2018年9月17日 (月)

WOWWOWボクシング

 

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録画しておいたモノをさっき見たんだけど、

アルバレスとゴロフキンの試合の前にまずはローマン・ゴンサレスの復帰戦……。

 

 

 

☆ ローマン・ゴンサレス×モイヤス・フエンテス……SF 10R

46勝(38KO)2敗(1KO)のWBC2位、WBA6位の31歳・ニカラグアと、

25勝(14KO)5敗(3KO)1分のWBC5位、32歳・メキシコ。

 

フエンテスは田中恒成さんや比嘉大吾さんにKO負けしてるし、

通算でも5勝1敗ペースの自分的にはごく普通のボクサーなんだよね。

 

ゴンサレスの方は天敵シーサケット・ルービンサイに2連敗しての復帰戦で、

これがほぼ1年振りのリングだったんだわ。

 

何処かで見たことがある顔だあって思ったフエンテス、

粉川拓也さんに良く似てるんだよね。

 

ミズノ対アシックスのシューズ対決だなって思いながら始まり始まり……。

 

<1R>

フエンテスの方がフレーム的にも余裕があったしリーチも優位だったんだけど、

心がこもってないようなジャブはスピード的にも中途半端だったなあ。

 

そこからの右も左もストロークがデカ過ぎる感じが抜けなかったんだわ。

 

ゴンサレスの鋭いジャブで早くもフエンテスが鼻血だったんだわ。

 

<2R>

お互いに攻勢度を上げていったんだけど、

ゴンサレスのプレスがきつくなるにつれ、

フエンテスが山ほどのショートコンビを貰うようになった1分20秒、

フエンテスが左目尻をヒットカットされてたんだわ。

 

それにしてもアメリカのボクシングではジャッジが突っ立ちっ放しで、

それもあちこち体を傾けながら試合の行方をキッチリ見極めようとしてるんだけど、

すぐ後ろの客にとっては邪魔の邪魔で、

バカ高い料金の席だっていうのに実に気の毒なんだよね。

 

<3R>

やっぱりフエンテスのストロークはデカいままだったし、

腕振りにスピード感を欠いたままで、

見る見る手数が落ちていってラウンドを通してみれば7:3ほどにもなってしまって、

残り1分からは見る影も無くメッキリしてしまってたんだわ。

 

<4R>

フエンテスも彼なりに必死の打ち込みではあったんだけど、

ゴンサレスから倍以上の反撃を貰ってしまって、

ロープを背負わされる場面が増えていったんだわ。

 

ただ、ゴンサレス方も以前のような圧倒的な猛々しさとは程遠くて、

自分の中の彼とは動き全体のキレが今一だったんだよね。

 

<5R>

それでもこの日のフエンテスならゴンサレスは充分以上で、

ガードの隙間隙間を突いての巧みなショートブローの積み重ねが続いて、

そろそろ終焉の近いことが間違い無さそうになってきた開始40秒、

フエンテスをコーナーに追い込んでいったその瞬間、

既にガードに対する意識というか集中が失せてしまったようなところに、

ゴンサレスの左、右ってワンツーフックが大直撃してフエンテスが激しくダウン。

 

コーナー際で大の字になった様子を見て取ったレフェリーが、

すぐにカウントをストップしての0分42秒でのTKOエンド。

 

 

ゴンサレスにとっては次に繋がるいい勝ち方をしたんだけど、

自分的にはゴンサレスの凄さよりはフエンテスの今一感の方が強かったんだよね。

 

 

 

☆ ゲンナディ・ゴロフキン×サウル・アルバレス

……WBA M級スーパータイトル戦、WBC M級タイトル戦 12R

38勝(34KO)0敗1分のダブルタイトルホルダー、36歳、カザフスタンと、

49勝(34KO)1敗2分のWBA1位、WBC1位の28歳・メキシコ。

 

丁度1年前の対戦で1-1ドローになった二人のリマッチで、

試合前のレフェリーの注意の際、ゴロフキンは真っ直ぐ相手を見てたけど、

アルバレスの方は終始目を伏せたままだったんだわ。

 

<1R>

先回はアルバレスが結構安易にゴロフキンのプレスを許してたんだけど、

この日のアルバレスはそうしないことを固く心に誓ってたみたいで、

なもんで、いきなり二人が危険な間合いで立ち向かうことになっていったんだわ。

 

ジャブの数はやっぱりゴロフキンだったんだけど、

アルバレスの方も鋭くて伸びのいいジャブが絶好調で、

残り1分からはそのアルバレスのヒット率の方が上がっていったんだわ。

 

残り15秒、アルバレスの最初の左ボディがいい感じの喰い込みを見せて、

ポイント的には一気に僅差になっていったんだけど、

それでも自分としてはラウンド序盤のゴロフキンを評価。

 

<2R>

プレスは徐々にアルバレスの方に傾いていった開始1分、

その直前にゴロフキンの右ショートアッパーを貰ったアルバレスが反転攻勢で、

左フックをアッパー気味に派手に打ち込んだんだわ。

 

残り23秒でのゴロフキンの左フックも中々のモノだったんだけど、

その前のアルバレスの左ボディも実に美しくて、

上体を左に傾けた所からのそれはもう惚れ惚れだったんだよね。

 

<3R>

開始45秒までの二人のショートブローのコンビネーションは見せ場十分で、

お互いに左右アッパーをどう組み込むか実に工夫に満ちてたんだわ。

 

この回までにお互いの持ってるモノを大体出し合って、

さあこれからどうするって感じの一段落が訪れたような感じだったなあ。

 

<4R>

前の回の一休みを経て二人がいきなりの超戦闘モードで、

お互いの手数が目まぐるしく交差してたんだけど、

自分はゴロフキンの左ショットの多彩さに目を奪われたんだけど、

お互いに相手の左フックに対する警戒がシッカリしてて、

右ガードの引きがとっても素早かったんだよね。

 

1分06秒、ゴロフキンの右ショートアッパーが見栄え良くヒットして、

その後はまたもや若干の小康状態が続いたんだけど、

残り20秒でのアルバレスの左ボディがまたもやの喰い込みだったんだわ。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアは38-38のイーブンだったんだよね。

 

<5R>

ゴロフキンの左が先攻したんだけど、事あるごとのアルバレスの左ボディも抜群で、

残り12秒からも危険なタイミングで強いパンチが交差してたんだけど、

相手のタイミングで打ち込ませないゴロフキンのジャブも秀逸だったんだけど、

当たりの強さの差でアルバレスが優勢点をゲット。

 

<6R>

開始24秒、相手の右を外しざまのアルバレスの左ボディが強烈で、

ここからゴロフキンの方に若干の戸惑いというか躊躇が見え始めて、

この後もアルバレスは残り55秒、残り40秒って立て続けの左ボディで、

ゴロフキンはメッキリというか、とにかく一休みさせてくれって感じだったんだわ。

 

<7R>

最初に仕掛けていったのはゴロフキンの方で、

相手に流れを渡さないようにって感じで立て直していったんだけど、

1分を過ぎる頃からは一段落が見えてきてシッカリ感も失われてしまったんだわ。

 

<8R>

明らかな劣勢を強いられ続けてたゴロフキンが必死の巻き返しで、

何とか何とかって感じの頑張りを見せて、

それほどの有効打は無かったんだけど渾身の手数で、

若干打ち疲れが浮き出てきて一段落してたアルバレスを押し切ってたかなあ。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアはそれでも77-75でアルバレスだったね。

 

<9R>

顔面というか両目下の腫れが目立ってきたゴロフキンが、

足元が踏ん張り切れてはいない中、細かい手数を繰り出してたんだけど、

残り1分10秒、またもやまたもやのアルバレスの左ボディに苦しめられて、

そこからは下がる場面が増えていったんだけど、

アルバレスの方もそこから一気に攻め立てられなくなってて、

試合開始から力を込めて必殺系で振ってた疲れが出てきたみたいだったんだわ。

 

この回は序盤のゴロフキンの手数の方が優勢だったかなあ。

 

<10R>

勝負どころのラウンドに突入して、

ゴロフキンのボディダメージとアルバレスの打ち疲れと、

どちらがそれを克服するか、乗り越えるのかっていう局面になっていって、

まずはアルバレスが立ち上がりから手数アップの攻勢に出たんだけど、

ゴロフキンのショートアッパーも実にいい感じだったんだわ。

 

1分19秒、ゴロフキンの右ストレートが綺麗にヒットして、

それをきっかけにその後の20秒間を一気に攻め立てていったんだけど、

アルバレスの反応もまだまだ鈍ってなくてよく交わし続けてたんだわ。

 

自分にはこの時、ゴロフキンにとっては千載一遇のチャンスに見えたんだけど、

この前後からのゴロフキンは何だか腰が浮き加減になってて、

踏ん張り切れないままの打ち込みが多かったように見えたんだよね。

 

この後、相手の一段落を見てアルバレスが反撃を見せてたんだけど、

下半身のシッカリ感はアルバレスの方が圧倒的に上回ってたんだわ。

 

ただ、ラウンド終了ゴングが鳴った時の二人は実にとってもシンドそうだったなあ。

 

ってことで、自分のスコアは95-95でイーブンになってたんだわ。

 

<11R>

お互いに前の回の終盤に飛ばしたせいか、

比較的ユッタリとしたスタートを切ってたんだけど、

何となくゴロフキンの方がシンドそうに見えたんだけど開始18秒、

右ストレートをきっかけに手数を一気に上げていったのはそのゴロフキンの方で、

こういう所でのゴロフキンの踏ん張りには眼を見張るものがあるんだよね。

 

アルバレスの方も残り14秒での左ボディとか、

その前後に右を薄く3発ヒットさせてたんだけど、

ゴロフキンの有効性には届いてなかったんだよね。

 

ってことで、あと1ラウンドを残しての自分のスコアは105-104でゴロフキン。

 

<12R>

スコアが微妙だっていうのは両陣営共の判断だったみたいで、

お互いに最後の踏ん張り合いの見せどころで、そりゃ行くわ行くわの立ち上がりで、

まずは開始23秒でのゴロフキンの右ショートアッパーがクリーンヒットして、

その後、アルバレスも前詰めから力強く振り出していってたんだけど、

中々有効打に繋げられないままだったんだわ。

 

そのアルバレスが0分49秒に返しの左フックをヒットさせたんだけど、

彼にはまだまだ余力が残ってるように見えてたのに対して、

ゴロフキンの方は力を込め切れて無くて、

その分を手数に置換して精度の高い細かい打ち返しを目指してたんだわ。

 

 

それまでも普通のボクサーなら倒れてもいいようなパンチをお互い耐え抜いて、

既に出し切ったところから更に何とかしようって踏ん張り続けて、

そりゃとっても感動的なエンディングだったんだよね。

 

 

ってことで自分は115-113でゴロフキンの勝ちだったんだけど結局、

115-113×2、114-114ってことでアルバレスの2-0勝ちだったんだわ。

 

 

マストで採点するとどちらに振るか迷ったラウンドもあったんだけど、

この間の井上拓真さんとマーク・ジョン・ヤップの試合の際にも、

キッチリ当たってるか否かまでを見極めてなくて、

取り敢えず大きく振り出してる方にポイントを流してた女子ジャッジがいたんだけど、

そういう感じがしないでも無かったんだよね。

 

 

 

今週19日の後楽園ホールはスルーするから丸々一週間、

ノーボクシングの休養の日々なんだけど、

来週25日からの7日間には6ボクシングもあって、まあ大変なんだわ。

2018年9月15日 (土)

後楽園ホール・9月14日

 

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“ミスター・ベースマン”

 

1963年、ジョニー・シンバルが18歳の時のヒット曲。

病死か事故死かは知らないんだけど、確か48歳で亡くなってしまったんだよね。

 

 

 

雨が降るって聞いてたんだけど、傘は全く不要だったし、

過ごしやすい気温が実に心地良かったんだよね。

 

 

昨日はあるジムの会長さんの御厚意でとってもいい席を手配して貰ったんだわ。

 

試合前、入江翔太君とか中野敬太君、荒谷龍人さん達、

KG大和ジムのボクサー達と挨拶を交わして、

その少し前に渡久地辰優君と話しをして、嶋崎俊君ともヤアヤアして始まり……。

 

 

 

① 安藤暢文君(高崎)×入江翔太君(KG大和)……W 6R

4勝(2KO)7敗(3KO)1分のサウスポー、29歳・長野県と、

4勝(2KO)6敗(5KO)の31歳・神奈川県。

 

安藤君の名前は “まさふみ” ってちょっと読みにくいんだよね。

 

お互いに何とか負け越し数を減らしたい同士の一戦。

 

<1R>

入江君のプレスから始まったんだけど、そこからの先制に繋げられない中、

安藤君の力強い打ち出しが目立ってたんだわ。

 

その安藤君の先制はかなり大仕掛けというか雑だったもんで、

入江君も対応し切れないってことは無かったんだけど、

それでも相手の先攻を簡単に許してしまって見栄えが良くなかったんだわ。

 

<2R>

接近戦に賭けてたのか、入江君のジャブは中途半端にタルくて、

若干勢い負けの手数負けが続いて、このままではシンドそうで、

被弾数の差で早くも顔面が赤くなっていったんだわ。

 

その入江君も終盤にかけてやっと攻勢度を上げていったんだけど、

安藤君の手数を上回るまでにはいってなくて、

相手のスタミナ落ちに期待するかのような展開だったんだよね。

 

<3R>

流れを変えるべく、入江君がガンガン度を上げていって、

安藤君からはそれを嫌がる素振りが見て取れたんだけど、

1分40秒からはそれまで押され気味だった安藤君が手数アップの反撃で、

その後は入江君の再反撃を挟んでの拮抗状態が続いたんだけど、

残り1分からの頑張りは入江君の気持ちの方が勝ってたんじゃないかなあ。

 

<4R>

相変わらず入江君がプレスを効かせてたんだけど、

まだまだ相手を見過ぎる傾向が強かった開始50秒頃、

二人が大きくバッティングして入江君が左目上をカットしてしまって、

直後のドクターチェックを経て即のストップエンドになってしまったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37で安藤君だったんだけど結局、

40-37×2、39-38ってことでやっぱり安藤君の3-0勝ちだったんだわ。

 

安藤君は必ずしも巧いボクサーではないんだけど、

この日は気迫の手数勝ちって感じだったなあ。

 

 

 

② 渡久地辰優君(一力)×戸高達君(L玉熊)……F 6R

7勝(5KO)3敗2分の21歳・東京都と、

8勝(3KO)2敗(1KO)4分のランク5位、28歳・東京都。

 

渡久地君の名前は “たつひろ” 戸高君は “さとる” って読むんだわ。

 

<1R>

初っ端からいきなり飛ばしていったのは戸高君の方で、

早い仕掛けからの上下打ち分けがグッドグッドで、

フォローパンチへの配慮も充分だったなあ。

 

渡久地君はいきなり後れを取ってしまった様な立ち上がりで、

相手のボディ連打で効かされてしまったようなところもあったし、

残り40秒からはロープを背負わされる場面が多かったんだわ。

 

<2R>

相変わらず戸高君が元気満々の手数で、

やっとエンジンが掛かったような渡久地君も正面から応じていって、

正に根性の接近戦が始まって、渡久地君も鋭い上下打ち分けを見せてたんだけど、

やっぱり僅かな手数差で戸高君が連続ポイントゲット。

 

<3R>

パンチ力そのものは渡久地君の方が上回ってるんだけど、

それを持たない戸高君が自らを知ってるボクシングを全開させて、

途切れの無い手数で渡久地君を追い込んでたんだけど、

渡久地君も腕振りの鋭さを失ってなくて、多少混沌としていったんだわ。

 

<4R>

この日の戸高君の手数は驚異的なレベルで、

吹っ切れた感じの渡久地君も延々の我慢比べを挑んでいったんだけど、

やっぱり戸高君の無限速射砲の方が印象的だったんだわ。

 

ことディフェンスに関しては渡久地君は正面に立ち過ぎのまま、

頭の位置に対する配慮にも欠けてたもんで、

形の悪い打たれ方をすることが多かったんだよね。

 

ってことで勝負あった感じだったもんで一旦離席して、

それからは遠目に見てたんだけど、

ラウンドが進むにつれ、渡久地君の打たれ方の形の悪さが更に目立っていって、

この日はそれ程のスタミナ落ちは見せてなかったんだけど、

課題が見えての終了ゴングだったんだわ。

 

 

結局、59-55、58-56、57-57ってことで、

何だこりゃあって感じのバラバラスコアではあったんだけど、

とにかく戸高君が頑張り2-0勝ちだったんだよね。

 

 

渡久地君もまだまだ若いし、バランスとか腕振りとかとってもいいモノを持ってるから、

欠点の一つ一つを自覚して潰していけばまだまだ伸びる余地がある筈なんだわ。

 

 

 

③ 嶋崎俊君(輪島S)×中野敬太君(KG大和)……SB 8R

8勝(3KO)10敗(3KO)1分の27歳・埼玉県と、

14勝(4KO)13敗(1KO)6分の33歳・福岡県。

 

中野君は勝ち負け拮抗した戦績や引き分けの多さが目立つんだけど、

これまでの対戦相手のレベルが半端じゃないことに依る訳で、

現在3連敗中ではあるんだけど、向上心の強さは実に立派なんだわ。

 

嶋崎君も2連敗中で、何かきっかけを掴めば違ってくるって思ってるんだけどね。

 

<1R>

フレームのデカイ嶋崎君の方がいい感じジャブから仕掛けていって、

中野君の方は若干様子見から始めてたんだわ。

 

中盤過ぎからは中野君の動きにもスムースが増していったんだけど、

嶋崎君は相手のジャブに右を強めに合せようとしてたんだわ。

 

それがちょっとばかり露骨過ぎじゃないかって思ってた残り12秒、

西ロープ近くで中野君が右ストレートを一閃、

一瞬上体を左に傾けた瞬間の打ち出しが大直撃して、

大きくバランスを崩した嶋崎君がユラッと大きく膝を割ってしまい、

一度はここを必死に踏ん張ったんだけど残り9秒、

中野君の追い込みも甘くなくて追撃のワンツーを貰ってしまってダウン。

 

何とか立ち上がったところでラウンド終了ゴングだったんだわ。

 

<2R>

ラウンド終盤でのダウンは回復がままならないままのスタートを強いる訳で、

嶋崎君としてはダメージを残したままの開始ゴングで、

いきなり手抜かりの無い中野君の鬼追撃に晒されてしまったんだわ。

 

で、開始25秒、またもやの右ストレートを大きく効かせた直後、

これ以上ない様なタイミングで中野君が左フックを打ち込んだんだわ。

 

まともに貰ってしまった嶋崎君は大きく失神昏倒ダウンしてしまって、

レフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

嶋崎君は立ち上がってリングを降りるまでかなりの時間を要してしまったんだわ。

 

 

ってことで、0分27秒での中野君の衝撃的なTKO勝ちだったんだけど、

試合直後の中野君は汗まみれの中、色々コメントしてくれたんだわ。                                                            

 

嶋崎君の試合にはいつも駆け付けてきた勅使河原弘晶さんがこの日は居なくて、

「シュン君!」 っていう甲高い掛け声が無かったことが影響したかなあ……。

 

 

 

④ 中嶋孝文君(T&H)×入口裕貴君(エスぺランサ)……Fe 8R

29勝(13KO)10敗(3KO)1分の34歳・青森県と、

8勝(4KO)2敗(1KO)の21歳・兵庫県。

 

試合開始前、入口君のところの女性のサポーターが、

もう何年か振りだったのに、「コンチワ、ヨロシクです。」 って声を掛けてくれたんだわ。

 

入口君は元々はSB級だったのにB級の試合に挑んで、

その際に計量をパスできなくて、その後そこそこ悲惨な目に遭っての復帰戦で、

この日は余裕を持ってのFe級戦だったんだけど、

いきなりの相手が中嶋孝文君って、実にハードな挑戦だったんだよね。

 

<1R>

フレーム的には入口君の方がデカくて、

元々B級とかSB級は無理なんじゃないかって思うほどの体躯だったんだわ。

 

その入口君は今回はきっちり仕上げてきたみたいだったし、

気持ちも吹っ切れてるような初っ端からの仕掛けで、

積極プレスから鋭いジャブを打って出て、左のトリプルなんかも打ってたんだわ。

 

ただ、余りに調子に乗って振り過ぎると合間合間を中嶋君に狙われそうで、

一旦詰まったところでの中嶋君のショートのコンビネーションも鋭かったんだよね。

 

それにしても、入口君の気合の入り方は半端じゃなくて、

終盤での右ストレートでハッキリポイントゲット。

 

<2R>

代わり番こに強い上下打ち分けを見せた頃から徐々に二人の間隔が狭まって、

いつの間にか中嶋君の距離になっていったんだけど、

顔面の赤さは中嶋君の方が進んでたんだわ。

 

残り1分、特に残り30秒からの小ヒットの積み上げで中嶋君がポイントバック。

 

<3R>

まずは入口君の詰め詰め先攻から始まったんだけど、

入口君は多少の被弾は覚悟の上って感じの強気の攻め攻めだったんだわ。

 

中嶋君も残り30秒からの巻き返しを見せて、

ラウンド終盤でアピールする彼の巧さは相変わらずだったんだけど、

ラウンドトータルとしてはやっぱり若干入口君だったなあ。

 

<4R>

まずは中嶋君が激しくドライブを掛けていったんだけど開始19秒、

入口君が形勢挽回の左フックを大きくヒット。

 

一瞬体勢を崩した中嶋君に対して今度は入口君が激しく反撃のドライブで、

中嶋君は鼻血を出しながら下がって凌いでたんだけど、

相打ちしても如何にもシンドそうだったんだわ。

 

残り1分、入口君からも打ち疲れに伴う消耗が見えてきたんだけど、

中嶋君の方も休みながらの反撃しか出来てなかったんだよね。

 

<5R~6R>

一旦劣勢になったところからの中嶋君の頑張りこそが彼の真骨頂な訳で、

却って相手を追い立ててたのは中嶋君の方だったんだけど、

各ラウンドとも、最後までは飛ばし切れず彼にも消耗が訪れてるようで、

お互いに相手が頑張り切れない時間帯を攻め合うって感じが続いたんだわ。

 

<7R>

入口君が相手の踏み込みを阻止すべく、良く手を出し続けてたんだけど、

中嶋君の方は最初の1分半を休み加減に費やしてたんだわ。

 

残り1分からは例の如く中嶋君が飛ばしていって、

左フックで入口君の顎を跳ね上げたんだけど、

入口君もそれを跳ね返すべく飛ばし返してラウンド終了ゴング。

 

<8R>

中嶋君の方が少しばかり足元の踏ん張りが効かなくなってきてて、

余力的には入口君の方が優勢に見えて、

常に先手を取ってたのはその入口君だったんだわ。

 

ラウンド半分過ぎに中嶋君が手数をアップさせて、

入口君も遅れることなくそれに合わせていって、

優劣付け難いまま残り30秒にバッティングで中嶋君が左目上をカット。

 

その後も最後まで激闘が続いたんだけど、

お互いに決定的なタイミングでは当て切れずそのまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は77-75で入口君だったんだけど結局、

78-75、77-76、76-76ってことで入口君の2-0勝ちだったんだわ。

 

 

入口君は自分の事を覚えてくれてて、嬉しそうにグローブタッチしたんだけど、

これから先もフェザー級でやるつもりみたいだったんだわ。

 

 

その後暫くして中嶋君とも話をしたんだけど、

負け試合だっていうのにベテランが自分とミニレビューをしてくれて、

そう言えば彼とはもう10年越しの知り合いで、

彼が東上剛司さんと一緒にいた地下鉄でバッタリして以来だもんなあ。

 

5歳くらいの彼の息子チャンは何だかとっても人懐こくて、

自分の手に掴まってきたもんで、一緒にそこら辺を一回りしたんだよね。

 

 

 

⑤ 本吉豊君(reason押上)×荒谷龍人君(KG大和)

                      ………58.5㎏ 8R

7勝(5KO)12敗(7KO)の30歳・東京都と、

11勝(3KO)7敗(3KO)1分のランク10位、30歳・神奈川県。

 

<1R>

荒谷さんの方が5㎝ほど上背があるし、リーチも圧倒してたもんで、

本吉君としては中間距離を捨てて、

瞬間の踏み込みからの一発勝負に賭けていたのか残り2秒、

一瞬を突いてワンツーをヒットさせたんだけど、

それ以外は殆ど手を出さず仕舞いで、荒谷さんがジャブだけでポイントゲット。

 

<2R>

本吉君はこのまま狙い澄まし続けるつもりのようで、

開始58秒、荒谷さんが右を打ち下ろしてファーストヒット。

 

二人共、ボディブローを封じ込んだ単調な顔面狙いで、

それでもまだまだ本吉君の手数不足が目立ったままで、

大きな有効ヒットがないままではあったんだけど、またもや荒谷さんかなあ……。                                                            

 

かなり退屈になってしまったもんで、一旦コーヒータイムってことで……。

 

本吉君は負け数も多いんだけど、7勝の内KO勝ちが5試合あるから、

荒谷さんとしては相手の一発さえ警戒すればほぼ大丈夫だろうって、

その後はモニター観戦だったんだけど、

この後の4R、本吉君が距離を潰しての右フックを強烈ヒットさせて、

一瞬荒谷さんが相当のところまで追い込まれてしまったんだけど、

この千載一遇のチャンスを本吉君が生かし切れなかったんだわ。

 

それですっかり気落ちしてしまったか本吉君、

また元の手数不足状態に戻ってしまって結局7R1分20秒、

荒谷さんの頑張り直しの前に屈してのTKO負けだったんだわ。

 

 

この後、女子戦が組まれてたもんで自分はこれで帰宅ってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 入口裕貴君

② 中野敬太君

③ 戸高達君

 

 

 

ブログを書いてる途中でアメリカからメールが届いて、

岡田博喜さんがギリギリ2-1勝ちしたってことで、

最終ラウンドにダウンを喰らっての文字通り薄氷の勝利ってことで、

95-94×2、94-95だったんだってさ。

 

今回の試合に際して減量がいつもよりシンドイって聞いてたもんで、

自分としてはそのせいだと思いたいんだけど、

正確なところは彼らの帰国を待つことにするってことで、

それにしても今回の現地ジャッジはちゃんとしてて良かったなあ。

2018年9月12日 (水)

後楽園ホール・9月11日

 

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“ワン・ボーイ”

 

1962年、ジョニー・ソマーズが21歳の時のスマッシュヒット曲。

まだ元気にしていれば今年77歳になるんだけどね……。

 

 

 

自分にとって9月の果物っていうとやっぱりブドウなんだけど、

今年の猛暑は特に巨峰系に影響を与えたってことで、

実が房から離れやすい傾向が強いんだってさ。

 

自分の子供の頃はブドウって言えばほぼデラウエアに限られてて、

余程のことが無い限り巨峰には手が届かなかったんだけど、

今はその改良型のピオーネ系でも家計に影響を及ぼすことが無いし、

赤系のゴルビーとか緑系のマスカットまで自由自在なんだよね。

 

