2018年11月11日 (日)

後楽園ホール・11月10日

 

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“ 哀愁のヨーロッパ”

 

カルロス・サンタナの最大のヒット曲は “ブラック・マジック・ウーマン” なんだけど、

彼の演奏で自分が一番好きなのはやっぱりこれなんだわ。

 

サンタナはどっちかって言うと孤独好きというか、

寂しがってる時の自分が好きなんじゃないかって思ってるんだけどね。

 

 

 

昨日は5時半にはホールに着いてて、

受付に並んで座ってた渡辺会長と瀬端さんの奥様方に御挨拶して、

これで始まり始まりの筈だったんだけど、

試合開始直前に業界のある関係者達とある事に関して意見を交換することになって、

それが結局かなり長々の1時間以上もかかってしまって、

ちゃんと見たのは最後の2試合だけだったもんで、ホントに今日は悪しからずです。

 

 

 

① 菊地輝斗君(S根本)×渡部浩人君(JBS)……60㎏ 4R

デビュー戦の17歳・埼玉県と、デビュー戦の22歳・東京都。

 

☆結果……2R2分45秒で渡部君のTKO勝ち。

 

 

 

② 秋元大樹君(ワタナベ)×屋嘉部悠大君(白井具志堅)

                            ………L 4R

デビュー戦の30歳・神奈川県と、0勝1敗(1KO)の19歳・沖縄県。

 

☆結果……1R0分40秒で屋嘉部君のTKO勝ち。

 

 

 

③ 井上夕雅君(尼崎亀谷)×石澤開君(M・T)

  ………日本ユース・タイトル ミニマム級 王座決定戦 8R

7勝(1KO)0敗1分のランク10位、19歳・兵庫県と、

4勝(4KO)0敗の21歳・神奈川県。

 

☆結果……6R0分46秒で石澤君のTKO勝ち。

 

 

 

④ 利川聖隆君(横浜光)×小田翔夢君(白井具志堅)

   ………日本ユース・タイトル ライト級 王座決定戦 8R

9勝(5KO)4敗(1KO)のランク9位、22歳・神奈川県と、

9勝(8KO)0敗のランク4位、20歳・沖縄県。

 

☆結果……77-75、77-76、75-77で小田君の2-1勝ち。

 

 

 

最後の2試合は赤コーナー側のリングサイド席へ移動しての観戦。

 

 

⑤ 正木脩也さん(帝拳)×富岡樹さん(REBOOT)……SFe 8R

10勝(5KO)1敗のランク7位、24歳・大阪府と、

5勝(1KO)1敗(1KO)1分のランク2位、21歳・埼玉県。

 

勝率は正木さんが91%、富岡さんが71%、KO率は46%対14%で、

数字だけ見ると正木さんの方がかなり優位ではあるんだけど、

富岡さんはキャリアの中で外国人ボクサーを相手にした試合は一つだけで、

後は全て実力のある日本人ボクサーと戦ってきてのこの戦績だし、

立ち回りの巧さっていう点では正木さんを上回ってるって思ってるんだよね。

 

<1R>

少し距離を取ってやるのかと思ってた富岡さんが心持ち詰め加減だったんだけど、

それでも、若干ではあったんだけど基本的なプレスは正木さんの方だったんだわ。

 

最初の1分間で目立ってたのは正木さんの2発の左ボディだったんだけど、

それにしてもこの二人の鋭くて届きのいいジャブの見せ合いは圧巻だったんだわ。

 

その後、今一浅くはあったんだけど右ショットをヒットさせたのは正木さんで、

色白の富岡さんの左顔面が薄赤くなっていったんだわ。

 

富岡さんの残り30秒でのワンツーも中々鋭かったんだけど、

ジャブのヒット数を含めて全体を見直してみたら、やっぱり正木さんポイント。

 

それにしても一旦クリンチした際の二人の揉み合いはちょっと度を超えてて、

ここでの優劣が試合の勝ち負けに繋がると思ってるかのようで、

やたらいきり立ってて、お互いの上体の筋肉がピリピリしてたんだよね。

 

<2R>

富岡さん独特のチョンチョン速連射ジャブからの左ストレートが出始めて、

そのチョンチョンが2連射のこともあるし、3連射の場合もあって、

それらに対する対応を誤ると直後の左を貰ってしまう可能性が高くなるんだけど、

正木さんは充分相手を研究してたみたいで、

安易な捌き方をせず抜群の足運びと上体の動きで対処してたんだわ。

 

それでも残り40秒での富岡さんの左フックがとっても綺麗にヒットして、

今度は正木さんの右顔面が赤くなったんだよね。

 

<3R>

ジャブの成功率は変わらなかった中、目立ってたのは正木さんのボディブローで、

そう言えばここまでの富岡さんはボディブローが少なくて、

顔面への攻撃に限られてたんだよね。

 

二人のテキパキ感はホントに半端じゃなくて、

お互いに中々狙い通りのヒットに繋げられない状態が続いてたんだわ。

 

<4R>

やっぱりこの日の富岡さんは思いの外近い距離で勝負してて、

だから常に正木さんとは真正面からの打ち合いになったんだけど、

1分27秒での相打ちは一瞬早く富岡さんの方がハードヒットして、

残り40秒でもショートの左ストレートが印象的だったんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは丁度38-38だったんだよね。

 

<5R>

キッチリとは当てさせない工夫は二人共、とっても優秀で、

変わらないスピード感の中、緊張感に満ち満ちたやり取りが続いたんだわ。

 

1分01秒、正木さんの右ショットで富岡さんが左目上をヒットカットされたんだけど、

そこからの富岡さんの巻き返しは実に目覚ましくて、

打ち込みのタイミングと当て勘では正木さんを超えてたんだわ。

 

で、ラウンド終了ゴングまでの通算の中小ヒットは圧倒的に富岡さんだったんだけど、

その富岡さんをヒットカットさせた正木さんの右ショットとの評価をどうするかで、

どっちも有りの10-9だったんだよね。

 

<6R>

お互いに全く緩みの無い攻防が延々だったんだけど、

富岡さんのカット傷からの出血が目立って来ると同時に、

手数的には劣ってはいなかったんだけど、富岡さんのヒット率が落ちてきて、

正木さんの返しの左フックが見栄え良くヒットしてたんだよね。

 

<7R>

開始16秒、まずは正木さんの右ストレートから始まったんだけど、

その後も若干大袈裟なオーバーハンド気味の右フックを放って脅しを掛けて、

何だか気持ち良くペースを掴んだような自信に満ちた印象で、

富岡さんの方もまあまあちゃんとこなしてはいたんだけど、

彼が元々持ってる派手さのようなモノが封じ込められていったんだわ。

 

お互いの陣営がスコアの行方をどう思ってたかは知らないけど、

自分的には富岡さんが劣勢のままの最終ラウンドだったんだけどね……。

 

<8R>

この日の正木さんは以前に有りがちだった後半に若干緩むってことが全く無くて、

まだまだ余力を見せてた中、富岡さんの方も充分系ではあったんだけど、

彼の勝ちパターンはポイント先攻が前提になるのが通常で、

追い込まれてからの一発逆転ショットは中々望み難かったんだけど、

それでもここは一気に攻め立てるかって見てたんだよね。

 

試合開始当初からここに至るまでを思い返してみれば、

お互いに相手をヨロッとさせるほどのパンチは当て切れてないままで、

それは二人のディフェンス感覚の優秀さに依るところだったんだけど、

かなり力を出してきたこの辺りに劇的ショットが見られるかも知れなくて……。

 

って見てたんだけど、何だか富岡君の手数落ちが著しくて、

それはカウンター狙いに徹してたせいかとも思ったんだけど、

相変わらず正木さんのジャブが高性能のままだったもんで、

その機会を捉えきれないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は77-75だったんだけど結局、

77-75、77-76、76-77ってことで正木さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 船井龍一さん(ワタナベ)×ビクター・エマニュエル・オリボ

         ………IBF スーパーフライ級、挑戦者決定戦 12R

30勝(21KO)7敗(3KO)のIBF3位、33歳・東京都と、

15勝(7KO)2敗1分のIBF7位、22歳・メキシコ。

 

太い体躯をしたオリボは船井さんより7~8㎝身長が低かったんだけど、

その風貌はMr.ビーンにそっくりで、隣の人も同意してくれたんだわ。

 

<1R>

初っ端から積極的に仕掛けていったのはオリボの方で、

いきなりオーバーハンドの右フックを振り被ってたし、

右をフェイクに使って返しの左フックを強く打ち込んでたんだわ。

 

船井さんはまずはって感じで様子を見ながらジャブで繋いでたんだけど、

無暗に踏み込むことの危険性を感知しながら相手との間合いを計ってたんだわ。

 

<2R>

さあどうなる、さあどうするって感じで、

船井さんはまだまだゆっくりした入りだったんだけど、

余りジッとしてると相手のタイミングで強振を許してしまいそうな感じだなあ、

って見てた1分43秒のほぼリング中央だったんだけど、

一瞬の気合を込めて船井さんが右ストレートを一閃、

一発直撃されたオリボがその場にグニャッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

一見するとひ弱そうに見えないでもない船井さんなんだけど、

KO率57%っていう数字が示す通り、彼の右ストレートは尋常じゃないんだよね。

 

これまでKO負けのないオリボは慌てたような立ち上がり方をして、

目が回って足元も覚束なくなったまま西ロープまでヨロけてしまって、

ロープに寄り掛かりながら何とかレフェリーに助けて貰ったようなリスタートで、

どう見ても確実でいきなりの終焉が訪れてきたんだよね。

 

再開後の船井さんは勿論それまでの彼とはまるで別人で、

まだ何が何だか解ってなかったようなオリボに鬼のように襲い掛かって、

最後は左フックの払い打ちだったんだけど、

思いっ切りのヒッティングでオリボを北ロープに横ざまにして吹っ飛ばしたんだわ。

 

最初のダウンからのリスタートの際、自分でも倒せそうだなって思ったんだけど、

それ程のダメージを負ったままの2回目の実に派手なダウンは、

レフェリーもこれはダメだなって即のストップエンドで結局、

2分09秒での実に実に派手で手際のいいTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

実はこの試合の最初のラウンド、船井さんが慎重な立ち上がりをしてたのを見て、

周囲の老いぼれ常連達がやたら彼を責め立てて、

船井さんをバカにしたような嫌味な発言を繰り返してたんだけど、

そういう事を言う権利がボックス・シートに付随してるとでも思ってるかのようで、

4回戦じゃあるまいし、世界挑戦が懸かった試合でいきなり全力出しは有り得なくて、

少なくとも3Rくらいまでは息を潜めて見つめているべきなんだわ。

 

やたら偉そうに船井さんのことをけなしてた老いぼれ達なんだけど、

次のラウンドで船井さんが見事な決着を見せ付けたその時、

どうするかって見てたら、殊更嬉しそうでもなく何だかムスッとして帰っていって、

何十年もボクシングを見てるっていうのに、只のバカのままなんだよなあ……。

 

 

 

【本日のベスト2ボクサー】

① 船井龍一さん

② 正木脩也さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の競馬は6頭選んだ穴馬のうち、東京9Rの⑥が3着に来たんだけど、

1着2着馬が人気馬だったもんで、勿論的中ナシだったんだわ。

ってことで今日(11日)は以下の穴馬で勝負勝負!

 

・東京12R………⑮

・京都11R………⑨

・京都12R………⑨

・福島11R………⑭

・福島12R………⑯

 

 

 

実は一昨日の夕方にはマックブック・プロの機種選択は終わってたもんで、

昨日はホールに行く前に二日連続で銀座のアップルへ行ってパソコン購入。

 

何もかも初めてのアップルPCなもんでドキドキで、

使いこなせるようになるにはちょっと時間が掛かりそうなんだけど、

明日12日の後楽園ホールは元々見に行くつもりはないもんで、

次のボクシングまでには丸々中8日もあるもんで、何とか頑張るんだわ。

2018年11月10日 (土)

後楽園ホール・11月9日

 

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“プラターズ”

 

彼らの最大のヒット曲がカップリングされた実にお得なシングル盤なんだよね。

 

右から二人目がトップ・テナーのメイン・ヴォーカリストで、

左から二人目が信じ難い程低い声の持ち主のウルトラ・バスで、

真ん中の女性は只のオマケだったんだわ。

 

ヒットヒットで気を良くしたトップ・テナーはその後グループを抜けて独立したんだけど、

一人じゃ全く売れなくて、また出戻ったんだよね。

 

 

 

昨日はホールに向かう前に、銀座のアップルへ……。

 

雨降りだったから空いてるかと思ったら大混雑で、

確かめたいことがあったもんで予約を入れたら20分待ちってことだったんだけど、

運よく5分ほどで係員が相手をしてくれたんだわ。

 

パソコンがそろそろ買い替え時になって、

IBM→東芝→ソニー→富士通って、これまでずっとウィンドウズ系だったんだけど、

いよいよアップルに挑戦してみようってことで……。

 

デスクトップの方が余程安いんだけど、元々選択の候補には入れてなくて、

マックブック、マックブック・エアー、マックブック・プロからの選択だったんだけど、

モニターサイズは15インチっていうのは譲れないもんで、

マックブックがまず除外されて、

持ち運ぶつもりはないから次にマックブックエアーが外れて、

意外なほど簡単にマックブック・プロに絞られたんだわ。

 

自分としてはそれほどの高機能は求めてなかったんだけど、

いきなり30万円以上の出費が確定してしまって、

この週末に2機種のうちのどちらかにするか決めようと思ってるんだわ。

 

 

 

試合前のロビーで麻生興一さんの息子ちゃんを連れてきてた奥様と、

ちょっと話をして始まり始まり……。

 

 

 

① 松本北斗君(REBOOT)×山口号珠君(横浜光)……L 4R

3勝(1KO)1敗の22歳・埼玉県と、1勝1敗の23歳・神奈川県。

 

<1R~2R>

松本君は如何にも空手出身って感じのスタンスとフットワークなんだけど、

身体全体の勢いで山口君を圧倒して始まったんだけど、

山口君としては、もう少し積極性が欲しいところだったんだわ。

 

お互いに当たりはかなり強かったんだけど、

一瞬の勝負に賭け過ぎる余りか見てる時間が長過ぎで、

特に殆どジャブを打たない山口君の戦い方に偏りが強かったんだよね。

 

<3R>

そこそこ強く当て合ってたんだけど、この階級にしてはお互いのパンチは軽くて、

直撃を喰らってもフラッともしてなかったんだよね。

 

やっぱり明らかに山口君の手数不足が目立ったままだったんだわ。

 

<4R>

お互いにきちんとしたボディブローが打てないままのひたすら顔面狙いで、

もう少し色々散らさないとそんなに簡単に顔面ヒットは叶わない訳で、

残り1分からは山口君もやっと手数アップさせていったんだけど、

時すでに遅しって感じのままの終了ゴングだったんだわ。

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×3ってことでやっぱり松本君のパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 谷田光希君(角海老)×工藤晴基君(三迫)……SB 4R

1勝(1KO)1敗1分の20歳・千葉県と、1勝1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

<1R>

身長と腕の長さの違いから二人の戦いたい距離が随分違ってたんだけど、

事前に既に研究済みだったか工藤君がガードを固めて接近ガンガンで、

谷田君もそこそこ反応してたんだけど、

お互いの腕が交差する合間合間を工藤君が巧いこと突いてて、

中間距離から当て切れてなかった谷田君の方がちょっと辛そうだったんだわ。

 

 

すぐ後ろから声を掛けてくれたのは氏原文男君で、

この日は三浦仁君の応援ってことだったんだわ。

 

<2R>

いきなり決死のショート戦に突入していって、

二人共、まるでこれが最終回って感じの我慢比べの根性戦だったんだけど、

序盤の谷田君の左フックで工藤君が一瞬バランスを崩したのが決定打だったね。

 

ラスト30秒を切ってもお互い譲らなくて、そのままラウンド終了ゴング。

 

<3R>

二人のスタミナが心配された中、2Rと同じような激闘が続いて、

開始17秒の工藤君の左フックが綺麗にヒットした直後、

谷田君もボディボディで反撃していったんだけど、

その谷田君は打ち終わりに特に左ガードが下がりがちになることが多くて、

そこのところを工藤君に返しの右フックを貰ってしまうことが目に付いたんだよね。

 

お互い、流石に2Rのようには飛ばし切れなかったんだけど、

延々の腕振り合戦が続いてた中、

最後の最後での工藤君のまたもやの右フックがクリーンヒット。

 

<4R>

二人共、倒し切るようには打てなくなってたもんで、

とにかくどれだけヒットヒットを頑張れるかだったんだけど、

ここにきて顔面の赤さが進んでるのは明らかに谷田君の方で、

疲れも浮き出てきてたんだよね。

 

工藤君の方も全体に緩んで腕振りの鋭さも落ちてきたんだけど、

それでも正確なヒッティングでは上回ってたし、

ことディフェンスに関しては最後までルーズになることが無くて、

右を振り出す際には必ず左ガードに配慮してたんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37で工藤君だったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことで工藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 本郷智史君(輪島S)×蒲山直輝君(小熊)……53㎏ 4R

3勝(1KO)7敗(5KO)の28歳・東京都と、

3勝(1KO)3敗(2KO)1分の21歳・埼玉県。

 

蒲山君には田之岡条さんが付いてたんだけど、

終始、思いっ切り力を込めてアドバイスを送ってたんだわ。

 

<1R>

前の手の使い方は蒲山君の方が巧いなあって見てた開始50秒、

その蒲山君の左フックが綺麗にヒットして、

この左フックはこの後試合を通じていいタイミングで当たってたんだよね。

 

1分15秒、本郷君も右ストレート、左フックを薄くヒットさせて反撃してたんだけど、

残り1分での蒲山君のワンツーからの左ボディが美しく繋がってポイントゲット。

 

<2R>

残念ながら本郷君は攻めのパターンが少な過ぎてたし、

そもそもパンチのストロークがデカいもんで、

蒲山君にパンチの軌道を見切られてしまってるようなところもあって、

右をミスしてもすぐ左を返してた蒲山君の頑張りの方が目立ってたんだわ。

 

<3R>

本郷君も気を取り直して前詰めからの小刻みなショットを心掛けてて、

それは最後まで必死の手数に現れてたんだけど、

有効打的にはやっぱり蒲山君の方が勝ってたんだよね。

 

<4R>

本郷君の奮闘と共に蒲山君の左顔面も赤く腫れてきて、

これでもかこれでもかって感じの手数で、

途中途中では蒲山君の直撃に晒されながらもとにかく頑張り通して、

最後は足元を若干ガクガクさせながらも抵抗を止めなかったんだよね。

 

ってことで自分は蒲山君の40-36だったんだけど結局、

40ー36×2、39-38でやっぱり蒲山君の3-0勝ちだったね。

 

 

試合を終えて帰り支度が済むと小熊ジムの御一党様はこの後の試合は見ないで、

まるで大名行列のように一列になってニッカニカしながら帰っていったんだわ。

 

 

 

④ 横山大成君(石川)×阿部司君(ONETWO)……F 4R

デビュー戦の18歳・東京都と、0勝2敗の25歳・山形県。

 

阿部君の応援ってことで自分の隣に竹中良さんが座ったんだわ。

 

<1R>

横山君はデビュー戦にも関わらず実にちゃんとしてて、

緊張した様子も無く、体全体の動きのバランスも良かったし、

とっても素直に手が出てたし、初っ端から実にテキパキした攻防を見せたんだわ。

 

最初の1分間を横山君が征してた1分08秒、お互いの右フックがヒットして、

そこから若干、横山君の一段落が見えてきてた間に阿部君の反撃があって、

その後、横山君もジャブからの右フックを当て返してたんだけど残り11秒、

阿部君の返しの左フックが直撃して、横山君が一瞬フラ付いてしまって、

ここだって感じで一気に阿部君が攻め込んでいったんだわ。

 

行けそうだって思った瞬間が一番危ないっていうの正にこのことで残り2秒、

阿部君が前掛かりになったところに横山君のワンツーが過激にヒットしたんだわ。

 

カウンターでまともに貰ってしまった阿部君はリング中央のその場で、

クニャッと捻じれて崩れ落ちてしまったんだわ。

 

何とか何とかって感じで立ち上がった阿部君だったんだけど、

リスタート出来そうになくてそのままテンカウントアウト。

 

 

ってことで3分09秒で横山君のKO勝ちだったんだけど、

あの追い込まれた場面で良く冷静に狙えたもんだったんだわ。

 

 

 

⑤ 山田大輔君(REBOOT)×中山和幸君(L玉熊)

                         ………51.6㎏ 6R

5勝(1KO)4敗(2KO)のサウスポー、33歳・埼玉県と、

5勝(1KO)8敗(2KO)2分の34歳・東京都。

 

<1R>

中山君はこれまで見てきた以上に上体がガッチガチで、

フットワークもぎこちなくて、相手にプレスを掛けられるまま仕掛け切れず、

全体的に明らかに気後れしたまま、いきなりシンドそうだったんだわ。

 

 

ってことでここで切り上げたんだけど結局、

途中でホールディング減点を貰ってしまった上での完敗だったみたいで、

60-53×3で山田君のパーフェクト3-0勝ちだったんだね。

 

 

 

⑥ かねこたけし君(REBOOT)×住田愛斗君(角海老)

                           ………SF 6R

5勝2敗(1KO)2分の31歳・新潟県と、7勝(1KO)2敗の25歳・大阪府。

 

この試合は結構楽しみにしてたんだけど、

かねこ君のケガ棄権によって中止になったんだわ。

回復後のリマッチを是非希望するんだわ。

 

 

 

⑦ 住友将吾君(RK蒲田)×小久保聡君(三迫)……SF 8R

6勝(5KO)12敗(9KO)1分の31歳・愛媛県と、

5勝8敗(2KO)3分のサウスポー、35歳・埼玉県。

 

この辺から三迫ジムボクサーがほぼ総出の応援で、みんな力が入ってたなあ。

 

<1R>

住友君の方が頭半分ほどデカくて、リーチも充分だったんだけど、

フットワークとかジャブとかを使い切れてなくて、

いきなり小久保君の距離にされてしまってガンガン攻め立てられてたんだわ。

 

必ずしも勝率は良くないんだけど住友君は勝利試合の内のKO率は高くて、

何とか中間距離からの右ストレートを当てたいところだったんだけどね。

 

<2R>

開始直後に住友君の右ストレートを遠目から何発か貰った直後、

小久保君がガチャガチャ、そんなんで最後まで持つのかって程動きまくって、

鬼のように山のような左右ボディブローを打ちまくって、

それはおよそ58発もの数に及んだんだけど、

住友君の方はスッカリ嫌気を差してしまったような感じだったんだわ。

 

<3R>

気を取り直した住友君も合間合間に右ショットを繰り出してはいたんだけど、

小久保君のボディ攻めにも揺るぎがなくて、

残り1分20秒に住友君の再度の反撃を凌いだ残り27秒、

直前のボディショットで更に住友君を追い込んでいった西ロープ前、

鬼ボディで弱らせたところに最後は左フックを流し込んで、

踏ん張り切れなかった住友君が体を左に傾けながら倒れ込んでしまったんだわ。

 

リスタート後の住友君は既に相当ヤバかったんだけど、

倒れた所とほぼ同じ場所で何とか踏ん張り通したんだよね。

 

<4R>

それでも主にボディブローによるダメージはやっぱり抜けにくくて、

住友君は明らかに大丈夫では無さそうだったんだけど、

ここは初っ端から心を決めて先制攻撃を仕掛けていったんだわ。

 

で、最初の20秒間を飛ばしていったんだけど、やっぱり力が尽きるのが早くて、

それ以降は小久保君の怒涛の攻め込みに晒され続けて、

最後は北ロープに詰められてしまったんだわ。

 

そこからの小久保君は今まで経験の無いKO勝ちに向けてそれこそ必死必死で、

住友君がガックリ弱ってしまったところで、0分56秒での決着だったんだわ。

 

 

小久保君はこれで通算6勝(1KO)8敗(2KO)3分ってことなんだけど、

一時は1勝7敗(2KO)3分まで追い込まれて、チケットも捌き難いだろうし、

そろそろ止め時なんじゃないかなあって思ってたもんで、

この日のこういう勝ち方は自分にとっても異常に嬉しかったんだわさ。

 

 

 

⑧ 山口卓也君(JBS)×三浦仁君(三迫)……Fe 8R

11勝(9KO)12敗(3KO)の31歳・東京都と、

10勝(1KO)3敗(2KO)の24歳・青森県。

 

勝率的には三浦君なんだけど、山口君のKO勝ち率も注目で、

正確なヒッティングと一発強打の一戦だったんだよね。

 

<1R>

慎重な立ち上がりを見せてた山口君に対して三浦君、

常に先手先手の攻め込みで、有効打は殆ど無かったんだけど充分な攻勢点をゲット。

 

やっぱり山口君は相手を見極めながらのいきなりのワンツー狙いだったね。

 

<2R>

開始50秒、一瞬の隙を突いて山口君がワンツーをクリーンヒットさせて、

三浦君は思わずバタバタッとしてしまったんだけどその後すぐに立て直して、

その後は沢山の中小ヒットを打ち重ねてたんだわ。

 

こうなるとポイント的には難しくなってきたんだけど、

それでも終盤に掛けての三浦君のコンビネーションはとっても美しかったなあ。

 

<3R>

開始44秒に三浦君が打ち下ろしの右フックを3連射して始まったんだけど、

その後も沢山のジャブで繋いで丁寧な組み立てをしてたんだわ。

 

残り49秒に三浦君の左ショートフックがカウンターヒットして、

これでこのラウンドのポイントが決まったと思った残り30秒、

いきなりのバッティングで三浦君が右目上を大きくカットしてしまったんだわ。

 

で、即のドクターチェックが為されて、即のストップエンドになってしまって、

結局2分26秒での負傷ドローに終わってしまったんだよね。

 

 

とってもいい感じで進めてた三浦君には悔しい限りだったと思うけど、

山口君の頭が低くなりがちだったのは2Rには既に解ってたんだから、

もう少しその辺りに対する警戒というか注意が出来てればねって、

自分も悔しくなってしまったんだよね。

 

 

 

⑨ 佐藤矩彰君(新日本木村)×麻生興一さん(三迫)

                          ………SL 8R

5勝4敗(3KO)1分のサウスポー、33歳・福島県と、

22勝(15KO)8敗(4KO)1分のランク4位、32歳・大分県。

 

<1R>

久し振りの麻生さんがどういう風に戦うのかって注目してたんだけど、

この日は中途半端に距離を取らずに、以前のようにガリゴリに徹するって、

そう決めてたみたいで、初っ端からガードを固めながらのガンガンだったんだけど、

何だか少しばかり体が硬かったんだよね。

 

一方の佐藤君もランク奪取に強い気持ちで臨んでるようで、

最初の2分間のやり取りは優劣を見極め難かったんだけど、

残り45秒からの接近戦は麻生さんがやや優勢で、

佐藤君は相当数のボディブローを貰ってたんだわ。

 

<2R>

プレスは基本的には麻生さんが優勢で、

佐藤君も手前を少し変えて足を使いながらのショートブローを多用し始めたんだけど、

それでも麻生さんのショートフックの方が当たりが強かったんだよね。

 

残り1分07秒、相変わらずの接近戦の中で、麻生さんの左フックがヒットして、

アレーッて感じで佐藤君がリングほぼ中央でクニャッと倒れ込んでしまったんだわ。

 

一瞬の失神ダウンだったと思うんだけど、

リスタートした佐藤君は30秒以上を何とか凌ぎ切ったんだわ。

 

<3R>

開始56秒、それほどのダメージは引きずってなかった佐藤君が、

まずは形のいい右フックをヒットさせたんだけど、

相打ちになるとシンドそうだったのはやっぱりその佐藤君の方だったんだわ。

 

お互いにここまでかなりの手数を出し続けてたもんで、

二人共に消耗の色が見えてきたんだけど、

佐藤君の頑張り手数の精度が徐々に落ちていって、

お互い、結構危ないタイミングで返しの左も交差してたんだけど、

目立ってたのはやっぱり麻生さんのボディブローだったんだよね。

 

<4R>

まるで決着を付けようとして飛ばしていったのは麻生さんで、

開始50秒に角度のいい左フックを当て込んでて、

一方の佐藤君のワンツーはかなり緩んできたんだわ。

 

佐藤君が先仕掛けできないままだった残り1分04秒、

バッティングで佐藤君の右目上が大きくカットしてしまってドクターチェック。

 

既に4Rには入ってたんだけど、それでもとにかく続行が心配されて、

ドクターの判断が待たれたんだけど、今回はとにかくのリスタートが出来たんだわ。

 

再開直後に即に攻め込んだのは麻生さんで、

右ストレートをかなりハードヒットさせて、佐藤君も粘り強く押し込んでいったんだけど、

徐々にサークリングで交わそうとすることが多くなっていって、

その間、左目上をヒットカット(バッティング?)されてしまったんだわ。

 

<5R>

佐藤君の両目上からの出血も目立ってきて益々危険度が上がっていって、

密着しての二人のショート戦はまるで地獄の殴り合いのようだったんだけど、

時間が進むにつれ佐藤君のメッキリ感が強くなっていったんだわ。

 

 

自分としては次のインターバルで棄権させるべきじゃないかと思った訳で、

多分殆どフルマーク負けの中、残り3ラウンドで倒し返す期待は全く持ち得なくて、

やたらボクサーのケガを悪化させるだけで、次の試合も遠のくだけで、

ボクサーが何を言おうとここはセコンドがキッチリ判断するべきだってね。

 

結局次の6R1分56秒、佐藤君のバッティング傷が悪化してしまったってことで、

負傷判定に移って59-54×2、59-55ってことで、麻生さんの3-0勝ち。

ちなみに自分は59-54だったけどね……。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 小久保聡君

② 麻生興一さん

③ 横山大成君

④ 蒲山直輝君

⑤ 工藤晴基君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

ホールでお会いする人達の中には、

「メインはどちらが勝つと思いますか?」 とは聞いて来なくて、

「今日の穴馬はどれですか?」 って訪ねてくる人が何人かいて、

自身の買い目の中に敢えて1頭付け加えるならばって感じらしいんだよね。

 

ってことで、今日からは自分の買い目の全部ではなくして(殆どハズレなもんで)、

狙う穴馬のことだけど書こうと思ってるんだわ。

≪11月19日(土)の狙い目の穴馬≫

・東京 9R………⑥

・京都12R………⑨

・福島 9R………⑩

・福島10R………⑦

・福島11R………⑧

・福島12R………③

2018年11月 8日 (木)

後楽園ホール・11月7日

 

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“バス・ストップ”

 

ホリーズの最大ヒットで、シンプルで軽快な60年代ロックの代表曲でもあって、

スネア・ドラムのバシャバシャ感が独特だったんだよね。

 

 

 

今、日本には65歳以上の老人が3,230万人もいて、

それは国民全体の25%にもなる割合で、大体4人に1人が65歳以上なんだわ。

 

その65歳以上の男女の7人に1人がいわゆる痴呆老人ってことで総数462万人。

 

その462万人もの痴呆老人達が保有してる財産は何となんと、

143兆円にものぼるってことで国家予算の約1.5年分にもなるらしいんだけど、

ただこの143兆円は殆ど銀行預金のまま塩漬けになったままで、

本人の同意を得られないまま親族も手を出せないことが多くて、

消費や投資に回ることも無い謂わば全くの死に金なんだってね。

 

ほんの少しでいいから自分に回してくれれば、

プロボクシング業界を一新すべく、

新しいコミッションと新しい協会を作るんだけどなあ……。

 

なんて事を考えながら始まり始まり……。

 

 

昨日はメインイベントの前に4回戦が7試合と6回戦が2試合組まれてたんだけど、

やたら年の離れた同士の対戦が多かったんだよね。

 

