2017年1月18日 (水)

後楽園ホール・1月17日

 

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「まあるい感じが自分でも気に入ってるんですわ……。」

 

 

 

イギリスの首相はメイっていう女性だっていうことが解ったんだけど、

そもそもはイスラム系難民の流入を阻止する為のEU離脱だったんだけど、

EU側がユーロ単一市場だけを継続利用するのは許さないもんで、

仕方なくそのユーロ単一市場からも離脱するって昨日表明してたんだけど、

いちいちの関税は経済活動に停滞をきたすことは間違いなくて、

金融機関の流失も防げそうになくこれでポンド下落はハッキリしてしまったし、

アメリカに続いての保護主義への回帰は完全に時代錯誤なんだよね。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは第1試合と第6試合に女子戦が組まれてたもんで、

全部で9試合見たんだけどオール4回戦だったから、

そりゃ巧くないボクサーも多かったんだけど、

それでも気持ちの溢れた戦いが多くて飽きるってことが無かったんだよね。

 

新年になってから三迫ジムの久保さんと、

石川ジムの田中さんと会うのは初めてだったもんで今年もヨロシクってことで、

真鍋会長や内藤会長、石川会長達ともコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

② 重田裕紀君(ワタナベ)×大村俊輔君(ランド)……W

0勝1敗のサウスポー、26歳・山口県と、

デビュー戦のサウスポー、21歳・千葉県。

 

<1R>

お互いまるで事前に示し合わせていたかのようないきなり狂熱の殴り合いで、

距離もクソもなかったし、ジャブって何だって感じだったなあ。

 

二人共、フック系主体のパンチの交換に終始してたんだけど、

少しばかり大振りし過ぎじゃないかって思ってた重田君の勢いが落ちなくて、

圧倒手数のままラウンド半分が過ぎる頃には形勢を決しつつあったんだわ。

 

大村君は徐々に下がらされる場面が増えていって2分23秒、

東ロープに詰められて身動き取れなくなってしまったところでストップエンド。

 

 

大村君陣営からはストップが早過ぎるって声も出てたんだけど、

自分が見てた範囲では大村君はそこに至るまでに既に相当打たれ込んでて、

実に妥当なレフェリーストップだって思ったけどね……。

 

 

 

③ 山西隆廣君(新日本木村)×植田啓君(越谷634)……L

1勝5敗(2KO)の25歳・東京都と、0勝1敗の32歳・兵庫県。

 

シンドイ戦績の山西君と10年振りの植田君って図式だったんだけどね……。

 

<1R>

地下足袋を履いた上田君は久し振りのせいか体が絞り切れてない感じで、

フック系を大きく振り出してはいたんだけど雑な感じが拭えなかったし、

ウンウン言いながら打ってたんだけど力入れ過ぎで長持ちしそうになかったなあ。

 

一方の山西君はカッチリした動きからいいプレスを掛けることが出来てて、

戦績の悪さを感じさせない自信に満ちた振り出しをしてたんだわ。

 

<2R>

やっぱり植田君は無暗に大きく振り過ぎで合間合間を山西君に狙われて、

ストレート系のパンチを山ほど貰って顔面が相当傷んできたんだわ。

 

<3R>

植田君は繋ぎのパンチが全く打ててないしショートブローも巧くなくて、

接近戦になるとその差が益々拡がっていくばかりだったんだわ。

 

時間が進むにつれその差は挽回し難いほどになってしまって、

山西君は最後の最後まで止めどない手数で全く緩むことが無くて、

そのまま一気に植田君を追い込んでいった2分43秒、

ついに植田君の反撃が止まってしまったところでレフェリーストップエンド。

 

山西君は久し振りの勝利だと思うんだけどいい試合をしたよね。

 

 

 

④ 松浦大地君(ワタナベ)×當銘義愛君(マナベ)……Fe

2勝1敗(1KO)1分の27歳・広島県と、3勝3敗(2KO)1分の23歳・沖縄県。

 

<1R>

二人共、手足が長いんだからもっと距離を取ってやればいいと思うんだけど、

何故か力の入り切らないいきなりのショートフック戦だったんだわ。

 

簡単に顔面が紅潮しやすい當銘君の方が不利のように見えてしまうんだけど、

殆ど大差のないまま正確な当てっこ競争っていう様相だったなあ。

 

<2R>

當銘君の左フックにも見るべきものがあったんだけど、

ラウンドを通して見ると松浦君の手数が若干優勢で、

當銘君は左ガードが甘くなることが多かったね。

 

<3R>

密着ボディ合戦に突入してお互いメゲナイ手数ではあったんだけど、

このラウンドは當銘君の頑張りが流れを食い止めたって感じだったんだわ。

 

<4R>

微妙なスコアの中、二人共最後の踏ん張りを見せてたんだけどお互い、

そこそこクリーンヒットはさせてたんだけど相手をクラッともさせられなくて、

威力的に今一のやり取りは結局は手数戦だったんだけど、

ストロークの大小の関係で松浦君がやや優勢なままの終了ゴング。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで松浦君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 江澤宏之君(角海老)×伊藤敏君(石川)……58.5㎏

3勝1敗の27歳・東京都と、2勝(1KO)3敗(3KO)1分の25歳・愛知県。

 

<1R>

一見体の硬そうな感じの江澤君だったんだけど、

全体の動きとか腕振りは実にカッチリしてて、

若干腕が体から離れがちだった伊藤君を初っ端から圧倒してて、

コンパクトだけど力強いコンビネーションで追い込んでた残り1分弱、

青コーナー近くの西ロープ際に詰めたところでの鋭いワンツーだったなあ、

振り込んだ右ストレートが大直撃して伊藤君が一発昏倒ダウン。

 

何とか立ち上がろうとしてた伊藤君だったんだけど、

再度体勢を崩してしまったところでダメージを見計らったレフェリーがストップエンド。

 

ってことで2分02秒、江澤君の実に手際のいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

この後女子戦が組まれてたもんで一旦休憩タイムってことで……。

 

 

 

⑦ 田所哲(M・T)×横里真一君(reason)……B

1勝0敗のサウスポー、25歳・神奈川県と、

1勝(1KO)5敗のサウスポー、28歳・福岡県。

 

試合前にM・Tジムの星野晃規さんとコンチワしたんだけど、

彼、近々またハードな試合をするみたいなんだわ、楽しみだね。

 

<1R>

上背とリーチに余裕のある田所君がプレスも強かったんだけど、

体型的に劣勢な横里君もとにかく的を絞らせないように良く動けてて、

ジャブに関しては圧倒田所君だったんだけど、

軽い左ストレート2発でまずは横里君がポイントゲットだったかなあ……。

 

<2R>

田所君はまあまあちゃんとしてるんだけど距離感と当て勘が今一だったし、

そもそも闘争心が欠けてる感じもしたんだけどね。

 

一方の横里君にしてもやたらチョコチョコ動きはするんだけど、

攻め込み自体はとっても単調で回数も少なくて、

一体どうやってポイントを取るつもりなのかが中々見えて来なかったんだよね。

 

<3R~4R>

お互いに何とかしないとっていう必死の気持ちが見えて来なくて、

ちょっとスコアの付け難い状況が続いて、

田所君は最後の4R1分過ぎに一気にギアアップはしてたんだけど、

目ぼしい有効打には繋げ切れずのままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

自分的には殆ど40-40だったんだけど結局、

40-37×2、38-38ってことで田所君の2-0勝ちだったんだけど、

高城会長は必ずしもご機嫌じゃなかったんだわ。

 

 

 

⑧ 岡田真虎君(JBS)×大川朝史君(三迫)……Mm

1勝0敗のサウスポー、22歳・岡山県と、0勝1敗の30歳・埼玉県。

 

<1R>

岡田君の方が内側からコンパクトに鋭い腕振りが出来てて、

しっかりガードしながらのプレスや踏み込みにも自信が溢れてたなあ。

 

大川君は手足が細くてひ弱な感じが拭えなくて、

腕が体から離れがちで首も長いし見るからに危険度が高かったんだよね。

 

<2R>

大川君の攻め込みは比較的あっさりしてて、

そんなにいきなりのクリーンヒットは難しいんだから、

二次三次の攻め込みが必要だと思うんだけど切り上げるのが早いんだよね。

 

岡田君のショートブローが更に冴えてきて大分差が出てしまったなあ。

 

<3R>

苦しい中、大川君もたまにヒットさせてたんだけど、

ストレート系は届きが今一だったし、フック系はオープン気味だったのが残念で、

残り12秒では返しの左フックで一瞬岡田君の膝をガクッとさせてはいたんだけど、

ラウンド総体としての評価はやっぱり岡田君だったなあ。

 

<4R>

前の回の残り40秒辺りから大川君のヘバリが顕著になってたんだけど、

インターバルでも回復し切れてなかったみたいで、

岡田君の全く緩みの無い畳み掛けに為す術ないまま消耗が進む一方で、

西ロープ際に詰められて一杯一杯になってしまったところで2分10秒、

レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

 

⑨ 荒川竜平君(中野サイトウ)×松田烈君(reason)……F

1勝0敗1分のサウスポー、27歳・富山県と、1勝0敗の19歳・東京都。

 

<1R>

松田君が若干硬い感じがしてたのに対して荒川君、

初っ端から動きがこなれての左ストレートが抜群の当て勘でのヒットヒットで、

松田君は相手の左ストレートの出所が判別し難そうにしてたんだわ。

 

若干荒川君優勢のままに推移してた1分26秒、

荒川君の左と松田君の右とがほぼ相打ちになった瞬間、

松田君が弾き飛ばされてしまってダウン。

 

一瞬直撃被弾ではなくて単に腕で弾き飛ばされただけかと思ったんだけど、

リスタート後の荒川君の一気飛ばしを見てたらやっぱり当たってたみたいで……。

 

松田君もそこそこ反撃の姿勢を見せてはいたんだけど、

荒川君の全く止めどなく無駄のない攻め込みは正に圧倒的で、

最後松田君がロープを背にして身動きならなくなったところで、

2分16秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしてもここまで見てた7試合全部が赤コーナー勝利だったし、

ある特定のレフェリーが担当した試合の全てが1R決着だったんだよね。

 

 

 

⑩ 大場竜君(ジャパンS)×幸田健太郎君(石川)……SB

1勝(1KO)1敗の21歳・東京都と、1勝0敗の21歳・東京都。

 

石川ジムのボクサー達は殆どが集まってて、

橋口雄斗君ともつい最近の試合のことを話したんだけど、

やっぱり彼自身も納得いってないみたいだったね。

 

<1R>

幸田君のジャブも中々良かったんだけど、

大場君の鋭い前詰めからの一気攻めも危険度が高くて、

要するに二人の距離がどうなるかがポイントだったんだよね。

 

<2R>

どちらがペースを取るか微妙だった中、大場君は更にガツガツ攻勢で、

その気持ちの強さを前面に押し出していったんだけど、

幸田君の4発~5発目まで頑張るショットが効果を挙げつつあったんだわ。

 

<3R>

そんならってことで大場君が益々ケンカ腰の飛ばし飛ばしで、

右をヒットヒットさせてこのラウンドは最後まで手数優勢をキープしてたんだわ。

 

<4R>

正しく勝負を決めるラウンドだったんだけど、

まず仕掛けて行ったのはまたもや大場君の方だったんだけど、

気持ちが焦る余りか若干体が伸び切ったところで慌てて打ってる感じで、

中々効果的なパンチを打ち切れてなかったんだわ。

 

一方の幸田君も結構的確に当て込んではいたんだけど、

下がりながらのことが多くて効き目としては今一ではあったんだけど、

正確なヒット数としては常に冷静だった幸田君の方が上回ってたなあ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37、39-38×2ってことで幸田君の3-0勝ちだったんだわ。

 

粕谷雄一郎さんや上野太一君達ともヨカッタネ会釈交わしたんだけど、

石川会長も田中さんも桜井さんもみんなニッカニカだったなあ。

 

 

 

⑪ 三船世翔君(角海老)×内藤未来君(E&Jカシアス)……L

0勝0敗1分の24歳・山形県と、1勝0敗のサウスポー、24歳・神奈川県。

 

内藤君のデビュー戦は自分的には今一感が強かったもんで、

この日の2戦目はどこまでやれるのかってことで、

隣に座った律樹さんと緊張しながらの開始ゴングだったんだわ。

 

<1R>

律樹さんと違ってどっちかって言うとズングリ系の内藤君に対して、

三船君はフレーム的にもデカかったしリーチも十分で、

序盤から結構強いプレスをかけてきたんだわ。

 

ただ狙い過ぎる余りか手数が少なかったし打ち出し遅れが目立ってて、

大きなやり取りがないままに過ぎていった終盤近く、

内藤君に数発のボディブローと左ストレートを1発許してしまってたんだよね。

 

<2R>

三船君は中々の右ストレートを持ってて当たったら必殺系だったんだけど、

返しに左をフォローする意識が殆ど出来てなくて、

内藤君としてはそここそが狙い目じゃないかって思ってたんだけど、

一方の内藤君にしても屈みながら右ストレートボディを打ちこむ際に

左手が大きく離れるもんでそこのところを打ち下ろされないかって、

お互いに危ない部分を抱えながらのスリル満々の展開だったんだわ。

 

律樹さんからは相手の正面に立たないようにってアドバイスが終始飛んでたなあ。

 

<3R>

一旦接近してのショート戦ではやっぱり内藤君が優位に立ったんだけど、

離れての三船君の右にはまだまだ充分な威力が残されてて、

勝負の流れがどちらにも傾きかねてた残り52秒のほぼリング中央、

シュシュンって振り出した内藤君のワンツーがこれ以上ないほど突然の直撃で、

思わずユラッとしてしまった三船君に対して内藤君、

寸暇さえ置くことなく直後に鋭く踏み込んでの左ストレートを真っ直ぐ打ち込み、

まともに貰ってしまった三船君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

何とか立ち上がってリスタートした三船君だったんだけど、

ここぞの内藤君の追込みにも全く揺るぎが無かったもんで、

そのまま即のストップエンドに繋がって、2分25秒でのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

内藤君とは試合前にちょっとふざけた話をしてたんだけど、

「良かったです、ヨカッタです!」 ってもう満面の笑みだったなあ。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 内藤未来君

② 幸田健太郎君  

③ 荒川竜平君

④ 江澤宏之君

⑤ 山西隆廣君

 

 

2017年1月15日 (日)

後楽園ホール・1月14日

 

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新年も小國さんもオメデトゴザイマスってことで……。

 

 

 

大体朝は6時から7時の間に起きるんだけど、

今朝6時半頃バルコニーに出てみたら気温が丁度0.0℃だったんだわ。

 

 

 

ブログを書く際には専用の iPod をフルシャッフルにして、

真面目に聞く時とは別系統のスピーカーから流しっ放しにして、

ジャズとかアメリカンポップス、それにJ-POPを順不同で聞きながらなんだけど、

今日最初の曲は荒井由美の “ルージュの伝言” で、

続いてキャンディーズの “微笑み返し” ってことで……。

 

 

 

ホールに入って席からリングを見やると丁度奥村健太君がアップしてるところで、

お互いにちょっと目配せし合ったんだけど、

そのすぐ後に渡部あきのりさんのアップが続いて、

この二人はこの日角海老ジム移籍初戦だったんだよね。

 

この日赤コーナーは全て角海老ボクサーだったんだけど、

最後の試合は見ないで帰ったもんで悪しからずです。

 

 

 

① 大谷広忠君×工藤啓太君(八王子中屋)……H 4R

3勝0敗の31歳・愛知県と、1勝2敗(1KO)のサウスポー、28歳・東京都。

 

大谷君はそれなりの体型だったんだけど、

工藤君の方は体つきから風貌に至るまでまるで相撲取りのようで、

二人の体重差は12㎏ほどもあったんだわ。

 

<1R>

腹回りをダブダブさせながら工藤君は正にドスコイボクシングで、

腕と体を同時に突っ込ませていくんだけど、それなりの迫力はあったし、

見た目と違って上体が柔らかくてスウェイバックも上手だったんだわ。

 

それでも結局は大谷君が巧いこと立ち回って勝つんじゃないかって、

この時はそう思ってたんだけどね……。

 

<2R>

常に大谷君がプレスを掛けてたんだけど先手は常に工藤君の方で、

体ごとボクシングの基本形は変わらなかったんだけど、

ブン回して倒そうとするんじゃなくて細かい手数を延々頑張ってたんだわ。

 

いつもはもっと手数が出る筈の大谷君の方が少ない手数で決めようとし過ぎで、

動きが粗っぽく雑になる中、右目上を薄くヒットカットされてしまったんだわ。

 

それにしてもどう見てもこの日の大谷君の動きはぎこちないままで、

この階級のサウスポーは少ないからその対策が十分出来てないような感じで、

サウスポーとのスパーをシッカリやったのかなあって感じで……。

 

<3R>

一つ一つのパンチ自体の鋭さは大谷君に分があるのに実に勿体なくて、

自分から仕掛けるタイミングを見い出せないみたいな戸惑い感に満ちてて、

どっかで踏ん切り付けて飛ばさないとどうにもなりそうにないのに、

折角攻め込んでもすぐ一段落してしまうところを狙い打たれてたし、

気が付けば大谷君の顔面の方がかなり傷んできてたんだわ。

 

<4R>

体は緩々なんだけど工藤君は日頃からちゃんと練習してるみたいで、

ラウンドが進んでも動きに劣化が見られなかったし、

最後まで集中力が途切れるってことが無かったなあ。

 

それと比較すると大谷君は途中でペースを上げられなかったというか、

この回の35秒にはマウスピースも飛ばされてたし、

最後まで吹っ切れないまま、動き切れず打ち切れずって感じのままだったなあ。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

3人のジャッジも同様の評価だったようで40-36×3で、

勿論工藤君のパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 馬場一浩君×竹内護君(ヨネクラ)……W 6R

4勝(3KO)4敗(2KO)2分の24歳・東京都と、

5勝7敗(3KO)2分の30歳・神奈川県。

 

<1R>

最初の仕掛けは竹内君だったんだけど、

フック系のショットがオープンだってレフェリーから注意を受けてたんだわ。

 

竹内君は威力不足というか基本的に打ち方が今一で打ち終わりも甘いし、

馬場君としてはそこのことろを狙えそうな感じだったんだけど、

このラウンドは小國さん効果のような左ボディがグッドなグッドだったんだわ。

 

<2R>

開始19秒、馬場君のショートコンビからの右ストレートが綺麗に決まって、

一瞬竹内君がヨロける場面から始まって、その後も馬場君がペースを握って、

小技不足の竹内君としては対応に苦慮し始めたんだわ。

 

<3R>

大きく振りまわす間隙を狙われ続けた竹内君の顔面が随分赤くなってきて、

もう少し距離を潰そうってことで密着戦を挑んでいったんだけど、

馬場君は右ショートアッパーを新しい武器として登場させて対抗対抗。                                                           

<4R>

ここまで馬場君優勢のままに推移してきたんだけど、

その馬場君にしても上体というか頭の位置に配慮出来てたとは言えず、

戦績的にも劣りパンチ力不足の相手がフック系主体だから助かってたけど、

ディフェンス面では色々課題が見え隠れしてたんだよね。

 

相手のボディブローを嫌がる余りか竹内君、

両肘を絞り過ぎるようになってきて更に打ち出しが弱くなっていってたなあ。

 

<5R>

腕がたわみ気味だったもんで威力的には問題があったんだけど竹内君、

気持ちを立て直しての攻勢攻勢で、鼻の上をヒットカットされてはいたけど、

顔面を腫らせながら気持ち的には明らかに馬場君を上回ってたなあ。

 

<6R>

竹内君がストレートを多用するにつれ馬場君を直撃する場面が増えていって、

相手が入って来る前に処理出来なくなってきた分、馬場君の今一感が強まって、

何とかしたい何とかしなくちゃっていう気持ちは竹内君の方に目立ってたんだわ。

 

 

ってことで自分は58-56だったんだけど結局、

58-57×3ってことで馬場君の辛勝だったんだよね。

 

 

 

③ 市川雅之君×佐宗緋月君(小田原)……Mm 6R

6勝(2KO)4敗(1KO)の26歳・東京都と、6勝(2KO)4敗の21歳・神奈川県。

 

市川君の応援に久し振りの久保裕希君が来てて、

彼、仕事の関係で1級の国家資格を取ったって言ってたなあ。

 

 

この試合は結局市川君から見ての58-57、56-58、57-57ってことで、

1-1ドローだったんだけど、自分的には佐宗君の優勢勝ちだと思ったんだよね。

 

この日の佐宗君のカッチリ感はいつも以上でプレスも強くて仕掛けも早かったし、

鋭角的な攻め込みが見てて実に気持ち良かったんだわ。

 

一方の市川君は動き全体にキレが無かったしハンドスピードも足りてなくて、

そもそも力を込めて打ってないような感じさえしたんだよね。

 

4R後半にかけては一瞬いい右を当て込む場面を何回か作ってたんだけど、

大きく展開を動かせないままで、自分の中での今一感が強かったんだわ。

 

 

 

④ 奥村健太君×澤田京介君(JBS)……B 8R

12勝(3KO)2敗1分のサウスポー、28歳・熊本県と、

5勝(3KO)2敗(1KO)1分の28歳・北海道。

 

北海道と九州の28歳同士の戦いだったんだけど、

奥村君はこれが移籍初戦だったんだわ。

 

<1R>

奥村君は元々SF級のせいか相手との上背差が7~8㎝ほどもあったし、

フレーム的にもワンサイズ違う感じで距離の把握が難しそうにしてて、

パンチが届き切れてないことが多かったんだよね。

 

澤田君が左ボディを起点としてのコンビネーションからの左フックをヒット。

1分35秒辺りのことだったんだけど、この左フックがその後もキーのパンチで、

奥村君は構えたとき若干首を左に傾けるもんで、

オーソドックスの右は貰い難いんだけどその分左フックが当たり易いんだよね。

 

<2R>

感じを掴んだのは明らかに澤田君の方で、

力づくのショットと手数の両方で優位に立って、

奥村君はまだ自分の距離に持ち込めなくて、

終盤にかけてカウンター気味の左ストレートを何発か当て込んではいたんだけど、

タイミングは良かったんだけど力を込め切れてはいなかったんだよね。

 

<3R>

奥村君はメゲルことなく詰めてはいたんだけど、

澤田君は左手を巧いこと使って相手のタイミングで入らせないようにしてて、

さあ奥村君、これからどうする? って感じが続いたんだけど、

被弾数は減らないものの頑張り度を上げて徐々にヒット数を増やしていって、

明らかにポイントを取り切るところまではいかなかったんだけど、

中盤以降の可能性を垣間見せてたんだわ。

 

ちょっと気分転換ってことで席移動して観戦。

 

<4R>

奥村君が粘っこい攻めが出来るようになるにつれ、

心なしか澤田君の勢いが落ちてきて腕振りも鈍くなってきたんだわ。

 

最後は我慢比べのショート合戦だったんだけど、

引き上げて来た澤田君の顔面もそこそこ赤くなってたんだよね。

 

<5R>

澤田君の大きな先仕掛けがメッキリ減ってきて手数自体も落ちてきたし、

明らかに緩んできてちょっと別人化しつつあって、

その分奥村君の可能性が更に増していったんだわ。

 

<6R>

澤田君からは相手に対する警戒感が増していったような感じが漂ってきて、

疲れたのかそれ程強く振っていかなくて、つまり彼らしくなくなっていって、

ここで奥村君が一気に飛ばし切れば流れをひっくり返せそうだったんだけど、

久し振りの試合だった奥村君も思うに任せないようなところがあって、

お互い、何だかトロトロ状態に入ってしまったんだわ。

 

<7R>

飛ばし切れなくなった澤田君が取った戦法はチョン打ちの手数戦略への変更で、

相手が大きく振り込んで来ればそれなりの隙が出来て攻めようもあったんだけど、

奥村君に自由に打たせないような軽いショートショットの山だったんだわ。

 

<8R>

澤田君の作戦変更は大いに功を奏して動きに自信が満ちてて、

奥村君は最後までギアアップするきっかけを見い出せないまま終了ゴング。

 

 

計算した自分のスコアは78-74だったんだけど結局、

79-73×2、78-75ってことで澤田君の余裕3-0勝ちだったんだわ。

 

澤田君はB級デビューボクサーなんだけど、

デビュー2戦を鈴木悠介さん、勅使河原弘晶さん相手に連敗してしまってからの

最近はとっても見事な立て直しなんだよね。

 

 

 

⑤ 福本祥馬さん×福山和徹さん(冷研鶴崎)……M 8R

9勝(7KO)1敗(1KO)のランク3位、26歳・千葉県と、

10勝(3KO)7敗(2KO)のランク5位、35歳・鹿児島県。

 

<1R>

初っ端から吹っ切っての先手先手は35歳の福山さんで、

福本さんはいつものようにガードを確認しながらの慎重慎重なスタート。

 

<2R>

相手の打ち出しであっても自分からの攻め込みであってもとにかく福山さん、

何らかのきっかけが出来た途端に手数頑張るスタイルで、

ちょっととっ散らかったようなパンチはコンパクトに打ち切れてなくて、

きちんとしたジャブから組み立てるっていうボクシングでもないもんで、

往々にして体の中央部に隙間が出来てしまうことが多かったんだけど、

福本さんはまだ真剣に狙ってるようでもなかったもんで無事に推移してたんだわ。

 

その福本さんはストレートに近いジャブの精度がかなり良くて、

福山さんの右顔面を赤くしていったんだわ。

 

<3R>

福山さんはKO率も低いし怖さを感じさせるタイプではないんだけど、

一生懸命手数を頑張るボクサーで、

福本さんに先手を取られない為に必死に踏ん張ってたんだわ。

 

<4R>

福本さんはここまで左ジャブだけしか打ってないような感じがしてて、

そうか今日は省エネ系かって見てた1分20秒過ぎ、

青コーナー近くで福山さんに詰め寄ったその瞬間、

それまでのショットとは格段にスピードが違う右ショートアッパーをヒット。

 

こんなに綺麗にアッパーが決まるのを見るのは久し振りで、

全く予想もしてなかったような福山さんはまるで糸の切れたマリオネットみたいで、

その場でガックンって膝を折って崩れ落ちてしまったんだわ。

 

何とか立ち上がりはしたんだけど福山さん、その時点でとっても無理そうで、

案の定リスタート直後の僅か3~4秒後、

味を占めたような福本さんの右ショートアッパーが再度の直撃で、

レフェリーは福山さんが倒れ込む前に割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

パンチ力のあるボクサーはつくづくいいようなあ、

ジーッとチャンスを窺ってて一発当てれば勝てるんだからなあ、

ってことで1分38秒、福本さんがこの日唯一KO決着させたんだわ。

 

 

 

⑥ 渡部あきのり君×井上岳志さん(ワールドS)……SW 8R

33勝(28KO)5敗(5KO)のサウスポー、31歳・埼玉県と、

8勝(4KO)0敗1分のランク4位、27歳・東京都。

 

この試合4R頃までに終わるなら渡部さんのKO勝ちで、

長引けば井上さんの判定勝ちっていう予想だったんだけど結局、

79-73、78-74×2ってことで井上さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

渡部君も奥村君と同様1年振り以上のそれも一階級上げての試合だったせいか、

密着戦では明らかに押し負ける場面が多くて見栄えを悪くしてたんだけど、

長引いたらスタミナの課題が露呈してしまって、

ヘロヘロになって情けない負け方をするんじゃないかって思ってたのが、

最後までそこそこ動けてたのがそれでも唯一の成果だったんだわ。

 

結局は戦い方の差で負けてしまって、その点でも奥村君と同じで、

井上さんは実は見た目ほどのパンチ力は無いもんで、

中間距離で打ち合ったらヤバイって判断しての戦略変更が大成功で、

クリンチワークに関しても一日の長が明らかだったし、

頭を下げながら一発振り放ちざま組み付いていくっていう、

自分としては好きなスタイルでは無かったんだけど、

渡部君に勝つ為には実に有効な手段であったことは間違いなかったんだよね。

 

渡部君は実際にはそれほどシンドクは無かったと思うんだけど、

それでもロープに詰められっ放しっていうのは印象的に良くなかったのは間違いなくて、

結果的には実際の被弾数によるポイント差以上の差になってしまったんだわさ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 福本祥馬さん

② 佐宗緋月君

③ 澤田京介君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の夜、スマホで口座残高をチェックしたら全く増えてなかったから、

14日は全外れだったみたいで、元々滅多に当たらないんだけどね……。

 

今日は中京が雪で中止延期らしいんだけど、

初めっから参加するつもりはなかったもんで影響ないんだけど、

京都も投票は9時からなんだってさ。

ってことで以下4レースで勝負勝負……。

 

・中山 8R……③④→①③④⑪→③④⑦⑨⑭

・中山 9R……①④→①④⑦⑮→①④⑥⑬⑭

・中山10R……③⑮→①③⑪⑮→③⑥⑫⑬⑮

・京都 9R……①⑤→①⑤⑦⑬→①②④⑤⑪

 

2017年1月14日 (土)

後楽園ホール・1月13日

 

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「今年の最初のボクシング、キッチリ見るからな……!」

 

 

 

ドイツのメルケル首相はちゃんと働いてる感じがしてるんだけど、

EUを離脱することになったイギリスの首相は誰なのか知らないし、

フランスやイタリアのトップ達の顔も見えて来ないし、

アメリカでは単なる商売人としか思えないような大統領が誕生したし、

民主主義とか自由貿易制度が大きく揺らぎつつあるような感じなんだよね。

 

一方のロシアと中国の共産主義独裁政権の指導者の目立ち方が半端じゃなくて、

これからは更にイデオロギーの対立確執が高まっていくと思われるし、

宗教や人種・民族対立も激化するんじゃないのかなあ……、

って思いながらホール入りしたらいきなり声を掛けられたんだわ。

 

先方から名乗ってくれたから解ったんだけど宮田ジムの山本智哉君で、

彼、12月にデビューしたばかりのMm級の自分的新人王候補なんだよね。

 

リング上での印象とはかなり違って目パッチリ系の普通に可愛い少年って感じで、

底なしのスタミナの持ち主にはとっても見えなかったなあ。

 

 

 

昨日は自分にとって今年最初のボクシングだったんだけど、

正直、胸湧き肉躍るって感じとは程遠い試合の連続で、

ガッカリ感にまみれた一日だったんだわ。

 

 

 

① 齋藤眞之助君(石川)×豊田和也君(小熊)……58㎏ 4R

0勝1敗(1KO)の21歳・山梨県と、1勝(1KO)2敗の28歳・埼玉県。

 

<1R>

去年フラッと小熊ジムに立ち寄った時に練習してたボクサーが豊田君で、

7~8㎝ほど上背のある相手に全く臆することなくの殴り掛かりで、

もう少し前振りが必要だとは思ったんだけど中々の積極攻勢で、

一方の齋藤君は長いリーチを活かしてのジャブがもっと欲しいところだったんだわ。

 

全体としては豊田君ペースで試合が流れていった残り21秒の北ロープ前、

一瞬の交差の際に豊田君が右フックをヒットさせて齋藤君からダウンゲット。

 

それ程大きなダメージを引きずることなく再開したんだけど齋藤君、

ちょっと相手に合わせ過ぎじゃないかなあって思ってた残り僅か2秒、

ゴチャゴチャッとした中で再度の右フックを貰ってしまって2回目のダウン。

立ち上がったところで終了ゴング。

 

<2R>

接近戦は豊田君の方が優位じゃないかなって感じで始まったんだけど、

1分経つか経たないところでその豊田君が一発大きく被弾してしまって、

それまでは優勢に進めて多少前掛かりなってたところでの齋藤君の右フックで、

豊田君は西ロープ前で大きく仰向け倒れ込んでしまったんだわ。

 

激しいダウン劇だったもんでレフェリーがカウントを途中ストップしてのTKOエンド。

 

0分56秒での齊藤君の逆転TKO勝ちだったんだけどお互いに、

何だか出たとこ勝負の偶然が支配するようなボクシングだったなあ。

 

ただ、豊田君が勝ちを急ぎ過ぎたのが反省点だと思った一方、

かなり追い込まれたところからの齊藤君の逆襲は立派だったのも事実だったね。

 

 

 

② 小川晧平君(日東)×今淵啓輔君(石神井S)

                       ………56.5㎏ 4R

2勝3敗(3KO)の30歳・東京都と、0勝4敗(2KO)1分の30歳・北海道。

 

<1R>

お互いに柔軟さに欠けてたんだけど、

一旦打ち合いになった時の小川君の馬力は半端じゃなくて、

1分を過ぎる頃には勝負の行方が見えてきたほどの差が出てしまって、

今淵君はいきなりの鼻血に見舞われてしまったんだわ。

 

こりゃもうとても勝負になりそうになかったもんで即の離席だったんだけど、

結局は40-35×2、40-36って小川君の圧倒3-0勝ちだったんだけど、

それでも最後までは持ちそうになかった今淵君が踏ん張り通したんだよね。

 

 

 

一力ジムの小林会長とか渡辺会長、三迫会長、有澤会長、柳光会長、

それに小熊会長、瀬端さんや筒井さん達に新年の御挨拶して……。

 

 

 

③ 林大雅君(本多)×石井優平君(宮田)……53㎏ 4R

1勝(1KO)0敗の18歳・千葉県と、1勝(1KO)0敗の20歳・静岡県。

 

デビュー戦をKO勝ちした同士の若いボクサーの期待の一戦で……。

 

<1R>

二人共、ちょっといきなり過ぎのボクシングでもっと前振りが要るように思えて、

少なくともジャブを身に付けないと先々がシンドクなりそうな感じだったんだわ。

 

林君はもう少し距離を取った方がいいと思ったし、

一瞬ガードが緩む悪い癖も見受けられて、石井君に攻め易くさせてしまって、

終盤は少し効いてしまったか腕振りがタルくなってったなあ。

 

<2R>

石井君の前詰めが目立ってたんだけど、その割に手数が少なくて、

林君の方が正確なヒット数で上回ってきたし攻めの緩急も中々良かったなあ。

 

石井君はイッセノセ系の単調な攻め込みに終始してて狙い過ぎなんだわ。

 

<3R>

このラウンドの頑張りが勝負を決めそうだったんだけど、

まず仕掛けて行ったのは石井君の方で、開始30秒からラッシュラッシュで、

林君は1分半頃まで殆ど受け身のまま為す術ないって感じだったんだわ。

 

残り1分頃からの林君の左ボディは18歳の割には実にきちんとしてて、

アマ経験が有りそうな雰囲気を漂わせてたんだけど、

残念ながら残り30秒からを効果的に飛ばし切れず、

ラウンド全般として見れば石井君の攻勢の方が評価されると思ったなあ。

 

<4R>

石井君は更に攻勢を強めて林君も反応していったんだけど、

林君はもっとガツガツ行くべきだと思ったし、

二人共、勝ちたい勝ちたいのラストラウンドにはとても見えず、

メリハリのないまま残り1分になってもまだ様子見してるような場面が多くて、

一体どういうポイント計算をしてるのかってことで……。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-36、38-38×2ってことで林君から見て1-0ドローだったんだけど、

一人だけ違う国の人が混じってるような片寄り採点で腰が抜けそうだったなあ。

 

こういう感じは年末の世界戦でも経験したんだけど、

勝てる試合が勝てなくて、負けてる試合で勝利するってことも十分可能なんだわ。

 

実は昨日は判定に持ち込まれた試合の多くが首を傾げる場面が多くて、

まだ酒が抜けてないのかそれとも、詰まらない試合が続いて飽きてしまったのか。

 

 

帝拳の長野マネジャーの隣に座らせて貰って暫く色々話をしたんだけど、

ボクサー観とか目の前の試合の見方は自分とはかなり違うところもあるんだけど、

たまにハッと思わされることも多くてとても勉強になるんだよね。

 