自分としては種無しで皮ごと食べられるマスカット系がお気に入りなんだけど、

ちなみに、味のことだけを追究するとやっぱり種有りの方が旨いんだってね。

 

 

 

昨日はリングサイドのカメラマン達が異常に多くて、

“世界タイトル挑戦者決定戦” っていう冠だけで集まって来た訳で、

特にボクシングが好きって訳では無さそうな下請け連中が多かったなあ。

 

 

 

① 多川航君(大橋)×佐藤光君(畠山)……SL 4R

デビュー戦の22歳・神奈川県と、0勝2敗(1KO)1分の31歳・北海道。

 

<1R>

活きのいいデビュー戦の若者と、3戦勝ちナシの31歳との一戦で、

若者に気持ち良く勝たせるような組み合わせだと思ってたんだけど、

頭一個ほどデカイ多川君に対してズングリ系の佐藤君がいきなり重戦車スタイルで、

正直、見た目は美しくは無かったんだけど初っ端から詰め詰めガンガンで、

そういう相手に慣れてないような多川君が困惑困窮。

 

開始15秒、低い姿勢からの佐藤君の右フックがヒットして、

多川君が南ロープに大きく吹っ飛ばされてしまって、

ロープが無かったら倒れてしまったんじゃないかなあってもう大変大変。

 

その後、佐藤君も相手の右を貰ってしまって大きく揺らいでしまって、

残り1分からは二人共ハァーハァーになってしまって、

中盤以降の逆襲で多川君もかなり盛り返してたんだけど、

ラウンド序盤での有効ヒットで佐藤君だったかなあ……。

 

<2R>

多川君は距離を詰められると長いリーチを封じられてとっても辛そうで、

既に口が開きっ放しでいかにもシンドそうだったんだわ。

 

で、1分15秒から佐藤君が一気に仕掛けていったんだけど、

多川君も必死に反撃していって、却って手数で上回って、

二人共、精度的には今一ではあったんだけど、

この回は多川君が懸命の手数勝ち。

 

<3R>

いきなりの密着戦はやっぱり佐藤君の得意の戦いの場だったみたいで、

口を空けた多川君の表情は如何にもシンドそうに歪んでて、

それが佐藤君に更に元気を与えたみたいで1分20秒、

左右ボディをきっかけに一気にラッシュラッシュ。

 

手数で圧倒してた佐藤君はもう少し鋭く打てればダウンゲットも有りそうで、

多川君は残り30秒からはずっとロープを背負わされ続けてたんだわ。

 

<4R>

多川君も嫌気を見せず最後の必死抵抗で、

山ほどの右ショートアッパーを打ち込んで逆襲逆襲で、

ロープに詰められそうになると身体を入れ替える工夫も出来てたんだよね。

 

佐藤君も初勝利を目指して出来得る限りの手数だったんだけど、

ほぼ力尽きてたか有効度としては多川君に大きく後れをとってたんだよね。

 

 

ってことで、自分のスコアは38-38だったんだけど結局、

40-37、39-37、39-38ってことで佐藤君の3-0勝ちで、

オメデト、オメデトの初勝利ではあったんだけど、

幾らなんでも40-37は無いんじゃないかって思ったんだよね。

 

 

 

② 清田亨君(大橋)×水藤翔太君(ワタナベ)……L 6R

8勝(6KO)2敗(1KO)の23歳・熊本県と、

11勝(1KO)8敗(2KO)1分の30歳・愛知県。

 

水藤君は “すいとう” って読む中日本のジムからの移籍初戦で、

その割にはハードマッチメイクだなあってことで、

自分の横に宗忍君が座って応援声出しだったんだわ。

 

<1R>

A級ボクサーの6ラウンド戦はいきなりの激しい展開が予想されて、

フレーム的には劣勢な水藤君が吹っ切れたいい仕掛けを見せてたんだわ。

 

清田君はやっぱり右より左ショットの方が良かったんだけど、

それでもやっぱりいきなり大きく振り過ぎで、

ボディショットを含めて細かいショットの積み重ねでまずは水藤君がポイントゲット。

 

<2R>

清田君は元々それほど器用なボクサーではないから、

水藤君としてはいきなりの大きなパンチにさえ注意してれば何とかなりそうで、

拮抗した勝負になりそうだったんだけど開始1分過ぎ、

清田君がギアアップするにつれ付いていけないようなところが目立ってきて、

残り32秒には右フックをクリーンヒットされてしまったんだわ。

 

水藤君は明らかなダメージを受けてしまったんだけど、

その後の清田君の追撃が雑と言うか狙い過ぎだったもんで、

何とか凌ぎ切ってのラウンド終了ゴング。

 

<3R>

やっぱり清田君はどこかで一発デカイのを当てさえすればっていうボクシングで、

それはそれで大きなアドバンテージではあるんだけど、

それが叶わないうちはその不器用さが際立ってしまうんだよね。

 

逆にパンチ力が乏しい水藤君としてはあくまで沢山の手数が要る訳で、

色々奮闘してたんだけど、見栄えのいいヒッティングに繋げ切れてなかったんだわ。

 

<4R>

背の高い相手に水藤君は顔が上がり過ぎで、

もっと顎を引いて上目使いに相手を見る必要があるなあって思ってた1分40秒、

清田君の右を貰って左目上をヒットカットしてしまったんだわ。

 

それでも頑張り手数を続けてた水藤君だったんだけど、

有効打的に清田君を上回れないままだった残り14秒、

鋭い右アッパーを貰ってしまって大きくグラッとしてしまったんだわ。

 

<5R>

相当追い込まれてしまった水藤君としては、

1ポイントづつ取り返してもとても間に合いそうになくて、

どこかで死ぬほどの思いっ切りの腕振りが必要な場面だったし、

相手の大きな腕振りに敢えて合わせて行くような度胸も必要だったんだわ。

 

それにしても残り1分15秒辺りでも清田君の右ボディは強烈だったなあ。

 

<6R>

練習をしていないと、空振ってバランスを崩すようなショットは打てないもので、

水藤君の逆転の目は遠のくばかりだったんだけど、

実は清田君のパフォーマンスも正直タルイとしか見えず、

パンチ力の差だけの試合になってしまったんだよね。

 

残り1分2秒に貰った左アッパーが効いてしまったか水藤君、

その後2度もスリップダウンを重ねた残り1分10秒からは更に辛そうで、

南東ポスト前でついに耐え切れず大きく右を打ち込まれてところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンドで、

ほぼ同時に陣営からタオルが投げ込まれての1分55秒、

清田君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 桑原拓君(大橋)×何チャラ・テファ……51㎏ 6R

1勝(1KO)0敗の?歳・大阪府と、

9勝(6KO)8敗2分の国内4位、?歳・インドネシア。

 

インドネシアの国内ランクなんて全く信頼性に乏しいし、

こんな戦績の相手に大橋ジムのB級ボクサーが苦戦する筈も無く、

ってことでリングインさえ見てなかったんだけど、

やっぱりあっと言う間の1R0分46秒でのKOエンドだったんだってね。

 

 

 

④ 保田克也君(大橋)×アンショリ・何チャラ……L 6R

2勝(1KO)0敗のサウスポー、26歳・茨城県と、

18勝(10KO)16敗4分の国内4位、?歳・インドネシア。

 

全く同じ理由で殆ど見てなかったんだけど結局、

3R2分39秒でもTKOエンドだったんだってね。

 

まだ終わらないのかって3R中盤頃に戻ってチラ見したんだけど、

二人共とっても大雑把で、何だかミドル級程度の動きにしか見えなかったなあ。

 

 

 

⑤ 松本亮さん(大橋)×佐川遼さん(三迫)……Fe 8R

21勝(19KO)2敗(1KO)のSB級7位、24歳・神奈川県と、

4勝(2KO)1敗(1KO)のFe級8位、24歳・青森県。

 

少し前に三迫会長とか久保マネに、

三迫ボクサーは9月は4戦全敗するって予想したなって言われて、

自分では気が付かなかったけど、実際ここまで3連敗中だったんだよね。

その三迫会長が自分の隣に座って始まり始まり……。

 

<1R>

佐川さんの方が4~5㎝ほど背が低くて、リーチでもハンデを負ってたんだけど、

ジャブはその佐川さんの方が鋭かったし届きも良かったんだよね。

 

お互いの探り合いがラウンド半分ほど続いた後、

残り1分20秒、松本さんが左右ボディからの右フックをヒットさせた直後、

佐川さんの右ストレートがそれ以上の鋭いヒッティングを見せて、

これで佐川さんがまずはポイントゲットかって思われたんだけど、

残り35秒からのショートレンジでの松本さんの鋭い上下打ち分けがグッドグッドで、

そりゃもう目まぐるしく展開が動いてたんだわ。

 

<2R>

それにしても想像してた以上に佐川さんの右ストレートが良く当たって、

元々松本さんのガードは低いんだけど、

交わしたりブロックしたりも出来ないまま余りにも簡単に打たれ込まれ過ぎで、

開始38秒での右の相打ちでもより効かされたのも松本さんの方だったんだわ。

 

最初の1分間の内に佐川さんは更に2発の右を上積みヒットさせて、

松本さんの左顔面をかなり赤くしてたんだよね。

 

松本さんも残り52秒に左フックを当て込んでたんだけど、

その後残り35秒での佐川さんの右の方がより効果的で、

このラウンドは大きくポイントバックしてたんだわ。

 

<3R>

佐川さんには陣営からのアドバイスがよく聞こえてたみたいで、

足を使って距離を取ることにとっても気を使ってて、

松本さんはあれだけ恵まれた体躯をしてるのに、

一番力を発揮するのがショートレンジに限られてて、

中間距離ではからっきしの片寄ったパフォーマンスに終始してたんだわ。

 

それとこれは単なる推測ではあるんだけど、

そもそも佐川さんのことをちゃんと研究していないようにも見えたし、

階級が上の相手のパンチを見くびり過ぎてたような感じさえもあったんだよね。

 

で、東ロープ寄りのところでの開始24秒、

狙い澄ましたような佐川さんの右ストレートがヒットして、

大直撃を喰らってしまった松本さんが驚愕のダウン。

 

明らかなダメージを負いながらも松本さんも敢然としたリスタートで、

一旦様子見しながら引いた佐川さんにはセコンドから大声の 「行け!行け!」 で、

そこからは正に修羅場の大殴り大会で、

流石に松本さんもカウンターのタイミングで逆転系を狙っていって、

その幾つかを貰ってはいたんだけど佐川さん、

若干松本さんがパワー落ちしてたのにも助けられて、

全く怯まないままの男の打ち返しで、

ギリギリのところでの元々のSF級とSFe級のパンチの重さの違いも大きかったか、

時間が進むにつれ松本さんの限界が一気に見えてきて、

2発ばかり危ないパンチを貰ってしまったところで1分30秒の南東ポスト近く、

ついにレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

少し後ろで見てた椎野トレとか永田大士さんや三浦仁君、

それに長谷川守里君、堀川謙一さん、吉野修一郎さん達も大騒ぎしてたんだけど、

貴志会長や久保マネの喜び方はもう半端じゃなかったし、

麻生興一さんや相川学己君、鈴木悠介さん、田中教仁さん達も総出だったんだわ。

 

試合後暫くしてセコンドに付いてた横井トレと鈴木トレと話をしたんだけど、

結構冷静な分析をしてたのがとっても印象的だったんだよね。

 

 

松本さん側としては2月にダニエル・ローマンとの世界戦で大差3-0負けした後の、

比較的楽な再起戦の筈だったと思うんだけど、

ちょっと舐め過ぎてたんじゃないかって思ったんだけどね。

 

 

 

⑥ 平岡アンディさん(大橋)×吉開右京君(島袋)……SL 8R

12勝(8KO)0敗のランク9位、サウスポー、22歳・神奈川県と、

6勝(5KO)2敗(1KO)のサウスポー、21歳・沖縄県。

 

1年ほど前の二人の対戦は、

吉開君が3回ほどダウンを喰らっての3RTKO負けだったんだけどね。

 

<1R>

最初のプレスは吉開君で、中々鋭い左右フックを振ってたんだけど、

平岡さんは相手の動きを早くも見切ってるような感じの余裕の交わしで、

残り1分02秒、渾身の左ストレートで吉開さんの左目上をいきなりヒットカット。

 

その後も左ストレートや右フックを連続して見栄え良く当て込んで、

いきなり10:8.5ほどもの差が付いてしまって、

コーナーに戻る吉開君からは明らかなダメージが見て取れたんだわ。

 

<2R>

吉開君が放つ鋭いショットはタイミングは合ってはいたんだけど、

残念ながら殆どが届き切らないことが多かったんだわ。

 

それでも必死の吉開君が1分21秒に右ボディから左ストレートに繋げていって、

二人の激闘度が更にアップしていった残り50秒、

それならってことで更に更に平岡君が攻勢を強めていって、

一旦スイッチが入った時の最近の平岡君はほぼ無敵で、

吉開君が下がらされる場面が増えていったし、反応も鈍っていったんだわ。

 

残り2秒での左ストレートの相打ちも明らかに平岡君の方が有効度が大きくて、

吉開君はダメージを負ったまま次のラウンドを迎えることになってしまったんだわ。

 

<3R>

左目上のカット傷が更に悪化していくと共に、

吉開君は繋ぎのジャブさえ出なくなっていったんだけど開始35秒、

それまでお互いに少な過ぎる印象が強かったボディブローはその吉開君で、

そこからの新しい展開が一瞬見えつつあったんだけど残り1分、

平岡さんが相手を東ロープに詰めた所で右ショートフックを一閃、

直撃された吉開君が大きく倒れ込んでしまって、

その瞬間の2分02秒でのレフェリーストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしてもここぞと判断した時の平岡さんの勢いは実に半端じゃなくて、

吉開君は最後まであと半歩の踏み込みが足りてなかったんだよね。

 

最近の平岡さんは以前に感じてた試合ごとのムラのようなモノが皆無になって、

やっぱり普段の練習環境が改善されたことが大きいって思ったなあ。

 

 

 

⑦ マーク・ジョン・ヤップ(六島)×井上拓真さん(大橋)

            ………WBC B級 挑戦者決定戦 12R

29勝(14KO)12敗(2KO)のWBC3位、29歳・フィリピンと、

11勝(3KO)0敗のWBC9位、22歳・神奈川県。

 

ヤップの方が格上なもんで、赤青のコーナーがチェンジされたんだわ。

 

キャサリンっていう名前の女子ジャッジが混じってたし、

レフェリーはMr.スポックって愛称の(三迫会長に教えて貰ったんだけどね……。)、

80歳超えの動きに大いに支障をきたして爺ちゃんだったもんで……。

 

<1R>

ジャブのヒット率は圧倒的に井上さんだったし、プレスも強くて、

スピードを警戒してかヤップが下がりながらのサークリングっていうのが固まって、

まずは様子見って決めてたみたいだったんだわ。

 

1分半頃の薄い左フックで井上さんがファーストポイントゲット。

 

<2R>

パンチ力とスピードの対決っていう図式はとっても解り易かったんだけど、

井上さんのスピードに対するヤップの警戒感が解けないままだった1分08秒、

ワンツーを空振った直後の井上さんの左アッパーが見事にヒット。

 

ヤップの腕振りは如何にもパワフルではあったんだけど、

彼の攻撃の組み立て自体はとってもシンプルだったもんで、

井上さんにとってはそれほど恐れるに足らずって感じだったんだわ。

 

<3R>

このままではヤバいってことで、ヤップが更に力技に出ていって、

開始46秒に右フックをヒットさせて、その後も終盤にそれを重ねて、

目立った有効打が無かった井上さんから初めてポイントバック。

 

<4R>

お互いに一応色々出し合っての一段落状態で、

大きな出来事が無かった中、下がり下がりのヤップの印象が悪かったんだけど、

基本的には二人共、攻めあぐんでるっていう感じが強かったんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは39-37で井上さんだったんだけど、

発表された中間スコアは39-37、38-38×2ってことで、

まあまあそんな感じかなあって思ったんだわ。

 

<5R>

ヤップの見栄えの良くない打たれ方が目立ってた開始1分38秒、

それまでの左フックの何発目かが当って、直後に押しがあった感じもあったんだけど、

とにかくバランスを崩したヤップが西ロープまで吹っ飛んでしまってダウン。

 

それ程のダメージを引きずることなく再開したヤップは普通に立て直して、

井上さんもそれ以上無理に攻め立てることも無いままのラウンド終了ゴング。

 

<6R>

少しばかり鼻血のヤップは全くボディブローが打てないままだったし、

そもそも攻撃の手段が単純なままだったし、パンチの種類も少なくて、

とにかく一発強打を当てたい当てたいだけの退屈なボクシングで、

相手は足があるスピードマシンなんだから、もっともっとのガンガンが必要で、

一旦踏み込んだ以降の二次三次の攻めが足りなさ過ぎだったんだわ。

 

井上さんは大体いつもの通りのパフォーマンスが出来てて、

そりゃ刺激的とは言い難いところはあったんだけど、

パンチ力の無いボクサーがハードパンチャーに対する場合にはこうあるべきだって、

そういうことの一つ一つを確実に実現してたんだよね。

 

一方のヤップは仕掛け打った後に早いカウンターを合わされるのを警戒し過ぎで、

いつまで経っても踏ん切りの良くない動きに終始してたんだわ。

 

 

ってことで、既に勝負あったってことで自分はここで一旦離席して、

8Rが終わったところから遠目に眺めてたんだよね。

 

その8Rが終わったところでの採点は78-73×2、77-74ってことで勿論、

井上さんの大差3-0勝ちだったんだわ。

 

9Rの終わりころからヤップもやっとのことで踏ん切りがついたか、

詰め詰めガンガン度を上げていって、井上さんも若干処理に困ってたけど、

如何にも遅きに失したところがあったんだよね。

 

陣営からは終始 「大丈夫、大丈夫!」 って声が飛んでたんだけど、

その言葉はヤップを励ます際の決まり文句なのかも知れなかったんだけど、

ただ自分にはどこがどう大丈夫なのか全く意味が解らなくて、

そういうセリフは往々にして大丈夫じゃない場合に使われることが多いし結局、

自らの気持ちを落ち着かせたいだけなんじゃないかって思ったなあ。

 

ヤップは最後の方になればなるほど踏ん張りを見せてたんだけど、

相変わらずのテクニック不足は否めなくて、

力づくが通じない時は単なる乱暴なA級ボクサーくらいにしか見えなかったんだよね。

 

 

12R終了後に発表されたスコアは、

117-110、116-111、114-113ってことで勿論井上さんの3-0勝ち。

 

自分の感じでは116-111が一番妥当で、

117-110も114-113も試合の見方が極端過ぎだと思ったなあ。

 

 

思ってた通り、彼の老レフェリーはボクサーから遠く離れた所を、

まるで壊れかけたメリーゴーラウンドのように緩々緩々回ってて、

クリンチしてもボクサーに近づかないし、

ワセリンを拭った手をボクサーのトランクスで拭いてたし、一滴の汗も血も浴びず、

綺麗好きの彼のシャツは最後まで汗さえもかかない新品のままで、

あんなんでいいなら、明日から自分もレフェリーになれるんだわ。

 

それと例の女子ジャッジなんだけど、彼女はスコアを114-113ってしてて、

当たったか当たらなかったかは殆ど問わず、

大きく振り出してる方にフェイバーを与えてて、

下がる方にはペナルティを課すって、そういう主義のやっぱり只の女性だったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 佐川遼さん

② 平岡アンディさん

③ 井上拓真さん

2018年9月10日 (月)

9月8日の井岡一翔さん……。

 

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☆ 井岡一翔さん×マックウィリアム・アローヨ

       ………WBCシルバー SF級タイトル戦 10R

22勝(13KO)1敗のWBA2位、29歳・大阪府と、

17勝(14KO)3敗のシルバーチャンプ、WBC3位、WBA3位の32歳・プエルトリコ。

 

井岡さんの1敗は2014年、IBFのタイトル戦でアムナット・ハエルロエン(タイ)に、

12R判定負けしたものなんだけど、それにしても、

1年半も試合をしていないのにWBA2位って、これはごく普通のことなの?

それと彼は今、どこの誰とマネージメント契約をしてるの?

 

 

録画しておいたモノをさっき見たんだけど、

井岡さんのセコンドには久し振りのイスマエル・サラスと共に、

以前内山高志さんのトレーナーだった佐々木さんが付いてたなあ。

 

二人共、黒のグローブだったんだけど、

井岡さんはエバーラスト、アローヨはレイジェスだったね。

 

女性ジャッジが混じってて、大丈夫なのかって思いながら始まり始まり……。

 

 

<1R>

ガードの固いアローヨ相手に井岡さんがどうするかって興味津々だったんだけど、

井岡さんは特に困ったような様子も見せないまま、ジャブを始めとして、

左ボディや右ショートアッパーを混ぜ込んだコンビネーションが絶好調。

 

戦績通り、アローヨはとってもパワフルだったんだけど、何だか打ち出しが硬くて、

中盤以降は井岡さんのストレートに近いジャブのヒットヒットが目立ってたんだわ。

 

<2R>

相変わらずガードを固めたアローヨがジワジワプレスを強めていったんだけど、

一瞬の先攻めでは常に井岡さんが勝ってて、手数差も目立ってきてたし、

やっぱり井岡さんのコンビネーションの早さと美しさは抜群だったんだわ。

 

<3R>

狭い所を探しながら井岡さんが左右ショートを打ち込んでた直後、

アローヨの左右ショートアッパーがそれを上回ったヒットヒットで、

そのまま優勢にラウンドを進めてたんだけど、

残り20秒からは井岡さんが逆プレスを掛けていってた残り6秒、

アローヨが左のフックかアッパーを打とうとしたのか、

若干体勢を崩したところで中途半端に左腕を下げたその途端、

殆どノーガードになったところに井岡さんの右ストレートが炸裂して、

直撃を喰らってしまったアローヨが一発ダウンしてしまったんだわ。

 

それでもそれ程の大ダメージでは無さそうな感じで立ち上がったところでゴング。

 

<4R>

殆どダメージを残すことなく、アローヨが立て直しのボクシングで、

お互いに手数を上げていったんだけど、根負けしたのはアローヨの方で、

残り1分からは自分で下がるようなことが多かったんだわ。

 

<5R>

井岡さんはまるでちょっと前の伊藤雅雪さんのようで、

それはつまりアメリカ仕様の攻撃面を前面に出した積極ボクシングで、

却ってプレスを掛けてるのは井岡さんに変わっていってたんだけど、

ラウンド終了ゴング寸前のアローヨの右ストレートは不気味な届き方をしてたなあ。

 

<6R>

優劣付け難いやり取りが続いて、

手数的には井岡さんだったんだけど、

ショットの有効性としてはアローヨの方だったかなあ。

 

<7R>

小康状態と言うか、井岡さんは一旦ギアをニュートラルに入れたみたいで、

自由にやらせた時のアローヨのアッパーを混ぜ込んだショートコンビには、

危険が満ち満ちてたんだよね。

 

7Rを終わっての自分のスコアは、67-65の僅差で井岡さんで、

残り3ラウンドの行方次第ではホントにどっちも有りだったんだわ。

 

<8R>

アローヨは明らかにショートレンジでの強乱打戦を挑んでいって、

思いっ切り殴り合う姿勢を押し出していって、

一方では相手を誘ってカウンターを狙う意図もあったか、

いずれにしてもガードが下がり加減になるところを井岡さんが一気に攻め立てて、

大事な大事なラウンドポイントをゲットしたんだわ。

 

<9R>

初っ端からのアローヨの仕掛けが目立ってたんだけど、

受け止めた井岡さんも全く動きに劣化を見せないままだったんだわ。

 

気が付けばアローヨの両目下がボコッと腫れてたんだけど、

井岡さんの方も左目下の腫れが目立ってきてたんだわ。

 

残り1分20秒、アローヨに少しばかりの緩みが見えたその途端、

井岡さんが右ストレートを続けざまに2発ヒットさせて、

残り40秒でも返しの左フックをクリーンヒットさせてたんだわ。

 

劣勢だったアローヨはこの回最後まで反撃ドライブを掛けられなかったなあ。

 

<10R>

自分のスコアとしてはダウンを喰らわない限り、井岡さんの勝利が固くて、

アローヨにも負けてるっていう自覚があったみたいで、

かなり強引に仕掛けていってたんだけど、

井岡さんの左右ボディショットは最後まで効果を上げてて、

事あるごとにアローヨの仕掛けを挫いてたし、かなり消耗が進んだか、

残り1分頃からのアローヨは攻撃が相当雑になっていったんだわ。

 

更に残り30秒からの最後の踏ん張り合いは、

井岡さんの見栄えのいい力強さの方が優勢だったんだよね。

 

 

ってことで、自分のスコアは97-92だったんだけど結局、

99-90、97-92×2ってことで、勿論井岡さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

99-90って採点したのは多分、あの女子ジャッジで、

井岡さんの華麗なコンビネーションの美しさにほだされてしまったと思ったな。

 

 

 

色々な人達から聞かされてる話だと、

井岡さんところの親子関係は相当ほころんでるってことなんだけど、

ホントのところはどうなのかってことだし、

これからどうなるのかってことでもあるんだよね。

 

2018年9月 8日 (土)

ランキングのこと……。

 

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“8月度ランキング表”

 

これはその2枚目であって、

以前は “日本タイトル挑戦保留選手リスト” って、

実にとっても中途半端な括りをされてたボクサー達が、

15位以内の世界ランカーとして右上にまとめられてるのはグッドグッドなんだけど、

この2枚目の13位以降の日本ランキングが反対に実にとっても不可解で、

プロボクサー数が激減しつつあるっていうのに、

ランキングだけを野放図に拡大させてることが全く理解できないんだよね。

 

8月度は中途半端に最大23位までがランクされてるんだけど、

選手層が一番厚いスーパーバンタム級は更にランカーが増えそうだし、

一体どこまで増やしていくつもりなのかなあ……。

 

こんなルーズなランキングなもんで、

ジム側が力づくで捻じ込んだり、涙ながらに陳情したりすれば、

いくらでも名前を載せることが出来そうで、

そもそものランカーの価値というか権威さえも地に堕ちてしまいそうなんだよね。

 

ジム側としてはランカーが所属してる事を売り物にしたいんだろうし、

ボクサーのモチベーションを刺激するとか思ってるんだろうけど、

ランク22位とか23位とか言われて、ボクサーも嬉しいモノなのかって思うし、

ボクサーの為にはもっと他のこと、

キチンとしたファイトマネーを支払うことや、

キチンとした練習環境を整えることの方に配慮すべきだと思ってるんだよね。

 

 

新しいランキングは12位までのランカーにはタイトル挑戦権があって、

ランキングによって其々決められたファイトマネーが設定されてるんだけど、

13位以下は普通のA級ボクサーと同じ扱いにしかなっておらず、

ランキングを大事に考えるなら、例え5,000円づつでも格差を設けるべきで、

そういうことでボクサーのモチベーションを刺激するべきなんだわ。

 

 

写真の8月度の13位以下のランカーなんだけど、

階級別に眺めてみると……。

 

