2009年7月11日 (土)

“リングサイドコラム” じゃねえじゃん!

リングサイドっていうと、大体リングから3列目までっていう感じがするけど、

以前はよくその辺りで見てたんだけど、最近は殆どリングサイドでは見ないな。

                                                         

パンチの当たる音が良く聞こえるし、ボクサーの目の色の変化を見ることもできて、

いいとこも勿論あるんだけど、タテ位置の時にKOパンチが当たった場合なんか、

全く訳わかんなくて情けないし、大場浩平さんみたいにクロスカントリーみたいに、

走り回るボクシングなんかの時は、首振りっぱなしで、意外に疲れるんだよね。

                                                         

それとね、あの辺りに座ってる関係者とか、常連客っていうのが、

結構面倒臭いのが多くて、試合に集中できなくなることも多いんだわ。

                                                       

で、ここんとこは、距離を置いてボクシングを見るようにしてるんだけど、

見る位置をいろいろ変えると、景色も変わって、とても新鮮だし、

第一、少し引いて、角度のある場所から見る方が、いい場面を見逃すこともないし、

インターバルの際の、両コーナーの動きを均等に見られるからね。

                                                        

だから、最近のこのコラムは、実は “リングサイドコラム” じゃなくなってるんだわ。

                                                        

“リングサイドコラム” じゃねえじゃん! って言われる理由は、もう一つあって、

こっちの方が大きな問題なんだと思うけど、既にご存知のとおり、

このコラムの中には、ボクシングネタじゃないのが、結構混じり込んでるもんで、

今まで約240回書いてんだけど、そのうち35回は、ボクシング以外の話で、

およそ15%くらいもあることなんだな。

                                                        

だけどね、そんなボクシングネタ以外の話にも、結構アクセスが多くてね、

それ狙いで書いてる訳じゃないんだけど、最近だと、ニューバランスの件なんか、

今でも驚くほど多いんだわ。 “996” のサイトさえあるんだよ。

                                                         

音楽ネタに訪ねてくれた人も多いんだけど、元も辿ってみると、

これがまた深い世界が広がっててね、エライ盛り上がってるもんで、驚いてしまうよ。

                                                        

自分としては基本的に、ボクシング中心のスタンスを変えるつもりはないんだけど、

昔の音楽にもどっぷりハマりっぱなしなもんで、固定客さん達には、

とても申し訳ないんだけど、今後も 「またかよ……。」 ってことも多いんだろうけど、

どうぞ、広い心で付き合って下さいな。                                                       

                                                                                                                 

いっそのこと、“言いたい放題” とか “いろいろ垂れ流し” とか、

タイトル変えろって言う人も、いるんだよなあ……。

                                                       

暑くなりましたので、皆様におかれましては、お体くれぐれもご自愛下さい。

暑中見舞いも兼ねてみました、ってか……。

                                                        

                                                                                                               

                                                         

2009年7月10日 (金)

後楽園ホール・7月10日

仕事上の上下関係というか、発注者と受注者あるいは、

金を払う立場と、受け取る立場の違いを露骨に出してくるヤツが、昔から大っ嫌いで、

やたら下手に出てくるヤツは信用できないし、エラそうにしてくるのは、ムカつく。

                                                       

昨日の仕事終わり近くになって、運悪くそんなヤツと話をしなければならなくなって、

昨日の場合は、後者のケースなんだけど、そいつにとっての客も連れて来たもんで、

自分はキッチリ仕切れてる、ってとこ客に見せたいもんで、余計力んで、

そんな事情、こっちは解ってんだから、普通にやれば立ててやるのに、

そいつバカだから、必要以上に、自分らに横柄な態度取り続けるもんだから、

ついにムカついて、「あのですね……。」 って、自分が話そうとしたら、

この 「あのですね……。」 が、物事や状況をとてもヤバイ方向に行かせてしまう、

ってのを知ってる同僚が、「後は任せて下さい。ボクシングに行っちゃって下さい。」

って、そっと言うもんだから、昨日も第一試合に間に合ったよ。

                                                         

初めの3試合の中で、デビュー戦の海老澤宏太君(ヤマグチ土浦)が、とても良かった。

まだ19才なんだけど、ちょっと荒くれ気味の相手に、気合い負けしないで、

冷静に対処して、1R、相手の出会い頭の左フックでダウン取られたんだけど、

2R、徐々に相手を消耗させていって、終了間際にTKO勝ち。

                                                        

二人とも、アドレナリンだらけで、ジャブもなければ、ストレートも打たなくて、

万振りフックの応酬だったんだけど、

そんな中でも海老澤君、ちゃんと相手の動きを見定めてたな。  次も見たい!

                                                        

この日の興行は、ヤマグチ土浦ジム主催だったもんで、

地元のお客さんの帰りの足に配慮して、全部で6試合、38ラウンドだったんだけど、

ホント言うと、自分もこのくらいの方がいいと思ってるんだよなあ。

全部見るっていうのは、意外と疲れるもんで、40ラウンド位までがいいなあ。

                                                        

それにしてもジムのTシャツ、後ろから見ると、“ヤマグチ土浦” のロゴがないもんで、

まるで、“ラーメン山岡家” ジムみたいだね。

                                                                                                                

◆工藤貢君(ファイティング原田)×小口雅之さん(草加有沢)

7勝(1KO)6敗の工藤君は、小口さんにとっては楽勝の相手だと思ってたんだけど、

何だか小口さんも、最近疲れてしまったのか、一時の勢いが全くなくて、

この日も、残念な展開が続いていって、お互い一発で倒せるパンチはないもんで、

小口さん、もともとカウンターが上手じゃないし、ガードもない者同士なもんで、

一見、盛り上がった打ち合いのようには見えるんだけど、

お互いドローンとしたポクポクしたパンチが200発以上当たって、顔真っ赤かで、

こういうのが、後で障害が出るんだよなあ、っていう7Rにやっと決着。

やっと勝ったんだけど、小口さん、このままだと対戦申込みが殺到するな。

                                                        

◆黒木健孝さん(ヤマグチ土浦)×大内淳雅さん(角海老)

途中からノンタイトル戦になって、12Rが8Rに減ったもんで、

後で黒木さんも言ってたけど、この日の黒木さんは、珍しく1Rから飛ばしてた。

                                                        

結果は、80-72、73、76で、 3-0 黒木さんの圧倒勝ちで、

数字だけ見ると、やっぱり大内さん、勝負になんなかったのかあ、ってのと、

そんなにポイント離してて、黒木さん、倒せなかったの、って感じなんだけど、

会場にいた人達は、みんな知ってんだけど、大内さんの頑張りは想像以上で、

大いに会場沸かせたし、黒木さんの方は、ちょっと残念な試合だったんだわ。

                                                       

二人ともよく知ってるし、好きなボクサーなもんで、ちょっと複雑だったんだけど、

大内君、いろいろ教えて貰おうな、ってのが観戦のコンセプトだったんだけど、

初めの3Rまでなら、大内君にも倒すチャンスがあるかも知れない、

それ過ぎたら、5~6Rに倒されるんじゃないかってのが、具体的な予想でね。

                                                         

その予想は、初めに言ったけど、1Rから黒木さんが飛ばしてきたもんで、

まるで狂ってしまったんだけど、大内さん、戸惑いながらも、攻め込む、攻め込む。

                                                        

黒木さんは、入っていく時、いろんなパターンを駆使するもんで、そして、

いろんなとこから、いろんなパンチ打って来るもんで、その対処に大変なんだけど、

更に、3Rくらいからドンドン試合巧者ぶりを発揮していって、大内さんイラついてるぞ。

                                                        