 

 

④ 佐藤和憲君(新日本木村)×高島裕樹君(宮田)

                          ………SFe 4R

2勝(2KO)4敗(1KO)の26歳・北海道と、

3勝(2KO)4敗(2KO)1分の30歳・佐賀県。

 

<1R>

手数多くスタートしたのは高島君の方だったんだけど、

開始僅か23秒、佐藤君が打ち返した左フックが直撃して高島君がダウン。

 

それほどのダメージなく再開されたんだけど佐藤君の勢いは止められなくて、

そこからは高島君が追い込まれる場面の連続で長いことかかりそうになくて、

ラウンドが半分過ぎる頃ついに捕まってしまっての佐藤君の左右ショートフックで、

まともに貰ってしまった高島君が仰向けバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

とっても激しい倒れ方だったもんでレフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

当の高島君はスクッと立ち上がってリスタートしたがってたのには驚いたなあ。

結局1分26秒、勿論佐藤君のTKO勝ちだったんだけどね……。

 

 

 

⑤ 橋口雄斗君(石川)×今井勝典君(ワタナベ)……SFe 8R

7勝(5KO)3敗1分の28歳・宮城県と、5勝7敗(1KO)3分の31歳・東京都。

 

席を渡辺会長に譲って自分は長野さんの隣で継続観戦。

 

二人のボクシングは良く知ってるもんで、

ここは橋口君が圧勝するっていう予想だったけどね……。

 

 

戦績的にもKO率的にもこの日の相手は明らかに強敵だったもんで、

今井君が若干気後れ気味というか慎重に振る舞ってたのは当然だったんだけど、

9ヶ月振りの試合だったせいかこの日の橋口君は試合勘的に今一で、

もっと行けそうな場面でも行かなくて、中途半端な攻撃に終始してたんだわ。

 

今井君はガードする右手を絞り過ぎるところがあるから、

そこのところを狙っての左フックが有効だと思ってたんだけどサッパリ攻めなくて、

波状的な攻撃が出来ない中、解り易い一段落の際に反撃喰らってしまって、

4R頃には色白の今井君より顔面の傷みが目立ってきてしまってたんだわ。

 

手数的には足りてなかったんだけど時折の今井君のショットの方が力強くて、

大きくポイントを奪うまでには至らなかったんだけど充分気持ちは見えてて、

要するにこの日の橋口君は体と風貌の逞しさとは程遠い優しいボクシングで、

結局は78-75、77-76、76-76で2-0勝ちはしたんだけど、

彼自身の満足度は解らないんだけど自分的にはストレスが溜まったんだわ。

 

 

 

⑥ 根本裕也君(土浦)×川端哲也君(姫路木下)

                          ………70㎏ 6R

4勝(1KO)5敗(3KO)の30歳・茨城県と、

4勝(1KO)10敗(7KO)1分の31歳・兵庫県。

 

初めての6回戦同士だったんだけど、要するに重い階級のトロトロした試合で、

最後はどっちが優勢なのか訳が分からなくなる程二人共消耗し切ってて、

見てる方まで疲れてしまったんだわ。

 

それまで比較的優勢だった川端君が2Rに根本君の乱暴な右を貰ってしまって、

ゴロンとダウンしてからは混迷混沌の一途で、

そのダウンゲットを機に飛ばすかと思われた根本君も最後まで普通過ぎで、

ラストラウンドはお互いに撫でるようなパンチを交換してたんだわ。

 

ってことで結局、58-56×2、57-56の3-0で根本君だったんだけどね。

 

 

 

⑦ 齊藤裕太さん(花形)×高橋竜也さん(土浦)

                         ………54.5㎏ 8R

10勝(7KO)7敗2分のランク1位、29歳・神奈川県と、

25勝(18KO)6敗(1KO)4分のランク7位、27歳・茨城県。

 

チャンピオン・カーニバルに出場するって思ってた齊藤さんが、

ランク1位から3位に退いた上でのハードな相手との試合だったんだけど、

その間の経緯とか齋藤さんのモチベーションとかどうなのかなあ……。

 

結局この試合は78-74、76-76×2ってことで、

高橋さんから見ての1-0ドローだったんだけど、

自分的には高橋さんの勝ちで77-75だったけどね……。

 

この日、高橋さんはいつものように出来てたんだけど、

齊藤さんは詰め寄りがとっても甘かったし、

一旦詰めた際の例の鬼連打とは程遠かったし、

そもそも思いっ切り打ってなかったように感じたんだよね。

 

緩急の無い間欠泉的な攻撃の合間合間に高橋さんに巧いこと繋げられて、

そのチョン打ちは大きな有効打とは言えなかったけど、

自分の中での齊藤さんの見栄えの悪さはポイント差以上にあったんだよね。

ってことでこの試合もハズレだったなあ。

 

 

 

⑧ チャールズ・ベラミー(八王子中屋)

          ×別府優樹さん(久留米櫛間)………W 8R

26勝(17KO)3敗1分の日本SW9位、35歳・アメリカと、

14勝(14KO)0敗の日本W7位、25歳・宮崎県。

 

別府さんは全日本新人王獲得後はひたすら外国人相手オンリーで、

ここ6試合は5人のタイボクサーと後はコリアンボクサーってことで、

要するにここ2年ほど日本人とは全く試合してない訳で、

連続KO記録とか言ってもそんなモノは何の価値も無いって思ってるんだわ。

 

 

ダレまくったこの日の最後にベラミーにきちんと締めて貰って、

舐めんな若僧ってところを見せ付けて欲しかったんだけどね……。

 

別府さんは思ってた通りの只の粗暴なボクサーで、

そりゃ勢い付いた時は凄みタップリではあったんだけど、

どこかを狙って打ってるって感じでは全く無くて、

取り敢えずガードの上からでもガンガン打ち込んでればそのうち効いてくるだろう、

ってそんな感じの粗雑極まりないボクシングで、

それで決着し切れなくて長引くと途端にズルズル系に緩んでしまったんだわ。

 

序盤を凌いだベラミーのボディブローが別府さんにはシンドかったみたいで、

その後色々被弾するに至ってヘラヘラし始めて、

終盤はグルグル回りまくって休み休みしながら口空いてヘラヘラしながらで、

見てて不快感が募ってしまったもんで離席して遠目に見てたんだけど、

こんなにボクシングを舐めたような感じのランカーは久し振りだったなあ。

 

ただ、一方のベラミーに対しても自分の不満感は残り続けてて、

ペースを掴んだところからの一気飛ばしが全く出来てなくて、

もう35歳だからなあっていう印象を強く持ってしまったんだわ。

 

全体のスピード感も往時と比較するとかけ離れたものだったし、

ここぞの攻め時にも行き切れなかったんだよね。

 

それでもベラミーの勝ちは自分の中では揺るぎなくて77-75だったんだけど、

結局、ベラミーから見ての78-74、76-77、76-76ってことで、

1-1ドローだったんだわ。

 

 

それにしてもこの試合のポイント振り分けもとっ散らかり過ぎと言わざるを得ず、

判定に持ち込まれた際の危ない危ない感が半端じゃなかったんだわ。

 

其々はシッカリ自信を持って判断をしてるとは思うんだけど、

その判断基準が其々異なってると丁半賭博のような結果を生んでしまうんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 特にナシ

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

1月の第一週の競馬では8日の中山9Rでドデカイ3連単をゲットしたもんで、

当分の間収支に気を遣わなくていいくらいなんだよね実は……。

ってことで調子に乗って今日は3レースに挑戦ってことで、

全て3連単フォーメーション22点買い。

 

・中山 8R……④⑩→④⑧⑩⑬→①④⑥⑨⑩

・中山12R……②⑯→②④⑩⑯→①②③⑮⑯

・中京11R……⑪⑭→③⑪⑫⑭→①⑦⑩⑪⑭

 

2017年1月13日 (金)

12月度ランキング

 

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「言われなくても美猫だってことは知ってますけど何か……。」

 

 

 

“ザ・パシフィック” っていうのは70年以上前の第二次世界大戦の際に、

南太平洋で日本軍と戦ったアメリカ海兵隊に関する実話に基づいた連続ドラマで、

スティーブン・スピルバーグがプロデュースしてるんだわ。

 

史実に従いながらも特定の兵士を英雄として描いてるのではなくて、

図らずも戦争というトラブルに巻き込まれてしまった群像としての兵隊の生死を

淡々と描いてるんだわ。

 

1時間モノで vol. 1~vol. 10まであって、

以前録画したものを見始めたばかりなんだけどね……。

 

 

 

2016年12月度のランキングは11月28日~1月10日までの試合を対象に

1月12日に発表されたんだけど、

年末の世界戦ラッシュを含めて日本ランカー達も試合をやりまくったし、

その上全日本新人王資格でのランクインもあって、とっても異動が激しかったし、

特に下位ランカーのボクサー達は気が気じゃなかったんじゃないかなあ……。

 

 

 

≪世界チャンピオン≫

高山勝成さん(獲得)、田口良一さん(5)、田中恒成さん(獲得)、

八重樫東さん(2)、井岡一翔さん(4)、井上尚弥さん(4)、山中慎介さん(11)、

小國以載さん(獲得)、ホルヘ・リナレス(WBA獲得、WBC3)の計9名。

 

田口さんは12月31日にカルロス・カニサレスと1-1引き分け防衛。

 

田中さんは12月31日、モイセス・フェンテスに4RKO勝ちしてベルトゲット。

 

八重樫さんは12月30日にサマートレック・ゴーキャットジムに12RKO勝ち。

 

井上さんは12月30日、河野公平さんに6RKO勝ちして4度目の防衛。

 

井岡さんは12月31日、スタンプ・ギャット二ワットに7RKO勝ち。

 

小國さんは12月31日、ジョナタン・グスマンに3-0勝ちして王座ゲット。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

山中竜也さん(獲得)、拳四朗さん(1)、比嘉大吾さん(1)、

マーク・ジョン・ヤップ(獲得)、久保隼さん(2)、竹中良さん(2)、

伊藤雅雪さん(3)、中谷正義さん(6)の計8名は変わらず。

 

拳四朗さんは12月5日にレスター・アブタンに3RKO勝ちして初防衛。

伊藤雅雪さんは12月3日、渡邊卓也さんに3-0勝ちして3度目の防衛。

 

 

 

≪日本ランキング≫

 

【ミニマム級】……空位。

福原辰弥さんが王座返上。

12月31日、フィリピンボクサーに3-0勝ちした谷口将隆さんが8位から2位へ。

同日、フィリピンボクサーに3RKO勝ちした京口紘人さんも6位から4位にアップ。

 

12月14日にタイでの世界戦に敗れた小野心さんが2位から5位にダウン。

12月11日、タイボクサーに3RKO勝ちした加納陸さんは7位のまま。

12月30日に原隆二さんに0-3負けした山本浩也さんは4位から8位にダウン。

12月19日、フィリピンボクサーに2RKO勝ちした小浦翼さんは10位から9位へ。

 

12月18日に榮拓海さんに3-0勝ちした平井亮輝さんが10位にランクインして、

敗れた榮さんは9位から11位にダウン。

 

全日本新人王資格で冨田大樹さんが13位にランクインしたこともあって、

空き2名分減って2名分。

 

 

 

【ライトフライ級】……拳四朗さん(2)

12月18日に油田京士さんに5RKO勝ちした角谷淳志さんが

板垣幸司さんと入れ替わって3位にアップ。

角谷さんに敗れた油田さんはフライ級14位からのランクアウト。

 

12月3日、大野兼資さんに1RKO勝ちした阿久井政悟さんが

最下位の11位から7位にアップして敗れた大野さんが8位から12位にダウン。

 

1月8日にフィリピンボクサーに0-1引き分けの荻堂盛太さんは10位のまま。

12月4日、村井貴裕さんに3-0勝ちした上久保タケルさんが11位にランクイン。

敗れた村井さんはフライ級の12位からランクアウト。

 

全日本新人王資格で戸谷彰宏さんが13位にランクイン。

ミニマム級と同じく空き2名分減って2名分。

 

 

 

【フライ級】……粉川拓也さん(4)

12月8日に松山真虎さんに7RKO勝ちした長嶺克則さんは3位のままだが、

敗れた松山さんは6位から8位にダウン。

 

12月6日、阪下優友さんに3-0勝ちした望月直樹さんが9位から5位にアップ、

敗れた阪下さんは5位から9位にダウン。

 

11月29日に山下賢哉さんに7RKO勝ちした星野晃規さんが7位にランクイン、

敗れた山下さんは7位から12位にダウン。

 

12位だった村井貴裕さん、14位だった油田京士さん、

それに15位だった杦本健太さんが共にランク落ちしたもんで、

出来たスペースにガンバレ将太さんがカムバックランクイン。

 

15位には全日本新人王資格の中谷潤人さんがランキング。

 

 

 

【スーパーフライ級】……中川健太さん(獲得)

12月4日にノーランカーに5RKO勝ちした奥本貴之さんは3位のまま。

1月8日、フィリピンボクサーと1-1引き分けた翁長吾央さんも4位のまま。

12月31日、タイボクサーに1RKO勝ちした橋詰将義さんは1個上がって12位。

12月3日にタイボクサーに1RKO勝ちした梶颯さんが1個上がって13位。

12月19日に清瀬天太さんに3RKO負けした大塚隆太さんが4個下がって14位。

 

福永亮次さんが全日本新人王資格で15位にランキング。

 

 

 

【バンタム級】……空位。

12月8日に小澤サトシさんとのタイトル戦で2RKO勝ちした益田健太郎さんが

ベルト返上して空位。

敗れた小澤さんは12位からのランクアウト。

 

12月24日、タイボクサーに1RKO勝ちした赤穂亮さんが2位から1位にアップ。

12月31日にノーランカーに4RKO勝ちした田中裕士さんが3位から2位にアップ、

1位だった齊藤裕太さんが3位にダウン。

 

12月30日、メキシカンボクサーに6RKO勝ちした松本亮さんと、

12月4日にノーランカーに3-0勝ちした菊地永太さんが其々1個づつ上がって、

5位と6位にアップして4位だった川口裕さんが6位にダウン。

 

12月5日に久高寛之さんに3-0勝ちした村中優さんが

丸田陽七太さんと入れ替わって8位にアップ。

 

12月18日、ノーランカーに3-0勝ちした坂本英生さんが

山本隆寛さんと入れ替わって10位にアップ。

 

12月19日に大塚隆太さんに3RKO勝ちした清瀬天太さんが12位にランクイン。

 

13位だった上林巨人さんがランク落ちしたこともあって、

15位だった勅使河原弘晶さんは踏みとどまっての14位。

新島聖人さんが全日本新人王資格で15位にランキング。

 

 

 

【スーパーバンタム級】……石本康隆さん(2)

12月19日に藤原陽介さんに3-0勝ちし渡部大介さんが1個上がって4位、

敗れた藤原さんは4位から6位にダウン。

 

12月4日、ノーランカーに8RKO勝ちしたテイル渥美さんが

ジョナタン・バァトと入れ替わって7位にアップ。

 

12月11日にノーランカーに3-0勝ちした高野誠三さんが1個上がって10位。

9位だった相馬圭吾さんが11位にダウン。

12月11日、ノーランカーに2-0勝ちした上谷雄大さんが1個上がって14位。

 

岡本文太さんが全日本新人王資格でランクインした関係で、

14位だった水野拓哉さんが残念ランクアウト。

 

 

 

【フェザー級】……林翔太さん(獲得)

12月31日の下田昭文さんとのタイトル戦を3-0で征した林さんが初防衛。

敗れた下田さんは1位から4位にダウン。

 

12月31日、伊藤雅雪さんとのOPBF戦に敗れた渡邉卓也さんが

4位から6位にダウンして、5位だった福原力也さんが引退した関係もあって、

坂晃典さんが1位、天笠尚さんが2位に其々1個づつ上がって、

源大輝さんが3個上がって3位、荒谷龍人さんも2個上がっての5位。

 

12月12日に玉川裕太君に3-0勝ちした佐々木洵樹さんが2個上がって13位。

木村吉光さんが全日本新人王資格で15位にランクされたんだけど、

この階級は押し出されランクアウトはナシ。

 

 

 

【スーパーフェザー級】……尾川堅一さん(3)

尾川さんは12月3日、内藤律樹さんとのタイトル戦に3-0勝ちして防衛3度目。

敗れた内藤さんは1位から4位にダウン。

 

12月4日にアクセル住吉さんに0-3負けした中川祐輔さんが1個下がって8位。

高畑里望さんも6位から7位にダウンしたもんで東上剛司さんが2個上がって6位。

荒木貴裕さんが江藤伸悟さんに入れ替わって10位にアップ。

12月11日にノーランカーに3-0勝ちした大里拳さんは13位のまま。

12月4日、ノーランカーに3-0勝ちした中谷有利さんが1個上がって14位。

 

粟田祐之さんが全日本新人王資格で15位にランキングされたもんで、

12月10日にタイで1RKO勝ちしたんだけど山元浩嗣さんが、

押し出された形で14位からの残念ランクアウト。

 

 

 

【ライト級】……土屋修平さん(獲得)

土屋さんは12月19日、野口将志さんとの決定戦に3RKO勝ちしてベルトゲット。

敗れた野口さんは2位から5位にダウン。

 

12月6日にフィリピンボクサーに2-1勝ちした加藤善孝さんが4位から2位へ。

12月4日、中川祐輔さんに3-0勝ちしたアクセル住吉さんが

6位から3個上がって3位にランク。

 

12月17日にチャイニーズボクサーに0-3負けしたスパイス松下さんは

7位のままだけど実質1個ダウン相当。

 

12月30日に宇佐美大志さんが井上浩樹さんに3RKO負けしてしまって

12位からランクアウトししてしまった関係もあって、

吉野修一郎さんやハリケーン風太さん、前田紘希さん達が2個づつ上がって、

其々11位、12位、13位にアップ。

 

前月不幸なランクアウトがあった中嶋龍成さんも復帰しての14位。

小田翔夢さんが全日本新人王資格で15位にランキング。

 

【スーパーライト級】……空位。

12月12日にタイボクサーに3RKO勝ちした近藤明広さんは4位のまま。

12月30日、宇佐美大志さんに3RKO勝ちした井上浩樹さんが12位にランク。

 

吉開右京さんが全日本新人王資格で15位にランキングされた関係もあって、

池田竜司さんが14位からの残念ランクアウトで空きも埋まったね。

 

 

 

【ウェルター級】……有川稔男さん(1)

12月4日にフィリピンボクサーに7RKO負けした矢田良太さんが

2位から5位にダウンして、代わって12月6日に相馬一哉君に4RKO勝ちした

今野裕介さんが4位から2位にアップ。

 

12月3日、ノーランカーに6RKO勝ちした永野祐樹さんは9位のまま。

全日本新人王資格でランクインした豊嶋亮太さんは最下位の10位。

 

 

 

【スーパーウェルター級】……野中悠樹さん(5)

野中さんは12月29日、切間庸裕さん相手の防衛戦に10RKO勝ちして5度目。

敗れた切間さんは2位から5位にダウン。

 

試合枯れしてる清水優人さんが6位から9位にダウン。

12月10日にタイボクサーに判定負けしたコブラ諏訪さんは最下位10位のまま。

10位だった竹迫司登さんがミドル級へ転出したもんで空き1名増えて5名分。

 

 

 

【ミドル級】……(正規)西田光さん (暫定)胡朋宏さん

12月24日、暫定王座決定戦で淵上誠さんに8RKO勝ちした胡さんが王座ゲット。

敗れた淵上さんは2位から4位にダウン。

 

で、福本祥馬さんが3位から1位にアップして、

福山和徹さんも5位から3位にアップ。

 

SW級10位から転入してきた竹迫司登さんがいきなり4位の得々ランキング。

あぐ~マサルさんが全日本新人王資格で7位にランクされたこともあって、

空き1名分減って8名分。

 

2017年1月10日 (火)

1月度ボクシングスケジュール

 

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「エーッと、今月はどの試合を見に行くかなあ……。」

 

 

 

明後日からのボクシングや週末の競馬と同じように、

地球とか宇宙の行く末にも興味が尽きることがないんだよね。

 

ビッグバンから始まった宇宙の終焉に関する論議は様々あるんだけど、

それまで膨張の一途を辿ってた宇宙もいつの日か収縮が始まるらしくて、

ほんの一点に縮まった後、その存在の全てがビッグバン以前に戻るってことで、

要するに何も無かった状態に戻るっていう考え方が主流なんだよね。

 

何も無い状態っていうのは具体的にどういう状況なのかは想像もつかなくて、

何も無いっていう状態があるってことなのかなあって……。                   

ただ、そこに至るずっと前に太陽と地球との関係の中で、

地球が消滅してしまうことは間違いないらしいんだけどね。

 

自分らが経験し得べくもない地球や宇宙の終焉について思いを馳せるのは、

ナンセンスに近い遊びごとなのかも知れないんだけど、

ラチが明かないことを考えるのは意味がないとも思ってないんだわ。

 

最近では “相転移” っていう考え方も台頭してきてて、

それは今日明日に起こっても何の不思議もないってことで、

要するに現在の相(フェーズ)が突然別の相に転移するっていうことで、

自分らにとっての過去現在未来が一瞬のうちに消滅してしまって、

別の何かの過去現在未来に転移してしまうってことなんだわ。

 

地球が誕生して46億年、今の宇宙が始まって137億年ってことなんだけど、

この “相転移” っていうのは計算上100~200億年に一度起こりうるって事で、

だから今日明日にでもそれが起こっても何の不思議もないんだってさ。

 

30年以内の首都圏直下型や南海・東南海大地震が不可避らしいし、

それを乗り越えても別銀河からの大型隕石の飛来も有り得るし、

何とかそれを潜り抜けても太陽との関係で地球は確実に危うくて、

“相転移” っていうのはその先か手前の話なんだけど、

いずれにしても生物は死ぬ為に生きていて、

宇宙は消滅する為に存在してるってことには間違いないんだよね。

 

 

 

例年通り1月はユックリスタートのスケジュールで、

今のところ6ボクシングを予定してるんだわ。

他では沖縄で1ボクシングあるだけで、

関西方面はいつものようにまだ冬眠中なんだよね。

 

 

≪1月度ボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・1月 8日………(沖縄)

翁長吾央、荻堂盛太。

 

 

・1月13日………(後楽園)

チャールズ・ベラミー×別府優樹、齊藤裕太×高橋竜也、橋口雄斗×今井勝典。

 

 

・1月14日………(後楽園)

井上岳志×渡部あきのり、福本祥馬×福山和徹、奥村健太×澤田京介、

市川雅之×佐宗緋月、馬場一浩×竹内護、大谷広忠×工藤啓太。

 

 

・1月17日………(後楽園) ルーキーズ・トーナメント

内藤未来×三船世翔、江澤宏之×伊藤敏。

 

 

・1月23日………(後楽園) C級トーナメント

諏訪佑×田中利弥、坂田尚樹×ライダー・ヒロ。

 

 

・1月28日………(プエルトリコ)

帝里木下×マックジョー・アローヨ。

 

 

・1月30日………(後楽園)

木村隼人×高橋竜平。

 

 

・1月31日………(後楽園)

荒川仁人×アンソニー・サバルデ、岩井大×山口翔太、中野敬太×岡本ナオヤ、

川崎真琴×合田剛士、田中教仁×高橋悠人。

 

 

 

≪1月ボクシング期待度ベスト15≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 荒川仁人×アンソニー・サバルデ

② チャールズ・ベラミー×別府優樹

③ 奥村健太×澤田京介

④ 井上岳志×渡部あきのり

⑤ 木村隼人×高橋竜平

⑥ 齊藤裕太×高橋竜也

⑦ 田中教仁×高橋悠人

⑧ 福本祥馬×福山和徹

⑨ 諏訪佑×田中利弥

⑩ 川崎真琴×合田剛士

⑪ 中野敬太×岡本ナオヤ

⑫ 大谷広忠×工藤啓太

⑬ 市川雅之×佐宗緋月

⑭ 岩井大×山口翔太

⑮ 橋口雄斗×今井勝典  

        

 

2017年1月 6日 (金)

2016年年間ベストボクシング

 

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「エーッと僕は入ってないのかなあ……?」

 

 

 

「彼らの正義と友情は、

彼らの繁栄と利益を随伴しないところでは決して発揚しない。」

これは “小説 太平洋戦争” の中で山岡荘八が述べた言葉で、

彼らとは当時のアメリカとイギリスのことなんだわ。

 

40年以上前の言葉ではあるんだけど今でも実に当を得ていて、

何かの折に欧米人が正義正義と声を荒げ高める時、

それは常に彼らの利益は確保された上での場合に限られてるってことで、

そういう意味では共産主義やISにも正義があるってことにもなるんだよね。

 

これからトランプがやろうとしてることもある種の正義に基づいてるんだけど、

それはあくまで彼が考えてる正義に過ぎないんだよね。

 

 

 

去年自分が現場観戦したのは合計93ボクシングで、

2015年から連続しての100割りボクシングだったんだわ。

 

4回ほど見たTVボクシングを含めての自分的な年間ベストを考えたんだけど、

記憶の鮮明さと感動の大きさは時間を経ると劣化していくものだし、

元々あくまで素人のオッサンの感想に過ぎないんだけどね……。

 

 

≪2016年ボクシング年間ベスト50≫

*左側が勝者、敬称略。

 

① 小國以載×ジョナタン・グスマン……3-0

② 山中慎介×アンセルモ・モレノ……7RKO

③ 岡田博喜×麻生興一……7RKO

④ 三浦隆司×ジュネル・ガダバン……1RKO

⑤ 比嘉大吾×フェリペ・ガグブコブ……4RKO

⑥ 西田光×柴田明雄……3RKO

⑦ 長谷川穂積×ウーゴ・ルイス……9RKO

⑧ 岡田博喜×中澤将信……3RKO

⑨ 亀海喜寛×へスス・ソトカラス……8RKO

⑩ 赤穂亮×勅使河原弘晶……2-1

⑪ 井上尚弥×河野公平……6RKO

⑫ 田口良一×ファン・ランダエタ……11RKO

⑬ 土屋修平×野口将志……6RKO

⑭ 長嶺克則×山下賢哉……3RKO

⑮ 荒川仁人×塚田祐介……6RKO

⑯ 星野晃規×山下賢哉……7RKO

⑰ 岡田博喜×細川バレンタイン……3-0

⑱ 胡朋宏×淵上誠……8RKO

⑲ 坂晃典×中嶋孝文……1RKO

⑳ 比嘉大吾×アーデン・ディアレ……4RKO

 

(21) 村中優×久高寛之……2-0

(22) 久我勇作×ジョナタン・バァト……4RKO

(23) 阿部麗也×丸亀光……3-0

(24) 田之岡条×住友将吾……4RKO

(25) 有川稔男×大川泰弘……4RKO

(26) 石本康隆×古橋岳也……10RKO

(27) 拳四朗×レスター・アブタン……3RKO

(28) 岩井大×林崎智嘉志……3RKO

(29) 濱田力×室田拡夢……2RKO

(30) 粕谷雄一郎×三瓶数馬……2-1

 

(31) 中川勇太×相馬圭吾……8RKO

(32) 長嶺克則×与那覇勇気……2RKO

(33) 石本康隆×藤原陽介……3-0

(34) 阿部麗也×溜田剛士……3RKO

(35) 中谷潤人×富岡哲也……3RKO

(36) 渡部大介×藤原陽介……3-0

(37) 吉開右京×大野俊人……3RKO

(38) 阪下優友×大平真史……4RKO

(39) 神津徳臣×ビバリー塚田……3-0

(40) 内藤律樹×チャイアン・シットサイトーン……3-0

 

(41) 勅使河原弘晶×渡辺健一……1RKO

(42) 山本浩也×宮崎拳……6RKO

(43) 玉木善文×祝井航平……3RKO

(44) 大野兼資×須田和弥……8RKO

(45) 松本竜也×宮地隆佳……1RKO

(46) 新島聖人×上野太一……3-0

(47) 臼井欽士郎×丸亀光……3-0

(48) 白鳥大珠×花香雅治……1RKO

(49) 松永宏信×佐々木左之介……5RKO

(50) 中川公弘×佐々木和……1RKO

 

 

 

自分の2017年ボクシングは13日から始まるんだけど、

実は11日に特別のイベントを控えてて、

千葉に出張ってその後の経緯をチェックしに行くんだわ。

自分は正義の味方を気取るつもりは全く無いんだけど、

援助を求められれば出来る範囲で何とかして上げたいって思ってるんだよね。

 

 

2017年1月 4日 (水)

12月のベストボクシング

 

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「何でオレが選モレなんだよぉおおおー!」

 

 

 

元日は大晦日ボクシングの不満と疲れで基本的にダラダラ過ごしたんだけど、

それでも有明ボクシングの録画を見たし、形だけの初詣は済ませたんだわ。

 

 

2日は午前中に年末ボクシングの色々をブログアップした後、

午後からは我が家の新年会で、音楽プロデューサー、バレリーナの卵、

大手アパレルのマーチャンダイザー、CGデザイナーの4人がやって来たんだわ。

 

普段は触れることも無い畑違いの話の色々はとっても面白くて、

特に音楽業界の裏話、アイドル達のコンサート実態に関する話は、

とてもオープンに出来ないような暴露系でビックリしてしまったなあ。

 

 

 

12月はTVボクシング2回を含めて12ボクシングに参加したんだけど、

今回は期待度が高かった試合が軒並み選モレしてしまったんだよね。

 

 

【12月ボクシングベスト25】

*左側が勝者、( )内の数字は事前期待度ランク、敬称略。

 

① 小國以載×ジョナタン・グスマン (3)……3-0

② 井上尚弥×河野公平 (5)……6RKO

③ 土屋修平×野口将志 (6)……3RKO

④ 胡朋宏×淵上誠 (15)……8RKO

⑤ 村中優×久高寛之 (13)……2-0

⑥ 拳四朗×レスター・アブタン (27)……3RKO

⑦ 中川勇太×相馬圭吾 (12)……8RKO

⑧ 渡部大介×藤原陽介 (16)……3-0

⑨ 吉開右京×大野俊人 (ー)……3RKO

⑩ 白鳥大珠×花香雅治 (29)……1RKO

⑪ 長嶺克則×松山真虎 (11)……7RKO

⑫ 望月直樹×阪下優友 (25)……3-0

⑬ 永野祐樹×垂水稔朗 (28)……6RKO

⑭ 富岡樹×篠塚辰樹 (ー)……3-0

⑮ 栗原慶太×仁平宗忍 (32)……3RKO

⑯ 木村吉光×澤井剛志 (ー)……2-0

⑰ 今野裕介×相馬一哉 (14)……4RKO

⑱ 富岡哲也×寺次孝有希 (ー)……5RKO

⑲ 山本智哉×中山珠旗 (ー)……2-0

⑳ 阿久井政悟×大野兼資 (21)……1RKO

(21) 嶋崎俊×本田正二郎 (34)……6RKO

(22) 谷口将隆×ビセンテ・バウティスタ・Jr (ー)……3-0

(23) 小浦翼×ジェフリー・ガレロ (ー)……2RKO

(24) 山口拓也×蜃気楼松本 (ー)……1RKO

(25) 井岡一翔×スタンプ・ギャット二ワット (-)……7R

 

事前期待度ベスト10内で選モレした試合は……、

ジェスレル・コラレス×内山高志(1)、尾川堅一×内藤律樹(2)、

田口良一×カルロス・カニサレス(4)、伊藤雅雪×渡邉卓也(7)、

下田昭文×林翔太(8)、八重樫東×サマートレック・ゴーキャットジム(9)、

小野心×ノックアウト・レッシュマート(10)の計7試合もあって、

こんなことは初めてじゃないかなあ。

 

それと八重樫さんの元々の相手はミラン・メリンドじゃなかったっけ?