【ミニマム級】

タイトル挑戦権のあるランキングは11位までで、それ以下はナシ。

 

【ライトフライ級】

ランク15位までフルランク。

 

【フライ級】

ここも15位までフルランク。

 

【スーパーフライ級】

20位までフルランク。

 

【バンタム級】

22位までフルランク。

 

【スーパーバンタム級】

23位までフルランクでここが最多ランカー数。

 

【フェザー級】

17位までフルランク。

 

【スーパーフェザー級】

同じく17位までフルランク。

 

【ライト級】

15位までフルランク。

 

【スーパーライト級】

11位までがフルランクで、12位が空位でその下13位がランキング。

 

【ウェルター級】

10位までがフルランクで、その下は二つ空いて13位から15位までがランキング。

 

【スーパーウェルター級】

8位までがフルランクで、その下は全くナシ。

 

【ミドル級】

6位までがフルランクで、その下は六つ空いて13位と14位がランキング。

 

 

 

世の中の大体の決め事決まり事っていうのは、

そこに至るまでには様々な議論が交わされるんだけど、

取り敢えずの結論に達したばかりの時点では、

多少納得し難い部分があったとしても、

暫くの時間を経ると何となく収まってしまうモノで、

このランキング表もそういう道を辿るのかも知れないんだけど、

自分だけはこの違和感が抜けそうにないんだよね。

 

 

ちょっと頑張ればすぐにランカーになれるっていうのは甚だ納得し難くて、

そういうことでボクサーにすり寄るっていうのはナンセンスとしか言えなくて、

ランカーになるには普通じゃない努力と精進が必要であるべきだと思ってるし、

一つでもランキングを上げることがファイトマネーに反映されない限り、

自分の中では13位も23位も全く違いが無いんだけど、

大人達はホントにこれでいいって思ってるのかなあ……。

2018年9月 5日 (水)

後楽園ホール・9月4日

 

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“デイドリーム・ビリーバー”

 

イギリスのビートルズの大活躍に刺激されて、

アメリカのテレビ局がオーディションで集めて作ったバンドがモンキーズで、

写真のシングルは1968年発売のモノなんだわ。

 

右端のデイビー・ジョーンズの可愛さとまずまずのヴォーカルで持ってたバンドで、

音楽的には左から二人目のマイク・ネスミスが支えてたんだけど若禿だったし、

残りのオッサン顔の二人は音楽的にも素人に近くて、

テレビ局が全力で集めてこれかあって思ったモノだったんだわ。

 

元々仲良し同士で始めたバンドでは無かったもんで、

人気が下降気味なるとすぐに解散してしまって、

M・ネスミスだけがすぐ後に自分で別のバンドを作ったんだよね。

 

その後、リバイバルブームが起こる度に金儲けの為にリユニオンされたんだけど、

M・ネスミスだけは断固参加を拒否したんだわ。

 

 

 

台風21号の余波を受けてそこそこの強風だったんだけど、

ホールへの行きも帰りも雨には見舞われなくて……。

 

 

 

先週の金曜日に日本タイトルを獲ったばかりの齊藤裕太さんがロビーにいて、

ちょっと立ち話をしたんだけど、“オメデト、オメデト” って、

沢山の行き交う人達に声を掛けられてたなあ。

 

 

昨日は女子戦を除いて全部で9試合が組まれてて、

全て4回戦か6回戦だったんだけど、そのうち7試合がKO決着で、

判定に持ち込まれた2試合も間延びするってことが無かったんだよね。

 

 

 

① ノブ鈴木君(青木)×丸谷雄亮君(高崎)……L 4R

デビュー戦の20歳・東京都と、0勝3敗(2KO)のサウスポー、29歳・群馬県。

 

何となく、丸谷君の方を応援したくなりながら見てたんだけどね……。

 

<1R>

9歳差もある初勝利めざし組同士はいきなりのケンカボクシングで、

どっちも有りの危険なパンチが交差してたんだけど、

優劣付け難い展開が続いてポイントの割り振りに迷うところだったんだけど、

手数に変わりが無かった中、有効打的には若干鈴木君だったかなあ。

 

<2R>

前の回に飛ばし過ぎたか二人共、少し勢いを失っていったんだけど、

上下を打ち分ける意識は鈴木君の方が勝ってて、

そのまま押し切りそうだった残り1分、突然丸谷君が頑張り始めて、

お互い、若干休み休みではあったんだけど、十分な気持ちを見せてたんだわ。

 

<3R>

いつの間にか顔面のダメージは鈴木君の方が進んでた中、

距離を取り切れない密着戦に移行していったんだけど、

二人共、決して巧くは無いんだけどとにかく一生懸命だったんだわ。

 

で、まだまだどっちも有りの状況が続いたんだけど1分半過ぎのリング中央、

エイヤッて感じの丸谷君の左ストレートが鈴木君を大直撃、

自分が見てた所からは縦位置だったもんで若干見難かったんだけど、

その左が鈴木君のみぞおちに喰い込んだようにも、

カウンター気味に顎先に打ち込まれたようにも見えたんだけど、

とにかく、その一発で鈴木君が大きく倒れ込んでしまって、

何とか何とかって立ち上がりはしたんだけど、

リスタートの体勢が整わないままにテンカウント・アウトしてしまったんだわ。

 

 

ってことで1分52秒、丸谷君の初勝利TKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

② 矢斬佑季君(花形)×インパクト拓睦君(18古河)

                         ………SB 4R

1勝(1KO)1敗のサウスポー、26歳・埼玉県と、1勝(1KO)0敗の18歳・茨城県。

 

矢斬君は “ヤギリ” ではなくて “ヤザン” って読むんだし、

インパクト君の名前は “ヒロム” って言うんだわ。

 

<1R>

拓睦君も中々のフック系のパンチを振ってたんだけど、

矢斬君の右手の使い方がとっても巧かったんだわ。

 

お互いに鋭い腕振りを見せ合ってた残り1分23秒の赤コーナー前、

互いの左右フックが一瞬の交差を見せたその刹那、

矢斬君の左からの返しの右フックが激しくヒットして拓睦君がダウン。

 

リスタートした拓睦君も懸命の反撃を見せてたんだけど、

勢いを増した矢斬君の追撃を上回るまでには至らず残り1分03秒、

そのまま一気に北西ポストに追い込まれてしまって、

またもやの強烈な左右フックに晒されてしまって前に崩れ落ちてしまったんだわ。

 

ダメージの深さを見て取ったレフェリーが即のストップエンドで、

1分58秒、実に手際のいい矢斬君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ つがる慶也君(青木)×坂梨智紀君(足利)……Mm 4R

0勝0敗1分のサウスポー、22歳・青森県と、0勝0敗1分の28歳・栃木県。

 

<1R>

フレーム的に優位な坂梨君が一瞬の合間を縫っていきなりのラッシュで、

つがる君を南ロープに押し付けて山ほどの左右フックをガンガンのヒットで、

虚を突かれてしまったようなつがる君から開始僅か17秒でのダウンゲット。

 

その倒れ方が余りに激しかったもんで、レフェリーも即のストップで結局、

つがる君は担架搬出されてたんだわ。

 

ってことで、坂梨君が0分20秒での初勝利TKO勝ちだったんだわ。

 

 

第4試合は女子戦だったもんで……。

 

 

 

⑤ 石澤一路君(オサム)×鈴木基伸君(角海老)……68㎏ 6R

4勝(2KO)8敗(3KO)のサウスポー、31歳・埼玉県と、

3勝6敗(2KO)2分の34歳・滋賀県。

 

30歳オーバー同士で、勝ち数の倍も負けてる同士の一戦でもあったんだわ。

 

<1R>

お互いにシンプルなワンツーに終始してたんだけど、

上背とリーチ優位な石澤君の左ストレートのヒット率の方が高かったんだわ。

 

それでも石澤君はフォローの右までは配慮が出来てなかったもんで、

鈴木君も致命的なダメージを受けないで済んでたんだよね。

 

<2R>

お互いに自分のタイミングでの踏み込み打ちに留まってて、

相手の打ち終わりに合せていくっていうような工夫に欠けてたんだけど1分40秒、

鈴木君が左右ボディをきっかけに一気に攻め込んで形勢を動かしたんだわ。

 

で、そのままの勢いを維持して追込み追込みしてた残り27秒、

南東ポスト前で大きな右ストレートを打ち込むことに成功したんだわ。

 

途端に石澤君の左目上がヒットカットされてしまって、

直後に頭が触れたか鈴木君もその返り血を浴びてしまったんだわ。

 

その途端にレフェリーが即試合を止めてのドクターチェックが入ったんだけど、

そのまま続行は無理ってことで2分32秒、鈴木君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

鈴木君にとっては12戦目にして初のTKO勝ちってことで、

自分の隣で彼のメンタル・トレーナーの女性が声援を送ってたんだけど、

彼女、最後は涙目になってたなあ……。

 

 

 

⑥ 橋口雄斗君(石川)×粟田祐之君(KG大和)……SFe 6R

8勝(5KO)3敗1分の30歳・宮城県と、10勝(4KO)5敗(2KO)の27歳・神奈川県。

 

試合前にKG大和ジムの片渕会長と、2日の水谷直人君の試合の話をしたんだけど、

9月は9試合もあって大変なんですよおって言ってたんだわ。

 

粟田君の名前は “ヒロユキ” ではなくて “ユウジ” って言うんだよね。

 

<1R>

最初のヒッティングは橋口君の踏み込みざまの右フックで、

そこから接近馬力戦を仕掛けていったんだけど、

粟田君は巻き込まれることなく遠目からの左ストレートで対抗してたんだわ。

 

中盤以降の小さいヒットの積み重ねで僅かに粟田君が優位に進めてたんだけど、

もう少しジャブの数が欲しいところでもあったんだわ。

 

<2R>

相変わらずプレスを効かせてたのは橋口君の方だったんだけど、

前振りの少ないタイミング一発の踏み込み勝負に終始してて、

単調さが拭えなかったもんで、若干粟田君に見切られつつあったんだわ。

 

残り1分22秒、粟田君の長い左ストレートが綺麗にヒットして、

橋口君の頭を大きく跳ね上げてて、

ファーストコンタクトで効果を上げられないと橋口君は辛くなるばかりだったんだわ。

 

<3R>

接近ガチャガチャ戦に活路を求めたがった橋口君だったんだけど、

中々思うに任せず、見栄えの良くない被弾を増やしていってたなあ。

 

<4R>

橋口君は形のいい攻めに持って行けず、

もう少し細かく鋭い回転で打てると随分違うと思うし、

一次踏込みだけに留まらず二次踏み込みを心掛けたり、

最初のヒッティングをフェイクに使ってその後を本命にするっていうような、

とにかく、もっと色々な工夫を試みたらどうなのかなあって思ったんだけどね。

 

<5R>

橋口君の顔面の傷みが進むにつれ、粟田君は益々自信に溢れてきて、

橋口君がまだまだ諦めずとにかく必死の一発狙いだった中、

遠目からあしらうような戦法がキッチリはまってるような感じだったんだわ。

 

<6R>

まるで差し違い覚悟の特攻隊のように橋口君が最後の奮闘だったんだけど、

粟田君が最初の15秒間に左ストレートを2発ヒットさせて、

その動きにはまだまだの余裕を感じさせてたんだわ。

 

橋口君の特に左目下の腫れが目立ってきた中、

残り18秒からのショートラッシュで粟田君が最後の仕上げをしてたんだわ。

 

 

ってことで自分は60-54だったんだけど結局、

60-54、59-55×2ってことで粟田君の3-0完勝だったんだよね。

 

 

試合後暫くして、帰り際の橋口君が寄ってくれたもんで、

色々感じたことを伝えたんだけど、彼の両目周辺の青タンが痛々しかったなあ。

 

 

 

⑦ 池上渉君(郡山)×村地翼君(駿河男児)……53㎏ 6R

5勝(2KO)3敗1分の28歳・福島県と、1勝(1KO)0敗の21歳・兵庫県。

 

<1R>

開始僅か14秒の東ロープ前、

鋭い踏み込みから村地君がワンツーをヒットさせていきなり池上君がダウン。

 

池上君は両手が体から離れ過ぎてたところを狙われた感じだったんだけど、

シッカリした体幹からの村地君の自信に満ちたパフォーマンスだったんだわ。

 

それほどのダメージを感じさせないままにリスタートした池上君だったんだけど、

やっぱり反応系が危ういままだった1分45秒、またもやって感じで、

村地君の右ストレートが池上君を大きく揺らがせて、

そこから間断のない追込みに繋いだ1分50秒、

連続的に被弾してしまった池上君が2度目のダウンを喰らってしまって、

途端にレフェリーが即のストップエンドで村地君の実に手際のいいTKO勝ち。

 

 

自分は村地君を初めて見たんだけど、彼は多分相当強いんだわ。

 

 

 

⑧ 佐々木蓮君(ワタナベ)×中川兼玄君(三迫)……Fe 6R

7勝(5KO)0敗のサウスポー、23歳・岩手県と、

5勝(3KO)5敗(2KO)の23歳・大阪府。

 

戦績的にも佐々木君が圧倒するって思ってたんだけどね……。

 

自分の右には久保マネ、左側には有岡康輔君、麻生興一さん、岩井大さん、

少し後ろには永田大士さんや吉野修一郎さん達が控えてたんだわ。

 

<1R>

相手の戦績に全く臆することなく、まずは中川君が積極的なプレスプレスで、

特別のクリーンヒットは無かったんだけど、先手は常に中川君だったんだわ。

 

自分には佐々木君が体裁のいい戦い方に拘り過ぎで、

カッコ良くカウンターをヒットさせたがり過ぎのように見えたんだけどね。

 

<2R>

この回も先攻していったのはサウスポーが大好物の中川君の方で、

佐々木君は何だかやり難そうにしてて、

元々のパンチの怖さは圧倒的に佐々木君なんだけど、

一生懸命の手数で中川君が大奮闘。

 

<3R>

セコンドに檄を飛ばされたか、佐々木君が少しばかり飛ばしてきて、

そのテンポアップに中川君が付いていけそうに無くて、

勇気を持って打ち掛かってはいたんだけど、被弾数が増えていったんだわ。

 

<4R>

そろそろ佐々木君に流れが変わるのかと思ってたんだけど、

中川君の積極前詰めは揺るぎなくて、

最初の30秒間に佐々木君の左ストレートと中川君の右ボディが交換されて、

そこから中川君の頑張りが相手の勢いを封じていった感じで、

佐々木君はずっと下がり下がりの中、リズム感が失われていって、

覇気を失ってしまったような表情をしてたんだわ。

 

<5R>

佐々木君は何だか後手後手の淡泊なパフォーマンスに終始してて、

残り1分10秒からのショート戦は何とか征してはいたんだけど、

残り30秒からは却って中川君の逆襲に遭ってたんだわ。

 

ってことであと1ラウンドを残しての自分のスコアは何と、中川君の48-47で、

大番狂わせさえ予感させたんだわ。

 

<6R>

まずは佐々木君の喰い込みのいい左ボディから始まって、

最初の1分間を大きく優勢に運んでたんだけど、

半分を過ぎる頃からはメッキリしてしまって、

直後に佐々木君の軽いヒットヒットを浴びてしまったんだわ。

 

それでも中川君の方にもガス欠感が漂ってきて、

最後のひと頑張りは佐々木君の方が目立ってて、

残り1分、残り30秒からに両方で手数を圧倒したまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は57-57のイーブンだったんだけど結局、

58-54、58-57、57-57ってことで佐々木君の2-0勝ち。

 

 

 

⑨ 芝力人君(RK蒲田)×田中康寛君(輪島S)……F 6R

1勝0敗の22歳・大阪府と、5勝3敗(1KO)2分のスイッチ、29歳・東京都。

 

<1R>

芝君は自分の距離をシッカリ把握してるようで、

ショットの力強さも田中君を上回ってて、自信に満ちた攻め込みだったんだわ。

 

芝君はクリンチワークもとっても巧かったし、

顎を引いたシッカリした構えは相手にとっては当て所が見出し難くかったし、

田中君としてはカウンターに対する警戒も解けないってことか、

手数不足のまま、若干攻めあぐんでるような感じさえあったんだよね。

 

<2R>

少し吹っ切れたか、田中君も先に出を出すようになって、

それと入れ替わって、芝君の狙い過ぎと手数落ちが目立ってきたんだわ。

 

<3R>

お互い、そこそこ振ってる割にはきちんと当て込むまでには至らず、

そこそこいいパンチは左ボディに限られてたんだよね。

 

<4R>

お互いに決め手を欠いてたし、相手の固いガードを崩せないままで、

それをこじ開ける工夫が足りてないまま、クリーンヒットとは程遠かったんだけど、

それでも残り40秒、相手をロープに詰めた所からのラッシュラッシュで、

初めて明らかな攻勢点で芝君が堂々のポイントゲット。

 

<5R>

序盤は二人共、まだまだ動けてたんだけど、

中盤を過ぎる頃から田中君の消耗が目に付くようになって、

顔面も赤く腫れさせながらも、芝君の劣化の無い動きが大きく勝っていって、

残り45秒から如何にも力のこもった左ボディを3発連続打ち込んだんだわ。

 

そのうちの何発目が効いてしまったのかは解らなかったんだけど、

田中君が西ロープまで下がらされて力無く腰を伸ばしたところで、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

ってことで2分24秒での芝君のTKO勝ちで、

一旦きっかけを掴んだ時の勢いは実に半端じゃなかったんだけど、

それでもそれまでの試合運びは若干冗長と言わざるを得なかったんだよね。

田中君としては上背とリーチの長さを利して、

試合序盤から相手が嫌がるようなもっともっとの手数が必要だったよなあ。

 

 

 

⑩ 堤聖也君(ワタナベ)×稲元純平君(熊谷コサカ)……B 6R

2勝(2KO)0敗の22歳・熊本県と、2勝(1KO)0敗の19歳・埼玉県。

 

<1R>

この二人の動きはほぼ既にランカーレベルにあって、

お互い、一瞬のタイミング差で必殺のパンチを貰ってしまいそうな感じで、

初っ端からピリピリした緊張感に満ちたやり取りが交わされて、

まずは開始14秒での稲元君の右ストレート がファーストショットだったんだけど、

返しの左フックのクオリティに関しては堤君の方が上回ってたんだわ。

 

で、残り1分頃の二人を比較すると稲元君の顔面の方が赤かったんだけど、

その稲元君も残り4秒からはいい攻め返しを見せてたなあ。

 

ただラウンドを通して思い返してみれば、堤君がやや優勢だったかなあ。

 

<2R>

開始すぐの24秒、お互いの右フックが相打ち気味に交差したその途端、

一瞬バランスを崩してしまったのは稲元君の方で、

西ロープ前で転ぶようにしてダウンしてしまったんだわ。

 

ダメージを引きずらないままにリスタートした稲元君が即の反撃攻勢で、

その後、残り1分16秒、堤君から再度の右フックを貰ってしまったんだけど、

直後にメゲナイ打ち返しを見せてたんだわ。

 

残り32秒、稲元君が一瞬のサウスポーチェンジを見せた後、

二人の気合の入った打ち合いに場内は大盛り上がりだったんだわ。

 

<3R>

ここまでのトータルの被弾数としては間違い無く稲元君の方が多くて、

彼の左目下は相当腫れてきたんだけど、腕振り自体はまだまだ快調だったんだわ。

 

その後、今度は堤君が一瞬のサウスポーチェンジを見せた直後、

またもやレベルの高いやり取りの最中、突然レフェリーが割って入ったんだわ。

 

何?って思ったら稲元君の左目上が大きくカットされてのドクターチェックで、

そのまま即のストップエンドだったんだわ。

 

ハッキリとは見えなかったんだけど、

ヒットカットの原因はあの最中での堤君の右ショットらしくて結局、

1分35秒、堤君のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

二人に勢いとか力量の差は殆ど無かったんだけど、

堤君の方が左手の使い方が巧かったっていう印象だったんだけど、

84勝17敗と37勝7敗っていう輝かしいアマ戦績通りの一戦だったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 堤聖也君

② 粟田祐之君

③ 稲本純平君

④ 中川兼玄君

⑤ 丸谷雄亮君

2018年9月 4日 (火)

青葉の森センター・9月2日

 

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“青葉の森公園芸術文化センター”

 

 

 

久し振りの出張マチネー・ボクシング観戦で、

家を出たのが10時で現地到着が12時を少し回ったところだったんだわ。

 

東京駅で京葉線に乗り換えて終点の蘇我駅まで行って、

そこからバスで15分ほどだったね。

 

人生で初めて京葉線ってのに乗ったんだけど、

東京駅で乗り換える為にエスカレーターで下ること4回、

動く歩道を3台も乗り継ぐっていう、美佐子マネが言ってたような小旅行だったなあ。

 

会場は大規模な緑地公園の中にあって、

普段はクラシックのコンサーも出来るような音響設備を備えてるホールで、

座席も後楽園ホールとは比較にならないほどの座り心地の良さだったんだわ。

 

 

入場してすぐ、瀬端さんご一家と挨拶を交わして、

本多会長と奥様、それに美佐子マネともコンチワコンチワして、

三迫ジムの久保マネともご苦労様ですを交わして、

一力ジムの中村トレとか美佐子ちゃんの友人の竹下さんともヤアヤアしたんだわ。

 

その後、ボクサー時代からの知り合いの石田將大さんに挨拶して、

この日は未羽ちゃんと親父さんが一緒に来てたんだけど、

この4歳くらいの未羽チャンが信じられないほど人懐こい子で、

初対面だっていうのに沢山話をしてくれて、

あっちこっち触って来るほど人見知りをしないもんで驚いてしまったなあ。

 

親父さんは自分のこの日の出張観戦を美佐子マネに聞いたってことで、

わざわざお土産まで用意して下さったんだわ。

 

 

12時半開始、全部で6試合が組まれてたんだけど、

場所が変わって自分の集中力に支障が生じたせいか、

血沸き肉躍るっていうような試合が無かったんだよね、正直……。

ただ、手作りの興行っていう温かい感じがとっても心地良かったなあ。                                                              

 

 

① 笠井亮君(石丸)×前林良則君(伴流)……58㎏ 4R

デビュー戦の31歳・山梨県と、デビュー戦の25歳・大阪府。

 

<1R>

お互いにたどたどしい雰囲気が抜けてなかったんだけど、

パンチのシッカリ感では31歳デビューの笠井君が上回ってたね。

 

<2R>

前林君も慣れて体がこなれてきたか、多少ガンガンいけるようになって、

笠井君の方が顔面の傷みが進んでたんだわ。

 

<3R>

普通ならここからが盛り上がるところだったんだけど、

二人共、いきなりメッキリ感に襲われてしまって、

メリハリの無いパフォーマンスに終始して、スタミナ不足が著しかったんだよね。

 

<4R>

どちらが最後のひと踏ん張りを見せるかってところだったんだけど、

お互い今一飛ばし切れず、若干の手数差で笠井君が優勢なままの残り30秒、

前林君がバランスを崩し加減だったところに笠井君の左フックがヒット。

 

大きく体を揺らがせてしまった前林君もそれで火が付いたか、

懸命に頑張り直したんだけど大きく挽回するまでには至らず終了ゴング。

 

 

ってことで、自分は39-37だったんだけど結局、

40ー36×2、39-37ってことでやっぱり笠井君の3ー0勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 宮本廉也君(木更津GB)×向山太尊君(ハッピーBOX)

                     ………SB 4R

デビュー戦の20歳・?県と、0勝1敗(1KO)の29歳・神奈川県。

 

<1R>

まるで事前に打ち合わせをしていたかのように、

開始ゴングと同時に激乱打戦が始まったんだけど、

1分を過ぎる頃からは向山君の勢いの方が勝っていって、

赤コーナーポスト前で左ストレートをハードヒットさせてダウンゲット。

 

何とかリスタートした宮本君だったんだけど、

気持ちも体力的にも立て直しが出来ないまま一気の追撃を喰らってしまって、

最後はロープ際まで飛ばされてしまったところでレフェリーストップエンド。

 

ってことで1分32秒、向山君の初勝利TKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 阪田壮亮君(本多)×川端哲也君(姫路木下)

                       ………68.5㎏ 6R

5勝(2KO)5敗(3KO)1分の24歳・千葉県と、

5勝(1KO)11敗(7KO)1分の32歳・兵庫県。

 

<1R>

この重さにしても川端君は如何にもスピード感に欠けてて、

この分なら阪田君が楽勝かなって感じの立ち上がりだったんだけど、

その阪田君も自分の中のイメージとは随分違ってて、

必ずしも相手を舐めてた訳ではなかったと思うんだけど、

中間距離を諦めて詰め寄っての左右フックでお茶を濁してる感じだったなあ。

 

<2R>

川端君はもう10年もボクシングを続けてて、あと1勝でA級昇格なんだけど、

中々難しそうなパフォーマンスだったんだけど、

同じ条件の阪田君からも昇級に対する意欲とか気概が伝わって来ず、

何だかダラダラのやり取りが続いてたんだよね。

 

 

ってことで自分はここで離席したんだけど結局、

58-56×2、57-58ってことで阪田君が2-1辛勝だったんだわ。

 

 

ロビーをブラッとしてふと気が付いたら小野心さんがソファーに座ってて、

この日のメンバーには彼が関係するボクサーは出てない筈だったもんで、

千葉まで遠征してきた理由を聞いたら、

山崎武人さんの引退式に立ち会うってことだったんだわ。

 

 

 

④ 今川未来君(木更津GB)×水谷直人君(KG大和)……B 6R

8勝(2KO)4敗(1KO)のサウスポー、22歳・千葉県と、

4勝(2KO)4敗(3KO)1分のサウスポー、29歳・神奈川県。

 

サウスポー同士の一戦だったんだけど、

今川君が圧倒するんじゃないかって思ってたんだけどね……。

 

 

この試合は3Rでの偶然のバッティングで水谷君の右目上が傷んでしまって、

それが原因で4R1分51秒に負傷ストップになってしまったんだけど、

この日の今川君は初っ端からずっと信じられないほど動きが悪くて、

まるで別人かと思われるほどだったんだわ。

 

必ずしも精度は良くなかったんだけど、水谷君の勢いが半端じゃなくて、

前の日に試合を終えたばかりの阿部麗也さんの声援を受けながらの頑張りで、

今川君は常に後手後手を踏まされたまま負傷判定になって、

40-37、39-37×2ってことで水谷君の圧倒的3-0勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑤ 岩原慶君(本多)×川西真央君(三迫)……L 8R

8勝(4KO)5敗(2KO)のサウスポー、28歳・埼玉県と、

6勝(2KO)3敗(1KO)の24歳・東京都。

 

岩原君はランク15位なんだけど、

ファイトマネーとしては普通のA級としての処遇しか受けていないもんで、

取り敢えずのところは協会に対する抗議の意味も含めて “君” ってことで……。

 

<1R>

これが初の8回戦になる川西君が若干気負い過ぎてたか、

腕振りが大きくなるところを岩原君がかいくぐってのショート連打で先制先制。

 

