さんは右目上からの出血が酷くてそのまま負傷ストップ、

ってことで正確には1分14秒でのTDエンドだったんだけど、

これから面白くなりそうだったもんで残念だったなあ。

 

 

 

⑥ 石本康隆さん(帝拳)×アルネル・バコナヘ

                       ………124P 10R

29勝(8KO)9敗(2KO)のランク4位、35歳・香川県と、

8勝(6KO)2敗の国内13位、23歳・フィリピン。

 

石本さんはほぼ3勝1敗ペースで相手は4勝1敗ペース、

KO率では相手がかなり優位な年の差12歳もある一戦で、

石本さんにとっても楽な相手ではなかったんだよね。

 

<1R>

上背は石本さんの方が頭半分ほどデカかったんだけど、

相手のバコナヘはふくらはぎの太いガッチリ体型をした如何にもパワー系で、

細かい技は無さそうだったんだけど、石本さんのジャブに合わせて、

右アッパーとか左フックをタイミング良く打って来てたし、

接近戦でのショートブローもそこそこで、緩い相手ではなかったんだわ。

 

<2R>

開始46秒、バコナヘが大きく右フックを振り込んだ直後、

激しくバッティングして石本さんが左目頭の上を大きくカット出血。

 

出血の割には傷そのものは浅かったらしくてすぐ続行されたんだけど、

流血は石本さんの視界を邪魔してるんじゃないかと思えるほどで、

気丈な石本さんは手数を上げていったんだけど、

更に元気を増したかのようなバコナヘの方が勢いが良くて、

石本さんに一撃を喰らうと必ず打ち返してたし、

残り12秒では左フックを直撃させて石本さんを揺らがせてたんだわ。

 

<3R>

セコンドの技量で一旦止血が成功したんだけど石本さん、

このレベル相手にほぼ互角の戦いのままで、

相手の返しの左フックとか右フックの被弾が目立ってて、

ちょっと簡単に打たれ過ぎじゃないかと思われるほどだったんだわ。

 

<4R>

開始35秒、この日初めて石本さんの華麗なコンビネーションがヒットヒット。

 

その後も石本さんが果敢に打ち合いを挑んでいったんだけど、

またもやカット傷からの出血が著しかったんだわ。

 

<5R>

それでも若干流れが変わりつつあって、

このままじゃ終われないっていう石本さんの気持ちが見えてきた盛り返しどころで、

それにつれてバコナヘの手数が落ちていったんだわ。

 

<6R>

バコナヘの負けず嫌いも手に取るようで、

有意差を付け難かったんだけどそれでも若干のヒット数で石本さんだね。

 

試合半分を終えたところでの自分のスコアは丁度イーブンだったんだけど、

4R以降の石本さんの踏ん張り返しが目立ってて、

バコナヘの左目下もかなり腫れてきたんだわ。

 

<7R>

最初に思いっ切りのラッシュをかけていったのはバコナヘの方で、

それはまるで一気に倒し切ってしまおうとするかのような激しさで、

この時は流石にヒヤヒヤしたんだけど一段落後には石本さんが即の逆襲で、

1分20秒過ぎからの20秒間を攻めまくっての鬼ラッシュだったんだわ。

 

お互いに飛ばしまくってそこそこの被弾を経てのいよいよ残り約1分、

ここで再度の飛ばしを見せたのは石本さんの方で残り1分06秒の南ロープ前、

ボディブローを上へ繋げてのワンツーが実に見事な直撃で、

堪らずバコナヘが崩れ落ちてしまったんだわ。

 

何とか立ち上がって再開したバコナヘだったんだけど、

体力的にも気力面でも打ち合いを続行するのはとても無理そうで、

ここぞの石本さんの鬼追撃に晒されるままだった残り32秒、

初めに倒れ込んだ場所の僅か1mほどの位置の青ポスト前の自分の前、

最後は教則本に載ってるかのような上下打ち分けで2度目のダウンゲット。

 

精根尽き果ててしまったようなバコナヘは結局立ち上がれないままで、

2分38秒、石本さんの10カウントKO勝ちだったんだけど、

石本さんは倒れ込んだバコナヘに最後のとどめを刺すような感じで、

右ショットを振り出す寸前のようなポーズをしてて、

勿論実際に打ち込みはしなかったんだけど気合が入ってたよなあ。

 

 

試合後の石本さんは眉間近くの大きな絆創膏が痛々しかったんだけど、

結構打たれていたと思ったんだけど顔面はそれほどのダメージではなくて、

目がキラッキラって光っててカッコ良かったなあ。

 

ジム関係者達もあそこからよく盛り返したって言ってたんだけど、

それでも自分的には序盤に相手の自由にさせ過ぎたとも思ったんだよね。

 

 

 

⑦ 末吉大さん(帝拳)×ネルソン・ティナンペイ

                       ………132P 10R

14勝(9KO)1敗のランク2位、26歳・東京都と、

12勝(5KO)4敗(1KO)1分の国内6位、24歳・フィリピン。

 

末吉さんは自分の中では今や最強の左右対称漢字名ボクサーなんだけど、

この日は以前のりゅうちぇるのようなヘアスタイルを一新して、

短くカットした黒ナチュラルでの登場だったんだけど格段の見栄えだったんだわ。

 

この日登場したフィリピンボクサー3人は3人共が良く似たボクシングスタイルで、

それは一つのジムからの出場だったせいか、

同じトレーナーから教わってるせいか、

殆どがジャブ無し小技無しのいきなりのハードヒット系で、

とにかく相手の打ち終わりに徹底的に合わせてくる戦い方をしてたんだよね。

 

<1R>

とにかく全てが万振りフルショットっていうのはティナンパイも変わらなくて、

変なタイミングで貰ったら大事になりそうだったんだけど、

10R戦の初回ってこともあって末吉さんもそこそこ慎重な立ち上がりで、

1分を過ぎると相手の手の内が読めたように余裕余裕だったんだわ。

 

後はメインイベンターとしてのプレッシャーに負けないで、

普段らしくないことをやらないようにっていうのだけが心配だったんだけど、

常に冷静なまま長い手を駆使してまずは届きのいい鋭いジャブを披露。

 

<2R>

ティナンパイは斜め後ろから見ると十二村喜久さんのような姿形をしてて、

年齢の割には老けて見えるんだけど、

相打ち上等って感じの戦い方を続けてて、底が浅い感じだったなあ。

 

末吉さんは抜群の距離感から小さなコンビネーションと万振りを混ぜ込んで、

緩急自在の攻め込みを見せて、後は勝ち方の問題だって感じだったんだよね。

 

インターバルでのティナンパイは既にかなりシンドそうで、

それは椅子の座り方とか両手の位置で推し量ることが出来るんだけど、

自分には早くも終焉が近くなってる印象を受けたんだよね。

 

<3R>

決着は自分の予想よりも早く訪れて開始38秒だったなあ、

ボヤッとしてたティナンパイに末吉さんが強烈な一連の攻撃で、

左右フックを打ち込んだ後にガードが上がったところを左ボディって、

まるで絵に描いたような連続攻撃で華麗なほどのダウンゲット。

 

リングほぼ中央にいたティナンパイは南ロープまで転がされてしまって、

そのままのテンカウントアウトで2分32秒、末吉さんのKO勝ち。

 

 

医務室への通路で末吉さんと軽くグローブタッチしてオメデトねって……。

この日登場のフィリピンボクサー達は3人共がテンカウントアウト負けだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石本康隆さん

② 梶颯さん

③ 末吉大さん

 

 

 

帰り道、ふと前を見たら自分が知ってる人とシルエットが良く似た人が歩いてて、

通り過ぎざまに見たらやっぱり帝拳ジムの田中繊大トレーナーで、

先週末の三浦隆司さんの試合のことも聞かせて貰ったんだけど、

田中さん自身は時差に強い体質だとも言ってたんだわ。

 

 

 

勿論今日も後楽園ホールへ出陣なんだけど、

明日は朝からどうしても出掛けなければならない用事があるもんで、

観戦ブログは一日遅れになる予定なもんで何卒悪しからずです。

 

 

 

2017年7月16日 (日)

日記 (7/16)

 

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「これから出掛けるもんで……。」

 

 

 

九州や中部地方の豪雨では多くの被害が出たんだけど、

関東地方では水源地の水不足が続いていよいよ取水制限ってことで、

自然のバランスは中々難しいんだわ。

 

 

 

毎日30度を超える日が続くにつれ例年のように、

街中には男の半パン姿が目立ってきたんだけど、

やっぱり半パンを履くには条件が必要で、

ムチャッとしてだらしなく緩んだふくらはぎとか、

白っちゃけた細い脛にやたら毛が生えてるのは見てても汚らしいだけで、

ある程度日焼けしたキリッとしたふくらはぎが大前提だと思うんだよね。

 

 

 

CSの “Music AIR” を見てたら、

ジョン・レノンの長男のジュリアン・レノンが出てて、

“Stand By Me” を歌ってたんだけど、ただ普通に下手クソなだけで、

親父の七光りだけっていうのはひたすら恥ずかしいんだよなあ。

 

 

 

“インディペンスデイ・リサージェンス” は2016年のアメリカ映画で、

1996年の “インディペンスデイ” から20年後、

またもや襲来してきた宇宙からの侵略者との戦いが描かれてるんだけど、

CG場面も良かったしストーリーにも無理が無くて中々面白かったんだわ。

 

 

それと比べると “シンゴジラ” の設定はちょっと理解し難くて、

これまで山ほどのゴジラ映画があったってことを全く無視してて、

放射能廃棄物がゴジラを出現させたっていう設定だけをパクってたんだわ。

 

ただ、対応策をまとめるにあたっての関係省庁の調整が実にテキパキ描かれてて、

現実もこうあって欲しいって思ったほどだったんだわ。

 

 

 

“AI” っていうのは人工知能ってことは知ってたんだけど、

“Artificial Intelligence” っていうのが正確な綴りだっていうのはつい最近知ったね。

 

 

 

13日に秋葉原へ行ってオーディオ関連の商品を色々見てきたんだけど、

アンプとスピーカーが古くなったもんでこの際買い替えることにしたんだわ。

迷った末に “YAMAHA” に決めたんだけど、

最近はDAC内臓のプリメインアンプなんてものまであるんだよね。

 

自分の音楽ソースはCDとカセットテープ、それにPCの iTunes なんだけど、

エリック・クラプトンとカーティス・フラーのCDを持参して色々聞き比べて、

決めるのに3時間ほどかかってしまったんだけど、

店員がとっても丁寧に付き合ってくれたんだわ。

それが明日届くもんで、昨日はピンやコード類を色々外して、

不要になったアンプとスピーカーを異動したもんでシッカリ疲れたんだわ。

 

 

 

今日は11時からWOWOWで三浦隆司さんってことで、

ここは何とか王座ゲットってことで、

ワシル・ロマチェンコとの対戦を大希望なんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

どういう訳か元々夏競馬は不得意で、

7月も昨日までの5日間で11レースに参加してノーゲットなんだけど、

7月は今日を含めて月末まで参加可能性のあるレースが11レースほどあって、

それを何とか1日1レースに絞り込んでみようと思ってるんだよね。

ってことで今日のエントリーは函館11Rで狙い目は②と⑮⑯中心なんだわ。

 

 

 

2017年7月12日 (水)

後楽園ホール・7月11日

 

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“トゥリャァァーッ!”

 

 

 

実写版の “進撃の巨人” 2部作を見たんだけど全くの駄作だったなあ。

巨人との戦闘場面のCG映像だけが唯一の見どころで、

石原さとみ以外キャラ立ちの悪い連中の無駄なやり取りは全く冗長としかいえず、

殆ど飛ばし見だったんだけどね。

 

 

 

昨日のホールメニューには当初木村翔さんの試合が組まれてたんだけど、

急遽の世界戦が決まったもんでスパーリングでご勘弁ってことで……。

 

 

 

① しゅんくん寺西君(青木)×丸谷雄亮君(高崎)……62.5㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の23歳・兵庫県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、28歳・群馬県。

 

いい若いモンが自らを “しゅんくん” って名乗ってる時点で、

顎にショボショボのヤギ髭を生やしてる時点で自分には不得意系で、

何とか丸谷君が一矢報いて欲しいって偏見に満ちた観戦だったんだけど、

肝心の丸谷君が寺西君の荒々しさに結果的には押されまくってしまったんだわ。

 

途中相手のスタミナ面と打たれ弱さに弱点を見い出しつつあったんだけど、

一気に決着を付けるまでには至らず休み休みの寺西君を助けてしまって、

ジャブからきちんと組み立ててはいたんだけど印象的なパンチを打ち切れず、

スコアってことになると寺西君の39-37は譲れそうになかったんだけど、

やっぱり40-36、39-37×2で寺西君の3-0勝ちだったんだわ。

 

寺西君はこれで2戦2勝ではあるんだけど、

これからもジャブ抜きのそのいきなりのブン殴り大作戦を続けるつもりなら、

そんなに長いことかからないうちに大きな壁にブチ当たると思ったけど、

風貌やリングネームを含めた全体が彼のパフォーマンスだっていうなら、

他人がとやかく言う問題ではないんだよね。

 

 

 

② 小山田吉智君(オザキ)×竹達勝之君(セレス)……M 4R

0勝1敗の33歳・宮城県と、デビュー戦の23歳・千葉県。

 

前の日に続いて久保塗装様御一行が来てて、幸平兄さんは欠席だったんだけど、

竹達君とこの後登場の市川雅之君の応援ってことで、

社長がすぐ後ろに、隣に裕希君が座って始まり始まり……。

 

聞くところによると竹達君は少し前まで体重110㎏ほどもあったってことで、

そう言えばウエスト周りにはまだまだ余裕があって、

SW級までは絞れそうな感じがしたんだよね。

 

<1R>

その竹達君はデビュー戦だっていうのに攻防のバランスがよく取れてたし、

体を左に傾けて相手の右を交わしながら左ボディなんか打ち込んでて、

何だこりゃっていうほど実戦慣れしてる感じがしたんだわ。

 

相手があくまで接近戦希望だったもんで竹達君の距離取りが肝心だったんだけど、

密着戦も巧いこと対処できてて、ちょっとチョップ気味ではあったんだけど、

隙間のないところでも右ショートフックを巧いこと捻じ込んでたんだよね。

 

<2R>

小山田君が更に厳しく前詰めをするにつれ、

竹達君も自らの距離を維持出来なくなってはいったんだけど、

それでも追い込まれる寸前で踏みとどまってて、

残り1分02秒には強めの左フックを2発上下に打ち込んでたんだわ。

 

それがそこそこ効いてしまったか小山田君、

残り20秒からは極端に動きが鈍ってしまったなあ。

 

<3R>

最終ラウンドまでは行きそうになかったんだけど小山田君、

グダグダになりながらも必死の踏ん張りで、

竹達君の左ボディに苦しみながらも得意の密着戦に取り込もうとしてたんだわ。

 

<4R>

小山田君がアップアップしてきた中で竹達君、

ダウンゲット出来そうでもあったんだけど、

彼自身もかなり消耗してたと見えて飛ばし切れないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分はフルマークの40-36だったんだけど結局、

ジャッジ3人にも異論はなかったみたいでオール40-36ってことで、

竹達君のデビュー戦3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この試合、4ラウンドフルにわたってわめき続けてた人が南席にいて、

ノースリーブの黒シャツにスキンヘッド、銀縁メガネっていうイデタチで、

声を張り上げ続けてはいたんだけど、一体どっちを応援してるのかが解らなくて、

自分の周囲の人達も首を傾げてたもんで、取り敢えず事情を聞きに行ったら、

全身をびしょ濡れにしたその人は実は敗けた小山田君の兄さんだったんだわ。

 

 

 

③ 針生健克君(REBOOT)×榑井勇輝君(EBISU)

                         ………58㎏ 4R 

0勝2敗(1KO)のサウスポー、29歳・東京都と、

0勝1敗(1KO)の36歳・神奈川県。

 

芸能人ボクサーの引退試合で、

何とか1勝をってことで0勝2敗のボクサーが選ばれたみたいなんだけど、

自分としては何とか針生君に勝って欲しいもんだって、

またもや偏見に満ちた観戦だったんだよね。

 

正直に言って針生君に対する期待は過重かとも思ったんだけど、

この日の彼はそれこそ男の意地を全開にさせた大奮闘で、

勿論それ程巧くは無かったんだけど最後の最後まで手を止めることが無くて、

相手を圧倒したままの殆ど余裕勝ちだったんだわ。

 

 

発表されたスコアの40-36×2、39-37っていうのは完全に妥当で、

メイウェザーじゃあるまいし一発も貰わないままに勝つっていうのは尊大過ぎで、

顔が傷付くのを嫌がって正面から打ち合えないお遊び系芸能人なんかには

初めっから勝ち目は無かった訳で、ボクシングを舐めるんじゃないんだわ。

 

 

 

④ 市川雅之君(角海老)×佐宗緋月君(小田原)……Mm 6R

6勝(2KO)4敗(1KO)1分の27歳・東京都と、

6勝(2KO)4敗1分の21歳・神奈川県。

 

この試合がこの日の自分的セミファイナルだったんだけどね……。

 

<1R>

終始プレスを掛けてたのは佐宗君の方だったんだけど、

ジャブを含めてヒット精度が高かったのは明らかに市川君の方で、

相手が懸命に頭の位置に配慮してた中、

残り1分からも市川君のシッカリジャブからの攻撃が光ってたんだわ。

 

<2R>

佐宗君も左を多目に使い始めたんだけど、

大きめのショットに頼り過ぎの印象が強かった中、

開始1分前後のハードヒットの交換ではチャンス到来って感じだったんだけど、

激しいやり取りが殆ど互角に終わってみると、

お互いそれほどのハードヒッターではないことが改めて判明して、

正確なショットの当てっこ競争の様相を呈してきたんだわ。

 

相手は勝手に入って来るから市川君としては距離を測る必要は全く無くて、

踏み込んで来るその瞬間を正確に狙い切れるかって感じだったんだよね。

 

<3R>

上体を揺さぶりながら放つ佐宗君のショットが効果を上げ始め、

特に左ボディブローは彼のこの日一番のショットになってて、

それにつれ全体のリズム感も改善されて動きの緩急も増していったんだわ。

 

このラウンドの市川君はヒット率も手数自体も明らかに落ちてしまって、

やっぱり佐宗君のあのボディブローが効いていたような感じだったんだわ。

 

<4R>

前の回から流れが変わったもんで市川君の巻き返しが気になったんだけど、

1分切ったところでのワンツーと残り30秒からの右ストレート3発で、

それが叶いつつはあったんだけどラウンド全体として見れば、

まだ若干佐宗君が優勢じゃなかったかなあ……。

 

ってことで自分的にはここまでで丁度イーブンだったんだよね。

 

<5R>

ラウンド開始直後、目力がより強かったのは佐宗君の方だったんだけど、

1分過ぎの市川君の右ストレートが大きく有効ヒットして、

そこからの30秒間の攻撃には目覚ましいモノがあって、

一区切りした後の佐宗君がいきなりメッキリしてしまって、

手数も落ちてしまったし、腕振りそのものも弱々しくなってしまったんだわ。

 

その30秒間の市川君の一連の攻撃の中で、

一体何が大きく効いたのかは解らなかったんだけど、

佐宗君の劣化は目に見えるほどにもなってしまったんだよね。

 

実はこの試合は今年1月に引き分けた試合の決着再戦だったんだけど、

一度相手に傾きそうになったところから市川君の見事な引き戻しだったなあ。

 

<6R>

微妙なスコアの中、佐宗君も必死に先手を取りに行ったんだけど、

飛ばし続けることは叶わなくて、一段落後は形の悪い打たれ方が続いて、

このままなら倒し切るんじゃないかって思われた市川君も実は飛ばし切れなくて、

相手の消耗の進みに助けられたような形のままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことで市川君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後、通路でボケーッとしてたら市川君が声を掛けてくれたもんで、

自分の感想を伝えたんだけど、彼はああ見えて中々強気のボクサーなんだわ。

 

 

 

第5試合は日本人同士の女子戦だったもんでいつもの如くスルーしてたんだけど、

DANGANの古澤さんとバッタリしたもんで色んな話をしながら、

見るとはなしに見てたら、それは2分10ラウンドの世界戦だったんだけど、

半端な男子ボクサーでは敵わないほど気持ちを溢れさせた内容で、

クリンチも全く無く最後の最後まで全く動きの落ちない大激闘で、

男子も見習うべきだなって思うような全部出しボクシングだったんだわ。

 

中盤まで相手の手数に劣勢を余儀なくされた一方が、

後半から終盤にかけて腕振りに更に力強さを増していって、

有効打を積み重ねて1-1引き分けに持ち込んだっていう展開だったんだけど、

場内の盛り上がり方には特別のものを感じたんだわ。

 

試合後暫くして、敗けた方の花形ジムの木村トレが偶然近くにおられたもんで、

自分の拙い感想を伝えたんだけど、

身長150㎝ほどのその女子ボクサーの悔しがり方は半端じゃなかったんだわ。

 

それにしても勝った方は47歳ってことでまたしても驚いてしまって、

自分の奥さんがその年齢の時には長男は20歳だったからね……。

 

 

 

⑥ 荒川仁人さん(ワタナベ)×マーボン・ボディオンガン

               ………WBO APタイトル L 12R

29勝(17KO)6敗1分のチャンピオン、サウスポー、35歳・東京都と、

14勝(11KO)5敗(3KO)2分のランク5位、23歳・フィリピン。

 

試合前、「コンチワ」 って仁人さんに声を掛けられたのがトイレで、

連れションしながら 「仁人さんには頑張ってねって言葉は無用だよね。」

って言ったら、見る人には色々感想があるだろうけど、

頑張らなかった試合は有りませんからって感じの言葉が返ってきたんだわ。

 

<1R>

いつもは若干遅め立ち上がり加減の仁人さんが初っ端からやけに素軽くて、

相手の左足の外側へ自らの右足を運んでの左フックがファーストショットで、

アレレ、この日の仁人さんは何か違うぞって感じさせたんだよね。

 

マルボンは仁人さんより12歳も若い如何にも力感に溢れたボクサーで、

細かいテクニックは備えて無さそうではあったんだけど、

それでもキップのいい万振り右フックには一発必殺の雰囲気があったんだわ。

 

彼はロープやコーナーへ詰めての左右フックが決着技に見えたんだけど、

仁人さんのポジショニングの巧さの前に強引さだけが目立ってたんだよね。

 

<2R>

基本的にはベタ足フットワークの相手に対して仁人さん、

常に巧く捌き続けて、捌きながら細かいパンチを上下に散らしまくって、

気が付けばいつの間にかマルボンの顔面がかなり赤くなってきたんだわ。

 

この回仁人さんはバッティングで右目上をカットしてしまったんだけど、

注意するべきはマルボンのそういう強引な詰め詰めだったし、

密着してからの同じく強引な左右フックだったんだよね。

 

<3R>

マルボンは更に粗暴度をアップさせてきて、

パンチの70%ほどをボディに集中させてきたんだけど、

ショットの多くが空を切ることも多くてスタミナを消耗しそうだったんだわ。

 

マルボンのバカ打ちに付き合うことなく仁人さん、

相手のボディ攻撃は気掛かりではあったんだけど、

それでもポイント的には正確なショートブローで圧倒してたんだわ。

 

<4R>

マルボンは全く怯んではいなかったんだけど、

それでも一発ドカン狙いボクシングが改善されないままで、

もしかしたそういうボクシングしか出来ないのかも知れなかったんだけど、

とにかく全体的な劣化が隠しようも無くなってきて、

息を整え休み休みしながらの右フックしか打てなくなってしまったんだわ。

 

ってことでラウンドを通しての手数は8:2程もの大差がついてしまって、

最早マルボンの勝ち目は無くなってしまって、

こうなると仁人さんがどう決着させるのかだけがポイントになってきたんだわ。

 

<5R>

仁人さんは12ラウンドフルを見据えて戦ってるように見えて、

一方のマルボンが短期決戦を目指してたのとは対照的で実に興味深くて、

その絶妙な立ち位置には全く揺るぎが無かった1分20秒、

それまで決して下がることがなかったマルボンがついに初めて自ら後ずさり始めて、

攻めあぐんで消耗が進んだマルボンは10秒か15秒に一発しか打てなくなって、

細かいショットでも正確に積み重ねていけば大きなダメージを与えるって、

仁人さんのこの日の戦法は多くのボクサーにも参考になった筈で、

その立ち回り全体は特に田之岡条さんのようなタイプのサウスポーにとっては

ある意味絶対的な参考モデルになるんじゃないかって、

試合前に彼と言葉を交わしたせいか突然頭に浮かんだんだよね。

 

このラウンド、マルボンは右目上をヒットカットされてたんだけど、

仁人さんは相手が打って来ないタイミングを捉えるのがとっても巧くて、

その瞬間を狙い澄まして的確に空いてるところを突いていくもんで、

相手は嫌気を差してしまいそうなのが手に取るように解ったんだわ。

 

<6R>

八方塞り状態になったマルボンがロープを背にする場面が多くなって、

全く劣化の見えない仁人さんはまるで手が3本あるかのような上下打ち分けで、

開始48秒、ついに耐え切れなくなったマルボン、

それまでの積み重ね効果だとは思ったけど、左ストレートボディがきっかけで、

北西ポスト前で如何にもシンドそうに右膝を着いてしまってのダウン。

 

ああいうダウンはもう精根尽き果てたって白状してるのと同じなんだけど、

マルボンが気丈にも立ち上がってのリスタート。

 