 

 

 

今日と明日は5日の初競のことと、

2016年ボクシングの年間ベストについて考えるんだわ。

 

 

2017年1月 2日 (月)

2016年年末ボクシング巡礼

 

 

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ご来光ってことで新年オメデトゴザイマスなんだわ。

 

 

 

自分の事に限って言えば、

去年と余り変わらない今年であって欲しいと思ってるんだけど……。

 

こういう人間でありたい、こういう男でありたいって思ってる姿というか、

描いてるイメージを余りに高いところに置き過ぎるせいか、

自分は永遠の見掛け倒しに終わってしまいそうなまた1年の始まりで……。

 

 

 

年末のボクシングは12月30日の有明コロシアムでのテレビボクシングからで、

原隆二さんが山本浩也さんに78-74、78-75、77-75の3-0で勝って、

井上浩樹君がランク11位の宇佐美太志さんに3RTKO勝ちした後、

村田諒太さんの試合からのオンエアで……。

 

 

ああそうだ、このブログは3興行分をまとめて書くから、

結構膨大なモノになると思うから、読む方にもそこそこの覚悟が要るんだよね。

 

 

☆ 村田諒太さん(帝拳)×ブルーノ・サンドバル……162P 10R

11勝(9KO)0敗のWBC5位、WBA4位、WBO3位、IBF3位の30歳・奈良県と、

19勝(15KO)0敗1分の25歳・メキシコ。

 

追い込まれる場面が殆どないまま、村田さんが3RKO勝ちしたんだけど、

元々格下感の強い相手を力づくで強引に殴り倒したって感じだったなあ。

 

上体の使い方とか柔らかさは却って相手のボクサーの方が上回ってて、

いつも感じるんだけど村田さんは全体にガキゴキ硬い印象が抜けなくて、

4団体ともいつでも世界戦が出来るような位置にはいるんだけど、

あの動きで十分対抗しうるのかって若干気になってるんだわ。

 

一発当て込んでからの追い込みには流石の迫力があって、

火が付いた時の村田さんはほぼ無敵だと思うんだけど、

大きく当てられた際の耐久力に関してはまだ未知だし、

ハンドスピードにフットワークが追い付いてないようにも感じるんだけどね……。

 

 

自分がこの試合で成程ねって感心したのは全く別の点で、

3Rのダウン劇でのレフェリーの的確な対処に関してで、

村田さんに右ストレートを直撃されたサンドバルがロープに飛ばされて、

一瞬の時間差で倒れ込むのと村田さんの追撃に伴う接触が重なってしまって、

サンドバルがズルズルっと村田さんにもたれながら崩れ落ちたのを、

レフェリーがスリップ扱いにして抱き起そうとしたんだけど、

アレレッてほどダメージが深いのを見て、そこからのダウン裁定と判断して、

自らカウントの数え始めを決定させたことだったんだわ。

 

その際のタイムキーパーとの連携も実にスムースで中々ああはいかないんだよね。

あの場面を最初スリップ扱いにしたのは止むを得ないところであって、

そこからの臨機応変な軌道修正だったと思ったんだよね。

 

 

そして次、この日のセミファイナルは……。

 

 

☆ 八重樫東さん(大橋)×サマートレック・ゴーキャットジム

               ………IBF LF タイトル戦 12R

24勝(12KO)5敗(2KO)のチャンピオン、33歳・岩手県と、

31勝(12KO)4敗(1KO)のランク8位、32歳・タイ。

 

この日の八重樫さんのメインテーマはどんな勝ち方をするかっていうか、

なるべく顔面を傷めないままに勝ち切るってことだなって、

自分で勝手に決めてたんだけど、

何となく八重樫さん自身も同じように思ってたような感じの試合運びで、

序盤から中盤にかけてはもっと行けそうなのに敢えて激闘を避けてる感じだったね。

 

そこから8R以降、それまでに蓄積されたダメージ差を見計らっての攻勢攻勢で、

そのまま判定に持ち込まれてたら何となく消化不良に終わってしまいそうなところ、

最終12Rに右ストレートから気合の入った手際のいい連打に繋げて、

相手の反攻がすっかり止まってしまったところでのストップエンドだったんだわ。

 

最終ラウンドまで行ってはしまったけど、

大差判定勝ちとTKO勝ちとではやっぱり全く印象が違うんだよなあ。

 

 

 

☆ 井上尚弥さん(大橋)×河野公平さん(ワタナベ)

               ………WBO SF タイトル戦 12R

11勝(9KO)0敗のチャンピオン、23歳・神奈川県と、

32勝(13KO)9敗1分のランク10位、36歳・東京都。

 

この試合は6R、河野さんがダウン喰らって何とかリスタートはしたんだけど、

その殆どすぐ後にストップされて井上さんのTKO勝ちだったね。

 

自分的には正直河野さんに勝って欲しかったんだけど、

同じく正直に言うと1Rのジャブの差し合いだけを見ただけで、

こりゃとても勝てそうにない感じがしたんだよね。

 

この日の井上さんは右アッパーが効果的な挟み込みショットになってて、

アッパーはガードが大きく開きがちになるから危険なショットでもあるんだけど、

オーソドックス同士の場合はそれを利き手で打つ方がいいと自分では思ってて、

河野さんから利き手のカウンターを合わされる危険が少ないからで、

試合中何度か河野さんの頭は見栄えの良くない跳ね上げられ方をしてたんだわ。

 

試合半分近くを何とか無事に消化し終えた河野さんにも、

終盤に向けてスタミナ勝負に持ち込む可能性が見えてきて、

いよいよ盛り返すかって場面も折々にあって、

井上さんをロープ際に追い詰めてラッシュラッシュの左右フックを打ってたんだけど、

見てて若干腕がたわんでたし、連打の際に上体と首が揺れ過ぎて、

井上さんのそれとは正確性とか有効性の点で大きく見劣りしてたんだわ。

 

問題の6R、前の回から徐々に河野さん得意の流れが出来そうだったんだけど、

更に詰め寄って打ち合ったその瞬間、

井上さんが右ショート2発から返した左フックを綺麗に直撃させてダウンゲット。

 

驚いてしまったのはその場面を間近で見てたはずの解説者の一人が、

「やっぱり左をちゃんと出してたから右が当たったんですよ。」 って言ってた事で、

すぐ後に別の解説者が訂正してたんだけど節穴の程度を超えてて、

もういい加減昔の名前で出ています的な無能系のゲストを呼ぶのは止めるべきで、

後日のテレビ解説にもギャアギャア騒ぐだけのが出てたんだけど、

聞いてて恥ずかしくなってしまうのは自分だけなんだろうかなあ。

 

とにかくいずれにしても、この左フックの直撃度はこの日一番のショットで、

目を泳がせながら何とか立ち上がった河野さんだったんだけど、

何の為に立ち上がったのかが腑に落ちないままのリスタートは過酷過ぎで、

そこからほんの数秒に井上さんの決着連打に耐えうるべくも無くの連続ダウンで、

誰が見ても続行不能の中、レフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

 

 

河野さんにとっても誰にとっても今の井上さんはハード過ぎる相手なんだけど、

あれだけ完璧な形で倒されてしまうと河野さんは今後どうするかってことで……。

 

初めてWBAチャンピオンになった2012年のテーパリット戦よりも、

やっぱり自分はデンカオセーン・カオウィチットとの試合の方が印象深くて、

あれは2014年の後楽園ホールでのことで、

あの時、帝拳ジムの本田会長が河野さんの勝ちをキッパリ見事に予想してて、

自分はデンカオセーン押しだったんだけど、

その試合で河野さんは8RにテンカウントKO勝ちしたんだよね。

 

 

 

12月31日、例年通り頼んでおいたお節を受け取りに行った後、

大田区総合体育館に着いたのは2時半前頃で、

受付にいた渡辺会長の奥様に挨拶した後、

先日引退した福原力也さんにお疲れ様でしたを伝えて自分の席をチェック。

リングサイド最前列は第一試合開始時点ではまだスッカスカで、

赤コーナーのすぐ前の席の隣りに山川豊さんが座って始まり始まり……。

 

 

 

① 中山佳祐君(ワタナベ)×セーンゲン・何チャラ……SF 8R

7勝(3KO)2敗1分のサウスポー、28歳・佐賀県と、

10勝(3KO)8敗の24歳・タイ。

 

中山君のセコンドは小口さん、高橋さん、梅津さんで……。

 

<1R>

相手のタイボクサーは結構力強く右を振り出してくるボクサーで、

小技は持ち合わせてないようだったんだけど直撃されたら危険度は十分で、

さあどうする中山君って見てたんだけど彼、左のショートアッパーが中々良くて、

まあまあ大丈夫かなあって見てた残り40秒、

相手の打ち終わりに右フックを被せ打って幸先のいいダウンゲット。

 

<2R>

セーンゲンはスムースなボクシングをするタイプではなくポキポキしてたんだけど、

一方の中山君も相手に合わせてしまった様な若干ガキゴキした動きで、

お互いのフルショットがちょっと大げさに交差してたんだけど、

強めのプレス含めて常に中山君が試合の主導権を握ってたね。

 

<3R>

開始1分過ぎの青ポスト前、中山君が更に攻勢を強めていって、

ワンツースリーフォーを一気に畳み掛けて最後のボディブローが効いてしまったか、

セーンゲンがバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

カウントナインで何とかリスタートしたセーンゲンだったんだけど、

どう見てもダメそうな感じのまま中山君が更に更にの左右ボディを連続打ち込みで、

気持ちも切れてしまったようにセーンゲンが崩れ落ちて結局1分49秒、

中山君のテンカウントアウトKO勝ちで九州のジムから移籍してきてこれで2戦2勝。

 

 

 

この後、3つのプレマッチが組まれてて要するに、

プロライセンスを持たない練習生の為に協会が主催するスパーリング大会で、

10count ジムの鳥海会長とか中屋ジムの一生会長、

それに三迫ジムの加藤トレーナー達がお揃いのジャージを着てて、

何事かと思ってたんだけど、来年から立ち上げるプロジェクトってことで、

正直自分にとっては女子ボクシングなんかと同じ違うフィールドのモノなんだけど、

ボクシングの裾野を広げるのには有効かも知れないんだわ。

 

ライトヘビー級の太った40代のオッサンとか、

子供が3人もいる49歳の母ちゃんボクサーなんかも出てきて、

何だか色物のような感じがしない訳でも無かったんだけど、

其々には其々のボクシングがあってもいいと思ったけどね……。

 

 

なんやかやで小一時間の休み時間を終えた後は、

ワタナベジムの大学アマエリートのMm級ランカーが揃っての登場で、

いつも一緒に居る関西出身の二人がつるんでの試合だったんだわ。

 

二人共、関西出身の井上トレーナーが担当してるんだけど、

トランクスのスポンサーワッペンの数が半端じゃなかったんだよね。

 

 

 

② 谷口将隆さん(ワタナベ)×ビセンテ・バウティスタ・Jr

                        ………107P 6R

5勝(4KO)0敗の日本ランク8位、OPBF2位、サウスポー、22歳・兵庫県と、

5勝(1KO)6敗3分の23歳・フィリピン。

 

タイボクサーと違ってフィリピンからの出張ボクサーは殆どがほぼマジで、

この日のバウティスタも巧くは無かったんだけど全てがフルショットで、

中々危険度の高い腕振りをして谷口さんのOPBFランクを獲りに来てたんだわ。

 

それでも谷口さんのボクシングのクオリティの方が断然だったもんで、

ほぼ安心の展開は6Rまでかかりそうに無かったんだけど、

バイティスタの打たれ強さというか、必死の踏ん張りも想像以上だったんだわ。

 

で、結局フルラウンドまで進んでの60-54×3ってことで、

勿論谷口さんのパーフェクト3-0勝ちだったんだけど、

谷口さんが最後まで全く緩むことなくフルラウンドをシッカリ動き切れてたのが、

自分的な成果だったんだわ。

 

 

 

③ 京口紘人さん(ワタナベ)×ジュヌエル・ラカール

                        ………107P 6R

4勝(4KO)0敗の日本ランク6位、OPBF1位、23歳・大阪府と、

7勝(5KO)3敗3分のサウスポー、24歳・フィリピン。

 

この試合は3R0分46秒、京口さんのKO勝ちに終わったんだけど、

ひたすら彼のテキパキ感が目立ってたなあ。

 

立ち上がりの京口さんはサウスポーが得意じゃないような感じも見せてたんだけど、

1R終盤から充分な対応が出来るようになってからはほぼ一方的で、

相手とは比較にならないほどのハンドスピードと、

一発一発に込められたパワーを武器に圧倒したままの3R、

連続の左ショートアッパーを最後に右フックに繋げて見事なダウンゲット。         

カウント途中でラカール陣営からタオル投入ってことでのKOエンドだったんだわ。

 

 

谷口さんと京口さんはOPBFでも日本でもほぼ並んでランキングされてて、

二人が試合をするところをぜひ見たいんだけど、勿論それは叶う訳もなくて、

今後、谷口さんは日本チャンピオンを目指して、

京口さんの方はOPBF王者を目指すんじゃないかと思ってるんだけどね。

 

ただ、この二人は一体どっちが強いのか気になるところでもあったもんで、

どっちが強いの? って京口さんの試合中に谷口さんに聞いたら、

成程って答えがあったんだけど、一度彼らのスパーを見せて貰えないかなあ。

 

 

 

④ 伊藤雅雪さん(伴流)×渡邉卓也さん(青木)

   ………OPBF&WBO A・P SFe 王座統一戦 12R

19勝(9KO)1敗1分のOPBFチャンピオン、25歳・東京都と、

30勝(16KO)6敗1分のWBOアジア・パシフィックチャンピオン、27歳・東京都。

 

この試合にはかなりの期待感を持ってたんだけど、正直ハズレだったなあ。

結局、伊藤さんが巧いこと戦っての118-110、117-111×2ってことで、

圧倒3-0ではあったんだけどね……。

 

<1R~3R>

この日の立ち上がりの伊藤さんはいきなり勝負がかってて、

強いプレスからのジャブが圧倒的で、

渡邊さんの方が慎重なスタートを意識してたせいか、

応じてたジャブも半端な感じがしてて若干の気後れ感も漂ってたんだわ。

 

伊藤さんの迷いの無い自信に満ちた攻め込みが目立ってて、

2Rにはいきなりいい場面を2回ほど作って渡邊さんの顔面を赤くしていって、

渡邊さんからは少し呑まれてるような感じさえ漂ってたんだわ。

 

伊藤さんは3Rに入ると試合をしてるというよりは倒しに行ってる感じさえしてきて、

更に力感を増していったんだわ。

 

中々先攻めし切れてなかった渡邊さんも右ストレートを初めてヒットさせて、

いい感じを見せてたんだけど、まだまだ吹っ切れてないような感じだったんだよね。

 

<4R~6R>

伊藤さんが繋ぎのパンチでも多彩さを見せて、

一旦攻勢に出た時の迫力も更に更に増していって、

何だか6Rくらいまでには終わらせようとしてるかのようだったんだわ。

 

まだまだとっても難しいとは思うんだけど、

この階級のボクサー達は何とか内山高志さんの後継者を目指したいって、

そう考えてるんじゃないかって思ってるんだけど、

伊藤さんからはそこに割り込みたいっていう強い意思が感じられたんだよね。

6Rを終えての中間スコアは59-55、58-56×2ってことで、

勿論伊藤さんのほぼ圧倒の3-0優勢だったんだわ。

 

<7R~12R>

それまで少しばかり消極的な印象だった渡邊さんが積極反攻を仕掛けていって、

もう少し波状的な攻撃が欲しいところもあったんだけど、

それでも陣営からのアドバイスに的確に反応しての詰め返しで、

距離を縮めての打ち合いを挑むようになって、

特別大きな効果は得られなかったんだけど、それでも的確なギアアップだったね。

 

それと比較すると伊藤さんの攻撃にはマンネリが見え隠れしてきて、

それまでに決め切れなかったことによる一段落感が目立ってきて、

後半にかけてもそこそこ見栄えのいい左フックを何度も当ててはいたんだけど、

ちゃんとナックルが返ってない半端なオープン系が多くて効果を上げられなくて、

当初の試合のテーマとか気持ちを徐々に失ってしまったかのようで、

最後の方は何だか詰まらなそうに試合してたって感じだったんだよね。

 

一方の渡邊さんにしても、以降もポイント差が更に増したのを知ってか知らずか、

終盤にかけても攻撃に鬼気迫るような感じが見受けられず、

最終ラウンドに余力を残してるようじゃとても挽回は難しかったんだよね。

 

お互いに40%ちょっとのKO率だから、

戦いとしては本来こんな感じなのかも知れなかったんだけど、

それでも自分には二人の必死感が伝わり難かったんだよね、正直……。

 

 

 

この頃になると自分の左右の席は殆ど埋まってきて、

大橋会長と三迫会長、本田会長達がゴッソリ並んで、

少し離れて山川豊さんが北島三郎と一緒に座ってたんだわ。

 

大橋会長に前日の井上尚弥さんの試合の話しを聞かせて貰ってたら、

少し後に井上さんが2席隣に座ったもんで周囲の皆でオメデトを伝えたんだよね。

 

前後して三迫会長からはアジアのボクシング事情につい色々教えて貰ったんだわ。

 

 

本田会長はこの日は岐阜からのトンボ返りだったんだけど、

テレビ放送の関係で時間が空いた際にホワイエで話をすることが出来て、

下田昭文さんと林翔太さんとの日本タイトル戦の話を聞かせて貰ったんだけど、

94-97、94-95×2の0-3負けっていう結果は既に知ってたもんで、

日頃自分が信用しかねてる所謂中部判定だったのかって確かめたんだけど、

本田会長の答えはそんな事はないってことで、

そういう微妙な試合をしてしまったこと自体にダメ出しをしてるみたいだったなあ。

 

その後ちょっと前の尾川堅一さんと内藤律樹さんの試合のレビューとかもね……。

 

そう言えばマナベジムの真鍋会長も岐阜からの転戦組だったんだよね。

 

 

試合後暫くして団会長の奥様と御嬢さんとバッタリしたもんで、

伊藤さんの試合の感想を伝えた後、薄暗い場所で一人黄昏てたら、

バギーにシュン君を乗せたRK蒲田の柳光会長の奥様に見つかってしまって、

「何してんですかあこんな所で……。」 的なことを言われてしまったんだわ。

 

「ちょっと元気出ないんですよ。」 って答えてたら柳光会長がやって来て、

自分的秘密の場所で一緒に煙草を吸ったんだわさ。

柳光会長のところからはこの会場には歩いて来れるんだってさ。

 

 

 

⑤ 田口良一さん(ワタナベ)×カルロス・カニサレス

          ………WBA LF タイトル戦 12R

25勝(11KO)2敗1分のチャンピオン、29歳・東京都と、

16勝(13KO)0敗のランク3位、23歳・ベネズエラ。

 

結局この試合は田口さんから見て、

116-112、112-116、114-114の1-1ドローってことだったんだけど、

実は自分は余りの詰まらなさに7Rに離席してしまったから、

この判定のバラつきがどの程度デタラメなのかは言い切れないんだけど、

それでもいい加減にしろって思うほどのデタラメの域だったんだわ。

 

キリストとアラー程の差が出てしまった理由はひとえにカニサレスにあって、

正面から打ち合うのは不利だと思ったカニサレスが延々の当て逃げチョンチョンで、

それをどう評価するかが全てだったんだけど、

自分にはまるで下手クソなメイウェザー以上には見えなくて、

ロープ周辺をグルグル回りながらの終始マラソンボクシングで、

そんなことやってて楽しいか、そんなにまでして勝ちたいか殴られたくないのか、

って感じしかしなかったんだけどね。

 

殆ど当たって無かったにも関わらず、

一瞬踏み込んでのカニサレスの連打に攻勢点を渡すっていうのは、

とっても簡単な採点方法で当たってるパンチより出してる手数重視ってことで、

それを解った上でか知らずでか、田口さんも最後まで追い込み切れず、

捉えられないままストレスが溜まる一方の様にも見えなくも無かったんだけど、

自分のストレスは頂点に達してしまって、後はたまに遠くから眺めてたんだよね。

 

 

こんなのを見せられると、世界戦なんていうのは最早どうでもよくて、

目の前の勝負そのものよりもカネを含めて色んな思惑が絡むのはもうウンザリで、

後楽園ホールでの真剣な試合と真剣なジャッジの試合を見てれば充分って感じで、

自分の中ではそれでいいっていう思いが強くなるんだよね。

 

こういう気持ちはこの後の内山さんの試合でも、

小國さんのタイトル戦でも感じたんだけど、

結局は試合をし切ってる連中のクオリティが低過ぎると思うんだよね。

 

 

 

⑥ ジェスレル・コラレス×内山高志さん(ワタナベ)

               ………WBA SFe タイトル戦 12R

20勝(8KO)1敗1NCのスーパー・チャンピオン、スイッチ、25歳・パナマと、

24勝(20KO)1敗(1KO)1分のランク2位、37歳・埼玉県。

 

<1R~4R>

自分にはコラレスがデニス・ロッドマンにしか見えなかったんだけど、

先回不覚を負った内山さんはとっても慎重な立ち上がりだったんだけど、

冷静に見てもコラレスはやっぱり実にやり難そうなサウスポーで、

広いスタンスで更に懐を深くしつつ、一瞬の飛び込みからの連打が凄まじくて、

その連打のどの一発を貰ってもそれだけで終わってしまいそうだったんだわ。

 

コラレスは色んな体勢から打ち出して来るもんでパンチの出所が見極めにかったし、

内山さんの方も少し真正面に立ち過ぎるきらいはあったんだけど、

それでも常に冷静なパフォーマンスで大きな被弾は避けてたんだわ。

 

ってことで、ここまでで自分のスコアは39-37でコラレス。

 

<5R~8R>

5Rの最初の目立ったカウンターショットはコラレスの左ストレートで、

一瞬内山さんが揺らいでしまった後、何とか立て直したんだけど、

それでも10:8.5ほどもの差は付いてしまったかなあって思われた残り16秒、

自分からは縦位置だったもんでちょっと見難くかったんだけど、

内山さんの左フックからの右のショートストレートがタイミング良くヒットして、

ダメージは大したことのないフラッシュ系だったんだけど見事なダウンゲット。

 

その後相手慣れしてきた内山さんがコラレスの強烈ワンツーを余裕で交わして、

相手の左に右を被せる踏ん切りも見せてきたんだわ。

 

徐々に内山さんのプレスが勝っていったんだけど、

コラレスの意外なほど巧みなチョン打ちショートブローも目立って、

8R終わっての自分のスコアは76-75で内山さんが逆転リード。

 

 

ただ残念ながらここまでの内山さんは、

相手にダメージを与えるほどの左ボディが打ち切れてなくて、

コラレスの方の対策も結構シッカリしてたんだよね。

 

<9R~12R>

ふと気が付くとコラレスのウエストラインは内山さんとは随分違ってて、

トランクスのベルトライントップと自身のウエストとは3㎝以上もの段差があって、

内山さんのベルトトップの感じとの違和感が著しくて、

明らかにベルト部分がぶ厚くなってるファールカップを装着してて、

それはまるで相撲のまわしのようだったんだよね。

 

そばにいた大橋会長に聞いたんだけど、

試合前にはグローブと同時にファールカップのチェックもやるらしいんだけど、

その後の履き替え含めてインチキは無かったのかなあ……。

 

コラレスのボクシングは何となくエドウィン・バレロを彷彿とさせるんだけど、

バレロのファールカップはいつも右側がせり上がってきて、

如何にも相手の左ボディショットを防ぎたいっていうのが見え見えで、

右側のゴムを切ってたって未だに思ってるんだけど、

中南米のボクサーは色々ちょっと信用出来ないところがあるんだよね。

 

 

10Rに入って待ちに待ってた内山さんのまずは右ボディが強烈喰い込みで、

それ1発で明らかにコラレスは効いてしまって場内歓喜のくの字くの字で

その後の追撃の左ボディを嫌がる嫌がるのコラレスは別人のようだったんだわ。

 

爆発すれば内山さんの劇的勝利も見えてきた11R、

コラレスは接近戦で頑張りを見せてたんだけど基本的には消極的で、

何度も何度もクリンチ逃げを繰り返してて、

ここが間違いなく内山さんにとっての勝負どころだと思ったんだけど、

残念、残念、残念、ホントに残念ながらその内山さんは飛ばし切れないままで、

それまでそれほど印象的な直撃は受けていなかったんだけど、

それでもコラレスのパンチはガードの上からでもハードはハードだったみたいで、

本人含めて会場全体の消化不良感を募らせてしまったんだわ。

 

11Rの終了ゴングが鳴った時、より消耗が進んでたのはコラレスの方で、

自分らはその様子を間近に見つめてたんだけど、

コラレスがセコンドに何やら耳打ちした直後、開始ゴングが鳴る寸前、

そのセコンドが何となんとナント、ホントに間近に見たのは初めてだったんだけど、

コラレスのリングシューズの紐とマジックテープをわざと解いたんだわ。

 

今の見ましたって感じで周囲に確認したら自分は間違ってなくて、

案の定、開始ゴング後それを見咎めたレフェリーが結び直しを命じて、

要するにコラレスには合計2分間程の休みが与えられたことになる訳で、

その瞬間自分は自分の気持ちを抑えきれなくなってしまって、

思わず目の前にいたそのセコンドの背中を突っ突いて日本語と英語で、

「お前らは何て卑怯なんだ、恥かしくないのかこのインチキ野郎!」 って、

どやしたんだけど連中の公用語はスペイン語だから通じなくて、

だからジェスチャーで示したんだけど、そんな事知るかって素振りだったんだわ。

 

試合後にテレ東のカメラマンにそのことを伝えたら、

写ってるかどうか後で確認してみますって言ってたけどね……。

 

 

その最終12Rに入ってもコラレスのクリンチ逃げとホールディングが目立ってて、

レフェリーも注意がこれで2度目だか3度目だかって示してたんだけど、

一体何回の注意で減点するのかって感じの半端半端で、

コイツらみんなグルなのかって思ったんだよね。

 

 

腹立たしいままの終了ゴング後の自分の採点はそれでも114-113で、

ギリギリ内山さんだったんだけど発表されたスコアは、

117-110、115-113、113-114ってことでコラレスの2-1勝ちで、

ジャッジの一人は自分と同じで、別の一人は本田会長と同じだったんだけど、

残りの一人は最初っからコラレスに勝たせる役割を担ってたとしか言いようがなくて、

自分はリングにパンフを投げ入れるのを必死で堪えてたんだわさ。

 

 

それにしても本田会長は全てを見通してるようなスコアリングだった訳で、

色んな意味を含めての改めてその凄みを感じさせられたんだわ。

ってことで最後に用意されてた予備カードを見る気はスッカリ失せてしまって……。

 

田口さんにしろ内山さんにしろ、もうそろそろWBAは切り上げて、

それと更には中南米も切り上げたらどうなのかなあ……。                                                            

 

 

(予備)坂井祥吾君(久米川木内)×木村哲史君(18古河)

                        ………56㎏ 4R

4勝(2KO)4敗(1KO)1分の27歳・東京都と、

3勝(2KO)3敗(3KO)1分のサウスポー、32歳・埼玉県。

 

折角だから後で確認した結果だけ書いておくけど結局、

坂井君から見て、39-37、38-39、38-38ってことで1-1ドローだってね。

 

 

京都の試合の結果は既に解ってたし録画もしておいたんだけど、

大晦日には見る気に慣れなくて、やっと昨日見たんだよね。

 

メインイベントは井岡さんの試合の筈だったんだけど、

試合の劇的さ加減ってことで小國さんの方が後放映になってたんだわ。

 

 

 

☆ 井岡一翔さん(井岡)×スタンプ・ギャット二ワット

             ……WBA F 王座統一戦 12R

20勝(12KO)1敗の正規王者、27歳・大阪府と、

15勝(6KO)0敗の暫定王者、18歳・タイ。

 

井岡さん周辺には雰囲気の良くない取り巻きが幅を利かせてるもんで、

中々素直に応援し切れないんだけどボクサー個人として見れば好きなタイプで、

まあこの程度の相手なら楽勝でしょって見てたんだけどね……。

 

この試合のレフェリーをしてたのはラファエル・ラモスで、

あの小堀佑介さんがホセ・アルファロからベルトを奪取した試合のレフェリーで、

あれからもう8年も経ってるもんで髪の毛もそれなりになってたなあ。

 

 

普通に始まった試合の2Rの開始30秒、二人のパンチが交錯した刹那、

スタンプの左ボディから返した右フックがカウンターで井岡さんに直撃して、

アレレレーッて感じで井岡さんが思わず尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

決して油断してた結果だとは思わないんだけど、

更に集中力を高めたその後は殆ど安心して見ていられた訳で、

スタンプはメチャ振りしたのが運よくヒットしただけだってことが判明したんだよね。

 

4R~5Rにかけて幾つか強烈なボディブローを喰らってからはスタンプ、

目に見えてメッキリ感が増していって腕振り自体明らかに鈍くなっていったし、

6Rには体を屈めることが多くなって軸の無いショットは凄みが皆無で、

井岡さんのやりたい放題に近くなってコンビネーションの見栄えが抜群だったね。

 

7R0分47秒、井岡さんがショート連打から最後は左ボディに繋げた途端、

リングほぼ中央でスタンプがヘナヘナって力なくその場に崩れ落ちダウン。

 

その時点で試合は殆ど終わってたんだけど立ち上がって来たからリスタートで、

そこから10秒経つか経たないかのうちにさっきと殆ど変らないコンビブローで、

1回目のダウンと殆ど同じ場所でスタンプが四つん這いダウンしてしまって、

続行無理と判断されて2分51秒、井岡さんのTKO勝ちだったんだけど、

どういう経緯でスタンプが暫定王者になったかは知らないんだけど、

6回戦くらいにしか見えないほど井岡さんの巧さと強さが光ってたんだわ。

 

 

 

☆ ジョナタン・グスマン×小國以載さん(角海老)

             ………IBF SB タイトル戦 12R

22勝(22KO)0敗1NCのチャンピオン、27歳・ドミニカと、

18勝(6KO)1敗(1KO)1分のランク5位、28歳・兵庫県。

 

小國さんは3年ほど前のOPBF戦で和氣慎吾さんに10RTKO負けしたんだけど、

その頃の小國さんは既にボクシングを続けるモチベーションを失ってて、

それはもう可哀相としか言いようが無いほど不幸なボクサーだった訳で、

色々あって一転移籍してからのボクシングに取り組む姿勢は半端じゃなくて、

持ち前の明るい人柄が沢山の人を惹き付けてるんだよね。

 

小國さんにTKO勝ちした和氣さんがボロカスにやられてしまったもんで、

小國さんの勝ちを予想した人は10:1ほどもいなかったんだけど、

必ずしも倒し屋ではない小國さんの方がむしろ可能性があるんじゃないか、

最近の充実度を見ても充分対等の試合をするんじゃないかって思ってたんだわ。

 

業界の関係者達の意見も否定的なものが多かったのは事実で、

無敗の22戦22KO勝ちっていう戦績だけを眺めただけで、

こっちまでビビりそうだったんだけど、

自分は小國さんのこれまでの個人的事情を多少知ってるもんで、

応援の気持ちには少しも揺るぎなかったんだよね。

 

現役のみならず元角海老所属だったボクサー達も沢山駆け付けてたんだけど、

小國さんの気持ちを一番リラックスさせたのは岡田博喜さんだったんだってね。

 

この試合の経緯はリアルタイムでラウンドバイの情報が入って来てて、

それは内山高志さんの試合の真っ最中でもあったんだけど、

初めに目を疑ったのは3Rに小國さんがダウンを奪ったっていう連絡で、

周囲はグスマンの間違いじゃないのかって大いに驚嘆してたんだよね。

 

その後も入ってきた適宜の連絡では小國さん若干優勢のままだったんだけど、

試合が終わって採点が発表された途端、

本田会長とか三迫会長のスマホが鳴り出して、

みんなシッカリした連絡網を持ってるんだなあって感心してしまったんだわ。

 

自分が小國さんを押してたのはみんな知ってたからヨカッタネ的な声を掛けられて、

何だか自分の事のように嬉しかったんだわさ。

 

<1R>

グスマンが黒、小國さんがブルーのレイジェスだったんだけど、

小國さんはレイジェスを使ったことがあるのかなあって思いながらの始まりで、

肌の色の違いで小國さんの方がフレーム的にはデカく見えたんだけど、

一見エディ・マーフィっぽい風貌のグスマンの肩から上腕二頭筋は尋常じゃなくて、

いきなり緊張感が満々だったんだわ。

 

小國さんはそれほど硬くなってるっていう印象はしなくて、

伸びのいいジャブがグスマンの小さい頭をシッカリ目がけてたんだわ。

 

最初のクリーンヒットは1分08秒、小國さんの右ストレートで、

その後も意外に思えたほど結構スンナリ当て込んでてちょっと驚いたね。

 

基本的なプレスも終始小國さん優位だったんだけど、

それでも一旦攻勢に出た時のグスマンの迫力はやっぱり半端じゃなかったんだわ。

 

<2R>

開始41秒のグスマンの左ボディは明らかにローブローだったにもかからわず、

レフェリーは普通にスルーしてて、この後の11Rでの小國さんのボディショットを、

ほぼ正面から見てたにも関わらず正規のショットと認めなかったのと比較すると、

著しく公平さを欠いてたと言わざるを得なかったんだよね。

 

グスマンはもっとガンガン行くボクサーだと思ってたんだけど意外に慎重で、

淡泊な攻撃なら小國さんも十分対応出来てて、

1Rと同様、またまたポイントゲットかと思われた終了ゴング寸前、

かなり強烈な左フックをクリーンヒットされてしまったんだわ。

 

この日のグスマンはこの左の方がヤバくて、

試合が終盤に進むにつれ、小國さんは右顔面目の下が腫れていったんだよね。

 

<3R>

開始31秒、小國さんが左ボディで先行したんだけど直後にグスマンの逆襲で、

小國さんをロープ際に詰めて左右ショットを振り放った直後、

グローブの隙間からシッカリ見極めてた小國さんが渾身の左ボディを打ち込んで、

それ一発でグスマンが歯を喰いしばりながら四つん這いダウンしてしまったんだわ。

 

覚悟してない場面でのみぞおち直撃だったから効いたのは間違いなくて、

リスタート後も休みたがってたのは明らかだったんだけど、

この場面、小國さんは意外に思うほど無理には行かない作戦で、

この辺が基本的には倒し屋ではないボクサーの動きではあったんだけど、

まだまだグスマンも一発の余力は残してたから却って正解だったかも知れなくて、

残り16秒でも更なる左ボディを決め込んでたんだわ。

 

またもやのボディブローを喰らったグスマンは両手を拡げて、

効いてないですよおポーズを取ってたんだけど、

それはつまり効いてることを白状してるのと同じなんだよね。

 

<4R>

小國さんはジャブでも打ち負けてなくて、1分15秒には左フックを当て込んで、

相手の連打をシッカリガードしながら左ボディのチャンスを窺ってたんだわ。

 

それにしてもこの日の小國さんはフットワークとかポジショニングが抜群で、

大きく被弾しないような動きがシッカリ出来てたんだよね。

 

小國さん優勢のままに推移してたんだけど、

中盤以降はグスマンが大きな仕掛けから見栄えのヒットヒットに繋げてたんだわ。

 

それにしてもグスマンの右ショットは別の意味でとっても危険を孕んでて、

打ち終わった手を変な角度で肘まで伸ばし切るもんで、

ショット自体を外しても肘で肩なんかを強打される場面も想定されたんだよね。

 

<5R>

グスマンの攻撃の流れは決してスムースではないんだけど、

一瞬の迫力はそのままでこのラウンドは中盤までは左右のストレートがヒットして、

久し振りに小國さんの劣勢が目立ってたんだけど、

終盤にかけての彼のリカバリーは実に目覚ましかったんだわ。

 

小國さんの表情は開始当初と殆ど変わりなかったんだけど、

グスマンの目の色からは凶暴さが失せてしまった様な感じがしてきたんだよね。

 

赤コーナーのリングサイド2列目ほどのところにメガネ姿の岩佐亮祐さんがいて、

彼の方が余程鋭い視線を放ってたんだわ。

 

<6R>

ほぼ対等な打ち合いに終始してたんだけど、

お互いに効果的なパンチが無かった中、手数的にはグスマンだなあって、

そう思ってた残り10秒、グスマンのパンチが薄くヒットして、

思わず左足をもつれさせてしまった小國さんがオットットッてなってしまって、

そこにロープがあったから助かってたけど、あれは危なかったなあ。

 

全く効いてなかったとしても相手のグローブが触れた後にヨレたのは拙くて、

もしあのまま倒れ込んでしまえばダウンと取られてしまう訳で、

この時はホント、リングロープ様様だったんだわ。

 

<7R>

右ストレートをきっかけに始めの1分半をグスマンが飛ばしていったんだけど、

グスマンはまだ十分なスピードをキープ出来てて、

ここは小國さんの引き締め直しが要るところだったんだわ。

 

<8R>

今度は逆に小國さんの攻勢から始まってグスマンが下がる下がるで、

コーナーに詰められてボディ連打を喰らうと如何にも辛そうで、

口は空いてきたし手数自体も減ってきて、

最後は右目上をヒットカットされて一段落感が募っていったんだわ。

 

小國さんの方も右目下の腫れが更に目立つようになってきたんだけどね。

 

<9R>

グスマンの傷はドクターチェックが必要なほどではなかったにも関わらず、

それでもっていうならインターバル中に出来たにもかからわず、

最初っからグスマン寄りのレフェリーだったみたいで、

開始ゴングが鳴った途端にストップさせてのドクターチェックだったんだわ。

 

これは明らかにグスマンを休ませる為の共同作戦に見えないこともなくて、

自分はこの日あっちこっちで中南米の連中に対しての不信感を募らせたんだわ。

 

グスマンのトランクスも内山さんと戦ったコラレスと同じような仕様で、

下のファーカップのベルトラインがまるでまわしの様に厚くなってて、

ホントにそれはインチキではないのかって感じを拭えなかったんだよね。

 

<10R>

グスマンは長い時間は飛ばし切れなくなってはいたんだけど、

流石に見せ場作りの意識は失ってなかったし、

狭いところでの打ち合いに際しての右のショートアッパーが素晴らしかったんだわ。

 

<11R>

最終スコアで余裕があったから良かったものの、

この回のダウンor スリップの裁定の如何では暴動が起こりかねなかった訳で、

2分29秒、小國さんの実に見事な左ボディ2連発でグスマンがダウン、

って思われた途端レフェリーがローブロー裁定っていうコールで、

レフェリー、あんた何処の何を見てたのかってことで、

充分視界内の中、微妙な喰い込み位置でもなかったのに、

丸っきり節穴としか言いようのないミス裁定の極致だったもんで思わず、

あんたはグスマン陣営からカネを貰ってるのかって思ってしまったんだよね。

 

グスマンにはまたもや不当な休憩時間が与えられて、

俺は十分職務を果たしてますよって感じのレフェリーだったんだけど、

折角の温情に応えるだけの余力は最早グスマンには残ってなかったみたいで、

その後の来い来いってジェスチャーがそれを如実に語ってたんだよね。

 

<12R>

事ここに至ってもまだ打たれないボクシングを主体にやってたグスマンは、

自分には何を考えてるのか全く理解不能で、

要するに自分の思い通りに事が運ばなかったら単なるビビリに過ぎなくて、

最後は何となくオドオドした感じだったもんなあ……。

 

 

