2018年7月15日 (日)

名を捨てて実を取った!

 

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“大逆転”

 

 

 

判決が下された7月11日の千葉地裁には自分を含めて10人程の傍聴人がいて、

そのうちの一人が話し掛けてくれて、その方は元競輪選手ってことで、

斉藤司君の最後の試合を観戦したってことで、

法廷を出た後にコーヒーを飲みながらちょっと話をしたんだけど、

そう言えば9日の後楽園ホールでも3人の方が声を掛けてくれて、

みんな知らない人ばかりだったんだけど、裁判の事を気に掛けてくれて、

何とかブログを続けて欲しいとも言われたんだよね。

 

その後13日にはあるボクサーがわざわざ電話を掛けてきてくれて、

彼とは7~8年前のデビューの頃からの知り合いなんだけど、

実にとっても温かい言葉でこのブログのことを語ってくれたんだわ。 

 

 

 

先日も書いたように自分としては判決理由を読んだ上で、

最後のアガキをするつもりでいたんだけど、

実は判決が下された翌日、先回のブログをアップした直後、

つまり12日の昼過ぎに担当弁護士から電話が入って、

その判決理由に関する説明を受けたんだわ。

 

それによると、斉藤司君と所属ジムとの間のマネージメント契約は、

既に有効性を失ってるというか充分に契約解除要件に相当するってことで、

所属ジムの承認さえも全く必要無く自由移籍が可能だってことだったんだわ。

 

今回の事案は元々 “未払い金請求事件” として提訴されたものなんだけど、

未払い金分としてこちら側が算定した金額は、

協会のファイトマネー支払いに関する甚だ不鮮明な規程の前に粉砕されてしまって、

その意味では前回報告通り全面敗訴だったんだけど、

判決理由の中にはボクサーにとって宝物のような文言が書かれてあったんだわ。

 

 

そもそもジムとボクサーとの間のマネージメント契約は労働契約じゃないか、

もしそうでなければ有償準委任契約だとする当方の主張のうち、

労働契約とする部分は否認されたんだけど、

有償準委任契約とする部分が認められて、

両者の信頼関係が修復出来ないほどに崩壊しているから、

当該契約はその有効期間の満了を待たずにいつでも解除できるし、

所属ジムの移籍承認印さえ不要だって書かれてあったんだわ。

 

本契約の解除によって被告ジム側が大きな損害を被ることも認めてなくて、

そういう意味では移籍金の発生も有り得ないことも諭してるんだよね。

 

 

結果的には当方が当初目指してたゼロ和解をゲットしたのと同じな訳で、

被告側が和解に応じず、あくまで200万円の移籍金を要求し続けて、

こちら側が1円も支払うつもりがないと突っぱねた結果、

今回初めてマネージメント契約の法的性格に関する一解釈が明らかにされて、

その解除に関しても大きく一歩踏み込んだ判断が下されたんだよね。

 

それらは悪徳系ジム側にとっては甚だ厳しい裁断な訳で、

皮肉にも被告自身が業界の改善に関しての一助を担いつつあるとも言えて、

もしもあの折、被告側がゼロ和解に応じてたら、

全ての事がウヤムヤのままにされてたと思うからね……。

 

 

実は今回の案件に携わった弁護士は、

もし一審が判決理由を含めて納得し難い結論のままに終わってたら、

自腹を切ってでも控訴する覚悟でいたって聞かされて、

その一心不乱の男気にはホント感謝感謝なんだよね。

 

彼が書いた9頁にわたる最終準備書面はそれこそ渾身の文章で、

原告被告其々の本人調書と併せて読んでみると、

今回の事案の全体像がハッキリ浮き出てると思う訳で、

裁判所の判決理由と共に業界関係者達は必読だと思うんだよね。

 

 

ジムとボクサーとの間のマネージメント契約の有効性や、

契約解除に関しては今回ある程度の法的判断が下されて、

コミッションや協会には更なる前向きな対応が求められると思うんだけど、

勿論ボクサーは誰でもいつでも移籍が自由ってことでは無くて、

契約を継続しうる為の合理的根拠を欠いてる場合に限られる訳で、

実質的にファイトマネーがどういう形でどれだけ支払われたかも重要な訳で、

マネージメント契約の解除に関しては厳正な判断が必要なんだよね。

 

 

今回の訴訟は裁判所にとっても判断に苦しむような稀有な案件だったみたいで、

本来1,000万円以内の民事訴訟は一人裁判官制が原則なのに、

3人の合議制を取ってたんだけど、いずれにしても画期的な判例として残る訳で、

以降に同じような訴訟があった場合には大いに参考にされることになる訳で、

ジムとボクサーの其々にこれまで以上の緊張感を強いるんだわ。

 

 

元々の未払い金請求に関しては請求棄却されたんだけど、繰り返しになるけど、

それはファイトマネーの支払いについての協会規約がルーズ過ぎてることが要因で、

その点に関する改革改善も急務だと思うんだけど、

マネージメント契約に関する今回の裁判所の判断は、

自分としては肉を切らせて骨を絶ったって感じがしてて、

正義は存在するんだなって、今はシミジミしてるんだよね。

 

 

 

そんな中、頭の中を去来するのは以前当該ジムに所属してたボクサー達のことで、

その余りに汚いやり方に嫌気を差してボクサーを止めてしまったり、

3人合計で600万円もの移籍金をふんだくられたボクサー達のことで、

もし彼らが今回の訴訟のような段取りを踏めば、

そんな酷い目には遭わなかっただろうことを思いやると実に痛恨な訳で、

この際不当利得返還請求とか消滅時効のことなんか調べてみるかなあ……。

 

その前にまず、今回の判決理由を携えながら、

斉藤司君の為に最後の援護射撃なんだよね……。

 

 

 

ってことなんだけど、今回はコメント欄を開放しますので、

何か御意見があったらヨロシクです。

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2018年7月12日 (木)

結局……。

 

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昨日11日13時10分に開廷された千葉地裁601号法廷は、

事前に聞かされてた通り、判決主文の言い渡しだけだったモンで、

「原告の請求は全て棄却する。」 っていう裁判長の一言で終わったんだわ。

 

その間ほんの1分もかからなくて、元々そういう結論を予想してたモンで、

殊更の失望感は湧いてこなかったんだけど、

自分にとっては一つの事が終わったのは事実であって、

何となくスッキリした感じさえあったんだよね。

 

 

被告にしてみればざまあ見ろってことで、多分新年会に集まる会長達と祝勝会で、

全く無反省なまま今後もボクサー達を食い物にし続けるんだろうけど、

実は今回の判決が例え原告側に添ったモノだったとしても、

自分はこの先のボクシング観戦は止めるつもりでいたんだよね。

 

とっても素敵なボクサーが実は悪徳系ジム所属の場合だとか、

まとも系ジムと悪徳ジム系の対戦の場合だとかが見えてきてしまうもんで、

試合に対する思いが散漫になってしまって、同じ条件でチケットを捌いたとしても、

一方のボクサーには20万円の収入があるのに、

もう一方は10万円に満たない場合も透けて見えてきてしまって、

そのボクサー、その試合だけに集中出来なくなってきてたからね。

 

 

 

それにしても今回の裁判における被告側の非道さは度を超えてて、

原告がそれまで育ててくれた事に対する感謝を述べながらの陳述だったのに対して、

被告側はひたすらの自己保身に終始してて、

結果的には原告を嘘つき呼ばわりして、

物的証拠が無いモノに対しては全て嘘八百で言い抜けてたし、

不都合なところは今はいない元マネジャーのせいに押し付けてたし、

以前の移籍者の移籍金は全て移籍先が負担したとか、

(それはつまり引き抜きだったっていう事を意味するんだよね。)

自分のことも因縁を付けに来た悪意の策謀者だって言ってのけたんだよね。

 

 

被告の弁護士はホントにそれら被告の言い分を信じていたのか、

単に仕事として捉えていただけだったのか、

はたまた被告のサポーター集団である “○○法人会” は、

被告の事をサポートしがいのある人物だとホントに思ってるのか、

会として青少年育成に参画してるっていうお題目だけが欲しいだけなのか、

ホントのところは全く解らないんだけど、

被告を取り巻く人間関係は大きくネジ曲がってると言わざるを得ないんだわ。

 

 

 

これほど無反省、不誠実のサイコパスが平然と存在し続けてることだけでも、

業界の暗部が底知れないことを示してるんだけど、

「C級ボクサーのファイトマネーは勿論現金6万円の場合もあるし、

チケット12万円分のこともあるが、チケット6万円分の場合もある。」

って被告に言い切らせたのは、

正しく協会のファイトマネーに関する規程が穴だらけなのに付け込んでの事であって、

結局ファイトマネー一覧表は単に虚しい数字が並んでいるだけであって、

チケット払いの場合には現金の倍額支給とは何処にも書かれてないんだよね。

 

 

全国に280ちょっとある協会加盟のプロジムのうち、

ボクサーに正直にファイトマネーを支払ってるジムが一体幾つあるのかなんだけど、

勿論全部を調べた訳では無いんだけど、

多分合計で30ジムにも満たないんじゃないかと思ってるんだよね。

その殆どは首都圏に集中してて、富士山から西はほぼ全滅じゃないかと思ってて、

移籍と移籍金に関しては更に出鱈目さがまかり通ってるんだよね。

 

流石に大橋、角海老、帝拳、三迫、ワタナベの日本の5大ジムはシッカリしてて、

ファイトマネーの計算書は何処に出しても恥ずかしくない形式を取ってるし、

殆どは移籍が自由だし移籍金も要求しない場合が多いんだよね。

 

その他の中小ジムの中にもボクサー寄りの経営をしてるジムも勿論あるんだけど、

特に千葉県のジムなら本多ジムが絶対的にお薦めなんだわ。

 

本多ジムでは試合ごとにファイトマネーを現金かチケットにするか選択できて、

それは連敗したボクサーはチケットの販売が難しいこともあるだろうし、

地方出身者は元々友人知人が少ないこともあろうかって思いやってのことで、

勿論追加チケットはプロモーターからの価格そのままで、

掛け率を上乗せするってこともなくて、

その上、試合近くになってその販売状況を確認して、

もし販売に窮してる場合なんかは安易にプロモーターに返却することなく、

ジムのサポーター達に協力を要請するっていう方式を設定してて、

自分が知り得る限り本多ジムは日本一ボクサーに寄り添ったジムなんだよね。

 

そういう善意に満ちたジムが存在する一方、

ファイトマネーの支払い、追加チケットの掛け率、移籍と移籍金、

その全てに関して厳正な規定が無く最初っから抜け穴だらけなのをいいことに、

ボクサーに選手会が存在しないのもいいことに、

腹黒い大人達がボクサー達を金儲けの手段として搾取しまくってるっていうのが、

今の日本のプロボクシング界の実態なんだよね。

 

 

 

今回の千葉地裁の裁判官達は何となく原告に気持ちを寄せながらも、

被告を糾弾する何の根拠も協会やコミッションの規程やルールからは見出せなくて、

本来なら26万円余を受け取れる筈なのに、

8万円余しか受け取れなかった事例に関しても、

結局C級ボクサーの規程ファイトマネーの6万円以上を受け取ったとしか言えなくて、

そういうやり方はダメだってルールや規程の何処にも書いてないもんで、

要するに裁判官には何の拠り所も無かったってことだと思ってるんだよね。

 

 

 

ビジネスとして業界に携わってる様々な善良な人達は、

「この業界の汚さは今に始まったことではないだろ、

今更子供じみたことを言うんじゃないの。」 って自分の事を諭してくれたし、

まるで汚水を飲むような思いで日々業界の暗部にも対応してるんだろうけど、

自分は単なる観戦者に過ぎないもんで、

汚水を飲む気持ちにまではとてもなれなくて、

その余りの汚さについに嫌気を差してしまったっていうのが本音なんだよね。

 

 

そんな感じで自分のボクシングは終焉を告げつつあるんだけど、

以前にも書いたように自分には義務としてのアガキを後二つ残してて、

まずは判決理由を見た上で原告に対する最後の援護射撃をあと一発、

それと強制的な業界改善の方向性に対する最後の一行動なんだよね。

 

それが一段落したら、これまでお世話になった方々に、

全ての経緯の説明と御礼を伝えようと思ってるんだよね。

 

このブログの最後は来週になると思うんだけど、

何も書かなかった最近でも毎日1,000~2,000アクセスも頂いて、

ホントにホントにアリガトですわ。

 

 

60万円弱で購入した4月からのボックスシートはあと9ヶ月分を残してるんだけど、

協会に尋ねたら、やっぱり残りの分の返金はダメってことで、

それだけがちょっと勿体無いんだよね。

2018年7月 2日 (月)

あと4ボクシングなんだが……。

 

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“デカッ!”

 

 

 

7月11日の判決日までに今日を含めてあと4ボクシングが残されてるんだけど、

まるで自分のボクシングが終焉するのを嘲笑うかのような極薄メニューばかりで、

その上、不愉快しか感じ得ない胡散臭いジム関係者も多くて、

何の罪もないそこの所属ボクサーにはとっても申し訳ないんだけどね……。

 

 

それでも取り敢えず後楽園ホールには行くつもりなんだけど、

今日は3試合、6日は4試合しか見るつもりはないし、

7日は全て結果が見えてる試合ばかりなもんで欠席を余儀なくされてしまったなあ。

 

9日はボクシング観戦とブログを書くきっかけを作ってくれた角海老ジム興行だから、

一応全部見るつもりでいるんだけど、

やっぱり組み合わせの安直さは興奮度が低いと言わざるを得ないんだわ。

 

 

こういう実態は特定のボクサーを応援する観客達に彼の勝ち姿を提供するべく、

ジム関係者が手を尽くしてる結果では必ずしもなくて、

誰もそんな勝負の行方が知れたような試合は組みたくもないんだろうけど、

プロボクサーの絶対数の激減が為さしめてる弊害なんだよね。

 

プロボクサー数の激減化は少子化傾向によってもたらされてる訳ではなくて、

業界の余りのいい加減さが末端にまで浸透しつつある証拠だと自分は思ってて、

そんな安いカネで自らの健康を不安に晒し、仕事と家庭に負担を掛けるのは、

実にナンセンスだっていうことに若者達が気が付いた証左だと思うんだよね。

 

 

ってことで今日からの4ボクシングは大きく気落ちしたままなもんで、

観戦ブログを書くつもりが無いことを何卒ご了承頂きたく、

更に6月のベストボクシング、6月度ランキング及び7月のボクシングに関しても、

全く筆が進まないままのことをお許し下さいませってことで……。

2018年6月26日 (火)

知ってる事、思う事 (8)〜完

 

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“有り得なかった……!”

 

 

 

趣味ならいざ知らず、女子のプロボクシングなんて自分には考えられなくて、

多少恥ずかしながらもそういうのは今でも変わらなくて、

その上女性の試合役員っていうのはそれ以上に有り得なかったことで、

そういう偏見としか言えないような自分の頑なさには半ば呆れる訳で……。

 

何が言いたいのかっていうと、要するに時代は変わるってことで、

東日本でも近々に女性レフェリーが誕生しそうでもあるし、

この辺で日本のプロボクシング業界も新しい姿に脱皮すべきで、

戦後のドサクサの中で始まって50年も60年も引きずってきた悪習のいちいちを

そろそろ真剣になって改善すべきじゃないかって思うんだよね。

 

 

時代の変遷と社会の要望に対応し切れない業界や組織、風習というものは、

いずれジリ貧、自滅、崩壊、破滅、消滅の道を辿らざるを得ないのが世の常な訳で、

やらないよりはマシな程度の幾つかの振興策を講じる以前に、

もっと根本的な課題についての改善に力を注ぐべきだと思うんだよね。

 

 

一番解り易くて簡単なのは業界全体のガラガラポンで、

自分は毎年年末ジャンボに挑戦してるんだけど、

もし10億円が当たったらその金で新しいコミッションと協会を設立して、

其々1億円ほどの上納金を納めて世界4団体にも認可して貰おうって、

そんな破天荒なことをここ何年も考えてるんだよね。

 

自分が宝くじに当選するのと、外部からの改革圧力と、

自浄努力のうちのどれに期待するかは其々なんだけど、

もし自分が10億円を手にしたら新しいコミッションの下に、

ファイトマネーの支払いや移籍に関して以下の様に設定するけどなあ……。

 

 

 

【ファイトマネーの支払い】

☆ 現金払いではない場合にファイトマネーの代替として支給されるチケットは、

規程現金額の2倍の額面額とキッチリ規定する。

 

☆ ファイトマネーが規程通り厳正に支払われたことを証明すべく、

ファイトマネーの計算書は統一フォーマットとし、現金払い又はチケット払いの区別、

追加チケットの枚数と割引率、マネージメント料などを明確に記して、

最終的なボクサー及びジム側、プロモーター其々の受取額に関して、

関係者達の確認印を必須とすることにして、

その計算書をプロモーター、コミッション、協会、ジム、ボクサーの5者が共有する。

(プロモーターへ依頼した追加チケット分にジムが割引率操作することを禁ずる。)

 

☆ 源泉徴収税は協会が徴収して、源泉徴収票をボクサーに発行する。

(源泉税をネコババされないようにね。)

 

☆ ファイトマネーからバンデージ代やその他経費を徴収することを禁止する。

 

☆ 但し、完全型へ移行するまでに3年間の猶予期間を与え、

その間はジム側が支給されたファイトマネー相当額のチケットの3分の1相当額の

チケットをマネージメント料として差し引くことを許可する。

 

 

 

【移籍と移籍金】

移籍志望の動機っていうのは所属ジムの指導方針に納得がいかなくなったり、

人間関係が歪んできたことに嫌気を差したり、

ファイトマネーの支払いに不信感や大きな疑問を抱いたり、

仕事や家庭の事情で引っ越したり、

単純に練習環境を変えたいからとか色々あるんだけど、

とにかく気持ちが離れたジムに所属し続けることは精神的に甚だ不健康だし、

上達に向けてのモチベーションを著しく損ねるものだから、

一定のガイドラインの下にボクサーの移籍の自由度を拡大すべきなんだわ。

 

育て上げたボクサーに簡単に自由移籍を許したら、

経営が成り立たないってジム側は言うんだろうけど、

ボクサーだって月謝を支払ってきたことを考えると、

両者の関係は受験生と学習塾とのそれに近いものでもある訳で、

受験生が自らの意志で塾を変えることを防ぐ根拠は何処にも無いんだわ。

 

ただ、野放図な移籍を無制限に認めると業界としての収集もつかなくなるから、

まずは知らないうちの自動更新を排除することから始めて、

ボクサーとジムの双方は契約期間の満了にあたっては、

継続するか否かを相互に話し合うことを義務付けるべきなんだわ。

 

そして、もしどちらか一方が契約の継続を望まないならば、

後は事務的な移籍手続きに移行するってことにするべきなんだわ。

 

その場合、現状では移籍金を発生させるのが妥当だと思うんだけど、

それもA級、B級、C級、及びランカーごとに予めその金額を設定しておいて、

移籍の話し合いが移籍金額で揉めて座礁してしまうことや、

移籍自体を認めずにそのボクサーを引退せしめることを防ぐべきだと思うんだわ。

 

具体的な移籍金額をどうするかが次の問題なんだけど、

基本的には規定されたファイトマネーを計算基礎にするべきだと思ってて、

昭和30年代は1試合分のファイトマネー相当額らしかったんだけど、

自分的にはその1.5倍額くらいが妥当ではないかって思ってるんだよね。

 

となるとC級は9万円、B級は15万円、A級は22万5,000円ってことになって、

ランカーなら10位で30万円、5位なら45万円、1位なら75万円、

そしてチャンピオンならば150万円ってことになるんだけど、

このように予め移籍金額を設定しておくと、

ボクサーも資金調達為のストレスがかなり軽減されると思うんだよね。

 

そして、移籍金の基準となるのはそれまでの最高ランクではなくて、

あくまでそのボクサーの現状ポジションであるべきだし、

ジムとの契約(現在は3年間)が更新もされず月謝も支払っていない場合には

次の契約更新の時期を待たずにすぐに移籍手続きに入れるものとすべきなんだわ。

 

 

ジムがプロモーターを兼務する場合だと、

追加チケットを大量に販売する所属ボクサーの存在はとっても貴重で、

ジム経営に寄与するところが大きいからそういうボクサーの移籍に関しては、

別の移籍金基準を設けるべきとの要望も聞こえてきそうなんだけど、

何事にも適切な一線を画すってことの方が重要なんだよね。

 

 

 

【その他】

☆ 試合棄権に伴うペナルティー(違約金)はファイトマネー相当額の現金とし、

その金額の半分をプロモーター、残り半分を相手ボクサーに支払うものとする。

(今揉めてるジムではあるC級ボクサーのケガ棄権に際して、

会長に対する慰謝料も含めろってことで20万円も恐喝してて、

ホントにこの嘘つき安田大サーカスのやる事はエゲツナイんだわ。)

 

☆ マネージメント料や追加チケットの支払いは前日計量から試合翌日までとする。

(同じ今揉めてるジムは5日~2週間も前の銀行振り込みを強要してたんだわ。)

 

 

 

以上のようなあるべき規約に基づく新しいコミッションの名称は “NCBC” って事で、

それはつまり “日本・ちゃんとした・ボクシング・コミッション” ってことで……。

 

 

 

今関わってる裁判の判決は7月11日に下されるんだけど正直、

自分の感想としてはボクサーにとっていい方向にはなりそうに無くて、

それは現在のJBCルールやボクシング協会の規約が余りに穴だらけというか、

ファイトマネーの支払いや移籍に関しては殆ど全くノー・ルールなもんで、

裁判官にとっても判断の拠り所が無いって言うのが実情で、

心証的にはボクサーに寄り添いつつも、

悪徳ジムに鉄槌を下すまでには至らないって感じなんだよね。

 

公判で自分の心に一番刺さったのは裁判長の、

本来ならば226,400円の手取りがあった筈のC級ボクサーが、

僅か86,400円しか手元に残らなかったケースに対して、

(他の殆どの試合の場合も搾取としか思えないような悪徳ぶりなんだけどね。)

「それでも結局は現金6万円以上を受け取れたんですよね。」 っていう発言で、

その瞬間にこりゃ負けたなって思ったんだよね。

 

 

ただ、2週間後の判決がそのボクサーにとって例え後ろ向きなものであっても、

自分としては最後のあがきを後二つばかりやってみるつもりなんだけど、

それでもラチが明きそうに無いような場合には以前にも書いたように、

この業界から完璧に足を洗うことに決めてるから、

数えてみると自分にとってはあと6ボクシングほどしか残されてなくて、

大事に大事に試合に臨みたいって思ってるんだよね。

2018年6月22日 (金)

後楽園ホール・6/21

 

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“アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ”

 

“フォー・トップス” は1960年代当時、

沢山あった黒人ソウル・コーラスグループの一つで、

この曲は全米でNO.1になったもので、

今でもたまに聞くと元気が出るんだよね。

 

 

 

昨日の記事にミスがあって、三代大訓さんがフィリピン出身って書いてしまって、

ある人から教えて貰って昨日の夜、島根県出身って訂正しておきました。

関係者の皆様、申し訳けありませんでした。

 

 

昨日は自分の近くにあるジムのインチキマネジャーがいたもんで、

いきなり席移動を強いられての始まり始まり……。

 

 

 

① 平井雄士君(宮田)×初鹿健吾君(八王子中屋)

                         ………48.5㎏ 4R

デビュー戦の28歳・千葉県と、デビュー戦の25歳・東京都。

 

<1R>

背丈でハンデを負ってた平井君が予想通りいきなり頭からのガンガン前詰めで、

そういう相手を想定した練習をしていない様子の初鹿君がいきなりの苦戦で、

お互いに打ち合ってるより走り回ってる時間の方が長くて、

自分には何だか違う種目のスポーツにしか見えなかったもんで休憩タイム。

 

 

こういう場合、殆どは極端な戦い方をする方が勝つんだけどその通りで、

39-37、39-38、38-38ってことで平井君の2-0勝ちだったんだわ。

 

平井君もこのままのスタイルを貫こうとすると必ず壁に突き当たると思うし、

負けた初鹿君の方も落ち込む必要はまるでない訳で、

試合慣れするにつれ対処が可能になると思うんだよね。

 

 

 

② 戸田祥司君(横浜さくら)×徳島空吾君(ワタナベ)

                            ………SF 4R

デビュー戦の29歳・宮城県と、デビュー戦の18歳・大阪府。

 

<1R>

第1試合よりずっとちゃんとした試合で、

特にフレームで優位な徳島君がデビュー戦とは思えないほど落ち着いてて、

1分過ぎのクリンチの離れ際での右フックからの左ボディも新人離れしてて、

最初の1~2発打った後はすぐに絡みに行ってた戸田君とはレベルが違ってて、

実に見栄えのいい左ボディを攻撃の核にしてるって感じだったし、

距離感も当て勘も抜群だったんだわ。

 

<2R>

開始27秒、徳島君のその神がかり的な左ボディが2発続けて激しく喰い込んで、

直後に強烈な右フックに繋げて、更に左右を重ね打ちして壮烈なダウンゲット。

 

ボディを効かされてのダウンは絶対即の回復はままならなくて、

何とかリスタートはしたんだけど戸田君、

実にとっても手際のいい徳島君の追撃を防ぎようがないままだった約10秒後、

左右フックからその効果に自信を持った徳島君が再度の左ボディを打ち込んで、

耐え切れずの戸田君がうずくまるようにして倒れ込んでしまったんだわ。

 

開始47秒の西ロープ前だったんだけど、

戸田君の倒れ方を見やってレフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

徳島君は間違いなくそこそこのボクサーになるって思ったなあ……。

 

 

 

③ 向後大寿君(上滝)×為田真生君(W日立)……68.8㎏ 4R

2勝(1KO)1敗(1KO)の22歳・東京都と、

1勝6敗(1KO)2分の32歳・東京都。

 

為田君は以前は確か輪島Sに所属してたんだよね。

リングインした時の見栄え的には向後君の方が圧倒的だったなあ。

 

<1R>

フレーム的には為田君の方が優位だったんだけど、

ジャブを余りに大きく長く打ち過ぎるもんで、

その合間合間を向後君に狙い打たれてるような感じで始まって、

残り1分になると色白の為田君の顔面がかなり赤くなってたんだわ。

 

ただ、向後君の方も積極的に先攻しきれてなくて、

下がりながら相手に合わせてやってるって感じだったんだよね。

 

それでも向後君が優勢なままに終了しそうだった残り10秒、

青コーナー前で放った向後君の左フックが直撃ヒットして、

まともに貰ってしまった為田君が大きく倒れ込んでしまったんだわ。

 

為田君は腰が抜けたようでもあったし、どこか痛めたようでもあって、

立ち上がれないままだったもんでレフェリーが途中カウントストップってことで、

2分57秒、向後君のTKO勝ちだったんだわ。

 

為田君は普通に意識はあったんだけど結局、担架搬送されてたなあ。

 

 

 

④ 荒木祐司君(金子)×吉村鉄也君(KG大和)……W 4R

2勝(1KO)0敗のサウスポー、26歳・茨城県と、

3勝(3KO)2敗(2KO)1分の26歳・神奈川県。

 

この試合だけが東日本新人王トーナメント予選で、

自分的には荒木君の勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

若干出遅れたような印象の吉村君だったんだけど、

相手の一段落を巧いこと突いての挽回ヒットヒットで、

近い距離で強く早く打てて、中盤以降はほぼ圧倒してたんだわ。

 

<2R~3R>

ここから荒木君の頑張り直しが本格化して、

強く打ち切れてないところはあったんだけどコツコツ手数で吉村君を困らせてて、

吉村君はサウスポーが苦手なのか、簡単に左ストレートを貰い過ぎてて、

流れをすっかり持って行かれてしまってたんだわ。

 

<4R>

自分の中では荒木君が微かに1ポイントリードの最終回で、

スコアが微妙だったのはお互いに解ってたみたいで、

ディフェンスを置き去りにしたような攻撃が代わり番こで、

お互いにそこそこの当て勘を持ってたんだけど当てられ勘も半端じゃなくて、

まずは開始43秒に吉村君の右ストレートがハードヒットして優勢に立ったんだけど、

残り50秒からは荒木君が一気の挽回攻勢で、

直撃された吉村君があわやってところまで追い込まれてしまって、

こりゃ勝負あったかなあって思われた残り10秒ほどのところ、

劣勢に立たされた吉村君の渾身の右フルショットが決まって荒木君がダウン。

 

荒木君も西ロープの前で何とか立ち上がりはしたんだけど、

そこが試合終了ゴングってことで……。

 

 

ってことで自分は38-37で辛うじて吉村君だったんだけど結局、

39-36、38-37×2ってことでやっぱり吉村君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

少し休憩時間があったもんで通路でボクシング興行のポスターを色々見てたら、

メガネをかけた若者が近寄ってきて、「~ですよね。」 って話し掛けてきて、

セレスジムの春田智也君ってことだったんだけど、

正直ちょっと思い出せなくて、そもそもイメージより太ってたし、

ヘアスタイルもかなり違ってたんだよね。

 

ちょうど彼が出場する試合のポスターも貼ってあったんだけど、

ほぼ1年振りの試合なんだよね。

 

 

 

⑤ 藤中周作さん(金子)×垂水稔朗さん(協栄)……W 8R

16勝(11KO)8敗(4KO)2分のランク3位、31歳・宮崎県と、

9勝(5KO)3敗(1KO)3分のランク7位、24歳・愛媛県。

 