ただ試合としては既に終わってて、ここで手を抜く仁人さんではないし、

立ち上がるだけで精一杯だったマルボンには反撃の兆しが全く見受けられなくて、

ほぼ一方的な展開になったところで1分18秒、

レフェリーがもう止めようねって割って入ってのTKOエンドだったんだわ。

 

 

田之岡さんは仁人さんを見に来たって言ってたけどどこで見てたのかなあ、

参考になったかなあ……。

 

その田之岡さんは殆どべコべコになった2リットルペットボトルを持ってて、

そんなに沢山水を飲むのかって思ったんだけど、

そう言えば宮崎辰也さんもホールでは常に持参してたし、

この時期2リットルのペットボトルはボクサー必携なのかも知れないね。

 

 

 

渡辺会長とは話しの続きが残ってたもんで、自分はそのまま居残りで、

記者会見を終えた後、仁人さんと会長、石原トレ、梅津トレ、

それに中屋ジム時代の筒井さん達とシミジミ心に沁みるようなひと時を過ごした後、

最後は帰り支度を済ませた仁人さんと一緒にホールを出たんだけど、

もう10時をとっくに過ぎてたのに、

ホール前には20人程ものサポーターが彼の出待ちをしてたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクシング】

① 荒川仁人さん

② 二人の女子ボクサー

③ 市川雅之君

 

 

 

それにしてもあの業界人、仁人さんのことを、

「パンチ力が無くなったよなあ。」 って訳知り気味にほざいてて、

仁人さんが全力打ちしてないのも解らないのか阿呆めがって感じだったんだけど、

それが素人客の只の軽口なら許せるけど列記されてるライセンス持ちな訳で、

先週は先週で、判定では帝拳ボクサーに勝てないよって相手陣営に言ってたし、

ずっと以前はリング上で打たれ込んで血だらけになってるC級ボクサーに向かって、

「コイツは使えねえなあ。」 って余りに余りの発言だったもんで、

「お前は彼らのお蔭でカネが稼げたんだろが、このボケ野郎!」

って周囲に聞こえるほどの大声で自分がどやしたこともあったんだよね。

 

この大勘違い超クサレ老いぼれ業界人は、

最早誰の役にもクソの役にさえも立ってないってことが自覚できてなくて、

人間、ああなってはダメだなあっていう反面教師としてだけが存在の根拠で、

だから、ソイツと真面目な話しをする人は今や殆どいなくなってて、

余程のダメジムとクサレ老いぼれ仲間以外は当たらず触らずって感じなんだけど、

相変わらず他人のボックスシートにふんぞり返ってるくせに、

どれだけ空いてても帝拳のボックスシートにだけは座らないヘタレでもあるんだわ。

 

 

 

途中で大事な電話が幾つか入ったモンで、

アップが遅れてしまって誠にドウモってことで……。

 

 

 

2017年7月11日 (火)

後楽園ホール・7月10日

 

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「どうか彼が勝ちますように……。」

 

 

 

ホールへ向かう電車の中で……、

向いの席に座ってた女性がいきなり化粧を始めたんだけど、

周囲を全く無視してのそれはまるで自宅の中での作業のようで、

色んな道具をとっかえひっかえの大奮闘だったんだけど一段落後、

鏡の中の自らに向かっていきなりあらゆる角度から微笑みかけて、

あんたマジかよってほどそれはもう気持ち悪かったんだけど、

それが精一杯の完成品かって感じしない鉄板のブスの仕業だったんだけど、

異性を諦め世間体を捨てたアラフォー女性はある意味最強だなって思ったな。

 

 

 

先週末にロシアで試合があって金子大樹さんと三浦仁君が行ってたんだけど、

二人共1-2で負けてるんだけど妥当な結果だったのかなあ……。

 

 

 

昨日は最後の試合は元々見るつもりが無かったもんで悪しからずなんだけど、

その前の試合も女子戦が混じってたり、相手がタイやらフィリピンだったもんで、

真面目に最後まで見た試合はほんの少しっていうか1試合しか無くて、

観戦記としては全くのスカスカなんだけど、

それでも色んな人達と色んな話が出来たんだわさ。

 

 

 

① 木野村知也君(横田S)×スミス健人君(勝又)……55.8㎏ 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、28歳・岐阜県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)の22歳・東京都。

 

<1R>

お互いに全く同じ戦績で同じような体型をしてて、

同じように前振りナシの雑な戦い方をしてたんだけど、

健人君の方がサウスポー相手にやたらやり難そうにしてて、

そう言えばデビュー戦負けの相手もサウスポーだったんだよね。

 

ラウンド終盤になってもジャブさえ出し難そうにしてるのを見て、

健人君の勝ち目が見えなくなったもんで若干早めの休憩タイム。

 

結局あのままだったみたいで3R2分12秒、木野村君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 何チャラ・サイトーン×中川勇太さん(角海老)……Fe 8R

8勝(2KO)2敗の23歳・タイと、

20勝(11KO)4敗(1KO)1分のランク1位、28歳・滋賀県。

 

中川さんにとってはスパーよりも簡単な試合ってことで、

全く見てなかったんだけど案の定、1R2分59秒でのTKOエンディング。

 

 

第3試合は女子戦だったもんで、またもやブラブラ……。

 

 

④ 何チャラ・サイトーン×高見良祐君(鴻巣茂野)……L 8R

9勝(2KO)2敗の25歳・タイと、

9勝(8KO)2敗(2KO)の25歳・埼玉県。

 

試合前のタイボクサーに2Rまで耐えられたら5,000円って気合入れたんだけど、

中川勇太さんの相手と同じようにサイトーンジムボクサーは、

2Rまでに倒れるようにって教育されてるみたいで、やっぱりダメで結局、

2R2分38秒、高見君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

実はこの試合も殆ど真面目には見てなかったんだけど、

それでも高見君の左手の使い方には工夫と新しさを感じたんだよね。

 

試合後高見君に 「見てなかったでしょ。」 って言われしまったんだけど、

茂野会長は秋口には日本人との対戦がありそうだって言ってたなあ。

 

 

 

⑤ 垂水稔朗君(協栄)×佐藤矩彰さん(新日本木村)

                            ………W 8R

6勝(3KO)3敗(1KO)3分の23歳・愛媛県と、

5勝1敗(1KO)のランク9位、サウスポー、32歳・福島県。

 

正直二人共それ程飛び抜けたボクサーではなくて、

勝ちたいっていう気持ちの強さが勝負を征するんじゃないかって、

垂水君とこの日も付き添ってた宮崎辰也君に試合前に話したんだよね。

 

この日の相手の佐藤さんはボクシングに派手さは無いんだけど、

それでもデビュー戦以来敗戦がなくて加藤寿君、川崎真琴さん、

細川バレンタインさん、伊藤和也君、青木クリスチャーノさんって、

そこそこの相手に現在5連勝中なんだよね。

 

この試合がこの日の自分的メインイベントだったんだけど、

正直大きく期待外れで、まずは佐藤さんが終始全くいつもの彼らしくなくて、

微妙だったスコアを自覚してか最終ラウンドは飛ばしてたけど、

そこに至るまではテキパキしたところが全く無かったんだわ。

 

密着戦では多少の頑張りは見せてたんだけど佐藤さん、

試合序盤に中間距離で垂水君の右ストレートを貰って更に、

4R残り40秒から一気に攻め込まれてしまった以降からは、

正面切って打ち合うのは危険だって判断からか、

元々それ程威力の無いのを補ってた手数さえままならなかったんだわ。

 

一方の垂水君にしても自分的な満足度としては40%ほどの出来で、

微妙なスコアだった中、最終ラウンドを相手に渡したのは最悪だったし、

佐藤さんは接近戦大好きボクサーなんだから、

もっともっとのジャブと勇気を持った左ボディが欲しかったところで、

上背とリーチの優位を生かし切れてなくて、

この日の佐藤さんの手緩さに助けられたって感じが拭えなかったんだよね。

 

それでも場面場面での勝ちたいっていう垂水君の気持ちは相手を上回ってたし、

ランカーを目指しての頑張りが彼を支えてたみたいだったんだわ。

 

いずれにしてもお互い、この日のパフォーマンスには課題が多かったし、

この階級の割には直撃させても相手をグラつかせるまでに至らないままで、

それはそもそもの自信の無さというか躊躇が多過ぎた結果だと思ったなあ。

 

 

自分は76-76かなあって思ったんだけど結局、

79-74、77-75×2ってことで垂水君はランカー復帰の3-0勝ち。

 

試合後にもちょっと話したんだけど垂水君、とっても真面目に感想を聞いてくれて、

もう少しヤンチャな面を出した方がいいんじゃないかって思ったくらいだったんだわ。

 

 

 

⑥ 中嶋孝文君(T&H)×ジョン・レイ・ロガティマン……B 8R

27勝(12KO)9敗(3KO)1分の33歳・青森県と、

6勝(2KO)5敗2分のOPBF7位、22歳・フィリピン。

 

中嶋さんはもう38戦目の33歳だし、どれくらいやれるのかなあってことで、

それでもこの日は勝ち負けがほぼ拮抗したフィリピンボクサーが相手だし、

ほぼ圧倒の形で試合を終えるんじゃないかって見てたんだけどね……。

 

実はこの試合、一回りほど体格の大きい中嶋君の動きが初っ端から今一で、

相手の打ち終わりに合せてた右フックのタイミングも大きくズレてたし、

ディフェンスを含む反応面全体にキレが感じられなかったんだわ。

 

相手はごく普通のボクサーでラウンドが進むにつれ粗雑さが目立ってきて、

基本的にはフック系の振り回し屋だったんだけど、

中嶋さんはその打ち終わりに正確に合わせ切れないままで、

一蹴するっていう感じとは程遠かったんだよね。

 

それでも流石にあんな雑な大振りは貰いそうになくて、

出来は良くないながらも十分勝ちに終えるんだろうなって感じだったもんで、

3Rで離席したんだけど、たまにモニターで見てたら延々のフルラウンドで結局、

76-75×2、75-76ってことで中嶋さんのやっとこ2-1勝ちだったんだけど、

フィリピンでの試合だったら全く逆の結果も有りって感じだったんだよね。

 

 

試合後の医務室からの通路で偶然すれ違って目が合ったもんで、

「お疲れさん。」 って声を掛けたら如何にも不本意そうな苦笑いだったなあ。

 

 

 

これでこの日のボクシングは終了ってことで帰宅しようと思ったら、

何となんとドーム野球のいつもにない早や終りとモロバッティングしてしまって、

8時半には帰れたんだけどホールの周辺で30分ほど時間潰し……。

 

 

 

それにしてもリングサイドのあのカメラ小僧は何なんだ?

最近目に付くようになったんだけど、視界を邪魔するほどのデブの上、

相撲取りのような気持ち悪いふくらはぎ剥き出しの半パン姿の上、

派手なTシャツを着て先週も周囲のヒンシュクを買ってたんだけど、

昨日も派手なオレンジTシャツにサンダル履きって全くの常識外れのイデタチで、

カメラマンがリングサイドで目立ってどうすんだよって感じで、

自分の前をうろつくようになったらバシッと言ってやるんだけど、

そもそも身分証を下げてなくて腕章もしてないカメラマン達を放置してる、

コミッションの不作為にも問題があると思うんだよね。

 

 

 

本日のベスト3ボクシング】

① 特にナシ

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

中6日振りだったボクシングは今日も連投ってことで、

楽しみにしてる試合が二つあるんだよね。

 

 

 

 

2017年7月 6日 (木)

6月度ランキング

 

Img_1157

「もう少し上がってると思ったけどなあ……。」

 

 

 

イスラム教の経典である “コーラン” には一体どんなことが書いてあるんだろうか、

信者は一日に何度もメッカの方角に向かって膝まづいて祈ってるんだけど、

毎度毎度彼らは一体何を祈ってるんだろうか……。

 

イスラム教における女性差別(蔑視)の酷さは前近代的この上なくて、

女性は車の運転免許も取れないし、レストランでも別席にされて、

それはまるで50~60年前のアメリカでの黒人差別と変わるところがなくて、

その点に関してだけでも信頼し難い感じが抜けないんだけどそれでも、

聞くところによるとイスラム教っていうのは元々はとっても穏やかな宗教で、

今のように異教徒(特にキリスト教)に対して無差別に危害を加えたり、

シーア派とスンニ派が内部抗争や殺し合いを繰り返すようなものでもなくて、

当初の形とは随分違ったモノになってしまったみたいなんだわ。

 

キリスト教も中世ヨーロッパでの清教徒戦争を経ての現在な訳であるし、

イスラム教は時代的にまだそのレベルってことなのかなあ。

 

 

 

6月度のランキングは5月29日から6月28日までの試合を対象に、

6月30日に発表されたんだけど、

L級とSL級のランキング変動に関しては何かの思惑が働いたのか、

ランキング委員会の中にもシーア派とスンニ派がいるのかはたまた、

政府から何らかの圧力が掛かったのかっていうほどの異動だったんだけど、

色々調べてみたら、最強後楽園へのエントリーに前向きかどうか、

つまりエントリーするつもりのないボクサーは適宜下位に異動されたらしいんだわ。

 

これまで最強後楽園っていうのは開催時期の通知に余裕がなくて、

若干不手際な段取りのまま実施されてたようなところもあって、

既に他の試合を受けてしまったボクサーがエントリーチャンスを逸してしまうって、

そういう状態が恒常化してたのが今年から改善されつつあるんだよね。

 

これで本来の最強後楽園の姿になってきたんだけど、

これは多くのランカー達に確認することが前提になってるから、

関係役員の手間の大変さも計り知れないんだけどね。                                                         

L級やSL級以外では首を傾げる異動がそれほど多くなかったから、

エントリーに前向きがボクサーが多かったってことだね、つまり……。

 

 

 

≪6月度ランキング≫

 

【世界チャンピオン】

福原辰弥さん(獲得)、田口良一さん(5)、拳四朗さん(獲得)、

田中恒成さん(1)、井岡一翔さん(5)、比嘉大吾さん(獲得)、

井上尚弥さん(5)、山中慎介さん(12)、久保隼さん(獲得)、

小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA1、WBC3)の計11名で、

期間内に試合をしたチャンピオンは一人も居なかったんだわ。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

中山佳祐さん(獲得)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、大竹秀典さん(獲得)、

伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(7)、太尊康輝さん(1)、

藤本京太郎さん(1)の7名。

 

中山さんは6月13日にフィリピンボクサーに2-1勝ちして王座ゲット。

竹中良さんは6月8日に韓国ボクサーに10RTKO負けして王座陥落。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(獲得)

6月27日にフィリピンで1RKO勝ちした谷口将隆さんが5位から2位にアップ。

4位だった松井謙太さんが7位にダウンしてるんだけど意味不明。

10位だった春口直也さんが山本浩也さんと入れ替わって9位にアップ。

6月25日にタイボクサーに4RKO勝ちした榮拓海さんは11位のまま。

ってことで空き3名分も変わらず。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(獲得)

6月24日にノーランカーに5RKO勝ちしただけで、

小坂駿さんが11位にランキングしてるんだけど、

この階級にはまだ4名分の空きがあってのスカスカだから狙い目な訳で、

ランキング後に本来の階級に転級するっていうセコイ作戦も有りって事で……。

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(1)

6月13日の決定戦で粉川拓也さんに2ー1勝ちした黒田さんが正王座ゲットで、

直前は暫定チャンプだったから一応防衛1回ってことになるんだよね。

敗れた粉川さんは4位にランキング。

 

5位だった中山佳祐さんはOPBFチャンプとして転出。

 

6月19日に新井雄大さんに3RKO勝ちした堀陽太さんが7位にランキング。

敗れた新井さんは6位から11位へ大幅ダウン。

 

8位だった木村翔さんはタイトル戦に向けて保留選手リスト入り。

色々出入りはあってのピッタリフルランク。

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(獲得)

ここは誰も試合しなかったもんで空き1名分を含めて全くの異動ナシ。

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(獲得)

2位だった松本亮さんが保留選手リスト入りしたもんで、

6月18日にノーランカーに2-1勝ちした菊地永太さんは自然アップの2位。

6月8日、中野敬太君に3-0勝ちした鈴木悠介さんが6位から3位にアップ。

6月18日にノーランカーに2RKO勝ちした高野誠三さんが8位から5位に。

 

6月19日、栗原慶太さんに5RKO勝ちした勅使河原弘晶さんが

10位から7位にアップしてるんだけど6位でも妥当だと思う訳で、

敗れた栗原さんが高橋竜平さんと順位を入れ替わりながらも、

それでも13位を維持してるほどクオリティーの高い試合内容だったから、

(空きスペースもあったことが栗原さんには幸いしたけどね……。)

高野さんの上でもいいとさえ思ってるんだけどね。

 

14位に伊集盛尚さんってボクサーがランキングされてるんだけど、

これも意味不明で5月のノーランカー戦を今更反映するのかって感じで、

最近のランキング委員会は西日本に配慮し過ぎる傾向が強くて、

何か弱味でも握られてるのかって感じさえすることも多いんだわ。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

6月3日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした渡部大介さんは、

6月24日に大野顕君に3-0勝ちした小坂遼さんと入れ替わって2位にアップ。

川島翔平さんが藤原陽介さんと入れ替わって8位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

OPBFタイトルを失った竹中良さんが日本ランクイ入りして3位。

 

6月19日にタイボクサーに3RKO勝ちした天笠尚さんが、

それまでの1位から5位にダウンしてるんだけど、

それはつまり最強後楽園は回避するってことなんだろうね。

 

6月26日に北海道で韓国ボクサーに5RKO勝ちした佐々木洵樹さんだけど、

竹中さんのランクインで却って一個下がっての12位。

 

木村吉光さんが加治木了太さんと上下を入れ替わって14位なんだけど、

加治木さんはもう1年近く試合をしてないしこのままズルズル引退なのかなあ。

空き1名分が埋まったね。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(4)

6月25日にアクセル住吉さんに6RKO負けした中谷有利さんが、

粟田祐之さんと入れ替わっての15位に踏みとどまってるんだけど……。

 

 

【ライト級】……西谷和宏さん(獲得)

このクラスのランキングについては当事者達でさえ首を傾げてるんだけど、

全ては最強後楽園絡みなんだわさ。

 

まずは6月4日にランカーに6RKO勝ちしたアクセル住吉さんが、

2位から5位にダウンしてる一方、5位だった土屋修平さんが2位に、

6位だった加藤善孝さんが3位に、

それと7位だったスパイシー松下さんも4位にって、

其々試合をしてないっていうのにランクが上がってるんだよね。

彼らの上にいたはずの内藤律樹さんも3人の下になってるしね。

 

1位だった荒川仁人さんが保留選手リスト入りして、

その間隙を縫って吉野修一郎さんが3位から1位にアップしてるのも、

全て最強後楽園へのエントリー絡みってことで……。

 

ただこの階級も8位以下はほぼ正常な扱いが為されてて、

6月19日に小林和優さんに7RKO勝ちした山田智也さんが、

石川元希さんと上下を入れ替わっての9位。

 

荒川さんが転出して出来た空きスペースに、

前月押し出されランクアウトした小田翔夢さんが温情再ランクで15位。

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)

6月8日に今野裕介さんの挑戦を10RKOで下した麻生さんが初防衛。

敗れた今野さんは1位から4位にダウン。

 

この階級も7位までがゴッチャゴチャにかき回されててL級と同様、

全ては最強後楽園へのエントリー絡みなんだけど、

2位だった近藤明広さんが保留選手リスト入りした途端、

4位だったデスティノ・ジャパンがいきなり1位になってるし、

4月以来試合をしてない岡本和泰さんも6位から2位、

6月25日にタイボクサーに1RKO勝ちした井上浩樹さんも、

7位から普通なら大幅過ぎる3位アップってことだし、

8位だった永田大士さんも5位にアップしてる一方、

3位だった松山和樹さんが6位に、5位だった丸岡裕太さんも7位にダウンって、

必ずしも実力を反映したランキングにはなってないんだよね。

 

新たに空き1名分が発生。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

6月18日にタイボクサーに2RKO勝ちした別府優樹さんは5位のまま。

 

10位だった大川泰弘さんがお疲れさんランクアウトした代わりか、

それともスッカスカの空きが5名分もあったせいか、

6月11日にインドネシアボクサーに6RKO勝ちした丸木和也さんが

ランク入りしたんだけど、せいぜい豊嶋亮太さんの下の11位であるべきで、

いきなりベスト10は無いと思ったけどね……。

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(獲得)

6月23日、タイボクサーに2RKO勝ちしただけなのに、

コブラ諏訪さんが8位からいきなり3位に大幅アップしてて、

6月11日にインドネシアボクサーに1RKO勝ちした丸木凌介さんが

3位を譲って4位にダウンしてるのも多分最強後楽園絡みだね。

空き5名分は変わらず。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(1)

この階級はチャンピオンを含めて元々8名しかいないから、

ジックリ待ってたら何度もチャンスが廻って来るんだよね。

 

試合は無かったんだけど福山和徹さんが淵上誠さんと入れ替わって5位で、

変動はそれだけ。

 

 

 

≪日本タイトル選手保留リスト≫

先月から6名も増えてしまったモンで記載欄が満タンになってしまって、

ついに表題欄まで無くなってしまったんだけど、

あと1名でも増えたら記載スペースすら無くなってしまうんだわ。

 

全部で28名の中での新規参入組は木村翔さん、帝里木下さん、松本亮さん、

ゼネシス・セルバニア、荒川仁人さん、近藤明広さんの6名なんだけど、

ゼネシス・セルバニアって誰? 輸入ボクサー?

 

従来からの22名は、原隆二さん、山中竜也さん、八重樫東さん、河野公平さん、

五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、村中優さん、

大森将平さん、益田健太郎さん、岩佐亮祐さん、亀田和毅さん、細野悟さん、

大沢宏晋さん、内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、岡田博喜さん、

亀海喜寛さん、野中悠樹さん、村田諒太さん。

 

6月はこの28名のボクサー達は誰も試合をしてないんだわ。

 

 

 

 

2017年7月 4日 (火)

後楽園ホール・7月3日

 

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“カップ猫”

 

 

 

後楽園ホール周辺に設置されてる分別ゴミ箱の表示がちょっと面白くて、

燃えるゴミの例に新聞、紙コップ、一般紙ゴミの他に“馬券” っていうのがあって、

近くにオフトとかウィンズがある独特の立地からなんだろうけど、

お前ら、どうせ当たらないハズレ馬券ばかりだろって言ってるみたいなんだわ。

 

 

 

最近勢いを増しつつあるジムっていうと、

石川、本多、伴流、KG大和なんかが頭に浮かぶんだけど、

昨日はそのうち石川ジムと本多ジムからの出場があったんだわ。

 

ホールへのエレベーター前に立ってたのはクドゥラ金子君で、

コクッと挨拶してくれたもんで、ケガのこととか次の試合の事なんか話したんだわ。

 

 

昨日は1試合がキャンセルになって全部で6試合だったんだけど、

ファイナル以外は全て年齢差の大きい対戦ばかりで、

其々9歳差、8歳差、10歳差、13歳差、9歳差もあったんだわ。

それと赤青コーナーがパンフでは逆になってたのが2試合もあってね……。

 

 

 

① 渡辺悠矢君(W日立)×箕輪正拡君(鹿島灘)……60㎏ 4R

デビュー戦の32歳・茨城県と、デビュー戦の23歳・茨城県。

 

<1R>

茨城県出身同士のデビュー戦だったんだけど、

二人共、いきなり狂熱のパフォーマンスで、

渡辺君はボクシングっていうより単なる殴り合いにやって来たような感じで、

ジャブ無し2発までのブン殴り系は余り精度が良くなかったし、

途中のサウスポーチェンジは意味不明で単なる無駄だったなあ。

 

箕輪君の方はまだ体が作れ切れてない感じが強かったんだけど、

剛腕に対して怯むことなく懸命な手数で微妙だったけどポイントゲットだね。

 

<2R>

渡辺君はあくまで一発剛腕系を目指してるみたいで、

右手が疲れるとサウスポーチェンジするみたいだったんだわ。

 

上下含めて色々使い分けてたのは箕輪君の方だったんだけど、

どことなく膝が緩み始めてはいたんだけど、

それでもこの回は渡辺君の有効ヒットが目立ってたね。

 

<3R>

攻撃の多様性っていう点では相変わらず箕輪君が勝ってたんだけど、

一方ではディフェンスに対する意識が大きく欠けてて、

貰わなくていいパンチを山ほど喰らってたんだわ。

 

ディフェンスに関しては渡辺君のルーズさも見逃し難いほどで、

二人共、まずは防御の練習が課題だと思ったなあ。

 

<4R>

お互い、かなり息が上がってきたんだけど、

気持ちの強さは最後まで維持できてて、

技術的には全く見るべきところはなかったんだけど、

それでも頑張る気持ちは充分見せてたんだわ。

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-38×2、37-40ってことで渡辺君の2-1勝ちで、

自分のスコア含めて評価がバラケたんだけど、

いくらなんでも37-40っていうのは信じ難かったなあ。

 

 

少しばかり居心地が良くなかったもんで移動したら、

鈴木マネと宮崎辰也君、それに石川元希さんが並んでたんだけど、

絵図ら的に凄い感じだったなあ。

 

この後自分の席は鈴木マネに譲って、

自分はこの日も長野マネの隣に座らせて貰ったんだわ。

 

 

 

② 増田大輝君(グワップ協栄)×高野健太郎君(船橋D)

                              ………F 4R

デビュー戦の23歳・千葉県と、0勝2敗(1KO)の31歳・千葉県。

 

宮崎辰也君に教えて貰ったんだけど、

高野君の2敗の相手は長嶺克則さんと角本達治君って強豪で、

2011年、2013年だったからこれが4年半ぶりの試合なんだってね。

 

“グワップ“ の意味は解らないんだけど、何だかゲロップかゲロッパみたいだなあ。

 