ってことで自分は11Rを10-8にしたもんで115-111だったんだけど、

この試合のジャッジだけは唯一正義を貫いた感じで結局、

115-112×3ってことで勿論小國さんの3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

【12月30日~31日のベスト3ボクサー】

① 小國以載さん

② 井上尚弥さん

③ 谷口将隆さん

 

 

 

2016年12月30日 (金)

2016年・アクセス色々……。

 

Img_1006

頂き物の “クリスマス・何チャラ”

 

ポインセチアの亜種じゃないかと思うんだけど、

赤い部分は花ではなくて葉であって、

花はとっても小さくテッペンの赤い葉の奥にひっそりしてるんだわ。

葉の赤味が徐々に抜けて緑色に代わって最後は黄色になって落葉って、

中々劇的な展開を見せるんだわ。

 

 

 

28日、夕食を食べながらテレビを見てたら、

所ジョージの “朝までハシゴの旅” っていう番組だったんだけど、

元石神井Sジムのボクサーで美容師の佐藤拓茂さんが出ててタマゲタね。

江古田周辺の居酒屋でのロケだったんだけどね……。

 

 

 

空気が冷たく澄んでる冬の夜空には、

他の季節とは比べものにならないほど沢山の星が輝いてるんだけど、

今の時期の夜9時、東南東方向の約45度ほどのところにある星は一段の輝きで、

周囲の星々とは青白い光の瞬き具合がまるで違っててつい見つめてしまうんだわ。

 

同じ方角の少し上、殆ど天頂に近いところには

淡いオレンジ色の星があるもんでその対比も興味深いんだよね。

 

大気濃度の揺らぎが星を瞬かせてるっていうことを知る以前、

星々が太陽と同じように燃えてることによる炎の揺らぎだと自分は思ってたんだわ。                                                              

 

 

あと2日で2016年が終わるってことで、

このブログについての色んなことを調べてみたんだわ。

 

 

今年、このブログへのアクセス数が多かった記事は何かっていうと、

コメント欄を開放した時と “こんなジムは……。” シリーズで、

毎日軽く5,000アクセスを超えてたんだよね。

 

それらを除いた試合記事のアクセスランクのトップ20は以下の通りで……。

*左側が勝者、敬称略、( )は記事のアップ日。

 

≪試合記事別アクセスランキング≫ 

① 赤穂亮×白石豊土 (4/19)

② 相馬圭吾×芹江匡晋 (5/13)

③ 東日本新人王予選 (5/14)

④ 東日本新人王準決勝Ⅱ (10/5)

⑤ 赤穂亮×勅使河原弘晶 (10/11)

⑥ 全日本新人王決定戦 (11/14)

⑦ 岩佐亮祐×デニス・トゥビエロン (2/7)

⑧ 岩淵真也×OPBFタイトル戦 (2/12)

⑨ 東日本新人王準々決勝Ⅰ (7/22)

⑩ 横山雄一×中野和也 (11/9)

⑪ 星野晃規×山下賢哉 (11/29)

⑫ 和氣慎吾×ワルド・サブ (2/18)

⑬ 村中優×久高寛之 (12/6)

⑭ ジェスレル・コラレス×内山高志 (4/28)

⑮ 粉川拓也×黒田雅之 (3/19)

⑯ 高山樹延×OPBFタイトル戦 (2/24)

⑰ 岩佐亮祐×パトムシット・パトムポン (7/13)

⑱ ルーキーズ・トーナメント (1/29)

⑲ 岡田博喜×麻生興一 (4/19)

⑳ 東日本新人王準々決勝Ⅱ (7/30)

(次) 土屋修平×野口将志 (12/20)

 

次点以下は殆ど数十の違いで延々ベスト30~40へと続いてるんだわ。

 

他にもっと大きなメニューも幾らでもあったと思うんだけど、

メインイベンター以外に興行全体の動員力に貢献したボクサーがいたのか、

新人王戦のように関わってたボクサーが多かったことが影響したと思う訳で……。

 

 

 

≪デバイス別アクセス比率≫

・ iOS……43%

・ Android……39%

・ PC……12%

・ 携帯……6%

 

 

 

≪年代別アクセス比率≫

・10代~20代……20%

・30代……40%

・40代以上……40%

 

 

 

≪男女別アクセス比率≫

・男性……89%

・女性……11%

 

 

 

≪地域別アクセスランク≫

【1位~10位】

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道、

大阪府、愛知県、静岡県、福岡県、兵庫県。                                                           

 

【11位~20位】

島根県、広島県、三重県、長野県、新潟県、

宮城県、群馬県、岐阜県、山形県、滋賀県。

 

【21位~30位】

岡山県、徳島県、青森県、茨城県、岩手県、

奈良県、長崎県、富山県、沖縄県、鳥取県。

 

【31位~40位】

山口県、京都府、栃木県、宮崎県、福井県、

愛媛県、香川県、福島県、鹿児島県、山梨県。

 

【41位~47位】

大分県、高知県、和歌山県、熊本県、石川県、秋田県、佐賀県。

 

 

 

東京都からのアクセスが全体の44%あっていつのもように圧倒的なんだけど、

それでもベスト10内には北海道とか関西、中部、九州地方の道府県が

エントリーしてて結構色んな人達が読んでくれてるみたいなんだわ。

 

 

冒頭にアクセス数に関するハイスコアのことは書いたけど、

何も書かない日でも実は2,000ほどものアクセスがあって、

毎日1,000人くらいの人が尋ねてくれてるってことは自分にはとっても有り難くて、

もう10年も書いてるもんで徐々に減っていくようなら切り上げようって思うんだけど、

固定客さん達の数が減らないことが続ける動機になってるんだよね。

 

試合の経緯と結果だけを知るには速報性の点からもボクモバで十分な訳で、

それだけではない何かを書き得るんじゃないかって続けてるブログなんだけど、

同じ現場に居ながら別の視点というか、

その試合から感じた自分のごく個人的な感想とか印象とかいったものが、

単なる自己満足だけで終わらないで、

試合の当事者とか善意の第三者が読む対象として成り立ち得るのか、

そういう価値のあるモノなんだろうかっていうのがテーマなんだよね。

 

 

2016年も平成28年も明日で終わりなんだけど、

今年も色々お世話になったというか、

まだ固定客でいてくれてホントアリガトでした。

 

今年がまあまあだった人は来年もまたまあまあでありますように、

納得いかない1年だった人は来年は少しはマシな年でありますように、

とにかくどうぞまた来年もヨロシクです。

 

2016年12月28日 (水)

日記 (12/28)

 

Img_1003

“オーソージ”

 

 

 

尾川堅一さんと内藤律樹さんの試合を見た帰り道、

「今年ももうあと一カ月かあ……。」 なんて思ってたら、

今日を入れてもあと4日しかないんだよね2016年、

ってことで昨日は色んな洗剤を駆使して大掃除。

 

まずダイソンで入念にバキュームした床を這いつくばって水拭きして、

キッチンのガスレンジとレンジフードの油汚れを綺麗にして、

バスルーム全体を洗浄した後、排水溝を入念清掃。

洗面台周辺と洗濯機を綺麗にして室内の最後はトイレ清掃。

 

自分の家には東と南の2面にバルコニーがあるもんで、

窓ガラスと網戸を綺麗にして床を洗浄するのは結構大変だったんわ。

 

自分では手捌きが遅い方ではないと思ってるんだけど、

それでも全部で5時間以上もかかってしまって、

殆どぶっ通しだったもんで流石に腰が痛くなってしまったんだわ。

 

 

 

今まで炊飯器は5合炊きのものを使ってたんだけど、

どう考えても二人暮らしには大き過ぎってことで、

昨日3合炊きのIHジャー炊飯器に入れ替えたんだわ。

 

新しい炊飯器は炊き上がりの硬さ加減の他米の銘柄を指定するようになってて、

釜に入れた米の量によって自動的に必要な水の量を表示してくれるんだわ。

 

それと加熱部分と釜の部分とを分離することが出来て、

加熱部分は別のIH調理器としても使えるんだよね。

昨日の晩御飯が初テストだったんだけど、とてもグッドグッドだったんだわ。

 

 

 

ここから先は延々競馬話なもんで、興味の無い方はスルーってことで……。

 

【村木田渾身競馬】

12月23日から始めた3連単フォーメーション20点買いは、

23日に8万ほどをゲットした後の翌日にも中山9Rを更にゲットしたんだけど、

8レースに参加した上での15,250円だったもんでほぼチャラってことで、

それでも12月度は46レースに参加しての回収率は197%だったんだよね。

 

1月からの通算ってことになると合計457レースに参加して、

通算回収率は131%ってことでまずは十分な戦績だったんだわ。

 

ほぼ例年の如く夏競馬は良くなかったんだけど、

それよりも今年の特徴的な傾向は、

良績の翌月は必ず落ち込むっていうのを繰り返してたことなんだわ。

 

月間収支がプラスだったのは1月、3月、5月、7月、10月、12月の6回で、

最大の回収率だったのは7月の251%だったんだわ。                     

一方特に回収率が悪かったのは9月の0%、2月の15%、6月の20%。

 

3連複でのこの成績だったから来年3連単オンリーに移行させるとなると、

配当額は大きく増えるけど当然的中確率は更に下がってくるし、

そもそも2倍になる投資額に最後まで耐えうるかっていうのが課題な訳で……。

 

買い目選定にあたって騎手の戦績を一番大事にするのを変えるつもりはなくて、

今までは1ヶ月ごとに数値を更新してたんだけど、

来年からは2ヶ月ごとにすることに変更するつもりなんだわ。

 

ってことで自分にとって一番大事な騎手データについてなんだけど、

今年のリーディング・ジョッキーは戸崎圭太だったんだけど、

今のところ自分が一番信頼してるのはC・ルメールで、

1着率2割を超えて、3着内率5割を超えるジョッキーは彼だけだからね……。

 

自分は日本人騎手70人、外国人騎手20人の戦績を把握してるんだけど、

ちなみに3着内率上位20名は以下の通りなんだわ。

数字は3着内率で( )内は1着率。

 

① C・ルメール 502 (237)

(3着内率50.2%、1着率23.7%ってことで……。)

 

② 戸崎 439 (193)

③ 川田 436 (191)

④ M・デムーロ 431 (177)

⑤ 福永 394 (151)

⑥ 浜中 372 (140)

⑦ 武豊 360 (112)

⑧ 田辺 315 (111)

⑨ 四位 287 (81)

⑩ 岩田 286 (80)

⑪ 藤佑 275 (89)

⑫ 横典 271 (103)

⑬ 藤康 269 (91)

⑭ 吉隼 258 (82)

⑮ 蛯名 253 (83)

⑯ 池添 252 (99)

⑰ 内田 250 (98)

⑱ 北宏 249 (102)

⑲ 和田 248 (69)

⑳ 幸 231 (61)

 

 

時々やって来る出稼ぎ外国人ジョッキーは騎乗回数を含めて評価が難しくて、

自分の予想をよく乱すんだけど、取り敢えず3着内率230以上だった騎手は……。

モレイラ(679)、ムーア(470)、ボウマン(370)、T・ベリー(347)、

F・ベリー(330)、ホワイト(286)、バルジュ(261)、バルザ(255)、

ヴェロン(251)、シュミノー(236)、フォリー(236)、シュタルケ(235)、

アッゼニ(232)……。

 

 

10R~12Rまでのうち出走頭数が13頭以上でかつ、

基本的に1番人気が3倍未満のレースを対象にするのは変わらないんだけど、

選択したレースの1番人気から11番人気までの中からあれこれ7頭を選んで、

殆ど同程度の力量の騎手や馬の場合の選定に際しては、

其々の馬の先行力を比較することが多いんだけどとにかく7頭を選択して、、

最終的にどういう風に配列するかがポイントになるんだけど、

配当2万円からあわよくば30万円ほどまでをカバーして、

来年1年間をプラスで終えることが出来るか勝負勝負ってことで……。

 

2016年12月25日 (日)

後楽園ホール・12月24日

 

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「アトス、ポルトス、アラミスです。」

 

 

 

11時開始ってこんな早い時間帯のボクシングは殆ど経験が無かったんだけど、

ホールに入ってすぐコンチワってしたのはRK蒲田ジム柳光会長の奥様で、

その後ロビーに移動したら何とまあ伴流ジム団会長の奥様で、

この二人の美形は知る人ぞ知るところなんだけど、

この二人のジムのボクサーがこの日の第一試合で対戦することになってて、

なんてこったって思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 石井龍誠君(伴流)×田中一君(RK蒲田)……59.4㎏ 6R

6勝(4KO)2敗のサウスポー、20歳・東京都と、

デビュー戦の25歳・北海道。

 

この日デビューの田中君の相手は9戦目の好戦績ボクサーなんだけど、

自身もアマ戦績が51勝9敗っていう怪物ボクサーで、“かず” って名前なんだわ。

 

以前角海老ボクサーだった中野晃志さんが隣に座って石井君の応援だったね。

田中君は久し振りの左右対称漢字名のデビューボクサーなんだわ。

 

<1R>

上背もリーチも優位な石井君に対して田中君がまずは積極的なアプローチで、

その後もフットワークを駆使する石井君をしつこく追い廻してたね。

 

接近してからの田中君の左右連打には力がこもってたけど、

石井君の方も距離とタイミングを見計らってのストレートの当て勘が良かったね。

 

ラウンド中盤過ぎからは石井君は殆ど右手を下げっ放しのスタイルで、

ディフェンス的にはどうなのかなあって見てたんだけど、

相手の攻撃をガードではなくてフットワークで交わしてるって感じだったんだわ。

 

こういう極端な戦い方をされるのは田中君にとって初めての経験だと思うんだけど、

とにかく出来る限りの詰め詰めをしていた残り僅か5秒の東ロープ前、

終始前掛かりになってた田中君に対して石井君がタイミングよく左をヒットさせて、

何だかとってもいとも簡単にって感じで田中君がダウンしてしまったんだわ。

 

<2R>

殆どダメージを残すことは無かったんだけど田中君はやっぱりやり難そうにしてて、

それでも戸惑いながらもとにかくまずは詰め詰めだなって感じだったんだけど、

詰められた瞬間に石井君も左フックを合わせていって、

中盤からの田中君の右と石井君の左の打ち合いは中々スリリングだったんだわ。

 

田中君にはもっと鋭い左フックが、石井君にはちゃんとした右ショットが、

其々欲しいところだったんだけどね。

 

<3R>

石井君は相手の的にならないようにひたすら動きまくってて、

足と上体の動きで相手の攻撃を阻止しようと必死だったんだけどそれなら、

もっとジャブを使えばいいのにまるで彼は右手があることを忘れてるかのようで、

あれって気が付いたらそういう感じは2Rに入った頃からずっとだった訳で、

どうやら右拳か右肘か右肩を痛めてしまったとしか考えられなくて、

いくら左の強打に自信を持ってる石井君でもこんな極端な戦い方は初めてで、

彼には上体を折りながらの左フックしか攻撃手段が残されて無かったんだわ。

 

<4R>

石井君の負傷を相手の陣営も既に見抜いていたか、

試合序盤に大きなハンデを負ってた田中君も追撃の手を緩めなくて、

ロープ沿いをサークリングする石井君をひたすら追い詰めてたんだわ。

 

ラウンド中盤、田中君が一気攻撃に入ってすぐの東ロープ際、

更にそこから北ロープに移ったところで石井君、ついに動けなくなってしまって、

相手の攻撃に晒されるままになってしまったところでストップエンドで、

1分49秒、田中君のデビュー戦TKO勝ちだったんだけど、

コーナーに戻る石井君の右腕のダラッとした下がり方を見たら、

やっぱり拳じゃなくて肩脱臼みたいだったんだよね。

 

 

試合後、石井君が帰るところに行き合ったもんでちょっと話したんだけど、

2Rに傷めたと思ったら1R20秒ほどのところで既に負傷してしまったってことで、

だから左フックに鬼気迫るものさえ醸し出してたってことで、

右肩を脱臼したまま4Rまで試合をしたことに自分は絶賛を感じたんだよね。

 

 

 

② 白鳥大珠君(八王子中屋)×花香雅治君(渡嘉敷)

                          ……62㎏ 6R

5勝(2KO)2敗(2KO)のサウスポー、20歳・東京都と、

4勝(2KO)3敗(3KO)のサウスポー、28歳・東京都。

 

昨日の自分的なセミファイナルはこの試合だったんだよね。

 

<1R>

同じような黒にゴールドのライン入りのトランクスの二人だったんだけど、

開始ゴング直後から突っ掛けて行ったのは丈が短い方の花香君で、

上背とリーチのある相手には常識常套のアプローチだったんだけど、

この日の白鳥君は初っ端から体と気持ちの備えが出来てたみたいで、

軽く捌いて懐の深さを武器に一触もさせなかったんだわ。

 

その後も好戦的な相手に煽られてムキになるってこともなく冷静な対応で、

常に自分の距離を確認というか探りながらのジャブも実に的確だったんだわ。

 

一方の花香君としては若干無暗だと思われようとそれでも、

タイミングを見計らっての体ごとの踏み込みからの右の強打を狙いたい訳で、

攻撃方法が全く異なる二人のうちのどちらが主導権を取るかってことで……。

 

白鳥君の捌きの方が優勢に傾き始めたのは開始1分過ぎで、

これならこの日の白鳥君は大丈夫そうだなあって思ってた残り1分09秒、

それはほぼリング中央のところだったんだけど、

白鳥君の左ストレートからの右フックが、こういうのを逆ワンツーというのか、

それともツーワンって呼ぶのかよく知らないんだけど、

とにかく返し打った右フックが絵に描いたような大直撃で、

まともに貰ってしまった花香君が一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

仰向けに倒れ込む際に花香君は大きく後頭部を打ってしまったもんで、

レフェリーも即のストップエンドで1分55秒、白鳥君復活のTKO勝ちだったね。

 

 

白鳥君が只のジャニーズ系の超イケメンボクサーってだけで終わってしまうのか、

他人事ながら自分が勝手に追い込んでるようなところがあったんだけど、

本人はそれ以上のプレッシャーだったみたいで、

試合直後は勿論、暫く経ってから会った時にもホットした感じが伝わってきて、

二人でホント良かったヨカッタを繰り返したんだよね。

 

その後、彼の親父さんも声を掛けてくれたんだけど、

もしかしたら本人以上に緊張してたみたいで、

最後のパンチが左だったのか右だったのかさえ良く覚えてないみたいだったなあ。

 

要するに親子とも相当覚悟した上での試合だったみたいで、

またもや他人事ながら自分も思わず胸を撫で下してしまったんだよね。

 

 

自分の中での元祖イケメンボクサーだった福原力也さんが引退してしまった今、

白鳥君は見てくれだけなら福原さんをさえ超えてるのは間違いなくて、

真面目で素直、謙虚な性格も福原さんに近いモノがあって、

あとはこの先どれだけ本質的な逞しさが備わって来るかだと思うんだよね。

 

あの福原さんの練習量はそりゃ半端じゃなかったって聞いてるし、

骨折系のケガが多いことに悩まされ続けた中でのあの実績だったんだから、

誰もがあのポジションに位置できるとは思わないけど、とにかくガンバレ!

 

 

 

③ 寺次孝有希君(ミサイル工藤)×富岡哲也君(REBOOT)

                      ………48.6㎏ 6R

7勝(4KO)11敗(3KO)1敗の25歳・大分県と、

4勝(4KO)1敗(1KO)の21歳・埼玉県。

 

哲也君の応援に前日残念な負け方をした達也君も来てたなあ。

 

<1R>

寺次君は随分小さくて自らの距離を作るのに苦労しそうな感じだったんだけど、

彼の吹っ切れた一瞬の腕振りの鋭さには充分な危険を孕んでたから、

哲也君も戦績を見て相手を甘く見ると痛い目に遭いそうだったんだよね。

 

試合は序盤からまずまず哲也君のペースで進んでたんだけど、

残り1分を切る頃からはポイントを取られるには至らないほど薄かったんだけど、

それでも哲也君は若干不用意に何発か貰ってたんだよね。

 

<2R>

寺次君は彼なりにタイミングのいい腕振りを備えてて、

全く躊躇の無い打ち込みには常にそこそこの迫力があって、

無造作に距離を詰めると哲也君も危ないところだったんだけど、

ここは哲也君、いいボディブローを打ったなあって思った直後の1分26秒、

寺次君の引っ掛け気味の左フックを貰ってしまって、

それは必ずしも直撃されて効いてしまったっていうんじゃなくて、

バランスを崩したのと足送りをミスしただけだったんだけど、

それでも倒れてしまったモンでダウンはダウンで場内大騒ぎ。

 

全くダメージのないままのリスタートだったんだけど、

試合自体としては大分面白くなってきた訳で……。

 

<3R>

挽回挽回の哲也君が飛ばしていってペースを戻していって、

さあ次のラウンドが勝負だなって思ってた残り17秒、

クリンチした二人にレフェリーがストップをコールした直後だったんだけど、

瞬間、力を抜いた寺次君に対して哲也君が左フックを渾身の打ち込みで、

途端に思いっ切り効いてしまった寺次君がフラフラのまま北ロープへ逃げて、

悪意は無かったにしろ自分は当然の如く哲也君が1点減点かと思ってたら、

レフェリーは全くスルーしての続行直後の終了ゴングだったんだわ。

 

確かにストップのジェスチャーは無かったし、声も小さかったんだけど、

リングサイドで間近にいた自分にはレフェリーの声が聞こえてたんだよね。         

ってことでこのラウンドの自分のスコアは9-9だね。

 

ラウンド終盤での被弾だったもんで寺次君は明らかに回復してなくて、

勝負としてはもう終わってしまったようなもので、

あとは寺次君がどこまで踏ん張れるかの問題だけになってしまったもんで、

4Rまで見てから少し首を傾げながら離席したんだけど結局、

次の5R2分丁度で哲也君のTKO勝ちだったってね。

 

 

試合後暫くした廊下にREBOOTジムの射場さんと一緒に哲也君の弟で、

前日の全日本新人王決定戦で負けてしまった富岡達也君がいて、

彼は以前タツヤ繋がりですって宮崎辰也君と一緒の時に話したことがあって、

へへヘッて感じの笑顔を向けてくれたもんで、

あの試合に関する自分の感想を伝えたんだけど、どう思ったのかなあ……。

 

そのすぐ後に反対側の通路で今度は試合を終えたばかりの哲也君とバッタリで、

多分彼とは話したことが無かったんだけど、

達也君と同じようにヘッヘッヘッて感じだったもんで、

親近感を持ってくれてるならいいかあって感じたままを伝えて、

「長男も次男もこんな感じだともう三男坊に期待するしかないね。」 って、

最後にふざけて言ったら 「勘弁して下さいよお。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

第4試合からの3試合は元々見るつもりは無かったし、

昨日のブログアップの為に朝御飯を抜いてたもんで、ブラブラ散歩がてらね……。

 

 

やっぱり成田永生さんは2R、赤穂亮さんは1R、佐々木基樹さんも1R、

それぞれ殆どあっと言う間のKO勝ちだったってね。

 

 

 

⑦ 淵上誠さん(八王子中屋)×胡朋宏さん(横浜光)

           ………日本 M 暫定王座決定戦 10R

23勝(14KO)11敗(5KO)のランク2位、サウスポー、33歳・鹿児島県と、

16勝(16KO)4敗(4KO)ランク1位、28歳・兵庫県。

 

短いラウンドなら胡さん、長引けば淵上さんっていう予想だったんだけどね。

 

<1R>

ひたすら当てようとする胡さんと当てさせまいとする淵上さんの戦いで、

まずはフェイントからの右ボディで胡さんが有効ヒットさせて始まったんだけど、

その直後に淵上さんも強めの左右ボディショットを打ち返してたんだわ。

 

大きな有効打が無かった中、目立ってたのは渕上さんのジャブで、

いつものように適度に力が抜けて上々のテンタクルス・ボクシングだったんだわ。

 

<2R>

ペースを取り戻そうって感じで胡さんが初っ端からガンガン飛ばしていって、

まるで猛牛のようないきり立ち方だったんだけど、

淵上さんも遅れを取ることなく、お互いいきなりの乱打戦に突入したんだわ。

 

二人共、そんなんで最後まで持つのかって程の飛ばし方のフルスロットルで、

一緒に見てた10countジムの村越女子もキャアキャア言ってたんだわ。

 

残り1分を切ってもお互い、留まることの無い手数手数だったんだけど、

残り17秒、胡さんの右ショートアッパーがヒットして淵上さんがダウン。

 

この場面で巧かったのはクリンチ際での胡さんのシツコサだったんだけど、

そこに至るまではほぼ淵上さん優位に推移してて、

改めてハードパンチャーの怖さを知らされる思いだったんだよね。

 

それにしても終了ゴング後に其々のコーナー戻る二人、相当消耗してたなあ……。

 

<3R>

淵上さんのボディブローと胡さんの顔面攻撃の構図になってきて、

いずれにしても最終ラウンドまでは行きそうにない様相だったんだけど、

最初の1分20秒までは淵上さんのボディラッシュが圧倒してたんだけど、

直後の胡さんの左フックが淵上さんを一段落させたんだわ。

 

残り1分からはこっちの息まで上がってしまいそうなほどヘバルヘバルの二人で、

そうなると繋ぎのチョン打ちの出来ない胡さんの方が辛い訳で、

ここまでで自分のスコアは丁度イーブンだったんだよね。

 

<4R>

お互いに長い時間を飛ばし切れなくなってきたもんで、

そうなると少しでもリズム良く動けた方が勝ちそうな感じがしたんだけど、

このラウンドは交互に被弾を繰り返しての混沌混沌で、

お互い残り30秒からはそれこそ壮絶系の殴り合いになったんだけど、

辛うじて打ち勝ったように見えた淵上さんにしてもヘトヘトだったもんなあ。

 

<5R>

消耗戦というより自分の消耗度を相手に悟られないようにする戦いのようで、

お互いに示し合わせたかのように其々の一段落後に攻め返すのを繰り返してて、

さあ一体どうなるってところだったんだけど、

残り1分04秒からの胡さんの踏ん張りヒットヒットが目立ってて、

残り32秒からの再飛ばしでの右ヒットも印象的だったんだわ。

 

ってことで自分の中間スコアは47-47だったんだけど、

発表されたモノは48-46×2、47-48ってことで胡さんの2-1勝ちだったね。

 

<6R>

見てる方も気が気じゃなくなった一戦はここからが後半戦ってことで、

こうなると若干淵上さん優位かなあって見てたんだけど

プレスプレスも相変わらず淵上さんの方ではあったんだけど、

このラウンドは胡さんがガードを高めにセットして足を使い始めてのいい感じで、

残り35秒からは淵上さんに巻き返されてはいたけど、

ラウンド中盤までの手数で充分なポイントゲットだったんだわ。

 

<7R>

お互いにキチンと腕を振り切れずキチンと当て切れなくなって、

こうなると小ヒットの積み重ねが勝負を決めそうな感じもしてきたんだけど、

詰め詰めから手を止めなかったのは淵上さんの方で、

足が止まると胡さんは途端に被弾数を増やしてたし、

ラウンド半分を過ぎるとメッキリ動きも落ち始めたんだわ。

 

<8R>

前の回は敢えて休んだのかって思われるほどまずは胡さんの飛ばし飛ばしで、

流石の盛り返しで開始30秒過ぎまでヒットヒットヒットだったんだわ。

 

それもかなり力を込めたショットだったもんでここに来ての効き目は抜群で、

淵上さんの消耗が一気に進んでいったんだけど、

それでも少し我慢すれば胡さんも多分最後までは飛ばし切れないから、

一段落するまで凌げればってこの時はそういう感じもあったんだよね。

 

ところがところがこのラウンドの胡さんはここが勝負どころって判断してたか、

そのままの勢いで手数を落とすことなくの一気攻めだった開始48秒、

多分左フックだったと思うけど、疲労困憊の淵上さんに強烈打ち込みで、

堪らず淵上さんがゴロンって仰向けにダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートした淵上さんが残り2分近くを凌ぎ切るか、

胡さんが攻め切って決着付けるかの両天秤だったんだけど、

この先は考えないって感じの胡さんの一気追撃はそれこそ鬼気迫ってて、

淵上さんが凌ぎ切れそうな感じを少しばかり見せ始めた残り1分17秒、

これを貰って立ってるのはとっても無理そうな感じの究極の右フックだったなあ、

それをまともに貰ってしまった淵上さんは瞬間に崩れ落ちてしまって、

レフェリーはその有様にカウントすることなくの即のストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで1分44秒、胡さんの実に壮絶で迫力に満ちたTKO勝ちだったんだけど、

淵上さんがこの回の最初のダウンを喰らったところから計算したら、

実に約1分間も耐えて凌いでたってことで、ちょっと感動的でさえあったんだよね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 胡朋宏さん

② 淵上誠さん

③ 白鳥大珠君

 

 

 

これで今年の後楽園ホールボクシングが終了した訳で、

あとは年末にかけての世界戦だらけをどうするかってことなんだけど、

京都の小國以載さんは諦めざるを得なくて自分は大田区総合体育館で、

次は30日の有明コロシアムをどうするかで迷ってて……。

 

河野公平さんと井上尚弥さんの試合の他、八重樫東さんとか、

原隆二さん×山本浩也さん、井上浩樹君×宇佐美太志さんの試合は是非、

見たかったんだけど松本亮さん、清水聡さん、村田諒太さんの相手が手緩くて、

もし早めの決着が続くとテレビ都合の休憩タイムが半端じゃなくなって、

予想されるダレルダレルの連続はとっても我慢できそうにないもんで、

自分はやっぱり止めってことで……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

23日から始めた3連単勝負なんだけど、

データ収集の意味も含めて少し多めのレースを選択して、

23日と24日の二日間で合計10レースに参加したんだけど、

24日の阪神11Rでいきなりのゲットで80,280円也。

ちなみに買い目は ②⑥→②③⑤⑥→⑥⑧⑮⑯ だったんだけどね。

 

ってことで今日も少し多めのレースを選択したんだけど、

有馬記念は ⑥⑪→②⑥⑩⑪→①⑧⑪⑭ の20点買いで勝負ですわ。

 

2016年12月24日 (土)

後楽園ホール・12月23日

 

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「一番可愛いのは前足の曲がり具合だと思ってるんだわ。」

 

 

 

“宇宙兄弟” はストーリーがしっかりしてる好きなアニメで、

登場人物たちのキャラ設定にも好感持ってるし、

ロケットは勿論のこと、戦闘機や車から始まって、家や街並み、

人の着てる服に至るまでとっても細かい観察眼で描かれてるんだよね。

 

ただ、全話を通して思わず首を傾げてしまったシーンが1ヶ所だけあって、

それはNASAでの訓練が一段落したところでのパーティーの際、

仲間のバンドに混じって日々人がギターを弾いていた場面で、

流れてたのは “フォギー・マウンテン・ブレイクダウン” だったんだけど、

その曲はギターじゃなくてバンジョーが主旋律を担当してる曲なんだよね。

 

他にフィドルが混じってたのは正しいんだけどバンジョーは全く見当たらず、

作者は必ずしも音楽には詳しくないみたいなんだけど、

アシスタントも気が付かなかったのかってことで……。

そのギターにしても他の描写と比較すると雑というか、

ボディとネックのバランスが変だったし、ボディの形状も正確さを欠いてたんだよね。

 

 

ホール前で鴻巣茂野ジムの会長と松村さん、泉さんの3人とバッタリで、

この間の大塚隆太さんの試合に関する自分なりの感想を聞いて貰った後、

ホールに入って帝拳の長野さんとこの日出場の3人のボクサーの話をして、

M・Tジムの石川元希さんに中谷潤人君の相手の矢吹正道君の印象を聞いて、

通りすがった星野晃規さんにランクインオメデトを伝えて始まり始り……。

 

昨日は2016年度の全日本新人王決定戦で、

全12試合の1試合も欠けることなくでまずは良かったヨカッタってことで……。

 

 

 

① 富岡達也君(REBOOT)×冨田大樹君(堺東ミツキ)

                            ………Mm 5R

5勝(2KO)1敗の19歳・埼玉県と、7勝(1KO)0敗の19歳・大阪府。

 

<1R>

最初の攻めは富岡君から始まってその後も中々の動きを見せてたんだけど、

開始41秒、富岡君が南ロープに下がりながら一瞬の間が出来たその刹那、

それも丁度両足が揃い気味になった瞬間でもあったんだけど、

冨田君の右ストレートがとっても素直に伸びてきて一発直撃して、

意表を突かれてしまった様な形で富岡君が思わず尻餅ダウンしてしまったんだわ。

 

大きなダメージを負うことなく再開できた富岡君は一から出直しボクシングで、

終盤に懸けては結構当て返してたんだけど、

それにしても冨田君の左右ショットは思ってたより鋭かったんだよね。

 

<2R>

富岡君のプレスの方が勝ってきた中、お互い厳しい打ち合いに突入したんだけど、

富岡君がいい感じを掴み始めたんだわ。

この後も冨田君が敢えての打ち合いに挑んで来れば、

富岡君にもまだまチャンスがあったんだけどね。

 

<3R>

セコンドのアドバイスからか明らかに冨田君が少し距離を取ろうとし始めて、

ジャブは真剣に打ってたんだけど無理に右を打とうとはしてなくて、

これが本来の冨田君のボクシングって感じが増すにつれ仕方なく、

富岡君はもうひと踏み込みが必要になって余分な動作を増やしていったんだわ。

 

<4R>

開始1分23秒、冨田君のまたもやの右ストレートで富岡君が2回目のダウン。

 

5回戦の中で4ポイントのロスは富岡君にとって致命的な訳で、

その上今度のダウンは簡単にダメージを払拭し切れないほど効いてしまって、

それを見て取った冨田君はここぞここぞの手際のいい一気猛攻で、

まだ時間も充分残ってるもいるし、富岡君はとっても凌ぎ切れそうになかったなあ。

 

残り52秒、それまで結構踏ん張ってたんだけど富岡君、

冨田君の返しの左フックを場内にその音が響き渡る程強烈に貰ってしまって、

大きくグラついてしまった直後、追い打ちの左右でのけ反らされたところで、

陣営からタオルが投入されてのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分12秒、冨田君のTKO勝ちで、

自分の中ではいきなりの番狂わせだったんだけど、

一旦相手のペースに巻き込まれそうになったところから、

再度自分ボクシングを回帰させたのは大したモンだと思ったなあ。

 

一方の富岡君は一瞬の集中力を欠いてしまったとしか言えないんだけど、

それでもそこのところを的確に狙えた冨田君が素晴らしかってってことで……。

 

 

 

② 郡司勇也君(帝拳)×戸谷彰宏君(蟹江)……LF 4R

2勝0敗1分の20歳・茨城県と、5勝(1KO)2敗(1KO)の21歳・愛知県。

 

<1R>

お互い殆ど互角の立ち上がりで、その後の接近戦では戸谷君優勢だったんだけど、

郡司君が終盤にかけて右フックで戸谷君の右目上をヒットカットさせてたんだわ。

 

<2R>

勢いに溢れた接近戦を仕掛けていった戸谷君が終始手数勝ち。

郡司君は相手にペースを取られて攻めあぐみが著しかったなあ。

 

<3R>

戸谷君はスペースが狭くて打ち難い場面でも頑張り手数が目立ってて、

本来は馬力勝ちしそうな郡司君が為す術ないって感じだったなあ。

 

<4R>

ダウンゲットしないと負けそうな郡司君がいい感じの右ストレートを当てたんだけど、

直後に戸谷君に倍の手数で返されて、威力はそれ程ないんだけど手数は手数で、

印象的な有効打が無いケースだとそれが有力な判断材料にはなる訳で、

郡司君は残り1分からもアピールし切れないまま終了ゴング。

 

 

