2017年11月21日 (火)

後楽園ホール・11月20日

 

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“明日を見つめて……。”

 

 

 

やたら動き回る安手のロック・ギタリストが多い中、

動きの少ないギタリストの代表は何と言ってもリッチー・ブラックモアで、

次がエリック・クラプトン、3番目がブライアン・メイだと思うんだけど、どお?

 

 

 

中8日振りの後楽園ホールは懐かしい人とヤアヤアして、

比嘉大吾さんと山下賢哉さんと笑顔の挨拶を交わして、

鴻巣茂野ジムの面々とコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

① 近藤哲哉君(横田S)×小出太一君(鴻巣茂野)

                        ………58㎏ 4R

デビュー戦の20歳・神奈川県と、デビュー戦の23歳・埼玉県。

 

<1R>

小出君はガードを固めながら接近してからが勝負所みたいだったんだけど、

近藤君が意外に巧いこと対応して小出君が打ち出す前にヒットヒットしてて、

最初の1分半を優勢のまま小さく鋭く腕が振れてたんだわ。

 

小出君には 「ガード! ボディ! 小さく振れっ!」 って、

セコンドから色々の指示が飛んでたんだけど、殆ど耳に届いてないようで、

残り1分からはそこそこ盛り返しはしたんだけど、

ラウンドトータルでのヒット数ではやっぱり近藤君で、

特に左フックが印象的だったんだわ。

 

<2R>

近藤君は前の回に飛ばし過ぎたか若干の打ち疲れが見えてきて、

小出君が左右ボディを頑張るにつれ勢いを失いつつあったんだけど、

小出君の方もそこを一気呵成にってところまではいかなくて、

結局後半の挽回でまたもや近藤君の手数勝ちだったなあ。

 

<3R>

序盤の頑張りが印象的だったのは近藤君の方で、

小出君の顔面の傷みが目立ってきたんだわ。

 

懸命に前詰めする小出君だったんだけど、

打ち出しのタイミングが遅くて中々主導権が取り切れないままで、

残り1分からは近藤君と同じようにヘバリが浮き出てきてしまってたんだわ。

 

<4R>

最終回ってことで小出君も初っ端から力を振り絞っての奮闘奮闘で、

1分26秒には大きく右ストレートをヒットさせて明らかなポイントゲット。

 

中盤以降の二人はそれこそヘロヘロの夢遊病患者のようだったんだけど、

その一生懸命さは充分伝わってきたんだわ。

 

 

ってことで自分は有効打と手数を重視して39-37で近藤君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38って2-0で小出君の2-0勝ちだったんだわ。

 

「4回戦の場合だと、とにかく前に出てる方が評価されるんじゃないですか。」

って試合後に大塚隆太さんが言ってたんだけどね……。

 

 

この日デビューの小出君のチーフセコンドには泉トレが付いてたんだけど、

もしかするとチーフは初めてかも知れなくて、そのせいか余り声も出てなくて、

デビューボクサーと同じようにガチガチに緊張してたなあ……。

 

 

 

② 徳永篤君(船橋D)×甲斐龍八君(元気)……52.8㎏ 4R

1勝1敗(1KO)の26歳・東京都と、1勝0敗の17歳・東京都。

 

甲斐君はジャスト2000年生まれっていう、

滅多にお目に掛かれない貴重なボクサーで、

1000年生まれはとっくに存在してないし、

次は西暦3000年まで待たなくてはならないんだからね。

 

<1R>

激しくもキッチリしたボクシングをする二人で、

特に甲斐君の返しの左フックがグッドグッドなスタートだったんだわ。

 

6:4で甲斐君が優勢なままだった残り50秒、

徳永君の右ストレートがかなりのハードヒットで、

そこからの徳永君の一気追撃が抜かりなくて残り39秒の北西ポスト前、

右から左ってフックを連続ヒットさせて手際のいいダウンゲット。

 

甲斐君のダメージが気になるところだったんだけど、

ごく普通にリスタート出来てたね。

 

<2R>

立て直した甲斐君が最初の30秒間に右フックを2発当て込んで、

すっかり流れを取り戻した1分34秒、

体を寄せ合った後の離れ際に左フックを強烈ヒットさせて、

心構えの出来てなかった感じの徳永君がまともに貰ってしまってダウン。

 

そこそこ強烈なヒッティングだったもんで徳永君の回復度が気になったんだけど、

前の回の甲斐君と同様、意外なほど普通にリスタートしてたんだわ。

 

その後、残り50秒から右を交互に当て合って、

まだまだ予断を許さない展開だったんだわ。

 

<3R>

より消耗が進んでるのは徳永君のように見えたんだけど、

開始直後から攻勢をかけていったのはその徳永君の方で、

それに応じた甲斐君との間でいきなり激しい打撃戦が始まって、

それほど大差無く進んでた開始36秒、

甲斐君の右フック系が強く連続ヒットして徳永君がダウンしてしまったんだわ。

 

まだやれそうな感じがしないでもなかったんだけど、

レフェリーは危険な倒れ方だったと判断したみたいで、

ほぼ即のストップエンドで0分37秒、甲斐君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 辻本将人君(東拳)×緒方初音君(協栄)……F 4R

2勝(1KO)0敗の26歳・埼玉県と、0勝1敗(1KO)の20歳・千葉県。

 

<1R>

二人共、そこそこいいセンスはしてたんだけど手数少な過ぎの低調な立ち上がりで、

残り1分05秒での辻本君の左フックも良かったんだけど、

常にプレスを掛け続けてた緒方君の右フックの方が有効度が高かったんだわ。

 

<2R>

辻本君も少しばかり前向きにはなってきたんだけど、

それでもお互い、4回戦の割には見てる時間が長過ぎなんだわ。

 

ラウンド序盤の緒方君の右フックも見栄えが良かったんだけど、

緒方君の2発に3発を返してた辻本君の手数を評価。

 

<3R>

辻本君からは吹っ切れた感じが漂ってきて、

開始1分まで甲乙付け難い拮抗状態を続けた後、

密着戦では緒方君のショートブローが目立ってたんだけど、

直後の反撃とか、ボディブローの強さで辻本君のポイントだったなあ。

 

<4R>

正しく勝負ラウンドだったんだけど、お互いに全く緩むことなく、

最後の30秒間も互角の飛ばし合いを見せたんだけど、

残り1分15秒での辻本君の左ボディが強烈で、

それ以降は緒方君が下がらされる場面が多くなっていったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で辻本君のだったんだけど、ジャッジの見方は真逆で、

39-37、39-38×2ってことで緒方君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 小林和優君(RK蒲田)×市川大樹君(駿河男児)……L 8R

8勝(5KO)7敗(1KO)1分の34歳・長野県と、

9勝(7KO)3敗(2KO)のOPBF13位、22歳・静岡県。

 

<1R>

お互いに繊細な組み立てから始める方ではなくて、

いきなり必殺系の左右フック主体で勝負しててほぼ互角だった残り20秒、

市川君の左フックが鋭くヒットしてまずは1ポイントゲット。

 

<2R>

二人共、ジャブ抜きの1~2発の瞬間勝負に拘り過ぎのままだったんだけど、

残り1分20秒、クリンチ際に小林君の右ストレートがハードヒットして、

若干突っ立ち気味でガードも固くない市川君なもんで、

1発大きく貰うと危険そうな雰囲気が漂ってきたんだよね。

 

<3R>

市川君の再度のプレスプレスから始まって、

いい右フックも放ってたんだけど、その後の左のフォローが明らかに遅くて、

とにかく右を決め打ちし過ぎで勿体無い感じさえしたんだよね。

 

残り1分25秒での再度の右ヒットでポイントゲットを固めはしたんだけど、

それでも繋ぎのパンチが少な過ぎて相手のタイミングを許してたんだよね。

 

<4R>

市川君はいい攻撃をしてる時に限って、

それと交換に大きくガードが緩んでしまう傾向が強くて、

却って小林君の小ヒットの餌食になること多かったなあ。

 

このラウンドこのまま小林君が取るかって思われた残り10秒、

立て直しての反撃がとっても効果的で大きく挽回挽回。

 

<5R>

お互いの左目上がそこそこ傷んできて、

ってことは相手の右を貰ってしまった結果なんだけど、

特に小林君のダメージが気になり始めたんだよね。

 

小林君は7敗してるんだけどKO負けは1回しかなくて、

武骨な頑張り屋はその打たれ強さを大きな売り物にしてるんだよね。

 

それにしてもお互い、もう少し山場の作り方を意識した方がいいのになあ……。

 

<6R>

市川君が自分から流れをブツブツ切ってるような感じがしてきた中、

開始30秒までに小林君の右フックが2発ヒットして、

1分30秒からも更に攻勢を強めて渾身の右フックを振るっていったんだわ。

 

残り51秒、その小林君がまたもやの右を2発ヒットさせた後の残り28秒、

強烈な右フックを当て込んだ途端、踏ん張り切れなかった市川君が膝カックンで、

思わず大きく膝を折りながら一瞬堪えたんだけど、

直後に一瞬右グローブを着いてしまってダウン。

 

って自分も周囲をそう判断したんだけど何とレフェリーはそのままスルーで、

レフェリーがそう判断したんならって感じで、

目の前で見てた西側ジャッジもインスペクターもシカトしたままだったんだわ。

 

そんなら倒し切ってしまおうって飛ばした小林君、

市川君を赤コーナーに追い込んで追撃ラッシュだったんだけど、

市川君が必死に凌いでラウンド終了ゴング。

 

<7R>

前の回の終盤に飛ばしまくった小林君は一休みスタートで、

それに乗じて市川君先手攻めだったんだけど明らかに勢いに欠けてきてて、

中盤以降の小林君のジャブと右ストレートで大きく巻き返されてしまったんだわ。

 

ただその小林君にしても左目が塞がりそうなほどに腫れてきたんだけどね。

 

<8R>

市川君は最後の詰め詰めだったんだけど、大きな効果を上げられないままで、

1分過ぎからは小林君がラッシュラッシュで印象点をゲットして、

その後市川君も右ショートアッパーでほぼ互角に戻したんだけど、

お互い、ハァーハァー、ヘロヘロで体が緩んでパンチが流れてた中、

ラスト10秒からは市川君の印象が悪過ぎたまま終了ゴング。

 

 

自分は6Rは小林君のダウンゲットで計算したから77-75だったんだけど、

結局、78-75、77-76、76-77ってことで小林君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

試合後暫くして柳光会長に6Rのダウン云々に関して話を聞いたんだけど、

中々興味深い答が返ってきたんだよね。

 

試合直後、柳光会長の奥様が目に涙を一杯浮かばせてたんだけど、

この試合に敗けたらほぼ終わりだっていう小林君の最後の頑張りに、

大きく心を動かされたみたいだったんだわ。

 

 

小林君の勝利は2011年以来実に6年振りで、その間に6連敗したんだけど、

その相手は稲垣孝さん、川瀬昭二さん、中澤将信さん、徳永幸大さん、

中野和也さん、山田智也さんって強豪ばかりだったんだよね。

 

小林君と自分はお互いに顔見知りだったもんで、

行き合えば薄っすらと挨拶を交わしてたんだけど、

試合に負けても言葉を掛ける間柄ではなかったんもんで、

これといった会話を交わさないままの6年間だったんだけど、

昨日は偶然通路でバッタリした時に思わずハグっぽくなってしまったんだわ。

いかにも不器用な34歳が12年かかってOPBFランクをゲットしたんだよね。

 

 

 

⑤ 掃部真志君(ワールドS)×上岡泰君(元気)……Fe 8R

6勝(4KO)2敗1分の23歳・広島県と、

10勝(6KO)4敗(1KO)2分のサウスポー、25歳・埼玉県。

 

<1R>

前の手で遊べるのは圧倒的に上岡君なもんで、

掃部君のいきなり過ぎ、大きく振り過ぎが泣きを見そうだったんだけど、

ショットの総数、ヒット数共に掃部君が押し切ってしまったんだわ。

 

<2R>

真っ直ぐな力強さとしなやかな対応力の戦いだったんだけど、

この日の上岡君の左ストレートは何故か素直過ぎてたし、

頭の位置に対する配慮が全く出来てなかったんだわ。

 

その上岡君、ラウンド終了間際でのバッティングで眩暈がしたみたいで、

自コーナーに戻る際にかなりフラフラしてたんだわ。

 

<3R>

終始やり難そうにしてたのはサウスポーの上岡君の方で、

1分15秒、やっと左ストレートをクリーンヒットさせてたんだけど、

ショート戦では強いストレートが打ててなくて、

フック系のパンチのストロークも大き過ぎてたなあ。

 

<4R>

本来ならば上岡君はもっと色々動ける筈だし、攻撃もしつこいんだけど、

密着戦でも手を止めなかったのは掃部君の方で、

自身がアピールする場面が中々訪れない中、

この回は随分打たれ込んでしまって10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<5R>

上岡君が誤魔化し切れそうになくなった中の開始38秒、

掃部君の左ストレートボディが強烈な喰い込みで、

上岡君も左をフック系に当て込んではいたんだけど、

直後に2~3発返されてしまうっていう展開が続いたんだわ。

 

<6R>

気持ちを立て直して上岡君が踏ん張ったんだけど、

相手にダメージを与え切るところまではいかなくて、

陣営にしろ、見てる方にも打開策が浮かんで来なかったんだわ。

 

<7R>

アレレッて感じで急に掃部君の攻めあぐみが目立ったきて、

お互いに見栄えの良くない被弾を繰り返し始めて、

一挙に緩んだ試合になってしまったんだわ。

 

<8R>

それでもまだまだ上下打ち分けとか返しの返しとか、

色々な工夫を見せてたのは圧倒的の掃部君の方で、

上岡君はロープを背にしたり、コーナーに詰められることが多くて、

最後は掃部君もヘロヘロだったんだけど、辛うじてポイントはキープだね。

 

 

ってことで自分は78-74だったんだけど結局、

80-73、79-73、78-75で掃部君の3-0勝ちだったんだわ。

 

それにしてもこの日の上岡君はちょっと別人のようだったなあ。

 

 

 

⑥ 木村吉光さん(白井具志堅)×何チャラ・何チャラ……58㎏ 8R

8勝(3KO)0敗のランク15位、21歳・香川県と、

10勝(2KO)7敗の20歳・タイ。

 

木村さんの相手はグレン・メデュラっていうフィリピンボクサーだと思ってたら、

いつの間にか長い名前のタイボクサーに変わってて、

これはもう全く一見の価値さえないと思ってトイレへ行ってたら、

案の定、1R1分10秒で木村さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

次の第7試合は女子戦だったもんで、更に長い休憩タイムゲットってことで……。

 

 

 

⑧ 山下賢哉さん(白井具志堅)×エラニーノ・セミジャーノ

                        ………53.5㎏ 8R

11勝(8KO)3敗(2KO)のランク8位、21歳・東京都と、

15勝(5KO)7敗3分のOPBF7位の国内王者、サウスポー、26歳・フィリピン。

 

隣で一緒に観戦してた三迫会長が言ってたんだけど、

相手のフィリピンボクサーは正確にはエラニーノではなくて、

エラニオっていうんだってさ。

 

<1R>

エラニオはとってもバランスの取れた構え方をしてたし、

上体を巧いことしなやかに使いながら力みのないスムースな打ち出しをしてて、

こりゃ中々やりそうだなって見てたんだけど、開始56秒、

そのエラニオの右ショートアッパーが隙間を突いて軽くヒット。

 

多分その1発で火が付いたんだと思うんだけど山下さん、

それまでは比較的大人しい立ち上がりを見せてたんだけど一気に凶暴化して、

もう行くのかってほどの激しい飛ばしを見せていって、

その急変に対応できなかったエラニオをガンガン追い込んでいったんだわ。

 

一旦距離が詰まったところでのショート戦は流石のモノがあった山下さん、

ついに残り58秒、強烈なボディを左右って連続打ち込みでダウンゲット。

 

タイボクサーじゃあるまいし何とかリスタートするんじゃないかって見てたエラニオ、

歯を喰いしばって立ち上がりはしたんだけど、戦うポーズを取り切れず、

そのままコーナー近くのロープにもたれ掛ってテンカウントアウト。

 

 

ってことで2分12秒で山下さんが実に手際のいいKO勝ちだったんだわ。

それにしても最近の山下さんの迷いのない瞬発力は尋常じゃないんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小林和優君

② 山下賢哉さん

③ 甲斐龍八君

2017年11月19日 (日)

日記 (11/19)

 

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“夕陽”

 

南側のバルコニーからの眺めなんだけど、

手前の方はすっかり日陰になってるのに西日はまだ鋭くて、

建物に反射する光の強さが見てて気持ちいいんだわ。

 

 

 

今週から冬に入ったって言うのに異論はないと思うんだけど、

巷では寒そうにしてる人と厚手のダウン姿とが混在して中々面白いんだわ。

 

自分も室内で靴下を履くようになったし、冬用パジャマをデビューさせたし、

ベッドのシーツをフカフカ毛布に替えて、

上掛けはモカモカ毛布に夏掛けのダブル掛けに移行して、

温水便座のスイッチをオンにして、暖房エアコンも初稼働させたんだわ。

 

 

 

丸々一週間、ボクシングが無くてその間に何をしていたかっていうと、

リビングの模様替えと競馬のことを色々延々考えてたんだよね。

 

古くなったっていう訳ではないんだけど、近々ソファーとテーブルを入れ替えて、

自分の寝室に整理戸棚をくくり付けて、リビングに置いてある色々を片付けて、

出来たスペースに部屋置きの草花を置いてみようと思ってね。

 

特に北欧家具に拘るって方ではないから、

週が明けたらチャリで “ニトリ” へ行ってみようと思ってるんだわ。

 

 

 

自分は記録したモノを長く取っておくことが多いから、

今手元には8年分の競馬データが残ってて、

参加したレースに関する結果が4,187レース分あって、

暇だったから色々見直してみたんだよね。

 

最近は “村木田渾身競馬” で華々しい戦果を報告できてないんだけど、

それでも賭け事っていうのは穴狙いが基本だっていう持論に変わりはなくて、

参加した4,187レースで的中したのは合計28本で、

150レースで1本しかゲットできてないんだけど、通算回収率は146%なんだわ。

 

自分が参加するレースの基準は8年たった今では明確に決まってて、

まず1,000万円以上のレースでかつ15頭立て以上、

なおかつハンデ戦か牝馬戦が最優先なんだよね。

 

該当するレースの10番人気~12番人気の中から狙えそうな1頭を選び出して、

その馬と3番人気から8番人気までの馬を組み合わせて、

全部で17通りになるフォーメーションで勝負してるんだよね。

 

1番人気と2番人気を最初っから除いてて、

10番人気以上を軸馬にしてる時点で的中率は途方も無く低いから、

テレビでレースを見るなんてことは殆どないんだけどね。

 

 

 

特別心配してた訳ではないけど今日の下関での試合、

澤田京介さんもクドゥラ金子君も余裕の3-0勝ちだったね。

自分としてはキッチリしたKO勝ちを希望してたから、

少しばかりの残念感は残ったけどね……。

 

2017年11月13日 (月)

後楽園ホール・11月11日 (追)

 

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“勅使河原弘晶さん”

 

11日の試合開始前の勅使河原さんのワンショットなんだけど、

ボクサーっていうのは写真撮らせてって頼むと、

こういう風に必ず利き手をグーにして決めポーズをするんだけど、

この日はボクモバPPVの解説者の一人として呼ばれたらしくて、

途中で西側バルコニーに上がってみたら奥のスペースにそこそこの設備で、

木村悠さんとか京口紘人さん、木村翔さん達と一緒に仕事してたんだわ。

 

で、何故彼の写真を撮らせて貰ったのかっていうと、

細くて真っ直ぐな足の綺麗さにクラクラッとした訳ではなくて、

田之岡条さんと同じくらい服装のセンスがいいからってことでもなくて、

彼のパーカーにジェームズ・ディーンの写真がプリントされてたからだったんだわ。

 

ジェームズ・ディーンは実は自分が奥さんと親しくなった最初のきっかけで、

“エデンの東” っていう映画だったんだけど、

彼はその後 “理由なき反抗” と “ジャイアンツ” に出演しただけで1955年、

自動車事故で僅か24歳で亡くなってしまったんだよね。

 

勅使河原さんはそういうジェームズ・ディーンのあれやこれやを知らないまま、

その左肩の “DEAN” のロゴもとってもカッコ良かったんだよね。

 

余談なんだけど、勅使河原さんの名前の総画数は何と54画もあって、

自分の名前も漢字総画数で48もあって多いよなあって思ってたんだけど、

全く比較にならなくて、彼以上の総画数のボクサーはいるんだろうかなあ……。

 

 

 

もう一つ、11日には心を動かされたことがあって、

その人とはお互いホールで会うことを特別楽しみにしてるって仲でもないんだけど、

ちょっと久し振りだったもんで、どうしてたのかを尋ねてみたら、

まだ21歳だった一人娘さんを10月に病気で亡くしたってことで、

一瞬息を呑んでしまって次の言葉が出なかったんだわ。

 

ただ自分は就職してからは一貫して営業畑だったもんで、

何とかして会話を繋ごうとする職業病のような癖が抜けないところがあって、

元気付けようとか、励まそうとか変に頑張ってしまったんだけど、

却って彼の心を傷付ける見当外れな事を言ってしまったかも知れないんだわ。

 

彼と奥様の心の傷が容易には癒えない中で、

彼自身が落ち込み続けては奥様を支え切れないっていう判断が出来たみたいで、

心を決めての11日の後楽園ホールってことだったんだけど、

ボクサー達の頑張る姿が彼の元気に繋がればいいなって思ったんだよね。

 

 

 

朝の窓ガラスに結露が付くようになって、

街にも風邪引きが目立つようになったから、

固定客さん達もくれぐれもお体御自愛下さいませませ……。

 

2017年11月12日 (日)

後楽園ホール・11月11日

 

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CATボクシングの左から級、W級、SF級それとSFeのチャンピオン。

 

 

 

ゆで卵の殻が綺麗に剝けないととっても気分が悪いから色々研究したんだけど、

生卵は水ではなくて沸騰したお湯の中に入れるのが基本中の基本なんだよね。

 

その際生卵のお尻(太めの方)に細い千枚通しのようなもので小穴を開けておくと、

殻と薄皮の間に隙間を作ることが出来て殻が剥け易くなるんだよね。

 

茹で時間はお好みで7~10分間の幅で適当なんだけど、

茹で上がると同時に氷水に浸すのも大事なポイントなんだよね。

 

この方法で大体のゆで卵は綺麗に殻が剥けるんだけど、

卵の種類によっては、あるいはいつもの卵でも上手くいかないことがあって、

これはもう色々な卵を試してみるしかないってことで、

近所の大手スーパーで売ってた10種類ほどを試してみたんだよね。

 

それでやっとやっと最もゆで卵に適した生卵を発見することができて、

総合商社の丸紅の関係会社の“丸紅エッグ” が供給してる “美濃のたまご” が、

自分にとっての究極の卵なんだわさ。

 

 

 

① 白鳥翔太君(本望)×新屋叶多君(全日本P)……56㎏ 4R

デビュー戦のサウスポー、26歳・埼玉県と、

1勝(1KO)2敗(1KO)のサウスポー、22歳・栃木県。

 

試合前の通路でコンチワって声掛けてくれたのが井川政仁さんで、

彼は九州から角海老ジムに移籍してきた才能に富んだボクサーだったんだけど、

残念ながらケガが多くて現役を諦めざるを得なくて、

今は本望ジムのトレーナーをやってるんだけど何年振りかなあ……。

白鳥君はその本望ジム初のプロボクサーなんだわ。

 

<1R>

キッチリしたジャブを打ってたのは白鳥君だったし、

クリンチの離れ際も巧いことこなしてたんだけど、

もう少し先手先手が欲しいって感じでもあったんだわ。

 

新屋君の方は典型的な接近戦希望の力づく系で、

要するにお互いの距離の取り合いが殆ど全てになりそうだったんだわ。

 

<2R>

白鳥君は基礎のシッカリしたボクサーだから、

全体にもう少しこなれてきて自らの距離をキープすることに慣れてくれば、

両腕の回転力ではとってもいいモノを持ってるからこの先期待できそうだなあって、

そう見てた残り1分20秒、若干強引な新屋君の左フックが大きくヒット。

 

その一発で白鳥君の右目上が内出血系のダメージを負ってしまって、

新屋君の力づくの乱暴系ボクシングがこのラウンドをゲットしたんだけど、

それにしてもお互い、左を決め打ちし過ぎで右のフォローが出てなかったなあ。

 

<3R>

不本意ながらって感じで白鳥君が密着力づく戦に巻き込まれてしまって、

そこからは乱暴系の新屋君が気持ち良さそうにやってたんだわ。

ただ二人共、ショットそのものが雑で当て勘の悪さも目立ってたんだけどね。

 

<4R>

やっぱり白鳥君の戦い方が定まってないって感じが強くて、

またもやの左フック被弾で右顔面がかなり腫れてきてしまって、

試合慣れの差が出てきてしまったままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37で新屋君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-39ってことで白鳥君の2-1勝ちだったんだけど、

幾らなんでも39-37で白鳥君っていうのはどうかと思ったんだよね。

 

 

 

② 山崎新記君(銚子)×川島克彦君(将拳)……51.5㎏ 4R

3勝(1KO)6敗(3KO)の23歳・千葉県と、3勝(3KO)1敗の35歳・千葉県。

 

坊主頭同士がいきなりのガンガンで、

ただそれは自分には延々の頭突き合戦にしか見えなかったもんで、

1R終了ゴングと同時に休憩タイムゲットだったんだけど、

結局2R1分09秒での決着で、

戦績差がそのまま出たって感じで川島君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 田村亮一さん(JBS)×ロベルト・ウドトハン……56㎏ 8R

8勝(5KO)3敗1分の国内7位、30歳・東京都と、

23勝(14KO)2敗(1KO)3分のOPBF12位、サウスポー、29歳・フィリピン。

 

7月の久我勇作さんとのタイトル戦に敗れた田村さんの復帰戦だったんだけど、

相手は勝率もKO率も上回ってるOPBFランカーのフィリピンボクサーで、

田村さんも男気があるなあって思ってたんだけどね……。

 

その田村さんは1Rから飛ばしまくって、早い回の決着を目指してたみたいで、

途中幾度かウドトハンを負い込む場面もあって、

7Rにはスタンディングダウンもゲットしたんだけど、

ウドトハンも相当の頑張り屋で決着付けきれないままのフルラウンドだったんだわ。

 

結局、田村さんは1ラウンドも獲られることなく、

80-71、80-72×2っていう途方もない3-0勝ちで、

見事にOPBFランキングもゲットしたんだけど、周囲は疲労感に満ちてたなあ。

 

 

 

④ 小林孝彦君(10COUNT)×平岡アンディさん(大橋)

         ………日本ユース SL タイトル決定戦 8R

7勝(5KO)2敗(2KO)の21歳・埼玉県と、

10勝(7KO)0敗のランク15位、サウスポー、21歳・神奈川県。

 

移籍してからの平岡さんは精神面での改善が著しくて、

それが元々の彼の技量を大きく支えて急に強くなったって思ってて、

いつも工夫に富んだ強気のボクシングを見せてくれる小林君なんだけど、

この日の勝負としては平岡さんに傾かざるを得なかったんだけどね。

 

自分の隣に大橋会長と井上尚弥さんと拓真さんが座って始まり始まり……。

 

<1R>

お互いに手足が長いもんで長いリーチと深い懐の探り合いから始まって、

それでもジャブの数と精度とも平岡さん優勢でスタートしてたんだわ。

 

若干ではあったんだけど常にプレスをかけてたのは平岡さんだったんだけど、

開始38秒、小林君が右ストレートがクロス気味にヒットさせて、

残り11秒でも右フックを大きく当て込んでまずはファーストポイント・ゲットだったね。

 

<2R>

お互いに適度な距離を維持したまま1Rと同じようなパターンで始まって、

気が付くとお互いボディショットはまだ封印したままだったんだけど、

やっぱり絶対的な手数は平岡さんが勝ってて、

小林君は相手の打ち終わりをひたすら狙ってるって感じだったんだわ。

 

ラウンド中盤から特に目立ってきたのは小林君の右手の使い方で、

そのストレートを誘いパンチというかフェイクに使ってて、

それが巧いこと平岡さんを惑わすフェイントになってて、

隣で見てた大橋会長も 「巧いよなあ、よく研究してるよなあ。」 って言ってたんだわ。

 

一旦ガチャガチャッてなった際に最後まで手を出してたのはその小林君で、

残り23秒にまたもやの右フックをヒットさせたところでも果断の無い攻め込みで、

この時は多少粗っぽくなってしまったモンで追撃し切れなかったんだけど、

試合展開は完全に小林君が作ってたんだわ。

 

<3R>

開始1分02秒に小林君の右ストレートがハードヒットして、

ここまでの大きな当たりは全て小林君がモノにしてて、

気が付くといつの間にかプレスも小林君がかけるようになってたんだわ。

 

小林君は平岡さんのヒッティングに際しても必要以上にステップバックしないで、

即の反撃が出来るような体勢を維持しての強気強気だった残り9秒の北西ポスト前、

実に素直な右ストレートを綺麗の当て込んで平岡さんのバランスを崩してたんだわ。

 

平岡さんの攻撃は正直過ぎるようなところがあって、

小林君に見切られてしまってるような感じだったんだよね。

 

<4R>

これまでの彼だったら徐々に弱気の虫が垣間見えてくるところだったんだけど、

このままじゃダメだって平岡さんが再度のプレスかけ直しで、

やっぱり自分の中でのニュー・アンディは確かに変身してて、

開始40秒、強気の前詰めからの左ストレートからの返しの右フックをヒット。

 

思い返してみればここが正しく勝負の分岐点であった訳で、

その後小林君がロープ際をグルグル廻される羽目に遭ってしまったし、

残り26秒に強いワンツーを当てて一気に攻勢をかけてはいったんだけど、

その直後の残り15秒には平岡君の左ストレートが激しくヒットして、

一瞬小林君をグラッとさせてしまったんだわ。

 

前詰めからの激しい打ち合いを厭わなかったもんで平岡さん、

途中眉間をバッティングカットしてたんだけどね。

 

前の回までちょっと元気の無かった平岡さん陣営も大いに回復してたなあ。

 

<5R>

小林君はやっぱり前の回序盤の右フックが効いたままだったみたいで、

自信を取り戻した平岡君の先制攻撃に一瞬対応が遅れてしまって、

開始21秒にキレのいいワンツーを貰って更に動きが鈍ってしまったんだわ。

 

そこからは一気に平岡さんペースになってしまった1分過ぎ、

小林君がクリンチにいくのか離れるのかハッキリしない中だったんだけど、

平岡さんの左フックが激しくヒットして小林君がその場に崩れ落ちてしまったんだわ。

 

KO率70%の左フックは流石に強烈で、

何とか立ち上がりはしたんだけど小林君、

ダウン前の感じでの続行はとっても無理そうで、

そのまま一気に追い込まれるしかなくなってしまって、

平岡さんの鬼追撃に晒されるまま全く反撃が叶わなくなって、

冷静な平岡さんに左右フックと左アッパーを連続打ち込みされたところで、

1分50秒にレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

大橋会長や井上さん達の喜び方はもう半端じゃなくて、

試合序盤の3ラウンド分を連続ゲットされてしまった上での大逆転劇だったもんで、

みんな飛び上がってたもんなあ……。

 

 

一方の小林君としては4Rのあの一発の被弾さえ避けることが出来てれば、

全く展開が変わってたとも言える訳で、

相手との距離感に常に敏感であるべきだっていう反省だね。

 

 

 

⑤ 富岡樹さん(REBOOT)×白鳥大珠君(八王子中屋)

             ………日本ユース L タイトル戦 8R

4勝(1KO)0敗のユースチャンプ&国内6位、20歳・埼玉県と、

8勝(5KO)2敗(2KO)のサウスポー、21歳・東京都。

 

一日に二人も白鳥って名前のボクサーが出場するっていうのは多分空前絶後で、

その白鳥君が強打を生かせるかってところだったんだけど、

富岡さんの試合運びの巧さはホント尋常じゃないからなあ……。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背優位な白鳥君の方が若干のプレスを掛けてたんだけど、

殆ど有効打が無かった中、ジャブのヒット数で富岡さんかなあ。

 

<2R>

一瞬危険に満ちた左と右が交差しかけた場面もあったんだけど、

基本的には前の手の捌き合い終始してて、今度は僅かに白鳥君優勢だったけど、

お互いのクリーンヒットはまだまだ先延ばしされてたんだわ。

 

<3R>

お互いに反応がいいもんで中々クリーンヒットが叶わなかったんだけど、

富岡さんが攻撃のテンポ自体に色々変化を付け始めて、

若干試合が動き始めた中、有効打とは言い切れなかったんだけど、

いきなりの2発の左フックがこのラウンドのポイントの分かれ目だったなあ。

 

<4R>

中々当てさせて貰えない白鳥君のイラ立ちが見えるようで、

展開を作れないまま綺麗にやり過ぎてるんじゃないかって自分には思えてきて、

多少の粗っぽさを混ぜ込み始めた富岡さんが主導権を握り始めたんだわ。

 

