2017年4月30日 (日)

5月のボクシングスケジュール

 

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“ガールズ&パンツァー”

 

劇場映画版を見たんだけど、

以前にも書いたけど設定的に大いに無理はあるんだけど、

出てくる戦車の描写やその動きが信じられないほどリアルなんだよね。

 

 

 

5月のボクシングは明日から始まるんだけど、

OPBFタイトル戦が全く無くて、日本タイトル戦も1試合しか無い割には、

世界タイトル戦が6試合も組まれた頭デッカチ的な印象が強いんだけど、

それでもユース王座トーナメントとか新人王トーナメントの他、

興味深いランカー戦が多数組まれてて楽しみな1ヶ月が過ごせそうなんだわ。

 

 

 

 

≪5月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・5月 1日……(後楽園)

胡朋宏×西田光、古橋岳也×本田正二郎、成田永生×あぐ~マサル、

日野僚×坂本尚志。

 

 

・5月 6日……(後楽園)

金子大樹×東上剛司、石川元希×佐々木基樹、豊嶋亮太×馬場一浩、

松原陵。

 

 

・5月 8日……(後楽園)

宮坂航×瓜生晃一、住田愛斗×花森成吾、渡部あきのり、福本祥馬、

中川勇太。

 

 

・5月13日……(イギリス)

村中優×カリド・ヤファイ。

 

 

・5月15日……(後楽園)

長嶺克則×富岡哲也、田之岡条×長井一、粟原祐之、小浦翼、小野心、

藤北誠也。

 

 

・5月16日……(後楽園) ユース王座トーナメント

大保龍斗×阿久井政悟、中谷潤人×工藤優雅、山下賢哉×岩井尚斗、

石井龍誠×永田翔、佐川遼×小坂烈、内藤未来×高原亮、

荒川竜平×山口修斗。

 

 

・5月19日……(後楽園)

内藤チサ×鈴木菜々江。

 

 

・5月20日……(愛知)

田中恒成×アンヘル・アコスタ。

 

 

・5月20日……(有明コロシアム)

村田諒太×アッサン・エンダム、比嘉大吾×ファン・エルナンデス、

拳四朗×ガニガン・ロペス。

 

 

・5月21日……(有明コロシアム)

井上尚弥×リカルド・ロドリゲス、八重樫東×ミラン・メリンド、

清水聡×山本拓哉、野口将志×細野悟、平岡アンディ×山口祥吾、

清田亨×大保琉球。

 

 

・5月26日……(後楽園)

松永宏信×矢田良太、近藤明広×岡崎祐也、高橋竜平×田中一樹。

 

 

・5月30日……(後楽園)

日中親善試合。

 

 

・5月31日……(後楽園) 東日本新人王トーナメント

伊佐春輔×山本要、大橋波月×堀井俊佑、安藤教祐×脇山高継、

石井優平×河野勇太、飯見嵐×野口貴彦。

 

 

 

≪5月ボクシングの期待度ベスト30≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 村田諒太×アッサン・エンダム

② 比嘉大吾×ファン・エルナンデス

③ 拳四朗×ガニガン・ロペス

④ 井上尚弥×リカルド・ロドリゲス

⑤ 長嶺克則×富岡哲也

⑥ 胡朋宏×西田光

⑦ 松永宏信×矢田良太

⑧ 田之岡条×長井一

⑨ 八重樫東×ミラン・メリンド

⑩ 中谷潤人×工藤優雅

⑪ 金子大樹×東上剛司

⑫ 近藤明広×岡崎祐也

⑬ 野口将志×細野悟

⑭ 石川元希×佐々木基樹

⑮ 山下賢哉×岩井尚斗

⑯ 平岡アンディ×山口祥吾

⑰ 高橋竜平×田中一樹

⑱ 石井龍誠×永田翔

⑲ 成田永生×あぐ~・マサル

⑳ 大保龍斗×阿久井政悟

 

(21) 古橋岳也×本田正二郎

(22) 内藤未来×高原亮

(23) 宮坂航×瓜生晃一

(24) 日野僚×坂本尚志

(25) 豊嶋亮太×馬場一浩

(26) 住田愛斗×花森成吾

(27) 粟田祐之×鈴木貴彦

(28) 清水聡×山本拓哉

(29) 清田亨×大保琉球

(30) 内藤チサ×鈴木菜々江


*村中優さんとか田中恒成さんの試合は観戦できないから、

ランキングから外してるんだけどね。

2017年4月29日 (土)

4月度ランキング

 

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よく見ると背中は模様じゃなくてミミズクの子供なんだわ。

 

 

 

4月度ランキングは3月29日~4月25日までの試合を対象に4月27日に

発表されて、世界戦からOPBF戦、日本タイトル戦まで色々華々しかったんだけど、

日本ランカー達の試合は相変わらずタイ人相手が多くてね……。

 

 

 

≪世界チャンピオン≫

福原辰弥さん(獲得)、 田口良一さん(5)、田中恒成さん(獲得)、

八重樫東さん(2)、井岡一翔さん(5)、井上尚弥さん(4)、山中慎介さん(12)、

久保隼さん(獲得)、小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA1、WBC3)

の計10名。

 

高山勝成さんWBO王座を返上。

井岡さんが4月23日にタイボクサーに3-0勝ちして5度目の防衛。

4月9日に久保隼さんがネオマール・セルメニョに11RKO勝ちして王座ゲット。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

京口紘人さん(1)、マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、大竹秀典さん(獲得)、

竹中良さん(3)、伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(7)、太尊康輔さん(1)、

藤本京太郎さん(獲得)の計8名。

 

4月23日に京口さんがフィリピンボクサーに3-0勝ちして初防衛。

M・J・ヤップは4月9日、タイボクサー相手にノンタイトル戦で2RKO勝ち。

4月13日、伊藤さんはローレンゾ・ブラヌエバに9RKO勝ちして3度目の防衛。

4月9日、タイボクサーに3-0勝ちした中谷さんは7度目の防衛。

4月16日、コリアンボクサーに4RKO勝ちして太尊さんは初防衛。

 

 

 

≪日本ランキング≫

 

【ミニマム級】……小西伶弥さん(獲得)

4月9日、小西さんが谷口将隆さんとの決定戦を2-0で制して王座ゲット。

敗れた谷口さんは2位から4位にダウン。

 

前月までの5位以内が2個づつアップして小野心さんが1位。

 

4月23日にノーランカーに2RKO勝ちした平井亮輝さんが、

小浦翼さんと上下を入れ替わって9位から7位にアップ。

 

4月16日、タイボクサーに5RKO勝ちした榮拓海さんは1個上がって9位で、

4月2日にタイボクサーに2RKO勝ちした冨田大樹さんも1個上がっての11位。

ただ今月は空きが2名分増えて4名分になって最下位が11位だから、

実質的なランクアップとは言えないんだわ。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(獲得)

4月21日、空位だった王座を堀川謙一さんと競った久田さんが3-0勝ちして

王座ゲットして、敗れた堀川さんは2位から4位にダウン。

 

4月2日にタイボクサーに4RKO勝ちした角谷淳志さんが3位から1位にアップ。

4月16日にタイボクサーに1RKO勝ちした阿久井政悟さんが2個アップの5位。

6位だった山口隼人さんは実質3人に順位を越され8位にダウン。

 

4月11日、勝ち負け拮抗したノーランカーに2RKO勝ちした塚田直之さんが、

10位にランクインしてて、空きが5名分になる余裕があったからなんだろうけど、

これはちょっと首を傾げる訳で、塚田さんには次試合はらしい戦いが望まれるね。

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(正規)、黒田雅之さん(暫定)

4月11日にノーランカーに3-0勝ちしたガンバレ将太さんが

坂本真宏さんと入れ替わって12位にアップ。

 

4月16日、A級初戦のノーランカーに2-1勝ちした村井貴裕さんが

14位にランクインしてるんだけど、これも根拠が良く解らないんだわ。

 

4月16日にフィリピンボクサーに4RKO勝ちした中谷潤人さんは15位のまま。

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(獲得)

4月2日、タイボクサーに1-1引き分けの奥本貴之さんは1位のまま。

4月10日にタイボクサーに5RKO勝ちした木村隼人さんも3位のまま。

4月22日、タイボクサーに5RKO勝ちした久高寛之さんも9位のまま。

4月23日にタイボクサーに4RKO勝ちした橋詰将義さんも10位のまま。

4月2日、レネ・ダッケルに1-2負けした川口勝太さんも13位のまま。

4月1日に垣永嘉信君に7RKO勝ちした福永亮次さんも14位のまま。

 

福永さんの14位のままっていうのは少しばかり理解し難くて、

ランキング委員会はヘタレタイボクサーとの試合の勝利と同等に扱ってる訳で、

関西系に気を使い過ぎでもある訳で……。

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(獲得)

3月31日にタイボクサーに3RKO勝ちした高橋竜也さんは当然4位のまま。

4月23日、タイボクサーに2RKO勝ちした山本隆寛さんも10位のまま。

 

4月10日にタイボクサーに2RKO勝ちした勅使河原弘晶さんは

清瀬天太さんと入れ替わって11位にアップ。

 

15位だった新島聖人さんはどうやら引退ランクアウトらしいんだよね。

 

ってことで新規に空き1名分発生。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

4月23日、フィリピンボクサーに3-0勝ちしたテイル渥美さんが

藤原陽介さんと入れ替わって6位にアップ。

 

4月9日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした中澤奨さんは2個上がっての9位。

4月23日にノーランカーに6RKO勝ちした水野拓哉さんが1個上がって12位。

 

4月9日、上谷雄太さんもタイボクサーに3RKO勝ちしたんだけど、

水野さんに順位を譲って13位にダウン。

 

9位だったジョナタン・バァトが帰国ってことでランクアウトして空き1名分発生。

 

 

【フェザー級】……坂晃典さん(獲得)

4月23日のタイトル戦で坂さんが林翔太さんに3RKO勝ちして王座ゲット。

敗れた林さんは4位にダウン。

 

4月21日に斉藤正樹さんに2-0勝ちした岩井大さんが

源大輝さんと入れ替わって2位にアップ。

 

4月25日、引退試合でタイボクサーに7RKO勝ちした上野則之さんが

7位からの潔いランクアウト。

 

試合から遠ざかってる加治木了太さんが上原拓哉さんと入れ替わって

12位にダウン。

 

1名の空が増えて計2名分。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(4)

試合枯れしてる松下拳斗さんに入れ替わって末吉大さんが2位にアップ。

 

4月25日に塚田祐介さんに5RKO勝ちした高畑里望さんが2個アップの5位。

塚田さんはライト級の10位からランクアウト。

 

3月31日、粕谷雄一郎さんはスパイス松下さんに1-2負けしたんだけど、

上下の異動の関係で却って1個上がっての8位になってるんだわ。              

逆に松下さんの方はライト級の8位から9位にダウンしてしまってるんだよね。

 

4月9日、ノーランカーに2RKO勝ちした大里拳さんが11位から7位にアップ。

 

4月1日に江藤伸悟さんに3-0勝ちした正木脩也さんが9位にランクイン。

敗れた江藤さんは10位から11位にダウン。

 

4月10日、内藤律樹さんに0-3負けした中川祐輔さんが

8位から10位にダウンして、

勝った内藤さんはSFe級の4位からL級の4位へ転出してるんだわ。

 

【ライト級】……西谷和宏さん(獲得)

4月13日に加藤善孝さんに3-0勝ちした吉野修一郎さんが

11位から一気に3位にアップして、敗れた加藤さんは1位から6位にダウン。

 

内藤律樹さんがSFe級から転入して4位にランキング。

 

松下さんはランカー相手に判定勝ちしたけど1個下がって9位。

その気の毒さとバランスを取るために塚田さん(LF級)のランク入りがあったのか。

 

4月21日、岩井さんに0-2負けした斉藤正樹さんは7位から10位にダウン。

 

4月17日に中嶋龍成さんに3-0勝ちした柳達也さんが13位にランクされて、

敗れた中嶋さんが14位からランク落ち。

 

4月9日、ノーランカーに1RKO勝ちした前田紘希さんは1個下がって14位。

4月2日にタイボクサーに4RKO勝ちした小田翔夢さんは15位のまま。

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)

4月21日、永田大士さんに7RKO勝ちしたデスティノ・ジャパンが

4位にランクインして、敗れた永田さんは3位から8位にダウン。

 

4月9日にノーランカーに8RKO勝ちした岡本和泰さんは

7位から6位に自然アップ。

 

4月2日に佐藤矩彰君に0-2負けした青木クリスチャーノさんが

5位から9位にダウンして、勝った佐藤さんがW級の9位にランキング。

 

4月23日、吉開右京さんに3-0勝ちしたジラフ神田さんが15位にランクされて、

敗れた吉開さんは14位からのランクアウト。

 

空き1名分も埋まったんだわ。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

試合間隔の違いか永野祐樹さんがチャールズ・ベラミーと入れ替わって7位。

青木さんに勝った佐藤矩彰さんが9位にランクイン。

 

 

【スーパーウェルター級】……井上岳志さん(獲得)

4月25日、斉藤幸伸丸さんとの決定戦に7RKO勝ちした井上さんが王座ゲット。

敗れた斉藤さんは1位から4位にダウン。

 

4月9日にタイボクサーに3-0勝ちした細川貴之さんが2個アップの2位。

M級5位だった長濱陸さんが転入して7位にランキング。

 

これも試合間隔の違いかコブラ諏訪さんが清水優人さんと入れ替わって8位。

 

空き6名分は変わらず。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(正規)、胡朋宏さん(暫定)

4月25日にタイボクサーに2RKO勝ちした竹迫司登さんは2位のまま。

長濱さんがSW級に転出したもんで空き1名増えて9名分。

 

 

 

4月に入ってランカー達の試合も一見一気に活況を呈してるようなんだけど、

その実、タイボクサー相手の試合が氾濫しまくってて、

そりゃランクキープっていうのも解らないでもないんだけど、

これだけマジな試合が少ないと白けてしまうっていうのも現実なんだよね。

 

 

それと伝え聞いたところでは、

正規ランキング以外のA級ボクサーにもそれなりの順位付けをするべきだって、

協会に対してそういう提案をしてるジムがあるってことで、

全くもう呆れるばかりで、今でもスカスカのランキング表は恥ずかしい限りで、

総ボクサー数が減るばかりなんだから15位までも多過ぎで、

まずは以前のように10位までに戻すべきじゃないかと思う訳で、

相変わらず自ジムの都合だけで物事を進めようとしてるとしか思えないんだわ。

 

 

更にまたOPBFチャンピオンに日本タイトルの優先挑戦権を与えろって、

全くトチ狂ったとしか思えないような要求を出してるジムもあるってことで、

日本タイトルよりOPBFタイトルの方が上位にあるってことを否定してる訳で、

適当な相手をタイミングよく見つければOPBFは日本タイトルより取り易いって、

そういう事ことを白状してるようなものなんだよね。

 

 

協会内で論じられてる様々の案件はプロボクシングの振興策のようでもあるけど、

自ジムの利害の話ばかりに口角泡を飛ばしてるって感じがしないでもなくて、

まずはボクサーに対して規程通りのファイトマネーをきちんと支払うことが基本で、

その体制を厳しく整えることが先決じゃないかと思う訳で、

その問題をこのまま安易に放置しし続けてると、

バカバカしくてプロの成り手が少なくなる一方だと思うんだよね。

 

こういう風に考えるのは自分だけなのかなあ……。 

 

 

 

2017年4月28日 (金)

4月のベストボクシング

 

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“ハイキュウ”

 

アニメがミュージカル化されてるみたいなんだけど、

意外にそれらしい雰囲気を持った俳優達が其々のキャラを演じてるんだわ。

 

 

 

東北震災復興の為に担当大臣が設けられてるんだけど、

設置当初から自民党内では軽い役職と看做されてて、

だから当選回数の割に能力に欠けてる議員向けのポストになってて、

だから以前も解任されるようなレベルの低い連中がたらい回ししてるんだけど、

今回の今村っていうのは東大出の割には想像を超えた無能な男で、

一体何処の地域から選出されたのか調べたら佐賀県だったね。

 

更迭された今村が所属する派閥のボスは二階堂っていう党幹事長なんだけど、

ポーズとして子分を擁護する必要もあったんだろうけど、

マスコミは細かいことをいちいち煩く報道するなってまるで言語道断の限りで、

元々如何にもクソ生意気そうな老いぼれ面をしてるんだけど、

安定政権の奢りが露骨で人品が賤し過ぎることこの上ないんだわ。

 

ここのところの自民党の国会運営の横暴さは目に余るほどなんだけど、

一方では追及すべき側のトップが民進党っていうのも実は心許なさが拭えなくて、

代表役を務めてる蓮舫自身が以前政権に就いてた際、

コンピューター関連の技術開発費を抑える為に、

「一番じゃないとダメなんですか、二番じゃダメなんですか?」 って、

まるでアホ丸出しの質問をしたことのあるレベルでしかなくて、

ホントにもう少しマシな政治家がいないもんかなあってシミジミしてしまうんだよね。

 

 

まあとにかく東北震災の復興に本気を出すって言うのなら言葉だけじゃなくて、

安倍首相も彼の地に復興庁を置かせるくらいのことはするべきだと思うんだわ。

 

 

 

毎月のベストボクシングって言っても、

それはあくまで自分の身近にあった試合だけだから、

東日本のっていうタイトルを付加するべきなのかも知れないんだけどね……。

 

 

≪4月度のベスト20ボクシング≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① デスティノ・ジャパン×永田永士 (ー)……7RKO 

② 井上岳志×斉藤幸伸丸 (1)……7RKO

③ 富岡樹×嶋崎俊 (13)……5RKO

④ 勅使河原弘晶×ジュニー・サロガオル (4)……2RKO

⑤ 吉野修一郎×加藤善孝 (5)……3-0

⑥ 正木脩也×江藤伸悟 (4)……3-0

⑦ 高畑里望×塚田祐介 (11)……5RKO

⑧ 柳達也×中嶋龍成 (16)……3-0

⑨ 伊藤雅雪×ローレンゾ・ビラヌエバ (8)……9RKO

⑩ 福永亮次×垣永嘉信 (18)……7RKO

⑪ 中根一斗×上田有吾 (14)……6RKO

⑫ 成塚亮×富岡達也 (15)……3-0

⑬ 木村隼人×トンクラー・イサーントラクター (ー)……5RKO

⑭ 相川学己×藤岡飛雄馬 (ー)……5RKO

⑮ 京口紘人×ジョナサン・レフジオ (ー)……3-0

⑯ 秋間瑞輝×幸田健太郎 (ー)……1RKO

⑰ 柳沼直道×荒川拓朗 (ー)……2RKO

⑱ 中村由樹×矢斬佑来 (ー)……3-0

⑲ ジロリアン陸×菅野智宏 (ー)……3RKO

⑳ 平岩貴志×後藤祐介 (ー)……2RKO

 

*事前期待度ベスト10以内で選モレした試合は、

久田哲也×堀川謙一(2)、小西伶弥×谷口将隆(3)、内藤律樹×中川祐輔(6)、

五十嵐俊幸×ミゲール・カルタヘナ(9)、岩井大×斉藤正樹(10)の計5試合。

*(2)と(3)は見てないから仕方ないんだけどね……。

 

ジラフ神田×吉開右京とか、坂晃典×林翔太、久田哲也×堀川謙一、

それに小西伶弥×谷口将隆の試合は見たかったけど、

テレビで見た井岡一翔×何チャラ・パラサート、タパレス×大森将平の試合は

全く食指が動かなかったんだよね。

 

 

 

それにしても8月末でヨネクラジムが閉鎖するっていうのはちょっとショックで、

かなり前から米倉会長は健康とか体調が心配されるような動きをしてたんだけど、

それでもいざっていう時には嶋田さんあたりが後を引き継ぐんじゃないかって、

自分は勝手にそう思い込んでたし、

試合パンフで見る限りジムの後援会組織のガッチリ感は半端じゃないから、

存続性に関しては揺るぎないもののように見えたんだけどなあ……。

 

自分は米倉会長とか嶋田さん、西澤さん達とは全く話したことが無くて、

スタッフの中では横井トレーナーとだけ親しくさせて貰ってたんだけど、

溜田剛士君とか有岡康輔君、草野慎吾君、宇津見義広君、

それに中川公弘君達とは会えば必ず言葉を交わす仲なんだよね。

 

残念ながら菅野智宏君は敗退してしまったんだけど、

今年の東日本新人王戦にはヨネクラジムからは他に有岡康輔君、富施郁哉君、

塚本貴史君の3人がエントリーしてるから突然色々大変だろうし、

其々の移籍のこととか問題山積なんだろうなあって思いやる訳で……。

 

 

 

2017年4月26日 (水)

後楽園ホール・4月25日

 

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“春・荒川河川敷”

 

枯草が緑に変わるにつれ、冬越しした卵から虫が羽化して飛び立って、

チャリで走ってると羽虫たちが顔にブチ当たり目の中にも入るもんで、

やっぱりサングラスが手放せなくて、だから春はいよいよ本番ってことで……。

 

 

半年以上ぶりくらいに行ってみた中華屋は相変わらずの小汚さで、

中華料理って名乗りながらアジフライやトンカツ、カレー等々まるで節操がなくて、

基本のラーメンが400円ってまるで昭和のような価格構成でもあるんだけど、

残念ながら冷やし中華以外の全てのメニューが旨くないんだよね。

 

相変わらずやさぐれた夫婦はお久し振りの挨拶も無く、

そろそろ冷やし中華のシーズンだと思ったモンで来たんだけどって言ったら、

まだやってないって返事で、どうするかなあって思ってたら、

奥さんが親父さんに 「作ってやんなよ。」 って言ってくれて、

まだ冷やし中華用の皿が用意できてないからってカレーの皿で出してくれたんだわ。

 

 

 

ここのところの海水温変動の関係で海産物の水揚げが減ってて、

特にイカタコの類の値上がりが著しくて、

たまに通ってた駅そばのイカ天もコソッと10円値上げされてたんだけど、

いつもの小柱イカのかき揚げ天そのものも中身がスッカスカになってて、

幾らなんでもデタラメが過ぎると思ったモンで客が途絶えたところで、

「お宅、手抜きしてるでしょ。」 って言ったら、

「そんなことないですよ。」 って慌てた様子の嘘八百だったもんで、

「こんなことやってると潰れるよ。」 って加えたらまだゴニョゴニョ言ってたなあ。

そこは富士そばとは比較にならないほど旨かったんだけどなあ……。

 

 

 

昨日は色々中身の濃い試合が3試合組まれてたんだけど、

期待以上の見応えだったんだよね。

 

リングでアップしてた塚田祐介さんと二言三言言葉を交わした後、

権会長と話してたら、何とあの内藤チサさんが試合をするってことで、

約1年前に試合をしてそれで取り敢えず満足したって聞いてたから驚きで、

5月19日はレディースボクシングなんだけど行こうと思ってるんだわ。

 

あの時の彼女の試合後のパフォーマンスは実に衝撃的だったんだけど、

この後大分経ってからその内藤さんとバッタリで、

彼女は塚田さんを通してサインして貰ったことを覚えてくれてたんだわ。

 

 

 

① 工藤宏樹君(ドリーム)×沢田石伸雄君(UNITED)

                          ………58㎏ 4R

1勝8敗(1KO)2分のサウスポー、36歳・神奈川県と、

3勝4敗(2KO)の32歳・東京都。

 

工藤君は5月に誕生日を迎えるからこれがラストファイトってことで……。

 

<1R>

距離感と当て勘の良くない同士だったんだけど、

同じような手数の中、試合の流れはほぼ沢田石君に傾いてて、

工藤君は如何にも力が込め切れてないショットが続いて、

特にストレート系は押すような感じが抜け切れないままの残り49秒、

お互いが寄り合ってショートブローがガツガツッて交差したその刹那、

沢田石君の右フックがガッツンヒットして工藤君がダウン。

 

何とかリスタートした工藤君ではあったんだけど、

勝負としてはここで終わってしまって、

結局2R2分37秒、沢田石君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 小林和輝君(角海老)×鈴木基伸君(伴流)……67.3㎏ 4R

4勝9敗(3KO)の26歳・埼玉県と、3勝5敗(1KO)1分の32歳・滋賀県。

 

<1R>

この日、長島謙吾さんのトランクスを履いてきた小林君がまずは先行先攻で、

詰め詰めから手数を頑張ってたんだけど、

パンチの形そのものは鈴木君の方がキッチリしてたなあ。

 

もう少し手数が欲しい鈴木君も含めてお互い、距離に関する意識が欠けてて、

効果的なところで打ててなかったなあ。

 

<2R>

状況は殆ど変らなくて、小林君の前詰めに鈴木君はまだまだ手数不足で、

どこで展開が動くのかって思ってた1分05秒、

小林君の右ボディが激しく喰い込んで鈴木君がうずくまってしまったんだわ。

 

鈴木君陣営からは 「ローブロー、ローブロー!」 の声が飛んだんだけど、

自分にはそうは見えなくて、それにしても鈴木君はとっても苦しそうなままで、

そんなに効いてしまったのかって自分は思ったんだけど、

見ててそれは異常なほどの痛がり方だったらやっぱり事故発生ってことで、

何だか左肩を脱臼してしまったようだったんだわ。

 

ボディブローの直後クリンチ状態で揉み合った際の出来事で、

自然な流れの中での変事発生ってことで裁定としては、

鈴木君の棄権ってことになってそのまま小林君のTKO勝ちでエンド。

 

 

心配された鈴木君のその後を伴流ジムブログで確認してみたら、

肩脱臼ではなくて、首頚椎圧迫による神経性のものらしくて、

それほどの大ケガっていう事ではないらしくてまずは一安心なんだわ。

 

 

 

③ 何チャラ・シットサイトーン×竹迫司登さん(ワールドS)

                            ………M 8R

25勝(13KO)19敗1分の31歳・タイと、

5勝(5KO)0敗のランク2位、25歳・大阪府。

 

相手はランクキープの為や調整試合には最適のサイトーンジムボクサーで、

2R2分15秒、お約束通りの左ボディでテンカウントアウトってことで……。

 

 

 

④ 高畑里望さん(ドリーム)×塚田祐介さん(鉄拳8)

                          ………L 8R

12勝(4KO)7敗(2KO)1分のランク7位、37歳・茨城県と、

8勝(3KO)6敗(5KO)のランク10位、28歳・東京都。

 

二人共苦労人系のランカーで今回は塚田さんのウェイトでの対戦で、

その塚田さんの入場の際には粕谷雄一郎さんとか宮崎辰也君が、

ノボリの持ち手を務めてたんだわ。

 

一方の高畑さんは、チャック・ベリーの “ジョニー・ビー・グッド”

での入場だったんだけど、これはもう60年ほど前のヒット曲なんだよね。

 

<1R>

上体を動かしながらプレスをかけてたのは塚田さんの方だったんだけど、

より肩の力が抜けてて柔らかく鋭く届かせてたのは高畑さんの方だったなあ。

 

終始塚田さんの手遅れ加減が目立ってた残り59秒、

高畑さんのクロス気味の右ストレートが綺麗にヒット。

 

<2R>

早くも塚田さんの左顔面が赤くなってきた残り45秒、

またもやの右ヒットから高畑さんの一気攻勢が激しかったんだけど、

それにしても塚田さんが簡単に貰い過ぎの印象も拭えなかったんだよね。

 

 

すぐ横のオッサンのいちいちのウンチクがウザくて、

よくまあそんな大きく見当を外したことを声高に言えるもんだって、

ってことで仕方なくの席移動ってことで……。

 

<3R>

塚田さんは元々ガード位置が低い方だし、

上体の動きだけで高畑さんのパンチを外し切れてないままで、

打ち終わりを狙われることも多くなったんだけど、

この回はラウンド序盤の劣勢を立て直して1分20秒までをかなり戻して、

その後の高畑さんの再攻勢を前にポイントバックするまでには至ってなかったけど、

それでも試合後半に強さを発揮する塚田さんの可能性は見せつつあったんだわ。

 

ふと見れば高畑さんの左目下もそこそこ腫れてきたんだわ。

 

<4R>

それまで大差ないやり取りが続いてたんだけど残り1分07秒、

これが何度目かの高畑さんの右ストレートが見栄え良くヒットして、

塚田さんが明確なポイントをゲットする場面が中々訪れなくて、

強い右を当てるタイミングを掴みかねてるって感じで、

見てる自分にまでやり難そうにしてるのが伝わってきたんだわ。

 

<5R>

前のラウンドまで殆どフルマーク負けなもんで塚田さん、

何処かでダウンゲットしないと帳尻が合わなくなってきたんだけど、

相変わらず形の良くない当てられ方をすることが多くて、

いつもならこの辺りから挽回を目指すところだったんだけど、

体力と気力の消耗がそれを叶わなくさせてるみたいで、

相当ヤバそうな感じが漂い始めた1分45秒、

ついに強烈な右ストレートをまともに貰ってしまってダウンしてしまったんだわ。

 

シンドそうにカウント聞いてた途中で陣営からタオルが投げ入れられてしまって、

結局1分52秒、高畑さんが圧倒的な強さを見せたKO勝ちだったんだわ。

 

 

実は塚田さんは1年ちょっと前にも高畑さんと対戦したことがあって、

その時もTKO負けしてるんだけど、苦手意識を払拭できないままだったなあ。

 

 

高畑さんは塚田さんが勝つっていう自分の事前予想を知ってて、

ちょっと皮肉られてしまったんだけど、その後で三浦会長に聞いたら、

普段の彼のサーキットトレーニングはもう半端じゃないってことで、

若い連中とは比較にならないほど鍛えてるって言ってたなあ。

 

 

 

⑤ 何チャラ・ペットプーム×上野則之さん(RK蒲田)

                        ………60㎏ 8R

8勝(3KO)3敗1分の21歳・タイと、

18勝(5KO)14敗(3KO)5分のランク7位、35歳・栃木県。

 

今までも上野さんとは沢山話したことはないんだけど、

試合前にすれ違ったらニッコリしながらコンチワってしてくれたんだわ。

 

苦労人のランカーって言えば上野さんもその例には漏れなくて、

これが最後だっていう引退試合でも7Rまで戦って、

周囲の人達はいつも以上に試合を楽しんでるんじゃないのって言ってたけど、

相手のタイボクサーは何だかムエタイっぽいところはあったんだけど、

それでもそこそこ強い腕振りをしててショートブローも巧くて、

もう少しパンチ力があれば大事になり得た場面もあって、

相変わらず上野さんは周囲をハラハラさせるボクサーだったんだよね。

 

それでも7R2分44秒、相手にテンカウントを聞かせてのKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 京口紘人さん(ワタナベ)×ジョナサン・レフジオ

            ………OPBF Mm タイトル戦 12R

6勝(6KO)0敗のチャンピオン、23歳・大阪府と、

16勝(4KO)5敗5分のランク2位、23歳・フィリピン。

 

レフジオはKO率も低いし戦績的にも若干散らばってるんだけど、

試合キャリア的には京口さんの4倍以上あるしね……。

 

二人共グローブはレイジェスで京口さんは赤でレフジオは青。

 

<1R>

基本的なプレスは京口さんだったんだけど、まずは慎重に様子見ってことで、

それはレフジオも同じだったみたいで序盤の1分間はお互い間合い計りで、

レフジオはジャブさえ殆ど出さないまま結局左ストレートを一発だけだったなあ。

 

それでもレフジオは浅黒い色をしてシッカリした筋肉も備えてたし、

何だかそこはかとなく強そうな感じを漂わせてたんだわ。

 

<2R>

ジャブと左ボディで京口さんが優位に立ったんだけど、

不発ではあったけどレフジオの左ストレートも中々の鋭さで、

直撃されたら危険度がとっても高そうだったんだわ。

 

残り1分18秒、相手の左の打ち終わりに京口さんが右フックを綺麗にヒット、

そこからレフジオの警戒感が更に強くなっていったんだけど、

たまのレフジオの右ショートアッパーも相当の可能性を見せてたんだわ。

 

<3R>

お互い一気に危険な距離での殴り合いに突入して、

それは何だかイッセノセのタイミングになり過ぎてて、

京口さんとしてはもっとジャブというか前振りが欲しいところであって、

敢えて相手のスタイルに合わせ過ぎじゃないかって思ったんだけどね。

 