ってことで、自分は39-37だったんだけど結局、39-37×3ってことで、

戸谷君のほぼ余裕の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 中谷潤人君(M・T)×矢吹正道君(薬師寺)……F 4R

8勝(7KO)0敗のサウスポー、18歳・三重県と、

3勝(3KO)0敗の24歳・三重県。

 

東西のMVPは共に三重県の出身なんだよね。

この日一番の組み合わせだと思ってたんだけど、実は大したこと無かったんだわ。

 

<1R>

もっと色々散らせた上での方がいいと思ったんだけど矢吹君、

最初っからひたすら右ストレートのカウンター一本狙いで片寄り過ぎだったんだけど、

それでも一旦打ち出した時のパワーとスピードは流石で、

中谷君が余りに男気丸出しに正面から行くと打ち負けしそうだったんだわ。

 

<2R>

最初に振り回し過ぎたのか矢吹君、外しまくってるうちに腕振りが鈍ってきたし、

早くもバテてきたのか大雑把さが目立ってきて、

まるで野球のピッチャーみたいな右フックまで打ち出してて、

中谷君に余裕で交わされてたなあ。

 

中谷君が何もしないうちに矢吹君が勝手にバテてスタミナ面の課題が丸見えで、

ごくごく自然に流れは中谷君に移っていってしまったんだわ。

 

<3R>

相変わらず矢吹君のショットは全てがデカ過ぎてたんだけど、

一方の中谷君の方も手を余してしまうようなショットが多くての今一で、

辛うじてショート連打で優位は保ってはいたんだけど何だか腰が浮き気味で、

上体はまだ良く動けてた矢吹君を正確に捉えるまでには至らなかったんだわ。

 

それにしても矢吹君、体調を崩してたのかって思われるほどの見かけ倒しで、

徐々に気の毒な感じがするほどだったんだよね。

 

<4R>

矢吹君はまだ3勝しかしてないからこの試合は4回戦だったんだけど、

その4ラウンドをフルに戦い切るまでの体力はまだ備わってないような情けなさで、

弱々しくすぐ頭を下げるようになって息が上がってのハァーハァーで、

とても最後まで持ちそうになくて、途中からは鼻血だったし、

1分20秒からはもうヘロヘロの極致で時間の問題になってたんだよね。

 

って場面だったんだけど中谷君の方も実に手際が悪くて、

あそこまで追い詰めながらキッチリしたショートブローを打ち切れなくて、

KO決着し切れないままのスッキリしない判定劇だったんだわ。

 

 

スコアが発表される前に矢吹君陣営から 「次頑張れよー!」 って声が飛んでて、

とっても勝ち目がないことを全員が納得してたみたいだったんだわ。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、39-37×2、39-38って事で、

勿論中谷君の3-0勝ちだったんだけど、

この日のレフェリーやジャッジには普段見慣れない地方役員が混じってて、

そのうちの一人がこの後の判定でも明らかに西軍よりのスコアをつけまくってて、

あっちの方では未だに地元判定っていう言葉が生きてるみたいで、

ボクサーに対するファイトマネーの支払いが出鱈目な地域ほど、

地元判定が多いって聞かされてるんだけど、そうなのかなあ……。

 

 

 

すぐ隣の関西系のオッサンが連れの女性にやたらの解説といちいちの独り言で、

見当ハズレのウンチクが山ほどのウザウザだったもんで当然席移動かって、

そう思ったんだけど混雑してて思うに任せず、仕方なく iPod ガンガンにしたんだわ。

 

 

 

試合後大分経ってからすれ違いそうになった中谷潤人君と一瞬目が合って、

自分のことを知らないボクサーなら一旦視線が絡んでもすぐ離れるんだけど、

中谷君はこっちを向いたまま目元に笑みを浮かべて5㎜ばかり頷いたんだよね。

 

今まで話したことは無かったんだけど中谷君は自分のことを知ってくれてて、

自分に悪意を持ってるような感じではなかったもんで、

自分が彼の試合で感じたことを聞いて貰ったんだよね。

 

 

 

④ 福永亮次君(宮田)×藤本耕太君(江見)……SF 5R

7勝(7KO)2敗(1KO)のサウスポー、30歳・大阪府と、

6勝(2KO)0敗の18歳・岡山県。

 

12歳差もあるもんで青コーナー周辺から、「そんなオッサン、ブッ倒してまえ!」

って声が飛んでたんだけど、自分は圧倒福永君押しだったんだよね。

 

<1R>

福永君がまず強いプレスをかけて連打も効かせて順調な立ち上がり。

 

藤本君はKO率も低いのにやたら大きく決め打ちしてくるボクサーで、

細かく丁寧な組み立てをするタイプではないもんで何となく大丈夫な感じだったね。

 

<2R>

藤本君はブツブツ切れのボクシングを続けてて、

フェイントを駆使してパンチの緩急も抜群の福永君にレベル差を見せ付けられて、

残り1分10秒からはそれでも意を決して攻め込んでたんだけど、

却って福永君に左ショートアッパーを2発打ち込まれてしまってて、

攻撃の幅の狭さを露呈してしまってたんだわ。

 

<3R>

タイミングを見計らってのイッセノセだけの藤本君に対して福永君、

残り1分11秒に相手の踏み込みざまに綺麗に左ストレートを合わせてダウンゲット。

 

北ロープ前で再開されたんだけど倒し慣れてるせいか福永君、

相手のダメージを見計らいながらここでは無理な追撃は控えてたね。

 

<4R>

基本的に不器用な藤本君だったんだけどそれでもまだまだちゃんと動けてて、

狙い過ぎてた感じの福永君を手数で上回ってたんだけど、

それでも当て勘的に今一だったもんでヒット数ではやっぱり福永君だったなあ。

 

<5R>

気持ちでは全く負けてない藤本君が最後の奮闘のスタートだったんだけど、

1分を過ぎる頃にはメッキリになってしまって、

そこから相手の一段落を見切った福永君の飛ばし返しが始まって、

左、右、左を連続ヒットさせて藤本君を揺るがせた直後更にの一気攻めで、

途端に止め時が到来してしまって、藤本君の顎が2~3回跳ね上がったところで、

1分52秒、レフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

この試合で福永君は技能賞を受賞したんだわ。

 

 

 

⑤ 新島聖人君(帝拳)×城後響君(井岡)……B 5R

5勝(4KO)1敗の20歳・沖縄県と、4勝(3KO)0敗の23歳・大阪府。

 

<1R>

新島君がプレスを掛ける中、城後君はワンツーもそれほど鋭くなくて、

連打の際のスピードも感じられず、

新島君としては不用意な一発さえ貰わなければ大丈夫そうだったんだわ。

 

<2R>

大きく仕掛けてくる城後君に対して新島君も若干ムキになり過ぎだったんだけど、

残り56秒、右ショートの差し合いというか差し違いのようなパンチが交差して、

リング中央で城後君がフラッシュ系のダウン。

 

それほどのダメージを残すことなくリスタートした城後君がいきなりの反撃で、

今度は新島君が右を直撃されて大きく追い込まれる展開が訪れたんだけど、

踏ん張った新島君が残り7秒のところで再度右を鋭く当て返したところでゴング。

 

<3R>

お互いに前の回でそこそこ強く打たれ込んだもんで、

その回復が気になるところだったんだけど、二人共まずまず大丈夫のようで、

優劣付け難い流れが続いたんだけど残り37秒からのラッシュは新島君で、

残り12秒には城後君が巻き返しのショットショットだったんだわ。

 

<4R>

前のラウンドまでで新島君の4ポイントリードでの最終ラウンドだったんだけど、

顔面の傷みは却ってその新島君の方が進んでて、

まだまだ危険は孕んでてどちらが踏ん張り切れるかってところだったんだけど、

見た目には城後君も充分気持ちを立て直してたんだわ。

 

このまま判定かなあって思われた中盤に差し掛かった1分14秒の青ポスト前、

ガスッと詰め寄ったところから新島君が左ボディから強烈な左右フックに繋げて、

ここでの一瞬の一気攻めはホント素晴らしくて、この試合2回目のダウンゲット。

 

気丈にリスタートした城後君だったんだけどダメージは如何にも拭い難くて、

全く反撃ならないまま3~4発続けざまに打ち込まれたところでストップエンド。

 

 

城後君の頑張りも目立ってはいたんだけど終わってみれば新島君、

一つのポイントも取られることなく2分05秒の見事なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑥ 松本竜也君(角海老)×岡本文太君(井岡)……SB 5R

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・福島県と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・岡山県。

 

勝負を急がなければ松本君にも十分な勝機はあるって思ってたんだけどね。

 

<1R>

岡本君はパワフルではあるんだけど全体に仕掛けが大雑把で、

まずは松本君が慎重なスタートを切っていいプレスも掛けてたんだわ。

 

下がり下がりする場面が多かった岡本君はそこからのカウンター狙いと、

イッセノセ系の2本立ての攻撃に絞ってたんだけど、

松本君の方も相手のカウンター狙いが余りにもハッキリしてるもんで、

中々踏ん切り良く攻め切れないって感じだったんだけど、

それでも自分的には1Rは相手にポイントを渡してもいいって思ってたんだよね。

 

<2R>

岡本君の極めて雑なボクシングはそのままだったんだけど、

松本君の方も行くに行けないボクシングのままで、

勝負を急がな過ぎるにもほどがあるって感じで、

お互い変にフリーズしてしまった試合は全く面白味に欠けたままで一旦休憩タイム。

 

 

4Rの終盤に戻ったんだけど、城後君は相変わらずで、

松本君の方が細かく正確に当ててるって感じで、

最終回は流石に岡本君も手数アップしてたんだけど、

それでもどっちもどっちって感じが拭えなくて、

松本君の踏ん切りの悪さの方が印象に残ってしまったんだわ。

 

 

発表されたスコアを聞いてたら49-46、48-47、47-48ってことで、

岡本君の2-1勝ちだってさ。

 

 

 

⑦ 木村吉光君(白井具志堅)×澤井剛志君(Gツダ)

                            ………Fe 4R

6勝(3KO)0敗の20歳・香川県と、

2勝(2KO)1敗1分のサウスポー、22歳・奈良県。

 

木村君が立て直してれば殆ど何の問題も無いんじゃないかって思ってたんだわ。

 

<1R>

仕掛けが早かったのはやっぱり木村君の方で、

澤井君もきめ細かいジャブで対応してたんだけど、

中盤の木村君の強烈なボディブローが目立ってて、

澤井君は馬力的にもテクニック的にもそれほどのことは無かったなあ。

 

<2R>

木村君は前回の試合と比べると随分チャンとしてて安心して見てられて、

澤井君の打ち出しは自信が込められてるようには見えなかったんだわ。

 

ところがところが流れは完全に木村君だなあって見てた1分30秒、

青コーナー近くの南ロープ際で変に木村君の両足が揃ってしまった丁度その時、

ワンツーの後一瞬の間を置いて放った澤井君の左ストレートが綺麗にヒットして、

場内も自分も驚愕のまま木村君がダウンしてしまったんだわ。

 

立ち上がった木村君はそれほどのダメージを負ってないみたいで、

自分らは胸を撫下しながらのリスタートで、

澤井君が追撃ままならない中、却って木村君が大きく反撃していって、

最後は澤井君の左目上を内出血させてたんだよね。

 

<3R>

1ポイントビハインドの木村君が挽回目指して飛ばす飛ばすで、

自らの不甲斐なさに腹を立てながらやってたみたいで、

またもやの強烈左ボディを喰い込ませた後の1分過ぎからは左フックをきっかけに

それこそ鬼ラッシュの留まらない手数で全く澤井君を寄せ付けなかったんだわ。

 

<4R>

澤井君が2勝しかしてないもんでこの試合も4回戦だったんだけど、

その中でのダウン分の2ポイントを取り返すのは半端じゃなく難しくて、

自分の中ではイーブンで迎えたこのラウンドをどうするかで、

勝負が決まるところだったんだけど、気持ちの上では木村君の方が上回ってて、

澤井君の手遅れ気味が目立ってたんだわ。

 

木村君は開始45秒に右左のアッパーをヒットさせて先行したんだけど、

澤井君の方も1分過ぎから踏ん張り直しての手数アップだったね。

 

ラウンド半分過ぎからは最後の気持ち競争の様相を呈してきたんだけど、

見栄えのいいヒットを含めて総ヒット数でも木村君が上回ってたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

38-37×2、38-38ってことで木村君の2-0勝ちだったね。

 

 

ここでも安易なイーブンラウンドを作って38-38ってしたのは例の関西ジャッジで、

関東のジャッジが地元に傾き過ぎないようにって調整でもしてるつもりなのか、

とにかくこの人が混じる判定は何か変な臭いがするんだよね。

 

 

それにしても毎年書いてるような気がしてるんだけどとにかく、

立て続けに出てきた大阪系ジムのスタッフ達のマナーは揃いも揃って最低で、

自らのストレス解消の為か終始騒ぎまくって動きまくって、

すぐ立って観客の視界を邪魔するし、リングマットにはのしかかるし、

インターバルでも毎度催促されないとリングアウトしないしね……。

 

 

 

⑧ 粟田祐之君(KG大和)×上田隆司君(奈良)……SFe 5R

7勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

7勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・大阪府。

 

<1R>

同じような感じのサウスポー対決だったんだけど、

積極ジャブで体をこなした上田君の動きが良くて、

1分15秒のワンツースリーフォーでまずは先行したね。

 

この日の粟田君はいつもより動きが硬くて手数も少なくて固まってる感じで、

1分18秒と1分50秒にお互いのそこそこのハードヒットを交換したんだけど、

上田君の当たりの方が強い印象だったなあ。

 

残り58秒、その上田君がショートのワンツーを直撃させて粟田君からダウンゲット。

 

<2R~3R>

一つ前の試合の木村君のような序盤での大きなハンデを負った粟田君が、

残り4ラウンド分の中でどう立て直すかってところだったんだけど、

開始20秒に左ストレートを綺麗に当て込んで上田君の顔面を赤くしてたんだけど、

お互いにもう少し積極的な攻め込みというか少なくとももっと手数が要るところで、

上田君は近寄ったところで無暗な左右フックだけだったし、

粟田君の方ももう少しパンチを散らしたり捨てパンチを使ったりするべきで、

狙い過ぎの手数不足は徐々に試合を退屈系に導いてしまって一旦離席。

 

 

その後モニターで見てたら5Rに粟田君の攻撃を受けた上田君が、

ナントあれよあれよのリングアウトダウンをしてしまったんだわ。

 

ポイント計算的にややこしくなってきたんだけど、

とにかく上田君としては20秒以内にリングに戻る必要があったんだけど、

そんなプロレスのような状況に場内は釘づけだったんだけど何とか何とか……。

 

 

ややこしくなったポイント計算は最終的には47-46×2、47-47ってことで、

どっちかなあって思ったら粟田さんの劇的な逆転勝ちだったんだわ。

 

粟田さんは衝撃的なリングアウトダウンを演出したってことで

試合後の表彰で敢闘賞をゲットしてたね。

 

 

 

⑨ 石井龍輝君(船橋D)×小田翔夢君(琉球)……L 5R

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・千葉県と、

4勝(4KO)0敗の18歳・沖縄県。

 

<1R>

この試合は小田君がほぼ簡単に圧倒してしまうと思ってたんだけど、

石井君がそこそこのパフォーマンスで全く気後れすることなくの善戦善戦で、

そりゃ確かに小田君の反応系や当て勘は抜群だったんだけど、

石井君の振り出す鋭い左右もしっかりタイミングが合ってたし、

プレスは小田君ではあったんだけど、石井君のジャブが実に極上で、

リーチを利した中間も接近戦もほぼ互角以上に戦えてたんだわ。

 

<2R>

ほぼ互角のまま僅差で石井君で、自分の中では石井君が2ポイントリード。

 

<3R>

このラウンドでの石井君の不手際が結果的には試合を壊してしまって、

それは彼の人の良さに由来したものだったと思うんだけど、

リング上のボクサーとしては実に残念というか幼な過ぎだったんだわ。

 

ラウンド半分に差し掛かったところで激しいショート戦が始まって、

ここで正確に当て込んでたのは石井君の方で、

左フックで小田君のマウスピースを吹っ飛ばしてしまったんだわ。

 

その途端、何を思ったか石井君が突然攻撃の手を止めてしまって、

そのまま北西ポストまでトロトロ歩きを始めてしまっての場内騒然で、

一体何が起こったのかって事で……。

 

この時石井君は相手のマウスピースをはめ直す為の一時休憩だって、

自分で勝手に決め込んでしまったんだわ。

 

レフェリーがストップするまでボクサーは全力を傾注するべきところ、

石井君は自分勝手な思い込み中断をしてしまって、場内ザワザワする中、

1分26秒、振り向いた途端に小田君が渾身の打ちこみで、

備えが出来てない時の被弾はそれは大いに効いてしまう訳で石井君がダウン。

 

 

結局この試合は次の4R0分38秒、小田君のTKO勝ちに終わったんだけど、

試合は既に3Rのこの瞬間に決まってしまってたんだよね。

 

こういう勝ち方も、こういう負け方もとにかく後味が苦過ぎだったなあ……。

 

 

 

⑩ 大野俊人君(石川)×吉開右京君(島袋)……SL 5R

5勝(5KO)0敗の20歳・東京都と、4勝(3KO)0敗の19歳・沖縄県。

 

この日一番の激闘になるって予想は当たったんだけどね……。

 

<1R>

正直、吉開君は事前に見た時より遥かに巧くて強くて、

鋭いワンツーは大野君のスピードを大いに上回ってて、

開始僅か20秒で大野君の古傷の左目上を大きくヒットカットさせたんだわ。

 

吉開君の動きはフレーム的に一回りデカイ大野君を鈍重に見せてしまうほどで、

体の動きもパンチスピードも圧倒してたんだけど、

それより何よりもカッチリしたボクシングには全く揺るぎがなかったし、

ショート戦も恐れることなくアッパーを混ぜ込んで攻める攻めるで、

既に大野君の左顔面は鮮血に染まり始めて、

このラウンドは10:8.5ほどもの大差がいきなり付いてしまったんだわ。

 

<2R>

吉開君は正統的なキッチリワンツーの中にいきなりの右特大フックも混ぜ込んで、

その攻撃の幅広さには目を奪われるばかりで、

この回も1分06秒でも左フックをきっかくにしての一気一気で、

早くも大野君が危なそうな場面が到来してしまったんだわ。

 

それでも大野君も追い込まれるままで終わらなかったところは流石で、

出血が酷くなる中懸命の奮闘で残り27秒、決死の返しの左フックを当て込んで、

一瞬吉開君を揺らがせて可能性を残したんだわ。

 

<3R>

開始55秒の青コーナー前で大きく被弾して更に出血量を増した大野君、

その踏ん張りに対して周囲の関係者達が賞賛の声を上げてはいたんだけど、

それでも吉開君の揺るぎない攻撃は圧倒的で、

徐々に時間の問題化してしまった残り41秒の東ロープ前、

吉開君は大野君の手数が落ちたところを見逃さなくて、

ワンツーからの一間置いた左フックをこれ以上ない程ショッキングに直撃させて、

まともに貰ってしまった大野君は体を捻じれさせながら倒れ込んでしまったんだわ。

 

その倒れ方の激しさにレフェリーも当然の即のストップエンドで、

2分21秒、吉開君の手際のいい刺激的なTKO勝ちでMVPをゲット。

 

 

 

⑪ 豊嶋亮太君(帝拳)×西原成紀君(仲里)・・・・・W 4R

5勝(4KO)1敗1分の20歳・福岡県と、2勝1敗1分の22歳・沖縄県。

 

<1R>

いきなり激しいい接近戦から始まったんだけど、

気合いを入れてるのは解るんだけど西原君、

そういう展開は明らかに豊嶋君の大好物なんだけどなあ。

 

その西原君もそこそこ当ててはいたんだけど、

ハードヒットってことになるとやっぱり豊嶋君が圧倒的だったんだわ。

 

<2R>

手数負けはしてなかったんだけど西原君、馬力負けは如何にも辛そうで……。

 

お互い、全てがフルショットだったもんで、常に危険を孕みつつで、

巧いヘタ、強い弱いを超えた偶然が支配しそうな雰囲気が漂ってたんだわ。

 

<3R>

奮闘激闘のショート戦が延々で気持ちの切れた方が負けそうだったんだけど、

1分20秒からの豊嶋君のヒットヒットヒットが形勢を明確にしていって、

西原君が徐々にメッキリしてしまって、ここは一気に豊嶋君かと思ったら、

若干打ち疲れた感じの豊嶋君も一休みって感じだったんだわ。

 

<4R>

前の回に一段落感が強かった西原君はここでダウンゲットしないと負けそうで、

そのパフォーマンスが気になったんだけど何となく行き切れないままだったし、

腕振りに殺気が失せてきてしまったまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は40-36だったんだけど結局、

40-36×2、39-37ってことで見たまんまの豊嶋君の圧倒3-0勝ちだったね。

 

 

 

⑫ あぐ~マサル君(鉄拳8)×浅原亮弘君(駿河男児)

                          ………M 5R

5勝(2KO)1敗(1KO)1分の36歳・神奈川県と、

5勝(1KO)3敗2分のサウスポー、18歳・静岡県。

 

この試合は若干遠目から見てたんだけど、それでも浅原君の腹はタプタプ緩んでて、

ホントは2階級ほど落とせそうなのに減量が嫌なのか、

階級を落とすと勝てそうにないって判断なのか……。

 

その浅原君はもう少し細かい攻めが出来そうに思ってたんだけど、

とにかく大きく力強くって感じが強かったなあ。

 

彼のフック系の殆どがオープン気味に見えてた中、

あぐ~君はより細かく正確なショットに心掛けててまずは余裕のポイントゲット。

 

もっとやれそうな感じだった浅原君はそのまま巧くないボクシングのままで、

あぐ~君は全くポイントを奪われそうになくて最後まで自信に満ちてて結局、

50-45、49-46、49-47ってことで殆ど圧倒の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合後のあぐ~君はリングに二人の子供を上げてたんだけど、

負けてたらこの日が最後の試合だった訳で、

これで来年はランカーとしてまだ試合が出来るってことでハッピーだったんだけど、

リングに上げられた子供達はひたすら泣きわめいてたっけなあ……。

 

 

 

自分が選んだベスト3は以下の通りだったんだけど、

勝ち方の劇的さもあるんだけど、相手との力量差も大事だって思ってるから、

協会が選んだボクサーとは大分違うんだわさ。

 

東西の勝敗に関しては東軍の9勝3敗って予想してたのが7勝5敗ってことで、

結果予想を違えたのは4試合だったね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 吉開右京君

② 木村吉光君

③ 冨田大樹君

 

 

 

昨日は2時から始まって7時に終わったんだけどそれでも5時間で、

ドームコンサートが7時半頃に終わるって事でそそくさと帰ったんだわ。

 

今日は今日で後楽園ホールでの今年最後の試合なんだけど、

それもその後に協会の忘年会をやるってことで11時から試合開始ってことで、

もう大慌ての記事アップだったんだわさ。

 

2016年12月22日 (木)

日記 (12/22)

 

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“狂い咲き!?”

 

どうやっても逆さまになってしまうんだけど……。

同じサクラ系の木が4~5本植わってた中で

この1本だけが沢山の花を咲かせてたんだわ。

 

 

 

明日の新人王決定戦までに3日間あるもんで、

映画を見て読書して、競馬についても考えてみたんだけど、まずは映画から……。

 

 

“トランスフォーマーズ・ロストエイジ”

車がロボットに変身する例のシリーズの最新版で、

全体により大仕掛けになって迫力が増してたんだけど、

一方ではどれだけの一般市民が巻き込まれて死んでしまったかってことで、

ちょっとばかり後味が悪かったんだよね。

 

 

 

“スカイラインー征服ー”

宇宙からの征服者としてエイリアンが地球に攻め込んできて人間を狩って、

その脳だけを別の生物に移植して怪物を作り上げようとするんだけど、

エイリアンの最終的な目的が見えて来なかったんだわ。

 

主人公も最後に狩られてしまうんだけど以前の記憶が残ったままで、

恋人のことも認識出来るんだけど、さてこれからどうなるってところでエンドで、

見てる者にその後を色々考えさせようとする魂胆が見え見えだったんだけど、

自分は考えなかったなあ。

 

 

 

“セッション”

ジャズを教える音楽院の実に厳しい教授と彼の生徒達との関わり合いの話で、

知ってる俳優は一人も居なかったんだけど面白かったなあ。

 

若いジャズドラマーが主人公なんだけど、他の二人と競わせる場面が迫真だったし、

ラストでの “キャラバン” の演奏は実に圧巻だったんだわ。

 

自分はビッグバンドジャズは得意ではないんだけど、音楽映画は好きなんだわ。

 

 

 

やっぱり山岡荘八は自分にとって最高の作家というか思想家、哲学者であって、

一つ一つの言葉の使い方やセンテンスの一つ一つに心を奪われてしまって、

同じモノを何回読んでもすんなり読み進むことが出来ないんだけど、

そのトロトロした時間こそが自分にとって幸福なんだよね。

 

 

 

沖縄ではオスプレイの墜落事故以来、

米軍基地の全廃を求める声が止むことがないんだけど、

アメリカにしてみれば太平洋戦争で占領した地域を日本に返還したことが、

そもそもの間違いだったって思い始めてないのかなあ。

 

もし住民たちの要望通りに米軍が引き上げてしまったら、

日本政府も毎年3,000億円以上の税金を沖縄県に注ぎ込まなくなるだろうし、

日本の自衛隊が米軍の代わりを務めるのはとっても無理だから、

米軍撤退の翌日から連日中国がすぐ間近にやって来るのは明白なんだけど、

沖縄の人達はそれでもいいってことなのかなあ……。

 

サンゴ礁などを含めて貴重な自然環境はなるべく保護するべきだとは思うけど、

サンゴ礁を守って国土を失う可能性を増大させるのもナンセンスというか、

ある意味本末転倒な訳でバランスを保つのが中々難しいところなんだけど、

自分らの周囲には覇権主義系の独裁国家が存在してるのも忘れてはならなくて、

個々の国民間の友好は十分有り得ても最終的な国家対国家ってことになれば、

個人の思惑なんてモノは一瞬に霧散してしまうっていうのも歴史の常識な訳で、

センチメンタルな思考は結局何の役にも立たないことを知らされるんだわ。

 

表面的な事象や事件の真相や政府高官達の発言の裏にあるホントの思惑を

探る感覚がずれてたり鈍ったりすると、国家の行く末を大きく見誤るんだよね。

 

 

 

ブレーキとアクセルを踏み間違えたり、単なる半ボケだったり、

年寄りがあっちこっちの建物に突っ込んだり、交差点を止まらなかったり、

物損のみならず人を殺傷する事件が頻発してて、仕事上必要だからとか、

他に交通手段が無いからってことが免罪符のように言われてるんだけど、

そこが人里離れた地域なら代替手段としてミニバスの運行を含めて、

行政が担うべき問題だと思うし、都会でも一刻も早くの対処が必要なんだわ。

 

同じ年齢の高齢者でも知的及び運動レベルの差は著しいから、

特定の年齢を定めて免許証の発行を一概に停止するってことはナンセンスで、

予め正常な運転に最低限必要な認識機能とか適正な運動レベルを設定して、

個々の高齢者に関してそれらを精査した上で免許証を付与するべきだと思うなあ。

 

 

 

オリンピックの開催費用が当初見込みより大幅に膨れ上がってしまったモンで、

組織委の森某が東京都と国に半分以上を負担してくれって泣き付いて、

元々は組織委の予算内で賄えるって言ってたのが大きく見当を外してて、

2兆円近くに膨れ上がってしまったってことでバカじゃないのかな。

政府がひたすらのデフレ解消政策を実施してるさなかでの当然の物価上昇で、

子供じみた連中の見通しの悪さに全く呆れてしまうんだわ。

 

 

 

“もんじゅ” が失敗の終わって廃炉処理に30年もかかるっていうのに、

またぞろ新しい高速増殖炉の開発を進めるっていうのが理解出来てなくて、

全く原子力発電に関わってる連中の意識は計り知れないんだよなあ。

 

そう言えば福島原発の廃炉処理には合計10兆円も掛かるって平気で言ってて、

それはオリンピック5回分もの経費が賄える金額で唖然としてしまうんだけど、

想定外の事象が起こった場合に対処し切れそうになくて、

その処理に莫大な費用が掛かって多くの人々に迷惑をかけるようなことは

そもそも止めるべきだと思うんだけどなあ。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

自分の人生もとっくに4コーナーを回ってるもんで、

馬券戦略もいよいよの最終段階ってことで、

3日間を残すだけになった明日からの2016年度の最後のJRA競馬、

自分なりの3連単への挑戦を始めようと思ってるんだわ。

 

御存知の通り、3連単は3連複の6倍の買い目があるんだけど、

低人気順に入賞した場合には3連複の6倍以上の配当も見込めるんだけど、

人気順に入賞した場合の配当は6倍を割ることも多いから、

例えば3連複5頭ボックス10点買いをそのまま3連単ボックスにして、

60点買いで挑むっていうのはそもそも投資額が多くなってしまう事もあるんだけど、

勝ちをゲットしても期待値を下回ることも多いから全くナンセンスな訳で、

どういうフォーメーションを組むかに懸かってくると思ってるんだわ。

 

それもマルチで展開することなくマックス20点買いに絞るって前提で、

過去5年間に参加したおよそ2,500レースの分析をして、

やっとのことで自分なりのある結論に達したんだよね。

 

狙い目とか必勝法というものは結果に合わせて作られがちで、

これでいってれば、あの時のやり方で買ってればって紆余曲折しがちなんだけど、

どういう考え方にしろ、一旦決めた手法を徹底し切るってことが、

即ち其々の必勝法ってこで……。

 

2016年12月20日 (火)

後楽園ホール・12月19日

 

Img_0966

「足が無くても若干寄り目でも可愛いことは可愛いでしょ。」

 

 

 

少し前にジャパネット・タカタの高田社長が退いた後、

男女2名で代役を務めて何とか前社長の路線を踏襲しようとしてるんだけど、

これがまあひたすらがなるだけで不自然というか何となく嘘っぽいんだよなあ……。

 

 

 

第一試合開始当初の観客席はいつもより空きが目立ってたんだけど、

セミの福原力也さんの引退試合やメインが近づくにつれ一気の埋まり方で、

色んなジムのボクサー達や業界関係者達の多くが集結してたんだわ。

 

 

 

① 小嶋夏生君(石神井S)×松本章汰(青木)……SB 4R

1勝(1KO)0敗の24歳・新潟県と、1勝0敗の22歳・茨城県。

 

<1R>

お互い、距離を詰め合ってのいきなりの乱闘系だったんだけど、開始28秒、

ショートの打ち合いの際に弾かれた松本君がオットットットって後ずさりダウン。

 

小嶋君にはそれほどのスピードは無かったんだけど、

リスタート後も手を止めなくて、松本君はディフェンスするだけの一杯一杯で、

残り1分、小嶋君にまたもやのワンツーを貰ってしまって2回目のダウン。

 

1回目より直撃度が大きくてそのまま仰向けに大きく倒れ込んでしまって、

ダメージに配慮したレフェリーが即のストップエンドだったんだわ。

ってことで、勢い勝ちだった小嶋君が2分丁度のTKO勝ち。

 

 

 

② 小泉雅也君(小熊)×渡辺和幸君(稲毛)……SFe 4R

デビュー戦の36歳・東京都と、デビュー戦の29歳・千葉県。

 

この試合は仕事で負ったケガのせいで小泉君が棄権して、

その間の事情は小熊会長から詳しく教えて貰ったんだけど、

その小泉君は来年1月1日に37歳になるってことで、

デビューし切れないままの引退になってしまったんだわ。

 

ただ、例え思い出ボクシングをするにしろ、それならそれで、

もう少し余裕を持って試合に臨むべきじゃなかったのかなあとも思ったんだけどね。

 

ってことで渡辺君が2分2Rのスパーリングをすることになって、

先日デビューしたばかりの内藤律樹さんの弟の未来君が相手をしたんだけど、

正直二人共、遠慮がちの今一の出来で中途半端な4分間だったなあ。

 

 

 

③ 大塚隆太さん(鴻巣茂野)×清瀬天太君(姫路木下)

                           ………B 8R

16勝(6KO)9敗(4KO)2分のランク10位、埼玉県と、

10勝(3KO)2敗1分のOPBF3位、20歳・兵庫県。

 

日本10位とOPBF3位とでは一体どっちが格上というか強いのかってことで、

自分は経験の差で大塚さんが押し切るんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

清瀬君はウェアやトランクスにスポンサーシールが満載だったなあ。

 

<1R>

清瀬君は仕掛けが多少デカ過ぎで全体に少し硬い感じがしたんだけど、

それでも力強くてかつカッチリ系のボクサーで、

それに大塚さんが上体の柔らかさで対応しながらジャブを綺麗に当て込んで、

右の有効打には繋げられてなかったんだけど、まずは僅差ポイントゲット。

 

<2R>

清瀬君が更にプレスを強めていったんだけど、

基本的にはKO率の低いパワー系って感じのままでスピード的にも今一で、

こりゃやっぱり大塚さんが勝ちそうだなって予感がしてたんだけど、

中盤以降大塚さんの手数が減った途端に大きく様相が一変して、

早くも清瀬君の逆襲が始まってワンツー被弾で大塚さんの左目上が赤くなって、

大塚さん、相手に攻め込みのタイミングを簡単に与え過ぎだと思ったなあ。

 

<3R>

左は相変わらずいいんだけど大塚さん、見栄えのいい右に繋ぎきれないままで、

そこのところを突いて清瀬さんが益々攻勢を強めていって積極積極。

 

大塚さんは傷めてるのかって思うほど右ショットが少なくて、

ここに来てリズムも崩してこの日の出来の悪さが明らかになってきて、

それはもうちょっと見てられないほど自分が知ってる大塚さんとは違ってて、

このラウンドが終わったら一旦離席だなって思ってた残り22秒、

清瀬君の強烈なワンツーの2発共をまともに貰ってしまって大塚さんがダウン。

 

それは清瀬君コーナーのすぐ前だったんだけど、

とっても立ち上がれそうにないのを見てレフェリーがほぼ即のストップエンドで、

2分44秒、去年の新人王戦以来の後楽園ホールで清瀬君がTKO勝ち。

 

試合後に松村マネジャーや泉トレーナーとも大塚さんについて話したんだけど、

自分を含めてみんな納得がいかない表情をしてたんだわ。

 

 

 

④ 藤原陽介さん(ドリーム)×渡部大介さん(ワタナベ)

                         ………56㎏ 8R

15勝(4KO)4敗(2KO)のランク4位、30歳・島根県と、

4勝(3KO)2敗(1KO)のランク5位、25歳・北海道。

 

渡部さんの上昇度は疑いの無いところなんだけど、

この試合に限っては経験差で藤原君さんの勝ちだって思ってたんだけどね……。

 

自分の横にEBIS K’BOXの加山会長と山川豊さんが座って始まり始まり……。

 

<1R>

やっぱりジャブのクオリティーは藤原さんの方が圧倒的だったんだけど、

開始1分に二人が大きくバッティングしてしまって、

左目上にダメージを負ってしまった藤原さんに若干の休憩タイム。

 

後で思い返してみればこの場面が殆ど全てで、

藤原さんは試合開始すぐに大きなハンデを背負ってしまったんだよね。

 

リスタート後の渡部さんは攻めのバリエーションを増やしていって、

ショートパンチの多彩さで見てる者を楽しませてくれたんだわ。

 

<2R>

キッチリ打ててたのは渡部さんで、開始26秒の赤コーナー近くの南ロープ際、

鋭い左右フックの右がクロス気味にヒットして藤原さんがダウン。

 