<5R>

残り半分に至っていよいよって感じで二人共、激しさを増していって、

白鳥君としても入り方の工夫を凝らしてたんだけど、まだまだ足りてなくて、

直線的な出入りの緩急だけではなくて、左右に揺さぶっての踏み込みが必要で、

更に言えばフットワークだけではなく、

取り敢えずの顔面被弾を多少覚悟しながらも、相手の足を止めるべく、

思いっ切りのボディブローが要るとこじゃなかったのかなあ。

 

<6R>

更に表面上の激しさだけは増していったんだけど、

基本的には富岡君の動きに白鳥君が翻弄されてたっていう図式のままで、

その白鳥君は現状を打開しようとしてオーソドックス・チェンジもしてたんだけど、

富岡君を惑わすまでには至らなくて、

大きく直撃させないとラウンドが進むごとに僅差ポイントをさらわれそうなんだわ。

 

<7R>

ここまで何となく白鳥君があしらわれてしまってるような印象の中、

このラウンドはその白鳥君の右ストレートで始まって、

左フックにもいいモノを見せてたんだよね。

 

それでもキッチリ当て切るまではいってなくて、

残念ながらダメージを与えるところまでは今一歩だったんだわ。

 

<8R>

ポイント的には大きく劣勢なのを解ってた白鳥君が必死に倒しに行ってたんだけど、

富岡さんのヒット&アウェイも益々絶好調のままで、

残り15秒からの最後の殴り合いも凄み満点だったんだけど、

白鳥君にとっては大きな結果を出せないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は78-74だったんだけど結局、

80-72、78-74×2ってことで富岡さんの圧倒3-0勝ちだったんだけど、

いくらなんでも80-72はチャンピオン・フェイバーが過ぎると思ったけどね。

 

それにしても二人共、しっかり体を作ってて走り込みも出来てたみたいで、

最後の最後まで動きに少しの緩みが無かったことはとっても立派だったんだわ。

 

 

 

⑥ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×谷口将隆さん(ワタナベ)

             ………OPBF Mm タイトル戦 12R

11勝(8KO)0敗のOPBFチャンピオン、WBC11位、WBA12位、IBF13位、

23歳・神奈川県と、

8勝(6KO)1敗のOPBF1位、国内4位、WBO AP6位、WBA13位、IBF15位、

サウスポー、23歳・兵庫県。

 

お互いに沢山のランキングを奪い合う一戦だったんだけど、

自分としては単純に二人の強さを比較したいってことで……。

 

自分のすぐ横には渡辺会長と京口紘人さんが並んで応援応援。

谷口さんの方が上体が厳つくて、小浦さんがシナヤカって感じだったね。

 

<1R>

お互いが其々リズムとタイミングをチェックして相手との距離を確認する動きで、

前の手の届きにも差が無かったんだけど、

残り1分からのジャブの数とヒット数で谷口さんが僅かに先行かなあ。

 

<2R>

開始17秒での右ストレートボディ、42秒での左ストレートで谷口さんが先制して、

残り47秒での左右ボディとその直前の返しの右フックで更に谷口さんだったなあ。

 

<3R>

開始34秒に小浦さんの右ストレートと谷口さんの左ストレートが危険な交差をして、

その際にはお互い事なきを得たんだけど、

相手に自由に入り込ませない工夫は谷口さんの方が勝ってて、

残り1分まではほぼイーブンだったんだけど、

その後は小浦さんが右2発、谷口さんが左3発って感じだったんだけど、

残り僅か4秒での小浦さんの左フックの有効度が一番高かったんだわ。

 

<4R>

開始39秒での小浦さんの右ショート3連発が印象的にヒットして、

谷口さん陣営からは 「正面に立つな!」 の声が飛んで、

1分24秒での左ストレートに繋げて、残り34秒でも左をグッドヒットさせたんだけど、

自分には残り1分06秒での小浦さんの右ストレートの方が評価が上だったんだわ。

 

ってことで4Rを終わっての自分のスコアは38-38だったんだけど、

発表されたモノは39-37、39-38、38-38ってことで小浦さんの2-0。

 

<5R>

1分29秒、谷口さんの左フックが強的中して小浦さんが大きく膝カックン、

右膝が大きく割れ、一瞬リングに右手を着きそうになったんだけど、

ダウンか否かを見極め難かったレフェリーが西側ジャッジに確認したんだけど、

自分の目の前でもあったんだけど、膝も右手もギリギリ着いてないってことで、

ジャッジも自分も同意見ってことでノーダウンで続行されたんだけど、

それでもこの時の小浦さんは間違いなくかなり効かされてしまってたんだよね。

 

勿論、リスタート後の谷口さんは決着目指して飛ばしていったんだけど、

この時の小浦さんの踏ん張りも大したもんで、必死のリカバリーだったなあ。

 

<6R>

この回は残り1分まで体を寄せ合っての超密着戦で、

お互いに押し負けないことを第一義にしてるかのようだったんだけど、

残り16秒での左ストレートがポイントの分かれ目で谷口さんが僅差をゲット。

 

<7R>

序盤から谷口さんが攻勢に出たんだけど、

綺麗に当て切る距離ではなくなってしまったんだよね。

 

それでも1分33秒での左ストレート、残り57秒での離れ際でのワンツーで、

またもや谷口さんが残り時間が少なくなったところでアピール成功成功なんだわ。

 

<8R>

いきなりの密着戦から始まったんだけど、クリンチでしぶといのは谷口さんだね。

 

小浦さんの1分07秒での右ストレートが、

残り59秒での谷口さんのワンツーでチャラにされて、

微妙なスコアがどうなるが注視してたんだけど、

残り36秒での左ストレートボディ、残り12秒での左フックの差し込み打ちが有効で、

自分的には谷口さんが4ラウンド連続ポイントゲットで78-74だったんだけど、

発表された8Rまでのスコアは77-76、76-76×2ってことで、

辛うじて谷口さんの1-0だったんだわ。

 

<9R>

お互いに印象的なヒットはメッキリ少なくなってしまって、

延々我慢の消耗系ショート戦で、リングサイドで見てても優劣付け難かったから、

遠くの人達はポイントの振りようがなかったと思ったなあ。

 

<10R~12R>

そろそろ気持ち戦に突入してきたっていうのは陣営の共通認識で、

渡辺会長や京口さん、それに井上担当トレや小口トレ、高橋トレ達も激してきて、

「誰や勝者は?」 って大声かまされた谷口さんが 「俺や!」 って大きく返して、

最後の熱闘が始まったんだわ。

 

試合終盤にかけて小刻みなヒッティングに切り替えたような小浦さんが優勢で、

それにしても二人共、全くヘバリを見せなかったしスピードも落ちなくて、

凄いよなあって見てたんだけど、

敢えて言えば打ち合ってる時間より組み合ってる時間の方が長くなってきて、

途中の熱闘の割にはそれほど刺激的なエンディングでは無かったんだよね。

 

 

自分の9R以降のスコアは39-37で小浦さんだったもんで、

全部を合計したら115-113で谷口さんだったんだけど結局、

115-113、115-114、114-114ってことで、

小浦さんの初防衛2-0勝ちだったんだわ。

 

 

スコアが発表された途端、青コーナー周辺からは大きな抗議の声が上がって、

そこそこの騒ぎになったんだけど、

冷静になって考えれば実はそれほどのことでは無くて、

4ラウンドごとに39-37が繰り返された結果に過ぎない訳で、

確かにそれが38-38になるかで結果は違ってくるんだけど、

小浦さんサイドから見た自分の38-38、36-40、39-37っていうのも、

ジャッジ達に近いモノがあって、

自分の中では9R以降の小浦さんの反撃が立派ってことでもあったんだよね。

 

 

 

⑦ 新藤寛之さん(宮田)×コブラ諏訪さん(P渡久地)

          ……日本 SW 最強挑戦者決定戦 8R

18勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク1位、サウスポー、31歳・埼玉県と、

19勝(11KO)12敗(5KO)2分のランク2位、37歳・東京都。

 

この試合は初めっから勝敗の見当がついてたもんで、

1Rが終わったところで帰ったんだけど、

予想通り、3R2分08秒で新藤さんのTKO勝ちだったね。

 

リーチの長さと懐の深さを生かして、スピードまでを新藤さんの自由にさせたら、

重戦車諏訪さんとしても如何ともし難い訳で、

序盤からいいプレスは掛けてたんだけど、

そこからの手出しに明らかに後れを取ってしまってたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 平岡アンディさん

② 小浦翼さん

③ 特にナシ

 

2017年11月11日 (土)

後楽園ホール・11月10日

 

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「だからさあ、帰らないでってばあ~ん……。」

 

 

 

CSで “鋼の錬金術師” の集中放送が始まって久し振りのまとめ見なんだけど、

1回当たり5~6時間ほどなもんで大変なんだわさ。

 

 

 

今日と明日はサザン・オールスターズのドーム・コンサートなもんで、

昨日はそのリハーサルの音が絶えず漏れ聞こえてきたんだわ。

 

 

① 中島珠旗君(三迫)×山本要(ワールドS)……Mm 4R

1勝3敗(1KO)の21歳・東京都と、2勝2敗(1KO)の22歳・埼玉県。

 

自分のすぐ横に座ったのがいきなり酒盛りを始めたお喋り3人男連れで、

とっても耐えられそうになくて、いきなりの席移動を強いられてしまったんだわ。

 

<1R>

山本君のプレスから始まったんだけど、

中島君はこの階級としては腕振りが大まか過ぎだったし、

そもそもの手数が足りてないような感じだったんだわ。

 

<2R>

中島君もやっとテキパキしてきて全体の動きも活発になったんだけど、

残り40秒からの肝心なところでは再度山本君の攻勢を許してたんだわ。

 

ただ、パンチ力としては中島君の方が上だったみたいで、

顔面の赤さは山本君の方が進んでてたんだけどね。

 

<3R>

ヒット数よりも手数争いの様相になってきて、

お互い、1Rと比較すると倍ほどもの手数比べになっていったんだわ。

 

<4R>

二人共、最後の必死さを競い合って場内の声援を誘ったんだけど、

一進一退の評価の難しい展開が続いて、

それはラスト30秒からも変わりないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は若干山本君寄りの38-38だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで山本君の2-0勝ちだったんだわ。

 

中島君としてはやっぱり出だしの1Rの躊躇が最後まで響いてしまって、

4回戦だと最初の3ラウンドのうち2つをゲットするつもりでやらないと、

最終ラウンドはどんな相手も飛ばしてくるから、

その前までに最低1ポイントリードが必須だと思ってるんだけどね……。

 

 

 

② 平野伸君(青木)×関口雄斗君(高崎)……SB 4R

デビュー戦の25歳・岩手県と、デビュー戦の28歳・群馬県。

 

彼はとってもいいボクサーだって試合前に木村翔さんが言ってたんだけど、

その木村さんが平野君のセコンドに付いてたんだわ。

 

<1R>

初っ端プレスをかけていったのは関口君の方で、

そこから強気強気のストレート系で攻め立てていって、

平野君は真っ直ぐに下がり過ぎだったし、

打ち終わりを狙われ易いワンツーに終始してたんだわ。

 

それでも当たりが綺麗で印象的な右フックを放ってたのは平野君で、

残り2秒の右ストレートもグッドグッドだったんだわ。

 

<2R>

関口君は少しばかり力づく過ぎるところがあって全体にスムースさに欠けてて、

感じを掴み始めた平野君が合間を縫ってヒット率を上げていったんだけど、

それでももう少し踏み込みを鋭くした上でのヒッティングが望まれるところで、

与えるダメージ的には今一歩でもあったんだけどね。

 

お互いにもう少しスピード感が欲しいところでもあったんだけど、

ラウンドが終了する頃には関口君の顔面が相当赤く腫れてたんだわ。

 

<3R>

関口君は今更新しい戦法も披露できそうになくて、

もっともっとの力づくしかやりようが無かったんだけど、

肝心の力づくが頼りなくなってきたし、全体の手数もかなり落ちてきてしまって、

実は平野君の方も大分緩んできてしまったんだけど、

それでも残り46秒でのカウンター気味の右フックでポイントを連取したんだわ。

 

<4R>

平野君の頭の位置が正直過ぎるのは気になってたんだけど、

それでもほぼ勝利は間違いなさそうだった開始24秒の北西ポスト前、

ヒョイッて感じで出した関口君の右ストレートがタイミングのいい直撃で、

前掛かりになってたところでの一撃だったもんで平野君が一発ダウン。

 

何とかリスタートした平野君だったんだけどダメージは拭い切れてなくて、

今や別人のように元気を取り戻した関口君の猛追撃を凌げそうになくて、

回復しないまま追い込まれて最後は赤コーナーに追い込まれてしまって、

またもやって感じの右ストレートを貰ってしまったところでストップエンド。

 

 

0分47秒、関口君の劇的な逆転TKO勝ちで、

どんなに劣勢でも最後まで勝負を諦めないこと、

どんなに優勢であっても最後まで集中を切らさないことが大事だってことで……。

 

 

 

③ 佐藤雄人君(青木)×新井隆介君(野口)……56㎏ 4R

デビュー戦の26歳・静岡県と、0勝5敗(2KO)2分の27歳・東京都。

 

こういう組み合わせは予測不能なんだけど、

個人的には新井君に何とか初勝利をって願ってた訳で……。

 

<1R>

佐藤君の方が7~8㎝ほど上背があるしフレーム的にもデカくて、

デビューボクサーの割にはきちんとしたジャブも打つし、

スピードはそれ程では無かったんだけどパンチは重そうで、

そのせいか新井君は初っ端の気後れが目立ってたんだわ。

 

これといった武器が見当たらない新井君が押し切られてしまいそうで、

1分過ぎに佐藤君の手数が落ちたところで多少の反撃は見せてたんだけど、

残念ながら主導権を取り戻すところまではいかなかったんだわ。

 

<2R>

最初に飛ばし過ぎた佐藤君が若干休み休みになったきたのを見計らったか、

新井君の頑張り手数が目立ってきて、巧くは無いんだけど、

それでも勝ちたいっていう気持ちは伝わってきたんだわ。

 

<3R>

お互いの距離が詰まって密着ボディ戦の様相を呈してきたんだけど、

効果的には疑問はあったものの新井君の手数の方が勝ってたなあ。

 

<4R>

お互いにスコア的に微妙なのが解ってたみたいで、

いよいよ攻勢点争いって感じになっていっての最後の必死手数だったんだけど、

決め手に欠けたままの印象点争いがラスト30秒以降も続いてたんだわ。

 

 

ってことでとっても微妙な中、自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことでやっぱり佐藤君の3-0勝ちだったんだわ。

 

返す返すも残念だったのは新井君の第1Rで、

あそこを頑張り切れてたら少なくとも負けは無かったんだよね。

 

 

 

④ 中根一斗君(レイS)×ユータ松尾君(ワールドS)

                          ………SF 8R

8勝(8KO)2敗(2KO)の29歳・東京都と、

12勝(6KO)3敗1分のランク5位、28歳・青森県。

 

個人的な事情があってこの試合はスルーすることにして、

陰ながら松尾君の勝利を祈ってたんだけど、

後で確かめたら意外に早く決着してしまって、

2R1分59秒でその松尾君のTKO勝ちだってね。

 

 

第5試合は女子戦だったもんであっちこっちブラブラして、

ワタナベジムのボクサー達とそこはかとない話なんかしてね……。

 

 

 

⑥ 何チャラ・サイトーン×井上岳志さん(ワールドS)

       ………OPBF&WBO AP 王座決定戦 12R

9勝(7KO)3敗(2KO)のOPBFチャンピオン、WBO AP2位、32歳・タイと、

11勝(6KO)0敗1分のOPBF1位、WBO AP3位、27歳・東京都。

 

井上さんの相手のタイボクサーは2年前に西田光さんに3RKO負けしてて、

それほど大したボクサーではないって思ってたもんで、

井上さんとしては5Rまでの決着が基本だって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

タイボクサーの方が少しデカかったんだけど、

井上さんは全く気後れも無く初っ端から例のブチカマシ系のボクシングで、

大きく振りかざして相手を脅かしていったんだわ。

 

特に彼の左フックには絶大なパワーが秘められてて、

天空を切り裂くように振り込まれると大概のボクサーはビビるんだよね。

 

<2R>

これくらいのウェイトになると華麗なコンビネーションは期待し難いんだけど、

パワー的には全く勝負になりそうになくて、

そのパワーで劣ってるタイボクサーは更にはスピードも無くて、

余程のことが無い限り井上さんの勝ちは間違いなくて、

後はどこで倒し切るかってことだけになってしまったんだわ。

 

 

ってことで自分はここで席を外したんだけど結局、

8R2分51秒でTKO勝ちしたんだけど、ちょっと時間かかり過ぎだよね。

 

 

 

時間が余ったモンで川崎新田ジムの古橋岳也さんと話をして、

岳也ってリングネームの由来を教えて貰ったんだわ。

 

その後、ローリングストーンズのコンサートを見たことがあるかって聞かれて、

そこから一気に音楽の話になったんだけど、

彼の年齢でジミ・ヘンドリックスとかレッド・ツェッペリン、ディープ・パープルは、

絶対リアルタイムではないから親父さんの影響なのかなあ。

 

それにしてもヤードバーズを知ってたのにはタマゲテしまったんだけど、

すぐ近くにいた金子ジムの藤井貴博君はポカンとした顔してたっけなあ……。

 

 

メインイベントの前にその試合の勝者への挑戦が決まってる長嶺克則さんが、

リングに上がって挨拶してたけど、力強くかつ謙虚な言葉だったね。

 

 

それにしても井上岳志さんの応援団のマナーは中国人並みで、

飲み残しや食べ残しを辺り構わず捨てっ放しにして帰ってたなあ。

 

 

 

⑦ 黒田雅之さん(宮田)×松山真虎さん(ワタナベ)

              ………日本 F タイトル戦 10R

27勝(15KO)7敗(1KO)3分のチャンピオン、

WBA4位、WBO8位、WBC&IBF10位、WBO AP3位の31歳・東京都と、

8勝(3KO)12敗(5KO)2分のランク6位、28歳・鹿児島県。

 

もし松山さんが勝てば日本タイトルは勿論のこと、

黒田さんが保有してる山盛りの世界ランクも同時ゲットできるってことで、

これ以上のモチベーションは滅多にないんだわ。

 

試合前、何度か黒田さんと目が合ったんだけど、

その度に例の笑顔で会釈してくれたんだよね。

そう言えば日野僚さんも以前とは別の人のように親しくしてくれて、

9月度の月間新鋭賞の表彰式に来てたんだけどスーツ姿もまるで別人だったなあ。

 

松山さんとは開場即でのリングアップの際とその後も通路でグータッチして、

彼は多分、自分が黒田さんの勝ちを予想してたのは知ってたと思うけど、

「タイトル戦までよく登り詰めたよね。」 って伝えた言葉にニッコリしてたんだわ。

 

<1R>

お互い、最初っから結構な打ち合いで、

松山さんが外側からの攻撃に力点を置いてたのに対して、

黒田さんの内側内側からの打ち出しがとっても印象的だったんだわ。

 

1分を過ぎる頃から一挙に距離が縮まっての踏ん張り合いで、

残り1分からは松山さんの手数が勝ってたんだけど、

そのままに終わらせない黒田さんが残り40秒から盛り返してラウンド終了ゴング。

 

微妙なところではあったんだけど僅差で黒田さんがファーストポイントをゲット。

 

<2R>

黒田さんは中々一段落を見とられないボクサーだから、

正面から向き合うとボクサーの消耗は半端じゃなくて、

徐々に相手の体力を削ぎ落していくっていう感じのボクシングをするから、

松山さんとしてはどれくらい先を見据えてやり合うのかってことだったんだけど、

それにしても黒田さん、狭いところを当て込むのがとっても巧いんだよなあ。

 

中間距離でのクリーンヒットが無いと、その狭い空間でのせめぎ合いが大事で、

いつの間にか黒田さんのペースに巻き込まれてしまうんだよね。

 

<3R~4R>

松山さんにはどの距離でどう戦うのかに関しての心構えが不足してみたいで、

大きな評価差が出るほどではなかったんだけど、

マストでどちらかにポイントを渡すとすれば黒田さんになってしまったんだわ。

 

<5R>

どっちかって言うと細身の黒田さんなんだけど、ああ見えて下半身の粘りが凄くて、

グイッて踏ん張りを効かせると松山さんでも押し切れず、

途中途中でのボディブローもかなり効かされてたみたいで、

小さなダメージが積み重なってかなりの消耗になってしまったみたいでもあって、

足元のシッカリ感でもかなりの遅れを取るようになってしまったんだわ。

 

自分は50-45だったんだけど発表されたここまでの中間採点は、

50-45、50-46×2ってことで見たまんま黒田さんの圧倒3-0だったんだわ。

 

<6R>

残念ながら松山さんは体力的にも気持ちの面でもかなり疲弊が進んでて、

大逆転に賭ける爆発的な一発を持ってるボクサーでも元々ないもんで、

ここまで追い込まれてしまうと最後まではとっても持ちそうになくて、

案の定このラウンドも前の回と同様残り1分からは殆どヘロヘロに近かったんだわ。

 

 

ってことで自分はこの回で退席してトボトボ帰ったんだけど結局、

電車の中で確かめたらあの後すぐの7R2分25秒で黒田さんのTKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 黒田雅之さん

② 関口雄斗君

③ 特にナシ

 

 

 

昨日の興行のパンフレットは申し訳ないけど史上最低に近いもので、

A4の上質紙10頁ほどのうちの9頁もが広告に溢れてて、

それはそれで大したモンだって思ったんだけど、

一方では試合そのものに関するスペースは僅か1ページしか割かれてなくて、

最後の3試合がタイトル絡みだったから、

最初の4試合に割り当てられたスペースはタイトル戦1試合分しかなくて、

これはもう彼ら8人のボクサー達をカス扱いしてるとしか思えなくて、

あともう1ページが割けないのかってことで、

ささやかな抗議の意味も含めて広告ページの全部を破り捨ててしまったんだよね。

 

2017年11月 8日 (水)

後楽園ホール・11月7日

 

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「こっちを見ろって言うから見てるんだけど、何かくれるの?」

 

 

 

今、コーヒーは4種類の豆が揃ってて、

その中にインドネシア産のトアルコトラジャの初摘みがあるんだけど、

今年のモノは去年より酸味が少なくて、随分まろやかな味になってて、

米でもコーヒーでも同じ銘柄、同じ農園のモノでも毎年微妙に味が違うんだよね。

 

 

 

① 高橋利之君(協栄山神)×中野健人君(新日本木村)

                           ………Fe 4R

デビュー戦の18歳・神奈川県と、デビュー戦の24歳・東京都。

 

中野君には益田健太郎さんがセコンドに付いてて、

リングサイドでは興法裕二君が大声サポートだったんだわ。

 

<1R>

お互いに気合が入ったキビキビしたボクシングがとてもグッドグッドで、

ディフェンスに対する配慮もそこそこ出来てたね。

 

ただ二人共、相手のワンツーに対する防御はまずまずだったんだけど、

左のダブルとか返しの左フックに対する対処はまだまだ不十分で、

巧いことそれを使い分けた高橋君がまずはポイントゲットだったなあ。

 

<2R>

お互い、デビュー戦で力が入るのは仕方ないんだけど、

思いっ切り振り込み過ぎるせいか、特に中野君の消耗が目立ってきて、

腕振りも多少緩くなってきたし手数も落ちてきたんだわ。

 

こりゃ流れが決まったかなあと思われた残り20秒、

気の強そうな中野君が再度持ち直しての踏ん張り踏ん張りだったんだわ。

 

<3R>

前詰めは高橋君だったんだけど、強いショットを当ててたのは中野君の方で、

お互いのヘバリ度は殆ど変わりないところまで接近してきて、

中野君の挽回盛り返しがとっても見栄えが良かったんだよね。

 

<4R>

二人共、少し休み休みになってしまったんだけど、

それでもデビューボクサーの頑張りとしては水準以上で、

メゲナイ、ヘコタレナイ激闘は終了ゴングまで続いて、

興行の第一試合としての掴みは充分OKOKだったんだわ。

 

 

自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで中野君の2-0だったんだけど、

それほど大差のない試合だったと思ったなあ……。

 

 

 

② 三宅ラッシュ君(川島)×永田勝大君(新日本木村)

                          ………W 4R

1勝4敗(2KO)の33歳・岡山県と、1勝3敗(2KO)の30歳・静岡県。

 

永田君には前日いい試合をした河野洋佑君が付いてたね。

所謂1年4組と1年3組の対戦で、どちらが2年に進級できるかってことで……。

 

<1R>

三宅君は前傾姿勢が取り切れないまま迫力のない手打ちに終始してて、

フック系のパンチもパタパタ団扇を仰ぐようだったんだわ。

 

それと比較すると永田君の方が余程形になってて、

いきなり勝負の行方が見えてきてしまったんだよね。

 

ただその永田君もちょっと右を決め打ちし過ぎる傾向が強くて、

返しの左にまで配慮する攻撃が欲しいところだったんだけど1分29秒、

右ストレートを綺麗にヒットさせてまずは余裕のポイントゲットだったね。

 

それにしても三宅君、“ラッシュ” っていうリングネームとは程遠い動きで、

そもそもフットワークから練習し直した方がいいんじゃないのかなあ……。

 

<2R>

永田君陣営としてはほぼ安心して見ていられる展開だったなあ。

三宅君が右目上をバッティングカット。

 

<3R>

二人の力量差が半端じゃなかったから永田君、

こうなったら倒し切るボクシングが出来るかって状況になってきたんだけど、

三宅君も必死手数だったもんで中々ままならず、

もう少し鋭いショートブローと当て勘の改善が望まれるところだったんだわ。

 

それでも途中のショート3連発で三宅君の左目上をヒットカットさせてたね。

 

<4R>

永田君のトランクスには沢山のスポンサーシールが貼ってあって、

ってことは彼はチケットを沢山捌くボクサーでもあるってことで、

だからジムとしてももっともっとの活躍を期待してるんだろうけど、

この日のところは安心安心のパフォーマンスを見せたんだけど、

自分的にはあそこまで行ったら少なくともダウンゲットまで行かないとね……。

 

三宅君は最後まで諦めない姿勢を見せてたんだけど、

やっぱりボクシング全体のレベルを向上させないと今後も難しくて、

最後はプールで溺れてるような感じだったもんなあ……。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、40-37、39-37でやっぱり永田君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 高橋広行君(石神井S)×舟津純(伴流)……W 4R

2勝8敗(5KO)のサウスポー、32歳・宮城県と、

1勝(1KO)3敗(2KO)の24歳・東京都。

 

2年8組と1年3組の戦いだったんだけどね……。

 

<1R>

高橋君はチャカチャカ上体を動かして細かいリズムを刻むし、

一方の舟津君は比較的ユッタリ型なもんで噛み合いが悪そうだったんだけど、

舟津君の腕振りの方が圧倒的で、高橋君の苦戦がいきなり見えてきたんだわ。

 

ただ、その舟津君にしても肩の力を抜いてもっと軽く打つべきで、

とにかく腕振りがデカ過ぎだって思ったんだよなあ。

 

<2R>

少しこなれてきた舟津君がリーチを利して届きのいいストレートが当たり始めて、

それにつれ手数もアップしていい感じを掴み始めたんだわ。

 

高橋君は相変わらず上体を良く動かして被弾を避けようとしてたんだけど、

一方では攻撃の引き出しが余りに少なくてポイントの取りようがなかったんだわ。

 

<3R>

流れは完全に舟津君に固まってしまって、

高橋君は避ける動作が大袈裟過ぎる余り、攻撃への流れにスムースさがなくて、

やたらのサウスポーチェンジも自らリズムを崩してるようにしか見えなかったなあ。

 

舟津君としては腕振りの緩急で効かせたいところだったし、

攻撃の最後が右で終わることが多過ぎだとも思ったけどね。

 

<4R>

舟津君がポイントを取られることは想像出来なくなってはきたんだけど、

それでもまだまだ攻防がハッキリし過ぎてたし、攻め自体の雑さも目に付いて、

倒し切らなければならない相手に決着を付けられなかったんだわ。

 

 

試合のスコアっていうことになれば40-36×3っていうのはごくごく妥当なモノで、

舟津君陣営としては何の不満もないんだろうけど、

自分的には舟津君はまだまだ勿体ないボクシングをしてたんだよね。

 

 

この試合の後、コンチワって声掛けてくれたのが梅本耕孝君(輪島S)で、

11月22日に4年半振りに試合をするって言ってたんだわ。

 

 

 

④ 市川皓啓君(川島)×松本健一君(石川)……SB 4R

2勝0敗1分の24歳・東京都と、2勝(2KO)0敗の24歳・北海道。

 

<1R>

無敗同士の二人は流石にいい反応をしてて、

お互いの左フックがいいタイミングで交互にヒットしてたんだけど、

開始20秒での市川君の左が一番の直撃度だったなあ。

 

その後松本君も果敢にハードな打ち込みを挑んでいったんだけど、

市川君のショットの方が自信に満ちてるなあって思ってた1分25秒、

またもやの左フックを直撃された松本君がダウンしてしまったんだわ。

 

松本君は何とか立ち上がりはしたんだけどそこそこ効いたままのリスタートで、

頑張って手は出してたけどガードが疎かになってしまってた残り1分13秒、

このラウンドを凌げるか微妙だった中での西ロープ前、

揉み合いが少し解けるようなその瞬間を狙って、

市川君が強烈なアッパー気味の右ショートフックを叩き込んだんだわ。

 

一瞬、松本君の頭が大きく捻じ曲げ跳ね上げられてしまって、

これ以上は危険だって判断したレフェリーが即のストップエンドで、

1分49秒、市川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 山田大君(イマオカ)×宇和島亜紀斗(RK蒲田)……W 4R

0勝1敗1分の27歳・神奈川県と、0勝2敗(2KO)1分の36歳・神奈川県。

 

左右対称漢字名ボクサーと来年定年を迎える、

共に入学前というか何とか初勝利が欲しいボクサー同士の非情な一戦で……。

 

<1R~2R>

残念ながら、お互いの置かれてる立場の非情さがリング上には現れなくて、

勝ち味の遅い同士が迷い迷いしながら試合をしてて、

もう少し其々が目指すボクシングを見定めた方がいいんじゃないかって……。

 

 

ってことで一旦休憩タイムってことだったんだけど結局、

40-37、39-37、38-38ってことで山田君の2-0勝ちだったんだけど、

それにしてもこのスコアのバラケ方はどうなのかなあ……。

 

 

 

⑥ 川浦龍生君(川島)×ナッタコーン・何チャラ……SF 6R

2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・徳島県と、

9勝(5KO)9敗の32歳・タイ。

 

B級デビューした川浦君の3戦目の相手はまたもやタイボクサーで、

それも今回は勝ち負けイーブンの中古ボクサーってことで、

そろそろホントの実力が見たいところなんだよね。

 

ってことでこの試合は全く見てなかったんだけど結局、

2R2分58秒で川浦君のTKO勝ちだったんだけど、

利き手も使ってしまったのかなあ……。

 

 

 

この後の2試合は謂わばアラサーのサバイバルマッチで、

多分フルラウンドになるって予想してたんだけど、

其々最初の3ラウンドを見れば勝負の行方が知れると思ってたんだよね。

 

 

 

⑦ 冨田正俊君(川島)×品部正秀君(B水戸)……B 8R

7勝(1KO)9敗(4KO)2分のサウスポー、33歳・東京都と、

7勝(3KO)15敗(6KO)2分の34歳・愛媛県。

 

品部君がイーブン戦績に戻すのはかなりシンドイと思うんだけど、

冨田君には十分な可能性が有る訳で……。

 

<1R~2R>

お互いにKO決着させる能力は乏しいから、

沢山の正確な当て込みが勝負の分かれ目になると思ってたんだけど、

それをより理解してたのは冨田君の方で、

相手の動きを見極めながら細かくトコトコ正確に打ち込んでたんだわ。

 

品部君の方は大きくヒットしたいっていう色気をまだまだ捨てきれないみたいで、

結果的には雑な腕振りに終始してて、

2Rのラウンド終了ゴングが鳴った時にはかなり顔面を赤くしてたんだわ。

 

<3R>

お互いに迫力はないんだけど、一生懸命さは伝わってくる試合で、

前の回まで押され気味だった品部君が懸命の挽回手数だったんだけど、

一段落した後の残り50秒からは冨田君がキッチリ盛り返してたんだわ。

 

<4R>

お互いにそもそものパンチ力が無いのか、それとも打たれ強いのか、

多分その両方だと思うんだけど、

結構、きちんと当たってもグラッともしないんだよなあ。

 

<5R>

品部君が密着したがり始めたんだけど、

させたくない冨田君の方が立ち回りが巧くて、

結局は品部君が見る側に回ってしまうことが多くなってしまったんだわ。

 

 

こうなると品部君の可能性が大きく閉ざされてしまった訳で、

決着付いたなってことで自分はここで離席したんだけど結局、

79-74、78-74、78-75ってことでやっぱり冨田君の圧倒3-0勝ちで、

この日の冨田君は動きに無駄が無かったし、

終始少なくとも攻めてる感じは出し続けてたんだよね。

 