<1R>

まずは藤中さんの積極ジャブから始まったんだけど、

まだ体がこなれてないせいか、そこから繋げてたショットの殆どが緩くて、

残り1分20秒からは左右フックで攻勢を強めていって、

グローブの上からでも構うことなく乱暴に殴り掛かっていってたんだけど、

終盤近くでは垂水君の左ボディからの右フックを大きく被弾してたんだわ。

 

<2R>

この日の藤中さんは最初っから何だか変で、既にハァーハァーしてたし、

腕の振りはタルイままでいつもの感じとは程遠くて、

まさか前の回の被弾がいきなり効いてしまってたのかなあって見てた1分02秒、

藤中さんが入ってきたところに垂水さんがワンツーを綺麗に合わせてダウンゲット。

 

藤中さんの前詰めは如何にも何となくの雑々だったし、

下半身の踏ん張りも効いてないようで弾かれるような尻餅ダウンだったんだわ。

 

それほどのダメージを引きずることなくリスタートした藤中さんだったんだけど、

この辺りからやたらに自らの前髪を気にするようになって、

事あるごとにグローブで撫でてて、それは結局最後まで続いたんだけど、

集中力に欠けていた為か、集中力を高めようとしてのことなのか、

結局解らずじまいだったんだけど、その一瞬の無駄な時間に危険を感じたんだわ。

 

垂水さんもそれ程のハードヒッターではないんだけど、

藤中さんは一発一発の鋭さで明らかに後れを取ってていきなり暗雲だったんだよね。

 

<3R>

藤中さんは荒っぽく突っ掛けていって、そこからの左右フックに賭けてたんだけど、

肝心のショートブローのストロークがデカ過ぎて精度を欠いたままだったし、

いつの間にか顔面の傷みが進んできたし、                         

全体的に無駄な動きが多くて、自分から消耗してるような感じもあったなあ。

 

下半身のシッカリ感に大きな差が見えてきた残り5秒、

垂水さんに左右フックから右アッパー、最後は左ボディを打ち込まれてしまって、

大きく膝カックンしてしまってダウン寸前まで追い込まれてしまって、

自分の感じだと10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだわ。

 

<4R>

藤中さんは雑な腕振りからの空振りが目立ってきて、

垂水さんのボディブローにもシンドそうにしてたし、

肝心の接近戦でも当て切れず、

ここは垂水さんの一気の攻めどころだと思ったんだけど、

その垂水さんも藤中さんはこんな筈ではないって感じで警戒を解かないまま、

何だか慎重過ぎるようなパフォーマンスを続けてて、

行ける時に行かないことで後で痛い目に遭いそうな雰囲気もあったんだよね。

 

<5R>

藤中さんは最早ジャブの差し合いとか中間距離での戦いを放棄してて、

ひたすら密着戦に活路を求めていったんだけど、

1分を過ぎる頃からのメッキリ感が半端じゃなくて、足元もヨロヨロしてきて、

垂水さんが手際よく攻めればそろそろの決着も見えてきそうだったんだけど、

残念ながら彼も飛ばし切れないままに終わってたんだよね。

 

 

これ以降は山場作りの意識が足りてなかった垂水さんが、

休み休みでしか動けなくなった藤中さんを助けてるって感じが強くて、

ランク3位と7位の試合にしてはズーッと中弛み状態だったんだわ。

 

一応最後まで見てて自分のスコアは78-73で垂水さんだったんだけど、

結局78-73×2、76-75ってことでやっぱり垂水さんの3-0勝ちだったんだけど、

この試合を見て76-75っていうのはちょっと信じ難かったなあ。

 

 

 

⑥ 細川チャーリー忍さん(金子)×成田永生さん(八王子中屋)

                          ………M 8R

9勝(8KO)3敗のランク2位、33歳・宮崎県と、

12勝(6KO)6敗(4KO)のランク7位、27歳・青森県。

 

多分細川さんが勝つだろうなって予想はしてたんだけど、

いちいち相手を見下したような彼の仕草にイラついて、

被弾したところをグローブで差してもう一度ここを打ってみろとか、

全然効いてないんだよとか、とにかくそのいちいちがウザくて、

そういうクソ生意気な態度は昔のマイク・タイソンとかカシアス・クレイと同じで、

自分は彼らが大嫌いだったもんで不快感しか無かったんだわ。                                                           

 

そうなると何とかって感じで成田さんに一発強打を期待したんだけど、

彼の腕振りも力を入れ過ぎてたせいか軌道が大き過ぎてたし、

そもそも前傾が浅くて突っ立ち気味のことが多かったもんで、

パンチが手打ちになって、のけ反り型の被弾が目立ってたんだよね。

 

それと相手の踏み込みに左右へ動き切れず、真っ直ぐ下がってたのが最悪で、

自ら的になってるような感じさえしたんだよね。

 

それでも真面目に踏ん張り続けた成田君だったんだけど、

6Rの後半からは時間の問題化してしまって、

結局7RにTKO負けしてしまったんだわ。

 

 

ただ、いずれにしても単に剛腕単打が乱暴勝ちしたってことでしかなくて、

セミの試合と同様正直レベルが低かったとしか言えなくて、

竹迫司登さんの前にはひとたまりも無いんじゃないかなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 徳島空吾君 

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

後楽園ホールの入り口前で宮崎辰也君とバッタリで、

21日の村中優さんの棄権について話をしてたら、

荒川仁人さんが通り掛かって、3人でその話しの続きをしたんだわ。

 

ウェイト作りの為の最後の水抜きに関して意見を交換し合ったんだけど、

其々の見解は中々興味深かったんだけど、

自分は一度ちゃんとしたスポーツドクターによる講習会を開くべきじゃないかって、

そう強く思ったんだよね。

 

 

ってことで今日22日の興行は元々3試合しか見るつもりが無くて、

歯抜け観戦になるならメインだけ見ようって決めてたもんで、

結局欠席することにして土曜競馬の予想に集中しようってことで……。

 

 

 

角海老ジムの奥村トレーナーの記事が載ってるってことで、

5~6年振りに “ボクシング・マガジン” を手に取ってみたんだけど驚いたなあ、

以前より更にページ数が減ってたし、紙質がかなり劣悪になってのペナペナで、

そこらの安っぽい飲食店用のタウン誌並みのザラ紙誌になってて、

それで980円っていうんだから正直ほぼ末期的な状況だと思ったなあ。

 

肝心の記事に関してもここに至るまでの奥村君の背景描写が半端半端で、

それは意識的に避けてるとしか思えない上っかすりに終始してて、

ボクシングマスコミのレベルの低さに改めて失望してしまったんだよね。

 

業界の低迷傾向は勿論コミッションと協会の責任が大きいんだけど、

提灯記事に終始してるマスコミも一役買ってると言わざるを得ないんだよね。

 

 

 

先日の試合に際してあるボクサーから直接チケットを買わせて貰った件で、

昨日そのボクサーのトレーナーからわざわざ礼を言われて驚かされて、

普段はとってもイカツイ感じがする人なんだけどね……。

2018年6月21日 (木)

ディファ有明・6/20

 

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“恋のダイヤモンドリング”

 

“ゲイリー&プレイボーイズ” の殆ど唯一のヒット曲で、

ハッピー・サウンドの典型のような曲だったなあ。

 

リーダーはドラマーのゲイリーだったんだけど、

彼は往年の喜劇役者ジェリー・ルイスの息子なんだよね。

 

 

 

昨日はバンコクで高橋竜平さんと松永宏信さんが試合をしてて、

松永さんはTKO勝ちして、高橋さんも敵地での3-0勝ちってことで、

高橋さんはIBFのパンパシフィックタイトルをゲットしたってね。

 

 

ディファ有明は収容1,200席ほどで後楽園ホールの半分ほどで、

その分リングも多少狭いんだけど、

通路スペースはユッタリ作ってあって雰囲気もとってもいいんだよね。

 

ここに来るのはホントに久し振りで、

小堀佑介さんがホセ・アルファロに一度倒された後大逆転KO勝ちして、

狂熱のWBAチャンピオンベルトをゲットしたのが2008年だったから、

10年振りだったんだけど、今月末で閉館するらしいね。

 

ここは南北方向に座席が伸びてて、

東西側は数列の椅子席のすぐ後ろに壁があるんだけど、

そこに寄り掛かって見るのが一番見易くて、

今回はあるボクサーから最前列の席を買わせて貰ったんだけど、

結局は東西の壁に寄り掛かりながらの観戦だったんだわ。

 

入場して本多ジムの美形の姐さん達とちょっと話をして始まり始まり……。

 

 

 

① 川崎元君(京浜川崎)×赤羽根烈君(ワタナベ)……F 4R

3勝(2KO)4敗のサウスポー、25歳・神奈川県と、

3勝(2KO)1敗のサウスポー、19歳・栃木県。

 

<1R>

足元のシッカリ感は赤羽根君の方が圧倒的で、

刺激的なヒッティングは無かったんだけど力強さは充分感じさせてたね。

 

川崎君の方も途中で右目上をバッティングカットしてたんだけど、

力づくの戦いでは負けないって感じの奮闘ではあったけどね。

 

<2R>

お互いに何となく腰高のまま1~2発打っては組み合うって展開が続いて、

出入りや左右への動きの見られない正面激突系だったなあ。

 

赤羽根君の一番いいショットは左ボディだね。

 

<3R>

お互いにそこそこ力は込めてたんだけど、

相手にダメージを与えるようには打ててないままで、

効きにくい距離での効果の上げ難いもつれ合いに終始してたんだわ。

 

<4R>

この日の赤羽根君はムキになって詰め過ぎで、

彼はもっと鋭い出入りとか左右への動きが出来る筈なんだけど、

押し負けてはいけないっていう気持ちが強過ぎだったんじゃないかなあ。

 

手数的には負けてなかった川崎君だったんだけど、

ヒットの正確性で劣ってしまって、

残り30秒からの被弾が目立ってしまってたんだわ。

 

 

ってことで自分は39-37だったんだけど結局、

39-37×2、39-38ってことでやっぱり赤羽根君の3-0勝ちだったね。

 

 

 

② スゥ・シャオタオ×濱田力君(本多)……Fe 6R

5勝(2KO)1敗の21歳・中国と、7勝(6KO)1敗(1分)の22歳・千葉県。

 

<1R>

スゥは殆ど全くジャブを出さないままで、

相手の隙を狙っていきなりの一発狙いに終始してたんだけど、

それでも残り1分までに右フックを2発ほど打ち込んでたんだわ。

 

上背優位な濱田君は序盤はリーチを利してのジャブがヒットヒットして、

上々のスタートを切ったように見えたんだけど、

その右フックを貰ってから急に噛み合いが悪くなってプレスを掛けられ続けてたし、

相打ちの左フックでも明らかに打ち負けしてたんだわ。

 

<2R>

自信を得たようなスゥは益々のガンガンで、

気後れしたか、ダメージが残ったままだったのか濱田君が出遅れてしまって、

相手から仕掛けられた殴り合いに何となく付き合わされてしまってた1分過ぎ、

左右フックの打ち合いの際にまともに右フックを貰ってしまってダウン。

 

濱田君は赤コーナー近くのロープから後ろ向きに半身を出してしまって、

舞い上がったようなスゥが背中を見せてた濱田君に何度も殴り掛かって、

リスタート後に当然のように減点を喰らってたんだけどね……。

 

明らかに効いたままの再開だった濱田君にスゥは減点も構わずの猛追撃で、

反撃出来ないままの濱田君を一方的に南ロープに追い詰めて、

最後は強烈な右ストレートを打ち込んで2回目のダウンゲット。

 

まともに貰ってしまった濱田君はロープの反動で大きく前にのめっての倒れ込みで、

その倒れ方が余りに酷かったもんでレフェリーも即のストップエンドで1分39秒、

荒っぽい激闘が実ったスゥのTKO勝ちだったんだわ。

 

 

濱田君は暫くリングに横たわったままで、何とか自力で立ち上がりはしたんだけど、

両肩を支えられての退場だったんだわ。

 

 

スゥの戦い方からはテクニックの片りんも感じられなかったんだけど、

それでも気持ちと体力を前面に出してのパフォーマンスは観客受けする訳で、

濱田君は2試合連続して強打者の打たれ弱さを露呈してしまったんだよね。

 

 

 

③ ベルゲル・プトン×仲里周磨君(ナカザト)……SFe 8R

17勝(8KO)10敗(2KO)の国内7位、31歳・フィリピンと、

7勝(6KO)1敗1分の21歳・沖縄県。

 

<1R>

一回りフレームのデカイ仲里君がいい感じで始めてて、

距離をしっかり意識してたようだったんだけど1分過ぎだったかなあ、

プトンが鋭く踏み込んでの右フックを綺麗にヒットさせて、

それは丁度仲里君の打ち終わりに合せてたもんで、

一瞬仲里君の身体が揺らいでしまったんだわ。

 

そこからプトンは更にガンガンだったし、

仲里君の方も攻め負け打ち負けしないようにって引かない引かないだったもんで、

2分30秒、お互いが大きくガッツンバッティングしてしまって、

プトンの額、仲里君の左目上に其々ドクターチェックが入って、

何となんとそのままドクターストップになってしまったんだわ。

 

ってことで2分30秒での負傷ドローエンドってことで……。

 

 

 

④ ゾン・ユイジェ×長嶺克則さん(マナベ)……F 8R

11勝(6KO)7敗1分の22歳・中国と、

14勝(10KO)2敗(1KO)1分のランク5位、27歳・沖縄県。

 

これくらいの戦績の中国人相手なら5RくらいまでのKO勝ちだなって、

そういう感じで気楽に見てたんだけどね……。

 

ゾンっていうのはいきなりトボケタボクサーで、

長嶺さんの入場曲で登場してきてしまって場内の失笑を買ってたんだけど、

その時長嶺さんはどうしてたのかとっても不思議だったんだわ。

 

<1R>

ゾンはやんちゃ坊主って感じのとっても小柄なボクサーで、

圧倒的にリーチが足りてないもんで一気踏み込みからの万振り勝負で、

ジャブなんか完全に封印してたんだわ。

 

長嶺さんは冷静に対処してたんだけど、

接近したところでの相手の勢いは半端じゃなくて、

ワンワン言いながら思いっ切り振りまくってて、

まるでフルラウンドをやるつもりが無いみたいだったんだわ。

 

<2R>

相変わらずゾウは突貫豆タンクって感じだったんだけど、

長嶺さんのボディショットが徐々に効いてきたみたいで、

このラウンドが終わる頃には長嶺さん、相手の動きの見極めが出来たみたいで、

戦い方の方向性が見えてきたんだわ。

 

<3R>

突貫豆タンクが右フックを振り出す瞬間に合わせた長嶺さんの左ボディが美しくて、

その後も細かいコンビネーションでボクシングのクオリティの違いを見せ付けて、

すっかり長嶺さんのパターンに入りつつあって、

ゾンは力を溜めてからというか休み休みでしか打てなくなってきて、

予想通り5R位には決着出来そうな感じなってきたんだよね。

 

<4R>

そろそろヘコタレそうな感じもあったゾンがこの辺りから立て直していって、

結構しつこいボディ攻めを見せるようになったし、

テクニックは感じさせないものの気持ちの強さを前面に押し出してきたんだわ。

 

ポイントを取られるってことは無かったんだけど長嶺さん、

若干の手こずりが浮き出てきたんだよね。

 

<5R>

長嶺さんが時折サウスポーチェンジを見せ始めたのは、

気分転換の意味と手こずり感からくるものじゃないかって思ったんだけど、

一方では何となく拳を傷めたようにも見えて、

そう言えば一つ一つのパンチに込められたパワーはいつもの様ではなくて、

特に右手の打ち出しに迫力が感じられなかったんだよね。

 

相手の大きな右の振り出しに合わせ打つことは出来てなかったんだけど長嶺さん、

サウスポーチェンジしたところからの左ストレートが小気味よくヒットして、

一瞬ゾンがユラッとしてしまってたんだわ。

 

それ以降も長嶺さんのヒットヒットが圧倒的だったんだけど、

ゾンもヘタレ込むこともなく気丈に打ち返してたんだよね。

 

<6R>

ゾンはまだしっかりしたパンチを打ってたし、ガードも緩んでなくて、

長嶺さんは当てどころに困ってるような感じさえあって、

繋ぎのショート連打にも緩急を付けきれてないままだったんだわ。

 

<7R>

長嶺さんの打ち方の緩さが更に気になってきて、

このままではダウンゲットさえもままになりそうに無かったんだけど、

ここまで結構打たれ込んでたゾンの消耗がいきなり進んできたようで、

特にボディを打たれ続けたせいか足元が踏ん張り切れてないことが多くなって、

残り1分からはそれまでは無かったんだけど、自分からクリンチしてたんだわ。

 

ゾンは頑張れるところまでギリギリ頑張ってたって感じで、

その後は糸が切れたように戦う気持ちに身体が付いて行かなくなっていって、

ほぼ一方的に貰うばかりになってしまった2分45秒、

ついにレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

自分としては少し時間が掛かり過ぎたんじゃないかって思ったんだけど、

それでも徐々に相手の体力を削り削りした長嶺さんの作戦勝ちだったね。

 

 

 

⑤ カルロ・マガリ×三代大訓さん(ワタナベ)

          ………OPBF SFe級 タイトル戦 12R

23勝(12KO)9敗(3KO)3分のチャンピオン、31歳・フィリピンと、

5勝(2KO)0敗の日本ランク3位、OPBF11位の23歳・島根県。

 

パンフにはマガレになってたんだけどマガリって読むのが正しいんじゃないかなあ。

 

そのマガリは日本人ボクサーとの相性が抜群で、

ずっと昔は宮城竜太さんと笛木亮さん、最近では小谷将寿さん相手に3連勝中で、

それも全てKO勝ちしてて、まだまだ経験不足の三代さんにとっては超難敵で、

自分は若干恐る恐るって感じで三代さんの勝ちを予想してたんだよね。

 

<1R>

典型的なフィリピンファイターのマガリに対して三代さん、

頭半分ほどの上背とそれに伴うリーチを利してのジャブジャブが良かったんだけど、

中盤過ぎまではマガリの積極的な攻め込みの方が印象が強かったんだよね。

 

それでも終了ゴン寸前での三代さんの左フックがいい角度でヒットしてたし、

若干外側に向けた右膝の角度も抜群だったんだよね。

 

<2R>

接近してからのマガリの左右フックはやっぱり強烈で、

三代さんも左フックをボディから顔面にダブルに打ち分けて、

とっても見栄えが良かったんだけど、まだまだ様子見って感じだったんだよね。

 

<3R~4R>

パワフルではあるんだけどマガリの攻撃は単調な印象が免れなくて、

それを見極めつつあったような三代さんが積極策に転じて、

マガリの顔面を徐々に赤く腫れさせていったんだわ。

 

4Rを終わっての自分のスコアは39-37でギリギリ三代さんだったんだけど、

発表された中間スコアは38ー38×3ってことだったんだわ。

 

<5R>

一転にわかにかき曇ってきたのはお互いが中間スコアを確かめての結果で、

二人共一気にヒートアップしていったんだわ。

 

で、三代さんも敢えて距離を詰めての打ち合いを挑んでいったんだけど、

その距離は明らかにマガリの得意中の得意だったみたいで、

1分15秒辺りからの激闘での最初のクリーンヒットはもつれながらのマガリの右で、

その一発をキッチリ効かされてしまった三代さんにはいきなりの大ピンチ到来で、

勿論マガリはここぞの一気一気だったんだわ。

 

そこからの三代さんはそれこそ逃げる逃げるの一方で、

コーナーやロープに詰められるとすぐ頭を下げてそれはまるで、

「御免なさい、堪忍して下さい。」 って許しを乞ってるかのようで、

終了ゴングまでの1分半は本人は勿論、見てる方も生きた心地がしなかったんだわ。

 

途中何度か倒れそうになって止められそうな感じも漂ってたんだけど、

この時の三代さんの必死凌ぎはホントに大したもんで、

10:8.5ほどもやられてしまったんだけど、何とか何とかって凌ぎ切ったんだわ。

 

<6R>

当面の大きな問題は三代さんの回復度であり、マガリの打ち疲れだったんだけど、

最初の1分半を優勢に進めてたのはやっぱりマガリの方で、

倒す気満々のパフォーマンスが続いたんだけど、

ラウンド終盤が近くなるにつれ彼の腕振りが極端に緩んできて、

前の回に倒し切るつもりで振りまくった疲れがどっと出て来たみたいだったんだわ。

 

<7R~8R>

ラウンドの最初1分~1分半は頑張るんだけどその後はメッキリって、

マガリのそういう傾向がハッキリするにつれ三代さんが元気を取り戻していって、

今ではスッカリ試合開始当初の動きを再現しつつあったんだけど、

欲を言えば三代さんにも攻撃の工夫が足りてなくて、

多くの攻撃が利き手の右ショットで終わってしまってて、

決め打ちした時の右を外した際の返しの左にまでは配慮出来てなかったんだよね。

 

ってことでお互い、若干イマジネーションに欠ける攻防が続いたんだけど、

三代さんが恐怖のパワー系を克服しつつあって、

だから自分は78-74で三代さんだったんだけど、

8Rまでの公式採点は77-75×2、76-76ってことで三代さんの2-0。

 

76-76としたジャッジはフィリピン側のナショナリズム系のようで、

この後最後まで自らの意地と役目を貫いてたんだわ。

 

<9R>

今やマガリは完全に休み休みで……。

 

<10R>

ここ3~4ラウンドのようにマガリは最初の1分間は踏ん張ってたんだけど、

その後はジャブを貰うだけでシンドそうにしてて、

そこからは三代さんが自らのペースで進めることが出来てて、

だから三代さんとしてはもう少し色々工夫して、

右をフェイクにして左フックを決め打ってみたり、

ショートブローに大きな緩急を付けてみたらどうなのかなあって……。

 

三代さんは軸のぶれないいいショットを打つんだけど、

軸がぶれないってことは一方では頭の位置が動かないことにも通じる訳で、

打ち終わりのディフェンス面に関してはまだまだ研究の余地があったし、

そもそもまだまだアマっぽいところが抜け切れてないって感じもしたんだよね。

 

そういう意味ではマガリのようなパワー系の乱暴者に慣れることはこれからで、

重ね重ね5Rは良く耐えたんだよね。

 

<11R~12R>

刺激的で決定的な場面は訪れないままではあったんだけど、

お互いに残された最後の力を振り絞っての頑張り合いだったんだわ。

 

大したモンだって思ったのは三代さんが最後まで身体のバランスを崩さなかった事で、

相手のマガリが空振る度に足元をバタ付かせていたのとは大違いで、

今まで8ラウンドを戦い抜いたことが1回しかないっていうのに、

しっかり鍛えてるんだなあって思いながら終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分は116-112で三代さんだったんだけど結局、

115-113×2、113-115ってことで三代さんの2-1勝ちだったんだわ。

 

マガリの勝ちだって結論したのは勿論例のナショナリズム系ジャッジだったんだけど、

何かコソこそしてたなあ……。

 

いずれにしてもこれで三代さんは40万円プレーヤーから、

100万円ボクサーに見事昇格ってことで……。

(チケット払いベースだと80万円から200万円への大出世ってことで……。)

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 三代大訓君

② 長嶺克則さん

③ スゥ・シャオタオ

 

 

 

国としての中国や総体としての中国人は嫌いなんだけど、

中国人ボクサーは戦闘的でタフなもんで強い親近感を持ってて、

彼らはフィリピンボクサーに近い臭いがするし、

多分WOWOWボクサー達を目標としてるからだとも思ってるんだよね。

 

で、この日登場した2人の中国人ボクサーと1人のフィリピンボクサーは、

ボクシングが激しい殴り合いだっていう原点を知らしめてくれて、

様々なテクニック以前にまずはガンガン相手を殴り倒しに行くことだって、

自らの個性を強烈に固めまくって、ついに濱田力君は倒されてしまったし、

長嶺克則さんにしろ三代大訓さんもある意味苦戦を強いられてたし、

背丈で劣るボクサーの戦い方の一つの典型っていうモノも見せてくれたんだわ。

2018年6月18日 (月)

知ってる事、思う事 (7)

 

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“嘘つきで腹黒いヤツラ”

 

 

 

プロボクシング業界を支えてるのは間違いなくボクサー達なんだけど、

勘違いしてるジム経営者はそれこそ山ほど居て、

まともなジムの方が圧倒的に少なくて自分が推測するに、

今日本にある280ほどものプロ加盟ジムの内200以上はアウトで、

JBCや協会のルールや規約が不完全であることをいいことに、

パワハラを支えにしながら私腹を肥やすことに奔走してるんだよね。

 

どういうところがアウトかっていうと勿論、

ボクサーに対するファイトマネーの支払いと移籍に関してであって、

本来は業界の良き慣習に基づいて対処すべきところを、

つまりは善意の管理者としての注意義務のことなんだけど、

それを全く無視して、ボクサー側に選手会のようなモノが無いことをいいことに、

それこそやり放題の悪徳の限りを尽くしてるんだよね。

 

ボクサーに対してはいい加減な嘘をつきまくって、

小銭までも搾取する腹黒さは人間としてどうかとさえ思えるほどなんだわ。

 

そういう腹黒い連中は裁判にまで至った例の他にも累々として存在してるんだけど、

今回は自分が直接確認した事案から間接的な伝聞までの色々に関して書いて、

次回の最終項に繋げたいと思ってるんだわ。

 

 

 

【ファイトマネーに関する不誠実の色々】

まず、ボクサーのファイトマネーは以下のように規定されてることの再度の確認で、

C級は6万円、B級は10万円、A級は15万円っていうのが基本で、

その上のランカーに関しては、

9位~12位が20万円、5位~8位が30万円、2位~4位が40万円、

1位が50万円って決められてて、

更にその上の世界ランカーだと70万円、

日本チャンプ及びOPBF、WBO APのチャンプは其々100万円になってるんだわ。

(世界戦に限っては別途プロモーターが決定することになってる。)

 

以上の金額は勿論あくまで現金ベースであって、

チケット払いの場合だと現金の倍額のチケットを支給されるのが良き習慣なんだわ。

 

また、追加チケットがある場合だと、

プロモーターから70%前後で支給されることが多いから、

ボクサーの最終的な取り分はその追加分チケットの額面の30%ほどが、

本来のファイトマネー分に上乗せされるんだよね。

 

 

 

以下はそういう業界の良き慣習に基づいていない事例の羅列なんだけどね……。                                                               

☆ ボクサーには現金払いの体裁を取って、

無償分と追加分を含めた合計金額の80%~90%を搾取する。

 

この方法が腹黒い連中の一般的なやり方で、

ボクサーに渡される計算書からはその裏の仕組みを読み取り難くしてる。

 

 

☆ OPBF戦をするにあたって現金20万円しか支給しない。

このジムはボクサーが他のジムから乞われてスパーリングに行った際に、

先方から出された礼金からも33%を抜き取ってるんだわ。

(ジムが受け取っていいのは試合報酬の33%だけなんだけどね。)

 

 

☆ 全12試合に関して色々難癖を付けて一度もファイトマネーを支払ってないし、

同じジムの別のボクサーがOPBF挑戦した際にも1円も支払っておらず、

タイトル獲得後の初防衛戦では5万円しか支払ってない。

 

ちなみに、このジムの会長はその地区の協会長を務めてたんだけど、

使途不明金を作ってしまい職を解かれたんだけど、まだジムを経営してるんだわ。

 

 

☆ 本来C級なら12万円分、B級なら20万円分のチケットを受け取れるんだけど、

ラウンド当たり1万円~2万円分のチケットしか支給されずつまり、

C級なら4万円~8万円分、B級でも6万円~12万円分のチケットしか渡さない。

 

こういうジムは特に関西方面に多くて、

そこそこ名の通ったジムにおいても平然として行われてて、

ファイトマネーの規約は現金でとは書いてないって嘘吹いてるんだよね。

 

 

☆ 追加分はコミッションンに納めなくてはならないと会長夫人に言われて、

追加依頼した分のチケットの全額分をジムに取られた。

(彼女は如何にもそういう事を言いそうな顔をしてるんだわ。)

 

 

☆ 支給されたチケットから消費税を差し引かれた。

 

 

ちゃんと支払ってないジムを除名したらそれこそ業界として成立し得ないくらいで、

だから腹黒い連中が何の反省も無く平然とのさばるばかりなんだよね。

 

 

 

【移籍と移籍金に関して】

JBCのルールブックの第7章 第2節(通算の第120条)の

マネージメント契約に関してその第3項と第4項には……、

 

(第3項)

マネージャーと契約ボクサーとの間のマネージメント契約の期間は、

3年間を超えてはならない。

 

(第4項)

契約期間を経過しても、双方の当事者から異議の申し出がない場合、

そのマネージメント契約は自動的に更新されたものとみなす。

 

って記載されてるんだけど、注目すべきは第4項にある、

“双方の当事者から異議の申し出がない場合”とある箇所で、

それはつまり当事者の一方に異議がある場合、

つまりその一方に契約を継続する意思がない場合には

契約を解除できるってことをも言ってると理解出来るんだよね。

 

ただこの条項だけを以てボクサーが移籍することは出来ることにはなってなくて、

現実的には所属ジムからの移籍届が必要になってるんだよね。

 