この辺りになると藤原さんの右目上は相当痛そうな状況になってて、

リスタート後は藤原さんも吹っ切ったように殴り合いに応じていったんだけど、

ジャブからの右ストレートや返しの左が不発のままで苦戦苦戦。

 

渡部さんは最初の踏み込みによる攻撃がままならない場合でも、

即二次踏み込みからの追撃が出来てたし、

ちょっと振り過ぎじゃないかなあって思う場面もあったんだけど、

それでもバランスを崩さないシッカリ感が備わってたんだよね。

 

<3R>

渡部さんは益々絶好調で、タイミングを遅らせてのいきなりの左フックとか、

相手のジャブに合わせて右ストレートをクロス気味に合わせ打ってみたり、

とにかく見ててスリルに富んだワクワクするような攻め込みで、

藤原さんのいいところを全て封じ込んでたんだわ。

 

<4R>

お互いに潔い(いさぎよい)打ち合いに突入していったんだけど、

藤原さんはずっと左目上を気にしてて、そこはもう明らかなタンコブになってて、

途中いい感じの右を1発当ててはいたんだけど、

渡部君のワンツーの方が圧倒的に効果的で、

残り20秒からは藤原さんの消耗が一気に目立っていったんだわ。

 

<5R>

視界は維持出来てたみたいだったんだけど、

藤原さんのタンコブは大きくなるばかりで、開始23秒にドクターチェック。

 

その後も辛そうだった中、1分28秒に再度のドクターチェック後の即ストップで、

自分は50-44だったんだけど結局、50-45、49-45×2ってことで、

勿論渡部さんの圧倒TD3-0勝ちだったんだわ。

 

 

試合直後の渡部さんは 「予想をひっくり返しましたよ。」 って満面の笑みで、

小口トレーナーも 「多少大振りのところもあったけど……。」 って言いながら、

それでもほぼ会心のパフォーマンスに嬉しそうにしてたなあ。

 

 

暫くして、二人のお子さんと奥様が一緒のところの藤原さんとも出喰わして、

お互い、ちょっと苦笑いだったんだけど、今日は若干事故絡みってことで……、

それにしても藤原さんの左目は既に見えないほどに腫れ上がってしまってて、

面白がった友人に写メ撮られてたんだけど、仕事の方は大丈夫かなあ。

 

 

 

⑤ 小浦翼さん(E&Jカシアス)×ジェフリー・ガレロ

                        ………Mm 8R

8勝(5KO)0敗のランク10位、22歳・神奈川県と、

14勝(7KO)2敗の26歳・フィリピン。

 

ガレロはWBOの地域ランカーでもあるし戦績も生半可じゃなくて、

「こういう相手を乗り越えないとね……。」 って内藤会長と話した後、

律樹さんとも並んで観戦だったんだわ。

 

<1R>

ガレロはかなり慎重なボクサーでいきなり大きく仕掛けてくるタイプではなくて、

そこを早めに見極めた小浦さんがいきなりの積極戦法で、

特にフェイントからの右や左フックが面白いように当たってたんだわ。

 

ガレロは戦績ほどのことがなくて、パンチ力も無さそうだったし、

特徴的変則的な動きで小浦さんを戸惑わせるってこともなかったんだよね。

 

<2R>

大振りをするな、ボディを攻めろ、頭を動かせ、気を抜くなって、

小浦君には陣営から沢山の要望というか指示が飛んでたんだけど、

試合運びにかなり余裕の出てきた小浦君はその其々に機敏に対応してて、

後はガレロのいきなりの右大フックに注意してれば大丈夫そうだったんだわ。

 

残り1分25秒、その右ショットをいきなり貰ってしまった小浦君だったんだけど、

一瞬ヒヤッとしたその後は立て直しての再攻勢で残り20秒、

青コーナーの近くの北ロープ際のところで左、右、左を連続ヒットさせて、

右フックを強烈に貰ってしまったガレロが1発昏倒ダウン。

 

カウントが開始されたんだけど、こりゃ続行は無理そうだってことで、

レフェリーが途中ストップしての2分44秒、小浦君の手際のいいTKO勝ち。

 

 

試合後に話した時の小浦君は試合直後と思えないほど綺麗な顔をしてたなあ。

 

 

 

⑥ 福原力也さん(ワタナベ)×アルビン・バイス……58㎏ 6R

31勝(23KO)9敗(5KO)1分の38歳・東京都と、

15勝(4KO)7敗1分の28歳・フィリピン。

 

 Img_0993

 

写真はこの日の試合直前の彼にとって、高橋トレーナーにとって、

それから自分にとってもこれが最後の福原さんのミット打ち。

 

結局、福原さんは2R2分39秒って実に絶妙な時間帯でのKO勝ちで、

すぐに引退式に移行したんだけど、

この日は大晦日に試合を控えてる内山高志さんと田口良一さん以外、

現や旧のワタナベジムボクサーの殆どが総出で福原さんの為に駆け付けて来て、

自分は渡辺会長の奥様に席を譲って、

若干遠目から大川泰弘さんと話しながらセレモニーを見てたんだけど、

彼の試合後の挨拶も渡辺会長の話も実にグッドグッドで、

DANGANから特別製のミニベルトもプレゼントされてたんだわ。

 

メインが終わってから暫く経ってもホールロビーの人混みは尋常じゃなくて、

最後の福原さんと写真を撮りたがってた人達で溢れてたんだわ。

 

もし自分があれだけ顔も体もイケメンの上の強いボクサーだったら、

確実に人生が変わってたと思うんだけど当の福原さんは、

それでも奢るというかエラそうにするってことが全く無い人で、

っていうより却って普通のボクサー以上に謙虚な性格をしてるんだよね。

 

自分が真面目にボクシングを見るようになった2005年には福原さんは

既にもうSB級の日本チャンプになってて、自分にとってはキラッキラの存在で、

リングに登場するたびに女子達の溜息を誘い続けてたんだけど、

そこからズーッと最前線に居続けたっていうのは凄いとしか言いようがないんだわ。

 

試合前に最後の声掛けをして控室に戻る際にもグローブタッチしたんだけど、

これからの新しい人生とか生活をどうぞ楽しく過ごして下さいなってことで……。

 

 

 

⑦ 土屋修平さん(角海老)×野口将志さん(船橋D)

               ………日本 L 王座決定戦 10R

21勝(17KO)4敗(3KO)のランク1位、30歳・愛知県と、

12勝(6KO)5敗(4KO)1分のランク2位、27歳・山口県。

 

試合前の土屋さんには会えなかったんだけど小堀トレーナーがいて、

つい最近生まれた子供の話になって、まだ名前を決めてないらしいんだけど、

あの小堀さんが父親になったってことで感慨深かったんだよね。

 

リングに登場した土屋さんは派手なウェアやトランクスを新調してたんだけど、

リングシューズはブーツ系ではなくてスニーカーみたいだったんだわ。

 

最近の野口さんは伸長著しい引き分け挟んでの8連勝中なもんで、

1年前ならいざ知らず、土屋さんも楽な展開ではないんじゃないかって、

そう思ってたんだけどね……。

 

<1R>

勿論、事前からの作戦だったと思うんだけど、

キッチリプレスを掛けながらも若干様子見からスタートした土屋さんに対して

野口さんはいきなりのチャカチャカボクシングで、

スイッチを多用しながら動きに変化を付けて相手を惑わそうとしまくってて、

遠目からのロングアッパーなんか見せながら、

とにかく要するにひたすらチャカチャカしてたんだわ。

 

そういう感じの相手に対して土屋さんは時折狙い澄ましたように右を強振して、

その殆どを大きく外してはいたんだけどタイミングとしては合ってたもんで、

野口さんに警戒感を持たせるには十分だったと思ったんだよね。

 

綺麗に当て切れないままではあったんだけど、

土屋さんの右クロスが2発ほど薄くヒットして、大差無い中まずはポイントゲット。

 

<2R>

野口さんのスイッチは何だか無駄というか弊害にしか見えなくて、

却って自らのバランスを崩して力の入らないところでのヒッティングを繰り返してて、

何だか触ってるに過ぎないようなパンチに終始してたんだわ。

 

野口君が徐々に動き切れなくなると同時に土屋さんの詰めが一段と鋭さを増して、

開始42秒には右のクロス、1分11秒には右のショートフックをヒットヒット。

 

更に残り1分05秒には野口さん、直後に右アッパーを打ち返してはいたけど、

その直前の土屋さんの左右フックの方が比較にならないほどの直撃度で、

これが明らかに効いてしまったみたいで、土屋さんは更なる追撃を重ねて、

残り18秒、最後は右ストレートを打ち下ろして強烈なダウンゲットで、

野口さんは何だか地に足が付いてないようなボクシングになってたんだわ。

 

野口さん陣営のセコンド周辺には訳解らないのが何人か寄って来て、

訳解らないアドバイスをしてたんだけど、こういうのはまず無用なんだよね。

 

<3R>

「打ち合っちゃダメだ!」 って指示が青コーナー周辺から飛んでたんだけど、

逃げ回っててもそのうち詰められるのは目に見えてたんだから、

いっそのこと勝負を懸けて正面から打ち合うべきじゃないかって、

それにそもそも打ち合うなっていうのはその時点でボクシングじゃ無くなる訳で、

ダメージを残すほど被弾してしまって凌ぐのならそれも有りだと思うんだけど、

ラウンド開始した途端のそれじゃ全く勝ち目がないって降参してるのと同じで、

この時点でもう既に決着は時間の問題化してしまったんだよね。

 

野口さんも得意のアッパーを混ぜ込んでの反撃を見せてたんだけど、

土屋さんは完全に見切ってしまったというか相打ちでも十分と判断したみたいで、

積極的な仕掛けから野口さんを南ロープ方面へ追い詰めながらのヒットヒットで、

直後に密着系になった刹那に右ボディを強烈に喰い込ませたんだわ。

 

複合効果で大きく効いてしまった野口さんは土屋さんにもたれ掛るようにして、

そのまま絡み合いながら北ロープに向かってダダダーッてなだれ込んで、

その間の土屋さんの左ボディが致命的だったのかも知れないんだけど、

自分にはその前のショット群の方で既に野口さんが参ってたように見えて、

ついに引き倒しを喰らったかのように北ロープ前にバッタリで、

うつ伏せになったまま実に苦しそうにしながらテンカウントを聞かされてたんだわ。

 

勝っても負けてもKOっていう試合はやっぱり見てて解り易くてワクワクで、

ってことで、1分58秒、土屋さんにとって久し振りに会心の試合はタイトル戦で、

岡田博喜さんと高山樹延さんが返上して日本チャンピオンが居なくなった

角海老ジムの空白みたいなものを見事に埋めたんだよね。

それにしても土屋さんはディフェンスもかなり良くなってきたよなあ。

 

 

 

本日のベスト3ボクサー】

① 土屋修平さん

② 渡部大介さん

③ 小浦翼さん

 

 

 

帰り際、加藤善孝さんが寄ってくれて、ちょっとスニーカーの話しをして、

そしたら渡部大介さんがまた声を掛けてくれて、

そのあと10count の村越マネジャーとサヨナラの挨拶をしたんだよね。

 

2016年12月17日 (土)

全日本新人王決定戦予想

 

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「おいらが2016年キャット級の新人王なんだわ!」

 

 

 

ボクサーの原点は帝政ローマ時代におけるグラデュエイターだと自分は信じてて、

ボクシングも人対人の殺し合いをその起源にしてるって思ってるんだよね。

 

その後時代が進むにつれ幾らなんでも殺し合いは拙いでしょってことになって、

倒し合いに移行していったんだけど、それでも延々勝負がつかないというか、

決着するまでに余りに長い時間を要することも多かったもんで、

次の妥協案として出てきたのが判定でも勝負を決めるっていうアイデアで、

予めラウンド数とか時間を設定した上でのポイント勝負も有りってことになって、

見る方の興味の幅もそれなりに増していったんだけど、

それでもボクシングの基本は倒し合いの中にあるべきだ、

っていう自分のスタンスは変わることがないんだよね。

 

だから倒せるのに敢えて倒しに行かなかったメイウェザーは嫌いなんだわさ。

 

 

 

2016年度の全日本新人王決定戦は12月23日(祝)の14時から、

例年通り後楽園ホールで開催されるんで、今日はその勝敗予想をね……。

 

東軍代表のボクサー達の試合は殆ど見てるから頭に入ってるんだけど、

西軍代表の方は決勝戦の1試合だけしか見てなくて、

其々その試合がこれまでのベストだったのか、ほぼほぼいつも通りだったのか、

それとも不調の中、相手に助けられた結果だったのかが全く解らないもんで、

勝敗予想と言っても初見の印象だけなもんで自ずと限界があるんだよね。

 

階級ごとの対戦表を眺めながら予想しても、どちらが勝つかっていうより、

東軍が勝てるのかっていう視点、つまりどうしても東軍寄りに考えてしまって、

若干公平性を欠くところもあると思うもんで多少割り引いて読んで下さいな。

 

東軍西軍の代表戦は其々決勝戦って称してるんだけど、

全日本新人王戦だけは決定戦っていうんだわ。

 

東西合計24名のボクサー達はその後の体調管理は巧くいってるのか、

仕事上のトラブルに見舞われたり、彼女に振られたり親とケンカしたり、

カネに困ってたり、兎に角何やかや色々抱えながらの決定戦だと思うんだけど、

その一瞬だけは全てを忘れて全力を注入して相手を倒しに行ってくれ!

 

 

 

≪2016年度全日本新人王決定戦勝敗予想≫

*いつものように左側が勝者予想ってことで……。

 

 

【ミニマム級】

富岡達也君(REBOOT)×冨田大樹君(堺東ミツキ)

5勝(2KO)1敗の19歳・埼玉県と、7勝(1KO)0敗の18歳・?県。

 

冨田君は上背もリーチも十分にあってちょっとタイミングが掴みにくいボクサーで、

中間距離からの右ストレートにいいものを持ってるんだけど、

接近戦は余り得意そうじゃないんだよね。

 

そんなに手数が多い方ではないんだけど冨田君は一旦打ち出すと回転力あるし、

当て勘も良くて全体に抜かりなくやれるんだけど、

山場作りに対する意識は希薄だし、ポイントリードを守る為に最後は逃げてて、

敢えて倒しには行かない若干面白味に欠ける部類のボクサーだったなあ。

 

ってことで、ここは中間距離も接近戦も両方こなせて、

コンビネーションの多彩さで圧倒的な富岡君に期待ってことで……。

 

 

 

【ライトフライ級】

戸谷彰宏君(蟹江)×郡司勇也君(帝拳)

5勝(1KO)2敗(1KO)の21歳・愛知県と、2勝0敗1分の20歳・茨城県。

 

戸谷君からは派手さとか怖さは感じられないし、

決勝戦は手数の少ない相手にほぼ余裕の展開だったんだけど、

豊富なアマ経験を感じさせるカッチリしたボクシングをするし、

右ストレートが実に魅力的なんだわ。

 

郡司君がパワーとスタミナでどれだけ対抗できるかにかかってるんだけど、

全体に動きが硬いから戸谷君の的になり易いんじゃないかなあ……。

 

 

 

【フライ級】

中谷潤人君(M・T)×矢吹正道君(薬師寺)

8勝(7KO)0敗のサウスポー、18歳・三重県と、

3勝(3KO)0敗の24歳・三重県。

 

たった1R分しか見てないんだけど矢吹君のカウンターのセンスは抜群で、

その右ストレートの打ち出しのタイミングが常にとっても良かったんだけど、

たったこれだけで判断するのはとっても無理で、

やっぱりズーッと見てる中谷君の方に傾いてしまうんだよね。

 

それにしてもこんなところで三重県人同士の対決だし、

それより何よりも東西のMVP対決でもあるんだわ。

 

 

 

【スーパーフライ級】

福永亮次君(帝拳)×藤本耕太君(江見)

7勝(7KO)2敗(1KO)のサウスポー、30歳・大阪府と、

6勝(2KO)0敗の18歳・?県。

 

藤本君は西軍の敢闘賞ボクサーで、

仕掛けはデカイながらそこそこのスピードの持ち主で、

感じられるパワーは中々魅力的ではあるんだけど、

パワフルさの比較では福永君の方が圧倒的で、

一回りの年齢差のある一戦は結構微妙だと思ってるんだけど、

同じような力量の場合ならサウスポーの方が優位ってことで……。

 

 

 

【バンタム級】

新島聖人君(帝拳)×城後響君(井岡)

5勝(4KO)1敗の20歳・沖縄県と、4勝(3KO)0敗の22歳・?県。

 

城後君は西日本のMVPってことなんだけどそんなにスピードは無かったね。

 

彼は比較的距離を取って戦いたがるタイプに見えたんだけど、

全体のバランスが取れてて打ち出しのタイミングもいいんだよね。

 

ただ決勝戦の勝ち方がとっても微妙な2-1だったもんで、

スピードとパンチの多彩差で新島君が圧倒するんじゃないかなあ。

 

 

 

【スーパーバンタム級】

松本竜也君(角海老)×岡本文太君(井岡)

7勝(2KO)2敗(1KO)の22歳・福島県と、

5勝(2KO)0敗のサウスポー、22歳・?県。

 

岡本君はスタンスを広くとって低く構えるもんで懐が深くて、

その上ちょっと独特のリズムを持ってるもんでやり易い相手ではないし、

中間距離からの一瞬の踏み込みからの左ストレートには要注意なんだけど、

充分なポイントリードと見ると途端に手を抜く消極系だったし、

4R、5Rにはメッキリ感が強くなって元々スタミナに課題を抱えてるみたいで、

試合序盤だけを見てたら松本君の苦戦が予想されたんだけど、

その松本君がフルラウンドを見据えて戦えば十分な勝ち目があると思ったね。

 

 

 

【フェザー級】

木村吉光君(白井具志堅)×澤井剛志君(Gツダ)

6勝(3KO)0敗の20歳・香川県と、

2勝(2KO)1敗1分のサウスポー、22歳・奈良県。

 

澤井君はアマ出身らしくカッチリしたボクシングをしてたんだけど、

基本的にとっても慎重で、つまりはごく普通のボクサー以上には見えなくて、

木村君が調子を戻して鋭いワンツーを基本にして、

冷静なボクシングが出来ればほぼ圧倒するんじゃないかって思ってるんだわ。

 

 

 

【スーパーフェザー級】

粟田祐之君(KG大和)×上田隆司君(奈良)

7勝(3KO)3敗(1KO)のサウスポー、25歳・神奈川県と、

7勝(1KO)0敗のサウスポー、23歳・大阪府。

 

決勝戦での上田君は正直、積極的なボクサーとは言えず攻撃も実に単調で、

倒し屋でもないのに手数が少ない左ストレートのカウンター一本狙いだったなあ。

 

初回にダウン喰らったっていうのに上田君、そこからの挽回意識も低くて、

ほぼ1ポイント差のギリギリの2-1で勝者にはなったんだけどね。

 

実は粟田君の方もそれほど飛び抜けたボクサーとは思ってなくて、

決勝戦は上田君と同じ2-1勝ちではあったんだけど、

その相手は自分の中での圧倒的な優勝候補だったもんで、

其々の決勝戦の相手の力量差を見て粟田君の勝利っていう予想なんだわ。

 

 

 

【ライト級】

小田翔夢君(琉球)×石井龍輝君(船橋D)

4勝(4KO)0敗の18歳・沖縄県と、

4勝(3KO)1敗(1KO)のサウスポー、19歳・千葉県。

 

小田君は黒人とのハーフの西軍技能賞ボクサーで、

ショートフック連打のコンビネーションが抜群で、

そこにアッパーを混ぜ込んで上下に打ち分けるもんで、

一旦エンジンがかかるとちょっと防ぎようが無いんだわ。

 

その小田君の決勝戦の相手はプロ2戦目で、

石井君よりかなりレベルが低かったんだけど、

それでも小田君の動きが頭から離れないんだよね。

 

石井君も東軍の技能賞ボクサーだし、一方的にはさせないと思うけどね……。

 

 

 

【スーパーライト級】

大野俊人君(石川)×吉開右京君(島袋)

5勝(5KO)0敗の20歳・東京都と、4勝(3KO)0敗の19歳・沖縄県。

 

吉開君はユッタリ構えたところから攻撃に移る際のスピードが抜群なんだけど、

ジャブから丁寧に組み立てる方ではなくて全てが万振りフルショットなんだわ。

 

途中でサウスポーチェンジも見せながら迫力的には満点系ではあるんだけど、

一方では相対的にガードが低いし、それ程スタミナがあるとも思えなくて、

5回戦も経験してない中、試合後半になればなるほど、

休み休みというか攻撃が間欠泉的になってしまう弱点も持ってたんだわ。

 

一方の大野君は東軍の敢闘賞ボクサーで、

吉開君と同型の迫力系なんだけど、負けないほどの勢いとパンチ力自慢だし、

それにスタミナでは上回ってると思うから、ここは大野君勝利ってことで……。

 

いずれにしても無敗の倒し屋同士の激闘必至が予想されるんだよね。

 

 

 

【ウェルター級】

豊嶋亮太君(帝拳)×西原成紀君(仲里)

5勝(4KO)1敗1分の20歳。福岡県と、

2勝1敗1分の22歳・?県。

 

西原君の決勝の相手は8勝0敗1分だったんだけど、

上背とリーチのある相手を西原君は全く苦にしてなくて、

スピード感と距離感が良くてその出入りの鋭さは魅力的で、

一旦自分の距離に入った時の連打のアピール性は高かったんだけど、

基本的にはパンチ力があるようには見えなかったし、

3R以降は何だかグズグズになってしまってのスタミナ不足だったんだわ。

 

で、安定感があって必殺系のパンチを備えて力強いパフォーマンスが出来て、

試合経験もより豊富な豊嶋君の方がかなり優勢だと思ってるんだよね。

 

 

 

【ミドル級】

浅原亮弘君(駿河男児)×あぐ~マサル君(鉄拳8)

5勝(1KO)3敗2分のサウスポー、28歳・静岡県と、

5勝(2KO)1敗1分の36歳・神奈川県。

 

浅原君の決勝戦の相手はプロ2戦目のチャカチャカボクサーで、

若干リズムを壊されてたようなところもあったんだけど、

自分のリズムやタイミングでやれたら、かなりいいボクシングをしそうだったね。

 

浅原君はあくまで正統派で安定感も感じられたんだけど、

ちょっとガードが緩いところがあるから、そこがあぐ~君の狙い目だと思うし、

彼はこの試合に勝てばまだボクシングを続けられる36歳だし、

何とか応援したいっていう思いもあるんだけど、

あぐ~君の若干のムラッ気がどう出るかに懸かってるんだわさ。

 

 

 

ってことで結局東軍の9勝3敗ってことになったんだけど、

冒頭に書いたように若干東軍寄りの予想ってことで……。

 

無敗ボクサーは東軍が3名なのに対して西軍には倍の6名いるんだけど、

それは元々相手有りきのことだと思ってるからそんなに重視してないんだよね。

 

MVPの選出基準は東西共に同じみたいで、

其々中谷潤人君と矢吹正道君が選ばれたんだけど、

それはつまりどれだけ早く決着させたかだけで決まる実に安直な選択な訳で、

自分は全く納得してなくて、東軍MVPには大野俊人君を選んだんだけど、

西軍決勝戦を見た範囲では断然小田翔夢君だったんだよね。

 

 

 

2016年12月15日 (木)

後楽園ホール・12月14日

 

Img_0964

「奥さんが逃げたことと私は全く関係が有りませんよお。」

 

 

 

今日ロシアのプーチン大統領が来日するんだけど、

北方4島の返還を望むっていうのは元々無理な話だと思うんだよね。

 

ロシアは少し前にクリミア半島を武力併合して、

世界中から色んな経済制裁を受けてるんだけど、

中国と同様、共産主義っていうのはやたらと覇権拡大に拘るものらしくて、

一旦領有した土地を返還するってことなんか全く考えられないんだよね。

 

沖縄が戻ってきた要領で北方4島の返還を期待する声が納まらないんだけど、

ロシアの戦略的な観点からもそれは絶対有り得ないって断言するね。

 

 

 

少し前に “スターウォーズ・シリーズ” を“ファントム・メナス” から

“フォースの覚醒” までの7本を一気見したんだよね。

 

公開は4→5→6→1→2→3→7っていう順番で、

確か4、5、6以外はジョージ・ルーカスは直接手掛けてないんだよね。

 

一番納得がいかなかったのはやっぱり最新作の “フォースの覚醒” で、

30年ほど経ってルーク・スカイウォーカーが60歳を過ぎてるっていうのに、

共和国軍の戦闘機は以前のままだし、その他兵隊の装備も全く昔のままで、

要するに以前のモノを安直に使い回してるっていう印象だったんだよね。

 

その上何より、生き残った最後のジェダイはルークとレイヤだけで、

ダースベイダーと共にダークサイドの皇帝を葬ってチャンチャンだった筈なのに、

またしても新たなダークサイドの親分がそれも突然の登場で、

ソイツの誕生の過程が描かれないまま殆ど全く唐突の極みで、

だからエピソードは更にⅧからⅩくらいまでは十分続きそうな終わり方をしてて、

もういい加減にしろよなって感じしかしなかったんだよね。

 

それからね、例のライトセイバーを使っての格闘シーンについてなんだけど、

最初はかなり刺激的だったけど、そんなのを使って危険な接近戦をするより、

遠方からビーム銃で攻撃した方が絶対効果が大きいと思うんだけどね。

 

それにしてもエピドードⅥで皇帝がダースベイダーに投げ落とされる場面、

ジェダイ系の皇帝ともあろう存在がそのまま落下してエンドっていうのも、

如何にも簡単過ぎで、もしかしたらその時に実は死んで無かった皇帝が

今回復活したってことにするのかなあ……。

 

 

 

ジム生達の応援に来てた小原佳太さんとコンチワしたんだけど、

彼、一見普通のブラウン系のチェック柄のネルシャツを着てたんだけど、

よく見ると、その肩身の生地が左右幅違いに仕上げてあって、

中々凝ったデザインだなあって思いながら始まり始まり……。

 

 

 

① 針生健克君(REBOOT)×恒松武志君(山龍)

                          ………SFe 4R

デビュー戦のサウスポー、29歳・東京と、デビュー戦の26歳・大分県。

 

コンチワって寄ってくれたのは宮田ジムの上田有吾君で並んで観戦。

 

<1R>

まだまだ不慣れなタイムキーパーのスカ系のゴングで開始して、

デビュー同士の二人はいきなり結構粗っぽかったんだけど、

10㎝ほどデカイ恒松君に対して針生君がシッカリ詰め詰めして、

中々バランスのいい動きをしてたし、相手の打ち終わりも狙えてたんだわ。

 

<2R>

恒松君は威力を秘めた腕振りをしてたんだけど基本的にストロークがデカくて、

一見迫力はあるんだけど動き自体に無駄が多かったんだよね。

 

残り50秒から一気の殴り合いに突入して、手数的には針生君だったんだけど、

一発一発の有効性で恒松君が辛うじてポイントゲットだったかなあ。

針生君がかなり消耗したような感じのまま終了ゴング。

 

<3R>

針生君がシッカリ立て直して再度の激闘一気で、

二人共、ガードが緩くてヒヤヒヤだったし、ショットも雑ではあったんだけど、

リング上に気持ちを溢れさせて中々見応えがあったんだわ。

 

<4R>

このラウンドを踏ん張った方が勝ちだなっていう雰囲気の中、

序盤の30秒を針生君が征した後に恒松君が頑張り直しての反撃反撃で、

お互い、中盤以降はヘトヘトの中での力を振り絞っての消耗戦だったもんで、

終了ゴングが鳴った時、場内からは二人に大きな拍手が送られたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-37、39-38×2ってことで恒松君の3-0勝ちだったんだわ。

まあ個人的には40-37はないと思ったけどね……。

 

 

 

② 伊佐春輔君(川崎新田)×大島滉平君(三迫)……Mm 4R

1勝(1KO)0敗の18歳・神奈川県と、1勝3敗の21歳・福岡県。

 

<1R>

大島君は強めのプレスから時折中々の右ストレートを打ってたんだけど、

全体のスピード感とパンチの多彩さでは伊佐君が目立ってたなあ。

 

それでも大島君の当たりの強さの方が伊佐君の手数を上回ってたかな。

 

<2R>

大島君が右に頼り過ぎてそこからの返しに対する配慮に欠けてきた中、

伊佐君がショートフックに力を込め始めて、

刺激的なパンチは少なかったんだけど、それでも手数勝負を征したんだわ。

 

<3R>

大島君は右の打ち出しや打ち終わりに合わされることが多くなって、

中盤以降は立て直してはいたんだけど、ラウンド序盤の被弾が多過ぎだったなあ。

 

<4R>

大島君は打った後がルーズになるところに見栄えの良くない被弾を重ねて、

ここは一気に伊佐君の勝負どころだったんだけど、

その伊佐君も力を余して飛ばし切れないままの終了ゴング。

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

40-36、39-38×3で伊佐君の妥当3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 滝澤優太君(REBOOT)×渡辺顕哉君(小熊)

                         ………SFe 4R

0勝1敗(1KO)の19歳・東京都と、デビュー戦のサウスポー、26歳・福島県。

 

<1R>

多少乱雑ではあったんだけど滝澤君の先行仕掛けが目立ってて、

まだまだ体を絞れそうな感じだった渡辺君が明らかに出遅れてしまって、

早くも右目下をヒットカットされてしまったんだわ。

 

<2R>

相変わらず渡辺君は気持ちが整ってないような感じで、

こりゃもう勝負あったなあって印象だったもんで一旦休憩タイムゲット。

 

 

その後4Rに戻ってみたらいつの間にか滝澤君もメッキリになってて、

二人共、まずはスタミナ強化だなあって思ってた残り30秒のグズグズ戦、

滝澤君のワンツーが突然ヒットした途端、渡辺君がガックリ効いてしまって、

瞬間に元気を取り戻した滝澤君の一気攻めに耐え切れず、

最後は赤コーナーポスト前だったんだけど、

ヘロヘロになって腰が伸び切ってしまったところでレフェリーストップエンド。

 

 

2分41秒、滝澤君のTKO勝ちだったんだけど、

負けた渡辺君は真っ直ぐコーナーに戻れないほど消耗してしまってたなあ。

 

 

 

④ 龍神佳輝君(ワタナベ)×東真也君(三迫)……L 4R

2勝3敗の20歳・山口県と、デビュー戦の21歳・徳島県。

 

龍神君は “リュウジン” じゃなくて “タツガミ” っていうんだよね。

 

<1R>

まずは龍神君が積極的な仕掛けだったし、

試合慣れしてる分、クリンチ際もシツコク巧みだったんだわ。

 

まだ絞れそうな体をしてたこの日がデビューの東君、

少しこなれた終盤にかけては立て直して、

相手が入って来るところに左フックを合わせ打ってたんだけど、

それでも接近戦は得意じゃないみたいだったんだわ。

 

<2R>

東君はもう少し自分から仕掛けた方がいいんじゃないかって感じのままで、

龍神君にイッセノセのタイミングを簡単に与えてしまってたし、

幾度かは踏み込みながらのワンツーを打ち始めてはいたんだけど、

それを打ち外した際がことのほか淡泊で、

もう一回それを繰り返してみると大分違ってくるんじゃないのかなあ。

 

お互いに技術的には今一なんだから、

もう少し戦う気持ちを前面に見せて欲しいもんだなあって思いながら一旦離席。

 

 

4Rに戻って見たら二人共、やっと吹っ切れたか割に前後不覚系にやってて、

やれば出来るんじゃんと思いながらの終了ゴングで結局、

39-38、38-39、38-38って絵に描いたような1-1ドローだったんだわ。

 

 

 

⑤ 守屋優介君(小熊)×本郷智史君(輪島S)……B 4R

3勝(1KO)2敗(1KO)2分の26歳・宮城県と、

3勝(1KO)5敗(3KO)の26歳・東京都。

 

お互いにB級昇格を目指した一戦だったんだけど……。

 

<1R>

守屋君が3-0勝ちした後のダイレクトリマッチだったんだけど、

この日も本郷君はその自信の無さが浮き出てしまって、

どういうボクシングがしたいのかが全く見えて来なかったんだわ。

 

そういう感じは相手にも簡単に見透かされてしまう訳で、

守屋君がいきなり余裕のパフォーマンスだったなあ。

 

で、残り5秒、右フックをまともに貰ってしまって本郷君がダウン。

 

<2R>

いい感じで攻め込んでた守屋君だったんだけど、

実は彼もそれほど手際のいいボクサーではなくて、

もっと一気攻めしてもいい状況だったんだけど何故か手緩くて、

お互い、非日常性からは程遠くなってしまったもんでまたもや休憩タイム。

 

 

結局4R2分53秒、そのかなり前から足元が覚束なくなってた本郷君が、

最後はほぼボロカスに打たれ込まれてのストップエンドだったんだわ。

 

 

赤の他人が見つめてる中、リングに上がって人を殴り倒そうとするっていう、

どう考えても普通じゃない状況に置かれてるんだから本郷君、

もっと普通じゃない行動を取るべきだと思うんだけどなあ……。

 

 

 

⑥ 山本智哉君(宮田)×中島珠旗君(三迫)……Mm 4R

デビュー戦の19歳・東京都と、0勝1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

少し前まで一緒に見てた上田有吾君が 「彼は強いですよお。」 って言ってたのが、

この日デビューの山本君だったんだわ。

 

一方の中島君の応援の為に自分の横には小原佳太さんと麻生興一さん、

それに岩井大さんがズラッと並んで声を枯らせてたんだわ。

 

<1R>

少し力みが目立ってはいたんだけど、山本君の先制攻撃には迫力があって、

強いプレスからのストレート主体の伸びのいい攻め込みだったんだわ。

 

一方の中島君も下がりながらも全く臆するところなく、

相手の動きを見極めた上でその打ち終わりをシッカリ狙えてたし、

若干タイミングをずらせた左フックがこの日の特別仕様の武器だったんだわ。

 

残り12秒のところで山本君のワンツーを貰って中島君、

一瞬バランスを崩してしまったんだけど、それまでのポイントで十分で、

初回は中島君の左フックの有効性の方が上回ってたんだわ。

 

<2R>

山本君の右ストレートと中島君の左フックの戦いっていう様相だったんだけど、

体がこなれてきたか山本君の動きにスムースさが増してバランスもグッドグッドで、

返しの左にまで配慮が及ぶようになっての巻き返しだったなあ。

 

それと共に中島くんの顔面が一気に赤く腫れてきたんだけど、

この日の中島君は左フックが信じられないほどのヒット確率の上の踏ん張りで、

お互い、実に危険なタイミングのパンチを交差させて、

終盤にかけては中島君の精度が上回ってたんだけど、

ラウンド中盤までの山本君の凄い手数とヒット数を自分は評価したんだよね。

 

<3R>

ラウンド半分頃まではほぼイーブンだったんだけど、

残り30秒からは中島君の勢い落ちと消耗の方が目立ってて、

あれだけの手数の中、山本君のスタミナには目をみはるものがあったんだわ。

 

<4R>

比べ見してみれば山本君の顔面は殆ど傷みが見られなくて、

激しい打ち合いが続いた中、意外なほど直撃被弾が少なかったみたいだったし、

相変わらず時折綺麗にヒットしてた中島君の左フックも効果を上げ切れず、

思い返してみれは見た目以上にオープン気味だったみたいだったんだわ。

 

その中島君も右ボディから左顔面フックって逆ワンツーフックが良かったんだけど、

開始24秒で貰った右ストレートが明らかに効いてしまってたし、

58秒でも殆ど同じタイミングで右ストレートを貰ってしまって、

更にまた残り1分04秒でもだったんだよなあ……。

 