 

 

⑧ 永安潤之介君(川島)×コーヤ佐藤君(伴流)

                      ………53㎏ 8R

13勝(3KO)12敗(3KO)3分の35歳・埼玉県と、

9勝(2KO)4敗1分の28歳・岩手県。

 

<1R>

二人共よくスイッチする方なんだけど、

前の手の使い方では佐藤君の方が数段巧くて、

永安君も何とか接近戦に持ち込もうとしてたんだけど、

フットワークと前の手の捌きで佐藤君が距離を支配し続けて、

永安君は何だかあしらわれてるような感じだったんだよね。

 

<2R>

案の定、それらなってことで永安君は更に強引なゴリゴリ攻めを目指して、

徐々に自らの形に持ち込もうとしてたんだけど、

そこから有効ヒットに繋ぐことが出来ないままで、

見栄えのいいヒットの殆ど全ては佐藤君が持っていってしまってたんだわ。

 

<3R>

そんならそんならってことで永安君は更に更にのゴリゴリ作戦で、

佐藤君も延々の我慢を強いられそうだったんだけど、

この日の彼はイライラすることないまま冷静な対応が出来てて、

右へ移動しての左アッパーとか、相手のタイミングをずらせた上での右フックとか、

工夫に満ちた見栄えのいいパンチを量産してたんだわ。

 

永安君に距離を自由にさせて密着戦を受け容れたら苦戦は免れないんだけど、

もうここまでくれば佐藤君の作戦勝ちが確定してしまったような感じで、

自分は一旦離席したんだけど結局、6R0分57秒の負傷判定ってことで、

2Rのバッティングでカットした永安君の左目上傷が悪化したってことで、

59-56×2、58-56で佐藤君のほぼ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 有川稔男さん(川島)×坂本大輔さん(角海老)

            ………日本 W 王座統一戦 12R

14勝(12KO)4敗(3KO)の正規王者、32歳・東京都と、

14勝(8KO)8敗(1KO)3分の暫定王者、36歳・千葉県。

 

試合前、坂本さんの応援には角海老ボクサー達が溢れてて、

岡田博喜さん、小國以載さん、阪下優友さん、今野裕介さん、齋藤一貴君、

佐藤剛君、市川雅之君、糸山良太君、細川バレンタインさん達の他、

同じ大学出身ってことで八重樫東さんの顔もあったんだよね。

 

自分は後半になればなるほど坂本さんの可能性が高くなるとは思ってたんだけど、

一方では同じ相手に連敗はしないっていう有川さんのジンクスも頭から離れなくて、

有川さんは藤中周作さんや大川泰弘さんにも其々雪辱を果たしてるし、

坂本さんとも初戦敗退後のこの日は2回目の対戦なもんでね……。

 

<1R>

凄まじいほどの緊迫感から試合が始まったんだけど開始すぐの1分04秒、

ガツガツッと交錯した刹那に有川さんの右のショートが直撃して坂本さんがダウン、

って思ったら一瞬の間があってレフェリーがスリップって裁定したんだわ。

 

でもあれは確実にダウンで、確かに倒れる際には多少もつれてたけど、

その原因は有川さんのヒッティングだったことは間違いなくて、

ジャッジやインスペクターも一緒になって知らん顔をしてたのは納得しかねたなあ。

 

有川さんは大袈裟にこれ見よがしのパフォーマンスをするボクサーじゃないけど、

あの時は右手をかざして、これが当たったんだってポーズしてたんだよなあ。

 

それにしても有川さんはとっても見栄えのいいボクサーで、

ふくらはぎが驚くほど細いもんで身長とリーチと懐の深さを充分稼げるもんで、

坂本さんとしてはかなり踏み込んだところでないとヒッティングは難しそうで、

戦い方の幅としては有川さんと比較するとかなり狭められるって感じなんだわ。

 

その後もそれ程のスピードは感じられなかったけど、

有川さんの左ボディブローはかなりの届きの良さを見せたんだよね。

 

<2R>

お互いが突っ込みガッツン系に偏りそうな感じが出てきて、

自分としてはバッティングが心配されたんだけど1分01秒、

またもや有川さんが大きく有効ヒットで、

ロングレンジからのいきなりの右フックが直撃して、

その当たりの強さに坂本さんが一瞬バタついてしまったんだわ。

 

勿論、有川さんはそれを見過ごすことなく一気の追撃だったんだけど、

坂本さんの方も持ち前のハンマーパンチを振りかざしての迎撃迎撃で、

一段落した後の二人はそこそこの消耗が浮き出てたんだよね。

 

 

自分は試合が長引けばっていう条件を付けたし、

試合後のインタビューでも坂本さんは後半勝負を考えていたって言ってたけど、

試合序盤にしてもうこの大騒ぎで、全く裏腹の展開になってしまったんだけど、

よく考えてみれば坂本さんっていうボクサーは元々それほど器用ではないし、

相手に仕掛けられてやり過ごすだけでは済ませられないタイプなんだよね。

 

<3R>

実戦離れしてた筈の有川さんなんだけど、万全の強さを感じさせるほどで、

開始ゴング直後の18秒にはまたもやの右ストレートで坂本さんをバタバタさせて、

残り1分10秒からも一気の攻勢でまたもやのポイントゲットだったんだわ。

 

お互いに華麗なコンビネーションを競い合うような展開ではなくて、

一発必殺系の危険なパンチが交錯し続けてたもんで、

見てる方はハラハラのドキドキだったんだけど、

坂本さんの腕振りの方が徐々に雑になっていったんだわ。

 

<4R>

まず最初に坂本さんの左ボディがこの日一番の喰い込みを見せた直後、

有川さんが細かく鋭く打ち込む作戦に転じたような攻め方を始めたんだわ。

 

危険度が高いままの一進一退が続いた残り32秒からが物凄くて、

何が後半勝負なのかってことなんだけど、

お互いに歯を喰いしばっての超剛力戦だったんだけど、

坂本さんの例の力のこもった特大の左フックはついに火を吹かないまま、

最後は有川さんに相当追い込まれてしまったんだわ。

 

有川さんは自分の頭の中の彼よりずっと巧くなってて、

先制攻撃とカウンター攻めとの混ぜ込みが抜群で、

坂本さんの一本気な攻撃との幅の違いを見せ付けたって感じだったんだよね。

 

<5R>

前の回の終盤でかなりダメージを与えたっていう自信があったか有川さん、

開始ゴングと同時に明らかに決着付けに行っての飛ばし飛ばしで、

一瞬対応の遅れた坂本さんを一気に追い立てて、

南東ポスト近くの南側ロープに追い込んでの左右フックを連続ヒットで、

その2発目の右フックが坂本さんの左目上を大きくヒットカットしたんだわ。

 

1Rと同様、対応が遅いというか見えてないようなレフェリーが一瞬放置して、

北側の試合役員席からスーパバイザーが大きく身を乗り出して、

すぐにドクターにチェックさせることを指示したんだよね。

 

その時、自分のすぐ横と後ろで見てた例のクサレ老いぼれ常連客達が、

ホントこいつらは只のバカでしかないんだけど、

「何で止めるんだよ!」 って声を上げたのには流石に驚いてしまって、

あんたらには目が付いてないのかって思わず彼らの面を見てしまったんだわ。

 

連中はいつも偉そうに上から目線でああせえこうせえボクサーに指示を出したり、

常にバカ同士で群れ合ってデカイ態度で恥ずかしい限りなんだけど、

揃いも揃って身長が160㎝に満たないチビ達だから、

多分アイツらはガキの頃に苛められた分を跳ねっ返してるんだろね。

 

 

自分のすぐ前でのドクターチェック中、坂本さんの傷からはボタボタ凄い出血で、

最近見た中では一番ひどい血の量で多分献血2回分ほどはあったなあ……。

 

勿論、当然即のストップで1分42秒、有川さんのTKO勝ちだったんだよね。

 

 

医務室に向かう坂本さんは 「いやあ、これからだったのに~。」 って言って、

彼の担当トレーナーは 「相手は巧かったし、強かったです。」 って言ってて、

自分と目を合わせた有川さんは、穏やかにコクッと頷いたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 有川稔男さん

② 市川皓啓君

③ 高橋利之君と中野健斗君

 

 

 

昨日は全9試合のうちウェルター級の試合が4試合もあって、

それぞれのレベルが比較できてとっても興味深かったんだけど、

当然のことながらタイトル戦の迫力は全然次元が違ってたんだよね。

 

 

 

昨日、東京ドームでコンサートがあって、

ボクシングの終わりとモロバッティングしてしまったもんで、

ある意味仕方なく居残ったんだけど、

お蔭で色んな人達と話をすることが出来たんだわ。

 

話をしてみると解るけど有川さんは実にとっても普通の青年で、

試合直後だっていうのに少しも力んだところがないのに驚いてしまったんだわ。

 

 

坂本さんは例の如くワアワア大声で色んな人達と話をしてたんだけど、

お子様連れの奥様はとっても穏やかな感じで接してくれて、

抱っこしてた下の子が余りにも坂本さんにソックリなもんで笑ったら、

その子が自分を強烈に睨み返してきたんだわさ。

 

 

控室外側通路の長椅子に傷だらけの冨田正俊君が静かに座ってて、

ちょっと話し掛けたら、すぐ隣にいたもう一人の傷だらけが永安潤之介君で、

この日一人は勝って、もう一人は負けた共にイーブン戦績勝負のボクサーで、

何となくエへへって感じだったし、向こうへ行ってくれって感じではなかったもんで、

暫く話しをしたんだけど、色々余計な事を言ってしまったのかなあ……。

 

 

今日は午前中に外せない要務外出があったもんでブログアップが遅れまして……。

2017年11月 7日 (火)

後楽園ホール・11月6日

 

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「こうするとブルーの目が余計綺麗に見えるでしょ?」

 

 

 

今、日本に農業従事者が何人いるかは知らないけど、

彼らの平均年齢が67歳だってことをつい最近知ったんだよね。

 

ってことはこのままだと自分の人生の終焉と共に日本の農業も終焉ってことで、

政府は子育て支援とかに力を入れてるみたいだけど、

近い将来の食料不足(特に米)にも配慮する必要もあるんじゃないのかなあ。

 

IT系や派手な仕事に夢中な若い連中に後継を期待するのは難しくて、

レタスなどの葉物野菜については企業による水耕栽培も始まってるんだけど、

稲作っていうことになると規模が膨大になるから相当困難だと思うから、

いっそのこと国営にするっていうのはどうなのかなあ。

 

従事者の処遇に関しては色々調整が必要だと思うんだけど、

特殊公務員ってことで……。

 

 

 

先週末、ロシアのセルゲイ・リピネッツとのIBFタイトル決定戦で、

残念ながら0-3負けした近藤明広さんがアメリカからトンボ返りで、

自ジムの興行に駆け付けジム仲間の応援に来てたんだわ。

 

自分はまだ彼の試合映像を見てないんだけど、

傷んだ彼の顔面を見ながら質問と答えを繰り返してたら、

何となく相手のボクシングとか試合の様子が見えてきたんだよね。

 

昨日は全部で7試合が組まれてたんだけど、

濃度的に薄い組み合わせが多くて観客席もスッカスカだったなあ……。

 

それでも1試合だけだったけど、とってもいい試合があって、

居合わせた人達は全員大いに盛り上がって、

一見どんなに中身が薄そうでも一つは面白い試合が混じるってことで……。

 

 

 

① 鯉渕健君(横浜光)×土屋賢一郎君(TI山形)……SFe 4R

デビュー戦の21歳・神奈川県と、デビュー戦の29歳・山形県。

 

以前、多打魔炸獅っていう恐ろしい名前のボクサーがいたけど、

TI山形ジムからは久し振りの登場で……。

 

<1R>

デビュー戦の割にというか、デビュー戦だからこそか、

二人共、いきなり狂熱の大殴り大会だったんだわ。

 

初っ端は土屋君の中間距離からのショットが有効だったんだけど、

30秒過ぎから一気の接近戦になった途端、

鯉渕君が鬼のボディラッシュであっと言う間の挽回攻勢で、

土屋君はそういう練習はしてなかったみたいで対応に苦慮してたんだわ。

 

一旦距離が取れた際に土屋君の立て直すチャンスがあったんだけど、

その機会を生かし切れず結局主導権は鯉渕君が握ってたなあ。

 

<2R>

それほどには見えなかったんだけど、

それでもデビューボクサーにとっては前の回は飛ばし過ぎだったのか、

二人共、いきなりのトロトロで緊迫感が無くなってしまったんだわ。

ラスト30秒からの鯉渕君の例のボディラッシュがあっただけだったもんで、

殆ど何もアピールできなかった土屋君が2連続ポイントロス。

 

 

試合の行方が見えてきてしまったモンで本日一回目の休憩タイム。

結局、4R1分57秒、鯉渕君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

② 安藤暢文君(高崎)×岩井優典君(一力)……68.5㎏ 4R

3勝(2KO)6敗(3KO)1分のサウスポー、29歳・長野県と、

1勝(1KO)0敗の30歳・東京都。

 

<1R>

岩井君は元々サウスポーが不得意みたいだったし、

終始、相手のリズムとかタイミングでやらされてるって感じだったなあ。

 

残り21秒、お互いのショートブローが交差した刹那、

安藤君のパンチの方がハードヒットして岩井君がダウンしてしまったんだわ。

 

それ程のダメージを残すことなく再開したところでラウンド終了ゴング。

 

<2R>

感じと流れを掴んだ安藤君が気持ち良さそうにやってて、

そもそも岩井君はいちいち休み過ぎだなあ、もっとガンガン行かないと、

って思いつつ見てた残り1分25秒、

軽い感じで出した岩井君の右ストレートがスットンヒットして今度は安藤君がダウン。

 

これもそれほどのダメージを残すことなくリスタートしてて、

お互い1回づつのダウンを喰らったんだけど、

顔面のダメージは明らかに岩井君の方が進んでたなあ……。

 

<3R>

岩井君が意識的に接近戦を仕掛けて行った感じだったんだけど、

却って被弾を増やしてしまったところがあって、

中盤以降は反応が鈍くなってきたし、スタミナ切れも見えてきたんだよね。

 

ただ、一方の安藤君の方も左目上をヒットカットされてたんだけどね。

 

<4R>

若干二人の試合経験の差が出てきてるようでもあって、

岩井君が連続的に攻め切れない中、安藤君が巧いこと誤魔化し系で繋いでたし、

バックステップしながらの右が良く当たるようになってポイントゲットゲット。

 

岩井君の手数不足は致命的なレベルに達したまま終了ゴング。

 

ってことで自分は38-36だったんだけど結局、

38-36、38-37、37-37ってことで安藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

安藤君は “のぶふみ” じゃなくて、 “まさふみ” っていうんだよね。

 

 

 

③ 木野田俊翔君(小田原)×高木光(一力)……56㎏ 6R

5勝(1KO)4敗の22歳・神奈川県と、6勝(5KO)7敗(6KO)の30歳・千葉県。

 

高木君はKO勝ち率も高いけどKO負け率も同じくらい高くて、

もう少し勝率を上げる工夫をしないと定年までやれそうにないんだわ。

 

<1R>

木野田君の方が先仕掛けに積極的で、特に左フックが良かったんだけど、

全体に腕振りが大き過ぎて精度が良くなかったんだよね。

 

高木君の方は一見頼りない腕振りなんだけど、

パンチそのものはそこそこ重そうだったなあ。

 

<2R~4R>

二人共、巧くはないんだけど男気に溢れた危険度の高い左右フック戦で、

お互いに当て放題に近い踏ん張り合いだったんだけど、

高木君の顔面の傷みの方が目立ってきたんだわ。

 

<5R>

高木君の動きが急に鈍くなったなあって見てた開始40秒過ぎ、

木野田君の左フックがドッカンヒットして高木君がダウン。

 

両足を揃えたまま仰向けにバッタンダウンしてしまったもんで、

レフェリーも即のストップエンドで0分46秒、木野田君のTKO勝ち。

 

木野田君は3連敗中の後楽園ホールだったんだけど1年振りの勝利だね。

彼の名前は “としざね” っていうんだけどちょっと読めないよなあ。

 

一方の高木君は6勝(5KO)8敗(7KO)ってことになったんだけど、

スーパーバンタム級くらいだとやっぱりちょっと乱暴過ぎる戦績だと思うけどなあ。

 

 

 

④ サイトーンⅠ号×中村雅敏君(一力)……54.5㎏ 6R

8勝(2KO)1敗の17歳・タイと、6勝(3KO)8敗(3KO)の30歳・大阪府。

 

<1R~2R>

相手のタイボクサーが7~8㎝も上背があるもんだから中村君、

まずは距離を詰めようとしてたんだけど、その詰め方が実に危ない危ないで、

余りの無防備さにハラハラだったんだわ。

 

4年振りの試合ってことで勘が鈍ってたか中村君、

とっても元A級ボクサーには見えない危なさ加減で、

自分から接近しては相手の右ショートアッパーを何発も貰ってて、

このままでは今年初めてサイトーンジムボクサーが勝つのかって、

変なドキドキさえ感じ始めたんだよね。

 

<3R>

それでもサイトーンジムはあくまでサイトーンジムってことで、

ボディブローをきっかけにしての一気のヘタレはほぼお約束通りってことで、

コロンコロン3回も転んだ末の4回目にしてストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑤ 高橋竜平君(横浜光)×サイトーンⅡ号……B 8R

11勝(3KO)3敗(1KO)1分の27歳・新潟県と、

6勝(3KO)8敗の21歳・タイ。

 

サイトーンⅡ号はⅠ号より戦績がかなり劣ってたし、

もっとひ弱そうな体躯をしてたし、

高橋君は中村君より圧倒的に強いしってことでスルーしたんだけど、

やっぱり予想通りで、2R0分35秒でのKO決着だったってね。

 

 

 

⑥ 河野洋佑君(新日本木村)×野口将志さん(一力)

                          ………Fe 8R

11勝(5KO)6敗(1KO)2分の29歳・宮崎県と、

12勝(6KO)8敗(6KO)1分のランク9位、28歳・山口県。

 

ジム仲間の栗原慶太さんが野口さんの試合直前ミットの相手をしてたし、

ジロリアン陸君も野口さんの応援に来てたんだわ。

 

<1R>

お互い、勝手知ったる同士みたいで適度な距離を保ちつつの打ち合いで、

交互に危険なタイミングのパンチを貰ってたんだけど、

残り1分からの攻勢でまずは野口さんがポイントゲットしたんだけど、

河野さんの差し込むような右フックも中々良かったんだよね。

 

<2R>

いきなり激しいショート戦から始まった最初の1分間は一進一退で、

お互いに気の強さを競い合ってたんだけど、残り1分15秒、

河野君がかなり強烈な右をヒットヒットさせて相当効かせたんだわ。

 

野口さんは残り35秒のところでも強く被弾してしまって、

このラウンドは10:85ほどもの大差を付けられてしまったなあ。

 

<3R>

中盤の密着戦でボディブローやショートアッパーで踏ん張り返したけど野口さん、

何だかこの日はいつも以上に腕振りが大きくて、

河野君の振り幅の小さい鋭いショットの方に可能性を感じたんだよね。

 

1分30秒からはお互いに我慢比べのようになっていったんだけど、

このラウンドは辛うじて野口さんの手数勝ちって感じだったんだよね。

 

それにしても二人共、そんなに飛ばして最後まで持つのかって感じだったなあ。

 

<4R>

開始直後から野口さん優勢で推移してたんだけど、

その野口さんが一瞬サウスポーチェンジした刹那の0分29秒、

河野君の右ストレートが激しくヒットして野口さんがユラッとしてしまったんだわ。

 

ただ、この時の河野君も不本意ながらか激しい追撃が叶わなくて、

何とか凌いだ野口さんはトロトロになりながらも、

相手の一段落を待った後の残り1分からの立て直しは立派立派で、

目まぐるしく展開が動いていったもんでもう場内大盛り上がりで、

ポイント的には難しかったんだけど、自分は最初と最後の攻撃で野口さんだね。

 

<5R>

二人の顔面はかなり凄いことになってきたんだけど、

消耗が進んでたのは野口さんの方で、それは多分河野君も解ってたみたいで、

数は少なかったんだけど、それでもキッチリ鋭く腕が振れてたんだわ。

 

途中、野口さんの右フックで河野さんの左目上がヒットカットされたんだけど、

それでもこのラウンドはトータルとして見れば河野君ポイントだったんだわ。

 

<6R>

野口さんも流石に相手の好きにはさせてなかったんだけど、

それでもショットのキレ自体にはかなりの差が見えてきて、

必死の手数ではあったんだけど相手を倒すようには打ち切れてなかったんだわ。

 

蓄積されてきたダメージは下半身の踏ん張りを失わせしめて、

かなりバランスを崩すようになってきて、

一発ハードヒットされると危ないって感じにさえなってきたんだわ。

 

このラウンドを河野君がゲットしたもんで、ここまでのスコアは丁度イーブン。

 

<7R>

ここに来て二人の腕振りと下半身の踏ん張りには更に大きな差が見えてきて、

もしかしたら野口さんは朦朧とした中で戦ってるんじゃないかって感じだったんだわ。

 

それでも懸命に踏ん張ってる姿はある意味感動的でさえあって、

残り40秒からの河野君の猛攻もよくぞ耐えたって感じだったんだよね。

 

<8R>

勝敗の行方が見えてきた中、野口さんが最後まで頑張り切れるのかがポイントで、

さあどうなるって見てた開始直後の僅か4秒の北ロープ前、

河野君の右ストレートがいとも簡単に野口さんに直撃ヒットして、

野口さんが一発仰向けダウンしてしまったんだわ。

 

相当ダメージを引きずったままのところだったもんで、もうこれで終わりかなあって、

そう思ったら、何とナント野口さんが懸命に立ち上がってのリスタートだったんだわ。

 

ただ、それまで2度ばかり手緩くて仕留め切れなかった河野さんも、

ここはホントに最後の飛ばしってことで、

野口さんを一気に赤コーナーに追い込んで渾身のラッシュ打ち込みで、

野口さんが反撃ままならなくなったところを見計らって0分32秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

河野君は “こうの” じゃなくて、“かわの” って言うんだけど、

これで河野君にはいきなりシングルランカーの可能性も出てきたんだよね。

 

この日フェザー級で戦った野口さんはライト級の9位のランキングがどうなるかで、

今、ライト級は空きが2名分あるし、土屋修平さんと加藤善孝さんの自然ダウンか、

ランク落ちがあるから、もし齋藤一貴君がランクインしても、

一気のランク落ちってことは避けられんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑦ 望月直樹さん(横浜光)×サイトーンⅢ号……F 8R

12勝(7KO)2敗のランク8位、23歳・神奈川県と、

10勝(3KO)2敗の国内10位、22歳・タイ。

 

タイの国内10位っていうのはつまり、途方も無く弱いってことでもあって、

だからこの試合もスルーして帰ったんだけど、

案の定、1R2分12秒で望月さんのTKO勝ちだったってことで、

これからはサイトーンジムボクサーを相手にする際には、

日本側のボクサーは少なくとも第1Rは利き手を使ってはいけないって、

そういう取り決めにしないといけないんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 河野洋佑君

② 野口将志さん

③ 木野田俊翔君

 

 

 

今週は4ボクシングもあるもんで流行風邪に注意なんだよね。

2017年11月 5日 (日)

後楽園ホール・11月4日

 

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「俺の後に続けよ!」

 

 

 

昨日は角海老ボクシングだったもんで、

赤コーナー全員が角海老ボクサーだったんだけど、

最終試合は見ないで帰ったモンで悪しからずです。

 

セミファイナルに出場した石本康隆さんは勿論青コーナーだったもんで、

自分の席と帝拳ジムの席を交換したんだよね。

 

昨日は全部で6試合のうち日本人同士は2試合しか組まれてなくて、

そうなると普段はかなり空席が目立つんだけど驚きの殆ど満席で、

関係者に聞いたらチケットは完売ってことで、

出場ボクサー達が精一杯頑張ったらしいんだよね。

 

 

 

① 細谷大希君×ソンポン・何チャラ……LF 6R

5勝(1KO)1敗2分の22歳・東京都と、8勝(3KO)2敗の17歳・タイ。

 

優秀なB級ボクサーのマッチメイクは中々難しくて、

タイボクサー相手になってしまって残念残念。

 

<1R>

タイボクサーの最初の右ストレートを見たらダメなのが即判明してしまって、

細谷君もほぼ同時にそれを理解したみたいで、

余裕の動きから上下のコンビネーションを色々試してたみたいだったなあ。

 

ソンポンは現役の高校生ってことなんだけど、若さのかけらも感じられなくて、

残り1分を過ぎる頃にはすっかりビビってしまって手も出なくなってたなあ。

 

<2R>

力量差が著しかったから、いっそのこと細谷君は右手を使うのを封じて、

左手一本で色々操作をする練習をしてみればいいのにって思ったんだけど、

真面目にキッチリやったもんであっと言う間の決着で、

何度目かのフェイントからの右フックを綺麗にヒットさせてダウンゲット。

 

開始僅か30秒ほどのところだったんだけど、

ホントに効いたのか役目を終えたって勝手に判断してのことか、

タイボクサーが例のもう出来ませんポーズだったもんで仕方なくのストップエンドで、

0分38秒、細谷君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

② 齋藤一貴君(角海老)×アルビン・ラガンベイ……L 8R

3勝(3KO)0敗の25歳・東京都と、

8勝(7KO)1敗のOPBF8位、国内9位の22歳・フィリピン。

 

ラガンベイのランキングには色々説があるんだけど何れにしても、

齋藤君が勝てばOPBFと日本ランクの両方をゲットできる可能性がある訳で、

勝率もKO率も優秀な若いフィリピンボクサー相手に踏ん張りの一戦なんだわ。

 

<1R>

やっぱり本気のフィリピンボクサーの迫力は全然違ってて、

デカイ体躯をしたラガンベイは初っ端から力づくの積極系で、

早い仕掛けをしてきた中、特に左フックが強烈だったんだわ。

 

齋藤君としては余り最初っから付き合うのは得策じゃないと思ったんだけど、

元々好戦的な彼は陣営からのアドバイスが聞こえてないのか無視してたのか、

全く怯むことなく真正面から打ち合っていって、

1分10秒には相手の強めの左フックを貰ってしまって一瞬危なかったんだわ。

 

その後立て直して齋藤君もガンガン攻め立てていったんだけど、

ラガンベイは一発喰らってもすぐ打ち返す負けん気の強さを見せてたんだわ。

 

自分的には齋藤君はもっと早く動ける筈だと思ってて、

左右へ鋭く動いたところからの攻撃が見たかったんだけどね。

 

<2R>

「もっと足を使え!」 「相手にもっと振らせろ!」 って陣営から声が飛ぶ中、

齋藤君のフットワークが若干改善されて、ジャブのヒット率も上がっていって、

それにつれ元々動きがスムースではないラガンベイのバランスが悪くなって、

やっと少し安心して見ていられるようになったんだわ。

 

<3R>

前の回明らかに劣勢を強いられたラガンベイが反転攻勢に出たんだけど、

元々スタミナ自慢ではないようでラウンド半分が過ぎる頃にはいきなりメッキリで、

残り1分を切ってから再度立て直しはしてたんだけど、

残り20秒からの齋藤君のラッシュラッシュに全てを持っていかれてしまって、

ラガンベイは北ロープに詰められたまま強烈なフック系を6~7発浴びてしまって、

かなり相当そこそこ一気に危ないところまで追い込まれてしまったんだわ。

 

<4R>

迫力はかなり落ちてきたんだけどそれでもラガンベイはタイボクサーではないから、

歯を喰いしばって最後の踏ん張りを見せたんだけど、

やっぱり3R終盤での被弾ダメージを拭いきれてないのは明らかで、

直ぐに齋藤君がペースを握っての一気一気だったんだけど、

特に残り25秒からが実に物凄かったんだわ。

 

ラガンベイを青コーナーに追い込んだところでまずは超強烈な右フックをヒット、

マウスピースをリング外に張り飛ばしてしまったんだけど、

一瞬後には雨あられの連続ヒットで最後はラガンベイを棒立ちにさせて、

止め時を見定めてたレフェリーが自信を持ってのストップエンドだったなあ。

 

ってことこで2分47秒、齋藤君の圧倒的TKO勝ちだったんだけど、

それでも自分的にはまだまだ60%ほどの満足感しかなくて、

彼の可能性はまだまだこんなもんじゃないんだよね。

 

 

 

③ 渡部あきのりさん×デニス・パドゥア……SW 8R

34勝(29KO)6敗(5KO)のOPBF3位、国内9位のサウスポー、32歳・埼玉県と、

11勝(6KO)12敗(9KO)2分のOPBF8位、国内王者、33歳・フィリピン。

 

相手は国内チャンピオンってことなんだけど、

戦績的にも年齢的にも渡部さんにとっては殆ど余裕じゃないかなあ……。

 

<1R>

比較的低く構えた渡部さんとパドゥアとの身長差は頭一個以上違ってたんだけど、

開始58秒での渡部さんの右とパドゥアの左の相打ちは大きく渡部さんで、

相変わらずの強打の一撃はフィリピンの大男にも充分な効果を発揮したんだわ。

 

明らかにガックンとしたパドゥアを渡部さんが優しく見逃す筈も無くの一気追撃で、

北ロープ前の1分03秒、パドゥアの右ストレートの打ち終わりにキッチリ合わせて、

斜め下からの左ボディが恐ろしいほどの喰い込みを見せて強烈なダウンゲット。

 

リスタートはおろか苦しくて立ち上がれそうにないままテンカウントが過ぎて、

1分13秒、渡部さんが実に手際のいいKO勝利だったんだわ。

 

 

 

ここまででまだ6時半で、少しばかりの休憩タイムが設けられて、

この後の2試合が最強挑戦者決定戦だったんだわ。

 

 

 

④ 福本祥馬さん×竹迫司登さん(Wスポーツ)……M 8R

11勝(9KO)1敗(1KO)のランク1位、26歳・千葉県と、

6勝(6KO)0敗のランク2位、26歳・大阪府。

 

無敗の竹迫さんよりは福本さんの方がキツイ日本人との対戦が多いから、

強敵ではあるんだけど何とか福本さんが勝つんじゃないかってね……。

 

<1R>

福本さんの方が7~8㎝ほど上背があるし、フレーム的にも圧倒してたんだけど、

開始ゴングが鳴った直後から二人の距離は明らかに竹迫さん向きのままで、

ファースト・コンタクトで福本さんのスイッチが入り過ぎたとしか言えなくて、

開始4~5秒以降から近い近いって心の声が叫び続けたんだわ。

 

ローブローに対して交互にレフェリーからの注意を受けた直後の1分22秒、

リング中央のやや西寄りのところだったんだけど、

竹迫さんの強烈な右ショートが福本さんの顎先に直撃クリーンヒット。

 

一発昏倒ダウンしてしまった福本さんはとっても起き上がれそうになくて、

結局1分30秒、カウントを途中ストップされてのTKOエンドだったんだわ。

 

 

近距離での打ち合いになったら回転力と鋭さではとっても敵わないのに福本さん、

どうしてああいう戦い方を選んでしまったのか首を傾げるばかりだったんだわ。

 

竹迫さんって、下の名前は “かずと” って読むんだよね。

 

 

 

⑤ 中川勇太さん×石本康隆さん(帝拳)……SB 8R

21勝(12KO)4敗(1KO)1分のランク1位、28歳・滋賀県と、

30勝(9KO)9敗(2KO)のランク2位、36歳・香川県。

 

中川さんが勝利すればタイトル挑戦権と共に石本さんのWBCランクを、

石本さんが勝てば挑戦権と共に中川さんのOPBFランキングを、

其々ゲット出来るってことで……。

 

中川さんは先にリングインした石本さんと観客達を延々待たせて、

入場曲に選んだクラシックの第一楽章が終わりそうなほどだったんだわ。

 

勝率、KO率共に中川さんの方が優績なんだけど、

尋常ではない粘り強さを備えてる石本さんの勝ちを予想してたんだけどね……。

 

石本さんの担当トレーナーは西尾さんだったんだね。

 

<1R>

石本さんは相変わらず打ち込みのタイミングがとっても良かったんだけど、

1分27秒、中川さんのボディブローからの上への繋ぎが実にグッドグッドで、

その一連の攻撃で早くも石本さんの顔面がかなり赤くなってしまったんだわ。

 

その後は代わり番こにワンツーをヒットさせてたんだけど、

やっぱり中川さんの当たりの方が圧倒的にハードだったんだわ。

 

<2R>

この日の中川さんが集中力を感じさせた一方、

鼻血が目に入ったみたいでドクターチェックを受けた石本さんは少し緊張気味で、

リスタート後の中川さんの一気攻めにも一瞬対応が遅れてしまって、

その後必死のパフォーマンスを見せたんだけど、攻められ方の形が悪かったし、

グローブの上から叩かれても後ずさるようになってしまったんだわ。

 

ここまでの石本さんの劣勢は誰が見ても明らかで、

中川さんの勢いと比べると、遠くないラウンドでの決着さえ見えてきて、

遠目からも陣営周辺がバタバタしてたのが見て取れたんだよね。

 