川西君としては最初の右一発ドカン系を外した時のフォローが打ててなくて、

もう少し攻撃に工夫が欲しかったところだったんだよね。

 

<2R>

開始20秒ほどからの振り合いの際には危険なタイミングもあったんだけど、

結果的に打ち勝ったのは岩原君の方で直後、

連続被弾して若干消耗が見られた川西君を一気に攻め立てて、

右からの左フックをアッパー気味に打ち込んでいきなりのダウンゲット。

 

何とかリスタートした川西君だったんだけど、

再開後は更に大振りが目立ってたんだよね。

 

<3R>

川西君が若干立て直せたのは岩原君が休み気味だったことに支えられて、

実はこの辺から少しづつ試合全体が緩んでいったんだよね。

 

<4R~6R>

折々の攻勢はやっぱり岩原君で、

川西君は力を溜めながらの単発に終始してたんだけど、

明らかな中弛み状況は改善されないままで、

お互いの攻守のパターンが固定化してしまっての退屈退屈で、

6Rの中盤頃から7R終了まで座り心地のいい椅子で寝てしまったんだわ。

 

<8R>

川西君が右2発を連続ヒットさせて、

その2発目で岩原君が大きくヨロケてしまって、

この回のポイントは明確に川西君がゲットしての終了ゴング。

 

 

結局は岩原君が3-0勝ちしたんだけど、

発表されたスコアは意外なほど接近してて77-74×2、77-75ってことで、

2Rでのダウン劇が無かったら緊張の判定になるほどの微差だったんだよね。

 

 

 

⑥ クドゥラ・金子君(本多)×ジョエル・デラ・クルス……W 8R

7勝(4KO)0敗の20歳・アフガニスタンと、

20勝(8KO)26敗(12KO)3分の32歳・フィリピン。

 

デラ・クルーズは2年半ほど前、高山樹延さんとOPBFタイトル戦を戦ってて、

その時は6RKO負けしてるんだけど、

この戦績程度だと今のクドゥラ君にはひとたまりもないんじゃないかなあって、

事前にそう思ってたんだけど、実はね、

リング上で記念イベントをやってた際に外を散歩してるうちに終わってしまって、

2R0分23秒でのクドゥラ君のTKO勝ちを見逃してしまったんだよね、トホホ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 特にナシ

② 特にナシ

③ 特にナシ

2018年9月 3日 (月)

後楽園ホール・9月1日

 

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“愛なき世界”

 

1964年、“ピーター&ゴードン” のデビュー・シングルで、

ポール・マッカートニーが作詞作曲してプレゼントした曲なんだわ。

 

左が低音担当のゴードン・ウォーラー、右が高音を受け持つピーター・アッシャーで、

実にとってもバランスのとれたデュオだったんだわ。

 

P・マッカートニーが何故彼らに楽曲を提供したかっていうと、

当時彼がピーターの妹のジェーン・アッシャーと付き合ってたからなんだよね。

 

彼らのヒット曲には他に “エニー・デイ・ナウ” とか “アイ・ゴー・トゥ・ピーセス”

“ベイビー・アイム・ユアーズ” “つのる想い” なんかがあるんだけど、

たまに聞いた時の心地良さは半端じゃないんだわ。

 

 

 

1日遅れの観戦記ではありますが……。

 

梶颯さんの親父さんが、今度会ったらコーヒーを飲みましょうって、

以前、ブログにコメント入れてくれたもんで、

少し早目にホールの前で探したんだけど見つからないまま始まり、始まり……。

 

この日は全てが8回戦以上で、それもメニュー的にも極上だったんだわ。

 

 

 

① 梶颯さん(帝拳)×何チャラ・何チャラ……SF 8R 

10勝(8KO)0敗のランク10位、21歳・神奈川県と、

3勝(2KO)1敗の国内10位、22歳・タイ。

 

相手のタイボクサーには横浜光ジムの胡さんがヘルプセコンドに付いてたんだけど、

まあ2Rくらいまでかなあって思ってたんだけどね……。

 

<1R>

そこそこイケメンのタイボクサーは結構な乱暴系で初っ端からいきなり飛ばしてきて、

最初の20秒間を元気に飛び跳ねてたんだけど、

そもそもそういう乱暴系は梶さんの大好物で、

そんならって感じで飛ばし返していったら1分を過ぎる頃からはほぼ一方的で、

タイボクサーの顔面が見る見る赤く腫れてきて、

これは思いの外早い決着になるかなあって見てたんだわ。

 

結局は10:8.5ほどもの大差が付いてしまったんだけど、

普通は早めに諦めて簡単に倒れてしまうタイボクサーがそこそこの頑張り屋で、

終盤には鋭い右フックを貰って大きく体を揺らがせてたんだけど、

それでも梶さんの絶妙な打ち分けに必死に耐えてたんだわ。

 

<2R>

相手が更に気持ちを吹っ切って仕掛けて来たんだけど、

単純な左右フックオンリーの打ち出しは解り易くて、これなら大丈夫だって感じで、

梶さんも真正面から挑んでいって、たまに危険なタイミングもあったんだけど、

アッパーを組み込んでの持ち前の多彩なショートブローで圧倒圧倒。

 

1分18秒、返しの左フックを起点に梶さんが一気のスパートで、

あっと言う間に北西ポストに追い込んで雨あられの打ち込みでダウンゲット。

 

リスタートしたタイボクサーはまだまだケンカ腰を維持してたんだけど、

反撃に至らないままだった残り51秒、

今度は赤コーナーポスト近くに追い込まれてしまってのボコボコ被弾で、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで、

2分10秒、梶さんの圧倒的なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

梶さんの圧倒的なスピード感と力強さを目の当たりにすると、

気持ちの弱いボクサーやリスクを張るのを嫌がるジムは、

彼と試合をするのを避けるっていうのが良く解るんだよね。

 

 

試合後暫く経ってから梶さんとバッタリしたんだけど、

相手の動きが見えていた証拠か顔は全くどこも傷んでなかったんだけど、

自分を探してたっていう彼の親父さんとは最後まで会えなかったんだわ。

 

 

筒井さんと久し振りのコンチワコンチワして、

この間から知り合いになった昆虫に詳しい学術系の先生に、

ヒアリとアオバアリガタハネカクシとではどっちが危険なのかを教えて貰って、

第2試合の始まり始まり……。

 

 

 

② 高橋竜平さん(横浜光)×草野真悟君(三迫)……Fe 8R

15勝(6KO)3敗(1KO)1分のランク12位、28歳・新潟県と、

11勝(4KO)6敗(2KO)1分のサウスポー、29歳・福島県。

 

<1R>

フットワークの鋭さなら高橋さんの方かなあって思ってたら、

5~6㎝ほど上背優位な草野君も結構動けてて、

最初のクリーンヒットはその草野君の引っ掛け気味の右フックで、

その後もそれを起点にした左ストレートで草野君が先制先制。

 

で、早くも高橋さんの顔面が赤くなっていったんだけど、

1分30秒過ぎに高橋さんの右と草野さんの左って其々のストレートが交換されて、

そこから一気に距離が縮まって残り1分からの高橋さんの勢いが増していって、

逆転系のポイントゲットだったんだわ。

 

<2R>

高橋さんの詰め詰めガンガンに草野君が嫌気を差しそうで、

最初のきっかけは常に高橋さんの仕掛けから始まって、

草野君はリズム感と距離感が悪くなって手遅れ気味にもなっていったんだわ。

 

相変わらず高橋さんの方が攻めてる感じを充分出してたんだけど、

残り45秒から草野君が気持ちを立て直しての頑張り直しで、

手数的にはまだまだ後れを取ってたんだけど有効打の多くをゲットしてたんだわ。

 

<3R>

草野君のバックステップが功を奏してきて、高橋さんのパンチが届き難くなって、

1分15秒辺りから高橋さんも踏み込みの鋭さを増していったんだけど、

それでも残り30秒からの打ち合いは若干草野君が優勢に終えてたんだわ。

 

<4R>

開始17秒、絡み際の高橋さんの右ショートがいい感じでヒットして、

草野君としては距離が詰まる前にもう少しの手数が要るところだったんだけど、

いずれにしても高橋さんが得意のゴニョゴニョ戦に持ち込むことに成功してたなあ。

 

草野君も残り50秒には左ストレートを2発ヒットさせてたんだけど、

それまでの高橋さんの攻撃を上回るまではいってなくて、

このままで終わるかと思ってた残り12秒、

若干目立ち始めてた高橋さんの頭が低くなりがちだったのを見咎められて、

それまでも軽い注意は受けてたんだけど、

いきなりヘッドバッティングで減点されてしまったんだわ。

 

それは自分には少しばかり唐突過ぎた感じがして、

「あと1回やったら原点だぞ!」 って強い明確な注意があってしかるべきだって、

そう思ったんだよね。

 

ってことで自分のスコアとしては9-9だったんだよね。

 

<5R>

拮抗したスコアの中、そろそろ勝負どころに差し掛かって来た訳で、

まずは開始8秒、高橋さんの右ストレートがヒットして、

草野君としては真面目さ一方だけではなくて、

もう少し攻め方の工夫が要るところだったし、

相手が入って来るところに左を合わせられないかってところでもあったんだけど、

残り1分頃からは草野君のフック系のストロークが大きくなり過ぎだったんだわ。

 

ってことで、5Rを終えての自分のスコアは47-47のイーブンだったんだよね。

 

<6R>

草野君の動きに若干の緩みが見えてきた一方、

高橋さんは全く動きに劣化が見られず、

残り1分からの接近手数戦を征してたんだわ。

 

草野君も途中途中で左を当て込んではいたし、

残り10秒からの巻き返しに気持ちを見せてたんだけど、

高橋さんの右の方が印象的なヒッティングだったんだよね。

 

<7R>

草野君の手数落ちが目立ってきて、正確に当て切れてもいなくて、

高橋さんの気持ちの強さの方が目立ってきて、流れが傾きつつあったんだけど、

残り1分からの死闘系で草野君も立て直していってたんだわ。

 

ただ、草野君としてはホントはもっと以前からボディブローを打つべきであって、

高橋さんの山ほど手数の前にボディブローはリスクが高かったんだろうけど、

相手の足を止める方策に欠けてたと言わざるを得なかったんだよね。

 

結局、お互いに目覚ましい有効打に欠けたままだったんだけど、

出してた手数の差で高橋さんかなあ……。

 

<8R>

三迫会長の檄に後押しされて、草野君も最後の気持ち出しての先手先手で、

最初の1分間を優勢に進めて、その後高橋さんも盛り返して、

残り1分からのそれこそ正に死力を尽くしてのやり取りは、

高橋さんが優勢だったんだけど、序盤の有効打でやっぱり草野君だったなあ。

 

 

ってことで自分は76-75で僅かに高橋さんだったんだけど結局、

77-74、77-75、77-76で高橋さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 宮崎辰也君(マナベ)×近藤明広さん(一力)……SL 8R

9勝(9KO)11敗(8KO)1分の34歳・富山県と、

30勝(17KO)7敗1分のIBF4位、33歳・埼玉県。

 

宮崎君は相変わらずのハードマッチメイクで、

長嶺克則さんがヘルプセコンドに付いてたね。

 

この日の宮崎君は何だかやる気が無さそうと言うか、

弱々しそうな素振りのリングインで、新しいパターンを模索中のようだったんだわ。

 

<1R>

まずは宮崎君のプレスから始まって、

近藤さんは間合いを見計らいながらの左ジャブからの様子見だったんだわ。

 

全体のスピード感は近藤さんが上回ってたんだけど、

宮崎君の方も冷静な立ち上がりを見せてて、

彼は初っ端からもっとガンガン振り込んで来るって予想してたもんで、

近藤さん陣営は若干面食らった様な感じだったんだよね。

 

残り13秒での宮崎君の左フックの上下打ち分けの有効度も高かったんだけど、

ラウンドを通じての近藤さんの左ジャブの精度と強度が圧してたんだわ。

 

<2R>

開始8秒、近藤さんの右フックがハードヒットして始まって、

早くも宮崎君の顔面が赤く腫れていって、

その後も近藤さんの角度を工夫した右フックがグッドグッドで、

前振りの少ないところから大きなショットを狙い過ぎる宮崎君にはシンドイ展開で、

一発を警戒する近藤さんに中々正確に当て切れてなかったんだわ。

 

残り29秒、近藤さんの右フックが2発連続ヒットしてリング中央で宮崎君がダウン。

思わず片膝を着いてしまった宮崎君が何とか凌ぎ切ってラウンド終了ゴング。

 

<3R>

近藤さんは下がりながらサークリングしながら脚の長い正確なヒッティングで、

プレスを欠かさない宮崎君もいい感じの右フック、右アッパーを当ててたんだけど、

今一当たりが薄くて、大きな効果を上げ切れないままだったんだわ。

 

1分17秒のリング中央、お互いの右が相打ち気味に振り出されていった瞬間、

一瞬早く正確にヒットしたのは近藤さんの右の方で宮崎君がまたもやのダウン。

 

何とかリスタートした宮崎君だったんだけど、

前の回から目立ってた鼻血が酷くなってて、ダメージも引きずってたんだけど、

近藤さんの追撃の手際の悪さも手伝ってはいたんだけど、

宮崎君も必死の踏ん張りで、1分半ほどの苦しい時間帯を凌ぎ切ってたんだわ。

 

<4R>

宮崎君がまだやれるのかが最大のポイントになっていった中、

その後は近藤さんの猛攻に晒されることが多くなっていったんだけど、

その直前の左ボディからの右フックにまだまだの戦意を見せてたんだわ。

 

宮崎君の強打に触れて近藤さんの警戒感が更につのったか、

かなり足元が覚束なくなってきた宮崎君を攻め切れてない感じが強かったんだよね。

 

それでも近藤さんが宮崎君をいたぶってるような感じが拭えなくなってきたし、

ってことで最早勝負あったのは間違いなくて、

エンディングが近くなってしまったもんで一旦離席したんだよね。

 

 

ってことで結局、次の5R、3度目のダウンを経た0分55秒、

近藤さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

試合度暫くして同じボーダーのトップスで応援に来てた長嶺克則さんと加藤港君、

その後には真部会長と少しばかり言葉を交わしたんだけど、

肝心の宮崎君本人とは会えず仕舞いだったんだよね。

 

その代わりというか、ロビーで宮崎君の母上に声を掛けられて、

抱っこしてたのは晴太クンだったんだけど、

この子がまあ全く人見知りをしないいきなりのニコニコボーイで、

ハイタッチなんかしてくれたんだよね。

 

 

 

④ 阿部麗也さん(KG大和)×野口将志君(一力)

                       ………58.5㎏ 8R

17勝(8KO)2敗のランク1位、サウスポー、25歳・福島県と、

12勝(6KO)10敗(8KO)1分の27歳・山口県。

 

阿部さんのトランクスは “天才ですから” から “天才?” に代わって、

最近は “天才♪” になってて、8分音符ってところが中々お洒落なんだよね。

 

<1R>

阿部さんが極上のプレスを掛けながら始めてて、

とにかく、彼の前の手を出すタイミングが抜群で、

野口君は如何にも入り難そうにしてたんだわ。

 

いつものように若干広めのスタンスの阿部さんのリズム感が実に軽やかで、

上半身とか頭の角度にも工夫を凝らしてて、とってもいい感じだったなあ。

 

<2R>

開始46秒、野口君の右フックが薄くヒットしたんだけど、

そこから激しい打ち合いに移行させることが出来なくて、

阿部さんの方も自らのランキングを考慮すると、

敢えての危険な打ち合いは避けたい雰囲気も漂ってての小康状態。

 

それでも1分25秒、阿部さんが右からの左ストレートを綺麗にヒットさせて、

彼のポイントを奪う感覚はとっても優秀で、

残り15秒での右アッパーからの左ストレートなんかとっても美しくて、

思わず惚れ惚れするほどだったんだわ。

 

野口君としてはどこかで若干乱暴系になってでも突っ込んで行かないと、

中々チャンスが訪れそうになかったんだよね。

 

<3R>

必ずしもハードでは無かったんだけど、阿部君の綺麗なヒッティングが続く中、

野口君はまだまだ自分から行けないままで、

何だかランキングの格のようなモノに負けてしまってる感じで、

ラウンドが進むごとに1ポイントづつロスしてるって感じが拭えなかったんだわ。

 

<4R>

クリンチ際も却って頑張り手数だったのは阿部君の方で、

野口君も開始1分までに右ショートを3発させてはいたんだけど、

阿部君の左と比較するとその強さには大きな差があったなあ。

 

残り1分からの阿部君の左ストレートボディもそこそこの喰い込みで、

野口君からは明らかにそれを嫌がる素振りが見て取れたんだよね。

 

その野口君としては絡んだ所でのもうひと踏ん張りが欲しいところだったなあ。

 

ってことで最早勝ち負けの行方が見えてきてしまったモンで一旦休憩タイム。

 

 

結局、阿部さんが5R、6Rにダウンゲットした末の2分25秒でのTKOエンド。

 

 

ランク1位を背負った上でのパフォーマンスだったせいか、

試合後の阿部さんは反省しきりだったようだったんだけど、

自分としてはあのくらいの慎重さは充分必要だと思ったんだけどね……。

 

 

 

⑤ チャールズ・ベラミー(横浜光)×清水優人さん(木更津GB)

                       ………151P 8R

27勝(18KO)3敗2分のランク7位、37歳・アメリカと、

12勝(5KO)3敗2分のランク8位、30歳・千葉県。

 

チャールズのセコンドは帝拳と横浜光が混ざってたね。

 

二人共、全く広告シールの張ってない黒い練習用トランクスだったなあ。

 

<1R>

開始1分08秒、チャールズの右クロスが最初のクリーンヒットで、

清水さんの方は若干気後れ気味の先攻め不足だったなあ。

 

上背で10㎝ほど優位な清水さんなんだけど、

無為に下がらされる場面が多くてジャブが絶対的に不足してたんだわ。

 

<2R>

チャールズもボディショット抜きのままだったんだけど、

それでもまだ攻勢点は彼の方で、

清水君も多少アップしていったんだけど、

ポイントを取るまでにはいってなかったなあ。

 

<3R>

清水君の目立った攻撃は右ボディくらいに留まってたんだけど、

その後は小さいパンチの積み重ねて、

チャールズの右フックを僅かに上回ってたんだわ。

 

<4R>

初っ端チャールズが手数をアップさせていったんだけど、

1分過ぎからは明らかに手数落ちが目立ってきて、

右ショットも単発で当たりも薄かったんだわ。

 

チャールズの動きが今一だったせいか、

清水さんが自分の距離を維持し始めて、

相手が打って来る前に打って、直後にすぐ離れるって感じだったんだわ。

 

<5R>

気が付けば顔面の傷みが進んでいるのはチャールズの方で、

どこかで一発右ドカンを実現できないとかなりシンドそうで、

清水さんの方が感じを掴んだような印象で、

残り30秒にはチャールズも左右フックを捻じ込んで何とか巻き返してたんだけど、

チャールズからはそれ程の恐怖感が漂って来なかったんだよね。

 

<6R>

まずチャールズが左フックで清水さんの顔面を跳ね上げてたんだけど、

1分30秒での左フックでチャラにされてたんだわ。

 

アレッて思ったのはチャールズのパンチの威力の無さで、

かなり綺麗にヒットさせても清水さんを大きく揺らがせるまではいってなくて、

以前ならそれはエンディングへのパンチに繋げてたのに、そうはならなくて、

却って手数の少なさと攻撃の単調さを浮き出させてたんだよね。

 

その合間合間を縫って清水さんが細かく攻め込んでたんだよね。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアは57ー57のイーブン。

 

<7R>

チャールズがギアアップ出来ないままに当たりの軽いショットを繰り返してて、

自分には別人感が拭えなくなって、下唇をヒットカットされてたんだわ。

 

<8R>

派手さは無いんだけど清水さんのコツコツ真面目なボクシングが支配してて、

チャールズが一本調子から脱却できないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は77-75で清水さんだったんだけど結局、

77-76×2、76-77ってことでチャールズが際どい勝利をゲット。

 

 

 

⑥ 齊藤裕太さん(花形)×菊地永太さん(真正)

             ………日本 B級王座決定戦 10R

10勝(7KO)9敗(1KO)3分のランク2位、31歳・神奈川県と、

20勝(8KO)5敗(3KO)4分のランク3位、32歳・大阪府。

 

齊藤さんは負け越してもいるし、一度は引退を考えたこともあったみたいなんだけど、

そういうボクサーが何とかチャンピオンになるところを自分は是非見たいと思ってて、

それに彼は翌日に誕生日を控えてたし……。

 

ベルトとサイドにブルーラメのラインの入った白いトランクスそれに、

白いシューズと黒のハイソックスって、まるで事前に二人で打ち合わせたかのような、

まるでお揃いのイデタチだったんだわ。

 

<1R>

齊藤さんのガードがとってもシッカリしてるもんで、

菊地さんのジャブが当たり難くて、

菊地さんとしてはそこからのワンツーが主力武器なんだけど思うに任せず、

リーチを生かし切れないままスピードの乗りも良くなかったんだわ。

 

プレスに関しては終始齊藤さんが主導権を握ってて、

軽微なヒット差ではあったけど、まずは齋藤さんがギリギリのポイントゲット。

 

それにしてもこの日の齊藤さんはいつもの彼とは違ってて、

最初っから積極的に仕掛けるって決めてたみたいで、

それは直近の幾つかの試合からの反省からのようだったんだわ。

 

<2R>

見ての通り齊藤さんは顔がデカイから、元々被弾リスクが大きくて、

そのハンデを背負ってることがガードに対する配慮を増してて、

結果的には菊地さんに攻撃のきっかけを与えないままだったんだわ。

 

その菊地さんは不思議なことに殆ど左ボディを打っていかなかったし、

ガードの上からでも思いっ切り右フックを叩き込んでガードを動かすって事もしなくて、

殆ど為す術を見つけられないまま顔面の赤味が増していって、

齊藤さんの角度のいい右ショートアッパーを貰ってたんだわ。

 

自分が薄っすら覚えてる菊地さんはこの日はちょっと違ってて、

どう戦っていいか踏ん切れないままのように見えたんだよね。

 

で、残り1分15秒からは齋藤さんの後先を考えてないようなラッシュが始まって、

菊地さんを北ロープに押し付けたままの左右ドコドコフックを雨あられで、

そこから抜け出せなかった菊地さんも何発かは応戦してたんだけど、

勢いを止められないまま、齊藤さんが残り40秒から更に一気度を上げていって、

最後は赤コーナーに追い詰めて最後の仕上げをしてたところで、

2分33秒、レフェリーが割って入ってのTKOエンドだったんだわ。

 

 

試合前にちょっとだけ齊藤さんと木村トレと話をする機会があって、

自分が思ってたことを伝えてたんだけど、

試合後は一緒になって大喜びしたんだよね。

 

花形会長も嬉しそうに彼の戦い方を褒めてたなあ。

 

試合終わりとドームのコンサート終わりがモロ・バッティングしてしまったもんで、

時間潰しに20分ばかりフラフラしてたんだけど、

偶然、菊池永太さんと二人だけになるチャンスがあったもんで、

「お疲れさんでした。」 ってクールタイプのウェットティッシュを渡したら、

もしかしたらって自分の素性を確かめられてしまって、

実は自分は彼のことを褒めた記憶が無かったもんで、

「こりゃ、マズイ。」 って瞬間に思ったんだけど、ああ見えて彼はかなりの太っ腹で、

正直に書いてくれるのがいいって言ってくれたんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 齊藤裕太さん

② 阿部麗也さん

③ 梶颯さん

 

 

 

【村木田渾身競馬】

9月2日と3日の競馬は結局145%の回収率で終えたんだけど、

今年最大の痛恨だったのが2日の小倉11Rで、

折角12番人気を拾い上げることが出来たのに2着馬の選定に際し、

ジョッキーランクと先行力のうち先行力の方をより重視してしまって、

結果的には膨大な配当を逃してしまったんだよね。

 

自分の中ではジョッキーランキングと馬の先行力のバランスが永遠のテーマだな。

2018年9月 2日 (日)

お知らせ!

 

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通常、試合観戦記は翌日の昼前後にアップすることにしてるんだけど、

今日は千葉での試合を見る為に10時頃には外出しなければならなくて、

それまでに植木鉢に水をやらなければならないし、

競馬の予想もしなくてはならなくて……。

 

こんなブログでもメモを見ながらその試合全体を思い返しながら書くもんで、

およそ3時間ほども掛かってしまうもんで、今日のアップは無理ってことで、

昨日の試合のことは明日9月3日(月)、今日の試合のことは9月4日(火)に、

其々アップさせて戴きますので何卒ヨロシクってことでして……。

 

2018年8月31日 (金)

救出成功!!