それでも中島君は最後の最後まで力を振り絞って応援団の声援に応えてて、

彼を見知らない人達の熱気までも誘って大拍手の中での終了ゴング。

 

 

ってことで自分のスコアは39-37だったんだけど結局、

39-37×2、38-38の2-0で山本君の判定勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても山本君の留まらない連打っていうかスタミナは殆ど驚異的な領域で、

デビュー戦だっていうのに最後まで全くヘタレることがなくて、

攻撃のみならずディフェンスのセンスも抜群で、

とっても見栄えのいいボクシングをするから次の試合も期待する訳で、

このまま新人王戦に進むならMm級の優勝候補の一人に間違いないね。

 

 

 

⑦ 馬庭大樹君(ONE TWO)×前川祐亮君(ランド)

                         ………SB 4R

2勝(1KO)1敗1分の19歳・東京都と、2勝(1KO)1敗の31歳・岩手県。

 

ほぼ同じ戦績なんだけど、干支的には一回りもの年齢差があるんだわ。

 

<1R>

上背とリーチで多少上回ってる前川君なんだけど、そこはかとなくひ弱そうで、

やたらのスイッチは本人さえこんがらがる程でバランスを崩してて、

構え方が定まらないままの突っ立ち気味は如何にも危なっかしかったんだわ。

 

一方の馬庭君は対照的なイデタチで見栄えでも勝ってたんだけど、

残り53秒、イエローのリングシューズの紐が解けてしまったのは実に拙くて、

それまでいい攻めをしてたところで相手に休息時間を与えてしまったからね。

 

それでもリスタートして約30秒後の馬庭君、

右からの返しの左フックをまるでアニメの様に直撃させて実に見事なダウンゲット。

 

何とかリスタートした前川君だったんだけど負ったダメージは拭い切れなくて、

それを見計った馬庭君の一気の猛追撃の前に為す術も無く、

そのまま北ロープに詰められての正に残り時間との争いで、

何とか凌ぐかって思われた残りホントの僅か1秒、

馬庭君の強烈ワンツーを貰ってのけ反ってしまったところでストップエンド。

 

 

で、2分59秒、馬庭君の手際の良さが光った一戦だったんだけど、

正直、この日の前川君が弱過ぎたって印象も強かったんだよね。

 

 

 

⑧ 山口結人君(K&W)×伊島史紘君(三迫)……B 6R

4勝(1KO)7敗(2KO)1分の23歳・栃木県と、

5勝3敗(1KO)の22歳・東京都。

 

<1R>

山口君はシッカリ感はあるんだけどスムースさに欠けてて、

弾ける感じが薄い印象のボクサーなんだよね。

 

お互い、ジャブにいいモノを見せられないまま勝負は右の精度になっていって、

その当たりの正確さでまずは伊島君がポイントゲット。

 

<2R>

やっぱり山口君はクールなままで、たまにはハッチャケた方がいいいのに、

って思いながら見てたんだけど、倒し屋じゃないんだからもっと手数な訳で……。

 

勝負は益々正確な当てっこ競争になっていった残り1分08秒、

リングほぼ中央で伊島君の右ストレートがいきなりの大直撃ヒットで、

山口君が一発大の字ダウンしてしまったんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど山口君が続行するのはとっても無理そうで、

って思った途端に陣営からタオルが投げ入れられたんだけど、

背中側だったレフェリーがそれに気が付かないで、

西側ロープの真ん前だったにも関わらず、

ジャッジもインスペクターも知らん振りのままで、

山口君に余計で無駄でかつ実に危険な2度目のダウンを強いてしまったんだわ。

 

ああいう場合にはジャッジにしろインスペクターにしろ、

体を乗り出して目の前のリングマットをバンバン叩いて知らせるべきであって、

明らかに怠慢だったと思ったけどなあ。

 

 

 

昨日は貴志会長が海外出張中だった中での三迫ジムの主催だったんだけど、

4人の三迫ボクサーのうち最初の3人の結果が2敗1分だったもんで、

他人事ながら若干気になってたんだけど、

2分10秒、伊島君のTKO勝ちで何とか格好が付いたって感じだったね。

 

 

 

⑨ 富岡樹君(REBOOT)×篠塚辰樹君(ワタナベ)

                          ………SFe 6R

デビュー戦の19歳・埼玉県と、デビュー戦の18歳・茨城県。

 

B級デビュー同士の一戦で自分が結構楽しみにしてた試合だったんだわ。

 

富岡君は例の富岡哲也、達也君兄弟の従兄弟にあたるってことで、

達也君とは同年齢なんだけど、彼らには其々中学生の弟がいて、

その弟達も半端じゃなく強いってことで、

こうなると競走馬と同じで富岡家の血統ってことになる訳で、

規模としても大橋ジムの井上一家を上回るんだわ。

富岡君の名前は “いずき” って読むんだってさ。

 

篠塚君の方には京口紘人さんと谷口将隆さんが応援に来てたんだけど、

ホールで見掛ける際には二人はいつも一緒につるんでるんだよね。

 

<1R>

比較的スタンスの広い富岡君なんだけど、

これがまあ極上のジャブの持ち主で、あんなのを見るのは久し振りで、

今のランカー達と比較しても決して遜色ないくらいだったんだわ。

 

そのジャブで度肝を抜かれた感じの篠塚君が若干立ち遅れてしまったんだけど、

中盤から立て直して、近寄ってからの右フックの危険性を見せ付けてたんだわ。

 

それでも富岡君は全体のスピードでも圧倒的に上回ってたし反応も抜群で、

殆ど被弾することなくほぼやりたいことが出来てたって感じだったんだけど、

特に驚いてしまったのはラウンド中盤での左手の使い方で、

まずジャブを鋭く放って引いた直後、今度はその左をフックで打ち込んで、

最後にまたジャブをストレート気味に打ってた左の3連発で、

こんなことをデビュー戦で出来るっていうのはホント半端じゃないんだわ。

 

<2R>

テクニック系とパワー系っていう図式が何となく出来上がったんだけど、

二人が放つ緊迫感は尋常じゃなくてっもうスリル満々だったんだわ。

 

富岡君が左右のボディフックを打ち込むと、そのすぐ後に篠塚君も

同じパンチを打ち込んで対抗意識丸出しなのも見てて気持ち良かったなあ。

 

ただ基本的に篠塚君が右に頼り過ぎて繋ぎのパンチが不足してたのに対して、

繋ぎの多彩さというかその見栄えで富岡君が圧したままで、

一瞬のショートのコンビネーションなんかも実に美しかったんだよね。

 

<3R>

篠塚君からもそろそろどうにかしたい感が漂ってきて、

更に馬力勝負に出ていって殺気に満ちた鋭いワンツーを放ってたんだけど、

このラウンドでも左ボディから左顔面フックって、

富岡君の左ダブルフックがやっぱり際立ってたんだよね。

 

<4R>

篠塚君が更にプレスを強めていったんだけど、

富岡君の左手が邪魔で邪魔で中々思う通りのパフォーマンスが叶わなくて、

どこかで大きく当て込めば、富岡君の顎はそれ程打たれ強そうには見えないから、

いつでも大きく挽回が出来そうな感じはあるんだけど、

とにかく延々当てさせて貰えなかったんだわ。

 

<5R>

篠塚君の左ボディもそこそこの食い込みだったんだけど、

富岡君の4発~5発連続打ち込みのほうがやっぱりとっても見栄えが良くて……。

 

感じを掴んで余裕が出てきたか富岡君、

いいのを当てるとその都度両手を挙げる動作が多くなってきたんだけど、

そういう所作は見ててウザいというか、いちいち安っぽ過ぎだし、

相手や観客から無用な反感を買ってしまうこともあるし、

そもそもジャッジにもいい印象を与えないから絶対止めるべきで、

強いけどクソ生意気となると、強いよりはクソ生意気の方が先行してしまうからね。

 

<6R>

ここまで追い込まれると篠塚君にはどうしてもダウンゲットが欲しかったんだけど、

動き自体は落ちてなかったんだけど相変わらず篠塚君のパンチは単調で、

もう少し緩急が欲しい一本調子過ぎだったし、捨てパンチも使わなかったし、

誘い系の動きも不十分だったと言わざるを得なかったんだわ。

 

篠塚君の一瞬の踏み込みからの左右ショットの鋭さは水準以上だったんだけど、

それでもそれのいきなりを延々続けてたら相手に見極められる訳で、

フィニッシュに持ち込むまでの前振りが足りてなかったように思ったんだわ。

 

 

ってことで自分は3R、5Rを篠塚君のラウンドだって判断したもんで、

58-56で富岡君だったんだけど結局、59-55、59-56、58-57ってことで、

いずれにしても富岡君の3ー0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑩ 本田正二郎君(10count)×嶋崎俊君(輪島S)……Fe 8R

6勝(4KO)7敗(5KO)の26歳・神奈川県と、

7勝(2KO)8敗(1KO)1分の25歳・埼玉県。

 

お互い、何とかイーブン戦績に戻したい同士の結構なマジ戦だったんだわ。

 

自分の横には斉藤幸伸丸さんと勅使河原弘晶さんが並んで、

声枯らせての懸命のアドバイスだったんだわ。

 

<1R>

最初のジャブの相打ちで弾け下がってたのは本田君だったんだけど、

その後のジャブの差し合いではその本田君の方が鋭さで勝ってて、

早くも嶋崎君の右顔面が赤くなってたんだわ。

 

甲乙付け難い中、若干嶋崎君優勢で進んでた残り45秒、

嶋崎君の右ストレートが綺麗にヒットして思わず本田君がヨロけてしまって、

ここが攻め時だって一気に前掛かりになって攻め込んでいった嶋崎君、

陣営周辺からも大きな声が上がったんだけど、その一瞬に隙があったみたいで、

ここでも行けると思ったその瞬間にこそ罠が仕掛けられてたみたいで、

元々正面に立ち過ぎるきらいはあったんだけど嶋崎君、

何気に出した本田君の右ストレートをまともにカウンターで貰ってしまって、

アレレレーッて感じで後ずさりしながらの腰砕けダウンしてしまったんだわ。

 

お互い、若干のダメージを抱えながらのリスタートだったんだけど、

明らかに本田君の方が元気を取り戻してたんだよね。

 

<2R>

この日の本田君はホントにジャブがグッドグッドで、

変に攻め急ぐと嶋崎君も危険な訳で確実な立て直しが必要だったんだけど、

目立ったヒットは左フック一発だけで、トータルのヒット数では本田君で、

彼、しっかりジャブで組み立てるって心を固めたみたいだったんだわ。

 

<3R>

嶋崎君は真っ直ぐの出入りが目立つし、そんなに頭も動かさないもんで、

相手の的になってしまいそうな危険を孕んだままだったんだけど、

アレッて気が付くと本田君は嶋崎君のボディショットをかなり嫌がってるみたいで、

徐々にガードが下がり始めたんだわ。

 

<4R>

開始45秒、このラウンドの最初のクリーンヒットは嶋崎君の右ストレートで、

打ち込まれた本田君は北ロープまで飛ばされてのバタバタで、

そこからは流れは一気に嶋崎君に移ったんだけど、

セコンド周辺からの 「ボディ! ボディ!」 とか 「上下に!」 の指示を全く無視で、

彼はひたすら右ストレート一本頼りって感じだったんだよね。

 

で、そのままの残り50秒、一瞬のフェイントからの右ストレートが、

相手の打ち終わりに完璧なタイミングでヒットして華麗なダウンゲット。

 

「今日の俺の右ストレートはキレッキレですから。」 って感じで、

リスタート後のこういう場面こそ上下の打ち分けが有効だと思ったんだけど、

その後も嶋崎君は幸伸丸さんと勅使河原さんのアドバイスを聞き入れなくて、

それは殆ど耳に届いてないようにも見えたんだけど、

少なくとも勅使河原さんの声は東席の最後列までは簡単に届くほどなんだけど、

とにかく嶋崎君はひたすら無視しまくってたんだわ。

 

<5R>

頑固者の嶋崎君はこのラウンドも残り46秒のところで、

またしても本田君の打ち終わりに正確に合わせ打つことが出来て、それはまるで、

岡田博喜さんのような一瞬のフェイントからの右ストレートだったんだけど、

またまたの直撃ヒットで本田君から腰からのスットンダウンをゲットしたんだわ。

 

この試合2度目のダウンを喰らった本田君だったんだけど、

それでもまだまだ力は残ってて腕振りの鋭さを失わないまま、

リスタート後にそこそこの右ストレートを当て返してたんだよね。

 

<6R>

余りに前掛かりになり過ぎると嶋崎君も初回のような目に遭わされる訳で、

本田君は動きの劣化も少なくてまだまだ必死に右を合わせてきてるし、

油断大敵っていうのは正にこういうケースを言うんだよなあって見てたんだけど、

開始1分05秒、またしても嶋崎君の右ストレートがヒットしたんだわ。

 

確かにこの日の嶋崎君の右はキレッキレではあったんだけど、

本田君の方も当てられ過ぎじゃないかって思ったんだよね。

 

頑張ってはいたんだけど本田君のダメージの蓄積はついに無視できないレベルで、

大きく挽回出来ないままの残り29秒、

これでもかこれでもかっていう嶋崎君の右ストレートがまたしてもヒットして、

直撃されてしまった本田君が力なく西ロープ前に倒れ込んでしまったところで、

流石にレフェリーがストップエンドさせたんだわ。

 

 

2分34秒でのTKO勝ちだったんだけど嶋崎君、

くれぐれも自らを倒し屋だと勘違いしないようにってことだし、

この日の度を超えたアドバイス無視は素直に反省しないとってことでもあって、

じゃないと次の試合は誰も何も言ってくれなくなってしまうからね。

 

試合後の嶋崎君にそんなような事を伝えたんだけど、

ニッカニカ弾ける笑顔を見るのはホントいいモノなんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 富岡樹君

② 山本智哉君

③ 嶋崎俊君

 

 

 

2016年12月13日 (火)

後楽園ホール・12月12日

 

Img_0963

「北風吹き抜く寒い朝も~~♪」

 

 

 

今世界の宰相達の中でその歩き方に一番迫力がこもってるのは、

やっぱりどう見てもロシアのプーチン大統領で、元々KGB出身のせいか、

他人に威嚇を与えるような両肩の動きが半端じゃないんだけど、

どういう訳か嫌いじゃないんだよね。

 

 

 

ジョージアの缶コーヒーはキリンのものより水っぽいモノが殆どなんだけど、

少し前に発売された “エスプレッソ・ギフト” は大分改善されてるんだわ。         

エスプレッソを名乗るには多少の無理はあるんだけど、

それでもジョージアとしては中々の出来上がりなんだよね。

 

 

 

自分の右側には野口将志さん、左には相馬一哉君が座ったんだけど、

顎の骨を折った相馬君は口の中に治療器具が入ってて、

ある程度以上口が開かないように3本ほどのゴムで顎の上下を繋いでて、

食事するには普段より3倍~4倍ほどの時間が掛かりそうな感じだったなあ。

 

 

 

今日のブログは実にスッカスカで、

丸亀光君と中嶋孝文君は2連敗後の立て直しってことで、

メインの近藤明広さんも含めて3人共相手はタイボクサーだったもんで、

全く見てないもんでとにかく悪しからずなんだけど、

今一系のメニューだったにもかかわらず、そこそこの客入りだったし、

この日は4回戦から別々リングインの入場曲付きで、

勝利者トロフィーまで用意されてたんだわ。

 

 

 

① 一條武蔵君(W日立)×徳永篤君(船橋D)……SF 4R

0勝1敗(1KO)の33歳・福島県と、デビュー戦の25歳・東京都。

 

<1R>

お互い、何となくガチガチで力が入り過ぎてたし、

ジャブ無しのいきなりのフック戦から始まったんだけど、

馬力があったのはシッカリしたふくらはぎをしてた徳永君の方で、

開始1分10秒での右の相打ちでは一條君を弾き飛ばしてダウンゲット。

 

殆どダメージを残すことなくリスタート出来た一條君だったんだけど、

年齢の割には若いというか粗っぽいボクシングだったなあ。

 

それにしても可笑しかったのはリスタートの際、二人がグローブタッチしてたことで、

この後も事あるごとにグローブタッチを繰り返してて微笑ましくさえあったんだよね。

 

<2R>

一條君は相変わらずジャブ無しのままだったんだけど、

ボディブローも省いてストレート系も打たない右フック一発ぶん回し系のままで、

返しの左ショットにも配慮出来てなかったもんで、

徳永君にしてみれば相手の右フックだけに注意していれば良かったんだよね。

 

<3R>

タイミングを見計らっての一発オンリーの一條君に対して徳永君、

華麗なヒッティングは無かったんだけど、手数ヒット数ともに優勢優勢。

 

一條君はショートブローでもストロークが大きいから、

徳永君にしてはもう少し接近して勝負してもいいんじゃないかなあ。

 

<4R>

接近戦の効用に気付いたか徳永君、前詰めを厳しくしていったんだけど、

今度は詰め過ぎて自らの手数も封じ込んでしまってたなあ。

 

少し前から一條君の消耗が目に付き始めてたんだけど、

残り30秒からは流石に徳永君にも疲れが見えてきたんだよね。

 

このまま終了ゴングかって思われた残り7秒、

徳永君が右、左、右を当て込んでこの試合2度目のダウンゲット。

 

 

一條君が立ち上がったところで終了ゴングの圧倒的判定劇で結局、

40-34×2、40-35で徳永君がパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

ちなみに自分も40-34だったんだけど、こういうスコアも珍しいね。

 

 

 

② 山口拓也君(W日立)×蜃気楼松本君(渡嘉敷)

                        ………SFe 4R

2勝(1KO)6敗(1KO)2分の31歳・茨城県と、

1勝(1KO)1敗(1KO)の26歳・富山県。

 

3連敗中の山口君がまた負けそうだなあって見てたんだけどね。

 

<1R>

やっぱり松本君の方がリズム感がいいなあって見てた開始1分13秒、

その松本君が攻勢を強めて手数を上げて前掛かりになっていったその瞬間、

山口君の右ストレートがこれ以上ないタイミングでカウンターヒットしたんだわ。

 

ほぼリング中央のところで一発昏倒ダウンしてしまった松本君、

一度立ち上がりかけたんだけどすぐにまたヨロけて倒れ込んでしまって、

ダメージが深いと判断したレフェリーがそのままストップエンド。

 

ってことで1分16秒、山口君が驚愕のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

③ 中川祐君(T&H)×木野田俊翔君(小田原)……Fe 6R

5勝(2KO)1敗1分の23歳・東京都と、5勝(1KO)2敗の21歳・神奈川県。

 

<1R>

お互いにそこそこ良績のA級昇格狙いではあったんだけど、

上へ行って弾けるには今一刺激性が乏しいというか中途半端なんだわ。

 

木野田君は中々いいプレスは掛けるんだけど正直過ぎるボクシングで、

ワンテンポ先仕掛けが遅れるもんで後手後手って感じだったなあ。

 

その点中川君の方が先攻が目立ってて腕振りにも迫力があったんだけど、

それでも何となくポキポキして粗っぽかったんだよなあ。

 

<2R>

大きく仕掛けて来る相手に対して木野田君、戸惑うばかりではなくて、

もう少し気合入れて細かく鋭く隙間を突くべきだと思うんだけどなあ。

 

お互い、スムースな連打に繋げられなくて単発に終始してて退屈退屈。

 

<3R>

開始14秒からのこの試合初めての激しい打ち合いは明らかに中川君が征してて、

その後はやっぱりポキポキした単打戦になってしまったんだけど、

当たりの強さと正確さで中川君がしっかりペースを掴んだ感じだったなあ。

 

 

ってことで一旦休憩タイムをゲットしたんだけど、

その後も淡々とした試合展開だったみたいで、

彼らを知らない客までを取り込むには至らないまま、

ラウンド終了時点での拍手もまばらだったんだよね。

 

最終6Rに戻って続きを見てたんだけど、やっぱり流れは中川君のままで、

残り56秒、その中川君がショートのワンツーからの右ストレート一閃、

防ぐ間も無かった木野田君を吹っ飛ばし倒してダウンゲット。

 

リスタートした木野田君も最後まで必死の反撃を見せてたんだけど、

残り時間が余りに少なくてそのまま終了ゴング。

 

ってことで結局、60-53×2、60-54で中川君のパーフェクト3-0勝ち。

 

 

 

④ 仁平宗忍君(ワタナベ)×栗原慶太君(一力)……53㎏ 8R

8勝(1KO)2敗(1KO)2分の23歳・栃木県と、

7勝(6KO)4敗(2KO)の23歳・東京都。

 

栗原君のパンチ力は軽視できないんだけど、

厳しく鋭い出入りが出来るっていう条件で仁平君優勢だって思ってたんだけどね。

 

<1R>

フレーム的に優位な栗原君がまずは先手を取ってリズムを掴んだ感じで、

必ずしも全部を当てようとしていない中、相手の踏み込みを阻んでたね。

 

仁平君も中盤には左ボディから右フックをいい感じで繋げてたんだけど、

ラウンド全体を通じて攻勢と手数で勝ってたのは栗原君だったなあ。

 

<2R>

仁平君はとにかく潜り込んでからっていう戦法に絞ってるみたいで、

終始踏み込みのタイミングを見計らってたんだけど、

その手前では相手に好きに打たせ過ぎだったし、

一旦踏み込んで目的が叶わなかった際の二次踏み込みも出来てなくて、

引き足に優れた相手は簡単には当てさせてくれないんだから、

一次踏み込みはフェイクにしてっていう攻め方も見せて欲しいところだったんだわ。

 

余裕が出てきた感じの栗原君は常に冷静に距離をキープし続けながら、

相手が打って来ないタイミングを絶妙に捉えてポイントを重ねていって、

何だか既に仁平君をあしらってるっていう感さえあったんだわ。

 

<3R>

そろそろ仁平君もシツコサ前面に詰め寄るんじゃないかって思ってたんだけど、

開始28秒、栗原君の強烈右フックで仁平君が思わず一瞬ユラッとしてしまって、

それを見逃さない栗原君が更なる追撃の右、右を連続ヒットさせて、

実に手際のいいダウンゲットだったんだわ。

 

何とかリスタートした仁平君は回復叶わないままそれでも必死の踏ん張りで、

でもやっぱり一発大逆転ショットを持ち合わせていないのは相当シンドイ訳で、

栗原君の全く手抜きのない詰め詰め追撃の中、

ついに防戦主体になってしまった仁平君が被弾を重ねてしまった残り1分03秒、

またもやの右ストレートを直撃されてしまってこのラウンド2回目のダウン。

 

今回も何とかリスタートした仁平君だったんだけど、

とても反撃するまでには至らず、攻め込まれるばかりなのを見て、

止む無く陣営からタオルが投入されて1分46秒、栗原君のTKO勝ち。

 

この日の栗原君はいつになく冷静な試合運びをしててほぼ完璧だったなあ。

 

 

 

⑤ 丸亀光君(T&H)×ペプシ・何チャラ……56.5㎏ 8R

5勝(3KO)2敗1分の27歳・広島県と、

1勝(1KO)0敗の25歳・タイ。

 

タイボクサーの戦績は何かの間違いだよね。

後で確認したら2R1分16秒、当然の如く丸亀君のKO勝ちだってね。

 

 

 

⑥ 佐々木洵樹さん(帝拳)×玉川裕大君(渡嘉敷)

                        ………57.5㎏ 8R

16勝(6KO)3敗のランク15位、サウスポー、25歳・北海道と、

9勝(3KO)7敗(2KO)1分のサウスポー、22歳・東京都。

 

自分的にはこの試合がメインだったんだけど、正直ちょっと低調だったね。

基本的に5勝1敗ペースと1勝1敗ペースの戦いだったもんで、

自分的には佐々木さんが圧倒するんじゃないかって思ってたんだけどね。

 

<1R>

玉川君はリーチがある割にはジャブが少ないし、

この日もプレスは掛けるんだけど仕掛けが遅かったんだよね。

 

殆ど印象的な有効打が無かった中、攻撃の工夫の点で僅かに佐々木さんかなあ。

 

<2R>

佐々木君の動きがより細かくなっていったのに対して玉川君、

まだまだ動きもショットもおおまかなままだったなあ。

 

<3R>

もっとアグレッシブに行かないとランク取りは厳しいと思うんだけど、

玉川君は相変わらず手数不足の単発に終始してて、

ハードパンチャーの倒し屋じゃないんだからもっと手数だと思うんだけどなあ。

 

佐々木さんにしてもランク15位なもんで、是非圧倒的な勝利が欲しいところで、

もっと積極的に畳み掛けてもいいんじゃないかなあ。

 

そんな感じで見てた1分16秒、佐々木さんの左ストレートが綺麗にヒットして、

一瞬玉川君の体を左に傾かせて、その後も繋ぎのパンチの多彩さで圧倒して、

こりゃ勝負あったかなってことで一旦離席。

 

 

玉川君の単調というか淡泊さはちょっと救い難いほどだったもんで、

どこかで佐々木さんが倒してしまうんじゃないかって思いながら、

その後6Rに戻って眺めてたら、形勢はかなり入れ替わってて、

玉川君が吹っ切れたような動きをしてた中、

佐々木さんはサウスポーが苦手のサウスポーみたいになってて、

7Rには玉川君のラッシュラッシュに晒されて反撃できないほど打ち込まれてて、

何だか気持ちで負けてるような感じさえ漂ってたんだわ。

 

最終8R、勢いがあったのは明らかに玉川君の方で必死の手数で圧倒してて、

佐々木さんはここに来て実に中途半端なボクシングにしか出来てなくて、

ガードの甘さも露呈してしまっての自分の中ではボロボロだったんだわ。

 

 

ってことで判定結果を聞いてたら78-74、78-75×2ってことで、

佐々木さんの3-0勝ちだったんだけど、自分的にはそこまでの差は無くて、

見ていなかった4Rと5Rを二つとも佐々木さんがゲットしたとしても、

77-75のギリギリ勝利だったように見えたんだけどね。

 

 

玉川君が序盤の3ラウンド分、佐々木さんが終盤の3ラウンド分、

其々テイタラクを演じてしまったもんで実にチグハグな試合になってしまったんだわ。

佐々木君さんとは多分話したことは無いと思うんだけど、

自分の事を知ってくれてるみたいで試合前も試合後も会釈を交わしたんだけど、

試合後の挨拶の際にはお互いちょっと苦笑いって感じだったんだよね。

 

ってことで自分はここで帰ったもんで後は結果だけってことで……。

 

 

⑦ 中嶋孝文君(T&H)×ハントーン・何チャラ

                         ………54.5㎏ 8R

25勝(10KO)9敗(3KO)1分の32歳・青森県と、

戦績不明の17歳・タイ。

 

デビューも戦績も不明な17歳のタイボクサーに中嶋さんが負ける訳がなくて、

1R2分20秒に当然の如くKO勝ちしたってね。

 

 

 

⑧ 何チャラ・何チャラ×近藤明広さん(一力)……62㎏ 8R

戦績不明の18歳・タイと、

26勝(13KO)6敗1分のランク4位、31歳・埼玉県。

 

これまた戦績不明の若造タイボクサーだったんだけど、

案の定、3R1分29秒にKO粉砕されたみたいね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 栗原慶太君

② 山口拓也君

③ 特にナシ

 

 

 

今日の後楽園ボクシングは女子戦オンリーなもんで欠席ってことで、

明日はブログも休みですから……。

 

 

 

2016年12月11日 (日)

日記 (12/11)

 

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「何だコノヤロ、おいらが間違ってるってかあぁー!」

 

 

 

6日の試合で相馬一哉君は今野祐介さんに4RKO負けしてしまったんだけど、

勝った今野さんは両手がクリームパンみたいに腫れ上がってしまって、

骨とかに異常はなかったけど、思いっ切り当てても中々倒れなくて、

自らのパンチ力に疑問を持ってしまったってことだったんだけど、

一方の一哉君は顎の骨を骨折してたってことで全く凄い世界なんだよなあ……。

 

 

 

12月7日、北海道の陸別では最低気温がマイナス20℃ってことだったんだけど、

そういう温度は想像さえ出来なくて、マイナス10℃とはやっぱり違うのかなあ。

その日東京の最低気温は4℃だったんだけどね……。

 

 

 

薄々思ってた通り、70年以上前日米を太平洋戦争に突入させた張本人は、

当時のアメリカ大統領ルーズベルトと日本の総理大臣近衛文麿だったって事が、

今や確信に近いモノになったんだわ。

 

ルーズベルトは当時の欧州戦線には参戦しないって唱えて3選を叶えて、

チャーチルからの必死の参戦依頼を無視しまくってたかの様に装ってたんだけど、

その実裏では国民を裏切って着々と戦力を充実させてて、

一方では中国大陸における日本の進出にも蒋介石を傀儡にしてサポートしてて、

それまで英米は自分らは植民地主義の限りを尽くしてたのにも関わらず、

東南アジアを白欧主義から解放しようとする日本の目論見は、

ヒットラーの覇権主義と変わらないものと看做して、

つまりは自らの権益を浸食する絶対認め難いモノとして捉えてたんだわ。

 

結局日本は真珠湾攻撃で暴発してしまったんだけど、

それは正しくアメリカの思う壺でもあった訳で、

そう差し向けたのは絶対アメリカの謀略だったんだよね。

 

“リメンバー・パールハーバー” こそは国民と将兵の士気を高める為に、

政府が仕組んだ策略というか謀略だったんだわ。

 

そういうアメリカの謀略の前に日本政府は全く赤子の手を捻られるがごとくで、

天皇との繋がりがあった首相近衛文麿ではあったんだけど、

残念ながら彼は小心者の上の無能としか言いようがなくて、

全く調整能力を持たない只の病弱の公家さんでしかなかったんだわ。

 

戦端が開かれる前のアメリカとの交渉における彼の楽観主義は呆れるほどで、

欧米列強達の表裏のある政治手腕を見知ってて、

難しい交渉ごとにも慣れた外務大臣松岡洋右(ようすけ)を更迭した時点で、

日本が戦争に巻き込まれてしまうことが決まってしまったんだわ。

 

太平洋戦争が無かったらある意味今の日本は無かったって言えるんだけど、

一方では日本人300万人以上の死者数も無かったとも言える訳で……。

 

元々アメリカがヒットラー的な覇権主義以上に忌み嫌ってたのは、

共産主義の台頭だったんだけど、最終的に日本を傷め過ぎてしまったことで、

結果的には戦後のロシアや中国、北朝鮮等の台頭を許してしまった訳で、

松岡はそうなってしまう事を開戦のずっと前から予測してて、

そのことに対する警鐘こそをアメリカとの交渉材料にしようとしてたんだけど、

あのアホバカ近衛のお蔭で全てがパァーになってしまって、

最終的には原子爆弾さえ落とされてしまったんだわ。

 

一方のアメリカにしても有色人種を徹底して蔑視してたことも間違いなくて

黒人達の公民権さえ認めてなかったある意味後進国でもあったんだよね。

 

相手に対する理解と愛だけでは平和は望むべくもなくて、

相手に負けないだけの何かを持ってなければ従属は仕方ないことなのか……。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は5レースに参加したんだけど残念過ぎるレースが二つもあって……。

 

中山8Rでは買ってた10番人気と5番人気が1着2着で入ったんだけど、

11番人気が3着に入ってしまって、

阪神11Rでも買ってた9番人気、5番人気がやっぱり1着2着で入ったんだけど、

3着がまたまた11番人気ってことで、要するに只のハズレだったんだけど、

3着騎手は其々野中、五十嵐ってリーディングの60位にも入ってなかったり、

地方競馬からのアルバイトジョッキーなのになあってことで……。

 

必ずしも一流とは言えない騎手を乗せた一流ではない馬が、

ある日突然バカ駆けすることには何か理由がありそうで、前の日に厩務員から、

「明日頑張れば、お前が気に入ってる牝馬チャンと付き合わせてやるから。」

とか囁かれたんじゃないかとしか思えないんだわ。

 

自分の中では基本的な狙い方は間違ってると思ってなくて、

そりゃ4コーナー過ぎてから大外一気っていうのは見てて気持ちいいんだけど、

馬と騎手が同程度の力量の場合だとやっぱりある程度の先行力が必要だし、

調教過程や厩舎情報、スピード指数との兼ね合いでもあるんだよね。

 

ってことで、買い方は間違ってないと自負する自分の今日の狙い目は……。

 

・中山 8R……②③⑪⑭⑮

・中山11R……④⑥⑨⑪⑭

・中山12R……②④⑤⑬⑯

・阪神10R……②③⑧⑩⑪

・阪神11R……⑪⑫⑯⑰⑱

・中京12R……③⑤⑨⑰⑱

 

勿論、いつもの通り3連複5頭ボックス10点買いってことで……。

 

 

 

2016年12月 9日 (金)

後楽園ホール・12月8日

 

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「寝てるんじゃなくて、むち打ち症の治療なんだわ。」

 

 

 

山岡荘八の文章の格調の高さは改めて日本語の素晴らしさを教えてくれるし、

表現の多彩さと奥深さには限りがないってことも知らしめてくれるんだわ。

 

“小説・太平洋戦争” は文庫本9巻から成り立ってて最近読み始めたんだけど、

第一巻の序文では彼の生き様のそもそもの原点を見い出すことが出来るし、

他の様々な文章の行間からも感じてた彼の冷徹な覚悟のようなものも、

成程なあって感じで素直に腹の中に納まるんだよね。

 

“小説・太平洋戦争” の雑誌連載が始まったのは1958年で、

アメリカではハードバップ・ジャズが全盛の頃だったんだけど、

併行して読んでる “徳川家康” はその10年ほど前に執筆されてたんだけど、

400年ほどもの年代差のある人間・戦争物語を行ったり来たりするのは

自分にとっては実にとってもワクワクしたり考えさせられたりする時間なんだよね。

 

 

 

所属ボクサーが他ジムへの移籍を希望してきた際、所属ジム側の対応としては、

① 世間的に妥当な範囲内での移籍金で解決する。

② 法外な移籍金をふっかけて……、

(a) この際だからってその法外な金銭をブン取る。

(b) 移籍を諦めさせる。

(c) こじれた関係のままそのボクサーを潰してしまう。

 

世間的に妥当な範囲内の移籍金と言っても、

協会の規約にはそれに関する決め事は何処にも書いてなくて、

昔はファイトマネー相当額だったんだけど、現在ではもっと高騰してて、

決められたファイトマネーの額さえ守られてないことが多い中で、

放置された移籍金問題は闇から闇って感じなんだよね。

 

当事者に確かめた訳ではないんだけど、

つい最近聞いた話ではあるボクサーは数千万円って高額を吹っかけられて、

要求した側はマジでその数千万円をブン取るつもりなのか、

そのボクサーに移籍を諦めさせる為の方便に過ぎないのか、

理解し得ない関係を終焉させるべく、そのボクサーを潰してしまう算段なのか、

全く推測の範囲を超えないんだけど、ひどい話が横行してるんだわ。

 

ファイトマネーを基準にした係数で移籍金も設定されるべきじゃないかって、

以前、協会の役員と話したことがあるんだけどね……。                                                             

 

 

暗澹とさせられることが多い中、それでもとにかく、

長嶺克則さんと松山真虎さん、三浦仁君達に軽く声を掛けて始まり始まり……。

 

 

 

① 和賀丈晃君(オサム)×荒川拓朗君(ジャパンS)……SB 4R

デビュー戦の22歳・岩手県と、デビュー戦の29歳・栃木県。

 

荒川君はリングインした後、グローブテープを修正させられてて、

自分的にはこういうのは絶対ダメでこういうケースでの勝率も低いんだよね。

 

<1R~2R>

デビュー同士の二人は戦う気持ちに溢れてたんだけどその分肩に力が入り過ぎで、

全体にガキゴキした動きに終始しててお互い、効き目の薄いパンチだったなあ。

 

