後楽園ホール・1月30日
大学受験の時、自分、予備校には行かないで、高校が休みの時は、
近くの図書館で勉強したんだけど、6~7時間もやってると、そりゃ途中飽きる訳で、
で、気分転換に何気に書棚の画集を眺めることが多かったんだけど、
その中で異常にハマったのがクロード・モネだったんだよね。
色々見てたら、どうも自分は印象派の画家が好きらしいってのはすぐ分かって、
セザンヌとか、ドガ、マネも見てたんだけど、
ある時期からはモネしか見なくなったんだよね。
で、今度、丸善にでも行ってモネの画集、買ってこようかって思ってるんだわ。
昨日は一試合が中止になって、全部で11試合あったんだけど、
実はあんまり大きな期待していなかったにもかかわらず、
とっても気持ちいい時間、過ごせたんだよね。
☆斎藤薫君(川崎新田)×榎本大地君(山上)……SB
1勝0敗の30才・北海道と、0勝1敗の23才・東京都。
1R、天笠尚さんがセコンド手伝いに来てた榎本君、
殴ることしか考えてないみたいなガラガラガードで、見てて危ない危ないで、
それに頭から行き過ぎだし、大きなショットがオープン気味なんだよね。
斎藤君の方が形になってるんだけど、ただ少し体硬いかなあ。
2R、始まって30秒弱、榎本君にガチャガチャ攻めされて斎藤君、
北東ポストに押し込まれてしまったとこで、スタンディングダウン宣告。
再開後斎藤君、榎本君の大追撃喰らって、こりゃ早い決着かなって思ってたら、
何とナント、榎本君、打ち疲れてしまったか、急に勢い無くなってしまって、
ガード下がるし、動きもダルーンとなってしまって、驚くべき落ち込み方だったんだわ。
ポイント的には9-8って感じかなあ。
3R、元々二人とも、ちゃんとしたワンツーが殆ど打てないんだけど、
榎本君の落ち込み著しくて、もう休み休みじゃないと続けられなくなってしまってて、
斎藤君、ここ一番の踏ん張りドコで、詰める詰めるなんだけど、
どういう訳か、そこからの手数今一で、何か気の抜けた炭酸みたいなリング上で、
一気に冷え冷えしてきたんだわ。
4R、斎藤君、左チョンチョン出しながらの右ストレートって、
攻撃パターンが一個しかなくて、全く回転で打ててないんだよなあ。
榎本君、とにかくスタミナだな、問題は……。
で、結局、39-37、39ー38、38-37で斎藤君の3-0勝ち。
自分は38-37だったけどね。
この日、全然知らないリングアナが出てきて、
それがまあ声細くて、かん高くて、とっても聞きづらいし、薄っぺらで力入らないし、
リングアナには全く向いてなくて、申し訳ないけど止めにして欲しいんだわ。
☆笠松幸太君(極東)×永村拓也君(L玉熊)……51.5㎏
0勝0敗1分の22才・東京都と、1勝0敗の32才・沖縄県。
1R、年令差10才の対決で、詰め鋭いのは永村君なんだけど、
そこから思いの外、細かく腕振れてないなあ。
笠松君、5㎝以上上背あって、リーチも優位なんだけど、距離間違ってて、
常に手余し気味なんだけど、強くは振れてるね。
2R、永村君、上体振ってよく前へは出るんだけど、そこからが貧弱で、雑で、
1~2回打ってそれでお終いって、とにかく圧倒手数少ないんだわ。
笠松君も、下がりながらトコトコやってるだけで、相手の前進、無為に任せてるし、
なんかタル―イ内容なもんで、ここで休憩タイムゲット。
戻ってスコア聞いたら、39-38、38-38で笠松君だったんだけど、勿論ドロー。
☆景幹夫君(五代)×鈴木浩之君(伴流)……Fe
1勝(1KO)0敗の27才・岡山県と、0勝2敗の30才・千葉県。
1R、景君、とってもバランス良くて、力強いパフォーマンスなんだけど、