リングサイドすぐのところから谷口将隆さんが懸命の応援だったなあ。

 

<4R>

KO率はそれほどでもないのにレフジオは倒し屋系のボクシングに終始してて、

左ストレートの使い方が余りに露骨過ぎて京口さんに見切られてるみたいで、

個々のパンチはいいモノを持ってるんだから、

其々の組み合わせをもっと工夫すればいいのにって思ったんだけどね。

 

大差ではなかったんだけど個々のラウンドをマストで判断して、

自分はここまで40-36だったんだけど発表された中間スコアは、

40-36、39-37、39-38って結構バラついたんだわ。

 

<5R>

ここに及んでレフジオはそれほど大したボクサーのように見えなくなって、

多分トレーナーに恵まれてないんだろうなあっていう印象が強くて、

ラウンドの中での勝負どころとか、試合全体を見通してのプランだとか、

そういうものが全く見えて来ないまま単にズルズルやってるって感じだったなあ。

 

開始45秒からの怒涛の攻め込みでこの回も京口さんが余裕のポイントゲットで、

レフジオの顔面の傷みが目立ってきたんだわ。

 

<6R>

心なしかレフジオが少し多目にジャブを使い始めたんだけど、

セコンドのアドバイスが良く聞こえてた京口さんが戸惑うような感じは無く、

倒しに行く姿勢を維持した強気のボクシングが見てて気持ち良かったんだわ。

 

<7R>

相変わらず形はいいんだけどレフジオのパンチはクリーンヒットしないままで、

コーナーやロープに詰められても体を入れ替えるのは巧いんだけど、

結局それだけのことでいつまで経っても反転攻勢に出るってことが無くて、

最初っからフルラウンドを見据えての戦い方をしてる感じしかしなかったんだわ。

 

<8R>

京口さんの見栄えのいいコンビネーションの前にレフジオは相変わらずで、

同じようなパターンの繰り返しで、少なくともどこかで飛ばす必要はある訳で、

一発必殺系ではないのに絶対に戦い方を間違えてるとしか思えず、

この回も残り40秒から京口さんの攻め込みに晒されるままで、

レフジオは何しに日本にやって来たのか見掛け倒しもいいとこで、

それで本気出してるのかって感じしかしなかったんだわ。

 

試合序盤に見せてたあの右ショートアッパーも、

京口さんがタイミング良く左フックを合わせ打ってくるもんで手控え気味のままで、

半分逃げ腰の相手に京口さんも決着付けきれないままになりそうで、

ってことで、79-73、78-75、77-75っていうスコアを確認して、

77-75って誰なのかって思いながらここで離席したんだわ。

 

 

レフジオはその後益々勝負しないままだったみたいで、

最後の4ラウンドで更に40-36くらいを重ねたみたいで結局、

119-109、118-111、117-111ってことで、

勿論京口さんの圧倒3-0勝ちだったんだけど、

最大の10ポイント差を付けたのが何とフィリピンのジャッジで、

自国ボクサーのテイタラクに余程腹立ったんだと思うなあ。

 

 

相手が情けなさ過ぎて気の毒ではあったんだけど京口さん、

この日倒しに行くボクシングを12ラウンドフルに続けることが出来て、

最後の最後まで動きが劣化しなかっていうことが最大の収穫だと思ったもんで、

控室へ戻り際の彼に話したんだけど、彼も同意見だったみたいだね。

 

 

 

⑦ 斉藤幸伸丸さん(輪島S)×井上岳志さん(ワールドS)

               ………日本 SW 王座決定戦 10R

23勝(13KO)8敗(3KO)2分のランク1位、38歳・北海道と、

9勝(4KO)0敗1分のランク2位、27歳・東京都。

 

一つ前の京口さんの試合の応援に山川豊さんが来てたんだけど、

この試合に込められた幸伸丸さんの思いのことを伝えたら、

居残って応援してくれてたんだよね。

 

キャリア16年と3年、11歳差の対決だったんだわ。

 

<1R>

やっぱり井上さんの体幹の太さは尋常じゃなくて、

幸伸丸さんとしてはフィジカル戦は避けたいところだったんだけど、

序盤の動きはその幸伸丸さんの方がとってもスムースで、

1分11秒での左ボディからの右ストレートのクリーンヒットで充分なポイントゲット。

 

井上さんはジャブからきちんと始めるタイプではなくて、

とにかくその強烈な丸太殴りをいつ炸裂させるかってことで……。

 

<2R>

井上さんが前詰めを強くしていったんだけど、

寸前のところでの幸伸丸さんの先制がグッドグッドで、

特にジャブを含めた左手の使い方とか、相手の終わりの際の狙い方とか、

上々以上の出来で井上さんの力づくをぎこちないモノにさせてたんだわ。

 

<3R>

井上さんはフィジカルの強さを前面にしてのプレスプレスで、

開始1分丁度の頃、ノールック系の左フックを当て込んでから感じを掴んだようで、

このラウンドは幸伸丸さんに目ぼしいヒッティングが見られなかった中、

井上さんは残り23秒でも強めの右フックを当てることに成功してたんだわ。

 

<4R>

井上さんが更にゴリゴリ度を上げるにつれ、

お互いの頭がぶつかるようになっていって、

ってことは徐々に井上さんペースに移りつつあったってことで、

幸伸丸さんには再度、出入り勝負の戦い方が望まれたんだけどね。

 

<5R>

幸伸丸さんの返しの左フックもとっても丁寧な感じがしたんだけど、

井上さんの力任せの左右ボディフックも強烈の限りを尽くしてて、

ここでのボディショットがもしかしたらその後の展開を決定付けたのかも知れなくて、

そこからの井上さんの攻勢は実に目覚ましくて総ヒット数でも圧倒して、

残り1分では幸伸丸さんの左目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

 

ってことでここまでの自分のスコアは48-47で井上さんだったんだけど、

発表されたジャッジ3人の中間スコアは49-46、48-47×2ってことで、

やっぱり井上さんの3-0だったんだわ。

 

<6R>

勿論のこと挽回目指して幸伸丸さんが飛ばしていったんだけど、

井上さんの丸太殴り系の右フックも絶好調で、相変わらずボディ攻めも抜群で、

試合終盤、東ロープを背にした幸伸丸さんがついに “来い!来い!” ポーズで、

こういうのは自分の中では劣勢になった方の悔し紛れのことが殆どで、

実は自分はこの時点で残念ながら幸伸丸さんの敗退をほぼ確信したんだよね。

 

<7R>

ここに至っての接近ゴリゴリ戦っていうのは正しく井上さんの大好物な訳で、

ワンツースリー目の左ボディがまたまたの超絶喰い込みで、

幸伸丸さんとしては最早生きた心地がしてなかったというか、

少なくとも相手の動きを見極めた上での対応が出来なくなってしまったみたいで、

動きがおかしくなったのを見計らったレフェリーが一旦のストップコールで、

またもや東ロープを背負った幸伸丸さんに具合を確かめた上での、

今度はホントのストップエンドで1分10秒、井上さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合直後の幸伸丸さんはやり尽くした感と悔やんでる感じが交じり合って、

彼なりの決着がついてないような感じだったもんで、

自分も沢山話すことを控えて、「お疲れさん、御苦労様。」 とだけ伝えたんだわ。

 

 

塚田祐介さんと幸伸丸さんの試合では勿論、長嶺克則さんと勅使河原弘晶さん、

それに宮崎辰也君が固まって応援してたんだけど、

その両方が敗退してしまったもんで、実に何となく所在無さ気だったなあ。

 

 

ボクサーの定年が一部緩和されたのは正しく幸伸丸さんのお蔭であって、

最後の予定だった試合の彼のパフォーマンスを見た関係者達が、

彼のようなボクサーをこのまま引退させていいものだろうかって思いを強くして、

結局、一応の定年を設定しながらもランカーであれば考慮してもいいって、

そういう風に規程を一部改正するに至った訳で、

そういう意味でも自分の中では忘れてはならないボクサーなんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 井上岳志さん

② 高畑里望さん

③ 京口紘人さん

 

 

 

昨日地下鉄でね、イヤホンからの音楽を遮るような嬌声を挙げる女子集団が、

途中駅でゴソッと乗って来て、何があったか知らないけど煩い煩いで、

数えてみたら11人グループだったんだけど、

驚いてしまったのは煩さだけではなくて、

11人の全員が揃いも揃って不細工ばっかりだったことで、

普通あれだけの人数が集まれば可愛らしい子が少しは混じってるもんなんだけど、

ホントにまあ驚異的な不細工連隊で、そっちの方面の集会だったのかなあ。

 

 

 

2017年4月24日 (月)

年寄りと老いぼれ

 

Img_1057

 

 

 

自分も相応の年齢になったもんで、

年寄りとか爺さんと呼ばれるのもやぶさかではないんだけど、

それでも老いぼれと呼ばれることだけは何とか避けたいと思ってるんだわ。

 

若い人達にとってはどっちも一緒なのかも知れないけど、

自分は若い頃からその区別を明確にしてるんだよね。

 

年齢を重ねればやがて年寄りになるのは至極当然のことで、

それは運動系の反応が鈍くなったり、

人の名前が思い出し難くなることなんかに現れたりするんだけど、

そもそも振り返ってみれば、高校時代には50mを5秒8で走ってたのが、

その後そのタイムが落ちる一方だった時点で既にもう老化が始まってた訳で……。

 

身体的な老化とは別に心の劣化が進むのが老いぼれるってことで、

それはつまり自らと周囲との関係性が不明瞭になってしまう現象で、

周りが見えてないっていう言葉で代表されるんだけど、

それは絶対的な年齢から来るものではなくて、

だから50代の人にも老いぼれ現象が充分起こりうるんだわ。

 

老いぼれ現象の典型例はスーパーでよく見受けられて、

惣菜や弁当を買うにも代わり番こに手に取って延々比べ見するし、

その位置にカートを置くと他人の邪魔になることも厭わず、

牛乳の日付をやたら比較して奥の奥から取り出すし、

後ろに長い列が出来ててもレジでの支払いに手間取ることを恥かしく思わず、

時にはレジ店員と天気の話なんかしたがるんだよね。

 

駅の改札では出たすぐの所でいきなり佇んだり、道を真っ直ぐ歩かなかったり、

道で配ってるチラシやティッシュをやたら貰いまくってたり、

ジャズやロックに手拍子するんだけどアフタービートが解らない民謡叩きだし、

電車の中で幼児に出会うとやたらあやそうとするし、

ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニに突っ込んだり、

息子の声が解らなくなって思わず100万円を振り込んだりするんだわ。

 

 

後楽園ホールに来ても試合より同年代の年寄りとの世間話に夢中になってたり、

もう誰も相手をしないのに業界人面をして最前列の他人の席に座ったり、

年寄りと呼ぶだけでは済まない状況に陥ってる老いぼれも多いんだよね。

 

ホールで出会うボクサー達に自分は “村木田さん” って呼ばれてるんだけど、

中には少しばかりの親愛の気持ちを込めてくれて、

陰では “村木田のオッチャン” って呼んでるみたいなんだけど、

“老いぼれ村木田” って呼ばれないように気を付けなければいけないんだわ。

 

 

写真の彼は背中が曲がり気味だし両肩も固そうで腕も拡がってるし、

膝も外側に割れ加減なもんで年寄りであることは間違いないんだけど、

老いぼれかどうかはこれだけじゃ解らないんだわ。

ただ、彼はスッキリした身なりをしてるし願わくば老いぼれではないことを……。

 

 

 

それにしても昨日の井岡一翔さんのボディブローには首を傾げた訳で、

初っ端からその殆どが意図的としか思えないローブローの山で、

それはまるであの亀田一家を彷彿とさせるもので、

そういう小狡さは見てられない性格なもんで2Rで終了。

 

同じく録画見だった大森将平さんもあんなもんだったけ? って感じで、

5Rくらいで倒せそうだったのにその機会を逃したらその後は劣化の一途で、

そう言えば彼は長いラウンドを戦った経験が全くないからなあって、

夕食後の皿洗いをしながら眺め見してたら11R、

ウェイト作りに失敗して万全では無さそうだった相手に無惨なストップ負け。

 

ってことで、テレビ放映される世界戦だけがボクシングじゃないんだって、

そういう思いを強くしたんだよね。

 

 

 

2017年4月22日 (土)

後楽園ホール・4月21日

 

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“進撃の巨人”

 

今はIBF世界王者の小國以載さんがタイトル戦の発表をした際に、

この巨人のニットスーツをまとって後楽園ホールに登場したんだけど、

自分がアニメの “進撃の巨人” を見るのはこれが初めてで、

先週にシーズン1の全25話を見終えたんだけど、

そもそも何故巨人が誕生したのか、2種類の超大型タイプはその後どうしたのか、

生殖器官を持ってない巨人はどのようにして繁殖するのか、

エレンとアニは何故巨人に変身できるのか、他にも変身出来る者がいるのか等々、

解らないところが沢山あるし、物語の先行きも見えて来なくて興味深々なんだわ。

 

 

 

昨日は三迫一門会で、ランカーの絡んだ試合は2つだけだったんだけど、

思ってた以上の観客で賑わってたし最後までとっても盛り上がってたんだわ。

この日は元々組まれてた第三試合が中止になって全8試合。

 

 

 

① 針生健克君(REBOOT)×関島優作君(KG大和)

                            ………Fe 4R

0勝1敗のサウスポー、29歳・東京都と、0勝1敗の19歳・神奈川県。

 

10歳差のある初勝利を目指す同士の一戦。

 

<1R>

針生君はガードを固めて上体を小刻みに動かしながら詰め寄って、

そこから手数を頑張るっていうスタイルなんだけど、

頭一個分デカイ関島君は終始落ち着いてて、

手前手前からのジャブで巧いこと対応出来てたんだわ。

 

開始1分、関島君の右ストレートがカウンターのタイミングでヒットして、

体が揺らいだ針生君を見て関島君が一気の攻め込みで、

3秒後の1分03秒、青ポスト近くでダウンゲット。

 

何とかリスタートして打ち合いを挑んでいった針生君だったんだけど、

関島君の追撃がとっても冷静的確で、

左フックと右ストレートを一発づつ激しくヒットさせたところでストップエンド。

 

ってことで1分25秒、関島君の手際のいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 佐藤賢治君(REBOOT)×荒木悟君(EBISU)……W 4R

2勝(2KO)5敗(5KO)の25歳・埼玉県と、0勝3敗の21歳・栃木県。

 

三つ負け越してる佐藤君と未だ勝ち星なく負け三つだけの荒木君の一戦で、

射場さんと柴田さんとの戦いでもあったんだわ。

 

<1R>

佐藤君は右を振りたい振りたい一心の力強いけど粗っぽいボクサーで、

その単純な戦闘スタイルを荒木君が見極めることが出来るかどうかで、

勝負が決まりそうだったんだわ。

 

荒木君の手が止まるとすぐに佐藤君が打ち掛かってくるもんで、

その辺の荒木君の対応が鍵を握りそうだったんだけど、

佐藤君のパンチは綺麗な当たり方をすることが殆ど無くて、

手数的には後れを取ってたけど当たりの的確さで荒木君だったなあ。

 

<2R>

荒木君としては打ち終わりに注意することと、

簡単に打ち込ませるような間を与えないことだと思ったんだけど、

相手のパンチを避ける動作に若干の横着さが見え隠れしてたんだわ。

 

まだ2Rだっていうのに二人共、長い時間は攻め切れないみたいで、

何となく基礎体力不足って感じがしたなあ。

 

<3R>

佐藤君は不器用この上ないんだけど、それでも懸命な力づくの連続だったもんで、

ラウンド中盤以降には明らかにヘバリが見えてきたんだけど、

相手のそういう様子を見ながらも荒木君も攻め切れないままで……。

 

<4R>

荒木君サイドからは 「気持ちだ、気持ち!」 って声が飛んでたんだけど、

それを支える体力不足の方が著しかったし、

佐藤君の方も休みたい休みたいっていうのが丸出しで、

勝ち負け微妙な中、ホールディングを繰り返して最後は逃げ回ってたんだわ。

 

 

自分的には見てて情けなさ過ぎた38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、38-38ってことで荒木君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 馬庭大樹君(ONE TWO)×尾崎誠哉君(K&W)

                          ………SB 4R

3勝(2KO)1敗1分の19歳・鹿児島県と、3勝(3KO)0敗の20歳・長崎県。

 

<1R>

尾崎君の方が3~4㎝ほど上背優位だったんだけどプレスは馬庭君で、

1分20秒での尾崎君の右より同時に打った馬庭君の左フックの方がグッドで、

その後もその左フックの有効性は高い水準を維持してたんだわ。

 

馬庭君はジャブも良かったし、コンビネーションも丁寧だったなあ。

 

尾崎君はフットワークとか前傾の浅さを見るとキック出身のようだったんだけど、

大きく雑に振り回してた右アッパーは打ち終わりの危険度が高くて、

もっと手堅いボクシングを目指すべきじゃないかって思ったんだけどね。

 

<2R>

相変わらず尾崎君が大まかな長距離砲に頼り過ぎてた開始1分10秒、

馬庭君の鋭い右ショートが直撃して尾崎君が呆気なくダウンしてしまったんだわ。

 

抜群のタイミングだったもんで尾崎君のダメージも大きくて、

ちょっと続行は無理そうだってことでカウント途中のストップエンドで、

1分14秒、馬庭君のTKO勝ち。

 

 

 

④ 富岡達也君(REBOOT)×成塚亮君(ワタナベ)

                           ………LF 6R

5勝(2KO)2敗(1KO)の19歳・埼玉県と、7勝7敗(1KO)の25歳・埼玉県。

 

二人には倍のキャリア差があるんだけど、

実は達也君が勝つっていう予想だったんだよね。

タツヤ繋がりってことでやっぱり宮崎辰也君が応援に来てたんだわ。

 

<1R>

実にとってもスムースに動けてたのは成塚君の方で、

開始1分10秒でのワンツーで感じを掴んだみたいで、

それと比べるとこの日の達也君は動き全体が硬かったんだわ。

 

達也君は何かの拍子にグローブで顔を撫でる癖があるんだけど、

1分35秒、その瞬間にまたもやワンツーを当てられてしまったんだけど、

成塚君はその一瞬を狙ってたのかなあ。

 

残り55秒、達也君も逆ワンツーフックを当て込んではいたんだけど、

ラウンド全体としては成塚君のポイントゲットは動かし難かったんだわ。

 

<2R>

ラウンド半分頃までは殆どイーブン状態で、

残り30秒からが勝負どころになったんだけど、

ここは達也君が2発の左フックでポイントバック。

 

<3R>

それにしてもこの日の成塚君の動きは実にとってもいい感じで、

自分にはこれまでのベストのように思えて、

達也君の踏み込みをことごとく外すような引き足も抜群だったんだわ。

 

徐々に達也君に攻めあぐむような雰囲気が漂ってきた中、

残り9秒での見栄えのいい右フックで成塚君が優勢ポイントゲット。

 

<4R>

若干の劣勢を達也君がどう立て直すかってところだったんだけど、

ゴリゴリ度を上げてシツコサも増していったんだけど、

成塚君もあくまで打ち負けてなくて、

パンパーンって打ち込んでスッと引いて相手の右をサラッと回避してたんだわ。

 

この辺りから二人のキャリア差が見えてきた感じだったんだよね。

 

<5R>

成塚君はストレート系を中心に見栄えのいいパンチを連続ヒットさせてて、

だから達也君としてはもっともっとのギアアップが要るところだったんだけど、

タイミングのいいジャブに踏み込みを阻止され続けて、

ホントにまあこの日の成塚君は今までとは全くの別人のようだったんだわ。

 

<6R>

かなり追い込まれつつあった達也君も流石に最後の踏ん張りで、

中々大きな有効ヒットには繋がらなかったんだけど、

それでもこの回は成塚君のジャブが手薄になった分攻め込み時間が増えて、

明らかな挽回の兆しが見えてきて、

あと2~3ラウンド残してたならアップセットも有り得たんだろうけどね……。

 

 

ってことで自分は58-56で成塚君だったんだけど結局、

59-56、58-56、58-57ってことで成塚君の余裕3-0勝ちで、

隣で観戦してた渡辺会長も彼のデキの良さを激賞してたっけなあ。

 

 

控室に戻る成塚君に声を掛けたらもう満面の笑顔笑顔で、

声がひっくり返るくらいに喜んでたんだわ。

 

 

 

⑤ 藤岡飛雄馬君(宮田)×相川学己君(三迫)×……B 8R

8勝4敗(1KO)1分のサウスポー、25歳・東京都と、

7勝(1KO)4敗(1KO)1分の23歳・東京都。

 

藤岡君は例の如くピンク系の派手なイデタチの上のソンブレロだったね。

以前も書いたけど相川君の学己って名前は “ガク” って読むんだよね。

 

<1R>

藤岡君はいつものように前のめりの突っ掛り系で、

そこからの大仕掛けな左ストレートが武器なもんで、

相川君としては適度な距離キープと立ち位置が肝要なんだけど、

ちょっと正面に立ち過ぎてたし、細かく早い動きも足りてなかったんだわ。

 

 

二人で25戦しててKO勝ちが1試合しかないもんで、

長引くのは殆ど必至だったもんで一旦離席してフラッとしてたら、

鴻巣茂野ジムの会長とバッタリで、この日は出場ボクサーはいなかったんだけど、

同じ埼玉県のREBOOTジムの応援みたいで……。

 

ジムブログによく登場するチャチャっていう名前の白犬のことを聞いたんだけど、

飼い犬や飼い猫の話となると誰でもまるで別人のようになるよね。

 

 

その後、この日出場する嶋崎俊君の応援に来てた勅使河原弘晶さんと

中村由樹君と言葉を交わしたんだけど久し振りの田中康寛君もいたんだわ。

 

 

 

4Rが終わる頃に戻って近くにいた小原佳太さんにその後の状況を聞いたら、

細かく丁寧に当て続けてる相川さんが優勢じゃないかってことで……。

 

<5R>

藤岡君はあっちこっちから出血して顔面の傷みが進んでたし、

試合当初の力強さの面影も殆ど無くなってたんだわ。

 

勝負はそこからすぐに決着してしまって、開始38秒、

若干無暗に藤岡君が前にのめって来るところに相川君、

実にタイミングのいい右をカウンターの鮮烈系で打ち込んで一発ダウンゲット。

 

相川君にしては強烈で驚愕の当て込みだったし藤岡君のダメージも深くて、

レフェリーも即にそれを見とってのノーカウントストップだったんだわ。

 

 

試合後の相川君は顔面は殆ど傷んでなくて普通に明るく振る舞ってたなあ。

 

そう言えばこの二人は2年前にも対戦してて、

その時も相川君が同じ5RにTKO勝ちしてて、

つまりKO勝ちの全てが藤岡君からってことで余程相性がいいのかなあ。

 

 

 

⑥ 斉藤正樹さん(10COUNT)×岩井大さん(三迫)

                          ………SFe 8R

13勝(4KO)11敗(1KO)6分のランク7位、32歳・神奈川県と、

20勝(7KO)4敗(1KO)1分のランク4位、28歳・千葉県。

 

斉藤さんはL級の、岩井さんはFe級のランカーだから、

お互いに一歩づつ歩み寄ってのこの日の対戦だったんだわ。

 

<1R>

思った程の上背差は無かったんだけどフレームの大きさにはやっぱり差があって、

岩井さん、大丈夫かなあって見てたんだけど、

例によって変な体勢からの見極め難い器用なヒッティングがこの日も快調で、

大きな有効打は無かったものの何発かは綺麗に当たってて、

真面目一方だった斉藤さんのボクシングとの対比を見せてたんだわ。

 

斉藤さんも見た目以上にショートブローが巧いんだけど、

このラウンドでの優劣は明らかだったんだわ。

 

<2R>

斉藤さんは2発ほど右フックを当ててたんだけど何だか鋭さに欠けてて、

ジャブも打ち切れず先手を獲れないまま下がる場面が増えてきたし、

ボディブローに対する配慮も岩井さんに後れを取ってたんだわ。

 

<3R>

このままじゃマズイってことで斉藤さんが若干のテンポアップで、

敢えて接近戦も厭わずって感じでプレスも掛け返してたんだわ。

 

お互い、体を寄せ合ってのボディ合戦の様相が強くなっていって、

早くも消耗戦系になっていったんだわ。

 

<4R>

密着戦で攻勢を取ってたのは却って斉藤さんの方だったんだけど、

お互いに大きな有効打が望めなくなった中、

体力と気持ちの削ぎ合いになって、

手数は斉藤さんの方が上回ってたんだけどヒット数では岩井さんだったなあ。

 

試合半分を終えて岩井さんが3ポイント、斉藤さんが1ポイントってことで、

今更自分が知らない新規の大技が出るってことも考えられなかったもんで、

一旦離席してコーヒータイム。

 

<8R>

ここに至るまでの3ラウンド分は見てなかったんだけど、

この回はまず斉藤さんが詰め詰めからの先仕掛けで、

そのまま最後まで粘り強い手数で頑張りまくってたんだけど、

粘着系では負けない岩井さんの方が形のいいヒッティングを見せてたなあ。

 

 

ってことで結局、78-74、78-75、76-76で岩井さんの2-0勝ち。

 

 

この後椎野大輝さんと福本雄基さんの引退セレモニーがあったんだけど、

椎野さんは今は三迫ジムでトレーナーをやってるし、

福本さんも超悪徳ジムから移籍して最後は実にいいボクサー人生だったんだわ。

 

その超悪徳系搾取ジムは一門から破門されたほどの無反省のインチキ系で、

その後もケガで棄権せざるを得なかったC級ボクサーから20万も恐喝してて、

だから今ではプロが2人しかいなくてもう壊滅寸前なんだけどね。

 

 

 

⑦ 富岡樹君(REBOOT)×嶋崎俊君(輪島S)……58㎏ 8R

2勝0敗の20歳・埼玉県と、8勝(3KO)8敗(1KO)1分の25歳・埼玉県。

 

嶋崎君の応援ってことで極東ジムの荒木貴裕さんが来てたもんで、

負け試合後の励ましにもならなかったんだけど、

それでも自分としては彼のようなヤンチャな叩き上げ系には頑張って欲しくて、

だからもう少しこうしたらとか差し出がましいことまで言ってしまったんだわ。

 

 

自分としては富岡達也君に勝った成塚亮君の如く、

伸び盛りの若いボクサーにキャリア差を見せ付けて欲しかったんだけどね。

 

この日出場したREBOOTボクサーは4人だったんだけど、

ここまででそのうちの3人が敗退してしまったモンで、

樹(いずき)君にかかるプレッシャーは実はかなりのものだったんだよね。

 

<1R>

樹君の方がかなりデカイんじゃないかって思ってたんだけどそれ程のことはなくて、

嶋崎君がまずはプレスを掛けながら上々の立ち上がりだったんだけど、

フットワークが半端じゃない樹君がロープ際に追い込まれるってことは全くなくて、

下がりながらでも長短や上下のコンビネーションがとっても華麗だったし、

パンチの見せ方が実に巧くて、お互いに大きなヒッティングが無かった中、

マスト採点で試合を見ようとする自分の食指を刺激したんだわ。

 

<2R>

愚直なまでの真面目さで攻めてた嶋崎君だったんだけど、

中々利き腕のショットを当て切れなかった中、

樹君のパンチの多彩さは更に磨きがかかっていって、

特に左のショートアッパーの混ぜ込みなんか全く惚れ惚れしてしまったんだわ。

 

<3R>

開始21秒、樹君のアッパー気味の左フックの2発共が嶋崎君の顎を跳ね上げて、

そこからの展開は一層のワクワク感を刺激し続けて、

全体のリズム感の良さや出入りの鋭さとポジショニングの的確さは実に驚異的で、

緩急のある打ち込みと攻防バランスの良さは過去の2試合を遥かに超えてて、

本気を出せばここまでやれるんだっていうのを強く見せ付けたんだわ。

 

<4R>

劣勢を免れなかった嶋崎君も左ボディのいいのを喰い込ませてはいたんだけど、

大きく流れを取り戻すまでには至ってなくて、

それでも懸命にプレスをかけて接近戦に持ち込もうとしてた残り31秒、

樹君の左からの右ショートがアッパー気味にヒットして嶋崎君がダウン。

 

相当な衝撃度だったんだけどリスタート後の嶋崎君、

何とか何とかって凌ぎ切っての終了ゴング。

 

<5R>

前の回の終了時点で嶋崎君はかなりシンドかった筈で、

それが1分間で回復が叶ってるとはとっても思えなくて、

だから樹君も初っ端から飛ばしていったんだけど嶋崎君も必死踏ん張りで、

時間の問題なのは自分にも解ってたんだけど、とにかく必死の踏ん張りで、

自分の周囲も今や声を潜めて成り行きを見つめてたんだけど、

開始40秒過ぎからは樹君の一方的攻め込みに晒され続けて、

左右連打を浴びまくった嶋崎君は弱っていく一方で、

最後は青コーナーすぐ近くの南ロープだったんだけど、

左フックを仕上げのように打ち込まれたところでレフェリーストップだったんだわ。

 

ってことで0分54秒、樹君の実に見事なTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑧ 永田大士さん(三迫)×デスティノ・ジャパン(P渡久地)

                           ………SL 8R

8勝(4KO)0敗1分のランク3位、サウスポー、27歳・宮崎県と、

21勝(19KO)3敗(1KO)2分の33歳・ドミニカ。

 

デスティノっていうのは全く知らないボクサーで、

キャリアは永田さんの3倍ほどもあるしKO率も高い危険な相手で、

試合前に彼とスパーしたことがある相馬一哉さんが、

パンチ力は最上級だって言ってたんだよね。

 

<1R>

身長は殆ど変らないんだけどデスティノはリーチが長いし頭が小さいもんで、

随分遠くに見えたんじゃないのかってほど永田さんは距離を掴みかねてて、

開始29秒に右フックを被せ打って相手をバタつかせてはいたんだけど、

1分31秒には伸びのいい右ストレートの直撃を喰らってたんだわ。

 

序盤は様子見してたデスティノのパンチは早い上にとっても重そうで、

基本的には狙い打ち型のストレート系主体なんだけど、

終盤に見せた右ストレートボディもそこそこ強烈だったなあ。

 

<2R>

デスティノの右はとっても危険度が高かったんだけど、

彼を倒すにはその右の打ち終わりを敢えて狙うような冒険も必要のようで、

ただ現状の永田さんとしてはまだまだジャブも充分に打ててなくて、

繋ぎのショット不足も目立ってた中、相手のタイミングで打たせないようにって、

今のところはその対応に手一杯って感じだったんだわ。

 

余裕が出てきたかデスティノが無暗に打って来なくて、

無駄なショットを控えた省エネ系のカウンター狙いが見えてきたんだよね。

 

<3R>

開始1分30秒、デスティノが左フックからの一気攻めで、

永田さんの右目下をカット出血させたんだわ。

 

デスティノの攻撃は右ストレートばかりに目が行きがちになるんだけど、

返しの左フックも丁寧に打ち込んでて実に全く恐るべしなんだよね。

 

<4R>

激しい殴り合いのきっかけは全てデスティノが作るようになって、

それは彼の自信の現れだと思うんだけど、

激闘上等の永田さんも正面切った殴り合いは望むところだったもんで、

一点の迷いも無い同士が危険なパンチを交差させ続けたんだけど、

このラウンドでは永田さんの左フックの当たりの方がハードで、

デスティノの腰を一瞬揺らがせる場面も作ってたんだわ。

 

<5R>

相変わらずデスティノの返しの左フックが絶妙だったこともあって、

徐々に永田さんの顔面の傷みが目立つようになってきたんだよね。

 

自分的にはデスティノのスタミナ切れに期待してたところもあったんだけど、

相変わらず先手取ってるしその点にも全く不安がないみたいだったんだよね。

 

<6R>

ポイント的にはダウンゲットしないと勝ち目が薄くなった永田さん、

ではあったんだけどまだまだ相手の打ち終わりを狙い切れてないままで、

通算しての半端じゃない被弾数で大分消耗してきたのは見た目も明らかで、

それまで拠り所どころだった手数でも後れを取るようになってしまったんだわ。

 

<7R>

永田さんからは相手を倒せるようなイメージが最早伝わって来なくて、

最後の差し違い狙いしかないなあって見てた開始1分、

ガサガサッてなったところで左アッパーのヒットが叶って、

思わず一瞬デスティノが下がったのを見逃さなかった永田さん、

これが最後のチャンスと決めての一気攻めに行こうとした瞬間、

実はデスティノはその左アッパーでは殆どノーダメージだったみたいで、

すぐに体勢を立て直してからの一気の大逆襲以降はほぼ一方的で、

試合序盤と比較しても全く威力的に衰えてない左右を連続的に打ち込んで、

最早これまでは誰の目にも明らかだった1分42秒、セコンドからタオルインエンド。

 

 

この階級では半端じゃないボクサーのいきなりの誕生ってことで、

ブッチャケ、麻生興一さんや小原佳太さん、岡田博喜さん達は勝てるのかって、

そういう感じさえしたんだよね。

 

 

この日貴志会長は堀川謙一さんの日本タイトル戦の為大阪入りしてたんだけど、

ほぼ同じような時刻で東西で大事な一戦を落としてしまったんだよね。

 

 

それにしても永田さんのタオルインの際、すぐ後ろのアラフォーの女が大騒ぎして、

目を吊り上げて何故止めるんだって怒鳴ってたんだけど、

その女、それまでは同行者と延々の世間話にウザ過ぎてたこともあって、

明らかに永田さんのサポーターではあったんだけど、

それまでの事もあったしその余りのバカさ加減にも腹が立ったもんで、

「貴方はバカですか? あれ以上やって永田君が大ケガしたらどうするんですか?