この時点でボクサーの移籍が自動的に極端に制限されてる訳で、

JBCルールは契約の継続と解除に関する規定が明確化されてないもんで、

結局は移籍に関する色々は暗闇に包まれたままで、

ジム側が意固地になって移籍届に印鑑を押さなくて、

そのボクサーを潰してしまうことだって可能なんだよね。

 

例えそのボクサーが移籍を許されたとしても次の障壁は移籍金になる訳で、

この点に関する規定は全くどこにもないもんで、

この場面でもジム側の言い放題っていうのが現状であって、

あるボクサーは3,000万円って吹っ掛けられて事実上引退を迫られたし、

ジムから5年以上離れてほぼ引退状態だったっていうのに、

もう一度って復帰しようとしたら100万円も取られたボクサーもいるんだよね。

 

 

こうなるともう適当の上の超適当と言うしかなくて、

こういう状態の中でよくプロボクシングが続いてきたもんだとさえ思う訳で、

一方では一部ヤクザが絡んでるままのようだし、

一般世間に中々認知され難い事情も推測できるんだよね。

 

 

こういう状況からボクサーが脱するにあたって一番有効な手段は、

実際にあった例として耳にしたんだけど、

ジムを移籍したい、それも移籍金を支払うことなく移籍したいって思ったら、

思いっ切りそのジムの会長を罵倒して自ら殴られることだっていうんだよね。

 

で、覚悟の上で多少のケガを負ったその足で病院に行って診断書を書いて貰って、

それを根拠にその会長を暴行傷害罪で警察に訴えるって脅すことで、

(致命的な大ケガを追う寸前のスウェイバックは必要だね。)

彼はそれで完璧な無償移籍を叶えたってことで……。

 

 

 

“知ってる事、思う事” は次回の最終項で一旦切り上げるけど、

今後、業界はどうしたらいいのか、どうあるべきかに関して、

只の素人の観戦者の立場ではあるんだけど、

考えたことをまとめてみるつもりなんだわ。

2018年6月15日 (金)

後楽園ホール・6/14

 

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“ジェリー&ペイスメイカーズ”

 

1960年代初頭、ビートルズとほぼ同じ時期に雨後の竹の子のように出てきた、

所謂リバプール・サウンズと呼ばれたバンドの一つで、

巻頭曲の “マージ―河のフェリー・ボート” が唯一のヒット曲だったなあ。

 

一番左側のボーカリストはちょっとかすれたいい声をしてたんだけど、

ギタリストとドラマーが普通過ぎてたし、

そもそも曲に恵まれなかったんだよなあ……。

 

当時シングル盤が330円だったもんで、

4曲入りで500円のEP盤はとってもお得だったんだよね。

 

 

 

昨日は当初5試合46Rが予定されてたんだけど、

第2試合が中止になったモンで4試合38Rってことで、

世界戦が決まった伊藤雅雪さんのことで、

団会長ちょっと話をしたりして始まり始まり……。

 

 

 

① 中村一輝君(伴流)×佐藤拓実君(KG大和)……60㎏ 4R

デビュー戦の31歳・東京都と、デビュー戦の22歳・神奈川県。

 

9歳の年齢差のあるデビュー同士だったんだけど、

開始ゴングが鳴るまでを比べたら、

中村君の方が圧倒的に気合の入った表情をしてたんだわ。

 

<1R>

10㎝近く上背優位な佐藤君が長いリーチを利しての先攻だったんだけど、

まだ自らの距離が解ってないようなムキな突っ込み過ぎが目立ってたその瞬間、

中村君がヒョイって感じで出した右チョンパンチがヒットして佐藤君がダウン。

 

開始僅か24秒のことだったんだけど、佐藤君がいきなりのピンチピンチで、

勿論中村君はリスタート後に一気の追撃だったんだけど、

きちんと当て切れないまま徐々に立て直した佐藤君が逆襲に転じて、

左ボディ4発ほどで息を吹き返していったんだわ。

 

それにしても二人共、緊張と恐怖心が裏返ったような破天荒さで、

それはそれで見てて面白かったんだけど、

其々の周辺は生きた心地がしなかったんじゃないかなあ。

 

ちゃんとしたジャブを打ち切れてなかった佐藤君は勿体無い感じが続いたんだけど、

スタミナ落ちが著しかった中村君とは攻守交代がハッキリしてきて、

残り40秒ほどからは中村君はほぼ防戦一方だったんだわ。

 

で、普通の採点では10-8で中村君だったんだろうけど、

自分としては9-8って感じだったんだよね。

 

<2R>

中村君は試合前の表情とはまるで違って困惑困惑って感じになってて、

却って佐藤君からは余裕のようなモノさえ漂ってきたんだわ。

 

スタミナ切れが明らかになった中村君、残り30秒からはシンドそうだったなあ。

 

<3R>

序盤は佐藤君が追う追う、中村君が逃げる逃げるの展開だったんだけど、

1分20秒辺りからは中村君も一念発起の打ち返しで、

佐藤君に鼻血を見舞ってたんだわ。

 

ただ、その中村君も長い時間は頑張り切れないで、

一段落後はメッキリしてしまったんだけど、

一方の佐藤君も随分簡単に中村君の右を貰ってて、

パンチ力は感じさせない二人だったんだけどそれなりに壮絶系だったんだわ。

 

<4R>

まずは佐藤君がラッシュを仕掛けていってのショートブローの嵐で、

相手に我慢の時間を延々強いてて、

もう少し強く打ち込めてたらデビュー戦KO勝ちも見えてたんだけど、

ここは中村君も根性の見せどころって感じで必死に耐えてたんだよね。

 

途中ストップも見えてたんだけど、中村君の手数が全く止まったって訳では無くて、

最後の30秒間は団会長の檄に押されて踏ん張り通してたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-36で佐藤君だったんだけど結局、

38-37、38-38×2ってことで佐藤君の1-0ドローだったんだけどね。

 

 

 

② ドンドン・スルタン×海藤正晴さん(シュウ)……68㎏ 8R

20勝(11KO)23敗3分の39歳・フィリピンと、

6勝(2KO)2敗(1KO)のランク11位、サウスポー、29歳・山形県。

 

この試合はスルタンが体調を壊して体重を作れなかったみたいで、

一応日本には来てたんだけど中止ってことで、

海藤さんは井上岳志さんとスパーしてたね。

 

 

時間が出来たもんでフラフラしてたら、

例の嘘つき安田大サーカスが破門されたジムの興行に顔を出してて、

遠慮も配慮も全く出来ないサイコパスの真骨頂で、ある意味流石だったんだわ。

 

 

 

③ 船井龍一さん(ワタナベ)×ワルリト・パレナス(森岡)

          ………WBO AP SF級 タイトル戦 12R

29勝(20KO)7敗(3KO)のWBO AP1位、32歳・東京都と、

26勝(23KO)7敗(5KO)1分のWBO AP3位、34歳・フィリピン。

 

パレナスっていうのは5~6年前まで勝又ジムにいたウォーズ・カツマタなんだけど、

3年前にそっと名前を変えてたから移籍金は免れたのかなあ……。

 

初めてウォーズ・カツマタを見た時にはその迫力に驚いたモノなんだけど、

結局はパワー系から脱し切れないままで自分的な評価を下げてたんだけどね。

 

自分の隣には御無沙汰してた山川豊さんがヤアヤアってことで……。

 

<1R>

久し振りに見るパレナスはやっぱり威圧感があったしジャブも早かったなあ。

 

開始1分06秒、最初の仕掛けはそのパレナスで、

ジャブからのワンツーフックをボディに鋭く打ち込んでたんだわ。

 

ジャブのヒット率そのものは船井さんが優勢だったんだけど、

パレナスのパワーボクシングの方が見栄えが良くて、

その後も残り58秒に船井さんの打ち終わりに右フックを合わせ打ってて、

その時は船井さんの身体が一瞬揺らいでしまってたんだわ。

 

<2R>

まだまだ様子見に近かった船井さんとしては、

相手の右の打ち終わりに合わせ打つっていうのはリスクが大き過ぎて、

攻撃の糸口と言うか、自らのボクシングの切り口を探してるって感じだったんだわ。

 

それでもこのラウンドも船井さんのジャブは良く届いてて、

パレナスの顔面を薄赤くしていってたんだけどね。

 

<3R>

パレナスは以前の通り細かいコンビネーションが打てないまま、

最初の1~2発を大きく当てたい当てたいが全てだったんだけど、

それでもその力づく系は間違って喰らっても致命的になりそうなほどだったんだわ。

 

ただそのパレナスなんだけど残り32秒での船井さんの左ボディは超嫌がってて、

貰った途端、変にニヤニヤして思わず態度と表情に出てしまってたんだよね。

(効いてなくて嫌でもないなら何のリアクションもしないのが普通だからね。)

 

隣の山川さんもウォーズ・カツマタの事は良く知ってて、

ボディブローを嫌がるってことを憶えてたんだよね。

 

ただ、折角いい感じで進めつつあった船井さんだったんだけど、

残り4秒のところでパレナスに形のいい右を貰ってしまってたんだよなあ。

 

<4R>

パレナスは前振りも小技も省いたいきなりのパワー系のままだったんだけど、

力強いプレスは船井さんの逆襲を阻止し続けてたんだよね。

 

船井さんのヒットはまだ薄いままではあったんだけど、

彼はああ見えて意外なほどのハードパンチの持ち主で、

見た目以上に相手にダメージを与えるから期待はまだ十分残ってたんだよね。

 

中盤過ぎ、船井さんの左ボディにパレナスがまたもやの薄笑いで、

そのボディブローが活路になりそうな感じが漂ってきたんだけどね。

 

<5R>

パレナスはこのままでいいと思うし、これ以上は何もない訳で、

問題は船井さんがこれからどうするってことだったんだけど、

徐々にギアアップしていく作戦だったか、

このラウンドは船井さんの軽ヒットの積み重ねが相手を上回ってたんだわ。

 

<6R>

最初の1分半はほぼ互角だったんだけど、

直後に船井さんの左ボディからの右フックが綺麗にヒットして、

直撃されたパレナスが一瞬クラッと身体を泳がせてしまって、

それ以降簡単にバランスを崩すようになってしまって船井さん優勢優勢。

 

ただ、その船井さんも右目上をヒットカット、左目上をバッティングカットって、

顔面をかなり傷めてしまったんだわ。

 

<7R>

流れを変えられそうになったパレナスが初っ端から飛ばしていって、

突っ込みパフォーマンスで船井さんがまたもやのバッティングでドクターチェック。

 

リスタート後の1分17秒、パレナスのタイミングのいい右がヒットして船井さん、

思わずダウンかって思わせるほど大きく膝カックンしてしまったんだわ。

 

ここでの船井さんの踏ん張りはホントに大したもんで、

パレナスもかなりハァーハァーだったもんで助かったところもあったんだけど、

それはここまで真面目に打ってきたボディブローのお蔭だったんだよね。        

 

挽回健闘はしつつあったんだけど船井さん、

ここまでの自分のスコアは68-65でパレナスだったもんで、

残りあと5ラウンドの内少なくとも4ラウンド分を獲らないと勝てないって、

そういう勘定になる訳で……。

 

<8R>

パレナスの消耗も抜き差しならない感じがあったんだけど、

顔面の傷みは比較にならないほど船井さんの方が進行しての流血で、

パレナスのパンチがヒットカット傷の方を痛め付けての続行不能も有りえる訳で、

どうなるどうなるって手に汗を握りながら注視してたんだけど、

残り半分頃から実にいい感じになっていってのは船井さんの方で、

直前のボディブローをきっかけにしての右フックが大きくパレナスの顔面をよぎって、

その一発でパレナスの右目上がスパッと切れてしまったんだわ。

 

ここに至ってそれまでの攻守が完全に逆転していって、

パレナスが追い込まれる一方になりつつあって、

勢いを得た船井さんが攻める攻めるで、

残り19秒、またもやの右をショートで強く当て込んで、

そこからの4秒後に右、左フックを正確に見事に打ち込んでダウンゲット。

 

北西ポスト近くに四つん這いになってしまったパレナス、

脳震盪だけでは無くて腰から膝にかけてがすっかりダメになってしまったみたいで、

苦しさと悔しさで顔を歪めた中、カウントが進んでのテンカウントアウトだったんだわ。

 

ってことで2分50秒での船井さんのKO勝ちだったんだけど、       

その瞬間の山川さんの弾け方は実に半端じゃなくて、

「ボディーを攻めろ船井!」 「まだまだ先は長いぞ船井!」 って、

試合の初っ端からずっと送ってたアドバイスが見事にハマったんだよね。

 

 

試合後の船井さん陣営は勿論の大騒ぎだったんだけど、

そんな中でも高橋トレはいつものように結構物静かにしてて、

小口トレが 「今日は高橋が勝たせた。」 って言ってたんだわ。

 

 

 

④ 勅使河原弘晶さん(輪島S)×帝里木下さん(千里馬神戸)

          ………WBO AP B級 タイトル戦 12R

16勝(9KO)2敗2分のチャンピオン、28歳・群馬県と、

26勝(9KO)2敗(1KO)1分の同ランク4位、サウスポー、32歳・大阪府。

 

試合前に勅使河原さんにちょっと声掛けして、

応援に来てた長嶺克則さんと塚田祐介さんに、

この日のイデタチのことを聞いたんだけど、

マスク姿の勅使河原さんは中々いい感じだったんだわ。

 

帝里さんは中間距離を諦めてからの密着戦を得意にしてるっていうイメージがあって、

勅使河原さんとしては巻き込まれず嫌気刺さずにやれれば、

この1年は手温い外国人とばかり試合してる相手なら十分勝ちするって予想で……。

 

<1R>

二人は下半身のリズム感が大きく違ってたんだけど、

主導権を獲ってたのは勅使河原さんのプレスプレス方で、

帝里さんはいつものことか、やたら慎重のまま、

若干優位なリーチを生かし切れてなくて、

何だか勅使河原さんを怖がってるような感じさえしたんだよね。

 

そんな立ち上がりの帝里さんに対して勅使河原さんはそれならって感じで、

若干ラフな腕振りからの掻き回し戦法で威嚇していったんだわ。

 

結局、帝里さんは突っ突きチョンチョンジャブ4発ばかりで終わってて、

意識的に勅使河原さんを油断させてるのかっていう感じさえあったんだよね。

 

<2R>

帝里さんはちゃんと当て切る自信が無いと打ち出さないような感じのままで、

どう見ても踏ん切りの良くないまま勅使河原さんに巻き込まれてて、

巧くも無く気持ちも入ってない凡庸なボクサーにしか見えなかったんだよね。

 

積極的に打ち合ってこない相手を前に勅使河原さん、

色んな距離の詰め方をしてたし、

相手が打って来ないのを見計らって左右フックを大きくヒッチさせて、

それをボディか顔面に打っていくのか解らないように打ち込んでたんだわ。

 

帝里さんはあくまで積極的な仕掛けをしないまま、

ひたすら相手の打ち終わりに合せようとするだけの単調な攻撃だったんだけど、

肝心の腕振りにも脅威を感じさせるものは全く無くて、

後は勅使河原さんが調子に乗り過ぎないことだけが気掛かりだったんだよね。

 

<3R>

それで本気なのかっていう感じが抜けないまま、

帝里さんの顔面が傷み始めてた開始45秒の北ロープ前、

直前に左ストレートを貰ってしまった勅使河原さんが激情したか、

一気に爆発しての左、右、右フックを連続ヒットさせて豪快なダウンゲット。

 

かなり効いたままのリスタートを見た勅使河原さんが勿論怒涛の追撃で、

雨あられのドカ打ちで決着を目指していったんだけど、

ここは帝里さんもガードを固めての必死凌ぎで、

ついに追加の直撃ヒットが叶わなかった勅使河原さんも明らかな打ち疲れで、

帝里さんがここだけは気持ちで凌ぎ切ったんだわ。

 

<4R>

前の回に3ラウンド分ほどもブン回した勅使河原さんの消耗が気になったんだけど、

開始ゴングの時に先に出ていったのはその勅使河原さんの方で、

自分としては少し休みながらユックリやればいいって思ってたんだけどね。

 

それを見計らったか帝里さんが得意の密着作戦に転じて、

そこにシツコサを全面に発揮し始めたんだわ。

 

<5R>

密着戦に活路を見い出しつつ元気を取り戻し加減だった帝里さんを前にして、

勅使河原さんはその時間帯を長くしないような動きが完璧で、

そういう相手には沢山のショートブローで対抗するよりは、

狙い澄ました一発に力を込めた方が有効じゃないかって思ってるし、

早いこと振りほどくことが大切だとも思ってるんだけど、

勅使河原さんは左ショートで渾身のボディブローを打ち込んでたし、

両肩の跳ね返しと両肘の押し返しで距離を作ってたんだよね。

 

しつこい密着狙いで絵図ら的に汚くなっていくと、

それは帝里さんの主戦場ってことになる訳で、

若干の心配も湧いてきた残り32秒の東ロープ前だったなあ……。

 

再度距離を取ることに成功した勅使河原さんの右フックが強烈にヒットして、

帝里さんの左目上が一瞬で大きくヒットカットされてしまったんだわ。

 

ダメージを負った帝里さんが南東ポスト方向へ逃げる中、

追い足鋭く勅使河原さんが速攻の詰め詰めからの連続ドカ打ちヒットさせたもんで、

帝里さんはあえなく力無く崩れ落ちてしまったんだわ。

 

何とか立ち上がった帝里さんだったんだけど、

ポストに寄り掛かったままの様子は如何にもシンドそうで、

カウントを数え終わるに至っても続行の姿勢が見られないまま10カウントアウト。

 

 

ってことで2分41秒で勅使河原さんのKO勝ちで、

周囲はその余りの気持ち良さに大きく沸き立ってたんだよね。

 

ただ、帝里さんはあれで全部出し切れたのかっていう思いが強く残って、

もうちょっとちゃんとした日本人ボクサーとの試合をしないとダメなんだよね。

 

関西方面はボクサーをないがしろにするすさんだジムが関東圏より多くて、

ボクサーが減る一方だから中々試合が組めないってことなのかなあ……。

 

ただ、この日の試合に限って言えば、

精神的にも技量的にも帝里さんは勅使河原さんの相手では全く無かったね。

 

 

 

⑤ 吉野修一郎さん(三迫)×前田絃希さん(Gツダ)

             ………日本 L級 タイトル戦 10R

7勝(5KO)0敗のチャンピオン、26歳・栃木県と、

6勝(2KO)2敗(1KO)1分のランク7位、25歳・兵庫県。

 

吉野さんにとってはランク7位相手の楽な試合だと思ってたんだけどね……。

 

<1R>

まずは前田さんのジャブが先行して、

吉野さんはユックリ様子見って感じのスタートだったんだけど、

残り10秒にフェイントからのワンツーを綺麗にヒットさせて相手を揺らがせて、

それまでの山ほどの前田さんのジャブをチャラにしてしまったんだわ。

 

<2R>

吉野さんが若干ギアアップしてのいつもの力づくを発揮しつつあったんだけど、

顔面を赤くしてた前田さんの方が1分32秒に右ストレートを有効ヒット。

 

<3R>

打撃の力強さにかなりの違いが出てきた開始40秒、

吉野さんの左フック、右フックが見栄え良くヒット。

 

更に同じヒット数でも有効度で大きな差が出つつあった残り1秒弱の西ロープ前、

吉野さんの右、左、右が連続ヒットして前田さんがダウンしてしまったんだわ。

 

この時点では予想通り早めの決着で9時には帰れるかって思ってたんだけどね。

 

<4R>

前田さんも頑張り連打はするんだけど相手にダメージを与えるようには打ててなくて、

若干ひ弱なイメージも感じられるようになっていったんだけど、

攻撃面でのひ弱さは一方では気持ちの強さと打たれ強さに大きく花が咲いてて、

パンチ慣れしていったってこともあったんだろうけど、

意外なほどシッカリした姿勢を崩さなかったんだわ。

 

<5R>

今まで吉野さんにこれほど打たれ込んでメゲなかったボクサーは初めてで、

吉野さんは自身のパンチ力に疑問を持ち始めないかって思うほどで、

前田さんは相手の強打の合間合間には、

右ショートアッパーとかボディとか一生懸命だったし、

吉野さんの打ち終わりを冷静に狙えもしてたんだよね。

 

残念ながら有効ヒット的には勝負になっていなかったんだけど、

あくまで手数落ちしない前向きな姿勢にはとっても好感が持てたんだよね。

 

ってことでここまでの自分のスコアは49-45で勿論吉野さんだったんだけど、

発表されたモノも50-45、49-45×2ってことだったんだわ。

 

<6R>

前田さんにとっては少なくともダウンゲットが必要だったんだけど、

その優しいパンチでは如何にも難しそうなままだったんだわ。

 

それでもこのラウンドは必死の攻め攻めで何とかポイントバックしてて、

吉野さんの方が何だか中弛みというか、

攻撃が雑な右で終わってしまうことが多くなって、

ドッカン一発が効果を発揮し切れない時の工夫の足りなさを露呈してて、

中途半端な踏み込みからの薄い当たりに終始してたんだよね。

 

<7R>

相変わらず全く怖さは感じさせないんだけど前田さん、

諦めない気持ちの強さとスタミナには抜群のモノがあって、

全くヘコタレナイもんで吉野さんも対応に困ってるようなところもあって、

ついには自らの鼻っ柱を打ち砕かれてしまって鼻血を見舞われてたんだよね。

 

<8R>

このままのエンディングでは如何にもマズイって気が付いたか吉野さん、

このラウンドは気持ちを切り替えての畳み掛けで、

前田さんの方も更に予想外なほど耐えてたんだけど、

流石の前田さんもコーナーに戻る際の足元が少し覚束なかったんだよね。

 

<9R>

それにしても打たれ強い前田さんには呆れてしまうほどで、

もし彼にもう少しのパンチ力があれば展開は大きく変わってたと思うんだけど、

中々思うようにはならないんだよなあって見てた残り23秒の南東ポスト近く、

吉野さんの右ストレートをまともに貰ってしまって大きく後ずさりした直後、

前田さんは更に左をストレートのように踏み込み追い打ちされてしまってダウン。

 

ここまで気を張って踏ん張り続けてきた前田さんもついに糸が切れてしまったようで、

どう見てもリスタート出来そうにないままの10カウントアウトで2分49秒、

吉野さんのKO勝ちだったんだわ。

 

 

辛うじて形は作った吉野さんではあったんだけど、

自らのボクシングが通じ難くなった時の工夫が足りてなくて、

自分のタイミングでの単調なドカ打ち狙いに終始し過ぎてて、

もう少し相手の動きを見極めた上での攻撃が見たいところだったんだよね。

 

 

それでもこの日の興行に自分は何の異存も無くて唯一、

嘘つき安田大サーカスには気分を悪くしたんだけど、

3つのタイトル戦の全てがTKOじゃなくてKO決着っていうのは初めての経験で、

決着ラウンドは其々だったんだけど、

決着タイムが2分50秒、2分41秒、2分49秒っていうのも自分的に凄くて、

成程なあって感じで9時半過ぎにホールを後にしたんだわ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 勅使河原弘晶さん

② 船井龍一さん

③ 吉野修一郎さん

2018年6月12日 (火)

知ってる事、思う事 (6)

 

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                                                      前回からの続きってことで、     

追加チケットを含んだ場合のファイトマネーに関する問題なんだけど、

今回は解答も一緒に追記しておきますね。

 

 

 

【問題2】

以下の①~⑦までの条件の下での最終的なボクサーの取り分はいくらですか、

また、プロモーターとジムの取り分も其々計算してみて下さい。

 

① C級ボクサー。

② ファイトマネーは倍額のチケットで支給。

③ 追加分を含めて動いたチケットの額面総額は375,000円。

④ 追加分チケットはプロモーターから額面の70%で支給。

⑤ マネージメント料は19,800円 (60,000円×0.33)。

⑥ 源泉徴収税は1,021円 (60,000円-50,000円)×0.1021。

⑦ 健保金は1,200円 (60,000円×0.02)。

 

 

 

 

≪解答≫

☆ プロモーターの取り分……178,500円。  

総額375,000円分のチケットの内120,000円分は無償でボクサーに支給され、

差額の255,000円分の70%がプロモーターの取り分となるから……、

(375,000円-120,000円)×0.7=178,500円。

 

 

☆ ボクサーの取り分……174,479円。

本来の120,000円分に追加分チケット255,000円の30%が上乗せされて、

マネージメント料と源泉税、健保金が差し引かれるもんで、

120,000円+255,000円×0.3-(19,800円+1,021円+1,200円)

=174,479円。

 

 

☆ ジムの徴収分……22,021円。

(但し、この内源泉税は税務署、健保金は協会に支払われるから、

実際のジムの取り分は19,800円のみ。)

 

 

 

上記のように正当な場合ならボクサーの取り分は174,479円になるんだけど、

自分が関わったボクサーの場合には87,400円しか受け取れず、

差額分の87,079円は丸々ジムに持って行かれてしまったんだよね。

 

 

 

 

【問題3】

以下の①~⑦の条件の下でのボクサー、ジム、プロモーターの其々の

取り分を同じように計算して下さい。

 

① 日本ランク8位のA級ボクサー。

② ファイトマネーは倍額のチケットで支給。

③ 追加分を含めて動いたチケットの額面総額は748,000円。

④ 追加分チケットはプロモーターから額面の70%で支給。

⑤ マネージメント料は99,000円 (300,000円×033)。

⑥ 源泉徴収税は25,525円 (300,000円-50,000円)×0.1021。

⑦ 健保金は6,000円 (300,000円×0.02)。

 

 

 

 

≪解答≫

☆ プロモーターの取り分……103,600円。

総額748,000円分のチケット内600,000円分はボクサーに無償で支給され、

差額の148,000円分の70%が取り分となるから……、

(748,000円-600,000円)×0.7=103,600円。

 

 

☆ ボクサーの取り分……513,875円。

本来の600,000円に追加分チケットの30%が上乗せされて、

マネージメント料と源泉税、健保金が引かれるもんで……、

600,000円+148,000円×0.3-(99,000円+25,525円+6,000円)

=513,875円。

 

 

☆ ジムの徴収額……130,525円。

(但し、この内源泉税は税務署に、健保金は協会に支払われるもんで、

実際の取り分は99,000円のみ。)

 

 

 

この場合、ジムがきちんと規程を守っていれば、

ボクサーの取り分は513,875円になるんだけど、

このボクサーの場合には396,800円しか受け取れてなくて、

差額分の117,075円はジムがしっかり搾取してるんだよね。

 

 

こんなアクドイやり方を20試合以上も続けられたら、

そのボクサーが上の方へ行けば行くほど搾取される金額が増えていく訳で、

ちゃんとしたジムでやってた場合と比較すると、

合計では軽く200万円~300万円もボクサーの受取金額が違ってくるんだよね。

 

 

ただ、そういう風にやってはいけないって何処にも書いてないもんで、

コミッションのルールブックにも協会の規約の何処にも書いてないもんで、

そりゃいい加減な悪徳ジムの連中はやり放題って事になる訳で、

ファイトマネーの仕組みを知らさせてないボクサー達はやられ放題ってことで、

結果的には家庭的に恵まれず学歴もない若者の必死の頑張りは踏みにじられ、

夢さえも挫かれてしまうんだよね。

 

 

人が生きていく上では知恵と勇気と愛が大切だと思ってるんだけど、

その3点を完璧な形で備えてる人はとっても少ないんだけど、

それでも普通の人はたまにはその内の一つでも発揮しようとするもので、

悪知恵と蛮行と自己愛の限りを尽くす人間達は唾棄すべきなんだよね。

 

“世に悪党の種は尽きまじ” っていうのは良く言ったモノで、

無反省、嘘つき、不誠実の限りを尽くすサイコパス系に関わると、

それはもう悲劇以外の何物でも無いから、

プロボクサーを目指す練習生達はくれぐれもジム経営者の人物像を見極めて、

ファイトマネーの仕組みに関して納得がいくまでとことん話し合うべきなんだわ。

 

 

 

自分が知った範囲でのその他のジム側の搾取の色々とか、

移籍と移籍金、それにボクサーとジムとの契約解除に関しては、

次回以降ってことで……。

2018年6月10日 (日)

5月度ランキング

 

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“哀愁のカレリア”

 

“霧のカレリア” はスウェーデンのバンドのスプートニクスのヒット曲なんだけど、

“哀愁のカレリア” はフィンランドのフィーネーズがリリースした全く同じ曲なんだわ。

 

何でこんなことになってるかっていうと、スプートニクスのリーダーが、

フィンランドで最初に組んだバンドがフィーネーズってことで……。

 

 

 

ちょっと遅くなってしまったんだけど、5月度ランキングってことで……。

 

 

5月度のランキングは4月25日~5月28日までの試合を対象に、

5月30日に発表されたんだわ。

 

先月から日本ランキング表は1ページでは収まらなくて、

業界として末期的な症状なほどにボクサー数が減少しているっていうのに、

今までの15位から20位までに拡大されたんだけど、

更に更にA級で1勝すればランキングの対象にしろって、

まだゴネてるジム経営者がいるっていうんだから全く呆れてしまうんだわ。

 

そういうのはボクサーに栄誉を与えるっていう事とは大きくかけ離れてて、

練習生を獲得しようとする為のジム側の姑息な手段としか思えなくて、

ランクごとのファイトマネーできちんと対応するっていうことを、

一方で全く置き去りにしているというか、自らのお手盛りばかりに奔走してるんだわ。

 