だけど正直言って、この日の黒木さん、早くて強いいつもの黒木さんじゃなくて、

まだランカーになったばかりの相手に対して、横綱ボクシングが全然できなくて、

真っ直ぐ行けなくて、倒すボクシングができなくて、ちょっと情けなかったんだ。

                                                        

一方大内さん、本来それほど気持の強いボクサーじゃないし、

彼がやっとこA級になった頃、もう既に黒木さんは日本チャンピオンになってて、

ここ5年間負けなしだし、このクラスでKO率70%なんていう、

WBC1位、WBA2位の、OPBFチャンピオンなんていう、

とんでもない怪物ビッグネーム相手だっていうのに、ホントに頑張ったんだわ。

                                                         

そりゃあ、4Rは危なかったし、その後も何度か気持ちが折れそうになったんだけど、

一瞬止められそうになったこともあったんだけど、

その度に、そこから気持ちを持ち直して意地見せたんだ。

低くくる相手に対して、もう少し、的確にアッパーを当てることができたら、

一発でも得意の返しの左フックを直撃できたら、黒木さんも危なかったんだからね。

間違いなく、一発一発のパンチの力は、大内さんの方が上だったと思うな。

それほど、気合い込めて打ってたたからね、大内さんは。

                                                       

中盤に入ると、黒木さんの腕は何だか緩んでるように見えて、

少しズルズルしたパフォーマンスになっていって、

パンチにも力が込められなくなって、だから最後までいってしまったんだけど、

それにそもそもフットワークも良くなくて、だから、大内さんに抱きついたり、

ちょっと見っともない形になることが多くて、みんなを失望させてたな。

                                                        

6R以降は、黒木さんの連続攻撃か、大内さんの一発か、って展開になって、

最終ラウンドまでもつれたんだけど、ゴング鳴った時、大内さん力使い果たして、

思わずキャンバスに膝着いてしまうほど、全部の力出し尽くしたんだわ。

後で聞いたら、もう膝ガクガクだったんだってさ。

                                                                                                              

黒木さん、やっぱりさすがで、一発いいの貰うと、それを帳消しにしよう、って動き、

半端じゃないほど巧くて、貫禄勝ちっていうとこだったな。

                                                        

それでもね、2Rに早々顔赤くしてたのは、大内さんなんだけど、

試合終了後、顔を腫らせてのは、黒木さんの方だったんだよ。

                                                        

1年前の大内さんが、ここまでになったかって、異常に嬉しかったもんで、

控室に行ったら、みんなが良くやったよ、って言ってって、

暫くして、ジムの人達や記者がいなくなった後、二人だけで話したんだわ。

                                                        

もう、自分、基本バカ褒めで、間にちょっと感想言って、彼の感想聞いて、

彼も今後の方向性ちょっと見えてるみたいで、じゃあね、って軽く握手して、

試合後のボクサーと握手するのは、なるべく止めた方がいいんだけど、

やっぱり誰でも試合のダメージ残ってるもんでね、だからほんのちょっと手握って、

次に井上庸さんの試合見に行こうとした時、ちょうど医務室から出て来た

黒木さんとバッタリで、「いやあー、やっちゃいました。」 って言ってて、

やっぱり納得いってないんだって思って、でも、彼、とてもいいヤツで、

機嫌悪くしてなくて、いつも前向きなもんで、大内君どうだった? って聞いたら、

ちょっと寄ります、って一緒に大内さんの控室に行ってくれて、

アンダーパンツいっちょ同士が握手してさあ、大内さん、最敬礼で直立して、

黒木さん、少し壁にもたれながら、3人だけで20分以上話したんだ。

                                                        

黒木さん、格下の若いボクサーにもエラぶらないし、明るいし、いいんだよなあ。

大内さんは、自分からドンドンしゃべる方じゃないもんで、代わりに聞いたんだけど、

試合内容についての改善点とか、どうしたらもっと強くなれるか、とか、

とても丁寧に教えてくれるんだよなあ。

                                                         

「俺、こんなに腫れたの5年ぶりくらいだわあ。」 って言って鏡見て、

確かに、顔だけ見ると黒木さんの方が負けたみたいに、左顔面腫れてて、

男前が台無しになってて、パンチ強いわあ、って言われて、大内さん、喜んでたなあ。

                                                        

その後、自身のボクシングの反省するもんで、自分も、ちょっと言ってもいい?

って尋ねてから、いろいろ感想を伝えたんだけど、真剣に聞いてくれて、

「そおかあ、俺もっと……………………………………………………しなくちゃなあ。」

って、答えてくれて、二人の発言の核心部分については、

しゃべってはいけない事だと思うから、オープンにはできないけど、

最後は、パンツ一丁の男が肩抱き合って、いいよなあ、こういうの、って………。

                                                                                                                

黒木さんに御礼言って、会場に戻ったら、ファイナルの6Rが終わったとこだったな。

加藤壮次郎さん(協栄)が、左顔面血だらになってて、会場係の I 君に聞いたら、

バッティングで、ここまではいい勝負だって言ってたけど、何だか二人ともフラフラで、

結局、7R負傷判定引き分けで終わったね。

                                                        

ああそうだ、黒木さんが育ててたベランダのプチトマトは、大豊作だったらしいよ。

それとね、彼は、パンツまでオレンジ系なんだわ。

これくらいは、しゃべっても怒られないだろな。

                                                         

それにしても、黒木さん、昨日の今日だっていうのに、

朝6時過ぎには、もうブログ更新してんだから、エライよなあ。

こういう事、きちんとやるから、応援者が多いんだろなあ。

                                                         

                                                                                                              

                                                        

2009年7月 9日 (木)

邦 題

“Prety Little Baby” は、’50年代後半の、コニー・フランシスのスマッシュヒットで、

ダスティ・スプリングフィールドや、マライヤ・キャリー、ダイアナ・ロスもいいけど、

女性ボーカリストの中では、やっぱり、コニー・フランシスが一番好きで、

彼女の、特にRの発音に、今でもメロメロなんだわ。

                                                        

この曲、“可愛いベイビー” って邦題が付けられて、中尾ミエがカバーしたんだけど、

あの頃は、欧米で流行った曲に日本語の歌詞付けて歌ってたのが多かったんだけど、

みんなおそろしくみっともなかった、っていうより恥ずかしかった、っていう記憶がある。

                                                        

当時は、欧米文化が浸透しつつあるっていう状況だったもんで、英語に対する理解も、

まだまだで、レコードや映画なんかも、原題そのままで行く場合もあったけど、

適当な邦題をつけて、セールスする場合がとても多かったんだわ。

                                                         

アメリカ製白黒TVドラマも、“ローハイド” とか “ボナンザ” “サンセット77”

“ライフルマン” “サーフサイド6” “コンバット” “ローン・レンジャー” みたいに、

原題のまま放映するときもあったけど、

それは、まずタイトルが短くて、原題の方が、インパクトが強い場合に限られてて、

その他は、よく邦題が付けられてたんだわ。

                                                        

“逃亡者” “拳銃無宿” “パパ大好き” “陽気なネルソン” とか、“名犬ラッシー”

“ララミー牧場” “ハイラム君、乾杯” とか “うちのママは世界一” “3バカ大将”

なんてのもあったなあ。

                                                         

そして、そのアメリカンポップスには、邦題に、“悲しき……”とか、“恋の……” 

“愛しの……” とかいう言葉が、やたら安直に付けられたよなあ。

“悲しきラグドール” “悲しき雨音” “悲しき街角” “悲しみの戦場”

“愛しのラナ” “愛しのクレメンタイン”

“恋のパームスプリング” “恋の終列車” “恋の片道切符” 

“恋のダイヤモンドリング” “恋のチャペル”………。

                                                        

そういう傾向は、60年代に入ると徐々に減っていったんだけど、

それでも、原題がやたら長かったり、意味が解り難いような場合には、

邦題の方が一般化してるケースも今だにあるよね。

                                                          

ストーンズの“19回目の神経衰弱” とか、クイーンの “伝説のチャンピオン”とか、

今日本に来てる、サイモン&ガーファンクルにも、

“明日に架ける橋” “コンドルは飛んで行く” なんてのがあるけど、原題は、

“Bridge Over Troubled Water” と “El Condor Pasa” なんだよね。

“エル・コンドル・パサー” は、こっちの方がいいと思うけど、もう一つの方は、

やっぱりちょっと、言いにくいもんなあ。

                                                        

今までのヒット曲に付けられた邦題の中で、秀逸だって思ってるのは、

シカゴの “Hard To Say 、I’m Sorry” の “素直になれなくて” だな、断然。

                                                         

反対に、物凄く恥ずかしかったのは、ビートルズの最初の映画の邦題で、

“A Hard Days Night” を 何と “ビートルズがやって来る、ヤァ、ヤァ、ヤァ!”