あそこから勝てるとでも思ってるんですか?」 っていうようなことを、

実際にはもう少し乱暴な口調で丁寧にどやしてやったんだわ。

 

そしたらその一人身系アラフォーのバカ女は 「まだ頑張ってたじゃん!」 って、

まだまだ間抜けな強気発言を繰り返すもんで、

「貴方は全く何も見えてないホントのバカなんですね、

もう二度とここには来ないで下さい。」 って同じように付け加えてやったんだけど、

そのアラフォーバカ女はまだ目をキリキリ吊り上げてたっけなあ……。

 

こういうボクシングの入り口に立ったばかりの素人の素人をどやすっていうのは、

多少大人げ無かったかとも反省するんだけど、

超悪徳系の搾取ジムと同じように堂々したバカにはやっぱり我慢できないんだわ。

三迫ジムの関係者達にはすぐ後に謝罪したけどね……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 富岡樹君

② デスティノ・ジャパン

③ 成塚亮君、相川学己君

 

 

 

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“富岡3兄弟とその従兄弟”
 
 
一番左が従兄弟の樹(いずき)君で、その右が次男の達也君、
 
一番右の白いキャップを被ってるのが長男の哲也君、
 
トレーナーのような雰囲気の赤の上下姿が三男坊(名前は忘れた)で、
 
他に誰もいない4人だけの瞬間があったもんでね。
(ちょっとボケててゴメンです。)
 
 
 
勝ったボクサーと負けたボクサーとではやっぱり写り方に差が出てるけど、
 
達也君にしても力を出し切れてなかったことを見直してみれば、
 
充分改善の余地はあるんだからっていうようなことを伝えたんだよね。
 
 
 
 
 

2017年4月20日 (木)

日記 (4/20)

 

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“特に仲がいいって訳じゃないんだけどね……。”

 

 

 

北朝鮮が挑発的な行動を繰り返すもんで、

空母カール・ビンソンを近海に派遣してアメリカが圧力を加えてるんだけど、

横須賀港にも同型の原子力空母ロナルド・レーガンが寄港中ってことで、

流石にというか口だけ北朝鮮もこれにはかなりビビってるみたいなんだわ。

 

現在アメリカは原子力空母を合計10隻保有してるんだけど、

これはもう尋常じゃない数で、ロシアや中国は其々1隻づつしか持ってなくて、

中国のものはロシアから払下げて貰った通常型の中古品に過ぎないんだわ。

 

つまり諸国は核兵器やICBMの数を競い合って脅威を与え合ってはいても、

こと通常兵器による戦闘力に関してはアメリカとその他の国々との格差は甚大で、

その威圧感はやっぱり半端じゃないんだよね。

 

そのアメリカに対して日本は70年ほど前に戦争を仕掛けたんだけど、

やっぱりあれは白人至上主義に裏付けられたルーズベルト大統領の謀略と、

当時の日本の首相近衛文麿の無能さとが引き起こした惨事としか言えないって、

そういうのが自分的な結論なんだけどね。

 

アメリカは日本の真珠湾攻撃が宣戦布告前だったことを利用して、

日本に対する米国民の憎しみを増長させたんだけど、

実はアメリカ側は在米邦人の協力を得て既に日本軍の暗号電文を解読してて、

日本軍の攻撃を事前に知ってたっていう説も有力なんだよね。

 

アメリカ空軍は終戦間近には全国の非武装地域にさえ無差別爆撃をして、

最後は特別大きな軍事拠点も無かった広島と長崎に原爆を落としたんだけど、

真珠湾を攻撃した当時の日本軍は、

一般人が多く住むホノルルには一切の攻撃を加えなかったんだよね。

 

そういう間柄だった日本とアメリカは今では密接な同盟を結んでるんだけど、

単にロシアや中国に対する防共壁として利用されてるだけなのかも知れないけど、

日本の敗色が濃厚になったと見るや否や、

いとも簡単に日ソ不可侵条約を破棄して北方四島を占領したロシアとか、

いつまで経っても占領下の行為を咎め続ける中国や韓国よりは余程マシだね。

 

 

 

“ニューヨーク 冬物語” っていうのは2014年のアメリカ映画なんだけど、

ウィル・スミスとラッセル・クロウが珍しく悪役としての登場で、

悪魔とその下僕っていう役柄なんだわ。

 

メル・ギブソンに似てる主演のコリン・ファレルもいいんだけど、

ジェシカ・ブラウン・フィンドレイって女優とその妹役の子が可愛くてね。

 

物語としては100年の時を超えたラブファンタジーってことで、

若干掴みどころがないんだけど見終わると何となくホッコリするんだわ。

 

 

 

熊本地震から1年が過ぎたんだけど、

益城町での震度7の凄さに関しては当時奥村健太君から聞かされてて、

その揺れ方の凄まじさにタマゲたんだけど、

その後の調査によって最近になって色んなことが解ってきたみたいなんだわ。

 

大被害を受けた同じ町内でも僅か150mほど離れた場所には、

家屋の倒壊はおろか殆ど損傷さえしてない箇所があることが判明して、

その差がどこに由来してるのかって調べたら表層地盤の違いなんだってさ。

 

表層部分の粘土質の深さというか厚さが揺れ方に大きく影響を及ぼすって事で、

5m以下とか15m以上の場合は巧いこと揺れが吸収、拡散されるんだけど、

10mほどの場合の揺れ方は比較にならないほど酷くなるんだってさ。

 

で、今全国を250㎡ごとに区切って其々の表層地盤を調査し始めてるんだけど、

必ずしも丘陵地が安心ってことでもないし、

川沿いが危ないってことでもないらしいんだよね。

 

 

 

生来、金銭に対する執着が尋常じゃなくて、

他人は単なる金儲けの手段だっていう考えを改めなくて、

正義とか公平、誠実、思いやりっていう概念からかけ離れたまま、

裏切り、卑怯、虚偽、苛めの限りをし尽くし続け、

関わった人間関係をことごとく壊し続け損害を与え続けても

何らの反省や後悔もしなくて、だからサイコパスって呼ばれるんだけど、

色々調べてみたらある種の脳障害者であるらしいんだよね。

 

そりゃ気の毒になあって思わないでもないんだけど、だからと言って、

彼が浴びせてくる不都合、不公平、不誠実、不正、不合理の数々を

こちらが享受し続けなければならない理由や根拠にはならない訳で、

個人的に話して解らないのであれば後は法の裁きに委ねる他ないんだけど、

未だ全く反省のないまま依然金銭をせびろうとする姑息な態度は全く許し難くて、

これ以上不幸な若者を増やさない為にも、

こうなったらもう徹底的に殲滅するしかない訳で近々に再度の作戦会議なんだわ。

 

 

 

2017年4月18日 (火)

後楽園ホール・4月17日

 

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“春、春、春~!”

 

昨日未明から今朝方にかけての雨風は半端じゃなくて、

毎年の如くの春の嵐だったんだけど、

午後には28℃にもなるってことでいよいよ春も本番なんだわ。

 

 

 

昨日はメインに有川稔男さん×坂本大輔さんのタイトル戦が組まれてたんだけど、

有川さんのケガで中止になっての全7試合だったんだわ。

 

 

 

① しゅんくん寺西(青木)×ケイジュ・オーモリ君(W日立)

                       ………62㎏ 4R

デビュー戦の22歳・兵庫県と、デビュー戦のサウスポー、28歳・茨城県。

 

<1R>

少し体の大きい方のオーモリ君が先攻して中々の左フックを打ってて、

1分を過ぎる頃には寺西君がそこそこ効かされてしまってたんだわ。

 

このままオーモリ君が押し切るかって思われた1分30秒、

こりゃいけるなって舞い上がった感じで更に攻勢を強めたその瞬間、

何とオーモリ君が手負いの寺西君の右をまともに喰らってしまって、

ディフェンスを置き去りにしてたところにまともに貰ってしまって、

一気に西ロープに追い込まれたところで更に右、右、右、右って、

4発ほど連続被弾して抵抗が止んでしまったところでロープダウン宣告。

 

カウントが進む中、オーモリ君は足元が覚束ないままで、

それを見計らったレフェリーが1分37秒にストップして寺西君のTKO勝ち。

 

 

気持ちは解るけどオーモリ君、いけるって思ったその瞬間が一番危ない訳で、

寺西君はよく踏ん張ってひっくり返したよね。

 

 

 

② 山田大君(イマオカ)×馬場リュウジ君(横田S)

                        ………67.6㎏ 4R

0勝0敗1分の27歳・神奈川県と、0勝3敗(2KO)のサウスポー、24歳・東京都。

 

初勝利目指し組の一戦だったんだけど、

馬場君は体が緩々でナチュラルウェイトのままのように見えたんだけどね……。

 

<1R>

その馬場君が期するところがあったかのような初っ端から狂熱の飛ばしで、

それはまるで前後不覚の飛ばし方で、最後まで持つのかって感じだったんだわ。

 

動きまくり振りまくってた割に効果の薄すかった馬場君の攻撃が一段落すると、

それまで若干面食らってたような山田君も立て直して、

残り1分からは一転ガチャガチャ戦に持ち込まれてしまったんだけど、

当たりの正確性では左右対称名ボクサーの山田君だったかなあ。

 

<2R>

二人共、更にガチャガチャ化が著しく、それを過ぎるとグダグダになっていって、

こりゃB級に昇格するのも一苦労だろうなあってところで休憩タイムゲット。

 

 

フラッとした後、戻って判定結果を聞いてたら、

39-37、39-38、37-39って採点にも困ったようなスコアで、

それでもより狂熱的に動いてた馬場君の2-1初勝利だったんだわ。

 

 

 

③ 三宅ラッシュ君(川島)×西中聡志君(中野サイトウ)

                         ………W 4R 

1勝3敗(2KO)の32歳・岡山県と、0勝1敗の29歳・兵庫県。

 

<1R>

西中君も特別のことはなかったんだけど元気の良さに大差があって、

三宅君は気持ちも体も如何にもひ弱な感じが拭えなくて、

1分を過ぎる頃にはハァーハァーのヘロヘロで、まるでボクシングになってなくて、

“ラッシュ” のラの字も見せてなかったなあ。

 

ってことで10:8.5ほどもの差が出てしまったんだわ。

 

<2R>

前の回ギリギリ耐えた三宅君はいきなりダメそうだったんだけど、

西中君の方も手際が悪いというか畳み掛ける攻め込みが出来ないまま、

三宅君のまるでスローハンドのような左フックをポコポコ貰い出したんだわ。

 

<3R>

開始20秒、西中君の右ストレートを貰ってしまった三宅君は更に劣化して、

一気にヘロヘロの中、まだ何となく手は出してはいたんだけど、

まるで撫でるようにしか打ててないままで、

西中君も手間取り過ぎとしか言いようが無くて、

合間合間に三宅君のポコポコ左フックを貰い続けてこちらの劣化も著しくて、

残り1分からは二人共すっかりゾンビ化してしまったもんで、

これはこれで物凄いことになっていったんだわ。

 

<4R>

二人共、まるで海で溺れてる人のようになってしまったんだけど、

残り1分半からはゾンビAの三宅君の手数の方が勝ってたなあ。

 

勝負としては判別が容易で自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-37、39-38ってことで勿論西中君の3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

④ 冨田正俊君(川島)×高橋秀治君(宮田)……SF 6R

6勝9敗(4KO)2分のサウスポー、32歳・東京都と、

7勝(2KO)12敗(1KO)の34歳・東京都。

 

二人共、頑張るっていう点ではいいボクサーだとは思うんだけど、

戦い方に偏りがあるもんで勝ち切れないことが多いんだよね。

 

高橋君の応援には粉川拓也さんとか石田凌太さん、上田有吾君、松澤拳君って、

沢山の宮田ジムボクサーが駆け付けてたんだわ。

 

<1R>

二人で36戦してKO勝ちが2試合しかないっていう決定力不足は否めなくて、

だから、長いラウンドを見据えた上での正確な当てっこ競争だったんだけど、

よりいい感じでスタートしてたのは冨田君の方で、

相手の入って来る前によく手が出てたし、

距離とか間合いとかも常に主導権を取ってたんだわ。

 

高橋君はあくまで近いところでやりたがるボクサーだから詰めてはいたんだけど、

この先どれだけ2次3次の踏み込みが出来るかだったんだよね。

 

<2R>

二人は距離感とか試合スタイルが全く違うもんで、

どちらが我を通し切るのかっていう一戦だったんだけど、

前の回もこの回も高橋君もいい場面を作りかけてたんだけど、

ここまでのところでは相対的に冨田君の方がペースを握ってたんだわ。

 

自分も気が付かなかったんだけど、どの場面でのどのパンチが原因だったか、

どうやらラウンド中に高橋君が右目を傷めてしまったってことで、

2Rを終了した時点で棄権を申し入れて冨田君のTKO勝ちで突然の幕切れ。

 

 

 

⑤ 川浦龍生君(川島)×ゲーン・何チャラ……SF 6R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・徳島県と、

10勝(3KO)6敗3分の30歳・タイ。

 

この試合は全く見てなかったんだけど案の定、

川浦君が1R1分32秒でのTKO勝ちってことで、

B級デビューの川浦君はタイボクサー相手に2連勝でこれでA級昇格なんだけど、

普通にC級から始めるボクサーは苦労して6勝しないとA級になれないから、

なんとまあ恵まれてるかってことで……。

 

 

 

⑥ 熊谷直昭君(T&T)×小山哲也君(横田S)……Fe 8R

7勝(4KO)6敗(3KO)の27歳・東京都と、

7勝(2KO)8敗(1KO)の36歳・神奈川県。

 

小山君は来年定年を迎えるもんで、何とかイーブン戦績に戻したいところだね。

 

<1R>

3㎝ほどデカイ相手に対して熊谷君、最初っからピエロ系というか、

色々前振り動作を山ほど盛り込んでの眩惑系特攻ボクシングで、

普通の真面目ボクサーの小山君は翻弄される一方だったんだわ。

 

これほど対照的な戦いも珍しかったんだけど、

何だか異種格闘技のようになってしまったもんでね……。

 

 

この試合は結局、5R1分41秒に熊谷君が予想通りのTKO勝ちだってね。

 

 

 

⑦ 中嶋龍成さん(山龍)×柳達也君(伴流)……60㎏ 8R

10勝(3KO)1敗(1KO)のランク14位、サウスポー、22歳・秋田県と、

11勝(4KO)5敗(2KO)1分の27歳・栃木県。

 

<1R>

中嶋さんはフレームもデカいしプレスも強いもんで柳君、

いきなりやり難そうな立ち上がりをしてたなあ。

 

中嶋さんのパンチは必殺系ではないんだけどとっても重そうだし、

相手の踏み込みを阻止するようなタイミングでジャブを出すのが巧くて、

柳君が苦戦しそうな感じに満ちてたんだわ。

 

<2R>

中嶋さんは打ち終わりの動作にも配慮が行き届いてて、

常に頭の位置に気を付けてるみたいで柳君に狙わせない中、

大きい打ち込みと小さいショットのバランスもいいし、

柳君には明らかな攻めあぐみが見え始めて、

早くも左顔面を赤く腫れさせていったんだわ。

 

<3R>

2ラウンド分を連取された柳君の反攻が期待されたんだけど、

中嶋君の安定感というか重量感にはそこそこ揺るぎがなくて、

柳君としては一次攻めだけで結果を求めず、

どうかき回すかが肝要だったんだけど、ボディブローが切り口になったんだわ。

 

<4R>

明らかに中嶋さんのプレスが弱まってきたし、つれて手数も落ちてきて、

お互いの有効打が見極めにくかった中、若干の攻勢の差で柳君。

 

<5R>

試合が大きく動いていったのはこの回残り1分18秒での二人の相打ちからで、

柳君の右の方の直撃度が大きくて中嶋さんの腰が思わず砕けてしまって、

直後の彼の苦笑いがダメージの大きさを示してて、

そこからの中嶋さんは徐々に戦法的な偏りが出てきて、

中間距離での勝負以外、ショート戦は徹底して回避するっていう方向が露骨で、

ひたすらディフェンス一方だったもんで柳君の攻勢を更に引き立たせてたんだわ。

 

<6R>

やっぱり中嶋さんの攻撃の幅はとっても狭いと言わざるを得ず、

素晴らしいジャブとワンツーは持ってるんだけど要するにそれだけで、

それが通用しなくなると他に戦法が全く無くて、

そもそもボディブローが全然打ててなかったし、

逆ワンツーとかコンビネーションに工夫の無い単純系に過ぎてたし、

最初っからショート戦を捨ててるような戦い方にも首を傾げた訳で正直、

新人王を獲った頃から殆ど進歩してないっていう印象だったんだよね。

 

って見てた残り58秒、中嶋さんが左ショートからの一気攻勢で、

柳君は最初の左で2mほども吹っ飛ばされてしまってのいきなりの危機到来で、

それほど打たれ強く無い柳君に対して、「ガード!ガード!」 って、

セコンド陣は必死の大合唱だったんだわ。

 

ここは柳君が何とか凌ぎ切って、自分のスコアはこれでジャストイーブン。

 

<7R>

お互いにポイントをどう読んでたかは知らないけど、

微妙なスコアを認識してたのは柳君の方だったみたいで、

開始22秒に中嶋君の左ストレートを貰ってしまったハンデを取り戻すべく、

1分30秒までに懸命な左右フックを幾つか当て込んでチャラにした後は、

ボディブローも混ぜ込んだコンビネーションで見栄え良く攻撃して、

ラスト15秒辺りからは相手に全く反撃を許さないまま、

最後は中嶋君を南東ポスト近くのロープを背負わせたままのボディラッシュで、

とってもいい形でラウンド終了ゴングを聞いてたんだわ。

 

<8R>

最終ラウンド、お互いに飛ばす理由は充分にあった訳で、

拮抗した試合に決着を付けるべくであったのは共通してたんだけど、

その上、中嶋さんは負けたらランク落ちはほぼ確実な訳だし、

勝てば柳君は引き分けを挟んでの3連敗中を脱した上でのラックゲットだし、

お互いのモチベーション的には申し分のないとことろだったんだよね。

 

ただ、中嶋さんはそれが解ってたのかって感じの立ち回りに終始してて、

そのパフォーマンスは前の回までのそれと殆ど変わらないままで、

攻撃の引き出しの数の少なさを露呈したまま気持ちも伴ってなくて、

開始1分までは柳君の右フックやボディブローに晒されてしまってたんだわ。

 

残り1分、ここに至ってまだカウンター狙いなのかってほど、

中嶋君は手遅れ気味のまま攻め切れないままで、

残り5秒、柳君の右フックで勝負を決定付けられてしまったんだわ。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

78-74、78-75、77-75ってことで柳君の充分な3-0勝ちだったんだわ。

 

 

団会長ご夫妻は喜怒哀楽を簡単に表に出すタイプじゃないんだけど、

流石に嬉しそうにしてて、昨日は学校の都合で御嬢さんは来てなかったんだけど、

奥様とも結構沢山話をしたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 柳達也君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

この時期カラスは巣作りに忙しいんだけど、

都会のカラスは巣の材料に木の枝を充分に手当て出来ないみたいで、

洗濯物用のピンチとかハンガーとかもかき集めるんだよね。

 

自分の家のバルコニーにも時々やって来て、

ちょっと前に針金ハンガーとピンチを一個づつ持っていったんだけど、

彼らの為に古いハンガーを用意して上げなさいって奥さんは言うんだけど、

そういうあてがいぶちなのは彼らも嫌みたいで、

さっき飛来してきたカラスは必死になって大型ピンチを外して持ち去ったんだわ。

 

 

 

2017年4月14日 (金)

後楽園ホール・4月13日

 

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「あと、もうちょっとだ!」

 

 

 

“出会いは人生の宝物” っていうのは、

ジョディ・フォスターが主演がしてる2008年のアメリカ映画で、

見るのは3回目だったんだけどやっぱり面白かったんだわ。

 

 

 

300~400mほど遠くのマンション最上階左隅の部屋のことなんだけど、

夜になると当然の如く照明が点いて、

あそこにもホッコリとした生活があるんだよなあってたまに見やってたんだけど、

ここのところ真っ暗なままのことが多くて、

海外旅行にでも行ったか、それとも引っ越してしまったのかってね……。

 

 

 

ちょっと疑問に思ったことがあったもんで、

ホールに入ってから色んな人達に意見を聞いてみたんだけど、

人は其々なんだなあって痛感した訳で、

宗教の違いでいさかいが絶えないっていうのも解らないでもなかったなあ。

 

 

アレッて見やったら昨日も和氣慎吾さんが来てて、

コンチワ挨拶交わして始まり始まり……。

 

それにしてもこの日の試合パンフは縦書きになってて、

それなりの工夫を試みたんだろうけど見難いことこの上なくて、

通常は左側記載が赤コーナーで右が青のところが逆表示になってたし……。

 

 

 

① 丹羽洋介君(L玉熊)×佐久間勇斗君(相模原)……F 4R

0勝2敗(1KO)の20歳・東京都と、0勝2敗(2KO)の25歳・東京都。

 

同じ2敗同士の初勝利目指し組の一戦。

 

<1R>

プレスは丹羽君、手数も丹羽君で、佐久間君はハッキリ出遅れてしまって……。

 

<2R>

佐久間君も比較的強いパンチを持ってる感じではあったんだけど、

打ちまくる気概に欠けてたし、体力面にも今一感が漂ってて、

中盤以降、接近戦に移ってからも丹羽君の優勢は動かし難くて、

全く展開が変わりそうに無かったもんで一旦休憩タイム。

 

 

結局、最後までそのままだったみたいな40-36×3ってことで、

丹羽君のパーフェクト3-0初勝利だったんだけど佐久間君、

リング上で人を殴るってことはそれは正しく非常事態な訳であって、

もっと非常事態下らしく行動するべきだと思ったんだけどなあ。

 

 

 

② 向後大寿君(上滝)×永田勝大君(新日本木村)

                        ………68㎏ 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・東京都と、1勝1敗(1KO)の29歳・静岡県。

 

同じ戦績の勝ち越し目指し組の一戦。

 

<1R>

両方共にケンカが強そうな感じが漂ってて、

いきなり危険な距離から始めてたんだけど、そこからが思いの外慎重慎重で、

ジャブで圧倒してた向後君もまだまだ手数が足りてなかったんだわ。

 

<2R>

向後君、何をどうしたいのかが良く解らなくて、

取り敢えずもっともっとの先仕掛けが要ると思ったんだけど、

一方の永田君も手数では上回ってたんだけど当て勘の悪さが目立ってて、

何だか中途半端なやり取りに終始してた1分15秒、

ガッツンバッティングで向後君が眉間をカット出血してドクターチェック。

 

リスタート後の向後君、やっとこさエンジンがかかったって感じで……。

 

<3R>

シッカリ感は向後君の方で、だからもっと数打てば明るい未来が開けるのに、

って思ってたら開始1分からやっとやる気になったみたいで、

打ち合ってみればショートブローもそこそこ巧くて一気圧倒してたんだわ。

 

細かく打ち切れなかった永田君が徐々に追い込まれてしまって鼻血。

 

<4R>

先に仕掛けていったのはそれまで劣勢だった永田君で、

彼なりに踏ん切り付けての頑張りを見せて、

ヘバリはより進んでた筈なのに気持ちの溢れた打撃戦を挑んでいったんだわ。

 

これでようやく一矢を報いてのポイントバックかと思ってたら、

残り30秒からの向後君の怒涛の反撃からのヒットヒットでひっくり返されたなあ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36、39-37×2ってことで向後君の3-0勝ちだったんだけど、

その向後君、立ち上がりの手緩さとか、

攻防がハッキリしてしまってるところを直せばいいボクサーになると思ったなあ。

 

 

 

③ 小山内幹君(ワタナベ)×かねこたけし君(REBOOT)

                         ………SF 6R

1勝0敗のサウスポー、24歳・青森県と、4勝0敗1分の29歳・新潟県。

 

小山内君はB級デビューで怪我してしまっての1年振りで、

かねこ君の方はこの日が初6回戦だったんだわ。

 

<1R>

太い体躯のゴリゴリファイター系のかねこ君に対して小山内君、

一瞬和氣慎吾さんを彷彿させるような立ち姿で、

中間距離からの左ストレートがとってもいい感じだったんだけど、

距離が詰まったところでのかねこ君のシツコイ左右連打にも迫力あったんだわ。

 

<2R>

開始1分過ぎのバッティングでかねこ君が左目上をカットしてしまって、

ドクターチェックを経てリスタートした直後の1分25秒、

小山内君の左が直撃してかねこ君の体が一瞬緩んで腰が砕けそうになって、

危ないって思ったその瞬間、ガスッて打ち出したかねこ君の右が大直撃で、

何となんとナント、小山内君の方がダウンしてしまったんだわ。

 

小山内君は殆どダメージなくリスタート出来たんだけど、

そこからの接近乱打戦はやっぱりそれはかねこ君の得意分野だったなあ。

 

残り22秒、かねこ君の出血が酷くなって再度のドクターチェック。

 

かねこ君陣営からは 「頭! 頭!」 って小山内君への非難が飛んでたんだけど、

それはもう殆どお互い様にしか見えなかったんだけどね。

 

<3R>

お互いにストップを喰らう前に、って気持ちを高めて動きを上げていって、

小山内君はもう少し鋭くショートブローを打てると違ってくると思ったんだけど、

それでも積極詰め詰めから辛うじて手数勝ちしてて、

大きな有効ヒットは無かったんだけどそれでも最後まで頑張り通してたんだわ。

 

ってことで自分的にはこれで丁度イーブンだったんだよね。

 

<4R>

開始すぐの17秒、体が交差して小山内君が躓いて転んだんだけど、

レフェリーはダウン裁定してたなあ。

 

その再開後は更に死闘化していってのやったり取ったりで、

お互い、同じようなレベルのヘバリに見舞われてたんだけど、

そういう密着戦はやっぱりかねこ君の土俵であることに間違いなかったんだわ。

 

<5R>

小山内君が中々綺麗に当て切れない中、

ここからが初経験だったかねこ君の右が意外なほど簡単に当たり始めて、

小山内君の反応が鈍っていったんだわ。

 

<6R>

少なくともダウンゲットしないと勝てそうにない小山内君だったんだけど、

かねこ君のようなガリゴリファイターにはまだ慣れてないようで、

頑張る気持ちが空回りしたままの終了ゴングだったなあ。                                                            

 

かねこ君はガードポジションからの打ち出しがとってもスムースで、

特に右ストレートは相手にディフェンスさせる間を与えないことが多かったんだわ。

 

ってことで自分は58-55だったんだけど結局、59-53×3ってことで、

6回戦で6ポイント差も付けてのかねこ君の圧勝だったんだわ。

 

 

 

④ ロメロ・オリベロス×益田健太郎さん(新日本木村)

                        ………120P 8R

8勝(1KO)3敗1分の国内7位、21歳・フィリピンと、

26勝(14KO)7敗(3KO)のIBF10位、WBC12位の34歳・鹿児島県。

 

<1R>

戦績から見てパンチ力は無いと判断したか益田さんが初っ端から飛ばしまくって、

それはまるで試合中盤にいいのを当てた直後のような飛ばし方で、

切れっ切れの動きからの鬼の猛攻で、オリベロスはまるですくんでしまって、

怖がって自分からは手を出せなくなってきた開始1分23秒、

左右強連打からの左ボディで手際のいいダウンゲット。

 

何とか立ち上がったオリベロスだったんだけど、

体勢を整える間も与えられないまま続けざまに2回のダウンを追加されてしまって、

スリーノックダウンルールだったのか、あっと言う間のKOエンドだったんだわ。

 

最初のダウンゲットから1分ちょっとの2分35秒での決着ってことで、

益田さんは一発の被弾も無いままだったもんで、

翌日から普通に練習を始められそうだったなあ。

 

 

 

⑤ 加藤善孝さん(角海老)×吉野修一郎さん(三迫)……L 8R

30勝(9KO)7敗(1KO)2分のランク1位、32歳・茨城県と、

3勝(2KO)0敗のランク11位、25歳・栃木県。

 

小原佳太さんと伊藤雅雪さんの相手のことは良く知らなかったし、

ってことでこの日の自分的メインイベントはこの試合だったんだわ。

 

早い回の決着があったらそれは吉野さんのKO勝ちで、

長引けばキャリアから考えてやっぱり加藤さんかなあって思ってたんだけどね。

 

<1R>

上背は左程違いが無かったんだけど、フレームの大きさでは吉野さんが優位で、

その吉野さんが思いの外慎重に立ち上がっての様子見だったもんでお互い、

有効打と言えるようなヒットは無かったんだけど加藤さんのジャブ勝ちかなあ。

 

<2R>

例の如く細かい手数では攻め切れない加藤さんに対して吉野さん、

長いリーチを生かしての左ボディを混ぜ込んだコンビネーションがグッドグッド。

 

<3R>

若干吉野さんが下がり加減ではあったんだけど全く怖がらずに手は良く出してて、

加藤さんはいきなりの大振りが目立って大雑把な感じだったんだよね。

 

元々器用なタイプではない加藤さんなんだけど、

それにしてもこの日は動き全体がカッチカチに硬くて全くスムースじゃなかったなあ。

 

<4R>

加藤さんはここに至ってもまだ右を一発も当てることが出来てないままで、

まるでロボコップのようなガキゴキした動きが改善されないまま、

単純過ぎる打ち出しを見切られてしまってるような感じだったんだわ。

 

このままでいいのか加藤さん、って見てた残り50秒になってこの試合初めて、

右ストレートをクリーンヒットさせてやっとこさのポイントゲットでイーブン戻し。

 

<5R>

さあこれからだぞって見てたんだけど、加藤さんのギアアップはまだまだで、

最初の1分間は吉野さんのコンビネーションが圧倒し続けて、

加藤さんは何だかやらされてるような感じしかしなくて、

自分から試合を組み立てて展開を作るってことが全く出来てなかったんだわ。

 

<6R>

吉野さんも劇的に攻め立てるってことを控えてたもんで、

加藤さん得意の迎え撃つって展開にならなくて、

一気に飛ばす機会が訪れないままどんどんラウンドが進む訳で、

吉野さんもそれほどのスピードスターじゃないんだから加藤さん、

どこかで仕掛けるべきなのに攻めてる感じさえ見せられないままだったなあ。

 

<7R>

ここまで明らかにポイントリードしてるっていう判断からか、

吉野さんは敢えて倒しに行くっていうボクシングを封印してたみたいで、

ムチャに打ち掛かって行くってことのない冷静なパフォーマンスだったんだわ。

 