普段とは赤青のコーナーが逆だったからちょっと見難くて、

自分はパンフレットの左右表示の通り、

左側が赤コーナー、右側が青コーナーになる位置から見たいんだけどね。

 

 

 

① 川井稜君(石川)×中村雅俊君(厚木ワタナベ)……50㎏ 4R

1勝1敗の19歳・東京都と、2勝2敗(1KO)の30歳・北海道。

 

年歳差の大きい同士の対決で11歳差。

 

<1R>

上背とリーチに恵まれた中村君の方が突っ込み系のボクシングだったんだけど、

川井君がスピードを生かして、相手の長い腕をかいくぐってヒットヒット。

 

二人のスピード差がそのままヒット数の差になって、

残り1分頃には中村君の顔面がかなり赤くなっていったんだわ。

 

ふと気が付くと、二人共全く同じリングシューズで、

つま先が赤くなってるナイキの黒のハーフカット・ブーツだったんだよね。

 

<2R>

このままじゃヤバイって感じで、中村君が頑張り始めた途端、

お互いに少し舞い上がり気味になってきての接近乱闘系になっていって、

中村君もショートアッパーを軸に結構な手数だったんだけど、

有効ヒットの多かったのはやっぱり川井君の方だったんだわ。

 

終盤に掛けてバッティングで川井君が大きく傷ついてカット出血してしまったんだわ。

 

<3R>

開始ゴングが鳴った途端、川井君の傷にドクターチェックが入って即のストップエンド。

 

それなら試合を成立させないままの方が良かったんじゃないかって思ったんだけど、

とにもかくにも3Rの開始ゴングが鳴ってしまったモンで試合成立の判定へ……。

 

自分は30-28で川井君だったんだけど結局、3R0分02秒、

30-28、29-29ってことで川井君から見ての1-0ドローだったんだわ。

 

川井君は中村君のペースアップに良く付いてはいってたんだけど、

全体のスピードは充分上回ってたんだから、

それほどムキになって付き合う必要は無かったんじゃなかったかなあ。

 

 

 

② 西田新君(中屋)×海野利樹君(伴流)……Fe 4R

デビュー戦の29歳・東京都と、デビュー戦の22歳・千葉県。

 

<1R>

前詰めは西田君だったんだけど、先手を取ってたのは海野君のことが多くて、

お互いにしなやかさには欠けてたんだけど、

より素直に手が出てたのは海野君の方だったんだわ。

 

<2R>

西田君はまだまだ硬さが取れなかったんだけどフィジカルの強さを発揮し始めて、

細めの海野君が圧力を掛けられるようになってきた開始44秒、

西田君のワンツーからの左ボディが鋭く喰い込んで、

バランスを崩した海野君が踏ん張り切れずそのまま南東ポストに持たれ込んで、

レフェリーがロープダウンをコールしたんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど海野君、すっかり気持ちを削がれてしまったようで、

西田君の追撃の鬼攻めを防ぎようもなく、そのまま追い込まれてしまって、

最後は右ストレートだったんだけど、まともに貰ってしまって吹っ飛ばされて、

大きく尻餅を着いてしまっての2度目のダウン。

 

レフェリーがカウントを数え始めたすぐ後に陣営からタオルが投げ入れられて結局、

1分43秒で西田君のKO勝ちだったんだわ。

 

海野君は2R開始直後からの西田君のペースアップに付いていけなかったんだよね。

 

 

 

③ 関根駿君(青木)×柏山直樹君(K&W)……SB 4R

デビュー戦の21歳・埼玉県と、0勝1敗(1KO)の27歳・岩手県。

 

自分の横に木村翔さんと渡邉卓也さんが並んで関根君の応援だったんだわ。

 

<1R>

柏山君は何となく気後れしてたみたいで、打ち出しがぎこちなかったなあ。

 

で、関根君が気持ち良さそうに攻め込んでた開始1分09秒、

ブワンって感じで振り出した関根君の右フックが相手の側頭部に直撃して、

柏山君がヨロッとした感じのまま座り込みダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした柏山君だったんだけど、益々ぎこちなくなっていって、

ほぼ10秒後に殆ど同じ南東ポスト寄りの所でドカドカ貰ってしまって再度のダウン。

 

ここも何とか立ち上がった柏山君だったんだけど、逆襲には程遠いまま、

最後はヘロヘロのまま北ロープに追い込まれて関根君の連打を浴びてしまって、

2分06秒のレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

 

④ 佐々木尽君(中屋)×笠井亮君(石丸)……60㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の17歳・東京都と、1勝0敗の30歳・山梨県。

 

年齢差の大きい対戦の2試合目で13歳差。

 

<1R>

お互いに如何にも気合の入った同士で、1発貰うと即打ち返し合ってたんだわ。

 

佐々木君も上体が少し硬かったんだけど、

パワーがあってスピード感に溢れてて、丁寧な上下打ち分けにも配慮してたね。

 

笠井君はラウンド序盤の勢いが徐々に失われつつあって、

1分を過ぎる頃には口を開き始めてたし、

必ずしも打ち負けてた訳ではないんだけど、細かい打ち分けとは程遠かったなあ。

 

<2R>

笠井君はとにかく強い右を当てたがってたのが見え過ぎてしまってたし、

佐々木君の方もガードを固めながらっていうのはいいんだけど、

浅い前傾のまま突っ立ち気味に詰め寄るのがちょっと気になったんだけど、

それまで真面目に打ってきた彼のボディブローが効果を上げてきて、

笠井君がとってもシンドそうにし始めたんだわ。

 

<3R>

ボディブローのダメージはやっぱりすぐには回復し難いモノのようで、

味をしめた感じの佐々木君が開始21秒、

左右フックからの左ボディを2発ほど大きく喰い込ませて笠井君からダウンゲット。

 

ほぼリング中央だったんだけど、右膝を着いた笠井君はとっても苦しそうで結局、

テンカウントが数え上げられても立ち上がり切れなくて0分33秒、

佐々木君の実に見事なKO勝ちだったんだわ。

 

佐々木君はまだ17歳だっていうのに、ホントにいいボディブローを打つんだわ。

 

 

 

⑤ 本多航大君(新田)×丸岡宣男君(高崎)……SL 4R

デビュー戦の19歳・新潟県と、1勝(1KO)1敗の35歳・群馬県。

 

年齢差の大きい対戦の3試合目で何と16歳差もあったんだわ。

 

<1R>

やっぱり赤青が逆で見難かったもんで移動中に試合が始まってたんだけど、

開始1分もしないうちに丸岡君が若い本多君からダウンゲットしたんだわ。

 

それほどのことなくリスタートはしたんだけど本多君、

打たれ強くない割にはとにかくガードがやたらルーズなんだよね。

 

二人共、何だかメリハリの無いボクシングで、

全体に緩んだパフォーマンスが交換されてたんだけど、

こと腕振りに関しては本多君の方がより鋭かったけどね。

 

<2R~3R>

本多君が少し落ち着きを取り戻しつつあって、

丸岡君の方に疲労感が漂ってきたんだわ。

 

<4R>

お互いに最後の必死手数戦って感じの頑張り合いが続いたんだけど、

開始30秒で丸岡君が早くも一段落してしまって、

その後はお互いにだらしなくなっての泥沼のヘロヘロ戦だったなあ。

 

 

ってことで、自分はきっちりスコアは付けて無かったんだけど結局、

39-36、39-37、38-37ってことで丸岡君の3-0勝ちだったんだけど、

自分は丸岡君の優し過ぎたパンチはそれ程評価しなかったけどね。

 

 

 

⑥ 瀬戸瑠也君(新田)×為谷彰君(鉄拳8)……W 4R

デビュー戦の23歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、36歳・神奈川県。

年齢差の大きい対戦の4試合目で13歳差。

 

デビュー戦の36歳ってことはこれが思い出ボクシングってことなんだろうね。

 

<1R>

若い方の瀬戸君の左右フックは何だかパタパタした感じのオープン系で、

為谷君もそこそこ打ち返してたんだけど、

とにかく二人共、ウェルター級の割にはお互いに被弾しても、

それ程のダメージを残さないようなパンチに終始してたんだよね。

 

<2R>

開始50秒、為谷君の左右アッパーがいい感じの角度でヒットし始めたんだけど、

とにかく力が込め切れてないもんで意外なほど効果を上げ切れなかったんだけど、

それでもラウンド中盤までは手数で圧倒してたんだよね。

 

その後、為谷君が一段落するのと同時に瀬戸君が息を吹き返していって、

大きく攻め返してた残り12秒の北ロープ前、最後は右フックだったと思うんだけど、

為谷君がかなり弱って来たところに強く打ち込んで、そのままダウンゲット。

 

四つん這いになって倒れ込んだ為谷君の消耗がかなり進んでるのを見計らって、

レフェリーが2分55秒、カウントを途中ストップしてのTKOエンドだったんだわ。

 

 

 

⑦ 稲森卓也君(新田)×今淵啓輔君(石神井S)……Fe 4R

0勝2敗(2KO)の27歳・東京都と、0勝6敗(2KO)2分のサウスポー32歳・北海道。

 

何とか初勝利を上げたい同士の一戦。

 

<1R>

お互いの勝てない理由を探りながらの観戦だったんだけど、

二人共、まあまあちゃんと動けてたんだけど、スピード感は無かったなあ。

 

今淵君は全体的な動きとパンチの緩急が今一で、

打ち出すパンチの全てがまるでそよ風のように優しかったんだよね。

 

稲森君の方はパンチの形は良かったんだけど、

今淵君ほどでは無かったんだけど、やっぱり打ち出しが軽いんだわ。

 

ってことになると、勝負のポイントは正確なヒッティングの数の争いなんだよね。

 

<2R>

距離が詰まってからは採点を付けるのが難しい展開になってきて、

経験の浅いジャッジにとってはいい練習になりそうな試合で、

パンチカウンターが必要な状況になっていったんだよね。

 

<3R>

試合冒頭にも感じだったんだけど二人共、フェザー級のようには見えなくて、

まるでMm級かLF級のように動き回ってたんだけど、

その分、パンチ力を置き去りにしたような打ち合いのままで、

打撃音のとっても小さいパンチの交換に終始してたんだわ。

 

<4R>

状況的には1Rとほぼ変わりが無くて、

これと言った山場の無いままだったんだけど、

お互いに全くクリンチの無いクリーンファイトに徹してたし、

ヘバッた様子も見せてないままに終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-37で稲森君だったんだけど結局、

40-36×3ってことでやっぱり稲森君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑧ 桜井昌幸君(新田)×白鳥光芳君(T&T)……50㎏ 6R

3勝12敗(1KO)3分の28歳・神奈川県と、

4勝(2KO)4敗1分のサウスポー、31歳・神奈川県。

 

<1R>

7~8㎝ほどデカくて強打系の白鳥君は詰められると辛そうで、

中間からの左ストレート一本狙いっていう組み立てがシンプルだったんだわ。

 

この試合がほぼ1年振りの桜井君は相手のやり難そうな距離を維持出来てたね。

 

<2R>

白鳥君としてはリーチを生かしてもっと長いジャブを打てればいいと思ったんだけど、

1分半頃に放った彼の左ボディが綺麗な喰い込みを見せて、

それを機に桜井君がいきなりマッタリしてしまったんだわ。

 

これは桜井君にとってはちょっとシンドイ展開で、

ボディを効かされたまま続けるってことは、片目でボクシングをやるようなもので、

かなり結果が見えてきてしまった様な感じだしたもんで一旦の休憩タイム。

 

 

結局、この試合はやっぱりと言うか桜井君が万全なままで戦い切れなかったようで、

6R1分37秒で、白鳥君がTKO勝ちしたんだよね。

 

 

 

⑨ ジョーフェア・モンタノ×高橋拓磨君(ワールドS)……SL 6R

9勝(8KO)3敗1分の国内12位だか13位、サウスポー、22歳・フィリピンと、

1勝(1KO)0敗の25歳・大阪府。

 

どうせ、って感じしかしなかったもんで全く見てなかったんだよね。

 

途中で高橋君のダウン劇もあって、関係者達はハラハラしたと思うんだけど、

結局2R0分42秒でのTKO勝ちだったんだってね。

 

 

 

⑩ 西田光さん(新田)×加藤収二さん(サイトウ)

           ………日本 ミドル級 挑戦者決定戦 8R

17勝(8KO)9敗(1KO)1分のランク1位、31歳・新潟県と、

9勝(6KO)1敗(1KO)1分のランク2位、サウスポー、28歳・東京都。

 

加藤さんの入場曲は何と、ジミ・ヘンドリックスの “パープル・ヘイズ” だったんだわ。

 

<1R>

2~3㎝ほど上背のあるジミ・ヘン・加藤さんがまずは山ほどの右ジャブで、

ほど良く力の抜けたところからのショートワンツーへの繋ぎも抜群で、

最初の2分間で西田さんは相当の数を貰ってしまってたんだわ。

 

西田さんは必ずしもサウスポーが不得意ではないと思うんだけど、

打たせないタイミングと距離をキープしてた加藤さんがとっても巧かったんだわ。

 

<2R>

自分の知る限り以前の加藤さんは動きがおおまかで、

所々緩むようなことがあったんだけど、そういうのは既に克服してるみたいで、

西田さんは相変わらず加藤さんのジャブを邪魔そうにしてて、

若干躊躇するところを見極められて加藤さんのショートブローを貰ってたんだわ。

 

その後も加藤さんは狭くて打ちにくい所でも何とか何とかって手を出してたんだよね。

 

<3R>

そんなんで最後まで持つのかってほど、加藤さんの手数は凄まじくて、

西田さんもそこそこのプレスだったんだけど、右のショートブローがヒットしないままで、

加藤さんはその西田さんの左右ボディブローもそれほど苦にしてなかったんだわ。

 

西田さんも残り12秒からラウンド終了ゴングに掛けていい攻撃を見せてたんだけど、

それでもラウンドトータルではやっぱり加藤さんだったなあ。

 

<4R>

顔面の傷みは西田さんの方が進んでて、彼の打開策が求められたんだけど、

この日の西田さんはとにかく全てが一本調子で、パンチに緩急が無かったし、

打ち出しのタイミングやテンポにも工夫がされてなかったんだよね。

 

それでも、終盤に掛けての恐怖の手数戦を何とか征して、

西田さんが初めてポイントゲット。

 

<5R>

加藤さんは再度、溢れるほどのジャブから組み立て直していったんだけど、

西田さんも気を取り直しての攻め返しで、やっと右が当たるようになったし、

それまで懸命の打ってたボディブローも効果を上げ始めそうだったんだわ。

 

って思ってた残り5秒、加藤さんの足元が一瞬不揃いになった瞬間だったんだけど、

西田さんの右フックがキッチリヒットして、加藤さんが少しスリップ気味のダウン。

 

足元が若干絡んだとしてもそれでもその前にパンチは当たってたし、

バタバタした加藤さんは踏み止まれなかったんだよね。

 

ってことで自分のスコアを見直せば西田さんはこれで丁度イーブンに戻したんだわ。

 

<6R>

攻め自体の単調さに関しては西田さんはまだまだ改善できなくて、

チョンチョンジャブからの強烈左フックの加藤さんの方が見栄えが良くて、

出してる手数、ヒット数共に加藤さんが明らかに優勢だったんだわ。

 

<7R>

まずは西田さんが飛ばしていって接近戦を仕掛けていって、

そこそこいいのを当ててたんだけど、加藤さんの即の打ち返しも的確で、

西田さんは中々主導権を獲れないままで、

力強いのは左ボディブローに限られるようになっていって、

残り58秒での加藤さんの返しの右フックがポイントを決定付けてたんだわ。

 

<8R>

よりヘバッてたのは西田さんのように見えたんだけど、

残り40秒からの鬼打ち合戦はそれこそお互いが火を噴いてるようだったんだけど、

それまで狭い所で頑張り打ってたのはやっぱり加藤さんの方で、

西田さんは有効打をゲット出来ないままには1分半過ぎには如何にもシンドそうで、

最早必殺系には打ち込めなくなってたんだよね。

 

 

ってことで自分は77-74で加藤さんだったんだけど結局、

76-75×2、75-76ってことで加藤さんの2-1辛勝だったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 加藤収二さん 

② 佐々木尽君

③ 特にナシ

2018年11月 5日 (月)

後楽園ホール・11月4日

 

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“ビー・マイ・ベイビー”

 

1964年って、まあ随分昔の曲なんだけど、

ビートルズとかビーチボーイズが台頭してたアメリカでも、

まだこういう感じのポップ・ミュージックも併存してて、

日本でも弘田三枝子がカバーして結構な売り上げを上げてたんだわ。

 

中央の子がリード・ボーカルで、彼女の力量は歴史に名を残してるほどなんだけど、

横から見ると鼻から口にかけてのラインがちょっと今一だったんだよね。

 

 

 

昨日は東日本新人王の決勝戦で、全部で12試合が組まれてて、

棄権したボクサーが一人もいなくて、良かったヨカッタで、

いつものようにそれまでの経験試合数に応じて4回戦と5回戦だったんだけど、

12名の赤コーナー・ボクサーの内の8名が帝拳ジムとワタナベジムだったんだわ。

 

 

 

≪第75回 東日本新人王トーナメント決勝戦≫

 

 

① 岡田真虎君(JBS)×柴沼智樹君(KG大和)……Mm 5R

4勝(2KO)2敗1分のサウスポー、24歳・岡山県と、

7勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、32歳・神奈川県。

 

3~4㎝ほど身長優位な岡田君が虎の被り物で登場。

 

二人のリングシューズは全く同じモデルのナイキの蛍光イエローのハーフカットで、

やたら目立つソイツが目の前を交差してたんだわ。

 

<1R>

やっぱり前の手の使い方は柴沼君の方が圧倒的に巧かったんだけど、

どっちが希望したのかは解らなかったんだけど、

ラウンド中盤以降からは1~2発打ってはすぐ絡むっていう展開が延々で、

有効打を見極め難かったんだけど、大差が無かった中敢えて言えば柴沼君だな。

 

<2R>

中々見栄えのいい打ち合いにならなかったんだけど1分13秒、

岡田君の左フックがいい感じでヒットして、

その後もショートブローの強さに関しては岡田君の方に分があって、

このラウンドは最後まで岡田君の方が吹っ切れてる感じだったんだわ。

 

<3R>

いきなりの接近乱闘戦はボクシングらしさから遠ざかる一方で、

絡み合う前の一瞬のやり取りで終わってしまってたんだわ。

ってことで、自分的に一息入れるって感じで4Rをスルー。

 

<5R>

展開は殆ど変ってなかったもんで、ボヤーッと眺めながらの終了ゴング。

 

採点的には微妙なんじゃないかって思ってたらその通りで、

両陣営が息をひそめる中で発表されたスコアは、

48-47×2、48-48の2-0で、柴沼君がギリギリの2-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

② 亀山大輝君(ワタナベ)×河野勇太君(SRS)……LF 4R

5勝(2KO)2敗1分のサウスポー、22歳・静岡県と、

3勝4敗(2KO)1分の25歳・東京都。

 

河野君はこの日唯一の負け越しファイナリストだったんだわ。

 

<1R>

中間距離で対峙した際にはそれ程の力量差は感じさせないんだけど、

一旦勢いが付いた時の亀山君の迫力はやっぱり圧倒的だったんだわ。

 

それでも河野君も気後れすることなく前の手の使い方に関してはほぼ対等で、

お互いの左顔面は同じように赤くなってたんだわ。

 

残り46秒のリングほぼ中央、少し詰まったやり取りがあった直後、

河野君が下がるところに亀山君の左ストレートがまともにヒットして、

河野君がダウンしてしまったんだわ。

 

実は河野君の1Rでのダウンはほぼ恒例化してて、

いつものようにスッと立ち上がって普通にリスタートしてたんだけど、

残り28秒にも同じような左ストレートを貰ってて、

河野君には亀山君の左ストレートがよく見えていないような感じだったんだよね。

 

<2R>

第1試合と比べて全く絡み合うことが無いスッキリしたボクシングが続いて、

河野君も真っ正面から馬力勝負に応じていって、

それにつれ徐々に接近戦に移行していったんだけど、

河野君は強く打ち込むタイミングを計りかねてるようなところがあった中、

残り1分16秒にやっとのことで右をヒットさせることが出来てたんだわ。

 

終盤に掛けての亀山君の攻め込みが一段落すると共に、

河野君は再度の踏ん張りを見せたんだけど、

ポイントを取り戻すってところまでは難しかったんだよね。

 

<3R>

プレスを掛けてるのは河野君の方で、

亀山君はサークリングしながらのヒット&アウェイに徹し始めたんだわ。

 

河野君は連続的にヒットさせることが中々叶わなかったんだけど、

亀山君の方も河野君の左ボディを嫌がる素振りを見せ始めて、

下がり気味のことが多くなってきてたし、結構休みたがってる風でもあったんだわ。

 

それでもそれでも、折々のヒッティングの形の良さはやっぱり亀山君だったなあ。

 

インターバルでは青コーナーの中島トレと、

赤コーナーの井上トレのアドバイスの声が大きく交差してたんだわ。

 

<4R>

お互いに最後の意地の見せ合いって感じで、

やっぱり亀山君の方が攻めてる感じを出すのが巧くて、

河野君は打ち返しのタイミングが良くないままで、

打たれ強い所は充分に見せてたんだけど、

相手にダメージを与え切るまでには至らないままに終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-35だったんだけど結局、

39-36×3ってことで亀山君の3-0勝ちだったんだけど、

圧倒大差って感じはしなくて、僅かなところの積み重ねの差だったんだよね。

 

 

試合後、暫くしてロビーでSRSジムの坂本会長とロビーでバッタリだったもんで、

河野君の話をしてたらそこに中島トレと河野君本人が合流して、

あれこれ話しを続けたんだけど、開けっぴろげで明るい性格の吉謙さんが、

自身のデビューの頃の話も披露したんだけど、

河野君は終始笑顔で吉謙さんや自分の話を聞いてたんだよね。

 

 

 

③ 太田憲人君(ワタナベ)×荒川竜平君(中野サイトウ)

                            ………F 5R

4勝(1KO)0敗のサウスポー、29歳・東京都と、

5勝(2KO)2敗(2KO)1分のサウスポー、29歳・宮崎県。

 

<1R>

迫力を感じさせる太田君のプレスから始まったんだけど、

全体に体が硬い印象が抜けなかった中、

看護師ボクサーの荒川君がしなやかに対応してた開始1分08秒の南ロープ前、

その荒川君の左ストレートがタイミングよくヒットして、

太田君が後ろ向きに転んでしまったんだわ。

 

ダメージ無くリスタートした太田君だったんだけど、

挽回を目指したせいか、大振りの傾向がより強くなってしまってたんだわ。

 

4回戦で最初のラウンドでダウンゲットすると、

残りの3ラウンドの中で最低1ラウンドゲットすれば勝てる訳で、

荒川君には大きな余裕が生まれたんだよね。

 

<2R>

太田君が大きく決めようとし過ぎてた開始即の15秒、

荒川君が左フックをクロス気味に当て込んで、

更に追撃の左を打ち重ねて2度目のダウンゲット。

 

何とかリスタートは出来たんだけど太田君は効かされたままで、

ジャブでもよろけるようになってしまってて、必死に打ち返してはいたんだけど、

足元がポクポクしてて更に危険度が高かまっていったんだけどそれでも太田君、

残りの2分30秒間以上を膝をガクガクさせながら凌ぎ切ったんだわ。

 

<3R>

太田君の下半身は言う事を聞かなくなったままで、

ここが決め所って一気に攻め込んだ荒川君の前にはひとたまりも無くて、

開始すぐの15秒、連打から返し打った左フックを綺麗なタイミングでヒット。

 

直撃された太田君は大きくよろけてグニャッと倒れ込んでしまって、

途端にレフェリーも即のストップエンドで、殆ど同時に陣営からもタオルイン。

 

ってことで0分16秒で荒川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 若木忍君(畠山)×碇瑠偉君(厚木ワタナベ)……SF 4R

2勝(2KO)1敗1分の32歳・北海道と、4勝0敗2分の19歳・神奈川県。

 

若木君は今回唯一の地方からの出張ボクサーだし、

試合をするごとに強く巧くなってるもんで押し押しだったんだよね。

 

<1R>

13歳も年齢が上の若木君がまずは粗っぽい仕掛けで碇君を脅したんだけど、

やっぱり彼は比嘉大吾さんに似てるんだよなあ。

 

若木君のその右のドカ打ちとか左右ボディブローの勢いが飛び抜けてたもんで、

碇君としては若干警戒気味のスタートを切らざるを得ず、気後れ感も目立ってた中、

結局10:8.5ほどものポイント差が付いてしまったんだわ。

 

<2R>

またもや若木君が激しく先制していったんだけど、

意を決したか碇君も正面切った密着戦を挑んで打ち合っていったんだわ。

 

1分10秒、右ストレートボディを3発ほど打った直後に若木君が一気にラッシュで、

碇君も気持ちを強く保って抵抗してたんだけど、

一連の打ち合いの中で右目上をヒットカットされてしまってたんだわ。

 

<3R>

中間距離での碇君のパフォーマンスは今一感が抜けなかったんだけど、

開始30秒からの密着ボディ合戦では結構強い打ち出しで、

ほぼ拮抗してたんだけど、途中の若木君の右フックで鼻血に見舞われてたなあ。

 

それでも残り35秒からの渾身の交互の連打交換では堂々の立ち回りで、

あと一歩でポイントゲットってところまで巻き返してたんだよね。

 

<4R>

いきなり死闘系の接近戦から始まって、

碇君としては相手からダウンゲットしない限り勝ち目が無かった中での奮闘で、

懸命の手数だったんだけど、残念ながら正確性に欠けたままだったんだわ。

 

残り1分からの最後の気持ち戦もやっぱり若木君の方が目立ってて、

碇君は終了ゴングが近づくにつれ足元の踏ん張りが効かなくなって、

身体全体も緩んできてしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

3人のジャッジも同じような感想だったみたいな40ー36×3で、

北海道ボクサーの若木君のパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ ビバリー塚田君(ワタナベ)×石川春樹君(RK蒲田)

                              ………B 4R

3勝(2KO)1敗2分のサウスポー、30歳・鹿児島県と、

5勝(5KO)0敗の19歳・東京都。

 

<1R>

塚田君のゴリゴリ前詰めと石川君のサークリングから始まったんだけど、

塚田君は相手の1.5倍程もデカイ頭ごと突っ込む癖が改善されてなくて、

中間距離からの左ストレートを頭ごと打ち込んでいってたんだわ。

 

身体もデカイいんだから塚田君、もう少し距離を置いて戦えるといいんだけど、

とにかく戦法に極端な偏りがあるもんで、

石川君としては普通の場合とは違う別の配慮が必要になるんだよね。

 

<2R>

石川君のセコンドからは、「左ストレートに気を付けろ!」 じゃなくて、

「頭に気を付けろ!」 って指示が飛びまくってた中、

自分としては石川君はもっとヒット&アウェイに徹した方がいいと思った訳で、

相手の前詰めガチャガチャ・ドサクサ戦法に付き合い過ぎだったんだよね。

 

そういう展開は塚田君としては大喜びな訳で、

まるで嫌がらせの様に密着左右フックの連打連打ってことで、

それは必ずしも有効打って訳では無かったんだけど、

取り敢えず攻めてる感じは出せてたし、ペースさえ取り戻したんだわ。

 

<3R>

石川君が距離を取ったいい感じで始めてたんだけど、

1分を過ぎると元の木阿弥で、何となく戦い方をミスしてるようで、

相手のやりたいようにした中で倒したいっていう気持ちが強かったのかなあ。

 

密着戦オンリー仕様の相手に対して相変わらず石川君、

見栄えの良くない戦い方を続けてたんだよね。

 

<4R>

どっちも有りの最終ラウンドはまずは塚田君のドサクサ系が攻め込んで、

アレレッて感じで一気に石川君を赤コーナー近くの東ロープに追い込んで、

一気にガンガンのドカ打ちを始めたその瞬間の1分04秒、

追い込まれた方の石川君がショートのワンツーを繰り出して、

その左フックが見事にカウンターヒットして、アレレッて感じで塚田君がダウン。

 

リスタート後の塚田君も必死の抵抗を見せてた残り半分以上、

塚田君の頭はここからがホントに危険な領域に入る訳で、

誰でも状況が悪化するにつれ無意識に頭を下げての突っ込みが増す訳で、

準決勝戦でも追い込まれた状況下でのバッティングが原因でのドローだったもんで、

自分としてはもうハラハラだったんだよね。

 

 

お互いにとって危険な時間が無事に過ぎての終了ゴングで、

自分は39-36だったんだけど結局、

39ー36×2、38-38ってことで石川君の2-0勝ちだったんだけど、

38-38っていうスコアにはちょっと首を傾げた訳で、

石川君の取ったポイントはダウンゲット分だけで、後1ラウンドはイーブンで、

残った2ラウンド分は塚田君のポイントってことになるんだけど、

ひたすら前詰めしてガンガンやればポイントになるっていうのはなあ……。

 

 

 

⑥ 三尾谷昴希君(帝拳)×小川将太君(UNITED)……SB 4R

4勝1敗1分のサウスポー、21歳・栃木県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)1分の21歳・東京都。

 

この試合は殆ど真面目に見てなくて、たまに遠目から眺めてたんだけど、

三尾谷君は全くいつも通りのメリーゴーラウンド系ボクシングに徹してて、

これがまだ4戦目で経験の浅い小川君にはとっても対応し難かったんだよね。

 

自分はメイウェザーのボクシングが好きではないんだけど、

それは単に三尾谷君と思想や主義が違うってことだけで……。

 

 

結局、やっぱり三尾谷君が勝ったんだけど何だか中途半端な2-1で、

39-37、39-38、37-39だったんだよね。

 

 

 

⑦ 峯田光君(帝拳)×中村由樹君(輪島S)……Fe 5R

4勝(2KO)0敗の22歳・鹿児島県と、4勝(3KO)1敗の20歳・東京都。

 

この日一番の注目試合だっていうのはみんな一致してたみたいだったんだけど、

見方を変えれば、他に目立った対戦が少なかったとも言える訳で、

全体的なレベル低下傾向はちょっと目を覆うばかりなんだけどね……。

 

<1R>

最初の1分間は二人共、相手との間合いと自らのリズムチェックに使ってて、

相変わらず中村君は若干ガードの位置が低いけどなあ、

峯田君は若干硬いかなあって思いながら見てたんだよね。

 

試合序盤から中盤にかけては峯田君の予想外なほど落ち着いた動きが印象的で、

経験を積むにつれ乱暴さを削ぎ落しつつあるって感じだったんだよね。

 

中村君も動きが柔軟だったし、左の届きもいい感じを見せてたんだけど、

峯田君の一瞬のワンツーにも必殺感が満ち満ちてたんだわ。

 

それほど大きなやり取りが無いままだった残り25秒のリング中央、

これは誰にも確かめてない自分だけの解釈なんだけど、

中村君が自らのフットワークに一瞬意識が向いてしまったその瞬間と、

峯田君が右ストレートを打ち出した瞬間が一致してしまったせいだと思ったんだけど、

とにかく峯田君のその右ストレートが実に素直に真っ直ぐにヒットして、

直撃を喰らってしまった中村君が一発ダウンしてしまったんだわ。

 

明らかにダメージを負ったままの中村君はリスタート後も危ないままで、

ガードもクリンチも思うに任せないままの時間帯が続いたんだけど、

残り10秒の拍子木の音がして残り5秒も切って、先々は解らないけど、

取り敢えずここは何とか凌げそうな感じがしてきた残り2秒の青コーナー前、

峯田君の右フックが全く優しさに欠ける直撃大ヒットで、

折角ここまで我慢してきた中村君の心と体を打ち砕いてしまったんだわ。

 