どういうことかと言うと、ランキングを20位までに拡大しことと引き換えに、

それまで13位から15位までのランカーのファイトマネーは20万円だったのが、

いつの間にか普通のA級扱いの15万円に減額されてしまったんだけど、

協会はランキングの拡大とそれに対するファイトマネーの対応に関して、

その整合性を一体どう考えているのかってことなんだよね。

 

ってことで自分としては、ファイトマネーに関してきちんとした扱い規程のある

ランク12位までを日本ランカーにするってことで、

それをボクサーの名前の “さん” 付けと “君” 付けの境界にするんだわ。

それにしても、今年の全日本新人王は一体何位にランクされるのかなあ……。

 

この先30位でも50位でもそっちはそっちで勝手にやればいいんだけど、

そうなると毎月のランキング委員会も徹夜仕事になるんだわ。

 

 

 

≪世界チャンピオン≫

山中竜也さん(WBO1)、京口紘人さん(IBF2)、拳四朗さん(WBC3)、

木村翔さん(WBO1)、井上尚弥さん(WBA獲得)、岩佐亮祐さん(IBF1)、

ホルヘ・リナレス(WBCダイヤモンド)、村田諒太さん(WBA)の8名。

 

京口さんは5月20日にビンス・パラスに3-0勝ちして2度目の防衛。

 

拳四朗さんは5月25日にガニガン・ロペスに2RKO勝ちして3度目の防衛。

 

井上さんは5月25日にジェイミー・マクドネルに1RKO勝ちしてベルトゲット。

 

田口良一さんは5月20日、ヘッキー・ブドラーに0-3負けして2本のベルトをロス。

 

 

 

≪OPBFチャンピオン≫

小浦翼さん(2)、マーク・ジョン・ヤップ(3)、大竹秀典さん(3)、

清水聡さん(2)、中谷正義さん(9)、内藤律樹さん(1)、井上岳志さん(獲得)、

秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(3)の計9名。

 

内藤さんは5月15日にジェリッツ・チャベスに2-0勝ちして初防衛。

 

井上さんは4月26日、IBFの2位決定戦(?!)で野中悠樹さんに3-0勝ち。

 

 

 

≪WBO AP チャンピオン≫

坂本真宏さん(1)、勅使河原弘晶さん(1)、伊藤雅雪さん(1)、

荒川仁人さん(2)、岡田博喜さん(獲得)、井上岳志さん(獲得)、

秋山泰幸さん(獲得)、藤本京太郎さん(2)の計8名。

 

荒川さんは5月20日、フィリピンボクサーと1-0引き分けて2度目の防衛。

 

岡田さんは5月7日、ノンタイトル戦でフィリピンボクサーに1RKO勝ち。

 

 

 

≪日本ランキング≫

【ミニマム級】……小野心さん(獲得)

ランク1位の加納陸さんは4月29日にタイボクサーに1RKO勝ち。

 

冨田大樹さんは4月28日にタイボクサーに1RKO勝ちしたけど6位のまま。

 

井上夕雅さんは5月3日にノーランカーに5RKO勝ちしたけど10位のまま。

 

空き2名分は変わらず。

 

 

【ライトフライ級】……久田哲也さん(3)

1位の堀川謙一さんは5月26日にタイボクサーに7RKO勝ち。

 

2位だったユーリ阿久井政悟さんはF級に転級。

 

上久保タケルさんは4月30日、ノーランカーに3-0勝ちして2個アップして5位。

 

4月26日にツカダ絆人さんに3-0勝ちした戸高達さんが6位にランクインして、

敗れたツカダさんは6位から11位にダウン。

 

5月7日、矢島大樹さんに3-0勝ちした細谷大希さんが9位にランクインして、

敗れた矢島さんは10位からのランクアウト。

 

3名アウト、2名インで出来た1名分のスペースに、

4月8日?にタイボクサーに3-0勝ちした池間亮弥さんが12位にランクイン。

 

 

【フライ級】……黒田雅之さん(3)

LF級2位から転入したユーリ阿久井政悟さんが4位にランキング。

 

5月27日にOPBFタイトル戦で4RKO負けした小坂駿さんが6位から9位にダウン。

 

5月11日、渡辺秀行君に3-0勝ちした望月直樹さんは7位のまま。

 

5月7日に堀陽太さんに5RKO勝ちした山内涼太さんが12位にランクされて、

11位だった堀さんがランクアウト。

 

5月20日、タイボクサーに3RKO勝ちした畑中健人さんは1個下がって11位。

 

 

【スーパーフライ級】……久高寛之さん(獲得)

4月26日に福永亮次君に2-1勝ちしたユータ松尾さんが7位から4位にアップ。

 

4月19日、オーストラリアで7RKO負けした河野公平さんは4位から7位にダウン。

 

5月15日に阿知和賢さんに3-0勝ちしたレイ・オライスが10位にランクされて、

敗れた阿知和さんは9位からのランクアウト。

 

 

【バンタム級】……空位。

5月11日にノーランカーに1RKO勝ちした栗原慶太さんは1個上がって10位。

 

同じ日に臼井欽士郎君に7RKO勝ちした澤田京介さんが11位にランクイン。

 

9位だった清瀬天太さんが12位にランクダウン。

 

12位だった高橋竜也さんがランクアウト。

 

【スーパーバンタム級】……久我勇作さん(2)

5月19日にフィリピンで8RKO勝ちした中川麦茶さんは2位のまま。

 

4月28日にタイボクサーに2RKO勝ちした河村真吾さんも5位のまま。

後は変わらず。                                                           

 

【フェザー級】……源大輝さん(獲得)

4月28日に久保隼人さんに1-2負けした大沢宏晋さんが1個下がって4位。

 

4位だった細野悟さんがいきなりのランクアウト。

 

6位だった坂晃典さんはSFe級に転出。

ってことで大坪タツヤさんと大橋建典さんが其々2個づつアップして5位と6位。

 

5月6日にノーランカーに2RKO勝ちした上原拓哉さんが12位から9位にアップ。

 

5月25日にインドネシアボクサーに3RKO勝ちした溜田剛士さんが11位にランク。

 

5月20日、タイボクサーに2RKO勝ちした佐々木蓮さんが12位にランキング。

 

 

【スーパーフェザー級】……末吉大さん(1)

4月30日に脇田将士さんに2RKO勝ちした杉田聖さんは5位のままで、

敗れた脇田さんがL級10位からランク落ちしてるんだけど何かおかしくない?

 

Fe級6位から転入した坂晃典さんは、

4月30日にノーランカーに2RKO勝ちしたんだけど7位に留まったね。

 

7位だった高畑里望さんが引退ランクアウト。

 

 

【ライト級】……吉野修一郎さん(1)

5月13日にノーランカーに2-0勝ちしたアクセル住吉さんは2位のまま。

 

5月15日にコリアンボクサーに4RKO勝ちした高見良祐さんが1個上がって10位。

 

5月20日にノーランカーに5RKO勝ちした小林和優さんが11位にランキング。

 

脇田さんは10位からのランクアウト。

 

 

【スーパーライト級】……細川バレンタインさん(1)

細川さんは5月7日、ディスティノ・ジャパンに7RKO勝ちして初防衛。

敗れたディスティノは1位から4位にダウン。

 

6位だった岡本和泰さんはW級に転出して、

空いたそのスペース狙いでマーカス・スミスが12位にランクインしてるんだけど、

彼が試合したのは4月8日にフィリピンボクサーに4RKO勝ちしたモノで、

LF級でも同じような事があったんだけど、

対象月内ではない試合で、それも外国人ボクサー相手の試合の結果で、

ランクインするっていうのは如何にも西の方のゴリ押しって感じなんだよね。

 

 

【ウェルター級】……矢田良太さん(獲得)

この階級のランカー達は5月度には全く試合をしてなくて、

移動は唯一、岡本和泰さんがSL級6位から転入して10位にランクされて、

お蔭で重田裕紀さんが押し出されランクアウトしたことだけだったんだわ。

 

 

【スーパーウェルター級】……新藤寛之さん(獲得)

新藤さんは5月15日の王座決定戦で丸木凌介さんに3-0勝ちしてタイトルゲット。

敗れた丸木さんは2位から3位にダウン。

 

5月11日にタイボクサーに3-0勝ちした斉藤幸伸丸さんが8位から4位にアップ。

 

4月26日、井上岳志さんに0-3負けした野中悠樹さんが、

世界ランカー枠から転入して5位にランキング。

 

空き4名分は変わらず。

 

 

【ミドル級】……竹迫司登さん(獲得)

この階級は5月に全く試合が無くて不変のままで、空き4名分も変わらず。

 

 

                                                      12位以内の日本ランカー達の試合は5月度には31試合あったんだけど、

その内12以内のランカーを相手にした試合は10試合、

ノーランカーの日本人相手の試合が7試合で、

残りの14試合は外国人ボクサー相手だったんだけど、

その外国人ボクサーの内の8名がタイボクサーだったんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の土曜競馬は自分の参加条件に見合うレースが無かったもんでスルー、

ってことで今日の日曜競馬は以下のレースと買い目で勝負!

(全て3連複1軸流し5点)

 

・東京 9R……⑧~④⑦⑩⑫⑯

・東京11R……④~②③⑥⑧⑯

・阪神11R……①~④⑥⑦⑫⑭

2018年6月 8日 (金)

後楽園ホール・6/7

 

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“霧のカレリア”

 

スプートニクスはスウェーデンのインストロメンタル・バンドで、

独特の音色にエコーを効かせたサウンドはとっても洗練されてて、

アメリカ系のバンドとは一線を画してたんだわ。

 

“カレリア” っていうのは北欧のある地域のことで、

この曲もレコード会社の人間が “霧の” なんて付けてたんだけど、

“カレリア” が霧で有名なのかは不明なんだわ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールは4回戦から6回戦までだけだったんだけど、

それでも色々興味深い試合が多かったんだよね。

 

 

 

① 谷川生馬君(厚木ワタナベ)×稲森卓也君(川崎新田)

                          ………56.2㎏ 4R

0勝1敗1分のサウスポー、27歳・神奈川県と、

0勝1敗(1KO)の27歳・東京都。

 

デビューもほぼ同じ頃の同い年の初勝利目指し組同士の一戦。

 

<1R>

距離感が今一同士の気持ち戦って感じで始まったんだけど、

感動的なほど巧くは無くて接近ペトペト戦に終始してて、

効きにくい間合いでの延々の手数勝負になったんだわ。

 

<2R>

谷川君がボディブローに重点を移していった中、

稲森君はショットを強めに打つように変えていったみたいだったんだけど、

最初の1分間は谷川君の手数の方が上回ってて、

特に1分20秒での左ボディが実にいい感じで喰い込んでたんだわ。

 

それが稲森君を大きなダメージを与えたらしくて、急にシンドそうになっていって、

そこから谷川君の一気のトコトコ連打が始まって、

反撃が叶わないまま稲森君が追い込まれる一方になっていって、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドで1分29秒、

谷川君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 高島裕樹君(宮田)×角田知浩君(川崎新田)……SFe 4R

4勝(3KO)7敗(5KO)1分の31歳・佐賀県と、

3勝5敗(3KO)のサウスポー、31歳・東京都。

 

<1R>

31歳同士の負け越し同士だったんだけど、

頭半分ほどデカイ角田君が遠目からチョンチョン突っ突いてたんだけど、

開始直後はやり難そうにしてた高島君が途中から俄然吹っ切って、

勢いよくガァーッと踏み込んで右フックをヒット。

 

それで感じを掴んだような高島君が元気元気の一気攻めで、

気後れ気味の角田君は遠目からの対応を徹底し切れず、

いつの間にか鼻血だったし、そもそもジャブが半端半端で……。

 

高島君は顎を上げたまま突っ込む傾向が強いから、

角田君としてはそこを狙いたいところでもあったんだけど、

どう見ても腰が引け気味のままで、そこまでの配慮は出来てなかったんだよね。

 

<2R>

角田君は自ら相手のやり易い間合いを作ってしまってるところがあるもんで、

高島君が楽しそうに自信満々で振ってたんだわ。

 

角田君としてはもう少し戦う気持ちを前面に出さないと展開を変えられなくて、

ちょっと試合になりそうになかったもんで一旦休憩タイムゲット。

 

 

後で確認したら結局やっぱりというか、高島君の3-0勝ちで、

40-37、39-37、39-38ってことだったんだわ。

 

 

 

③ 佐々木凌君(青木)×田中雅波君(北澤)……Mm 4R

1勝0敗のサウスポー、24歳・秋田県と、1勝1敗の30歳・神奈川県。

 

ここからの3試合は東日本新人王トーナメントの予選。

 

<1R>

二人共、いきなりのガツガツ戦から始めてたんだけど、

一旦密着した時の勢いは田中君が圧倒的で、

佐々木君としては巻き込まれる前の対策が要るところだったんだわ。

 

そういうガツガツ密着戦が延々繰り返されてたもんで、

自分的にはちょっとなあって感じでまたもやの休憩タイム。

 

 

ロビーで時間を潰してたらすぐにカンカンカンカンって途中終了のゴングが鳴って、

やっぱり佐々木君が相手の強引系にやられてしまったかと思ったら、

何となんと2R2分17秒で佐々木君の方が逆転系のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

佐々木君の次の相手はこの日不戦勝した岡田真虎君なんだけど、

そこそこ強い自分的には優勝候補の一人なんだよね。

 

 

 

④ 中島珠旗君(三迫)×岡田真虎君(JBS)……Mm 4R

1勝4敗(1KO)の21歳・東京都と、

3勝(2KO)2敗のサウスポー、24歳・岡山県。

 

残念ながらこの試合は中島君が棄権してしまって岡田君の不戦勝。

 

 

 

⑤ 山本祥吾君(ワタナベ)×松本北斗君(REBOOT)……L 4R

2勝(1KO)2敗(1KO)の25歳・茨城県と、3勝(1KO)0敗の21歳・埼玉県。

 

松本君はこの階級の優勝候補の一人だったんだけどね。

 

<1R>

ジャブの精度と強さはやっぱり松本君の方が圧倒的だったし、

一旦追い込みをかけた時の勢いも半端じゃなかったんだわ。

 

ラウンド序盤、少し気後れしてるかのように見えた山本君だったんだけど、

中盤からはしっかり立て直してほぼ対等の打ち合いを挑んでいってたんだわ。

 

若干のヒット数の差で松本君が優勢ではあったんだけど、

その松本君も一瞬ガードが緩んでしまう場面が何回か目に付いてたんだよね。

 

<2R>

松本君が改めてジャブからの組み立てを意識していって、

山本君は左の差し合いで後れを取ってた中、

近いところでの腕の回転力でも松本君が征してたんだけど1分25秒、

山本君が右ストレートを大きくクリーンヒットさせてたから一気に展開が動いて、

その約10秒後にまたもやの右を最初のより更にハードヒットさせたんだわ。

 

直撃された松本君は大きく膝が緩んでしまって、

左膝が殆どリングに着きそうなほど体勢を崩してしまったんだけど、

寸前のところで踏ん張ってそこから必死の頑張り反撃で、

決着を付けようとした山本君の追撃を懸命に阻んでたんだわ。

 

<3R>

松本君はそれほどのダメージを負ってるようには見えなかったんだけど、

それでも顔面の腫れは明らかだった中、挽回挽回を強く目指してた開始43秒、

お互いのワンツーが鋭く交差したその途端、

山本君の右フックの方が一瞬早く正確にヒットして松本君が今度はダウン。

 

松本君の萎えない気持ちと強靭な体力はここでもヘコタレないリスタートで、

山本君に余裕を与えず、コンビネーションブローではハッキリ上回ってて、

まだまだの可能性を残してたんだよね。

 

<4R>

最低限ダウンゲットしないと勝ち目が無かった松本君は勿論の攻め攻めで、

何だか山本君の疲れの方が目立ってきたんだわ。

 

ただ松本君、自分のタイミングとリズムだけで攻め込んでるような感じで、

相手の若干緩みつつあった右に敢えて合わせていくってことがなくて、

却って山本君の方がカウンターのタイミングを捉えてたんだよね。

 

最初の2分間はほぼ互角の打ち合いが続いてたんだけど、

残り1分からの必死の攻め込みは松本君の方が大きく上回ってて、

ダウンゲットは叶わなかったんだけどそれでも意地の1ポイントバックで終了。

 

 

ってことで自分は38-37で山本君だったんだけど結局、

ジャッジ3人も山本君の38-37だったんだわ。

 

山本君の次戦の相手は平岩貴志君なんだけど、

冷静なパフォーマンスをする同士だからこれはそこそこいい試合になるね。

 

 

第6試合は女子戦……。

 

 

⑦ 今川未来君(木更津GB)×コーヤ佐藤君(伴流)……SF 6R

8勝(2KO)4敗(1KO)のサウスポー、22歳・千葉県と、

10勝(2KO)4敗1分の28歳・岩手県。

 

二人共派手さはないんだけど、懸命の手数戦が期待されたんだわ。

 

<1R>

A級同士の6回戦ってことで二人共、結構初っ端からそこそこの飛ばしで、

佐藤君が左手を下げてユーラユラさせて誘ってたんだけど、

探り合いの中、佐藤君が順調に圧力をかけていった中の1分13秒、

まずはその佐藤君が薄くはあったんだけど右ストレートをヒット。

 

この日の今川君は何となく体が硬くて動きがガキゴキしてた残り1分12秒、

またもや佐藤君がクリーンヒットで今度は返しの左フックで、

その後も距離が詰まったところでの佐藤君の左ショートフックが良く当たって、

残り13秒には仕上げの右ストレートを見栄え良くヒットさせてたんだわ。

 

今川君は頭の位置に対する配慮に欠けてて余計な被弾が多過ぎてたなあ。

 

<2R>

ここままじゃダメだって感じで今川君が初っ端から仕掛けていったんだけど、

大きな成果を上げ切れないまま1分を過ぎるとまた元の木阿弥で、

何だか距離とタイミングを捉えきれてないような感じで、

単調なワンツーに終始してたしボディブローを自ら封じ込んでたんだよね。

 

一方の佐藤君は色々試しながら楽しそうにやってたんだわ。

 

<3R>

今川君もたまにいいショットを見せるんだけど、

直後に簡単に佐藤君の反撃を許してしまって印象的な攻撃で終えられないままで、

長い時間を攻撃に費やせないまま直ぐに佐藤君の攻撃時間に移ってしまって、

この回もラスト30秒からの佐藤君の左右フックのヒットヒットが目立ってたんだわ。

 

<4R>

更にもう少し本気を出し始めたような感じの今川君だったんだけど、

長く勢いを持続できなくて、何だか佐藤君に封じ込まれてるって感じで、

お互いに必殺系ではないもんで手数を伴った正確な当てっこ競争なんだけど、

ちょっと勝負になり難い展開になっていったんだわ。

 

<5R>

佐藤君に捌かれてしまってる感じが抜けなくて今川君、

最初の1分間にビッグショットが叶わないとそれ以降は辛くなるばかりで、

顔面の傷み方も比較にならないほどになっていって、

手数はそこそこ頑張ってたんだけどヒット数に大差が付いてしまって、

このラウンドもまた残り30秒から飛ばしていったのは佐藤君の方だったんだわ。

 

<6R>

今川君はまだパンチ自体は劣化してなかったんだけど、

効果的な打ち込みが叶わないまま中盤以降は疲労の色が濃くなって、

単純に疲れたか、ボディブローも効いてきてたかガードが随分下がってきて、

打たれ方の形が悪くなる一方のまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は60-54のパーフェクトで佐藤君だったんだけど結局、

60-54×2、58-56ってことで勿論佐藤君の3-0勝ちだったんだわ。

 

ただ、58-56ってスコアにはちょっと首を傾げてしまって、

今川君がどの二つのラウンドを獲ったのか気になったね。

 

 

試合後の佐藤君は色白にも関わらず殆ど傷跡が目立たなくて、

そんな佐藤君を見るのは初めてだったんだわ。

 

 

 

⑧ 宇津木秀君(ワタナベ)×齊藤陽二君(角海老)……SFe 6R

1勝(1KO)0敗の24歳・埼玉県と、デビュー戦の22歳・千葉県。

 

二人はアマ時代に対戦してて、その時は宇津木君が勝ったそうなんだけど、

その宇津木君の81勝27敗っていうアマ戦績は実にとっても半端じゃなくて、

この日デビューの齊藤君の28勝26敗を大きく上回ってるんだよね。

 

<1R>

お互い勝手知ったるって感じのガンガンスタートで、

上背とリーチで優位なのは宇津木君なんだけど、

齊藤君の鋭い踏み込みからの左右フックも威力満々だったんだわ。

 

二人共、ショートフックの巧さが尋常じゃなくて、

宇津木君の右ショートは短い距離でもシッカリ拳が返った驚異的なものだったし、

齊藤君の左フックには常に必殺感が潜んでたんだわ。

 

二人の激しくもレベルの高い打ち合いに胸をときめかせてた残り40秒、

スッと詰まったところでお互いのショートブローが交錯して、

ガツガツッて感じの齋藤君の2発目がヒットした途端、

一瞬足も絡んでたかも知れないんだけど、

宇津木君が斎藤君にもたれるようにして倒れ込んでしまったんだわ。

 

直前にヒットしてたことは間違いなかったし自分はダウンだと思ったんだけど、

宇津木君陣営からはスリップスリップのアピールが上がったんだわ。

 

大きなダメージを負うことなく再開した宇津木君も冷静に立て直しての反撃で、

落ち着いたリカバリーは流石のモノを感じさせたんだわ。

 

<2R>

宇津木君の攻勢が一気に目立っていって、

狭いところにショートフックを差し込んで打つのが抜群だったし、

頃合いを見計らっての左ボディなんかとっくに上級者で、

覚悟をしてなかったところに貰ってしまった齊藤君が明らかにシンドそうにしてて、

いきなりバランスが悪くなってしまったんだわ。

 

そのすぐ後の1分25秒からの宇津木君の怒涛の攻め込みはそれこそ圧巻で、

齊藤君は左目上をヒットカットされてしまったし、

自信に満ちたワンツースリーは惚れ惚れするほどだったんだわ。

 

結局このラウンドは10:8.5ほどもの差が付いてしまったんだよね。

 

<3R>

齊藤君も踏ん張り直したんだけど、揺るぎなさでは宇津木君が圧倒的で、

しっかりした形でパンチを当てる技術が超一流だったし、

緩急を付けた打撃は美しい限りだったんだよね。

 

齊藤君としては相打ちだとツライ状況になりつつあって、

残り1分からは動きの劣化も見え隠れし始めたんだわ。

ってことで自分の中ではこれで丁度イーブン。

 

<4R>

序盤は齊藤君の右フックから左ボディが先行したんだけど、

残り1分からは齊藤君の消耗からの手数落ちが目立ってきて、

そこから宇津木君の精度と強度充分のショットばかりが印象に残る残るで、

このラウンドも残り1分からのアピールもしっかり出来てたんだわ。

 

<5R>

改めて宇津木君が強い左から組み立て直して、

まるでストレートの様なジャブをビシビシ決め打っていったんだわ。

 

一方の齊藤君も直撃を貰って踏ん張る気持ちと体力は大したもんで、

中盤以降は宇津木君も打ち疲れてるような感さえあったんだわ。

 

ただ、そこを一気に突いていく勢いは齊藤君には失せてしまってるかのようで、

辛くて長い残り1分だったんだよね。

 

<6R>

一方的な展開になりつつあったもんで、

そろそろタオルインじゃないかなあって自分は思ってたんだけど、

一瞬ダメになりそうな所からの齊藤君の反撃にレフェリーも止めるに止められず、

最後まで出来るのかなあっていう自分の思いは残り1分、

再度のストップタイムを迎えつつあったんだけど更に進んだ残り35秒、

宇津木君が仕上げのショットに移ろうとしたその瞬間、

齊藤君のまだ死んでなかった右フックが激しくヒットしたんだわ。

 

その途端、直撃された宇津木君は一気に大きくバランスを崩してしまって、

そこからは覚醒した齊藤君の追撃を避けて凌ぐので精一杯になってしまって、

もう30秒ほど余計に時間が残ってたなら、

結果はどうなってたか解らないって感じの追い込まれ方だったんだわ。

 

結局、宇津木君は敢えて打ち合いに行かないまま何とか凌ぎ切って、

スリル満々の試合の終了ゴングが鳴ったんだわ。

 

 

ってことで自分は57-56で宇津木君の勝ちだったんだけど結局、

57-56×3ってことでやっぱり宇津木君の3-0勝ちだったんだわ。                                                             

 

こういういい試合で全員のスコアが全く同じっていうのは実に気持ちいいんだわ。

 

それにしてもこの試合の目まぐるしい展開は稀に見るほどで、

多分宇津木君が勝つだろうなあって思ってたところ、

まずはいきなり齊藤君のダウンゲットで始まって、

負ったハンデを宇津木君が冷静に取り返していって、

結局最後は一方的かって思わせたところでの齊藤君の逆追い込みって、

ホント息を付く暇も無かったんだよね。

 

 

齊藤君のようなB級デビューボクサーの最近の傾向は、

チャチャッとタイかインドネシアと2試合やってチャチャッとA級になるって、

そういう実に退屈な道を辿ることが多いんだけど、角海老ジムは流石だね。

 

 

 

ここからの3試合はB級トーナメントの予選でオール5回戦。

 

 

⑨ 田中公士君(三迫)×田中康寛君(輪島)……F 5R

4勝(1KO)4敗(2KO)のサウスポー、26歳・大阪府と、

4勝3敗(1KO)2分のスイッチ、29歳・東京都。

 

康寛君にとっては3年弱ぶりの試合で、

公士君と同じく決定力には欠けるタイプなんだけど、

必死に頑張るスタイルは印象に残ってるんだよね。

 

<1R>

お互いの手数に大差は無かったんだけど、

中盤以降のヒット数で公士君が僅差のポイントゲット。

 

<2R>

ジャブと接近してのボディブローで康寛君が優勢に進めてた残り1分18秒、

公士君の右目上をヒットカットさせて即のドクターチェックだったんだわ。

 

リスタート後、元気満々で攻め立てていったのは勿論康寛君の方で、

公士君は若干気持ちを挫かれたような感じだったんだわ。

 

<3R>

公士君が勢いを取り戻せるかってところだったんだけど、

効果を上げにくい密着戦に持ち込まれてしまって、

そういうフィジカル戦になってしまうと公士君の勝ち目は遠のくばかりで、

ポイントを上げにくい状況が延々と続いたんだわ。

 

 

お互いに利き手で攻撃を終えることが多かったんだけど、

展開自体は康寛君の方にきっちりハマってる訳で、

ってことで先行きが見えてしまったモンで一旦離席。

 

 

試合後に確認したらやっぱりってことで、

49-47×2、48-47で康寛君の3-0勝ちだったんだわ。

 

 

 

⑩ 中川兼玄(三迫)×諏訪佑(TEN COUNT)……Fe 5R

4勝(3KO)5敗(2KO)の22歳・大阪府と、

5勝(1KO)2敗1分のサウスポー、20歳・神奈川県。

 

この試合は7:3くらいで諏訪君の勝ちを予想してたんだけどね。

 

<1R>

丸刈りで登場して来た中川君の方が5㎝ほど上背があったし、

リーチにもそれなりの差があったんだけど、

プレスを掛けてスタートしてたのはその中川君の方で、

諏訪君の打ち出しにいいタイミングで合わせていってたんだわ。

 

中川君のタイミングが徐々に合ってきて、

諏訪君の腕引きが甘くなるところに続けざまに右フックをヒットヒットさせて、

諏訪君としては見栄えの良くないスタートを強いられてたんだわ。

 

<2R>

中川君にとっては諏訪君の左の打ち出しがとっても解り易かったみたいだったから、

諏訪君としてももう少し打ち出しのタイミングとかに工夫が必要だったし、

そもそも常に正面に立ち過ぎてたし、頭の位置にも無配慮過ぎだったんだわ。

 

中川君のショートフック系はオープン気味のことが多かったんだけど、

それでも当たらないよりは遥かにマシな訳で、

同じようなパターンからの被弾を増やしてた諏訪君の工夫不足だよなあって、

そう見てた残り42秒、やっとやっとやっとのことで諏訪君の左ストレートがヒットして、

そこから諏訪君の一気攻めが始まったんだけど、

それ以上の大きなダメージを与えきれないままで残念残念。

 

<3R>

お互いに当てたり当てられたりが延々繰り返されて、

中川君が左顔面、諏訪君は右顔面を其々赤くしていったんだけど、

残り19秒での諏訪君の左ストレートも印象的ではあったんだけど、

全体を通してのヒット数は中川君の方が上回ってたんだよね。

 

<4R>

パンチを避ける勘がいつもほど良くないにも関わらず諏訪君、

そのガードの低さはこの期に及んで大きな弱点系になってきて、

いつも以上に気持ちが入ってる感じの中川君のショットが目立ってたんだけど、

それでもこの回の残り1分10秒からの諏訪君の飛ばし返しは見どころ十分で、

左フックのヒットヒットが久し振りに目覚ましかったんだわ。

 

<5R>

自分の中ではイーブンだった最終ラウンドで、

まずは中川君が攻勢を掛けていったんだけど、直後に諏訪君の逆襲で、

中川君も下がることなくの応戦が続いて、

残り1分からは却ってその巻き返しの方が優勢ではあったんだけど、

そこに至るまでの有効ヒットで諏訪君が逃げ切ったって感じの終了ゴング。

 