<3R>

流れの変わり目が見えたのはこのラウンドの終盤からで、

変な余裕を見せないで集中してやれば何の問題も無さそうだった中川さん、

例のクオリティの高い左ボディは健在のままで、

残り1分20秒に右ストレートは貰ったもののすぐにヒットヒットで挽回して、

またもや優勢なままに終わるかと思われた残り45秒、

中川さんの一段落を見計らって石本さんが一気の鬼反撃で、

追い込まれたところからの持ち前の粘り強さを見せ付け始めたんだわ。

 

<4R>

残り15秒からの二人の飛ばし合いは稀に見るものがあったんだけど、

最初の2分間を仕切ってたのは中川さんだったし、

残り40秒での石本さんの挽回攻勢もそこそこだったんだけど、

ラウンドトータルで見れば中川さん優勢は動かし難かったんだわ。

 

ってことで半分を終えたところでの自分のスコアは39-37で中川さんだったね。

 

<5R>

このラウンド、まず先手を取ったのは石本さんで、

中盤には打ち疲れたか一段落してはしまったんだけど、

甲乙付け難かったままのラウンドをゲットすべく、残り40秒からも頑張り手数で、

格別の有効打は無かったんだけど攻めてる感じは充分出してたんだよね。

 

<6R>

中川さんが頑張ったのは1分30秒からの少しの間だけで、

後はガードポジションを取ってることが多くて見栄えが悪くて、

石本さんの鬼の形相がやたら目立って気持ちの強さを見せつけられる思いで、

8歳も年上の36歳だっていうのに、ここに来ての明らかな勢い勝ちで、

ついに57-57のイーブンに戻してしまったんだわ。

 

<7R>

今や阿修羅の如くになってしまった相手に対して中川さん、

上手く立ち回ろうとしたら絶対ヤバイ訳で、

石本さんは消耗してる中でも攻めてる感じを出すのがとっても巧いんだから、

ここは明確な優勢攻撃が欲しいところだったんだけど踏ん張り切れず、

諦めが良すぎるとしか思えない飛ばし切れなさだったんだわ。

 

残り50秒には中々刺激的なショート連打を見せた中川さんだったんだけど、

解り易い一段落後に石本さんの巻き返しに遭ってこのラウンドもポイントロス。

 

<8R>

お互いにセコンドアウトが遅くなってきた最終ラウンド。

 

まずは例によって石本さんが根性の先攻めだったんだけど、

中川さんはそれで全力なのかって感じの半端さで、

そこそこいいのを当てても後が続かず、気持ち的にも明らかに後れを取ってて、

鼻血を出しながらの石本さんが残り30秒からも頑張り通してたんだよね。

 

 

ってことで自分は77-75で石本さんだったんだけど結局、

77-76×2、76-77ってことで石本さんのギリギリ2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石本康隆さん

② 齋藤一貴君

③ 竹迫司登さん

 

2017年11月 4日 (土)

後楽園ホール・11月3日

 

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“ススキ”

 

先週土曜日の久し振りの晴れ間に河川敷チャリしたんだけど気持ち良かったなあ。

 

川沿いの緑地はいつの間にかススキだらけになってて、秋だなって思ってたら、

そよいで来た風の中からドラムの音が聞こえてきて、

ここから少し下流(左側)に行った所の橋のたもとで、

一人の青年がドラムスの練習をしてたんだわ。

 

色んなパターンのエイトビートを叩いてたから多分ロック系のドラマーで、

モノになりそうなほどそこそこ巧くて、

もしかしたら既にモノになってるのかも知れないんだけど場所柄、

誰に気兼ねすることなく気持ち良さそうに練習してたんだよね。

 

 

 

昨日は全11試合が ≪2017年度・東日本新人王トーナメント決勝戦≫ って事で、

事前の勝敗予想がどうなるか含めて緊張感に満ち満ちた4時間だったんだわ。

 

4勝以上同士の場合だと5回戦になるんだけど、

昨日は11試合のうち4試合がそれに該当してたんだわ。

 

 

 

① 和田優麻君(REBOOT)×赤羽根烈君(宇都宮金田)

                           ………Mm 4R

4勝(1KO)0敗1分の20歳・東京都と、

2勝(2KO)0敗のサウスポー、18歳・栃木県。

 

この試合は和田君がケガ棄権してしまって、赤羽根君の不戦勝なんだけど、

とってもとっても楽しみしてたもんで自分的にも痛恨だったんだわ。

 

 

 

② 佐藤剛君(角海老)×亀山大輝君(ワタナベ)……LF 4R

3勝(1KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、20歳・東京都と、

3勝(1KO)1敗1分の21歳・静岡県。

 

ローリング・ストーンズの “Start Me Up” で入場した二人はほぼ同年齢、

更には引き分け含めて全く同じ戦績なんだけど、

二人の力量にはそれほど大きな差が無くて、

予想通りの激しい一戦だったんだわ。

 

<1R>

亀山君の細かい動きからのヒット数の方が勝ってはいたんだけど、

佐藤君の強いプレスからのヒッティングの方が当たりが強くて、

残り10秒からの一気ラッシュも迫力あって、

亀山君の左目上をヒットカットさせたんだけど、

1分20秒辺りでの亀山君の右フックがこのラウンド最大の有効ヒットだったんだわ。

 

<2R>

これ以降最終ラウンドまで亀山君がロープを背負わされたり、

コーナーに詰まる場面が多くて見栄え的には良くなかったんだよなあ。

 

そうなると佐藤君の土俵であることは間違いなくて、

1分30秒過ぎからは粘り強い押し込み攻勢をかけていったんだわ。

 

佐藤君の方も右目の横がかなり腫れてきたんだけど、ギリギリポイントゲットだね。

 

<3R>

前の回の中盤以降から佐藤君のボディ攻撃が効果を発揮し始めたみたいで、

亀山君は明らかにボディを打たれるのを嫌がり始めたんだけど、

コーナーに詰まりながらもそれでも強い返しの右フックをヒットヒット。

 

1分過ぎから今度は佐藤君の挽回大攻勢が始まって、

そこからは代わり番こに強いパンチを当て合いながらの壮絶壮絶で、

気持ちの強さの見せ合いって感じだったんだわ。

 

ロープ際に詰まることが多かった分、見栄えが良くなかったんだけど、

それでもより正確に当て込んでたのは亀山君だったなあ。

 

<4R>

微妙なスコアの中、二人共最後の全力出しで、

亀山君はまたもやロープを伝い歩いてたんだけど、

それでも手数的には負けてなかったし、

元々右利きのサウスポーのような感じの右フックをガンガンヒットで、

佐藤君の顔面を大きく傷めていったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で亀山君だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-39で佐藤君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

元々腫れやすい佐藤君はまるで敗退したボクサーのようで、

最後に記念写真を撮る頃にはまるで土偶のようになってたんだよなあ。

 

 

 

③ 薮﨑賢人君(セレス)×荒川竜平君(中野サイトウ)……F 4R

3勝(2KO)1敗1分のサウスポー、20歳・千葉県と、

4勝(2KO)0敗1分のサウスポー、28歳・宮崎県。

 

これはもう余裕で荒川君じゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

開始ゴング直後から試合のリズムは明らかに薮﨑君主導で、

荒川君としてはもっとユックリ立ち上がった方がいいんじゃないかって、

そう思ってた開始38秒、打ち合いの中で薮﨑君の返しの右フックが直撃ヒットで、

余りにもまともだったもんで荒川君が堪らず衝撃のダウン。

 

何とかリスタートは出来たんだけど荒川君、回復し切れてないのは明らかで、

1分07秒、ショート戦の中での軽い被弾にも耐え切れなくて2回目のダウン。

 

ここも何とか立ち上がった荒川君だったんだけど、

激しい殴り合いをするのはとっても無理そうで、

いきり立った薮﨑君を捌き切れないまま最後は青コーナー近くの南ロープ際、

全く反撃できなかったこともあってついにレフェリーが割って入ってのストップエンド。

 

ってことで1分28秒って、あっと言う間の薮﨑君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

通路の青コーナー側から試合を行方を見つめてた加藤収二君に、

「最初っからまともに行き過ぎじゃなかったかなあ……。」 って伝えたんだけどね。

 

 

 

④ 住田愛斗君(角海老)×今川未来君(木更津GB)

                          ………SF 5R

5勝(1KO)1敗の24歳・大阪府と、

6勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県。

 

この試合は49-47×2、48-47ってことで今川君の3-0勝ちだったんだけど、

今川君はほぼいつも通り出来てたのに対して、

住田君がこれまでほどには動けてなかったし、

最後まで懸命な前詰めはしてたんだけど、そこからの打ち込みが絶対的に甘くて、

そもそもストロークがデカイもんで回転の効いた連打が全く打ててなかったんだわ。

 

一方の今川君の方も実に全く迫力に欠けたボクシングで、

そりゃトコトコトコトコ数は当ててたんだけど、倒すようには打ててなくて、

まるでアマチュアの練習試合のようだったんだわ。

 

ってことでこの日のワースト3に入るような試合内容だったなあ。

 

 

 

⑤ 池上渉君(郡山)×富施郁哉君(ワタナベ)……B 4R

4勝(2KO)2敗1分の27歳・福島県と、3勝0敗のサウスポー、19歳・茨城県。

 

<1R>

池上君が積極的にプレスをかけていったんだけど、

10㎝ほど上背優位な富施君が前の手の使い方がとっても巧くて、

真っ直ぐジャブで打ったりフック系で強打したり、

それも打ち出しのタイミングに色々変化を付けてとっても工夫に満ちてたんだよね。

 

池上君は何とかきっかけを掴んだところから一気攻めしたがってたんだけど、

相手のリズムとタイミングにさせない富施君の巧さが目立ってたなあ。

 

<2R>

池上君としては距離が詰まったところでガンガンやりたいんだろうけど、

その詰め方が正直過ぎてたし、打ち出しのタイミングも解り易くて思うようにならず、

ボディショットを混じえた富施君のコンビネーションブローが見栄え良かったなあ。

 

<3R>

もっとガンガン行かにゃあって思ったか、言われたか池上君、

更にシツコサを増して富施君のリズムを崩しにかかったんだけど、

それほど大きな効果を上げ切れないままで、

ラウンドが進むごとに1ポイントづつ失ってしまうっていうドツボ・パターンだったなあ。

 

 

ってことで一旦休憩タイムってことで、試合終了後に戻って確認したら、

40-36、39-37×2ってことでやっぱり富施君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑥ 濱田力君(本多)×飯見嵐君(ワタナベ)……SB 4R

7勝(6KO)0敗の21歳・千葉県と、3勝(3KO)0敗の21歳・愛知県。

 

昨日一番期待された試合だったんだけど、実に呆気なかったなあ……。

 

<1R>

開始ゴングと同時に飯見君がいきなりの突貫攻撃で、

左フックを当てられたことで濱田君の気持ちと体勢が一気に混乱したみたいで、

頭から突っ込んで嫌気を誘うっていう相手の作戦にもハマってしまって、

飯見君陣営としては立てた作戦のことごとくが上手く行ったってことで、

中間距離での正面切った打ち合いは徹底して避けてたんだわ。

 

飯見君の序盤のブンブン回し作戦が一段落したその直後、残り55秒だったなあ、

それはそれまでとは全く違うとっても鋭い飯見君の右の振り抜きで、

シュンって感じで濱田君の左顔面を綺麗に打ち抜いたんだわ。

 

一瞬の間があって濱田君がユラッと前にのめって四つん這いになって、

腕で支え切れずそのままゴロンってなってしまったんだわ。

 

濱田君は気持ちを振り絞って立ち上がったんだけど、

試合を再開するまでには回復し切れてなくてそのままレフェリーストップエンドで、

2分15秒、飯見君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

どちらか勝った方がそのまま全日本新人王だなって思ってて、

その可能性は濱田君の方が大きいって思ってたんだけど、

濱田君の体勢が整う前に落着してしまったって感じだったなあ。

 

 

 

⑦ 清田亨君(大橋)×佐々木蓮君(ワタナベ)……Fe 5R

7勝(5KO)1敗の22歳・熊本県と、

4勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

<1R>

序盤は佐々木君の手数が目立ったんだけど、

1分過ぎから清田君がプレスを強めるにつれ流れが変わって、

それほどの有効ヒットは無かったんだけど、清田君のショートブローが良かったね。

 

<2R>

開始9秒、清田君の左フックがヒットして佐々木君が思わずしゃがみ込んで、

ダウンのようなスリップ裁定だったんだけど、

徐々に清田君のショットに力強さが増していったんだわ。

 

<3R>

佐々木君はとってもいい左ストレートを持ってるんだけど、

この日は前振りナシのいきなりが多過ぎで、

そんなのは中々当たらないぞって思ってた残り1分20秒の赤コーナー前、

その佐々木君の一連の攻撃の最後の左ストレートがまともにヒットして、

直撃された清田君がアレレーッって感じでダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした清田君、残り時間は1分以上もあったし、

如何にもヘロヘロで危なそうだったんだけど、

一方の佐々木君の方も打ち疲れが甚だしくで決着し切れなかったんだよね。

 

<4R>

二人共、グズグズになってしまって体力不足が甚だしくて、何だかだらしなくて、

動きがスロー再生みたいになってしまったもんで、一旦離席ってことで……。

 

 

結局最後は清田君がまたダウンしてしまってカウント中にタオル投入ってことで

4R3分09秒、佐々木君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ ジロリアン陸君(F赤羽)×今井健裕君(ワールドS)

                           ………SFe 5R

7勝(7KO)1敗(1KO)の29歳・宮城県と、5勝(4KO)0敗1分の24歳・埼玉県。

 

<1R>

プレスは今井君だったんだけど、先手は常に陸君の方で、

その辺の手際は流石だったし一瞬のスピードでも圧倒してたんだわ。

 

主導権を握ったままの残り1分からの陸君の30秒間の飛ばしは圧巻で、

特別大きなクリーンヒットは無かったんだけど、

今井君にひたすらの我慢を強いてたんだわ。

 

<2R>

更に前詰めを厳しくしていったんだけど今井君、

中々シッカリしたヒッティングに繋げられなかったんだけど、

一方では常に下がりながらだった陸君も楽な展開ではなかったんだわ。

 

それでも1分20秒、陸君が右ストレートできっかけを掴んでの一気攻勢で、

今井君は形の良くない打たれ方を重ねてたんだよね。

 

<3R>

このままだとヤバイってことで今井君が攻勢を強めていったんだけど、

開始丁度1分のリング中央、お互いの右が鋭く相打ち交差したその刹那、

陸君のそれの方が大直撃して今井君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

そこそこの直撃度だったもんで、リスタートした今井君の膝のポクポクが直らなくて、

こりゃ危ないなあって思ってたら意外なほどの今井君の踏ん張りで、

一方では陸君の打ち疲れも目に付き始めて、左目上をヒットカットされてたし、

鼻血も出始めて、今井君に元気を取り戻させつつあったんだわ。

 

勝負は次のラウンドに持ち越されるなって思ってた残り3秒、

今井君が前掛かりになったところに陸君が左フックを綺麗に当て込んだんだわ。

 

このラウンドは相手に2ポイント与えるのは仕方なくて、

ひたすら回復に努めて4R~5R勝負だったと思ってたんだけど今井君、

ダメージを回復出来てないところだったもんで一発大きくスットンダウンで、

突然糸の切れたマリオネットのように力無く尻餅を付いてしまったんだわ。

 

その倒れ方にダメージの深さを見て取ったレフェリーが即のストップエンドで、

2分59秒、陸君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 有岡康輔君(三迫)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L 5R

5勝(4KO)3敗(2KO)の23歳・東京都と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、神奈川県。

 

<1R>

思ってた通りフレーム的には有岡君の方が大きかったんだけど、

この日の有岡君は正直動きがこなれてないというか力が入り過ぎで、

そりゃ移籍先で大きな功績を上げたいのは山々だったろうし、

それでなくても三迫ジム唯一の生き残りでもあったからね……。

 

いずれにしても有岡君は強い右に頼り過ぎた入り方をしてて、

前回の試合より明らかにデキが良くなかった一方、

相手の内藤君は前回より改善されたというか吹っ切れた動きが出来てて、

ほぼ互角の立ち上がりを見せてたんだわ。

 

この日の内藤君は密着したところでも踏ん張って小さく鋭いショットが打てたし、

試合前は7:3くらいで有岡君優位だって思ってたのがほぼ互角の立ち回りで、

こりゃ接戦になりそうだなあって見方を変えつつあった残り39秒、

内藤君の左アッパーがヒットして有岡君が大きく揺らいだんだわ。

 

この時はホントに危なくて、残り時間が少なかったから助かったんだよね。

 

<2R>

有岡君はダメージを引きずることなく立て直してたんだけど、

感じを掴んだような内藤君からは動きに余裕が感じられるようになって、

被弾を避ける為に打ち終わりのポジションにも気を配ってたし、

ペースはすっかり内藤君かなあって感じだった残り56秒、

ショートレンジでのボディ連打を上に繋げた有岡君が右フックをハードヒットさせて、

直撃されてしまった内藤君が踏ん張り切れずのダウン。

 

何とかリスタートした内藤君だったんだけど、足元のシッカリ感が失われてて、

ここぞの有岡君の追撃を凌ぎ切れそうになかった残り15秒、

またもやの右フックとそれに続く左をフォローヒットされてしまって2回目のダウン。

 

何とか何とかラウンド終了ゴングに救われたんだわ。

 

<3R>

2度目のダウンがラウンド終了間際のところだったもんで内藤君、

回復し切れないままのラウンドの入りで開始17秒、

有岡君の右がホンの少しかすっただけでヨロッとしてしまってたんだわ。

 

ここまでの飛ばし過ぎが祟ったか有岡君の勢いも落ちてきて、

残り1分からは代わり番こに貰って、代わり番こに危なくなって、

最後の方は二人共、相当休みたがってたんだけど、

それでも何とか何とかって手を出してたのは内藤君の方だったんだわ。

 

<4R>

お互い、ヘロヘロに近くでどっちかキッチリ当てた方が勝つって感じで、

またもや代わり番こに倒れそうになってのまるで夢遊病者同士だったんだけど、

残り30秒からの勝負どころで手数を止めなかったのは有岡君の方で、

赤コーナー周辺に集まってた三迫ジムボクサー達の有岡コールが支えたんだわ。

 

 

自分が確認できただけでも、小原佳太さん、岩井大さん、永田大士さん、

吉野修一郎さん、堀川謙一さん、三浦仁君、長谷部守里君、出田裕一君、

それに別業務から駆け付けた加藤トレ達が声を枯らしてたもんなあ……。

 

最終回を残して自分のスコアは38-36だったんだけど、

4Rを取り戻さなかったら37-37のイーブンだったから大きかったんだよね。

 

<5R>

最後の気持ち戦に際してまずそれを見せたのは内藤君の先制攻撃で、

微妙なスコアを読み込んでの奮闘だったんだけど、

既に体力の限界を迎えてたところだったもんで長い時間は続けられず、

大きな効果を見せられないままに終わってしまって、

一段落後は出し尽くしてしまった感が強かったんだよね。

 

それと比較すると有岡君にはまだほんの少しの余力が残ってたみたいで、

相手の一段落を見越しての攻め込みで、

内藤君にとってはもうそれが十分な程の攻撃になってしまって、

1~3発ほど軽くヒットしたところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

見てた方もボクサーと同じくらい疲れる試合だったんだけど結局、

1分03秒、有岡君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑩ 木原宗孝君(帝拳)×土田佑一君(協栄札幌)……SL 4R

2勝1敗の20歳・愛知県と、2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・北海道。

 

<1R~2R>

土田君は案の定、工夫に富んだコンビネーションは打てなかったんだけど、

それでも一発一発にはとっても力がこもってて全てが必殺系だったんだわ。

 

木原君はアマ経験が豊富な割には雑なところがある感じがしてたんだけど、

この日はとっても丁寧な対応が出来てて、

相手の前詰めがやたら厳しいもんで若干やり難そうにはしてたんだけど、

土田君のボクシングはサンドバッグを相手にしてるような感じなもんで、

入り込んでくるタイミングを見計ることが出来れば意外に当たるんじゃないかなあ。

 

<3R>

土田君の強引な踏み込みが目立ってたのを2Rまでに把握したか木原君、

開始僅か16秒、土田君の打ち終わりに右ストレートをトンって感じで合わせ打って、

それが絶妙なカウンターのタイミングでヒットしたもんで綺麗なダウンゲット。

 

何とかリスタートした土田君だったんだけど、

強引な強振以外に戦法が無い上でのダメージは如何にも辛くて、

大きく挽回するのはシンドそうだなあって見てたもう少しで1分になるところ、

またもや雑なショットの打ち終わりを狙われて右ストレートを追撃ヒットされて、

最初のダウンよりもっと大きなカウンター効果を喰らってしまって一発仰向けダウン。

 

ダメージの大きさを見計らったレフェリーが即のストップエンドで、

0分58秒、実に華麗な木原君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合後大分経って有岡君と一緒のところの木原君とバッタリしたんだけど、

最初は木原君だって解らなくて、木原君は自分のことを知ってくれてたみたいで、

ホントにゴメンゴメンだったんだけど、近くで見たらデカイ青年だったなあ。

 

 

 

⑪ 江黑央君(K&W)×重田裕紀君(ワタナベ)……W 4R

3勝1敗(1KO)の29歳・群馬県と、

3勝(3KO)1敗のサウスポー、27歳・山口県。

 

結局、この試合は40-36、39-37×2ってことで、

予想通り重田君が3-0勝ちしたんだけど、とっても雑な試合としか言えなくて、

フック系よりストレートの方が有効だって早めに気付いた分、重田君が強かったね。

 

 

 

⑫ 優しんご君(宇都宮金田)×加藤収二君(中野サイトウ)

                            ………M 4R

3勝(2KO)0敗の30歳・栃木県と、

5勝(3KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、27歳・東京都。

 

この試合は結局、3R2分45秒で加藤君がTKO勝ちしたんだけど、

全階級で一番レベル差の大きい試合だったなあ。

 

優君は加藤君のち密さに最初っから全く付いていけなくて、

気合負けの上の手数負けが著しかったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① ジロリアン陸君

② 加藤収二君

③ 有岡康輔君

④ 木原宗孝君

⑤ 飯見嵐君

 

 

 

昨日の11試合のうち4試合の勝敗予想を外してしまったんだけど、

そのうちの3試合は特に自信のあった試合だったもんでショックが大きかったなあ。

 

 

元々組まれてた試合は全部で12試合で、

そこに2名以上のボクサーを送り込んだジムは全部で4ジムあって、

ワタナベジムが驚異の5人の他、角海老、中野サイトウ、宇都宮金田が其々2名。

 

更にそれらの中で今回はワタナベジムボクサーの活躍が際立ってて、

他のジムが其々2名のうち1名が東日本新人王になった中、

5人中の4人が、つまり12階級のうち4階級を制覇したってことで……。

(敗れた一人も僅差の1-2負けで自分の採点では勝ってたんだよね。)

 

それと中野サイトウとか宇都宮金田とか、

余り知られてない小さなジムのボクサー達の頑張りも立派で、

正統派のとってもいいボクシングをするもんで驚いてしまったんだよね。

 

 

全12階級のうち何処に出しても恥ずかしくないというか、

西日本代表で誰が来ようと見応えのあるパフォーマンスが期待できるのは、

その期待度順でAランクが赤羽根烈君→ジロリアン陸君→加藤収二君の3人で、

Bランクは有岡康輔君→木原宗孝君→飯見嵐君→富施郁哉君→佐藤剛君

→薮崎賢人君の6人ってことで……。

2017年11月 2日 (木)

10月度ランキング

 

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「ギュイーッと突っ込んではみたんだけど……。」

 

 

 

昨日の午後、ふと思い付いてアポ無しで帝拳ジムに行ってみたんだわ。

 

村田さん騒動が一段落したと思ってたら、記者連中が10人以上もごった返してて、

何事かと思ったら山中慎介さんの現役復帰というか、

ルイス・ネリとの再戦が決まったってことだったんだわ。

 

普通に練習してた山中さんと本田会長の囲み取材が終わった後、

本田会長と長野マネから世界戦に関する色々を教えて貰ってたら、

山中さんがわざわざ挨拶に寄ってくれたんだけど、

自分は彼から1枚のチケットも買ったことがないんだけど、

力みの無いフレンドリーな人柄は堪らない魅力なんだよね。

 

五十嵐俊幸さんとか佐々木洵樹さんの他、正木脩也さん、大嶋剣心君達とも、

コンチワさせて貰ったんだけど、久し振りの萱沼徹平君が練習してたんだわ。

 

 

バーランダー相手の剣ヶ峰を何とか乗り切って、

ドジャースが何とかイーブンに戻しての3勝3敗で、

翌日(今日)、ダルビッシュが先発しての大勝負ですよねって、

田中トレと大和トレに話したら、二人共それこそキョトンとした表情してて、

日本のプロ野球も含めて全くひとかけらの関心も無いってことで……。

 

西尾トレもニコッとしてくれたしホルヘの弟のカルロスも笑顔の頷きだったんだけど、

今やカルロスはジムの貴重なトレーナーに育ちつつあって、

トレーニング方法にも彼なりの色々な工夫を見せてたんだよね。

 

カルロスとは同じ駅を利用する間柄で隣町に住んでることが解った後、

2時間ほど練習を見せて貰って、3日と4日にもお会いできますねって、

長野マネに伝えて帰ったんだけどね……。

 

 

 

≪10月度ランキング≫

10月度ランキングは9月27日~10月30日までの試合を対象に、

11月1日に発表されたんだけど、

久し振りに全13階級のチャンピオン欄が埋まったね。

 

ただ、例の “保留選手リスト” はそのまま放置されっ放しで、

右隅に寂しく雑に括られてるだけなのは改善すべきだと思うけどね。

 

 

 

【世界チャンピオン】

山中竜也さん(獲得)、京口紘人さん(獲得)、田口良一さん(6)、

拳四朗さん(1)、田中恒成さん(2)、井岡一翔さん(5)、比嘉大吾さん(1)、

木村翔さん(獲得)、井上尚弥さん(6)、岩佐亮祐さん(獲得)、

ホルヘ・リナレス(WBA2、WBCダイヤモンド)、村田諒太さん(獲得)の計12名。

 

10月22日、拳四朗さんがペドロ・ゲバラに2-0勝ちして初防衛。

同日比嘉さんもトマ・マソンに7RKO勝ちして同じく初防衛。

村田さんも同日、アッサン・エンダムとの再戦に7RKO勝ちしてタイトルゲット。

 

 

 

【OPBFチャンピオン】

小浦翼さん(獲得)、中山佳祐さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(2)、

大竹秀典さん(2)、清水聡さん(獲得)、中谷正義さん(8)、太尊康輝さん(2)、

藤本京太郎さん(1)の計8名。

 

中山さんは10月13日にジョーバート・アルバレスと1-1引き分けて初防衛。

大竹さんは同じ日に丸田陽七太さんに3-0勝ちして2度目の防衛。

10月2日、清水さんがノ・サミュングに5RKO勝ちしてタイトルゲット。

 

 

 

【WBO AP チャンピオン】

勅使河原弘晶さん(獲得)、伊藤雅雪さん(1)、荒川仁人さん(1)、

近藤明広さん(獲得)、小原佳太さん(獲得)、藤本京太郎さん(獲得)の計5名。

 

10月12日、勅使河原さんがジェトロ・パブスタンに10RKO勝ちして王座ゲット。

 

 

 

【日本ランキング】

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(1)

10月8日、ノーランカーに3RKO勝ちした榮拓海さんが9位から7位にアップ。

7位だった加納陸さんが試合もしてないのに7位から5位にアップ。

4月の試合に負けた華井玄樹さんが5位からのランクアウト。

ってことで空きが1名増えて5名分。

 

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(1)

10月8日に小野晃輝さんに2-1勝ちした板垣幸司さんが2位から1位にアップして、

敗れた小野さんが1位から4位にダウン。

異動はそれだけで空き3名分も変わらず。

 

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(1)

10月21日、星野晃規さんと1-1引き分けた長嶺克則さんは1位のまま、

星野さんも当然2位のまま。

 

9月29日にタイボクサーに3RKO勝ちした望月直樹さんは8位のまま。

ガンバレ将太さんが村井貴裕さんと入れ替わって14位にアップ。

 

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(1)

10月12日に1年振りの試合をした戸部洋平さんがタイボクサーに5RKO勝ちして、

実績があるってことで6位にリランクされて、和氣慎吾さんの場合と同じだね。

ってことで15位だった福永亮次さんが残念ランクアウト。

 

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(1)

10月21日、菊池永太さんに7RKO勝ちした鈴木悠介さんが2位から1位にアップ、

敗れた菊地さんは1位から5位にダウン。

 

勅使河原さんがWBA APチャンピオンとして転出して出来たスペースに、

10月7日、松原陵君に5RKO勝ちをした千葉開君がランクインして15位。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(1)

10月29日、渡部大介さんに1RKO勝ちした岡本ナオヤさんが5位にランクイン、

北海道で瞬殺されてしまった渡部さんは4位から13位って、

ちょっと残忍過ぎるほどの大幅ダウン。

 

10月13日に大竹秀典さんに0-3負けした丸田陽七太さんは、

6位から10位にダウン。

 

9月29日、三浦仁君に4RKO勝ちした中嶋孝文さんが2個上がって12位。

7位だった和氣慎吾さんが保留選手リスト入りしたもんで空き1名分は変わらず。

 

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

10月21日に岩井大さんに3-0勝ちした源大輝さんは2位から1位にアップ、

1位だった岩井さんは4位にダウン。

 

10月2日、細野悟さんに3-0勝ちした阿部麗也さんが9位から2位にアップ。

 

10月7日に香港で中国人ボクサーに5RKO勝ちした渡邉卓也さんが、

WBO オリエンタルタイトルゲットってことなんだけど、APタイトルとは違うの?