その瞬間、もう絶対無理でしょって自分は思ったんだけど、

レフェリーも止めなかったし、タオルを投入されないままに10秒間が過ぎて結局、

3分03秒での峯田君のテンカウントアウトKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑧ 鯉淵健君(横浜光)×関島優作君(KG大和)……SFe 5R

4勝(3KO)1敗の22歳・神奈川県と、6勝(4KO)1敗の21歳・神奈川県。

 

二人共、現役大学生ボクサーで鯉淵君は日大、関島君は明大なんだよね。

 

<1R>

プレスからの先制攻撃は鯉淵君からで、この日はまるで突貫小僧のようで、

細かい技の見せ合いになると不利って判断してか、

いきなりの特大右フックとか、突っ込みからのまたもや右フック狙いって感じで、

ひたすら関島君のペースを乱したがってたんだわ。

 

鯉淵君のビッグパンチが最後まで不発に終わる中、

開始52秒での関島君の左フックがこのラウンドのベストショットで一瞬、

鯉淵君を揺らめかせたんだよね。

 

<2R>

鯉淵君は更に半端じゃない乱暴さを発揮し始めたんだけど、

ロスの多い動きだったもんで消耗が進むのも早くて、

終盤近くからは息を入れるのに忙しくて間欠泉的な粗暴さに変わっていったんだわ。

 

<3R>

荒っぽくて仕掛けの早い一連の鯉淵君の攻撃が一段落するところを見計らって、

関島君が打ち込む左フックがやたら当たり出して、

それにつれ右フックも当たり始めて、鯉淵君が左目上をヒットカットされてたんだわ。

 

鯉淵君は中間距離ではボディブローを打つってことが全く無くて、

詰まったところでのメチャ打ちに命を賭けてるって感じのままだったなあ。

 

<4R>

底知れないスタミナを頼りに鯉淵君が更に更にの乱闘系に変身していって、

何だか関島君が嫌気を差し始めたような感じで、

このラウンドはすっかり大人しくなってしまって、

鯉淵君の乱暴狼藉振りだけが目立ってたんだわ。

 

<5R>

スコアが微妙になりつつあった最終ラウンド、

前の回からの勢いそのままの鯉淵君がまるでブルドーザー化してしまって、

関島君としては相手が入って来る前に手を尽くしたいところだったんだけど、

状況が一変したのは開始1分過ぎの関島君の左ボディブローだったんだわ。

 

関島君はそれまでも折々に真面目に打ってはいたんだけど、

この場に及んで総仕上げのようなその左ボディが大きく鋭く喰い込んで、

それは正に鯉淵君が覚悟してないタイミングでの喰い込みだったようで、

その瞬間に鯉渕さんはいきなり別人になってしまったかのような弱り方だったんだわ。

 

鯉淵君はそこから延々の2分間弱、

よくぞ最後まで辿り着いたって感じの踏ん張りを見せたんだけど、

裏を返せばあれだけフラフラだった相手を倒し切れなかった関島君が不手際だった、

ってそう言えないことも無いままの終了ゴングだったんだよね。

 

 

ってことで自分は49-46だったんだけど結局、

48-47×3って思いの外のギリギリ勝ちで、

4R終了時点では38-38だったんだよね。

 

ってことは4Rあのままの勢いだったら鯉淵君の逆の48-47になってた訳で、

返す返すも関島君にとっては値千金の左ボディブローだったんだよね。

 

 

 

⑨ 山本祥吾君(ワタナベ)×橘ジョージ君(協栄)……L 5R

4勝(1KO)2敗(1KO)の26歳・茨城県と、5勝(1KO)3敗の23歳・新潟県。

 

<1R>

実に猛々しい感じのスタートを切った橘君がまずは強めのプレスを掛けていって、

開始僅か27秒に右ストレートをいきなり直撃ヒットさせて山本君がダウン。

 

何とかリスタートした山本君だったんだけど、

そこそこ効いたままの危ない危ないで、ダメかなあってところから懸命な踏ん張りで、

何となんとナント、2分間以上を凌ぎ通してしまったんだわ。

 

<2R>

あくまで山本君の回復度合いがポイントだったんだけど、

初っ端の彼は橘君に負けないほど力強い右を振り出してて、

一瞬、これなら大丈夫かなあって思わせたんだけど、

やっぱりダメージを完全には払拭できてなかったみたいで、開始31秒の東ロープ前、

今度は引っ掛けるような右フック系を貰ってしまって2度目のダウンだったんだわ。

 

懸命のリスタートだった山本君も必死の打ち返しではあったんだけど、

鋭さを欠いた弱々しいモノだったもんで、橘君を困らせてはいなかったんだよね。

 

それでもこのラウンドも残り2分以上を踏ん張り通したのは実に立派だったんだよね。

 

5回戦で最初の二つのラウンドで4ポイント失ってしまうとこれはもう殆ど絶望的で、

残りのラウンドで山本君が倒し返せるかが大きな課題になってきたんだけど、

まあまあちゃんと打ててはいたんだけど、充分なパワーを込め切れてなくて、

その期待は殆どし難かったもんで、一旦休憩タイムってことで……。

 

 

西板席の前の方に座ってたら、すぐ横の青年が声を掛けて来てくれて、

見覚えのある顔だったんだけど名前を思い出せなくて、

元協栄ジムのMm級かLF級のボクサーだった若原義敬さんで、

別にシカトしてても良かったのに、わざわざホントにアリガトだったんだよね。

 

 

結局、この試合はあれからも山本君が頑張って5Rまで掛かってしまって、

1分35秒に橘君がTKO勝ちしたんだけど、

結果的には1R0分27秒での橘君の右ストレートが全てであって、

それは二つ前の試合で中村由樹君が喰らった峯田君の右ストレートの場合と同じで、

二人共、必ずしも油断してた訳では無いんだろうけど、

立ち上がりの30秒~1分間はくれぐれも慎重にってことなんだよね。

 

 

 

そう言えばこの日は帝拳ジムとワタナベジムで合計8名のボクサーが参加してて、

それは総数の3分の1でもあって、そういう意味では壮観だったんだけど、

12名の赤コーナー・ボクサーの内の8名がそのどっちかのジム所属で、

帝拳VSワタナベの対戦は1試合も無かったんだよね。

 

 

 

⑩ 遠藤健太君(帝拳)×星大翔君(角海老)……SL 4R

2勝(1KO)0敗のサウスポー、32歳・大阪府と、

2勝(2KO)1敗(1KO)1分の20歳・埼玉県。

 

<1R>

イカツイ顔をした遠藤君は結構圧迫感があったし、

左ショットの必殺感も半端じゃなかったんだわ。

 

最初の1分15秒までに其々のストレートが1発づつ薄く浅くヒットしたんだけど、

遠藤君の左の威圧感が強いせいか、星君が中々行き切れなかったんだよね。

 

残りほんの4秒からがこのラウンド唯一激しい打ち合いだったんだけど、

この場面では星君の精度の方が上回ってたんだわ。

 

<2R>

相変わらず遠藤君は怖さを前面に出していったんだけど、

ジックリ見てると、戦い方は実にシンプルなんだよなあって見てた開始23秒、

まずは星君の右ストレートがヒットしたんだけど、

遠藤君の引っ掛けるような右フックも危ないタイミングを狙ってたんだわ。

 

お互いに打ち終わりが雑なもんで危険度が高いままだったんだけど、

遠藤君の振り込みが益々大きくなっていくにつれ、当て勘の悪さも露呈してきて、

早くも若干緩み始めたところに星君が再度の右ストレートをヒット。

 

<3R>

全てのショットが全力打ちで目一杯力を込め続けてたし、

被弾も無視できないほどになってきたせいか、遠藤君は徐々に赤鬼化していって、

何となくスタミナの問題も抱えてそうな感じも見えてきたんだけど、

ラウンド丁度半分頃からの打ち合いでは実に気持ちとパワーがこもってて、

星君は10:8.5程もの差が付くくらいに打ち込まれてしまって、

セコンド陣の息を止めさせてたんだわ。

 

危ない所をなんとかゴングで救われた星君だったんだけど、

これでスコア的にはとっても微妙になってきたんだわ。

 

<4R>

案の定、前の回に飛ばし過ぎた遠藤君は完全にオーバー・ペースのようで、

開始直後からもうハァハァーで、ゴングが鳴った9秒後の右ストレートでヘロヘロで、

星君としては中間距離からの強い打ち出しが要るとこというか、

強く当てることが出来れば即のストップエンドもすぐ目の前だったんだわ。

 

遠藤君は明らかに誤魔化し系に逃げて、例え相打ちしても怖くなくなってたから、

ここからだよ星君って力を入れて見てたんだけど、何となんとナント、

ここしか行くところが無いって言うのに、相手は既にフラ付いてるっていうのに、

それにそもそもスコアが微妙だっていうのに星君は見てる時間が異常なほど長くて、

ついに自分の苛立ちは頂点に達してしまったんだよね。

 

挙句の果てに残り30秒には相手の左フックをモロに貰っての終了ゴング。

 

 

それでも自分的には39-37で星君だったんだけど結局、

遠藤君から見ての39-38、37-39、38-38ってことで1ー1ドローで、

優勢点が遠藤君に振られたもんで星君はここでリタイアになったんだよね。

 

 

返す返すも自分はあの場面で行けなかった星君には納得がいかなくて、

どこか怪我でもしてたのかって思わないでも無かったんだけど、

学生さんの同好会のようなパフォーマンスが残念の極みだったんだよね。

 

 

 

⑪ 辻本純平君(帝拳)×西川宏次郎君(中屋)……W 4R

2勝(1KO)1敗(1KO)3分の24歳・長崎県と、4勝(1KO)0敗の30歳・愛知県。

 

頭一個ほどデカイ辻本君にとっても相手の西川君にとっても、

実にやり難い一戦になるんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

計り知れないほど懐の深い相手に西川君がどうやって踏み込むかが全てで、

西川君の右がどうしてもオーバーハンド気味になってしまうのは仕方なくて、

そのうち取り付いて何とかするんじゃないかって見てたんだけど、

この日の辻本君は距離感が抜群で、遠目からの対応だけじゃなくて、

西川君が入って来るところへのショートフックも実にいい感じだったんだわ。

 

西川君が対応に苦慮したままだった残り8秒の赤コーナー前、

一瞬の辻本君の右ロングフックが命中して西川君が一発ダウンしてしまって、

何とか立ち上がったところでラウンド終了ゴングだったんだわ。

 

<2R>

開始早々の10秒、回復出来てたかは解らないんだけど、

いきなり西川君が挽回目指して踏み込んで行ったその瞬間、

辻本君の右のショートブローが絶妙のタイミングでカウンターヒットして、

西川君は体を捻じるようにして倒れ込んでしまったんだわ。

 

ここも何とか立ち上がろうとした西川君だったんだけど、

無理だって見極めたレフェリーが殆ど即のストップエンドだったんだわ。

 

 

で、0分14秒での辻本君の鮮やかなTKO勝ちだったんだけど、

この日の彼は以前のように大きな体躯を硬く不器用に持て余してなくて、

柔らかい動きの中から適度に力が抜けた鋭いパンチを打ってたんだよね。

 

 

 

⑫ ワチュク・ナァツ君(マーベラス)×石田智裕君(協栄)

                           ………M 4R

2勝(1KO)0敗1分の21歳・東京都と、1勝0敗2分の22歳・熊本県。

 

<1R>

フレーム的には石田君の方が一回りデカイもんで、

ナァツ君としては若干頭を下げながらの踏み込みになる訳で、

そこからの左右フックをきっかけにしたがってたんだわ。

 

一方の石田君は相手が入って来るところに如何に正確に合わせられるかで、

スピード感が勝ってる相手にかなり難しそうな印象だったんだよね。

 

それでも初回は石田君のヒットヒットの方が目立ってたんだよね。

 

<2R>

お互いに満足できるような有効打には恵まれず、

前の回と殆ど変らない展開が続いたんだけど、

このラウンドは僅かにナァツ君の頑張り勝ちって感じだったなあ。

 

<3R>

二人共、キッチリ当て合える距離では戦えておらず、

特に石田君の方が却って密着戦希望のようだったんだけど1分29秒、

ナァツ君の右フックが連続ヒットして、その2発目が石田君の右膝をカックンさせて、

そこからは休みたい休みたいが見えてきてしまって、

やたらのクリンチとホールディングが目立ってきたんだわ。

 

で、ラウンド終盤に掛けて石田君にホールディング減点が課せられたんだけど、

これは自分的には少しばかり唐突で、

今少しの事前注意があっても良かったんじゃないかって思ったんだよね。

 

<4R>

ナァツ君はアフリカ系ボクサーに良く見受けられるようなスタミナ劣化もなく、

石田君の方もハンドスピードの落ち込みは無かったんだけど、

やたらグローブで顔を撫でるようになってきて、

打たれた所が気になるみたいだったんだわ。

 

この階級の割には二人共、最後まで比較的キビキビ動けてたんだけど、

石田君には3Rでの2ポイントロスを取り戻すのがシンドイままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は39-36でナァツ君だったんだけど結局、

40-36、39-36、39-37ってことで勿論ナァツ君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

結局全12試合の勝敗予想の内、4試合も外してしまったんだわ。(⑦、⑨、⑩、⑪)

 

帝拳ジムの4名全員が東日本新人王っていうのも凄かったんだけど、

2名出しのKG大和ジムも苦労しながらの二人新人王っていうのもとっても立派で、

そう言えば阿部麗也さん一家が応援に来てる日は連続全勝なんだよね。

 

 

それにしても6時間ボクシングはやっぱり徐々にシンドクなる訳で、

12試合のうち半分が終わった辺りで休憩タイムを設けるべきで、

スタッフたちや通しで見てる人達には段々拷問に近くなってしまうんだよね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 峯田光君

② 若木忍君

③ 辻本純平君

④ 荒川竜平君

⑤ ワチュク・ナァツ君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

結局、昨日の日曜競馬も全外れではあったんだけど、

東京7Rはとっても惜しくて、

2着か3着までに頑張れそうな穴馬として選択した馬が何と1着になってしまって、

そういう買い方はしてないもんで、3連単の300,410円は無論のこと、

39,980円の3連複も取り逃がしてしまったんだよね。

 

こういうケースは永遠のテーマで、

何故抑えに3連複を買わなかったってことなんだけどね……。

 

 

 

今日は午前中から午後に掛けて用事が二つもあったもんで、

記事のアップがこんなに遅れてしまってゴメンです。

2018年11月 4日 (日)

後楽園ホール・11月3日

 

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“ロッド・スチュワート”

 

テンポのいい “アイム・セクシー?” がやっぱり彼のベストだと思うんだけど、

バラード系の “セイリング” も捨て難いんだよね。

 

 

 

昨日は第2試合からってことで……。

 

アフリカ系の試合役員のハチスカ・ジョンが最近フルネームコールされるんだけど、

ミドルネームが聞き取り難かったもんで、本人に確認したら、

ハチスカ・ワニュケ・ジョンってことで始まり始まり……。                                                          

 

② 新屋叶多君(全日本P)×佐藤良祐君(青木)……Fe 4R

1勝(1KO)3敗(1KO)1分のサウスポー、23歳・栃木県と、

デビュー戦の24歳・山形県。

 

<1R>

これがデビュー戦の佐藤君が積極的にプレスをかけて行ったんだけど、

初っ端、こなれた感じを見せてたのはこの日が6戦目の新屋君の方で、

遠目からのチョンチョン・ショットでポイントを取りに行ってたんだわ。

 

ただその新屋君もジャブから続く左ストレートには凄みが全く無かったもんで、

佐藤君としてはもっとガンガン攻め込めば良かったんだけど、

やり難そうにしたまま圧倒的に手数が不足したままだったんだわ。

 

<2R>

佐藤君がリズムを掴めないままだった開始1分のリング中央、

新屋君の左ストレートがタイミングよくヒットして佐藤君がスットンダウン。

 

それ程のダメージを引きずることなくリスタートした佐藤君だったんだけど、

ここで決着を付けるって感じの新屋君は更なる手数アップで、

打ち出すパンチにも力を込めながらの連打連打で、

殆ど反撃がならないまま佐藤君が西ロープに詰められてしまって、

更に2~3発ほど打ち込まれてしまったところでレフェリーが割って入って、

直後に陣営からもタオルが投げ入れられて1分47秒、新屋君のTKO勝ちで結局、

佐藤君は殆ど何も出来ないままに終わってしまったんだわ。

 

 

 

③ 森朝登君(ワールドS)×冨田風弥君(伊豆)……B 4R

2勝(2KO)のサウスポー、21歳・埼玉県と、

0勝1敗のサウスポー、19歳・静岡県。

 

鴻巣茂野ジムの小沢さんだっけ? 彼が伊豆ジムのヘルプセコンドに付いてたね。

 

<1R>

フレームのデカイ冨田君がよく上体を動かしていい感じで始めてたんだけど、

森君の方も相手の動きを見極めてとっても冷静に対処してたんだわ。

 

冨田君は仕掛けや腕振りがやたら大き過ぎる傾向が強いもんで、

その隙間隙間を森君が丁寧に突いて流れを掴んだような感じで、

残り20秒からは自信に満ちた追い込みで、

被弾が増していった冨田君は徐々に腰がフワフワし始めたんだわ。

 

<2R>

感じを掴んだのは明らかに森君の方で、

冨田君も前詰めしながら懸命の手数だったんだけど、

やっぱりストロークがデカ過ぎて回転不足が目立ってたんだわ。

 

1分を過ぎる頃には冨田君がハァーハァーしてきてしまって、

頑張り続けてはいたんだけど、とてもポイントを取るまではいってなかったんだわ。

 

これはちょっと冨田君はシンドイだろなって思ったモンで一旦離席して、

4Rに戻ってみたら、何だか様相が一変してて、

何があったか知らないけど、森君の動きに全くキレが無くなってて、

相変わらず冨田君はハァーハァーしてたんだけど止まらない手数だったんだわ。

 

で、開始1分に近づく頃には森君の方が徐々に弱っていって、

冨田君の追込み追込みに下がらされっ放しで、

意外なほど簡単に左右を貰ってしまうことが多くなったんだわ。

 

流れを変えられないままだった1分16秒、

森君が西ロープを背負わされてしまって更に3発ほど続けざまに貰ってしまって、

腰が伸び切ってしまったところでレフェリー・ストップエンドだったんだわ。

 

 

勿論冨田君は初勝利だったんだけど、伊豆ジムの初勝利でもあったんだよね。

それにしても小沢さんは自分の事の様に喜んでたなあ……。

 

 

 

③ コンラド・タナモール×南出仁(セレス)……B 6R

10勝(4KO)1敗(1KO)のサウスポー、28歳・フィリピンと、

1勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・和歌山県。

 

<1R>

南出君はアマ戦績43勝22敗ってことなんだけど、

タナモールの戦績も半端じゃなくて、国内14位だっていうし、

南出君はちゃんとやれるのか、大丈夫なのかって見てたんだけど、

このタナモールっていうのが実は全くのバッタモンで、

戦績はホントなのか? タイ人じゃないのか?ってほど動きのトロイ軟弱モノで、

開始1分03秒にボディブローからの左右フックを直撃されていきなりダウン。

 

やりたく無さそうな顔をしながら立ち上がったタナモール、

リスタートして10秒弱で更に重ね打たれた末の最後は左ボディだったかなあ、

綺麗に打ち込まれて南東ポスト前でこの回2度目のダウン。

 

そのままテンカウントアウトってことで1分32秒、南出君のKO勝ちだったんだけど、

彼がホントに強いのかは未だに不明なんだよね。

 

 

 

④ 鈴木雅弘君(ワールドS)×アントニオ・シエスモンド

                           ………SL 6R

デビュー戦の23歳・東京都と、6勝(6KO)1敗(1KO)の23歳・フィリピン。

 

この日がデビューの鈴木君はアマ64勝26敗っていう猛者で、

一方は国内13位っていうふれこみではあるんだけど、

シエスモンドも一つ前の試合と同じフィリピン・ボクサーだしなあ……、           

って思ってたんだけど、これがまあ結構頑張ったんだわさ。

 

そのシエスモンドには何故か内藤律樹さんが応援に駆け付けてたんだよね。

 

<1R>

ガッチリ系の体躯のシエスモンドに対して鈴木君は、

とってもバランスの取れた体型と動きをしてて、いきなり可能性を見せたんだわ。

 

シエスモンドが初っ端からかなり好戦的に仕掛けていったもんで、

鈴木君の方も遅れることなく飛ばしていって、

お互いにいきなりスリルに満ちた必殺系の打ち合いを展開していったんだわ。

 

鈴木君はグローブの上からでも効きそうなほど力を込めてたんだけど、

シエスモンドの方も強いプレスからいいボディブローを打ち込んでて、

激しい主導権争いが延々と続いたんだけど、

ただ、右ストレートの威力ってことになると鈴木君の方が勝ってたね。

 

<2R>

相手の打ち終わりに合わせ打つ能力でも鈴木君の方が上だったんだけど、

シエスモンドもとっても気が強くて、打たれると必ず即打ち返していってたんだわ。

 

残り30秒からはシエスモンドの方に消耗が見えての若干休み休みで、

顔面の傷み方にも差が出てきたんだよね。

 

<3R>

お互いにカウンターのタイミングを捉えきれなくなってきて、

シエスモンドは更に馬力勝負の荒っぽいボクシングに移行していったんだけど、

鈴木君の方も右ボディアッパーの角度が悪くなっていったんだわ。

 

残り59秒、シエスモンドの右フックがカウンター気味にヒットして、

今度は鈴木君の方が少し休み加減になったんだよね。

 

<4R>

1分20秒での鈴木君の返し打った左ボディが流れを変えそうだったんだけど、

残り1分からのシエスモンドの逆襲もかなり力強くて、

鈴木君の攻め手が単純になってきてしまったんだわ。

 

<5R>

前の回までに二人共、かなり振り合ってきたもんでスタミナが気にかかるところで、

ここは一旦距離を置いた中で軽い攻防が延々と続いてたんだわ。

 

鈴木君は途中途中でやたら時間を気にするようになってきて、

カウンター狙いで打ってた左右フックのタイミングと角度がずれてきたんだよね。

 

<6R>

ヘバリそうでヘバらないシエスモンドも決め手を欠いたまま、

最初の1分間はほぼ互角だったんだけど、徐々に鈴木君がプレスを強めていって、

1分36秒に強烈な左ボディを打ち込んでから大きく展開が動いていって、

明らかに効いてしまったシエスモンドの動きに緩みが目立ってきたんだわ。

 

勢いを増した鈴木君が更に追い込んで行った北ロープ前、

力強い追撃を喰らったシエスモンドの動きが止まったところで1分55秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

シエスモンドの周囲にはまだ余力があってストップが早いって言う人もいたけど、

このラウンドを最後までやっても自分の中では58-56だし、

シエスモンドに逆転KO勝ちの可能性も見い出し得なかったもんで、

もう少しやらせてもいいって思わないでも無かったんだけど、

大ケガをさせないままに帰国させた方がいいって思ったんだよね。

 

 

 

⑤ 舟山大樹君(帝拳)×山田健太君(草加有澤)……SB 8R

7勝(2KO)3敗1分のサウスポー、24歳・静岡県と、

5勝(4KO)1敗1分の24歳・東京都。

 

山田君は右肩手術を経ての約3年振りの復帰戦でいきなりハードマッチなんだわ。

 

<1R>

舟山君の方がドッシリ感があるんだけど、

山田君の動きもブランクを感じさせないモノがあって、

残り1分までを甲乙付け難いままに推移してたんだけど、

お互いにヒット数では大差が無かったんだけど、

当たりの強さの僅かな違いで舟山君かなあ……。

 

<2R>

お互いに攻撃の切り口に戸惑ってるみたいで、

山田君としては優位なリーチを生かす手段を取るべきだし、

舟山君も踏み込みの鋭さが足りてなかったんだよね。

 

このラウンドも山場が訪れないまま、小ヒットの積み重ねで山田君かなあ……。

 

<3R>

必ずしも形は良くないんだけど、

これでもかこれでもかって手数を頑張ってるのは山田君の方で、

舟山君はやっぱり工夫不足が目立ってて、

攻撃の殆どを左ショットで終えることが多過ぎなんだよね。

 

その舟山君の残り24秒での左フックも中々良かったんだけど、

この回も全体を通すとやっぱり山田君の小ヒットヒットが印象的だったんだよね。

 

<4R>

セコンドから檄を飛ばされたか、舟山君がいきなり仕掛けていって、

開始直後からショートレンジの大激闘が続いてた57秒、

その舟山君が返し打った右フックが直撃して山田君が一瞬よろめいて、

勿論、舟山君はここを一気一気の攻め込みだったんだけど、

そこを凌いだ山田君が残り44秒に右フックを綺麗に当て込んでたんだわ。

 

その直前の攻防の中で、舟山君がいつの間にか口の中か唇を切ったようで、

残り1分から動きが緩んできたところだったんだよね。

 

<5R>

前の回に二人共かなり飛ばしたもんで、比較的ゆっくりした立ち上がりで、

休みたがってたのはもしかしたら舟山君の方かも知れなくて、

お互いに飛ばし切れないままの攻めあぐみが続いたんだけど、

残り30秒からのパフォーマンスの差で舟山君が抜き出たかなあ。

 

<6R>

久し振りの試合の山田君は体の動きの劣化は無かったんだけど、

しっかり打ち切れてないようなところがあって、

一方の舟山君は消耗はしてたんだけど、ショットは最後までシッカリしてたんだわ。

 

 

ってことで自分は58-56で舟山君だったんだけど結局、

59-55×2、57-58ってことで舟山君の2-1勝ち。

 

こういう試合になるとジャッジのボクシング観の違いが如実になるんだよね。

 

試合が終わって暫くしてから下田昭文さんが声を掛けてくれて、

この試合のスコアに関してちょっと話をしたんだよね。

 

 

 

⑥ 赤羽根列君(ワタナベ)×薮崎賢人君(セレス)……F 6R

4勝(2KO)1敗のサウスポー、19歳・栃木県と、

5勝(3KO)2敗1分のサウスポー、21歳・千葉県。

 

赤羽根君は去年のミニマム級の東日本新人王で、

薮崎君は同じ年のフライ級の東日本新人王なんだよね。

 

<1R>

レベルの高い同士の一戦はかなりの緊張感の中で始まったんだけど、

最初の1分間にお互いに左のショートブローをカウンター気味に1発づつ交換して、

ここからどうなるって更に興味が深まっていったんだけど、

3~4発目ってことになると赤羽根君の方が角度が良かったんだよね。

 

お互いに同じようなリズム感を持ってるんだけど、

ジャブの届きはフレームで優位な赤羽根君の方だったんだよね。

 

<2R>

テキパキしたやり取りは1Rとほぼ変わらなかったんだけど、

一旦距離が詰まった時の回転力的には薮崎君が圧してて、

やっぱりお互いの距離感が全てじゃないかなあって思ったんだよね。

 

<3R>

赤羽根君の前の手の使い方に磨きがかかってきて、

薮崎君に踏み込みのチャンスを奪って主導権を握りつつあったんだわ。

 

って思ってた途端、薮崎君の左ストレートが綺麗にヒットして、

そこから赤羽根君も自ら距離を潰しての打ち合いに応じていったんだけど、

近い所はやっぱり薮崎君の土俵な訳で、残り32秒の南ロープ前、

薮崎君の鋭いワンツーがヒットして赤羽根君が思わず左膝着きダウン。

 

かなり効いたままのリスタートは赤羽根君には絶望的で、

勢いを得た薮崎君が一気の追い込みで、

左のストレートをフックが続けざまにハードヒットしたところの2分51秒、

陣営からタオルが投げ入れられてのストップエンドだったんだわ。

 

 

一発当てられたところからの赤羽根君が冷静さを欠いていた一方、

一発当てるまでの緻密さで薮崎君が勝ってたってんだよね。

 

 

 

⑦ 玉山将也君(帝拳)×結城大二郎君(大鵬)……W 8R

11勝(6KO)1敗の25歳・北海道と、8勝(4KO)4敗(2KO)1分の25歳・大阪府。

 

戦績的も大きな違いがあるし、玉山君の圧勝だろうなあって見てたんだけどね。

 

<1R>

フレーム的に優位な結城君が初っ端から気合を入れていってたんだけど、

開始1分05秒での玉山君のグローブの間を通した右ストレートがヒットして一瞬、

結城君が揺らいでしまって、そこからは急に緩んでしまったんだわ。

 

結城君は全ての仕掛けが大き過ぎで、小技は持ち合わせていないって感じで、

玉山君の一連の攻撃の中で早くも結城君が左目上をヒットカットしてしまって、

この時点では3Rくらいまでに決着しそうな感じだったんだよね。

 

<2R>

結城君はガードを固めてにじり寄っての左右ボディから始めたいようで、

中間距離では著しく見劣りするようになってきて、

顔面の傷みも進んできて、頑張る気持ちの強さは立派だったんだけど、

技術的にも大いに課題を残したままだったんだわ。

 

<3R>

結城君は益々ショート戦に活路を求めようとしてたんだけど、

腰高のまま力を込め切れてないような打ち方に終始してて、

必死の手数に変わりは無かったんだけど、有効打としては認め難かったんだわ。

 

<4R>

結城君としてはどこかで一発右の大きいのを当てたいところだったんだけど、

肝心のその右フックも大きくたわむようになっていったんだわ。

 

ここに至って勝負としては既に付いてしまってたんだけど、

それにしても玉山君の方も、もたついてると言うか、手間取り過ぎって感じで、

ちょっと退屈になってしまったモンで、一旦休憩タイムってことで……。

 

 

まさかと思ったら結局最終ラウンドまで行ってしまって、

79-73、79-74×2ってことで勿論、玉山君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

玉山君の不手際というか、結城君の頑張りだけが目立った試合だったんだわ。

 

 

 

⑧ 竹迫司登さん(ワールドS)×佐々木左之介さん(ワタナベ)

              ………日本 ミドル級 タイトル戦 10R

9勝(9KO)0敗のチャンピオン、27歳・大阪府と、

12勝(6KO)6敗(4KO)のランク4位、31歳・神奈川県。

 

<1R>

身長含めてフレーム的には佐々木さんの方が圧倒的だったせいもあってか、

いつも以上に竹迫さんが冷静な立ち上がりを見せてた中、

開始1分10秒から佐々木さんがいきなりフルショットの右フックを5連発。

 

それは必ずしもクリーンヒットしていなかったんだけど、

その瞬間に思い出したのは竹迫さんがベルトを奪取した際の試合のことで、

あの時竹迫さんは西田光さんに対して思いっ切りの右フックを連発して、

勿論西田さんはシッカリブロックしてたんだけど、

こんなのをまともに喰らったら大変だって思わされたようで、

その後更にガードを上げたところに左ボディを強烈打ち込みされて効かされて、

直後にガードが下がるところに渾身の右を喰らってしまったんだよね。

 

佐々木さんがそれと同じような事を狙ってたのかは定かではないんだけど、

取り敢えず意表を突くことには成功してたんだわ。

 

その後、思いの外早い段階で距離が近くなっていって、

佐々木さんも気合の入ったショットを見せてたんだけど、

近い距離での打ち合いとなれば竹迫さんの回転力の方が圧倒的に鋭くて、

佐々木さんのストロークのデカさがやたら目立ってたんだよね。

 

そんな中の残り1分10秒、佐々木さんが右アッパーからの左右フックを好打して、

直後に竹迫さんも激しく打ち返して、佐々木さんが大きく左フックを被弾。

 