ってことになれば加藤さんとしては若干のリスクは覚悟の上で、

それこそガンガン攻めまくるべきだと思ったんだけど、

相変わらず狂熱とは程遠い刺激の乏しいやり取りに終始してたんだよね。

 

吉野さんも少し気持ちが緩んできたか意味不明のサウスポーチェンジしてたけど、

加藤さんはバランス崩し気味になったその瞬間も狙い切れてなかったんだよね。

 

<8R>

やっとこさやる気を出したような感じで加藤さんが先仕掛けしていったんだけど、

やっぱり大分遅きに失した感は免れなかったし、

ここで1ポイント取り返してもそれこそ焼け石に水な訳だし、

元々一発必殺系のハードパンチャーじゃないから大逆転はかなり難しくて、

正面から受け止める気持ちのない吉野さんには空回りにしかならなくて、

残り1分30秒からはそこそこ見応えのある打撃戦は見せてたんだけど、

ここに来てそれが出来るならもっと早いラウンドに仕掛けるべきだったって、

そういう感想しか湧かなかったんだよね。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

80-72、78-75、77-75ってことで吉野さんの余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

 

加藤さんの残念過ぎる敗戦は吉野さん陣営にはことの他の喜びをもたらして、

それでなくても三迫ジムは4連敗中だったところだったもんで、

ボクサーやスタッフ達の笑顔は半端じゃなかったんだよね。

賢祐マネの奥様も舞い上がってしまったみたいで、

自分に一緒に写真撮ってくれって言ってたもんなあ。

 

それにしてもいくら何でもも80-72はないって思ったけどね……。

 

 

 

⑥ ラリー・スィウー×小原佳太さん(三迫)……W 8R

24勝(20KO)7敗の34歳・インドネシアと、

16勝(15KO)2敗(2KO)1分のIBF14位、30歳・岩手県。

 

<1R>

インドネシアボクサーだからって緩く見てたらスィウーは随分違ってて、

フレームのデカさも見掛け倒しではなくて、そりゃテクニックはかなり劣るんだけど、

自信に溢れた打ち出しは必殺感に満ちてたし、プレスもかなり強かったんだわ。

 

雑に攻め込むとヤバイって小原さんも即断したか結構慎重で、

細かくて速いコンビネーションでギリギリのポイントゲットだったんだわ。

 

<2R~3R>

スィウーは沢山は打って来ないんだけど一発一発には満々の力がこもってて、

2Rの開始20秒にはその右ストレートに片りんを見せてて、

小原さんとしても中々派手な展開には持ち込めそうになかったんだけど、

スィウーの絶対的な手数不足は大きく展開を作るまでには至りそうになかったなあ。

 

一方、小原さんとしてはリスクを張り過ぎるのは今の立場では相応しくない訳で、

若干地味にはなるんだろうけど、今日のところは合い間合間に適打をヒットさせて、

そりゃチャンスが来れば行くべきなのは当然なんだけど、

まずはフルポイントアウトを目指すべきだなって自分で決めて4Rは休憩タイム。

 

<5R>

戻ってみたら小原さんの左顔面もそこそこ赤くなってて、

相手が小原さんの打ち出しに合わせてくるのが露骨だったもんで、

少しばかり攻めあぐんでるような印象だったんだけど、

それでも残り1分08秒、これまでで一番の右ストレートを打ち込んだんだわ。

 

その一発でスィウーは効いてしまったか明らかに動きが劣化してしまって、

小原さんもここぞここぞって攻め立てていったし、

残り3秒のところでの赤コーナー近くでもワンツーフックを直撃させてたんだけど、

倒れるかと思われたスィウーも打たれ強さ自慢だったみたいで、

凌ぎまくってのラウンド終了ゴングったんだわ。

 

<6R>

スィウーの回復具合が気になったんだけど小原さんはとっても慎重な詰めで、

何度か頭を跳ね上げられてたスィウーも中々へばらなくて、

1分半過ぎ、小原さんの強烈な左右ボディから左フックを喰らっても、

残り40秒には右フックを万振りするパワーも残してたんだわ。

 

<7R~8R>

相変わらず連続攻撃の出来ないスィウーではあったんだけど、

少し休み加減だった小原さんへのフルショットにはまだまだ危険を孕んでて、

そのヤケクソ気味のショットを喰らってしまうと大逆転も有り得そうで、

小原さんも敢えて倒しに行くってことは控えたみたいだったんだわ。

 

スィウーの方も死にもの狂いってところまではいってなくて、

もし彼に優秀なトレーナーが付いたら随分違ってくるんじゃないかって、

そんなことを考えながらの終了ゴングだったんだわ。

 

 

結局、79-74、78-74、77-75ってことで、

勿論小原さんの3-0勝ちだったんだけど、

試合後の小原さんは左目周辺に氷嚢を当てっ放しだったんだわ。

 

 

 

⑦ 伊藤雅雪さん(伴流)×ローレンゾ・ビラヌエバ 

         ………WBO AP SFe タイトル戦 12R

20勝(9KO)1敗1分のチャンピオン、26歳・東京都と、

30勝(26KO)2敗(2KO)1NCのランク5位、サウスポー、31歳・フィリピン。

 

<1R>

伊藤さんの方が4~5㎝ほど上背があったんだけど、

ビラヌエバの方は両腕の肘から先が一般の日本人より随分長くて、

こういうタイプは思ったよりパンチの届きがいいから要注意なんだよね。

 

って見てたらそのビラヌエバ、初っ端から結構かましてくるボクサーで、

いきなり踏み込んでの左ストレートが主たる武器だって判明したんだけど、

パンチのスピード自体は比較にならないから、

ジックリ見極めれば殆ど問題ないんじゃないかってこの時は思ってて案の定、

残り15秒からの手際のいい一気攻めでまずは伊藤さんがポイントゲット。

 

<2R>

ビラヌエバが相変わらずジャブ省略型のボクシングに終始してた開始26秒、

踏み込んできたビラヌエバに伊藤さんが右ストレートをカウンターヒットさせて、

南東ポスト前で美しい限りの見事なダウンゲットだったんだわ。

 

リスタート後の伊藤さんはそれこそ最高度の連続攻撃で、

そこにはここで終わらせてしまおうっていう思いが強く込められてて、

ビラヌエバの膝がカクカク突っ張ってきたし、

そろそろかなあって思ってたんだけどビラヌエバも必死に踏ん張り切ったんだわ。

 

<3R>

ビラヌエバは結局、とっても引き出しの少ないボクサーで、

例の左ストレートを封じられると他に殆ど手立てが無くて、

伊藤さんがその左の打ち出しに合わせ打とうとすると手が止まるって感じで、

残り1分には強烈な右ボディを打ち込まれて動きが止まってたんだけど、

ガチャガチャってショートブローが交差した刹那、

伊藤さんの顔面も若干の衝撃を受けたようでもあったんだわ。

 

 

それでもまあここまでで4ポイントもリードもしてるし、

攻め手の少ないビラヌエバに苦戦することはないだろうって思ったもんで、

その後はたまに遠目にモニターを眺め眺めして吉野さん達を話してたんだけど、

そんなに長いラウンドまでは行かないだろうって思ってたのが何となくズルズルで、

中々決着が付かないまま、途中では反対にポコポコ打たれ込むのも目立って、

随分時間はかかったけどそれでも9RにはTKO勝ちしたってことで……。

 

 

敗けた方のビラヌエバはサバサバした感じの笑顔で喋りまくってたんだけど、

暫くして会った伊藤さんはまるでブチのめされて負けてしまったボクサーのようで、

右目に眼帯してたし左目周辺も赤黒く腫れ上がっててまるで別人だったんだわ。

 

そのまた暫く後に団会長と話す機会があったんだけど、

あんなに効かされたのは初めてだってことで、

攻め手の少ないビラヌエバではあったんだけど、

32勝28KOっていうのはやっぱり半端じゃなかったみたいだったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 吉野修一郎さん

② かねこたけし君

③ 向後大寿君

 

 

 

昨日かなあ、3月度の月間賞の発表があったんだけど驚いてしまったなあ。

MVPの船井龍一さんと敢闘賞の大竹秀典さんは普通に納得だったんだけど、

新鋭賞に選ばれたのは何となんと女子ボクサーだったんだわ。

 

自分は女子ボクシングを見ないから彼女の活躍は知るところではないんだけど、

男子ボクシングと女子ボクシングを同じ土俵に上げて論じるってことは、

そもそも全くのナンセンスと言わざるを得なくて、

それはまるで混浴風呂のようにしか思えないんだわ。

 

男子のOPBFタイトル戦は3分12Rの計36分間の戦いであるのに対して、

女子OPBF戦は2分8Rの計16分間の半分以下にしか過ぎなくて、

それは女子の体力面に対する配慮があってのことである訳で、だから、

同じ陸上100m走競技でも男子100m走と女子100m走とは違う種目であって、

芥川賞とか直木賞の選定とは全く事情が違うって思うんだよね。

 

そもそもそれまで全勝とはいえまだ5戦しかしてないってことは、

男子なら通常はA級にもなっていない訳だから実に不公平な特別待遇であって、

男子以上に選手層の薄い女子ボクシングには全く別の対応が必要な訳で、

まだ日本ランキングさえないんだから、まずはそこから始めるべきだと思うんだわ。

 

要するに女子ボクシングの芽吹きを支えるには別の手法が考えられるべきであり、

今回のやり方は振興策というよりは単なる媚びとしか思えないんだよね。

 

協会としては別枠で表彰して賞金を授与する予算的余裕も無いしってことで、

暫定的な処置なのかも知れないんだけど本末転倒に過ぎる訳で、

もしこの先、女子が新たに世界タイトルを獲ったような場合には、

その時は日本タイトルを獲った男子ボクサーより数段上に評価されるって、

そういうことも有り得るんだけどそのコンセンサスが取れてるのかってことで、

協会や周囲の関係者達はみんなそれでいいってホントに思ってるのかなあ。

 

今回選ばれた女子ボクサーは望月直樹さんを破った中山佳祐さんとか、

荒木貴裕さんを倒した石田凌太さんよりも評価が上だって、

ホントにみんなそう思ってるんだろうか、媚びてるだけじゃないのか。

 

もとより自分は女子ボクシングを認めないってことを言ってるのではなくして、

それはあくまで別の種目のボクシングだって思ってるんだけどね。

 

 

 

2017年4月12日 (水)

後楽園ホール・4月11日

 

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「お前、ホントに俺とやろうってかあ!」

 

 

 

“レオン” はもう何回も見た映画なんだけど、

ジャン・レノはやっぱり最高に近い男の姿を演じてるし、

23年前のナタリー・ポートマンの存在感も圧倒的なんだよね。                                                            

 

 

ホールに入って少しボーッとしてたらあるジムのトレーナーさんが寄って来て、

そこのジムのボクサーというかジム自体を好意的に書いたことが無いのに、

それを承知で寄ってくれて、だから自分も少し緊張しながらだったんだけど、

彼の置かれた立場とか自分のスタンスのことなんかを少し話したんだよね。

 

 

この日出場の何人かのボクサー達には実に申し訳ないんだけど、

事情があって昨日は第2試合と第4試合は全くスルーなもんで悪しからずです。

それと最後の試合も結果が丸見えだったもんで見てなくて結果だけです。

第1試合と第3試合が新人王トーナメント予選だったね。

 

 

① 齋藤眞之助君(石川)×郡島大洋君(戸高)……SFe 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・山梨県と、

1勝(1KO)4敗(1KO)1分の33歳・福岡県。

 

<1R>

郡島君は一見こなれた動きで詰めてたんだけど、

頭半分以上デカい齋藤君の方には最初っから何となくの余裕があって、

それを感じてか最初に打ち掛かる決心が中々つかないみたいだったなあ。

 

齋藤君は下がりながら回りながらではあったんだけど、

長いリーチを利して効果的なジャブを当てまくってたんだわ。

 

ただその齋藤君にしても下半身の安定感が心許なくて、

パンチ全体も流れてしまってるような印象だったんだよね。

 

<2R>

郡島君はリーチ差を埋める工夫が出来てないまま無理に振っていくから、

体が伸び切ってしまって打ち終わりが危ない危ないで、

圧倒的に齋藤君優位の図式を覆すのは郡島君にはとっても無理そうで、

ってことで一旦休憩タイムゲットだったんだわ。

 

 

その後4Rに戻ってみたら郡島君の顔面が相当傷んでて、

頑張って手は出してたんだけど殆ど力のこもってないおざなりで、

終焉が近そうな雰囲気が漂って来てた1分過ぎ、

止め時を見計らってたレフェリーがついに割って入ってのストップエンド。

 

 

ってことで4R1分05秒、齊藤君がTKO勝ちしたんだけど、

5連敗中だった石川ジムに久し振りの勝ち星をもたらしたってことで、

石川会長や田中マネの喜びもひとしおだったんだわ。

 

勝ち抜けた齋藤君の次の試合は8月1日で、

6月15日の試合に勝った方が相手になる訳で、

多分ジロリアン陸君が勝ち上がって来ると思うんだけど、

彼はこの日の相手とはかなりレベルが違うから相当の覚悟が要るんだわ。

 

 

 

③ 松浦大地君(ワタナベ)×加藤広大君(戸高)……Fe 4R

3勝1敗(1KO)1分の27歳・広島県と、2勝(1KO)1敗の26歳・福岡県。

 

この試合は最初と最後にミスがあって、

最初はリングアナが1Rの時計をスタートするのを失念してたし……。

 

<1R>

加藤君は充分以上に距離を取りたがるボクサーで、

その点に関しては大いに成功してたんだけど攻撃的には見えなくて、

当て逃げチョンチョンをいつまで続けられるかって感じだったなあ。

 

一方の松浦君も相手のそういう作戦に戸惑い気味のまま、

中途半端な踏み込みに終始してたんだわ。

 

<2R>

加藤君は基本的には怖がりみたいで、いざ打ち合いとなると、

すぐ下を向いてしまうから手を出しても見栄えが良くないんだわ。

 

松浦君には一旦距離が詰まった際にはもっとシツコイ攻め込みが欲しいところで、

お互い、何となく噛み合いの良くない展開になっていったんだけど、

それでも試合全体の流れは徐々に松浦君の方に傾いていったんだわ。

 

インターバルの間に赤コーナー近くに座ってた渡辺会長の横に席移動。

 

<3R>

開始直後のバッティングで松浦君が右目上からカット出血でドクターチェック。

 

それをきっかけに加藤君が立て直すかと思ってたらそうでもなくて、

却って松浦君が陣営からの檄に応じて飛ばしまくって行ったんだわ。

 

加藤君は益々の逃げ腰で戦う姿勢に欠けてたと言わざるを得なかったんだわ。

 

<4R>

気持ちの面でも明らかに優位に立った松浦君が先攻して、

中盤は加藤君も最後の踏ん張りを見せて盛り返してたんだけど、

残り1分からはヘバリながらも松浦君が再度の攻勢に出て終了ゴング。

 

 

自分的には39-37で松浦君だったんだけど結局、

39-38、38-39、38-38って絵に描いたようなドローだったんだわ。

 

 

普通の試合ならこれで終わりなんだけど、

この試合は新人王トーナメントの予選だったもんで、

引き分けとしたジャッジの優勢点を確認する必要があったんだけど、

レフェリーからは何の発表も無いしコミッションサイドもチャンチャンって感じで、

次の試合の用意に移っていったもんで、

渡辺会長と自分がオイオイオイってことで声を上げたら、

インスペクターはスコアに関するクレームだと思ったらしくての無視無視で、

仕方ないから立ち上がって更に詰め寄ったらやっと理解したみたいで、

既に引き下がったジャッジに急遽確認して松浦君の優勢勝ちが決まったんだわ。

 

何故こんなことになったかっていうと、試合パンフには記載されてたんだけど、

コミッションに提出された資料には新人王トーナメントという旨の記載が無くて、

それは勿論この日のプロモーターの責任とミスだった訳で、

もしそのジャッジがウンコでもしに行ってたら更なる醜態だった訳で……。

 

 

その松浦君は次は6月15日、渡邊悟君と戦うんだけど、

正直ちょっと厳しいかも知れないなあ。

 

 

何で? って感じでクソヤローがいきなり傍に座ったもんで仕方なくの席移動で、

石川ジムの粕谷雄一郎さんと大野俊人君の横に座らせて貰ったんだわ。

 

 

 

⑤ 塚田直之君(セレス)×中村一弘君(伴流)……48㎏ 8R

7勝(2KO)3敗(1KO)3分の29歳・千葉県と、

9勝(3KO)7敗(1KO)の33歳・東京都。

 

<1R>

気持ち的には何とか中村君に頑張って欲しいって思ってたんだけど、

その中村君、試合開始直後の気持ちが整ってなかったみたいで、

塚田君のいきなりの攻勢に明らかに後れを取ってしまって、

左右連打を喰らってしまった直後に更に右を打ち込まれて、

青コーナー近くの西ロープ際でダウンしてしまったんだわ。

 

再開後は中村君も立て直して打ち返しつつ何とか終了ゴングを迎えたんだけどね。

 

<2R>

それでも勢いは明らかに塚田君の方にあって、

中村君は接近戦でも打ち負けて苦戦が続いてた1分25秒、

またもやの右ストレートをまともに貰ってしまってこの試合2度目のダウン。

 

ダメージを受けたところでの一発だったせいか、

何とか立ち上がりはしたんだけど心許ないままで、

それを見計らった陣営からのタオルインで1分33秒、

塚田君のKO勝ちに終わったんだわ。

 

 

 

⑥ 上田有吾君(宮田)×中根一斗君(レイS)……51.5㎏ 8R

7勝(5KO)4敗(3KO)1分の26歳・東京都と、

6勝(6KO)2敗(2KO)の28歳・東京都。

 

二人は3年ほど前に戦ったことがあって、

その際には上田君が1RKO勝ちしたんだよね。

 

上田君がほぼ2勝1敗ペースなのに対して中根君は3勝1敗ペースなんだけど、

二人共、勝ちも負けもKO決着が多い男気系のボクサーなんだよね。

 

上田君の応援に来てた石田凌太君がキッチリスーツ姿だったもんで、

「月間賞の表彰式?」 って冗談言ったら就活からの帰りってことだったんだけど、

「新鋭賞貰えますかね?」 って聞いてきたから、多分貰えるよって答えたんだわ。

 

<1R>

中根君の方が4~5㎝上背優位で、だから上田君としては入り方が問題な訳で、

真っ直ぐに詰めようとすると中根君のジャブの餌食になるから、

体を左右に振りながらか、ジャブを多発させながらの踏み込みが要る訳で、

って見てたら上田君、それほど苦労することなく距離詰めを叶えてたんだわ。

 

最初の大きなショットは中根君の右ストレートだったんだけど、

その30秒後の上田君のショートフックもとっても効果的で、

その後終盤にかけての細かいショットでも圧倒して、

いつの間にか中根君の顔面も傷んでて充分なポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

上田君の手が止まった途端、中根君が一気に飛ばし返していって、

受け身になってしまった上田君が突っ立ち気味になっていって、

これは悪い時の彼の癖なんだけどいきなりの危険信号だったんだわ。

 

お互い相打ち気味を繰り返してたんだけど、衝撃度ではやっぱり中根君だったね。

 

<3R>

お互い、ショートの手数戦から始めてたんだけど、

前傾姿勢を取り戻した上田君がアッパーを含めて最初の30秒間を支配して、

前の回の終盤近くでの飛ばしが過ぎたか中根君の手数落ちが目立ったんだわ。

 

このまま上田君が押し切るかって思われたラウンド丁度半分頃、

上田君の一段落を見逃さなかった中根君が一気の大反攻で、

上田君もそのままにせず残り30秒からは反撃の反撃を見せたんだけど、

それでも当たりの見栄え的には中根君だったんだよね。

 

<4R>

どうやら気持ちとスタミナ勝負の様相になってきて、

中根君もそれほど長い時間は飛ばし切れなくなってきたんだけど、

残り30秒からのヒットヒットで上田君の左目上をカットさせてたんだわ。

 

<5R>

ヒッティングの見栄え的には中根君に一歩の遅れを取ってるもんで上田君、

山ほどの手数で対抗する必要があったんだけど、

このラウンドはその上田君の根性手数が終始圧倒してて、

中根君の消耗の方が進んできたみたいで何だか休み休みになってきて、

力を溜めてからでないと打ちに行けなくなってたし、

体を屈めることが多くなっていったんだわ。

 

<6R>

前の回かなり劣勢だった中根君が立て直しての先攻先攻だったんだけど、

ここに来て足元がシッカリ踏ん張れてたのは上田君の方で、

中根君のパフォーマンスには明らかにメリハリが欠けてきたんだわ。

 

かなり追い込まれつつあった中根君の願いに天が応えたか、

残り1分11秒のところで4Rに受けた上田君のカット傷にドクターチェックが入って、

ラッキーな一休みを貰ったんだけど、どういう訳か天は更に中根君に味方して、

再開後に一発でも当たれば止めるってレフェリーが事前に決めてたみたいで、

リスタートしたほんの数秒後に即のストップエンドだったんだわ。                

ってことになると当然中根君のTKO勝ちになる訳で、2分丁度だったんだわさ。

 

 

6Rまでの自分のスコアは中根君が2Rと3R、4Rを獲ってて、

上田君が1R、5R、6Rを獲ってのちょうどイーブンだったんだけど、

中根君の消耗の進み方が上田君とは比較にならなかったもんで、

あのまま続けてたら明らかに上田君のKO勝ちに思えたんだけどね。

 

それは試合後の二人の顔面の傷み方からしても明らかで、

上田君は左目上の絆創膏が目立っただけでその他はほぼ普通だった一方、

中根君の左顔面は赤黒い痣が痛々しく全体的にかなり腫れてたんだわ。

 

ことほど左様に勝負事は一瞬の光と影、運不運の表裏なんだよね。

 

最後に少しだけ付け加えると、

この日の二人は実は自分的には今一だったと言わざるを得なくて、

上田君のテキパキ感はいつもはもっともっとの筈だったし、

中根君の落ち込み方も余りに脆過ぎるっていう印象だったんだよね。

 

 

 

⑦ 青山功君(セレス)×興法裕二君(新日本木村)

                        ………51.5㎏ 8R

8勝(1KO)5敗(1KO)1分の27歳・千葉県と、

8勝(1KO)3敗1分のサウスポー、24歳・東京都。

 

<1R~2R>

二人共、いい感じのスタートを切ったんだけど、

殆ど優劣を付け難いやり取りが延々で、

二人で26戦して2KO勝ちしかない同士なもんで刺激的な展開は望むべくも無く、

僅かなヒット差を目を凝らして見極めなければならない見ててシンドイ試合で、

ってことで一旦休憩タイムゲットってことで、

宮田ジムのボクサーや応援に来てた宮崎辰也君達と話し込んでたんだわ。

 

 

この試合はフルラウンドまでいくって思ってたんだけど、

2Rにマウスピースを飛ばしてた興法君がその後もそれを繰り返してて、

それを見かねたって訳ではないんだろうけど、

6R終了時点で陣営が棄権を申し入れて青山君のTKO勝ちだったんだわ。                                                             

薄っすら遠目に見てたら青山君が頭にタオルを巻いてたもんで、

バッティングの末の負傷判定かって思ったんだけどね。

 

で、ジャイアンツが大きく逆転されたところで帰宅ってことで……。

 

 

 

⑧ 吉岡健一君(L玉熊)×ガンバレ将太さん(戸高)……F 8R

8勝(2KO)9敗(3KO)のサウスポー、36歳・神奈川県と、

13勝(2KO)6敗(3KO)2分のランク13位、33歳・東京都。

 

3連敗中でかつ2年振りのリングだった吉岡君の定年前の最終試合ってことで、

明らかに将太さんを勝たせるマッチメイクにしか思えなかったし、

ドーム野球の終わりと重なると耐えられないし、

基本的には非力な激闘派同士の一戦だし、

二人で39戦して3つのKO勝ちしかない元々長引きそうな試合だったもんでね。

 

 

ところがところがさっき結果をチェックしてみたらまあ驚きの驚きで、

77-75×2、76-75って超僅差の3-0で将太さんがやっとこの辛勝で、

相手を舐めてたのか5Rにダウンを喰らってしまったんだってね。

もしかしたら引退前の吉岡君が最後の爆発で意地を見せたのかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 上田有吾君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

2017年4月11日 (火)

後楽園ホール・4月10日

 

Img_1074

「何だ? あれ!」

「お前、見て来い!」

「いや、お前が行け!」

 

 

 

朝早い時間帯にすぐ近くの川にカモがやって来るんだけど、

今朝はつがいのヒドリガモのそばから何故だか一羽のバンが離れなくて、

バンは普通3~4羽の群れを作る以外は単独行動が多いんだけどなあ……。

 

 

 

ホールに入って自分の席に着く前の通路で、

アレッと思ったら久し振りの和氣慎吾さんで、

目が合ったら例の人懐こい笑顔を見せてくれたもんで、

思わずハグしたんだけど驚いてしまったなあ、

約1年振りくらいだったんだけど彼、体のどこにも全く緩みが無かったんだよね。

 

色々あったその間もちゃんと鍛えてたってことで、

他人を介して自分はそこそこ詳しい事情は聞いてたけど、

4月1日付けでFLARE山上ジムへの移籍が叶って、

6月か7月頃に再起する彼を見られそうなんだわ。

 

 

勝だろうって予想してたボクサー達は全て勝利したんだけど、

その内容っていうことになると正直今一の試合が多かったんだわ。

 

 

 

① 柿島和規君(川崎新田)×岡田信之介君(スターロード)

                          ………Mm 4R

2勝7敗(4KO)のサウスポー、26歳・静岡県と、

2勝(1KO)7敗(2KO)2分の35歳・東京都。

 

負け越しが5つある同士のそこそこ過酷な戦いだったんだけどね。

 

<1R>

巧くはなかったんだけど勝ちたい気持ちに溢れた二人だったんだけど、

パンチは弱いながらもタイミングとポジショニングで上回ってたのは柿島君で、

多分フルラウンドになるんだろうとは思ったんだけど、

勝負的には柿島君で決まりなんじゃないかってことで一旦離席。

 

4Rの戻りがてらに一力ジムの鈴木マネにその後の様子を確かめたら、

柿島君が優勢のままってことでスコア発表に耳を澄ませてたら、

39-37×2、39-38ってことでやっぱり柿島君の3-0勝ちだったんだわ。

 

その柿島君、実はデビュー2連勝後の現在7連敗中ってことで、

なんとこれがほぼ4年振りの勝利ってことだったもんで、

その喜び方が半端じゃなくてこちらにも彼の気持ちが伝わってきたなあ。

 

 

 

② 柳沼直道君(EBISU)×荒川拓朗君(Jスポーツ)

                           ………SB 4R

0勝2敗(1KO)の24歳・北海道と、0勝1敗の29歳・栃木県。

 

初勝利目指し組の対決。

柳沼君には柴田明雄さんがセコンド付いてたね。

 

<1R>

荒川君の方がプレスが強かったんだけど肩がガチガチに固まってて、

スムースさに欠けてた中、柳沼君のジャブがいい感じだったなあ。

 

打ち出しのきっかけを掴みかねてるって感じだった荒川君に対して柳沼君、

ほぼ1年振りの試合ではあったんだけど吹っ切れた動きが出来てて、

荒川君も残り1分前後から手数を上げてはいたんだけど、

まだまだ硬さが抜けなくて柳沼君が優勢のままラウンド終了ゴング。

 

<2R>

お互いの気合が整ったか勝負は一気に激化していったんだけど、

柴田さんの檄も功を奏したか終始柳沼君が優勢のままだった1分11秒、

荒川君が何気に前詰めしたその瞬間に柳沼君の右ストレートが直撃して、

それがまあ実にタイミングのいいカウンターヒットだったもんで荒川君、

リングほぼ中央で一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

 

その倒れ方が余りに激しかったもんでレフェリーもカウント途中のストップで、

1分17秒、柳沼君のTKO勝ちだったんだけど、

試合後暫くして行き会った加山会長も嬉しそうにしてたなあ。

 

 

 

③ 中川公弘君(ヨネクラ)×中川兼玄君(三迫)……Fe 6R

5勝(3KO)2敗1分の25歳・秋田県と、4勝(3KO)3敗(2KO)の21歳・大阪府。

 

“きみひろ” と “かねひろ” ってまるで兄弟対決のようだったんだけど、

二人共良く知ってるボクサーで期待してたんだけど、正直ハズレだったんだわ。

 

<1R>

初っ端からリズミカルに体を柔らかく使えてたのは公弘君の方で、

クリーンな当たりは少なかったんだけどそれでも手数で上回り続けたんだわ。

 

兼玄君も途中でクロス気味の右ストレートを打ち込んではいたんだけど、

少しばかり右に頼り過ぎる傾向が強くて、

公弘君の多彩なパンチの方がかなり見栄えが良かったんだよね。

 

<2R>

兼玄君の方が常にプレスをかけてたんだけど、

折角詰めてたのにそこからが甘くて接近戦でも手数負けが目立ってて、

陣営周辺からのアドバイスにも応えきれてないような状況が続いたんだわ。

 

<3R>

兼玄君はとってもいいワンツーやショートフックを打つんだけど、

残念ながら殆どの場合フォローの左が打ててなくて単調ではあったんだけど、

それでもこのラウンドはその兼玄君の右ストレートの活躍が目立ってたんだわ。

 

若干待ち気味の時間が増えていったもんで公弘君、

カウンターでも狙ってるのかとも思ったんだけどそうでもなくて、

結局はかなり中途半端な3分間を過ごしてたんだわ。

 

<4R>

残り20秒には中々の右フックを当て込んでたんだけど公弘君、

全体のバランスが悪くなって足元のシッカリ感も失われつつあって、

敢えてリスクを負ってカウンターを狙いに行くでもなく、

全体の手数的にも見劣りするようになってきたんだわ。

 

とっても微妙ではあったんだけど、ここまでの自分のスコアは丁度イーブン。

 

<5R>

だからここから踏ん張った方が勝つっていう展開だったんだけど、

公弘君には相手をかき分けるように攻め込む姿勢に欠けてたし、

相変わらず兼玄君は右手一本ボクシングが改善されないままで、

お互いにあと一発あと一発を頑張る気概にも欠けてて、

残り30秒になってもまだ見過ぎてたんだよなあ。

 

<6R>

ガムシャラな頑張りこそが必要だったんだけど、

兼玄君が先に行けない中、ボディブローを含めて僅かに公弘君が手数勝ちで、

お互い、印象的なパンチが無かった中での勝負の分かれ目だったかなあ。

 

 

ってことで自分は58-56で公弘君だったんだけど結局、

58-56、58-57、56-58ってことで公弘君の2-1勝ちだったんだわ。

 

比較的バラけた採点ではあったんだけど、

見方によってはそれも有りだろうなってどっちつかずの試合だったんだよね。

自分の中では二人共、大反省すべきだって思ったけどね……。

 

 

 

④ 坂井祥吾君(久米川木内)×渡部哲也君(青木)……Fe 6R

4勝(2KO)4敗(1KO)2分の28歳・東京都と、デビュー戦の25歳・福島県。

 

最近のB級デビューボクサーは既にスポンサーが付いてることが多いんだけど、

渡部君はとっても地味なイデタチで何となく好感が持てたんだけどね。

 

<1R>

11戦目とデビューボクサーの戦いは殆ど大差ない感じで、

渡部君のジャブはそこそこ流石だったんだけど、

上体が巧く使えてなかったし相手に正対し過ぎる傾向が強かったんだわ。

 

<2R>

坂井君は乱暴に仕掛けて行って渡部君のリズムを壊そうとしてたんだけど、

早くも二人共、腰が浮いてきてしまってたし、

密着戦になると渡部君はひたすら貝の如くガードオンリーになってしまって、

スリルの無いこと甚だしかったなあ。

 

<3R>

渡部君がペースを上げるんじゃないかって思ってたら全く変わりなくて、

いつの間にか顔面の傷みも坂井君より進んでて、

ラウンド中盤には早くも二人共バタバタで、

何だかすっかり今一系のB級戦になってしまったもんでここで一旦の休憩タイム。

 

 