<1R>

二人共まあまあの動きを見せてたし、

デビュー戦の増田君も形は出来てたんだけど、

当て勘的には高野君だったかなあ。

 

<2R>

もう少し積極的に攻められないかって思ってた増田君だったんだけど、

開始1分、右ストレートと右フックを連続ヒットさせてから勢いを増していって、

早くも高野君の左顔面を赤く腫らせていって、

このラウンドは手数ヒット数共に高野君を上回ったんだわ。

 

<3R>

増田君はすっかり感じを掴んだみたいで、

高野君もいいタイミングで打ち返してはいたんだけどあくまで単発で、

もっと大きく変えていかないと増田君の好きにされそうな感じだなあ。

 

その増田君は全体のバランスもいいしディフェンスの意識も高いし、

後は連続攻撃の中にボディショットを組み込むことが出来るようになれば、

先々はかなり強くなりそうな印象を受けたんだよね。

 

<4R>

高野君が単調な攻めから脱却出来なかったままだったもんで、

増田君優勢は揺るがなかったんだけど、

最後まで諦めることがなかった高野君の踏ん張りには好感を持ったんだよね。

 

ってことで自分は39-37で増田君だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで増田君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 村越成君(土浦)×内田勇気君(KG大和)……48.3㎏ 4R

 

この試合は内田君のケガで流れてしまったんだわ。

 

 

 

④ 桜井康弘君(L玉熊)×木橋拓也君(上滝)……F 6R

7勝22敗(4KO)のサウスポー、36歳・埼玉県と、

4勝(2KO)4敗(2KO)の26歳・東京都。

 

現在6連敗中の桜井君の対戦相手は福本雄基さん、新井雄大さん、

阪下優友さん、奥本貴之さん、守屋和明君、コーヤ佐藤君って強豪だったし、

その半端じゃない通算負け越しの相手の中には横山隆司君、山口隼人さん、

中釜兵武さん、小野心さん、林徹麿さん、大嶽正史さん達がいたんだよね。

 

その桜井君も来年の2月には定年なもんで、

その前に何とか一つ勝って引退したいってことでことで……。

 

 

桜井君と同様、木橋君の戦いぶりも実はとっても地味なもんで、

試合展開は思ってた通りの小規模のやったり取ったりが延々で、

こりゃどっちも有りだなあって見てたんだけど、

この試合だけは3人のジャッジの見解も酷似した小規模差で結局、

58-57×2、57-58の2-1で桜井君の判定勝ち。

 

 

3年振りの勝ち星ってことで桜井さん、

これで心を置き残すなくリタイア出来るってことでオメデトでした。

 

 

 

⑤ 上野太一君(石川)×横山渉君(厚木ワタナベ)……SB 6R

4勝(2KO)2敗の19歳・山梨県と、4勝(3KO)6敗(4KO)1分の32歳・山形県。

 

<1R>

上背とリーチ優位の上野君だったんだけどラウンド序盤はジャブが手緩くて、

ガード固めて詰めてくる相手の自由にさせがちで、

そこからの横山君の攻め込みが甘かったから助かってたけど、

もっとジャブを鋭く突くべきだったし、

それに続くショットももっと内側から打つべきだと思ったんだよね。

 

ポイントを取られるっていうことは無かったんだけど、

上野君の出だしもそれほどキレがあるとも思えなかったんだよね。

 

<2R>

中盤からグッドグッドなボディブローが出るようになってから上野君、

大分改善されつつあって、ショート戦でのヒット数でも目立つようになったんだわ。

 

<3R>

横山君も若干シツコサを強めていったんだけど、

相手に嫌な感じを与えるまでには至ってなくて、

距離を縮めたところからの仕掛けがまだまだ遅いんだわ。

 

<4R>

そうこうするうちにそこそこ打たれ込んでしまった横山君、

顔面が赤く腫れてきたんだけどメンタル面はまだまだ大丈夫みたいで、

ラウンド中盤以降は上野君をコーナーに追い詰める場面も増えていって、

距離を維持できなくなってきた上野君に戸惑いさえ見えてきて、

腕振り自体も少し緩んできたような感じだったんだわ。

 

<5R>

前の回での落ち目傾向が気になったんだけど、

このラウンドは初っ端から上野君の立て直しが実に見事で、

ジャブで距離をキープしつつ相手のタイミングで打ち込ませてなかったし、

ショート連打を打ち込んだ直後に体を入れ替えて相手の反撃を交わしつつ、

そこから再度の攻め込みって感じで常に横山君を圧倒してたんだわ。

 

<6R>

飛ばし切るタイミングを失ったままの横山君に対して上野君、

やり易いとは言えない相手を巧くあしらえるようになっての安心安心で、

まだまだ腕振りが鋭かった横山君からの直撃は貰いそうになかったんだわ。

 

横山君からはもう少し芸の幅を拡げる必要を感じたなあ。

 

ってことで自分は59-55だったんだけど結局、

59-55×2、57-58ってことで勿論上野君の2-1勝ちだったんだけど、

それにしても57-58っていうのは如何にも納得し難くて、

取り敢えず前に出ればポイントを上げるっていうのは古くて安易過ぎなんだわ。

 

 

 

⑥ 山口拓也君(W日立)×阪田壮亮(本多)……66㎏ 6R

3勝(2KO)7敗(2KO)2分の31歳・茨城県と、

4勝(2KO)3敗(3KO)1分の22歳・千葉県。

 

山口君が登場すると何となくいつも色物的なボクシングになってしまうんだけど、

それはそれで結構観客を湧かせるんだよね。

 

相手の阪田君は船橋ドラゴンジムからの移籍初戦で、

だから今は一力ジムで元同僚の野口将志さんも応援に来てたんだけど、

2年弱ぶりの試合はウェイト調整に苦しんで、

10日で10㎏の減量を達成したってことで、

凄いなあとは思ったけど同時にちゃんと力を出し切れるのかってことで……。

 

この試合、結果的には60-54、59-55、58-56ってことで、

ある意味当然の如く阪田さんが3-0勝ちしたんだけど、

やっぱり阪田君にしてはいい出来だったは言えず、

余りにもぎこちない山口君の頑張りの方に観客の思いは移ってしまったんだわ。

 

幾度もいいのを当て込んでも一度もダウンゲット出来なかったのも、

いいのを打ち込んだ直後に猛追出来なかったのも、

自分には阪田君がベストじゃなかったからだって思う訳で、

トランクスとシューズのコーディネイトが抜群だったのが残念過ぎだったんだわ。

 

山口君はいつもの通り頭を下げながら突っ込み突っ込みして、

相手を見ないままの左右フックの空振りブラインドショットばかりで、

前傾姿勢と髪の毛の感じとか短いトランクスまで含めて、

最後はまるでキャリア末期の輪島功一さんみたいになってたんだけど、

膝をポクポクさせながらも踏ん張り通したんだよね。

 

阪田君はこんなモンじゃないと思うから、

次はまともなところを是非見せて貰いたいものなんだわ。

 

 

 

⑦ 高橋竜也さん(土浦)×ジェトロ・パブスタン

          ………WBO AP B 王座決定戦 12R

26勝(19KO)6敗(1KO)5分のAPランク4位、28歳・茨城県と、

28勝(9KO)4敗6分のAPランク2位、サウスポー、27歳・フィリピン。

 

“ジェトロ” っていうのは日本貿易振興機構ってことでもあるんだけど、

そのジェトロは中々のボクサーだったんだわ。

 

二人は年齢的にも戦績的にもとっても似たところがあって、

だから勝負の決め手はKO率の違いじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

初っ端の動きを見る限りジェトロはかなりいいボクサーで、

立ち上がりに難のある高橋さんをほぼ圧倒しまくって、

上背もリーチもかなり劣勢なのにもかかわらず、

最初の1分でボッコボコにしてしまってたんだわ。

 

それにしても高橋さん、余りにも簡単に左を貰い過ぎてたし、

返しの右フックにさえ反応出来てなくて、

1~2発打っても3~4発も打ち返されてたし強烈ボディを何発も喰らってて、

10:8.5ほどもの大差を付けられてしまってたんだわ。

 

<2R>

高橋さんが組み立て直すにつれ距離が一気に縮まったんだけど、

いきなりのバッティングで高橋さんの方が左目上をカット出血。

 

その後スピードを上げた高橋さんはショート戦の際の体の入れ替えが抜群で、

先攻め度をアップしてショットの回転速度も上げていったんだわ。

 

<3R>

当て方が綺麗なのはジェトロの方だったんだけど、

残念ながらパンチ力が今一なのも明らかで、

だからずっと当て続けていなければ展開がキツクなる訳で、

手数が落ちた時こそ高橋さんが付け入る隙があると思うんだけど、

だからもう少しラウンドが進むのを待つのが無難なのかなあ。

 

<4R>

揉み合った際にシツコク頑張ってたのは却って高橋さんの方だったんだけど、

余りにガリゴリいってたせいか開始55秒、またしてものバッティングで、

またもや高橋さんが今度は右目上を大きくカットして流血。

 

ドクターチェックを経て再開されたんだけど、

高橋さんは元々こういうカット出血の多いボクサーで、

そういう癖はキャリアの浅い時に修正されるべきで、

頭の位置の逃がし方をちゃんと習ってなかったからだって、

そういう人もいるんだけど、どうなのかなあ……。

 

<5R>

残り1分21秒、高橋さんのカット傷に2回目のドクターチェックで、

この時点で自分は最後まで行きそうにない感じを持ったんだよね。

 

<6R>

いつもなら中盤以降目に見えてアップしていく高橋さんなんだけど、

両目上のバッティングカットに勢いを削がれてしまったか、

体は動いてたんだけど手数が却って落ちてしまってて、

残り1分18秒ではジェトロの左ストレートを貰ってユラッとしてたし、

その後の揉み合いでもジェトロの後塵を拝してたんだわ。

 

<7R>

高橋さんの右目上からの出血が酷くなって3回目のドクターチェックが入って、

開始すぐの38秒に負傷ストップエンドになってしまったんだわ。

 

ここで止められたら自分の中では高橋さんの勝ち目は無くて、

最後のラウンドを強引に採点して高橋さんに振ったとしても

まだ67-66でジェトロの勝ちだったんだけど結局、

67-65、67-66、67-67ってことでやっぱりジェトロの2-0勝ちだったんだわ。

 

 

近くで見てた人がジェトロはスタミナに弱点が有りそうだって言ってたんだけど、

自分もそういう感じを持ってたんだけど実際のところは解らなくて、

この日の高橋さんからは大きく挽回しそうな兆候は感じられなかったからね。

 

 

それにしても東京のジャッジはかなり信頼できるって今更ながら思った訳で、

67-67のイーブンとしたのは外国人ジャッジで、

二人の日本人ジャッジは共にジェトロの勝ちを支持してたからね。

 

ただ、67-65ってことになると8ポイントが動いてることになる訳で、

ってことは1Rを10:8って大差を付けて評価したのかなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① ジェトロ・パブスタン

② 上野太一君

③ 増田大輝君

 

 

 

2017年7月 3日 (月)

6月のベストボクシング

 

Img_1155

“ズラーッと丁度10匹”

 

 

 

昨日の都議選は自分が予想してた以上の自民党の歴史的大敗で、

今更ながら東京都における浮動票の多さを知らされる訳で、

だからこそ切り取られた瞬間の時勢を敏感に反映する訳だし、

やっぱり “奢(おご)るる者久しからず。” ってことなんだわ。

 

それにしても相変わらず公明党の日和見主義には呆れるばかりで、

国政ではあれだけ自民党に媚びへつらいながら、

都議選では勢いのある都民ファーストにコバンザメなんだよなあ。

 

公明党は元々は新興宗教団体の権力欲から設立されたんだけど、

それでも当初は是々非々の主張を通してた筈だったのに、

今では “幸福の科学” が目指してるところと何ら変わりがないんだわ。

 

一方、民進党は亜流自民党のように思われてしまってるせいか、

千載一遇のチャンスに反自民の受け皿になり得てなくて、

アメリカの共和党と民主党のような関係になるにはまだまだ路が遠いんだよね。

 

で、今や野党らしい主張を通し切ってるのは共産党だけだと思うんだけど、

その共産党も結局コミュニストっていうレッテルを自ら外す考えは無いみたいで、

今でもロシアや中国共産党と裏で繋がってるのかっていう疑念が晴れなくて、

底の底を見せない限り信頼するには充分じゃないんだよね。

 

そんなこんなで保守系思想の新しい受け皿として、

“都民ファースト” が一躍脚光を浴びつつあるんだけど、

これが増殖されて全国的に組織されるようになると次の衆院選挙の際には、

離合集散を繰り返してる既成の保守系は見切りを付けられる可能性さえあって、

ああ見えて小池百合子は上昇欲や権力欲が人並み以上に強いと思うから、

行くところまで行ってしまいそうな感じさえするんだよね。

 

ただ、今回都議に選出された都民ファーストの連中は、

その政治的手腕に関しては殆どが全くの素人だからこれからの課題も大きくて、

中には妊娠4ヶ月の妊婦まで駆り出されてたっていうのを聞くと、

自分が紛れ込んでも当選したんだろうなあとも思う訳で、

今は浮かれまくってるんだろうけど、あんたらホントに大丈夫なのか、

アイドル上がりやタレント崩れの自民党衆院議員と同じになりゃしないのかって、

そうも思ってしまうんだけどね……。

 

 

 

≪6月度ボクシングベスト10≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 麻生興一×今野裕介 (2)……10KO

② 勅使河原弘晶×栗原慶太 (3)……5RKO

③ 岡田博喜×ジェリッツ・チャベス (ー)……3-0

④ コーチ義人×グレン・メデュラ (ー)……5RKO

⑤ 堀陽太×新井雄大 (7)……3RKO

⑥ 鈴木悠介×中野敬太 (6)……3-0

⑦ 黒田雅之×粉川拓也 (1)……2-1

⑧ 坂本大輔×川崎真琴 (4)……3-0

⑨ 赤羽根烈×岡田真虎 (18)……3-0

⑩ ジロリアン陸×角田知浩 (17)……3RKO

 

*期待度ベスト10内で選モレした試合は、

ノ・サミュング×竹中良 (5)…10RKO、

星大翔×らいす林 (8)…中止、

山田智也×小林和優 (9)…7RKO、

中山佳祐×リチャード・クラベラス (10)……2-1の計4試合。

 

 

 

帝里木下さんは無理な挑戦じゃないかなあって思ってた通りの7RKO負けで、

大好きだったパッキャオもまだ試合やるのかって飽き飽き意味不明の一戦で、

殆ど興味は無くて地元判定かどうかどっちでもいいんだけど、

とにかく0-3負けしてしまったらしいね。

 

 

 

2017年7月 2日 (日)

後楽園ホール・7月1日

 

Img_1160

“木星”

 

木星が無ければ現在のような地球は存在し得なかったってことで、

つまりその形状はおろか人類も生まれ得なかったのではないかってことで、

それは今でも確固として続いてる事実な訳で、

太陽系の外から飛来する極小惑星や隕石の多くを木星がガードしてて、

これまで木星が防いできたそれらの数は計り知れないほどで、

逃れることの出来た大災害を想像する時、自分達は大感謝以外ないんだよね。

 

で、平原綾香の “ジュピター” は心して聴くべきなんだわ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは帝拳ボクシングだったもんで、

いつものように関係者受付席には長野マネが座っておられたんだけど、

その横にはワタナベジムの会長の奥様も一緒におられて、

で、御挨拶に寄ったら何かの具合でお二人の間に座ることになって、

これがまあとっても興味深い話のやり取りが満載で面白かったなあ。

子供さんを抱っこした村田諒太さんにもコンチワして始まり始まり……。

 

 

勿論この日の赤コーナー(左側表記)は全て帝拳ボクサーで、

最初の3試合は東日本新人王トーナメント予選だったんだわ。

 

 

 

① 鈴木敬祥君×荒木侑也君(本多)……B 4R

デビュー戦の19歳・愛知県と、3勝(3KO)1敗(1KO)の29歳・千葉県。

 

二人共が自分の中でのこの階級の優勝候補で、

鈴木君はアマ18勝8敗っていう好戦績のデビュー戦なんだけど、

荒木君も中々鋭い腕振りをしてて特にジャブがいいんだよね。

自分の隣に本多会長が座ってコンチワしてすぐの始まり……。

 

<1R>

鈴木君の方が10㎝ほど上背があってリーチもそれに伴ってたんだけど、

届きのいい鋭いジャブで先制したのは荒木君の方だったんだわ。

 

鈴木君はアマ経験者の割にはジャブを省略したようなスタイルだったんだけど、

腕振りそのものはとっても鋭くて、この試合最初のクリーンヒットは開始50秒、

その鈴木君のカウンター気味の右ストレートだったんだわ。

 

荒木君の手数と鈴木君の有効ヒットの争いはとっても微妙だったんだわ。

 

<2R>

開始1分26秒、鈴木君の右左からの右ストレートが綺麗にヒット、

タイミングのいい直撃だったもんで荒木君が大きく膝カックン。

 

思わず膝を着いてしまいそうになったところから荒木君、

この場面はよくぞ堪えて踏みとどまって、

その後も鈴木君の追撃を何とか凌いだんだけど、

左目の下がポッコリ腫れてしまったんだわ。

 

<3R>

鈴木君は大きくいきなり決めようとし過ぎる傾向が改善されなかったんだけど、

それでもワンショットワンショットの力強さは荒木君の比ではなくて、

荒木君が踏み込もうとする瞬間に合わせ打って来るもんで、

荒木君としてはもっと詰めてからの攻撃を仕掛けたいところだったんだけど、

中々思いが叶わないっていう状況が続いたんだわ。

 

まだまだ荒削りで戦い方にも片寄りはあったんだけど鈴木君、

将来的にはとっても楽しみなボクサーだと思ったなあ。

 

<4R>

微妙なスコアの中、まずは荒木君が飛ばしていったんだけど、

鈴木君も負けてない対応で、中々の4回戦だったんだけど、

全体的には荒木君が力を余してたって感じだったんだよね。

 

荒木君が爆発し切れない中、鈴木君は最後まで勢いが落ちなくて、

自分は39-37で鈴木君だったんだけど結局、

39-38×2、38-38の2-0ってことで鈴木君のギリギリ勝ち。

 

 

試合後暫くして初対面の鈴木君に試合の感想を伝える機会があって、

直立姿勢でとっても真面目に話を聞いてくれたんだけど、

それは近くに長野マネがおられたせいだったね、多分。

 

 

 

② 木原宗孝君×浜野秀平君(小田原)……SL 4R

0勝1敗の19歳・愛知県と、1勝(1KO)4敗(3KO)の25歳・神奈川県。

 

木原君はアマ16勝10敗の戦績。

 

二人共、とっても力強かったんだけどとにかく動きが大まかで、

最後までどっちも有りの粗っぽいやり取りが続いたんだけど、

最初のクリーンヒットは1Rの浜野君だったみたいで、

(実はこの場面は見てなくて一力ジムの鈴木マネに聞いたんだけどね……。)        

ダウンしそうなところから踏ん張った木原君が徐々に挽回していったんだわ。

 

気が付いたら浜野君の左目下が大きく腫れ上がってきてたんだけど、

それでも必死の踏ん張りは予想以上で、

お互いに足りないところは沢山あったんだけど、

気持ちの強さを張り合うような戦いだったんだわ。

 

ってことで結局、39-37×2、38-38の2-0で木原君の勝ち。

 

 

 

③ 中村駿介君×舟津純君(伴流)……W 4R

4勝(3KO)1敗(1KO)1分の24歳・東京都と、

1勝(1KO)2敗(1KO)の24歳・東京都。

 

中村君はこの階級の圧倒的優勝候補なんだけど、

協会の組み合わせ表では “俊介” ってなってて、

どっちなのかなあって思ってたんだけど、どうやら “駿介” らしいんだわ。

 

自分の横に伊藤雅雪さんが座って、

「4勝してるボクサーと1勝しかしてないボクサーを戦わせるっていうのは……。」

っていうようなことを言ってたんだけど、

今年のこの階級は10名のエントリーしかなくて、

(4勝が1名、3勝が1名、1勝が5名、0勝が3名の計10名。)

3勝してるボクサーと4勝してるボクサーを其々AグループとBグループに振って、

後は残り8名をAとBに4名づつ振り分け抽選するしかない訳で、

その8名は1勝してるボクサーが5名と

未勝利ボクサーが3名だけなんだから仕方ないんだよね。

 

<1R>

中村君は初っ端から自信に溢れたパフォーマンスをしてたんだけど、

それに比べると舟津君の方は目を見開いたビックリ系の表情をしてたんだわ。

 

中村君は敢えて先制を控えての様子見だったのかも知れなかったんだけど、

舟津君にはそれがカウンターを狙われてる感じがしたみたいで、

何だかお互い手をこまねいてる感じが抜けなくて実は低調な立ち上がりだったね。

 

それでも徐々に二人の力量差が目立ってきて、

終了少し前には中村君の左フックと右ストレートが連続ヒット。

 

<2R>

中村君がプレスを強めてから更に試合らしくなったんだけど、

それにつれ舟津君の気後れ感が目の色に現れてきて、

先制出来ないまま無駄に下がることが多くなって、

そのことが中村君に余裕を与えつつあったんだわ。

 

その中村君にしても攻めの形に偏りが目立ってて、

もう少し先攻めの中にカウンター攻撃を潜ませるような動きが欲しかったんだわ。

 

<3R>

若干劣勢が続いた舟津君が展開を動かそうって大きく仕掛けて行くにつれ、

中村君もイッセノセ的な危険な打ち合いを挑んでいって、

結果的には打ち負けてはいなかったんだけど、

そういうのはちょっとリスクを張り過ぎじゃないかって思ったんだよね。

 

って思ってた残り30秒からは更に激化していって、

舟津君も懸命の応戦ではあったんだけど腕振りの鋭さは中村君が圧倒的で、

残り時間も少なくなった南ロープ前だったんだけど、

中村君の返しの左フックが激しく直撃。

 

その途端、舟津君の体と目線が突然有らぬ方向へ向いてしまって、

その瞬間を見逃さなかった中村君の右ストレートが更なる追撃大直撃で、

既に意識が飛んでた感じだった舟津君には全く無防備なままの被弾で、

そのまま大きく倒れ込んでしまっての結果的には担架搬出で、

2分59秒、中村君のTKO勝ち。

 

舟津君は大事を取って救急病院に向かったらしいんだけど、

意識もあって話も出来てたってことだから多分大丈夫だとは思うけどね。

 

 

中村君にもとっても沢山のサポーター達がいて、

その多くの人達は彼の試合が終わると共に三々五々ホールを後にしてて、

その数が半端じゃなかったんだけど、中村君は彼らのいちいちに頭を下げて、

エレベーターまで見送ってたんだよね。

 

自分はその中村君とも話をして、

あんなにムキになって殴り合わなくていいのにって伝えたら、

本人もそばにいた長野マネも苦笑いしてたんだわ。

 

 

 

④ 郡司勇也君×東大河君(ナカザト)……F 4R

2勝1敗1分の20歳・茨城県と、3勝(1KO)1敗の21歳・熊本県。

 

東君は以前はワタナベジムに所属してて、

2015年に神津徳臣君に判定勝ちして以来最近見ないよなあ、

って思ってたらいつの間にか沖縄のジムに移籍してたんだね。

 

って思ってたらいつの間にかこの試合は消えてしまってて、

自分の勘違いだったのかなあ……。

 

 

 

⑤ 大嶋剣心君×何チャラ・ミーシー……B 6R

1勝(1KO)1敗の21歳・青森県と、9勝(1KO)6敗の28歳・タイ。

 

この試合は全く見てなかったんだけど殆ど予想通りで、

1R2分20秒で大嶋君のKO勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 松原陵君×陸讃永……119P 6R

6勝(6KO)1敗の26歳・岐阜県と、5勝(4KO)2敗の国内10位、19歳・韓国。

 

この試合も全く見てなかったんだけど、やっぱりやっぱりの結果で、

あっと言う間の1R0分41秒で松原君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ 横山雄一君×トンテン・何チャラ……L 8R

16勝(14KO)4敗(4KO)の27歳・東京都と、

14勝(5KO)5敗1分の国内3位、27歳・タイ。

 

横山君はもうとっくにランカーになってていい筈なんだけどなあって思いながら、

この試合もスルーしてたんだけど、中々終了ゴングが鳴らなかったんだわ。

 

で、一体どうなってるんだってホールに戻ってみたら予想外の激闘の真っ最中で、

またもや鈴木マネに聞いたら、勿論負けてはいないんだけど、

相手のタイボクサーが想像を超えた打たれ強さを備えてるってことで、

16勝14KOっていう横山君のハードパンチに耐え抜いてたんだよね。

 

タイボクサーの顔面も赤く腫れてたんだけど、

一方の横山さんの傷み方も半端じゃなくて、

そんなに技量とスピードがあるとは思えない相手から貰い過ぎだったんだわ。

 

このままズルズル判定になってしまいそうだった8R2分12秒、

意を決したような横山さんが一気攻めで、

3~4発を連続ヒットさせたところでやっとレフェリーストップエンド。

 

相手のタイボクサーはまだまだやれるぞって息巻いてたけど、

そこまでに相当打たれ込んでたのも事実で、

こういうタイプのボクサーの変な頑張りっていうのがとっても危険なんだわ。

 

 

取り敢えず何とか格好をつけた感じではあったんだけど横山君、

相手の強い打ち返しを警戒する余りか、

この日はボディブローが少なくて、それが相手を長く頑張らせたと思う訳で、

トレーナーからも多分大きくダメ出しされるんだろうけど、

お疲れさんって声掛けてニヤッと返して来た口元からはまだ流血してたし、

両目の周辺は別人と見間違うほど傷みが進んでて、

後で聞いたら早い回に顎を傷めてしまったらしいんだよね。

 