って、やってしまって、それはないだろって、当時仲間内では大ブーイングで、

クラスの女どもが、“ヤァ、ヤァ、ヤァ見た?” なんて言ってたのを、

自分らは、ズーッと “ハードデイズナイト” って言い通したっけなあ。

                                                         

そのビートルズのヒットの曲のうち、邦題が付いてたのを思い出してみたんだけど、

                                                                                                                        

“I Shoud Have Known Better With A Girl Like You”………“恋する二人”

“I Want To Hold Your Hand”…………………………………“抱きしめたい”

“I'm Happy Just Dance With You”…………………………“素敵なダンス”

“Ain't She Sweet”…………………………………………“いい娘じゃないか”

“Rollover Beethoven”……………………………“ベートーベンをぶっ飛ばせ”

“This Boy”………………………………………………………………“こいつ”

“I Wanna Be Your Man”……………………………………“彼氏になりたい”

“Things We Said Today”………………………………………“今日の誓い”

“Ticket To Ride”…………………………………………………“涙の乗車券”

“You've Got To Hide Your Love Away”…………… “悲しみをぶっ飛ばせ”

                                                                                                                        

ここに10曲あるんだけど、’65年くらいまでで、もっとあったっけ?

                                                         

確かに一番目の曲名は、あんまり長すぎて、

「あのさあ、アイシュッドハブノウンベターウィズアガールライクユーの

サビなんだけどさあ……。」 じゃ会話にならないもんなあ。

                                                        

二番目は、抱きしめたい、じゃなくて、手つなぎたい、って言ってるだけなんだけどね。

相対的に、邦題付けると、ちょっと照れくさくなる傾向はあるよなあ。

なもんで、自分はなるべく原題で呼ぶようにしてるんだけどね。

                                                        

10曲中、ボーカルがジョンとポールっていうのが1曲、メインがジョンのが5曲、

ジョージのソロが2曲、ポールとリンゴのソロが1曲づつなんだな。

                                                         

さあて、話変わってボクシング。

今夜は、黒木さんと大内さん、それに井上庸さんを見に行く。

大内さん、いきなりのビッグマッチだけど、いろいろ沢山教えて貰おうな。

君、間違いなく段々段々強くなっていってるからね。

黒木さん、よろしく頼むね。

                                                       

井上さんも、頑張って欲しいなあ。

気持のこもった、丁寧なボクシング見せてよね。

                                                         

                                                        

2009年7月 8日 (水)

後楽園ホール・7月7日

今日の一曲目は、おお、何と、BeeGees の “To Love Somebody”。

ディスコブームの真っただ中、ジョン・トラボルタが、“サタデーナイト・フィーバー” で、

ブレイクして、ブサイクでも行けるっていう、新路線を開拓した同じ頃、

ビージーズのアンディ・ギブが “Stein Alive” で大ヒットをかました10年以上も前、

そもそもビージーズは、良家のお嬢さんタイプ達お気に入りの、

イギリスの、上流系お上品バンドだったんだけど、

だから、自分たち硬派の男連中は、影でこっそり聞いたもんなんだけど、

だから、誰もいないとこで、こっそり歌マネしたもんなんだけど、

お約束のマイナー転調は、恥ずかしながらやっぱり心地が良くて、

荒くれどもの、普段は封印された、幼い心を刺激したのさ。

                                                                                                                

昨日は、粉川君がどれだけやれるのか見に行ったんだ。

それと、バレンタインさんってホントのとこどうなの? ってのを確かめにね。

                                                       

粉川君の試合がメインイベントなのに、CSで生中継する関係で、

第三試合になってて、全部判定だっていうのに、その後に予備カードなんか入れて、

それも、どうしようもない、素人みたいな中国人相手の試合なんだぜ。

                                                        

第一試合が始まる前には、リングの中で、中学生レベルのチアダンス見せられて、

粉川君の試合の前にも、また見せられて、セミファイナルが一番最後なんだけど、

女子ボクシングのOPBFタイトル戦が組まれてたんだけど、相手の中国人が、

1.8kg もオーバーだなんて、お前、体重計持ってねえのか、ってことで、

そもそも、3戦しかしてないのに、OPBFの2位と4位だっていうんだから、アホクサ。

で、何だかもうグッチャグチャの興行だったなあ。

                                                         

まず初めに、いかにもB級です、って試合が二つ続いたんだけど、

その中で小川利希君、もっとパンチ力あればなあ、って思ったな。

まだ20才だし、フェザー級なんだし、若干スピード犠牲にしてもいいから、

筋力つけたらいいのに、って。

それより、もっと肩の力抜いて、弾くようにスナッピーに打つ方がいいのかなあ。

とにかく、気持ちのこもったボクシングするし、素質あると思うんだけどなあ……。

                                                        

◆粉川拓也君(宮田)×熊朝忠

熊朝忠は、何て読むのか、耳そばだててたんだけど、結局判んないもんで、

しょうがないから、中国熊って呼ぶね。

                                                        

その中国熊、チビマッチョの典型で、突っ込み乱暴系ファイターで、

いい気合い持ってんだけど、なにぶん、まだちゃんとボクシング教わってないもんで、

ブーンって左フック打ちながら、突っ込んでって、あとはガチャガチャブン回して、

何か当たれーって、これ一個しか攻撃パターンがないんだけど、

ちょっと前、内藤大助さんは、その一発喰らってダウンしたんだけど、

それさえ気を付けてれば、全然問題ないんで、あとは、こっちがどんなパフォーマンス

するかってことになるんだけど、粉川君、逃げ逃げチョンチョン逃げチョンチョン、

なんてボクシングしないで、正面から打ち合って、エライ!

                                                         

二人とも10R いっぱいいっぱいまで、全くスピードが落ちなくて、

粉川君はコンビーネーション、中国熊は右のワンパンチを見せ合ったんだけど、

KO率の高い同士なもんで、互いにブン回す腕が交錯して、結構スリル満点だったな。

                                                        

結局、2~6P 差の3-0で、粉川君の圧倒勝ちなんだけど、

中国熊、日本のどっかのジムで引き取らないかなあ。

細かいテクニック憶えさせたら、世界も狙えると思うんだけどなあ。

まず、シドレンコとやらせてみたいよなあ。

                                                        

それからね、粉川さんのことなんだけど、初めの頃から見てるんだけど、

ここんとこ何チャラ人との対戦が多くて、久し振りに見たんだけど、強くなってたなあ。

内藤さんばりの、ディレード・フェイントたまに見せたり、余裕あったしなあ。

早いとこ、日本人の強い連中との戦いを見たいなあ。

                                                                                                                

◆細川バレンタインさん(宮田)×長崎大之君(F・I)