 

ってことで自分は48-47で諏訪君だったんだけど結局、

48-47×2、47-49ってことで中川君の2-1勝ちだったんだわ。

 

スコア的にはそれほど微妙だったのは間違いのないところで、

諏訪君がアピールし切れなかった分、中川君が気持ち勝ちしたって感じだったね。

 

 

 

⑪ 稲元純平君(熊谷コサカ)×東大河君(仲里)……B 5R

1勝(1KO)0敗の19歳・埼玉県と、5勝(2KO)2敗の22歳・熊本県。

 

東君は以前ワタナベジムに所属してたこれまた3年振りに見るボクサーで、

稲元君はBデビュー戦がタイ人相手だったもんで今回が初見だったんだわ。

 

<1R>

お互いのやりたい距離に随分違いがあったんだけど、

東君が勢いを付けて突っ込んで一触した後は絡んでお終いっていうのが延々で、

いきなり興が削がれてしまったんだけど、

稲元君としては何らかの手段を講じて距離を作れないのかってことで、

いきなり東君に巻き込まれてしまってるっていう感じだったんだよね。

 

<2R>

開始50秒、案の定って感じで東君の突っ込みからの右フックを貰ってしまって、

稲元君がダウンしてしまったんだわ。

 

ただ、リスタート後の東君も思いの外のスタミナ不足の中途半端な追撃で、

ラウンド終盤は相手をオチョクルような亀田流のおかしなポーズを繰り返してて、

それは単なる時間稼ぎの誤魔化し系にしか見えなくて、

途端にバカバカしくなってしまったもんで即の帰宅だったんだよね。

 

 

家に戻って暫くして結果を確認してみたら、

またまた案の定、稲元君の逆転系の48-47×3だったんだわ。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 宇津木秀君

② 齊藤陽二君

③ 山本祥吾君

④ コーヤ佐藤君

⑤ 中川兼玄君

2018年6月 6日 (水)

後楽園ホール・6/5

 

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“咲き分け”

 

絞り系の咲き分け種で高さは1m程にも育ったんだわ。

 

 

 

昨日は用事があったもんでホールに行く前にワタナベジムに寄ったら、

井上トレが京口紘人さんと谷口将隆さんを伴って、

修学旅行でやって来た金沢のある中学生30人ほどの為に体験イベントって事で、

そりゃもうワイワイやっててとっても楽しそうだったんだわ。

 

 

 

昨日のホールは東日本新人王トーナメント予選で、

当初は13試合が組まれてたんだけど、1試合が中止になって全部で12試合。

 

 

 

① 柴沼智樹君(KG大和)×馬場裕一君(FLARE)……Mm

4勝(2KO)3敗(1KO)のサウスポー、31歳・神奈川県と、

1勝(1KO)2敗の33歳・東京都。

 

この日はMm級の試合が4試合組まれてたんだけど、

この組み合わせだけが30代対決だったんだわ。

 

<1R>

最初の仕掛けは柴沼君の方からでまだまだ荒削りではあるんだけど、

一旦勢いが付いた時の馬力は他を寄せ付けないようなところがあって、

馬場君はちょっと劣勢なままの立ち上がりだったんだわ。

 

<2R>

馬場君の攻撃はシンプルな右一発に終始してて、

プレスから始まって全体の流れが柴沼君に傾いていった開始21秒、

バスンって感じで振り出した馬場君の必殺引っ掛け系右フックがヒットして、

アレレレーッて感じで柴沼君の方がダウンしてしまったんだわ。

 

それ程のダメージを引きずらないままリスタートした柴沼君だったんだけど、

それでもまだ膨大な時間を残してたもんで一気に緊張感が増したんだよね。

 

馬場君は決着を付けるべく、柴沼君は決着を付けられないようにって、

お互い必死のパフォーマンスだったんだけど、

柴沼君の頭下げての寄り押し作戦が功を奏して、

2ポイント献上だけで凌ぎ切ったんだわ。

 

<3R>

前の回に飛ばし過ぎたか馬場君の勢いが失われつつあった中、

どうやら回復が叶った柴沼君が大きく逆攻勢で、

多少突っ込み過ぎのきらいはあったんだけどKG大和ジムボクサー特有の粘り腰で、

ヘバリが見え隠れしてきた馬場君を引きずり込んで、

ボクシングというよりは乱闘系に持ち込んでいったんだわ。

 

<3R>

延々の揉み合いが続いたんだけど、今や腕振りの鋭さは柴沼君が圧倒してて、

手数ヒット数共に遥かに相手を上回ってて、

馬場君は良く耐えはしたんだけど攻撃面では全くいいところがないまま終了ゴング。

 

 

ってことで自分は38-37だったんだけど結局、

38-37×3ってことで全員の判断が珍しく一致しての柴沼君の3-0勝ち。

 

 

ってことで柴沼君は次戦は若林耕君と戦うことが決まって、

次も得意の頭からのガンガン突っ込み系で勝負するのかも知れないけど、

若林君は色んな攻め手を持ってる試合巧者だから苦戦しそうだなあ。

 

 

 

② 高田勇仁君(ライオンズ)×新冨凌君(JBS)……Mm

4勝(2KO)2敗(2KO)1分の19歳・埼玉県と、4勝2敗の20歳・東京都。

 

<1R>

二人共、実にちゃんとしたボクシングをしてて、

新冨君の方がプレスは強かったんだけど、

テクニック的には高田君の方が上回ってて左手の使い方が抜群だったんだわ。

 

新冨君も勇気を出して右を合わせに行ってたんだけど、

残念ながら前の手を巧いこと使いこなせてない中での単発系が多くて、

高田君の左トリプルとか右ショートアッパーが圧倒的だったんだわ。

 

<2R>

新冨君はリズムを変えフェイントを駆使して強いワンツーに繋げてたんだけど、

一旦畳み掛けた時の高田君の勢いは実に半端じゃなくて、

残り10秒前後からの新冨君のラッシュにも目覚ましいモノがあったんだけど、

ラウンド全体を思い返せばやっぱり高田君の攻勢は揺るぎなかったんだよね。

 

<3R>

実にとってもいい感じの打ち合いが続いて、

新冨君も一つ一つのパンチでは決して見劣りしてなくて、

左右フックでいい感じの挽回を見せてたんだけど、

直後の高田君の右ショートアッパーから流れが変わっていったんだわ。

 

左顔面の腫れが目立ってきた新冨君ではあったんだけど、

気持ちを強く保って危険度の高い打ち合いに挑んでいって、

ラウンドの最後まで大いに踏ん張ってたんだけど、

パンチの見栄え的には高田君が優勢だったんだよね。

 

それにしても二人共、相当打って打たれてはしてたんだけど、

殆どヘバリのようなモノを見せてなくて日頃の鍛錬が伝わって来たんだわ。

 

<4R>

ポイントを意識してか新冨君が更に前に前に出ての強振だったんだけど、

ショットの正確さでは高田君の方が上回ってたし、

相手の右を交わしたところに即右を合わせ打つ度胸と技量を兼ね備えてて、

彼はホントに巧いなあって見てた1分35秒、

その高田君の逆ワンツー気味の左フックが強ヒットして新冨君がダウン。

 

リスタート後の新冨君もよく耐えて踏ん張ってたんだけど、

中々綺麗に当て切れないままに被弾を増やしてしまって、

リングほぼ中央で立て続けに貰ってしまったところでストップエンド。

 

 

ってことで2分00秒、高田君の圧倒的なTKO勝ちだったんだわ。

 

 

Mm級のAグループ(組み合わせ表の左側)の中では、

若林耕君が抜けてると思ってたけど、

この日のパフォーマンスを見る限り有力候補に強く名乗り出たって感じで、

次の相手の山本要君にはちょっと厳しい試合になりそうんだなあ。

 

それにしても今年のMm級はBグループに比較して、

Aグループのボクサーの充実度が半端じゃないんだよね。

 

 

 

③ 山下祥希君(KG大和)×脇山貴継君(ワタナベ)……Mm

3勝1敗の20歳・神奈川県と、2勝3敗(1KO)の19歳・福岡県。

 

<1R>

正直、第2試合とはクオリティ的にはかなり後れを取ってた試合で、

懐の深い相手に脇山君はそもそもジャブが使えないまま距離に困惑してて、

自らの間合いにする為に一瞬の踏み込みだけに終始してたんだわ。

 

山下君の方はリーチを生かしていきなり余裕の展開で、

残り1分には早くも脇山君の左顔面が赤くなってきたんだわ。

 

脇山君としては接近戦になったその瞬間に、

もっともっとの頑張りが必要だと思ったんだよね。

 

 

ってことで早くも先が見えてしまったモンで一旦休憩タイムってことで……。

 

4Rに戻って再度見てたんだけど、

脇山君は相変わらずって感じだったんだけど、

驚いたことに山下君の方もメッキリ動きが鈍ってて、

途中で何かあったのかって感じで、

更に今一感の強い試合になってて、

二人共、4ラウンド分をきっちり動き切るスタミナ不足が著しかったんだよね。

 

 

ってことで結局、39-37×2、39-38ってことで山下君の3-0勝ちだってね。

で、山下君の次戦の相手はこの後の試合の勝者なんだよね。

 

 

 

④ 伊佐春輔君(川崎新田)×山本蓮真君(RK蒲田)……Mm

4勝(1KO)1敗(1KO)の20歳・神奈川県と、

0勝1敗のサウスポー、20歳・三重県。

 

<1R~2R>

頭の位置に対する配慮とかフェイントの掛け方には伊佐君に一日の長があって、

何となく試合慣れしてる感じで山本君を捌いてて、

ストレート系のパンチの腕引きがとっても素早かった中、

2Rに最初の一発を貰ってから明らかに山本君が消極的になっていって、

左ストレートも右フックも見極められてしまってる感じだったんだわ。

 

<3R>

見てる時間が長過ぎて圧倒的なほどの手数不足の自らに苛立ったか山本君、

クリンチの際に相手に2回も意図的に頭突きをかましてて、

レフェリーからは死角だったんだけどあれは明らかに減点対象だったんだわ。

 

 

自分はこういうボクサーの試合は全く見る気が無くなってしまうもんで、

この後はボヤーッとしながらだったんだけど、

4Rのスリップだっていうレフェリーの裁定にも納得がいかなかったみたいで、

39-38×2、38-39の2-1負けを宣せられたら更に激してしまって、

トレーナーの手を振りほどいて挨拶もしなければリング上でフテ腐れまくってて、

中学生のケンカ大会じゃないんだから、

頭冷やして出直して来いって感じだったんだよね。

 

 

ちなみに自分は4Rは山本君のダウンゲットっていう判断だったんだけど、

それでも37-38で山本君の負けだったけどね……。

 

 

 

⑤ 藍原伸太君(帝拳)×石井優平君(宮田)……SF 

2勝2敗(1KO)の25歳・千葉県と、2勝(2KO)1敗(1KO)1分の21歳・静岡県。

 

この試合は石井君の棄権で中止になってしまったんだけど、

その石井君は自分の中では優勝候補の一人だったんだよなあ……。

 

 

 

⑥ 柳沼直道君(EBISU)×秋間瑞輝君(宮田)……SB 

2勝(2KO)3敗(1KO)2分の25歳・北海道と、

3勝(3KO)1敗1分の26歳・東京都。

 

<1R>

相手のフレームの大きさに圧迫感を感じたか柳沼君、

中盤までは手をこまねいてたようだったんだけど、

終盤には相手との間合いが解ってきたような感じだったんだけど、

それでもその当て勘の悪さが目立ってたんだよね。

 

<2R>

柳沼君が入って来るところに秋間君の左フックがヒットヒットして、

途端に流れは大きく秋間君に傾いていって、

柳沼君も強烈な左ボディで対抗したんだけど直後の52秒、

秋間君が一気にラッシュして右のヒットヒットを重ねていったんだわ。

 

 

新人王トーナメントっていうのは観客席に独特の雰囲気が漂ってて、

それは何だか習い事やお稽古ごとの発表会のようでもあって、

其々のボクサーの知り合いだけが大騒ぎ状態になるんだけど、

自分のすぐ後ろのオッサンも狂乱状態で、

前のめりになって自分のすぐ横でのいちいちの大声で、

とっても耐えられなくて渋々の席移動だったんだわ。

 

 

その後は集中を欠いた遠目からの観戦だったんだけど、

自分が思ってた秋間君もそれ程のことはなくて、

最後の方は柳沼君と一緒になっての休みたい休みたいで、

フルラウンドを飛ばし切れる体力はまだまだのようだったんだよね。

 

 

発表されたスコアは40-37、39-37、39-38って結構バラバラだったんだけど、

それでも秋間君の3-0勝ちだったんだよね。

 

秋間君の次の相手は林大雅なんだけど、

お互いに弱点を抱えてるもんでどっちが圧倒的ってことはなくて、

元々この階級は誰にでもチャンスがあるんだよね。

 

 

 

⑦ 鈴木敬祥君(帝拳)×小川将太君(UNITED)……SB

1勝1敗の20歳・愛知県と、0勝1敗(1KO)の20歳・東京都。

 

<1R>

フレームとしては鈴木君が圧倒してて頭半分ほど上背があって、

中々鋭いジャブを打つんだけど数が足りてなくて、

小川君の踏み込みを意外なほど簡単に許してしまってて、

開始20秒までに左フックを2発も貰ってしまってたんだわ。

 

鈴木君は何だかやり難そうにしてたんだけど、

詰められるのが嫌ならそれなりの工夫をするべきなんだよね。

 

<2R>

長い手をしてるのに鈴木君、意外なほど左ボディを打たない顔面狙いオンリーで、

フック系のパンチを打ち下ろすことだけに固執してるみたいで、

アッパーはどうしたのとか自分の方が思い悩んでしまったんだわ。

 

いざとなった際の鈴木君はとっても回転の効いた連打を放つんだけど、

小川君は結構ガードのシッカリしたボクサーなんだから、

上をフェイクで打っといてボディを思いっ切り打ち込むとか色々課題が見えてきて、

派手さは無いんだけど小川君の実直ボクシングが充分対抗してたんだわ。

 

<3R>

一旦ガチャガチャになると途端に小川君の活路が見えて来るもんで、

鈴木君も相手が入って来るところに合わせ打ってはいたんだけど、

右ショットの精度が今一のままで見せ場を作れないまま、

このラウンドは小川君の踏ん張りポイントゲットだったかなあ……。

 

<4R>

いずれにしても微妙なスコアの最終ラウンドってことで、

双方の勝ちたい気持ち勝負になっていったんだけど、

鈴木君は相手のガムシャラ系に手を焼いたままで、

思うようにさせて貰えない感が半端じゃなかったんだわ。

 

常に自らの距離をキープするのは難しいことだとは思うんだけど、

それはとっても大切でジャブを多用するのかフットワークに頼るのか、

色々技を工夫して駆使しないと極端な戦い方をしてくる相手に対処するのは困難で、

鈴木君としては何となく不完全燃焼のままの終了ゴングだったんだわ。

 

 

ってことで自分はそれでも39-37で鈴木君だったんだけど結局、

鈴木君から見て39-37、38-39、38-38の1-1ドローで、

優勢点が小川君に振られてしまったモンで鈴木君の敗退が決まったんだわ。

 

 

小川君の次戦の相手の濱口大樹君は全体としては鈴木君より甘いんだけど、

それでもいいジャブの持ち主だから中々楽しみな一戦になりそうなんだわ。

 

 

 

試合後少し経ってからそっと近づいてきた方がおられて、

何とそれは鈴木君のご両親だったもんで、

自分なりの試合の感想を伝えたんだよね。                                                             

敬祥君はシュンとした感じの今風のイケメンなんだけど、

父上はとってもゴツイ感じの人だったから、

彼は母上のDNAの方をより多く受け継いでるなって思ったなあ。

 

 

 

⑧ 大保龍球君(神奈川渥美)×東祐也君(畠山)……Fe

3勝(1KO)1敗の22歳・沖縄県と、2勝(1KO)0敗1分の18歳・北海道。

 

1回戦からの勝利者インタビューはそれ程必要とは思われないんだけど、

入場曲を省いてしまうのは理解し難くで、

各ボクサーにとっては入場のタイミングを計りかねることが多くて、

この試合も進行のテキパキ感を損なってたんだよね。

 

そもそも無音のままドローンって感じで入って来るのは彼らに相応しくなくて、

共通曲でいいから景気付けして上げるべきだって強く思うけどね……。

 

必ずしもタルイ入場だったからという訳では無かったんだろうけど、

残念ながら試合としてはタルイことこの上無かったんだよね。

 

<1R>

東君の方が3~4㎝ほどデカかったんだけど、序盤の動きが緩くて、

最初に大保君に仕掛けられた直後に若干ムキになって攻めていった途端、

そこのところを大保君に狙われて開始50秒、右フックを被せれられてダウン。

 

東君は一瞬右膝を着いてしまっただけの軽いダウンだったもんで、

リスタート後はほぼ普通にやり直してたんだけど、

まあ最初の2ポイントは渡すって決めて無理に行かなかったのか、

それとも少し効いたままだったのか、

はたまた同じ目に遭いたくないっていう慎重さが支配してたのかなあ……。

 

一方の大保君は最初は2ポイントゲットで十分だって思ったのか、

それとも狙い過ぎてたのか、要するに二人共、メッキリの手数減だったんだわ。

 

<2R>

2人共、手数が少ないままの第2Rで、

何だか空手系の一発勝負型のガキゴキした流れの見合ってる場面が多くて、

途中でレフェリーにボクシングをしなさいって注意されてたほどの低調低調で、

途端に東君は突貫頭突き系に一気に変身しての更にガキゴキで、

この辺でいいかなあって感じだったもんで自分は一旦退席したんだよね。

 

 

結局は40-35×2、39-36って事で勿論大保君が圧倒3-0勝ちしたんだけど、

次の相手の室田拡夢君の頑張り手数は半端じゃないし、

上下に打ち分けるコンビネーションにも長けてるから、

この日のようには行かないと思うんだけどね。

 

 

 

⑨ 関一機君(SRS)×鯉淵健君(横浜光)……SFe

1勝1敗の28歳・埼玉県と、1勝(1KO)1敗の22歳・神奈川県。

 

少しばかり人と話をしてたもんで急いで戻ったら、

既に試合は終わってて、1R2分50秒で鯉淵君のKO勝ちだったんだわ。

関君の例のガツガツ前詰めからデンプシーロールは不発だったのか……。

 

 

鯉淵君の次の相手は佐藤和憲君なんだけど、

佐藤君は勝ち負けを交互に繰り返してる感じで予想し難いんだわ。

 

 

 

⑩ 小玉将君(新日本仙台)×山本ライアン君(ワタナベ)

                               ………SFe

1勝(1KO)2敗(2KO)の30歳・秋田県と、1勝2敗の24歳・東京都。

 

<1R>

殆どガードをしない山本君はどこかで右フック当てたいボクシングに徹してて、

合間を突かれて小玉君に山のようにショートブローを打ち込まれてたんだわ。

 

このまま小玉君に押し切られそうだった山本君、

残り10秒ほどから突然気が触れたようなラッシュラッシュで、

右アッパーを6発ほど連続突き上げてたんだけど、

それでも有効ポイントまで繋げ切れずにラウンド終了ゴング。

 

<2R>

小玉君は左ガードが極端に低いから、

山本君としてはひたすら右フックを狙い続ければ展開も開けそうだったんだけど、

左右フックを雨あられのように振り出してたのは相手の児玉君の方で、

山本君の出番は中々訪れなかったんだよね。

 

それにしても2人共、ボクシングとしてはとっても雑だと言わざるを得なくて、

無駄な大振りを繰り返してたもんで終盤はかなり消耗してたんだわ。

 

<3R>

元々あったリーチ差が試合展開に大きく影響を及ぼしてきて、

山本君が踏み込め切れない状況が多くなっていったんだわ。

 

お互いにヘバって来たのは明らかだったんだけど、

それがより解りやすかったのは山本君の方で、

それまで折々に頑張り打ってた小玉君のボディブローが効果を上げてきたようで、

何となく勝負あった感が漂ってきたんだよね。

 

<4R>

ダウンゲットしない限り多分勝ち目がない山本君に対して松山真虎さん、

自分のすぐ後ろから怒涛の檄を飛ばしまくって、

それに応えて山本君も最後の飛ばしを見せてたんだけど、

小玉君にとっても状況は大差なくて、

お互いの気持ちをぶつけ合っての代わり番子の危険な場面が交錯して、

それでも二人共、全くクリンチしないままだったのは立派だったんだわ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37×2、37-39ってことで小玉君の2-1勝ちだったんだよね。

 

 

小玉君の次戦の相手は関島優作君なんだけど、

彼は相当な強敵だから苦戦は免れないんじゃないかなあ……。

 

 

 

⑪ 平岩貴志君(帝拳)×山口号珠君(横浜光)……L

2勝(2KO)1敗の21歳・愛知県と、1勝敗の22歳・島根県。

 

山口君の名前は読んだそのままの “ごうしゅ” ってことで、

御両親が宮沢賢治のファンなのかなあ……。

 

<1R>

二人共、とっても力強いしっかりしたボクシングが印象的で、

手数的には平岩君の方が優勢だったんだけど、

合間合間を突いてた山口君のショートブローの精度も高かったんだわ。

 

<2R>

二人のスピード感とか力感が更に増していって、

近い距離でもお互いに必殺系で打てることが出来てて、

ヒット数と有効度の見極めが難しくなっていったんだわ、

 

<3R>

手数は平岩君、正確性は山口君っていう図式に変わりが無くて、

お互いの根競べ系のボクシングはちょっと際限が無さそうで、

決め手に欠けるというか、相手の決め手を封じる展開が延々だったんだわ。

 

<4R>

この二人にはエクストラ・ラウンドを二つくらい設けて貰って、

もっと長いラウンドを見たいって思ってたんだけど、

この回最初に攻勢度を上げていったのは平岩君の方だったんだけど、

ラウンド半分頃までに山口君がチャラに戻しての行ったり来たりだったんだけど、

隙間を縫っての山口君のショットの精度の方が上回ってるように見えて、

平岩君はその倍ほども打ってはいたんだけど、

山口君のガードに阻まれてたことが多かったんだよね。

 

 

ってことで自分は39-37で山口君だったんだけど結局、

39-37、39-38、37-39ってことで平岩君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

平岩君の次の相手は松本北斗君×山本祥吾君の試合の勝者なんだけど、

ここは松本君が勝ち上がって来ると思うから、いい試合が期待されるんだわ。

 

 

 

⑫ 生井航平君(W日立)×橘ジョージ君(協栄)……L

2勝(2KO)0敗のサウスポー、21歳・栃木県と、3勝3敗の21歳・新潟県。

 

橘君の方が5~6㎝上背優位だったんだけど、

自分としては生井君の勝ちを予想してたんだよね。

 

<1R>

最初に仕掛けたのは橘君の方だったんだけど開始僅か29秒、

相手の右を交わしながら生井君がプレスを掛けていっての左フック、

これが綺麗にヒットして青コーナー前でいきなり生井君がダウンゲット。

 

やっぱりなあって思って見てたら、リスタートした橘君は右目下がいきなり腫れてて、

それでもダメージは軽かったような一からの立て直しで、

強烈な左右ボディブローで反撃してたんだわ。

 

<2R>

最初に直撃したのは橘君の返しの左フックで、

アレッて感じで生井君のバランスが悪くなっていってパンチも流れてたし、

前の回に受けたボディブローのダメージも尾を引いてしまってたかのようで、

途端に橘君の勢いが一気に上がっていって、生井君は途中から鼻血だったんだわ。

 

その生井君は反撃の糸口を見い出せないまま追い込まれる一方になってしまって、

最後は北西ポストに詰められて、連打からのまたもやの左フックを直撃されて、

見かねたレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

ってことで2分20秒、橘君の逆転TKO勝ちだったんだけど、

一度ダウンを喰らったところからの冷静な立て直しは実に見事だったんだよね。

 

 

 

⑬ 齋藤眞之助君(石川)×龍神佳輝君(ワタナベ)……L

2勝(2KO)2敗(2KO)の22歳・山梨県と、4勝3敗1分の21歳・山口県。

 

勝った方が次戦で橘君と対戦するんだよね。

 

<1R>

開始43秒、4~5㎝ほど背の高い齋藤君が相手を追い込んでの青コーナー前で、

何てことない感じで振り出した右フックが直撃ヒットして龍神君がダウン。

 

それほどのダメージを残さないままにリスタートした龍神君だったんだけど、

もう少し慎重な立ち上がりが必要だったなあ。

 

<2R>

齋藤君の強そうというか硬そうな拳に龍神君が気後れしたような感じで、

元々そういう傾向が強いんだけど、

早めに目線を切ってしまってすぐ下を向いてのそれこそ当てずっぽうショットで、

ポイントバックするようなパフォーマンスに繋がってなかったんだよね。

 

このラウンドはお互いにタイミングと間合いに関して改めて計り直してるみたいで、

何だか低調低調のままだったんだわ。

 

<3R>

龍神君が距離を詰めてのガンガン戦に戦い方を変えていったんだけど、

そこでの頑張り手数では却って齋藤君に遅れをとったままで作戦不発だったなあ。

 

<4R>

龍神君の前向きさは評価できたんだけど、

やたら突っ込んだところからのハードヒットを叶えるのはとっても難しくて、

大きく挽回することが出来ないままの終了ゴング。

 

 

 

ってことで自分は40-35で齋藤君だったんだけど結局、

40-35、40-36×2ってことで齋藤君のパーフェクト3-0勝ちだったんだわ。

 

 

齋藤君と橘君の対戦ってことになると、やっぱり橘君かなあ……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 橘ジョージ君

② 高田勇仁君

③ 平岩貴志君、山口号珠君

 

 

 

昨日は自分的な優勝候補が7名出場してたんだけど、

内柴沼智樹君、伊佐春輔君、秋間瑞輝君、大保龍球君の4名が勝ち上がって、

生井航平君は2RTKO負け、鈴木敬祥君は1-1優勢点負けして、

石井優平君は棄権敗退してしまったんだよね。

 

 

新人戦っていうのは試合をするごとに短期間に巧く強くなっていく過程が見れて

とっても興味深いんだけど、勝ち上がった4名も実はそれほどの強豪ではなくて、

まだ誰にもチャンスが残ってるっていう感じなんだよね。

 

 

 

そう言えば昨日は東上剛司さんがホールに来てて、

誰の応援だったかは確かめなったんだけど、

やっぱり話は先日の末吉大さんとのタイトル戦に及んで、

色々感想を交換し合ったんだけど、ニコニコ笑顔で応えてくれて、

もう少し続けてよっていう自分の気持ちに沿ってくれそうな感じだったんだよね。

2018年6月 4日 (月)

5月のベストボクシング

 

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“山の光”

 

 

 

5月は9ボクシングを現場観戦して、TVボクシングが1回。

 

事前期待度ランクでは25試合を選んでたんだけど、

新人王トーナメントを含めて色々面白かった試合が多かったもんで、

ベストボクシングも25試合分になってしまったんだわ。

 

 

 

≪5月度ボクシングベスト25≫

*左側が勝者、( )内は事前期待度順位、敬称略。

 

① 井上尚弥×ジェイミー・マクドネル (3)……1RKO

② 細川バレンタイン×ディスティノ・ジャパン (5)……7RKO

③ 末吉大×東上剛司 (6)……3-0

④ 拳四朗×ガニガン・ロペス (4)……2RKO

⑤ 京口紘人×ビンス・パラス (2)……3-0

⑥ 山内涼太×堀陽太 (13)……5RKO

⑦ 藤北誠也×太田輝 (11)……2RKO

⑧ 上野太一×水谷直人 (17)……4RKO

⑨ 高見良祐×ジョニー・サロオガル (ー)……4RKO

⑩ 高橋光政×中村駿介 (22)……2RKO

⑪ 栗原慶太×渡部哲也 (ー)……1RKO

⑫ 大野俊人×佐藤矩彰 (16)……1RKO

⑬ 鈴木龍太×小西佑亮 (ー)……3RKO

⑭ 関島優作×しゅんくん寺西 (ー)……3-0

⑮ 芝力人×稲嶺光紀 (ー)……3-0

⑯ 吉野ムサシ×蒲山直輝 (ー)……1RKO

⑰ 中山祐太×渡久地辰優 (ー)……3-0

⑱ カリエンテ子安×セイヤ―龍樹 (ー)……1RKO

⑲ 永野祐樹×長濱陸 (10)……5RKO

⑳ 内藤律樹×ジュリッツ・チャベス (8)……2-0

 

(21) 若林耕×深見旺彦 (ー)……4RKO

(22) 星大翔×入江翔太 (15)……2RKO

(23) 有馬啓祐×氏原文男 (23)……2-0

(24) 舟津純×米重貴博 (ー)……4RKO

(25) 三浦仁×松本竜也 (12)……2-1

 

*事前期待度ベスト10内で選モレした試合はヘッキー・ブドラー×田口良一(1)、

谷口将隆×ペドロ・タデュラン(7)→中止、新藤寛之×丸木凌介(9)の計3試合。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

日曜日は超ヒマだったもんで結局、

呈示してた2レースの他東京も阪神も9Rから12Rまで、

全部で合計8レースに参加してしまったんだけど、

いつもはこんな参加の仕方をすると大体が損失を増やすだけなんだけど、

何とそんなに考えなかったにも関わらず3レースで的中してしまったんだわ。

 