 

 

⑧ 尾川堅一さん×山元浩嗣さん(ワタナベ)

             ………日本 SFe タイトル戦 10R

21勝(16KO)1敗(1KO)のチャンピオン、29歳・愛知県と、

20勝(4KO)13敗(7KO)3分のランク13位、スイッチ、33歳・熊本県。

 

<1R>

最近の山元さんはサウスポーから始めることが多いんだけど、

この日もまずは左構えからの先仕掛けでジャブも良かったし、

左右ストレートを尾川さんのボディに届かせてたんだわ。

 

最初の2分間、尾川さんは落ち着いて相手の出方を確かめてたんだけど、

払うような左フックは威力満々だったし、

残り50秒でこの試合初めてワンツーを全力打ちしたんだけど、

やっぱり瞬間のスピードとか込められた力には相当のモノがあったんだわ。

 

で、残り22秒の北西ポスト前、キッチリした右ストレートを打ち込んだその直後、

フォローのワンツーを的確に当て込んで山元さんからいきなりのダウンゲット。

 

リスタート直後の山元さんは明らかに足元が覚束なかったんだけど、

尾川さんのここぞの猛追撃を何とか凌ぎ凌ぎして終了ゴング。

 

<2R>

前の回のダウンがラウンド終盤だったもんで回復が心配されたんだけど、

山元さんは何とか通常を装っての立て直しだったんだわ。

 

普通のやり取りが続いてたラウンド半分頃に尾川さんの右ストレートがヒットして、

その10秒後くらいの残り1分18秒の青ポスト前、

尾川さんの左フックからの渾身の右ショットが大直撃して、

ポストを背にした山本さんがズルズル腰から落ちてこの試合2度目のダウン。

 

何とかリスタートした山元さんだったんだけど、

今度は普通を装えないまま尾川さんの一気攻めの前に全く力無く、

そのまま北ロープを背負わされ、またもや大きく被弾してしまって、

膝が緩んでしまったところで2分00秒のレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

この日の尾川さんは最近の中ではとってもいい出来で、

体全体の動きとパンチの緩急のバランスがとっても良かったし、

一瞬のスピードに山元さんが反応し切れてないって感じだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 尾川堅一さん

② 鈴木敬祥君

③ 中村駿介君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日挑戦した3レースは頭に選んだ馬が一頭も来なくての完敗。

で、今日の勝負レースと買い目は以下の3連単30点。

 

☆ 中京11R……③⑱→③⑬⑮⑱→③⑦⑨⑫、②⑦⑫⑬→④→②⑬⑱

 

 

 

2017年7月 1日 (土)

後楽園ホール・6月30日

 

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“狂い咲き”

 

まだ冬の寒風の最中に開花する狂い咲きもあるんだけど、

もうとっくに花期を終えて剪定した後にこうして花を開く狂い咲きもあるんだわ。

 

花の狂い咲きは時に微笑ましいこともあるんだけど、

頂けないのは政治家たちの精神の弛んだ狂い咲きで

最近の安倍相周辺とか自民党議員たちの不始末は見逃し難いんだわ。

 

「奢(おご)るる者は久しからず。」 っていうのは源平盛衰記の中にある記述で、

一時的に隆盛を誇っても基本的な謙虚さに欠ける者の世は長続きし得なくて、

すぐに没落の憂き目に遭うっていう格言のようなもので、

今の自民党が前回の総選挙で獲得した圧倒的な数のみを力として、

強引な国会運営を繰り返してることや、

綱紀に欠けた数々のテイタラクを象徴的に揶揄してる感じなんだわ。

 

森友学園や加計学園絡みの安倍首相の人間的ないかがわしさとか、

棒読み答弁しかできない稲田防衛相の都議選絡みのバカ丸出し発言とか、

豊田ヒステリー女史のまるで発狂したかのようなパワハラ騒ぎに続いて、

無能そのものの彼女らを必死に擁護する菅官房長官とか細田総務会長とかは、

まるで弱みでも握られてるのかのようなんだよね。

 

ってのが昨日までで今度は新規に下村元文科相の献金疑惑浮上ってことで、

彼は比較的信用出来るんじゃないかって自分は思ってたから驚いたんだけど、

安倍首相が絡んだ加計学園からの200万円の寄付を11か所に小分けにして、

政治資金規正法を逃れた所謂闇献金らしいんだよね。

 

こんな風潮は週末の都議選にも大きく影響を及ぼしそうで、

競馬の結果と共に中々興味深いんだわ。

 

 

 

昨日のホール周辺の人の群れは普通じゃなくて、

何かの宗教の全国大会かと思わせるほどだったんだけど、

ドームではミスチルのコンサートだったんだよね。

 

 

ホールに入って長嶺克則さんとか柳光会長と奥様、一力ジムの鈴木マネ、

それから武田航君とか奥村トレたちと話をして始まり始まりで、

赤コーナー(左側表記)は全て角海老ボクサーだったんだわ。

 

 

① 星大翔君×らいす林君(青木)……SL 4R

1勝(1KO)0敗の19歳・埼玉県と、

3勝(2KO)2敗(2KO)1分の29歳・北海道。

 

この試合は東日本新人王トーナメント戦として組まれてたんだけど、

林君の棄権で中止になってしまって自分にとっては痛恨だったんだわ。

 

で、星君は同じジムの三船世翔君とスパーしたんだけど、

中止がかなり前に決まったせいか、体のキレが今一だったなあ……。

 

 

 

② 山内涼太君×何チャラ・セートジム……F 6R

デビュー戦の22歳・大阪府と、9勝(4KO)4敗の25歳・タイ。

 

東農大出身の山内君のB級デビュー戦で楽しみにしてたんだけど、

彼はふくらはぎがキッチリしてたし、

過度になってない程よいウェイトトレーニングをしてるような実にいい体をしてて、

多少しなやかさに欠けたようなところはあったんだけど力強い動きが出来てたし、

スタンスとか構えとかも申し分なかったんだよね。

 

彼は届きのいいとっても鋭いジャブを打つんだけど、

打ち出しの瞬間に右ガードが顔面から離れるようなところが気になったんだけど、

それも時間が経つにつれ改善されてたし、

相手との技量差もあったんだけど、目立つような弱点は見当たらなかったなあ。

 

ワンツーのリズムとか左ボディのタイミングも抜群だったし、

早い段階でガチの戦いが見たいところでもあったんだけど結局、

2R2分27秒、2回目のダウンゲットがそのまま10カウントアウトってことで……。

 

 

 

③ 松本竜也君×木野田俊翔君(小田原)……56㎏ 6R

7勝(2KO)3敗(1KO)の22歳・福島県と、5勝(1KO)3敗の22歳・神奈川県。

 

攻め手の少ない木野田君に対して予想通り松本君は終始余裕の試合運びで、

まずは左手の使い方で圧倒しつつ左右のボディブローも良かったもんで、

強打を誇ってる訳でも無いのに右一本頼りの木野田君の出番がないままで、

こりゃもう松本君の決着の付け方だよなあって見てたんだけどね……。

 

その松本君なんだけど、打たれるのを嫌がり過ぎる余りか、

攻防が解り易過ぎというか攻めがブツブツ切れになってしまうことが多くて、

ラウンドの中での山場の作り方に対する意識が足りてなかったし、

一気に倒し切るっていう恐ろしさを相手に伝え切れてもいなくて、

見てる方にとっても正直何だかダラダラした6ラウンドだったんだよね。

 

相手が比較的大人しいタイプだから問題にはならなかったんだけど、

手を休めることなくガンガン攻め立ててくる相手だったら苦戦は免れそうになくて、

この先ランクゲットする為にはもう一皮むける必要を感じたんだけどね。

 

 

結局60-55、59-55、59-56で松本君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

最終回は木野田君の頑張りの方が目立ってたんだよね。

 

 

自分の席は渡辺会長に譲って、

この試合から帝拳ジムの長野マネの隣に座らせて貰いながらだったんだけど、

長野さんは一瞬の間にボクサーの力量を見計るのが流石だったし、

それが彼らの性格的な傾向にも及ぶもんで一緒にいて実に興味深いんだよね。

 

 

 

④ 土屋修平さん×水藤翔太君(とよはし)……L 8R

22勝(18KO)5敗(4KO)のランク5位、30歳・愛知県と、

11勝(1KO)6敗(1KO)1分の28歳・愛知県。

 

1Rの開始早々からこの日の土屋さんにはいつもの弾ける感じが無くて、

2勝1敗ペースでKO率の低い水藤君とほぼ対等に近くて、

それでも負けるって感じでは勿論無かったんだけど、

やっぱりそれでも自分の中の土屋さんとは程遠かったんだわ。

 

開始すぐの1R0分59秒、いきなりの左フックで相手を大きく揺らがせて、

大雑把なパフォーマンスながら結局は4R~5Rのうちに倒してしまうんだろうって、

そう思ってたんだけど結局延々の8ラウンドフルってことで、

78-74、77-75、77-76ってジャッジも戸惑うようなバラケ方で、

其々がこの日の土屋さんの出来に首を傾げながらだったような感じだったんだわ。

 

自分も途中何度か首を傾げながら席を外すことになってしまって、

水藤君の必死さに土屋さんが手こずってるのが歯がゆかったし、

西谷和宏さんにタイトルを奪われてからまだ吹っ切れてないのかって思ったし、

どこか体調を崩してるとしか思えなかったんだよね。

 

試合直後に眞吾会長と話したんだけど、

スパーも思わしくなくて心配してたってことだったんだけど、

その直後に土屋さんがリング上でいきなり引退を表明したんだわ。

 

それは突然の思い付きでは無さそうな冷静な話し方で、

そのことを事前にスタッフ達が知らされてたのかは知らないんだけど、

角海老ジムはボクサー生活を無理強いしないっていうのが流儀だから、

ショックは受けながらもみんなはごく自然に彼の決断を受け入れてたんだわ。

 

自分は医務室に向かう土屋さんと最後のグローブタッチをしながら、

「お疲れさん。」 って声を掛けたんだけど、彼は少し苦笑いしながらも、

意外なほど強く返してきて彼の気持ちを計り知る思いだったんだよね。

 

 

土屋さんは23歳でプロデビューしたんだけど当初はキックの癖が中々抜けなくて、

右足の位置とかが何となくぎこちなかったのを見事に克服して、

約8年かかって日本チャンプまで登り詰めて、

その男っぷりのいい戦い方で多くの若いボクサー達を惹き付けたんだわ。

 

彼がまだC級だった頃に内山高志さんにお願いして、

1Rでもいいから何とかスパーして貰えないかって頼んだことがあったんだけど、

内山さんは土屋さんのことを知ってて、「彼は伸びると思いますよ。」 って、

現役の世界チャンピオンが快く引き受けてくれたことがあったんだよね。

 

その時のスパーのことは今だに忘れられなくて、

1Rの間に内山さんの直撃を貰って3度もタイムが入ってしまって、

一緒に見てた渡辺会長が 「もう止めた方がいいよ。」 って言うのを土屋さん、

「こんなに面白いスパーは初めてです。」 ってニヤッと笑いながら続けたんだわさ。

 

で、土屋さんは左ボディブローの大事さを身をもって知ることになって、

絶対その後のキャリア作りの糧になったって自分は思ってるんだけど、

坂本大輔さんの応援に来てたその内山さんに最後の試合を間近に見て貰って、

やっぱり何かの因縁を感じてしまったんだよね。

 

土屋さんはリングから降りてすぐ、

角海老ジムの大会長と帝拳の長野さんの前に膝まづいて、

深々と頭を下げてたのがとっても印象的だったなあ。

 

 

 

⑤ 岡田博喜さん×ジェリッツ・チャベス……64㎏ 10R

15勝(11KO)0敗のWBO5位、IBF8位、OPBF4位、27歳・東京都と、

7勝(5KO)1敗2分のOPBF7位、28歳・フィリピン。

 

チャベスは若手フィリピンボクサーの上昇株でKO率も高いし、

岡田さんの持ってる世界ランキングが戦うモチベーションとしてはこの上なくて、

だから初っ端からのガンガン虫で、

試合序盤様子見から始めた岡田さんの戦う気持ちが心配されたんだけど、

2Rからはいつものシッカリボクシングで、ホントに彼は常に手抜きが無くて、

出来のブレがとっても少ないボクサーで、

ガードのシッカリしたチャベスに正確で鋭いジャブはまるでストレートのようで、

相手のグローブの隙間をキッチリ貫いてたんだよね。

 

チャベスからはそれ程の巧さは感じられなかったんだけど、

それでも狙い澄ました右一発には常に必殺感が漂ってて、

最後まで集中が求められたんだけど終わってみれば殆ど問題が無かったね。

 

1R1分25秒での相手の右フックには若干ヒヤッとさせられたんだけど、

2Rにアップしていった途端の0分21秒での右目上バッティングカットの方が

もっと行方が気になって結局、岡田さんは試合後に東大病院に向かうことになって、

縫合手術を受けたんだけど軽症で終わって良かったんだけどね。

 

それでも岡田さんのカット傷はそこそこ深かったみたいで、

試合中はその後も目に血が入るのを気にする素振りが目立ったんだけど、

パフォーマンスのクオリティが下がるまでには至らなくて、

繋ぎのジャブは最後まで圧倒的だったし、

緩急を効かせたコンビネーションブローにはやっぱり惚れ惚れだったし、

ボディブローを左フックと右ストレートで打ち分けて相手を混乱させてたんだわ。

 

相当打ち込まれてチャベスは3Rには顔面を既に赤く腫らすようになったんだけど、

彼の気持ちと打たれ強さは半端じゃなくて、

だから岡田さんはいい相手に恵まれたってことで、

自分は彼の色んな引き出しを見ることが出来たんだよね。

 

岡田さんは1秒間に4発ほどのコンビネーションブローを上下に打ち分けたり、

相手のグローブを叩いてガードを動かしたり、

左フックのトリプルヒットなんか含めてとってもいいモノを見せてくれて、

中盤以降はセコンドのアドバイスに冷静に応じる余裕もあったんだけど、

相手がヘタレタイボクサーとは段違いだったもんでホントに感謝感謝だったんだわ。

 

徐々にダメージを蓄積していって終盤は手数が落ちたチャベスだったんだけど、

それでも休み休みして力溜めてのショットには最後まで諦めの色は無くて、

接近した瞬間の強打狙いにシフトしていったんだわ。

 

そんな相手に対して岡田さん、常に冷静で前向きな対応が見てて心地良くて、

相手のタイミングで打たせないようなショットの散らばせ加減も抜群で、

終了ゴングまで全く動きが落ちなかったし、パンチのスピードも当初のままで、

精も根も尽き果てた彼の姿を見るのはまだまだ先のことなんだわ。

 

で結局、100-90、100-91、99-93ってことで、

勿論岡田さんの圧倒3-0勝ちだったんだけどね。

 

ヒョンなことから世界戦っていうのが多い中、

何とか彼を世界の場に出して上げたいって思ってるんだけど、

誰か何卒ヨロシクなんですわ。

 

 

 

⑥ 坂本大輔さん×川崎真琴さん(RK蒲田)

           ………日本 W 暫定王座決定戦 10R

13勝(8KO)8敗(1KO)3分のランク1位、35歳・千葉県と、

9勝(2KO)4敗(1KO)1分のランク2位、33歳・広島県。

 

坂本さんの試合には大学時代絡みで内山高志さんとか、

八重樫東さん達も駆け付けててリングサイドに詰めてたんだよね。

 

この試合の1ヶ月ほど前だったかなあ、

勿論別々ではあったんだけど二人と話をする機会があって、

お互いここまで飛び抜けた上昇度を誇るボクサーでもなくて、

どっちかっていうと苦節の末のベルトゲットのチャンスであって、

千載一遇っていうのは多分こういうことを言うんだわってね……。

 

 

二人共、正直元々テクニックとかスピードを競い合うって感じでは無くて、

どっちかっていうと気持ちで試合をするボクサーなんだけど、

それでも細かいやり取りでは若干川崎さんが上回ってて、

坂本さんがどれだけ気持ちで勝負できるかっていうのがポイントだったんだわ。

 

試合開始当初、川崎さんのジャブが坂本さんの強引さの前に遮られてしまって、

その突貫小僧的な踏み込みを自由にしてしまったのが川崎さんの悲劇の始まりで、

坂本さんの大きなヒッチの左右フックの間隙狙って、

もっと内側内側からストレート系で攻めるのかと思ってたら、

途中から巻き込まれてしまったかのようなフック戦に付き合うことが多くなって、

入って来るところに合わせられないまま左右ボディフックが徐々に効いてきて、

飛ばすべきところで飛ばし切れないままに終わってしまったんだわ。

 

10ラウンドフルに戦った中での二人の最高最強だったパンチは、

実は4R0分19秒での川崎さんの左右フックで、

坂本さんはその前の2Rにも強烈な左右ボディ3発を打ち込んだ直後に、

川崎さんの返しの左フックを貰ってしまって右目上をヒットカット出血してたし、

だからこの4R、坂本さんが思わずヨレッとしてしまったその瞬間にこそ、

渾身の飛ばしを見せなくてはいけなかったところを実に手緩かったのが

返す返すも痛恨だった訳で……。

 

その後は坂本さんの左右ボディに戦う気持ちが徐々に削がれてしまったみたいで、

目覚ましいいアピールがないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

5Rを終わっての中間採点は自分は48-47で坂本さんだったんだけど、

発表されたモノは坂本さんから見ての49ー46×2、47-48ってことで、

この時点ではまだまだ挽回の可能性が見えてたんだけど、

結局は97-93×2、97-94ってことで坂本さんのほぼ余裕勝ちだったんだわ。

(ちなみに自分は97-93だったけどね……。)

 

 

実力の拮抗した同士の対戦だとほんのちょっとしたことで差が付いてしまうって、

そういう見本のような試合だったと思う訳で、

そのほんのちょっとしたことっていうのはこの試合の場合、

勝ちたいっていう気持ちの強さの差じゃなかったかって思ったんだけどね。

 

 

試合中の坂本さんに対する八重樫さんの応援は実に半端じゃなくて、

試合後には坂本さんの奥様とも良かったヨカッタってしてて、

自分も初めて奥様と話をしたんだけど彼女は結構冷静に試合を見てたんだよね。

抱っこされてたのは多分下の子だと思うんだけど、

これがまあ坂本さんとソックリの顔してたし愛想も良かったなあ……。

 

 

一方の川崎君は控室で呆然自失って感じだったし、

柳光会長の残念がり方も尋常じゃなかったんだよね。

 

 

ミスチルのコンサート終わりの混雑を少しばかりやり過ごしての帰宅って事で……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 岡田博喜さん

② 坂本大輔さん

③ 山内涼太君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

この4日間に3ボクシングと2競馬っていうハードスケジュールなんだけど、

今日の競馬は3開催場の其々のメインが狙い目で、

1600万下のレースが3レースあってその内の2レースがハンデ戦なんだもんで、

とっても見過ごすことが出来なくて以下3連単20点買いで勝負勝負なんだわ。

 

☆ 福島11R……③⑬→③⑨⑪⑬→①②③⑥

☆ 中京11R……①⑥→①④⑥⑬→①③⑪⑮

☆ 函館11R……①③→①③⑪⑮→①②⑧⑨

 

 

 

2017年6月29日 (木)

7月のボクシング

 

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“初夏の夕暮れ”

 

 

 

CS放送にはすぐに痩せるっていうサプリや、

驚くほど綺麗になるっていう化粧品のCMに溢れてて、

何百万人にも売れてるって言ってるんだけど、

その割に街中に痩身の美人が増えてるようには思えないんだけどね。

 

 

 

7月のボクシングは明後日から始まるんだけど、

今のところ自分は9ボクシングを予定してるんだわ。

 

 

≪7月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・7月 1日(土)……(後楽園)

尾川堅一×山元浩嗣、東大河×郡司勇、中村駿介×舟津純、

荒木侑也×鈴木敬祥、横山雄一、松原陵、大嶋剣心。

 

 

・7月 2日(日)……(オーストラリア)

ジャーウィン・アンカンサス×帝里木下。

 

 

・7月 3日(月)……(後楽園)

上野太一×横山渉。

 

 

・7月10日(月)……(ロシア)

金子大樹×パベル・マリコフ、三浦仁×マーク・ウラノフ。

 

 

・7月10日(月)……(後楽園)

中嶋孝文×ジョン・レイ・ロガティマン、垂水稔朗×佐藤矩彰、

高見良祐、中川勇太。

 

 

・7月11日(火)……(後楽園)

荒川仁人×マーボン・ボディオニガン、市川雅之×佐藤緋月。

 

 

・7月15日(土)……(アメリカ)

三浦隆司×ミゲル・ベルチェル。

 

 

・7月16日(日)……(大分)

エルフェロス・ベガ×福山和敬。

 

 

・7月18日(火)……(後楽園)

大野兼資×塚田直之、舟山大樹×小山内幹、春田智也×入江翔太、

石本康隆、末吉大、梶颯。

 

 

・7月19日(水)……(後楽園)

大竹秀典×臼井欽士郎、和氣慎吾×瀬藤幹人、木村隼人×レネ・ダッケル、

藤中周作×大村朋之、細川チャーリー忍×和田直樹。

 

 

・7月23日(日)……(大田区総合体育館)

京口紘人×ホセ・アルグメド、田口良一×ロベルト・バレラ、

船井龍一×奥本貴之、河野公平、若松大輝。

 

 

・7月25日(火)……(後楽園) 東日本新人王トーナメント予選

内藤未来×橘ジョージ、有岡康輔×高井裕一郎、中村由樹×高島裕樹、

江澤宏之×林慶太、安藤教祐×山本智哉、小笠原梢太×今川未来、

荒川竜平×稲葉直樹、薮崎賢人×石井優平、赤岩俊×荻原惇、

住田愛斗×屋根内譲太、石渡剛×土田佑一、義元得拳×長岡舜也。

 

 

・7月28日(金)……(大阪)

宮崎辰也×高橋祐貴。

 

 

・7月28日(金)……(中国)

木村翔×ゾウ・シミン。

 

 

・7月29日(土)……(後楽園)

久我勇×田村亮一、内藤律樹。

 

 

・7月30日(日)……(大阪)

益田健太郎×マーク・ジョン・ヤップ。

 

 

 

≪7月ボクシング期待度ベスト30≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 和氣慎吾×瀬藤幹人

② 尾川堅一×山元浩嗣

③ 久我勇作×田村亮一

④ 京口紘人×ホセ・アルグメド

⑤ 田口良一×ロベルト・バレラ

⑥ 荒川仁人×マーボン・ボディオニガン

⑦ 船井龍一×奥本貴之

⑧ 木村隼人×レネ・ダッケル

⑨ 大竹秀典×臼井欽士郎

⑩ 藤中周作×大村朋之

⑪ 東大河×郡司勇

⑫ 市川雅之×佐宗緋月

⑬ 垂水稔朗×佐藤矩彰

⑭ 上野太一×横山渉

⑮ 大野兼資×塚田直之

⑯ 有岡康輔×高井裕一郎

⑰ 内藤未来×橘ジョージ

⑱ 中村由樹×高島裕樹

⑲ 荒木侑也×鈴木敬祥

⑳ 荒川竜平×稲葉直樹

 

(21) 春田智也×入江翔太

(22) 住田愛斗×屋根内譲太

(23) 中村駿介×舟津純

(24) 小笠原梢太×今川未来

(25) 安藤教祐×山本智哉

(26) 赤岩俊×荻原惇 

(27) 石渡剛×田中公士

(28) 薮崎賢人×石井優平

(29) 大場翔×土田佑一

(30) 中嶋孝文×ジョン・レイ・ロガティマン

 

 

 

≪見に行けない試合の期待度ベスト7≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 木村翔×ゾウ・シミン

② 三浦隆司×ミゲル・ベルチェル

③ 宮崎辰也×高橋祐樹

④ 三浦仁×マーク・ウラノフ

⑤ 金子大樹×パベル・マリコフ

⑥ エルフェロス・ベガ×福山和敬

⑦ 益田健太郎×マーク・ジョン・ヤップ

 

 

 

 

2017年6月27日 (火)

日記 (6/27)

 

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“何? 誰?……”

 

彼は顔見知りのホームレスで、

たまに煙草や服なんかを上げてるんだけど、

自分以外にもそういう人がいるみたいで、

結構いいモノを着ててほぼブランド品だらけなんだよね。

 

いいモノは着てても住所不定なもんで夏の夜は川っ淵で寝てるんだけど、

いつもは日没とともに寝転んで、朝日が昇る前に移動するんだけど、

とっくに太陽が昇ってるっていうのにこの日はこんな感じのままで、

初めてのことだったから死んでしまったのかって心配したんだけど、

暫くして足が動くのが見えたもんで単なる寝過ごしってことで、

まあまあ良かったってことで……。

 

 

 

イギリスのメイ首相は移民排除とEU離脱を主張して当選したんだけど、

就任した途端、テロが増えたし手抜き工事の集合住宅の大火災だし、

肝心のEU離脱の手続きの煩雑さや離脱後の具体的な不都合を前にして、

当初の勢いさえ失いつつあるようで、

それ程の指導力があるようにも思えないんだけど、

特にたまに胸の谷間を露わにするファッションだけはちょっと気持ち悪くて、

政治家がオッパイを売り物にするようになったらそれこそ世も末で、

そもそも猫背の年増の露出狂は美しくは見えないんだけどなあ。

 

 

 