長崎君、去年の暮、真鍋圭太さんをKOさせてから注目浴びてるんだけど、

真鍋さん、下降気味の時だったし、第一、後ろ足体重の構えが致命的で、

攻め込む際、どうしてもワンテンポ遅れてしまって、チャンス逃してしまうし、

何だか、いつも引き気味に見えてしまうから、相手に呑まれてしまうんだよなあ。

                                                        

そんな長崎君相手に、スカッと快勝しなければいけない細川さんなんだけど、

何から何まで中途半端で、3Rなんか、とってもいいワンツー決めて、

ダウンを奪ったっていうのに、あと2分はたっぷりあったっていうのに、

攻めあぐんで、結局最終までダラダラ行ってしまったんだってね。

                                                         

だってね、っていうのは、5Rまで見てて、何の工夫も見られない、

あんまり単調、退屈な展開だったもんで、途中で帰ってしまったもんでね。

                                                          

細川さん、速攻で距離つぶして、ガチャガチャって中から、

一発当てるっていうもくろみなんだろうけど、基本的に当て勘良くないし、

前から感じてたんだけど、中盤以降、極端にスピード落ちるんだよなあ。

多分、スタミナに自信ないんだと思うな。

こんな調子だと、これ以上のランクアップはちょっと望みがたいなかあ。

                                                         

女子ボクシングは当然のこと、その前の吉田真君とサンティリャンの試合も、

もともと見るつもりはなかったもんで、この日は、こんなとこか、って……。                                                         

サンティリャンは、気の毒だけど、もう反射系がやられてると思うな。

                                                        

吉田真さんは、日本に数名しかいない、左右対称名前、つまり、

名前の全てが、左右対称の漢字からできているっていう、

とても珍しい、貴重なボクサーなんだけどね……。

                                                        

                                                        

2009年7月 7日 (火)

エキサイトマッチ (7/6放送)

今朝、 i-pod からの一番最初の曲は、

ガス・バッカスの “Short On Love” で、邦題が “恋はすばやく” 。

当時は、よくこんな日本語のタイトル付けて、レコード売ってたんだ。

殆ど原題と関係ないじゃん、っていうのも多かったんだけど、これは秀逸だね。

                                                        

ガス・バッカスって名前、初めて聞いた時、ガス爆発って聞こえたんだよなあ。

この曲、日本の洋楽ヒットチャートに結構長い間ランクされてたんだけど、

彼、結局、究極の一発屋で、終わってしまっだんだわ。

ドイツ系の金髪で、赤いシャツ着て、にやって笑ってジャケットに写ってたっけ。

                                                       

でもって、エキサイトマッチ。

                                                        

◆デンカオセーン・何チャラ×久高寛之さん(仲里)……WBA F タイトルマッチ

46勝(20KO)1敗1分の32才と、17勝(6KO)7敗1分の24才。

                                                        

まず思ったのは、申し訳ないけど久高さん、この程度の戦績で、

日本タイトルも獲ったことないのに、よく2回も世界戦やらせてくれるなあ、

ってことで、ごく普通のボクサーにしか見えないんだよなあ。

                                                        

デンカオセーンは、ビビりが裏返った、ただのラフボクサーで、

ローブロー、バックヒットも多いし、吉田拳時さんとやったら面白い、って感じで……。

                                                         

それにしても、タイの会場っていうのは、いつもキッタネエなあ。

何だか、田舎の夏祭りの余興みたいな野外で、画面はハレーション起こしてるし、

リングそのものも安っぽくて、ガチャガチャで、ちゃんとやれんのか、って感じで、

案の定、5R、久高さんの右のショートでデンカオセーンが倒れてんのに、

あはは、スリップだとさ。  老いぼれレフェリーが、カネで買われてるってかあ。

                                                         

デンカオセーンは、ズーッとガッチャガチャだし、久高さんは、お坊ちゃまみたいだし、

解説の、ジョー小泉は、4Rだっけ、採点聞かれて、

場所がタイですから、10-9 で、デンカオセーンです、ってあんた、それは何?

ってのが続いて、6R以降は、もう何ラウンドも一緒で、つまんない、つまんない。

で、他の番組の予約なんか確認したり、トイレ行ったり……。

結局、2-1 デンカオセーンだってね。

                                                        

◆アンセルモ・モレノ×ウラディミール・シドレンコ……WBA B タイトルマッチ

24勝(8KO)1敗1分の23才と、21勝(7KO)1敗2分の32才。

                                                         

KO率の低い同士の試合は、面白くないというつもりは、全く無いんだけど、

この試合は、全く面白くなかったな。

                                                         

モレノは、パナマだから、普通活動の場はアメリカだと思うんだけど、

あんなボクシングじゃ試合組んで貰えないもんで、ドイツなんだな、って変に納得。

                                                        

とにかく、ポイント稼ぎの、チョンチョンボクシングで、相手を倒すつもりなんか、

まーるで無くて、腰引いて常に下がりながらの手打ちパンチなもんで、

全く体重が乗ってなくて、何だか60過ぎの爺さんみたいだったな。

                                                         

シドレンコは、背の低いボクサーの攻め方、っていう点で、とても参考になるんだけど、

一見パワフルで、一発ありそうに見えるんだけど、そんなことなくて、

結局、中途半端な見かけ倒しに終始してしまったな。

相手は、パンチ力ないんだから、若干上を犠牲にしてでも、

ボディ攻撃に集中して、足を止めること、考えればいいのになあ、って思ったよ。

                                                                                                                 

チョンチョン打ち軟体手数王者対、パンチ力・手数不足のゴリゴリファイターの戦いで、

どっちにしても、緊迫した場面は来ないだろう、ってこっちも気楽に見れて、

いつもはソファーにちゃんと座って見るんだけど、ゴロンって横になって見たんだけど、

寝そうになってしまったぞ。

2~3Rまでは、まあまあ面白かったけど、同じのが12R続くとさあ……。

結局、2-1 で、モレノが防衛だとさ。

                                                        

それにしても、ドイツの会場は大型ディスコみたいで、キラッキラで凄いね。

アディダスのリング作りも最高だね。     タイがひど過ぎたから、余計ね。

でも、この二人の試合じゃ、やっぱり客は集めにくかったらしくて、ガラガラだったな。

                                                        

デンカオセーンの試合の時、ピザの宅配頼んだんだけど、

ドミノなんだけど、よく頼んでたんだけど、昨日に限って、

何をどうしたのか、ショッパ過ぎて、残してしまったぞ。

あああ、昨日の夜は、何から何まで、今一つだったなあ。

                                                        

                                                         

2009年7月 6日 (月)

ジョージ・ハリスン

昨日の西の方のボクシング、バクティンとか、大場浩平さん、オケロ・ピーターとか、

みんなガチンコじゃなかったもんで、見え見えの結果だったね。

こっちでやってても、行かなかったけどね……。

                                                         

さあてと、ジョージ・ハリスンのこと。

彼は、ビートルズの中で最年少だったし、前に出てくる性格でもなかったもんで、

何となく、ジョン・レノンの手下っていう感じで、

ちょっと前の、小堀さんと杉崎君の関係に近かったな。

                                                       

ギターも遅くから始めたもんで、そして上達も遅かったんだけど、

何とかデビューまでに間に合わせることが出来て、その後も飛躍的なレベルアップは、

なかったんだけど、グレッチサウンドを忠実に再現した、独特の後乗りフレージングと、

あのイギリス訛りの、それは、4人の中で一番きつかったんだけど、

その突っかかるようなヴォーカルで、自分を魅了したんだわ。

彼の、RとLの発音、それに、G と T が 絡んだ言葉を聴くのは、今でも好きだなあ。

                                                       

それと、彼のファッションセンスは、4人の中では抜けてて、

ダークグリーンのコーデュロイのスーツに、ゴアブーツの写真は、ずっと手元にあって、

で、後になって初めて買ったジャケットは、ダークグリーンのコーデュロイだったなあ。

ゴアブーツの方は、やっと見つけたのに、とても高くて手が出せなかったっけなあ。

                                                       