結局59-55、58-56、58-57ってことで渡部君の3-0勝ちだったけどね。

 

 

 

⑤ 山口卓也君(JBS)×河野洋佑君(新日本木村)……Fe 8R

10勝(8KO)10敗(2KO)の30歳・東京都と、

10勝(4KO)6敗(1KO)2分の28歳・宮崎県。

 

山口君には当たれば倒し切るパワーはあるんだけど、

河野君に細かく対応されたら勝ち目は薄いんじゃないかって思ってたんだけど、

1Rは思ってた通りの展開で、山口君は接近戦は相当頑張るんだけど、

そこを巧く捌かれると他の手立てが無いって感じだったもんで連続の離席。

 

 

長引きそうだったもんで5Rに戻ってみたらいきなり劇的なエンディングで、

残り14秒のリングほぼ中央、グイッと踏み込んだところからの綺麗なワンツーで、

河野君が山口君から一発ダウンゲットしたんだわ。

 

山口君がグシャッと潰れ込んでしまった様子を見てレフェリーが即のストップで、

2分49秒、河野君のTKO勝ちだったんだけど、

KO勝ちは2年振りでそれも2連敗中を脱するいい勝ちだったね。

 

 

 

⑥ トンクラー・何チャラ×木村隼人さん(ワタナベ)……SF 8R

7勝(3KO)1敗の17歳・タイと、

25勝(16KO)9敗(3KO)のランク3位、27歳・神奈川県。

 

木村さんがどういう勝ち方をするかがポイントだったんだけど、

相手のタイボクサーが先週までのサイトーンジムの連中とは違って、

そこそこ踏ん張ったもんでそれなりに見甲斐があったんだわ。

 

<1R>

トンクラーは小さい体をしてたんだけど中々小回りの利いた動きをしてて、

この顔はどこかで見たことあるなあって思ったら木村さんと同じワタナベジムの

仁平宗忍君に似てたんだわ。

 

トンクラーも大きく見劣りしないほどのコンビネーションを打ってたんだけど、

個々のパンチ力ではやっぱり木村さんが圧倒してて、

時に左ボディから始めたり、左ボディで終わったり色々見栄え良かったなあ。

 

<2R>

木村さんのボディから顔面への左ダブルフックが快調快調だったし、

この回から更にプレスを強めて全体のペースもアップしていってたんだわ。

 

一方のトンクラーも巧くはなかったんだけどそこそこ勇敢で、

木村さんの打ち終わり目がけて懸命な打ち込みだったんだわ。

 

<3R>

トンクラーは自らのポコチンの位置に納得できてなかったのか、

ラウンドを開始する度に必ず股間に手をやってたんだけど単なる癖なのかなあ。

 

残り47秒でのトンクラーのワンツーはこの試合一番のハードヒットで、

その前後は大体木村さんが支配してたんだけど、

当たりの強さは抜き出てたもんでトンクラーがポイントゲットだったんだわ。

 

<4R>

木村さんの左右ボディはそこそこの喰い込みを見せ続けてたんだけど、

それでもトンクラーがよく耐えてるなあって見てたんだけど、

ラウンド中盤以降はメッキリ感が募ってきて、そろそろ時間の問題化してきて、

たまにこれでもかって力込めて大きく振り出してはいたんだけど、

正確さが伴っていなくて、ホントにそろそろだったんだわ。

 

一方の木村さんにしても仕留め頃だっていう意識が強過ぎたか、

やたらの大振りが目立って精度的には今一だったけどね。

 

<5R>

開始早々の6秒、いきなり飛ばした木村さんにトンクラーはひとたまりも無くて、

あっと言う間に東ロープに詰められてしまっての連続被弾で、

この時の木村さんはとっても鋭くコンパクトな腕振りが出来てて、

自分からは縦位置だったもんで左右ショートの内の何が致命的だったのか、

見極めることは出来なかったんだけど、一瞬でトンクラーがダウン。

 

 

それまでのダメージもかなりのものだったし倒れ方もシンドそうだったもんで、

0分12秒、レフェリーも即のストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑦ ジュニー・サロガオール×勅使河原弘晶さん(輪島S)

                           ………Fe 8R 

11勝(11KO)9敗(1KO)4分のOPBF15位、23歳・フィリピンと、

12勝(6KO)2敗2分のランク12位、26歳・ 群馬県。

 

ジュニーは勝率は大したこと無いんだけどKO勝ち数の多さは見逃せなくて、

雑に近寄ってドカン一発を貰うことのないようにってね……。

 

勅使河原さんの周囲にはいつものメンバー達が揃ってて、

松本亮さんや長嶺克則さん、宮崎辰也君、加藤港君、嶋崎俊君、塚田祐介さん。

 

そのうち長嶺さんと塚田さんが前回と同様、登場の際の引き立て役を買って出て、

敢えてそんなことをやる必要はないっていうのに、

みんなサービス精神に溢れてるっていうか、みんなに喜んで貰いたいらしくて、

前回は桃太郎だったんだけど今回は何やら仮面舞踏会風の登場で、

勅使河原さんはトップロープを飛び越してのリングインを試みたんだけど、

何と足を引っ掛けてしまってバタバタ転げそうになってしまったんだわ。

 

それも仕込みかってことで掴みはOKだったんだけど勅使河原君、

この後も前方宙返りなんかしてたんだけど、

ああいったことで足首を傷めることもあるから自分は絶対反対で、

イデタチの工夫までで収めて欲しいモノなんだわさ。

 

自分のすぐ前と横に邪魔が入ったモンで渋々の席移動だったなあ。

 

<1R>

開始ゴングの前にジュニーがグローブテープ直しで間抜けな時間を過ごして、

この時点でダメジムのダメボクサーってことが既に確定してたんだけど、

ジュニーからは思ってたほどの怖さは感じられなくて、

そもそも全然スピードが無かったし、テクニックの片りんも感じられなくて、

開始1分、勅使河原さんの左右フックでいきなりユラッとしてたんだわ。

 

こりゃ簡単だわって気楽にやってた勅使河原さんが残り13秒から一気攻めで、

ジュニーを北西ポストに追い込んで左右連打をボッコボコで、

結局は時間切れだったんだけど、10:8.5程もの差が付いてしまったんだわ。

 

<2R>

この程度の相手に手間取ってはいられないってことで勅使河原さん、

初っ端から恐々やってたジュニーを明らかに見下しての殆どノーガードで、

前の回の終盤にあれほど振りまくってたのに全く打ち疲れを見せないまま、

今度は赤コーナーポストにキッチリ埋め込んでしまおうって感じで、

相手に沈み込ませる間も与えないって感じの高速連打で、

見かねたレフェリーがレスキューのように割って入ってストップエンド。

 

 

勅使河原さんは今日のところはまあまあこんなもんかって感じを漂わせながら、

応援に来てた人達とグローブタッチしながら揚々と引き揚げていったんだわ。

 

この日の勅使河原さんは階級を一個上げてのSB級だったんだけど、

もしかしたらこっちの方がいいかも知れないんだけど、

ブッチャケ、バンタム級より全体のレベル的には高いんだけどね。

 

 

 

⑧ 内藤律樹さん(E&Jカシアス)×中川祐輔さん(市野)

                            ………L 8R

15勝(5KO)2敗のランク4位、サウスポー、25歳・神奈川県と、

10勝(6KO)6敗(5KO)1分のランク8位、32歳・三重県。

 

二人共、SFe級のランカーなんだけどL級での一戦だったんだわ。

 

<1R>

いつものように若干手控え様子見スタートの内藤さんに対して中川さん、

立ち上がりから積極的で1分01秒に最初の右ストレートをヒットして、

その後1分30秒からも右左を当て込んでの一気攻めを見せたんだわ。

 

内藤さんも残り17秒に左ストレートをヒットさせてたんだけど、

ラウンド総体としては明らかに中川さんがポイントゲット。

 

青コーナーはいきなりヒートアップしてのお気楽な大騒ぎで、

例によって西日本方面ジムのセコンドワークはとってもルーズで、

試合中にやたら立ち上がるし、インターバル後も中々リングアウトしなくて、

レフェリーの催促が毎々なもんで傍にいてウザくなったもんで早めの席移動。

 

<2R>

中川君さんは一瞬の踏み込みのチャンスをひたすら狙ってて、

そこから一気の連打でカタを付けたがってたんだけど、

一方では彼のいきなりの右ストレートも内藤さんには見難かったようで、

もっと立ち位置に気を付けたほうがいいんじゃないかって思ったんだよね。

 

<3R>

早くもこりゃダメだなって思い始めたのはこのラウンドの中盤以降、

内藤さんにいいパンチを貰う度に中川さんが来い来いって、

安っぽいポーズをし始めてからで、打ちに行ってないのはあんたの方だろって事で、

見てて実にみっともなくてこっちが恥ずかしくなるほどで、

心の中で内藤さんに絶対的で圧倒的な勝ち切りを命じたんだわ。

 

 

結局、試合は最終ラウンドまでいってしまっての勿論内藤さんの3-0勝ちで、

ジャッジ3人と自分が揃いに揃っての79-73だったんだわ。

 

 

中川さんももう少しテクニックの磨きようがあると思ったんだけど、

陣営周辺からのアドバイスを聞いてた限りでは何となく無理そうだったし、

中々思うに任せなかったせいか5Rには明らかな頭突きさえ見せてたし、

ヤケクソ風に振り回すだけの単なるノーテクボクサーに過ぎなかったんだわ。

 

もうこうなれば倒し切ってしまってくれって感じで見てたんだけど、

内藤さんも若干不甲斐ないところがあって、

6R以降は倒すチャンスだらけだったのに叶えられなくて、

そりゃ圧倒的にポイントロスしてるっていうのに勝負に行かなくて、

亀の子ガードからたまにカウンターを狙ってくるだけの相手にはやりようが無くて、

ってことだったのかも知れなかったんだけど、

上下の打ち分けは教則本のように出来てたんだけど、

パンチに緩急を付けることが出来てなかったもんで、

相手がパンチ慣れしてしまったような感じもしたんだけどね。

 

 

試合終了後、弟の未来君も不満気にしてて、

律樹さん自身もちょっと恥ずかしそうにしてたんだけど、

内藤会長にも自分の感想を聞いて貰ったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 勅使河原弘晶さん

② 木村隼人さん

③ 内藤律樹さん、柳沼直道君

 

 

 

今日もホールへ行くんだけどシッカリ見る試合は限られてて、

上田有吾君×中根一斗君、興法裕二君×青山功君の2試合が目当てなんだわ。

 

 

 

2017年4月10日 (月)

セルメニョ×久保隼さん。

                                                                                                            Img_1091

“団地ともお”

 

他愛ない部類のアニメで、実にホントに他愛ないんだわ。

ともおが友達から 「何してんの?」 って聞かれて、

「息。」 って答えるのがともおで中々魅力的な小4男子なんだわ。

 

 

 

昨日は大阪のあっちこっちで沢山の試合が組まれてたんだけど、

久保隼さんや中谷正義さん、小西伶弥さん×谷口将隆さんの試合は別として、

中澤奨さんや前田紘希さん、上谷雄太さん、大里拳さん、細川貴之さん、

マーク・ジョン・ヤップ、岡本和泰さん、坂本真宏さん達の試合相手は、

フィリピン、ノーランカー、タイ、ノーランカー、タイ、タイ、ノーランカー、タイって、

まるで緊張感に欠けた試合ばかりで、これで観客が集まるのかってことで、

案の定、一つのアップセットも無い結果の知れた試合ばかりだったんだけど、

それにしても同じ日に3興行もブチ込んでる時点で観客無視も甚だしくて、

ある人に聞いたら、互いに邪魔する事しか考えてないってことだったんだわ。

 

 

夕方、BSでディレイ再生してた標記の試合を見たんだけど、

久保さんが頑張ったのは間違いのないところではあったんだけど、

セルメニョの期待外れ感も半端じゃなかったんだわ。

 

 

☆ ネオマール・セルメニョ×久保隼さん(真正)

              ………WBA SB タイトル戦 12R

26勝(15KO)5敗1分のチャンピオン、37歳・ベネズエラと、

11勝(8KO)0敗のランク8位、サウスポー、27歳・京都府。

 

結局、この試合は11R0分05秒、新しいラウンドに入れなかったというか、

セルメニョがやる気を無くしてしまって中南米ボクサーに有りがちな棄権って事で、

久保さんが12戦目で見事にタイトルゲットしたんだけど、

良くは知らないんだけど、セルメニョって元々あの程度なのかなあ。

 

今回が3度目の防衛戦で、通算32戦のうちの10戦が世界戦だっていうから、

そりゃ半端じゃないだろうって、こっちは勝手に思ってたんだけど、

リングに登場した姿は白髪交じりの禿系の単なるオッサンだけどなあって、

結局そういう最初の印象がそのまま最後まで改まることが無かったんだよね。

 

フレーム的にはかなり大きかったんだけど、

久保さんは特に右ガードがルーズな上にかなりの胴長で頭もデカイから、

的になる面積が広くて結構危険を孕んでるように見えたんだけど、

的確なジャブでセルメニョの踏み込みを排除し続けてたし、

折々の左ストレートは見極めにくい角度で飛んでいってたし、

そのボディブローは徐々にセルメニョのやる気を削いでいってたんだわ。

 

4Rを終わるとセルメニョの右目下がかなり腫れてきたんだけど、

それでも自分のポイント的にはイーブンで、

久保さんが5R、6Rを連取した直後の7Rの残り53秒、

一見雑にしか見えなかったセルメニョの右フックが直撃して、

一瞬怯んだ久保さんを見逃さずにセルメニョが一気の追撃で、

残り34秒に左右フックの両方を当て込んで久保さんからダウンゲット。

 

逃げ逃げのリスタートだった久保さんだったんだけど、

次の8Rにはほぼ回復が叶ってて、

当然の如く鬼追撃に出るかと思われたセルメニョが思いの外のテイタラクで、

それまでのボディブローが効いてしまって飛ばせなかったのか、

前の日に遊び過ぎたか飲み過ぎたのかって感じだったんだよね。

 

この辺りからセルメニョのグローブテープがやたら剥がれることが多くなって、

それはまるで、去年内山高志さんと戦ったジェスレル・コラレスが試合終盤、

わざとシューズの紐を緩めて時間を稼いでたのと同じようにしか見えなくて、

ヘロヘロ、ダルダルの彼を見ても何の同情も感じなかったんだよね。

 

そもそもセルメニョにスピードが無かったからそれほど目立たなかったけど、

実は久保さん自身もそれほどスピードスターって感じではなかったし、

ディフェンスも雑な感じが免れなかったもんで、

自分には長谷川穂積Ⅱ世にはとても見えなかったんだけど、

独特のタイミングを持ってるのは間違いないところで、

懐も深いしジャブは巧いサウスポーなもんでやり難さは半端じゃないんだよね。

 

 

 

番組の最後にMm級の日本王座決定戦を10Rだけを流してたんだけど、

ランク1位の小西伶弥さんが96-94×2、95-95の2-0で、

2位の谷口将隆さんに勝ったんだけど、

全体を見ての上ではないから確かなことは言えないんだけど、

これだけの僅差ってことになるとある種の疑問も同時に湧いて来る訳で、

元々関西方面の採点っていうのは関東より若干公平性に欠けるっていうのは、

ほぼ衆知のことで、それは試合が終了してスコア発表待ちしてた、

谷口さん陣営のトレーナー達の様子を見てたら更に強く思ったんだけど、

あのスコアは妥当なものだったのかなあ……。

 

それにしても谷口さん、どっちも有りのような試合をしてしまったのは大反省だし、

ボディブローを効かされてしまったっていうのも残念過ぎだったんだよね。

 

 

 

さあ今日は久し振りの後楽園ボクシングで、

やっぱり中6日振りっていうのはことのほか久し振り感が募るんだけど、

中川公弘君と勅使河原弘晶さん、それに内藤律樹さんの勝利を期待だね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

自分的には桜花賞は狙えるレースではなかったもんでスルーして、

土日で合計7レースに参加したんだけど、

4月8日の福島12Rと9日の阪神12Rの3連単を連日ゲットして、

其々狙った中で一番の低配当ではあったんだけど、

それでも中2ヶ月振りの的中ってことで、

取り敢えず1ヶ月分のマイナスは取り戻すことが出来たんだわ。

 

 

 

 

2017年4月 8日 (土)

3月度ランキング

 

Img_1092

“桜流し”

 

昨日、眼下の神田川に薄ピンク色の帯状のモノが流れてて、

そう言えば去年もこういうことがあったんだけど、

上流のどこかで散った桜の花びらがまとまって流れて来る訳で、

中々風流なもんで見てて飽きないんだわ。

 

今年は開花時期に天候の乱れがあったもんで疎ら咲きが目立ったし、

満開の今は強い南風と雨に晒されて散ってしまうのも随分早そうなんだよね。

 

 

 

前から思ってるんだけど現在のランキング表には様々な改善点が見受けられて、

そもそも女子ボクサーを一緒に盛り込んだのが不都合の始まりで、

お蔭でタイトル挑戦権のある世界ランカーをくくる欄のスペースが無くなって、

日本タイトル保留選手リストなんて欄を作り上げてしまったんだけど、

ボクサーが保有するランキングが多いほどゴチャゴチャしてしまってるしその上、

彼らが必ずしも二度と日本タイトルに挑戦しないっていう訳でもないから、

どう考えてもそういうくくりはやっつけ仕事の様な印象しか受けないんだよね。

 

一方では今後、上部各団体の地域タイトルの評価と表示をどうするかもある訳で、

いっそのことこの際ランキング表を2枚にしたらどうかと思う訳で、

1枚は今までの日本ランキングだけにして、

2枚目に世界ランカーやら地域タイトル、それに女子ボクシング等をまとめれば

いいんじゃないかって思ってるんだけどね。

 

 

3月度のランキングは発表途中で見直しが為された後、

2月23日~3月28日までの試合を対象に3月30日に発表されたんだわ。

 

 

≪世界チャンピオン≫

高山勝成さん(獲得)、福原辰弥さん(暫定獲得)、田口良一さん(5)、

田中恒成さん(獲得)、八重樫東さん(2)、井岡一翔さん(4)、井上尚弥さん(4)、

山中慎介さん(12)、小國以載さん(獲得)、それと、

ホルヘ・リナレス(WBA1、WBC3)の計10名。

 

福原さんは2月26日に暫定王座決定戦でモイヤス・カジェロスに3-0勝ち。

山中さんは3月2日、カルロス・カールソンに7RKO勝ちして12度目の防衛。

高山さんは返上してオリンピックを目指すらしいんだけどどうなのかなあ……。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

京口紘人さん(獲得)、拳四朗さん(1)、比嘉大吾さん(1)、

マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、大竹秀典さん(獲得)、竹中良さん(3)、

伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(6)、大石豊さん(獲得)、太尊康輔さん(獲得)、

藤本京太郎さん(獲得)の11名。

 

京口さんは2月28日、アルマン・デラクルスに3RKO勝ちしてタイトルゲット。

大竹さんは3月17日にジェルビルト・ゴメラに3-0勝ちして王座ゲット。

 

 

 

≪日本ランキング≫

 

【ミニマム級】……空位。

3月1日にタイでWBA王者のノックアウト・レッシュマートに挑んだ大平剛さん、

5RKO負けしてしまって3位から5位にダウン。

4位だった京口紘人さんはOPBFチャンプとして転出。

 

12位に春口直也さんがランクインしたもんで空き2名は変わらずなんだけど、

その春口さんのランクインの理由が良く解らなくて、

勝ったり負けたりの10勝7敗の末、

去年の11月にタイボクサーに勝っただけなんだけどね。

 

 

【ライトフライ級】……空位。

世界挑戦する拳四朗さんが返上して空位。

8位だった大内淳雅さんが引退ランクアウトしたもんで空き1名増の4名分。

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(4)、黒田雅之さん(暫定)

2月28日、暫定王座決定戦で黒田さんがユータ松尾さんに3-0勝ち。

敗れた松尾さんは1位から4位にダウン。

 

上位2名が異動したもんで3位だった長嶺克則さんが待望のランク1位。

 

3月10日に望月直樹さんに2-0勝ちした中山佳祐さんが5位にランキング、

敗れた望月さんは5位から9位にランクダウン。

空き1名分は変わらず。

 

 

【スーパーフライ級】……船井龍一さん(獲得)

船井さんは3月22日、王者中川健太さんに7RKO勝ちして見事ベルトゲットで、

敗れた中川さんは4位にダウン。

 

3月11日に香港で8RKO負けした向井寛史さんが一個ダウンして8位で、

阿知和賢さんと長井一さんの二人に上を越されたんだわ。

 

5位だった鈴木悠介さんはバンタム級に転出したもんで空き1名分発生。

 

 

【バンタム級】……赤穂亮さん(獲得)

赤穂さんは3月10日、田中裕士さんとの決定戦に3-0勝ちして王座ゲット、

敗れた田中さんは2位から5位にダウン。

 

3月27日に坂本英生さんに1RKO勝ちした松本亮さんが、

4位から2位にアップしたんだけどランカー撃破だったんだから、

齊藤裕太さんを抜いての1位でもいいんじゃないかなあ。

 

松本さんに敗れた坂本さんは11位から13位へのダウンで踏み留まったんだわ。

 

3月26日、インドネシアンに6RKO勝ちした丸田七陽太さんが9位から6位に、

3月19日、ノーランカーに6RKO勝ちした清瀬天太さんが13位から11位に、

其々アップ。

 

3月10日にフィリピーナに1RKO勝ちして6連勝中の栗原慶太さんが

14位にランクイン。

 

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(獲得)

3月12日にノーランカーに3-0勝ちした川島翔平さんが、

ジョナタン・バァトと入れ替わって8位にアップ。

異動はそれだけ。

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(1)

3月10日に臼井欽士郎さんに2-0勝ちした天笠尚さんは2位のままだけど、

敗れた臼井さんは7位から10位にダウン。

 

2月28日、タイボクサーに2RKO勝ちした源大輝さんも3位のまま。

3月11日に香港でタイボクサーに3-0勝ちした渡邉卓也さんが一個アップの5位。

3月28日にJ・ミサコ君に3-0勝ちした阿部麗也さんが11位から9位にアップ。

 

他も大体ツーランクほどアップしてるんだけど上下が入れ替わってるのは、

前月まで加治木了太さんの下だった佐々木洵樹さんが追い越し2個アップの11位。

 

4位だった下田昭文さんが潔く引退ランクアウトしたもんで空き1名分発生。

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(4)

3月2日、杉田聖さん相手の防衛戦に2-0勝ちして尾川さん、

いつの間にかもう4度目の防衛だったんだわ。

敗れた杉田さんは1位から5位にダウン。

 

代わって1位になったのは金子大樹さん。

 

3月28日、荒木貴裕さんに3RKO勝ちした石田凌太さんが12位にランクイン。

敗れた荒木さんは10位からの残念ランクアウト。

それにしても石田さん、ランキング対象試合の最終日での勝利で、

ランク表に載るまで場合によっては1ヶ月近く待たされるところを即の掲載で、

全く運がいいとしか言えないなあ。

 

3月5日にフィリピンで0-1分けした山元浩嗣さんは13位のままだね。

 

 

【ライト級】……西谷和宏さん(獲得)

3月4日、土屋修平さんに8RKO勝ちした西谷さんが王座ゲットで、

敗れた土屋さんは4位にダウン。

ってことで加藤善孝さんが2位から1位にアップ。

 

SL級だった佐々木基樹さんが転入して6位にランクされて、

11位だった村田和也さんが長いこと試合から離れてのランク落ち。

 

 

【スーパーライト級】……麻生興一さん(獲得)

2位だった岡田博喜さんが保留選手リスト入りしたもんで、

3月13日にタイボクサーに2RKO勝ちした近藤明広さんが3位から2位にアップ。

 

7位だった佐々木基樹さんがL級に転出。

 

3月27日、藤田光良さんに5RKO勝ちした井上浩樹さんが4個上がって8位。

とっても不思議なのは倒された藤田さんが14位から12位にアップしてることで、

九州方面のジムを優遇する理由が何かあるのかなあ。

 

良く解らないって言えば13位にランクインした池田竜司さんにも首傾げる訳で、

去年10月以来試合して無い筈でそれも1年間で2戦0勝1敗1分けだっていうのに、

これも何かの要請とか圧力の結果なのかって思ってしまう訳で、

空きが発生したからにしても如何にも簡単過ぎると思うんだけどね。

ユースタイトルに参戦させる為の無理矢理なのかなあ。

 

 

申し訳ないけど日本の西半分のジムからは常に胡散臭さが抜けなくて、

そもそも規程通りのファイトマネーを支払ってないようなジムが沢山あるし、

自分の中では別団体、組織っていう捉え方しかしてないんだよね、実は……。

 

チャンピオンにも世界レベルからOPBF、地域タイトル、日本まで色々あるけど、

そのうちどれだけのボクサーが規程のファイトマネーを受け取ってるかっていうと、

かなり怪しいケースが混じってるのも現実なんだよね。

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

3月12日に藤中周作さんに2-0勝ちした尹文鉉さんは3位のままで、

敗れた藤中さんが5位から6位にダウン。

 

SW級だったチャールズ・ベラミーが転入して7位にランキング。

 

永野祐樹さんが順位は変わらない8位なんだけど、

大川泰弘さんと上下を入れ替わってるね。

ってことで空きは1名分減って5名分。

 

 

【スーパーウェルター級】……空位。

野中悠樹さんが返上して空位。

8位だったC・ベラミーがW級に転出したもんで空き1名増えて6名分。

 

 

【ミドル級】……西田光さん(獲得)、胡朋宏さん(暫定)

3月28日にノーランカーに3RKO勝ちした長濱陸さんが福山和徹さんと

入れ替わって5位にアップ。

空き8名分は変わらず。

 

 

 

≪保留選手リスト≫

原隆二さん、山中竜也さん、宮崎亮さん、カルロス・クアドラス、河野公平さん、

帝里木下さん、五十嵐俊幸さん、江藤光喜さん、井上拓真さん、石田匠さん、

村中優さん、岩佐亮祐さん、大森将平さん、益田健太郎さん、和氣慎吾さん、

細野悟さん、大沢宏晋さん、内山高志さん、三浦隆司さん、小原佳太さん、

岡田博喜さん、亀海喜寛さん、野中悠樹さん、村田諒太さんの計24名。

 

過去最多なんだけど、其々のランキングの文字は小さくて見難いし、

変なまとめ方をされてしまってるもんで、まるで日本ランカーより格下のような、

そういうあしらい方をされてるような感じさえするんだけどなあ。

 

上記24名の内3月度に試合をしたボクサーは5名で、

原さんは3月27日にのノーランカーに6RKO勝ち、

山中さんは3月12日、タイボクサーに1RKO勝ち、

江藤さんは3月28日にタイボクサーに2RKO勝ち、

岩佐さんは3月2日、フィリピーナに3RKO勝ち、

岡田さんも3月4日に同じくフィリピーナに7RKO勝ちって5人全勝だったね。

 

 

 

シリアが反政府勢力に対して化学兵器を使用したってことで、

アメリカが59発打ち込んだっていう巡航ミサイルはトマホークだったのかなあ。

 

それにしても横暴な独裁者は北朝鮮と同じく排除されるべきとは思うけど、

排除された後の混乱は周囲の国への亡命者や難民を増やすだろうし、

もしかしたら内乱を含め更なる混迷を深めるだけかも知れなくて、

どっちに転んでも混乱が収拾される可能性は少なく、

全く人間のやることっていうのは……。

 

 

 

2017年4月 6日 (木)

3月度ベストボクシング

 

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“花見”

 

都内の桜は満開だってテレビで言ってたから2日の日曜日、

荒川の土手沿いに行ってみたらまだまだ全然で、

それでも地面や芝生にレジャーシートを敷いた連中が沢山で、

自分らも腰を下ろして弁当を食べたんだけど日差しは温かかったなあ。

 

最寄りの駅への帰り道のちょっとそれた所に小さな神社があったんだけど、

人っ子一人いない中、ここが一番の咲き加減だったんだわ。

 

 

 

9ボクシングを観戦しての3月ボクシングの自分的なベストは以下の通り。

 

 

≪3月度ベスト15ボクシング≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 船井龍一×中川健太 (4)……7RKO

② 山中慎介×カルロス・カールソン (1)……7RKO

③ 西谷和宏×土屋修平 (2)……8RKO

④ 石田凌太×荒木貴裕 (12)……8RKO

⑤ 松本亮×坂本英生 (10)……1RKO

⑥ 赤穂亮×田中裕士 (11)……3-0

⑦ 太田輝×戸高達 (19)……6RKO

⑧ 中山佳祐×望月直樹 (17)……2-0

⑨ 岡田博喜×ロデル・ウェンセスラオ (ー)……7RKO

⑩ 長濱陸×美柑英男 (20)……3RKO

⑪ 垂水稔朗×稲垣孝 (18)……3-0

⑫ 氏原文男×山口拓也 (14)……3RKO

⑬ 尹文鉉×藤中周作 (7)……2-0

⑭ 大橋健典×本吉豊 (16)……3RKO

⑮ 武田航×クルンシン・ガオラーンレックジム (ー)……6RKO

 

*事前期待度ベスト10以内で選モレした試合は3月はいつもより沢山あって、

尾川堅一×杉田聖(3)、大竹秀典×ジュルビルト・ゴメラ(5)、

天笠尚×臼井欽士郎(6)、井上浩樹×藤田光良(8)、

細川バレンタイン×クウエ・ピーター(9)って5試合もあったんだわ。

 

 

 

 

2017年4月 4日 (火)

後楽園ホール・4月3日

 

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「お前、強かったなあ。」 「いやあ、あんたこそ。」

 

 

 

“用心棒” と “椿三十郎” は三船敏郎主演の黒澤明監督のモノクロ映画で、

其々1954年と1961年に公開されたんだけど、

自分が初めて見たのはそのずっと後なんだけど、

その後も何回か見直してて、先週も続けて見る機会があったんだわ。

 

三船敏郎は長い台詞が得意とは言えないどっちかっていうと不器用な俳優で、

普段も機知に富んだ会話の出来る人ではなかったんだけど、

スクリーンの中での存在感はやっぱり圧倒的なんだよね。

 

黒澤組が作る映画はまずカメラワークが抜群だし、音楽もいつも素晴らしくて、

無駄なショットが少なくて中弛みのないストーリー展開も魅力なんだよね。

 

黒澤組の俳優には三船敏郎の他、仲代達也、東野栄次郎、山田五十鈴、

志村喬、加藤大介、小林桂樹、平田明彦、団令子達がいたんだけど、

加山雄三や田中邦衛もここから育ったんだし、

ジェリー藤尾とかジャイアント馬場ら畑違いの連中も巧いこと使いこなしてて、

映画を見る人達の色んな興味を刺激したんだわ。

 

 

 

ホールに入って暫くしてから一力ジムの鈴木マネジャーと色々話したんだけど、

自分が知る限り彼は関東圏でボクシングの試合を一番沢山見てる人で、

女子プロ戦は勿論、U15含めてアマチュアボクシングまで手を拡げてるし、

マッチメイカー的な視点も織り込んでるもんで自分とは少し違って独特なんだわ。

 

で、勅使河原弘晶さんと一緒に居たこの日デビューの中村由樹君の事も知ってて、

4人で軽い会話を交わして始まり始まり……。

 

 

昨日は協会主催による2017年度東日本新人王トーナメントの予選初日。

(他に2試合だけが4月1日の帝拳興行に組み込まれてたんだけどね。)

この日は当初全部で14試合組まれてたんだけど、

14試合目のSL級の藤崎光志君×らいす林君の試合が、

藤崎君の棄権で流れてしまって全13試合だったんだわ。

 

自分的優勝候補が11人も出場してたんだけど、正直全体に雑な試合が多くて、

小粒よりはマシなのかも知れないけど、それにしても大粒過ぎだったなあ……。

 

 

 

① 諸岡直樹君(白井具志堅)×新冨凌君(JBS)……Mm

3勝(2KO)4敗(2KO)の24歳・千葉県と、2勝1敗の19歳・東京都。

 

新冨君はAグループの優勝候補の一人。

 