打ち終わりが一瞬甘くなるかなあ。
鈴木君、力は込め切れてないんだけど、上体良く動かして、手数も頑張ってるね。
2R、鈴木君、倒すようなパンチではないんだけど、相変わらず手数圧倒してて、
流れ掴んだかって見てたんだけど、何故かいきなり足止めた殴り合いに挑んでいって、
そうなると、景君の力強さにはとっても敵いそうになくて、
3発ほど軽く張られた直後、1分46秒あたり、北ロープ前あたりで、
ドーンって右ストレート、まともに打ち込まれてしまって、捩じれるようにダウン。
それまでの被弾と倒れ方から判断してか、レフェリーカウントせずのTKOエンド。
鈴木君、いきなり、らしくないボクシングしてしまったのが敗因かなあ。
☆加國竜一君(上滝)×中井賢一君(石神井S)……B
1勝(1KO)3敗1分の29才・山口県と、0勝2敗の23才・愛媛県。
この試合、中井君が棄権してしまったもんで中止。
☆栗原慶太君(一力)×コーヤ佐藤君(伴流)……50.5㎏
2勝(2KO)0敗の19才・東京都と、3勝0敗の22才・岩手県。
1R、5㎝以上上背あって、リーチも長いんだけど栗原君、前の手が巧く使えてなくて、
踏み込みのいいコ―ヤ君に距離潰されて、なんかやり難そうにしてるね。
それでもお互い、とっても戦闘的で、合せるのも巧いんだわ。
2R、半分頃、栗原君の右ストレートからの返しの左フックを浴びてしまって、
コーヤ君、一瞬動き止まってしまったんだけど、そこ踏みとどまっての反撃で、
彼、色々攻撃パターン持ってて見栄え良かったなあ。
一方の栗原君、攻め込みが単調過ぎで、あれでは読まれてしまうんじゃないかなあ。
3R、栗原君、詰めてはいるんだけど、そのせいか近いとこでやり過ぎで、
殆ど有効打には繋がらなくて、もう少し工夫しないと押し切られそうなんだわ。
頭下げながら大きいのを振ってくるコーヤ君に、栗原君、なかなか慣れなくて、
このままだと、ホント、どん詰まりなんだよなあ。
4R、栗原君、挽回に気合い入れ直してるんだけど、ちょっとストロークデカ過ぎて、
クリーンヒット叶わず、返しのタイミングも遅れ気味だし、空転すること多くて、
最後まで活路見出せなくて、ストレス溜まるだろなあって感じのまま終了ゴング。
結局、40-37、40-38、39-37の3-0で、コーヤ君4連勝でB級昇格。
自分は39-37だったね。
☆荒木貴裕君(極東)×前田翔輝君(レイS)……SFe
デビュー戦の24才・三重県と、1勝2敗の28才・福井県。
1R、上背もリーチも圧してる前田君が強いプレス掛けていったんだけど、
荒木君、とっても軸シッカリしてるし、デビューボクサーには見えない腕振りで、
時々ガード下がって危ないとこあるんだけど、攻撃面は素晴しいんだわ。
徐々に荒木君の押し気味で推移していって、こりゃ普通には終わらない感漂ってきて、
残り20秒、連続攻撃からの最後は右ストレートがアゴ先かすって、前田君ダウン。
再開後、戦い慣れたような荒木君の追撃、あっと言う間の物凄さで、
一気攻め、一方的になったとこで、レフェリー割って入ってのTKOエンド。
2分59秒って微妙なとこだったんだけど、間違いなくゴング前のストップだったし、
止められたこと自体不満そうな応援団だったんだけど、
あのまま次のラウンドやっても、もっと壮絶に倒されてたと思ったなあ。
荒木君、普通じゃないと思ってたら、キックからの転向ってことで、
土屋修平さんの後輩なんだってね。
それで、土屋さんが応援に来てたんだね。
それにしても荒木君、マジ強いっす。
☆白木健君(上滝)×池本篤史君(ライオンズ)……SB
3勝3敗のサウスポー、24才・東京都と、1勝1敗の32才・愛媛県。