1Rの中盤まではほぼ互角だったんだけど、その後荒川君の荒々しさが勝って、

和賀君の気後れ気味が目立っていったんだわ。

 

距離に関する意識や戦い方そのものも荒川君の方が吹っ切れてて、

和賀君の中途半端さが目に付いてきて、

このままじゃ荒川君の優勢勝ちじゃないかって感じだったもんで一旦離席。

 

 

戻ってスコアを聞いてたら、39-37、39-38、38-38ってことで、

やっぱりねって思ったら2-1で勝ったのは和賀君の方だったんだわ。

 

 

 

② 土田佑一君(協栄札幌)×泉谷貴史君(越谷634)

                          ………SL 4R

デビュー戦のサウスポー、22歳・北海道と、

デビュー戦の25歳・東京都。

 

<1R>

土田君がいきなり超乱暴系で突っ掛けて行ったんだけど、

一段落後は泉谷君も反撃していって、その後は互角の接近戦が続いたんだけど、

1分23秒、土田君のアッパー気味の右フックが直撃して泉谷君がダウン。

 

北西ポスト前での倒れ方がかなり激しかったもんで即のストップエンドで、

正式には1分25秒、土田君のTKO勝ちだったね。

 

 

この試合でもリングに上がってからすぐに試合に入らず泉谷君が手間取って、

その手間取った泉谷君がやっぱり負けてしまったんだわ。

 

 

 

③ 佐川遼君(三迫)×キム・ホーヤ……Fe 4R

デビュー戦の22歳・青森県と、4勝(2KO)4敗の18歳・韓国。

 

B級デビューの佐川君に相川学巳君がサポートセコンドに入ってたね。

 

<1R>

相手が前振りナシにいきなりガァーッと打ち掛かって来るもんで佐川君、

そんならってことで彼も大きな動きから大きく仕掛ける対応をしてたんだわ。

 

基本的には佐川君が優勢に進めてた残り48秒、

この時間帯になると二人の力量差がかなりハッキリしてきたんだけど、

強烈な右ストレートを綺麗に当て込んで佐川君が一発ダウンゲット。

 

<2R~3R>

その後はコリアン・ボクサーもタイボクサーとは違うところを見せて、

被弾を重ねながらも思いの外踏ん張ってたんだわ。

 

結局3R、佐川君が右、右、右を相手のボディやら顔面に連続喰い込みさせて、

2分03秒でのTKO勝ちだったんだけどね。

 

 

佐川君は適度な太さをした両手両足がそこそこ長くて懐も深いし、

かなりの馬力も有ってこの先が楽しみなボクサーだったんだけど、

一旦攻撃に移る際、それは相手が打ち返して来ないのを見越してたせいか、

ディフェンスが疎かになるっていうか、アゴが上がり過ぎる傾向が強かったんだわ。

先々の試合の中のどこかで大きく貰うと修正するとは思うんだけどね。

 

 

 

④ 三浦仁君(三迫)×熊谷直昭君(T&T)……SB 8R

8勝(1KO)1敗(1KO)の22歳・青森県と、

7勝(4KO)5敗(3KO)の26歳・東京都。

 

お互い実に対照的な戦い方をするからそのせめぎ合いが焦点だったんだわ。

 

<1R>

熊谷君の方が7~9㎝ほど上背で上回ってるんだけど、

彼はスタンスを広く取って低く構えることが多いもんでほぼ同じくらいなんだわ。

 

タイミング見計らってのイッセノセ系の熊谷君に対して三浦君、

相手の挙動を解った上での冷静な動きでキッチリプレスも掛けてたね。

 

一発大振りを外した直後の危険な間合いを回避すべく熊谷君、

大きく上体を振ってて、それはそれで成功してるんだけど、

次のショットに繋げるのを諦めた上での仕草なもんで単発単発なんだよなあ。

 

お互い、大きな有効打に欠けてた中、三浦君がコツコツショットでポイントゲット。

 

<2R>

熊谷君は雑でかつトリッキーなパフォーマンスを強めていったんだけど、

そんな中で1分26秒、右フックを大きく当て込むことに成功してポイントバック。

 

三浦君もその後、残り1分に右フックを当て返してたんだけど、

何となく中途半端な距離が気になってきて、

いっそのこともっと詰めまくってもいいんじゃないのかなあ……。

 

<3R>

熊谷君はこの日も殆どボディを攻めない顔面攻めオンリーで、

何かの拍子の一発ビッグヒットに賭けてるような感じだったなあ。

 

三浦君は中盤に相手の右の打ち終わりにワンツーを綺麗にヒットさせてたし、

熊谷君の動きに惑わされることなく正統派のキッチリボクシングだったんだわ。

 

<4R>

小ヒットの多さでは圧してはいたんだけど三浦君、

たまの中ヒット被弾でポイントを相手に渡してしまってて、

もう少し打ち終わりの動きに工夫すべきだし、正面に立ち過ぎでもあったんだわ。

 

ってことで試合半分を終えて自分の中では丁度イーブン。

 

<5R>

熊谷君が乱暴さを満開にさせていった中、

そもそも三浦君のジャブはどう評価されてるのかって気になりだしたんだけど、

終盤にかけては熊谷君にも振り過ぎた疲れが見え隠れし始めたんだわ。

 

それにしても三浦君、ここに来て真面目な性格がそのまま出てきてしまって、

打った後に動くとか、動いてから打つとか変化が欲しいところだったし、

熊谷君はブン回す時に顎が上がるからそこを狙い打てないのかってことで……。

 

<6R>

危険なことには変わりなかったんだけど、熊谷君が徐々に休み休みになってきて、

力を溜めてからでないと攻め切れなくなってきた感じで、

体もパンチも明らかに流れ始めた中、三浦君が手数で圧倒圧倒。

 

<7R>

間欠泉のような熊谷君の攻め込みをやり過ごした後に

三浦君が細かく反撃するっていうパターンが続いてたんだけど、

この回の熊谷君は気持ちを立て直したか残り1分20秒からは気合が入ってて、

頑張りロングラッシュで数ラウンド振りのポイントバック。

 

<8R>

お互い、ここまで結構微妙なスコアだって認識してたと思うんだけど

二人共、勝ち越しのA級ボクサーとしては最後の飛ばし方が今一のままで、

若干劣勢だった熊谷君に対して本木会長が、

「下がるな、相打ち、相打ち!」 って指示を飛ばしてたんだけど正しくその通りで、

三浦君の方にも 「手数! 手数!」 の声が飛んでたんだけど、

お互い、明確なアピールが出来ないままの終了ゴングで若干三浦君かなあ……。

 

 

熊谷君は折角当て込んでるのに打ち終わりに大きく体勢を崩すことが多くて、

だらしない感じが残ってショットそものの評価を下げてたんじゃないかなあ、

ってことで自分は77-75ってことで三浦君だったんだけど結局、

78-75、77-76×2ってことで三浦君のそこそこ際どい3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑤ 松山真虎さん(ワタナベ)×長嶺克則さん(マナベ)

                        ………51.5㎏ 8R

8勝(3KO)10敗(4KO)2分のランク6位、27歳・鹿児島県と、

12勝(8KO)1敗(1KO)のランク3位、25歳・沖縄県。

 

長嶺さんはオレンジイエローとグリーンのアディダスのニューシューズで、

いつものように宮崎辰也君がセコンドに付いてたね。

 

勝率やKO率からするとやっぱり長嶺さん優位は譲れないところで……。

 

<1R>

初っ端から長嶺さんのプレスがいい感じで、ジャブの精度と強さで上回ってたし、

最初のクリーンヒットは右も左も長嶺さんで、

松山君は殆どいいところを見せられないままラウンド終了ゴング。

 

<2R>

まずは長嶺さんの右ストレートで始まったんだけど、

その後0分28秒には松山さんもこの試合初めての右を綺麗に打ち返して、

いよいよ打撃戦が始まるかって思わせたんだけど、二人共そこそこ慎重で、

全体的には長嶺さんの反応の良さが目立ってたし、

残り1分30秒から見せたパンチの多彩さで圧倒してたんだわ。

 

中間距離ショットでもショートブローでも長嶺さんは実に美しくて、

その点、松山さんの引き出しの数の少なさが際立ってしまったんだわ。

 

<3R~4R>

この日の松山さんは意外なほど打たれ強くて、

何度かそこそこの直撃度のパンチを打ち込まれても殆ど平気な顔をしてて、

即の反撃にさえ移っていってたんだわ。

 

アレッ、今日の長嶺さんのパンチにはキレが足りてないって事なのかあ……。

 

<5R>

気が付いたら顔面の赤みと傷みは却って長嶺さんの方が進んでて、

派手さは無かったけど途中途中で松山さんも結構当ててたみたいだったんだわ。

 

このラウンドは松山さんの右で長嶺さんが左目上をヒットカットされてたし……。

 

<6R>

ただやっぱり松山さんの攻撃は若干単調と言わざるを得ず、

長嶺さんの上下打ち分けが目立ってきて、

ボディブローでガードを下げさせた直後の右ストレートが圧巻で、

膝カックンまでは至らなかったけど松山さんの頭を大きくのけ反らせたんだわ。

 

<7R>

前の回の手応えを頼りに長嶺さんが初っ端からの一気飛ばしで、

体勢を整える間もなく松山さんがあっと言う間に追い込まれてしまって、

勝負どころと判断した時の長嶺さんの回転力はホントに圧倒的だったんだわ。

 

精度の高いショットが続いたもんで松山さんには立て直す暇さえなくて、

被弾被弾を重ねるまま赤コーナー近くの東ロープに詰められた際にはもう危なくて、

何とか凌いで南ロープへ逃げた時には既に反撃するのは殆ど全く無理そうで、

ボコボコにされた上で最後は体を屈めたところに右を打ち下ろされて、

バッタリ倒れ込んでしまったのが0分38秒ってことで、

レフェリーの即のストップエンドと陣営からのタオルインとがほぼ同時だったんだわ。

 

控室に戻る長嶺さんは久し振りに顔面が傷んでて、

思わず目の方は大丈夫かって思ってしまったんだけどね。

 

 

 

⑥ 益田健太郎さん(新日本木村)×小澤サトシさん(真正)

               ………日本 SB タイトル戦 10R

25勝(13KO)7敗(3KO)のチャンピオン、33歳・鹿児島県と、

13勝(2KO)6敗(4KO)1分のランク13位、29歳・兵庫県。

 

通算戦績やらKO率、それにこれまで戦ってきたメンバーからいって、

正直小澤さんの勝ち目はとっても薄いんじゃないかって思ってたんだけど、

それにしても小澤さん、同じボクサーとの再戦がやたら多いし、

名の知れた強いボクサー達を敢えて避けてきたかのようでもあったんだよね。

 

<1R>

タイミングの取り方とかパンチの打ち出しを見てたら小澤さん、

それほど器用なボクサーには見えなくて詰め詰めはするけど、

シンプルなワンツーに終始してたし回転力不足でもあったんだわ。

 

これなら大丈夫だなって感じを自分と同様益田さんも抱いたみたいで、

利き腕のショットを外しても余裕の左フックだったんだわ。

 

終了ゴングが鳴った時には小澤さんは既に顔面をかなり赤くしてたんだよね。

 

<2R>

これまで戦ってきた相手のクオリティーの差が歴然と現れてきて、

小澤さんには攻撃の際の引き出しの少なさが目立ってきて、

自分にはごく普通のA級ボクサー以上には見えなくなってしまったもんで、

このラウンドが終わったら休憩タイムだなって思ってた残り51秒、

益田さんのワンツースリーフォーが連続ヒットして、

最後の手前の右ボディが効いてしまったみたいで小澤さん、

まるでタイボクサーのように腹を抱えながら崩れ落ちてしまったんだわ。

 

カウントが始まってから陣営からタオルが投げ込まれて結局、1分00秒、

益田さん会心のKO勝ちではあったんだけど力量差が有り過ぎだったんだわ。

 

 

 

⑦ 拳四朗さん(BMB)×レスター・アブタン

              ………OPBF LF タイトル戦 12R

8勝(4KO)0敗のチャンピオン、24歳・京都府と、

11勝(5KO)5敗3分のランク3位、25歳・フィリピン。

 

<1R>

アブタンからはそこそこのスピードとパワーを感じられたんだけど、

全体にかなりポキポキしたボクシングだったし、

そもそもきっちりジャブから組み立てるタイプではなくて、

いきなり大きく振り廻すのが目立ってたんだわ。

 

拳四朗さんの方はいつも通りのクールな立ち上がりで、

その流れるようなリズム感は見ててとっても気持ち良かったんだわ。

 

それにしても彼は一見ごく普通の大人しい青年の様にしか見えなくて、

それが廊下ですれ違ってもリング上でも変わらないもんで驚いてしまうんだわ。

 

<2R>

アブタンはそのオーバーハンドが得意技なのかってほどの振り回しで、

拳四朗さんは早くも見切ってしまった様な余裕の動きで、

決着もそう遠くなさそうな感じだったんだよね。

 

<3R>

ホントに決着は早く訪れて、まずは1分20秒、

相手のまたもやの大振りの打ち終わりに合わせて拳四朗さん、

踏み込んでの右ストレートを一閃タイミング良くハードヒットさせたんだわ。

 

思わずヨロけた相手の動きに手応えを感じた拳四朗さんが一気のラッシュで、

その4秒後、アブタンは青コーナー近くの西ロープ際で右に大きく体が傾いて、

ロープの間からリングアウトしそうになってしまってロープダウン。

 

火が付いた時の拳四朗さんはホントに全く物凄くて、

超速回転のショットの正確性と鋭さはもう惚れ惚れ以外の何物でもなくて、

もうこの時点で既に終わってたんだけどOPPFのタイトル戦ってことで、

何とかリスタートしたアブタンにもチャンスが与えられたんだけど、

結局それはチャンスどころではなくて、再度のフルボッコを喰らってしまっただけで、

殆どその場から動けなくて一発も打ち返すことが出来ないままの1分57秒、

どうにも全く手際のいい拳四朗さんのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 拳四朗さん

② 益田健太郎さん

③ 長嶺克則さん

 

 

 

昨日は奥様と晴太クンと一緒に宮崎辰也君のご両親が富山から来られてて、

「いつもお世話になってます。」 って言われて、 「いいえこちらこそ。」 って、

一応返したんだけど、お互い実はそれほどお世話をし合ってはいないんだけど、

御両親からは頂き物があってどうもアリガトゴザイマスってことで、

帰宅してから奥さんと遅い夕食で、自分には少し懐かしい味で美味しかったなあ。

 

父上及び母上殿、これからはどうぞお気を使うことなく、です。

 

 

 

2016年12月 7日 (水)

後楽園ホール・12月6日

 

Img_0951

「ん~とね……。」

 

 

 

日中はそこそこホカホカしてたのが出掛ける頃には北風ビュービューで、

ポッケに両手を突っ込んで肩をすくめながらのホール入りだったなあ。

 

石井会長や柳光会長、それから武士道ボクシングの星島さんとか、

一力ジムの鈴木さん、三迫ジムの久保さん達と、

昨日は業界の中の少しばかりヤバイ系の話をした後、

玉木善文君と相馬一哉君に頑張ってよコールして始まり始まり……。

 

昨日は赤コーナーは全て角海老ボクサー。

 

 

 

① 星大翔君×小玉将君(新日本仙台)……SL 4R

デビュー戦の18歳・埼玉県と、1勝(1KO)1敗(1KO)の30歳・秋田県。

 

自分はデビュー前のボクサーに関する事前知識は殆ど持ってないんだけど、

何人かの人に星君は凄いよおって聞かされてたんだよね。

 

リングインした星君は確かに凄くて、デビューボクサーだっていうのに、

オーダートランクスにスポンサーシールが10個ほども貼ってあったもんなあ。

 

<1R>

その星君は地味~なイデタチと風貌の児玉君とは明らかに一線を画してて、

年齢差も大きかったんだけど技術レベル的にも大差があったんだわ。

 

開始20秒ほどまでには早くも決着が見えてきそうな展開だったんだけど、

相手を見切って甘く見たか星君も何だか粗っぽいパフォーマンスで、

大きな雑振りを続ける中、中々正確なヒットに繋げられないままだったんだわ。

 

お互い、殆ど有効打が無いままに推移してた残り34秒のリング中央、

小玉君の右の打ち終わりに星君が綺麗に右ストレートを合わせ打って、

この辺のタイミングの捉え方はやっぱり下馬評が高いだけのことはあって、

実に見応えのあるダウンゲット。

 

何とかリスタートした小玉君、このまま終了ゴングかって思われた残り1秒、

赤コーナー近くで今度は右フックを多分ボディじゃないかと思ったんだけど、

強烈に打ち込まれてしまってこの回2度目のダウンを喰らってしまったんだわ。

 

<2R>

小玉君の回復具合を確認する前に決着場面がいきなり訪れて、開始18秒、

とにかく距離を詰めなくちゃって感じの小玉君を星君が巧いこと捌いて、

直後に実にタイミングのいい右フックを強烈打ち込みで、

小玉君のバッタンダウンを見たレフェリーが即のストップエンドで、

0分20秒、星君の前評判通りのTKO勝ちデビューだったんだわ。

 

 

圧倒的な力量差を感じさせはしたんだけど星君、

デビュー戦で舞い上がったってこともあったのかも知れないんだけど、

それにしても少々大きく振り回し過ぎてたのは間違いのないところで、

この日みたいに簡単にぶちのめしてしまうような試合を繰り返すのは良くなくて、

先に行って苦戦するのは渡部あきのりさんの二の舞になってしまう訳で、

ビデオレビューして来年の新人王トーナメントに向けて修正修正だと思ったね。

 

ただ、今後丁寧な試合が出来るようなら間違いなくレベルは突出してて、

岡田博喜さんのデビューの頃を彷彿とさせたのも事実だったんだわ。

 

 

星君は帝拳の梶兄弟とは幼馴染だっていうし、

田之岡条さんにとっては中学の後輩ってことで、

またもやボクサー同士の繋がりに成程なあって思わされたんだよね。

 

試合後大分経ってからロビーで星君とすれ違ったらニコッとしてくれたもんで、

ついつい感想を伝えてしまったんだけど、

後で思い返したらどう考えても初対面だったのにって訳わかんなかったんだけど、

もしかしたら以前田之岡さんや梶君兄弟達と話してた際に、

その取り巻きの若い連中の中にいたのかも知れないなあってことで……。

 

 

 

② 細谷大希君×戸高達君(L玉熊)……49.5㎏ 6R

4勝(1KO)1敗1分の21歳・東京都と、

5勝(1KO)1敗3分の27歳・東京都。

 

<1R>

プレスを掛け続けてたのは戸高君だったんだけど、

一瞬の打ち出しで後れを取ることが多かったし、

中間距離での捌きが巧くなくて細谷君の左フックがとっても目立ってたんだわ。

 

ってところで自分のすぐ隣に若い男女が座ってきて、

そいつらはボクシングには全く興味がないけど只券貰って仕方なくって感じで、

スマホを見ながらの世間話が実に実にウザかったもんでいきなりの席移動。

 

<2R>

細谷君は下がりながらではあったんだけど常にヒットの正確さで上回ってて、

特に中間距離でのやり取りでは圧倒してて、

戸高君としては接近してのシツコサだけで勝負って感じだったなあ。

 

<3R>

1分13秒、相手が前詰めしてくるところに細谷君が右フックを激しくヒット。

 

戸高君はジャブで繋げない片寄りの強いボクシングスタイルで、

めげずに前に出てはいるんだけど、見栄えのいいヒッティングからは遠かったなあ。

 

<4R>

開始すぐの14秒、細谷君が右を振り終わった際にバランスを崩してしまって、

左足をスリップしてしまったんだけどレフェリーはダウン裁定。

 

だけどあれはどう見ても戸高君の左が細谷君の首の後ろをかすっただけで、

すぐ近くで見てたはずのインスペクターが知らんふりしてたのは怠慢であって、

細谷君はいい加減な性格じゃないから違う違うっていうポーズも信じられる訳で、

前の日の村中さんのダウンをスリップって判定したのとは真逆の扱いだったんだわ。

 

インスペクター始め最前列で見てるジャッジ達がレフェリーに全部を任せ過ぎで、

結果的にはレフェリーの誤判断が横行してしまう事態を招いてしまう訳で……。

 

ってことで自分はこのラウンドも細谷君の10-9だったね。

 

<5R>

戸高君はスタミナ充分の上の山ほどの手数ではあったんだけど当たりが不正確で、

一方の細谷君もキッチリ当ててる割には効かせることが出来てなかったんだわ。

 

<6R>

二人共、まだそこそこの動きを維持できてて、ただ山場作りの意識に欠けてて、

相変わらず戸高君は精度の良くないショットを繰り返してて、

残り30秒からの踏ん張りショットの積み重ねで細谷君がポイントゲット。

 

 

ってことで自分は59-55で細谷君だったんだけど結局、

細谷君から見て58-57、56-57、57-57ってことで1-1ドローだったんだわ。

 

細谷君にはお疲れさんとだけ声掛けたんだけどね……。

 

 

 

③ 宮坂航君×玉木善文君(小熊)……SB 8R

9勝(2KO)4敗1分の27歳・東京都と、

7勝(4KO)3敗1分のサウスポー、22歳・東京都。

 

玉木君がキチンと距離をキープしてシッカリジャブから組み立てればって……。

 

<1R>

頭一個分ほど上背があってリーチも圧倒してる玉木君と、

一瞬の突貫からの連打が命っていう宮坂君の正しく距離が全ての一戦で、

相手が入って来る瞬間を玉木君が狙い打てるかってことでもあったんだわ。

 

中盤までは打ち出しが高過ぎた玉木君が徐々に低い打ち出しに修正できて、

中々いい感じのスタートを切ったんだけど、

宮坂君の方も終盤にはワンツーをそこそこ届かせるタイミングを掴んでたね。

 

<2R>

お互いに必ずしもKO率を誇る同士では無かったもんで、

究極の正確な当てっこ競争になっていったんだけど、

まだまだ警戒感の方が強かったか小康状態だったなあ。

 

<3R>

どちらが先に仕掛けるかってところだったんだけど、

まずは宮坂君が踏み込みざまの左フックで先行して、

玉木君の待ち過ぎの手数不足が目立ってきて、

合わせ打ちに絞り過ぎてるような感じで、

もっと先攻めも混ぜ込んでいかないと見切られてしまいそうなんだわ。

 

1分23秒、またもや宮坂君の左フックがヒットして、

玉木君はまだ淡泊な攻撃に終始してて、

無駄になってもいいから畳み掛けるような攻め込みが欲しいところだったんだわ。

 

<4R>

新しい展開を工夫して、とにかくこれまでとは別の動きを加えないと玉木君、

その手数不足は致命的な結果を招いてしまいそうで、

先を見据えてのことなのか慎重さだけが際立ってたんだよね。

 

一方の宮坂君にしてもいつも活きの良さとは程遠くて、

お互い、睨み合った蛇とマングースみたいなほぼ膠着状態が続いたんだわ。

 

 

試合半分にさしかかってこれじゃあなあって感じが強くなってしまったモンで、

自分的な気分転換の為の一旦休憩タイムってことで……。

 

 

7Rに戻って、あるジム関係者にどんな感じですかって尋ねたら、

やっぱり玉木君の手数が少ないままで、このままなら負けだって……。

 

そおかあ、あのままだったかあって見てたら、

玉木君の左ストレートが突然のヒットで宮坂君がダウンしてしまったんだわ。

 

それでもまだ玉木君が負けてるって、その人は言ったもんで、

自分はリスタート後からの玉木君の追撃をしっかり見据えてたんだけど、

負けてる方の追撃としては正直甘かったと言わざるを得なかったし、

そもそも玉木君、ショートブローの練習が足りないと思ったんだよね。

 

8Rにも玉木君、左を直撃させて宮坂君を北西ポスト近くまで吹っ飛ばして、

すぐ後ろのロープに助けられたけどあわやダウンゲットってところまでいって、

結局ダウンゲットに至らなかった分だけの判定負けで、

77-75、77-76、75-77ってことで宮坂君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

最後にダウンまで追い込めてれば逆の2-0勝ちだったんだけど玉木君、

それより何よりも序盤の4ラウンドまでを無為にやり過ごし過ぎであって、

そのことは試合後暫くして彼に行き合った際にも話したんだけどね……。

 

 

 

④ 今野祐介さん×相馬一哉君(一力)……SL 8R

10勝(4KO)3敗のランク4位、27歳・神奈川県と、

7勝(6KO)10敗(4KO)2分の36歳・福井県。

 

昨日は相馬姓のボクサーが二人出場したもんで一哉君ってことで、

彼は来年2月に定年を迎える負けたら引退必至のボクサーな訳で、

そりゃ巧くはない証のこの戦績なんだけど、

ボクシングの原点を知らしめてくれるまるでグラデュエイターのようなボクサーで、

それは今では彼のトレーナーをしてる沼田康司さんのようでもあって、

友人の宮崎辰也君にも通じるところがあって、

今野さんはランク3位だから負けてもランク落ちする可能性は無いんだから、

不謹慎この上ないことを承知したうえで、

この1試合だけ一哉君に譲ってくれないかってことでもあったんだけどね……。

 

<1R>

最初っから危なっかしいのは解った上ではあったんだけど、

まともなジャブの差し合いでは一哉君、全く勝負になってなくて、

ビシバシ決め込まれて早くも顔面が紅潮し始めたんだわ。

 

そのままの流れだった残り25秒には一哉君、

青ポスト前に追い込まれてのボッコボコでいきなり危ない危ないで……。

 

ところがところがこのまま一気終わりかって思わされた残り12秒、

追い込まれた一哉君が渾身の右フックを見事にカウンターヒットさせて、

一瞬今野さんの膝を緩ませて僅かばかりの希望の光を残したんだわ。

 

それでも自分の評価的には10:8.5ほどもの差が出てしまってたんだけどね。

 

<2R>

開始1分19秒、今野さんの右フックで一哉君がヨロッとしてしまって、

しっかりしたバランスの下の今野さんの正確なショットを前にして一哉君、

徐々に反応も悪くなっていっていったんだわ。

 

それでもそれでも一哉君、一旦自分の距離になるとここだここだって頑張って、

残り20秒からは今野君に西ロープを背負わせての連打連打で、

残念ながら正確なヒッティングには繋げられなかったんだけど、

ジム関係者や後援者、友人達に自らの気持ちを見せてたんだわ。

 

<3R>

時折の一哉君の反攻にも気持ちがこもってたんだけど、

試合の大勢は如何にも動かし難いままの残り38秒、

打ち終わりにキッチリ合わされてしまった今野さんの右ストレートは

この日一番の直撃度で、ついに一哉君がバッタンダウン。

 

かなりのダメージに見えたんだけど立ち上がってリスタートした一哉君、

ここは凌いで凌ぎまくっての終了ゴングだったんだわ。

 

<4R>

その前後はほぼ一方的に打ち込まれてはいたんだけど一哉君、

1分25秒辺りでの渾身のボディ連打には最後の気持ちを込めてたみたいで、

やることはやった、役目を終えたって感じの一段落を見せた途端、

当然なんだけど直後の今野さんの鬼攻めに晒されるばかりになってしまって、

そこからのフルボッコにレフェリーが見るに耐え切れなくなってのストップエンド。

 

1分51秒ってことだったんだけど、

一哉君はそれでも立ったままボクサー生活を終えることが出来たんだわ。

 

 

試合直後の一哉君とグローブタッチした後、

小林会長ともちょっと言葉を交わしたんだけど、

取り敢えず一段落させたって感じが漂ってたんだわ。

 

 

 

⑤ 阪下優友さん×望月直樹さん(横浜光)……F 8R

14勝(9KO)7敗(3KO)2分のランク5位、25歳・愛知県と、

10勝(6KO)1敗のランク9位、22歳・神奈川県。

 

<1R>

フレームのデカい阪下さんに対して望月さんが初っ端から強いプレスで、

活き活きした動きの中から例の鋭い回転力の左右を仕掛けていって、

途中の右の相打ちでは阪下さんが上回ったんだけど、

その後の小ヒットの積み重ねで僅かながらも望月さんのポイントだったなあ。

 

立ち上がりに手間取るというかエンジンの掛かりの遅い阪下さん、

フルショットに行く前の左手の捌きが不十分過ぎだったなあ。

 

<2R>

明らかに望月さんの方がいい感じのスタートを切ってて、

阪下さんは先手を取って望月さんを崩し切れないままっていうか、

どことなく吹っ切れないままのパフォーマンスで、

それは前回の藤北誠也さんとの試合の際にも感じた雰囲気でもあって、

早くもこの時点で阪下さんの勝ちが見え難くなってしまったもんで一旦離席。

 

 

足りなかったのはカウンターを狙うセンスなんかでは決して無くて、

そもそも試合に集中し切れて無いって言うか、

何を目的にリングに上がってるのかっていう踏ん切りさえ付いてなくて、

だから体の反応全体が中途半端に終わってるんじゃないかってことで……。

 

移籍したすぐの頃はもっとギラギラしてて刺激的なボクサーだったんだけど、

結婚して子供も出来て、パパボクシングになってしまったって感じなんだよね。

 

 

ブラブラしてる間に麻生興一さんと椎野トレーナーと次戦の話なんかして、

玉木君の応援に来てた田之岡条さんともヤアヤアってことで……。

 

 

結局、この試合は80-73、79-73、79-74ってことで、

見たまんまの望月君の圧倒3-0勝ちで、

来年のフライ級王座戦線に向けて名乗りを上げることになったんだわ。

 

 

 

この日も例の姑息な感じの目線の定まらない知ったかバカが来てて、

自らがそのボクサーに試合させてるような生意気この上ない大声を上げてて、

全くの見当外れなのにその自信たっぷりさが恥かしくないのかってことで、

結局コイツもサイコパス系なんだろなあってことで……。

 

 

 

⑥ 中川勇太さん×相馬圭吾さん(三迫)……SB 8R

18勝(9KO)4敗(1KO)1分のランク2位、27歳・滋賀県と、

8勝(4KO)11敗(2KO)2分のランク9位、21歳・茨城県。

 

阪下さんといい玉木君といい、ガツガツジリジリ詰め寄るボクサーに

呆気ないほどの負け方をしてしまったんだけど、

流石にハイランカーの中川さんは彼らとは違うところを見せ付けたんだわ。

 

ガツガツ来られるのが嫌いなボクサー達は一体どう交わして、

どう攻めたらいいのかを中川さんのボクシングから学ぶべきだと思ったね。

 

客席からはチョンチョン手打ちばっかりしてないで倒しに行けって、

大声出してた酔っ払いがいたけど全くの節穴なんだわ。

 

この日二人目の相馬君なもんで圭吾さんってことで……。

 

<1R>

頭半分以上デカい中川さんに対して圭吾さんは予想通りの戦法で、

更に背を低くしてしっかりガード固めてのジリジリ寄りで、

辿り付いたところで強烈左右フック狙いだったんだけど、

中川さんも勝手を知ってる上での冷静な対応が出来てて、

常に適度の距離を保ちつつ、相手が入って来る前の処置としては万全で、

全力打ちして返しに困ったりバランスを崩すってことのない軽ヒット軽ヒット。

 

<2R>

圭吾さんは近寄った瞬間に頑張り打ちしてたんだけど、

殆ど当たらずのまま下向いたままの攻撃で、

中川さんのボディ辺りを見ながら適当に打ってるって感じしかしなくて、

そういう時でもシッカリ上目使いしてる麻生興一さんとは随分違ってたんだわ。

 

中川さんからは早くも余裕のようなものすら感じられて、

それは具体的には彼のパンチの多彩さに現れてきて、

ガードが固くて当てどころの少ない正面攻めに敢えて拘らず、

大きなフックを耳際に打ってみたりボディに喰い込ませたり、

ショートフックの合間にアッパーも混ぜ込んで、

それも色んなタイミングで打ち分けて圭吾さんの出鼻を挫いてて、

一緒に見てた10count ジムの村越マネジャーも巧いわねえって言ってたんだわ。

 

<3R>

圭吾さんはデンプシーロール一本狙いのようになってしまって、

相変わらず下を向いたまま明るい未来が見えにくいままだったし、

後は中川さんが嫌気を差さないかだけがポイントになってきたもんで、

ソロッと離席してコーヒータイム。

 

 

この試合は中川さんが無理に行かずの判定OKでやってたと思うんだけど、

8Rに飛ばして1分31秒にTKO勝ちしたんだけどね……。

 

 

「兄ちゃんはいい試合したと思うよ。」 って航君に伝えたら嬉しそうだったなあ。

 

 

その航君はラウンドガールのリング出入りの際のサポートの役目を

この日は奥村健太君に譲ってたんだけど、その奥村君、

目の前を大きなバストが去来するもんでたまのチラ見は仕方なくて、

彼、九州の超悪徳クソジムから移籍してきて以来いいことばっかりなんだってさ。

 

 

 

⑦ 加藤善孝さん×レオナルド・ドロニオ……L 10R

29勝(9KO)7敗(1KO)2分のランク4位、32歳・茨城県と、

15勝(10KO)13敗3分の国内10位、28歳・フィリピン。

 

フィリピンボクサーとはいえ勝率ほぼ五分五分の国内10位だし、

自分の中では加藤さんの勝ち方が問われる試合だったんだけどね……。

 

フルラウンドまでいっての最終スコアは97-94、96-94、95-96ってことで、

加藤さんが2-1勝ちしたんだけど、何だかギリギリって感じが否めなくて、

陣営は試合終盤のスコア読みに若干バタバタしてたんだわ。

 

自分的には1R~4Rはイーブンで、5Rを取られた後の6R~8Rはゲットして、

9Rはまた相手のポイントで、その時点で1ポイントだけリードじゃないかって、

聞かれたからそう伝えたんだけどね……。

 

加藤さんの立ち上がりは特別悪いことはなかったんだけど、

いきなりのアッパーを起点にしたドロニオの意表を突く攻撃に面食らったか、

その後は例のストレートに近い鋭いジャブも出し惜しむというか、

キッチリ出し切れないことが多くなって相手に打ち込みのタイミングを与えてたし、

自らのリズムが取り切れなくて相手のボクシングに合わせてしまった様な、

若干大味の振り出しでの同じタイミングでの危険な打ち合いも多くなってたんだわ。

 

加藤さんは元々それほど器用なボクサーではないから、

上体を左右に振りながら攻めたりステップを工夫したりフェイント駆使したり、

兎に角そういう技を使い分けるボクサーではないんだから、

真正面に立つ以上ジャブは基本中の基本な訳で、

それが思うに任せなくなった時点でそれは自分の中では苦戦な訳で、

残念ながら明らかな格下相手にヘタを売ったとしか言えなかったんだよね。

 

加藤さんは最後までドロニオのアッパーから始まる強烈連打に戸惑ってたって、

それが自分の感想だったんだけど、どうなのかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 中川勇太さん

② 望月直樹さん

③ 今野裕介さん

 

 

 

昨日試合が終わって一休みしてた時に宮崎辰也君から電話が入って、

メモを落としてませんかっていきなり言ってきて、

そんな筈はないだろって確認したら、アララ、バッグの中に無くて、

ある場所で落としてしまったのを偶然の偶然で宮崎君が見つけてくれて、

中を見たらそれらしい事が書いてあったもんでもしかしたらってことで……。

 

あんな大勢の人の中では違う人に拾われる可能性の方が莫大な訳で、

そんな汚いメモはゴミ箱行きが妥当なところの彼は救世主ってことで、

自分はそのメモを眺めながらその試合の流れを録画の様に思い出しながら、

結局はこういう試合だったって自分なりの結論付けをしてからブログを書くもんで、

これが無かったら書く気さえ失せてしまったかも知れないんだわ。

宮崎君、ホント、アリガトなんだわ。

 

 

 

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