 

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何とか斉藤司君を助けて上げることが出来ないかって、

4人の大人達から相談を持ち掛けられたのが2016年の6月、

相手側ジムの不誠実極まりない態度によって、

図らずも裁判沙汰になってしまったのがその年の10月、

公判に至る前の和解作業で終結させるべく努力はしたんだけど、

相手方はゼロ和解さえ拒んで、あくまで200万円を支払えって、

盗人猛々しいと言うしかないような頑なな態度を崩さず、

またもや止む無く最終口頭弁論までいってしまって、

結局は判決が下されたのが今年の7月11日。

 

 

未払い分のファイトマネーの請求と移籍届への押印請求の両方共が却下されて、

要するに、裁判としては敗訴に終わったんだけど、

その判決主文よりは判決理由の方が圧倒的に衝撃的で、

そもそものジムとボクサーとの間のマネージメント契約の法的性格に関して、

初めて “有償準委任契約” であるっていう法的判断が下されて、

書かれてあるその文章の内容は業界全体を震撼とさせるほどの影響を及ぼして、

コミッションや協会、ジム経営者たちはその対応に右往左往してて、

それは正に “青天の霹靂(へきれき)” って感じなんだよね。

 

 

今回のふとどきな判決理由を導いた張本人ってことでそれ以降、

自分は各方面からのヒンシュクを買うことにもなって、

所謂対抗旧勢力からは謂(いわ)れの無いモノを含めて様々な非難を浴びてて、

やれ、陰でジム制度の崩壊を意図してるとか、

業界関係者との交友をやたら偉そうに吹聴してるとか、

特定のジムへの引き抜きに奔走してるとか、

資格も無いのに控室に出入りするのは許せないとか、

まあ最後の部分に関しては今更ながら自重しようとは思ってるんだけどね。

 

元々対抗旧勢力の方が圧倒的なほど人数的に勝ってるし、

そもそも以前から自分のことを忌み嫌ってる人も多いから、

色んな感情が混ざっての色んな非難が巻き起こってるらしいんだよね。

 

 

しかしながら好むと好まざるとに関わらず、事態は風雲急を告げてる訳で、

緩やかながらも大きな変革の一歩を踏み出さざるを得ない状況に追い込まれてて、

以下のような事項に関しての業界のコンセンサスを求められつつあるんだよね。

 

① マネージメント契約の法的性格の確認と徹底。

② クラス別、ランカー別のファイトマネーの金額の確定と徹底。

③ チケット払いの場合のファイトマネー額の設定と徹底。

④ 移籍及び移籍金に関する規程の整備。

 

それに伴い、乃至はそれと共にこの際、

(a) マネージメント契約書そのものの改定。

(b) マネージメント契約の解除条件の確認と徹底。

(c) 一方の都合によって試合が中止になった場合のキャンセル料の設定と徹底。

 

 

 

この2年間色々なジムの個別の事情に触れるにつれ、

自分の中では東日本におけるお薦めジムリストが出来上がってて、

現在東日本協会管轄内には合計142のジムがあるんだけど、

特に首都圏におけるお薦めジムは、山手線圏内、東京西部と神奈川県、千葉県、

それに埼玉県に計およそ15ジムほどあって、

ある業界関係者は公表しなよって言ってきたんだけど、そういう訳にもいかなくて、

個々に相談を受けた際に参考にして貰ってるんだよね。

 

そんなこんなで1件幾らで移籍交渉を請け負ったら、

濡れ手に粟の様に容易にひと財産作れそうなんだけど、

そういう考えは元々自分の中にはないし、そもそも面倒臭い訳で、

今回の様なゴタゴタは今抱えてるあと3件ほどを決着させたらジ・エンドってことで、

あとはコミッションの裁定委員会のようなモノにお任せするつもりなんだわ。

 

 

 

とにもかくにも昨日最後の打ち合わせが完了して、

9月1日付けで斉藤司君の移籍が実現することになって、

晴れて彼にはB級ライセンスが交付されることが決定されたんだわ。

2018年8月30日 (木)

東京の外国人

 

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上記のリストは東京23区内における外国人比率ってことで、

外国籍だけど東京に住民票がある人の比率の上位20位までのリストなんだわ。

 

地域的には新宿区、豊島区、港区の比率が高くて、

駅でいうと大久保、池袋、赤坂、六本木周辺の比率が高いんだよね。

 

異常なほど飛び抜けた第1位は江東区の青梅2丁目ってことで、

住民の何と75%、つまり4人のうちの3人までもが外国人になってるんだわ。

 

青梅2丁目っていうのはどういう所なのか調べてみたら、

東京湾に作られた埋立地で、船の科学館やテレコムセンターなんかがあるんだけど、

主な交通機関は “ゆりかもめ” ってことで、総人口は1,015人なんだってさ。

 

2位の港区愛宕2丁目の40.2%っていうのも想像を超えてて、

駅でいうと神谷町とか御成門が最寄駅になるんだけど、

青梅2丁目といい愛宕2丁目といい、

都会の場合だと仕事場と住居の場所が異なってることに由来してるんだよね。

 

 

いずれにしても上位20位の外国人20%超えっていうのは驚きだし、

自分が住んでる区の外国人比率は6%ほどなんだけど、

それでもやたら目に付くから、20%超えともなると、

それこそ外国人だらけのように感じるんじゃないかなあ。

 

 

人口減少化に伴う当面の労働力不足を補う為、

あるいは消費人口の落ち込みを抑える為に民間だけに留まらず、

国も地方自治体も外国人の流入に目を瞑ってるようなところがあるんだけど、

将来の国の有り方を真剣に見据えての施策と、

国民のコンセンサスを確認しておかないと、

日本とか日本人の空洞化に繋がってしまうんじゃないかって危惧するんだよね。

 

2018年8月29日 (水)

東京の人気スポット

 

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外国人観光客が目指してる東京の人気のスポット順位なんだけど、

高尾山とか戸越銀座とか神楽坂とか、中々渋い選択だよなあ……。

 

東京に住んでいる自分でも上の20ヶ所のうち実は、東京スカイツリー、築地市場、

新装後の東京駅、お台場、戸越銀座、それに深大寺には行ったことがないし、

裏通りの花柳界仕立てで人気の神楽坂も自分には帝拳ジムがあるだけの場所で、

他にどう時間を過ごすのか想像も付かないんだよね。

 

ただ、最近は何処に行っても外国人だらけで、

それも中国大陸人とか朝鮮半島人で溢れてるのにイライラすることが多くて、

其々嫌いな国のダントツのNO.1が日本だっていうのに実に矛盾の限りで、

その余りの煩さとマナーの悪さに触れるとストレスが募る一方なんだよね。

 

そういうのはバブルの頃、日本人が農協までもがパリなんかにドット乗り込んで、

ブランド品を買い漁って、現地のショップの店員にニコニコ応対されながらも、

陰で嘲笑されたっていう状況に近いモノを感じるんだけど何れにしても、

当分は都内の繁華街は極力避けたいと思ってて、

用事があって仕方ない場合にはヘッドホンで音を遮って、

下を向いて歩くことにしてるんだよね。

2018年8月28日 (火)

9月のボクシング

 

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“ザ・コンサート・フォア・バングラデッシュ”

 

1971年、貧困に苦しむバングラデッシュ難民の為に、

ジョージ・ハリスンが主催したチャリティー・コンサートのライブ盤2枚組LPで、

当時の5,000円は自分にとってそこそこ大きな出費だったんだよね。

(後にその人格的なインチキ性が暴露されたシタールのラビ・シャンカールは、

音楽的にも元々余分だったけどね……。)

 

写真は左からジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、レオン・ラッセルでこの他にも、

エリック・クラプトン、リンゴ・スター、ビリー・プレストンなんかも出てたんだけど、

同じく参加を申し出てたジョン・レノンは、

オノ・ヨーコが一緒に出てくるのをみんなが嫌がって実現しなかったんだよね。

 

このアルバムは1972年のグラミー賞年間最優秀アルバムにも選ばれたんだけど、

スタジオ収録の時と違って、みんなの盛り上がりが半端じゃなくて、

これがジョージ・ハリスンのベスト・パフォーマンスだとさえ思ってて、

ラストの “バングラデッシュ” は正に鳥肌モノなんだわ。

 

 

家の近くのファミマにバングラデッシュ生まれのバイトがいて、

彼に “バングラディッシュ” なのか “バングラデッシュ” なのか以前聞いたら、

“バングラデッシュ” ってことで……。

 

 

 

東日本においても悪行悪徳ジムの数には枚挙にいとまが無いんだけど、

それでもそれ以外の地域ほどまでには汚染されてなくて、

ファイトマネーの支払いや移籍、移籍金に関する改革も前向きになりつつあって、

自分はこれからの動向を傍らから見つめていたいって思ってるんだよね。

 

それと比較すると、他地域の未開度はホントに度を越えてて、

もし、真っ当なファイトマネーを支払ってるジムがあるっていうなら、

堂々と手を上げてみてくれってほど悪徳ジムだらけでだから、

これから当分の間、自分はそれらの地におけるボクシングは無視というか、

全て抹消することにしたんだよね。

 

それと、月次のランキングに関してなんだけど、

自分はつい2ヶ月ほど前に関西系のジムが、

関東のあるジムにランキングをカネで売ったとしか思えないような試合に遭遇して、

悪党同士が一体幾らで手を打ったのかは知らないけど、

八百長に付き合わされたボクサーは実に実に気の毒だったんだわ。

 

また一方では野放図にランキングを拡げるだけ拡げておいて、

12位以下のランカーのファイトマネーは普通のA級ボクサーと同じ15万円って、

全く理解に苦しむ片手落ちも眼を覆うばかりで、

A級で1勝したらランカーにしろって更にゴネてる協会員もいるらしいし、

結局、これまでにないほどランカーの権威が貶められてる状況なんだよね。

 

 

ってことでまとめると、当分の間、翌月のボクシング予定は東日本だけに限定するし、

月次のランキングについては自分的には放置ってことで、

日々黙々と励んでるボクサー達を、懸命に試合する彼らを、

その試合だけを見つめていきたいと思ってるんだよね。

 

 

ってことで、9月ボクシング……。

 

≪9月のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・9月 1日(土)……(後楽園)

齊藤裕太×菊地永太、チャールズ・ベラミー×清水優人、阿部麗也×野口将志、

近藤明広×宮崎辰也、高橋竜平×草野真悟、梶颯。

 

 

・9月 2日(日)……(千葉・青葉の森芸術文化ホール)

岩原慶×川西真央、今川未来×水谷直人、クドゥラ金子。

 

 

・9月 4日(火)……(後楽園)

堤聖也×稲元純平、田中康寛×芝力人、佐々木蓮×中川兼玄、

粟田祐之×橋口雄斗。

 

 

・9月 8日(土)……(カリフォルニア)

井岡一翔×マックウィリアムス・アローヨ。

(ここは実に気の毒な目に遭ってる井岡さんを応援するってことで……。)

 

 

・9月11日(火)……(後楽園)

井上拓真×マーク・ジョン・ヤップ、平岡アンディ×吉開右京、松本亮×佐川遼、

清田亨×水藤翔太。

 

 

・9月14日(金)……(後楽園)

荒谷龍人×本吉豊、中嶋孝文×入口裕貴、中野敬太×嶋崎俊、

渡久地辰優×戸高達。

 

 

・9月15日(土)……(カリフォルニア)

岡田博喜×クリスチャン・ラファエル・コリア。

 

 

・9月19日(水)……(後楽園)→不参加。

氏原文男×長谷川慎之介、市川雅之×山中章弘。

 

 

・9月22日(日)……(茨城)→不参加。

若松竜太×藤本直人。

 

 

・9月25日(火)……(後楽園)

京口紘人×チボ・モナベサ。

 

 

・9月26日(水)……(後楽園)

秋山泰幸×細川チャーリー忍、杉田ダイスケ。

 

 

・9月27日(木)……(後楽園) 東日本新人王トーナメント準決勝戦Ⅰ。

高田勇仁×柴沼智樹、亀山大輝×澤井暖、荒川竜平×入稲福敬、

吉野ムサシ×若木忍、義元得拳×ビバリー塚田、林大雅×三尾谷昴希、

峯田光×大保龍球、鯉淵健×長田庄一郎、山本祥吾×平岩貴志、

辻本純平×荒木悟、石田智裕×池田圭祐。

 

 

・9月28日(金)……(後楽園) 東日本新人王トーナメント準決勝戦Ⅱ。

伊佐春輔×岡田真虎、大橋波月×河野勇太、太田憲人×具志堅広太、

碇瑠偉×大平智哉、石川春樹×花森成吾、小川将太×井田洋介、

中村由樹×松澤拳、関島優作×林慶太、橘ジョージ×齊藤眞之助、

西川宏次郎×吉村鉄也、ワチュク・ナァツ×岩井優典。

 

 

 

≪9月度ボクシングの期待度ベスト20≫

左側が勝者予想、敬称略。

 

① 井上拓真×マーク・ジョン・ヤップ

② 平岡アンディ×吉開右京

③ 中嶋孝文×入口裕貴

④ 阿部麗也×野口将志

⑤ 齊藤裕太×菊地永太

⑥ チャールズ・ベラミー×清水優人

⑦ 秋山泰幸×細川チャーリー忍

⑧ 近藤明広×宮崎辰也

⑨ 高橋竜平×草野慎悟

⑩ 岩原慶×川西真央

⑪ 中野敬太×嶋崎俊

⑫ 今川未来×水谷直人

⑬ 粟田祐之×橋口雄斗

⑭ 堤聖也×稲元純平

⑮ 京口紘人×チボ・モナベサ

⑯ 松本亮×佐川遼

⑰ 清田亨×水藤翔太

⑱ 佐々木蓮×中川兼玄

⑲ 荒谷龍人×本吉豊

⑳ 渡久地辰優×戸高達

 

 

 

≪東日本新人王トーナメント期待度ベスト3≫

① 関島優作×林慶太

② 中村由樹×松澤拳

③ 高田勇仁×柴沼智樹

 

 

 

観戦を1回だけに絞るなら圧倒的に9月1日(水)ってことになるんだけど、

月末の新人王トーナメントの準決勝戦も見逃せないんだよね。

 

それと、9月2日の本多ジムの50周年興行は是非是非応援したいね。

本多ジムはファイトマネーについてもとってもクリーンな支払い方をしてて、

千葉方面では絶対的にお薦めなんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

7月は全外れだったし、

やっぱり元々不得意な夏競馬は一旦休憩タイムかなとも思ったんだけど、

馬が走ってるっていうのに無視も出来なくて、

で、8月は自重気味に参加レースを減らして、

なおかつ安全度の高い3連複でお茶を濁してたんだけど、

結局25レースに参加して安い配当を3レースをゲットして、

回収率は110%だったんだわ。                                   

で、年初からの回収率は合計178レースに参加して146%ってことで……。

 

 

 

以前の家では真夏の電気代が25,000円を越えることもあったんだけど、

3年前の引っ越しの際に4台のエアコンと冷蔵庫を省エネタイプのモノに替えて、

照明も全てLEDに交換したら、その効果がまあ凄いんだわ。

 

エアコンの稼働が自分的には過去最高度だったにも関わらず、

8月22日までの1ヶ月間の電気代が12,000円ほどで済んだんだよね。

2018年8月25日 (土)

後楽園ホール・8月24日

 

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“ワイアード”

 

ジェフ・ベックは、エリック・クラプトンやジミー・ペイジと共に、

世界3大ギタリストって言われてるんだけど、

自分的にはE・クラプトン、リッチー・ブラックモア、J・ベックなんだよね。

 

ただ実は、J・ベックは他の二人ほどは聴き込んでなくて、

この “ワイアード” と “ブロウ・バイ・ブロウ” くらいのモノなんだわ。

 

最近はベーシストの女性の巧さについつい目が行ってしまうんだけど、

今やR・ブラックモアの劣化が哀しいレベルに達してしまってるのに対し、

E・クラプトン同様、今年74歳のJ・ベックはまだまだ十分以上のプレイが出来てて、

ワールドツアーに余念が無いんだわ。

 

 

 

あるボクサーに 「やっぱり村木田さんはホールに居ないと……。」 って言われて、

異常に嬉しくなって、少し感極まってしまって返す言葉が無かったなあ。

 

 

ホールに入場してすぐ、岡田博喜さんの父上が声を掛けてくれて、

ひとしきり来月のアメリカ遠征の話になって、

自分としては今度の試合がメインの事情によって世界戦に繰り上がるよりは、

2度目に世界戦を迎える方が好ましいと思ってるって伝えたんだよね。

ファイトマネー的にもその方が比較にならないほど大きくなるだろうからね。

 

大分後に角海老ジムの鈴木会長と話した際にもそんなことを言ってたんだけど、

いずれにしても今の岡田さんのモチベーションは半端じゃないらしくて、

スパーリングに対する取り組み方も殺気に満ちてるってことで、

ちょっと前の伊藤雅雪さんの試合も刺激になってるみたいだったんだわ。

 

 

ってことで始まり始まり……。

 

 

 

① 加藤剛君(角海老)×佐々木尽君(中屋)……L 4R

0勝1敗(1KO)の20歳・茨城県と、デビュー戦の17歳・東京都。

 

この日が田部井要トレのデビューで、

奥村トレと共に加藤君のサブセコンドに入ってたんだわ。

 

<1R>

いきなり狂熱の殴り合いが始まったんだけど、

ジャブを省いた佐々木君は遠い所が得意じゃないみたいだったんだけど、

一旦距離が詰まってからは思いっ切りの左右フックが効果を発揮してたんだわ。

 

顔が小さくて手足の長い加藤君としては距離をとって、

きっちりジャブから始めたいところだったんだけど、

そういう意識が全身に行き亘ってないようで、

そもそも戦い方を間違えてるような感じだったんだわ。

 

残り1分からは勢いの差がもっとハッキリしていって、

何だか嫌々試合をやらされてるような感じだったんだよね。

 

<2R>

陣営周辺からは距離を取ってワンツーから始めろって声が飛んでたんだけど、

加藤君は距離の取り方さえ良く解っていないみたいで、

フットワークもジャブも封じられたまま追い込まれる一方だったんだわ。

 

その後、佐々木君にも疲労の色が浮かんで手数も落ちたんだけど、

それを機に盛り返すってことも出来ないまま加藤君、

残り1分20秒辺りからは北ロープを背負わされたままで、

加藤君の左右フックを貰う度に顔面を跳ね上げられるのが目立ってしまって、

もうこの辺だなって感じでレフェリーにストップされて1分55秒、

佐々木君のデビュー戦TKO勝ちだったんだわ。

 

 

加藤君もそれほど器用なボクサーには見えなくて、

接近戦を阻まれるとシンドクなりそうな傾向が見て取れたんだけど、

いずれにしても加藤君、上手いこと事が運ばないならもっと考えて試合をするべきで、

只無暗に殴り合うのではなくて、どうしたら相手のペースから脱却して、

自分の流れに戻すことが出来るかを考えながらやるべきだと思ったなあ。

 

 

 

② 田之岡条さん(小熊)×大嶋剣心君(帝拳)……B 8R

15勝(1KO)4敗(1KO)4分のランク11位、24歳・埼玉県と、

3勝(3KO)1敗1分の22歳・青森県。

 

結構期待してた試合だったんだけど、

二人共、自分が見た中では最悪のデキにしか見えなくて、

体調が今一だったのか、試合に集中出来なかったのか、

そういうのが二人同時に起こったとしか思えなかったんだよね。

 

田之岡さんは元々倒し屋ではないから、

劣勢を逆転するのにラウンド数を要するタイプなんだから、

第1Rから途切れない真面目な手数が必須なのに、

何がどうしたのか1R~3Rまで相手を見るのに時間を使い過ぎての攻め不足で、

4Rにやっと本来の動きを取り戻したんだけど、

その後は再度手数不足が改善されないまま、左右への動きもカッタルくて、

大島君の実にシンプルなワンツーを簡単に貰い過ぎる場面が続いて、

彼らしいボクシングを徹底できないままの行ったり来たりで終わってたんだわ。

 

 

一方の大島君も試合最初の頃こそ持ち前の溌剌さを前面に出してたんだけど、

4Rに左ボディを貰ってしまってからはいきなりメッキリで、

その戸惑いとかが眼の色にハッキリ出てしまってて、

その後は中途半端なスタミナも影響してか、

口を空いて如何にもシンドそうな状態が延々だったんだよね。

 

大嶋君の休み休みのワンツーは益々単調になっていってて、

田之岡さんの激攻めが無かったから最後は生き返っての終了ゴング。

 

 

実は自分、余りに期待外れだったもんで、3Rは思わず離席してしまったモンで、

正確なスコアを付けるのは途中で諦めてしまったんだけど結局、

78-75×2、77-75ってことで見たまんまの大嶋君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

大嶋君の右ストレートを交わしざま、田之岡さんが左ボディを攻める事が出来たら、

相手はそれを物凄く嫌がってたんだから、

状況と展開は大きく違ってたと思ったんだけどね……。

 

 

 

③ 澤田京介さん(JBS)×藤原陽介君(ドリーム)……SB 8R

11勝(6KO)2敗(1KO)1分のランク11位、30歳・北海道と、

17勝(4KO)5敗(2KO)の31歳・島根県。

 

ほぼ同年齢なんだけど、勝率とKO率では澤田さんがかなり優勢で、

藤原君には田之岡さんと同じように、

真面目で間断のない手数が求められてたんだけどね。

 

<1R>

特に藤原君の方に手抜かりがあったとは思わなかったんだけど開始1分25秒、

澤田さんが右から左フックを綺麗に返し打って、

それが藤原君の両の手をかいくぐって直撃ヒット、

藤原君がリング中央でいきなりダウンしてしまったんだわ。

 

リスタートした藤原君は明らかにダメージを引きずったままで案の定、

大きく反撃は出来てなかったんだけど、それでも必死の抵抗で、

残りの1分半ほどを何とか凌ぎ切ってたんだわ。

 

澤田さんの方も結構な追撃ではあったんだけど、

元々の藤原君のガードの優秀さをこじ開けるまではいかなかったんだよね。

 

<2R>

動きのテキパキ感はやっぱり澤田さんの方で開始32秒、

まずはタイミングのいい右クロスで先行先攻。

 

その後も藤原君とは手を出してる時間数に大差があって、

藤原君も中盤以降は接近密着戦に持ち込んで少しばかり息を吹き返したんだけど、

大きなヒッティングまでは叶わず、自ら左目上をヒットカットされてたんだわ。

 

<3R>

開始15秒、藤原君の打ち終わりにまたもや綺麗な右をクロス気味に当て込んで、

澤田さんがこの試合2度目のダウンゲット。

 

西ロープ前で思わず膝を崩してしまった藤原君は、

再開後は力を込めて打てなくなっていったんだけど、

それでも一旦接近戦となると生き返るようなところを見せて、

澤田さんを困らせてたんだけどね。

 

<4R>

一発大逆転ショットは期待しにくい藤原君としては、

地道なポイントバックが必要なところだったんだけど、

徐々に得意の接近戦に持ち込むことが出来て、

彼の密着ガンガン攻勢はデビューの時から見てるんだけど、

この辺りから澤田さんは相手の戦い方に合わせてしまってるような感じがし始めて、

そういう感じが延々続きそうだったもんで一旦休憩タイム。

 

 

結局は78-73、77-73×2ってことで澤田さんの3-0勝ちだったんだけど、

ダウンゲットが無ければほぼイーブンってことで、

藤原君としては返す返すも序盤のダウンが、

澤田さんとしては試合中盤以降の距離の取り方のミスが其々悔やまれる訳で、

お互い消化不良のままのエンディングじゃなかったかなあ……。

 

 

 

④ 小野心さん(ワタナベ)×加納陸さん(大成)

          ………日本 Mm級 タイトル戦 10R

22勝(5KO)9敗(3KO)3分のチャンピオン、サウスポー、35歳・神奈川県と、

8勝(4KO)2敗(1KO)のサウスポー、ランク1位、20歳・兵庫県。

 

<1R>

最初のクリーンヒットは開始1分1秒での小野さんの左フックで、

これが初見の加納さんは何だかミニマム級のボクシングとは程遠くて、

最初の1~2発で決めようとし過ぎで、返しも打ち切れてないし、

出入りの緩急と細かい上下の打ち分けで小野さんが格の違いを見せて、

加納さんは大雑把にしか見えなくて、如何にもタイボクサー相手の仕様だったんだわ。

 

<2R>

小野さんも思いの外簡単に相手の左を貰ってしまう事が目立ってきて、

加納さんが多少ギアアップしていって、

1分25秒からの1分間ほどで合計3発の左フックを喰らってしまってたんだわ。

 

ただ、顔面の傷みを比較すると加納さんの傷みの方が進んでたんだよね。

 

<3R>

中間からのドッカン一発ボクシングばかりやってきたせいか、

加納さんは一旦距離を潰されると何の対応策も講じられず、

殆ど小野さんにされるままの状態が続いてしまって、

そもそも接近戦の練習を全くやってないんじゃないかって感じだったんだよね。

 

終盤に掛けては頑張って反撃はしてたんだけど加納さん、

彼は明らかにピークを過ぎてるって言う人もいて、まだ20歳だっていうのにね。

 

ミニマム級での手数負けは致命的に近くて、

加納さんの顔面は更に赤く腫れてきて、

今まで余りに楽な試合をし続けたツケを回されてるって感じだったんだわ。

 

<4R>

小野さんの方がどう見ても当たりが軽かったんだけど、

その分を手数で補ってかつ、正確なヒッティングで圧倒してたんだわ。

 

一旦ロープを背負わされると加納さん、そこから抜け出る技術を全く備えてなくて、

見栄えの良くない場面を続けてたなあ。

 

<5R>

加納さんはクリンチワークとかもまるで習っていないみたいで、

打ち終わりも実に雑で、相変わらずフォローパンチも出せてなくて、

何だか急にごく普通のA級ボクサー以上には見えなくなって、

これでランク1位かあって溜息が出るほどで、

こうなると小野さんとしては不用意な一発さえ貰わなければ大安心ってことで、

一旦の離席以外は無かったんだよね。

 

 

この時点での自分のスコアは49-46で勿論小野さんだったんだけど、

発表された中間スコアは49-46×2、47-48ってことで、

何となんとナント加納さん優勢に付けたジャッジがいたんだわ。

 

関西からの出張ジャッジがいるのかって見渡したら全員東日本のメンバーで、

その内の一人が苦笑いしてたんだけど、彼なのか……?