池本君、トランクスの丈短いオールドスタイルで登場。
1R、体の太い白木君のフィジカルに圧倒されたか池本君、
出鼻くじかれてしまったみたいで、掻き分けていくように打ってくる白木君の前に、
動きぎこちなくて、なんだかとってもひ弱そうに見えてきたんだわ。
初めっからかなり当てられてしまった池本君、赤鬼のお面かぶったみたいに、
早くも顔面真っ赤っかに腫れてしまったんだわ。
2R、池本君、最後まで持ちそうにない感じで、腰浮いてしまってるし、腕振り鈍いし、
時間の問題かなあって感じで、止められそうな危ない場面ばっかだったんだけど、
残り1分、突然、いきなりどうしたのかって程の踏ん張り見せ始めて、
体預けての猛烈ボディに大活路で、白木君、対応し切れてないんだわ。
3R、池本君、何かが乗り移ったような感じの立ち直りで、
白木君の打ち終わりに腕引き甘くなるとこ突いて、トコトコトコトコ当てだしたんだわ。
パンチ力それ程無いから助かってるけど白木君、そういうのはマズイよ。
4R、池本君、ギリギリ一杯のとこまで頑張ってたんだけど、始まって38秒、
押し込み押し込みしてたんだけど、それまでの傷み方半端じゃなかったもんで、
西ロープ前で、白木君に右一発大きいの、まともに打ち込まれたとこで、
ご苦労さんTKOストップエンドだったんだけど、ホント、よく頑張ったんだわさ。
白木君、これで見事B級昇格でオメデトです。
☆垣内宏太君(東拳)×目黒元斗君(横浜光)……SL
1勝(1KO)1敗の24才・三重県と、1勝(1KO)1敗の27才・神奈川県。
1R、ゴング鳴ってすぐ、こりゃ絶対最後まで行かないなって感じのスタートで、
物凄い殺気の物凄い殴り合いが始まって、出会い頭争いって感じだったんだけど、
僅か13秒、北東ポスト近くで、お互いの右フルショットが交錯して、
頭の位置の違いだけで、垣内君の方が直撃大成功で、目黒君からダウンゲット。
何とか再開したんだけど、あれだけの被弾からの回復、ままになるはずもなくて、
直後、垣内君の猛追撃に目黒君、あえなく二度目のダウンでのKOエンド。
0分ちょうど30秒ってことだったんだけど、ホント、稲光みたいな試合だったなあ。
☆小宮山玲雄君(P渡久地)×吉田浩樹君(ライオンズ)……Fe
1勝(1KO)0敗の31才・福井県と、3勝(2KO)2敗の25才・青森県。
1R、この試合もお互い殺気に満ち満ちた、舞い上がった同士の一戦で、
始まって12秒、小宮山君の右クロス喰らってしまって、いきなり吉田君ダウン。
再開後、小宮山君がフィニッシュ急いだか、とっても雑な攻めになったとこ、
今度は吉田君が小宮山君からダウンゲットしたもんで場内大騒ぎ。
二人とも手負いだったんだけど、見た目小宮山君のダメージの方が深かったもんで、
吉田君が追い詰めてる時点で、ソロソロ勝負あったかなっ思ってたら、
何とナントなんと、北ロープ前で、弱ってた小宮山君の大逆転ショット的中で、
1分21秒、吉田君、不覚のダウンでKOエンド。
倒し倒され倒しで、見てる分には面白いことこの上なかったんだけど、
結局、二人とも殴られるってこと考えてないボクシングで、反省だと思うなあ。
この試合、宮崎辰也君と並んで見てたんだけど、二人で大騒ぎさ。
彼、この後の相馬一哉君の応援だったんだけどね。
☆相馬一哉君(一力)×松山和樹君(山上)……L
2勝(2KO)2敗の31才・福井県と、3勝(2KO)2敗の25才・青森県。
1R、グローブタッチするかしないとこからの相馬君の右特大フックきっかけに、
狂熱の大ブン殴り大会始まったんだけど、それなかなか収まらず、
お互いの返しの左、威力十分で、危ない危ないのスリル満点なんだわ。