これをきっかけに展開は大きく竹迫さんに傾いていって、

それはラウンド終了ゴングまで続いて佐々木さん、最後は東ロープに詰め寄られて、

竹迫さんの右ストレートからの左フックをまともに貰ってしまって、

経験の少ないレフェリーならストップしてしまいそうな状況まで追い込まれてしまって、

ガックン腰を落とすところまで行ってしまったんだよね。

 

<2R>

佐々木さんの消耗が相当なところまで進んでるのは誰の目にも明らかで、

ここは当然、竹迫さんの自信に満ちた仕留め時でもあって、

全く手抜かりのないまま最初の30秒間を飛ばしていったんだわ。

 

この時点で佐々木さんは既に相当なダメージを重ねていって、

ジャブだけで体を揺らがすようになってたんだけど、

セコンドからの声に従って最後の勝負に出ていったんだわ。

 

ただ、正面切った近距離での打ち合いに関しては、

竹迫さんの内側内側からの小さく鋭いヒットヒットが抜群で、

そこから繋いだ超強烈な右フックで佐々木さんは足元を踏ん張り切れないまま、

西ロープまで大きく飛ばされてしまったんだわ。

 

直後、間断なく詰め寄った竹迫さんが1~2発放ったところで、

もうここだなってところでレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

ってことで、2分11秒での圧倒的な決着で、

前回のタイボクサーとの試合で7Rまでチンタラやってた時の竹迫さんとは別人で、

やっぱりモチベーションの違いがボクサーのパフォーマンスに影響するんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 竹迫司登さん

② 薮崎賢人君

③ 冨田風弥君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は参加する5レースを選び出すのが結構大変で、

少しばかり悩んだ末に以下の様にセットしたんだけどね……。

 

・東京 6R……⑨⑪⇒⑪⑭⑮⇔②

・京都 9R……②⑫⇒①⑤⑫⇔⑥

・京都12R……⑧⑭⇒①⑧⑬⇔⑮

・福島 7R……②⑪⇒⑥⑪⑭⇔⑨

・福島11R……①⑫⇒④⑫⑯⇔⑮

 

結局、全くかすりもしなくて、いつもの如く全外れだったんだけど、

いつもの通り全くメゲもしまいまま今日の参加レースは以下の通りで……。

 

・東京 7R……⑬⑯⇒⑥⑦⑯⇔⑪

・東京12R……④⑪⇒③⑤⑪⇔⑨

・京都11R……⑫⑭⇒①⑫⑯⇔⑬

・京都12R……①②⇒①⑮⑯⇔⑨

・福島11R……⑬⑮⇒⑪⑮⑯⇔⑧

2018年11月 2日 (金)

10月のベストボクシング

 

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“シャドウズ”

 

1950年代後半に活躍したイギリスのインスト・グループで、

ビートルズが登場する前に既に4ピースの形を完成してたバンドで、

(リードギタ―、リズムギター、ベース、ドラムス)

最初の頃はクリフ・リチャードのバックを務めたりしてたんだけど、

これが彼らのファースト・アルバム。

 

一番奥のメガネを掛けたのがリード・ギタリストのハンク・マーヴィンで、

無類のテクニシャンっていう訳ではないんだけど、

とっても丁寧な演奏でいい音を出してたんだよね。

 

“春の訪れ(目覚め)” は確かこのアルバムに収録されてたと思うんだけど、

一番好きだったのはシングル・カットされた “ジェロニモ” だったなあ。

 

 

 

プロ野球の日本シリーズは希望通りソフトバンクが3勝1敗で、

明日にも優勝を決めるってところまできたんだけど、

それにしても昨日の柳田のサヨナラホームランには痺れたなあ、

バットを折りながらもスタンドに放り込んだんだからなあ……。

 

 

 

昨日の予告通り、今日は10月度ボクシングのベストに関してなんだけど、

勿論自分が見た試合に限っての実にまあお手盛りの極みなんだけどね。

 

 

 

≪10月のボクシングベスト10≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度ランキング、敬称略。

 

① 拳四朗×ミラン・メリンド (3)……7RKO

② 井上尚弥×ファン・カルロス・パヤノ (2)……1RKO

③ 勅使河原弘晶×グレン・サミンギット (7)……5RKO

④ 松永宏信×斉藤幸伸丸 (8)……4RKO

⑤ 堀川謙一×板垣幸司 (13)……7RKO

⑥ 三代大訓×末吉大 (4)……1-1

⑦ 内藤律樹×永田大士 (6)……2-1

⑧ ユータ松尾×レオ・ライス (15)……5RKO

⑨ 佐宗緋月×デシエルト長池 (24)……2-1

⑩ 小林孝彦×高橋克俊 (23)……1RKO

 

*事前期待度ランク10以内で選モレした試合は、

村田諒太×ロブ・ブラント(1)→未見、中谷潤人×小坂駿(5)、

井上浩樹×マーカス・スミス(9)、古橋岳也×上野太一(10)→未見の計4試合。

 

*上記10試合の内予想を外したのは、⑧と⑨。

 

 

 

一昨日の31日に10月度のランキングが発表されたんだけど、

相変わらずの野放図な拡張には納得し難くて、

10年前には2,500名もいたボクサーが今は1,000人も減ってるっていうのに、

逆に当時は10位までしか無かったランキングが今や24位まで拡大されてて、

もう殆どスッカスカのランカー達に満ち満ちてるっていう感じなんだわ。

 

こういう状況は大人達が単にボクサーに媚を売ってるとしか思えなくて、

同時にジム側の自己満足満たす為のお手盛りとしか言えないんだよね。

 

現在、協会やコミッションがファイトマネーやそもそもの契約、

移籍に関する規定の改定に奔走してるんだけど、

ランキングごとのファイトマネーの対応に関しては耳に届いて来なくて、

自分の中では12位以上のボクサーだけがランカーだって決めてるんだけど、

いずれにしても新しいルールと規約が明らかになるまでは、

月次のランキングに関する記事は書かないことに決めたんだよね。

2018年11月 1日 (木)

後楽園ホール・10月31日

 

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“クイーン・ライブ・キラーズ”

 

自分にとって、クイーンのベストはあくまでこの2枚組で、

カセットテープとCDの両方共、まだ手元に置いてるんだわ。

人によってはウェンブリー・ライブの方を評価してるんだけど、

その辺になると人それぞれってことで……。

 

 

 

昨日は1試合が流れたもんで、4回戦を8試合と6回戦を2試合見たんだけど、

ぶっちゃけ心がときめくような試合には恵まれず、

特にデビューボクサー達の仕上げ切れてないパフォーマンスの連続にガッカリで、

やっぱりボクサー不足でプロテストの合格基準が下がってるって思ったんだよね。

 

 

 

① 篠崎心平君(シュウ)×津本尚行君(オークラ)……L 4R

デビュー戦のサウスポー、20歳・福岡県と、デビュー戦の27歳・岡山県。

 

<1R>

デビュー戦同士の試合はまず開始12秒、篠崎君の左ストレートで始まって、

直後に津本君が積極手数で反転攻勢を掛けていったんだけど、

お互いに気持ちだけでやってる感じの危ない危ないだったんだわ。

 

特に篠崎君は上半身と下半身のバランスが悪くて、

動きに統一感が無いって感じだったんだわ。

 

<2R>

お互いに偶然が支配する利き手一発勝負って感じで、

極めて雑々なだけになってしまったもんで、一旦休憩タイム。

 

 

津本君の方が勝ちそうだなあって思ってたら、やっぱりその通りで、

次の3R1分48秒でのTKO決着だったんだわ。

 

 

 

② 馬場裕一君(FLARE)×田中稚波君(北澤)……Mm 4R

1勝(1KO)3敗の34歳・東京都と、1勝2敗(1KO)の31歳・神奈川県。

 

少し負け越しの30代同士の一戦だったんだけど、

馬場君は22歳でデビューして現在34歳にしてこれが5戦目ってことで……。

 

<1R>

二人共やけに慎重で、最初の1分間は殆ど何もしてなかったんだけど、

結局最後までお互いに全ての点で躊躇し過ぎる傾向が強かったんだわ。

 

<2R>

少しやる気を出した二人がやっとのことで戦闘態勢に入った開始58秒、

田中君が相手の左右を連続被弾して北西ポスト前でしゃがみ込みダウン。

 

田中君は何とかリスタートして、そこそこの手数で対抗してたんだけど、

正確にシッカリと打ち切れないままだった西ロープ前、

ここぞの勢いの馬場君のヒットヒット晒されてしまって、

1分59秒でのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

③ 松下竜士君(SRS)×井上慶一君(東拳)……Fe 4R

デビュー戦の34歳・東京都と、デビュー戦の36歳・神奈川県。

 

高齢同士のデビュー戦だったんだけど、

特に井上君は来年の6月には定年を迎える思い出系ってことで……。

 

<1R>

開始即の11秒に井上君の大振り右フックを喰らってしまって、松下君がダウン。

 

それほどのダメージを感じさせないままにリスタートした松下君だったんだけど、

ディフェンスの悪さが目立って危ない感じを引きずったままだったんだわ。

 

一方の井上君は最初の右フックで味をしめたか、その後もやたらの大振りで、

そんなのは当たらないだろうなあって思ってたんだけど残り1分22秒、

アレーッて感じでさっきと同じような右を貰ってしまって松下君が再度のダウン。

 

あまりにもまとも過ぎたもんでレフェリーも即のストップエンドで1分35秒、

井上君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

④ 神長昌史君(FLARE)×今成太希君(三迫)……Fe 4R

デビュー戦の23歳・茨城県と、デビュー戦のサウスポー、21歳・新潟県。

 

一転して若いデビュー戦同士。

 

<1R>

最初の30秒間は今成君のガチャガチャ戦法が功を奏して、

その中でのボディブローがとってもいい感じで、

神長君は明らかにそれを嫌がる素振りを見せてたんだわ。

 

その後、神長君も密着戦の中で盛り返していったんだけど、

ボディブローを貰うごとに一段落してしまってたんだわ。

 

<2R>

リーチ的には神長君の方が優位だったんだけど、

それを生かすことなく、どちらかと言うと接近戦希望って感じだったんだけど、

開始15秒、今成君の左アッパーからの右フックが連続ヒットした途端、

二人の勢いには明らかな差が生じてきて、

手は出してたんだけど神長君の打ち出しが極端に弱々しくなっていったんだわ。

 

今成君のシッカリボディはやっぱり効果が大きくて、

最後は東ロープ前だったんだけど、

神長君が連打に晒されてしまって反撃がままならない中、

腰を屈めたところで2分58秒でのストップエンドだったんだわ。

 

 

やっぱり、ボディブローっていうのは大事で、

それがこの試合の展開を大きく動かしてたんだよね。

 

 

 

⑤ 小坂和成君(S根本)×脇一隼君(北澤)……SB 4R

デビュー戦の29歳・東京都と、デビュー戦の31歳・神奈川県。

 

アラサーのデビュー戦同士。

 

<1R>

まるで事前に申し合わせていたかのような頭突き系ボクシングで、

押し合いへし合いのガッチャガチャで小バッティングの嵐で、

ちょっと違うかなあって思ったモンでいきなりの休憩タイム。

 

 

結局、39-37×2、38-38ってことで脇君の2-0勝ちだったってね。

 

 

 

⑥ 神田拓也君(SRS)×佐々木俊君(小熊)……SFe 4R

0勝2敗(1KO)1分の27歳・石川県と、0勝1敗の31歳・埼玉県。

 

初勝利目指し組同士だったんだけどね……。

 

<1R>

これが9年振りくらいの試合だっていう佐々木君は最初っからちょっと変で、

その優しい打ち出しはまるでマスでもやってるような感じだったんだよね。

 

雑ではあるんだけどやたら左右フックを強振する神田君とは実に対照的で、

必ずしも楽をしてやろうとしてる訳では無かったんだろうけど佐々木君、

戦う気持ちには大いに欠けてるとしか思えなかったんだよね。

 

 

ってことで連続の1R離席だったんだけど暫く後に結果を確かめたら、

38-37×3ってことで神田君の3-0勝ちだったってことは、

どこかでダウンを喰らった神田君が残りの3ラウンド分をゲットしたってことで……。

 

 

 

⑦ 杉本天真君(セレス)×寺崎和輝君(マーベラス)……SF 4R

1勝(1KO)0敗のサウスポー、20歳・茨城県と、1勝(1KO)0敗の21歳・東京都。

 

<1R>

杉本君は広いスタンスのサウスポーで、構え方が岩佐亮祐さんに似てて、

一方の寺崎君は誰にも似てなかったんだけど、冷静な立ち上がりだったなあ。

 

杉本君の仕掛けの方がデカ過ぎで見切られ易かった残り44秒、

打ち出そうとした杉本君が若干前掛かりになった瞬間に、

寺崎君の右ストレートがカウンターヒットして杉本君が右膝着きダウン。

 

殆どダメージの無いままにリスタートした杉本君だったんだけど、

その後もガードをないがしろにしたままの危ない打ち出しを続けてたんだわ。

 

<2R>

杉本君より細かい対応が出来てた寺崎君だったんだけど、

いつの間にか顔面の紅潮は杉本君より進んでた残り52秒、

寺崎君の左ストレートをカウンターで貰ってスットンダウンしてしまったんだわ。

 

寺崎君も難なくリスタートはしたんだけど、

それにしても二人共、まるでライト級くらいの試合の動きだったんだわ。

 

<3R>

お互いに返しのショットが雑々のままだった開始殆どすぐの25秒、

杉本君のまたもやの左ストレートがヒットして寺崎君がゴロンと2度目のダウン。

 

相変わらずディフェンスの悪い典型同士だったんだけど、

その後極端に消耗が進んでいったのは却ってダウンゲットした杉本君の方で、

見る間に動きが劣化していった残り34秒、

寺崎君の右チョン打ちストレートで脆くも倒れ込んでしまったんだわ。

 

タイムキーパーがカウントツーまで数えたところでレフェリーがストップストップで、

2分32秒、逆転系というか実に大雑把な中での寺崎君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑧ 徳島空吾君(ワタナベ)×佐藤己吹君(協栄)……SF 4R

2勝(2KO)0敗の19歳・大阪府と、2勝(1KO)1敗1分の22歳・東京都。

 

この試合は佐藤君の棄権によって中止になったんだわ。

 

 

 

⑨ 臼井春樹君(中屋)×王子翔介君(E&Jカシアス)……F 4R

1勝0敗2分の19歳・東京都と、1勝(1KO)0敗のサウスポー、27歳・神奈川県。

 

<1R>

王子君は何か事情があってのこれが5年振りの試合ってことで、

身長が5~6㎝ほどデカイ臼井君に対してとっても慎重な立ち上がりだったんだけど、

相手の臼井君もまずは相手の様子見ってことで、

二人共、間合いとリズム感、タイミングの確認に殆どの時間を費やしてたなあ。

 

臼井君の腕振りがデカ過ぎてたことだけが印象に残ったんだわ。

 

<2R>

どっちが感じを出して来るかだったんだけど、

臼井君はリーチがある割にはジャブから組み立てることを放棄したかのようで、

ひたすら必殺系の顔面狙いなもんで自ずと手数で劣ってしまってたんだわ。

 

王子君の方も相手の懐の深さに馴染めないようなところがあって、

二人共、まだまだ序章って感じだったんだよね。

 

<3R>

お互いにもっと吹っ切らないとボクシングにならない感じが続いたんだけど、

開始1分03秒、王子君の左ストレートがヒットして臼井君がダウン。

 

北西ポスト前で何とか立ち上がった臼井君だったんだけど、

リスタート後も盛り返しのきっかけを掴めなくて劣勢のままラウンド終了ゴング。

 

<4R>

お互いに利き手頼りだけのボクシングのままだった残り1分弱、

殆ど勝利を掴みかけてた王子君だったんだけど、

臼井君に返しの左フックを払い打たれてダウンしてしまったんだわ。

 

代わり番このダウン劇だったんだけど、リスタート後は王子君の方が勢いが良くて、

何とか何とかって手数を上げていったんだけど、

明快な挽回がままならないままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は37-37だったんだけど結局、

38-37×2、37-37ってことで臼井君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

この試合を含めてこの日の5試合に大阪から女性ジャッジが遠征参加してて、

実は以前自分のブログ写真に登場した事のある隣井さんって人で、

その時の写真を見せながらちょっと話をしたんだけど、

KO決着の試合が多くて、彼女の採点を見極めることが出来なかったんだけど、

参加したこの試合に関しては普通に妥当な採点をしてたんだわ。

 

 

 

⑩ 坂田尚樹君(ワタナベ)×それいけ太一君(協栄山神)

                          ………SFe 6R

4勝(3KO)2敗(2KO)1分の34歳・福岡県と、

4勝(3KO)2敗(1KO)の26歳・神奈川県。

 

<1R>

開始53秒、坂田君の左フックから始まったんだけど、

二人共、腰が浮つき気味だったし、とにかく大雑把なボクシングをしてたんだわ。

 

<2R>

二人からはそこそこのパワーは感じるんだけど、

ボクシングと言うよりは街中の乱闘風になってしまってた残り24秒、

坂田君の打ち出しに合わせた太一君の右が綺麗にヒットしてダウンゲット。

 

それにしても二人共、足元のシッカリ感が今一過ぎで、

リスタート後は益々雑になってしまったモンで、一旦休憩タイムゲット。

 

 

4Rに戻って遠目に見てたら、リング上は形勢が大きく逆転してて、

消耗が進んで反応が鈍ってたのは明らかに坂田君の方で、

最後は南東ポストに大きく追い込まれてしまって、

反撃がままならない中、打たれまくってしまったところで、

セコンドが自らリングインしてのTKOストップエンドで、

2分00秒で太一君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑪ 龍神佳輝君(ワタナベ)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L 6R

4勝4敗1分の22歳・山口県と、5勝(2KO)1敗(1KO)の26歳・神奈川県。

 

<1R>

内藤君のプレスから始まって中々いい感じだったんだけど、

フレーム的に優位な龍神君が敢えて距離を縮め始めてから展開が動いて、

内藤君は何となくやり難そうにしてたんだわ。

 

<2R>

龍神君はガガーッって突っ込みざまの右一発オンリーなんだけど、

内藤君はそのガガーッを相手の自由なタイミングにさせてるようなところがあって、

巧いこと対処し切れないまま顔面を赤くしていったんだわ。

 

<3R>

戦績的には圧倒的に内藤君の方が優位なんだけど、

お互いに攻め手や決め手に欠けるようなところがあった中、

バッティングの回数だけが増えそうな様相を呈してきて、

一気に泥沼化してしまったもんで、ここで一旦席替えしたんだわ。

 

そこからはかなり近場で見てたんだけど、

次の4Rに入った途端、案の定って感じで大きくバッティングしてしまって、

内藤君が眉間から激しく出血してしまって、ドクターチェック後即のストップエンドで、

0分13秒での負傷ストップエンドで結局、40-37、39-38、39-39ってことで、

内藤君の2-0勝ちだったんだけど、スコア的には随分とっ散らかってたんだわ。

 

 

 

この後にも試合が組まれてたんだけど女子戦だったもんで即の帰宅で、

ポール・マッカートニーのドーム公演のエンディングともバッティングしなくて……。

 

 

 

【本日のベストボクサー】

① 今成太希君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

単にバカ騒ぎしたいだけの渋谷ハロウィンより、

小熊ジムでのひっそりハロウィンとか、

近所の幼稚園児達のお散歩ハロウィンの方が余程微笑ましかったなあ。

 

 

午前中に出掛ける用事があったもんで、記事のアップが遅れてしまいました。

2018年10月31日 (水)

東日本新人王決勝戦予想

 

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“ブライアン・ジョーンズ”

 

ブライアン・ジョーンズはデビューした頃のローリング・ストーンズのリーダーで、

生来の不摂生で若くして死んでしまったんだけど、

余り他の人が使わなかったような変わったギターを使うことが多くて、

親指と人差し指を伸ばしてつまむようにしてたピックの使い方も変わってたなあ。

 

このブライアン・ジョーンズの眼差しとか動作が業界のある人に良く似てるって、

別の業界人に話してみたら、全然似てないって言われてしまったんだけど、

そうかなあ、似てると思うんだけどなあ……。

 

 

 

今週末の日曜日(11月4日)は、

2018年度の東日本新人王トーナメントの決勝戦ってことで、

今年も良く外れる勝敗予想ってことで……。

 

 

 

≪第75回東日本新人王決勝戦予想≫

*左側が勝者予想。

 

【Mm級】……柴沼智樹君(KG大和)×岡田真虎君(JBスポーツ)

岡田君がいたBグループより柴沼君のAグループの方が圧倒的にレベルが高くて、

その中で若林耕君とか高田勇仁君を撃破してきた柴沼君と比較して、

岡田君の勝ち上がり方にはかなりの内容差があったし、

少し突っ込み過ぎるところはあるんだけど、パワー的にも柴沼君がかなり優勢。

 

 

 

【LF級】……亀山大輝君(ワタナベ)×河野勇太君(SRS)

山本智哉君とか大橋波月君達の包囲網を抜けてきた河野君も立派だったんだけど、

亀山君の力強さの前ではちょっとシンドイんじゃないかって思ってるんだわ。

 

 

 

【F級】……荒川竜平君(中野サイトウ)×太田憲人君(ワタナベ)

6名のエントリーしかなかった元々層の薄い階級で、

この二人の決勝戦だなって当初思ってた通りになったんだけど、

とにかく荒川君の巧さは際立ってるし、

同じサウスポーなんだけど、右手の使い方が抜群なんだよね。

 

 

 

【SF級】……若木忍君(畠山)×碇瑠偉君(厚木ワタナベ)

優勝候補だった佐藤己吹君を破った碇君もそこそこなんだけど、

0勝1敗1分の戦績でトーナメントに臨んできた若木君の進捗振りが凄くて、

優勝候補だった石井優平君の棄権に助けられたこともあったし、

その上13歳も年上なんだけど、何か可能性を感じるんだよね。

 

 

 

【B級】……石川春樹君(RK蒲田)×ビバリー塚田君(ワタナベ)

ビバリー塚田君は準決勝戦で優勝候補の義元得拳君と対戦した際に、

大きくバッティングしてしまって、相手の義元君の方のケガが酷くてのストップで、

結局1R負傷ドローってことで、規定によりラッキーな決勝進出だったんだわ。

 

ただ、10歳年下の石川君は元々Bグループの圧倒的な優勝候補だし、

ここまで5戦5勝(5KO)0敗っていう戦歴も今回の参加者の中では筆頭格だし、

塚田君の苦戦は免れないんじゃないかなあ……。

 

 

 

【SB級】……三尾谷昴希君(帝拳)×小川将太君(UNITED)

A、B両グループの全員に優勝のチャンスがあるんじゃないかって思うほど、

際立ったボクサーのいない階級での可もなく不可もない同士の対戦なんだけど、

小川君は相手の棄権で2試合と優勢引き分けに恵まれての勝ち上がりなもんで、

決め手は無いながらも試合巧者の三尾谷君の方が一歩先んじてるんだよね。

 

 

 

【Fe級】……中村由樹君(輪島S)×峯田光君(帝拳)

中村君は予想通り盤石の勝ち上がりだったんだけど、

峯田君も佐々木和君とか大保龍球君を打ち破って来たパワー系で、

その積極的なボクシングは中村君にとっても難題だと思ってて、

今回屈指の好カードであることに間違いないんだけど、

上昇度としては中村君じゃないかと思ってるんだよね。

 

 

 

【SFe級】……関島優作君(KG大和)×鯉淵健君(横浜光)

準決勝戦で優勝候補だった無敗の長田庄一郎君に1RTKO勝ちした鯉淵君も、

相当圧巻だったんだけど、

試合をするごとの上昇度に関しては関島君も半端じゃなくて、

この試合が期待度NO.2なんだけど、

パンチの緩急とかスタミナ面ではやっぱり関島君の方が優勢だと思うんだよね。

 

 

【L級】……山本祥吾君(ワタナベ)×橘ジョージ君(協栄)

自分が優勝候補だと思ってた松本北斗君と生井航平君を破った同士の一戦で、

冷静な試合運びと左ボディブローの巧さでは橘君なんだけど、

参加者は少なかったんだけど、より強いメンバーに打ち勝ってきて、

ポジショニングとか攻防のセンスが抜群な山本君の勝利を予想してるんだわ。

 

 

 

【SL級】……星大翔君(角海老)×遠藤健太君(帝拳)

この階級はいきなりこの試合が決勝戦ってことで、

こんなことはこの15年来初めてのことで、

これほどまでにプロボクシングが若い連中から敬遠されてるのかって、

そうさせてきたと言うか、少なくとも片棒を担ぎ続けてきた大人達の無反省、不作為、

更には悪行と搾取の数々に実に腹立たしい思いを禁じ得ないんだわ。

 

ってことでこの試合の勝ち負け予想なんだけど、

星君の伸び悩み感というか、期待し過ぎてたせいか今一感も強いんだけど、

遠藤君はアジア人ボクサーに2勝しただけで、まだ日本人とは試合をしてないし、

今年デビューで現在34歳っていう素性が解り難くいと同時に、

アマ6勝(6KO)1敗っていう優秀な戦績も侮り難いんだけど、

ここはやっぱりもう一回星君に期待するんだわ。

 

 

 

【W級】……西川宏次郎君(中屋)×辻本純平君(帝拳)

粘り強い戦い方をする辻本君ではあるんだけど、何となくいつも勝ち味が遅くて、

ここは手際が良くて、メリハリを効かせたボクシングをする西川君ってことで……。

 

 

 

【M級】……ワチュク・ナァツ君(マーベラス)×石田智裕君(協栄)

ナァツ君は相手の棄権で次に進めた岩井優典君が棄権してしまったもんで、

準決勝戦を戦わないままの決勝進出なんだけど、

相手の石田君も1勝0敗2分っていうぼやけた戦績で、

実はこの二人は2月に一度対戦してるんだけどその時は1-1ドローで、

それ以来の決着戦でもあるんだけど、正直どっちもどっちだからなあ……。

 

 

 

出場者全24名は以上なんだけど、

複数ボクサーを輩出してるジムは……、

ワタナベ(4名)、帝拳(4名)、協栄(2名)、KG大和(2名)。

KG大和ジムはまだ新興の部類だと思うんだけど、最近は相当目覚ましいんだわ。

 

遠方から唯一の参戦は北海道畠山ジムの若木君忍君で、

何となく応援したくなるんだよね。

 

 

 

≪期待度ベスト5≫

*左側が勝者予想。                                                            

① 中村由樹君(輪島S)×峯田光君(帝拳)

② 関島優作君(KG大和)×鯉淵健君(横浜光) 

③ 柴沼智樹君(KG大和)×岡田真虎君(JBスポーツ)

④ 荒川竜平君(中野サイトウ)×太田憲人君(ワタナベ)

⑤ 若木忍君(北海道畠山)×碇瑠偉君(ワタナベ)

(次) 星大翔君(角海老)×遠藤健太(帝拳)

2018年10月30日 (火)

11月のボクシング

 

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“イグ・ノーベル賞”

 

3週間ほど前、後楽園ホールでたまに会う、ある生物学者さんに聞いたら、

「そこそこ面白かったですよ。」 ってことだったもんで、

先々週の21日(日)に奥さんと見に行って来たんだわ。

 

“Ig” の意味は知らないんだけど、

例え科学的に立証されても人々の生活に大きく貢献するほどのモノではなくて、

来場者達は成程ねえって顔をしながらも多くは半笑いで、

普段は各々の専門分野に携わってる科学者たちの一発瞬間芸って感じで、

ある意味彼らの息抜きに付き合ってるような感じだったんだよね。

 

自分的に面白かったのは、遠くの景色を股から覗き見ると更に遠く見える現象とか、

同じく遠景を立ったまま左に傾きながら見ると若干大きく見えて、

左に傾けながら見ると少し小さく見えるっていう錯覚系のテーマと、

異常に高い音(サイクル数が多い音)は若い連中には聞こえるけど、

年齢を重ねる程聞き取り難くなるっていう事実だったんだよね。

 

若者達にとってだけ実に不快なこの高サイクル音は、

コンビニ前にたむろする若者を撃退する為に既に実用化されてるんだよね。

 

それ程混み合うことも無くて、ユッタリした1時間ちょっとだったんだけど、

入場料1,400円っていうのは少しばかり高過ぎじゃないかって思ったね。

 

 

 

10月のボクシングがまだ終わってないんだけど、

週末の日程が詰まってるもんで早めの11月ボクシングってことで……。

 

 

≪11月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・11月 3日(土)……(後楽園)

竹迫司登×佐々木左之介、玉山将也×結城大二郎、赤羽根列×薮崎賢人、

舟山大樹×山田健太。

 

 

・11月 4日(日)……(後楽園) 東日本新人王決定戦

 

 

・11月 7日(水)……(後楽園)

西田光×加藤収二。

 

 

・11月 9日(金)……(後楽園)

麻生興一×佐藤矩彰、三浦仁×山口卓也、山田大輔×中山和幸、

小久保聡×住友将吾、松本北斗×山口号珠。

 

 

・11月10日(土)……(後楽園)

船井龍一×ビクター・オリボ、正木脩也×富岡樹、小田翔夢×利川聖隆、

石澤開×井上夕雅。

 

 

・11月19日(月)……(後楽園)

赤穂亮×水谷直人、大保龍斗×中山祐太、川崎真琴×遠藤健太郎。

 

 

・11月21日(火)……(タイ)⇒中止なの?