日本に住む中国人が増えるにつれあっちこっちで色々不都合も生じてて、

つい最近、埼玉県の公園でのゴミ捨てが尋常じゃないってことが話題になって、

連中は決められたゴミ回収日を守ることもせず、

闇夜に紛れて適当に捨てまくってるってことなんだけど、

自分の家の近所でもそれは日常のことで、

曜日に関係なく適当に放置することが多いんだよね。

 

自国のマナーをそのまま海外に持ち込むことによって生じる軋轢に全く無頓着

っていう国民性はどうにも馴染めないことが多くて、

それこそ自分さえ良ければっていう中華思想の奢りだと思うんだけど、

稼いだカネで人の横っ面を叩く様な関わり方をするのは止めるべきで、

まずはトイレで流せるトイペを自国内で開発普及させるべきだと思うんだよね。

 

 

 

6月24日のMLB中継はヤンキースとレンジャーズの対戦だったんだけど、

ダルビッシュと田中将大の投手戦はちょっと稀に見るそれこそ激闘で、

最近調子を落としつつあった田中も大復活を思わせるような好投で、

お互い5回までにヒット2本づつに抑えてたんだわ。

 

試合終盤になってもお互い譲らないまま、

結局勝ち負け付かないうちに継投されたんだけど、

プライドを賭けた闘いっていうのはやっぱり凄いんだよね。

 

 

 

耳がやられてしまいそうなほどの大音量で聞きたかったもんで、

チャリで河川敷へ……。

 

イーグルスの “ホテル・カリフォルニア” (オリジナルスタジオ録音盤)、

ディープ・パープルの “スモーク・オン・ザ・ウォーター” (24カラット盤)、

エリック・クラプトン “レイラ” (2001年武道館ライブ)

の3曲だけを聞いたんだけど、やっぱりとってもスッキリしたんだわ。

 

 

 

最近は心が温まるというか元気になるようなニュースの少なさに驚くし、

将来を託すに足る若者の少なさにも悄然とするんだけど、

それでもロシアでのバレエコンテストの優勝だとか、

陸上短距離の若手の活躍だとか部門部門で目立った若手は嬉しくて、

14歳の棋士の新記録の29連勝っていうのもトップニュースなんだよね。

後は天才的な閃きと手腕を持った若手政治家の登場が待たれるなあ……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

6月競馬はいつもの月より参加レースが少なくて、

全部で19レースに挑戦したんだけど、

最終週前までは的中ゼロのままだったんだけど、

24日と25日に1レースづつ的中が叶って最終的な月間回収率は139%で、

1月からの通算では167レースに参加して回収率284%なんだわ。

 

的中したレースでの買い目は……。

☆ 6月24日・東京 7R……③⑬→③⑥⑬⑯→⑧⑨⑩⑯

☆ 6月25日・東京12R……⑨⑩→⑥⑨⑩⑪→①④⑩⑬

 

各20点の中で比較的低配当ではあったんだけど、

それでも其々9.390円と37,000円だったんだわ。

 

24日は3レース参加だったんだけど、

25日は月末だからってちょっと手を広げ過ぎた感があっての5レース参加で、

ちょっと反省なんだけどね……。

(宝塚記念は出走頭数が少な過ぎて不参加)

 

自分としてはもっと大穴狙いの組み合わせを取り込んだ上での、

だから更に参加レースを絞っての参戦を考えるべきだって思ってるんだけどね。

 

で、今まで3連単20通りだったものを30通りにして、

増やした10通り分に関しては年内に1本でもゲット出来れば

十分採算が取れる組み合わせにするっていう作戦なんだけどね。

 

今年の競馬も残り半分、開催日は52日あるもんで

16頭立て以上で1,000万以上のハンデ戦や牝馬戦を最優先にして、

騎手の3着内率を重視しながら挑戦してみるつもりなんだけど、                

ただそもそも3連単馬券っていうのは当て難いことこの上なくて、

例えば16頭立てのレースの3連単の組み合わせは全部で3,360通りもあって、

的中させることは殆ど奇跡に近い部分もあって、

組み合わせ数を10点増やしても大勢にはほとんど影響がない訳で、

その辺の折り合いが回収率の全てっていうところもあるんだよね。

 

 

 

2017年6月24日 (土)

後楽園ホール・6月23日

 

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「謝ってるうちに寝てしまいました……。」

 

 

 

昨日の昼近く、駅前を歩いてる時、

スマホに新着ニュース着信があったことを思い出して、

確認してみたら小林麻央が亡くなったって事で、

つい20日にブログを更新したところだったのにね……。

 

自宅療養に切り換えた時点でそれとなく予想はしてたんだけど、

それにしてもまだ34歳で小さな子供が二人いて、

やり残さざるを得なくなったことの多さにさぞや悔しかっただろうと思いやる訳で、

脇に悪党の長生きを見るとき、その矛盾とか不都合に憮然ともする訳で、

ままならない人の世はまるで宇宙の行方のようなんだわ。

 

 

 

スマホのスイッチを切った直後、アッと思ったら船井龍一さんご夫妻で、

こんなところで出会うかあって感じで驚いたなあ。

 

 

昨日は秋葉原にパソコンとオーディオを見に行ったついでがあったもんで、

ちょっとホールに寄ったって感じで、

実は最初の3試合しか見なかったもんで、どうぞ悪しからずです。

 

 

この日の最初の3試合の赤コーナーはF赤羽ジムのシニア系ボクサー達で、

36歳、34歳、35歳っていう登場順だったんだわ。

 

 

 

① 森山敏彦君(F赤羽)×渡辺顕哉君(小熊)……58㎏

0勝2敗(2KO)の36歳・広島県と、

0勝1敗(1KO)のサウスポー、27歳・福島県。

 

二人共、KO負けしか経験がない初勝利目指し組で、

特に森山君は定年が迫って何とかキャリア1勝をゲットしたいところだったんだわ。

 

<1R>

8歳差ある対戦は若い方の渡辺君のプレスから始まって、

そこそこ力はこもってはいたんだけど、圧倒的に手数が少なかったんだわ。

 

一方の森山君もそもそもジャブが中途半端だったし、

右ショットにも吹っ切れた感じが全く無かったんだわ。

 

お互いのどっちもどっちも感は拭いようも無かったもんでいきなりの離席。

 

 

その後時折遠目から見てたんだけど、

森山君の吹っ切れない感じは改善されないままだったし、

だから渡辺君はもっと一気に仕掛ければいいのに大人しいままだったんだけど、

敢えて採点すれば渡辺君優位に揺るぎなかった4R2分06秒、

左右ボディフックからの渡辺君の左ストレートが直撃して森山君がダウン。

 

何とか立ち上がりはしたんだけどそれまでの累積ダメージのせいか、

リスタート出来ないままのテンカウントアウトで渡辺君のKO勝ち。

 

 

 

② 長岡大樹君(F赤羽)×林大雅君(本多)……B 4R

1勝0敗のサウスポー、34歳・埼玉県と、1勝(1KO)0敗1分の19歳・千葉県。

 

試合前に本多会長と美佐子マネと話したんだけど、

林君も自分のことを知ってるみたいだったもんで、

頑張ってねの声掛けしたんだわ。

 

二人には15歳もの年齢差があったんだけどとにかく無敗対決。

 

<1R>

第一試合よりは戦闘的な二人だったんだけど、

長岡君は一瞬飛び込んでのワンツーオンリーに留まってて、

回転力とは程遠いパフォーマンスだったんだわ。

 

相手はショートブローが巧くはなかったんだから林君、

もっと接近戦を仕掛けるべきじゃないかと思ったし、

相手の入り際に合わせる工夫も必要もあったんじゃないかなあ。

 

<2R>

長岡君はリーチがあって懐が深いサウスポーだから、

林君にとってはやり易い相手には見えなくて、

だから一次踏込だけで決着しようとするのは難しいんだから、

二次三次の攻め込みが必要だったんだけど、

意外なほど淡泊な攻撃に終始してたし、

そもそも攻めの一段落が解り易かったんだよね。

 

一方の長岡君も恵まれた体躯をしてる割に気持ちが伴っていないみたいで、

終始明らかに気後れ感が漂ったままだったんだわ。

 

<3R>

長岡君にしてもそろそろ攻勢度を上げていかないといけなかったんだけど、

相変わらず雑なファーストコンタクトだけで終わってて、

ここは林君の一気攻めが期待されたんだけどまだまだ緩くて、

ラウンドの中で山場を作る意識とか、

ラスト20秒辺りから飛ばすってことも出来てなかったんだよね。

 

<4R>

近い距離での当てる能力は林君の方が優れてて、

後は彼の圧倒的パフォーマンスが見たいところだったんだけど、

中盤過ぎのクリンチからの頑張りが大きく功を奏するようになってから、

吹っ切れて感じを掴んだような動きが出来てきて手数アップアップ。

 

長岡君の方もそれなりに踏ん張って手数を上げていったんだけど、

精度的にはポイントを取り戻すまでには至らないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×2、40-37ってことでやっぱり林君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

自分の帰り際に林君と話をする機会があったもんで、

上に書いたような感想を伝えたんだけど、

彼からはまだまだ伸びる可能性を感じたんだよね。

 

 

 

③ 新座宏君(F赤羽)×宮川大吾君(日東)……58㎏ 6R

4勝(2KO)3敗(1KO)の35歳・埼玉県と、3勝6敗(2KO)2分の24歳・東京都。

 

二人共、多分これが初の6回戦だったんだけど、

11歳も年齢差のある対決だったんだわ。

 

<1R>

初っ端の勢いが良かったのは少しばかり小さい宮川君で、

新座君は力のこもったショットを持ってるんだけど腕振り自体は遅かったんだわ。

 

その新座君、全体のスピード感も不足気味ではあるんだけど、

打ち出すショットは確信に満ちててウェイトも乗ってる感じだった残り55秒、

ワンツーを打ち下ろして宮川君からダウンゲット。

 

リスタート後の宮川君も必死の盛り返しで、

残り30秒までをいい感じで飛ばし返してたんだけど、

打ち合いの中で新座君の返しの左フックを貰ってしまって2回目のダウン。

 

新座君のパンチは如何にも重々しくて、

若干振り回し過ぎてた宮川君の空き気味だったガードの隙間を突いてたんだわ。

 

再々スタート後は更に壮絶系になっていって、

気が付けば新座君の被弾も目立ってたんだわ。

 

<2R>

1Rと同じような感じのスタートを切った宮川君ではあったんだけど、

かなりのダメージを負ったままだったみたいで、

開始即からの打ち合いに劣勢を強いられた開始僅か15秒、

レフェリーはいいのが当たったらすぐ止めようって最初から決めてたみたいで、

新座君のワンツーが直撃したところで即のストップエンドだったんだわ。

 

 

 

メインの稲垣孝君の試合相手は元々日本人だったんだけど、

ケガ棄権ってことでタイボクサー相手になってしまって結局、

第4試合から3試合続けてタイボクサー戦になってしまったもんで、

昨日の後楽園ホールはここでお終いってことで、

7時にはホールを出ることが出来たんだわ。

それにしても正直スッカスカの試合ばかりが組まれたもんだったなあ……。

 

秋葉原に行く用事が無かったら、林大雅君だけを見に言ったかというと、

それはちょっと微妙な感じだったんだよね。

 

ってことで後の試合は取り敢えず結果だけってことで……。

 

☆ 中根一斗君

7勝(7KO)2敗(2KO)の28歳・東京都。

→勝ち負けの全てがKO決着の中根君はこの日もKO決着で2RTKO勝ち。

 

 

☆ コブラ諏訪さん

18勝(10KO)12敗(5KO)2分のランク8位、37歳・東京都。

→2RTKO勝ち。

 

 

☆ 稲垣孝さん

18勝(8KO)15敗(5KO)2分の31歳・東京都。

→4RTKO勝ち。

 

 

 

【本日のベスト2ボクサー】

① 林大雅君

② 新座宏君

 

 

 

 

2017年6月20日 (火)

後楽園ホール・6月19日

 

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「何だナンダなんだ?……。」

 

 

 

先週の土曜日のことなんだけど、

アメリカ海軍のイージス駆逐艦が大型のコンテナ船と衝突して小破したんだわ。

 

イージス艦っていうのは超高性能レーダードームを搭載してて、

敵方のミサイルやら潜水艦を索敵して攻撃を加える艦船なんだけど、

普通に海上を航行してる他船と衝突するって、間抜け過ぎだと思ったなあ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは8試合が組まれてたんだけど、

半分の4試合に5人のランカーが出場してのガチバトルが多かったせいか、

観客の入りが良くて第一試合からバルコニーでの立ち見がそこそこいたんだわ。

 

その第一試合のデビュー同士の対戦から勢いがあって、

以降の組み合わせにも其々のストーリーが感じられて実にいい興行だったなあ。

 

一力ジムの小林会長の他、渡辺会長や柳光会長達に御挨拶して、

鈴木マネや久保マネ、近藤明広さんや相馬一哉君とコンチワコンチワして、

勅使河原弘晶さんとその御一行の宮崎辰也君、長嶺克則さん、塚田祐介さん、

加藤港君達とヤアヤアして始まり始まり……。

 

 

 

① 渡邉一誠君(渡嘉敷)×太田憲人君(ワタナベ)……SF 4R

デビュー戦の東京都・18歳と、デビュー戦のサウスポー、東京都・28歳。

 

デビュー同士だったんだけどリングインした時の様子からすると、

10歳若い渡邉君の方が勝ちそうな雰囲気だったんだけどね。

 

太田君の応援にはいつものように京口紘人さんと谷口将隆さんが並んでて、

自分の隣で終始大声でアドバイスしまくってたんだわ。

 

<1R>

デビュー同士は当然のように動き全体が硬かったんだけど、

より力強く腕が振れてたのは太田君の方だったんだわ。

 

それでもラウンドを通しての手数としては渡邉君の方が勝ってたもんで、

このまま押し切りそうだったなあって見てた残り11秒、

太田君の最後の飛ばしが的確で2~3発ほどの有効打をゲット。

 

<2R>

開始30秒までに太田君が返しの右ショートフックを2発ヒットさせて、

その後ゴニョゴニョになった中でも何とか何とかって手数を頑張ってたなあ。

 

渡邉君は中々自分から仕掛けられない時間帯が長かったんだけど、

最後になってやっと右ストレートを綺麗に当ててたんだけど、

直後に太田君の右フックの反撃を貰ってたんだわ。

 

<3R>

多少渡邉君がペースを上げていったんだけど、

刺激的なショットに繋げられないままだった最後の最後、

渡邉君が北西ポスト近くに太田君を追い込んでコノヤロコノヤロの一気攻めで、

何発か有効打を貰ってしまって崩れ落ちてしまったんだけどスリップスリップ。

 

レフェリーは渡邉君が太田君を投げ飛ばしたって判断したようだったんだけど、

自分には渡邉君の右フックの打ち終わり際に肘が当たったように見えたんだわ。

 

<4R>

前の回にいい感じを取り戻した渡邉君が更に攻勢を強めていって、

それにつれ太田君が下がり下がりする場面が多くなったんだけど、

やっぱり渡邉君はまだまだ打ち方自体が軽くて、

大きなダメージを与えきれなかった残り40秒、

太田君の左フックが大きくヒットして渡邉君が吹っ飛ばされダウン。

 

派手なダウンの割に普通にリスタートできた渡邊君、

大きく逆転を目指して飛ばしていったんだけど、残念そのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-36で太田君だったんだけど結局、

39-36、39-37×2ってことで見たまんま太田君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

② 永松隆徳君(川崎新田)×岩井優典君(一力)……SW 4R

デビュー戦の27歳・神奈川県と、デビュー戦の30歳・?県。

 

SF級の試合の直後だったもんで二人共とっても大きく見えて、

永松君はまるで白い象みたいだったし、

浅黒いイケメン系の岩井君は満々の胸毛でまるでボルネオ系だったんだわ。

 

<1R>

お互い若くは無いデビュー同士ではあったんだけど戦い方は実に激しくて、

白象永松君もフルブン回し系のフッカーで危険度が高かったんだけど、

胸毛岩井君は結構シッカリした基礎が出来てて、

切れのいいジャブで先制して腕振りの鋭さで圧倒してたんだわ。

 

って思ってた開始24秒、細かいやり取りの中で胸毛岩井君の左がヒットして、

アッパー気味のフックが直撃した約0.5秒後、

脳を揺らされた白象永松君が手足の制御を失ってしまって、

思わず膝カックンしてしまって左手を着いてしまってダウン。

 

何とかリスタートした白象永松君だったんだけど、

回復はままならなかったみたいで、見計らった胸毛岩井君が一気一気で、

ほぼ30秒後の1分01秒のリング中央、右ストレートを渾身ヒット。

 

今度は全く間を置かず白象永松君の大きな倒れ込みで、

その余りの激しさにレフェリーも殆ど即のストップエンドで、

1分04秒、胸毛岩井君の実に手際のいいTKO勝ち。

 

 

二人共実に戦闘的でとっても見応えのある試合だったんだけど、

リスタート後の胸毛岩井君、デビュー戦だから仕方なかったけど、

舞い上がったか本来の距離を自ら縮め過ぎで、

白象永松君の強烈な右フックを貰ってしまいそうな場面も幾度かあって、

見ててヒヤヒヤなところもあったんだよね。

 

 

 

③ 本間靖人君(勝又)×加藤裕君(ワタナベ)……L 4R

1勝(1KO)8敗(7KO)のサウスポー、33歳・千葉県と、

0勝3敗(2KO)1分の28歳・千葉県。

 

戦績的には実にシンドイ同士なんだけど、

実はこういう試合も個人的には興味津々なんだよね。

 

二人にも取り組むべき課題が其々ある千葉県出身同士でスキンヘッド同士。

またもや京口さんと谷口さんが隣に並んで応援観戦。

 

<1R>

充実した気持ちを初っ端から一気に爆発させていったのは加藤君で、

最初っからそういう攻めをするって事前に決めてたみたいで、

もうガンガンの先攻めだったんだわ。

 

一瞬出遅れてしまった本間君が東ロープに下がるところに加藤君、

それは開始僅か15秒のところだったんだけど、

右フックを大きくヒットさせてからのそれこそ一気一気で、

続けざまに2~3発ヒットさせて本間君の腰が落ちてしまったとこで、

少し早目ではあったんだけどレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

0分20秒、デビュー2年半にして加藤君の劇的な初勝利で、

ワタナベジムはこの日2戦2勝2KO勝ちってことで、

自分の周囲はもうお祭り騒ぎだったんだわ。

 

 

 

④ 星勝優君(スターロード)×かねこたけし君(REBOOT)

                            ………F 6R

6勝(5KO)2敗1分の20歳・東京都と、5勝0敗1分の29歳・新潟県。

 

星君には見覚えがあるんだけどこんな名前じゃなかったんじゃないかなあ。

その星君は細身の強打者っていうイメージで、

かねこくんはシッカリした体躯の頑張り系なんだよね。

 

<1R>

二人共、いつもの動きが出来て実にテキパキしてたんだけど開始52秒、

かねこ君の打ち終わりに星君が左ショートアッパーを合わせ打って、

それがまあ実に綺麗なタイミングでヒットして、

いきなりかねこ君がダウンしてしまったんだわ。

 

かねこ君はそれほどのダメージを負うことなくのリスタートだったんだけど、

打ち始めるとディフェンスが疎かになってしまう弱点を突かれてしまったなあ。

 

<2R>

立て直しのかねこ君、狭いところを巧いこと差し込み打っていい感じだったんだけど、

1Rとほぼ同じ時間帯の0分53秒、またもや星君の一発を喰らってしまって、

今度は右ストレートだったんだけどまともに貰ってしまって2回目のダウン。

 

手応えが良かったのか星君がリスタート後のラッシュラッシュで、

こりゃ危ないかなあって思ってたらかねこ君が本領発揮の我慢我慢で、

何とか凌ぎ切ったラウンド終盤には左右ボディ連打で大反撃してたんだわ。

 

星君は長い腕をしなやかに使うのがとっても巧くて、

それがパンチ力の強さに繋がってるんだと思うんだけど、

決着を付けきれなくて打ち疲れてしまった感じもあったなあ。

 

<3R>

開始1分までの打ち合いはかねこ君が征してて、

結局そのままラウンド全体を頑張り通して1ポイントバックで、

2Rまでに4ポイントロスの割にはメゲズに彼らしさを発揮してたんだよね。

 

<4R>

かねこ君得意のガンガン前詰めに対して星君、

巧いこと体を左右に入れ替えながら交わしつつの左右フックで、

そこからお互い、根性の手数戦に突入していったんだけど、

やっぱり若干打ち疲れが浮き出てた星君の被弾が目立つようになって、

かねこ君の驚異の頑張り直しが見てて心地良かったんだよね。

 

<5R>

試合序盤の大きな被弾が目立ってたかねこ君の顔面がかなり腫れてきて、

両目の下のダメージが大分痛々しくなってきたんだけどそれでも頑張って、

星君の手数が上がらないところに右ショートを幾つかヒットさせてたんだわ。

 

<6R>

最終回の距離はかねこ君の間合いになってた中、

たまにはもう少し強く打てないものかっていう感じもあったんだけど、

残り42秒からの右ストレート2発はそこそこの有効ヒットだったんだわ。

 

 

とっても微妙だった中、自分のスコアは56-56だったんだけど結局、

58-55×2、57-55ってことで星君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても試合序盤に2回のダウンを喰らってからのかねこ君の巻き返しで、

総手数では彼が上回ってたと思うんだけど、

数を沢山当てようとする余りか、一発一発の威力としては物足りてなくて、

相対的なパンチ力が無いならそれに緩急を付ける練習をするべきで、

同じ調子の打ち込みは相手が慣れて効果が望めないことが多いからね。

 

 

 

⑤ 小林和優君(RK蒲田)×山田智也さん(協栄)……L 8R

8勝(5KO)6敗1分の34歳・長野県と、

14勝(5KO)7敗(3KO)1分のランク11位、32歳・千葉県。

 

年齢と勝率に大差のない二人だったんだけど、

KO率の違いがどう出るかってところだったんだよね。

 

山田さんのセコンドには和氣慎吾さんとの試合が決まった瀬藤幹人さんがいて、

目が合ったモンで軽い会釈を交わしたんだよね。

 

<1R>

まずは山田さんの詰め詰めから始まったんだけど、

下がり下がりしながらも小林君の左フックが2発軽快にヒットしてたんだわ。

 

山田さんは突っ込みながらの1~2発に終始してたんだけど、

小林君の方も相手が入って来るのを阻止するべくのジャブが足りてなかったし、

入って来る瞬間を正確に狙い切れてもいなかったんだけどね。

 

<2R>

小林君が左ジャブを多目に使うようになって、

基本的には1Rと同じような展開ではあったんだけど、

このままかなあって思ってた残り8秒のリング中央、

一旦距離が詰まったところで小林君の右アッパーがいい角度でヒットして、

ストンって腰を落としてしまった山田さんが思わず右手を着いてしまってダウン。

 

それほどの大きなダメージは残らなかったんだけど、

やっぱりショートの打ち合いになると小林君の方が優勢だったんだわ。

 

<3R>

山田さんのボクシングは正直過ぎるというか一見愚直でもあるんだけど、

前詰めする際には上体を動かして相手に的を絞らせない動きが出来てて、

小林君に早めの対応をさせてなかったんだよね。

 

それにしても二人共、近いところでのショットのストロークが大きくなってきて、

精度を欠くようになってきたんだけど、

このラウンドも小林君の右アッパーのヒットが目立ってて、

山田さんは見難そうにしてたんだわ。

 

 

まあこんな感じで、多少苦労しながらも小林君が押し切ってしまいそうだって、

そんな感じがしたもんで一旦離席して5Rに戻ってみたら、

山田さんだけではなくて小林君の顔面も相当赤くなってて、

席を外してる間に流れが大分変わってしまったみたいで、

山田さんが中々いい感じになってて、小林君が全体的に緩んでたんだわ。

 

小林君の右もそこそこ当たってたんだけど、

山田さんのガッツン右がヒットして小林君の右目上を大きくヒットカットしてたんだわ。

 

結局この傷が悪化してしまって次の次の7R0分51秒のレフェリーストップで、

自分の中では逆転で山田さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合序盤は小林君のランクゲットも有り得たと思ってたから、

ちょっと残念なエンディングだったね。

 

 

 

⑥ 勅使河原弘晶さん(輪島S)×栗原慶太さん(一力)

                            ………B 8R

13勝(7KO)2敗2分のランク10位、27歳・群馬県と、

9勝(8KO)4敗(2KO)のランク12位、24歳・東京都。

 

勅使河原さん本人じゃなくて周囲のボクサー達が仕掛けるんだと思うんだけど、

この日の登場も知らない観客達を騒がせるには十分で、

勅使河原さんは南席からの登場で、

それも何だか南太平洋の部族のまじない師みたいな仮面扮装をしてて、

中村由樹君を先頭にして長嶺克則さんと塚田祐介さんを従えて、

この間は桃太郎だったから今度は鬼たちの扮装かって見てたらそうでもなくて、

試合後に何のテーマだったのかを聞いたら特にないってことで、

要するに裸男の仮面舞踏会風だったんだわ。

 

 

勅使河原さんにはデビューの頃から華があったんだけど、

栗原さんの方は何年か前までは自分にはひ弱系にしか見えなかったんだけど、

ここのところの上昇ぶりは以前を思い返すとまるで別人のようで、

栗原さんの勝利を予想する人も結構多かったんだよね。

 

<1R>

最初っから弾けてたのはやっぱり勅使河原さんで、

まずは様子見ってことが全く無くて動きながら見極めるって感じで、

届きのいい鋭いジャブで先行していって、

若干様子見加減だった栗原さんを置いてきぼりにしながらのヒットヒットで、

右フック、左フックを気持ち良さそうに打ち放ってたんだわ。

 