・東京 9R……37,740円

・東京11R……  6,560円

・京都 9R……… 770円 (これは買い間違えてしまったもの。)

 

ってことで土日で計9レースに参加して回収率は501%だったんだよね。

2018年6月 3日 (日)

後楽園ホール・6月2日

 

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“キサナドゥーの伝説”

 

結局は一発屋だったデイブ・ディー・グループの唯一のヒット曲で、

中々元気があったんだよね。

 

珍しく原題をそのまま和訳したタイトルなんだけど、

当時調べてみようと思ってた “キサナドゥー” の意味は未だに解らずじまい。

 

 

 

森友問題で財務省の役人20人程が処分されるってことなんだけど、

連中が何故文書を改ざんしたのかについてまでは解明されそうになくて、

役人達が勝手にやったことにされてしまいそうなんだよね。

 

下世話で下品な籠池一家に役人達が自発的に寄り添う筈も無く、

安倍首相に対する忖度からであることは明白なんだけどね。

 

それにしても安倍っていうのは国会答弁の際によく薄笑いを浮かべてて、

見てて単純に腹の立つ男なんだわ。

 

 

 

昨日の後楽園ホールには11名の日本人ボクサーが登場したんだけど、

そのうち半分以上の6名が3文字からなる名前でとっても珍しかったんだよね。

 

 

メインは全く見ないままで帰ったし、

2人のB級ボクサーのデビュー戦も相手がインドネシアとタイだったもんで、

全然見てなかったもんで悪しからずってことで、

今日はスッカスカの内容なんだわ。

 

 

ホールの入り口で佐々木洵樹さんとバッタリだったもんで、

頑張ってねを伝えたら横におられた父上を紹介してくれて、

その隣に並んで立ってたのは多分母上じゃないかと思ったんだけど、

お互いに何だか照れながらの初めましてを交換して始まり始まり……。

 

 

 

① 山本要君(ワールドS)×金田賢君(宇都宮)……Mm 4R

3勝2敗(1KO)の23歳・埼玉県と、1勝(1KO)4敗(1KO)の33歳・栃木県。

 

この試合だけが東日本新人王トーナメントの予選だったんだよね。

 

金田君のセコンドは試合慣れしてないみたいで、

グローブテープを半分ほどしか巻いてないでいきなりやり直されてたんだわ。

 

15年ほど前までは結構いい加減だったんだけど、

今ではテープはグローブの手首部分が全部隠れるようにキッチリ巻くようになって、

それは何かの拍子にグローブの結び目で相手の顔面を擦って、

打撃とは異なる事由でケガを負わせることがないようにってことで……。

 

<1R>

金田君のやたら前屈みになりながらの打ち出しは何だかザリガニのようで、

接近した途端に下を向いたままのショートブローに終始してたんだわ。

 

山本君は相手の変則的な打ち出しに戸惑ったか、

変なタイミングで貰ってしまうことが多かったんだけど、

効き目が小さかったことに助けられて、ヒットの強さで優勢に立ったんだわ。

 

<2R>

山本君としてはもう少し頭の位置に配慮して、

上体を柔らかく使えると良かったんだけど、

それでもバランスのいいフットワークをしてたし、パンチの形もグッドグッドで、

1分20秒には右フックで金田君のマウスピースを吹っ飛ばしてたんだわ。

 

金田君はその後も山本君の右フックを貰ってしまうことが多くて、

最後まで持ちそうにないほど疲れが浮き出てきたんだよね。

 

<3R>

前の回に消耗が著しかった10歳も年上の金田君が頑張り直して最初の1分半、

有効打は少なかったんだけどそれでもハッキリした手数勝ちで、

工夫不足が目立ってた山本君は自らのペースを見失ってたかのようで、

結局、金田君の必死手数が押し切ってたんだよね。

 

<4R>

いつの間にか山本君の顔面も赤くなってて、

距離を潰されてのガチャガチャ戦にすっかり巻き込まれてしまって、

決して巧くは無い金田君の必死感に場内の声援が傾いていってたんだわ。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

39-37×2、38-38ってことで山本君が2-0で逃げ切って、

残念ながら金田君の手数の殆どは有効打と認められなかったんだよね。

 

 

 

② 平野伸君(青木)×長岡嶺君(角海老)……54.5㎏ 4R

1勝1敗(1KO)の25歳・岩手県と、デビュー戦の25歳・大阪府。

 

長岡君の名前は “たかね” って読むってことで、

5月度ランキングで12位にランクされた山内涼太さんの大学の先輩らしくて、

武田航君のトランクスを借りての登場だったんだわ。

 

<1R>

平野君はベタ足で接近してジャブ無しからのいきなり左右フックのブンブン丸で、

要するに力ずくの突っ掛り系の典型で、

アマボクシング上がりの長岡君にとっては初体験って感じだったんだわ。

 

<2R>

やり難そうにしながら長岡君は徐々に相手のペースに巻き込まれてしまって、

距離が取れないままのゴニョゴニョ戦に突入していって、

見た目美しくない出来上がりの試合になっていったんだわ。

 

延々のガツガツ戦の中、長岡君の消耗が目立ってきて左目上もバッティングカット。

 

<3R~4R>

殴り合いっていうよりは単なる押し合い系になっていって、

何だか違うスポーツのようになっていってまるでラグビーのようでもあって、

だから長岡君としては押し合いに負けないようにっていうよりは、

もっと足を使って動きまくってのジャブジャブからだと思ったんだけど、

そうさせないだけの平野君の押し込みだったし、

デビュー戦の長岡君にはまだまだ今後のトレーニングの課題ってことで……。

 

 

ってことで自分は38-38だったんだけど結局、

40-37、39-37×2ってことで平野君の3-0勝ちだったんだわ。

 

大きな有効打がない場合には寄り切り系のように単純に押してる方が勝ちって、

そういうポイントの振り分けなのかって思ったけどね……。

 

 

 

③ アンソニー・ホルト×南出仁(セレス)……B 6R

5勝(3KO)2敗1分の国内7位、25歳・インドネシアと、

デビュー戦のサウスポー、23歳・和歌山県。

 

南出君は駒沢大出身のアマ戦績43勝(15RSC)22敗って優績ボクサーだから、

インドネシアの国内ランカーなんかひとたまりも無さそうだってスルーしたんだけど、

やっぱり1R1分29秒でのTKO決着だったってね。

 

 

 

④ 高橋拓磨君(ワールドS)×何チャラ・ワナシー……W 6R

デビュー戦の24歳・大阪府と、1勝(1KO)1敗の29歳・タイ。

 

こんな戦績のタイボクサーを呼んできて余程対戦相手に困ったのかって感じで、

勿論一見もしなかったんだけど、やっぱり2R2分30秒でのTKO決着で……。

 

南出君も高橋君もあと1回こんな試合をすれば即のA級ってことで、

ボクサー達に対する迫害が過ぎててバカバカしくて成り手が少なくなってるから、

今後も更にマッチメイクに苦慮するだろうから仕方ないんだろうけどね……。

 

 

 

⑤ 石井龍誠君(伴流)×スパイシー松下さん(セレス)

                           ………L 8R

7勝(4KO)4敗(1KO)のサウスポー、22歳・東京都と、

17勝(2KO)10敗(3KO)1分のランク6位、35歳・熊本県。

 

自分の隣に女の子を抱っこした久保裕希さんがお久しぶりですってことで、

愛莉(あいり)ちゃんは真っ直ぐ相手を見る目力がとっても強かったんだわ。

最近櫻生(おうせい)君っていう男の子も生まれて祐希さんは普通の親父なんだわ。

 

その裕希さんには悪かったんだけど、自分は石井君の勝ちを予想してて、

松下さんの方が2倍以上のキャリアはあるんだけど、

13歳も若い石井君が腕力で圧倒するって思ってたんだよね。

 

<1R>

試合はいきなり変な展開で、お互いの慎重さがそうさせたのか、

それはまるでエアボクシングのように極端に離れた所から始まって、

双方共が全く当りそうもないところからのやり取りに終始してたんだわ。

 

リーチは石井君の方が圧倒してたから、

直ぐに伸びのいい左ストレートが飛んで来そうだったもんで、

松下さんとしても安易なジャブを控えてたんだよね。

ほんの少しのかすっただけだったけど、マストに徹すれば石井君だったかなあ。

 

<2R>

多少距離は近くなっていったんだけど、

それでも石井君も相変わらず遠くに控えてたし、

そうなると松下さんとしても中々仕掛けきれなかったんだけど、

他に殆ど目に付くようなショットが無かったもんで、

クリンチの離れ際の右ショートフックで松下さんがポイントバック。

 

それにしても石井君はこんなもんだったっけってほど手が出なくて、

ジャブを出すのも勿体ないって思ってるかのように、

たまの大まかな左ショットに終始してて全くしなやかさに欠けてたんだよね。

 

<3R>

石井君のフェイントは中々のモノだと思ってるんだけど、

フェイントの為のフェイントで終わってしまってて、

前振りのないところからの一発勝負に全てを賭けてるかのようで、

松下さんとしては鋭い出入りを繰り返してショート戦に持ち込めそうだったんだわ。

 

それにしても石井君だけじゃなくて松下さんさえも全くの手数不足で、

その余りの展開の退屈さに場内も私語でザワザワしてきたんだよね。

 

<4R>

石井さんはホントにこのままのペースで進めるつもりなのか、

前の手の捌きもそのままのつもりなのかっていう疑問が解けなくて、

そういう感じだとそれは明らかに松下さんのペースなんだけど、

ショートブローの回転では手を余してしまってるし、

遠目からの一発左ストレートだけに信頼を置いてるって感じで、

それはまるでひたすら正拳突きを狙う空手のパフォーマンスのようだったんだよね。

 

ってことで全く面白くなくなってしまったモンで渋々の退席だったんだわ。

 

その後どういう展開になったのかは全く知らないんだけど、

発表されたスコアだとそれほど盛り上がったとは思えなくて結局、

石井君から見ての77-76、76-76×2ってことで1-0ドローってことで、

近くを通り過ぎた人が 「泥試合だったな。」 って洒落てたんだわ。

 

 

 

⑥ 佐々木洵樹さん(帝拳)×佐川遼君(三迫)……Fe 8R

19勝(7KO)3敗のランク9位、サウスポー、26歳・北海道と、

3勝(2KO)1敗(1KO)の24歳・青森県。

 

佐々木さんのチーフセコンドは元三迫ジムの西尾さんで、

佐川君には加藤さんってことで二人のセコンド対決ってことでもあったんだわ。

 

この日の自分的なメインは間違いなくこの試合で、

自分は佐々木さんのキャリア勝ちを予想してたんだけどね……。

 

<1R>

佐川君の仕掛けは多少粗っぽかったんだけど、

若さを前面に出した力強い吹っ切れたようなスタートを切ってたんだわ。

 

佐々木さんは対峙した際の佐川君の背丈と懐の深さに緊張を強いられたみたいで、

更には相手の打ち出しに力負けしないようにって感じで、

それは結果的には若干相手に巻き込まれてしまったようで、

いつもより振りも大き過ぎてたし力も入り過ぎだったように見えたんだよね。

 

<2R>

佐川君の折々の右ストレートボディがとってもいい感じだった開始1分18秒、

その右ストレートが直撃して佐々木さんが吹っ飛ばされてしまって、

自分が見てたところからは全くの縦位置だったもんで、

その右が鳩尾にヒットしたのか顔面を弾いたモノなのか判別できなかったんだけど、

とにかく弾き飛ばされた佐々木さんは西ロープに助けられたようなところがあって、

もしロープが無かったら明らかにダウンは免れなかった感じだったんだわ。

 

その後は佐川君のプレスが目立つようになったんだけど、

それ程のダメージでは無かったような佐々木さんも、

相手の打ち終わりに合せた左ストレートのタイミングは合ってたんだよね。

 

<3R>

佐川君は徐々に右を狙い過ぎる傾向が強くなっていって、

それを余りに必殺系で打っていくもんで返しの左までは行き届いてなくて、

身体が伸び切ったところを佐々木さんに狙われそうだったんだわ。

 

佐川君の大雑把さの合間合間を突いて佐々木さん、

細かく鋭い動きを増していって可能性を取り戻しつつあったんだわ。

 

<4R>

佐川君の攻撃が右で終わることが多くなっていった一方で、

佐々木さんは何とか何とかって感じで返しの返しまで頑張って、

佐川君の動きを見極めつつあるような感じだったんだけど残り47秒、

佐川君が右ストレートを見栄え良くヒットさせて、

他には目ぼしいパンチが無かったもんで挽回系のポイントゲット。

 

<5R>

お互いに明確な主導権を獲り切れないままの残り半分ってことか、

勝負はいきなり激化していって危険な場面が増えていったんだけど、

そのショットの前後は結構な数を当て込んでた佐々木さんだったんだけど、

1分25秒、佐川君に右ストレートを額に直撃ヒットされてしまって、

赤コーナー近くの北ロープ前で大きく顎を跳ね上げられてしまったんだわ。

 

<6R>

そろそろ本気の巻き返しが必要になってきたんだけど佐々木さん、

この日は何となく動きに精彩を欠いたままで、

中々綺麗に当て切れなかったせいか、

力みが目立ってスムースさが感じられなかったんだよね。

 

<7R>

開始1分17秒、いい感じで進めてた佐川君だったんだけど、

バランスを崩したところに佐々木さんの左ストレートを貰ってしまって、

東ロープ前で膝が笑ったように腰砕けダウンしてしまったんだわ。

 

殆どダメージは残して無かったんだけど、

周囲からはその勿体なさに沢山の溜息が聞こえてきたんだよね。

 

リスタートしてからは佐々木さんの左と佐川君の右がほぼ等しく交錯して、

決着付けと挽回に目まぐるしく攻守が交代してたんだわ。

 

<8R>

スコア的には更に微妙微妙になってきた最終回ってことでの飛ばし合いで、

1分01秒にまずは佐々木さんが中間距離から左フックをヒットさせて、

直後の左ショートブローに繋げてのグッドグッドで、

その後は佐川君も時折いいタイミングで振ってたんだけど、

それでもその都度の一段落が解り易くて波状的には攻め切れてなくて、

自分には一休みが多過ぎるように見えたんだよね。

 

残り44秒にも佐川君の右が見栄え良くヒットしてたんだけど、

またもやの一休みで実に実に勿体ない感じがしたんだよね。

 

 

ってことで自分は76-75で佐々木君だったんだけど結局、

76-75×2、75-76ってことで佐川君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

それにしても微妙なスコアの中、ダウンを取られた事が大きく尾を引いてたせいか、

三迫ジムには若干の静けさとか残念感のような雰囲気が漂ってたから、

佐川君の勝ちがコールされた瞬間の陣営の喜び方は実にもう半端じゃなくて、

会長とか久保マネから始まって、近くにいた田中教仁さんや堀川謙一さん、

相川学己さんの他、試合を終えたばかりの藤北誠也君や三浦仁君達と、

それこそ嵐のようなタッチタッチだったんだわ。

 

 

 

最近、三迫ボクサーに関する自分の勝敗予想が外れまくりで、

それは前々日の小久保聡君から始まって三浦仁君、藤北誠也君から続いて、

この日の佐川君まで延々だったもんで、三迫会長に頭を下げたら、

予想をことごとく覆(くつがえ)しまくって、

とっても気分がいいっていうような事を言われてしまったんだわ。

 

 

 

⑦ 竹迫司登さん(ワールドS)×何チャラ・ムアンポン

                       ………73㎏ 10R

8勝(8KO)0敗の日本チャンピオン、26歳・大阪府と、

4勝(2KO)1敗の国内1位、31歳・タイ。

 

試合前に帰ってしまったんだけど予想外に手間取ったみたいで結局、

7R2分44秒まで掛かってしまったんだね。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 佐川遼君

② 特にナシ

③ 特にナシ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日の朝、またもやJRAの馬運車が首都高を走るのを見掛けて、

先週より少ない9台だったんだけど、

それでも何だか的中するような予感がしてたんだけど、

1レースだけ参加して必中させるのは土台無理な話だったってことで……。

 

今日の日曜競馬にも勿論普通に参加するんだけど、

安田記念はスルーして以下の通りで、

1軸固定しての3連複流し5点ってことで計10点買いってことで……。

 

・東京10R……④~⑥⑦⑫⑮⑱

・東京12R……⑪~①②③⑥⑬

2018年6月 1日 (金)

後楽園ホール・5月31日

 

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“悲しき雨音”

 

軽快なハーモニーを聞かせてくれるカスケーズのスマッシュヒットなんだけど、

当時の洋楽はレコード会社が適当な日本名タイトルを付けることが多くて、

それは原題とまるでかけ離れてることが殆どだったんだよね。

 

そしてやたら “悲しき” ってつけることも多くて、

“悲しき街角” とか “悲しきカンガルー” なんて意味が解らなかったんだよね。

 

 

 

昨日は三迫ボクシングだったもんで所属ボクサー達も総出の応援だったんだけど、

試合が終わって地元に帰ってた拳四朗さんも駆け付けてたんだわ。

 

久し振りの堤英二さんが奥様と赤ちゃんと一緒に来てて、

抱っこされてた御嬢さんはこれが後楽園ホールデビューってことだったんだけど、

周囲がワイワイする中、キリッとした眼差しで自分のことを見てたんだよね。

 

 

 

必ずしも一般のボクシングファンを集めるようなカードばかりではなかったんだけど、

自分の中では7試合のうちの5試合がガチだったんだよね。

 

 

 

① 下沖克徳君(角海老)×小久保聡君(三迫)……SF 6R

4勝6敗(2KO)2分の32歳・宮崎県と、

4勝8敗(2KO)3分のサウスポー、34歳・埼玉県。

 

戦績からも知れるように二人共、強くないし巧くもないんだけど、

彼らにとってはボクシングがライフワークの一つのようであって、

そういうボクシングも有りだなって思う32歳の行政書士と、

34歳の高校教師の一戦だったんだわ。

 

拳四朗さんが自分の隣に座ってちょっと話をしながらニコニコ観戦ってことで……。

 

<1R>

二人は思ってたよりも近い距離で始めてたんだけど、

そういう展開を望んだのは多分小久保君の方じゃないかと思いながらで、

ショートブローのパンチの形と打ち込みの的確さで主導権を取ってたなあ。

 

手数的には差が無かったんだけどヒット率で小久保君が優勢優勢。

 

<2R>

お互いに必死のガチャガチャ接近戦に終始して、

恐怖の当てっこ競争が続いたんだけど、

下沖君の右より小久保君の左の方が見栄え的にも上回ってたんだよね。

 

<3R>

小久保君は陣営からのアドバイスも耳に届いてるような反応を示してて、

相変わらず当たりは強くないんだけど正確なヒットヒットだったんだわ。

 

何だかお互いの基礎体力を競うような流れになっていったんだけど、

このラウンドは終盤の頑張り手数で下沖君が挽回挽回。

 

それにしても三迫ボクサー達のジム仲間への声援は熱いんだよなあ。

 

<4R>

1分15秒での小久保君の左ストレートの連続ヒットが見栄えが良かったし、

このラウンドは残り30秒からも充分なアピールが出来てたんだわ。

 

<5R>

こんな筈ではない下沖君は中々本来の姿を発揮できないままで、

徐々に腕振りが緩んできた中、小久保君の真面目なトコトコ連打が絶好調で、

1分20秒からも飛ばす飛ばすで、下沖君の消耗が目立ってきて、

最後の方は倒されてしまいそうなところまで下沖君が追い込まれてしまったんだわ。

 

<6R>

前の回に大きな危機に見舞われた下沖君が最後の踏ん張り直しで、

小久保君の初KO勝ちの可能性を気持ちで阻止して、

最初の1分半を頑張り切って意地の挽回ポイントゲットだったんだわ。

 

 

ってことで自分は58-56で小久保君だったんだけど結局、

60-55、59-55×2ってことでジャッジ達は小久保君を高く評価してて、

ほぼ圧倒の3-0だったんだわ。

 

 

二人合わせてこれで28試合を戦ったことになるんだけど、

お互い未だにKO勝ちが無くて、それを実現するまで頑張れってことで……。

 

特に小久保君はそのキャリアを1勝7敗3分っていう絶望的なところから始めて、

諦めることなく精進して今回目出度くA級昇格ってことなんだけど、

彼は今日も授業をしてるらしいってことで、ある意味凄いんだわ。                                                              

 

 

② 上野太一君(石川)×水谷直人君(KG大和)……B 6R

5勝(2KO)2敗の20歳・山梨県と、

4勝(2KO)3敗(2KO)1分のサウスポー、29歳・神奈川県。

 

<1R>

同じ6回戦だったんだけど、この試合はだいぶ趣が違ってて、

最初っから殺気に満ち満ちたパンチが恐ろしいほどの交錯を見せてたんだけど、

身長で5㎝ほどのハンデのある水谷君が積極的な仕掛けで、

動きのスピード感と細かく鋭いショットで序盤から中盤を征してたんだわ。

 

上野君の方も徐々にアジャストしていって、

水谷君の左に合わせる右のタイミングが合ってきたんだわ。

 

クリーンヒットは殆ど無い展開で微妙だった中、

僅差で水谷君のポイントゲットだったかなあ。

 

<2R>

水谷君の瞬間の踏み込みからの素早いワンツーがまたもや先行して、

上野君はカウンターのタイミングを捉えることに固執し過ぎてたようで、

ラウンド序盤は偏りが目に付いてたんだけど、

動きがこなれてくるにつれ反応系も良くなっていったし、

近いところでも腕の回転で負けるようなことが無くなってきたんだわ。

 

それでももっとリーチを生かしたジャブが必要に見えたんだよね。

 

<3R>

上野君の動きに鋭さが増していって開始20秒、右からの左がナイスヒットで、

その後も右ストレートを2発綺麗に当て込んでたんだわ。

 

水谷君の動きを見極めつつあったか上野君は残り20秒、

相手の打ち終わりにショートのワンツーを的確に合わせ打ってたんだわ。

 

<4R>

上野君のショートブローが強さと正確さを増していった開始29秒、

角度のいい右をヒットさせて水谷君から実に見事なダウンゲット。

 

リスタートした水谷君はダメージを残したままだったし、時間もタップリ残ってたし、

水谷君がいきなり風前の灯って感じになってしまった1分08秒、

狙い澄ました上野君の右ストレートがこれ以上ないほどのハードヒットで、

まともに貰ってしまった水谷君が激しく一発昏倒ダウンしてしまったんだわ。

 

勿論、その途端のレフェリーストップエンドだったんだけど、

水谷君はその後3分間ほどリングに仰向けに横たわったままで、

リングドクターが診察する中、相手方の田中トレや上野君も心配そうに囲んでて、

場内も静まり返ってたんだけど、暫くして水谷君は何とか自力で上半身を起こして、

大事をとって担架搬出されたんだけどホントに良かったヨカッタだったんだわ。

 

 

去年の上野君のパフォーマンスは自分的には納得し難い感じがしてて、

成長が止まってしまったのかって実は思ってたんだけど、

ホントにホントに生き生きとした復活で、反応も素晴らしかったし、

相手の動きを冷静に的確に見極めての対応が抜群だったし、

角度に工夫を凝らしたショートブローのコンビネーションが実に美しかったんだわ。

 

 

 

③ 佐宗緋月君(T&T)×ジェフリー・ガレロ……107P 8R

8勝(3KO)5敗1分の22歳・神奈川県と、

16勝(8KO)4敗(1KO)の国内10位、サウスポー、27歳・フィリピン。

 

三迫ジムの有岡康輔君がガレロのヘルプセコンドで入ってたんだけど、

戦績的にはそこそこの良績だったから好勝負を期待したんだわ。

 

<1R>

一回り小さいガレロがとってもいい反応を示してたんだけど、

佐宗君の方もいいリズムの立ち上がりをしてて、

序盤からプレスを効かせながら先手先手を取ってたんだわ。

 

ガレロの強いボディブローは確信に満ちてたし、

角度のいい鋭いショットも垣間見せてたんだけど、

勢い付いた時の佐宗君の見栄えの方が圧倒してたんだわ。

 

<2R>

佐宗君がいい感じの攻め込みからの綺麗な打ち込みを続けてた直後の1分20秒、

その打ち終わりにガレロがタイミングのいい右をカウンターヒット。

 

まともに貰ってしまった佐宗君が明らかに効いてしまってのヤバイヤバイで、

その後20秒ほどで回復したようにも見えたんだけど、

反応系に明らかなダメージを負ってしまったみたいで、

このラウンドは10:8.5ほどもの差を付けられてしまったんだわ。

 

<3R>

勝負としては面白くなったんだけど、

気になるのはやっぱり佐宗君の回復具合で、

注意深く見てたんだけど何とか大丈夫そうで、

しっかり立て直しての再度のプレスプレスだったんだわ。

 

ガレロの一瞬のコンビネーションの早さには変わらずの必殺感が潜んでたんだけど、

残り40秒からの左右のボディブローを起点とした佐宗君の攻め込みが圧巻で、

充分なポイントバックだったんだわ。

 

<4R>

それでも合間合間には佐宗君も危ないタイミングを作ってしまってて、

押し切れそうな流れになった直後に右のストレートとフックを逆襲されてたんだわ。

 

 

この回にガレロがオープンブローに対して2回目の注意を受けた後、

即の1ポイント減点を喰らってたんだけど、

それは赤コーナー周辺からのシツコイ程のアピールに応えた形にしか見えなくて、

自分的には外国人相手に少し酷過ぎるって思ったんだけどね。

 

ちなみにその後もやたらオープンブローを叫びまくってたそのチビ老人、

多分老人性の脳障害系のようで、

余りに煩いってことで係員に両肩を掴まれて移動させられてたんだけど、

知り合いのマッチメーカーがちゃんと注意して上げれば良かったのにね。

 

<5R>

ガレロは1階級上の相手にそれでも良く頑張ってたんだけど、

少し不可解なオープンブロー減点を喰らってからやる気を無くしたか、

徐々に被弾ダメージを溜めていった為か、

カウンターのタイミングを狙い切れなくなってたし、ヘバリも浮き出てきたんだわ。

 

 

いい場面を作る回数にも二人には随分の差が出てきたし、

ここまでかなってことで離席したんだよね。

 

ってことで結局、79-73、78-74、75-76で佐宗君が2-1勝ちしたんだけど、

それにしても79-73と75-76とが併存してたのには驚いて、

この二人は違う試合を見てたんじゃないかって思ったほどだったんだよね。

 

 

 

④ 松本竜也君(角海老)×三浦仁君(三迫)……SB 8R

9勝(2KO)3敗(1KO)の23歳・福島県と、

9勝(1KO)3敗(2KO)の24歳・青森県。

 

<1R>

松本君の方が4㎝ほど身長が高かったんだけど、

三浦君はそれ程のハンデとは思ってなかったみたいだったね。

 

お互いに大きなヒッティングが無かった中、

結局は松本君の2発の左フックがポイントを振り分けたんだわ。

 

<2R>

相変わらず松本君のいきなりの左フックがいい感じで、

早くも三浦君の顔面が赤くなっていったんだけど、

それでもこの日の松本君はいつもの感じとは程遠くて、

何だか覇気ってものが感じられなかったんだよね。

 

<3R>

入って来られるのが嫌なら松本君としてはもっともっとのジャブだと思うんだけど、

どういうボクシングがしたいのかが全く伝わってこないままで、

何とか何とかって感じで素早い出入りを繰り返してた三浦君に好感を持つ訳で、

自分は最終的には松本君が押し切るだろうって事前予想してたんだけど、

三浦君のあくまで前向きな姿勢に早くもほだされてしまいそうになったんだわ。

 

<4R>

そうこうしてるうちに松本君の顔面にも赤味が増していって、

彼の手数不足は眼を覆うばかりで、

お互いに目覚ましいクリーンヒットが無かった中、

三浦君の攻める姿勢だけが印象的だったんだわ。

 

それにしても二人共、攻撃は顔面に限られたままで、

ボディブローっていうものを忘れてしまってるかのようだったなあ。

 

<5R>

松本君もそろそろ本気を出さないといけないラウンドだったんだけど、

未だにペースを上げ切れず雑な攻めとショットを繰り返してたんだわ。

 

リーチで劣ってる三浦君のジャブの方が届きが良くて、

松本君のパンチには切れが感じられないままで、

終盤に掛けては左目上をヒットカットされてたんだわ。

 

<6R>

お互いに突っ突くようなパンチが多くなってきて、

最早KO決着は無さそうなことがハッキリしてきたんだよね。

 

序盤幾つか当ててた松本君だったんだけど、

中盤過ぎからは三浦君にコツコツ挽回打ちされてしまって、

残り30秒からも飛ばし切れてなかったんだわ。

 

<7R>

お互いにたまには必殺系の全力打ちをしてみればいいのにって思ったんだけど、

このラウンドは松本君の頑張り直しが少し目立ってきて残り1分、

右のショートストレートが相手の出会い頭にいいタイミングでヒットして、

三浦君は少なからず効いてしまったみたいで、

そこからは明らかに三浦君の動きが緩んでしまったんだわ。

 

<8R>

三浦君の回復具合が気になる中でのそれも、

微妙なスコアの中の最終ラウンドってことで、

お互いの気持ちの見せ合いになったんだけど、

三浦君も歯を食いしばって奮闘してたんだけど、

当たりの強さでは松本君が上回ったままで終了ゴング。

 

 

ってことで自分は76-76のイーブンだったんだけど結局、

77-75、77-76、76-77ってことで三浦君の2-1勝ちだったんだわ。

 