黒田雅之×エクタリン・何チャラ。

 

 

・11月22日(水)……(後楽園)

クドゥラ・金子×有川稔男。

 

 

・11月28日(水)……(後楽園) 日中親善

湯場海樹、宇津木秀。 

 

 

 

≪11月ボクシング期待度ベスト15≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① クドゥラ・金子×有川稔男

② 竹迫司登×佐々木左之介

③ 麻生興一×佐藤矩彰

④ 船井龍一×ビクター・オリボ

⑤ 西田光×加藤収二

⑥ 正木脩也×富岡樹

⑦ 小田翔夢×利川聖隆

⑧ 赤穂亮×水谷直人

⑨ 石澤開×井上夕雅

⑩ 三浦仁×山口卓也

⑪ 赤羽根烈×薮崎賢人

⑫ 玉山将也×結城大二郎

⑬ 大保龍斗×中山祐太

⑭ 舟山大樹×山田健太

⑮ 川崎真琴×遠藤健太郎

 

 

 

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楽しみにしてたMLBのワールドシリーズは昨日、ドジャースが4敗目を喫して、

レッドソックスの4勝1敗であっけなく終わってしまったんだわ。

 

結局、カーショウは2回の先発共、ホームランを打たれ過ぎだったし、

一度は超絶的な継投を見せた前田健太も競ってた4戦目で4点も取られてしまったし、

全体を通してドジャースの貧打は目を覆うばかりで、

レッドソックスのメンバーの方が投打共に其々の役割を果たしてたんだよね。

で、自分的な殊勲選手は中継ぎのケリーだったなあ……。

 

 

明日は11月4日の東日本新人王決定戦の個別予想のことを書いてみますね。

2018年10月28日 (日)

延長、延長……。

 

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“MLBワールドシリーズ第1戦”

 

 

 

結局、ソフトバンク×広島の日本シリーズは2-2の引き分けに終わって、

規程による延長12回までに4時間半も掛かったんだけど、

MLBの方は決着が付くまで延々やることになってるから、

終わった時のTV画面を撮った時は試合開始から7時間20分も経ってたんだけど、

この試合を最後までキッチリ見てた人ってどれくらいいるのかなあ……。

 

両チーム共、最初の1点はホームランで、

次の2点目は其々フォアボールやエラー絡みだったんだけど、

圧巻だったのはドジャースの前田健太で、2-2のままの15回表に出てきて、

味方のエラーとフォアボールでいきなりノーアウト1、2塁の大ピンチで、

彼の直近のパフォーマンスは今一だったもんで、

こりゃ危ないなあって思ったところからが凄くて、

ピッチャー前のバントを自らの超絶的な処理で3塁封殺にして、

その後は二者連続三振に切って取ったんだわ。

 

前田は次の16回も投げて圧巻の3者連続三振で、

自分的にはこれでドジャースに流れが移ったって思ってるんだけどね。

 

どこまでいくのかなあって多少ジレてきた18回裏、

ドジャースのマンシーのサヨナラ・ホームランで決着したんだけど、

それまで第2先発のように6回分90球以上を投げてたレッドソックスの

イオバルディも実に立派だったんだよね。

 

 

この試合の始球式はドジャーズの元監督だったラソーダが務めたんだけど、

90歳を超えてるから当然なんだけど見るからにヨボヨボになってて、

5mほどの距離も届いてなくて、

勢いの良かった頃を知ってるもんで何だかシンミリしてしまったんだよね。

 

バスケットボールのスーパースターだったマジック・ジョンソンが、

ラソーダの介添えをしてたんだけど、彼は今、ドジャースのオーナーなんだよね。

 

 

これでレッドソックスの2勝、ドジャースの1勝ってことになったんだけど、

勿論今日も試合は行われる訳で、野球と競馬の一日になるんだよね。

 

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は比較的荒れたレースを選択できたってだけで結局、全外れ。

今日の天皇賞はどう考えても、3連単で30万円にはなりそうにないもんでスルー。

1日5レースってことになると500万下にも手を出すことになって、

特に全体的に騎手が手薄な新潟に期待するってことで……。

 

・東京 9R……①⑦⇒①⑩⑯⇔⑤

・京都 8R……②⑤⇒⑤⑪⑫⇔⑩

・新潟 9R……④⑭⇒④⑥⑨⇔⑮

・新潟10R……⑨⑮⇒②⑧⑨⇔④

・新潟12R……⑥⑦⇒⑥⑬⑮⇔⑰

2018年10月27日 (土)

野球……。

 

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“アンドリュー・ベニンテンディ”

 

 

 

自分らのガキの頃の遊びって言えば勿論、ゲーム等の室内遊びは考えられなくて、

バスケットは無論のこと、サッカーでさえ別世界のことで、

鬼ごっこと缶蹴り、チャンバラ、それに野球くらいしかなかったんだよね。

 

当時の関東圏ではプロ野球のテレビ放送といえばジャイアンツ戦しかなくて、

少年達はほぼ強制的に巨人ファンに仕立てられていったんだわ。

 

自分には川上監督の下の長嶋茂雄と王貞治が正にリアルタイムで、

その前後から長い間巨人ファンを続けたんだけど、

江川卓のインチキ入団と直後の小林繁とのトレード騒ぎに興が覚めてしまって、

巨人ファンを止めてしまった頃からはMLBプレーヤーのカッコ良さと、

ゲームのスピード感に魅せられていったんだよね。

 

ただ、野球少年だった過去の全てを払拭するまではいってなくて、

テレビの野球中継を付けっ放しにしながら眺め見することもたまにあって、

今年の日本シリーズは広島とソフトバンクの対戦だっていうことは知ってるんだよね。

 

セ・リーグのクライマックス・シリーズの際には、

自分はヤクルトを応援してたんだけど叶わなくて、

パ・リーグは日ハムとソフトバンクに注目してたから、

今日からは始まる日本シリーズは勿論圧倒的ソフトバンク押しなんだよね。

 

 

 

一方アメリカMLBのワールド・シリーズは既に始まってて、

ドジャースに対してレッド・ソックスが2連勝してるんだよね。

 

ナショナル・リーグの優勝決定戦ではブルワーズよりドジャースを、

アメリカン・リーグではアストロズよりレッド・ソックスを其々応援してたから、

今回はホント理想的なワールド・シリーズになったんだわ。

 

で、どっちを応援するのかってことなんだけど、

ドジャースは野茂英雄とラソーダ監督の頃からの馴染みだし、

前田健太がいるし、カーショウとかマチャド、プイグも魅力的なんだよね。

 

レッド・ソックスもオルティーズやペドロイヤが大好きだったし、

どっちを応援するかで頭を悩ませたんだけど、

冒頭写真のベニンテンディが見ててとっても心地いいもんで、

今回は敢えてレッド・ソックスを贔屓することに決めたんだわ。                 

 

ベニンテンディっていうのはまだ24歳の左投げ左打ちの左翼手で、

見た目のイケメン度も半端じゃないんだけど、

まだまだ擦れてない常に一生懸命なプレーに好感を持ってるんだよね。

 

投手に関してはドジャーズのカーショウのピッチング・フォームが、

引退した中日ドラゴンズの山本昌に似てて興味深いんだけど、

レッド・ソックスの先発のデビッド・プライスはボールの軌道が物凄いし、

セット・アッパーのメガネのケリーの160㎞投法もスバ抜けてて、

クローザーのクレイグ・キンブレルのサインを確認する際の独特の構え方とか、

色々個性的な役者が揃ってるんだわ。

 

 

 

 

【村木田渾身競馬】

今日の競馬は東京と京都から5レースを厳選して、

其々以下の買い目10点で勝負するってことで……。

 

・東京 7R……⑥⑨⇒④⑨⑫⇔⑮

・東京 9R……⑫⑯⇒①⑨⑯⇔⑰

・東京11R……①③⇒①⑨⑭⇔⑮

・京都 7R……②⑦⇒④⑦⑰⇔⑤

・京都 8R……③⑬⇒③⑩⑫⇔⑧ 

2018年10月25日 (木)

海軍五省

 

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“海軍五省”

 

 

 

村田諒太さんとは特別の知り合いでもなくて、

ジムにお邪魔した際に挨拶を交わす程度に過ぎないんだけど、

子供を抱っこしながら後楽園ホールに現れた時の言葉は可笑しかったなあ。

 

自分は昔から何事に関しても生放送第一主義ではないから、

その村田さんの試合結果もボクモバで知ったんだけど、

8~10ポイントっていう大差の0-3負けっていうのはやっぱりショックで、

とてもじゃないけど録画を見る気にならないんだよね。

 

今後どうするかに関しては本人とジムとの話し合いが待たれる訳で、

自分らとしては静かに見守ることなんだよね。

 

 

 

村田さんの試合があった翌日、

ワタナベジムと三迫ジムのボクサー達の韓国遠征試合があって、

富施郁哉君は3-0勝ちしたんだけど、中川公弘君と重田裕紀君、

それに有岡康輔君の3人は3人共がドローだったんだってね。

 

元々予定されてた飯見嵐君の試合は流れてしまったんだけどそもそも、

とってもいいボクサー達が何故韓国なんかで試合をしたのかが大きな疑問で、

日本のボクシングファンをないがしろにしてるような印象を受けたんだよね。

 

今、韓国ボクシング界は斜陽一途だから、それを底上げして上げたいとか、

日韓の民間外交っていう意図もあったのかも知れないんだけど、

日本で面白い試合を組まないと客離れを防ぎ切れないと思うんだけどね。

 

遠征したボクサー達が破格のファイトマネーをゲット出来てたのなら、

それはそれでいいんだけどね……。

 

 

 

韓国ボクシングと同じ日、福岡では日本タイトルの挑戦者決定戦が2試合あって、

田中教仁さんが榮拓海さんに2-1勝ちして、

永野祐樹さんも別府優樹さんに3-0勝ちして、

自分の予想通りの結果だったんだよね。

 

ただ、現場に行ってたある人の話だと、

判定結果に納得のいかない観客達が勝った方の陣営を取り囲んで、

やたら脅しを掛けて来たり、汚い言葉を投げかけてたってことで、

そもそも、判定に関する不満はコミッションに向けられるべきものだし、

プロモーターや相手方ジムとしては素早く仲裁に入るべきでもあって、

元々あっち方面のジムの殆どはファイトマネーの支払いも酷いもんらしいし、

何から何までやっぱり未開の地なんだよね。

 

 

 

冒頭の写真は旧日本海軍の “海軍五省” っていうもので、

軍人として男として、更には人間としての生き方を示してるもので、

毎日の就寝前にその日の自らを省みなさいってことなんだよね。

 

若い頃は五つ全部に均等に配慮してたんだけど、

この年齢になると、気力には欠けるし、殆ど努力はしてないし、

毎日無精三昧の時間を過ごしてるもんだから、

最近ではせいぜい最初の二つだけがたまに頭をよぎるだけなんだけど、

至誠に悖(もと)るままに言行を一致させてもどうかと思う訳で結局、

一番最初の “至誠に悖るなかりしか” っていうのだけが大事だと思ってるんだわ。

 

元より至誠だけが世の中を良くしたり、個人に幸福をもたらすとは思ってないけど、

その人が、もしくはその組織が誠を尽くしてるかどうか、

自らの保身と利害だけで発言したり行動してるんじゃないか、

ってことを見極める事が重要なんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

先週の21日(日)の競馬は5レースに参加して、

その買い目は事前に公開してたんだけど、

東京12Rの3連複の48,260円を見事ゲットしたんだわ。

 

ただこの日は色々悩んだ末3連単までは手を出さなくて、

みすみす230,810円を取り逃がしてしまって、痛恨痛恨!

 

それで改めて年末までの残り19競馬にどう向き合うかを夜もロクに寝ないで考えて、

3連単10点買いの最終形を考えてみたんだわ。

 

で、④⑤⑥番人気から2点、⑦⑧⑨番人気から2点、⑩⑪⑫番人気から1点を、

それぞれ選び出して、以下のようなフォーメーションを考えてみたんだわ。

 

例えば④⑥⑦⑧⑪が選択された場合だと、

④⑥→⑥⑦⑧→⑪ と ④⑥→⑪→⑥⑦⑧ の合計10点ってことで……。

 

 

残り19競馬、1日5レースに参加すると年末まで全部で95レースになるんだけど、

例えば100円単位で計算すると投資額の合計は95,000円になるんだけど、

上記のような自分の買い目での3連単の配当金は平均約30万円だから、

回収率は300%を超えるし、20万円ほどの利益を生むことになるんだよね。

 

年明けからここまでの自分の買い目の発生率は約50レースに1本だから、

これで余裕満々の正月を迎えられそうなんだよね。

2018年10月23日 (火)

後楽園ホール・10月22日

 

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“日の出”

 

北半球では太陽は東から昇って徐々に右(西)側に移動していくんだけど、

南半球ではどうなるかっていうと、やっぱり太陽は東から昇って、

西方向に移動していくんだけど、その方向としては北半球とは逆で、

右から左に移動して行くんだってね。

 

 

 

ここ2年ほどボクサーの移籍に関わってるうちに色々な裏事情が解ってきて、

色んなジムの実態も耳に届くようになって、

“世に悪党の種は尽きまじ” とはよく言ったモノで、

今まで通り気楽に話すような気持ちになれないことも多くなって、

いっそのこと、こんな小汚い業界とは手を切ってしまおうかとも思ったんだけど、

ちゃんとしたジムのちゃんとしたボクサーの試合を見ることはやっぱり楽しくて、

ってことでこの際……、

至誠に悖(もと)ってるようなジムの試合だけを観戦拒否することに決めたんだよね。

 

ってことで、昨日は全部で8試合が組まれてたんだけど、

女子戦もあったし、結局観戦記は4試合だけってことで悪しからずです。

 

 

 

③ 坂田健太君(神奈川渥美)×田中公士君(三迫)……F 6R

6勝5敗(2KO)1分のサウスポー、27歳・大阪府と、

4勝(1KO)5敗(2KO)のサウスポー、27歳・大阪府。

 

勝ち負けがほぼ拮抗してる大阪出身のサウスポー同士の対決。

 

<1R>

プレスと先仕掛けは田中君で、坂田君はスピード感を欠いたままで、

中盤以降は何とか相手の打ち終わりを狙ってはいたんだけど、

ジャブと左ストレートのヒット数でまずは田中君がポイントゲット。

 

<2R>

坂田君も若干手数アップしていったんだけど、

折々の左ストレートのヒット数はやっぱり田中君の方が圧倒的で、

坂田君はまだまだ体が温まっていないような感じだったんだよね。

 

終盤に掛けてはお互いに1~2発打つと絡み合う場面が増えていったんだけど、

それでも手数とヒット数では田中君の優勢は変わらなかったんだわ。

 

<3R>

坂田君のやる気に火が付き始めて、動きに気合が入っていって、

細かいヒット数で相手を上回り始めて、

田中君が少しづつ坂田君のペースに巻き込まれ始めたんだわ。

 

田中君も残り1分20秒に見栄え良く左ストレートを当て込んだんだけど、

全体を通してみれば坂田君の手数勝ちって感じだったなあ。

 

<4R>

開始5秒に田中君が左ストレートをヒットさせてからいきなり過激度が上がって、

大きくヒットすることは無かったんだけど、坂田君もフル回転で、

ボディブローを打たないもんで若干片寄った攻撃ではあったんだけど、

顔を赤く腫らせながらの奮闘だったんだわ。

 

<5R>

最初の1分間にタイミングのいい左ストレートをヒットさせてたのは田中君で、

坂田君も1分37秒に左のショートフックをカウンターヒットさせてたんだけど、

その後、田中君の左ストレートボディ2発が均衡を破ったんだわ。

 

坂田君は両手が体から離れがちになることが多くて、

無駄な被弾を増やしてたような感じだったんだわ。

 

<6R>

劣勢を自覚してるような坂田君が更に一層の挽回攻勢で、

開始1分までに小ヒットを重ねてたんだけど、

多少の疲れが見えての一段落が解り易くて、

それからは待ちボクシングのカウンター狙いに転じたもんで、

田中君も一息付けてるような感じだったんだわ。

 

お互いに決め系に左を打った後の右のフォローが今一のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は59-55で田中君だったんだけど結局、

60-55、59-55、59-56ってことでやっぱり田中君の圧倒3-0勝ち。

 

 

 

⑤ 佐宗緋月君(T&T)×デシエルト長池さん(青木)

                       ………48.4㎏ 8R

9勝(3KO)5敗1分の23歳・神奈川県と、

11勝(2KO)3敗2分のランク9位、32歳・東京都。

 

試合が始まる少し前に木村翔さんがバタバタって入ってきて、

「うちはどっちですか?」 って聞いてきて何とか間に合ったんだわ。

 

もっと伸びてしかるべきだと思ってた佐宗君は、

約1年前にジム移籍してから少しいい感じを取り戻しつつあるんだよね。

 

<1R>

立ち上がりの動きがこなれてたのは佐宗君の方だったんだけど、

長池さんもいつものように無駄の無いカッチリした動きをしてて、

しっかりガードに手抜かりなくて、いいプレスから始めてたんだよね。

 

右ショートアッパーを混ぜ込んだ佐宗君のコンビネーションが、

実に軽やかで見栄えが良かったんだけど、

ショットの重さの違いで長池さんが極僅差ポイントゲットかなあ。

 

<2R>

勿論全てはヒットしてはいなかったんだけど、

下がりながらの佐宗君の手数アップが著しかったし、

長池さんの方もほぼ同時に粘り強い前詰めからの手数を上げていって、

お互いにKO率が低い同士の正確な当てっこ競争が始まったんだけど、

ここは佐宗君が挽回の手数勝ち。

 

<3R>

きっちり見てないと配点の難しいやり取りが続いて、

ジャッジ泣かせの展開に移っていったんだけど、

長池さんが少し力を込めるにつれ若干腕振りが雑になるところに佐宗君、

巧いこと隙間を突いて細かいヒットヒットを積み重ねていったんだわ。

 

<4R>

長池さんも更に前詰めを厳しくしていってのガンガンだったんだけど、

一旦攻め込んだ時の佐宗君の攻撃の形の方が見栄えが良かったんだよね。

 

ラウンド終盤に掛けてはお互いに頑張る時間帯が代わり番こで、

優秀なガードの長池さんが直撃を喰らうことは少なかったんだけど、

それでも細かいパンチを上下に打ち分けてた佐宗君の方が印象的で、

半分が終わったところでの自分のスコアは39-37で佐宗君。

 

<5R>

お互いに根気強く出来るかが試合の焦点になっていって、

長池さんも結構いい攻撃を見せてたんだけど、

直後の佐宗君の反撃でチャラにされてしまうことが多くなっていったんだわ。

 

残り50秒からの佐宗君の右ショットをきっかけにしてのラッシュが目覚ましくて、

長池さんもめげずに攻め返してはいたんだけど、

山場を作る意識の差が出てしまったような感じだったんだわ。

 

<6R>

自分の中ではここからの3ラウンドを全部獲ったとしても、

長池さんのイーブン以上は考えられなくて、

元々彼は一発必殺系ではないし、一方の佐宗君はランク獲りに集中を高めてるし、

この日の長池さんは巻き込み打つような右ショートフックも、

クロス気味の右ストレートも打ち切れてなくて、シンドイシンドイだったんだわ。

 

<7R>

お互いに動きはそう落ちてはいなかったんだけど、

それでも残り30秒からは二人共飛ばし切れてなかったんだよね。

 

時折いい攻撃は見せてた長池さんなんだけど、

肝心のところで見栄えの良くない打たれ方が目立ったままだったなあ。

 

<8R>

振り返ってみれば二人共、全くクリンチの無い清々しいパフォーマンスで、

劣勢な長池さんも最後まで勝負を諦めてないで、

最初の1分半を充分に手数勝ちしてたし、

残り48秒ではカウンターの右ショートをヒットさせて、

思わず佐宗君を大きく揺らがせて、

この時の長池さんの右がこの日お互いを通じて一番のショットだったんだよね。

 

 

ってことで自分は78-74で佐宗君だったんだけど結局、

77-75×2、76-77ってことで佐宗君の2-1勝ちだってね。

 

 

この日の佐宗君なんだけど、

見せ場作りの差で勝ったって感じが強くて、

ショートのコンビネーションは美しくさえあったんだけど、

たまにはパンチの緩急を付けるともっと違ってくるんじゃないかって思ったんだよね。

 

 

 

⑦ 定常育郎さん(T&T)×青山功君(セレス)……53㎏ 8R

8勝(2KO)2敗3分のランク8位、サウスポー、21歳・神奈川県と、

11勝(2KO)6敗(1KO)1分の29歳・千葉県。

 

自分の隣に岩佐亮祐さんが座って始まり始まりで、

4勝1敗ペースと2勝1敗ペースの戦いっていう図式で……。

 

<1R>

お互いに初っ端からかなりいい感じで始めてて、

驚いたことに青山君のいきなりの右ストレートがかなり当たってたんだわ。

 

手数的には定常さんも見劣り無かったんだけど、

ヒット数の差でまずは青山君がポイントゲット。

 

<2R>

定常さんが飛ばし返していって、かなり粗っぽいというか少しイキリ立ち初めて、

中間距離のままにすると青山君の右が見え難いってことか、

必要以上なほど詰めての一気に乱打系に持ち込もうとしてたみたいで、

お互いに倒し屋でもないのにやたら乱雑に振りまくってたんだわ。

 

特に定常さんは、その方が打ち出し易いからなんだろうけど、

やたら右手を下げ過ぎてて危ない感じが抜けなかったんだよね。

 

<3R>

お互いに地に足が着いてないようなバタバタした感じになっていって、

舞い上がってしまったような感じの定常さんはやっぱり脅威なんだから青山君、

もう少し冷静に距離を取って立て直すべきだと思ったんだけど、

すっかり巻き込まれてしまったような感じだった残り1分10秒、

定常さんが左右のショートブローをきっかけに一気に仕掛けていったんだわ。

 

残り50秒、定常さんの再度の追込みは物凄くて、

あっと言う間に青山君の顔面が赤くなってしまったんだわ。

 

1ポイントを与えて何とか凌ぎ切れそうだった青山君だったんだけど残り12秒、

南ロープに詰められた所で定常君の左ショートアッパーをまともに貰ってしまって、

大きく倒れ込んでしまって、レフェリーも途中カウントストップしてのTKOエンド。

 

 

ってことで2分54秒、定常さんの力技系だったんだけど、

何とか立ち上がった青山君は大事を取って担架で搬出されたんだわ。

 

 

 

⑧ 望月直樹さん(横浜光)×藤北誠也さん(三迫)……F 8R

14勝(8KO)3敗のランク8位、24歳・神奈川県と、

12勝(5KO)3敗のランク10位、30歳・鹿児島県。

 

西板席に移って田之岡条君とか粕谷雄一郎君、木下貴大さん達と一緒観戦。

 

元ボクサーの木下さんは試験に受かって今度レスキュー隊に配属されるんだけど、

身長で引っ掛からなかったの? って聞いたら条君に、

「機動隊じゃないんですから……。」 って笑われてしまったんだわ。

 

この試合は色々悩んだ末、藤北さんの勝ちを予想してたんだけどね……。

 

登場した藤北さんは髪の毛を短くしてたし、髭もそってて、

なんだか温厚そうな青年に変身してたんだわ。

 

<1R>

開始ゴングと同時にいきなり仕掛けていったのは望月さんで、

若干出遅れた藤北さんを追い立てまくってたんだけど、

一段落後更にって感じで前掛かりになったその瞬間のリング中央、

満を持したような感じで藤北さんが右ストレートをカウンター気味にヒットさせて、

開始50秒にアララーッて感じで望月さんがダウンしてしまったんだわ。

 

殆どダメージを残さないままにリスタートした望月さんに対して藤北さん、

敢えて無理しないままにまずは2ポイントゲットのままラウンド終了ゴング。

 

こういう場合の藤北さんは何を考えながら試合をしてるのか、

つまり2分も残ってるから更にダメージを加えるべく一気に攻め立てるのか、

ゲットした2ポイントを守ることに徹するのかってことなんだけど、

隣の条君に尋ねてみたら、

「こういうケースは僕の場合殆ど有りませんから……。」 っていう答えが返ってきて、

もうホント可笑しくってさあ……。

 

条君はこの後も試合の途中途中で、「オーッ!」 とか 「ギャーッ!」 とか、

「オワーッ!」 とか適度に騒いで結構面白かったなあ。

 

<2R>

開始1分05秒、激しい右の相打ちで、

リング中央からロープまで飛ばされてしまったのは望月君の方だったんだけど、

残り1分20秒からの望月君の逆襲も凄まじくて、

右フックをきっかけに一気に藤北君を青ポストに追い込んでの左、右だったんだわ。

 

とっても危なかった局面を何とか切り抜けた藤北さんだったんだけど、

残り25秒からも左右フックを連続被弾してしまって散々な目に遭わされてしまって、

このラウンドは10ー8.5ほどもの大差を付けられてしまったんだわ。

 

<3R>

ダメージを残してたのは藤北さんだったと思うんだけど、

ふと見ると望月さんの左顔面もかなり腫れてたんだよね。

 

お互いにほぼ同じようなタイミングで右フックを振り出してて、

いずれかの直撃ヒットで更に大きく展開が変わりそうだったんだけど、

印象的なクリーンヒットが無いまま僅かに望月さんの手数勝ちって感じだったね。

 

<4R>

藤北さんの左フックと望月さんの右ショートフックがとっても美しくて、

ほぼ互角の状態が続いてた中、

藤北さんの返しの左フックで望月さんがマウスピースを飛ばされてしまったんだわ。

 

見間違ったレフェリーが青コーナーの方にそれを持って行ったんだけど、

ああいうのは却って遠目からの方が解り易いものなのかも知れないね。

 

この辺りから下半身のシッカリ感に差が出てきて、

藤北さんからは全体に若干フワフワしたような印象を受けたんだよね。

 

試合半分を終えたところでの自分のスコアは38-37で藤北さんだったね。

 

<5R>

折々の藤北さんのジャブと左フックの精度が良かったせいで、

右目下の腫れもかなり目立ってきた望月さんだったんだけど、

常にプレスを掛けることを忘れてなかった中、開始20秒での右フックが強烈で、

藤北さんをよろめかせて余裕のポイントゲットだったんだよね。

 

ってことで自分的には丁度47-47のイーブンになって正念場の残り3ラウンド。

 

<6R>

二人共、ここに至るまでそこそこ力を込めて振り合って来たもんで、

全体に若干の緩みが見えてきた中、

望月さんの厳しい前詰めからの打ち出しが目立ってたんだけど、

それでもより正確なヒッティングはやっぱり藤北さんのジャブと左フックだったなあ。

 

<7R>

お互いに綺麗に大きく当てようとする余りか手数が減っていった中、

辛うじて望月君の頑張り手数勝ちだったかなあ。

 

<8R>

二人共最後までそこそこキビキビ動けてたんだけど結局、

望月さんは試合開始当初からボディブローには殆ど目もくれないままで、

被弾を避ける為に頭を下げることが多くなって如何にもシンドそうだったんだわ。

 

 

ってことで自分は76-75で辛うじて藤北さんだったんだけど結局、

77-75、76-75、75-76で望月さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 佐宗緋月君

② 田中公士君

③  藤北誠也さん

 

 

 

先週の土曜日くらいに玄関ドアに今年最初の結露が少しあって、

そろそろそういう季節かと思ってたら、

今朝は眼下の石神井川にヒドリガモが7羽が泳いでたんだよね。

2018年10月21日 (日)

YouTubeとヒットラー……。

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我が家のケーブルテレビには元々幾つかのアプリが搭載されてるんだけど、

一番上の右から2番目にユーチューブがあって、

その中の音楽ソースのうちのオールディーズやモダンジャズを流しっ放しにしながら、

他の事をやりながら流し見したり、真剣に見入ったりすることが多いんだよね。

 

自分らが真っ最中だった1950年~60年代にも音楽専門誌はあって、

写真としては何度も見てはいたんだけど、

お気に入りのミュージシャン達の動画を見ることは絶対叶わなくて、

何十年振りで彼らを確認することが出来てまるで別世界なんだよね。

 

 

 

 

 

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自分にとってヒットラーはある意味永遠のテーマの一つであって、

何故多くの人が彼のようなサイコパスに巻き込まれてしまったのか、

ホロ―・コーストは当時のアメリカにおける人種差別と同根なのかとかね。

 

そのヒットラーが実はジャンキーだったっていう説が最近結構有力で、

そういうのはエルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンにも通じてて、

そもそも1人で数万の聴衆を相手に出来るミュージシャンっていうのは尋常じゃなくて、

ある意味狂人だって、以前ある日本人ミュージシャンが言ってたんだよね。

 

そのヒットラーはごく普通の一平卒からその人生を始めたんだけど、

あれよあれよって感じでドイツ帝国のトップに成り上がっていって、

全ての人民が彼にひれ伏すようになっていったんだけど、

彼の立てた戦略の無限大的な拡大に彼自身も付いていけないようなところがあって、

1940年以降は彼を陥れるような計画におののき始めもして、

ついに薬物に助けを求めるようになったらしいんだわ。

 

で、第二次世界大戦が収束に向かいつつある頃には不安の頂点に達して、

当初はアヘン系のオイコダールで精神の安定を図ってたんだけど、

暫く後には同時に興奮系のコカインにも手を出すようになって、

彼の全身の静脈には最早注射をする場所さえ無かったってことなんだわ。

 

旧ソヴィエト軍(現ロシア)がベルリンに迫って、いよいよ敗色が濃厚になった時、

ヒットラーは直前に結婚したエヴァ・ブラウンと共に青酸系の毒を飲んで、

その上自らは拳銃でこめかみを打ち抜いて自殺して、

事前に部下に命じてた通りに二人の死体をガソリンで燃やして、

司令部があった建物の中庭に遺体を埋めさせたんだよね。

 

その後ベルリン入りしたソヴィエト軍がヒットラーの遺体を掘り起こして、

彼の下顎の骨だけを本国に持ち帰って、

それは未だにロシアのある研究所に保管されたままになってるんだわ。

 

その残された下顎をDNA解析すれば、

ヒットラーがホントに薬物中毒者だったかが解明されるんだけど、

現在のロシア政府は既に知ってるのか、そんな分析をするつもりがないのか、

全く何の反応も示さないままなんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の競馬には京都の9R、11Rと新潟の11Rに参加したんだけど、

結局全て外したんだけど、それでも京都9Rはとってもいいところまでいって、

9番人気の1着馬と10番人気の2着馬は選んでたんだけど、

4番人気だった3着馬を拾い切れなくて、

あとちょっとのところで3連複の41,160円を取り漏らしてしまったんだよね。

 

ってことだったんだけど、全くメゲルことなく今日も出陣ってことで、

東京の11Rは④と⑬、12Rは③と⑨、

京都の10Rは④と⑥、11Rは⑦と⑱、12Rは①と③ 絡みの馬券を狙うんだわ。

2018年10月19日 (金)

後楽園ホール・10月18日

 

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“銀河衝突”

 

自分らの太陽系が属する天の川銀河と一番近いアンドロメダ銀河がね、

およそ50億年後くらいに衝突するのがほぼ確実なんだってさ。

 

太陽の寿命もそれくらいだって言われてるから、

どっちにしても地球の命運は既に尽きてると同じな訳で、

それまでに人類が他の天体へ移住出来てるかがポイントなんだよね。

 

銀河同士が衝突すると、そりゃ物凄いことになることが容易に想像できるんだけど、

多分二つのブラックホールが合体して最終的には一つになるんだろうけど、

その過程でのエネルギーの放出は遠目に見てたら最上の宇宙ショーなんだわ。

 

そういう未来の現実を前にしても人間っていうのは実に哀しい生き物で、

アメリカもサウジアラビアも、ロシアも中国も何かおかしいことになってるし、

日本の政治家達も口利きや利益供与に奔走してるし、

信頼性が高かった代表的な日本企業のインチキも横行しまくってるし、

プロボクシング協会もJBCも目先のことしか考えてないみたいで……。

 

 

ってことでとにかく、

昨日の “DANGAN” はオール4回戦で全部で13試合が組まれてたんだわ。

 

 

 

① 近藤哲哉君(横田S)×小林涼君(横浜さくら)……SL

1勝(1KO)1敗の21歳・神奈川県と、1勝0敗の24歳・静岡県。

 

直前まである業界人と色々話をしてたもんで、ちょっと遅刻の2Rからだったんだわ。

 

<2R>

何だかやたら粗っぽい同士の乱暴比べだったんだけど、

その点に関しては近藤君の方が一歩先んじてて開始27秒の南ロープ前、

小林君の腕をかき分けるようにして左右フックをヒットさせてダウンゲット。

 

何とか立ち上がった小林君だったんだけど、

元々ディフェンスに難のあるところを更に突かれて、

途中まで踏ん張ってはいたんだけど、近藤君の勢いを止めるまではいかなくて、

1分15秒、赤ポスト前で右ストレートをまともに貰ってしまって2度目のダウン。

 

途端にレフェリーが即のストップエンドで正式には1分16秒、

近藤君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 佐藤拓実君(KG大和)×渡部想君(ワタナベ)……SFe

0勝0敗1分の22歳・神奈川県と、1勝(1KO)0敗の19歳・千葉県。

 

<1R>

佐藤君がいいプレスで始めて、中々力強い打ち出しだったし、

グッドグッドなボディブローも垣間見せてたんだけど、

全体的に前振り無しのいきなり系なもんで見切られ易くて、

顔面へのヒッティングに関しては渡部君の方が数も精度も上回ってたんだわ。

 

<2R>

まずは佐藤君が飛ばしていって、ショートレンジ狙いに徹してたんだけど、

最初のクリーンヒットは上背で4~5㎝上回ってる渡部君だったんだわ。

 

ただその渡部君も返しの左フックはオープン気味のことが多かったし、

頭を付け合っての密着戦に移行すると佐藤君の粘り手数勝ちって感じだったなあ。

 

<3R>

渡部君は距離を維持してジャブから組み立てることが出来なくなって、

展開としては大きく佐藤君に傾いていって、多少の被弾もモノともぜず、

ガンガン攻めで主導権を奪っていったんだわ。

 