いずれにして渡邊さんのランキングは6位のままだけどね。

 

10月12日、荒谷龍人さんに3-0勝ちした大坪タツヤさんが8位にランクインして、

7位だった荒谷さんが11位にダウン。

 

9月29日にフィリピンボクサーに0-3負けしてしまった天笠尚さんが、

5位から9位にダウンしてしまったんだわ。

 

10位だった清水聡さんがOPBFチャンピオンとして転出。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……末吉大さん(獲得)

10月7日、末吉さんが高畑里望さんとの決定戦に3ー0勝ちして王座ゲット。

敗れた高畑さんは2位から5位にダウンして、大里拳さんが2位から1位にアップ。

 

10月7日、フィリピンボクサーに1RKO勝ちした正木脩也さんが、

6位から3位にアップ。

 

8位だった中川祐輔さんと9位だった江藤伸悟さんがいきなりのランクアウトで、

お蔭で荒木貴裕さんが13位にリランクされたんだけど、

それでもまだ空き2名分が新規に発生したんだわ。

 

その他、またまたお蔭様で何もしないで一気に3ランクアップが続出で、

粕谷雄一郎さんが7位、中谷有利さんが8位、岩原慶さんが9位、

石田凌太さんが10位、三瓶数馬さんが11位に其々アップしたんだわ。

 

上記5名のうち粕谷さんと中谷さんは今回のランクアップでファイトマネーが、

現金で10万円(チケット払いだと20万円分)アップすることになるんだよね。

 

 

 

【ライト級】……吉野修一郎さん(獲得)

吉野さんは10月21日、松下さんとの決定戦に7RKO勝ちして王座ゲット。

敗れたスパイシー松下さんは2位から6位にダウン。

 

6位だった土屋修平さんと7位だった加藤善孝さんが自然ダウンして、

4位だった内藤律樹さんがSL級に転出したこともあって、

この階級も試合をしてなかったのに大幅アップ組が続出して、

斉藤正樹さんが5位から1位、柳達也さんが8位から3位、

山田智也さんが9位から4位、石川元希さんも10位から5位にアップアップ。

 

お蔭さんでファイトマネーのアップも嬉しくて、斉藤さんは20万円アップの50万円、

柳さんは10万円アップの40万円、山田さんは倍増の40万円、

石川さんは10万円アップの30万円ってことで(全て現金ベース)……。

 

15位だった小田翔夢さんが何故かのランクアウトしてしまったもんで、

空きが沢山出来たもんで脇田将士さんが最下位13位にランクインしたんだけど、

それでもまだ2名分の空きが発生してるんだわ。

 

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(1)

10月20日に中国人ボクサーに2-1勝ちした内藤内藤律樹さんが、

L級の4位から転入して少し下がっての7位にランキング。

 

10月22日、オセアニアタイトル戦(WBA)に0-3負けした池田竜司さんが、

10位から13位にダウン。

 

空き1名分はキッチリ埋まったんだわ。

 

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(獲得)、坂本大輔さん(暫定)

10月12日、尹文鉉さんに2-0勝ちした矢田良太さんが2位から1位にアップ、

敗れた尹さんは1位から4位にダウン。

 

10月7日、タイボクサーに3RKO勝ちした永野祐樹さんが、

10月3日に中国でWBAアジアタイトル戦に0-3負けした川崎真琴さんと

入れ替わって5位にアップ。

 

10月7日に豊嶋亮太さんに3-0勝ちした海藤正晴さんが10位にランクイン、

敗れた豊嶋さんは10位から最下位12位にダウン。

 

空き1名減って3名分。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(1)

アベジムに移籍した斉藤幸伸丸さんが切間庸裕さんと入れ替わって5位にアップ。

異動はそれだけで空き6名分も変わらず。

 

 

 

【ミドル級】……西田光さん(1)

10月13日に美柑英男君に1RKO勝ちした細川チャーリー忍さんが

最下位ながら6位に新規ランクインで、

6位っていうのは偶然兄ちゃんの細川バレンタインさんと同じなんだよね。

 

 

 

≪保留選手リスト≫

福原辰弥さん、原隆二さん、八重樫東さん、河野公平さん、五十嵐俊幸さん、

江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、帝里木下さん、山中慎介さん、

大森将平さん、益田健太郎さん、小國以載さん、亀田和毅さん、松本亮さん、

和氣慎吾さん、久保隼さん、細野悟さん、大沢宏晋さん、カシミ・セルバニア、

尾川堅一さん、西谷和宏さん、岡田博喜さん、亀海喜寛さん、

野中悠樹さんの計25名。

 

10月2日、原さんはタイボクサーに2RKO勝ち。

10月7日、河野さんは香港で0-3負け。

10月28日、石田さんはカリド・ヤファイに0-3負け。

10月2日、細野さんは阿部麗也さんに0-3負け。

10月22日、西谷さんはタイボクサーに2RKO勝ち。

10月14日、野中さんはWBO オリエンタル戦で0-3負け。

 

村田諒太さんが世界チャンプで転出して、

和氣慎吾さんが新規参入したもんで保留選手の数は変わらず。

 

 

 

ドジャースとアストロズのMLBワールドシリーズ最終戦は結局、

ドジャースが1:5で負けてしまったモンで、

アストロズが初めてワールドシリーズ制覇ってことで……。

 

この日のダルビッシュは第3戦の時以上のデキの悪さで、

先回は2回持たずの4失点、この日も2回持たずの5失点って結局、

ドジャースの4敗の内の2敗はダルビッシュってことで、

元々10勝12敗のピッチャーに期待し過ぎたかも知れないんだけどね。

(勝率45%だと2試合先発しても1勝を上げる確率には達しないんだよね。)

 

ドジャースのミスはあと一つ、ベリンジャーっていう新人を4番に使い続けた事で、

膝元にスライダー系の落ちる球を投げられると彼は100%に近い確率で空振って、

結局7試合中僅か1試合で活躍したに過ぎなくて、

残り6試合では3三振4三振は普通のことで、

あんまり三振慣れしてるせいか、悔しそうな素振りは全く見せず、

それはまるで読売ジャイアンツの村田とか坂本のようだったんだわ。

 

勝ったアストロズの方もグリエルっていう下らないヤツがいてね、

第3試合でダルビッシュからホームランを打った際に東洋人をバカにする仕草して、

人種差別だって非難されまくって翌日平謝りするような事があったんだよね。

 

ただ、そのグリエルにしてもそもそも白人という訳ではなくて、

元は不法入国か難民系のパイナップルヘアの只のキューバ人であって、

所謂ヒスパニック系なんだから、まるでバカ丸出しなんだわ。

ってことで今年のワールドシリーズは終わってみれば殆どクソだったなあ……。

2017年11月 1日 (水)

11月のボクシングスケジュール

 

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「子ウサギは子猫の言うことを聞くもんなんだわ。」

 

 

 

MLBワールドシリーズが真っ最中なんだけど、

応援してるドジャースが2勝3敗で、今日負けるとジ・エンドなんだけど、

アストロズはバーランダーが先発してくるだろうから大変大変なんだわ。

 

バーランダーっていうのはアストロズのエースで年俸は28億円、

一方ドジャースのエースのカーショウは32億円。

年棒っていえば日本人MLBプレーヤーの最高年俸は田中将大の25億円、

次が岩隈の16億円、ダルビッシュは3位の13億円で、

まだ延々頑張ってるイチローは2億円ってことで……。

MLB解説で一番嫌いなのはエラそうな語り口の元日ハムの武田某なんだけど、

今回出ずっぱりの齋藤隆も元々大したプレーヤーではなかったのに、

どういう訳かやたら偉そうに監督の選手起用を批判してるんだわさ。

ってことで音声オフでの観戦なんだけどね……。

 

 

≪11月のボクシング≫

11月のボクシングは3日から始まって全部で10ボクシングを予定してるんだけど、

1週間に4ボクシングの週もあれば、中8日っていうのもあるんだわ。

 

【11月のボクシングスケジュール】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・11月 3日(祝)……(後楽園) 東日本新人王トーナメント決勝戦

濱田力×飯見嵐、有岡康輔×内藤未来、清田亨×佐々木蓮、

亀山大輝×佐藤剛、荒川竜平×薮崎賢人、今川未来×住田愛斗、

ジロリアン陸×今井健裕。

 

 

・11月4日(土)……(後楽園)

石本康隆×中川勇太、福本翔馬×竹迫司登、渡部あきのり×デニス・パドゥア、

齋藤一貴×アルビン・ラガンバイ、細谷大希。

 

 

・11月 4日(土)……(アメリカ)

近藤明広×セルゲイ・リピネッツ。

 

 

・11月 5日(日)……(福岡)

石田凌太×小澤有毅。

 

 

・11月 6日(月)……(後楽園)

野口将志×河野洋佑、高橋竜平、望月直樹。

 

 

・11月 7日(火)……(後楽園)

有川稔男×坂本大輔、コーヤ佐藤×永安潤之介。

 

 

・11月10日(金)……(後楽園)

黒田雅之×松山真虎、井上岳志×何チャラ・サイトーン、ユータ松尾×中根一斗。

 

 

・11月11日(土)……(後楽園)

新藤寛之×コブラ諏訪、小浦翼×谷口将隆、平岡アンディ×小林孝彦、

富岡樹×白鳥大珠、田村亮一×ロベルト・ウドトハン。

 

 

・11月17日(金)……(大阪)

久田哲也×上久保タケル。

 

 

・11月19日(日)……(山口)

アクセル住吉×佐々木基樹、澤田京介、クドゥラ金子。

 

 

・11月20日(月)……(後楽園)

山下賢哉、木村吉光。

 

 

・11月22日(水)……(後楽園)

三瓶数馬×石井龍輝、垂水稔朗×竹内護。

 

 

・11月26日(日)……(愛知)

堀陽太×小坂駿。

 

 

・11月28日(火)……(後楽園)

嶋崎俊×熊谷直昭、永田大士。

 

 

 

【11月ボクシングの期待度ベスト25】

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 石本康隆×中川勇太

② 小浦翼×谷口将隆

③ 濱田力×飯見嵐

④ 有川稔男×坂本大輔

⑤ 富岡樹×白鳥大珠

⑥ 井上岳志×ラーチャシー・シットサイトーン

⑦ 有岡康輔×内藤未来

⑧ 清田亨×佐々木蓮

⑨ 福本翔馬×竹迫司登

⑩ 黒田雅之×松山真虎

⑪ 新藤寛之×コブラ諏訪

⑫ 齋藤一貴×アルビン・パドゥア

⑬ 野口将志×河野洋佑

⑭ ジロリアン陸×今井健裕

⑮ 垂水稔朗×竹内護

⑯ 平岡アンディ×小林孝彦

⑰ 嶋崎俊×熊谷直昭

⑱ 三瓶数馬×石井龍輝

⑲ ユータ松尾×中根一斗

⑳ 田村亮一×ロベルト・ウドトハン

 

(21) 荒川竜平×薮崎賢人

(22) 亀山大輝×佐藤剛

(23) 今川未来×住田愛斗

(24) コーヤ佐藤×永安潤之介

(25) 渡部あきのり×アルビン・ラガンバイ

 

2017年10月30日 (月)

2017年・東日本新人王予想

 

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“坂道のアポロン”

 

録画しておいた全12話を昨日見終わったんだけど、

モダンジャズに憑かれた二人の高校生を主人公とした青春アニメなんだけど、

作者が女性の割には楽器とかレコードが細かいところまで正確に描かれてて、

特にドラムスの演奏の場面は秀逸で、ドラマーとスティックの動きが実にリアルで、

アニメでこんな精緻な動きを再現したものは今まで見たことがなかったんだわ。

 

ストーリー的には登場人物其々のその後に余韻を残す終わり方だったもんで、

見る側の想像力を刺激したんだわ。

 

 

 

 

随分間が空いた中11日振りのボクシングは今週土曜日の11月3日で、

待ちに待った東日本新人王トーナメントの決勝戦なんだわ。

 

恒例のことなもんで今年もその勝敗の行方を考えてみたんだけど、

すんなり予想出来た試合もあれば悩みに悩んだものもあったんだけど、

いずれにしても毎年よく外れるんだけどね……。

出場ボクサーの試合数によって4回戦と5回戦が組まれてるんだわ。

 

 

 

 

≪2017年度・東日本新人王トーナメント決勝戦勝敗予想≫

*左側が勝者予想。

 

 

☆ 赤羽根烈君(宇都宮金田)×和田優麻君(REBOOT)

                          ………Mm 4R

2勝(1KO)0敗のサウスポー、18歳・栃木県と、

4勝(1KO)0敗1分の20歳・東京都。

 

和田君は元々の優勝候補だったんだけど、

残念ながらケガをして棄権してしまったもんで、

この試合は赤羽根君の不戦優勝ってことで、

最軽量級の一戦ながらとっても期待してたもんで残念残念。

 

アマ戦績だけでのエントリーだった赤羽根君の強さは半端じゃなくて、

Bグループの優勝候補だった二人の全勝ハードヒッター(岡田真虎君と

伊佐春輔君)を立て続けに撃破して、見た目は繊細そうなんだけど、

全日本決定戦に誰が出てこようとちょっと敵わないんじゃないかなあ……。

 

 

 

① 亀山大輝君(ワタナベ)×佐藤剛君(角海老)……LF 4R

3勝(1KO)1敗1分のサウスポー、21歳・静岡県と、

3勝(1KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、20歳・東京都。

 

この階級の元々の優勝候補は大橋波月君と安藤教祐君だったんだけど、

大橋君は初戦で佐藤君に1RKO負けしてしまったし、

安藤君も亀山君と戦う前に敗退してしまったんだわ。

 

佐藤君も亀山君もとっても活きのいいサウスポーで、

とっても勢いのある佐藤君の接近戦系のファイトスタイルと、

スタミナに溢れた亀山君の強連打の勝負なんだけど、

ほんの少しの差で亀山君が優勢じゃないかって思ってるんだけど、

逆の結果になっても何の不思議もないんだわ。

 

 

 

② 荒川竜平君(中野サイトウ)×薮崎賢人君(セレス)

                          ………F 4R

4勝(2KO)0敗1分のサウスポー、28歳・宮崎県と、

3勝(2KO)1敗1分のサウスポー、20歳・千葉県。

 

荒川君は元々Aグループ唯一の優勝候補なんだけど、

薮崎君はBグループの優勝候補だった石井優平君と石渡剛君を連破。

 

この試合もサウスポー同士で、薮崎君の元気満々の手数及び左ストレートと、

荒川君の攻防のバランスいい冷静なパフォーマンスとの戦いなんだけど、

リング上での臨機応変の対応力の点で荒川君が一歩秀でてるんだよね。

 

 

 

③ 今川未来君(木更津GB)×住田愛斗君(角海老)

                            ………SF 5R

6勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、21歳・千葉県と、

5勝(1KO)1敗の24歳・大阪府。

 

住田君はAグループ唯一の優勝候補で、

一方の今川君は優勝候補だった小笠原梢太君を破っての勝ち上がり。

 

住田君は気持ちの溢れる圧倒的なパフォーマンスを見せてきたんだけど、

今川君のスタミナと細かい手数が接戦を制するんじゃないかなあ。

ただ、ここも結構微妙なんだよね。

 

 

 

④ 富施郁哉君(ワタナベ)×池上渉君(郡山)……B 4R

3勝0敗のサウスポー、19歳・茨城県と、

4勝(2KO)2敗1分の27歳・福島県。

 

この階級は元々圧倒的な優勝候補がいなくて当初より混戦気味だったもんで、

誰にでもチャンスがあるって思ってたんだけど全くその通りで、

手数を頑張るファイターの池上君にも勿論可能性があるんだけど、

左ストレートがとっても良くて全体の手際が良くて、

移籍したばかりでモチベーションが高いだろうと思う富施君の勝ちを予想するね。

 

 

 

⑤ 濱田力君(本多)×飯見嵐君(ワタナベ)……SB 4R

7勝(6KO)0敗の21歳・千葉県と、3勝(3KO)0敗の21歳・愛知県。

 

飯見君はこのクラスのAグループ唯一の優勝候補なんだけど、

一方の濱田君は全階級を通じて飛び抜けた優勝候補なんだわ。

 

ってことで、今回の決勝戦の中で一番待ち遠かった一戦で、

飯見君はテクニックもあるし勢いも抜群なんだけど、

ここは一番、準決勝戦の消化不良を一気に爆発させて欲しいってことで、

濱田君のKO勝ちを期待してるんだけどね。

 

 

 

⑥ 清田亨君(大橋)×佐々木蓮君(ワタナベ)……Fe 5R

7勝(5KO)1敗の22歳・熊本県と、

4勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岩手県。

 

佐々木君は清田君が戦ってきた相手より強いメンバーを撃破してきて、

特に左が強いしショートブローの巧いダークホースなんだけど、

いざ打ち合った際の清田君の迫力は尋常じゃないもんで色々考えた末、

清田君の勝ち予想に落ち着いたんだわ。

 

 

 

⑦ ジロリアン陸君(F赤羽)×今井健裕君(Wスポーツ)

                          ………SFe 5R

7勝(7KO)1敗(1KO)の29歳・宮城県と、5勝(4KO)0敗1分の24歳・埼玉県。

 

今井君もジロリアン君も其々のグループの優勝候補の一人で、

細かく打てる点では今井君が優位なんだけど、

準決勝戦で迫力系の川渕大地君に苦しめられてことを思うと、

迫力系に緻密系が適度に入ってなおかつ冷静な試合運びが出来る陸君だなあ。

 

 

 

⑧ 有岡康輔君(三迫)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L 5R

5勝(4KO)3敗(2KO)の23歳・東京都と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、25歳・神奈川県。

 

二人共、4人の優勝候補の中から勝ち上がったボクサーで、

勝率だけ見ると内藤君優位は揺るぎないんだけど、

最近の彼の戦い方からは何だか迷いを感じることが多いんだよね。

 

一方の有岡君の準決勝戦はこれまでの彼のベストパフォーマンスだったし、

移籍したばかりのモチベーションも高いモノがあるって思ってるもんで、

ここは有岡君の頑張り勝ちを予想してるんだわ。

 

 

 

⑨ 木原宗孝君(帝拳)×土田佑一君(札幌協栄)……SL 4R

2勝1敗の20歳・愛知県と、2勝(2KO)0敗のサウスポー、23歳・北海道。

 

豊富なアマ経験がある割には木原君にはまだまだ無駄が多いんだけど、

それでも彼のキッチリ手数には見るべきところがあって、

乱暴な殴り屋一辺倒でガードの甘い土田君とは相性がいいんじゃないかなあ。

 

いずれにしてもこの階級は星大翔君が圧倒的な優勝候補だと思ってたもんで、

彼が敗れてしまってからはいきなり小粒化してしまったんだよね。

 

 

 

⑩ 重田裕紀君(ワタナベ)×江黒央君(K&W)……W 4R

3勝(3KO)1敗のサウスポー、27歳・山口県と、

3勝1敗(1KO)の29歳・群馬県。

 

元々この階級の優勝候補は中村駿介君と春田智也君だったんだけど、

その中村君に4RKO勝ちしたのが重田君で、

春田君に3-0勝ちしたのが江黒君なんだわ。

 

重田君のシッカリ感と豊富なスタミナは圧倒的だし、

度胸満点の試合運びもとっても魅力的で、

スタミナ的に今一で全体に雑な感じがする江黒君は苦戦しそうだなあ。

 

 

 

☆ 加藤収二君(中野サイトウ)×優しんご君(宇都宮金田)

                            ………M 4R

5勝(3KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、27歳・東京都と、

3勝(2KO)0敗の30歳・栃木県。

 

加藤真面目君と優チャラ男の戦いって感じなんだけど、

アマ4戦4敗の優君がプロでは無敗っていうのも面白くて、

元々4名しかエントリーがない中での決勝戦だから、

それほどレベルは高くないんだけど、ギリギリ真面目君が勝つんじゃないかなあ。

 

 

 

今回は参加22名のうちの丁度半分の11名がサウスポーってことで、

プロボクサー全体の中の比率よりかなり高いんだよね。

 

 

204名→156名→132名ってエントリー数が年々減って来てはいるんだけど、

将来のチャンピオンになるようなレベルの高いボクサーも間違いなく存在してて、

この業界がもう少しまともに、と言うか正当にボクサーを処遇するようになれば、

搾取系悪徳ジムが漸減するのと反比例して、

新人王戦へのエントリー数も増えると思ってるんだけどね。

2017年10月27日 (金)

選挙・政治家・政治体制・国防

 

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“一匹25万円ですけど……。”

 

 

 

ほぼ時を同じくして、日本と中国で政治体制の確認作業があって、

日本では衆議院選挙、中国では共産党党大会があったんだよね。

 

広大な国土の中に10億以上の国民を抱え、

なおかつその国民の教育程度や生活習慣に大きなバラつきがある場合には、

民主主義によって国を仕切るのは物理的に無理だと自分は昔から思ってて、

国民というより人民という感覚での統括統治が必要だと思うから、

社会主義系や共産主義系による一党独裁が必然の形態だとも思ってるんだわ。

 

だから全く選挙が実施されないままっていうのも異常なようで実は正常な訳で、

習金平が更に権力の集中化を強めるのも当然の成り行きであって、

その政治手法のあり方は北朝鮮の金正恩と何ら変わるところがないんだけど、

人民がそれでいいって言うなら他国の人間がとやかくいう事ではないんだわ。

 

 

一方今回の衆院選挙の意味が自分は元々全く理解できなくて、

その必要性さえ認めることが出来ず国費の無駄使いだと思ってるんだけど、

多分安倍首相は最近の北朝鮮制裁絡みの国際的活動に自信を深め、

自らの体制を強化してこの際籠池だとか加計絡みの不祥事を一掃して、

願わくば憲法改正にまで一気に持ち込みたいと画策してのことだと思うんだけど、

民進党の前原代表や希望の党の小池女史の稚拙さに助けられての大勝で、

公示直前に両党が慌てて企てたことの全てが裏目に出てしまったんだわ。

 

時の政権に対する公明党の日和見系コバンザメ作戦は従来のまま、

右派と左派が混在してた民進党の分裂は当然の結果ってことで、

自民党との違いを明確に打ち出せなかった希望の党は結局、

単なる目立ちたがり屋に過ぎない小池女史の個人プレーで終わってしまって、

自民党の大勝を陰で支えた第一級の戦犯は彼女に間違いないんだわ。

 

その点からすると民進党左派が分離独立した立憲民主党は解り易く、

今後社民党や共産党との距離感をどうするかは気にはなるんだけど、

取り敢えずは自民党の対立軸として明確なポジションを確保したんだよね。

 

小池女史はテレ東のキャスターだった頃から知ってるけど、

性格の悪そうな三白眼と上から目線のお利口さんぶった物言いが大嫌いで、

政界に転出してからはその時その時注目された政治家にへばり付いてて、

自分には上昇志向だけの女性としか思えなくて、古くはイギリスのサッチャー、

今ならドイツのメルケル首相、イギリスのメイ首相を目指してたんだろうけど、

全く自らを知らないにも程がある訳で、

東京都知事になってからも事前に言ってたことを実行し切れてないし結局、

小賢しいだけの女性という印象しかないんだよね。

 

小池女史と共に希望の党の代表的な立場にあった若狭勝っていう人も、

如何にも特捜検事上がりって感じの目付きの悪さと、

一般受けしないねずみ男のような不細工さで元々人選ミスだった訳で、

彼を重用した時点で女史のセンスの無さを更に露呈してしまったんだよね。

 

 

自分はアメリカの共和党と民主党のような保守2大政党の確立が理想なんだけど、

今のような民進党と希望の党のようなテイタラクばかりだと望みは遠く薄くて、

謙虚を装ってる自民党が陰でほくそ笑んでるのが見えるようなんだわ。

 

その自民党も安倍首相を始めとして麻生太郎、細田博之、額賀福志郎、

二階俊博、菅義偉、竹下亘っていう党の実権を握ってる連中の殆どが、

不思議というか当然と言うべきか揃いも揃っての下品な悪党面で、

権謀策略の世界に長いこといるとああなってしまうのかって思ってしまう訳で、

自分としては岸田文雄、塩崎恭久、宮沢洋一、石破茂、世耕弘成、

それともう少し先では小泉進次郎あたりに期待してるんだよね。

(石原慎太郎の息子達は父親と同様喋るのは上手いんだけど、

手を汚さないもんでその実行力には全く期待できないんだよね。)

 

民進党も前原誠司の求心力の無さが致命的だから、

希望の党と共に再度の解体と再編成が必然だと思うんだよね。

 

 

自分は特定の政党を支持し続けてるってことはなくて、

常にフリーな立場でいたいと思ってるんだけど、

やっぱりこの国の防衛を最終的にどうしたらいいのかに関しては悩む訳で、

ここのところあれやこれや考えてたんだけど、

トランプのようなゲス男が大統領になるのを目の当たりにする時、

取り敢えず今はアメリカに守られてはいるけど。

いつの日かアメリカの考え方が変わってしまう可能性も感じるし、

そもそも他国の面倒を見る余裕がなくなってしまう場合も起こりうるから、

結局、自分の国は自分で守るのが基本だなってことで……。

 

ただ、だからって即核武装するっていうことではなくて、

自分が思うのは完璧な防衛システムを構築することを目指すべきだってことで、

PAC3やTHAADでも防ぎ切れない核ミサイルを迎撃するシステムの開発を

日本が独自に開発するっていうことで、そりゃ莫大なカネは掛かるだろうけど、

カネに糸目を付けないでやるべきだと思ってるんだわ。

 

で、もしそれが完成したらとっても巨額の輸出品目になることは間違いなくて、   

それこそ技術立国としての面目を躍如することもできると思うんだよね。

 

安倍首相は憲法9条を改正して、自国の専守防衛のみならず、

同盟国の為の出兵や先制攻撃の余地さえ作ろうとしてるようだけど、

そういう中途半端な小手先ではない基本的な戦略の構築ってことで、

つまり、絶対にこちらから攻撃を仕掛けることはしないけど、

もし相手が仕掛けてきたらその攻撃を完璧に阻止するっていう考え方で、

日本の持ってるテクノロジーの粋をつぎ込んで、

超優秀な技術者を超高給で抱えてじっくり腰を据えてやれば不可能とは思えなくて、

アメリカの核の傘の中にあるうちにそれを実現すればいいって思ってるんだわ。

 

だから、必要なら中国や朝鮮半島の連中の思惑にも遠慮や気後れすることなく、

原潜でも原子力空母でも当然自前で配備するべきだとも思ってるんだけどね。

 

 

核絡みで更に思いが及ぶのは原発問題に関してで、

やっぱり原発は廃止した方がいいんじゃないかって自分は思ってるんだよね。

 

低コストで安定的に電力を供給する上で原発はとっても有効有益で、

自分も以前は推進派だったんだけど、

東北大震災に伴う福島原発事故から考えが変わったんだわ。

 

あの事故によって人間が未だ核を制御し切れないことが判明したし、

将来において別の予想しかねる新たなトラブルが発生した際に、

また同じことが繰り返されて、また、「予想外の事故で……。」 って、

同じことが言われる可能性が高いと思ってるんだよね。

 

未だに生存圏と生活そのものを奪われてる福島の人達のことや、

捨てる場所に困ってる放射性廃棄物のこと等を思いやる時、

そんなに安全だ安全っていうならいっそのこと、

国会議事堂の横に原発を建ててみろってことなんだよね。

 

膨らんだ事故処理費を算入したら電気代も今のままでは済まない筈で、

余分な税金がどれほど投入されてるかってことだし、

そもそも休火山列島の上の活断層だらけの日本には危険過ぎる装置な訳で、

30年前のロシアのチェルノブイリ原発事故のお蔭で、

周囲は未だに廃墟になってるから推進派はみんなで見に行くといいんだわ。

 

福島原発がメルトダウンした時、放射能のせいで東日本は壊滅するって、

そういう噂が飛び交って、関東一円の金持ち達が一斉に逃げる準備を始めて、

北海道とか関西以西の高級ホテルの予約が一時的に満杯になったって、

そういう話を自分は密かに聞いたこともあったんだよね。

 

 

自分は電気代が多少高くなっても、供給時間に多少の制限が掛かるとしても、

それを我慢する方がずっとマシだと思ってて、

今日の小銭より明日の安全の方が大事だとも思ってるんだけど、

いずれにしても原発問題にしろ国防のことにしろ、

そもそもの政治体制の事にしろ、全て国の将来に関することなんだから、

年老いた政治家達だけに任せておくのはナンセンスであって、

これから先の長い若い人達がどう考えるかなんだよね。

 

って自分は思ってるんですけど、みなさんはどう思います?

御意見があれば参考までにお聞かせ下さい。

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2017年10月25日 (水)

10月のベストボクシング

 

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「黒太郎と申しやす。」

 

 

 

10月は9ボクシングに参加したんだけど、

世界タイトル戦や日本タイトル戦含めて色々なタイトル戦があったし、

ノーランカー戦も4回戦の試合も中々面白かったんだよね。

 

 

 

≪10月度ボクシングベスト25≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 村田諒太×アッサン・エンダム (1)……7RKO

② 比嘉大吾×トマ・マソン (3)……7RKO

③ 勅使河原弘晶×ジェトロ・パブスタン (2)……10RKO

④ 拳四朗×ペドロ・ゲバラ (4)……2-0

⑤ 三代大訓×仲里周磨 (17)……3-0

⑥ 阿部麗也×細野悟 (14)……3-0

⑦ 大竹秀典×丸太陽七太 (7)……3-0

⑧ 源大輝×岩井大 (6)……3-0

⑨ 鈴木悠介×菊地永太 (未決定)……7RKO

⑩ 千葉開×松原陵 (16)……5RKO

⑪ 海藤正晴×豊嶋亮太 (ー)……3-0

⑫ 大坪タツヤ×荒谷龍人 (ー)……3-0 

⑬ 吉野修一郎×スパイシー松下 (8)……7RKO

⑭ 末吉大×高畑里望 (9)……3-0

⑮ 中山佳祐×ジョバート・アルバレス (12)……1-1

⑯ 篠塚辰樹×篠原武大 (ー)……1RKO

⑰ 野口貴彦×谷田光希 (ー)……2-1

⑱ 深見旺彦×アンディ・アツシ (ー)……3-0

⑲ 佐川遼×三瓶一樹 (ー)……1RKO

⑳ 大嶋剣心×森拓也 (19)……5RKO

 

*事前期待度順位10位以内で選モレした試合は、

長嶺克則×星野晃規(5)、遠藤健太郎×宮崎辰也(10)の2試合。

 

 

2017年10月23日 (月)

両国国技館・10月22日

 

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“両国国技館”

 

解り難いかも知れないけど、昨日の国技館はホントに満杯で、

特に村田諒太さんの試合の際の盛り上がり方は尋常じゃなかったんだわ。

 

テレビ中継のある試合だけ、ジミー・レノン・Jrがアナウンスしてたんだけど、

観客の乗りもとっても良かったし、

久し振りにちゃんとした “君が代” の独唱を聞くことができたんだけど、

まだ女子高生だっていうんだけどホントなのかなあ?

 

 

 

帝拳ジムの御好意で値段が記載されてないVIP席パスを頂いたもんで、

本田会長と長野マネに改めて御礼を伝えて始まり始まり……。

 

昨日は元々は4時半開始ってことだったんだけど、

一つ試合が増えたってことで4時10分に第1試合が始まったんだわ。

 

 

 

① 岡田靖弘君(横浜光)×山口成也君(厚木ワタナベ)

                          ………Fe 4R

1勝(1KO)0敗の22歳・岡山県と、1勝0敗1分の25歳・神奈川県。

 

<1R>

お互いに明らかに舞い上がってて最初っから凄いことになってたんだけど、

開始43秒に岡田君の強烈左フックがヒットして山口君がダウンしてしまって、

どちらにも有り得た展開だったもんで山口君の運が悪かったんだよね。

 

リスタート後は更にどっちも有りの危うさに満ちてたんだけど、

残り1分からは流石にそれまでの飛ばし過ぎで疲れてしまったか、

乱暴な二人が少しばかり大人しくなってたんだわ。

 

<2R>

一休みして回復したかまたまたの乱暴が始まって開始32秒、

またもやって感じで岡田君が今度は右フックを2連発させてまたもやダウンゲット。

 

これで勝負あったかと思ったら、岡田君も力が入り過ぎのままで、

リスタート後の追撃の精度が悪くて決着付けきれないまま息切れしたみたいで、

そこからは二人共、ブツブツ切れのかなり緩んだ打ち合いをしてたんだわ。

 

それでもこれで岡田君の2ラウンド続けてのダウンゲットだなあって、

そう思ってた残り8秒、山口君がブン回した右フックがラリアットのようにヒットして、

そこからなぎ倒すような押すようなフォローに繋げたもんで、

思わず岡田君が転んでしまったんだわ。

 

自分はスリップだって思ったんだけど、ダウン裁定だったんだよね。

 

<3R>

最初の1分間を過ぎると一休みに入った二人は残り1分から再度頑張り直して、

大きなやり取りは特に無かったんだけど、岡田君の方がやや優勢だったね。

 

<4R>

二人の右フックには差が無かったんだけど、左フックは圧倒的に岡田君で、

そのクオリティの差がやっぱりとっても大きいままの終了ゴング。

 

 

ってことでいつものように自分は2Rを8-8ってするから38-34だったんだけど、

結局、40-36×2、39-37ってことで勿論岡田君の3-0勝ちだったんだわ。

 

ただ、同じ4ポイント差でも40-36と38-34とではやっぱり違う訳で、

40-36では岡田君が途中でダウンを喰らったことが隠されてて、

全てのラウンドが10-9だったように見えてしまうからね。

 

 

 

② ルイ・トゥタン×ルスラン・シュチェレフ……SM 4R

7勝(7KO)0敗の国内チャンピオン、20歳・フランスと、

13勝(7KO)7敗1分の29歳・ウクライナ。

 

トゥタンは普段はLH級でやってるってことだったんだけど、

二人共、日本人では考えられないほど素早い動きだったし、

重量級としての迫力も充分だったもんで結構面白かったんだよね。

 

トゥタンはメインのエンダムと一緒にフランスから来たみたいだったんだけど、

ふと気が付くとリングサイドで本田会長がジックリ見つめてたから、

これからお抱えボクサーとしてマネジメントするつもりなのかも知れないね。

 

<1R>

最初に驚いたのは想像してた以上の二人のスピード感で、

そこからの素早いコンビネーションにも更に驚かされたんだわ。

 

シュチェレフがどっちかというとパワーで勝負する感じだった一方、

トゥタンはあくまでスピードとキレ重視の見てて気持ちいいボクサーだったんだわ。

 

<2R>

重量級の試合は体を寄せ合ってのゴニョゴニョ戦になりがちなんだけど、

近い距離を保ちながらも二人はそういう風にはならない中でのショート戦で、

フィジカルを生かしたシュチェレフが徐々にプレスを強めていったんだけど、

残り1分からのトゥタンのコンビブローがとっても美しくて、

大差は付かなかったんだけど彼の巧さが印象に残ったんだわ。

 

<3R>

シュチェレフも薄っすら鼻血が出てきたんだけど、

トゥタンの方も若干の飛ばし過ぎの影響が出てきたみたいで、

キッチリ当ててはいたんだけどそれ程強くは打ち切れてなかったんだわ。

 

残り10秒ほどのところでシュチェレフがマウスピースと落としてしまったんだけど、

レフェリーは水洗浄することなくそのまま彼の口に戻してたもんで、

アレレッて思って傍に座ってた京口紘人さんに確かめたら、

やっぱり洗って欲しいですよねってことだったんだわ。

 

<4R>

トゥタンのショットは精度は高かったんだけど、打ってる割には効き目が薄くて、

まだまだ打ち方そのものを改善する必要があるんじゃないかって思ったんだけど、

残り1分40秒からの一気ラッシュには気持ちがこもってたし、

残り30秒でのボディから顔面へ打ち分けてた左のダブルフックは秀逸で、

倒すまでには至らなかったんだけど、しっかりしたポイント意識があったんだわ。

 

実はこのラウンドでもシュチェレフがマウスピースを飛ばされてたんだけど、

もしかしたら一呼吸入れたくて自分から吐き出しただけなのかも知れないんだけど、

それでもやっぱり、衛生上の観点から水洗浄すべきだって思ったなあ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで見たまんまのトゥタンの3-0勝ちだったんだわ。