 

 

試合後の三浦君は左目上の傷が酷くなってて、

それはまるで番町皿屋敷のお岩さんのようで、

笑顔を見せるたびに更に怖さが増してたんだわ。

 

試合中に自分の後ろの方から何人かの女性達が、

何度も何度も 「仁(じん)さ~ん!」 って声を上げて応援してたんだけど、

自分にはそれが 「爺さ~ん!」 って聞こえてしまって可笑しくてさあ……。

 

 

 

⑤ 大野俊人(石川)×佐藤矩彰君(新日本木村)……SL 8R

6勝(6KO)2敗(1KO)の22歳・東京都と、

5勝3敗(2KO)1分のサウスポー、33歳・福島県。

 

この日、石川ジム期待のもう一人の若手の登場ってことで、

上野君と同様、彼も去年は今一だったもんで復活が気になってたんだよね。

 

佐藤君は髪の毛を伸ばしてて以前のような精悍さが失われてた一方、

大野君の方は髭を伸ばして精悍さをアップさせてたんだわ。

 

<1R>

いきなり仕掛けて行ったのは太い体躯をした佐藤君の方で、

大まかだけど鋭い踏み込みからの左右フックを強振していったんだわ。

 

様子見の時間帯を壊された大野君は一瞬の対応に遅れを取ってしまって、

そこを狙って佐藤君がボディボディからのラッシュラッシュで、

1分20秒からはかなりの時間、佐藤君が攻めるに任せてて、

西ロープを背にした大野君にいきなりの危機到来って感じだったんだわ。

 

ただ大野君にとって幸運だったのは佐藤君にはパンチ力が無かったことで、

致命的なダメージを負うことなく台風一過って感じだったんだよね。

 

って見てた途端、今度は直後に大野君が一気の巻き返しで、

決着してしまおうって感じで打ち尽くした後一息入れたがってた相手に猛襲で、

追い詰めたところで右のチョン打ちから綺麗に左フックを返し打って、

そのショットはそれ程深い当たりの様には見えなかったんだけど、

残り1分20秒の北ロープ前で佐藤君から逆転のダウンゲット。

 

何とかリスタートした佐藤君だったんだけど、

回復がままになってなかったところに大野君、

直後に今度は左からの右をまたもや大直撃させて残り1分02秒、

大きく激しく2度目のダウンゲットだったんだわ。

 

佐藤君はまるでバネ仕掛けの人形のようにあっと言う間に立ち上がったんだけど、

倒された2度共が余りに激しかったもんで、

レフェリーも有無を言わさずの即のストップエンドで2分00秒、

大野君の実に手際と見栄えのいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

この日登場した二人の石川ボクサー達は自分の中で完全復活してて、

何だかとっても嬉しかったんだよね。

 

 

 

⑥ 太田輝さん(五代)×藤北誠也君(三迫)……SF 8R

9勝(5KO)7敗(3KO)のランク12位、23歳・兵庫県と、

11勝(4KO)3敗の30歳・鹿児島県。

 

藤北さんはケガをして試合から遠ざかって1年振りの復帰初戦だったし、

最近勢いを増した太田さんの方が優勢じゃないかって思ってたんだけどね……。

 

藤北君の方には堀川謙一さんが緊張した面持ちで初セコンドに付いてたんだわ。

 

久し振りの試合ってことか、藤北君の応援の声が半端じゃなかったなあ。

 

<1R>

一生懸命に頑張る同士の一戦は初っ端から緊張感に満ちてて、

ランキングを巡ってのモチベーションも半端じゃなかったみたいで、

いい感じの探り合いが続いた後、最初の攻め込みは太田君の方で、

大きく動いたところからの右ストレートと左フックに彼の確信を見せてたんだけど、

開始1分22秒の西ロープ前、藤北君の右ストレートがタイミング良くヒットしたんだわ。

 

その右には必ずしも強い力が込められていた訳では無いんだけど、

太田さんの出鼻にカウンターヒットして、

結果的には太田さんに右膝を着かせるいきなりのダウンゲットだったんだわ。

 

ダウンを喰らってしまった太田さんも慌てることなくのリスタートで、

殆どダメージを残して無かったんだけど、

その後も相手の動きを見極める冷静さでは藤北君の方が上回ってて、

いいタイミングで狙え続けてたんだよね。

 

<2R>

二人共、いいリズム感を保ってたんだけど1分28秒、

多分左の差し合いになった瞬間だったと思うんだけど、

どういう訳か太田さんの方が大きく弾き飛ばされてしまって尻餅ダウン。

 

そう言えばこの日の二人の下半身の安定感には元々大きく差があって、

藤北君のドッシリ感と比較して太田君の不安定感が目立ってたんだよね。

 

リスタートは出来たんだけど太田さん、その後も右フックを3発も貰ってて、

その度にバランスを崩すようになってエンディングの近いことが見えてきたんだわ。

 

残り16秒、またもや続けざまに右を貰ってしまった太田さん、

最後の右を打ち込まれたところで東ロープ前で3度目のダウンだったんだわ。

 

続行が全く不能とは見えなかったんだけど、

ダメージを残す危険の方が多いってことでここでストップエンドで2分42秒、

藤北君の実に鮮やかな復帰戦TKO勝ちだったんだわ。

 

 

元々KO率は低い藤北さんなんだけど、

この日はまるで冷徹な倒し屋のようでもあったんだわ。

 

 

いずれにしてもこの日の三迫ジムは3人出しの3戦全勝ってことで、

それも3試合共が楽な組み合わせでは無かったからホントに大したもんで、

藤北君がTKO勝ちした試合なんかは、

加藤トレはまるで自分が試合に勝ったかのような喜び方をしてたんだわ。

 

 

 

⑦ 大坪タツヤさん×ムサ・レッディン……58㎏ 8R

11勝(3KO)8敗1分のランク7位、28歳・神奈川県と、

12勝(6KO)7敗(3KO)4分の国内4位、30歳・インドネシア。

 

最後まで見ていって下さいねって試合前に本木会長に言われてたもんで、

ドーム野球の終わりと重なることが有りませんようにって片隅から見てたんだけど、

そういう自分の思いが大坪さんに通じたみたいで……。

 

相手のインドネシアンはまるでアフリカ系のように色黒だったんだけど、

パンチスピードも無いし、腕振りも大き過ぎでまるで迫力がなくて、

こりゃまあ2Rまでくらいかなあって見てたら、

大坪さんの左ボディ一発でいきなり悶絶ダウンしてしまってそれで終わりってことで、

僅か1R0分48秒でのKO決着だったもんで、笑ってしまったなあ。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 藤北誠也君

② 上野太一君

③ 大野俊人君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

明日の土曜競馬は参加意欲を刺激されるレースが少なくて1レースのみ。

 

・東京11R……⑬~④⑤⑪⑭⑯

(3連複1軸流し相手5点の計10点買い)

2018年5月31日 (木)

後楽園ホール・5月30日

 

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“ヴァケイション” “可愛いベイビー”

 

1960年代の女性ヴォーカリストで一番好きなのがコニー・フランシスで、

澄んで伸びのいい声は今聞いても素晴らしいんだわ。

 

このシングル盤のAB両面の曲は中尾ミエがカバーしてたんだけど、

ああいうのは恥ずかしくとても聞けなかったなあ……。

 

 

 

日大アメフト部のパワハラ構造が暴かれて糾弾されて、

監督もコーチも除名処分ってこの上ない程の不名誉は人生の敗残者のようで、

一方では相撲取り理事長もヤクザとの交遊や工事汚職の件も掘り返されてるし、

日大のボロボロ度はマックスに近いところまで行ってしまったんだわ。

 

 

女子レスリングのケースも同じだったけど、

パワハラ系の指導者はアゲインストの状況に置かれると極度にヘタレてしまって、

コソコソ入院してしまうっていうのが定番になってるんだけど、

普段の強気は実のところ彼らの極端な打たれ弱さと劣等感の裏返しであって、   

ボクシングジムの会長にもそういうタイプの人間が結構多いんだわ。

 

 

 

昨日、赤コーナーは全て帝拳ボクサーだったんだけど、

最近はボクサー数が激減してるもんで中々試合が組み難い状況にあるから、

自主興行の赤コーナーを全員所属ジムボクサーで固めるのは大変なんだよね。

 

ってことで、応援には帝拳ボクサーがほぼ総出で、

村田諒一さんを始めとした現役ボクサー達の他、

山中慎介さん、下田昭文さん、石本康隆さん、木村悠さん達の顔もあったんだわ。

 

それと本田会長も今年初めて後楽園ホールへ参上ってことで、

駐車場で浜田剛さんとコンチワして始まり始まり……。

 

 

 

① 辻本純平君×濱道亮太君(オークラ)……W 4R

1勝1敗(1KO)1分の24歳・長崎県と、0勝1敗(1KO)の34歳・北海道。

 

この試合だけが東日本新人王トーナメントの予選だったんだけど、

伴流ジムの団会長がシッカリ偵察に来てたんだわ。

 

10歳もの年齢差のある一戦だったんだけど、

同時に九州と北海道の対決でもあったんだわ。

 

<1R>

4~5㎝ほど上背優位な辻本君のプレスから始まったんだけど、

ウェイトを考慮しても二人共、動きがタルイ感じが拭えなかったなあ。

 

そんな中、濱道君の方がより小刻みに動けてて、

辻本君は体全体も腕振りもやたら大まかな感じが目立ってたんだわ。

 

<2R>

1分25秒、辻本君の左右ボディを貰ってしまってから濱道君がメッキリで、

何だかいきなり疲れてしまったようだったんだわ。

 

<3R>

二人共、細かい鋭いショットから遠のくばかりだったんだけど、

1分20秒、辻本君が力強い左右フックから最後は右ボディだったなあ、

強烈に喰い込んだ途端、濱道君が悶絶ダウンしてしまったんだわ。

 

レフェリーがカウントする中で陣営からタオルが投入されて結局1分24秒、

辻本君のKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

② 中村駿介君×高橋光政君(鉄拳8)……W 6R

6勝(5KO)2敗(2KO)の25歳・東京都と、

8勝(2KO)4敗1分の30歳・東京都。

 

高橋君は以前は角海老ジム所属でケガを負っての半ば引退状態で、

これが4年振りの試合だったんだわ。

 

<1R>

高橋君は以前より髪の毛を短くしてて髭も生やしてたせいか、

ちょっと見渡部あきのりさんのような感じだったんだわ。

 

序盤からのプレスは中村君だったんだけど、この日はやたら慎重で、

開始1分半ほどまでは距離とリズムの把握に時間を使ってたんだよね。

 

それでも最初のクリーンヒットはその中村君の左フックで、

身体が馴染んでからはスムースな動きが期待されたんだけど中村君、

ジャブ抜きのいきなりのショットばかりで力みが目立ってたんだよね。

 

<2R>

二人共、前振りの少ないいきなりの必殺系に終始してたんだけど、

プレスを掛けられ続けてた高橋君も思いの外落ち着いてて、

虎視眈々と狙いどころを定めてるって感じだった1分半過ぎ、

中村君のガンガン攻め込みが一段落したその瞬間を狙ってみたいで、

一気の大反攻に出ていって強烈な左右フックで追い立てていったんだわ。

 

中村君は下がる下がるで東ロープに詰められて、

直後に北側へロープ沿いに逃げていったんだけど、

そこで腰が落ちるほどの強被弾を重ねていってしまって、

見かねたレフェリーが残り56秒に一旦ロープダウンを宣したんだわ。

 

何とかリスタートはしたんだけど中村君、思いの外打たれ弱いところが見えてきて、

回復がままならないままの再開後僅か4~5秒ほどの残り39秒、

これ以上ないほどのタイミングで高橋君に左フックを直撃されてしまって、

まるで一本棒のようになって仰向けバッタンダウンしてしまったんだわ。

 

勿論、レフェリーも即のストップエンドだったんだけど、

中村君は2分間ほどリング中央で横たわったままだったんだよね。

 

ってことで2分23秒、高橋君の衝撃的なTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

試合後の高橋君は4年振りの自分をことを覚えていてくれて、

満面の笑みの中、良かったヨカッタを伝えたんだよね。

 

 

 

「コンチワ、憶えてますか?」 って相撲取りみたいな青年が声を掛けてきて、

自分にはこんなデブの知り合いは全くいないもんで大きく首を傾げて、

それでもどこかで見たことがある風貌だなあって思いながら、

隣に座ってた三迫ボクサーにコッソリ確かめたら、

やっと思い出したよ伊原健太君ってことで……。

 

それにしても実にまあビックリの大変身で、

仕事や日常生活に支障をきたさないもんかって心配になる程だったんだけど、

久し振りの知り合い達を驚かせるには充分な手際だったんだよね。

 

 

 

③ 波田大和君×草野慎吾君(三迫)……128.5P 8R

5勝(5KO)1敗(1KO)のサウスポー、21歳・埼玉県と、

11勝(4KO)5敗(1KO)1分のサウスポー、29歳・福島県。

 

<1R>

事前に決めていたかのようにいきなりガンガンの攻め合いだったんだけど二人共、

一旦打ち合いになると余裕が無くなってると言うか、

とにかく身体に力が入り過ぎって感じだったんだわ。

 

そんな中、前半は草野君が優勢に進めてたんだけど、

その後、2発ほど左フックをヒットさせてから波田君の動きが良くなって、

草野君の腕振りがいつもよりデカ過ぎるのが目立ってたんだよね。

 

<2R>

波田君が積極的に仕掛けて行ったんだけど、

その打ち出しや打ち終わりを狙って草野君が小ヒットを沢山沢山。

 

このまま草野君が1Rに取られたポイントを取り返すかと思われた残り9秒、

圧倒的な瞬発力を駆使して波田君が一気の反攻反攻で、

鋭い左右フックを貰ってしまった草野君が大きなダメージを負ってしまったんだわ。

 

<3R>

何だか波田君の方に余裕すら漂ってきて、

ガチャガチャッとなった時の回転力でも草野君に大きく勝ってたし、

草野君の右を見切ってるような感じさえあったんだよね。

 

その草野くんなんだけど、右には力がこもってたんだけど、

返しの左フックが巧く使えないままで攻撃が単調単調だったんだよね。

 

<4R>

1分過ぎから接近ハード戦に突入して、

ここでは草野君の奮闘も目立ってたんだけど、

時間が進むにつれ力を込め切れなくなって手数負けが見えてきたんだわ。

 

残り1分からも草野君はいい場面を作り切れないままで、

残り3秒には波田君の右アッパーでクラッとさえしてて、

最後はバッティングで右目上もカットしてたんだよね。

 

<5R>

草野君はストロークが大きなるにつれ隙も増えてきて、

打ち返すショットにも怖さが失せてきて、

消耗の進みを垣間見せ始めたんだわ。

 

<6R>

強打の波田君ってことで決着が近いことが見えてきたんだけど、

驚異的だったのは草野君の粘りと打たれ強さで、

相当打たれ込んでたにも関わらず気持ちも全く萎えてなかったみたいだったね。

 

残り35秒からの打ち合いは字句のままの壮絶系で、

何とここでは草野君が打ち勝ってたんだよね。

 

ただそこに至るまでの被弾数を払拭するまでにはいってなかったんだけどね。

 

<7R>

倒せそうで倒せない状況が続いた波田君の方にも疲労の色が濃くなって、

諦めそうで諦めない草野君との粘っこいやり取りが続いたんだわ。

 

<8R>

草野君はあくまで気持ちを強く保って頑張ってはいたんだけど、

ポイントになるようなヒッティングに繋げられないままで、

腕振りに力強さを失いつつあった2分33秒の青コーナー近く、

波田君が左ボディからの左右フックを上へ繋いだ瞬間にレフェリーが割って入って、

そろそろいいだろって感じのストップエンドだったんだわ。

 

 

草野君は移籍後初の試合でそれも2年振りの実戦だったせいか、

少なくとも自分の記憶の中の彼の動きとはかなり違ってて、

もう一度作り直していいところを見せて欲しいって感じだったんだよね。

 

 

 

次の試合の前に久し振りに梶さんの親父さんと挨拶を交わして、

颯さんの兄さんの近況を聞かせて貰ったんだわ。

 

龍冶君は今はボクサーを止めて結婚後は八丈島に住んでて、

もうすぐ子供も産まれるってことで、

仕事をしながら野菜を育てたりダイビングの日々らしくて何だか羨ましかったなあ。

 

 

 

④ 梶颯さん×キチャン・キム……SF 8R

9勝(7KO)0敗のランク8位、20歳・神奈川県と、

8勝(2KO)5敗1分の国内3位、23歳・インドネシア。

 

梶さんの親父さんに 「たまにはちゃんと見てやってよ。」 って言われてたんだけど、

タバコを吸って戻ったらもう終わってて、1R2分26秒でのKO決着だったんだわ。

 

 

試合後、梶さんが帰るところでバッタリしたもんで少し話をしたんだけど、

この日までで5試合連続してカタカナボクサー相手だったもんで、

強い日本人と試合したいって言ってたんだよね。

 

今の梶さんならどのハイランカーともいい試合をしそうなもんで、

相手が敬遠するケースがとっても多いんだよね。

 

 

 

席に戻ってふと横を見たら山下賢哉さんだったんだけど、

その隣のフィリピン系の若者と同じような肌の色になってたもんで、

最初はちょっと気が付かなかったんだよね。

 

 

 

⑤ 永野祐樹さん×長濱陸さん(白井具志堅)……W 8R

13勝(10KO)2敗(1KO)のランク6位、サウスポー、28歳・熊本県と、

8勝(4KO)1敗(1KO)1分のランク2位、26歳・沖縄県。

 

長濱さんは先月まで4位だったんだけど、

この日(30日)に発表されたランキング表では2位にアップしてたんだわ。

 

<1R>

フレームとリーチで優位な長濱さんは元々SW級のボクサーだから、

その動きが気になってたんだけど不安は全く感じさせないで、

右ストレートボディを2発先行してたんだわ。

 

永野さんは無理に詰めることなく長濱さんの打ち出しに合わせて、

タイミングのいい左フックを何回かトライしてて、

そのうち3発ほどを薄くヒットさせてて、

お互いスリル満々の間合いと打ち出しだったんだわ。

 

<2R>

永野さんの左ショットの危険度が上がっていったんだけど、

相変わらず長濱さんの右ストレートボディがいい感じでプレスも強かったんだわ。

 

このラウンドも若干長濱さんが押し気味に進めてた残り25秒、

それまで何回も狙ってた永野さんの左ストレートがハードヒットして、

打ち終わりに合せたタイミングが抜群で長濱さんの右目下をヒットカット。

 

<3R>

永野さんの左ショットと長濱さんのボディブローっていう図式になってきて、

永野さんがボディブローを嫌がる素振りが露骨になってきたし、

ガードが下がったところを狙われて両頬も結構腫れてきたんだわ。

 

永野さんはガンガンの先攻めを控えてのカウンター狙いに転じていった中、

長濱さんには返しの左フックの充実と、ショート戦での回転力が望まれて、

お互いに主導権を獲れそうで獲れないっていう展開だったんだわ。

 

<4R>

長濱さんはいい感じの右を放ってはいたんだけど返しのショットは今一のままで、

1分27秒での永野さんの左ストレートの見栄えの良さが優勢だったんだわ。

 

ただ、長濱さんのボディ攻めの効果も著しくて、

残り50秒辺りからは永野さんの消耗が目立ってきたんだわ。

 

<5R>

永野さんが踏ん張り返してのいきなりの激闘激闘で、

彼も必死の打ち込みだったんだけどショート戦は長濱さんが圧してて、

ふと見ると永野さんの両頬の腫れが随分進んできてたし、

ボディは辛そうにしたままだったしって見てたら、

赤コーナーではタオル投入に関しての下打ち合わせをやってたみたいで……。

 

ここを一気に攻め立てれば長濱さんの勝利は目前だったんだけど、

ストップされる危険を感じたような永野さんが残り26秒から突然の大逆襲で、

虚を突かれたような感じで長濱さんの対応が一瞬遅れてしまって、

そのまま一気に青コーナーポストまで追い込まれてしまったんだわ。

 

踏ん張れるかなあって思ってたら何となんとナント、

いきなりレフェリーが割って入ってのストップエンドで、

自分は最初、第2試合のようにロープダウンを取ると思ってたら突然の終了。

 

 

そもそもJBCは以前ロープダウンは取らないって言ってたんだけど最近の復活で、

その事に関して議論があったのかは知らないけど近頃はたまに見掛ける訳で、

4回戦の試合ならいざ知らずハイランカー同士の試合でもあるし、

少なくとも長濱さんはもうダメです、堪忍して下さいって感じでも無かったし、

自分には如何にも突然のこととしか思えず興を削がれたというか、

殆どダメになりそうなところからの永野さんの逆襲で盛り上がった試合自体を

いきなり台無しにされてしまったって感じしかしなかったんだよね。

 

 

ロープダウンに関してなんだけど、

自分の疑問にちんと説明をしてくれるJBCの試合役員は多分一人もいなくて、

何も聞かなかった素振りで押し通すんだろうけど、

コミッションがこんな調子だから協会を仕切れる筈もないって感じなんだよね。

 

 

とっても腹が立ったからもう帰ろうかとも思ったんだけど、

末吉さんと東上さんの試合はやっぱり見逃せなくて居残ったんだけどね……。

 

 

ふと見たら西板席にクドゥラ金子君と金子マネジャーが並んで座ってて、

同じ階級のハイランカー同士の試合を見学に来てたんだわ。

 

クドゥラ君は2週間ほど前に山口県での試合に勝って、

今や初代の日本W級ユースタイトルホルダーなんだけど、

相変わらず言葉少なく静かな面持ちを維持してたんだわ。

 

 

 

⑥ 正木脩也さん×シン・ヒョンジェ……SFe 8R

9勝(5KO)1敗のランク10位、24歳・大阪府と、

8勝(2KO)7敗の国内1位、23歳・韓国。

 

幾ら国内1位とは言え、元々スッカスカのランキングだって聞いてるし、

一時は放映料で潤ってた韓国ボクシングも、

テレビに見放されてからは全く憐れな姿なもんで、

そんな国の1位なんてあっと言う間に片付けてしまうんだろなって、

そう思ってたもんで全く見てなかったんだけどフルラウンドやったんだわ。

 

80-71×3ってことだったから途中でダウンゲットはあったんだろうけど、

それにしても復帰戦の正木さんにしてはどうかと思った訳で、

コリアン・ボクサーが頑張ったのか、正木さんの頑張りが足りなかったのか……。

 

 

 

⑦ 末吉大さん×東上剛司さん(ドリーム)

            ……日本 SFe級タイトル戦 10R

17勝(11KO)1敗のチャンピオン、27歳・東京都と、

14勝(3KO)15敗(1KO)5分のランク1位、37歳・大阪府。

 

戦績だけ比べても末吉さんの勝ちが充分予想されたんだけど、

自分にとって東上さんは叩き上げボクサーの典型であって、

沢山負けてもその都度力強く復活して15年かけてやっとのタイトル戦で、

その34戦は全て後楽園ホールなもんで、多分自分は彼の全試合を見てて、

頭の中の冷徹な勝敗予想としては末吉さんだったんだけど、

心の中では密かに東上さんを応援するっていう複雑さが交じり合ってたんだよね。

 

<1R>

戦績では負けてるんだけど声援では勝ってた東上さんがいきなりの仕掛けで、

そういうのはいつもの彼とは違ってたもんでちょっと驚いたんだけど、

長い距離を踏み込んで左フックのいいのを結構当ててたんだよね。

 

中々いい感じだなあ東上さんって見てたんだけど残り1分11秒の西ロープ前、

スピード感に溢れた末吉さんがショートのワンツーをヒットさせて追い込みながら、

少し屈み気味になった東上さんに更に右フックを被せ打ったその途端、

側頭部に被弾した東上さんは一瞬立ちくらみをしてしまったような感じで思わず、

膝の力が抜けてしまったようにフワッとしゃがみ込んで手を着いてしまったんだわ。

 

まだ1分ほど時間を残してるところでのリスタートだったんだけど、

東上さんが回復に努めてた中、末吉さんは明らかに狙い過ぎで、

決着パンチを打ち込むチャンスをひたすら狙ってて、もう少し流れの中からとか、

小さいパンチを連続させてからとは思ってなかったみたいで、

大雑把なドッカン打ちを繰り返してたんだわ。

 

<2R>

大きな右フックに頼り過ぎだってセコンドに注意されたか末吉さん、

再度ジャブから立て直していった中の残り1分14秒、

直後に大きく反撃はされたんだけど東上さん、綺麗なワンツーをヒットさせて、

その後も折々にタイミングの合った右を振り出してたんだわ。

 

<3R>

開始38秒の末吉さんの右フックで東上さんが左目上をヒットカット。

 

この辺りから若干東上さんの勢い落ちが目立ってきて、

ヒッティングのハードさで末吉さんが圧倒し始めて、

まるでハンマーかマサカリのように右腕を振りまくってたんだわ。

 

東上さんも残り1分から一気の追い込み追込み追い込みだったんだけど、

巧いこと末吉さんに足を使われて効果的なヒットに繋げられなかったんだわ。

 

末吉さんは前回の試合でスウェイバックだけで相手のパンチを交わそうとして、

顎先に貰ってしまってダウンした経験を大事にしてたせいか、

楽をしてパンチを避けるんじゃなくて、

避けると決めたら徹底するって決めてたような足の使い方だったんだわ。

 

<4R>

テクニックと言うよりはパワー系が前面に出た試合になりつつあって、

そうなると東上さんの出番は自ずと少なくなることでもあって、

やっぱり末吉さんは極端に左ガードが下がる場面があるから、

そこを何とか出来ないか東上さん、って感じが続いたんだよね。

 

東上さんが中々綺麗に当て切れない状況が続いた中、

終盤にかけての末吉さんの左ボディがとっても印象的でこの回は、

他にも末吉さんの強打が当たりまくって10:8.5ほどにもなってしまったんだわ。

 

<5R>

被弾を増やしていってけど東上さんの右ショットはまだまだちゃんとしてて、

彼の頑張りに手抜きは無かったんだけど挽回策が中々見えて来なくて、

例え同じヒット数だとしても当たりの強さの評価としてはどうしても末吉さんで、

長い手を相手の身体に巻き付けるようにして打つ左ボディも抜群だったんだわ。

 

ってことでここまでの自分のスコアは49-45だったんだけど、

発表された中間スコアも50-44、49-45×2だったんだわ。

 

<6R>

この日の末吉さんは雑になってしまう寸前で立て直す意識を持ち続けてて、

このラウンドも改めてキッチリジャブからのプレスプレスで、

東上さんの攻め込む機会をことごとく潰してたんだよね。

 

その東上さんも残り1分から若干の飛ばしを見せてたんだけど、

少し休憩を取ろうとしてた感じの末吉さんを捉まえ切れなかったんだわ。

 

<7R>

末吉さんの右ボディからの左フックはグローブの上からでも効きそうだったんだけど、

それでも末吉さんのフック系特に左フックはオープン気味というか、

しっかり握ってないんじゃないかって感じのことが多くて、

打撃音の大きさ程には効果を上げてないような感じだったんだよね。

 

東上さんの方は相変わらず粘り強い気持ちを保ってて、

クロス気味の右フックを2発ヒットさせてたんだわ。

 

<8R>

このラウンドは東上さんのプレスが目立ってたんだけど、

効果的なヒッティングには繋げられないままで、

いい加減気が滅入ってしまうんじゃないかって思いやられたんだけど、

この37歳の頑張りはやっぱり尋常じゃなくて、息子よ見てるかって感じで、

自分はそんなに親しい訳では無いんだけど心が揺さぶられる思いだったんだわ。                                                              

<9R>

東上さんは1回のダウンゲットくらいでは追い付かないほど放されてたんだけど、

少なくとも倒し屋のハードヒットに耐え続けて今や末吉さんにそれを諦めさせて、

ジャブ主体の的確ボクシングに変貌させてたんだよね。

 

<10R>

このラウンドはちょっとやそっとでは見られないような最終回で、

東上さんはそれこそボクシング人生の全てを賭けたようなパフォーマンスで、

何度も言うけど37歳のどこにそんな強い気持ちと体力があるのかって感じで、

前へ前へから渾身の腕振りで最後の最後まで激しく動き切ってたんだよね。

 

一方の末吉さんの方も元々正面切った殴り合いが大好きだし、

東上さんの気持ちにほだされたか一歩も逃げずに応じていってたんだわ。

 

末吉さん側のセコンドにしてみればそこまでは必要ないって思ってた筈で、

前のめりになったところに直撃を貰えば危ない場面だって有り得るんだしって、

双方にとっても観客にとってもドキドキの3分間だったんだよね。

 

ってことで自分は97-92だったんだけど結局、

98-91×3ってことで勿論末吉さんの3-0勝ちだっただわ。

 

 

 

“明日のジョー” はコーナーに戻って白く燃え尽きてたけど、

終了ゴングが鳴った時、東上さんはそのまま倒れ込んでしまって、

四つん這いになりながらすっかり息が上がってしまったようで、

精も根も尽き果てましたって感じだったんだわ。

 

こういうスコア的にはほぼ一方的な試合展開の中で、

最終10Rのポイントを激しくゲットした東上さんはやっぱり忘れ難いボクサーで、

普段の彼は全く力むこと無くとっても人懐こい笑顔をしながら話をするんだけど、

そういう彼の何処にあんなに凄いモノが宿ってるのかってことで……。

 