それと彼、リング・スターほどじゃなかったらしいけど、実は扁桃腺がとても弱くて、

解散後ソロでやってたステージを降りたこともあったんだけど、

しばらく、世捨て人みたいな生活をしてたとこ、もう一回やろうぜ、って声かけたのが、

E・クラプトンで、ジョージは、4人の中で、一番ミュージシャン友達が多かったんだ。

                                                       

そのずっと前、ボブ・ディランが、一時期ギターをアコースティックから、

エレキギターに持ち替えたとき、古くからのファンにブーイング喰らって落ち込んで、

音楽活動を止めてた時期があるんだけど、その時、もう一回やろうぜ、

って声をかけて引っ張って来たのが、ジョージだったんだよなあ。

                                                       

残念ながら、彼もその後、ジョンがオノヨーコにたぶらかされた前後に、

ラヴィ・シャンカールなんてのに出会ってしまって、

これ以降ついに、ビートルズは、あえなく、沈没の海への航海を始めるんだけど、

間違いなく、1965年までは、自分にとって、彼はジョンの次の存在だったんだわ。

                                                       

彼のヒット曲は、セールスとかリクエスト数で言うと、

“Here Comes The Sun” とか “While My Guitar Gently Weep”  “Something”

とかになると思うんだけど、自分のベスト5は……。

                                                      

① Don't Bother Me

② Rollover Beethoven

③ Devil In Her Heart

④ Do You Want To Know A Secret

⑤ I'm Happy Just Dance With Me

だな、やっぱり。

                                                       

                                                       

2009年7月 5日 (日)

G+ ……7月4日

どうせ録画してるし、って帰ったら、丁度、佐々木基樹さんがやってるとこだった。

何だか相手がダラダラで、まるでやる気というか、覇気がないヤツなもんで、

ぜーんぜん面白くなくて、横目で見ながら、部屋の片付け。

                                                        

◆矢代義光さん(帝拳)×三浦隆司さん(横浜光)……SFe タイトルマッチ

リングに登場した時、二人とも、とても気合い入ってたけど、

三浦さん、異常なほどのハイテンションで、ユックリ作戦練ってからなんて思ってなくて、

1Rから突っ込む、突っ込む。  前回慎重になり過ぎたっていう反省からだな。

                                                        

矢代さんの方は、もうちょっと距離を取りたいんだけど、だから、

右ジャブもっと打てばいいんだけど、足もあるんだから、動けばいいと思うんだけど、

下がるのは不本意だって、結局距離を潰されて、荒っぽい殴り合いに突入。

                                                        

2R、三浦さんの動き、全く直線的なもんで、矢代さんの左の的になりやすいんだけど、

そんなこと知るかあ、一発ブチ込んで、仕留めてやるんだ、って気持に溢れてて、

頭から突っ込んで行くもんで、矢代さん、ちょっと嫌がる場面も…。

                                                         

目の離せない1分半頃、三浦さん、大きいのを当てて、矢代さん、ヤバイ!

そこから、今日の三浦さんは、躊躇なく、行く、行く。

                                                         

で、もう終わりにしてしまおう、って見境なく行くもんで、そこんとこに見えた隙間に、

今度は、矢代さんが、鋭い左をブチ込んで、あらあ、三浦さん、効いてるぞお。                                                         

それでも三浦さん、ガムシャラ踏ん張って、驚くべき回復力。

                                                         

激しいラウンドだったなあ、ってこっちは、ゴング待ちになってたとこ、

ほぼゴングと同時に、頭下げて、振り回した、ちょっと変な三浦さんの右が、

矢代さんの左顔面に当たって、そんな直撃って感じじゃなかったんだけど、

とにかく矢代さんが倒れてしまった。   やっぱり打たれ弱いんだなあ……。

そりゃあ、三浦さんのKO率は半端じゃないんだけど、それにしてもなあ。

                                                        

3R、三浦さんの、殴り倒そうって気持ちは、ドンドン強くなっていって、

ますます直線的な動きが加速していったもんで、そこんとを狙われて、

今度は矢代さんの見事な、カミソリのようなカウンターのショートが直撃して、

三浦さん、前のめりに倒れ、手をついてしまってのダウン。 大丈夫かあ?                                                        

矢代さん、一気に攻勢かけるんだけど、ここでも三浦さん、踏ん張る踏ん張る。

                                                        

4R、二人とも、もう凄い顔付きになっていって、お互い完全に相手に頭に来てて、

一方が右ジャブ数発繰り出すと、俺のジャブの方が、全然上だぜ、って感じ。

                                                         

5R、三浦さんが、完全に一発屋になって挑発するもんで、

矢代さんも、その挑戦受けて、お互い左をブチ当てるのに夢中になってる。

                                                         

6R、あれっ、ちょっとかすっただけじゃないの? っていう三浦さんの左に、

何とまあ、またしても、矢代さんが倒れてしまった。   

やっぱり、真鍋さんや松崎さんみたいな顎の構造は、打たれ弱いんだなあ。

2分過ぎ、またもや矢代さんダウン喰らって、もう大分蓄積してる、危ない!

                                                        

このラウンドの3回目のダウンは、かろうじて終了ゴングに先延ばしされたんだけど、

もう、ダメだわ、って7Rに入ったんだけど、やっぱりダメで、

攻め込まれ下がったところで、セコンドからタオル投入で、エンド。

                                                         

初めに書いたけど、この日の三浦さんのテンションは、やっぱり異常だったな。

先に行く、ずっと行く、絶対見ない、って決めたこと最後まで守ったし、

途中、6Rでは終了ゴング鳴っても、まだ攻撃しかけてたし、

7R、ストップがかかっても、レフェリーが入ったのに、まだ打ちに行って、

終わったの?  勝ったの?  って、セコンド振り返って、確認してたよね。

                                                        

あの場面、異常に凄くて、心が震えたね。  この日の三浦さんは、魔人だったな。

体の中に、鬼か悪魔が入ってたのか、何か、洗脳されてたみたいだったな。

矢代さんは、その魔人三浦の勢いに、そっくり取り込まれてしまって、

自分のボクシングを、距離と右ジャブを、全部捨てさせられて、あえなく撃沈!

                                                       

デビュー同士の、ガチャガチャ無茶苦茶ボクシングみたいになってしまったんだけど、

このレベルのボクサーが、こんな風になるかなあ、って感慨深かった。

作戦も戦略もない、男の意地が正面からぶつかった、荒っぽい感動劇だったな。

                                                       

この後、永楽彰一君、鈴木武蔵君、山中慎介さん達を見たんだけど、

とっても見たかったんだけど、何しろ相手が、3勝7敗、2勝3敗、7勝12敗なもんで、

勝負になるはずもないダレた内容で、情けなくて見てられなかったな。

負けないマッチメークの恥ずかしいザマだけ見せられた。

                                                        

五十嵐俊幸さんとタイ人との戦いは、ちょっとは見ごたえあったんだけど、

五十嵐さんて、こんなもんだったけ? って感じで、

動きにもパンチにも、自分が知ってるカミソリみたいなキレ、全然無かったな。

6R、例のヘロヘロレフェリーが、ズルッとストップかけて、なんだこりゃあ、ってね。

                                                       

その点、第一試合のライト級のデビュー戦の方が、ずっと面白かったな。

坂爪洋樹君(帝拳)と林和希君(八王子中屋)は、

まるで、街角の荒くれ同士の乱闘みたいだったんだけど、

林君は、意外に冷静にやってたのかも知れなくて、そうなら、この子は面白いよ。

1R、2回のダウンを奪って、林君快勝。

                                                       