<1R>

お互い、まずまず水準以上のパフォーマンスが出来てて、

とてもテキパキしたやり取りが続いて、

ボディブローが巧かった新冨君が全体の手数では優位に立ってたんだけど、

手数的に若干見劣りしてた諸岡君の方が顔面へのショットの正確さで勝ってたし、

場繋ぎ系のジャブが実に良かったんだわ。

それに比べると新冨君は少し雑に振り過ぎる傾向が強かったんだわ。

 

<2R>

新冨君は殆どジャブとかストレート系を打たなかったんだけど、

接近戦での思いっ切りの頑張りでポイントバック。

 

<3R>

諸岡君の早いジャブもまだまだ健在だったんだけど、

そこから右への繋がりにスムースさを欠くようになって、

あと一発あと一発を踏ん張ってた新冨君の方が優勢だったかなあ。

 

<4R>

プレスは相変わらず新冨君のまま最後の手数勝負ってことで、

1分20秒、まずは諸岡君の右ストレートが見栄え良くヒットして新冨君が鼻血。

 

残り1分からはその新冨君の手数が落ちて諸岡君のヒットが目立ったままで、

このラウンドは新冨君のあと一発あと一発が見られないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38で若干諸岡君優勢だったんだけど結局、

39-38×2、39-38ってことで諸岡君の2-0勝ちだったんだわ。

 

諸岡君は次は6月15日に高田勇仁君となんだけど、

これも五分五分の試合になるんじゃないかなあ。

 

 

 

② 椿英寿君(山龍)×岡田真虎君(JBS)……Mm

0勝1敗(1KO)のサウスポー、25歳・東京都と、

2勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・岡山県。

 

岡田君はBグループの優勝候補の一人で、

この日JBSがMm級に出場させた二人共が優勝候補なんだよね。

 

<1R>

手数としなやかさは椿君、力強さでは岡田君っていう図式だったんだけど、

開始38秒のところでの椿君の左ストレートが、

残り1分18秒での岡田君の返しの右フックでチャラにされて、

その後は大きな有効打が無かった中、

残り46秒での岡田君の左フックがポイントを決定づけたって感じだったなあ。

 

<2R>

そんならってことで椿君が攻勢を強めていったんだけど、

中々的確なヒッティングが叶わなかった中、

攻めてる感じを見せるのは岡田君の方が上手でまたもや踏ん張り勝ち。

 

ただその岡田君にしてもパワーは感じさせはするんだけど、

顔面への攻撃に限られてて単調過ぎる印象が免れなかったんだけどね。

 

<3R>

岡田君にとって椿君は少しやり難いリズムを持ってたんだけど、

もう少しスピード感が欲しかったのも事実な訳で、

得意技が見えて来ないまま徐々に岡田君の乱暴系にかき回されてしまって、

1分30秒頃からは消耗が著しくて、

あと少し岡田君が畳み掛ければ決着しそうなところまでいってしまったんだわ。

 

<4R>

大きくリカバリーを目指すほど椿君には体力と気力が備わってなかったみたいで、

手は出してたけど如何にも弱々しくて、

ラウンド開始当初からズーッと時間の問題を引きずったまま、

却って岡田君の不手際が目立つようになった1分49秒の南東ポスト前、

岡田君が左ストレートで追い込んでの連打でやっとのことストップエンド。

 

 

岡田君は次は6月15日に赤羽根烈君となんだけど、

プロ経験無しでもアマ7勝4敗っていうのは多分そこそこは強い筈で、

あまり力づくの単調な攻撃ばかりに終始してるとやられる可能性もあるんだよね。

 

 

それにしてもこの試合の負けた方のセコンドなんだけど、

まだやれるところで止められたってとっても怒ってたんだけど、

3ラウンドまでの全部を獲られた末の4Rのヘロヘロを目の当たりにして、

まだ逆転KOのチャンスがあるとでも思ってたのかそれとも、

ブッ倒れるまでやるのがボクシングだって思ってるのか、とにかく最低だったなあ。

 

 

 

③ 秋間瑞輝君(宮田)×幸田健太郎君(石川)……B

2勝(2KO)0敗の25歳・東京都と、2勝0敗の21歳・東京都。

 

バンタム級のAグループは人材が豊富で優劣付け難いんだけど、

秋間君はその代表だし幸田君もそれほど差は無い無敗対決。

 

<1R>

真面目な学生さんタイプの印象の秋間君と見比べると、

風貌だけなら幸田君が勝ちそうな感じだったんだけど、

秋間君のプレスは半端じゃなかったんだよね。

 

それでもジャブと右ストレートボディで先行したのは幸田君の方で、

これはいい勝負になりそうだって思ってた直後、

秋間君の強烈な左ボディが2発喰い込んだんだけど、

彼のパンチは如何にも重そうだったんだわ。

 

徐々に流れが移りつつあった残り31秒のリングほぼ中央、

秋間君のクロス気味の右ストレートが激しく直撃して幸田君がダウン。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど幸田君、

西ロープにもたれ掛ったままだったもんでカウント途中ストップのTKOエンド。

 

 

ってことで2分41秒、秋間君のTKO勝ちで、

6月13日の2回戦の相手はシードされた富施郁哉君なんだけど、

富施君はアマ17勝5敗のサウスポーだから激闘必至なんだわ。

 

秋間君は必ずしもテクニックのあるスピードスターではないんだけど、

当て勘がとってもいいし、とにかくあのパンチ力は魅力なんだよね。

 

 

 

④ 布施慎太朗君(白井具志堅)×荒木侑也(本多)……B

1勝(1KO)1敗(1KO)の21歳・神奈川県と、

2勝(2KO)1敗(1KO)29歳・千葉県。

 

勝ちも負けもKO決着同士の一戦だったんだけど、

荒木君はAグループの優勝候補の一人で、

本多会長と並んでの観戦だったんだわ。

 

<1R>

開始20秒での鋭い届きのいいジャブで感じを掴んだ荒木君が、

更に2発目のジャブを当て込んだ直後、布施君の顔が妙に歪んで、

自分はそのジャブがそんなに効いてしまったのかって一瞬思ったんだけど、

突然インスペクターがレフェリーに一言伝えて、

アレッて見やると布施君の左肩の骨が変に出っ張ってて、

明らかに肩脱臼ってことで一旦ストップタイム。

 

ドクターとの会話が続いた後、戻りそうになくてそのままストップエンド。

 

ってことで0分48秒、荒木君のTKO勝ちだったんだけど、

富施君には元々脱臼癖があるみたいで、

それほど強いパンチが当たったようには見えなかったんだけど、

ギックリ腰と同じで脱臼っていうのも何かの拍子に起こるらしいんだわ。

 

 

荒木君は次は7月1日にアマ18勝9敗の猛者鈴木敬祥君となんだけど、

この試合も見逃せない一戦なんだよね。

 

 

 

⑤ 久高魁脩君(大橋)×熊谷聖也君(新日本仙台)……SB

1勝(1KO)0敗のサウスポー、21歳・沖縄県と、2勝1敗の25歳・宮城県。

 

<1R>

利き腕のストレートは久高君の方が圧倒的だったんだけど、

接近してからの熊谷君の頑張りにも自信が溢れたんだわ。

 

若干熊谷君をあしらうかのようにしてた久高君が残り45秒に左をヒットさせて、

どっちつかずのラウンドをモノにしてたんだけど、

その久高君にしてもキッチリ感は乏しくで雑だったなあ。

 

<2R>

決着を付けてしまおうって感じでいきなり久高君が飛ばしていって、

連打を浴びた熊谷君が鼻血を見舞われて体を揺らがせてたんだわ。

 

ただ久高君の方にも長い時間を飛ばしまくる体力は無かったみたいで、

残り1分からはかなりグズグズになってしまってたんだわ。

 

<3R>

ポイントイーブンのここからが大事なラウンドだったんだけど、

久高君には何となく手抜き系のひ弱な面が見え隠れしてきて、

休み休みしか攻められなくなってきた一方、

真面目で頑固な熊谷君なガツゴツボクシングが勢いを復活させてきて、

ラウンド終盤には久高君、ボディを相当効かされてしまったんだわ。

 

<4R>

久高君には最早戦う気力も体力も失せてしまったかのようで、

呆気ないほど簡単に西ロープに追い詰められてしまってのワンツー被弾で、

顎を跳ね上げられてからは更にメッキリしてしまっての戦意喪失で、

見かねたレフェリーが割って入って1分53秒、熊谷君のTKO勝ち。

 

 

熊谷君は次は6月15日、初戦を勝ち上がった三尾谷昴希君となんだけど、

三尾谷君の逃げ足の速さが熊谷君に通用するか否かなんだよね。

 

 

 

⑥ 佐々木蓮君(ワタナベ)×脇田雄一君(石橋)……Fe

1勝(1KO)0敗のサウスポー、22歳・岩手県と、1勝0敗の33歳・鹿児島県。

 

ここも無敗対決なんだけど年齢差の大きい対戦だったんだわ。

 

<1R>

脇田君のイッセノセ系ボクシングは如何にも解り易過ぎで、

一方の佐々木君にしても利き腕に頼り過ぎるところがあったんだけど、

接近してからの巧さでは佐々木君がほぼ圧倒してて、

何となく佐々木君の勝ちが見えてきてしまったモンで一旦休憩タイム。

 

 

結局この試合は3R2分19秒に思ってた通り佐々木君がTKO勝ちしたんだけど、

勝負としては最後の連打のずっと前のボディブローが決定的だったんだわ。

 

 

その佐々木君は次田中利弥君が相手なんだけど、

自分の中では若干田中君優勢なんじゃないかって思ってるんだけどね。

 

 

 

⑦ 矢斬佑季君(花形)×中村由樹君(輪島S)……Fe

1勝(1KO)0敗のサウスポー、25歳・埼玉県と、デビュー戦の18歳・東京都。

 

二人共、この階級Aグループの優勝候補なんだけど、

中村君はアマ14勝(4KO)6敗の戦績ってことで、

隣に勅使河原弘晶さんが座って始まり始まり……。

 

<1R>

初めてのプロリングなのに中村君はとってもいいプレスを掛けてたし、

二人共、キレのいい動きを見せながらのスリルに富んだ展開で、

互いに危険に満ち満ちたパンチをすんでのタイミングで交錯させてたんだけど、

全体のヒット数に大差が無かった中、有効度では中村君だったかなあ。

 

<2R>

矢斬君の左ストレートや右フックの被せ打ちにも必殺感が漂ってたんだけど、

中村君は全く怯むことなくの真っ向勝負で残り42秒、

相手の左の打ち終わりに右ショートを綺麗に合わせて、

この時は思わずヨロけた矢斬君が中村君に掴まってダウンを免れたほどで、

中村君が大きく流れを呼び込んでたんだよね。

 

<3R>

矢斬君は打ち終わりを狙われないように頭の位置に気遣ってたんだけど、

いざ相打ちになった際には中村君に打ち負けてしまうような感じで、

徐々に疲れが見えてきて腕振りの鋭さも失われつつあって、

足元がバタつくような場面も増えてきたんだわ。

 

<4R>

中村君の方に若干の一段落感が見えてきた中、

まずは矢斬君がパタパタ左右フックで先攻したんだけど、

最後の踏ん張りも長いこと続けられなくて、

残り1分からはヘバッてしまったことを見透かされないようにするのに一杯一杯で、

ここを飛ばせば中村君のTKO勝ちも見えてきたんだけど、

最後は彼も思うに任せなくなってしまっての終了ゴング。

 

 

直後に勅使河原さんにスコアを聞かれた時にはイーブンだって答えたんだけど、

後で見直してみたら4Rだけ矢斬君の39-37で中村君だったんだけど結局、

40-36、40-37、39-37でとにかく中村君の圧倒3-0勝ちだったんだわ。

 

中村君の次の相手はこのすぐ後の試合の勝者なんだよね。

 

 

 

⑧ 高島裕樹君(宮田)×太田魁星君(E&Jカシアス)……Fe

3勝(2KO)5敗(3KO)1分の30歳・佐賀県と、デビュー戦の18歳・京都府。

 

30歳と18歳の対戦だったんだけど、

太田君はアマ16勝(3KO)5敗ってかなりの優績なもんで、

この階級の優勝候補の一人に選んでたんだけどね。

 

その太田君の応援には小浦翼さんとか内藤未来君、鈴木鹿平君達が来てて、

離れた所で星大翔君も並んでて、内藤会長が横に座って始まり始まり……。

 

<1R>

お互いに明らかに力み過ぎだったんだけど、

始めの30秒間に右ストレートを2発当て込んでた太田君が先行して、

その後1分20秒での左フックも中々の当たりを見せてたんだけど、

それでもやっぱりデビュー戦のせいか若干舞い上がり気味だったし、

少ないパンチで一気に決めようとし過ぎで、

もう少し落ち着いてしなやかな流れが欲しいところだったんだわ。

 

高島君の方は乱暴さだけが目立って特にいいところはなかったなあ。

 

<2R>

太田君陣営からは 「ジャブから!ジャブから!」 って声が飛んでたんだけど、

相手の力づくのボクシングに巻き込まれてしまったような太田君、

冷静さを失った様な中で相手の返しの左フックをまともに貰ってしまったんだわ。

 

一発大きく当て込んだ高島君がそこから一気の大噴火で、

倒す気満々の丸太殴り系を全開にさせていったんだわ。

 

距離を取り直して体勢を整える余裕が無かったみたいな太田君、

あっと言う間に西ロープに追い込まれてしまっての連続被弾で、

防戦一方になってしまったところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分28秒、高島君のTKO勝ちだったんだけど、

太田君は明らかに自分のボクシングを忘れてしまってたんだよなあ……。

 

その高島君は次は7月25日に中村由樹君となんだけど、

ここはどう考えても中村君だと思うんだけどね。

 

 

 

⑨ 荻野圭介君(オークラ)×渡邊悟君(KG大和)……Fe

2勝(1KO)6敗(2KO)の36歳・東京都と、2勝(1KO)1敗の22歳・神奈川県。

 

これまた年齢差の大きい一戦だったんけど多分、

荻野君はこれに負けると引退って感じの3度目の挑戦だったんだわ。

 

<1R>

お互いに言えたことなんだけど、一体どの距離でやりたいのが解らなくて、

そもそもちゃんとしたジャブも打ててない状況だったんだけど、

全てが中途半端な感が否めなかった荻野君に対して渡邉君、

徐々に自分を取り戻したかのような動きが出来てきて、

ボディショットからリズムを掴んだような印象だったんだわ。

 

試合の流れがハッキリしてしまったもんでここでコーヒータイムを挟んだんだけど、

やっぱりあのままだったみたいで3R2分29秒、渡邊君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

渡邊君、次は6月15日に第2戦なんだけど、

どちらが勝ち上がってもこの日の相手よりは強いと思うから、

まずはきちんとしたジャブを身に付けることなんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑩ 松澤拳君(宮田)×上林直樹君(石川)……Fe

3勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、26歳・千葉県と、

1勝4敗(2KO)の27歳・大阪府。

 

松澤君はBグループの優勝候補の一人なんだけど、

この日は正直いい出来とは言い難かったんだけど、

相手の上林君の出来が更に良くなかったもんで助かったって感じだったなあ。

 

松澤君は相手の体ごとの力づく系ボクシングに随分困ってたような印象だったし、

途中からは何だかトロトロになってしまってたんだわ。

 

 

ってことで1Rしか見てなかったんだけど結局、

39-37、39-38×2の3-0で何とか勝ち上がったんだわ。

 

 

この階級のBグループには豪打の清田亨君が先に控えてるから松澤君、

そこまでは何とか辿り付いて欲しいモノなんだわ。

 

次の試合の納谷君の応援に来てた三浦仁君とジャレた後、

先日晴れて三迫ジムへの移籍が叶った堀川謙一さんが挨拶に寄ってくれて、

日本タイトル戦も近いってことで頑張ってね握手だったんだわ。

 

 

 

⑪ 遠藤勝則君(角海老)×納谷和希君(三迫)……SFe

2勝1敗(1KO)の25歳・山梨県と、1勝2敗(1KO)の26歳・大阪府。

 

自分の隣に貴志会長がドッカリ陣取って始まり始まり……。

 

<1R>

遠藤君は大胸筋を異常なほど鍛え上げたウェイトリフティング系で、

っていうことは中間距離を巧いことこなすタイプではなくて、

接近戦での激連打を得意とすることは明らかだったんだけど納谷君、

だから最初は意識的に距離を取ることに配慮すべきだったんだけど、

何だか相手の戦法にいきなり巻き込まれてしまったって感じだったんだわ。

 

戦い方を間違えてしまった様な納谷君は最初の密着ワンツーを被弾して、

ダメージを残したままの残り1分16秒の北西ポスト前で、

遠藤君から思いっ切りの右を貰ってしまって一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

あんな大胸筋でまともに打たれてしまっては被害は甚大な訳で納谷君、

そのままテンカウントアウトってことで1分55秒、遠藤君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

遠藤君は次、6月に高木秀明君となんだけど、

今井健裕君と当たるまでは何となくその大胸筋で圧倒してしまいそうなんだわ。

 

 

 

⑫ 垣松武志君(山龍)×川渕大地君(川崎新田)……SFe

1勝1敗の26歳・大分県と、2勝(2KO)0敗の27歳・神奈川県。

 

川渕君はAグループの優勝候補の一人なんだわ。

 

<1R>

若干突貫系のワンツーオンリーの垣松君だったんだけど、

突貫系の試合ってことならば川渕君も負けてなくて、

開始45秒での右の相打ちを経てお互い一気に狂熱化していったんだけど、

残り1分15秒での左ボディ2発でまずは川渕君がポイントゲット。

 

川渕君は残り40秒辺りで突然スイッチしてたんだけどあれは何なのかなあ。

とにかく二人共、スムースさには程遠いボキボキしたボクシングだったんだわ。

 

<2R>

二人共、粗っぽさだけが目立つ丸太殴り系ボクシングになってしまって、

何だか大昔のヘビー級の試合みたいになってしまって、

垣松君なんか 「ドリャアアーッ」 って唸りながらやってたし、

まあ二人共、こういう戦い方をしたいっていうなら個人の勝手な訳で、

他人がどうこう口を挟むことでもないんだけど、

いずれにしてもこういうボクシングが身に付いてしまうとお先は真っ暗な訳で……。

 

 

ってことで自分はここで退散したんだけど、

最終ラウンドまでいったっていうのがとっても不思議で結局、

40-35×3ってことで川渕君のパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

川渕君は次は6月15日に長谷川慎之介君となんだけど、

その次の坂田尚樹君との一戦が見ものだと思うなあ。

 

 

 

⑬ ジロリアン陸君(F赤羽)×菅野智宏君(ヨネクラ)……SFe

3勝(3KO)1敗(1KO)の28歳・福島県と、2勝(2KO)0敗の20歳・東京都。

 

オールKO決着同士でBグループの優勝候補同士がいきなりの激突。

 

<1R>

KO決着必死の一戦だったんだけど、頭の小さい菅野君が一見優位そうで、

そこそこいいプレスをかけていったんだけど、

最初のジャブの届きはジロリアン君の方が圧倒的で、

それ以降も菅野君のジャブをモノともしてなかったんだわ。

 

これと言った有効打が無い中ではジロリアン君のジャブは十分有力な訳で、

って見てた残り10秒前後、そのジロリアン君の右フックがヒットして明確ポイント。

 

それにしても二人共、ちょっとイキリ立ち過ぎじゃないのかなあ。

 

<2R>

やっぱりジャブのクオリティー差が大きくて、

そこから組み立てるジロリアン君の方が比較にならないほどスムースで、

前振りナシのいきなり系の菅野君との差が拡がるばかりで、

相変わらず一気に踏み込むタイミングを計り続けてた菅野君だったんだけど、

却って先に何度も右を貰ってしまってたし、

ヤケクソの様に振り回してた右特大フックは虚しく空転するばかりだったんだわ。

 

そりゃ直撃すれば一気にひっくり返すパワーは込められてたけど、

ああいうのは余程のことが無い限り当たるもんじゃないんだわ。

 

<3R>

一発ドカン系ボクシングから抜け出せないままの菅野君、

開始1分20秒に願っても無い相打ちの瞬間が訪れたんだけど、

まともに当て込んだのはジロリアン君の右フックで、

菅野君はマウスピースを2mも吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

そういうのは印象的にも良くなくて、

それ以降は却ってジロリアン君のプレスが目立っていったんだわ。

 

ラウンド終了後のインターバルの間、最後のラウンドを待ってたら、

突然のストップエンドってことで、

マウスピースを飛ばされた際に菅野君が顎の骨をやられてしまったみたいで、

菅野君の棄権ってことで3R終了時点でのジロリアン君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

ジロリアン君の次の試合は6月15日、角田知浩君が相手なんだけど、

この日くらいに冷静に戦えれば殆ど問題ないんじゃないかなあ。

 

それにしても、ヴェジェタリアン系とかの何かと思ってたんだけどジロリアン君、

単に “ラーメン二郎” のファンっていうだけなんだってね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 秋間瑞輝君

② 中村由樹君

③ ジロリアン陸君

 

 

 

次のボクシングまで中6日もあるんだけど、

3月のボクシングを見直して見たり、ランキングのことも書きますから、

時間のある人は覗きに来て下さいな。

 

 

 

2017年4月 2日 (日)

後楽園ホール・4月1日

 

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“右にスウェイしたところからの右フックはこんな感じで……。”

 

 

 

“ワンチャンス” は2013年の英米合作映画で、

携帯電話ショップの店員がテレビのオーディション番組を経て、

最後はオペラ歌手になるっていう実際にあったハッピー・ストーリーなんだけど、

元々気の弱い主人公の紆余曲折が興味深かったし、

折々のシーンのバックに流れてたポップ・ミュージックも中々良かったんだわ。

 

 

 

昨日の赤コーナーは全員帝拳ボクサーで、最初の2試合は東日本新人王予選。

浜田代表と長野マネジャー、下田昭文さん、佐々木洵樹さん達に挨拶して、

始まり始まりってことで……。

 

 

① 三尾谷昴希君×黒﨑雪仁君(久米川木内)……SB 4R

0勝0敗1分のサウスポー、19歳・栃木県と、

2勝(1KO)0敗のサウスポー、19歳・東京都。

 

三尾谷君のプロデビュー戦は引き分けだったんだけど、

アマ19勝16敗っていう戦績は侮りがたいとは思いながらも、

ここは黒崎君が勝ち上がる可能性が高いって思ってたんだけどね。

 

<1R>

19歳のサウスポー同士だったんだけど、

まずはフレームのデカイ三尾谷君が薄くはあったんだけど、

左ストレートを3発ほど打ち込んで開始45秒までを征してたんだわ。

 

ただその三尾谷君も中間距離はとってもいいんだけど接近戦が今一で、

黒﨑君は全くその真逆っていう組み合わせだったもんで、

その後も噛み合いの良くないやり取りが延々続いたんだわ。

 

<2R>

三尾谷君の方が自らの距離をキープするのが巧くて、

フットワークとか右ジャブを駆使して黒﨑君のイライラを誘ってたんだよね。

 

只お互いにいざ打ち合いになると腕が体から離れ過ぎで、

もう少しタイトに振るべきだって思ったし、

ケンカ腰の姿勢はそれ程悪いとは思わないんだけど、

一方では冷静でしなやかなパフォーマンスが欲しいところでもあったんだわ。

 

<3R>

お互い、打ち合う際のパンチのやりとりの様子がとっても良く似てきたんだけど、

力づくさが抜け切れない黒﨑君の方がより顔面を赤くしていってたなあ。

 

二人共、無駄な動きが多かったせいか、戦い方に迷いが出てきたせいか、

中盤以降は手数が落ちて中弛み気味になってしまってたんだわ。

 

<4R>

スコア的には微妙な感じの最終ラウンドだったんだけど、

今や決定的なショットは期待し得なくなった中での手数勝負の様相で、

いい前詰めはしてたんだけど黒﨑君はあと一歩の踏み込みが不足してたし、

三尾谷君の方も相変わらず逃げ足だけは早かったんだけど、

いざって時の当て勘は良くないままの雑々で、

お互いの空回りが目立ったままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37×2、39-38ってことで三尾谷君の3-0勝ちで2回戦に進出。

 

 

 

② 平岩貴志君×後藤祐介君(F赤羽)……L 4R

デビュー戦の19歳・愛知県と、1勝(1KO)0敗の34歳・埼玉県。

 

19歳と34歳の新人王戦で、平岩君はアマ戦績9勝6敗ってことで、

実力の程は如何?って感じだったんだけどね。

 

<1R>

開始24秒、右から返した平岩君の左フックが見事な直撃ヒットして、

手応えを感じたかのような平岩君がそこから一気一気の大攻勢。

 

後藤君も何とか何とかって反撃を試みてたんだけど、

平岩君が合わせ打ってくるタイミングが抜群なもんで、

挽回に向けての強い先攻めが叶わないままの残り2秒、

またもやの返しの左フックを貰ってしまって後藤君、

倒れはしなかったんだけど、西ロープまで吹っ飛ばされてしまったんだわ。

 

<2R>

平岩君の自信に満ちた様子と後藤君の気後れ感とダメージは歴然で、

開始直後の殆どあっと言う間のエンディングだったんだけど、

平岩君の強烈な右フックが後藤君をなぎ倒すように直撃して、

後藤君が西ロープ前でドーッと横倒れしてしまって、

ダウンってコールされてカウントが始まった直後に陣営からのタオルインで、

0分28秒、平岩君がデビュー戦KO勝ちで2回戦進出を決めたんだわ。

 

 

それにしても平岩君、必ずしも華麗なボクシングとは言い難いんだけど、

正面から打ち合った際の軸の太い力強さが圧倒的だったなあ。

 

 

 

③ 神谷治昭君×何チャラ・タップティン……B 6R

5勝(1KO)0敗の26歳・兵庫県と、7勝(1KO)6敗1分の18歳・タイ。

 

相手のフルネームはアェッカチャイ・セーンタップティンって、

書くのも読むのも大変なタイボクサーだったんだけど、

ある人に伝言しに行ってたらあっと言う間の1R1分18秒、

神谷君のKO勝ちってことで全く見てなかったんだわさ。

 

 

 

④ 梶颯さん×スリヤ・何チャラ……SF 6R

6勝(5KO)0敗のランク11位、19歳・神奈川県と、

8勝(1KO)7敗の17歳・タイ。

 

この日二人目のタイボクサーだったんだけど、

二人共、如何にも作ったような戦績なんだよなあ。

 

ってことで遠目に眺めてたんだけど、

ちょっと相手を見下したような戦い方をしてた梶さん、

危ないタイミングで幾つか貰ってしまってて、

ヘタレタイボクサーだから助かってたものの、

もう少し慎重にディフェンスにも配慮すべきだったと思ったけどなあ……。

 

それでも全体の力量差は明白だったもんで全くハラハラすることはなくて、

1R1分2分25秒でのTKO勝ちだったね。

 

 

 

⑤ 垣永嘉信君×福永亮次さん(宮田)……SF 8R

6勝(2KO)2敗の23歳・長崎県と、

8勝(8KO)2敗(1KO)のランク14位、サウスポー、30歳・大阪府。

 

福永さんの応援には上田有吾君や田部井要さんも来てたんだけど、

3月28日の試合に勝って見事にランカーに昇格した石田凌太さんも来てたなあ。

自分的にはこの試合がこの日のセミファイナルってことで……。

 

<1R>

まずは垣永君が相手のパンチ力を警戒しながらの慎重な立ち上がりで、

どっちが最初に当てるのかって行方を見つめてたんだけど、

お互いに若干待ち過ぎだった中、垣永君のワンツーがファーストヒット。

 

垣永君はハードヒッター相手に常に早い動きで対応してたし、

ジャブ含めて全体の手数ヒット数でも上回ってまずはポイントゲット。

 

<2R>

これが初の8回戦なもんで福永さん、先を見据えてのことか、

新人王戦の時とは別人のようにユッタリした序盤の戦い方をしてて、

引き足の早い相手に踏み込みが足りてなかったし、

このラウンド若干攻勢を強めてはいたんだけど、

まだまだ手を出すタイミングを計り過ぎだったし、

打って追い、追って打つっていうシツコサからは程遠かったんだわ。

 

一方の垣永君、当たりそのものは強くなかったんだけど、

明らかに手数で上回ってて福永さんは右を被弾することが目立ってたなあ。

 

<3R>

福永さんにはテンポを変えた攻撃が必要だったんだけど単調なままだったし、

ひたすら大きいのを当てようとし過ぎの雑々で、こんなもんだったっけ?