接近してからも、最後までしつこく打ってるのは松山君の方かなあ。
2R、壮絶な殴り合いはこの回も同じで、松山君、丸太振り回してるみたいで、
相馬君の方が、より鋭く内側から振り切れてるって感じで、
松山君の消耗が進んでるみたいなんだよね。
3R、お互い、変わり番こに被弾してて、顔面真っ赤になってしまってて、
もう少し、当てられない工夫しないと持たないし、この先もシンドイと思うなあ。
松山君、ちょっと休み休みってとこ見えてきた相馬君に、そこは一気なんだけど、
妙に行き切れなくて、相手に合せてしまってるんだわ。
4R、ただ二人の気持ちの強さは驚くばかりで、最後の最後までの全力出しで、
粗っぽいんだけど、強い気持ち沢山見せてくれたんだよね。
結局、39-38×2、38-38で、松山君の2-0でB級昇格勝ち。
自分的には39-37だったんだけどね。
☆バッファロー祥太君(KG大和)×竹嶋丈君(L玉熊)……60㎏
3勝(2KO)0敗1分の30才・福岡県と、3勝(1KO)1敗の21才・青森県。
1R、祥太君、名前の通りの牛のようなゴリゴリ押し込みからの、鬼のボディ連打。
竹嶋君、相手の打ち終わりに左フック合せようとしてるんだけど、
その前に、もう少しジャブが欲しいとこなんだよね。
2R、祥太君のシンプルな攻めにだいぶ慣れてきたか竹嶋君、
少しづつ、相手の入り込みざまに合せることできるようになってるね。
3R、祥太君の前詰めに竹嶋君、下がりながらも懸命に手出してるんだけど、
どうしても当たりが薄くなってしまって、ポイントになりにくんだよね。
4R、竹嶋君、残念ながら最後まで迷い続けたボクシングだったんだけど、
それに比べて祥太君、自らのゴリゴリボクシング押し通してたんだよね。
結局、39-38×3の僅差だったんだけど、とにかく祥太君の3-0勝ちで、
彼も見事B級昇格なんだわ。
ちなみに自分は39-37だったけどね。
☆石崎裕貴君(一力)×小関準君(伴流)
2勝(2KO)0敗の22才・東京都と、3勝(2KO)1敗の21才・東京都。
1R、二人とも、なかなか動きがいいね。
2R、小関君のダギングに、石崎君、なかなか対応できなくてミスヒット多いんだわ。
3R、1分30秒過ぎ、リング中央で二人、お互いのテンポの速いパンチが交錯して、
最後、その2~3発目の小関君の左アッパー(フック?)が見事な直撃で、
石崎君からダウンゲット。
立ち上がった直後、石崎君の足元、いささかおぼつかなかったんだけど、
小関君の追撃、思いの外緩くて、石崎君、危ないとこ助かったんだわ。
4R、それでもポイント的には大挽回が必要な訳で石崎君、
当然のように倒しに行くボクシングにドライブかけていったんだけど、
決定的な場面には至らずのまま終了ゴング。
結局、40-36、39-37、39-38って随分バラけたんだけど、
とにかく、小関君の3-0B級昇格勝ち。
自分としては、39-36ってことで……。
【本日のベスト3ボクサー】
① 荒木貴裕君
② コーヤ佐藤君
③ 景幹夫君
この日、B昇格ボクサーが5人誕生したんだけど、結構レベル高かったんだよね。
デビューボクサーは一人だけだったんだけど、これは間違いなく掘り出しモノで、
とにかくみんな、想像以上のパフォーマンスで逆裏切りで、
ブランドボクサーが一人もいなくても、面白いボクシングがそこにあったんだわ。
あずきさん、今日は早かったでしょ。
でもね、途中休まずの一気だったもんで疲れてしまいましたわ。
でね、これからはあんまり期待しないで下さいね。
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