それにしても、三浦さんも、矢代さんも、眠れない夜だろうなあ、って……。

                                                         

2009年7月 4日 (土)

後楽園ホール・7月3日

ケーブルTVの工事が来て、2本目のケーブル引いて貰って、

WOWOWも二契約目で、我が家は二人しかいないのに、アクオスとビエラで、

そう言えば、アイフォンとパソコンも2台づつあるし、どうなってんだ?のヤケクソ状態。

女遊びするわけでもないし、酒も飲まないもんで、まあいいか、のままホール突入。

                                                        

この日も初めの3試合は、新人王トーナメントの予選で、SFe 3連発。 

                                                                                                             

◆関根真世君(東拳) × 江藤伸悟君(白井具志堅)

二人とも超戦闘的で、ポイント取って勝とうっていうんじゃなくて、

とにかく相手を倒したいっていうボクシングで、1Rからハードな展開なんだけど、

関根君の方は、ガード固めて、頭低くして相手に寄って行って、

そこで一発ブン回すっていう、あんまり美しくないスタイルで、

何となく、亀田次男坊を彷彿とさせるね。

                                                        

その点、江藤君は、コンビネーションの中からチャンスをうかがう正統派で、

打ち込む場所探しながら、あっちこちパンチ当てて、それも強弱付けて、

とっても、きれいな立ち姿だし、いいよなあ。

                                                        

3R、関根君鼻血で、呼吸苦しそうで、更にガチャガチャ狙いになってしまって、

もうすっかり江藤君に見切られてしまって、4Rフラフラになってしまって、

残り30秒ほどのところで、江藤君のTKO勝ち。

順調に行けば、江藤君、準決勝の相手は多分、横山大輔君だと思うな。

                                                         

◆横山大輔君(ワールドスポーツ) × 町田智幸君(京浜)

1R序盤、町田君、カウンター戦法に出ようとしたみたいなんだけど、

なかなか上手くいかないもんで、普通に打って出たところ、

サウスポー横山君の、ホントに見事な左カウンターをモロに喰らって、ダウン。

残り1分くらいだったんだけど、再開直後、横山君、厳しい連続攻撃で、

二度目のダウンを奪って、エンド。

                                                        

横山君、次は、健太郎君とだけど、普通にやれば問題ないんじゃないかな。

自分は、どうしても江藤真悟君との試合が見たいんだわ。   

一瞬、横山大観みたいな名前だよね。

                                                       

◆池ノ内亘君(F・I)×健太郎マイモンコンプロモーション(TI 山形)

おお、今日は意表を突いて、ここで “I Saw Her ……” が流れて来た。

                                                        

それにしても健太郎君、名前長過ぎだわ。

これじゃあ、ランカーになった時、枠の中に入んないぞお。

道産子ファイター早坂君も、10文字でヤバイのに、君は16文字あるんだから……。

プロモーションてのは、ウィラポンもそうだよね。

                                                        

池ノ内君、残念ながら体硬くて、上下のバランスも良くないし、何だか頼りない印象。

健太郎君は、チャンとしてるんだけど、ちょっと詰めが緩くて、

ホントなら、1Rで決着してるの、2Rまで長引かせてしまって、

行く時行く癖つけないと、先行って、苦労するよ。

次の横山君は、甘くないよお。

                                                         

この日の新人王予選は、結局すべてKO決着。

で、ここからの4試合が、最強後楽園。

                                                        

◆佐藤洋太さん(協栄) × ジェロッピ瑞山さん(千里馬神戸)

瑞山さん、後楽園のリング初めてなもんで、あらかじめ入念に、

キャンバスとロープの具合チェックしてたね。

                                                        

瑞山さんのこと、初めて見るんだけど、手堅くやるのかと思ってたら、

これがまあ、そこそこの乱暴者で、1~2Rは、ほぼ互角の打ち合いだったんだけど、

それ以降は、どんどん荒れた試合になっていったね。

                                                        

佐藤さんも、いつもよりもっとケンカ派になっていって、

何だか肩が緩んだようなパンチを振り回してたね。

                                                         

結局、1-1-0 のドローで、優勢点佐藤さんてことで、

10月に杉田純一郎さんと決勝なんだけど、このままじゃ危ない、って感じたな。

まあ、佐藤さんも立て直してくるんだろうけどね。

                                                         

◆三浦数馬さん(ドリーム) × 田内絹人さん(横浜光)

この試合が、この日の、と言うか、今年の中でも有数な闘いだったな。

                                                         

両方とも好きなボクサーなもんで、ただただ見守るって感じになってしまったんだけど、

出だしから、殺気のみなぎった、緊迫感一杯の展開で、それでも、

これまで戦ってきた相手のレベルの違いからか、若干三浦さんの方が押し気味で、

3Rまでで、2~3P三浦さんが取ってるかなあ、って。

                                                         

端正な顔が、徐々に赤く腫れていって、それでも田内さん、全然ひるまない。

二人のカウンターが、交錯した一瞬なんか、凄かったなあ。

                                                        

4Rに入って、ますます三浦さんペースかなって見えた終盤近く、

突然の田内さんの力強い見事な左フックが、モロカウンターになって、

三浦さんの右顔面を直撃して、三浦さん、たまらず一発ダウン。

                                                        

ダメージはかなりあったと思うけど、でも、三浦さん、よく立ったよなあ。

再開後の田内さんの攻め込みは、結局ゴングに中断されて、次の5R。

三浦さん、思いのほか回復してて、田内さんの思う通りにさせないで、反撃を開始。

                                                                                                                

と、次の瞬間、また田内さんの、今度は右フックが、またもや三浦さんを直撃して、

お芝居みたいな仰向け大ダウン。

だけど、もはやこれまでか、ってところから、三浦さん、またもや頑張る頑張る。

抱き付きや、クリンチに逃げるような事しないで、ひたすら打ち返してる。

もう、場内、自分、大興奮、半狂乱!

                                                        

そして、何とか、5Rをしのいでからの三浦さんが、凄かったんだわ。

6R、ラストラウンド。

ここまでで、結構打たれてて、それなりのダメージが溜ってた田内さんを、

三浦さん、今度は逆に倒しにいって、あわや、ってとこまでい追い詰めて、

もう大騒ぎになってしまって、自分はどっち応援してんだっけ? って、

みんな、訳わかんなくなったんじゃないかな?

                                                        

結局、3人のジャッジ全員が、56-56で、優勢点 2-1 で、田内君の勝ち。

田内さんが、2つのラウンドで、ダウン奪って4P取って、

残りの4つのラウンドは、三浦さんが支配した、ってことだね。

                                                        

後で、ロビーで田内さんが話してるとこ通りすがったんだけど、

本人、判定になったこと、一瞬解らなかったみたいよ。

そういうのって、よくあることなんだけど、それだけ、壮絶だったってことだな。

                                                        

すぐ隣で、瀬藤幹人さんが見てたんだけど、彼も興奮してたなあ。

三浦さんの油断じゃないの? って聞いたら、

そんな事ないス、これがボクシングです、って答えたよ。

                                                        

◆松崎博保さん(協栄) × 岡田誠一さん(大橋)

初め動きが硬かったのは、岡田さんの方で、

松崎さんは、いつもの通りのヒョウキン顔で、

ファンキーでスムースなボクシングをしてたんだけど、

ラウンドが進むにつれて、動きが緩んでいって、何だか調子悪そう。

                                                        

岡田さん、年は同じ27才なんだけど、まだ9戦目で、キャリアは劣るんだけど、

8勝のうち6つがKO勝ちっていうパンチ力で、ここまで昇って来てて、

2Rまでに、結構松崎さんのパンチ受けてしまって、顔赤くなってるんだけど、

ドンドン火が付いたようになっていって、ゴリゴリ攻め込んでいくんだ。

                                                        