 

 

【本日のベスト3ボクサー】

① 末吉大さん、東上剛司さん

② 高橋光政君

③ 永野祐樹さん、長濱陸さん

 

 

 

昨日、ホールで聞いた話しなんだけど、

やっぱり関西興行は悪党達が横行しててボクサーからの搾取が酷いらしくて、

本来のファイトマネーの実に4割もカットされて、

その上東京から出張ったにも関わらず交通費さえも貰えなかったんだってさ。

 

あっちの協会は規程のファイトマネーを前提にして、

2%の健保金を徴収してるんだけどその実、

その規程のファイトマネーが支払われてるかに関しては全くのシカトなんだってさ。

そこそこ大手のジムにしてこれなんだから、後は推して知るべしってことで……。

2018年5月29日 (火)

後楽園ホール・5月28日

 

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“ドゥ・ワ・ディディ・ディディ”

 

イギリスのバンド “マンフレッド・マン” 最大のヒット曲で、

初めて聞いた時はその重厚なサウンドと重々しいボーカルに驚いたんだよね。

 

当時、シングル盤レコードは330円だったんだけど、

毎月膨大な数が発売されてたもんで、選択には相当悩んだものなんだわ。

 

 

 

日曜日は奥さんと上野公園へサツキ展を見に行ったんだわ。

 

50~60点ほどが展示されてたんだけど、

流石だなあって思わせるモノも勿論沢山あったけど、

コイツの何処がいいんだろうって思うモノもあって、

人の好き嫌いは色々だなって今更ながら思ったんだよね。

 

 

久し振りの上野はやたらの人出で、昼ご飯を食べる所にも困って、

やっと入ったトンカツ屋が信じ難いほど拙くってさあ……。

 

昼食の前に上野公園に出てた地方物産店で “五平餅” を食べたんだけど、

豊川悦司が絶賛してたほどのことはなかったなあ……。

 

 

 

昨日はオール4回戦で全部で10試合が組まれてたんだけど、

そのうち4試合は女子戦だったもんでリポートは6試合だけなんだけど、

その6試合の全部がKO決着だったんだわ。

 

 

 

① 鳴海拓郎君(RK蒲田)×坂久保拓紀君(京浜川崎)……SL

デビュー戦の19歳・青森県と、デビュー戦の25歳・神奈川県。

 

<1R>

黒無地に赤のストライプの入ったとっても良く似たトランクス同士の二人で、

お互いにとっても力強かったんだけど、まだまだパンチの形が固まってなくて、

腕振りの軌道にロスとか無駄が多かったなあ。

 

坂久保君の方がプレスが強かったんだけど仕掛けが大き過ぎで、

二人共、ジャブ無しからの一発系に終始してて、

どっちも有りの危ない危ないが続いてたんだけど残り3秒の南ロープ前、

それまで押し気味に進めてた坂久保君の渾身の右が直撃ヒット。

 

一発仰向け昏倒ダウンしてしまった鳴海君、

その余りに激しい倒れ方を見やったレフェリーが即のストップエンドで、

2分59秒、坂久保君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

鳴海君にとっては勢いが付く前にやられてしまったっていう感じで、

もう少し手数を踏ん張ってたら展開は違ってたと思ったなあ。

 

 

 

② 吉野ムサシ君(八王子中屋)×蒲山直輝君(小熊)

                           ………52.8㎏

4勝(1KO)3敗(1KO)の25歳・山梨県と、

3勝(1KO)2敗(1KO)1分の21歳・埼玉県。

 

これが半年ぶりの試合の吉野君は既にB級で、

これに勝ってB級昇格を目指す蒲山君とのそこそこの好カードだったんだわ。

 

<1R>

多少突っ込み過ぎるきらいはあったんだけど吉野君、

まずは先手先手のとっても勢いのある立ち上がりで、

出遅れてしまった蒲山君は山ほどのフック系を浴びてしまって、

早くも両頬が赤く腫れてしまったんだわ。

 

ラウンド半分手前頃にはやっとこさ蒲山君も立て直して、

中々いい感じを取り戻しつつあったんだけど残り51秒の東ロープ前、

蒲山君が前掛かりの体勢で打ち掛かかろうとしたその寸前、

一瞬早く吉野君の右ストレートがカウンターヒットして、

それまではフック系を多用してた吉野君がその時は見事なストレートで、

絵に描いたような直撃を喰らってしまった蒲山君が一発ダウン。

 

レフェリーはカウントを数えることなくの即のストップエンドで、

2分10秒、吉野君の実に手際のいいTKO勝ちだったんだわ。

 

 

 

第3試合は女子戦だったもんで一休みして戻る時に田之岡条さんとバッタリで、

彼は蒲山君の試合の応援に駆け付けたんだけど、

第1試合、第2試合共に1Rでのエンディングだったもんで、

間に合わなかったらしくて、ちょっと間抜けだったなあ……。

 

 

 

④ 米重貴博君(八王子中屋)×舟津純(伴流)……SW

3勝(1KO)3敗(2KO)の36歳・神奈川県と、

3勝(1KO)3敗(2KO)の25歳・東京都。

 

米重君にとっては定年前のラストファイトってことで、

リングに登場した印象だけだと、どう見てもその米重君の方が圧倒的に強そうで、

凶暴な風貌の坊主頭と鍛え上げられた色黒の筋骨隆々さは尋常じゃないって、

って誰もが思うんだけどね……。

 

<1R~2R>

その米重君のファイトスタイルはとっても偏りが強くて、

元はラグビーでスクラムハーフをやってたっていうそのままのスタイルで、

とにかく取り付いたところでのガンガン攻めしか考えてないみたいで、

そこに至るまではひたすらガード固めて中間距離を捨ててるんだよね。

 

米重君の圧力はそこそこ強かったんだけど舟津君、

巧いこと足を使って適度な距離を維持しながらのジャブがグッドグッドで、

相手が打ち返してこないのを見切っての右フックもとってもいい感じだったんだわ。

 

<3R>

このままじゃマズイってことで思った通り米重君が更に前詰め前詰めで、

一時は舟津君の距離が潰されそうになったんだけど、

1分半を過ぎる頃には米重君の勢いが一段落してしまったんだわ。

 

米重君はその後も時折気を取り直して攻め込んではいたんだけど、

頑張り手数の割にはヒット率が良くなくて、

舟津君の小さいストロークからの鋭い打ち込みに晒されることが多くなって、

特に左顔面の腫れが目立ってきたんだわ。

 

右フックを起点にした残り6秒からの舟津君の一気攻めに米重君、

かなり消耗が進んでしまったところでラウンド終了ゴング。

 

<4R>

米重君の最後の前詰めに対して舟津君、

真っ直ぐ下がってしまう場面が目に付き始めたんだけど、

そこを一気に米重君が攻め立てるっていう展開にまではならなくて、

蓄積されたダメージのせいか徐々にメッキリ感が募っていったんだわ。

 

で、1分が過ぎる頃には米重君、腰が伸びてしまっての危ない危ないで、

レフェリーが止めそうな動きを見せた1分12秒のその瞬間、

舟津君のガッツン右フックを大きく貰ってしまって米重君がダウン。

 

勿論、レフェリーが即のストップエンドで、

1分13秒、舟津君のTKO勝ちだったんだわ。

 

 

舟津君は相手が打って来ないタイミングを早目に見極めて、

実に力強いショットを色々打ち分けで全く危なげのない勝ち方だったね。

 

 

 

第5試合~第7試合の3試合は連続して女子戦で、

空き時間が沢山できたもんで一旦ホールを出て海鮮焼きそばを食べに行って、

戻ってから瀬端さん母娘に遊んでもらってるところに、

「村木田さん、コンチワ」 って声を掛けてくれた若者がいて、

メガネを掛けてたもんで初めはちょっと解り難かったんだけど、

今は引退したKG大和の大内俊太朗君で、

自分のブログを好意的に読んでくれてたみたいで嬉しかったなあ。

 

 

 

⑧ 小西佑亮君(日東)×鈴木龍太君(オークラ)……L

デビュー戦の29歳・兵庫県と、デビュー戦の26歳・東京都。

 

<1R>

小西君の方が10㎝弱ほど身長で上回ってて、リーチもかなりのモノで、

その小西君がとっても巧いこと前の手を使いこなして、

ジャブだけじゃなくてダブルフックなんかも巧みに打ってくるもんで、

鈴木君としてはいきなり難しい展開を強いられてしまったんだわ。

 

小西君が多彩な左からの適宜の右フックに繋げ打って来るもんで、

鈴木君は早くも顔面を赤くしていったんだけど、

それでも戦う気持ちはもしかしたら小西君以上だったかも知れなくて、

残り30秒からは一瞬の踏み込みからの左右フックをヒットさせて、

大きな可能性さえ見せてたんだわ。

 

<2R>

お互いに生まれつき殴り合いが大好きみたいで、

デビュー同士とは思われないほどの激しいやり取りが続いたんだけど、

距離の感覚を掴んだような鈴木君の攻勢が目立っていって残り1分21秒、

その鈴木君の返しの左フックが小西君の顎先をかすってダウンゲット。

 

リスタート後の鈴木君は一気にカタを付けにいったんだけど、

それまでも前後不覚なほどに飛ばしまくってたもんで、

やっぱりって感じでガス欠模様の打ち疲れが浮き出てきてしまってたなあ。

 

で、小西君も何とか命拾いをしてたんだけど、

ダメージは拭いきれてなかったんだよね。

 

<3R>

お互いにかなり消耗が進んだ上での更に更にの殴り合いで、

小西君にも十分に挽回のチャンスはあったんだけど残念ながらパンチが緩んでて、

腕振りに劣化が無くてまだ鋭く振れてたのは圧倒的に鈴木君の方で、

残り1分22秒、右ストレートを続けざまに2発当て込んで小西君の気持ちを挫いて、

更に残り23秒での右ストレートが決定的な効果を上げてたんだわ。

 

その後はほぼ一方的な展開が続いてた2分55秒、

そろそろこの辺でってことでレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

 

それにしても中々見応えのあるデビュー同士の試合で、

こういうのは滅多に見られないんだよね。

 

 

 

この日の全部の試合が終わって帰ろうとしてたら、

ジムの女子ボクサーの応援に来てた勅使河原弘晶さんと塚田祐介君、

それに中村由樹君が西板席に固まってたんだけど勅使河原さんが言うには、

この試合に出てた鈴木君とは小田原方面の知り合いって事で、

何だか勅使河原さんに刺激されてプロボクサーになったみたいで、

それは輪島功一さんに憧れた勅使河原さんを彷彿とさせたんだよね。

 

その鈴木君はまだまだ絞れそうな体躯をしてたんだけど、

元々はデブに近いところからの絞り込みっていうことで、

何だか内藤未来君に近いモノを感じたんだよね。

 

 

 

⑨ 保坂倫之君(稲毛)×芳村樹君(鉄拳8)……SFe

1勝(1KO)1敗の33歳・千葉県と、デビュー戦の18歳・東京都。

 

15歳もの年齢差のある戦いっていうのは滅多にないんだけど、

それも一方はデビュー戦なんだよね。

 

<1R>

芳村君は中々素晴らしい返しの左フックの持ち主だなあって見てた1分20秒、

気持ち良く攻めてたその途端に保坂君に右フックを綺麗に合わされてしまって、

フラッシュ系ではあったんだけど、いきなりのダウンを喰らってしまったんだわ。

 

芳村君はそれ程ダメージを残さないままにリスタート出来てたんだけど、

それでも色白の顔面はかなり赤くなってたんだよね。

 

<2R>

初っ端からの代わり番この飛ばし合いが一段落した後の1分22秒、

保坂君の右からの返しの左フックが直撃して再度芳村君がダウン。

 

保坂君は体が柔らかい方ではないと思うんだけど、

下半身のシッカリ感は芳村君とは比べものにならなくて、

そこからの打ち出しにはかなりの威力を感じさせたんだよね。

 

またもやそこそこ元気にリスタートは出来てたんだけど芳村君、

気持ちが逸っての頭ガツンガツンで右目上を大きく腫らせてしまったんだけど、

一方の保坂君も左目上がコブ状に膨らんでたんだわ。

 

その後芳村君の右目上の腫れがどんどん酷くなっていって、

隣に座ってた K's BOXの加山会長と大丈夫なのかなあって見てたんだけど、

飛ばし合いになった時の保坂君の腕振りの鋭さは圧倒的なままで、

動きが鈍くなる一方の芳村君との差が開く一方だったもんで、

ついにレフェリーが割って入ってのストップエンドだったんだわ。

 

ってことで1分55秒、保坂君のTKO勝ちだったんだよね。

 

 

 

⑩ 星大翔君(角海老)×入江翔太君(KG大和)……W

1勝(1KO)1敗(1KO)1分の20歳・埼玉県と、

4勝(2KO)5敗(4KO)の30歳・神奈川県。

 

この試合も年齢差10歳もある同士の戦いで、

お互いに新人王トーナメントまでに間があるもんで一戦挟むってことで、

自分的にはこの試合がこの日のメインだったんだわ。

 

<1R>

最初の30秒間に星君が右ストレートを2発ヒットさせてて、

その後も身体を柔らかく使ってヒットヒットを重ねてたんだわ。

 

入江君の方は何だか体がガキゴキ硬くて、

スムースな打ち出しに繋がってなかったもんでスピード感に欠けてたんだよね。

 

入江君としてはもっと詰めたところでの一発狙いだったと思うけど、

その前詰めに対して星君も安易に正面に立ち過ぎてたし、

真っ直ぐ下がり過ぎることが多かったんだよね。

 

それでも二人の力量差は明白なほど明白で、

入江君は星君の鋭いジャブで何度も頭を跳ね上げられてて、

随分と顔面を赤くしていってたんだわ。

 

こんな感じだと次のラウンド辺りで決着してしまいそうだなあって見てた残り7秒、

南東ポスト前で星君の右ストレートが激しくカウンターヒットして入江君がダウン。

 

<2R>

入江君も頑張り手数ではあったんだけどやっぱりスピード不足が目立ってて、

またもや最初の30秒間は星君のハードヒットが際立ってたんだわ。

 

足元がバタバタしてきた相手を見て余裕を持ったか星君、

いきなりの大きく雑な右を必殺系で振っていって返しの左はおざなりだったし、

途中途中では危険なタイミングで無理してカウンターを狙い過ぎてて、

そりゃそういうのが決まるととてつもなくカッコいいんだけど、

去年のトーナメントの際にやられたのはそういう展開の末からだった訳で、

無暗に岡田博喜さん系に走ると危険度が高くなるばかりなんだから、

もう少し安全というか確実性の高い試合運びをするべきじゃないかって、

つくづく思ったんだけどね……。

 

入江さんがもう少し正確に星君の左ガードが下がるところ狙えてたら、

フェイントで右を誘い出したところを狙えてたら、

展開は随分違ってんじゃないかって同時に思ったんだけど、

勝負としてはほぼ一方的なままだった残り5秒、

星君の最後の右ストレートが炸裂して入江君がこの試合2度目のダウンで、

それはもう誰が見ても続行は無理そうだったもんで即のストップエンドで、

2分56秒、星君のTKO勝ちだったね。

 

 

 

【本日のベスト5ボクサー】

① 鈴木龍太君

② 吉野ムサシ君

③ 星大翔君

④ 舟津純君

⑤ 保坂倫之君

 

 

 

【村木田渾身競馬】

先週の日曜競馬に参加するにあたってまさか、

自分が提示した買い目通りに馬券を買った人は居ないと思うけど、

もしそんな人がいたら、最低のレートでも4,000円が102,430円になってた筈で、

東京11Rで一番高配当の組み合わせがヒットして、

自分にとっても今年最大のビッグゲットだったんだわ。

 

日本ダービーも大きく荒れてたもんで、

もし自分が参加してたらゲット出来てたかって検証してみたら、

1着馬と2着馬は拾えてたんだけど、

3着馬までは手が届いてなくてやっぱりハズレだったから不参加は正解だったね。

 

ってことで5月競馬は全部で32レースに参加して4本ゲットの好成績で、

回収率は702%だったし、1月からの通算も229%って大きく挽回したんだわ。

 

いずれにしても今までのペースとレートで計算すると、

年末までの資金分までも確保できたことになるんだよね。

2018年5月27日 (日)

6月のボクシング

 

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“サツキ、サツキ、サツキ……”

 

サツキの花が面白いのは、一つの木に色々な咲き分けを見ることが出来ることで、

勿論、赤や白など一色だけのモノもあって、それはそれで悪くないんだけど、

やっぱり自分は咲き分け種の方が気に入ってるんだよね。

 

手前のと奥のとは似てるようではあるんだけど、

奥のモノは花弁の縁に波型の絞りが入ってて、花弁が若干肉厚なんだけど、

両方共、掌で触れるとシットリした冷感が気持ちいいんだわ。

 

 

 

ここのところの日大側の嘘つき間抜け会見とか2回目の回答書を受けて、

昨日は関学サイドが会見を開いたんだけど実にまともで、

元々後ろめたさを抱えてない方の陣営だから当然ではあるんだけど、

両陣営を比較すると日大の連中の偏差値とかIQの低さは心配になる程で、

日本人の100人に1人と言われている日大関係者達は、

ひたすら肩身を狭くするばかりなんだわ。

 

 

 

自分には5月はあと3ボクシングあるんだけど、

殆ど間隔をおかずに6月ボクシングが始まるもんで、

少し早目なんだけど6月ボクシングについてってことで……。

 

 

 

≪6月度のボクシングスケジュール≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

・6月 2日(土)……後楽園

石井龍誠×スパイシー松下、佐々木洵樹×佐川遼、竹迫司登。

 

 

・6月 5日(火)……後楽園 東日本新人王トーナメント予選

柴沼智樹×馬場裕一、伊佐春輔×山本蓮真、秋間瑞輝×柳沼直道、

鈴木敬祥×小川将太、大保龍球×東拓也、生井航平×橘ジョージ。

 

 

・6月 7日(水)……後楽園

諏訪佑×中川兼玄、田中公士×田中康寛、

コーヤ佐藤×今川未来、東大河×稲元純平、松本北斗×山本祥吾、

岡田真虎×中島珠旗。

 

 

・6月 8日(土)……メキシコ

戸部洋平×フランシスコ・ロドリゲス・Jr。

 

 

・6月14日(水)……後楽園

吉野修一郎×前田絃希、勅使河原弘晶×帝里木下、

船井龍一×ワルリト・パレス、海藤正晴×ドンドン・スルタン。

 

 

・6月20日(水)……タイ

高橋竜平×マイク・タワッチャイ。

 

 

・6月20日(水)……ディファ有明

三代大訓×カルロ・マガリ、赤羽根烈×川崎元、

長嶺克則、濱田力、仲里周磨。

 

 

・6月21日(木)……後楽園

細川チャーリー忍×成田永生、藤中周作×垂水稔朗、藤井貴博。

 

 

・6月22日(金)……後楽園

村中優×齋藤裕太。

 

 

 

≪6月ボクシング期待度ベスト20≫

*左側が勝者予想、敬称略。

 

① 勅使河原弘晶×帝里木下

② 吉野修一郎×前田絃希

③ 三代大訓×カルロ・マガリ

④ 村中優×齋藤裕太

⑤ 藤中周作×垂水稔朗

⑥ 船井龍一×ワルリト・パレス

⑦ 細川チャーリー忍×成田永生

⑧ 石井龍誠×スパイシー松下

⑨ 佐々木洵樹×佐川遼

⑩ 諏訪佑×中川兼玄

⑪ 東大河×稲元純平

⑫ コーヤ佐藤×今川未来

⑬ 大保龍球×東拓也

⑭ 田中公士×田中康寛

⑮ 赤羽根列×川崎元

⑯ 柴沼智樹×馬場裕一

⑰ 岡田真虎×中島珠旗

⑱ 伊佐春輔×山本蓮真

⑲ 秋間瑞輝×柳沼直道

⑳ 生井航平×橘ジョージ

 

 

 

【村木田渾身競馬】

昨日は結局全外れで、そんなに美味しいことが連続する訳はないんだよね。

 

今朝6時半に起きて、いつものようにバルコニーでストレッチしてたら、

ふと見やった都心方向への高速道路上を沢山の大型馬運車が……。

 

多分それらは茨城県の美浦(みほ)トレセンから、

次の週末の開催地へ向かう車列だと思ったんだけど、

ほんの15分ほどの間に何となんと16台も通り過ぎて行ったんだわ。

 

これまでも数台を見掛けることはあったんだけど、

あんなに一度に沢山見たのは初めてで、

こりゃ今日の馬券は当たりそうだなってことで……。

 

 

今日は東京10Rが超メインの日本ダービーなんだけど、

どう考えても配当的な妙味は少ないんじゃないかってスルーして結局、

以下の4レースを狙っていくんだわ。

 

・東京 9R……①⑦⑫⑬⑭

・東京11R……③④⑦⑪⑯

・東京12R……②③⑤⑧⑯

・京都 9R……⑥⑨⑩⑫⑭

2018年5月26日 (土)

TVボクシング・5/25

 

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“山の光”

 

石付きの根上がり仕立てにしてから15年経って、

重さは20㎏以上になったんだけど、

今年も元気に花を付けたサツキなんだわ。

 

 

 

昨日日大の学長が記者会見してたんだけど

自己保身だけに終始してた現場の人間だけじゃ収まらなくて、

「責任者を出せ!」 っていう世間の声に渋々押し出された形だったなあ。

 

彼は彼の立場で総体としての日大生を擁護する立場に徹してたんだけど、

それはまるで学内への通達にマスコミを使っただけのような印象でしかなくて、

立場上仕方なかったのかも知れなかったんだけど、

それ以外何を言いたかったのか全く解らなかったんだわ。

 

こうなったらもう経営の最高責任者たる理事長を出せってことになりそうで、

元々前監督は運動部の統括者として教育者側に所属しながらも、

一方では常務理事として経営者側にも属してるから至極当然のことなんだけど、

日大としてはそれは何としても回避したいと思ってるんじゃないかなあ。

 

何故かっていうと彼は人前でちゃんとしたことが喋れるような感じとは程遠くて、

っていうより相撲取り上がりの知能の低そうなただのデブだからで、

それはまるで現理事長は只の傀儡に過ぎなくて、

全体を仕切ってる黒幕の存在を推測させるほどなんだよね。

 

つい最近、文春の突撃取材を喰らった際は、

女相撲みたいな女性(奥さん?)と一緒にパチンコ屋から出てきたところで、

「部と大学は違う。」 「俺は相撲だからフットボールのことは知らない。」 って、

まるで他人事のような受け答えに終始しててコイツはホントのバカだと思ったなあ。

 

 

 

ボクシングのランキングが20位までに拡大されて、

今までは15位までの個々にファイトマネーが設定されてたから、

そっちはどうなるのかなあって思ってたら案の定、大人達の勝手な変更で、

12位以降は普通のA級扱いになって一律15万円になってたんだわ。

 

これまでは13位から15位までのボクサーのファイトマネーは20万円だったから、

ランキングを拡大するのと引き換えのアラカサマな値引きってことで、

ボクサーには選手会っていうものが無いからジム側の勝手放題なんだよね。        

元々ファイトマネーをきちんと支払ってないジムにとっては、

そんなことはどうでもいいことなんだろうけどね。

 

そう言えば以前は “マネージメント料はファイトマネーの33.3%” だったのに、

いつの間にか(多分2016年から) “試合報酬の33.3%” って改訂されてて、

激励賞や月間賞、賞金マッチの報酬からも堂々と抜き取れるようになって、

(それ以前からこっそり抜き取ってたジムは山ほどあるんだけどね……。)

それをいつ誰々が参加してどういう会議で決定されたのかも不鮮明で、

相変わらずお手盛りの限りを尽くしてるんだよね。

 

 

 

昨日の大田区総合体育館でのボクシングは迷った末のテレビ観戦で、

そりゃ刺激的この上ないイベントだったんだけど、

それでも現場にいたらとんでもなく間延びした興行だっただろうなってことで……。

 

5時半開始で9時過ぎの計4時間だったんだけど、

セミが8時、メインが9時ってテレビ局に設定されてた上に、

予備カードも組まれてなかったからそりゃ間延び間延びの極致だったろうって事で、

全部で6試合組まれてたんだけど、

1R、1R、3R、1R、2R、1Rって僅か9ラウンド分、

通してやったら30分~40分ほどで終わってしまってたから、

そりゃもう休憩休憩休憩休憩の連続だったと思いやられる訳で……。

 

 

井上尚弥さんと拓真さん兄弟にしろ、拳四朗さんにしろ3人共、

この上なく強かったことは間違いなかったんだけど、

自分には相手が弱過ぎじゃなかったかっていう思いも強かったんだよね。

 

ちゃんとしたボディブローを打てるボクサーは強いよなあとは思ったんだけど、

それにしても相手が揃いも揃ってタイボクサーかあんたはって感じで、

ホントにやる気があったのかっていう思いの方が正直強かったんだよね。

 

 

 

【村木田渾身競馬】

ホールで会った際に 「買い目を教えてよ、参考にするからさあ。」 って、

数人に言われたもんで 、今日の土曜競馬の自分の狙い目ってことで、

最近調子のいい3連複5頭ボックス……。

 

・東京12R……⑤⑦⑧⑮⑯

・京都 9R……②③④⑬⑭

・京都11R……①⑧⑫⑬⑭

・京都12R……④⑤⑭⑮⑯

2018年5月24日 (木)

知ってる事、思う事 (5)

 

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“チケット払い色々……。”

 

 

 

一昨日の日大生の記者会見が引き金になったか、

アメフト部の監督とコーチの会見が昨日開かれたんだけど、

自分が学生の頃に感じてた “株式会社 日本大学” っていう体質に変わりが無くて、

組織を守ることと自己保身だけが前面に出た実に偏った弁明に終始してて、

組織の構成員たる学生を擁護したり、迷惑をかけた相手方に配慮するって、

そういう意識からは程遠かったっていう印象だったんだよね。

 

二人が喋ってるのを聞いてたら4月の裁判のことが思い出されて、

映像や音声等の物証がない件に関しては一切否定していたんだけど、

鉄面皮の監督は平然としていたけど、コーチの方は声に安定感を欠いてたし、

目線が彷徨ってて、本心では無い或いは真実ではないことを物語ってたんだよね。

 

事後の潔さを欠いた指導陣と大学側の言いようは日大アメフト部のみならず、

ブランドとしての日大を(元々それ程のブランドでもないんだけどね。)、

地に落としめたと言わざるを得なくて、

司会者役を担ってた広報の爺さんのアホさ加減が更に火に油を注いでたんだよね。

 

 

 

さてさて、ここからは昨日の問題の解答ってことで……。

 

 

【第1問】の解答。

 

ジムによって色々あると思うんだけど、

ここでは最も真っ当なケースに関して書いてみるね。

 

この問題の場合、現金は全く動いてなくて、

全ては55万円分のチケットから始まる訳で、

プロモーター、ボクサー、ジム其々ごとにその受取金額を計算してみると……。

 

 

 

≪プロモーターの取り分≫

対象がC級ボクサーだからプロモーターはまず、

6万円×2の12万円分のチケットを無償で支給するんだけど、

総額55万円から12万円を差し引いた43万円分のチケットは追加分となるから、

その70%が収入になる訳でつまり、

430,000×0.7=301,000がプロモーターの取り分になるんだわ。

 

ってことで、プロモーターにとっては出場ボクサーが、

どれだけの追加チケットを捌いてくれるかがとっても重要になるんだよね。

 

 

 

≪ジムの取り分≫

マネージメント料の19,800円、源泉徴収税額の1,021円、

それに健保金の1,200円の計22,021円を取り敢えず受け取るんだけど、

源泉税額は税務署へ、健保金は協会へ其々収めるから結局、

マネージメント料の19,800円だけがジムの取り分になるんだよね。

 

 

 

≪ボクサーの取り分≫

・元々のファイトマネー分のチケット……120,000円

・追加チケットの取り分……129,000円 (430,000円×0.3)

・ジムへ収める分……▲22,021円

 

→結局このボクサーの取り分は226,979円ってことになるんだよね。

 

 

これを一番簡単な計算式で表すと、

550,000円-301,000円-22,021円=226,979円ってことで……。

 

ただこの金額はあくまで超真っ当ジムにおけるマックスの金額な訳で、

追加チケットの掛け率がボクサーに知らされることは実際には少ないから、

ボクサーとしてはジムを信頼するというか、ジムの言う通りにするしか無いもんで、

ジムよっては信じられないほど金額がバラつくんだよね。

 

 

特に今自分が関わってるそのジムは劣悪の典型で、

ファイトマネーの6万円を現金で渡した体裁を取って、

裏では55万円と6万円の差額の49万円分を9掛けでボクサーに買い取らせて、

その上、テーピング代と称して小銭までも抜いてたもんで、

上記のケースでのボクサーの取り分は僅か86,400円しかなかったんだよね。

 

それは本来よりも140,579円も少なくて、

その差額分の金額は勿論ジムが取ってしまってる訳で、

通常の7倍以上も抜き取ってたんだよね。

(ちなみにこのジムは源泉徴収票を一度もボクサーに渡して無かったんだよね。)

 

 

 

プロを目指す練習生諸兄はプロテストを受ける前に、

ホントにそのジムでいいのかくれぐれも真剣にチェックした方がいいんだよね。

 

第2問は解答と一緒に次回ってことで……。

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