それにしても8戦目と22戦目の試合が4回戦っていうのはどうなのかなあ……。

 

 

 

③ 大湾硫斗君(白井具志堅)×アルビン・メデュラ……B 6R

2勝(2KO)0敗の19歳・沖縄県と、5勝(5KO)1敗の24歳・フィリピン。

 

結局、この試合は60-53×3ってことで、

ダウンゲットの上の大湾君のパーフェクト3-0勝ちで自分も異議はないんだけど、

ポイントは取り切れなかったけど、メデュラもガチのボクシングしてたし、

リズミカルで動きのいい試合は見ててやっぱり楽しいよね。

 

それでも大湾君の若干の手際の悪さが終始気になって、

2R早々に強烈なボディブローでしゃがみ込みダウンをゲットしてからが冗長で、

まだ十分な時間を残してたからどうやって決着するのかって見てたんだけど、

そこからはいきなり普通の巧くないボクサーになってしまってて、

その後も何度も何度も相手をコーナーに追い詰めはしてたんだけど、

そこからの攻め込みに工夫がないまま、却って攻めあぐんだりもしてて、

まだまだ練習と経験が足りてないようなところを露呈してたんだよね。

 

 

 

④ 拳四朗さん(BMB)×ペドロ・ゲバラ

            ………WBC LF タイトル戦 12R

10勝(5KO)0敗のチャンピオン、25歳・京都府と、

30勝(17KO)2敗1分のランク1位、28歳・メキシコ。

 

ゲバラは3倍以上の試合キャリアを誇っててこの階級としては相当のKO率で、

だから彼が勝つと思うって予想してた人とコーヒーを賭けたんだよね。

 

アレッて思ったら三迫ジムの加藤トレが拳四朗さんのヘルプセコンドに入ってたね。

 

二人共、黒っぽいトランクスの上、ウィニングの黒だったもんで、

遠くからは見難かったんじゃなかったかなあ……。

 

<1R>

リーチの長さは気になったけど、ゲバラは思ってたほどスピードがなくて、

特別怖い感じは受けなかったんだけど、吹っ切れてはいたようで、

いきなり振り込んだワンツーには思いの外力が込められてたんだわ。

 

<2R>

ジャブを中心とした細かい対応では拳四朗さんが目立ってたんだけど、

ゲバラの右ストレートはメキシコ人独特の軌道っていうか、

特徴的な腕のたわみを見せながら思いの外長い距離を遠くから飛んできたなあ。

 

<3R>

拳四朗さんの方が若干のプレスを効かせてたんだけど、

打ち出すショットはゲバラの方が力強くて、

勿論全てが当たってた訳ではないんだけど攻める感じは充分出してて、

拳四朗さんの手数不足が目立ってたんだわ。

 

<4R>

明らかに先仕掛けが出来ないままの待ちボクシングで拳四朗さん、

一体この先どうするつもりなのか、ゲバラが調子づくばかりだよって、

そういう気掛かりは会場の全員に共通するものだったみたいで、

観客が手を叩く場面が全く訪れないままで……。

 

ここまでの自分のスコアは39-37でゲバラだったんだけど、

発表されたモノも40-36、39-37×2って殆ど同じ見解で、

自分は思わず○○さんに缶コーヒーを奢る場面を想像してしまったんだよね。

 

<5R>

このままじゃダメだって自分で思ったか、

セコンドから檄を飛ばされたか拳四朗さんがやっとエンジンをかけていって、

有効ヒットの連続っていう訳ではなかったんだけど、とにかく攻勢を強めていって、

最初の1分半に圧倒的なパフォーマンスを見せたんだけど、

強い相手を前にしてギアアップが出来るっていうのはホント大したもんで、

相手が合わせ打ってきた右フックを怖がることなく、

勇気を持って打ち込んでたボディブローが功を奏しつつあったし、

4Rでの右フックで傷付けたゲバラの左目上をヒットカットさせたんだわ。

 

<6R>

一方的にさせないゲバラも流石で、お互いに交互のヒッティングを繰り返してて、

拳四朗さんは守り、攻め、守りではなくて、攻め、守り、攻めのパターンで、

詰め詰めしての2発の左ショートフックで今度はゲバラの右目上をヒットカット。

 

それ程の強打では無かったんだけど、拳四朗さんの精度が上がっていって、

右も左もよく当たるようになって、自分の中ではこれでチャラってことで……。

 

<7R>

ゲバラのカウンターショットのタイミングが少しづつ遅れてきて、

だから拳四朗さんのボディブローの喰い込みが良くなっていったのか、

ボディブローのせいでゲバラのショットが乱れてきたのか、

その辺のところは解らなかったんだけど、

とにかく4Rまでの二人の様子と比べると今はそれぞれ別人のようで、

残り20秒からのゲバラからは明らかに弱気が感じられたし、

戦い方に迷いを見せてたんだわ。

 

<8R>

何となく大人しげなやり取りが続いてた残り1分10秒、

踏ん切りを付けた拳四朗さんが一気の追い込みラッシュだったんだけど、

それまでは相手の一段落を待って逆攻勢を掛けてたゲバラの反撃が実に手緩くて、

ってことで自分は8R終了時点では77-75で拳四朗さんの優勢だったんだけど、

発表されたモノはまだそこまでは認めてなくて、

っていうより明らかにメキシコ寄りのジャッジが一人混じってたみたいで、

拳四朗さんから見て77-75、74-78、76-76の1-1だったんだわ。

 

こうなったら74-78だって裁定したジャッジは放っておいて、

76-76としたジャッジを何とかこっちに向かせるってことで……。

 

<9R>

明らかにゲバラの消耗が目立ってきて、

それはやっぱり途中途中での拳四朗さんのボディショットのせいである訳で、

最初の頃はその特に左ボディにゲバラが右を合わせてきたもんで、

自分的にも多分拳四朗さん的にもヒヤヒヤだったんだけど、

やっぱり何かを得る為にはそれなりの危険に対する覚悟も必要ってことで、

その辺の度胸は大したモンだったんだよね。

 

残り1分19秒、拳四朗さんの右ストレートがハードヒットした以降、

ゲバラは明らかにショートレンジでの打ち合いを避けまくって、

距離が詰まるとひたすら肩で押したり、クリンチを繰り返してたんだわ。

 

<10R>

ラウンド序盤しか頑張れなくなったゲバラの一段落を見計らって、

拳四朗さんは1分10秒頃から気持ち良さそうに攻勢をかけていったんだわ。

 

<11R>

試合当初はちゃんとしてたゲバラがここまでヘタレてしまったのは、

ホントに拳四朗さんのボディブローが主原因なのかって考えながらの観戦で、

ゲバラは攻めてる感じだけを見せるのが精一杯で、

遠くから力無く1~2発打ってはすぐ抱き付くっていうのを延々繰り返してたんだわ。

 

この辺りになると拳四朗さんの勝利は自分には最早全く疑いの無いことになって、

いつの間にか頭の中では勝負の流れの転換点に関して、

ひたすら色々思いを巡らせてたんだよね。

 

流れが変わりつつある瞬間を見逃さないってことなのか、

自分から流れを変える努力の両方なのかとかね……。

 

<12R>

そう言えば拳四朗さんはゲバラの傷付いた顔面を意識的には狙ってなくて、

普通の流れに任せてたなあって突然思い出して、

そこに正確に当てるよりボディブローの方が簡単で効果的だって判断したみたいで、

結局、ゲバラは最後の最後まで特に左ボディを嫌がる素振りをしてたんだわ。

 

 

最後にもう少し圧倒的な拳四朗さんの手数を見たかったんだけど、

まあまあこんなもんかって感じの終了ゴングで、

自分は117-111だったんだけど結局、

116-112、115-113、114-114ってことで拳四朗さんの2-0勝ち。

 

 

114-114のジャッジは元々計算外だったからそんなものかとも思ったけど、

それにしてもこの日の拳四朗さんは出だしの4Rまでが緩かったのは事実だし、

立て直してからの5R以降が立派だったのもまた事実な訳で、

井上尚弥さんとは違った独特の粘り強さが印象的だったんだよね。

 

 

 

⑤ 比嘉大吾さん(白井具志堅)×トマ・マソン

            ………WBC F タイトル戦 12R

13勝(13KO)0敗のチャンピオン、22歳・沖縄県と、

17勝(5KO)3敗1分のランク5位、27歳・フランス。

 

<1R>

実に緊張感に満ちた立ち上がりだったもんで場内は静まり返ってて、

比嘉さんの黄色いグローブはデカく見えるなあって思いながらだったんだけど、

上背とリーチが優位な相手に対して比嘉さんのジャブも全然負けてなくて、

これなら大丈夫かなっていうのが第一印象で、

一気に詰めた所からのパフォーマンスもとってもいい感じだったんだわ。

 

マソンも残り26秒には足の長い右ストレートを放ってたんだけど、

基本的には超オーソドックスの見るからにヨーロッパスタイルのボクシングで、

こういうのは比嘉さんの大好物じゃないかって思ったし、                

動きが解り易くてこの程度のKO率しかない相手なら自分も安心安心で……。

 

<2R>

マソンは殆どフェイントさえ使って来ないもんで、比嘉さんは更に楽々で、

じゃ取り敢えずって感じで相手のガッチリガードも構うことなく、

いきなりガンガン打ち掛かっていってたなあ。

 

マソンも残り20秒くらいから前に出て攻めてきたんだけど、

やっぱり危険な一発を孕んでるって感じではなかったんだよね。

 

<3R>

比嘉さんとしては相手が強気で攻めてきた方が却ってやり易いんだけど、

マソンはガードだけは信じられないほど固いもんで、

殆どクリーンヒットには繋がってなかったんだけど、

相手との比較の中では充分以上の攻勢を見せてたんだよね。

 

ただ、この日の比嘉さんは髪の毛が少し長過ぎてたみたいで、

前髪を気にしてたのか唯一の今一だったんだよね。

 

<4R>

貝のようにガードを締めてる時にはマソンは絶対打ち返してこないって、

早くも比嘉さんが見極めたようで、

グローブの隙間を狙ったショートアッパーを6~7発強連発突き上げで、

このショットはその後も見栄えと効果を上げる大事なショットになっていって、

その度にマソンは嵐が去るのをひたすら待ってるって感じで、         

細かく擦られるように打たれてるうちにマソンの顔面は徐々に赤くなってたなあ。

 

4R終わっての自分のスコアは40-36で勿論比嘉さんだったんだけど、

発表されたモノも40-36×2、39-37ってことで殆ど同じだったんだわ。

 

<5R>

完全に感じを掴んで主導権を奪った比嘉さんは益々の全開で、

左フックをトリプルに留まらずフォースまで連発するもんで、

もう場内のみんなが楽しく嬉しくなってしまったんだよね。

 

途中スコアを聞いてマソンはどうするのかって注視してたんだけど、

比嘉さんに対するやり難さを解消できないままで、

彼は倒し屋ではないから山のような手数が必要だと思うんだけど、

このラウンドは大きく手数負けもしてしまってそろそろ八方塞なんだわ。

 

それにしても比嘉さん、そんなんで最後まで持つのかって程の手数だったなあ。

 

<6R>

このラウンドも先仕掛けはやっぱり比嘉さんで、

残り1分20秒ではそれまで以上のパワーで左ボディブローを叩き込んで、

メッキリしてしまったマソンを一気に追い立てたんだけど、

マソンは持ち時間の殆どをディフェンスに費やしてることが多くて、

自分としてはこれほど楽な世界戦観戦は初めてじゃないかなあ……。

 

それほどの力量差と馬力の違いをまざまざ見せ付けられまくったマソン、

ヨーロッパ仕込みのお上品なボクシングが全く通用しなくて、

終いには何だか気の毒になってしまうほどだったんだわ。

 

<7R>

少しは休んだ方がいいんじゃないかってほどの比嘉さんのここまでの飛ばし方で

その意見にはマソンも賛成だったみたいなトロトロのスタートだったんだけど、

30秒過ぎから飛ばして行ったのはまたしても比嘉さんの方で、

反撃ままならなかったマソンが開始56秒、突然片膝を着いてしまったんだわ。

 

自分はマソンがいきなりレフェリーに結婚を申し込んだのかって、

一瞬そう思ってしまったほど外国人がよく見せるそれはプロポーズのスタイルで、

久し振りに見たボクサーのそれは休みたい為の自発的ダウンってことで、

ただそれは必ずしも悪い所作では無くて、

一休みした後に頑張り直せばいいってことで……。

 

ただ、この時のマソンは目の不調を訴えてドクターチェックを要求して、

だからそのままストップエンドっていうのはごく自然の流れだったんだけど、

後でドクターに聞いてみたら、「本人が右目が見えないって言うもんでね。」

ってことだったんだけど、それがホントなのかを確かめる事は最早無用だったね。

 

 

ってことでそのまま1分10秒、比嘉さんのTKO勝だったんだけど、

正直、マソンは格下過ぎだったと言わざるを得なかったんだわ。

 

 

 

⑥ 工藤晴基君(三迫)×菅直央君(花形)……B 4R

0勝1敗(1KO)の19歳・東京都と、0勝1敗の28歳・愛媛県。

 

メインの前に予備の第1試合が差し込まれて、

自分は遠目からザックリと見てたんだけど、

終始工藤君の戦闘的な姿勢の方が目立ってて、

3R以降はその工藤君も若干手緩くなったというか、

若い割には簡単に疲れてしまって精彩を失いつつあったんだけど、

それでも体力的には菅君を上回ってたし、

気持ち的にはそれ以上のモノを見せてたんだよね。

 

ってことで40-37、39-37×2で工藤君の3-0勝ちは妥当だったんだけど、

それでも二人共、そもそも基礎体力の充実が先だと思ったんだよね。

 

 

 

⑦ アッサン・エンダム×村田諒太さん(帝拳)

             ………WBA M タイトル戦 12R

36勝(21KO)2敗のチャンピオン、33歳・カメルーンと、

12勝(9KO)1敗のランク1位、31歳・奈良県。

 

アメリカ人2人に、タイ人っていうジャッジだったんだけど、

今日は大丈夫なのかって……。

 

リングサイド周辺は現役や元を含めた世界チャンピオンだらけだったし、

芸能人含め様々の有名人が詰めかけて、流石のイベントだったんだわ。

 

この日の村田さんは濃紺のトランクスにはナイキのスウォッシュマーク入りで、

グローブとシューズは共に黒だったんだわ。

 

何かの都合か2Rの途中まで会場内の大型ビジョンが作動しなかったんだわ。

 

<1R>

やっぱり村田さんのプレスから始まって、

やっぱりそれを嫌がるエンダムがやたら抱き付くのは思ってた通りで、

正面からの打ち合いを絶対避けたいっていうエンダムの戦い方が自分は嫌いで、

今日はキッチリ決着を付けて欲しいっていう気持ちで一杯だったんだよね。

 

村田さんの密着系ボディブローに左右フックを合わせ打ったり、

一発貰うと直ぐに反撃するっていうエンダムもこれが39戦目の流石の暦戦士で、

村田さんに明確なポイントが流れないような対応をしてたんだけど、

自分の中では僅差ながらまずは村田さんがポイントゲット。

 

<2R>

エンダムがタイミングを見計らって強い右フックを打つようになって、

村田さんも細かい手数で対応してたんだけど、

いつの間にかその村田さんの顔面も薄赤くなっていって、

まだまだお互い、緊張感に満ちた探り合いが続いてたんだわ。

 

<3R>

エンダムは元々頑張ってる素振りが巧いボクサーなんだけど、

それ程の直撃は無かったもののヒットのシッカリ感は村田さんだったんだわ。

 

自分がアレッ感じを受けたのは村田さんの逆ワンツー攻撃で、

いつもは左ボディから右ストレートが主体だったと思うんだけど、

この日は右ストレートからの左ボディが抜群のタイミングと喰いこみで、

実はこの辺から流れが大きく変わったんじゃないかと自分は思ってて、

覚悟してないタイミングで強烈な左ボディを貰ってしまって、

エンダムはかなり効いてしまったんじゃないのかなあってね。

 

<4R>

エンダムはクリンチしながらチャンスを窺ってたんだけど、

村田さんは最初の30秒までに2発の右フックをヒットさせて、

漆黒のエンダムの顔面の真ん中辺りをかなり赤くさせてたんだわ。

 

村田さんはかなりの数のパンチを送り込んでて、

エンダムはそのうちのかなりの数の被弾を免れてなくて、

相手のディフェンスのかいくぐり方も村田さんは更に巧くなってたんだわ。

 

結局このラウンドは最後までエンダムのいいところナシで、

残り40秒には思わず残り時間に目をやってたし、

少しバランスを崩しただけで転げるようになってて、

自分としては嬉しくて嬉しくてね……。

 

<5R>

前の回の村田さんは相当力を込めて沢山打ってたからちょっと心配で、

この回は少し守りから始めた方がいいんじゃないかって思ったんだけど、

何となんとエンダムの消耗の方が著しくて、

表情からは読み取り難かったんだけど何だか相当弱ってたみたいで、

そもそも腕振りに鋭さが無くなってたし、すぐクリンチしたがってたし、

チョン打ちされただけで足元が覚束なかったんだわ。

 

<6R>

村田さんも自分も、それに会場のみんなももう元気満々で、

ポイント的に劣勢なのにエンダムは反撃に出る様子も殊更なくて、

たまに出す手は相手を倒すようには振れてなかったし、

ホールディング系のクリンチだけはどんどん巧くなっていったんだけど、

波状的な攻め込みは遠い世界のことのようで、

1分15秒にガードの間から右ストレートを2発打ち込まれてからは全く全然で……。

 

正面からの打ち合いをひたすら避けてたエンダムに対して村田さん、

残り13秒、相手の打ち終わりに強烈で綺麗な右ストレートを合わせ打って、

大きくエンダムをヨロケさせて、自分の中では10:8.5ほどもの大差だったなあ。

 

結局、ここまで自分のスコアは2R以外は全て村田さんだったんだけど、

あと残り半分、どうなっていくのか……。

 

<7R>

村田さんからは打ち疲れてるって感じは全く伝わって来ないままで、

3R以降の折々に打ち込み続けてきたボディブローが絶大の効果を発揮してて、

回復し難いようなエンダムはボディをカバーしようとして顔面を狙い打ちされてて、

上に打って来るのか下を狙うのか、逆ワンツーなのか普通のワンツーなのか、

もう全く迷いまくったままで手の施し様がないって感じだったんだわ。

 

エンダムは顔面被弾が多くなるにつれグローブで顔を撫でることが多くなって、

そのダメージの深さを現してたんだけど、村田さんはまだまだ手を緩めなくて、

残り1分10秒にはストレートに近い左ジャブをトリプルヒットさせて、

エンダムの頭をガクガクさせてたんだわ。

 

こうなったらヤケクソエンダムのムチャ振り一発さえ貰わなければって、

そういう思いを固くしてラウンド終了ゴング。

 

 

って思ってたら、やっぱりねってそれ程の違和感は無かったんだけど、

エンダムが棄権を申し入れて、7R終了時点で村田さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

途中からは村田さんの勝利を全く疑わなかったんだけど、

それでもこういう因縁が絡んだ再戦で、更に大きくなった周囲の期待の中で、

そのプレッシャーは半端じゃなかったと思う訳で、

そんな中でキッチリやるべき事をやって、

自らのボクシングを更に改善して貫き通したっていうのはホント立派だったなあ。

 

 

 

⑧ 松田烈君(reason)×河野勇太君(SRS)……LF 4R

2勝(1KO)2敗(1KO)の19歳・東京都と、1勝3敗(2KO)の24歳・東京都。

 

村田さんの圧倒的快勝に頭と胸の中が熱くなってしまったモンで、

最後に回された二つ目の予備試合を見る余裕が無くなってしまって、

結果だけってことで……。

 

ここで負けると勝敗的に辛くなるところだった河野君が健闘してみたいで、

39-37×2、39-38ってことで3-0勝ちしたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 村田諒太さん

② 比嘉大吾さん

③ 拳四朗さん

④ ルイ・トゥタン

 

 

 

昨日は帰宅して寝る頃から台風の影響で風雨が一気に強まって、

深夜は相当荒れてたみたいで、バルコニーの植木鉢が3個転がってたんだけど、

朝10時を過ぎる頃には言葉通りの台風一過で日差しさえ眩しくて、

目の届く限りの風景がとってもクッキリ見えて清々しかったなあ……。

 

2017年10月22日 (日)

後楽園ホール・10月21日

 

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“ナイスキャッチ”

 

 

 

昨日は日本タイトルへの挑戦者決定戦が4試合と、

日本タイトル戦が1試合の計5試合だけの興行だったんだけど、

全てがファイナルに相応しい組み合わせだったもんで、

これで12,000円、10,000円、6,000円、4,000円、

っていうのはとってもお買い得だったんだわ。

 

東京都出身のボクサーが一人もいなかったのも珍しかったけど、

5試合の内の3試合に三迫ジムボクサーがエントリーしてたんだよね。

 

 

 

① 長嶺克則さん(マナベ)×星野晃規さん(M・T)

              ………日本 F 挑戦者決定戦 8R

14勝(10KO)1敗(1KO)のランク1位、26歳・沖縄

14勝(9KO)7敗(3KO)1分のランク2位、29歳・神奈川県。

 

<1R>

上体のガッチリ感が半端じゃない星野さんがまずはかなりのプレスプレスで、

長嶺さんが終始サークリングを強いられる展開から始まったんだけど、

最初の1分間はハードヒッター同士の警戒感がリング上を支配してたんだわ。

 

結局、このラウンドはお互いの間合いやタイミングを計ったり

フェイントに対して相手がどう反応するかを確かめ合ってたんだけど、

自分には14勝1敗ペースでKO率67%の長嶺さんが、

7勝1敗ペースでKO率41%の星野さんに何となく後れを取ってた感じが強くて、

僅かながらも攻める形を見せてたのは星野さんの方で、

長嶺さんは相手の威圧感に半端じゃないモノを感じてたみたいだったんだわ。

 

<2R>

お互いの距離感を確認し合って、相手の打ってくるタイミングと、

自らのリズムを確認し終えただろうってことで、いよいよの本番を期待したんだけど、

どういう訳かこの日の長嶺さんはジャブを殆ど封じ込めていて、

全く手数が上がらない中で、開始17秒にクロス気味の右ストレートと、

残り46秒に左フックを其々軽くヒットさせただけだったし、

星野さんの方も相手の強打に対する警戒感がまだ解けてないような慎重さで、

お互い、全くスムースな攻撃に繋がらないブツブツ切れのボクシングで、

何処かの時点でのパンチの一瞬の交差で決着するって決めつけてるようで、

一向に盛り上がる気配が感じられなかったんだよね。

 

<3R>

軽いやり取りの中でもパンチの強い同士の接触はそれなりの効果を上げてて、

星野さんの左目下が少し腫れ始めてたし、

長嶺さんの方も顔面全体が赤くなってきたんだわ。

 

それでも二人共、まだ本格的なボクシングのずっと手前の準備運動みたいで、

大きな緊張感が支配してたのは間違いなかったんだけど、

そこから抜け出せないままの二人は相変わらず遊びの少ないボクシングで、

自分が知ってる二人とは全く別のボクサーみたいで、

残り17秒での星野君の右ストレートだけが唯一のヒッティングだったなあ。

 

<4R>

やっぱりこの日の二人はテイタラクとしか言いようが無くて、

何をそんなにビビってるのかっていう印象が拭えなくて、

長嶺さんは左右の拳を傷めてるのかってほど手が出てないし、

そういう相手なんだからもっとガンガン攻め込めばいいのに、

星野さんもいつまで経っても行き切れないままの消極姿勢で、

1位と2位のランカーの一戦だっていうのにまるでビビり同士の凡戦のようで、

二人は一体何をやってるのか、心の準備さえ出来てないのかってことで、

このままだと場内が私語だらけになってしまうぞって思ってたら、

案の定、レフェリーからもっと打ち合えって注意を受けてしまって、

見てるこっちが情けなくなってしまったモンで、

この二人の試合だっていうのに自分は怒りの途中退席だったんだわ。

 

 

だから発表された78-75、75-77、76-76の1-1がドローっていうのも、

優勢点が長嶺さんだっていうのも、そうなのかあっていう感想しかなくて、

それより何よりも二人のパフォーマンスを思い出して途方に暮れてしまったんだわ。

 

実は自分は昨日の組み合わせの中でこの試合に一番の期待を寄せてたもんで、

その外れ感も半端ではなくて、

まさかこの二人の試合で休憩タイムゲットするとはなあ……。

 

 

 

アレッて気が付いたら翌日に世界戦を控えてる拳四朗さんが来てて、

普段付き合いのある三迫ジムボクサー達の応援ってことだったんだけど、

彼は昨日の計量後も映画を見に行ったってことで、

小さいんだけどホントに普通のボクサーでは考えられないほどの大物で、

それは彼の体調の良さと心の余裕そのものだったんだわ。

 

 

 

② 菊地永太さん(真正)×鈴木悠介さん(三迫)

              ………日本 B 挑戦者決定戦 8R

20勝(8KO)4敗(2KO)4分のランク1位、31歳・大阪府と、

8勝(5KO)3敗のランク2位、サウスポー、28歳・茨城県。

 

<1R>

最初のワンツーを見た限りでは菊地さんにはそれほどのスピードを感じなくて、

そういう感想は鈴木さんも同じだったみたいで、

10㎝以上上背のある相手に最初から自信に満ちたいつものボクシングで、

テキパキ動いたところからの左ストレートを綺麗な形で2発ヒットさせてたし、

残り1分では右フックの被せ打ちにも成功して明らかな主導権をゲット。

 

菊地さんはホントにこれでランク1位なのかっていう動きしか出来てなくて、

相手のジャブに合わせ打つっていう考えもサラサラ無さそうだったんだけど、

序盤はわざと下手クソに見せる作戦なのかって思ったんだわ。

 

<2R>

開始すぐの8秒、鈴木さんの左ショートフックが強烈ヒットして菊地さんがダウン。

 

それほどのダメージ残さず再開は出来たんだけど菊地さん、

その後も、っていうより結局最後の最後まで、

鈴木さんの左ショットが殆ど見えてなかったみたいで、

サウスポーが不得意なところが出てしまったっていうコメントが、

陣営から残されたんだけど、30戦目の言い訳としてはお粗末過ぎだと思ったね。

 

その後残り1分07秒にもまたもやの左を貰ってしまって菊地さん、

青コーナー前でまたもやのダウンで、次は残り45秒での南ロープ前、

その次は残り12秒って立て続けに倒れまくって都合4度のダウン劇だったんだわ。

 

こうなるとスコアがどうなるのか気になるところだったんだけど、

3度のダウンだと10-6だから4度のダウンだと10-5になるのかって、

試合中に役員に確認したら、3度以上のダウンは全て10-6なんだってね。

 

元々腰高の菊地さんはバランスが悪くて安定感が無いから倒れまくってたけど、

倒れ方自体は大きくダメージを残すような感じではなく、

思わず手を着いてしまったって感じだったんだよね。

 

<3R>

それでも4度目のダウンは残り時間が無かったところでのモノだったから、

菊地さんの回復具合が気になったんだけど驚くべきことに、

早めに終わりそうだなあって思ってたのが意外なほど元気元気で、

さあ、一からやり直しだって感じに溢れてたんだわ。

 

それでも相手の左ストレートを気にする余りか、

この回は鈴木さんの右フックを3発も被せ打たれてたんだわ。

 

<4R>

菊地さんのヤケクソ振りにはまだまだ力がこもってて、

不用意な一発被弾は鈴木さんにも致命傷になり得そうで、

折角ここまで積み上げたモノを一瞬で失わないようにって祈ってたんだよね。

 

菊地さんはガンガン前詰めからの右ストレート一発勝負で、

とにかくとっても偏りの強い攻撃手段しか備えてなくて、

まずフック系は打って来ないし、ボディブローも打たないし、

ましてやコンビネーションなんかまだ習ってませんって感じの単純系で、

汽車汽車シュッポシュッポみたいな左右ストレートだけで戦ってきたみたいで、

教えて貰ってないのか、ひたすら頑固なのか、

この程度のレベルでホント、何でランク1位なのかって首を傾げたなあ……。

 

菊地さんの攻勢が目立ったままで終わりそうだった残り8秒、

鈴木さんの見栄えのいいワンツーが綺麗にヒットしてたんだわ。

 

<5R>

開始即の5秒、まずは鈴木さんの左ストレートがクリーンヒットして、

そろそろ終焉が近いかなあって思わせたんだけど、

菊地君の最大の武器は実は打たれ強さとスタミナだったようで、

全く巧さを感じさせない中、倒されまくった後も勢いだけは一向に落ちなくて、

闇クモに相打ち勝負を挑んでいってたもんで、

鈴木君としてはくれぐれも無暗に男気を発揮しないことで……。

 

鈴木君としては上下のコンビネーションをそんな感じで打ち分けていれば、

この後も全く問題が無い筈だし、後は決着を付けに行くか行かないかだけで、

周囲からはそろそろ何とかしろっていう雰囲気が漂ってたんだよね。

 

<6R>

菊地さんは最後まで返しのショットのクオリティが低いままで、

あくまでツンツン右ストレート勝負だっていう頑なさが目立つばかりで、

鈴木さんのタイミングのいいショート連打に晒され通しだったなあ。

 

<7R>

このまま最終ラウンドまで進んでしまうと、

あれだけのダウン劇の印象が遠のいてしまいそうでもあったんだけど、

一方では最終スコアがどうなるのかも確かめてみたい気持ちも湧いてきて、

ちょっと複雑な気持ちで見てた2分過ぎ、

北ロープ近くで左を貰って菊地さんの体が揺らいだのを鈴木さんが見逃さなくて、

一気に攻め立てて最後は赤コーナーに菊地さんを追い込んで、

これから最後の仕上げっていうところの2分18秒、

ついにレフェリーが割って入ってのストップだったんだわ。

 

勿論、青コーナー周辺は大騒ぎで良かったヨカッタだったんだけど、

ジムスタッフ連中はあのままズルズル行かなかったことを何より喜んでたし、

以前の所属ジムの関係で応援に来てた筒井さんも弾けてたなあ……。

 

 

 

③ 源大輝さん(ワタナベ)×岩井大さん(三迫)

              ………日本 Fe 挑戦者決定戦 8R

13勝(11KO)5敗(2KO)のランク2位、26歳・大分県と、

21勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク1位、28歳・千葉県。

 

岩井さんは5勝1敗ペースのボクサーで源さんは3勝1敗ペースなんだけど、

その源さんはKO率では岩井さんをかなり上回ってるから、

この試合が一番予想し難しかったんだけど、

長引けばっていう条件付きで岩井さんの判定勝ちを予想してたんだけどね……。

 

三迫ジムの麻生興一さんは大分県出身だし、

一体どちらを応援してたのかなあ……。

 

<1R>

お互いに相手の事を良く知ってる上での初っ端からの積極手数で、

納得出来る距離はほぼ同じだったこともあっていきなりの全開で、

予想通り、一瞬のキレとパワーは源さんだったんだけど、

出所の解り難い細かい手数でまずは岩井さんがポイントゲット。

 

<2R>

岩井さんは決め打ち系ではないもんで、返しの返しまでがスムースで、

その変幻自在さは源さんを多少困惑させてたみたいで、

タイミングのいいヒッティングはそれほど強烈ではなかったんだけど、

残り3秒でのコンビネーションで源さんの体勢を一瞬崩してたんだよね。

 

源さんも必ずしも悪い出来ではなかったんだけど、

この日の岩井さんはとっても調子がいいって感じだったんだわ。

 

<3R>

源さんのサウスポーチェンジは自分の中ではいい兆候と思ってなくて、

ちょっとまだやり難そうにしてる印象を受けたんだけど手数落ちはしてなくて、

いつの間にか岩井さんの右目周辺も腫れてきたんだわ。

 

残り40秒に岩井さんが一気に仕掛けて行ってそのまま優勢に終わりそうで、

って思ってた直後、青コーナー近くでの激しいやり取りの中で、

源さんの3連の左右フックが鋭く直撃して、

最後の左フックが腫れていた岩井さんの右目上を更に傷付けて大きくカット、

その出血の多さで残り10秒にドクターチェックが入ったんだわ。

 

やっぱり源さんのパンチはそれ程力を込めてなくても強烈なんだよなあ。

 

<4R>

岩井さんには立て直すまでは無理に打ち合わないように、

源さんには無理にでも打ち合いを挑むようにって、

相反する思いが自分の心の中の矛盾を露呈し始めて、

この辺から自分はオロオロしながら試合の行方を見守るより仕方なかったんだわ。

 

源さんの動きが一気に改善されてジャブの届きも良くなってきて、

元々傷を負い易い岩井さんを更に攻め立てていったんだけど、

岩井さんの方も特に動きが劣化するってこともないままの奮闘だったんだわ。

 

頑張り手数の源さんも試合序盤の色々被弾が影響してたみたいで、

特に岩井さんのボディブローが効いてたんじゃないかと思ったんだけど、

連続攻撃も10秒以上は続けられなくて、

一段落したところを岩井さんに狙われてたんだよね。

 