 

垣永君にも被弾を避けながらに当てるっていう難しいテーマが与えられてて、

福永さんがどこかで爆発すればひとたまりもないんじゃないかっていう、

そういう危機感がまとわりついたままだったんだけど残り1分過ぎ、

ついに福永さんの左ストレートが効果的に2発ヒットして1ポイントゲットバック。

 

<4R>

前の回のショットがきっかけになったか福永さんが急に生き生きとしてきて、

一気に凶暴化していってのヒットヒットで、

ようやくジム仲間達のストレスを解消しつつあったね。

 

一方の垣永君は若干カウンター狙いにシフトしていって、

被弾しても勇敢に相手の打ち終わりを狙ってたんだわ。

 

その垣永君、残り40秒から2発の右フックをヒットさせて、

またもやポイントゲットかって思わせたんだけど、

残り18秒、相打ちの際の福永さんの左のショートの威力が絶大で、

垣永君の体を大きく揺らがせてたんだわ。

 

<5R>

開始すぐの20秒、福永さんの返しの右フックが直撃して、

垣永君の左目上がヒットカットされて流血。

 

垣永君の顔面の傷が徐々に悪化していって、

福永さんが試合の主導権を握りつつあったことを証明してたんだけど、

垣永君も折々にグローブで流血を拭いながらではあったんだけど、

それでも剛腕相手に全く怯むことなくの頑張り踏ん張りで、

ラウンド終盤にかけてはまた元のタイミングで当て込んでさえいたんだわ。

 

<6R>

垣永君はまだまだグッドなフットワークを使えてたし、

利き腕ショットからのフォローパンチも鋭く振れて最初の1分間を征してて、

体勢の崩れたところからでも更に細かく狙えてて、

力を溜めながらの単調な強打に終始してた福永さんとは対照的だったんだわ。

 

このラウンドを垣永君が征して、自分の中ではここまでで丁度イーブン。

 

<7R>

垣永君にとってはいい感じの展開になってきたんだけど、

一方の福永君には納得し切れない流れってことで、

セコンドからの檄もあったんだろうけど、この回は最初っからの飛ばし飛ばしで、

やっと本来の福永さんに戻ったようなガァーって感じの乱暴さが蘇ってきて、

開始50秒、若干対応の遅れた垣永君が強い左を2発ほど貰ってしまって、

その途端、垣永君の右ガードの位置が明らかにおかしくなってきて、

殆ど右目のすぐ前にグローブを構えるようになってきたんだわ。

 

左目上に続いて右目も傷めてしまったんじゃないかって自分には見えて、

案の定、そこからの垣永君はキリッと動けないまま福永さんが一方的で、

更に2~3発直撃されてしまったところの1分10秒、

垣永君はまだ踏ん張ってたんだけど、セコンドからのタオルインでジ・エンド。

 

やっぱり強いパンチ力っていうのは全てをひっくり返すことの出来る宝物で、

垣永君にあと少しのそれがあれば結果は明らかに違ってと思うんだけど、

それでも自らが持ってる技量の範囲内のベストを尽くしたんだわ。

 

 

 

⑥ 永野祐樹さん×鈴木義行君(マナベ)……65㎏ 8R

10勝(7KO)2敗(1KO)のランク8位、サウスポー、27歳・熊本県と、

5勝(1KO)9敗(7KO)5分の36歳・埼玉県。

 

鈴木君はこの試合に勝たない限り引退を余儀なくされる訳で、

色んなモノと気持ちが込められた試合だったんだよね。

 

何かの拍子にいいのが当たれば夢のランカーってことも有り得たんだけど、

永野さんにしてみればここでランキングを下げるわけにもいかない訳で……。

 

少し遠めの北席に移ったらすぐ近くに尾川堅一さんがいて、

ちょっとだけ話しをして始まり始まり……。

 

<1R>

鈴木君は相手の強打の的になるのを避けるべく、

チャカチャカ若干変則的に動きながら意表を突く打ち出しを目指してたんだけど、

一方の永野さんはまずは相手の動きを見極めるって冷静な立ち上がりで、

ラウンドの最所の1分間をデータ集めに使ってたような感じだったね。

 

鈴木君は何とか捕まらないようにって永野さんの周囲を回ってたんだけど、

目立ったヒッティングが叶わないままの残り16秒の西ロープ前、

グイッと踏み込んだところからの永野さんのワンツースリーの殆どが直撃して、

最初のハード被弾で鈴木君、グニャッと崩れ落ちてしまったんだわ。

 

やっぱり10勝7KOのパンチは半端じゃないもんで鈴木君、

何とか立ち上がってファイティングポーズを取り切る寸前だったんだけど、

レフェリーが続行は無理だって判断してのストップエンドで、

2分58秒、永野さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑦ 正木脩也君×江藤伸悟さん(白井具志堅)……59.4㎏ 8R

6勝(3KO)0敗の23歳・大阪府と、

17勝(9KO)5敗(1KO)1分のランク11位、27歳・沖縄県。

 

この日の自分的メインイベントを前して、

「彼は間違いなく将来は相当いいところまではいくと思うんですけど、

キャリアの浅いうちに負けを経験するのも悪くないと思うんですけど…。」 って、

生意気にも自分、長野マネジャーに語ってしまって、

長野さんも少しだけ同意してくれたようなところもあったんだけど、

それでも実は予想としては若さに任せた勢いが、

2連敗中の相手を粉砕するんじゃないかって思ってたんだよね。

 

二人には4倍ほどもの試合キャリア差があるんだけど、

勝率とかKO率とかは殆ど差が無いんだよね。

 

<1R>

最初快調に動いてたのは江藤君の方でプレスとかジャブ出しも積極的で、

それを見た彼の周辺は 「今日はとってもいい!」 って絶賛してたんだけど、

それはあくまで正木君が慎重に立ち上がってたことに依るものであって、

そういう判断は早計に過ぎるんじゃないかって思ったんだけどね。

 

江藤さんは序盤の1分40秒までを気持ち良さそうにやってたんだけど、

中盤以降、正木君が立て直してからはいきなりの混沌が訪れて、

正木君の可能性が垣間見えてきたんだけど、

それでもラウンド序盤の手数で江藤さんがポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

江藤さんはチャカチャカフェイントからのいきなりの右フックが良くて、

以降も主導権と取りつつあったんだけど残り50秒、

正木君の鋭いワンツーがヒットしてひっくり返しポイントバック。

 

それにしても江藤さん、ボディブローを嫌がる素振りが露骨で解り易くて、

クリンチした際にトントンされるのさえも嫌がってる感じだったんだよね。

 

<3R>

何となく江藤さんの表情に相手を警戒する色が浮かんできて、

それにつれコンビネーションショットもガキゴキしてしなやかさに欠けてきて、

お互いに若干手数の落ちた中盤を経た残り30秒、

細かいショットのやり取りの中で打ち負けた江藤さんが鼻血。

 

<4R>

試合序盤と打って変わってプレスを掛けてるのは今や正木君の方で、

江藤さんがチョンチョンジャブを出したその直後、

少し大き目強めのショート戦に移った瞬間の開始55秒、

綺麗に当て切ってたのは明らかに正木君のストレート系で、

更に江藤さんが真っ直ぐ下がったところに正木君が追い打ちの右ストレートで、

直撃された江藤さんが南東ポスト前に吹っ飛ばされてしまってダウン。

 

リスタート後の江藤さんは凌ぐ凌ぐのに精一杯で、

これはもう正木君が倒し切ってしまいそうな雰囲気だったんだけど、

この辺からの正木君の追撃にも若干の甘さもあったんだけど、

江藤さんの踏ん張りも見逃せなくて、

1分間ほどを何とかやり過ごして残り1分頃にはそこそこ回復してたんだわ。

 

<5R>

それでも江藤さんのまだ完全回復は心配されたところであって、

一見ちゃんと出来てはいたんだけど接近戦が全くダメになってしまってて、

正木君がハッキリ狙いに行ってた中、江藤さんは明らかに休み休みで、

チョン当てしてすぐ抱き付くっていうのを繰り返してポイントゲットには程遠くて、

終始下がり下がりしてたんだよね。

 

<6R>

江藤さんは既に気合を込めた打ち込みにはなってないままで、

ここに至ってたまにチョン当てしてもそれこそ焼け石に水な訳で、

どこかで吹っ切って殴り掛かりに行かないとどうにもならないと思うんだけど、

周辺からはそういうようなアドバイスが出てなくて、

今更1ポイントを取り戻してもどうにもならないのに戦い方が違ってたんだわ。

 

 

ってことで後は正木君がキチンと倒し切るかが唯一の見所になったんだけど、

相手が正面から打ち合ってこなかったから中々難しくはあったんだけど、

正木君の手際的にも今一だったと言わざるを得なかったんだよね。

 

席を移動して見てた7R、8Rも江藤さんも正木君もままならないままの終了ゴング。

 

自分は7R以降は適当見だったんだけど、

それでも正木君のフルマーク近かったのは動かし難くて結局、

80-72、79-72、79-73ってことで正木君の圧倒3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑧ 五十嵐俊幸さん×ミゲール・カルタヘナ……F 10R

23勝(12KO)2敗2分のWBO1位、WBC5位、IBF5位、WBA8位、

サウスポー、33歳・秋田県と、

15勝(6KO)3敗(2KO)のWBA9位、WBO&IBF10位、24歳・アメリカ。

 

 

この試合は3R0分49秒、何度かのバッティングの末、

五十嵐さんのカット傷が続行不能にまでなってしまってのTDだったんだわ。

 

カルタヘナは名前も風貌も中南米系だったんだけど、

両肩から胸にかけてと両足の膝下までタトゥーだらけだったなあ。

 

そのカルタヘナはジャブ省略のいきなり1発系のボクサーで、

見極めやすいボクサーではあったんだけど右ストレートだけは威力満々で、

五十嵐さんが保有してる数々のランキングも超魅力的な筈だった訳で、

五十嵐さんとしても緩く立ち回ると危険も潜んでたんだよね。

 

それでも世界ランカーとはいえカルタヘナ、

やっぱり上位と下位とではこれほど違うかってことが2Rにはほぼ明確で、

瞬間のスピード感に欠けてたし、脅威的なコンビネーションも持ち合わせてなくて、

五十嵐さんとしては負ける筈も無さそうな展開になってきて、

カルタヘナは特にボディブローを嫌がってたんだよね。

 

残念ながら3Rに入ってすぐ負傷ドローの状況が起こってしまったんだけど、

五十嵐さんの症状はかなり心配されるほどですぐに病院に直行したんだけど、

大丈夫だったのかなあ……。

 

 

周囲の人達が席を立つ中、長野マネジャーは最後までリング上を気にしてて、

その後医務室まで五十嵐さんと同行してたんだわ。

 

全部の試合が終わった後、久し振りの木村悠さんが声を掛けてくれて、

以前の工学系の専門商社を退社して今はスポーツ系の企業に移ってて、

その関係でこれからはホールに来ることも多いって言ってたなあ。

 

さあ帰るかってところで松田直樹さんがお疲れさんって声掛けてくれて、

2日は静岡ボクシングなもんでこれから前乗りなんだってさ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 正木脩也君

② 垣永嘉信君

③ 平岩貴志君

 

試合に敗けた方のボクサーを選ぶのはどうかとも思ったんだけど、

剛腕系を相手に全く怯むことなく果敢に挑んでいって、

敢えて相手の打ち終わりを狙っていってた姿勢が自分の胸に響いたもんでね。

 

 

 

2017年4月 1日 (土)

後楽園ホール・3月31日

 

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「何かと手が掛かって……。」

 

 

 

“追跡者” は1998年のアメリカ映画でトミー・リー・ジョーンズが主演してて、

もう何度も見てるんだけど、理想的な現場リーダーの姿が心地いいんだわ。                                                             

 

 

赤江玉緒っていうのは関西系の元局アナなんだけど、

エクボのある顔が可愛いらしくて機知に富んだ会話も出来るんだけど、

時折少しばかりの天然系も混じるところが中々いいんだわ。

 

少し前まで自分は滝川クリステルとか夏目三久とかが好きだったんだけど、

最近は綺麗で知的なだけじゃない女性に惹かれることが多いんだわ。

 

彼女は月曜日~木曜日のTBSラジオで昼の帯番組を持ってて、

カンニング竹山、山里亮太、博多大吉、ピエール瀧らが、

曜日別に彼女の相手をしてて軽妙な大人の会話が面白いんだわ。

 

その彼女が40歳を過ぎての出産を控えて昨日一杯で産休に入ったんだけど、

何も予定のない日の昼寝時間にはとってもグッドなバックグラウンドだったもんで、

ちょっと残念で、特にピエール瀧っていう俳優とのやり取りがね……。

 

 

 

ホールに入ってからあっちこっちに御挨拶ってことで、

本多会長や玉木パパ、田之岡条さんや粕谷雄一郎さん、小澤陽童君……。

 

ここのところタイのサイトーンジムの連中は日本で荒稼ぎ中なんだけど、

始めにお断りしておきますが、最後の試合は全く見ておりませんので悪しからず。

 

 

 

① 関フリーダム君(グワップ協栄)×河瀬啓吾君(宇都宮金田)

                          ………95㎏ 4R

デビュー戦の19歳・愛知県と、デビュー戦の26歳・熊本県。

 

グワップ協栄っていうジムは初めて聞いたんだけど、

とにかく試合前の段取りが悪くて、グローブテープは巻き直しさせられてたし、

マウスピースは控室に忘れて来るしの第一試合からいきなりのトロトロで、

デビューボクサーに可哀相過ぎで大体こういう感じのジムはダメなんだわ。

 

それでも相手が殆どナチュラルの普通のデブだったのに対して関君、

黒人とのハーフみたいで如何にも圧倒してしまいそうな感じだったんだわ。

 

<1R>

頭一個分上背優位な関君がちゃんとしたボクシングを目指して、

見たまんま相撲体型の河瀬君に対してまずはジャブってことだったんだけど、

体全体の肉を揺さぶりながらの河瀬君のがぶり寄りも中々の迫力で、

距離を詰めたところからの張り手風左右フックにはかなりの威力があったんだわ。

 

ガタのデカイ平岡アンディ君風の関君も最初の1分間は何とか応じてたんだけど、

それ以降は見た目より格段に動きのいい河瀬君に手を焼き始めて、

結局最後までほぼ一方的に追い込まれまくってたんだわ。

 

<2R>

セコンドから何らかのアドバイスを貰った関君が立て直すかと思ったら、

何の工夫も無いまま同じことの繰り返しで、一方の河瀬君は益々いきり立って、

若干メチャ振りの左右フックが当たりまくって早くも関君が鼻血。

 

もし街中で二人のケンカが始まったら周囲の人達は絶対関君が勝つだろうって、

それほど見た目に差のある二人だったんだけど、

単なる白デブにしか見えなかった河瀬君の奮闘ぶりは想像を超えてて、

徐々に河瀬君ガンバレって、何とか勝たせたい気持ちになってきたんだわ。

 

<3R>

関君は戦う気持ちが失せてしまったかのようにやたら下がるばかりで、

動きに全く劣化を見せない河瀬君にほぼ圧倒され続けて、

いいところを見せられないまま見かけ倒しに終わってしまいそうだったんだわ。

 

<4R>

関君からは技術のかけらさえ見えて来ず、体力不足、気力不足も甚だしくて、

途中時計をチラ見してたもんで、そこから頑張るのかと思ってたら、

あとどれくらい我慢すればいいのかを計っていたに過ぎなくて、

彼にとってはボクシングは単なる苦行にしか過ぎないって感じだったんだわ。

 

一方の河瀬君は最後の最後まで動きまくって振りまくって、

日頃から鍛えてるっていうよりあれは天性のスタミナなんじゃないかなあ。

 

 

ってことで自分もジャッジ3人も揃いも揃っての40ー36×3ってことで、

河瀬君のデビュー圧倒勝ちで是非また見てみたいデブだったんだよね。

 

 

 

② 西村洋樹君(レイS)×小澤陽童君(小熊)……LF 4R

1勝(1KO)0敗の26歳・愛媛県と、1勝(1KO)0敗の18歳・埼玉県。

 

<1R>

第1試合の直後に体重が半分ほどしかないボクサーの登場だったんだけど、

スピードは倍ほどもあって二人共とってもテキパキしてたんだわ。

 

二人はデビュー戦をKO勝ちしての2戦目同士で、

同じような戦い方をする優劣付け難い動きと手捌きを見せてたんだけど、

開始1分28秒の西ロープ近く、お互いの強いパンチが当たる距離になって、

その瞬間を見逃さなかった西村君が一瞬早く右ストレートを直撃ヒット。

 

お互いが前掛かりになった刹那の小澤君の備えが一瞬緩んだ結果で、

かなりの直撃度だったもんで小澤君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

小澤君は何とか立ち上がりつつあったんだけど、

レフェリーが彼の目を覗き込んだ直後、続行は無理だって判断して、

カウントを途中ストップしての1分32秒、西村君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

あの場面、一瞬の間が違う方に傾けば逆の結果も有り得た状況だった訳で、

小澤君、次は頭の位置に気を付けて戦うことだと思ったなあ。

 

 

 

③ 中島珠旗君(三迫)×山下祥希君(KG大和)……Mm 4R

0勝2敗(1KO)の20歳・東京都と、0勝1敗の19歳・神奈川県。

 

何とか初勝利をゲットしたい同士だったんだけどね。

 

<1R>

お互いにそれほど決定力があるようには見えなくて、

最終的には手数勝負になりそうな展開だったんだけど、

まず先行したのは山下君で、中盤まで若干優位なリーチを生かしてたんだけど、

距離が縮まってきた終盤にかけては中島君の頑張りが目立ってたんだわ。

 

<2R>

中島君が前の回の終盤のような動きを続けられたら流れを引き込みそうで、

って見てたら今度は山下君の立て直しが功を奏しつつあって、

彼は密着戦は得意そうに見えなかったんだけど、

中盤以降の揉み合いでも手数を落とすことなく却って相手を圧してたんだわ。

 

お互いに派手なパンチとか明らかな有効打が無かった中、

巧いこと肘を畳んで打ってた山下君が手数勝ちしてたなあ。

 

<3R>

両陣営から 「自分から行け!」 って声が飛びまくってたんだけど、

素直にそれに従ってたのはどっちかっていうと中島君の方で、

ラウンド半分頃からの山下君の左ボディも中々良かったんだけど、

ラウンド総体としては中嶋君の手数勝ちかなあ……。

 

<4R>

微妙なスコアの中、最後の頑張りで試合が決まりそうな展開で、

お互い、キッチリ当てることよりはまずは手数手数が大事になってきた訳で、

やっぱり印象的な打ち込みが少なかった中、

最後の最後まで踏ん張り通したのは僅かに山下君の方だったなあ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-38×2、38-38ってことで山下君が嬉しい初勝利だったんだわ。

 

 

 

④ サイトーンジム1号×濱田力君(本多)……SB 4R

7勝(2KO)3敗の17歳タイと、4勝(4KO)0敗の20歳・千葉県。

 

濱田君は新人王トーナメントでシードされてる関係で調整試合を挟むってことで、

彼は自分の中ではSB級の圧倒的優勝候補なもんで、

変に飛ばし過ぎてケガすることがないようにって感じで……。

 

<1R>

濱田君は実にシッカリと体を作ってて、

軸のシッカリした安定感のある動きで合格合格。

 

<2R>

そこそこ力強い相手に対して濱田君、冷静なコンビネーションがグッドグッドで、

特に左ボディの角度がとっても良かったんだわ。

 

濱田君はSFe級ほどもの力強さを感じさせてたんだけど、

願わくば今少しのスピード感が欲しかったんだけどね。

 

<3R>

濱田君がショートのコンビネーションからの左ボディを綺麗に打ちこんで、

開始1分02秒、サイトージム1号からしゃがみ込みダウンゲット。

 

最近、サイトーンジムのボクサー達は南東ポストに追い込まれたところで、

左ボディを喰らうとエンディングって決まってたんだけど、

濱田君はそれを知らなかったみたいで、そこに追い込まないまま終了ゴング。

 

<4R>

試合はもう殆ど終わったと同じで、濱田君がフィニッシュ目指しての攻勢で、

開始1分20秒、左右フックをボディから顔面に繋げて、

最後は4発目か5発目の左フックを打ち込んでこの試合2回目のダウンゲット。

 

形だけのリスタートはその後数秒しか持たなくて、

色んなパンチが色んな所にヒットしてサイトーンジム1号が無惨な形で倒れ込み、

レフェリーは続行無理無理と判断して1分36秒のストップエンド。

 

 

試合後暫くして、自分が塚田祐介さんと宮崎辰也君と一緒にいることろに来て、

濱田君、顔面も拳も全く傷めること無くて良かったヨカッタってことで……。

 

 

 

⑤ 上野太一君(石川)×若林駿(K&W)……SB 6R

4勝(2KO)1敗の19歳・山梨県と、5勝(1KO)3敗(1KO)の26歳・東京都。

 

上野君の方が圧倒的なテキパキ感とパンチ力があるもんで、

殆ど余裕勝ちするんじゃないかって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

立ち上がりの動きで一歩遅れたかのようだった上野君が終始今一で、

若林君の頑張りの方が目立ってて、残り1分05秒と残り21秒に大攻勢で、

そこそこ迫力のある連続ヒットで明らかなポイントゲット。

 

<2R>

感じを掴んだか若林君がプレスアップして腕振りも力強くなってきて、

攻撃のバリエーションを拡げつつショートのカウンターも正確で、

上野君も若干手数アップさせてたんだけど、

印象的な強いヒットは全て若林君だったなあ。

 

<3R>

最初のクリーンヒットは開始25秒での上野君の右で、

それ一発で若林君の左顔面が赤くなったんだわ。

 

<4R>

徐々に本来の動きを取り戻しつつあった上野君の攻め込みが目立ってきて、

開始27秒には左の差し合いの直後に華麗なワンツーをヒットさせ、

若林君の体勢を大きく揺らがせたんだわ。

 

その後の若林君は相手を警戒する余りか、殆どアピールする場面が無く、

手数自体も明らかに減ってしまったんだわ。

ってことで自分のスコアはここまでジャストイーブン。

 

<5R>

勝負どころのあと2ラウンド、どっちが先手を取るのか注目してたんだけど、

スリルに満ちたやり取りの後のボディ合戦もほぼ互角だったんだけど、

二人の手数に大差が無かった中、若干のヒット数の差で上野君。

 

<6R>

お互いに前のラウンドまでのスコアの状況が解ってたのかが疑問疑問で、

まだ試合序盤のような見合ってる時間が多くてこっちはイライラで、

そこから1分半を飛ばし切った方が勝ちだろっていうのに不甲斐ない限りで、

残り10秒の合図が鳴ってもまだ間合いを見計ってて全くダメだったんだわ。

 

 

ってことで自分は57-57だったんだけど結局、

58-56×2ってことで若林君の僅差3-0勝ちだったんだわ。

 

それにしても上野君、デビューの頃を思い返して見れば、

もっと大きく成長しててもいいって感じたんだよなあ……。

 

 

 

⑥ サイトーンジム2号×石井龍輝君(船橋D)……L 6R

8勝(2KO)4敗の22歳・タイと、

4勝(3KO)2敗(2KO)のサウスポー、19歳・千葉県。

 

一息入れて戻ったのが1Rの1分半過ぎ辺りで、

既にもうサイトージム2号が危なそうで、アララッていう間に追い込まれて、

北西ポスト近くで石井君に左フックで思いっ切り張り飛ばされて、

そのまま見事に仰向けバッターンダウンってことで即のストップエンド。

 

ってことで2分05秒、石井君のTKO勝ちだったんだけど、

自分が見ていなかった試合序盤にサイトーンジム2号は、

既に1回ダウンしてたんだってね。

 

 

 

⑦ 粕谷雄一郎さん(石川)×スパイシー松下さん(セレス)

                         ………SFe 8R

9勝(1KO)0敗1分のランク9位、20歳・東京都と、

16勝(2KO)9敗(2KO)1分のランク8位、33歳・熊本県。

 

二人で36戦して3KO勝ちしかないから、

初めっからフルラウンド勝負じゃないかって思ってたんだけど、

それでもこれまでの勝率とか年齢差からして粕谷さんだと思ってたんだけどね。

 

それにしても松下さん、いつからスパイスからスパイシーに変えたのかな。

 

<1R>

ほんの少しだけ松下さんの方が上背があるのを初めて知ったんだけど、

ほぼ同じような体型の中、初っ端からチャカチャカ動けてたのは松下さんで、

いいプレスは掛けてたんだけど粕谷さん、そこからに逡巡があって、

相手の動きに惑わされてか踏み込みが今一のままだったなあ。

 

<2R>

1Rの状況がそのまま続いて粕谷さん、やり難がってか反応もまだまだで、

お互い、大きな打ち合いはまだ先にするって決めたかのようなトロトロさで、

ってことで自分は一旦休憩タイムを取った後、

北席に移って塚本さんと宮崎君と並んでの観戦ってことで……。

 

<5R~6R>

お互い、相変わらず相手の意表を突くような攻撃が出来ないままで、

殆ど同じ調子のやったり取ったりが続いてたんだけど少なくとも粕谷さん、

右アッパーとか右ストレートボディとか強めのジャブとか、

もっと色々出来る筈なのに自ら攻め手を狭めてしまってるような感じだったし、

松下さんのヘバリ感もいつも以上で、打ち終わりがかなりルーズになってきて、

何だか全体にとってもだらしないような出来上がりになってきたんだわ。

 

<7R~8R>

松下さんのヘロヘロ度が限界近くなりつつあってグニャグニャしてきて、

ここは一番粕谷さんの決着力が試されつつあったんだけど、

結局正確に強く当て切るまでには至らずのまま終了ゴング。

 

 

自分は途中抜けしたもんでハッキリは言い切れなかったんだけど、

それでも若干粕谷さんが優勢じゃなかったかなあって思ってたら結局、

粕谷さんからみての78-75、76-77×2ってことで松下さんの2-1勝ち。

 

微妙な状況を見極めきるのはジャッジにも難しいってことで、

一緒に見てたボクサー達もどっちも有りかなあって言ってたんだよね。

 

 

 

⑧ 高橋竜也さん(土浦)×サイトーンジム3号

                      ………54.5㎏ 8R

25勝(18KO)6敗(1KO)5分のランク7位、28歳・茨城県と、

7勝(3KO)4敗の20歳・タイ。

 

昨日は今年のドーム野球の初戦だったもんでケツカッチンするとヤバい訳で、

メインの決着を前にしての早々の帰宅だったんだけど、

結局この試合は3R0分47秒、当然の如く高橋さんのTKO勝ちだったんだけど、

高橋さんはここのところ年4~5試合はこなしてるんだけど、

やたらタイボクサーとの対戦が多くて、ジム興行の都合なんだろうけど、

もう少し試合数を減らして日本人有力ボクサーとの対戦が見たいものなんだわ。

 

それにしてもサイトーンジムのボクサー達は揃いも揃って、

まるで作ったような戦績を引っ下げてやって来るんだけど……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 河瀬啓吾君

② 濱田力君

③ 西村洋樹君

 

やるべきことをきちんとやり切ったのは濱田君だったんだけど、

河瀬君の意表を突いた頑張りの方が印象的だったんだよね。

 

 

 

2017年3月30日 (木)

4月のボクシング

 

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“起立!”

 

 

 

3月は明日31日にボクシングがあって、

すぐ翌日の4月1日に4月ボクシングが始まるもんで、

3月のベストボクシングを書く前に4月のボクシングスケジュールってことで、

3月度ランキングも来週ってことで……。

 

自分は今のところ4月は後楽園ホールでの8ボクシングを予定してるんだけど、

関西方面もやっとこさのシーズンインみたいだね。

 

ただ、あちらの方は殆どが週末開催主体で、

各プロモーターが競って興行をブチ込んでるもんでやたら日程が被りまくって、       

ジム付きやボクサーに付いてるポーターだけを確保すればいいって感じで、

関西には一般のボクシングファンっていうものが存在し難い構造になってて、

OPBF戦で30,000円っていうのも常軌を逸してるとしか言いようが無いんだわ。

 

 

 

≪4月度ボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・4月 1日………(後楽園)

五十嵐俊幸×ミゲール・カルタヘナ、正木脩也×江藤伸悟、

永野祐樹×鈴木義行、福永亮次×垣永嘉信、梶颯。

 

 

・4月 2日………(静岡)

青木クリスチャーノ×佐藤矩彰、櫻井孝樹×市川大樹。

 

 

・4月 3日………(後楽園) 東日本新人王トーナメント予選

新冨凌×諸岡直樹、岡田真虎×椿英寿、秋間瑞輝×幸田健太郎、

荒木侑也×布施慎太朗、矢斬佑季×中村由樹、太田魁星×高島裕樹、

松澤拳×上林直樹、川渕大地×垣松武志、菅野智宏。

 

 

・4月 9日………(大阪)

谷口将隆×小西伶弥。

 

 

・4月10日………(後楽園)

内藤律樹×市川祐輔、中川公弘×中川兼玄、木村隼人、勅使河原弘晶。

 

 

・4月11日………(後楽園)

興法裕二×青山功、上田有吾×中根一斗。

 

 

・4月13日………(後楽園)

伊藤雅雪×ローレンゾ・ビラヌエバ、加藤善孝×吉野修一郎、

小原佳太、益田健太郎。

 

 

・4月17日………(後楽園)

有川稔男×坂本大輔、柳達也×中嶋龍成。

 

 

・4月21日………(後楽園)

永田大士×デスティノ・ジャパン、嶋崎俊×富岡樹、岩井大×斉藤正樹、

相川学巳×藤岡飛雄馬、富岡達也×成塚亮。

 

 

・4月21日………(大阪)

堀川謙一×久田哲也。

 

 

・4月23日………(大阪)

坂晃典×林翔太。

 

 

・4月23日………(神戸)

吉開右京×ジラフ神田。

 

 

・4月25日………(後楽園)

斉藤幸伸丸×井上岳志、塚田祐介×高畑里望、京口紘人。

 

 

 

≪4月ボクシング期待度ベスト20≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 斉藤幸伸丸×井上岳志

② 堀川謙一×久田哲也

③ 谷口将隆×小西伶弥

④ 正木侑也×江藤伸悟

⑤ 加藤善孝×吉野修一郎

⑥ 内藤律樹×市川祐輔

⑦ 坂晃典×林翔太

⑧ 伊藤雅雪×ローレンゾ・ビラヌエバ

⑨ 五十嵐俊幸×ミゲール・カルタヘナ

⑩ 岩井大×斉藤正樹

⑪ 塚田祐介×高畑里望

⑫ 中川公弘×中川兼玄

⑬ 嶋崎俊×富岡樹

⑭ 上田有吾×中根一斗

⑮ 富岡達也×成塚亮

⑯ 柳達也×中嶋龍成

⑰ 興法裕二×青山功

⑱ 福永亮次×垣永嘉信

⑲ 青木クリスチャーノ×佐藤矩彰

⑳ 有川稔男×坂本大輔 ?