 

その後6Rに小野さんが前頭部をバッティングカットしたんだけど、

その直前に左目上をヒットカットされて出血に見舞われてもんで、

相手の流血を見た加納さんが元気を取り戻していって、

自分としては小野さんの左目上のカット傷の悪化だけが心配されたんだわ。

 

で、加納さんが6Rと7Rを懸命に頑張ってたんだけど、

それでも大きく展開を動かせないまま7R終盤にボディブローを効かされてからは、

ホントにいきなりのメッキリになってしまったんだよね。

 

<8R>

小野さんのここぞの接近猛攻にまるで手の施しようが無くて加納さん、

残り42秒に力尽きてというか、気持ちがすっかり折れてしまったようで、

北西ポスト前で力無くしゃがみ込んでしまったんだわ。

 

体力よりも気力が無くなってしまったボクサーはその時点で100%アウトで、

取り敢えずは立ち上がったんだけど加納さんはその約15秒後、

ろくな反攻も見せられないまま一気に追い込まれる一方で、

今度は自コーナーのすぐ前でヘナヘナってまたもやしゃがみ込んでしまったんだわ。

 

ってことで、ちょっと恥ずかしい感じの戦意喪失ってことで2分46秒、

小野さんのTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

ところで加納さんはこの試合で幾ら貰えたかってことで、

出張ボクサーの場合はファイトマネーは現金払いになるのが通常で、

加納さんはランク1位だから現金ベースのファイトマネーは50万円で、

そこから33%のマネージメント料と健保金の1万円を控除されて、

ちゃんと32,5000円を受け取ることが出来たのかなあってことだし、

それとは別にもし追加チケットを捌いてたら、

30%の利益をちゃんと上乗せ確保出来てるのかなあってことでもあって……。

 

 

 

⑤ 渡部あきのりさん(角海老)×丸木凌介さん(天熊丸木)

           ……日本 SW級 暫定王座決定戦 10R

36勝(30KO)7敗(6KO)のランク1位、サウスポー、33歳・埼玉県と、

15勝(10KO)5敗1分のランク2位、27歳・愛知県。

 

勝率、KO率、ネームバリューの全てで後れを取ってる丸木さんが、

一体どういう戦い方をするかってことで……。

 

<1R>

何だか名前負けしてしまってるような丸木さんが安易に下がってしまって、

そんならってことで渡部さんが初っ端から飛ばしていったんだけど、

その瞬間に落とし穴が控えてて、ガツガツってやってる合間だった開始20秒、

渡部さんのディフェンスが緩いこと、打ち終わりが雑になる瞬間を狙われたんだけど、

丸木さんの右フックをほぼまともに貰ってしまったんだわ。

 

大分知れ渡ってしまってるんだけど、恐怖の倒し屋の渡部さんは一方では、

信じられないほど打たれ弱くて、被弾が簡単に表情と身体の動きに現れてしまって、

この時は自分、一瞬ホントに危ないって感じたんだけど、

丸木さんのここぞの追撃に僅かに躊躇が見られた瞬間、

直後に渡部さんの鬼反撃が始まったんだわ。

 

思いっ切り詰めまくっての乱打戦に持ち込めば、それは正しく渡部さんの狩場で、

勢いの付いた渡部さんの激連打に対抗するようには丸木さんは打ててなくて、

ガードを固める方に神経を使い始めてからはそれこそ渡部さんの独壇場で、

殴り合い上等、相打ち上等の闘志を満々と燃やしながら、

それでも相手の動きを冷静に見極めての強烈な上下打ち分けで、

残り50秒からは更に激烈度を増していったんだけど残り36秒、

ついに丸木さんが耐え切れなくなって左膝を着いてしまってダウン。

 

何とかリスタートはしたんだけど丸木さんは既に勝負を諦めてしまってるかのようで、

その打ち返しは形だけのことでしかなくて、

渡部さんのここぞの猛牛のような畳掛けを凌ぐ術も持ち合わせてなくて、

そのまま一気に北西ポストに追い込まれてしまってのジ・エンド。

 

もう少し続けてもいいようにも見えたんだけど、

単にエンディングが少し先になるだけでしかなかったと思ったし、

陣営からも大きな不満も起こらなかったんだよね。

ってことで2分51秒、場内大騒ぎの中で渡部さんのTKO勝ち。

 

 

 

加納さんにしろ丸木さんにしろ、チケットを買ってくれた上に、

往復の交通費とか宿泊費を負担してるサポーターを前にして、

ちょっと情けなさ過ぎるパフォーマンスだったし、そもそも弱過ぎなんだわ。

 

 

試合直後の角海老ボクサー達はそれこそお祭り大騒ぎで、

バレンさんとかクリス、斉藤一貴君とか塚田祐介君、

どういう訳かそこに混じった勅使河原弘晶さんが混じったグループは特に大騒ぎで、

仲間が勝利した時のボクサー達の笑顔は何物にも代えがたいほどのものがあって、

見てるだけでこっちもいい気持になるんだよね。

 

ただ、ジムスタッフの中には渡部さんの戦い方に大きな心配と不安を持ってて、

自分もやっぱりデビュー当時の粗っぽいパフォーマンスが尾を引いてるなあって、

そういう思いから脱し切れなくて、取り敢えずは2階級制覇オメデトではあるんだけど、

さあこの先はどうするのかなあって感じでもあったんだよね。

 

 

 

加納さんと同じように今回の試合の丸木さんのファイトマネーのことなんだけどね、

彼はランク2位だから現金40万円な訳で、

33%のマネージメント料と8,000円の健保金が控除されて、

追加チケット分は別にしても、

丁度26万円が手取り金額になるんだけど、ちゃんと受け取れてるのかなあ……。

 

それとこのジムの代表者は前日計量で酒の臭いをプンプンさせてたっていうし、

負け試合後も息子の体調の悪さを今更ながら強調してたっていう只のヘタレで、

正直、こんなジムは一日も早く閉鎖した方がいいって思ったんだよね。                                                              

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小野心さん

② 渡部あきのりさん

③ 特にナシ

 

 

 

実は一昨日の23日に協会の全国版の理事会があったんだけど、

もしもこの会議で今回の裁判結果にに対して後ろ向きの結果が出されたら、

自分は二つほどの最後の手段を講じて大暴れしてやるつもりだったんだけど、

渡辺協会長も安河内事務局長も腹を据えた対応をしてくれたみたいで、

対抗勢力の不満が元々法的根拠を欠いたモノだったこともあって、

大きな反論も出ないまま、ファイトマネーの公正な支払いや、

移籍や移籍金に関する改善について、業界が大きく踏み出したってことで……。

2018年8月20日 (月)

さあ、どうなる?

 

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“ゴール前200m”

 

第4コーナーを回ってゴールまであと200m、

先行組が押し切るのか、大外一気がまくるのか、さあ、どうなる?

 

 

 

高校野球は明日が決勝戦で、大阪桐蔭が一歩先んじてる感じなんだけど、

それほど圧倒的とは思われなくて、其々の投手のデキ如何が大きく左右しそうで、

まずは今日の準決勝戦なんだけど、

金足農業の清々しくも超イケメンの投手の頑張りに期待してるんだけどね……。

 

 

 

7月11日、斉藤司君の裁判に判決が下された以降、

コミッションに対して弁護士から要望書を書いて貰って、

移籍届と共に新しいマネジメント契約を提出して、

今週、いよいよの決着が見られそうなんだわ。

 

この間、合計で8回ほど色んな業界関係者達との協議を重ねたんだけど、

元々、今回の結果を好ましく思っていない勢力の方が圧倒的に多いもんで、

本来あるべき姿になるかどうか、正にゴール前あと200mなんだよね。

 

抵抗勢力の底に流れているのは徹底した自分利益主義で、

ボクサーのことなどまるで眼中に無いのが特徴で、

単なる金儲けの道具としか思って無いのが現状なんだよね。

 

そういう考え方が結局はプロボクシングを衰退させるっていう事が解ってなくて、

あるいは薄々は解ってても敢えてそこから目を逸らせて、

ひたすら今日明日のことだけで一杯一杯なんだわ。

 

それとは別に今回の判決理由を何とか覆そうとする動きもあって、

その行動のきっかけもまたもや自己利益以外の何物でもなくて、

正義とか誠実とかとは全くかけ離れたその行動規範には呆れてしまう訳で、

人が群れて作られる組織っていうのは真っ直ぐにはいかないもんなんだわ。

 

 

 

そういえば最近、日本武道もイカガワシイもんだっていうすっぱ抜きがあって、

居合道の錬士や範士になる為には、

250~650万円ほどカネをバラ撒かなければならいないんだってね、

 

8段以上が錬士、範士になるには実技試験は不要で、

受験者の人格や品位が重視されるってことになってるんだけど、

結局は組織の上の方のジジイ達にカネを配らないとダメってことで、

もう10年も錬士の試験に落ち続けた人がガックリしてたんだわ。

 

 

 

残念ながら地獄に墜ちることになってしまった死人でも、

相応の額の袖の下を閻魔大王に渡せば、

“針山地獄” とか “血の池地獄” を勘弁して貰えるらしくて、

“地獄の沙汰もカネ次第” って言われてるんだよね。

 

 

組織の上の方の連中が甘い汁を吸うっていう構造は、

組織をまとめ上げる上での少しばかりのご褒美と言えないこともなくて、

いつの世でも常なんだろうけど、

それが構成員の大きな犠牲を踏み台にしてるのなら許されざることなんだよね。

 

2018年8月18日 (土)

後楽園ホール・8月17日

 

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“井上陽水”

 

日本の男性シンガーで圧倒的に聴き込んだのはやっぱり陽水だな。

 

彼のアンドレ・カンドレ時代は全く聴いてなくて、

“心もよう” は井上陽水になってから “人生が二度あれば” “傘がない”

“夢の中へ” って続いた4枚目のシングル・レコードで、1973年発売。

 

最近の陽水は何だか仙人のような印象なんだけど、

45年前の彼の研ぎ澄まされた感覚表現はそれはもうキレッキレで、

目指す方向とジャンルは違うんだけど、

デビューしたばかりの頃のビートルズと同じような衝撃を受けたモノなんだわ。

 

 

 

昨日5時15分頃にホールに着いたら、

入口左にあるチケットスタンドのシャッターが下りてて、

「本日のチケットは全て完売しました。」 って貼り紙があって久し振りのことで、

やっぱり八重樫東さんの人気は絶大なんだよね。

 

 

いつものように、何人かの業界人と言葉を交わして始まり始まり……。

 

 

 

① 小林秀己君(大翔)×三木田淳君(横浜光)……W 4R

デビュー戦のサウスポー、28歳・新潟県と、

デビュー戦のサウスポー、?歳・神奈川県。

 

大翔ジムっていうのは嶋田雄大さんが会長を代行してる新潟のジムなんだってね。

 

<1R>

小林君のイケメン度は半端じゃなくて、

これで強かったらスター・ボクサー間違いないんだけど、

世の中はそれ程甘くはなくて、あれよあれよって感じで攻められまくって、

開始ほぼ即の25秒、三木田君の左フックをまともに貰ってしまってあえなくダウン。

 

北西ポスト近くの西ロープ前で倒された小林君、

それ程のダメージを引きずることなく何とか立ち上がってリスタートはしたんだけど、

元々腰高過ぎるし、殴るのに夢中になってディフェンスも疎かになってたし、

肝心のパンチもストロークが大きいもんで打数を稼げないハンデも抱えてて、

結構頑張ってはいたんだけど、残り40秒からはいきなり時間の問題になって、

結局、2分47秒、三木田君のクールな連続攻め込みの前に力尽きてしまって、

ダウンを喰らったところからほど遠くない西ロープ前でストップエンドだったんだわ。

 

 

 

② 森且貴君(大橋)×市原明君(S&K)……48㎏ 4R

デビュー戦の18歳・神奈川県と、1勝(1KO)0敗の21歳・熊本県。

 

森君には井上さん兄弟がヘルプセコンドに入ってて、

それはつまり森君がジム期待のデビュー・ボクサーってことで……。

 

<1R>

初っ端勢いよく仕掛けていったのは相手の市原君の方だったんだけど、

森君も出遅れることなくの即の対応でいきなりの打撃戦が始まったんだわ。

 

第1試合がW級だったもんで、リング上のスピード感が尋常じゃなくて、

12倍ほどは早いやり取りが展開されたんだけど、

森君が相手の動きを冷静に見極めてた一方、

市原君はちょっと無暗に突っ込み過ぎのところを合わせ打たれてたし、

打ち終わりが雑になるとこを狙い打たれることも多かったんだわ。

 

時間が進み二人の力量差が如実になるにつれ、

森君からはスピードと共に圧倒的な重量感さえ感じられて、

一気に形勢が傾いていった1分35秒、

素早い連続攻撃から最後は左フックを打ち込んで市原君からダウンゲット。

 

リスタートした市原君もメゲルことなく立て直して、懸命の反撃を見せてたんだけど、

森君の攻撃の勢いがそれを大きく凌駕したままだった2分16秒、

雨あられのような打ち分けに反撃が止まったところでレフェリー・ストップエンド。

 

 

 

③ 中澤奨君(大橋)×アーマド・何チャラ……Fe 8R

10勝(4KO)2敗(1KO)の25歳・大阪府と、

6勝(3KO)5敗1分の?歳・インドネシア。

 

手軽な相手に中澤君が3RでTKO勝ちしたんだけど、

やっぱり中澤君の戦い方は改善されてなくて、

パンチを緩急で打つとかコンビネーションを駆使するとか、

攻撃の際の工夫が見られないまま、ひたすら一本調子で雑に振り込むだけで、

それ程の倒し屋でもないのにドッカン一発を狙い過ぎのままだったなあ。

 

 

 

④ 中嶋一輝君(大橋)×藤岡拓弥君(VADY)……B8R

4勝(3KO)0敗のサウスポー、25歳・奈良県と、

8勝(1KO)8敗1分の25歳・兵庫県。

 

青コーナーは余りいい印象を持ってないジムだったもんで、

それはもう中嶋君応援しかなかったんだけどね。

 

二人の戦績差からして好勝負にはなりそうになかったんだけどね。

 

<1R>

中嶋君は上背もあってリーチも充分の上に構えが大きいもんで、

藤岡君としては遠いところでの勝負は諦めざるを得なくて、

やたら潜り込みたがって、突っ込みざまに1発打っては抱き付くか、

頭を下げて取り付いたところでの左右ボディフックしか攻めようが無かったんだわ。

 

<2R>

状況は全く変わらなくて、藤岡君の気後れ感は手に取れるようで、

8回まではとても無理そうだったし、ちょっとどうにもなりそうになくて、

10度戦っても1度も勝てそうにないほどのミスマッチだったんだわ。

 

ってことで自分はここで退席したんだけど、

何となんとナント、6Rまで掛かってしまったってことで、

途中一度も見てなかったんだけど、3Rまでだなって思ってたもんで、

そうなると中嶋君の不手際としか思えなかったんだけどね。

 

 

 

⑤ 溜田剛士さん(大橋)×アリエフ・何チャラ……58㎏ 8R

17勝(15KO)3敗(1KO)2分のランク12位、24歳・長野県と、

30勝(12KO)29敗1分の?歳・インドネシア。

 

リングインの様子だけしか見てなかったんだけど、

溜田さんのイデタチは黄色い縁取りのある黒いトランクスとシューズで、

それに黄色のハイソックスがとっても素敵だったんだよね。

 

結局、溜田さんは2RにKO勝ちして、キッチリ仕事をしたんだよね。

 

 

 

⑥ 清水聡さん(大橋)×河村真吾君(堺東ミツキ)

              ………OPBF Fe タイトル戦 12R

6勝(6KO)0敗のチャンピオン、サウスポー、32歳・岡山県と、

15勝(8KO)4敗(2KO)1分のOPBF10位、サウスポー、28歳・大阪府。

 

<1R>

上背とフレームで圧してた清水さんはいつものようにユッタリした立ち上がりで、

取り敢えず相手の出方を見極めるって感じだったんだけど、

一方の河村君の方が積極的に仕掛けていったんだわ。

 

若干受け身で発進した清水さんは、

ラウンド終了までに4発の左ストレートの相打ちを経て、右顔面を赤くしてたなあ。

 

ラウンド終盤に掛けては清水さんの逆襲が目立ってたんだけど、

全体を思い返してみれば河村君のヒッティングの方が上回ってたんだよね。

 

<2R>

清水さんはまだまだアイドリング状態のようだったんだけど、

河村君の方は実に戦闘的だったし既にフルスロットルで、

清水さんも安易に相手に合わせてると危険度が高かったんだわ。

 

その清水さんに遠目にジャブから組み立てられると河村君としてはツライ訳で、

ただ、距離を詰めると実はもっと辛くなるわけで、

清水さんの近距離戦の巧さは度を超えてるんだよね。

 

河村君も懸命な打ち返しではあったんだけど、

その前後では清水さんに徹底的に打ち込まれてたんだわ。

 

清水さんは腰高にスッと立ったままからの実に軽い腕振りなんだけど、

そのパンチ力はそれこそ尋常じゃなくて、

力んでないもんでコンビネーションが実にスムースかつ軽やかで、

右のクロスから左ストレートなんかも自由自在で、

ラウンド終了ゴングが鳴る頃には河村君の顔面はかなり傷んできて、

鼻血を出しながら何度も何度も頭を跳ね上げられてたんだわ。

 

<3R>

清水さんは目が細いから表情が読み取り難いんだけど、

相変わらず落ち着いた攻め込みに終始してて、

七色のパンチを上下に打ち込んでたんだわ。

 

河村君もそこそこの手数を頑張ってたんだけど、

清水さんは上体の動きでそれを交わしたり、見事なブロッキングでもあったんだわ。

 

気持ちの余裕的には比較にならなくなって、

清水さんは様々なパンチを試し打ってるかのようで結局、

スコア的には10:8.5程もの大差が付いてしまって、

もうそれ程余り長い時間は掛かりそうになかったんだよね。

 

<4R>

河村君は持ってるモノを既に全部出し切ってしまってたし、

ここに及んで今更隠し玉とか秘策も出てきそうになくて、

もう殆ど一杯一杯のままエンディングはいきなり訪れつつあった1分36秒、

北西ポストに詰めてたのは河村君の方だったんだけど、

その河村君のパンチをことごとく交わしてたその直後、

狙い澄ましたようなクロス気味の左ショートを当て込んで華麗なダウンゲット。

 

リスタート後の河村君は最早ヤケクソのような腕振りで、

何とか急場を凌いでたんだけど、顔面の傷みとか歪みは末期的なほどで、

結局は2分43秒にレフェリーストップされたんだけど、

その20秒ほど前には既に回復不能までに消耗してしまってたもんで、

陣営としては早い段階でタオルを投入してしかるべきだって強く思ったんだよね。

 

このジムは前日には実に的確なタオル投入だったんだけど、

この日は随分違ってて、あれではボクサーを無駄に傷めてしまうんだわ。

 

 

 

⑦ 八重樫東さん(大橋)×向井寛史さん(六島)……SF 10R

26勝(14KO)6敗(3KO)のWBO12位、35歳・岩手県と、

16勝(6KO)5敗(4KO)3分のWBO14位、サウスポー、32歳・大阪府。

 

八重樫さんは充分復活してるのか、

ジムとしても本人的にも背水の陣の実に大事な一戦だったんだわ。

 

相手はまたしてもいい印象を持っていないジムだったもんで、

自分としても何としても八重樫さんに頑張って貰いたかったんだよね。

 

<1R>

向井さんはジャブから組み立てたキッチリボクシングから始めてたんだけど、

最初のクリーンヒットは開始45秒の八重樫さんのいきなりの左フックだったんだわ。

 

八重樫さんは足元の不安は全く無いようで、変則的な出入りを繰り返して、

変幻自在のタイミングからの打ち出しで相手を眩惑しつつあったんだよね。

 

終始プレスは八重樫さんだったんだけど、

残り25秒からは向井さんも意を決したような打ち合いを挑んでいって、

スリルに満ちたほぼ互角の激しいやり取りが続いて、

ここは向井さんがやや優位に終えたんだけど、

ラウンド全体を通して見返せば、八重樫さんが僅差ポイントゲットだったかなあ。

 

<2R>

八重樫さんはガツガツやってるうちにすぐ顔面が赤く腫れてしまって、

それはいつものことなんだけど、少なくとも相手は気を良くする訳で、

このラウンドは少し落ち着いた向井さんの冷静な攻め込みが目立ってて、

ガードの間の狭いところを狙い打ってたショートブローが実に的確だったんだわ。

 

このラウンドは向井さんが持って行きそうだった残り57秒、

八重樫さんのまたもやの左フックが直撃して、向井さんを一瞬たじろがせたんだわ。

 

この日の八重樫さんは左手のヒット率の方が高かったんだよね。

 

<3R>

お互いの距離が縮まって、試合は接近揉み合い戦に移行していって、

勿論それは八重樫さん得意のパターンなんだけど、

1分03秒での八重樫さんの右フックをきっかけに一気に激化していって、

お互いに引かない引かないの気持ち戦に近くなっていったんだわ。

 

ただ、左ボディブローに関しては八重樫さんの方がクオリティが高かったし、

そもそも向井さんは距離を封じられてるって感じもあったんだよね。

 

<4R>

最初の1分半は距離を取ってのチョンチョン打ちで向井さんが征してたんだけど、

その向井さんは明らかに八重樫さんの左ボディを嫌がってもいたんだよね。

 

で、向井さんのガードが低めになりがちだったところに八重樫さんの右がヒットして、

思わず向井さんがヨロけた残り20秒から八重樫さんが一気のラッシュで、

向井さんは為す術もなく下がり下がりしてたんだわ。

 

<5R>

勢いを得た八重樫さんがまず飛ばしていって、

向井さんもそこそこのコンビネーションを繰り出してたんだけど、

畳み掛ける際の迫力はやっぱり八重樫さんの方が圧倒的で、

向井さんはカウンターのタイミングで打てないことも致命的だったんだわ。

 

ってことで、ここまでの自分のスコアは49-46で八重樫さんだったんだわ。

 

<6R>

ただ、いつの間にか八重樫さんの左目上のコブの様な腫れ上がりも目立ってきて、

それはまるで番町皿屋敷のお岩さんのようであって、

八重樫さんのそういう風貌の変化が向井さんに元気と勇気を与えたみたいで、

1分10秒辺りから一気に激反撃していったんだわ。

 

何発か直撃を喰らった八重樫さんは明らかに効いてしまってて、

いきなり反応も鈍くなったし、腕振り自体も緩慢になってしまったんだわ。

 

この時は八重樫さんの終焉が間近かと思われるほどの消耗だったんだけど、

残り24秒、八重樫さんの必死の打ち返しの右フックが大直撃、

一発大きく当て込むと急に元気を取り戻すのがボクサーの習性なんだけど、

そこからの八重樫さんは5~6秒前の彼とは全くの別人になっていって、

立場が一気に逆転してしまった向井さんは凌ぐので一杯一杯になってしまって、

辛うじてラウンド終了ゴングに救われてたんだよね。

 

 

実はこのラウンドで八重樫さんが大きく追い込まれてしまったその途端、

北席の40代の男性がいきなり倒れてしまっての担架搬出で、

酒飲んで大声上げまくって酸欠になったか血圧が上がってしまったみたいで、

一番いいところを見ないままに彼は救急車に乗せられてしまったんだよね。

 

<7R>

インターバルの様子や開始ゴング直後の向井さんを見てたら、

前の回のダメージが抜け切っていないみたいで、

何だか休み休みだったし、試合当初のように強く打ててもなくて、

そんならってことで、八重樫さんが見計らったように一気に攻め立てていったんだわ。

 

で、八重樫さんが優勢なままの1分48秒、

その右ストレートが激しくヒットして向井さんがロープまで飛ばされて、

そこから向井さんが更に劣化してしまって、

相手の様子を確認しながら八重樫さんがいよいよの仕上げ作業に入っていって、

東南ポスト近くの東ロープ前、最後は右フックだったんだけど、

強烈に打ち放って向井さんが横向きにロープに飛ばされたところでストップエンド。

 

 

試合後の八重樫さんはまるで負けボクサーのように顔面が傷んでたんだけど、

それもいつものことで、その過激なエンディングに周囲も大騒ぎで、

自分も思わず横に座ってた瀬端さんと古澤さん、有澤会長それに、

三迫会長と久保マネ達とグータッチしてしまったんだよね。

 

 

それにしても八重樫さんのフィジカルの強さには驚かされたし、

一旦大きく窮地に追い込まれてしまったにも関わらず、

きっかけを掴んだところからの大逆転で、彼の神経の太さは尋常じゃないんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 八重樫東さん

② 清水聡さん

③ 森且貴君

2018年8月17日 (金)

後楽園ホール・8月16日

 

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“中島みゆき”

 

日本の女性歌手で好きなのは荒井由美と中島みゆきで、

二人共、作詞作曲能力に秀でてるし歌唱力も抜群なんだよね。

 

“地上の星” は、頑張る若者達への思いをツバメに託し、

天空から励ますって感じの名曲なんだわ。

 

 

 

人と会う約束があったもんで早めに付いたドーム周辺は既に大変な混雑で、

昨日は巨人戦も無い筈なのに普段より早めの出足の上の更に長蛇の列で、

何事かと思ったら巨人ー楽天の2軍戦ってことで、

それなら尚更何故って思ったらこの日は全席自由席ってことで、

先着順に普段は座れないバックネット裏とか内野S指定とかに座り放題ってことで、

両方の1軍がトロトロの情けない試合をしてるっていうのにその2軍戦がこの混雑で、

全く世の中理解に苦しむことが多いんだわ。

 

 

昨日は帝拳ジムの御好意で、いつもの席の一つ左の席を用意して頂いたんだわ。

 

 

 

① 目黒聖也君(セレス)×何チャラ・何チャラ……SF 4R

デビュー戦のサウスポー、18歳・福島県と、0勝0敗1分の21歳・タイ。

 

対戦相手が見つからず仕方なかったのかも知れないんだけど、

こういう組み合わせが面白い筈が有り得ないもんで、

人と話をしてたら案の定、あっと言う間の1Rで目黒君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 石本純君(ワタナベ)×須藤大介君(三迫)……59㎏ 6R

5勝(3KO)5敗1分のサウスポー、25歳・長野県と、

4勝6敗(2KO)3分の23歳・埼玉県。

 

A級目前の石本君の方が上背もリーチも優位だし、パンチ力も圧倒的なもんで、

須藤君の苦戦を予想してたんだけどね……。

 

<1R>

この試合が約2年振りの石本君は自分の中の彼とはちょっと別人で、

そもそも動きにスピード感が全く無かったんだわ。

 

で、初っ端から相手のこれしかないっていう接近手数戦に巻き込まれてしまって、

須藤君の当たりが弱いもんでヒット数の少ない割には若干の優位を保ってて、

何とかギリギリのポイントゲットだったんだけど、いきなり先行きに暗雲だったんだわ。

 

<2R>

須藤君としては更に潜り込んでのガチャガチャ狙いで、

いつものように顔を真っ赤にしながらの奮闘奮闘で、

それにつれ徐々に石本君が対応に苦しみ始めて、

如何にも手を焼いてるって感じが漂い始めたんだわ。

 

大きな有効ヒットは無かったものの、この回は須藤君の頑張り勝ちだね。

 

<3R>

それ程大きく打たれ込んではいないのに気が付けば石本君は思いの外消耗してて、

須藤君もこのままのペースで最後まで動き切れるのかって心配されたんだけど、

ラウンド中盤からは石本君の劣化が著しくて負けそうな感じが大きくなったんだわ。

 

<4R>

セコンドに檄を飛ばされたか、石本君が踏ん張りスタートだったんだけど、

最初の1分間ほどしか勢いを維持できなくて、

13戦して未だKO勝ちのない須藤君のそれほど強くないパンチにメッキリで、

更に敗色が濃厚になっていったんだわ。

 

<5R>

双方共に疲労の色が濃くなって、最初の2分間は行ったり来たりで、

残り1分、やっとのことで石本君の攻勢に出たんだけど、

残り30秒からの須藤君の巻き返しの方が有効性が大きかったんだわ。

 

<6R>

ここを頑張らないと石本君の負けが決まってしまうところだったんだけど、

行くに行けないまま、打ち返しにも力を込められないままで、

須藤君の必死のガムシャラ頑張り手数が圧倒的で、

もう少し緩急で打ててたならばキャリア初のTKO勝ちも見えてきたんだわ。

 

陣営からの倒せ倒せの声が須藤君を後押ししたんだけど、

そこまでを期待するのは今回も難しいままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

59-55×2、58-56ってことで勿論須藤君の3-0勝ちだったね。

 

須藤君は必ずしも巧くはないし、抜群の体力の保有者でもないんだけど、

必死に頑張って勝利をもぎ取る姿は見てて嬉しいモノがあったんだよね。

 

 

 

③ 脇田将士君(堺東ミツキ)×小田翔夢さん(白井具志堅)

                           ………L 6R

8勝(3KO)7敗(3KO)2分のサウスポー、22歳・愛知県と、

8勝(7KO)0敗のランク6位、19歳・沖縄県。

 

脇田君くらいの戦績だと小田さんにはちょっとシンドそうな感じだったんだけどね。

 

<1R>

リーチは脇田君の方が優位で、どっちかっていうとそのリーチを生かして、

比較的遠くでやりたがるような感じで、ガンガン攻め込んでくるタイプではなくて、

で、そういうのを見極めたか小田さんが一瞬の踏み込みに鋭さを見せて、

最初の2分間に左ボディから右フックの返しってパターンを2回繰り返してたんだわ。

 

<2R>

脇田君のジャブは精度を欠いてて、数も少なくて、

何だか相手を誘ってのカウンターを狙ってるみたいで、

小田さんの右ストレートボディも中々良かったんだけど、

相手の打ち出しに合わせた脇田君の左ショートアッパーが綺麗にヒットしてたし、

その後も打ち返しのショットがとっても見栄えが良かったんだわ。

 