栗原さんは最初の30秒間に6~7発被弾してしまって既に顔面を赤くして、

反応と反射の優秀さで勅使河原さんが圧倒圧倒してたんだよね。

 

<2R>

勅使河原さんの方に余裕が出てきたかガードを下げて相手を誘い始めて、

その打ち出しに的確に合わせ打つようになって、

栗原さんの方も打ち出しを強めつつあったんだけど、

ラウンドを通してクリーンヒットの殆どは勅使河原さんが持っていって、

1Rと同様このラウンドも10:8.5程もの大差が付いてしまったんだわ。

 

<3R>

試合序盤を幸先のいい形で進めてたから勅使河原さん、

一旦緩めて相手の出方を再度見極めても良かったんだけど、

挽回にやっきの栗原さんが攻勢を強めると共に真っ向勝負を更に全面出しで、

お互いに足を止めての大殴り大会に突入していったんだけど、

其々の危険なパンチが交錯してた中、

1分25秒での栗原さんの右ストレートが最大の有効打だったんだわ。

 

お互い全く引くことのない打ち合いは残り1分頃から更に激化して、

残り30秒からは栗原さんの攻勢が目立って勅使河原さんが一瞬緩んだんだわ。

 

<4R>

顔面が歪んで首がひん曲がる程の被弾を続けてた栗原さんだったんだけど、

そこからの踏ん張りは殆ど驚異的で、

1分20秒からも更に強烈なショートコンビを打ち込まれ続けてたっていうのに

それほど打たれ強いイメージの無い栗原さんがまたもや踏ん張る踏ん張るで、

勅使河原さんもここに至って明らかに倒しにいってたんだけど、

猛攻を凌いで一段落したところを見計らっての残り26秒、

栗原さんの思いっ切りの右ストレートが見事な直撃。

 

思わずユラッとしてしまった勅使河原さんに対して栗原さんは勿論一気一気で、

この時の陣営からの声援はもう半端なかったんだけど、

一瞬大逆転の目を感じさせるほどだったんだよね。

 

<5R>

前の回からの流れで栗原さんが飛ばしていくのかと思ってたら逆で、

開始ゴング直後から勅使河原さんはまるで1Rの如くの飛ばし飛ばしで、

絶妙なタイミングで綺麗に当て込む抜群のテクニックで圧倒しつつ、

いきなりの大きなパンチとショートのコンビネーションを混ぜ込んでいったんだわ。

 

栗原さんはまるで前の回で力を使い果たしてしまったかのような対応遅れで、

相手の一気攻めを許してしまってた残り1分15秒、

勅使河原さんが右ストレートを一閃してからほぼ一方的なままで、

チョン当たりしただけで首がガクガクするようになってしまっての終焉が間近で、

止め時が頭をよぎりつつあったんだけどそこまで追い込まれながらも栗原さん、

たまに打ち返すショットにはまだまだ気持ちと力が込められてたんだわ。

 

それでも試合展開としてはどうにもし難いところがあったのも事実な訳で、

栗原さんが大きく挽回するに至らなかったままの2分06秒、

勅使河原さんが東ロープ際に一気追込みをかけて、

鋭い左右を振りかざして栗原さんの頭がこのラウンド4回目ほどだったんだけど、

大きく跳ね上げられてしまったところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

自分の期待度では元々この試合がメインだったんだけど

彼らを目当てに来た訳じゃない観客達へのアピール度も充分以上に充分で、

激闘が終わった時の場内の歓声はそりゃもう半端じゃなくて、

また後楽園へ行ってみようかって思った人達を増やしたんじゃないかなあ。

 

 

普通の場合、ランク13位でTKO負けするとランクアウトしがちなんだけど、

月末までの試合動向にもよるんだけど、

ここまでの好試合をした栗原さんをランク落ちさせるのは正直勿体無さ過ぎで、

15位は空位なんだから何とかそこに留めておいて貰いたいってことで……。

 

 

試合直後に勅使河原さんと話した際に、

「何であんなに正面切って打ち合ったの?」 って聞いてみたら、

「途中から面白くなってしまって……。」 って答えたんだよね、なる程ね……。

 

 

 

⑦ 新井雄大さん(渡嘉敷)×堀陽太君(横浜光)……51.2㎏

8勝(4KO)4敗(3KO)3分のランク6位、サウスポー、26歳・東京都と、

12勝(7KO)5敗(1KO)2分のサウスポー、30歳・福岡県。

 

堀君はランカーだった3年前に鈴木武蔵君を引退に追いやるKO勝ちした後、

2年前に濱田修士さんと松尾雄太さんに連敗して以来1年半ぶりの復帰戦で、

新井さんも去年10月に粉川拓也さんとのタイトル戦に0-3負けして以来で、

お互い狂熱のサウスポーなんだけど、

追い込まれ感は勿論堀さんの方が強かったんだよね。

 

<1R>

いきなりの仕掛けは堀さんの左大フックで一瞬新井さんがヨロケルほどの当たりで、

感じを掴んだような堀さんの動きがその後も抜群で、

距離が合ってない新井さんが入って来る前のジャブが綺麗にヒットヒットで、

細かいコンビネーションでも圧倒し続けたんだわ。

 

フットワークも上体の動きもテキパキしてた堀君に対して新井さん、

中々的を絞り切れないままで終盤にかけてやっと右フックを当ててたんだけど、

有効打比較ってことになると大きな差が付いてしまってたんだわ。

 

<2R>

堀さんの出入りの鋭さは彼が新人王戦を戦ってた7年ほど前と変わらない印象で、

そんなに動きが遅いって訳ではない新井さんを翻弄し続けて、

新井さんが打ち出す前に的確なヒットヒットを積み重ねてたんだわ。

 

<3R>

このラウンドも先手を取ったのは堀さんだったんだけど、

その堀さんがどこまでその動きを続けられるのかってことで、

他人事ながらスタミナ配分が気になったんだけど、

残り1分20秒、新井さんの距離になった途端激しい打ち合いに移行して、

どっちもが有り得た中、堀さんの返しの右フックが大きく直撃して、             

まともに貰ってしまった新井さんが北西ポスト近くでダウンしてしまったんだわ。

 

腰からスットンって感じのダウンだったから大丈夫かってところだったんだけど、

リスタート後の新井さんは大丈夫そうには見えなくて、

そのまま追い込まれるまま何とか凌いでた今度は青ポストのすぐ前の残り47秒、

この時も返しの右フックだったと思うんだけど、

大分消耗してたところに再度の直撃でこの回2度目のダウン。

 

何とかリスタートした新井さんだったんだけど、

今更の挽回は如何にも無理そうだったままの2分36秒、

最後はロープを背負わされ堀さんの追撃の左右フックを貰ってしまったところで、

誰が見ても妥当なレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

新井さんは結局自分の距離で戦い切れなかったことが敗因だったんだけど、

一旦ショート戦になった時の堀さんもまるで昔のようで、

ランカー復帰が叶ってヨカッタヨカッタってことで……。

 

 

 

⑧ 天笠尚さん(FLARE)×スラシン・何チャラ……Fe 8R

32勝(20KO)6敗(1KO)2分のランク1位、31歳・群馬県と、

戦績年齢不明のタイボクサー。

 

この試合が始まる直前に大事な電話が入って、

で、結局何も見ないままだったんだけど、

後で確かめたら3R1分39秒、当然の如く天笠さんのKOだったってね。

 

ただ、1Rと2Rにもダウンゲットした天笠さんだったんだけど、

途中で不用意な一発を貰って2Rに思わずダウンを喰らってしまったって事で、

相手が相手ってことで何となく集中を欠いて気を抜いてしまったみたいだね。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 勅使河原弘晶さん

② 堀陽太さん

③ 栗原慶太さん

④ 岩井優典君

 

 

 

2017年6月16日 (金)

後楽園ホール・6月15日

 

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「上手いこといったんだわ、イッシッシッシ……。

 

 

 

昨日は東日本新人王トーナメント・デイで全部で13試合が組まれてたんだけど、

その内2試合が中止になったもんで全部で11試合。

 

期待度的には今一の試合が多くて、

自分の中での優勝候補の出場者は3名のみだったんだわ。

 

宮田ジムの松澤拳君とコンチワした後、

この間の試合のミニ反省会をして始まり始まり……。

 

 

 

① 高田勇仁君(ライオンズ)×諸岡直樹君(白井具志堅)

                            ………Mm

2勝(1KO)2敗(2KO)の19歳・埼玉県と、

4勝(2KO)4敗(2KO)の24歳・千葉県。

 

<1R>

3~4㎝ほどデカイ高田君に対して諸岡君が力強い攻撃が出来て、

流れを掴んだかに見えた多分残り1分頃(第一試合では時計が故障してて)、

高田君のショートワンツーを喰らってしまってダウン。

諸岡君は勢いはあったんだけど全体に雑なところを突かれてしまったんだわ。

 

<2R>

2ポイントリードで余裕が出たか高田君、

パンチの種類を豊富にしていって攻勢を強めていったんだけど、

中盤以降の手数落ちで諸岡君の反撃を大きく許してしまったんだわ。

 

それにしても二人共、Mm級にしては全体のスピード感が足りなかったし、

返しのパンチに対する意識にも欠けてると言わざるを得なかったんだよね。

 

終盤にかけて諸岡君が右目上をバッティングカット。

 

<3R>

お互いに、いい感じになったところから更に飛ばし切るってことが出来なくて、

行ったり来たりの展開が続いたんだけど、

最後は諸岡君の馬力勝ちって感じだったなあ。

 

<4R>

自分の中ではイーブンでの最終回で、頑張ったモン勝ちだったんだけど、

ゴリゴリ詰めて手数を踏ん張ってた諸岡君が優勢で、

このまま押し切りそうだった残り1分18秒、

高田君の右ストレートがカウンター気味にヒット。

 

一瞬グラッとした相手を見て高田君が当然の如くの一気の攻勢攻勢で、

諸岡君は反撃できないまま追い込まれる一方だった1分40秒、

仕方ないよねのストップエンド。

 

 

勝ち上がった高田君は準決勝で和田優麻君と対戦するんだけど、

これはちょっと苦戦するんじゃないかなあ……。

 

 

 

② 赤羽根烈君(宇都宮)×岡田真虎君(JBS)……Mm

デビュー戦の18歳・栃木県と、3勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・岡山県。

 

赤羽根君はアマ7勝4敗の実績でのエントリーで、

無敗の優勝候補との対戦が楽しみだったんだわ。

 

<1R>

二人の動きは全ての点で第一試合の二人を上回ってて、

初っ端から緊張感に満ちてたんだわ。

 

赤羽根君の方が10㎝ほど上背があって当然リーチも優勢だったんだけど、

岡田君の鋭い踏み込みはその差がハンデに見えないほどだったんだよね。

 

それでも赤羽根君の対応はデビューボクサーのレベルを遥かに超えてて、

シッカリしたディフェンスに裏付けられたパフォーマンスは圧巻の領域で、

岡田君の接近連打も迫力があったんだけど、

中間距離も接近戦も同じようにこなせる赤羽根君が余裕のポイントゲット。

 

<2R>

早くも右顔面を赤くしつつあった岡田君が手数的には優位だったんだけど、

当たりの正確さと綺麗さでは赤羽根君が圧倒してたんだわ。

その赤羽根君、意外に接近戦が好きみたいだったね。

 

<3R>

開始30秒、岡田君が左ボディを打ち込んだその直後、

赤羽根君が左ストレートを合わせ打って実に見事なダウンゲット。

 

北西ポストまで吹っ飛ばされた岡田君だったんだけど、

リスタート後は気持ちと体勢を立て直しての踏ん張り返しで、

何とか何とかって感じで赤羽根君の追撃を凌いでたんだわ。

 

<4R>

それにしても赤羽根君、攻防の全てに少しも力むところがなくて、

その表情も最初からずっとごく普通なのが却って凄かったんだわ。

 

赤羽根君の執拗なボディブローが相当効いてた感じだった岡田君、

1分30秒からの最後のヒットヒットで強い気持ちを見せてたんだけど、

最後まで全く動きの落ちない赤羽根君を攻略するまでには至らなかったんだよね。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、

40-35×2、39-36ってことで赤羽根君の圧倒3-0勝ち。

 

赤羽根君の準決勝戦の相手は優勝候補の一人の伊佐春輔君なんだけど、

少しばかりスタミナ的な問題を抱えてるし、赤羽根君が圧倒しそうで、

初見の赤羽根君がいきなり優勝候補のダークホースに躍り出てきたんだわ。

 

 

 

③ 林周君(L玉熊)×亀山大輝君(ワタナベ)……LF

1勝2敗(1KO)の23歳・群馬県と、1勝1敗1分のサウスポー、20歳・静岡県。

 

<1R>

テキパキ動いていい詰めをしてたのは亀山君で、

前の手の捌き方も良かったし力強いショットが印象的だったんだわ。

林君は若干出負けした分、以降も待ちボクシングになってしまってたなあ。

 

<2R>

気合を入れ直したか林君が手数を上げて左右フック系を打ち込んでたんだけど、

残り1分08秒、亀山君の右ショートを貰ってヨロけてしまってからは、

すぐ下を向いてしまうことが多くなって見栄え的には問題を残したんだわ。

 

<3R>

若干ヤケクソ気味に右を強振してた林君だったんだけど、

亀山君の強烈なボディブローが影響してか徐々に弱気が見えてきて、

残り1分からはほぼ一方的に追い込まれる場面が増えてきたんだわ。

で、勝負アリってことで一旦離席。

 

 

結局やっぱりその後もほぼ一方的だったみたいで、

亀山君の強靭なスタミナと強連打の勝利ってことで、

40-35、40-36×2ってことで亀山君のパーフェクト3-0勝ち。

 

それにしてもダウン無しの試合で40-35っていうのは珍しいね。

 

 

亀山君の準決勝戦の相手は安藤教祐君×山本智哉君の試合の勝者で、

多分安藤君が勝ち上がりそうなんだけど、

テクニックはあるんだけど若干ひ弱なところがあるし、

このまま亀山君が勢い勝ちしそうだなあ。

 

 

 

④ 具志堅広大君(T&H)×辻本将人君(東拳)……F

1勝(1KO)2敗(1KO)の24歳・沖縄県と、1勝(1KO)0敗の26歳・埼玉県。

 

<1R>

辻本君の方が10㎝ほど上背があるんだけど、

とにかく二人共、考え難いほど慎重な立ち上がりで、

お互いに一瞬を目がけてのワンツーだけだったなあ。

 

<2R>

前振りとか連続攻撃とはかけ離れたボクシングが展開されて、

まるで10回戦でもあるかのような先を見据えたような戦い方が改まらないままで、

延々の慎重さにちょっと耐えられなくなってしまったモンで休憩タイムゲット。

 

 

後で結果を確かめたら39-37、39-38、38-38ってことで、

辻本君の2-0勝ちだったんだけど、

この日の様子だと次の荒川竜平君には一蹴されてしまうんじゃないかなあ。

 

 

 

⑤ 若木忍君(北海道畠山)×松本雄大君(横浜光)……SF

0勝0敗1分の31歳・北海道と、2勝(1KO)2敗(1KO)1分の29歳・神奈川県。

 

この試合は松本君の棄権で若木君が準決勝進出。

 

 

 

⑥ 蒲山直輝君(小熊)×入稲福敬(ドリーム)……SF

2勝(1KO)1敗1分の20歳・埼玉県と、1勝1敗の23歳・沖縄県。

 

<1R>

入稲福君が様子見でスタートした中、

蒲山君がまずまずいい感じの入りで、

遠目遠目から軽いヒットを重ねてたんだわ。

入稲福君はひたすら近いところでやりたがってたね。

 

<2R>

開始15秒、右ストレートをきっかけに入稲福君が一気の追い込みで、

その際の彼の勢いは半端じゃなかったんだけど長続きは出来なくて、

蒲山君としては相手が一段落したところを狙い切れればいいんだけどね。

 

それと真っ直ぐ下がることが多くて入稲福君の的になりそうだったから、

もう少し左右への動きを意識した方がいいし、

腕振りをもっと鋭くする必要を感じたんだけどね。

 

<3R>

一旦距離が詰まった際の入稲福君の馬力には凄まじいものがあって、

巧いこといなし切れない蒲山君の苦戦が目立ちつつあって、

いつの間にか右目下が腫れてきたんだわ。

 

頑張って打ってた蒲山君のボディブローは入稲福君を困らせてたんだけど、

それが一段落した1分過ぎ、入稲福君の再度の馬力詰めに蒲山君、

体を入れ替えることもできないまま青ーコーナーポストに追い込まれてしまって、

ここが勝負どころだって信念に満ちた入稲福君の連打連打に晒されてしまって、

2回ほど顎を跳ね上げられてしまったところで1分18秒、レフェリーストップエンド。

 

 

入稲福君の次の相手はまだ結果待ちなんだけど、

どちらが来ても強豪で間違いなく楽に戦わせてくれそうにないんだよね。

 

 

 

⑦ 三尾谷昴希(帝拳)×熊谷聖也君(新日本仙台)……SB

1勝0敗1分のサウスポー、20歳・栃木県と、

3勝(1KO)1敗の25歳・宮城県。

 

<1R>

10㎝近く上背のある三尾谷君は例の如く後ろ足体重の引き気味の構えで、

密着しないと戦いにならない熊谷君としては突っ込み加減がポイントで、

どうするかって見てたらやっぱり三尾谷君の逃げ足には敵わなくて、

それほど刺激的では無かったんだけど、いきなり勝負の行方が見えてきて……。

 

ってことで1Rで離席したんだけど、

4Rに戻ってみたら案の定、熊谷君の顔面のダメージがかなり進んでて、

体もパンチも流れまくっててヘロヘロに近い状態だったんだわ。

 

で、試合は40-36×2、40-37で三尾谷君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

先々はフットワークだけでは誤魔化し切れなくなりそうでもあったんだわ。

 

 

 

⑧ 田中利弥君(八王子中屋)×佐々木蓮君(ワタナベ)……Fe

2勝(2KO)3敗の26歳・静岡県と、

2勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

この試合は田中君の棄権により佐々木君が準決勝戦に進出するんだけど、

白石将晃君との試合は激闘必至なんだよね。

 

 

 

⑨ 渡邊悟君(KG大和)×松浦大地君(ワタナベ)……Fe

3勝(2KO)1敗の22歳・神奈川県と、3勝1敗(1KO)2分の28歳・広島県。

 

<1R>

松浦君の初っ端からのイキリ立ち方が尋常じゃなくて、

いきなりバッティングが心配されたほどだったんだけど、

渡邊君の方も望むところの展開だったみたいで二人共、

距離の長短問わず思いっ切りブン回し合ってたんだわ。

 

そんな調子で最後まで持つのかって程の飛ばし合いだったんだけど、

松浦君が若干の手数勝ちだったなあ。

 

<2R>

お互いに言えることなんだけど、ショートブローのストロークが如何にもデカ過ぎで、

打ち負けるのは絶対嫌だって思ってる同士だったんだけど、

この回は手数差が無かった中、ヒット数差で渡邊君かなあって見てた残り8秒、

松浦君の右ストレートがカウンターヒットして逆転ポイントゲット。

 

<3R>

若干のダメージを引きずってる感じだった渡邊君が必死手数だったんだけど、

相対的なヒット率は松浦君が優勢で、そのまま押し切りそうだった最後の最後、

渡邊君の右がいい形でヒットして挽回から逆転のポイントゲット。

前のラウンドと全く逆の展開になってしまったんだわ。

 

<4R>

試合当初はどちらかが途中でガス欠になるんじゃないかって思ってたんだけど、

二人共最終回に入っても凄い馬力馬力で、

そりゃそれ程巧くは無い同士ではあるんだけど気持ちの溢れ方は尋常じゃなくて、

こういうぶつかり合いを見るのもボクシング観戦の醍醐味なんだよね。

 

お互いにヘバリが浮き出てはきたんだけど、

そんな中でも松浦君の右ストレート3発がラウンドを決定付けたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38、39-39ってことで松浦君の2-0勝ちだったんだけど、

それにしても39-39っていうスコアも滅多にみられるモノじゃなくて、

ホントはもう少しラウンドマストの感覚で試合を見るべきじゃないかと思ったけどね。

 

 

松浦君の準決勝戦の相手は多分清田亨君になると思うんだけど、

正直これはシンドイ展開になるんじゃないかなあ。

 

 

 

⑩ 遠藤勝則君(角海老)×高木秀明君(F赤羽)……SFe

3勝(1KO)1敗(1KO)の25歳・山梨県と、3勝3敗2分の32歳・埼玉県。

 

地味系トランク同士だったんだけど、

高木君の方が頭半分以上デカかったんだわ。

 

<1R>

最初の仕掛けは遠藤君で、ガードの上から構わずのガンガン打ち込みで、

3~4発打ってる中でどれかがガードが外れた所に当たれって感じだったんだわ。

 

高木君も余り距離を取ってやるつもりはなかったみたいで、

敢えての接近戦を挑んでいってたんだけど、

より力強く鋭く腕が振れてたのは遠藤君の方だったんだわ。

 

二人のガツガツ戦で案の定、バッティングで高木君が左目上をカット。

 

<2R>

密着戦では明らかに打ち負けてるのに高木君、

距離を取ってやるつもりがホントに無いみたいで殆どジャブ無しだったんだわ。

 

接近戦を好む割には高木君、フック系がパタパタ団扇打ちだったし、

ラスト30からの飛ばし合いでも後れを取ってしまってたなあ。

 

<3R>

気が付けば高木君の顔面の腫れが目立ってきたんだけど、

この回は彼の打ち下ろし系とアッパー気味がヒットヒット。

 

<4R>

二人のガツガツ戦はいよいよ最終段階で、

お互いに左目上をバッティングカットしながらの正しく根性戦だったんだけど、

アピールし難い接近戦の中、よりキッチリ当ててたのは遠藤君だったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37×2、38-39ってことで遠藤君の2-1勝ちだったんだけど、

高木君が1ラウンドしかロスしてないってことは無かったんじゃないかなあ。

 

遠藤君の次の相手は今井健裕君なんだけど、

彼は優勝候補一人で半端じゃないパンチ力だからなあ。

 

 

⑪ 川渕大地君(川崎新田)×長谷川慎之介君(青木)……SFe

3勝(2KO)0敗の28歳・神奈川県と、1勝2敗のサウスポー、25歳・栃木県。

 

アマ26戦と29戦の一戦だったんだけど、とてもそういう風には見えなかったね。

 

<1R>

川渕君はこの日もアマ経験者らしくないいきなりの丸太殴り系で、

チマチマ細かいことなんかやれるかって感じのやたら右一本殴りで、

明らかにひ弱そうな長谷川君を脅しまくってたんだわ。

 

長谷川君としては細かく突っ突けるかってところだったんだけど、

一発突っ込み打ちしてお終いっていうのを繰り返してて今一の効果だったなあ。

 

川渕君はその大雑把さが修正されれば先々大分違うと思うんだけど、

今のところは剛腕一発主義を貫き通すつもりみたいで、

残り1分にまず右のデカイのを放って優勢を誇示した残り2秒、

アッパー気味に左右フックを打ち込んで長谷川君をよろめかせたんだわ。

 

こりゃ長いこと無いなあって思ったモンで一旦離席したんだけど、

中々決着が付かないから4Rに戻ってみたら、

長谷川君の頑張りが半端じゃなくて、川渕君が困り果ててる感じだったんだわ。

 

剛腕ヒットを凌がれると川渕君には代わるべき手段が無かったみたいで、

そりゃ長谷川君は技術的にはどう見ても弾けそうな感じはしないんだけど、

その気持ちは明らかに遥かに川渕君を上回ってて、

その必死感は見てる人に感動を与えるほどだったんだわ。

 

終了ゴングが鳴ってコーナーに戻った彼の姿を見て、

自分はこれほど精根尽き果てるまで何かをしたことがあったっけって、

そうシミジミ思ったんだよね。

 

 

試合途中を見てなかったから発表されたスコアには少なからず驚かされて、

長谷川君から見ての39-38、38-38×2ってことで1-0ドローで結局、

二つの優勢点を得た川渕君が準決勝戦進出。

 

ギリギリの戦い方をした川渕君は次は坂田尚樹君が相手なんだけど、

この日の感じだと苦戦しそうなんだよなあ。

 

 

 

⑫ 角田知浩君(川崎新田)×ジロリアン陸君(F赤羽)……SFe

2勝4敗(2KO)サウスポー、30歳・東京都と、

4勝(4KO)1敗(1KO)の29歳・福島県。

 

一つ前の試合を遠目から見てた陸君とちょっと話たんだけど、

とっても冷静な印象だったなあ。

彼のトランクスの “ジロリアン” の文字がたまに “シロアリ” に見えたけどね。

 

<1R>

頭半分以上デカい相手に陸君がどう組み立てるかってところだったんだけど、

角田君は意外なほどジャブが少なかったし、

動き自体にもスピードが無かったもんでそれこそ大助かりで、

タイミングを見計らってた1分19秒、綺麗なワンツーをヒットさせたんだわ。

 

それほど強い打ち込みには見えなかったんだけどタイミングが良かったせいか、

角田君はリング中央から南ロープまで吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

距離を潰した打ち合いでは敵いそうにないんだから角田君、

もう少しジャブを使うなりして適当な距離にすればいいのになあ。

 

ストロークの大きい相手のショットの外しざまを打つ度胸があるか、

陸君のパフォーマンス次第で決まりそうな感じだったんだわ。

 

 

自分は北板席に移動しての観戦だったんだけど、

とても知的な女性と一緒に斜め前に座ってた男性が、

いきなり 「村木田さんですよね。」 って声を掛けてきて、

咄嗟にどこかで会ってるのかって頭を巡らせたんだけど全く記憶になくて、

そしたらやっぱり初対面ってことで、陸君の応援ってことで……。

 

<2R>

角田君としてはもっともっと右手でかき回すような動きが要るところだったんだけど、

中途半端なまま序盤に陸君の右を貰いまくって、

鼻っ柱を切り裂かれて1分05秒にドクターチェック。

 

止められてしまうのは嫌だってことで角田君も飛ばしていったんだけど、

有効打に繋げられないまま残り1分に再度のドクターチェックだったんだわ。

 

自分は微かにレフェリーのジェスチャーを見てたら解ってたんだけど、

背中側だった南席の観客達には何が原因のチェックだったのか、

ヒッティングだったのかバッティングだったのかが多分解らないままで、

それがインターバルでも説明が為されないままの不手際だったんだわ。

 

<3R>

角田君も負傷しながらの健闘ではあったんだけど、

勝負としては既に決した感があって、

陸君の揺るぎない攻め込みの前に最早如何ともし難くなってしまって、

2分過ぎに陸君の右を貰ってからはそれこそ一気の収束で、

左右をまとめ打ちされてしまったところで2分25秒のストップエンドだったんだわ。

 

 

陸君の次の相手は林慶太君×江澤宏之君の試合の勝者なんだけど、

二人共この日の相手よりはレベルが格段と高いから要注意なんだわ。

 

 

 

⑬ 小堺健一郎君(木更津GB)×佐々木悠登君(ワタナベ)……L

0勝1敗1分の35歳・東京都と、1勝(1KO)1敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

昨日は身長差のある同士の戦いが多かったんだけど、

この試合も佐々木君の方が10㎝近く上背があったんだわ。

 

小堺君はこの日登場した中では最年長で、12~13年振りくらいの試合って事で、

13歳も若い佐々木君が圧勝するパターンだったんだけどね。

 

<1R>

試合序盤は小堺君の飛ばしが効果的だったんだけど、

一段落後は遠目からの佐々木君の左ストレートがヒットヒットで、

やっぱりなあって感じの押し返しでそのまま終わりそうだったんだけど、

残り30秒からは再度小堺君の飛ばし返しが目立ってたんだわ。

 

<2R>

小堺君の接近乱打戦に佐々木君が巻き込まれてしまったみたいで、

佐々木君としては相手が入って来る前に何とかするべきで、

ショートブローでは手を余してしまうことが多かったんだわ。

 

ガツガツ戦の中、大きくバッティングしてしまって佐々木君が右目尻をカットして、

開始40秒にドクターチェックが入ってのリスタートだったんだけど、

その後もバッティングが繰り返されての残り50秒、

またもやのドクターの傷チェックが入って2分07秒、そのままストップエンド。

 

 

2R途中だったもんで正式な記録としては負傷ドローだったんだけど、

新人王トーナメントのルールでケガをしていない方が次に進めるってことで、

佐々木君としては悔やみきれないエンディングだったんだわ。

 

小堺君としてはいきなりの準決勝進出なんだけど、

次は半端じゃなくシンドイと思うけどなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 赤羽根烈君

② 松浦大地君

③ ジロリアン陸君

 

 

 

2017年6月14日 (水)

後楽園ホール・6月13日

 

Img_1153

“デヤーッ!”