ただ、お互いに大きな被弾が少なかった割には消耗の進みが目立ってて、

スタミナ的な今一感が強かったんだよね。

 

<4R>

初っ端からいきなり飛ばしていったのは佐藤君で、

左右のショートフックを連続的に打ち込んでいって、

対応の遅れた渡部君がいきなりのピンチに見舞われての赤ポスト前、

開始僅か14秒のことだったんだけど、

最後は佐藤君が右フックを打ち込んで激しくダウンゲット。

 

結構危ない倒れ方だったもんで、レフェリーも即のストップエンドで0分16秒、

佐藤君のTKO勝ちで、これが初勝利。

 

担架搬出されそうだった渡部君も最後は何とか自力で立ち上がってたね。

 

 

 

③ 齊藤歩志君(川崎新田)×諸橋一将君(T&T)……Fe

1勝2敗(2KO)の23歳・秋田県と、

3勝(2KO)0敗1分のサウスポー、30歳・北海道。

 

<1R>

諸橋君の方が上背もリーチも優位なもんで、

もう少しきちんとしたジャブから始めればいいのにって思ったんだけど、

やたら思いっ切り殴りたがり過ぎるのが目立ってたんだわ。

 

残り23秒の東ロープ前、お互いに一か八かの左右フックのやり合いが始まって、

不幸にも諸橋君が齊藤君の返しの左フックをまともに貰ってしまってダウン。

 

それ程のダメージを残さないままリスタート出来た諸橋君だったんだけど、

何だか丁半賭博のような粗っぽいボクシングだったなあ。

 

<2R>

ボディブローはまだ習っていませんって感じの二人だったんだけど、

諸橋君の左ストレートが突然ポコポコ当たり始めたんだわ。

 

残り1分からは1Rと同様、またもや丁半賭博系の左右フックの振り合いで、

お互いに危険度を高めてたんだけど、

諸橋君の返しの右フックがやたらデカ過ぎてたのが勿体無かったなあ。

 

<3R>

齊藤君は相手の左ストレートが見えてないみたかったんだけど、

諸橋君としては今一強く打ち切れてなかったのが残念だったなあ。

 

<4R>

まずは諸橋君が飛ばしていって、その後開始40秒から齊藤君が反撃に移って、

それにつれ密着戦になっていったんだけど、ここでは齊藤君の手数が圧倒的で、

諸橋君も踏ん張ってはいたんだけど、左目下の腫れが目立ってきたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-36で齊藤君だったんだけど結局、

40-35、40-36×2ってことで齊藤君のパーフェクト3-0勝ちだったんだけど、

自分的には2Rか3Rのうちのどちらかは諸橋君だと思ったけどなあ……。

 

 

 

④ 安藤教祐君(KG大和)×深見旺彦君(ワタナベ)……LF

3勝(2KO)1敗(1KO)の26歳・宮崎県と、1勝1敗(1KO)の19歳・東京都。

 

ある業界人とその家の初孫のことで話をしてたら1Rを見逃してしまって……。

 

深見君の応援には京口紘人さんと谷口将隆さんが来てたね。

 

<2R>

勢いがあったのは深見君で、いい感じで攻め立ててたその瞬間の残り52秒、

前掛かりの攻撃一方だったところに安藤君が右ストレートをカウンターヒット、

まともに貰ってしまった深見君がダウンしてしまったんだわ。

 

それでも気丈な深見君はリスタート後に大きく頑張り直して、

安藤君の追撃を退けて右ストレート、右フックで挽回挽回してたんだわ。

 

<3R>

手数もパンチのシッカリ感も却って深見君の方が勝ってて、

後半は安藤君も盛り返してたんだけど、ラウンド前半の貯金で深見君だったなあ。

 

<4R>

お互いに消耗が進んできたみたいで、1~2発だけで攻撃を終えることが多くなって、

それ程目立ったショットは無かった中、それでもいい感じだったのは深見君で、

1Rは見てなかったもんで何とも言えないんだけど、

ダウンを喰らいながらのイーブンとか僅差勝ちも有り得そうだったんだわ。

 

このまま終わるかと思われた残り7秒、

それはまるで2Rのデジャブのような感じだったんだけど、

深見君が攻め込み一方だったところに安藤君が右ストレートをカウンターヒット、

それは前回以上のハードヒットで深見君が一発昏倒ダウンしてしまって、

その倒れ方の余りの激しさにレフェリーも即のストップエンドで2分55秒、

安藤君の見事なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

深見君としては行けそうなところで余りに無防備になってしまったところが、

誰が見てもの反省点だったと思うけど、まだまだこれからなんだよね。

 

 

 

⑤ 遠藤裕介君(協栄山神)×荒川拓朗君(ジャパンS)……Fe

0勝1敗(1KO)の21歳・神奈川県と、0勝3敗(2KO)の31歳・栃木県。

 

10歳の年齢差がある初勝利目指し組の対決ってことで……。

 

<1R>

上背は遠藤君で、ふくらはぎの太さは荒川君って感じだったもんで、

二人には2階級くらい違うほどのフレームの差があったせいか、

荒川君は詰め寄る前に遠藤君に捌かれ続けてたんだわ。

 

ラウンド終盤になっても荒川君は距離をどうしたらいいのか戸惑ったままで、

仕掛けの遅いままやられっ放しの状況が延々だったんだよね。

 

ってことで、既に勝負あったって感じだったもんで早々の休憩タイムゲット。

 

結局やっぱり次の2Rの2分03秒で、遠藤君のTKO勝ちだったってね。

 

 

 

フラッとしてたら、少し暗くて遠い所からコンチワって挨拶してくれた若者がいて、

この日ジム仲間に応援に来てた阿部麗也さんで、

奥様と小さなお子さんも一緒で、おむつの世話なんかしてたんだわ。

自分のことを真っ直ぐ見つめてきたその坊やは洸空(こうあ)君ってことで……。

 

 

その後、ある人に産まれたばかりの初孫の写真を見せて貰って、

ちょっとばかり幸福を分けて貰った様な感じがしたんだよね。

 

 

 

⑥ 吉見彬君(セレス)×當舎直樹君(本望)……B 4R

0勝1敗(1KO)の21歳・千葉県と、デビュー戦の22歳・広島県。

 

<1R>

最初のジャブは當舎君だったんだけど、

フレームとリーチが優位な吉見君が相手のガードが緩むところにヒットヒットさせて、

ラウンドの終わり頃には感じを掴んだように落ち着いてやってたんだわ。

 

當舎君は全体的にグローブの位置がルーズでその上、

まるでキックボクサーの様に手の平を前に向け過ぎるような癖も見せてたんだわ。

 

吉見君も腰高過ぎる傾向を見せてたんだけど、当て勘は良かったんだよね。

 

<2R>

お互いの腕振りには怖さを感じさせるようなところが無かったんだけど、

吉見君の方がまだシッカリしてて、當舎君のパンチは優し過ぎてたんだよね。

 

<3R>

當舎君としてはたまには一瞬相手がビビるような右を打ち出すべきで、

何から何までが優しい性格を背景にしたようなパフォーマンスだったなあ。

 

吉見君も返しの左フックが大きく雑で、そこを狙われると危なかったんだけど、

これがデビュー戦の當舎君にはそこまでは望むべくも無かったんだよね。

 

<4R>

このままでは負けてしまいそうだった當舎君もやっとやっとの本気出しで、

お互い、強くも巧くも無かったんだけど最後の気持ち戦だったんだわ。

 

弱々しく若干ペトペトした感じの手数戦ではあったんだけど、

二人のそれなりの必死感は充分伝わって来てた中、

やっぱり當舎君の打たれ方の形の悪さが目立ってて、

残り4秒での右ストレートで吉見君の勝ちが決定したんだわ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×2、39-38ってことで勿論、吉見君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑦ 三嶋秀宜君(輪島S)×二瓶竜弥君(郡山)……B

1勝(1KO)0敗の20歳・東京都と、1勝0敗の20歳・福島県。

 

二瓶君はレイジェスの黒無地トランクスだったんだけど、

一方の三嶋君のトランクスにはスポンサー・シールが山盛りだったなあ。

 

<1R>

2~3㎝ほど上背のある三嶋君が届きのいいジャブを連発して始まって、

スムースな右へも繋げてたんだけど、開始1分03秒、

余りに打ち気に逸り過ぎて若干強引に行ったその瞬間、

二瓶君に右ショットをカウンターヒットされてしまってアレレーのダウン。

 

その少し前から応援に来てた勅使河原弘晶さんが、

「まだジャブでいいから!」 って盛んにアドバイスしてたんだけどね。

 

リスタート後は二瓶君の追撃より三嶋君の反撃の方が目立ってて、

二瓶君の顔面も三嶋君と同じくらい赤くなってきて、

右目上をヒットカットされてもいたんだわ。

 

<2R>

お互いに危険なタイミングで右フックを交差させてたんだけど、

三嶋君はまだまだ冷静になり切れてないようで、

必要以上に自分から距離を縮めているような感じだったし、

とにかく全部のショットを無暗に振り過ぎる傾向が強かったんだよね。

 

二人にそれほどの差は無かったんだけど、少しの頑張り差で三嶋君かなあ。

 

<3R>

挽回期すべくまたもや三嶋君の先制手数で、

相手の打ち終わりに右アッパーなんかを細かく合わせ打ってもいたし、

山ほどのボディブローで二瓶君を弱らせていったんだわ。

 

二瓶君の動きが全体にマッタリしてきて、

押し込まれっ放しになることが多くなってきたんだよね。

 

<4R>

最後の接近乱打戦の最初の1分間は三嶋君が手数勝ちしてて、

残り1分から打ち疲れの見えてきた三嶋君に対して二瓶君、

反撃し切れず中途半端なままでの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37で三嶋君の逆転勝ちだったんだけど結局、

39-36、38-37×2ってことで二瓶君の3-0勝ちってことで、

自分は一人だけかけ離れてたんだよね。

 

 

 

⑧ 佐藤諒太君(Reason押上)×古谷拓己君(ワタナベ)……SF

0勝1敗の22歳・東京都と、0勝1敗の21歳・東京都。

 

古谷君は “ふるや” ではなくて “こや” っていうことで、

だからトランクスにあった “58” っていうのはそれにちなんでってことなのかなあ。

 

<1R>

開始43秒での右ストレートで佐藤君が先行したんだけど、

1分30秒で今度は古谷君の右ストレートがヒットしてチャラ。

 

その後殆ど有意差は無かったんだけど、敢えて言えば佐藤君かなあ。

 

アレッて気が付いたら、佐藤君の右グローブの手首近くに変なシワが寄っててね、

別に試合に支障は無いんだけど、誰も気が付いてなかったんだよね。

 

<2R>

ショート戦での頑張りは古谷君の方が目立ってて、

いつの間にか佐藤君の左目尻が切れてて、血が目に入りそうだったんだわ。

 

それでもその佐藤君の積極プレスが終始目立ってて、

若干飛ばし過ぎて最後は少し緩んではいたんだけど、

派手な被弾はあくまで相手の古谷君の方だったんだわ。

 

<3R>

佐藤君は相変わらず左目周辺からの流血に見舞われてたんだけど、

いい感じを取り戻しつつあって、気持ちの強いところを見せてたなあ。

 

そのまま僅差で佐藤君が押し切りそうだったんだけど、

最後のショート戦のパフォーマンスで古谷君が逆転ポイントゲット。

 

<4R>

前詰めは佐藤君に変わりなかったんだけど、

お互いに打ち終わりの肝心なところでの被弾を繰り返してたんだわ。

 

古谷君も最後の踏ん張りは見せてたんだけど、

打たれ方の形としては古谷君の方が悪過ぎてたんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37で佐藤君だったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことで佐藤君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑨ 谷川生馬君(厚木ワタナベ)×白鳥翔太君(本望)……SB

1勝(1KO)1敗1分のサウスポー、28歳・神奈川県と、

2勝0敗のサウスポー、27歳・埼玉県。

 

<1R>

プレスを効かせてたのは白鳥君の方だったんだけど、

最初の2分間はお互いに殆ど何もしないままだったんだわ。

 

その後は白鳥君が谷川君の突っ掛り系をさせるままにしてしまって、

残り30秒にはその谷川君の雑な右フックをまともに貰ってしまったんだわ。

 

この時は結構危ない局面に追い込まれてしまって白鳥君、

クリンチ凌ぎするので一杯一杯になってしまってたんだわ。

 

<2R>

白鳥君としては相手のタイミングで突っ込ませないことが重要なんだけど、

自分からの仕掛けが少な過ぎだったし、

かと言って踏み込んで来るところに強く合わせようとしてるでも無くて、

自信を持って打てて無かったし、全てが中途半端だったんだよね。

 

荒っぽい突っ込み系と対応し切れない優しい系との退屈なやり取りだったもんで、

一旦休憩タイムってことで、少し経って戻って結果を聞いてたんだけど、

谷川君からみて39-38、38-38×2ってことで1-0ドローだったんだよね。

 

 

 

⑩ 初鹿健吾君(中屋)×岩井祥來君(小熊)……Mm

0勝1敗の26歳・東京都と、デビュー戦の24歳・長野県。

 

デビューボクサーの岩井君には田之岡条さんがヘルプセコンドに付いてたね。

 

<1R>

少しばかり相手にきっかけを求め過ぎてた初鹿君に対して岩井君、

初っ端から吹っ切れてるかのようなテキパキボクシングで、

2~3㎝ほど上背が優位な相手に対して、中間距離からも積極的だったんだわ。

 

<2R>

初鹿君はこのままマッタリやるのかと思ったら、密着してからが本領発揮って感じで、

勿論その全部が正確にヒットしてた訳では無かったんだけど、

出してる手数差が一気に逆転してきたんだわ。

 

<3R~4R>

お互いにビッグヒットは無かったんだけど、

必死の手数戦は見てて心地良くて、

最後まで緩むことなく動き切れたのは立派だったなあ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

初鹿君からみて39-37、38-38×2の1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

⑪ 石垣芙季君(UNITED)×外村大貴君(ワタナベ)……Mm

1勝0敗の29歳・沖縄県と、0勝0敗1分の25歳・滋賀県。

 

<1R>

いきなり激しい打ち合いから始まったんだけど、

下半身がシッカリしてたのは圧倒的に石垣君の方だったんだわ。

 

<2R>

石垣君の攻める気持ちの方が勝ってきて、

外村君はパンチのシッカリ感でも後れを取るようになってきたんだわ。

 

<3R>

二人共、見栄えのいいヒッティングが殆ど無くて、採点に迷うところだったなあ。

 

<4R>

開始殆どすぐの26秒の南ロープ前、

ワンツーからすぐ繋いだタイミングのいい右フックを綺麗にヒットさせて、

石垣君が外村君から一発ダウンゲット。

 

4回戦は比較的早いストップが心掛けられてるんだけど、

この試合もそれまでのスコア的がほぼ一方的だってこともあってか、

カウント途中ストップの0分34秒で石垣君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑫ 柳沼直道君(EBISU)×竹原毅君(協栄)……SB

2勝(2KO)4敗(1KO)2分の25歳・北海道と、

デビュー戦のサウスポー、23歳・広島県。

 

竹原君はパンフではオーソドックスになってたけどね……。

9戦目とデビュー・ボクサーの対戦ってことで……。

 

<1R>

双方とも打ち外すことが多かった結果だったんだけど、

柳沼君の右ストレートと竹原君の左ストレートが絡み合うことが延々だったんだけど、

終盤に掛けては柳沼君の細かいショットの方が正確だったんだわ。

 

<2R>

竹原君が凶暴度を上げていっての手数アップで、

残り1分20秒からは柳沼君を青ポストから西ロープ伝いに追い込んで、

連打連打でかなりの時間釘づけにしてんだわ。

 

柳沼君は相手の乱暴な変身に戸惑いっ放しって感じだったんだよね。

 

<3R~4R>

竹原君のペースになりそうなのを柳沼君がどうするかだったんだけど、

お互いに決め手を欠く中、流石に柳沼君も手数を増していって、

最後の最後まで体力を維持出来てたんだけど、

結局は竹原君の勢い勝ちって感じだったんだよね。

 

ってことで自分は39-37で竹原君だったんだけど結局、

39-37×3ってことで竹原君の3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑬ 牛島龍吾君(中屋)×保坂倫之君(稲毛)……Fe

1勝0敗の17歳・東京都と、2勝(2KO)1敗の34歳・千葉県。

 

丸々倍もの年齢差があるっていうのは結構珍しいんだけど、

保坂君には沢山の応援団が駆け付けてたんだわ。

 

場内大騒ぎの中、勝負は正にあっと言う間に終わってしまったんだけどね。

 

<1R>

自分と同じように保坂君も、まずは静かな接触かと思ってた開始14秒のリング中央、

いきなり大きく振り出した牛島君の特大右フックがまともにヒットして、

途端に牛島君が前にのめりながら一発四つん這いダウンしてしまったんだわ。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど保坂君、

ちょっと続行は無理だと判断されてのTKOエンドで0分20秒、

多少オープン気味だったようなバッスンっていう大きな音ではあったんだけど、

とにかく実に手際のいい牛島君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

その時自分はふと思ったんだけど、牛島君はあのパンチ、

実はまさか当たるとは思っていなかったんじゃないかってね……。

 

相手の心と体の準備が整う前のああいう開始即の脅かしパンチで思い出すのは、

今はトレーナーをやってる角海老ジムの小堀佑介さんの日本タイトル戦で、

1Rの開始ゴング直後に小堀さんがチャンピオンの真鍋圭太さんに向かって行って、

この右が当たったら大変なことになりますよおって感じで、

特大の右フックを3発連続して振り出してたことだったんだよね。

 

この時の小堀さんは1発もヒットすることが出来なかったんだけど、

それはそれで脅かしになればいいって感じで、相手の気持ちを乱しながら、

最後は綺麗に倒し切ったのを思い出したんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 牛島龍吾君

② 安藤教祐君

③ 岩井祥來君

 

 

 

昨日出場した26名のうちの3名はデビュー・ボクサーだったんだけど、

それを除外した23名の中で元々記憶に残ってたボクサーはいなくて、

残念ながらこの日印象に残ったボクサーも少なくて、

ベストボクサーもちょっと無理矢理だったんだけどね。

 

東京の今日の最高気温はこの秋初めて20℃を割る18℃ってことで……。

2018年10月16日 (火)

あと2か月半……。

 

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“直線に向けて16頭がほぼ一団”                                                               

 

 

今年もあと2か月半ほどしか残されてないんだけど、

記録的な猛暑の直後に幾つかの台風が襲来しての雨続きで、

秋の日差しを楽しむ間もなくいきなりの冬寒かって感じで、

そろそろ寝具の入れ替えを考えなくてはならないんだわ。

 

北の地の地震も西方の台風被害も遠い地の辛く悲しい出来事で、

関東圏は様々な天災を免れたままに過ごしてるんだけど、

ただ、極端な寒暖は我が家のサツキ達にかなりの被害を与えてて、

小さな花芽は猛烈な日差しにやられた後、

温かい日差しに慰められることも無いままの発育不良で、

来年の正常な開花が危ぶまれてるんだわ。

 

 

 

残りあと2ヵ月半と言えば勿論、秋冬競馬ってことで、

10月初めから年末まで数えてみたらあと26回分の競馬が用意されてるんだわ。

 

自分は9月末までに221レースに参加して (1日平均約3レース)、

通算の回収率は138%なんだけど、

年末に向けて改めて参加ルールと狙い目について整理すると同時に、

勝負に対する心構えを確認してみたんだわ。

 

15頭立て以上、1番人気3.0倍以上のレースが基本なのは変わりなくて、

10R以降のハンデ戦→GⅡ→1,600万以上→GⅢ→1,000万以上→牝馬戦

→オープンっていうのが優先参加レースにすることにも変わりはなくて、

その中から1日3レースをMAXにするってことで……。

 

そうすると10月6日から12月28日までの26回では合計78レースになる訳で、

具体的にどういう買い目を設定するかというと、

まずは1番人気から3番人気馬までを無条件に除外して、

人気順に ④⑤⑥→⑦⑧⑨→⑩⑪⑫ っていう3連単の基本形を作って、

更に其々のグループから1点づつを除外して、最終的には

○○→△△→□□ っていうフォーメーションを組むんだわ。

 

この絞り込み作業が一番の要で、先行馬か追込み馬かの確認とか、

騎手ランキング、調教タイムそれに厩舎情報なんかを組み合わせて決めるんだわ。

 

これで8点になるんだけど、○○→□□→△△も付け加えたいところなんだけど、

○○~△△~□□っていう3連複を押さえにすることにしたんだわ。

 

これで合計16点になる訳で、年末まで合計78レースに参加するとなると、

最低金額の100円に換算すると、1,600円×78=124,800円になるんだわ。

 

これまでの自分のデータでは上記の買い目だと3連複の払戻金は平均約7万円、

3連単の払戻金は約平均40万円で、

平均出現率は3連複だと30レースに1本、3連単は50レースに1本だから、

3連複の場合だと最低2本で14万円、3連単だと最低1本ゲットで40万円、

つまり124,800円が合計54万円にもなるってことで、

41万ほどの儲けになるし、回収率は433%にもなるんだよね。

 

 

取らぬ狸の皮算用っていうのは正にこのことなんだろうけど、

世の中の多くの人が、この “取らぬ狸の皮算用” で夢を描いて、

少しでも前向きな人生を送ろうとするんじゃないのかなあ……。

 

実はこの買い方で10月14日の東京10Rで惜しいレースが既にあってね、

11番人気が1着だったから3連単は元々ダメだったにしろ、

その1着馬と2着馬は選択してたんだけど、3着馬を漏らしてたもんで、

59,590円の3連複を取りっぱぐれてしまったんだわ。

 

こういうことを繰り返すと、買い方を変えてみたりすることが多いんだけど、

博奕っていうのは基本的には穴狙いでしか通算の利益を出し得なくて、

その人なりの穴狙いに固執し通すことが勝利への道だと思ってるんだよね。

2018年10月13日 (土)

後楽園ホール・10月12日

 

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「ずっと、こうしていようね。」 ってか……。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは7試合が組まれてた内の6試合が、

来年のチャンピオンカーニバルの挑戦者決定戦だったんだけど、

1試合組まれてた4回戦のことがパンフレットに全く記載が無かったのが気の毒で、

如何にも急に差し込まれたって感じだったんだけど、

全部の試合が終わった時間がほぼ10時だったことと併せ考えると、

無理矢理に差し込む必要も無かったんじゃないかって印象が強かったんだよね。

 

 

会場前のホール前広場に三迫ジムボクサー達が集まってて、

吉野修一郎さんとか中川兼玄君、長谷川守里君、相川学己君達と、

前日の永田大士さんの試合のミニ・レビューなんかしながら入場入場。

 

 

 

① 谷口彪賀君(中屋)×大塔武君(横浜光)……SL 4R

デビュー戦のサウスポー、21歳・鹿児島県と、1勝(1KO)1敗の22歳・愛媛県。

 

<1R>

アマ8戦の谷口君はやっぱり形にはなってたんだけど、

取り敢えずは様子見ってことか、最初のショットは大塔君の右ストレートで、

谷口君は残り50秒ほどになってから初めて左ストレートを打ち出してたんだわ。

 

二人共、狙い過ぎの前振り不足のままだったんだけど、

序盤の手数の差で辛うじて大塔君かなあ……。

 

<2R>

最初の30秒は大塔君が左右のショートフックと右ストレートで先攻してたんだけど、

1分20秒頃、バッティングして大塔君が右目を押さえてとっても痛そうにしてて、

レフェリーが時計と止めさせて彼に一休みを与えたんだけど、

一応ドクターに診て貰うことになって、それから結構時間を要して結局、

1分18秒、そのまま負傷ストップになってしまってドローエンドだったんだわ。

 

 

 

② 堀川謙一さん(三迫)×板垣幸司さん(広島三栄)

          ………日本 LF級王座挑戦者決定戦 8R

37勝(11KO)15敗(3KO)1敗のランク1位、38歳・京都府と、

18勝(7KO)12敗(3KO)3分のランク2位、35歳・広島県。

 

試合前、前日に悔しい悔しい判定負けをした永田大士さんが、

まだ左目下に青黒い痣を残したまま堀川さんの応援に駆け付けて来て、

勝ち試合ではなかったのに、傷んだままだったのに、それはとっても立派で、

彼らの結束の強さを知らされる思いだったんだよね。

 

その堀川さんには加藤トレと椎野トレの他、田中教仁さんが付いてたんだわ。

 

<1R>

二人共、最初の2分間は自らのリズムとタイミングを確認したり、

相手との間合いをチェックすることに費やしてたんだけど、

基本的なプレスは堀川さんの方で、

お互いに僅かな触れ合いをしてたに過ぎないんだけど、

敢えて敢えて言えば堀川さんだったかなあ……。

 

それにしても板垣さんのところのセコンドは毎度毎度だらしなくて、

セコンド・アウトが実にルーズで、タイやインドネシア以下だったなあ。

 

<2R>

リーチは板垣さんの方が若干優位なもんで、

堀川さんとしてはあと4~5㎝ほどの踏み込みが必要な感じが続いてて、

まだまだ本気は出して無いって感じだったんだけど、

基本的なプレスはしっかりしてたね。

 

お互いに右ショットはまだまだ封印してて、左の争いって感じだったんだわ。

 

<3R>

堀川さんが相手のジャブをかいくぐってのボディショットに重点を置き始めて、

板垣さんはロープ沿いにサークリングしながらの迎え打ちに徹してて、

そっちの方が結構功を奏して、堀川さんの顔面の赤味が増していったんだわ。

 

それでも老練な二人の独特の試合運びは自分にはまだまだ刺激的ではなくて、

この試合は圧倒的に堀川さんプッシュだったもんで、

自分と堀川さんに気合の入れ直しって感じで席移動。

 

<4R>

堀川さんの持ち前のガムシャラ前掛かりはまだまだで、

しつこくて鋭い動きとはまだまだ程遠くて、

「序盤はユックリやって後半勝負だから……。」 って三迫会長が言ってた通りで、

板垣さんもそれほど綺麗なヒッティングでは無かったんだけど、

それでもこのままだと板垣さんのポイントになりそうだなあって思ってた残り15秒、

堀川さんがタイミングのいい軽打を連発して、挽回ポイントゲット。

 

それでもまだ自分のスコアでは38-38だったんだわ。

 

<5R>

流れが徐々変わり始めたのはやっぱり前の回のからで、

どういう訳か、KO率的には優位な板垣さんの結構多彩なパンチが、

それほどの効果を上げ切れてなかった中、地味ではあったんだけど、

堀川さんの気持ちのこもったボディブローの方が相手を困らせてたんだよね。

 

<6R>

もう少し早めにギアアップした方が余程楽だと思うんだけど堀川さん、

こういうのが彼の戦い方なのか、顔を赤くしてからが本領発揮ってことで、

いよいよ豆タンクぶりを全開にさせて、左ボディを上に繋げて快調快調。

 

それにしても板垣さんはボディブローを嫌がる様子が露骨過ぎてきたなあ。

 

<7R>

板垣さんのパンチが何となく腰が入って無いような感じになってきて、

今や赤鬼豆タンクと化した堀川さんが益々の飛ばしで、

この分だとこれで3ラウンド連続でポイントゲットだなって思ってた残り51秒、

堀川さんが赤コーナー近くの東ロープ際に相手を追い込んだところだったんだけど、

またボディを打たれるかって思わず板垣さんがガードを下げたその瞬間、

堀川さんの渾身の右フックがドッカン直撃したんだわ。

 

大きく顔面を張り飛ばされた板垣さんはそこからは防戦一方で、

打たれるままの状態が続いたもんで、

見かねたレフェリーが我慢し切れず割って入ってストップエンド。

 

 

ってことで2分14秒、堀川さんの実に見事なTKO勝ちだったんだけど、

それにしても試合序盤はハラハラさせられた訳で、

どこか体調でも悪いのかって思ったぜよ。

 

 

前日の永田大士さんはボディブローを打ち切れなかったことで、

ほぼ手が届いてた勝ちをみすみす逃したって未だに自分は思ってるんだけど、

この日の堀川さんはそのボディブローで見事に活路を開いたんだよね。

 

 

次の試合が始まるまでフラッとしてたら、

拳四朗さんが帝拳の長野マネと並んで座ってたもんで挨拶したんだわ。

 

長野さんに 「丁度いい背丈同士ですねえ。」 って言ったら、

「何言ってんのよ、ひ孫よ。」 ってパンフで頭を叩(は)かれてしまったなあ。

 

 

 

③ ユータ松尾さん(ワールドS)×レイ・オライス(FLARE)

           ………日本 SF級王座挑戦者決定戦 8R

14勝(7KO)3敗1分のランク1位、29歳・青森県と、

20勝(5KO)17敗(7KO)2分のランク2位、サウスポー、34歳・フィリピン。

 

<1R>

やっぱり松尾さんがフルガードでまずは距離を潰そうってことで、

ガリゴリにじり寄っていって、当然オライスが引き気味にしながらの始まりで、

それでも下がりながらの中で巧いこと左ストレートを2発ヒットさせてたんだわ。

 

で、最初の1分間をオライスが優位に進めてたんだけど、

その後の彼はこんな感じだったっけ?ってほど口を開くのが早くて、

白いマウスピースを丸見えにさせながらだったんだわ。

 

それでも技巧的にはオライスの方が一歩先んじてて、

ボディブローを混ぜ込んだコンビネーションの巧みさでまずは余裕のポイントゲット。

 

<2R~3R>

松尾さんの元々のガタイの強さもあったし、オライスもハードヒッターではないもんで、

多少の直撃を貰ったくらいでは松尾さんは全く揺らぎもせず、

徐々にフィジカルのぶつかり合いになるにつれ、

松尾さんの頑張り勝ちの方が目立ってきたんだわ。

 

<4R>

開始直後の11秒の南ロープ前、

松尾さんの力強いワンツーからの返しの左フックが直撃してオライスがダウン。

 

尻餅を付いてしまったオライスも何とか普通に立ち上がってリスタートしたんだけど、

残り時間は余りにタップリ残されていたし、

火が付いた松尾さんの勢いを止められそうにも無くて、

一旦は持ち直しそうにも見えたんだけど、

こりゃ持ちこたえられそうにないかなあって見えてきた残り1分27秒、

今度は西ロープに詰められたところだったんだけど、

松尾さんの渾身の右ボディが強烈な喰い込みを見せて、

耐え切れずオライスが思わず左膝着いてしまって2度目のダウン。

 

そろそろエンディングだなって会場のみんなが思ってた再リスタート直後、

仕留めにかかって詰めていった松尾さんの顎に、

オライスの正に決死の右アッパーが一撃大ヒットしたんだわ。

 

アレレーッて感じで松尾さんはまるで立ったままダウンを喰らったみたいになって、

一瞬、衝撃の実に衝撃のオライスの逆転KO勝ちさえ見えてきて、

そりゃもう勿論場内は大騒ぎになってしまったんだけど残念ながら、

1ラウンドに2度のダウンを喰らったオライスにも多くの力は残されてなくて、

千載一遇のチャンスを取り逃がしてしまったままラウンド終了ゴング。

 

で、この回の自分的なスコアは松尾さんの9-7って感じだったんだよね。

 

<5R>

お互いのダメージに関してはやっぱりオライスの方が深刻で、

立て直した松尾さんが初っ端から飛ばしていって、

残り1分ちょっとのところの南ロープ前だったなあ。

 

反応が鈍ってきたオライスに松尾さんが右ストレートを思いっ切りの打ち込みで、

オライスが3度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

何とか起き上がろうとはしてたんだけどオライス、

もう精も根も尽き果てたって感じで、カウントが進む中、

ついに陣営からタオルが投げ込まれて2分15秒でのKOエンドだったんだわ。

 

 