<3R>

小田さんも余りユックリやってると相手にペースを取られそうな感じだったんだけど、

開始40秒のリング中央、小田さんの右フックがいきなり強烈ヒットして、

その衝撃に踏み止まれず脇田君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がってリスタートした脇田君だったんだけど、

その凶暴性にスイッチが入った小田さんを捌けそうには無いままの1分03秒、

連打からの右フックを再度大きく貰ってしまって北ロープ前で2度目のダウン。

 

気丈な脇田君はここも立ち上がって再々度の戦闘開始で、

そこからはこの日一番の戦う姿勢を見せて、

一度はその左フックを綺麗に小田君に打ち込んだんだわ。

 

ただ、元々パンチ力を誇るタイプではないもんで、

一発で倒し返すっていうのはどうにも期待できそうにないまま、

またもやまたもや小田さんの猛攻に晒されてしまってた1分31秒、

最早これまでだなって判断した脇田君陣営が、

背中向きだったレフェリーを目掛けて赤いタオルを投げ入れてのTKOエンドで、

ボクサーに必要以上のダメージを残さないようにってことで、

比較的ストップの早いレフェリーよりも更に早い決断は実に好感が持てたんだわ。

 

 

 

④ 土屋諒太君(角海老)×中塚貴大君(JBS)……Fe 4R

デビュー戦の23歳・和歌山県と、デビュー戦の19歳・東京都。

 

<1R>

ボクシングがより解ってる感じがしたのは中塚君の方で、

全体的にシッカリした感じで始めてて、

土屋君は少しばかり出遅れた感じがして動きそのものも緩慢で、

2分を過ぎる頃には顔面がかなり赤くなっていったんだわ。

 

<2R>

土屋君もやっと戦う気持ちを充実させたみたいで、打ち出しも強くなってきたし、

2発の左ボディで中塚君の勢いを止めることが出来てたなあ。

 

<3R>

土屋君はジャブも良く出るようになっていって、

大きく流れが変わってきたのを感じた中塚君陣営のセコンドが慌て始めたか、

相手の左フックの強打を 「効いた、効いた!」 って声を上げての勘違いで、

残り1分から動きの劣化が目立ってきたのはその中塚君の方だったんだわ。

 

中塚君はやっぱり土屋君の左ボディを嫌がってたし、

打たれ方の形も悪くなる一方だったんだわ。

 

<4R>

こりゃ土屋君の逆転系大勝利かって思われたんだけど、

中塚君も頑張り直してた一方、土屋君が思いの外飛ばせなくて、

口の開き方を見るとスタミナ面がまだまだ今一のようで、

終始手数負けしたままの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、39-38、37-39ってことで土屋君の何だかバラケタ2-1勝ち。

 

 

 

ここでちょっと休憩タイムがセットされたもんで、

通路でブラブラしてたら山中慎介さんが 「コンチワ」 って声を掛けてくれて、

そのすぐ後に伊藤雅雪さんと色々話をして、

久保幸平、裕希兄弟とちょっとしたバカ話をして、

久し振りでふっくらした岡畑良治さんとヤアヤアって言葉を交わして、

あの小原佳太さんにデビュー戦KO負けを喰らわせた熊野和義さんに挨拶して、

次の試合は殆ど興味が湧かなかったもんで遠目観戦だったんだよね。

 

 

 

⑤ 江藤光喜さん(白井具志堅)×デルフィン・デ・アシス

                         ………52.5㎏ 10R

22勝(17KO)4敗(1KO)1分のWBC5位、WBO7位、WBA9位の

30歳・沖縄県と、

9勝(6KO)5敗(2KO)のサウスポー、25歳・フィリピン。

 

結局、江藤さんが6RKO勝ちしたんだけど、

その試合内容としては刺激的なモノとは程遠くて、

江藤さんのショートブロー、特に左フックが相変わらずオープン気味だったし、

すぐ目線を切って頭を下げるもんでアッパー喰らったらヤバそうだったし、

フットワークも重い感じが抜けてなくて、全体に全くキレを感じさせなくて、

何だか既にピークを過ぎてしまってるような感じさえしたんだわ。

 

 

 

⑥ 岩佐亮祐さん(セレス)×TJ・ドヘニー

              ………IBF SB タイトル戦 12R

25勝(16KO)2敗(2KO)のチャンピオン、サウスポー、28歳・千葉県と、

19勝(14KO)0敗のIBF1位、サウスポー、31歳・アイルランド。

 

盛り上がったのは両陣営の応援団のやり取りだけで、

試合内容としては平凡の極致でごく普通のA級戦以上には見えなくて、

一体ここのところの岩佐さんはどうしたのかなあって感じしかしなかったんだよね。

 

4Rを終えての自分のスコアは38-38のイーブンで、

それも3Rと4Rを連取されてのイーブンで、

自分にはもう岩佐さんの勝ちが全く見えて来なくなったもんで、

ここで真剣観戦を終えての離席で、後は遠目からのダラダラ見だったんだわ。

 

岩佐さんからは山中慎介さんと対戦した前後のキレが全く感じられず、

右手を傷めてた小國以載さんからタイトルを奪取はしたけど、

初防衛戦も自分の中では今一で、岩佐さんは気持ち的に一段落してしまったようで、

ボクシングとは別の何か他の事を考えてるような感じさえしたんだよね。

 

それでもどこかで飛ばしまくって相手を圧倒するんじゃないかって、

淡い期待を持ちながら、家に帰ろうかって思いながらも踏み止まって、

たまにリングを見やったんだけど事態は一向に改善されないままで、

ランク1位とはいえ、それ程のボクサーには全く見えない相手に手間取りまくってて、

全く勝ちが見込めないままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

115-113は如何にも優し過ぎで、117-112、116-112でもまだ緩いって、

そういう人も居たくらいの惨め過ぎる0-3負けだったんだよね。

 

岩佐さんは既に大きな達成感を感じてしまってたのか、

それとも噂で聞いてたように単に腰の具合が良くなかっただけだったのか、

自分としては全く知る由もないんだけど、

いずれにしても思ったのはやっぱり内山高志さんや山中慎介さんのことで、

彼らのモチベーションの維持と体調管理の優秀さはやっぱり頭抜けてた訳で、

歴史に名を残す偉大なチャンピオンっていうのはやっぱり偉大なんだよね。

 

 

 

⑦ 池田聡真君(厚木ワタナベ)×松永拓也君(Reason)

                           ………SF 4R

デビュー戦の26歳・神奈川県と、デビュー戦の20歳・栃木県。

 

今まで自分が見た中で最低に近い世界戦を見終わって、

そのまま帰るっていうのは気分が良くないというか実に納得し難くて、

口直しだなって自分に言い聞かせての最終試合だったんだんだわ。

 

<1R>

閑散とした場内に開始ゴングが高々と鳴り響いての始まりで、

お互いに決して巧くは無いんだけど、気持ちに溢れた懸命の殴り合いで、

開始19秒、まずは上背優位な松永君が返しの左フックをナイスヒットさせて、

その後の1分29秒にも同じタイミングの左フックを綺麗に当て込んでたんだわ。

 

一方の池田君も残り35秒に右ストレートのいいのをヒットさせてたんだけど、

最終的に手数差が無かった中、有効ヒット数の差で僅かに松永君だったね。

 

<2R>

一転して池田君が積極的なスタートを切って、

松永君がその勢いに押される場面が多くなって、

ラウンド中盤にはまたもやの左フックを何とか当て込んではいたんだけど、

相対的に見てる時間が長くて、手が遅れてしまう時間帯が続いたんだけど、

残り30秒での右ボディで池田君の動きを何とか一段落させていたんだわ。

 

<3R>

積極的手数はこのラウンドも池田君で、

何としても攻め倒すっていう気概が松永君には欠けてるような感じだったんだけど、

残り1分15秒からは気を取り直しての攻め返しで、

松永君のマウスピースを吹っ飛ばすまでのパフォーマンスを見せてたんだわ。

 

余りに近くで見てるせいで却って見えなかったのか、

レフェリーは暫くそのことに気が付かないままだったなあ。

 

<4R>

パンチのシッカリ感は松永君の方が圧倒的になっていって、

池田君はいつの間にか鼻血だったし、

もう飛ばし返す余力は残ってないような感じだったんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-39、39-37、39-38ってことで若干のバラつきはあったんだけど、

やっぱり松永君の頑張り3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小田翔夢さん

② 須藤大介君

③ 松永拓也君

 

 

 

それにしても見極めにくいのは人の心と行動であって、

普段はなるべく正義に添った行動を取ろうとしてる人でも、

何かの拍子に事態の行方が自らの損得に関わるような方向に転じた途端、

正義では無く損得を尺度に行動することに何の迷いも見せない人が多いんだよね。

 

“武士は喰わねど高楊枝” って訳には中々いかないようで、

将来を見据えて知恵を寄せ合うっていうより、

自らの今日明日のことだけに終始してると、

後になって大きく後悔することになると思うんだけどなあ……。

 

2018年8月12日 (日)

後楽園ホール・8月10日

 

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“後楽園ホールの入り口”

 

 

ちょっと前の写真なんだけど、現在とは違うところはどこかってことで……。

 

 

 

ボクサーの “君” と “さん” の区別について改めて確認しておくと便宜上、

日本ランク12位以上と世界ランク15位以上を “さん” 付けにしてて、

日本ランク13位以下とか地域タイトルだけの場合は “君” なんだよね。

 

 

 

RK蒲田ジムの柳光会長に 「帰って来たかあ。」 って肩をポンポン叩かれて、

リングアナの須藤さんにも 「お帰りなさい。」 って言われて、

10countジムの村越マネには満面の笑みでキャッキャ言われたんだわ。

 

その後も試合の途中途中で幾つかのジムのトレーナーさん達にも声を掛けられて、

その内の2人からはボクサーの移籍に関して相談を持ち掛けられたんだよね。

 

 

 

① 小川雅輝君(古口)×竹田梓君(高崎)……SB 4R

デビュー戦の25歳・山形県と、デビュー戦の21歳・兵庫県。

 

<1R>

とっても活きのいいデビュー同士だったんだけど、一歩先んじたのは小川君の方で、

初っ端からガンガン攻め立ててた開始僅か14秒、

右フックを打ち下ろすようにヒットさせて竹田君からいきなりのダウンゲット。

 

リング中央で前屈みになって思わず手を付いてしまった竹田君だったんだけど、

殆どダメージを感じさせないままスクッと立ち上がって、

リスタート後はキッチリ立て直しての一気の頑張り直しで、

そこからは二人共、デビューボクサーとしてはとっても上出来のパフォーマンスで、

お互いに打ち終わりに甘さを見せながらではあったんだけど、

その溢れるような戦う気持ちの強さは圧倒的だったんだわ。

 

ただ、倒し切るつもりで飛ばし過ぎたか小川君、

残り1分からは明らかに消耗が見えてきて、

形勢は一気に竹田君に傾いていったんだわ。

 

竹田君は打ち疲れた感じの小川君をガンガン追い込んで残り22秒、

赤コーナー前で強烈な左フックを打ち込んだ後に更に攻め攻めで、

小川君が危ない体勢でポストに寄り掛かったところでストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分40秒、竹田君のTKO勝ちだったんだけど、

彼は来年の新人王トーナメントでの勝ち進みが期待出来そうだったんだわ。

 

 

 

② 渡辺顕也君(小熊)×後藤竜也君(宇都宮金田)……Fe 4R

1勝(1KO)3敗(2KO)のサウスポー、28歳・福島県と、

1勝(1KO)0敗の19歳・栃木県。

 

<1R>

年齢差がそのまま動きの差に出てしまった様なところがあって、

後藤君の激烈な波状攻撃に渡辺君が対応し切れないような感じだったんだわ。

 

それでも何とか何とかって感じで前詰めしてた渡辺君だったんだけど、

キッチリ当てる自信がないと手を出さず狙い過ぎのままの手数不足で、

終始、後藤君の先制攻撃に晒されてしまってたんだわ。

 

<2R>

渡辺君の手数不足が改善されないまま試合の主導権は完全に後藤君が握って、

相手に詰められる前に左フックを放ちながら左に移動したり、

素早くワンツーを打ち込んでスッとステップバックしたり余裕の展開だったんだわ。

 

そうこうするうちに、渡辺君の顔面の傷みがどんどん進んで、

ラウンド終盤近くには左目上をヒットカットされて出血が目立ってきたんだわ。

 

その渡辺君、気持ちの強さは感じさせたんだけど、

如何にも見てる時間が長過ぎだったんだよね。

 

<3R>

渡辺君はこのままだとラウンドが進むごとに1ポイントずつ失いそうで、

どこかで相打ち覚悟の非常手段が要るところだったんだけど、

中々ギアアップ出来ないまま開始56秒、カット傷をドクターチェック。

 

リスタートはしたんだけど、それでもレフェリーに止め時を探られながらの中、

渡辺君はヤケクソ猛攻にも移れないまま何となく中途半端なままで、

残り1分13秒、案の定、2回目のドクターチェックを経てそのままエンド。                                                           

 

ってことで1分44秒、終始の手際のいい攻撃を見せてた後藤君のTKO勝ち。

 

 

 

③ 臼井春樹君(八王子中屋)×松本翔司君(伴流)……F 4R

1勝0敗1分の19歳・東京都と、1勝0敗の25歳・東京都。

 

<1R>

臼井君の方が頭半分以上背が高くてリーチも圧倒してて、

松本君としては距離を潰すのがいきなりの課題になったんだわ。

 

その松本君は臼井君の長いジャブを避けるべく上体を左右にリズミカルに振って、

踏み込みのタイミングを計ってたんだけど、中々思いが叶わなくて、

幾つかボディブローを見せてはいたんだけど、

ラウンド序盤と終盤での2発の右ストレートでまずは臼井君がポイントゲット。

 

<2R>

松本君としては若干のリスクを負いながらも中に入ることが必須だったんだけど、

セコンドからのアドバイスを実現出来ないままだった1分26秒、

やっとのことで最初のワンツーをヒットさせてたんだわ。

 

ただ、一旦詰まったところではもっともっとの粘着攻めが欲しかったところで、

相手のタイミングで一段落してしまってるようなところもあったんだよね。

 

臼井君の方も積極的に攻め切れないままの手数不足が目立って、

ヒット数の差で折角手元にたぐり寄せた流れを取り戻されてたんだよね。

 

<3R>

長身の臼井君が腰高のまま打ち出してるもんで何となく手打ち感が強くて、

刺激的なヒットに繋げられないままで、

優劣付け難い攻防が残り1分まで続いたんだけど、

そこから臼井君の手数不足が大分改善されて攻勢を取り返してたんだわ。

 

<4R>

若干消耗が浮き出てきた臼井君に対して松本君が一気に詰め寄って、

念願の接近乱打戦に持ち込んで最初の1分間を征して、

大きな有効ヒットは無いままだったんだけど、

それでも残り1分からもその頑張り手数は臼井君より目立ってたんだわ。

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37、38-38×2ってことで臼井君から見ての1-0ドローだったんだわ。

 

 

 

④ 寺崎和輝君(マーベラス)×内田達也君(戸高)……SF 4R

デビュー戦の20歳・東京都と、0勝1敗(1KO)の21歳・静岡県。

 

<1R>

スピードでも圧倒してたし、これがデビュー戦の寺崎君の方が結構ちゃんとしてて、

一方の内田君は1分半を過ぎる頃には腕振りも著しく鈍くなっていったし、

そもそも戦う気持ちに欠けてるようなパフォーマンスで、

何だかいきなり勝負アリって感じだったんだわ。

 

で、残り1分、寺崎君の強烈な左ボディで内田君が大きくしゃがみ込んでしまって、

そこは何とか凌いだんだけど残り36秒、またもや寺崎君が激しい連続攻撃で、

最後は右ボディが喰い込んで内田君、今度は耐え切れず前にのめってダウン。

 

そこに至るまでかなり消耗が目立ってたもんで、レフェリーが即のストップエンドで、

2分24秒、寺崎君が実に手際のいいTKO勝ちだったなあ。

 

 

 

ちょっと席を外した際に 「村木田さんですよね。」 って近寄ってきた人がいて、

眼光鋭くイカツイ感じの色黒の男性で、

最近の自分の活動を面白く思ってない業界関係者が多いのは知ってたから、

何がしかの因縁を付けに来たのかって一瞬構えてたら、

10countジムの林慶太君の父上ってことだったんだわ。

 

ブログ復帰を喜んでくれたんだけど、ちょっと後に林君本人に会ったら、

「そういう風に見えますけど、全然違うんですよ。」 って言ってたなあ。

 

 

 

⑤ 坂口翔平君(協栄)×恵謙真君(T&T)……SB 4R

1勝(1KO)1敗(1KO)1分の27歳・長崎県と、

1勝2敗(1KO)23歳・神奈川県。

 

<1R>

腰高に構えるせいか坂口君の方が4~5㎝背が高い感じだったんだけど、

相手が入って来るところに合わせたがり過ぎの絶対的な手数不足で、

結局、何も起こせなかったもんで恵君が僅差ポイントゲット。

 

<2R>

坂口君はとってもいい形でパンチを打ち出してるんだけど、

まるで出し惜しみをしてるかのようなスタイルが変わらないままで、

警戒してか恵君も巻き込まれたように慎重慎重で、

4回戦だっていうのに二人共、2ラウンドをチンタラ無駄に使ってて、

一体どこで勝負を掛けるのかって感じの退屈退屈で休憩タイムなんだわ。

 

 

それでも多分、恵君が勝ったんだろうなあって、暫くしてスコアを教えて貰ったら、

40-37×2、39-37ってことでやっぱり恵君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

第6試合は女子戦だったもんで……。

 

 

 

⑦ 小松裕道君(相模原)×群島大洋君(戸高)……SFe 4R

1勝(1KO)4敗(3KO)2分の25歳・神奈川県と、

1勝(1KO)5敗(2KO)2分の34歳・福岡県。

 

<1R>

B級昇格までの道のりが大変そうな二人の引き分け再戦だったんだけど、

結構気合の入った立ち上がりで、甲乙付け難いやり取りが続いたんだけど、

最初チャカチャカ良く動いてた群島君が側頭部に右フックを貰ってバタバタして、

それを見た小松君が一気の攻め込みで青コーナーに群島君を追い込んで、

さあどうなるって見てたらいきなりのストップエンドだったんだわ。

 

確かに群島君は防戦一方にはなってたし、

もしかしたら既に目が行ってたのかも知れなかったんだけど、

あそこはダウンを宣して一旦様子を見てもいいんじゃないかって思ったなあ。

 

いずれにしても1分41秒、観客達があっけにとられたままではあったんだけど、

小松君のTKO勝ちってことで……。

 

 

 

⑧ 荒木貴裕さん(極東)×高林良幸君(RK蒲田)……SFe 8R

11勝(4KO)7敗(3KO)のランク11位、31歳・三重県と、

9勝(4KO)9敗(3KO)のサウスポー、29歳・北海道。

 

<1R>

上背とリーチでは高林君の方が圧倒的に優勢だったんだけど、

お互いに前の手の使い方が今一だったのが気になったなあ。

 

目立ったパンチは高林君の右フックと荒木さんの右ストレートボディだけで、

大人しい感じの立ち上がりだったんだけど、僅かに荒木さんだったかなあ……。

 

<2R>

距離とタイミングの計り合いが更に続いてた開始28秒、

高林君の左ストレートがハードヒットして、荒木さんが明らかにダメージを負って、

ここは一気かと思ったんだけど、まだまだ右手の使い方が不十分で、

左をキッチリ当てようとする余りの手数不足で、荒木さんの回復を助けてたんだわ。

 

そのうち残り1分08秒には荒木さんの右ストレートを貰ってしまってたし、

何とかポイントを取り戻すことは出来たんだけど、ちょっとなあって感じだったんだわ。

 

<3R>

荒木さんの顔面もそこそこ赤くなってきたんだけど、

1分26秒での右ストレートで盛り返して、

最後は高林君も左ストレートのいいのを打ち返してたんだけど、

このラウンドは届いてるパンチ数の差で荒木さんがポイントバック。

 

それでも二人共、まだまだキッチリ当てようとし過ぎる感じが強かったんだよね。

 

<4R>

露骨なランカー・フェイバーは無いんだろうけど高林君、

挑戦者の立場なんだからもっと積極的なパフォーマンスが欲しいところだって、

そう思ってたら、この回は終盤の頑張りが目立って、

いつの間にか荒木さんの右目下の腫れが目立ってきたんだわ。

 

<5R>

最初のクリーンヒットは開始23秒での高林君の左ストレートで、

その後の43秒に荒木さんが右ストレートボディで対抗していったんだわ。

 

高林君も少し顔面が腫れてきて杉田純一郎さんに似てきたんだわ。

 

お互いに最初の1~2発で攻撃が終わってしまうことが多くて

組み立ての工夫も感じられないままで、

特に荒木さんとしては詰めたところからの3~4発が要るところだったんだわ。

 

<6R>

スコアが微妙な中の残りあと3ラウンドだったんだけど、

この辺りから高林君の下がり下がりのサークリングがやたら目立つようになって、

攻めてる感じを著しく失っていったんだわ。

 

<7R>

高林君は行くに行けないような感じのままで、

遠いところからの左ストレートがヒットしないとどうにもならなくて、

返しの右も全く見られなくなってきてポイントを取れるようなボクシングではなくて、

一方の荒木さんも畳み掛ける感じが全くないままの半端半端で、

この日の二人は自分的には全くダメだったもんで若干抗議の離席だったんだわ。

 

試合後に確認したスコアは77-75×2、77-76ってことで、

荒木さんの3-0勝ちだったんだけどね。

 

 

 

⑨ 河野洋佑君(新日本木村)×本田正二郎君(10count)

                            ………Fe 8R

12勝(6KO)7敗(1KO)2分の30歳・宮崎県と、

6勝(4KO)9敗(7KO)の28歳・神奈川県。

 

<1R>

本田君は想像してた以上のデキで、ジャブの差し合いにも負けてなかったし、

ワンツーもとってもスムースだったんだわ。

 

河野君はまだまだ様子見の立ち上がりだったんだけど、

本田君はほぼフルパワーって感じだったもんで、

この後河野君がギアアップした時にどうなるかが興味深かったんだよね。

 

<2R>

残念ながら本田君のパンチは河野君と比較すると当たりが軽くて、

同じヒッティングとなるとダメージに差が出そうな感じでその上、

河野君の力強い左ボディは本田君をかなり困らせそうでもあったし、

一つ一つのパンチの有効度の点でも少し後れを取ってたんだわ。                                                              

それでも本田君の頑張り手数は変わることがなくて、

河野君の打ち出しに合わせようとする強い気持ちも見せてたんだよね。          

 

<3R>

開始41秒、河野君の右ストレートボディで本田君が東ロープに飛ばされて、

その後もボディを攻められるのを嫌がる素振りを垣間見せてたんだけど、

それでも全く怯むことなく懸命の打ち返しだったんだわ。

 

ただ河野君も彼らしい試合運びを掴み始めたようで、

随所に左ボディを混ぜ込みながら、

相手の打ち終わりに左フックを巧みに合わせ打ってたんだよね。

 

<4R>

手数負けしてない本田君が徐々に河野君の顔面を赤くしていったんだけど、

河野君の左ボディからの右フックがとっても見栄えが良かったんだわ。

 

お互いにもう少し緩急で打ててたら相手に与えるダメージも違ってたんだろうけど、

それでも気持ちのこもった打ち合いが続いたんだわ。

 

<5R>

試合開始当初からフルパワーの本田君はここに来ても全く劣化が見られなくて、

彼の試合は沢山見たんだけど、多分これが彼のベストファイトだったんだわ。

 

で、相手のメゲナイ反撃に一気に畳み掛けられない河野君だったんだけど、

左のダブルボディからの右フックっていう組み合わせを2セット見せてたんだわ。

 

<6R>

二人共、緩急で打ててないこともあってパンチ慣れしてきたか、

お互いに相手をヨロめかせるような攻撃が出来ないままだったんだけど、

それにしても本田君の必死の頑張りには目を見張るものがあって、

開始40秒に大きく被弾した後も更なる反撃で一方的にさせないまま、

このラウンドは最後まで手数落ちしないまま明らかに打ち勝ってたんだわ。

 

この回を終わっての自分のスコアは58-56で河野君だったから、

残り2ラウンド次第ではまだ充分本田君の勝ちも有り得たんだわ。

 

<7R>

河野君の顔面も赤く腫れて何となく河野公平さんに似てきて、

相手の手数が一向に減らないことに困り始めたような感じだったんだわ。

 

そして開始35秒、前の回の勢いのまま本田君が右ストーレートを綺麗にヒットさせて、

その一発で河野君をヨロめかせたんだけど、

そこからの河野君の踏ん張りも尋常じゃなくて、

何とか凌いだ1分20秒からは逆に一気の反転攻勢に出たんだわ。

 

その瞬間に出遅れてしまった以降、そこから本田君が追い込まれる一方で、

ついに反撃の手が止まって防戦一方になってしまった1分52秒、

見かねたセコンドからのタオル投入でのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑩ 力石政法君(緑)×エギー・ロッツエン……60㎏ 8R

3勝(1KO)1敗(1KO)のサウスポー、24歳・三重県と、

14勝(8KO)18敗2分の30歳・インドネシア。

 

どうしてこの試合がメインイベントなんだか解らなかったんだけど、

全く興味が湧かなかったもんで全く見ないままの帰宅ってことで、

当然の如く2R2分47秒に力石君がTKO勝ちだってね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 本田正二郎君

② 河野洋佑君

③ 竹田梓君

④ 寺崎和輝君、後藤竜也君

 

 

 

昨日は大事なことで人と会う約束があったもんで、

ブログアップが大幅に遅れてゴメンでした。

2018年8月10日 (金)

後楽園ホール・8月9日

 

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「ホール再デビューです、何卒ヨロシクです。」

 

 

 

先回は7月9日だったから1ヶ月振りの後楽園ホールってことで、

事情を知らない人からは 「御無沙汰、どうしてたの? 」 って言われたけど、

「お帰り!」 「来たか、来たか。」 「御苦労様でした。」 って、

30~40人程の人から色々声を掛けられながらの始まり始まりだったんだわ。

 

 

 

① 神長昌史君(FLARE)×今成太希君(三迫)……124P 4R

デビュー戦の23歳・茨城県と、デビュー戦の21歳・新潟県。

この試合は神長君のケガで中止になったんだわ。

 

 

 

② 坂本尚志君(青木)×斉藤正樹さん(10count)……6R

7勝(2KO)10敗(4KO)の36歳・福井県と、

14勝(5KO)13敗(2KO)6分のランク7位、33歳・神奈川県。

 

<1R>

来週15日に37歳の誕生日を迎える坂本君は、

この試合に勝ってランキングをゲットしない限りこれがラストファイトってことで、

開始ゴングと同時に一回りデカイ斉藤さんに突っ掛って行ったんだわ。

 

打ち出しのシッカリ感やフィジカルの強さでも圧倒してる斉藤さんなんだけど、

ジャブをキッチリ打てないままに坂本君にもつれ込まれてるって感じで、

ポイントを取られるまで追い込まれはしなかったんだけど、

それでも如何にもやり難そうにしてたんだわ。

 