<5R>

疲れてるのはもしかしたら源さんの方だったかも知れなくて、

このラウンドは再度岩井さんの攻勢が目立ってたんだけど、

血だらけだったは岩井さんの方だったもんで、

残り42秒には2回目のドクターチェックが入ったんだわ。

 

ここで止められたら岩井さんのTKO負けが決まってしまうところで、

周囲のヤキモキ感は半端じゃなかったんだけど続行続行。

 

リスタート後は気持ちを整え直したような源さんの反撃がとっても有効で、

岩井さんの腫れと出血が更に酷くなってのラウンド終了ゴングだったんだわ。

 

<6R>

岩井さんは左を当てられて傷を悪化させるのを警戒してか、

却って源さんの右を貰ってしまう場面が多くなってたなあ。

 

ラウンド中盤以降、源さんの手数落ちが目立った中、

岩井さんは1分50秒に右ストレートを久し振りにクリーンヒットさせたんだけど、

その後左目下をヒッティングで傷付けられて、

左目上をバッティングカットもして、顔面全体が酷いことになってきて、

それはまるで番町皿屋敷のお岩さんも顔負けの傷み方だったんだわ。

 

<7R>

それでも岩井さんはまだ岩井さんを保ってて、

開始53秒にはとっても見栄えのいい左ダブルフックからの右ストレートで、

まだまだ全然やれるところを見せ付けたんだけど、

源さんも1分40秒からはそれこそ鬼の接近ラッシュで、

それに応じた岩井さんとの間で恐ろしい程のやり取りが繰り返されたんだけど、

接近戦での激闘は当然の如く岩井さんの傷を悪化させる訳で、

残り30秒には源さんにも力を出し尽くした感が見えてたんだけど、

残り23秒には岩井さんに3回目のドクターチェックが入ったんだわ。

 

その診断結果にお互いがハラハラだったんだけどまたもやの続行で、

ドクターも二人の激闘をストップし難かったのかも知れなかったんだわ。

 

またもやの再開に場内からも大声援が上がったんだけど、

どっちも打ち負けることなくのラウンド終了ゴング。

 

途中途中では岩井さんのパンチがタイミングよくヒットしてたんだけど、

源さんほどの威力を込め切れてなかったのが返す返すも残念だったんだよね。

 

<8R>

お互いの必死感にホール全体がワンワン大騒ぎだった中、

岩井さんの飛び散る血しぶきは源さんのトランクスさえ赤く染めていって、

もしかしたら消耗が進んでたのは源さんの方だったかも知れないんだけど、

1分25秒での打ち合いの中で岩井さんもマウスピースを飛ばしてたし、

お互い、距離を潰したところでの最後の気持ちの見せ合いだったんだわ。

 

有効ヒット数は若干岩井さんの方だったんだけど、

お互いにそれほどの手数差は無くて、

踏ん張りが効かなくなった中での二人の渾身必死の打ち合いは壮絶だったなあ。

 

 

ってことで自分は76-76だったんだけど結局、

78-75、77-75、77-76ってことで源さんの3-0勝ちだったんだけど、

控室に戻る岩井さんのとにかくやる事はやったっていう感じは清々しかったなあ。

 

 

源さんの方も途中途中では気持ちが切れそうな雰囲気も漂わせてたんだけど、

相手の一方的になるようなラウンドを作らないような頑張りが目立ってたし、

かなり消耗が見えてきたところからの巻き返しが勝利を呼び込んだんだよね。

 

 

 

④ 尹文鉉さん(ドリーム)×矢田良太さん(Gツダ)

               ………日本 W 挑戦者決定戦 8R

18勝(4KO)4敗3分のランク1位、33歳・栃木県と、

14勝(12KO)4敗(1KO)のランク2位、28歳・大阪府。

 

勝率は尹さんで、KO率は矢田さんっていう試合は結局、

77-75×2、76-76ってことで矢田さんが2-0辛勝したんだけど、

尹さんは3R~4Rまでを矢田さんの自由にさせ過ぎだったと自分は思ったね。

 

 

矢田さんは実にまあ粗っぽいボクサーで、

力任せに右をブン回すだけで何のテクニックも感じさせなかったもんで、

この程度の相手なら老練な試合巧者の尹さんが徐々に自らの土俵に引き込んで、

っていう予想を立ててたんだけど、思いの外簡単に貰い過ぎてたんだよね。

 

試合中盤はいい感じに戻して期待を抱かせたんだけど尹さん、

終盤での貰い方が見栄え良くなくてフラ付く場面も多かった一方では、

相手をフラ付かせる場面が訪れないままだったし、

相手に嫌気を差さすような例のパフォーマンスが出来なかった分、

尹さんの衰えを感じさせられてしまったんだよね。

 

こういうただ乱暴なだけのボクサーが勝つ試合っていうのは好かないんだけど、

矢田さん陣営は敗けを覚悟してたようなセコンド陣の喜び方で、

少なくとも東日本ではちゃんとしたジャッジをしてるって、

そういうアピールが出来たことだけは良かったってことで……。

 

 

 

⑤ スパイシー松下さん(セレス)×吉野修一郎さん(三迫)

                ………日本 L 王座決定戦 10R

17勝(2KO)9敗(2KO)1分のランク2位、34歳・熊本県と、

5勝(3KO)0敗のランク1位、26歳・栃木県。

 

松下さんの方が吉野さんより5倍ほどの試合キャリアがあるんだけど、

基本的には2勝1敗ペースでKO率も7%ほどの非力な34歳で、

色々浮き沈みがあった中、よくぞここまで辿り着いたっていう苦労人ボクサーで、

ボクシングは甘くは無いんだってところを急上昇中の若者に見せてくれって、

そういう気持ちも無いでもなかったんだけど、

この試合はそれ程時間が掛からないうちに吉野さんがKO勝ちするって、

結局はそういう予想を立ててたんだよね。

 

ただ、松下さんが思いの外踏ん張ってたこともあって、

吉野さんも思ってた以上に手間取ってたんだわ。

 

中間距離での打ち合いでは吉野さんの強打には全く敵わないってことで、

松下さんの作戦は予想通りの突っ込みからのガチャガチャ戦法で、

ドサクサ紛れの中から強めのショートフックを狙いながら、

相手の嫌気を誘うって感じだったんだけど、

試合序盤から中盤にかけてはそれが程よく功を奏したみたいで、

苛立ったような吉野さんがやたら狙い過ぎの単純系に終始してたんだわ。

 

ひたすらドカン一発狙いに固執する余りか吉野さん、

相手の突っ込みを阻止するべくのジャブを殆ど打っていかなくて、

だから相手のタイミングでの突っ込みを自由にさせたままだったんだわ。

 

勿論、陣営からは 「左! 左!」 の声が飛びまくってたんだけど、

取り敢えずは自分の流儀でやらせてくれって感じだった吉野さん、

そりゃ当たれば相手はよろめくほどの強打はそのままで、

接近戦になった時のショートフックもそこそこだったんだけど、

狙いどころが結構大雑把だったし、アッパーの混ぜ込みも不十分で、

何となく力づくに固執し過ぎる印象が拭えなかったんだよね。

 

ポイントを取られるところまで至らなかったんだけど吉野さん、

3Rには薄っすら鼻血を見舞われてたし、

自分はちょっと気分を変えたくなって席移動したんだわ。

 

 

松下さんは残念ながらパンチ力不足を補うまでの手数を出し切れてないまま、

何とか後半ポイント勝負に持ち込みたかったんだろうけど、

発表された5R終了時点での中間スコアは、49-46、48-47×2ってことで、

吉野さんの3-0勝ちを許してしまったんだよね。

 

それでも5ラウンドのうち2つをゲットしたってことは先の希望には繋がる訳で、

吉野さんがそのままの戦い方を続ければ可能性が無い訳でもなかったんだけど、

それでもその場合にはそれまでの倍ほどの手数が必要になりそうだったんだわ。

 

流れが見えてきたのは実は5Rの終盤からだったんだけど、

松下さんは手数は出すんだけど殆ど当たらない状況が続いた中、

吉野さんのそれ程でもないショットに体勢を崩して消耗が見えてきて、

6R以降にはパンチのシッカリ感でそれまで以上に大きな差が見え始めて

彼の可能性が一気に封じ込められてしまったんだわ。

 

一気に終焉を迎えたのは7Rのことで、

初っ端に吉野さんの左ジャブがストレートのように2発ヒットして、

松下さんの頭が跳ね上げられた直後の開始30秒ほどのところの南ロープ前、

追い打ちの左右フックの直撃を喰らってしまって松下さんがダウン。

 

ここは何とか立ち上がってリスタートした松下さんだったんだけど、

ダメージが拭い切れないまま、決着を付けにいった吉野さんの強連打に晒されて、

結局、何の反撃も出来ないまま北ロープ前で力尽きて倒れ込んでしまったんだわ。

 

その倒れ方を見たレフェリーが即のストップエンドで、

1分23秒、吉野さんのTKO勝ちだったんだけど、

自分には少なくとも2ラウンド分は長かったと思った訳で、

松下さんのようなタイプは経験の浅い吉野さんにはいい勉強になったと思うし、

組み立ての中でのジャブの少なさも反省すべきじゃないかって思ったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト4ボクサー】

① 源大輝さん

② 岩井大さん

③ 鈴木悠介さん

④ 吉野修一郎さん

 

 

 

昨日は5試合、42ラウンド分の興行だったんだけど、

二つのKO決着も7Rまでかかったせいか、

終了時間は普段と殆ど変わらなかったなあ……。

 

 

今日もMLBを見ながら書いてたんだけど、

ヤンキースは0-4で負けてしまって、

ダルビッシュと田中将大の夢の対決は流れてしまって、

こうなればワールドシリーズはドジャース一本押しってことだし、

今日はこれから昼御飯を食べて両国に出陣ってことで……。

 

2017年10月21日 (土)

後楽園ホール・10月20日 

 

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“キリッとしてるけどチョビ髭が……。”

 

 

 

骨折してたのに試合を強要されて、棄権するなら200万払えって、

まるでヤクザからのような脅しを受けて、

仕方なくリングに上がって当然のようにTKO負けしまった彼とか、

試合をする気がないのに勝手に試合を組まれて、

全く練習してないからって断ったら、取り敢えず体重を合わせろ、

当日は2~3発喰らったら倒れろ、そしたら俺がすぐタオル入れたるって、

会長に八百長試合を強要されて、それを断ったら50万円恐喝されてしまって、

結局嫌気差して止めてしまった彼とか、

B級なのに500万円もの移籍金をクソジムから要求されてる彼とか……。

 

それらの強要やら恐喝に関わってた男達が後楽園ホールにやって来た時には、

思わず金属バットで殴り倒してやりたいような衝動さえ感じてしまうんだけど、

あれもこれもクソジムの例には事欠かないんだわ。

 

そんなクソジムを応援してるサポーター達はそんな裏の事情を知った上なのか、

無邪気にそのボクサーを応援してるけど、

出鱈目なほどファイトマネーを搾取されてるのを知ってるのかってことで……。

 

 

 

昨日のホールボクシングは日中親善ってことで全11試合の内、

7試合に中国人ボクサーが登場したんだわ。

 

個人的には中国という国家も総体としての中国人民も好きではないんだけど、

個々の人間としての彼らには何の恨みも無いんだよね。

 

ただ、それほど好戦績とは言えない中国人ボクサーに対しては、

同じく好戦績とは言えない日本人ボクサーがあてがわれてたもんで、

盛り上がりに欠ける試合が多かったし、

セミファイナルとファイナルに登場した日本人ボクサーも自分の中では全くダメで、

今日は観戦記の体を全く為して無くて殆どが結果だけなんだわ。

 

7人の中国人は必ずしも生粋って感じではなくて、

ロシア系が3人もいたし、モンゴル系とミャンマー系も一人づつ混じってたんだわ。

 

 

 

① 宮下翔也君(北澤)×笠原祐君(宮田)……53㎏ 4R

デビュー戦の29歳・神奈川県と、デビュー戦の21歳・群馬県。

 

<1R>

10㎝ほど上背のある笠原君は開始ゴングと同時の狂熱系で、

好きなようにやりなさいって言われてたかのような乱暴狼藉で、

いきなりケンカ腰のパフォーマンスを強要された宮下君は逃げ惑うばかりで、

相手の一段落を待ってるうちにオーバースローのようなパンチを貰いまくってて、

その殆どが直撃とは程遠かったんだけど、

打ち返す間もなく青コーナーに追い込まれてしまって、

ちょっと早過ぎるんじゃないかってタイミングでのストップエンドで、

1分01秒、笠原君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 濱口大樹君(ワタナベ)×鈴木陸斗君(船橋D)……SB 4R

1勝0敗の22歳・東京都と、0勝0敗1分の18歳・千葉県。

 

<1R>

まあまあちゃんとした二人だったんだけど、

最後まで小さなやり取りに終始してて甲乙付け難かったんだけど、

キッチリしてたのは鈴木君だったかなあ。

 

<2R>

お互いにもっと攻め込む姿勢が欲しかったところで、

鈴木君は若干荒々しさを増していったんだけど、

濱口君はまだまだ待ち過ぎだったんだよね。

 

 

余りの刺激の無さに場内は静まり返ってしまって、

自分も仕方ないなあって感じで一旦休憩タイムゲット。

 

結局、39-37、39-38、38-38ってことで濱口君が2-0勝ちだってさ。

 

 

 

③ 佐々木凌君(青木)×春崎武裕君(上滝)……Mm 4R

デビュー戦のサウスポー、23歳・秋田県と、0勝3敗の35歳・長崎県。

 

佐々木君のサポートにリングに上がった木村翔さんが、

肩にWBOのベルトを掛けてたんだけど、意味が解らなかったなあ……。

 

<1R>

10㎝近く上背優位な佐々木君も、今日は何とかして勝ちたい春崎君も、

共に実に全くトロトロした立ち上がりで、

少なくとも爆発的に仕掛けないと春崎君の勝ち目は多分無さそうで、

って感想しか浮かばなかったもんで連続の休憩タイム。

 

 

後で確かめたらやっぱりあのままだったみたいで結局、

40-36×3で佐々木君の完封だってね。

 

 

 

④ 深見旺彦君(ワタナベ)×アンディ・アツシ君(宮田)

                           ………Mm 4R

デビュー戦の18歳・東京都と、0勝2敗(1KO)の26歳・岩手県。

 

この試合前に久し振りに金城智哉さんが来てたもんで、

どうしたのって聞いたら深見君の応援ってことで、

深見君の名前は “あきひこ” って読むのを教えて貰ったんだわ。

 

<1R>

やっとちゃんとした殴り合いが始まったんだけど、

アンディ君のガンガン攻勢の前に若干深見君が勢い負けしてて、

相手の右フックを簡単に貰い過ぎてしまうことが目立ってたんだわ。

 

その深見君はパンチの形はとってもいいんだけど、

初めての実戦のせいか、当て勘的には今一感が強かったんだよね。

 

<2R>

相変わらずアンディ君の左右フックは強烈だったんだけど、

深見君も怖がることなく、きちんとしたコンビネーションで対応してて、

ヒット率も前の回よりアップしていったんだわ。

 

残り20秒からのアンディ君の攻勢にも気持ちがこもってたんだけど、

ラウンドトータルでのヒット数としては深見君が挽回ポイントゲットだったなあ。

 

<3R~4R>

デビューからの3連敗は絶対回避したいって、

アンディ君の頑張りも相当のモノだったんだけど、

4Rに入ってからのメッキリ感は深見君のそれを上回ってしまって、

お互いの気持ち戦の様相の中、深見君の左とアンディ君の右の当てっこで、

手数的にはややアンディ君優位ではあったんだけど、

相対的には深見君の左フックの当たりの方が見栄えが良かったんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-37、39-37、39-38ってことでやっぱり深見君の3-0勝ちだったね。

試合慣れしていけば深見君はいいボクサーになるんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑤ ツーダオ・チャン×植田啓君(越谷634)……60㎏ 4R

1勝2敗の32歳・中国と、0勝1敗(1KO)の33歳・兵庫県。

 

全く雑なダレたような試合で自分は1Rで終了してしまったんだけど結局、

40-37×2、39-37ってことでチャン君の3-0勝ちだってね。

 

 

 

⑥ アーヤチ・サイリクエ×岸部久也君(宮田)……B 4R

2勝(1KO)4敗2分の21歳・中国と、1勝(1KO)2敗(1KO)の29歳・秋田県。

 

この辺からはまともに見る気もなくなってしまって、

39-37、39-38、38-39ってことで岸部君の2-1勝ちだってさ。

 

 

 

⑦ フォング・チアチン×五十嵐康次君(UNITED)……59㎏ 4R

3勝(3KO)0敗1分の20歳・中国と、

3勝(2KO)1敗(1KO)のサウスポー、32歳・福島県。

 

この試合も全く見てなくて、2R2分55秒で五十嵐君がTKO勝ちだってね。

 

 

 

⑧ チャンチャン・チェン×林慶太君(10count)……Fe 4R

2勝(2KO)4敗1分の中国と、1勝(1KO)2敗(2KO)の20歳・東京都。

 

<1R>

それまでそれなりにいい感じで攻めてたのは林君の方だったんだけど、

これはいけるなって思ったところに隙が出来てしまったみたいで、

1分04秒の西ロープ前、チェン君の右を考えられないほどまともに貰ってしまって、

一発昏倒ダウンしてしまって即のストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑨ ニエ・チンタオ×工藤啓太君(角海老)……H 4R

デビュー戦の33歳・中国と、2勝2敗(1KO)のサウスポー、29歳・東京都。

 

これがデビュー戦のチンタオ君はアマ成績が54勝6敗って、

尋常じゃない戦績なんだけど、全くそんな風には見えない只の大男で……。

 

<1R>

チンタオ君は中間距離をキープするのが巧くて、

それを縮めるのに工藤君が苦労しっ放しで、全く届いてなかったんだよね。

 

ただ、最初は乱暴だったチンタオ君も残り1分からは何だかトロトロで、

スタミナの無さを露呈してたんだけど、

踏ん切りの付かない工藤君が攻め切れないままだったんだよね。

 

それにしてもチンタオ君の胸元には大きな傷跡が残ってて、

まるで何かの拷問を受けた跡のようだったんだわ。

 

<2R~4R>

基本的には殆ど何も起こらないままで、

チンタオ君がラウンドの半分を過ぎる頃からメッキリしてしまう傾向が更に強まって、

工藤君としても大いにチャンスが増していったんだけど、

飛ばすべきところで飛ばし切れず、

相手の大きな右の打ち終わりに合わせ打つっていうこともできないままで、

あと一息の頑張りなのになあって欲求不満状態のまま終了ゴング。

 

 

ってことで結局、40-37×2、38-38ってことでチンタオ君の2-0勝ち。

 

 

 

⑩ ウラン・トロハツ×かねこたけし君(REBOOT)……52㎏ 6R

5勝(1KO)3敗の24歳・中国と、5勝1敗1分の30歳・新潟県。

 

<1R>

少し背の高いトロハツ君だったんだけど、腕振りがタルイというか、

如何にもパンチ力が無さそうだったし、気も弱そうだったんだわ。

 

この程度の相手ならかねこ君も楽勝じゃないかって感じで、

後は雑にさえならなければねって思ってたんだよね。

 

<2R>

かねこ君にいつものキビキビさが感じられなかった中、

徐々に立て直したトロハツ君の挽回攻勢が目立ってきて、

一つ一つのショットにも力がこもってきて、足元もシッカリしてきたんだわ。

 

<3R~6R>

ほぼ対等の戦いが延々続いたんだけど、

自分にはトロハツ君の一生懸命さの方が印象深かったんだよね。

 

 

ってことで自分は58-56でトロハツ君だったんだけど結局、

トロハツ君から見て59-56、56-58、57-57ってことで、

甲乙付け難い1-1ドローだったんだわ。

 

 

 

⑪ バイシャンボ・ナスイウラ×内藤律樹さん(E&Jカシアス)

                             ………SL 8R

12勝(5KO)0敗1分のWBC A チャンピオン、23歳・中国と、

17勝(6KO)2敗の国内4位、サウスポー、26歳・神奈川県。

 

やっとちゃんとしたボクシングが始まったんだけど、

そこから刺激的な展開に移っていくっていうことがなくて、

それまで退屈な試合が延々だったせいか我慢弱くなってたらしくて、

自分は4Rが終わったところで帰ってしまったんだよね。

 

内藤さんは元々相手の攻撃をきっかけに試合を組み立てる方なんだけど、

相手のナスイウラも同じようなタイプのようで、

長いリーチと深い懐っていう武器を備えてるのにも関わらず、

自分から仕掛けるっていうことが一切無い消極系で、

お互いに考えられないほどの超慎重ボクシングで、

ついに自分の我慢の限界を超えてしまったんだよね。

 

後で確かめたら内藤さんからみて77-75、77-76、75-79ってことで、

2-1で内藤さんが辛勝したんだけど、

79-75でナスイウラの圧倒勝ちだって判断したジャッジもいたんだよね。

 

 

 

⑫ 長谷川慎之介君(青木)×荻野圭介君(オークラ)……Fe 4R

2勝(1KO)2敗1分のサウスポー、25歳・栃木県と、

2勝(1KO)7敗(3KO)の36歳・東京都。

 

ってことでこの試合も全く見てなかったんだけど結局、

二人の戦績差と年齢差のままだったみたいで、

4R0分32秒、長谷川君のTKO勝だってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 深見旺彦君

② ウラン・トロハツ君

③ 特にナシ

 

 

 

昨日のホールはチケット完売ってことで場内は3分の2以上が中国人で、

自分の周囲も中国人だらけでお喋り三昧の煩い煩いが止まらなくて、

仕方ないからヘッドホンでディープ・パープルをガンガンだったんだわ。

 

新しい興行の形ではあるんだろうけど、

申し訳ないんだけどやっぱり自分は二度とゴメンで、

それに比べると今日の後楽園ホールはたった5試合しか組まれてないんだけど、

その全てが選りすぐりってことで、昨日の満たされなかった分も取り返すんだわ。

 

2017年10月19日 (木)

日記 (10/19)

 

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“デヤーッ!”

 

 

 

22日は衆議院選挙の投票日なんだけど、うちの奥さんが出掛けるってことで、

15日に生まれて初めて期日前投票に行ったんだわ。

 

今回の選挙のそもそもの意味だとか、

各政党に対する自分の考え方に関しては投票前だから今は控えるけど、

色々思うところが沢山あるんだよね。

 

 

 

時を同じくして日米ではプロ野球とMLBのポストシーズンが真っ盛りなんだけど、

ゴルフやアメフト、バスケットボールと同じように野球に関しても、

見る方の立場からすると迫力とかカッコ良さでは日米では比較にならないんだわ。

 

MLBは滅多なことでは送りバントはしないし、とにかく体がデカイし、

髭だの長髪だの自由な感じがとっても気に入ってるんだよね。

 

実は今もヤンキース対アストロズのアメリカンリーグ優勝決定戦を見ながらで、

その後はナショナルリーグのドジャース対アストロズも観戦するつもりなんだわ。

 

4チームとも4つの先勝を目指してしのぎを削ってるんだけど、

ヤンキースは2連敗後の2連勝中で今日は田中将大が投げてるんだけど、

ドジャースは昨日のダルビッシュの好投もあっての3連勝ってことで、

自分的にはヤンキースとドジャースのワールドシリーズを見たいと思ってるんだわ。

 

 

 

日産自動車が資格のない従業員に仕上げ検査をさせてて、

それも国から指摘された以降もまだ連絡不十分のまま継続させてて、

世間から色々叩かれてるんだけど、

そう言えば神戸製鋼も検査データを改ざんしてインチキ商品を作り上げて、

それを航空機とか自動車とかの部品として供給してることがバレてしまって、

これは他の国も絡んでるもんでトラブルの規模は尋常じゃなさそうで、

悪くすると倒産に追い込まれかねない訳で、

世界の競合他社はワクワクしながら行方を眺めてるんだよね。

 

古くは山一證券や雪印乳業の倒産、最近ではシャープや東芝の経営ミスって、

日本を代表する大企業の不祥事が忘れた頃を見計らって発生する訳で、

ことほど左様に人間ていうのはそれほど利口な生き物でないことを示してて、

だから世の中から戦争が消滅することが無いとも言える訳でもあって……。

 

 

 

そこそこの年齢になったら恥ずかしいことはなるべく避けたい訳で、

残された年月を考えると後ろ指を指されるようなことをすると挽回し難い訳で、

例えば50歳近い男女の2回目と3回目の結婚っていうのは、

そのこと自体は個人の自由であって勿論恥ずかしいことでもないんだけど、

やっぱり通常はそのあるべき姿っていうのはあると思う訳で、

ひっそりと役所に書類を提出した上で、

知り合い達に入籍した旨の通知を出すに留めておいた方がお洒落な訳で……。

 

だから、やたら招待状を出しまくっての披露宴開催っていうのは、

当事者との考え方の違いもあるんだろうけど、自分にはとっても考えられなくて、

それも、以前不義理をして絶縁されてる相手にも招待状を送ってるっていうのは、

最早異常な所業としか思えないし、明らかに別の目的があるとしか考えられなくて、

全くサイコパスのやることは想像を超えることが多いってことで……。

 

 

 

秋の長雨とはよく言ったモンでこの10日間で、

スカイツリーが見えたことは2日ほどしかなくて、

低気圧が偏頭痛に影響するっていう話もホールで聞いたんだけど、

自分的にはもっとザァーザァー降ってくれた方がいんだけどなあ……、

っていう中、明日からボクシングが3連投なんだよね。

 

って書いてたら、ヤンキースが5-0勝ちしてこれで3勝2敗ってことで、

明後日からのヒューストンでの戦いに力が入るってことで、

コーヒーを淹れて一休みしながら、もうすぐ始まるドジャース戦に備えるね。

 

2017年10月17日 (火)

後楽園ホール・10月16日

 

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“マーシャ・トマソン”

 

知ってる人は殆どいないと思うし、

自分も他の映画やドラマでは見かけたことが無いんだけど、

“ホワイトカラー” のFBI捜査官の一人、ダイアナ・バリガン役の女優。

 

黒人とのハーフなんだけど、彼女とは全くタイプは違うんだけど、

メグ・ライアンとどちらかを選ぶとしたらとっても悩むんだよね。

 

 

 

1億3,000万年前に起きた中性子星衝突の際に発生した衝撃波(重力波)が、

つい最近地球に届いたってことで、何だか途方に暮れるような話で、

その際発生した物質の重さはティースプーン一杯で10億トンもあるってことで、

更にまた途方に暮れてしまうんだわ。

 

 

 

昨日のホールは全部で10試合が組まれてて、

最初の6試合がB級トーナメントで、普通の6回戦2試合を挟んで、

A級トーナメントが2試合っていうメニューだったんだわ。

 

 

 

① 関根翔馬君(ワタナベ)×矢部龍征君(花形)……SL 5R

3勝(1KO)5敗(2KO)2分の31歳・東京都と、

4勝(3KO)3敗(1KO)1分の21歳・神奈川県。

 

<1R>

関根君がガードを固めてにじり寄るところを矢部君、

上背とリーチを利して中間距離で戦いたいところだったんだけど、

それにしてはジャブが少な過ぎで中途半端な立ち上がりだったなあ。

 

ジャブ無し同士ってことになれば関根君の活躍場面も増える訳で、

接近しての左右フックで矢部君を困らせてたんだわ。

 

<2R>

残り1分からは矢部君の逆襲も目立ってたんだけど、

その前後のハードヒットは全て関根君ってことで、

矢部君の顔面がかなり赤くなってきたんだわ。

 

一旦打ち気になった時は矢部君もかなり勢いがあったんだけど、

一段落が解り易かったし攻撃時間がとっても短かったんだよね。

 

<3R>

お互いに徐々に緩んできてしまって、

関根君の右フックと矢部君の右アッパーの攻め合いだったんだけど、

矢部君はせっかくいいのを当ててもそこから飛ばせなくて、

スタミナ的な課題が克服されないままだったなあ。

 

<4R>

踏ん張った方が勝ちっていう展開だったんだけど、

ヘバリが目立ってたのは10歳も若い矢部君の方だったんだよね。

 

<5R>

何だかもう止めたそうな感じの二人だったんだけど、

それでも何とか何とかっていう感じが伝わって来たのは関根君だったなあ。

 

 

ってことで自分は49-46で関根君だったんだけど結局、

48-47×3ってことで関根君の3-0辛勝だったんだわ。

 

 

 

② 片桐康喜君(草加有澤)×高橋克俊君(reason)……SL 5R

5勝(1KO)2敗1分の29歳・埼玉県と、

6勝(2KO)5敗(1KO)1分の33歳・東京都。

 

二人共、余り巧くはなかったんだけど結構気合は入ってて、

お互い前のめりになって挑んでいってたんだけど、

無暗な負けん気が災いしてしまって2Rに大きくバッティング。

 

高橋君が即のドクターチェックで即のストップエンドで、

1分39秒での負傷ドローってことで片桐君は優勢点を3個ともゲットだったんだわ。

 

 

 

③ 横山渉君(厚木ワタナベ)×諏訪佑君(10count)……Fe 5R

4勝(3KO)7敗(4KO)1分の32歳・山形県と、

4勝(1KO)1敗1分のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

<1R>

ラウンド序盤は諏訪君の動きが硬かったせいもあって、

最初の1分間は横山君がいい感じの攻撃が出来てたんだけど、

やっぱり力量差が大きくて、諏訪君が徐々にペースを取り戻しつつの終了ゴング。

 

<2R>

諏訪君のリズムが良くなってきて前の手も巧いこと使えるようになって、

お蔭で横山君が簡単に攻め込めなくなってきてほぼ流れが固まったんだわ。

 

それにしても横山君はいきなりの右ショットに頼り過ぎだと思うけどなあ。

 

<3R>

横山君の右手オンリーのボクシングが改善されない中、

スピード差が更に大きくなって諏訪君が丁寧に細かいところを突いてたんだわ。

 

ただ、その諏訪君、そりゃ相手を圧倒する動きが出来てて、

フェザー級にしてはとってもスピード感に溢れてたんだけど、

自分にはこの日の彼は何だか腰がフワフワし過ぎてるというか、

とにかく腰高のまま足元が踏ん張れてなくて、

だからパンチに力が込め切れてないって感じがしたんだよね。

 

<4R>

打ち合いよりも揉み合いになってしまったのは横山君の希望だったみたいけど、

クリーンヒットが難しかった中、諏訪君の右アッパーがとっても見栄え良くて、

その後も小さなストロークで的確なヒットヒットを重ねていって、

それ程のハードヒットではなかったんだけど、

徐々に横山君がバランスを崩すようになっていったんだわ。

 

それにしてもやっぱり、諏訪君は変にピョンピョンし過ぎてたんじゃないかなあ。

 

<5R>

2R以は降諏訪君がポイント取られることは無かったんだけど、

スピードで横山君を翻弄しつつも、もっとしっかりした打感が欲しかったなあ、

 

 

って感じのままの終了ゴングで、自分は49-46だったんだけど結局、

49-47、48-47×2ってことでやっぱり諏訪君の3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

④ 三瓶一樹君(ワタナベ)×佐川遼君(三迫)……Fe 5R

4勝(1KO)4敗(2KO)の26歳・福島県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)の23歳・青森県。

 

<1R>

勝率は同じなんだけど佐川君と比較すると、

三瓶君のボクシングは少し優し過ぎるようなところがあるんだけど、

まあまあ互角の立ち上がりをした後、徐々に佐川君の攻撃の方が力強くなって、

三瓶君が真面目にワンツーを当てようとするのをかき分けてのフック系で、

勢いに押され気味になって三瓶君がロープ際に下がったところの残り34秒、

強烈な右フックを直撃させて佐川君が一発ダウンゲット。

 

何とか立ち上がる姿勢は見せたんだけど三瓶君、

意識が飛んでしまってるような感じだったもんで、

見かねたセコンドがカウント中にタオルを投げ込んだのが2分28秒、

佐川君の豪快なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 金澤宣明君(ワールドS)×水谷直人君(KG大和)

                          ………B 5R

デビュー戦の23歳・東京都と、

4勝(2KO)3敗(2KO)のサウスポー、27歳・神奈川県。

 

アマ戦績62戦と43戦との戦いはお互いが意地を懸けてたみたいで、

いきなり粗っぽい展開から始まって、とてもアマ出身者には見えなかったなあ。

 

とっても勢いがあった二人だったんだけど、

何となくドサクサ紛れ系の印象が拭えないままの2R0分48秒、

余りに前掛かりになってしまったところでガッツンバッティングしてしまって、

水谷君の右目上が大きくカットしてのまたもやの負傷ドローエンドで、

優勢点は3個とも金沢君が持っていったんだけどね。

 

 

 

⑥ 大嶋剣心君(帝拳)×森拓也君(reason)……B 5R

2勝(2KO)1敗の22歳・青森県と、6勝(5KO)2敗の24歳・東京都。

 

森君は7月に韓国で試合したんだけど、

後楽園ホールの登場は3年振りなんだよね。

ガツガツのケンカボクシングが予想されたんだけどね……。

 