 

 

 

花期を過ぎたサツキの剪定を昨日で終えたんだけど、

今年は花芽が大きく育つべき時期の天候不順が影響したか、

単に自分の手入れが良くなかったのか、

例年に比べて花の咲き方が今一だったもんでまた来年に期待なんだわ。

 

 

 

昨日は中4日振りの後楽園ホールだったんだけど、

隣接する東京ドームではこの日からジャイアンツが6連戦ってことで、

勝ち越すか負け越すかである人と缶コーヒーを賭けたんだわ。

(勿論自分は負け越す方に賭けたんだけどね。)

 

 

ホール入りは粉川拓也さんと重なったんだけど、

ベルトケースを携えた上田有吾君が一緒にいて、

彼とはこの後ちょっとばかり話をしたんだよね。

 

 

八王子中屋ジムの正廣トレに最近の御自宅周辺の映像や写真を見せて貰って、

相変わらず羨ましいほどの里山生活を送っておられて、

ヤギの子供も随分大きくなってたんだわ。                             

その後白鳥大珠君のことを確かめて始まり始まり……。

 

 

 

① 柴沼智樹君(KG大和)×武藤準君(マナベ)……Mm 4R

2勝2敗(1KO)のサウスポー、30歳・神奈川県と、

3勝0敗の28歳・東京都。

 

<1R>

間合いの取り方とか前の手の使い方とかは柴沼君が圧倒的に巧くて、

それ程強烈ではなかったんだけど幾つもの中ヒットを重ねていってたんだわ。

 

残り1分15秒の青コーナー前で武藤君、

いきなりの左ストレートを貰ってしまった直後にまたもやの左を打ち重ねられて、

その2発共が結構まともな被弾になってしまってのダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど武藤君、

その後も鼻血を見舞われるほどの被弾を重ねてしまってたんだわ。

 

試合前の武藤君のミットはとっても迫力に満ちてたし、

右を打ち出す際にも左手のガードを忘れてない実にいい形だったんだけど、

そもそも実際の目標との距離が違うし相手は動くしってことで、

結果的には中々思い通りのパフォーマンスに繋げられなくて、

徐々に腕が体から離れていってしまったんだわ。

 

<2R>

武藤君は相当のダメージを残したままだったもんで、

柴沼君は余裕さえ感じさせる動きが出来てて、

小さいパンチだけでなく大きいのも実に鋭く振り切れてたんだわ。

 

武藤君はそもそもサウスポーが得意じゃないみたいだったし、

明らかに馬力負けしたまま回復もままならない殆どいいところナシで、

更にダメージを重ねての終了ゴングだったんだわ。

 

 

こりゃ大分シンドイ展開になったなあって思ってたら、

インターバルの間に陣営から棄権が告げられて、

2R終了時点での柴沼君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

強い相手に連敗してた頃は若干のひ弱さを感じたんだけど柴沼君、

最近は力強さが増してきたんだわ。

 

 

この後の2試合は東日本新人王トーナメント予選で、

優勝候補の登場でもあったんだわ。

 

 

② 秋間瑞樹君(宮田)×富施郁哉君(ヨネクラ)……B 4R

3勝(3KO)0敗の25歳・東京都と、1勝0敗のサウスポー、18歳・茨城県。

 

無敗の二人はこの階級Aグループの優勝候補同士だったんだわ。

富施君の名前は “フミヤ” って読むんだってさ。

 

<1R>

プレスを効かせてたのは秋間君の方だったんだけど、

まともな被弾を避ける為にもう少し前傾を深くした方がいいと思うけどなあ。

 

富施君のアマ17勝5敗っていう戦績は半端じゃなくて、

相手の右ストレートを外しざまに打ち出すショットが抜群のタイミングだったね。

 

ほぼ同体型の二人の右ストレートと左ストレートの対決だったんだけど、

より丁寧な当て込みをしてたのは富施君の方だったなあ。

 

<2R>

強打の秋間君なんだけど基本的な攻め方はあくまでシンプル系で、

工夫不足の打ち出しは富施君に見極められてるような感じで、

試合の流れは富施君が作りつつあった開始58秒、

体を寄せ合った直後の離れ際だったかなあ、

何と秋間君のショートブローが直撃して富施君が尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージを残さないままのリスタートではあったんだけど富施君、

その後は警戒感を強めたのか無理な逆襲は敢えて避けてたみたいで、

その一見冷静に見えた富施君の対応が躊躇を誘ったか、

秋間君の追撃も甘くなってしまってたんだわ。

 

<3R>

ここからが正念場の二人だったんだけど、

吹っ切れた動きが戻った富施君の左がとっても効果的で、

決め打ちし過ぎて手数不足が目立ってた秋間君を終始上回ってて、

大きく挽回してこれでジャスト・イーブン。

 

<4R>

お互いが微妙なスコアを知っての上の勝負ラウンド。

 

やっと秋間君も手数をアップさせていったんだけど、

最初のクリーンヒットは富施君の左ストレートで、

その後もヒット精度の高かったのは富施君の左、左だったんだわ。

 

富施君は打った後のポジションニングも抜群だったもんで

秋間君が中々綺麗に当て切れないままで、

彼も最後の最後まで踏ん張ってはいたんだけど、

ヒット数差は歴然のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37で富施君だったんだけど結局、

38-37×2、37-38ってことで富施君の2-1勝ちだったんだわ。

 

富施君の次の相手は荒木侑也君×鈴木敬祥君の試合の勝者なんだけど、

二人共優勝候補の一人なもんで楽はさせて貰えそうにないんだよね。

 

 

 

③ 松澤拳君(宮田)×小林譲二君(勝又)……Fe 4R

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、26歳・千葉県と、

2勝(2KO)2敗の21歳・東京都。

 

<1R>

小林君は序盤から相手の打ち終わりを積極的に狙ってたんだけど、

そのことごとくのタイミングがずれてて効果を発揮できてなかったんだわ。

 

二人共、利き手のショットの後のフォローが全くダメだったし、

もっと力を抜いてスピードを重視するべきじゃないかと思ったなあ。

 

攻防のバランスも良くない同士だったんだけど、

その雑さが最後まで修正されなかったのは松澤君の方で、

ピリッとしないままごく普通のボクサーにしか見えなかったんだわ。

 

二人共、フェザー級に求められる動きの水準に達してなくて、

テクニックも気持ち的にも今一だったもんで休憩タイムだったね。

 

 

結局4R1分00秒、陣営からのタオルインで松澤君のTKO負けだったんだけど、

勝った方の小林君にしても次の清田亨君には敵わないんじゃないかなあ。

 

 

 

④ 湯場海樹君(都城レオ)×ベナー・サンティング……62㎏ 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、18歳・宮崎県と、

5勝(1KO)1敗1分の27歳・フィリピン。

 

湯場君のデビュー戦は相手がタイボクサーだったもんでスルーしたんだけど、

この日の相手はフィリピン・ボクサーってことで……。

 

<1R>

開始40秒、相手の打ち終わりに合せたショットの素早さは湯場君の才能で、

普通のサウスポーの場合には左を一発合わせていくことが多いんだけど、

湯場君は一瞬の間にワンツーって2発を放ってたんだわ。

 

自分の中ではこの時点で勝負は付いてしまってて、

少し後の1分09秒、強烈な左からの右で最初のダウンゲットだったんだけど、

行くべきあるいは行けると判断した際の湯場君の勢いは実に半端じゃなくて、

多分彼はホントに強いんだと思った訳で……。

 

リスタート後も一切手抜き無しの鬼追撃で、

僅か10秒後ほどの1分30秒、今度は壮烈な左ストレートを打ち込んで、

大きくバッタリ倒れてしまったのを見たレフェリーが即のストップエンド。

 

 

 

⑤ プレル・トゥパズ×白鳥大珠君(八王子中屋)……L 8R

10勝(2KO)31敗5分の国内11位、33歳・フィリピンと、

7勝(4KO)2敗(2KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

戦績的には大敗系ではあったんだけど、

とにかく相手は5倍ものキャリアがあるし、

白鳥君にとってはこれが初めての8回戦ってことで、

一生会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

白鳥君は東日本では飛び抜けたイケメンだから、

上手く育てばヒーローになれる可能性を十分持ってるんだけどね。

 

<1R>

トゥパズはそこはかとなく試合慣れしてる雰囲気を漂わせてて、

白鳥君としては激しく被弾することなく長いラウンドを動き切れるかってことで、

結構注目して見てたんだけど、まずはいいジャブが出てたね。

 

それにしてもトゥパズは殆ど全く仕掛けてくる気配が無くて、

白鳥君の打ち出しや打ち終わりに合せてるって、そんな感じでも無くて、

ひたすらガード固めてディフェンスに終始してたんだけど、

まずは徹底した様子見ってことなのかなあ。

 

<2R>

開始1分、トゥパズがこの日初めてのワンツーだったんだけど、

その後はパッタリ何もして来ない状態が続いたもんで、

白鳥君がどこまで我慢できるのかって感じだったんだわ。

 

<3R>

フィリピン・ボクサーっていうのは接近したらガチャガチャ攻めて来るって、

そういう印象を持ってるんだけどこの日のトゥパズは全く違ってて、

やたらクリンチ逃げするだけで敢えて打ち合わない方針みたいで、

一体どうやってポイントを取るつもりなんだろね。

 

白鳥君としてもやりようが無くなってるところがあるんだけど、

ファーストコンタクトはフェイクにして、二次三次攻めが要るんじゃないかなあ。

 

<4R>

余りに地味な展開は場内の集中を欠いてきて、ザワザワ私語が多くなって、

トゥパズのそういう消極的なボクシングが大敗を招いてるのが容易に想像出来て、

それでも国内ランカーっていうのがどうにも納得し難くなって、

あんたは一体何しに日本に来たのかって感じしかしなかったんだわ。

 

白鳥君のイライラはいかばかりかと想像したんだけど、

彼はまだ真面目な取り組みを続けてて特にボディショットが良かったね。

 

<5R>

白鳥君が我慢強く誘ってたんだけど、

トゥパズは誘われてるとも思ってなかったみたいで、

っていうより何をきっかけにしてるのかが全く不明なままだったなあ。

 

<6R>

このまま続けても白鳥君としては長いラウンドの経験にはなると思うけど、

何も仕掛けて来ない常に引き気味の相手にどう決着付けるかってことで、

この辺からはその工夫が求められるところだったんだけど、

その白鳥君もあくまでファーストコンタクトで終わってしまってたんだわ。

 

<7R>

更にプレスを強めていった白鳥君は残り1分07秒、

突然のオーソドックスチェンジを見せて大いに自分を驚かせたんだわ。

 

初めて見たんだけど聞けば白鳥君は元々は右利きってことで、

その最初の右フックは空を切ってはいたんだけど、

振りの鋭さは左ショットの比ではなかったんだよね。

 

いきなり勢いを得たような吹っ切れた白鳥君の猛攻が始まって、

その後もオーソドックス・スタイルをキープしたままの右、右で、

ついにトゥパズの左目上を大きくカットさせてドクターチェックが入って、

直後に続行不能が宣せられて2分59秒、白鳥君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

白鳥君はチンタラやってるのが我慢できなくなって、

右手で思いっ切りブチかましたくなったんじゃないかなあって思ったんだけど、

あのままズルズルの判定勝ちをするよりずっと良かった訳で、

敢えてサウスポーに固執する必要もないんじゃないかって思ったんだわ。

 

 

試合後大分経ってから白鳥君の親父さんに声を掛けられて、

二人でちょっと反省会というかお互いの感想を交換したんだけど、

親父さんは中々厳しい見方をしてたんだよね。

 

 

 

⑥ リチャード・クラベラス×中山佳祐さん(ワタナベ)

              ………OPBF F タイトル戦 12R

17勝(14KO)2敗(1KO)2分のチャンピオン、28歳・フィリピンと、

9勝(4KO)2敗1分のランク3位、サウスポー、28歳・佐賀県。

 

中山さんは今年3月に望月直樹さんに2-0勝ちしてランクインしたばかりで、

何とまあ手際のいいOPBFタイトル挑戦ってことなんだけど、

日本タイトルとの重さが気になるところでもあったんだわ。

 

クラベラスは倍ほどもの試合経験を持ってるし、

勝率やKO率でも中山さんを圧倒してるし、

今回は中山さんが苦戦するんじゃないかって実は思ってたんだけどね。

 

<1R>

一瞬の動きの鋭さはクラベラスが目立ってたんだけど、

中山さんの方も全く怯むことがなくて攻撃時の勢いは負けてなかったし、

丁寧な当て込みは却ってクラベラスを上回ってたんだわ。

 

<2R>

クラベラスの前詰めが厳しくなっていったんだけど、

中山さんは 「足使え!」 「正面に立つな!」 のアドバイスに忠実で、

大きく追い込まれる前に優位なポジションを維持し続けてたんだわ。

 

<3R>

コツコツ丁寧な打ち込みが意外なほどのダメージを与えていたのか、

クラベラスの攻めが休み休み加減になってきたし、少し口も空いてきたんだわ。

 

<4R>

今一主導権を獲り切れないクラベラスが案の定、テンポとペースを上げてきて、

ガリゴリ度をアップさせての必死手数で、中山さんも被弾を免れなかったんだけど、

有効打ってことになるとまだやっぱり中山さんの方だったかなあ。

 

 

ってことで4Rを終えての自分のスコアは40-36で中山さんだったんだけど、

発表された中間スコアは40-36、39-37、38-38ってことで、

中山さんの2-0リードだったんだわ。

 

38-38としたジャッジは自国のボクサーに優しくすることを使命にしてたから、

中山さん陣営としては日本人と韓国人ジャッジにアピールし続けることなんだわ。

 

<5R>

いずれにしても下がり続けたところからのショットは認め難いとされがちだから、

中山さんとしてももう少しアピール性の高い攻撃が求められるところで、

山場作りの意識なんだよなあって見てた残り1分25秒、

左ストレートの直撃が叶ったところから中山さんが一気一気で、

クラベラスも流石の踏ん張りを見せてたんだけど、

表情がかなりシンドそうになってたんだわ。

 

<6R>

それまで続いてたクラベラスの先仕掛けが一段落して、

単発ながら中山さんのヒット、ヒットが目立ってきたんだけど、

その中山さんも徐々にガードが下がりつつあって、

そこをサウスポーチェンジを見せるようになったクラベラスが狙ってたんだわ。

 

<7R>

一休みを終えたかクラベラスが再度ゴリゴリ度を上げていったんだけど、

中山さんの対応も抜かりが無くて1分20秒からは逆の押し込みで、

相手を北ロープに詰めての左右連打でペースを取り戻して、

残り1分04秒からのスパートでポイントゲットを硬いモノにしてたんだわ。

 

それにしてもクラベラスの反撃が甘くなってきて、

足元がヨロッとすることも多くなってきたんだよね。

 

<8R>

クラベラスの右はストレート系はまだまだ良かったんだけどフック系が今一で、

残り1分10秒、中山さんの左を2発喰らって思わずヨロけてたなあ。

 

 

ここまでのところで自分は79-73で中山さんだったんだけど、

発表されたスコアは78-74×2、76-76ってことで、

思ってた通り中山さんの2-0リードだったんだわ。

 

少し前から渡辺会長のポイント読みと試合に関する指示がインターバルごとで、

それが正確に中山さんに伝わってたって感じだったんだよね。

 

<9R>

中間スコアを確認したクラベラスが流石の根性ボクシングで、

1分30秒までを明らかに攻め勝ちしてたんだけど、

このラウンドは相手に譲るって決めた中山さんが無理に打ち合わなかったもんで、

クラベラスとしては決定的な場面に追い込めなかったんだよね。

 

<10R~12R>

試合終盤は中山さんが勝ちに徹して敢えて打ち合いを避け続け、

リードしたポイントを守る作戦に出ての当て逃げ作戦のグルグル回りで、

ベルトを奪取する為にはそれはそれで大正解だったんだけど、

見てる者にとっては単純に消化不良と言わざるを得なかったんだよね。

 

 

ってことで自分は9R~12Rまではクラベラスの39-37優勢勝ちで、

合計ではそれでも116-112で中山さんの勝ちだったんだけど結局、

116-112、115-113、113-115ってことで中山さんの2-1勝ちで、

セコンドが勝たせた試合の見本のようなものだったなあ。

 

 

 

⑦ 粉川拓也さん(宮田)×黒田雅之さん(川崎新田)

              ………日本 F 王座決定戦 10R

28勝(13KO)4敗の正規チャンピオン、32歳・東京都と、

26勝(15KO)7敗(1KO)3分の暫定チャンピオン、30歳・東京都。

 

ほぼ同年齢だしKO率も変わらないんだけど、

勝率的には粉川さんが上回ってるし、去年黒田さんに勝ってるしってことで、

若干粉川さん優位じゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

最初の仕掛けは黒田さんで長いラウンドをやるつもりがない程の飛ばし方で、

受け止め遅れして主導権を獲られたくない粉川さんも即の対応で、

リング上は初っ端から荒れた展開になった開始31秒の東ロープ前、

黒田さんの思いっ切りの左フックが直撃して粉川さんがいきなりのダウン。

 

粉川さんは大丈夫そうに巧く誤魔化してはいたけど、

リスタート後の20秒間ほどは結構危ない時間が続いてたんだけど、

流石の流石で何とか凌いでその後は黒田さんの顔面を赤くさせてたんだわ。

 

黒田さんとしてはこの時の追撃の甘さが結果的にはその後を苦しくした訳で、

ちょっと勿体無さ過ぎた感じだったんだよね。

 

<2R>

粉川さんは打つ時はシッカリしてたんだけど、

軽い被弾でも一瞬ヨレてしまうことが目について、

まだ後遺症が残ってるようなラウンド序盤だったんだけど、

中盤以降はかなり持ち直して、

右フックに色んな角度を付けての細かい打ち込みで挽回挽回で、

手数とヒット数とも勝って早くも1ポイントバック。

 

<3R>

二人のリズム感の違いが目立ってきて、

細かいショット戦ではやっぱり粉川さんが優勢に立ち回ってて、

黒田さんのショートフックは若干パタパタした感じが免れなかったんだわ。

 

粉川さんはフットワークも修復されつつあって、

打ち終わりのポジショニングにも配慮できるようになっていって、

黒田さんが攻めあぐむ場面が増えていったんだわ。

 

粉川さんが1Rダウンのハンデを帳消しにして、

黒田さんは左目上をバッティングカット。

 

<4R>

微妙なラウンドだったんだけど、

顔面のダメージの進み方を見ると黒田さんが劣勢って感じだったんだわ。

 

<5R>

いきなりの密着戦から始まったんだけど、

黒田さんが不幸にも今度は右目上をバッティングカット出血。

 

粉川さんの右目下の腫れも目立ってきて、

黒田さんのフィジカル全面出しからの強気の攻撃が功を奏しつつあったんだけど、

それでも粉川さんの細かいヒッティング、特に右フックが良かったんだわ。

 

ってことで自分のここまでのスコアは48-46で粉川さんだったんだけど、

発表されたモノは48-46、47-47×2ってことで粉川さんの1-0だったね。

 

<6R>

少し休んでた感じの粉川さんに対して、

黒田さんにはもっと開き直った攻め込みが欲しかったところで、

左右ボディからの右フックで何とかポイントをゲットしたと思ったんだけど、

もっと圧倒的な何かが欲しかったんだよなあ。

 

<7R>

粉川さんのショートブロー連打が目立ってたんだけど、

それほどクリーンには当たってなくて有効度的には今一感が拭えなくて、

合間合間の黒田さんの左ボディの方が見栄えが良かったし、

残り21秒での右フックで何とかポイントをもぎ取ったって感じだったなあ。

 

<8R>

粉川さんのショートの手数はここに来て圧倒的なほどだったんだけど、

やっぱり有効打とは認め難いままで、

中盤過ぎでの密着戦が一段落した後の消耗の進み方は黒田さんを上回ってて、

お互いに明確な有効打に繋げられない中、スピードの劣化が著しくて、

パンチが流れる状況が延々続いたんだわ。

 

<9R>

粉川さんのヘバリの方が目立ってきて、

手は出してたけど全体に踏ん張りが効いてなかったし、

自らクリンチに行くことが多くなっていったんだわ。

 

あと1ラウンドを残しての自分のスコアは何と85-85ってことで、

二人はどう思ってたか知らないけど、

勝ちたい気持ちの強い方が勝つって心の中で思ってたんだわ。

 

<10R>

微妙なスコアだってことが解ってるような最後の飛ばし合いではあったんだけど、

お互いの消耗は半端じゃなかったみたいで、

天まで届きそうな右アッパーとリングを切り裂くような右フックを交換してたけど、

そのどちらもが相手との距離が30㎝ほども離れてて、

二人共、最後の最後までこれでもかこれでもかって踏ん張ってはいたんだけど、

今更の決定打は臨むべくも無いまま終了ゴング。

 

 

ラウンド全体の手数では劣ってはいたものの、

残り1分30秒からの有効ヒット数の差で黒田さんだったなあ。

 

ってことで自分は95-94で黒田さんだったんだけど結局、

96-93、95-94、94-95ってことで黒田さんが2-1で辛勝。

 

 

技術的には二人共に今一感が強く残ったんだけど、

代わり番こに萎えそうなところからの其々の立て直しは見応えあって、

たまにはこういう気持ち剥き出しの激闘もいいなあって思ったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 黒田雅之さん

② 粉川拓也さん

③ 白鳥大珠君

 

 

 

 

2017年6月12日 (月)

日記 (6/12)

 

 Img_1161

“ハッブル宇宙望遠鏡”

 

この望遠鏡を使わせて貰うには相当な順番待ちをする必要があって、

研究テーマの重要性とか緊急性も審査されるんだよね。

 

この高性能望遠鏡のお蔭で知られざる宇宙が少しづつが解明されつつあって、

その解像度はニューヨークの上空から東京の蛍の明かりが見えるほどで、

それがどれほど凄いのか、思ったほどのことはないのか微妙なんだけど、

星々の誕生と終焉を目の当たりにすることが出来るようになったんだわ。

 

 

 

つい最近近くに出来たホームセンターと家電量販店がセットになった

ショッピングセンターに行ってみたんだわ。

 

1階のホームセンターは “コーナン” っていうんだけど、

そのスケールは自分が知ってる “D2” や “ビバホーム” とは比較にならなくて、

特に園芸部門の充実は実に嬉しい限りだったんだわ。

 