 

 

ビッグネームの相手が良く知らないボクサーだと、

どうしても高い期待度にはならないんだよね。

 

2017年3月29日 (水)

後楽園ホール・3月28日

 

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“反復横跳びってことで……。”

 

 

 

CSの通販番組なんかで後ろのヒナ壇に群れてるオバサン達、

商品が紹介される度に拍手したりワァーッとか声を上げるのが役目なんだけど、

それはまるで韓国の葬式での泣き屋のようでもあるんだけど、

殆どが揃いも揃ってブスのバカ面ばかりなもんで笑ってしまうんだわ。

 

 

 

70歳の記念ライブってことで、

エリック・クラプトンの2015年のイギリスコンサートを見たんだけど、

スティーブ・ガッドとかネイサン・イーストとか懐かしいメンバーもいて、

アンコールの際にはアンディ・フェアウェザーローも出てたんだけど、

キーボードを2台にしてセカンドギタリストは居なかったし、

2名の女性がボーカルサポートしててそもそものシンプルさを欠いてたし、

クラプトンは何だか手抜きだったし、まあ年齢も年齢だしってことで、

それでもまだ最近のローリング・ストーンズよりは遥かにマシだったんだけど、

やっぱり2001年の武道館コンサートが彼のベストパフォーマンスなんだわ。

 

それにしてもベースから始まってキーボードやドラムセットの全てがヤマハで、

元々はバイクとピアノのメーカーなのに凄いよなあ……。

 

 

 

ホールに入ったら京口紘人さんと谷口将隆さんが一緒に来てて、

この日は2人のワタナベボクサーの為に井上トレーナーのサポートだったんだわ。

 

鴻巣茂野ジムの会長と松村さん、泉さんに御挨拶して、

セミファイナルに出場する石田凌太君と宮田会長とちょっと話をして、

いよいよ試合開始だったんだけど、最終試合は見てないもんで悪しからずです。

 

 

 

① 桑島理樹君(鉄拳8)×アンディ・アツシ君(宮田)……LF 4R

デビュー戦の23歳・東京都と、0勝1敗の26歳・岩手県。

 

<1R>

二人共、まだ巧くはないんだけど気持ちの溢れた戦いがいきなりで、

ラウンド全体を通じてプレス勝ちしてたのはアツシ君だったんだけど、

弱いながらもパンチの的確性では桑島君の方が上回ってたもんで、

アツシ君の方が先に顔面が赤くなってたんだわ。

 

<2R>

開始54秒、詰めてからの左ボディからの右フックでアツシ君がダウンゲット。

 

リスタート後のアツシ君は初勝利目指してそれこそ狂熱のラッシュだったんだけど、

気持ちが空回りしてしまったような粗っぽさでキッチリ当て切ることが出来なくて、

1分半を過ぎる頃には桑島君も回復してしまって、

とっても惜しいKO勝ちのチャンスを逃してしまったんだわ。

 

<3R>

試合全体を通じて桑島君が時折打ってた右アッパーはまだまだ未完成で、

どう見ても無駄で危険なパンチだったんだけど、

打たれ込んでもヘタレない気持ちの強さはアツシ君を上回ってて、

開始53秒に右ストレートを直撃させてアツシ君を揺らがせて、

相手に傾きかけた流れを取り戻して相手側周辺から、

「アツシ、 疲れてる場合じゃねえぞ!」 って檄を飛ばさせてたんだわ。

 

それにしても二人の疲労度は殆ど極致に達してて、

最後はお互い、撫でるようにしか打ててなかったんだわ。

 

<4R>

自分の中では丁度イーブンの最終ラウンドで、

それこそ根性の見せ合いになったやったり取ったりだったんだけど、

徐々にアツシ君の消耗負けが明らかになってきて、

陣営もタオル投入のタイミングを見計るまでになってきたんだけど、

そのままヘタレ込みそうになったところからアツシ君も頑張り直すもんだから、

その機会を先き延ばしせざるを得ずのままの残り4秒、

赤コーナーポストに押し込まれたところでギリギリの頑張りの糸が切れて、

アツシ君がガクッとなったところでレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

アツシ君は失神したまま担架搬出されたんだけど、

セコンドは彼の名前を呼び続けて、「アツシ、ごめんな、止めるの遅くてごめんな。」

って必死に声を掛けてたのを聞いて何だか胸が締め付けられそうだったんだわ。

 

通りすがった塚田祐介さんに桑島君のオメデトを伝えた頃、

そのアツシ君は救急車で慈恵医大に緊急搬送されてたんだよね。

 

この日、宮田会長はランカー挑戦の大事なセミファイナルを控えてたんだけど、

勿論の同行で実はこの後石田凌太君は会長不在のままの試合開始だったんだわ。

 

事態は良くない方向なのかって心配してたら試合途中で会長が戻って来て、

驚いたことにアツシ君も一緒にいて、

敗けはしたんだけどみんな笑顔で良かったヨカッタだったんだよね。

 

 

 

この後の3試合は色んな事情があってどうしても勝たせたいマッチメイクで、

B級ボクサーのデビュー戦、B級デビューボクサーの初勝利、

それに故障明けのほぼ1年振りってことで……。

 

 

② 何チャラ・パーサク×三代大訓君(ワタナベ)……SFe 6R

8勝(2KO)2敗の19歳・タイと、デビュー戦の22歳・島根県。

 

三代(みしろ)君は中央大ボクシング部の元主将で、

今月上旬のプロテスト受験の際には既にこの日のデビューが決まってたんだわ。

 

この日は美柑君の出場もあったし、とっても珍しい島根県2人出場だったんだわ。

 

<1R>

三代君はジャブが半端じゃないっていうのはすぐに解ったんだけど、

穏やかな感覚のデビュー戦ではなかったような力みが目立って、

もう少しユックリやればいいのにいきなりのフル回転で、

残り1分23秒、ボディ連打からの最後も左ボディでダウンゲット。

 

リスタート後の三代君がもっと色々試すところを見たかったんだけど、

そのままの流れでまたもやのボディラッシュで残り52秒、

南東ポスト前でまたもやのダウンゲットで、結局そのままカウントアウト。

ってことで2分11秒、三代君のあっと言う間のデビューKO勝ちだったんだわさ。

 

 

 

③ 何チャラ・チェンマイ×篠塚辰樹君(ワタナベ)……Fe 6R

7勝(3KO)4敗の18歳・タイと、0勝1敗の18歳・茨城県。

 

<1R>

相手はこれで同じ階級かっていうほど小さくひ弱そうなタイボクサーで、

これならってことで篠塚君が初っ端から飛ばし飛ばしで、

途中余りに振り回し過ぎて相手の頭をブン殴って一瞬拳を傷めた感じで、

顔をしかめてやってたんだけど、左手一本でも充分大丈夫そうで残り1分22秒、

少し回復したような右手も使ってのワンツースリーでダウンゲット。

 

リスタート後の残り1秒、終了ゴングと重なったような感じの左ボディがヒットして、

お約束通りにタイボクサーが倒れ込んだところが直前の試合と同じ南東ポストで、

同じようにそのまま10カウントアウトで3分09秒、篠塚君のKO勝ち。

 

 

 

④ サンチャラ・サイトーン×高見良祐君(鴻巣茂野)……L 6R

8勝(3KO)2敗の21歳・タイと、8勝(7KO)2敗(2KO)の23歳・埼玉県。

 

試合前にちょっとだけ高見君と話をしたんだけど、

故障明けのほぼ1年振りの試合ってことで大塚隆太さんと一緒観戦。

 

<1R>

勝ちたい気持ちに逸るのは解るけど高見君、

最初っからのその距離はどう見ても彼本来のそれでは無かったし、

ジャブ省略のいきなり系はちょっと粗雑過ぎとしか見えなくて、

終始圧倒はしてたんだけど、それは相手がタイボクサーだったからな訳で、

まずは適正な距離をキープしてキッチリジャブから組み立てるべきじゃないかって、

シミジミそう思ったんだけどね……。

 

<2R>

ショボイ相手は一瞬でなぎ倒すに限るっていう考え方もある訳で、

高見君も解った上でのなぎ倒し作戦だったかも知れなくて、

更に前詰めしつつの開始22秒の赤コーナー前、

いきなりの左フックで豪快なダウンゲット。

 

何とか立ち上がったタイボクサーに対して高見君、

近過ぎる距離のままだったけど全く手を緩めることなくの追撃で、

0分45秒に右、左、右をブチ当てて再度のダウンゲット。

 

トロトロ立ち上がりはしたんだけどタイボクサー、

既に全くやる気を見せないままのこれまた10カウントアウトで、

0分59秒、高見君の復帰戦が完成したんだけど、

タイボクサーは3人連続して南東ポスト前でのエンディングで、

まるで事前にそう決めてたみたいだったんだわ。

 

 

 

⑤ 川名北斗君(白井具志堅)×バーニング石井君(関門J)

                            ………L 8R

6勝(5KO)2敗(2KO)の22歳・栃木県と、

7勝(2KO)4敗(3KO)1分の31歳・大分県。

 

2連勝中の川名君が2連敗中の石井君を圧倒してしまうんじゃないかって、

そういう風に事前には思ってたんだけどね。

どういう訳か石井君の方のセコンドには射場さんが手伝ってたんだわ。

 

<1R>

年齢差も大きいんだけど二人のスピード感には随分差があったし、

ジャブのクオリティーでも圧倒してた川名君が押し押しで、

山ほどのジャブを貰ってしまった石井君が早くも顔面を赤くしてたんだわ。

 

川名君はボディブローを混ぜ込んだコンビネーションも抜群だったし、

この時はそんなに長い時間は掛からないで終わりそうな感じさえあったんだわ。

 

<2R>

石井君も意を決したように打ち合いを挑んでいったんだけど、

どうしても単発のワンツーに終始しがちで、川名君に右アッパーを2発、

左フックを1発を強く打ち込まれてからは益々顔面が腫れてきて、

懸命な手数を頑張ってはいたんだけど、如何にも効き目が薄そうだったんだわ。

 

<3R>

思いの他の石井君の踏ん張りにジレてきたか川名君、

このラウンドはキリッとした感じが失せつつあって、

攻撃がポキポキ途切れるのが目立ってきて、

繋ぎのパンチが打ててないところに細かいのを貰うようになってきたんだわ。

 

<4R>

この回の最初の打ち込みも石井君だったんだけど、

それ以降は気持ちを立て直したかのような川名君の手数アップが目立ってたなあ。

 

徐々に膝の動きが硬くなってきた石井君だったんだけど、

その彼も残り30秒からは必死のラッシュで若干混沌としてきた中、

有効打の数ってことになると川名君じゃなかったかなあ……。

 

<5R>

川名君の強いボディショットを良く耐えた石井君が粘り返して、

それまで手数を駆使してた川名君に打ち疲れのようなものが漂い始めて、

消耗っていう点では石井君も差が無くて、お互い意地の踏ん張り合いだったなあ。

 

<6R>

石井君は正直、テクニック面では見るべき所は少なかったんだけど、

気持ち溢れるパフォーマンスっていう点では川名君を上回ってて、

お互いが休み休みになってきた中、最後の頑張りはいつも石井君で、

このラウンドも明らかに手数勝ちしてたんだわ。

 

<7R>

お互い、相手のパンチに慣れてきたこともあって簡単には倒れそうになくて、

石井君は顔面は相当傷んでたんだけど、動きそのものの劣化は少なくて、

相手に一方的に打たせない努力を維持し続けて、

このラウンドも連続手数勝ちしてたんだわ。

 

<8R>

試合序盤は一方的にやられてしまうんじゃないかって思われた石井君、

ここに至っての終盤3ラウンドの踏ん張りはちょっと想像を超えてて、

川名君の攻撃時間が短くなる一方だったのに比較してまだまだ元気元気で、

ポジションチェンジからの左右フックなんて打ち込んでたんだわ。

 

顔面の傷みが進んでたのは石井君ではあったんだけど、

動きの劣化は川名君の方に著しくて、

ここも石井君が優勢なままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分のスコアは76-76の丁度イーブンだったんだけど結局、

77-75、75-78、76-76ってことで1-1ドローだったんだわ。

 

 

 

⑥ 長濱陸さん(白井具志堅)×美柑英男君(渥美)……SW 8R

6勝(2KO)0敗1分の6位、25歳・沖縄県と、

7勝(2KO)11敗(2KO)1分の32歳・鳥取県。

 

この試合が始まる時に堀川謙一さんが隣に座ってきて、

WBOの地域タイトルゲットの事とか5月の日本タイトル戦の話をしたんだけど、

この日は以前付き合いのあった渥美ジムというか美柑君の応援ってことで……。

 

長濱さんは無敗のままだし、一方の美柑君は現在4連敗中だし、

堀川さんには申し訳なかったんだけど、殆ど勝ち目は無いってことで……。

 

<1R>

ファースト・コンタクトを見た堀川さんは殆ど即、二人の力量差が解ったみたいで、

相手の出方構わずいきなり強烈ヒッティングで始めた長濱さんは開始55秒、

左ボディから右ストレートを連続で打ち込んで、

美柑君は危うくリングに手を着いてしまうところだったんだわ。

 

この日は長濱さんはとにかく左ボディが抜群で、

プレスを掛け続けられてた美柑君もどこかでいいところを見せないとなあ、

って思ってた残り17秒の北ロープ前、またもや長濱さんの怒涛の攻め込みで、

左、右、左の最後のフックで美柑君から豪快なダウンゲット。

 

<2R>

美柑君のショットは如何にも自信無さそうで、

それを見切った長濱さんには何の脅威も与えなかったみたいで、

終盤に差し掛かって強いワンツーを貰ってしまってからはそれこそメッキリで、

著しくガードが下がり始めてたし、打ち終わりもルーズになって、

一段と終末感が高まってしまったんだわ。

 

<3R>

流れを変えようとする努力も虚しく美柑君、

前の回のダメージを回復し切れないまま左ボディを効かされてしまって、

そこからは一気にサンドバッグ状態になってしまっての長濱君のフリー打撃で、

ここからの挽回は無論、立ってるのも無理そうだってことで0分36秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑦ 荒木貴裕さん(極東)×石田凌太君(宮田)……59㎏ 8R

9勝(4KO)6敗(2KO)のランク10位、29歳・三重県と、

7勝(5KO)1敗(1KO)の21歳・東京都。

 

この試合がこの日の自分的なメインイベントで、

堀川さんも引き続いての一緒観戦だったんだけど、

実にシンドイ打撃戦だったもんで見てるだけで疲れたって言ってたんだわ。

 

<1R>

上背とリーチでは石田君が優位だったんだけど、

とにかく二人共、初っ端からやる気満々の激しい当たりを見せてたんだわ。

 

石田君が強振してきた打ち終わりに荒木さんもキッチリ右を合わせてて、

距離は届き切れてなかったんだけどタイミングは合ってたんだよね。

 

石田君は明らかにムキになってて振り過ぎてはいたんだけど、

それでも勢い勝ちは明らかで余裕のポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

石田君は前の回に続いて若さに任せての手数手数で、

もっとタイトに振った方がいいって思ったんだけど、

まだまだ距離を把握し切れてないような荒木さんには有効で、

荒木さんにはどう攻めるかについての迷いがあったみたいだったんだわ。

 

<3R>

相手の猛攻を頭を下げて凌ごうとする荒木さんに対して石田君、

この辺は巧かったんだけど、打ち下ろしの右ストレートが抜群で、

必ずしもその全てを当て切ってた訳ではないんだけど、

頭を下げる背の低い相手の頭の上をショットが空転するってことがなくて、

少なくとも大きな攻勢を取ってることをアピールし続けたんだわ。

 

何となく勢いの差が手数差になりつつあって、

荒木さんがこの展開をどう打開するのかって……。

 

<4R>

この回の初っ端のヒットは荒木さんの右ストレートだったんだけど、

その後は攻め込まれる場面が多くて印象的にも良くなくて、

カウンターのタイミングを狙え切れないまま荒木さんの防戦時間が長くなって、

とにかく石田君、止まない手数が圧倒的で、

このまま最後まで持つのかって感じさえあったんだわ。

 

<5R>

若干打ち疲れと打たれ疲れの戦いの様相を呈してきたんだけど、

隙間が沢山あるように見えた相手に荒木さんも巧いこと突けなくて、

お互い、一発づつ強い右を交換した後の残り1分からの攻防は、

やっぱり石田君の右を起点にした攻撃の方が効果的だったんだわ。

 

<6R>

頑張れる時間が徐々に短くなってきた荒木さん、

残り1分19秒での連続攻撃は久し振りの見せ場だったんだけど、

それを凌いだ石田君の反攻に最後はポイントバックされてしまったんだわ。

 

<7R>

開始即の3秒、意表を突いた荒木さんのいきなりの右がダイレクトヒットして、

かなりの直撃度だったんだけど、この時の石田君の反応が実に素晴らしくて、

一瞬に頭を右に引いてその衝撃を弱まらせてて、                        

もし前掛かりの体勢のままだったらダウン劇も有り得たような状況で、

この日の石田君の調子の良さを象徴してたんだわ。

 

その後の石田君はボディショットで立て直して山ほどの小ヒットで挽回挽回で、

微妙なところまで戻したんだけど、自分は荒木さんの最初のショットを評価。

 

<8R>

持ってるモノの大部分を前の回までに使い尽くした感じの荒木さん、

若干気の抜けたような立ち上がりをしたところを石田君に狙われてしまって、

いきなりのワンツースリーフックを貰ってしまってリング中央でダウン。

 

開始早々の僅か22秒のところだったもんで荒木さんはいきなりお先真っ暗で、

リスタート後の石田君の鬼追撃には耐え切れそうになくて、

強烈なボディブローを貰ってとっても辛そうではあったんだけど、

それでもその後の1分間の必死の踏ん張り踏ん張りは感動的でさえあって、

更に20秒間を凌いだ残り1分、石田君もランク取りに当然必死な訳で、

ここに来てのあと1分間はシンドそうだなあって見てた1分53秒、

数発のショットを防ぐのもままならなくなったのを見計られてのストップエンド。

 

 

それにしても荒木さんはよくまあ最後まで踏ん張ってたってことで、

試合後少し経ってから話をしたんだけど、

福崎トレーナーもギリギリまでやったって納得してたんだよね。

 

荒木さんとはいつ頃から挨拶を交わすようになったか覚えてないんだけど、

自分の感想を真面目に聞いてくれて最後は丁寧に頭を下げてくれたんだわ。

 

一方の石田君は当然の如く満面の笑みで弾けてたんだけど、

試合中何度か相手をオチョクルような仕草をしてたのは自分的にはダメな訳で、

そういう感じに徹するって言うなら仕方ないんだけど、

自分より強いヤツは幾らでもいるんだっていう謙虚さは忘れない方がいいんだわ。

 

 

自分が荒木さんと話す直前まで東上剛司さんが彼と話してたんだけど、

二人は戦ったことが無い筈だし、出身県も違うからどういうことなのかなあ。

 

その東上さんはそのすぐ後、堀川さんと仲良さそうにしてたもんで事情を聞いたら、

二人は京都の端っこと大阪の端っこってごく近くに住んでたみたいで、

言わばガキの頃からの知り合いなんだってさ、色々面白いよなあ……。

 

 

 

⑧ 江藤光喜さん(白井具志堅)×何チャラ・ベンサラー

                          ………SF 8R

19勝(14KO)4敗(1KO)1分のWBC7位、29歳・沖縄県と、

10勝(2KO)5敗1分の20歳・タイ。

 

この試合は江藤さんが当然の如く2RTKO勝ちしたんだけど、

相手のタイボクサーは2年ほど前にも見たことのあるポッキー系ボクサーで、

それはまるでアンガールズのように頼りなく箸のようにか細いヤツで、

その信じ難いほどの細さは一見の価値はあるんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 石田凌太君

② 荒木貴裕さん、長濱陸さん

③ バーニング石井君

 

 

 

この日もそうだったんだけど、

実は4月1日も協会のイベントとボクシング興行とが重なってて、

勿論、色々止むを得ないスケジュールの都合もあるんだろうけど、

自分のジムのデビューボクサーの試合を見逃さざるを得なかったり、

興味深々だったカードに立ち会えないことも有りうる訳で、

全くの他人事ではあるんだけど自分の経験からすると、

その手の日時調整は慎重を期さないと、

そこから無用な誤解を招いてしまうってこともある訳で……。

 

 

 

2017年3月28日 (火)

後楽園ホール・3月27日

 

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「実家に帰らせていただきます。」

 

 

 

東北地方の人の発音はやっぱり何だかつい微笑んでしまうことが多くて、

自分には “医師” “椅子” “S” の三つを聞き分けることができないんだわ。

 

 

 

“World War Z” っていうのは2013年のブラッド・ピット主演のアメリカ映画で、

原因不明のウィルスが蔓延して地球規模で人間がゾンビ化してしまうって設定で、

特にどうってことないんだけど、ついつい見てしまったなあ……。

 

 

 

今週は4ボクシングもあって嬉しいようなシンドイような、

自分としてはMAX週3で収めて貰うと有り難いんだけどね。

 

大橋ジムの試合パンフレットには元々ボクサーの年齢表記は無かったっけ?

 

 

① 加藤収二君(中野サイトウ)×小倉大樹君(横浜光)

                           ………M 4R

3勝(2KO)1敗(1KO)1分のサウスポー、26歳・東京都と、

1勝(1KO)0敗の20歳・神奈川県。

 

<1R>

素質は十分に感じさせるんだけど小倉君、

デビュー戦を1RKO勝ちしたままの勢いだけの乱暴なスタイルで、

殆ど距離の感覚を持ってないし、そもそもまだジャブも身に付いてないみたいで、

そういう相手のスタイルに巻き込まれてしまった様な加藤君もそれは同じで、

お互い利き腕一発勝負って感じの雑々な展開になってしまったんだわ。

 

それでも試合経験の差か加藤君の方が多少のディフェンス感覚を備えてて、

このままだと加藤君かなあって思ってた残り1分06秒、

左ストレートをブチ当てて小倉君をグラッとさせてたんだわ。

 

<2R>

やっぱり小倉君は若干のダメージを残したままのように突っ立ち気味で、

ラウンド開始直後から余りにも簡単に加藤君の左を貰うようになってしまって、

それはもうポコポコポコポコって感じの末期的症状で、

小倉君の反撃が止んで一方的な展開になったところの0分54秒、

リングほぼ中央のところでレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

実はこの二人は9月26日に東日本新人王トーナメントで対戦する事になってて、

とっても珍しい事前対戦練習だったんだけど、

半年後までに小倉君が色々改善出来てるかが楽しみなんだよねって、

そういうようなことを試合後ちょっと風邪気味の石井会長と話したんだよね。

 

 

 

② 平岡アンディ君(大橋)×山口祥吾君(唯心)……L 8R

8勝(5KO)0敗の20歳・神奈川県と、10勝(5KO)2敗1分の23歳・静岡県。

 

この試合は平岡君の体調不良って事で前日計量直前に中止が決まって、

5月ごろに再度仕切り直すって取り決めをしたらしいんだけど、

優秀なテクニックを持ってる平岡君なんだけど、

色んなひ弱さを感じざるを得ない勿体無いボクサーなんだよね。

 

 

 

③ クウエ・ピーター君大橋)×細川バレンタインさん(角海老)

                          ………SL 8R

9勝(5KO)8敗(2KO)2分の28歳・ガーナと、

20勝(9KO)6敗(2KO)3分のランク13位、35歳・宮崎県。

 

色々あっての細川さんの移籍初戦で、

もし彼が岡田博喜さんとの試合のように出来れば殆ど問題ないって、

そう思ってたんだけどね……。

 

<1R>

ピーター君はほぼいつも通りだったんだけど、

細川さんは開始ゴング直後から明らかに力が入り過ぎで、

それは期待に応えたいってことでまあまあ当然ではあったんだけど、

柔らかさとかしなやかさとは対極の動きに終始してたんだわ。

 

それでも残り1分23秒、強引な右フックを起点にしての細川さんの一気攻勢で、

残り29秒の西ロープ前、再度の右フックでピーター君からダウンゲット。

 

リスタート後、次のラウンドには決着付けそうなままの終了ゴングだったんだけど、

そこからのピーター君の踏ん張りも大したモンだったんだけど、

自分にはそれよりはそれ以降の細川さんの不手際さというか、

テイタラクとさえ言っていいような不甲斐なさの方が印象的だったんだよね。

 

ピーター君はああ見えてそれ程戦闘的なボクサーではなくて、

相手を倒しに行くというよりは倒れされないことを主眼にしてるようなボクサーで、

だから細川さんの強気ボクシングが空回りすることも多くて、

ポイント負けしてるピーター君は必死挽回に行かないし、

そんな相手を細川さんも徐々に持て余して却って被弾を増やしてしまって

試合終盤近くには疲れて行き切れなくなった感じのトロトロで……。

 

結局、78-73、78-75、77-74って事で細川さんが3-0勝ちしたんだけど、

3R以降は殆ど遠目からしか見てなかったんだけど、

あんな感じだと細川さん、岡田さんとの試合でキャリアを終えてた方が、

余程みんなの胸に残るボクサーで終わってたのになあって感じだったんだよね。

 

 

 

④ 岡田誠一さん(大橋)×山田健太郎君(全日本P)

                         ………60㎏ 8R

19勝(11KO)6敗(4KO)1分の33歳・神奈川県と、

8勝(6KO)7敗(2KO)1分の32歳・新潟県。

 

この試合は結局、79-73×2、79-74ってことで、

岡田さんが大差判定勝ちしたんだけどね……。

 

<1R~2R>

岡田さんはいつもの通り、試合序盤は一見やる気の無さそうなスロースタートで、

そこに付け込んだ山田君の強気のパフォーマンスが目立ちに目立って、

元チャンプの岡田さんは年齢的な衰えさえ感じさせたんだわ。

 

<3R>

ところがようやくエンジンがかかったような岡田さんが徐々に動き出して、

ラウンド後半の左ボディからは明らかに様相が一変して、

お互いの左顔面を比較するとまだ岡田さんの方が傷みは進んでたんだけど、

ストロークの小さなショットを力強く打ちこむテクニックで圧倒し始めたんだわ。

 

<5R>

前の回に相当打たれ込んでた山田君の消耗が浮き出てきて、

中間距離でさえ強く打てなくなってて、

そもそも二人のボディブローのレベルがまるで違ってたんだよね。

 

二人が共通して今一だったのはカウンターのタイミングを全く狙えてなかった事で、

特に山田君にとっては試合の流れを取り戻すのが難しくなったんだわ。

 

<6R>

山田君は仕掛けきれず飛ばし切れずのままで、

ラウンド中盤以降は同じくらいの手数を頑張ってはいたんだけど、

岡田さんはパンチの緩急でレベルの違うところを見せ付けて、

山田君の打たれ方の形の悪さだけが目立ってきたんだわ。

 

<7R>

強く前詰めされて突っ立たされる場面が多くなった山田君、

密着戦で岡田さんの叩くようなショートフックに晒されまくって、

左顔面がかなり赤く腫れてきてダメージの深さが見えてきたんだわ。

 

岡田さんの方も左目が塞がり加減になってきたんだけど、

これは試合序盤でのバッティングが主たる原因だったんだよね。

 

<8R>

山田君は殺気を孕んだ強いパンチが打てなくなってたんだけど、

一方の岡田さんにしても圧倒しまくって決着を付けるところまでは行かなくて、

勿論ポイントゲットは間違いのないところではあったんだけど、

何となくズルズルした感じのまま終了ゴング。

 

自分的には78-74だったんだけど結局、

79-73×2、79-74ってことで見たまんま岡田さんの余裕3-0勝ち。

 

 

 

⑤ 原隆二さん(大橋)×金沢晃佑君(大鵬)……LF 8R

21勝(12KO)2敗(2KO)のWBO2位、IBF4位、WBC6位、WBA11、

26歳・静岡県と、

14勝(7KO)6敗(1KO)4分の24歳・大阪府。

 

勝てば金沢君、ゴッソリの世界ランクをゲットする可能性もある訳で、

あくまで調整試合の原さんとは別次元のモチベーションだったんだよね。

 

<1R>

4~5㎝ほどデカイ相手に原さんがいつものような強めのプレスで、

金沢君も水準の動きは出来てたんだけど若干腰高のように見えたんだよね。

 

<2R>

金沢君は頭の位置がいつも同じところにあるような危険な感じがしてたんだけど、

1分20秒辺りから原さんが少し本気を出して腕振りの鋭さを増していった途端、

二人のスピード差も歴然としてきて金沢君の被弾が増えていったんだわ。

 

凶暴になった時の原さんはやっぱり流石で、

いきなりの左フックを何発か喰らった後の金沢君の右顔面が腫れてきたんだわ。

 

<3R>

とっても真面目で理に叶った動きを続けてた金沢君だったんだけど、

たまにはヤンチャ系を混ぜ込んだ方が効果的じゃないかって見てたんだけど、

開始1分半までに丁寧で細かい手数で優位に立って、

残り40秒からの原さんが仕掛け直しに出てきた場面でも、

互角に近くて実に勇敢に打ち合ってたんだわ。

 

<4R>

感じを掴んだのは金沢君の方だったみたいな先仕掛けで、

立ち遅れた原さんがショートワンツーを喰らってのいきなり鼻血で、

この辺りから原さんの動きの悪さというか突然の消耗が見えてきて、

下がる一方の防戦一方になってしまって、そのメッキリ感に場内も騒然としてきて、

その後終盤にかけて反撃したんだけど直後に攻め返されてたんだよね。

 

ってことで自分のスコアはここまでで丁度イーブンだったんだわ。

 

<5R>

原さんとほぼ対等の戦いが出来てた金澤君が自信を得ての却って前詰めで、

原さんの方は長い時間動き切れずにまるでヘバッてしまったかのようで、

顔面の傷み方も今や金沢君を遥かに超えてて、

殆どいいところナシのままだったんだわ。

 

<6R>

場内のそこここがザワザワしてきたラウンド序盤、

開始20秒からまたもや原さんが金沢君の連打に晒されてしまって、

明らかに効いたままダメそうな感じさえ漂ってきたんだわ。

 

金沢君に試合後の反省があるとすれば正にここからの数秒間で、

これは行けるぞって気を良くした彼が少し舞い上がったような攻め込みで、

そりゃあの場面、KO決着も見えてたから仕方ないところもあったんだけど、

もう少し様子を見ながらで充分だったのに無理に行き過ぎた感があって、

原さんを東ロープに追い詰めての一気呵成だった1分40秒、

原さんが手負いの獅子の如く、というよりもう殆どヤケクソだったと思うんだけど、

思いっ切り振り回した右フックが金沢君を直撃してしまったんだわ。

 

一発いいのを当てると何故か突然息を吹き返すのがボクサーの常な訳で、

そこからの原さんはそれこそそれまでとは全くの別人の如くで、

今度は逆に金沢君にロープを背負わせたままのラッシュラッシュで、

金沢君は最初の右フックが効いたまま無抵抗ボクサーになってしまって、

最後は相手方赤コーナーポストに押し込まれたところで、

原さんの強烈右フックを貰ってしまったところでストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで1分52秒、原さんの大逆転の劇的TKO劇だったんだけど、

正直二人共、反省すべき点が山ほどじゃないかって思ったなあ。

 

 

 

⑥ 井上浩樹さん(大橋)×藤田光良さん(鹿児島)……SL 8R

6勝(5KO)0敗のランク12位、サウスポー、23歳・神奈川県と、

10勝(3KO)2敗(1KO)のランク14位、サウスポー、26歳・熊本県。

 

ワタナベジムの松山真虎さんが来てて、

誰の応援なのって尋ねたら藤田さんは鹿児島時代の彼の戦友ってことで、

この日はヘルプセコンドを務めてたんだわ。

 

 

自分は藤田さんがもっとジャブを使って井上さんを困らせるかと思ってたんだけど、

井上さんのシンプルな組み立ての力づくに付き合ってしまってて、

これじゃあとても敵う訳ないって試合序盤から思ったんだよね。

 

井上さんはフォローの無い左ショット一本槍だったんだけど、

どっちかって言うと接近戦狙いに見えた藤田さんも、

そこから飛ばしきれない中途半端なままで、

それほどパンチ力のない藤田さんがどういう戦い方をしたいのか見えて来なくて、

4R残り1分からの密着戦で井上さんから左ショートアッパーを、

それも怒涛の6連発ほど貰っていきなり鼻血してからはそれこそメッキリで、

残り18秒、今度は左フックをまともに貰ってしまってからは一気にダメそうで、

10:8.5ほどもの大差が付いてしまった次のラウンドで終わりそうだったんだわ。

 

ダメージを回復し切れないままの5Rの藤田さんは初っ端から時間の問題で、

井上さんがどういうストップの仕方をするかがポイントになってきたんだけど、

相変わらず力づくってところだけが目立ってしまって、

パンチの強弱とかコンビネーションからはほど遠かったし、

カウンターで倒すっていう意識さえ無かったみたいな最後まで力づくだったんだわ。

 

結局5R2分25秒、誰が見ても藤田さんは既に無理そうで、

井上さんにしてみればキッチリ倒し切ってしまいたいところだったんだろうけど、

一方的に打たれるままになってしまった藤田さんに対して、

レフェリーがもう止めようねストップエンドだったんだよね。

 

ただ自分には実に大味な試合にしか見えなくて、

藤田さんは井上さんのことを事前に少しでも調べたのかってことだったし、

井上さんにしてもデビューからの力づく系の戦い方が変わってなかったんだよね。

 

彼は将来的にはもっと色んな技を見せてくれそうな予感があるから、

それこそ長い目でってことで……。

 

 

 

⑦ 松本亮さん(大橋)×坂本英生さん(フジタ)……56㎏ 10R

18勝(16KO)1敗(1KO)のランク4位、23歳・神奈川県と、

17勝(5KO)3敗(1KO)3分のランク11位、31歳・佐賀県。

 

<1R>

やっぱり松本さんの方が3~4㎝ほど上背優位だったし、

懐も深くてリーチも圧倒優勢で、そのせいかプレスにも自信が満ちてたんだわ。

 

坂本さんの方は若干低めに構えて応じてたんだけど、

圧倒的な迫力の松本さんは以前のように中途半端じゃなくて、

開始1分29秒に左右フックから更に右フックを打ち込んだその3秒後、

坂本さんが目線を切って屈み加減になったところに強烈左フックを打ち込んで、

ほぼリング中央だったんだけど、1分33秒にいきなりのダウンゲット。

 

何とかリスタートはしたんだけど鼻血出しながらの坂本さんのダメージは明らかで、

そこからの松本さんの手際の良さはそれこそ実に圧巻の限りで、

顔面ムチャ殴りに行きそうなところをまずは冷静なボディブローを打ち込んで、

南ロープ際で体を折ってガードが下がった坂本さんに決着の右ストレートで、

直撃されてしまった坂本さんが力なく崩れ落ちてしまったんだわ。

 

ダメージが抜けてないところでの大きな被弾だったもんで、

レフェリーもカウントすることなくの即のストップエンドだったんだわ。

 

 

結局1分57秒での早々の決着だったんだけど、

松本さんにとっては2年以上振り、9試合振りの日本人ボクサー相手で、

それまで訳の解らない連中を倒しまくってた時は、

ホントに強いのかって思ってたんだけど彼は多分ホントに強いボクサーなんだわ。

 

それと彼はもしかしたらスーパーバンタムの方がいいかも知れなくて、

スムースに動けてたし、打撃力も増してたんじゃないのかなあ。

 

 

 

坂本さんとは1年以上前だったかなあ、

確か最強後楽園で益田健太郎さんにTKO負けした後、

すぐ後ろの席で一人でその後の試合を観戦してた時に話をしたことがあって、

たった5分ほどのことだったもんで覚えてる筈はないって思ってたもんで、

医務室からの帰り道にすれ違った際にも黙ってたんだけど、

彼の方から話し掛けてくれて、何と自分の事を覚えてくれてたみたいで、

「何も出来ませんでした。何が当たったのかも解りませんでした。」 って、

殆ど傷のないスッキリした顔で言ったんだわ。

 

風邪を引いてはいけない状況だったもんで勿論長話は出来なくて、

それでも自分の感想を少し伝えたんだけどね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松本亮さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

全部の試合が終わった後、一息入れてたところにボクサーが二人。

 

彼らは女性にも男性にも好かれる性格と体型をしてる割にはカネがないもんで、

1万円くれたらでどんな不細工とでも付き合うっていう下世話な話しになって、

相手が男だったらどうなの?って聞いたら、

「50万円戴けたら……。」 ってまるでバカ丸出しだったんだけど、

間に入ってポン引きみたいなことをやったら結構稼げそうだね。 

 

 

 

それにしても3月競馬も前月から引き続いての全外れで、

これで1月21日から57レース連続スカってことなんだわ。                  

それでも1月8日の大儲けのお蔭でまだまだ余裕があって、

通算76レースに参加しての回収率は506%もあるんだけどね。

 

 

 

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