<1R>

森君の威嚇系からスタートしたんだけど、大嶋君はあくまで冷静な対応で、

素早いショットで逆威嚇してたんだけど、

大嶋君はそこそこの粗っぽさを備えながらも色んな入り方が出来るんだわ。

 

<2R>

ここまでは良く似た傾向のボクシングだったんだけど、

大嶋君の方がシツコク丁寧な打ち込みで、

森君が頭を下げて早めに目線を切ってしまうことが多くなったんだわ。

 

<3R>

ジャブが出なくなった分、森君の攻めのパターンが決まってきてしまって、

それを見切った大嶋君の方に大分余裕が感じられ始めて、

ボディブローの喰い込みも良かったし、

右フックで森君の左目上をヒットカットさせて、

残り8秒からは相当のところまで森君を追い込んだんだわ。

 

<4R>

開始21秒、森君が左フックをクリーンヒットさせたんだけど、

それをきっかけに流れを変えるところまでは至らず、

懸命に前詰めはするんだけど有効な先制攻撃を仕掛けられないままだったなあ。

 

お互いに、利き手の右ショットが雑になってしまって、

左の方がいい当たりを見せてたんだわ。

 

<5R>

気持ちは切れてなかったんだけど森君、体が全く付いていかなくて、

乱暴さ、凶暴さ比べとなると大嶋君に大きく譲るようになってしまって、

1分15秒からは腕振りにも極端に力が入らなくなってしまって、

レフェリーストップが先かタオルインが先かっていう状況に追い込まれてしまって、

結局1分43秒、セコンドからのタオルインでTKOエンド。

 

 

 

⑦ 友利優貴富君(シュウ)×定常育郎君(T&T)……B 6R

6勝(1KO)2敗(1KO)の22歳・沖縄県と、

6勝(2KO)2敗2分のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

定常君のパフォーマンスに期待してたんだけど、

この試合も3R1分47秒でのバッティングが原因でドローになってしまったんだわ。

 

1Rの中盤以降、ジャブの使い方では定常君が上回ってたもんで、

彼の負けは無いなって思ってたんだけどね……。

 

 

 

⑧ 馬場一浩君(REBOOT)×阪田壮亮君(本多)……W 6R

5勝(3KO)5敗(3KO)2分の25歳・東京都と、

5勝(2KO)3敗(3KO)1分の23歳・千葉県。

 

共にここ1年の間に移籍した同士だったんだけど、

内容的には随分差があったんだよね。

 

<1R>

力技だけなら阪田君の方が優位で最初の2分間を征してたんだけど、

一段落してからは馬場君の反撃の方が目立ってたなあ。

 

<2R>

お互いに休み休みというか自分のタイミングだけのボクシングになってしまって、

カウンター系のスリルのあるやり取りとは程遠かったんだわ。

 

それでも馬場君のボディショットはとっても効果的だったみたいで、

それを警戒する余りか阪田君の顔面被弾が増えていったんだよね。

 

<3R>

阪田君は打ち出しが雑だったし、軽くてもいいから連打が欲しいところで、

細かい打ち分けとか全体のシッカリ感では馬場君が圧倒してたんだわ。

 

<4R>

阪田君は打たれた時の形が如何にも悪過ぎてた一方、

馬場君はほぼやりたいことが出来てるみたいで、

大きく打たれ込むこともなかったんだよね。

 

<5R>

二人共、かなりヨレてきたんだけど、

消耗は阪田君の方が進んでて、スタミナ面の課題が浮き彫りで、

残り30秒からの気持ちの見せ合いも馬場君の踏ん張りの方が目立ってたんだわ。

 

<6R>

このままじゃ負けてしまうってことで阪田君が最後の手数アップで、

この回は最後まで馬場君は殆どいいところナシではあったんだけど、

阪田君も相手を倒し切るような動きまでは出来てないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことでやっぱり馬場君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

セミファイナルとファイナルはA級トーナメントだったんだよね。

 

次の試合が始まるずっと前に自分は帝拳ジムのシートに座らせて貰って、

暫くは長野マネと色々話をしながらの観戦だったんだけど、

そこに若い綺麗な女子がやって来てコンチワされて、

誰だか思い出せなくてドギマギしてたらコーチ君の彼女さんってことで……。

 

 

 

⑨ コーチ義人君(角海老)×熊谷直昭君(T&T)……SB 6R

12勝(4KO)2敗(2KO)1分の26歳・東京都と、

8勝(5KO)6敗(3KO)の27歳・東京都。

 

思ってた通り、熊谷君はいつも以上の超変則というかトリッキー命系で、

スピードとキレでは圧倒的に敵わないから仕方のない戦法なんだろうけど、

離れたところでユーラユラ、ダラダラ何かの体操でもやってるかのようで、

ってところから突然一気に踏み込みながらの特大右アッパーだとか、

組み掛かってのガチャガチャ暴れ系で、

とにかくコーチ君がイラつかないかだけの試合になってしまったんだわ。

 

殆どのラウンドをコーチ君が我慢強く支配してたんだけど、

彼は基本的には倒し屋ではないもんで、

5Rにかなりの追い込んだ末の6Rはちょっと勿体なかった休憩ラウンドで、

それを自分でも反省したか、リングを降りたところでグローブタッチした際、

コーチ君は 「何にも言わないで下さい。」 って大きく苦笑いしてたんだよね。

 

もっと残念過ぎだったのは最終ラウンドの熊谷君で、

手負いの獅子が最後の勝負に突っ掛って行くってことも無くて、

倒されるのだけは絶対嫌だってひたすら逃げ回ってたんだよね。

 

 

 

⑩ 三代大訓君(ワタナベ)×仲里周磨君(ナカザト)

                        ………SFe 6R

3勝(2KO)0敗の22歳・島根県と、6勝(5KO)0敗1分の21歳・沖縄県。

 

4戦目と7戦目との6回戦だったんだけど、

尋常じゃないド迫力に満ちた打ち合いで、

それも只の乱暴者同士の大殴り大会ではない技巧に富んだやり取りだったし、

お互いの度胸の良さには想像を超えたモノがあったんだわ。

 

今のSF級のランカーの中で誰がこの二人に勝てるのかって、

下から順番に名前を追ってみたんだけど、

最後には充分タイトル戦が戦えるんじゃないかって思い至ったんだわ。

 

<1R>

実に綺麗な構え方をする二人で美しいったらない訳で、

お互いに納まりのいい距離が確認出来た後、

まずは仲里君の届きのいいジャブで始まったんだけど、

中盤では三代君の右クロスが綺麗にヒットしてたし、

更には離れ際での左ボディも秀逸だったんだわ。

 

<2R>

リーチのある仲里君なんだけど、実はショートレンジもとてつもなく巧くて、

そこでの連打をきっかけに攻撃を組み立てることが結構多いんだよね。

 

ただ、三代君の方も幅広い対応が出来るタイプで、

攻撃の幅自体は仲里君より広くて色んな入り方が出来てて、

特にやっぱり左ボディのクオリティがとっても高いんだよね。

 

三代君に巧いこと上下を打ち分けられて仲里君、

左顔面がかなり赤くなっていって、ついには左目上を薄くヒットカット。

 

<3R>

2連続してポイントロスした仲里君だったんだけど、

それならばってことでこの回は初っ端から攻勢度をアップさせていったんだわ。

 

三代君も遅れることなく対応してたんだけど、

やっぱりショート戦では仲里君の動きが良くて2分までをやや優勢に推移してて、

さあ残り1分からお互いどう戦うのかってところだったんだけど残り36秒、

東ロープ前だったんだけど、ショート戦が一段落したと思われたその瞬間、

仲里君の右ストレートが大きく直撃して三代君がダウンしてしまったんだわ。

 

そこそこの直撃度だったもんで、リスタートした三代君にダメージが見えてて、

それでも打ち掛かって行こうとしてた三代君に対してセコンドが、

「行くなー! 行くなー!」 って身を乗り出しての絶叫アドバイスだったんだわ。

 

ここは三代君が何とか凌いでの終了ゴングだったんだけど、

仲里君にも行き切れなかった感じはしたんだよね。

 

<4R>

ラウンド終盤にかけてのダウンは三代君には辛くて、仲里君にはチャンスで、

やっぱり仲里君が攻勢を強めてジャブジャブでどんどん詰めたんだけど、

開始57秒、三代君の左フックがクリーンヒットしてから流れが変わって、

直後の1分過ぎには右ストレートも当て返した頃には三代君の動きも戻って、

行けると思ってたところで機先を征された形の仲里君に乱れが見えて、

その瞬間の緩んだようなところに三代君の右クロスがヒットして、

その右クロスはここまで何回かいい当たりを見せてたんだけど、

あのタイミングで打つのはとっても度胸が要ることで、

三代さんの強気を見せ付けられたんだけど、

とにかく直撃された仲里君は一瞬は耐え切れそうだったんだけど、

直後にユラッと左に傾いてしまってそのまま左手を着いてしまったんだわ。

 

残り4秒でのことだったもんで、仲里君が立ち上がったところでラウンド終了ゴング。

 

インターバルの間に井上トレが渡辺会長に

「○○ですから、××させます。」 って次のラウンドに向けての方針を伝えて、

会長がそれに了解の頷きを返してたんだわ。

 

<5R>

前の回の2ポイントロスを挽回すべくまずは仲里君が飛ばしていって、

最初の30秒をゲットしたんだけど、一段落後は一気の大激闘で、

1分15秒からの打ち合いはお互いにとってそれこそ満々の危険度で、

仲里君の鋭い左右フックはかなりの直撃度だったし、

三代君の返しの左フックもそれ以上の有効度で、

ラウンド終盤に掛けては仲里君に鼻血を見舞ってたんだけど、

自分としてはラウンド前半でのヒット数を評価して仲里君ポイントだったんだわ。

 

それにしても三代君の冷静さは驚異的で、

仲里君には若干ムキになってる表情が見え隠れしたのに対して、

彼は試合開始ゴングの時と全く変わらない表情のままで、

グローブの間から常にシッカリ相手を見据えてたんだよね。

 

<6R>

若干の劣勢を意識してか仲里君がまずは先仕掛けだったんだけど、

開始24秒、三代君の左Wフックがボディを顔面にヒット、

その後も43秒には絶妙な右ショートアッパーを打ち込んで主導権ゲット。

 

ただ仲里君の右はまだ大きな危険を孕んでて、

1分半頃からは逆転KO目指して必死の攻勢をかけていったんだけど、

ここに至っても三代君の当て勘は抜群のモノを発揮し続けて、

ポイントバックされないようなキッチリパフォーマンスだったんだわ。

 

残り40秒ほどからはお互い足を止めての一気の激烈殴り合いで、

勝ちに徹するならば三代君は仲里君に応じなくても良かった訳で、

陣営はヒヤヒヤしながら行方を見つめてたと思うんだけど、

売られたケンカは買わない訳にはいかないっていうか、

三代君はボクシングの原点を最後まで見せてくれたんだよね。

 

お互いに危険度の高いパンチが何度も交錯してたんだけど、

幸か不幸か大事には至らないまま試合終了ゴング。

 

 

ってことで自分は57-55だったんだけど結局、

58-54×2、58-55ってことで勿論三代君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

自分は今年ここまで72回のボクシングに参加して、

およそ600試合弱の試合を見たんだけど、

世界戦含めてこれほど刺激的だった試合は他にあっただろうかってことで、

自分は渡辺会長のすぐ隣で見てたんだけど、

会長も最後は相当力が入ってたんだよね。

 

 

三代大訓君は“さんだい だいくん” 君ではなくて、

“みしろ ひろのり” 君って言うんだけど、間違いなく将来のチャンピオンで、

仲里周磨君とどちらが先になるかっていう競争でもあるんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三代大訓君

② 仲里周磨君

③ 佐川遼君、大嶋剣心君

 

 

 

1年振りくらいにあるボクサーがコンチワって寄ってくれてね。

去年の試合でケガしてしまったこともあったし、

子供が産まれたこともあって暫くボクシングから離れてるんだけど、

まだまだやり残した感が強くて、今悩み中ってことで、

色々話をしたんだけど、急いで決めることではないからさってことで……。

 

2017年10月14日 (土)

後楽園ホール・10月13日

 

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“フェンダー・ストラトキャスター”

 

これはエリック・クラプトン・モデルのブラッキーの復刻版なんだけど、

基本的なデザインは1960年代と全く変わってないのに、

いまだに古さを感じさせないのが凄いし、ある意味完成形なんだよね。

 

クラプトンが使ったブラッキーは無償で提供されたチャリティ・オークションで、

1億円以上の値が付いたんだわ。

 

60年代のストラトキャスターのオリジナルモデルも100万円を超えるんだけど、

ジャパン・フェンダーやメキシコ・フェンダー製のモノは5万円くらいなんだよね。

 

 

 

駅からホームへの道を歩いてたら、10mほど先を富岡樹さんが歩いてて、

彼とは顔見知りだから声を掛けようかとも思ったんだけど、

特別の話は無くて 「雨が降ってるねえ。」 くらいじゃ間抜け過ぎるから黙ってた、

ってそんなことを第一試合のアップ中にREBOOTジムの人達に話したら、

射場マネに 「いつきじゃなくて、彼はいづきなんですよ。」

って言われてしまったんだわ、って感じで始まり、始まり……。 

 

 

 

① 荒木祐司君(金子)×為田真生君(REBOOT)……67㎏ 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、25歳・茨城県と、

1勝4敗(1KO)2分の31歳・東京都。

 

<1R>

これが2戦目の荒木君は中々鋭い左フックの持ち主だから、

8戦目の為田君でも苦戦しそうだって思ってたままの序盤の展開で、

基本的に怖がりの為田君は突っ込んだ途端にすぐ頭を下げて目線を切って、

中間距離が不得意だから仕方ないんだろうけど、

余りにも戦い方に片寄りがあり過ぎだと思ったんだけど、

一方の荒木君も人がいいのか為田君にすっかり付き合ってたんだよね。

 

<2R>

どちらが我慢し切れるかの根性の密着戦に突入で、

どちらもアッパーを打ち切れないままの揉み合いに近い形が続いたんだけど、

何とかしなくてはっていう思いは荒木君の方が強かったみたいで、

残り1分、敢えて距離を作りながらやっとのことで右ストレートをヒットさせて、

その後も相手が入って来る直前の打ち込みを目指してたんだわ。

 

為田君も終盤にかけて渾身の左右ボディで盛り返してはいたんだけど、

ポイントを取り返すまでには至ってなかったんだわ。

 

<3R>

またもや甲乙付け難い密着戦が延々だったんだけど、

それでもシッカリ打ってる感じは圧倒的に荒木君の方で、

狭いところでの2発の左アッパーも効果的で、

徐々に為田君の手数落ちが目立ってきたんだよね。

 

<4R>

お互いにそこそこ消耗してたんだけど、

何とかそれを見せまいとしてたのは荒木君で、

為田君の方は更に著しく手数が減ってきてやっとこさの感じだったなあ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38ってことで荒木君の3-0妥当勝ちだったんだわ。

 

 

試合後大分経ってから席移動したところに藤中周作さんがいて、

近くで話をしてたのが荒木君だって気が付かなかったんだけど、

周作さんに教えられて少し彼と話をしたんだけど、

自分的にはまだまだ彼は巧く強くなれそうな印象を持ったもんでね……。

 

 

為田君の方はあくまで接近戦でやりたいっていうなら、

もっとガードをシッカリ固めてショートブローを小さいストロークで強く打つ練習と、

絶対に目線を切らないで戦うっていう気持ちを作ることだと思ったなあ。

 

 

為田君の応援には和田優麻君も来てたんだけど、

彼は新人王トーナメントの準決勝を引き分け優勢勝ち上がりしたんだけど、

その試合前に左肩を痛めてたせいで決勝戦を棄権することになったんだよね。

 

本来のボクシングの練習中のことではなくて、

別メニューのフィジカル・トレーニング中のことらしくて、

彼のようなケースを最近耳にすることが多くて、

自分専用のメニューを作ることがとっても大事なんだよね。

 

 

 

② 笠井鴨也君(金子)×小林和輝君(角海老)……SL 5R

4勝(3KO)6敗(3KO)1分の31歳・千葉県と、

5勝(1KO)9敗(3KO)の26歳・埼玉県。

 

<1R>

前詰めしての先手は小林君で、ガード固めて中々いい感じだったんだけど、

ジャブ含めてパンチのクオリティは笠井君の方が上回ってて、

小林君の振り出しが必要以上に大きくなって隙ができてしまったところを、

ストレート系の伸びのいい打ち込みでポイントを重ねていったんだわ。

 

<2R>

笠井君はショートブローは今一だったんだけど、

中間距離からのワンツーがグッドグッドで、

あくまで接近系を目指してた小林君との距離の奪い合いだったんだわ。

 

小林君は一旦密着したところから肩や両腕で相手を押して、

空間を作ったところで打ちたがってたのをレフェリーに押すなって注意されて、

それ以降全体の動きがメッキリぎこちなくなってしまってた残り26秒、

笠井君に右のダブルを貰ってしまって、

その2発目のショートアッパーがまともだったもんでスットンダウンしてしまって、

ほぼリング中央のことだったんだけど、何とかリスタートしたところで終了ゴング。

 

<3R>

小林君としては全体に攻め手を失ってしまったような感じだったし、

笠井君の方は益々元気になる一方だったし、

まあこれで勝負あったかなあって感じだったもんで一旦休憩タイムゲット。

 

 

ロビーで人と話しをしてたら途中ストップのアナウンスが聞こえてきて、

耳を澄ませてたら5R0分51秒がエンディングタイムってことで、

やっぱり小林君がやられてしまったかと思ってたら何となんとナント、

やられてしまったのは笠井君の方ってことでタマゲテしまったんだわ。

 

同門の武田航君とか一力ジムの鈴木マネに、

面白い場面を見逃したって色々からかわれてしまったんだけど、

信じ難いことに小林君はこれで2連続KO勝ちってことで快挙快挙なんだわ。

 

 

 

③ 山口卓也君(JBS)×本吉豊君(reason)……Fe 8R

10勝(8KO)11敗(3KO)の30歳・東京都と、

7勝(5KO)10敗(6KO)の30歳・東京都。

 

少しばかり負け越してるこの二人の試合は大体予想通りの展開で、

全体にカッタルイ感じになってしまうんだけど、二人のKO勝ち率は半端じゃなくて、

攻撃と防御のバランスの悪さが全てだと思ってるんだけど、

この日は全体に本吉君の一段落が解り易くて、

4Rには彼の危ない危ないの流れが決まってしまったモンで、

一旦離席したら次の5R2分46秒で、山口君のTKO勝ちだってね。

 

 

 

④ 細川チャーリー忍君(金子)×美柑英男君(渥美)……M 8R

7勝(6KO)3敗の33歳・宮崎県と、

7勝(2KO)12敗(3KO)1分の32歳・鳥取県。

 

<1R>

そこそこ凶暴なスタートを切った二人だったんだけど、

美柑君の凶暴さは顔付きに留まってて、

ボクシング自体の凶暴さでは細川君の方が圧倒的で、

開始10秒で既に流れが決まってしまったんだわ。

 

恐れを知らない感じの細川君の猛攻に呑み込まれてしまった美柑君、

殆ど為す術もないまま早くも追い込まれてた開始36秒、

連続攻撃の最後に強烈な右フックを直撃されてしまってダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど美柑君、残り時間は膨大なもんで最早絶望的で、

その後10秒もしないでまたまた思いっ切り倒されてしまって、

陣営からのタオル投入よりレフェリーストップの方が一瞬早くて、

南東ポスト前の0分58秒、細川君のTKO勝ちだったんだけど、

結局、細川さんは一発も打たれてなかったんだわ。

 

美柑君はこの2年間は後楽園ホール専門のボクサーなんだけど、

自分はまだ彼が勝つところを見たことがなくて、

これでホールでは4戦4敗3KO負けなんだけど、

たまにはかませボクサーが噛むところを見せて欲しいんだよね。

 

 

 

⑤ 中山佳祐さん(ワタナベ)×ジョーバート・アルバレス

              ………OPBF F タイトル戦 12R

10勝(4KO)2敗1分のチャンピオン、サウスポー、29歳・佐賀県と、

17勝(7KO)2敗(1KO)1分のランク8位、サウスポー、27歳・フィリピン。

 

この試合のジャッジはフィリピン側から一人と日本側が二人で、

アルバレスにはUITEDジムがサポートしてたね。

中山さんの方がほんの少しだけど上背があってちょっと意外だったなあ。

 

<1R>

サウスポー同士の戦いは最初中山さんの方が少しやり難そうにしてて、

アルバレスの方が右手の使い方が巧くてとっても丁寧なボクシングをしてて、

中山さんのボディブローもそこそこではあったんだけど、

ジャブのクオリティだとかコンビネーションのスムースさではアルバレスで、

ほんの僅差ではあったんだけど最初のポイントをゲット。

 

<2R>

倒し屋同士の戦いじゃないからテクニックの見せ合いだったんだけど、

3発のジャブからの左ストレートが見事だったアルバレスが快調で、

右フックを上下に打ち分けた後の1分20秒にはワンツーも綺麗に当て込んで、

その10秒後にも右フックを有効ヒットさせてたんだわ。

 

中山さんのヒット率も上がってきたんだけど、

アルバレスは一段落するタイミングが解り難いボクサーだったんだわ。

 

<3R>

まだまだ主導権は定まってなかったんだけど、

それでも強く大きな打ち込みと軽く素早い回転のパンチを混ぜ込んでた

アルバレスの攻撃の方がとっても見栄えが良かったし、

何よりも常に先手を取ろうとしてた前向きな姿勢も目立ってたんだわ。

 

<4R>

アルバレスはとにかく当て方が綺麗なのが印象的で、

中山さんも特別悪くはなかったんだけど、

相手がポジショニングが良かったし、上体の動かし方が巧いもんで、

中々クリーンには当てさせてくれなかったし、

たまにいい形の攻撃が出来たと思ったら即反撃してくるもんで、

中山さんの攻撃時間が長くならないんだよなあ。

 

 

自分は応援してた中山さんに厳しく見てたせいもあってか、

4Rまでは40-36でアルバレスだったんだけど、

発表されたスコアは40-37、38-38×2ってことで、

アルバレスの1-0だったんだけど、

幾らなんでも38-38は無いんじゃないかって思ったけどね……。

 

<5R>

中間スコアを聞いても特別の感慨は無かったみたいで中山さんに変化が無くて、

徐々に広がりつつあった手数差を埋めるつもりも無かったみたいだったし、

相手のパンチに合わせ打つタイミングも若干遅れ気味のままだったんだわ。

 

ってことで自分の中では中山さんが5連続ポイントロスってことで……。

 

<6R>

この先一体どうなるのかってこっちが心細くなってしまって、

どこかで飛ばさないとって思ってた矢先の残り1分09秒、

やっとやっとやっとのことで中山さんのワンツーが強烈ヒットして、

これで胸を張っての初めてのポイントゲットで、

アルバレスの方が中山さんより顔面を赤くしてたんだわ。

 

<7R>

まるで遅咲きの花のような中山さんだったんだけど、

前の回のクリーンヒットで気を良くしたのか、

それともやっとケツに火が付いたのか、

このラウンドは初っ端から攻勢を強めていった開始52秒、

左ストレートでアルバレスをヨロめかせたんだわ。

 

それでも一方的にはさせなかったアルバレスも反撃開始で、

残り50秒には中山さんの右の打ち終わりに右フックを綺麗に合わせ打って、

中盤から終盤にかけてかなり盛り返してたんだよね。

 

少しは慣れたとは言え、やっぱりアルバレスの一番危険なパンチは右フックで、

左ストレートの3倍ほどの注意が必要な感じだったんだわ。

 

<8R>

前の回、とってもいい感じだった中山さんだったんだけど、

このラウンドはまた見栄えの悪い打たれ方をすることが多くなってしまって、

元に戻ってしまったような感じだったんだわ。

 

 

ってことで自分の採点は78-74って4ポイント差のままだったんだけど、

発表されたモノは77-75×2、77-76ってことで、

まだまだ中山さんに緩すぎる感じが拭えなかったんだけどね。

 

<9R>

これまでの途中途中の中山さんのボディブローが効果を出し始めたのか、

アルバレスの動き全体に妙にキレがなくなりつつあって、

打ち出すパンチにも力がこもってないことが多くなって、

チョン打ちみたいな感じになってきたんだよね。

 

流れは徐々に変わりつつあったんだけど、まだ4ポイント差もあるし、

この時点で倒し屋ではない中山さんの勝利が自分の中ではかなり遠のいて、

それでもここからどうする中山さんって感じで息を詰めながら見てたんだよね。

 

<10R>

中山さんの動きが圧倒的に早くなってきたってことは無かったんだけど、

少なくとも試合序盤の動きは充分に維持してたのに対して、

アルバレスの劣化が著しくて、何が原因なのかって遡って考えてみたら、

それまで事あるごとに懸命に打ち込んでたボディブローしか思い付かなくて、

そうかあそうなのかあって自分は急に元気になっていったんだわ。

 

アルバレスは最早正面からの打ち合いを避けるようになって、

形だけの手数は出してたけど、まるでアマボクサーみたいになってしまって、

当て逃げチョンチョン系に大変身してしまったんだわ。

 

<11R>

ここからがホントの正念場だったんだけど、

そう思ってたのは自分と中山さんだけだったみたいで、

アルバレスには明らかに気の弱そうな面が目の色に出てきて、

まだまだいいタイミングを持ってはいたんだけど、とにかく当たりが弱くなってて、

相打ちになってもパンチのハードさでは中山さんには敵わなかったんだわ。

 

<12R>

アルバレスの仕掛け遅れが目立ってきて、

何とか巧く立ち回ろうとしてたんだけど、攻撃的姿勢には大きく欠けてて、

それはまるで詰まらない仕事を嫌々やってる安サラリーマンのようで、

最後の飛ばしに賭けてた中山さんと比較するとポイントは渡し難くて、

何を考えてたのか最後の10秒間はグルグル逃げまくって、

終了ゴングが鳴った時にはまるで勝利を確信してるかのようなガッツポーズで、

そういうパフォーマンスをした彼と、させた彼のセコンドはバカだと思ったなあ。

 

8R終了時点でのスコアを頭に入れて、

その後の中山さんの頑張りと自らのテイタラクを比較すれば、

それも敵地だっていうのにああいう終わり方は全く有り得ないんだよね。

 

 

最終的な自分のスコアは5Rまでの中山さんの残念さが祟ってしまって、

114-114のイーブンだったんだけど結局、

中山さんからみて115-113、114-115、114-114ってことで、

全くの1-1ドローだったんだわ。

 

自分のスコアは9R~12Rの全てを中山さんがゲットしてのモノだったんだけど、

ジャッジ達の採点を見て感心したのはフィリピンジャッジの公正性で、

それに引き替え二人の日本人ジャッジには大きく首を傾げてしまったんだわ。

 

そもそも最初の4Rまでを38-38にした根拠が理解し難かったし、

その4Rまでを38-38だって採点した日本側ジャッジの中の一人は、

5R~12Rをイーブンだって判断したことにもなる訳で、

彼の採点基準のブレは甚だしかったと言わざるを得ないんだよね。

 

 

それでもとにかく中山さんにしても小口トレにしても、敗けなくて良かったし、

中山さんの終盤の追い込みは賞賛に値するんだわ。

 

 

 

⑥ 大竹秀典さん(金子)×丸太陽七太さん(森岡)

            ………OPBF SB タイトル戦 12R

29勝(13KO)2敗3分のチャンピオン、36歳・福島県と、

5勝(4KO)0敗のランク1位、20歳・兵庫県。

 

どっちが勝つと思うかって色んな人達から聞かれたんだけど、

自分は大竹さんの勝ち以外は全く考えられなくて、

そもそも丸田さんは東南アジアのカタカナボクサーとしか試合をしたことが無くて、

そこそこの日本人と対戦した事のないボクサーは自分は基本的に信用してなくて、

ホントに強いのかっていう疑問が拭えなかったんだよね。

 

それと比べると5倍以上の試合キャリアを誇ってて、

相手に応じた柔軟な試合をすることが出来て、

試合が長くなればなるほど本領を発揮する野武士系歴戦士は圧倒的で、

早い回に大きいのを貰わない限り大丈夫だって思ってたんだよね。

 

それでも早い回に大きいのを貰わない限りっていう条件付きも実はとっても重要で、

だから大竹さんはくれぐれも慎重に立ち上がるべきだって、

その事だけを強く思ってたのも事実だったんだわ。

 

 

試合序盤、丸田さんの届きのいいジャブに若干戸惑い気味ではあったけど、

大竹さんはまあそんなもんかって落ち着いた対応で、

1Rの終盤にはこれくらいならほぼ大丈夫だなって自分は思ったんだよね。

 

一旦接近戦ともなると二人の力量差は歴然で、

丸田さんのショートフックは所謂パタパタ系の域を出てなくて、

ここぞの火が付いた時の大竹さんのラッシュは、

まるで往時のファイティング原田さんのようで、

激しいボディブローを丸田さんが露骨に嫌がってたんだよね。

 

それはどうなのかなあって思いながら見てたのは丸田さんの髪の毛の長さで、

七三分けのサラリーマンカットのようだったんだけど如何にも長過ぎで、

髪の毛をバサバサさせながら試合をするボクサーに強いのはいないって、

そういうのが自分だけの思い込みなんだけど、

丸田さんは7R頃までに合計23回もグローブで髪の毛を直し直ししてて、

それ以降はヘアスタイルを気にする間も無くなってしまって、

チョン打ちされただけでバサバサして更に見栄えが悪かったし、

試合終盤はまるで長髪の風呂上がりのようでもあったんだわ。

 

 

丸田さんは中盤以降は延々のグルグル・メリーゴーラウンドボクシングで、

たまに力を溜めた一気攻めを見せてたんだけど、

ほんの一瞬だけで終わって後は休み休みって感じで、

どうやってポイントを取るつもりなのかってこっちが心配になってきて、

どこかで一発ドカン狙いなんだろうけど、

そんなことを簡単に許してくれる相手ではないのを知らないのか、

まるで東南アジア系の下手くそボクサーを相手にしてるかのようだったんだわ。

 

最終ラウンドは流石に最後の飛ばしを見せてたんだけど、

それが出来るならもっと前に見せるべきだってことで、

沢山の出張応援団に対する頑張ったポーズとしか思えなかったんだよね。

 

 

4Rまでの自分のスコアは39-37で大竹さんだったんだけど、

5R以降はほぼ試合が決まってしまった感じがしたもんで、

全くスコアを付けなかったんだけど、117-111、116-112×2って聞いて、

まあまあそんなもんかなあって感じだったんだけど、

実際には6R、7R、8Rは10:8.5ほどもの大差があったし、

9R以降は丸田さんがあっちこっちのコーナーに追い込まれたままのことが多くて、

スコア以上の埋めがたい差を感じたんだよね。

 

ロープ際やコーナーに追い込んだ際の大竹さんは、

自分が見てたところからは背中越しのことが多くて、

だから却って彼のショート連打が見易かったんだけど、

サンドバッグに向かっての一気のバカ打ちとは違ってて、

相手の動きを見極めながら空いてるところを狙い澄ましてて、

左右交互とか右ダブルや左ダブルも混ぜ込みながら、

それも実に緩急を付けた連打だったのに惚れ惚れしてしまったんだよね。

 

 

とにかく大竹さんは16歳もの年齢差も全く感じさせることなく、

もっと勉強して来なさいって若者を諭すようなボクシングだったんだよね。

 

試合後の丸田さんは2Rに左手を痛めてしまってとか言い訳してたけど、

そういうことを公にするのは実はとっても女々しいことだと自分は思ってて、

それにしては最終ラウンドはメチャ打ちしてたじゃないかってことだし、

そもそも試合中のケガトラブルはそんなに珍しいことでもなくて、

肩の筋を傷めながら戦ったボクサーもいたし、

実は骨折してたっていうボクサーもいるし、

彼女と別れたばかりで心に傷を負ったままのボクサーだっているだろうし、

要するに丸田さんは完膚なきまでにやられてしまっただけなんだわ。

 

安定した下半身をベースにしての長いリーチからの彼のボクシングは魅力的で、

ハンドスピードもタイミングもとってもいいモノを持ってると思うから、

これからはもっと接近戦を練習して揉まれるといいんだわ。

 

 

試合前と試合後に大竹さんと2回もグローブタッチをしたんだけど、

関東の古株が売出し中の関西の若者にどうよってところを見せ付ける事ができて、

まるで自分のことのように嬉しかったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 大竹秀典さん

② 中山佳祐さん

③ 特にナシ

 

 

全部の試合が終わった後、色々思い返しながらボヤーッとしてたら、

伴流ジムの団会長ご夫妻と行き合って、

昨日は御嬢さんは一緒じゃなかったんだけど、

前日のホールでの客同士のケンカのこととか、

この日の大竹さんのパフォーマンスのこととか、

他にも色々話をさせて貰ったんだよね。

 

「お疲れ様でした。」 って別れた後、

つい最近帝拳ジムに移籍したばかりの石川元希さんの帰り際にバッタリで、

ちょっと風邪気味だった彼と少しばかり言葉を交わして、

雨上がりの中を嬉しい気持ちで帰ったんだわ。

 

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