こりゃあ、松崎さんヤバイぞ、って思ってたら、4R、5R強烈なボディ喰らって、

明らかにヘロヘロになっていって、6R は、そのボディブローでもう倒れるかってほど、

ダメージ大きくなって、腹をカバーすると顔殴られるっていう、最悪のパターン。

あと1分余計にあれば、倒されてた、っていう状況で終了のゴング。

                                                         

59-56×2、58×56、っていう圧倒負け。

岡田さん、足細い分、上体で重さを確保できるもんで、押し合いに適してるし、

肩の筋肉が凄いもんだから、強いパンチ打てるんだろうなあ。

松崎さんのひ弱さは、ちょっと矢代義光さんに通づることがあるなあ。

                                                        

次の対戦者になる川村貢治さんが、ジッと見つめてたね。

                                                        

◆チャールズ・べラミー(八王子中屋)×細川貴之さん(六島)

初めからプレスをかけてるのは、べラミーなんだけど、

そこからの彼、この日は、全くどうしたの? ってくらいダメで、

今まで試合するごとに、ドンドン上手く強くなっていったのに、どうしたの? って。

                                                          

単調な攻撃に終始して、何のコンビネーションもないし、ボディブローさえ打たないし、

相手の細川さんのパンチ力、そんなにないんだから、何で行かないかなあ、って。

お互い、遠い所から、たまに大きいの振るばっかりで、全く面白くないもんで、

最終的には、べラミーが体力勝ちするんだろうけど、とにかくつまんないんもんで、

3R終わったところで退散。  サウスポーが嫌いなのかなあ。

結局、6RTKO勝ちだってね。

                                                         

さあて、今日は、鈴木武蔵君とか、五十嵐俊幸さん、山中慎介さんだね。

そして、何と言っても、矢代さんと三浦隆司さんとの因縁の再戦があるね。

行けないことないんだけど、行かないで、頑固者のG+観戦。

                                                        

2009年7月 3日 (金)

後楽園ホール・7月2日

奥さんが、熱出してしまって、それも高熱で、珍しくグッタリしてしまって、

あややー、新型インフルエンザか、って心配して、

もしかしたら、ボクシングは諦めなくちゃいけないかって、思ってたんだけど、

これがまあ、驚異的な回復力で、夕方にはほぼ原状回復で、無事後楽園ホールへ…。

                                                        

初めの2試合は、新人王トーナメント。

                                                       

◆打馬王那君(ワタナベ) × 由良彰悟君(新田)

新人王トーナメント第一試合の入場曲は、ここんとこずっと、

ビートルズの “I Saw Her Standing There ” って決まってるね。

                                                       

豪打一発系と手数・フットワーク重視型の戦いで、打馬君圧勝かと思ってたんだけど、

プレスを強くして、おっそろしい程の右フックをブン回してくる打馬君に対して、

由良君、引かない、引かない、っていうか、ガンガン行くんだわ。

                                                         

1R、二人の主導権争いの中で、由良君、早くも鼻血なんだけど、全くひるまないし、

かえって打馬君、今までの勝ちパターンが全く通用しないもんで、攻めあぐんでる。

                                                       

2Rに入ると、もう二人ともハアハアになってしまって、それほど激しい打ち合いで、

打馬君がいいのを当てると、かえって由良君が燃え上がるっていうか、

顔真っ赤にして、足使って、手数増やして、彼、いい根性してるんだわ。

                                                        

こういうのが、3、4Rって続いたもんで、判定の行方が微妙だったんだけど、

結局は、39-38×3 で打馬君の勝ち。

                                                       

由良君、パンチ力ないんだけど、強打の相手に対して、クリンチすることなく、

真っ直ぐなボクシングで、見てて気持良かったな。                                                       

あともう少し、カウンターのタイミングが上達するといいね。

                                                       

打馬君、次は多分、石川昇吾君との戦いになると思うんだけど、

昨日の君は、勢いに欠けてて、ちょっと“駄馬” っぽかったよ。

力任せの雑な大振りだけでは、先に行って苦労するから、もっと丁寧にね。

                                                       

◆名雪貴久君(船橋ドラゴン) × 高島裕樹君(宮田)

残念ながら、二人とも、勇気と工夫が全く感じられなくて、ときめかない試合だった。

どっちが勝ち進んでも、そのままだと、次の石川昇吾君に完敗するな。

                                                          

◆今井勝典君(ワタナベ) × 泉圭依知君(18鴻巣)

申し訳ない、全く記憶に残ってない。

                                                         

◆川瀬伊達男君(三谷大和) × 小澤剛(18鴻巣)

7勝6敗の川瀬君、伊達男なんて名前付けた両親、勇気あるなあ。

                                                       

相手の小澤君は7勝1敗っていうんだから、どうなのかなあ、って見てたら、

やっぱり戦績通りの展開で、1、2Rは、小澤君やり放題の一方的な進行で、

ただ小澤君、KO勝ちがないもんで、こりゃあダラダラ続きそうだな、って思ってた3R、

ドンって当たったラッキーパンチ一発で、何と川瀬君のタオル投入TKO勝ち。

                                                       

タマゲタなあ、でもやっぱり、余裕でボクシングやると危ないんだよなあ。

それまでシュンとしていた川瀬君の応援サイドは、もう大騒ぎさ。

まるで、世界タイトル獲ったみたいだったな。    気持解るな。

                                                       

◆斎藤直人さん(角海老) × 須田拓弥さん(沼田)

結果は、59-56、57-58、56-57 の1-2で、斎藤さんの負けなんだけど、

自分は、ドローだと思ったけど、だけど、とにかく全くつまんなかった。

                                                       

心が狭いせいか、須田さんみたいなボクシングは、やっぱり嫌いで、

前回も、大好きな、熊田和真さんとの試合のときも、

頭から突っ込んでって、バッティングでグズグズにして、負傷判定勝ちだもんなあ。

                                                        

得意技が、押し、突っ込み、頭突き、っていうのは、どうなの? って感じで。

ああいうボクサーを、結構見かけるっていうのは日本独特だね。

やっぱり、相撲文化なのかなあ、って思うんだよね。

                                                            

でも斎藤さんも、この日のパフォーマンスはちょっと残念で、2R 残り30秒あたりで、

見事な右を決めて、ダウン奪って、いい感じで試合を進めてたんだけど、

それを機に、突っ込み・頭突き作戦を強めていった須田さんの動きに対して、

直線的な対応に終始してしまって、もっと左右に動いていればなあ、って思ったな。

                                                       

ピュッて素早く入り込んで、左ストレートでボディ、ってのも随分少なかったし、

とにかく斎藤さん、やっぱり真っ直ぐ下がってしまって、

追いパンチでも、とにかく顔を反らしてしまう場面が多かったのは、まずかったよ。

                                                             

◆松橋拓二さん(帝拳) × 池田好治さん(宮田)

松橋さん、髪の毛短くしてきたもんで、ちょっと見違えたなあ。

                                                         

サウスポー同士なんだけど、見た目の凄さ通り、プレスが強いのは、

圧倒的に松橋さんの方で、出入り素早く、強いパンチ決めて、ペース掴んで、

とくに、ボディブローは秀逸で、池田さん、ちょっと苦しそうだった。

                                                          

2Rに入っても池田さん、これはヤバイなあ、って感じで、攻撃も下がりながらだったし

もう時間の問題だなって 3R、思ったとおり、松橋さんの連打が、ボコボコ決まって、

池田さん、ロープ際でズルズルって倒れてしまって、それでも何とか立ち上がる。

                                                         

でももう、松橋さん仕留めモードに入ってて、そのあたりで、およそ残り2分くらいか、

スッって近付いて、力を込めたショートブローを打ち込んだんだ。

                                                       