3階がバカ広い駐車場になってるんだけど、

一部にファミレスを設置すればもっと利用価値があると思ったけど、

色々不都合があるんだろうなあってことで……。

 

2階の “上新電機” は自分にとって初めての店舗だったんだけど、

これがまあ大問題だったんだわ。

 

元々関西系の家電量販店だっていうことと、

かの “阪神タイガース” のオフィシャル・スポンサーで、

そのヘルメットやユニフォームにも “Joshin” って入ってるのも知ってたんだけど、

そんなことするかあってほど驚いてしまったのが何と多くの店員が、

“Tigers” のネーム入りの真っ黄色のユニフォームを着てたことだったんだわ。

 

そういうのは大阪のど真ん中で “Giants” のユニフォームを着るのと同じで、

受けなくてもいい余計な反感を自ら買って出ることはないと思う訳で、

企業方針と社員の愛着心は認めないことはないけど、

個人の嗜好とか趣味の世界に近いモノを一般顧客に誇示するっていうのは、

そもそもその企業の基本的なセンスを疑わざるを得ない訳で、

東京在住の阪神ファンだけを相手にしてるとしか思えない訳で、

全くのアンチ阪神に近い自分にとっては無視する以外は無かったんだよね。

 

 

 

結構ショックだったのはつい最近の小出恵介の強制リタイアで、

“ルーキーズ” で彼を知って、あのままの人格が自分の中で定着してたから、

酒まみれの上の女癖の悪さを聞かされ、薬物疑惑さえも云々されるとなると、

人は見かけによらないもんだなあって、今更ながらつくづくなんだよね。

 

 

 

1960年代、テレビはまだモノクロ画像だったし、

当時の日本には碌なドラマとかのコンテンツが無かったから、

自分はひたすらアメリカからの輸入物を見てたんだよね。

 

“ローハイド” “ララミー牧場” “ボナンザ” “拳銃無宿” “ガンスモーク”

“ローンレンジャー” “ライフルマン” なんていう西部劇モノ、

 

“ルート66” “逃亡者” “モーガン警部” “サーフサイド6” “サンセット77”

“バークにまかせろ” “ハワイアンアイ” “タイトロープ” 等々の事件モノ、

 

“パパ大好き” “パパは何でも知っている” “うちのママは世界一”

“陽気なネルソン” “陽気なルーシー” “わんぱくデニス” “ハイラム君乾杯”

“カレン” “奥様は魔女” なんていうファミリードラマ、

 

“ペリー・メイスン” とか “ドクター・キルディア” “ベン・ケーシー” っていう

弁護士、医者モノ、

 

“わんぱくフリッパー” “走れヒューリー” “名犬リンチンチン” “名馬フリッカ”

“名犬ラッシー” 等の動物モノの他、

 

“ブラボー火星人” “宇宙家族ロビンソン” “三バカ大将”

“0011ナポレオンソロ” や “スーパーマン” “コンバット” 等々等々、

自分が受けたアメリカ文化の影響は計り知れないモノがあるんだよね。

 

 

 

鳥取県が星取県に県名を変更するっていうニュースはガセなのかなあ……。

 

鳥取県は島根県と隣り合わせてるんだけど、

栃木県と群馬県の位置関係と同じように、

どっちが東にあるのか西にあるのはどっちなのか今一ハッキリとしないんだよね。

 

ってことで周知度を上げ観光客を誘致する為に、

日本の中でよく星が見えることを前面に出そうとしての作戦ってことなんだけどね。

 

そうなると何から何までの変更が半端じゃなくて、

掛かる手間と経費は役所と企業の財政状態を相当圧迫させるだろうから、

大反対の憂き目に遭いそうでやっぱり多分ガセだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

6月競馬は昨日までに丁度10レースに参加したんだけど、的中ナシのままで、

10番から12番人気までの中からバカ駆けしそうな馬を探し切れないって事で、

もう少し真剣にソイツを探して1着が2着に固定する方法を探ってみるんだわ。

 

6月10日の東京10Rと11日の東京9Rの3連単を普通にゲットするって、

そういう方法の模索なんだよね。

 

それにしてもここのところの柴田善、蛯名とか藤岡康、柴山、

それに吉田豊達のテイタラクは何なんだって事で、

ホントにこのまま低迷し続けるのか気になるところでもあるんだわ。

 

通算でそこそこの実績を上げてる騎手でも不振に陥る事はあるんだけど、

そういう場合には前年の不振をバネにして蘇ることも多いから、

彼らは来年期待の騎手ってことで今年は切り捨ててしまおうかなあ。

今年の挽回組の中では秋山、勝浦の二人の活躍が目立つんだよね。

 

若手系では大野、荻野極、松若、坂井瑠、鮫島克駿に注目なんだわ。

 

 

 

2017年6月 9日 (金)

後楽園ホール・6月8日

 

Img_1147

“ピッカピカ”

 

買い物後の釣り銭の中にやたらピカピカした500円玉があって、

確認したら平成29年製だったんだけど、それほど珍しくもないのかなあ。

 

 

                                                      大昔は大のジャイアンツファンだったんだけど、

江川に絡んだ汚いやりようを目の前にしてアンチになってしまって、

だから巨人ファンには申し訳ないんだけど昨日までの13連敗は痛快に近くて、

莫大な年棒を取ってる選手達の全てからは悔しささえ伝わって来なくて、

昔は三振するとバットを叩き割る打者もいたし、

ホームランを打たれてマウンドにグローブを叩き付けるピッチャーもいたけど、

今は全てが他人事のようにしてるのに呆れてしまうし、

監督もまるで痴呆症を患ってるかのような表情をしてるんだよね。

 

今日も敗けるのかっていうのがファンとアンチの共通の気掛かりなもんで、

マスコミへの露出度も上がってそれはそれでナベツネがほくそ笑んでるのか……。

 

 

 

7日にサッカーの日本代表がシリアと壮行試合をしたんだけど、

申し訳ないけどその下手クソさ加減に呆れてしまったなあ。

 

みんながロナウドのようには出来ないことは勿論承知してるけど、

決定力の無さはまるで今のジャイアンツのようだったんだわ。

 

それしても、シリアはサッカーなんかやってる場合ではなくて、

内戦状態の解決やIS撲滅に本気を出せってことで、

彼の国からの膨大な難民のおかげでEUが解体の危機に瀕してるんだからね。

 

 

 

自分は年間100ボクシングほど現場観戦するから、

3日~4日ごとだと丁度いい感じなんだけど、

昨日は中4日振りだったもんでちょっと久し振りって感じだったね。

 

 

① 伊東洋一郎君(S根本)×山下祥希君(KG大和)

                         ………49㎏ 4R

0勝1敗の29歳・神奈川県と、1勝1敗の19歳・神奈川県。

 

<1R>

10歳の年齢差がある一戦だったんだけど、

伊東君は初めっからちょっと泣き顔みたいで明らかに勢い負けしてて、

吹っ切れた腕振りからは程遠かったし、何だか恐々やってる感じだったんだわ。

 

一方の山下君は左手の使い方で圧倒優位に立って、

余裕の上下打ち分けでまずは充分な1ポイントゲット。

 

<2R>

伊東君は何とか左フックを当てたがってたんだけど、

そこに至るまでの前振りが雑なもんで中々実現しないままで、

山下君に傾いた流れは変わらないままだったなあ。

 

<3R~4R>

もうちょっとガンガン行ってもいいのに山下君が手際が良くないというか、

中々決め切れないうちに徐々に伊藤君の踏ん張りが目立ち始めて、

そこまでやれるなら試合序盤から飛ばせばいいのにって感じだったんだわ。

 

初勝利目指して頑張れって気持ちも湧いてきたんだけど、

大きく展開を覆すまでには至らないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、39-37×2ってことで山下君の3-0勝ち。

 

 

 

② 碇瑠偉君(厚木ワタナベ)×橋本拓君(アルファ)

                          ………SF 4R

デビュー戦の17歳・神奈川県と、デビュー戦の23歳・神奈川県。

 

アルファジムにも男子プロがいるんだね。

碇瑠偉君は “イカリ・ルイ” って読む訳で最初はハーフかと思ったんだわ。

 

<1R>

碇君は明らかにアマ経験のある動きが出来てて、

橋本君の動きが若干ぎこちなかったせいもあってその華麗さで圧倒しつつ、

かなりクオリティーの高いボクシングをしてたんだけど、

敢えて高望みをすれば、相手の真正面に立ち過ぎてたし、

頭の位置に対する配慮が欲しいところでもあったんだわ。

 

橋本君は思いが叶わないまま右目上をヒットカットされてしまってたなあ。

 

<2R>

碇君はまだまだ華奢な体付きなんだけど軸のシッカリさは大したもんで、

キッチリした届きのいいジャブで橋本君の踏み込みを阻止し続けてたね。

 

<3R>

橋本君も自らが為すべき動きに目覚めたみたいで、

ゴリゴリ度をアップさせて意を決した詰め詰めからの左右ボディで反攻して、

大きな効果こそ上げることは出来なかったんだけど、

一方的な展開にならないように必死に食い止めてたんだよね。

 

ただ、印象的なパンチの殆どはやっぱり碇君だったんだけどね。

 

<4R>

橋本君は技術的にはまだまだなんだけど、

気持ちの強さはもしかしたら碇君を上回ってるかもしれなくて、

シツコイ攻め込みが徐々に功を奏しつつあって、

フック系の左右が当たり始めて碇君が左額からカット出血。

 

やっぱり碇君は試合当初に感じたように頭の位置が正直過ぎだったなあ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38ってことでバラバラながらも碇君の3-0勝ち。

 

ディフェンス面の改善は望まれはするんだけど碇君、成長が楽しみで、

次の試合も是非見たいボクサーだったんだわ。

 

 

 

③ 諏訪佑君(10COUNT)×篠塚辰樹君(ワタナベ)

                          ………Fe 6R

4勝(1KO)0敗1分のサウスポー、19歳・神奈川県と、

1勝(1KO)1敗の19歳・茨城県。

 

<1R>

パンチ力では多分敵わない諏訪君がどう対処するかってことだったんだけど、

4~5㎝上背があって圧力の強い篠塚君が優勢優勢で、

諏訪君としてはもっと出入りとか左右への動きを素早くして、

スピード感のある手数を駆使する必要を感じたんだよね。

 

篠塚君は必ずしも連打の巧いボクサーではなかったんだけど、

相手の打ち終わりに合せるセンスは充分に見せてたね。

 

<2R>

篠塚君はブルドーザーの如くプレスを効かせて前詰めするんだけど、

基本的には相手の仕掛けを待ってる若干片寄ったスタイルで、

待たれてるから諏訪君としても行き難いところはあったんだけど、

そこを何とかしないと明るい未来は訪れないってことでもあったんだわ。

 

<3R>

2ラウンド分を連取された諏訪君にはもっと綺麗な形の当て込みと、

そもそもの手数が足りなかったんだけど、

ラウンド中盤以降は左ストレートより右フックがいい感じでヒットし始めて、

一方的な展開になりそうなところを何とか食い止めて次に繋げたんだわ。

 

<4R>

篠塚君の相手待ちボクシングが改善されない中、

開始18秒、諏訪君の綺麗なワンツーがヒット。

その後ふと気が付くと、いつの間にか篠塚君の顔面の方が赤くなってたんだわ。

 

篠塚君には少し大雑把なパフォーマンスが目立ち始めてたんだわ。

 

<5R>

開始30秒、バッティングで諏訪君に一休みが与えられたんだけど、

ちょっと右目をシバシバさせてて若干のダメージがあったみたいで、

再開後の篠塚君の一気攻めにそれが現れてて、

心配された諏訪君だったんだけど、その後持ち直して、

このラウンドを通しての有効打に関しては、

左ストレート2発で諏訪君がポイントゲットしてたんだわ。

 

<6R>

開始36秒の西ロープ際、若干ゴタゴタッとした中で、

篠塚君の左ショートがヒットしてアレッて感じで諏訪君がダウンしてしまったんだわ。

 

それほどのダメージを残さずリスタートした諏訪君、

篠塚君の追撃を交わしながら左ストレートをヒットヒットして、

彼にもう少しのパンチ力があったら展開も変わってたんだろうけど、

篠塚君の勢いを止めるまでには至らないままで、

残り31秒にも形のいい左ストレートを当て込んでたんだけど、

ダウンポイントを取り返すまでには至らないままの終了ゴング。

 

 

自分は58-55だったんだけど結局、

59-54、59-55、58-55ってことでやっぱり篠塚君の3-0勝ち。

 

 

諏訪君にとってはスピードを生かした軽いパンチの中に、

たまにはもう少し力を込めたパンチを混ぜ込む攻め方が望まれるんだわ。

 

 

 

④ 鈴木悠介さん(三迫)×中野敬太君(KG大和)……B 8R

7勝(5KO)3敗のランク6位、サウスポー、28歳・茨城県と、

14勝(4KO)10敗(1KO)6分の31歳・福岡県。

 

ある人と話をしてたもんでこの試合は3Rからで、

1R2Rはどうでしたって別のある人に聞いたら、

行って来いのほぼチャラじゃないかってことで……。

 

 

<3R>

既に中野君の顔面の方が薄赤く腫れてて、

リング上では距離の詰まった乱打戦が展開されてたんだけど、

どっちかというとこういう流れは鈴木さんの土俵な訳で、

中野君としてはもう少し距離が欲しいところだったんだわ。

 

<4R>

開始30秒、中野君のワンツーフックがクリーンヒットして、

ここはまた中野君が取り返しそうな感じだったんだけど、

残り1分からの手数戦はまたしも鈴木君の巻き返して、

またもや微妙なラウンドになってしまったんだわ。

 

<5R>

集中を切らせた方が追い込まれるパターンだよなあって見てた開始すぐの15秒、

スッと寄り合った瞬間に鈴木君の左ショートがカウンターヒットして、

リングほぼ中央で中野君が思わず腰からスットンダウン。

 

勿論鈴木さんはリスタート後に一気の手数攻めで、

動きの鈍くなった中野君はかなり追い込まれてしまったんだけど、

暫くしてダメージが抜けてからは気持ちを立て直しての巻き返しだったんだわ。

 

<6R>

お互いに死闘に近いところまでいっての手数戦だったんだけど、

とにかく一発ビッグヒットを打つ間もない小さいパンチの積み重ね合戦で、

殆ど一進一退だったんだけど僅かな手数差で中野君だったかなあ。

 

<7R~8R>

鈴木さんはランカーとしての意地、中野君はランク取り目指して、

其々が必死の思いを吹き出した頭をくっ付け合っての延々のショート戦で、

相手の集中切れ手数切れを強いる過酷な揉み合いだったんだわ。

 

 

1R2Rチャラを前提にした自分のスコアは77-74だったんだけど結局、

78-73、77-74、76-75ってことでかなりバラケてはいたけど、

それでもとにかく鈴木さんの3-0勝ちだったんだわ。

それにしても1ポイント差から5ポイント差までが共存してるっていうのは……。

 

 

 

⑤ 麻生興一さん(三迫)×今野裕介さん(角海老)

             ………日本 SL タイトル戦 10R

21勝(14KO)7敗(4KO)1分のチャンピオン、31歳・大分県と、

11勝(5KO)3敗のランク1位、28歳・神奈川県。

 

<1R>

上背も4~5㎝ほど今野さんが優位だったしフレーム的にも圧倒してたもんで、

だから麻生さんはこの日は初っ端から接近戦を挑むって決めてたみたいで、

例の如くガードを固めて詰め寄っての左右のボディフックで始めてたんだわ。

 

そういう麻生さんの戦法は今野さんも充分念頭にあったみたいで、

負けないくらいの強烈な左ボディを打ち込んでたし、

終始距離を潰されてはいたんだけどそれでも残り16秒、

重そうな右フックを3発打ち込んで麻生さんをいきなりヨロめかせてたんだわ。

 

<2R>

相変わらず麻生さんのボディ攻めは試合後半に効果を発揮しそうだったんだけど、

今野さんの方も打ち負けるってことは全く無くて強気強気だったんだよね。

 

<3R>

開始59秒、麻生さんの右フックが綺麗にヒットして、

その後は延々当てたり当てられたりの細かいやり取りが続いたもんで結局、

ラウンド序盤での麻生さんのその右フックがポイントを分けたんだわ。

 

<4R>

何となく徐々に麻生さんのペースになりつつあるように感じて、

厳しい前詰めからの止まらない手数は正しく麻生さんのパターンだったんだけど、

それでもこの日の麻生さんは下半身のシッカリ感に欠けてて、

それはもしかしたら今野さんの左右の強打が影響してたかも知れないんだわ。

 

って見てたラウンド終盤、今野さんのワンツースリーがまたしてもヒットヒットで、

相手に傾きかけた流れをキッチリ食い止めた上での見事なポイントバック。

 

<5R>

顔面の傷みは却って麻生さんの方が進んでた中、

二人はいきなりの超激闘に突入して最初の45秒間を今野さんが支配して、

麻生さんも一息入れた直後からの巻き返しだったんだけど、

残り12秒からの今野さんの再度の踏ん張り返しでまたもやのポイントゲット。

 

やっぱり麻生さんは足元の踏ん張りが効いてないんだよなあ。

ってことでここまでの自分のスコアは48-47で今野さんだったんだけど、

発表されたモノは48-47×2、47-48って見解が別れて、

それでも2-1で今野さん優勢ってことだったんだわ。

 

正直、自分はこれまでの戦歴と戦い方からして今野さんの苦戦は免れないって、

そういう事前予想をしてたんだけど、

相手の土俵になりつつあった中での今野さんの善戦は想像以上だったんだわ。

 

<6R>

中間スコアを確かめた二人は案の定の更なる激闘を挑んでいって、

必死の手数に思いっきりの気持ちを込めてたんだわ。

 

今野さんの右、右が麻生さんを一瞬揺るがせた直後、

決してやられっ放しにしない麻生さんが右ストレートを返し打って、

若干混沌としていったんだけど最後は再度今野さんの一休み後のショットが、

力を溜めて打ってた左右フックの方が有効性が高いように見えたんだわ。

 

<7R>

お互い、ここまで手抜き無しで飛ばして来たからここからがホントの剣ヶ峰で、

まずは麻生さんが先攻していったんだけど、シッカリ感は落ちてて、

弱みを見せず踏ん張った今野さんがすかさずの逆襲で、

ラウンド終盤にかけては明らかに打ち勝って、

麻生さんは見栄えの良くない被弾を増やしてたんだわ。

 

勿論麻生さんも打たれるままにされてた訳ではなくて、

中盤の激しいショート戦では今野さんのマウスピースを飛ばしてたし、

最後は相手の右目上をヒットカットさせてたんだけどね。

 

<8R>

自分にはやっぱり麻生さんの方の蓄積ダメージの方が大きいように見えて、

一応当て込んではいたんだけど腰が入ってないっていうか、

膝が緩んで強く打ち切れてないような感じがしてたんだけど、

開始1分、その麻生さんが左フックからの右ストレートを綺麗に直撃させて、

そこからは信じられないほど気合の入った一気攻めで、

20秒後に右フックを貰ってしまった今野さんはかなりバタバタしてしまったんだわ。

 

かなり危ないところまで追い込まれてしまったんだけど今野さん、

この場面は麻生さんの打ち疲れの一段落に助けられて、

回復待ちながらの残り29秒にはワンツーを打ち返してたんだけど、

ポイント的には10:8.5ほどもの大差を付けられてしまったんだわ。

 

それにしても大分シンドそうだなあってところからの麻生さんの踏ん張り直しは、

それはいつものことではあるんだけど毎度毎度驚かされてしまうんだわ。

 

何となく今野さんの左顎辺りの腫れ方が普通じゃなくて、

顎の骨を折ってしまったのかってこの時は思ったんだよね。

 

<9R>

陣営からの 「勝負だぞ、麻生!」 って大声を背にしての開始ゴングだったんだけど、

開始40秒~1分までショートラッシュで攻め立てたのは今野さんの方で、

麻生さんはここに来て初めて下がらされるようになってきたんだわ。

 

全体の動きには正直劣化が見受けられつつあった今野さんだったんだけど、

彼の左ボディだけは試合当初の輝きを全く失ってなくて、

今や上下打ち分けの主役になってたんだわ。

 

終了ゴングが鳴った時、麻生さんは右目上、

今野さんは左目上を其々バッティングカットしてたし、

今野さんは中盤でまたしてもマウスピースを飛ばされてて、

やっぱり顎をシッカリ噛み締められないんじゃいかって心配したんだわ。

 

ここまでの自分のスコアを見直し見たら、

78-74で今野さん優位ってことでいよいよ最終ラウンド突入。

 

双方のジムの元会長達が足腰の良くないところをコーナーに詰め寄って、

最後の檄を飛ばしてたのがとっても印象的だったね。

 

<10R>

どういう訳かここに至っても麻生さんは全く諦めてないようなパフォーマンスで、

最初の30秒間を鬼のように飛ばしまくって、

直後に今野さんの反撃の飛ばし返しに遭って足元をバタつかせてたんだけど、

今野さんの方も消耗が進んでて飛ばし切る時間が長くないところを見計らって、

再度気を取り直しての鬼反撃で残り1分。

 

打たれ込まれて1ポイントを失っても耐え切ったら今野さんの王座ゲットだなって、

そう見てた残り51秒、麻生さんの右ストレートが信じられないほどの直撃で、

今野さんが青コーナーすぐ近くの西ロープにズルズルッと下がった瞬間、

麻生さんのどこにそんなパワーが残ってたのかって程の強連打の嵐で、

それはもう神がかりのような猛ラッシュだったんだわ。

 

さっきまでみたいに体を入れ替えればいいのに今野さん、

もうそこまで考えが及ばなくなってたか体が言うことを聞かなくなってたのか、

ガードはしてたんだけど腰を屈めたままの助けて下さいポーズになってしまって、

こりゃ仕方ないなってことで2分18秒、レフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

 

その瞬間、麻生さんは両手を拡げてまるで宙に舞い上がりそうだったし、

すぐ隣にいた貴志会長はこれまで見たことが無いほどの破顔笑顔で、

その劇的なエンディングで自分も相当舞い上がってしまって、元会長御夫婦とか、

久保マネ、健祐マネや奥様達とハイタッチハイタッチだったんだわ。

 

 

試合中は少しボーッとしながらやってたところもあった麻生さん、

試合後はすぐに回復して、頭に包帯は巻いてたんだけど元気元気だったなあ。

 

 

一方の今野さんは精根尽き果てたって感じで抱えられながらの医務室入りで、

とってもダメージが心配されたんだけど、それほど長い時間はかからなくて、

出てきた時には一人で歩けるまでに回復してたんだよね。

 

自分は彼とは軽く挨拶を交わす程度でユックリ話したことは無かったんだけど、

周囲に誰もいなかったし、彼も話してもいいって雰囲気だったもんで、

色々言葉を交わしたんだけど、当然とっても悔しがってたんだけど、

麻生さんの尋常じゃない踏ん張りにはやっぱり驚いてたなあ。

 

勝率的には麻生さんが3勝1敗ペースなのに対して、

今野さんは充分以上の4勝1敗ペースなんだけど、

倍のキャリアはやっぱり半端じゃないってことで、

だからまだまだ君もやれるよって、そんなことを話したんだよね。

 

両目上のカット傷にはまだ血が滲んでたんだけど今野さん、

真面目に聞いてくれてアリガトね。

 

 

 

⑥ 竹中良さん(三迫)×ノ・サミュング

          ………OPBF Fe タイトル戦 12R

16勝(9KO)3敗(2KO)1分のチャンピオン、32歳・熊本県と、

9勝(3KO)3敗のランク13位、25歳・韓国。

 

この試合は結局10R1分26秒、ノ・サミュングのKO勝ちで、

三迫ジムにとってはセミファイナルとは全く逆の目に遭わされてしまったんだわ。

 

 

最初の4Rを終えて発表された中間スコアは、

40-36、40-37、38-38ってことだったんだけど、

自分にはどう見ても竹中さんのフルマークは有り得なくての38-38で、

韓国での試合だったら全く逆も有り得たんじゃないかって思ったんだわ。

 

その後6R終了時点でも自分のスコアは57-57で、

余りの展開の乏しさというか退屈さに耐えられなくなってしまって、

周囲は三迫ジム一色ではあったんだけど7Rに離席してしまったんだわ。

 

 

自分は試合序盤から竹中さんの動きがどうにも納得いかなくて、

こんな彼を見るのは初めてで正直最悪に近くて、

試合前の竹中さんに何があったかは知らないし、

相手のガリゴリボクシングに嫌気が差したのか、

中盤近くの唇カット出血が影響したのかさえも知らないんだけど、

とにかく竹中さんは初めっから終わりまで一本調子のままで、

どっかで飛ばすって感じも無かったし、

空振って体勢を崩すほど思いっ切り打つってことも無かったし、

何となく強めのマスをしてるようにしか見えなかったんだよね。

 

こんな筈では有り得ない竹中さんに対して相手のコリアンボクサー、

以前にテイル渥美さんに勝ってるって聞いてたけどそれほどには見えなくて、

テクニックは全く感じさせなかったんだけど、

とにかく粘着性のガリゴリファイターで、

途中でバッティング減点を喰らってはいたけど、

アウェイだから判定では勝ち目は無いって心に決めてたみたいな奮闘奮闘で、

それは昔の柳斉斗のような強引系の接近戦に特化されたロボットのようで、

竹中さんは終始腰が伸び加減だったし、膝を柔らかく使わさせてもくれなくて、

結局は手打ちのひ弱な打ち出しに終始してたんだよね。

 

 

竹中さんには一休みしての立て直しを期待しつつ、

仇討は岩井大さんに頼みたいところだね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 麻生興一さん

② 今野裕介さん

③ 鈴木悠介さん

 

 

 

 

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