終始、距離を作れないままの斉藤さんだったんだけど、

お互いに魅力的なヒッティングが無かった中、

それでも自分のマストの採点としてはギリギリの優勢を斉藤さんがポイントゲット。

 

<2R>

開始24秒、お互いの右が合い打ちなった瞬間、

斉藤さんの右の方が僅かに強くカウンター気味にヒットして、

オットットットッて感じで坂本君が弾かれて赤コーナー近くの東ロープ際で尻餅ダウン。

 

坂本君もそれ程のダメージを引きずることなくリスタート出来たんだけど、

その後はお互いにスピード感のないまま、

1~2発のおおまかなやり取りを繰り返してたんだよね。

 

<3R>

坂本君としては彼がやれることの最大限を発揮してたんだけど、

直ぐに密着してしまうその一瞬前の1~2発をクリーンに当て込むのは難しそうで、

どっちも有りの接近戦が続いてた中、

残り20秒からの坂本君の奮闘がポイントを振り分けたんだよね。

 

<4R>

坂本君が一瞬サウスポーチェンジしたその直後の開始21秒、

二人が大きくバッティングしてしまって坂本君が右目上をカットしてしまったんだわ。

 

ドクターチェック後の再開ではストップを嫌った坂本君の方が飛ばしたんだけど、

斉藤さんの左ボディが何度も非情な喰い込みを見せて、

一気に坂本君の動きを封じていったんだわ。

 

その後坂本君の右目上からの出血が更に激しくなっていって、

残り3秒で再度のドクターチェックを経て即のストップエンドになってしまったんだわ。

 

 

ってことで自分は39-36で斉藤さんだったんだけど結局、

ジャッジ3人共が同じ判断ってことで39-36×3で斉藤さんの3-0勝ち。

 

 

坂本君は試合終了後、青木会長と木村翔さんに両腕を高々と差し上げられて、

四方にキッチリ引退挨拶をして満場のご苦労さん拍手を貰ってたんだわ。

 

4~5年ほど前、スーツにトレンチコートを着込んだ彼とバッタリ行き合って、

裁判所帰りに仲間の応援にホールに寄ったってことで、いい男だなあ、

いい弁護士だなあって思ったもんだったんだわ。

 

この日は彼と言葉を交わすことは無かったんだけど正直、それほど巧くも強くも無い、

結局、7勝(2KO)11敗(5KO)の負け越しボクサーなんだけど、

その必死の形相の頑張りは何故か心を打つモノがあったんだよね。

 

彼は彼のボクシングを全うしたってことで、ホントにホントにお疲れさんなんだよね。

 

 

 

③ 加藤収二さん(中野サイトウ)×西原成紀君(仲里)

                         ………157P 6R

8勝(5KO)1敗(1KO)1分のランク7位、27歳・東京都と、

5勝(1KO)2敗1分の23歳・沖縄県。

 

ふと見たら西原君のヘルプセコンにワタナベジムの井上トレが付いてて、

仲里ジムの関係者と先輩後輩の間柄なんだってさ。

 

<1R>

西原君は少し肩に力が入り過ぎだったんだけど、

ショットそのものはかなり力強かったし、初っ端から積極的な攻め込みで、

しなやかさには欠けてたんだけど当て勘も悪くなかったんだわ。

 

加藤さんの方はいつも以上に慎重と言うかユラユラした立ち上がりで、

思いの外簡単に打ち終わりを狙われてるようなところもあったんだよね。

 

<2R>

全体のペースは変わらなかったんだけど、徐々にプレスは加藤さん優勢で、

それにつれ若干西原君の動きの劣化が目立ってきたんだわ。

 

<3R>

最初の30秒間を飛ばしていったのは気を取り直した感じの西原君の方で、

1分22秒でのバッティングでドクターチェックを受けてたんだけど、

再開後のショート戦の勢いも加藤さんを圧してたんだわ。

 

その加藤さんは何だか攻め遅れが目立ったままだったし、

当たりそのものも何だかだらしない感じだったなあ。

 

<4R>

西原君もそれほど勢いを維持できるタイプのボクサーじゃなかったんだけど、

加藤さんの見劣り感の方が著しくて、いつもの彼では無かったんだけど、

1分10秒、やっと本気の追込みが始まって、

それはまるで、ようやくボクシングをしてるってことに気が付いたかのようだったんだわ。

 

最初の右ショットを起点にしての加藤さんの一気追込みはまるで別人のようで、

そこからの1分間以上、30~40発の連続攻撃で、

西ロープを背負わされたままの西原君の反撃が全く止まったところで、

2分13秒、加藤さんの逆転系のTKO勝ちで、

試合後の挨拶をしてた西原さんの左目は殆ど塞がってたんだよね。

 

 

 

④ 田村亮一さん(JBS)×ジェストニア・アウディダ

                          ………56㎏ 8R

10勝(6KO)3敗1分のランク3位、31歳・東京都と、

11勝(5KO)8敗(2KO)の27歳・フィリピン。

 

アウディダのヘルプセコンドには三迫ジムの中川兼玄君が付いてて、

彼のセコンドワークは試合する時より手際が良かったんだよね。

 

<1R>

まずは田村さんのガンガン攻めから始まって、

一気に倒し込んでしまいそうな勢いだったんだけど、

アウディダは思いの外冷静な対応で、

相手の動きをシッカリ見極めながら田村さんの打ち終わりに右を綺麗に合わせてて、

やたら田村さんのガードの緩さが目立ったんだけど、

それでも簡単に貰い過ぎだったんだよね。

 

ってところで自分の隣にコンチワって拳四朗さんが座ってきたんだけど、

すぐ後ろにいた和氣慎吾さんとのチャンピオントークが面白かったなあ。

 

<2R>

それならってことで田村さんが更にギアアップしていって、

このラウンドは何とか打ち勝ってはいたんだけど、

それでもまだまだ危ない感じが漂ってたんだよね。

 

<3R>

開始43秒、田村さんの右ストレートがクリーンヒットして、

当然のようにそこから一気の飛ばし飛ばしだったんだけど、

それほどのスピードは無いアウディダではあったんだけど、

それでもメゲナイ真面目さで懸命の反撃を試みて、

試合を一方的にさせない踏ん張りを見せてたんだよね。

 

<4R>

お互いに動きとパンチの緩急不足が目立ってたんだけど、

結構な数のパンチが交換されてお互いの顔面が赤く腫れてきたんだわ。

 

<5R>

勢いが落ちることは無かったんだけど田村さん、

攻撃の単調さは目を覆うばかりだった上、相変わらず被弾が減らず、

アウディダの方が見た目綺麗なヒッティングを重ねてたんだよね。

 

ただそのアウディも田村さんの左ボディを嫌がる素振りが目立ってきて、

お互い、足りてない部分を見せながらの行ったり来たりだったんだけど、

アウディダとしては決め系のパンチにもう少し力を込めるべきだったんだわ。

 

<6R>

日本ランク3位にしては田村さんはらしくないボクシングを続けてて、

大差無いままのラウンドは少しばかり残念感が漂い始めてたんだけど、

残り1分頃からはいきなりその田村さんの左目上が腫れてきたんだわ。

 

<7R>

開始25秒、バッティングでアウディダが左目上から出血してドクターチェック。

何のこともなく再開はされたんだけど、形勢は終始アウディダだったなあ。

 

<8R>

戦績的にはパッとしないアウディダにはやっぱり基本的に決定力が欠けてて、

あくまで真面目真面目なボクシングは好感は持てるんだけど、

こちらの方も勿体無いって感じが拭えないままだったんだけど、

この回もショートブローの見栄えの良さでポイントゲット。

 

 

ってことで自分は77-75でアウディダの勝ちだったんだけど結局、

77-76×2、76-77ってことで田村さんが辛くも2-1勝ちしたんだわ。

 

試合後大分経ってからアウディダとバッタリしたもんで、

自分の感想を伝えて、改善した方がいいと思った点を伝えたんだけど、

とっても純朴そうな笑顔を返してくれたんだわ。

 

 

 

⑤ 源大輝さん(ワタナベ)×大坪タツヤさん(T&T)

             ………日本 Fe級 タイトル戦 10R

15勝(12KO)5敗(2KO)のチャンピオン、27歳・大分県と、

12勝(4KO)8敗1分のランク3位、28歳・神奈川県。

 

応援の声だけだと大坪さんの方が優勢だったなあ。

 

<1R>

慎重なスタートが望まれた源さんに対して大坪さんはかなり積極的で、

1分15秒、右ボディからの右ストレートがいきなりクリーンヒットして、

一瞬たじろいだ源さんに対してその後もプッシュプッシュで、

距離の近いところで鋭く強く当て込んでたんだわ。

 

大坪さんの左フックはとっても精度が高くて、

源さんは全くいいところナシって感じだったんだよね。

 

<2R>

大坪さんは気合が空回りするってこともなかったし、相手が良く見えてたみたいで、

パンチ力だけ見れば源さんの方が圧倒的なんだけど、

やっぱりショート戦での打ち負けが目立ってて、

最後はやっとこさ右ストレートを当て込んではいたんだけど、

自分の中では大坪さんが連続ポイントゲットだったんだわ。

 

<3R>

それならってことか、このラウンドは源さんが最初っから接近戦を仕掛けていって、

激しい打ち合いの中、大坪さんの口の開きが大きくなっていって、

いよいよ源さんが反転攻勢を掛けるのかって見てた1分24秒、

激しい打ち合いが一瞬止んだその直後、

大坪さんの右ショートフックがクロス気味にヒットして源さんがヨロッと横倒れダウン。

 

リスタート後の源さんは明らかにダメージを引きずったままで、

場内は大歓声と息を呑む二手のグループにキッチリ分かれた中、

源さんには危ない危ない時間が続いたんだけど、

バランスを崩しながらも何とか何とかって打ち返してたし、

ラッシュを掛けた大坪さんもキッチリ当て切れずそのままラウンド終了ゴング。

 

大坪さんの4KO勝ちは全て3Rまでのことなんだから、

源さんとしてはもう少し相手をやり過ごすような入りをすべきだと思ってたんだけど、

一発被弾するといきなり男に変身してしまう源さんもそれはそれで興味深いんだよね。

 

<4R>

大坪さんは中々鋭い感じの右ボディを打つんだけど正直、

肝心の左ボディはカラッキシで、それが源さんを助けていたようなところがあって、

源さんの消耗はある程度のところで留まってる感じで、

このラウンドは1分30秒からの接近戦を大きく優勢に運んで、

大坪さんも幾つかいいのを打ち込んではいたんだけど、

源さんの復活の勢いを上回るまでではなかったんだわ。

 

<5R>

お互いの戦う距離がキッチリ定まって来た直後、

源さんの両手ダラリのポーズを見た大坪さんがどう判断したか、

自分には一瞬の躊躇が見て取れたんだけどその瞬間の1分15秒、

低い位置からの源さんの右ストレートが2発続けざまに鋭くヒット。

 

そこからの源さんは相手が怯んだのを見逃さなくての一気一気で、

大坪さんを西→東→北ってロープを伝わせて、

途中大坪さんも刺激的なヒットを見せてはいたんだけど、

大きくダメージを負ってしまったのは間違いなく大坪さんの方だったんだわ。

 

 

ここまでの自分のスコアはそれでも48-46で大坪さんが2Pリードだったんだけど、

発表された中間スコアも48ー46×3ってことで全く一緒だったんだわ。

 

<6R>

まだ2ポイントリードしてた大坪さんだったんだけど、

展開を大きく決めそうなラウンドの開始で、

源さんの前の回での打ち疲れと、大坪さんのダメージとのせめぎ合いだったんだけど、

意識的に足を使い始めたのは大坪さんの方で、

とにかくダメージの回復を計ろうとしてるようだったんだけど、

プレスプレスの源さんには丁度いい得意の距離になっていったんだよね。

 

4R頃まで気になってた源さんの腕振りのタルさは今はスッカリ回復してて、

身体全体の動きも大坪さんとは比較にならなくなってきたんだわ。

 

<7R>

軽い打ち合いが交換された後、

大坪さんが舌を出したり、来い来いポーズをするようになって、

それは往々にして劣勢なボクサーが見せがちな負け惜しみポーズなもんで、

これで自分の中では勝負あった感が強くなったんだわ。

 

その大坪さんもたまにいい感じのショットを放ってはいたんだけど、

連続技までは叶わなくて休み休みなもんでダメージを与えるまではいかなくて、

効かされてる感じを引きずったままだったんだわ。

 

<8R>

源さんに山ほど小突かれ続けた大坪さんには、

力を溜めての一発カウンターショットしか今は残されてなかったんだけど、

それでも残り1分20秒からは気を立て直してのヒットヒットだったんだわ。

 

そのまま一気に試合展開を戻すかとも思われたんだけど、

彼の攻勢は20秒も続かなくて、最後は源さんの見栄えのいい反撃に遭ってたんだわ。

 

<9R>

開始直後から源さんの延々のチョンチョン・コンビネーションショットが1分間続いて、

大坪さんは幾度も顔面を跳ね上げられてたんだわ。

 

大坪さんも何とか反撃の一発をって踏ん張ってたんだけど残り30秒に力尽きて、

追い込まれるままに北ロープに詰められたところで、

レフェリーが止めに入ろうとしたその瞬間に崩れ落ちてしまって勿論、

即のストップエンドってことで2分24秒、源さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

自分の採点では7Rを終わって66-66のイーブンだったんだけど、

その時点で大坪さんには最早対等に戦う力は残って無かったんだよね。

 

 

 

⑥ アルビン・ラガンベイ×小原佳太さん(三迫)

         ………WBO AP W級 タイトル戦 12R

10勝(9KO)2敗(1KO)のチャンピオン、23歳・フィリピンと、

19勝(17KO)3敗(3KO)1分の同級6位、31歳・岩手県。

 

4月にラガンベイにKO負けした小原さんにとってはこれがダイレクトリマッチで、

それにしてもあの試合は物凄かった訳で、

1Rにダウンゲットした小原さんが2Rに左の相打ちでダブルダウンしてしまって、

相手はスッと立ち上がったんだけど、

小原さんは足元が覚束ないままのテンカウントアウト負けだったんだよね。

 

自分は試合の3日前に小原さんのミット練習を見せて貰ったんだけど、

相手のスイッチを想定しながらリズムとタイミングを計ってたんだよね。

 

帝拳ジムの長野マネの隣に座らせて貰って、自分の席は三迫会長に譲ったんだわ。

 

<1R>

思った通り強いプレスを掛けてきたラガンベイに対して小原さん、

慎重な距離キープを意識しながらの立ち上がりだったんだわ。

 

ラガンベイは相変わらずの強気一辺倒で最初の1分30秒までに、

左フックを2発と右フックを1発ヒットさせて優位なスタートを切ってたんだけど、

残り19秒のリング中央、前回の試合を彷彿とさせるようなお互いの左が相打ちで、

それ程強烈な当たりでは無かったんだけど、

両足が揃ったところで貰ってしまったラガンベイが弾け飛んでのダウン。

 

殆どノーダメージのリスタートだったんだけど、それでも小原さんが優位なままで、

勝負を急ぎ過ぎることも無いままの終了ゴングだったんだわ。

 

<2R>

気が付けば小原さんの方もかなり顔面が赤くなってて、

ラガンベイのパンチ力の強いことを改めて知らされる思いで、

全く巧いとは思わないんだけど、吹っ切れた強打はまだまだ危険をはらんでたんだわ。

 

残り50秒、ラガンベイがサウスポーにチェンジして目先を変えようとしたんだけど、

残り10秒からの小原さんの攻め込みは圧倒的で、

右、左、右ってストレート系を続けざまに打ち込んで、

ラガンベイを東南ポストに吹っ飛ばしたところでラウンド終了ゴング。

 

<3R>

再度オーソドックで始めたラガンベイに戸惑わされることなく小原さん、

タイミングのいい力強いヒットには自信が込められてたんだけど、

ラガンベイもまだまだ諦めてない強振を見せてた開始1分、

ラガンベイが何回目かのサウスポーチェンジした瞬間を小原さんが見逃さなくて、

強烈なワンツーを実に見事にヒットさせて、

まともに貰ってしまったラガンベイが南ロープに飛ばされてしまってのダウン。

 

そこに至るまでかなり打たれ込んでもいたもんで、

レフェリーも間髪を入れないストップエンドで1分08秒、

小原さんのリベンジTKO勝ちだったんだわ。

 

 

あの日の練習の際の小原さんの目付きは尋常じゃなくて、

この試合に再度負ければ大きく進路が塞がれそうで、

彼のプレッシャーは半端じゃなかったと思ってたから良かったヨカッタってことで……。

 

 

 

この日、下したての真っ白なリングマットはいつの間にか血が点々として、

特に青コーナー近くにこの日の激闘の跡をまざまざと残してて、

改めてこの競技の激しさを知らされる思いだったんだわ。

 

 

ドーム野球の終わりと重なったモンでちょっと時間が潰せればって、

どうぞって言われたもんで源大輝さんの控室に入れて貰ったんだよね。

 

石原トレとか源さんと試合の事を振り返って、

3Rにダウン喰らった時のことを聞いて、

その後渡辺会長と色々20分ほど立ち話をして、またねってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 小原佳太さん 

② 源大輝さん

③ 加藤収二さん

 

 

 

この日、ファイナルの試合の前に伊藤雅雪さんがリングに上がって、

世界タイトルゲットの報告をして会場の拍手を貰ってたんだけどリングを降りて、

団会長と帝拳の長野マネの3人が一緒のところを写真に撮らせて貰ったんだよね。

2018年8月 4日 (土)

小さいけど確実な一歩……。

 

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“毎日少しづつ……。”

 

 

 

今日は斉藤司君の裁判のことに関して総括をしてみるつもりで、

以前のブログと重複する部分もあるんだけど、

自分なりの整理をしておこうと思ってね……。

 

 

何とかして斉藤司君を助けて上げることは出来ないものかって、

数人の大人達が集まって最初のミーティングが開かれたのが平成28年6月、

所属ジムの会長が電話にも出ず逃げまくって話し合いにも応じないもんで、

仕方なく自分が先方を訪れて、一度集まって話をしようよって持ちかけて、

相手の余りの強気に 「このままだと訴訟になってしまうよ。」 って伝えたら、

「勝手に訴えればいい。」 って返事が返ってきたもんで仕方なく、ホントに仕方なく、

平成28年10月に訴状を提出してから1年と9ヶ月……。

 

途中、誠意のかけらも感じられないままの相手側の対応に苛立ちながら、

未払い請求分は全面的に取り下げるから無償移籍に応じてくれって頼んでも、

あくまで200万円の移籍金を要求して譲らないままの和解作業が続いて、

その要求は以前3人のボクサーから計600万円をせしめた際の金額と同額な訳で、

それで味を占めてのことか、それとも、

簡単に妥協するなって仲間の搾取系ジムから釘を刺されていたのか、

いずれにしても流石にこちら側もキレてしまって司君も、

「これまで辛い目にあった人達や、これからそういう目に遭う人達の事を考えると、

例え1円であっても支払う気にはなれません。」 って今回の判決に至ったんだわ。

 

長かったようなそうでもないような月日だったんだけど、ようやくようやく、

7月11日に判決が下されて、翌日に判決理由を聞かされて、

13日にその原本コピーを入手して弁護士と再度の確認を経て、

主たる訴因が未払い金請求だったもんで、形式的には敗訴だったんだけど、

裁判所はこちら側の意図したところの核心部分は充分に汲んでくれて、

名を捨て実を勝ち取った実質的には大納得ってことで早速、

業界の何人かの重鎮達にその旨を伝えたんだわ。

 

その後、17日に司君の移籍にまつわる二人の最重要人物と面談して、

彼の移籍に関する仮申し入れを含めて、いよいよ公の交渉に移っていって、

それ以降、今回の裁判結果が徐々に業界全体に浸透していったんだわ。

 

判決理由が少しづつ少しづつ斉藤司君を救いつつある現在、

業界は好むと好まざるとに関わらず大胆な体制と体質の改革を迫られる訳で、

ここのところ自分は意識的にボクシング観戦を控えてるんだけど、

着地に向けての業界の改革を日々近場で見ていたいっていう気持ちも出てきて、

実は自分には顔見知りのボクサーが300人ほどいるし、

挨拶や言葉を交わすジムの会長さんも数えたら38人もいて、

知り合いのマネジャーやトレーナーはその3倍ほどもいるし、

話し相手になってくれるコミッション役員も9名いて、

それら400人以上の人達とホールで日常の会話を交わす中で、

最新の情報をゲット出来る環境は実にとっても重要じゃないかって……。

 

 

 

いずれにしても今回の判決理由は業界関係者にとっては正に青天のヘキレキで、

以前からほぼちゃんとやってるジムにとってはどうってことないんだけど、

ボクサーに大きな負担を強いてるって自覚のあるジムにとっては大慌てな訳で、

協会やコミッションは問題意識のジム間格差に戸惑いながら、

マネージメント契約の法的性格の確認とか移籍や移籍金規程に関して、

その落としどころというか、ガイドラインの設定に奔走することになりそうなんだわ。

 

 

更に言えば、

業界が改革に向けて大きく舵を切る決心がついたならば今回、

未払い金請求については裁判では認められなかったんだけど、

それはファイトマネー関する協会の規定がザルであることに由来してた訳であって、

結果的にはそれがジム側に逃げ道を提供したことにもなってる訳で、

自らの正確なファイトマネー額さえも隠されたままにされてるボクサー達は、

どこまで大人達にいいようにされてるかってことなんだわ。

 

そういうことが結果的には、

ジムとボクサーとの間の信頼関係を損なう大きな要因になってることは間違いなくて、

そこが改善されない限り延々の移籍トラブルが必至だと思うんだよね。

 

 

ボクサーに規程通りのファイトマネーを支払っていないジムは、

搾取を続けない限りジムの存続が有り得ないのかどうか税理士と検討するべきで、

もし経営が破たんするっていうならいっそのことこの際潔くジムを畳むべきで、

大人達だけがいい思いをしながら青少年を拘束するっていうのは悪党がやる事だし、

元々公益事業でもなんでも無いんだからね。

 

 

 

7月11日の判決以降昨日までの具体的な行動としては、

17日にコミッションと協会両者に判決理由の確認をして貰って、

25日に判決が確定したその後、協会やコミッションの議論の進行を横目に見つつ、

7月30日、司君からの移籍要望書を弁護士に書いて貰って、

8月2日に正式な移籍届をコミッションに受理して貰ったんだけどこれで即、

司君の移籍が認定されたってことには実はまだなっていなくて、

コミッションとしても全国4団体の協会役員の全てに今回の判決理由を知らしめ、

協会長や顧問弁護士と共に事情説明し、質問に応える必要がある訳で、

最終的にはあと3週間、8月20日以降になりそうなんだよね。

 

とにもかくにも司君の裁判に関してはこれで一件落着ってことになるんだけど、

司君を含めた全てのボクサーの為になればって、

8月13日に別ルートからの最後の援護射撃を一発放つつもりなんだわ。

 

 

ってことで来週一週間は、ここに至るまでの詳しい事情について、

2年間にわたり斉藤司君をサポートしてきた大人達や、

色々助言を頂いた関係者達に説明に伺うことにして、

その中で今後の自分の身の振り方も決めようと思ってるんだよね。

 

 

 

話しは大きく変わるんだけど……、

それにしてもアマチュア連盟は今回、致命的レベルの告発を受けてしまって、      

自分は世界戦がある度に最前列に踏ん反り返って、

プロアマ色々な関係者達と横柄そうな挨拶を交わしてた、

まるで一昔前のチンピラのようなイデタチのあのオッサンは元々好かないんだけど、

アマチュアがプロ入りする際にアマ戦績を確かめるだけで1万円も取ったり、

陰で100万とか200万とかの上納金を取り立てるっていうのが嫌だったなあ。

 

連盟の会長と日大理事長とのツーショット握手写真を見たんだけど、

それはまるでコルレオーネとソロッツオのようだったし、

昭和ヤクザの手打ちのようでもあって、

如何にも知性と知能に欠けた印象が拭い切れなかったんだけど結局、

お互いに目指すところはキム・ジョンウンなんだろうなあって思ったね。

 

 

そうだなあ6~7年ほど前だったかなあ、

森嘉朗元首相が何の拍子か後楽園ホールにやって来たことがあってね、

何の拍子か自分の右隣に座ったことがあってね、信じられないくらいドカッとね、

それで、大股開いて自分の邪魔をするような恐ろしくデカイ態度の大股開きで、

勿論、自分はそんな奴のそんな行動にヘイコラする方ではないもんで、

「邪魔だろがあ!」 って膝で跳ね除けてやったことがあるんだよね。

森元首相は無言のまま睨んできて、お付きの人を促してそのまま席を外して、

それから二度とホールに来ることはないんだわ。

 

 

そうだなあ2~3年ほど前だったかなあ、

どういう訳か大阪のジムがわざわざ出張ってホールで興行したことがあってね、

他に席を設けるからって全てのボックスシートを5万円で買い上げたことがあって、

老いぼれ常連たちは嬉々として席を明け渡してたんだけど、

自分はふざけんなとしか思えなかったから断固拒否したんだけど、

にも関わらず当日、自分の席には如何にもって感じのヤクザの若頭風なのが、

隣にケバイ女をはべらせて座ってたんだわ。

 

勿論自分は 「そこは俺の席だからどいてくんない。」 って言ったんだけど、

その如何にもって感じのヤクザ者は、後ろに控えてたお付きのような感じの男に、

「どうなっとんじゃい!」 って怒鳴ってたんだけど、

「最後の試合は見ないから、そしたら座っていいよ。」 って言って、

ケバイ女ごとその如何にもって感じのヤクザ者をどかせたんだよね。

 

 

要するにね、日大とかアマ連盟のボス達は、

あの時の元首相とかヤクザ者とかと全く変わるところが無いって感じなんだけど、

例え首をすげ替えたとしても組織の根幹的なところまで改善できるかは甚だ疑問で、

アマ連盟の先代の会長の愚挙暴挙も色々聞かされてたし、

要するに○○組と××組の縄張り争いに過ぎないんじゃないのかってね。

 

アマボクシングには元々何の興味も持ってないもんで、

実はどうでもいいんだけどね……。

 

 

 

毎日の35℃越えはホントに全く尋常じゃないんだけど、

自分にとっても色々な意味で灼熱の夏なんだよね。

 

 

 

 

【村木田渾身競馬】

何やかや有りながらも競馬は続けてたんだけど、

相変わらず夏競馬の不振は改善されなくて、

やっぱり降級馬の取捨が全く不得意のままで、

7月は全部で21レースに参加しての全外れで、

1月から通算の回収率も151%にダウンしてしまったんだわ。

 

それでもメゲナイ自分は月も替わったしってことで、

今日からの8月競馬に性懲りもなくの挑戦なんだわ。

 

自分の競馬においても小さくてもいいから確実な一歩を期待しつつ……。

 

 

 

ほぼ10日振りのブログ更新なんだけど、

色々言いたいことがある方はどうぞってことで……。

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