でもねその時、実は同時に池田さんも右ショートを放っていて、

何と、松橋さんのが外れて、池田さんの右が直撃してしまって、松橋さんダウン。

これは、驚いたなあ。

                                                         

自分と同じように、多分ダメだろうなあ、ってショボーンとしてた池田さんの応援団、

もう半狂乱で、大暴れしてたな。   嬉しいだろうなあ、よく解るわ。 

                                                         

松橋さん、ようやく立ち上がったんだけど、ドコン一発の効き目というか、

負け数も多いけど、KO率も高い池田さんのパンチは、やっぱり強烈なもんで、

効き目は明らかに残ってて、すぐに池田さんの二次攻撃を受けて、即ストップ。

                                                          

11勝(10KO)1敗1分と、10勝(8KO)7敗2分の差はあるし、っていうか、

最初のダウンを獲って、余裕見せたと言うか、心に隙ができたんだろうなあ。

                                                         

ああ、思い出したよ、こんな場面。

湯場さんとあきべえさんの勝負の時と、全く同じ展開だわ。

そう言えば、黒くて逞しい松橋さんが、あきべえさんだし、

白っぽい好青年風の池田さんが、湯場さんなんだわ。

                                                       

やっぱり、ハードパンチャーをダウンさせた時は、余計注意しなくちゃ、って、

以前書いた記憶あるなあ。

                                                       

昨日はね、好きなボクサー達がみんな苦戦したのさ。

                                                                                                                 

2009年7月 2日 (木)

エキサイトマッチ (6/29放送)

◆ノニト・ドネア×ラウルス・マルティネス……IBF F タイトルマッチ

20勝(13KO)1敗の26才、赤のレイジェス、エバーラストのトランクスと、

24勝(14KO)無敗の27才、トランクス、シューズ、グローブまで全てアディダス。

アディダスのグローブは、形状とツヤが、ウィニングと似てるね。

                                                        

ドネアは、あのダルチニアンからタイトル奪った、ケンカ屋ボクサーなんだけど、

相手のマルティネスも、KO率は上回ってる、負けん気の強い同じケンカ派。

                                                         

なもんで、1Rから物凄い殴り合いになって、フライ級って感じがしないんだわ。

二人とも、全てが倒しに行くパンチなもんで、こりゃあ凄いなって、

これ、ボクシングの原点だよなあ、って見てたら、1R 残り1分くらいのところで、

ドネアの強烈な左フックが、マルティネスを直撃して、いきなりのダウン。

それから、残り20秒弱の辺りで、またもドネアが、今度は見事なワンツーで、

マルティネスから2度目のダウンをゲット。

                                                        

2R以降も、マルティネスも負けず嫌い丸出しにして、かかって行くんだけど、

とにかく、ドネアのカウンターが凄くて、一発目を合わせていく時もあれば、

二発目とか、三発目をカウンターのタイミングで打つ場合もあるもんで、

あれは、偶然なのか、意識的なのか、ちょっと判んないんだけど、

とにかく、流れの中でのカウンターが次々飛んで来るもんで、

もうお手上げ状態なんだけど、それでもマルティネスは行くってとこがいいヤツで、

だけど、2R もまた鋭い左を浴びてダウンしてしまって、もうダメかなって思ったら、

まだやる、って立ち上がってきて、あんたらホントにフライ級かあ? って殴り合い。

                                                        

マルティネスの方も、一発当てれば倒す力は十分あるもんで、それに今まで無敗だし、

ってブンブンいくんだけど、残念ながら、やっぱりドネアの方が役者が一枚上で、

4R ついに、左アッパーが炸裂して、1位のマルティネスが撃沈されてしまった。

面白かったなあ。 剥き出しの闘争心で殴り合う、っていうのは、ワクワクするね。

                                                         

でも、フィリピンのリング、実に小汚かった。

                                                         

◆下田昭文さん×現地人

これは、、とってもクダラナイ試合で、本来は粟生さんの前座やるはずだったのが、

なんで、メキシコの下手くそと4回戦なんかやるのかなあ、って思ったな。

相手は、戦績さえ不確かな、ホント、まるでC級なんだからね。

負けさせたくないマッチメークったって、限度あるんじゃないの?

ああそうか、観光のついでかあ、って思ったね。     全く意味解んなかったな。

                                                         

◆ホルヘ・リナレス×ホサファド・ペレス……WBA SFe タイトルマッチ

26勝(17KO)無敗の23才、レイジェスの赤と、

26勝(20KO)1敗の25才、同じく赤のレイジェス。

                                                        

ペレスは、元メキシコのライト級チャンピオンなんだけど、WBAのランクは11位。

なもんで、何か楽な防衛やるなあ、って思ってて、

それが8回までかかって、どうしたんだろなあ、って思ってたんだけど、

これが、なんとまあやり難い相手だったんだわ。

                                                         

手足がとんでもなく長くて、サウスポーで、それもエライ変則で、

ペレスの右足がリナレスの左足と、ズーッとぶつかりそうなほど近くて、

それは普通のオーソドックスとサウスポーの前足の位置関係よりずっと近くて、

もう邪魔で邪魔で、リナレスも左右に動きづらそうで、フットワークはないんだけど、

異常なほど懐が深くなってるもんで、ジャブも届きづらいし、

遠くからのいきなりの左も結構届いて来るもんで、序盤、リナレスちょっと苦戦。

                                                         

それでも、やっぱり、リナレスはリナレス。

ラウンドを重ねるごとに、難しい距離を埋めていって、段々スピードを上げていって、

素早い動きで相手に隙を作らせて、そこに的確にパンチを打ち込んでったもんね。

頭いいんだと思うなあ。

                                                       

やり難い相手にどうやって対処するかってのは、とくに試合の中で修正していくのは、

とても難しい事で、だけど、ちゃんとした戦績を残してる強いボクサーってのは、

それができる頭のいいボクサーなんだって思うんだよなあ。

                                                         

この日のリナレス、珍しく相手のいいパンチを幾つか貰って、顔を赤くしてたけど、

直撃を避けるのが上手いもんで、ダメージを溜めるようなことにはならなくて、

中盤以降は、結構安心して見ることができたよ。

                                                        

徐々にペースを握っていって、殆ど見切るってとこまで、相手を把握していって、

8R、とうとう出ました!得意のドカドカ連続攻撃。 たまらず、ペレス最初のダウン。

                                                        

カウントエイトくらいで、やっとこさ立って来たとこを、ロープに追い詰めフィニッシュ。

一回目のダウンで、殆ど終わってたんだけどね……。

                                                         

弟のカルロスもセコンドやってたんだけど、全くヒデエ会場だったなあ。

小汚いマットキャンバスが、ユルユルダルダルで、シワが寄ってたし、

ロープも何だか汚ないし、野外の闘牛場だったせいか、

照明がリングのすぐ上にあって、ピカピカ見にくくて、

まるでイカ釣り漁船の漁火か、盆踊り大会の会場みたいだったな。

やっぱ、ヨーロッパとかアメリカの会場とは、ガクンとレベルが落ちるね、メキシコも。

                                                         

それとね、ちょっと気になったんだけど、

リナレスのマウスピース、何だかデカ過ぎじゃない?

入れる時見てたら、サイズが普通の倍くらいあるし、

口に入れると、上の歯の周辺が異常に膨らんで、以前はあんな感じじゃなかったよ。

それ見て、うちの奥さんが猿の惑星みたい、って言ったんだけど、

全くその通りで、口開きっ放しだし、ちょっとカッコ悪かったなあ。

                                                       

後でそのこと聞いたんだけどね、いわゆるダブルサイズってのがあるらしいよ。

                                                         

さて、今日は、最強後楽園。

本気の戦い見に行くかあ!

                                                         

«6月度ランキング