松尾さんが自らのボクシングに強い自信を持ってたのが良く解ったんだけど、

一方のオライスなんだけど、あんなに簡単に貰うボクサーではないと思ってて、

ハァーハァーするのもとっても早かったし、体調面で何かあったのかなあ……。

 

 

 

④ 中川麦茶さん(角海老)×岡本ナオヤさん(東拳)

          ………日本 SB級王座挑戦者決定戦 8R

23勝(14KO)5敗(1KO)1分のランク1位、29歳・福島県と、

13勝(6KO)6敗(2KO)1分のランク2位、30歳・三重県。

 

<1R>

太いガタイの岡本さんに対してプレスを掛けてたのは中川さんで、

鋭いジャブの届きも良かったし、右のフォローも効いてたんだわ。

 

で、2分を過ぎる頃には元々腫れ易い岡本さんの顔面が赤くなってきて、

中川さんのスピードとキレが岡本さんのパワー系を凌駕してたんだよね。

 

<2R>

岡本さんは上体を振って中川さんのジャブを回避しようとしてたんだけど、

残り1分02秒には中川さんの左右のストレートを出会い頭に貰ってしまって、

3mほど吹っ飛ばされてロープに引っ掛かって危ないところだったんだわ。

 

岡本さんは何とか乱打戦に持ち込もうとしたんだけど、

巧いこと中川さんに交わされて被弾を増やしていってたなあ。

 

<3R>

技と力の対決っていう図式が固まってきたと思われたんだけど、

気を取り直したような岡本さんが更に乱暴度をアップさせていって、

何とかガチャガチャにさせたいって感じの必死の前詰めと手数で、

このラウンドは中川さんの3倍ほども手数を擁して、

結局最後までその力づくを押し通してしまったんだわ。

 

この日の中川さんの戦い方に首を傾げ始めたのはこの辺りからで、

1R~2Rのように普通に距離をキープするのが大前提なのに、

何故わざわざ相手の土俵に上るのかなあって不思議でならなかったんだわ。

 

<4R>

中川さんは自ら新境地を開拓するつもりのかってほど距離を取らなくて、

岡本さんの力任せの上の手数ボクシングにすっかり巻き込まれてしまって、

カウンターを打ち切れないほど空間を埋められてしまって、

元々ショートブローはそんなに巧くないのに敢えての密着戦の意味が不明で、

岡本さんを元気付かせる一方だったんだわ。

 

<5R>

中川さんは接近戦の際の凌ぎ方の見栄えがとっても悪くて、

すぐ頭を下げるもんで、何だかゴメンナサイを繰り返してるようだったんだわ。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアは48-47で岡本さんだったんだよね。

 

<6R>

どこかで中川さんが本来の姿に戻すかって見てたんだけど、

一向にそんな感じにならないままで、

このラウンドは辛うじて打ち勝ってはいたんだけど、

自分的には彼が違うボクシングを強いられてるような感じだったんだよね。

 

<7R>

お互いにチャンピオンを目指すようなボクシングにはなってなくて、

激闘は激闘だったんだけど、それはちょっとヤケクソ系に見えなくも無くて、

一段落した後のダメージは中川さんの方が深刻で、

腕振りも実に頼りなくて力を込めきれてなかったんだよね。

 

ガッカリ感が大きくなったもんで、中川さんの頭を下げる癖のお蔭で、

岡本君が左目上をバッティングカットしたところで離席したんだけど、

その後も中川さんの悪い癖が直らないもんで、ついに減点を喰らってしまって、

残念ながらこれで中川さんの勝ちは無くなったなあって思って発表を聞いてたら、

67-65、67-66、67-67ってことで中川さんの2-0勝ちだったんだわ。

 

 

減点されるほど頭を下げてまで密着戦に挑んでた中川さんだったんだけど、

自分の意志だったのか、安易に付き合ったのか、強いられてしまったか、

いずれにしても途中から立て直す事も出来なかったのかなあって感じだったんだわ。

 

 

 

⑤ 大里拳さん(大鵬)×杉田聖さん(奈良)

         ………日本 SFe級王座挑戦者決定戦 8R

14勝(4KO)2敗(2KO)1分のランク1位、24歳・大阪府と、

14勝(9KO)5敗(2KO)1分のランク2位、28歳・大阪府。

 

<1R~2R>

見た目様子のいい同士で、一見シッカリしたボクシングをする同士でもあって、

パンチ力は杉田さんでコンビネーションの巧みさでは大里さんだったんだわ。

 

杉田さんからはカッチリした力強さを感じたんだけど何だか身体全体が硬くて、

大里さんもジャブはいいんだけど、右ショットからのフォローが今一で、

2月に末吉さんに一旦はダウンを喰らわせたほどのキレは無かったんだよね。

 

お互いに決め手を欠いたまま、多分このまま延々なんだろうなあって、

そんな感じしかしなかったもんで、一旦離席してそれからは遠目に見てたんだけど、

やたら右を貰うことが多かった杉田さんはラウンドが進んでも何の工夫もしなくて、

相手がそんな風なもんで、大里さんも敢えてって感じで流してるみたいで、

結局、実に単調なやり取りに終始してて、どのラウンドも同じに見えて、

ホント、ボディブローなんか習っていませんって感じの手抜き系でもあって、

本人達はどう思ってたか知らないけど、見る側にしてみれば、

詰まらないボクシングの見本みたいだったんだわ。

 

 

二人共いい体してるし、基礎はシッカリしてたから

鍛えればもっともっと強く巧くなると思うんだけどなあ……。

 

結局この試合は79-73、79-74×2ってことで大里さんの3-0勝ち。

 

 

 

⑥ 井上浩樹さん(大橋)×マーカス・スミス(平仲)

          ………日本 SL級王座挑戦者決定戦 8R

11勝(10KO)0敗のランク1位、サウスポー、26歳・神奈川県と、

6勝(6KO)0敗1分のランク2位、サウスポー、33歳・アメリカ。

 

どっちが勝つにしてもKO決着が必至だと思ってたんだけどね。

 

この試合から角海老ジムの鈴木会長と渡部あきのりさんと一緒観戦で……。

 

<1R>

スミスの方が吹っ切れた感じでまずは積極前詰めで仕掛けてきたんだけど、

井上さんは華麗なフットワークで難なく交わして、

まずは挨拶代わりって感じで右フック1発と、左ストレート2発を軽くヒットヒット。

 

<2R>

スミスはラウンドの最初の1分間は絶対前詰めするって決めてたみたいで、

大きな歩幅でグイッて感じで距離を縮めてきたんだけど、

そこからの必中必殺系の左ストレートは簡単には当たりそうになくて、

井上さんの繋ぎの右ストレートボディの方がきちんと届いてたんだよね。

 

<3R>

開始50秒、スミスが身体をぶつけるようにして仕掛けていったんだけど、

井上さんはその左右フックに晒されることなく1分45秒に右フックをカウンターヒット。

 

直撃されたスミスは大きくよろめいてしまってロープまで飛ばされてしまって、

それ以降は井上さんのカウンターブローに対する警戒を深めてたなあ。

 

それにしても井上さんは鋭くフルショットしても全くバランスを崩すことが無くて、

その安定感には抜群のモノがあるんだよね。

 

<4R>

井上さんが軽い左ストレートをヒットさせて、

思わずスミスが顔を撫でる場面があったくらいだったかなあ。

 

<5R>

やっぱり初っ端はスミスが詰め詰めして来たんだけど、

1分を過ぎると自ら一段落させてたんだけど、

このラウンドでのやり取りにはそこそこの緊張感が有ったんだよね。

 

<6R>

この日の井上さんは自分には何だか緩急が多過ぎるっていうか、

それは慎重に試合を進めてたせいかも知れなかったんだけど、

ここも何だか休憩タイムって感じさえあったんだけど、

残り20秒から左右フックをきっかけに飛ばしていって残り12秒のリング中央、

最後は左ストレートを綺麗に打ち込んで結構鮮烈なダウンゲット。

 

スミスが何とか立ち上がったところがラウンド終了ゴングだったんだわ。

 

<7R>

ラウンド終盤でのダウンは回復し難いモノで、

案の定、スミスの膝は若干ポクポクした感じのままだったんだけど、

気丈にも先に手を出して序盤を頑張ってたのはスミスの方で、

ここは決め所じゃないかって思った自分は完全に肩透かしで、

隣で見てたあきのりさんは、

「相手にまだ余力があるって判断したんじゃないですか。」 って言ってたんだけど、

敢えて観客受けは狙わないってことなのかなあって自分は思ったんだよね。

 

<8R>

無理に行かない、安全策を取って次のタイトル戦に全てを賭けるって感じで、

井上さんはとっても控え目で、最早倒し切るのを諦めてるようで何と何と、

思いっ切りのボディブローを頑張ってたスミスのポイントだったんだわ。

 

 

ってことで自分は78-73だったんだけど結局、

78-73、77ー74、77-75ってことで勿論井上さんの3ー0勝ち。

 

 

鈴木会長もあきのりさんも、井上さんをじっくり見るのは初めてだったもんで、

どういうボクシングをするのか事前に少し話をしてたんだけど、

カウンターのタイミングを捉えるのが絶妙だったことや、

一瞬の左ストレートの鋭さには感心してたんだけど結局、

「慎重なボクサーだねえ。」 っていうのが二人の感想だったんだよね。

 

自分はこんな筈ではないんだけどなあって首を傾げるばかりだったんだわ。

 

 

 

⑦ 斉藤幸伸丸さん(アベ)×松永宏信さん(横浜光)

          ………日本 SW級王座挑戦者決定戦 8R

24勝(13KO)9敗(4KO)2分のランク1位、39歳・北海道と、

13勝(7KO)1敗(1KO)のランク2位、サウスポー、31歳・広島県。

 

ボクサーの定年延長の直接のきっかけを作ったのは斉藤さんで、

これが最後の試合になると思いながらの彼のパフォーマンスが、

関係者達の心を大きく動かしたのが3年前だったんだよね。

 

あきのりさんはこの試合の勝者と戦うことになるもんで、

更に身を乗り出してたし、その眼光の鋭さは半端じゃなかったんだわ。

 

<1R>

前の手の使い方に関しては二人共、甲乙付け難い程巧くて、

相手のタイミングで打たせないような工夫に満ちたやり取りが続いたんだけど、

それでも基本的な圧力は太い体躯をした松永さんの方が強くて、

段々彼の身体が大きく見えてくるような感じだったんだよね。

 

斉藤さんの左フックよりも、松永さんの軽い左ストレート2発の方が優勢だったね。

 

<2R>

この日の松永さんはいつも以上に調子がいいみたいで、

斉藤さんも薄く右ストレートをヒットさせてたんだけど、

直後の松永さんの厚味のある攻撃の方が僅かながら勝(まさ)ってたんだわ。

 

<3R>

開始21秒、松永さんが右ショットをジャブと言うよりはストレートに近い感じで、

それもカウンター気味にヒットさせて、斉藤さんを若干慌てさせたんだわ。

 

そこからの松永さんの攻め込みは更に厚味と怖さを増していって、

斉藤さんとしては隙間と合間を縫って鋭く打ち込みたいところだったんだけど、

主たる神経を防御に使わなくてはならない状況に追い込まれていったんだわ。

 

残り43秒に左ストレート、残り23秒にもほぼ同じ左ストレートって、

松永さんが立て続けにクリーンヒットを重ねてた残り15秒、

更にワンツーで攻め寄った直後に左フックを当て込んだんだわ。

 

またもや直撃を貰ってしまった斉藤さんは正にオットットットッて感じで、

後方に4歩~5歩も飛ばされてしまって、最後は堪え切れず、

北西ポスト近くのロープにブチ当たってそのまま座り込みダウンしてしまったんだわ。

 

何とか立ち上がったところでラウンド終了ゴングだったんだけど、

1分間のインターバルでの回復が心配されたんだよね。

 

<4R>

相手は元々カウンターボクサーではないもんで、

松永さんも安心しての攻め込みだったんだけど、

斉藤さんも意地の必死抵抗で、明らかに倒しに来てる相手にメゲナイメゲナイで、

中々気持ちのこもった反撃を見せてた残り18秒の北ロープ前、

斉藤さんの打ち終わりに合わせて最後は左からフォローした右フックだったんだけど、

これがもうこの日一番の直撃度で、瞬間に斉藤さんが倒れ込んでしまったんだわ。

 

続行はとっても無理そうだったもんで、レフェリーがストップするかと思ってたら、

斉藤さんもとっても気持ちの強いボクサーで、

ギリギリのところで立ち上がってきたのに驚いて、

それでも続けるのは無理だって見てたら、

ギリギリのところでのテンカウント・アウトだったんだわ。

 

 

ってことで、2分54秒での松永さんの実に手際のいいKO勝ちだったんだよね。

 

リングを降りた松永さんの顔面は全くと言っていいほど傷んでなくて、

とっても嬉しそうにしながらニッカニカでグローブタッチしてくれたんだわ。

 

 

 

結局、10時までかかってしまった最終試合だったんだけど、

スッキリした勝ち方を見せて貰って帰宅の足取りも軽かったんだよね。

 

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 松永宏信さん

② 堀川謙一さん

③ ユータ松尾さん

2018年10月12日 (金)

後楽園ホール・10月11日

 

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「遠い所をわざわざどうも……。」

 

 

 

先週からMLBの地区シリーズが始まってて、

ナ・リーグではドジャーズが決勝戦に進出したんだけど、

相手のブレーブスとの第1戦の際の話なんだけど、

ピンチの場面でブレーブスのピッチャーがポケットから写真を取り出してね、

それ家族写真ってことなんだけど、いちいちそれを見つめるのがウザくてね。

 

で、結局、案の定というか何度目かのピンチの際にまたもや、

家族写真を見つめた直後に決定的な3ランホームランを打たれてしまって、

あれじゃあ家族の立場がないだろうなあってつくづく思ったね。

 

 

 

充実したメニューの後楽園ホールはやっぱり人が多くて、

ボクサーや関係者達で溢れてたんだわ。

 

で、試合開始前のロビーも大賑わいだったんだけど、

そこに細川バレンタインさんが現れると場は更に盛り上がる訳で、

どういう訳か小浦翼さんといきなりのじゃれ合い大会で、

和氣慎吾さんが目で挨拶してくれて、

この間の試合に関して木村翔さんと瀬端さんがレビューをしてて、

クリスチャーノ青木さんが奥村トレと色々偵察に来てて始まり始まり……。

 

 

 

① 平野伸君(青木)×野口貴彦君(オークラ)……SB 4R

2勝1敗(1KO)の26歳・岩手県と、2勝3敗(1KO)1分の27歳・東京都。

 

<1R>

いきなりの接近戦が延々だったんだけど、

一つ一つのショットの力強さは木村翔さんがセコンドに付いてた平野君が優勢で、

野口君の方も止まらない手数で頑張ってて、典型的な気持ち戦だったんだわ。

 

<2R>

前の回から続いてこれが3回目の注意ってことで、

頭からの突っ込み過ぎが目立ってた野口君がヘッドバッティングで1点減点。

 

頭から行く作戦を封印された野口君には徐々に戦いようが無くなっていって、

平野君の左ボディを嫌がる素振りも目立ってきて苦戦苦戦。

 

 

こりゃもうどうしようもないなあって感じだったもんで一旦離席したんだけど、

案の定、次の3R0分48秒で平野君がTKO勝ちしたんだわ。

 

 

 

② 小林孝彦君(10count)×高橋克俊君(Reason押上)

                           ………SL 4R

7勝(5KO)3敗(3KO)の22歳・埼玉県と、

7勝(2KO)6敗(2KO)2分の34歳・東京都。

 

これが多分1年振りの小林君は以前のイメージのままの登場で、

誕生日が10日違いで丸々12歳年上の高橋君と対決。

 

自分的には小林君が優勢だと思ってたんだけど、

その高橋君は7月に出田裕一君に判定勝ちしてるんだよね。

 

<1R>

高橋君はジャブを打ちながら詰めて行ってからって感じのボクシングで、

フレームとリーチで優位な小林君の懐をひたすら目指してたんだわ。

 

一方の小林君は先は長いし久し振りでもあるってことか、

高橋君の出方を見極めながらのユックリスタートで、

相手が入って来るところに右を合わせようとすることが多かったんだわ。

 

最初のクリーンヒットは残り59秒での高橋君の左ボディだったんだけど、

残り12秒、衝撃のエンディングが突然訪れて、東ロープ前だったんだけど、

小林君が右アッパーを狭い所をかいくぐって絶妙にネジ上げヒットさせて、

直撃を喰らってしまった高橋君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

タイムキーパーがワンツーって数えたところで、レフェリーが殆ど即のストップエンドで、

2分52秒、小林君の圧倒的なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

自分や観客達、それに多分高橋君も、

小林君が攻勢に転じるのはもっと先だと思ってたと思うからホント、

びっくりしたっていうのが素直な感想だったんだよね。

 

 

 

③ ヘス・ハン×高見良祐さん(鴻巣茂野)……L 8R

5勝(1KO)1敗1分の25歳・ロシアと、

12勝(11KO)2敗(2KO)のランク10位、25歳・埼玉県。

 

登場してきたハンは見た目はモンゴル系で、

高見さんの応援に来てた大塚隆太さんは彼は韓国のランカーだって言ってたし、

何だかよく解らない経歴と風貌のイケメン・ボクサーだったんだけどね。

 

<1R>

高見さんの方が5~6㎝ほど上背があったんだけど、

ハンは突っ立ち気味のアドレスからのいきなりの左右ショートブローがかなり鋭くて、

高見さんも冷静に対応してはいたんだけど、

積極プレスの割には手を出し難そうにしてたんだわ。

 

ハンは実にタイミングのいいジャブを持ってたし、

素早いワンツーの他、いきなりの左フックとか色々搭載武器も豊富で、

高見さんにとっては決してやり易い相手では無かったんだわ。

 

<2R>

ハンはあくまで遠くからやりたがってたし、倒し屋ではないポイント系ボクサーで、

たまにサウスポーチェンジも見せながら相手を困惑させたがるパフォーマンスで、

それならって感じの高見さんも強気のいい攻めを垣間見せてたんだけど、

あしらわれてるって感じが嫌だったのか、やたら倒してやるって感じが剥き出しで、

全ての攻めが右ショットで終わるような力づくで若干雑な攻撃に終始してたんだわ。

 

<3R>

当たりはしなかったんだけど、ハンの右アッパーの角度がとっても良くて、

雑な入り方をすると高見さんも無事では済みそうにない感じがしたんだよね。

 

その高見さんはよく詰めて良く打ち出してはいたんだけど、

その殆どが一次的な踏み込みと攻撃に終わってしまってて、

少しのけ反りながら下がる相手に二次三次の追撃が欲しいところだったんだわ。

 

高見さんがシツコク攻め切れてなかった中、

ハンは下がりながら、サークリングしながら細かく正確に狙えてたんだよね。

 

ただ、このままハンのラウンドになってしまうかと思われた残り11秒、

高見さんの左フックが直撃して一瞬ハンがバタついて、

明らかにダメージを負わせたってことで高見さんが一気の追撃で、

その後は雑にならないとってもいい攻めで終えることが出来たんだわ。

 

<4R>

接近乱打系はヤバいって思ったか、ハンは更にアウトボクシングに徹し始めて、

無理な先攻を避けてひたすらのカウンター狙いに転じたみたいだったんだわ。

そういう戦法を徹底されると高見さんの出番は自ずと少なくなる訳で……。

 

ってことで、自分のここまでのスコアは39-37でハンだったんだよね。

 

<5R>

高見さんにはやっぱり二次三次の畳み掛けと執拗なボディブローが必要で、

どうするのかなあって見てたら、このラウンドから突然、

高見さんの右ストレートと左フックが良く当たり始めて、

それほどの大直撃ではなかったんだけど、

高見さんが何となくリズムを掴み始めて、ハンの気持ちを抑えつつあったんだわ。

 

<6R>

今や流れは大きく高見さんに移りつつあって、

それじゃあって感じでハンも足を止めての打ち合いに挑んできたんだけど、

感じを掴んだような高見さんの攻撃の方が目立ってて、

1分10秒からの工夫に富んだボディワークからのショートのコンビネーションとか、

残り35秒、高見さんの左右ボディにハンが右を合わせに来たところを、

逆に左フックを合わせ返したところなんか実にとっても美しくて、                

ハンの表情には明らかに疲労の色が滲んできたんだわ。

 

それでも実は自分のスコアとしてはこれでやっとイーブンで、

残り2ラウンド分の二人のパフォーマンスでどっちにも有りだったんだよね。

 

<7R>

その割にはハンの試合態度はとっても消極的で、

そんなんで勝つ気があるのか、何しに日本にやって来たのかって感じで、

自分にはおざなりのジャブで繋いでるだけにしか見えなくて、

覇気を失った外国人の情けなさを丸出しにしてたんだよね。

 

 

こうなりゃ最早高見さんの勝ちが決まってしまったと同様だったもんで、

フザケンナっていう気持ちも湧き上がっての抗議の離席だったんだわ。

 

 

ハンはあれだけの巧さを持っていながら、

パンチ力が無かったのは残念だったんだけど、

それより何よりも殴り合いをするんだっていう気持ちになり切れてない、

実に中途半端な只の多国籍系のあんちゃんだったんだよね。

 

 

結局、79-73、78-75、77-76ってことで勿論、

高見さんの3-0勝ちで、自分的には77-75が妥当だと思ったんだけど、

それにしても評価し難い試合の場合だと1ポイント差から6ポイント差まで、

もう殆どバラバラになってしまうんだっていう怖さを感じたんだよね。

 

 

試合後に茂野会長とかマネジャーさん達と少し話したんだけど、

高見さん本人も含めて、みんな一様に優(すぐ)れない表情をしてたんだけど、

自分としては5Rの中盤以降から立て直したっていう点では、

まあまあっていう感想だったんだけどね。

 

 

 

結局、最後の試合しか見るつもりないオッサン二人連れがズーッと煩くてさあ、

酒飲みながらデカイ声で仕事や世間話を延々止めないもんで、

渋々の席移動でそれからは転々と彷徨いながらの観戦だったんだよね。

 

 

 

④ 荒木哲君(斉藤S)×大湾硫斗君(具志堅)……B 8R

11勝(2KO)1敗1分の23歳・岡山県と、

5勝(3KO)0敗の20歳・沖縄県。

 

大湾君がパワーで押し切ってしまうって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

初見の荒木君は結構な捌き上手って感じだったんだけど、

開始30秒からの大湾君の力のこもった攻撃以外は殆ど何も無かったもんで……。

 

<2R>

最初の1分間は荒木君の右ストレートと大湾君のフック系のワンツーがほぼ互角で、

こりゃ以外にいい勝負になりそうな感じが漂ってきたんだけど、

余裕が出てきたのは荒木君の方で、

反応に自信が持てたのか、左手を下げ始めて、

その左手でいきなり上下を打ち分けて大湾君を翻弄し始めたんだわ。

 

<3R>

大湾君は若さを露呈し始めて、パワー頼り以外には何もない様な感じになって、

真っ正直さが裏目に出始めて、頭を動かさないまま相手の右を貰う事が多くなって、

早くも左顔面を赤くし始めたんだよね。

 

お互いに特別大きなヒットは無かったもんで、

どちらかにするとなると荒木君かなあって感じだったんだよね。

 

<4R>

お互いの工夫不足が目立ち始めたんだけど、

そんな中でも細かく正確に当て続けてたのは圧倒的に荒木君の方で、

大湾君の方はどう戦っていいのかさえ解らなくなってしまってたようで、

山場の作り方なんか別の遠い世界の話って感じで、

混乱と戸惑いの真っ只中に置かれてるような感じで、

セコンドはどういうアドバイスを授けてたのかって首を傾げてしまったんだよね。

 

荒木君はKO率は低いっていう自らのボクシングを良く知ってる感じで、

年齢はそう変わらないんだけど、大湾君を子ども扱いしてて、

こりゃ勝負あったなあって感じだったもんでここでお終い。

 

 

結局、78-74、78-75、77-75ってことで荒木君の3-0勝ちで、

大湾君としてはもう一度自分のボクシングを一から組み立て直すってことで……。

 

 

 

⑤ 勅使河原弘晶さん(輪島S)×グレン・サンミギット

            ………OPBF SB級王座決定戦 12R

17勝(10KO)2敗2分のOPBF5位、28歳・群馬県と、

21勝(11KO)3敗(1KO)のOPBF9位、29歳・フィリピン。

 

少し早くホールに着いたもんで駐車場の車を眺めてたら、

黒のショートワゴンが入ってきて、助手席から 「村木田さ~ん。」 って声がして、

ヘンな仮面を付けたまま降りてきたのは宮崎辰也君で、

勅使河原弘晶さんと長嶺克則さん、塚田祐介君達の到来だったんだわ。

 

彼らの仮面舞踏会風の入場アピールをサミンギットが不思議そうに眺めてて、

セコンドと何やら話しながらの始まり始まりだったんだけど、

この日の相手のサミンギットは勝率もKO率もそこそこで、

数字的には油断ならなかったんだよね。

 

<1R>

一回りフレームのデカイ勅使河原さんに対してサミンギット、

これしかないって感じの突っ込み打ちだったんだけど、

それがどうしたって感じの勅使河原さんが余裕の終始プレスで、

何だかサミンギットが呑まれてるような感じだったんだよね。

 

勅使河原さんがサミンギットのタイミングを把握した感じだった残り1分01秒、

相手が若干安易に踏み込んできたところに右ストレートを合わせ打ちヒットさせて、

北ロープ前でいきなりのダウンゲットだったんだわ。

 

それほどのダメージを残さないままにリスタートしたサミンギット、

その後は安易な先攻を避けてひたすらカウンター狙いに徹してたし、

一旦絡み合った時に暴れまくることに集中していったんだわ。

 

<2R>

サミンギットは膝の屈伸を多用しながら相手のパンチを回避して、

その上下動の中から機会を狙って左ストレートを打ち出す作戦だったんだけど、

勅使河原さんとしては雑にさえならなければ殆ど大丈夫そうで、

勢いに任せて無暗に殴り掛かるってこともない冷静そのものだったんだわ。

 

残り30秒からはお互いに間合いの計り合いで、

まるで一瞬を競う居合抜きの試合のようだったんだわ。

 

<3R>

サミンギットは顔を赤くしながら荒々しさを増していったんだけど、

返しの右を全く打って来ないもんで、

勅使河原さんとしては左ストレートだけを警戒していればいい訳で、

いつものように結構自由に振る舞い始めて、

例の煽るような右特大フックをブン回して、それを上下に打ち分けたり、

行きそうで行かなかったり、行かなそうで行ったりの変幻自在で、

相手を眩惑させながらの勅使河原ワールドを全開させていったんだわ。

 

相手の対応が今一のままだった残り27秒、勅使河原さんが右フックをヒットさせて、

それは見た目以上にサミンギットに深刻なダメージを与えたみたいで、

思わず足元をバタつかせてしまったのを見逃さない勅使河原さんの一気攻めで、

そのままダウンゲットかと思われたんだけど、サミンギットもここは必死の抵抗で、

懸命な打ち返しで凌ぎ切ったかと思われた残り4秒の南東ポスト前、

最後は多分左フックだったと思うけど強く当て込んで2度目のダウンゲット。

 

立ち上がるサミンギットの様子だと1度目よりダメージが深いのは明らかで、

左目上もヒットカットされてたし、やっと立ち上がったところでラウンド終了ゴング。

 

<4R>

当然の如く、サミンギットは休み休みのカウンター狙いを更に徹底させてきて、

一方の勅使河原さんは慌てて決着しに行くっていうようなこともなく、

色んなフェイントを駆使して様々なタイミングを試してるようだったんだよね。

 

大体勅使河原さんのペースで終わりそうだった残り7秒、

またもや仕掛けたのはその勅使河原さんだったんだけど、

お互いにとって危険の高い左右フックを力を込めて振りまくり始めて、

自分にはそれ程のリスクを張る必要はないんじゃないかって思うほどそれは激しくて、

ポイント的に大きく負けてるサミンギットに、

大きく逆転を狙える乾坤一擲の場を与えてたんだけど、

ただ、ここでも勅使河原さんが打ち負けることは無かったんだよね。

 

この場面のことを試合後に長嶺さん達に言ってみたら、

「そういうところが彼ですから……。」 って答えが戻ってきて、

勅使河原さん本人も 「相手のパンチは微妙に見えてましたから……。」 って、

普通に答えてたんだけど、そんなもんなのかなあ……。

 

ってことで発表された途中スコアは自分と全く同じで、40-34×3だったんだわ。

 

<5R>

サミンギットには大逆転KOしか勝ち目が無くなってきたんだけど、

引き出しの少ない彼の攻撃手段は今やすっかり見切られてしまったもんで、

そうなると勅使河原さんのこの試合の締め方に関心は移っていったんだよね。

 

この日、髪の毛を全体に詰め加減にしてきた勅使河原さんは、

普段より一味違う大人感を漂わせてたんだけど、

試合運びにも常に舞い上がったようなところが無くて、

この回かなあ次の回かなあって思ってた開始50秒過ぎの赤コーナー近く、

密着しそうなところで勅使河原さんの右アッパーが強烈な喰い込みで、

それは元々みぞおち狙いだったのが相手が屈んだせいでアゴに当たったのか、

サミンギットが右フックを返そうとしながら左に傾いたもんで左ボディにヒットしたのか、

その辺のところは良く解らなかったんだけど、

とにかくその右アッパー一発でサミンギットが苦しそうに倒れ込んでしまって、

そのままテンカウントアウトってこで1分10秒、勅使河原さんのKO勝ちだったんだわ。

 

 

サミンギットのカウントが進んでる途中で勅使河原さん、

早くも南東ポストに上って場内を煽ってたんだけど、

あれでもしサミンギットが立ち上がってたら、実にみっともなかったんだろうけど、

俺のあのパンチをまともに喰らったら立ち上がることは出来ないだろうって感じで、

実にまあカッコ良かったんだよね。

 

 

試合後大分経ってフラッとしてたら帰り際の勅使河原さんとバッタリで、

長嶺克則さんと塚田祐介さん、それに加藤港君も一緒で、

帰りも勅使河原さんが運転するって聞いて誰か代わってやれよって思ったんだけど、

勅使河原さんは普通にアハハッて笑ってたんだわ。

 

普通にしてる長嶺さんはシュンとしたかなりの男前になってて驚いたんだけど、

そう言えば勅使河原さんの名前を弘昌って間違って指摘されてから、

もう7年ほどが経つんだよなあってシミジミしてしまったんだよね。

 

 

混んでた中、色々席を代わったにも関わらず杉田ダイスケさんが見つけてくれて、

次の試合が11月13日に決まったって知らせに来てくれたんだわ。

 

 

 

⑥ 内藤律樹さん(E&Jカシアス)×永田大士さん(三迫)

            ………OPBF SL級タイトル戦 12R

20勝(5KO)2敗のOPBFチャンピオン、サウスポー、27歳・神奈川県と、

11勝(5KO)1敗(1KO)のOPBF14位、サウスポー、28歳・宮崎県。

 

勿論両方とも良く知ってるボクサーで会えばコンチワするボクサーで、

とっても悩んだんだけど、ここは内藤さんのキャリア勝ちを予想したんだよね。

 

見た目の割にはそれ程KO率の高い同士ではないもんで、

延々の正確な当てっこ競争だったんだけどね……。

 

<1R>

開始ゴングと共にいきなり永田さんが突っ掛っていって、

距離を潰すことからが作戦だっていう感じだったんだわ。

 

若干受けて立ってしまった内藤さんはその後もちょっと困り加減に見えて、

永田さんの手数だけが目立って、常にきっかけは永田さんのままだったんだわ。

 

その内藤さんも中盤以降は細かいコンビネーションを合せていってたんだけど、

ポイント的にはまずは永田さんがファーストポイント・ゲット。

 

<2R>

開始18秒、この試合初めて内藤さんの左ストレートがクリーンヒットしたんだけど、

永田さんも1Rのペースというか戦い方をあくまで押し通すって感じの強気強気で、

内藤さんとしては大きなダメージを負わないまま、

勝負所を先に見据えながら、永田さんを疲れさせるって作戦みたいだったんだわ。

 

<3R>

永田さんのパワーに押され気味か、内藤さんはいつもの華麗な感じを出し切れなくて、

残り19秒に何とか左ストレートをヒットさせて大事な有効打をゲットして、

やっぱり距離をとったところからのワンツーで勝負したがってる感じだったんだわ。

 

<4R>

永田さんが殆どボディブローを打たない中、

徐々に内藤さんが感じを掴みつつあって、

お互いにそこそこ顔面を赤くしながらではあったんだけど、

それでも右ボディからの左ストレートの華麗さが心に沁みて内藤さんかなあ。

 

ってことでここまで自分は丁度38-38だったんだけど、

発表された中間スコアも全くの38-38×3ドローだったんだわ。

 

<5R>

お互いに一から出直し立て直しだったんだけど、

永田さんのガムシャラ前詰めからの手数が落ちてくると、

内藤さんがやり易くなるわけで、永田さん次第って感じだったんだけど、

北西ポストに追い込んで左右フックをヒットヒットさせてたのはその永田さんで、

内藤さんは永田さんの右ショットを簡単に貰い過ぎる印象が強かったんだよね。

 

そういうのはこの後何回もあって、

内藤さんは永田さんの右が殆ど見えてないんじゃないかって感じだったんだよね。                                                              

<6R>

永田さんが少しでも手を止めると内藤さんの攻め込みが目立つ訳で、

このラウンドは最後のクロス気味の左ストレートで内藤さんだったなあ。

 

それでも内藤さん、もう少し力を込めて打った方がいいかと……。

 

<7R>

お互いに主導権を獲れないまま単発系に終始してて、

どちらも波状的に攻め切れないままで、

攻撃の美しさで僅かに内藤さんかなあって感じだったんだわ。

 

<8R>

永田さんが詰める、内藤さんがサークリングで交わすっていう図式は変わらなくて、

永田さんの詰め切る場面が来るか来ないかだったんだけど残り1分09秒、

永田さんの左ストレートをまともに貰ってしまった内藤さんがいきなりバタバタで、

赤コーナーから北西ポストまでロープを伝いながら逃げまくって、

この時は内藤さんもかなりヤバくて、一瞬気持ちが切れた様子も窺えたんだけど、

残念ながら永田さんもそんなに長くは飛ばし切れなかったんだよね。

 

内藤さんがフルガード凌ぎをしてた中で永田さんも、

意識的にボディブローを打って、ガードを動かすべきだって思ったんだけどね。

 

ってことで自分はまたもやの76-76だったんだけど、

ジャッジの見解は微妙に割れてきての1-0内藤さんで、

77-75、76-76×2だったんだよね。

 

<9R>

ダメージを負ってた内藤さんと、打ち疲れ気味の永田さんの図式にもなってきて、

これまで8回戦までしか経験の無い永田さんにとっては、

ここからは正に未知のラウンドな訳でその行方に益々固唾を飲んだんだよね。

 

殆ど大差の無いラウンドのように見えたんだけど、

左ショットはストレートもフック系も内藤さんの方がクオリティが高かったんだわ。

 

で、86-85で内藤さん。

 

<10R>

開始1分03秒、自分には左フックの相打ちのように見えたんだけど、

リングほぼ中央で直撃を喰らったのは内藤さんの方で大きくダウン。

 

この時の場内の盛り上がり方は実に半端じゃなくて、

それほど打たれ強くは無い内藤さんもいよいよこれでお終いかって、

自分も思うほどの倒れ方だったんだよね。

 

何とか何とかって立ち上がった内藤さんに対して永田さん、

勿論ここが勝負どころだって鬼のような追撃で、

南東ポスト近くに内藤さんを追い込んで左、左、左を大連発で、

都合12発~13発打ち込んで諦めて倒れろ早く倒れろって感じだったんだわ。

 

ただこの時も永田さんはひたすらの顔面狙いで、

内藤さんのガッチリガードの上からのグローブ叩きに終わってて、

あの場面こそ左右フックをボディに欲しかったところだったんだよね。

 

既にかなり打ち疲れが進んでたところだったもんで、

2分間弱を飛ばし切るのは永田さんとしてもとっても無理そうで、

残念なことに仕方なくの一段落が訪れてしまって、

内藤さんを生き残らせてしまったんだよね。

 

若干間合いを取って息を整えてた二人は双方とも顔面がかなりボコボコになってて、

深手傷を負ったライオンと疲労困憊のトラって感じだったんだわ。

 

ってことで、自分の中では95-94で永田さんに勝負ポイントが移ったんだけど、

残り2ラウンドの動向次第で正にどっちも有りだったんだわ。

 

<11R>

休みを取りたがってるのはどっちだって見てたらどうやら永田さんの方みたいで、

内藤さんは足元に不安を漂わせてたけど、まだまだパンチの形がシッカリしてたし、

相手のタイミングを外して打ち込むことも出来てたんだよね。

 

一方の永田さんも懸命な踏ん張りを見せてたんだけど、

ショットの形が乱れてきてたし正確性も欠いてたんだよね。

 

それでもシンドそうな中での二人の歯を喰いしばっての必死感は、

実にとっても心を打つものがあったんだわ。

 

で、自分の中ではまたしても104-104のマッチイーブンに戻ったんだわ。

 

<12R>

よく言われる泣いても笑ってもの最終回だったんだけど、

消耗の極致の中での最後の死闘に際して最初に手を出していったのは永田さんで、

それはもう君はまだ頑張れるのかって程だったんだけど、

最初の1分半までの有効打は手数的には劣ってた内藤さんの方で、

それ以降は1発当てられると2発返すっていう根性打ちまで見せて、

残り30秒からも形の美しさを保ったまま、

最後はワンツーを仕上げのように打ち込んだところで終了ゴング。

 

 

ってことで自分は114-113で内藤さんだったんだけど結局、

114-113×2、113-114ってことで内藤さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

こういう終わり方の試合っていうのは二人のどちらにも声を掛け難くて、

一人夜空にタバコの煙を吐いて帰宅したんだよね。

 

 

 

本日のベスト3ボクサー】

① 勅使河原弘晶さん

② 内藤律樹さん&永田大士さん

③ 小林孝彦君

2018年10月 8日 (月)

尚弥さんと拳四朗さん。

 

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“競技かるた”

 

 

 

昨日の横浜アリーナ、チケットは手元に回って来たんだけど、

テレビ枠は2時間あって、延長も有りってことだったもんで、

井上尚弥さんと拳四朗さんの試合はフル放映されることが解ってたし、

レリクとトロヤノフスキーのタイトル戦は多少気にはなってたんだけど、

テレビが入るボクシングは休憩タイムの多い進行段取りがシンドイし、

実はテレビの方が圧倒的に細かく見ることが出来るもんで、

少し悩んだ末にカウチ・ボクシングを決め込んだんだよね。

 

 

 

恥ずかしながらWBSSのプロモーターが誰なのか、

ファイトマネーは其々幾らなのか、全く知らないままの観戦だったんだけど、

ボクサーの登場シーンや照明や座席レイアウトを含めた派手な舞台仕立ては、

ボクサーや観客達のアドレナリンの分泌を大いに促したみたいだったんだわ。

 

ただ多少ひねくれ気味の自分にとっては実はそんなことは全くどうでも良くて、

他人から煽られると却って気分的に静まり返ってしまうことが多いんだよね。

 

ただ、そういうお祭り騒ぎを他人事のように眺めてるのは嫌いじゃなくて、

そういうところがひねくれ者たる所以(ゆえん)だと思ってるんだわ。

 

 

 

結局、ボクシングっていう競技に一番求められるのはスピードだってことを、

井上さんと拳四朗さんの試合を見てて今更ながら痛感したんだよね。

 

パンチ力とか打たれ強さとか、リズム感やバランス感覚とか、

スタミナとか気持ちの強さとかボクサーには色々求められることが多いんだけど、

それらは全て彼が備えてるスピード感の周囲を彩るものなんじゃないかってね。

 

スピード感を裏付けるのは反応とか反射神経であって、

見たモノ、聞いたモノ、考えたこと、気が付いたことに、

どれだけ早く反応できるかってことで、

それは例えば短距離走のギリギリのタイム争いにも通じてると思って、

スタートの瞬間の反応の早さが大きく勝負を分けるんだよね。

 

例えば小中学校の運動会での50m走の場合なんかだと、

ピストルが鳴った途端の第一歩の踏み出しにはとてつもない差があって、

自分は普通に6秒ジャストくらいで走ってたから解るんだけど、

エッ?って思うほど左右の子の動き出しが遅くて、

コンマ何秒後にはもう視界に無いってことが殆どだったんだよね。

 

唯一のライバルだったのは泉君で、彼は泡を吹きながらそれこそ必死に走る子で、

スタートからゴールまで自分の視界から一瞬でも消えることが無かったんだわ。

 

 

そういう感覚は競技かるたも同じではないかと思う訳で、

耳と目から得た情報を腕や手の筋肉に一瞬のうちに伝える早さが競われる訳で、

それらは正しくボクシングに求められるスピード感に繋がると思うんだよね。

 

 

 

拳四朗さんと井上尚弥さんの試合を続けて見て気が付いたんだけど、

昨日の試合に限って敢えて言えば、

拳四朗さんのスピード感が実に理知的だった一方、

井上さんのそれはより本能的だったって感じがしたんだよね。

 

拳四朗さんは2Rくらいにメリンドの振り出しの大きい右を貰ってしまったんだけど、

まともに喰らったのはそれ一発だけで、

それも相手のパンチを逃がすような頭の動きが出来て致命傷を避けてて、

見極めた拳四朗さんはそれ以降は只の一発も被弾することが無かったんだわ。

 

相手の動きと自らの動きのスピード差を把握した上での攻防がメリンドを圧倒して、

こりゃとっても敵いそうにないっていう気持ちを相手に植え付けてしまったみたいで、

距離を詰めさせないような合理的な動きに終始してたんだよね。

 

彼のパフォーマンスは全てが計算されたような理知的な動きに満ちてて、

大脳の処理速度の速さが彼を支えてるような感じがしたんだよね。

 

 

 

事前に十分分析していたか、パヤノは明らかに井上さんを警戒してて、

右足を常に井上さんの左足の外側にキープしようとしてて、

なるべく正面に立たないように配慮してたみたいだったから、

だから井上さんの決めの右ストレートがパヤノの右顔面にヒットしたんだけど、

その直前の左ジャブを含めてパヤノの両手の下を通して打ち込んでたのが凄くて、

あれは誰にでも出来ることじゃないって、つくづくタマゲテしまったんだわ。

 

パヤノは井上さんのジャブに反応して左フックを打とうとして、

瞬間に前掛かりになってたところだったもんで、

井上さんの右ストレートが絶妙のカウンターでブチ当たったんだよね。

 

あの瞬間にそれなりの力で打ち込めるっていうのはやっぱり彼は常人じゃ無くて、

正に動物的と言うか本能的な反応で勝負するボクサーってことで、

井上さんの場合には情報が大脳に届く前に筋肉が動いてるって感じだったんだわ。

 

 

フーッて感じで見終えた後、改めて感じたのは、

ボクシングはやっぱりパワーでは無くて、スピードだっていう事だったんだよね。

2018年10月 7日 (日)

後楽園ホール・10月6日

 

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“誰っ?”

 

2016年12月19日、後楽園ホールでの福原力也さんで、

引退試合を前にしてのこれが最後のミットで、トレーナーは高橋さんで、

彼らを見つめてる背中姿は船井龍一さんだったかなあ……。

 

周囲には他にも何人かいたんだけど、凛とした空気の中、誰も声を掛けないまま、

ビシッ、バシバシッって音だけが響いてたんだよね。

 

 

 

引っ掛かってたある事がいい方向へ進みそうなことが解って、

これがうまくいかないと大暴れするつもりだったからホッとして、

それにしても人間っていうのは正義とか良識だけでは動かなくて、

今日明日の些末な利害だけで喋ったり行動したりすることが多くて、

そのことを後ろめたくも何とも思ってない連中に溢れてるんだよなあ……。

 

って思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 鈴木敬祥君(帝拳)×オ・ロスティスラブ(UNITED)

                          ………SB 6R

1勝1敗1分の20歳・愛知県と、デビュー戦の27歳・東京都。

 

<1R>

お互いにどういう戦い方をするのかは開始20秒ほどで合意に達したみたいで、

二人共、前振りが全く無い一発飛込み系に徹してて、

とにかく右の万振り競争になってしまってたんだわ。

 

残り1分頃の鈴木君の右フックでオ君がバタついてからは流れは決まってしまって、

鈴木君が強いプレスを掛ける中、気持ちでも明らかに後れを取ってしまって、

オ君は接近戦以外は全て捨ててしまった様なパフォーマンスで、

相手待ちで全くの仕掛け不足だったんだわ。

 

ってことで、勝負あったもんでいきなりの休憩タイム。

 

 

結局、4Rにバッティングで鈴木君が右目上をカットしてしまって、

続行不能と判断されてそのまま1分58秒での負傷判定の3-0で、

鈴木君が40-37、39-37×2ってことだったんだわ。

 

 

 

② 中野幹人君(帝拳)×何チャラ・何チャラ……Fe 6R

デビュー戦のサウスポー、23歳・広島県と、

勝率も年齢も不明なままのタイ・ボクサー。

 

そんなタイボクサー相手にデビュー戦とはいえアマ7冠の中野君が負ける筈も無く、

さあ中野君っていうのはどんな感じなのかなあって見てたんだけどね……。

 

<1R>

開始16秒での中野君の左ストレートボディがファースト・ショットで、

カルロス・トレーナーが初っ端から懸命のアドバイスを飛ばしてたんだわ。

 

タイボクサーは技は全く感じられないんだけどとにかく全てが大万振りで、

不用意に貰うと危なかったんだけど、やたら雑々の扇風機だったんだわ。

 

残り1分には相手の左顔面がかなり赤くなってたんだけど、

中野君も相手に巻き込まれてしまったかのような大雑把なボクシングで、

もう少し細かい打ち分けが見たいことろだったんだよね。

 

<2R>

中野君は何度もカウンターを合わせにいってたんだけど、

上体に力が入り過ぎてるみたいで、正確に狙えないままのことが多かったんだわ。

 

只、相手が下手クソ過ぎてたもんで結果はもう殆ど目の前で1分26秒の西ロープ前、

左ストレートからの返しの右フックがやっとタイミングよくヒットして、

タイボクサーが大きくグラついたところを一気に畳み掛けていったんだわ。

 

で、最後はコンビネーションからの左ボディを激しく喰い込ませてダウンゲット。

 

そのままテンカウントアウトってことで1分49秒、

中野君のKO勝ちだったんだけど、ホントに強いのかは今日だけでは解らなくて、

彼は確かに岩のような固くて重い拳の持ち主のようだったんだけど、

Fe級にしても身体の動き全体にしなやかさが欠けてるような感じだったんだよね。

 

 

 

③ 堀池雄大君(帝拳)×松本竜也君(角海老)……SB 8R

14勝(3KO)6敗(3KO)3敗の33歳・静岡県と、

9勝(2KO)4敗(1KO)の24歳・福島県。

 

堀池君は西遠ジムってところから2年半くらい前に帝拳ジムに移籍してきて、

正直それほど目立つ存在ではないんだけど、

もう8年目のいつも真面目で気持ちの入ったボクシングをするんだよね。

 

ただ、松本君もそろそろこのくらいのボクサーを何とかするんじゃないかってね。

 

堀池君は2012年の全日本新人王で、

松本君は2016年の東日本新人王なんだよね。

 

<1R>

いい感じのジャブといきなりの左フックで始めてたのは松本君で、

KO率の低い同士のキッチリした当てっこ競争が始まったんだけど、

ガッチリ体型の堀池君はプレスを掛けながらも先手を取り切れず、

何だか身体全体が硬いような印象だったんだわ。

 

堀池君は中盤以降に得意の2連ジャブをきっかけに距離を詰めてたんだけど、

殆ど右を打たないままで、僅差だったんだけど松本君がポイントゲット。

 

<2R>

左フックの相打ちからボディ合戦に移行したんだけど、

打ち終わりに右ストレートをヒットさせてまたもや松本君が先行したんだけど、

その後は堀池君の頑張り手数勝ちっていう感じだったなあ。

 

<3R>

トレーナーも替えたし、松本君の心機一転が見られるかと思ってたんだけど、

そんな感じは全く伝わってこなくて、堀池君の盛り返しだけが目立つばかりで、

一つ一つのショットも堀池君の方が力がこもってて、

松本君は全体にパワー負けしてるような感じだったんだよね。

 

相変わらずそれ程巧くは無いんだけど、

堀池君の必死感の方がダイレクトに伝わってきて、

松本君は明らかに手数不足の攻め不足だったんだよね。

 

<4R>

何だかお互いの戦う気持ちの差を見せ付けられてるようで、

松本君からはコノヤロ、コノヤロって感じが全く感じられなくて、

そういうのは表情にも現れてきて、何だか流れは大きく傾きつつあって、

松本君も一発必殺系ではないもんで、これで勝負あったかなあってことで一旦離席。

 

 

ちょっと間を置いてから遠くから眺め直したんだけど、

残念ながら松本君は気持ちを立て直せないままのような感じだったんだよね。

 

ってことで結局、78-74×2、76-76で堀池君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

④ 波田大和君(帝拳)×何チャラ・カンチャラ……SFe 8R

6勝(6KO)1敗(1KO)のサウスポー、21歳・埼玉県と、

これも戦績や年齢が解らないままのタイボクサー。

 

試合前にすれ違った際に波田君はコクッと挨拶してくれて、

自分のことを知ってるとは思ってなかったもんで、思わずシカトしそうだったなあ。

 

この試合のチーフセコンドもカルロスで、時々解り難い言葉を飛ばしてたんだけど、

それでも彼の気合はボクサーを上回るものがあったんだよね。

 

リング上の波田君は相手より二回りもフレームがデカくで、

一見して相手の苦戦が知れてしまって、

結局3R1分04秒にKO勝ちしたんだけど、

自分が見てた範囲ではもう少し色々遊ぶというか、

初っ端からそんなに真正面から行かないで、

折角の機会なんだから色々試してみればいいのになあって思ったんだけどね。

 

 

 

⑤ 豊嶋亮太さん(帝拳)×尹文鉉(ドリーム)……W 8R

9勝(7KO)2敗1分のランク10位、22歳・福岡県と、

18勝(4KO)6敗3分のランク6位、34歳・栃木県。

 

尹さんは干支でいうとキャリア4年目の豊嶋さんとは丁度一回り違ってて、

倍以上の試合数を誇る11年目の苦労人系ボクサーで、

2008年の全日本新人王でもあったんだよね。

 

一方の豊嶋さんは2016年の全日本新人王なんだけどね。

 

<1R>

お互いに落ち着いた立ち上がりで、

適度な距離についての合意も開始直後に成立して、

大差のないジャブの後に適度な打ち合いに移行していったんだけど、

ほぼ互角なままだった中、敢えて言えば返しの返しまで、

より丁寧なフォローを見せたのは豊嶋さんの方だったんだよね。

 

<2R>

尹さんもどちらかと言えば右より左フックの方がいい感じだったんだけど、

左右ボディから上へ繋げた豊嶋さんの攻撃が実にスムースで、

尹さんの左頬が早くも赤味を帯びてきたんだわ。

 

<3R>

序盤に主導権を取ったのは豊嶋さんで、

尹さんとしてはもう少し手数が必要なところだったんだけど1分19秒、

右フックをきっかけに仕掛けていって、

接近戦の中で更に左フックをヒットさせて粘っこいところを見せ始めたんだわ。

 

<4R>

自分的にはこの後の流れが決まる大事なラウンドだったんだけど、

そういう意識は二人にもあったような甲乙付け難いやり取りが続いて、

難しい判断だったんだけど、尹さんの頑張り手数の方に一票だったんだわ。

 

<5R>

小康状態と言うよりはむしろ若干マンネリズムに陥ってしまって、

お互いに相手の攻撃は見切ってるような動きはしてたんだけど、

二人に何らかの工夫が欲しかったところだったんだわ。

このラウンドは久し振りに豊嶋さんが手数勝ちしてたんだわ。

 

<6R>

まだまだ尹さんが前詰めしてたんだけど、先手を取ってたのは豊嶋さんで、

尹さんは何となく休みたがってる感じがしてたんだけど、

残り1分からは流石にポイントの行方が気になったか激しさを増していって、

相手の強打を恐れることなく打ち合いを挑んでいってたんだけど、

手数的には足りてたものの有効ヒット的には豊嶋さんだったかなあ。

 

<7R>

尹さんは相手の左に右フックを合わせようとしてたんだけどずっと不発のままで、

それまでの豊嶋さんの強烈な左右ボディの効果が現れてきたようで、

必死の手数ではあったんだけど、下半身の踏ん張りが効かなくなってきてて、

相変わらずガッチリ下半身の豊嶋さんとは対照的になって来たんだわ。

 

<8R>

二人共、最後の飛ばし合いだった1分10秒、

尹さんの左ボディがローブロー気味になってしまったもんで豊嶋さんに一休み。

 

リスタート後更に飛ばしてたのは尹さんの方だったんだけど、

彼の中小ヒットの積み重ねと豊嶋さんのビッグヒットの比較だったんだけど、

残り1分から尹さんの動きが緩み始めて、

残り10秒からも豊嶋さんの若さの手数の方が勝ってて、そのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は77-75で豊嶋さんだったんだけど結局、

79-73、78-75、77-76ってことでやっぱり豊嶋さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

この試合のチーフセコンドもカルロスだったもんで、

一段落した後に感想を聞いたら、「一日3試合は疲れるよお。」 言ってたなあ。

 

 

 

⑥ 中谷潤人さん(M・T)×小坂駿さん(真正)

         ………日本F級 王座挑戦者決定戦 8R

16勝(12KO)0敗のランク1位、サウスポー、20歳・三重県と、

15勝(4KO)4敗(2KO)のランク2位、23歳・広島県。

 

中谷さんは2017年の全日本新人王で、

小坂さんは2014年の西日本新人王なんだよね。

 

自分的には中谷さんがどういう勝ち方をするかだけが気になってたんだけどね。

 

<1R>

フレーム的にも上背も勿論リーチも圧倒優位なのは中谷さんで、

小坂さんとしてはこの距離差をどうするかがまずは当面の課題だったんだけど、

どうしよう、どうしようって思ってるうちに中谷さんの左ストレートが飛んで来て、

それがタイミング良くカウンター気味に薄くヒットして、

最初の1分間で勝負あったって感じがしたんだよね。

 

これ以降、一応最後まで見てはいたんだけど、

この日の中谷さんは自分としては大いに期待外れで、

と言うか今まで見た中では最低の出来だったとしか言えなくて、

申し訳ないけど、この程度のボクサーにフルラウンドは有り得なくて、

終盤は訳解らず出鱈目に腕を振ってるような感じさえして、

動きに鋭さが無かったし、パンチにもまるで緩急が無かったんだよね。

 

相手の小坂君もランク2位にはとっても見えなくて、

一体何をしに出張って来たのか見えて来ないまま、最後まで吹っ切れてなくて、

パンチ力もそれほど無いボクサーのパフォーマンスとしては完全に落第で、

相手の持ってる沢山のランキングにひたすら恐れ入ってる感じだったんだわ。

 

結局、7Rにダウンゲットした中谷さんが、

80-71×2、79-72で3-0勝ちしたんだけど、

自分には巧いA級と巧くないA級との普通の8回戦にしか見えなかったなあ。

 

 

試合前のアップ中に中谷さんと偶然目が合って、

1分以内なら大丈夫の筈だって、ちょっと話をしたのがいけなかったのかなあ……。

 

 

 

⑦ 末吉大さん(帝拳)×三代大訓さん(ワタナベ)

      ………日本&OPBF SFe級王座統一戦 12R

18勝(11KO)1敗の日本チャンピオン、27歳・東京都と、

6勝(2KO)0敗のOPBFチャンピン、23歳・島根県。

 

相手より3倍以上もの試合数をこなしてるし、KO率も半端じゃないし、

殆どの人は末吉さんの勝ちを予想してたみたいだったんだけど、

経験は少ないとはいえ、三代さんは仲里周磨君とか正木脩也さんを下してて、

若くて経験の浅い割にはとっても冷静な試合運びが出来るし、

試合をする度に確実な進化を見せてるから、ここは穴狙いってことで……。

 

試合前にワタナベジムの杉田ダイスケ君が声を掛けてくれて、

いよいよちゃんとした日本人相手の試合が出来そうな事をいってたなあ。

 

 

この試合は繊大トレと井上トレとの一騎打ちって様相でもあったんだよね。

 

<1R>

最初のジャブは末吉さんで、

三代さんは間合いとタイミングのチェックに多くの時間を費やしてたんだわ。

 

最初のクリーンヒットは三代さんの右ストレートだったんだけど、

残り1分02秒での末吉さんのクロス気味の右フックの方が有効性が高くて、

手数を控えてるような感じの三代さんに対してまずは余裕のポイントゲット。

 

<2R>

最初の左ボディを打ったのは末吉さんで、

中間距離以上はリーチとジャブを生かして主導権を握ったって感じで、

中々三代さんの間合いにならず、右ショットを封印したままだったんだわ。

 

それにしてもこの日の末吉さんのジャブはいつも以上に鋭く伸びて、

左肩が抜けてしまうんじゃないかってほど勢いがあったんだわ。

 

<3R>

そろそろ行くのか三代さん、それともまだまだ控えるつもりなのか三代さん、

はたまた相手のジャブが邪魔で行きなくても行けないのか三代さんって感じで、

結局は狙い過ぎの中の手数不足のような出来上がりになってしまって、

やっとこさの左フックを当てても即の打ち返しにチャラにされてるし、

ここまでは素早い出入りからの末吉さんのジャブが輝きまくってたんだわ。

 

<4R>

自分的には末吉さんの低めのガードは常に気にかかるところで、

彼は反応の良さと上体の柔らかさに頼ったウィービング、

それと細かいフェイントを駆使してカバーしてるんだけど、

だから、三代さんとしてはもう少し荒々しさを前面に出して攻め立てないとダメで、

距離を支配されたまま、一体どうするんだろうなあってことで……。

 

4Rを終えての自分のスコアは39-37だったんだけど、

発表されたモノは40-36、39-37×2ってことで勿論末吉さんの3-0リード。

 

<5R>

ラウンド半分までは末吉さんのジャブ、ジャブ、ジャブが絶好調だったんだけど、

少しばかり動きの激しさを増していった三代さんが戦う姿勢を出していって、

残り40秒、安易に下がる末吉さんに追い打ちのワンツーをヒットさせて、

残り20秒からの打ち合いでも目立ってたのは三代さんの左右フックだったんだわ。

 

楽をしたがってる訳では決してないんだろうけど、

末吉さんは下がる時が危うくて、上体を後ろに逃がして反り返ることが多くて、

その体勢からは強く打ち返すことは出来ないから、

三代さんとしては二次三次の波状的な攻め込みこそが大事なんだよね。

 

<6R>

残り50秒の三代さんの右ショットをきっかけにしての大殴り大会だったんだけど、

お互いに超危険なパンチが交差してた中、

有効ヒットが多かったのは三代さんの方で、

そろそろ彼の本領が発揮されそうな雰囲気になってきたんだわ。

 

<7R>

試合中盤になって気が付けば、いつの間にか試合の流れは三代さんに移ってて、

顔面を腫らせ始めた末吉さんの方が若干パワーダウンしてきたみたいで、

懸命なジャブで繋ごうとはしてたんだけど、

数は劣るものの三代さんの必殺感が増していったんだよね。

 

それにしても二人共、ボディブローは殆どおざなりなんだよなあ……。

 

<8R>

残り1分までほぼ互角だったんだけど、

かき分けていくような力強さに関しては三代さんの方が圧倒的だったんだけど、

末吉さんもラウンドの中での盛り上げどころをシッカリ把握してるようで、

残り20秒からの激闘でも最後にキッチリ右を合わせ行って見事なポイントバック。

 

ってことで自分は76-76のイーブンだったんだけど、

リングアナは78-74、77-75、76-76の2-0で末吉さんだって言ってたなあ。

 

<9R>

中間スコアを聞いてまたしても三代さんがどうするかってことだったんだけど、

このラウンドは珍しく、末吉さんに代わって雨あられのようなジャブ攻勢で、

1分半までを優勢に進めてたんだわ。

 

末吉さんも飛ばしどころを心得てるような立居振舞だったんだけど、

このラウンドは結局、三代さんの気迫のジャブが征したんだわ。

 

<10R>

気が付くと末吉さんの右目下の腫れが酷くなってて、

三代さんのジャブは半端じゃなかったんだって改めて思った訳で、

この回は末吉さんの下がり下がりやサークリングが殊の外目立ってて、

もしかしたら末吉さんは少し疲れたのかも知れなかったんだわ。

 

<11R>

試合序盤にスタミナを温存してたせいか、三代さんはまだまだガンガン行けそうで、

足元のシッカリ感に関しては遥かに末吉さんを圧倒してたんだわ。

 

残り1分15秒からの三代さんの飛ばしに末吉さんも強気で合わせてたんだけど、

三代さんの方が押す押すの馬力だったんだわ。

 

<12R>

いずれにしても微妙だった筈のスコアの最終回はお互い死力の死力で、

最初の1分半はバランスがしっかりしてた三代さんが征してて、

残り1分07秒に末吉さんが右フックで巻き返して、

さあどうなるって見てた残り31秒、三代さんの右がポイントを決定付けたんだわ。

 

 

ってことで自分は115-113で三代さんだったんだけど、

耳を澄まして聞いてたスコアは、115-113、113-115、114-114ってことで、

まるで絵に描いたような1-1ドローだったんだわ。

 

 

二人の為に詰めかけてた大応援団のどちらからもブーイングは聞こえて来なくて、

二人の熱闘に大きな拍手で応えてたし、

タイからの出張ボクサー達も興奮したように観戦してたんだよね。

 

 

末吉さんは2試合前の際のように途中で集中が切れるってことが全く無かったし、

流れが大きく三代さんに移りそうになったところからの巻き返しとか、

一発貰った直後に反撃に向かう姿勢とかに強い気持ちを見せてたんだよね。

 

 

先回のフルラウンドの試合で終盤にバテた三代さんも最後まで動き切れてたし、

この日の結果は最初の4ラウンドを慎重になり過ぎたことが全てであって、

あと一つでも獲ってたら十分な2-1勝ちだった訳で、

次の試合にはまた進化した彼を見られるって思ってるんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 末吉大さん&三代大訓さん

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

この日は勿論、帝拳ボクサー達が山ほどで、

松田直樹さんとか五十嵐俊幸さん、木村悠さん、粟生隆寛さん、大嶋剣心さん、

亀海喜寛さん達がリングサイドに詰めてたなあ。

 

下田昭文さんと山中慎介さんが話してるところに出くわして、

黙って通り抜けようとしたら、ちょっとって感じで下田さんに腕を突っ突かれて、

シモササイズの事を聞いて、次に今何してるのって山中さんに聞いたんだわ。

 

子供を抱っこした中澤将信さんが、「コンチワ」 って声を掛けてきたんだけど、

泣き止まなくて観戦もままならないって感じで通路をウロウロしてたなあ。

 

そっと寄って来てくれたのは久し振りの尾川堅一さんで、

で、二人でちょっとシンミリしながら話をしたんだよね。

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